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平成28年12月定例会(第5回)-12月15日-07号

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    平成28年12月定例会(第5回)-12月15日-07号


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    平成28年12月定例会(第5回)-12月15日-07号平成28年12月定例会(第5回)  12月定例会 第24日(12月15日) 平成28年12月15日(木曜日) 第24日議事日程 1.開 議 1.市長提出議案等に関する各委員長報告並びに質疑 1.市長提出議案第109号~同第115号 一括討論、一括採決 1.市長提出議案第116号 平成28年度戸田市一般会計補正予算(第6号) 討論、採決 1.市長提出議案第117号~同第125号 一括討論、一括採決 1.請願第2号 若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める請願 討論、採決 1.請願第6号 「平和安全法制」を廃止することを求める意見書を国に提出を求める請願 討論、採決 1.各特別委員長報告の承認について 1.市長提出議案第126号 平成28年度戸田市一般会計補正予算(第7号) 上程、説明、質疑、委員会付託、委員長報告、討論、採決 1.市長提出議案第127号 人権擁護委員候補者の推薦について 上程、説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決 1.議員提出議案第7号 地域防災力の向上と災害に強い防災拠点の整備を求める意見書、議員提出議案第8号 ホームドアの設置と「内方線付き点状ブロック」の整備促進を求める意見書、議員提出議案第9号 安心な社会保障と強い地域経済を構築するための地方財政措置を求める意見書 一括上程、説明、一括質疑、委員会付託省略、一括討論、一括採決 1.委員会提出議案第2号 戸田市議会委員会条例の一部を改正する条例 上程、説明、質疑、討論、採決 1.閉会中継続審査事項の委員会付託 1.退職議員挨拶
    1.市長挨拶 1.議長挨拶 1.閉 会 〇出席議員(23人) 1番 中 山 祐 介 議員   2番 金 野 桃 子 議員   3番 三 輪 なお子 議員 4番 峯 岸 義 雄 議員   5番 馬 場 栄一郎 議員   6番 細 田 昌 孝 議員 7番 本 田   哲 議員   9番 真 木 大 輔 議員   10番 竹 内 正 明 議員 11番 石 川 清 明 議員   12番 遠 藤 英 樹 議員   14番 伊 東 秀 浩 議員 15番 榎 本 守 明 議員   16番 高 橋 秀 樹 議員   17番 花 井 伸 子 議員 18番 望 月 久 晴 議員   19番 酒 井 郁 郎 議員   20番 手 塚 静 枝 議員 21番 三 浦 芳 一 議員   22番 山 崎 雅 俊 議員   23番 秋 元 良 夫 議員 24番 熊 木 照 明 議員   26番 石 井 民 雄 議員 〇欠席議員(1人) 25番 栗 原 隆 司 議員 〇説明者 神 保 国 男 市長    石 津 賢 治 副市長   戸ヶ崎   勤 教育長 森 谷 精太朗 消防長   奥 墨   章 総務部長  田 中 庸 介 財務部長 栗 原   誠 市民生活部長  駒 崎   稔 環境経済部長 松 山 由 紀 福祉部長  三 木 由美子 こども青少年部長 金 子 泰 久 都市整備部長  矢 作 裕 一 市民医療センター事務長 鈴 木 研 二 教育部長  山 本 義 幸 上下水道部長 梶 山   浩 政策秘書室長   開 議 10時00分 △開議の宣告 ○石井民雄 議長  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元にお配りしたとおりでありますので、御了承願います。 △市長提出議案等に関する各委員長報告並びに質疑 ○石井民雄 議長  これより市長提出議案等を一括議題といたします。  各委員長から審査結果についてそれぞれ報告書が提出されておりますので、お手元に配付しておきましたから、御了承願います。  各委員長から、審査の経過並びに結果について、順次、御報告を求めます。  総務常任委員長、14番、伊東秀浩議員。 ◎伊東秀浩 総務常任委員長  おはようございます。総務常任委員長報告を申し上げます。  初めに、本定例会におきまして総務常任委員会が付託を受けました議案2件につきまして、その審査経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、議案第109号戸田市税条例の一部を改正する条例でありますが、本案は、外交上の理由により租税条約を締結していない台湾との間で租税条約に相当する「日台民間租税取り決め」が署名されたことを受け、平成28年度税制改正において関係法令が改正されたことから、同様の改正を行うものであります。  委員からは、条例改正に伴う影響について質疑があり、執行部より、台湾籍の市内在住者は130人ほどと少なく、また、担当課で把握する限り、台湾企業と活発な取引や人的交流を行っている市内企業もないことから、本市における影響はほとんどないものと見込んでいる旨の答弁がありました。他の委員からは、日台民間租税取り決めの内容に関する質疑があり、執行部より、これまで台湾での滞在日数が90日以上になると課税対象となっていたが、その日数が183日以上に延長されるほか、税率自体を引き下げることで、日本と台湾における二重課税の解消につながる内容となっている旨の答弁がありました。  そのほかにも種々質疑を交わし、審査した結果、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第116号平成28年度戸田市一般会計補正予算(第6号)中、当委員会所管部分について申し上げます。  歳入に関し、委員から、国庫支出金の子ども・子育て支援交付金と県支出金の放課後児童健全育成事業費について、申請額に対し満額が交付されるのかとの質疑があり、執行部より、当該補助金は学童保育室の整備に係るものであり、補助率は国、県ともに3分の1ずつで、いずれも満額が交付される見込みである旨の答弁がありました。  また、債務負担行為に関し、委員から、学校給食センター調理等業務について、稼働後5年がたち、調理士もなれてきたところでの民間委託は逆に非効率ではないかとの質疑があり、執行部より、民間のノウハウを生かすことで、給食の質を落とすことなく、アレルギー除去食の提供や調理士の欠員への対応等が可能になる旨の答弁がありました。  その他の費目についても種々質疑を交わし、審査した結果、討論に際し、一委員から、債務負担行為の学校給食センター調理等業務について、新しい学校給食センターで調理士は苦労しながらやってきたところであり、子供たちの評判もよい中での民間委託に疑義を感じる。アレルギー除去食の対応も可能かどうか明確でなく、当該業務の民間委託には賛成できないことから、本案に反対する旨の討論がありました。一方、他の委員から、新しい学校給食センターは稼働後10年をめどに民間委託とする方針が確認されている。調理士の退職が進む中で安定した人員の確保は重要であり、民間委託されても当該業務は市が責任を負うものであることから、本案に賛成する旨の討論がありました。さらに別の委員から、職員の場合、人件費の面でコストが高くなっていく可能性があり、人材確保が難しいという点からも民間委託はやむを得ないとして、本案に賛成する旨の討論があり、採決の結果、賛成多数により、本案の当委員会所管部分は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、本定例会で付託を受けました請願第6号「平和安全法制」を廃止することを求める意見書を国に提出を求める請願について申し上げます。  委員からは、強行採決され、いまだ納得していない国民もいるであろう平和安全法制は廃止して、国民に真意を問うべきである。また、内戦状態にある南スーダンにPKOとして自衛隊が派遣されるなど、国民への説明がない中で法律が動き出していることは大変危険であるとして、本請願に賛同する旨の意見が出されました。一方、他の委員からは、PKOも当初は全国的な反対運動が起こったが、現在では多数の国民が賛成しており、この平和安全法制も理解が広まってきているとの意見や、平和安全法制は戦争に直結するものではなく、日本として人的貢献もしていく必要があることから、本請願には賛同できないとの意見等が出され、採決の結果、本請願は賛成少数により、不採択とすべきものと決定いたしました。  以上が本定例会において総務常任委員会が付託を受けました議案2件及び請願1件の審査経過並びに結果であります。  続きまして、当委員会における今年度の活動内容について御報告申し上げます。  当委員会の年間活動テーマは「市役所庁舎の有効利用について」でありますが、これは昨年9月に設定したテーマでありまして、昨年度は東京都大田区、大阪府東大阪市及び堺市を視察し、今年度も継続して調査研究を進めてまいりました。4月には、平成28年度予算における市役所庁舎の修繕予定等について執行部から説明を受けるとともに、実際に庁舎内を確認して回ったところであります。また、5月には静岡県浜松市、静岡市及び静岡県立総合病院を、8月には福岡県行橋市及び福岡市をそれぞれ視察し、先進事例を確認したところであります。これらを踏まえ、協議を重ねた結果、お手元にお配りいたしました市役所庁舎の有効利用に関する提言書をまとめるに至り、去る12月7日に執行部に提出した次第であります。本提言は、誰にとっても使いやすく、誰が来ても迷わず目的の部署に行けるような、来庁者目線に立った市役所庁舎づくりを進めるため、個別具体的な改善点をまとめたものであります。  提言内容について申し上げますと、まず、庁舎全体に共通することでは、庁舎内のサイン表示が小さく見づらい上に、設置位置も適切でないことから、サイン表示のルール化を提案しているほか、来庁者にとってわかりやすいよう窓口カウンターの上部に業務内容を表示することや、プライバシーの保護等による相談しやすい窓口カウンターへの改修など、計6項目を提案しております。  なお、4点目の庁舎内の掲示物について統一的な運用を行うことでは、企業広告の掲載による広告料収入の確保という観点から、電子掲示板、いわゆるデジタルサイネージの導入についても提案しております。  次に、地下1階についてでありますが、ここでは、昼食の時間帯以外はほとんど利用されていない食堂スペースについて、夜間の時間帯も含めた民間への貸し出し等、抜本的な見直しを行うとともに、売店の拡充を検討するよう求めております。  なお、本提言では、食堂スペースに限らず、庁舎内のスペースを民間に貸し出す際は、適正な使用料の徴収を行うことを提案しております。  次に、1階についてでありますが、ここでは、スロープを上ることが困難な来庁者の主要な入り口となる1階入り口について、サイン表示やフロアマップを設置するなど、案内方法の充実を提案しております。また、東側及び西側のスペースについて、カフェの設置等、利活用の検討を提案しているほか、車椅子やベビーカーが通行しづらい凹凸のある床面のフラット化を求めております。  次に、2階についてでありますが、ここでは、市のPRを行う格好の場となる正面玄関付近のスペースについて、総合案内を目立つ場所に移設するとともに、2階から3階にかかる階段を撤去し、一体的な利活用を検討することを提案しております。そのほか、授乳室の設備について利用者目線で充実を図るとともに、授乳室自体のPRや庁舎内における誘導を検討することなど、計6項目を提案しております。  次に、3階から8階についてでありますが、まず、3階では、市政情報室がもっと市民に利用されるよう誘導を含めた利用促進策の検討を求めているほか、3階での収入印紙の販売について、さきに述べた売店の拡充とあわせて検討することを提案しております。4階、5階については、会議室の適切な活用のほか、人を感知して自動的に明かりを点灯、消灯させる人感式の照明を導入することで、省エネに取り組みつつ、来庁者への配慮を行うことを提案しております。また、8階では、トイレの手前の段差の解消や洋式トイレへの改修を求めております。  次に、屋外についてでありますが、ここでは西側入り口及び南側入り口について、動線の明示等、誘導の充実を提案しているほか、高齢者や妊産婦等が気兼ねなく駐車できる思いやり駐車場の設置やスロープの見直しなど、計4項目を提案しております。  以上が提言書の概要でありますが、庁舎をどんなに使いやすく改善しても、来庁者が行き着く先は各窓口の職員であり、ソフト面、いわゆる心のユニバーサルデザインの普及も重要となります。今後、ハードとソフトの両面において、本市のあらゆる事業にユニバーサルデザインの理念が反映され、真に誰もが使いやすい庁舎となるよう要望する次第であります。  なお、平成28年度の当委員会の活動内容について所感を申し上げますと、まず、市役所庁舎の有効利用について提言書をまとめ、執行部に提出したことは大きな成果であると考えます。また、今後の課題として、本提言がどのように市役所庁舎に反映されていくのか検証を行う必要があるとの認識で一致したほか、反省点として、より広い視点に立ち、今後の市全体の公共施設整備についても言及できれば、なおよかったとの意見や、来庁者の意見も聞いてみるべきであったとの意見が出されたところであります。  以上が当委員会の今年度の活動内容の概要及び結果でありますが、詳細につきましては、お手元にお配りいたしました提言書及び活動内容をごらんいただきたいと思います。  最後に、執行部より、戸田市公共施設等総合管理計画及び戸田市公共施設再編プラン(骨子案)に係るパブリック・コメントの実施について報告がありましたことを申し添え、総務常任委員長報告といたします。 1年間大変お世話になり、ありがとうございました。 ○石井民雄 議長  文教・建設常任委員長、15番、榎本守明議員。 ◎榎本守明 文教・建設常任委員長  おはようございます。  それでは、本定例会におきまして、文教・建設常任委員会が付託を受けました各案件の審査経過並びに結果を、順次、御報告いたします。  初めに、議案第116号平成28年度戸田市一般会計補正予算(第6号)のうち、当委員会所管部分について申し上げます。  教育費の教育指導費でありますが、全国大会派遣費の補助金申請が例年6件から10件程度であるのに対し、ことしは既に14件の申請があり、今後さらに3件の申請が予想されるとの説明がありました。委員から、全国大会等の出場者が増加した要因について質疑があり、執行部から、日ごろからの教員による文武両道を旨とする指導が大きな要因ではないかとの答弁がありました。  次に、教育センター費では、委員から、本市におけるアクティブラーニングの推進状況について質疑があり、執行部から、アクティブラーニング次期学習指導要領の目玉であり、本市では産官学民の知のリソースを結集してアクティブラーニングを推し進めている。今回、文部科学省の委託先に本市が選ばれた理由としての、この産官学民との連携が高く評価されたことが挙げられるとの答弁がありました。  その他にも種々質疑を交わし、審査した結果、本案の当委員会所管部分につきましては、異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第121号平成28年度戸田市海外留学奨学事業特別会計補正予算(第2号)、議案第123号平成28年度戸田市新曽第一土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)、以上2件につきましては、審査の結果、いずれも異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第125号平成28年度戸田市新曽第二土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、委員から、国庫補助金の追加要望について質疑が出され、執行部から、国庫補助金の追加要望は毎年行うことができるものではなく、国から県を通じて追加要望調査があった場合において追加要望の内容を回答し、申請するものであるとの答弁がありました。  そのほかにも種々質疑を交わし、審査した結果、本案は異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、本定例会で付託を受けました請願第5号建設業従事者のアスベスト被害者の早期救済、解決を図るよう国に働きかける意見書の提出に関する請願について申し上げます。  委員から、現在、建設業に従事していたアスベスト被害者たちが、国とアスベスト建材製造企業に補償とアスベスト対策の抜本改正を求めて裁判を起こしているということであり、係争中である現段階では結論を出すことは難しいとの意見がありました。そのほか、複数の委員からも同様の意見があり、当委員会におきましては、請願趣旨に理解を示すことはできるが、慎重に審査を行っていく必要があるとの結論に至り、継続審査といたしましたので、御了承願います。  次に、年間活動テーマについて申し上げます。  文教・建設常任委員会では、平成27年度、28年度の年間活動テーマとして、「いじめ・不登校等問題について」及び「市内3駅の周辺整備について」の2つをテーマといたしましたが、28年度は市内3駅の周辺整備についてを中心に調査研究いたしましたので、その概要を申し上げます。  まず、先進自治体の行政視察といたしまして、平成28年5月に宮崎県日向市の「日向市駅周辺整備事業について」と宮崎県延岡市の「延岡駅周辺整備基本計画について」を、10月に愛知県安城市の「市内4駅を拠点とする駅周辺整備事業について」をそれぞれ視察し、調査研究を行いました。また、7月には、5月の視察の検証結果を踏まえ、執行部から現在の市内3駅の周辺整備状況と今後の整備計画について説明を受け、意見交換を実施いたしました。これらの行政視察や執行部との意見交換を通じて、市内3駅の周辺整備に向けて参考となるような施策や手法等について、本日、お手元に配付いたしました市内3駅の周辺整備についての参考事例集として取りまとめ、市内3駅の駅周辺が活気に満ち、魅力あふれるものとなることを願い、去る12月7日に執行部に提出をいたしました。参考事例集の内容につきましては、行政視察を行った宮崎県日向市、延岡市、愛知県安城市の3カ所を事例1から事例3として載せており、それぞれ背景、事業概要、事業内容、事業効果を記載しております。  各事例の内容につきましては、既に報告済みでありますので、特に参考にしていただきたい点について申し上げます。  行政視察を行った3カ所の先進的な取り組みの中でほぼ共通していたことは、駅周辺整備に住民や学識経験者、交通事業者等を巻き込む仕組みができていることであります。宮崎県日向市では、県、市、学識経験者、JR九州で組織された日向地区都市デザイン会議を設置し、意見の集結を図ることにより、駅舎、駅前広場、沿道空間が統一的なデザインとなり、美しい駅周辺空間の形成を実現しておりました。また、市民ワークショップを多数開催し、計画設計段階から市民の意見を取り込む場を幅広く設けておりました。  また、宮崎県延岡市では、事業の計画策定の検討体制として、市民ワークショップで出た意見をデザイン監修者が取りまとめ、専門家、交通事業者によって構成される「駅まち会議」で検討、承認するという形をとっておりました。市民ワークショップの取りまとめには、人と人がつながる仕組みをデザインするプロであるコミュニティーデザイナーの山崎亮氏、デザイン監修者には、全国的に活躍されている建築家である乾久美子氏、駅まち会議の委員長には、当時、数々の駅周辺整備プロジェクトを手がけていた内藤廣氏を招いており、著名な学識経験者が事業にかかわっていることが大きな特徴でありました。  また、愛知県安城市では、駅周辺の土地区画整理事業において住民によるまちづくり活動が活発に行われており、まちづくり委員会、まちづくり部会、まちづくり研究会等を設立し、地域を巻き込んだまちづくりを実施しておりました。 本市においても一部ワークショップ等を開催し、市民の声を反映した整備を進めておりますが、さらに鉄道事業者や学識経験者の協力体制を築くことにより、よりまとまりのある、調和のとれたまちづくりが実現できるものと考えます。本市の駅周辺整備では、快適性と利便性に配慮したにぎわいのある駅周辺市街地の形成を目指し、引き続き地域の特性に応じたまちづくりを推進するよう要望いたします。  次に、平成28年度の活動内容の成果等について申し上げます。  28年度は、年間活動テーマとして主に市内の3駅の周辺整備について調査研究を行ったところでありますが、まず、この点に関する参考事例集を作成し、執行部へ提出したことが成果として挙げられます。なお、活動内容には記載しておりませんが、調査研究やテーマについての協議、行政視察等の実施により、先進自治体や戸田市の状況、問題点などを委員間で共有できたことも成果であると考えております。  また、年間活動テーマ以外の活動では、教育委員との懇談会を開催し、新教育委員会制度のメリット・デメリットのほか、今後の戸田市の学校教育のあり方や教育改革プランなどについて活発な意見の交換を行ったことや、全国でも初の試みとなる拡大総合教育会議に参加し、市長、教育委員会と、戸田市の教育の課題と期待について活発な意見交換を行い、見識を深めたことも成果として挙げられます。  以上が市内3駅の周辺整備についての参考事例集の概要、並びに当委員会の活動概要であります。  最後に、今定例会中の委員会におきましては、新曽第一土地区画整理事業地内の民有地における土壌汚染について、戸田市教育フェスティバルについて、戸田市小中学校児童生徒プレゼンテーション大会について、第4次戸田市生涯学習推進計画(案)に係るパブリック・コメントの実施について、以上4件の報告がありましたことを申し上げ、文教・建設常任委員長報告といたします。 ○石井民雄 議長  健康福祉常任委員長、22番、山崎雅俊議員。 ◎山崎雅俊 健康福祉常任委員長  おはようございます。  本定例会におきまして、健康福祉常任委員会が付託を受けました案件の審査経過並びに結果を御報告いたします。  初めに、議案第111号戸田市高齢者総合介護福祉条例の一部を改正する条例につきましては、委員から、介護認定審査会委員の任期が現在の2年から3年に改正されることで、より詳しい審査が行われることとなるのか。また、再任を認めるのかとの質疑があり、執行部から、再任は可能であることと、審査における委員の経験は大事であるといった点を加味した改正である旨の答弁がありました。  そのほか、種々質疑を交わし、審査した結果、異議なく、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第112号戸田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、委員から、課税限度額の引き上げが影響する世帯数について質疑があり、執行部から、基礎課税分が606世帯、後期高齢者支援金等分が372世帯、介護納付金分が169世帯、それぞれ増額となる世帯であるとの答弁がありました。  そのほか種々質疑を交わし、審査した結果、異議なく、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第116号平成28年度戸田市一般会計補正予算(第6号)のうち、当委員会所管部分について申し上げます。  初めに、民生費のうち、臨時福祉給付金事業費では、委員から、経済対策臨時福祉給付金事業における給付金申請の際に、配偶者からの暴力などにより住所について配慮が必要な方にどのように対応していくのかとの質疑があり、執行部から、子供たちの虐待なども含めて、各市町村や関係機関との連携により対応していくとの答弁がありました。  次に、児童福祉運営費では、委員から、施設型給付事業及び地域型保育給付事業における民間保育園のICT化の推進、事故防止等のためのビデオカメラの導入に対する業務効率化推進事業の補助金について、提出書類が多いことから、申し込み手続の簡略化など、保育園入所者側の利便性向上にも生かせないかとの質疑があり、執行部から、民間保育園の保育士の負担軽減を図るための補助事業であることから、難しいが、簡略化の検討は進めたいとの答弁がありました。
     次に、生活保護扶助費では、委員から、扶助費の主なものである医療扶助における病気の傾向について質疑があり、執行部から、医療費が高額な50人のうち、脳血管疾患、がん等の新生物が半数以上を占めている状況であるとの答弁がありました。また、委員から、生活保護受給者の健康診断受診率が1割前後と非常に低い状況にあることから、受診率向上につながる一つの方法として、ケースワーカーが生活保護受給者宅を訪問する際、受診指導を行う取り組みを検討してみてはどうかとの提案があり、検討したいとの答弁がありました。  次に、衛生費のうち成人保健事業費では、健康増進事業におけるがん検診委託料について、委員から、大腸がん検診受診者8,095人のうち508人の方が精密検査を受けており、そのうち20人から、がんが見つかっていることは大きな成果であるが、検診前に採便容器を病院で受け取らなければならない現在の手法は手間がかかることから、受診券と一緒に郵送することはできないかとの質疑があり、執行部から、医療機関ごとに採便容器が異なるため、受診券と一緒に郵送することは難しいが、採便容器を郵送してくれる医療機関もあることから、蕨戸田市医師会に働きかけたいとの答弁がありました。  そのほかの費目につきましても種々質疑を交わし、審査した結果、異議なく、本案の当委員会所管部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第117号平成28年度戸田市国民健康保険特別会計補正予算につきましては、種々質疑を交わし、審査した結果、異議なく、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第119号平成28年度戸田市市民医療センター特別会計補正予算(第2号)につきましては、委員から、CT装置やエックス線テレビ装置賃借料の債務負担行為補正について、1社からの見積もりにより価格を設定する現状の取り組みでは不十分であり、コスト削減のための調達方法の見直しや価格交渉といった改善に取り組むべきとの意見があり、執行部から、今回の債務負担行為補正は限度額を設定するにとどまるものであることから、現在使用している機器業者からの見積もりを徴取した。実際の契約に当たっては、複数の業者から見積もりを徴取するなどして価格の抑制に努めたいとの答弁があり、今後の契約に至る過程を当委員会で注視していくことを確認いたしました。  そのほか種々質疑を交わし、審査した結果、異議なく、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第124号平成28年度戸田市介護保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、種々質疑を交わし、審査した結果、異議なく、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、当委員会に付託されております請願第2号若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める請願につきましては、請願内容などについて継続審査してまいりましたが、一委員から、年金制度改革関連法案が今国会で審議されている状況であり、この法案内容では、若い人たちが夢も希望も持てず、高齢者も大変であることから、採択していただきたいとの意見があり、採決の結果、本請願は賛成小数により不採択すべきものと決定いたしました。  次に、当委員会における平成28年度の活動内容について御報告申し上げます。  平成28年度は「介護予防・日常生活支援総合事業」を年間活動テーマに、平成28年5月に新潟県上越市及び群馬県藤岡市を先進地視察、平成28年7月には馬場町会のTODA元気体操の取り組みを市内視察し、協議を重ね、その結果として、お手元にお配りいたしました介護予防・日常生活支援総合事業についての提言書を作成、去る12月7日に執行部に提出した次第であります。  本提言書は、現在構築が進められております地域包括ケアシステムの中の一事業であります介護予防・日常生活支援総合事業について、訪問型サービス、通所型サービスの充実、一般介護予防サービスの充実、今後に向けた担い手育成の推進、以上3項目を提言しておりますので、その内容につきまして、順次、御説明申し上げます。  1点目の訪問型サービス、通所型サービスの充実につきましては、要支援者に対する効果的かつ効率的な支援等を目指す介護予防・日常生活支援総合事業において、必要な人にサービスを行き渡らせるためには、サービスを提供する多様な担い手の育成や多様なサービスの創出に取り組むとともに、地域の実情に合わせ、NPO、民間事業者、住民ボランティアによる清掃、洗濯、ごみ出し等の訪問型の生活支援サービスや、ミニデイサービス、コミュニティーサロン等の通所型の介護予防サービスを充実させることを提言しております。  2点目の一般介護予防サービスの充実でありますが、現在、市内で取り組まれているリズム体操、TODA元気体操などは住民運営による通いの場であるとともに、幅広い高齢者が集うことのできる一般介護予防サービスでもありますことから、引き続き住民運営によります事業の継続と、さらなる事業の拡大を提言しております。  そして、3点目のサービスの担い手となるボランティア育成の推進でありますが、今後、高齢者が急速に増加する中で、介護予防や日常生活支援といったサービスを提供していくためには、地域の人材を活用していくことが重要であることから、ボランティア活動との有機的な連携を図るなどして、サービスの担い手となるボランティアの育成を推進することを提言しております。  単身高齢者世帯や高齢者夫婦のみの世帯、認知症高齢者が増加する中、介護が必要となった高齢者がいつまでも住みなれたまちで暮らし続けていくためには、介護予防・日常生活支援総合事業を地域住民の自発的な取り組みとする必要があり、地域に継続して働きかけていくことが求められております。  執行部におかれましては、介護予防・日常生活支援総合事業により提供されるサービスが、地域住民主体で提供され、充実したものとなるよう、本提言を踏まえ、計画的かつ継続的に取り組んでいただくことを要望する次第であります。  また、平成28年度の活動の成果といたしまして、民生委員・児童委員との懇談会、蕨戸田市医師会との懇談会を開催し、地域福祉の実情への認識と地域医療に対する見識を深めることができたことなどが挙げられます。  そして、介護予防・日常生活支援総合事業についての提言書を執行部に提出し、地域包括ケアシステムの構築に欠かせない介護予防・日常生活支援総合事業の推進に向けた提言ができたことが当委員会の活動の最たる成果でありますことを申し上げ、平成28年度の活動内容についての報告とさせていただきます。  最後になりますが、執行部から、戸田市新曽地域包括支援センターの設置についての報告を受けましたことを申し添え、健康福祉常任委員長報告とさせていただきます。 2年間、務めさせていただきました。委員初め、皆様方、そして、執行部の皆様方の御協力に感謝して、報告とさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○石井民雄 議長  市民生活常任委員長、7番、本田哲議員。 ◎本田哲 市民生活常任委員長  それでは、本定例会におきまして、市民生活常任委員会が付託を受けました各案件の審査経過並びに結果を、順次、御報告いたします。  初めに、議案第110号戸田市都市公園条例の一部を改正する条例及び議案第113号戸田市中小企業従業員退職金等福祉共済条例を廃止する条例、以上2件につきましては、審査の結果、いずれも異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、議案第114号指定管理者の指定につきましては、戸田市保養所の指定管理者に株式会社伊豆急コミュニティーを指定するものであります。  委員から、次期5年間の指定管理料が、今期5年間の指定管理料と比較して約4%削減された額で提案された点について質疑があり、執行部から、指定管理者候補者からは、利用者数の増加を図りながら支出を最大限抑えた形で収支計画を立てたことによって、指定管理料の削減を図ることができたとの提案を受けたとの答弁でありました。さらに委員から、現在は2名で行っている市役所窓口での予約受け付けに係る人員配置について質疑があり、執行部から、繁忙期を除き、常時1名と仕様書に記載し、募集を行ったとの答弁がありました。また、他の委員から、利用者拡大に向けての取り組みについての質疑があり、執行部から、現在においても市内事業所への周知活動やチラシ等の配布を行っているとの答弁がありました。また、別の委員から、利用者や指定管理者の声をしっかりと聞きながら施設の運営を行ってほしいとの意見がありました。  そのほかにつきましても種々質疑を交わしたところでありますが、審査の結果、異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、議案第115号指定管理者の指定につきましては、彩湖・道満グリーンパークの指定管理者に、非公募によって選定した公益財団法人戸田市水と緑の公社を指定するものであります。委員から、指定管理者候補者選定委員会の委員について、今後は公園の管理運営に携わっている専門家を選定委員に入れてほしいとの意見がありました。また、他の委員から、現在の指定管理者は彩湖・道満グリーンパークの管理運営をしっかりと行っているという意見や、別の委員からは、彩湖・道満グリーンパークは来場者数が多く、これからは指定管理者に収益性について考えてもらいたい、指定管理料の削減につながるよう取り組んでほしいとの意見がありました。  そのほかにつきましても種々質疑を交わしたところでありますが、審査の結果、異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、議案第116号平成28年度戸田市一般会計補正予算(第6号)のうち、当委員会所管部分、議案第118号平成28年度戸田市中小企業従業員退職金等福祉共済事業特別会計補正予算(第1号)、議案第120号平成28年度戸田市交通災害共済事業特別会計補正予算(第1号)、議案第122号平成28年度戸田市火災共済事業特別会計補正予算(第1号)、以上4件につきましては、審査の結果、いずれも異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、当委員会の平成28年度の年間活動テーマにつきまして御報告いたします。  当委員会では、「地域に親しまれる公園について」を年間活動テーマとし調査研究を進めてまいりましたので、その概要並びに結果につきまして、順次、御報告いたします。  まず、先進地の行政視察といたしまして、5月9日に北海道恵庭市の「公園の維持管理事業」を、10日に北海道札幌市の「地域とつくる公園再整備事業」をそれぞれ視察してまいりました。6月17日には執行部から本市の公園事業について説明を受けた後、市内視察として、下前公園、新曽柳原児童遊園地及びボール公園を視察いたしました。また、10月26日には千葉県松戸市の「公園再整備ガイドライン」を視察してまいりました。そして、これらの視察を踏まえ協議した結果、お手元にお配りしております「地域に親しまれる公園づくりに向けての提言書」を作成し、去る12月7日に環境経済部長に提出いたしました。本提言書は、公園事業の基本理念、公園新設に関する提言、公園リニューアルに関する提言、公園の維持修繕に関する提言の4点で成り立っております。  提言内容を申し上げますと、まず、公園事業の基本理念でありますが、公園は市民が豊かな地域生活を送る上で欠かすことのできない重要な社会資本であり、公園事業の運営に当たっては、どの年代の市民にとっても安全で集いやすい公園とする、あらゆる世代の意見を広く取り入れる、公園の利用実態や利用満足度の把握に努める、以上3点を基本理念とし、主体的に地域に親しまれる公園づくりを進めていくことを提言しております。  次に、公園新設に関する提言でありますが、まず1点目として、新曽土地区画整理事業地区及び新曽中央地区においては公園の早期整備を推進することを提言しておりまして、新曽土地区画整理事業地区においては計画されている公園の早期整備に努め、取得済みの公園用地や保留地に関しては暫定広場として積極的に地域住民へ開放することを、新曽中央地区においては、公園の早期整備に向け、積極的な公園用地の確保に努めることを提言しております。また、公園整備のワークショップは、小学生などの子供たちを含む幅広い世代が参加するものとすることとし、子供たちの参加が困難な場合は、近隣の小学校において公園アンケートを実施し、子供たちの声を最大限酌み取れるよう努力することも、あわせて提言しております。  2点目として、新曽土地区画整理事業地区及び新曽中央地区以外の地域においては、必要に応じて公園の再編や見直しを検討することを提言しておりまして、近隣に公園や広場がある、また、周囲を建物に囲まれているなどの理由によって利用が極端に少ない公園については、利用実態の調査や近隣住民への意見聴取を行った上で、近隣公園との再編や公園機能の見直し、キッズ公園やボール公園、シルバー公園等を検討することを提言しております。  なお、検討に当たっては、公園だけでなく、広場や空閑地などを所管する各担当課との連携を図った上で、全体的な視野を持つよう努めることも、あわせて提言をしております。  3点目として、大規模マンション等の開発事業者に対して、敷地内への公園設置を義務づけることを提言しておりまして、大規模マンション等の宅地開発事業が行われるに当たっては、周辺環境への影響の軽減及び近隣住民との良好な関係保持のために、事業者に対しマンション敷地内への公園設置を義務づけるよう、戸田市宅地開発事業等指導条例で規定することを提言しております。  次に、公園リニューアルに関する提言でありますが、まず1点目として、公園再整備ガイドラインの策定を検討し、あわせて公園リニューアルのための予算確保と計画性を持った公園リニューアルの実施に努めることを提言しておりまして、リニューアルの実施に当たっては、事前に公園の利用実態や利用満足度、周辺住民のニーズに関する調査を行い、その調査結果及び施設の老朽化の状況等を総合的に勘案しリニューアル対象公園を選定すること、また、その際、利用は少ないものの、周辺住民の暫定的ニーズが高い公園については、リニューアルの対象とするよう努めることを提言しております。  さらに、リニューアル事業に国や県の補助金を活用できるよう情報収集も怠らないことも、あわせて提言をしております。  2点目として、公園のリニューアル事業は、従来のように行政やコンサル主体で行うのではなく、住民主体の事業とするため、公園リニューアルの実施に当たっては、原則として地域住民とのワークショップを開催することを提言しております。なお、ワークショップは小学生などの子供たちを含む幅広い世代が参加するものとすること、またその際、近隣小学校における公園アンケートの実施も検討することも、あわせて提言をしております。  次に、公園の維持修繕に関する提言でありますが、まず1点目として、大型複合遊具には多くの種類があり、それぞれに異なる特徴があるため、遊具の選定を行政主体で行うと利用者ニーズとの乖離が生じてしまうおそれがあることから、遊具の選定に利用者の意向を反映させるために、公園内に大型複合遊具を新たに設置する、もしくは既存の大型複合遊具を交換する際には、地域住民や公園利用者に対して、公園内にアンケート周知の掲示板と御意見ポストを設置するなど、広くアンケートを実施することを提言しております。  2点目として、公園の修繕に当たっては、単なる原状回復や設備交換にとどまらず、公園をよりよくするための工夫を凝らすことを提言しておりまして、コミュニティー醸成の観点から、人がくつろぎやすくなるようなベンチ等を配置すること、防犯の観点から、死角がなくなるような遊具の配置、植栽の剪定、棚等の撤去を行うことを提言しております。  3点目として、公園利用者に対しては、利用モラルの醸成とあわせて、美化活動への協力を促すよう努力することを提言しておりまして、美化活動への協力者の顔写真やメッセージを掲載した看板を公園内に設置すること、美化キャンペーンとして年に数回、公園清掃の日を開催し、公園内にポスター等を掲示するなど、公園利用者から参加者を広く募集することを提案しております。また、公園利用に関して、世代間の共存が課題となる場合は、時間帯でのシェアを促すなどの方策を検討することも提言しております。  4点目として、女性でも使いやすい公園トイレを目指すことを提言しておりまして、防犯上の観点から、トイレの配置やトイレ内のレイアウトの改善、目隠しフェンスの撤去等を行い、死角がなくなるようなトイレとすることを提言しております。また、毎日実施されている公衆トイレ-男女別トイレ清掃の検証を行い、あわせて、月6回実施されている兼用トイレ-男女兼用トイレ清掃については、個々の状況に応じて清掃回数の増加を検討することも、あわせて提言しております。  5点目として、近年、ダスト舗装した広場からオーバーフローした雨水が、ダストとともに敷地外に流れ出して、敷地周辺の側溝に詰まり、冠水を引き起こす事案が散見されることから、雨水が適正に処理される公園とすることを提言しておりまして、公園新設やリニューアル修繕の際には、敷地内に雨水貯留浸透施設を設置するよう努めるとともに、敷地外にダストが流出しないための対策を図ることを提言しております。  以上が当委員会における平成28年度年間活動テーマの概要及び結果であります。  次に、当委員会における28年度の活動内容についてでありますが、結果といたしまして、市民からの要望や意見が多い公園に関して、先進自治体への視察や市内公園の視察、担当課へのヒアリング等を行い、検討を重ね、先ほど申し上げました提言書を作成し、執行部へ提出したことが挙げられます。  最後に、執行部から、ふるさと納税返礼品について、自転車駐車場の利用方法等の一部変更について、戸田市茶道連盟代表団の中国国際茶文化祭への参加について、以上3件の報告を受けましたことを申し添え、市民生活常任委員長報告といたします。 ○石井民雄 議長  交通対策特別委員長、20番、手塚静枝議員。 ◎手塚静枝 交通対策特別委員長  それでは、交通対策特別委員会の活動状況について御報告申し上げます。  交通対策特別委員会では、今年度の活動テーマを、コミュニティバスtocoに絞って調査研究を行ってまいりました。  活動の内容といたしましては、まず、執行部が平成25年度に実施したコミュニティバスtocoについての市民アンケートの結果と、平成13年度から27年度までの月別乗車数のデータをもとに、問題点等の整理、調査研究の進め方を協議いたしました。そして、5月、6月に、3人を1グループとし、合計5グループに分かれ、西循環、南西循環、美笹循環、川岸循環、喜沢循環の5路線にそれぞれグループごとに乗車し、乗りかえも含めて1グループ2路線の試乗を行い、乗降数、乗客の特徴、運行ルート、車内環境、改善すべき点等を中心に試乗調査を行いました。そして、7月には、試乗調査の結果等を踏まえ、先進地視察として岐阜県岐阜市、愛知県豊田市のコミュニティバスの維持改善に向けた取り組みについて視察を行いました。その後、協議、検討を重ね、委員会活動の成果として、試乗調査を行って出た意見や改善案、視察した先進事例のうち本市においても参考になる事例を、本日お手元に配付いたしました「戸田市コミュニティバスtocoに関する調査研究」に取りまとめたところであります。  内容につきましては、改善案等の意見と先進事例を、「運行ルート名について」、「バス停名について」、「車内広告、車内アナウンスについて」、「住民参加について」、「時刻表、路線図、案内表示について」、「利用料金の支払い方法について」の6項目に分けて記載しており、最後に、今後も引き続き調査の必要がある取り組みを継続調査事項として載せております。  この戸田市コミュニティバスtocoに関する調査研究をもとに、今後、より詳細な調査研究を行うために、去る12月8日に執行部と意見交換を行い、当委員会で検討を進めている改善案を実施する上で懸案となる問題等の把握を行いました。執行部との意見交換によって抽出された懸案事項とこれまでの調査研究をもとに、議員改選後の次期委員会において、引き続きコミュニティバスtocoの維持改善に向けた調査研究を行っていただくよう申し送りをさせていただきますことを申し添えます。  最後に、今定例会中の委員会におきましては、戸田市コミュニティバス喜沢循環及び川岸循環の戸田東中学校周辺における運行経路の変更についての報告がありましたことを申し上げ、交通対策特別委員長報告といたします。 ○石井民雄 議長  議会改革特別委員長、12番、遠藤英樹議員。 ◎遠藤英樹 議会改革特別委員長  おはようございます。  それでは、議会改革特別委員会において協議を重ねてまいりました案件について、順次、御報告申し上げます。  初めに、議会のICT化の取り組みについて申し上げます。  議会のICT化につきましては、前任期の議会改革特別委員会において、平成24年7月に三重県鳥羽市議会のツイッターやフェイスブック、ユーストリームによる委員会中継など、ICTを活用した議会活性化の取り組みを視察、検証した際に、今後検討すべきとの結論に至り、平成25年の議員改選以降に検討を進めるよう申し送りがあり、当委員会において協議を重ねてまいりました。  当委員会では、平成25年3月から平成28年2月にかけて、議会のICT化について25回協議を行ったほか、4回の視察、ICT導入に向けた検討部会における5回の協議、クラウド型会議システムなどについて3回の研修会を行いました。  検討を進めていく中で、タブレット端末やクラウド型会議システムの導入と、委員会中継の実施の実現に向けた具体的な協議を行ってまいりました。タブレット端末やクラウド型会議システム導入については、平成27年12月に全議員を対象に、タブレット端末及びクラウド型会議システム操作研修会を実施するとともに、研修の一環として委員会の会議資料を紙ではなくタブレット端末として、平成27年9月の交通対策特別委員会を再現する形での確認を行いました。  その後、当委員会におけるタブレット端末等の導入に関する方向性を確認することとなり、他の自治体の導入・検討状況や、これまで検討してきた内容を踏まえて協議を行いました。その中で、研修会を何度か行い、理解を深めるなどして導入すべきという意見がある一方で、活用し切れない議員もいるので段階的に導入してはどうかという意見や、議員改選後に導入する方向で進めてはどうかという意見が出されたことから、現時点での導入は見送り、議員改選後に再度協議、検討していくことを確認した次第でございます。  また、委員会中継の実施につきましては、平成28年2月の当委員会において検証を行い、既に委員会中継を実施している他の自治体の状況を参考に、必要となる費用などを念頭に置いて検討を進めてまいりましたが、他の自治体の委員会中継で利用されているユーストリームは、ユーストリーム社の本社移転に伴いサービス提供条件が変更され、無料放映サービスの利用が見込めなくなったことなどもあり、委員会中継自体には賛成だが、初期費用などのコストを考慮すると慎重に検討すべきという意見や、ユーストリームのサービス自体に課題も多いことから、そのほかの手段を引き続き調査すべきという意見、中継が録画され、その後も視聴可能な状態が続けば意図しない問題も起こり得ることから心配であるという意見など、慎重論が多数あったことから、タブレット端末等の導入と同様に、議員改選後に再度協議、検討していくことを確認いたしました。  以上、議会のICT化の主な検討経過及び結果について御説明申し上げましたが、お手元にお配りいたしました資料のとおり、これら検討経過及び結果を取りまとめましたので、議員改選後に、この資料を参考に再度、協議、検討を進めていただくよう申し送りさせていただきますことを申し添えます。  次に、委員会の所管事項について申し上げます。  初めに、常任委員会数の変更を行うかどうかについてと、変更時期をいつからとするのかについて協議をし、その結果、4委員会のままとすることと、変更の時期は議員改選後とすることを決定いたしました。その上で、各委員がそれぞれの観点で変更案を出し、それをもとに協議を重ねました。多くの案が、所管すべきと思われる委員会に所管を変更したとしても、現状と比べてさらにバランスを欠いてしまうことから、意見の一致を見ることはできませんでした。そのような中、消防本部と危機管理防災課は一体的に所管したほうがよいのではないかという意見があり、消防本部の所管を市民生活常任委員会から総務常任委員会とする変更であればバランスを欠くことはないとして、消防本部の所管を市民生活委員会から総務委員会に変更することで意見の一致を見たところであります。なお、この消防本部の所管変更は、議会運営委員会で了解され、後ほど議会運営委員会から委員会条例の一部を改正する委員会提出議案が提案されることとなっておりますことを申し添えさせていただきます。  最後に、災害発生時の議会の対応について申し上げます。  当委員会において、「戸田市議会における災害発生時の対応要領」、「戸田市議会における災害発生時議員行動マニュアル」、「戸田市議会議員の地震等災害発生時の対応について(フロー図)」、以上3点を平成26年に策定いたしましたが、その後、平成27年9月に発生した関東・東北豪雨などを受けて、水害を想定した修正を加えるため、危機管理防災課の見解などを参考に、協議、検討いたしました。  戸田市議会災害対策支援本部の設置については、水害発生時においても地震発生時と同様に、戸田市災害対策本部の設置に応じて正副議長が参集し、指揮をとることを確認いたしました。さらに、地震発生時と水害発生時とでは初動体制等が異なることから、議員行動マニュアルを地震発生時と水害発生時で分けるとともに、水害に風害を加えて、風水害発生時としたものを作成いたしました。  両マニュアルは、「地震発生時」と「風水害発生時」とで色分けしてパウチをし、「戸田市議会における災害発生時の対応要領」と「戸田市議会議員の地震等災害発生時の対応について(フロー図)」とセットにしたものを、本日、議員各位に配付をいたしました。リングでとめてあるものです。  地震発生時における議員行動マニュアルにつきましては、おおむね内容の変更はありませんが、風水害発生時につきましては新たな記載を加えるなどの変更を行っておりますので、御説明申し上げます。  1点目は、2の、参集及び活動時の留意事項の(4)配備体制のメール連絡であります。地震発生時は、戸田市職員参集メールシステムから配備体制のメール連絡があるのに対して、風水害発生時は、刻一刻と状況が変わるため、一律に体制が配備されるわけではないことから、メールシステムからではなく、議会事務局から配備体制がメール連絡されることを記載いたしました。  2点目は、同じく、2、参集及び活動時の留意事項の(5)緊急措置であります。地震発生時も風水害発生時も、緊急事態に遭遇したときに、人命救助、応急措置といった応急活動を行う点は変わりありませんが、風水害発生時において、避難準備情報が発表されるなど、浸水のおそれがある場合には、避難が必要と思われる人たちに避難の呼びかけを行う記載を加えました。  3点目は、発災予測期の追加であります。地震発生時については、発災期から始まり、災害拡大期、災害鎮静期、復旧期の4段階としているのに対して、風水害発生時は地震発生時と異なり、発災期の前に発災が予見される段階があることから、発災予測期を追加し、雨が強くなる、大雨が降り続くなど、大雨による災害が起こるおそれがある場合などは、防災気象情報の発表に注意し、防災気象情報が発表されたときは、外出を控え、避難準備を開始する旨を新たに記載いたしました。  最後、4点目は、災害拡大期の項目4、5の追加であります。項目4として、地域で活動する議員は、地域で収集した情報を必要に応じて支援本部に情報提供を図ることを、また、項目5として、避難準備情報が発表されたときは、自主防災会などと協力して、高齢者、障害者、乳幼児など、要援護者の避難を支援するとともに、避難勧告が発令されたときは自主防災会などと協力して住民に避難の呼びかけを行い、避難場所に避難し、避難者の支援を行うことの記載を加えました。  風水害発生時議員行動マニュアルについて、新たな記載を加えるなどの変更点の説明は以上となります。  本日お配りした議員行動マニュアル等につきましては、災害発生に備え、常備いただくようお願い申し上げます。また、議員行動マニュアル等のデータ版につきましても、後ほど各議員宛てにメール送信いたしますので、あわせて御活用いただければ幸いと存じます。  以上、申し上げ、議会改革特別委員長報告とさせていただきます。 ○石井民雄 議長  以上をもって各委員長の報告は終わりました。  これより各委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。  (「質疑なし」という人あり) ○石井民雄 議長  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  討論通告受け付けのため、休憩いたします。  休 憩 11時08分  開 議 11時09分 ○石井民雄 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 △市長提出議案第109号~同第115号 討論、採決 ○石井民雄 議長  これより討論、採決に入ります。  議案第109号戸田市税条例の一部を改正する条例から、同第115号指定管理者の指定についてまで、以上7件について、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  本案7件に関する各委員長の報告は原案可決であります。  本案7件は、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。  (「異議なし」という人あり) ○石井民雄 議長  御異議なしと認めます。
     よって、本案7件は、各委員長の報告のとおり、原案を可決することに決定いたしました。 △市長提出議案第116号 平成28年度戸田市一般会計補正予算(第6号) 討論、採決 ○石井民雄 議長  議案第116号平成28年度戸田市一般会計補正予算(第6号)について、討論の通告がありますので、順次、発言を許します。  反対討論者、17番、花井伸子議員。 ◆17番(花井伸子議員) それでは、日本共産党戸田市議団を代表いたしまして、議案第116号平成28年度戸田市一般会計補正予算(第6号)について、反対の立場から討論をさせていただきます。  本補正予算には、債務負担行為補正として、学校給食センターの調理業務委託費3億6,267万2,000円が組まれております。戸田市学校給食センターは、新設稼働から5年が経過し、オール電化、完全ドライ方式という施設環境に調理員の方々がやっとなれ、本年は県学校給食コンクールで入賞し、子供たちからも、給食がおいしいと大変喜ばれています。これまで研さんを積み、蓄積をしてこられた専門的な貴重な調理業務を、なぜ、あえて今、民間に委託しなければならないのか、全くわかりません。  本会議質疑におきまして調理委託をする理由についてお聞きしましたが、担当は、退職してもかわりの職員の補充がないため、人員の確保と、おいしい給食の質と安全性を維持するためという説明でした。  昭和60年に国の臨調行革により学校給食業務の合理化方針が出され、当時文部省は、地域の実情等に応じ、パートタイムの職員の活用、共同調理場方式、民間委託等の方針により、人件費等の経常経費の適正化を図ることの周知徹底を通知してきました。戸田市は平成22年に、新設稼働後10年後を目途として民間委託にするという計画方針を決め、これまで退職者不補充でパート化し、学校給食業務の合理化を進めてきたものです。職員数の適正化で給食の質と安全性の維持が難しいのであれば、それは適正ではないということです。  今回の質疑や一般質問で明らかになったことは、第1に、これまでの経費と委託予算は1,000万円しか差がなく、差額の1,000万円はアレルギー対応へ回すとのことで、経費は変わらないほか、唯一、委託のメリットとして出されたアレルギー対策については、そもそも新センターになれば対応できると言われてきたもので、委託したとしても全く、現在、雲をつかむような状態で、できるのか、できないのか、現時点ではわからない状況であるということがはっきりしました。  第2に、これまで働いてこられたパートの調理員さん方への対応策もとられていません。  3点目として、現在の学校給食調理の専門性は大変高く、だしのとり方一つをとっても、削り節の量、昆布の量に対する水の分量や、事前に何分水につけて、それぞれ何分加熱して、どのタイミングで削り節や昆布を出すかなど、きめ細かな調理がなされています。家庭では現在、当たり前となってきているインスタントのだしというものは、一切使われておりません。これがまさに学校給食がおいしいと言われる理由で、これこそ専門のノウハウであります。これまでの給食調理員の長期の熟練された技術が失われることは、市にとって大きな損失と考えます。  これまで培ってきた安全でおいしく質の高い学校給食調理技術が、変わらず継承することができるのかという点において質疑をしましたが、民間のノウハウを生かすとの説明だけで、何でも公より民のほうがすぐれているのか、全く根拠がなく、現在の学校給食調理場現場を知らないと言わざるを得ない説明でした。学校給食は、学校給食法で定めるところの児童生徒の心身の健全な発達に資し、国民の食生活の改善に寄与するとして、食事についての正しい理解と望ましい習慣を養うこと、学校生活を豊かにし、明るい社交性を養うこと、栄養の改善や健康の増進を図ること、食料の生産、配分や消費についての正しい理解を目指すことなどの教育目的があります。この仕事を公の仕事として担っているのが、現在の現場の職員の皆さんです。経済効率を追求する市場現場に委ねてはいけない分野であると考えます。  さきに民間委託が導入された他都市では、O157の問題以来、非常に厳しい衛生管理が求められる学校給食の現場において、低賃金で経験の少ない民間会社のパートさん方、仕事がきついのでやめる方が多く、人がころころ入れかわっているところもあるということ、また、委託費が直営時の経費を大きく超え、直営に戻した自治体もあるとのことです。学校給食調理業務の委託業者の調理員募集の広告をよく目にしますが、資格や経験不問と書いてあります。それで給食の質がこれまでと変わらず安定的に供給されるのか、甚だ疑問を感じるところです。  また、現在の給食調理員の方々は、長期休業中も、清掃、消毒業務、献立の研究等、研さんを積んでいると聞いております。長期休業中は調理員は委託期間としないという変則的勤務状態では、低賃金、不安定な雇用をふやすだけではないでしょうか。  給食調理員は、成長期にある、味覚が形成されていく時期の子供たちに、安心、安全でおいしい給食を提供するための専門職です。市がしっかりと責任を果たし、適正に職員を確保すべきであり、これまで同様に直営を堅持すべきと考えます。  以上のことから、本補正予算に反対とします。(拍手) ○石井民雄 議長  賛成討論者、6番、細田昌孝議員。 ◆6番(細田昌孝議員) それでは、議案第116号平成28年度戸田市一般会計補正予算(第6号)について、賛成の立場から討論をさせていただきます。  債務負担行為補正の学校給食センター調理等業務についてでありますが、給食センターの民間委託化については、平成22年12月議会でも報告があり、さらに12月の定例教育委員会を経て、給食センター稼働後10年をめどに民間委託化するという方針で承認がされた経緯がございます。順次、計画的に進めていくべきだと考えます。  また、学校給食センターは、市内9校の学校給食を賄う非常に重要な施設であり、現状として市調理士の退職が進む中で、いかに安定した人員の確保を行い、安心・安全でおいしい給食、アレルギー対策などを含め、質の高い給食を提供することが重要と考えます。市調理士であっても、民間事業者であっても、給食センターの栄養士が管理し、学校給食衛生管理基準に基づき調理がされることになり、衛生面等においても問題ないと考えます。  さらに、業務委託となっても変わらず学校給食業務は市に責任が求められるものであり、安全でおいしく質の高い学校給食をしっかりと維持するためにも、賛成するものでございます。  以上申し上げまして、賛成討論といたします。(拍手) ○石井民雄 議長  以上をもって討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  本案に関する各委員長の報告は原案可決であります。  本案は起立により採決いたします。  本案を各委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。  (起立多数) ○石井民雄 議長  起立多数と認めます。  よって、本案は、各委員長の報告のとおり、原案を可決することに決定いたしました。 △市長提出議案第117号~同第125号 討論、採決 ○石井民雄 議長  次に、議案第117号平成28年度戸田市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)から、同第125号平成28年度戸田市新曽第二土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)まで、以上9件について、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  本案9件に関する各委員長の報告は原案可決であります。  本案9件は各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。  (「異議なし」という人あり) ○石井民雄 議長  御異議なしと認めます。  よって、本案9件は、各委員長の報告のとおり、原案を可決することに決定いたしました。 △請願第2号 若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める請願 討論、採決 ○石井民雄 議長  次に、請願第2号若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める請願について、討論の通告がありますので、発言を許します。  賛成討論者、18番、望月久晴議員。 ◆18番(望月久晴議員) それでは、日本共産党戸田市議団を代表して、請願第2号若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める請願に、賛成の立場から討論いたします。  高齢者にとって年金は命綱です。現在、年金をもらっている人の半数近くが月額10万円未満です。老齢基礎年金額は満額で1カ月当たり6万5,000円で、基礎年金のみの受給で月額の平均が5万円弱の人は800万人もいます。65歳以上の高齢者世帯のおよそ4割が生活保護基準より低い収入で生活している、老後破産状態です。子供からの援助もなく、孤立する高齢者がふえています。若者も高齢者も安心して生活できる社会にしていくためには、安心できる年金制度が不可欠です。  ところが、年金生活者は、消費税の増税、医療費、介護保険料の値上げ、食料品の値上げで大変苦しくなっています。さらにマクロ経済スライドが適用されているために、年金支給額が年々削減されていますが、今後も物価が上昇しても、それに見合った年金の上昇はなく、少子化、平均寿命の伸びを理由に、この先30年間、年金が下がり続けることになります。昨日、国会で採択された年金カット法案は、物価が上昇しても、賃金が下がれば年金をさらに下げるもので、今の年金削減をさらに進めるものであります。こうした年金改悪は、高齢者の生活を脅かすだけでなく、若者にも将来不安を抱かせ、消費を冷え込ませることにもなり、日本経済にも悪影響が出ることは明らかです。  請願者の請願項目は、1、年金の隔月支給を国際水準並みに毎月支給に改めること、2、年金の毎年下げ続けるマクロ経済スライドを廃止すること、3、全額国庫負担の最低保障年金制度を早期に実現すること、4、年金支給開始年齢はこれ以上に上げないことの4項目です。この4項目は、圧倒的多くの国民の要求であり、戸田市議会としても採択すべきものと考えます。皆さんの賛同を心から訴えるものであります。(拍手) ○石井民雄 議長  以上をもって討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  本件に関する委員長の報告は不採択でありますので、原案について、起立により採決いたします。  本件を採択することに賛成の議員の起立を求めます。  (起立少数) ○石井民雄 議長  起立少数と認めます。  よって、本件は、不採択とすることに決定いたしました。 △請願第6号 「平和安全法制」を廃止することを求める意見書を国に提出を求める請願 討論、採決 ○石井民雄 議長  次に、請願第6号「平和安全法制」を廃止することを求める意見書を国に提出を求める請願について、討論の通告がありますので、発言を許します。  賛成討論者、7番、本田哲議員。 ◆7番(本田哲議員) それでは、日本共産党戸田市議団を代表し、請願第6号「平和安全法制」を廃止することを求める意見書を国に提出を求める請願に、賛成の立場から討論をいたします。  平和安全法制は、戦闘地域での米軍等への兵たんの拡大、戦乱が続いている地域での治安維持活動、地球のどこでも米軍を守るための武器使用、集団的自衛権の行使、自衛隊の海外での武力行使を可能にする、4つの仕組みが盛り込まれており、アメリカが引き起こす戦争に、世界中、切れ目なく、自衛隊が参加する道を開く法律であります。  請願趣旨では、平和安全法制は、憲法9条が禁じた国際紛争解決のための武力行使を可能とする法律で憲法違反であること、そのことについて多くの憲法学者や弁護士、さらには内閣法制局長官経験者などの専門家が繰り返し断じてきたこと、国民への説明や国会での審議も十分に尽くされておらず、立憲主義、民主主義を踏みにじっていること、戦争法の廃止を求める統一署名が1,580万を超えたことが記されており、多くの国民の廃案の声を押し切り制定をされ、施行された法律であることから、平和安全法制廃止を求めております。  今月12日から南スーダンPKO-UNMISSに派兵されている自衛隊に、平和安全法制に基づき、新たに付与された駆けつけ警護任務が実施可能となりました。同国では、政府軍によるUNMISSや国連、NGOの職員らへの攻撃が続発しており、自衛隊員が殺し殺される現実的な危険が今、押し迫っています。自衛隊が駐留するジュバでは、7月に大統領派と副大統領派武装勢力との大規模な戦闘が発生し、数百人が死亡しております。南スーダンでは、自衛隊派兵の前提となる停戦合意など、PKO5原則が崩壊していることは明瞭であり、国連も今月1日付の報告書で、南スーダンの和平合意は崩壊したと明言をしております。また、南スーダンPKOからの参加国撤退も相次いでおります。自衛隊を南スーダンから撤退させ、日本の貢献は憲法9条に立った非軍事の人道支援、民生支援の抜本的強化へと転換すべきであります。  違憲の武力行使につながる新任務付与の撤回はもちろん、憲法違反の平和安全法制は、請願趣旨のとおり、戸田市議会として廃止を求める意見書を国に提出すべきと考えます。 議員の皆さんの賛同を求めまして、請願第6号「平和安全法制」を廃止することを求める意見書を国に提出を求める請願の賛成討論といたします。(拍手) ○石井民雄 議長  以上をもって討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  本件に関する委員長の報告は、不採択でありますので、原案について起立により採決いたします。  本件を採択することに賛成の議員の起立を求めます。  (起立少数) ○石井民雄 議長  起立少数と認めます。  よって、本件は、不採択とすることに決定いたしました。 △各特別委員長報告の承認について ○石井民雄 議長  これより特別委員長報告の承認の件についてお諮りいたします。各特別委員長の報告は、これを承認することに御異議ありませんか。  (「異議なし」という人あり) ○石井民雄 議長  御異議なしと認め、承認することに決定いたしました。 △市長提出議案第126号 平成28年度戸田市一般会計補正予算(第7号) 上程、説明、質疑、委員会付託、委員長報告、討論、採決 ○石井民雄 議長  これより議案第126号平成28年度戸田市一般会計補正予算(第7号)を上程し、直ちに議題といたします。  提出者の総括説明を求めます。  神保市長。 ◎神保国男 市長  それでは、追加議案として提案いたしました案件につきまして御説明申し上げます。  議案第126号について申し上げます。本案は、一般会計予算の補正です。このたび市庁舎の議場天井裏で発見されましたアスベスト含有耐火被覆材について、早期除去を行う必要があることから、アスベスト除去及び天井改修工事に係る設計業務委託料について、新たに計上するものです。  以上、御説明を申し上げましたが、詳細につきましては担当から説明をいたしますので、御審議賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○石井民雄 議長  詳細説明を求めます。 ◎田中庸介 財務部長  議長。 ○石井民雄 議長  田中財務部長。 ◎田中庸介 財務部長  議案第126号平成28年度戸田市一般会計補正予算(第7号)について御説明申し上げます。  №6の一般会計補正予算書1ページをお開き願います。第1条において、今回補正をお願いしておりますのは、既定の歳入歳出にそれぞれ431万円を追加し、総額を491億5,818万3,000円とするものでございます。  それでは、3ページ以降にございます歳入歳出補正予算事項別明細書に基づきまして、歳出から御説明申し上げます。5ページをお開き願います。款2、項1、目6財産管理費の2庁舎管理費につきましては、本庁舎議場天井裏にある鉄骨部材にアスベスト含有耐火被覆材が確認されましたことから、直ちに対応すべく、議場天井裏アスベスト除去及び天井改修工事設計業務に係る委託料について増額補正をお願いするものでございます。  本件の経過でございますが、議場内において、11月中旬に雨漏りが発生しましたことから、雨漏りの原因を調査するため天井裏を確認いたしましたところ、天井裏にある鉄骨部分の小ばりに耐火被覆材が吹きつけてあることが確認されました。本庁舎については、平成17年度にアスベストの調査を実施しており、含有が確認された7カ所につきましては、平成25年度までに全て撤去済みとなっていたところでございますが、念のため直ちに、過去の経過を含め、調査を開始したところ、平成17年度当時の調査箇所に議場天井裏が含まれていないことが判明いたしました。そのため、当該耐火被覆材に対し、至急、アスベスト含有調査を行ったところ、アスベストが含有していることが確認されたところでございます。また、調査の過程で、空調機の使用により、天井裏の空気が一部議場内に循環している構造であることが確認されました。このため、速やかにアスベスト含有耐火被覆材を撤去し、正常な状況に復旧する必要があることから、設計業務委託料について追加提案させていただくものでございます。  なお、議場内については、空調機を稼働した状態で空気を測定したところ、アスベストの飛散は見られませんでしたので、あわせて御報告いたします。  以上が歳出の補正でございます。  次に、歳出について申し上げます。4ページをごらんいただきたいと存じます。款19・項1・目1・節1繰越金につきましては、歳出に対します歳入の不足額431万円を計上するものでございます。  最後になりますが、本件の対応といたしまして、万全を期すため、工事が終了するまで本会議場の空調を停止させていただくこととしております。これによって本会議の運営に御不便、御迷惑をおかけいたしましたことを心よりおわび申し上げまして、説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○石井民雄 議長  以上で説明は終了いたしました。  これより本案に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。  (「質疑なし」という人あり)
    ○石井民雄 議長  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  これより委員会付託を行います。  議案第126号については総務常任委員会に付託いたします。  この際、休憩いたします。  休 憩 11時36分  開 議 15時00分 ○石井民雄 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  議案第126号について、総務常任委員長から審査結果報告書が提出されておりますので、お手元に配付しておきましたから御了承願います。  総務常任委員長から審査の経過並びに結果について報告を求めます。  総務常任委員長、14番、伊東秀浩議員。 ◎伊東秀浩 総務常任委員長  皆さん、こんにちは。本日2回目の登板でございます。 総務常任委員会が付託を受けました議案第126号平成28年度戸田市一般会計補正予算(第7号)について、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。  執行部からは、設計業務の概要とあわせて、アスベストの分析調査に関し2社目の結果が出たことから、その内容についても説明を受けたところであります。執行部によりますと、分析結果自体は1社目の結果と同様であるものの、調査における所見につきまして、最初の調査箇所では、けば立ち等は見受けられなかったとの所見でありましたが、今回の調査箇所においては、けば立ちや剥離等が見受けられたとの所見であったとのことであり、空調機の使用により、議場内へ繊維が流れ込む可能性があること、また、なるべく早期の除去、もしくはそれが難しければ、半年の1回程度の頻度で空気中の飛散状況の調査を行うことが必要との見解が示されたとのことであります。また、アスベストの除去とあわせて、天井ボードを使用したつり天井では地震発生時等に危険であるため、設計上、可能であれば膜天井に改修したいとの説明がありました。  委員からは、今回の調査結果ではアスベストが剥離しているということだが、具体的に天井裏のどの部分になるのかとの質疑があり、執行部より、議場の天井裏には入り込むことができないことから、調査を行ったのは録音室の天井裏部分であり、雨漏りがある箇所ではない。全ての状況を目視できていないことから、いずれにしても早急に除去することで対応したいとの答弁がありました。これを受けて、委員より、アスベストを早急に除去するとともに、作業に当たっては、厳重な囲い込み等を行い、工事に当たる労働者の健康にも十分注意しながら進めてもらいたいとの要望が出されました。  別の委員からは、アスベスト除去の際の具体的な作業内容について質疑があり、執行部より、天井を全て剥がし、アスベストの除去を行うが、その際は埼玉県の中央環境管理事務所の立ち会いが法令で定められており、クリーンルームを設置して、外部への飛散を防ぐ形で工事を行うことになる旨の答弁がありました。また、実際の工事費の見込みについても質疑があり、執行部より、あくまでこれから積算するものであるが、過去の事例からすると、2,000万円前後にはなるものと考えているとの答弁がありました。また、ダクトの設置についても質疑があり、執行部より、ダクトを設置したいと考えているが、天井とはりの間が狭く、天井を下げる必要もあることから、経路も含めて設置できるか検討していくとの答弁がありました。 さらに、工事に関する予算措置について質疑があり、執行部より、設計業務の完了が3月末になる見込みであることから、3月定例会には間に合わないが、逆に6月定例会を待つこともできないので、可能であれば4月のなるべく早い段階で予算措置をしたいと考えているとの答弁がありました。  他の委員からは、早急な対策を求めるとともに、議場は品位が求められる場所であることから、しっかりとした設計を行った上で、膜天井とすることも含めて、完璧な作業を行ってもらいたい旨の意見が出され、執行部より、広い空間でのつり天井は危険であり、今回天井材を剥がし、安全なものにかえていきたいと考えている。また、照明も改修せざるを得ないので、この点についても設計の中で十分検討したい。工期が短いという制約があるが、できる限りの対応をしたいとの答弁がありました。  他の委員から、今回の調査結果を受けて、以前、議場内でダクトからほこりが落ちてきたことがあるが、それがアスベストである可能性についてどう考えているかとの質疑があり、執行部より、空調機自体にもフィルターがあることから、そこを通過して議場内に大きなほこりのようなアスベストが落ちてくるとは考えづらいとの答弁がありました。 また、2社目の調査結果からも、アスベストの部分について、隔離、密閉した状態を維持する必要があるのではないかとの質疑があり、執行部より、空調をとめることで空間的には区切られることになり、囲い込みに近い状態であると考えているが、いずれにしても早急な除去を行いたいとの答弁がありました。また、他の公共施設の調査についても質疑があり、執行部より、以前の調査では職員が図面の確認を行っていたことから、改めて専門業者による確認をお願いしたいと考えているが、対象施設が84カ所あり、広範囲となることから、なるべく効率的に実施できるよう検討している旨の答弁がありました。  これに関連し、別の委員から、他の公共施設の調査を行う際は、目視だけでなく、当時の資料に基づいた調査を行ってもらいたいとの意見が出され、執行部より、図面等が残っていれば専門業者に確認してもらいたいと考えている。また、施工年月等から想定できるものもあると考えられることから、専門業者による精度の高い調査を実施したいとの答弁がありました。さらに、公共施設によっては、アスベストの上から別の素材を吹きつけるという形で対応しているところもあることから、このようなところについても今後十分に注視してもらいたいとの意見が出されました。  そのほかにも種々質疑を交わし、審査した結果、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、総務常任委員長報告といたします。 ○石井民雄 議長  以上をもって委員長の報告は終わりました。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。  (「質疑なし」という人あり) ○石井民雄 議長  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  討論通告受け付けのため、休憩いたします。  休 憩 15時07分  開 議 15時07分 ○石井民雄 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 これより討論、採決に入ります。  議案第126号について、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  本案に関する委員長の報告は原案可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。  (「異議なし」という人あり) ○石井民雄 議長  御異議なしと認めます。  よって、本案は、委員長の報告のとおり、原案を可決することに決定いたしました。 △市長提出議案第127号 人権擁護委員候補者の推薦について 上程、説明、質疑、討論、採決 ○石井民雄 議長  これより議案第127号人権擁護委員候補者の推薦についてを上程し、直ちに議題といたします。  提出者の説明を求めます。  神保市長。 ◎神保国男 市長  それでは、追加議案として提案いたしました案件につきまして御説明申し上げます。  議案第127号について申し上げます。本案は、人権擁護委員候補者の推薦に係る案件であり、現在委員であります駒崎侊司氏の退任に伴い、新たに鷲谷三義氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき議会の意見を求めたく、提案するものです。  以上でございますが、御審議賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○石井民雄 議長  お諮りいたします。本案は、質疑を終結し、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。  (「異議なし」という人あり) ○石井民雄 議長  御異議なしと認め、さよう決定いたしました。  討論を終結し、採決に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。  (「異議なし」という人あり) ○石井民雄 議長  御異議なしと認め、討論を終結し、採決いたします。  本案は、同意することに御異議ありませんか。  (「異議なし」という人あり) ○石井民雄 議長  御異議なしと認め、同意することに決定いたしました。 △議員提出議案第7号 地域防災力の向上と災害に強い防災拠点の整備を求める意見書 △議員提出議案第8号 ホームドアの設置と「内方線付き点状ブロック」の整備促進を求める意見書 △議員提出議案第9号 安心な社会保障と強い地域経済を構築するための地方財政措置を求める意見書 上程、説明、質疑、討論、採決 ○石井民雄 議長  これより議員提出議案の上程に入ります。  件名を事務局長が朗読いたします。  吉田議会事務局長。 ◎吉田豊 議会事務局長  朗読いたします。  議員提出議案第7号地域防災力の向上と災害に強い防災拠点の整備を求める意見書、議員提出議案第8号ホームドアの設置と「内方線付き点状ブロック」の整備促進を求める意見書、議員提出議案第9号安心な社会保障と強い地域経済を構築するための地方財政措置を求める意見書。  以上でございます。 ○石井民雄 議長  ただいま朗読いたしましたとおり、議員提出議案3件を一括議題といたします。  提出者の説明を求めます。  議員提出議案第7号、24番、熊木照明議員。 ◎24番(熊木照明議員) 議員提出議案第7号につきましては、案文の朗読をもって説明にかえさせていただきます。  地域防災力の向上と災害に強い防災拠点の整備を求める意見書。  東日本大震災、熊本地震を初め、土砂災害、大水害等、各地で想定を超える大規模な自然災害が発生し、甚大な被害が相次いでいる。本年においても、4月の熊本地震のみならず、8月以降の複数の台風により、特に北海道や東北地方を中心に多くの人命が失われ、甚大な被害に見舞われた。また、10月には鳥取でも震度6弱の地震が発生している。迅速な復旧、復興とともに、安全・安心な国づくりに資する防災・減災対策は喫緊の課題である。  よって、政府においては、地域防災力の向上と災害に強い防災拠点の整備を図るため、下記の事項について取り組むことを強く求める。  記。1、被災者支援システムの全自治体への完備、普及や、学校区単位での自主防災コミュニティーの組織化や訓練の実施等、地域防災力の向上を図ること。  2、大規模水害から住民の命と暮らしを守るための自治体の枠を越えた流域ごとのタイムラインの作成や、避難行動に直結するハザードマップの作成、適切な避難勧告、指示発令のための体制構築を図ること。  3、災害に強い防災拠点の整備として、スマートフォン等での家族の安否や緊急連絡を得られるようにするための公衆無線LANの設置や、災害時におけるトイレ機能確保のための整備を促進すること。  4、子供や女性、高齢者や障害者が避難所生活でつらい思いをすることがないよう、避難所の環境整備や防犯体制を強化すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成28年12月15日。埼玉県戸田市議会。  提出先は、内閣総理大臣、総務大臣、国土交通大臣、内閣府特命担当大臣(防災)であります。  以上、よろしく御決定くださいますようお願い申し上げまして、説明といたします。 ○石井民雄 議長  次に、議員提出議案第8号、14番、伊東秀浩議員。 ◎14番(伊東秀浩議員) 議員提出議案第8号につきましては、案文の朗読をもって説明にかえさせていただきます。  ホームドアの設置と「内方線付き点状ブロック」の整備促進を求める意見書。  本年8月、東京メトロ銀座線青山一丁目駅で、盲導犬を連れていた視覚障害者の男性がホームから転落し、死亡するという大変痛ましい事故があった。また、その対策に動き出していたやさき、10月には、近鉄大阪線河内国分駅で、全盲の男性がホームから転落し特急電車にはねられ亡くなるという事案が発生した。  現在、1日に10万人以上の乗降客がある全国251駅のうち、ホームドアが設置されている駅は77駅にとどまっている。また、平成28年3月末現在、全国約9,500駅のうち、ホームドアの整備が完了しているのは665駅である。駅の安全対策の観点からも、列車との接触や転落防止に効果が高いホームドアや転落防止柵の設置は急務である。  また、ホームドア等が設置されるまでの対策として、視覚障害者がホームの内側を判別できる「内方線付き点状ブロック」の整備も重要である。現在、1日の利用者が1万人以上の駅での整備率は63%であるが、ぜひ全駅において整備を進めるべきである。  よって、政府においては、視覚障害者を初め、駅利用者が安心して駅ホームを利用できるよう、ハード、ソフト両面における総合的な転落事故防止対策の検討を急ぐとともに、駅ホームのさらなる安全性向上に向け、下記の事項について取り組むことを強く求める。  記。1、ホームドアの設置に当たっては、全ての鉄道駅ホームの危険箇所の実態調査を速やかに行うこと。とりわけ転落の危険性が高い駅については、現在計画中の駅とあわせて、速やかな設置を実現すること。  2、「内方線付き点状ブロック」の整備については、全駅での整備を促進すること。  3、ソフト面の対応として、希望者への駅係員のアテンドや一般旅客に対する誘導案内、さらには視覚障害者への積極的な声かけ等、事故を未然に防ぐ対策を強化すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成28年12月15日。埼玉県戸田市議会。  提出先は、内閣総理大臣、国土交通大臣であります。
     以上、よろしく御決定くださいますようお願い申し上げまして、説明といたします。 ○石井民雄 議長  議員提出議案9号、20番、手塚静枝議員。 ◎20番(手塚静枝議員) 議員提出議案第9号につきましては、案文の朗読をもって説明にかえさせていただきます。  安心な社会保障と強い地域経済を構築するための地方財政措置を求める意見書。  政府は、日本が世界に誇る社会保障の充実、安定化と、そのための安定財源の確保及び財政健全化の同時達成を目指し、社会保障と税の一体改革を進めてきた。  しかしながら、今般、世界経済が直面するリスクを関係諸国が一体となって回避するために、医療や介護などを支える消費税率の10%への引き上げが平成31年10月まで再延期されることになった。  他方で、2012年には約1,500万人だった75歳以上の高齢者数は、2015年には約1,700万人、そして2025年には約2,200万人と推計されており、このように急激に進行する高齢化への対策は確実に進めることが必要である。また、日本は本格的な人口減少の時代に突入し、2015年の人口減少幅が約27万人と過去最大となった。まさに、高齢化対策も少子化対策も待ったなしである。  さらに、これらの施策を支える安定財源を確保するための日本経済の底上げも正念場であり、GDPと雇用の約7割を占める地域経済圏の活性化が求められている。今こそ地域資源や地域の特色に着目した農林水産業の6次産業化や魅力ある観光産業の開発など、産・学・金・官の連携による地域産業の創造と地方への移住促進や、小さな拠点、生涯活躍のまちづくりなど、将来にわたって活気ある地域づくりを本格的に推進すべきときであると考える。  そこで、政府においては、全ての国民が等しく住みなれた地域で安心して暮らし続けられるように、財源の確保を図った上で、安心な社会保障と強い地域経済を構築するための地方財政措置を適切に講じることを強く求め、以下の事項について要望する。  記。1、消費税率の引き上げ延期による地方における社会保障の充実施策の実施に支障が生じることのないよう、所要の財源を確保すること。特に要望の強い保育の受け皿整備にかかわる財源については、地方負担分も含めて国の責任において適切に財源措置を講じること。  2、人材確保が喫緊の課題となっている保育士、介護職員などの処遇改善など、一億総活躍プラン関連施策の実施についても、地方負担分も含めて国の責任において適切に財源措置を講じること。  3、人口減少社会への対応という中長期的な課題に取り組む地方自治体をサポートし、地域の実情に応じて、自主性、主体性を発揮し、地方創生を推進することができるよう検証した上で、まち・ひと・しごと創生事業費を中期的に継続すること。また、地方創生推進交付金についても、安定かつ継続的に所要の財源を確保すること。  4、地方自治体が提供する社会保障の充実策を初め、福祉、学校教育、消防、道路や河川等の社会基盤の整備など、国民生活に密接に関連する多くの行政サービスを確実に実施するためには、地方一般財源の確保が不可欠であり、特に地方交付税総額については確実に確保すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成28年12月15日。埼玉県戸田市議会。  提出先は、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、内閣府特命担当大臣(少子化対策)、内閣府特命担当大臣(地方創生)であります。  以上、よろしく御決定くださいますようお願い申し上げまして、説明といたします。 ○石井民雄 議長  お諮りいたします。本案3件は、質疑を終結し、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。  (「異議なし」という人あり) ○石井民雄 議長  御異議なしと認め、さよう決定いたしました。  討論を終結し、採決に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。  (「異議なし」という人あり) ○石井民雄 議長  御異議なしと認め、討論を終結し、採決いたします。  本案3件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」という人あり) ○石井民雄 議長  御異議なしと認めます。  よって、本案3件は、原案のとおり可決することに決定いたしました。 △委員会提出議案第2号 戸田市議会委員会条例の一部を改正する条例 上程、説明、質疑、討論、採決 ○石井民雄 議長  これより委員会提出議案第2号戸田市議会委員会条例の一部を改正する条例を上程し、議題といたします。  提出者の説明を求めます。  議会運営委員長、24番、熊木照明議員。 ◎熊木照明 議会運営委員長  委員会提出議案第2号戸田市議会委員会条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。  本案は、常任委員会の所管事項及び任期を変更するものであります。  まず、改正に至る協議経過でありますが、所管事項の変更につきましては、先ほどの議会改革特別委員長報告において触れられておりますので、ここでは議会運営委員会で協議をいたしました任期の変更について申し上げます。  もともと1年であった常任委員会の任期は、今期より2年に変更されたところでありますが、平成29年の戸田市議会議員一般選挙に向けた議員定数等の協議の中で、委員より、1年のほうがより円滑で活発な委員会運営ができるのではないかとの提案があったことから、協議を行うことになったものであります。  1年任期のメリットといたしましては、毎年委員が入れかわることで年間活動テーマにスピード感を持って取り組むことができるといった点が上げられます。当委員会における協議では、2年任期のメリットとして、同一年度の予算と決算を審査することで、より深い議論が可能になり、執行部に対するチェック機能が強化されるといった意見や、2年任期としたことについて十分な検証が行われていないなどの意見が出されました。一方で、1年任期になっても同一議員が再度同じ委員会に所属することは可能であるとの意見も出されたところであり、これらを踏まえ協議を重ねた結果、任期を1年と変更することに決定した次第であります。  それでは、改正内容について御説明申し上げます。お手元に配付しております新旧対照表をごらん願います。  まず、第2条の常任委員会の所管について、総務常任委員会に消防本部を加えるとともに、市民生活常任委員会の消防本部を削除するものであります。  次に、第3条の常任委員の任期について、2年を1年に改めるものであります。  最後に、附則といたしまして、施行期日を次期議員の任期開始日である平成29年2月6日からとするものであります。  以上、よろしく御決定くださいますようお願い申し上げまして、説明といたします。 ○石井民雄 議長  お諮りいたします。本案は、質疑を終結し、直ちに討論、採決に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。  (「異議なし」という人あり) ○石井民雄 議長  御異議なしと認め、さよう決定いたしました。  討論を終結し、採決に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。  (「異議なし」という人あり) ○石井民雄 議長  御異議なしと認め、討論を終結し、採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」という人あり) ○石井民雄 議長  御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案のとおり可決することに決定いたしました。 △閉会中継続審査事項の委員会付託 ○石井民雄 議長  次に、各委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付の継続審査事項表のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。本件は、申し出のとおり閉会中継続審査に付することに御異議ありませんか。  (「異議なし」という人あり) ○石井民雄 議長  御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 【参照】巻末資料359ページ △退職議員挨拶 ○石井民雄 議長  この際、任期最終の定例会に際し、今期をもって退職される議員各位から発言の申し出がありますので、順次、発言を許します。  1番、中山祐介議員。(拍手) ◆1番(中山祐介議員) 温かい拍手をありがとうございます。議長のお許しをいただきまして、今議会において退任の挨拶の機会をいただき、まことにありがとうございます。  1期4年という短い間ではありましたが、貴重な1票を投じていただき御支持いただきました市民の皆様に、まずもって深く御礼を申し上げます。  そして、議会活動におきましては、神保市長を初め、歴代の執行部の皆様並びに諸先輩議員の皆様、そして関係各課の皆様、議会事務局の皆様には、終始丁寧な御対応と、さまざまな面でお一人お一人から常に温かい御指導をいただきましたことに対しまして、心より感謝を申し上げます。右も左もわからない、当選時26歳、最年少の私に対して、多方面で気にかけていただき、まことにありがとうございました。  政治のきっかけは何かと考えましたが、私の曽祖父は斉藤増之助といい、昭和34年から7期28年にわたり、お隣の川口市議を務めさせていただきました。任期中、2度の議長もやらせていただきました。また、戸田に関係しますことですと、競艇組合議会で百条委員会を設置したとき、その委員長であったということです。尊敬する曽祖父があったからこそ、今の私があると思っております。  引退を決意した理由でありますが、私は、今はなき「みんなの党」の党派拡大の意を受け、戸田に土地家屋調査士・行政書士事務所を開業し、選挙に挑みました。4年前は独身でしたが、今は結婚を経て2児の父となり、士業事務所を3つ、AI関連のITベンチャー会社法人を2つ持つに至りました。今後は、一市民として市政の発展と議員の皆様の御活躍をお祈り申し上げますとともに、社会変化の激しい中、これからの、誰もわからない未来をつくるため、議員の職を辞し、4年前の選挙に負けない大きなチャレンジに、また大胆に挑みたいと思います。  議員の皆様、大変にお世話になりました。4年間、本当にありがとうございました。(拍手) ○石井民雄 議長  18番、望月久晴議員。(拍手) ◆18番(望月久晴議員) 議員退任に当たり、御挨拶の機会をいただき、感謝いたします。  私は、1989年、平成元年の選挙で議員に初当選し、以来7期28年、多くの市民、党員、後援会の皆様に支えられ、議員活動を行ってくることができました。私が議員になる少し前に、国保10割給付が打ち切られたため、私は国保10割給付の復活を最大の公約に、当選しました。一番最初の一般質問も、国保10割給付の復活でした。議員になってからも国保10割給付復活を求め、署名活動で地域を回ったことを、今でも思い出します。その後も国保税の引き下げを求める署名で、何回となく地域を回ってきました。  国保については、2018年度から国保の財政運営が市から県に移管されます。これに伴い、一般会計の法定外繰り入れを5年でなくすという方針が示されておりますが、1世帯平均7万円前後の値上げになり、払いたくても払えない国保加入者が続出して、国保制度から排除される市民が多数出ることが予想されます。ぜひ今後とも繰り入れを堅持し、社会保障としての国保制度を守っていただきたいと、心から願っております。  私の議員活動は、住民の要求、住民の意見に基づいて、さまざまな課題に取り組んできたことです。住民の要求、地域の課題解決のために、まず署名活動を行い、市に要望し、さらに一般質問で取り上げてきました。私が署名活動で取り組んできた主なものは、国保10割給付の復活、国保税の引き下げ、集中豪雨対策、特養建設、tocoバス逆回り運行、喜沢南地域に公園を、こども医療費の中学校卒業までの無料化、窓口払いの廃止などです。これらの署名用紙を持って、同志と一緒に地域を1軒ずつ、軒並み何回も回ってきました。実現できなかったものもありますが、多くの要求を実現することができました。これは何といっても地域住民の力だったと思います。  私が特に力を入れて住民と取り組んできた課題は、下戸田地域の集中豪雨対策です。1999年7月29日、戸田市は集中豪雨に見舞われました。私の住んでいる喜沢南とその周辺地域は、道路冠水が最大40センチにもなり、床上、床下浸水など、大きな被害がありました。私はそのとき、水の出た地域を回り、住民の意見を聞いて、その後すぐ集中豪雨対策の強化を求める署名運動を、地域の住民と協力して行いました。そして、11月19日、1,600人の署名を神保市長に提出しました。このことが喜沢南地域の水害対策の大きな前進になったと思っています。  その後も2005年9月4日の集中豪雨、また、2006年5月24日にも集中豪雨があり、その都度、一般質問で取り上げてきました。集中豪雨対策では、執行部、職員の皆さんに大変お世話になり、心から感謝しております。  議員活動の中で忘れられないのが、中町多目的広場に豪華な中ホールを建設する問題でした。私が議員になって1期目のとき、共産党の議員を除いた下戸田地域の議員と町会長で、中町多目的広場に豪華な中ホールを建設するということで合意され、その後、亀井議員と私に賛成してもらいたいとの話がありました。私は、文化会館があるのに新たなホールは要らないと思い、周辺住民にそのことを伝えました。すると、周辺住民からも、税金の無駄遣い、ホールは要らないとの声が上がり、私もびっくりするほどホール建設反対の大きな住民運動が起きました。その後、いろいろなことがありましたが、結果としてホールはできないことになり、中町多目的広場はそのまま残ることになり、本当によかったと思っています。  28年間の議員活動は、さまざまなことがありました。また、不十分なこともたくさんありましたが、今思えば全て楽しい思い出であります。  これからは一市民として、市民の暮らしと福祉の向上を目指して、地域住民とともに活動していきたいと考えております。  職員、執行部の皆様、また、議員の皆様にも、長い間、大変お世話になりました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。(拍手) ○石井民雄 議長  23番、秋元良夫議員。(拍手) ◆23番(秋元良夫議員) 長い間の念願がかなって、国旗、市旗が掲げられ、同時に、やっと、やっと新調になった椅子に別れを告げなければなりません。貴重な時間をいただき、引退に当たって挨拶をさせていただきますこと、まことにありがたく、御礼を申し上げます。  ことしで、初当選以来、5期20年目が終わろうとしております。議員各位に、また、神保市長初め執行部の皆様に、心から感謝を申し上げます。  ことしは、自分にとっても節目の年でありました。戸田市が市制施行50周年、私は来年3月でちょうど70歳となります。区切りをつけるのに、よいときだと判断をいたしました。何事もそうだと思いますが、やめるときが一番大事であり、難しい選択であると思います。  市政に参画した私の原点は、当時の神保県議であり、現在の神保市長でありました。私が市長になるから、議員になって一緒に汗を流してくれと言われました。サラリーマンで、ゴルフとマージャンばかりして、極楽トンボではいけないと思ったときでありました。以来、神保さんを市長にする、一緒に汗を流し、住みよい日本一の戸田市にせねばならないと、この使命感に燃えた20年間でありました。  2期目で10人の会派の団長となりました。不徳の私を今日まで支えてくれた仲間に、深く感謝いたすと同時に、他会派の議員各位にも御礼を申し上げます。  20年間で特に記憶に残るのが、合併問題で揺れたときであります。私がよかったと思ったことは、強いリーダーシップを持ち、それを発揮された神保さんが市長であったことだと思います。合併をしない宣言をして、現在の戸田市があるわけであります。神保さんを市長にし、一緒に汗を流す。この選択は間違いではなかったし、この道に入ってよかったと達成感が、今、自分にはあります。最近、年とともに我が強くなった、小言が多くなったと思われる同僚がいらっしゃるかもしれませんが、今が本当の自分であり、お許しをいただきたく存じます。  2つだけ申し上げたいことがあります。  1点目、市民憲章についてであります。大変よくできた、すばらしい市民憲章だと私は思います。議会の初日に全員で唱和をしておりますが、議員さんは数名、執行部席では約半分の方が顔を上げて唱和しております。覚えているけれども、自信がないから下を向いて紙を読み、とおっしゃるかと思います。議員さんも、執行部の皆様も、戸田市のリーダーでありますので、ぜひ顔を上げて、堂々と唱和をしていただきたいとお願いいたします。  そういう自分はどうなのか。自分も過去に議長席で先導をさせていただきましたが、一度も下を向きませんでした。そのことを知っているのは、顔を上げて唱和をされていた議員さん何人かだけだと思います。  2点目。ある集会で申し上げたことがありますが、しがらみという言葉についてであります。言葉そのものは御存じだと思います。意味はいかがですか。それも皆さん御存じのとおりであります。漢字では「柵」と書きます。辞書を引いて見れば、木や竹を並べて組んだもの、離れられないもの等々であります。いろいろな議員さんのリーフレットや広報を見ますと、このしがらみを悪い意味で捉え、しがらみのない政治をすると言います。捉え方は自由であり、強要するものでもありません。ただ、私は正反対で、しがらみだらけの人生であり、議員生活でありました。神保市長とのしがらみは35年にも及びます。地域とのしがらみ、こちらは70年になります。自分を応援してくれる友人とのしがらみ等々、がちがちの、しがらみだらけの人間であります。ここにいる議員さんのほとんどが、しがらみだらけなのではないでしょうか。これが自分の考え方であり、生き方でありと申し上げたかったのであります。他意はございません。  最後に、3つ目になってしまいましたが、蕨戸田衛生センターと戸田競艇についてお願いがあります。議員各位には、両組合の生い立ちをしっかりと認識していただきたい。戸田の先人たちが、地域の人たちが、どれだけの苦労をされて、協力をされて、今日の組合があるのかと、わかっていただきたいと思います。  戸田競艇については、戸田競艇組合議会の議長としてお願いがあります。議員各位が組合から得る報酬分ぐらいは売り上げに御協力をしていただきたい。売り上げ低迷の折、ぜひお願いしたいと思います。皆さんには決戦間近でございますので、来期からで結構でございます。  衛生センターについては、美女木地区にとって、以前は迷惑施設そのものでありました。設立当初からのにおいは、我々の年代までの方しか知らないと思います。ダイオキシンなる言葉は近年の言葉であり、知るすべもありませんでした。近年は公害のない迷惑のかからない施設になっていると思いますが、議員各位には御理解を賜りますようお願いいたします。  以上、勝手なことを申し上げましたが、いのしし年のB型、いのしし年のB型、これは身勝手この上ない生物であります。皆さんのお近くにもお住まいでしたら、十分注意をされたほうがよろしいかというふうに思います。それが私でございます。それゆえに、お許しをいただきたいと存じます。  本当に最後になりましたが、1月の選挙に挑戦される議員各位には、当選の栄誉をかち取り、また、議会にて活躍されますよう御期待申し上げます。  神保市長初め、執行部の皆様には、市民ファースト、市民ファースト。次の選挙に自分が出るのであれば、このフレーズを使わせていただこうかなどと思っておったのですが、この市民ファーストをモットーに、御健勝にての活躍を御祈念申し上げます。  長くなりましたが、戸田市の限りない発展をお祈りし、退任の御挨拶とさせていただきます。本当に長い間お世話になりました。ありがとうございました。(拍手) ○石井民雄 議長  大変恐縮でありますが、私からも一言、御挨拶をさせていただきます。(拍手)    【石井民雄議長 登壇】
    ○石井民雄 議長  今期で議員活動に終止符を打つことにいたし、改めて、一言、御挨拶を申し上げます。  思い返しますと、昭和60年1月の市議会議員一般選挙に37歳の年齢で立候補させていただき、後援会の皆様方初め、多くの市民の皆様方の御支援を賜り、初当選をさせていただきました。初議会は、今は亡き斎藤純忠体制でございました。当時、多くの先輩議員の皆様にも大変お世話になりました。以来、8回の選挙を経て、32年間もの長きにわたり、現在の神保国男市長様を初め執行部の皆様、そして同僚の議員の皆様には大変お世話になりました。衷心より感謝と御礼を申し上げます。  私が議員としての道を志したいきさつを申し上げますと、父、巳佐雄が昭和58年12月に、議員生活8期目のさなか、病気により亡くなり、その後、私を後継に推す話が持ち上がりましたが、私には全くその気はありませんでした。私を変えたのは、祖母が授けてくれた的確なアドバイスでした。それは、「もし少しでも人々や地域社会のために働くことができるのであれば、力を尽くしなさい」という言葉でありました。この一言を聞いて、私の中に雷が落ちたぐらいの電流が走り、この道を選ぶ決意をいたしました。今、振り返りますと、祖母の期待にどの程度応えられたのか、定かではありません。しかしながら、これまでに経験をさせていただいたことを生かしながら、一市民として、あの世で眠る祖母の期待に応えられるよう、生涯にわたって引き続き努力をしてまいる所存でございます。  これまでの32年間の議員生活を思い返しますと話は尽きませんので、かいつまんで申し上げますと、平成7年2月に、同僚議員の御推挙により第31代戸田市議会議長に就任したことが思い出に残ります。その際には、阪神・淡路大震災の直後であったことから、東日本大震災のときと同様に、多くの議員が防災関係の一般質問をしていたことが、今、思い出されます。これにより、戸田市の防災対策が大きく進展したことから、議会が果たした役割は大変大きかったと自負しております。現在では、災害発生時の議会の対応要領などを定め、本日皆様方にも議会の災害に対するマニュアルが配られたと思いますけれども、議会が果たすべき役割は大変大きなものがあったかと思います。さまざまな自然災害のリスクと隣り合わせの日本において、常に防災、減災対策に取り組んでいかなければならないことを強く実感したところであります。  そして、今年の2月から第52代戸田市議会議長に再び就任いたしました。幸いにもことしは戸田市が市制施行50周年を迎え、その年に議長の大役を仰せつかったことは、大変光栄なことであり、喜びとともに、その責任の重さを痛感した1年でありました。市制施行50周年を記念して、さまざまなイベントが開催されましたが、その中でも10月30日に戸田市議会の主催で開催いたしました高校生議会は、戸田市議会の歴史に残る大変すばらしいイベントであったと自負しております。  そのほかにも、戸田市議会議員の出場するイベントとして、レガッタの大会が戸田の漕艇場で行われました。議員の皆さんも大勢参加をしていただいて、ことしこそ、地元の開催でありますので、優勝ということで、早くから練習をしていただいて、その大会に臨みました。その成果もあって、5位に入賞をいたしました。これから引き続きこの大会はあると思いますので、議員の皆様には、また、一生懸命練習をしていただいて、このレガッタでも戸田市の名を、戸田市議会の名を多くの市民の皆様にも広めていただければというふうにお願いを申し上げます。  先ほど申し上げた高校生議会は、公職選挙法の改正により、選挙権年齢が二十以上から18歳以上に引き下げられ、政治参加への意識を高める主権者教育の重要性が強く認識されるようになりました。南陵高校及び戸田翔陽高校の生徒の皆さんに参加をしていただき、一番身近な市の意思決定機関である市議会の活動に直に触れ、議会や議員が果たす役割を理解し、政治に対する関心や意識を深めていただくことができました。両校の校長先生、また教員の先生方からも、この高校生議会に生徒が参画をさせていただき、本当にありがとうございましたという感謝の言葉もいただいております。また、できたらこれからも取り組んでいただけたらというお言葉もいただきました。これからの日本を担っていく高校生の新鮮で率直な意見を伺い、日本の未来は明るく希望に満ちたものであると、強く実感したところであります。それは、高校生議会が終了した時点で、参加をされた生徒さん一人一人にコメントをいただきました。本当に、最初はコメントが聞けないのかなというふうに思ったのですけれども、1人口を切っていただいたら、全員、すばらしかったです、ありがとう、参加してよかったというコメントをいただきました。そして、できたら、このようなイベントを定期的に開催していただければというお話もいただきました。  これから、来年1月、皆さん寒い寒中に選挙がございます。それぞれの皆さん、健康に気をつけていただいて、「当選」という2文字に向かって頑張っていただいて、全員がまたこの議場に戻っていただいて、これからの新しい、51年目を迎える戸田市のスタートとして、そして戸田市が今後60年、100年と、その進む、発展する基礎となりますように、皆さん頑張っていただきたいというふうにお願いを申し上げます。  私も、今まで健康に恵まれ、大過なく、この32年間を過ごすことができました。自分の体にも感謝をしたいと思います。また、浅学非才な私が32年間もの長きにわたって議員を続けてこられましたのも、私を温かく支えてくださいました市民の皆様、そして同僚の議員の皆様、神保市長を初めとする執行部の皆様、そして議会事務局の皆様のおかげでございます。本当にこの場をおかりして、感謝、御礼申し上げます。ありがとうございました。  一つだけ申し上げますけれども、神保市長にお願いしますけれども、戸田市の職員の皆様に、みんなでやはり挨拶ができるようにお願いをできればというふうに思っております。私が散歩をしておりましても、挨拶をしてくれる-今の子供たちは挨拶すると何か災害に巻き込まれてしまう、余り知らないおじさんには話をしないというふうなことを言われているようですけれども、やはり挨拶をすると、お互いに心も和み、いろいろな、その挨拶から開けてくることがございますので、ひとつよろしくお願いを申し上げる次第でございます。  終わりに当たり、今までの長きにわたりましての感謝と御礼の言葉とさせていただき、退任の挨拶とさせていただきます。本当に長い間、お世話になりました。ありがとうございました。(拍手)    【石井民雄議長 議長席に着席】 △市長挨拶 ○石井民雄 議長  この際、閉会に先立ち、市長より発言の申し出がありますので、これを許します。  神保市長。 ◎神保国男 市長  平成28年第5回戸田市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  本定例会は、11月22日に開会し、本日まで24日間の会期の中、議員各位におかれましては、御提案申し上げました諸議案につきまして慎重審議を賜り、御決定をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。  本日、定例会が閉会の運びとなりましたが、議員各位より賜りました御意見、御要望等につきましては真摯に受けとめ、今後の市政運営に生かしてまいりたいと存じます。  さて、在任中、多くの功績を残されました議員各位の任期も、いよいよ間近に迫ってまいりました。この4年間を改めて振り返りますと、市民医療センター診療棟とこどもの国のリニューアルオープンに続き、あいパルがオープンし、市民ニーズに応えるための施設整備が完了いたしました。  そのような中、平成25年10月には人口が13万人を突破しました。本市は、人口減少社会にあっても、選ばれる自治体として活気に満ちあふれ、人口増加率では全国市区で7位にランクする勢いで増加が続いております。平成26年7月には自治基本条例を施行し、今後のまちづくりの基本的な考え方やルールが定められ、さらに本年4月から第4次総合振興計画後期基本計画がスタートいたしました。消費税率が引き上げられ、市民生活にも影響がありましたが、市政が着実に進展を遂げ、無事に市制施行50周年を市民の皆様とともにお祝いできましたのも、ひとえに議員各位の御支援、御協力のたまものであり、この場をおかりいたしまして心より御礼申し上げます。  また、本議会を最後に勇退されます中山祐介議員におかれましては1期4年間、望月久晴議員におかれましては7期28年間、秋元良夫議員、栗原隆司議員におかれましては5期20年間、そして石井民雄議長におかれましては8期32年間の長きにわたり、市政の発展のため尽力されてこられました。この間、多くの要職を歴任され、常に温かい御指導、御協力をいただきましたことに心より感謝申し上げます。議員バッジを外されましても、市政に対しまして今後も変わらぬお力添えを賜りますよう、切にお願い申し上げます。  最後に、引き続き出馬を予定されております議員各位におかれましては、心より御健闘をお祈り申し上げます。議員各位の任期中の御厚情に対し、重ねて感謝を申し上げ、閉会に当たっての挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。 △議長挨拶 ○石井民雄 議長  閉会に当たりまして、私からも一言御挨拶申し上げます。  11月22日に開会いたしました今定例会も、本日ここに閉会の運びとなりました。議員並びに理事者各位の御協力によりまして円滑な議会運営ができましたことを、深く感謝申し上げます。  ただいま、私を含め、今期で勇退されます議員各位から御挨拶をいただき、万感胸に迫るものがございました。今後とも健康に御留意されまして、これまでの議員経験を生かし、市政発展のために御協力を賜りますよう、お願いを申し上げます。  また、再び立候補されます議員各位におかれましては、厳しい寒さの中の選挙となりますが、健康には十分御留意され、御健闘いただき、ぜひとも当選の栄誉を得られますようお祈り申し上げます。  なお、本年2月に議長に選任いただき、本日まで議会運営等の大役を果たすことができましたのも、皆様方の御理解と御協力によるものと、心より感謝を申し上げます。  本年も残すところ半月余りとなりましたが、健康には十分御留意されますとともに、皆様方の御多幸と御活躍を心より御祈念申し上げ、御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 △閉会 ○石井民雄 議長  以上をもって本定例会の日程は全部終了いたしました。  これをもって平成28年第5回戸田市議会定例会を閉会いたします。  閉 会 16時14分...