和光市議会 2023-09-14
09月14日-03号
令和 5年 9月 定例会 令和5年和光市議会9月定例会 第15日令和5年9月14日本日の議事日程 開議第1 議事日程の報告第2 市政に対する一般質問第3 次会の日程報告 延会本日の出席議員 18名 1番
松永靖恵議員 2番 安保友博議員 3番 鳥飼雅司議員 4番 吉田活世議員 5番
齋藤幸子議員 6番 伊藤妙子議員 7番 渡邉竜幸議員 8番 片山義久議員 9番 小嶋智子議員 10番 萩原圭一議員 11番 赤松祐造議員 12番 待鳥美光議員 13番 菅原 満議員 14番 鎌田泰春議員 15番 岩澤侑生議員 16番
富澤啓二議員 17番 内山恵子議員 18番
吉田武司議員 欠席議員 0名職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名 議会事務局長 松戸克彦 議事課長 工藤 宏 議事課副主幹 川辺 聡 主査
松本理恵地方自治法第121条の規定による説明のための出席者 市長 柴崎光子 副市長 大島秀彦 教育長 石川 毅 企画部長 大野久芳 総務部長 田中康一
市民環境部長 喜古隆広 保健福祉部長 長坂裕一
子どもあんしん部長 斎藤幸子 建設部長 香取裕司 危機管理監 中川宏樹 上下水道部長 佐々木一弘 教育部長 寄口昌宏
監査委員事務局長 奥山寛幸
建設部審議監 加山卓司 企画部次長 丸山洋司 総務部次長 渡部 剛 総務部次長 櫻井 崇
市民環境部次長 高橋雄二
保健福祉部次長 田中克則 建設部次長 高橋琢磨 建設部次長 入谷 学 副危機管理監 細野文裕
教育委員会事務局次長 辻 英一
教育委員会事務局次長 福田裕子午前9時30分 開議 出席議員 18名 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 10番 11番 12番 13番 14番 15番 16番 17番 18番 欠席議員 0名 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(前に同じ) 地方自治法第121条の規定による説明のための出席者(前に同じ)
△開議の宣告
○議長(
富澤啓二議員) おはようございます。 出席議員数が定足数に達していますので、会議は成立しています。 ただいまから会議を開きます。
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△議事日程の報告
○議長(
富澤啓二議員) 日程第1、議事日程の報告をします。 本日の議事日程は、お手元に配付してありますとおり行います。
---------------------
△市政に対する一般質問
○議長(
富澤啓二議員) 一般質問に入ります前に、会議規則第57条第1項の規定により、時間制限を設けたいと思います。 質問は再質問を含めて30分以内とし、答弁は時間に含まず無制限とします。答弁者は努めて簡潔明瞭な答弁をお願いします。 日程第2、市政に対する一般質問を行います。 発言順位1番、5番、
齋藤幸子議員、通告書に従い、お願いします。 〔5番(
齋藤幸子議員)質問席〕
◆5番(
齋藤幸子議員) おはようございます。 5番、公明党、齋藤幸子です。 議長のお許しをいただきましたので、発言通告に従って一般質問をさせていただきます。 発言順位1、文化振興。 ア、和光市の文化振興についてお伺いいたします。 平成18年4月から、
市民文化センターの管理、運営に
指定管理者制度を導入し、文化事業については市主催行事への積極的な参加により、市民の
文化活動状況や地域の文化団体や市内の芸術団体などの文化活動を促進するためとあります。 イ、郷土の偉人、童謡詩人「清水かつら」の宣揚について伺います。 和光市ゆかりの文化人、日本を代表する童謡詩人「清水かつら」や、児童文学作家「大石まこと」など優れた業績を残した文化人の顕彰、普及する事業を充実させ、後世に語り継ぐとともに、市内外にも広く周知したほうがよいと思います。 ウ、和光市駅北口開発に合わせて、童謡のまち和光市の周知を改めて市内全体に、童謡のまちであることの周知啓発が必要であると思います。市の見解を伺います。 発言順位2、防災対策。 ア、消防団を中核とした地域防災力の充実と消防団員の確保に向けた課題について。 本年は、関東大震災から100年を迎えます。今後起こるとされる大災害への危機感が募っています。大地震が今後30年以内に発生する確率は、首都直下地震で70%といわれています。大規模災害時における消防団の役割は、極めて大きいものがあります。 全国的に消防団員数の減少が続き、
地域防災体制の維持に影響が出かねない現況を踏まえると、適正な消防団員数を確保し、住民の安全・安心を確保できる組織を構築することが重要であると思います。災害対応の技術・知識を有した消防団員数の確保が求められると思いますが、市の取組を伺います。 イ、消防団員の暑さ対策について。 気象庁によれば、今年7月の全国の平均気温が観測史上最高を記録しました。国連の
グテーレス事務総長は「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」と指摘しています。消防団の暑さ対策のための適切な装備が必要と判断しますが、市の対策を伺います。 ウ、
消防団活動報告書の
オンライン化について。 消防団の活動報告書の提出についてお伺いいたします。横浜市では、地域で活動する消防団の団員が、市に提出する活動報告の書類が年間で4万1,000件に上ることから、オンラインで行い、団員の負担を軽減する施策を始めています。当市での現況をお伺いいたします。 発言順位3、和光市運動場。 ア、運動施設としての基本的な方針について。 和光市運動場については、多くの方が利用され、駅南側の
屋外運動施設として拠点となる重要な施設と認識しております。昭和62年のオープンから36年が経過し、老朽化、修繕が必要な箇所が見受けられますが、今後の運動場の管理運営についての基本的な方針を伺います。 イ、
スコアボードの経年劣化について。 和光市運動場の野球場は、観客席、バックスクリーン、
スコアボードが設置され、運動場のシンボル的な施設でありますが、その
スコアボードについては、カウントの表示も旧式のままでS・B・Oの表示であり、老朽化が激しく、利用に当たり危険性を感じるほどです。時代に合った
スコアボードとしての整備、改修をしていただきたいと考えております。 ウ、照明の設置について市の見解について伺います。 現在、運動場の夜間利用は、照明が設置されているテニスが主なものでありますが、運動場兼野球場についても夜間照明を設置することで、利用率及び利用者の利便性の向上にもつながると考えられるため設置をしていただきたいと考えております。 発言順位4、防災・防犯。 ア、
防災行政無線の放送内容について。 放送を流すガイドラインがあると思いますが、内容を伺います。 イ、防災無線不達地域について。 防災無線のデジタル化によって和光市内不達地域の解消が図れたとの話を聞いておりますが、それでも確認できないとの話も聞いております。住宅等の高気密によって音声が届かないという声も聞いております。その対処方法をお伺いいたします。 ウ、和光市防災・
防犯情報メールの状況について。 登録件数を伺います。 以上で1回目の質問は終わります。御答弁よろしくお願いいたします。
○議長(
富澤啓二議員) 5番、
斎藤幸子議員の質問に対する答弁を願います。
田中総務部長。 〔総務部長(田中康一)登壇〕
◎総務部長(田中康一) 発言事項1、文化振興について順次お答えいたします。 初めに、ア、和光市の文化振興についてですが、今日、価値観の多様化、少子・高齢化、国際化、
高度情報化等が急速に進み、将来を担う子供たちの育成や
地域コミュニティーの活性化などが問われている中で、人々の精神生活や社会を支える基盤として、文化の振興はますます重要であると認識しております。 第五次和光市
総合振興計画基本構想においても、創造的な文化の振興を位置づけており、市民が広く文化に触れる機会として、和光市
文化振興基本方針に基づき、
和光市民文化センター「
サンアゼリア」を本市の中核施設と位置づけ、各種の文化事業を展開しております。 次に、イ、郷土の偉人、童謡詩人「清水かつら」の宣揚についてお答えいたします。 現在、
和光白子文化の会との協働事業として、
白子コミュニティセンター展示室で、清水かつらに関する資料などの展示を行っております。また、
防災行政無線定時放送においても、清水かつらの代表作である「靴が鳴る」のメロディを流すことなどを行っております。 日本を代表する童謡詩人である清水かつらの優れた業績の顕彰、普及事業を広く行い、新旧住民が共有できる財産として後世に語り継ぐとともに、市内外に発信していくことは重要であると考えておりますので、引き続き推進してまいります。 次に、ウ、和光市駅北口開発に合わせて童謡のまち和光市の周知をについてお答えいたします。 現在、市内循環バスに
清水かつら作品のラッピングを施した緑のそよ風号が和光市駅北口を含めた市内全域を走行しております。しかし、資料の展示、歌碑や記念碑、橋の欄干などは市域の南側にあることは事実であるため、議員の御指摘のとおり、北側の住民にはなじみが薄いということもあると考えられます。 今後のことにはなりますが、和光市駅北口開発に合わせた童謡のまち和光市の周知に関しては、担当部局と協議を行い、どのような効果的な事業ができるか検討してまいります。 引き続き、本市の
地域文化資源がより多くの市民に認知されるよう、広く周知を図ってまいります。
○議長(
富澤啓二議員)
中川危機管理監。 〔危機管理監(中川宏樹)登壇〕
◎危機管理監(中川宏樹) 発言事項2、防災対策、発言事項4、防災・防犯について順次お答えいたします。 初めに、発言事項2、防災対策、ア、消防団を中核とした地域防災力の充実と消防団員の確保に向けた課題についてお答えします。 令和5年4月1日現在、消防団員数は106名で、昨年度より5名増加しておりますが、定員の130名に至っていない状況です。団員の確保のため、広報わこう、ホームページ、消防フェア、出初め式などで消防団員の募集を周知啓発し、特に将来の消防団員の候補となる若い世代の方への周知啓発に力を入れてまいります。また、現状より団員が減ることのないよう、環境整備に努め、地域防災力の維持を図っています。 次に、イ、消防団員の暑さ対策についてお答えします。 団員に対して、夏場の活動服としてTシャツを貸与しております。また、今年度から半袖のポロシャツを貸与するところではありますが、昨今の異常な暑さを考慮し、環境整備となる
送風機つきベストなどについても検討していきます。 次に、ウ、
消防団活動報告書の
オンライン化についてお答えします。
消防団活動報告書については、月一度の頻度で市に提出していただいております。現状では、市役所窓口への持参、もしくはファクス送信により提出されており、メール添付による提出も可能となっています。 続きまして、発言事項4、防災・防犯、ア、
防災行政無線の放送内容についてお答えします。 和光市
防災行政無線を利用しての放送については、人命等、特に緊急重要な事項、例えば不審者の逃走・迷い人、災害情報・予報・警報、公害注意報・警報、市行政の普及啓発及び周知並びに協力を必要とする事項、例えば選挙啓発・ごみゼロ運動の中止・子供の見守りに関するものと定めています。 次に、イ、防災無線不達地域についてお答えします。
防災行政無線が聞こえないという場合、機器の微調整のほか、放送内容をホームページで掲載したり、無料の
防災行政無線テレフォンサービスで確認していただくといった対応をしております。 次に、ウ、和光市防災・
防犯情報メールの状況についてお答えします。 登録件数は、令和5年9月1日金曜日現在で、4,520件です。
○議長(
富澤啓二議員)
寄口教育部長。 〔教育部長(寄口昌宏)登壇〕
◎教育部長(寄口昌宏) 発言事項3、和光市運動場について順次お答えいたします。 初めに、ア、運動施設としての基本的な方針についてお答えいたします。 和光市運動場は、開設から36年余り経過し、これまで利用者の安全性及び建物の保全を優先に修繕してまいりました。今後については、安全面の確保及び機能維持を最優先に行いながら、サービスの向上や経費節減を目的とした
指定管理者制度等の民間活力の導入も検討し、市民ニーズに沿った利便性の高い施設運営を目指します。 続きまして、イ、
スコアボードの経年劣化についてお答えいたします。 運動場の
スコアボードにつきましては、構造的に
スコアボード本体が今すぐに倒壊するなどの危険はないと認識しておりますが、供用開始後大規模な修繕は実施しておらず、市としても老朽化については認識しております。
スコアボードの今後の扱いにつきましては、適切な修繕、代替となる得点掲示等の方法も視野に入れ、施設全体の管理運営の手法と合わせて検討してまいります。 続きまして、ウ、照明の設置についての市の見解についてお答えいたします。 ナイター照明については、大規模な改修と多くの費用を必要とすることから、ニーズ調査、稼働率の把握、近隣住民に与える影響、財政的措置等も踏まえ慎重な検討を進めてまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 5番、
齋藤幸子議員。
◆5番(
齋藤幸子議員) 御答弁ありがとうございました。 順次、再質問させていただきます。 発言順位1、文化振興、ア、和光市の文化振興について。 和光市
文化振興公社サンアゼリアで顕彰している事業は、主に
清水かつら記念日本歌謡曲歌唱コンクールをはじめとする、うずら、みどりの
そよ風合唱団共催事業、助成事業、協力事業と各事業の中には、清水かつらの作品、また、童謡の演奏が取り組まれていました。 和光市第五次
総合振興計画基本構想でも、文化活動を行う市民の自主性が尊重され、創造的な文化活動が活発になるとともに、市民が郷土に愛着を持てるようにとありました。具体的な考えをお伺いいたします。
○議長(
富澤啓二議員)
田中総務部長。
◎総務部長(田中康一) 今後につきましても、市民が郷土に愛着を持てるよう、
清水かつら記念歌唱コンクールなど
地域文化資源を有効活用した多種多様な企画について、市民が参加や鑑賞できる機会の充実を図ってまいります。 また、市民や地域の文化団体の自主的で創造的な文化活動の支援として、現在、減免助成を行っておりますが、これらの取組についても継続し、広くバックアップを行ってまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 5番、
齋藤幸子議員。
◆5番(
齋藤幸子議員) コロナが5類となり、4年ぶりにようやく活気が戻ってきました。そして、
サンアゼリアのイベント開催が平常並みに行われるようになり、にぎやかさも戻っているのではないでしょうか。しかし、本格的に戻ってくると、駐車場も早々に満車になり、
総合体育館下駐車場に止めて歩くようです。それを避けるために、開場前に来館しても、椅子もなければ待機場もありません。高齢化社会が進んでいるのにもかかわらず、以前にあった議会棟や展示ホール下のレストランもなくなり、
サンアゼリア内のカフェもありません。せっかくの催し物の感動の余韻に浸れるような時間も持てない状況で、感動も半減してしまうとの声を伺っております。今後の対応について考えをお伺いいたします。
○議長(
富澤啓二議員)
田中総務部長。
◎総務部長(田中康一) コンサート前後で待機や交流ができるスペースにつきましては、ホワイエや企画展示室などを活用した新たな取組を指定管理者と協議してまいりたいと思います。また、議会棟1階の利活用として、交流スペースを備えたコンビニエンスストアやレストランなどの誘致につきましても、現在、調査を進めておるところでございます。
○議長(
富澤啓二議員) 5番、
齋藤幸子議員。
◆5番(
齋藤幸子議員) ありがとうございます。皆さん期待しておりますので、よろしくお願いいたします。 最後に要望させていただきます。 神奈川県大和市の
文化創造拠点シリウスのようなホールは、ほかの機能の複合化による空間の連携、サービス・活動の連携を参考として、また、民間施設との併設による利便性の向上を図ることは、
サンアゼリアの付加価値を高め、相乗効果が期待できると思います。それが、
市庁舎にぎわいプランの基本理念に付与すると考えます。 豊かな時間を楽しむ場をつくり、今後の施設改修のときに、ふらっと立ち寄り、ゆるっとつながる庁舎広場の構築を期待しております。 イ、郷土の偉人、童謡詩人「清水かつら」について、2回目の質問です。 文化を大切にする社会の構築のためには、将来の文化を担う子供たちの豊かな感情を育て、文化を大切にする心を育むことが不可欠です。 そこで、教育長にお尋ねいたします。 学校において、子供の文化を大切にする心を育成するためには、子供たちが体験できる様々な文化活動の機会を充実させることが重要であるとあります。先日、童謡のまちと言われている加須市に訪問してきました。加須市には、7人の偉人がおられました。特に旧大利根町、下総寛一さんの資料館には、下総氏が校歌をつくった全国一覧の中に、私の母校でもある和光市の大和中学校の名前もありました。 加須市の小学校では、社会科の副読本の中で郷土の偉人を学習し、個人のタブレットでQRコードを読み取り、7人の偉人のことが検索できるようになっております。また、市の職員のアイデアで7人の等身大パネルをつくり、市内22校を巡回、展示をされています。また、小学校では、コーラス部をつくり、下総寛一が作曲した歌を中心に行っているとお聞きしました。 そこで、市内における学校教育での取組をお伺いいたします。
○議長(
富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 市内の小学校3年生で実施する市内巡りの際に、白子川遊歩道にある
清水かつら生誕100周年記念碑に触れる学校では、童謡詩人「清水かつら」について子供たちに説明をしています。また、学校の図書室に清水かつらや児童文学者「大石まこと」の本を置いて紹介をしているところもあります。清水かつらや
大石まことゆかりの白子小学校では、大石まこと、
清水かつらコーナーで資料展示を行い、業間休みや昼休みの終了を知らせるためにみどりのそよ風を流しております。 また、和光市歴史の玉手箱、和光市
デジタルミュージアムにおいて、映像や音声資料などを含め様々な資料を掲載して、児童・生徒が検索できるような取組も行っておりますが、先ほど御紹介いただいた加須市の取組なども今後の参考にして、文化を大切にする心の育成に取り組んでまいりたいと思います。
○議長(
富澤啓二議員) 5番、
齋藤幸子議員。
◆5番(
齋藤幸子議員) 御答弁ありがとうございました。 今、白子小学校で昼休みが終わる5分前にみどりのそよ風を流しているように、他の小学校でも御検討をよろしくお願いいたします。そして、加須市で行われている小学校を中心としたコーラスもぜひ検討をお願いしたいと思います。 ウ、和光市北口開発に合わせて童謡のまち和光市の周知は、要望で終わります。 今後の協議に期待しておりますので、市民が喜ぶ企画をどうぞよろしくお願いいたします。 続きまして、発言順位2、防災対策、ア、消防団を中核とした地域防災の充実と消防、機能別団員は消防団の充実強化、消防団の加入促進に向けた取組として国が示す制度です。機能別団員とは、消防団の活動、補完、補助する役割を担う消防団員です。各市町村が地域実態に応じて採用しており、2020年4月1日現在、558市町村が導入済みです。当市の状況をお伺いいたします。
○議長(
富澤啓二議員)
中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) 消防団員の安定的な確保が問題となる中、機能別団員という形で一部の活動を担っていただける方がいることは大変有効であると認識しております。主にOBの方の積極的な活用という点で、調査研究してまいります。 あわせて、ロボット技術や災害対応のためのドローンによる
情報収集部隊等も調査研究してまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 5番、
齋藤幸子議員。
◆5番(
齋藤幸子議員) 処遇改善の対応についてお伺いいたします。 消防団の報酬等の基準の策定等について、令和3年4月13日
付消防庁長官通知が発出されております。報酬の種類、報酬の額、費用の弁償、支給方法等、基準内容について、近隣3市を含めて市の状況をお伺いいたします。
○議長(
富澤啓二議員)
中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) 議員の提示された通知のとおり、当市においては、報酬の種別について、年額報酬、出動報酬の2種類ございます。 年額報酬の額につきましては、団員の7万8,000円から団長の22万8,000円まで階級ごとに定まっています。出動報酬は、火災出動8,000円、訓練、警戒の出動は3,500円となっています。 費用弁償は、団員が市内の方ということで、和光市では支払いをしていません。 なお、支給につきましては、団員個人に支給しています。 支給額についての近隣市との比較ですが、階級等により多少の違いはありますが、おおむね同程度と認識しております。
○議長(
富澤啓二議員) 5番、
齋藤幸子議員。
◆5番(
齋藤幸子議員) 状況は分かりました。ありがとうございます。 最後に要望させていただきます。 仕事や家庭の事情に応じて、任務、活動時間を限定する機能別団員の拡充も一つの方策かと思います。就職活動で実績をアピールできる認証制度の導入や年額報酬、出動手当の増額などの検討をお願いいたします。 消防団の活動は、非常時に限りません。地域行事などの下支えをしています。日頃からの地道な活動をもっと住民が知るところにできないかと思います。住民の皆様と消防団の活動内容や課題を語り合い、時代に応じた無理のない取組の模索を通して、共通理解も深まっていくのだろうと思います。 埼玉県
消防協会朝霞支部連合点検が、長年11月16日といった決まった日に開催されていましたが、今年は消防団員の団員獲得と家族の理解を深めるために、初めて土曜日、11月18日に開催されることになりました。当日、消防団員の活動の姿を見せることで、消防団員の獲得にもつながると思いますので、和光市としてもしっかりと周知をしていただきたいと思っております。 イ、消防団員の暑さ対策について、これも要望で終わります。 消防団員の健康管理及び消防団活動のさらなる充実強化を図ることを目的として、暑さ対策のための空調服等、
ファンつき空調ベスト、冷却ベスト、
ヘルメットファン等を導入し、消防団活動において着用していただけるよう推進をお願いいたします。 続きまして、ウ、
消防団活動報告書の
オンライン化について。 横浜市では、地域で活動する20ある消防団の団員が、市の消防署に提出している活動報告の書類をオンラインで行えるようにしております。書類の提出が年間で計4万1,000件に上ることから、団員の負担を軽減するため、20ある消防団の団員は、2023年3月までに順次、自分のスマホにアプリを入れて使い方に関する研修を受講し、2023年度には全消防団でオンラインでの活動報告に切り替えます。 アプリの利用料は月額500円で、市が負担しており、活動報告書は、市が団員に支払う出動報酬の裏づけとなります。市内に約8,000人いる団員は、災害発生のときの出動、日常の訓練や研修などを行った際、1件ごとに報告書を作成し、各消防団の代表者が毎月消防署に提出しています。消防団の担い手確保は、各都市の課題です。他の自治体でも参考にしていただけるのではと話しておりました。将来の和光市消防団にとって価値的と考えますが、市の見解を伺います。
○議長(
富澤啓二議員)
中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) 市民規模や構成の違いから、活動報告書の提出方法について、当市と横浜市との単純比較は困難ですが、団員の負担軽減には有効な手段であると考えますので、今後、調査研究してまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 5番、
齋藤幸子議員。
◆5番(
齋藤幸子議員) 発言順位3、和光市運動場、ア、運動施設としての基本的な方針について、今、答弁で安全面の確保及び機能維持を最優先しながらとありましたが、具体的にどのような箇所に対して行われてきたのか、お伺いいたします。
○議長(
富澤啓二議員)
寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏) 運動場の維持管理について、管理棟については空調設備更新、倉庫のアスベスト除去、庭球場については人工芝張替え、電球交換、野球場兼運動場についてはグラウンドの補修、
スコアボードのインターホン及び時計の更新、メインスタンドの塗装、運動場全体としては給排水設備及び電気設備の修繕を実施しております。
○議長(
富澤啓二議員) 5番、
齋藤幸子議員。
◆5番(
齋藤幸子議員) これまで
スコアボードの改修については、この議場でたびたび取り上げられていましたが、必要とする予算の確保に課題があるからなかなか進まない状況にあります。しかし、和光市公共施設等総合計画及び第2次和光市公共施設マネジメント実行計画では、野球場がある総合運動場は今後も必要な施設として位置づけられています。 答弁で民間活力とありましたが、それは指定管理者及びPFI事業といったことが考えられるわけですが、いずれにせよ、和光市の計画の中でスポーツレクリエーション施設として野球場がある運動場は、ここで最も古い施設、経過年数がたっている施設であることから、最優先すべきではないでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員)
寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏) 市といたしましても、運動場は重要なスポーツ拠点と認識しております。しかるべき時期に最も適切な運営となるよう検討し、取り組んでまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 5番、
齋藤幸子議員。
◆5番(
齋藤幸子議員) イ、
スコアボードの経年劣化について再質問させていただきます。
スコアボード本体は今すぐ倒壊するなどの危険はないとの認識でありました。危険性はないとは言い切れません。はしごに上って
スコアボードの建物の中に入って、点数板を人が手で差し込む作業をしています。もしも災害等が起こってしまった場合、万が一のことがあり、建物が倒壊してしまったら中に入っている人の安全面が心配です。そして、
スコアボードのカウント表示も旧式のまま、SBOのままです。 この件については、既に過去の一般質問でも取り上げていたところで、そこでは今年度の早期改修工事を考えるといった旨の答弁でした。しかしながら、いまだ形として見受けられない状態にあります。 このような状況の中にあって、担当課として考えるこの
スコアボードの改修及び改善に向けたスケジュールなどは、どのように考えているかをお伺いいたします。
○議長(
富澤啓二議員)
寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏)
スコアボードにつきましては、カウント表示の配置換えや既存の
スコアボードを利用しないなど、代替となる得点の掲示方法など利用者の利便性の向上となるよう予算要求を行い、適切な時期に開始してまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 5番、
齋藤幸子議員。
◆5番(
齋藤幸子議員) 一日も早い時期を望みます。 ここで市長にお伺いいたします。 和光市運動場の野球場に設置されている
スコアボードにつきましては、老朽化に伴う危険性、そして安全性の確保といった観点と、これまでの議会であった一般質問や地元地域からの切なる要望といった声が届けられている中で、
スコアボードの早期改修に向けた市長の考えをお伺いいたします。
○議長(
富澤啓二議員) 柴崎市長。
◎市長(柴崎光子) 安全面ですとか利用頻度、市民の要望等を踏まえまして、先ほどの部長答弁にもありましたとおり、検討を進めてまいりたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 5番、
齋藤幸子議員。
◆5番(
齋藤幸子議員) ありがとうございます。 要望で終わります。 財政調整基金から一部拠出して和光市運動場の
スコアボードの改修の調査費として実行してもよいのではないでしょうか。市民ニーズの高い施策として判断します。ましてや、WBCで世界一にもなり、2023ワールドベースボールクラシック、アンダー18、ベースボールワールドカップでも優勝しました。機運醸成、今が絶好のタイミングだと思います。和光市は、スポーツに寄り添う自治体として付加価値があると思います。早期の検討をよろしくお願いいたします。 ウ、照明の設置について、これも要望で終わります。 和光スポーツアイランドには野球場がありますが、ナイター設備がありません。運動場、野球場にナイター照明が設置できれば、多くの利用者でスポーツが盛んになると思いますので、ぜひ御検討をよろしくお願いいたします。 続きまして、発言順位4、防災・防犯について再質問を行います。 ア、
防災行政無線の放送内容について、市行政の普及啓発及び周知並びに協力を必要とする事項であるということがありました。例えば、広報わこうで記事として掲載し、お知らせをしているイベント等の中止といった緊急連絡も可能として、今後、
防災行政無線の活用を検討できないでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員)
中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) 市全体のお知らせ事項につきましては、現在も
防災行政無線を活用しているところではございますが、周知の対象が一部地域に限られる地域イベント等には、同様の活用は難しいものと考えております。放送地域を限定する等の方法も考えられますが、これにつきましては、技術的な問題を解決する必要があります。 しかしながら、
防災行政無線の有効活用という点で一つの方法であると思われますので、今後、調査研究をしてまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 5番、
齋藤幸子議員。
◆5番(
齋藤幸子議員) よろしくお願いいたします。 イ、防災無線不達地域について。 今、市として行われている情報伝達は、おおむねパソコンやスマートフォンを必要とする手段です。よって、これらの情報端末をお持ちにならない高齢者世帯へはなかなか効果を出すことが難しいのではないでしょうか。 そこで、例えば新たな情報伝達手段として、緊急防災ラジオといったものを活用した取組が必要ではないでしょうか。見解を伺います。
○議長(
富澤啓二議員)
中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) 当市では、災害時の緊急放送につきましては、株式会社コミュニティシェアFM、いわゆるナナコFMやJ-COM等と協定を結んでおります。今後も、高齢者世帯を含むあらゆる世帯に必要な情報が届くよう、協定先とは連携を密にしてまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 5番、
齋藤幸子議員。
◆5番(
齋藤幸子議員) 和光市において、ラジオ放送の活用へ災害時緊急放送に関する協定書を締結し、今、答弁がありましたが、具体的にこのラジオ放送はどのような緊急放送を伝達するものなのか。また、本格実施に向けての今後のスケジュールをお伺いいたします。
○議長(
富澤啓二議員)
中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) 当協定は、地震・風水害等の災害に接し、速やかに防災情報を提供するという内容です。既に協定を結んでおりますので、現時点では運用は可能と捉えています。今後は、受信が困難な地域が生じないよう事業者と調整を進めてまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 5番、
齋藤幸子議員。
◆5番(
齋藤幸子議員) 今、危機管理のほうから本格実施に向けたスケジュールを答弁いただきましたが、このような防災に対する新たな取組については、早々に実施していただきたいと私は考えております。 そこで、市長にお伺いいたします。 このラジオ放送を活用した災害時緊急放送の実施に向けての市長の考えをお伺いいたします。
○議長(
富澤啓二議員) 柴崎市長。
◎市長(柴崎光子) ただいま危機管理監が答弁いたしましたが、事業者とは既に協定を結んでおりまして、防災情報の提供はできるものと捉えております。幸いなことに、今シーズン、これまでの台風等では緊急放送を使用せずに済んでおりましたが、今後市域全体に情報をきちんと伝達できるように事業者と調整をしてまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 5番、
齋藤幸子議員。
◆5番(
齋藤幸子議員) 前向きな答弁、ありがとうございます。 ウ、和光市防災・
防犯情報メールの状況について。 登録者数が4,520件とありましたが、和光市の人口に対して約5%であります。和光市においては、防災・
防犯情報メールの登録への取組については、これまでどのように行われてきたのかお伺いいたします。
○議長(
富澤啓二議員)
中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) 今まで、和光市防災・
防犯情報メールが普及するよう、各イベントでの周知やチラシの配布等を行ってまいりました。
○議長(
富澤啓二議員) 5番、
齋藤幸子議員。
◆5番(
齋藤幸子議員) これまでの取組をお伺いいたしましたが、現在約5%としているところで、和光市担当課としては、今後の登録者数をどのように考えているのかお伺いいたします。
○議長(
富澤啓二議員)
中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) 大変重要な情報を提供する媒体の一つとして、より多くの方に登録していただけるよう引き続き努力してまいります。 なお、当市におきましては、実際に情報が伝わることを重視しており、このために和光市防災・
防犯情報メールに限らず、事前登録不要の緊急速報メール、
防災行政無線とフリーダイヤル、LINE、X(旧ツイッター)、
広報車等の数多くの手段を併用しています。
○議長(
富澤啓二議員) 5番、
齋藤幸子議員。
◆5番(
齋藤幸子議員) いずれにせよ、先ほどお伺いいたしましたラジオ放送を活用した情報伝達の導入については、時間を必要としているところから、和光市の危機管理といった観点で、まずは和光市の防災・
防犯情報メールへの登録のさらなる強化が必要と私は考えます。 そこで、例えば市内に店舗を構える商業施設において、登録を呼びかけるチラシを配架するといったことや、市内小・中学校で行われている防災訓練のときに、児童・生徒及びその保護者に対して登録を呼びかけるような取組をしてはいかがでしょうか。登録者数を増やす今後の取組についてお伺いいたします。
○議長(
富澤啓二議員)
中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) 議員のおっしゃるとおり、周知につきましては様々な方法が考えられますので、さらに登録者数を増やすため引き続き努力してまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 5番、
齋藤幸子議員。
◆5番(
齋藤幸子議員) 御答弁ありがとうございます。 以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
富澤啓二議員) 以上で、5番、
齋藤幸子議員の質問は終了しました。 次に進みます。 発言順位2番、18番、
吉田武司議員、通告書に従い、お願いします。 〔18番(
吉田武司議員)質問席〕
◆18番(
吉田武司議員) 18番、緑風会、吉田武司です。 議長のお許しをいただきましたので、通告書に従い一般質問をいたします。 発言事項1、教育行政、中学校建設について。 6月定例会においても質問しましたが、今回もまた質問させていただきます。 前回の質問の答弁で、教育長から中学校新設について、市民の皆様から要望があることは認識しており、人口増加に伴う生徒数の推移等を踏まえ、市長部局と連携を図り、今後の動向を注視しながら検討しますとの答弁がありました。中学校建設についてのお考えを改めてお伺いいたします。 次に、発言事項2、元職員の不祥事の対応。 (1)地域密着型サービス拠点整備補助金について。 6月定例会の一般質問で指摘したとおり、この補助金の交付要綱を制定していなかったこと、交付申請書が提出されていないのに交付決定をしたこと、既に完成した事業に交付したことなど行政手続が全くずさんでありました。その後、後から交付要綱を制定したり、事業者に交付申請書を提出させたり、行政手続の有効性はどうであったのか、補助金交付手続はどうであったのか、いまだに納得いくものではありません。 また、前回、本来は補助対象とはならない既に完成済みの施設に補助金を交付したものであり、通常の事務執行においては補助金を交付できないものと認識しておりますとの答弁がありました。この補助金は、誤りではなかったのか改めて伺います。 (2)元職員のパワーハラスメントについて。 元職員のパワーハラスメントは、部内全般にわたり、かつ非常に厳しいものであったと認識しています。市の職員だけではなく、多くの市民も目撃していました。私も目撃し、元部長に注意したこともあります。このパワーハラスメントにより多くの職員が被害を受け、職務の遂行に重大な影響を及ぼし、その上、心に深い傷を負わされました。非常に重大な事件であったと思います。 このパワハラに対する処分について、6月定例会での総務部長の答弁では、懲戒処分以外では最も厳しい文書訓告としたと説明がありましたが、なぜ懲戒処分としなかったのか全く理解できません。和光市職員の分限処分及び懲戒処分に関する審査委員会規則では、任命権者の諮問に応じて、委員会において懲戒処分の可否及びその程度について審査することとされていますが、審査委員会に諮問をしないで元市長の判断で職務上の指導を選択し、訓告処分としたのか、懲戒処分が選択肢になかったのか伺います。 (3)元職員の業務上横領について。 和光市が認知症の高齢者夫婦から預かっていた現金やキャッシュカードが元職員により横領された事件で、市は国家賠償法による損害賠償請求の訴えを提起されています。市が預かったものは、市の責任で持ち主に返すのが当然であります。誰もが思うことであり、これが健全な常識であります。市は、その常識に反して返還を拒否し、その結果、国家賠償法に基づく裁判に至っています。市の判断は正しくないと思いますが、既に裁判になっていますので、その推移を見守るしかありませんが、裁判の進捗状況を伺います。 発言事項3、まちづくり。 この3項目については、6月定例会で質問しましたが、質問時間切れとなり、聞きたいこと、確認したいことができませんでしたので改めて質問をさせていただきます。 (1)和光市駅北口土地区画整理事業・白子三丁目中央土地区画整理事業について。 6月定例会から、駅北口土地区画整理事業・白子三丁目中央土地区画整理事業の事業が進んでいると思います。駅北口土地区画整理事業については、目に見えて事業が進んでいることが分かります。あわせて、高度利用化に向けた計画も進んでいると思います。そのようなことから、駅北口土地区画整理事業の進捗が重要と考えます。今後の駅北口土地区画整理事業の計画と白子三丁目中央土地区画整理事業の中で、地域住民から早期の公園整備が望まれています。公園整備計画について伺います。 (2)(仮称)和光北インター東部地区土地区画整理事業計画について。 和光北インター東部地区土地区画整理事業計画も、ここにきてかなり進んでいると聞いています。今現在の進捗状況について伺います。 (3)国道254号和光富士見バイパス延伸計画について。 市民の陳情により、国道254号和光富士見バイパス延伸計画についての説明会が7月1日に下新倉小学校体育館で市長出席の下、開催されました。説明会の概要について伺います。 (4)道路整備、ア、行政界道路接続について。 和光市と隣接する近隣都市との行政界道路接続について、道路はつながってはいるが、車両の通り抜けができない状態など、何か所か接続できていないところがあります。特に白子三丁目の市道398号線については、白子川から板橋区側へのルートが道路なのか、駐車場なのか大変分かりづらく、板橋区側は道路ができていますが、接続できていません。市民要望としては、接続、開通していただきたいとのことです。道路接続についてのお考えを伺います。 発言事項4、地域振興。 自治会加入率について。 自治会は住民同士が助け合い、住みやすい地域をつくっていくために組織されています。主に自治会に参加する住人が納める自治会費によって運営されています。現在、自治会の課題として、役員・運営の担い手不足、役員の高齢化、近所付き合いの希薄化、加入率の低下が課題となっています。当市の自治会加入率及び推進について伺います。 イ、地域活動支援について。 当市は、宅地開発等により世帯数は増えていますが、毎年自治会加入率が減少しています。行政としての支援が必要不可欠だと思いますが、現在の地域活動支援について伺います。 発言事項5、新型コロナウイルス感染症について。 ア、ワクチン接種について。 新型コロナウイルス感染症の位置づけが、5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ5類に移行しました。今後、法律に基づいた外出自粛の要請などはなく、感染対策は個人の判断に委ねられています。今、コロナ感染者が増えているようです。ワクチン接種は重要だと思いますが、当市の令和5年度の接種状況、接種対象者、接種率と令和5年春開始接種の進捗状況、集団接種の実施状況について伺います。 イ、コロナ支援について。 新型コロナウイルスが5類に移行し、感染者はこれまでの保健所からの指示などがなく、どうしたらいいのか分からない方が多くいると思います。市民から寄せられる相談にはどのようなものがあるのか、主な相談と対応状況について伺います。 また、以前、当市では自宅療養者向けの食料支援や抗原検査キットの配布をしていたと認識していますが、現在はどのような体制になっているのか伺います。 1回目は以上です。
○議長(
富澤啓二議員) 18番、
吉田武司議員の質問に対する答弁を願います。 石川教育長。 〔教育長(石川 毅)登壇〕
◎教育長(石川毅) 発言事項1、教育行政、中学校建設について。 和光高校閉校後の活用についてお答えします。 中学校の建設については、人口増加に伴う生徒数の推移等による適正規模・適正配置の観点が重要であると考えます。 跡地の活用については、まだ県のほうから連絡が来ていないと聞いておりますので、今後も県の動向を注視してまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。 〔保健福祉部長(長坂裕一)登壇〕
◎保健福祉部長(長坂裕一) 発言事項2、元職員の不祥事対応について順次お答えいたします。 初めに、(1)地域密着型サービス拠点整備補助金についてお答えいたします。 当該案件は、元職員の虚偽の説明・指導によって、本来は補助対象とならない完成済みの施設に補助金を交付したものであり、通常の事務執行においては補助金を交付できないものと認識しております。 また、交付要綱不在による交付手続については、当時、当該案件に係る交付手続は国の要綱の準用や、和光市補助金等の交付に関する規則により交付手続を行ったものと認識しております。 なお、交付申請書の提出については、和光市補助金等の交付に関する規則第3条、補助金等の交付の申請の規定に基づくものと認識しており、交付決定後に事業者から提出されておりますので、交付申請書の提出がなく交付手続を行ったことにつきましては、改善すべき事務処理であったと考えますが、後日提出された交付申請書により法的な有効性に影響はないものと認識しております。 事業者に返還を求めることにつきましては、裁判の結果を踏まえ、適切に対応してまいります。 次に、(3)元職員の業務上横領についてお答えいたします。 当該事案については、係争中であり、先日、裁判所から原告被告双方に和解案が示されたため、現在、対応については検討を行っております。検討結果を踏まえ、適切な対応を図ってまいります。 続きまして、発言事項5、新型コロナウイルス感染症対策について順次お答えいたします。 初めに、ア、ワクチン接種につきまして、令和5年度の実施状況によりお答えいたします。 令和5年度では、初回接種は、新型コロナウイルスワクチンを接種したことのない生後6か月以降の方を対象に、年間を通して実施しており、生後6か月から4歳までは3回、5歳以上は2回の接種が基本となります。 これに対して、初回接種を終えた方が対象となる追加接種は、令和5年春開始接種と令和5年秋開始接種として期間を分けて実施することとなっており、令和5年春開始接種は、対象者を65歳以上の方、5歳以上で基礎疾患のある方、医療従事者等に限定して実施しているところでございます。 9月20日から開始する令和5年秋開始接種では、生後6か月以後の初回接種を終えた全ての方を対象に実施することとなっております。 9月1日現在の接種状況といたしましては、初回接種の接種率は住民基本台帳人口に対して、6か月から4歳の乳幼児が8.2%、5歳から11歳が22.3%、12歳から64歳が84.8%、65歳以上は93.5%となっております。また、令和5年春開始接種での追加接種の接種率は、接種対象者数に対して5歳から64歳が54.3%、65歳以上が66.8%となっております。 また、令和5年春開始接種では、5月から6月にかけて集団接種を10回実施し、予約枠の83.8%に当たる4,928人が接種をしております。 次に、イ、コロナ支援についてお答えいたします。 現在行っている支援といたしましては、市民の皆様からの問合せや相談への対応を行っているところでございます。相談内容といたしましては、罹患した場合の療養に関するものが最も多く、受診や療養中の過ごし方などについて、国・県から示された情報に沿って御案内をしております。罹患後の後遺症に関する御相談につきましては、後遺症外来を実施している医療機関の御案内を行っております。また、ワクチン接種後の健康被害に関する相談につきましては、症状や経過を伺いながら健康被害救済制度の手続等を御説明しています。 なお、令和4年度では、自宅療養者向けの食料支援、抗原検査キットの配布などを実施していたところでございますが、令和5年度は同様の支援は実施していない状況でございます。
○議長(
富澤啓二議員)
田中総務部長。 〔総務部長(田中康一)登壇〕
◎総務部長(田中康一) 発言事項2、元職員の不祥事の対応のうち、(2)元職員のパワーハラスメントについてお答えいたします。 和光市職員の分限処分及び懲戒処分に関する審査委員会につきましては、地方公務員法第28条第1項及び同法第29条第1項の規定に基づく処分を行う場合において、任命権者の諮問に応じて処分の可否及びその程度について審査を行うものです。 本件においては、申立者自身の氏名が公表されることを望んでおらず、申出者の匿名性を確保した上で、懲戒処分の手続を行うことは難しい状況でありました。こうした状況の中で、元職員に対してどこまで相応の指導ができるかということを熟慮した結果、まずは懲戒処分以外で最も厳しい文書訓告とする判断に至ったため、同委員会への諮問は行わなかったものでございます。
○議長(
富澤啓二議員) 香取建設部長。 〔建設部長(香取裕司)登壇〕
◎建設部長(香取裕司) 発言事項3、まちづくりについて順次お答えします。 初めに、(1)和光市駅北口土地区画整理事業・白子三丁目中央土地区画整理事業の進捗状況についてお答えします。 まず、駅北口土地区画整理事業につきましては、今年度大きな一歩を踏み出した市街地再開発事業をさらに推進するため、市を南北に縦断する主要な幹線道路であります北口駅前通りや、将来、駅前広場へのアクセス道路となる予定である区画道路の12-1号線など、地区西側の整備を重点的に進めております。 令和5年度上半期の進捗状況といたしましては、妙蓮寺通り沿いにあった大型の共同住宅3棟の解体が7月末に完了し、また、北口駅前通り沿いの大型小売店舗に隣接する1街区では、およそ720㎡の宅地の造成工事や、歩行者専用道路の整備が8月末に完成いたしました。 今後におきましても、事業の早期完成に向けて着実に推進をしてまいります。 次に、白子三丁目中央土地区画整理事業につきましては、地区内に3か所の公園を整備する計画となっております。令和8年度に擁壁工事や整地などの造成工事までを本事業によって施工する予定となってございます。造成工事完了後は、速やかに市に管理を引き継ぎまして、市のほうで公園上部の工事を実施する予定となってございます。 次に、(2)(仮称)和光北インター東部地区土地区画整理事業計画の進捗状況についてお答えします。 まず、都市計画の変更につきましては、令和5年8月9日の埼玉県都市計画審議会で当地区の市街化区域編入が原案のとおり可決され、現在は決定告示に向けた手続が進められていると聞いております。 次に、土地区画整理事業につきましては、令和5年7月13日に当地区の組合設立準備会から組合設立認可申請を埼玉県に申請してございます。また、申請に伴いまして、土地区画整理法第20条に基づく事業計画の縦覧が令和5年8月9日から8月22日まで実施されておりまして、意見書の提出はございませんでした。 今後につきましては、令和5年10月頃に市街化区域の編入と組合設立認可がされる見込みであると聞いております。 次に、(3)国道254号和光富士見バイパスの延伸計画の進捗状況についてお答えをします。 国道254号和光バイパス事業に関係する説明会につきましては、朝霞県土整備事務所と市の担当課が同席の上、市長も出席し、令和5年7月1日土曜日に下新倉小学校で開催をいたしました。開催時間は、予定終了時間を超える1時間45分となりまして、82名の皆様に御出席をいただきました。 説明会では、現在決定されているルートについて、改めて埼玉県より説明がございました。また、その他のルートが事実上困難である理由も改めて説明がございました。質疑では、主に国道254号和光バイパス事業のルートの選定に関する御意見をいただきました。この説明会によりいただいた御意見につきましては、市のホームページで公表いたしてございます。 次に、(4)道路整備について、ア、行政界道路接続についてお答えをします。 御指摘の箇所は、白子川にかかる白藤橋付近の市道398号線と、板橋区にあります都営成増団地の建て替えに伴い築造される板橋区道が接続する予定となってございます。 現在、和光市側につきましては、幅員8mの道路が行政界まで確保されてございます。板橋区側につきましては、成増5丁目地区の地区計画の中で、幅員10mの道路が計画されてございます。 今後、和光市側と板橋区側の道路を接続するためには、道路の幅員や道路の構造物、管理体制の調整、協議等が必要となってございます。板橋区側の道路整備の進捗などの情報交換も随時行っておりますので、お互い整備をスムーズに行えるよう調整してまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 喜古
市民環境部長。 〔
市民環境部長(喜古隆広)登壇〕
◎
市民環境部長(喜古隆広) 発言事項4、地域振興、自治会加入率についてのうち、(ア)自治会加入率及び推進についてお答えします。 令和5年4月1日時点の加入率は36.17%となっており、前年同時期と比較して1.15ポイント減少となっております。 また、加入推進の取組につきましては、自治会連合会が実施する自治会優待カード事業や、市と自治会連合会及び埼玉県宅地建物取引業協会県南支部の3者による、市民の自治会加入促進に関する協定において、住宅の購入や賃貸契約を締結した方に対し加入勧奨を行っているほか、市の取組として、転入手続の際、加入促進のリーフレットの配布を行っております。さらに、市広報、市ホームページへの掲載、市公式LINEからも加入申請を可能としており、幅広い世代の方がいつでも加入申請できるよう整備しております。 次に、(イ)地域活動支援につきましては、補助金の交付をはじめ、市民団体がイベントを行う際の備品の貸出しなど、自主的な地域活動に対する支援を行っております。また、地域の活動拠点としてコミュニティセンター及び地域センターを市内に9館配置し、自治会、市民団体と市が協力して、その地域の特性を生かした施設の管理運営を行い、
地域コミュニティーの活性化に取り組んでおります。
---------------------
△休憩の宣告
○議長(
富澤啓二議員) ここで暫時休憩します。午前10時40分 休憩午前10時55分 開議 出席議員 18名 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 10番 11番 12番 13番 14番 15番 16番 17番 18番 欠席議員 0名 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(前に同じ) 地方自治法第121条の規定による説明のための出席者(前に同じ)
△開議の宣告
○議長(
富澤啓二議員) 休憩を閉じて、会議を再開します。
---------------------
△市政に対する一般質問(続き)
○議長(
富澤啓二議員) 18番、
吉田武司議員。
◆18番(
吉田武司議員) 御答弁ありがとうございました。それでは、2回目の質問として、発言順位1、教育行政、中学校建設についてお尋ねいたします。 北インター東部地区土地区画整理事業も、近く組合設立がされるようです。そうなると、今後、中学校建設に必要な用地の確保が大変難しいと思います。ですから和光高校跡地を確保することが大切だと考えますが、いかがでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 先ほどの答弁の繰り返しになりますけれども、跡地の活用についてはまだ県から連絡が来ていないと聞いておりますので、今後の県の動向を注視してまいりたいと思います。
○議長(
富澤啓二議員) 18番、
吉田武司議員。
◆18番(
吉田武司議員) まだ県から連絡がないということですが、教育長はこの件について埼玉県教育委員会などにお尋ねになったことなどありますか。
○議長(
富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 跡地の活用について県教育委員会に私が尋ねたことはございません。
○議長(
富澤啓二議員) 18番、
吉田武司議員。
◆18番(
吉田武司議員) 私は、県庁に行った際には、担当である教育局県立学校部魅力ある高校づくり課に寄って状況を聞くようにしています。やはり何事も情報収集が大切だと思いますので、教育長も県庁に行く機会が多いと思いますので、ぜひ情報収集をお願いいたしたいと思います。 次に、発言事項2、元職員の不祥事の対応、(1)地域密着型サービス拠点整備補助金について。 この補助金交付決定は、松本前市長が決裁しています。交付決定の決裁は重大であり、前市長の責任は、いかなる理由があるにせよ、決して免れることはできないと考えています。6月定例会で市長から、裁判が終わり、市の過失が認定された場合には、真摯に受け止め、きちんと対応する。また、執行権者である前市長の責任はあるものと考えておりますとの答弁をいただきました。 前市長の決裁責任についてきちんと検討することを強く求めますが、現在の裁判の進捗状況と市の対応についてのお考えを改めて伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。
◎保健福祉部長(長坂裕一) 当該裁判の進捗状況ですが、これまで相手方との書面のやりとりによる主張を繰り返した後に、9月の初めには証人尋問が行われました。今後、被告への尋問、口頭弁論をもって審理終了の宣言の後に判決が示されるものと認識しております。市といたしましては、判決内容に基づき適切に対応してまいりたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 18番、
吉田武司議員。
◆18番(
吉田武司議員) この補助金については、市は、国に交付金を返還するに当たり、いまだに補助事業者に返還を求めず、市の一般財源、すなわち市民負担により返還しました。これは、誰もがおかしいと思っていることです。百条委員会の最終報告書でも指摘されています。このことについて、6月定例会で保健福祉部長は、市が独自に調査をした場合、裁判に影響を与える可能性があるので判決後に検討すると答弁されました。市も調査し、返還を検討する必要性を認めていると理解をいたしました。 リーシェガーデン和光の建築費に不適切な補助金が交付され、理由もなくそのまま市民負担になっていることは、正しい市政の見地から、決して許されるものではないと考えます。市は、責任を持って補助事業者に対して必要な調査を行い、補助金の返還請求を検討していただきますようお願いいたします。 今回の質問で、事業者に対して厳しい処分を求めているわけではありません。今回の補助金がずさんな申請手続で行われているので、この不適切な事例がそのままだと、それが当たり前になることを危惧していますので、適切な対応をお願いいたします。 次に、(2)元職員のパワーハラスメントについて。 申出者の匿名性を確保した上で、懲戒処分の手続を行うことは難しい状況だったと答弁がありました。この事案の重要性から見て、まず懲戒審査委員会に諮るべきで、懲戒審査委員会がきちんと調査し、懲戒処分に該当するか審査すべきであったと思います。懲戒審査委員会に諮らず訓告処分としたのは軽率だったと思います。 そもそも手続の進め方に疑問があります。元職員によるパワーハラスメントの異常さから考えてこの処分が適切だったのか、今でも疑問です。当時、職員からこの処分には強い不満があったようですし、今も不満が強く残っているようです。ほかの処分事例から見ても、軽過ぎだったと思います。今さら処分の変更はできないと思いますが、手続が適正であったのか、処分の内容が軽過ぎたのではないかという認識を持っていただきたいと思います。 次に、(3)元職員の業務上横領について。 この事件は、実行者が部長職であることが重要で、前市長は、部長の任命権者として監督責任を果たしていなかったと考えます。前市長以外は、元部長の不正行為を押しとどめることは実際にはできなかったかと思います。 この事件は、金額が極めて多額であり、市として預かったので、特別な注意を払って管理する必要があったと思います。キャッシュカードでの引き出しは、3年にわたり継続して行われました。この不正行為に前市長は全く気づかなかったのでしょうか。もし気づいていなかったとしたら、そのことが監督責任を果たしていなかったことになると考えます。 不正行為の実行者は元部長で、その責任を免れることはもちろんできませんが、当時の監督責任者である元市長の責任も重大であると考えます。この事件を和解により解決することを望んでいますが、その場合、国家賠償法に基づき、元部長と元市長に連帯して賠償する求償権の執行をすることを検討していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次に、発言事項3、まちづくり、和光市駅北口土地区画整理事業・白子三丁目中央土地区画整理事業の進捗状況について。 駅北口土地区画整理事業は、北口の発展のために重要な事業で、合意形成はもちろん重要です。合意形成についての取組について伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 香取建設部長。
◎建設部長(香取裕司) 地権者の方とは、移転費用の話だけではなく、地権者の個別の御事情や生活再建への不安に寄り添いながら、信頼関係を構築し、事業の協力をいただいているところでございます。 このような取組も継続してまいりますが、これまで市職員を中心として行ってきた補償説明の一部などを、専門的な知識や技術を持つ民間事業者にも委託するなどしながら、合意形成へのさらなる推進に取り組んでまいりたいと思います。
○議長(
富澤啓二議員) 18番、
吉田武司議員。
◆18番(
吉田武司議員) 駅北口地区の再開発事業についての進捗状況を伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 香取建設部長。
◎建設部長(香取裕司) 市街地再開発事業につきましては、令和5年度末の都市計画決定を目指し、法手続を進めているところでございます。 令和5年6月28日から、都市計画法の第16条に基づく都市計画の原案の縦覧及び説明会を行いまして、説明会には和光市内外から合わせて75名の方々に御出席をいただきました。 今後は、法第17条に基づく都市計画の案の縦覧を行った後に、和光市都市計画審議会に付議してまいりたいと思います。
○議長(
富澤啓二議員) 18番、
吉田武司議員。
◆18番(
吉田武司議員) 白子三丁目についてなんですけれども、白子三丁目中央土地区画整理事業の令和4年度末の仮換地の使用収益開始率は86.8%とのことです。あと14%です。10年延ばした理由について伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 香取建設部長。
◎建設部長(香取裕司) 令和3年度に事業計画の変更におきまして、事業の施行期間を令和3年度から令和13年度まで10年間、延伸してございます。 10年間の延伸理由でございますが、令和4年度以降に実施する工事の期間や借入金の償還に係る期間、換地計画や清算金業務に係る期間、それらを必要とする期間を改めて計上した結果、合わせて10年間必要となったものでございます。
○議長(
富澤啓二議員) 18番、
吉田武司議員。
◆18番(
吉田武司議員) はい、分かりました。 それでは、(2)(仮称)和光北インター東部地区土地区画整理事業計画の進捗状況について。 この事業の減歩率が高いと言われています。適正な減歩率だと考えているのか伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 香取建設部長。
◎建設部長(香取裕司) 本事業の減歩率は31.32%でございまして、同種の産業系の区画整理を実施いたしました北インター地域、こちらの減歩率は30.26%でございました。 この差につきましては、本地区は北インター地域に比べまして建物の移転戸数が多く、その補償費に対する保留地を多く確保する必要があることから、適正な減歩率であると考えてございます。
○議長(
富澤啓二議員) 18番、
吉田武司議員。
◆18番(
吉田武司議員) 東部地区の区画整理事業について、コロナの影響もあったので説明会等も開催できなかったと思います。地権者の方々は全体での説明会、やはり個人説明会だとほかの人の意見が分からない、そういうのもやっぱり把握したいという意味で、全体での説明会を開催してほしいという御意見が多くあります。 全体で、また対面での説明会を開催することについて伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 香取建設部長。
◎建設部長(香取裕司) 地権者の方々からそのような御意見があるということにつきましては、準備会のほうに伝えさせていただきます。 全体説明会等の開催も踏まえまして、今後も丁寧な説明を行うように指導してまいりたいと思います。
○議長(
富澤啓二議員) 18番、
吉田武司議員。
◆18番(
吉田武司議員) 和光北インター東部地区土地区画整理事業は、南北格差の解消に向けて、また、地域の環境づくりの面からも重要な役割を担っていると考えます。重要な事業だからこそ、丁寧な説明をし、理解を求めて協力していただくことが重要です。今後、スムーズな進捗を期待しております。 次に、(3)国道254号和光富士見バイパス延伸計画について。 陳情の中で、懇談会開催についても要望されていました。6月定例会の答弁で、懇談会開催については、説明会の開催を踏まえて、どのような形で行うのがよいか、開催に向けて検討をしますとありました。 7月29日、国道254号和光富士見バイパスの志木市から富士見市の区間が開通いたしました。私は、開通翌日の朝7時頃に実際に道路を走り、また、道路を歩き、歩道橋も渡り、また、地域の方ともお話をする機会がありました。 その後も何度か、早朝、ラッシュ時、夕方にも確認してきましたが、実際にあの状況を見てみると納得する部分もありました。やはりこういう懇談会とかをやるときには、現地を視察しながら話し合うことも考えられたら、そういういいところも見られていいのかなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員) 香取建設部長。
◎建設部長(香取裕司) 令和5年7月1日に開催した説明会でいただいた御意見につきましては、これまで開催してきた説明会等で繰り返しいただいているルートの変更に関する御意見が多く、埼玉県は今、ルートを変更する考えというのは持ってございません。 市といたしましても、これまでの説明会によって説明できていると考えてございますので、陳情事項に関する懇談会の開催に関しては必要がないのではないかと考えてございますが、今後、埼玉県が道路の設計をこれから進めていくに当たりまして、地域の皆様に対して説明する必要がある内容につきましては、議員から御提案いただいた内容も参考にさせていただきながら、県と共に説明をしてまいりたいと考えてございます。
○議長(
富澤啓二議員) 18番、
吉田武司議員。
◆18番(
吉田武司議員) 今、ルートの変更は考えていないということらしいんですけれども、そのようなことがもしあれば、やはり本当に懇談会とか丁寧な説明が必要だと思いますので、ぜひ考えていただければと思います。 現地を見ると、確かによくできていますので、市街地にああいう大きな道路ができたということが理解していただけるのかなというふうにも考えます。 また、現在の計画どおり、254号バイパスが笹目通り吹上交差点に接続した場合、白子川までは埼玉県和光市です。吹上交差点から先を考えねばいけないと思いますが、どのような計画になっているのか伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 香取建設部長。
◎建設部長(香取裕司) 国道に接続される練馬川口線につきましては、バイパスの整備と併せまして、交差点に右折車線を設置するなどの交差点改良を行うことで、将来予想される交通量にも対応できると県から伺ってございます。 吹上交差点から板橋区方面につきましては、現在、埼玉県と東京都が将来的な機能強化を図るために連携して検討を進めているということで話は伺ってございます。
○議長(
富澤啓二議員) 18番、
吉田武司議員。
◆18番(
吉田武司議員) 分かりました。 地元住民には丁寧な説明をぜひお願いしたいと思います。 次に、(4)道路整備、ア、行政界道路接続について。 先ほど御答弁いただきましたけれども、あの地域は、河川氾濫が起きたときなど災害時には、稲荷坂方面に避難するより板橋区側に避難したほうが早い場所です。地域の活性化にもつながると考えますので、ぜひ早期に接続していただけるように力を入れていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次に、発言事項4、地域振興。 多くの自治会では役員の高齢化が進んでおり、助ける側ではなく助けられる側の年齢になっている人たちが多くなっています。若年層の参加減少が問題ではと思います。 当市では、年2回地区懇談会を開催しています。地区懇談会ではどのような意見が出ているのか伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 喜古
市民環境部長。
◎
市民環境部長(喜古隆広) 本年7月3日から7日までの5日間で開催された前期地区別懇談会において出された主な意見ですが、役員の固定化や高齢化、担い手不足の問題、それから、生活に密接するインフラ問題、災害時における防災設備や物資等に関する要望が多く出されているところでございます。
○議長(
富澤啓二議員) 18番、
吉田武司議員。
◆18番(
吉田武司議員) 今、若い世代が参加しやすい環境を整えることが重要で、電子回覧板の導入、また自治会費の銀行振込やオンライン決済、この自治会費の回収が一番大変なんですよね。これは自治会の役員、会長をやった人の悩みだと思います。 そういう電子決済などにより、自治会の活動に参加しやすくなる活動があります。このようなことを整備するために行政として支援いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員) 喜古
市民環境部長。
◎
市民環境部長(喜古隆広) 自治会費の口座振替、オンライン決済に関しましては、自治会が任意の団体であり、自治会ごとに会費の金額や徴収時期が異なりますので、市が直接介入することは難しいと考えております。 なお、電子掲示板の導入につきましては、現在、自治会連合会の役員間でデジタルツールを導入し、利用方法や仕様を検証する予定となっております。今後、自治会員向けに導入できるか検討してまいりたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 18番、
吉田武司議員。
◆18番(
吉田武司議員) 地域住民同士のコミュニケーションを向上させることにより、自治会への参加意欲を高めることができると思います。自治会が地域の絆や協力体制を維持し、持続可能な形で発展していくために、積極的な取組が必要だと思います。 今、そのような状況下で、小学校を自治会などが借りて行う、
地域コミュニティーの場となるお祭りの内容に変更が生じているようです。地域の自治会などが学校の校庭を借りて行っているお祭りでアルコールが禁止になったようです。これまで何十年と行われてきた伝統のお祭り、地域の親睦を深めるお祭りで、これまであったアルコールが駄目となったようです。 私もこれまで白子小・さくらまつり、新倉小・ふるさとまつり、北原小・北原夏祭り、下新倉小・下新倉サマーフェスタなどのお祭りに関わってきましたが、アルコールあっての地域の親睦のお祭りだと感じていました。やはり地域のお祭りなどにはアルコールがあり、親睦が深まると思っています。 実際に下新倉小開校イベント、下新倉サマーフェスタを開催したときはアルコールはなしでしたが、お祭りに対するアンケートを実施した結果、お祭りを続けてほしい、アルコールを提供してほしいとのことから、第2回下新倉サマーフェスタからお酒を提供することになりました。このことにより、自治会加入率も確実に増えました。これは当時の教育長、学校長の許可をいただき、行いました。なぜ今年から駄目なのか、疑問に感じています。 このことについて、教育長のお考えをお伺いいたします。
○議長(
富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 地域と学校のつながりということだと思いますけれども、本市では、和光市教育振興基本計画の中にも示しておりますが、学校の教育活動において家庭や地域との連携は不可欠だと考えております。そういった観点から、全校をコミュニティ・スクールにしたり、また、昨年度から公民館を拠点とした地域学校協働活動も推進しております。 学校の教育と地域の教育力とで子供たちを健全に育成できる、そういった環境が望ましいのかなと考えております。そういったことからも、地域と共にある学校づくりには今後とも取り組んでいきたいと思います。
○議長(
富澤啓二議員) 18番、
吉田武司議員。
◆18番(
吉田武司議員) ある小学校の校長先生が、地域の協力、関わりは要らないと言われたようです。 今、市内の小学校は、教育長がお話になりましたコミュニティ・スクールを組織しています。学校・家庭・地域が一つになり、子供たちを地域の力を借りて共に育てていこうとの取組です。 自治会では、朝のあいさつ運動や登下校の見守り活動、学校の除草作業を積極的に行っています。このようなことからも、学校は積極的に自治会などに協力していただきたいと思いますが、学校と地域の関わりについて、いま一度教育長のお考えを伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 地域との協力は要らないという言葉は、私、今初めて聞いてびっくりしたところなので、そういったことがないように学校のほうには指導していきたいと思いますけれども、繰り返しになりますが、子供たちを育てていく上で、学校だけで育てられるものではないということはもう周知の事実かと思います。 地域との協力の中で子供たちは育っていくものですので、そういったことを今後とも全力で推進してまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 18番、
吉田武司議員。
◆18番(
吉田武司議員) ここでコミュニティ・スクールについて質問するとずれてしまいますので、また次、機会があったら質問させていただきたいと思います。 隣接する東京都の小学校では、学校が積極的に地域のお祭りに関わっていました。実際に、成増小学校でのお祭りを見てきました。校長先生をはじめ学校関係者が、地域の皆さんと汗をかいて協力し合っている姿がとても印象的でした。こうして学校を中心とした輪が広がっていくんだと改めて感じました。 そのようなことからも、今後、自治会加入率推進のためにも学校の力が必要だと思いますので、ぜひ御協力をお願いしたいと思います。 次に、発言事項5、新型コロナウイルス感染症対策について。 ア、ワクチン接種について。 令和5年秋開始接種の概要、集団接種の計画、市民周知について伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。
◎保健福祉部長(長坂裕一) 9月20日から開始する令和5年秋開始接種では、生後6か月以後の初回接種を終えた全ての方を対象といたしまして、オミクロン株に対応した1価ワクチンによる追加接種を実施します。 市が行う集団接種は、10月12日を初回として、全11回の実施を予定しております。 ワクチンについては、誤接種を防ぐため、従来と同様に12歳以上用のワクチンのみを取り扱う予定でおります。 接種券につきましては、現在お手元に接種券がないと見込まれる令和5年春開始接種を令和5年6月30日までに受けた方、令和4年秋開始接種を受けており、令和5年春開始接種では接種券が送付されなかった方々に対して順次発送しております。 また、集団接種を利用されている高齢者の方には、従来どおり日時指定で御案内しているところです。 なお、現在、接種券がお手元にある方は、お手元の接種券を御利用いただくことができます。 市民周知につきましては、広報、ホームページ、SNS等を活用して実施するほか、接種の進捗状況によっては全戸配布チラシによる周知についても検討してまいりたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 18番、
吉田武司議員。
◆18番(
吉田武司議員) コロナワクチン接種については、個人の考えが多々あるかと思いますけれども、やはり今もコロナが大分増えていますので、ワクチン接種は大変重要なことだと思いますので、しっかりとした周知をしていただければと思います。 イのコロナ支援についてなんですけれども、抗原検査キットの配布については、現在は行っていないとの答弁がありました。抗原検査キットの在庫はあるのか、また、使用期限はいつまでなのか、在庫があればどのように活用していくのか伺います。
○議長(
富澤啓二議員)
中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) 令和4年度に配布した抗原検査キットの残数は約1,400個で、使用期限は令和6年1月までです。 活用については、5類に移行後も継続的な感染症対策が推奨される高齢者施設や児童福祉施設、学校関係従事者の自己確認用として使用しています。
○議長(
富澤啓二議員) 18番、
吉田武司議員。
◆18番(
吉田武司議員) ありがとうございます。 今、小学校でもコロナ、インフルエンザ、ダブルで学級閉鎖が起きています。 検査キットについては、やみくもに配布するのではなく、今なお対策が求められている方々が有効活用されているということで安心しました。引き続いての活用をお願いいたします。 以上で一般質問を終わります。
○議長(
富澤啓二議員) 以上で、18番、
吉田武司議員の質問は終了しました。 次に進みます。 発言順位3番、17番、内山恵子議員、通告書に従い、お願いします。 〔17番(内山恵子議員)質問席〕
◆17番(内山恵子議員) 17番、緑風会、内山恵子です。 議長のお許しを得ましたので、通告に従って一般質問をいたします。 発言順位1、市内循環バス。 (1)令和5年10月の運行見直しについて。 ア、説明会の実施状況。 広報わこうの6月号に、市内循環バスの運行について、大きな紙面で取り上げられました。 これまでの3ルートから5ルートに変更され、乗車運賃や優待乗車制度も従来のものと大きく変わります。 8月下旬には地域説明会が行われましたが、説明会の日程、実施場所、参加者数について伺います。 イ、説明内容と参加者からの質疑の状況について。 当日の説明内容と参加者からの質疑はどのようなものが寄せられたのでしょうか。いただいた質疑に対し、どのように対応していくのでしょうか。 (2)見直し後の運行状況の監視と評価について。 市内循環バスが新しい運行に移行した後は、問題なく運行しているのか、利用者はスムーズに利用できているのか、新たな問題は発生していないのか、しっかりと見極めることも必要になります。 そこで伺います。 ア、モニタリングの実施の有無について。 利用者へのアンケート、運行見直しの評価はどのように行うのでしょうか。 イ、改善意見等に対応する時期はいつを予定しているのでしょうか。新しい運行案については、開始前から不便さを感じている利用者の方もいます。今後の運行見直しの時期はいつ頃を予定しているのでしょうか。 発言順位2、防災。 (1)防災対策。 阪神・淡路大震災における住宅内部被害調査報告書によると、家具の転倒・落下やガラスの飛散によるけがが全体の75%を占めていました。家具転倒防止を行うことにより、発災時に起こり得る多くのけがを減らすことが可能となります。 そこで、和光市の行っている防災対策について伺います。 ア、減災用品支給等事業について。 減災用品支給等事業の概要と利用状況について伺います。 イ、耐震シェルターの普及について。 家全体を耐震補強することは大変高額になるため、家を耐震補強できない場合、一部屋だけでも地震で壊れないように補強をすることが必要です。 防災ベッド、シェルターは、就寝中でも突然の地震から命を守ることができます。御高齢の方、小さなお子様、体に障害のある方、要介護の方、介護施設等で必要とされているアイテムです。 以前、行政視察に行った静岡県掛川市は、住宅用防災施設等設置事業費補助金を定め、防災ベッドフレーム設置事業、耐震シェルター設置事業、感震ブレーカー設置事業、雨水貯留設備の設置事業を行っていました。 和光市は住宅に関する事業を建設部で行っておりますが、耐震シェルターの設置については、助成は行われているのでしょうか。 (2)防災訓練について。 ア、地域防災訓練の成果と課題について。 今年の6月25日日曜日、和光市の地域防災訓練が行われました。年に1度、和光市全域で、一次避難所等を利用して一斉に行う貴重な訓練の機会です。 令和5年度の訓練では、どのような成果が得られたのでしょうか。また、今後の訓練につなげる課題について伺います。 イ、BOSAIフェアについて。 BOSAIフェアは、スポーツの要素を取り入れた防災プログラムを体験し、防災技術と体力を競い合う防災のイベントです。 自治会単位での参加が基本の地域防災訓練と比べると、BOSAIフェアはイベント要素が強いため、自治会に加入していない人も親子で気軽に参加ができて、災害時に役立つ様々な知恵と技を体験しながら楽しく学ぶことができます。 令和5年度のBOSAIフェアの開催日時、場所、内容について伺います。 以上、1回目の質問です。
○議長(
富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員の質問に対する答弁を願います。 加山
建設部審議監。 〔
建設部審議監(加山卓司)登壇〕
◎
建設部審議監(加山卓司) 発言事項1、市内循環バスについて順次お答えいたします。 初めに、(1)令和5年10月の運行見直しについてお答えいたします。 ア、説明会の実施状況につきましては、令和5年8月18日、19日、21日、22日の4日間に、見直し後の各ルート上にある公共施設であります坂下公民館、南公民館、向山地域センター、白子コミュニティセンター、新倉北地域センター及び和光市役所にて実施し、合計96名の方に参加いただきました。 次に、イ、説明内容と参加者からの質疑の状況についてお答えいたします。 このたびの説明会は、運行見直し後の市内循環バスの利用方法に関するものであり、運行見直しの基本的な考え方、見直し後の運行ルート、運行ダイヤ、乗り継ぎ、運賃及び優待制度について説明を行いました。 参加者からの主な御意見等としましては、運賃や優待制度の変更に関すること、優待乗車証の発行に関すること、具体的なバス停の位置やバスの運行経路に関すること、及び運行開始後の再度の見直しの予定に関することなどがありました。 運賃や優待制度の変更につきましては、収支率の改善の必要性や利便性向上、路線バスとの運賃格差など、運賃等を見直す必要性を説明いたしました。 運行経路につきましては、今回の改定の目的や基本的な考え方をお伝えするとともに、乗り継ぎ方法などについて説明いたしました。 いただきました質問につきましては、その場で回答をさせていただいておりますが、運行開始後の再度の見直し等長期的な課題については、今後の検討課題として受け止めております。 次に、(2)見直し後の運行状況の監視と評価についてお答えいたします。 運行見直し後につきましては、見直しによる効果を検証する必要があり、和光市地域公共交通計画の計画期間が令和4年度から令和8年度の5年間であることから、次回計画見直しの時期に運行の見直しを行う予定としております。 それまでの期間は、利用状況の把握、利用者アンケート調査及び運転手へのヒアリング等を実施し、評価を行ってまいります。 なお、運行開始時期につきましては、これまで10月の運行開始に向けて検討を行ってまいりましたが、広報わこう6月号で市内循環バスの運行見直しの記事を掲載した後に、市民や利用者の方から多くの御意見をいただいたことから、運行見直し案を一部変更することといたしました。 この変更に伴い、各ルートの乗り継ぎを含むダイヤ全体の調整が必要となり、各バス事業者との協議に多くの期間を要したため、運行見直しの日程を延期する必要が生じました。 新たな運行見直しにつきましては、関東運輸局への運行許可申請手続、時刻表の印刷及び配布、並びに市民や利用者の皆さんへの周知期間等を考慮した結果、令和6年1月中に手続等の完了を目指してまいります。 具体的な日程が決まり次第、バス車内やバス停等にお知らせを掲示するとともに、時刻表が掲載された新しい路線図を全戸配布してまいります。 最後に、このたびの市内循環バス運行見直しの日程変更の状況につきましては、現在、ホームページ、LINE、バス車内に掲載を行ったところです。また、昨日からバス停及び公共施設に掲載を開始しており、今週中に終える予定で進めております。その後、広報10月号に掲載する予定としております。
○議長(
富澤啓二議員)
中川危機管理監。 〔危機管理監(中川宏樹)登壇〕
◎危機管理監(中川宏樹) 発言事項2、防災について順次お答えします。 初めに、(1)防災対策、ア、減災用品支給等事業についてお答えします。 和光市減災用品支給等事業については、震災等による家具等の転倒被害を防止するため、高齢者、障害者等を有する世帯に対して、平成24年6月26日から、対象品目として家具転倒防止器具、いわゆるつっ張り棒やL型家具転倒防止器具、ベルト式耐震器具、粘着性耐震ゴムを無料で配布しています。 平成28年4月21日から、通電火災を防止するため、簡易タイプの感震ブレーカーを追加しています。 申請件数については、令和4年度は8件、令和5年度は9月1日現在で1件となっています。 次に、(1)、イ、耐震シェルターの普及についてお答えします。 耐震シェルター等の有用性については、比較的安価で対策が取れるなど認識していますので、個々の御相談の際には案内してまいります。 次に、(2)、ア、地域防災訓練の成果と課題についてお答えします。 昨年度と同様に、市内小・中学校、総合体育館、白子コミュニティセンターの計14か所において実施し、今年度の参加人数は594人でした。 成果といたしましては、今年度は平成30年度以来5年ぶりに、市民の方が主体となり、市職員の避難所開設訓練等と連接・共同して、災害時トイレ組立て訓練、救援物資受入れ訓練、仮設給水所設置訓練、救護所開設訓練などを実施することができたことです。 そして、課題といたしましては、全自治会が参加していないこと、また、若年層等の自治会非加入者の参加者が少ないことが挙げられます。 また、今年度は6月25日日曜日の実施となりましたが、6月以降は大雨や台風等の懸念がありますので、来年度以降は実施日の前倒しについて検討する必要があると考えています。 次に、(2)、イ、BOSAIフェアについてお答えします。 総合体育館及び和光樹林公園を会場として、令和5年10月22日日曜日に実施を予定しております。 内容については、ジャッキアップによって瓦れきに埋まった人を救出するといったゲーム、毛布を担架代わりにして、障害物をよけながら搬送するといったゲームをはじめ、災害時に実際に役立つ体験型プログラムを複数用意しております。また、車両の展示や企業による防災啓発の企画展示を行う予定です。 BOSAIフェアが再開した令和4年度には、防災プログラム数5種目で参加者は約600名でしたが、今回は防災プログラムを8種目に増やし、参加者増を目指します。
○議長(
富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) 御答弁ありがとうございました。 それでは、市内循環バスから2回目の質問をさせていただきます。 先ほどスケジュールが若干遅れているということで御答弁をいただきました。広報わこう6月号には、8月下旬にもう新しい時刻表と路線図を配布予定とあったので、なかなか目に留まらないのでどうしたかと気にはなっておりましたが、9月12日からはホームページでも公開されておりますので、周知をしっかり行っていただきたいと思います。 市内循環バスについて、運行開始後に利用者アンケートを行うとありましたが、以前行っていたように、市内の公共施設に意見箱を常設して意見聴取をしたらいかがでしょうか。長期的な意見聴取というものは偏りのない意見が取れるのではないかと考えますが、いかがでしょう。
○議長(
富澤啓二議員) 加山
建設部審議監。
◎
建設部審議監(加山卓司) まずは、運行見直し後、1か月程度経過した後にバス車内にアンケート用紙を設置して、利用者の御意見を伺う予定としており、まずは、その利用者アンケートで御意見をしっかりと伺ってまいりたいと思います。 また、議員御提案の市内公共施設への意見箱の設置による意見聴取につきましては、このたびの運行見直しの際にも御提案をいただきまして実施したところ、73件と多くの意見をいただいたところでございます。大変よい提案をいただきましたということで、感謝をしているところです。 また、このたびの意見箱の常設につきましても、大変よいアイデアをいただいていると思っております。 ただし、次回の運行見直しの時期が、次期公共交通計画の見直し時期を考えておりまして、時期が少し先になりますので、まずは今予定されております見直し後の利用者アンケート等の結果を見た上で、御提案をいただきました意見箱の常設設置について判断してまいりたいと考えております。 なお、運行の見直しが決まった際には、公共施設への意見箱の設置について、次回もしっかりと行ってまいりたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) アンケートについては、どのように行うかということは理解をいたしました。 市内循環バスは、市内の高齢者の足として重要な役割を担っております。当初の予定から3か月近く運用開始が遅れるということですが、それまでの間、十分な準備と関係者への周知をお願いいたします。 また、新たな運行ルートでの運用開始後は、利用者が戸惑うことのないように十分な対応を要望いたします。 続いて、防災について2回目の質問をいたします。 和光市の減災用品支給等事業の内容については理解をいたしました。 震災等による家具等の転倒被害を防止するため、高齢者、障害者等を有する世帯に対して、つっ張り棒やL型家具転倒防止器具、ベルト式耐震器具、粘着性耐震ゴムの取付け、また、通電火災を防止するための簡易タイプの感震ブレーカー設置は、災害弱者を守るために有効な対策であると思います。 就寝中の地震から身を守る耐震シェルターの普及は、全国の自治体で力を入れています。寝室の中に箱型の空間をつくることで、家屋が倒壊しても寝床だけは守られる仕組みで、家屋全体の耐震改修よりも安価で済む点が魅力です。しかし、国を中心に、耐震改修を原則とする考えが根強く、知名度の低さも相まって、導入する人が僅かにとどまっているのが現状です。 和光市防災ガイド&ハザードマップでは、8ページに記載されている家具転倒防止のページの欄外に、「市では、昭和56年5月31日以前に着工した建物(戸建て住宅・分譲マンション)を対象に、耐震診断・耐震改修・耐震シェルター等の費用に助成金を交付しています」と、また、問合せ先は建築課と記載があります。補助金の助成はあるのでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員) 香取建設部長。
◎建設部長(香取裕司) 旧耐震基準で建てられた昭和56年以前の建築物の地震に対する安全性を向上させることを目的に、既存建築物耐震改修促進計画を策定しておりまして、これに基づきまして、現在、様々な耐震改修助成を行っているところでございます。 耐震シェルター等の設置につきましては、平成22年度から助成の対象としておったのですが、実際の利用実績はございませんでした。また、建物全体が崩壊した場合に、避難の妨げになるとか、あとは建物火災の発生や延焼拡大の要因ともなりかねないということもございまして、令和3年度に助成を廃止させていただきました。 その一方、助成の申請件数が多い、いわゆる耐震診断とか耐震改修、ブロック塀の撤去費用について、これらの要件については条件を若干緩和させていただきまして、助成の内容を拡充したという取組を行ってございます。
○議長(
富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) 先ほど説明のありました和光市の既存建築物耐震改修促進計画を私も確認いたしました。 そこでは、昭和56年5月31日以前に工事着工し建築された、いわゆる旧耐震基準の既存耐震不適格建築物の耐震化を図ることで、地震発生時の被害を軽減することを目指しています。 その計画では、平成26年度和光市地震被害想定調査により、東京湾北部地震、立川断層帯地震、和光市直下地震の3つのタイプの地震発生を想定し、被害予測をしています。 中でも、今後30年以内の発生確率が70%とされる東京湾北部地震においては、建物全壊が約410棟、半壊が1,800棟、死者・負傷者数が約270名、1週間後の避難者数が約1万8,000人と想定をしています。 和光市では、災害時に自ら避難することが困難な人を避難行動要支援者として名簿を作成し、その名簿を適切に活用して、避難行動要支援者の命、それから体を災害から保護する取組を行っておられます。現在、既存耐震不適格建築物に住んでいる人で、災害時要配慮者はどれぐらいいるのでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員) 香取建設部長。
◎建設部長(香取裕司) 当市の耐震化率につきましては現在97%となってございまして、耐震化されていない住宅につきましては約1,000戸でございます。 御質問のお住まいの方が災害時の要配慮者であるかどうかにつきましては、把握はできてございません。
○議長(
富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) それでは、保健福祉部で作成している災害時要配慮者名簿では、その方のお住まいの状況について、昭和56年5月31日以前に建てられた既存耐震不適格建築物であるかどうかは把握できているのでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。
◎保健福祉部長(長坂裕一) 御指摘いただいた和光市避難行動要支援者名簿では、日中いらっしゃる部屋、寝室の位置など、居住の状況については把握できておりますが、議員に御指摘いただいた、昭和56年5月31日以前に建てられた住宅か否かというところは把握ができておりません。
○議長(
富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) 避難行動要支援者名簿登録申請書を作成する際に、住宅の構造を記載する欄に築年数を記載してもらい、建築課に照会することで、よりリスクの高い人を把握することが可能となると思います。築年数は分からなくても、古そうな住宅にお住まいの方を建築課に照会することで、その住居の耐震強度を知ることができます。 保健福祉部と建設部が連携をすることで、住宅の耐震補強が進み、避難行動要支援者のリスクを軽減することができると考えます。 避難行動要支援者名簿登録申請書作成時に住宅の築年数を記載すること、また、築年数の古そうな住居に住んでいる方を耐震診断につなげることは可能でしょうか。
○議長(
富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。
◎保健福祉部長(長坂裕一) 現在使用しております避難行動要支援者システムでは、築年数を記載する箇所がございません。居住建物の構造を記載する欄に議員に御指摘いただいた築年数も追記いただくことで、築年数の古い家に居住されている方の把握が可能になるものと思われます。 今後は、そこで把握いたしました情報を建設部と共有し、要支援者のリスク軽減を図ってまいりたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) ぜひ建設部と保健福祉部が連携をしながら、よりリスクの高い人を洗い出せるようにしていただければと思います。 続いて、防災訓練の2回目です。 令和5年の地域防災訓練では、平成30年度以来5年ぶりに市民が主体で開催でき、市職員の避難所開設訓練と連接・共同して、災害時トイレの組立て訓練、救援物資の受入れ訓練、仮設給水所設置訓練、救護所の開設訓練などが実施できたと。 そして、課題としては、全自治会が参加していないこと、若年層の自治会非加入者の参加が少ないことなどが挙げられたそうですが、この課題解決のため、今後どのような対策を進めていくのでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員)
中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) 地域防災訓練を現地で見て、全国的にコロナ禍の中で、低調な防災意識をいかに高揚させるかといった問題認識を改めて痛感しました。 まず、防災意識の高揚に関し、自助・共助・公助の役割をおとどけ講座等を通じて地道に周知していきます。 また、避難所運営の基幹となるのは和光市BOSAIまちづくり伝道師の皆さんであり、御近所の力となるのは自治会や地区社会福祉協議会等でありますので、市はしっかりと伝道師を養成し、自主防災組織のリーダー、そして女性目線を取り入れる要員を確保していきます。 また、子供から防災意識を高め、防災知識を御家庭に持ち帰っていただけるよう工夫していきます。
○議長(
富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) よろしくお願いいたします。 令和4年度にわぴあで実施したBOSAIフェアでは、プログラムで使用した説明用のフリップで現状に合っていないものが散見されました。 昨年12月定例会の一般質問で、イベントが終わった後、来年度のBOSAIフェアに向けて不備事項を修正することを提案いたしましたが、その後の作業の進捗状況はいかがでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員)
中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) 議員御指摘のように、昨年度はフリップについて不備がございましたので、先般の伝道師養成講座でそれを洗い出しまして、しっかりと対策を打ちました。 あとは、アドリブが利く方もいらっしゃいましたので、そういった方を多用していきたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) よろしくお願いいたします。 令和5年度九都県市合同防災訓練の埼玉県会場は、8月27日日曜日、志木市役所周辺で行われました。 訓練展示と様々な防災の啓発ブースが出展され、各ブースを回り、体験をするとスタンプがもらえ、スタンプがたまると景品として自衛隊の炊き出しカレーを食べることができました。私が担当した家具転倒防止のブースにも、スタンプカードを握りしめ、多くの方が押し寄せてきました。そこで分かったことは、目標となるアイテムのある訓練は参加者の目の輝きが違うということです。 昨年度のBOSAIフェアでは、予算措置がなかったため、恒例だった自衛隊の炊き出しカレーが提供されませんでしたが、今年度はいかがでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員)
中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) 自衛隊のカレーは人気も高く、楽しみにしている方がたくさんいると認識していますが、今年度についても残念ながら実施する予定がございません。
○議長(
富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) 令和5年度のBOSAIフェアも、残念ながら予算措置がないため自衛隊の炊き出しカレーは提供されないということで、誠に残念ではあります。しかし、このBOSAIフェアが盛り上がるイベントとなることを祈念いたします。 また、終わった後、成果分析を行うと思いますが、令和4年度はわぴあで種目数も少ないですが、令和5年度は和光市総合体育館で行うということで、比較検討の際には令和元年のBOSAIフェア、これは和光市総合体育館で行っております。そのときの成果と十分に比較検討をして、成果分析を行っていただければと思います。 和光市の今後の市民の防災意識の向上を祈念いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。
○議長(
富澤啓二議員) 以上で、17番、内山恵子議員の質問は終了しました。
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△休憩の宣告
○議長(
富澤啓二議員) ここで暫時休憩します。午前11時56分 休憩午後1時15分 開議 出席議員 18名 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 10番 11番 12番 13番 14番 15番 16番 17番 18番 欠席議員 0名 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(前に同じ) 地方自治法第121条の規定による説明のための出席者(前に同じ)
△開議の宣告
○議長(
富澤啓二議員) 休憩を閉じて、会議を再開します。
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△市政に対する一般質問(続き)
○議長(
富澤啓二議員) 次に進みます。 発言順位4番、9番、小嶋智子議員、通告書に従い、お願いします 〔9番(小嶋智子議員)質問席〕
◆9番(小嶋智子議員) 9番、やさしい未来へ歩む会、小嶋智子です。 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、質問をさせていただきます。 発言順位1、教育行政。 (1)ヤングケアラーについて。 和光市では、ヤングケアラーの実態調査として、令和3年11月に小学4年生から中学3年生を対象に、小・中学生の家庭での役割などの調査が実施されております。 以前の御答弁では、このときの調査でヤングケアラーという言葉を初めて知ったという児童・生徒が多く、本来、大人がすべき家事や家族の世話などのケアラーと日常のお手伝いの混同があり、ヤングケアラー自体の理解が難しかったのではないかというお話を伺っております。 また、一つの成果として、ヤングケアラーについての認識、自分がそうなのかなと考えるきっかけにはなったとされており、定期的に行われている生活アンケートや子供からの相談などで把握をし、支援を行っていくと伺っております。 前回の実態調査から2年近く経過し、ヤングケアラー自体の理解も進んでいることと思います。再度の実態調査は検討されておりますでしょうか。 (2)体育館の空調設備について。 今年の夏は災害級の酷暑と言われるほどの暑さで、気温が高い期間も長く、夏休み前から夏休みが終わった後も厳しい暑さが続いております。児童・生徒が学校での活動中に熱中症になり、救急搬送されたというニュースも耳にすることが多かったと思います。 和光市では、教室への空調整備は進んでおりますが、体育館への空調整備は、その必要性を認識しながらもなかなか進まない状況にあります。現在の取組状況を改めて確認させていただきます。 (3)授業での市民プール利用について。 昨年度より、市民プールを利用して学校の授業が実施されており、近隣にあります広沢小学校と第二中学校に加え、第三小学校と本町小学校の高学年の授業が実施されました。 今年度の実施において新たな課題などはなかったのか、また、対象となる学校や学年など、実施状況について伺います。 (4)樹木の維持管理について。 市内には古い学校が多く、そこに植えられている樹木は、かなり大きくなっているものや老木となっているものもあると思います。 学校関係の方から、校庭にある木が倒れるおそれがあるというお話を聞いて、安全のためにも樹木の健康のためにも、適切な管理の必要性を感じました。 今回の補正予算には伐採のための予算が上がっておりますが、安全を確保しながら、樹木を生かすための対応も大切です。学校内の樹木はどのように維持管理されてきましたでしょうか。 発言順位2、公共交通。 自動運転サービス導入事業。 ア、1期区間の現在の状況と今後について。 1期社会実証走行が8月28日から9月8日まで実施されました。 和光市未来技術地域実装協議会においては、左折車が自動運転バスと交差する際にどのような挙動を示すのか、一般車両がバス専用通行帯に入ってしまう事例がどの程度発生するのか、また、GPSの感度が弱い区間の判明の有無などについて注視すると示しております。 そのほかにも、安全性や問題点の確認など、実証走行の結果について伺います。実施直後ではありますが、現時点で分かっている内容をお願いいたします。 イ、2期区間の整備について。 前回の質問から3か月間で進んだこと、決まったことなどがありましたらお示しいただきたいと思います。 発言順位3、不祥事の再発防止。 対応と今後について。 前回の議会での質問への御答弁において、不祥事の再発防止の取組の一つとして、コンプライアンスハンドブックを作成し、和光市版内部統制制度の推進を図ること、また、作成に当たって、自治体コンプライアンスに明るい弁護士からもチェックやアドバイスをいただく予定であることを伺っております。 どのようなアドバイスがあったのか、また、作成内容のどこに反映されたのかを伺います。 以上、1回目の質問となります。御答弁よろしくお願いいたします。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員の質問に対する答弁を願います。 石川教育長。 〔教育長(石川 毅)登壇〕
◎教育長(石川毅) 発言事項1、教育行政について順次お答えします。 初めに、(1)ヤングケアラーについてですが、教育委員会では、ヤングケアラーと思われる児童・生徒数や実態を把握し、その後のケアや支援につなげるため、令和3年11月に、市内公立小学校4年生から中学校3年生を対象に、小・中学生の家庭での役割などの調査を行いました。 調査から、児童・生徒の中には、身の回りのお世話をしている家族がいることが分かるなど、本市における状況が認識できたところです。 そのことから、各学校としてできることは、学校生活の中から、家庭でのお世話等で困っていたり、大変な思いをしている児童・生徒を適切に確認していくことが重要ではないかと考えています。そこで、各学校では、ヤングケアラーに関する理解を深めるための研修を行いました。 今後、ヤングケアラーに関わる状況等によっては、調査等の実施について検討してまいります。 次に、(3)授業での市民プール利用についてですが、今年度、広沢小学校と第二中学校が和光市複合施設わぴあのプールを利用して授業を行いました。昨年度からの利用で、当初は利用の仕方等で細かい調整を行いましたが、現時点では課題等認識しておりません。
○議長(
富澤啓二議員)
寄口教育部長。 〔教育部長(寄口昌宏)登壇〕
◎教育部長(寄口昌宏) 発言事項1、教育行政、(2)体育館の空調整備についてお答えします。 小・中学校体育館の空調機設置については、和光市小中学校個別施設計画に基づいた小・中学校施設の改築、長寿命化改修など総合的に検討して、順次進めていくことを計画しております。 現在の取組状況は、令和5年度、大和中学校体育館の空調機設置工事の設計を行っており、令和6年度に大和中学校体育館空調機設置工事の予定をしております。 次に、(4)樹木の維持管理についてお答えします。 学校の高木につきましては、年に1度、夏休み期間を中心に、業務委託により剪定を行っております。各学校からの剪定要望に基づき、隣地に越境している樹木や、道路の信号や標識にかかっている樹木の支障となる部分を優先して剪定を行っております。 手の届く高さの低木等は学校の管理としており、適宜、学校長の指導の下、整備しております。 また、学校の取組の一例として、保護者の有志などの御協力をいただき、剪定を行っている状況もございます。
○議長(
富澤啓二議員) 加山
建設部審議監。 〔
建設部審議監(加山卓司)登壇〕
◎
建設部審議監(加山卓司) 発言事項2、公共交通、自動運転サービス導入事業について順次お答えいたします。 初めに、ア、1期区間の現在の状況と今後についてお答えします。 1期社会実証走行につきましては、和光市駅北口を出発して、SGリアルティ和光に向かい、和光市駅北口に戻るルートとし、外環側道の外回りに整備した約800mのバス専用通行帯を自動運転レベル2で走行し、その他の区間については運転手による手動運転により走行いたしました。 実施期間は8月28日から9月8日までの平日の10日間、貸切り運行により行いました。 運行初日には、出発式や自動運転バスの見学会を行いました。 また、小・中学校の夏休みの最終日でありましたので、試乗枠を親子連れの市民を優先に応募を募ったところ、試乗枠を超える応募をいただきました。試乗した子供たちや御家族にとって、自動運転バスに関心を持っていただくよい機会になったものと認識しております。 なお、試乗会には、多くの市民の方のほか、国土交通省の本省の方々、埼玉県副知事、内閣府、警察庁、総務省、国立大学の教授や研究者、理化学研究所など、当初想定した試乗枠を超える希望をいただく中で安全に実証走行を終えたところです。 このたびの実証走行における走行データにつきましては、現在取りまとめを行っているところです。 また、試乗していただいた方には、自動運転バスの快適性や安全性、今後の利用意向等のアンケート調査を実施いたしました。 今後はこれらの検証結果を積み上げて、本格社会実装に向けた第一歩にしたいと考えております。 次に、イ、2期区間の整備についてお答えいたします。 現在は、2期区間の道路設計案を基に、警察と交通規制や信号移設等の交通協議を実施しており、警察との協議が調い次第、2期区間の整備に着手してまいりたいと考えています。
○議長(
富澤啓二議員) 大野企画部長。 〔企画部長(大野久芳)登壇〕
◎企画部長(大野久芳) 発言事項3、不祥事の再発防止、対応と今後についてお答えをいたします。 10月1日から内部統制体制の運用を開始することに併せて、和光市内部統制に関する基本方針に基づき、市の職員として業務に従事する際の考え方や心構え、コンプライアンスに関連する制度等を記載した和光市職員コンプライアンスハンドブックを策定いたしました。 議員御質問のコンプライアンスハンドブック作成時における専門家の確認につきましては、ハンドブックに示された様々な関係法令の具体的な内容について、全ての職員が把握する必要があること、非定型的な業務委託のモニタリングについて、形骸化しないようルールを定めるべきであること、各課所等で取り扱う主な行政手続について、常に妥当なものに更新する必要があることなど、ハンドブックを活用した今後の取組について御意見をいただいております。 また、内部統制最高責任者である市長の思いを冒頭に示したことや、ソーシャルメディアの利用に関するページを手厚くしたことなど、ハンドブックの構成につきましても併せて講評をいただいております。 なお、確認をいただきました専門家につきましては、千葉県流山市役所において、特定任期付の自治体内弁護士として自治体コンプライアンスに関わってこられた方であり、令和5年度からは和光市の顧問弁護士の一人として就任をしていただいている方でございます。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 御答弁ありがとうございました。 再質問以降の質問をさせていただきます。 発言順位1、教育行政。 (1)ヤングケアラーについてです。 調査をして、家族のお世話をしている児童・生徒がいることが分かったとのことでした。この調査結果への対応を伺います。 調査は無記名式ですので、直接その児童・生徒への対応はできませんが、SOSを出していいんだということや、SOSが出せる場所があることなどを分かるようにして、SOSを出しやすい環境整備が必要だと思いますが、取組について伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 児童・生徒が日々の生活で困っていることや悩みを出せる環境整備として、これまでにも相談室の設置などをしてきておりますけれども、各学校の教育相談の体制そのものを充実させることが何よりも重要と考えております。 教育相談は特定の教員が行うものではなく、また、相談室だけで行われるものでもなく、全教職員が学校の教育活動を通じて児童・生徒とコミュニケーションを図り、望ましい人間関係を築き上げる中で行われてくるものです。 こうした考えの下に、各学校ではこれまでも教育相談に係る研修を実施しながら教育相談体制を充実させるとともに、日々の教育活動の実践において、望ましい人間関係づくりに努めてきているところです。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 先ほどの御答弁で、理解を深めるための研修が行われたとのことでしたが、どのような内容のものだったのか、また、対象者、研修の成果について伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 先ほど申し上げました各学校での研修ですが、令和4年6月にスポーツ青少年課が市内小・中学校教職員に向けて行った、学校におけるヤングケアラー支援についての講習会に参加した教職員が、各学校で講師となって、その講演会での内容を説明するなどの形で行われました。 各学校からは、ヤングケアラーについて知ることができた、また、理解を深めることができたという報告を受けております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 今の研修は、今後も続ける予定はありますでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 年度当初にそういった計画を立てているわけではないのですが、各学校がそれぞれの教職員の理解度に応じて実施していくものと認識しております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) ヤングケアラーについての理解を深めるために、今後どのように取り組まれていくのかを伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 各学校がヤングケアラーについての理解を深めるために、これまで令和4年9月に埼玉県が開設したLINE窓口・埼玉県ヤングケアラーチャンネルや、埼玉県が主催する研修会等の周知を行ってきました。 また、令和5年3月に埼玉県が作成したヤングケアラーハンドブック、こちらを配布し、ヤングケアラーについての理解を深める授業のための指導資料等の紹介もしてきたところです。 教育委員会としましては、今後も研修会の周知や資料の提供等、各学校の取組に資する支援に努めてまいりたいと思います。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) ヤングケアラーチャンネルの周知をお願いしようと思っていたんですけれども、既にもう周知をしていただいているということでありました。こういった埼玉県の取組を活用されているということを理解いたしました。 このほかにも、埼玉県の取組の中にヤングケアラーサポートクラスという出張授業がございます。 この取組の中で、ヤングケアラーだった方の話を聞くことができます。当事者ではない子供たちが、友達にヤングケアラーがいたらどうするか、どうしたらいいのかを考えるきっかけにもなったそうです。 以前にも質問をいたしましたが、直接体験や思いを聞くことでより理解が深まり、ハンドブックを読んだり先生の話を聞いたりするのとは違う効果があると思います。経験者の話を聞く機会をつくることはできますでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) ただいま議員御指摘のヤングケアラーサポートクラスは埼玉県教育委員会の事業で、有識者や元ヤングケアラーによる講演会や相談会等が行われるものと認識しております。 今年度から始められた事業で、次年度以降の実施についてはまだ把握しておりませんけれども、この事業の活用も含め、今後、経験者の話を聞く機会の実施について検討してまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) ぜひ前向きな御検討をお願いいたします。 埼玉県では、比較的早い時期から実態調査や、また、ヤングケアラーについての取組が実施されております。今後も県の取組などを活用しながら、ヤングケアラー自体の理解を深めていただきたいと思います。 また、厚生労働省では、2024年度から2026年度の介護保険事業の方向性を決める基本方針の原案に、ヤングケアラーへの支援を強化する方針を初めて明記いたしました。地域の高齢者支援窓口、地域包括支援センターで相談体制を強化するよう促すとしております。 福祉との連携についても新たな体制整備が必要となるかもしれませんので、多感な時期のお子様もいらっしゃいますので、その点にも配慮をしながら対応をしていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 (2)体育館の空調整備について。 現在、空調機が整備されている下新倉小学校ですが、ほかの学校に遠慮して空調の利用を控えているといったお話を以前伺っております。現在はそのようなことはなく、有効に利用されていますでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員)
寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏) 先行して設置してあります下新倉小学校体育館の空調設備ですけれども、体育授業や全校集会など、必要に応じて利用していると確認しております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 近隣市ではスピード感を持って整備が進められております。このことは、整備の必要性が高いことを意味しております。 この点を踏まえて、今後どのように整備を進めていかれますでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員)
寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏) 今後は、小学校2校、中学校1校のペースで順次実施してまいろうと考えているところです。 改築工事や長寿命化改修工事も予定しておりますので、二重投資にならないように、そこは計画的にいこうと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 暑い日の体育の授業は、安全性を確保するために内容を変更するなど工夫をしていただいていると思いますが、基本的には体育の授業ですから、思い切り運動ができることが望ましく、迅速な環境整備が必要だと思います。 また、体育館は災害時の避難所としても役割がございます。この避難所という観点からも、整備の必要性が高いことは多くの方が認識されておりますが、現在の整備状況につきまして、危機管理の観点からお考えを伺います。
○議長(
富澤啓二議員)
中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) 避難所としての観点からすると、今年の夏の異常な暑さや冬の寒いときなど、空調が整備されていたほうが避難生活をする上で安心して過ごせると考えます。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 避難所の環境を少しでもよくすることは、市民の命と健康を守ることに直結します。災害からは命が守れたのに、避難所生活で命が守れなかったというようなことにならないためにも、早期の空調の整備が求められます。 また、体育館は市民の皆さんに開放されております。幅広い年齢層のスポーツ振興、地域のコミュニティー形成、青少年育成などの場になっており、利用されている皆さんからも、安全に活動するために空調整備を求めるお声をいただいております。 このように、体育館は一つの建物で多くの役割を担い、利用する機会も利用する人も多い施設です。 市長に伺います。 様々な観点から整備が必要な状況ですが、どのように整備を進めていくのか、お考えを伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 柴崎市長。
◎市長(柴崎光子) 議員のおっしゃるとおり、特に今年の夏の暑さはもう本当に尋常ではないものでした。まだ続いておりますが。 ですので、体育館への空調機の設置につきましては、学校教育活動、またスポーツ団体の利用、そして災害時の避難所としての機能の充実を図るためにも大変重要であると考えておりますので、優先的に進めていきたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 今、優先的にという御答弁をいただいたのですが、スピード感がかなり必要なのかなと思っております。 新座市などは和光市と同じような整備状況にあったのですが、1年に6校、7校という勢いで整備をする計画が出ていると聞いておりますので、今伺うと年に3校ずつ進むのかなと思いましたが、できればもう少し早く進められるようなこともお考えいただければと思っております。必要性が高くて、スピード感が必要だということを改めて申し上げておきたいと思います。 次に、(3)授業での市民プール利用についてです。 今年度は第三小学校と本町小学校の授業の実施はされていないようでしたが、この要因について伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 令和3年度に第三小学校と本町小学校が市民プールを使用しましたけれども、実施時期が広沢小学校や第二中学校が使用しない時期になることや、それから移動に時間がかかること。あと、夏の暑い時期の徒歩での移動等に課題があることから、該当校とも協議した上、今年度の使用は見送りました。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) やはり授業の間に徒歩で移動するというのは、大変負担がかかって、時間のやりくりも難しいのではないかなと思っておりました。 今年度実施されて、児童・生徒、また保護者、学校関係者などから意見や要望などは出ましたでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 今年度使用した広沢小学校と第二中学校の児童・生徒、教職員、保護者からは、やはり新しくきれいな施設を利用できたということで、大変喜ばれていたようです。また、屋内の施設であることから、天候に左右されることなく計画的に水泳指導ができることも大きな利点であると考えております。また、施設の管理面においては、教職員の負担軽減につながっているということも聞いております。 今後も、よりよい教育活動が実施できるよう、児童・生徒や教職員等の声に耳を傾けながら対応してまいりたいと思います。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 困ったとか、こういうふうにしてほしいという意見はなかったようでしたので、今後ともよろしくお願いいたします。 次に、(4)樹木の維持管理について。 御答弁を伺いますと、樹木を育む、生かすという観点での維持管理は実施されてこなかったのではないかと感じました。 倒れそうになったから、大きくなり過ぎたからなどで、伐採しなければならない状況になる前に適切な管理を行い、できるだけ長く維持していく必要があり、また教育現場にはふさわしいと思いますが、お考えを伺います。
○議長(
富澤啓二議員)
寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏) 今の御質問ですけれども、敷地の外周の塀際にあるような大木については、それによって根が外壁を壊してしまうような場合があります。そういったような場合は、やはりこれは伐採せざるを得ないような状況もございますので、そういった点などもあるということは御理解いただければと思います。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 和光市の学校は古い学校が多いので、もう既に大きくなり過ぎてしまっている状況の学校が多いと思うんですね。安全性を確保するという観点からも、維持管理の計画、これが必要ではないかと考えておりますが、これについてはいかがでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員)
寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏) おっしゃるところ、大変理解できるところではございますが、今、学校全体で樹木は1,200本あります。なので、それを全て計画を策定して樹木を計画的に管理するというのは、なかなか難しいところでございますが、引き続き学校と協力して維持管理に努めていきたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 1,200本の維持管理の計画を立てるのは、やはり大変なことだと思います。しかし、計画を作成いたしますと、逆に維持管理がしやすくなるということもあるそうです。また、安全性を高める効果も期待できます。 学校によってはシンボルツリー的な存在の樹木もあります。まずは、そのような各校の代表的な樹木や、市内で一番新しい下新倉小学校、ここの樹木ですと、まだそんなに大きくなっていなくて、維持管理をするのにまだ間に合う樹木が多いと思いますので、こちらの維持管理計画、まずはこれを作成して適切な管理ができるように取り組んでいただくことはできないでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員)
寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏) 学校によっては記念樹木というものが数本ございますので、そういったものについてはきちっと管理していきたいと考えております。 それから、下新倉小学校ですが、市には和光市樹木の維持・管理に関する基準というのがあります。それを参考に維持管理していきたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 街路樹とか公園の樹木とはまたちょっと違って、学校の敷地内にある樹木の役割は少し違っているのかなと。教育の現場で育っている木々ですので、そういったこともありますので、単にそれに沿っていくということではなくて、学校現場であるということも加味していただければと思いますので、お願いいたしたいと思います。 今回の補正予算にも樹木の伐採の予算が上げられております。やむを得ず伐採された後に苗木を植えることはできないでしょうか。子供たちと一緒に植樹をし成長を見守ることもでき、新たな効果も得られると思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員)
寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏) 議員がおっしゃったように樹木を芽から育むということは、とても大事なことだと考えています。 ただ、今現在、校庭の樹木の伐採に関しては、根から取る伐根まではしていない状態です。なので、同じ場所にまた植樹するというのは難しい状況で、それから、今、ある程度木が育っているところですので、なかなか場所を見つけるのも大変だというところもあるのですが、教育の一環としてというお話し、確かに議員のおっしゃるとおりだと思いますので、学校でまたスペースがあれば植樹したい意向はありますので、そういったところはぜひ酌んで、学校と連携して進めていきたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 場所がないというのは大きな問題だなと思いました。場所ができたときに、そういった機会があって、予算も融通ができるというような機会があったときには、ぜひ実施していただければと思います。 もちろん苗木を植えれば、新しく維持管理をしなければいけないという負担も増えるわけですけれども、枯れ葉の問題とかもございますが、こういったことは、先ほどの御答弁の中にもありましたけれども、保護者や地域の力を借りて、皆さんで対応することも可能だと思いますので、その点についても対応していただければと思います。 次に、発言順位2、公共交通に移ります。 自動運転サービス導入事業。 実証走行自体の内容について伺いたかったのですが、まだ実施直後で走行データを取りまとめている最中とのことでしたので、また改めて確認をさせていただきたいと思います。 再質問以降は、アの1期区間の現在の状況と今後についてと、イの2期区間の整備について、こちらを合わせて質問させていただきます。 1期区間の植樹帯が新しく整備されました。いくら高木を植えないという方針とはいえ、以前の植栽を思うと寂しい限りだというお声をいただいております。 全く植樹帯がなくなってしまったところもあります。専用車線全体のうちどのくらいの植樹帯がなくなってしまったのか伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 加山
建設部審議監。
◎
建設部審議監(加山卓司) 1期区間におきましてバス専用車線整備前にあった植樹帯の延長に対する植樹帯がなくなった延長の割合につきましては、整備前の植樹帯の延長の約56%となっています。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 56%の植樹帯がなくなったということでよろしいですか。
○議長(
富澤啓二議員) 加山
建設部審議監。
◎
建設部審議監(加山卓司) あくまでこれは延長のお話、延長の比較での数値となります。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 専用車線が整備された、その専用車線全体で56%という理解でよろしいですか。
○議長(
富澤啓二議員) 加山
建設部審議監。
◎
建設部審議監(加山卓司) 整備する前に、もともとあった植樹帯の長さを母数として、整備したことによってなくなった部分の長さですね、それが約56%と申し上げております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 理解が悪くて申し訳ありませんでした。 約170本の樹木が伐採された後、新たに植樹された樹木は何本でしょうか。
○議長(
富澤啓二議員) 加山
建設部審議監。
◎
建設部審議監(加山卓司) 低木に関しては、今本数を申し上げることはできませんが、中木の本数につきましては、新たに植えた本数につきましては18本でございます。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 植樹帯の56%が失われてしまうということは、説明の中で聞いておりませんでした。これいつの時点から56%失われるということが分かったのか伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 加山
建設部審議監。
◎
建設部審議監(加山卓司) 計画としては、植樹帯の植樹の残る面積については、当初の計画から大きく変わってはおりません。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 2期区間においても植樹帯が全くなくなってしまうところがあるのでしょうか。それはどのくらいの規模になるのか。また、1期区間と同じくらいの規模になるのか伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 加山
建設部審議監。
◎
建設部審議監(加山卓司) 2期区間につきましては、先ほどと同じ考えの下に数字で申し上げますと、延長は約60%となっております。 また、今回の樹木の伐採につきまして、確かに樹木が伐採されてしまい、とても残念だという多くの市民の方からの声をいただいております。 ただ一方で、沿線に隣接しているお住まいの住民や側道を交差する道路を通行する方の中には、視界を遮る太い樹木がなくなって見通しがよくなり、安全確認をしやすくなり、敷地からの出入りや交差点を通過しやすくなったとの声もいただいております。緑も大変大切であると重く受け止めているところでございますけれども、そのような声もあることから、道路環境として緑と道路の使いやすさや安全性等を考えていく必要もあるものと感じております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 街路樹の役割の一つに交通安全というものがございます。これは視線の誘導といいまして、運転手の視線がほかに移らずに、きちんと道路上に定まることができるという、そういう役割も高木にはあると聞いております。 もちろん、交差点の周りとかお住まいの皆さんが道路に出るところ、ここに関しては安全性を確保するためにも、視界がよくなるということは必要だと思っておりますが、全くもって交通安全に貢献していないかといえば、樹木もきちんと貢献しておりますことを申し上げておきたいと思います。 そして、以前の質問で、伐採された樹木を再利用し、和光市に残す取組をお願いいたしましたが、その後、検討などはしていただけましたでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員) 加山
建設部審議監。
◎
建設部審議監(加山卓司) 伐採した樹木の市内における再利用につきましては、乾燥期間中の保管場所の確保や維持管理及び加工等に費用がかかる等の課題があるものと考えています。例えば自然乾燥には、太さや樹種等にもよりますが、ある程度太いものでは、最低でも2年以上乾燥にかかると聞いております。また、ただ放置してできるというものではなく、ある程度の専門性が必要で、腐らないように管理をしたり、乾燥中に木が割れないように切れ目を入れるなど必要な場合もあるそうです。それ以外にも、実際に加工することを考えると、加工賃が大変高くなるというのを確認しております。 そのような状況から、再利用は簡単ではないものと感じております。これらの課題を踏まえ検討した結果、実際に再利用するのは大変難しいものであると考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 御検討いただきまして、ありがとうございました。 説明会について伺います。説明会は今後も実施していただけると伺っておりますが、改めて2期区間の警察との協議や設計が出来上がり、工事に入る前に市民への説明会を開催していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員) 加山
建設部審議監。
◎
建設部審議監(加山卓司) 説明会につきましては、今、丁寧に住民に対して説明会を適宜実施しているところです。また、2期区間の工事に着手する前に、きっちりと工事説明会を実施してまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) よろしくお願いいたします。 1期区間の工事では、市内事業者に工事をお願いいたしました。2期区間も同じように市内事業者に工事をお願いする予定かどうか伺わせていただきます。
○議長(
富澤啓二議員) 加山
建設部審議監。
◎
建設部審議監(加山卓司) 2期区間につきましても同様に考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) よろしくお願いいたします。 植樹帯が56%失われ、約170本伐採した樹木は新たに18本しか植樹されなかった。これはもう立派な環境破壊ではないでしょうか。2期区間でも同等の規模で実施されると伺っております。市民の皆さんの声を受けて再検討を強く要望して、次に移ります。 発言順位3、不祥事の再発防止、対応と今後について。 先ほどの御答弁でコンプライアンスハンドブックを活用した今後の取組へのアドバイスについては分かりましたが、内容についてのアドバイスはどのようなものがありましたでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員) 大野企画部長。
◎企画部長(大野久芳) 内容についてのアドバイス、意見なのですけれども、全体を通じて内部統制を推進することにおける和光市の方向性が明確に示されていて、適切であるというような御評価をいただいております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) ハンドブックを活用した今後の取組についても御意見を3点いただいておりました。これはそれぞれどのように取り組み、実施をされていくのか伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 大野企画部長。
◎企画部長(大野久芳) いただいた3点につきまして、先ほどお答えしたとおりで、1点目については、関係法令について職員がしっかり把握せよといった御意見。2点目については、モニタリングが形骸化しないようにルールを定めよといったこと。3点目については、行政手続について常に妥当なものに更新せよといったことでございます。 1点目の対応につきましては、ハンドブックに示された様々な関係法令の把握につきましては、コンプライアンス研修などを通じて、様々な職員が法令を把握できるように努めてまいりたいと考えております。 2点目、モニタリングの件でございますが、業務委託のモニタリングにつきましては、今後予定している監査委員との意見交換の際に、内部統制における評価の手順と合わせてモニタリングの手順についても意見交換させていただき詳細を詰めていく、こういった予定となっております。 3点目につきまして、各課所などで取り扱う主な行政手続につきましては、令和4年度に実施した行政手続の総点検の結果を踏まえながら、来年度以降も各課所等に対し行政手続における適切な更新を促していくといったことを考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 最初のハンドブックに示された関係法令の具体的な内容を全ての職員が把握するというこの取組は、難しいなと私は思ったんですね。コンプライアンス研修などでということでしたが、これコンプライアンスの研修だけで実施可能とお考えでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員) 大野企画部長。
◎企画部長(大野久芳) 十分な効果につきましては、もちろんコンプライアンスの研修が一番効果的なのかなとは思いますが、それだけで全て把握できるというわけではございませんし、繰り返しの研修を通じたり、研修で取ったアンケートの結果とか、そのあたりでさらに創意工夫を継続していきたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 今回の決算の資料の中に、監査委員からの意見が付された意見書がありました。この中には、もう既にルールに従って手続をするように努めてほしいという意見が付されているという状況もありました。これは多分、ルールがちゃんと分かっていなかったというのが問題だったのではないかということで御答弁いただいていますので、やはりこの部分、すごく大切な部分だと思いますので、繰り返しの取組で実現していただければと思います。 いただいた御意見への取組が進み、実施された後は、その状態を維持していく必要があると思っております。具体的には、ハンドブックに示された様々な関係法令の具体的な内容について、全ての職員が把握している状態、それと各課所等で取り扱う主な行政手続について妥当なものに更新をしている状態、これを維持していくことが必要だと思うのですが、これについてはどのように継続されていくか伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 大野企画部長。
◎企画部長(大野久芳) 議員からも御質問の途中でアドバイスをいただいたかもしれません。やはり繰り返し対応していくということが重要なのかなと思います。 繰り返しやっていく中で、例えばステップアップのための確認であるとか、現在地の確認、そういったことも併せて検討していく必要があるのかなというのを今、議員の御意見をいただいて感じたところでございます。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) せっかくいただいた御意見ですので、確実に実施し、継続をしていただきたいと思っております。 実施状況などにつきましては、今後も確認をさせていただきたいと思っております。 ハンドブックには和光市版と記載されておりますが、どの部分が和光市版となっているのか伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 大野企画部長。
◎企画部長(大野久芳) 内部統制制度につきましては、都道府県や政令指定都市において導入が義務づけられている中、制度の導入が任意である和光市においては、地方自治法に根拠を置かない和光市独自の内部統制に関する基本方針、こちらを作成しております。 当該基本方針に基づき作成したハンドブックであることや、基本方針に定める内部統制の対象事務について言及していること、また近年問題となっております公務員によるSNSの活用等について、他の自治体ではあまり掲載されていないものを手厚く盛り込んだことなどを踏まえて和光市版というような表現をさせていただいております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 分かりました。 このコンプライアンスハンドブックを作成するに当たって参考にされた先進例とか自治体などはあったのでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員) 大野企画部長。
◎企画部長(大野久芳) こちらはかなりいろいろな自治体の事例を研究させていただきました。具体的なところを申し上げるのは適切かどうか分かりませんが、かなり多くの自治体を参考にさせていただいております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 分かりました。 コンプライアンスハンドブックを研修会で活用すると伺っておりますが、どのように活用されたのか伺います。
○議長(
富澤啓二議員)
田中総務部長。
◎総務部長(田中康一) コンプライアンス研修ですが、先日実施したところでございますけれども、これは10月から施行される和光市内部統制に関する基本方針について理解を深めるためのものとなっております。この研修におきましては、各研修参加者がハンドブックをそれぞれ持参して、講師がハンドブックの中の関連部分を引用して説明するなどして見識を高めるために活用いたしております。 また、開催後のアンケートにおきましては、定期的に開催してほしい、非常に丁寧な解説で理解できたなどと好評な意見が多く寄せられております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 今、定期的に開催してほしいというような御意見もあったということなんですが、これは続けていかれますでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員)
田中総務部長。
◎総務部長(田中康一) 今回実施いたしました研修は、全職員を対象に実施しております。次年度以降につきましては、今回、研修を受けていない来年度、新規職員ですね、こちらの職員に対してコンプライアンスに関する研修を実施していく予定となっております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 毎年でなくても構いませんので、また全職員の皆さんを対象としたものも続けていただけたらと思います。 次に、ハラスメント防止の取組について伺います。 前回の質問でも伺いましたが、実態調査を3年に1度にした理由について改めて伺います。
○議長(
富澤啓二議員)
田中総務部長。
◎総務部長(田中康一) 今御指摘いただいたハラスメントの実態調査のためのアンケート調査ですけれども、今年度、年明けにでも実施する予定になっております。 今回のアンケートにつきましては、ハラスメントに関する職員の認識の度合いなどを把握するために実施するものということになってございまして、防止指針の中で3年に1回程度に実施するものと規定したものでございます。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 今、認識の度合いということでしたが、これはハラスメントを認識している度合いということでよろしいですか。
○議長(
富澤啓二議員)
田中総務部長。
◎総務部長(田中康一) アンケートの設問の内容は、これから検討するんですが、今、ハラスメント防止の施策をいろいろやっておりますけれども、例えば相談窓口が3か所ありますが、こういう制度を御存じですかとか、そういうような意味合いです。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 重大なハラスメントや不祥事が起きていない組織であれば、今の御答弁のように3年に1度の調査を行い、経年変化を捉えて制度の改善につなげていけばいいと思います。しかし、和光市の状況は全く違い、真剣に再発防止に取り組まなければならない状況です。 まずは、1年に1度、無記名式のアンケートを実施することで、抑止力にもなりますし、現状をきめ細かく把握することもできます。 ハラスメントの実態調査について専門家は、無記名式であることが大切で効果が得られやすいとしております。 1年に1度の調査を続けていくうちに効果が少なくなったと判断したならば、そのとき3年に1度にしてみるという順序が今の和光市にとっては適切であると考えますが、お考えを伺います。
○議長(
富澤啓二議員)
田中総務部長。
◎総務部長(田中康一) 現状では、6月定例会の御質問に対する答弁でもお答えしましたとおり、指針どおり3年に1回程度という考えでおります。 ただし、今回、このアンケート調査、当市で初めて行う調査でございまして、実施した結果、例えば大きな課題が見つかったであるとか、そういうようなことがございましたら、3年を待たずに期間を短縮して、アンケート調査をまた実施するというようなことも検討していかなければいけないと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 実態に即した調査実施をお願いいたします。 前回の御答弁では、年に1回実施している記名式の自己申告書に記入してもらうというお話も伺っております。 現在までに自己申告書にハラスメントについて記入されたことはどのくらいありましたでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員)
田中総務部長。
◎総務部長(田中康一) 自己申告書ですけれども、主とした目的は、職員自身の職務の状況であるとか、人事異動の異動希望先などを記入する目的で実施しているものでございます。 ただし、その中には職場環境に対する意見等を記入できる欄がございます。そこに自由に書けるということなんですけれども、令和4年度の自己申告書においては、ハラスメントに関する具体的な記載は特にございませんでした。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) この自己申告書というのは、かなり昔から行われているわけで、令和4年度はなかったかもしれないですが、その前は、この自己申告書によってそういったハラスメントの記入があったか。これは、この自己申告書が機能しているかどうか、ハラスメントに対してですね、機能しているかどうかが分かる数かなと思って実は伺ったんですね。 やはり自己申告書にあまりハラスメントの記入がないということであれば、確かに職員課に直接提出するように変わっておりますので、以前とは制度が変わってはきておりますけれども、しかし、自己申告書の機能がハラスメントに対してはないのではないかなということを心配しております。 変更の前でも、ほかの部署からでもハラスメントについての申告、これは自己申告書を使ってすることは可能だったのではないかと考えております。しかし、それがなかったからこんな大ごとになったのではないかと思っているんですね。 記名式の自己申告書と無記名式の実態調査、どちらでもその方が記入しやすいほうを選べるようにすること、これが選択肢を増やすことにもなります。より正確な現状把握にもつながりますので、実態調査の1年に1回の実施、改めて御検討いただきたいと思いますし、実施をお願いしたいと思っております。 実態調査の結果を分析、検証する際に、専門家の意見も聞いていただきたいのですが、いかがでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員)
田中総務部長。
◎総務部長(田中康一) 今回行うアンケート調査の結果につきましては、特に専門家の意見を聞くというようなことは予定してございません。 今回のアンケートは、厚生労働省が作成したアンケート調査実施のマニュアル、それに基づいて実施する予定でございます。そのマニュアルの中には、結果の集計ですとか分析に関する事項がございまして、そのマニュアルに従って分析等を行うこととしております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 先ほども申し上げましたけれども、和光市はほかの自治体とは違う状況がございますので、マニュアルどおりで本当に十分かどうかということは検討しなければいけないのが和光市だと思いますので、その点についていかがでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員)
田中総務部長。
◎総務部長(田中康一) 先ほども申し上げたんですけれども、今回、当市として初めての実態調査になりますので、その結果をよく見ながら柔軟に対応してまいりたいと思います。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 初めてだからこそ、専門家にも見ていただいて御意見もいただく、アドバイスもいただくということが必要だと思いますので、その点はいかがですか。
○議長(
富澤啓二議員)
田中総務部長。
◎総務部長(田中康一) 集計、分析につきましては、事務的な作業がかなり多くなっておりまして、その部分については職員でやるべきものだと考えております。 その結果が出まして、かなり重大な課題等ございましたら、繰り返しになってしまいますけれども、柔軟に対応してまいりたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 初めてだからこそ、検証する際で構いませんので、専門家の方の意見を聞いていただきたいと思います。実効性が上がると思いますし、また透明性も確保できる、公平性も確保できると考えております。 以前も質問をさせていただきましたハラスメントをしてしまう人への対応についてですが、その後、検討はしていただけましたでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員)
田中総務部長。
◎総務部長(田中康一) 個別対応が必要であるというふうな判断をした場合には、カウンセリングのメンタルヘルス相談を受けていただきまして、その中で継続的なサポートをするですとか、場合によっては医療機関を受診させるというようなそういった対応が検討されるのではないかと思います。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) その対応を検討していただいて、これから対応していただけるということなんでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員)
田中総務部長。
◎総務部長(田中康一) ハラスメントをしてしまう人という定義が、実際にハラスメント行為をしたというような認定をされたものについては、厳粛に対応してまいらなければいけないと思います。 ただ、あの人はハラスメントっぽいよねみたいな、そういう感じの方については、あまりそういった強制的な対応は取れませんので、そこら辺につきましても、メンタルヘルス相談等を活用しながら対応を図ってまいりたいと思います。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 私が申し上げているハラスメントをしてしまう人は、あの人はそうっぽいよねという人ではなくて、御自身で悩まれていて相談をしたいというようなときの対応でありますので、そうかもしれないとかということではなくて、御自身がそういう自分が辛いとか、どうにかしたいと思って相談先があるというのが好ましいのではないかということで質問いたしました。 ハラスメントをする人がいなければ、当然のことながらハラスメントは起きません。ハラスメントをしてしまう人への働きかけは効果的だと考えております。 現在実施されている研修にアンガーマネジメント、アンガーコントロールとも言うそうですが、この研修を実施してみてはいかがでしょうか。コンプライアンスやハラスメントの研修とともに実施することで、より効果が上がるそうですが、いかがでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員)
田中総務部長。
◎総務部長(田中康一) ハラスメントの対応、研修につきましては、毎年度実施させていただいております。その中でも、アンガーコントロール・マネジメントに関する研修内容を含めておりますので、今後もそういったことも含みながら研修を続けてまいりたいと思います。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) アンガーマネジメントの研修、これは既に多くの企業で実施されております。その効果は、ハラスメントの防止だけにとどまらないということでありましたので、ハラスメントの研修の中でということではなくて、個別にアンガーマネジメントの研修を行っていただけると、様々な角度からの取組となると思いますので、この必要性があるということを申し上げておきたいと思います。 相談窓口が外部化されてから約1年が経過いたしました。外部窓口では申出者の氏名などは秘匿されていますが、最後まで申出者が秘匿される確実性に不安を感じて利用をちゅうちょするようなことがあるのではないかと感じております。 現在の制度では、外部の弁護士に意見を求めるにとどまっておりますが、被害処理委員会自体を外部化して客観性を確保しなければ、泣き寝入りはなくならないと考えております。 被害処理委員会を外部化するなどできる限り申出者を確実に秘匿することができる仕組みの構築が必要ですので、早い対応をいただきたいと思います。 以前、職員の皆様や市長、副市長と共に私たち議員もハラスメントの研修を受けさせていただきました。この研修で組織のトップがハラスメント体質だと、その組織は変わりにくいというお話を伺いました。言い方を変えますと、組織のトップがハラスメント防止に積極的であれば、その組織は変わり、ハラスメント防止が進むということになります。 市役所のトップである市長とそのサポート役である副市長に伺いたいと思います。 現在のハラスメント防止への取組についてどのようにお考えなのか、また御自身がどのようにハラスメント防止を働きかけていくのか、市長と副市長それぞれに伺いたいと思います。
○議長(
富澤啓二議員) 柴崎市長。
◎市長(柴崎光子) これまで総務部長から答弁させていただいたように、ハラスメントにつきましては、まず研修を毎年きちんと全員に対して行うということです。それから、アンガーマネジメントの御提案がありましたが、毎年毎年同じ研修をしても意味がありませんので、内容については、その時々、それぞれの状況に応じて必要なものを付け加えたりですとか、別出ししてやっていくようなことも考えております。 また、机上の研修だけでは意味がありませんので、ハラスメントが日頃から起こりにくいような職場づくりに努めていくことが私の務めだと思っております。これまでも常々お話しさせていただいたとおり、まず今、コロナ禍でなかなか取れなかった職員間のコミュニケーション、それをできるようにということで、私からもいろいろな働きかけをして日頃から風通しのよい職場、そういったものを心がけていきたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 大島副市長。
◎副市長(大島秀彦) ただいま市長が申しましたとおり、私も様々な研修を、先ほど議員の質問にもありましたように、単発ではなくて、これは繰り返してやっていかないと、その効果が現れないものと考えております。あわせて、働く環境づくりが非常に重要であると考えております。 ただ、そこで考えなくてはならないのが、人権というものを無視した強制的な調査だとか断定するようなことは、非常にこれは厳しい結果になると思っておりますので、全ての職員の人権というものに考慮したような対応を取ってまいりたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 今後の取組に期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。 市民の皆さんへの中間報告については、同僚議員へ「検討する」、「何らかの方法で必要であればそういった報告をしていきたい」という市長の御答弁がありました。以前、中間報告について質問した際にも申し上げましたが、再度その必要性について申し上げておきます。 まず、市民の皆さんから中間報告をしてほしいという要望が出ております。これだけでも十分な必要性だと考えております。長い時間が経過していること、そして今後もかなりの時間がかかると考えられ、裁判の結果を待ってからの報告ではあまりにも不誠実であること、市には説明責任がありますが、このままでは市の説明責任は果たされず、行政として適切な判断がされているのか、その姿勢と責任が問われること、また市民には知る権利がございます。この権利を守るのも行政の役割であることなどから、その必要性は非常に高く、改めて中間報告の実施を強く求めて、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(
富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 先ほど、教育行政の(3)の授業での市民プールの利用について、1か所、答弁の訂正をお願いいたします。 昨年度、市民プールを利用した第三小学校と本町小学校が、今年度どうして使用しないのかという御質問に対して、「令和4年度に第三小学校と本町小学校が市民プールを使用しましたが」と御答弁するところを令和3年度と御答弁しましたので、訂正させてください。よろしくお願いします。
○議長(
富澤啓二議員) 以上で9番、小嶋智子議員の質問は終了しました。
---------------------
△休憩の宣告
○議長(
富澤啓二議員) ここで暫時休憩します。午後2時22分 休憩午後2時35分 開議 出席議員 18名 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 10番 11番 12番 13番 14番 15番 16番 17番 18番 欠席議員 0名 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(前に同じ) 地方自治法第121条の規定による説明のための出席者(前に同じ)
△開議の宣告
○議長(
富澤啓二議員) 休憩を閉じて、会議を再開します。
---------------------
△市政に対する一般質問(続き)
○議長(
富澤啓二議員) 次に進みます。 発言順位5番、11番、赤松祐造議員、通告書に従い、お願いします。 〔11番(赤松祐造議員)質問席〕
◆11番(赤松祐造議員) 11番、和光・まちづくり市民の会、赤松祐造。 発言順位に沿って質問いたします。 まず、発言順位1、平和都市宣言。 和光市の平和都市宣言を市民に広めるための市民啓発事業について。 和光市は、今年3月に宣言を行いました。ここで、いま一度読み上げてみます。 市の新しい封筒に印刷されて配布されましたので、それをお読みいたします。 和光市平和都市宣言。 私たちは、みんなで手をつなぎ、世界に向かって笑顔と「わ」を伝え、平和なまちを目指します。 1、私たちは、お互いを尊重し、小さな声を大切にします。 1、私たちは、周りの人との交流を大切にします。 1、私たちは、二度と戦争をしないことを伝えます。 1、私たちは、一日一日を大切にします。 1、私たちは、常に感謝の気持ちを忘れません。 私たち和光市民は、平和の大切さを発信するため、ここに、平和都市を宣言します。 これは、市民の9歳から90歳までの多くの世代の人の市民参加でつくられた平和都市宣言でございます。 そこで、さきの私の議会質問では、「市民の皆様と平和について一緒に考え、協働で取り組んでいけるような具体的な事業転換を進めてまいりたいと考えております」との答弁をいただいております。その後、市はどのような事業計画を考えているのでしょうか、伺います。 発言順位2、多文化・国際交流について。 和光市は、米国のロングビュー市と姉妹都市になっています。長く友好を続けることは大切ですが、グローバルな時代、先月、埼玉県市議会第5区議長会議員研修会で、政策研究大学院の教授、飯尾潤氏が、国際環境の変化と我が国の対応の在り方というテーマで、これからの少子高齢化、特に都会近郊都市は高齢化し、人手不足がさらに深刻になり、海外からの移住が増え、世界の多様な人たちとつながり、情報を与え情報を得る、的確に世間を知り施策に生かすことが必要との話がありました。 現在、和光市は米国の1都市だけと姉妹都市になっていますが、当市も昨今は外国人移住が多くなっております。その国々の人たちとの理解を深めるために、もっと多く他国との友好交流都市を増やし、市民との多文化・国際交流の推進が必要と考えます。取組をお願いしたいが、市の考えを伺います。 発言順位3、外環側道・自動運転について。 先日、新たな外環側道バス専用道路で行われた自動運転社会実証、自動運転車試乗会の内容とアンケート調査の結果についてお聞きします。また、これをどのように総括されたかを伺います。また、今後、実装自動運転までのスケジュール計画をお聞きします。 発言順位4、交通不便対策。 (1)和光市公共交通研究会での市内循環バス運行見直しについて。 公共交通研究会が、福島大学の吉田准教授を迎えて行われました。吉田准教授は他市でも多く取り組み、この筋の第一人者と聞いており、私も以前推薦いたしました。この市民検討会での運行見直し、運行計画立案までの経緯をお聞きします。また、市民説明会ではどのような意見が出たのでしょうか。どのように返答されたか伺います。 また、10月1日の新運行予定に多くの期待が寄せられておりましたが、運行予定が延期されると聞き、がっくりされる方も多くおられます。そこで、新運行は本当に大丈夫でしょうか。詳細な状況を伺います。 (2)デマンド交通の導入検討について。 ますます高齢化が進み、これからは、体が悪く、歩くのが不自由な高齢者が増加します。その方は循環バスのバス停に歩いて行けないので、バスでは無理なので、通院など移動に苦労しております。そういう人たちが増えています。また、循環バスが行かない空白地域の人への移動手段の一つとして、近隣他市でも取り組んでいるデマンド交通がありますが、市はどのような検討をされているのか、さきの議会では検討するとの答弁をいただいております。取組状況を伺います。 発言順位5、都市整備・まちづくり。 和光市がよりよくなるために、4点の質問をいたします。 (1)まちづくり条例の見直しとパブリックコメントについて。 当方、さきの議会でまちづくり条例の見直しを要望してきましたが、今回のまちづくり条例の見直し内容とその意図を伺います。特に集合住宅の住宅戸数50以上の見直し案について、またパブリックコメントについてどのような意見があったのか、また回答をどのようにされたのか伺います。 (2)景観条例の見直しについて。 さきの議会で、景観条例も適宜改正、改定の準備を進めているとの答弁でした。現在どのような取組をしているのかお聞きします。 和光市は、東京24区と言われています。東京都をモデルに取り組んでいただきたいと私は思います。また、現時点での調査、取組状況をお聞きします。 (3)空き家対策の進捗について。 都市においての空き地、空き家などの未利用地が増えれば、都市のスポンジ化が進行し、国レベルでも大きな問題となっております。都市のスポンジ化防止、空き家対策として、空き家、不良住宅の除去による跡地活用は地域の活性化につながります。当市の空家等対策協議会と管理不全空き家への取組状況をお聞きします。 (4)4市共用火葬場の設置検討、4市基本構想の取組状況と第五次和光市総合振興計画にエンディング施策を位置づけることについて。 ますます高齢化が進み、団塊の世代では1学級240万人から270万人で、ちょうど私の世代です。昨年生まれた赤ちゃんは79万人だけです。80万人としても3倍いるわけです。これを聞くだけで、高齢者の多さが分かります。 葬儀屋に聞くと、火葬場の待ち日数は10日ぐらいが平均となり、正月から冬場は亡くなる人が多いので、火葬場は混み、大変な待ちとなるでしょうと言われました。御遺体安置に必要なドライアイスだけでも1日15kg、その1万円が1万5,000円、10日であれば15万円かかることになります。他に諸経費がかかりますとの話を業者から聞きます。これがもっと進みます。市民からも火葬場を早く造ってほしいとの声を聞きます。 そこで、4市との共用火葬場の設置検討の基本構想の策定の取組状況をお聞きします。私もいろいろ提言しております。また、さきの議会で提案し、答弁された第五次和光市総合振興計画にエンディング施策を位置づけることについて、現在の取組をお聞きいたします。 発言順位6、基地跡地利用計画。 和光市都市計画マスタープランの土地利用の方針には、基地跡地留保地は市民利用と広域的な観点から有効利用を検討しますと示しています。和光市にあった土地が収用され、米軍基地となっているのは過去の歴史です。戦禍を表しています。その基地跡地を利用するには、その歴史に深く鑑みる必要があります。 そこで、基地跡地利用計画の内容について、どのようにして誰が立案したのか、和光市民の意見を聞き、もっと市民が必要な公共施設に利用できないか、和光市の考えと取組を伺います。戦争のために土地収用された基地跡地の利用は、日本の戦後処理だと私は思っております。取組を伺います。 最後に、発言順位7、Next川の再生、越戸川アップグレード計画の改善工事とグリーンインフラの活用について。 和光市の越戸川が、10年前に県の水辺再生100プランに選ばれました。このたび10年がたち、埼玉県のNext川の再生事業に和光市の越戸川だけが選ばれました。市民と協働で、もっと生き物に優しい川へ、もっと安全で楽しい川へ、もっとたくさんの人が利用する川へのコンセプトで検討され、さきの工事が中断されて不備であった箇所の遊歩道の整備や、外環側道への通り抜け道、赤池橋下のアンダーパス整備、日の出橋の落差溝への魚道設置、これは東洋大の大学院生たちが考えております。また、都市ゲリラ豪雨の大雨で掘られた川床の補修、下流の階段設置など、埼玉県が市民の提案を聞き、再生工事に取り組み、越戸川はさらに整備されます。これでグリーンインフラの活用が推進しやすくなります。 和光市として、この埼玉県の取組にどのように関わり、そして和光市としてグリーンインフラの活用、すなわちもっとたくさんの人が利用するように取組をされるのか伺います。 1回目の質問は以上です。
○議長(
富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員の質問に対する答弁を願います。
田中総務部長。 〔総務部長(田中康一)登壇〕
◎総務部長(田中康一) 発言事項1、平和都市宣言、平和都市宣言を市民に広めるための啓発事業についてお答えいたします。 子供から大人まで誰でも理解し、親しみが持てる平和都市宣言を表明するという目標の下、昨年度から平和なまちを考える市民ワークショップを開催し、9歳から90歳までの市民と協働で宣言文を作成し、令和5年3月31日に和光市平和都市宣言を表明いたしました。 今年9月9日に開催したワークショップでは、子供たちによるこれまでの取組についての発表や、和光市平和都市宣言のPRを含めた新たな取組のアイデアについてグループディスカッションを行いました。 今後も市民ワークショップを継続して開催し、多世代の市民と協働で平和事業の計画及び推進を行ってまいります。 次に、発言事項2、多文化・国際交流。和光市は、米国の1都市と姉妹都市になっているが、グローバル時代、もっと多く他国の友好交流都市を増やし、市民の多文化・国際交流を推進することについてお答えいたします。 米国以外の国や市と新たに交流を持ち、それぞれの特性や課題についての情報交換やノウハウの共有を行うことは、国際的なまちづくりの政策立案や施策の改善に効果的であると考えております。また、近隣市の状況を確認いたしますと、新座市はフィンランド共和国ユヴァスキュラ市、中華人民共和国済源市、ドイツ連邦共和国ノイルッピン市の3市と姉妹友好都市提携を行っており、所沢市もアメリカ合衆国ディケイター市、中華人民共和国常州市、大韓民国安養の3市と姉妹友好都市提携を行っており、複数の国及び市と姉妹友好都市提携を行っている市は県内に多く存在します。 複数の国や市との市民同士の多文化・国際交流の推進は地域の国際理解の促進につながり、これからの国際化・多文化共生社会の実現に望ましい環境づくりに寄与すると考えておりますので、実現に向け検討を進めてまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 加山
建設部審議監。 〔
建設部審議監(加山卓司)登壇〕
◎
建設部審議監(加山卓司) 発言事項3、外環側道・自動運転、自動運転車社会実証、自動運転車試乗会の内容とアンケート調査の結果、今後のスケジュールについてお答えいたします。 1期社会実証走行につきましては、和光市駅北口を出発して、SGリアルティ和光に向かい、和光市駅北口に戻るルートとし、外環側道の外回りに整備したバス専用通行帯を自動運転レベル2で走行し、その他の区間については運転手による手動運転により走行いたしました。実施期間は8月28日から9月8日までの平日10日間、貸切運行により実施したところです。 試乗会には、多くの市民のほか、国土交通省の本省の方々、埼玉県副知事、内閣府、警察庁、総務省、国立大学教授、理化学研究所の方々に御参加いただき、安全に実証走行を終えたところです。 実証走行における走行データにつきましては、現在取りまとめているところです。また、試乗していただいた方には、自動運転バスの快適性や安全性、今後の利用意向等のアンケートを実施いたしました。今後はこれらの検証結果を積み上げて、本格社会実証に向けた第一歩にしたいと考えております。 今後のスケジュールにつきましては、令和5年度は1期社会実証の検証を行った後に、令和6年1月を目途に運賃を収受する乗合運行による1期社会実装を予定しています。あわせて、2期バス専用通行帯整備を警察協議が整い次第、順次着手してまいります。 令和6年度は、2期区間のバス専用通行帯の整備が完了した後に、バス専用通行帯及びそれ以外の区間についても、段階的に自動運転区間を広げながら運行する2期社会実証を下半期に予定しております。そして、令和6年度末には、路線バスの一部として運行する本格社会実装を行う予定としております。 続きまして、発言事項4、交通不便対策について順次お答えいたします。 初めに、(1)和光市公共交通研究会につきましては、令和2年11月に開催した第1回を皮切りに、新たな運行ルート案の取りまとめまで14回開催しており、有識者に適宜参加していただき、公共交通の活性化に関心のある市民の皆様と一緒に、市内循環バスの運行見直しに係る検討を行ってまいりました。 令和5年8月に実施した市民説明会では、さきの議員にもお答えしましたが、参加者からの主な御意見といたしましては、運賃や優待制度の変更に関すること、優待乗車証の発行に関すること、具体的なバス停の位置やバスの運行経路に関すること及び運行開始後の再度見直し予定に関することなどがありました。 運賃や優待制度の変更につきましては、収支率の改善の必要性や利便性向上、路線バスとの運賃格差など、運賃等を見直す必要性を説明いたしました。運行経路については、今回改定の目的や基本的な考え方をお伝えするとともに、乗り継ぎ方法などについて説明いたしました。 また、運行見直し後の再度の見直しについては、しばらくの間行う予定はありませんが、利用状況の把握や利用者からの御意見等を踏まえた上で検討していくことを説明いたしました。 なお、運行開始時期につきましては、これまで10月の運行開始に向けて検討を行ってまいりましたが、広報わこう6月号で市内循環バスの運行見直しの記事を掲載した後に、市民や利用者の方から多くの意見をいただいたことから、運行見直し案を一部変更することといたしました。この変更に伴い、各ルート間の乗り継ぎ等を含むダイヤ全体の調整が必要となり、各バス事業者との協議に多くの期間を要したため、運行見直しの日程を延期する必要が生じました。 新たな運行見直しにつきましては、関東運輸局への運行許可申請手続、時刻表の印刷、配布並びに市民や利用者の皆様への周知等を考慮した結果、令和6年1月中に手続等の完了を目指してまいります。 次に、(2)デマンド交通の導入検討についてお答えいたします。 路線バスや循環バスの運行経路から外れる公共交通空白地域に対する移動手段につきましては、このたびの市内循環バスの運行見直しにより、空白地域に居住する70歳以上の高齢者を約260名から約60名程度に減少させることができました。 議員御指摘のとおり、デマンド交通は地域公共交通の手段の一つとして効果があるものと考えておりますが、見直し後の公共交通空白地域の規模などの地域の特性や費用対効果を考えると、デマンド交通より現在実施中のタクシー利用助成事業のほうが適しているものと考えました。その後、その旨の計画案を令和5年1月開催の地域公共交通会議に諮り、タクシー利用料金助成事業を実施することで承認をいただきましたので、今後は、公共交通空白地域でのタクシー利用助成の利用実態を経過観察して、施策の効果を見極めてまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 香取建設部長。 〔建設部長(香取裕司)登壇〕
◎建設部長(香取裕司) 発言事項5、都市整備・まちづくりについて順次お答えします。 初めに、(1)まちづくり条例の見直しとパブリックコメントについてお答えをします。 まちづくり条例の見直しに向け、令和5年8月に説明会を開催し、8月19日から9月8日までの間、パブリックコメントを実施いたしました。 見直し案の主な内容は、開発事業者が50戸以上の集合住宅を建築する際に、家族向け住戸を2分の1以上の割合で設置することを義務づけることに加えまして、管理人室の設置と管理人の駐在を努力義務化することとしております。この見直し案の意図は、市内にファミリー層向けの住宅供給を増やして定住化を促進することに加えまして、管理人を置くことで、大規模集合住宅において適正管理を促進するものです。 パブリックコメントにつきましては、2件の御意見がございまして、内容は管理人室の設置と管理人の駐在に関することなどでございました。回答は10月中に和光市のホームページにて掲載する予定です。 次に、(2)景観条例の見直しについてお答えします。 令和3年度に策定した和光市都市計画マスタープランや、令和5年度に策定する立地適正化計画を考慮して、景観計画・景観条例の見直しを図ることとしております。 見直しの時期につきましては、まずは令和6年度から景観計画の景観方針を見直し、その後、景観条例の見直しを検討しております。 次に、(3)空き家対策の進捗についてお答えします。 空家等対策協議会につきましては、協議会委員の選定が終了いたしましたので、令和5年10月に第1回空家対策協議会を開催する予定でございます。また、令和4年度に実施した空家等実態調査において、34件の管理不全空き家が確認できましたので、調査結果の概要は市のホームページに公表してございます。 今後、管理不全空き家への対応は、令和5年度に策定する空家等対策計画の要の一つでございますので、空家等対策協議会において検討を進めてまいります。 次に、発言事項7の、越戸川・Next川の再生、越戸川アップグレード計画の改善工事とグリーンインフラの活用について市の取組を問うことについてお答えします。 埼玉県では、越戸川アップグレード計画を策定し、谷中川合流点から外環側道までを遊歩道でつなげる計画を進めております。その計画では、市道管理地にある植樹帯に遊歩道の出入口を設置することから、和光市としても協力を行っているところでございます。 また、今回整備したグリーンインフラの活用につきましては、越戸川の近くにある上谷津・新倉ふれあいの森での自然環境観察や、上谷津・赤池公園での手洗いの利用など、市が管理している近隣施設の利活用も含めた取組であることから、市としても、朝霞県土整備事務所や市民団体に協力し、よりよい河川環境の事業となるよう取り組みたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 大野企画部長。 〔企画部長(大野久芳)登壇〕
◎企画部長(大野久芳) 発言事項5、都市整備・まちづくりのうち、(4)4市共用火葬場の設置検討についてお答えをいたします。 朝霞地区4市共用火葬場につきましては、本年4月1日に、建設候補地が所在する志木市に、朝霞地区4市共用火葬場設置検討協議会の事務局を設置して各種の事務を進めております。 朝霞地区4市共用火葬場設置基本構想につきましては、今年度と来年度の2か年での策定を予定をしており、本年5月には公募型のプロポーザル方式により委託事業者の選定を行い、8月から環境アセスメントの実施を目的とした現地調査を開始しております。 今後は、火葬場に関する基本情報や必要な機能を整理しながら、環境アセスメントの結果や建設候補地における近隣住民との合意形成などを踏まえて、火葬場の設置について検討をしてまいります。 また、当該基本構想を踏まえ、令和7年度に予定をしている第五次和光市総合振興計画の中間見直しの際には、議員御提案のエンディング施策を計画に位置づけることについても検討してまいります。 続きまして、発言事項6、基地跡地利用計画についてお答えいたします。 まず初めに、和光市内に所在する基地跡地に関連する課題につきましては、議員が課題意識としてお示しされたとおり、先の大戦など様々な経緯を経て現在に至っているものと認識をしております。 御質問の基地跡地利用計画につきましては、平成15年に財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会により、それまでの留保地の考え方であった原則留保、例外公用・公共用利用から、原則利用、計画的有効活用へと変更されたことを踏まえ、財務省通達により基地跡地利用計画の策定要請があったことから、平成20年6月に和光市が策定をした計画となっております。 本計画の策定に当たりましては、該当する3つの留保地について、それぞれ隣接する機関である和光市、理化学研究所、最高裁判所がそれぞれ実施主体として、利用内容を検討し、その検討結果を取りまとめる形で和光市で計画の策定をしたものとなります。 その後令和5年6月に計画の改定を行っておりますが、これは理化学研究所が実施主体である留保地の土地利用について、具体的な進捗があったことに伴い、その現状に合わせるための改定となっております。 また議員御質問の市民の意見を取り入れた公共施設の整理につきましては、実施主体が和光市でない留保地に対しては難しいものと考えておりますが、今後予定されている理化学研究所の施設整備に当たりましては、市民の憩いの場となるオープンスペースの整備なども検討いただいていることから、そうした際には市民の意見を把握した上で理化学研究所と協議をしてまいりたいと考えております。 なお、和光市が実施主体であった留保地につきましては、市民参加の取組を重ねた上で、現在のわぴあとして市民に愛され、親しまれる公共施設として有効活用を図っているところでございます。
○議長(
富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) それでは、順次2回目の質問をいたします。 まず、平和都市宣言ですけれども、和光市は過去三、四年、本当に、市で大きな問題がありました。まだそれが継続していますけれども、その中にあって、この平和都市宣言をするということは、本当に歴史的なことにおいても意味のあることでございます。 そして、これについてコンプライアンスでいろいろな研修をしていますけれども、この宣言について、市職員への研修はされているのでしょうか。部だけが知っているのでしょうか。また、これから新規採用されると思いますけれども、その人たちにもこの平和宣言をしっかり心の中に入れて、職務に推進していただきたいと希望していますけれども、そういう研修はされたのでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員)
田中総務部長。
◎総務部長(田中康一) 平和都市宣言ですが、市職員に対しましては、職員が使っているグループウェアで周知をさせていただいておるところです。新入職員に対しても、採用時の研修等ございますので、積極的に周知させていただきたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) こういう平和の気持ちを持てば、本当にパワハラするような人は生まれませんので、ぜひこれはやっていただきたいと思います。これは希望です。 次に、発言順位2、多文化・国際交流について。 私もやっぱり国際交流ということなので、この夏ちょっと時間ができましたので、イスラエルとヨルダン、対立した国なんですけれども、これで3度目、青年時代と中年時代と行ってきました。本当に大きくそれぞれの国は変化して、驚くばかりでございました。 そこで、2回目の質問です。友好交流都市を考える場合、まず和光市に移住されている国々を挙げてみる必要があります。その国々を訪れると、百聞は一見に如かず、その国がよく分かり、現在和光市に住まわれている外国の方々への理解が深まり、親近が深まるのではないでしょうか。そうなると多文化・国際交流が推進します。 そこで現在和光市に移住されている外国人は、国別ではどのような人口構成でしょうか、伺います。
○議長(
富澤啓二議員)
田中総務部長。
◎総務部長(田中康一) 令和5年7月31日時点の和光市の総人口は8万4,669人。そのうち外国人人口は2,596人となっております。市内総人口の約3.1%が外国籍住民でございます。国籍ごとの人数を多い順に並べますと、まず中国が946人で外国人人口に対する割合は約36.5%、次にベトナムが303人で外国人人口に対する割合は約11.7%、次が韓国が236人で外国人人口に対する割合は約9.1%、続いて、フィリピンが159人で外国人人口に対する割合は約6.1%、次に、ネパールが149人で外国人人口に対する割合は約5.7%となっております。
○議長(
富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) それで、私の提案ですけれども、多い国から言えば中国、ベトナム、韓国、フィリピン、ネパール。私も中国には十五、六回から30回ぐらい行っています。本当に行ってみなければ、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、やっぱり行くと本当に物すごい発展しています。驚かされると思います。 多い国順に掲げて、市民ワークショップ的なことをして、その中で現在移住している外国人も参加したようなワークショップをやって、これ提案ですよ。アジアで何国か決めれば、アメリカに行くより本当に航空運賃が安いです。3回ぐらい往復で行けると思います。市費で賄うことを考え、市は企画推進し、少し補助金を出す程度で私はよいと思います。ぜひ多文化国際交流推進のため友好交流都市訪問を企画していただきたく思います。先ほどいい答弁をもらっています。もう一度お聞きします。
○議長(
富澤啓二議員)
田中総務部長。
◎総務部長(田中康一) 姉妹友好都市訪問等の地域住民への広範囲な異文化体験機会の創出につきましては、文化の違う外国人と相互理解を深め、信頼関係を構築することにつながり、多文化共生に望ましい環境づくりに寄与すると考えておりますが、予算を伴う事業でございますので、メリットデメリットを踏まえまして検討してまいりたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) 本当にメリットが多いと思います。デメリットはないというか、ないに等しいと思います、私の経験からいくと。 4回目ですけれども、外国人雇用について。これから移住者が増える時代を考えると、具体的ですけれども、市役所の市民サービス部門に外国人を雇用したシフトを考えておく必要があると思います。例えば私たちが海外に行ったときに、言葉が通じる日本人ガイドがいればとても専門的なことも細かく聞けて安心です。そのようにある程度語学堪能な外国人が市役所にいれば、市内移住の人の相談窓口業務がスムーズになります。少子高齢化、今後の人手不足を考えると、外国人を受け入れた雇用を考える必要があると思います。市の考えを伺います。 私も関係した、つくった工場、最近伺ってきたら、埼玉にある工場ですけれども、以前は近隣の、新しい住宅地ですから、パートを随分そこから、何十人、何百人と雇うんですけれども、行ったらネパール人に変わっているんですよね。びっくりしました。そういう時代になっています。 そういうことで外国人雇用について、どのような考えなのかお伺いいたします。
○議長(
富澤啓二議員)
田中総務部長。
◎総務部長(田中康一) 外国籍住民は、今後増加していくことが予想されますため、相談窓口業務の多言語対応についても、重要な課題であると認識しておりますので、外国人の積極的な雇用についても、会計年度任用職員などの職におきまして、多角的に検討してまいりたいと思います。
○議長(
富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) ここで、この件について、市長に御質問いたします。 私はこの多文化国際交流、友好交流都市訪問の取組は、和光市平和宣言の記念事業にもなるのではないかと考えます。ぜひ取り組んでいただきたいと思っていますが、またその国々の歴史、生活を直に見聞きすると見識が高まり、市内移住者との平和な交流が深まります。これは和光市から国際都市化への向かう第一歩になるのではと考えます。 また外国人雇用についても、柴崎光子市長のお考えをお聞きいたします。
○議長(
富澤啓二議員) 柴崎市長。
◎市長(柴崎光子) 先ほど部長からの答弁にもありましたとおり、国際化の進展に伴い外国籍の住民は今後も増加していくことが予想されるため、地域においても多文化共生に向けた環境を幅広くつくっていかなくてはならないと考えております。また、昨年度開催しました平和なまちを考える市民ワークショップにおいても、平和なまちづくりのための取組として、姉妹都市を増やしてほしいという意見が発表されておりました。 外国人の方だけではなくて、私たち日本人双方の住民にとって、より住みやすいまちづくりを行うためにも、諸外国との交流は積極的に推進していきたいと考えておりますので、外国人の雇用を含めまして広く検討を進めて、和光市のこれからの施策を推進してまいりたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) よろしくお願いします。 こういう交流ができれば、和光市の市民まつりも、外国人ブースでネパールだとかインドはいなかったんですけれども、ベトナムとか、そういうテント1つ1つあったら本当に楽しくなると思います。食べ物も変わっていますからね。おいしいものも食べられると思います。 次に、発言順位3、外環側道・自動運転について。 令和6年1月スタートで、その末に本格化ということですけれども、御存知ですか、宇都宮でLRTが動きました。私はイスラエルに行ったら、もう四、五年前から走っているんですよね。宇都宮で、宇都宮市からホンダの研究所工場まで路面電車が走るようになって、すごい人気です、1日1万人も乗るとか。 そこで、いろいろな問題が起きています。こういうことです。お金を払うときに、カードで乗れるんだけれども、カードを持っていない人が乗っちゃったらお釣りだ何だで出口が詰まっちゃって、もう大混乱が起きているらしいですね。それ分かります。 そこで、運転手対策で取り組む自動運転ですが、利用料金、運賃支払いをもっとカード化しないと料金支払いに手間がかかります。交通系IC、無料パスだけではなく、スマホアプリなどからクレジットカードが使えるようにしないと、運転手がいなくても車掌が必要になります。先日、私は熊本に行ってきました。見ましたら、リムジンバス、路面電車、市バス、タクシーは既にこのようになっています。外国人はクレジットカードでタクシーに乗ったり、リムジンバスに乗っています。当市も運賃支払いのカード化を考える必要があります。そうでなければ人件費削減にはならないと思います。取組を伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 加山
建設部審議監。
◎
建設部審議監(加山卓司) まずは、レベル2で社会実装を行っていく予定でございます。その際にはまず、今現行の路線バスでもそうですけれども、交通系ICと、あとはやはり現金で乗る方が大変多いという現実もありますので、あくまで今の市内の路線バスの現状を考えると、現金も使えなくてはいけないということで、ほぼその2つの需要で賄えているものだと思っております。 議員御指摘のように、今後レベル4とか、国際化していくことによって、交通系ICカードだけでは用をなさないような状況になってくるかと思いますので、将来を見据えた中で、今御指摘いただいたような、クレジットカードを含む多くのもので決済ができるように検討する必要があるものと考えております。今後研究してまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) 私も熊本に行って、自分の交通系ICカードで、古いバスですよ。それでもカードを入れて出るとき出して乗れるんですよ。小銭を出さないからすごく便利です。向こうの年寄りもちゃんとやっているんですよね。だから、そういう設備を、来年の1月まで伸びたんだから、今からでも間に合いますので、検討をお願いしたいと思います。 次に、発言順位4、交通不便対策。新たなルート5案、坂下・新倉コースは、下新倉地区の高齢者が新倉高齢者福祉センターに行きやすくすることが主目的だと思います。また、北地域センターに寄るのも目的の一つだと思います。新倉高齢者福祉センターには送迎バスを設置しています。それと運行がバッティングするのではないでしょうか。またそのバスがあまり使われていないような気がします。福祉の担当部門と双方で調整し、効率のよい運行をすべきではないでしょうか。先の議会でも質問しておりますが、取組を伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 加山
建設部審議監。
◎
建設部審議監(加山卓司) ただいま御質問のルート5、坂下・新倉コースの主目的は公共交通空白地域の解消であると考えております。また、その中で、新倉高齢者福祉センターに行きやすくすることも利便性向上の一つと認識しております。ルート5の坂下・新倉コースは、新倉高齢者福祉センターへの施設送迎バスと一部ルートが重複しているところもございますけれども、基本的に異なる運行ルートとなっております。また、施設送迎バスの運行本数も限られたものとなっております。そのため、運行がバッティングすることは限定的なものと考えておりますが、今後の利用状況をモニタリングした上で、調整等に関して検討してまいりたいと思っております。
○議長(
富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) 今、バッティングはしないということですけれども、そのバスに2,000万円投資しているわけです。もっと活用しなければいけないと思うんですね。これ担当部門の答弁をお聞きします。
○議長(
富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。
◎保健福祉部長(長坂裕一) 議員に御指摘いただいたように、選択肢が増える検討をするということはよいことだと思います。今後も利用者にとって利便性の向上につながるよう、公共交通部門としっかり連携をしてまいりたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) やはり福祉と建設が一体となって福祉をよくしていただきたいと思います。 次にデマンド交通について。これは正直言って市長公約であり、また、私の公約といったらおかしいですけれども、私もデマンド交通を盛んに過去言ってきました。先ほどタクシー券助成、これもやむを得ないかも分かりませんけれども、本当に市民によく説明をお願いしたいと思います。 そこで、当方につい先日、9月6日の定例会開会日に、NEXCO東日本から地域の自治会に外環新倉橋の耐震補強工事の説明がありました。説明を受けたのは3名の自治会長だけです。こんな立派な処理を、耐震工事を各3自治会の会長に説明をされました。それを見て、ある人が私のところに持ってきました。外環地蔵橋の上は新倉橋というんですね。そこが2か所通行止めとなる。それが令和5年から令和7年7月までの工事の計画書、それで、私もこれにはびっくりしたので、和光市で自動運転の取組、循環バスの新たなルート、ここを通るわけです、第5のルートが。和光市の説明がない中で、地域自治会の会長だけの説明ではよくないのではないでしょうかと当方に相談に来ました。全くそのとおりです。このNEXCO東日本の説明会について、市も知らなかったですね。また今後の市の対応を伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 香取建設部長。
◎建設部長(香取裕司) 御指摘の場所は、東京外環自動車道の今の新倉橋の耐震補強工事に伴いまして、工事の支障となることから、高架下を横断している市道310号線の歩道と、市道532号線、これは赤池通りですか、赤池通りのちょっと北側にある歩行者自転車専用の道、こちらを一部通行止めとして、その中間にある市道に迂回させる必要がある旨をNEXCO東日本から伺ってございます。 現在NEXCO東日本におきまして、警察協議が行われておりまして、地域住民の安全対策につきまして調整をしているところでございます。また、住民説明を実施することと、あとは当該工事の周知につきましては、NEXCO東日本と和光市のホームページをリンクさせて周知に努めていくことを確認してございます。
○議長(
富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) 要するにNEXCO東日本は、この循環バス、または自動車無人運転、そういうのが通るのを知らなかったのではないかと思うんですね。だから、ここだけ案内すればいいのではないかなと。だけれども、これはやはり和光市役所を通して、市民説明会には、市の職員等が熟知して、そして、説明会をすべきであったと思います。耐震構造自体はやらなければいけないと思います。あそこががちゃっと地震で潰れたら大変なことになりますからね。やはり市の主権がちょっと侵されているような気がいたしましたので、ぜひNEXCO東日本には厳重に言って、安全について配慮するように、ぜひ部長にお願いしたいと思います。これは要望です。 次に、発言順位5、試運行が来年になるということなので、今までは10月1日に向けて市民研究会がされてきたわけです。もっと審議する内容がいっぱいあったんですけれども、とにかく10月1日にまずはやろうということで、審議もテーマだけ上がったものもあります。例えばこれから時間ができるならば、バス停の在り方、またはバス停に屋根をつけるとか、椅子をつくるとか、置けるところはそういうのをつくる準備も十分時間があるわけですから、それを加えていただければ。これは要望です。 宇都宮のLRTは全部屋根がついて、座る椅子があります。地方も土地の広いところは椅子を置いています。和光でもおけるような場所がありますから、置けるところにはそういうものを本当に、遅れたんだから、その見返りというわけじゃないけれども、それぐらい配慮していただきたいと思います。これは要望です。 まちづくり条例について。2度目。ワンルーム50戸以上に総戸数の2分1以上の割合で家族向け住宅建築の義務づけは、まちづくりにおいてとてもよいと思います。また管理人室の設置も必要と思います。家屋の清掃もでき、地域で孤立化していた集合住宅と隣接住民とのコミュニケーションもよくなると思います。そこでこの条例見直し案は誰の発案でしょうか、伺います。 また50戸以上は義務づけですが、同じ場所で開発し分割して建設した場合、抜け道がないように規制はしているのでしょうか。例えば最初は25戸、少し間を空けて30戸、40戸を隣接建設した場合にはどのようになるのでしょうか。対策はあるのでしょうか、お聞きいたします。
○議長(
富澤啓二議員) 香取建設部長。
◎建設部長(香取裕司) まちづくり条例の見直し案につきましては、今後市で進めていくまちづくりの方向性や市に寄せられている様々な相談を踏まえまして、市として検討し取りまとめたものでございます。 開発行為の抜け道につきましては、まちづくり条例第16条第3項の規定の中で、開発行為等を行った区域に隣接する土地で1年以内に行う開発行為に対しては制限をいたしてございます。また、個別申請の際には開発行為が適切に行われるよう審査指導を行っております。
○議長(
富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) 集合住宅50戸以上は管理人室の設置となるが、多く建てられている戸数50以下のアパート、ワンルームマンション等の集合住宅に管理者登録を表示することについて。アパート、ワンルームマンションの居住者は一人者がほとんどで、隣接する住民たちとの付き合いがほとんどなく、よくゴミ問題などのトラブルが起きています。 そこで、そのようなことが起きないように、新旧どの集合住宅やアパートにも管理者名事業者名を家屋に表示する、また市役所への登録制度を考え、トラブルが発生したらそこに速やかに連絡できるようにすると隣接住宅の人たちとのコミュニケーションがよくなります。条例に付与できないか取組を伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 香取建設部長。
◎建設部長(香取裕司) 御提案の内容につきましては、市民から様々な相談に適切に対応できる体制の整備や、民間事業者への過度な負担にならないかなど検討課題が多いことから、条例化することは難しいものと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) 和光市は傾斜地、緑地を開発してマンションをつくることが多いです。トラブルの多い日照権について、斜地に建築する場合の高さ制限をもっと考慮する必要があると思います。和光市は傾斜地が多く、3階建てでもだんだんと上に建つと6階建てになり、下の平地の家屋の日照を妨げます。現在もワンルームマンション建設で隣接住宅とのトラブルが起きています。このようなことが起きないように建築基準を考慮する必要があると思いますが、条例見直しをお願いしたいが取組を伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 香取建設部長。
◎建設部長(香取裕司) 傾斜地に建つ建築物につきましては、平坦地に建つ建築物に比べまして見かけ上高くなりますので、圧迫感を感じやすくなるなど周辺の住環境に影響を与えるおそれがございます。このことから、和光市ではそのような建築物について、平成18年3月に和光市斜面地建築物の構造の制限に関する条例を定めて、建築物の見掛け上の階数を制限いたしております。
○議長(
富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) 分かりました。 あと、住宅の緑化率、緑を増やすことについて、和光市の緑が減り、緑被率が下がっています。最近の建売住宅は緑地がほとんどなく、駐車場もコンクリートとなっています。雨が降っても土地にしみこみません。 和光市は、かつては新築住宅を買えば和光市より記念の植木をプレゼントしていました。私ももらいました。また、住宅の塀には生垣を推進していました。緑地が減れば和光の湧水も枯れてきます。もっと緑を増やす施策に取り組んでいただきたい。そこでまちづくり条例、建築基準の見直しを考え、緑を増やす政策が必要ではないでしょうか。埼玉県も緑の再生を掲げ推進しています。SDGsへの取組、地球温暖化対策にもなりますが、市の取組を伺います。
○議長(
富澤啓二議員) 香取建設部長。
◎建設部長(香取裕司) まず、まちづくり条例の見直しにつきましては、朝霞などの近隣3市と同等以上の緑化率を和光市は定めておりますので、近々の見直しは考えていないところです。 建築基準の見直しにつきましては、建築基準法の中に緑化に関する基準というものがございませんので、今のところ法改正等の予定等はないものでございます。 緑を増やす市の取組でございますが、和光市みどりの基本計画に基づきまして、様々な制度を活用し保全、維持管理により、今ある緑を守りつつ緑を増やす取組といたしましては、例えば土地区画整理事業による公園の整備や、まちづくり条例におきまして、壁面緑化とか屋上緑化などの取組によって緑を創出し、子供たちやその先の世代につないでいくための取組を進めてございます。また、市民に緑の大切さを伝えて、各御家庭で緑が増えるようにわこらぼまつりや市民まつりにおきまして、苗木の配布を行うなどの取組も行ってございます。今後も引き続きSDGsの寄与につながるよう努めてまいります。
○議長(
富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) ここで部長に質問したいと思います。 和光市民憲章に緑について掲げていますが、御存じでしょうか。大概の人は答えられないんですけれども。
○議長(
富澤啓二議員) 香取建設部長。
◎建設部長(香取裕司) 存じております。
○議長(
富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) 市民憲章には、私たちは緑をふやし、きれいなまちをつくりますと書かれています。あらゆる施策に、さっきの平和宣言と同じですけれども、原点にこれを入れて、今後の施策に生かしていただきたいと思います。 次に4市共用火葬場について。 火葬場建設に関連して2回目の質問をします。和光市の現在の市民葬について、これは30年前につくられたもので、ドライアイスの1昼夜価格も当時は6,000円、現況は1万円、先日は1日2万円かかったとの話を聞きました。和光市単価は6,000円ですが、負担となっております。 また市民葬について、これから増えるであろう孤独死や生活困難者、生活保護者への対応も他市の朝霞市がよいと言われています。これを確かめ、また、他社の制度も参考にして、和光市の市民葬制度の見直しが必要と私は思います。これは取組を要望いたします。 そこで、火葬場建設において、さきの議会でいろいろ提案をしていますが、ドライアイスでの遺体保管ではなく、冷蔵庫保存の設備が必要だと思います。これから4市の火葬場建設の御遺体安置所にはドライアイスを使わない冷蔵庫機能設備を提言いたします。ドライアイスは気体になればCO2です。CO2削減の意味からも、10日であれば1日15kg、150kg使うわけです。ドライアイスを使わない冷蔵機能設備を検討されるように取り組みますが、いかがでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員) 大野企画部長。
◎企画部長(大野久芳) 御提言の設備につきましては、今後火葬場の建設の決定がなされ、具体的に機能設備やサービスについて検討する段階において、4市における意見聴取も想定されますので、そのような機会を利用しながら効果的に伝えていけるように検討していきたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) 火葬場に余裕があれば、ドライアイスは要らないんです。先日熊本で親戚の葬儀があったけれども、夜中に亡くなってその日が通夜で、明くる朝にはもう火葬なんですね、あちらは。火葬場に余裕があれば、ドライアイスを使わなくてもやれる。私らも死んだときにドライアイスで10日間も固められたら、やはりあまりうれしい気持ちではないですから、その辺も配慮してお願いします。 そこで、建設用地が決まっているが、この地域、志木市、朝霞市の隣接住民の合意形成の取組状況をお聞きします。合意形成は得られているのでしょうか。また、最終建設目標は何年になっているのでしょうか、お聞きいたします。
○議長(
富澤啓二議員) 大野企画部長。
◎企画部長(大野久芳) 地域住民の合意形成につきましては、現在火葬場の建設に係る周辺環境への影響の程度を確認するための環境アセスメント、こちらを実施しておりますので、その結果報告を含めた住民説明会の開催を検討しているところでございます。
○議長(
富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) 発言順位6、基地跡地利用です。 和光市は特養ホームの建設用地がなくて遅れています。私は、戦争の基地跡地をこういうものに使えば戦争の処理的に終わると思うんです。それで、今回はやむなく理化学研究所でしょうけれども、私は研究施設なんかは、本当はもっと山のほうに行って静かなところがいいと思うんですね。だけれども、これは私の及ばざるところなので、それはもう決まったことだからやむを得ないですけれども、まだ和光市には米軍基地があります。これがもし返還になったときには、ぜひ市民のために、戦争処理の意味も含めて取り扱っていただきたいと思いますがいかがでしょうか。
○議長(
富澤啓二議員) 大野企画部長。
◎企画部長(大野久芳) 先ほども答弁させていただきましたが、実施主体が和光市でない留保地について、市の公共施設として活用することは困難であるため、御提案の福祉施設の整備は難しいものと認識はしております。 しかしながら、高齢者向け介護や特養ホームなどの福祉施設につきましては、本市にとっても必要な施設であると認識をしておりますので、今後につきましても、御提案の取組を進めることができないか、関係部局と連携をしながら、市内に所在するアメリカ軍のアンテナ基地、これは基地跡地ではなく基地そのものとなりますが、その返還などの動向を含めて注視してまいりたいと考えております。
○議長(
富澤啓二議員) 以上で、11番、赤松祐造議員の質問は終了しました。 なお、先ほどの赤松祐造議員の発言中、不穏当な発言があれば、議長において精査をいたします。
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△延会の決定
○議長(
富澤啓二議員) お諮りします。本日の議事はまだ残されていますが、この程度にとどめ延会したいと思います。これに異議ありませんか。 〔「異議なし」という声あり〕
○議長(
富澤啓二議員) 異議ないと認めます。よって、本日はこれにて延会とすることに決しました。
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△次会の日程報告
○議長(
富澤啓二議員) 日程第3、次会の日程を事務局長に報告させます。
◎事務局長(松戸克彦) 報告します。 第16日、9月15日、金曜日、午前9時30分から本会議を開き、市政に対する一般質問を順位6番から行います。 以上です。
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△延会の宣告
○議長(
富澤啓二議員) 本日はこれにて延会します。午後3時39分 延会...