戸田市議会 > 2019-06-18 >
令和 元年 6月定例会−06月18日-06号

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  1. 戸田市議会 2019-06-18
    令和 元年 6月定例会−06月18日-06号


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    令和 元年 6月定例会−06月18日-06号令和 元年 6月定例会              6月定例会 第16日(6月18日) 令和元年6月18日(火曜日) 第16日議事日程 1.開 議 1.(続)一般質問 5番 林 冬彦議員 16番 土屋英美子議員 18番 酒井郁郎議員 26番 高橋秀樹議員 1.散 会 〇出席議員(25人) 1番 矢 澤 青 河 議員   2番 浅 生 和 英 議員   3番 佐 藤 太 信 議員 4番 十 川 拓 也 議員   5番 林   冬 彦 議員   6番 むとう 葉 子 議員 7番 本 田   哲 議員   9番 竹 内 正 明 議員   10番 石 川 清 明 議員 11番 細 田 昌 孝 議員   12番 遠 藤 英 樹 議員   13番 馬 場 栄一郎 議員 14番 峯 岸 義 雄 議員   15番 斎 藤 直 子 議員   16番 土 屋 英美子 議員
    17番 花 井 伸 子 議員   18番 酒 井 郁 郎 議員   19番 三 輪 なお子 議員 20番 手 塚 静 枝 議員   21番 三 浦 芳 一 議員   22番 榎 本 守 明 議員 23番 熊 木 照 明 議員   24番 伊 東 秀 浩 議員   25番 山 崎 雅 俊 議員 26番 高 橋 秀 樹 議員 〇欠席議員(なし) 〇説明者 菅 原 文 仁 市長    秋 山   純 副市長   戸ヶ崎   勤 教育長 栃 本 由 兼 消防長   森 谷 精太朗 危機管理監  山 本 義 幸 総務部長 駒 崎   稔 財務部長  安 部 孝 良 市民生活部長 吉 野 博 司 環境経済部長  久 川 理 恵 福祉部長 松 山 由 紀 こども青少年部長  小 森   敏 都市整備部長 今 井 教 雄 市民医療センター事務長  山 上 睦 只 教育部長 中 川 幸 子 行政委員会事務局長  石 橋 功 吏 上下水道部長 櫻 井   聡 政策秘書室長  開 議 10時00分 △開議の宣告 ○遠藤英樹 議長  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元にお配りしたとおりでございますので、御了承願います。 △(続)一般質問 ○遠藤英樹 議長  一般質問を続行いたします。  順次、発言を許します。  5番、林冬彦議員。(拍手) ◆5番(林冬彦議員) おはようございます。令和会の林冬彦でございます。戸田市民から託されたこの議席、代弁者の一人として、これより一般質問させていただきます。  私たち令和会は、この5月に、平成会から令和会というふうに名前を変えました。新しい時代に対応する、これからの時代の流れをくみながら、さらに勢いを増していく、そのような思いを持ちまして、戸田市議会を通じて、この戸田市に貢献させていただく会派として、名称を変更した次第でございます。  それでは、通告に従いまして、1件目よりさせていただきます。まず1件目、件名1、戸田ふるさと祭りについてです。  今、この戸田ふるさと祭り、私も町会の一人として、副会長として、この町会の理事会、また、理事班長会なんかに参加いたしますと、多くの方がやはり、ふるさと祭りのことを話題にされます。場所が変更になった──これは、やはり私の周りを見ても、多くの方の期待に沿った形であったのかなというふうには思っております。いろいろ調べてみますと、お話を聞いてみますと、前市長の神保さんの時代から、こちらに再び戻すということで、了承はあったと。でも、なかなか、いろいろな事情で戻ってこなかった。それがようやく戻ってくるようになった。そのような流れの中ではあります。  今回、これを一般質問に取り上げます。ただし、現在、企画が進行している最中ですので、企画の内容そのものについては、今回、触れるつもりはございません。むしろ、私自身、例えば上戸田商店会がされている「上戸田ゆめまつり」であるとか、あと朝市も少しお手伝いさせていただいていますが、数年前に、この戸田市が市制施行50周年を迎えたときに、「とだ50祭」というお祭りをやりまして、そのときに市民公募の委員として参加した、そのときの思いから、今回の一般質問を設定をさせていただきました。  それでは、質問したい項目を読ませていただきます。通告書のとおりでございます。  (1)戸田市役所及び市役所周辺地区を会場に、8月に予定されている戸田ふるさと祭りの開催概要について。  (2)開催場所が、昨年までのボートレース戸田屋外駐車場から戸田市役所並びに市役所周辺地区に変更になった経緯について。  (3)戸田ふるさと祭り実行委員会の構成について。  (4)戸田ふるさと祭り実行委員会事務局の組織について。  (5)現時点における準備の進行状況、開催までの準備計画について。  (6)今年度の戸田ふるさと祭りの成功を判断する指標について、これを教えていただきたく思います。お願いいたします。 ◎安部孝良 市民生活部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  安部民生活部長。 ◎安部孝良 市民生活部長  1、戸田ふるさと祭りについて、順次お答えをいたします。  (1)祭りの開催概要については、8月17日土曜日、18日日曜日の2日間において、両日とも正午から午後8時までの時間で開催いたします。会場は、戸田市役所駐車場、戸田市文化会館ホール、後谷公園、そして市役所通りの一部──文化会館前交差点から市役所前交差点間を会場といたします。  主な内容として、太鼓やみこし、町会、自治会による流し踊りのほか、歌謡ショーやヒーローショー、市内企業や商店を中心とした出店による青空いちば、後谷公園内では親子で楽しめるキッズコーナーを実施する予定でございます。また、新たな催しとして、町会の協力による子供みこしやサンバパレードも企画しているところでございます。  次に、(2)開催場所が市役所周辺地区に変更になった経緯についてお答えいたします。戸田ふるさと祭りは、昨年度まで約10年にわたり、ボートレース戸田で開催しておりました。その間、来場者や実行委員会委員から市役所周辺へ会場を戻してほしいとの声が寄せられておりました。平成29年度に戸田ふるさと祭りに関する市民ニーズ調査を実施したところ、市役所周辺での開催を希望する意見が約67%となり、平成30年度に公募による市民委員の検討組織を設立し、市役所周辺への会場移転について検討いたしました。この検討結果をもって平成31年2月に開催した第44回戸田ふるさと祭り実行委員会第2回総会において、平成31年度の開催場所を市役所周辺に移転することが決定され、ことし4月開催の第45回戸田ふるさと祭り実行委員会第1回総会において、開催日時等が決定されたところでございます。  次に、(3)戸田ふるさと祭り実行委員会の構成についてお答えいたします。実行委員会は、戸田ふるさと祭り実行委員会会則に従い組織しておりますが、これまでと同様、大会会長に戸田市長が、大会副会長に戸田市議会議長及び戸田市商工会会長が就任しております。また、実行委員長には、前実行委員長からの推薦を受け、実行委員会の承認により、今年度においては市長が就任しております。  そのほか祭りの開催、運営に必要な委員会として、太鼓・神輿・流し踊り委員会、ステージ委員会、出展委員会、KIDSコーナー委員会、設営委員会、新企画委員会に太鼓、みこし、ステージ出演団体の代表者のほか、町会連合会、商店会連合会子ども会育成連合会等、市内におけるさまざまな団体からも委員を派遣いただいております。  次に、(4)戸田ふるさと祭り実行委員会事務局の組織についてお答えいたします。第45回戸田ふるさと祭り実行委員会につきましては、市民生活部協働推進課が事務局を務めることとなりました。事務局体制としては、協働推進課長以下7名の職員が、協働推進課の所掌事務との兼務により事務局業務を担っております。  次に、(5)現時点における準備の進行状況、開催までの準備計画についてお答えいたします。各委員会において内容の検討及び準備を進めているところではありますが、現時点における準備状況といたしましては、まず、祭りのメーンイベントとなる流し踊りへの町会・自治会の参加意向の確認や、会場内の配置等について準備を進めております。また、今月上旬より、ステージ出演者、青空いちば出店者の募集を開始しており、現在、応募状況の取りまとめ作業を進めているところでございます。さらに、祭りの開催に御協力と御支援をいただく協賛金も同様に募集しており、従来のプログラム協賛環境うちわ協賛のほか、ことしから、ちょうちん協賛や外ステージに設置する屋外モニター協賛の募集も行っているところでございます。  今後の計画といたしましては、ステージ出演者及び青空いちば出店者につきましては7月上旬に説明会を開催し、決定していく予定となっており、キッズコーナーや町会子供みこし、新企画イベントにつきましては、実行委員会を中心に準備を進めていく予定となっております。  また、交通規制が行われる区域内の住民の方や企業を訪問し、祭り開催の周知と御協力をお願いしているところでありますが、周辺住民の方への周知や来場者駐輪場の確保、ごみのポイ捨て等の対策を検討し、開催に当たって周辺住民の方へ御迷惑をかけることのないよう準備を進めております。  次に、(6)今年度の戸田ふるさと祭りの成功を判断する指標についてお答えいたします。今回の祭りにつきましては、会場の移転もあり、まずは事故がなく、安全に開催することが成功だと考えております。また、祭りに来た方が楽しんでいただくことができ、また来たいと思ってもらえることで、さらに祭りの成功になると考えております。  実行委員会においては、成功の指標についての協議はされておりませんが、実行委員会会則にあるように、郷土愛を育み、伝統文化を継承し、市民の連帯を高めることを祭りの目的としていることから、達成に向け、しっかりと準備をし、開催したいと考えております。  以上でございます。 ◆5番(林冬彦議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  林議員。 ◆5番(林冬彦議員) どうもありがとうございます。かなりいろいろ市民も参加する中で準備が進められていて、実際にはもうあと2カ月ということなので大変だと思いますけれども、ありがたい答弁をありがとうございました。よくわかりました。  引き続き、これにつきまして再質問をさせていただきます。まず、従来の戸田ふるさと祭りと今回のふるさと祭りの大きな違いは、会場が変更したということもありますけれども、組織的には、実行委員会の構成のうち、市長が大会会長と実行委員長を兼ねているということがあると思います。これはメリット・デメリット両方あるとは思いますけれども、大会会長と実行委員長の役割の違いは何でしょうか、教えてください。 ◎安部孝良 市民生活部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  安部部長。 ◎安部孝良 市民生活部長  大会会長と実行委員長の役割の違いについてお答えをいたします。  大会会長と実行委員長の役割については、戸田ふるさと祭り実行委員会会則に規定されております。大会会長は、祭り開催当日の市長が就任し、役割としては実行委員会を代表するとされており、実行委員長については総会の決議により任免され、役割としては大会会長を代行し、祭りの運営を統括するとされております。  以上でございます。 ◆5番(林冬彦議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  林議員。 ◆5番(林冬彦議員) 今回市長が兼ねておられるということで、市長さんとしては、別途、この戸田市全体のいろいろなことに対して責任を負う立場だとは思いますけれども、今回、市長が兼任となった理由は何でしょうか。 ◎安部孝良 市民生活部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  安部部長。 ◎安部孝良 市民生活部長  次に、兼任になった理由についてお答えをいたします。  平成31年2月に開催した第44回戸田ふるさと祭り実行委員会第2回総会において、会場移転とともに第45回戸田ふるさと祭り実行委員長の決定についても議題となりました。この際、自薦がなかったことから、前実行委員長が市長を推薦し、実行委員会の承認により就任したため、今回の祭りにおいては兼任することとなったものでございます。  以上でございます。 ◆5番(林冬彦議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  林議員。 ◆5番(林冬彦議員) では、今回はそのような形で、兼任ということだということがわかりましたが、どうでしょう、来年以降、次回もまた兼任という形になるのでしょうか。 ◎安部孝良 市民生活部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  安部部長。 ◎安部孝良 市民生活部長  次回も兼任するのかについてお答えをいたします。  次回、第45回の祭りにつきましては、先ほどの答弁のとおり、市長が実行委員長を兼任しておりますが、戸田ふるさと祭りは市民の協働により開催するお祭りでございます。新たな開催に向けた準備を通して、実行委員会組織に新たな方が加わってきている現状もございます。今後については、実行委員会において検討していきたいと考えております。 ◆5番(林冬彦議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  林議員。 ◆5番(林冬彦議員) そうですね、やはり、大会会長と実行委員長が分かれていたというのは、例えば、万が一のことなんですけれども、ふるさと祭り開催中に何か市にかかわる大きな災害があったとか、市にかかわる何か事件があったというときには、やはりそれは率先して、大会会長を充て職でなっておられる市長が責任を持って対応すべきことで、こういったときに、ふるさと祭りそのもの実行委員長が万が一抜けるということになりますと、ふるさと祭りをそのときに中断しなければいけないという可能性も出てくるかなというふうに思っているんですね。そうならないということが一番重要なんですけれども。市長の今回、このふるさと祭りにかける意気込みもわかるところでございますので、来年度以降は、やはり双方にとって望ましい形というのを検討していただければというふうに感じてはおります。これは要望とさせていただきます。  引き続きの質問なんですけれども、私がこの50周年を経験した身として思っているのは、当時は2年半前から準備を始めました。今回は、先ほどの経緯をお聞きしますと、もう本当に短い期間で、数カ月前からという準備期間だと思います。2年半前から準備を始めた50周年のときも、本当に、市民ボランティアとして参加した私たちもそうなんですけれども、それ以上に負担があったのは、戸田市の職員の方々だったんですね。職員の方々も、いろいろ希望されて入った、準備委員会に参加されたという経緯も聞いてはおりますけれども、それこそ夜10時からの会議、当たり前とか、もう下手したら、本当にもう12時を回るぐらい、成功に向けて動いていた姿というのが、今でも思い起こされるところであります。  私自身は、議員になったのはまだ2年と半分ぐらいなんですけれども、もうそれこそ30代のころから、いろいろなイベントの裏方ばかり歩んでまいりました。実際イベントというのは氷山みたいなもので、華やかに見える部分は全体の1割ぐらい、でも、それが実行にされて、無事に終了するためには、残りの9割の部分、見えないところではあるんですけれども、裏方の方のしっかりとした活動があってのものなんですね。なので、私は裏方の方の存在というものに実は今回も注目して、この一般質問に取り上げた次第でございます。  はっきり言えば、市の職員の方々に大きく負担がかかっているのではないか、その可能性はないのかというふうに思っているんですね。開催の成功は誰しも望んでいるところでございますから、私もサラリーマンをやっていた時代もありまして、やはり、24時間働けますかという世界もありまして、頑張るときは頑張ってしまうんですけれども、でも、今回のふるさと祭りの大きな目的というか、さっきは成功についても触れましたが、やはり事故がないこと、そして、近隣からの苦情も少なく、来場者も、また来年、来たいなと思うこと、これ質問したときにお答えいただきましたけれども、まさにそのとおりだと思っているんですよ。  この、事故がないことというのは、例えば、やむを得ないということは起こり得るんですけれども、例えば、徹夜が続いてしまったがために職員さんが倒れてしまった、けがをしたということもあり得るかもしれません。また、私もやっぱり、また、今でもそうなんですけれども、いろいろなイベントに参加していまして、やっぱり裏方が疲れてしまっていると、当日の気配りに支障が出て、それで、つい見過ごすことから事故が起こるということもあり得るんですね。  そういったところでちょっとお聞きしたいのですけれども、来年度から、全国的には働き方改革ということで、企業さんに、いろいろな縛りというのができるという流れにあるんですけれども、市としても率先して働き方改革の流れにあるというふうに認識しております。戸田市でも働き方改革というもので、職員さんの負担を軽減するために、いろいろ考えておられることがあると思うんですけれども、現時点で、戸田市の職員の方を対象にした働き方改革の内容、指標等について、あれば教えてください。 ◎山本義幸 総務部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  山本総務部長。 ◎山本義幸 総務部長  働き方改革、職員の業務量を基準ということでございますので、総務部の所管となりますのでお答えいたします。  本市では、平成31年3月議会において、「職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例」を一部改正し、時間外勤務の上限を定めております。具体的には、原則として月45時間、年360時間を上限とし、さらに他律的業務の比重の高い所属──つまり業務量、業務の実施時期、その他業務の遂行に関する事項をみずから決定することが困難な所属については、月100時間、年720時間を上限としております。協働推進課は、これに該当するものでございます。この上限を上回った場合、罰則はございませんが、なぜ上回ることになったのか等について、事後の検証が必要となります。  なお、過重労働対策として、産業医による健康相談もあわせて実施しており、職員の健康管理に取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 ◆5番(林冬彦議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  林議員。 ◆5番(林冬彦議員) 上司というか命令者のほうとしては、なかなか、やっぱり思いもあるものですから、つい何とかしろというふうに言ってしまう場合があると思うんですね。ただ、やはり結局、無理は何かの形で結果が出てくるものでございますから、特に短期間でいろいろやらなければいけないというときは、まさにスタッフの方々の疲労軽減──それは肉体的な疲労もありますし、精神的な疲労もあると思います。この軽減、軽くするということに重きを置きまして、残り2カ月の準備期間を何とか仕上げていっていただきたいと思うんですね。  引き続きの再質問ということにさせていただきますけれども、そういった流れの中で、今回の一般質問の(6)ですね、ふるさと祭り成功を判断する指標について。この指標というのは、一般的に別に公開する、しないという形で私はお聞きしたわけではなくて、例えば内部的に考えたときに、例えば、たくさんこういうふうにしたかったんだけれども、これだけしかできなかったではないかという形で、やはり現場の方が責められてしまうということは、私は、裏方をいろいろ経験している身として、よくあることなんです。今回、私やはり思うのは、移転するというのは大きな事業であったと思うので、この移転できたということと、やはりスタッフの方、また、来場者の方、事故がなかった。また、どうしてもやっぱり、この辺でイベントをやりますと、多少なりとも苦情は来ると思います。でも、苦情が、これは別に量的にどうだというわけではないのですけれども、できるだけ、そういう苦情も少なくて、来た方を含めて、また来年もやりたいねと、地域の方も、また来年もここでやるんだねというふうに快く思っていただける、これが、今回はこれを目指して、それにつけ加えて、ほかのいろいろな、華やかなこととかできたらいいという程度にとどめておいていただければというふうに思っているんですね。  なので、安部部長が答弁されました内容につきまして、私も、なるほどだなと、ここでちょっといただいているのをもう一度確認しますけれども、今回の祭りには、会場の移転もあり、まずは事故がなく、安全に開催することが成功だと考えています。また、祭りに来た方が楽しんでいただくことができ、また来たいと思ってもらえることで、さらに祭りの成功になると考えています。実行委員会において、成功の指標についての協議はされておりませんが、実行委員会会則にあるように、郷土愛を育み、伝統文化を継承し、市民の連帯を高めることを祭りの目的としていることから、達成に向け、しっかりと準備し、開催したいと思います。本当にこうだと思うんですね。  最後に、実行委員長でもある市長について、部長そのように答弁されていましたけれども、市長御自身、この点につきまして、どのようにお考えになっているのか、お答えいただければと思います。 ◎菅原文仁 市長  議長。 ○遠藤英樹 議長  菅原市長。
    ◎菅原文仁 市長  林議員の件名1、戸田ふるさと祭りについての再質問にお答えいたします。  今年度のふるさと祭りの成功を判断する指標について、これはございませんが、先ほど市民生活部長が答弁したとおり、事故なく安全に開催できることが成功だと考えております。  また、ふるさと祭りは、実行委員会を初め、関係する大勢の方々の力で開催、運営をされておりますが、市民の方たちにも祭りの当日はボランティアとして多数御参加いただき、市民が一丸となって盛大に開催されることを目指したいと考えております。  以上でございます。 ◆5番(林冬彦議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  林議員。 ◆5番(林冬彦議員) 御答弁ありがとうございました。  私も1回だけですけれども、かつてのふるさと祭り実行委員会に入ったことがあります。そのときに思ったのは、本当に今までのふるさと祭り実行委員会も、すごく短い期間の中で準備をやってきたんですね。短い期間だったので、つい何をやるかということに時間を割いてしまって、本来あるべき、例えば、戸田市民にとって、ふるさとというものは何なのかとか、ふるさと祭りをどう生かしていくのかとか、そういう何か、ちょうど今、私が参加している第5次総合振興計画協働会議というのがありますけれども、ああいう形で、多くの市民であり、議会であり、また、市の職員の方が参加する中で、その根本的なところから議論をして積み重ねていって、何をやっていくか決めていく、こういうやはり戸田らしいスタイルというものがありますので、本来であれば、やはり今までの趣旨にのっとりながら、そういう時間もかけていただければなというふうに思っているんです。なので、これは要望とさせていただきますけれども、このような形で市民そして行政、そして議会、一体となった形で、戸田市民にとってふさわしいふるさと祭りの開催というものを今後も続けていっていただきたいというふうに思っております。これも要望とさせていただきます。  これで件名1を終わらせていただきます。  それでは、件名2に入ります。件名2は、市長の政治姿勢についてということです。今回件名2につきましては別途、参考資料を用意しております。議員の皆さんにはタブレットの中に、そして、ほかの方々には印刷したものをお配りしております。  まず、私たち議会、ここは議会でございますけれども、議会というのは言論の府と呼ばれているところでございます。特に議会の役割はさまざまありますが、提案されるさまざまな議事を含めて、議題を含めて、決議する場所でもありますし、また一方で、市政をチェックする、そのような機能も市民から課せられて、託されているところでございます。  そんな中で、それがどうなのか、提案をしたりチェックしたり、そのようなものをやりとりする道具としては、これは言論、コミュニケーションでございます。言論の府というものは──私の資料の最初の参考資料1「言論の府」というところで一応用語解説をさせていただいておりますけれども、議会のことを言論の府というふうに言います。議員の活動の基本は言論であり、言論によって問題が決定されるという考えから、言論の府と呼ばれている。「府」というのは、物事の中心になるところのこと。議会が言論の府であるためには、言論の自由が保障されている必要がある。このため云々かんぬんというところなんですけれども、言論というものが、この議会で重要視されている、言論そのものが、この議会で唯一使えるものなのかなというところでございますけれども。その言論の府というときに、加えて言うならば、その交わされる言論が論理的であるだとか、また、やりとりの中の言葉が整合性を持っている、この論理的であり整合性を持っているということが、コミュニケーション成立の基礎であります。  そういった観点から、これまでいろいろやりとりさせていただきました一般質問等を振り返ってみますと、どうも論理的整合等がとれないものが見受けられる、そういったものがありまして、論理的整合性がとれないものをそのまま「よし」としていれば、みずから議会のありようというものを否定することにつながる、そのような思いから今回、一般質問をさせていただきました。  通告書を読ませていただきます。市民より市議会議員に託された「市政に関して不明な点の解明」「市政チェック」という責務から、市長の政治姿勢について、一般質問を行う。  一般質問を含め、議会での公式な機会における、議員と執行部、または議員と市長との質問や答弁、意見などにおいて表出される言葉は──表に出る言葉は、議事録に残り、それは公式文書となる。したがって、そのような答弁や意見等については、事実誤認や虚偽という誤りがあってはならず、仮に誤りがあった場合には、速やかに修正・削除される必要がある。  また、議会における答弁や意見には「論理的整合性」が不可欠である。論理的整合性は仕組みが機能するためには必要不可欠な条件であり、これが損なわれると、我が国の民主主義の仕組み自体が成り立たなくなる。  これまでの議会の一般質問の、林と市長のやりとりにおける市長答弁について、市長が答弁の中で指し示したことや、根拠として答弁したこと等を議会終了後に再確認したところ、論拠──エビデンスということなんですけれども、論拠になり得ないと思われることや論理的整合性がとれないと思われること、事実と合致せず内容が不明なことが幾つか見つかった。  それらをそのままにしておくことは、結果として、市長による議会軽視とも思える不十分な答弁を容認することであり、ひいては議会の正確性や尊厳を損なうことにつながるおそれがあると思われることから、以下の点について、市長の認識を問う。  (1)平成30年6月議会における伊東議員の総括質問に対する市長回答にあった「調査した結果」という言葉について、平成30年12月議会での林の一般質問、件名2で取り上げた際に、市長は、伊東議員の質問を受けて、新たな調査を行ったものではなく、ヒアリングをした職員から確認したものであるという内容の発言をしたものの、市長が「担当から確認した内容」については「書類はない」と回答した。そこで林が、「検証できない、正確性が保証できない。これは論拠にはなりません。市長はそうは思いませんか」と再質問したところ、市長は、「そうは思いません」と回答した。調査内容について議会が理解し、その内容の適否を検証するためには、公式記録されていない個人の記憶を検証することはできないことから、論拠となる「記録」の提示は必要だと思うが、市長の認識はどうか、改めて問う。  これにつきましては、この参考資料の中の、引き続き参考資料2と書いているところに、過去の会議録をここに掲載しております。これを見ても、やはり、いろいろお聞きしたところ、書類はないというふうな回答でして、質問は、例えば、どういうふうに、誰がどのような状況で、どんな内容でどう聞くかによって答えは変わってくるものです。記録がない、それを論拠にするのは大きな間違いだと思いますが、市長いかがでしょうかとお尋ねしたときに、最終的には、「そうは思いません」というような流れが答えられました。  でも、この議会で、やはり論理的整合性を持つためには、例えば、問題ないというからには、問題のない根拠を示す必要があります。その根拠というものは、その根拠にそれがなるかどうかというのは、検証に耐えるものでないといけない。検証というのは、この用語集の中に、物事を取り調べて正確にすること、検査し、証明することと説明していますけれども、そういうふうに、確かめられるものでないといけないわけです。私は、答えるからには、確かめられるものでないといけないのではないですかというふうにお聞きしたときに、そうは思いませんというふうに言われました、これは問題かというふうに思っているんです。改めて市長のお考えを聞きたいと思います。  (2)平成30年12月議会の林の一般質問、件名3において、新曽小学校自校式調理場の設計業務についての債務負担行為を12月議会に提出することを教育委員会に見送るよう指示した市長の論拠について林が質問したところ、市長は、地元懇親会などの資料を見せながら指示した」と回答した。これにつきましては、参考資料の3に会議録を載せております。  しかし、その後の12月14日に開催された文教・建設常任委員会において、私はそれを受けまして委員会で、「地元懇親会などの資料を見せながら市長は指示した」というふうに言われましたが、どうなんですかというふうに教育委員会に確認したところ、資料の提示はなかったという回答でした。市長答弁と教育委員会の回答は、整合性がとれません。地元懇親会などの資料を見せながら指示したという市長答弁は事実なのか。事実だと主張するのであれば、その論拠を検証できる形で示していただきたい、これが2つ目です。  3つ目は、(3)平成31年3月議会の林の一般質問、件名2において、市長がよく使う「教育日本一」という言葉について、教育日本一というのはどのようなものが論拠になって「日本一」になったと言えると考えているのか、その論拠や指標等について市長に質問したところ、市長回答は、「伊東議員の総括質問で答えたとおりです」というものでありました。  その回答を受けまして、林は「答えがなかったのでお問い合わせをしておりますが」と前置きをし、改めて、「どういうことを満たしたときに「教育日本一」と言えるのか」と質問したところ、市長はやはりその質問に対しては回答せず、「総括質問では答えていると思いますので、そちらをごらんになっていただければと思います」というふうに答弁をされました。  3月議会の、ついこの間の壇上で私、言ったことなんですけれども、いま一度、伊東議員の総括質問の議事録を確認しても、これは、こちらの参考資料4ですかね、そちらのほうに会議録を掲載しておりますけれども、伊東議員の質問に対して、市長の答えもそこに載っておりますが、どこをどう読んでも、「教育日本一についての指標」について、内容は指標についての説明というのがないんですね。なので、市長がそのときに答えられた「伊東議員の総括質問で答えたとおりです」という市長答弁は、論理的整合性を持たないと、事実を述べていないと思われます。事実を述べていると思われるのであれば、「教育日本一」という言葉の論拠たり得る内容や指標について、どこにこの3月議会の会議録、内容があるのかを示してくださいというものでございます。お願いいたします。 ◎菅原文仁 市長  議長。 ○遠藤英樹 議長  菅原市長。 ◎菅原文仁 市長  件名2、市長の政治姿勢についてお答えいたします。  私は、市長に就任してから今日まで、議会を尊重し、答弁に当たりましては、できる限り真摯に対応する姿勢で臨んでまいりました。今後も、私だけではなく、職員一同、真摯に対応することに努めてまいりたいと考えております。  それでは、(1)の公式の記録に関する認識についてお答えいたします。昨年の12月議会における林議員の一般質問に対し、書類は基本であること、そして、モニタリング内容については、報告書類に記載のない詳細は、担当課が指定管理者から直接ヒアリングを実施しており、その結果を担当課に確認した上で回答しているという旨をお答えした上で、確認に際して、私が担当課とやりとりをした内容については、特に記録しているものはないため、書類の有無については、書類はないと答弁いたしました。  指定管理者制度において、指定管理者による施設の管理運営についてチェックする役割を担うのがモニタリング制度です。年度や四半期の報告書類及び担当課によるヒアリングなどのモニタリングにより、事業の適格性は確認されております。モニタリングを通じて担当課の職員が確認した内容が重要なのであり、私が職員から聞き取りを行った行為についてまで書類を作成する必要性はないと認識しておりますことから、そのように答弁したものでございます。  意思決定などにかかわる必要なものについては、当然のことながら、書類として記録しておく必要がございますが、職員同士のやりとり内容まで含めた、全てを文書記録にするのは、事務処理の煩雑さや効率性を考慮いたしますと現実的ではありません。今回のケースにつきましても、私と担当職員とのやりとりを記録する必要はなかったと考えております。  続いて、(2)の教育委員会との回答の整合性についてお答えいたします。昨年の12月議会における一般質問の中で、新曽小学校の自校式調理場の設計業務に関する債務負担行為の設定の提案を延期したことについて、林議員から、教育委員会に資料を示した上で、取り下げを指示したのかと御質問されたことに対しまして、私は、「見ております」「示しております」と御答弁させていただいたところでございます。見せながら指示したとの答弁はいたしておりません。  教育委員会事務局との調整の際に資料として使用した市政座談会での質問回答書は、教育委員会事務局で作成したものであり、その資料を共有しながら、内容を踏まえて調整をいたしました。12月議会の常任委員会の議事録にも示されているとおり、教育委員会事務局の担当職員が共有していたという旨を御答弁しているところでございます。延期の判断に際しては、その資料などを根拠にして検討したところであり、私は、教育委員会事務局とも内容を共有していたことから、「示している」と申し上げたものでございます。  最後に、(3)の教育日本一についてお答えいたします。3月議会においては、質問の事前通告がなく、通告内容においても教育日本一についてのものではない中での林議員からの突然の御質問でありましたことから、十分な準備をすることができませんでした。そうした中で、教育日本一については、伊東議員への総括質問の中で御答弁させていただいておりましたので、その旨をお答えさせていただいたところであります。  教育日本一への大きな方向性として、昨年6月の伊東議員の総括質問にお答えしたように、市民の皆様が戸田市の魅力を問われたときに、それは教育ですと答えていただけるようなまちを目指してまいりたいと考えております。その中で、現状では、まずスタートラインに立ったところでありますので、伊東議員の3月議会の総括質問に対する答弁では、教育日本一を目指して取り組んでいくという決意を申し上げたところでございます。  教育日本一に向けては、それを実現するための方策として、現行の教育に関する取り組みをベースにして積み重ねていくことが重要であると考えております。今後も教育委員会と連携しながら進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆5番(林冬彦議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  林議員。 ◆5番(林冬彦議員) 御答弁ありがとうございました。  私、この質問をしたときに、人間ですから、もしかしたら議場で勘違いだとか、そういうこともやっぱりあり得るので、3つ反応があるかなと思っていたんですね。一つは勘違い、一つは私の質問内容がどうもうまく御理解できない、伝わっていないということから生まれるミスコミュニケーション、それから3つ目は、聞いたことに対して論理的整合性のとれない言い方をわざとなさっている、この3つかなというふうに思っていたんです。今の御答弁は、全て過去の御発言を肯定する内容というふうに思いますので、1つ目の、単なる思い違いとか勘違いということではなくて、となると、私の質問内容がうまく伝わっていないことによるミスコミュニケーションなのか、それとも、わざと論点をずらされている、整合性がとれない答弁をわざとされているか、どちらかだというふうに思います。  引き続き、それに従いまして再質問させていただきますけれども、1つ目の、全てのことを記録することは難しいと、それは当然でございます。不思議に思うのは、最初この通告書を出して、第1回目にスタッフの方と打ち合わせしたときに、その点、言われまして、私、違いますよと、私が問題にしているのは、全ての業務を記録しろということではないんだよ、私が言っているのは、今回の場合、例えば、議会で伊東議員が質問をした、それに対する回答を用意するという行為の中で、その中で、例えば、問題がないという発言があった。ならば、その問題がない根拠というのは、伊東議員の質問があった後に恐らくヒアリングされているんですけれども、そのヒアリングの記録というのは必要だったのではないの。その質問した前の段階だったら、とっていないということもあり得るんだけれども、記録をとっていないっていうことはあるんだけれども、質問を受けて、それを答えるためにやった行為について記録がない、これは問題ではないのかというふうに申し上げたんですね、担当の方には。それがなぜうまく伝わっていないのか、ちょっと私には理解に苦しむところなんですけれども。  やはり、問題がないというふうに回答されるのであれば、例えば、ヒアリング、聞き取りしました、それはいいでしょう。でもね、それが記録として残っていないということになると、本当に、まずヒアリング調査、聞き取り自体があったかどうかというのも、極論を言えば、証明できなくなるんですよ。  今回私が問題にしたいのは、例えば、今後も一般質問でいろいろな議員の方から質問が出ることもあるかと思います。そういったときに、やっぱり答弁のときに、新たにその回答を受けて用意することの中には、問題がないというふうに言ったり、これはこうだと説明するものがあるとは思うんですけれども、その判断に至った根拠というものは、やはりその根拠そのものが正しいかどうかというのは、この議会で検証できなければいけないと思うんですね。ですから、その根拠というものを検証できる形で用意することは、議会において必要なのではないですかというふうにお尋ねしているんです。  もし私が今、申し上げていることがよくわからないのであれば、またちょっと聞いていただきたいと思うんですけれども、市長の見解どうでしょう。議会において質問を受けたものに対しては、根拠となるべきものが必要だと、示す必要があると思うんですけれども、それについての御見解をお願いします。 ◎菅原文仁 市長  議長。 ○遠藤英樹 議長  菅原市長。 ◎菅原文仁 市長  林議員の再質問にお答えいたします。  行政として必要な記録を残しておくことの重要性は理解しております。一方で、全ての事柄を逐一記録しておくことは、事務量の膨大化を招き、事務効率の低下につながりますことから、現実的ではありません。日常業務の中、で行政として一般的に必要と考えられるものをきちんと記録に残していくということを引き続き行ってまいりますし、その中から、議会で御質問をいただいた際に、検証できるものは御答弁をさせていただく、これが基本だと考えております。  以上でございます。 ◆5番(林冬彦議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  林議員。 ◆5番(林冬彦議員) そうですね、全般について記録しろというふうに申し上げておりませんもので、この議会で取り上げた質問に関して、御答弁されるからには、必ずその根拠になったものを示して、その根拠自体は、また議会でそれが根拠となり得るかどうか判断できる、そのようなものが必要だということで、今の市長答弁も、それを認められたというふうに解釈いたします。なので、今後、いろいろな質問が出るかとは思いますけれども、そのときにも、必ず根拠は検証できるもの、これを御用意ください。  つけ加えて言いますと、この行政の中にもいろいろな施策が、この参考資料の中に書きましたPDCAサイクルというところで、こういう形で、これは一般の企業とかもそうですけれども、このようなサイクルを回しながら、さらにブラッシュアップを図られているのが行政です。このPDCAサイクルの中でも、必ず検証というのは必要なんですね。ですから、施策を進めていく上で、市長もこの行政の一番トップでありますから、この検証というものを重視してやっていっていただければと思っております。  では、件名2につきまして、質問をさせていただきます。  いろいろ御答弁をされました。共有しているというふうに言われましたけれども、私の前回の、取り上げたときの質問では、教育委員会の方に示しましたか、市長自身も示したというふうに言われているんですね。示すということは何かというと、物を出して見せるとか、物事をあらわして知らせる、はっきりと知らせるということがあります。市長御自身が教育委員会に話をされるときに、これだよというふうに、その書類自身を例えば示す、内容を示しながらされたということなんでしょうか、これは確認としてお聞きいたします。 ◎菅原文仁 市長  議長。 ○遠藤英樹 議長  菅原市長。 ◎菅原文仁 市長  それは、いつの場面でなのかというのがあると思います。そこに多分そごがあるのではないかなと考えております。あくまでも最終的な結論を出した場面において、その資料を使ったかどうかということを取り上げていれば、これは示していないという答弁になるかもしれませんけれども、その場では資料を示すまでのものもなく、みんなが共有している文書であります。ですから、その場で必要がなかったということであります。質問の本質にあるものは、決定に当たってきちんと根拠を持っていたかどうかということだと理解しておりますので、そのように御答弁をさせていただきました。存在を示しているということであります。  以上でございます。 ◆5番(林冬彦議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  林議員。 ◆5番(林冬彦議員) 職員に対して示したということではないということなんですね。 ◎菅原文仁 市長  議長。 ○遠藤英樹 議長  菅原市長。 ◎菅原文仁 市長  文書は、職員も共有している文書なんです。これは教育委員会が作成している文書であります。ですから、私がその場で物理的に示すということではなく、文書についてみんなが認識しているという、そこが一番大事であると思っております。そういった意味で示したということであります。  以上でございます。 ◆5番(林冬彦議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  林議員。 ◆5番(林冬彦議員) この後、委員会だけではなくて、実際に職員の方に伺っても、委員会のときもそうですけれども、誰ひとり、この認識というものは持っていなかったんですね。どんな内容を──例えば市長におかれましても、日々膨大な資料を受け取られ、決裁されていると思いますが、その膨大な資料を全て覚えているというわけではないと思います。やはり印象づけるためには、これだというふうに指摘する、示すということが必要だと思いますけれども、今回の場合はそれもやっていなかったということですね。要するに、教育委員会が共有している資料だから、示したというふうな言い方をしたということなんですね。 ◎菅原文仁 市長  議長。 ○遠藤英樹 議長  菅原市長。 ◎菅原文仁 市長  最終的な判断の場においてではなくて、その前の段階で資料はもういただいておりましたので、それは教育委員会も資料として、もちろん作成しておりますので、持っておりますし、私自身も資料を持っておりますし、もう存在は皆さん、情報を共有しているんですね、そういったことであります。そういった意味で示したというふうに申し上げたのでありまして、言葉のあやになっているのではないかなと思いますけれども、そういったことであります。 ◆5番(林冬彦議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  林議員。 ◆5番(林冬彦議員) では、改めてお聞きします。実は、私、資料を請求しているんですよ。正確に言うと、教育委員会で作成した資料ではなくて、協働推進課で作成した資料を教育委員会が受け取っているんですね。過去にさかのぼって、ここに資料ございます【資料の提示】。これは、私が2月28日付で資料を請求したものでございまして、ここに地元の市政座談会報告書、回答書あります。この中には、新曽小学校の自校式教育調理場について触れられた文書は、過去にさかのぼってもないんですね。一体市長は、共有した共有したというふうに言われますけれども、どんな内容、どんな文書を、ないものをどうやって共有したのかということを教えてください。 ◎菅原文仁 市長  議長。 ○遠藤英樹 議長  菅原市長。 ◎菅原文仁 市長  まず、協働推進課は市政座談会をまとめる部署ですので、そこが資料はまとめていると思います。それは各担当部局でつくって取りまとめるということですので、教育委員会の資料ではあるというふうに考えております。  その上で、資料を今、示されましたけれども、何年分示されたのか、ちょっとわかりませんが、事実として資料の中にあるということでありますので、それは後で確認していただければと思います。  以上でございます。 ◆5番(林冬彦議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  林議員。 ◆5番(林冬彦議員) 教育委員会のほうに確認しました。市長が見ております、示しておりますと答弁されている市政座談会の回答書の全てということで請求をしたんですね。ないと。あ、ないんですかと。だったらということで、新曽小学校に関する市政座談会のものをここに請求したわけです。平成26年度からの資料です。コピーもとっていますので、もしここで今、確認をなさるのであれば、1部お渡ししても構いませんけれども、改めてこれをチェックしても、ないものはないんです。よろしいですか。盛んに、共有した共有したというふうにおっしゃいますけれども、ないものは共有できないと私は思っております。ないもの、そして、ましてや、ないものを示すということはできないというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎菅原文仁 市長  議長。 ○遠藤英樹 議長  菅原市長。 ◎菅原文仁 市長  新曽小学校については、過去、地元の方々から全体の建てかえなどについて御要望を賜っていたんですね。その旨が、この市政座談会の質問回答書というものに記載されております。それは新曽小学校の建築物に対する御要望でもありますので、そういった意味では、給食調理場をつくるか、つくらないかということは、大きくそこにかかわってくるということであります。そういった意味で、この質問回答書には、そういった御要望をいただいている中で、ここで給食調理場をつくるのは、判断するのを少しとどまって考えたほうがいいのではないかと、そういった判断になりまして、その認識を共有して、12月議会には提出に至らなかったということであります。  以上でございます。 ◆5番(林冬彦議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  林議員。 ◆5番(林冬彦議員) もっと正確に言うと、平成30年度は、そういう議論さえなかった。私は、実際に参加した人にもお話を聞きました。議論さえなかったということです、新曽小学校に関しては。平成29年度までには確かにありましたけれども、給食調理場にかかわる内容は一切ありません。これをもって給食調理場の建設について、何か考えるような内容はないんですね、これ公開しても構いませんよ。しかも、そこの市政座談会の場に教育委員会がいるわけではない、ですよね。そしたら、書類はない、その場にも参加していない、なのに教育委員会と情報を共有している、この論は成り立たないと思いますけれども、いかがですか。 ◎菅原文仁 市長  議長。 ○遠藤英樹 議長  菅原市長。 ◎菅原文仁 市長  先ほども申し上げているんですが、建てかえの御要望をいただいていたんです。そういった中で、給食調理場について新たに設置するということになれば、建てかえ自体に大きな影響を及ぼすということになりかねません。そういったことを地元町会、地域の方々と共有をして、その上で、給食調理場について議論を進めていっていないのではないかという認識を私は持ちました。そういった意味で、この質問回答書から給食調理場についての御要望がなかったというのは、これは当然のことでありまして、今、給食調理場はないわけですから、実際、現実に。ですから、そういった全体の建てかえという御要望がある中で給食調理場を先行してつくっていくということが、果たして地域としっかり共有されて進んでいるのかどうかというところに、私自身はもう少しじっくり考えたほうがいいのではないかという判断をさせていただいて、12月議会には提出をしなかったということであります。給食調理場についての資料があったのかなかったのかではなく、新曽小学校についてのさまざまな地域の御要望があった中で、その先に給食調理場の建てかえという話があるわけですから、そういった認識で判断をいたしました。  以上でございます。 ◆5番(林冬彦議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  林議員。 ◆5番(林冬彦議員) 非常に苦しい言い方だと思うんですよ。実は、平成29年も建てかえについての話はないんですね。建てかえするんですかという質問は、平成28年度──平成26年から28年に教育委員会に在籍された方が、今どのぐらいスタッフでいるとお思いでしょうか。去年の12月、この平成26年とか28年、このような書類を持っているはずだから、共有しているというふうに考えるというのはおかしなことではないですか。ましてや、それを示したというふうな言い方というのは、違うのではないかと思いますが、見解をお聞かせください。どうします。
     ごめんなさい、平成29年度ではない、28年度なんですよ、26年度、28年度。そのときに教育委員会のスタッフ、今のスタッフがそのときにいないのに──何人かいらっしゃるかもしれませんけれども、これが、例えば今年度の書類だったら来るでしょう。でもね、そんな数年前に配られた書類があるからといって、それでもって情報を共有しているとか示したという認識というのは、ちょっと違うのではないですかというふうにお聞きしています。 ◎菅原文仁 市長  議長。 ○遠藤英樹 議長  菅原市長。 ◎菅原文仁 市長  私は、この書類については、もう教育委員会からいただいているんですよ、そもそも。そこからスタートしています。ないわけではないということです。書類はちゃんとあるということなんですね。その上で、先ほど申し上げたとおりの判断に至ったということですので、ちょっと、聞いている方はわからないと思います、この議論は。ですので、私が答弁した内容については、これは間違いなかったことだというふうに認識しております。 ◆5番(林冬彦議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  林議員。 ◆5番(林冬彦議員) そうですね、市長は示したというふうに言われましたので、今後、示したというふうに言われる場合は、きちんと意識させるように、指し示したということで、言葉をきちんと論理的につながるように使っていただきたいと思います。  そして、私自身は、個人的な感想ではありますけれども、委員会では示されなかった、それはそうでしょう、教育委員会がいない。そして、教育委員会に関する方も、このような内容についても存じていなかったと。私は、どちらを信じるかといえば、どっちかということなんですけれども、そういう認識に捉えまして、この件につきましては、きちんと答弁においては整合性のとれるような答弁をしていただきたいと。特に一つ一つの言葉は論理性を持っておりますので、議会における言葉遣いは──言葉遣いというか、言葉の内容、どういった言葉を使うか、これは、一つ一つのミスコミュニケーションが起きないためにもきちんとしてくださいということです。あとの判断は、見ている方もそうですけれども、今までの会議録を読みながら御判断いただければというふうに思っています。  (3)について質問させていただきます。市長は、方向性ということを言われました。決意ということを言われました。でも、資料を見てください、参考資料の4番ですね。そもそも伊東議員は、日本一の教育のまちへの進化とは、具体的にどのような進化をお考えかというふうに質問されているんですね。具体的にどのような進化かというふうに聞かれているのに、市長の答えは、市民の皆様が戸田市の魅力を問われたとき、それは教育ですと答えられるような日本一の教育のまちを目指してまいります。これ、具体的にどのような進化かということに当たらないし、しかも私が前回お聞きしたのは、日本一というからには、市長も「一」という言葉、お好きですけれども、一というからには、やっぱり1番なんですよ。1番というのは、例えば、選挙だったら一番得票をいただくとか、例えば、マラソンだったら1番でゴールするとか、そういうものがあって1番と言えるものなんですね。  例えば、これ、スタッフの方に、打ち合わせのときに言いましたよ、私。例えば、教育によって志を立てる、教育立志とかね、そういう言葉だったら十分でしょう。でもね、例えば、「日本一」と言うからには、やはり指標がないと論理的に成り立たなくなる。だから、何ですかとお聞きしたら、答えたとおりですというふうに言われました。これというのは、この前の答弁どおりではないという、答弁というか、市長のお答えが適切でないというふうに思いますが、そこについてはいかがですか。  この前、伊東議員の総括質問に答えたとおりですとおっしゃいましたけれども、答えたとおりの、この文章の中に、私がお聞きした「教育日本一」の指標とか、私がここで、一般質問の通告書で書いているような内容につきまして、お答えされておりませんけれども、整合性とれないのではないですかというふうに聞いております。 ◎菅原文仁 市長  議長。 ○遠藤英樹 議長  菅原市長。 ◎菅原文仁 市長  教育日本一についての再質問であります。  教育日本一は、市として目指すべき大きな方向性として示したものであります。政治姿勢という林議員からの御質問の観点から見れば、市長は行政の長であるのと同時に、政治家としての側面も持っております。私自身が何を何%上げるとか、何人にするといったことまで口出しをしていくというのは好ましくないと思っておりますし、戸田市という大きな船をどうかじ取りしていくのかといった方向性を示すことが、私に与えられた市民に対する役割であると考えております。教育日本一という大きな方向性を示して、市民の皆さんが戸田市の魅力を問われたときに、教育と言っていただけるような戸田市を目指したいと私は考えております。  そういった中でも、指標という意味では、現在進行中となっております、平成28年から令和2年までを計画としております第3次戸田市教育振興計画にあります数値目標があります。その達成には教育委員会と市長部局の連携が不可欠だと思っております。この計画を着実に推進していくことも大変重要ではないかと考えております。  そして、そういったことは、昨年の総合教育会議の中でも、日本一の教育のまち戸田を目指してということでお示ししたところであります。市民一人一人が将来に夢や希望を抱き、十分にその能力を発揮できる環境を整え、未来へと羽ばたいていくことができるように、市長部局と教育委員会の連携をさらに強固なものとして、本市の教育環境を確立して、地域ぐるみで教育の振興を図っていきたい、そう考えております。  以上でございます。 ◆5番(林冬彦議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  林議員。 ◆5番(林冬彦議員) いみじくも今、市長が、政治家であり行政のトップであるという話をされましたけれども、でも、市長は行政のトップなんですよ、行政のトップ。議会と、やっぱり今までいろいろミスコミュニケーションが起きているのは、そこの部分も原因かなと、実は今、答弁を聞きまして思いました。  どういうことかというと、行政のトップとして発言するときには、行政というのは、仕組みの中で動いているもので、そこを、例えば、本当に論理的整合性とか曖昧さというものがあっては、うまく動かなくなる、どうでも判断できるようなこと。また、例えば日本一を目指すということになったときに、それが雰囲気とか方向性だけであれば、では、どういうふうに目指したらいいのか、よくわからない。そういった意味での、きちんと手順というか、この点をクリアするというものがあって初めて、行政というのは動き出すものだと思うんですね。なので、行政、確かに政治家であったでしょう。あるんでしょう。でも、今、市長はやっぱり行政のトップということですので、この論理的整合性、そして曖昧さをなくす中での判断、そして、物事を進めるときには根拠を示しながらやっていく、このような、行政の仕組みがよどみなく動くような仕組みの中で動いていただければというふうに思っています。  この仕組みというのは、私、政治の世界に携わらせていただきまして、非常にうまい仕組みだと思っているんですね、よどみさえ起こらなければ。例えば、身内だとか知り合いの人に便宜を図るとか、それだとか、非常に曖昧な指示を出してしまうとか、そういったことで、よどみというのは起こります。特に今回取り上げさせていただいたのは、やはり論理的整合性を持った指示、命令、答弁。そして、根拠というものをきちんと検証できる形で示すことによって、それで議会でも言論の府としてうまく機能していくのではないかなというふうに思っているんです。この点につきましては、また今後も曖昧な点がありましたら取り上げさせていただきたいと思います。  では、これにて私の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手) ○遠藤英樹 議長  16番、土屋英美子議員。(拍手) ◆16番(土屋英美子議員) おはようございます。日本共産党戸田市議団の土屋英美子でございます。通告順に従いまして一般質問をさせていただきます。  まず1件目ですが、ナガミヒナゲシの駆除について質問をいたします。  ナガミヒナゲシの花、皆さん、御存じでしょうか。ナガミヒナゲシは、4月から6月に、道端や空き地などに、日当たりのよい場所に直径3センチほどの淡いオレンジ色のかわいらしい花を咲かせます。ナガミヒナゲシは地中海沿岸が原産地でありまして、高さが約20センチから60センチ、ケシ科ケシ属の1年草でありまして、ポピーと同じケシ科の仲間だそうです。園芸種のヒナゲシとは、見た目はとてもよく似ているのですけれども、果実が細長いことが特徴で、そこからナガミヒナゲシと名前がつけられたとされております。1961年に東京都の世田谷区で発見されて以来、戸田でもそうですけれども、あちこちで繁殖を繰り返しているようです。根や葉から、ほかの植物の成長を抑える物質を出しまして、一つの果実に砂のような小さな種子が1,500粒から2,000粒も入っております。一株から100個の実をつけることもありまして、約15万個の種子が生産され、風で飛ばされたり、靴の底や車のタイヤなどについて運ばれて、全国に広がったと見られています。そのため道路脇や街路樹の植え込み、公園の花壇、駐車場などで咲いている姿が見られます。栽培などを禁止しました外来生物法の特定外来生物や、その前段階の生態系被害防止外来リストに入っておりませんけれども、県内でも在来の植物の生態系に大きな影響を与えるために、駆除を呼びかけている自治体がふえているそうです。  2点お聞きします。(1)戸田市でのナガミヒナゲシの繁殖状況についてはどうでしょうか。  (2)駆除などの対策についてどうでしょうか、お聞きをいたします。 ◎吉野博司 環境経済部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  吉野環境経済部長。 ◎吉野博司 環境経済部長  1のナガミヒナゲシの駆除について、(1)戸田市でのナガミヒナゲシの繁殖状況についてお答えいたします。  ナガミヒナゲシにつきましては、県内で繁殖が広がっており、近隣市においても繁殖が確認されているものでございます。戸田市内での状況につきましては、特定外来生物に指定されていないこともあり、厳密に把握しているわけではございませんが、市内での目撃例も少なく、苦情などの個別の情報も寄せられていないのが現状でございます。  次に、(2)の駆除などの対策についてお答えいたします。  ナガミヒナゲシは、繁殖力が強いことからも、広域的な対策が必要になってくると考えております。繁殖が確認されている近隣市におきましては、市民に対して駆除の呼びかけを実施しているところもございますので、本市といたしましても、今後ホームページ等で注意喚起を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) ありがとうございます。それでは、順次、再質問をさせていただきます。  戸田市内では、市内の目撃例も少なく、苦情なども少ないとの御答弁でしたが、市民の皆様が、ナガミヒナゲシが淡いオレンジ色で、かわいらしい花であることもありまして、種を持ってきて花壇に植えている方もおられます。猛烈な繁殖力を持って生態系に大きな影響を与える外来種であるという認識が、まだないのではないでしょうか。確かにこのナガミヒナゲシは、特定外来生物には指定はされておりませんけれども、県のレッドデータブックには、今後、分布の拡大で、在来植物に影響を与えると思われると記載をされております。戸田市でも調査をしていただきまして、繁殖が広がる前に対策を講じるべきかと思います。  それと同時に、市民の皆様から道満グリーンパークのドッグランに生えているとのお話を伺いまして、私も早速見に行ってまいりました。ドッグランだけではなくて、全体的に見て回ったのですけれども、花が咲き終わった後なのか、発見には至りませんでした。住民の方が発見しているということは、かなり繁殖しているのではないかと思われます。  道満グリーンパークには、戸田ヶ原自然再生エリアや戸田ヶ原野草園があります。かつて戸田ヶ原は、戸田の荒川沿いに広がっておりまして、サクラソウを初めとする草花が彩る湿地帯でしたけれども、この戸田ヶ原をよみがえらせようと、多くの市民や団体、企業の皆さんの御協力がありまして、市と市民が一体となって戸田ヶ原の自然再生に取り組んでおられます。自然再生に取り組んでいる中、ナガミヒナゲシが繁殖してしまいましたら生態系が壊れてしまうおそれがあることから、しっかりと調査をすべきであると考えますが、お考えをお聞きします。 ◎吉野博司 環境経済部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  吉野部長。 ◎吉野博司 環境経済部長  道満での調査ということだと思います。特定外来生物に指定されていないことから、公園においては、通常の維持管理における除草で対応することを考えております。  以上でございます。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) ありがとうございます。公園では、定期的に除草をしておられるということで対応されているということをお聞きしましたけれども、やっぱりこういう自然の中で繁殖していきますと、生態系を壊すおそれがありますので、繁殖を防ぐために、しっかりと管理をしてくださることをお願いをいたします。  (2)の駆除などの対策についてでございますけれども、今後、ホームページなどで注意喚起を行ってくださるとのことでございます。この一、二年で飯能や新座、日高、和光、熊谷、ふじみ野の各市も駆除を呼びかけ始めております。ほかの植物を駆逐して、自分だけふえ続けるわけですから、甚大な被害を巻き起こすこともありまして、農業地域では深刻な問題となっているようです。本庄市やお隣の蕨市では、在来の植物の生態系に大きな影響を与えるために、開花後は種ができる前に引き抜いて、ビニール袋に密閉して入れて、燃やすごみに出すようにと駆除を呼びかけているそうです。  戸田市では、どのような形での駆除の方法をお考えでしょうか、お聞きします。 ◎吉野博司 環境経済部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  吉野部長。 ◎吉野博司 環境経済部長  ナガミヒナゲシの生態や駆除の方法等について、ホームページで周知していくことを考えております。  以上でございます。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) ありがとうございます。広報やホームページなどで呼びかけてくださるということですけれども、お聞きしたかったのは、どのような形で──例えば、燃やすとか消毒液をかけるとか、そんなようなことをお聞きしたかったのですけれども、ナガミヒナゲシにつきまして、まだ市民の認識が余りないということもありますので、ナガミヒナゲシの花とはどういう植物なのか、それから今後どんな方法で駆除をしていくか、そういうふうなことをぜひ広報やホームページなどで、市民の方にわかるように掲載をしていただく、周知をしていただくことを要望いたしまして、1件目を終わりにさせていただきます。  それでは、2件目について、交通対策について質問をさせていただきます。  美女木7丁目の住宅地における交通安全対策についてですけれども、これまでも地域の皆さんからかなりの要望がありまして、改善が求められてきました。道満グリーンパーク入り口付近の「やぶそば」さんからの南の住宅地を抜け、堀之内橋まで出る道路で、秋ヶ瀬方面からの抜け道となっているこの道路は、道幅が大変狭くて、車もすれ違えない状態であるにもかかわらず、かなり交通量が多過ぎるために、住民の皆さんが大変困っておられます。  この問題につきましては、13年以上も前から議会で取り上げられておりました。手塚議員、そして、当時市議でありました菅原市長、共産党市議団からも、元市議の岡嵜さんが一般質問をしておられます。通学路に対する安全対策として、戸田市では平成30年4月から、南駐車場のところから中央駐車場のところまでを、平日の開門の7時半から午前8時まで公園内の車両通り抜け禁止の措置を講じていただきましたが、8時になったらすぐに交通量がふえて、朝の通学時間と多少重なることもありまして、まだまだ危険であるとの声が上がっております。  これは、住民の皆さんから出ている御意見なんですけれども、(1)平日は彩湖・道満グリーンパークのイベントがないことが多いので、あける時間を変更してはどうかという御意見が出ておりますが、どうでしょうか、お聞きをいたします。 ◎吉野博司 環境経済部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  吉野環境経済部長。 ◎吉野博司 環境経済部長  2の交通対策について、(1)の平日は彩湖・道満グリーンパークのイベントがないので、入り口をあける時間を変更してはどうかについてお答えいたします。  早朝に彩湖・道満グリーンパーク内の園路を車両が通り抜ける件につきましては、平成30年3月議会の市民生活常任委員会で報告をさせていただきましたとおり、公園内の園路における早朝通過の交通対策といたしまして、平成30年4月1日から、平日は午前8時まで園路の一部を通行禁止にしております。これによりまして平日の通過車両を抑止することができましたので、今後も継続してまいります。  以上でございます。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) 御答弁ありがとうございました。  それでは再質問をさせていただきます。当面は今のままで、開閉時間の変更はしないとのことです。住民の皆さんからは、一定時間、通行どめをしたことで、以前に比べて、8時までは少し静かになり、よかったとのお話を伺っております。公園内の抜け道の通行どめをして1年2カ月たちますが、一定の効果があらわれていると考えます。これからも、この通行どめを続けていただくことをお願いいたします。  しかしながら、8時の開門と同時に、待ち構えていた車がスピードを出して一斉に流れ出してきまして、通学時間と少し重なることもありまして、まだまだ危険が多い状況かと思われます。住民の方からお話をお聞きし、ランダムではありますけれども、私も状況を見に行ってまいりました。通り抜けの車が8時の開門を待機して待っている状態が何日かありまして、開門と同時に猛スピードで上からおりて、道に入ってきている状態です。この短い時間に、平均すると13台から15台は猛スピードで入っていっております。1日ですが、2人の小学生がまだ歩いているときもありまして、まだまだ安心はできない状況であると考えております。スクールゾーンは7時半から8時半となっていることから、通行禁止区間の開門時間を30分おくらせて8時半にすることによって、さらなる安全確保ができるのではないかと考えますけれども、いかがお考えでしょうか、お聞きをいたします。 ◎吉野博司 環境経済部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  吉野部長。 ◎吉野博司 環境経済部長  現在、園路の通行禁止区間の開門時刻は、有料スポーツ施設の貸し出し開始時刻の午前8時に合わせて設定をしております。この時間をさらに変更することは、施設利用にも影響が及ぶとともに、現段階におきましても通り抜け抑止として効果があるところでございますので、変更は考えておりません。  以上でございます。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) それでは質問をさせていただきます。  園内通路を8時までに通行どめにしたことで、例えば運動施設の利用だとか、ドッグラン、ランニングコース、ヘラブナ釣りなどの利用などに特に問題がないというふうに理解してよろしいことなのでしょうか、お伺いします。 ◎吉野博司 環境経済部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  吉野部長。 ◎吉野博司 環境経済部長  そのとおりでございます。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) ありがとうございます。施設利用時間の関係もありまして、また30分の延長は大変難しいというお話でありましたけれども、一番考えなくてはならないことは、通学時の安全確保だと考えております。先ほど申し上げましたように、開門と同時に車がおりてくること、同時に番匠免橋からセブン‐イレブン付近にかけては大型車も多く、まだまだ通学時には不安を感じております。  今、行っている公園内の通行どめを今までどおりに行っていただきますと同時に、住民の方は、あと30分の延長を望んでおられますが、せめてあと15分でも延長していただけたらと思っております。これに関しましては、御検討をしていただいて、実行していただくことを要望といたします。  この地域の交通対策につきましては、朝だけの問題ではなくて、夕方は朝と逆方向の車で混雑しまして、さらに土日のイベントがあるときなどは、狭い道路に車が大変渋滞をいたします。自宅の車も動かせないこともあるとのことであります。平成18年の手塚議員の一般質問での当時の市民生活部長の御答弁は、住民の皆さんと協議をさせていただきながら、いい方法で蕨警察との協議をさせていただきたい。そして、平成21年の元市議の岡嵜さんの一般質問に対する当時の市民生活部長の御答弁は、周辺の交通量調査もしているので、それらの検討結果も踏まえて、さいたま市、県、警察も含めて、十分に、早急に対応したいと述べられておられます。住民の皆さんの苦情をいただいてから13年以上も過ぎているにもかかわらず、これといって目覚ましい解決がまだなされないままに、現在に至っている状況です。解決に向けての取り組みや対策について、どのようにお考えになっておられるのか、改めてお聞きをいたします。 ◎吉野博司 環境経済部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  吉野部長。 ◎吉野博司 環境経済部長  東門から新大宮バイパスへ至る市道に車両が集中することにつきましては、既に指定管理者の「水と緑の公社」におきまして、渋滞対策に取り組んでおります。具体的には、退出経路のお知らせを公社ホームページに掲載していること、国道298号へ迂回をお願いする看板の設置、迂回の案内ビラの直接配布を行っております。  さらに、混雑のぐあいに応じまして、公社職員が公社事務所付近の交差点に立ちまして、帰宅方向に応じた誘導も行っております。  以上でございます。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) ありがとうございます。迂回をお願いする看板の設置や、混雑時には公社の職員が交差点に立って誘導されたりと、渋滞の対策には大変取り組まれておられるとのこと、ありがとうございます。  しかしながら、住民の皆さんからの苦情が続いているということは、まだまだ解決が見られないような現状にあるのではないかとも思われます。交通規制は、沿道の住民の皆さんに大きく影響しております。余り複雑な規制にしてしまいますと、通過車両に十分理解されないで、結局規制が守られないことにもなっても困ることですし、生活道路が抜け道になって迷惑しているからといって、住民の方は、そのことだけで転居するわけにもいきません。何か対策を講じましたら、まずは住民の皆さんの御意見、現状をお聞きし、さらなる改善を求めていくことが大事なことであると考えます。  この問題は、歴代の執行部の方からの御答弁にもありますように、戸田市だけの問題ではなく、国やさいたま市、警察、住民の皆さんと十分に協議を図っていくべきと考えます。長く続いている住民の皆さんの問題を、何としても早急に解決をしていただきたい、心より要望いたしまして、2件目を閉じさせていただきます。
     それでは、3件目の敬老祝金について一般質問をさせていただきます。  長寿を祝福し、福祉の増進を図ることを目的とした敬老祝金が、平成27年度に10段階から4段階に減って4年が過ぎました。高齢者の方からは、楽しみがなくなった、ふやす検討をしてほしいなどの声が寄せられ続けております。それと同時に、敬老祝金の贈呈日についても、多くの方々からの御要望が寄せられております。敬老祝金の贈呈日が毎年8月1日を起点とするために、1年以上待たなくてはならない方もおられます。8月1日生まれの方は約2カ月、8月2日生まれの方は13カ月も待たなくてはならなくなります。高齢者にとっての1年という月日は、とても貴重な時間であると思います。「高齢者の福祉(サービス)ガイドブック」18ページには、「8月1日から贈呈日までの間に死亡した場合は、扶養している方が受けられます。また、この間に転出した場合も受けられます」と記載されております。転出した方は本人が受け取ることができるのでよいのですが、お誕生日を迎えているのに亡くなられて御本人が受け取れないのは、悲しいことではないでしょうか。  それでは、2点お聞きします。(1)贈呈回数をふやしていただきたい、(2)贈呈日を誕生月にしてはどうか、この2点をお伺いいたします。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  久川福祉部長。 ◎久川理恵 福祉部長  3、敬老祝金について、(1)贈呈回数をふやしてはについてお答えいたします。  敬老祝金の贈呈対象年齢につきましては、社会保障費が増大し続けている状況に鑑み、平成27年度からの第6期戸田市高齢者福祉計画・介護保険事業計画策定の過程で、さまざまな議論を通して現行の4段階に見直しを行った経緯がございます。具体的には、高齢者の生活状況や経費の将来推計、他市の状況、高齢者実態調査結果、本事業の経過等をもとに検討し、議会においても御審議いただきました。このため、当面はこの方法で実施してまいりたいと考えております。  次に、(2)贈呈日を誕生月にしてはどうかについてお答えいたします。  敬老祝金は、国が9月15日から1週間を老人の日及び老人週間と定め、敬老に関する行事等を奨励していることから実施している事業でございます。本市では、この趣旨に基づき、戸田市敬老祝金贈呈条例施行規則の中で、9月に贈呈する旨、規定しているところです。今後ともこの考えに基づき、9月に実施してまいります。  以上でございます。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) それでは再質問をさせていただきます。  (1)私がまだ議員になる前なんですけれども、敬老祝金が10段階から4段階に一気に回数、金額ともに削減されたことで、楽しみがなくなったとがっかりとしておられる高齢者から、何とか、もとに戻してほしいと要望をいただいておりました。平成29年第2回の定例会で私が一般質問をしましたけれども、そのときの御答弁でも、回数をふやすのは困難であるとのことで、見直しは3年に1度行うとの御答弁でありました。今回もこのまま進めたいとの御答弁ですけれども、高齢者にとって、10年という月日はかなり長い月日であります。10年に1度の贈呈は、本当に長過ぎると思っております。蕨市では、75歳から8段階となっております。せめて5年に1度か、人生の節目である80歳の傘寿、90歳の卒寿を入れていただくことで回数をふやしていただく検討をしていただけないかと思いますけれども、お考えをお聞きします。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  久川部長。 ◎久川理恵 福祉部長  繰り返しになりますが、先ほどの答弁でお答えしましたとおり、さまざまな議論を通して現行の4段階へ見直しを行った経緯があることから、当面はこの方法で実施してまいりたいと考えております。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) ありがとうございます。大変厳しい御答弁ですけれども、今、7期の中間ということで、今後8、9の策定におきまして、少しこの要望も入れて検討していただきたいと、これは要望とさせていただきます。  (2)の贈呈日を誕生月にしてはどうかについて再質問をさせていただきます。現在、77歳の喜寿、88歳の米寿、99歳の白寿と100歳の、この4段階の支給になっておりますけれども、人生においての記念の誕生日に、1年以上も待たなくてはならない方もおられるわけです。どこの御家庭でもおじいちゃん、おばあちゃんの人生節目の喜寿や米寿のお祝いを、1年以上、延ばす御家庭はないと思います。御答弁にありましたように、国が9月15日から1週間を老人の日及び老人週間と定めて、敬老に関する行事を推奨している事業であることも、戸田市では、戸田市敬老祝金贈呈条例施行規則の中で、9月に贈呈をするという旨、規定しているからということもよくわかります。よくわかるんですけれども、敬老の日にはコインのお祝い品があることもありますので、せめて人生の節目のお祝い金は誕生日に贈っていただきたいと思います。そのような要望も多くなっております。例えば、誕生日月に贈呈した場合に、何か不都合とか、そういうものが生じるのでしょうか、お聞きします。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  久川部長。 ◎久川理恵 福祉部長  誕生月に贈呈することにした場合に、不都合ですが、条例及び規則で定めているため、その改正が必要になることと、毎月毎月対象者の方を抽出する、その事務が、一括で行えるものと比べると効率が悪いという、そういうことを除けば不都合が生じるわけではございませんが、敬老祝金もコインの祝い品と同様に、敬老の意を表する目的で行っておりますことから、今後も9月に実施してまいりたいと考えております。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) ありがとうございます。今の御答弁の中では、特段の不都合は生じないということでした。敬老祝金を誕生月に贈呈していただくことを切にお願いを申し上げたいと思います。  敬老とは、老人を敬って大切にすることであって、敬老の日だけに敬うものではなくて、高齢者に対しては、常に敬老の立場でなくてはならないと思っております。敬老祝金の贈呈人数の推移を見ますと、平成27年度から平成29年度は、77歳は700人台から800人台で、10年たっての88歳になりますと200人になり、ぐっと500人ほど減っております。99歳になりますと10人台になりまして、100歳は、平成27年度は3人、平成28年度は7人、平成29年度、30年度は各8人となっておりました。平成30年度は、77歳の方が90人ほどふえて、全体で100人ほどふえております。もし処理の方法が変わったならば、これだけの人数の処理をされる職員の方の大変さもわかります。年間を通して、金額などの多少のずれはあるかもしれませんが、人数についても金額についても特に変わりはないのですから、何とか誕生月の贈呈を考えてはいただけないでしょうか。  済みません、再度お伺いします。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  久川部長。 ◎久川理恵 福祉部長  繰り返しになりますが、誕生月で贈呈する考えはございません。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) ありがとうございます。大変難しいというお話しいただきました。  また、高齢者がふえて、お金がかかるからといってサービスを削るのではなくて、高齢者が増加しているからこそサービスの向上を目指していかなくてはならないものだと考えております。高齢者の方が今まで戸田市のために、そして家庭のために頑張ってこられました。どんなに若い方でも必ず高齢者になるんです。  私も町会の老人会に昨年から入会をさせていただいておりますけれども、私なんかはまだ老人会では若いほうなんですが、80、90の方もおられます。リズム体操やグラウンドゴルフ、カラオケや手芸などの趣味を楽しみながら、そして公園掃除、道路のごみ拾い、草取り、そして小学生の通学路の見守りなどをして戸田市に貢献をしながら、みんな頑張っておられます。今や元気で100歳という時代となりました。多くの高齢者にひとしく喜ばれて、さらに無年金者の方や低い受給の年金者の方、生活困窮の高齢者の方の生活の一助になる、この敬老祝金ですけれども、敬老祝金の支給回数をふやしていただくことを切にお願いしますと同時に、祝金を誕生月に支給していただくことを心からお願いをいたしまして、私の一般質問を終わりにさせていただきます。  どうもありがとうございました。(拍手) ○遠藤英樹 議長  この際、休憩いたします。  休 憩 11時43分  開 議 13時00分 ○遠藤英樹 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  18番、酒井郁郎議員。(拍手) ◆18番(酒井郁郎議員) こんにちは。今回、やや先進的な事例を含む5件につきまして、一般質問、政策提言をさせていただきたいと思います。  昨今、これまでの常識では考えられないような技術、受け入れがたいような手法を用いて、大きな成果を上げる例が無数に出てきています。変化の激しい時代においては、アンテナを高く張り、よい手法をいち早く導入するならば、高い効果が出る。その一方で、これまでの常識にとらわれ、新しい手法を導入することをためらうならば、一瞬にして後ろに置いていかれるということになると思います。今後において、そのことは、子供たちであれば国境を越えた食の奪い合いでの敗北、自治体であればグローバルな地域間競争からの脱落を意味するかもしれません。好むと好まざるとにかかわらず、グローバルにつながっている現代社会においての宿命であると思います。  件名1の御提案は、教育カリキュラムそのものではなく、授業中の姿勢や休憩中の睡眠など、学校における過ごし方を変えてみてはどうでしょうかというものであります。教育分野ではなく、医学分野の論文をエビデンス、つまり、裏づけとした門外漢からの提言であります。  さて、小中学校における授業効果の向上や健康増進を実現する手法として、教室への立ち机の導入や短時間の午睡を取り入れた学校についての報道がなされています。立ち机については、以前から、がんや糖尿病、心臓疾患、脳疾患など疾病のリスクの解消、また、作業能率、認知能力の向上、トレーニング効果やカロリー消費などの利点が指摘されています。件名1では、認知能力の向上、また、トレーニング効果について、後ほど御紹介させていただきたいと思います。  教室における立ち机の導入は、主にアメリカを中心とする欧米諸国で行われています。立ち机といっても、ずっと立ったままというわけではなく、スツール、つまり背もたれのない、やや高い椅子を併用し、立ったり座ったりしながら用いるという導入の仕方が主流であるとのことです。ただし、なれてくれば、多くの子供は立ったまま1時間、授業を受けることができるのだそうです。  アメリカにおいては、子供の肥満や生活習慣病が大きな社会問題になっていることもあり、当初は立ち机のカロリー消費や健康増進における効果が目的とされました。ところが、導入した現場からは、私語が減った、教室を歩き回るなどの問題行動が驚くほど減った等の声が多数上がってきたことや、実際に効果を検証したところ、推論や作業記憶などを含む認知機能の向上、また、集中力の改善といった効果もあることが確認されたとのことであります。  資料にまとめましたが、認知機能については、授業への集中度が平均して12%向上したとのことで、これは、教師の話を聞いたり、挙手したり、発言したりと、学業に集中できる時間が1時間当たり7分間も延びることに相当するとのことであります。また、カロリー消費につきましては約34%の伸びでありまして、1時間当たりにすると32キロカロリー、1日に225キロカロリーのエネルギー消費が増大するとのことでありまして、これは、放課後にローラースケートやスケートボードで遊ぶことに匹敵する消費量だそうです。相当な運動量ですね。授業の内容を特に工夫する必要もなく、先生の熟練も必要なく、机を変えただけでこれだけの効果が上がるというのは、ある意味驚異的なコストパフォーマンスだと言えると思います。  資料の右の写真をごらんください。上の写真は、小学校低学年ぐらいの子供たちでしょうか。こんな年代の子供たちも椅子なしで用いているということですね。かなりきつきつに配置しているように見えるのは、椅子を用いない場合に、椅子を後ろに引くスペースが必要なくなるせいであると思われます。  また、子供たちが片足を上げているのは、フィジェットバーといいまして、周りに迷惑をかけずに動かしたり揺すったりできる機能だそうで、子供たちに大人気だそうです。周りの子供たちに迷惑をかけることなくエネルギーを発散できるという効果があるのだそうです。問題行動がこうして減るわけであると考えられます。下の写真のように、最近ふえてきましたアクティブラーニングにおいても効果的に使えそうですね。  本資料の出どころは医学論文でありますけれども、著者はエール大学看護学科、テキサスA&M大学公衆衛生学科という、いずれもアメリカの名門大学医学部の所属であります。特に、エール大学のほうは、1,000以上の論文から厳しい審査を経て選ばれた8本の論文について検証したレビュー論文であります。海外においては、本分野で多くの研究がなされているということであります。  さて、本件についての感想としまして、確かに一般に子供は活動的ですので、座ったままで1時間過ごすというのは、子供の生態には合わないと感じますし、また、立ったり座ったり、子供の集中できる姿勢をとることができれば、理解力も上がるのは道理であると思います。また、時代への対応ということで考えましても、今後、企業等において立ち机を導入することがふえていくと思いますし、件名5で紹介しますけれども、役所で導入する例も出てきています。それでなくても座ったままの姿勢は、生活習慣病を初めとする疾病の大きな原因になるということでありまして、できるだけ座った姿勢をとる時間を短くすることこそが健康長寿の鍵を握るとされています。大人になってから立って仕事をするとなると、抵抗感があります。早目になれたほうがよい、立って仕事をするのを常識にしたほうがよいと感じます。  (2)に移りまして、短時間の午睡で効果を上げている事例につきましては日本においても出てきていますので、議場の皆様もお聞きになられたことがあるのではないかと思います。自治体を挙げて導入している例と、また、各学校の個別の工夫として実施している例の両方が見られます。  一例として、宮城県黒川郡大和町立吉岡小学校を御紹介いたします。給食、掃除の後、教室内のカーテンを閉めて15分間、机での午睡が始まります。教職員も一緒にお昼寝をします。午睡タイムにはモーツアルトが流れます。IQアップなどの効果があるとのことです。実際の効果につきまして、校長先生は、授業が理解できるようになり、学習意欲が向上しました。生活リズムが身についたことで土台がしっかりし、いいことずくめですと語ったとの記事が毎日新聞に掲載されていました。  5、6年生がその効果を「お昼寝新聞」と題した新聞にして校内に掲示をしたり、他校に送って紹介をしたりしているとのことでありますが、当初、昼休みが減って最悪だ(怒)という感想だったのが、病気になりにくくなった、授業に集中できるようになったという感想に変化したとの記事が漫画で書かれていました。  これらの件でありますけれども、午後の短時間の睡眠という枠組みであれば、認知機能の向上や集中力向上といった効果が数多く検証をされています。これら2点、特に立ち机を導入するとなりますと予算措置を伴うものとなりますので、各学校で自主的に実施するとはいかないと思います。今後、教育委員会として、推進を検討してはいかがでしょうか。 ◎山上睦只 教育部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  山上教育部長。 ◎山上睦只 教育部長  1の小中学校における授業効果の向上、健康増進について、(1)の教室への立ち机の導入についてお答えします。  市内小中学校への導入については、学習や健康増進に対して、日本の教育におけるエビデンスがほとんどありません。また、費用、設置スペースなど課題も多くございますので、現在のところ、導入については難しいと考えております。  次に、(2)の短時間の午睡の導入についてお答えします。  午睡の効果については認めるものでありますが、子供の発達段階や授業時数の確保などの観点から課題があると考えております。また、他県では導入した学校は数校ありますが、現在では、やめたり縮小したりしております。こうした実態に鑑み、市として午睡の導入は考えておりません。  以上でございます。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) (1)(2)とも導入のほうはしない、困難であるとの御答弁であると思います。  再質問いたします。まず、(1)の立ち机導入につきまして、もし仮に導入するとした場合に、その方法はいろいろと考えられるかと思います。図書館の閲覧スペースや自習スペースへの導入、また、特別教室や、教室に導入するとしましても、試験的な導入や部分導入など、いきなり全学校全部の机という導入は難しいと思いますし、そのような導入の仕方をするべきでもないかと思います。  エビデンスがないとのことでありましたが、本件に限らず、どこまでエビデンスがそろったら導入に踏み切るかということは非常に難しい問題であると思います。また、今後ある程度事例が出てきたら検証していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎山上睦只 教育部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  山上部長。 ◎山上睦只 教育部長  国内でエビデンスや学習効果があらわれてきた場合の、教室への立ち机の導入についてお答えします。  議員のおっしゃるとおり、国内の小中学校において、導入による学習等への効果があらわれてきた事例が複数出てきた場合には、導入について検討していきたいと考えております。  以上でございます。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) よろしくお願いします。  立ち机の導入に関しまして、海外で事例の検証が進んでいることや、おおむね好意的な結果が出ていること、それから実施のための準備も、机の調達や入れかえといった程度ですので、そのハードルも非常に低いことなどから、日本においてもそろそろ事例が出てくるような気もします。教育長がいつもおっしゃるファーストペンギンのみが享受できるメリット、提携話はないかもしれませんが、子供への利益という面では、それはどちらでも構わないと思いますので、導入する学校が出てきましたら、ぜひ御注目いただければと思います。  (2)の午睡のほうですけれども、各学校の判断ということで、日本中、見てみますと、一旦導入したけれども、廃止する学校も出てきているということであります。午睡ですね、続けている学校も、先ほど紹介したように、あると。この午睡というのが、疾病予防効果が非常に高いということであります。こちらにつきましては後ほど御紹介させていただければと思います。午睡のほうですね、効果として学力向上の効果を得るのみならず、健康を守る意識を高めるきっかけ、また、健康増進教育のきっかけになるのではないかと思います。  もちろん現時点で体系的な大規模研究がなされているわけでもありませんし、一度導入したけれども、やめるという学校が出てきているということで、いろいろと課題もあったのかなとは思いますが、ある程度検証ができるという状況になった段階で、教育委員会としても検討願えればというのは、(1)の立ち机の件と同様であります。  (1)(2)、立ち机につきましても午睡につきましても、世界的に見てみれば導入している、続けている事例が数多くあります。今後、日本国内のエビデンスだけではなく、世界に目を転じて検討いただければと思います。  (1)(2)、2つの提案を通して感じますのが、アナログな手段を導入する技術的なハードルの低さであります。先進的な教育はすばらしい反面、授業に至るまでの準備は困難であると思います。一方、結果さえ出るならば、受け手側としては、先進的なものであろうとアナログなものであろうと、それは一向にどちらでも構いません。ぜひこうしたアナログな、ささやかな手段についても取捨選択していっていただきたいと御要望させていただき、件名1を終わります。  続きまして、件名2に入りまして、この5月の運動会シーズンの猛暑につきまして、多くのニュースになったのは記憶に新しいところであります。戸田市においても小学校の運動会が急遽見直しされました。適切な決断を下し、短時間で遺漏なく対応された関係者の皆様には多大な御苦労があったのではないかと思います。  今回あぶり出されたのが、改善の必要性であると思います。暑さはことしだけではありません、これからますます温暖化が進行すると言われています。健康面のみを見ても、大分以前から見直しが必要であったのだと思います。さらに、授業時間の確保や教職員の負担など、教育現場への圧迫の面につきましては、国からの指摘をまつまでもなく、既に進められてきた部分とあわせて検証が必要なのではないかと思います。運動会のほか、ここでは主に卒業式についても、あわせて検討させていただきたいと思います。  まず、健康面でありますけれども、運動会で懸念されるのが熱中症です。その初期症状は起立性低血圧、いわゆる立ちくらみ、あるいは脳貧血であります。暑さで血管が拡張し、血圧が低下し、脳に血流が回らなくなることによる失神症状ということであります。一方、卒業式等で見られる脳貧血は、起立による血流不足に精神的圧迫が加わり発生する、やはり失神症状であります。よく式典等で連鎖的に倒れる子供が出るのも、1人が倒れることで緊張が高まり、ストレスとなって自律神経に異常を来すせいかもしれません。  いずれも一時的な症状で、回復はほぼ確実でありますけれども、むしろ失神による転倒事故が重大な危険をもたらします。身内の例で恐縮でありますけれども、私の兄は、顎の骨を骨折して長期入院、妹も顎を何針か縫っています。子供には、少しでもおかしいと思ったら、すぐにしゃがむように指導しているかもしれませんけれども、練習はいいとしても、本番は緊張も加わり、我慢をしてしまうかもしれません。親としては大変心配なところです。  運動会も式典も、非常に大事なものではありますけれども、一歩間違えば、その華やかな場、おめでたい場において、子供の人生が台なしになりかねない危険があることを十分認識し、体調不良の防止への正しい対応を行わなくてはなりません。この部分におきまして、学校により認識のばらつきがあるのではないかと思います。  それに加えまして、練習時間の問題であります。運動会や卒業式で、以前は1カ月以上前から何十時間もかけて練習していたと思いますが、今では短くなっていると思いますけれども、授業時間の自由度は以前より大幅に下がってきています。今回のプログラム変更だけではなく、それに伴い、私たち来賓一人一人に校長先生、副校長先生から電話連絡を何度かいただき、その手間だけでも大変なものだったのではないかと思います。そもそも来賓への連絡や来賓席の設営などに相当な労力がかかっており、特等席の来賓席に毎年お招きいただくのは、大変光栄ではあるのですが、学校運営や運動会の開催に何らかの圧迫があるようであれば、喜んで返上をしたいというのが個人的な考えではあります。  教育長もフェイスブックに最近投稿されていまして、運動会についてコメントされています。ちょっと引用させていただきますと、何といっても練習や準備等に過度に時間をかけ、見ばえや形を求めるのではなく、日常の体育の延長、発表の場として児童が取り組める運動会にすることだろうと思っています。こうした取り組みにより、大きな声を出して指導する場面が少なくなり、教職員が落ちついた環境で児童への指導を行えることで、事故やけがの減少にもつながるのではないかと思っています。こうした運動会、また、その準備のあり方は大変望ましく感じますし、また、現場出身の教育長の言葉には価値があると思います。  私自身は、子供の運動会、どんなに忙しくても欠かさず見に行くというほど運動会は好きなのですが、それよりもさらに大事なのは子供の健康であり、教育環境であります。  国に目を転じてみますと、本年1月25日の学校の働き方改革に関する中央教育審議会答申にも、学校としての伝統だから続いているが、児童生徒の学びや健全な発達の観点からは、必ずしも適切とは言えない業務の例として、地域や保護者の期待に過度に応えることを重視した運動会等の過剰な準備が挙げられています。もちろん国の方針をうのみにする必要はありませんけれども、よりどころの一つではあると思います。  激しく賛否両論が出るのは当然でありますけれども、ここは何としても保護者の皆様、地域の方々に現状への理解をいただき、新たな妥協点を見出さなくてはならないと思います。現状におきましても各学校で工夫しているとは思いますが、先ほど述べましたとおり、今回、急に大幅なプログラム変更を余儀なくされたことは、さらなる改善の余地があることを示しているのではないかと思います。本件につきましてのお考えをお聞きします。 ◎山上睦只 教育部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  山上部長。 ◎山上睦只 教育部長  2の運動会、卒業・入学式についてお答えいたします。  現在、全国的に学校行事の精選や実施内容の見直しが図られておりますが、戸田市においても同様であります。これについて、保護者や地域の方々からは、子供の健康が第一なのでよかった、お弁当づくりがなく、負担が減ってよかったという肯定的な意見がある一方、寂しい、過剰な対応ではないかなどの御意見もいただいています。
     学校行事は、学校の実態や地域、保護者からの御意見などを十分に踏まえながら、校長の責任において決定するものであるため、いただいた御意見につきましては、校長会にて情報共有させていただきます。  以上でございます。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) それでは再質問をさせていただきます。  今回に限らずですけれども、まず、現状の運動会、また、卒業式の練習時間や、また、体調不良者の発生の状況等について教えていただければと思います。 ◎山上睦只 教育部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  山上部長。 ◎山上睦只 教育部長  運動会や入学式、卒業式の練習時間については、児童生徒や教職員の負担軽減や授業時間の確保の観点から、近年どの学校においても縮減傾向にあります。具体的には、運動会については入場行進や開会式、閉会式などの全体練習の時間を大幅に減らすとともに、団体競走や演技などの練習時間も減らしています。入学式、卒業式については、学年全体での呼びかけの時間の短縮や廃止をしたり、歌の曲数を減らしたりしているため、練習時間もそれに伴い削減されています。  体調不良者の発生状況につきましては、練習中や本番中に体調不良となり、保健室などで休息した児童はおりましたが、救急搬送されるようなケースの報告は受けておりません。  以上でございます。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) 全体として改善は進んでいるということでありますけれども、各学校に聞いてみますと、やはり、その取り組みには大きなばらつきがあるというふうに感じます。  また、救急搬送については、発生していなくても、運動会本番また練習も含めれば、体調不良者は数多く発生していると思いますし、学校によっても認識異なっていると思いますので、実態の調査や市を挙げての取り組みを行ったり、また共通のガイドラインをつくるなどの、一歩進んだ取り組みを行っていくべきではないかと思います。これにつきましては、今後における要望とさせていただきたいと思います。  それから、今回、35度を超えた場合に中止というようなお知らせが来ていたと思いますけれども、「戸田市立小・中学校熱中症予防方針」、こちらのほうに35度を基準にしているということで──35度だったと思うんですけれども、この基準が本当に35度でいいのかどうかということについても、検討の余地があるのではないかと思います。  この35度というのが、公益財団法人日本スポーツ協会などのガイドラインを参考にしているのではないかと思いますけれども、日陰のないグラウンドでは、表面の乾燥により反射率が大きくなり、さらに三、四度高くなる可能性もあるとのことです。実際に20度台の予想が出ていた翌週の運動会においても、相当な暑さを感じましたし、また、それへの対応として柔軟に時間短縮を行う学校もありました。もし仮に34度で開催を決意した場合に、グラウンド上は37、38度ということになります。これは日本スポーツ協会のガイドラインでは、35度以上は、運動は原則中止ですので、その基準には合わないことになります。戸田市における方針の閾値を例えば30度にするならば、グラウンド場は33から34度ということになり、それでも厳重警戒ではありますけれども、細心の注意のもと、軽度の運動であればできるということになります。運動会が軽い運動と言っていいかどうか難しいところかもしれませんけれども、一般的な感覚としても、ちょっと35度は高過ぎるのではないかと、そういうふうにおっしゃられる方もいらっしゃいましたので、基準について、また別途、御検討願いたいと思います。この部分につきましても、今回あぶり出された課題の一つではないかと思います。  また、ふだんの体育の授業、それ以外の場ですね。例えばですけれども、スポーツセンターの陸上競技場やテニスコート、その他、校庭等の貸し出しにおいても、基準を超える暑さになった場合のガイドラインの適用、また、お金が発生している場合には返金措置を検討していくべきであると思いますけれども、今回とはやや別の課題ですので、問題提起にとどめたいと思います。  また、深く今回は扱いませんけれども、卒・入学式においても同様の御配慮をお願いしたく、要望させていただきます。  件名2、本件につきましては、子供の健康維持の観点、教職員の皆様の働き方改革の観点、また、触れませんでしたが、多忙な保護者からの要望など、いずれの面におきましても、これからの課題ではないかと思います。国や教育長、また、教育委員会、各学校とも問題意識は共有されていると思いますので、教育委員会のリーダーシップのもと、目に見える形での改善を早期に実現願いたく、対応をお願いしまして、件名3に移りたいと思います。  件名3、小中学校の遠隔授業についてであります。  大学や資格試験におけるeラーニングが広く用いられています。一方で、実際の義務教育の現場で、どの程度効果が出るかについては、検証が必要であると思います。  お手元に資料のある方は御参照願えればと思いますが、私の知る限り、遠隔授業が初めて大規模に使われ出したのは、東進ハイスクールによるサテライト授業であったと思います。当初の目的は、看板講師の授業を全国どこでも受けられるようにするということでした。当初から双方向に各校舎からの質問が受けられる仕組みにするなどの工夫もなされたものでした。その後、すぐに看板講師のビデオ教材を各校で見られるような仕組みがつくられ、いつでも必要な授業を、1.5倍速とか、また、2倍速といった時間短縮で見ることができるようになりました。これが約30年前、平成の前半に起こった出来事であります。  義務教育においてインターネットを使用した遠隔授業につきましては、資料に御紹介しました四日市市の研究報告、こちらは平成17年度のものですが、調べれば、もっと以前からあると思われます。この17年の報告では、学校に登校できない中学生にパソコンを貸し出し、自宅で授業を視聴させたところ、しばらく後に別室登校が可能になった例が報告されています。生徒の感想として、録画されている授業を見ると、まるで教室で授業を受けているように楽しい気分になる。いろいろな授業を見ていると、先生によって個性があっておもしろい、もっといろいろな授業を見てみたい、友達が授業中、何をしているのかがよくわかったなどの声があったことから、生徒たちは別室で授業を視聴することに興味を覚えたことがわかると結論づけています。  それから時代は流れ、技術革新も進み、今では文部科学省が遠隔教育の推進に向けた施策方針として、中央教育審議会における各分科会で盛んに検討がなされています。例として、初等中等教育局、情報教育・外国語教育課長の高谷さんという方のつくられたシートを資料として配付してあります。この中で提示されていますとおり、遠隔授業をどう使っていくかではなく、既に実施されている遠隔授業をどのように普及していくか、あるいは現在の制度にどのように位置づけていくのかということが検討されているようです。  遠隔授業に類するものは、さまざま存在します。戸田市においても、遠隔地との授業交流や教育関連企業と提携しての録画授業の活用といったことも行われていると思います。つまり、現状、戸田市においては、長期欠席者等を除く一般の児童生徒を対象とした勉強や交流に使用されている一方、今後さらに長期欠席者等にも適用範囲を拡大する余地があるのではないかということです。  1回目の質問では、本資料にも出てくる病気療養児や不登校児童生徒等を対象とした遠隔教育、また、場合によっては荒天時や災害時、特に原子力災害やミサイル攻撃の危険性がある場合などに用いることも考えられますが、お聞きしたいと思います。 ◎山上睦只 教育部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  山上教育部長。 ◎山上睦只 教育部長  件名3の遠隔授業についてお答えいたします。  一定の質を満たす遠隔授業の実現には、配信側と受信側の双方に機器や通信環境が整っていることが必要であることから、そのための環境整備を個々の家庭や学校に対して行うことは、費用的にも技術的にも課題があると考えております。特に家庭にいる長期欠席の児童生徒を遠隔授業に参加させる際には、本人の参加意欲や家庭の支援が不可欠となります。また、荒天時や災害時においては通信環境の確保やその安定性に課題があり、現実的に実施は難しいものと考えております。  以上でございます。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) 再質問をいたします。  状況により、児童生徒と各個人により環境が異なりますので、もちろんおっしゃるとおり、参加意欲や家庭環境の面で参加が困難な例もあれば、先ほど御紹介しました17年度の四日市市の例のように、うまくいく場合もあるということであると思います。  勉強を継続し、学校への復帰を促す一つのツールとして、各家庭との遠隔教育のインフラを整えておくことには意義があると思いますが、現時点では困難であると考えていらっしゃるということですね。  通信環境の問題で言えば、各家庭ではなく、教育センターにおいて視聴可能な環境をつくることで個別指導に利用することも考えられると思います。さらに、今後は文部科学省の施策方針を実施していく必要も出てくるのではないかと思います。遠隔教育全般について、どのように捉えておられるかにつきましてお聞きしたいと思います。 ◎山上睦只 教育部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  山上教育部長。 ◎山上睦只 教育部長  まず、長期欠席者を対象とした遠隔授業については、ICT機器の進歩等に伴い、今後研究や取り組みが進むものと考えられますので、これらの動向を注視していきたいと考えております。  一方で、戸田市教育委員会は、最先端技術を活用した効果的な教育活動という観点から、遠隔授業の研究を既に実施し、国からも注目されているところでございます。  例えば、昨年度より市内小学校が香港の日本人学校との遠隔による授業交流を開始しまして、両校の児童がお互いの地域の特色について英語でコミュニケーションをとるなどの取り組みを実施しております。また、企業と学校とを結び、最先端の知識を学ぶための教員研修の実施や他自治体との連携による教員研修の共有などを行っています。今後も国の研究や先端技術の進歩などをいち早く取り入れ、他の自治体に先駆けた取り組みをさらに進めてまいります。  以上でございます。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) 一般の児童生徒を対象とした適用や、また、研修等においては先進的な取り組みがなされているとのことで、大変すばらしいものだと感じます。教育長は、国においても遠隔教育を推進するお立場であると聞いておりますので、ぜひ遠隔教育全般において、引き続き効果的な活用をお願いしたいと思います。  今後、時代の流れから、国全体でますます遠隔教育の適用は進んでいくのではないかと思います。戸田市において、また、日本全体においても、早目の検討、また、十分な活用をお願いしたく要望させていただきまして、件名3を終わらせていただきます。  次に、件名4、保育園等のお昼寝についてであります。  先ほどは、小中学校の午睡を推進する提案を行う一方で、今度は一見、真逆のことを言うようでありますけれども、寝る子は育つの言葉どおり、子供にとって睡眠は大切でありますけれども、要は、過ぎたるは及ばざるがごとしという観点からの質問となります。  さて、保育園児を持つ保護者の悩みをよく聞きます。保育園の昼寝が長過ぎて、夜寝てくれない、朝なかなか起きないという訴えです。ある家庭では、夜11時前後まで眠くなる気配がなく、早寝早起きをさせようと思って寝かしつけてもなかなか寝てくれない。言うことを聞かないので、ついついどなってしまうといった状況であります。  調べてみましたところ、保育園の昼寝が長過ぎることによるこうした悪影響は、生体リズムが狂いを生じ、ホルモンの分泌状態が悪くなることにより起こるとのことです。例えば、日中の活動に元気がない、昼寝のときに眠れない、みんなが起きるころに寝始める、夜は眠れず、みんなが寝るころに、まだ元気であるといったような現象が見られるとのことであります。  保育園の午睡につきましては、その弊害について以前から研究がなされており、その結果、3歳前後から昼寝が必要なく、保育園の昼寝の習慣は、発達段階に合わない、不自然なことであるとの報告がなされてきています。生後すぐの赤ちゃんは、二、三時間程度の周期で寝起きを繰り返しますが、3カ月ぐらいになると24時間のリズムができ始め、半年から1年ぐらいで夜にまとまって寝られるようになると。その後、2歳以降になると、昼寝がどんどん減っていき、3歳になると、70%は習慣的な寝かしつけをしなければ昼寝をしなくなるとのことであります。  長年調査を行ってきた江戸川大学人間心理学科で、同大学の睡眠研究所所長の福田教授のコメントをそのまま引用しますと、昼寝をしないのは、脳が成熟し、必要がなくなったからです。自然な状態で昼寝をしなくなった幼児を不自然に寝かしつけることは、歩ける子に、はいはいを強要するようなもの。昼寝した分、夜更かしになり、朝の機嫌の悪さや寝不足感など、心身の状態も悪化します。無理やり寝かせることが強いストレスになっている子供も多いとのことであります。  ストレスと言えば、私が40年前に保育園に通っていたころも、昼寝が本当に嫌いで、寝つかれずに起きていると、保育園の先生が来て、布団ごとベランダに放り出されました。同じ組の年中の園児の中には、激怒した先生に裸で出ていくよう命じられた者もいました。そのころのことを思い出すと、園児も保育園の先生も、寝たいが寝られない、寝かしつけたいが寝てくれない、そのことに強いストレスを感じていたのだろうと思います。今なら虐待として大問題になったと思いますが、保育士としても、子供が早く寝てくれないと、昼食や休憩がとれない、作業ができない。それで、つい、いらいらしてしまったのかなと同情する部分もあります。  昼寝がなかなかなくならない理由としまして、保育時間の長い子供にも睡眠をしっかりととらせるという長年の習慣、また、職員の休憩や連絡ノート書きなどの作業といった時間の確保の必要性などが挙げられると思います。その後、戸田市のように、小学校入学直前の保育園児については、午睡をなくす等の処置をとる園、また、最近になって、年長以外の園児についても午睡を廃止する園も出てきています。  一例としまして、足立区では、昼寝が夜更かしにつながり、生活習慣が乱れる可能性があるとして、2011年4月から区の方針として、区立保育園の年長クラスの昼寝を廃止し、その後、年中クラスでも一斉の寝かしつけをやめたとのことです。  国の指針を見ましても、2009年の改定において、午睡の一律の実施については撤廃されています。厚生労働省の保育指導専門官である丸山さんという方はインタビューに答えて、体力の増す4・5歳児に昼寝は絶対必要とは言いがたく、見直しの時期に来ている。ただし、昼寝のとり方には個人差があるため、その子の発達状態や親の働き方などを考慮して、その子に合った休息方法を保育園では検討してもらいたいと述べておられます。  戸田市においても一斉の寝かしつけをやめ、寝たいと希望する子供は寝かせ、それ以外の子供については寝かせないという足立区のような対応ができないものかと思いますが、見直しにつきましてお聞きいたします。 ◎松山由紀 こども青少年部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  松山こども青少年部長。 ◎松山由紀 こども青少年部長  4の保育施設の午睡、園児の生活リズム改善のため、見直してはについてお答えいたします。  厚生労働省から示されている保育所保育指針では、午睡は生活のリズムを構成する重要な要素であり、安心して眠ることのできる安全な睡眠環境を確保するとともに、在園時間が異なることや、睡眠時間は子供の発達状況や個人によって差があることから、一律にならないように配慮することと記載されております。各保育施設においては、この指針に基づき、午睡の時間を午後1時から3時までを基本に設定し、個々のお子さんの状況に応じた配慮を行って取り組んでいるところです。  具体的な配慮としましては、なかなか寝つけない、短時間で起きてしまう、ふだんから寝ないというような場合には、職員が寄り添う、別の部屋で保育を行うなど、周囲の子供への影響にも気をつけながら、個々の状況に応じた対応を心がけて保育に当たっております。今後も保育園における午睡の必要性については、保護者と相談しながら、園児の年齢や体調、活動状況等に合わせて、基本的な生活リズムを整えていけるよう支援をしてまいります。  以上でございます。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) 一人一人の体調を見きわめての御対応とのことで、そのあたり、まさに熟練の保育技術の一環なのではないかと思います。その日その日の園児の状況に合わせて生活リズムをつくり直し、できるだけ快適に生活させようという御努力は、保護者にとっても大変ありがたいものです。  一方で、睡眠リズムや生活リズムを整えることについて、保育園側の努力があっても、家庭において配慮がなければ、また翌日、リズムのつくり直しが必要になるわけでありまして、保育園のみでできることには限界があるかと思います。保護者への周知等、保育園での取り組みと家庭での力を合わせて子供たちの生活リズムを守ることにつきまして、今後もぜひ取り組みをお願いしたいと思いますが、そのあたりの状況はいかがでしょうか。 ◎松山由紀 こども青少年部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  松山部長。 ◎松山由紀 こども青少年部長  生活リズムを整えることの大切さについては、公立保育園では、月1回の園だよりや、看護師が作成する年4回の保健だよりの配付のほか、年に2回行われているクラス懇談会等を通じて保護者に周知、啓発を行っています。また、保護者からのお子さんの睡眠の悩みや保育園で気づいたことなどは、お子さんや家庭の状況を踏まえた上で、その対応策や改善方法について、一緒に考えるという姿勢で個別の相談や支援を行っています。乳幼児期の子供にとって、活動と休息の生活リズムを整えることは、成長発達や健康維持の基本でありますので、今後もお便りや懇談会、個別の対応など,各種機会を捉え、積極的に働きかけてまいります。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) 引き続きよろしくお願いします。  それで、現状、お昼寝につきまして、一律の昼寝は廃止ということで、基本は午睡をとる、無理ならば起きるというような、簡単に言えば、そういう状況であると思います。この部分ですね、より幼児の生態に近い対応として、3歳以上に対する一律の寝かしつけ廃止、つまり、基本は午睡なしという方向に一歩進めていただけないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎松山由紀 こども青少年部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  松山部長。 ◎松山由紀 こども青少年部長  3歳以上には、基本は寝ない方向に変えられないかという御提案ですけれども、現在、市内の認可保育園に通うお子さんの最長の保育時間は、朝7時から夜8時までの13時間となっています。このほか、朝9時に登園し、夕方5時前にはお迎えとなる8時間弱の保育時間のお子さんもいる状況でございます。もちろん個人差もございますが、保育園での生活は、友達と触れ合い、遊び、家庭で過ごすよりも活動量も多いため、休息としての午睡時間の設定は、現場の子供たちの実態から見て必要であるというふうに考えております。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  酒井議員。 ◆18番(酒井郁郎議員) この部分だけに関して、見解に若干の相違があります。確かに、午後、寝ないでもたせても、夕方寝てしまっては、生活リズムはかえって悪くなります。ですので、夕方、寝てしまうという問題については一工夫、必要になってくるかと思います。先ほど御紹介しました福田教授もコメントしておられましたが、外遊びや室内遊びをする環境をつくり、うまくクールダウンさせることで疲れをとることができるとのことであります。こうした工夫につきまして、高い保育技術を持った戸田市の保育幼稚園室であれば十分に指導できると思いますけれども、また当面は、お昼寝の時間を短縮するという方法も考えられます。  資料左上のグラフ、ごらんいただければと思いますけれども、例えばですが、昼寝の最大時間を現在の2時間から、その年齢年齢の平均時間程度、30分とか1時間程度に短縮するということも考えられるかと思います。また、もし私立園のほうで午睡の原則廃止をしようと考えた場合に、実際の実施の障害になると考えられるのが休憩時間や作業時間の確保ということになると思います。これにつきましては、ぜひ具体的な支援を検討いただければと思います。  幼児の生活リズムだけのことを考えれば、できれば昼寝なしで過ごしたほうがいいということは言えると思いますので、なるべく昼寝なしで夕方のお迎え時間まで過ごせる方法を御検討願いたく、また私立園にも情報提供そのほかの御協力をお願いしまして、件名4を終わりたいと思います。  続きまして、件名5に入りたいと思います。  現在、戸田市役所において働き方改革が推進されつつあります。その本質は、単なる時間短縮やワークシェアリングではなく、オフィス環境に投資をして、働きやすい制度を導入し、作業能率を上げたり体調管理しやすくすることで、こうした工夫により、これまでよりも短い時間で、これまでと同じか、これまで以上の成果を出すということにあると思います。  今回取り上げました立ち机やフリーアドレス、昼寝の推奨、多くの先進企業で導入されておりまして、疾病予防や作業能力の向上、カロリー消費などの効果が期待されています。日本におきましても厚生労働省の睡眠指針2014に大いに推奨されまして、民間で昼寝が普及する一つの要因となりました。自治体においては、長野県で立ち机を含むフリーアドレスの、また福岡市においては、資料に掲載しましたが、民間での昼寝、市役所における昼寝の自由化について、準備中であるとのことです。それぞれ戸田市においても導入を御検討いただけないでしょうか、質問とさせていただきます。 ◎山本義幸 総務部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  山本総務部長。 ◎山本義幸 総務部長  件名5、(1)立ち机やフリーアドレスの導入の検討についてお答えいたします。  まず、立ち机については、打ち合わせ用として、市長室、副市長室、総務部の経営企画課内に、試行的に各1台ずつ設置をしております。  次に、立ち机を取り入れたフリーアドレスの導入についてでございますが、フリーアドレスとは、デスクを共用で利用することで、自分の働き方に合ったスペースを自由に選択できるオフィスの利用形態のことを指します。一般的な導入のメリットとして、個人デスクを共用デスクにかえることで、省スペース化、コミュニケーション促進のほか、その日の仕事や相手に合わせた場所を選択することができるため、業務の効率が上がることなどが挙げられます。導入事例の多くは民間企業であり、それぞれの組織の形態に合わせて導入されております。  一方で、本市のような基礎自治体は、民間企業と違い、日々の業務は窓口業務を中心に行っており、市民の方にもわかりやすいよう、担当ごとに窓口を設置しております。そのため、課内では担当単位で業務を行っており、場所を変えての業務の実施は効率的ではないことから、各課内の執務環境の固定化は、現時点では妥当であると考えます。他自治体の導入事例を見ますと、ICT環境の整備や什器の購入など、多額の費用がかかることや、一部の組織での導入にとどまっていることなど、効果については十分に検証する必要がございます。  以上のことから、フリーアドレスの導入については多くの課題があるため、研究課題とさせていただきたいと考えます。  次に、(2)午睡しやすい環境づくりについてお答えいたします。  本市では、原則として午後0時から午後1時までが休憩時間となっており、職員はウオーキングやランニング、休憩室での午睡など、各自に合った過ごし方をしております。御質問の午睡しやすい環境づくりにつきましては、庁舎内に空きスペースがなく、午睡をとるための休憩室の拡充が困難であること、また、民間企業のように柔軟な休憩のとり方もできないことなどから、全庁的に午睡の取り組みを進めることは困難であると考えます。  なお、働き方改革を推進し、職員の作業効率を上げることは大変重要な視点でございますので、市役所の就労環境改善につきましては、引き続き取り組んでまいります。  以上でございます。 ◆18番(酒井郁郎議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  酒井議員。
    ◆18番(酒井郁郎議員) いずれも難しいということであると思います。  時間がなくなってしまいましたので、1点だけ御指摘させていただきたいんですが、多くの職場で職員の皆様、一日、座りっ放しという状況の場合が多いのではないかと見受けております。能率や健康の面で、いずれの面からも改善が必要だと思いますので、今後の取り組みをぜひお願いいたします。  一般質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○遠藤英樹 議長  26番、高橋秀樹議員。(拍手) ◆26番(高橋秀樹議員) それでは、一般質問をさせていただきますけれども、一般質問の最後になりますので、おつき合いのほど、よろしくお願いしたいと思います。  今回は2点、質問いたしますが、1件目の受動喫煙対策については、昨年も3回も質問しており、またかと言われるかもわかりませんけれども、国の方針も決定いたしましたので、改めて質問させていただきます。  1件目の受動喫煙防止対策についてお伺いをいたします。  1点目は、市役所の喫煙について質問いたします。市役所は、国の方針にもあり、敷地内を禁煙するということのようですけれども、しかし、完全に隔離すれば、喫煙は可能だと思います。戸田市は、敷地内に喫煙所を設置することに強い反対意見もあったようでありますけれども、菅原市長のリーダーシップにより、屋上に喫煙所を設置することになったようであり、これは大変ありがたいことであります。  日本の喫煙者は、全体で、平成29年のデータでは、男子が29.4%、女子が7.2%であり、しかし、40代では男子が39.6%、女性が12.3%であり、喫煙者は減ってはおりますが、男子では3人に1人ぐらいは喫煙しているわけであり、市役所に来ても喫煙所がないのでは、喫煙者にとっては不便だと思います。また、喫煙所がないため、市役所の出入り口で喫煙されても、見た目がよくないと思います。受動喫煙を避けるために、完全分煙をする方法は幾らでもあると思います。たばこを吸う人の権利をどのようにお考えか、お伺いをしたいと思います。喫煙者の人権もあり、認める必要もあると思います。  喫煙所の建設は、たばこ税で建設する方法もあると思います。国の指導で、敷地内で喫煙ができないのであれば、市役所東側の戸田ボランティア・市民活動支援センターの隣が空き地となっております。あの土地を市役所から分筆して喫煙所として登記すれば、国も文句は言えないと思います。生け垣をつくり植樹し、近隣にも迷惑にならないようにしておけば、そして喫煙所の看板を立てれば、市民も安心して喫煙ができると思いますが、お考えをお伺いをいたします。  喫煙所の設置について、設置していただくことになったことは大変ありがたいのですが、8階の屋上では、一般市民は利用しづらいと思います。市民が市役所に用事で来るのは、2階と3階に来られるのが大半だと思いますので、その点を考慮していただきたいと思います。  また、次に申し上げる点も考慮すべきであります。以前も質問でも申し上げましたけれども、改めて申し上げます。1つ目は、たばこの葉を生産し、生計を立てている方もいるということであります。2つ目は、たばこの葉からたばこへと生産されている会社や労働者もいます。3つ目は、たばこを販売して生計の一部にされている方は、戸田市にもいらっしゃいます。  そして、大事な大きな4つ目は、戸田市の財政に大きく貢献している点であります。たばこ税は、戸田市に毎年10億円前後が歳入として計上されているわけであります。大手企業も移転し、戸田競艇の配分金も減少しており、貴重な財源であります。戸田競艇も菅原市長は日本モーターボート競走会の笹川会長との関係修復に努力しておりますので、売り上げも今後は改善されると思います。しかし、競艇の改修の関係もあり、当面は戸田市の配分金は5億円にする方向のようであり、たばこ税は貴重な財源であり、たばこを喫煙される方を軽々に扱うことには問題があるように思います。喫煙所を設置することで完全分煙は可能であり、他人に迷惑のかからないようにすることは可能と思います。たばこの自動販売機もなくなりましたので、自販機の設置もあわせてお願いをしたいと思います。  2点目は、スポーツセンターでの喫煙についてお伺いいたします。  スポーツセンターは、敷地も広いので、敷地内に喫煙施設を考える必要があると思います。利用者は、戸田市民だけでなく、近隣の方も利用している状況であり、利用者の減少は施設の運営にも影響すると思います。一般の利用者はどこで喫煙するかと聞くと、敷地外とのこと。敷地外とは路上喫煙であり、路上喫煙は問題があると思います。近隣の方にも迷惑がかかると思います。団体が利用する大会の場合は第2駐車場とのことですが、私の徒歩で300歩ぐらいありました。計算すると180メートル近くになるのではないかと思います。往復で360メートルであり、たばこを吸う時間も含め、15分ぐらいはかかると思います。大会の場合、15分も会場から席を離れることは、試合の運営上、問題もあり、難しいと思います。したがって、敷地内の駐車場の一角を喫煙所とするなら、2ないし3カ所は設置していただきたいと思いますが、お考えをお伺いいたします。  3点目は、路上喫煙対策について伺います。  戸田市は、平成20年に「戸田市ポイ捨て等及び歩行喫煙をなくす条例」を制定いたしましたが、ポイ捨てや歩き喫煙、犬のふんの処理については、マナーは改善されていないようであります。戸田市役所来訪者の喫煙所が屋上になると、市役所の出入り口の4カ所付近での路上喫煙も多くなるのではないかと思います。スポーツセンターの出入り口付近で路上喫煙している人は何人もいます。施設利用者が、その施設の出入り口付近で路上喫煙しているのは、見た目もよくありませんし、近隣の方にも迷惑がかかるわけであります。戸田市は、罰則規定はありませんが、路上喫煙を禁止している市でありますので、ぜひ御検討をお願いいたしまして、1回目の質問といたします。 ◎駒崎稔 財務部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  駒崎財務部長。 ◎駒崎稔 財務部長  1の(1)市役所の喫煙所についてお答えいたします。  令和元年7月1日に改正健康増進法が一部施行され、市役所本庁舎は、受動喫煙を防止するために必要な措置がとられた場所──いわゆる特定屋外喫煙場所以外は原則、敷地内禁煙となります。本庁舎敷地内へ喫煙所を整備することにつきましては、昨年の高橋議員の一般質問への答弁におきまして、今後,厚生労働省令等により詳細が国より示される特定屋外喫煙場所の設置要件を確認した上で検討を進める旨、お答えしたところでございます。  その後、平成31年2月22日付「健康増進法施行規則等の一部を改正する省令」等により、特定屋外喫煙場所の設置要件について、3つの基準が示されました。まず1点目は、喫煙をすることができる場所が区画されていること、2点目は、喫煙をすることができる場所である旨を記載した標識を掲示すること、3点目は、市庁舎を利用する方が通常立ち入らない場所に設置することでございます。これらの設置要件をもとに適切な場所を検討し、特定屋外喫煙場所を屋上に設置することとしたものでございます。  以上でございます。 ◎安部孝良 市民生活部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  安部市民生活部長。 ◎安部孝良 市民生活部長  件名1、受動喫煙防止対策、(2)、(3)、スポーツセンターの喫煙施設、路上喫煙対策についてお答えをいたします。  戸田市スポーツセンターでは、戸田市受動喫煙防止対策ガイドラインに基づき、平成30年5月より敷地内を全面禁煙とさせていただいております。これまでの一般質問でも答弁させていただいているとおり、戸田市スポーツセンターは、スポーツ教室等に通うたくさんの子供たちや健康の増進を目的に通う方々が多く訪れる施設であるという性質上、喫煙所の存在は相反するものであると考えております。利用する全ての皆様の健康のため、戸田市スポーツセンターの敷地内での喫煙は御遠慮いただきたいと考えております。  なお、大会開催時など多くの来場者が長時間利用する際には、大会主催者との協議の上、敷地外である臨時駐車場の一角に喫煙所を設けるなどの対応を現在行っておりますが、今後も施設を利用される方々の御意見等を伺いながら、受動喫煙防止に努めてまいります。  次に、(3)の路上喫煙対策については、先ほどの臨時喫煙所の場所がわかりにくいとの声もあったことから、大会主催者ともよく協議し、利用者に対しまして喫煙所の利用の徹底を呼びかけてまいります。  また、施設周辺へのポイ捨て禁止看板等の設置や、警備員や職員、清掃員の巡回等を実施することにより、引き続き周囲の環境保全に努めてまいります。  以上でございます。 ◆26番(高橋秀樹議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  高橋議員。 ◆26番(高橋秀樹議員) 国の方針も一つはありますけれども、敷地内でも完全に分離をして、囲いをして、そこの中で吸うというようなことであれば許されるのではないかというふうに思っておりますけれども、それでもいろいろクレームがつくということであれば、先ほど言いましたように、あそこの東側ですか、ボランティアセンター──あの横の土地というのは、今後の利用計画というのはあるんですか。 ◎駒崎稔 財務部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  駒崎部長。 ◎駒崎稔 財務部長  利用計画というよりは、そもそも市役所の敷地の東端というお話だったと思うんですけれども、喫煙所の設置につきましては、市役所の庁舎敷地の4方向全てが道路に面しているという状況でございますので、歩道の歩行者の影響が考えられるということから、難しいと考えております。 ◆26番(高橋秀樹議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  高橋議員。 ◆26番(高橋秀樹議員) それは考え方ですけれども、あの土地が市役所の一部だということになれば、いろいろクレームがあるかもわかりませんけれども、先ほど言いましたように、あそこを分筆して市役所以外の使用の形にしてしまええば、何を建ててもいいというわけではないけれども、建てることは可能だと思いますし、それから、この地下にコンビニがありますけれども、あそこのコンビニも、以前もなかなか運営が難しかったようなところもありますけれども、あそこをむしろ、東側のあれの横のところにつくって、分筆したところにつくって、外向けにコンビニで売るような形をとれば、少なくとも運営は非常によくなるのではないかというふうに思いますし、その横にあわせて喫煙所をつくるというようなことをすればいけるのではないかと思いますけれども、そういう考え方はいかがですか。 ◎駒崎稔 財務部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  駒崎部長。 ◎駒崎稔 財務部長  今回、先ほども申し上げましたけれども、改正健康増進法の一部が施行されたということで、本庁舎自体は原則、もう敷地内禁煙ということになりますので、その中で例外的に特定屋外喫煙場所としてどこができるかと考えた結果、条件に合うのは屋上ぐらいしかないということで考えております。 ◆26番(高橋秀樹議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  高橋議員。 ◆26番(高橋秀樹議員) ですから、市役所の敷地ということになるとひっかかるのかもわかりませんけれども、分筆して違う土地にしてしまえば、要するに、コンビニの施設ということにしてしまって──それはもちろん貸すんですよ、売却するのではなくて。そういうことにすれば、その横にあわせてつくるというようなことをすれば、可能ではないかというふうに思うんですけれども。  やっぱりたばこ税というのは非常に重要だと思うんですよ。戸田市の場合には、裕福なのかどうかよくわかりませんけれども、あんまりたばこ税に関係ないというふうに思っているのかもわからないんですけれども。  これは、佐賀市がポスターをつくったんですね、1箱480円のたばこの場合というので、こう描いて、こういうポスターつくって、市役所でつくったみたいなんですけれども、これがいろいろ今、話題になっているというか、7月1日には何か取り外すようなことを言っているようですけれども。たばこ1箱買うと114円の市税が入るというような内容のものでございまして、市でつくったということで、たばこを推進しているのではないかというような話題もあったのかどうかわかりませんけれども。佐賀市なんかの場合には非常に積極的というか、そういう部分もあったと思うんですけれども、これは戸田市が、そういうことをやるとは思いませんけれども。たばこに対して、どうもあんまり、何ていうんですかね、早くやめてもらいたいみたいな感じのところが非常に多いようなんですけれども、たばこ税というのは10億円も入っているということは、市としては非常に大きな財源だと思うんですね。  例えば、競艇の関係で申し上げますと、ちょっと話が外れてしまうんですけれども、競艇は、昭和29年に開催を始めたんですけれども、昭和29年度のときには178万円の配分金だったんですね、できたときはですけれども。それで、昭和57年度には58億5,000万円。58億円ですよ。これは今までの最高ですけれども、このときの一般会計は200億円ぐらいだったと思いますので、3分の1は競艇の配分金で運営してたんです。こういう時代ならばいいですよ。そういう時代ではない。それで、平成10年度には30億円であります、競艇の配分金。ここから流れが変わりました。平成12年度には10億円、平成26年度には3億円、平成30年には5億。これは、今回はSG競走でやっておりましたので、SG競走の関係で大分入ってくるとは思いますけれども、入ってくるんですけれども、ただ、競艇のほうも7年ぶりにSG競走が開催されて、6日間で100億円売ったわけですけれども、配分金については5億円にするということは、いわゆる競艇のほうの改修もしなければいけないというようなこともあって、5億円に絞るようなんですけれども、菅原市長におかれましては、競艇の笹川会長との関係をきちんと修復していただいて、SG競走やG1レース、こういったものがちょくちょく来ていただくようにお願いしたいというふうに思っております。私は本当に、それは市長の前の関係で言えば、20年間で400億円の損失があったというふうに、私は競艇だけで考えれば思っていますのでね。これは、戸田競艇の場合には、戸田だけの問題ではなくて、川口、蕨も影響するわけですし、都市競艇に関係しているところの加盟市についても影響があるわけでございますので、ぜひ菅原市長については笹川会長との関係を修復して、きちんとやっていただきたいというふうに、これはちょっとお願いしておきますけれども、たばこの話とは、ちょっと外れた話になって申しわけございません。  ただ、市の関係は、たばこ税に対して、どうもあんまり要らないみたいな、裕福なような感じなのかどうかわかりませんけれども、戸田市がそれだけ裕福だったら、市民税なんか上げないでもらいたかった。これどうですか、いかがお考えですか。 ◎駒崎稔 財務部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  駒崎部長。 ◎駒崎稔 財務部長  市たばこ税収入は、ここ数年、減少傾向は見られますけれども、平成29年度決算におきましても約9億6,000万円を超える税収を確保しておりますので、市のさまざまな事業を実施するための貴重な財源とさせていただいておりますので、本当に貴重な財源と考えております。  ただ、今回の喫煙所の関係については、あくまでも健康増進法に従いまして敷地内禁煙を進めている立場にありますので、今回は、いろいろと探した結果として屋上に設置させていただいたというような状況でございます。 ◆26番(高橋秀樹議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  高橋議員。 ◆26番(高橋秀樹議員) その辺はありがたい話ではあるんですけれども、ただ、やっぱり市民の方は、市役所に来るのは2階、3階に用事があって来る人が多いわけですから、8階まで実際に上がって吸うかということになると、なかなか厳しいのかなというふうに思いますので、1階あたりで何とかそういったものをできないかなということで申し上げているわけでございます。たばこ税については貴重な財源だというふうには考えておられるようでございますので、ぜひひとつ、そういったことも含めて、今後の中で、もう少し検討していただく必要があるのではないかというふうに思います。  我々、非常に裕福だったら、今後のことも十分考えていただきたいというふうに思います。今、年金の関係も少なくて、将来の年金については2,000万円も必要だというようなことが今、話題になっておりますけれども、我々議員というのは退職金もありませんし、議員年金も、国会議員の関係で──勝手にと言いたいぐらいでありますけれども、勝手に廃止されました。厚生年金にも加入できない、国民年金の月6万円で、我々どうやって生活するのか、本当に考えられない、考えるだけでも本当にぞっとしますよ。そういうことを考えれば、やはり、もう少し裕福になるのならば、税金を下げてもらうとか、年金でも多くしてもらえるようなことができるのであれば、本当にやってもらいたいぐらいなんです。そんなこともありますので、ぜひたばこ税については、あんまり軽々に考えないで、もう少し多く入るような形もやっぱり考える必要があると思いますから、ぜひその辺は、お願いしたいと思うんですね。  喫煙者で言えば、先ほど言いました、29年ですけれども、男子で29.4%、女子で7.2%。しかし、平成元年のときには男子が55.3%ですよ、女子が9.4%。昭和40年には、男子は82.3%が吸っていたんですね、それから女子が15.7%。こういう状況ですから、今の税率で考えたら、喫煙者から入る税金は30億円ぐらい入るのではないかというふうに思います。別に喫煙者をふやせということではないんですけれども、それは健康増進、健康増進といっても、完全に分離をすれば、それは十分できることであって、何もたばこを吸わないところへ行って、わざわざ吸うわけではないんですから、喫煙場所をきちんとつくって、その中で吸ってくれというわけですから。スポーツセンターなんかでもそうですけれども、子供たちが使うといったって、子供たちはずっと歩いて、あの中に入って競技をするわけですから、そんな、たばこを吸っているところをわざわざぐるぐるぐるぐる通っていくわけではないですから、そんなもので、そんな健康を害するということは、私は考えられないと思いますよ。  私は昔、よくたばこを吸っている人の中で会議、小さい部屋の中で会議、むんむんするような中でやって、私は吸わなかったんですけれども、それでもまだ、こうやって元気で長生きしていますから、たばこを吸ったからって、すぐ死ぬわけではないと思いますのでね、ぜひひとつその辺はもう少し、たばこを吸う人たちの権利もあるし、そういったものも一つは十分考えていただいて、ただ健康増進のためだということで、たばこを吸う人たちを追い出すような、こういう考え方ではなくて、分離をして、そういう人たちの権利も守る、そういうことをひとつ考えていただきたいと思うんですけれども、いかがですかね。 ◎駒崎稔 財務部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  駒崎部長。 ◎駒崎稔 財務部長  ちょっと私の立場では市役所の本庁舎ということでお答えさせていただきますけれども、本庁舎につきましては、学校、病院、児童福祉施設等と同様に第1種施設と定義されておりまして、先ほどから申し上げていたとおり、敷地内禁煙が原則となります。それで、例外的な措置として、屋外で受動喫煙を防止するために必要な措置がとられた場所であれば可能だということになっておりますので、本当に健康増進ということもありますし、これは国の、そういう方向性に沿ってやっているものと考えております。 ◆26番(高橋秀樹議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  高橋議員。 ◆26番(高橋秀樹議員) 国の方針と言いますけれども、要するに、それはきちんとした施設をつくって、分煙がきちんとできるのであれば、敷地内でもいいことになっているのではないんですか。いかがですか、だめなんですか。 ◎久川理恵 福祉部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  久川福祉部長。 ◎久川理恵 福祉部長  健康を守る福祉部の立場としてお答えさせていただきます。  平成31年2月22日付厚生労働省健康局長通知においては、確かに第1種施設の特定屋外喫煙所というのは認められておりますが、設置することを推奨するものではないということを十分留意することと、明らかに国のほうからも、設置が前提ではないということを言われておりますので、それに基づいて戸田市としては健康増進に邁進していきたいと考えております。  よろしく御理解をお願いいたします。 ◆26番(高橋秀樹議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  高橋議員。 ◆26番(高橋秀樹議員) それは国の方針はわからんではないですけれども、かといって、では、そういう減った部分について国が保障してくれるのかといったら、全く国が金は出さないだけの話で、要するに、それは地方自治が苦しむだけの話じゃないですか。だから、そういう部分で考えれば、分離をして、それできちんとそこのところで吸わせるということにすれば、それは可能だと思うんですけれども、どうしてもそれがだめだというんだったら、先ほど言ったように、戸田市役所の土地の分筆をして、違う土地にすればいいわけでしょう。それをやれと言っているんですよ。そういうことも含めて検討していただきたいということでございます。  それから、スポーツセンターの関係で言えば、喫煙所──子供たちがあれだ、どうのこうのというので第2駐車場につくってくれたというんですけれども、これは、先ほども言いましたように、往復で380メートルぐらいあるわけですよ。そこまで行って、実際に大会やっている人とかが吸いに行くかっていったら、私もこの間、16日に大会やったんですけれども、そこまで行って吸う人はほとんどいなくて、道路で吸っているような方はいるが、これは注意もなかなか我々も、したくもないから、やらなかったけれども、そういう状況で、あそこの……、16日のときには使えなかったんです、第2駐車場が。中学生の大会があったものですから、中学生の大会も一緒に入れたものですから、自転車置き場にしてしまったから、第2駐車場は喫煙所がなくて、では、どこで吸うんだといったら、道路で吸えみたいな感じになってしまっているわけですよ。それから、その前の5月の末の日曜日にやったときには、そこのところに第2駐車場でやったんですけれども、実際には、そこのところでたばこ吸うのは二、三人しかいなくて、三、四本か何か、そんなたばこの吸い殻が入っていたぐらいで、そこまで行って吸う人はいないですよ。大会のやっているようなときに、そんなに席を長く外すわけにはいきませんから。  ですから、スポーツセンターなんかについても、やっぱり敷地内に、きちんと駐車場のところの一角にそういったものをつくってもらって、その利用者に対しても、きちんとしてもらいたいというのが私の意見です。子供たちだけが使うわけでもなければ、多く使うのは大人のほうが多いと思います。それで、大人も他市から来たり、要するに、近隣市から来たりする人も結構多いわけですから、戸田市の人ばかりじゃないんで、やっぱりそういう人たちがきちんと使いやすいようにしないと、スポーツセンターの運営にもやっぱりかかわってくると思うんですね。ですから、そういう部分で考えれば、やはり敷地内にスポーツセンターなんかについてもつくるべきだと思いますけれども、いかがですか。 ◎安部孝良 市民生活部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  安部部長。 ◎安部孝良 市民生活部長  再三財務部長のほうからお答えがあったと思うんですけれども、スポーツセンターにつきましては、スポーツ教室に通うたくさんの子供たちが訪れる施設でもございまして、健康の増進を目的に多くの人が訪れる施設でもございます。また、スポーツセンターという施設の性質上、喫煙所の存在は相反するものといろいろな方から御意見を伺ってきた経緯もございます。先ほども国の指針が出ましたけれども、そちらのほうも公共的な空間は原則として全面禁煙であるべきと示していること、また、市のガイドラインにも敷地内禁煙を推奨されております。利用する全ての皆様の健康のため、御利用の皆様には敷地内の全面禁煙について御理解、御協力をいただきたいと考えております。  以上でございます。 ◆26番(高橋秀樹議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  高橋議員。 ◆26番(高橋秀樹議員) 何回も同じようなことばかり言って申しわけないんですけれども、喫煙所、やっぱりスポーツセンターなんかも駐車場の一角につくらないと、あれだけ大きい敷地の中で、たばこ吸うところが1カ所もないと。それで、子供たちも入るような大会なんかが一つあったりすると、もう第2駐車場も使えない。そうすると、どこで吸うんだというと、道路で吸うようになる。要するに、戸田市のあれは、歩きたばこだとか、そういったものも禁止する条例ができているわけですよね、罰則規定はありませんけれども。そういう中で、外で吸えと言ったって、では入り口のところで吸っていいのかといったら、これだってやっぱり問題あると思うんですよ。そういうものから考えれば、やっぱりスポーツセンターだって2カ所や3カ所はあっても、私は必要だと思いますし、本当にああいう、そういう形だと、もうスポーツセンターを利用する人だって減ってくると思うんですね。ですから、その辺は、何かたばこを吸う人がみんな悪者みたいな形で言いますけれども、もう少し税収のことも考えたり、いろいろなことを考えれば、そういったところも私はあってもいいのではないか。  それから、どうしても敷地内でだめだというんだったら、ここもやはり市役所の一角を分筆して、コンビニをつくって、それで、そこの一角にそういうものをつくるとかいうことをやればいい。あそこも自販機みたいな、昔は売店ありましたけれども、今は売店がもう全然──中の人たちだけを対象にやっていたから、ろくすっぽ売れなくて、それで、いわゆるあれでしょう、出ていってしまって、自販機みたいなものになっているわけでしょう。これではね、欲しいものもなかなか買えないんですよ。ですから、あそこも、要するに分筆しても何でもいいけれども、一角にやっぱりコンビニでも入れて、それで外向けにやれば、十分採算がとれるようになるわけですし、そこの一角につくるというようなことも一つの方法としてはあるわけですので、ぜひひとつ。それから、その中で自販機なんかも置いたり、たばこも売ってもらえば、さらに市税が上がるというような部分もありますので、そういったこともしていただきたいと思う。そして、今の、自販機を置いているようなところについては、これは体育協会の事務所にでも貸してもらうような形ができないかどうか、この辺も含めてお考えを伺います。 ◎安部孝良 市民生活部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  安部部長。 ◎安部孝良 市民生活部長  まず、コンビニエンスストアの誘致の件でございますけれども、今後の土地区画整理事業の進捗、それから令和4年度から改修が予定されております大規模改修工事など、不確定な要素がある状況でございます。現状の敷地内へのコンビニ誘致は、したがいまして、難しい状況と考えております。  スポーツセンターの立地からすれば、利用者の需要はあると思われますが、いずれにいたしましても、コンビニの誘致については、大規模改修工事、基本計画の策定や土地区画整理事業完了後の全体整備の基本構想の策定の際に検討することになるのではないかと考えております。  それから、自動販売機のコーナーの場所に体育協会事務所を移せないかというお話でございますけれども、市といたしましては「戸田市スポーツ推進計画」におきまして、スポーツに関する情報の共有、一元化を掲げております。また、現在、体育協会、レクリエーション協会、スポーツ少年団の方々による情報共有を図る会議も進められているとも伺っております。将来的にこのスポーツ関連団体の皆様による協議体など一元化が図られた場合には、総合窓口としての場所を確保する必要があると考えております。今後も関係者の皆様でよくお話し合いをいただきまして、戸田市のスポーツの推進に御理解、御協力をいただければと思っております。  以上でございます。 ◆26番(高橋秀樹議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  高橋議員。 ◆26番(高橋秀樹議員) あそこ、今後の中で、体育協会みたいなところで使えるような形になるような、ちょっと方向性の話もありましたので、ぜひそういう方向で考えていただきたいと思いますが、ただ、区画整理だとか、いろいろなことを言われても、これは何年も先の話で、どうなるかわからないというような状況では、ちょっとやっぱり見通しが悪いので、もう少しその辺については考えていただきたいと思いますし、駐車場は、あの地域で、ほかのところの高架下だとか、いろいろなところを利用すれば、借りれば使えなくはないわけですから、中の駐車場を減らしてでも、その辺を少し考える必要があるのではないかというふうには思いますので、ぜひその辺はひとつ検討していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  時間もあれですので、件名2に移らせていただきます。  件名2については、公共施設の照明をLEDにできないかということでありますけれども、1点目は、市役所や文化会館の照明が非常に暗くて、ブラインドを閉めたときなどは小さい字が読みづらいということで、LEDに交換できないか、お伺いをしたいと思います。  2点目は、スポーツセンターの第1競技場の照明がやはり暗くて、特に卓球やバドミントンは技術が向上してスピードが速くなっているのと、そういったことでレシーブが非常にやりづらいというような部分もあります。第1競技場の場合には、端々のところが全部電球が1個しか点灯しないようなこともありまして、端のほうでプレーする人は暗いようであり、3個点灯していただければ少しは違うのかもわかりませんけれども、その辺について、ぜひどういう状況なのかお考えをいただきたいというふうに思いますし、ちょっとこれはまた金の話で恐縮ですけれども、冷房費が1時間7,600円で、暖房費が1時間6,890円、照明が2時間3,880円というようなことで、非常に高いんですね。それで、体育協会からも助成はいただいておりますけれども、大会なんか1回やると、1回半ぐらいで、いただいた助成金もなくなってしまうというような状況でございます。卓球だとかバドミントンなんかの場合には、窓をあけたり、あるいはカーテンをあけたりというのは、なかなかできない、電灯をつけてやらなければいけないというような状況もありますので、もう少しこの辺については金額的に安くしていただくことができないかどうか、この辺も含めてお伺いしたいと思います。 ◎駒崎稔 財務部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  駒崎財務部長。 ◎駒崎稔 財務部長  2の(1)公共施設の照明のLED化のうち、市役所の状況についてお答えいたします。
     市役所庁舎のLED化につきましては、これまでロビーや廊下、階段、トイレなどの共有スペースを先行して進めてまいりました。今年度におきましても、庁舎レイアウト変更に伴う修繕の中で、必要に応じて照明のLED化を進める予定です。  一方で、会議室や執務室内の照明につきましては、平成17年度にインバーターランプに交換し、照度の向上及び省エネ化を図っておりますが、設置から13年が経過しており、器具を交換する時期を迎えつつあります。  LED照明は、他の照明と比較して省エネ性能が高いことはもとより、照明直下の明るさにすぐれていることから、資料を見る機会が多い会議室や執務室に適していると考えます。また、国が定めた新しい省エネ基準等を受け、国全体でも今後LEDが選ばれ、交換が進んでいくことが見込まれます。戸田市におきましてもLED化を順次、進めておりますが、会議室等の照明につきましても計画的に交換を進めてまいりたいと考えます。  以上でございます。 ◎安部孝良 市民生活部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  安部市民生活部長。 ◎安部孝良 市民生活部長  件名2、公共施設の照明をLEDに交換を、(1)文化会館、(2)スポーツセンターのLED対応についてお答えをいたします。  初めに、戸田市文化会館につきましては、既に会議室等の諸室及び共用部分のLED化を行っております。また、今年度から実施予定の改修工事に合わせ、舞台照明など大規模な設備のLED化や型式の古いLED照明の交換等も予定しており、調光機能も備え、フレキシブルに対応できるものに改修する予定でございます。  次に、戸田市スポーツセンターにつきましては、大規模改修工事を令和4年度から実施する予定であり、来年度から着手する基本設計の中でも第1競技場を初め、各施設においてもLED照明を導入することとして検討してまいります。  なお、今年度は、剣道場や武道場等の修繕を大規模改修工事に先駆けて実施する予定でありますが、施設の安全管理上、必要と判断されたものについては、順次、修繕等を実施してまいります。  それから、スポーツセンター第1競技場の冷暖房料につきましては、平成15年度に設置した際に、稼働に係る光熱費と近隣同規模施設を参考に冷暖房料を算定しております。冷暖房料については適正な料金設定であると考えておりまして、御理解、御協力をお願いできればと考えております。  以上でございます。 ◆26番(高橋秀樹議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  高橋議員。 ◆26番(高橋秀樹議員) 会議室等については、今後も改修をするというようなことでございますので、ぜひお願いをしたいと思いますけれども、スポーツセンターなんかの場合にも令和4年からということでございますので、大分先になりますので、ちょっとその間、なかなか大変なので、非常に今、卓球なんかでも高齢者──70歳以上の人も参加していただいておりまして、そういう方については、もちろん若い人と一緒にはできませんので、年齢別に分けて、年代別のグループにして大会をしているようなこともやってはいるんですけれども、やっぱり暗いというようなことも言われておりますので、この辺についてはちょっと先になるので、早目に改修していただければありがたいなとは思いますけれども。  端々のところが3個ついているんですけれども、1個しかつかないんですよね。何というか、一番外側のところの電球が1個しかつかないんですよ。だから、あそこのところを3個つけていただくような形をすれば、何とかもう少し端々でプレーする人も明るくできるのかなと思いますので、その辺は、ちょっと初めての質問だからわからないかもわからないけれども、ちょっともしあれだったら答弁いただきたいと思いますけれども、今後の中で、それが可能であれば、そこのところはそんなに経費もかからないでできると思いますので、ちょっと御検討いただければと思いますけれども、いかがですか。 ◎安部孝良 市民生活部長  議長。 ○遠藤英樹 議長  安部部長。 ◎安部孝良 市民生活部長  今お話しの個別の御相談につきましては、また、スポーツセンターで相談に乗りたいというふうに考えております。  全体的な話ですけれども、第1競技場の照明でございますが、照明の交換だけでも足場を組む必要性が生じたり、長期間にわたる施設閉鎖の可能性もございます。今後、設備自体に問題が生じなければ、大規模改修工事に合わせて実施することで利用者の利便性の確保に努められると考えております。  以上でございます。 ◆26番(高橋秀樹議員) 議長。 ○遠藤英樹 議長  高橋議員。 ◆26番(高橋秀樹議員) なかなか難しいようでございます。言いたいことは一応それぐらいでございますので、できる範囲があれば、ぜひ進めていただければありがたいと思います。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) △散会の宣告 ○遠藤英樹 議長  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれをもって散会いたします。  散 会 14時38分...