和光市議会 > 2023-06-19 >
06月19日-03号

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  1. 和光市議会 2023-06-19
    06月19日-03号


    取得元: 和光市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-14
    令和 5年  6月 定例会          令和5年和光市議会6月定例会               第12日令和5年6月19日本日の議事日程   開議第1 議事日程の報告第2 市政に対する一般質問第3 次会の日程報告   延会本日の出席議員     18名   1番   松永靖恵議員      2番   安保友博議員   3番   鳥飼雅司議員      4番   吉田活世議員   5番   齋藤幸子議員      6番   伊藤妙子議員   7番   渡邉竜幸議員      8番   片山義久議員   9番   小嶋智子議員     10番   萩原圭一議員  11番   赤松祐造議員     12番   待鳥美光議員  13番   菅原 満議員     14番   鎌田泰春議員  15番   岩澤侑生議員     16番   富澤啓二議員  17番   内山恵子議員     18番   吉田武司議員   欠席議員      0名職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名  議会事務局長     松戸克彦  議事課長       工藤 宏  議事課副主幹     川辺 聡  統括主査       高橋寛子  主任         初見光紘地方自治法第121条の規定による説明のための出席者  市長         柴崎光子    副市長        大島秀彦  教育長        石川 毅    企画部長       大野久芳  総務部長       田中康一    市民環境部長     喜古隆広  保健福祉部長     長坂裕一    子どもあんしん部長  斎藤幸子  建設部長       香取裕司    危機管理監      中川宏樹  上下水道部長     佐々木一弘   教育部長       寄口昌宏  監査委員事務局長   奥山寛幸    建設部審議監     加山卓司  企画部次長      丸山洋司    企画部次長      渡邉宗臣  総務部次長      渡部 剛    総務部次長      櫻井 崇  市民環境部次長    平川京子    保健福祉部次長    田中克則  保健福祉部次長    梅津俊之    子どもあんしん部次長 渡辺正成  建設部次長      高橋琢磨    建設部次長      入谷 学  副危機管理監     細野文裕    教育委員会事務局次長 辻 英一  教育委員会事務局次長 福田裕子午前9時30分 開議  出席議員   18名  1番   2番   3番   4番   5番   6番   7番   8番  9番  10番  11番  12番  13番  14番  15番  16番 17番  18番  欠席議員    0名  職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(前に同じ)  地方自治法第121条の規定による説明のための出席者(前に同じ) △開議の宣告 ○議長(富澤啓二議員) おはようございます。 出席議員数が定足数に達していますので、会議は成立しています。 ただいまから会議を開きます。           --------------------- △議事日程の報告 ○議長(富澤啓二議員) 日程第1、議事日程の報告をします。 本日の議事日程は、お手元に配付してありますとおり行います。           --------------------- △市政に対する一般質問 ○議長(富澤啓二議員) 一般質問に入ります前に、会議規則第57条第1項の規定により、時間制限を設けたいと思います。 質問は再質問を含めて40分以内とし、答弁は時間に含まず無制限とします。答弁者は努めて簡潔明瞭な答弁をお願いします。 日程第2、市政に対する一般質問を行います。 発言順位1番、18番、吉田武司議員、通告書に従い、お願いします。     〔18番(吉田武司議員)質問席〕 ◆18番(吉田武司議員) おはようございます。 18番、緑風会、吉田武司です。 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をいたします。 これまでの議員在籍中、また一般市民として活動してきたことなど、2年間の空白がありますが、今回は確認したいことがありますので、当たり前のことと思われることもあるかもしれませんが、お伺いします。 また、今回の一般質問は、2年前に公の場で話したことや、4月の選挙で話したことなどの確認もしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 発言順位1、教育行政。 中学校建設について。 私は、新倉・下新倉地域に小・中学校建設を要望する会に携わった者として質問をいたします。平成20年6月定例会に、新倉・下新倉地域への小・中学校建設に関する陳情が提出され、採択されました。そして、和光市立小・中学校建設適正配置適正規模等検討委員会が開かれました。この委員会で、新倉・下新倉地域に小・中学校は必要だとされました。小学校については、平成28年4月に下新倉小学校が開校しました。中学校については、平成28年12月に出された和光市立中学校の配置・規模に関する基本方針では、現行の3校体制を維持すること、今後、まちづくりの進展により生徒数の増加が見込まれる場合など特別な事情が生じた場合は、北側への中学校の配置について改めて検討するものとしています。 基本方針が出されてから7年がたちます。北側への中学校の配置について改めて検討する時期かと思いますが、いかがでしょうか。 次に、発言事項2、こども福祉。 (1)子どもの貧困対策について。 今、7人に1人の子供が貧困状態にあると言われています。世帯収入の水準や親の婚姻状況によって、子供の学習、生活、心理面など様々な面が影響を受け、全体と比べ、特に最も収入が低い水準の世帯や独り親世帯が、親子ともに多くの困難に直面しているとともに、収入が非課税にならない世帯でも多様な課題が生じているようです。 また、新型コロナウイルス感染症や物価高騰の影響を受けて、そうした世帯での生活の状況がさらに厳しくなっています。 当市の貧困対策について、事業の概要と対象者を伺います。 (2)児童虐待防止対策について。 全国の児童相談所における児童虐待相談対応件数は増加しています。この深刻な状況下で児童虐待防止対策をさらに推進していくため、昨年12月に新たな児童虐待防止対策体制総合強化プランが策定されました。 当市の児童虐待防止対策、相談対応件数について伺います。 発言事項3、子ども・子育て支援。 (1)保育所待機児童の現状と課題、今後の計画について。 ピーク時には2万人以上いた待機児童も、子育て安心プランなどにより着実に減少傾向にあります。ここ数年で、待機児童の人数がピークだった平成29年の2万6,081人と比べると88.7%の減少です。また、全国1,741市区町村のうち、85.5%が待機ゼロを達成しました。 待機児童が減少した背景には、国が待機児童問題解消に向け発表した子育て安心プランにより、保育の受皿が拡大したことや、保育人材の確保などが挙げられます。加えて、新型コロナウイルス感染症の感染を懸念し、保育所等の利用を控えた人が増えたことが要因と考えられています。 当市の保育所待機児童の現状について伺います。 (2)放課後児童クラブの現状と課題、今後の計画について。 放課後児童クラブは、全ての子供たちが放課後の時間を大人の見守りの下で安全に遊び、宿題をしたり、スポーツなどをしたり、安心して過ごせる環境を提供するところです。子供が小学校に入学すると、仕事と子育ての両立が困難になる、いわゆる小1の壁を解消することを掲げ、親が仕事などで家にいない小学生が放課後に利用する施設です。 当市においての放課後児童クラブの現状について伺います。 (3)病児・病後保育の現状と課題、今後の計画について。 朝起きると、子供が急な発熱、でも仕事を休めない。そんなときに頼りになるのが病児保育です。発熱は小さな子供にとって日常茶飯事だと思います。しかし、多くの共働き夫婦にとってそれは重大な問題となっています。 大抵の保育園では、園児の体温が35.7度を超えると預かってくれないからで、もちろん両親どちらかが会社を休めればいいのですが、突然の休暇を取りづらい職場は多く、また、核家族化が進み、地域のつながりも希薄になった都心部では、頼れる相手がいない人も多くいます。 当市の病児・病後保育の現状について伺います。 発言事項4、元職員の不祥事の対応。 (1)地域密着型サービス拠点整備補助金について。 和光市は、平成22年3月、丸山台のリーシェガーデン和光の建設のための補助金として4,500万円を紅屋オフセットに交付しました。しかし、この施設は既に完成していて、私が調べたところ補助金交付決定の1か月前の2月1日にサービス付き高齢者向け住宅として運営が開始されていました。 既に完成している施設に公的な補助金を交付することはできるのか、確認のためお聞きします。 また、この補助金については、当市は補助金交付要綱を制定していなかったので、補助事業者の義務や補助金の返還に関することが何も定められていなかったと思います。これは根本的な過ちであり、これにより不都合なことがたくさんあると思います。 例えば、この施設は東日本福祉経営サービスが紅屋オフセットから借り受けて運営しており、補助事業者と実際の運営主体が異なっています。補助金により建設された施設を第三者に貸し付けるときは、あらかじめその承認が必要であると考えますが、交付要綱がないのでその承認は受けていないと思います。このことについても確認のためお聞きします。 また、信じられないことですが、補助金交付申請書も提出されていない。交付要綱がないので申請手続が定められていなかったようです。このことについても確認のためお聞きします。 このことについては、調べれば調べるほど信じられないような、ずさんな行政手続であったと思います。 (2)元職員のパワーハラスメントについて。 元職員が平成24年10月に保健福祉部長に就任して以降、部内の職員に対するパワーハラスメントが頻繁に、かつ激しく行われていました。平成30年1月から2月にかけて、20名の職員から元部長を加害者とする被害処理申出書が提出されました。全員保健福祉部の職員であり、既に退職している職員もいました。また、被害を受けたけれども申出をしなかった職員も多くいたと言われています。 この被害申出に対して、前市長は、元部長に「その言動は業務の適正な範囲を超えた行為であり、その行為により、部内の職場環境が悪化するに至った。二度と同様の行為を繰り返すことのないように」という内容の訓告処分を行いました。 訓告処分はどの程度の処分だったのか伺います。 (3)元職員の業務上横領について。 福祉事務所は、認知症の高齢者夫婦から、その財産を保護するという名目で預金通帳、キャッシュカード及び現金を預かっていました。元職員は当時、和光市保健福祉部長と福祉事務所長を兼務していましたが、その地位を悪用し、キャッシュカードを用いて預金を払い戻して窃取し、かつ預かっていた現金を横領しました。特に、キャッシュカードでの引き出しは3年近く続きましたが、その間、当市の職員は誰も職員の行為を指摘したり、止めたりはしなかったとのことであります。 被害者は弁護士を通じて和光市と損害賠償に関する協議を行ったが、協議がまとまらず、令和4年6月、国家賠償法に基づく損害賠償請求の訴えを提起したというのがこの事案の概要であります。請求額は被害額6,700万円と遅延損害金であり、当市はこの損害賠償請求を拒否し、応訴しました。 私は、取りあえず、被害者側の訴状や当市の答弁書を読んでみて、主な争点は、元職員の行為がその職務と密接な関連を有する行為に該当するかどうかということだと思います。該当すれば、国家賠償法の要件を満たすことになります。 当市は、元職員の行為は横領行為や窃取行為という犯罪行為であり、福祉事務所の職務執行行為にはこのような犯罪行為は該当しないと主張しています。簡単に言えば、市としては、犯罪行為にまで責任を持てないということであります。 普通に考えてもすぐに返すのが当たり前だと思いますが、現在の状況について伺います。 発言事項5、まちづくり。 (1)駅北口土地区画整理事業・白子三丁目中央土地区画整理事業の進捗状況について。 当市は現在、駅北口土地区画整理事業・白子三丁目中央土地区画整理事業が進んでいます。駅北口土地区画整理事業については、併せて高度利用化に向けた計画も進んでいます。 そのようなことから、駅北口土地区画整理事業の進捗が重要と考えます。現在の駅北口土地区画整理事業の進捗状況と白子三丁目中央土地区画整理事業の進捗状況について伺います。 (2)(仮称)和光北インター東部地区土地区画整理事業計画の進捗状況について。 (仮称)和光北インター東部地区土地区画整理事業計画もコロナの影響で遅れているのかと思いますが、現在の進捗状況について伺います。 (3)国道254号和光富士見バイパス延伸計画について。 国道254号和光富士見バイパスの志木から富士見市の区間が来月7月29日、土曜日、15時に開通します。国道254号は、東京都文京区から埼玉県を南北に縦貫し、長野県松本市に至る延長284kmの一般国道です。 当市において、昨年この計画について、改めて説明会の開催要望が出されました。要望の中では、県、市担当課、そして市長の同席を求めています。説明会は7月1日に下新倉小学校体育館で開催する案内が今月の広報に掲載されていました。要望に沿った説明会となるのかを伺います。 1回目の質問は以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員の質問に対する答弁を願います。 石川教育長。     〔教育長(石川 毅)登壇〕 ◎教育長(石川毅) おはようございます。 それでは、発言事項1、教育行政、中学校建設についてお答えします。 中学校新設について、市民の皆様からの要望があることは認識しております。人口増加に伴う生徒数の推移等による中学校の適正規模・適正配置の観点を踏まえ、市長部局と十分に連携を図り、今後の動向を注視しながら検討してまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。     〔保健福祉部長(長坂裕一〕登壇〕 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 発言事項2、こども福祉、(1)子どもの貧困対策についてお答えいたします。 当市においては、経済的な困窮に限らず、世帯状況等から支援・配慮を要する児童及びその世帯については、市内公共施設を活用して教員OB等が学習の補助を行う学習支援事業や、子育て支援拠点において基礎的な生活習慣や学習習慣の定着を支援する、子どもの居場所支援事業等を実施しております。 対象世帯としては、生活保護世帯や就学援助世帯等、生活に困窮している世帯のみでなく、独り親世帯や保護者に疾患や障害がある、その他様々な状況により養育の支援を要する等、子育てにおいて支援・配慮を要する世帯を対象に事業を実施しております。 次に、(2)児童虐待防止対策についてお答えいたします。 まず、虐待通告件数につきましては、令和4年度は133件となり、その通告内容としましては、身体的虐待が35件、心理的虐待が78件、ネグレクトが20件となっております。年齢別内訳では、ゼロ歳児に係る通告が28件と最も多くなっており、前年度に比べ22件の減少となっております。 次に、和光市における虐待予防対策についてお答えいたします。 当市においては、妊娠期からの支援、乳幼児健診未受診者や居住実態が把握できない家庭、きょうだいへの虐待が見られた家庭への支援に当たり、各関係機関との情報連携を定期的に行い、必要な支援を早期に把握するとともに、ケースに関わる関係機関との役割分担により切れ目のない虐待予防に努めております。 また、令和7年度には、朝霞市内に児童相談所が設置されます。これにより、必要な家庭や児童に速やかな対応が期待でき、より一層連携強化することで児童虐待予防を行えるよう努力してまいります。 続きまして、発言事項4、元職員不祥事の対応について、順次お答えいたします。 初めに、(1)地域密着型サービス拠点整備補助金についてお答えいたします。 既に完成している施設に公的な補助金を交付することができるのかとの御指摘につきましては、当該案件は元職員の虚偽の説明・指導によって、本来は補助対象とならない完成済みの施設に補助金を交付したものであり、通常の事務執行においては補助金を交付できないものと認識しております。 次に、補助金により建設された施設を第三者に貸し付けるときは、あらかじめその承認が必要なのではないかとの御指摘については、この補助金制度は、施設の整備に関する補助金であることから問題はないものと考えておりますが、施設の運営を別の事業者に行わせる場合は、施設運営が適切に行われるかの確認は必要であると考えます。 当該事案においては、市は運営事業者を地域密着型特定施設に指定する事務手続の中で、運営事業者と整備事業者との間で結ばれた賃貸借契約書の写しの提出を求める等の確認を行っております。 次に、交付申請書も提出されていない、交付要綱がないため、申請手続が定められていなかったという御指摘については、当時、当該案件に係る交付手続は、国の要綱の準用や和光市補助金等の交付に関する規則により行ったものと認識しております。 しかしながら、その後の事務執行の中で、事務処理の目的・内容を明確にして、より適切に統一的な処理ができるようにする必要があるとの考えにより、当該補助金に係る交付要綱を整備いたしました。また、交付申請書の提出については、和光市補助金等の交付に関する規則第3条、補助金等の交付の申請の規定に基づくものと認識しており、交付決定後に事業者から提出されております。 交付申請書の提出がなく、交付手続を行ったことにつきましては、改善すべき事務処理であったと考えますが、後日提出された交付申請書により、法的な有効性に影響はないものと認識しております。 続いて、(3)元職員の業務上横領についてお答えいたします。 被害者の損害賠償請求の速やかな対応と、現状の状況についてという御趣旨と思われますが、現在、係争中であり、お互い主張を繰り返し行っている状況となります。 被害者の損害賠償請求の速やかな対応につきましては、相手方から国家賠償法に基づく損害賠償請求の訴えがありましたが、市といたしましては、元職員の行為は、横領行為または窃盗行為という犯罪行為であり、客観的に福祉事務所の職務執行行為に該当しない行為であるため、国家賠償請求には該当しないとの認識に基づき応訴したものです。そのため、司法の判断を受け、それに基づいて市が対応することが適切であると考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 斎藤子どもあんしん部長。     〔子どもあんしん部長(斎藤幸子)登壇〕 ◎子どもあんしん部長(斎藤幸子) 発言事項3、子ども・子育て支援について、順次お答えします。 初めに、(1)保育所待機児童の現状についてお答えします。 令和5年4月の入所状況としましては、定員2,226人から通園継続を希望する児童を除いた受入れ可能人数627人の募集に対して676人の申請がありました。受入れ枠の調整等を行い、入所した児童数は558人であり、入所を保留した児童数は、前年度から14人減少し118人となっています。前年同月と比較しますと、申請者数は11%程度減少している状況であり、また、国基準による待機児童数は前年同時期の10人から1人減少し9人となっています。 次に、(2)放課後児童クラブの現状についてですが、国の基準日となる令和5年5月1日現在の学童クラブの入所状況は、民設を含めた定員合計1,033人に対し、申請者数は1,026人となり、入所者数は957人、国基準の待機者数は21人となっています。前年同月の申請者数との比較では4.6%増加し、1年生及び4年生の申請が増えている状況です。 次に、(3)病児・病後保育の現状については、市内には病児保育施設が2か所あり、定員は7人となりますが、このうち1施設が令和4年4月から休止しているため、現在1施設、定員4人で事業を実施しています。 令和4年度の利用者数としては、延べ人数で29人となっており、新型コロナウイルス感染症の影響等により、定員に対して利用者数が少ない状況が続いています。 本年5月8日以降、新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ移行したことから、今後の利用希望の動向を注視してまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 田中総務部長。     〔総務部長(田中康一)登壇〕 ◎総務部長(田中康一) 発言事項4、元職員の不祥事の対応のうち、(2)元職員のパワーハラスメントについてお答えします。 職員の非違行為に対する制裁措置につきましては、地方公務員法に規定する懲戒処分として免職、停職、減給、戒告の4種類があります。 また、懲戒処分には至らない程度の行為に対しては、職員の職務遂行の改善を促すための措置として、当市では文書訓告、口頭厳重注意、口頭注意の職務上の指導を行っており、文書訓告はその中で最も重い位置づけとなります。 ○議長(富澤啓二議員) 香取建設部長。     〔建設部長(香取裕司)登壇〕 ◎建設部長(香取裕司) 発言事項5、まちづくりについて、順次お答えをします。 初めに、(1)駅北口土地区画整理事業・白子三丁目中央土地区画整理事業の進捗状況についてお答えをします。 まず、駅北口土地区画整理事業の進捗状況について、令和4年度末の仮換地の使用収益開始率は28.1%となっております。令和5年度は、建物等の移転8件、道路築造工事約300m、宅地造成工事約1,800㎡を予定しております。 今後も、引き続き合意形成を図り、早期完成に向け着実に事業を推進してまいります。 次に、白子三丁目中央土地区画整理事業は、令和4年度末の仮換地の使用収益開始率は86.8%となっております。令和5年度は、最後の物件移転1件、宅地造成工事約1,500㎡を実施します。 残事業については、道路築造工事が約200m、公園造成工事が3か所、宅地造成工事が約4,400㎡などを予定しており、令和8年度に全ての工事を完了し、その後、換地計画や清算金業務を行い、令和13年度に事業を完了する計画となっております。 次に、(2)(仮称)和光北インター東部地区土地区画整理事業計画の進捗状況についてお答えします。 (仮称)和光北インター東部地区土地区画整理事業は、面積約38haの土地区画整理組合施行の計画でございます。事業化に先立ち、市街化区域編入などの都市計画の変更手続を進めており、令和4年9月に都市計画法第16条第1項に基づく変更原案の説明会、令和5年2月に都市計画法第17条第1項に基づく都市計画変更案の縦覧を実施し、同年3月に埼玉県から市に対して案についての意見照会がなされ、埼玉県へ回答を行いました。 今後につきましては、都市計画決定の後に、令和5年9月の組合設立認可を目指し準備を進めてまいります。 次に、(3)国道254号和光富士見バイパス延伸計画についてお答えします。 令和4年12月定例会で採択された国道254号バイパスに関係する陳情書への対応ですが、埼玉県朝霞県土整備事務所と市が同席の上、市長も出席し、令和5年7月1日の土曜日に開催いたします。 陳情事項にある地域住民としてどのような地域を望んでいるのかなどを話し合う懇談会については、説明会の結果を踏まえて、どのような形で行うのがよいのか、開催に向けて検討をしてまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) 答弁ありがとうございました。 発言事項1、教育行政、中学校建設についてから、2回目の質問をいたします。 駅北口土地区画整理事業、(仮称)和光北インター東部地区土地区画整理事業も進んでいます。駅北口土地区画整理事業地内には長期未着手地域もあり、今後、まちづくりの進展により生徒数の増加が見込まれると思います。また、急に大きなマンションができたりということもあるかと思います。新設校開校までには、計画や工事期間も含め、最低でも四、五年は必要だと思います。 また今回、和光高校が3年後に統合されることが決まっており、閉校予定となっています。跡地の活用ができれば、これは和光市にとってはいいチャンスだと思いますが、いかがでしょうか。
    ○議長(富澤啓二議員) 石川教育長。 ◎教育長(石川毅) 今後のまちづくりの進展につきましては、状況を適切に把握していくとともに、議員のおっしゃるとおり、建設には期間を要しますので、人口増加及び生徒数の増加について十分に注視してまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 大野企画部長。 ◎企画部長(大野久芳) 議員御質問の現在の和光高校が統合された後の用地につきましては、現状といたしまして、埼玉県が所有している土地であるため、まずは県の施設としての今後の利活用が検討され、県としての活用がなかった場合には、次のステップとして地元地域のための活用について関係者への意向確認がなされるものと認識をしております。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) 企画部長から御答弁をいただきましたけれども、和光高校は、初めは和光市が用地をまとめて提供して造った学校です。教育関係とかそういう関係で必要がなければ和光市に返していただいて活用できるという御答弁だったかと思いますけれども、ぜひとも県と交渉して、和光市で活用できればと思います。 しかし、今、適正規模のことから3校体制、また4校にするかという問題もあります。また、教育学校、小中一貫教育などの選択肢もあるかと思います。このことも含めて、今後検討をしていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 次に、発言事項2、こども福祉、子どもの貧困対策について。 行政が行っている支援とは別に、民間の支援による貧困対策もあります。認定NPO法人や公益財団法人など、事業者の様々な活動によって支援の輪が広がっています。 当市において、民間による子供貧困対策活動をしている団体などはあるのか伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 民間団体による子供の貧困対策について、統計的な数字として正確な把握には至っておりませんが、貧困世帯に属する子供も含め、広く子供や子育て世帯を対象として、食事の提供や学習の支援を行う事業につきましては、複数箇所で実施されていると認識しております。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) 複数箇所で行っているということで、市内におけるこども食堂の状況についても伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 今の答弁と重複する部分もございますが、市内の複数の民間団体におきまして、定期的、あるいは非定期的に子供へ食事を提供する事業を実施していただいていると伺っております。 こども食堂の活動をしていく予定の地区社会福祉協議会があるとの報告も受けておりますので、今後、こども食堂の実態を把握し、市として必要な支援について検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) 先月だったか、テレビで和光市のこども食堂を運営している方についての報道がありました。その方たちもいろいろな地域の方に支援をいただいて、今運営をしているということでございますので、ぜひこども食堂を運営している方には、手厚い支援をしていただければと思います。 今、核家族化で一緒に御飯を食べられないことも多い子供がたくさんいますので、そういうところで楽しく食事を取るということはいろいろな面で有効的なことかと思いますので、ぜひ市としても支援のほどよろしくお願いいたします。 次に、(2)児童虐待防止対策について。 全国では相談件数が過去最多を更新したようです。当市の相談件数は22件減少したとの答弁がありました。減少した理由について伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 件数の増減につきましては、発生件数と認知件数の双方が関連します。一概に要因を特定することは困難ですが、例えばコロナ禍当初におきましては、長期間の外出自粛等により、家庭内不和が高まり、虐待案件が発生しやすくなるとともに、ふだん在宅していない方が在宅することにより、虐待案件を把握しやすくなったことが、通告が増加した一因であるとも認識しております。 令和4年度の通告件数が令和3年度に比べ20件ほど減少した点につきましても、継続して実施しているネウボラの取組による効果や、コロナ禍にあっても生活状況が安定しつつあること等が要因として考えられますが、令和4年度の通告件数は前年比で若干減少したとはいえ、コロナ禍前と比較すると以前高止まりといった様相を呈しておりますので、今後も迅速かつ適切な対応を継続してまいりたいと思います。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) 虐待についてなんですけれども、私も今、いつも夜に防犯パトロールを兼ねてウオーキングをやっているんですが、ところどころで大きな声が聞こえたり、そういうことがあって、これは虐待なのかそれともしつけなのか、判断が難しいところがあります。 今後、そういうところを見極める何かがないかなというのもあるんですけれども、令和7年には朝霞市に児童相談所が開設するということもありますので、そういう相談窓口が近くにできるということで、私たちも相談しやすいと思います。本当に全国で悲惨な事件がたくさん起きていますので、なるべくアンテナを広げて児童虐待が起こらないように取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に発言事項3、子ども・子育て支援について。 保育所待機児童の現状と課題、今後についてですが、国は、令和3年度から令和6年度末までに、新子育て安心プランを整備し、4年間で約14万人分の保育の受皿確保を目標に設定しました。ほかにも地域特性に応じた支援や魅力向上を通じた保育士の確保などもプランのポイントに据えています。保育士の確保は一番重要ですが、当市の取組と事業者への支援について伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 斎藤子どもあんしん部長。 ◎子どもあんしん部長(斎藤幸子) 和光市の保育士確保の取組としましては、令和4年4月に開設された和光市保育センターにおいて、保育人材確保事業として、和光市のホームページで市内の保育施設の職員の募集状況や現役保育士のインタビュー記事を掲載し、和光市で働く魅力について発信し、保育人材の確保に取り組んでおります。 また、事業者への支援としましては、民間保育所等における人材確保を図るため、保育士の宿舎を借り上げている事業者に対して、国の補助金を活用して補助事業を実施しているほか、保育人材確保促進に対する市独自の補助事業により、保育士の確保、雇用促進を図っております。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) 当市では、小規模保育事業所が大変多いと思います。3歳児からの受入れ状況について確認をさせてください。 ○議長(富澤啓二議員) 斎藤子どもあんしん部長。 ◎子どもあんしん部長(斎藤幸子) 3歳児からの受入れ状況については、令和5年4月の入所状況でお答えいたしますと、小規模保育事業所の2歳児クラスを卒園する児童で保育所を希望する児童は全て保育所の3歳児クラスに入所できており、小規模保育事業所からの継続した保育を確保できている状況でございます。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) 当市の待機児童は、国基準で9人とのことですが、白子二丁目、三丁目付近では、今、マンション建設が急激に進んでいますので、今後一気に増える可能性もありますが、今後の課題、また計画について伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 斎藤子どもあんしん部長。 ◎子どもあんしん部長(斎藤幸子) 待機児童の課題としましては、令和5年4月入所状況を見ますと、申込み受け付け時点では1歳児クラスの受入れ可能数190人に対して申込み者数が270人となり、申込み者数が受入れ可能数を80人超過している状況となっておりました。入所保留の児童数も最も多くなっていることから、今後の1歳児クラスの受入れ枠の確保が課題となります。 そのため、保育所や幼稚園において、多様な就労形態に伴う認定区分の変更にも柔軟に対応できる認定こども園への移行を推進するとともに、空き枠のある既存施設のゼロ歳児から空き枠のない1歳児への定員変更を各施設に働きかけ、市民ニーズに即した教育・保育提供体制の構築を行えるよう努めてまいります。 また、コロナ禍明けの人口動態や教育・保育ニーズの変化について、第3期和光市子ども・子育て事業計画策定に向けた調査・策定を令和5年・6年度の2か年度にかけて行い、令和7年度以降も引き続き、教育・保育提供体制の構築を行えるよう適切に取り組んでまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) ありがとうございました。 続いて(2)、放課後児童クラブの現状と課題、今後の計画についてですけれども、放課後児童クラブについても国基準で21人とのことです。 また、確認ですが、小4の壁がありますよね。和光市では今は6年生まで学童クラブに入所できるのですか。そこをお聞きして、また、今後の課題と計画について伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 斎藤子どもあんしん部長。 ◎子どもあんしん部長(斎藤幸子) 6年生につきましても、必要であれば入所できます。 今後の計画につきましては、現在、和光市の課題である待機児童の解消のため、放課後児童クラブと放課後子ども教室の一体的な実施を行っており、学童クラブ待機児童には、指定管理者の自主事業として、令和5年度より市内全域でわこうっこクラブの延長事業を実施し、放課後の居場所を確保しているところでございます。 また、コロナ禍明けの人口動態や学童ニーズの変化について、第3期和光市子ども・子育て支援事業計画策定に向けた調査・策定を先ほどと同じように令和5年・6年度の2か年度にかけて行い、令和7年度以降も引き続き放課後の居場所の確保に向け、適切に取り組んでまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) ありがとうございました。 次に、(3)病児・病後保育の現状と課題についてお伺いいたします。 病児・病後保育を利用するためには、どのような手続が必要なのか伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 斎藤子どもあんしん部長。 ◎子どもあんしん部長(斎藤幸子) 病児・病後児保育の利用手続につきましては、施設を利用する前に事前登録を行い、施設の利用予約をし、利用時に利用申込書と、医師の診断時にあらかじめ作成してもらった医師連絡票を併せて施設へ提出する必要がございます。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) これは改めてではなくて、前もって登録しておく必要があるということですよね。 先週、県内の高校で新型コロナウイルス感染症で学校閉鎖になった学校がありました。先ほどの答弁で、5月8日以降、新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ移行したことから、今後、利用希望の動向を注視してという答弁があったかと思います。このことも踏まえて、今後の課題と計画について伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 斎藤子どもあんしん部長。 ◎子どもあんしん部長(斎藤幸子) 今後の課題については先ほど答弁いたしましたが、利用に当たっての事務手続が煩雑であることから、預けたいときにすぐに預けることができないことが課題と考えております。 しかしながら、病気の子供を預かるという施設の性質上、手続を簡略化できない部分もあることから、今後、他自治体の状況等も確認の上、事務手続について検討してまいります。 また、病児・病後児保育の今後の計画につきましては、令和4年度の第2期子ども・子育て支援事業計画の中間見直しにおいて、「各施設の利用状況等を留意し、より利用者ニーズに合った見直しを検討する」と計画の一部を変更しました。今後の利用状況の動向等を注視し、より効果的な事業となるよう、利用者の視点に立った見直しを行ってまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) 子ども・子育て支援は、定職を持ちながら安心して子育てするために、仕事を辞めなくても子育てできる保育施設、病後保育施設の充実が大変重要だと思います。このことについてしっかりと進めていただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。 次に、発言事項4、元職員の不祥事の対応について。 今回、これが私の一番メインの質問とさせていただきます。 今日の埼玉新聞にも、和光市議会の一般質問、1番、元職員の不祥事ということで私の名前が出ていました。このことについて、少し長くなるかもしれませんけれども、適切な答弁をお願いできればと思います。 (1)地域密着型サービス拠点整備補助金について。 この地域密着型サービス拠点整備補助金は、国の地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金を財源とするものでありました。しかし、会計検査院の検査により国の交付要件に違反していると指摘され、平成26年3月、和光市は延滞加算金として1,111万500円を加えて5,611万500円を返還することになりました。ところが、和光市は国への返還に際して、事業者に補助金の返還を求めず、市の一般財源、すなわち市民の負担により返還しました。国の交付金により交付した補助金であるので、国への返還は当然事業者へ補助金返還を求めて返還すべきであります。市の措置は非常におかしい。 このことに関して、議会に設置された調査特別委員会は、昨年6月、最終報告書で、市に対して事業者に対する調査及びその結果に基づく補助金の返還請求を検討すべきであると指摘しています。現在の状況について伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 事業者への返還を求めることにつきましては、裁判所による判決後、判決の趣旨を十分に踏まえ、慎重に検討してまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) 慎重に考えていくということですけれども、この補助金は当時、市の職員でなかった元職員の不当な行為により引き起こされたとされています。元職員の責任は当然問うべきであります。しかし、補助金交付決定や国への返還は市の行政行為そのものであり、議会として果たすべきことは、市の行政行為が適正であったのか、不適正であったのかという視点できちんと議論しなければなりません。市は、まずこの補助金の交付手続がずさんで過ちであることを認め、その上で最終報告書の指摘に従い、速やかに事業者に対する調査を行い、その調査結果に基づき補助金の返還請求を検討すべきですが、現在の状況について伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 先ほども答弁させていただきましたが、当該補助金の交付手続につきましては、当時は国の交付要綱の準用や和光市補助金等の交付に関する規則により交付手続を行ったものと認識しておりますが、その後の事務執行の中で事務処理の目的、内容を明確にしてより適切に統一的な処理をするために必要であるとの考えにより、当該補助金に係る交付要綱を整備いたしました。また、当時、交付申請書の提出がなく交付手続を行ったことにつきましては、後日の提出により法的な有効性に影響はないものと認識するものの、改善すべき事務処理であったと考えております。 速やかに事業者に対する調査を行うことについては、市がここで独自に調査を行った場合、裁判への影響を与える可能性もありますので、補助金の返還請求につきましては、裁判所による判決後、判決の趣旨を十分に踏まえ、慎重に検討してまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) 今の答弁で、交付申請書の提出がなく交付手続を行った、後日提出、法的に問題がない、改善すべき事務処理であったとのことですが、このことがずさんであり、過ちだと思います。 改めてお聞きしますが、この補助金は、当時、市の職員でなかった元職員の不当な行為により引き起こされたとされています。元職員の責任は当然問うべきであります。しかし、補助金交付決定や国への返還は市の行政行為そのものであります。市は、まずこの補助金の交付手続がずさんで過ちであることを認め、その上で最終報告書の指摘に従い、速やかに事業者に対する調査を行い、その調査結果に基づき補助金の返還請求を検討すべきであると思いますが、改めて聞きます。いかがでしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 繰り返しの答弁となり、恐縮でございます。 当該補助金の交付手続につきましては、当時は国の交付要綱の準用や和光市補助金等の交付に関する規則により交付手続を行ったものと認識しておりますが、その後の事務執行の中で事務処理の目的、内容を明確にし、より適切に統一的な処理ができるようにする必要があるとの考えにより、当該補助金に係る交付要綱を整備いたしました。また、当時、交付申請書の提出がなく交付手続を行ったことにつきましては、後日の提出により、法的な有効性に影響はないものと認識するものの、改善すべき事務処理であったと考えております。 速やかに事業者に対する調査を行うことについては、市がここで独自に調査を行った場合、裁判への影響を与える可能性もありますので、補助金の返還請求につきましては、裁判所による判決後、判決の趣旨を十分に踏まえ、慎重に検討してまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) 補助金の返還請求、裁判所による判決後ということでございます。 今の答弁でも、後出しの補助金、交付申請書が有効なのか、私なりに今後よく調べてまた確認をさせていただきたいと思います。 次に、多くの市民はリーシェガーデン和光の建設費に不適切な補助金が交付されていることを知らないと思います。しかし、この補助金をこのままにしておくことは許されないと思います。前市長の不適切な補助金交付の責任について、後任の現市長が責任を持ってこの問題をきちんと処理して市民の信頼の回復を図ることを強く要望したいと思いますが、市長の見解を伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 柴崎市長。 ◎市長(柴崎光子) 事務が適正に執行されていた中では、執行権者である前市長の責任はあるものと考えておりますが、当該案件に関しましては、国が補助対象施設の変更を認めた旨の虚偽の説明を行ったことや、市長決裁を要する起案について部長の専決として処理をしたこと等、数々の適正さを欠く行為が原因で生じたものと認識しております。 現在、市は元職員と係争中であり、今の段階では前市長の責任の有無や程度について判断することは難しいと考えております。裁判が終わり、市の過失が認定された場合にはその内容が示されると思いますので、その内容については真摯に受け止め、市としてきちんと対応してまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) 裁判が終わり、市の過失が認定された場合は、その内容が示された時点で対応していただけるということで、よろしくお願いいたします。 次に、元職員のパワーハラスメントについて伺います。 訓告処分は、地方公務員法に基づく懲戒処分ではなく、懲戒処分は、戒告、減給、停職、免職の4つだと思います。文書訓告はこれよりも軽く、文書で注意するだけのものであると認識しています。 令和4年1月19日、第26回調査特別委員会の証人尋問の記録には、次のような記述がありました。たしか6ページだったと思います。 質問、元職員によるパワハラはどのようなものだったのか。 証人、まず、過度な報連相の強要です。重要でもなく、緊急でもない個別事案について詳細な報告を求められました。それをしないと厳しい叱責を受けるわけです。そうすると、職員は叱られるのを避けるため、できるだけ詳細に報告することになりますが、今度はそんな細かいことまで報告するなと叱られます。次第に職員の感覚も変わってきて、思考停止を生んだように思います。 また、裁判所に提出された陳述書には、次のような記述がありました。当時の保健福祉部の職員は、部長の指示に従わないと怒鳴られたり、罵声を浴びせられたり、書類を激しく机にたたきつけられたりしていました。部長に対して意見をすることができない状態にあり、思考停止状態に陥って、部長の指示にただ従うだけの人間になっていたように思います。 このような記述からも、元職員への処分は適切だったのか、改めてお伺いいたします。 ○議長(富澤啓二議員) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中康一) 御質問にお答えいたします。 当時、懲戒処分にすべきではないかという議論は確かにございました。しかしながら、一般に懲戒処分を行う場合には、いつ、どこで、誰に、どのような行為をしたかという具体的な事実関係を明らかにいたしまして、被処分者が公平委員会へ不利益処分の審査請求を行ったり、あるいは裁判所に懲戒処分の取消訴訟を提起していた際にも、それに抗し切れるだけの事実関係を把握する必要がございますが、本件におきましては、当時、それが難しい状況にございました。 こうした状況の中で、元職員に対してどこまで相応の指導ができるかということを熟慮した結果、まずは懲戒処分以外で最も厳しい文書訓告として、その後、なおもパワハラ行為が行われた場合には懲戒処分を行うという対応を行ったものです。このため、元職員に対しましては、文書訓告のほかに警告書を交付するとともに、誓約書を徴収いたしまして、併せてその後のパワハラ行為の有無を確認するためのモニタリングを実施しております。また、元職員と被害者を切り離すため、当該元職員を他部署へ異動させまして配置転換を行いました。 これらの一連の対応は、当時の状況から判断すれば、でき得る限りのやむを得ないものであったと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) 私も元職員が1階ロビーの保健福祉部のところで職員を立たせて叱責していたのをよく目撃していまして、部長にも市民が見ている前でこういうのはどうかということを2回ぐらい伝えたことがあります。この処分が適切であったのかどうかと私も思いますけれども、随分軽かったのかなと思います。 また、今、配置転換ということもありました。元職員は、その後、教育委員会へ異動になり、教育部長になりました。前市長は、この人事異動について、教育と福祉の連携のためと説明していましたが、保健福祉部長として部内をパワハラで混乱させた人物がどのようにして教育と福祉の連携をするのか、当時大きな疑問があったようです。この人事異動の後、教育と福祉に関する特別な施策が打ち出されたとは聞いていません。 前市長の一連の対応について、被害を受けた職員からは当時強い不満があり、その不満は今でも強く残っているようです。市長はこのことについてどう感じているのか伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 柴崎市長。 ◎市長(柴崎光子) 御質問は、その不満に対する私の感じ方ということでよろしいですか。そのことでしたら、私はその当時、強い不満があったというようなことは認識しておりませんでした。その後、今の状態は認識しておりまして、その当時のパワハラの話も伺っております。そのパワハラについて、市がこのような対応をしてきたということも伺っております。ただし、その当時、強い不満があったということについては、今の時点で認識しておりません。 また、当時の対応につきましては、先ほど総務部長から答弁いたしましたとおり、やむを得ないものであったと認識をしております。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) 当時は今の市長ではなかったので分からないこともあるかと思いますけれども、これまでにいろいろな資料やこのことについて市長なりに勉強されてきたと思っています。このパワハラの申立てをした20人の職員、今も在籍している方もおられると思いますけれども、本当に気持ちが傷ついた方が多いと思っていますので、今後、市長におかれましては、このこともしっかりとまた調査していただき、二度とこういうことが庁内で起こらないようにしていただければと思いますので、ぜひよろしくお願いをいたします。 次に、(3)元職員の業務上横領について。 被害者から現金やキャッシュカードを預かったのは、元職員個人ではなく当市であると私は認識しています。このことは重要だと思います。当市は、福祉行政の一環として預かったのであり、きちんと管理し、持主に返還し、適切に処理する責任があります。さらに、元職員は保健福祉部長という要職にあり、その上司は副市長を除けば前市長のみでありました。前市長にも管理監督責任があったと認識しています。 法律論としては、市には言い分があるかもしれませんが、市が預かったものは市の責任で持主にきちんと返すのが本当ではないかと思います。これを返すのが健全な常識であると思います。このことについて、市長の見解を伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 柴崎市長。 ◎市長(柴崎光子) 当該事案につきましては、お預かりした資産の保管が適切とは言えなかったことから、和光市金庫管理運用規則に基づき、金庫管理を適正に実施しております。 また、被害者への対応につきましては、司法の判断を受けまして、それに基づいて行うことが適切であると考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) 被害者は何も悪いことをしていないのに多額の被害を受けました。元職員の刑事裁判が終わり、市に預けていた財産の返還を求めたところ拒否されました。その悲しみや落胆について、市は何とも思わないのでしょうか。さらに、訴訟となれば、被害者には物心両面の負担がかかることになります。裁判は長期にわたるおそれがあり、その間、被害者は救済されないままであります。本来、福祉行政で保護されるべき人にこのような苦痛を与えていいのでしょうか。このことについても市長に伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 柴崎市長。 ◎市長(柴崎光子) 被害に遭われた方に対しては、大変な被害を受けられたことに対しては本当に申し訳ないと思っております。ただし、この事案につきましては、元職員の横領行為または窃盗行為という犯罪行為によるものであります。そのため福祉事務所の職務執行行為には該当しないと考えております。本来、福祉行政で保護されるべき人には、引き続き必要な支援を行ってまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) この訴訟に応訴したことは、市にとって名誉なことではありません。なぜ応訴したのか、疑問に思っている市民は少なくないと思います。市の福祉行政として、被害者に寄り添うべきであるにもかかわらず、あえて争っているという批判が多くあります。裁判の結果は予測できませんが、仮に敗訴したとすれば多額の遅延損害金を払うことになります。遅延損害金は、年0.05%なので、1年で335万円になります。5年になれば1,675万円になると思います。市としては大きなリスクであります。 最近の例では、当市は分限休職処分無効判決確定に伴い多額の賠償金を支払いましたが、この裁判は最高裁まで裁判を続け、結局敗訴しました。その結果、年0.05%の多額の遅延損害金を支払わざるを得なくなり、市の財政に大きな負担を与え、それが市民の負担となりました。その上、被害者にも長い期間苦痛を与えました。このことを教訓にすべきで、さらに弁護士費用も無視できません。着手金が167万6,500円のほか、本件の処理に要する様々な費用がかかります。このほか成功報酬として400万円が見込まれています。 この裁判の意義から見て、このような費用をかけて争うべきなのか疑問に思うのは私だけでしょうか。この裁判にはこのようなマイナス面がありますが、市長の見解を伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 柴崎市長。 ◎市長(柴崎光子) 議員のおっしゃるとおり、この裁判費用も決して少額とは考えておりませんが、公費による訴訟の提起は、元職員の犯罪行為の全容を究明し、市民への説明責任をしっかり果たすべきものと御理解いただければと思います。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) この裁判は、どのように進むのか予測できません。しかし、争うだけが最善ではないと思います。特に、被害者は福祉の保護を受けるべきであるのに、逆に大きな被害を受けています。さらに裁判を続けるという二重の負担を受けることになっています。その苦痛と心情を考えた方策を検討してはどうでしょうか。それは、同時に市の福祉行政の基本につながると考えます。 さきの議会では、一旦市が被害者に賠償して、その後原因者に求償するという検討をしてはどうかという提案があったと聞いています。この提案は、国家賠償法の第1条第1項で公共団体が公務員に代わって賠償し、第2項では公共団体がその原因の公務員に求償するという考え方に沿っています。被害者の救済と加害者の責任とのバランスの取れた案であり、検討すべきだと思います。この提案に対して、以前の議会で保健福祉部長から、予算について議会の議決を必要とするので難しいという答弁があったと聞いています。議会に提案しないうちに難しいと言うよりも、議会に提案をしてはいかがでしょうか。その提案を受けて、議会で十分に審議させていただきます。ぜひこの提案をしてもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 被害を受けられた方は福祉の保護を受ける立場の方であったと思います。ただ、元職員の犯罪行為に対する損害賠償についての予算は、裁判所の判決により市が責任を負うべき部分が明確になった際に速やかに議会へ提案し、御審議いただくものと認識しております。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) 今、二者択一の岐路に立っていると考えます。このまま訴訟を続けるのか、それとも一旦市が被害者に賠償して、その後原因者に求償することを選択するのか。一旦市が賠償することは、市にとって不名誉なことではありません。裁判を続ける負担がなくなり、かつ、もし敗訴になった場合は不名誉と多大な金銭的負担を避けることができます。大きく見れば、市は真摯に被害者と向き合ったという評価が得られると思いますが、市長の見解を伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 柴崎市長。 ◎市長(柴崎光子) 先ほども答弁したとおり、司法による判断を受けまして市が責任を負うべき部分が明確になりましたら、それに対する賠償を行うことが適切であると考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。 ◆18番(吉田武司議員) 先ほどの遅延損害金のところで0.05%と言いましたけれども、5%の誤りでした。訂正をお願いいたします。 元職員の犯罪行為の全容究明、市民への説明責任はもちろんですが、被害者へ寄り添った対応が一番だと思います。もし私が被害者だとしたら、一番にお金を返してほしい。その間、その方が施設に入っていたとすれば、施設のお金がかかります。その親族、家族にも多大なる負担がかかっていることと思います。人情的に見ても、これは返さなければいけない、市が代わりに返すのが当たり前だと私は思っております。ぜひ一番早くお金を返還していただき、被害者の方の傷を少しでも癒してあげていただければと思います。 発言事項5、まちづくりについては次回にいたします。ありがとうございました。 ○議長(富澤啓二議員) 以上で18番、吉田武司議員の質問は終了しました。           --------------------- △休憩の宣告 ○議長(富澤啓二議員) 一般質問の途中ですが、ここで暫時休憩します。午前10時45分 休憩午前11時00分 開議  出席議員   18名  1番   2番   3番   4番   5番   6番   7番   8番  9番  10番  11番  12番  13番  14番  15番  16番 17番  18番  欠席議員    0名  職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(前に同じ)  地方自治法第121条の規定による説明のための出席者(前に同じ) △開議の宣告 ○議長(富澤啓二議員) 休憩を閉じて、会議を再開します。           --------------------- △市政に対する一般質問(続き) ○議長(富澤啓二議員) 次に進みます。 発言順位2番、17番、内山恵子議員、通告書に従い、お願いします。     〔17番(内山恵子議員)質問席〕 ◆17番(内山恵子議員) 17番、緑風会、内山恵子です。 議長のお許しを得ましたので、通告に従って一般質問をいたします。 発言順位1、健康づくり。 (1)ヘルスサポーターについて。 和光市では、平成25年からヘルスサポーター養成講座を開講し、自分自身や家族の健康づくりのほか、地域での健康づくり活動を行う市民ボランティアを育成しております。人と地域のつながりを大切にし合う仲間がつくれる講座、健康・食事・介護等について各分野の専門家の分かりやすい講座が受講できると大変評判です。事業の概要と現在までの養成者数とその活動状況について伺います。 (2)フレイル予防事業について。 フレイルは、介護が必要ではないが心身が衰えている状態を言います。虚弱を意味するフレイルティが語源で、日本老年医学会が2014年に提唱いたしました。 フレイルの人は、健康な人と比べると死亡リスクが2.4倍、認知機能の低下が3.5倍上がるという研究結果もあります。要介護の状態からぴんぴんしたところまで戻すのは非常に難しいですが、適切な対応を取れば健康な状態に戻せるのがフレイルの特徴です。栄養、運動、社会参加の3つがフレイル予防には重要です。 令和5年度は、和光市でもフレイル予防のためのちょい足し事業を行います。和光市のちょい足し事業の概要、狙い、期待する効果について伺います。 発言順位2、男女共同参画。 (1)男女共同参画の意識啓発について。 6月23日から29日は男女共同参画週間です。今年のテーマは、男女のパートナーシップについて考えるであります。男性と女性が職場で、学校で、地域で、家庭でそれぞれの個性と能力を発揮できる男女共同参画社会を実現するには、政府や地方公共団体だけでなく、国民1人1人の取組が必要です。私たちの周りの男女のパートナーシップについて、この機会に考えてみることを呼びかけているものです。 男女共同参画推進本部は、男女共同参画社会基本法の公布、施行日である平成11年6月23日を踏まえ、毎年6月23日から29日までの1週間を男女共同参画週間とし、様々な取組を通じて男女共同参画社会基本法の目的や基本理念について理解を深め合うことを目的としております。 そこで、和光市が行う男女共同参画週間の啓発事業について伺います。あわせて、令和5年度の事業として和光市が行う男女共同参画事業の概要を伺います。 発言順位3、防災。 (1)学校の水害対策について。 文部科学省は、今年5月に学校施設の水害対策を推進するための手引きを公表しました。発生頻度の高い10年に一度の降雨を想定し、屋外にある受変電設備のかさ上げ、30年に一度の降雨を想定し、職員室・給食室前に止水版を設置、100年に一度の降雨を想定し、校舎・体育館など全体のかさ上げなどを検討するよう促しました。 近年多発している豪雨災害では、学校施設の浸水被害も相次いでおり、文部科学省は迅速に対応を進めることで児童・生徒の安全確保を図り、住民の避難場所としての機能強化にもつなげようとしております。 そこで、和光市の学校施設で影響するところはあるのか。あるならば、どのように対応していくのか伺います。 (2)国の防災基本計画の修正と和光市地域防災計画への影響について。 大規模災害の被災地に支援を行き渡らせる仕組みが新たに動き出しました。政府の中央防災会議は、5月に防災基本計画を修正し、支援に当たる行政やボランティア団体、住民との調整となる災害中間支援組織の育成強化を打ち出しました。家屋の修理や重機作業など団体の専門分野を把握し、被災者のニーズに合った迅速な支援につなげる狙いです。その実効性を高めるためには、関係機関が平時から情報共有を密にする必要があります。 そこで、国の防災基本計画の修正と和光市地域防災計画への影響について伺います。 (3)令和5年度の防災訓練について。 新型コロナウイルスが5類に変更され、様々なイベントが再開されております。和光市の地域防災訓練も令和5年度は行われる予定と伺っております。 そこで、和光市が予定している地域防災訓練について伺います。あわせて、令和5年度和光市がほかに予定している防災訓練があればお願いいたします。 (4)防災の担い手の育成について。 昨年度までは認定に至っていなかったBOSAIまちづくり伝道師養成講座ですが、未実施の講座を行い、防災伝道師の認定を行うことについて、今年度はどのように考えているのでしょうか。また、令和5年度に新たに計画しているBOSAIまちづくり伝道師養成講座の開催について伺います。 以上1回目の質問です。御答弁お願いいたします。 ○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員の質問に対する答弁を願います。 長坂保健福祉部長。     〔保健福祉部長(長坂裕一)登壇〕 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 発言事項1、健康づくりについて順次お答えいたします。 初めに、(1)ヘルスサポーターにつきましては、和光市健康づくり基本条例第14条に基づき、健康づくりに関する施策の推進を図るための市民ボランティアとして、5日間のヘルスサポーター養成講座の実施により育成をしております。 当養成講座は、市民の健康の維持・増進や疾病予防など、地域の健康づくりの向上を図ることを目的とし、子供から高齢者まで年齢・性別等にかかわらず、幅広い健康づくりに関する内容について専門知識を有する講師から学んでいただき、市全体に健康づくり施策を展開することを目指すものです。 令和4年度末のヘルスサポーター養成講座登録者数は308人で、主な活動として、健康フェアや集団健診等での事業協力、ウオーキング、ラジオ体操会などの自主活動を通じ、地域における健康づくりに御尽力をいただいております。 次に、(2)フレイル予防事業について、本年度から取り組んでいるちょい足し事業の概要、狙い、期待する効果についてお答えいたします。 ちょい足し事業は、東京都健康長寿医療センター研究所との健康づくり及び介護予防推進に係る包括協定に基づく共同事業として、市民が自主的に活動している取組に、運動や栄養、口腔機能等の向上を図る取組を専門的な見地からちょっと足すイメージの事業でございます。その実施に当たっては、参加者の中に世話役を設け、その世話役がプログラムを習得し、他の参加者も巻き込みながら共に取り組む形で行い、効果が担保された継続した取組となるよう、効果検証も行うこととしております。 当事業の狙い、効果といたしましては、自主的な活動の場においてフレイル予防に取り組む機会を創出し、仲間と一緒に楽しく続けることにより、市民が自ら介護予防活動や健康づくりに取り組めるようになることを期待するものとなっております。 ○議長(富澤啓二議員) 田中総務部長。     〔総務部長(田中康一)登壇〕 ◎総務部長(田中康一) 発言事項2、男女共同参画について、順次お答えいたします。 初めに、(1)男女共同参画の意識啓発についてですが、男女共同参画週間は、男女共同参画社会基本法の目的や基本理念に関する理解を深め、社会のあらゆる分野で男女共同参画社会の実現に向けた様々な取組を通じて国民の機運を醸成することを目的に毎年実施されているものであり、毎年6月23日から29日までを男女共同参画週間としています。 市では、この期間に合わせ、市役所1階ロビーにて市民への性的マイノリティーへの理解促進を図るため、「多様な性、知っていますか?」をテーマにパネル展を開催いたします。また、子供たちに男女共同参画への理解を深めてもらうため、学校の協力を得まして、市内小学校3年生の児童へ和光市男女共同参画推進条例のパンフレットを配付いたします。 次に、(2)令和5年度事業についてですが、10月から11月頃に市民、市内事業者及び市職員を対象とした男女共同参画セミナー及び第二中学校全学年を対象としたデートDV防止セミナーを開催する予定です。 さらに、男女共同参画についての理解を深めるため、3月号広報紙において、和光市男女共同参画情報紙「おるご~る」を発行し、周知を図ってまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 寄口教育部長。     〔教育部長(寄口昌宏)登壇〕 ◎教育部長(寄口昌宏) 発言事項3、防災、(1)学校の水害対策についてお答えします。 文部科学省が公表した学校施設の水害対策を推進するための手引きについて確認いたしましたが、本市の学校施設に影響するところは、現時点ではないものと確認しております。しかしながら、水害については、今後の状況をしっかりと注視してまいりたいと思っております。
    ○議長(富澤啓二議員) 中川危機管理監。     〔危機管理監(中川宏樹)登壇〕 ◎危機管理監(中川宏樹) 発言事項3、防災、(2)から(4)について、順次お答えします。 初めに、(2)国の防災基本計画の修正と和光市地域防災計画への影響については、主に災害ボランティアセンター設置予定場所を明記することや、避難行動要支援者名簿及び個別避難計画の作成等にデジタル技術を活用するよう積極的に検討することとされていますが、埼玉県地域防災計画の修正等を踏まえ、和光市地域防災計画に反映させることを検討します。また、要配慮者に対して円滑な情報伝達ができるよう、多様な情報伝達手段の確保に努めるという点につきましても、適宜対応していく予定です。 次に、(3)令和5年度の防災訓練についてお答えします。 令和5年度の訓練については、和光市地域防災訓練を6月25日の日曜日に市内全小・中学校、総合体育館、白子コミュニティセンターにて実施する予定です。 訓練内容は、避難所開設、災害時トイレ組立て、通信、救援物資受入れ、仮設給水所設置、消防団による被害状況報告・警戒、朝霞地区医師会による救護所開設などを予定しています。 市民等への周知については、広報わこう6月号に掲載、ホームページ、防災防犯メール、LINE、ツイッター、ナナコライブリーエフエム、また各自治体にて周知をしています。 次に、(4)防災の担い手の育成についてお答えします。 防災の担い手ということで、BOSAIまちづくり伝道師養成講座を8月20日、日曜日から12月17日、日曜日までの間に全5日間の日程で実施する予定です。新規の申込者は、本日、6月19日現在で8名であります。 また、令和2年度、3年度、4年度で未受講の講座がある28名の方についても、つなぎとして今年度受講できるように確実に御案内しているところです。 ○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。 ◆17番(内山恵子議員) 御答弁ありがとうございました。 1の健康づくりから、順次、2回目の質問をいたします。 まず、ヘルスサポーターの方向性について。 平成28年3月定例会で行った一般質問では、平成34年度末までにヘルスサポーターを1,000人養成すると御答弁をいただきました。目標年に達した現在、1,000人養成の目標は未達成の状況だと認識しますが、ヘルスサポーターの活用の方向性に変更があったのでしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 第二次健康わこう21計画においても、平成39年度末までにヘルスサポーターを1,000人養成することを目標としています。 今年度、当該計画の中間見直しに当たりまして、サポーター目標人数を現状に合わせて見直す予定としております。 見直しの方向性といたしましては、養成人数のみを指標とするのではなく、その活動内容にも重点を置き、現在運営いただいている自主活動を他の地域活動とうまく連動させながら、市の様々な施策の中の一つとして健康づくり施策の推進を目指してまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。 ◆17番(内山恵子議員) ヘルスサポーターの人数を重視するのではなく、活動内容を重視するということですが、ヘルスサポーターの中にウオーキングの会というところで活動している方もいますが、今、防災ウオーキングというものがはやっています。災害時の避難を意識しながら正しい姿勢で軽快に歩く防災ウオーキング。体力の向上と避難場所までの経路確認ができるので一石二鳥の取組です。ヘルスサポーターの自主活動にあるウオーキングの会でも防災の要素を取り入れたウオーキングを取り入れてはいかがでしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 先ほど答弁させていただきましたとおり、ヘルスサポーターの自主活動と他の地域活動との連動による健康づくり施策を目指してまいりたいと考えております。議員から御指摘いただいた防災ウオーキングにつきましても、今後、関係課所等と連携しながら検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。 ◆17番(内山恵子議員) ぜひウオーキングのときに、和光市のハザードマップを持って行っていただけるようにアピールをしていただければと思います。 続いて、フレイル予防について。 私の出身地である新潟市では、誰もが住み慣れた地域で元気に暮らし続けられるよう、市民の健康寿命延伸のための取組を進めております。加齢が原因で心身の働きや社会とのつながりが弱くなった状態の多くの人が、健康な状態からフレイルを経て介護状態となりますが、高齢者がフレイルの兆候に早めに気づき、予防や改善ができるように、令和5年度から新潟市全域でフレイルチェックを行っています。市内の各会場では、65歳以上の運営ボランティア、フレイルサポーターが参加者と一緒になって身体機能の測定や健康状態の確認を行い、健康づくりの場として、高齢者同士の交流の場として活用し、誰もが個性と能力を発揮しながら心豊かに暮らせる社会を目指しています。 フレイルチェックには、会場での測定会のほか、自分自身でできるセルフチェックや自宅で簡単に体を動かせる筋トレ系の体シャキ体操、夏の新潟の最大イベントである、そして地域の幅広い世代になじんだ総おどりを活用した総おどり体操によりフレイル予防を進めております。この総おどり体操は、佐渡おけさのフレーズを使った体操で、有名な振りつけ師のパパイヤ鈴木氏が振りつけを担当しており、大変親しみやすい体操になっております。 和光市では、個人に向けたフレイル予防は何かあるのでしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 当市の個人に向けたフレイル予防の取組につきましては、高齢者の閉じ籠もり防止の観点から、参加者お一人お一人が実施場所に出向いて事業に参加する形式で行っております。具体的には、市内6か所の介護予防拠点での事業や、市内10か所で実施しているうぇるかむ事業などがございます。 在宅で取り組む個人向けの事業は、現在のところ実施しておりませんが、新型コロナウイルス感染症がはやっていた際に介護予防拠点のスタッフが作成した動画を現在も視聴可能となっております。 ○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。 ◆17番(内山恵子議員) 拠点における個人に向けた対策、それからコロナのときに作成した動画、そういう素材はたくさんあるんですけれども、これがもっと幅広く活用されるようなアピールと、それから新潟のように幅広い世代が踊りを踊るという、そのような地域の特性を生かした事業にも今後着目していただければと思います。 続いて、男女共同参画について、2回目の質問をいたします。 パートナーシップ・ファミリーシップ制度が、昨年、和光市で始まりました。現時点でそれを利用している人は何人いるのでしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中康一) 現時点で1組の方に届出受理証明書を交付しております。 ○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。 ◆17番(内山恵子議員) まだそれほど利用がない状況ですが、今後の社会において必要なものだと思いますので、しっかりとアピールと啓発、そしてそういう人たちが利用したくなるような制度にしていっていただきたいと思います。 性的マイノリティーの理解促進を進めている東京都世田谷区では、災害時に水門の閉鎖などに従事して死亡した場合に支給される遺族への補償金について、同性のパートナーも支給の対象とすることを決めました。これは全国的にもかなり珍しい取組です。大雨などの災害時に一般の人が水門を閉鎖したり、土のうを積んだりするといった水防に携わって死亡した場合、国の制度に基づいて遺族に補償金が支給されますが、同性のパートナーは対象になっていません。全国に先駆けて同性カップルを結婚に相当する関係と認めるパートナーシップ制度を設けるなど、性的マイノリティーの理解促進を進める世田谷区は、同居して生計を共にするパートナーについても、独自に補償対象とすることを決めました。 世田谷区は、昨年度、災害の犠牲者の遺族に支給する災害弔慰金でも同様の取組を始めていて、区長は、「当事者の数は多くはないかもしれませんが、結婚している人たちのみに認められて、制度としておかしいと感じるものは順次対応していきたい」と話をしています。 和光市においては、同様の取組は行われているのでしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中康一) 御質問にお答えいたします。 和光市では、災害弔慰金を支給する制度はございますが、現在、支給する遺族の範囲には、パートナーシップを届け出たパートナーの方は含まれておりません。 また、水防従事での死亡遺族への補償金の支給制度につきましては、和光市にはございません。 ○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。 ◆17番(内山恵子議員) パートナーシップ制度を利用している人と結婚をしている人たちとで、それぞれ国が定めているものについては、どうしようもないところがあるのですが、和光市で何とかなるような、そういう定めているものについては、差別がないよう、全庁的に洗い出して対応していただきたいと思います。 全庁的ということで、今年10月から組織が改編されます。そして、男女共同参画も総務部から企画部の所掌へと移ります。このことによって、男女共同参画が全庁的に行き渡ることが期待されるのですが、和光市としては、10月以降、男女共同参画をどのように進めていくのでしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中康一) 御質問にお答えいたします。 今回の10月の機構改革におきまして、男女共同参画に関する事務につきましては、企画部へ移管されることになります。近年における新たな取組として、ダイバーシティやLGBTQなどへの対応は重要となってくることから、企画部に位置づけることで、市が進める政策において全庁的に男女共同参画の視点を持って事業が推進されるよう取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。 ◆17番(内山恵子議員) ぜひよろしくお願いいたします。 最近は、育児と身内の介護を同時に担うダブルケアにより孤立する女性が増えています。結婚年齢が遅くなると、それに伴い、出産年齢も遅くなります。平均寿命が延びてきていることもあり、これがダブルケアの背景となります。 行政の対応は縦割りで、育児と高齢者の介護は窓口が異なり、ワンストップで相談を受ける体制を整えているのは東京都港区や堺市など一部にとどまっています。介護保険などケアを受ける人を対象とした制度づくりが進んだ一方で、担い手を支える視点が欠けているのが現状です。 担い手は働く世代が多く、育児と介護のダブルケアラーの半数が30代から40代の女性で、離職するケースも目立っております。女性の就労だけでも当該女性に対する働きかけをしたところで解決には至りません。解決するためには、全庁的に取り組む必要があります。問題の解決には、縦割りの組織に横串を刺して、問題の根本から解決する必要があります。10月以降、企画部へ位置づけることで、市が進める政策において全庁的に男女共同参画の視点を持って事業が推進され、和光市の男女共同参画をさらに前に進めることを期待いたします。 続いて、防災について。 学校の水害対策について。 6月2日、和光市でも大変激しい豪雨がありました。そのときに学校の施設には被害があったのでしょうか。また、あったとして、それはどの程度だったのでしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 寄口教育部長。 ◎教育部長(寄口昌宏) さきの豪雨では、第三中学校で倒木がありましたが、学校施設への大きな被害はございませんでした。 ○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。 ◆17番(内山恵子議員) 和光市内の学校施設で教育に影響を及ぼす被害が起きなかったことは大変よかったと思います。 豪雨災害の頻発と激甚化で、学校施設の浸水被害も大変増加しております。2018年の西日本豪雨では667校に被害が出て、最大時に2,252校が休校しました。2019年10月の台風19号では、被害校数は2,170校であり、294校が休校になりました。 文部科学省は、手引きに基づく対策の実施が、被災後の学校の早期再開にもつながると期待をしております。また、ハード面で取るべき対策と併せて、危機が予測される場合の事前休校や早めの下校などを行うための判断基準、臨時休校などの事前の対応がない中、局地的な豪雨など突発的な気象災害が発生した場合を想定してマニュアルを策定することもソフト面の対策として求められておりますが、和光市の学校ではマニュアルの整備等はどのような状況なのでしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 石川教育長。 ◎教育長(石川毅) 現在、各学校で作成している防災マニュアルにつきましては、突発的に発生する突風や豪雨、それから竜巻を想定した対応についても規定しております。突発的に気象災害が発生するときには、各学校は教育委員会と連携を図りながら、マニュアルに準じて対応することになります。 今後も子供たちの安心・安全の確保のためにも気象状況を見極めながら、適切に対応していきたいと思います。 ○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。 ◆17番(内山恵子議員) 年々豪雨災害は非常に激甚化している状況です。マニュアルもその被害状況から、適宜の見直しを要望いたします。 続いて、先日の台風の影響での豪雨、和光市でも災害対策本部が開設され、自主避難所が開所されました。当日の和光市の対応について時系列で伺います。 また、情報発信についてはどのように行ったのでしょうか。状況把握及び関係部署との情報共有について、そして、災害対策本部の立ち上げと避難所開設についてはどのように判断をして行ったのか伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 中川危機管理監。 ◎危機管理監(中川宏樹) あくまでも本部長の決断と指示に基づき、昼夜にわたり迅速かつ冷静に対応できました。 当日6月3日は、午前零時20分に土砂災害警戒情報が発表されたため、本部長指示に基づき午前零時58分、和光市災害対策本部開設を宣言。同時刻、白子コミュニティセンターと新倉北地域センターを自主避難所として開所。朝方午前5時00分に警戒解除により5時27分、災害対策本部と自主避難所の閉鎖を宣言いたしました。 人的被害及び避難者はありませんでした。 情報発信については、昼夜にわたりホームページ、防災情報メール、ツイッター、LINEで発信、夜間の大雨であったため、二次被害防止に鑑み、防災行政無線、#和光市災害は使用しませんでした。 また、庁内の各部局とは自治体専用のツールを使い、クロノロジーとして時系列で情報を共有し、関係機関の埼玉県、和光消防署、朝霞警察署とは災害情報支援システムと電話で情報共有しました。 ○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。 ◆17番(内山恵子議員) ありがとうございました。非常に激しい雨の中、夜も終日対応していただきましてありがとうございます。幸い和光市内で大きな被害がなかった、その中で皆様がずっと夜通しでパトロール、そして避難所の開設等対応していただいて感謝いたします。 続いて、国の防災基本計画修正と和光市地域防災計画の影響については、埼玉県地域防災計画の修正等を踏まえ、和光市地域防災計画に反映させることを検討するとのこと、また、要配慮者に対して円滑な情報伝達ができるよう多様な情報伝達手段の確保に努めることに適宜対応していく予定とのことですが、和光市の特性を踏まえ、先行的に検討できることは、埼玉県の計画修正を待たず検討していただくことを要望いたします。 続いて、(3)の令和5年度の防災訓練については、和光市地域防災訓練を6月25日、日曜日に実施とのことで、承知いたしました。 様々な手段で市民への周知を行っていることも承知いたしました。有意義な訓練になることを期待いたします。また、次の機会に成果等について伺いたいと思います。 また、昨年はわぴあでBOUSAIフェアを行いました。令和5年度もBOUSAIフェアは行うのでしょうか。行う場合は、早い段階で内容と参加可能な伝道師をしっかり確保することが必要と考えますが、それについてはどのようなスケジュールになっているのでしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 中川危機管理監。 ◎危機管理監(中川宏樹) 今年は10月22日、日曜日に和光市総合体育館にて開催を予定しております。現在、内容等については検討しており、決定次第、必要に応じて伝道師の方々にも周知してまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。 ◆17番(内山恵子議員) BOUSAIフェアについて、10月22日に開催ということで承知をいたしました。これも昨年のように盛り上がる訓練にしていただきたいと思います。 続いて、(4)防災の担い手の育成について、2回目の質問をいたします。 今年予定しているBOUSAIまちづくり伝道師養成講座では、今年の1月に埼玉県が実施する埼玉県自主防災組織リーダー養成指導員養成講座を修了し、認定された指導員を講師として活用する予定はあるのでしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 中川危機管理監。 ◎危機管理監(中川宏樹) 自主防災組織リーダー養成指導員については、埼玉県が自主防災組織のリーダーを促進するため、平成26年度から防災に関する研修等の指導者として埼玉県自主防災組織リーダー養成指導員を認定し派遣していることから、講師の依頼をする際には、和光市が推薦し、1月に県の講座を受講し、認定を受けた和光市の自主防災組織リーダー養成指導員の中から、令和5年度の和光市BOUSAIまちづくり伝道師養成講座の講師をしていただけるよう依頼する予定であります。 ○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。 ◆17番(内山恵子議員) 講師として活用するということで、承知いたしました。せっかく資格をとってもそれを発揮する場がなければどんどん刀はさびてしまいます。まだまだ頭が柔らかいうちにしっかりと経験を積ませて、和光市の指導員を育成していただきたいと思います。 今年の3月に埼玉県は、埼玉県自主防災組織リーダー養成指導員やイツモ防災インストラクターに支払っていた講師謝礼の支払いを、突然、埼玉県の計画する防災講座のみとして、市町村の実施する防災講座の講師謝礼は、担当する自治体が支給することに変更いたしました。近隣の自治体では、予算が確定してからのことで大変戸惑っております。そして、講師謝礼の捻出に頭を悩ませていると伺っておりますが、和光市ではどのように対応するのでしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 中川危機管理監。 ◎危機管理監(中川宏樹) 議員の御指摘のとおり、令和5年度の講師謝礼については、埼玉県が定めた要領のとおり、県による謝礼の支出を想定していたため、予算計上はしていませんでしたが、令和5年4月1日の同要領改定により、県が負担しないことと決定したため、現在当市においては何らかの措置を検討しているところであります。 ○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。 ◆17番(内山恵子議員) ぜひ講師の謝礼の確保をお願いいたします。 続いて、平成30年9月の一般質問で伝道師とヘルスサポーターとの連携について質問いたしました。そこでいただいた御答弁では、ヘルスサポーターは平時、地域の健康づくりなどに焦点を当てていますが、その活動は、災害発生時に特に避難所生活での活躍が大いに期待されていますので、災害時における防災と健康の相互連携について、その在り方を保健福祉部と協議しますとともに、両者の講座で双方の活動について紹介していければと考えていますといただきましたが、その後協議等はされたのでしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 中川危機管理監。 ◎危機管理監(中川宏樹) ヘルスサポーターとの連携に関しては、伝道師養成講座との情報交換も有力な一案ですといった趣旨の答弁を平成30年9月議会の一般質問にて答弁していることを確認しておりますので、そのように努めてまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。 ◆17番(内山恵子議員) いまだ実行されていないようなので、これからしっかりやってください。 大規模な災害が発生した場合、高齢者、障害者、妊婦や子供たちは、慣れない避難所生活で体調を崩しやすくなります。東日本大震災や熊本地震では、避難所等に高齢者、障害者、乳幼児など災害時に特別な配慮を必要とする要配慮者が多数避難し、これらの方々に対する福祉支援の確保は大きな課題となりました。 福祉避難所に指定されていた公共施設、福祉施設及びその職員は被災し、福祉避難所が開設できなくなる事態が多数発生し、熊本地震のときでは計画上176か所、1,700人の収容予定でしたが、実際に開設されたのは福祉避難所70か所、347人でした。福祉支援に係る早期対応の遅れや避難所生活の長期化により、要配慮者の心身の状態が悪化し、災害関連死や介護需要の前倒しなどの二次被害が発生いたしました。避難所運営は福祉視点が非常に重要です。 BOUSAIまちづくり伝道師は防災の知識の習得についてはよいと思いますが、避難所運営の段階になるとまだまだ十分とはいえません。和光市で行っているヘルスサポーター養成講座を修了し、ソーシャルキャピタルと健康づくりについて知識を身につけたヘルスサポーターは、災害時の避難所で福祉の担い手として活躍できるのではないでしょうか。 伝道師がヘルスサポーターを受講し、ヘルスサポーターが伝道師講座を受講すればまさに鬼に金棒です。 和光市の地域防災をさらに一歩前に進めるためにも、BOUSAIまちづくり伝道師とヘルスサポーター養成講座の相互連携を要望し、私の一般質問を終わります。 ○議長(富澤啓二議員) 以上で、17番、内山恵子議員の質問は終了いたしました。           --------------------- △休憩の宣告 ○議長(富澤啓二議員) 一般質問の途中ですが、ここで暫時休憩します。午前11時44分 休憩午後1時15分 開議  出席議員   18名  1番   2番   3番   4番   5番   6番   7番   8番  9番  10番  11番  12番  13番  14番  15番  16番 17番  18番  欠席議員    0名  職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(前に同じ)  地方自治法第121条の規定による説明のための出席者(前に同じ) △開議の宣告 ○議長(富澤啓二議員) 休憩を閉じて、会議を再開します。           --------------------- △市政に対する一般質問(続き) ○議長(富澤啓二議員) 次に進みます。 発言順位3番、7番、渡邉竜幸議員、通告書に従い、お願いします。     〔7番(渡邉竜幸議員)質問席〕 ◆7番(渡邉竜幸議員) 7番、緑風会、渡邉竜幸です。 議長の許可をいただきましたので、通告書の内容に従い、質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 発言事項1、市役所事業総点検について質問します。 事業総点検は、本市の財政状況が大変に厳しい状況になることが想定された中、人口流入の傾向、交通利便性や地理的優位性といった本市のポテンシャルを発揮するためには、未来に向けた投資のための財源確保が必要という位置づけで、政策公約の一つとして令和3年10月に行われた事業であります。 そこで、(1)令和3年度末の進捗管理表についてですが、令和3年12月末に事業総点検の結果を発表してから、令和4年3月末に進捗管理表を発表するまでの期間における事業総点検であぶり出された事業見直しの取組の現状と事業を行ったことでの予算削減効果を教えてください。 (2)市庁舎にぎわいプランについてですが、当プランは、広沢地区エリアマネジメントにおける市の役割の一つとして、当地区のにぎわい創出、まちの魅力・価値向上に寄与することを目的に、市庁舎及び周辺公共施設の低未利用スペースを活用した各種取組を展開中です。 ますますこの地区の価値を向上すべく、ア、本事業の現状について、イ、本事業の今後の展望についてお聞かせください。 (3)市役所庁舎内の狭隘化対策についてですが、職員を増やす計画の中、庁舎内のレイアウトを工夫していることと思います。 まずはア、狭隘化対策の現状とイ、今後の対策についてお聞かせください。 (4)旧保健センターの活用についてですが、令和3年3月末に現在の保健センターが開所されました。旧保健センターはコロナワクチン接種会場として現在も有意義な活用をされていますが、次の活用方法も検討していると思います。 ア、これまでの活用方法の検討とイ、今後の施設利用についてお聞かせください。 発言事項2、和光版MaaSについて質問します。 今年の夏には全自動バスの実証実験走行を予定し、循環バスも今年の10月より路線数が増加されます。和光版MaaSが市民の足としてどう有効的に機能するのか注目をしております。まずは、現状の取組についてお聞かせください。 発言事項3、手話言語について質問します。 市内ではいろいろな方が生活をしており、全ての方がストレスなく暮らせる仕組みを市は目指していることと思います。今回は手話言語で意思疎通を図っている聴覚障害をお持ちの市民への市の対応についてお聞かせください。 発言事項4、アクシスについて質問します。 アクシスは、市民の健康増進と明るい生活を願って設置されたスポーツ施設で、地域の交流の場など多目的、多機能を持つ施設でした。昨年の10月より市の運営に切り替わりましたが、現状と今後の取組についてお聞かせください。 発言事項5、産業育成について質問します。 和光理研インキュベーションプラザは、2008年1月に開設し、運営に当たっては埼玉県、和光市及び理化学研究所と密に連携しながら、プラザ入居企業の支援だけではなく、和光周辺での創業・新事業展開をサポートしています。現状の入居企業への支援について、市の取組を伺います。 発言事項6、まちづくりについて質問します。 (1)埼玉版スーパー・シティプロジェクトの概要についてですが、埼玉版スーパー・シティプロジェクトは、超少子高齢社会の様々な課題に対応するため、「コンパクト」「スマート」「レジリエント」の3つを要素とする持続可能なまちづくりに市町村とともに取り組むプロジェクトで、和光市は令和3年度より取り組んでいますが、埼玉版スーパー・シティプロジェクトに取り組む市の概要についてお聞かせください。 (2)新倉PAの現状についてですが、新倉PAのサービスエリア化構想は、東日本高速道路株式会社が国からの事業許可を受けて行う新倉PAの拡張と、民間事業者が地域振興拠点施設を建設するとともに、独立行政法人日本高速道路保有債務返済機構からの連結許可を受け、この施設を新倉PA拡張部へ連結することを目標としていましたが、新倉PAの現状についてお聞かせください。 (3)都営大江戸線延伸に伴う市のまちづくりについてですが、都営大江戸線延伸計画の検討が一歩進み、和光市南1丁目の市境に近い場所に都市計画道路補助230号線が延伸され、その地下に大江戸線が走行する計画になっています。一番近い設置予定駅として、大泉町駅(仮称)があります。駅や都市計画道路が完成した暁には、南1丁目だけではなく和光市への影響があると思いますが、現状の認識や将来に向けた当該地域への取組をお聞かせください。 発言事項7、安全対策について質問します。 市庁舎や公民館のほか、災害時に避難所となる公共施設にソフトバンクのWi-Fiスポットを設置しています。ソフトバンクのスマートフォンやタブレット端末等でWi-Fi機能を備えた機器であればWi-Fiスポットを利用することでインターネット通信ができます。現状の通信回線状況や利用状況をお聞かせください。 1回目は以上です。 ○議長(富澤啓二議員) 渡邉竜幸議員の質問に対する答弁を願います。 大野企画部長。     〔企画部長(大野久芳)登壇〕 ◎企画部長(大野久芳) 御質問に順次お答えをいたします。 初めに、発言事項1、市役所事業総点検についてとなります。 まず、(1)令和3年度末の進捗管理表についてお答えをいたします。 市役所事業総点検につきましては、令和3年10月に対応方針を示した後、各課所にて対応方針の具体化の検討、市民説明や事業関係者との協議等を進めた上、令和3年度末に市役所事業総点検対応方針の進捗管理表の作成及び公表をしております。 公表時点で対応方針の具体化の内容が決定していなかった市庁舎にぎわいプランや別途議案として審議された在宅重度心身障害者手当など、当初の対応方針と異なる状況になっているものもございますが、全体を通じて令和3年10月から令和4年3月末までの期間におおむね対応方針の具体化が進んでいったものと認識をしております。 予算削減効果につきましては、単純に事業費の削減といったものばかりではなく、項目ごとに性質が様々であることから、予算削減効果としての集計は困難なものであると考えております。 次に、(2)市庁舎にぎわいプランについて、ア、本事業の現状についてとイ、今後の展望については、関連するため一括してお答えをさせていただきます。 市庁舎にぎわいプランは、市役所事業総点検の結果、公有財産の活用可能時期が不確定であることなどから、当面凍結としていました。その後、市政運営上の施設利用の必要性を踏まえ、計画の対象施設の現状や課題を精査したところ、財産貸付できる施設が減少し、計画に沿った事業継続はできないとの判断に至り、都市再生推進法人による市有財産の活用を行う市庁舎にぎわいプランは、令和5年3月に廃止することを決定をいたしました。 今後の展望といたしましては、市庁舎にぎわいプラン基本方針の理念及びコンセプトは継承し、都市再生推進法人ではなく市が施設を直接管理する中で、にぎわい創出事業を実施するなど地域の価値向上を図る広沢地区エリアマネジメントを推進してまいります。 次に、(4)旧保健センターの活用について、ア、これまでの活用方法の検討についてとイ、今後の施設利用につきましても関連するため、一括してお答えをさせていただきます。 旧保健センターの活用方法の検討につきましては、市庁舎にぎわいプランにおいて研究開発企業や市民のテレワークを支援する事業者への賃貸オフィスやコワーキングスペースとして活用する計画をしておりました。 しかしながら、コロナ禍によりテレワークのニーズが高まり、民間のコワーキングスペースの整備が進むなど社会情勢が変化したことや市庁舎狭隘化対策が喫緊の課題であることから、旧保健センターの活用について計画の見直しを行いました。 今後の展望といたしましては、新型コロナウイルスワクチン集団接種会場の使用終了後、市庁舎の狭隘化対策に対応するため、執務室としての使用を計画しております。 発言事項6、まちづくりについて順次お答えいたします。 まず初めに、(1)埼玉版スーパー・シティプロジェクトの概要についてお答えをいたします。 議員御案内のとおり、本市では市全体におけるまちづくりの取組として、和光市版スーパー・シティ構想を掲げ、令和4年1月に埼玉版スーパー・シティプロジェクトに位置づけられております。 和光市版スーパー・シティ構想の概要につきましては、新たに和光市駅北側の交通拠点と東京外環自動車道和光北インターチェンジ周辺の産業拠点を整備するとともに、当該構想の機軸となる和光版MaaSを構築し、これらを含む市内の各拠点が有機的に結ばれた都市づくりを推進するものでございます。 次に、(3)都営大江戸線延伸に伴う市のまちづくりについてお答えをいたします。 都営大江戸線の延伸につきましては、推進主体である練馬区に確認をしたところ、事業の推進に必要な合意形成に至っておらず、延伸に向けた具体的なスケジュールも明確になっていないとの回答を得ました。そのため現状として、速やかに何らかの施策を行うことは想定しておりませんが、将来的に新駅が整備されることを見据えて、魅力的な市街地が形成されるよう現在取組を進めております越後山土地区画整理事業をはじめ、南地区のまちづくりを着実に推進してまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 田中総務部長。     〔総務部長(田中康一)登壇〕 ◎総務部長(田中康一) 初めに、発言事項1、市役所事業総点検のうち、(3)市役所庁舎内の狭隘化対策について順次お答えいたします。 まず、ア、狭隘化対策の現状についてですが、職員の増加に伴い、特に庁舎1階の保健福祉部、同じく子どもあんしん部において狭隘化が目立つ状況となっておりました。検討の結果、庁舎4階の会議室等を執務室に改めることとし、6月5日から子どもあんしん部を庁舎4階へ移設し、子どもあんしん部があった1階スペースに保健福祉部のうち地域包括ケア課等を移設いたしました。このことにより庁舎1階の狭隘化の解消については、一定のめどが立ったものと考えております。 なお、旧地域包括ケア課のスペースにつきましては、10月の機構改革を踏まえまして執務スペースの割り振りを行ってまいります。 次に、イ、今後の対策についてですが、職員の増員等によりさらに執務スペースが必要になってまいります。今後もさらに検討を進めてまいりますが、庁舎内のスペースも限られていることから、旧保健センターを執務室や会議室として活用する案も含めて、幅広に検討させていただきたいと考えております。 続きまして、発言事項7、安全対策、市内における情報通信環境についてお答えいたします。 市ホームページに掲載しておりますWi-Fiスポット整備事業についてですが、以前、設置事業者により無償で整備された施設の一覧を掲載しているものとなっております。 また、御質問の学校施設、公民館等については、各事業のために必要な通信環境については、各施設において整備されているものと認識しております。 なお、それぞれの利用状況につきましては、市としては把握が困難な状況となっております。 ○議長(富澤啓二議員) 加山建設部審議監。     〔建設部審議監(加山卓司)登壇〕 ◎建設部審議監(加山卓司) 発言事項2、和光版MaaS、現状の取組についてお答えいたします。 和光版MaaSは、今後進んでいく高齢化社会に備えて、全ての市民の移動の自由を確保するため、自動運転技術や情報通信技術などの先進技術の導入を進め、地域公共交通の充実を図るとともに、複数の移動手段を一つのサービス上に統合し、拠点間の移動をスムーズに行えるようにするものです。 和光版MaaSにおける自動運転サービスは、既存の道路空間を活用して、市北部の外環側道部に公共交通の軸となるバス専用通行帯を整備し、外環側道の公共交通に定時性をもたらすとともに、自動運転技術と市内循環バスやシェアサイクルなどの多様なモビリティーとの連携によって、枝葉のように各地への効率的な移動を可能とするものです。 また、当市でも始まっている運転手不足が原因の路線バスの減便への有効な対応策と考えています。 現在は、令和5年8月末頃開始予定の社会実証走行に向けて、バス専用通行帯の整備や3次元地図データの作成に取り組んでいるところです。あわせて、地域公共交通の基盤となる市内循環バスの運行を令和5年10月に見直し、新たにマイクロバスやワゴン車での運行により、路線数を3路線から5路線へ、運行便数を23便から約50便へと倍増させ、利便性を大幅に改善してまいります。 今後も市民の足として有効なサービスを提供できるよう、和光版MaaSを推進してまいります。 続きまして、発言事項6、まちづくりのうち、(2)新倉PAの現状についてお答えいたします。 新倉PAのサービスエリア化構想につきましては、これまで東日本高速道路株式会社や民間事業者、関係機関と協力して、新倉PAの拡張とそこに地域振興施設を連結させるべく検討を進めてまいりましたが、東京外環道延伸工事の工程遅延の影響もあり、期間を要する見通しとなりました。 この状況を踏まえ、地域振興拠点施設の建設予定者であった民間事業者としては、東日本高速道路株式会社の事業のめどが立たないため、新倉PAの拡張と民間事業者が行う土地活用は、当初の整備に関する基本的な考え方は変えずに、おのおののスケジュールの下で検討していくこととなりました。 市としましては、東日本高速道路株式会社が行う新倉PAの拡張事業と、民間事業者が行う土地活用のそれぞれの事業と連携を図り、商業施設や地域振興拠点が整備されるよう、引き続き各事業者と協議を進めてまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。     〔保健福祉部長(長坂裕一)登壇〕 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 発言事項3、手話言語、聴覚障害者への対応について、手話を使う聴覚障害者の方が使える制度についてお答えいたします。 市では、障害者総合支援法に基づき、地域生活支援事業の中で意思疎通支援事業を実施しております。これは、聴覚、言語機能、音声機能、視覚、その他の障害のため、意思疎通を図ることに支障がある方のために、手話通訳者や要約筆記者の派遣等を行うものです。なお、令和4年度は、手話通訳者派遣が10件、要約筆記者派遣が2件の実績がございます。 今後も聴覚障害の方が地域で意思決定等に不自由することなく暮らしていくために、引き続き意思疎通支援事業に取り組んでまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 喜古市民環境部長。     〔市民環境部長(喜古隆広)登壇〕 ◎市民環境部長(喜古隆広) 発言事項4、アクシス、アクシスの現状及び今後の取組についてお答えいたします。 和光市勤労福祉センター「アクシス」は、令和4年10月から運営方法の変更に伴い、浴室、アスレチックジムを廃止し、アスレチック機器を撤去したあとのアスレチックルームの有効的な活用方法を検討してまいりました。 市としましては、施設や設備面における安全性の確保と、利用者が要望している健康維持のための機能は必要と認識していることから、防犯カメラの改修工事を行い、安全の確保が整った段階で、アクシスの役割である勤労者や利用者のスポーツ・レクリエーションの振興及び健康増進を図るため、アスレチックルームに卓球台と健康器具を設置いたしました。通常、アクシスを利用するためには団体登録が必要となりますが、アスレチックルームの利用について団体登録や事前予約をせずに使用できる運用にしたところ、多くの方に御利用いただいているところでございます。なお、アリーナや会議室等を利用する団体は、これまでと同様に利用いただいております。 現在、アクシスの利用を促進するため、市ホームページへの掲載や和光市商工会の協力の下、会報でPRさせていただくなど、継続して周知を行い、認知度の向上に努めております。 次に、今後の取組につきましては、民間活力の活用方法を含めた効率的・効果的な運営について、おおむね3年を目途に再検討を行う予定でおります。具体的には、令和5年度は施設や設備の状況把握、近隣事業者へのアンケートの実施、運営委員会の設置準備を行い、検討期間中は経費の削減を図り、利用者の意見を聴取しながら、施設目的に沿った事業に取り組んでまいります。 続きまして、発言事項5、産業育成、和光理研インキュベーションプラザ入居企業への支援についてお答えいたします。 和光理研インキュベーションプラザは、平成18年11月に独立行政法人中小企業基盤整備機構、埼玉県、独立行政法人理化学研究所及び和光市の4者間で締結した和光理研インキュベーションプラザ整備事業に関する覚書に基づき、インキュベーションマネジャーを派遣し、入居企業に対する販路開拓や共同研究、ビジネスマッチングなどに関する助言や支援を行っております。また、入居賃料の一部を補助金として交付し、経済面での支援も行っているところでございます。 そのほか、市民まつりなど、イベントへの参画を促し、和光理研インキュベーションプラザや入居企業の認知度の向上に努めております。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 御答弁ありがとうございます。 2回目の質問に入る前に、質問の順番ですが、発言事項6番、まちづくりと、7番、安全対策の順番の変更をさせていただきます。 では、2回目の質問に入らせていただきます。 発言事項1、(1)令和3年度末の進捗管理表について。 事業総点検の対応方針を示した後に、説明や協議を進めていく中で、市民や事業者からどのくらい理解を得られたと思いますか、お答えください。 ○議長(富澤啓二議員) 大野企画部長。 ◎企画部長(大野久芳) 市民や関係者に対する説明や協議につきましては、各所管課において対応していることから、詳細については把握しておりませんが、令和4年度末の進捗管理表によりますと、全体で67ある見直し項目のうち、56項目が終了となっていることから、市民や事業者に対し、一定の理解が得られたのではないかと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 事業総点検の説明に、未来に向けた財源確保との記述がありましたので、予算削減効果という質問をさせていただきましたが、事業を行った効果として結果をどのように捉えていますか、お答えください。 ○議長(富澤啓二議員) 大野企画部長。 ◎企画部長(大野久芳) これまで本市が実施してきた事業の中には、その事業を開始した時点から社会情勢が変化している中においても、現状として継続されている事業などもございました。このような事業につきまして、聖域なく見直しの対象とすることで、硬直化していた事業に対して踏み込んだ見直しができたのではないかと考えております。 また、見直しに当たっての幅広い視点を全庁的に共有して取組を実施することで、既存事業の見直しにおける職員の意識向上が図れたのではないかと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 令和4年度版の進捗管理表を見る限り、事業総点検で継続中の事業もあるので、対応方針にのっとって継続して行っていくことと思いますが、引き続き市民や事業者の声を聞く機会についてはどのように行っていくのでしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 大野企画部長。 ◎企画部長(大野久芳) 令和4年度末現在で、事業総点検の対象67項目のうち、11項目が継続となっております。継続中の項目につきまして、引き続き市民や事業者の声を聞くことが必要なものについては、進捗管理表のとおり、市民説明や事業関係者との協議等をしっかりと進めてまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) この事業総点検のゴールは、どこに設定していますか。また、その理由をお聞かせください。 ○議長(富澤啓二議員) 大野企画部長。 ◎企画部長(大野久芳) 現時点で、継続が11項目残っておりますので、当面の間、進捗管理を行ってまいりますが、継続中の事業も少なくなってきており、事業総点検につきましては、おおむねゴールに至っているのではないかという認識を持っております。 しかしながら、市が行っております事業全般につきましては、社会情勢の変化を踏まえながら、適宜、点検・見直しを行っていくことは非常に重要であると考えておりますので、今後も行政改革の取組などを通じて対応を図っていきたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) これからも、各団体や利用者へ丁寧な説明をしていただき、理解を得ながら、必要な部分は事業の見直しを進めていただきたいと思っております。せっかくいろいろな意見が集まっていると思いますので、ぜひ、企画部としましては、集まったデータを参考に、新しい和光市のまちづくりに生かしていただきたいと思っております。 では、続きまして、発言事項2、和光版MaaSについて、2回目の質問をさせていただきます。 現計画の令和6年度以降の和光版MaaSが成熟した後のことですが、さらに移動の自由度を確立すべきと考えますが、和光市の考えをお聞かせください。 ○議長(富澤啓二議員) 加山建設部審議監。 ◎建設部審議監(加山卓司) 現在としましては、自動運転ルートの拡大を検討し、交通事業者による自動運転バスの導入を促し、バス路線の維持充実を図りたいと考えております。 また、MaaSアプリにつきましては、和光市オリジナルのサービスを付加したいと考えております。例えば、市内の商店と連携を図り、買物の割引クーポンなどをつけたり、病院の受付ができるようになったりとか、公共交通を使って外出したくなるようなものを考えていきたいと思っております。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 現行の計画の先を見据えて、次の手を考えているとのことですが、新しい技術を導入し、運転手不足解消や市民の移動の利便性向上にチャレンジしている和光市として、これから先の時代を見据え、固定路線だけではない、さらに自由度の高い公共交通網の整備を目指すべきです。 移動しやすいまち、和光市を目指すためにも、調査研究を進めて、全自動運転タクシーの導入を検討願いますが、市の考えをお聞かせください。 ○議長(富澤啓二議員) 加山建設部審議監。 ◎建設部審議監(加山卓司) まず、令和3年度には、内閣府が実施しております行政側の様々な課題に対して、新技術・新サービスの導入により解決を図る取組、オープンイノベーションチャレンジで、小型自動運転EVを活用したオンデマンドのモビリティーサービスの検討を行っております。当該事業の期間が大変短かったので、机上の検討で終わっておりますが、今後は活用できる交付金等を探しながら、機会を見て検討を進めてまいりたいと考えております。 また、未来技術地域実装協議会の委員として、本田技研工業株式会社に参加していただいておりますので、通常の自動車タイプの開発状況などの情報交換を引き続き行ってまいりたいと考えております。 議員御提案の自動運転タクシーに関しましては、ラストワンマイルについても有効な手段の一つであると考えておりますので、引き続き技術の進展や法改正の状況に注視しながら、乗用車タイプの自動運転技術の導入についても研究をしてまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 御答弁ありがとうございます。 現在のまちづくりにおきまして、自助・共助・公助という言葉は普通に使われております。公共交通の分野においても、全ての市民の移動・利用のしやすさを求め、日々改善をしている中で、健康的な現役世代は自助努力という名の下、移動手段を構築しております。 自助を支える公助の一部として、市民の移動の利便性のために、電動自動車購入費補助を、安全面の観点からヘルメット購入費補助の検討をお願いします。県内でも、朝霞市、蕨市、桶川市、八潮市、坂戸市、日高市、三芳町、毛呂山町、ふじみ野市は、市民の安全面に配慮してヘルメット等の購入費補助を決めました。市内事業者と連携し、安心・安全な移動のために予算をつけていただきたいと思います。 公共交通をテーマに論じておりますが、公共交通網を整備するだけでは本当の自由な移動が確保できないと思いますので、和光市として、市民の安全で快適な生活を応援するためにも、購入費補助を検討いただけるように要望します。 先ほど、審議監が申しておりましたが、和光版MaaSアプリを使えば、全自動運転バスが停留所にとまった後、その後ろに、親ガモ・子ガモじゃありませんが、全自動運転タクシーがついて、停留所からラストワンマイルで自宅まで運んでもらえる、そのような未来がやってくると思いますので、ぜひともいろいろなものの検討をお願いいたします。 続きまして、3番、手話言語、聴覚障害者への対応について2回目の質問をさせていただきます。 手話を使う障害者の方が市役所に来たときにどのような対応をしているか、お伺いします。
    ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 手話を使う方の来庁が事前に分かる場合には、先ほど答弁申し上げたとおり、手話通訳者の派遣により対応しております。 なお、件数としてはほとんどありませんが、窓口に直接来られた場合で手話通訳者がいない場合には、筆談での対応となっております。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 過去には、手話奉仕員養成講座を行っていたようですが、手話奉仕員の役割や講座を開く目的を教えてください。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 市といたしましては、手話奉仕員につきまして、聴覚障害者の生活及び関連する福祉制度等についての理解と認識を深めるとともに、手話で日常会話を行うために必要な知識及び技能を習得した者と定義づけております。そのため、手話奉仕員の役割としては、講座で得た知識や手話を使って、奉仕員として手話を使える聴覚障害者の方との意思疎通のサポートをしていただいたり、福祉教育等の事業に協力していただくことを考えております。 次に、講座を開催する目的は、講座の開催を重ねることで、市内で手話ができる方を増やすことです。市内に手話ができる人が増えれば、聴覚障害の方がふだんの生活の中で暮らしやすくなることにつながっていくと思います。このことこそが講座の大きな目的と考えております。 また、手話奉仕員養成講座を修了した方におかれましては、県が実施する手話通訳者養成講座に参加し、将来的には手話通訳者となり、市内で手話を使う聴覚障害の方が必要とするときに、和光市として手話通訳者派遣ができるようになっていくこともこの講座の目的と認識しております。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 手話奉仕員の役割や市が期待しているものについては分かりました。 では、今後手話奉仕員養成講座を行う予定はあるのでしょうか。現状と今後の予定をお伺いします。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 令和元年度から手話奉仕員養成講座を実施できておりませんでしたが、今年度は和光市社会福祉協議会に事業を委託し、10月からの手話奉仕員養成講座の入門講座の実施に向け準備を進めております。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 講座が再開されることは、聴覚障害者の当事者や手話に携わっている方にとって待ち望んでいたことだと思います。 なお、前回の講座から期間が空いてしまっておりますので、受講生を集める工夫が必要だと思いますが、それについて何か検討されているのでしょうか、お伺いします。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 議員御指摘のとおり、受講者を集める工夫は大変重要なことだと考えております。広報や市のホームページによる周知のみでなく、今回は8月に親子向けの手話体験会の実施を検討しております。体験会への参加をきっかけに手話に興味を持ってもらうことで、入門講座の受講につなげてまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) ありがとうございます。 引き続き、いろいろな方が生活しやすい和光市を目指して取り組んでいただけるものと信じております。これから開催予定の講習会の参加者からヒントをもらえることと思いますので、これからも知り得た状況を市政に反映していただければと思います。よろしくお願いします。 続きまして、発言事項4、アクシスについて2回目の質問をさせていただきます。 先ほどの答弁で、3年をめどに再検討を行うとありましたが、令和4年8月の意見交換会から既に約1年がたちます。アクシスという施設が目指す目標というか、ゴールはどこにあるのでしょうか。市民にどう利用してもらいたいのでしょうか。それによって、効率的で効果的な運営の目指し方が変わってくると思いますが、市の考えをお聞かせください。 ○議長(富澤啓二議員) 喜古市民環境部長。 ◎市民環境部長(喜古隆広) アクシスは、平成4年11月に勤労者の福祉増進に寄与するための施設として開館いたしました。30年が経過しまして、施設等の老朽化は進んでおりますが、設置までの経緯や愛着を持って利用していただいている状況を踏まえまして、市の北側にある大切な公共施設として、施設の使用目標年限まで、存続する限り、適切な維持管理を行い、適正な運営を行うべきと認識しているところでございます。そのためには、事業者や利用者など、市民と共に今後の運営の在り方を協議していくことが重要だと考えております。 繰り返しになりますが、事業者や利用者などの意見を聴取しながら、3年を目途に施設の運営内容を検討してまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 自然災害等の不測の事態を抜きにした計画としまして、施設の使用目標年限はあと何年でしょうか。「市の北側にある大切な公共施設として」との答弁がありましたが、使用年限の後は建て替えるのでしょうか。どのように計画を検討していますか、お聞かせください。 ○議長(富澤啓二議員) 喜古市民環境部長。 ◎市民環境部長(喜古隆広) 御質問の施設の使用目標年限とその後の建て替えにつきましては、和光市公共施設マネジメント実行計画では、建物の長寿命化を図り、鉄筋コンクリート造の建物につきましては、施設の使用目標年限について80年以上を目指すとしています。 この建物の改修、建て替えにつきましては、専門家による劣化診断や施設需要の予測検討を実施しまして、和光市公共施設マネジメント実行計画と併せて、総合的に判断してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 令和4年10月から市の運営となりましたが、勤労青少年ホームのように、アクシスも施設利用料が無料化になる余地はあるものなのでしょうか。お願いします。 ○議長(富澤啓二議員) 喜古市民環境部長。 ◎市民環境部長(喜古隆広) 今後の運営の在り方につきましては、先ほど来申し上げていますとおり、市民の意見を聴取しながら、3年間の間に決めていきたいと考えているところでございます。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 御答弁ありがとうございます。 開館から今年で31年目のアクシスですが、和光スポーツアイランドと連動する位置にあり、これから北インター東部地区の開発が進む中で、改めて当該地区の勤労者や市民がリフレッシュできる施設として重要度が増すと考えております。 さらに協議をする中で、アクシスの運営検討は前向きに進んでいくと捉えておりますが、利用者は以前のように、アスレチックジムの機器の利用やサークル活動の支援を望んでおります。規模縮小ありきではなく、市民の健康増進やコミュニティーの目を潰さないよう、いろいろな検討をよろしくお願いします。 続きまして、発言事項5、産業育成について質問させていただきます。 理研インキュベーションプラザの入所企業は、入所から5年たつと退所しなくてはいけません。将来有望な企業が市内で引き続き事業活動をすることは、市にとって税収面・雇用面からもメリットがあると思いますが、市のお考えをお聞かせください。 ○議長(富澤啓二議員) 喜古市民環境部長。 ◎市民環境部長(喜古隆広) ただいま御指摘のとおり、将来性のある企業が引き続き市内で事業展開することは、市としましてもメリットが大きいものと認識しているところでございます。一方で、入居企業は理化学研究所と距離的に密接な関係を重視し、保つことができる物件を探しているとお聞きしております。しかしながら、理研の周辺や駅近辺では新たな拠点となり得る事業登記ができる物件がなかなか見つからないと伺っており、実質的に厳しい状況であると認識しているところでございます。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 理研インキュベーションプラザの退所企業が、市内に移転して継続的に事業活動が行えるような支援策及び計画があれば教えてください。 ○議長(富澤啓二議員) 喜古市民環境部長。 ◎市民環境部長(喜古隆広) 市としましては、先ほども申し上げました厳しい物件状況を踏まえまして、新たな移転候補地として北インター東部地区も視野に入れていただけるよう、担当部署そして中小企業基盤整備機構、埼玉県及びインキュベーションマネジャーと土地区画整理事業に伴う企業誘致について連携し、協議を行ってまいります。 また、市内において移転可能な物件情報を得た場合の速やかな情報提供や、資金面における新たな支援策などを検討してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 別の角度から起業支援、産業育成としてコワーキングスペースを市内に設置できないかと考えます。仮の話で公共施設内にコワーキングスペースを設置するなど、可能性を含め市のお考えをお聞かせください。 ○議長(富澤啓二議員) 喜古市民環境部長。 ◎市民環境部長(喜古隆広) 現在、市内におけるコワーキングスペースは、広沢複合施設わぴあ内に設けられており、大変多くの方に御利用いただいていると伺っております。また、類似するものとして、民間事業所により和光市駅前でシェアオフィスが展開されていることを確認しております。公共施設内への起業支援や産業育成を目的としたコワーキングスペース等の設置につきましては、各公共施設の設置目的による運営を踏まえながら、民間施設の利用状況のほか、他市の施設における運営状況の動向、運営に必要な設備や効果的な要素について、先進事例を調査するなど研究してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 引き続き、縁ありまして和光市で育った有望な企業の市内拠点化策を検討していただけるようお願いしたいと思います。また、既存事業者も含めて、和光市内事業者を育てる和光市でありたいと願っております。 続きまして、発言事項7、安全対策について2回目の質問をさせていただきます。 無償で整備されたとの答弁がありましたが、現在は有償で設置しているのでしょうか。有償でしたら、1か所当たりの金額を含む契約内容を教えてください。お願いします。 ○議長(富澤啓二議員) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中康一) まず、学校施設についてですが、教育に必要なWi-Fi環境につきましては既に独自に整備しておりますが、一般の方が使用できるWi-Fi環境は整備をしておりません。また、生涯学習施設として公民館3館及び図書館2館につきましては、建物の一部に施設利用者が利用可能なWi-Fi環境を整備しております。導入費用としては、5施設合計で約135万円、維持管理費用としては年間約106万円がかかっております。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) Wi-Fiスポット整備事業で、Wi-Fiスポットを整備した目的を教えてください。 ○議長(富澤啓二議員) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中康一) 現在は1事業者のみとなっておりますけれども、事業開始当初は2事業者が環境整備を行っておりました。整備した目的につきましては、平常時にはモバイル端末による情報収集が可能になることで、施設利用時の満足度の向上が図られること、災害発生時には情報収集の一助となることを期待し整備したものとなっております。 また、当時は、Wi-Fi環境の普及という目的もあり、市の負担がなく事業者の負担により整備可能であったことも実施した理由であると考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) Wi-Fiスポット整備事業のホームページを見ますと、新倉小、第三小、第五小は電波状況が悪くて設置できていないと記述があります。現在も未設置の状況でしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中康一) 事業開始当初は2事業者が参加しておりまして、そのうちの1者のWi-Fiにつきましては、新倉小、第三小、第五小でも使用可能となっておりました。しかし、令和3年9月末にその事業者におけるWi-Fiスポット整備事業のサービスは終了となっております。このため、現在も設置している事業者につきましては、新倉小、第三小、第五小においては電波状態が悪く設置できないことから、一般の方に向けた環境整備は行っていない状況となっております。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 自然災害が発生し、学校施設が避難所として運営された場合には、学校に既設されておりますWi-Fiスポットを市民に開放する考えはおありでしょうか、お聞かせください。 ○議長(富澤啓二議員) 石川教育長。 ◎教育長(石川毅) 学校施設に教職員や児童・生徒が教育活動の一環で活用するインターネット環境はありますが、セキュリティーの関係上、現時点では避難所開設時の開放については考えておりません。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 2022年7月、数日間にわたり、ある大手通信会社にて通信障害がありました。この事故を踏まえて、最近では携帯通信会社ではサブ回線も使えるプランができており、何かあったときのためにネットワークの強靱化を図る取組が行われております。 市の公共施設は、災害時に避難所として使われる性質上、情報網の強靱化は必要かと思いますが、市の考えをお聞かせください。 ○議長(富澤啓二議員) 中川危機管理監。 ◎危機管理監(中川宏樹) 現状の避難所における情報網の強靱化についてお答えします。 市内の一次避難所の情報伝達手段については、アナログですが、ふだんから使用している固定電話回線のほか、各校に配備されている停電にも強い災害時優先携帯電話、災害時に特別に設置する公衆電話等の有線通信、防災行政無線設備に付随するアンサーバック機能など複数の手段を確保し、一定程度充実していると認識しています。その次に、デジタル通信に必要な電力及び電波が必要と考えます。 今後、大規模災害時など通信事業者が避難所に基地局を設置したり、携帯電話の充電設備を整えたりすることが必要になってくると思われますので、調査研究を進めていきます。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 飲料自販機にWi-Fiスポット機能がついている機種があります。庁舎でも1階正面玄関の西側の自販機はWi-Fi機能を有しております。公共施設を中心に、市内に同様の自販機の設置を進めてWi-Fiスポット数を増やしていき、また、災害時の飲料の供給にも寄与しますので、このような機能を持った自販機の設置の検討をお願いします。 ○議長(富澤啓二議員) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中康一) 現在の自動販売機の契約につきましては、公募により事業者を募集いたしまして、令和5年度から3年間の契約となっております。今御提案いただきましたWi-Fi機能を有した自動販売機の設置につきましては、今後、公募の条件に追加できるか、必要性等を含めまして検討させていただきたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 公共施設は、災害時には市民の避難場所として機能します。非常時に安定的に情報を受発信できる環境づくりは、平時のときだからこそ計画的に整備できるものだと思っております。市内事業者とも連携を取り、スポット数を増やす取組等を引き続きいろいろと検討をお願いします。 続きまして、発言事項6、まちづくりについて2回目の質問をさせていただきます。 埼玉版スーパー・シティプロジェクトに取り組むことで、県からの実質的な支援はどのようなものを受けていますか、お聞かせください。 ○議長(富澤啓二議員) 大野企画部長。 ◎企画部長(大野久芳) 支援ということでお答えいたします。 少々長くなりますが、御容赦いただければと存じます。 埼玉県からの実質的な支援につきましては、本市のスーパー・シティ構想を実現するために必要な人的支援を行うための事業支援課チームなるものが県庁内で組織されております。これは、県庁内7部局10課から構成されているとのことでございます。また、スーパー・シティ構想の要素の一つでありますレジリエントにつきまして、関連する他自治体の事例について埼玉県から紹介を受けるなど、構想の推進に当たっての支援を受けております。 さらに、令和5年1月23日に開催いたしました和光市版スーパー・シティ構想まちづくりシンポジウムにおきまして登壇する有識者について埼玉県から紹介を受けたほか、県内の自治体や民間事業者への周知などについても御協力をいただき、和光市版スーパー・シティ構想を広く発信することができました。 そのほかにも、スーパー・シティプロジェクトを推進する市町村向けに埼玉版スーパー・シティプロジェクト推進補助金という補助制度も用意されておりますが、現時点では本市の事業において対象となるメニューがございませんので、これについてはまだ交付を受けた実績はございません。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 埼玉版スーパー・シティプロジェクトに取組、実現に向けた計画の中で既に実現できている部分がありましたら教えてください。 ○議長(富澤啓二議員) 大野企画部長。 ◎企画部長(大野久芳) 埼玉版スーパー・シティプロジェクトに位置づけられた和光市版スーパー・シティ構想の構成事業につきましては、どの事業も長期的な視野で実現を目指すものでございますことから、現時点で実現できているものはございません。引き続き、埼玉県との連携をしっかりと図りながら、着実に各事業を推進してまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 引き続き県と協力し合い、和光市民の生活により豊かな恩恵を得られるプロジェクトの取組を進めていただければと思いますので、よろしくお願いします。 続きまして、(2)新倉PAの現状についてですが、2回目の質問としまして、市として商業施設や地域振興拠点が整備されるように、引き続き各事業者と協議を進めてまいりますとのことですが、現状の協議の頻度と内容を教えてください。 ○議長(富澤啓二議員) 加山建設部審議監。 ◎建設部審議監(加山卓司) おのおの協議していくことになりまして、東日本高速道路株式会社とは2回ほど協議を行っております。協議の内容につきましては、新倉PAの拡張に向けた事業内容の精査及び設計を進めるに当たり、検討すべき要件等を調整しているところでございます。また、民間事業者につきましては、進捗状況について連絡を取り合っており、現在、設計内容や関係者等と協議を進めているところと伺っております。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 市民の安全の観点からの質問ですが、新倉PAの周辺を含めてハザードマップを見ると、過去において浸水エリアとなっております。近くには病院、学校、教育施設や福祉施設も存在するエリアであります。周辺住民の生活のしやすさと安全性を高めるためにも、地域拠点、商業施設とともに防災機能を兼ね備えた公共施設の設置を要望します。新倉PAの発展的計画に固執するだけではなく、周辺の状況を加味した実現性の高い計画の検討に関して市の考えをお聞かせください。 ○議長(富澤啓二議員) 加山建設部審議監。 ◎建設部審議監(加山卓司) 令和2年度になるんですが、こちらの新倉PAのサービスエリア化構想を検討する際に、学識者、国土交通省、埼玉県、東日本高速道路株式会社、和光市によりまして、東京外環自動車道新倉PA周辺の地域振興に向けた検討会というものを組織しております。その中で整備方針の検討を行っておりまして、検討会の中で協議した事項としまして、ハザードマップを参考に災害時の防災協定を締結するということも取りまとめております。実際に整備や方向性、内容等が決まりましたら、この整備方針を参考に進めるよう考えてまいります。 また、今後、整備計画の詳細が決まってきましたら、必要があれば、また再度検討会を開催することも含めて検討を進めてまいりたいと思います。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 地域振興拠点の設置の際には、商業施設の誘致とともに防災機能を兼ね備えた公共施設の設置、平時には買物や市民の憩いの場所、緊急時は避難場所として活用、市内業者の活性化も踏まえたエリア・施設づくりを検討願います。 最後になりますが、市長に1つ質問させていただきたいことがあります。今後20年の和光市のまちづくりの道筋についてです。先日まで私は普通の一般市民でありましたが、今回、議員にならせていただきまして、何か困り事があった場合、周りの自治会の人であったり、議員であったりに相談して課題解決を図る、ボトムアップ型の問題解決、課題解決をしておりました。他方で、市長、市のリーダー、トップとして、これからのまちづくりの旗振り役としての市長のトップダウン的なやり方ももちろん必要だと思っております。これから市民が生活する中、大切な和光市のこれからの未来を導くために、市長がどのような市民への思い、丁寧な説明をするという言葉の実行においてどのように旗振りをしていくのか、その道筋をお聞かせいただければと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(富澤啓二議員) 柴崎市長。 ◎市長(柴崎光子) 旗振り役という御質問ですが、実際、今、和光市として行っている例えば都市基盤だとか、そういったことではなくて、私がこれからこういうまちづくりをしていきたいという思いをお話しさせていただきたいと思います。 今、渡邉議員からボトムアップ型ということで、近所の自治会の方に御相談されたり、議員に御相談されてこれまで活動されてきたということですが、例えば地域に寄り添った活動ですと、ちょうど先日、地区社会福祉協議会の方々の行事に参加させていただきました。これまで定期総会ですとか、そういった会合に参加することが多くありましたが、大分行事が増えてまいりまして、なるべく皆さんと同じ目線に立ってできる活動にこれからも参加させていただきたいと思っております。行事に参加すると、総会などと違いまして、生の声を伺うことができます。そのような機会を多く設けることで、いろいろな世代の方と交流をして、そこで感じたことを今後の政策に生かして、和光市の将来につなげていきたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 7番、渡邉竜幸議員。 ◆7番(渡邉竜幸議員) 市長、ありがとうございます。 以上をもちまして、今回の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(富澤啓二議員) 以上で、7番、渡邉竜幸議員の質問は終了しました。 次に進みます。 発言順位4番、5番、齋藤幸子議員、通告書に従い、お願いします。     〔5番(齋藤幸子議員)質問席〕 ◆5番(齋藤幸子議員) 5番、公明党、齋藤幸子です。 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問させていただきます。今回、初めて一般質問をさせていただきますので、不慣れな点もございますが、よろしくお願いいたします。 今回は、さきの選挙において市民の皆様からいただいた要望について質問をさせていただきます。 発言順位1、子育て支援策。 (1)多胎児世帯へ支援の取組について。 公明党は、2022年11月8日、少子化人口減少を克服するための具体策を示した子育て応援トータルプランを発表しました。結婚、妊娠、出産から子供が社会に巣立つまでの切れ目のない支援を揚げ、子供の幸せを最優先する社会の構築を目指すものです。2023年4月にこども家庭庁が発足し、子育て支援策を一元化して、政府を挙げた応援体制が整ってきています。子育て世帯を全力で応援し、その中で経済的支援により、大人目線でなく子供の視点で子供の幸せを中心に進めていくとあります。少子化対策は本当に大切なことだと思います。 多胎児とは、双子、三つ子などのことです。多胎児は、単胎児に比べて低出生体重児、すなわちリトルベビーの割合が多く、支援が必要となる場合があります。同時に2人以上の妊娠、出産、育児をすることに伴う身体的・精神的な負担や経済的な問題、社会からの孤立など、多胎児ならではの困難さに直面する保護者も少なくありません。 そこで、和光市での多胎児の出生数をお伺いいたします。 (2)一時保育事業の現状について。 和光市でも核家族世帯は多く、18歳未満の子供がいる世帯で核家族は現在93%です。ほとんどが親だけで子育てをしています。私は、家で子育てをしているお母さんがリフレッシュ保育を活用して、一時的に子供を保育所に預けて少しでもお母さんがほっとできる時間が大事だと思います。今のリフレッシュの利用状況をお伺いいたします。 発言順位2、福祉。 帯状疱疹ワクチン接種について。 50歳を過ぎたら帯状疱疹の予防接種が受けられます。テレビコマーシャルで目にした方も多くいると思います。日本人の成人の90%以上は帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜んでいて、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になると言われています。顔や目、頭にも出ることがあり、顔面神経痛などの合併症を起こすこともあると言われています。帯状疱疹は、多くの人が子供のときに感染する水ぼうそうのウイルスが原因で起こります。水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内の神経節に潜伏していて、過労やストレスなどで免疫力が低下すると、ウイルスが再び活性化して帯状疱疹を発症します。発症すると、皮膚の症状だけでなく神経にも炎症を起こし、痛みが現れます。帯状疱疹になりにくい体づくりのためには、食事のバランスに気をつける、睡眠をきちんと取るなど、日頃から体調管理を心がけることが大切です。 一方、帯状疱疹ワクチンの接種が効果的です。ワクチンには2種類あり、生ワクチンは予防効果が50%、副反応は少ないと言われています。費用は9,000円程度となっております。不活化ワクチンについては予防効果が90%から97%、副反応は接種部位の痛み、発熱などもあります。2回打つ必要があり、費用は4万4,000円程度ととても高いです。帯状疱疹ワクチンに対して複数の議員が過去に質問されていますが、再度確認します。 帯状疱疹の接種助成に関わる市民からの問合せ状況についてお伺いいたします。 発言順位3、DX。 (1)「書かないワンストップ窓口」について。 市役所に入ってロビーでよく目にする光景といえば、ずらっと並んでいる記載台です。来庁者が住民票や印鑑登録証明書等の交付を受ける際に申請書を手書きで記入しています。申請書の内容が難しい、どこに何を書いていいのか分かりにくいなどの声がありました。今では数多くの自治体で書かない窓口を導入しており、埼玉県ではいち早く深谷市が書かない窓口サービスを導入しました。住民票などの各種証明書の交付を受ける際に、本人確認として身分証明書を提示し、その際、職員が聞き取りをしてパソコンに入力し、手続は終了となり、書く負担をなくして待ち時間も短縮できます。市の職員側も業務効率化が図れると思います。そして、紙ベースで行っている業務のペーパーレス化を図ることが出来ると考えられます。行政のDX化の流れに鑑みて必要な施策と考えますが、見解をお伺いいたします。 (2)「お悔み窓口」の設置について。 地域の方の肉親が亡くなり、悲しみも忘れて手続に動き回っていました。そのときに市役所に来て何枚もの書類に記入、保険、年金、税金など多岐にわたる上、それぞれの担当課で名前や住所の手続等がありとても大変でしたとの声がありました。今では多くの自治体でお悔やみ窓口が設置されております。本市でもお悔やみ窓口設置の検討が必要と考えますが、見解を伺います。 発言順位4、ペットと健康。 飼い犬の健康とフレイル予防。 人とペットのフレイル予防について興味深い研究結果がありました。東京都健康長寿医療センターの谷口氏によると、大田区在住者を対象とした研究で、犬の登録、猫の飼育状況とフレイルの発症率との関係についてです。内容は、2016年に登録された65歳のフレイルを持っていない男女7,881人のうち、2年後、2018年の追跡調査で再評価が可能であった6,197人を対象とした調査です。対象者のうち、ベースライン時点で犬や猫を飼っている人は870人、かつて飼っていた人は1,878人、飼育経験のない人が3,449人となっています。意外に飼育経験がないことが分かりました。 2年間の追跡期間中にフレイルを発症した人は918人、これらの研究結果により犬を飼育することはフレイル予防、ひいては要介護状態になることの予防に一定の効果があるという結論が出たのです。犬を飼育することが健康につながるという面は、愛犬家の間では半ば常識と言えるかもしれません。しかし、現在飼育をしているだけでなく、かつて犬を飼っていたことがあるだけでもフレイル予防に効果があるというのは、ちょっとしたうれしい驚きでした。今では家族の一員としてペットと暮らす家族が増えていると思います。我が家も犬を飼っていて、健康的な生活を送っています。 そこで、(1)市内における犬の登録数について。 市内における犬の登録数、狂犬病注射済み数についてお伺いいたします。 また、(2)ドッグラン(人と犬のふれあい)について。 ペットにもフレイルがあるのは御存じでしょうか。年齢を重ねると身体の機能が低下するのは、人もペットも同じです。フレイルは、人の場合は加齢によって心身が虚弱化し、健康と要介護の中間にある状態とされ、適切な治療や予防で進行を防ぐことができます。その予防には、運動、栄養、社会参加の3つが欠かせません。 それでは、ペットは、特に犬のフレイルとはどのような状態をいうのでしょうか。夜鳴き、四肢の麻痺によるふらつき、よだれ、食欲低下、沈鬱など、加齢に伴って様々な症状を示します。高齢の愛犬にこのような症状が出てきたら、フレイルの可能性が高いと獣医師の水野獣医学科教授は言います。さらに、ペットフレイルの中心的な原因は、加齢に伴う筋力の低下や老化に伴う筋量の減少が引き起こすサルコペニアです。 犬のフレイル予防にも触れましたが、朝霞市では、朝霞市の環境課運営で、朝霞浜崎ドッグランがオープンしました。利用者は登録制で、朝霞市民の方のみが使用可となっていました。小型犬エリア、大型犬エリアと区別してあり、犬が思い切り走って遊んでいました。飼い主同士も友好を深められると喜ばれておりました。その光景を見ていて、本市もドッグランの設置が必要と考えますが、市の見解を伺います。 1回目の質問は以上です。御答弁よろしくお願いいたします。           --------------------- △休憩の宣告 ○議長(富澤啓二議員) 一般質問の途中ですが、ここで暫時休憩します。午後2時36分 休憩午後2時50分 開議  出席議員   18名  1番   2番   3番   4番   5番   6番   7番   8番  9番  10番  11番  12番  13番  14番  15番  16番 17番  18番  欠席議員    0名  職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(前に同じ)  地方自治法第121条の規定による説明のための出席者(前に同じ) △開議の宣告 ○議長(富澤啓二議員) 休憩を閉じて、会議を再開いたします。           --------------------- △市政に対する一般質問(続き) ○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員の質問に対する答弁を願います。 斎藤子どもあんしん部長。     〔子どもあんしん部長(斎藤幸子)登壇〕 ◎子どもあんしん部長(斎藤幸子) 発言事項1、子育て支援策について順次お答えします。 初めに、(1)多胎児世帯への支援の取組について。 当市の多胎児世帯の状況につきましては、母子健康手帳交付時に多胎児であることを把握しております。令和3年度は、母子健康手帳交付742件中、双子が12組、令和4年度は、母子健康手帳交付697件中、双子が14組であり、三つ子につきましては令和3年度、令和4年度ともにいませんでした。 母子健康手帳の交付の際に、双子や三つ子であることを把握した後、子育て世代包括支援センターの母子保健ケアマネジャーが、妊娠中から体調や出産後の不安などについて、訪問や電話などで相談事を伺うとともに、出産後も母子保健ケアマネジャーがこんにちは赤ちゃん訪問を実施するなど、相談しやすい環境の整備を心がけています。 次に、(2)一時保育事業の現状につきましては、現在、みなみ保育園及びしらこ保育園の公設園のほか、民設園8か所で事業を実施しています。そのうち、公設一時保育室の1日当たりの利用定員については、みなみ一時保育室20人、しらこ一時保育室10人となり、非定型、緊急、リフレッシュ、社会的行事等、ネウボラの5つの種類に分け、それぞれ受入れ枠の上限を設けています。 リフレッシュの利用定員につきましては、みなみ一時保育室3人、しらこ一時保育室2人となっています。令和4年度のリフレッシュの利用実績といたしましては、みなみ一時保育室延べ1,077人、しらこ一時保育室延べ1,063人となっています。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。     〔保健福祉部長(長坂裕一)登壇〕 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 発言事項2、帯状疱疹ワクチン接種についてお答えいたします。 帯状疱疹につきましては、主に子供の頃に罹患する水ぼうそうのウイルスが原因で発症する皮膚病で、加齢や病気、疲労などにより免疫力が低下することにより発症しやすくなると言われております。近年、この帯状疱疹を発症する方が増加傾向にあるとされ、任意による帯状疱疹ワクチンの接種を希望される方から市に対して接種費用の助成に係るお問合せをいただくこともございますが、統計的な数字として正確な件数の把握には至っておりません。 しかしながら、保健センター等の市民の方と実際に接する担当者からは、昨年度後半から少しずつ問合せの件数が増えてきている印象を受けていると聞いております。 ○議長(富澤啓二議員) 喜古市民環境部長。     〔市民環境部長(喜古隆広)登壇〕 ◎市民環境部長(喜古隆広) 発言事項3、DX、(1)「書かないワンストップ窓口」についてお答えします。 IT技術やデジタル技術を活用し、窓口での手間と時間を大幅に省略する書かないワンストップ窓口を導入する自治体が増加しております。書かないワンストップ窓口は、来庁者が申請書に記入することなく、証明書の交付が1か所で受けられるワンストップの窓口のことであり、窓口で来庁者が提示したマイナンバーカードや運転免許証などの身分証明書に基づき、職員が氏名や生年月日といった個人情報を確認するとともに、必要な証明書や各種の手続を聞き取りして書類を作成し、来庁者が書類の記載内容を確認した上で署名すると手続が完了する仕組みとなっております。全国の自治体では、北海道の北見市が全国に先駆けて導入し、議員御指摘のとおり、県内では深谷市などでも既に導入されております。 書かないワンストップ窓口を導入した場合には、来庁者が必要な書類ごとに申請書等を記入する時間が省略されることから、待ち時間の解消にもつながり、窓口における利便性の向上が期待されます。また、市の窓口業務におきましても、手続漏れの防止や職員の業務量の削減等において効果があると思われます。 一方、導入に関する多額の経費、導入後のランニングコスト、1対1の応対を行う窓口環境の再整備と人員体制の確保、既存の窓口からの切替えのタイミングなどが課題となることから、費用対効果を含めたコストや体制を考慮した上で、導入に当たってはDXに向けた全庁的な取組の中で可能性を見極める必要があるものと考えております。 来庁者が申請しやすく、できるだけ負担の少ない証明書の発行業務を行うために、どのような窓口の機能が望ましいか、利用される方の御意見も伺いながら、現状と課題をしっかりと把握し、他市の先進事例などを参考に導入の可能性を含め、調査研究してまいりたいと考えております。 続きまして、発言事項4、飼い犬の健康とフレイル予防について順次お答えします。 初めに、(1)市内における犬の登録数と注射済み票交付数についてお答えいたします。 令和4年度末の登録数は2,458頭、注射済票交付数は1,758頭です。なお、5年前との比較になりますが、平成30年度末の登録数は2,265頭、注射済票交付数は1,669頭となっております。 次に、(2)ドッグランにつきましては、御指摘のとおり、ペットの適正飼育の観点から、飼い犬の健康にも配慮が必要であり、ドッグランなどの環境整備の必要性を認識しているところですが、立地の問題だけではなく、公園等に併設する場合などは、公園利用者に制限や不便を生じさせることから、公共施設整備の視点での検討が必要であると認識しております。 ○議長(富澤啓二議員) 大野企画部長。     〔企画部長(大野久芳)登壇〕 ◎企画部長(大野久芳) 発言事項3、DXのうち(2)「お悔み窓口」の設置についてお答えをいたします。 お悔やみ窓口の設置につきましては、各種手続に係るシステムが各部署で統一されていないことや、お悔やみ窓口を配置するスペース確保の観点から設置を見送っておりました。 議員御指摘のとおり、逝去に伴う各種手続について、市民の皆様の負担にならないようにすることはとても重要なことであると受け止めております。そのため、令和元年に死亡後の各種手続等の案内文書の見直しを行い、御遺族の方にとって分かりやすい御案内が出来るよう努めさせていただいているところでございます。 議員から御提案いただきました取組につきましては、部所間連携をすることなどにより実現可能性は見込まれるものと思われます。ただし、当該お悔やみ窓口の事務を実施する人員の確保や、関連する多くの手続の全てに精通した職員の育成など、人員面での課題もございますので、引き続きお悔やみ窓口の設置を含む窓口サービスの改善を研究し、進めてまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。
    ◆5番(齋藤幸子議員) 様々な御答弁ありがとうございました。順次再質問をさせていただきたいと思います。 1、子育て支援策。 (1)多胎児世帯へ支援の取組について。 1人でも育児は大変ですが、同時に2人以上の妊娠、出産、育児と、多胎児ならではの困難さに直面することも少なくないと思います。以前、そらまめキッズ多胎児事業支援がありました。現在の支援の状況についてお伺いいたします。 ○議長(富澤啓二議員) 斎藤子どもあんしん部長。 ◎子どもあんしん部長(斎藤幸子) そらまめキッズは、育児不安の軽減や子供の心身の健全な発育・発達を促す目的で、平成16年度から市内3か所の子育て支援センターで実施しておりました。その後、現在の南、北、北第二子育て世代包括支援センターに引き継がれ、各施設で名称を変えて実施しており、令和4年度は合計12回、延べ39組、120名の方の参加がありました。参加いただいた方の感想としては、多胎児を持つ親ならではの悩みや楽しみをゆっくりと話すことができると好評を得られており、孤立の防止につながっています。 市では、ゼロ歳から5歳までの多胎児のいる御家庭に開催の案内を通知するとともに、これらの事業は妊娠期から参加が可能ですので、母子健康手帳交付時に多胎児であることを把握した際は、事業の御案内をしております。 ○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。 ◆5番(齋藤幸子議員) 御答弁ありがとうございました。 今は、名称が変わって引き続き開催されていること、また孤立防止につながっていること、多胎児の掌握もされていることも分かりました。引き続きよろしくお願いいたします。 そして、多胎児を育てる世帯の経済的な負担を軽減しようと、滋賀県栗東市は、本年度から出産時や小学校、中学校、高校の入学時に助成金を支給する事業を開始し、それぞれの時期に双子の世帯には6万円、三つ子以上の世帯には1人当たり6万円を加算して支給しており、同事業は、県内初の試みとのことでした。多胎児を育てる親御さんは、双子が生まれてから幼稚園に入るまでは、毎日が本当に大変でした。子供の成長のうれしさは2倍になるものの、家計への負担が大変だったとお話しされておりました。 和光市でも、多胎児出生時の助成金についてお願いできないかお伺いいたします。 ○議長(富澤啓二議員) 斎藤子どもあんしん部長。 ◎子どもあんしん部長(斎藤幸子) 多胎児における経済的な支援に関する御質問ですが、現在のところ、多胎児世帯を対象とした特別な支援策については行っておりません。 現在、国では、子育て世帯に対しての施策を進めておりますので、国の動向を注視するとともに、今後、多胎児世帯に対する経済的支援につきましては、国や他市の事例等も参考にしながら研究してまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。 ◆5番(齋藤幸子議員) ありがとうございました。 多胎児世帯への経済的支援、今後の検討よろしくお願いいたします。 次に、(2)一時保育事業の現状について。 リフレッシュ保育の状況は分かりました。 リフレッシュ保育の空きがなく利用できない方が多くおりますが、この利用枠を増やしていただけないでしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 斎藤子どもあんしん部長。 ◎子どもあんしん部長(斎藤幸子) リフレッシュにつきましては、みなみ一時保育室では延べ利用定員879人に対して延べ1,077人、しらこ一時保育室では延べ利用定員586人に対して延べ1,063人をそれぞれ受け入れており、公設一時保育室では、通常の空き枠を利用して年間で675人の児童を定員を超えてお預かりしています。 リフレッシュの利用枠を増やすことについては、他の利用枠の利用状況等を勘案し、慎重に検討してまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。 ◆5番(齋藤幸子議員) ありがとうございます。 今後、一人でも多くの方が利用できるような検討をよろしくお願いいたします。 今月13日、政府は、少子化対策や財源の考え方を示した、こども未来戦略方針を決定いたしました。このことを日本大学の末冨芳教授は、子育て家庭に寄り添った支援策が盛り込まれており、歴史的な転換と評価しています。そして、子育て当事者や若い世代の安心につなげられれば、確実に子供の数は増えてくると言っておられました。 和光市においても、今後、寄り添った支援をよろしくお願いいたします。 次に、発言順位2、福祉、帯状疱疹ワクチン接種について。 一人でも多くの方が帯状疱疹にならず、ワクチンを接種出来るよう帯状疱疹ワクチン接種費用の助成を実施している県内市町村が増えております。市としての見解を伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 帯状疱疹ワクチンにつきましては、厚生労働省におきましても定期接種化を検討中のワクチンの一つとして審議がなされているなど、予防効果が高いものであると認識しております。 県内におきましても、既に接種費用を助成している自治体がございますので、助成対象者や助成費用等、先進的な取組を検証した上で、当市の実情も踏まえ前向きに検討してまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。 ◆5番(齋藤幸子議員) 前向きな検討、ありがとうございます。 昨年12月に、公明党市議団と地域の方々とで、市長に帯状疱疹ワクチン接種費用の助成を要望させていただきました。市民の思いがじかに伝わったと思います。市長の見解を伺いたいと思います。 ○議長(富澤啓二議員) 柴崎市長。 ◎市長(柴崎光子) 帯状疱疹ワクチンへの助成につきましては、議員が今お話しされたとおり、昨年12月に公明党和光市議団の方々から御要望をいただいております。また、本年2月に和光市のホームページにおいても帯状疱疹に関する記事を掲載するなど、その周知・啓発に努めさせていただいているところです。 ワクチン接種への助成につきましては、先ほど部長からお答えさせていただきましたが、ワクチンの接種率等、先進自治体の取組を検証した上で前向きに検討してまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。 ◆5番(齋藤幸子議員) ありがとうございました。 次に、発言順位3、DX。 先ほど書かないワンストップ窓口についての御答弁、ありがとうございました。 これからも市民の皆様のために一日も早く便利性の向上が図られるよう、期待をしております。 (2)お悔み窓口。 将来的に設置ができたら、事前に電話予約を受け付けてほしいと思います。 さいたま市では、お悔み窓口にまず電話連絡を入れていただき、その際に伺った内容を基に市役所での必要な手続や持ち物を個別にお調べします。その後、市役所に来ていただいた際にお調べした結果を基に手続を御案内するとともに、申請書等の作成を支援します。手続の時間が大幅に短縮できるようになったそうです。 将来的に窓口が導入された場合には電話予約を受け付けていただけると、行政サービスの迅速化に寄与すると思いますが、見解を伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 大野企画部長。 ◎企画部長(大野久芳) 議員御提案の電話予約につきましては、職員側が事前に情報を把握する観点からも電話やウェブなどによる事前受付は有効であることから、将来的にお悔み窓口を導入する場合には、電話などによる事前受付の仕組みにつきましても併せて前向きに研究してまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。 ◆5番(齋藤幸子議員) ありがとうございます。 市民の皆様のためによろしくお願いいたします。 次に、発言順位4、ペットと健康。 飼い犬の健康とフレイル予防ということで、犬の登録件数、また狂犬病の注射済み手続の数は分かりました。 本市では、狂犬病注射済み手続について、個人で窓口に来ての手続となります。もしくは郵送扱いとあります。本市に足を運ぶことが大変だとの声も聞いております。そして、郵送扱いだと、郵送代も個人負担になります。 志木市、新座市では、朝霞保健所管内狂犬病予防協会獣医師会所属病院で、注射済み票の交付手続と犬の登録がワンストップでできると聞いております。 本市においても、所属病院でのワンストップの取組ができたらよいかと思いますが、見解を伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 喜古市民環境部長。 ◎市民環境部長(喜古隆広) ただいま議員から御案内のとおり、志木市は朝霞保健所管内狂犬病予防協会獣医師会との協定により、今年度から近隣4市の動物病院で犬の登録と注射済み票の交付を同時に行うことができる、いわゆるワンストップサービスを開始しており、同様のサービスは新座市でも行っております。 当市の場合は、志木市、新座市と異なりまして、板橋区、練馬区の動物病院を利用する方が多いため、近隣4市の動物病院を対象としたワンストップサービスの要望は少ないという地域事情がございます。 そのため、ワンストップサービスのニーズを補完するため、LINEを用いた犬の登録及び注射済み票発行等のサービスを年内に提供できるよう、ただいま準備を進めているところでございます。 ○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。 ◆5番(齋藤幸子議員) 前向きな御答弁、ありがとうございます。 (2)ドッグラン(人と犬のふれあい)について。 以前、外環上部の新倉2丁目広場にペット広場が設置されていました。今、外環延長工事のため一時閉鎖しており、その期間は5年間とのお知らせでした。既に5年は過ぎています。そのために今まで利用されていた方がわざわざ遠く離れた場所に犬を連れていき、遊ばせています。 その後の計画の見解をお聞きします。 ○議長(富澤啓二議員) 香取建設部長。 ◎建設部長(香取裕司) 東京外かく環状道路工事の進捗状況でございますが、東京外環プロジェクトのホームページによりますと、大泉ジャンクション付近のシールドトンネル工事が既に再開されております。 市といたしましては、再開したトンネル工事の進捗状況を引き続き注視していくとともに、東日本高速道路から新倉2丁目広場の利用再開についての連絡があった際には、閉鎖前と同様にペット広場として速やかに開園できるよう準備を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。 ◆5番(齋藤幸子議員) 前向きな御答弁、ありがとうございました。 地域の皆様は待ち遠しくしておりますので、大変喜ばれると思います。どうぞよろしくお願いいたします。 以上をもちまして一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○議長(富澤啓二議員) 以上で5番、齋藤幸子議員の質問は終了しました。 次に進みます。 発言順位5番、11番、赤松祐造議員、通告書に従い、お願いします。     〔11番(赤松祐造議員)質問席〕 ◆11番(赤松祐造議員) 11番、和光・まちづくり市民の会、赤松祐造です。 発言順位1番から質問いたします。 発言順位1、駅北口土地区画整理事業。 (1)駅北口土地区画整理事業の推進について。 今回の市議選において、多くの北口住民から、遅れている駅北口土地区画整理事業を早く進めてほしいとの強い要望の声がありました。当初の予定であれば、東京オリンピックまでに駅前広場が整備される予定でしたが、途中から高度利用化の話が持ち上がり、多少遅れるのは理解できますが、北口住民にとって、毎朝、毎夕の駅前の交通渋滞、混雑に遭う市民の気持ちはそのとおりです。雨が降れば、駅前は送迎の車で大混雑です。 事業が遅れると、地権者も高齢になり移転が困難になります。職員人件費もかかり、資材、工事費も上がり、事業が遅れれば遅れるほど市の財政負担となります。もっと推進すべきではないでしょうか。市の取組を伺います。 (2)和光市駅北口高度利用化について。 この高層ビルの中には市役所支所もできる予定なので、多くの北口市民が期待しています。 高度利用化の準備組合が設立されていますが、その後の地権者との合意形成の状況、事業が予定どおりに推進されているのか、その進捗をお聞きします。 (3)和光市駅北口通りの道路拡幅整備状況について。 駅北口通りの交通渋滞は現在も続いており、交通渋滞対策は北口住民の強い要望です。道路拡幅、駅前交差点の朝霞方面への右折路は、既に完成すべき時期を過ぎております。 さきの議会質問の答弁では、昨年の4月に拡幅完了予定ではなかったでしょうか。なぜ遅れているのでしょうか。また、右折信号機設置について、朝霞警察署との協議はどのようになっているのか、また、市の取組について伺います。 (4)都市計画道路宮本-清水線の整備に向けた建物移転交渉の進捗と外環側道との交差点の信号機設置について。 この新倉ロータリーの交差点は信号機がなく、とても危険です。過去に交通事故で市民が亡くなっており、その後幾たびも事故が起きております。 過去の議会答弁では、交差点前の建物移転後、道路拡幅を行い、信号機設置予定となっております。長い年月が経過しています。さらにこの建物の植栽が道路上に生い茂り、交通阻害の状態となっております。 地権者との移転交渉はされているのでしょうか。交渉経過と進捗をお聞きします。 8月には自動運転試験車がこの交差点を通ります。建物移転交渉、道路延伸工事、信号機設置についてなぜ遅れているのか、改めてお聞きします。 発言順位2、外環側道・専用道路の整備について。 (1)外環側道・専用道路の植栽計画について。 市民アンケート結果と、さきの議会で質問した四季折々に咲く植樹や木陰の配慮をされているのかを伺います。 (2)歩道と自転車下り坂の交通安全策について どのような対策を取られているのか、お聞きします。 (3)遮音板設置と道路出入口の交通安全策について。 外環側道に隣接した住宅から歩道を渡り車道に出る場合、遮音板があると見通しが悪く危険ですが、交通事故対策として透明遮音板、またミラー、街灯設置などの交通安全策についてどのような配慮がされるのか、お聞きします。 (4)交差点の安全策、信号機設置について。 外環下のトンネルにある3か所の交差点の交通安全策について、信号機設置など、検討はどのようになっているのか、伺います。 発言順位3、自動運転車専用車線整備。 専用車線2期区間道路整備と社会実証の市民説明会が開催されましたが、その内容と地元住民の質問と意見内容について、住民意見の中に問題、課題がありましたら伺います。 発言順位4、財産管理について。 オランダ製カリヨンベルの鐘2基の利活用について。 和光市では、39年前の昭和59年の総合児童センター設立時、オランダ製のカリヨンベルを1基、約500万円で購入し設置。また、平成14年の市立しらこ保育園設立時に1基設置しています。しらこ保育園には郷土の歌人、清水かつらを伝承する意図もあったそうですが、多くの市民はその設置、またその意図を知らない状況です。 また、総合児童センターの鐘は、2021年3月議会では、広沢複合施設建設後に温浴施設の屋上に設置し、建替え前と同様に奏でるとの答弁でしたが、移設した場所に問題があるのか、鐘の音が聞こえず、多くの市民が以前のようにカリヨンベルの音を聞いていない、鐘を知らない状態となっております。 市がオランダより輸入した高価で貴重なものが生かされておりません。この2基の現状をどのように認識されているのか、お聞きします。 発言順位5番、資産戦略。 長期未着手丸山台・外環上部遊休地の利活用はトライアル・サウンディングの実施について。 この丸山台外環上部は、公共施設が利活用できるように整備費6億3,000万円をかけ、毎年維持管理費をかけています。 この遊休地の利活用策については、過去に斎場建設からバスターミナルなどいろいろと長期間議論されてきましたが、課題が多く、全て取組には至らず、何か座礁している感じです。さきの3月議会での当方の質問に対する答弁では、東日本高速道路株式会社の立体道路制度の利活用方針の考え方が変わったため、ワークショップなどによる市民ニーズの把握や民間事業者、市民活動団体等にお試しで利活用してもらうトライアル・サウンディングの実施を検討してまいります。広場の公共的な利活用を検討する上で、ここ数年、市民を取り巻く生活環境は変化しており、市民ニーズの変化を把握する必要があり、ワークショップを開催し、市民の皆様がやりたいことやどのように市の魅力を向上させていくかなど自由に意見を出していただき、公共的な利活用を洗い出す取組を進めてまいります。また、トライアル・サウンディングは公有地や公共施設等で試験的な利用を希望する民間事業者等を募集し、一定期間実際に使用してもらい、市場ニーズや地域のニーズがあるか把握する制度です。本格的な利活用を前に、外環上部丸山台広場でトライアル・サウンディングの実施に取り組んでまいりたいと考えていますとの答弁でした。 長い間、利活用策を検討されたが、座礁したようになっています。ここで新たに仕切り直し、トライアル・サウンディングの実施に切り替え、市民ワークショップの開催から民間事業者のノウハウを活用し官民共創で事業にトライアルすることは、和光市の総合振興計画の、まちづくりは、みんなでつくる、みんなでつなぐ、私はこの方法に賛同いたします。 長い間、和光市の一等地が放置状態ではよくありません。このトライアル・サウンディングの実施に取り組んでいただきたいと思います。新組織となった企画部の取組を伺います。 発言順位6番、高齢者福祉について。 超高齢化社会に向け、特別養護老人ホームの拡充について。 超少子、超高齢化、第1次ベビーブームの団塊の世代、これは私の世代で、240万から270万と言われています。昨年度生まれた赤ちゃんは80万を切っています。今回は、この団塊の世代の高齢化対策の一つ、特養ホームの拡充について質問いたします。 団塊の世代の子供、第2次ベビーブームの人たちから男女共働きの時代になり、女性が働けるよう子育て支援のために保育園を拡充してきましたが、これからはその子供、また孫が成長し手がかからなくなったら次はその親が高齢となり、養護・介護の必要が生じてきます。共働きではとても親の介護は難しく、できないのが実情です。 さきの選挙のとき、ある高齢の婦人から夜、電話がありました。弱った夫が福祉の里に入れず、介護でとても大変でした。そして、亡くなられたと。今度は自分1人になり、この先、遠くの子供にも頼れず、とても心配で不安。何とか取り組んでくださいとの悲痛なお声でした。 今まで市は待機児童ゼロを目指し、子育て支援に力を入れて頑張ってきましたが、今は待機児童問題から待機高齢者の課題に力を注ぐべき、転換する時代の分岐点だと私は考えます。この高齢者対策の課題を収めなければ、その息子、娘たちは安心して働けなくなります。 そこで、その課題の一つが特養ホームの拡充です。高齢者、特に年金生活者は経済的に厳しい生活をされている方が多く、これからますます特養ホームの希望者が増えてきます。待機児童ゼロを目指したように、特養ホームの待機高齢者ゼロを目指していただきたい。 そこで、和光市の特養ホーム和光苑の現在の定員と、ホーム入所を望んでいる待機高齢者は現在何名でしょうか、お聞きします。 また、この待機高齢者に対し特養ホームの拡充、建設について、どのような対策を立てて取り組んでいるのでしょうか。 さきの議会では事業者の応募がないとの答弁でしたが、このままではよくありません。超少子化の時代、家族が親の介護ができない人口構成にもなっており、これは長く続きます。行政が力を入れ、万難を排して取り組まなければならないと思いますが、市の考えをお聞きします。 発言順位7番、空き家対策。 さきの議会答弁の和光市内にある673棟の空き家と、和光市空家等対策協議会について。 空き家の棟数、調査概要をホームページで公表されたのでしょうか。 また、空家等対策協議会を立ち上げ協議し、対策計画を策定するとのことでしたが、協議会のメンバー構成、その後の協議内容、取組を伺います。 発言順位8番、公園、緑地の整備。 (1)市有地公園のトイレ整備について。 新しくできたみつば公園や西本村さくら公園等に多機能トイレを設置、災害時の避難所として整備することについて。 さきの議会で、近隣の朝霞市では、ほとんどの市有地公園に多機能トイレが設置されていますが、和光市は市有地公園が少なく、トイレ設置状況もよくないので、その取組を要望してきました。 昨年、和光市の公園のトイレ整備について質問しましたが、そのとき、西本村さくら公園は借地なのでトイレ設置はできないとの答弁でした。その後、市は土地を買い上げましたので、その制約はなくなっております。公園トイレがないと不便で、公園利用度が下がります。また、災害時の避難所としてトイレは必要ですので、市の取組をお聞きします。 (2)新倉ふれあいの森整備、狭い森の入り口の拡張することについて。 新倉ふれあいの森には、絶滅危惧種などの貴重植物が多くあります。今、NHKの朝のテレビドラマで放映されている植物学者、牧野富太郎氏が命名したタマノカンアオイやキツネノカミソリなど、貴重植物も生息しています。 さきの議会で述べましたが、この新倉ふれあいの森を将来、和光市の自然植物園として環境教育、自然教育の場として活用することを提案いたしました。 そこで、新倉小学校や北原小学校の児童、地域の保育園園児の観察会がこのところ何度か開催されています。しかし、入口が狭く、全員が入れず、道路にあふれている状態です。交通安全上も考え、拡張整備する必要があります。また、業者の維持作業も、狭いと作業が困難です。NPO、ボランティア団体からも拡張要望の声が挙がっております。 市の取組をお聞きします。 1回目の質問は以上です。 ○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員の質問に対する答弁を願います。 香取建設部長。     〔建設部長(香取裕司)登壇〕 ◎建設部長(香取裕司) 発言事項1、駅北口土地区画整理事業について、順次お答えをいたします。 初めに、(1)駅北口土地区画整理事業の推進についてお答えをします。 駅北口土地区画整理事業につきましては、権利者の皆様の御協力をいただきながら建物移転を行い、道路の築造、宅地造成、上下水道などの工事により事業を進めております。 しかしながら、当施行区域は建物の密集度が高いことから、建物戸数に対して移転戸数の割合が多くなり、建物移転に時間を要しております。そのため、権利者の皆様の生活再建や建物移転による不安解消等について丁寧な説明を行いながら、集団移転など事業期間を短縮する手法を検討し、早期完成に向けて取り組んでまいります。 次に、(2)和光市駅北口高度利用化についてお答えします。 和光市駅北口地区の市街地再開発事業の合意形成の状況については、現在、約9割の関係権利者から事業化の合意を得ている状況です。 また、市街地再開発事業の進捗については、組合の設立や事業計画の認可に先立ち、令和5年6月28日から都市計画法第16条に基づく都市計画原案の縦覧や説明会を開始します。 今後は、令和5年度の都市計画決定及び変更を目指し、手続を進めてまいります。 次に、(3)和光市駅北口通りの道路拡幅整備状況についてお答えをします。 さきの議会でも答弁したとおり、和光市駅北交差点については、道路の拡幅部分を利用して暫定的に右折帯を整備し、交差点部の整備完了時に正規の右折帯及び右折信号機を整備する計画で進めております。 これまでもこの計画に沿って交通管理者である朝霞警察署や埼玉県警、道路管理者である朝霞県土整備事務所と協議を重ねてまいりました。現在、歩道部の一部は完成しておりますが、暫定の右折帯の整備に当たっては歩行者横断信号機、電柱等の移設が必要となります。あわせて、質屋前の車両信号機の移設も必要なため、時間を要している状況です。 今後も、車両や歩行者の安全性を十分確保しつつ、関係機関との協議を重ね、早期整備を目指してまいります。 次に、(4)都市計画道路宮本-清水線の整備に向けた建物移転交渉と、外環側道との交差点の信号機設置についてお答えします。 交差点整備に向け移転が必要となる建物所有者に訪問を続けたところ、令和4年10月に一度お会いすることができました。しかし、その後再び直接お会いできる機会が取れていない状況です。 当該交差点部につきましては、建物の移転後、大幅な交差点改良を行い、その後、信号機の設置を計画しております。 今後も、一日でも早い建物移転の実現を図るべく継続して交渉を進めていくとともに、交差点改良や信号機の設置に向けて関係機関との協議を進めてまいります。 次に、発言事項7、空き家対策、和光市内にある673棟の空き家と和光市空家等対策協議会の今後の取組についてお答えします。 市では、空家等対策計画の作成に向け、令和4年度に空家等実態調査を実施し、空き家等の候補を対象に現地調査や所有者アンケート調査などを行いました。最終的に空き家等は208棟と確認できましたので、調査結果の概要を令和5年3月、市のホームページに公表しました。 また、令和5年3月定例会で対策協議会の設置条例を議決いただきましたので、現在、市民委員の募集など委員選考業務を開始しております。今後、法務、不動産等に関する学識経験者などの委員を確定し、具体的な協議を進めてまいります。 次に、発言事項8、公園、緑地の整備について、順次お答えします。 初めに、(1)市有地公園のトイレ整備についてお答えします。 新倉5丁目のみつば公園につきましては、公園開設時に当公園と隣接するふたば公園との距離が100m程度であることから、トイレを共有することを想定し、ふたば公園にトイレを設置したものです。 一方、下新倉4丁目の西本村さくら公園は、敷地面積が約1,270㎡の借地公園でしたが、令和4年度に用地を取得し、令和5年3月定例会で和光市立公園として承認いただきました。 トイレ設置には機能に見合った敷地面積が必要となり、既存の遊具の安全領域等を考慮し、設置可能か検討する必要があります。また、トイレを設置することで夜間にたまり場になるなど環境の変化が見られることもあります。そのため、まずはトイレが公園内に適切に設置可能かどうか、検討をしてまいります。 次に、(2)新倉ふれあいの森の整備についてお答えをします。 新倉ふれあいの森は、土地所有者から土地を借りて市民に公開している市民緑地です。 入口の改善に向けて、市と協働で緑地を管理している団体の方から現地にて意見を伺いました。拡張に当たっては、既存の樹木や野草の植生状況とのり面の状況及び入口付近の交通安全対策等を十分に考慮する必要があります。また、土地を借りて公開している市民緑地のため、土地所有者の承諾も必要となります。そのため、まずは土地所有者と入口の改善に向けて協議をしてまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 加山建設部審議監。     〔建設部審議監(加山卓司)登壇〕 ◎建設部審議監(加山卓司) 発言事項2、外環側道・専用道路の整備について、順次お答えいたします。 初めに、(1)外環側道・専用道路の植栽計画についてお答えします。 自動運転サービス導入事業における1期区間の植樹帯の植栽計画につきましては、令和4年11月に、近隣住民や通行人等を対象に植えてほしい樹種についてアンケート調査を行い、60件の回答をいただきました。 樹種の選定においては、アンケート結果で希望の多かったものの中から春から秋にわたり花が楽しめるように選定を行いました。選定した樹種としては、低木ではヤマツツジ、オオムラサキツツジ、サツキツツジ、中木ではハナミズキ、キンモクセイ、ムクゲ、ヤマモモとなっております。また、植栽時は中木で樹高が2.5m前後ですが、成木時には木陰をつくり出す樹高となる樹種となっております。 次に、(2)歩道と自転車下り坂の交通安全策についてお答えいたします。 自転車歩行者道の安全対策につきましては、下り坂を走行してきた自転車が交差点手前で徐行や一時停止するように、整備前と同様に車止めやポストコーンを復旧することになっています。また、歩道上で自転車と歩行者の分離を視覚的に誘導する路面標示を行い、歩行者と自転車が接触しないように配慮してまいります。 次に、(3)遮音板設置と道路出入口の交通安全策について、お答えいたします。 交通安全策として設置されていたカーブミラーや街路灯については、道路整備のため一時撤去していましたが、元の位置付近に復旧いたしました。 遮音壁の再設置につきましては、沿道の住宅等の出入口部分の場合、近隣住民の意見を伺った上で車両の出入口から離して設置し、見通しをよくするなど安全性に配慮して設置することとしています。 なお、再設置について不要という声が多く、設置希望がなかった7か所については再設置しないことにしています。 街路灯については、灯具を水銀灯やナトリウム灯からLED照明に変えて照度を上げるとともに、走行車両から見て交差点に立つ歩行者の視認性が高まるよう、適切な場所に再設置しています。 次に、(4)交差点の安全策、信号機設置についてお答えいたします。 信号機の設置については交通管理者である警察の権限となりますので、引き続き協議を行ってまいります。 まずは、道路管理者として交差点があることをドライバーに注意喚起するために、柿ノ木坂トンネル、上谷津通り及び赤池通りとの交差点手前に、交差点注意の路面標示を現道及びバス専用通行帯に行ってまいります。 次に、発言事項3、自動運転車専用車線整備、専用車線2期区間道路整備と社会実証についての市民説明会の内容と地元住民の質問と意見内容、課題についてお答えいたします。 令和5年6月上旬に、和光版MaaS令和5年度住民説明会を対面式、オープンハウス形式、ウェブ形式により計4回実施し、1期社会実証走行及び2期区間道路の整備概要について説明を行いました。 説明会において、市民の皆様からいただいた御意見のうち課題となりそうな主な意見としましては、2期区間の道路整備による騒音・振動に関すること、全体事業費と収益による事業の採算性に関すること、専用車線の部分的な整備による事業性に関すること等になります。 説明会でいただきました御意見を踏まえ、事業に取り組んでまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 斎藤子どもあんしん部長。     〔子どもあんしん部長(斎藤幸子)登壇〕 ◎子どもあんしん部長(斎藤幸子) 発言事項4、財産管理、オランダ製カリヨンベルの鐘2基の利活用についてお答えします。 2基のカリヨンベルは、旧総合児童センター及びしらこ保育園の設立時に、郷土の詩人、清水かつらとその歌を伝承することを目的として設置されたものです。現在、それぞれの場所において、1日に数回、「靴が鳴る」、「雀の学校」など清水かつらの曲を奏でています。 今後は、総合児童センター内での掲示を行い、またわぴあホームページや広報への掲載により、貴重な和光市の財産としてPRを図ってまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 大野企画部長。     〔企画部長(大野久芳)登壇〕 ◎企画部長(大野久芳) 発言事項5、資産戦略、長期未着手丸山台・外環上部遊休地の利活用でトライアル・サウンディングを実施することについてお答えをいたします。 本事業のトライアル・サウンディングは、これまでの東日本高速道路株式会社との協議を踏まえ、平面空間の利活用を検討いたします。 外環上部丸山台広場の利活用を希望する民間事業者や市民団体等から提案を募集し、民間の主体的な取組として実際に一定期間利用してもらうことで、利活用の課題を今後の方針にフィードバックし、平面空間利用の市民ニーズや市場性等を確認してまいります。まずは、トライアル・サウンディングの実施に向けた取組として、イベント等のにぎわい創出事業をプロデュースする企画メンバーを公募し、平面空間における利活用についての話合いを開始いたします。 トライアル・サウンディングによるトライアル期間は3年程度を予定しており、利活用方針を確認しながら段階的に取り組んでまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。     〔保健福祉部長(長坂裕一)登壇〕 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 発言事項6、高齢者福祉、超高齢化社会に向け、特別養護老人ホーム拡充についてお答えいたします。 特別養護老人ホーム和光苑につきましては、現在の定員が60名、入居を望んでいる市内の待機高齢者は、令和5年4月1日時点で57名となっております。 また、特養ホームの整備につきましては、第8期和光市介護保険事業計画(長寿あんしんグランドプラン)に基づき、本年5月に公募申請書の配布期間を設けましたが、申請書を受け取る事業者がなかったことから、募集期間を延長する形で6月1日から7月28日までの間、本年度2回目の公募申請書配布期間を設けて、現在、事業者の募集を行っております。 ○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。 ◆11番(赤松祐造議員) それでは、発言順位1から再質問いたします。 駅北口土地区画整理事業、建物移転で集団移転の方法を取るのはいいことだと思うんです、一つ一つでは物すごい時間がかかりますから。あと10%、本当にこれ頑張っていただきたい。90%まで来ているわけですから、あと一つ、二つで高度が建てられないということがあるかも分かりませんけれども、本当に詰めていただきたいと思います。 また、北口通りの道路拡幅、右折帯、線が引かれなくてもあと50cm広ければ、後ろから真っすぐ行く車が通れるわけです。私たち新倉の人は、この議会に来るたびにあそこを通れないので北原小学校のほうを回ってきているわけです。そこで詰まっているわけです。右折帯を造ればかなりの流れができますので、進めていただきたいと思います。 ところで、北口通りの道路拡幅、だんだん進んでいなげやの前も広くなってきております。そこで、そのいなげや前に循環バスのバス停を設置することについて、地元住民のアンケートの中で非常に多くの要望が出ています。それは買物だけではなくて、そこからクリニックや病院にも行くわけです。循環バスは北口で止まらないので、南口で降りて、こちらにバックしているわけです。早い時期にいなげや前が拡幅できて、そこに循環バスのバス停ができれば本当に高齢者の買物、また通院が非常に助かるわけです。 そういうことで、道路拡幅についてはバス停がつくれるようなデザイン、設計になっているのでしょうか、配慮されているのでしょうか、伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 香取建設部長。 ◎建設部長(香取裕司) 都市計画道路の北口駅前線の一般部の車道の幅員ですが、こちらは全幅で10mございますので、バスが停車した場合でも、安全で円滑な運行が可能な幅員となってございます。 ○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。 ◆11番(赤松祐造議員) ありがとうございます。 そこにも近々、無人バスも走るわけですから、本当に早く拡幅していただきたいと思います。 ところで、私はよく駅に立つんですけれども、この北口について、本当3日に1回ぐらいはこれどうなっているのと聞かれます。そういうことで、柴崎市長にお伺いしたいと思います。 この駅北口土地区画整理事業について、多くの市民、特に北口住民は早く駅北口の周辺整備を推進するように強く願っています。いま一度、柴崎市長のお考えをお聞きします。 ○議長(富澤啓二議員) 柴崎市長。 ◎市長(柴崎光子) 駅北口の整備につきましては、私も同じく早く進めたいという思いを持っております。 人口の減少が進んでいく中で、市町村の間での競争も激化しております。そういった中で和光市を選んでいただくためには、市のポテンシャルを最大限に生かした都市基盤整備が重要であると考えております。そのためにも駅北口土地区画整理事業において事業進捗の見える化を進め、和光市に既に暮らしている方や、また和光市を訪れる人にとっても楽しいと感じられたり、楽しいことが起こっているぞ、あるんじゃないかと思えるような、わくわく感のあるまちづくりをお示ししていくことが大切だと考えております。 本年度は、駅北口再開発事業が事業化に向けて動き出すと、いよいよ駅北口まちづくりが加速化する局面を迎えております。10月には、新たに駅北口まちづくり事務所を立ち上げる予定となっております。一層のスピード感を持って取り組んでいくとともに、積極的な周知にも努めてまいりたいと思います。 ○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。 ◆11番(赤松祐造議員) 本当によろしくお願いします。 ある国会議員の勉強会、地元の人でね、埼玉県で一番所得があるのは和光市らしいんですね。3位、4位は朝霞市、12番目に新座市がある。この所得が一番の和光市の駅の北口に立って、・・・・・・・・・・・・・南口に立てば、それなりのものはできていますけれども、北口も南口と同じように早くきれいにしていただきたいと思います。 (4)の都市計画道路宮本-清水線について、単にそこに信号を造るだけではなくて、その先に道路を狭くするためのガイドラインというか、規制の赤いポールがいっぱい立っているんですけれども、早く拡張して、谷中の区画整理の跡地の残滓の棒みたいなのが立っていますけれども、あれも早くきれいにしていただきたいと思います。 ただ、ここに建っている建物、十何年かでまだ1回しか会っていないわけですね。やはり私ら営業マンにいろいろなことを教えているけれども、お百度参りってありますからね、何度も何度も、また三顧の礼というのもありますから、1回だけではなくて、やはりあそこに行っていただきたいと思います。 私らがあそこを通るとき、いつも車が止まっているからね。中に人がいらっしゃるのではないかなと思う。また、交渉もしないから、木が道路に出ているわけです。そこはトラックが多く通っているので、非常に危険ですから、その話からでも行って糸口をつかめればいいと思います。ぜひ交渉していただきたいと思います。 発言順位2番の質問です。 今朝、私の質問に合わせて植えたのかなと思うぐらい、昨日ぐらいから外環側道の遊歩道に木が植わっていました。これで木陰ができると思う節もありますが、一生懸命やられたんだと思います。ドウダンツツジなんか植え過ぎているような気がいたします。植えてしまってから文句を言うわけにはいかないので、皆さんも見られたらと思います。 そこで、せっかくいろいろな市民からアンケートを取って植えた木です。アンケートを出した人もやはり気になると思いますので、全部の木に1本1本ネームプレートをつけたらとんでもないものになりますから、グループにネームプレートをつけられたらと思います。 私たちが越戸川で県と共にやったときには、全部の木にネームプレートをつけました。それは難しくないんです。コピーしてラミネートしたものを下につっておくだけでもいいんです、最初だけ。将来的にお金ができれば、ドウダンツツジだとかキンモクセイとか、ヤマモモもありましたね。これも実がなるので面白いと思います。そういうのをつけてあげると、歩いている人も退屈せずに坂道を上ることができますので、せっかくつくったんですから、やったらと思います。 今、キンモクセイと聞いて驚きました。これは牧野富太郎氏が名前をつけた木らしいですから、ちょっとつけると勉強になると思います。ぜひお願いします。 3番の遮音板設置について。 私も下り坂はエンジンを吹かさないので音が出ないから、ブリキの遮音板は要らないのではないかと思っていましたけれども、1軒1軒聞いたわけですね。聞いたら、不要だと、遮音板がないほうが道路に出られるから、安全なのでつけないでほしい、不要だというのは先ほど聞きましたけれども、もう1回、その辺の答弁をお願いします。 ○議長(富澤啓二議員) 加山建設部審議監。 ◎建設部審議監(加山卓司) 遮音壁の再設置につきましては、近隣に住宅等がある箇所については、1軒1軒御意見等を伺っております。 今、議員がおっしゃったように、坂を下る場合にはエンジンを吹かすこともありませんので、逆に何で設置していたのかというお話もございましたので、その辺は御要望をお伺いした中で設置をしない箇所が出てきているところでございます。 ○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。 ◆11番(赤松祐造議員) 私もだまっていましたけれども、遮音板をつけたら、小さなドウダンツツジとかサツキが全部日陰になってしまって、花が咲かなくなってしまうんですよ。そういう面で危惧していましたけれども、住民が要らないというので、植物も助かったと思います。 ところで、外環側道・専用道路の整備で、住宅出入口の安全策は分かりました。 現在、埼玉県朝霞県土事務所と外環の地蔵橋に谷中川、またさっきの越戸川からの遊歩道があそこで詰まっているわけです。それをつなげる計画があります。この地蔵橋は、その下に川が流れているのが分からないわけですね。ブリキの遮音板で地蔵橋から川が見えない、川と遊歩道が見えるように透明な遮音板に改善できないでしょうか。検討願います。というのは、埼玉県と朝霞県土とやる遊歩道、そこから赤池通りを通らなくても、橋を渡ったらすぐ川の横を歩いて通れる道ができるわけですけれども、そこは透明板を採用していただきました。同じような取組をお願いしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 香取建設部長。 ◎建設部長(香取裕司) 透明な遮音板への改善についてですけれども、今後、遮音板の経年劣化や損傷等の状況を踏まえながら検討してまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。 ◆11番(赤松祐造議員) ちょうど地蔵橋のところに自動運転のバス停、また循環バスのバス停ができるわけですね。バス停で降りて、見たら、この下に川があるのは分からないわけです。向こうに川があって、雨のときは川に水が流れているのがかなり見えるので、防災上も必要だと思います。 それと、(4)番、交差点の安全策、信号機設置について。 警察と協議中ということですけれども、1か所ぐらいは押しボタンをつけないと。今度、木がなくなって、先までよく見えるんですね。だから、かなりスピードを落として下りてきます。だけど、私らは横切るときによく見えていいんだけれども、前より坂道を下りてくるスピードが早いような気がします。あそこを中学生とかみんな渡るので、1か所ぐらいは押しボタンを、私は地蔵橋のところは要ると思いますので、警察から答えが来るのを待つのではなくて、こちらで主体を持って警察に要望していただきたいと思います。これは要望です。 発言順位3番、自動運転車線について。 自動運転車専用車線整備に関連して現外環側道の陥没道路の補修について。 1車線で非常に交通量が多いので補修は難しいと思いますが、その工事計画について。 いっときは一緒に工事するのかと思ったら、今日見たら、7月に工事するという看板が立っていました。和光市の道路はなぜか陥没とかひび割れがよそのまちより多いように私は感じます。舗装しても早い時期にそれが生じていますが、コンクリートの組成、また路盤に問題はないのでしょうか、伺います。 道路補修をしても、早いところは二、三年、三、四年でもう1回補修している、赤池通りなんか多いですね。せめて15年ぐらいはもってほしいと思いますが、いかがでしょうか。 また、今回の工事は何年ぐらい、しっかりした工事計画なのでしょうか。15年、20年の計画の道路を造るのか、その辺を聞かせてください。 ○議長(富澤啓二議員) 香取建設部長。 ◎建設部長(香取裕司) 和光市内の道路は破損箇所が多いのではないかという御指摘につきましては、先ほど議員も御指摘されていましたけれども、やはり和光市は、国道254号和光富士見バイパスや都市計画道路などの骨格となる幹線道路の整備が不十分であるため、市内の生活道路に大型車などが流入していると思います。その結果、道路の損傷が激しく、道路の状態が悪化しております。 これらに対して道路行政として行うべき最も重要なことは、幹線道路をしっかり整備してネットワーク化を進めることであると認識しております。 そのような状況ではございますが、路面の性状や交通量の調査の結果、損傷や劣化の状況を踏まえた中で、安全な通行帯を確保するために、傷んだ舗装路の改善を図るため、個別施設計画に基づきまして、路盤組成等の改善を含めて整備を進めております。 ○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。 ◆11番(赤松祐造議員) 確かに私は赤池通りを通るんですけれども、しょっちゅう工事をしていて、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お金をかけてもったいないような気がします。確かに大型トラックが通らないともっともつと思いますので、警察とも話し合って、大型の進入禁止になっているところは規制をしていただきたいと思います。 ところで、専用車線が使用されるようになりますけれども、専用車線は自動運転車に市内循環バス以外に乗り合いバス、軽車両、原付バイク、自転車が走行できるそうですが、確認いたします。 ○議長(富澤啓二議員) 加山建設部審議監。 ◎建設部審議監(加山卓司) バス専用通行帯につきましては、路線バスと、今回、実証走行させる自動運転バスが走行できます。また、基本的に原付自転車と自転車につきましては、第1通行帯を走るということが決まっておりますので、道路交通法に基づきそのような対応になります。 ○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。 ◆11番(赤松祐造議員) 恐らく深夜に原付バイクの人は喜んで飛ばすのではないかと思いますので、それは警察の取締りになると思いますが、分かりました。 次は、発言順位4、オランダ製カリヨンベルについて。 私がなぜこういう質問をするかというと、先人がこういう文化的なものをお金をかけて残してくれているわけですね。それがやはり引き継がれていないということは、非常に残念だと思うんです。 先ほど1日数回鳴らしているという答弁でしたけれども、私の近所の子供たちが児童センターのプールに行っています。ベルが鳴っていると思うんだけれども、聞いたことはあるかと言ったら、全然聞いたことがないと。前は児童センターの上にどんとあって、シンボルになっていたわけです。そのシンボルを残してほしいということで、私は議会で2度ほど質問して、それを残すということであったわけです。 カリヨンベルの利活用について私は提案します。カリヨンベルは、調べると、平和の鐘とも言われています。それで一案なんですけれども、和光市が今年行った平和宣言、そのイベントとして、平和宣言の記念にこの平和の鐘を鳴らすことを提案したいがいかがでしょうか。児童センターにある鐘は、建て替え前と同様に奏でるという答弁をもらっていますが、奏でられていないので、市民みんな、鐘が見える、聞こえるように移設すべきではないでしょうか、市の取組を伺います。いかがでしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中康一) 今、御指摘いただきましたように、カリヨンベルは平和の鐘ということでございまして、当市は、平和都市宣言したということもございますので、今後どのような利活用ができるか調査研究してまいりたいと思います。           --------------------- △休憩の宣告 ○議長(富澤啓二議員) 一般質問の途中ですが、ここで暫時休憩します。午後4時07分 休憩午後4時15分 開議  出席議員   18名  1番   2番   3番   4番   5番   6番   7番   8番  9番  10番  11番  12番  13番  14番  15番  16番 17番  18番  欠席議員    0名  職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(前に同じ)  地方自治法第121条の規定による説明のための出席者(前に同じ) △開議の宣告 ○議長(富澤啓二議員) 休憩を閉じて、会議を再開します。           --------------------- △市政に対する一般質問(続き) ○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。 ◆11番(赤松祐造議員) 発言順位5、丸山台・遊休地について。 これは和光市の本当に大きな負債なんです。6億3,000万円をかけたものが、二十何年間も使わずに置いてある。これは金利にすると6億円どころではないです。一般企業だと、その何倍、3倍、三十何億円、三六、十八億円ぐらいの負債だと思わないといけません、経営者であればね。 2回目の質問をいたします。 外環上部遊休地の広場の利活用について、こういう市場性があるのではないかという、これは私の提案です。 スケートボード等ができる広場を考えてみてはどうでしょうか。東京オリンピックで公式競技に選ばれ、男女とも金メダルを取り盛り上がり、多くの子供や若者が新たに始めています。また、親が子供にスケボーを買い与えているが、安全に遊べ、練習するところがなく狭い道路で遊んでいます。また、一般スポーツはわこスポアイランドや総合体育館、運動場がありますが、スケートボードはありません。 そこで、幼児が遊べ、中級、また高レベルまで安全にスポーツできる場所をこの広場に造ることを考えてはどうでしょうか。 これは取組例ですが、兵庫県尼崎市では、地元NPOとの活動で若者が自由に滑れるスケートボードパークができており、大変人気でにぎわっているそうです。尼崎市長は、スケートパークの開設と社会実験の試みは、若者の社会性の育成やユースワークの推進にもつながるものというメッセージを述べています。 また、県のホームページに載っていますが、埼玉県でも最近、久喜菖蒲公園にスケートボードエリアが試行オープンしています。スケートボード以外に、和光市のみつば公園で人気のボルダリングや、幼児の自転車練習やマウンテンサイクルの遊び場が和光市にありませんので、そういうもの。また、老若男女誰もが憩え、体操、踊りなどができる市民向け多目的広場を真ん中に造り、子供の遊具はインクルーシブ遊具を考える。また、先ほど齋藤議員がおっしゃったドッグランですね、ワンワン広場や、過去にもしゃべりましたが、傍らの草原にヤギとかウサギなどを放すのも楽しいです。このような多目的広場ができれば、市がにぎわいます。箱物ではないので、工事も比較的簡単でしょうが、いかがでしょうか。 トライアル・サウンディングでのこの遊休地の活用は、まさに第五次和光市総合振興計画の「みんなでつくる」、「みんなをつなぐワクワクふるさと和光」と和光市のまちづくりモデルになると考えます。私はこの広場に平和の鐘、カリヨンベルが設置できればと思います。そして、この広場をこれからの若者のための育成事業、ユースワークの広場となるよう提言します。これを公民で共創、みんなで共に創るという意味ですが、共創・みんなで考える。まずは市民ワークショップの開催です。運営方法は官民共創で考える。この長年使われていない外環上部遊休地をスケートボード広場などに利活用する案についていかがでしょうか。市のお考えをお聞きします。 ○議長(富澤啓二議員) 大野企画部長。 ◎企画部長(大野久芳) 大変に興味深い様々な御提案をいただき感謝を申し上げます。 トライアル・サウンディングの利活用案につきましては、先ほど答弁したイベント等のにぎわい創出事業をプロデュースする企画チームや、市民ワークショップなどで御提案いただきましたようなボルダリングやドッグランなど、市民の実現したいことややってみたいこと、これらについて対話を重ね、市民や民間事業者等と一緒に検討してまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。 ◆11番(赤松祐造議員) このたび和光市も若い職員を多く採用するわけですが、そういう人たちに考えてもらうんです。そうすると、いい案が出ます。 もちろん、これから3回目質問しますけれども、今回のトライアル・サウンディングのためだと思いますが、資産戦略課で公共空間利活用プロジェクトを立ち上げ、企画メンバーを今募集されていますが、その内容を伺いたいと思います。また、その応募状況を伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 大野企画部長。 ◎企画部長(大野久芳) すみません、突然に御質問いただきましたので、詳細につきましてどこまでお答えできるか分かりませんが、確かに現在、様々な発想、アイデアを募集するため企画メンバーを募集しております。 現在、たしか3名程度の応募があったと認識をしております。これからさらに募集を続けて、多くの職員から手が上がるような形で検討してまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。 ◆11番(赤松祐造議員) 30名ぐらい応募があるのかと思ったけれども、あれ探すの大変です。もっと人を集めるために工夫されたらいいと思います。 私、1回見て2回目探すときに分からなくなりました。せっかくやるので、それと、さっき話したように、新しい職員、若い職員の柔軟なアイデアを入れて、今の遊びですから、やはりそこでやってみたほうがいいと思います。 この前、ある勉強会で、こういうものを官民共創でやるときに、任せきりじゃなくて、やはり職員が柱になってやらないと失敗すると言っていました。そのことを私、何人かの職員に話しましたけれども、やはり職員が柱になってプロジェクトはやらないと失敗します。私も過去にいろいろなプロジェクトをやりましたけれども、大勢人を集めてやるからわいわいできるだろうと思ったら大きな間違いです。流されます。やはりしっかりやるんだという信念を持つ職員が柱になってやってください。 そういうことで、スケボーとかいろいろな案を出しましたけれども、ここで柴崎市長にお聞きします。 長期未着手丸山台・外環上部遊休地の利活用、トライアル・サウンディングの実施について、過去、斎場建設からバスターミナル案など十数年私は取り組んできましたが、種々の問題があり、流れています。今回は市民参加で進めるとのことで期待しています。柴崎市長のこのことに対する取組への思いをお聞きいたします。 ○議長(富澤啓二議員) 柴崎市長。 ◎市長(柴崎光子) 外環上部丸山台広場の利活用案につきましては、市長への手紙を通じて、小学1年生の方から本当にわくわくするようなかわいらしいアイデアをいただいたこともありました。また、議員の御提案のように、検討段階から市民が主体的に関わることは、シビックプライドの醸成にもつながるものと考えております。 和光市に住み続けたい、訪れたいと思われるような地域価値の向上を目指して、対話を重ねながら地域資源の可能性を確認してまいりたいと思います。 ○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。 ◆11番(赤松祐造議員) コロナでまち自体が分断されて、市民のつながりが薄れていっています。私もボランティアの会を持っていますけれども、やはりみんな停滞に落ちていきます。やはりこういうわくわくするテーマを市民に投げていって、まちを引っ張っていかなければ、まちににぎわいはできません。いろいろな不祥事もあります。まちが本当にマイナスに走っていますので、こういうのでしっかりやれば、本当にいいまちになると思います。 次に、発言順位6番、高齢者福祉について。 先ほど延長して公募中とおっしゃいましたけれども、定員が60名で今57名待機。待機児童は21名、こちらの待機高齢者のほうが多いですね。ちょっと大変な問題です。 そこで、2回目の質問です。 特養ホームの拡充・建設について、今後、待機高齢者ゼロを目指すとして、特養ホームの待機高齢者の3年後、5年後の収容定員数と減数目標を立てているのでしょうか。それにより待機者はどのように減少するのか、和光市の取組を伺います。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 第8期長寿あんしんプランにおける今後の特養ホームの利用者数は、令和7年度に116人、令和12年度に131人を見込んでおります。 和光苑の現在の定員は60名であることから、令和7年度には56人、令和12年度には71人の不足が生じることとなりますが、その一方で、利用申込みをしていても、他の施設に入居している等の理由により、必ずしもすぐに入居する方のみではない状況もあるものと認識しております。そのため、第8期長寿あんしんプランにおきましては、地域密着型の特養ホームを整備することで、定員29名の増加を図ることとしております。 また、その後に見込まれる不足分につきましては、本年度策定予定の第9期長寿あんしんプランの策定過程において検討してまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。 ◆11番(赤松祐造議員) ところで、部長にお聞きします。埼玉県、特に和光市近郊、朝霞市、志木市、新座市など他市の特養ホームの施設数は御存じですか。この前話しましたけれども。 ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 令和5年5月26日現在の資料では、近隣市の状況につきまして、朝霞市が5施設、志木市が4施設、新座市が8施設と確認をしております。 ○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。 ◆11番(赤松祐造議員) 私も和光市は1つしかないということでちょっと調べてみました。朝霞市には確かに5施設です。4施設と地域密着が1施設、収容人員は400名です。志木市は4施設、380名収容します。和光市は先ほど60名とおっしゃいましたね。新座市は8施設です。6施設と地域密着が2施設、総勢719名収容されます。荒川の向こうの戸田市には6施設あります。東上線沿線、ふじみ野市は7施設、川越市は18施設、また、さいたま市は76施設あります。人口が和光市に近い蕨市は5施設、4施設と地域密着が1施設で374名収容します。先ほど60名に29名ぐらい足すとおっしゃいましたけれども、全然これでも最下位になりますね、埼玉県の中で。 埼玉県内の市で、1施設だけの市は和光市だけでした。私は、先ほど1施設、定員60名、近隣他市の現況を調べました。これは3日前ですけれども、私、本当に驚きました。今までは和光市の長寿あんしんプランは、日本でナンバーワンだと自負しておりましたが、この当市の現況についてどうお考えでしょうか。 部長も先ほど調べて知ったと思います。和光市は、高齢者が施設の世話にならないよう健康長寿の施策の推進が進んでいることは承知しています。これは必要な施策です、長寿あんしんプランはね。ケアフルとかいろいろなことがありますね。しかし、これからのますますの高齢化、超高齢化に向け特養施設の拡充にもっと取り組むべきではないでしょうか。改めてお聞きします。
    ○議長(富澤啓二議員) 長坂保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(長坂裕一) 公募期間の延長ということで申し上げましたが、それのみならず、施設整備に当たっての要件の見直しも含めて検討してまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。 ◆11番(赤松祐造議員) 先ほど待っているのは57名で増えないと言うけれども、増えないのではないのです。ふじみ野市だとか川越市とか遠くへ行っているんです。連れ添いがいてお見舞いに行くのに、とっても大変なんです。 昨日話した人は、旦那さんがふじみ野市の特養に入っています。毎日、奥さんに来てほしいと言うけれども、毎日は行けないというわけです。2日に1回行っています。 川越市なんか私、行きましたけど1時間半ぐらいかかります。立派なのがあります。やはり地元にないと見舞いにも行けない。そうすると、もっと悪くなってしまうわけです。見舞えば元気になっちゃうわけですよね。これは大変なことなんです。 そこで、柴崎市長に質問いたします。 この超高齢化社会に向け、特別養護老人ホームの拡充に取り組むことは、私は和光市にとって最重要課題だと思います。他市は着々と進んでいます。先ほどのデータを見てもらえば分かるように。 埼玉県内全市の中で特養ホームが現在1施設しかないのは和光市だけです。現在、多くの方が和光市の施設に入れず、ふじみ野市などの遠い施設で世話になっている原因ではないでしょうか。遠い他市の施設では、家族がお見舞いに行くのはとても大変との声を多く聞きます。やはり近い和光市の施設を望んでおられます。これらに鑑み市長のお考えをお聞きします。 また、和光市の施設は大部屋だというんですね。私は入ったことがないから分からないんですけれども。最近の新しいのは、ユニットで個室になっているそうです。これは、こういうところで働いている御婦人に聞きました。遅れていますよと言われました。確かにそうです。精神障害者のグループホームも個室になっています。時代がそのように動いていますので、それに対する取組は喫緊の課題だと思います。 人口が蕨市と同じなのに、1施設しかないから、あと4施設ぐらい造らないといけないということになるわけです、単純に考えてね。今日、明日の問題ではないですけれども、喫緊の課題です。その辺を踏まえて市長のお考えをお聞きします。 ○議長(富澤啓二議員) 柴崎市長。 ◎市長(柴崎光子) 議員のおっしゃるとおり、和光市では特養ホームが足りておらず、待機されている方が多いということは十分認識をしております。また、特養ホームの整備につきましては、これまでも募集を行っておりましたが、やはりなかなか応募する事業者がいないと聞いておりますので、公募条件の見直しの可能性について検討してまいりたいと思います。 具体的には、今、北エリアで募集しておりますが、市内全エリアに拡大するとか、事業者が用地を確保するという要件も、市があっせん等できないか。また、今、議員が大部屋が多くて時代にそぐわないというような御意見がございましたが、現在公募しているものが個室のみ整備可となっており、それはそれで事業者の方にとっては制約となっているのかなと考えておるところでしたので、その場合は大部屋でも可能とするかとか、そういったことを検討した上で応募していただけるような条件を考えて進めてまいりたいと思います。 ○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。 ◆11番(赤松祐造議員) しっかりしないと、和光市の40代、50代、団塊ジュニアの人たちが管理職とか要職に就いたときに、お父さん、お母さんの面倒見られないと働けなくなるわけです。ちょうど皆さんのお父さんのお父さんはやっていけないということですね。そういう問題があります。よろしくお願いします。 次に、発言順位7、空き家対策です。 和光市空家等対策計画策定支援業務委託を公募型プロポーザルで実施されていますが、その要領、また業務委託業者は決定されているのでしょうか。その内容をお聞きします。 ○議長(富澤啓二議員) 香取建設部長。 ◎建設部長(香取裕司) 答弁の前に、先ほど発言事項3の自動運転車専用車線整備のところで、舗装の耐用年数に関しての答弁が漏れていましたので、答弁いたします。 一般的に舗装の耐用年数は10年程度を想定しておりますが、先ほどお答えしましたように、生活道路に大型車両が流入したことにより、やはり損傷が早くなっているという状況でございますので、やはり幹線道路の整備をすることが重要で、交通の車両の変化が生じることによって、10年以上もっていくというものでございます。 続きまして、7番、空き家対策についての答弁ですが、和光市空家等対策計画策定支援業務委託は、公募型プロポーザル実施要領に基づき、1次審査である書類審査と、2次審査であるプレゼンテーション及びヒアリング審査を実施いたしました。審査によりまして、優先交渉権者として国際興業株式会社埼玉支店を選定しましたので、選定結果を令和5年6月に市のホームページに公表いたしました。 ○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。 ◆11番(赤松祐造議員) 空き家の調査について、多くは物置にすれば税金がかからないだろうということで、物置にするから棟数が減ったんだと思いますが、やはり時がたてば空き家になってしまいますので、継続的な調査が必要だと思いますが、その考えはあるのでしょうか。 ○議長(富澤啓二議員) 香取建設部長。 ◎建設部長(香取裕司) 令和5年3月に市のホームページに公表した調査結果の概要につきましては、和光市の空き家等の実態として重要なデータでございますが、今後も継続的に空家等実態調査を実施して、時間的な経過による状況を把握することも重要と考えております。 空き家等に関する状況や情報を取得するために、5年に一度の頻度で都市計画基礎調査が実施されておりますので、これらと連携して実施することについて今後検討してまいります。 ○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。 ◆11番(赤松祐造議員) 和光市は空き家だけではなくて、ワンルーム、アパートにも空き室が非常に多いです。これも協議会で検討していただきたいと思います。 また、先日、国会で新たに管理不十分な空き家に対する法が改正されたニュースが流れています。どのような法律なのか、市の取組をお聞きします。 ○議長(富澤啓二議員) 香取建設部長。 ◎建設部長(香取裕司) アパート、ワンルームマンションなどの共同住宅の空き室につきましては、特に分譲の共同住宅において管理運営や相続放棄に伴う所有者不明の空き室などが一般的に多く問題となっております。このような問題に対応するため、横断的な庁内連携体制の構築や和光市が抱える課題等を踏まえた空家等対策計画が必要となります。 また、空家等対策特別措置法の改正につきましては、今後増え続ける空き家に対しまして、周囲に悪影響を及ぼす特定空家等の除却等のさらなる推進に加え、周囲に悪影響を及ぼす前の段階における管理不十分な空き家等について、固定資産税の住宅用地特例を解除するなど空家等対策を総合的に強化することが盛り込まれております。 御質問の共同住宅の空き室問題や空家等対策措置法の改正につきましては、今後作成してまいります空家等対策計画の中で、空家等対策協議会の中で議論して協議を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。 ◆11番(赤松祐造議員) 次、ふれあいの森についてですけれども、この前、6月の豪雨で上谷津ふれあいの森の・・の畑の土砂が大量に流れて森の階段が損傷し、今、使用禁止になっていますが、これは森自体ではなくて、畑の管理の問題が悪くて土砂が流れたのだと思います。市の復旧への取組をお聞きいたします。 ○議長(富澤啓二議員) 香取建設部長。 ◎建設部長(香取裕司) 6月5日に公園みどり課の職員が現地確認を行いまして、遊歩道の階段が土砂により通行することができない状況を確認いたしました。速やかに立入禁止の対応をするとともに、応急対策について工事事業者と打合せを行いました。 また、ブルーシートにて応急処置を行いまして、二次災害防止を含めた緊急対策工事を実施しております。今後、遊歩道の階段の修繕等の復旧を予定しております。 以上でございます。 ○議長(富澤啓二議員) 以上で11番、赤松祐造議員の質問は終了しました。 なお、先ほどの赤松祐造議員の発言中、不穏当な発言があれば、議長において精査をいたします。           --------------------- △発言の訂正について ○議長(富澤啓二議員) ここで、18番、吉田武司議員から発言の訂正の申出がありますので、これを許します。 18番、吉田武司議員、御登壇願います。     〔18番(吉田武司議員)登壇〕 ◆18番(吉田武司議員) 本日、一般質問の中で発言事項3、子ども・子育て支援、(3)病児・病後保育の現状と課題、今後の計画についての1回目の質問の中で、園児の体温が37.5度を超えるの発言で、37.5度を超えると発言するところを35.7度と発言しました。正しくは37.5度ですので、訂正をお願いいたします。 ○議長(富澤啓二議員) ただいまの18番、吉田武司議員の申出は、会議規則第65条の規定に基づき、議長において許可することとします。           --------------------- △延会の決定 ○議長(富澤啓二議員) お諮りします。本日の議事はまだ残されていますが、この程度にとどめ延会したいと思います。これに異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(富澤啓二議員) 異議ないと認めます。よって、本日はこれにて延会とすることに決しました。           --------------------- △次会の日程報告 ○議長(富澤啓二議員) 日程第3、次会の日程を事務局長に報告させます。 ◎事務局長(松戸克彦) 報告します。 第13日、6月20日、火曜日、午前9時30分から本会議を開き、市政に対する一般質問を順位6番から行います。 以上です。           --------------------- △延会の宣告 ○議長(富澤啓二議員) 本日はこれにて延会します。午後4時40分 延会...