志木市議会 2023-09-21
09月21日-04号
令和 5年 9月 定例会 令和5年志木市議会9月
定例会議事日程(第4号) 令和5年9月21日(木)午前10時開議第1 一般質問 4番 古谷 孝議員 2番
吉澤富美夫議員 1番 岩下 隆議員 6番
水谷利美議員 9番
岡島貴弘議員出席議員(14名) 1番 岩下 隆議員 2番
吉澤富美夫議員 3番 鈴木 潔議員 4番 古谷 孝議員 5番
天田いづみ議員 6番
水谷利美議員 7番 与儀大介議員 8番 多田光宏議員 9番
岡島貴弘議員 10番
阿部竜一議員 11番 今村弘志議員 12番 西川和男議員 13番 河野芳徳議員 14番
安藤圭介議員欠席議員(なし
)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 市長 香川武文 副市長 櫻井正彦 教育長 柚木 博 総合行政部長 村山 修 総務部長 豊島俊二
市民生活部長 松井俊之 福祉部長 中村 修 子ども・健康部長 近藤政雄 都市整備部長 細田雄二 市長公室長 松永 仁 会計管理者 寺嶋勝浩 上下水道部長 山崎 仁
監査委員事務局長兼 榎本章一
教育政策部長 今野美香
選挙管理委員会事務局長---------------------------------------本会議に出席した事務局職員 事務局長 北村竜一 書記 小日向啓和 書記 原 理絵 書記
釘丸利也---------------------------------------
○鈴木潔議長 会議に入る前に、傍聴者の皆さんに申し上げます。 携帯電話をお持ちの方は電源を切るか、マナーモードにしていただきますようお願いいたします。また、会議をインターネット上でライブ中継しておりますので、傍聴席が映像に映ることがありますので、あらかじめご了承願います。
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△開議の宣告
○鈴木潔議長 おはようございます。 ただいまの出席議員は14人でございます。定足数に達しております。 よって、議会は成立いたしましたので、会議を開きます。 (午前10時00分)
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△議事日程の報告
○鈴木潔議長 本日の日程は、お手元に配付してございます議事日程により行います。
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△一般質問
○鈴木潔議長 日程第1、昨日の議事を継続し、一般質問を行います。
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△古谷孝議員
○鈴木潔議長 初めに、4番、古谷孝議員。 〔4番 古谷 孝議員登壇〕
◆4番(古谷孝議員) おはようございます。 ただいま、議長より指名いただきましたので、通告順に従い一般質問をさせていただきます。 まず、1番、防災施策について。障がい者等の避難について総務部長にお尋ねいたします。 近年、台風や線状降水帯等による大雨・洪水など災害が発生すると、避難の必要な
支援対象被災者の大半は健常者全般でありますが、障がい者や介護認定を受けた高齢者、乳幼児など、対応に特別な配慮が必要な方々も多数おられます。 そこで、まず、志木市の障がい者等の災害時における要支援者の避難の対策の状況について確認させていただきたく、本市の避難行動要支援者名簿の人数と同意者名簿の人数はどれくらいおられるのか、また、本市が指定する福祉避難所である
総合福祉センター、第2
福祉センターにおいては、どのくらいの避難者を収容できるのか伺います。 次に、令和5年度から進める
個別避難計画の進捗状況及び災害が発生したときに障がい者等の要支援者がまずどこに連絡をすればよいのか、するべきなのか伺います。 特に、私が確認したいのは、福祉避難所の整備状況についてです。福祉避難所とは、障がい者等要援護者を受け入れる避難所のことです。災害時には、一般の避難所での生活が長期化することもあり、障がい者や高齢者にとっては自宅に比べて様々な制約や不便があることは容易に想像できます。 福祉避難所では医療や身体的な支援、介助、福祉制度などのノウハウを活用し、利用者のニーズに合わせた受入れを行うことが必要です。したがって、福祉避難所では
バリアフリー化や福祉用具、介護用具の準備など、様々な要件が求められます。今後の災害に備え、福祉避難所をさらに整備することが必要と考えられます。 具体的には、本市では市内の旅館・ホテルと避難所の協定を締結しておりますが、福祉避難所としてではなく、一般の避難所としての利用が前提の協定となっています。旅館やホテルは体育館や公民館等よりも
バリアフリー化が進んでおり、また、居室や寝具などが整備されていることから、要援護度の高い方に避難していただくのに適しているとして、下田市など多くの自治体で旅館・ホテルと福祉避難所の協定が締結され、不足する福祉避難所を補う役割を果たしております。 静岡県や熊本県では、県内全ての旅館・ホテルに対して福祉避難所として受け入れるよう、県全体で要請しており、国土交通省も旅館・ホテルを福祉避難所として活用することが適当である旨の通達を発しております。 また、福祉避難所とすることのメリットとして、避難者10名につき1名の
生活支援相談員を国庫負担で配置できるほか、呼吸器やストーマなどの器材についても別途国庫負担が受けられます。また、ALSや筋ジストロフィーなどで自発呼吸が困難で、常時電源が必要な方の避難については、非常用電源が充実している市役所本庁舎への避難が必要と考えられますことから、市役所庁舎を福祉避難所として指定すべきと考えます。 佐賀市では、2020年9月に台風10号が接近し、2万7,000軒の停電が起きた際に、市役所に福祉避難所を開設した事例があり、利用者からは
医療用電子機器を使うための電源が利用でき安心できたとの声が上がっております。 また、このような医療的ケアが不可欠な方については、市が病院への入院措置を行うなどの対策が必要と考えます。現在市内で建設が計画されている
地域密着型サービス施設や現在整備中の市民会館・
市民体育館複合施設も含めて、旅館やホテル、市役所、病院への入院など、
福祉避難所等の対策を整備できないかご所見をお伺いいたします。 次に、2番、教育施策について。不登校の児童・生徒への支援について、
教育政策部長に質問いたします。 近年、我が国では小・中学校の不登校の児童・生徒の数が9年連続で増加し、2021年度は、過去最高の約24万5,000人に上っております。政府は、2017年に不登校の子どもは学校に戻ることをゴールとしない基本方針を打ち出しており、子どもや保護者に対し、学校以外の安心して人とつながれる居場所・学び場を確保するなどの支援をどのように行っていくかが社会的な課題となっています。 現状は、不登校の子どもの8割以上がほとんどの時間を自宅で過ごしていて、ある調査結果では、子どもの7割が学校を休んで心が安定したと回答しています。一方で、保護者の約半数が孤独や社会からの疎外感を感じており、8割の人が自宅と学校以外の居場所を要望しています。 本市では、不登校の児童・生徒に対しては、
教育サポートセンターを中心にカウンセリングの実施や各学校での相談室等での指導や
タブレット端末を使用した授業のライブ配信、
総合福祉センターに設置した自立学習施設である
ステップルームの支援員による自習サポートなどの支援策を講じていただいているとのことで、タブレットによる受講や
ステップルームでの学習は学校長の判断で出席扱いにできるとされていますが、子どもたちが安心して交流や学びを体験できる居場所の役割を果たすには至っておらず、現在の本市の施策は不登校の児童・生徒が学校へ戻るか自宅で不登校を続けるかが前提とした支援になっています。 また、民間の
フリースクールに通学するという選択肢がありますが、毎年の費用が高額であり、利用できるご家庭は限られています。本市に限らず全国的にこのような課題を抱える自治体が多い中、新たな取組を行う自治体も出てきています。例えば、白石市では、白石南小学校と白石南中学校を、白石きぼう学園として、小・中一貫の不登校特例校を本年開校しました。 不登校特例校は、学習指導要領の内容などにとらわれずに、不登校の状態にある児童・生徒の実態に配慮した特別な教育課程を編成し実施している学校です。文部科学大臣が指定する学校で、正式名称は不登校児童・生徒を対象とする特別の教育課程を編成して教育を実施する学校です。 また、平成29年に施行された
教育機会確保法、義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律では、不登校特例校の整備を国や自治体の努力義務としています。さらに、
教育機会確保法に基づいて、国が策定した基本方針では、不登校児童・生徒を対象とする特別の教育課程を編成して教育をする学校、つまり特例校の設置を促進することが示されています。 白石きぼう学園では、学校らしくない学校をコンセプトに、授業中に別の部屋に移って休憩することが許可されていたり、
子ども一人ひとりのペースに合わせた
教育支援体制を取っており、学び直しの時間や調理実習などの体験学習を実施するなどの授業を行い、学校行事は入学式と卒業式だけで、部活動や定期テストはなく、地域での様々な体験に力を入れていく支援体制を取っています。 また、熊本市では、どうしても自宅から出られない子どもたちを対象に、オンラインによる支援を行っていて、Zoomで配信を行っています。児童・生徒が1人1台の
タブレット端末を使い、AI型の学習アプリを活用して学習を進め、再雇用された専任の教員がチャット機能やロイロノートなどを通じて、分からないところなどに答える形で学習をサポートしています。 そのほか、市内の美術館や博物館などからオンライン中継する出前授業も月に数回実施しています。参加状況は各学校に毎月報告しており、校長の判断で指導要領上の出席扱いになります。市の教育委員会が22年末に実施したアンケートでは、居場所ができてよかったという声が多く寄せられています。 私は、これらの事例を参考に、志木市でも不登校児童・生徒の個別的な状況を把握し、彼らに合った支援を提供することが教育長が提言されている、決して誰一人取り残さない教育を実現するために必要と考えます。 そこで、質問をさせていただきますが、志木市の小・中学校における不登校の児童・生徒の人数の推移はどのようになっているのでしょうか。また、不登校の児童・生徒のための双方向型の
オンライン授業の実施、小・中一貫の不登校特例校を志木第四小学校の校舎に開校できないか、設置ができない場合は、他の特例校との連携、または、
フリースクールの費用補助ができないかという可否についてご所見をお伺いします。 最後に、3番、交通施策について、交通政策に関する基本方針について、担当部長に質問いたします。 本市では、地域共生社会を踏まえた住みよいまちづくりのために、交通施策として主に
無料福祉バスであるふれあい号の運行、既存のタクシーを利用し、指定の乗降場を定額で運行する
デマンド交通の運行等を行っておりますが、このふれあい号を
デマンド交通等の各交通施策については、市民の足として活用される一方、様々な要望があるとともに、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大等の影響により、近年では、その利用状況にも変化が見られることから、全庁横断的に市の交通施策の見直しを検討したとされておりまして、先日、交通政策に関する基本方針の素案が発表されました。 これによりますと、来年度よりふれあい号を廃止するとの方針が示されており、バスの燃料費や運転手の人件費等の
ランニングコストに対し、乗降客数が少ないという原因があるため、やむを得ない措置であり、存続は容易ではありません。 しかし、この無料の交通機関であるふれあい号、市内の福祉施設を利用する際の交通弱者の方の大切な足であり、廃止されると困るとの声をお聞きします。 昨年までの乗降客数の減少については、コロナ禍であり今年度から本格的にコロナが明けて、外出される方が増えはじめていることから、ふれあい号の乗降客数も増加することが見込まれる可能性を確認する必要性や、
ランニングコストについては、現状2台のバスを1台に減らし、広告の掲載や市民からの寄附金を募るなどして、負担を軽減しながら経過措置として、1年程度運行を試験的に継続して、段階的に縮小・廃止に向けて運用できないか、ご所見をお伺いします。 また、
デマンド交通について、素案では、運行距離が遠い方への対応が示されておりますが、宗岡地区にお住まいの市民の方から、メーターが1,500円のときは自己負担が500円でよいが、メーターが100円上がって1,600円になると自己負担が2倍の1,000円になり、負担がつらいとの意見をお聞きしました。 また、
タクシードライバーの方によりますと、この100円の差で運賃が上がってしまいそうな距離になると、非常に緊張するとの声をお聞きしました。現行のメーター1,500円までは自己負担500円、2,000円までは自己負担1,000円という運賃の間に、1,700円までは自己負担700円という基準を追加するなどして、
中距離利用者の自己負担の増加を緩やかにしていただく必要があるとともに、ふれあい号を廃止する際は、不要になった財源の全額を
デマンド交通の予算に振り分けていただき、運賃全般の引下げを行うことで、交通弱者の足として拡充できないか、ご所見をお伺いします。 以上で、私の1回目の質問を終了します。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 初めに、
豊島総務部長。 〔
豊島俊二総務部長登壇〕
◎
豊島俊二総務部長 おはようございます。 古谷議員のご質問1についてご答弁申し上げます。 初めに、本市の避難行動要
支援者名簿掲載者は8月1日時点で9,406人であり、このうち避難などを支援する関係者に名簿の情報を提供することに同意している要支援者は2,133人であります。 また、本市の福祉避難所は、
福祉センターと第2
福祉センターの2か所を指定しており、収容人数は743人となっております。 次に、避難行動要支援者名簿の
個別避難計画作成の進捗状況についてでありますが、現行システムの改修を終えたのち、
予定どおり令和元年東日本台風で避難指示が発令された柏町1、2、6丁目地区の対象者の抽出作業を行い、案内通知の準備や、福祉専門職による対象者との調整を進めているところであります。 また、今回作成を進めている
個別避難計画では、親族や友人、福祉事務所などの避難誘導や声がけなどを行う
避難支援等実施者をあらかじめ決めておくこととしていることから、要支援者の方が連絡すべき先は、この
避難支援等実施者となります。 次に、非常用電源装置の活用につきましては、市役所は停電時に災害対策本部を運営し、応急対策行動を確実に実施するために必要なパソコン、照明、そのほか設備機器を運転する電力として設計をしており、庁舎を避難所として利用することを想定しておりませんので難しいものと考えております。 一方、
TMG宗岡中央病院につきましては、災害時における緊急入院等に関する協定を締結していることから、特殊医療機器の装着がある方への対応等が必要に応じて可能であると考えております。 最後に、福祉避難所としてホテルや老人ホームなどの使用についてでありますが、市内の2つのホテルとは施設の利用に関する協定を、また、老人ホームやケアハウスなどとは、災害時における福祉避難所としての施設利用に関する協定を6つの施設と締結していることから、施設の協力を得ながら必要に応じて対応してまいります。 いずれにいたしましても、本市の福祉避難所は2か所でありますので、新たな協定先の交渉にも積極的に取り組んでまいります。
○鈴木潔議長 次に、答弁を求めます。
今野教育政策部長。 〔
今野美香教育政策部長登壇〕
◎
今野美香教育政策部長 おはようございます。 古谷議員のご質問2についてご答弁申し上げます。 全国の不登校者数につきましては、議員お話しのとおり、国によれば平成25年度から令和3年度までの9年間増加傾向が続いており、令和3年度は9年前の約2倍になっているとのことです。 本市の不登校者数についてでありますが、平成29年度までは横ばいか減少傾向でありましたが、それ以降は年度による増減はありますが、全体的に増加傾向にあります。 本市における令和3年度の不登校者数は小学校29人、中学校65人の合計94人でありますが、9年前の平成25年度の不登校者数は小学校8人、中学校41人の合計49人であり、比較すると約1.9倍となっております。 次に、本市の不登校児童・生徒への支援についてでありますが、まず初期対応として、担任や副担任による電話連絡、家庭訪問を行い、児童・生徒の状況を把握するとともに、学校における
教育相談部会、生徒指導部会など管理職を含めた学校内の教職員がチームで組織的な支援を行っております。 また、不登校によって学ぶことが困難な状況にある、いわゆる学びに至らない児童・生徒への具体的な支援としては、
教育サポートセンターの相談員や、
学校福祉相談員による
オンライン相談などの教育相談、適応指導教室、いわゆる
ステップルームや
ホームスタディ制度の活用、自宅あるいは教室以外の学校の部屋や
ステップルームなどから参加する双方向性のある
オンライン授業の実施など、
教育サポートセンターと学校、家庭とが連携を図りながら、個々の状況に応じた様々な支援を行っております。 次に、議員からご紹介がありました教育課程の特例を利用した、いわゆる不登校特例校の設置及び他市の特例校の利用並びに
フリースクール利用料の補助につきましては、不登校児童・生徒への有効な支援策として認識しておりますが、本市といたしましては、現在実施している個々の状況に応じた施策を推進することで、不登校児童・生徒を積極的に支援してまいりたいと考えております。 なお、議員からご提言のありました
義務教育学校設置に伴う志木第四小学校の校舎を活用した不登校児童・生徒への支援につきましては、今後その方策について幅広い視点から探ってまいります。
○鈴木潔議長 次に、答弁を求めます。
松永市長公室長。 〔松永
仁市長公室長登壇〕
◎
松永仁市長公室長 おはようございます。 古谷議員のご質問3についてご答弁申し上げます。 昨日、阿部議員の一般質問でご答弁申し上げましたとおり、今回の交通政策に関する基本方針は、ふれあい
号デマンド交通、既存のバスやタクシーなども含め、本市の交通に関する部局横断的な議論を関係部署と長きにわたってあらゆる可能性を探ってまいりました。 しかし、市民にとって便利なものは、
市内交通事業者にとっては営業に影響を与え、既存バス路線の減便や撤退につながるものとなってしまいます。 このままふれあい号を継続させても、利用者が多くなることも見込めず、税金を使って空気を運んでいるとの批判も数多くいただいていることから、今回の交通政策の基本方針に示しましたとおり、ふれあい号を廃止し、
コミュニティバスなどの代替の措置ができないことから、
デマンド交通の利用料金を見直すことにより、利用者の負担軽減を図ることとしたところでございます。 また、古谷議員からふれあい号の減便により運行規模を段階的に縮小というご提案をいただきましたが、例え現在2台で運行しているふれあい号を1台に減便しても、現在運行している車両が老朽化していることから、新たに車両を購入する必要が出てきます。 加えて、
就労継続支援事業所B型に通所する障がいのある方は、
社会福祉協議会で送迎サービスを行う予定でありますので、今後は障がいのある方が定期的に乗車しなくなる上に、減便すればますます利用者が減少することが予想されますので、有効な策とは考えておりません。 今後におきましては、超高齢社会の進展により、健康上の理由でバスの利用が困難な高齢者が増加することが予想されることから、バス停まで歩き、バスに乗ることが困難な方でも自宅から病院などの目的地までドア・ツー・ドアで移動することができ、運行許可の必要のない
デマンド交通の利便性向上に努めていくことが現時点では最善策と考えております。 なお、具体的な料金形態につきましては、来年度の予算編成を進める中でしっかりと議論を進めてまいります。
○鈴木潔議長 これより再質問に入ります。 4番、古谷議員。
◆4番(古谷孝議員) 答弁ありがとうございます。 それでは、順次再質問させていただきます。 まず、1番でありますが、要支援者等の本市の人数に対して、名簿登載の登録を同意した方の人数を双方を今確認させていただきましたが、九千数百人に対して2,400人しか登録していないということで、これが少ない原因を確認させていただきたいのと、あともう1点、今年度から本格的に柏町地区を中心として始められました
個別避難計画ですが、今進捗状況、先ほど述べていただきましたが、これの市内全域で完了するめどはいつごろなのか、ご所見を伺いたいのと、それからもう1点、まずそちら2点お願いします。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。
豊島総務部長。
◎
豊島俊二総務部長 ご答弁申し上げます。 まず、1点目の同意者名簿の割合が少ない理由についてということでございますけれども、名簿掲載者につきましては、要介護認定を受けていても、移動動作が自立している方や元気な75歳以上の高齢者も含まれております。避難行動要
支援者名簿掲載者全ての方が支援を必要とする方ではないため、数が少ないと思われます。 支援の必要な方の手続き漏れがないよう、その周知に努めてまいります。 次に、
個別避難計画の作成完了のめどということでございますけれども、令和8年度をもって市内の全地域への
個別避難計画作成の案内等を終える予定としております。 以上でございます。
○鈴木潔議長 4番、古谷議員。
◆4番(古谷孝議員) 答弁ありがとうございました。 名簿登録が少ない理由と
個別避難計画のめどについて確認できました。 それで、福祉避難所についてですが、本市においては、旅館とホテルについては2軒協定を締結していただいているということですが、あくまで福祉避難所として専用の協定ではないということですが、仮にここに有事の際に避難所として活用した場合に、先ほど私が申し上げた
災害対策基本法や災害救助法に基づく福祉避難所としての様々な国庫負担、具体的には医療器具などの国庫負担による給付や、被災者10人に1人に対して生活相談員が国庫負担で配置できる等のメリットは享受できるのかのご確認をお願いします。 それから、本市の市役所が、この庁舎新しく建てたものに対して、福祉避難所として非
常用電源設備があるのに使えないということですけれども、そうなりますと、
TMG宗岡中央病院等への入院の措置でしか非
常用電源設備を必要とする方のフォローはできないと考えますが、その場合、病院ですとそのときのいろいろな情勢によって、病院が満床である等の理由で入院できない可能性もありますので、その辺を考慮していく必要があると思うんですが、市民体育館、市民会館再整備について、非常用電源が設置される見込みであることから、活用検討していきたいという先ほど答弁をいただきましたが、それがオープンするのが例えば令和8年度だとして、それまでの間は入院措置でしか対応できないのか、非常用電源が必要な方です。そこら辺確認お願いします。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。
豊島総務部長。
◎
豊島俊二総務部長 ご答弁申し上げます。 まず、災害救助法の適用がされるかどうかということでございますけれども、災害救助法が適用された場合は、一般の避難所と同様に、あらかじめ指定された福祉避難所でなくても要支援者を避難させ、実質的に福祉避難所として機能を果たした場合は対象となり、国庫補助を受けることは可能であります。 また、非
常用電源設備の関係で、市役所が使えないのにそこだけでいいのかということでご質問でいただいておりますけれども、こちらにつきましては、福祉避難所として協定を締結している施設につきましては、老人ホームやケアハウスなど等々もございますので、そうしたところに優先的に移っていただくような形で福祉避難所としての機能が果たせると考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
○鈴木潔議長 4番、古谷議員。
◆4番(古谷孝議員) 了解しました。 非
常用電源設備については、自前の、要するに市の施設での避難所は今のところ用意できないけれども、それまでは、協定先の民間施設に依存というか、そちらを頼って活用するという方針でしたが、これは要望になるんですが、できれば市内で1か所でも自前の非
常用電源設備を備えた、対象人数は数名でもいいので、自前の施設を1つでも確保する必要があろうと思いますので、調査・研究をよろしくお願いいたします。 それでは、2番目の質問に移りますが、
教育政策部長の答弁では、現在、双方向のオンライン配信によるフォローを行っているということですが、私がヒアリングさせていただいたそのときの現状では、現在1人1台のタブレットは使っているんだけれども、欠席した児童が自宅等で、教室で実際行っている授業を配信しているだけで、特に教員による双方向の授業というのは行われていないという認識であったんですが、それでよろしいのかというところと、あと、志木第四小学校については、活用を様々な視点から活用検討いただくという方針をいただきましてありがとうございます。 それで、実際、義務教育学校が始まる予定が令和9年度に遅れてしまったということで、今令和5年度ですが、あと4年ほどあると思うんですが、その間現状の支援体制では各個別に先生方が家庭訪問等でやっていただいていると思うんですが、子どもたちの学校と自宅以外に居場所というもの、学びとか体験ができる居場所というものが、交流できる居場所がやはりないと思うんですが、その辺は現状、そのままにいくということは、そういうものを確保するという考えはないのか、もう一度ご所見お願いします。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。
今野教育政策部長。
◎
今野美香教育政策部長 ご答弁申し上げます。 まず初めに、
オンライン授業でございますけれども、本市におきましては、議員今おっしゃったとおり1人1台端末を使いまして、不登校の児童・生徒が自宅あるいは教室以外の学校の部屋などから、自らが在籍しているクラスの授業をオンラインで見て参加ができるというものですけれども、この
オンライン授業につきましては、授業の様子を配信しているものですけれども、実際にその場で授業を受けている生徒と同様に、質問などもできるような形で、一応双方向性を持たせている内容にはなっています。 ただし、いろいろ児童によりまして状況がございますので、授業の状況に応じまして、先ほど私のほうでもご答弁申し上げましたとおり、
教育サポートセンター内の施設におきましては、相談員によります個別学習支援ですとか、スポーツやレクリエーション活動などの体験活動なども一緒に行いまして、集団生活での適応能力とか自立心を養うことができる
ステップルーム事業ですとか、また、ご自宅や学校内の教室などに大学生などのボランティアを派遣いたしまして、個別にその子に合った学習支援をするという
ホームスタディ制度なども行っておりまして、まさにそのお子様に合った状況によって必要な支援をきめ細やかに実施をしている状況でございます。 また、志木第四小学校の状況につきましてでございますけれども、議員のご指摘いただいたような居場所というのはとても大切な視点だと考えています。令和9年度の義務教育学校の開校に向けて、今現在志木第四小学校の校舎につきましては、児童・生徒のために教育的な活用図ることとしておりますので、今いただきましたご提言も踏まえまして、不登校児童・生徒への支援策につきましても、また、児童・生徒のための教育的な活用の1方策として検討すべき方策といたしまして、今後幅広い視点からその方策を探ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
○鈴木潔議長 4番、古谷議員。
◆4番(古谷孝議員) 答弁ありがとうございました。 確かに1人1台端末でオンラインで、例えば今志木で行われている授業にオンラインで参加できて、そこにチャット機能などもあるので、実際は不登校の児童・生徒も授業に参加できるというシステムというか、インフラは整っているんですが、実際に不登校に至る子どもたちというのは、学校内における人間関係等でうまくいかないために不登校になってしまっているので、在校生たちが行っている授業の中に、チャット機能で手を挙げて割って入るというのはなかなかできないことかと思いますので、何とか不登校の児童だけを集めた授業で専任の教師を、支援員でなく、専任の免許を持った教師が指導に当たるような
オンライン授業できればということで、こちらは要望とさせていただきます。 それでは、最後の3番目に移りますが、コロナ前に比べてふれあい号が全然少ないということだったんですが、そもそもふれあい号そのものの運行の目的というか、目的地が福祉施設となっていて、主に
福祉センター、第二
福祉センターが多いんですけれども、こちらを利用する方というのは、その名のとおり高齢者ですとか障がい者の方が多くて、これらの多くの方基礎疾患をお持ちの方が多いんです。 つまり、コロナが明け始めてきているんですが、まだまだこういった方たちの行動が、一般の健常者の方よりも出足が遅いと言ったらあれですが、それがまだ回復し切っていないという現状と、それと、
福祉センターそのもののいろいろな催し物がコロナ前と比べてまだ復活していないという現状がありますので、私自身もふれあい号については廃止は致し方ないと考えているんですが、せめて、
福祉センターの催し物等が復活して、それで利用者等が
福祉センターの利用が増えれば、ふれあい号の利用者も増えることが見込めますので、そういう意味でせめて半年、1年でも経過を見られないかということで伺ったんですが、そのあたりも
福祉センターとの利用の連動、ふれあい号との連動はどうなのかという含めてご所見をお伺いします。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 中村福祉部長。
◎中村修福祉部長 ご答弁申し上げます。 ふれあい号の議論につきましては、これはもう既に10年以上前から進めているところでありまして、コロナの前から利用者数については減少している状況があります。コロナ前の令和元年度、これは1年間で利用者が約2万200人おりました。 それに対して、その6年前ですね、平成26年度では、3万3,500人ということで、コロナ前の状況を見ましても、その5年、6年の間に約6割に減少しているという状況がありまして、この間、コロナ等は全く状況はない中でも利用者が減っていると。 それに加えまして委託料、これはバスの運行費用です、そちらについては、平成26年当時が1,400万円程度だったものが、これはもう現在1,900万円ということで金額が大幅に上がっていると。そういうところを踏まえまして、これまで議論を重ねてきた結果、今回の方針とさせていただいたところです。 以上でございます。
○鈴木潔議長 4番、古谷議員。
◆4番(古谷孝議員) 答弁ありがとうございます。 それで、そうなりますとふれあい号そのものの廃止における代替措置ですが、無料の交通施策に対する代替措置は無料であることが本来前提ですが、代替措置として今回挙げられているのは
デマンド交通への統合ということ、有料となるところで代替措置にならないのではないかという意見もありまして、例えば
福祉センター等で実施されるいろいろな催し物等で、例えば健康づくり等の講座・教室などで、頻繁に通う必要のある、
福祉センターに通う必要のある方ですね、そういった方たちの
デマンド交通を利用した場合に、
デマンド交通の領収書と、あとその催し物を受講したという証明書などを添えて提出することで、償還払いのような形で無料の交通機関という機能を代替できないか、ご所見をお伺いします。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 中村福祉部長。
◎中村修福祉部長 ご答弁申し上げます。 今まで無料でしたふれあい号の代替措置として様々に検討してきたところ、やはり無料ということは、これは最終的には民間の事業者に影響が出るということが大きいということがあります。 それから、福祉施設、福祉事業の参加の方に
デマンド交通の割引という形ですけれども、現在も
デマンド交通については、高齢者であったり障がい者であったり、病院に通ったり買物に行ったりするときにも一定の負担をいただいているというところで、これも検討した中では、福祉施設を利用する方に限っての割引というのは、ほかとの均衡が保てないというところがありまして、これはなかなか厳しい中ですけれども、交通政策として結論出したというところでございますので、ご理解賜りたいと存じます。 以上でございます。
○鈴木潔議長 4番、古谷議員。
◆4番(古谷孝議員) いろいろご事情があるということで理解はしているんですが、例えば福祉作業所の方たちは無料の送迎を継続するということなので、例えば、また先ほど不登校の話でも出ました
ステップルームなどに通っている児童・生徒もかなりの人数いまして、今まではふれあい号で通学できたものが、今後タクシーでというと何千円、何万円とかかってきてしまいますので、毎日やっているものですから。 今後、ふれあい号廃止した後に、様々な弊害が起きてくる可能性があるわけで、そういった状況等を勘案しながら、様々な施策を調査・研究していただきたいという要望を述べさせていただき、私の一般質問を終了します。
○鈴木潔議長 以上で、4番、古谷議員の一般質問を終わります。
---------------------------------------
△
吉澤富美夫議員
○鈴木潔議長 次に、2番、
吉澤富美夫議員。 〔2番
吉澤富美夫議員登壇〕
◆2番(
吉澤富美夫議員) おはようございます。 通告順に従いまして、一般質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 初めに、1、市役所周辺のにぎわいづくりについて。いろは親水公園のさらなるにぎわい創出について、担当部長にお伺いいたします。 いろは親水公園は、リニューアルオープンしてから1年が経過し、以前にも増してにぎわいを見せ、志木の新しいランドマークとして注目されるようになりました。 園内にはウォーターパークや三叉路、多目的広場、水辺の護岸などがあり、自然に親しみながら散歩やウォーキングなど健康増進の場として、また憩いの場、交流の場として地域の人だけでなく近隣市からも多く人が訪れるようになりました。 中でも、一番の目玉としてカパルデザインのウォーターパークは、無料ということもあり大変にぎわっていると聞いています。 リニューアルオープン以降、たくさんの方がいろは親水公園に訪れるようになった今、さらなるにぎわいを創出するため、以前、西川議員からもドッグランの提案がありました。ドッグランの設置は、飼い主としてはペットを思い切り遊ばせることができ、ペットは日頃のストレスの発散ができることだけでなく、飼い主とペットとのコミュニケーションの場としてとても期待が高く、私のところにも多くの市民要望が届いています。 いろは親水公園にドッグランを設置することで、休日にペットを連れて来訪する方も増えると思いますが、ご所見をお伺いします。 さらに、これも以前河野議員から提案がありましたが、スケートパークの設置でお伺いいたします。 本市にはスケートボードを練習する場所がなく、道路や市役所グランドテラスでスケートボードを練習している子どもたちを見かけます。スケートボードを練習する場がないために、このような場所でしか練習するしかないわけです。当然、道路は車や自転車、歩行者が自由に通行できる場であり、危険を伴うことになります。 また、グランドテラスなどで少し肩身の狭い思いをしているような姿を見ていますと何とかしてあげたくなります。 スケートボードがオリンピック競技となり、日本のトップアスリートたちが輝かしい成績を収めました。そのような活躍を目の当たりにした子どもたちがスケートボードに親しみ、鍛錬し、技術を磨いていく場、安心してスケートボードができる場所がこの志木市にでき、将来ここで練習した子どもが世界に羽ばたくようなことがあるかもしれません。シティプロモーションの観点から大変有効に思います。 また、いろは親水公園にスケートパークを設置することは、子どもたち、若者たちの居場所づくりにもなり得るという観点から大いに期待ができます。 もちろん、いろは親水公園にはたくさんの方が訪れ、スケートボードだけではなく、いろいろな楽しみ方をしている方もいますので、エリアを区切って設置を考えていただけないかご所見をお伺いいたします。 最後に、これも市民の方からよく聞かれるのですが、花火やバーベキュー場についてです。 夏の風物詩の一つの花火ですが、私自身子どもの頃は自宅の庭や公園など、身近な場所で花火を楽しんでいました。近年、禁止されたり制限があったり、近隣から苦情が来たりするケースもあり、自由に花火を楽しむ場所が限られています。 住民からの要望を受け、試験的に公園等で花火を解禁した自治体もあることから、本市でもしっかりとしたルールづくりをし、花火を解禁していただくことは可能でしょうか。 また、バーベキュー場においても、同様に解禁することによってにぎわいの創出につながると思いますが、本市のご所見をお伺いいたします。 次に、(2)、グランドテラスの活用について、総合行政部長にお伺いいたします。 現在のグランドテラスには毎日キッチンカーの出店があり、市役所に用事があってきている方や家族連れなど、多少のにぎわいはあるもののそれ以外で目立った利用がなく、市民でにぎわっている様子が見えません。今後さらなる活用を図るため、気軽に座って食事や休憩のできるようなベンチなどを設置したり、市民主体のイベント等に貸出しするなどすれば、さらににぎわいが生まれるものではないかと思いますが、本市のご所見をお伺いいたします。 次に、2番目、消防団の充実強化について。救急救命講習・AED講習について、総務部長にお伺いいたします。 消防団は地域に密着した消防機関で、一般的に地域で働く市民で団員が構成されており、地域における消防防災のリーダーとして平常時、非常時に問わず、その地域に密着し、住民の安全と安心を守るという重要な役割を担います。 平常時には、市の防災訓練などで訓練を積むとともに、広報活動、応急手当や心肺蘇生法などの普及指導活動も行うことも消防団の大きな役割です。 活動範囲は火災現場だけでなく、様々な災害現場にも駆けつけ、地震や台風、近年増加している豪雨災害など、被災地では救助活動や負傷者の応急措置、避難誘導、警戒巡視、後方支援など多岐にわたり活動をしています。 災害活動には専門的な知識と技術が必要となり、消防団員として基礎を習得した後も災害対応力を高めるため、消火訓練や救助、救急訓練を定期的に行うことが必要と考えます。 しかしながら、消防団員への救急救命講習、AED講習については、消防署等での研修で年に数回、数名の団員が受講しているのが現状です。救急救命講習など、内容が数年ごとに変更になるため、今後研修の頻度を増やし定期的に実施することで、実際の有事における迅速な対応や団員のスキルアップにもつながると考えますが、本市のご所見をお伺いいたします。 続いて3、児童・生徒に対しての救急救命講習の実施について。 児童・生徒に対する一次救命講習の実施について、
教育政策部長にお伺いいたします。 子どもたちに救急救命の知識や方法を身につけてもらおうと、小学校でAEDの使い方などを学ぶ授業を実施している学校が増えているそうです。 そこで、学校での突然死について調べたところ、これは令和3年度のデータなんですが、小学校、中学校、高校全体で42件の学校管理下での死亡があることが確認できました。この数字は、登下校時の交通事故や熱中症による死亡などを含んでおり、それを除いた本当の意味での突然死は全体の38%と言われています。また、ここ数年においては、学校管理下での突然死は毎年全国で20件程度発生しており、突然死の原因は心臓疾患が圧倒的に多いと言われていて、小学生の突然死の50%、中学生の33%、高校生の57%が、心臓が原因とされています。 AEDが学校に設置されるようになった平成16年以前のデータでは、毎年100件近い突然死があったそうです。それがAEDの普及により、死亡者数は以前の半数程度に減少したということです。これを見るだけでもAEDの効果は明らかなものです。 本市では、中学校2年生を対象に救急救命講習を実施していると伺っています。さいたま市では、当時6年生だった桐田明日香さんに救命措置が行われることがなく亡くなった事故を受け、小学校5年生から心肺蘇生法の実習等の実施がされ、救急救命教育の充実が図られています。 このように、小学校のうちからAEDを見て、聞いて、触って体験することで、いざというときに何をしたらいいのかということを知る機会を持つことがとても重要なことだと考えています。そこで、本市でも小学校の段階から救急救命講習の実施はできないか、ご所見をお伺いします。 これで1回目の質問を終わりにします。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 初めに、細田都市整備部長。 〔細田雄二都市整備部長登壇〕
◎細田雄二都市整備部長 吉澤議員のご質問1の(1)についてご答弁申し上げます。 いろは親水公園につきましては、昨年8月のリニューアルオープン以降の来園者数もおよそ51万人に達するなど、大変多くの市民の方にご利用いただいております。 また、志木さくらフェスタや市民まつり、さらには先月開催された9都県市合同防災訓練の防災フェアなど、本市の大きなイベント会場となるほか、プレイパークや指定管理者による自主事業も定期的に実施されるなど、本市のにぎわいの拠点となっているところであります。 ご提案のありましたドッグランにつきましては、犬の鳴き声やふん尿など課題が多く、親水公園内への設置は難しいものと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 一方、スケートボードパークにつきましては、スケートボードの専用エリアではなく、スケートボードの利用も可能なエリアを設定できないか、指定管理者と協議してまいります。 また、花火やバーベキューにつきましては、現在、そのルールづくりについて指定管理者と協議しているところであります。 いずれにしましても、今後、いろは親水公園にさらなるにぎわいが創出されるよう、指定管理者や関係機関と連携を図りながら取り組んでまいります。
○鈴木潔議長 次に、答弁を求めます。 村山総合行政部長。 〔村山 修総合行政部長登壇〕
◎村山修総合行政部長 吉澤議員のご質問1の(2)について、ご答弁申し上げます。 庁舎のグランドテラスは、市民の皆様が気軽に集い、様々な活動や交流ができるスペースであるとともに、万一の災害への備えとして、大雨による想定される浸水の高さに対応し、応急対策活動の拠点として使用が可能なスペースであるなど、庁舎の大きな特徴の一つとなっております。 現在は、土日祝日も含めた毎日、ランチタイムにはキッチンカーの出店があるほか、先月行われた9都県市合同防災訓練や本年3月に開催されたノルディックウォーキング・ポールウォーキング全国大会におけるメイン会場になるなど、大規模な催事にも活用し、多くの市民の皆様にご利用をいただいております。 議員ご質問のグランドテラスを市民に貸し出し、利用できるようにすることにつきましては、現在、一定の手続きにより市内で活動する団体がご利用いただけるよう検討を進めているところであり、管理面、安全面を考慮しながら取りまとめたいと考えております。 いずれにいたしましても、ご提案の趣旨も踏まえ、今後も市民の皆様にグランドテラスを効果的にご利用いただけるよう研究を重ねてまいります。
○鈴木潔議長 次に、答弁を求めます。
豊島総務部長。 〔
豊島俊二総務部長登壇〕
◎
豊島俊二総務部長 吉澤議員のご質問2について、ご答弁申し上げます。 災害発生時において重要な役割を担う消防団員への救急救命講習やAED講習につきましては、埼玉県消防学校や志木消防署等で実施をしております。これらの講習は、入団から3年以内の団員が受講する基礎教育研修と部長階級の団員が受講する現場指揮研修において実施しており、毎年数名の団員が受講しているところであります。 また、とりわけ救急救命講習の指導内容につきましては、日本蘇生協議会が策定しておりますJRC蘇生ガイドラインの改訂に合わせ、5年に一度内容が更新されることからも定期的な講習の実施は有益であると考えられます。この救急救命講習の指導は、応急手当指導員や応急手当普及員の有資格者が行うことから、実際には消防署等に指導の依頼をして実施することになります。 市といたしましても、有事における団員の迅速な対応やスキルアップは重要であると考えますので、実際に受講する消防団員や講習の指導に当たる消防署等の意見を伺いながら定期的な講習の実施に向けて、今後速やかに協議をしてまいります。
○鈴木潔議長 次に、答弁を求めます。
今野教育政策部長。 〔
今野美香教育政策部長登壇〕
◎
今野美香教育政策部長 吉澤議員のご質問3について、ご答弁申し上げます。 本市では、令和4年度から中学2年生におきまして、保健体育科の授業の一環として、関係課及び埼玉県南西部消防局などと連携をしながら、AED使用を含めた心肺蘇生法講習を実施しております。 災害、事故等発生時におきましては、児童・生徒も心肺蘇生及びAED使用を自ら行う場面に居合わせる可能性も考えられることから、本講習のような体験的に学ぶ機会は大変重要であると認識しております。 しかしながら、小学校段階からの救急救命講習の実施につきましては、救命措置等に係る児童の心理的な負担にも十分に配慮していくことが重要であることから、学校現場の意見も聞きながら研究してまいります。今後は、小中一貫したカリキュラムを念頭に、児童・生徒の発達段階に応じた適切な救急救命等に係る学習について、引き続き関係課及び埼玉県南西部消防局等と連携を図りながら推進してまいります。
○鈴木潔議長 これより再質問に入ります。 2番、吉澤議員。
◆2番(
吉澤富美夫議員) ご答弁ありがとうございました。 それでは、何点か再質問させていただきます。 1の(1)、いろは親水公園のにぎわいづくりについてです。 スケートパークについては協議していただけるということで、ぜひ実現に向けて進めていただければと思います。スケートボードは、年齢にかかわらず、多くの人に愛好されるスポーツになってきております。公園の一部にスケートボードに特化したエリアを設けて、ルールを守りながら使用させれば、青少年の育成にも通じると思います。スケートボードに対するマイナスのイメージも払拭でき、オープンな雰囲気で相互理解を促すように配慮することで、効果的に市内での危険防止にもつながると思います。人も集まることでにぎわいの創出につながると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 次に、花火、バーベキューですが、こちらは答弁を聞く限り一歩進んでいるのかなと感じました。協議しているところということで、こちらも実現できるようお願いいたします。また、花火についてですけれども、市内にも公園が幾つかありますので、いろは親水公園だけではなく、ほかの公園でも可能性を探っていただければと思います。これは要望でございます。 ドッグランですが、ドッグランの設置についてはふん尿など課題が多く難しいとの答弁でした。前回、西川議員がドッグランの質問をしたときの会議録を見ましたが、今回も同様、鳴き声やふん尿の課題が多いとの答弁でした。 そこで、ドッグランを設置している自治体には、利用者に対する様々なルールを設定して運営しております。例えば、利用者の登録、ワクチン、狂犬病の接種証明書、鑑札もしくはマイクロチップ登録証明書、ふん尿に対しては飼い主さんが必ず速やかに取るなど、様々な、いろんなルールを設けて設置しているところがあります。このようにルールづくりを徹底していけば、利用者のマナーやモラルの向上も図ることもできますし、課題もクリアできると思いますが、設置について、ぜひともお願いいただけないでしょうか。もう一度お聞かせください。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 細田都市整備部長。
◎細田雄二都市整備部長 ご答弁申し上げます。 ドッグランの設置につきましては、先ほど吉澤議員もおっしゃっていたとおり、人が利用するエリアと一定の離隔を取ることが必要であったり、大型犬と小型犬のエリアを分けるなど、おおむね1,000平方メートル程度の面積と、あと、専門知識を有する団体等の協力も必要と考えてございます。このため、ドッグランの設置は、先ほど難しいものと考えておりますということでご答弁させていただきましたが、一方、公園内での犬の放し飼いによるトラブルの防止などには有効な手段と、私は認識しております。 今後につきましては、先進事例等の情報収集を行いながら、ドッグランの設置の可能性を探ってまいりたいと思っております。 以上でございます。
○鈴木潔議長 2番、吉澤議員。
◆2番(
吉澤富美夫議員) ありがとうございます。 設置は難しいと理解できましたが、快適に利用できる公園づくりの有効な手段と認識していると、今後先進事例等の情報収集を行い、設置の可能性を考えていただけるとのことでした。設置について一歩進んだ気がします。ありがとうございます。 ドッグランの設置は、市民からも要望が多くありますので、ぜひ前向きに考えていただければと思います。よろしくお願いします。 あともう一点、いろは親水公園のウォーターパークで、夏場に多くの人がにぎわうウォーターパークですが、期間限定で親水公園にキッチンカーでかき氷や軽食などを販売すれば、来訪者も喜んでもらえますし、今以上に来訪者が増えると思いますが、キッチンカーの設置を考えていただけないでしょうか、よろしくお願いします。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 細田都市整備部長。
◎細田雄二都市整備部長 ご答弁申し上げます。 パークセンター周辺においては、お弁当やパン等の試行販売を、今、行っておりますので、その販売状況を踏まえて、公園の利用者のニーズを見極めながら、指定管理者と考えてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。
○鈴木潔議長 2番、吉澤議員。
◆2番(
吉澤富美夫議員) ありがとうございます。 様々な検討課題があるというのは理解できました。 市役所周辺のにぎわいということで、いろは親水公園を含め、指定管理者ともにご協議いただき、よりよいにぎわいづくりをご検討いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。 1の(2)、グランドテラスですが、市民への貸出しについては検討していただけるということで、早期に取りまとめたいとの答弁でした。こちらも早いうちに実現していただけるのかなと勝手に思いましたが、ありがとうございます、ぜひお願いします。 もう一つ、これは要望になってしまいますが、ぜひベンチの設置もお願いできたらと思います。これは、固定のベンチだといろいろ問題があるでしょうから、簡易的なものでいいので、設置をお願いします。よろしくお願いします。 次に、2番の消防団の充実強化についてです。 ご答弁にありましたとおり、有事における団員の迅速な対応やスキルアップは重要です。ぜひとも消防署をはじめ、関係各位と協議しながら、定期的な講習の実現に向けて対応をよろしくお願いいたします。 2番については以上になります。 次に、3番の児童・生徒に対しての救急救命講習の実施についてですが、現状、市内小学校では救急救命に係る学習はどのように行っているのかをお聞かせください。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。
今野教育政策部長。
◎
今野美香教育政策部長 ご答弁申し上げます。 現状ですけれども、市内の小学校におきましては、まず、5年生の体育科保健領域の中に、けがの防止という学習があるんですが、この中で心肺蘇生法ですとか、AEDの使用、先ほど議員おっしゃっていましたASUKAモデルについても、発展的な学習内容として取り扱っています。例えばこの中で、心肺蘇生法やAEDの操作について映像資料などで確認をしたりですとか、ASUKAモデルが作成された経緯などについて教員が説明をしたり、また、多くの学校では校内のAEDがどこに設置をされているのか、場所を確認したりということで、各学校の実態に応じて学習を進めています。 以上でございます。
○鈴木潔議長 2番、吉澤議員。
◆2番(
吉澤富美夫議員) ありがとうございます。 心肺蘇生法やAEDの操作について、映像等で確認しているということは理解できました。 川越市の星野学園小学校、これは私立の小学校ですけれども、5年生、6年生を対象に救急救命の授業を行っていて、人形を使って心臓マッサージやAEDの操作を体験しています。映像で見るより、小学校の段階から実際に体験し、触れて学ぶことは重要だと思います。先ほどお話ししたとおり、学校での突然死が年間で20人ほど発生している状況です。目の前で友人が倒れたり、家族が倒れたりしたときのためにも、映像資料等で見ることは大事だとは思いますが、体験することによって、いざというときに役に立つと思いますが、体験する学習についてご検討いただけないでしょうか、お聞かせください。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。
今野教育政策部長。
◎
今野美香教育政策部長 ご答弁申し上げます。 議員ご指摘のとおり、体験的に救命救急措置を学ぶという機会は大変重要であるというのは、認識をしております。 しかしながら、一方で救命措置に係る児童の心理的な負担というのも、やはり十分に配慮していくことも、一方でまた大変重要であるとは考えております。そのため、小学校の学習指導要領の内容なども踏まえまして、学校現場の意見も聞きながら研究していきたいと思っております。 以上でございます。
○鈴木潔議長 2番、吉澤議員。
◆2番(
吉澤富美夫議員) ありがとうございます。 児童向けの救急措置ということで、ご答弁にもあったとおり、児童の心の負担というものもあるのかと思います。 しかしながら、それは、生きていくために、あるいは人を助けるためにとても重要なことだと考えます。学校現場ももちろんのこと、保護者の方々の意見や先進事例など、調査研究していただき、その実現に向けた対応をよろしくお願いいたします。 今回、大きく分けて、市役所周辺にぎわいづくり、消防団の充実強化、児童・生徒に対する救命救急の3つのテーマで質問させていただきました。 どれを取っても各部署協議検討していかなければならない内容であり、課題もあると思います。しかしながら、志木市の明るい未来のためにはとても重要な課題だと私は認識しております。職員の皆様も大変だと思いますが、ぜひ志木市の明るい未来のために、前向きにご検討いただければと思います。 ご答弁いただいた皆様、ありがとうございました。これで一般質問を終わりにします。
○鈴木潔議長 以上で、2番、吉澤議員の一般質問を終わります。
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△岩下隆議員
○鈴木潔議長 次に、1番、岩下隆議員。 〔1番 岩下 隆議員登壇〕
◆1番(岩下隆議員) 議長よりご指名いただきました岩下隆でございます。 さて、私は「好きです志木市!街づくり人づくり」をスローガンに、そして、本日は岩下の「わ」でございます「わくわくする教育、温かい子育て志木」を目指しながら、通告順に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず1番、学力向上の課題について。(1)全国学力テストの結果から今後の対策について、教育長へお伺いいたします。 今年8月1日付の読売新聞に、私は、えっと思わずこぼしてしまうような見出しが目に飛び込んできました。それは、「使える英語、程遠く、学力テスト」というものでした。これは全国での話ですが、一方では、新聞の県版へとめくってみると、「学力テスト、中3全教科政令市トップ」というさいたま市を紹介する見出しもございました。 そこで、今年4月に実施されました全国学力テストの結果について、まずは実態を把握しながら、当市の学力向上について考えてまいりたいと思います。少々お時間を頂戴し、結果を再確認させていただきます。 スライドをお願いいたします。 全国学力テストの都道府県別正答率一覧の一部でございますが、ご承知のとおり、全国学力テストは毎年小学6年生と中学3年生を対象に行われておりまして、今回は国公立、私立の学校約190万人の児童・生徒が参加いたしました。国語と算数、数学に加え、4年ぶりに中学3年生において英語のテストも実施されました。 中学3年生の数学の正答率を都道府県別に比較してみますと、例えば、全国の国公私立の数学の平均が51.4に対し、埼玉は52でございます。10年連続全国トップといわれています秋田県と同じ8位、神奈川県、静岡県、京都府などと同じ順位でございます。 次のスライドをお願いいたします。 数学の正答率を全国で並べてみますと、左側のトップには福井県や石川県という結果でございまして、高い結果を得た県は例年どおりの傾向といわれております。グラフ化はしておりませんが、秋田県については、小学・中学の国語ではともに全国トップという結果でございました。ちなみに、全国体力テスト、いわゆる新体力テストも毎年行われていますが、福井県や石川県は同じようにトップクラスなのは驚きでございまして、主体的な学習習慣や運動習慣があるのかもしれません。 次のスライドをお願いします。 埼玉県では、先ほどお伝えしたとおり、中学の数学、他の教科についても、おおむね全国平均を超えているのが分かりました。 次のスライドをお願いいたします。 政令都市別に着目してみますと、さきの報道発表のとおり、さいたま市の中学では、右側ですね、国数英と全ての教科でトップとなっておりました。英語については、東京都よりも1ポイント高い結果となりました。 次のスライドをお願いいたします。 今回、表やグラフ化によって、まずは県の実態をつかむことをいたしましたが、これまでの話をまとめますと、秋田県、石川県、東京都、そして、さいたま市がトップであり、埼玉県は全国平均を超しているものの、まだまだ伸び代があることが見てとれたと思われます。 スライドは以上です。 それでは、本市においてはどのようなのかということになりますが、まずこの全国学力テストに関して、本市における対象学年の参加率、また、不登校の児童・生徒は参加が可能だったのでしょうか、お尋ねいたします。 また、本市の結果概要と対応策につきましては、昨年度と同様に、「広報しき」1月号で公表する予定と伺っておりますが、今回の結果から見えた本市の課題について伺います。 また、昨年4月の実施分につきましては、今年の「広報しき」で公開されております。前回の結果及び対策を改めて見てみますと、小・中学校ともに対象教科全てにおいて正答率が、志木市も全国平均を上回っており、基礎的、基本的な学力やそれを活用する力がおおむね身についていると捉え、今後の取組については9年間を見据えた小中一貫教育を推進する中で、学力向上に向けた取組を実施していきますと記されておりました。 そこで、今回も日頃の学習成果がおおむね身について、小中一貫教育により学力向上を図るお考えか、ご所見を教育長へお伺いいたします。 次に、大きな1番の(2)、英語のスピーキング力向上の取組について、教育長へお伺いいたします。 今回の学力テストの結果から、特に英語の正答率が全国的にも低い傾向でした。英語の平均正答率を4技能別で見ると、「聞く」が58.9%、「読む」は51.7%で、5割を超えました。一方で、「書く」は24.1%、特に「話す」については全国の正答率が12.4%と低く、スピーキング力が大きな課題となったと言えるのではないでしょうか。 では、実際にどのような問題が出されたのか、確認をしてみました。スライドをお願いいたします。 「話す」の設問の回答については、今回1人1台のデジタル端末を活用し、回答の音声データを送信するオンライン方式が初めて行われました。英語で考えや気持ちを伝え合う活動を重視する学習指導要領を踏まえて出題されたといわれております。 「話す」の全5問のうち2問目に、ニュージーランドからの留学生による環境問題の発表を海洋プラスチックゴミ問題の写真やグラフのスライドを見ながら聞き、1分間で自分の意見とその理由を考え、30秒間のうちに英語でデジタル端末に向かって話して答えるという問題がありました。 問題文を要約しますと、多くのプラスチック袋が海にありますが、日本では25%以上の人がプラスチック袋を買っており、ニュージーランドではお店で売っていないので、日本も販売をやめるべきなんです。あなたの考えはという質問でしたが、残念ながら正答率はわずか4.2%にとどまる結果でございました。 スライドは以上です。 このような結果から、本市としてはスピーキング力向上のために、ALT活用をはじめ、どのような取組があり、話す力を育む教育効果をどのように捉えているんでしょうか。また、今後の方向として、いかにして児童・生徒のスピーキング力を向上していくのか、ご所見を伺います。 また、スピーキング力につながる英語全般への関心向上、聞いたり話したりの学習ツールとして、昨年の市民文教都市常任委員会の行政視察の金沢の報告がございました。その事例も踏まえ、しき郷土かるたの英語版の製作活用が考えられます。 スライドをお願いします。 平成5年9月発行のしき郷土かるたには、パッケージの裏面に、当時の秋山教育長が次のように記しております。 かるたの絵札も読み札も、全て市内の各小・中学校の児童・生徒の皆さんが一生懸命作成してくれたもので、志木市の歴史や自然、文化、産業などがとてもよく表現されています。このかるたを使って、みんなで楽しく遊びながら、私たち郷土しきのことをもっとよく知り、ますます好きになってもらうことを願っていますと秋山教育長の発刊の言葉が書かれております。 この「ますます好きになってもらう」という点、絵画を児童・生徒が書かれたという点はもちろん、小・中学校、児童・生徒、また教職員の方も協力連携してこのかるたが完成できたという点に、私は感銘を受けた次第でございます。 次のスライドをお願いします。 そこで、現状の日本語の読み札は五七五で、日本語ならではと思われますが、主語と述語の順番も英語の並びとは異なります。 次のスライドをお願いします。 現状の日本語を英語にして、読み札の発音についてはデジタルを活用し、QRコードを設け、音声で聞くこともできるようにすれば、英文の構成、正しい発音、郷土のことを英語で話して人へ紹介もできるという一石三鳥にもなるのではないでしょうか。英語を話して伝え合う力を育むことにつながると考えますので、教育長のご所見をお伺いします。 スライドは以上でございます。 続きまして、大きな2番、本市の食育について、地産地消の向上のために、学校給食地域コーディネーターの導入について、
教育政策部長へお伺いいたします。 スマートフォンやゲームが日常生活に急速に浸透するなど、社会環境や生活環境の変化により、生活習慣の乱れ、偏食などが以前より多く見られるようになったといわれます。次世代を担う子どもたちに食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけることは、5年先、10年先の子どもたちの心身の成長と健康の保持、増進のためにとても重要な課題と考えます。 そこで、本市における食育の現状と課題を伺います。 また、食育のために、まさに生きた教材とも言える学校給食について、地域の安心で安全な地場産農産物の活用、地産地消に向けた学校給食地域コーディネーターの導入についてお考えを伺います。 次のスライドをお願いいたします。 コーディネーターについてご説明をさせていただきますと、地場産物等の学校給食に必要な量や規格、価格や集荷、納入に関わるミスマッチといった課題の解決に向けてコーディネーターを配置するための文部科学省による補助事業でございます。課題解決のためには、関係者による協議会も開催し、コーディネーターは学校給食の使用品目、使用量の整理や共有、集荷、納入の仕組みづくり、さらには、学校で子どもたちに食育を行う生産者等の人材派遣の調整なども取り組むようでございます。文部科学省からの補助額は、3分の1となっております。 スライドは以上です。 このように、本市においても、地域の農家さんと学校とのネットワークも強化し、児童・生徒の食育にも寄与するコーディネーターの導入、配置の取組について、お考えを伺います。 続きまして、大きな3番、耕作が進まない土地の活用について、生産緑地と耕作が進まない土地の現状と活用について、担当部長へお伺いいたします。 昨日の西川議員の質問にもございました生産緑地についてですが、本市における耕作面積のうち、生産緑地の割合はどれぐらいでしょうか。また、生産緑地を含めた市内の耕作面積について農業委員会の活動報告書を見ますと、平成28年に120ヘクタールだった市内耕作地は、令和5年には101ヘクタールとなり、20ヘクタールほど減少しております。 昨日の再確認で恐縮ですが、生産緑地はどれぐらい減少しているのでしょうか。また、農業委員会による点検で、市内に遊休農地はないと聞いておりますが、多くの生産緑地が、令和4年に指定年限を迎えるのに当たり、継続して生産緑地として利用する以外に、貸し農園としての利用や売却を希望する人もいると思われます。さらに今後、高齢化や後継者不足等により耕作が進まない農地あるいは耕作が進まない生産緑地が増加するものと考えますが、こうした耕作が進まない農地について、市のお考えを伺います。 さらに社会環境の変化から、子どもたちが土に触れる機会が減少していることや、食育の観点においても農業体験をできる場を増やすべきだと考えますが、担当部長へご所見をお伺いいたします。 続きまして、大きな4番、(1)もくせいの施設利用の申込方法について、
市民生活部長へお尋ねします。 ふれあい館もくせいを利用する団体の市民の方より、リニューアル前は希望どおりに使用することができたのですが、予約が取れなかったり、電話やネット予約ではなく、窓口へ毎回行っての予約となっており、便利でないので改善してほしいという要望がございました。 そこで、もくせいの活動スペースの利用について、施設リニューアル後の活動スペースの利用状況や利用者の利便性向上につながる新たな予約方法の導入について、お考えを総合行政部長へお伺いいたします。 次に、大きな4番、(2)、施設入所者への「広報しき」の配布方法について、総合行政部長へお伺いいたします。 ある高齢者施設の入居者さんから、「広報しき」が読みたいので届けてもらえないかというご要望がありました。その方は、以前自宅にいらしたので町内会に加入しており、自宅で「広報しき」が読めたのですが、施設が町内会に加盟していなかったことから、しばらく読むことができない状況で、施設サイドも受け取るすべを知らず、また、その方から施設サイドへ依頼もうまく行かなかったようで、思うように進まない事案が起きました。 そこで、そのような施設入居者への「広報しき」の毎月の配布方法について、総合行政部長へお伺いいたします。 次に、大きな4番、(3)、中心市街地の駐車場不足について、担当部長へお伺いいたします。 市民会館第2駐車場については、施設の解体工事期間中までは、月曜日を除き利用可能でございますが、新複合施設建設工事が着工されると、当該駐車場の利用が不可能となるため、いろは遊学館利用者などから駐車場の確保に関して不安の声と車を止めるところが欲しいとの要望を聞いております。 一方、中央通停車場線沿線などにおける中心市街地の商店の方からは、お客様用の駐車場について、近年、地主様の土地活用変更などにより、お客様用など自店で使用する駐車場の確保も難しくなっている旨の話を聞いております。これらの地域は、現在進められています中心市街地活性化基本計画の対象地域となり、この地域の活性化を向上させるためには、人に足を運んでもらうことが重要でございます。 そのための環境整備として、市内外から来訪された方の駐車場確保は必要であると考えます。現在、本市が本町1丁目地区内の土地について駐車場整備を行っていると思いますが、これらの課題解消に向け、整備後には駐車場の利用が可能なのでしょうか、担当部長へお伺いいたします。 最後に、大きな4番、(4)、本町3丁目交差点の右折信号機について、都市整備部長へお伺いいたします。 スライドをお願いいたします。 本町3丁目は、昭和通小学校線側には右折信号機が設置されていて、右折レーンもあります。 次のスライドをお願いします。 一方で、中央通停車場線側には、右折レーンはありますが右折信号機が設置されておりません。市役所から志木方面に向かい、本町3丁目の信号を右折する際には、当然青信号のときのみ右折が可能です。 次のスライドをお願いいたします。 中央通停車場線側で、先ほどと逆方面、志木駅方面から来た車両が当該交差点で、右折レーンはあるものの、時に流れが悪くなり右折しにくいとの声がございました。右折信号機の設置の要望がございましたので、ご所見をお伺いいたします。 スライドは以上です。 こうした本町3丁目の中央通停車場線の右折信号機の設置について、ご所見を都市整備部長へお伺いし、私の1回目の質問を終わります。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 初めに、柚木教育長。 〔柚木 博教育長登壇〕
◎柚木博教育長 岩下議員のご質問1について、ご答弁申し上げます。 初めに、(1)についてでありますが、本市における全国学力学習状況調査の本年度の参加率は、小学6年生が98.2%、中学3年生が93.8%となっております。 不登校等の児童・生徒の参加につきましては、学校の判断により、期間内において調査可能日を別途設定する、保健室等別室で調査を受けられるようにするなど、調査方法を調整することが可能となっております。 今回の結果について、国立教育政策研究所による説明では、小学校国語における複数の資料を読んで理解したことを関連づけながら自分の考えをまとめることや、中学校数学における結論が成り立つための前提を問題解決の過程や結果を振り返って考え、成り立つことを見いだし説明することなどについて、全国的な課題として挙げられており、本市としても、課題の整理分析を進めております。 今後につきましては、全国学力学習状況調査に加えて、埼玉県学力学習状況調査の結果も合わせて整理をし、志木市の児童・生徒の学力学習状況の現状や課題について分析を進め、それらを踏まえた結果概要を「広報しき」1月号に掲載する予定であります。 本市といたしましては、各学校における教育活動や日頃の学習指導、9年間を見通した一貫性のある教育を目指す小中一貫教育の推進や小学1年生から4年生までを対象に、一人ひとりへのきめ細やかな学習指導を図ることを目的とした複数少人数指導体制推進事業、中学生対象のベーシックサポート事業など、学力向上推進に係る様々な取組が成果として現れていると考えております。 今後も、令和7年度からの小中一貫教育の取組の中で、連続性、系統性、一貫性のある学習指導を推進し、さらなる学力向上を図ってまいりたいと考えております。 次に、(2)についてでありますが、本市では、世界に羽ばたく志木っ子の育成を目指して、まずは日々の英語科及び外国語活動の授業の充実のため、一斉授業研究会などの研修を通して教員の指導力向上を図っております。その上で全小・中学校にALTを配置し、授業支援を行うとともに、児童・生徒の国際感覚や英語コミュニケーション能力を高めております。 また、児童の英語力向上のために、全小学校に外国語専科教員を配置して、早期からの専門的な授業実践を行うと同時に、小学校3、4年生の希望する児童を対象に、体験型外国語活動、サマーイングリッシュを実施し、ゲームやアクティビティを通して英語を活用する体験の場としております。 さらに、中学校の生徒につきましては、英語での暗誦や弁論を披露する志木市立中学校英語学習発表会を実施しているほか、希望する生徒を対象とした英語検定対策講座では、スピーキング力向上のため、オンラインでの二次試験対策も実施しております。 今後は、ALTの派遣契約の一環として、事業者の取組の一つである海外の学校とのオンライン交流の実施を予定しており、海外の同年代の子どもたちと英語を使って交流することで、実践的な英語力の向上を図ってまいります。 また、しき郷土かるたでございますが、志木の歴史や文化を知るために大変有益であると認識しておりますが、小・中学校で学ぶ単語や文法の範囲内でかるたに書かれている内容やニュアンスを正確に英訳することが困難であるなど、学校教育で活用するには課題があると存じております。大変ユニークなご提案だと思いますので、今後研究してまいります。
○鈴木潔議長 次に、答弁を求めます。
今野教育政策部長。 〔
今野美香教育政策部長登壇〕
◎
今野美香教育政策部長 岩下議員のご質問2について、ご答弁申し上げます。 小・中学校期における食事は、発育、発達の基礎となるものであり、この時期に身についた食習慣は将来の健康維持に大きく影響するといわれております。しかしながら、本市が昨年実施した市民健康意識調査結果によりますと、「朝食を毎日食べる」、「いつも食事を残さず食べる」と答えた小学生の割合が5年前に比べて低くなっていることから、食習慣において様々な課題があるものと認識しております。 本市の小・中学校では、給食の時間の校内放送で献立にまつわるクイズを出し、食の関心を高める取組や、栄養教諭が中心となり、朝食や減塩の必要性を学ぶ食育授業など、様々な食育の取組を進めております。 本市が目指す食育の方向性といたしましては、こうした取組を通じて児童・生徒が食料生産などに関わる人々に対し感謝する心を育むとともに、栄養バランスや食文化について理解し、健康で健全な食生活に関する知識や技能を身につけることを目指していきたいと考えております。 また、学校給食地域コーディネーターの導入につきましては、JAあさか野志木支店に市内農家との連絡調整、新規拡充のアイデアなど、コーディネーター的な役割を担っていただいており、今後も引き続きご支援をいただきながら地産地消の推進に取り組んでまいります。
○鈴木潔議長 次に、答弁を求めます。 松井
市民生活部長。 〔松井俊之
市民生活部長登壇〕
◎松井俊之
市民生活部長 岩下議員のご質問について、順次ご答弁申し上げます。 初めに、3についてでありますが、市内における生産緑地の現状といたしましては、令和5年1月現在、市内耕作面積の約3割に当たる130地区33.55ヘクタールを生産緑地として指定しており、平成28年と比較して8地区4.79ヘクタール減少しております。 また、市内農地の耕作状況につきましては、農業委員会において毎年実施している農業経営及び農地利用の状況等に関する調査による書面調査や、農地の相続税猶予制度を受けるに当たり3年に一度必要な、引き続き農業経営を行っている旨の証明を発行する中で実地調査を行っており、これらの調査に基づき、現在市内には耕作放棄地は存在していないものと市では判断しております。 一方で、高齢化や後継者不足により雑草の繁茂等、適正な耕作がされていない農地の存在は、農業委員会が実施する農地パトロールにより把握しており、このような農地を発見した際には、農業委員を通じて地権者へ農地の適正利用をお願いしておりますことから、耕作が放棄されることなく、おおむね管理されている状況にあります。 さらに、荒川堤外耕作地におきましては、農業経営基盤強化促進法に基づき、令和6年度末までに全ての市街化調整区域にする農地に策定が義務づけられております。将来の農地利用を示した地域計画の策定に向けて、担い手や後継者の有無、10年後の農地利用の意向確認を把握することを目的としたアンケート調査を現在実施中であります。 この結果を基に、今後は耕作者の皆様と話合いの場を設定し、必要に応じて農地の集約化や新たな担い手の確保など、地域の営農継続に向けた働きかけを行ってまいります。 いずれにいたしましても、引き続き農地活用の促進を図るため、農業協同組合や県、関係部署と連携し、生産緑地も含めた農地の適正な利用を推進するとともに、営農の継続が困難な耕作者に対しましては、市民農園などへの活用もご案内していくほか、新たな農地活用の在り方として農福連携や農教連携につきましても研究してまいります。 次に、4の(1)についてでありますが、今年2月にリニューアルオープンいたしましたふれあい館もくせいは、地域の活気ある集いの場となるよう、コーヒーやランチの提供などを行う多世代交流カフェ事業をはじめ、高齢化率が高い館地区において健康増進の拠点となるよう介護予防事業等を実施するとともに、多くの世代が交流できる世代間交流事業の実施に取り組んでおります。また、ボランティア活動などを行う市民活動団体を支援するために、活動スペースゆめ、みらいの2部屋の貸出しを行っております。 活動スペースの利用状況につきましては、リニューアルオープン当初は、施設のレイアウトの変更や健康維持増進事業のメニューの充実を図ったことなどの影響により、貸出しをする部屋の確保に苦慮するところもありましたが、利用団体の丁寧な説明と調整等を行い、現在におきましては利用者の皆様に円滑にご利用いただいております。 貸出状況につきましては、活動スペース2部屋のうち、平日の午前は1部屋を健康維持増進事業で使用しておりますが、もう1部屋につきましては、貸出しは可能であり、さらに午後及び夜間の区分につきましては2部屋とも貸出しがそれぞれ可能でありますことから、利用者への影響は最小限にとどまっているものと認識しております。 また、活動スペースの予約の申込みにつきましては、市民10人以上で構成されたボランティア活動などを行う団体を対象としており、利用者登録をした上で、利用日の3か月前から5日前までに窓口にて受け付け、無料で貸出しを行っております。 施設の利用対象をボランティア活動団体としておりますことから、単純に先着で受け付けるのではなく、窓口において予約状況等を確認しながら利用団体間の調整を行うことで安定した利用につながっております。 議員ご質問の利用者の利便性の向上につながる新たな予約方法の導入につきましては、その必要性は認識しており、受付の手法やルール、受付体制などの整備が必要であることから、引き続き利用団体で協議を重ねる中で模索し、サービスの充実に努めてまいります。
○鈴木潔議長 次に、答弁を求めます。 村山総合行政部長。 〔村山 修総合行政部長登壇〕
◎村山修総合行政部長 岩下議員のご質問4の(2)について、ご答弁申し上げます。 市内の福祉施設などの入所者への「広報しき」の配布は、施設が窓口となっていただき、施設単位に配布しているところであります。新規に「広報しき」を施設の入所者にお届けするためには、施設側から配布要望をいただいた後、必要部数を施設に配送し、施設職員の皆様により入所者への配布にご協力いただく条件が整えば、毎月の配布が可能となります。
○鈴木潔議長 次に、答弁を求めます。
松永市長公室長。 〔松永
仁市長公室長登壇〕
◎
松永仁市長公室長 岩下議員のご質問4の(3)について、ご答弁申し上げます。 ただいま岩下議員からご指摘いただきました本町1丁目地区内の土地1,265平方メートルについては、市民会館からも近く、地主さんとの交渉の末、お借りできたことから、現在、30から40台を想定した駐車場の整備を進めているところでございます。 当該駐車場は、複合施設利用者の駐車場不足に対応することを目的として、国の財源を活用して整備しておりますが、いろは遊学館やいろは遊学図書館などの利用者をはじめ、岩下議員ご指摘のとおり、中心市街地活性化基本計画にも位置づけたことからも、今後当該駐車場の運用方法については新たな条例を整備する中で関係部署と協議をしてまいります。
○鈴木潔議長 次に、答弁を求めます。 細田都市整備部長。 〔細田雄二都市整備部長登壇〕
◎細田雄二都市整備部長 岩下議員のご質問4の(4)について、ご答弁申し上げます。 本町3丁目交差点につきましては、埼玉県による中央通停車場線2工区の拡幅整備において、埼玉県や県警本部及び朝霞警察署で協議が行われ、平成25年に現在の形状となっております。なお、昭和通小学校線にある右折信号機は、中央通停車場線の整備以前より設置されたものであります。 本町3丁目交差点の右折信号機の設置につきましては、交通量や渋滞状況などにより、県警本部と朝霞警察署において総合的に判断されるものとなりますのでご理解を賜りたいと存じます。 市としましては、一般国道254号バイパス開通後の本町3丁目交差点などの交通状況の変化を踏まえ、安全で快適な道路環境が確保されるよう、引き続き埼玉県や朝霞警察署と連携を図ってまいります。
○鈴木潔議長 一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩いたします。 午後は13時15分から再開いたします。 (午前11時58分)
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○鈴木潔議長 休憩を閉じ再開いたします。 (午後1時15分)
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○鈴木潔議長 休憩前に引き続き、一般質問を行います。
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○鈴木潔議長 1番、岩下議員。
◆1番(岩下隆議員) 先ほどはご丁寧な答弁をありがとうございます。 では、順次再質問をさせていただきます。 1番の(1)について、全国学力テストの結果とその対応について、昨年と同様に「広報しき」令和6年、来年の1月号ですね、公表されることが分かりました。ぜひとも丁寧な結果の分析とその対応もご検討、協議いただけますようお願いいたします。 また、全国学力テストの参加の方法、参加についての件で調査方法を、調査法というのは、テストのことですね、それにいわゆる不登校の方も、どなたでも参加できることは可能ですよというご答弁をいただきました。 それでは、実際に本市における不登校の児童・生徒の方が参加できた人数は、小・中それぞれ何人でしょうか。教育長へお伺いいたします。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 柚木教育長。
◎柚木博教育長 ご答弁申し上げます。 ご質問の全国学力テストに、不登校の児童・生徒が何人ぐらい参加したかというご質問ですが、小学校で合計で児童2名でございます。中学校で生徒2名がテストを受けております。 以上です。
○鈴木潔議長 1番、岩下議員。
◆1番(岩下隆議員) ありがとうございます。 やはり、誰一人取り残さない、やっぱり平等な教育を推進されておりますので、これはありがたいことだなと思いました。 また、そもそも全国の学力テストというものは、塾のテストとは立ち位置が違って、文部科学省が全体的に調査するという、調査という捉え方をされているということが今回分かったんですけれども、そうは申しましても、体力向上とか、あと部活であるとか、あるいは文化面とか、そういった力を育むこともとても大事ですけれども、決して学力向上だけが教育ではないとは考えますが、ただ学校では、自分の成績が学力が学校の中ではトップだなと思われても、全国ではどのくらいのところなのか、あるいは学校の目標設定として、全国1位を目指すぞと、そういったような児童それぞれの、世界に羽ばたく児童のために、何か可能性を引き出すためにも、心のエンジンを駆動させるモチベーションにもなる一つになると考えますので、何かもっと伸び代があって、もっと上を目指そうというのもあってもいいのかなと考える次第でございます。 そこで、再質問2つ目ですけれども、全国学力テストの参加率から、不参加の割合が先ほどの初回のご答弁で、中学生のほうがやっぱりちょっと多いのかなということが分かりました。 これは、やっぱり不登校の人数に連動しているのかなと察せられます。そこで、参加率は、誰一人取り残さない小中一貫教育のメリットとも重なるかなと捉えますので、この参加率が、小中一貫のメリットの1つの指標にもなるのかなと考えました。 そこで、現在、小中一貫教育を既に実施されている他の自治体では、全国学力テストの参加率が向上していることが期待されるのかどうか、参加率の水準の比較などから、その数値の分析等はされていらっしゃいますでしょうか。教育長へお伺いします。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 柚木教育長。
◎柚木博教育長 ご答弁申し上げます。 岩下議員のただいまの全国学力テストの参加率そのものが、小中一貫教育の目標の1つであります、誰一人取り残さないという目標の一つの指標になるのではないかという岩下議員の仮説というか、ご示唆だったと思いますけれども、これまで、そういったものを調査というのはしたことは、率直に申し上げてございませんが、今、岩下議員のおっしゃったこのご示唆というのは、なるほど、そういう考え方もあると私も思いますので、ただ、全国の学力テストの自治体ごと、そして、学校ごとの参加率というのは公表されておりません。 自分自身の市とか学校はもちろん分かりますけれども、他の自治体の参加率等は公表されておりませんが、今後、小中一貫教育を進める中で、あるいは、義務教育学校の設置を進める中で、これまでもそういった学校等、伺わせていただきましたけれども、今後も具体的なお話をいろいろお聞きする機会もあると思いますので、そういった折には、ぜひそういった参加率についても確認調査をして、今後の本市の小中一貫教育の参考にできればなと考えております。 以上です。
○鈴木潔議長 1番、岩下議員。
◆1番(岩下隆議員) ありがとうございます。 何かそこがヒントになればなと思った次第でございますので、今後も調査、研究していただければと思います。ありがとうございます。 また、参考事例で1つ見つけたんですけれども、不登校対策ですね。 参考事例として見つけたんですが、児童数803人の八潮市立の大瀬小学校というところでは、英語ではなく国語ですけれども、国語を通じた学び合いの授業に力を注いでいるようです。意見をつなぐ学び合い促進、全児童が主体的に参加発言するといった、一人ひとりの力を伸ばす全員参加というお題目の授業を展開されているようです。 これは、一部の活発な児童が授業の中で、はい、はい、と活発な児童による発言でつくられているような授業ではなくて、全ての子どもが授業に参加して自分で考え、感じたことをありのままに表現できるというような、発言する権利をお子様全員に持っていることの事実を確認し、その価値を共有するように努めているとのことでした。 その結果、効果として、いじめや不登校が減少したという報告もされているようです。 この事例からも、本市においても誰一人取り残さない全員参加の授業をお願いし、ひいては全国学力テストのトップを目指すような授業の充実を要望とさせていただきます。 次に、1番の(2)へまいります。 サマーイングリッシュの取組は、私の子ども、小学校でお世話になって参加をさせていただきました。帰ってきた子どもが得意げに話し、とても楽しかった様子を聞いております。 そこで、話せる英語、使える英語への保護者の方々への関心も高めるために、あるいは、家庭において英語の活用を促進することもこれからは必要ではないのかなと、将来を見据えたとき考えておりますが、サマーイングリッシュに親子で参加できるような親子参加型の企画は考えられないでしょうか。 教育長へご照会のお伺いいたします。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 柚木教育長。
◎柚木博教育長 ご答弁申し上げます。 岩下議員が今おっしゃったように、家庭でいろいろ英語の話題をしていただくということは、子どもたちの英語力の向上にとって大変有益なことではないかなと思います。 ただ、サマーイングリッシュにつきましては、その目的が、英語で話しながら友達をつくって英語を楽しんでいくということが目標で、子どもたちが自立的に参加して英語力を伸ばすということが大きな目標になっております。帰宅後に岩下議員のお宅でもお話があったように、お子さんが家庭の中で保護者の皆さんと英語についてお話し合うような機会を設けていただければ幸いかなと思います。よろしくお願いします。
○鈴木潔議長 1番、岩下議員。
◆1番(岩下隆議員) 了解いたしました。 おっしゃるとおり、確かに子どもが帰ってきて、何々ちゃんと友達になったとか、何かそんなような話をしていたのを思い出しましたので、なるほどなと思いました。 何でこんな質問したかというと、やはり中学に入っても、何か親の背中を見せてあげるとやる気を出すのかなというところも感じられたものですから、何か親子で参加するような企画というのも、親同士のつながりにも促進されるかなと思いましたので、これはご要望とさせていただきます。 続いて、2番に進みます。 1点ほど再質問させていただきます。 本市が目指す食育の方向性といたしまして、児童・生徒が食料生産等に関わる人々に対して、農家の方々とかですね、感謝する心の育成、栄養バランスや食文化についての理解、健康で健全な食生活に関する知識や技能を身につけるというお話ございました。目指すという言葉も理解できました。ありがとうございます。 そこで、この食料生産等に関わる人々に感謝する心を育むというこの点で、地場産物の学校給食への導入はもとより、学校ファームの実施や農家の方々との触れ合いも大切だなと思われますが、そのような取組の現状と、今後そのような取組に関してもコーディネーターが必要と思われますが、お考えをお尋ねいたします。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。
今野教育政策部長。
◎
今野美香教育政策部長 ご答弁申し上げます。 議員おっしゃるとおり、農家の触れ合いというのはとても大切だと思っております。 まず、教育委員会といたしましては、
新型コロナウイルス感染症が拡大する前は、農家の方などを招きまして交流給食会というのを開催いたしまして、児童・生徒から感謝の気持ちを伝えていたということを行っていたと聞いています。 今年度は、JAあさか野と連携をして、市内の地場産物のさらなる利用拡大を今、図っているところでございますので、今後はまた、交流給食会の開催なども考えておりますので、そのような形でまた農家の方の触れ合いなども考えていきたいと思っております。 以上でございます。
○鈴木潔議長 1番、岩下議員。
◆1番(岩下隆議員) ありがとうございます。 農家の方々と一緒に、その農家の方々が育てた野菜等を一緒に食べるというのは、とてもいい企画だなと感じました。ありがとうございます。 また、JAあさか野も、そういうのに促進されているということもお聞きしておりますので、ぜひその辺のところもよろしくお願いいたします。 次に、3番につきましては、再質問を何点かさせていただきます。 現在、農業経営基盤強化促進法に基づく地域計画の策定というご答弁がございました。それに向けてアンケート調査も実施中とのことでございますが、そのアンケートの締切りとか、その後の話合いの場の設定とか、計画策定までのスケジュールはどのようになっているでしょうか、担当部長へお伺いいたします。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 松井市民生活部長。
◎松井俊之市民生活部長 ご答弁申し上げます。 ご質問のアンケート調査についてでありますが、荒川堤外耕作地の農地所有者161人を対象に今月の29日までにご回答いただくこととなっております。 市では、このアンケート結果を集計後に、県やあさか野農業協同組合と連携をいたしまして、10月中旬から順次、用水組合ごとに、農地を誰が利用し、どのようにまとめ、地域農業をどのように維持発展させていくかということについて、おおむね2回から3回の話合いを行い、将来の農地利用の姿を明確化にした地域計画を令和7年3月31日、3月末までに策定をする予定となっております。 以上でございます。
○鈴木潔議長 1番、岩下議員。
◆1番(岩下隆議員) ありがとうございます。 着々と令和7年3月に策定すると分かりました。将来のためにも、その計画づくりをよろしくお願いいたします。 次に、農家さんとお会いしますと、やはり高齢化や後継者不足で、耕作がなかなか進まないのかな、大変なのかなというような農地も見受けられます。 その農地の対策として、技術革新を生かしてドローンによる薬剤や肥料の散布等をすることにより、農家さんの省力化につながるのではないかなと考えます。 あさか野農業協同組合から、9月1日付の市議会宛ての陳情書も拝見したところ、ドローンによる空中散布などの導入が急務とございました。ドローン等の導入についてどのようにお考えになるか、ご所見をお願いいたします。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 松井市民生活部長。
◎松井俊之
市民生活部長 ご答弁申し上げます。 ドローンによる薬剤や肥料の散布についてでありますが、国において必要な手続きや遵守事項を記載した無人ヘリコプターによる農薬の空中散布に係る安全ガイドラインや、無人マルチローターによる農薬の空中散布に係る安全ガイドラインを定めております。 また、使用可能な薬剤につきましても、ドローンに適した農薬として国に登録されている薬剤を使用することが求められておりますことから、これらのガイドラインを遵守することにより、ドローンによる空中散布は可能となっております。 実際に、実施するに当たりましては、実施者に対しましてガイドラインの遵守を求めるとともに、ドローンによる空中散布の実施について、あらかじめ近隣住民や公園利用者等へ周知することを求め、環境保全と営農継続に向けた環境づくりの両立に向けた指導を行ってまいります。 以上でございます。
○鈴木潔議長 1番、岩下議員。
◆1番(岩下隆議員) ありがとうございます。 かつて、ヘリコプターが高度が高いところから農薬ですか、を散布して、それのイメージが今強いのかなというところもございますが、今は技術が進みまして、低空でドローンでできるような技術革新もされていると聞いていますので、ぜひ前向きにご検討いただければと思います。 あと1点、新たな農地活用のあり方として、先ほど1回目のご答弁で、農福連携と農教連携という言葉がございました。農教連携は学校ファームとかそういった教育の現場と農業がうまく連携されるのかなと把握できたんですけれども、この農福連携ということについては、どのようなものか、さらに本市としてはどのように進めていくのか、担当部長へお伺いいたします。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 松井
市民生活部長。
◎松井俊之
市民生活部長 ご答弁申し上げます。 農福連携についてでございますが、障がい者の農業分野での活躍を通じて、自信や生きがいを創出し、社会参画を促す取組のことであり、農業と福祉双方の課題解決と利益があるものとされております。 具体的には、農家や農業法人が障がい者を雇用し、農業生産力を上げる方法や、障がい者就労施設が障がい者の活躍の場として農地を借り上げ、野菜などの生産や加工品の生産を行うなど、方法は様々となっております。 市といたしましては、まずはこうした農地の利用方法について、農業者の方へ周知を進めてまいりますとともに、農業者福祉団体からご相談があった際には、橋渡しを行うなど支援を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
○鈴木潔議長 1番、岩下議員。
◆1番(岩下隆議員) そうしますと、このやっぱり周知が大切だなと思いました。先ほどの地域計画策定の過程において、こういった話題もいろいろと農家の方々と膝を突き合わせて、お話ししていただければなと思いました。ありがとうございます。 次に、4番の(1)と(2)につきましては、了解をいたしました。再質問はございませんが、「広報しき」の配布につきましては、福祉施設等々の職員の方々へ、こうやってやれば配布ができるというところも、周知をよろしくお願いいたします。 次に、4番の(3)についてですが、駐車場不足を解消するため、現在利用可能となっている市民会館の第2駐車場について、今現在、月曜が定休なものですから、月曜が閉まっているんですね。この月曜の開放をする方法はないでしょうか。ご所見を担当部長にお伺いいたします。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 松井
市民生活部長。
◎松井俊之
市民生活部長 ご答弁申し上げます。 市民会館の第2駐車場についてでございますが、市民会館、市民体育館の再整備事業に伴う工事に影響のない期間として、令和6年3月31日までご利用いただけることとしております。月曜日の開放につきましては、駐車場の施錠、解錠等を隣接するいろは遊学館が行っておりまして、いろは遊学館の休館日に当たる月曜日に駐車場を開放することは難しいものと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
○鈴木潔議長 1番、岩下議員。
◆1番(岩下隆議員) ありがとうございます。 使用は今年度いっぱいということでございますね。残念ながら、難しい状況と理解できました。今後できる予定の旧本屋さんの駐車場や整備中の本町1丁目の駐車場に期待を寄せるところでございます。 また、今度、市民会館、市民体育館複合の駐車場ができた際には、地下駐車場ですね、これも従前の市民会館と同様に、月曜日が定休になってしまって止められないのかということも予想されますので、その辺もまだ時間ございますが、早めのうちにご協議を進めていただければなと思っております。よろしくお願いします。 あと、再質問一つお願いいたします。 中心市街地活性化基本計画にございます、まちなか駐車場整備事業というのが、もう既に実施されているとのことですが、今後も駐車場の整備が必要であると理解する中で、本市としまして、駐車場設備を推進する方策やお考えについて、どうやって進めるのかということですけれども、担当部長へお伺いいたします。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 松井
市民生活部長。
◎松井俊之
市民生活部長 ご答弁申し上げます。 中心市街地エリアにおける駐車場の確保に関する市の考え方といたしましては、今後整備されます市民会館、市民体育館駐車場を中心市街地活性化基本計画に位置づけたまちなか駐車場として活用することについて運用方法の協議を進めてまいります。 また、今後、市役所駐車場でありますとか、いろは親水公園の駐車場につきましても、利用状況を見極めながら、まちなか駐車場として活用することについて議論してまいりたいと考えております。
○鈴木潔議長 1番、岩下議員。
◆1番(岩下隆議員) ありがとうございます。 そうしますと、中心市街地活性化基本計画の概要パンフレットでしか拝見していないんですけれども、まちなか駐車場というのは、この中心市街地全体の市役所も含めた親水公園のところも含めたところで、対応というか、整備を促進していくんだなということは理解できました。ありがとうございます。 次に、4番の(4)ですが、右折信号機設置についてはよく分かりました。 既に、拡幅前の状況からの状況だということも理解できました。今後の254バイパスの開通後、交通状況の変化を踏まえて、県や朝霞警察署としっかりと協議を重ねていただくようお願い申し上げ、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○鈴木潔議長 以上で、1番、岩下議員の一般質問を終わります。
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△
水谷利美議員
○鈴木潔議長 次に、6番、
水谷利美議員。 〔6番
水谷利美議員登壇〕
◆6番(
水谷利美議員) それでは、通告順に従いまして、一般質問を行ってまいります。 1と2につきましては、市長に質問をしております。3につきましては、
教育政策部長にお願いをいたします。 それでは、1番目から行います。 まず、子ども医療費の助成制度について、今回も取り上げました。これまでも何度も繰り返してまいりましたが、生活が本当に大変な事態になっております。高騰物価も追い打ちをかけてきております。食事も十分に取れないという報道などが続いてきています。生活が大変でそれを優先しますと、病院に連れていくということもできないということも出てくるのではないでしょうか。私はせめて、安心して子どもたちが医療にかかれるようにしてほしいと考えております。 データをいただいております分納世帯に対しては、ちゃんと対応していますということですが、分納にも応じられないという数字が今年も出てきました。令和4年度につきましては12名、令和5年度の状況におきましては15名の方が、この分納にも応じられないというデータになってきております。 私は、この税完納条件については、本当に一刻も早く廃止をしてほしいと思っております。改めて市長の見解をお伺いいたします。 一方、県の関係ですが、9月4日付で県のこの子ども医療費に対します補助制度の拡大をしていくという報道がされてきております。これまでは、乳幼児医療費だけでしたが、小学校以上の子どもたちに対しての年齢の引上げをしていきたい。これについては、一応県は、2024年度からやりたいという方針のことが新聞に出てきております。 何年生まで補助を出すのかというような議論もされておりますが、これについては、志木市には、どのような情報が入ってきているのでしょうかということをお聞かせいただきたい。 もしも、県の補助制度というのが、子ども医療費に対しても行えるとなりますと、今志木市が持っております適用除外の関係につきましては、どのような扱いになるのでしょうか。これは廃止をするということになっていくのかということを、お聞かせいただきたいと思います。 2点目、交通政策についてお伺いをいたします。 ふれあい号の継続についてということで質問をいたします。 3回の市民説明会が行われまして、そのうち2回出席をいたしました。 今回、志木市が提案しましたふれあい号の廃止及び本庁から志木駅までの国際興業バスの路線の廃止につきましては、本当に困ったという声がたくさん出てきました。国際興業バスに乗って勤務に行っている人という方が参加をしまして、これがなくなると本当に支障を来すということで、本当に大変になるんですということの声が出されました。 また、ふれあい号で、毎日のように
福祉センターに通っている人の発言がありました。さらに、教育サービスセンターに通っている方、健診で増進センターに使ったんですよという声もありました。基本的には、残してほしいという声になっているわけです。 今、志木市としましては、デマンドタクシーを代替案で使ってくださいという説明を繰り返すのですが、とても高くて使えないということが、これは実態であります。低所得者のことは全く考えていない。毎日デマンドを利用することなどできるはずがない。志木市は福祉の心が全くないという厳しいお言葉も出ました。 このように、私も、デマンドが代替案になるとはとても思えません。そういう意味では、コロナ禍でこの利用者が非常に少なくなった令和3年度の調査の後、少しずつ利用者が増えてきております。令和3年度が1万3,000で、令和4年度が1万4,000です。令和5年度も少しずつ増えてくるであろうと思いますので、その辺の方たちのことも考えて、私はふれあい号の継続をぜひ行ってほしいと思います。 せめて、もう1年だけ続けることはできないか。できないとしたら、その理由をきちんと述べていただきたいと思います。今回のこのふれあい号の廃止につきましては、利用者が少ない、そして、お金がかかるということが大きな理由でございましたが、これにつきましては、市の判断でできると思いますので、ぜひとも継続するということ、もう一度考えていただきたいと思います。いかがでしょうか、ご答弁いただきたいと思います。 大きな3、小中一貫教育について、義務教育学校ということで質問をしていきたいと思います。 (1)7月に行われました懇談会の概要について、お伺いをしたいと思います。 ペーパーとして、質問と回答というのを出されました。これを読ませていただきましたが、志木としては、教育委員会としましては、どのようにこの質疑のやり取りについて考えているのか、今後どのように取組をしていくと考えているのかを、お伺いしたいと思います。 この質疑の中で、1点だけご回答いただきたいと思います。 実は、質問が、大規模な学校よりも小規模の学校のほうがよいのではないですかという質問に対して、これまで志木二中校区では最も児童・生徒が多いときは、中学校区全体で3,000人以上が在籍をしていたときもありましたが、人数を理由に指導が滞ったことはありませんという回答になりました。 質問をしている方は、そういうことを質問をしているわけではないと思っています。小規模校のほうが、子どもたちに行き届いた教育ができるんではないんですかという質問に対して、このような答弁が書かれたことは、大変びっくりいたしました。これについては、私はこの回答はコンサルが書いたのかと思ったんですが、これはコンサルが書いたのか、教育委員会が書いたのかということもご答弁ください。 本当に、現場の先生だったら、このような回答は絶対に出てこないと思っているのですが、この少人数学級について、教育委員会としてはどのように考えているかということを質問をさせていただきたいと思います。 (2)です。7月22日の市民懇談会の周知方法と参加の基準について質問をいたします。 市民懇談会は、1週間ほど前にお知らせの紙を柳瀬川図書館に置いたとのことでした。図書館に来た人しか見ることはできません。さらに、申込みはQRコードのみとなっております。申込みができない人もいたのではないでしょうか。さらに、参加基準についてですが、市内在住の人となっておりました。1月に行われました説明会におきましては、このような基準はありませんでした。市外に住んでいる人は、参加できないというこの事態は、大変なことだと思っています。1月の参加をした方は、志木市で教育、学校の先生をしていた方たちが多く来ておりました。 私は、今回の基準でそのような方たちが排除されることになったら大変問題だと思っています。一番現場を知る人たちの声が聞けないということは、非常にマイナスだと思っています。非常に貴重な方たちだと思っています。これらの方法については、今後は改善するというお考えを持っているのかということで質問をいたします。 (3)番目、教員の賛否を問うアンケートの実施について、お伺いをいたします。 この義務教育学校の導入に当たりましては、私は、様々な方のご意見はいっぱい出てきておりまして、教育委員会が強引に進めるべきではないと思っています。教員の皆さんの賛否をきちんと聞くこと、とても重要だと思っております。 この(3)でお伺いしたいんですが、これまで研修を何度も行っていると聞いております。コンサルからの会議録を見ますと、8月、7月の段階からこの義務教育学校の導入についての研修というのが行われていたとなっています。計画もきちんとできていない段階から、様々、教員の皆様にはお話をされていたと思われます。その段階で、昨年の8月には教員の皆さんの意向の調査を行ったと聞いておりますが、その段階での意向は皆さんは、どのような反応だったでしょうか。 その後につきましては、このような意向の調査などは行っているのかどうなのかも含めて、ご回答いただきたいと思います。最終的には質問としましては、きちんと賛否を問うアンケートの実施をすべきと考えますが、いかがでしょうか、ご答弁いただきたいと思います。 (4)保護者につきましても、同時にこれは賛否を問うアンケートの実施をしていただきたいと思います。 何度か保護者への説明は行っていますが、なかなか皆さんが、賛成が多数になるというような状況にはなっていないと思います。最終的に、きちんと保護者の皆さんの賛否を確認をしながら行っていくべきだと思いますので、これのアンケートもやっていくべきだと思います。ご答弁をいただきたいと思います。 (5)児童・生徒の賛否を問うアンケートの実施についてです。 これまで、子どもたちへの説明は、どのように行っているのでしょうか。子どもたちはどのような意見を持っているのか、今の段階で分かる範囲でお答えをお伺いしたいと思います。 私は、この義務教育学校は、子どもたちにとりましても、生活が大きく変わる内容になっていると思います。5・4制になりますと、6年生が中学校に入っていくという制度に大きく変わってきます。子どもたちが一人ひとり、どのように考えを持っていくのか、これは子どもの権利条約にもきちんとありますので、この辺の意見は、聞いていくべきだと思っております。 子どもたちへの賛否を問うアンケートの実施もしていただきたいと思います。 さて、(6)です。市民の賛否を問うアンケートの実施についてです。 これまで、この賛否を問うということを重視するべきだと考えますのは、義務教育学校が創設されました法改正の平成27年度におきまして、参議院でも大変議論がされました。この参議院の教育文化委員会で附帯決議がつけれております。 「小学校及び中学校は児童・生徒の学びの場だけではなく、各地域のコミュニティの核として性格を有することを踏まえて、市町村の教育委員会は、義務教育学校の設置に当たっては、安易に学校統廃合を行なわないよう、特に留意すること。また、検討段階から保護者や地域住民等に対し丁寧な説明を行い、その意見を適切に反映し、幅広く理解と協力を得て合意形成に努めること。」ということが書かれております。 そういう意味では、今、一方的に何度も説明を繰り返しますと、丁寧に繰り返しますということだけは、何度も回答は出てくるんですけれども、それだけではなく、皆さんがきちんと合意、納得できているのかということを確認しながら進めるべきだと思っています。したがって、市民の賛否も問うアンケートの実施についても行っていくべきだと思います。 1回目の質問を終わらせていただきます。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 初めに、香川市長。 〔香川武文市長登壇〕
◎香川武文市長 水谷議員のご質問に順次ご答弁申し上げます。 初めに、1についてでありますが、本市の子ども医療助成制度につきましては、現在やむを得ず市税等の納付が滞っている方には、分割納付による受給資格を付与いたしております。また、一度納付が滞ってしまった場合においても、改めて分納誓約を行い、納付を継続していただくことで、再度受給資格が得られるよう制度を緩和いたしております。 さらに、分割納付の継続が困難となった場合につきましても、ご相談をいただくことにより、分納誓約内容の見直しや必要な支援につなげるなど、各ご家庭の状況に応じた対応を適切に図っており、引き続き受給資格の却下者に対しましても、個別に案内を送るなどのより丁寧な対応を行いながら、受給資格の却下者数のさらなる減少につなげてまいります。 水谷議員ご案内のとおり、子ども医療費助成制度は、本市独自の子育て支援策でありまして、およそ2億円もの貴重な市税等を投入する事業でありますことから、今後とも、市民の皆様方に信頼とご理解をいただきながら、持続可能な事業として実施していくためにも、また、納付をいただいている市民の皆様方との公平性を期す観点からも、分納要件については見直す考えはございません。 なお、ご質問いただきました埼玉県が子ども医療費を拡大していくという、そういったお話でありますけれども、私ども、まだまだ条件については報道ベースでは承知しておりますが、詳細な情報は入ってきておりません。今後、スキーム等詳細が示された場合において、本市の分納要件については、考えていきたいと考えております。 次に、ご質問の2についてでありますが、市の交通政策につきましては、これまでも長きにわたって、市内部において政策推進課、都市計画課、共生社会推進課を中心に、見直しについて様々な議論を行ってまいりましたが、ふれあい号の利用者数については、コロナ禍前の状況においても、利用者が最も多かった時期と比較しまして6割程度に落ち込み、それに対し、車両の老朽化による修繕料や人件費の増といった要因から、委託料は年々増加している状況であることを踏まえ、このたび、お示しをさせていただきました交通施策の基本方針の素案のとおり、ふれあい号については、廃止とする方向で取りまとめたところであります。 これまでの議論の中では、ふれあい号について利用者から一定の料金をいただく、いわゆる
コミュニティバスへの運行形態の変更についても検討を行い、その導入に当たっては、新たに国の許可が必要となることから、その前提となる地域の交通事業者との協議も並行して行ってまいりました。昨日の阿部議員のご質問でもお答えをしているところではございますが、志木市の市域の面積というものはやはり狭く、多くのバス路線が走っている志木市の現状では、既存の民間バスと路線が重なることからも、新規
コミュニティバスを運行した場合、通勤、通学や、さらには通院など、大変多くの方が利用しております既存バス路線の減便や撤退につながりかねないとの見解も、地域の交通事業者から示されたところでもあります。 また、報道にもありましたとおり、近年、民間では運転手不足も大変深刻であり、バス事業者としては、新たに大型の店舗やマンションが整備がされるなど、収益が見込める場合を除き、新規路線の運行は実施しないという考え方に立っており、実際に近隣市におきましても、現在運行している
コミュニティバスの一部の路線について撤退の動きもある中、現時点において、新たな
コミュニティバスを導入することは難しいものと捉えております。 また、現行のふれあい号の減便等による運行規模の縮小につきましても、議論をしたところでありますが、運転手の人件費等の固定的な経費がかかるとともに、現在走行している車両については、既に導入から10年以上が経過しており、老朽化が進む中で、故障した際の修理部品についても速やかな入手が困難な場合もあり、一方で、新たな車両により運行を継続するためには、多額の更新経費が必要となることから、実施は難しいものと考えております。 このように、ふれあい号存続につきましては、代替となる手段を含め、あらゆる可能性を探ってきたところでありますが、現状、新たな実施形態を見いだすことができないふれあい号の運行について、多くの市民の皆様のご理解をいただきながら継続することは大変難しく、苦渋の決断として廃止せざるを得ないと判断したところであります。 今後につきましては、ふれあい号廃止に伴う代替事業として、まず、
就労継続支援事業所B型へ通所する障がいのある方については、
社会福祉協議会において国の補助金を活用しながら、送迎サービスを導入する予定であります。そのほかの利用者の方については、路線のコースや地域性にとらわれることがなく、乗降する場所が同じであれば、利用登録をしているご近所の知り合い同士で乗り合いをすることも可能であり、また、バス停まで歩いていくことが困難なご高齢の方であっても、自宅から病院などの目的地までドア・ツー・ドアで行くことができる、志木市ならではの施策である
デマンド交通について、料金形態の見直しを行うことで、交通施策の充実を目指してまいります。
○鈴木潔議長 次に、答弁を求めます。
今野教育政策部長。 〔
今野美香教育政策部長登壇〕
◎
今野美香教育政策部長 水谷議員のご質問3について、ご答弁申し上げます。 初めに、(1)についてでありますが、7月15日、18日、20日には、志木第二中学校区の小・中学校に在籍する児童・生徒の保護者や入学予定の未就学児童の保護者、学校関係者、7月22日には、市内にお住まいの方を対象として、合計4回の小中一貫教育・義務教育学校に関する懇談会を開催いたしました。 懇談会では、小中一貫教育を推進する目的や、3つの校舎の活用案を提示させていただきました。 参加した皆様とは、
義務教育学校設置までのスケジュールや、3つの校舎の活用の仕方、教職員への一時的な業務負担、小学校1年生から中学校3年生までが一体的な校舎で過ごすことなどについて意見交換をいたしました。これまでの懇談会や説明会での意見交換を踏まえ、令和7年度からの小中一貫教育の導入、令和9年度の義務教育学校開校に向けて、保護者や地域の皆様と共に、より質の高い教育を目指してまいります。 次に、(2)についてでありますが、懇談会の開催につきましては、市ホームページや保護者へのメールによる周知をはじめ、コミュニティ掲示板への掲示、柳瀬川図書館、市民体育館への配架などを活用し、周知してまいりました。 また、申込み、受付におきましても、インターネットからの申込みのほか、当日受付の参加も可能とし、電子申請のできない方への配慮も行ってまいりました。参加対象者につきましては、本年1月に開催した小中一貫教育基本方針中学校区説明会では、各中学校区にお住まいの人、7月の地域懇談会では、志木市にお住まいの方を対象としており、どちらも市外の方は対象としておりません。 次に、(3)から(6)につきましては関連がありますので、一括してご答弁申し上げます。 小中一貫教育を推進する学校の設置形態は、令和4年10月に策定した志木市小中一貫教育基本方針において定めており、これまでの取組や、小・中学校の立地状況、地域の実情を踏まえ、志木第二中学校区は、義務教育学校を基本とするとしております。 この基本方針は、その策定過程において、学校長、保護者や学校運営協議会、町内会の代表者で組織する志木市小中一貫教育推進委員会でその内容を協議し、委員の意見を反映した案を教育委員会で審議し、令和4年10月に策定したものでありますので、議員ご質問の各種アンケートを実施する考えはありません。
○鈴木潔議長 再質問に入ります。ありますか。 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) それではまず、子ども医療費の関係からお伺いをいたします。 志木市は、この適用除外については、変える考えがないということが再度出てまいりました。 それで、埼玉県の動向の関係ですが、埼玉県が子ども医療費の補助の制度をつくったその段階で、この適用除外については考えていくということですけれども、これは、廃止をするかしないかは、市町村の判断に委ねられるという意味になるんですか。私、これ前質問したときには、乳幼児医療費については県の補助金が出しているので、このような条件はないと。子ども医療費については、県の補助金が出てくれば、これは廃止になるでしょうという発言を聞いた記憶があるんですが、もう一度この件についてお伺いします。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 香川市長。
◎香川武文市長 お答え申し上げます。 県からまだ、詳細な情報は全く入ってきておりません。 また、県から子ども医療費拡大があって、県費で対応する場合には、その条件が廃止されるというような発言は、私は、いたしておりません。
○鈴木潔議長 水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) そうすると、その辺は、市町村の判断に委ねますよということになったときには、もちろん、それは廃止をしてくださいということの条件がついてくれば、皆さんやめるんでしょうけれども、市町村の判断によりますよと言ったときには、志木市はこれは、さらにこのまま続けていくというお考えですか。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 香川市長。
◎香川武文市長 現段階で、何も示されておりませんので、お答えはできない状況でございます。
○鈴木潔議長 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) 私は、例えばということで、質問させていただいております。 県も、そう先の長い話ではなくて、来年度中に予算化をしたいという方針がもう出てきております。なるべく早く市町村にはこの情報は提供したいということも書いているんですが、全く、まだ来ていないということですか。その確認と、あわせて、来たときにはどうするんですかということを教えてください。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 香川市長。
◎香川武文市長 先ほどお答えしたとおりでございます。 県から詳細が示された時点で、適切に判断をしてまいります。
○鈴木潔議長 水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) 適切という意味合いが、よう分からないんですけれどもね。オンかオフかということで聞いているんですけれども、そのお答えがいただけないのは、大変残念であります。 そういう意味では、廃止をきちんと県が条件を示さなくても、これはやめましょうという考えは、全く持っていないということですか。もう一回聞きます。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 香川市長。
◎香川武文市長 原則論として、市の貴重な税を投入するという形の中で、この子ども医療費助成制度を展開していくという状況があれば、それについては、これまでの本市のスタンスは、変わらないことになるのかなと現時点では考えております。
○鈴木潔議長 よろしいですか。今、答弁したとおりです。 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) 全く理解できませんでした。 そういう意味では、県もこれを拡大していくという方向性が出てきましたので、私はこれについては、やはりやめていくべきだと思います。 次にいきます。 ふれあい号の関係でございますが、利用者がどんどん減っていますと、費用も上がってきていますということは分かりました。 もう少し、もちろんコロナが解決すれば、少しは利用者が増えていくんだろうということは、少しは見えてはいます。それで、この関係につきましては、もちろん国際興業ではなく、違う業者に市が独自でお願いしている事業でございますので、せめてあと1年間、これを延ばすということはできないだろうかということをお伺いをします。 先ほど、その車自身も10年以上たっていると、それで、その改修費が非常にかかってきているんだということですが、先ほど言いましたように、デマンドでは、これの代替えには全くならないんですよ。 先ほど言いましたように、このふれあい号は無料で、高齢者のサービスのために、たしか50年くらいもうたっているんではないんですかね、事業を続けてきた高齢者の大切な足なんですよ。もちろんここに、障がい者の方も使っておりましたし、先ほど言いましたように、いろんな方が今、使うように拡大がされてきていると。 そういう意味では、皆さんの声の中でもありましたように、低所得者にとっては、大事な足なんだということも含めて、皆さんが本当に、こういうところにも行けなくなるという事態に追い込まれます。デマンドでは、絶対に行けないですよ。市長、行けると思いますか。そこ、答えてください。ふれあい号をなくして、ふれあい号の方たちが、デマンドでここに、毎日通えると考えていますか。答えてください。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 香川市長。
◎香川武文市長 まず、ふれあい号を延長できないかということでございますけれども、水谷議員、私も議員の頃から20年前の頃でありますけれども、穂坂市政の頃から、このふれあい号については議論を重ねてきました。 いろいろな方がお話をする中で、このふれあい号、なかなか利用者が少なくて、今後どうするんだというような中で、毎年毎年議論を先送りしてきた経緯がございます。そうした中で、もう先送りはできないだろうと。その理由というのは、先ほど申し上げましたとおり、非常に車両の老朽化も進んできましたよ、燃料費の高騰も進んでおりますよと、人材不足、そしてまた、人件費高騰といろんな課題も出てきました。 さらに、今後これを見直す中で、今後は
社会福祉協議会において、ふれあい号の障がい者の代替の輸送についても進めていくという状況の中で、ふれあい号については、さらにこれは利用者が減っていくだろうというような判断もしたところであります。 もうこれ以上、先延ばしはできない。水谷議員からもこれまで、空気を運んでいるからどうにかしろとおっしゃったのは、まさに、水谷議員でございまして、そのどうにかしろという対応の1つがこうした対応だということで、ご理解をいただきたいと思います。 代替案として、これが機能していないということでございますけれども、私どもは、これはまず、社会情勢を考えますと、民間のバスの路線の拡大は難しい。さらには、
コミュニティバスの運行が難しいという、こうした現状踏まえますと、やはりふれあい号をまずは代替案として位置づけて運行させていく、これが1つの考え方だろうと思った中で結論を出したところでございます。 これまでも、
デマンド交通につきましては、乗降場所を拡大するなり、あるいは乗り合いをできるようにするなど、安価な価格で乗り合いをすれば、できるような状況にもなってまいりましたし、逆に言えば、この
デマンド交通の利用資格がない方にとってみれば、こんなに安くこのタクシーを乗れるのかというような声もあるのは事実であります。 そうしたもろもろの声も踏まえつつ、この
デマンド交通については、本市が大変、狭隘な町だからこそできる1つの自慢の施策であると、そうした位置づけをしながらこの
デマンド交通を、この料金を見直すことによって、さらに充実をさせてより多くの方に利用できるような、そんな対策を講じながら市民の足の確保につなげていくと、こうした考えであります。
○鈴木潔議長 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) 私の質問には答えていないと思います。 これまで、ふれあい号を使っている人たちが、では、デマンド使って
福祉センターに行ってくださいということを、へっちゃら言うんですけれども、本当に行けると思いますかということですよ。行けるわけないですよ。そこを聞きたいんです。答えてください。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 香川市長。
◎香川武文市長 これまでの方が行けるか、行けないかということですか。 〔「そうです」と呼ぶ者あり〕
◎香川武文市長 これはふれあい号ではなく、
デマンド交通を利用していただいて、
福祉センターあるいは第二
福祉センター、福祉施設等々に行っていただくということになろうかと思います。
○鈴木潔議長 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) きちんと答えてほしい。お金が高いですよね。無料になった方が、デマンドで片道500円、1回の往復で1,000円、毎日これ行けると思いますかと聞いているんです。そこを答えてください。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 香川市長。
◎香川武文市長 毎日行けるかどうかというのは、私は分かりません。 ただ、この現状の中を理解をしていただいて、この
デマンド交通を利用していただいて、各施設をご利用になる場合には、ご利用いただくということになろうかと思います。
○鈴木潔議長 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) 市民説明会の状況については、聞いていないのでしょうかね。 簡単にそんなことを方針化とされても困りますよ。私たちはとても行けないですよという声が、たくさん上がったんですよ。そこのところをきちんと認識しないんですかということです。 デマンドしかない、デマンド使えばどこでも行けますと。それは、お金があれば行けますよ、誰だって。そんな話をしているんではないんです。代替案にはならないということです。そこをきちんと考えてほしいということですよ。 ですから、このふれあい号をせめてもう1年間、きちんとこれはお願いできないですか。この修理費は、かかるかもしれませんがということです。いかがでしょう。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 香川市長。
◎香川武文市長 申し上げます。 今後1年間、仮に、この運行を継続するということになりますと、やはり空気を運んでいるという、思っている多くの皆様方、最大多数の納税者の方からは、これ以上はご理解いただけないだろうと判断をせざるを得ません。苦渋の選択として捉えていただければと思います。
○鈴木潔議長 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) もう少しちゃんと配慮してもらわないと、私は困ります。 この空気を運んでいるということを、何度もしつこく言うんですが、皆さんが空気を運んでいるのではなく、もう少し皆さんが利用しやすいものにできませんかということの質問だったんですよ。これは空気運んでいるからやめなさいということに直結する話ではないんですよ。その辺を大きく履き違えて、今回苦渋の決断をしてやめましたって、本当に志木市は福祉の心がないという声が出されましたけれども、そういう声がどうしても上がってくると思えます。 それで、私この1年間ということでお願いをしたいと思うのは、この路線バスの廃止というのはどこでも実は動いているということを聞いておりまして、飯能の状況というのを調べました。この飯能市も、全く同じ状況で、国際興業バスが山間部のところを廃止をするということを言ってきたということです。これまでも、赤字の補填をして動いていただいたんですが、もうとてもできませんということで、国際興業が廃止をするということになったと。 市は、これを撤退されるととても困るということで、検討を重ねてきたということです。それで最終的には、この路線について市が全部持つから、国際興業で動いてくださいということの交渉をして、今動いているということです。 私として、考えてもらいたいのは、今回のふれあい号をこの国際興業に委託をして、ミニバスという形で動けないかという交渉をしていただけないかということです。 1年間かかけて、この問題を国際と交渉しながらやっていただいて、一定程度、もちろん全部市の負担ということになりそうです、これは。飯能もそうです。すごいお金がかかっていると、山間部ですので、こちらの比とは全く違うものだと思います。6,000万円ほどかかっているという金額で、これまでも赤字の補填を一定程度やってきたので、やむなくですが、でも、足がなくなるのは困るということで、国際と交渉してこれを続けたということの話が出ております。補助金も少しは出るんですという話をしてくださいました。担当の職員と話をしたんですが、国の補助金も少し出ますよということの話がありました。 そういう意味では、改めての運行の許可を取る云々ではなくて、国際に動いてもらうという形で、交渉を1回してもらえないか、これまで、したことがあるかどうかということをお聞かせください。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 香川市長。
◎香川武文市長 飯能市の例でありますけれども、本市とは若干、山間部というお話がありましたので、状況は違うのかなとは思っております。 当然、本市におきましては、メインで国際興業さんがバス路線、民間事業者として展開をしていただいておりますけれども、いわゆる空白地帯に国際興業さんにお願いできないかというような趣旨のお話でございますけれども、こうした状況につきましては、水谷議員にご指摘いただくまでもなく、十分に国際興業とも議論をいたしました。 国際興業の見解からすると、やはり先ほども申し上げましたけれども、人材がなかなかいないんだと、ドライバーの確保が難しいんだということであります。 やはり、国際興業側とすれば、貴重な人材を採算ベースに乗る路線でしっかりと活用していきたいというのが国際興業の考え方ということで理解をしたところでございます。 山間部で6,000万円というようなお話でございますけれども、本市6,000万円が仮にあるとすれば、デマンドも充実させていきたいなと思いますが、やはり民間の事情があってということでございますので、ぜひともご理解をいただきたいと思います。 決して議論をしていないということではありませんので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
○鈴木潔議長 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) 今、言いましたように、これまでのふれあい号をそのまま動かせないかということの協議をして、国際興業はそれは駄目だよという、断ったという話は聞いたんですけれども、それを全部、国際興業に運転をお願いしますという協議も、これなさったという意味ですか。 それで、それでは採算が取れないというお話ですけれども、もちろん全ての運行の中には、採算の利益の入ってお支払いする話になると思うんですよ。それは、飯能も全く同じになっていると思います。山間部が6,000万円ですので、ここは本当にその半分くらいでいくんではないかなと期待するんですけれども。それをやることによって、例えば、柏町から志木駅までの路線についても、この経路の中でちゃんと入れてもらいながらということも考えながら、幾つかの路線もきちんと入れて、交渉しながらやっていってもらうということは、もう一度、これは議論はできないものでしょうかということで質問します。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 香川市長。
◎香川武文市長 お答え申し上げます。 先般、古谷議員だったか、阿部議員だったかのご質問のときに、室長が答えておりますけれども、引き続いて本市のバスが通っていない地域については、路線の拡大については要望はしていくと。この姿勢に変わりはございません。
○鈴木潔議長 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) そういう部分だけではなくて、今言ったふれあい号にも代わるような路線という形の動きですよ。今、部分的な拡大をしますという話とちょっと違います。そういう意味では、今のふれあい号を基本としながら、狭いところをちゃんと走ってもらってということです。 それで、朝晩の便も少し増やしながらの交渉として、国際興業とできないでしょうかと。運転の許可というのを国際興業が持っているならば、その辺が採算が合えば、やってくれるということにはならないんですかということですが、いかがですか。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。 香川市長。
◎香川武文市長 想像してほしいんですけれども、市内の路線バスが国際興業で走っています。ふれあい号の運行経路も、多々この国際興業のバスと路線が重なるわけですよね。その中で、国際興業にふれあい号の運行を補助金を出すからお願いしますと言ったときに、うんというと思いますか。 全くちょっとご質問、ちょっと、全く見当違いかなと思いますよ。 〔「
コミュニティバス」と呼ぶ者あり〕
◎香川武文市長 ですから、
コミュニティバスって今、初めておっしゃいましたよね。
コミュニティバスというのは…… 〔発言する者あり〕
◎香川武文市長 ではなくて、いいかげんにしてくださいよ。
コミュニティバスというのは、料金を取ってやるわけですよ。特定旅客から一般旅客に替えていくわけですよね。そこをダブりで国際興業が路線走らせますか。そこで、補助金出して走らせますかということですよ。もうちょっとね、想像してもらって議論したいですね。全く、議論になりません、その話は。
○鈴木潔議長 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) ふれあい号の路線を使いながら、
コミュニティバスの運行を国際興業にできないかという交渉をしたことがありますかという話をしたんです。 それでいきますと、もちろん全てのところについて国際興業が走っていまして、利益ももらっています。飯能市でも同じです。路線をちゃんとやりながら、市の分も請け負ってやっています。それは、全部重なるところが、同じ会社が全部やっているということになっているんですよ。それだったら動けるんではないですかということを、質問しているんです。 だから、
コミュニティバスとして動いていただいて、一定程度の料金も取って、柳瀬川からの路線についてもちゃんと通れるようにしながら、時間帯も少し増やしながらという交渉をやれないかと。 これは、飯能市でも全部相当細かく議論して、詰めてということで、時間がかかっています。住民の皆さんの意見も聞いたということで、実施まで少し時間がかかります。そういう意味では、1年間はふれあい号は動かして、その間に向こうとの交渉ができないかということの質問をしています。もう一回、ご答弁ください。
○鈴木潔議長 よろしいですか。 香川市長。答弁お願いします。
◎香川武文市長 要は、ふれあい号の運行を、料金を取って国際興業ができないかという交渉をしたのかということですね。 〔「ミニバス」と呼ぶ者あり〕
◎香川武文市長 何ですか、ミニバスって。ミニバスと
コミュニティバスの違いって把握されていますか。ミニバスって何ですか、大きさ。
コミュニティバスでしょう、料金もらって、いただいて、国際興業が、ふれあい号を運行できるかという話をしたのかということですよね。 しました。ふれあい号の運行経路をやればいいんでしょう。それを、当然聞いています、そんなことは、イロハのイでございますよ。全くそれは議論しました。やはり、それは先ほど申し上げましたとおり、補助金を使っていただいたとしても、採算が合わないところは、非常にやっぱり運行は難しいという答えが返ってきましたし、やはり人手不足の中で、運転手さんを、利益のある運行路線に配置したいというのが民間の考え方であります。ご理解いただきたいと思います。 十分に議論しています。ありとあらゆる選択を排除することなく、議論しました。ご理解ください。
○鈴木潔議長 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) 飯能市のお話をしましたのは、もちろん同じ会社でもやり方によってちゃんと交渉に応じてやってくれるということが出てきておりますので、なぜここの段階では志木市はやってもらえないのか分からないんですけれども、もう少しいろんな条件を出しながら、
コミュニティバスと併せてふれあい号の路線も含めて、全く狭いところはちゃんと走るということの特性もちゃんと守っていただいてと。 そして、ふれあい号で皆さんが通えるということの権利もちゃんと守っていただくということのやり方で、ちゃんと考えていただければと思うんですが、全てやってきたということですが、残念ながらふれあい号に代わる代替案がデマンドタクシーにはなりません。ならないです。それをどうするかということを本当に真剣に考えてほしいと思います。 常任委員会で、一律300円でできないか、幾ら不足するかということをやり取りしました。そうすると、令和4年度で、あと1,000万円あれば300円でできますという、実は回答が出てきました。そのくらいに、例えば300円くらいでやるということの決断をしてもらえれば、皆さんはまた違う角度になるかもしれません。 そういう意味では、その辺についてももう少し皆さんが利用しやすいデマンドにしてもらわないと、とてもではないけれども、本当に動けなくなるということになってしまいますので、そういう意味では、この辺についてもきちんと検討していただきたいと思います。 それでは、大きな3番に移ります。 4回やりましたと、意見交換でございましたということですが、今後のスケジュールはどのように考えていらっしゃいますでしょうかということです。 私、十分に皆さんと議論ができたと思えないんですね。質問も1回限りということで、今回答弁が出てきて、回答書というのが出てきているのですが、なかなか都合のいい回答しかいっぱい書かれていないというので、とても納得できないという声もいっぱい上がってきているのですが、まず、それについてはどのように今後対応していくのかということをお伺いします。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。
今野教育政策部長。
◎
今野美香教育政策部長 ご答弁申し上げます。 今後につきましては、志木第二中学校区におきましては、今、小中一貫教育推進計画の案をまさに学校で作成しております。コミュニティスクール、学校運営協議会の皆さんの意見を聞きながらつくっているところですが、その推進計画案ができましたらば、その計画案につきまして皆様にまたご説明をする機会を設けてまいりたいと考えております。 以上です。
○鈴木潔議長 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) (2)です。今回、QRコードです。それで、当日そこに行かなければ申込みができないという形になってしまいました。何で、電話で申し込むということができないような仕組みにしてしまったのか、その辺がやっぱり配慮がとても足りないなと思ったんですよ。QRコードでやってくださいと、インターネットでやってくださいということになりますと、とてもできない人もいっぱいいます。そういう意味では、皆さんにきちんと配慮した形を取るべきだと思います。 それと、市外の人は対象にしませんでしたということです。これはおかしいのではないですかということの質問をしたんです。それで、今後はこれを改善するお考えはありますかということです。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。
今野教育政策部長。
◎
今野美香教育政策部長 ご答弁申し上げます。 まず、おっしゃるとおり、今回、先ほど申し上げましたとおり、どちらも市外の方は対象にせず、一応市民の方、あとは中学校区、保護者の方などを対象にしています。それは、何しろ学校というのは地域とともにある学校でございます。学校の運営を支えていただいている方、これからも支えてくださる方、また、今通っている保護者の方、これから通われるお子さんを持つ保護者の方、そういう方たちとともにこれからの義務教育学校をつくっていく、その中で、この学校に関わる方たちについてご説明、そして、懇談会を設けたところでございます。 以上でございます。
○鈴木潔議長 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) そうすると、改善する考えはないということに聞こえてしまうのですが、この地域の方たちだけという、この限定したものの考え方は本当に正しいのでしょうか。 先ほど言いましたように、今回排除されてしまったのは、これまで志木第二小学校にずっと通っていた先生などもいらっしゃいまして、地域の状況を知っています。子どもたちの状況も知っています。そういう皆さんの声をきちんと大切にするべきではないのですかということです。そこが、何で狭い範囲でそういう形で排除するというやり方は、何も好ましいものは出ませんですよ。いろんな皆さんの意見をちゃんと聞くということを考えるべきではないですかと思います。 それで、電話などでちゃんと申し込めるようにするのですか。それで市外の方については、これはちゃんと対象にするとは考えは変わらないという意味ですか、今後も。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。
今野教育政策部長。
◎
今野美香教育政策部長 ご答弁申し上げます。 今、ホームページですとかインターネットを介してのお申込みをさせていただいているということがございました。 それにつきまして、また今回も申込みの際にお電話で、参加できますかという問合せもいただいたところではございまして、お席のほうが、当日お越しいただければ、まだその時点でも余裕がございますので、ぜひお越しくださいというようなことでも案内をしていると聞いております。電話の対応というのも、確かに一つ今まではあったと思いますけれども、やはりインターネットを介したものを中心に考えていきたいとは思っております。 以上です。
○鈴木潔議長 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) 非常に不親切な話になりましたよね。電話で申し込んでも、当日空きがあったら入れますよという話ではないんですよね。電話で申し込んでいるのですから、ちゃんと受付をしなさいよと私は思います。そういう意味では、行って席がなかったら帰らなくてはいけないんですよ。そんな不親切なことをするべきではないと思いますよ。その辺のことはちゃんと配慮すべきで、市外の方についても、これは今後も市内だけということですか。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。
今野教育政策部長。
◎
今野美香教育政策部長 ご答弁申し上げます。 先ほど申し上げましたとおり、やはり義務教育学校、地域とともにある学校ということで、地域の皆様、保護者の皆様、そういった方たちとこれからつくり上げていく学校でございますので、基本的に参加者については変更を考えておりません。 以上です。
○鈴木潔議長 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) どんどん後退するような形になりまして、とても心配でございます。 それで、私先ほど質問しました、回答が返ってきませんでしたね。次にいっちゃいます。 3番目のお話にいきます。 (3)のところで、教員さんについてですが、これにつきましては、これまで意向調査を行っていましたよね。それについて状況をお伺いしたい。今年に入ってはやっているんですかということも含めて。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。
今野教育政策部長。
◎
今野美香教育政策部長 ご答弁申し上げます。 まず、意向調査は行っておりません。職員に対しまして、昨年、教職員研修会というのを行いまして、その研修会の後に、研修を受けてどうだったか、小中一貫教育についてどのように考えるのかというような感じで、意識調査を、研修を受けた後に行ったということでございます。 こちらについてでございますけれども、この意識調査では、例えばこれまでの取組の効果からできることや、また、教職員の交流を、これをきっかけに進めたいというご意見ですとか、指導改善につながっているので、またこういったものも継続していきたいというようなことですね。 あと、やっぱりいわゆる中1ギャップの改善にもつながるのではないかという意見もいただいた一方で、やはり教職員の負担が心配だというご意見ですとか、小・中学校の文化の違いの大きさというのもまたこれから考えなくてはいけないというような意見もございました。こういうところも踏まえて、また今、いろいろ皆さんこれからに向けて考えていらっしゃいます。 以上です。
○鈴木潔議長 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) 4番目につきましても、5、6につきましても、これはアンケートはやらないのだというお話になってしまっているんですけれども、5番目のところで、子どもたちへの説明というのはやっていらっしゃるんですか。そこを教えてください。
○鈴木潔議長 5番目ですね。 答弁を求めます。
今野教育政策部長。
◎
今野美香教育政策部長 ご答弁申し上げます。 児童・生徒への周知につきましては、まず初めに、小中一貫教育の基本方針を作成したときに、学校から学校だよりですとか集会のときなどに、その概要を直接児童・生徒へお伝えいたしております。 また、今年の3月から4月には、義務教育学校の校名募集を行ったわけですけれども、このときには、市の教育委員会がビデオメッセージを作成いたしまして、それを生徒にお見せしていただきながらお伝えをいただいております。 また、このたびも開校時期が変更になりましたけれども、2学期当初に、各学校において直接児童・生徒へ伝えております。 以上でございます。
○鈴木潔議長 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) 一方的にこちらの説明はしているということですが、子どもたちの意見ということは改めて聞いてはいないということですか。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。
今野教育政策部長。
◎
今野美香教育政策部長 ご答弁申し上げます。 まず初めに、子どもたちのご意見ということですけれども、義務教育学校について言えば、今回校名募集をした中で、子どもたちからも応募をいただいたりもしております。 また、これから開校に向けた様々な準備が始まります。その中で、子どもたちの意見を取り入れながら一緒に義務教育学校の開校に向けた準備を進めていきたいと思っています。
○鈴木潔議長 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) 質問します。 コアネットの契約の関係ですけれども、令和4年度の段階では、意識調査を行うという項目が入っておりました。必要な世帯数を対象とした小中一貫教育に関する関心の調査を実施するという項目が入っていたんですけれども、年度末の段階になりまして、これが来年度に持ち越すということで契約の見直しがされました。500万円以上の契約の件になっています。それで、今年度を見たのですが、その中にはこの意識調査という項目が令和5年度に入ってきていません。これはどのような議論がされてきたのですか。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。
今野教育政策部長。
◎
今野美香教育政策部長 ご答弁申し上げます。 まず、コアネットの業務委託契約が変更になったのは、様々な仕様書の内容もそうですが、出ようとしていた会議の回数が少なくなったとか、そのようなこともございました。 今、ご質問のコアネットの最初の仕様書の中に入っていた意識調査でございますけれども、当初この意識調査を行う予定でもちろん見込んでいたわけですけれども、各中学校区におきまして、この取組について様々な学校運営協議会と共に進めていったということで、意識調査はこの段階では不要だということで、そちらの段階で行わないということにいたしました。 以上です。
○鈴木潔議長 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) その段階でということは、令和4年度の段階でですね。令和5年度はどうするのですか。考えているのですか。
○鈴木潔議長 よろしいですか。
今野教育政策部長。
◎
今野美香教育政策部長 ご答弁申し上げます。 令和5年度については、こちらは考えておりません。と言いますのは、今いろいろと皆様、保護者の方、市民の方からご意見も承っておりますので、きちんと小中一貫教育につきまして情報を共有させていただきまして、ご意見を伺いながらしっかりと進めていくということでこちらは考えております。 以上です。
○鈴木潔議長 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) 情報の共有ということではなくて、先ほど参議院の附帯決議も読ませていただきましたように、皆さんの合意形成が必要ですよということです。 今回の計画段階から皆さんにちゃんと意見を聞くという場面が全くなくて、方針決定をして、それを押しつけるということをずっとやってきていますから大混乱になっているんですよ。全く知らないままに動いているということが皆さんの今の不満の中に、中身についても、何で今さら小中一貫教育をするんだと。2つの学校にして、渡り廊下もつけてまで、何でやるんだというのは、一番皆さんの大きな疑問ではないんですか。 そういう意味では、アンケートは一切やりませんとかということは、これはおかしいですよ。合意形成されているかどうかの確認については、このような手段を取らなければできないはずなのですが、いかがですか。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。
今野教育政策部長。
◎
今野美香教育政策部長 ご答弁申し上げます。 アンケートというよりも、きちんと今、教育委員会が考えている小中一貫教育についての考え方について、一緒にご説明して一緒に考えていき、そして、ご意見もいただきながら、ともに進めていきたいと思っております。顔を見ながらきちんと一緒に考えていきたいと思っております。 以上です。
○鈴木潔議長 6番、水谷議員。
◆6番(
水谷利美議員) 一緒に小中一貫教育を考えていきましょうと、基本的には賛成ですよ、反対ですよの皆さんはどうするんですか。反対の方が多かったら、こんなこと進まないですよ。そこを確認するべきではないんですかと言っているんです。いかがですか。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。
今野教育政策部長。
◎
今野美香教育政策部長 ご答弁申し上げます。 小中一貫教育はこれからの志木市の子どもたちにとって、とても大切な必要なものと考えています。ですので、しっかりと説明をして、皆様とともに子どもたちのために考えていきたいと思います。 以上です。
○鈴木潔議長 以上で、6番、水谷議員の一般質問を終わります。
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△
岡島貴弘議員
○鈴木潔議長 次に、9番、
岡島貴弘議員。 〔9番
岡島貴弘議員登壇〕
◆9番(
岡島貴弘議員) こんにちは。9番、岡島貴弘でございます。 議長よりご指名をいただきましたので、通告順に従いまして質問をさせていただきます。 今回は大きなくくりで、学校における安心・安全についてとして、小項目1から7の7つの質問をさせていただきます。 児童・生徒はもちろん学校の先生方も含めて、体を守る、心を守る、命を守るといった学校生活における安心・安全、また、保護者の方々が安心してお子さんを学校に送り出せる環境づくりについてとなります。 危険性が高く、緊急性の高いと私が思う事案もありますので、現場をよく見ていただきたいとの思いから、今日は写真をたくさん用意させていただいております。速やかなご協議をいただき、また、ご対応していただきたくよろしくお願いをいたします。 それでは、学校における安心・安全についてとして、(1)校門のオートロック化及び敷地外周部のフェンス整備・強化について、
教育政策部長にお尋ねします。 今年の3月、近隣の戸田市の中学校において大変ショッキングな事件がありました。人を殺してみたかったという怒りに震えてしまうようなそんな理由で、17歳の少年が刃物を持って学校へ侵入し、その刃物で教員を切りつけました。幸いにして生徒にけがはなかったとのことですが、身をもって生徒を守ろうとしたその先生は大けがを負いました。勇気を持って子どもたちを守ってくださった先生の一日も早い心と体の回復を祈るばかりです。 また、けがを負ったその先生はもちろん、そこに居合わせた生徒、また保護者の方々、その方々の心には大きな傷を負っていることと思います。一日も早く心の安寧を迎えられるように願っております。 学校への侵入は、同じく今年の7月、宮城県の小学校において軽トラックで校庭グラウンドに侵入。児童4人をはねてけがを負わせるという大変痛ましい事件も記憶に新しいところです。 また、学校の侵入事件としては、2001年の大阪府池田小学校の事件を思い出される方は多いことでしょう。ここで申し上げることも忌ま忌ましい事件ですので、詳細については割愛をいたします。 さて、今回事件のあった戸田市では、早速対策を講じました。それは、戸田市内全ての学校において来校者用玄関のオートロック化、そして、学校周辺の柵の強化です。事件のあった学校では、既に整備が完了していると聞いております。 また、それ以外、戸田市内の全18校の市立小・中学校が、来年度令和6年度には整備が完了すると聞いております。 オートロック化については、安全性は高まるとは思うんですが、先生方の負担が増えてしまわないかという点で疑問に思っていたのですが、テレビの報道番組のインタビューでお答えになった戸田市の先生がいらっしゃったのですが、そのときに、先生方の負担は増えることなく、むしろ負担は減って助かっていますというお声もありました。 また、柵の強化については、柵のないところですとか柵の低いところなど、整備可能な場所には2メートル以上を目安として、ただの敷地の仕切りとしてではなく、侵入を防ぐための背の高い柵に強化をすると聞いております。 悪意ある者の侵入防止対策に、完全・完璧といった最終形はないと思います。しかし、このような強い対策をスピーディーに打ち出す、これは、児童・生徒、また先生方、さらには保護者の方々の安心につながることですし、侵入者に対しても、学校を守るという強い意思を示すことによって、抑止の意味でも大変効果のあることだと思います。 本市と戸田市では財政状況も大きく異なりますし、すぐには難しいのかもしれません。しかし、本市においては義務教育学校、また、小中一貫教育等、学校の在り方、考え方を大きく変える転換期にあります。この全ては、子どもたちの未来のための取組であると信じております。であれば、その子どもたちの明るい未来を踏み潰すような悪意から守るのも同時に進めるべきであると考えております。 本市においての玄関のオートロック化、また、柵の強化について、今後の計画の中で検討課題として挙げられるものかどうか、今後の考え方についてお尋ねいたします。 また、併せてお尋ねいたします。 小・中学校の敷地、仕切りとして活用しております緑の金網ネット、たくさんいろんな場所にありますけれども、これらが劣化して穴が空いているところが多々ございます。 また、その穴を補修してくださっているんですけれども、緑色のプラスチックのネットというのでしょうか、プラひもというのでしょうか、それで補修をされているんですけれども、そこもほつれたり破れたりしているところが数多くありまして、人が出入りしてしまうほどの部分も幾つかあります。そこから子どもが出入りする様子も見ますし、また、休み時間や放課後、ボール遊びをしていて穴からボールが出てしまう、それを追って、その柵の穴から子どもが学校の敷地外に出てしまうというところも見たことがあります。 部外者の侵入対策で高さを増すという対応も検討していただきたいと同時に、今後の柵の現状の劣化状況を調査して、急ぎ補修、修繕をしていただきたいと思っております。その調査、補修についてもお考えをお聞かせください。 次に、(2)校門及び外周への防犯カメラの設置などについて、同じく
教育政策部長にお尋ねいたします。 防犯カメラ、この効果としては、人に見られているという意味で抑止効果による事件の未然防止、また、あってはならないことですけれども、万一事件、事故が発生した際には速やかに警察に動いていただくため、また、事件が連続化しないように容疑者の確保や、事故であれば原因の究明・解明ができるような有効な手だての一つとして、今や当然の防犯対策の一つとして認知され、機能しております。本市市内各所に、毎年度防犯カメラを増やしていただいており、それによって多くの市民の安心・安全につながっていると考えております。 しかし、学校の出入口やその外周について設置は現状どうなっていますでしょうか。設置されていないところ、また、設置されていても死角が多いのが現状ではないかなと考えております。学校の校門及びその外周全てを網羅する、死角のないようにする、そのように防犯カメラを設置すべきと考えておりますが、本市における設置状況及び今後の考え方について、
教育政策部長にご所見を伺います。 次に、(3)空調設備のメンテナンスなどについて、同じく
教育政策部長にお尋ねいたします。 本市小・中学校には、教室、体育館など各所にエアコンを設置していただいております。大変ありがたいことではあるのですが、そのメンテナンス状況がどうなっているのだろうかと疑問に感じることがございます。 モニターの表示をお願いいたします。 これは、ある小学校の体育館のエアコンの写真になります。右と左で分かれているのですが、それぞれ別のエアコンになっております。 私、幾つかの地域団体に所属させていただいておりまして、その活動の一環として体育館でスポーツをすることがあるんですけれども、体育館に行くたびに鼻炎がひどくなるんですね。初めは、体育館特有のほこり、ハウスダストで鼻炎が始まる、また、軽い湿疹が出ることもあるんですけれども、マスクをしようが薬を飲もうが効き目がなくて、あれ、これはもしかしてカビではないのかなと思ってエアコンを確認すると、この状態でした。 次の写真をお願いします。 これは、先ほどとまた別の写真になるんですけれども、同じくやっぱり黒い染みがありまして、ほこり、カビが付着している状況です。 次の写真もお願いします。 これもまた別のエアコンでして、少しアップにしたので分かりやすいとは思うんですが、ほこり、カビが真っ黒についているという状況になっております。これでも、この写真を撮った前々週よりきれいになっているんですね。というのも、恐らく用務の先生が外から、ネットがあるんですけれども、外からモップか何かで拭き取ってくださって、1週間、2週間たってまたこの状態になっていると思うんですね。それで、前よりあれ、きれいになったなとこれでも感じてしまったんですね。 このエアコンの網目、もちろんボールから守る、エアコンを守るためについているんですけれども、これがあるために、エアコンの掃除というのがなかなか行き届かないのかなと思っております。ですので、今回やってくださったのか確認は取っていないんですけれども、網越しに送風バーを軽く拭き取ってくださった程度なのかなと思っております。この送風口を見ているだけでも、この内部はどんな状況になってしまっているのだろうと不安になりまして、私、アレルギー持ちとしてはもうぞっとしてしまう写真ですけれども、そこで、先日の市民文教都市常任委員会にて清掃状況を少し伺ったんですけれども、そのときのご答弁としては、各学校の空調については年に1回程度、業者の方にお願いをして、点検・清掃としてお願いをしているというご回答でした。 そこで気になるのが、点検・清掃という一くくりになっているところが気になりまして、例えば点検をして、機器に異常がなくて稼働が正常であれば、中の清掃はしないというケースもあるのではないかなと感じております。もしくは上蓋ですね、外側の蓋を外して、よくご家庭でもやると思うんですけれども、フィルターを外してそこだけ掃除機で吸い取ってほこりを取るという程度で、内部のシロッコファンと呼ばれる筒状の送風部分、ここにはカビがたまりやすいものですけれども、ここまで、さらにはその奥の壁まで掃除をしてくださっているのかちょっと不安に思いました。 一般的にエアコンのフィルターというのは、吸い込み口、吸い込む際のほこりを取るものであって、その先の空気というのはシロッコファンから出たものはそのまま送風口から出ていきますので、カビですとかそういったものを送風口からまき散らすだけになってしまうんですね。そういった状態になっていないのかちょっと不安になった次第でございます。 清掃は、必ず点検だけでなく清掃もきちんと行っているのかというのと、清掃をしているのであればどこまでやっているのか、フィルターだけなのか、内部洗浄までされているのか、どのような契約の下、依頼をされているのか状況をお教えください。 また、アレルギー体質でいらっしゃるご家庭では当たり前ですけれども、年に数回、エアコンをばらして清掃をするんですけれども、我が家ももちろんそうでして、季節の変わり目と、あと。夏場は2回、3回やるんですけれども、少なくとも5回、6回は掃除をしないと家で暮らせないぐらい鼻炎がひどくて、あと、湿疹も出てしまうといったところから、自分で清掃ができるレベルにまでなってしまったんですけれども、それでも私はまだ症状が軽いほうでして、もっとアレルギー症状の重い方は、さらにシビアに月に1回やるという方もいらっしゃったりしますので、そういった状況にあります。 学校も全てのエアコンを4回、5回、6回と掃除してください、内部洗浄してくださいとはなかなか言いにくいんですけれども、せめて、夏場の湿気がたまったりエアコンのカビが発生しやすい夏場2回、冷房の稼働前、梅雨入りぐらいのタイミング、それと、エアコン、冷房を使わなくなるぐらい、10月ぐらいですかね、その秋口の1回、この2回、清掃をどうにかしていただけないか、体育館、教室ともにですけれども、清掃をしていただけないかというお願いになります。 アレルギー持ちのお子さん、また、ぜんそくを持っているお子さん、今でもつらい思いをしている子もいるかもしれないですし、コップでいう満水状態で、今、表面張力あと1滴垂らしたらあふれてしまうというような予備軍と言っていいのでしょうか、そういうお子さんもいらっしゃるでしょうし、健康状態でも状況としてはよくない環境になっているのかなと感じております。 また、定期的な清掃はよくCMでもご覧になるとは思うんですけれども、電気代の削減にもつながっていきますし、また、空調設備自体の長寿命化にもつながりますので、コストの面で考えても定期清掃は有効ではないかなと思っております。年2回の内部までの洗浄について、また、現状どういう契約をされてどういう点検・清掃をされているのか、ご所見をお聞かせください。 次に、(4)夏場の体育授業などについて伺います。 先日の9月14日、宗岡第二小学校の4年生児童16人が、熱中症と見られる症状を訴え、うち11人が救急搬送されたと、報道及び本市記者発表資料で見ました。幸いにして重症者はいないという報道を見ましたし、皆さん回復に向かっているというのを夜の報道番組で見まして安心したものの、体調ですとか健康状態、後遺症が残るような状態ではないかというところの続報がなく、状況が分かっておりませんので、そこの状況をまずもって教えていただきたいと思っております。 また、今回の質問は、まさに学校授業中の熱中症をいかに防ぐかという問いで出させていただきました。この質問の通告をした際には、近い将来、熱中症による大きな事故、また、集団搬送などもあり得るだろうと思いまして、どうにか早く、今取ってくださっている対策以上の強い対策を取っていただかないと手遅れになってしまうという不安から、今回取り上げた次第です。 しかし、残念ながらちょうどその矢先、今回の事故が発生してしまいました。繰り返しになりますが、今回の事故は幸いにして重症者、重篤者はいないとは思うのですが、しかし、今回の熱中症の事故というのは必然だったのかなと。逆に軽症で済んでいるというのは、偶然でありたまたまだったと考えて、今後、より一層の対策、強い対策を取るべきではないかなと思います。 昨今の猛暑を超えた酷暑で、外に出るだけでも頭がくらくらするほどの暑さ、そのような状況の中、体育の授業を行う、もうそんな時代ではなくなってきたのではないかなと思っております。しかし、学校において児童・生徒は、大人が決めた時間割に従うしかなくて、多少危険を感じたとしても授業を受けなければなりません。 今回のケースでは、熱中症警戒アラートは出ていない日であったと思いますし、また、体育授業を行える暑さ指数も基準値を下回っていたと報道で見ました。ですので、授業を予定どおり行ったのだと思います。今回の先生や学校の判断を責めるつもりも、責める理由も全くありません。むしろ、児童の症状を軽く見ずにすぐに緊急搬送を依頼したということは、学校及び先生の判断は評価するべきだと思っております。これを否定、批判してしまいますと、そういった事故を隠蔽してしまう、そんな可能性も出てきてしまいますので、そのあたりもご配慮をいただけたらなと思っております。 問題なのは、今回の事故は外での体育授業の実施の判断ではなくて、やっぱり体育授業の在り方、考え方だと思っております。夏場の体育授業の考え方を、学校ではなくてより大きな教育委員会、そして、志木市として見直しをしていかなければ、また同様の事故が起こり得る、そんな気象状況になってきてしまっているとしっかり認識すべきなのかなと思っております。 そこでお尋ねいたします。 授業のこま割り、時間割を見直しまして、例えば6月中旬頃から9月いっぱいまで、体育の授業を組み込まないといった思い切った根本的な対策を取ってはどうでしょうか。ここで言う体育の授業というのは、自校で行う中学校の例えばプールですとか、民間施設に行って小学生がプール授業をする、プールに入るといった行為は体温を下げるという効果もあると思うので、行ってもいいとは思うものの、外で行う授業及び体育館の授業も含めてやるべきではないと思っております。 というのも、体育館の空調設備ですが、これだけ暑いと、なかなか体育館の中も冷えない、むしろ蒸し風呂状態になって、汗だくで体育の授業を受けている子どももたくさんいます。そういった体育館の中での授業も含めて、夏場はやるべきではないのかなと思っております。 加えて、校外学習もしかりですけれども、夏休み前だったと思うんですが、小学生が校外学習のためにぞろぞろと歩いて汗だくになっている、そんな姿も見ましたので、そのあたりも時期をずらす、また運動会、体育祭ですね、これも今回の宗二小のケースのように、どうしても運動会、体育祭が近い、準備しなくてはいけない、練習しなくてはいけないとなると、授業としてやらなければならない。であれば、運動会、体育祭も時期をずらすということを考えなければいけない。 もちろん年間スケジュールがあって、ぎっしり予定が詰まっていて難しいのも百も承知ですし、例えば運動会ですと、白い屋根のテント、あれを学校同士で融通し合って、貸し借りして協力しながら運営しているというのも理解しているところであるんですけれども、そういったものであれば、じゃ買いましょう、あとは、用具入れがなかったら用具入れもプレハブでもいいから造りましょう、そこで数百万円かかっても、子どもたちの命の大切さから考えると安いという言い方は適切ではない、高くないという言い方になると思うんですけれども、十分出してあげるべきお金ではないのかなと思っております。 そういった思い切った対応をしていかなければ、昨今のこの自然の脅威、猛威、到底人間は太刀打ちできなくなってきてしまっている、そんな状況になっております。今回の宗岡第二小学校の状況報告及び今後の授業のこま割、時間割の見直しについて、
教育政策部長にお尋ねいたします。 次に、(5)給水設備の設置などについて、この質問は3度目になるんですけれども、とにかく学校に冷たい水の出る給水設備をつけていただきたい。もうこれに尽きるというか、お願いしますというところですけれども、過去の質問で何度もその必要性を訴えてはいるものの、私の取上げ方が下手で、なかなか伝わらない、理解していただけない、響かないという状況でして。ただ、一方では、やっぱり保護者の方、毎朝会う小学生、中学生から、どうにかしてよとお願いがたくさん上がってきているんですね。なので、どうにかしてお願いをしたいところであります。 重い荷物の軽減はもちろんですけれども、前も言いました、水筒が空になってしまって、学校の水道水、蛇口をひねれば水が出るではないかといったところで、ぬるいからいいよなんて言って飲まない子が多いんですよね。なので、そういった面からも、熱中症の健康被害だとかそういった面も出てくるので、どうにかつけていただきたい。 今回、趣旨を変えるというか言い方を変えさせていただきたく、モニター表示をお願いいたします。
○鈴木潔議長 どのモニターを出すの。何を出してくださいと指示しないと全然映っていないよ。
◆9番(
岡島貴弘議員) これは、今年の5月、市民文教都市常任委員会にて視察でお邪魔をいたしました大阪府和泉市の市役所庁舎1階の写真になります。 ここでは、お邪魔した趣旨というのは違うんですけれども、たまたま通りかかったときに見たので、職員の方に伺ったところ、無料の給水器を設置しましたよというお話でした。この設置は、「ほかさんプロジェクト」というプロジェクトの一環だそうで、「ほかさん」というのは、捨てないという意味で、ペットボトルなどのプラスチック容器のゴミを出さないようにマイボトルを持ち歩いてもらって、ここで給水して水分補給してくださいという場所になっております。職員の方に聞くと、ここだけ、これは1階の写真ですけれども、1階、3階、5階と、3か所に設置がされているということ。 また、近隣市の泉大津市では、公民館や体育施設などほかにも数か所で、また、関西方面では、この「ほかさんプロジェクト」というのが進んできて、設置箇所が増えてきている取組とのことです。 この効果について伺ったところ、来庁者にも喜ばれるし、職員の方々も大変喜んでいるという中で、特に子どもたちにすごく好評だというお話もいただきました。というのは、放課後学校から帰って、家にランドセルを置いて、空になった水筒だけを持って市役所に立ち寄って水を入れる、それで遊びに行くという流れができているということで、子どもたちがたくさん市役所に遊びに来てくれると喜んでいました。 また、同時にプラスチックのゴミを出さないという意識も徐々に浸透していっているそうで、学校の授業で標語ポスターを作るという授業があったそうですが、そこで、この給水器をイラスト化して、横に「プラごみを減らそう」といったキャッチコピーをつけたポスターを作ったというお子さんもいたそうです。そのぐらい子どもたちにもエコという面でも浸透しているし、水分補給ができる場所としても浸透していると聞いております。 この写真の給水器は、かなり大がかりな工事をしていると思うので、恐らく100万円、200万円、もっとかかるとは思うんですけれども、私が以前から申し上げているのは、ここまで大がかりなものではなくて、水道に直結させる冷却冷水器というんでしょうか、ですので、1台月数千円。それでリースができて、メンテナンスも全部業者さんがやってくれるというものがあります。それが、去年、おととしあたりからどんどんやっぱり増えているんですね、リースが。 選択肢も増えておりますので、子どもたちの健康のためにもそうだし、命を守るという面でもそうですし、加えて、先ほどお話をさせていただいたように、環境意識ですとかエコロジーという考えを高めるために、ぜひ小学校、中学校に1校ずつでもいいので、テスト導入をしてみて、効果を図っていただけないか、生の声を聞いていただけないかということで、しつこいようですが今回も取り上げさせていただいた次第です。 画像終了でお願いいたします。 この給水器の設置、テスト設置でも結構ですが、
教育政策部長のご所見をお聞かせください。 次に、(6)部活動における顧問の負担などについて、(6)と(7)に関しましては、ほぼ部活に関することになります。 私の娘が今中学校2年生で、運動部に入っていまして、その娘が今2年生で、3年生はもう引退していますので、部活の中では最上級生になってくる。それで、その娘が毎日毎日帰ってくるたびに、部活が楽しくてしようがないと言ってくれるんですね。部活が休みの日も、土日どこか空きがあると、秋ヶ瀬のテニスコートを借りてテニスをやる、そのぐらいもう部活にどっぷりはまっている。ですので、私もその娘のやる気を後押ししたい、支えたいということで、去年から時間がある限り部活に顔を出すようにして、球拾い、雑草刈り、用具の掃除というのをバックアップしているところで、すごく感謝といいますか、顧問の先生の負担についてすごく気になったところがあります。 昨今話題になっている、問題になっている時間外ですとか土日の手当の問題、長時間労働だとかの問題というのは今後、部活動の地域移行であったり外部の指導員の配置であったりという部分で、また取り上げさせていただくので、今回は別の問題として取り上げます。 顧問の先生の負担というのは、もちろん皆さんご存知だとは思うんですが、例えば、練習試合をするのでも、自転車でみんなで近場に行きます、ヘルメットを被っているか、信号を守らなくてはいけない、信号で分断されてしまう、次のグループが来ないだとか、いろんな気を遣って現地に到着する。それで、汗だくになって現地に到着した生徒に塩分チャージとしてタブレットキャンディを渡して体調管理をする。 さあ試合が始まりましたとなると、水分大丈夫か、足りているかというので、水筒が空になりましたと言うと、先生は重い荷物の中に、見ると予備のペットボトルのお水、麦茶を用意してくださっていて、それを子どもたちにくださる。 それで日が出てくると、お弁当が傷んでしまうかもしれないからというので持ってきたポップアップテントを立てて、そこを日陰として、そこに置くように言ってくださる。日差しの強い場所では、日陰に入るように指導してみたり、いろんな気遣いをしてくださるんですね。ちょっと目まいがする、体調が悪いと言うと、すぐに使い捨てのアイスノンというんですか、冷却シートが出てくる。 それで、帰りはまた自転車で帰る。自転車も大変ですし、電車で行くときももちろん大変です。お金を持ってこなかった子がいたり、ICカードにチャージがされていなかったり、お弁当を忘れてみたり、時間に来ない子がいたり。それをずっと気を張って試合に行って戻ってきて、そういうことをすごく繰り返されている生の姿を見て、本当にもう感謝しかないなと思っております。 感謝するのも当然と言えば当然ですが、先生の心の問題、まず一つですね。ある日突然、緊張の糸がプツッと切れたりしてしまわないかなという不安、心配があります。そこのケアをどうされているのか。状況把握どうなんだろうという不安があります。 それともう一つが、金銭的な負担ですけれども、先ほど申し上げたとおり、お茶ですとかアイスノンですとかいろんなもの、テントもそう、用意してくださっている。部費で何とか出しているものもあるとは思うものの、例えば、持ってきた予備のペットボトルの飲み水がなくなると自動販売機に走って何本も買ってきて生徒に分け与えてくださったりもしているんですね。そうなると、当然領収書もありませんから、そこの処理はどうなっているんだろう、もしかして自腹切ってくれているのかなという不安もあります。 その申請も面倒だから、結果自腹を切っている先生もいるのではないかと思って、何人かの市内の先生に聞いてみると、いえいえ、ちゃんと処理していますよとはおっしゃるものの、本当かなと思いまして、試合があったときに和光市の先生に聞いてみたら、当たり前ですよとおっしゃるんですよ。月に1万円、2万円自費で買っていますよとおっしゃっている。ということは、本市にお勤めの先生も自腹切ってくださっているのではないかなというのは不安でして、そのあたりの状況がどうなのか、教えていただけたらと思っております。 次に、(7)グラウンドの整備などについて伺います。 モニター表示をお願いいたします。 これは宗岡中学校の校庭になるんですけれども、校舎を背にして志木高校を見たところです。これは学校校庭の隅っこではなくて、野球グラウンドでいうところの、真ん中の草がないところがライトの守備位置になります。それと、ここがサッカーグラウンドのフィールド内になります。部員がボールを追いかけたり走ったりするところが草だらけになってしまっているという状況があります。 次の写真をお願いします。 これも同じく、同じ方向を見て志木高校のほうを見て、右が新河岸川ですけれども、このラインは野球でいう1塁側のライン、サッカーでいうとゴールラインになるんですけれども、右がファウルグラウンドですけれども、左はフェアグラウンドですね。ここにボールが飛んでくると、選手はボールを上を見ながら追いかけていく、草につまずいて転倒するということが頻発しております。 次の写真をお願いいたします。 これは、ブルペンと呼ばれる野球のピッチャーの肩を温めるところ、また、試合が終わったりして肩を冷やすところになるんですけれども、ここも草ぼうぼうの状態ですけれども、投げる取るだから、草、別にいいではないかと思うかもしれないんですけれども、ここ蚊がすごいんですね。そこに行くだけでボツボツと刺されるというのと、キャッチミスをしてボールがこぼれ落ちたときにボールを拾いに行った先にアシナガバチの巣が幾つもあったりという、びくびくしながらボールを拾わなければいけない状況になっております。 次の写真をお願いします。 これは同じく宗岡中学校のテニスコートの周辺になるんですけれども、写真にはありませんけれども、右手がテニスコートになっていて、左が草が生い茂っている状況です。これは6月の写真になります。 次の写真をお願いします。 これが今の方向とは別の角度からいろいろ撮ったところですけれども、周辺全部が草ぼうぼうの状態でした。6月、梅雨入りした頃の写真ですけれども、草にあふれている状況です。 それで、先ほど申し上げたとおり野球、サッカーでいうと転倒するというのも、先週の土曜日、野球部の練習試合があって、そこでもやっぱりライトの守備の子が転倒して、幸いけがはなかったんですけれども、そういったけがのリスクもあるのと、加えて、野球及びテニスはボールが小さいので、ここに入ってしまうとボールが取れないんですよ。探してもなくなってしまうんですよ。 部活が始まる前に100球用意しました、部活が終わって数を数えると80個しかない、残り20個を探さなくてはいけないんですね。部活の活動が2時間と制限があったりして、その後にそういった作業をしなければならない。塾に行く用事のある子もいれば、おなかをすかして早く帰りたい子もいるんですけれども、同時に道具は大切にしなければいけない、当然ですね。そうなると、残り5個です、残り4個ですというのを30分、40分かけて探すわけです。 見ていられなくて、次の写真を見ていただきたいんですけれども、学校の許可を得まして、草刈り機を持ち込んで草を刈りました。私とあと知人もう一人、2人でやりました。 次の写真をお願いします。 これが草刈りをした後の状況ですけれども、これであればボールは探せるだろうということで行ったんですけれども、2人で休みなくやりまして6時間かかりました。ですので、じゃ草刈りであれば、用務の先生のお仕事ではないのかと思うかもしれないんですけれども、とても先生お一方、お二方では対応できるレベルではないのかなと痛感いたしました。また、部員にも、合間合間で草抜きを手でしなさいよという話をしてしまったんですけれども、自分でやってみてその大変さが分かりましたので、すぐにこの後部員に謝りまして、これは大人のやる仕事ですと謝りました。 繰り返しますが、用務の先生ではとても不可能、ほかにもお仕事をたくさん抱えていらっしゃいますので。こういったことに対する、ぜひ市として、教育委員会としてサポートをして、どうか、けがのリスクもあるし時間の無駄というところもありますので、ケアをしていただきたいと思います。 次の写真をお願いします。 これが、先ほどきれいに刈った後、1か月後の写真ですけれども、あっという間に草ぼうぼうになりました。なので、夏のエアコンの清掃ではないんですけれども、夏場、梅雨入り前、夏真っ盛りの2回やっていただけないかというお願いになります。 次の写真をお願いします。 草刈りの話ではないんですけれども、次は宗岡中学校、同じくですけれども、テニスコートの写真になります。 テニスコート、これを見ていただくだけでも恐らく分かるんですけれども、この段差、高低差のひどいことひどいこと。低いところと高いところでおよそ15センチの差があるんですね。 次の写真をお願いします。 これはラインが見えなくなっているんですけれども、ラインのところと周りの土が盛り上がりがあって、物すごい段差があります。ここで、5センチから8センチの段差があります。ここで日々練習をして、場合によっては対戦校を迎えて練習試合をやるということを繰り返しております。 次の写真をお願いいたします。 同じくこれもラインのところですが、恐らくこの高低差を分かっていただけると思うんですが、ラインが見えなくなる部分、これでも手で拭いてラインが見えるように写真を撮ったんですけれども、ライン上に来ると、どこ飛んでくるか分からないんですね。とても練習にもならない、試合にならない。そして、クレーコートですので、踏ん張ったときにササーッと滑るんですけれども、そこに足を引っかけて捻挫をするというけがも何回も出ている状況です。 次の写真をお願いします。 これも同じくラインですけれども、手前のところ、掘って白いラインが出てきているんですけれども、これから先はもう白いライン、プラスチックの帯のものでできているんですけれども、それがもう劣化で割れてなくなって、ラインはここにはありません。なので、練習でも試合でも、インなのかアウトなのかさっぱり分からない状況になっています。 そういった練習にもならない、試合にもなりませんという状況の中、次の写真を見ていただきたいんですが、白のプラスチックのラインは、ただ置いてあるだけでは当然なくて、びょうで打ち込んでいるんですね。 このテニスコート2面だけでも恐らく数千本埋まっていると思うんですけれども、時々雨が降った次の日なんかは、びょうが飛び出ていたりする場合があります。気づけばまだいい、気づいたら打ち込んだり抜いたりしているんですけれども、気づかないで出っ張っている場合、当然足を引っかけるケースもありますし、もっと怖いのは、先ほどの段差で足を引っかけて転倒して手をつく、足をつく、大けがになります。それでもまだいいかもしれない。顔から落ちてしまったとき、それが目に当たったときと考えると、ぞっとしてしまうんですね。 ですので、先ほどの段差も含めてこの帯の引き直し、これとても素人でできるものではないのですが、顧問の先生はさっきの負担ではないんですけれども、遠くから砂をご準備してくださって、自力でどうにかしようとご尽力くださっていたんです。ただ、そういうレベルではないので、ここもどうにか子どもたちの安心・安全のためにも、あと、部活のやりがいを失わないというところでも考えて、どうにか一刻も早い整備をお願いしたく思っているところでございます。 写真閉じていただいて結構です。 以上になります。7番目の質問に関しては、草刈りを年2回していただきたいというところと、グラウンドの整備、テニスコート、特に早急に整備をしていただきたいというところの確認でございます。
教育政策部長のご所見をお尋ねいたしまして、1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○鈴木潔議長 よろしいですか。 答弁を求めます。
今野教育政策部長。 〔
今野美香教育政策部長登壇〕
◎
今野美香教育政策部長 岡島議員のご質問にご答弁申し上げます。 初めに、(1)と(2)につきましては関連がありますので、一括してご答弁いたします。 まず、戸田市が進めているオートロック化につきましては、来校者用の玄関のみを対象として行うと伺っております。議員からご提言のありました市内小・中学校の校門のオートロック化につきましては、土曜日、日曜日も部活動があることや、学校施設利用団体へ施設を開放していることからオートロックの運用は難しく、現在のところ整備をする考えはありません。 また、フェンスを高くすることにつきましては、その効果は限定的であると考えており、高いフェンスで閉ざすのではなく、地域の様々な人たちが児童・生徒を見守る開かれた学校という観点も重要であると考えております。 なお、本市の対策といたしましては、市内全小・中学校に防犯カメラを設置しているほか、小学校の登下校の時間につきましてはボランティアによる巡回パトロール、あるいはシルバー人材センターによる小学校児童見守り等業務委託などにより、児童・生徒の安全確保に努めております。また、危機管理や危機対応に関するマニュアルも各学校で整備し、学校職員に周知するとともに、定期的に研修も行っております。 フェンスの一部に穴が空くなど破損している箇所につきましては、学校で補修や修繕を行うとともに、学校での対応が困難なものにつきましては、学校からの要望を確認しながら必要な修繕を教育委員会で行っております。 次に、(3)についてでありますが、学校の空調設備につきましては毎年度、フィルターや排水管の清掃を専門業者へ委託して行っております。また、学校から冷暖房の効きが悪いなどの報告があった場合は、状況を確認し、専門業者による分解清掃を行っております。 なお、学校で維持管理できるように、空調設備の清掃方法を写真入りで分かりやすく図解したものを各学校へ配布し、日常清掃の方法を指導しておりますが、改めて空調設備の日常清掃をしっかり行うよう、指示してまいります。 次に、(4)についてでありますが、体育の授業時数につきましては学習指導要領において定められており、週当たりの体育授業の時数を考えますと、全ての学習内容を履修するためには、夏場の体育授業を春、秋、冬に割り振って実施することは難しい状況にあります。 実施時期の工夫としましては、夏場に教室での保健学習を計画している学校もあります。 さらに本市では、市内の全ての小・中学校の体育館に空調設備の設置が完了しており、空調設備を効果的に活用することで夏場の体育授業も実施しやすくなっております。 また、体育授業中はこまめな水分補給や休憩の時間を設けるなど、熱中症対策を講じながら授業を実施しております。各学校での体育の授業等における熱中症対策といたしましては、暑さ指数を計測した上で、暑さ指数が危険段階となった場所での運動は、原則中止としております。 なお、教育委員会におきましては、熱中症警戒アラートが埼玉県に発表された場合や暑さ指数が危険段階にあることが予測されている場合には、各校へ注意喚起を行っております。 次に、9月14日に宗岡第二小学校で、複数の4年生の児童が熱中症により救急搬送されるという事案が発生した件についてでありますが、体育の授業後に体調不良を訴え救急搬送された11名は、全員当日のうちに体調も落ち着き、帰宅することができました。翌15日には、11名中3名が大事を取って学校を休みましたが、連休明けの今週の19日からは全員登校しております。 皆様には大変ご心配をおかけし、深くおわびを申し上げます。今後、このようなことが二度と起こらないようこれまで以上に熱中症事故の防止対策を徹底し、再発防止に努めてまいります。 次に、(5)についてでありますが、持参した水筒の中身がなくなった際には、水道水をつぎ足すことでこまめな水分補給を行うことが十分可能であると考えております。 冷水を補給する設備、いわゆる冷水器を設置した場合、水筒へ水を補給する際に一度に多くの児童・生徒が利用しようとして長蛇の列になることや、補給に時間がかかってしまうことなどが想定されます。また、冷水器の使用によっては、使用できる水筒のサイズにも制限が出ることや、衛生的に使用するためには日常的な維持管理が必要となるなどの課題があると考えております。 このように、学校における冷水器の設置につきましては課題が多く想定されることから、冷水器の導入については考えておりません。 次に、(6)についてでありますが、部活動での飲み物は部員自身が持参しておりますが、部員の飲み物が不足しないよう、顧問が個人の負担で購入したケースがあったと報告を受けております。部活動の遠征にかかる顧問への交通費の支給につきましては、練習試合等の遠征につきましては交通費の支給はございません。 部活動顧問の負担軽減につきましては、志木市立中学校の部活動方針にのっとり、休養日や活動時間の設定、朝練習の全面禁止、外部指導者の活用を実施するとともに、週末の部活動の実施、地域移行につきましても、現在研究しております。 次に、(7)についてでありますが、草刈りや低い場所での枝の剪定につきましては各学校で対応しております。学校によりましては、保護者や地域の方にも自主的に協力をいただき、草刈りや剪定を行っております。 また、グラウンドの整備につきましては、学校からの要望に応じ、必要な整備を行っております。
○鈴木潔議長 これより再質問に入ります。 9番、岡島議員。
◆9番(
岡島貴弘議員) ご答弁ありがとうございました。 順次再質問をさせていただきます。 まず、(1)について、なかなかお金もかかることですので、すぐにできるとは思っていないものの、恐らく様々な事件が発生している中で、全国的にもそういった対応をしていく、今後変えていこうではないかという考えも出てきているのではないかなと思っております。そのあたりの状況をぜひ見つつも、子どもたちの安心・安全のために早め早めで対応していただきたい、ぜひ検討課題の一つとして取り上げていただきたいと思っておりますので、今後も調査・研究等をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 次に、(1)のオートロックについてですね、失礼しました。 フェンスの整備・強化などについて、これもなかなかフェンスをつけたから安全になるとは限らない。もちろん重々承知しておりますし、侵入を阻もうとする意思を見せる抑止力という意味でも効果は多少あるのではないかなと思って提案をさせていただきましたし、戸田市でも実際、それで防ごうなんて当然思っていないと思うんですね。 抑止の一つとして取り扱っているわけですし、また、保護者の皆さんも含めて安心できる環境づくりという一面で取り組んでいる一つの事例だと思っておりますので、フェンスの整備についても同じく今後、劣化したところからかさ増ししていただくとか、そういったことも検討していただいて、修繕にもつなげていただけたらなと思っております。 次に、校門及び外周への防犯カメラの設置についてですけれども、現状どの程度学校の、例えば、校門ですとか学校の敷地内ではなくて、校門の出入口付近であったり、外周、不審者が侵入してきたときにそれを見ることができるようなカメラがどの程度設置されているのか伺いたいのですが。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。
今野教育政策部長。
◎
今野美香教育政策部長 ご答弁申し上げます。 現状、各学校には、学校にもよりますけれども、平均大体4台程度つけております。今、議員がおっしゃったとおり校門ですとか、場所については学校とも相談をして、通路など最も効果的と思われる場所に設置しております。
○鈴木潔議長 9番、岡島議員。
◆9番(
岡島貴弘議員) ありがとうございます。 そういったところも稼働させて運用していただきたいのと同時に、やっぱり死角がないように少しずつでもいいから台数を増やしていっていただけたら、より一層安心・安全、また、先ほどの繰り返しになりますけれども、何かあったとき、警察に見ていただくだとか、そういった対応も取れますので、連続化させないだとか原因究明に使えるものの一つのツールとして、少しずつでも増やしていただければ、安心・安全につながるのかなと思っておりますので、これも引き続き計画をしていただけたらなと思っております。 次に、(3)の空調設備のメンテナンスについてですが、取扱説明書のようなもの、掃除運用手順書みたいなものを配っているというお話だったのですが、それは内部まで、側を外して内部の細かいところまで掃除ができるような冊子になっているのか、それとも、フィルターはこう外して掃除機で吸い取ってくださいね、こうやってはめますという程度なのか、どの程度のものなんでしょうか。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。
今野教育政策部長。
◎
今野美香教育政策部長 ご答弁申し上げます。 学校に今配布して、お掃除を行っていただく図解のものにつきましては、議員おっしゃるとおりフィルターを清掃するというのがメインのご案内になっております。特に体育館につきましては、ご心配のとおり、やはり稼働している時間も長いものですから、今年から体育館の空調設備につきましては、年2回の清掃にさせていただいております。 以上でございます。
○鈴木潔議長 9番、岡島議員。
◆9番(
岡島貴弘議員) フィルターの清掃だと、正直私なんかはやっぱり鼻水、湿疹が止まらなくなってしまう、そういった子どもたちも恐らくいるのだろうなと思っておりますので、ぜひもっと中まで掃除をしていただきたい。それで、業者さんが入ったときに、例えばその業者さんによっても、失礼な言い方になってしまうんですけれども、レベルに差があって、清掃結果で差が出てくると思うんですね。そういった心配もあるんですけれども、その業者さんに対して作業完了書であるとか、そういったものは出していただいているのでしょうか。どこまで作業しましたよ、どこまでばらしましたよという報告書があるのかどうか、お聞かせください。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。
今野教育政策部長。
◎
今野美香教育政策部長 ご答弁申し上げます。 業務委託をしておりますので、当然、契約の中でこういうところを清掃してほしいということ、それでそのとおり行っているかどうかはちゃんと完了書を頂いて、検査の後、ちゃんとお支払いをしているという状況です。 以上です。
○鈴木潔議長 9番、岡島議員。
◆9番(
岡島貴弘議員) 承知しました。チェック体制もちゃんとできているというところで安心しました。 次に、(4)夏場の体育授業についてですけれども、やっぱり根本的に考え方を変えなくては駄目なのではないかなと思うんですね。ちょっと気になったのが、今のご答弁でもそうですし、これはNHKのウェブニュースですけれども、それを見ますと、本当におっしゃっているのかどうか、報道なんていいかげんなものですから、これが正しいのか分かりませんが、最後、締めの言葉として、志木市教育委員会は、熱中症対策はかなり気を遣ってきたが、暑さが厳しい状況が続いているので、対策を改めて徹底したいとなっているんですね。 先ほど部長のご答弁でもそうですが、指数を下回るだとか今の基準を下回るときに適切に実施していきますよというお話ですけれども、今回はまさに基準値を下回っている状態で体育授業を行ったその結果が、今回の事故だと思うんですよ。であれば、基準を見直すのか、運用を変えるのか、いろいろな手段、方法はあると思うんですけれども、今の基準を下回ったからOKとしてしまうと、また繰り返してしまうと思うんですね。いやらしい質問で申し訳ないんですけれども、そのあたりどうでしょうか。
○鈴木潔議長 答弁を求めます。
今野教育政策部長。
◎
今野美香教育政策部長 ご答弁申し上げます。 議員おっしゃるとおり、今、本当に私たちが子どもの頃と違って、かなり夏の暑さも厳しいものでございます。 今、その中で暑さ指数を測定して、それに基づいて、今体育の授業なども実施しておりますけれども、やはり暑さ指数は参考の目安の一つでございまして、その時々のお子さんの健康状態ですとか様々な要因がございますから、やはり暑さ指数は目安としながらも、それぞれ授業を行う学校の教員たちが子どもの様子をきめ細やかに見ながら途中で休憩を入れたり、また、水分補給もこまめにさせたりということで、暑さ指数はあくまでも目安であるということを念頭に置きながら、本当に気をつけて行っていくことが必要と考えております。 今回のこの事象を基に、また、今後校長会等にもおきましてもこういったことを課題に挙げまして、また今後、二度と起きないようにするための対策をしっかりみんなで考えて取っていきたいと思います。 以上です。
○鈴木潔議長 9番、岡島議員。
◆9番(
岡島貴弘議員) ぜひよろしくお願いいたします。 同じことを決して繰り返さないように、そして、繰り返しになるんですけれども、今回は幸いなことに軽症だったというところですけれども、それが後遺症が残るような重症な重篤な状態かもしれない、最悪の場合、山形の部活帰りのお子さんでしょうか、お亡くなりになったということもありますので、十分にその辺は配慮をしていただいて、安心・安全に努めていただきたい。 同時に、先生によく把握してもらうというのも分かるんですけれども、先生の負担がまた増えてしまうのかという不安もありますので、その辺のバランスもうまく取りつつ、対策を取っていただけたらなと思っております。 次に移ります。(5)給水器ですけれども、これはまた駄目だよということで、また次も取り上げていくんですけれども、今回試しに宗岡中学校、宗岡第四小学校で、校庭の水道水の温度を測ってみたんです。35度の日に、水道蛇口から水を出して手を当てると、熱いと言うぐらい熱湯が出てくるんですよ。それが61度。やかんで言うところの泡がボツボツ出始める温度だったんですよ。それで数分間水を出していって、冷たくならないんですよ。それでも32度、33度なんですね。これ、とてもではないですけれども、運動が終わって水分補給で飲めないですよね。 部長もいろいろなところに行かれるでしょうし、私もお邪魔して、どうぞ温かい熱湯ですなんて言われて出されて飲みますか、飲まないですよね。それ、今小学生、中学生同じ状況になってしまっていると考えると、さすがにこれはかわいそうですよね。なので、今後も取り上げますけれども、冷水器をどうにかつけていただきたいというところで、次回の議会か、その次にまた取り上げさせていただきたいと思います。 (6)顧問の先生の負担については、やっぱり相当な負担というのを、身をもってというか直接拝見して、これほどまでの負担を抱えているのかと痛感しましたので、私がここで、私なんかですけれども、取り上げることによって先生の活動、活躍を見ていますよというエールと言ったら生意気ですけれども、支える意味でも今回取り上げさせていただいた次第です。もちろん教育委員会の方々、もともと先生で部活の顧問をされていた方もいらっしゃるでしょうし、私なんかよりよっぽどお詳しいというのは重々承知しているのですが、そういった意味も込めて本日取り上げさせていただいた次第でございます。 次に、(7)ですけれども、草刈りに関しては保護者の方にやってもらいます、保護者の方がやりました、今週の土曜日、宗岡中学校野球部、また練習試合があるんですけれども、その後、保護者を集めて草刈りをやる予定ではいます。 そうやって保護者にお願いをして、チームワークというか一体となる、子どもを支えるというのも、もちろんいいとは思うんですけれども、なかなか人が集まらないんですよ。集まるのはいつも同じメンバー、そうすると、だんだんそこでギャップが出てきてしまうんですね。そうすると仲たがいができてしまったり、それが子どもに気持ちが伝わってしまったりと、よくない状況も生まれてしまう、そんな側面もありますので、学校から依頼等あったり、状況が悪化するようだったらぜひ対応していただきたいと思います。 また、グラウンドコンディションですが、本当にさっきのびょうのところなんかは特にそうですけれども、危険極まりない状況、それで大会が近いその前の日に足をくじいてしまって大会で力を出せずに1回戦で負けて泣いている子も、私、生で見ていますし、そういった毎日の積み重ねを無駄にしてしまうような、劣悪と言っていいのか分からないんですけれども、あの環境はさすがにないと思っていますので、私も改めて顧問の先生、校長先生とお話しした上で、学校から要望があれば動いてくださるという話だったので、その方向をいろいろ考えながらお願いをしていければなと思っております。 どうもありがとうございました。以上にて私の質問を終わりにいたします。
○鈴木潔議長 以上で、9番、岡島議員の一般質問を終わります。
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△延会の宣告
○鈴木潔議長 お諮りいたします。 一般質問の議事の日程の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○鈴木潔議長 ご異議なしと認めます。 よって、本日は延会することに決しました。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでございました。 (午後3時38分)...