戸田市議会 > 2021-03-12 >
令和 3年 3月定例会−03月12日-08号

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  1. 戸田市議会 2021-03-12
    令和 3年 3月定例会−03月12日-08号


    取得元: 戸田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-21
    令和 3年 3月定例会−03月12日-08号令和 3年 3月定例会              3月定例会 第19日(3月12日) 令和3年3月12日(金曜日) 第19日議事日程 1.開 議 1.(続)一般質問  8番 林 冬彦議員  18番 酒井郁郎議員  2番 スーパークレイジー君議員 1.市長提出議案第37号 令和3年度戸田市一般会計補正予算(第1号)、市長提出議案第38号 令和3年度戸田市市民医療センター特別会計補正予算(第1号) 一括上程、一括説明、  一括質疑、委員会付託 1.散 会 〇出席議員(26人)  1番 小金澤   優 議員   2番 スーパークレイジー君 議員 3番 佐 藤 太 信 議員  4番 宮 内 そうこ 議員   5番 むとう 葉 子 議員   6番 竹 内 正 明 議員  7番 三 輪 なお子 議員   8番 林   冬 彦 議員   9番 古屋 としみつ 議員  10番 野 澤 茂 雅 議員   11番 矢 澤 青 河 議員   12番 本 田   哲 議員
     13番 石 川 清 明 議員   14番 峯 岸 義 雄 議員   15番 斎 藤 直 子 議員  16番 そごう 拓 也 議員   17番 浅 生 和 英 議員   18番 酒 井 郁 郎 議員  19番 花 井 伸 子 議員   20番 三 浦 芳 一 議員   21番 伊 東 秀 浩 議員  22番 山 崎 雅 俊 議員   23番 細 田 昌 孝 議員   24番 遠 藤 英 樹 議員  25番 榎 本 守 明 議員   26番 熊 木 照 明 議員 〇欠席議員(なし) 〇説明者 菅 原 文 仁 市長    内 田 貴 之 副市長   栃 本 由 兼 消防長 山 本 義 幸 総務部長  駒 崎   稔 財務部長  櫻 井   聡 市民生活部長 吉 野 博 司 環境経済部長  久 川 理 恵 福祉部長 松 山 由 紀 こども青少年部長  今 井 教 雄 市民医療センター事務長 住 野 昌 洋 政策秘書室長  開 議 10時00分 △開議の宣告 ○細田昌孝 議長  おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元にお配りしたとおりでありますので、御了承願います。 △(続)一般質問 ○細田昌孝 議長  これより一般質問を続行いたします。  順次、発言を許します。  8番、林冬彦議員。(拍手) ◆8番(林冬彦議員) おはようございます。令和会の林冬彦です。  選挙のときに8つの約束を市民の皆様にいたしました。その8つの約束を基に、今回も市民の皆様の議会における代弁者の一人として、一般質問の席に立たせていただきます。  特に、市民の皆様の声を市政に届ける、そして、市民、行政、議会がよき共同パートナーとなるよう、議会の役割である市政チェックを行う、そして、市民の皆様のために戸田市政がより高いレベルになることを目的に一般質問を行ってまいります。  さて、まず通告に従いまして一般質問を続けさせていただきますけれども、件名1、新型コロナウイルス対応下における市内医療従事者に対する物心両面のサポートについてでございます。  戸田市の防災無線等で繰り返し伝えられていること、それは医療崩壊を起こしてはならないということです。私は医療従事者の方の心が折れてしまうと、それが医療崩壊につながると、そのような思いを持っております。医療機関医療従事者の皆様は、私たち戸田市民の命を守る、戸田市にとって大切なパートナー、だからこそ、そのような医療従事者の皆様の心が折れるという状況はつくってはならない、そのための一般質問。まずは現状把握、そして、提言をさせていただきたいと思います。  件名1、発言通告、全部で6つ上げておりますが、1番から4番までは現状把握、そして、5番、6番は今後の展望についてでございます。  1番、(1)新型コロナウイルス感染拡大の第3波襲来時において、市内医療従事者がどのような状況の中で医療対応を行ってきたと考えているか、市の認識について伺う。  (2)市内医療従事者は、第3波襲来前に何を必要としていたか、市に対する要望はあったのか、さらに現在何を必要としているか、市の認識について伺う。  3番、市内医療従事者に対し、戸田市が行ってきたこれまでのサポートについて伺う。  (4)市内医療従事者に対して、これまで市が行ってきたサポートの自己評価について伺う。  (5)新型コロナの動向を踏まえた上で、今後、市内医療現場はどのような状況になるかという見通しについて伺う。  (6)市内医療従事者への物心両面のサポートを念頭に置いた戸田市の今後の対応について伺う。  以上でございます。まずはよろしくお願いいたします。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○細田昌孝 議長  久川福祉部長。 ◎久川理恵 福祉部長  1、新型コロナウイルス対応下における市内医療従事者に対する物心両面のサポート、(1)新型コロナウイルス感染拡大の第3波襲来時において、医療対応を行ってきた医療従事者に対する市の認識についてお答えいたします。  本市では、12月に入り陽性者が急増し、医療機関等で大規模なクラスターも発生いたしました。濃厚接触者PCR検査入院患者数も増加したため、医療従事者は心身ともに大きな負担を強いられた中で診療に当たっていただいたと認識しております。  次に、(2)第3波襲来前に、医療従事者から市に対する要望はあったのか、現在何を必要としているのかについてお答えします。  第3波襲来前に限らず、現在まで市には医療従事者からの要望は届いておりませんが、幾つかの医療機関からは感染症対策経費の増加や受診控えによる収入減などにより、経営状態が厳しいことは伺っております。医療従事者が安心して医療に当たれる環境を整えるため、医療機関への支援が必要と考えております。  次に、(3)医療従事者に対し、行ってきたサポートについてお答えいたします。  本市では、昨年3月以降、マスク不足が深刻な時期には、医療用マスクや高機能マスクの提供をしたほか、PCR検査体制の整備が急務であった昨年5月には、戸田市新型コロナウイルス感染症協力医療機関助成金事業を実施いたしました。また、12月には、入院患者が急増したことや新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行の懸念など、医療機関へのさらなる負担が生じたことから、戸田市新型コロナウイルス感染症対応医療機関協力金を実施することとし、2月議会に提案させていただきました。  さらに、医療従事者の負担を軽減する最も有効な方策は、感染者を減らすことであるため、感染予防のガイドブックや動画配信など、様々な媒体を用いて、継続的に市民に啓発をしております。動画配信には、医療従事者心理的負担を軽減するため、医療従事者等への誹謗中傷や偏見をなくすためのメッセージも入れ側面からサポートしております。  次に、(4)これまで行ってきたサポートの自己評価についてお答えします。  市はこれまで、感染状況や医療機関の状況を考慮し、医療機関への支援や感染予防への取組等を実施してまいりました。  先ほど申し上げました、戸田市新型コロナウイルス感染症協力医療機関助成金については、これまで、PCR検査を実施した市内医療機関に対し、約2,000件分、総額約2,000万円、新型コロナウイルス感染症患者を受け入れた市内医療機関に対し約100人分、総額約1,000万円の、合計約3,000万円の助成を行っております。  これら、医療機関への支援等については、一定の効果があったと考えており、間接的には医療従事者への支援にもつながっているものと認識しております。  次に、(5)今後の医療現場の見通しについてお答えします。  本市では、1月から新規感染者が減少し、2月に入ってからは感染者の報告のない日も出てきており、入院や自宅療養の人数も減少してきております。今後、ワクチン接種が進めば、感染が収束に向かうことも期待できますが、一方で、市民に対する円滑なワクチン接種は、市内医療機関の協力が必要不可欠でございます。ワクチン接種及びPCR検査も含めた新型コロナウイルス感染症への対応、さらに通常の診療もあることから、当面の間は医療現場の負担は続くものと認識しております。  最後に(6)医療従事者への物心両面に対する戸田市の支援についてお答えします。  医療機関に対する市独自の支援策として、先ほど申し上げた、戸田市新型コロナウイルス感染症対応医療機関協力金は、2月議会で補正予算が可決され、現在、医療機関の申請を受け付けているところでございます。  また、医療従事者の負担を減らすためには、先ほど申し上げたとおり、新規感染者を減らすことが最も有効な方策であるため、引き続き正しい知識の周知啓発を行うとともに、医療従事者に対する偏見、差別の禁止についても周知してまいります。  以上です。 ◆8番(林冬彦議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  林議員。 ◆8番(林冬彦議員) どうもありがとうございます。引き続き、現状を把握するために再質問させていただきます。  まず、2番、医療従事者から市に対する要望についてでございますが、市内医療機関において、感染症対策経費の増加や受診控えによる収入減、そのようなお言葉がありました。これに関して、どのような程度なのか、データは把握されているでしょうか。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○細田昌孝 議長  久川福祉部長。 ◎久川理恵 福祉部長  感染症対策経費の増加や受診控えによる収入減に関するデータは、市としては把握しておりません。 ◆8番(林冬彦議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  林議員。 ◆8番(林冬彦議員) では、引き続き、今度は医療従事者から市に対する要望についてでありますが、御答弁の中では、医療従事者が安心して医療に当たれる環境を整えるため、医療機関への支援が必要と考えておりますとありました。医療機関からこれまでに、新型コロナウイルス患者を受け入れるための専門病棟を造るための支援といったような、設備投資に関する要請というのはなかったでしょうか。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○細田昌孝 議長  久川福祉部長。 ◎久川理恵 福祉部長  医療機関から設備投資に関する要請は、現在までのところはございません。 ◆8番(林冬彦議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  林議員。 ◆8番(林冬彦議員) では、次に、医療従事者に対するサポートについてお尋ねします。  これまで、支援ということで蕨戸田医師会通じて支援という言葉、度々聞いておりますが、こちらは、蕨戸田医師会、当然、戸田市、蕨市、医療機関が入っていると思います。戸田市の医療機関のみが戸田市のサポートの対象だったのでしょうか。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○細田昌孝 議長  久川福祉部長。 ◎久川理恵 福祉部長  蕨戸田市医師会を通じての支援は、戸田市の医療機関のみが対象でございました。 ◆8番(林冬彦議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  林議員。 ◆8番(林冬彦議員) では、戸田市の医療機関のみが対象だということで、引き続きお尋ねいたしますが、この戸田市の市内の医療機関の数と市内の医療従事者の人数はいかほどでございましょうか。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○細田昌孝 議長  久川福祉部長。 ◎久川理恵 福祉部長  市内医療機関数は97でございます。市内医療従事者の人数は、市としては把握しておりません。 ◆8番(林冬彦議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  林委員。 ◆8番(林冬彦議員) 市内医療従事者の人数は、なかなか基準が難しいところもあって把握できない、しづらいところもあるかと思います。  次に、医療従事者に対するサポートについてですが、医療用マスクと高機能マスクを配布したとありました。それぞれの数を教えてください。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○細田昌孝 議長  久川福祉部長。 ◎久川理恵 福祉部長  深刻なマスク不足に陥っていた3月と4月に配布したサージカルマスク、いわゆる医療用マスクですが、そちらは4万1,300枚、そして高機能マスクであるN95マスクの配布数は1,000枚でございました。 ◆8番(林冬彦議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  林議員。 ◆8番(林冬彦議員) 医療機関が97あって、それだけのマスクを配布したということで、実際従業員の数が分かっていれば、それが何回分だったのかとか、そういうことが把握できたかと思いますが、取りあえず現状把握ということでありがとうございました。  引き続きですが、医療従事者に対するサポートの中で、動画配信について触れられました。こちらの閲覧者数というのはどれぐらいありましたか。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○細田昌孝 議長  久川福祉部長。 ◎久川理恵 福祉部長  コロナ対策講座等の動画配信は、これまでに累計2,200回以上再生がされており、多くの方に御覧いただいております。 ◆8番(林冬彦議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  林議員。 ◆8番(林冬彦議員) ありがとうございます。累計2,200回以上、まだ開設してそんなに長くたっていない中で、これだけあったということは、やはりそれなりに効果あったのかというふうには思っています。有名なユーチューバーの方に比べると少ない数ではあるかもしれませんけれども、公的な機関の動画数としてはかなりあったのかと思います。
     では、今後の医療現場の見通しについてですが、今後、ワクチン接種への協力をお願いしていく流れの中で、医療機関医療従事者に対する市の新たな支援というものを検討していく、そのような考えはありますでしょうか。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○細田昌孝 議長  久川部長。 ◎久川理恵 福祉部長  新たな支援策につきましては、今後の感染状況やあとワクチン接種状況などを踏まえながら、医療機関医療従事者のニーズを見極めて、慎重に検討してまいりたいと考えております。 ◆8番(林冬彦議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  林議員。 ◆8番(林冬彦議員) どうもありがとうございます。私も昨年の3月から毎日、戸田市を含む近隣県内4市であるとか、埼玉県全体の動向を押さえていると、なかなかここにきて、一進一退になってきているのかなという感じはしております。そういう大変な中での支援というのが必要だというふうに思いますが、事前の通告になかったことですが、現状把握のために1つ分からない点がありまして、市長にお尋ねいたします。  先ほど、設備投資の要請について、部長答弁は、医療機関から設備投資に関する要請は現在までのところございませんという答弁でした。福祉部にはなかったというふうに把握いたします。新型コロナ対応を迫られる戸田市の医療機関は、戸田市に設備投資の要請は本当になかったのだろうかと。どこの自治体でも、自治体に対して民間の医療機関がそういう設備投資に対する要請があるものですけれども、どうだろうと思って調べておりました。すると、急な話でしたが、新型コロナウイルス患者を受け入れるための専門病棟を造るため、戸田市にその支援を求めるというような要望が、昨年の夏に市内の医療機関から市長に対して直接あったという情報を耳にしました。  現状把握のためにお尋ねいたします。市長に対して、そのような医療機関からの要請はあったのでしょうか。別に責任追及とかそういうことでなく、現状把握ということでお願いします。 ◎菅原文仁 市長  議長。 ○細田昌孝 議長  菅原市長。 ◎菅原文仁 市長  林議員の再質問にお答えしますけれども、それは戸田中央病院の話でしょうか。 ○細田昌孝 議長  確認ですか。 ◆8番(林冬彦議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  林議員。 ◆8番(林冬彦議員) 具体的な病院名を言っていいものかどうかということは、あれですけれども、市内の民間医療機関からそのような要請はなかったのかということで、あったかなかったかということで、現状把握でお願いします。 ◎菅原文仁 市長  議長。 ○細田昌孝 議長  菅原市長。 ◎菅原文仁 市長  個別の事案に対してはお答えできないということでございます。  以上でございます。 ◆8番(林冬彦議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  林議員。 ◆8番(林冬彦議員) そういう答えが返ってくるとあまり予想はしていなかったものですから、今回、別にこれで市長の責任を追及するとかということでお尋ねしているのではなくて、部長の答弁にもさきほどありましたように、戸田市の方針というものが、医療従事者が安心して医療に当たれる環境を整えるため、医療機関への支援が必要と考えているということでした。私が現状把握として知りたいのは、市内の医療機関新型コロナウイルス対策として、様々な要望があったのではないかなと。でも、あまりなかったという話ですが、市内の医療機関が設備投資の要望を戸田市に対してしたのかしなかったのかと、必要を感じていたのかいなかったのかということを確認したいだけなので、答弁いただけないでしょうか。 ◎菅原文仁 市長  議長。 ○細田昌孝 議長  菅原市長。 ◎菅原文仁 市長  医療機関からの個別の相談ということについては、お答えできる範囲というのもございますので、戸田市としては蕨戸田市医師会、やはりここを通じて、医療機関の支援はしっかりしていこうというようなことで対応してきたところでございます。  以上でございます。 ◆8番(林冬彦議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  林議員。 ◆8番(林冬彦議員) はっきりは言っていただけないということですけれども、例えば今後も設備投資などがあるかもしれない、ないかもしれない、それは分かりません。そのときに、戸田市がそれに対して対応しようとするのかしないのかということを含めて、例えば保険証が戸田市にはなくて、埼玉県の管轄になっているということで、この手のものは埼玉県にお願いすべきものなのかどうかという判断なども含めて、戸田市に対してそういう要望があって、それを福祉部含めて共有したのかどうかなどというところはとても重要なことかなというふうに感じました。そのための確認でさせていただいたところでございますので、個別の案件には答えられないと。なぜ答えられないかちょっと分かりませんけれども、あったとしてもなかったとしても、それはなかったらあれですけれども、福祉部とは共有されていなかったということが分かりました。  それでは、続きをさせていただきますが、皆さんのお手元に参考資料をお配りしています。議員の皆様にはタブレットの中、傍聴されている方には資料として配付していると思いますけれども、こちらを御覧ください。  これは、戸田市含めて、この新型コロナの時期に医療従事者応援のためにどのようなことがなされてきたかというものを幾つかピックアップしたものでございます。大きく分けると、全体で4種類ぐらいあるのかなと。直接医療機関にというものがあるということの構成になっています。  最初に、これはインターネットの時代であるということからですけれども、医療従事者からのメッセージ医療従事者に対する国民からのメッセージ応援コメント、これを両方まとめたサイトをヤフージャパンが整備しました。ここには、現場の医療従事者から現場の声を伝えるものだとか、悩みだとか、そういった声が寄せられるのと同時に、それに対して、これを見た閲覧者の方から頑張ってくれよと、しっかりしてくれと、応援していますよなどというふうな心温まるコメントが寄せられて、双方、それを見ることができるというものでした。医療機関に行かない限り、現場で働いている方を直接知らない、そういう知らないというところから偏見や差別というものが生まれるのではないだろうか。お互いにというよりも、私たち国民にとっては、医療現場の方々の状況を知ることで、本当にこのように大変な状況なのだと、医療従事者の方々は感染の危険と背中合わせでこんなに頑張っておられるのだと、そういうことが伝わる効果があったのかと思います。  こういう取組については、デジタル的な仕組みなども必要でありますので、今後、戸田市がデジタル化ということを進めるのであれば、今後のオプションとしてこういうやり方もあるのかなということを気に留めていただければというふうに思います。  2つ目は、ふるさと納税の仕組みを使って医療従事者を応援しようという動きがありました。戸田市も採用しています、さとふるでは、これは県単位ですけれども、新型コロナウイルス医療対策支援寄附というものをふるさと納税の形で受け付けておりました。ここには、文字が小さいのですが、タブレットの方はクリックいただくとそのサイトが開くと思います。埼玉県の場合、このさとふるでこのようなものを用意したところ、実に2,947万円寄附が集まったということでございます。また、横浜市はふるさと納税寄附メニュー新型コロナウイルスに関する医療対策、感染症対策応援というメニューを用意しました。と同時に、寄附いただくだけではなく、寄附した際に寄附された方からのコメントがあります。それを同時に掲載することで、医療従事者医療機関に対して、皆さんがどのような応援の気持ちを持っているのかが分かるような仕組みを用意しました。  1ページめくりまして、次は福岡市です。私の生まれ故郷ですけれども、福岡応援寄附、福岡市へのふるさと納税、こちらも寄附金制度を用意していまして、ここに新型コロナウイルス対策支援ありがとう基金というものを用意しました。すると、ここに対しては何と1億円を超える寄附が寄せられたということでございます。  また、東京練馬区は、単にふるさと納税の仕組みを用意するだけではなく、ふるさと納税で集まった資金を基に、一方、この新型コロナの中では時短営業で飲食業の方々が打撃を受けて、戸田市もそういう方々を対象に支援をやっていたところですけれども、この練馬区は、この寄附金を原資にして、これで市内の飲食業の方のお弁当を購入して、医療従事者の方に無料でお渡しする、そのような仕組みをやったそうです。このような形でふるさと納税の仕組みを利用して医療従事者に対する支援を行う、こういう取組がありました。  さらに3つ目ですけれども、今度は医療従事者応援のためのクラウドファンディング、この一つのCAMPFIRE、クラウドファンディングをやっている会社、仕組みを提供している会社の一つですけれども、ここでは医療従事者にありがとうをお弁当で届けたという企画をやりました。こちら、東京都の台東区、こちらに全国的にも比較的初期の段階で医療機関の大規模なクラスターが発生した永寿会病院があったと思います。上野駅のすぐ近くですけれども、そこの従業員に対して、医療従事者を応援したい方から寄附金を募りましてお弁当を届けようと、このようなクラウドファンディングを台東区内だったと思いますけれども、飲食業に関する方が企画されまして、クラウドファンディング、これ、民間ですけれども、起こしました。そこに対して、集まったお金でお弁当を作って、実際に従業員の方にお届けしたという動きがあります。実は戸田市ではないので、私もこれに参加して支援をさせていただきました。台東区では、いろいろ区の取組に対して、議員として勉強に伺うことも多かったので、お返しのつもりでここに参加した次第であります。  そして、ふるさとチョイス、こちらも戸田市はさとふるというふるさと納税支援サイトを利用していますけれども、ふるさとチョイスというものもそういう業者の一つで、ここではガバメントクラウドファンディングという仕組みをつくっています。ここで、長野県千曲市がふるさと納税という形ではなくて、ここに対して千曲市の医療機関を応援してほしいという形のクラウドファンディングの企画を持ち込み、そこに対して、94万7,300円集まったという形でございます。  このようにクラウドファンディングを使った形での、戸田市も教育関係、クラウドファンディングをやっていますけれども、医療従事者を応援という形で活用した事例がありました。また、現在始まっているのが文化放送、ラジオですね、医療従事者に地域の飲食店の食事を応援するということで、医療従事者・飲食店ありがとうプロジェクトというものをやっています。これは、リスナーの皆様に資金を提供してくださいと呼びかけます。その資金を基に食事券チケットを買います。別途、文化放送へ支援が必要だという医療機関に登録していただき、その登録のあった医療機関の近隣の飲食店で使える食事券を用意して、それを医療従事者の方にお渡しするという仕組みです。このような形の取組が、今、始まっています。  1ページめくっていただくと、これは戸田市の飲食業者さんです。食い所呑み処ぽんぽこさんという、喜沢南にあるお店ですけれども、毎週土曜日に、数の限定はありますが、ありがたいことに医療従事者の方やその御家族、また、独り親家族も含めてですけれども、そういった方に食事提供サービスも行われているということです。毎週土曜日に日帰りメニューでやられています。投稿には、一般市民にワクチンが打てるようになるまでどれぐらい日にちがかかるか分かりませんが、自己管理を徹底しましょう。皆様の笑顔をお待ちしております。余談失礼いたします。どんなことがあっても、僕はこの活動を続けて活動していくつもりですし、誰に何て言われようとも続けていきます。僕にしかできないことだから。子供たちの笑顔には絶対代えられないものがあるからというふうに、何と心に響くようなメッセージがあるかと思います。こういうメッセージ医療従事者の方に届くと、つながっているという気持ちが心の中に生まれます。人というものは、一人では心が折れるかもしれない。だけれども、誰かとつながっているという、そのつながっている感があるとなかなか心が折れない。だからこそ、心のつながりを感じる医療機関医療従事者への支援が必要だというふうに私は思います。  最後の事例は、これは戸田中央総合病院、こちらに対する直接支援がどのぐらいあったのか、どういう支援があったのか、こちらはホームページで公表されています。どのような中身かというのは分かりませんが、一覧で見ると、やはり多くの方がここに参加されているのが分かります。このよう、医療従事者の方に心がつながっているんだ、自分たちだけが大変なんじゃないんだ、皆さんが支えてくださっているんだ、皆様と一緒に新型コロナに戦っているんだと、このようなことを感じる仕組みというのがあります。特に食事と絡めた企画などは、市内の疲弊している飲食業者さんとの支援にもリンクしやすいものですから、ぜひ、今後、必要なときは検討していただきたいと思っています。  3月に入ってのことですか、戸田中央総合病院、クラスター収束宣言されました。その前にNHKで報道番組でありまして、それはクラスターに関する戸田中央総合病院の報告書を基に行われた報道でしたけれども、私はその報道を見て、ある一種の憤りを実は感じた一人です。なぜかというと、報道されていることはうそではありませんでした。しかし、実際の現場の状況を見るとそれだけではない。例えば少し長い目で見ると、先に医療機関クラスターが発生したのは川口市でした。川口の中央総合病院や済生会病院などで起こった際は、そちらのほうで患者さんを受け入れることができなかったから、その分、戸田市中央総合病院を含めた戸田市の医療機関が対応したということもあります。また、実際に中央総合病院でクラスターが発生しかかったときに、そこの患者さんをよその病院で引き受けていただけるかとなったときに、埼玉県全体ですごく患者が増えていたので、よそでは引き受けてはもらいにくかったという現状などもあります。そういう背景を含めての情報発信があれば、NHKの番組もそうだなと思えたのですが、やはりマスコミというのはある一種、限定的な報道にせざるを得ない部分がありますので、私はそれを見て、もっとたくさん伝えてもらいたかったなと思った一人でした。  冒頭に申し上げました。医療従事者の方々の心が折れることが、医療崩壊につながる可能性があると。だからこそ戸田市の情報発信は、医療従事者の方々と共に新型コロナと戦おう。悪いのは新型コロナです。医療従事者の方々と共に戦うという呼びかけが市長含めて、僕は必要ではないかというふうに思っています。そうでないと、こういう世の中に対して不満が集まっているときに、私は心理学をずっと専門的にやってきた人間ですけれども、世の中の不満が高まっているときに、公の職員に就いている者、議員もそう、市役所の職員もそう、学校の先生もそう、公で理想的に動かなければいけないような人たちに対して、不満のはけ口というか、このやるせない怒りが向きやすいのです。モンスター何とかという言葉がある、その現象というのはあります。ですから、そういったことを起こさないためにも、今回のこの状況の中では戦う敵は新型コロナウイルスだと。そこに対して、医療従事者も学校の先生も公務員も議員も、一緒になって共に戦っていこうというような、そのような心のつながりを感じさせるメッセージを、戸田市には発信していただきたいと。それが普通の自治体ではなくて、より一歩高いレベルの自治体の動きではないかなというふうに思っております。  ということで、要望させてください。今後、支援対象者となる医療機関の状況を従業員数も含めて、大変なところありますけれども、しっかりと把握していただきたいと思います。それから、情報を発信する際には、市民の皆様が、医療機関の方々と一緒に戦おうと、医療機関従事者の方々を応援したくなるような状況も含めて伝えてください。それから、支援メニューを提示してください。さきほどいろいろ見ていただいた中に、多くの方が参加しているんです。私たちは応援したいんですよ、医療従事者の方々を。だけれども、応援の仕方が分からないというところに問題がある。だからこそ、応援の仕方はこんなのもある、こんなのもある、こんなのもあるという形でメニューを提示していただくことが実際の応援につながる、その可能性があります。それを検討してください。例えば食事に関してのことであれば、医療従事者パスポート、従業員パスポート、子育ての方々にはパパママ応援の、埼玉県がパスポート発行していますけれども、ああいうものを考えるというのも一つの手だと思います。また、お弁当の支援が幾つかのところで行われていましたけれども、食と組み合わせた支援というのも可能性としてはあるのかなというふうに思います。  これは、例えばこども食堂、話替わりますけれども、こども食堂などが対象にしている、そういう家庭のお子様に対する支援なども、食と絡めて何かできることがあるのではないかなというふうに思います。  あと設備投資に関しても、本当に要請があったときに設備投資があれば、要請があったかなかったか不明でしたけれども、夏の段階で設備投資を図っていれば、あれほどまでのクラスターが起こらなかったかもしれないというふうに思いますが、政治ですから、たらればの話は置いておきます。過去はともかく、今後、未経験の危機に遭遇した際には、今回の経験を踏まえて、現場と情報を共有しながら政治的な判断をしていただきたい、これを切に願います。  とにもかくにも医療従事者の方々と心がつながっている、それを感じるような情報発信と支援というものを引き続きお願いいたしまして、私の件名1を終わります。  それでは、次は戸田市の火災対応についてです。これにつきましては、昨日、小金澤議員が取り上げましたので、小金澤議員と重複する部分は省略していただいて構いません。  資料の2番を見てください。こちら、火災のあった2日後に現場に、行きまして、地元の方とお話をしながら、同時に要望を伺いながら撮影した写真です。今回の火災の現場は、私にとって初めて見るような、というよりも、昔見たのは阪神・淡路大震災の後、あれはもっとひどかったのですが、衝撃を受けた火災現場でありました。私が行ったのは11日でしたけれども、現地の方にお伺いしますと、その前日には市長とそれからむとう議員が、駆けつけてくださったと。私が行ったときには三浦議員も来てくださいまして、被災された方のお話をいろいろお伺いされて、丁寧に対応されていた、そういうことがありました。  まず、令和3月2月9日から12日かけて、市内で発生した火事の状況についてお伺いいたします。  2番は、被災者に対する市のサポートについて伺います。  3番、市で行われている火災対応訓練について伺います。  4番、地域や家庭に求める火災への備えや対応について伺います。よろしくお願いします。 ◎栃本由兼 消防長  議長。 ○細田昌孝 議長  栃本消防長。 ◎栃本由兼 消防長  件名2、(1)令和3年2月9日から12日にかけて市内で発生した火事の概要についてお答えいたします。  なお、火災状況につきましては、小金澤議員と重なる部分があることから、一部省略し、説明をさせていただきます。  初めに、1件目は2月9日19時頃、喜沢南2丁目地内で発生し、負傷者1名、全焼6棟含む住宅、計14棟が焼損しました。出動状況としては、消防車両13台、消防団車両5台、近隣消防からの応援として、蕨市消防1台、川口市消防1台及び東京消防庁1台の合計21台、活動人員110名が消火活動を行いました。  次に、2件目は、2月10日10時22分頃、喜沢1丁目地内で発生し、負傷者2名、全焼1棟を含む住宅計4棟を焼損しました。  最後に3件目は、2月12日11時23分頃、笹目7丁目地内で発生し、死者1名、全焼1棟を含む住宅6棟を焼損しました。  (3)市で行われている火災対応訓練についてお答えいたします。  市では、毎年9月に総合防災訓練を実施し、町会及び関係機関と連携し様々な訓練を行っています。消火器取扱訓練のほか、一定規模のマンションや店舗において、防火管理者を中心に、消防法に基づく避難、通報及び消火訓練を実施しております。  また、消防では事業所の訓練に併せ、建物等を利用した訓練も状況に応じ実施させていただいております。  (4)地域や家庭に求める火災への備えや対応についてお答えいたします。  火災が発生した際、早い段階での消火と速やかな119番が大変重要です。このことから、まず初期消火を行うため、御家庭には必ず消火器を設置していただきたいと思います。また、素早い避難と通報のため、住宅用火災警報機の設置促進と併せ、設置後10年を経過したものについては、電池の寿命や煙を関知するセンサーの劣化等があることから、機器の交換を呼びかけております。  このことが効果を上げ、令和2年中に発生した火災事例でも、近隣住民が住宅用火災警報機の警報音に気づき、早期に通報したことにより大事に至らなかったケースが、火災総件数30件のうち5件ございました。  消防では、引き続き住宅防火の啓発を推進してまいります。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○細田昌孝 議長  久川福祉部長。 ◎久川理恵 福祉部長  続きまして、(2)被災者に対する市のサポートについてお答えします。  火災の被災者が受けられる主な救済措置には、火災で発生した一般廃棄物の処理手数料の免除、各種税や保険料の徴収猶予や減免などがございます。  また、一時的な住居の提供、災害見舞金及び弔慰金支給などの支援があるほか、日本赤十字社の救護物資である、布団、毛布、日用品を収納した緊急セットやNPO関係団体等の協力により提供いただいた食料品や衣類をお渡しし、当面の生活の一助として御利用いただいております。  以上です。 ◆8番(林冬彦議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  林議員。 ◆8番(林冬彦議員) それでは、順次、再質問させてください。  特に今回お伺いしたときに、喜沢南でのこのような大きな火災のとき、通報はあったけれども、初期初動というか、通報があったときにはかなり燃え広がっていたということもありましたので、先ほど消防長がおっしゃったことについては、消火器の準備であるとか、火災警報装置の設置だとか、とても重要なことだというふうに思いました。引き続き再質問させていただきます。  被災者に対する市のサポートについてですけれども、火災災害に遭ったときに、やはり火災保険であるとか共済制度というものがあると大変ありがたいと聞いております。戸田市にも、戸田市火災共済というものがございますけれども、これは、どのような制度でしょうか。教えてください。 ◎櫻井聡 市民生活部長  議長。 ○細田昌孝 議長  櫻井市民生活部長。 ◎櫻井聡 市民生活部長  火災共済は、共済に加入された方に対して火災被害の程度に応じ見舞金をお支払いするものでございます。掛金は500円で共済期間は1年間、見舞金の額は全焼の場合100万円、半焼の場合50万円、部分焼の場合20万円、消火活動による水損については10万円をお支払いするものとなっております。加入申込みにつきましては、市役所のほか、美笹支所、東部連絡所、戸田公園駅前出張所、市内の金融機関で受け付けております。 ◆8番(林冬彦議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  林議員。 ◆8番(林冬彦議員) 質問しましたが、資料の3に戸田市火災共済について、この頂いたチラシを配付しています。ぜひ、この議会、傍聴していただいている方含めて、火災共済、火災保険入っているかどうか確認してください。焼け出された後は仮住まいするときにお金が必要になります。この共済に入っていると、100万円出ます。500円で100万円の保障があるということで、これを使っての仮住まいも可能になります。更新忘れたりするものでもありますけれども、ぜひ、これを検討していただければというふうに思っての質問でございました。ただ、予約の受付は3月31日までということで、それ以降も一応受付はあるということですけれども、ぜひ、この辺は御検討いただきたいというふうに思っています。  では、引き続き続けます。次に、市で行われている火災対応訓練について質問いたします。  4年前、私は議員1年目でした。住宅密集地でしたが、川岸地区で火災対応訓練が12月に行われました。今後も、ほかの地域でこのような対応訓練をされる予定はありますでしょうか。 ◎栃本由兼 消防長  議長。 ○細田昌孝 議長  栃本消防長。 ◎栃本由兼 消防長  (3)川岸地区火災対応訓練についてお答えします。  平成28年12月に新潟県糸井川で発生した大規模火災を受け、木造建物が密集した地域での訓練として、川岸町会と連携し、川岸2丁目のさつき通り一帯を通行止めとし、道路や市有地に消火用ホースを伸ばす火災対応訓練を、平成29年、平成30年と2回実施いたしました。こうした市街地における大規模な火災対応訓練の実施については、先ほど申し上げたように、道路を通行止めにするなどの影響があることから、実施には、地域住民の御協力が必要不可欠でございます。  消防としては、今後各町会、自治会などから御要望いただき、連携した火災対応訓練を検討してまいりたいと考えております。 ◆8番(林冬彦議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  林議員。 ◆8番(林冬彦議員) ありがとうございます。では、再質問続けます。  4番目に、地域や家庭に求める火災への備えや対応について御答弁いただきましたけれども、町会で、私も自主防災組織、パトロールに入りながら見守りをやっていますけれども、その際、見回りの際に何か防火ということに関して、ポイントがあれば教えてください。 ◎栃本由兼 消防長  議長。 ○細田昌孝 議長  栃本消防長。 ◎栃本由兼 消防長  見回りの際の防火に関するポイントについてお答えします。  消防では、毎年火災危険がある空き家、枯れ草について調査を行っております。調査の結果、空き家が誰でも侵入できる状態となっていたり、敷地に燃えやすいものが放置されたりして火災危険がある場合に、所有者へ是正を促す通知文を送付しております。
     町会、自治会でのパトロールにおいて、火災予防上危険と思われるものを発見した場合は、その都度、消防へ御連絡いただければ対応をしたいと思います。 ◆8番(林冬彦議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  林議員。 ◆8番(林冬彦議員) どうもありがとうございました。今回、火災の被害が相当すさまじいものでした。特に昨日の小金澤議員の質問でもありましたけれども、今回は私道というものがありまして、そこの上に堆積した廃材などは、市のお金で撤去するわけにはいかないという現状があり、これはむとう議員から後でお聞きしたら、消防団の方々がボランティアで撤去していただけたということも聞きまして、安堵した次第でございますけれども、火災災害への対応はなかなか難しいものがあるなと思います。  そのような中で、今回、御答弁いただきまして分かったことが幾つかありました。4点ほど上げさせていただきます。まず、火災災害を未然に防ぐ、これを目的とした見回り活動、このときには火災予防上危険と思われるものを発見した場合、その都度、消防に連絡してくださいということでした。ですから、私たち含めて、これ、火災のときに危ないのではないか、火がつきやすいのではないか、新聞が積み重ねられているとか、燃えやすい、これは危ないと発見した場合は消防にその都度連絡してほしいということ、これが1つ目です。  2つ目、万が一、火災が起こった際にはやはり初動、初期の動作、初動が大切だということです。そのためにも、各家庭に消火器を設置すること、それから、住宅用火災警報機を設置すること、これはとても重要ということでした。ただし、住宅用火災警報機は約10年で劣化してしまうので、交換が必要になるということです。ですから、今、御家庭についている方々も10年たっていないかどうか、ぜひ確認してください。  それから、3番目、今、消防消火訓練につきましては、町会や自治会の要望があれば、火災に対応した訓練も可能というお答えがありました。私もそういう町会の防災組織入っております。今まで地震や水害に対する訓練はありますけれども、やはり火災が起こってしまったときにあたふたしないためにも、火災を念頭に置いた訓練というのは必要だと思います。そういったことも含めて、川岸の事例はネット検索していただければ、4年前に私がたくさん写真を撮ったものが私のブログに掲載されていて、戸田市、川岸、防火訓練と検索すると出てくるのではないかと思います。路地にたくさんの消防団が入ってホースを流しながら、そして、住民の方も参加しながら消火訓練をやっていました。単に総合防災訓練でやるのとはわけが違う、そのような訓練は町会や自治会さんからの要望が必要だということで、念頭に置いていただきたいと思います。  4番目は、被災者に対しては公的サポートやNPO法人よりサポートがあるという話、小金澤議員の質問のときにお答え出ていましたけれども、いろいろお伺いしてみると、やはり公的サポートには現時点ではサポートできる範囲に限りがあるということで、火災保険や火災共済の加入というのは不可欠だと思います。特に掛金500円の火災共済、戸田市の火災共済というのは仮住まい確保に対応できますので、ぜひ、皆さん、御検討いただければというふうに思います。  要望を3点させてください。まず、火災防災について、地震と洪水は繰り返し、戸田市でも言われていますけれども、火災に対する備えというものについて、やはりこれは必要だと思います。ですから、こういった情報、火災防災への周知ということで、町会、自治会、この要望に応じて訓練の実施をお願いいたします。  特に私は、若い方は分からないと思いますけれども、阪神・淡路大震災で私の祖母が被災しました。三宮の町中が焼けたんですよ。その現場に行ったときに、こんなに悲惨なことが何で行ったのだろう。現場に行ったときに、あの当時、地震災害で水が出なかった。火が燃えているのに水が出なかった。だから、バケツリレーしながらやったという話も聞いていますけれども、やはり訓練がないとなかなかそういうことも起こせない。だからこそ、訓練はとても大切です。地震に火災伴いますので、ぜひ、火災に関してお願いしたいと思います。  それから、現状では公的なフォローには限りがあります。よく災害で自助、共助、公助という、この順で考えてくれという話があります。自分で自分の命を救う自助、そして、地域で命を救う共助、そして、自治体が対応する公助がありますけれども、この自助の部分が先ほどの保険加入とかだと思います。訓練は共助に入りますけれども、繰り返しになりますが、皆さんにとっては自助の部分の火災保険等の加入は、ぜひ考えていただきたいと思います。  それから、次、被災後の手続についていろいろ聞いてみると、現状ではワンストップ窓口になっていないんですね、火事を受けた方。そういった方々に対して、将来的には罹災後、ワンストップ窓口で対応できるような流れというものがあるとよろしいのかなと思いますので、これは将来的に検討してください。特にデジタル市役所を目指すのであれば、対応が可能かもしれません。  以上で件名2は終わります。  それでは、件名3、戸田市公園リニューアル計画についてです。  これについては、佐藤議員が詳しく取り上げてくださったので、私は状況を確認する、期待を述べる程度にとどめたいと思っております。ただし、背景といたしましては、私、12年前に実は後谷公園の部分的な東南角地の改修計画に市民の立場で参加いたしました。その後、自分たちが関わってつくった計画ということもありまして、今は、コロナで停止していますけれども、毎月10日朝8時からの清掃活動を11年間続けてきており、関われば関わるほど戸田市の公園を大切にしたい、ここでにぎわいを起こしたいという気持ちが起こってくるんです。ですから、この戸田市の公園リニューアル計画には大きな期待を持っています。  それを含めての質問でございますけれども、現在の進捗状況についてお伺いいたします。  それから、今後の動向について教えてください。お願いします。 ◎吉野博司 環境経済部長  議長。 ○細田昌孝 議長  吉野環境経済部長。 ◎吉野博司 環境経済部長  3の公園リニューアル計画について、(1)現在の進捗状況についてお答えいたします。  戸田市公園リニューアル計画は、本年度の策定に向け、令和2年12月4日から1か月間、パブリック・コメントを実施し、9名の方から計36件の御意見をいただきました。また、庁内では計画策定委員会に諮り、各委員からの意見や学識経験者から見識をいただいております。現在は、パブリック・コメント及び計画策定委員会の意見を踏まえ、修正案を作成したところでございます。今後、計画策定委員会などを経て、3月末に完成予定でございます。  次に、(2)今後の動向についてお答えいたします。  計画策定後は、運営面のソフトと維持・改修面のハードの双方から、公園の在り方を見直すことを目的に計画を進めてまいります。令和3年度は、市と連携して事業を実施する事業者を募集し、ソフト展開を担う主体の掘り起こしやニーズを捉えるため、社会実験イベントを実施する予定でございます。  また、市民協働による公園リニューアルのプロセスを検討するため、モデル公園を選定し、ワークショップ等を通じて、ソフト導入の検討とソフトを補完するハード整備のプラン作成に取り組んでまいります。  これらの取組により、公園のにぎわいや魅力の維持のほか、公園活用におけるルールやリニューアルのプロセス等を確立してまいります。また、指定管理者制度を最大限活用し、スケールメリットが生かせる複数公園の包括指定管理者の導入を順次進めてまいります。これにより、例えば市内各所における公園でのイベントの開催など、利用サービスの向上を図ってまいります。  そのほか、既存の緑のボランティア等の活動を推進するとともに、新たな公園利用の仕組みや仕掛けにより、にぎわいを創出してまいります。また、公園の美化や活用、緑化推進等の担い手を発掘し、公園の自然的要素や都市環境の向上にも努めてまいります。 ◆8番(林冬彦議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  林議員。 ◆8番(林冬彦議員) 1点、再質問させてください。  今の御答弁の中に社会実験という、一般的には耳慣れない言葉があったかと思います。この社会実験というものはどういうものを指すのでしょうか。内容を教えてください。 ◎吉野博司 環境経済部長  議長。 ○細田昌孝 議長  吉野部長。 ◎吉野博司 環境経済部長  来年度の社会実験でございますが、民間事業者と連携いたしまして、どのようなサービスや工夫をすれば多くの人に公園を利用していただけるようになるのか検証するものでございます。市内数か所の公園で実施を予定しておりまして、地域のにぎわい創出を目指し、公園の新たな利用方法の提案を行います。  今回の検証により、ソフト導入の具体化に向け、公園をより柔軟に利用するためのルールや運用方法等の検討、担い手の発掘を行ってまいります。  その他、他部署と連携し、市の施策の中で実施場所を屋内から屋外の公園に移すなどの施行により、市民の生活やにぎわいの向上に役立ててまいります。 ◆8番(林冬彦議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  林議員。 ◆8番(林冬彦議員) 何か社会実験、一時的にこのようなデータを取るために評価を得るために、実際にやってみて、その結果でもってそれを引き続き実施するのか、それとも修正加えるのかをやっていくということで、今回仕掛けてくださるということで、私も期待をしています。  御答弁の中で気になるワードが幾つかありました。3つほど上げると、1つ目は、新たな公園利用の仕組みや仕掛けにより、にぎわいを創出すると。にぎわい創出ということで、新型コロナの状況になりまして、屋外であります公園の役割というのは非常に期待を持って皆さんから見られていると思います。この戸田市のにぎわいをそのような公園を拠点にして図っていくと、こういったものがこの公園リニューアル計画にはあるということ、非常に心強いものを感じました。  2つ目は、公園の美化や活用、緑化推進等の担い手を発掘していくと、このような言葉もありました。先ほどの医療従事者のことも含めて、また火災防災訓練のことも含めてですけれども、関わるということが非常に大切なキーワードだと私は思っています。地域の何かに関わることによって、地域に対する愛着が生まれていくものですね。なので、ぜひ誰かが整備した公園ではなくて、自ら関わっていけるように、お花の植え替えも含めて、関わっていけるような仕組みを検討していただく、非常に期待が持てる言葉でございました。  そして、社会実験、一時的にこれがルールだから駄目なのよというのが今までの公園だったかもしれません。けれども、今までの公園の使われ方の枠を超えた形での社会実験をやっていただいて、その地域の実情に応じた、市民の声に応える新しい公園の利用のされ方を検討していく、そのようなキーワード聞きまして、期待を持った次第です。  3つ要望させてください。1つ目は、この公園の管理をどこかに委託するかもしれません。、美化や活用に参加を希望する方と今後、そういったとことのコーディネート役というのをしっかりとやっていただきたいと思います。  2つ目は、外に向けて戸田市は公園のあるまちなんだということを、強くPRをしてください。私はこの戸田市の景観を含めて、が戸田市の教育と医療と公園、景観整備、これが大きな特徴だと思っています。  3つ目は、お花のボランティア、公園の維持管理等を支えてくださっている方々に光を当ててください。広報戸田市なども活用してくださいということをお願いいたしまして、今回の私の一般質問を終了させていただきます。よろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。(拍手) ○細田昌孝 議長  この際、休憩いたします。  休 憩 11時00分  開 議 11時10分 ○細田昌孝 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  18番、酒井郁郎議員。(拍手) ◆18番(酒井郁郎議員) 皆さん、こんにちは。戸田の会の酒井郁郎です。  今回、2点につきまして一般質問をさせていただきます。  市民の方から頂きましたマスクをつけまして登壇しておりますが、飛沫防止のパネルがついたということで、外して質問をさせていただきたいと思います。  まず1点目でありますけれども、戸田市保有の特別養護老人ホーム、戸田ほほえみの郷の老朽化対策につきまして、質問をさせていただきます。  おととし、2019年9月議会以降、4度にわたり質問させていただきまして、市の改修計画には多額の費用がかかることや、また、現状の建物のオペレーション面での不利についても指摘してまいりました。2020年6月の一般質問答弁においては、抜本的な見直しと検討委員会立ち上げの方針が示されておりますが、まずは検討委員会における検討状況についてお聞きいたします。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○細田昌孝 議長  久川福祉部長。 ◎久川理恵 福祉部長  1、(1)特別養護老人ホーム、戸田ほほえみの郷の老朽化対応についてお答えします。  戸田ほほえみの郷は、設備等の劣化が見られるため、公共施設中長期保全計画に基づき、令和6年度から大規模修繕を実施する予定となっております。これに向けた実現可能な工事手法を示すため、平成30年7月から令和元年10月までを期間とする建物調査及び改修計画策定支援業務を実施いたしました。  この結果を基に、庁内検討委員会や設計業者からのアドバイスをいただきながら、多角的な視点から検討を進めたところ、このたび、当初約30億円の修繕プランを約10億円に圧縮した「居ながら改修」を選択することが妥当との結論に至ったところでございます。今後、本方針に基づき改修計画を進めてまいります。  以上です。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) ありがとうございます。当初の30億円があまりに高額であったとはいえ、そこから20億円下がって、現状案10億円ですので、大幅に下がったこと、それ自体につきましては悪いことではないと思うのですが、そのいきさつであるとか、また、どの部分で金額が下がったのかといったことにつきましてお伺いいたします。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○細田昌孝 議長  久川部長。 ◎久川理恵 福祉部長  これまで議員からも御指摘がありましたが、昨年度の改修案には、コスト面などにデメリットがございました。改修手法の再検討の必要性等、様々な検証課題が明らかになったところでございます。そのため、今年度に入り、改めて専門業者を交えた精査や庁内検討委員会における議論を行い、その結果、コストを圧縮した「居ながら改修」プランを選択いたしました。  なお、改修項目の精査に当たっては、電灯設備や建具をはじめ、継続使用が可能な設備をできる限り維持するよう見直ししております。改修期間中の施設運営を工夫することで、仮設の建物に係る費用も削減しております。  以上です。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) ありがとうございます。この点に関連しまして、以前の質問で申し上げた点でありますけれども、公共施設の整備や延命工事につきまして、コストを管理する仕組みや意思決定の工程があやふやであるという点を指摘させていただき、次のような提案をさせていただきました。  まず1点目としまして、検討委員会の構成や在り方を含め、意思決定の工程全体をよく設計し直し、先進自治体の例に倣いマニュアルに落とし込むことや、2点目としまして、計画立案段階では建て替えあるいは延命工事などと決めつけることなく、各案並列に検討すること、また、3点目としまして、必要に応じて財務部から各事業課へ突っ込んだアドバイスを行うこと、また4点目、計画年限を厳格に守るのではなく、財政状況を勘案したり、建設需要の緩んだ時期に入札を行ったりすることでコストを抑えること、さらには5点目としまして、いわゆる見える化により施設効率を公表することで検証を可能にし、無責任な投資に対する抑止力とすることなどであります。  今回、工事を見直すことで大幅に下がったということでありますので、そのこと自体については評価したいと思いますが、これからも今回のようにいくとは限りません。今後は組織として、また、仕組みとして実現できるよう検討していっていただきたいと、まずは1点要望させていただきたいと思います。  次に、検討の中身についてお聞きいたします。検討された選択肢にはどのようなものがあったのでしょうか。「居ながら改修」以外の工法や、建て替えについても検討したのでしょうか、お聞きいたします。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○細田昌孝 議長  久川部長。 ◎久川理恵 福祉部長  「居ながら改修」のほか、3通りの手法を検討いたしました。1つ目は、利用者全員を退去させた上で工事を行う手法、2つ目は、敷地の空きスペースに仮設棟を整備し、利用者を移した上で工事を行う手法、3つ目が、別敷地での建て替えを行う手法でございます。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) 続きまして、検討項目につきまして、コストのほかにどのような点を検討したのでしょうか。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○細田昌孝 議長  久川部長。 ◎久川理恵 福祉部長  各手法の比較検討に当たりましては、工期、改修費用、改修期間中に制限される介護サービスの量について検討いたしました。  その結果、他の手法と比較して最も効率的であった「居ながら改修」を選択いたしました。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) 続きまして、今回お示しいただきました「居ながら改修」案についてお聞きいたします。  その考え方についてでありますが、今後の介護需要のピークを迎えた後に、役割を終了するというような考え方でよろしいのでしょうか。その考え方につきましてお聞きいたしたいと思います。  また、あわせて介護受給の見直しについても御説明願えればと思います。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○細田昌孝 議長  久川部長。 ◎久川理恵 福祉部長  国の推計によりますと、全国の高齢者数は2040年頃にピークを迎えると予測されております。その中で、本市における高齢化の推移を見つつ、ピーク経過後の介護サービスのニーズを踏まえて判断するものと考えております。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) それでは、その「居ながら改修」案について詳細をお聞きしたいと思います。  まず、その工期につきまして、どの程度を見込んでいるのでしょうか、お聞きいたします。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。
    細田昌孝 議長  久川部長。 ◎久川理恵 福祉部長  当初の修繕プランでは、約25か月の工期を見込んでおりましたが、今回、10億円のプランでは、修繕項目を精査したことに加え、それに附帯する一部の仮設工事が不要となることから、全体の工期も短縮するものと見込んでおります。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) 続きまして、費用についてでありますが、今回、10億円であっても、今後の改修で多額のコストが見込まれるようでは案としての優位性はありません。長期的な改修コストの見込みについてお聞きいたします。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○細田昌孝 議長  久川部長。 ◎久川理恵 福祉部長  長期的には、概算で約10億円程度の修繕費用が必要となることが見込まれます。そのため、トータルのコストは、このたびの改修費用と合わせて約20億円程度になると考えております。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) 続きまして、「居ながら改修」のネックの一つが、業務あるいは入居者への工事中の影響であります。どのように見積もっておられるのかにつきましてお聞きいたします。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○細田昌孝 議長  久川部長。 ◎久川理恵 福祉部長  「居ながら改修」では、工事エリアを縦に区切って段階的に改修を行うため、入居者の居室の移動が発生するほか、工事期間中の騒音、振動が一定程度生じます。これに対しては、できる限り影響を小さくできるよう、設計段階で検討していくとともに、利用者及び御家族に対して丁寧に説明してまいりたいと考えております。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) 今回の「居ながら改修」案についてお聞きしますと、工事内容を省いたことで初期コストが削減されたばかりではなく、改修コスト全体についてもコンパクトになり、また、工期も短縮の見込みということで、その点では悪い案ではないのかもしれません。  しかしながら、今回採用されなかった移転の建て替え案は、さらに優位性があるように思われ質問をいたします。  例えばコストが抑えられオペレーションしやすい、低層の軽量鉄骨造による建て替えにつきまして、以前の質問で一つの例として取り上げました。ある当局者によれば、一定程度の広さの土地があるならば、建築費は15億から20億程度とコストが抑えられ、エレベーターを使う頻度が減らせることなど、オペレーションの面でも優位性があるとのことであります。土地の手配さえつけば最も有力な案だと思われますが、市保有の土地やその他の土地について検討したのかどうか、また、検討状況についてもお聞きいたします。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○細田昌孝 議長  久川部長。 ◎久川理恵 福祉部長  別敷地での建て替え案の検討に当たりまして、活用できる市有地について確認いたしましたが、形状、面積等の要件を満たす敷地はございませんでした。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) 今の時点で土地がないということでありますけれども、直近の戸田市の関連の土地について思い返してみますと、上戸田の保健所跡地については当時用途が決まっていなかったため、県からの申入れで市境の代替地と交換されたと聞いております。また、新曽の区画整理地内で道路設計に起因した日影規制違反が判明したマンション、プラザビュースターの跡地につきましては、地権者も買取りを希望されており、さらに戸田市が買い取ることで補償金の支払いを免れることもできましたが、用途がないと判断され実現はしませんでした。さらに、軽費老人ホーム白寿荘跡地、3,460平方メートルにつきましては、2億円強で民間へ売却されています。特養の立地としては値頃な価格であり広さもあります。先ほど申し述べたような、コストやオペレーションに有利な施設も建設可能な、今さらながら大変得難い建て替え用地だったのではないかと思います。  こうして見ますと、この五、六年の間でも、市が関わった一定以上の規模の土地が複数思い浮かびます。今後は、FMのファシリティーマネジメントの計画をよく検証し、先々を見越して計画を立てることで、市民の大切な財産、土地や建物が有効活用されるよう、十分に計らっていただきたいと思います。要望とさせていただきます。  さらに、戸田市公共施設再編プランによれば、先日、浅生議員が問題提起されたとおり、西部福祉センターや美笹中など、今後も計画が連続しています。その一方で、2017年策定の戸田市公共施設等総合管理計画において、基本方針の5、長寿命化の実施方針、改修を計画的に行うことにより、構造体の長寿命化と機能維持を図るについては、古い建物に手を入れて使い続けるに当たり、想像以上のコストが判明するという例が続いているように思います。それらの例を検証し、ファシリティーマネジメント全体の機動修正を図ることについても提言させていただき、1件目を終了させていただきます。  2件目は、市役所の就労環境でありますけれども、過去何度か質問させていただいてまいりましたが、今回も質問いたします。  市役所の中が寒いと、とりわけこの冬、感じました。1階の自動ドアは風が通り抜けます。風が強い日には廊下を落ち葉が舞っていることもありました。この冬は換気のため、各部屋のドアは開けっ放しとなっており、私の訪問した部屋はダウンを着ていてちょうどよく、屋外と大差ない気温に感じましたが、その中で職員の皆さんが働いておられました。  今年のコロナ対策の換気のせいばかりではありません。本市の庁舎は窓際からの冷えが厳しく、断熱性の乏しいガラスに、場所によっては隙間風が吹く窓すらあります。寒さが体に悪いのは言うまでもありません。血管の収縮により自律神経が乱れ、免疫力の低下を招きます。また、感染症にかかりやすい体内環境の原因ともなり得ます。さらに、頭痛や倦怠感、肩凝り、意欲低下などの症状を引き起こします。つまり寒いと何事もおっくうになります。安易なほうに流れがちになる、そうなると、もちろん仕事への悪影響も甚大であります。  そこで、断熱や空調につきまして、また、寒さのほかにも庁舎の職場環境には幾つか課題があると思いますが、それへの対応状況についてまずはお聞きいたします。 ◎駒崎稔 財務部長  議長。 ○細田昌孝 議長  駒崎財務部長。 ◎駒崎稔 財務部長  件名2の市役所本庁舎の労働環境、(1)断熱・空調についてお答えいたします。  市役所本庁舎におきましては、新型コロナウイルス感染症予防の観点から、1日5回、2時間ごとに夏は10分間、冬は5分間の窓の開閉による換気を行っており、換気の前後では室内温度に若干の変化が生じていると認識しております。  この換気により、冬季は室温が少し低くなることから、例年よりも設定温度を上げて運転しており、場所によって違いはありますが、最低でも21度から22度以上になるように設定しているところでございます。  また、本庁舎の窓は昭和45年の新築当時からのものであり、隙間風が発生している箇所もあると同時に、断熱性が低い状況でありますが、窓ガラス交換などの断熱対策には多額の費用が発生します。  したがいまして、現状では空調機の温度設定を調整することで対応していきたいと考えております。  続きまして、(2)のその他の課題につきましてお答えいたします。  庁舎の改修や有効活用につきましては、これまで、総務常任委員会による提言や議会での一般質問などで御指摘をいただき対応してきたところでございます。  また、大規模な改修になりますと、今後の新型コロナや財政状況等を勘案しながら進めていくこととなりますが、市民にとって利用しやすい庁舎となるよう、また、職員にとってもよい労働環境の下で業務が行えるよう、引き続き様々な意見等を聞きながら、庁舎の改善に取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) 再質問させていただきます。  まず、室温についてでありますけれども、温度設定ですね、現在21から22度とのことでありますけれども、役所内を見回しますと、マフラーやブランケットをして仕事をしている職員さんが多く目につき、また、個人で電気ストーブをつけている方もいらっしゃると聞いております。温度設定は適切とお考えでしょうか、お聞きいたします。 ◎駒崎稔 財務部長  議長。 ○細田昌孝 議長  駒崎部長。 ◎駒崎稔 財務部長  現在、新型コロナウイルスの感染症予防の観点から、小まめな窓の開閉による換気を行っております。そのため、室温が低下することから、先ほど申し上げたとおり、空調の設定温度を上げて運転しているところでございます。  また、職員においては、寒さ対策のため服装等での体温調整を併せて呼びかけております。  空調の設定温度をさらに上げるとなりますと、電力使用量及び電気料金等の大幅な増加、空調機器への負荷の増、そして省エネ対策など、懸念されることもございますので、適切な温度設定について引き続き検討させていただきたいと考えております。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) ありがとうございます。まずはエコロジーよりも職員の健康であり、仕事の効率であると思います。暖房器具の増強であるとか、またはどうしてもエネルギー削減が必要ということであれば、例えば再生可能エネルギーを使用して発電した電力を購入するなどの方法も考えられます。そこはぜひ妥協せず、御検討願いたいと思います。  続きまして、乾燥や花粉その他の対策についてお聞きいたします。  オフィスの空調につきましては、労働安全衛生法の事務所衛生基準規則に定められていますが、それによれば、室温は17度以上28度以下、湿度が40%以上70%以下になることを努力義務としています。湿度を適正に保つことで花粉症の緩和にもつながります。花粉症について、パナソニックが2020年1月に行った社会人の花粉症に関する調査によれば、花粉症による社会人の労働力低下による経済損失は、1日当たり約2,215億円、また、2月から4月の杉花粉のみで、13兆2,900億円にも上るとのことであります。室温は現状保たれているとのことでありますが、加湿や空気浄化など、湿度や花粉対策についてはいかがでしょうか、お聞きいたします。 ◎駒崎稔 財務部長  議長。 ○細田昌孝 議長  駒崎部長。 ◎駒崎稔 財務部長  現在、空気が大変乾燥しておりまして、肌や粘膜が乾燥し、ウイルスにも感染しやすく、体調を崩しやすい時期であることや花粉も多く飛散しておりますので、その対策として、常に一定の湿度を保つことが望ましいと考えます。  例として、機械ですが、加湿器あるいは空気清浄機といったものがございますけれども、こういったものは乾燥、花粉等の対策としてはよい方法ではございます。しかし、庁舎に設置するとなりますと、台数ですとか、あるいは大型のものなどを用意しなければならないということで、費用の面、電気使用量などを考慮しますと設置も難しいというふうに考えております。なるべく経費をかけずに対策が取れるよう、職員にはマスクの着用、今現在しておりますけれども、引き続き着用しまして、保湿対策、そして、小まめな水分補給など、職員の工夫により対応していきたいと考えております。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) 冬季におきまして、庁舎内が常時、湿度40%を割る状況であると聞いております。ハードルの高い空気清浄機はともかくとして、加湿については一定程度でも対策をお願いしたいと思いますので、さらなる御検討を要望させていただきます。  続きまして、窓開け換気についてでありますが、聞くところによりますと、庁舎内は現状の空調で、実は十分に空気が入れ替わっているとのことであります。それにもかかわらず、市役所利用者の方からの御意見により、定時の10分間窓開け以外にも、常時窓開け換気が行われていると聞いております。  しかしながら、十分に換気がなされているのならば、それ以上の換気は必要ありません。むしろ先ほど申し述べたとおり、過度の換気がオフィスの冷えの原因となるのであれば、感染症を誘発するなど、本末転倒の結果ともなり得ます。  そこで、市民の皆様への十分な説明を行うことで、換気を適正な度合いに調整してはいかがでしょうか、お聞きいたします。 ◎駒崎稔 財務部長  議長。 ○細田昌孝 議長  駒崎部長。 ◎駒崎稔 財務部長  現在、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、新しい生活様式の基本的な対策の一つとして、窓を開け、小まめに換気することを実践しているところでございます。ただ、天候によりまして、窓の開け方、それから、換気時間を調整するよう呼びかけているということと、庁内の放送において市民、それから、職員にも十分周知しているというような状況でございます。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) 続きまして、窓際断熱についてでありますけれども、課長職など、北側の窓際席の方の中には、背後に断熱用の板を配置するなどの断熱対策しておられる方もいらっしゃると聞いております。聞くからに気の毒であります。私が以前に監査委員の職にありました際には、背中側の窓からの冷えが厳しく、寒さを和らげるために断熱材が貼られていました。根本的な解決にはなりませんが、窓際断熱を何らか検討してはどうかと思います。いかがでしょうか。 ◎駒崎稔 財務部長  議長。 ○細田昌孝 議長  駒崎部長。 ◎駒崎稔 財務部長  窓際の断熱につきましては、窓ガラスの交換のほか、断熱シートの貼り付けや隙間風対策のゴムの張り替えなどの方法が考えられますが、いずれも多額の費用が発生することから、経費をかけない方法を研究していきたいと考えております。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) ぜひ、窓際断熱についてもお願いいたします。  続きまして、照明について御質問いたします。  特に庁舎内の廊下や階段に暗い箇所が目立ちます。昨今はLED化により明るさが確保しやすくなった一方で、オフィスエリアではかえってまぶしく感じられる場合もあると聞いております。事務所の照度基準にはJIS規格や労働安全衛生規則604条、また、厚生労働省によるVDTガイドライン等がありますが、オフィスエリアはグローバルな趨勢に沿ったまぶし過ぎない照度、また、廊下や階段は訪れた方にも薄暗い印象を与えない、ある程度強めの照度を確保していただきたいと思います。LED化に併せて御検討願いたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎駒崎稔 財務部長  議長。 ○細田昌孝 議長  駒崎部長。 ◎駒崎稔 財務部長  令和2年度において、庁舎照明及び天井板交換工事の設計を実施しまして、本来であれば令和3年度には庁舎の2階から4階フロアの執務スペースのLED照明への切替え、また、システム天井の張り替え等を予定しておりましたが、新型コロナの影響により、財政状況を考慮し改修の実施を先送りしたところでございます。  なお、設計上では十分な照度を確保したLED照明へと切り替えることで考えております。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) コロナの影響で先送りということでありますけれども、どの程度の先送りを考えていらっしゃるのでしょうか。 ◎駒崎稔 財務部長  議長。 ○細田昌孝 議長  駒崎部長。 ◎駒崎稔 財務部長  時期につきましては、はっきりと申し上げられませんが、新型コロナや財政状況等を踏まえ、実施時期を検討していきたいと考えております。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) よろしくお願いします。さらに、LEDライトがまぶしく感じられる原因の一つとして、光の直進性が強いということがあります。オフィスエリアについては、光拡散カバーや格子状のルーバー、また、調光施設など設置し、快適に作業しやすくする方法が広く取られています。導入につきまして検討してはいかがでしょうか、お聞きいたします。 ◎駒崎稔 財務部長  議長。 ○細田昌孝 議長  駒崎部長。 ◎駒崎稔 財務部長  LED照明は部屋が明るくなるものの、一方では明る過ぎて目が痛くなることや光の反射で目が疲れるようなこともございます。光拡散カバーやルーバーと呼ばれる格子状のカバーがついた照明であれば、目に優しく、また、調光装置なども明るさの調整を行えるものなので効果的であると思われますが、経費節減も考慮しながら設置の検討を進めたいと考えております。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) よろしくお願いします。  続きまして、最後にトイレ等につきましてお聞きしたいと思います。
     戸田市では、昨年度から市内企業に対し、女性の社員を確保しやすくするため、職場環境整備を補助する事業を行っています。それによれば、女性用のトイレやパウダールーム、更衣室、シャワー室、休憩室等の改修、増設等が対象となっています。  そこで、庁舎に目を転じますと、トイレ等の設備は多くの女性にとって満足なものと言えないのではないでしょうか。女性にとっても快適な職場環境をつくり、人材を確保するためにも、市役所が率先して実践するべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎駒崎稔 財務部長  議長。 ○細田昌孝 議長  駒崎部長。 ◎駒崎稔 財務部長  これまで、トイレと言えば、例えば臭いの問題ですとか設備の古さ、また、スペースの狭さなどの声をいただき、構造的に難しいものもありましたが、可能な限り、随時改善を図ってきております。  オフィス環境を改善し、働きやすさに考慮した設備等を整えることは、業務効率が上がり、やる気も出てくるものと思います。トイレの改修をはじめ、その他、庁舎の照明のLED化、設備や備品の更新、フリースペースの確保など、一つ一つの改善が労働環境をよくするものでございます。  コロナ禍での厳しい財政状況を踏まえ、ハード面での改善は時期を検討する必要がございますが、労働環境を整えることは職員の生産性の向上にも資すると考えます。職員にとって、よりよい労働環境となるよう、さらには市民にとっても利用しやすい庁舎となるよう、適宜、環境の改善に取り組んでいきたいと考えております。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) 部長から、作業効率のことであるとか、職員の皆様のやる気の問題といったことで御指摘、大変ごもっともだと思います。  さらに、女性職場環境整備補助金事業の目的でもありますが、オフィスのアメニティー、快適さは特にリクルーティングに影響が大きいかと思います。どの経営者も似たようなものではないかと思いますが、民間の経営者が最も心を砕くのが人材確保のことであります。オフィスの広さや立地、駅からの距離を検討したり、きれいなトイレのあるオフィスを探したり、また、空気清浄機の設置や暖房器具の入替えなど、そうしたことを大家と交渉したりといった労力、また、オフィスにかけるお金は一重に人材確保のためであります。  長年在籍している方にとっては当たり前となってしまい、その一方で外から来たが人が快適でないと感じることも多々あると思います。フレッシュな目、外部の目、女性の目を取り入れる仕組みづくり、また、短期集中のタスクフォースをつくってもいいと思いますが、こうした方法により、職員の皆様の目線、取り入れる仕組みを考えてはいかがでしょうか。 ◎駒崎稔 財務部長  議長。 ○細田昌孝 議長  駒崎部長。 ◎駒崎稔 財務部長  これまで市民の声、また、議会からの要望等いただきまして、利用しやすい庁舎の改修に取り組んでまいりました。  また、改修を実施するに当たっては、関係部署等の職員の意見も参考としながら、設備改修に取り組んできております。労働環境の改善という視点からは、議員のお話のとおり、そこで働いている人の意見を聞くことが大切ですので、今後においても、職員の目線で問題点を見つけていくことが必要と感じております。お話にありましたタスクフォースの設置につきましては、現時点では考えておりませんが、労働環境の改善につなげるためにも、職員の意見を吸い上げられるような手法を研究していきたいと考えております。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) ぜひよろしくお願いします。勤労の意欲、また、作業効率の向上、また、人材確保のための職場環境の改善は、お金をかけ外部への広報にも力を入れるべき分野であると思います。戸田市役所において、職員さんの大部分は終身雇用であります。誤解を恐れずに言えば、新卒採用1人当たり3億円、4億円の先物に投資するとの同じことであります。よい人材を1人採用するのに役立てば、その時点で元が取れたということになります。つまり職場環境の改善は十分なリターンが期待できるということであります。働く職員さんが力を発揮しやすく、外部の方が憧れるような職場環境づくりを追求していただきたく、また、それを上手に広報いただきたく提言いたしまして、一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○細田昌孝 議長  2番、スーパークレイジー君議員。(拍手) ◆2番(スーパークレイジー君議員) 皆さん、こんにちは。スーパークレイジー君党のスーパークレイジー君でございます。  1月31日執行において、戸田市議会議員選挙で当選させていただきました。今後は、市民の皆様の負託と信頼に応えるとともに、市政発展のため頑張っていく所存でございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。  本日は初めての一般質問の前に、少しだけお時間をいただきたいと思います。  この場で一般質問をできるのは今回の選挙戦で当選できたからであります。感謝の気持ちでいっぱいでございます。選挙中に諦めそうになったこともありましたが、多くの方から応援や励まし、支援をいただき、元気づけられる選挙となりました。投票日の1月31日は開票場である市役所の外で子供たちが保護者と共に深夜まで寒そうに待っていたことや、当選を自分のことのように喜んでくださった方々の思いを無駄にせず、頑張らせていただきます。  市議選で訴えた政策課題含め、まずは網羅的に述べさせていただきます。その上で、個別具体的なテーマにおいて、政策討論を行っていきたいと思います。いずれも市政発展上、重要な施策であると考えております。執行部の皆様におかれましては、真正な気持ちで答弁をいただければと思います。  それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  件名1、子供を取り巻く環境について3点質問をさせていただきます。  (1)子供の貧困格差についてお伺いいたします。私は幼少期の頃より特殊な家庭環境の下、育ってまいりました。一般的な議員とは違い、過去は寄り道の多い人生だったと思います。14歳から21歳まで、ほとんどの期間を施設で過ごしていました。施設には様々な理由で、そこで暮らすことを余儀なくされている子供たちが大勢いました。身寄りのない子供や貧困が理由で預けられた子供と共に生活をしてきました。お金がなく勉強道具をそろえることができない、学校の給食費を払うことができない、そして、修学旅行のお金を払うことができないなど、金銭面の問題を抱えている家庭も多いと思います。最近では、コロナウイルスの拡大により、さらに貧困が加速していると考えております。また、独り親家庭の増加も子供の貧困格差に関わっていると思います。  そこで、本市ではこのような問題に対し、どのような支援を行っているのかお聞きしたいと思います。  続いて、(2)少年非行についてお伺いいたします。本市だけではなく、最近では様々な未成年の犯罪が増えていると感じます。近年、ソーシャル・ネットワーキング・サービス、SNSの発達により、手軽に知らない人とつながることができるようになりました。それに伴い、SNSを発端とする子供の誘拐、監禁事件や殺人事件、知らない間にオレオレ詐欺などの犯罪に関わっていたなどのニュースをよく耳にします。昔よりも犯罪が悪質になってきていると感じますが、少年非行の実態についてお聞きしたいと思います。  続いて、(3)子供の居場所についてお伺いいたします。三つ子の魂百までということわざがありますように、幼い頃からの環境がその後の人生に大きく関わっていくと考えております。幼い頃から家族や友達、学校の先生だけではなく、地域の人たちとの関わりも大切にしていくべきだと思っています。私は宮崎市出身で13年前に関東に来ました。関東に来てからは隣人の名前、顔も分からず暮らすことが多く、気づけば隣人が替わっていることもありました。近所付き合いがほぼなく、生活する中で困ることも多々ありましたが、それに慣れている自分がいました。私には小学1年生の息子がいます。例えば息子が何か困ったことがあった際、母親や父親である私には言い難いこともあるかと思います。そういうとき、地域の大人に一人でも相談できる人がいれば、抱え込まずに済むものではないでしょうか。本市でも選挙戦中やその後の活動で子供たちと触れ合うことがありました。その際、居場所がなく寂しい思いをしている子や困っていることがあっても周りに相談できず、悩んでいる子供たちと出会うことがありました。そのたびにもっと子供たちが気楽に相談できる環境があればいいなと思いました。  そこで、子供の居場所について、どのような取組をしているのかお聞きしたいと思います。 ◎松山由紀 こども青少年部長  議長。 ○細田昌孝 議長  松山こども青少年部長。 ◎松山由紀 こども青少年部長  1の子供を取り巻く環境、(1)子供の貧困格差についてから、順次お答えいたします。  市では、平成30年10月に、子供の貧困対策に係る基礎資料とするため、市内全てのゼロ歳児保護者、小学5年生の児童と保護者、中学2年生の生徒と保護者を対象として、戸田市子どもの実態把握調査を実施いたしました。  それによると生活困難層はゼロ歳児保護者で5%、小学5年生保護者で6.1%、中学2年生保護者では7.6%となっており、子供の年齢が上がるにつれて、生活に困窮する世帯が多くなっておりました。特に今般のコロナ禍により、独り親家庭等をはじめとして、その実態はさらに厳しいものとなり、子供の生活や教育上の格差は拡大しているのではないかと懸念するところです。  このような生活困難世帯への支援としては、独り親家庭に対する児童扶養手当やひとり親家庭等医療費のほか、学校教育において必要となる学用品費や給食費の負担軽減の給付事業がございます。  また、経済的支援以外では、生活困窮世帯を対象とした児童生徒への学習支援事業や子どもの居場所事業を市内数か所で実施しております。  さらに、子育てに関わる様々な心配や不安については、こども家庭相談センターにおいて、社会福祉士等の資格を有する家庭児童相談員が、保護者の様々な悩みや不安について相談を受けています。そこでは、個々の状況に応じた専門機関への紹介や利用できるサービスの御案内、福祉部や教育委員会との連携など、問題解決のための支援を行っております。  次に、(2)少年非行についてお答えいたします。  埼玉県警の令和2年版少年非行白書によりますと、埼玉県の刑法犯少年の検挙・補導人数は、令和元年は1,302人となっておりますが、平成22年の6,862人と比較すると、10年で約5分の1と年々減少しております。同様に刑法犯全体に占める少年の割合も、この10年で34%から11.4%と約3分の1に減ってきています。  また、犯罪の種別では、窃盗犯と器物破損等のその他が多いのが特徴ですが、一方で、詐欺等の知能犯においては増加傾向が見られます。なお、全体件数が減っている中で、再犯率は4割近くとなっており、全国平均と比較しても、埼玉県の再犯率は高い状況にあるようです。  市での取組としては、青少年健全育成の講演会や非行防止・有害情報の排除に係る普及啓発活動、青少年補導員協議会による地区ごとの巡回パトロール活動がございます。  また、小中学校においては、個別の生徒指導以外にも、児童生徒や保護者を対象とした講演会や研修会を実施し、埼玉県警察と協力した非行防止教室などが行われております。  次に、(3)子供の居場所についてお答えいたします。  様々な家庭の事情によって、夜間の外出、徘回により、非行行為や事件等に巻き込まれる子供たちが存在しております。家庭以外で、子供たちが安心・安全に過ごせる場所としては、市には2つの児童センターがあり、また、福祉センター等でも青少年の居場所事業を実施し、放課後の子供の居場所の確保に努めております。  また、地域や学校からの情報やこども家庭相談センターに寄せられる相談などを通じ、子供からのSOSをしっかりと把握できる体制づくりに努めているところでございます。  今後は、地域の皆さんの自主的な活動として注目されるこども食堂など、地域の多様な居場所づくりが広がるよう支援し、社会全体で子供を見守る機運を盛り上げてまいります。  以上でございます。 ◆2番(スーパークレイジー君議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  スーパークレイジー君議員。 ◆2番(スーパークレイジー君議員) 御答弁いただきましてありがとうございました。私からの再質問はありません。  今回の(1)子供の貧困格差について、(2)少年非行について、(3)子供の居場所について、それぞれのテーマについて一般質問させていただきましたが、全てのことにおいて共通していることがあります。それは、一人では解決できないこともあるということです。この問題について、行政を中心に家庭、学校、周辺住民及びボランティアの方々が連携し合い、前向きに解決し、取り組んでいくことが必要だと考えます。  行政におかれましては、積極的な解決に向け取り組むことを要望いたします。  最後になりますが、私は1月31日執行の戸田市議会議員選挙で一番子供たちと触れ合った候補者だと思っております。毎日、私を探してくれた子供たちや開票を夜中まで市役所の外で待っていた子供たち、中には登校拒否をしている中学生など、様々な子供たちと触れ合いました。たくさんの子供たちが必死に両親や親戚にスーパークレイジー君を当選させてくれと投票を頼んでいる姿をたくさん見ました。中には投票所に、両親や親戚を連れていく子供たちもいました。それがなければ、今回、当選することはできなかったと思っております。だからこそ、私は子供に関する市政に全力で取り組んでいきたいと思います。  今後も初心を忘れず、全力でまいります。よろしくお願いいたします。  これにて、私の初めての一般質問とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○細田昌孝 議長  以上をもって一般質問は全部終了いたしました。 △市長提出議案第37号 令和3年度戸田市一般会計補正予算(第1号) △市長提出議案第38号 令和3年度戸田市市民医療センター特別会計補正予算(第1号)上程、説明、質疑、委員会付託細田昌孝 議長  これより、議案第37号令和3年度戸田市一般会計補正予算(第1号)及び同第38号令和3年度戸田市市民医療センター特別会計補正予算(第1号)を上程し、直ちに議題といたします。  提出者の総括説明を求めます。  菅原市長。 ◎菅原文仁 市長  それでは、追加議案として提案いたします案件につきまして、御説明申し上げます。  このたび追加議案として提案いたします案件は、新型コロナウイルス関連事業に伴う令和3年度一般会計予算及び市民医療センター特別会計予算に係る補正予算の2件でございます。  以上、今回提案いたしました案件につきまして、御説明を申し上げましたが、詳細につきましては担当から説明いたしますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ◎駒崎稔 財務部長  議長。 ○細田昌孝 議長  駒崎財務部長。 ◎駒崎稔 財務部長  議案第37号令和3年度戸田市一般会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。  No.8の補正予算書1ページを御覧ください。第1条において、今回、補正をお願いしておりますのは、既定の歳入歳出にそれぞれ11億2,186万5,000円を追加し、総額を555億4,786万5,000円とするものでございます。  それでは、歳出につきまして、3ページからの歳入歳出補正予算事項別明細書に基づき御説明申し上げます。  5ページを御覧ください。款4衛生費、項1、目1保健衛生総務費、1、職員人件費につきましては、新型コロナウイルスワクチン接種対策室において、業務に従事する職員に係る給料等を増額するものでございます。  次に、6ページ、4、福祉保健センター管理運営費につきましては、耐用年数を超過した福祉保健センターの電話交換機更新に伴い、委託料及び賃借料を増額するものでございます。  次に、7ページ、目2予防費、2、新型コロナウイルスワクチン接種事業につきましては、ワクチンの接種及び接種体制の確保に伴い、事業費を新規計上するものでございます。  次に、9ページ、款7商工費、項1、目2商工業振興費、4、商工団体事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に係る経済対策として、市内でのキャッシュレス決済にボーナスポイントを付与するキャンペーン事業の実施に伴い、補助金を新規計上するものでございます。  続きまして、歳入でございますが、4ページにお戻り願います。款15国庫支出金、項1、目2衛生費国庫負担金、節1保健衛生費負担金につきましては、令和3年度における新型コロナウイルスワクチン接種に係る対策費の交付に伴う新規計上でございます。  次に、項2、目3衛生費国庫補助金、節1保健衛生費補助金につきましては、令和3年度における新型コロナウイルスワクチン接種に係る体制確保事業費の交付に伴う新規計上でございます。  最後に、款19繰入金、項1、目1、節1財政調整基金繰入金につきましては、歳出に対する歳入の不足額として、財政調整基金の一部を繰り入れるものでございます。  以上でございます。 ◎今井教雄 市民医療センター事務長  議長。 ○細田昌孝 議長  今井市民医療センター事務長。 ◎今井教雄 市民医療センター事務長  議案第38号令和3年度戸田市市民医療センター特別会計補正予算(第1号)につきまして、申し上げます。  補正予算書の13ページからでございます。第1条は既定に歳入歳出予算にそれぞれ1,142万4,000円を追加し、総額を8億9,711万2,000円とするものでございます。  それでは、歳出から申し上げます。17ページを御覧ください。款2事業費、項1、目1診療事業費、1、診療事業につきましては、市民医療センターにおいて、新型コロナウイルスワクチンの接種を行うため必要となるパートタイム会計年度任用職員の報酬、医薬材料費、備品購入費等を増額するものでございます。  続いて、歳入について申し上げます。16ページにお戻り願います。款1診療収入、項1、目1その他の診療収入、節1現年分につきましては、新型コロナウイルスワクチンの接種に伴う診療収入を増額するものでございます。  次に、款7諸収入、項1、目1、節1雑入につきましては、新型コロナウイルスワクチンの接種に伴い任用するパートタイム会計年度任用職員の雇用保険料の本人負担分を増額するものでございます。  以上でございます。 ○細田昌孝 議長  以上で説明は終了いたしました。  これより質疑に入ります。  初めに、議案第37号に対する質疑を許します。  質疑はありませんか。 ◆19番(花井伸子議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  花井議員。 ◆19番(花井伸子議員) それでは、質疑をさせていただきます。  款7商工費、目2商工業振興費、事業4の商工団体事業経済戦略室、1億2,850万円についてお伺いします。  まず、このキャッシュレス決済ポイント還元事業、これを実施しようということで、一部経済対策としての目的はお聞きしましたけれども、この事業に決定した経過並びに目的についてさらに詳しくお聞きしたいと思います。  それから、詳しい事業内容、今後の準備、それから、実施時期はいつからになるのか、また、この事業の総額を1億2,000万円と試算された、この根拠、今後の周知方法についてお聞きしたいと思います。
    ◎吉野博司 環境経済部長  議長。 ○細田昌孝 議長  吉野環境経済部長。 ◎吉野博司 環境経済部長  花井議員の質疑にお答えいたします。  まず、本事業を実施することになった理由でございます。3点ほどございます。  1点目は、コロナ禍において金銭の受渡しによる接触機会を減らすことから、キャッシュレス決済の必要性が高まっていること、2点目、キャンペーンによって消費を促すことで事業者への支援につながること、3点目、コロナ禍で経済的な影響を受けている市民の負担を軽減することでございます。  それから、全体的な経緯でございますけれども、令和2年度に実施してまいりました緊急経済雇用対策では、その時々の感染状況に応じて緊急的な支援や将来を見据えた支援を実施してまいりました。コロナ禍において、市民の皆様の行動は制限され、飲食店やその他サービス、飲食店等の店舗の客足が遠のいてきたところでございます。令和2年度は感染拡大を防ぐために、2度の緊急事態宣言、今も発出中でございますけれども、令和3年度には、取り組んでいるワクチン接種等の実施や、人々の行動も徐々にコロナ前の日常に戻ってくるものと予測できます。そのタイミングでこういった事業を実施することで、消費の拡大、活性化につなげてまいりたいと考え、令和3年度の当初予算に盛り込ませていただくということといたしました。  それから、事業の詳細でございますが、戸田市商工会に対して事業費に相当する額を補助金として交付することにより実施したいと考えております。内容でございますが、キャッシュレス決済対応可能店舗を対象に、1か月間のポイント還元キャンペーンを、例えば、夏、冬あたりにかけて2回実施することを予定しております。なお、想定でございますが、市内700店舗程度で、1会計につき決済額の20%程度のポイントを付与できるように考えているところでございます。詳細につきましては、商工会と今後調整してまいりたいと考えております。  それから、予算の積算根拠でございます。内訳でございますが、ポイント還元費ということで1億1,685万円、広告宣伝費、PR用が、283万5,000円、人件費が60万円、通信運搬費、事務費等で56万5,000円でございます。以上、合計1億2,000万円でございます。  それから、PRでございますが、商工会に補助金として実施していくということがございますけれども、市のほうもしっかり調整をしながらやっていくということですので、今後の調整になってくると思います。  以上でございます。 ◆19番(花井伸子議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  花井議員。 ◆19番(花井伸子議員) 対象、約700店舗ということで予算を立てておられるということですけれども、このポイント還元のキャンペーンが広く市内の事業所の皆さんに行き渡るように、しっかり周知をしていっていただきたいと思います。窓口は、これは全て商工会になるということですか。 ◎吉野博司 環境経済部長  議長。 ○細田昌孝 議長  吉野部長。 ◎吉野博司 環境経済部長  実施主体を商工会というふうに考えております。市としては環境経済部の経済政策課が主担当という形にはなりますけれども、商工会主体でやっていこうというふうに考えております。 ◆19番(花井伸子議員) 議長。 ○細田昌孝 議長  花井議員。 ◆19番(花井伸子議員) 最後になりますけれども、若い方たちはポイント還元というものも、常にキャッシュレスでやっていらっしゃるので、スムーズにいくと思います。しかし、こういうキャッシュレス決済に慣れていらっしゃらない方たち、あるいはこういうことをやっていない店舗に対する支援ということについては、どういうふうに考えていらっしゃいますか。 ◎吉野博司 環境経済部長  議長。 ○細田昌孝 議長  吉野部長。 ◎吉野博司 環境経済部長  こういうキャッシュレス決済をまだやっていない市民の方、それから、導入していない店舗の方ということでございますけれども、この辺につきましては、キャッシュレス決済は、このコロナ禍あるいはコロナ禍の前からでございますけれども、普及し始めておりまして、今後、コロナ禍という状況の中で非接触の決済方法という点からも、さらに浸透してくるものと考えております。特に事業者支援という点では、キャッシュレス決済をはじめとした経済活動のデジタル化は、避けて通れないものと考えておりまして、商工会の働きかけにも期待しているところでございますので、市民も含めてPRしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○細田昌孝 議長  ほかに質疑はありませんか。  (「質疑なし」という人あり) ○細田昌孝 議長  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  次に、議案第38号に対する質疑を許します。  質疑はありませんか。  (「質疑なし」という人あり) ○細田昌孝 議長  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  これより委員会付託を行います。  議案第37号については総務常任委員会、健康福祉常任委員会及び市民生活常任委員会に、同38号については健康福祉常任委員会にそれぞれ付託いたします。 △散会の宣告 ○細田昌孝 議長  これをもって本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれをもって散会いたします。  散 会 12時14分...