令和 6年 3月
定例会志木市告示第17号令和6年
志木市議会3
月定例会を次のとおり招集する。 令和6年2月8日
志木市長 香川武文1 日時 令和6年2月15日(木)午前10時2 場所
志木市役所4階議場 ◯応招・不
応招議員応招議員(14名) 1番 岩下 隆議員 2番
吉澤富美夫議員 3番 鈴木 潔議員 4番 古谷 孝議員 5番
天田いづみ議員 6番
水谷利美議員 7番
与儀大介議員 8番
多田光宏議員 9番
岡島貴弘議員 10番
阿部竜一議員 11番
今村弘志議員 12番
西川和男議員 13番
河野芳徳議員 14番
安藤圭介議員不応招議員(なし) 令和6年
志木市議会3月
定例会議事日程(第1号) 令和6年2月15日(木)午前10時開会第1
会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 議長の諸報告第4 市長の諸報告及び
施政方針演説第5 第1号議案 専決処分の承認を求めることについて(令和5年度志木市
一般会計補正予算(第9号)) 上程・説明・質疑・討論・採決第6 第20号議案 志木市
手数料条例の一部を改正する条例 上程・説明・質疑・討論・採決第7 第14号議案 志木市
犯罪被害者等支援条例第8 第15号議案 志木市職員の給与に関する条例及び志木市一般職の
任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例第9 第16号議案 志木市
特別職員の給与に関する条例及び
志木市議会の議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例第10 第17号議案 志木市
特別職非常勤職員の報酬及び
費用弁償条例の一部を改正する条例第11 第18号議案 志木市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例第12 第19号議案 志木市
会計年度任用職員の報酬等に関する条例等の一部を改正する条例第13 第21号議案 志木市
重度心身障害者手当支給条例の一部を改正する条例第14 第22号議案 志木市
重度心身障害者医療費支給に関する条例の一部を改正する条例第15 第23号議案 志木市要
介護高齢者手当支給条例の一部を改正する条例第16 第24号議案 志木市
介護保険条例の一部を改正する条例第17 第25号議案 志木市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例第18 第26号議案 志木市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る
介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例第19 第27号議案 志木市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る
介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例第20 第28号議案 志木市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例第21 第29号議案 志木市
子ども医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例第22 第30号議案 志木市
ひとり親家庭等の医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例第23 第31号議案 志木市特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例第24 第32号議案 志木市
家庭的保育事業等の施設及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例第25 第33号議案 志木市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例第26 第34号議案 志木市
市営住宅条例の一部を改正する条例第27 第35号議案 志木市
水道事業及び
下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例第28 第36号議案 志木市
水道事業給水条例の一部を改正する条例第29 第37号議案 志木市道路線の認定について第30 第2号議案 令和5年度志木市
一般会計補正予算(第10号)第31 第3号議案 令和5年度志木市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)第32 第4号議案 令和5年度志木市志木駅
東口地下駐車場事業特別会計補正予算(第2号)第33 第5号議案 令和5年度志木市
介護保険特別会計補正予算(第3号)第34 第6号議案 令和5年度志木市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)第35 第7号議案 令和6年度志木市
一般会計予算第36 第8号議案 令和6年度志木市
国民健康保険特別会計予算第37 第9号議案 令和6年度志木市志木駅
東口地下駐車場事業特別会計予算第38 第10号議案 令和6年度志木市
介護保険特別会計予算第39 第11号議案 令和6年度志木市
後期高齢者医療特別会計予算第40 第12号議案 令和6年度志木市
水道事業会計予算第41 第13号議案 令和6年度志木市
下水道事業会計予算 以上、第14号議案から第19号議案まで、第21号議案から第37号議案まで及び第2号議案から第13号議案までの一括上程・
説明出席議員(14名) 1番 岩下 隆議員 2番
吉澤富美夫議員 3番 鈴木 潔議員 4番 古谷 孝議員 5番
天田いづみ議員 6番
水谷利美議員 7番
与儀大介議員 8番
多田光宏議員 9番
岡島貴弘議員 10番
阿部竜一議員 11番
今村弘志議員 12番
西川和男議員 13番
河野芳徳議員 14番
安藤圭介議員欠席議員(なし
)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 市長
香川武文 副市長 櫻井正彦 教育長 柚木 博
総合行政部長 村山 修 総務部長 豊島俊二
市民生活部長 松井俊之 福祉部長 中村 修 子ども・
健康部長 近藤政雄
都市整備部長 細田雄二
市長公室長 松永 仁
会計管理者 寺嶋勝浩
上下水道部長 山崎 仁
監査委員事務局長兼 榎本章一
教育政策部長 今野美香
選挙管理委員会事務局長 監査委員 成田 茂
農業委員会会長 田中滿男
選挙管理委員会委員長 廣島直子---------------------------------------本会議に出席した
事務局職員 事務局長 北村竜一 書記
小日向啓和 書記 富海亮太 書記
近藤一貴---------------------------------------
△開会及び開議の宣告
○
鈴木潔議長 おはようございます。 ただいまの
出席議員は14人でございます。定足数に達しております。 よって、議会は成立いたしましたので、令和6年
志木市議会3
月定例会を開会し、直ちに会議を開きます。 (午前10時00分)
---------------------------------------
△議事日程の報告
○
鈴木潔議長 本日の日程は、皆様お持ちの
タブレットに掲載しております議事日程により行います。 ここで、議長から一言申し上げます。 本年1月1日に発生しました
能登半島地震において、亡くなられた方々へのご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された全ての皆様にお見舞い申し上げます。
---------------------------------------
△
会議録署名議員の指名
○
鈴木潔議長 初めに、日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員の指名は、会議規則第87条の規定により、議長が指名いたします。 14番
安藤圭介議員 1番 岩下 隆議員 以上2名を指名いたします。
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△会期の決定
○
鈴木潔議長 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。 本定例会の会期は、
議会運営委員会でお決めいただいた会期日程をお手元の
タブレットに掲載しております。ご案内のとおり、本日から3月13日までの28日間といたします。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
鈴木潔議長 ご異議なしと認めます。 よって、会期は本日から3月13日までの28日間と決しました。
---------------------------------------
△議長の諸報告
○
鈴木潔議長 次に、日程第3、議長の諸報告を行います。
事務局長をして報告いたさせます。
北村事務局長。
◎
北村竜一事務局長 おはようございます。 令和5年12
月定例会以降の事項についてご報告申し上げます。 初めに、令和5年12月19日告示の埼玉県
後期高齢者医療広域連合議会議員選挙につきましては、届出のあった候補者の数が選挙すべき議員の数を超えないため、無投票により、朝霞市の岡崎議長を当選者とすることが令和6年1月17日に告示されましたので、ご報告申し上げます。 次に、
議長会関係についてでありますが、1月22日、埼玉県
市議会議長会の第3回役員会が草加市において開催され、令和6年度
歳入歳出予算案などについて協議されました。 次に、
地方自治法第180条第1項による専決処分が行われ、同条第2項の規定により、報告第1号として本会議に提出されましたので、ご報告させていただきます。 以上でございます。
○
鈴木潔議長 以上で、議長の諸報告を終わります。 ただいまご報告いたしました関係資料については、事務局に保管してありますことを付け加えて申し上げます。
---------------------------------------
△市長の諸報告及び
施政方針演説
○
鈴木潔議長 次に、日程第4、市長の諸報告及び
施政方針演説を行います。 香川市長。 〔
香川武文市長登壇〕
◎
香川武文市長 おはようございます。 開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 まず冒頭、議長からお話がございましたが、1月1日に発生した能登半島を震源とする地震により、多数の死傷者が報告されています。被災された多くの方々に対しまして、心からお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々に対しまして、衷心より哀悼の意を表する次第でございます。 市では、地震被害への救援・復興活動を支援するため、義援金の受付を仕事始めの1月4日から
生活援護課の窓口において開始し、
市役所総合案内や公共施設など計7か所に募金箱を設置いたしました。 また、総務省の要請により、埼玉県を通じて1月22日から29日までの8日間、石川県七尾市へ本市の職員1名を派遣するとともに、
公益社団法人日本水道協会からの依頼により、石川県輪島市において
応急給水活動を行うため、2月11日から16日までの日程で給水車及び
サポートカーと共に、
上下水道部職員4名を派遣しているところでございます。 加えて、被災地に思いを寄せ、支援することを目的として、石川県の特産品のお麩、すだれ麩を石川県
学校給食会から購入し、志木市の
小・中学校の給食で提供するなど、応援策も展開しております。今後におきましても、本市として、できる限りの協力・応援を継続してまいりたいと考えております。 さて、本日は、令和6年
志木市議会3
月定例会を招集申し上げましたところ、
議員皆様方におかれましてはご出席を賜り、厚く御礼申し上げます。 本定例会に提案しております議案は、令和6年度志木市
一般会計予算をはじめ条例の改正など37議案、報告が1件となっております。よろしくご審議を賜りますよう、お願いを申し上げます。 それでは、令和5年
志木市議会12
月定例会以降の動向につきまして、1点ご報告を申し上げます。 新
複合施設建設工事に伴う
入札参加状況についてでありますが、本工事の入札につきましては、
総合評価落札方式による
ダイレクト型制限付一般競争入札によるものとし、2月7日の期限までに1社の
入札参加申込みがあったことから、先日、新
複合施設建設工事総合評価落札方式審査委員会において、当該1社に対する審査を行い、審査を通過したところでございます。 今後におきましては、
当該施工候補者から提出される
技術提案書、入札書等の内容や
プレゼンテーションによる第2次審査を経て、施工者を決定してまいります。 以上で、開会に当たりましての挨拶及び諸報告を終わります。 続きまして、新年度における基本方針と私の
市政運営に臨む所信の一端を申し上げさせていただきます。 初めに、
市政運営に関する基本的な考え方についてであります。 「選ばれる志木市を目指して!貫く安全・安心!取り戻す元気・活気!」を信念としてスタートした重点的かつ具体的に取り組む事項を定める「
しき躍進計画35」は、いよいよ最終年度を迎え、まさに令和6年度は
まちづくり第3ステージの集大成となる年度であります。 これまで庁内一丸となって進めてまいりました取組を昇華させ、市民の皆様にその成果が行き届くよう、より一層知恵と工夫を凝らしながら、志木市の躍進を推し進めてまいります。 近年の市政を取り巻く状況は、
少子高齢化や急速な
デジタル化など変化が激しい時代への対応に加えて、コロナ禍や
物価高騰といった課題が次々と現れ、大変厳しい局面が続いておりますが、令和6年度におきましても、直面する課題を決して先送りせず、あらゆる可能性を模索し、決断を重ね、刻々と変わりゆく情勢に
スピード感を持って対応しながら、進取果敢に確実に前進を続けていく志木市を目指してまいります。 新
庁舎建設に続く
一大プロジェクトである
市民会館及び
市民体育館の新
複合施設の整備は、現在、
市民会館の解体工事を進めているところであり、令和6年7月からは、いよいよ
建設工事に着手します。新
複合施設の
施工者選定に当たっては、新
庁舎建設と同様の
総合評価落札方式による選定を行っているところであり、今後、
施工候補者の
プレゼンテーションによる第2次審査を経て、5月に施工者を決定してまいります。 令和8年度の完成に向け、着実に
建設工事を進めるとともに、その管理・運営方法についての検討も本格化させ、文化施設と体育施設の機能を併せ持つ新
複合施設ならではのアイデアを盛り込んでいくことで、みんなに愛され、誰もが主役になれる施設を目指し、整備を確実に進めてまいります。 また、志木駅前から
いろは親水公園までの本町通りの沿道と周辺の
中心市街地エリアについては、商業施設の集積や回遊促進を図り、
エリア一帯が魅力と活力あふれる地域となることを目指した
中心市街地活性化基本計画が令和5年度より始動したところであります。 これまでに、市も出資する
志木街づくり株式会社を実施主体として、起業・創業の相談ができる
中心市街地新規出店支援センターのオープンや空き店舗の発掘と紹介、街バルの開催をはじめとしたにぎわいの創出に資するイベントを開催するなど、様々な取組を行ってまいりました。 令和6年度は、経営を学ぶ実践の場を提供する空き店舗を活用した
チャレンジショップについて、令和7年度のオープンに向け、候補地の選定や店舗の設計を進めてまいります。あわせて、
まちづくりの専門家を講師として招く
創業支援セミナーを実施することにより、
中心市街地における起業・創業を支援してまいります。 さらに、志木市の未来を担う
志木っ子の健やかな成長を促す環境を守るために、近年、全国的な問題として取り上げられている、本来大人が担うとされている家事や家族の世話を日常的に負担している18歳未満の子ども、いわゆる
ヤングケアラーへの支援に取り組んでまいります。 具体的には、令和5年度に実施した本市における
ヤングケアラーの実態を把握するための
アンケート調査結果に基づき、
家事支援が必要と判断された家庭については、食事の準備や洗濯などの支援を行うヘルパーを派遣する
ヤングケアラー家事支援事業を実施し、
ヤングケアラーの日常生活における負担の軽減を図ります。 また、支援を行う中で、ヘルパーからの報告に加え、子どもや保護者からの聞き取りにより、その家庭の困り事を把握するとともに、
教育委員会や
母子保健担当、福祉担当などの関係機関と連携することで、その家庭に応じた支援につなぎ、
ヤングケアラー問題の解決を目指してまいります。 いまだ、
物価高騰や
少子高齢化といった取り組むべき課題が山積している状況ではありますが、こうした社会情勢の中であっても、絶えず変容する
社会的ニーズに対して、より一層の
スピード感と柔軟な発想を持ちながら、志木市将来ビジョンで掲げた「市民力でつくる 未来へ続くふるさと 志木市」の実現に向け、4つの
戦略プロジェクトを軸として、あらゆる可能性を視野に着実に取組を進めてまいります。 まず、1つ目として、市民の
健康づくりプロジェクトについてでありますが、本市の宝である市民力をこれからも元気に発揮していただくことができるよう、市民の皆様の
健康づくりを応援してまいります。 具体的には、本市の健康施策の中でも大きな柱である
いろは健康ポイント事業について、健康寿命の延伸を図る上では、人と人とのつながりといった社会参加が重要であるという視点から、
参加者同士がグループを組み、グループ内での順位や
グループ対抗のランキングを
専用アプリで確認できる機能を追加します。サークルなどの仲間と協力して
健康づくりに取り組むことができる仕組みをつくることで、
参加者同士の交流を深めるとともに、モチベーションの向上につなげてまいります。 加えて、従業員の
健康管理を経営的な視点で捉える
健康経営の考え方を取り入れ、
市内事業者からも
いろは健康ポイント事業への参加を募ることで、市内に勤務する従業員の
健康づくりを応援するとともに、保健師や
管理栄養士などの専門職による出前講座を併せて実施するなど、
市内事業者の
健康経営を効果的にバックアップしてまいります。 また、市民の
スポーツ振興や
地域コミュニティの活性化を促進するため、老朽化が進み、耐震性能も不足している
秋ケ瀬スポーツセンターの再整備を進めることから、令和6年度は設計に着手してまいります。設計に当たっては、利用者や利用団体のニーズを的確に捉えながら、柔道・剣道などもできる機能も備えた
スポーツ振興と健康増進に資する施設にするとともに、会議室や
集会スペースを確保することで、宗岡地区の
コミュニティの拠点としての機能も併せ持つ施設としてまいります。 さらに、働き盛りの方から高齢の方までの
健康づくりの取組として、加齢や免疫機能の低下に伴い、80歳までにおよそ3人に1人が発症すると言われている帯状疱疹について、特に発症率が高くなる50歳以上の方を対象として、
帯状疱疹ワクチン接種費用の一部を助成することにより、帯状疱疹の発症と重症化を予防してまいります。 次に、2つ目として、
子育て世代定住プロジェクトについてでありますが、高齢化が進み、
生産年齢人口が減少傾向にある中、経済や地域活動の屋台骨である
子育て世代や次世代を担う
子どもたちは、これからの志木市の発展を支える大きな原動力となることからも、
子育て世代が定住し、安心して子どもを産み育てられる環境の充実に努めてまいります。 具体的には、在宅で子育てをしている3歳未満の未就園児の親子に焦点を当てた、すくすく
しきっ子事業を展開してまいります。
育児ストレスや発達に課題を抱えるお子さんの子育てにお悩みのご家庭について、週に1回または2回、継続的にお子さんを保育園でお預かりすることで、子どもの成長を保育士と共に確認するなど、子育ての悩みに寄り添い不安を軽減する
伴走型支援を行い、保護者のケア体制を充実させてまいります。 さらに、長引く
物価高騰に対する
子育て支援策として、国の
臨時交付金を活用した
志木っ子学校給食応援事業を実施してまいります。令和6年4月から6月までの3か月間、児童・生徒の給食費を無償とし、
無償化期間終了後においても、令和7年3月までは、高騰する食材料費の値上げ分についての補助を実施します。また、
小・中学校に通う子どもを3人以上養育している世帯については、3人目以降の給食費を無償とすることにより、
子育て家庭の負担を軽減してまいります。 加えて、
志木地区児童センターの整備に向け、令和6年3月に策定する基本計画に基づき設計に着手してまいります。整備に当たっては、屋内で様々な遊びができるとともに、18歳未満の全ての子どもが家や学校のほかに安心して過ごすことができる居場所を目指します。また、
子育て支援センターを併設することで、乳幼児や
保護者同士の交流を促進するとともに、地域における
子育て相談や見守り体制を強化します。さらに、近隣の
いろは遊学館や新
複合施設などとも連携を図ることで、
志木地区における
子育て支援の拠点となる施設として整備してまいります。 次に、3つ目として、暮らしやすさ
向上プロジェクトについてでありますが、災害や犯罪から市民の生命・財産を守り抜く
まちづくり、また、コンパクトな市域を生かし、市民の皆様にとって暮らしやすい
まちづくりを目指してまいります。 具体的には、
坂下橋下流の館大排水路について、住環境の改善を図るため水路に蓋がけを行い、遊歩道化する工事に着手してまいります。工事に当たっては、過去の水害状況を踏まえ、水路の断面積を従来のおよそ1.4倍とすることで雨水の
貯留スペースを増強するとともに、遊歩道にはストレッチや腹筋運動ができるベンチを設置するなど、地域の魅力を一層高める憩いの場として、2か年にわたって整備してまいります。 また、災害に強い
まちづくりについては、
志木ニュータウン内の管理組合が実施する耐震診断に対して補助を行うなど、旧耐震基準で設計された建物の耐震診断や改修などを推進することにより、住宅の耐震化率のさらなる向上につなげてまいります。 さらに、消防体制の強化につきましては、柏町地区におけるより迅速な対応を可能とするため、老朽化が進む消防団第3分団車庫を同分団の管轄区域である柏町地区の
武道館駐車場へ移転し、令和7年2月までに新設してまいります。 また、「犯罪に強い
まち志木」のスローガンの下、町内会との連携により、志木市の犯罪率は埼玉県内40市で5番目の低さとなり、近隣市と比較しても低い犯罪率を保ち続けております。今後、さらなる犯罪抑止と犯罪の速やかな解決のため、現在市内に設置している145台の
防犯カメラに加え、さらに25台を増設してまいります。 さらに、コンパクトな市域を生かした
まちづくりにつきましては、本市の交通施策の柱である
デマンド交通について、利用料金の上限額を1,000円から700円に引き下げ、長い距離を移動する場合についても最大でも700円で利用可能とすることで、さらに利用しやすい交通手段としてまいります。
運転手不足は全国的な課題であり、路線バスや
コミュニティバスの廃止といった報道もなされるなど、
公共交通事業を取り巻く環境は大変厳しい状況ではありますが、引き続き市民の皆様の足の確保について、様々な角度から議論を進めてまいります。 加えて、高齢者による自動車の運転については、加齢による身体能力や判断能力の低下により交通事故につながるおそれもあることから、
運転免許証を自主的に返納する満70歳以上の方を対象に奨励金を交付することで、自動車の運転に不安を抱える方が免許の返納について考えるきっかけにしてまいります。 次に、4つ目として、
魅力発信プロジェクトについてでありますが、本市の地域資源を活用し、これまで以上のにぎわいを創出するとともに、その魅力を全国に発信してまいります。 具体的には、志木市の元気と活気を未来につなげるとともに、
地域コミュニティの醸成にもつなげるため、後世に残る志木市の目玉となるイベントの創出に取り組んでまいります。令和7年度の開催を目指し、現在は市民と市職員で構成する検討委員会での企画・検討を進めており、令和6年度は実施主体となる実行委員会を立ち上げてまいります。実施に当たっては、志木市の特色や歴史を十分に踏まえ、広く市民に支持され、かつ継続可能なイベントを目指してまいります。 また、
中心市街地のさらなる活性化に向けた取組として、市の玄関口である志木駅東口のペデストリアンデッキについては、老朽化した施設を改修するための調査に併せ、「
中心市街地活性化基本計画」と連動し、駅周辺の商店会への動線づくりやにぎわいの創出に資する新たな形での施設整備に向けた検討を行ってまいります。 さらに、郷土資料館の保存や活用環境の充実につきましては、郷土資料館と埋蔵文化財保管センターを複合化し、新たな展示スペースや体験スペースを設けるなど、市民と共に郷土資料を総合的に活用するための拠点整備に向け、令和6年度は設計に着手してまいります。 加えて、令和2年に国重要有形民俗文化財として指定された志木の田子山富士塚については、本市の貴重な地域資源として、その保存・活用に努めてまいりましたが、長年の風雨などの影響による損傷が認められるなど、今後の維持管理に課題が生じていることから、田子山富士保存会が実施する日常的な保存活動への補助を増額するとともに、保存活用計画の策定に対する補助を行ってまいります。計画の策定に当たっては、所有者や田子山富士保存会の皆様をはじめ、国や県とも連携を図りながら、本市の宝である志木市の田子山富士塚を末永く未来へ継承してまいります。 最後に、5つ目として、市役所改革についてでありますが、自治体DXを推進するとともに、事務の効率化を図ることにより、市民の皆様の利便性向上を目指した行政改革を進めてまいります。 具体的には、24時間365日の申請を可能とする市役所に行かなくていい仕組みづくりとして、令和5年度に100種類以上の手続きについて、電子申請を可能としたところですが、令和6年度は、さらに100種類以上の手続きの電子申請化を目指してまいります。また、市役所内部でも、文書管理、人事給与、財務会計の各システムを統合した内部情報システムの令和7年度の導入に向け、準備を進めてまいります。公文書の電子化により、さらなるペーパーレス化を図り、費用を削減するとともに、事務の効率化や意思決定の迅速化により、市民サービスの向上につなげてまいります。 さらに、AI技術の活用については、文書の自動生成や要約を行うことができる自治体向けChatGPTサービスを導入し、政策のアイデア出しやアンケートの原案作成など、文書に関する様々な業務に活用してまいります。 以上、
市政運営に関する基本的な考え方について、主要施策の一端を述べさせていただきました。 3年余りに及んだコロナ禍を乗り越え、市民の皆様の笑顔と活気が戻りつつあるものの、
物価高騰や
少子高齢化の進展など、いまだ取り組むべき課題も数多くあり、市役所に求められる役割もこれまで以上に多様化しています。直面するこれらの課題に真摯に向き合い、丁寧に一つひとつ対処していくとともに、急速に進化するICTの活用など変化していく時代に合わせた施策を打ち出し、果敢に挑戦を続けます。そして、課題の解決を志木市の魅力につなげ、選ばれる志木市を実現するために、全身全霊で
市政運営に取り組んでまいります。 次に、本市を取り巻く財政環境につきまして申し上げます。 国の令和6年度地方財政対策では、社会保障関係費や公務員の人件費の増加が見込まれる中にあっても、地方公共団体が住民ニーズに的確に応えつつ、子ども・子育て政策の強化など様々な行政課題に取り組めるよう、前年度を上回る一般財源総額の確保が示されたところであります。 その内容を精査いたしますと、定額減税による地方税の大幅な減収に対しては、地方特例交付金により全額国庫にて補填されることや、子ども・子育て政策の強化に係る地方財源を確保することなどが示される一方、地方公共団体の税収等の増加により、地方財源不足額については縮小されるとの考えの下、地方交付税は増額、臨時財政対策債は大幅な減額が見込まれたところであります。 これらの地方財政対策を踏まえた令和6年度における本市の歳入面に目を向けますと、自主財源の根幹をなす個人市民税については、賃金上昇等に伴う所得割額の増加により、定額減税の影響を除くと、前年度よりも増収を見込んだところであります。また、本市の重要課題でもある公共施設マネジメントの推進に伴い生じる建設事業費にも、国の財政支援が手厚い地方債を活用するなど、後年度の実質的な財政負担を抑えつつ、本市の重点施策を確実に前に進める財源を見込んだところであります。 一方、歳出面では、超高齢社会の進展に伴う医療・介護関係経費などの社会保障費の増加に加え、
物価高騰等の影響による事業費の増加などにより、多大な財政出動が見込まれる厳しい財政環境であります。 しかしながら、限られた資源の中でも質の高いサービスを安定的に提供しつつ、
ヤングケアラーに対する支援強化や
中心市街地のさらなる活性化、新
複合施設建設工事への着手など、選ばれる志木市の実現に向けた新規施策を展開することからも、堅実に積み立ててきた財政調整基金をおよそ20億8,000万円取り崩すことによって、令和6年度当初予算案を調えたところであります。 その結果、令和6年度の予算案の規模は、一般会計304億5,400万円、特別会計133億2,567万7,000円、企業会計55億9,543万9,000円、合計493億7,511万6,000円となりました。 なお、令和6年度当初予算取崩し後の主な基金残高については、財政調整基金およそ8億3,300万円、公共施設安心安全化基金およそ20億9,400万円と見込んだところであります。 歳出面につきましては、志木市将来ビジョンの将来構想で掲げたまちの将来像の実現を目指し、施策の大綱に沿って、令和6年度に推進する主な施策につきましてご説明申し上げます。 まず初めに、市民力が生きる
まちづくりについてご説明申し上げます。
子育て家庭への支援につきましては、産後も安心して子育てができる環境を整えるため、これまで実施してきた助産師などがご自宅に伺うおっぱいケア訪問事業や育児サポート事業に加え、病院で授乳指導や健康チェックなどを受けることができるショートステイ型及びデイサービス型の産後ケア事業を新たに実施します。産後の母親に休養の機会を提供するとともに、育児の負担感の軽減や心身のケアといったきめ細かな支援に取り組んでまいります。 また、
子育て家庭の経済的負担の軽減と受診しやすい環境づくりにより、健やかな子どもを育むことを目的とした
子ども医療費助成事業について、これまでは中学生までであった通院費の助成対象を18歳に達する年度末まで拡大するとともに、市税等の未納による適用除外を見直してまいります。 さらに、
ひとり親家庭等における医療費の経済的負担の軽減を目的とした
ひとり親家庭等医療費支給事業についても、受給者の課税状況により自己負担を廃止してまいります。 加えて、子どもの最善の利益を第一に考えながら、子どもに関する全ての施策を総合的に推進するため、新たに志木市こども計画を、第3期志木市子ども・
子育て支援事業計画と一体的に策定してまいります。策定に当たっては、これまでの取組に加え、子ども・若者の貧困対策やひきこもり支援なども含めるとともに、子どもや
子育て家庭の生活実態や
子育て支援事業の利用状況などに関するアンケート結果を踏まえ、子どもや若者の課題解決につながる計画としてまいります。 次に、教育環境の充実につきましては、次代を担う
子どもたちの健やかでたくましい成長につなげることを目的として、9年間の連続した切れ目のない学習・生活指導を行う小中一貫教育について、市内全中学校区における令和7年度からの導入に向け、
教育委員会において着実に準備が進められているところでもあります。 令和6年度につきましても、令和6年3月に策定を予定している小中一貫教育推進計画に基づき、小学校・中学校の9年間をつなぐ教育カリキュラムの作成や一貫した生徒指導・教育相談の充実に向けた体制づくりが引き続き進められる予定であります。市長部局としましても、将来を見据えた新たなチャレンジを行う
教育委員会に応え、しっかりと連携を図ってまいります。 また、学校現場においては、いじめや学校事故のほか、市民や保護者からの過剰な要求など、法律的な知識を必要とする課題が増加していることから、スクールロイヤー制度を導入します。必要に応じて学校が弁護士に相談できる体制を整えることで、教員の負担を軽減するとともに、迅速な問題解決につなげ、学校現場をサポートしてまいります。 さらに、良好な教育環境を整備するため、宗岡中学校の体育館の大規模改修工事の設計に着手するとともに、
小・中学校の照明設備のLED化や
防犯カメラの更新の設計に着手するなど、快適で安全な教育環境の整備を進めてまいります。 また、給食調理環境の向上のため、宗岡第二中学校の給食室に空調設備を設置するほか、宗岡小学校の給食室の大規模改修工事の設計に着手してまいります。 次に、高齢者施策につきましては、いつまでも住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、介護サービス基盤の充実に向け、看護や介護など多様なサービスを1か所で受けることができる看護小規模多機能型居宅介護事業所と地域密着型特定施設を併設した施設を令和7年度のサービス開始に向けて整備してまいります。 また、介護保険料の見直しについては、介護給付費準備基金の活用に加え、所得に応じた負担の階層をさらに多段階化し、現行の13段階から17段階にすることで、低所得者層へ配慮した介護保険料の設定とし、近隣4市の中で最も低い水準に抑えてまいります。 さらに、健康政策課、保険年金課、長寿応援課が連携し、一体的に実施している高齢者の保健事業と
介護予防については、健診結果やレセプトを分析した結果、加齢に伴うフレイルや認知症の進行といった健康にリスクを抱える方が増加していることから、きめ細かな支援を行うための医療専門職を増員します。対象者の自宅への訪問などによる丁寧な対応を行うことで、必要に応じて
介護予防などの適切なサービスにつなげるとともに、低栄養や口腔機能低下などが見られる方に対して行う相談や保健指導、さらには重複・多剤服薬者への支援を実施してまいります。 加えて、
介護予防施策を一層進めるためのフレイル予防につきましては、簡単な質問票や測定により自身の状態を調べるフレイルチェックの運営をはじめ、普及啓発に向けた勉強会など、40人を超えるフレイルサポーター主体による積極的な取組が着々と広がりを見せているところであります。 令和6年度につきましても、東京大学が主催する全国フレイルチェックの集いへの参加や先進自治体への視察、他市との交流を行い、サポーターのモチベーションアップや活動の拡大につなげ、サポーター、トレーナーである市内の病院や介護事業所の理学療法士、市が連携し、三位一体によるフレイル予防プロジェクトのさらなる充実を図ってまいります。 また、全身の健康に深く影響を及ぼす歯や口腔の機能の低下、いわゆるオーラルフレイルに対する取組として、かんで飲み込むために必要な舌の力を測定する舌圧測定器を新たに導入します。歯科衛生士による高齢者への戸別訪問支援や
いろは健康ポイント事業の計測会において、口腔機能の状態を数値化することで、口腔ケアの必要性について意識づけを行ってまいります。 次に、市民を支える快適な
まちづくりについてご説明申し上げます。 健康施策につきましては、本市の
健康づくり施策の主軸となるいろは健康21プラン(第5期)の基本理念である「みんなで進める健康寿命日本一の
まちづくり~100年の未来!すべての市民が いきいきとかがやく いろは健康都市の実現へ~」に基づき、健康寿命の延伸や医療費の適正化、社会環境の質の向上など、100年先の未来へ続くまちを目指してまいります。 具体的な取組のうち、まず、食による
健康づくりとしては、減塩に対する意識のさらなる高揚を図るため、減らソルトフェスタを3年ぶりに開催します。これまで、おいしく減塩!「減らソルト」プロジェクトの取組により、市民の血圧の数値が改善されるといった効果を生み出す一方で、令和4年度に実施した調査では、減塩を意識している方の割合が大幅に減少していることが明らかになりました。 こうした傾向を踏まえ、減らソルトフェスタでは、十分な野菜を摂取すれば減塩と同様の効果が得られるといった知識の普及啓発につなげるため、食育の専門家による講演会を開催するとともに、手をかざすことにより野菜の摂取量を見える化できる機器による測定を行います。加えて、令和5年度から実施している野菜の摂取を促すポップをコンビニエンスストアの食品売場に設置する事業についても、店舗数を拡大してまいります。 また、令和3年度に埼玉県内で初めてスタートした子宮頸がん自己採取HPV検査事業については、これまでの国民健康保険加入者に加え、新たに社会保険加入者のうち30代、40代の節目の年齢を迎える健診未受診者を対象に追加することで、特にリスクの高い世代の受診率向上につなげてまいります。 さらに、国民健康保険被保険者の健康寿命の延伸と医療費の適正化については、若い時期から自身の健康に関心を持ち、適正な生活習慣を身につけることが大切であることから、特定保健指導のオンライン化や対象になる可能性のある方については、時間を空けずに、健診を行った当日にその場で初回面接を実施するなど、引き続き、より効果的な保健指導を継続してまいります。 加えて、生活習慣病に大きく影響のある歯や口腔環境の
健康づくりを推進するため、県内初となる歯周病リスク検査事業を実施します。40歳から70歳までの一定年齢の国民健康保険被保険者を対象に、歯周病リスクを簡易的に判定することができる検査キットを配布し、継続的な歯科の受診につなげることで、いつまでも自分の歯で食べることができるよう歯の喪失を防ぐとともに、生活習慣病や疾病の重症化予防につなげてまいります。 次に、福祉施策につきましては、誰もが住み慣れた地域で、みんながつながり、安心して自分らしく暮らせるまち、誰もが輝くことができる地域共生社会の実現を目指し、第5期志木市地域福祉計画、第2期志木市再犯防止推進計画、第3期志木市成年後見制度利用促進基本計画を策定します。 策定に当たっては、青年期を中心としたひきこもりの現状分析や求められている支援を把握するための調査を実施し、社会の変化や新たなニーズに対応した計画としてまいります。 また、生活困窮者の自立に向けた支援として、不登校やひきこもり状態にある方やそのご家族を対象に、従来の学習支援事業に併せ、近所の公園や公共施設への外出に支援員が同行し、外への第一歩をサポートする外出支援を実施します。親子関係の状態やニーズに応じて、外出のほか、同じ悩みを抱える家族などが交流できる調理・工作体験への参加など、月2回程度の支援を実施し、将来的な自立につなげてまいります。 さらに、障がいのある方や日常から医療的ケアが必要な方について、いわゆる親亡き後といった課題に対し、地域全体で支える環境を整えるため、医療機関、障がい福祉事業者、保護者などで情報共有を行うためのコミュニケーションアプリを導入します。
タブレットやスマートフォンなどにより日常的な情報の共有を図るとともに、常に連絡が取れる体制を確保することで、災害時など有事の際にも迅速に対応できる体制を構築してまいります。 また、コミュニケーションの理解促進と聴覚障がいに対する理解を深めるため、全ての市職員を対象として、聴覚障がいを持つ方への配慮をテーマとした接遇講座を実施します。実施に当たっては、聴覚に障がいのある市職員が講師を務め、簡単な手話による挨拶や筆談の活用といった窓口での対応、講演会などの事業における効果的な手話通訳者の派遣方法など、実践的な対応力の向上を目指してまいります。 次に、生涯学習の推進につきましては、いろは遊学図書館において毎月実施しているテーマ展示のスペースを拡大し、大人から子どもまで幅広い世代に向けた関連図書を展示するなど、内容を充実させてまいります。これまでの本を探す場所としての役割に加え、本と出会うことができる場所として、読書活動のさらなる推進を図ってまいります。 また、子どもの読書活動をさらに推進するため、小・中学生を対象に、身近な疑問や課題について図書館で調べ、その成果をまとめた作品を募る「図書館を使った調べる学習コンクール」を開催します。学校図書館事業推進アドバイザーを中心として、図書館と学校が連携し、
子どもたちの学習意欲を育て、読解力、思考力、表現力を養う読書活動を充実させてまいります。 さらに、魅力ある公民館講座の開催により、生涯学習の活性化につなげるため、
いろは遊学館、宗岡公民館、宗岡第二公民館で連携し、同じテーマの講座を順番にリレー方式で提供する3館合同リレー講座を実施します。令和6年度は、ヨガをテーマとした講座を3館それぞれの切り口で実施し、参加者が各館を回遊することで、それぞれの施設の魅力を知っていただく機会としてまいります。 次に、スポーツ活動の推進につきましては、市民のスポーツの楽しみ方が多様化し、町内会を対象としたアンケートにおいても、新たなスポーツ施策の実施が求められていることから、
地域コミュニティの醸成にも大きな役割を果たしてきた市民体育祭については見直すこととし、新たなスポーツイベントの創出に向けて検討を行ってまいります。新たなイベントについては、現在整備を進めている新
複合施設を活用することとし、市民、関係団体、市職員が協働で事業内容を検討してまいります。 また、新
複合施設の整備期間においても、スポーツ推進と
地域コミュニティの活性化を支援するため、町内会において自主的に行われるスポーツイベントに対する新たな補助制度を創設してまいります。 次に、活力と潤いのある
まちづくりについてご説明申し上げます。 産業振興につきましては、
中心市街地の活性化を民間活力により推進することを目的として設立された
志木街づくり株式会社が実施主体となる事業に加え、市としても活性化につながる施策を充実させてまいります。 具体的には、
中心市街地における商業活動の活性化に向けて、
中心市街地エリア内において、1階を商業施設として新築または増築した建物については、建設費用の一部を助成する制度を創設します。また、その建物が志木駅から
志木市役所前までを結ぶ県道に隣接する区域である場合には、さらに固定資産税を軽減してまいります。 加えて、住居や倉庫、蔵などを商業施設にリノベーションする際、改装費用の一部を助成する制度を創設するとともに、
中心市街地で行う事業については、中小企業融資制度による借入れを行った場合、最長5年間、利子を全額補給してまいります。 次に、農業振興につきましては、農業経営の安定化を目的として、農業経営基盤強化促進法に基づく地域計画を策定してまいります。策定に当たっては、計画対象となる荒川堤外耕作地について、担い手の有無や農業継続の意向を把握し、農地所有者の話合いの場を設けることで、農地の集約化や集積化について将来的な目標を具体化し、農業生産活動の継続につなげてまいります。 次に、観光施策につきましては、令和7年度に開催を予定している観光協会主催の志木市民花火大会について、準備を開始します。 志木市民花火大会は、これまで5年ごとに開催されていましたが、市制施行50周年の令和2年度はコロナ禍により中止を余儀なくされたことから、令和7年度には実に10年ぶりの開催となります。令和6年度については、多くの皆様から寄附金を募るなど、観光協会や関係団体、市が一丸となって準備を進めてまいります。 また、令和4年度にリニューアルオープンした
いろは親水公園については、来園者が延べ80万人を超え、特に夏場に開園しているウォーターパークは、市内の方だけでなく、市外からも大変多くの方にご来園いただいているところであります。令和6年度についても、さらなる魅力の向上に向け、多くの人でにぎわう左岸ゾーンについて、広場の芝生化をさらに拡大するとともに、スケートボードなどを楽しむこともできる空間を整備してまいります。 加えて、端午の節句に合わせて観光協会と連携して実施している新河岸川の鯉のぼり掲揚事業については、新たに3メートルのこいのぼり30旒を追加し、計90旒を掲揚することで、志木市の春の風物詩として、これまで以上の来訪者の増加につなげてまいります。 次に、環境施策につきましては、脱炭素社会の実現に向けて、市内の
小・中学校に太陽光発電システムを設置する屋根貸し事業をはじめ、公共施設の照明や道路照明灯、町内会が設置する防犯灯のLED化などの施策を講じ、これまでも温室効果ガスの削減に努めてきたところであります。令和6年度は、2050年二酸化炭素排出実質ゼロ表明、いわゆるゼロカーボンシティ宣言をするとともに、市全体の温室効果ガスの排出量削減を推進するための総合的な計画である地球温暖化対策実行計画・区域施策編を策定し、環境負荷の低減に向けて啓発活動に取り組んでまいります。 また、本市の取組や環境に対する考え方を広く市民に周知するため、環境負荷の低減に取り組む民間企業から講師を招き、小・中学生を対象とした環境教育の講座を新たに実施します。事業の実施に当たっては、ゲリラ豪雨といった異常気象と地球温暖化との関係など身近な環境問題をテーマとし、次代を担う
子どもたちの環境意識の醸成を図ることにより、節電や節水、食品ロスの削減といった主体的な行動につなげてまいります。 次に、放置すれば周辺に著しい悪影響は及ぼすおそれのある特定空き家や、特定空き家になるおそれのある管理不全空き家への対応につきましては、国から新たなガイドラインが示されたところであり、本市におきましても、令和5年度に実態調査を実施した結果、370件の空き家を把握したところであります。令和6年度は、調査結果に基づき、特定空き家や管理不全空き家となるおそれがあると判断した空き家については、通知の送付や訪問の実施により、活用や除却といった適切な対応を所有者に促してまいります。 次に、未来を支える
まちづくりについてご説明申し上げます。 公共施設のマネジメントにつきましては、施設ごとの再配置に関する具体的な方向性を定めた志木市公共施設適正配置計画について、令和7年度から令和16年度の10年間を計画期間とする第Ⅱ期個別施設計画を新たに策定します。策定に当たっては、施設ごとの個別計画との整合性を図るとともに、施設の老朽化状況や市民ニーズの変化などを捉え、市民サービスを低下させないよう配慮しながら、コンパクトな市域を生かした施設の集約や複合化についても検討し、老朽化の進む公共施設について、安全性の確保と規模の適正化に取り組んでまいります。 次に、安全・安心な住環境の確保につきましては、令和6年3月に策定するマンション管理に対する助言・指導などを行うための基本方針である志木市マンション管理適正化推進計画に基づき、マンション管理組合が作成した一定の基準を満たす管理計画を認定する志木市マンション管理計画認定制度を創設します。認定を受けることにより、適正に管理されているマンションとして市場で評価されることが期待されるとともに、認定申請をきっかけに管理状況を把握し、管理運営を見直す機会としていただくことにより、マンションの良好で良質な維持管理を推進してまいります。 次に、一般国道254号和光富士見バイパスにつきましては、事業主体である埼玉県において、令和5年7月に国道463号から県道さいたま東村山線までの区間について部分開通したところであり、令和6年度からは、宮戸橋通りまでの区間において整備が進められる予定であります。今後においても、引き続き市民の皆様の安全で良好な交通環境の確保と早期完成を働きかけるとともに、沿道の活性化を図るため、周辺エリアの土地の利用促進に向けた方策を検討してまいります。 また、平成29年度から埼玉県により整備が進められている中央通停車場線の第3工区につきましては、電線地中化を行うための管路埋設工事が令和4年度から順次進められており、引き続き、早期完成が図られるよう要望してまいります。 さらに、中央通停車場線の沿線を含む商業地域においては、商業施設のさらなる集積につながる新たな
まちづくりのルールの策定に向け、一定の条件に基づく容積率の緩和など、活性化手法の具体化に向けた調査検討を行ってまいります。検討に当たっては、商工会や商店会、
まちづくり会社など地域商業関係者の意見を踏まえるとともに、ノウハウを持つ民間事業者の知見を生かしてまいります。 次に、誰もが安心して歩きやすい歩道を整備するため、柳瀬川駅西口から柳瀬川図書館前交差点までの歩道をはじめとする3路線について、街路樹の根上がりによる段差の解消や視覚障がい者警告用ブロックの設置など歩道の改修を行うことで、バリアフリー化を推進してまいります。 また、歩道空間で誰もが休憩できるいこいのベンチ設置事業についても、さらに50基を設置し、合計100基とすることで、高齢者など体力に自信がない方でも安心してウォーキングやお出かけできる環境を整備してまいります。 さらに、生活道路の快適化の推進については、宗岡第二中学校の北側に位置する道路が狭く雨水がたまりやすい市道をはじめ、3路線を改良するための設計を行うとともに、本町二丁目の
いろは親水公園につながる市道の改良工事を実施してまいります。 加えて、舗装の劣化などによる事故を未然に防止するため、令和4年度に策定した第2期舗装長寿命化修繕計画に基づき、マロニエ通りをはじめとする5路線の舗装を修繕することで、安全な交通環境を確保してまいります。 次に、橋梁の長寿命化と安全性・信頼性を確保するため、市内16橋梁において実施した定期点検の結果を基に、志木市橋梁長寿命化修繕計画を改定するとともに、富士見橋について、令和7年度に実施する長寿命化に向けた補修工事の設計を実施してまいります。 次に、水害対策につきましては、排水機場の改修について、国の財政支援を活用するためには令和7年度までに事業を完了する必要があることから、前倒しで実施することにより財源を確保し、水害対策を確実に推進してまいります。 令和6年度については、田子山排水機場、谷津地調整池ポンプ場、田子山上ポンプ場、郷士排水機場の排水ポンプを改修するとともに、樋之詰樋管ゲート、下の谷樋管の開閉装置の更新を実施し、排水機能を確保してまいります。 また、大雨による内水被害や道路冠水の軽減を目的とした既存の道路集水ますを活用した浸透井の計画的な整備については、令和5年度に幸町地区における設置が完了し、令和6年度については、柏町地区に加え、新たに本町地区への設置を進めることにより、低地への雨水流出の軽減を図ってまいります。 次に、健全で分かりやすい行政運営についてご説明申し上げます。 平成28年から10年間のまちの将来像を掲げた志木市将来ビジョン(第五次志木市総合振興計画)につきましては、現行の計画が令和7年度末に終期を迎えることから、次期計画を第三期志木市まち・ひと・しごと創生総合戦略と一体的に、2か年にわたって策定してまいります。策定に当たっては、デジタルの実装を通じて地域の社会課題の解決と魅力の向上を目指すデジタル田園都市国家構想との整合性を図るとともに、ワークショップを開催することで市民の皆様の声も取り入れながら、持続可能で未来に夢が持てるまちを目指してまいります。 次に、行政サービスの向上につきましては、身近な方が亡くなり、悲しみや喪失感を抱えるご遺族にとって、市役所で行う死亡に関する手続きは複雑かつ多岐にわたり、大きな負担を伴うことから、死亡に関する手続きをワンストップで完結できる事前予約制のおくやみ窓口サービスを新たに実施してまいります。個人とご遺族の状況に応じて、必要な手続きや書類についてのご案内をすることで、専用カウンターでの手続きをスムーズなものとし、その負担を軽減してまいります。 次に、広域行政による取組につきましては、高齢化の進展に伴う火葬場利用の増加を見据え、志木市、朝霞市、和光市及び新座市で構成する協議会において検討を進めている4市共用火葬場の設置に伴う基本構想を策定します。策定に当たっては、令和5年度に実施した環境影響調査や事業者に対するアンケートなどに基づき、火葬場に必要な機能や火葬炉数、施設規模などを整理するとともに、市民説明会を実施するなど、丁寧な説明に努めてまいります。 次に、本市の収納率向上に向けた取組につきましては、市県民税の普通徴収分と国民健康保険税について、新たにQRコード決済を導入することにより納付チャンネルを増やし、納税者の利便性をさらに向上させることで、市税の期限内納付を促進してまいります。 加えて、市税の収納率につきましては、令和4年度決算において過去最高の99.07%を達成し、埼玉県下40市中3位となったところであり、今後につきましても、厳正な滞納処分などを執行していくことで、収納率のさらなる向上を目指してまいります。 また、市税や国民健康保険税のほか、学校給食費や学童保育料などを含む市が保有する全ての債権について、住民負担の公平性と財政の健全性を確保するため、債権管理条例の制定を視野に入れながら、各種法令に基づく統一した事務処理のルールづくりを検討してまいります。 以上、
市政運営の基本方針と重点施策を述べさせていただきました。 コロナ禍が暮らしや経済にもたらした影響は、確かに大きいものでありました。しかしながら、市民生活や
市内事業者の活動を感染症対策と経済対策の両面で支え続けるとともに、先行きの見えない困難に立ち止まることなく、様々な挑戦を続けてまいりました。 振り返りますと、新しい生活様式への対応として、
デジタル化を加速し、電子申請やキャッシュレス決済の充実による市役所に行かなくていい仕組みづくりを推進、また、ふれあい館もくせいについては、これまでの多世代交流や市民活動の拠点としての役割に加え、新たな
健康づくりの拠点ともなるようリニューアルを実施、そして、
いろは親水公園についても、民間事業者のノウハウを最大限に活用したにぎわいづくりに資する再整備を
庁舎建設と併せて実施するなど、暗いトンネルが続く中においても、将来へ続く出口を決して見失わず、歩みを続けてきたところであります。 変化が激しく、先送りができない課題が山積する厳しい時代ではありますが、私のなすべきことは就任時より変わることはありません。常に7万6,000人のふるさとの将来を思い描き、輝き続ける志木市の実現に向かって、職員一丸となって全力で知恵を出し合い、その上で未来を見据えた決断をする。この積み重ねこそが、これまでも、そしてこれからも選ばれ続ける志木市を紡いでいく唯一の方法であると、確信しているところであります。 令和6年度は、
まちづくり第3ステージの集大成の年度でもあります。「選ばれる志木市を目指して!貫く安全・安心!取り戻す元気・活気!」を信念とした、
しき躍進計画35に掲げた取組の総仕上げを行うとともに、新たに生じる様々な難題からも決して目を背けることなく、志木市の発展につながる糧として、まさに進取果敢に取り組み、一つひとつ着実に打開することで、志木市を躍進させるべく全力を尽くしていく所存であります。 引き続き、議員各位、そして市民の皆様のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げ、
施政方針演説といたします。ご清聴、誠にありがとうございました。(拍手)
○
鈴木潔議長 以上で、市長の諸報告及び
施政方針演説が終わりました。
---------------------------------------
△第1号議案の上程、説明、質疑、討論、採決
○
鈴木潔議長 次に、日程第5、第1号議案 専決処分の承認を求めることについて(令和5年度志木市
一般会計補正予算(第9号))の件を議題といたします。 議案の提案理由の説明を求めます。 香川市長。 〔
香川武文市長登壇〕
◎
香川武文市長 第1号議案 令和5年度志木市
一般会計補正予算(第9号)の専決処分の承認を求めることについてご説明申し上げます。 今回の補正につきましては、個人住民税均等割のみ課税がされる世帯等に対する臨時特別給付金に係る経費について、緊急に支出する必要が生じたため、去る1月26日付で専決処分を行いましたので、その承認を求めるものであります。 なお、詳細につきましては、総務部長よりご説明申し上げます。
○
鈴木潔議長 続いて、議案の詳細説明を求めます。 豊島総務部長。
◎豊島俊二総務部長 第1号議案 令和5年度志木市
一般会計補正予算(第9号)の専決処分の詳細についてご説明申し上げます。 今回の補正につきましては、歳入歳出それぞれ1億4,546万5,000円を追加し、予算総額を301億5,984万7,000円としたものであります。 内容につきましては、事項別明細書でご説明申し上げますので、恐れ入れますが、補正予算書の9ページからご覧いただきたいと存じます。 まず、歳入についてでありますが、15款2項2目民生費国庫補助金につきましては、個人住民税均等割のみ課税がされる世帯等に対する臨時特別給付金に係る事務費及び事業費の財源として、1億3,875万円を受け入れるものであります。 次に、19款繰入金につきましては、本補正予算の財源を補填するものとして、財政調整基金から671万5,000円を繰り入れるものであります。 一方、10ページからの歳出についてでありますが、3款民生費、1項社会福祉費、1目社会福祉総務費につきましては、個人住民税均等割のみ課税がされる世帯に対して、1世帯当たり10万円、また、低所得者の子育て世帯に対し、児童1人当たり5万円を支給するために必要な経費として、1億4,546万5,000円を措置したものであります。 また、本事業につきましては、事業の完了が令和6年度となることから、繰越明許費を設定するものであります。 なお、今回の補正時点における本年度末財政調整基金残高見込額は、およそ23億5,900万円となったところであります。 説明は以上であります。
○
鈴木潔議長 以上で、議案の提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております第1号議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
鈴木潔議長 ご異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決しました。 これより議案に対する質疑に入ります。 質疑のある方はどうぞ。 水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) 何点かお伺いをいたします。 今回は、個人住民税の均等割のみ課税されている世帯ということですが、この辺の世帯については、どの程度の方たちがいらっしゃるのでしょうかということをまずお伺いします。 1世帯10万円ということは分かりました。それと、もう一つ、低所得者の子どもへの支援という発言があったんですが、これらは今回の均等割のみの課税者以外に、非課税者の方たちも全員入るという理解でよろしいんでしょうか。その辺は、何人くらいいると把握なさって、1人当たりは幾らの支給になるのかということをお伺いしたいと思います。 それと、この対象者については、志木市が全部把握できるという理解でよろしいのでしょうか。プッシュ型で、必要な人に書類を書いてもらうという手続きで済むということなのかということも教えていただきたいと思います。 これは広報への掲載というのは、一切考えていないのでしょうか。次の広報に出てくるということになりますでしょうか。いつ頃、実際に支給になるのかということをお伺いしたいと思います。
○
鈴木潔議長 答弁を求めます。 中村福祉部長。
◎中村修福祉部長 ご答弁申し上げます。 初めに、均等割のみ課税世帯の数でございますが、見込みとしましては、約1,000世帯分ということで予算を計上しております。あわせまして、子どもへの支援ということですが、こちらにつきましても、均等割の世帯、加えまして非課税世帯についても、対象のお子さん、18歳以下の方につきましては5万円を支給という形で、こちらの見込みの数につきましては、700人ということで予算計上しております。 続いて、申請の方法ですけれども、対象者につきましては、市からプッシュ式で通知書、確認書をお送りいたします。ただ、世帯において未申告である場合などについては、把握ができませんので、そういった場合につきましては、「広報しき」3月号、それと市のホームページに制度をご案内申し上げまして、そういった方にはご申請をいただく形となります。 それから、支給の時期についてですが、現在支給の手続きを進めておりまして、予定としましては、2月の下旬には確認書、通知書を発送しまして、3月から順次振り込みの作業を進めていく、そのようなスケジュールで考えております。 以上でございます。
○
鈴木潔議長 よろしいですか。 ほかに質疑のある方ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鈴木潔議長 質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
鈴木潔議長 ご異議なしと認め、第1号議案の採決を行います。 第1号議案は原案のとおり承認することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
鈴木潔議長 ご異議なしと認めます。 よって、第1号議案は原案のとおり承認することに決しました。
---------------------------------------
△第20号議案の上程、説明、質疑、討論、採決
○
鈴木潔議長 次に、日程第6、第20号議案 志木市
手数料条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。 議案の提案理由の説明を求めます。 香川市長。 〔
香川武文市長登壇〕
◎
香川武文市長 第20号議案 志木市
手数料条例の一部を改正する条例についてでありますが、戸籍法の改正に伴い、戸籍電子証明提出用識別符号の発行に係る手数料の設定等をするものであります。 なお、詳細につきましては、総務部長よりご説明申し上げます。
○
鈴木潔議長 続いて、議案の詳細説明を求めます。 豊島総務部長。
◎豊島俊二総務部長 第20号議案 志木市
手数料条例の一部を改正する条例の詳細についてご説明申し上げます。 本案は戸籍法の改正に伴い、新たに戸籍電子証明書提供用識別符号等を発行することから、別表第1に手数料を徴収する事務について規定するものであります。 また、別表第10につきましては、根拠法令等の名称が変更されたことに伴い、規定の整備を行うものであります。 なお、施行期日につきましては、別表第1関係の改正内容は令和6年3月1日とし、別表第10関係の改正内容につきましては令和6年4月1日とするものであります。 説明は以上であります。
○
鈴木潔議長 以上で、議案の提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております第20号議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
鈴木潔議長 ご異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決しました。 これより議案に対する質疑に入ります。 質疑のある方はどうぞ。よろしいですか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鈴木潔議長 質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
鈴木潔議長 ご異議なしと認め、第20号議案の採決を行います。 第20号議案は原案のとおり可決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
鈴木潔議長 ご異議なしと認めます。 よって、第20号議案は原案のとおり可決することに決しました。
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△第14号議案~第19号議案、第21号議案~第37号議案及び第2号議案~第13号議案の一括上程、説明
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鈴木潔議長 次に、日程第7、第14号議案 志木市
犯罪被害者等支援条例から日程第12、第19号議案 志木市
会計年度任用職員の報酬等に関する条例の一部を改正する条例まで、日程第13、第21号議案 志木市
重度心身障害者手当支給条例の一部を改正する条例から日程第29、第37号議案 志木市道路線の認定についてまで及び日程第30、第2号議案 令和5年度志木市
一般会計補正予算(第10号)から日程第41、第13号議案 令和6年度志木市
下水道事業会計予算までの件を一括して議題といたします。 各議案の提案理由の説明を求めます。 香川市長。 〔
香川武文市長登壇〕
◎
香川武文市長 初めに、第14号議案 志木市
犯罪被害者等支援条例についてでありますが、犯罪被害者等が安心して暮らすことができる地域社会を実現するための施策の基本的な事項等を定めるものであります。 次に、第15号議案 志木市職員の給与に関する条例及び志木市一般職の
任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、人事院勧告を踏まえた職員の給与の改定、在宅勤務等手当の新設等をするものであります。 次に、第16号議案 志木市
特別職員の給与に関する条例及び
志木市議会の議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、一般職員の給与改定を踏まえた
特別職員等の期末手当の額を改定するものであります。 次に、第17号議案 志木市
特別職非常勤職員の報酬及び
費用弁償条例の一部を改正する条例についてでありますが、学校医等の報酬額を改定するものであります。 次に、第18号議案 志木市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、人事院の報告を踏まえ、夏季休暇の使用可能期間の見直しをするものであります。 次に、第19号議案 志木市
会計年度任用職員の報酬等に関する条例等の一部を改正する条例についてでありますが、
会計年度任用職員に対し勤勉手当を支給するものであります。 次に、第21号議案 志木市
重度心身障害者手当支給条例の一部を改正する条例についてでありますが、重度心身障害者手当の支給額の見直しをするものであります。 次に、第22号議案 志木市
重度心身障害者医療費支給に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、重度心身障害者医療費の支給の対象者の見直しをするものであります。 次に、第23号議案 志木市要
介護高齢者手当支給条例の一部を改正する条例についてでありますが、要介護高齢者手当の支給額の見直し等をするものであります。 次に、第24号議案 志木市
介護保険条例の一部を改正する条例についてでありますが、高齢者保健福祉計画・第9期介護保険事業計画を踏まえた保険料率の見直し等をするものであります。 次に、第25号議案 志木市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてでありますが、国の基準等の改正に伴い、市が定める基準を改正するものであります。 次に、第26号議案 志木市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る
介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてでありますが、国の基準等の改正に伴い、市が定める基準を改正するものであります。 次に、第27号議案 志木市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る
介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてでありますが、国の基準等の改正に伴い、市が定める基準を改正するものであります。 次に、第28号議案 志木市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてでありますが、国の基準等の改正に伴い、市が定める基準を改正するものであります。 次に、第29号議案 志木市
子ども医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、
子ども医療費の支給の対象範囲の見直し等をするものであります。 次に、第30号議案 志木市
ひとり親家庭等の医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、子育て世帯の経済的負担の軽減を図るため、
ひとり親家庭等医療費の支給の見直しをするものであります。 次に、第31号議案 志木市特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてでありますが、国の基準の改正に伴い、規定の整備をするものであります。 次に、第32号議案 志木市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてでありますが、国の基準の改正に伴い、規定の整備をするものであります。 次に、第33号議案 志木市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてでありますが、国民健康保険事業の健全な運営を図るため、保険税率等の改定をするものであります。 次に、第34号議案 志木市
市営住宅条例の一部を改正する条例についてでありますが、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の改正に伴い、規定の整備をするものであります。 次に、第35号議案 志木市
水道事業及び
下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、
地方自治法の改正に伴い、規定の整備をするものであります。 次に、第36号議案 志木市
水道事業給水条例の一部を改正する条例についてでありますが、水道法の改正に伴い、規定の整備をするものであります。 次に、第37号議案 志木市道路線の認定についてでありますが、開発行為に基づく道路の帰属等に伴い、市道路線を認定するものであります。 次に、第2号議案 令和5年度志木市
一般会計補正予算(第10号)についてでありますが、今回の補正につきましては、歳入歳出それぞれ3億9,933万6,000円を減額し、予算総額を297億6,051万1,000円とするものであります。 主な内容につきましては、年度末に当たり、事務事業の執行に伴う契約差金及び不用額並びに財源の整理をするほか、県支出金の精算に伴う国民健康保険特別会計繰出金を計上するとともに、小規模
保育施設への運営費助成に係る扶助費を増額するものであります。 また、事業の完了が翌年度となる谷津地調整池ポンプ場制御盤等更新事業ほか5件については、繰越明許費を設定するほか、人事給与システム賃貸借につきまして、債務負担行為を廃止するものです。 なお、今回の補正により、本年度末財政調整基金残高は、およそ29億1,000万円となり、公共施設安心安全化基金残高は、およそ24億4,700万円となります。 次に、第3号議案 令和5年度志木市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、今回の補正につきましては、歳入歳出それぞれ5,984万4,000円を追加し、予算総額を71億1,183万1,000円とするものであります。 主な内容につきましては、保険基盤安定繰入金などの額が確定したことに伴い、財源の整理をするものであります。 次に、第4号議案 令和5年度志木市志木駅
東口地下駐車場事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、今回の補正につきましては、歳入歳出それぞれ9,000円を追加し、5,616万9,000円とするものであります。 主な内容としましては、志木駅東口地下駐車場管理基金利子の確定に伴う増額であり、同額を積立金とするものであります。 次に、第5号議案 令和5年度志木市
介護保険特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、今回の補正につきましては、歳入歳出それぞれ140万9,000円を追加し、予算総額を57億425万5,000円とするものであります。 主な内容につきましては、財源の整理をするものであります。 次に、第6号議案 令和5年度志木市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についててありますが、今回の補正につきましては、歳入歳出それぞれ851万7,000円を減額し、予算総額を12億529万6,000円とするものであります。 主な内容につきましては、広域連合負担金及び保険基盤安定繰入金の額が確定したことに伴い、財源の整理をするものであります。 次に、第7号議案 令和6年度志木市
一般会計予算についてご説明申し上げます。 歳入歳出の総額は304億5,400万円で、対前年度比27億5,800万円、率にして10.0%の増となっております。 主な歳入についてでありますが、市税につきましては、定額減税の影響を鑑み、対前年度比2億6,897万8,000円、2.4%減の108億159万9,000円としております。 これに対して、地方特例交付金につきましては、定額減税による個人市民税の減収分が国により全額措置されることから、対前年度比4億1,000万円、455.6%増の5億円としたところであります。 次に、国庫支出金につきましては、障がい者自立支援給付費負担金及び子どものための教育・保育給付費交付金の増などに伴い、対前年度比1億35万5,000円、2.0%増の50億7,110万1,000円としております。 次に、市債につきましては、新
複合施設建設に係る市債をはじめ、館大排水路改修事業債の増などに伴い、対前年度比20億6,760万円、142.7%増の35億1,660万円としております。 一方、主な歳出についてでありますが、総務費は、新
複合施設建設工事費の増などにより、対前年度比17億7,252万2,000円、45.9%増の56億3,094万1,000円としております。 次に、民生費につきましては、自立支援介護・訓練等給付費や民間保育園の運営助成等に係る経費の増などにより、対前年度比2億5,443万5,000円、1.9%増の137億7,758万円としております。 次に、土木費につきましては、館大排水路改修工事費の増などにより、対前年度比4億4,018万円、22.3%増の24億1,445万6,000円としております。 次に、教育費につきましては、志木小学校等
複合施設屋上防水改修工事費の増などにより、対前年度比1億3,009万9,000円、4.0%増の33億8,774万4,000円としております。 なお、新
複合施設建設工事をはじめとした経費に充当するため、公共施設安心安全化基金から3億5,330万5,000円を繰り入れるとともに、歳入歳出の乖離を補填するため、財政調整基金から20億7,638万6,000円を取り崩すところであります。 結果、令和6年度末の財政調整基金残高は、およそ8億3,300万円、また、公共施設安心安全化基金残高につきましては、およそ20億9,400万円となる見込みであります。 次に、第8号議案 令和6年度志木市
国民健康保険特別会計予算についてでありますが、歳入歳出の総額は62億1,594万5,000円で、対前年度比2億8,969万1,000円、率にして4.5%の減となっております。 主な歳入についてでありますが、保険税収入は、保険税率等を見直すことにより、対前年度比229万2,000円増の13億5,010万6,000円としております。 また、県支出金につきましては、対前年度比2億5,052万7,000円減の40億2,404万7,000円としております。 このほか、国民健康保険財政調整基金は、61万6,000円を取り崩すこととしております。 一方、主な歳出についてでありますが、保険給付費につきましては、被保険者数の減少を踏まえつつ、県が算定した各市町村の保険給付費額を基に、対前年度比2億8,518万5,000円減の39億5,843万3,000円としております。 また、県に納付する国民健康保険事業費納付金につきましては、対前年度比953万6,000円減の20億348万6,000円としております。 次に、第9号議案 令和6年度志木市志木駅
東口地下駐車場事業特別会計予算についてでありますが、歳入歳出の総額は4,098万7,000円で、対前年度比1,077万2,000円の減となっております。 主な歳入につきましては、指定管理者からの納付金として4,000万円としております。 一方、歳出につきましては、施設維持管理に係る工事費及び公課費として、およそ3,888万円としたところであります。 次に、第10号議案 令和6年度志木市
介護保険特別会計予算についてでありますが、まず介護保険料につきましては、第9期介護保険事業計画に定めるサービス費用見込額等に基づき、事業計画期間である令和6年度から令和8年度までの3年間を通じて、介護保険財政の均衡を保つよう設定させていただいたところです。 また、介護給付費準備基金の今年度末残高をほぼ全額、上昇抑止の財源として活用した結果、介護保険料月額基準額につきましては、現在の4,967円から723円増の5,690円といたしました。また、低所得の方の負担抑制に配慮し、保険料段階をこれまでの13段階から17段階へ多段階化したところであります。 歳入歳出の総額は57億5,620万8,000円で、対前年度比3億3,468万2,000円、率にして6.2%の増としております。 主な内容としましては、保険給付費として、前年度比6.8%増のおよそ52億9,000万円を計上したところです。 次に、第11号議案 令和6年度志木市
後期高齢者医療特別会計予算についてでありますが、歳入歳出の総額は13億1,253万7,000円で、対前年度比1億350万3,000円、率にして8.6%の増となっております。 主な歳入についてでありますが、保険料収入が被保険者数の増などを見込み、対前年度比8,789万円増の10億7,881万2,000円としております。 また、一般会計からの繰入金は、対前年度比1,561万3,000円増の2億2,739万3,000円としております。 一方、主な歳出についてでありますが、広域連合への納付金12億7,673万2,000円となっております。 次に、第12号議案 令和6年度志木市
水道事業会計予算についてご説明申し上げます。 まず、業務の予定量についてでありますが、給水戸数は3万7,437戸、年間総配水量は761万立方メートルとし、主要な建設改良事業につきましては、国道254号バイパス等仮配水管等布設工事を1億874万1,000円、都市計画道路中央通停車場線配水管布設替え工事2工区を3,971万円、令和5年度から令和7年度までの継続事業である浄水場設備更新事業のうち、大原浄水場受配電設備ほか更新工事を3億3,500万円としたところであります。 次に、収益的収入及び支出につきましては、
水道事業収益を14億1,909万7,000円、
水道事業費用を14億8,723万3,000円としたところであります。 また、資本的収入及び支出につきましては、収入を3億4,594万3,000円、支出を8億3,806万2,000円とし、収入が支出に対し不足する額4億9,211万9,000円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的支出調整額などにより補填するものであります。 次に、第13号議案 令和6年度志木市
下水道事業会計予算についてご説明申し上げます。 まず、業務の予定量についてでありますが、水洗化戸数は3万6,082戸、年間有収水量は718万3,000立方メートルとし、主要な建設改良事業につきましては、東部幹線接続ゲート改修工事を1億876万8,000円、館第一排水ポンプ場について、監視システム基礎更新工事を1億3,120万円、令和6年度及び令和7年度の継続事業として行うNo.1常用ポンプ更新工事につきましては、令和6年度分として2億81万6,000円としたところであります。 次に、収益的収入及び支出につきましては、
下水道事業収益を19億1,783万5,000円、
下水道事業費用を19億6,398万4,000円としたところであります。 また、資本的収入及び支出につきましては、収入を9億1,075万5,000円、支出を13億616万円とし、収入が支出に対し不足する額3億9,540万5,000円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額などにより補填するものであります。 以上、提案説明を終わります。
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鈴木潔議長 以上で、各議案の提案理由の説明が終わりました。
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△散会の宣告
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鈴木潔議長 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 来る2月20日は本会議を開き、本日提案されました各議案に対する総括質疑を行います。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。 (午前11時40分)...