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平成30年 3月定例会(第1回)-02月23日-10号

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  1. 戸田市議会 2018-02-23
    平成30年 3月定例会(第1回)-02月23日-10号


    取得元: 戸田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-21
    平成30年 3月定例会(第1回)-02月23日-10号平成30年 3月定例会(第1回)              3月定例会 第23日(2月23日) 平成30年2月23日(金曜日) 第23日議事日程 1.開 議 1.(続)一般質問  16番 土屋英美子議員  17番 花井伸子議員  15番 斎藤直子議員 1.市長提出議案第39号 戸田市消防手数料条例の一部を改正する条例 上程、説明、質疑、委員会付託 1.散 会 〇出席議員(26人) 1番 矢 澤 青 河 議員   2番 浅 生 和 英 議員   3番 佐 藤 太 信 議員 4番 十 川 拓 也 議員   5番 林   冬 彦 議員   6番 むとう 葉 子 議員 7番 本 田   哲 議員   8番 金 野 桃 子 議員   9番 竹 内 正 明 議員 10番 石 川 清 明 議員   11番 細 田 昌 孝 議員   12番 遠 藤 英 樹 議員 13番 馬 場 栄一郎 議員   14番 峯 岸 義 雄 議員   15番 斎 藤 直 子 議員
    16番 土 屋 英美子 議員   17番 花 井 伸 子 議員   18番 酒 井 郁 郎 議員 19番 三 輪 なお子 議員   20番 手 塚 静 枝 議員   21番 三 浦 芳 一 議員 22番 榎 本 守 明 議員   23番 熊 木 照 明 議員   24番 伊 東 秀 浩 議員 25番 山 崎 雅 俊 議員   26番 高 橋 秀 樹 議員 〇欠席議員(なし) 〇説明者 神 保 国 男 市長    戸ヶ崎   勤 教育長   森 谷 精太朗 消防長 石 橋 功 吏 危機管理監  山 本 義 幸 総務部長  山 上 睦 只 財務部長 駒 崎   稔 市民生活部長  今 井 教 雄 環境経済部長 松 山 由 紀 福祉部長  三 木 由美子 こども青少年部長 大 熊   傑 都市整備部長  矢 作 裕 一 市民医療センター事務長 鈴 木 研 二 教育部長  梶 山   浩 政策秘書室長 石 橋 睦 雄 上下水道部次長  開 議 10時00分 △開議の宣告 ○三浦芳一 議長  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元にお配りしたとおりでありますので、御了承願います。 △(続)一般質問三浦芳一 議長  一般質問を続行いたします。  順次、発言を許します。  16番、土屋英美子議員。(拍手) ◆16番(土屋英美子議員) おはようございます。日本共産党市議団の土屋でございます。通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。  1、学童保育の充実について質問をさせていただきます。  戸田市では、就労等により、家族が昼間家庭にいない小学校1年生から6年生までの児童、また、市内在住で市外の小学校に通学する児童も対象であり、市内の特別支援学級に通学している児童の健全な育成を図ることを目的に学童保育室が設置をされました。市内の全ての小学校12校に学童保育があり、3室の学校が2校、2室の学校が4校、公立学童保育室は合計20室あります。公立学童保育室のほかに、指定管理制度で運営をしておられる、こどもの国学童保育室が2室、民設民営むつみ学童クラブが2室、そのほかに民間学童保育室が13室あり、30年度予算でも、民間学童保育室が5室ふえることとなりました。待機児童問題も解消されております。学童保育室にお子さんを預けておられる地域の保護者の方との話し合いを持つ機会がありまして、たくさんの御意見、御要望をいただきました。公立学童保育室の充実につきまして質問をさせていただきます。  (1)学級閉鎖等の対応について。  ことしはインフルエンザが大流行いたしました。インフルエンザによる学級閉鎖等で罹患をしていない児童も学童保育室へ入室ができず、保護者が対応に苦慮しております。また、ほかの施設に預けることができた場合でも、新たに保護者負担が発生しているケースがあります。①感染拡大防止の原則を大前提として、家庭の事情でやむを得ない場合において、罹患していない児童を、学童保育室へ入室の受け入れはできないか。②受け入れをした民間保育への市の支援はできないか。  (2)公立学童保育の改善について。  戸田市の公立学童保育は、1970年に設置をされ、50年近く経過しています。安全な保育環境とともに保育内容の充実が求められているところもあります。保護者の皆さんの要望に応えて、充実を図るべきと考えます。5点についてお伺いをいたします。  ①今回行った保護者アンケートの結果について、その概要は。②土曜日や学校休業時の1日保育の入室時間を早めることはできないか。③長期休み中の保育内容の充実についてですが、(ア)子供と指導員が一緒におやつづくりなどができる体制はとれないか。(イ)夏休みなどの長期休み中に外部の力もおかりして平常保育外の行事を行うことができないか。④習い事や塾などに行く場合、一人帰りの対応を。⑤指導員としてふさわしい人材を採用し、長く働き続けてもらうために交通費の支給などの待遇改善を図るべきではないか。以上お伺いをいたします。 ◎三木由美子 こども青少年部長  議長。 ○三浦芳一 議長  三木こども青少年部長。 ◎三木由美子 こども青少年部長  1、学童保育の充実、(1)学級閉鎖時の対応について、①家庭の事情でやむを得ない場合の学童保育への入室受け入れについてお答えいたします。  公立学童保育室においては、各学校が感染拡大防止の観点により学級閉鎖の判断をしていることを踏まえ、学級閉鎖における児童の入室を制限しております。児童の健康への影響を考慮するとともに、さらなる感染の拡大を防ぐため、インフルエンザや感染症等に罹患中の児童はもとより、学級閉鎖となった学級の児童は罹患の有無にかかわらず、学校での取り扱いに準じ、入室の受け入れは実施しないこととしておりますので御理解いただきたいと考えております。  次に、②受け入れ民間学童への市の支援についてお答えいたします。  学級閉鎖時の対応については、基本的には、公立学童保育室と同様の運用を民間学童保育室にはお願いしておりますが、一部の民間学童保育室では受け入れをしたケースもあると聞いております。学級閉鎖感染拡大防止の趣旨を鑑み、公立学童保育室と同様の運用をしていただくよう、引き続き要請していきたいと考えており、現在のところ、そうしたケースにおける支援を実施する予定はございません。  次に、(2)公立学童保育室の改善について、順次、お答えいたします。  初めに、①保護者アンケートの結果の概要についてですが、昨年12月に公立学童保育室の利用者の、学童保育に対するニーズを把握するとともに課題を抽出し、本事業の方向性を検討する資料とするため、ニーズ調査を実施いたしました。主な調査項目は、学童保育室の利用状況、公立学童保育室の運営や保育料、民間学童保育室放課後子ども教室などについてでございます。回答いただいた調査票については、現在、集計作業中ではありますが、速報では、配布数799世帯、回答数550世帯、回答率は68.8%となっております。調査結果等については、今後、集計作業が完了次第、内容を分析するとともに、ホームページ等で公開する予定で考えております。  次に、②土曜日や学校休業時の1日保育の入室時間についてお答えいたします。  現在、公立学童保育室の開室時間については、利用状況等を勘案し、午前8時としております。開室時間を現在より早めることについては、従事者の勤務体制の見直しや人員確保などの課題があり、現時点では難しいと考えております。  次に、③長期休み中の保育内容の充実について。(ア)子供と指導員が一緒に食事やおやつづくりなどができる体制がとれないかについてお答えします。  長期休み中の食事については、昼食として各御家庭からお弁当を持参いただいております。また、おやつについては、学童保育室から市販の菓子類、また、調理を伴わないおにぎり、パン等の軽食を提供しております。議員の御提案のとおり、学童保育室において調理、おやつづくりを行うということは、食育の観点などからも有意義なこととは認識しておりますが、公立学童保育室の現状では、調理等ができる設備が整備されておらず、衛生管理の課題なども多くあることから、現時点においては難しいと考えております。  次に、(イ)夏休みなどの長期休み中における平常保育以外の行事の実施についてお答えします。  本市の学童保育室は全て学校敷地内にあり、安全管理の関係上、学校敷地から外出等はせずに保育室内や校庭等の学校敷地内において実施しています。夏休み中においては、7月中の午前中は学校にてプールなどのサマースクールがあり、午後は午睡後、お迎え時間まで、遊びや宿題をする自由時間としています。外部の力をかりての行事等については、費用や実施場所の面において、現在のところ難しい状況となっておりますが、引き続き内容の充実について検討してまいりたいと考えております。  次に、④習い事や塾などに行く場合の一人帰りの対応についてお答えいたします。  学童保育室では、児童の安全確保の観点から、保護者のお迎えを原則としております。保護者の就労時間等により閉室時間までにお迎えが困難な場合への対応として、保護者からの事前の申請により、保護者の責任のもと、原則週3回まで児童一人での帰宅を認めております。なお、学童保育室から直接習い事や塾等へ行くことについては、事故発生のリスクやその際の責任の所在等が明確でないことから認めていない状況であり、児童の安全確保の観点から御理解をいただいております。  最後に、⑤指導員への交通費支給などの待遇改善についてお答えします。  現在、学童保育室に従事する職員は、非常勤職員である学童保育指導員と、補助員であるパートタイマーがおります。指導員については、保育士や教員免許等の資格の所持など、一定の要件を満たす必要があること。また、よりよい人材を採用するため、市内によらず市外からも広く集めたいという考えもあり、市の規定に応じ、交通費を支給しております。パートタイマーについては、従事する業務が指導員の補助的な内容であり、原則、市内において自転車や徒歩で勤務できる方が中心であることから、交通費の支給はしておりません。なお、指導員については、有資格者の確保により、人材の確保に努めるとともに、研修の受講を進めるなど、資質の向上についても引き続き取り組んでまいります。  以上でございます。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) 御答弁、どうもありがとうございました。それでは、順次、再質問をさせていただきます。  (1)学級閉鎖時の対応についてですが、インフルエンザにより罹患した場合、治るまででも最低1週間お休みをしなくてはなりません。学級閉鎖となりますと、さらに罹患をしていない児童も含めましてお休みが長引きます。保護者の方が交代でお休みがとれる職場や、また、近くに御両親やお知り合いの方がいて預かってくださる方はいいのですが、ひとり親家庭でパートで勤務されている保護者の方は、仕事の関係上、どうしても休みがとれない方がいます。学級閉鎖の期間中、全て仕事を休まなくてはならず、大変に困っております。こうした家庭の罹患をしていない児童を受け入れていただける方策はとれないものでしょうか、お伺いをいたします。 ◎三木由美子 こども青少年部長  議長。 ○三浦芳一 議長  三木部長。 ◎三木由美子 こども青少年部長  今、議員おっしゃられていましたように、各御家庭の状況により、学級閉鎖時の対応ということでは大変苦慮していらっしゃるということがあるということも認識しております。しかしながら、学童保育室において、受け入れできない状況については、感染拡大を防止するための措置として御理解いただき、そのほかの支援事業の利用も含めて検討していただきたいと考えております。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) ありがとうございます。拡大感染のおそれということで、それは私も認識しておりますが、今、そのほかの支援事業の利用と御回答されておりましたが、これはどのようなものなのでしょうか。 ◎三木由美子 こども青少年部長  議長。 ○三浦芳一 議長  三木部長。 ◎三木由美子 こども青少年部長  今回の感染拡大防止ということでいろいろと工夫をしなくてはいけないというところでの答弁はさせていただいているんですけれども、その他の支援事業の利用ということでは、例えば今、ひとり親家庭の方ということがありましたが、ひとり親家庭を対象とした日常生活支援事業や、また、ひとり親家庭以外の方でも利用できます緊急サポートセンター事業、ファミリー・サポート・センター事業ショートステイ事業などが挙げられます。しかし、急な依頼による受け入れ体制の問題や長時間の預かりには費用負担もかかるということ、また、児童の預かり中にそのお子さんが発病したりとか、それぞれにさまざまな状況もあることも考えられます。また、事業ごとに利用要件なども異なってまいりますので、内容を御理解いただきながら利用していただくことということにはなります。あくまで、感染拡大防止の原則を大前提として、議員もおっしゃっていらっしゃいますように、児童が発病する可能性もあることから、外出は控え、御自宅にいることが望ましいというふうには考えております。また、今申し上げましたそれぞれの事業につきましては、学校及び学童の全てのかわりとなることは難しい面もあります。短時間での利用など、やむを得ない場合の補完として活用していただければと考えます。  以上です。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) ありがとうございます。かなり難しい点があるということは認識をいたしました。  支援事業があるということを周知をしていただくことと、今後は、またほかの施設と提携するという方策はとれないものかお伺いをいたします。 ◎三木由美子 こども青少年部長  議長。 ○三浦芳一 議長  三木部長。 ◎三木由美子 こども青少年部長  支援事業の周知につきましては、今後も努めてまいりたいと思います。また、ほかの施設との連携とかということになりますと、病児・病後児保育というのは保育の関係では行っておりますが、まだ病気になっていないお子さんをお預かりするという趣旨だろうと思いますので、そういった点では、ほかに方策というのは、なかなか現在のところは難しいところです。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) 御答弁ありがとうございます。内情大変難しいということでわかりました。では、感染など、確かに難しい問題が山積みだとは思いますけれども、いろいろな御家庭の方のことも考えていただきまして、前向きに検討していただくことを要望いたします。  それでは、2の公立学童保育の改善について再質問をさせていただきます。  ①の保護者アンケートですが、昨年12月に行ったアンケートの結果は、先ほど集計の数はお聞きしましたけれども、今、内容については集計作業中とのことですが、前回は平成24年度に実施したと聞いております。前回のアンケートの結果の内容についてどうであったのか、また、その中でどのような御意見、御要望が出されたのか、また、その結果に基づきまして改善をした点についてお伺いをいたします。 ◎三木由美子 こども青少年部長  議長。 ○三浦芳一 議長  三木部長。 ◎三木由美子 こども青少年部長  アンケート調査につきまして、平成24年9月に行ったアンケート調査の結果について申し上げます。  このアンケートにつきましては、受け入れ学年の拡大や保育料の見直し等の課題を取り組むに当たり、ニーズを的確に把握する目的から調査を実施いたしました。アンケート結果に基づきまして、平成26年度に4年生まで、平成27年度に6年生までそれぞれ受け入れ学年を拡大し、また、平成27年度には、平成12年度より実施していなかった保育料の改定を実施してまいりました。そのほか、学童で提供しているおやつの内容について見直しを実施し、パンやおにぎりなどの提供によりおやつのバリエーションをふやすなど、いろいろな改善を進めてきております。  以上です。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) いろいろ今、改善についてお話をお伺いしました。では、これからもアンケートを定期的に実施していただきまして、利用の皆さんの声を反映して改善していただきたいと思っております。  今後は、どのくらいの頻度でアンケートの実施をしていく予定があるのかをお伺いいたします。 ◎三木由美子 こども青少年部長  議長。 ○三浦芳一 議長  三木部長。 ◎三木由美子 こども青少年部長  アンケートについては、定期的に実施していく必要があると思っております。今のところ、5年に1度ぐらいの頻度で実施していくのがよいのではないかと考えております。  以上です。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) ありがとうございます。アンケート結果に基づき、平成26年度には4年生まで、平成27年度には6年生まで受け入れ学年を拡大していただいたことや、おやつの内容の見直しをしていただいたこと、改善がありました。今回のアンケートの結果が出ましたら、結果に基づきまして内容を早急に検討していただき、改善すべきところは改善を進めていただきたいと考えます。また、5年に1度の実施とのことですけれども、その時々の状況の中で出された御意見、御要望にも耳を傾けていただき、改善をお願いし、要求といたします。  ②の土曜日の学校休業時の1日保育の入室時間を早めることができないかの質問に対しましては、従事者の勤務体制の見直しや人員確保などの問題があり、現時点では難しいとの御答弁がありました。現在、公立の保育園は朝7時からとなっています。学童保育室は1時間遅くの8時となっております。保育園、学童の両方に児童を預けている保護者の方や、仕事がサービス業の方は、土日はお休みでない方もいます。また、仕事が朝早い方もいます。平日は集団登校ですが、土日や長期のお休みにつきましては、学童保育室に送っていかなくてはなりません。保育園と同じ7時が理想だとは思いますが、せめて7時半にしてほしいとの要望が多く上がっております。30分だけでも入室時間を早めていただくことはできないでしょうか。  これはさいたま市の事例ですが、市の社会福祉事業団自主サービスということもありますが、長期のお休みについて、有料ではありますが、午前7時半から登録制で実行しております。他市では保護者の要望に応え実施をしておりますが、戸田市では現時点では難しいとの御回答でしたが、検討して改善を図っていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。 ◎三木由美子 こども青少年部長  議長。 ○三浦芳一 議長  三木部長
    三木由美子 こども青少年部長  これまで、学校へ登校する時間と同じ時間帯での開室を行っております。各御家庭におかれましても、個々に対応されていただいているものと思っておりますが、議員から御紹介いただいたような対応をしている自治体もあるようです。従事者の勤務体制の見直しや人員確保、追加料金の設定などの課題もあることから、今後、利用者からのニーズや他自治体の状況も踏まえ、調査研究してまいりたいと考えます。  以上です。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) 今後、利用者からのニーズやほかの自治体の状況も踏まえまして、調査研究をしていってくださるとの御答弁でした。保護者の皆さんの緊急課題でもありますので、さいたま市でも実行していますし、戸田市でも実施ができるのではないでしょうか。早急に戸田でも実施をしていただくことを要望いたします。  ③長期休み中の保育内容について。(ア)について再質問をいたします。  子供と指導員が一緒に食事やおやつづくりができる体制はとれないかについてですが、子供は長いお休みの間、何か楽しめることをしたいと望んでおります。衛生管理の課題、調理等できる設備がないとのことで、現時点では大変難しいとの御答弁がありましたが、食育の観点などからも有意義であることは認識しているとの御答弁をいただきました。それでは、どのような課題をクリアしていけばできるのか、例えば、火を使わないでサンドイッチづくりとか、流しそうめんなどはいいのか、スイカ割りはどうなのか、また、火を使わないIHこんろを使えばできるのか、重複するかもしれませんが、再度お伺いをいたします。 ◎三木由美子 こども青少年部長  議長。 ○三浦芳一 議長  三木部長。 ◎三木由美子 こども青少年部長  今、議員からいろいろな御提案をいただきました。さまざまなことも考えられるかとは思いますけれども、まずは、衛生管理の面と設備等状況もありますので、繰り返しにはなりますが、いろいろと検討はさせていただきますが、なかなか難しいところがあるのかなというふうには感じております。  以上です。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) どうもありがとうございます。大変まだ難しい面があるとのことですので、多方面から考えていただきたいと思っております。そして、また、平常保育以外に外部の力もかりまして、行事的なものは、検討、実施していただけないのかどうかもお伺いをいたします。 ◎三木由美子 こども青少年部長  議長。 ○三浦芳一 議長  三木部長。 ◎三木由美子 こども青少年部長  確かに夏休み中、長い学童保育室、1日あいているというところで、お子さんにとってどのようなことができるかということはなかなか考えていかなくてはいけないのですけれども、現場の指導員を交えた検討会議を定期的に開催しております。そこで議題に取り上げて検討してまいりたいと考えます。  以上です。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) 今の御答弁で、現場の指導員を交えて、検討会議の中で議題に取り上げて検討くださるとのことで、ありがとうございます。児童は、午前中はプールなどのサマースクールがあり、午後は午睡があり、外部の力をかりて、長いお休みの間、何か1つでも平常保育と違った思い出に残るような行事を検討していただくことをお願いいたします。  戸田市では、出前講座というものがあります。100以上のメニューに加えて、環境出前講座がプラスあります。私はこの出前講座を活用して、長期休みの行事の取り組みをしていただくことを提案したいと思います。親子向けの「お金の大切さや怖さを学ぼう!」、子供用のかるたを使って「かるたで学ぼう消費生活!」また、大会の歴史や花火の種類やマナーを教えてくれる「戸田橋花火大会」、「おとなだけじゃない!生活習慣病」、さらに「戸田市の文化財について」、「自然から学ぼう」、「郷土博物館ってどんなところ?」などと子供向けの講座もたくさんあります。  これは民間の学童保育のお話なのですが、環境出前講座をお願いして、荒川の自然観察で実際に荒川に行き、草花、虫、鳥、魚などの自然観察をして自然に触れ、川の歴史や文化を学び、子供も大変喜んで有意義な時間を過ごし、このような企画を季節の折々に取り入れていきたいとのお話をお伺いしました。  公立の学童保育では、敷地の外に出ることは原則禁止となっていると聞いております。でしたら、校庭を利用すればできることはたくさんあるのではないでしょうか。校庭でも草花や虫の観察はできます。相談をすれば水槽やパネルを持ち込んでくださってお話をしていただけます。費用はかかりません。春休みや冬休みを含めて、特に夏休みのように長いお休みには出前講座を上手に利用し、行事として取り組めば、児童にとっても大変思い出となり、有意義な夏休みを過ごすことになるのではないでしょうか。私は、この出前講座を学童保育室の行事の一環として積極的に取り入れていただくことを提案いたしますが、いかがでしょうか。 ◎三木由美子 こども青少年部長  議長。 ○三浦芳一 議長  三木部長。 ◎三木由美子 こども青少年部長  これまでも長期休み中に、まちづくり出前講座を利用した学童保育室の例はございます。先ほどお答えした行事の検討と同様に、活用できる講座について検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) 現場の指導員を交えた検討会議を通じまして、定期的に開催しているとのことですので、長期休みの行事の実施についての御検討はよろしくお願いをいたします。  ④の習い事や塾などに行く場合の対応ですが、保護者からの申請によりまして、原則週3回まで一人帰りを認めており、家に帰ってから塾や習い事に行くことは問題がないとのことですが、学童から一人で家に帰り、家から塾へ一人で行き、塾から一人で家に帰り、保護者が帰る7時過ぎまで一人で家で過ごす。このような状況を考えると、児童にとっても安全な状況であるとは言えないのではないでしょうか。今はどこの御家庭でも塾や習い事はされています。安全を最優先にしながら、学童から塾、塾から学童、送迎バスのある習い事については、学童から学童へというようにもう少し緩和をしていただいてもいいのではないかと考えますが、いかがお考えでしょうか。 ◎三木由美子 こども青少年部長  議長。 ○三浦芳一 議長  三木部長。 ◎三木由美子 こども青少年部長  もう少し柔軟にということですが、学童保育室からの帰宅途中に塾や習い事を経由するなど、通常の帰宅経路から大きく逸脱するような場合、事故等が起きた際に保険の対象とならないおそれもあるため、基本的には、児童の安全確保を第一に考え、学童が終わりましたら、保護者に確実に引き渡す、また、直接自宅へ帰るということを原則にしております。また、習い事のスタッフなどのお迎えということでございますが、事前に保護者以外のお迎えについて届け出を提出していただきますと、当日、またお迎えに来る方が保護者以外であるということを連絡いただいた上で引き渡しはしております。  以上です。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) ありがとうございます。習い事のスタッフがお迎えに来る場合とか、バスがお迎えに来る場合はいいのですが、習い事のスタッフが送ってくるとか、バスが再度学童へ送るというのはだめなんですね、済みません、お伺いします。 ◎三木由美子 こども青少年部長  議長。 ○三浦芳一 議長  三木部長。 ◎三木由美子 こども青少年部長  一度学童保育室から塾や習い事に行かれた場合は、そのまま御自宅に帰っていただくという形になっております。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) 事情はわかりました。確かに難しいという今のお話なのですが、御答弁からすると、本当に現状は難しいようなんですけれども、今後の一つの課題といたしまして検討していただくことを要望いたします。  ⑤指導員への交通費の支給などの待遇改善についてですが、指導員の方も補助員であるパートタイマーの方も児童にとっては同じ先生です。パートタイマーの方の入れかわりが激しく、児童ががっかりしているというお話も伺っております。現在、パートタイマーの方は自転車や徒歩が中心の市内のみの方とお聞きをいたしました。たまには自転車もパンクをしますし、雨や雪の場合はバスを使う場合もあると思います。そういう意味から、交通費の支給は必要であると考えております。改善をしていただき、指導員の方もパートタイマーの方も長くお勤めをしてくださることを希望いたします。その点についてはいかがでしょうか。 ◎三木由美子 こども青少年部長  議長。 ○三浦芳一 議長  三木部長。 ◎三木由美子 こども青少年部長  基本的に市内の方を中心にパートタイマーの任用をしているところです。また、長く勤めていただくためにということもありましたけれども、学童職員の入れかわりは定期的な人事異動もございますので、退職ということだけではございません。また、退職の理由も転居や健康上の問題、御家庭の事情等さまざまなものとなっております。  交通費の支給については、現状のままという考えで現在のところおります。  以上です。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) 今はパートタイマーといっても近くから通っておられるといっても、民間でも大体交通費、定額支給されているようですので、今後なるべく入れかわりがないような、やめる方がいないような形といたしまして、交通費の支給をお願いしたいと思いますので、要望いたします。  それでは、最後に一つ、放課後の過ごし方という観点から1点質問をさせていただきます。  戸田市では、放課後関係事業といたしまして、放課後子ども教室があります。市内の各小学校で1年生から6年生が対象で、スポーツや文化活動、地域の皆さんとの交流などを通じて放課後を過ごし、登録すれば誰でも通うことができます。放課後子ども教室で活動しているコーディネーターさんからは、対応が難しいお子さんがおり、苦慮しているという話も聞いております。同様に放課後関連事業として実施をしています学童保育室との連携については、どのようになっているのか、どのようなお考えであるのかをお伺いいたします。 ◎三木由美子 こども青少年部長  議長。 ○三浦芳一 議長  三木部長。 ◎三木由美子 こども青少年部長  戸田市の放課後子ども教室につきましては、小学校の体育館や空き教室をお借りして実施しております。同様に、学校敷地内で実施している学童保育室の入室児童も登録すれば参加できることとなっております。学童保育室の児童については、放課後子ども教室に参加した際の様子や、けがやトラブル等があった場合は、放課後子ども教室のスタッフと学童保育の指導員の間で情報共有を図るようにしております。両事業の担当課も同じであることから、連携をとりながら事業を実施しております。  以上です。 ◆16番(土屋英美子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  土屋議員。 ◆16番(土屋英美子議員) 御答弁ありがとうございます。放課後子ども教室につきましては、放課後を児童が有意義に過ごすという点ではいいと思います。学童保育室の児童も登録することができ、参加することができまして、放課後子ども教室が終わってから学童保育室へ入室をすることができます。放課後子ども教室学童保育室のそれぞれの役割の上に立ち、双方うまく連携をとっていくことが重要であると考えます。今後も適宜連携をとりながら事業を実施していただくことをお願い申し上げます。  以上、地域の皆さんの学童保育室へ児童を預けておられる保護者の方からの要望を、質問をさせていただきましたが、現時点では大変難しいとの御答弁が主でした。現時点で難しいということは、将来的には検討して改善をしていただけるというように私は解釈をいたします。この一般質問の内容は、実際に学童保育にお子さんを預けておられる保護者の皆さんの切実な声です。戸田の学童保育は、保護者の皆さんの大きな運動によりまして、1970年、各小学校全てに設置をされました。各小学校全てに設置されたのは戸田が全国初めてのことです。約半世紀の歴史がある学童保育室です。今後のアンケートの結果も踏まえまして、保護者、指導員の皆さんの御意見など、あらゆる角度から、また、児童の目線にも立って考えていただき、現時点では難しいとされることでも、今後検討して改善をしていただくことを要望いたしまして、私の一般質問を終わりにさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手) ○三浦芳一 議長  17番、花井伸子議員。(拍手) ◆17番(花井伸子議員) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。市民の方からいただきました要望2件について質問をさせていただきます。  まず、1件目のボール公園の管理についてお聞きをいたします。  平成28年に北戸田駅近くにできました夜間照明つきのボール公園は、近隣の児童公園とともに大変喜ばれている人気の公園になっております。幅広い年齢の子供たちや青年、親子連れが大変多く見受けられます。まさに待たれていた公園というところではなかったでしょうか。地域の方々とのワークショップ形式での整備、市民参加の成果でもあったかと思っています。  さて、今回はその管理についての改善を求めまして質問をさせていただきます。  近隣市民の方から、年末年始の利用についての御要望をいただきました。年末年始の休みは、ふだんなかなか忙しくて子供とゆっくり遊ぶことのできないお父さんなど、この年末年始を利用して子供とゆっくり遊ぶ時間が持てるということで、子供と向き合える大変重要な時間になっているようです。思い切りボール等で遊びができる公園にボールやバドミントンを持っての親子連れが来られて、鍵が閉まっており、大変がっかりして帰る姿が多数見られて、この市民の方も残念だったということでした。管理を委託しているのならば、役所の休みに合わせて閉める必要はないのではないか。年末年始も夜間照明をつけているのならば、通常どおりに利用できるように改善をすべきではないかとの意見です。現在の管理状況、今後の改善についてのお考えをお聞きしたいと思います。 ◎今井教雄 環境経済部長  議長。 ○三浦芳一 議長  今井環境経済部長。 ◎今井教雄 環境経済部長  件名1、ボール公園の年末年始の管理についてお答えいたします。  新曽のボール公園の整備に当たりましては、平成19年度に実施いたしました市民ワークショップ及び地域の子供たちの提案によりまして、誰でも自由にボール遊びができるスペースをコンセプトに整備され、平成25年度の開園以来、多くの子供たちに親しまれてきたところでございます。公園の利用のルールづくりにつきましては、御指摘の年末年始の開園時間もこれも含めまして、ホームページ等により広く意見を募った上で、地元町会を初め、地域の皆様の御意見をいただきながら、調整を図りながら決めてきた経緯がございますので、管理方法を現在のところ変える予定はございません。  以上でございます。 ◆17番(花井伸子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  花井議員。 ◆17番(花井伸子議員) 今後この利用改善をする考えはないということでしたけれども、供用開始からもう既に数年がたっておりまして、当初設置をされるときに、近隣の方からの、要するに騒音といいますか、そういう声についての苦情などにも考慮をされてこういうルールをつくられたということを聞いております。この間の実際に供用開始になってからの間、どのような苦情が寄せられているのかということをお聞きしたいと思います。 ◎今井教雄 環境経済部長  議長。 ○三浦芳一 議長  今井部長。 ◎今井教雄 環境経済部長  議員の今お話しいただいた苦情ということなのですが、具体的に何件というのは、ちょっと今この場ではあれなのですが、例えば騒音、ボールをつく音、それは環境のほうで騒音測定しに行ったら、環境の基準値を超えるようなボールをつく音の騒音が出ていたとか、あと、夜そこで終わった後に隣の公園スペースに移って、カップラーメンを食べたり、お酒を飲んだりして、その瓶が散らかっているとか、さまざまな苦情やそういったものをいただいておりまして、開園当初は、苦情はひどかったと。平成28年度からなのですが、普通の公園では月に3回なんですけれども、この公園に関しては毎日清掃をするということで、ごみの苦情のほうは今、少なくなってきているのですけれども、そういった──あと、周りに路上駐車が多くて苦情もあると聞いております。そんな苦情のほうはそういったところがあるかと思います。  以上です。 ◆17番(花井伸子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  花井議員。 ◆17番(花井伸子議員) 公園の利用者と近隣との皆さんのトラブルにならないように管理を毎日されているということですけれども、これに関しては、委託をされての管理、ぜひこれはこれまでどおりやっていただくということと、このことと年末年始の利用については、またちょっと違うのかなと。年末年始の利用まで、これを広げていただけるかどうかということの検討につきましては、これは近隣の方から、大変、夜間、こうこうと電気をつけているのならば、有効に利用をしてもいいのではないかというような、反対に、賛成といいますか、意見をいただいておりますので、今後こうした利用について、要望を町会、近隣の方との話し合いの場に伝えていただきまして、どのように改善ができるのかということについて御検討いただきたいと思いますけれども、この点についていかがでしょうか。 ◎今井教雄 環境経済部長  議長。 ○三浦芳一 議長  今井部長。 ◎今井教雄 環境経済部長  先ほど申し上げた部分と重なる部分もございますが、地元の方ですとか、そういう意見、町会のほうからも、朝8時から8時半ということで強い要望書をいただいたりとか、この年末年始に関してもそういういろいろな話があったとは聞いているのですが、それがずっと恒久的なものかどうかというところは、今後そういう地域の──議員、地域の皆様からというか、近くの方からの声ということだったのですが、ルールづくりも地域の方の声でやはりつくっておりますので、そういった声が大きくなってきて、それが主流といいますか、そういったことが全体的に盛り上がってそういう御意見いただいてきたら、そちらのほうについては、また地域に諮って考える場合もあるのかなというふうには考えております。  以上です。 ◆17番(花井伸子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  花井議員。 ◆17番(花井伸子議員) やっぱり意見、要望は、意見、要望としてその都度検討していく必要があるというふうに思いますので、ぜひこの改善について、そういう場所がありましたら、その場所で、こういう意見が出ているのだけれども、現況と今後の改善についてどういうふうにお考えか、御近隣の皆さんの改めて意見を聞いていただきたいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎今井教雄 環境経済部長  議長。 ○三浦芳一 議長  今井部長。 ◎今井教雄 環境経済部長  いろいろな意見が、この公園に限らずいろいろいただいておりますので、適宜そちらのほうには、検討する必要があるものに対してはさせていただいておりますし、今後もそういうふうにさせてはいただくのですが、これに関しましては、今、現時点で地元とのそういうお話のルールづくりというものを明確に定めた上で、特殊な公園でございましたので、御期待も確かに大きかったというお話、議員のおっしゃるとおりだと思います。そういった公園ですので、ルールづくりのほうもほかの公園とは違った形で固めてやらせていただいているという部分もありますので、こちらのほうにつきましては、そういった機運が上がってきて、そういった年末年始に関してもという話が主流になってまいりましたら、またこちらのほうは検討させていただきたいと、そういうふうに考えております。  以上です。 ◆17番(花井伸子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  花井議員。 ◆17番(花井伸子議員) ぜひ町会にも意見を伝えていただきまして、御検討をいただきたいというふうに要望させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。
     それでは、2件目の横断歩道の設置についてお聞きをいたします。  昨年の3月議会で、新曽第一区画整理地区の2号公園の南側の道路への横断歩道の設置の質問をさせていただきました。その後の設置の見通しと、設置までの対策はどのように検討、実施をされてこられているのかお聞きをしたいと思います。 ◎駒崎稔 市民生活部長  議長。 ○三浦芳一 議長  駒崎市民生活部長。 ◎駒崎稔 市民生活部長  2の2号公園南側道路への横断歩道の設置の見通しと、設置までの対策についてお答えいたします。  今回御質問の横断歩道の設置につきましては、先ほど議員からもお話がありましたが、平成29年3月定例会における一般質問においてお答えしておりますように、既に蕨警察署へ設置の要望書を提出しておりまして、現在は公安委員会からの審査結果を待っている状況です。市においても適宜照会をしておりますが、結果につきましては、まだ連絡が来ておりませんので、いましばらくお待ちください。  なお、対策としましては、現地を確認の上、ドライバーには安全走行を促すよう、従道路には一時停止を促す立て看板を設置、優先道路には歩行者や自転車に対する注意喚起を促す立て看板を新たに設置したところでございます。  以上でございます。 ◆17番(花井伸子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  花井議員。 ◆17番(花井伸子議員) 警察署には要望書を提出していただきまして、公安委員会からの審査待ちということでしたけれども、公安委員会のほうは交通量等調査をしていただいて、設置の方向で検討がされているというふうに考えてよろしいでしょうか。 ◎駒崎稔 市民生活部長  議長。 ○三浦芳一 議長  駒崎部長。 ◎駒崎稔 市民生活部長  今のところ、だめという御連絡はないので、進んでいるというふうに解釈は、こちらはしております。 ◆17番(花井伸子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  花井議員。 ◆17番(花井伸子議員) 設置の方向で進んでいるけれども、見通しはまだわからないということで、定期的にこちらのほうから、ぜひ状況をお聞きしていただきたいと思うのですけれども、この点について、今どのようにされているかお伺いいたします。 ◎駒崎稔 市民生活部長  議長。 ○三浦芳一 議長  駒崎部長。 ◎駒崎稔 市民生活部長  蕨警察署には、適宜進捗状況を照会しておりまして、その中で今のところ要望書が既に蕨警察署から県警本部に送られているということを聞いております。現在、多分今もお話ししたとおりなのですけれども、協議中ということですので、もう少し結果が出るまではお待ちいただきたいと考えております。 ◆17番(花井伸子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  花井議員。 ◆17番(花井伸子議員) 市のほうからも適宜聞いていただいているということで、再度質問させていただきましたのは、先ほど部長の答弁にありましたけれども、2つの看板を市が設置をしていただいたのですけれども、なかなかこの看板が目につきづらいといいますか、公園自体に看板が設置できるようなポール等、いろいろなものが、囲いがないものですから、蕨のほうから戸田に来るほうの道路のほうに向いて立っているんですね。戸田から蕨のほうに行く道路のほうへの注意喚起というのは全くないわけなんです。一番見通しが悪いのが、戸田のほうから公園をカーブして蕨のほうに行くところの途中が非常に危ないということの意見があるわけなんです。こういったところには、なかなか看板の設置が難しいというふうに聞いておりますけれども、前回の質問のときに、看板も含めまして道路標示も検討するということだったのですけれども、この道路標示についてはどのように御検討されたのかお聞きをしたいと思います。 ◎駒崎稔 市民生活部長  議長。 ○三浦芳一 議長  駒崎部長。 ◎駒崎稔 市民生活部長  今の立て看板のやり方については、ちょっと方向が逆のほうから見えないというか、ないということですので、その辺は検討させていただきます。  それから、道路標示ということですけれども、なかなか横断歩道のない状況でございますので、もし横断歩道が設置されたということになれば、それは警察のほうで路面標示、それから標識などの附帯設備も整えることになりますので、現時点では、市としてはその対応はしておりません。 ◆17番(花井伸子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  花井議員。 ◆17番(花井伸子議員) 道路、要するに路面標示というのは、横断歩道の設置とともに標示をされるということなのですか。 ◎駒崎稔 市民生活部長  議長。 ○三浦芳一 議長  駒崎部長。 ◎駒崎稔 市民生活部長  そのとおりでございます。 ◆17番(花井伸子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  花井議員。 ◆17番(花井伸子議員) そうしましたら、依然として大変トラブルが続いている場所です。近隣の方が、いつ大きな事故が起きても不思議ではないというふうに、何とか早く横断歩道を設置してもらいたいという要望が引き続き出ておりますので、ぜひ横断歩道の、まずは設置を急いでいただけるように、再度、警察のほうにも、公安委員会のほうにも要望していただくということと、部長おっしゃいましたように、車だけが注意喚起しても、それは片方だけということになりますので、ぜひ学校等、それから町会等も通しまして、歩行者、あるいは反対に、東西に抜ける道路を通行される車等に関しても、十分に注意をするようにということについて促していただきたいというふうに思います。これは要望にさせていただきますので、よろしくお願いします。終わります。(拍手) ○三浦芳一 議長  15番、斎藤直子議員。(拍手) ◆15番(斎藤直子議員) それでは、戸田市の教育、戸田市の教育改革について一般質問させていただきます。  昨年、2年ぶりに卒業式や入学式に参列させていただいたときに、教育委員会の言葉が、あ、変わったという印象を受けました。人工知能、AIがさまざまな職業に代替していく時代だとか、グローバル化や情報化が進む変化の激しい社会で生き抜く力が必要など、これからの社会を意識し、警鐘を鳴らしながら、何か意気込みみたいなものを感じました。その後、1年間、文教・建設常任委員会に所属する中で、平成27年4月より新教育委員会制度が移行されたこと、しかも、教育委員会制度改正を受け、経過措置を設けず、法律の施行日に合わせてのスピーディーな対応だったこと。そして、戸ヶ崎教育長の任命、総合教育会議の設置、教育振興に関する大綱の策定などを行い、教育行政における市長の責任が明確化されたことを恥ずかしながら知りました。その新たな教育委員会制度へ移行して間もなく3年となります。まずは、教育改革を行う上でのかなめとも言えます教育委員会がどのように変化しているのか、その状況をお伺いいたします。 ◎鈴木研二 教育部長  議長。 ○三浦芳一 議長  鈴木教育部長。 ◎鈴木研二 教育部長  戸田市の教育改革について、新教育委員会制度移行後の状況についてお答えいたします。  教育委員会制度の抜本的な改革を行う地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律が平成27年4月1日に施行され、約3年が経過いたしました。この改正は、地方教育行政における責任体制の明確化、迅速な危機管理体制の構築、地方公共団体の長と教育委員会との連携の強化等を目指すものでございます。この新教育委員会制度では、教育長が教育行政に大きな権限と責任を有することを踏まえ、住民に対して開かれた教育行政を推進する観点から、会議の透明化を図ることが求められております。そのため、教育委員会における審議等を活性化し、民意を反映した教育行政の推進を図る必要がございます。本市では、制度改正後に教育委員が学び続け、主体性を発揮できるよう、特に次の3点について心がけております。  1点目は、教育委員会会議において、議事の審議等だけでなく、教育委員みずからの提案による議題の設定を会議ごとに行う。2点目は、学校訪問の際に教育委員が必ず同行する。3点目は、最新の教育情報を提供する教育委員研修を行うことでございます。その結果、教育委員会会議における教育委員の発言や学校訪問、各種研修会への参加回数は格段にふえました。また、教育委員会事務局も教育委員の考えを積極的に聞き、それを実現しようという前向きな姿勢になりました。学び続ける教育委員の姿に教育委員会事務局も大いに触発され、学び続ける教育委員会ができつつあります。さらに教育関連の多様な意見や要望について、教育委員にはこれまで以上に教育委員会会議や学校現場において、積極的に進言していただいております。そのような姿が注目され、文部科学省発行の新教育委員会制度の効果的な活用に向けての提言集に本市の取り組みを掲載いただき、日本全国の教育委員会に配布されました。そのほか、できるだけ多くの方に教育委員会会議を傍聴していただきたいという思いから、傍聴者数の定員をふやしたところ、実際に傍聴者もふえております。これまで多くの議員の皆様にも傍聴していただいております。また、教育委員会フェイスブックの開設など、開かれた教育委員会となるよう努めております。そのためか、本市の教育の取り組みについて、テレビや新聞等の取材依頼も相次いでおります。ぜひ議員の皆様には、引き続き教育委員会会議を傍聴していただいたり、各種研究発表会を参観いただき、戸田市の教育改革を実際にごらんになっていただければ幸いでございます。  以上でございます。 ◆15番(斎藤直子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  斎藤議員。 ◆15番(斎藤直子議員) 学び続ける教育委員会ですね。私も何度か教育委員会のほうを傍聴させていただきましたが、教育委員会の方々の発言も多く、また、次回の会議に向けての提言を全委員から議案提案をしているということ。それから、会議の時間を一緒に聞いていてすごく短く感じましたし、次回も傍聴したいなというふうにすごく関心を持ちました。また、会議録と資料も委員の確認後、すぐに公開されるようになっていて、ホームページでチェックできるのには驚きました。正直言って、教育委員会というのは、私の中ではちょっとオープンなようで一部ちょっと閉ざされたイメージがあったものですから、ある意味、感動したというのが事実なところです。また、フェイスブックも頻繁に更新されていて、戸田市の教育が日々動いていること。また、取り上げた内容の当事者たちにエールを送っているようにも感じています。答弁の中で取材が相次いでいるということなのですが、視察も多いのではないかと察します。他市町がどんな興味を抱き、どんな問題を抱えているか知る機会になるとも思います。つながりもできると思います。視察の依頼の状況についてはいかがでしょうか。 ◎鈴木研二 教育部長  議長。 ○三浦芳一 議長  鈴木部長。 ◎鈴木研二 教育部長  産官学民との連携による本市の教育改革の取り組みをフェイスブック等で積極的に情報発信をしております。また、開かれた教育委員会に向けての実践がさまざまなメディアで取り上げられるようになったことから、今年度、既に全国各地の議会や教育委員会など、26団体の視察を受け入れました。その中でも、世界の文部科学大臣の職とも言われるOECDの教育・スキル局長の市内学校への訪問や、文部科学省の局長の訪問があり、大変光栄な機会を得ました。  視察内容といたしましては、エビデンスに基づく学力向上の取り組みやICT教育、本市が力を入れている産官学民との連携についての視察が多くなっております。ほかには、県外中核市の教育長、教育委員が実際に本市の教育委員会会議を傍聴されたこともありました。  また、視察の受け入れだけでなく、全国各地に招かれて、教育長みずからが本市の教育改革について発表を行っております。一例を挙げますと、文部科学省を初め、国の教職員支援機構や全国市町村教育委員会研究協議会などでございます。これらを通してさまざまな自治体とネットワークを構築し、さらなる教育改革を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆15番(斎藤直子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  斎藤議員。 ◆15番(斎藤直子議員) 想像以上の反響だったのではないかと察します。対応も大変なのではないかと思いますが、特にOECDの教育・スキル局長ですか、私もその訪問は、こちらまでちょっと誇らしくなったような気がいたしました。局長は、埼玉県独自の県学力・学習状況調査が世界にとっても貴重なデータだと注目され、県庁にも訪問されていたということが県のホームページに掲載されていました。戸田っ子たちの成果も分析され、生かされていくのだと想像いたします。  先ほどの答弁で産官学民との連携について視察が多くなっているということでしたけれども、注目されている産官学民の連携による教育改革について教えていただけますでしょうか。  また、体力の向上についてもありましたらお願いいたします。 ◎鈴木研二 教育部長  議長。 ○三浦芳一 議長  鈴木部長。 ◎鈴木研二 教育部長  産官学民の連携による教育改革についてお答えいたします。  まず、本市が県内トップレベルの成績まで上り詰めた埼玉県学力・学習状況調査において、県教育委員会や大学との連携により、調査結果を経済学や統計学の観点から専門的に分析し、個々の教員のどのような指導方法が学力向上に効果的なのかを明らかにしていく調査研究を継続しているところでございます。  次に、次期学習指導要領で導入されるプログラミング教育については、教員研修はもちろん、多くの学校でさまざまな民間企業やNPO法人などと共同研究を行っております。小学校低学年でも体感的に学べるロボットの活用から、高学年や中学校における本格的なコード入力によるプログラミングまで、最先端の知のリソースを最大限活用し、トライ・アンド・アプローチによる効果的な教材選定とカリキュラム作成を進めております。2月8日には、芦原小学校において、総務省プログラミング教育実証事業授業研究会が開催されました。市内外から多くの教員の参加があり、プログラミング教育の授業公開や、有識者によるパネルディスカッションが行われました。議員の皆様にも多数お越しいただきましてありがとうございました。本市における取り組みについては、その一端を発表することができ、全国的にも先導的な役割を果たしているものと認識しております。  また、体力向上につきましては、特にここしばらく、埼玉県の課題でもある投力において、本市では、各校で重点的、継続的に取り組んでまいりました。その結果、全国や県の平均を上回り、確実に向上してきております。体力向上の取り組みの一例を挙げますと、各学校でのプロ野球選手による投力向上教室やプロサッカーコーチによるサッカー教室、元オリンピック代表選手によるマット、跳び箱教室のほか、大学との連携でスポーツ体験等を行い、運動好きの子供たちの育成に努めているところでございます。  さらには、本市が特に力を入れている英語教育の推進や理数教育の充実、ICTの積極的な活用等においても、数多くの大学や研究機関、民間企業などと連携を図っているところでございます。  特に今年度は、総括質問でもございましたが、小中一貫したPEERカリキュラムの開発に取り組んでおり、子供たちに身につけさせたい資質、能力をプログラミング教育、英語教育、経済教育、リーディングスキルの4つの教育活動を柱に進めてまいります。  心の教育についても、多くの教育相談関係職員等を配置するとともに、産官学民の知のリソースを活用したさまざまな取り組みを行い、各学校が近年になく落ちついてきております。  今後も、埼玉県のみならず、国をもリードする攻めの教育行政を展開し、学校に行くなら戸田、教育をするなら戸田と言われるような、名実ともに教育のまち戸田を実現すべく、教育の一層の充実を図ってまいります。  以上でございます。 ◆15番(斎藤直子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  斎藤議員。 ◆15番(斎藤直子議員) ちょうど今、冬季オリンピックで日本もメダルラッシュということで、メダルをとった選手の皆さんは、それぞれたくさんの方に御協力いただきました、たくさんの人たちの力を集結して今の自分があるということを皆さん共通しておっしゃっているのがとても印象に残っているオリンピックです。  実際に今回も答弁の中にもありましたように、学校でも調査研究、経済学ですとか、そういう統計学の観点から専門的に分析して、そして、個々の教師に生かしていく、また、子供たちに生かしていく、そういう取り組みがやはり必要になってきているということを、オリンピックを通しても同じなのではないかと感じています。  2020年の本格実施に向け、プログラミング教育を初め、戸田市独自の9年間の小中一貫カリキュラムの作成というのは、戸田の子供たちだけでなく、まさに日本の教育力をアップさせるツールになるのではないかと期待しております。ぜひ頑張っていただきますようにお願いいたします。  先日、1月31日に戸田東中学校の英語教育の公開授業に参加させていただきました。授業は当たり前のように全て英語で行われていました。誰ひとり戸惑うこともなく、グループディスカッションで照れることもなく、間違えることも恐れず、片言でも一生懸命考えて伝えよう、楽しそうに話していたのが印象に残りました。発音練習にうまくロボットを使用するなど、授業がてきぱき行われ、あっという間の授業で、私にとっても楽しい授業でした。まさに平成15年より、小学校1年生から始めた英語教育の成果の一つだと思いますが、改めて15年間経過しての戸田市の特色である英語教育の成果についてお伺いいたします。 ◎鈴木研二 教育部長  議長。 ○三浦芳一 議長  鈴木部長。 ◎鈴木研二 教育部長  本市では、神保市長のリーダーシップにより、平成15年度から国の特区認定を受け、小学校1年生からの英語教育に取り組んでおり、全小中学校にALTが常駐していることから、日常的な異文化コミュニケーションの機会に恵まれております。また、同じく平成15年度から英語教育研究推進委員会を設置し、大学教授や市内の校長、教員などが中心となって、ボトムアップで戸田市独自の小中一貫の英語カリキュラムや授業案などを研究し、市内全校で活用しております。そのためほとんどの小中学校において、日常的にオールイングリッシュの授業が行われ、議員さんにも御参加いただきました、先日開催の戸田市プレゼンテーション大会において、どの中学校でも英語によるプレゼンが行われました。これに加え、平成27年度からは、青山学院大学との連携により、教員の英語指導力向上を計画的に進めております。大学の専門施設を利用した教員研修も行っております。また、関東では本市だけとなるNPO法人「Teach For Japan」との連携により、極めて英語のスキルの高い英語教員を配置しております。さらに、継続して文部科学省の研究委嘱を受け、今年度は小中学校1校ずつで人工知能搭載ロボットを活用した先進的な授業研究を行い、国や他自治体から大変注目を集めております。  こうした小中9年間の一貫した英語教育の総まとめとして、昨年度から中学3年生の英検3級受検費用を全額助成し、中学校における英検3級以上の資格取得を進めております。学校の授業だけではなく、受検前にALTによる2次面接対策を実施したり、民間の塾から英検対策専門の講師を招き、対策講座を実施してまいりました。今年度の市内全中学3年生の英検3級以上の取得率は55.9%となり、全国の英検3級平均取得率18.1%をはるかに上回る結果となっております。さらなる向上を目指し、このたびの当初予算にも計上しております英検Jr.GOLDは、まさに、この英検3級取得に向けたスモールステップとして、市内全小学6年生を対象として実施する予定でございます。今後も特色ある英語活動を推進し、国際社会で活躍できる児童生徒を育成してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆15番(斎藤直子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  斎藤議員。 ◆15番(斎藤直子議員) 55.9%ということです。英検によって成果が数字にあらわれると、やはり指導者にとっても意欲につながると思います。また、受検前にフォローアップをしてもらえる指導者がいるというのは恵まれていて、継続してほしいと願っています。現在は、市費も使って英語の専門知識を持つ指導者がいますが、2020年よりは、全国一斉に小学校3年生からの英語活動がスタートするとなりますと、結構指導者不足も心配になるのではないかと思いますが、その辺はどのようにお考えなのでしょうか。 ◎鈴木研二 教育部長  議長。 ○三浦芳一 議長  鈴木部長。 ◎鈴木研二 教育部長  英語指導の専門知識を持つ指導者につきましては、中学校の英語の免許を有する小学校の教員が考えられますが、そのような教員は、全国的に見ても約5%しかおらず、埼玉県も同様の状況にあります。また、先ほど申し上げました、本市独自の「Teach For Japan」との連携もございます。なお、教員の任用については、県教育委員会の所管になります。  一方で、埼玉県の教員の人事異動方針においては、多様な経験を積ませ、資質の向上を図るため、採用後5年以内に戸田市外へ異動することが原則となります。その後は、異動した先の市の中で異動が行われることが多い状況でございます。近年は、先進的な教育を行っている戸田市で教えたいと、戸田市への異動を希望する意欲ある教員が年々ふえつつあります。そのため、既に本市で勤務している教員はもとより、今後長く本市で活躍できる他市から異動してきた教員の指導力の育成にも、産官学民と連携した研修等を通してしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆15番(斎藤直子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  斎藤議員。 ◆15番(斎藤直子議員) 戸田市で学ばれた教員も県の中に散らばっていって、また影響、効果をお互いにあらわすということでもあると思いますし、戸田市のことばっかり考えてはいけないと思いますが、少し安心いたしました。意欲ある教員の指導力の育成にこれからも産官学民と連携した研修を行うということでしたので、よろしくお願いいたします。  ことしの1月20日に部長からも答弁ありました、文化会館のホールで開催された小中学校児童生徒プレゼンテーション大会、これも私、参加したときに、産官学民と連携した取り組みの研修の場だなというふうに思いました。市内の18の学校の代表が授業で行った学習の成果や学校生活の課題について考えた内容を発表する大会で、まさにプレゼンテーションは子供たちに必要な21世紀型スキルだと感じました。今までも発表は行ってきたとは思いますが、いかに相手にわかりやすく伝え、納得してもらえるか、そして、行動を起こしてもらえるかということが重要になってきます。指導する先生方の技術的スキルも影響すると感じました。プレゼンテーションというのは、大変難しいものだというふうに思ったわけなんですが、先生の立場としても、教えるというよりはファシリテーターの役割なのだというふうに実感いたしました。ほかの学校の発表を見る機会があると、比較ができ、気づきの場となります。プレッシャーも大きいかもしれませんが、互いに切磋琢磨して、次に向けてスキルアップしていく大会になるというふうに思いました。  この大会は誰でも入場できたようですが、残念ながら客席はかなりあいていて、子供たちの堂々と頑張っている姿を見ていただけずちょっと残念でした。また、インテル株式会社の竹元教育事業開発推進担当部長によるプレゼンのデモンストレーションもあり、もったいないというふうに思いました。次回は、ぜひ市民大学の単位とか扱ったり、コミュニティ・スクールの研修とか、そういうのにも当てたりして連携するといいのではというふうに感じました。これは要望とさせていただきます。  いよいよこの4月よりコミュニティ・スクールが導入されます。昨年、林議員より一般質問があり、今議会の条例案にも反映されるところです。導入に向けての進捗状況についてお伺いいたします。 ◎鈴木研二 教育部長  議長。 ○三浦芳一 議長  鈴木部長。 ◎鈴木研二 教育部長  平成30年4月の全校コミュニティ・スクール導入に向けての進捗状況についてお答えいたします。答弁につきましては、コミュニティ・スクールは、以下CSと呼ばせていただきます。  CSは、学校運営協議会が設置されて、その委員が一定の権限と責任を持って学校運営に参画する仕組みを持った学校のことでございます。本市では、平成30年4月のCS導入に向けて2年前から構想を練り、学校管理職などに向けた研修会を開催し、理解を深めるなど準備を進めてまいりました。その一例として、本年度の取り組みについて3点御説明申し上げます。
     1点目として、庁内に係る取り組みでございます。庁内の関係各課の課長を委員とする推進委員会を立ち上げ、運営方針、関係各課との連携体制について協議を行いました。また、学校運営協議会規則を先日の定例教育委員会で議決し、委員の報酬に関する条例につきましては、今議会において審議をお願いするなど、4月1日施行に向けて必要な準備を進めているところでございます。  2点目として、各小中学校に係る取り組みでございます。これまでに管理職や地域連携の窓口となる教員を対象とする研修会を開催してまいりました。また、各学校では、夏季休業中や学校公開日等に教職員、PTA、地域の方々などを交えた研修会を開催し、CS導入に向けて、制度や内容の理解を深めております。  3点目として、学校運営協議会準備委員に係る取り組みでございます。各学校において、先行事例を参考にCS準備委員を選出し、昨年9月には、全ての学校の準備委員約150名を対象とした研修会を開催いたしました。研修会には文部科学省から講師を招聘し、制度の周知や実際の運営方法の演習などを行いました。今後3月末までに学校ごとにプレ学校運営協議会を開き、来年度の実施計画や熟議の演習などを行う予定となっております。これまで教育広報とだにおきまして、戸田市におけるCS導入について掲載したり、フェイスブックを活用し、CS研修会の様子を紹介したりするなど、市民への広報活動も行ってまいりました。今後は、さらに保護者や地域の皆様にCSの取り組みを理解していただけるよう広報活動を充実し、CS導入の目的である、学校と保護者と地域の皆さんがともに知恵を出し合い、一緒に協働しながら、子供たちの豊かな成長を支えていく地域とともにある学校づくりを進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆15番(斎藤直子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  斎藤議員。 ◆15番(斎藤直子議員) 研修などが行われて着実に進められているようなのですが、お子さんがいない私のような方たちでも、参加しやすい環境を整えてもらえるとありがたいなというふうに思っているのですが、コミュニティ・スクール導入の目的が共有されているということがやはり一番重要だというふうに考えています。今回、私自身も改めて学校現場を知ったことで、大綱を実行していくために自分に一体何ができるのだろうかということを自問自答したといいますか、思いに駆られました。これからかかわる全ての人に共有してほしいこと、期待されることは何でしょうか。 ◎鈴木研二 教育部長  議長。 ○三浦芳一 議長  鈴木部長。 ◎鈴木研二 教育部長  このコミュニティ・スクール制度は、学校と保護者、地域とが、そこで育っていく地域の子供たちに対して、どんな大人に育ってほしいかという思いを共有しながら、そのために自分は何ができるのかを考える機会をつくることができる仕組みであります。CSを通して地域の子供たちにとっては、学びや体験活動が充実するとともに、地域の方とかかわることで自己肯定感や他人を思いやる心が育つと考えております。また、教職員にとっては、地域の方の協力により、子供と向き合う時間の確保にもつながります。さらに保護者にとっては、保護者同士や地域との人間関係を築くことができ、安心して子育てができるようになることが期待されます。地域の方にとっては、これまでの経験を生かす場がふえることで、生きがいや自己有用感を持つことができるようになると考えております。  このように、戸田市のコミュニティ・スクールは、次期学習指導要領の柱である社会に開かれた教育課程の理念のもと、学校と保護者や地域の方がともに知恵を出し合い、協働しながら、子供たちの豊かな成長を支えるとともに、そこに参加する全ての人にとって有意義な制度になることを目指しております。  以上でございます。 ◆15番(斎藤直子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  斎藤議員。 ◆15番(斎藤直子議員) ある意味、子供たちのためにという思いで集まり、知恵を出し合う中で居場所ができ、結果、自分たちのためでもあるということになると思います。コミュニティ・スクールは、まさに地域で解決に向け、ともに生涯学び合う生涯学習の場、地域力と言えるのかもしれません。  お手元にお配りした参考資料をごらんいただければと思います。1月に戸田第二小学校で行われた公開授業研究会で授業を見学した後、市内外の学校の先生だけでなく、当日参加された方、誰もが参加できるセッションの模様です。ちょうど真ん中にある白いテーブルが「えんたくん」です。御存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、この「えんたくん」には足がありません。参加者みんなの膝に置いて支えます。機能はホワイトボードですので、自分の意見をすぐに書けるようになっています。そして、それぞれ意見を出し合い、まとめ、「えんたくん」を持ち上げ、発表となり、生かしていくことになります。私はこのイメージがコミュニティ・スクールだなとダブりました。また、積極的に参加され、その日の授業について、感想というより気づいたこと、問題点、改良策などが出ていまして、短時間ではありましたが、次の授業に生かされる内容の発表となっていました。市内外の方たちもすぐに、先生だけじゃなく、この中には企業の方もいらっしゃいました。これだけの方がさっと授業を見た後、集まって、そして、戸田の教育のために意見を出し合っている姿、かなり感動いたしました。先ほどからの教育部長のきょうの答弁の中にも、戸田の教育のために知恵を出し合っているたくさんの産官学民の方々の姿が想像できます。そう考えるとすごい元気が出てきます。  日ごろより市長は、まちづくりは人づくりというふうに話され、特に教育に力を注いでこられました。その思い、覚悟がたくさんの人財、宝ですね、そんな人財が吸い寄せられるように集まってきたのではないかというふうに思っています。就任以来、20年間、教育委員会との良好な連帯関係を保ちながら、教育行政の推進に積極的にかかわってこられました。教育センターがオープンし、ゆとり教育がスタートしたというところで、週休2日制ですとか、2学期制導入ですとか、芦原小学校の開校などなど、さまざまな問題に前向きに取り組んでいらっしゃった姿が目に浮かびます。20年間を振り返る中で、これからの戸田の教育の思い、最後にお聞かせください。 ◎神保国男 市長  議長。 ○三浦芳一 議長  神保市長。 ◎神保国男 市長  私はこの20年間、子育てや教育に特に力を入れてまいりました。私のその思いは戸田市の教育振興に関する大綱に定めております。これまでICT機器やエアコンの設置を初めとした教育環境の整備や、全国に先駆けた英語教育の推進など、戸田っ子が安心して快適な環境で学習できるよう取り組んでまいりました。最近では、AI等の技術革新が進展する未来社会において、戸田っ子が自立的に生き、活躍できるよう、AIでは代替できない能力の育成とAIを活用できる能力の育成に向けて産官学民と連携し、最先端の質の高い教育が提供されるよう尽力してまいりました。また、市長就任以来、継続して戸田市ではいじめを絶対に許さないというメッセージのもと、戸田っ子が楽しく安心して生活できるよう取り組んでまいりました。これらの取り組みにより、各学校は大変落ちついており、戸田っ子の学力がここ数年顕著な伸びを示し、小中学校ともに県内トップクラスとなりました。現在、本市が進めている教育改革に自信と誇りを持って、さらに充実させていただきたいと考えております。今後も家庭、学校、地域、行政が一体となって全国の自治体をリードする、名実ともに教育のまちとなることを期待してやみません。 ◆15番(斎藤直子議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  斎藤議員。 ◆15番(斎藤直子議員) 自信を持って進めてもらいたい、全ては子供たちのためにという合い言葉をチーム戸田の一員として、私もこれからも学んでまいりたいと思います。20年間ありがとうございました。  以上で私の一般質問を終了とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○三浦芳一 議長  以上をもって一般質問は全部終了いたしました。 △市長提出議案第39号 戸田市消防手数料条例の一部を改正する条例 上程、説明、質疑、委員会付託三浦芳一 議長  これより議案第39号戸田市消防手数料条例の一部を改正する条例を上程し、直ちに議題といたします。  提出者の総括説明を求めます。  神保市長。 ◎神保国男 市長  それでは、追加議案として提案いたしました案件につきまして御説明申し上げます。  議案第39号について申し上げます。本案は、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正に伴い、戸田市消防手数料条例について、所要の改正を行うものです。  以上、今回提案いたしました議案につきまして、御説明申し上げましたが、詳細につきましては担当から説明をいたしますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○三浦芳一 議長  詳細説明を求めます。 ◎森谷精太朗 消防長  議長。 ○三浦芳一 議長  森谷消防長。 ◎森谷精太朗 消防長  議案第39号戸田市消防手数料条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。  議案書№8の1ページでございます。本案は、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正に伴い、高圧ガス保安法及び液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律関係手数料の金額を改正するものでございます。  それでは、お手元の議案第39号参考資料、戸田市消防手数料条例新旧対照表により、改正内容を御説明申し上げます。改正部分につきましては、アンダーラインで示しております。  初めに、1ページをごらんください。別表第3、高圧ガス保安法関係手数料8の部中、高圧ガス容器検査関係手数料のうち、(2)のエ、内容積1リットル以上5リットル未満の容器に係る手数料の金額を、1個につき180円から160円に減額するものでございます。  次に、2ページ下段をごらんください。同表、同部中、(3)のア、内容積30リットル以上の容器に係る手数料の金額を、1個につき220円から210円に減額するものでございます。  続いて、3ページに移りますが、10リットルまたは10リットルに満たない端数を増すごとに加える金額を、4円から3円に減額するものでございます。また、下段、イ、内容積5リットル以上30リットル未満の容器に係る手数料の金額を、1個につき220円から210円に減額するものでございます。これらのガス容器の例といたしましては、在宅酸素療法用FRPボンベ、消防用空気呼吸器ボンベ、液化天然ガス及び圧縮水素自動車燃料装置用ボンベなどがございます。  続きまして、同表、同部中、(4)のキ、内容積1リットル未満の容器に係る手数料の金額を、1個につき90円から80円に減額するものでございます。この容器の例といたしましては、簡易こんろのカートリッジボンベや殺虫剤のエアゾール缶、クーラー用のフルオロカーボン(フロン)などの小さな容器でございます。  次に、別表第4の液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律関係手数料中、4ページの2の部中、充填設備変更許可申請手数料の金額を、1万9,000円から1万7,000円に減額するものでございます。この設備の例といたしましては、LPガスを直接供給設備に充填することができる機能のついたタンクローリーなどがございます。  1ページの附則に戻りまして、この条例は平成30年4月1日から施行するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。 ○三浦芳一 議長  以上で説明は終了いたしました。  これより、本案に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。 ◆13番(馬場栄一郎議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  馬場議員。 ◆13番(馬場栄一郎議員) では、質疑をさせていただきます。  まず、今回この手数料が減額になっておりますが、そもそも減額になった理由をお伺いしたいと思います。  次に、今回この検査を申請するというのは、戸田市内にどの程度あるのか。  それと、この改正によりまして手数料の減少が見込まれると思いますが、どの程度減少するのかお伺いしたいと思います。 ◎森谷精太朗 消防長  議長。 ○三浦芳一 議長  森谷消防長。 ◎森谷精太朗 消防長  まず初めに、この手数料の関係ですけれども、地方自治法第228条第1項において、手数料について全国的に統一して定めることが特に必要と認められるものとして、政令で定める事務についての手数料を徴収する場合において、政令で定める金額の手数料を徴収することを標準として条例を定めなければならないと規定されておりますことから、本市のこの手数料条例のこの改正部分につきましては、この政令の金額と同額としておるところでございます。また、この政令手数料に定める手数料の標準額については、経済情勢等に鑑み、適切な金額となるように3年ごとに見直しを行っております。今回の政令の改正内容につきましては、人件費単価、または、物価標準の変動に伴って、現行の手数料の標準額との乖離が大きくなっている事務、また、事務の内容の変化に伴って、現行の手数料の標準額の見直しが必要となる事務に係る手数料の標準額について改正が行われたものでございます。  減額となっている理由につきましては、現行の手数料の標準額の積算時点と今回の見直し時点での人件費単価及び物件費単価との差から減額となっているものでございます。  あと、最後の市の歳入ですか、その金額についてはちょっと資料がございませんので、今お答えできません。申しわけございません。 ◆13番(馬場栄一郎議員) 議長。 ○三浦芳一 議長  馬場議員。 ◆13番(馬場栄一郎議員) もう1点、市内の検査のこの申請数はどの程度あるのかというのも質問させていただきましたが。 ◎森谷精太朗 消防長  議長。 ○三浦芳一 議長  森谷消防長。 ◎森谷精太朗 消防長  高圧ガス保安法、それから、液化石油ガスの関係ですけれども、まず、高圧ガス保安法についての事務につきましては、実績、今のところございません。それから、液化石油ガスに関するものについては、これまでに4件の実績がございます。  以上でございます。 ○三浦芳一 議長  ほかに質疑はありませんか。  (「なし」という人あり) ○三浦芳一 議長  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  これより委員会付託を行います。  議案第39号については、総務常任委員会に付託をいたします。 △散会の宣告 ○三浦芳一 議長  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれをもって散会いたします。  散 会 11時40分...