和光市議会 > 2018-11-21 >
11月29日-01号

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  1. 和光市議会 2018-11-21
    11月29日-01号


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    平成30年 12月 定例会和光市告示第214号  平成30年和光市議会12月定例会を次のとおり招集するので、地方自治法第101条第7項の規定により告示する。  平成30年11月21日                       和光市長 松本武洋1 期日  平成30年11月29日2 場所  和光市議事堂               応招・不応招議員応招議員  18名   1番   菅原 満議員      2番   西川政晴議員   3番   熊谷二郎議員      4番   鳥飼雅司議員   5番   内山恵子議員      6番   吉田武司議員   7番   村田富士子議員     8番   富澤啓二議員   9番   猪原陽輔議員     10番   待鳥美光議員  11番   吉田けさみ議員    12番   赤松祐造議員  13番   安保友博議員     14番   吉村豪介議員  15番   小嶋智子議員     16番   金井伸夫議員  17番   齊藤秀雄議員     18番   齊藤克己議員不応招議員  0名          平成30年和光市議会12月定例会                第1日平成30年11月29日本日の議事日程   開会   開議第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 議事日程の報告第4 諸報告  (1)議長報告  (2)監査報告  (3)視察報告(総務環境、文教厚生)第5 請願の報告   ◯請願第1号 消費税増税10%引き上げ中止を求める意見書の提出に関する請願第6 提出議案の報告、上程  (1)議案第63号 アーバンアクア公園整備工事(その9)の請負契約の締結について  (2)議案第64号 和光市職員定数条例の一部を改正する条例を定めることについて  (3)議案第65号 和光市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることについて  (4)議案第66号 和光市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業利用者負担額に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて  (5)議案第67号 市道路線の認定について  (6)議案第68号 平成30年度埼玉県和光市一般会計補正予算(第3号)  (7)議案第69号 平成30年度埼玉県和光市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)  (8)議案第70号 平成30年度埼玉県和光市介護保険特別会計補正予算(第2号)  (9)議案第71号 平成30年度埼玉県和光市和光都市計画事業和光駅北口土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)  (10)議案第72号 平成30年度埼玉県和光市水道事業会計補正予算(第1号)第7 議案の提案説明第8 議案第63号に対する質疑、討論、採決第9 次会の日程報告   散会本日の出席議員     18名   1番   菅原 満議員      2番   西川政晴議員   3番   熊谷二郎議員      4番   鳥飼雅司議員   5番   内山恵子議員      6番   吉田武司議員   7番   村田富士子議員     8番   富澤啓二議員   9番   猪原陽輔議員     10番   待鳥美光議員  11番   吉田けさみ議員    12番   赤松祐造議員  13番   安保友博議員     14番   吉村豪介議員  15番   小嶋智子議員     16番   金井伸夫議員  17番   齊藤秀雄議員     18番   齊藤克己議員   欠席議員      0名職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名  議会事務局長     本間 修  議会事務局次長    伊藤英雄  主任         高橋寛子  主任         秋元佑介地方自治法第121条の規定による説明のための出席者  市長         松本武洋    副市長        大島秀彦  教育長        戸部惠一    企画部長       橋本 久  総務部長       安井和男    市民環境部長     中蔦裕猛  保健福祉部長     星野裕司    建設部長       小島孝文  危機管理監      仲  司    上下水道部長     牧野里行  教育部長       東内京一    監査委員事務局長   鈴木知子  子どもあんしん部審議監        建設部審議監     榎本一彦             結城浩一郎  企画部次長      奥山寛幸    総務部次長      鈴木 均  市民環境部次長    深野素明    保健福祉部次長    大野孝治  副危機管理監     喜古隆広    会計管理者      田中孝一  上下水道部次長    深野充司    教育委員会事務局次長 河野育雄  選挙管理委員会委員長 浪間 昇    代表監査委員     山田史明  公平委員会委員長   山崎宏征    農業委員会会長    石田秀樹午前9時00分 開議  出席議員   18名  1番   2番   3番   4番   5番   6番   7番   8番  9番  10番  11番  12番  13番  14番  15番  16番 17番  18番  欠席議員    0名  職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(前に同じ)  地方自治法第121条の規定による説明のための出席者(前に同じ) △開会と開議の宣告 ○議長(齊藤秀雄議員) おはようございます。 ただいまから平成30年和光市議会12月定例会を開会します。 出席議員数が定足数に達していますので、会議は成立しています。 これより直ちに会議を開きます。           ---------------------会議録署名議員の指名 ○議長(齊藤秀雄議員) 会議規則第88条の規定により、会議録署名議員を指名します。 13番 安保友博議員 14番 吉村豪介議員 15番 小嶋智子議員 以上、3名の方にお願いします。           --------------------- △会期の決定 ○議長(齊藤秀雄議員) 会期についてお諮りします。 今期定例会の会期は、本日から12月17日までの19日間と決定したいと思います。これに異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(齊藤秀雄議員) 異議ないと認めます。よって、会期は本日から来る12月17日までの19日間と決定しました。           --------------------- △議事日程の報告 ○議長(齊藤秀雄議員) なお、本日の議事日程は、お手元に配付してありますとおり行います。           --------------------- △議長報告 ○議長(齊藤秀雄議員) この際、諸般の報告をします。 最初に、議長報告を行います。 平成30年9月定例会において、趣旨採択の陳情第2号及び採択の陳情第3号については、陳情代表者へ審議結果を通知いたしました。 次に、出席しました会議の報告をいたします。 初めに、議長会の会議です。 10月18日、埼玉県市議会第5区議長会において、山梨県甲府市議会で議会改革について行政視察を行いました。 10月22日、埼玉県市議会議長会第2回役員会が和光市で開催され、平成31年度の負担金及び全国市議会議長会の役割案について協議をしました。 11月8日、埼玉県市議会第5区議長会第2回役員会が和光市で開催され、平成31年度の予算計画及び総会について協議しました。 次に、議長会以外の会議の出席について報告いたします。 10月4日、平成30年第3回朝霞地区一部事務組合議会定例会が開催され、平成29年度朝霞地区一部事務組合一般会計歳入歳出決算認定について審議しました。なお、決算特別委員会に付託され、11月5日に審議が行われました。 以上で議長報告を終わります。           --------------------- △監査報告 ○議長(齊藤秀雄議員) 次に、監査報告を行います。 山田代表監査委員、報告をお願いします。     〔代表監査委員(山田史明)登壇〕 ◎代表監査委員(山田史明) おはようございます。 例月の現金出納検査を行いましたので、その結果について、平成30年7月から9月までの3カ月分を一括して報告いたします。 一般会計、特別会計、水道事業会計下水道事業会計、基金及び歳入歳出外現金に属する現金の現在高並びに出納事務について、証拠書類を審査の上、当月中における収入支出の計数を会計諸帳簿の計数及び預金・現金等現在高表の金額とそれぞれ照合した結果、いずれも計数に誤りはなく、現金の出納及び保管は適切に行われていることを確認いたしました。 詳細につきましては、お手元に配付しております報告書の写しにより御了承願いたいと存じます。 以上で報告を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(齊藤秀雄議員) 報告に対し発言通告がありませんので、質疑を終結します。 山田代表監査委員、御苦労さまでございました。           --------------------- △請願の報告 ○議長(齊藤秀雄議員) 次に進みます。 本会議で審議するものとして請願1件を受理していますので、報告します。 事務局長に朗読させます。 ◎事務局長(本間修) 報告します。 請願第1号 消費税増税10%引き上げ中止を求める意見書の提出に関する請願 以上です。 ○議長(齊藤秀雄議員) 以上の請願は、お手元に配付してあります付託請願表のとおり、会議規則第141条第1項の規定により所管の委員会に付託します。           ---------------------
    △出席理事者の報告 ○議長(齊藤秀雄議員) 次に進みます。 地方自治法第121条の規定により、提出された議案説明のため、市長ほか理事者の出席を要求してあります。           --------------------- △提出議案の報告、上程 ○議長(齊藤秀雄議員) 次に進みます。 提出議案の報告をします。 事務局長に朗読させます。 ◎事務局長(本間修) 報告します。 議案第63号 アーバンアクア公園整備工事(その9)の請負契約の締結について 議案第64号 和光市職員定数条例の一部を改正する条例を定めることについて 議案第65号 和光市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることについて 議案第66号 和光市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業利用者負担額に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて 議案第67号 市道路線の認定について 議案第68号 平成30年度埼玉県和光市一般会計補正予算(第3号) 議案第69号 平成30年度埼玉県和光市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 議案第70号 平成30年度埼玉県和光市介護保険特別会計補正予算(第2号) 議案第71号 平成30年度埼玉県和光市和光都市計画事業和光駅北口土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号) 議案第72号 平成30年度埼玉県和光市水道事業会計補正予算(第1号) 以上です。 ○議長(齊藤秀雄議員) 以上、議案第63号から第72号までを一括して上程します。           --------------------- △議案の提案説明 ○議長(齊藤秀雄議員) 次に進みます。 議案の提案説明を行います。 市長の説明を求めます。 松本市長。     〔市長(松本武洋)登壇〕 ◎市長(松本武洋) おはようございます。 それでは、本会議に提出する議案について、順次説明いたします。 初めに、議案第63号、アーバンアクア公園整備工事(その9)の請負契約の締結について説明いたします。 アーバンアクア公園整備工事(その9)につきましては、三ツ和総合建設業協同組合朝霞営業所と平成30年11月9日に仮契約を締結いたしましたので、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 契約金額は1億6,416万円、工事場所は和光市新倉6丁目地内であります。 次に、議案第64号、和光市職員定数条例の一部を改正する条例を定めることについて説明いたします。 今回の改正は、和光市職員定員管理計画の見直しに当たり実施した業務分析の結果に基づき、職員定数について所要の改正を行うものであります。 次に、議案第65号、和光市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることについて説明いたします。 今回の改正は、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、放課後児童支援員の資格要件等の改正を行うため、この案を提出するものであります。 次に、議案第66号、和光市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業利用者負担額に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて説明いたします。 今回の改正は、子ども・子育て支援法施行令等の一部改正に伴い、和光市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業利用者負担額に関する条例について、対象世帯の利用者負担額を減額することによりひとり親家庭支援の充実を図るとともに、指定都市に住所を有する者とそれ以外の者の利用者負担額について均衡を図ることから所要の改正を行うため、この案を提出するものであります。 次に、議案第67号、市道路線の認定について説明いたします。 都市計画法第29条の規定による開発行為に伴い、市に帰属する公共施設である3路線を市道として認定したいので、道路法第8条第2項の規定によりこの案を提出するものであります。 次に、議案第68号、平成30年度埼玉県和光市一般会計補正予算(第3号)について説明いたします。 今回の補正予算については、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億2,982万2,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ269億7,929万3,000円とするものであります。 初めに、主な歳出について説明いたします。 款1議会費では、政務活動費の不請求による不用額を減額しております。 款2総務費では、庁舎電気室直流電源装置更新工事生け垣設置奨励補助金を追加計上するほか、広沢国有地購入費を増額するなどしております。 款3民生費では、みなみ保育園床修繕工事を追加計上するほか、在宅障害者支援に係る介護給付費・訓練等給付費や乳幼児・子ども医療費助成に係る医療扶助の増額、地域密着型サービス等整備助成事業等補助金の減額などをしております。 款5労働費では、勤労福祉センターに係る修繕費を増額し、款7商工費では、消費生活相談員に係る共済費を増額しております。 款8土木費では、道路沿道の民間ブロック塀等の撤去を促進するための既存ブロック塀等補助金や市道268号線他道路改良工事を追加計上するほか、植樹帯(緑地帯)管理委託料の増額、街路灯に係る電気料金や土地区画整理事業に係る環境影響評価業務委託料の減額などをしております。 款10教育費では、県道拡幅工事に伴う北原小学校外部設備移設工事中央公民館空調機器更新工事を追加計上するほか、小・中学校に係る修繕料を増額するなどしております。 款11公債費では、償還額の確定に伴い元金償還額を増額し、利子償還額を減額しております。 款13予備費については、9月に発生した台風24号による被害の復旧等に予備費を充用したことから予備費の残額が減少しており、今後の不測の事態に備えるため増額するものであります。 また、これらに加え、職員人件費において、職員異動に伴う予算の組み替えなどをしております。 次に、主な歳入について説明いたします。 款9国有提供施設等所在市町村助成交付金等では、交付額の確定に伴い国有提供施設等所在市町村助成交付金を減額するほか、施設等所在市町村調整交付金を増額しております。 款15国庫支出金及び款16県支出金では、障害者自立支援給付費負担金障害児入所給付費及び入所医療費等負担金を増額するほか、埼玉県地域密着型サービス等整備助成事業費等補助金を減額するなどしております。 款19繰入金では、歳入歳出調整後の歳入の不足額として財政調整基金繰入金を増額するなどしております。 款21諸収入では、県道拡幅工事に伴う北原小学校の学校用地内の埋設管及び樹木等に係る移転補償費を追加計上しております。 款22市債では、広沢国有地先行取得費債及び市道舗装修繕事業債を増額するほか、中央公民館空調機器更新事業債を追加計上しております。 また、今年度中に事業の終了が見込めない事業として庁舎電気室直流電源装置更新工事みなみ保育園床修繕工事及び中央公民館空調機器更新工事の3事業を繰越明許費とするほか、債務負担行為の補正では、障害福祉システム元号対応作業業務委託土地区画整理事業に係る環境影響評価業務委託及び和光市史編さん業務委託について追加するものであります。 次に、議案第69号、平成30年度埼玉県和光市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について説明いたします。 今回の補正予算については、既定の歳入歳出予算の総額からそれぞれ226万9,000円を減額し、補正後の歳入歳出予算の総額をそれぞれ7億1,615万7,000円とするものであります。 初めに、歳入については、保険基盤安定負担金の額が確定したことに伴い、保険基盤安定繰入金を減額するものであります。 次に、歳出については、歳入に連動して後期高齢者医療保険料負担金のうち保険基盤安定負担金を減額するものであります。 次に、議案第70号、平成30年度埼玉県和光市介護保険特別会計補正予算(第2号)について説明いたします。 今回の補正予算については、既定の歳入歳出予算の総額からそれぞれ712万2,000円を減額し、補正後の歳入歳出予算の総額をそれぞれ36億727万5,000円とするものであります。 初めに、主な歳出について説明いたします。 款2保険給付費では、居宅サービス地域密着型サービス施設サービスなどの利用件数の増減により、総合すると減額するものであります。 款4市町村特別給付費については、紙おむつ等サービス、食の自立・栄養改善サービスで利用件数が増加したことにより増額するものであります。 款5地域支援事業費については、介護予防・生活支援サービスの利用件数の減少により減額するものであります。 款8介護給付費準備基金積立金では、保険給付費の補正に伴い増額するものであります。 次に、歳入について説明いたします。 款2国庫支出金については、介護保険システム改修について国庫補助金の対象となるため介護保険事業費補助金を増額するほか、歳出予算に連動する形で財源調整し、総合すると減額となるものであります。 款3支払基金交付金、款4県支出金、款6繰入金についても、歳出予算に連動する形で財源調整するものであります。 次に、議案第71号、平成30年度埼玉県和光市和光都市計画事業和光駅北口土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)について説明いたします。 今回の補正予算については、既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ5,680万5,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額をそれぞれ9億7,643万9,000円とするものであります。 初めに、歳出については、移転交渉の進捗により建物移転が見込まれること及び損失補償対象の箇所数の増加により、款2区画整理事業費において、補償金(移転補償)を増額するものであります。 また、市債の借り入れ利率が確定したため、償還金を減額するものであります。 次に、歳入については、款2繰入金において、事業費の増額及び減額の差額について一般会計繰入金を減額するものであります。 また、款5市債において、歳出の増額に伴い、区画整理事業債を増額するものであります。 また、進捗により今年度中に終了が見込めない事業として、建物移転等補償事業について繰越明許費とするものであります。 次に、議案第72号、平成30年度埼玉県和光市水道事業会計補正予算(第1号)について説明いたします。 今回の補正予算については、既定予算第2条に定める業務の予定量のうち、南浄水場第1・第2配水池改修事業(2カ年継続事業)を1億5,525万円に改め、既定予算第3条に定める収益的収入に変更はございませんが、収益的支出の営業外費用を662万3,000円増額し、収益的支出の総額を13億1,712万6,000円とし、既定予算第4条に定める資本的収入に変更はありませんが、資本的支出の建設改良費を8,969万4,000円減額し、資本的支出の総額を5億3,385万2,000円とし、既定予算第5条に定める継続費を平成30年度及び平成31年度それぞれ1億5,525万円、総額3億1,050万円に改めるものであります。 ○議長(齊藤秀雄議員) 以上にて説明は終了しました。           --------------------- △委員会付託の省略について ○議長(齊藤秀雄議員) お諮りします。議案第63号については会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(齊藤秀雄議員) 異議ないと認めます。よって、議案第63号については委員会の付託を省略することに決しました。           --------------------- △議案第63号に対する質疑 ○議長(齊藤秀雄議員) 次に進みます。 議案第63号を議題とします。 議案第63号について質疑を許します。 3番、熊谷二郎議員。     〔3番(熊谷二郎議員)質問席〕 ◆3番(熊谷二郎議員) おはようございます。 それでは、議案第63号、アーバンアクア公園整備工事(その9)の請負契約の締結について、3回にわたって質問いたします。 1回目につきましては、今回、最低制限価格を設けずに調査基準価格失格基準価格この2つを設けていますが、その理由について最初に伺います。 それから、2点目は、入札に参加する者に必要な資格として11項目全て満たすものとしていますが、資格審査数値が1,000点以上の者となっていますけれども、その対象事業者は何社だったのでしょうか。しかし、結果として応札したのは2事業者と大変少なかった要因は何だと考えていますか。 3点目は、市内業者が参入できるように分離発注は考えなかったのか、それぞれ今回の工事およそ11項目ぐらいにわたっての工事になるわけですけれども、市内業者の育成という視点でその点は考えられなかったのか、最初にこの3点伺います。 ○議長(齊藤秀雄議員) 3番、熊谷二郎議員に対する答弁を願います。 橋本企画部長。     〔企画部長(橋本 久)登壇〕 ◎企画部長(橋本久) それでは、熊谷議員の御質問に順次お答えをいたします。 まず、1点目の最低制限価格を設けずに、調査基準価格失格基準価格の2つを設けた理由についてお答えをいたします。 本市の場合、低入札価格調査制度でございますが、総合評価方式または建設工事等の請負契約のうち3,000万円以上の工事については、原則として低入札価格調査制度を適用しております。なお、失格基準価格は低入札価格調査を行うまでもなく、契約内容に沿った業務が適正に執行されないと判断し、失格とする基準として設定しておりまして、平成28年4月1日以降、入札で適用をしております。 それと、2点目の応札業者でございますが、31社の応札可能の業者となっております。一般競争入札参加資格要件といたしましては、登録の営業所要件、これは埼玉県内でございます。それで、資格審査の数値でございますが、1,000点以上ということで、同種の工事の関係で過去10年間に5,540万円以上の工事の実績があるということでございます。 また、それに加えまして、技術者としまして対象工事こちらの施工の品質保持の観点から運動施設の施工技師、こちらのほうの在籍を条件としております。 ○議長(齊藤秀雄議員) 小島建設部長。     〔建設部長(小島孝文)登壇〕 ◎建設部長(小島孝文) 3点目の御質問の市内業者が参入できるように分離発注が考えられなかったのかといった御質問に対しての答弁をさせていただきます。 今回の工事はサッカー場の人工芝、この舗装工事というのがメーンになります。サッカー場というのは実は一見平らに見えるのですが、ゴール前とあと横断方向に微妙な勾配がついています。なので、これを分割して発注してしまうと施工ができませんので、一括して発注を行ったというものでございます。 ○議長(齊藤秀雄議員) 橋本企画部長。 ◎企画部長(橋本久) 1点答弁漏れがございましたので、答弁申し上げます。 応募の事業所が少なかった要因ということでございますが、事業者の事情によるため、あくまでも推測の域を脱しませんが、今回の工事は工期も短く、専門工事の割合が多いという工事内容となっていることで、公告の中でも先ほど申し上げたとおり、運動施設の施工にかかわる技術者の資格要件を定めたため、この技術者を確保することが大変難しかったということが要因として考えられております。 ○議長(齊藤秀雄議員) 3番、熊谷二郎議員。 ◆3番(熊谷二郎議員) 答弁ありがとうございます。わかりました、認識しました。 2回目として2点伺いますが、設計金額及び予定価格をともに2億518万3,000円と設定、それに対して落札額は1億5,200万円、設計金額に対する落札率は74.08%、こうした低落札となったわけですけれども、調査基準価格を下回り、失格基準価格1億4,751万6,880円に迫るものでした。工事履行を可能とする調査委員会の意見について、この低落札に対してきちんと工事が履行できるのか、その点どのように評価したのかを伺います。 それから、調査基準価格以下の対象、いわゆるこの低落札になった主な要因というのは何だったのかを伺います。 ○議長(齊藤秀雄議員) 橋本企画部長。 ◎企画部長(橋本久) 今回の調査委員会の意見ということでございますけれども、工事履行を可能にする基準といたしましては工事内容によりまして原因はさまざまでございますが、主に入札金額の決定理由におきまして、単価あるいは工種の縮減の提示がある場合にその縮減が可能であるとする具体的な理由や根拠が示されていること、あるいは入札金額内訳において適正に積算がされているか、このようなことを検討することとしております。 今回の和光市低入札価格調査委員会の意見といたしましては、落札業者は運動施設工事の施工実績が豊富にございまして、工事の施工体制及び技術力が整っているということ、それと下請業者や資材の手配にも十分なノウハウがあると、また下請業者から詳細な見積もりを聴取した上、積算をしていることということでございます。 さらに、諸経費では当該工事の施工条件をもとに詳細に設計を積み上げた費用を計上しておりまして、諸経費の削減を行っているとこのような意見がございました。 以上のようなことを踏まえまして、調査結果と入札価格が失格基準価格を上回っているということもあわせ考えまして、委員会といたしましては履行可能と判断をさせていただいたという経過がございます。 それと、2点目でございますけれども、審査の内容といたしましては工事の科目といたしまして直接工事、直工です、それと共通仮設あるいは現場管理、一般管理という形で内容を分けまして、それぞれ設計金額に対する入札価格に対しての割合等を比べまして検討しております。 事業者からその調書といたしましていただくのが積算の内訳、これは当然でございます。それと、当該価格で入札した理由、こちらがメーンの資料になります。それと、手持ち資材の状況とか資材の関係、それと手持ち工事の状況、あと過去2年の公共工事の実績、あるいは手持ち機械数の状況、その他必要な事項ということで幾つかの資料をいただきまして、検討をさせていただいたという経過がございます。 ○議長(齊藤秀雄議員) 3番、熊谷二郎議員。 ◆3番(熊谷二郎議員) それでは、3回目、最後の質問になりますけれども、1回目の答弁の中で、主にサッカー場の芝生これの張りつけ等の工事が主であるという話ですけれども、実際には公告なんかで工事概要としてさまざまなそれ以外の工事も入っているわけです。そういう意味では、分離発注という点で市内業者が参入できるような資格要件というのはなかったのかどうか、これを再度確認いたします。 それから、2点目は、今回の請負契約では低金額での契約となっています。和光市は、公共事業の積算では公共工事設計労務単価の適用をし、技術労働者への適切な賃金水準が確保されるよう努めているとしています。とりわけ下請契約者への賃金、法定福利費の明示では標準見積書の活用が有効との見解を示していますが、請負業者に対し、標準見積書の提出と標準見積書に基づく履行を強く業者に対して申し入れるとともに、施工体制の確認をすべきと考えますが、この点はいかがでしょうか。 ○議長(齊藤秀雄議員) 橋本企画部長。 ◎企画部長(橋本久) 今回、市内事業者が参加できる資格要件ではなかったのかという御質問でございますけれども、資格要件につきましては一般競争入札参加資格要件の設定のガイドラインがございますので、そちらに基づきまして今回は本店の地域要件を埼玉県内で、土木工事業の資格審査数値が1,000点以上の事業者、先ほど申し上げたとおり、過去10年間に官公庁との請負契約において5,540万円以上の土木工事を元請として施工して、完成させた実績がある者ということでございます。そのため、今回の資格要件で対象となる市内事業者がなかったということでございます。 それと、2点目でございますが、標準見積書の活用ということでございますが、市のホームページにおきまして、元請人への標準見積書の活用等による法定相当額を内訳明示した見積書を下請人に働きかけるとともに、提出された見積書を尊重して契約の締結をするように市としては周知をしております。 なお、落札業者は法定福利費を明示した見積書が提出されております。 ○議長(齊藤秀雄議員) 8番、富澤啓二議員。     〔8番(富澤啓二議員)質問席〕 ◆8番(富澤啓二議員) 先ほどの部長の答弁の中で、サッカー場の工事ということで専門的であること、また資格要件で過去10年間に5,400万以上の実績とありました。この2点について三和総合建設業協同組合の主な過去の実績を伺います。 ○議長(齊藤秀雄議員) 8番、富澤啓二議員に対する答弁を願います。 橋本企画部長。     〔企画部長(橋本 久)登壇〕 ◎企画部長(橋本久) それでは、御質問にお答えいたします。 実績ということでございますが、埼玉県の工事を初め近隣ではさいたま市、それと朝霞市、志木市、ふじみ野市、あるいは東京都など幅広く官公庁の施工実績がございます。 今回のサッカー場の工事でございますが、先ほど申し上げたとおりの実績がございますが、当市におきましても小学校の改築工事等実績がございます。 ○議長(齊藤秀雄議員) 8番、富澤啓二議員。 ◆8番(富澤啓二議員) ありがとうございました。了解いたしました。 先ほどの質問の中で三和と申し上げましたが、三ツ和の間違いですので、訂正させていただきます。 以上です。 ○議長(齊藤秀雄議員) 2番、西川政晴議員。     〔2番(西川政晴議員)質問席〕 ◆2番(西川政晴議員) 2点だけお聞きしたいことがありまして、この会社というのはたしか新倉小学校を請け負ったと思います。そして、地元企業とJVという形で工事を行ったと記憶しておりますけれども、その折の私が経験者として一番気になったのが工事監査報告書、あの中で今もって監査当日に要するに親になる会社の現場代理人が出席していないこと、それと検査の折に工事図面がなかったという指摘と、あとそれぞれ工事日報というのに不備があるということで大ざっぱに言って五、六点の指摘があったと思います。その是正を今回、入札の折はどう確認したか。 それと、入札金額と工事評価点というのがあるはずなんです。その辺の今度の入札においてどういう点数がとられたか、それを確認させていただきます。 ○議長(齊藤秀雄議員) 2番、西川政晴議員に対する答弁を願います。 橋本企画部長。     〔企画部長(橋本 久)登壇〕 ◎企画部長(橋本久) それでは、西川議員の御質問にお答えをいたします。 おっしゃるとおり平成18年から平成20年に新倉小学校の改築工事、こちらのほうを請け負っていただいた経緯がございます。ただ、現在の三ツ和総合建設協同組合でございますが、組合設立から46年たって、今も長期の実績を有している会社でございます。資本金も1億円で、社員が108人ということで、直近の3カ年の平均の請負の工事実績というものも約60億円ございます。建設業の県内企業としてはトップクラスの規模と実績を有しているという会社でございます。 また、技術力につきましても、今回のアーバンアクアの工事に関連して1級の土木施工管理技士こちらは71名、それと1級舗装施工管理技術者、こちらも21名がいるということでそのような会社でございます。 また、先ほど申し上げたとおり、県を初め近隣市のそういうスポーツ施設の工事実績もあるということでございます。 このような会社でございますので、今回のアーバンアクア工事の請負契約につきましては、特に心配したり、問題のあるという点はないとこのように承知しております。 ○議長(齊藤秀雄議員) 2番、西川政晴議員。 ◆2番(西川政晴議員) あともう一つ、前は建築工事だったのですが、今回は土木工事というような範疇に入ると思います。それと、このアーバンアクア公園の工事に関していくと、先ほども説明があったようにレベルをとるのが大変難しいです。簡単に平らにするとか勾配つけるというのが大きいほど大変なんですが、その辺の今度は契約と同時に多分、現場代理人の届けも受けていると思いますけれども、その方が十分にその辺の施工監理ができるかどうか、我々のお金で要するに信頼できる会社に発注しますから、金額が安いか高かろうがというのが基本じゃなくて、その会社に対してそれで要するに契約できるかというのがポイントですから、現在その辺の土木工事に関する、また運動場の経験ある現場代理人届なりそれが併設されているのか、それだけ確認させてください。 ○議長(齊藤秀雄議員) 小島建設部長。     〔建設部長(小島孝文)登壇〕 ◎建設部長(小島孝文) 今回の工事のまずその現場代理人ですが、これはきちんと資格を持っている者、また我々のほうも監督員がおりますので、現場がきちんとできるように指導を行ってまいります。 ○議長(齊藤秀雄議員) 4番、鳥飼雅司議員。     〔4番(鳥飼雅司議員)質問席〕 ◆4番(鳥飼雅司議員) 何点か伺いたいと思います。提出議案の概要でも書かれているのですが、内容に関して伺いたいと思います。 その内容の中で、「サッカー場の人工芝舗装工事と、将来のナイター照明設備の設置を踏まえた電気設備工事」となっているのですけれども、サッカー場の人工芝というところはわかるのですが、この将来のナイター照明整備というところでは、今、多目的広場とかテニスコートとか野球場とかありますが、そこら辺の整備というのも含まれているのか、そこら辺はもう終わってこのサッカー場に関してやるのか、そこら辺を伺いたいと思います。 ○議長(齊藤秀雄議員) 4番、鳥飼雅司議員に対する答弁を願います。 小島建設部長。     〔建設部長(小島孝文)登壇〕 ◎建設部長(小島孝文) 今回の工事内容についてお答えをさせていただきます。 今回は先ほど申し上げたようにメーンはそのサッカー場の人工芝になるのですが、それに連動して事前に人工芝の下に入れておかないといけない埋設管、例えば排水関係とか電気関係、この埋設関係を入れておくという一連の工事でございます。 ○議長(齊藤秀雄議員) 4番、鳥飼雅司議員。 ◆4番(鳥飼雅司議員) 今の説明でわかりました。という話ですと、多分サッカー場の部分だけの電気関係ということですよね。 このアーバンアクア公園整備工事(その9)というふうになっているのですけれども、今後(その10)、(その11)ということはあり得ていくのかということを確認させてください。 ○議長(齊藤秀雄議員) 小島建設部長。 ◎建設部長(小島孝文) 工事名についてですが、実は(その1)の工事が平成26年度に発注をさせていただいています。それから継続してこの名称を使わせていただいておりますので、今後の発注についても同様な名称を使わせていただきたいと思っております。 ○議長(齊藤秀雄議員) 4番、鳥飼雅司議員。 ◆4番(鳥飼雅司議員) 最後に、もう一点聞きたいのが、この工事をしている期間というのはほかの今施設というのも開放されたりとかしていますよね。そのときに開放されている施設のところを閉鎖して工事を進めるのか、それとも利用者に使っていただいて、それに負担が来ない、安全面を配慮して工事を同時に行っていくのか、そこら辺を最後確認させてください。 ○議長(齊藤秀雄議員) 小島建設部長。 ◎建設部長(小島孝文) 今、公園のほうを開放させていただいているというのは土日祝日ということで、基本的には工事は平日行います。しかしながら、工事が現場のほうは繁忙期に入りますと若干その開放日のところも工事をやる形になりますので、そういった場合には事故とかということが万が一あるといけないので、あくまで工事入るときには利用を一時控えるといったことも今後あろうかと思っております。 ○議長(齊藤秀雄議員) 11番、吉田けさみ議員。     〔11番(吉田けさみ議員)質問席〕 ◆11番(吉田けさみ議員) 質疑のやりとりをお聞きしていまして理解できないのですけれども、過去の入札において低価格、制限価格こういったものを設けないケースもありましたし、それから低価格以下のものであっても、これは工事が履行できるだろうと見れば契約をするというようなケースもかつてあったように記憶しているんです。 それで、今回は調査基準価格失格基準価格を設けているわけですけれども、そもそもこの基準価格、これが適切なものなんですよというような説明というのはどういう根拠から来るのでしょうか。 ○議長(齊藤秀雄議員) 11番、吉田けさみ議員に対する答弁を願います。 橋本企画部長。     〔企画部長(橋本 久)登壇〕 ◎企画部長(橋本久) それでは、お答えをいたします。 まず、最低制限価格でございますけれども、これは工事の130万円以上3,000万円以下の工事について適用をされます。そのため今回は低入札調査という形になっております。 それで、調査基準ということでございますけれども、こちらは公共工事連絡協議会というところで決めましたルールにのっとって施工しているというような形になっております。 ○議長(齊藤秀雄議員) 11番、吉田けさみ議員。 ◆11番(吉田けさみ議員) 今の部長の御答弁ですと、調査基準価格ということで調査委員会にかけましたという話なんですが、要するに失格基準価格も含めてですけれども、これが本当に基準額の設定の仕方、これについては何が根拠になってこの1億4,751万6,884円という数字になっているのか、一点お聞きしたかったんです。それをもう一度お聞きいたします。 ○議長(齊藤秀雄議員) 橋本企画部長。 ◎企画部長(橋本久) まず、調査基準価格ということでございますけれども、まず直接工事費の額の10分の9.7とかそれぞれ共通仮設、現場仮設、一般管理とそれぞれ割合が決まっておりまして、それに基づいた価格という形になっております。 同じく失格も直接工事の10分の7.5とかそういう形で比率が決まっておりまして、それに基づいた価格という形になっております。 ○議長(齊藤秀雄議員) 11番、吉田けさみ議員。 ◆11番(吉田けさみ議員) 再度の確認になるかもしれないのですけれども、そもそも落札者事業者の積算の詳細にわたって価格が低く設定されているのか、あるいは事業者によっては強みとか弱みとかがあってでこぼこがあるけれども、全体的に工事が履行できるだろうというような判断があるのかどうか、その辺の積算のあり方を確認させていただきたいと思います。 ○議長(齊藤秀雄議員) 橋本企画部長。 ◎企画部長(橋本久) 工事の内容にでこぼこがあるかとか一定かという御質問だと思うのですけれども、今回、直接工事につきましては設計に対してある程度の割合を占めております。共通仮設もそうでございますが、特に一般管理という部分について下げておりますので、やはり会社の利益をある程度圧縮してでも、今回の工事をとろうというような形の意思はわかるところでございます。 ○議長(齊藤秀雄議員) ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(齊藤秀雄議員) 質疑がありませんので、質疑を終結します。           --------------------- △議案第63号の採決-原案可決- ○議長(齊藤秀雄議員) 議案第63号について討論を許します。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(齊藤秀雄議員) 討論がありませんので、討論を終結します。 採決します。議案第63号について、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(齊藤秀雄議員) 起立全員。よって、議案第63号、アーバンアクア公園整備工事(その9)の請負契約の締結については、原案のとおり可決されました。 以上にて、本日の日程に掲げた議題は全部終了しました。           --------------------- △次会の日程報告 ○議長(齊藤秀雄議員) 次会の日程を事務局長に報告させます。 ◎事務局長(本間修) 報告します。 第2日、11月30日、金曜日、調査休会。 第3日、12月1日、土曜日、休日休会。 第4日、12月2日、日曜日、休日休会。 第5日、12月3日、月曜日、調査休会。 第6日、12月4日、火曜日、調査休会。 第7日、12月5日、水曜日、午前9時から本会議を開き、議案に対する総括質疑を行います。 なお、総括質疑の発言通告書の提出については、12月3日、月曜日、正午までにお願いいたします。 以上です。           --------------------- △散会の宣告 ○議長(齊藤秀雄議員) 本日はこれにて散会します。午前9時56分 散会                            和議委第38号                            平成30年11月29日和光市議会議長 齊藤秀雄様                     総務環境常任委員会委員長 赤松祐造             行政視察の結果について(報告) 総務環境常任委員会の視察の概要について、下記のとおり報告します。                    記 1 日時 (1) 平成30年10月23日(火) 13時30分~15時30分 (2) 平成30年10月24日(水)  9時30分~11時00分 2 場所及び目的 (1) 新潟県長岡市    特定事件18 リサイクル及びごみ処理対策ついて    ・新ごみ処理施設整備事業について    ・生ごみバイオガス化事業について    ・市民協働によるごみ分別の取り組みについて (2) 新潟県新発田市    特定事件1 行政の総合的企画について    ・新発田市駅前複合施設について 3 派遣委員の氏名  赤松祐造   熊谷二郎   西川政晴   待鳥美光  安保友博   吉村豪介   小嶋智子   齊藤秀雄  齊藤克己 4 旅費 支出総額 348,345円  ・内訳(1人当たり 38,705円)     交通費  20,705円  宿泊費  14,000円  日当  4,000円 5 視察の結果と委員会の所見は、別添のとおり                     総務環境常任委員会委員長 赤松祐造日時平成30年10月23日(火) 13時30分~15時30分視察先新潟県長岡市 生ごみバイオ発電センター視察目的特定事件18 リサイクル及びごみ処理対策について ・新ごみ処理施設整備事業について、取り組みの経緯 ・生ごみバイオガス化事業の効果、メリット ・市民協働によるごみ分別の取り組みについて視察概要説明者:長岡市環境部 若月部長  野口次長 他 ・新ごみ処理施設整備事業に至った経緯  現施設の老朽化(S61.3月竣工)に伴いPFI事業で財政資金の効率的使用、行政の効率化を図る。 旧ゴミ処理施設の問題点:生ごみ収集による高カロリー化の対策、不燃、粗大ごみのさらなる資源化の為取り組む。現在、事業者選定中。 ・生ごみバイオガス発電事業の効果、メリット  生ごみを粉砕、微生物を加え分解しメタンガスを生成、発電機にて発電。燃やすごみの量が約3割減少、ゴミ焼却施設の統廃合、焼却灰を埋め立てる最終処分場の延命、15年間で約35億円削減。二酸化炭素の削減は年間2,000t、バイオガス発電、年間410万kWを売電。騒音、臭気が少ないクリーン施設で最先端施設として子供達の環境教育の場となっている。処理施設の温度が低温(40度)なので、燃焼炉のゴミ焼却施設よりかなり長期間使用可能。 ・市民協働によるごみ分別の取り組みについて  生ごみの分別回収は週2回、燃やすごみは週1回に変更、においの出る紙おむつは指定袋で生ごみの日にも出せ週3回。変更の時には半年間に594回の出前講座で生ごみの資源化を市民に説明。新住民には転入手続き時に説明し協力要請を行っている。所見及び所感 長岡市の生ごみは微生物で分解、バイオガス化発電はとても有効的な環境にやさしいごみの資源化である。当市と朝霞市の人口は合計約22万。長岡市の人口は25万なので、可能性は十分にあると考え、当市と朝霞市で建設する新ゴミ焼却施設に両市で検討すべきテーマと考える。  この施設視察は有意義であった。関係部署にも勧めたい。なお、武蔵野市のクリーンセンターもゴミ焼却場の熱利用発電を行っている(発電効率20%)。この施設と対比し双方の検討が必要。                     総務環境常任委員会委員長 赤松祐造日時平成30年10月24日(水) 9時30分~11時00分視察先新潟県新発田市視察目的特定事件1 行政の総合的企画について ・新発田駅前複合施設について視察概要説明者 新発田市 新発田駅前複合施設長、新発田市立中央図書館長 平田和彦氏 ・新発田駅前複合施設『イクネスしばた』について  市民の立場に立ったまちづくり、人口減の問題の中、新発田の歴史を活用したまちづくりと住民の生活機能を重視し、誰もが充実した市民生活を送ることができるまちづくりの実現を図った。 平成25年 地方都市リノベーション事業交付金利用 供用開始は平成28年度と短期目標で事業化している。 市人口100,930人  新発田駅から新発田城までの間を情報発信、公共サービス、歴史・文化ゾーンと3つのゾーン、目、鼻、口として点在する歴史資源を生かし、観光的魅力の向上を図っている。  特筆すべき点は図書館。館内の工夫、管理運営は市民のニーズをよく捉えている。豊富な本に貯蔵庫、読書、書棚と学習空間の配慮、館内に子育て支援センターや食育の料理キッチンスタジアム、楽器演奏練習の防音室、多目的のカルチャーセンター、喫茶、小レストラン、多目的スペースなど、中高生の居場所作りなども考え、まちをつなぐ場所づくりに取組んでいる。庁内横の組織、教育委員会と市長部局各課で施設管理運営組織を設置し、施設全体が有機的に機能するように人員配置を行っている。フレキシブルな運営体制。所見及び所感 新発田市は国の交付金を利用して平成25年9月に複合施設整備基本方針、平成27年3月に管理運営方針を作成、平成28年に供用開始と短期間に施策を立ち上げ、事業を推進している力は特筆すべき点。運営面も市民目線に立ちフレキシブル。当市の学ぶべき点でもある。優れた他市の取り組んでいる現場を見聞きすることにより、見識が高まり有意義であった。今後の施策提言に活かしたいと思う。                    総務環境常任委員会副委員長 熊谷二郎日時平成30年10月23日(火) 13時30分~15時30分視察先新潟県長岡市視察目的特定事件18 リサイクル及びごみ処理対策について
    ・新ごみ処理施設整備事業について ・生ごみバイオガス化事業について ・市民協働によるごみ分別の取り組みについて視察概要1 新ごみ処理施設整備事業について  ◯旧ごみ焼却施設の問題点  ・焼却施設の老朽化と生ごみの焼却ができないため、高熱炉の必要性  ◯新ごみ処理施設への改善や特筆すべき点  ・高熱対応炉の整備により、ごみ焼却した際のエネルギーを回収し1,000kWの発電を計画 2 生ごみバイオガス化事業について  ◯バイオガス化の効果・メリット  ・燃やすごみの量の減少、最終処分場の延命、二酸化炭素の削減   発電利用余剰電力の売電による利益  ◯バイオガス化発電センター施設を見学し、説明を聞く 3 市民協働によるごみ分別の取り組みについて  ◯平成25年4月からバイオガス化の事業にかかわり、生ごみ・燃やすごみの回収回数等の改善  ◯長岡市指定有料ごみ袋約2リットル袋の採用など市民生活の実態に合わせ改善策を実施所見及び所感 生ごみバイオガス発電センターはPFI事業でBTO方式とのこと。事業計画において十分自治体としての採算性を検討した事業方式と考えられる。  朝霞市との共同ごみ処理施設整備計画に関連し、和光市のみでは生ごみバイオガス化は生ごみ量が少なく実施が難しいが、朝霞市との共同ごみ処理を機会に検討に値するのではないかと考える。  発災時の電気の確保の視点からも、電気エネルギーの地産地消について検討の余地はあると考える。                    総務環境常任委員会副委員長 熊谷二郎日時平成30年10月24日(水) 9時30分~11時00分視察先新潟県新発田市視察目的特定事件1 行政の総合的企画について ・新発田駅前複合施設について視察概要複合施設「イクネスしばた」の3階多目的室にて担当職員から新発田市中心市街地活性化基本計画を教授 1 新発田市のまちづくり 中心市街地活性化計画について  新発田駅から新発田城にかけて、「歴史・文化」、「公共サービス」、「情報発信」の3つのゾーニングを行い、整備を推進。  顔に例えて、目に当たる歴史・文化ゾーンに公園(アイネスしばた)、鼻にあたる公共サービスゾーンに新市庁舎(ヨリネスしばた)、口にあたる情報発信ゾーンに複合施設(イクネスしばた)の整備とJR新発田駅周辺でのバリアフリー化や駅前広場の整備を実施。 2 複合施設「イクネスしばた」を現地視察  新発田の「教育」「食育」「育児」の場として、図書館、こどもセンター、市民活動施設を整えたものとなっていた。所見及び所感◯新発田市の人口は約9万8千人、3万6千世帯、面積533k㎡。人口と世帯数は和光市とあまり変わらないが、面積が20倍。  平成15年度からの新発田駅前土地区画整理事業を実施し、県立柴田病院を移転開院をした。しかし整備後、駅前に大規模な遊休地が発生し、その活用が注視されたいたとのこと。 ◯平成25年度、新発田市中心市街地活性化基本計画を新たに策定し、新発田駅前を情報発信ゾーンとして位置づけ、6つの高等学校との動線上に図書館の一部機能を移転・拡充することを定めたとのこと。  複合施設イクネスしばたは、図書館を触媒として、ひとをつなぐ、まちをつなぐ、活動をつなぐとした複合施設の建設に至ったとのこと。とりわけ、図書館としての機能は素晴らしく、多くの年代市民が活用している状況は素晴らしいと感じた。 ◯和光市の図書館の改修時には参考にしたい施設であった。                      総務環境常任委員会委員 西川政晴日時平成30年10月23日(火) 13時30分~15時30分視察先新潟県長岡市視察目的特定事件18 リサイクル及びごみ処理対策について ・新ごみ処理施設整備事業について ・生ごみバイオガス化事業について ・市民協働によるごみ分別の取り組みについて視察概要新ゴミ処理施設整備事業について(仮称:中之島新ゴミ処理施設)  熱回収施設(高効率ごみ発電施設) ・対象廃棄物:可燃ごみ、破砕可燃物等 ・処理方法:ストーカ炉 ・発電設備:高効率ごみ発電設備 ・処理能力:82t/日(2炉) ※新設の経緯と企画等の進行手順について 生ごみバイオガス化事業について  生ごみバイオガス化発電センター ・湿式メタン発酵設備→バイオガス発電設備(560kw)ピストンエンジン・バイオガス発生量:約8,900N立方メートル・発電量:12,300Kwh/日 ゴミ分別の取組について  市の分別方法、有料ゴミ袋、回収方法、啓発活動等の現状所見及び所感 現焼却施設(鳥越クリーンセンター)の老朽化に伴うもので、PFI事業で財政資金の効率的使用と行政の効率化を図る。焼却熱(高カロリー)から発電へ[一時的な防災拠点の要素]などの特筆点を含め自治体のスペックと民間企業との調整で、事業は一時停止。  生ごみバイオガス発電で年間410万kw(一般家庭の1,000世帯分)の発電量で、生ごみの分別で燃やすごみが約3割、最終処分灰が処分場の延命につながった、メリットとして得たが、発電機をピストン機関(メタンガスで起動)の回転を利用しているシステムは、現時点の能力アップは可能であるか注視する必要を感じる。  ゴミの分別については、各自治体のごみ処理のシステムに適応した物であるように感じる。当市が新設する焼却施設についても、分別回収と焼却施設との連携がポイントと感じる。  レジ袋(有料ゴミ袋含む)の削減はこれからの課題と見る。                      総務環境常任委員会委員 西川政晴日時平成30年10月24日(水) 9時30分~11時00分視察先新潟県新発田市視察目的特定事件1 行政の総合的企画について ・新発田駅前複合施設について視察概要行政棟:延床面積 約7,230㎡(地上3階) 民間棟:延床面積 約3,145㎡(地上4階) 行政棟総事業費 約4,114百万円(内補助金等 2,029百万円) 施設概要 1~3F 図書館・多目的スペース        2F こどもセンター・キッチンスタジオ        1F カフェ(軽食可)・音楽練習室 事業費 総事業費 4,114百万円 :補助金(地方都市リノベーション事業・都市再構築戦略事業) 2,029百万円 :市債(合併特例債) 1,927百万円 :一般財源 158百万円 ※H12年3月 新発田市中心市街地活性化基本計画 策定。  H15年度から 新発田駅前土地区画整理事業を始める。 新発田市内の県立新発田病院を駅前に誘致・移転開院。 整備後、駅前の未利用の遊休地0.7haに対して、平成22年度に請願があり、新発田駅前複合施設の検討に入る。 平成25年度に中心市街地活性化基本計画を新たに策定。 「情報発信ゾーン」と位置付け、駅と高等学校・大学等の動線を図る所見及び所感 事業の推進過程で、基本計画のコンセプトを駅前の条件から「つなぐ」・まちをつなぐ ・ひとをつなぐ ・活動をつなぐ をキーワードに施設の性格を明確に位置付けている。  図書館の蔵書が、分類と陳列がわかりやすいので、閲覧しやすい。南面・東面が全面ガラス窓で、室内が薄いグレイ基調。壁面・天井が塗装されているので空間が広く感じるが、冷暖房の負担が気になる。前年視察した多賀城駅前施設と比較する事ができ、参考となった。音楽練習室・キッチンスタジオについては、和光市のコミュニティ形成の手立ての一考に値する。  駅前の事業が短期間に行われたのは、基本計画が緻密だったのか。                      総務環境常任委員会委員 待鳥美光日時平成30年10月23日(火) 13時30分~15時30分視察先新潟県長岡市視察目的特定事件18 リサイクル及びごみ処理対策について ・新ごみ処理施設整備事業について ・生ごみバイオガス化事業について ・市民協働によるごみ分別の取り組みについて視察概要 長岡市環境衛生センターにおいて、担当部署(長岡市環境部)及び事業会社((株)長岡バイオキューブ)の方々に概要を説明いただいた後、生ごみバイオガス発電センターを見学した。 ・平成16年から「ながおかのごみ改革」に着手、平成25年策定の長岡市一般廃棄物処理基本計画に基づき、市民・事業者・行政の役割分担を明確にして3R(リデュース、リユース、リサイクル)推進等に取り組んできた。平成30年度新たな「長岡市一般廃棄物処理基本計画」を策定。 ・燃やすごみの量削減のため、従来の焼却後埋め立てという処理方式を資源化に転換。生ごみバイオガス発電センターがPFI事業(BTO方式)で平成25年から稼働した。65t/日の生ごみ処理が可能。 ・生ごみを発酵・分解しバイオガスを発電に利用、残渣は固形燃料にして売却し、生ごみを100%利用している。 ・効果として、①燃やすごみの量約3割減少 ②ごみ焼却施設の統廃合、焼却灰を埋め立てる最終処分場の延命により15年間で約35億円の削減 ③バイオガス発電年間410万kW(一般家庭約1,000世帯分)余剰電力を単価42円で地元電力会社に売電 ④燃やすごみ減少により年間2,000tの二酸化炭素削減 ⑤環境教育の場としても活用所見及び所感・「ながおかのごみ改革」への一貫した継続的な取り組みが、生ごみバイオガス発電センターの稼働により、数字として目に見える成果を出し、市民意識も高まっていると推察される。市民に対する広報(長岡市ごみ情報誌の発行等)にも努力されており、また子どもたちへの環境教育の拠点として、平成30年度上半期だけで2,100団体を越える見学があり、市民意識の啓発に大きな効果があると感じた。 ・受入室の生ごみの臭気も予想したほどではなく、脱臭設備、防音対策も万全だった。また、紙おむつ等の発酵不適物を除去する装置により生ごみだけが分別されるシステムは効率的である。 ・地道な市民への働きかけと最先端施設の整備の両輪があって大きな成果を上げることができていると感じた。ごみの減量・分別の徹底には地域の力、市民の力が不可欠。今後、新たなごみ処理施設の整備に取り組んでいく当市にとって大変参考になる事例であると考える。 ・長岡市議会事務局、担当部署及び事業会社の方々には丁寧にご対応いただき、感謝申し上げます。                      総務環境常任委員会委員 待鳥美光日時平成30年10月24日(水) 9時30分~11時00分視察先新潟県新発田市視察目的特定事件1 行政の総合的企画について ・新発田駅前複合施設について視察概要 新発田駅前複合施設(イクネスしばた)行政棟において、担当部署から説明を受けた後、館内の中央図書館とこどもセンターを見学した。 ・新発田市は10万石の城下町として繁栄してきたまちで、現在も城下町の名残を数多くとどめている。 ・駅前の中心市街地活性化の中核となる施設で、「まちをつなぐ」「ひとをつなぐ」「活動をつなぐ」をコンセプトとする。平成22年に駅前を活動拠点とするNPO団体から観光案内所や図書館などの機能を持つインフォメーションセンター建設についての請願が提出されたことを契機に、平成25年度に中心市街地活性化基本計画を策定し、駅前を情報発信ゾーンとして図書館機能の一部移転・拡充を定めた。 ・総事業費は41億1,400万円。(地方都市リノベーション事業・都市再構築戦略事業補助金20億2,900万円。合併特例債19億2,700万円。一般財源1億5,800万円) ・1階には雑誌やヤングアダルト向け図書が並び、カフェや音楽練習室もあって、中高生が気軽に出入りできるカジュアルな雰囲気である。2階は、児童図書、料理、観光、県内資料等の図書やキッチンスタジオ、こどもセンター等がある。3階は調査研究や学習・読書の場としてゆったりした閲覧席が設けられている。閉架の書庫は容量が大きい(約18万冊収蔵可能)。開架は約17万冊収蔵可能である。所見及び所感・市内にある大学と包括連携協定を結び、民間棟に学生寮を入れて、互恵性のある連携を進めたり、高校生の利用を視野にヤングアダルトコーナーや音楽練習室の整備を行う等、若い世代の活用の間口を広げる努力がされている。 ・施設整備にあたっての市民意見の吸い上げ、サポーター制度を導入した市民協働の活動等が行われている。 ・キッチンスタジオはガラス張りで、閲覧スペースと一体感があるつくりになっている。また、こどもセンターと図書館の仕切りもなく、オープンなつくりになっている。(一部騒音に対する苦情がある。) ・図書館の開架にある本は新しい本が多く、大変きれいな状態だった。書架の並び方に特徴があり、照明も明るくて、本を選ぶ楽しみを味わうことができそうだった。 ・閲覧席は、図書を閲覧するテーブルと学習等に利用できるテーブルが別になっており、学習用のスペースはひとりのスペースがゆったりとあって照明もついている。窓外の景色もよく、居心地のよい空間になっている。 ・従来の図書館より多機能で居心地がよく、若い世代を含めサードプレイスとしても利用されるのではないか。さまざまな活用の可能性を感じた。 ・議会事務局、担当部署の皆様には丁寧にご対応いただき、感謝申し上げます。写真撮影も許可いただき、じっくりと見学させていただきました。                      総務環境常任委員会委員 安保友博日時平成30年10月23日(火) 13時30分~15時30分視察先新潟県長岡市視察目的特定事件18 リサイクル及びごみ処理対策について ・新ごみ処理施設整備事業について ・生ごみバイオガス化事業について ・市民協働によるごみ分別の取り組みについて視察概要 生ごみバイオガス発電センター事業では、燃やすごみの量を減らすため、従来のごみ焼却、燃やした後の焼却灰の埋め立てといった処理方式を資源化に転換した。本事業はBTO方式のPFI事業で、約47億円。事業効果としては、①燃やすごみの量が減少②ごみ処理施設の統廃合と最終処分場の延命化③排出される二酸化炭素が大幅に削減④発生したバイオガスによる発電利用⑤子どもたちへの見学などを通じた環境教育の場を提供。ごみの分別については、資源化のため従来よりも細分化され、燃やすごみ週3回から生ごみ週2回と燃やすごみ週1回収集へと変更された。1日あたり65tの生ごみを処理する能力をもち、現在では1日40tが処理されており、昨年度は618tの二酸化炭素の減少が実現している。バイオガスを発生させた後の生ごみは、乾燥させてペレット状にし、固形燃料として売却して収益を得ている。使用する電気は施設の維持管理から売電用電気まで全て施設内で賄っている。所見及び所感 本事業により燃やすごみの量が3割減少(全体では2割減少)し、施設統廃合と処分場の延命化では15年間で約35億円の削減がなされ、二酸化炭素は最大年間2,000tの削減が可能となり、バイオガスによる発電では売電により年間4,000万円の収益があるとのことで、大変有意義な施設だと思った。建設費用も高熱で焼却するような施設と比べて大幅に安く、また、耐用年数も長いということでメリットは多いが、敷地は施設の性質上広大な土地が必要であり、また、ごみの資源化にあっては市民の分別への協力が必要不可欠であることから、導入にはかなりの苦労があったものと推察される。現在までに、環境を考え、ごみは有料、資源物は無料で回収という基本的な考え方は市民に浸透しており、大変うまく機能している制度であると感じた。                      総務環境常任委員会委員 安保友博日時平成30年10月24日(水) 9時30分~11時00分視察先新潟県新発田市視察目的特定事件1 行政の総合的企画について ・新発田駅前複合施設について視察概要 官民連携による駅前低・未利用地の拠点施設整備として、2つで1つの機能を融合した複合施設により、まち・ひと・活動を連携し、図書館を触媒とした「知」の集積・継承・交流による市の「顔」づくりが実現している。行政棟と民間棟の2棟からなり、前者には図書館・多目的スペース、こどもセンター、キッチンスタジオ、カフェ、音楽練習室が、後者には調剤薬局、コンビニ、コインランドリー、観光案内所、医療施設、地元大学の学生寮が整備されている。図書館には閲覧スペースはもちろん、多数の自習スペースがあり毎日多くの市民が利用している。管理運営は行政棟は新発田市、民間棟は民営化されている。複合施設が開館する前の単独施設での利用者は1日あたり図書館が646人、プレイルームが55人だったところ、開館後は入場者数は1,700人程度まで増加した。所見及び所感 学びの拠点と子育て世代の拠点を設置することで人の動きが生まれ、当該施設の賑わいの創出だけではなく、周辺部の空き店舗に新店舗が出店する効果も期待される。地元の活性化には大変有意義な施設であると感じた。もっとも、駅を中心とするまちではなく、車社会ということもあり、和光市とは市民の生活環境は大きく異なるものと思われるが、人を集めて地域を活性化させるという点では参考になることは多いと感じた。  図書館、キッズスペース、医療施設などが一箇所に集まっていることは、市民が日常生活で必要とすることを広くカバーしており、市民の満足度は相当高いものと思われる。視察の日は雨天であったが、広いキッズスペースには多くの親子が遊びに来ており、大変賑わっていた。公園で遊べない日も安心して出かけられる施設があることは子育て世代にとっては大変ありがたい施設といえる。地元大学の学生寮を本施設に整備したことも、今後学生と地元市民との交流がもたれ、地域の活性化にも資するものと考えられる。                      総務環境常任委員会委員 吉村豪介日時平成30年10月23日(火) 13時30分~15時30分視察先新潟県長岡市視察目的特定事件18 リサイクル及びごみ処理対策について ・新ごみ処理施設整備事業について ・生ごみバイオガス化事業について ・市民協働によるごみ分別の取り組みについて視察概要 平成30年10月23日(火)和光市駅の改札前に集合し、電車と新幹線にて長岡市に向かう。参加人数は総務環境常任委員9名と随行職員1名の計10名。長岡市に到着後、ホテルのロビーに荷物を預け、昼食会場に向かった。昼食後ごみ処理施設まで送迎していただけるバスの到着時間まで、長岡市役所アオーレ長岡を見学した後、バスにて視察先に向かった。総務環境常任委員長赤松祐造氏による挨拶の後、現地ごみ処理施設職員による施設の概要等の説明を受け、質疑応答の後、職員の案内による施設の視察を行った。終了後、総務環境常任副委員長熊谷二郎氏による挨拶が行われ、バスにてアオーレ長岡に戻り、議場見学後ホテルにて解散した。所見及び所感 生ごみバイオガス化事業の視察を行ったが、非常に素晴らしい事業だと感じた。生ごみをただ燃やして焼却するだけでなく、バイオガスとして再利用し発電を行う。施設の電源は勿論、売電により収益をあげる。最終処分場まで運ばれる焼却灰が減少するので最終処分場の延命化が期待できる。しかも施設の老朽化に伴う改修等も既存のごみ処理施設よりも非常に安価に出来るとの説明があった。和光市もごみ処理施設の老朽化による更新の時期はとっくに過ぎており、施設の更新が喫緊の課題であったが、紆余曲折を経て、先日朝霞市と広域でごみ処理を行う決定がなされた。この施設更新には是非ともバイオガス化事業を取り入れていただきたいと感じたが、現状の和光市では対応が難しい面がある。まず、市民がごみを出す際に生ごみと分ける手間がかかる。長岡市ではこの周知に3年以上の年月をかけ、それでも未だに約2割の生ごみが燃えるゴミとして出されている。これを和光市ですぐに周知を行い徹底するのは中々難しいだろうと思う。もう一つ、和光市は小さい自治体であり土地がないということ。この事業を行うにはもっと広域で例えば4市合同でとかやらないとメリットが少ないと感じる。しかしそのためには広域でやっている他市との調整など、県内他市町村を巻き込んでのごみ処理大改革を行う必要があるため現実的ではない。今事業は日本の将来を考えた素晴らしい事業だと思われるが、各自治体が対応していくためには、例えば県内の多すぎる自治体の統廃合等の大改革が必要であり、課題は山積みである。                      総務環境常任委員会委員 吉村豪介日時平成30年10月24日(水) 9時30分~11時00分視察先新潟県新発田市視察目的特定事件1 行政の総合的企画について ・新発田駅前複合施設について視察概要 平成30年10月24日(水)宿泊ホテルのロビーに集合し、電車と新幹線で新発田市に向かう。参加議員は総務環境常任委員9名、随行職員1名の計10名。  新発田駅に到着後、新発田駅前複合施設イクネスしばたに向かい、多目的室にて総務環境常任委員長赤松祐造氏による挨拶が行われた後、新発田市職員による施設の説明が行われ、職員の案内により施設を視察し、終了後総務環境常任副委員長熊谷二郎氏による挨拶が行われた。その後旧新発田藩下屋敷庭園清水園を見学し、電車と新幹線にて和光市に帰った。所見及び所感 新発田駅前複合施設イクネスしばたは、図書館、多目的室、音楽スタジオ、カフェ、子どものあそびのひろば、一時預かり所やキッチンスタジオを有する複合施設であった。公共施設の複合施設と言えば、保育所や保健所、児童センター等、限られた人しか利用しないような施設を合わせた物だという認識があったが、イクネスしばたは様々な年齢が楽しめ利用できるような複合施設を創り上げていて、その点が非常に秀逸だと感じた。中でも、キッチンスタジオや音楽スタジオを公共施設の中に組み込んで利用者の幅を広げ、交流の場として使用していることが素晴らしいと感じた。和光市でも今後広沢複合施設を創る計画になっているが、土地や資金の問題もあり、公共施設として必要な施設を盛り込んだ複合施設になる予定である。勿論必要なものではあるし、大勢の方が利用することにはなるが、誰でもくつろげて楽しめるような施設ではない。これからも公共施設の統廃合の流れは進んでいくと思われるので、年代や性別を問わず、誰でも気軽に来れて楽しめるような複合施設を創っていくと新たな市民の交流の拠点となり街の発展につながると感じた。                      総務環境常任委員会委員 小嶋智子日時平成30年10月23日(火) 13時30分~15時30分視察先新潟県長岡市視察目的特定事件18 リサイクル及びごみ処理対策について ・新ごみ処理施設整備事業について ・生ごみバイオガス化事業について ・市民協働によるごみ分別の取り組みについて視察概要・生ごみを微生物の働きで発酵・分解し、発生するバイオガスを発電に利用する。 ・発酵残渣は民間のセメント工場などの燃料として売却されるため生ごみを無駄なく100%利用できる。 ・1日最大65tの生ごみを処理できる。処理量は全国の自治体で最大規模となっている。現況では1日40tの処理をしている。 ・生ごみと燃やすごみの分別収集により、家庭から出される燃やすごみの量が約3割減少。 ・ごみ焼却施設の統廃合や、燃やした後の焼却灰を埋め立てる最終処分場の延命などをあわせて、15年間で約35憶円の削減と試算している。 ・燃やすごみが減少するため年間2,000tの二酸化炭素を削減している。これは一般家庭の約420世帯分にあたる。 ・発生したバイオガスを利用して年間410万kwを発電(一般家庭の約1,000世帯分)運営経費の削減となる。余剰電力は電力会社へ売電している。 ・環境教育の場として子どもたちの見学を受け入れている。子どもたちが家庭に帰って話をする中で、分別の大切さなどを家族と話すきっかけづくりにもつながる。
    ・週3回収集の燃やすごみが週1回の収集となり、燃やすごみから分別された生ごみが週2回の収集となる。収集の回数が減り、分別が細かくなるなど市民の理解と協力が重要となっている。所見及び所感 燃やすごみの減量化、生ごみのエネルギー化・資源化、最終処分場の延命化、ごみ処理経費の削減、二酸化炭素の排出削減など多方面で大きな効果がある。ごみの分別は細かくなるため3年前から周知を開始し出前講座が頻繁に行なわれ、長期間の取組みの必要性を感じた。                      総務環境常任委員会委員 小嶋智子日時平成30年10月24日(水) 9時30分~11時00分視察先新潟県新発田市視察目的特定事件1 行政の総合的企画について ・新発田駅前複合施設について視察概要・駅前に大規模な利用確定のない遊休地約0.7haが発生し、その活用に注目が集まる中、NPO団体から、観光案内所や図書館などの機能を有するインフォメーションセンターの建設についての請願が提出された。議会で全会一致の採決がなされ、市はサービスや機能構成、施設規模などについて検討を開始する。 ・新発田駅前を「情報発信ゾーン」として位置づけ、JR新発田駅を最寄り駅とする高等学校との同線上に図書館の一部を機能を移転・拡充することとした。 ・図書館建設に際して整備する機能や運営等の検討には、ワークショップやアンケートなどの市民意見の聴取、基本建設審査会、管理運営ワークショップなどを実施して市民の意見反映を図った。 ・新発田市が推進する「食育」を、様々な世代のひとが集まり、学び実践できるキッチンスタジオの整備、子育て世代から要望の多かった室内プレイルームを備えた子育て支援施設などを併せて整備した。 ・1つで2つの機能融合した複合施設により、まち・ひと・活動を連携し、図書館を触媒とした「知」の集積・継承・交流によるしばたの「顔」づくりとなり、人が行きかい賑わいあふれるまちづくりをけん引する拠点として整備された。 ・市民に親しまれる管理運営をし、イクネスしばたで行う活動をサポートするサポータークラブが設立された。 ・室内プレイルームは、雪が多い冬でも天候を気にせずに遊べる。当初は子どもの声がうるさいという声が出たが、2年位して慣れてきた。 ・高校生へのアンケート結果から音楽練習室も整備されていた。大人に人気で、大人の利用が多い結果となっていた。所見及び所感 利便性の大きい駅前の複合施設は多くの人が利用しやすく、1日を通して各世代が自然と使い分けをしながら利用できることを改めて感じました。広い世代の意見を聴取し活用されていました。                      総務環境常任委員会委員 齊藤秀雄日時平成30年10月23日(火) 13時30分~15時30分視察先新潟県長岡市視察目的特定事件18 リサイクル及びごみ処理対策について ・新ごみ処理施設整備事業について ・生ごみバイオガス化事業について ・市民協働によるごみ分別の取り組みについて視察概要 生ごみバイオガス発電センター内において、説明を受け、その後、各施設の見学をする。  生ごみ(食品以外を除去)を粉砕装置に投入し、その泥状になったものを発酵槽に入れ、3週間40度にて、管理し、その結果がバイオガスの発生となる。イオンを除去したバイオガスをガスホルダーに送り、それを燃料に、ガスエンジンを稼働させる。エネルギーの再利用となる。発電による売電は、年間約1億円とのこと。施設全体の敷地面積は、1ヘクタールとのことで、その維持管理は株式会社長岡バイオキューブ(特別目的会社)が実施している。所見及び所感 信濃川に隣接する広々とした地区に、寿ごみ焼却施設、リサイクルプラザ、し尿前処理施設、下水処理施設等とともに、生ごみバイオガス施設があり、工場棟、水槽、発酵槽、ガスホルダーの施設が連結している。このバイオガスによる環境にやさしく、豊かな自然と調和するまちの実現に向けての取り組みは、とても参考になった。                      総務環境常任委員会委員 齊藤秀雄日時平成30年10月24日(水) 9時30分~11時00分視察先新潟県新発田市視察目的特定事件1 行政の総合的企画について ・新発田駅前複合施設について視察概要 新発田駅前複合施設内の3階にて、説明を受ける。  平成28年7月にオープンし、年間の利用者は42万人に達する。この施設を作るに際し、開発の基本コンセプトとして、「まちの顔」すなわち、目として歴史の結節点(市庁舎ヨリネスしばた)、鼻として道路の結節点(公園アイネスしばた)、口として公共施設の結節点(イクネスしばた)を中心に据え、図書館を補助対象として組み込んでいる。  複合施設は、2棟建てで、1棟は行政棟、もう1棟は民間棟とし、高校生等の居場所づくり、また、遊べる場の提供を考えてのつくりとした。  行政棟は地上3階建て、7,230㎡、駐車場は約200台、名称はイクネスしばた。まち、ひと、活動をつなぐをキーワードに、まちなかキャンパス化を目標としている。所見及び所感 行政棟と民間棟を駅前に設けて、誰もが気楽に寄り集う場所として、十分に機能が発揮されていると感じた。2階のこどもセンターにおいては、幾組もの親子が遊んでおり、活気ある場であった。また、キッチンスタジオでは多くの方々が料理を習っており、その作り上げた品々を隣接する部屋で、皆で食事をすることのできる環境はリピーターを増やすアイデアに富んだつくりだと感じた。  民間棟においては、学生寮が3階4階に設けられおり、できる限り、地元に多くの学生を呼び込んでいくための意欲を感じた。                      総務環境常任委員会委員 齊藤克己日時平成30年10月23日(火) 13時30分~15時30分視察先新潟県長岡市視察目的特定事件18 リサイクル及びごみ処理対策について ・新ごみ処理施設整備事業について ・生ごみバイオガス化事業について ・市民協働によるごみ分別の取り組みについて視察概要 さらなる低炭素社会の構築と、再生可能エネルギーの利用促進を目的として稼働している、生ごみバイオガス発電センターを視察した。  バイオガスとは、生ごみや植物など生物資源から作り出されるバイオマスエネルギーの一種で、メタン発酵によって作り出される。長岡市ではこれにより燃やすごみの量を2/3に減らし、CO2の排出も年間2,000t削減している。  発生したバイオガスはバイオガスエンジンにより発電され、その発電量は、年間約410万kWh、一日あたりでは最大約12,300kWであり、平成26年7月から「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」を活用し、余剰電力を売電している。所見及び所感 今回の視察では、長岡市環境衛生センターの中にある生ごみバイオガス発電センターで、生ごみのバイオガス化について実際に施設を見学することができ、事業を実際に把握することができた。  特に生ごみバイオガス発電では、燃やすごみの減量化や発電による売電益、残渣のペレット化などの事業メリットのほか、生ごみが除かれたことによる燃やすごみの減量、ごみ焼却施設の長寿命化などのメリットもあると理解することができた。  実際に長岡市では、今後新たに建設されるごみ焼却施設に生ごみ収集によって高カロリー化したごみ焼却処理対策を設ける予定であると伺い、生ごみのバイオガス化とのセットでの有用性を理解した。  今後、当市と朝霞市とで共同で建設されるごみ焼却施設にも、今回の視察によって得られた知見が役立つと考えるものである。                      総務環境常任委員会委員 齊藤克己日時平成30年10月24日(水) 9時30分~11時00分視察先新潟県新発田市視察目的特定事件1 行政の総合的企画について ・新発田駅前複合施設について視察概要 JR新発田駅を中心にこの地区では、新発田市の中心市街地である駅前としてにぎわいと活気のある都市機能と商業の拠点づくりが求められていた。今回は平成28年にオープンした「イクネスしばた」を視察した。  この施設は新発田市が推進する「食育」を様々な世代が集い、学び、実践できる「キッチンスタジオ」や室内プレイルームを備えた「子育て支援施設」、図書館を中核にひと・まち・活動をつなぐ施設をコンセプトとしている。  図書館の内容は開架収蔵可能冊数約17万冊、閉架収蔵可能冊数約18万冊、座席数394席となっている。所見及び所感 平成27年度の単独施設利用者(日平均)は図書館646名、プレイルーム55名、複合施設開館後の利用者(日平均)は、入場者数1,654名(うちプレイルーム305名)と学びと子育ての世代の拠点を複合化したことで駅周辺の人の流れが生まれ、活性化の一因となっている。また、図書館建設に際して、ワークショップやアンケートなど市民意見の聴取、基本設計審査会、管理運営ワークショップなどの実施を受けて市民意見の反映を図ったとのことである。  開館後も利用者の要望を受け、様々対応しており、当初、一階のカフェでしか飲食できなかったが、要望が多くキッチンスタジオに隣接する多目的室も飲食を可能としているなど一端をうかがった。  視察は、平日の午前であったが、利用者も多く、プレイルームを利用する子供連れや学生、高齢者まで幅広い世代が活用している様子が見学できた。また、図書館やプレイルームの最新で利用しやすい設備やデザインを実際に拝見して、使いやすく、使いたい施設となっていることを確認した。  今後、和光市駅周辺のまちづくりにおいて、市民が集える拠点づくりの必要性を改めて感じ、その際には今回学んだ、多世代が利用できるコンセプトを参考にできるのではないかと考える。                            和議委第37号                            平成30年11月29日和光市議会議長 齊藤秀雄様                      文教厚生常任委員会委員長 猪原陽輔             行政視察の結果について(報告) 文教厚生常任委員会の視察の概要について、下記のとおり報告します。                    記 1 日時 (1) 平成30年10月1日(月) 14時00分~16時30分 (2) 平成30年10月2日(火) 10時00分~11時30分 2 場所及び目的 (1) 富山県富山市    特定事件9 児童福祉の推進について    特定事件11 高齢者福祉の推進について    特定事件12 障害者福祉の推進について    ・富山型デイサービスについて (2) 富山県高岡市    特定事件1 義務教育施設の整備と義務教育の充実について    ・「ものづくり・デザイン科」推進事業について 3 派遣委員の氏名  猪原陽輔   吉田武司   菅原 満   鳥飼雅司  内山恵子   村田富士子  富澤啓二   吉田けさみ  金井伸夫 4 旅費 支出総額 395,136円  ・内訳(1人当たり 43,904円)     交通費  25,904円  宿泊費  14,000円  日当  4,000円 5 視察の結果と委員会の所見は、別添のとおり                     文教厚生常任委員会委員長 猪原陽輔日時平成30年10月1日(月) 14時00分~16時30分視察先富山県富山市視察目的特定事件9 児童福祉の推進について 特定事件11 高齢者福祉の推進について 特定事件12 障害者福祉の推進について ・富山型デイサービスについて視察概要 富山型デイサービスは、赤ちゃんからお年寄りまで、また障害のあるなしに関係なく、誰もがひとつの施設内で共に暮らすことができる共生型福祉施設である。富山型デイサービスは、平成5年に3人の看護師がデイケアハウス「このゆびとーまれ」を開所したことから始まる。現在、富山型デイサービスは市内に46カ所設置されている。  当初は高齢者、身体障害者、知的障害者、障害児は各法律により施設の設備・人員の基準が定められていたことから、行政支援は受けられず独力で運営をしていた。その後、徐々に行政と連携できる部分が増加し、制度の縦割りを取り払い、補助金も柔軟に活用できるようになった。  しかし、運営上の課題もある。それは、基準該当事業所の障害福祉サービス報酬が、指定事業所よりも算定が低いことである。高齢者サービスに特化したほうが経営が安定することから、富山市は国に対して基本報酬額の差の解消を要望している。所見及び所感 「このゆびとーまれ」の現地に伺う事ができた。施設内は高齢者、障害者(児)がいるなか、学校帰りの子ども達が走り回り、その横で就労継続支援B型の方がお仕事をされていたりと、福祉施設というより、誰でも好きなときに行き、好きなことができる民家という温かな雰囲気のある場所であった。  施設の方から直接お話を伺うことができたが、一番印象に残った話は、まちは老若男女、健常者、障害者等、様々な人達で構成されているのに、居住空間になるとその人の属性によって分かれて過ごしているので、「このゆびとーまれ」は、まちと同じように、様々な人達が同じ空間で暮らせる施設にしたかったと言われたことである。  富山型デイサービスの理念や富山市の支援体制には非常に感銘を受け、和光市でもこうした施設ができればいいと思ったが、まずは、基本報酬額の課題が解消される事が先決ではないかと思う。                     文教厚生常任委員会委員長 猪原陽輔日時平成30年10月2日(火) 10時00分~11時30分視察先富山県高岡市視察目的特定事件1 義務教育施設の整備と義務教育の充実について ・「ものづくり・デザイン科」推進事業について視察概要・ものづくり・デザイン科は、子ども達の豊かな感性と郷土を愛する心を育てることを目的に、高岡市の伝統工芸や産業について見たり触れたり、実技体験を取り入れた授業であり、市内の小・中学校、特別支援学校の全校で実施している。 ・ものづくり・デザイン科の経緯は、平成15年に国の構造改革特別区域計画に応募し、平成18年に正式認定を受け、授業を開始した。 ・小学校では5年生、6年生、中学校では1年生が対象となっており、それぞれ年間で35時間実施されている。 ・学習する内容は銅器、蒔絵、彫刻等を中心に、伝統工芸の職人や産業の技術者から直接指導を受けながら体験を通してものづくりを行う。 ・当初は、一部の保護者の理解が得られず、また職人からも難色を示されたが、現在では、保護者の評判もよく、職人も子ども達との交流を通じてやりがいを感じ、子ども達も楽しみながら授業を受けている。また、成果として、この授業を受けた大学生が地元の鋳物メーカーに就職するというケースも出ている。所見及び所感 高岡市の優れた伝統工芸を体験を通じて学ぶことにより、子ども達が地元への愛着、誇りを持ち、そして職人や技術者を尊敬する心が芽生えていることから、「ものづくり・デザイン科」の目的を十分に達成できていると感じた。地場産業の後継者育成にも結びつき始めていることからも、効果的な事業であることは間違いはない。また、当該事業の導入前は小学校の図工、中学校の美術・技術などで未完成作品があったそうだが、「ものづくり・デザイン科」の作品は最後まで完成させているとのこと。集中力と最後までやり遂げる力が身についていると感じた。  和光市も誇るべき産業があることから、大いに参考になる。事業者にもご協力をいただき、キャリア教育の一環として、職人や技術者との実体験を通じた交流の機会を増やし、子ども達が和光市に対する愛着や誇りを育んでいってほしいと思う。                    文教厚生常任委員会副委員長 吉田武司日時平成30年10月1日(月) 14時00分~16時30分視察先富山県富山市視察目的特定事件9 児童福祉の推進について 特定事件11 高齢者福祉の推進について 特定事件12 障害者福祉の推進について ・富山型デイサービスについて視察概要 「富山型デイサービス」は、富山から全国に発信した、新しい形の福祉サービスで、年齢や障がいのあるなしにかかわらず、誰もが一緒に身近な地域でデイサービスを受けられる。小規模ということで家庭的な雰囲気で利用者が自然に過ごせ、個々の状態に合わせたきめ細かい介護が受けられる。利用者を限定しないため、お年寄りが幼い子供を見守ったり、障がいのある方がスタッフの手伝いを行うなど、富山型デイサービスでは各事業所がさまざまな運営に取り組んでいる。また、富山型デイサービスを福祉就労の場としての拡大にも取り組んでいる。所見及び所感 平成5年7月に富山赤十字病院を退職した、惣万佳代子氏を初めとした3人の看護師が県内初の民間デイサービス事業となった、デイケアハウス「このゆびとーまれ」を開所した。支援が必要な方を誰でも受け入れたいと考え、赤ちゃんからお年寄りまで、障がいのあるなしにかかわらず受け入れたことに始まったこのサービスは、後に富山型と言われるようになった。しかし、当時の国の制度は、高齢者・身体障がい者・知的障がい者・障がい児はそれぞれの法律により、施設の設備や人員の基準が定められていたため、対象者を絞らなければならず、開所当初、行政からの補助金の支援を得ることはできなかったが、3人の活動に理解した方々から寄付金や支援があって運営をしていた。平成8年度から、障がい者及び障がい児への在宅を支援する制度である、富山市在宅障がい者(児)デイケア事業が開始された。平成9年度には富山県民間デイサービス育成事業が創設され、県と市による高齢者のデイケアサービスへの補助金交付が実現した。平成12年度には、全国的に介護保険制度がスタートし、通所介護事業所としての指定を受ける。平成9年度からの補助金は廃止されることになった。平成15年度からは支援費制度が始まり、身体障がい者については、介護保険の通所介護事業所を利用した場合、支援費制度の報酬が適用されることになった。県と3市2町で共同申請していた富山型デイサービス推進特区が平成15年11月に認定され、指定通所介護事業所等での知的障がい者及び障がい児のデイサービスの利用が可能となった。同時に申請した小規模な介護保険の基準該当短期入所生活介護事業所における障がい者・障がい児の受け入れは、特区ではなく、規制改革として、全国で実施されることになった。平成27年4月現在、正式に指定された富山型デイサービスの事業所は、53カ所であり、うち45カ所が富山市内の事業所となっている。現在も毎年1~2カ所ずつふえている。平成33年度末までに県内200カ所、小学校単位で1カ所の設置を目指して取り組んでいる。  今回、デイケアハウス「このゆびとーまれ」の現地視察もさせて頂き、また、惣万佳代子氏から直接お話を聞けて、大変勉強になった。                    文教厚生常任委員会副委員長 吉田武司日時平成30年10月2日(火) 10時00分~11時30分視察先富山県高岡市視察目的特定事件1 義務教育施設の整備と義務教育の充実について ・「ものづくり・デザイン科」推進事業について視察概要 高岡市は、長い歴史の中で培われてきた薫り高い文化と伝統、多彩な産業が息づく富山県西部の中核都市である。歴史的な産業面では、加賀藩二代藩主・前田利長公により奨励された銅器や漆器の伝統産業をはじめとした「ものづくりのまち」として発展してきた地域で、高岡銅器や高岡漆器は国の伝統工芸品に指定されている。しかし、近年は生活環境の変化に伴い、高岡銅器、高岡漆器の伝統産業に従事する人々の高齢化や後継者不足が進むなど、地場産業の低迷が問題となっている。所見及び所感 高岡市「ものづくり・デザイン科」推進事業は、市内小・中・特別支援学校全40校に「ものづくり・デザイン科」を設置して実技体験を取り入れた授業を行うことにより、学校教育という枠組みだけでなく、伝統文化・技術の継承や人材育成、ものづくりのまち高岡市民としての意識醸成を図り、地場産業の活性化を目指している。学校での特別なカリキュラムにより、伝統文化・技術の継承や人材育成のほか、高岡市民としての意識醸成や地場産業の活性化を目指し取り組んでいる。この事業は市長の「地場産業の活性化を図りたい」という強い思いから始まっている。小学校は、5年生、6年生の「総合的な学習の時間」と「図画工作」を再編成して「ものづくり・デザイン科」を新設し、年間35時間の授業を行い、中学校は、1年生の「総合的な学習の時間」を再編成して「ものづくり・デザイン科」を新設し、年間35時間の授業を行っている。地元の工芸技術者、デザイン専門家などを非常勤講師として招聘し、実技の指導や高岡の伝統工芸の歴史などの講義をしていただくとともに、工場や工房、美術館、博物館、デザイン・工芸センター、(財)高岡地域地場産業センターなどの関係施設を活用して学習を行っている。また、戸出中の2年生が起業体験に取り組み、デザイン・企画・広報・販売部に分かれ、仕事に取り組み、仕事の大変さと楽しさを体験した。  「ものづくり・デザイン科」が始まって、今年で13年目になる。小学生時代に受けた「ものづくり・デザイン科」の授業をきっかけに職人を目指すようになった女性が高岡市内の鋳物メーカーに入社した。授業を通して、ものづくりの良さ、ものづくり体験のキャリア教育は大変良いことだと感じた。                      文教厚生常任委員会委員 菅原 満日時平成30年10月1日(月) 14時00分~16時30分視察先富山県富山市視察目的特定事件9 児童福祉の推進について 特定事件11 高齢者福祉の推進について 特定事件12 障害者福祉の推進について ・富山型デイサービスについて視察概要◇障害福祉課よりの説明 ・「小規模・多機能・地域密着」が富山型デイサービスのキーワード。 ・平成5年に「このゆびとーまれ」開設当初は、法制度の関係から行政支援なしでスタート。 ・平成9年に「富山型民間デイサービス育成事業」を開始し、補助制度を創設した。その後、介護保険、支援費制度が開始された。しかし、介護保険のデイサービス事業での障害児へのサービス提供での要件をそれぞれ満たす必要があったことから、特区申請となった。現在、特区から全国展開へと制度が見直された。 ・富山型デイサービスは、「高齢者には、日常生活の改善や会話の促進」、「障害者には、居場所の確保、自分の役割の見出し、自立へのつながり」、「児童には、他人への思いやり優しさを身に着ける教育面」、「地域にとっては、地域住民の福祉拠点」としての効果が挙げられる。 ・事業所数は、平成33年度末に富山県内200か所を目標としている。平成5年度1か所が、特区全国展開の平成18年度48か所、平成27年度121か所となっている。富山市では、現在46か所(66か所目標)。 ◇「このゆびとーまれ」施設での説明 ・「施設外就労」として位置づけ、介護現場での就労体験を行っており、それぞれの施設へ送迎している。実際に就労につながっている。 ・「施設外就労」により、作業所を持つ必要がない、就労体験や報酬確保につながっている。 ・福祉の法制度の縦割りであったが、サービスを受ける側は地域で暮らすことから横断的である必要があると考え取り組んできた。 ・就労支援、賃金確保では、「利益」からではなく、「総収入」から報酬を考えていく必要があると考えている。所見及び所感・施設での説明は、とても示唆に富んでいた。制度がない中、地域ニーズ、福祉を受ける側のニーズから、法制度を見直しに向けた努力により特区、全国展開につながってきた背景を理解することができた。 ・新たな施設整備ではなく、民家の活用などの居場所つくり「自宅でくつろぐ」という視点からの施設づくりの考え方は参考になった。                      文教厚生常任委員会委員 菅原 満日時平成30年10月2日(火) 10時00分~11時30分視察先富山県高岡市視察目的特定事件1 義務教育施設の整備と義務教育の充実について ・「ものづくり・デザイン科」推進事業について視察概要◇学校教育課より説明 ・目的は、「伝統工芸を見たり触れたり体験したりすることで豊かな感性と郷土を愛する心を育て、優れた技術を持つ人との交流を通して、ものづくりのすばらしさを感じ取り、よりよく生きようとする心情を培う。」ことである。 ・平成15年に特区申請、平成18年3月正式認定され、平成18年4月1日より、市内小中学校40校全校でスタートした。 ・平成21年4月より「教育課程特例校」として文部科学省の承認を受ける。小学校第5、6学年、中学校第1学年、年間35時間である。小学校、中学校の3カ年で技術の題材を学ぶように組まれている。 ・体験した児童生徒のほぼ全員が、自分でつくった作品を大切にしている。本物の技術を持つ人との交流、指導を受け、評価されることで自己肯定感が学ぶことができている。 ・取り組みを始める際には、学校現場、技術者などに戸惑いがあった。また、全教職員向けに実技研修会を実施してきた。なお、教職員向け研修は、現在希望者への研修となっている。富山県立高岡工芸高校や富山大学芸術文化学部などとの連携をしている。 ・学校、PTA、地場産事業者などからなる運営委員会を設置して、運営について連携や支援に関して協議して進めてきている。 ・教育委員会が、学校と地場産事業者との調整などコーディネーターの役割を担っている。また、教職員へのアンケートを実施している。 ・さらに、文部科学省の「起業体験推進事業」の指定を受け、戸出中学校の2年生が地元企業の協力を得て、スズ細工の企画、制作、販売を体験した。総合的学習の働くことの学びにもつながった。 ・教材費は、一部個人実費負担があるが、市費により賄っている。 ・特別支援学校へは、職人自ら出向いて指導を行っている。所見及び所感・伝統工芸の学びを通じて、本物の技術の体験、指導を受けることで地域文化を知る学習の成果が出てきていると感じた。 ・学校、事業者、職人の調整や連携に向けての教育委員会の果たす役割の重要性を認識した。積み上げてきた実績により、それぞれの間での意思疎通が図られてきていると理解した。                      文教厚生常任委員会委員 鳥飼雅司日時平成30年10月1日(月) 14時00分~16時30分視察先富山県富山市視察目的特定事件9 児童福祉の推進について 特定事件11 高齢者福祉の推進について 特定事件12 障害者福祉の推進について ・富山型デイサービスについて視察概要1.富山型デイサービスができた経過と特徴 2.行政との連携の始まり 3.富山型デイサービス推進特区と全国展開 4.基準該当サービス 5.富山型デイサービスの仕組みと効用 6.富山市の条例・規則、基準該当事業所登録要件 7.現場視察(デイケアハウス「このゆびとまーれ」)所見及び所感 富山型デイサービスは、平成5年に富山赤十字病院を退職した3人の看護師がデイケアハウス「このゆびとまーれ」を開所し、様々な弊害を乗り越え、子どもからお年寄りまで、また障がいの有無にかかわらず、気軽に通えるデイサービスとなっていました。  施設の雰囲気は、「我が家に帰ってきた」と感じるほどの空気感で、また入所者の方々はお互いに干渉せず、自分のやりたいことをやり、居心地の良さを感じるほどでした。施設自体が一軒家を少し改装する程度であり、空き家を十分に活用できると感じました。  また、行政は、子ども福祉、障がい福祉、高齢者福祉と分けたがりますが、そういった縦割りもなく、共生社会の先進事例を見ることが出来ました。本来あるべき姿なのではないかと、改めて感じました。  今回の視察を通して、共生社会の実例を目の当たりにし、和光市においても何らかの形でこのような施設が出来ればと、せつに思いました。                      文教厚生常任委員会委員 鳥飼雅司日時平成30年10月2日(火) 10時00分~11時30分視察先富山県高岡市視察目的特定事件1 義務教育施設の整備と義務教育の充実について ・「ものづくり・デザイン科」推進事業について視察概要1.「ものづくり・デザイン科」の目的と経緯 2.実施学年と授業時間数 3.「ものづくり・デザイン科」の受講人数 4.財政措置 5.「ものづくり・デザイン科」の目標と内容所見及び所感 伝統工芸や産業を見たり触れたりすることによって、地域の伝統工芸や産業について、子どもの頃から親しみを感じ、興味や関心を高めることができると感じました。  また、実際に技術者から学ぶこともでき、ものづくりの素晴らしさや、児童・生徒が体験することによって、自信にもつながると感じました。  和光市においても、中学校において職場体験学習を行っています。しかし、和光市には伝統工芸がなく、新たに創出するのは難しい現状がありますが、研究機関や大手自動車会社の技術者や研究者の協力を求め、活かせば児童・生徒の視野などが広がるのではないかと感じました。                      文教厚生常任委員会委員 内山恵子日時平成30年10月1日(月) 14時00分~16時30分視察先富山県富山市視察目的特定事件9 児童福祉の推進について 特定事件11 高齢者福祉の推進について 特定事件12 障害者福祉の推進について ・富山型デイサービスについて視察概要1 全般   富山市に到着後、市役所にて富山型デイサービスについて説明を受けたのち、デイケアハウス「このゆびとーまれ」を現地視察して理事長の惣万佳代子氏と懇談した。
    2 視察内容  (1) 富山型デイサービスの概要   ・行政との連携と経過   ・特区申請と規制緩和  (2) 施設支援と人材育成  (3) 質疑応答   ・助成の有無、受入れ基準、事業者間の連携、今後の課題所見及び所感 平成5年に退職した3名の看護師が私費を投じて開所したデイケアハウス「このゆびとーまれ」の理事長惣万さんとの懇談は有意義な内容でした。  大勢で押しかけて恐縮でしたが、懇談の間も利用者の子ども達は、自然な感じで私たちに話しかけてきて、利用者のお年寄りとも緊張することなく過ごす様子がとても印象的でした。  利用する人たちが、生き生きと過ごせる場所の創出は、お金をかけた箱モノを作る事ではなく、普通の民家で必要な改修を施せば実現できる、将来的には地域の公民館がこの役割を担ってくれるのが理想と語っていた惣万さんの熱い想いに、今後も進化し続ける富山型デイサービスを注目していこうと思いました。                      文教厚生常任委員会委員 内山恵子日時平成30年10月2日(火) 10時00分~11時30分視察先富山県高岡市視察目的特定事件1 義務教育施設の整備と義務教育の充実について ・「ものづくり・デザイン科」推進事業について視察概要1 「ものづくり・デザイン科」の目的と経緯   市の優れた伝統工芸や産業について学ぶことにより、豊かな感性と郷土愛を育てるため、国の構造改革特別区域計画に応募し検討委員会で関係者と協議の後平成18年度から市内小・中・特別支援学校で授業を開始 2 実施学年及び授業時数と受講人数   小学5・6年生、中学1年生に対し、年間35時間の授業時間を充て、平成30年度現在、約2万名が学習した。 3 財政措置   講師謝礼:1時間3,000円   材料費:児童生徒一人につき1,200円+1クラス5,000円   交通費:半額補助(見学・実習の際)所見及び所感 小学5・6年生、中学1年生、特別支援学校の児童・生徒のレベルに合わせて目標設定がされており、個々の特性に応じた柔軟性のある指導が児童・生徒のやる気を引き出し、郷土愛を醸成し、地域の伝統工芸・産業の発展の一助につながる取り組みであることを認識しました。  また、それを修了した中学2年生に対し、錫製品を開発・販売する起業体験を行うことで製品のデザインから広報、企画、販売を体験することにより、教科書だけでは身につかない社会性について身をもって学ぶことができ、素晴らしい取り組みでした。  小学校5年生から、授業を通じて地域とつながりをもてることは、郷土の未来を担う若者を育てることに繋がると思います。                      文教厚生常任委員会委員 村田富士子日時平成30年10月1日(月) 14時00分~16時30分視察先富山県富山市視察目的特定事件9 児童福祉の推進について 特定事件11 高齢者福祉の推進について 特定事件12 障害者福祉の推進について ・富山型デイサービスについて視察概要・惣万佳代子さんが開所 平成5年に20年間勤務した富山赤十字病院を退職し、退職金で同じく退職した看護師3人で、デイケアハウス「このゆびとーまれ」を開所。赤ちゃんから高齢者、障がい者などの誰もが利用できる。当時の国の法律に基づかない、従来存在しなかった「地域密着、小規模、多機能」をコンセプトとした共生型福祉施設で、後に「富山型」と言われるようになった。 ・平成8年から平成12年介護保険制度開始までは、行政と連携して、「富山市在宅障害者(児)デイケア事業」「富山県民間デイサービス育成事業」を実施。 ・平成15年支援費制度開始、「富山型デイサービス推進特区」を申請。 ・平成18年障害者自立支援法により全国展開された。 ・富山型デイサービスの推進  [施設支援事業]施設整備、住宅活用施設整備への助成制度  [人材育成事業]起業家育成講座(H14~)、職員研修会(H17~)、介護保険法に基づく事業所の職員を対象に「障害者(児)への関わり編」を開催(H25~) ・現地視察「このゆびとーまれ」にて、惣万理事長から丁寧な説明を頂いた。所見及び所感・惣万理事長の、病院で働いている事の限界を感じて私財を投じて施設を開所した、その信念に敬服するばかりだった。 ・支援学校の放課後デイに合わせる視察のご配慮を頂き、子ども達の活き活きとした表情、振る舞いが印象的だった。 ・惣万理事長は、平成15年に第45回フローレンス・ナイチンゲール記章を受章(当時63歳。壁には日本赤十字社名誉総裁の皇后より授与の写真)。                      文教厚生常任委員会委員 村田富士子日時平成30年10月2日(火) 10時00分~11時30分視察先富山県高岡市視察目的特定事件1 義務教育施設の整備と義務教育の充実について ・「ものづくり・デザイン科」推進事業について視察概要・目的  児童生徒が高岡市の優れた伝統工芸や産業について見たり触れたり体験すること、また優れた技術を持つ地域の人々との交流を深めることにより、豊かな感性と強度を愛する心を育てる。 ・経緯  平成15年、国の構造改革特別区域計画・第4次提案募集に応募。その後「指導内容等作成委員会」「ものづくり・デザイン科実施検討委員会」を経て平成18年正式認定。  平成18年4月から、市内小・中・特別支援学校全40校でスタート。 ・実施学年と授業時数  小 第5,6学年 年間35時間(図工の10時間、総合の25時間)  中 第1学年 年間35時間(総合の35時間) ・内容  銅器、漆器、蒔絵、彫刻など  彫刻塗のオルゴール箱、スズ製品の作品を拝見した。 ・私立戸出中学校では、平成29年度、キャリア教育として2年生が、スズ製品を企画開発、販売する起業体験「戸中カンパニー」を実施。地元の鋳物メーカーの協力で作成し、地域の文化祭で販売した。当時の校長先生の説明を伺い、当日販売された製品を購入させて頂いた。所見及び所感・全国で唯一の取り組みで、大変に興味深い内容だった。 ・当初は、仕事を休まねばならないことから、職人さんの理解、協力を頂くことにご苦労があったが、子ども達との交流が進むことで、現在は信頼関係が築けている。 ・作品として目に見える達成感。職人さんから作品を褒められ評価されることで、自己肯定感が生まれる効果。 ・授業を受けた子どもが成長して、大学での専攻、仕事として取り組む例も。 ・「高岡地域地場産業センター」の鋳物体験工房で自作の原型を持ち込んでスズ製品を作るなど、既存の施設を有効に活用していた。                      文教厚生常任委員会委員 富澤啓二日時平成30年10月1日(月) 14時00分~16時30分視察先富山県富山市視察目的特定事件9 児童福祉の推進について 特定事件11 高齢者福祉の推進について 特定事件12 障害者福祉の推進について ・富山型デイサービスについて視察概要 障害のあるなしに関わらず、地域に住むお年寄りから乳幼児まで、幅広い年齢層の方々を受け入れている、富山型デイサービスの視察。小規模で障がい者や高齢者、子どもなど多機能で大家族のように受け入れる仕組みである。同じ場所で同時にサービスを受け入れることで互いの不自由なところを補ったり、活気が生まれる等の効果が期待されている地域共生型サービス施策。所見及び所感・富山型デイサービスは、高齢者は高齢者、障がい者は障がい者と既存の縦割り福祉にない柔軟なサービスの形として平成5年の開所から全国的に注目を集めていた事業。行政がバックアップし地域の実情に合わせ、限られた福祉人材の有効活用という観点から、デイサービス、ホームヘルプサービス、ショートステイについて「共生型サービス」を介護保険、生涯福祉に位置付けた先駆的な取り組み。 ・「小規模・多機能・地域密着」が富山型デイサービスの特徴である。 ・富山県内121、全国で1,498か所(平成27年)と波及している。 ・ひとつ屋根の下で、介護の必要な高齢者、障害のある人たち、そして子供たちが同じ時を過ごす。富山県の風土もあるだろうが、ひとつの敷地内で実現しているのは、目の当たりにすると驚くが、大家族の原理が、富山流の独特の形で「社会化」しているのであろう。 ・国の障がい者等の活躍支援、地域共生社会の実現にあるようにあらゆる住民が役割を持ち、支え合いながら、自分らしく活躍できる地域コミュニティを育成するとの旨。住民が役割を持ち公的サービスと協働して助けあいながら暮らすことのできる仕組みを構築するには、富山型デイサービスが、ひとつのヒントになるだろうと思う。                      文教厚生常任委員会委員 富澤啓二日時平成30年10月2日(火) 10時00分~11時30分視察先富山県高岡市視察目的特定事件1 義務教育施設の整備と義務教育の充実について ・「ものづくり・デザイン科」推進事業について視察概要・「ものづくり・デザイン科」の目的  児童生徒が、高岡市の優れた伝統工芸や産業について見たり触れたり体験したりすることにより、また優れた技術を持つ地域の人々との交流を深めることにより、豊かな感性と郷土を愛する心を育てる ・経緯  平成18年4月より、市内小・中・特別支援学校全40校でスタート ・実施学年及び授業時数  小学校 第5・第6学年 年間35時間、総合70時間→45時間  中学校 第1学年 年間35時間 総合50時間→15時間 ・「ものづくり・デザイン科」受講人数 延べ約20,000人所見及び所感 高岡市は、銅器や漆器の伝統産業をはじめとした「ものづくりのまち」として発展。約400年の歴史を持つ国の伝統工芸品に指定されている。しかし近年は伝統産業に従事する人々の高齢化や後継者不足が進むことが問題であるとの旨。そのため歴史的、教育的な背景のもと、市内小・中・特別支援学校全40校に「ものづくり・デザイン科」を設置し、実技体験を取り入れた授業を行い、学校教育という枠組みだけでなく、伝統文化・技術の継承や人材育成、ものづくりのまち高岡の市民としての意識醸成を図り、地場産業の活性化を目指すことが、背景が目的という趣旨との説明は理解でき、必然な施策と思う。学生の作品を鑑賞したが、工芸品としての完成度に感心した。  後継者の問題は、高岡市だけではなく、全国の中小・小規模事業者の後継者確保の悩みでもある。後継者の育成には5年から10年かかると考えている事業者が多い。後継者を育成する支援策が欠かせないだろうと思う。また高岡市のように教育の段階から工芸品の製作を通して、企画・デザイン・制作・宣伝・販売等起業体験に取り組ませている。次代を担う子どもたちにチャレンジ精神の学びを与えている。後継者の育成を含めて地元への愛着を高める先進的な事例であると思う。また後継者難を解決する方法のひとつであろう。                      文教厚生常任委員会委員 吉田けさみ日時平成30年10月1日(月) 14時00分~16時30分視察先富山県富山市視察目的特定事件9 児童福祉の推進について 特定事件11 高齢者福祉の推進について 特定事件12 障害者福祉の推進について ・富山型デイサービスについて視察概要 「富山型デイサービス」事業について、これまでの取り組みの経緯や現状について富山市役所で説明を受け、「このゆびとーまれ」施設の事業を見学しました。所見及び所感 富山型デイサービスの特徴は、障害者・障害児が高齢者デイサービスを利用していることですが、市役所に利用申請を行い、利用許可を市役所が出す仕組みになっています。1施設の定員は15名で、高齢者9人のほか、身体障害者、知的障害者、精神障害者、障害児のそれぞれ1名づつを基準該当利用者と位置づけています。  施設は小学校区に1施設を目標(200施設)にし、平成27年度時点で121か所となっています。とやま地域共生型福祉推進特区として、富山型デイサービスを福祉的就労の場として拡大するために基準を緩和し、障害者が「有償ボランティア」として就労しながら事業所スタッフによる支援を受けている例が多数だそうですが、この事業によって特別支援学校卒業後の進路の選択肢を増やし、障害者の多様な働き方を生み出しているということです。  賃金は平成28年度実績で一人月40,804円となり、県平均の15,127円を大きく上回っています。  新規施設整備にかかる費用や住宅を活用する場合に助成制度が設けられ、施設の職員についても条例で資格等を規定していることやデイサービスの職員を対象に、高齢者、障害者、児童などの分野を横断する総合的な研修も行われています。  課題としては、障害者福祉サービス報酬の改善が必要だとしています。共生型事業に取り組んだNPO法人「このゆびとーまれ」の理事長である惣万さんと施設で交流ができたこと、施設内の状況を視察させていただき、施設運営の状況と安定した雰囲気を感じることができました。                      文教厚生常任委員会委員 吉田けさみ日時平成30年10月2日(火) 10時00分~11時30分視察先富山県高岡市視察目的特定事件1 義務教育施設の整備と義務教育の充実について ・「ものづくり・デザイン科」推進事業について視察概要 高岡市議会棟の応接室にて、高岡市教育委員会、学校教育課から「ものづくり・デザイン科」について、経過や取り組み内容について説明を受けました。所見及び所感 教科の目的として、児童・生徒が地域の伝統工芸や産業について、本物に触れること、本物を教えることを通して、豊かな感性と郷土愛を育てることを目標としています。また、優れた技術をもつ地域の職人さんとの交流を通して、働くことの意義や生き方を学ぶことを目標に掲げて授業に取り組んでいるということです。  具体的には、地域の伝統工芸や産業について、調査をし、見学もし、その歴史や制作工程などを理解することや伝統的な技法を活かして作品をつくるための創意工夫や技のすばらしさを感じ取ることが目標です。  「ものづくり・デザイン科」の授業時間は、小学生では図工時間と総合教育時間を割き、中学生では総合時間を割いて、時間数を確保しています。始めた当初は、保護者や職人さん達からの理解が心配されましたが、今では100%に近い「ものづくり・デザイン科」に対する支持があるそうです。  職人さんへの謝礼は、1時間3,000円、授業に係る教材費は、児童生徒1人につき1,200円と1クラスにつき5,000円、見学や実習に必要な交通費は半額補助となっています。  平成18年4月から市内小・中・特別支援学校全40校で本格実施をスタートし、平成30年度現在で約2万人が学習をしてきたそうですが、作品は子ども達の宝物として大事にされていることやプロからの制作品の評価が子ども達の自信につながっているようだと話していました。視察において、郷土愛とは何か、生き方を学ぶことについてなど参考になりました。                      文教厚生常任委員会委員 金井伸夫日時平成30年10月1日(月) 14時00分~16時30分視察先富山県富山市視察目的特定事件9 児童福祉の推進について 特定事件11 高齢者福祉の推進について 特定事件12 障害者福祉の推進について ・富山型デイサービスについて視察概要・年齢や障害のあるなしにかかわらず、誰もが一緒に身近な地域で一つ屋根の下で共生しながらデイサービスを受けられる、富山型デイサービスは平成5年惣万さんなど3人の看護師が民間デイサービス事業所「このゆびとーまれ」を創業したことにより誕生した。 ・「このゆびとーまれ」は、惣万さんらが病院に勤務していた時、退院許可が出たお年寄りが「家に帰りたい」と泣いている場面をたくさん見てきたことから、家庭的な雰囲気のもとで、ケアを必要とする人たちの在宅を支えるサービスを提供したいと考え、開設した事業所。 ・民家を改修した小規模な建物で、対象者を限定せず、地域の身近な場所でデイサービスを提供した「このゆびとーまれ」は、既存の縦割り福祉にはない柔軟なサービス形態として全国的に注目を集めた。 ・小規模ゆえに家庭的な雰囲気の中、利用者が自然に過ごせることや個々の状態に合わせたきめ細かい介護が受けられること、利用者を限定しないため、お年寄りが小さな子どもを見守ったり、障害のある方がスタッフの手伝いをすることがあるなど、当たり前の生活がそこにある。また、徘徊を繰り返していた高齢者が、毎日来る赤ちゃんを見て徐々に落ち着き、会話も自然になるなど、富山型デイサービスには様々な相乗効果を生み出す可能性があり、それぞれの事業所が地域に根ざした利用者本位のサービスの提供を目指し個性ある事業所運営に取り組んでいる。所見及び所感・惣万さんは富山型デイサービスのNPO法人「このゆびとーまれ」を経営されながら、みずからスタッフの一員としてデイサービスを実践され、当たり前のような感覚で先駆的な取り組みを我々に話しかけてくれたが、我々にとって簡単にはマネできないことを自然体で取り組むことができている背景には、これからの人々の生活には共生型社会が不可欠との気概が心の底流にあるものと感じた。 ・今後共生型デイサービスには公民館を利用することを考えるべきとの指摘をされたり、福祉の専門家が学ぶ優先順位は地域福祉が先で、その後福祉6法を学ぶべきとの指摘をされたりして将来の日本社会が目指すべき社会は共生型社会であるとの認識の説明を受け、その先見性に感心させられた。                      文教厚生常任委員会委員 金井伸夫日時平成30年10月2日(火) 10時00分~11時30分視察先富山県高岡市視察目的特定事件1 義務教育施設の整備と義務教育の充実について ・「ものづくり・デザイン科」推進事業について視察概要・高岡市は、加賀藩により奨励された銅器や漆器の伝統産業をはじめとした「ものづくりのまち」として発展し高岡銅器や高岡漆器については国の伝統工芸品に指定されている。 ・同市には高岡銅器や高岡漆器について学習できる美術館や博物館、デザイン・工芸センター、(財)高岡地域地場産業センターなどの施設が整っている。また、同市には富山県立高岡工芸高校と富山大学芸術文化学部という「工芸」を学ぶ高等教育機関がある。そこで市内小・中・特別支援学校全40校に「ものづくり・デザイン科」を設置し実技体験を取り入れた授業を行うことにより学校教育という枠組みだけでなく伝統文化・技術の継承や人材育成、ものづくりのまち高岡の市民としての意識醸成を図り地場産業の活性化を目指す。 ・小学校5年生、6年生と中学校1年生を対象に「総合的な学習の時間」などを再編成して「ものづくり・デザイン科」を新設し、必修教科として年間35時間の授業を行う。児童生徒への指導は教師が中心となって行うが地元の工芸技術者、デザイン専門家などを講師として招聘し実技の指導や高岡の伝統工芸の歴史などの講義、工場や工房、美術館、博物館、デザイン・工芸センター、(財)高岡地域地場産業センターなどの関係施設見学などを行う。また市内の富山県立高岡工芸高校や富山大学芸術文化学部と協同で題材の開発や指導方法の研究を行うなど産学官が連携した推進体制をとっている。所見及び所感 総合的な学習の時間や図画工作を編成替えして新たに必修教科として、ものづくり・デザイン科を新設した当時の市長の決断は積極的な取り組みと評価される。高岡市の伝統産業の需要がリーマンショック後落ち込んでいる由だが、ものづくり・デザイン科の小・中学生に与える学習効果は富山県の生徒の学力が高いことからも、高いものがあると推察される。...