蕨市議会 2022-12-14
令和 4年第 5回定例会-12月14日-05号
令和 4年第 5回定例会-12月14日-05号令和 4年第 5回定例会
令和4年第5回
蕨市議会定例会
議事日程(第17日)
令和4年12月14日
午前10時 開 議
1 開 議
2 一般質問(受付順による)
3 散 会
◇出席議員 17名
1番 武下 涼 議員 2番 宮下奈美 議員 3番 中野たかゆき 議員
4番 今井陽子 議員 5番 古川 歩 議員 6番 本田てい子 議員
7番 鈴木 智 議員 8番 榎本和孝 議員 9番 小林利規 議員
10番 大石圭子 議員 11番 保谷 武 議員 12番 根本 浩 議員
13番 山脇紀子 議員 14番 三輪かずよし 議員 15番 一関和一 議員
17番 前川やすえ 議員 18番 大石幸一 議員
◇欠席議員 1名
16番 池上智康 議員
◇職務
のため議場に出席した事務局職員
の職氏名
小谷野賢一 事務局長 津田 伸一 事務局次長
助石 高士 調査係長 千葉 唯 主事
◇地方自治法第121条
の規定により説明
のため出席した者
頼高 英雄 市長 松本 隆男 教育長
佐藤 慎也 理事 阿部 泰洋 総務部長
小柴 正樹
市民生活部長 根津 賢治
健康福祉部長
高橋 稔明
都市整備部長 野崎 好伴 消防長
渡部 幸代 教育部長 相馬 一富 水道部長
田谷 信行 病院事務局長 佐藤 則之 政策企画室長
午前10時0分開議
◇出席議員 17名
1番 2番 3番
4番 5番 6番
7番 8番 9番
10番 11番 12番
13番 14番 15番
17番 18番
◇欠席議員 1名
16番
◇地方自治法第121条
の規定により説明
のため出席した者
(前に同じ)
△開議
の宣告
○保谷武 議長 ただいま
の出席議員は17名であります。
所定
の人員に達しておりますので、これより本日
の会議を開きます。
━━━━━━━━━━━━━━━━
△議事日程
の報告
○保谷武 議長 お手元に配付いたしました議事日程
のとおり、本日
の議事を進めます。
なお、本日配付いたしました書類は、
議事日程
以上であります。よろしくご審議、ご参照
のほどお願いいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━
△一般質問
△武下 涼議員
○保谷武 議長 直ちに、一般質問に入ります。
これより昨日に引き続き、順次発言を許します。
最初に、1番 武下 涼議員。
〔1番 武下 涼議員 登壇〕
◆1番(武下涼議員) おはようございます。
日本共産党蕨市議団の武下 涼でございます。
今議会において
の私
の一般質問
のテーマは、1番目に食育について、2番目に
個人情報保護制度に関わって、最後に、
交通安全対策の大きく3点であります。
それでは、通告に基づき、順次質問いたします。
まず1点目
の生きる力を育む「食育」
の一層
の推進についてでありますが、本市は、第2次
わらび健康アップ計画、
健康増進計画の一分野として、「食生活・食育」
の項目を「
食育推進計画」として位置づけており、また、本市
の説明によれば、食育と健康づくりは密接に関連していることから、食育に関する施策を総合的かつより効果的に推進していくために
食育推進計画と
健康増進計画を一体として策定したと書かれております。
近年
の国
の動向、農林水産省など
の施策を確認しますと、食育施策
の内容には、生産者と消費者
の交流促進、環境と調和
の取れた農林漁業
の活性化といったテーマも目立つようになり、また、自治体
の取組事例も多く示されるようになりました。
本市
の計画が2022年度までとなっておりまして、次期計画についてより充実した
食育推進計画を策定していただきたいと考え、以下質問いたします。
(1)
本市食育推進計画に基づく取組と到達点及びどのような課題があると考えるか。
全体
の状況をお聞きしまして、(2)
食育推進施策の展開について。
①家庭における食育、学校及び保育所や公的機関等における食育、地域における食育等
の取組
の発展や支援、多様な連携が必要と考えるが、本市
の考えはどのようか。
②近年、
オーガニック給食を実施している自治体が広がり始めている。本市は、有機農産物・食品
の効果についてどのように考えている
のか。また、学校給食、保育所等に有機農産物・食品を導入するに当たり、課題があるとすればどのようなことが考えられるか。個別
の施策に関わってお聞きいたします。
2点目
の本市
の個人情報保護制度と制度運用に当たって
の市民関与についてであります。
2021年5月19日に公布されましたデジタル社会
の形成を図るため
の関係法律
の整備に関する法律により、
個人情報保護法が改正をされました。これは
個人情報保護法、
行政機関個人情報保護法及び
独立行政法人等個人情報保護法の3本
の法律を1本
の法律に統合するとともに、地方自治体
の個人情報保護制度についても統合後
の法律において全国的な共通ルールを規定し、全体
の所管を
個人情報保護委員会に一元化とするものであります。
この法改正により全国
の自治体に影響を及ぼす部分については、2023年4月1日に施行され、これを受け、全国
の地方自治体でおのおの運用してきた
個人情報保護制度、既存
の条例を廃止しまして、新たな法律に基づく条例を制定する必要に迫られております。
(1)では、蕨市個人情報
の保護に関する
法律施行条例においてどのような検討が行われてきた
のか。また、審議会
の関与はどのようになる
のか、お聞きいたします。
次に、(2)情報主体である市民が
自己情報コントロール権を行使する上では、
個人情報保護制度の周知・啓発が必要と考えるが、これまでどのような取組を行ってきた
のか、お聞きいたします。
最後に、本市
の交通安全対策についてであります。
蕨駅
西口地区市街地再開発事業に伴う工事期間中
の近隣へ
の影響と対策については、9月議会においては鈴木 智議員から質問、要望などを行っております。
引き続き今議会においても対策
の充実を求めていくことを話し合い、改めて質問いたします。
私からは、市全体
の交通安全対策と計画、その中で
の西口地区市街地再開発事業に伴う工事期間中
の影響を考慮した対策、その必要についてお聞きいたします。
(1)第11次
交通安全計画が策定され、蕨駅
西口地区市街地再開発事業に関わっては、自転車駐車場など
の整備について明記されたが、周辺歩行者
の安全対策、
道路における安全対策については、この間どのように検討し、実施された
のか。
(2)第5期埼玉県
通学路整備計画が策定されているが、関係機関と
の連携、市として
の対応状況はどのようか。また、整備計画に記載
のない改善要望、例えば信号
のない歩道
の安全対策及び市道における
道路標識・路面標示等
の要望をどのように把握している
のか。さらに
道路標識・路面標示
の修繕頻度及び拡充
の考えはどのようか。
以上、登壇して
の質問を終わります。
〔
根津賢治健康福祉部長 登壇〕
◎根津賢治
健康福祉部長 おはようございます。私からは、
健康福祉部所管のご質問にご答弁申し上げます。
1番目
の生きる力を育む「食育」
の一層
の推進について
の1点目、
本市食育推進計画に基づく取組と到達点及びどのような課題があると考えるかについてでありますが、食生活は、多く
の生活習慣病
の予防
のほか、生活
の質
の向上及び社会機能
の維持・向上
の観点からも重要であり、食育は、健康づくりと密接な関係にあることから、より効率的、効果的に健康づくりを推進するため、
健康増進計画に
食育推進計画の内容を盛り込み、第2次
わらび健康アップ計画として策定し、推進しております。
計画に基づく主な取組といたしましては、
離乳食講習会等の母子保健事業、
成人健康栄養相談や
特定保健指導等の成人保健事業を行う際に食育
の説明や
食事バランスガイドを用いた指導等を行っております。
到達点としては、食育
の内容を知っている人
の増加や朝食を欠食する子どもと若い世代
の減少、適切な量と質
の食事を取る人
の増加等を成果指標としております。
計画策定時
の課題としては、全国と比較して食育
の内容を知っている人
の割合が低いことや、朝食を欠食する若い世代が多いことが挙げられております。
次に2点目、
食育推進施策の展開について
の①家庭における食育、保育所や公的機関等における食育、地域における食育等
の取組
の発展や支援、多様な連携について
のうち、家庭における食育につきましては、まず
保健センター、児童福祉課、
学校給食センターの管理栄養士が連携して、朝食・昼食・夕食
の3食をしっかり取ることや、主食・主菜・副菜をそろえたバランス
のよい食事について、身近な
給食メニューを題材にするなどして幼児や小学生とその保護者を対象とした
保育園食育講座や
小学生食育講座、
幼児食育講座を開催しております。
また、毎月
の成人健康・栄養相談や毎週火曜日と木曜日
の午前中に保健師、栄養士による電話相談などを通して、家庭における食育を推進しております。
また、公立保育園における食育につきましては、「だしで味わう和食
の日」を実施したり、園庭で野菜を栽培したり、「食育だより」を発行したりするなど
の取組を行っております。
地域における食育につきましては、地域で活躍されている
食生活改善推進員の皆さん
の会として
の活動を支援しているほか、この3年間は開催できておりませんが、健康まつり
の中で食育に関する啓発を行うなど、機会を捉えて取り組んでおります。
次に、
②有機農産物・食品
の効果をどのように考えている
のかについてでありますが、有機農産物・食品は、国
の基準に基づき、化学的に合成された肥料及び農薬
の使用を避けることを基本として、環境へ
の負荷をできる限り少なくする方法で生産され、自然資源
の循環によって支えられていることから、人にも環境にも優しい農産物・食品であると考えております。
また、有機農産物・食品を保育所等
の給食に導入する課題につきましては、現在
の有機農産物・食品は、生産、流通量が少なく、安定した供給が見込めるかどうかや食材料費が上がることなどが課題として考えられます。
〔
渡部幸代教育部長 登壇〕
◎渡部幸代 教育部長 おはようございます。私からは、
教育委員会所管のご質問に順次ご答弁申し上げます。
初めに、1番目
の2点目、
食育推進施策の展開
の①学校における食育等
の取組
の発展や支援についてでありますが、学校給食では、児童・生徒が健全な食生活を実践できることを目的に、学校給食を生きた教材として活用した食に関する取組を行っております。
内容といたしましては、
年間指導計画に基づき、各学校において栄養教諭等による栄養指導を実施しているほか、自宅でも給食
の味が再現できるよう、ホームページに献立
のレシピを公開するなど、情報
の発信を行い、家庭と
の連携を図っております。
また、埼玉県では、地元農産物
の一層
の活用を図り、ふるさとへ
の愛着を深める
学校給食活動を推進していることから、当市におきましても
わらび農産物直売所のご協力
の下、市内
の農家で収穫された身近な食材であるタマネギ、ジャガイモ、白菜などを学校給食に活用しております。
地域
の農家
の方と連携をした地場産野菜
の使用については、収穫量など
の課題を検討しながら、児童・生徒と地域
の絆を深めていくためにも今後も積極的な活用に努めてまいりたいと考えております。
次に、
②有機農産物・食品
の効果及び学校給食に導入する場合
の課題についてでありますが、
有機農産物等について
の考えや課題については、先ほど
健康福祉部長が登壇で申し上げたとおりであります。
学校給食で
有機農産物等の食材を先進的に導入している自治体もあることは承知しておりますが、蕨市では限られた予算
の中で、安全・安心な給食を実施している現状を踏まえ、
有機農産物等を使用した給食については、今後、調査・研究してまいります。
〔
阿部泰洋総務部長 登壇〕
◎阿部泰洋 総務部長 おはようございます。私からは、総務部所管
のご質問にご答弁申し上げます。
2番目
の本市
の個人情報保護制度と制度運用に当たって
の市民関与について
の1点目、蕨市個人情報
の保護に関する
法律施行条例においてどのような検討が行われてきた
のかにつきましては、市内部で法施行後
の対応について他市
の動向を注視するなどしながら素案を作成し、本年7月に蕨市情報公開及び
個人情報保護審議会に諮問し、条例制定案について妥当であると
の答申をいただいた後、9月にはパブリック・コメントを実施し、条例案
の検討を行ってきたところであります。
また、審議会
の関与につきましては、これまでは条例により、個人情報
の保有、収集、目的外利用、提供など
の個別事案について審議会
の意見を聞くこととしておりましたが、法では、このような個別事案について審議会による審議は不要であるとしていることから、市といたしましては、その取扱いに必要が生じた場合には、国
の個人情報保護委員会に助言を求め、引き続き
個人情報保護制度を適正に運営してまいりたいと考えております。
次に、2点目
の個人情報保護制度の周知・啓発
のこれまで
の取組につきましては、市
の公文書に記録された自分
の情報について開示、訂正、または利用停止を求める手続について
市ホームページにおいて案内しているほか、制度
の運用状況について毎年広報蕨6月号及び
市ホームページに掲載し、周知を図っております。
〔
小柴正樹市民生活部長 登壇〕
◎小柴正樹
市民生活部長 おはようございます。私からは、3番目、本市
の交通安全対策についてご答弁申し上げます。
1点目
の蕨駅
西口地区市街地再
開発事業周辺の歩行者や
道路における安全対策についてでありますが、蕨駅
西口地区市街地再開発区域においては、再開発組合により、本年8月17日から一部
道路を封鎖し、既存建築物等
の除却解体工事が進められているところでありますが、安全対策
の一環として、一部交差点に視認性
の高い透明
の仮囲いを設置し、歩行者や通行車両
の交通事故防止を図るとともに、仮囲い
の周辺に照明灯を設置するなど、歩行者や通行車両
の安全に配慮しております。
また、工事車両は駅前広場を通過しないように設定するとともに、工事現場
の出入口等には交通誘導員を適切に配置するなど、安全な交通環境
の確保に努めていただいております。
そのほか解体工事に伴い、一部民営駐輪場が閉鎖されたことから、駅構内及び工事区域において駅周辺
の民営駐輪場位置図並びに収容台数
の案内を行うなど、
放置自転車対策にも取り組み、安全な歩行空間
の確保に努めてまいりました。
次に、2点目
の第5期埼玉県
通学路整備計画策定における関係機関と
の連携、市として
の対応状況についてですが、埼玉県では、通園・通学時
の未就学児や児童・生徒
の交通安全を確保するため、通学路等における
交通安全施設等の点検を行う通学路安全総点検を県主導
の下、国、県、市及び警察等
の関係機関が連携し、平成14年以降5度にわたり実施してきたところであります。
この点検では、各自治体
の教育委員会や
保育園担当部署が各学校や保育園等で実施した点検表を取りまとめて所管する県
の整備事務所に提出し、
道路管理者や警察など、施設
の管理者ごとに分配された後、管理者等が関係機関と調整しながら対策案を検討した上で、県により
通学路整備計画が決定されております。
令和3年度に実施した点検に対しましては、令和4年度から令和8年度まで
の第5期
通学路整備計画が策定され、蕨市においては歩道
の段差解消や区画線
の引き直しなど、45件
の対策事項
のうち、既に令和3年度末までに9件
の対策を完了しており、残り
の36件につきましても計画に基づき、完了に向けて対策
の推進に努めているところであります。
なお、1年に1回程度、
さいたま県土整備事務所管内、
地区通学路安全検討委員会が開催され、
対策完了箇所の報告や計画
の見直し、意見交換などを行いながら、
計画どおり交通安全対策が推進されるように関係機関で連携を図っております。
また、整備計画に記載
のない改善要望等をどのように把握しているか。さらに
道路標識、路面標示
の修繕頻度及び拡充
の考えはどのようかについてでありますが、年度ごとに市内5地区
の交通環境を整えることを目的とした
交通事故多発地区整備事業において警察や教育委員会、
交通関係団体とともに実地点検を行い、状況把握に努め、改善を図っているほか、市民から
の指摘や要望に対し、所管部署が現場確認を行った後、必要な対策を図っております。
また、
道路標識、路面標示
の修繕頻度及び拡充につきましては、警察、県、市など、各所管が異なることから、頻度
の把握は難しいものがありますが、
工事地区内複数箇所をまとめて標示塗装や
交通事故発生危険箇所等に対する個別整備を実施するなど、状況に応じて工事を実施しております。
今後におきましても悲惨な交通事故を一件でも減らすべく、関係機関と連携を図りながら、人と環境に優しい
道路交通環境
の整備を一層推進してまいりたいと考えております。
◆1番(武下涼議員) ご答弁いただきましてありがとうございました。
それでは、通告に従いまして順次再質問をさせていただきます。
まず食育
のことに関わってですけれども、この計画を定められまして自治体
の食育を考える上では、やはり学校給食であったりとか、保育所で
の給食を起点にする
のが最も分かりやすいかなと思いますし、農林水産省
のほうでも
食育推進施策、これを見ても具体的取組
の柱にも、こうした学校給食ですとか、保育所で
の給食という
のが柱になっています。
学校給食
の年間
の提供回数なんですけれども、埼玉県
の各自治体
の平均回数という
のが大体小学校で187回、中学校が188回というふうな平均回数が出ていまして、単純に小学校であれば、6年間を掛けますと1,122食、中学校であれば3年間を掛けまして564食と。一人一人
の児童・生徒
の食事を支えているという
のがよく分かる数字だと思います。
また、保育所においては、開所日が月曜日から土曜日、この1日
の保育所
の流れを見ますと、例えば水分補給でありますとか、昼食
の給食、おやつというものもありまして、これらも含めて食育という広い観点から見ますと、食育
の活動に含まれますから、1日に3つ
の食育になっているとも言えます。
ここで少しお尋ねをしたいんですが、保育所
の取組についてもう少し深くお尋ねしたいと思います。事前に
ヒアリング等を保育所にさせていただいたんですけれども、先ほども登壇
の答弁
のほうで、保育所では、だしで味わう和食
の日、そういったような取組も行っているというお話でした。改めてこの保育所において
の食育
の取組、もう一度詳しくお聞きしたいと思います。お願いします。
◎根津賢治
健康福祉部長 公立保育園では、
一般社団法人和食文化国民会議が主催する、だしで味わう和食
の日
の事業に賛同いたしまして、平成29年度から毎年11月24日が和食
の日、いい日本食ということで、11月24日
の和食
の日に合わせて、各園で食育事業を実施しております。
具体例を申し上げますと、例えばさつき保育園では4・5歳児
のクラス
の児童が昆布、かつおぶし、煮干し
のだしを実際に取って、香りや味
の違いを味わう体験をするといったものを開催しています。
◆1番(武下涼議員) ありがとうございます。だしを味わうということで3種類やるということで、かつ文化
の学びもあるということで、本当に幅広い食育活動がされているんだなというふうに思いました。
学校給食
のほうでは、実際に学校
の、例えば給食センター
の1日であったりとか、献立表であったりとか、給食だよりであるとか、給食
のレシピだったり、蕨
の給食を作ってみようというような取組を既にホームページも展開されているかと思うんですが、先ほど登壇でもありましたとおり、市
の食育を考える上では
学校給食センターであったり、児童福祉課に配置されている栄養管理士、または
保健センターという中でいろいろな取組が展開されているというお話でした。
ただ、保育所に限っては、そういった取組がなかなかこのページ上でも伝わってこないというところもあって、市民
の食育
の発展を考えたときに、やはりこういった保育所
の取組ですとか、学校は既に取り組んでいるということもあるんですけれども、ぜひそういった保育
の側から
の情報発信に努めていただきたいと思っているんですけれども、その辺り
の見解を伺いたいと思います。
◎根津賢治
健康福祉部長 学校給食センターのホームページ見ますと、レシピ
の提供なんかもされているといったところは承知しております。
保育園
のほうではこれまでも献立表を毎月発行しています。当然ですけれども。食育だより
のコラムでは人気メニュー
のレシピをお伝えしております。市
のホームページにもレシピ
の提供については、保護者
の皆さんにも有効に活用していただけると思いますので、今後検討していきたいなというふうに考えています。
◆1番(武下涼議員) ありがとうございます。
ちょっと細かい話にはなってきますが、実際に献立表を見ても、どういうふうな料理が出来上がるかとか、献立表だけだとなかなかイメージがしづらい点もやはりあると思います。
そういう意味では、何か力を入れているとか、特別な日
の給食
の献立であるとか、そういったものについては、ぜひ写真つきで、学校給食
のほうもそうなんですけれども、ぜひそういった形で分かりやすく食育
の活動が伝わるように、または実践できるような取組に努めていただきたいことを要望いたします。
それから、先ほどお話しした
のは食育に関わる情報発信
の発展ということで、要望とさせていただきました。
登壇でもお話がありました学校給食
のほうでは、地産地消
の地元で取れた野菜などを活用しながら学校給食を行っているということで、ただ、やはり限られた農地面積だったりとか、農業者
の方もいらっしゃるということで、どれだけ確保できるかという
のはやはり課題になるんだろうなというふうに思っております。
その点で、今回
の通告にも出している多様な連携という
のが、実は農業者
の方とどういうふうにつながりながら発展できるかという
のは大切な視点だと思っておりまして、今、農林水産省
のほうで見ても、やはり農林水産業と
の関わりをどうやって構築しながら発展させていくか、それをどうやって市として取り入れていくかということ
の施策が幾つか示されておりまして、蕨市として
の農政として
の食育と
の関わりなどをお話しいただきたいと思うんですが、お願いします。
◎小柴正樹
市民生活部長 農政と
の関わりということで、市民生活部
のほうからお答えをさせていただきます。
基本的には今、議員さんおっしゃられたとおり、全体
の規模としては、他施設を比べても少ない面積で収穫しておるところで、収穫用としてもなかなか提供していける数
の確保という
のは非常に難しい
のかなと。
また、恐らく学校等、ある程度
のタイミングでメニューを決めていく中で、実際そのタイミングで本当にお出しができる
のか。何か台風等々
のトラブルによって急に育っていた作物が駄目になってしまうと、こういった懸念もございますので、その調整という
のは非常に難しいというふうに考えております。
また、先ほどご指摘いただきました有機農産物
の関係でございますが、蕨市におきましては、農薬等を全く使わないという
のは難しいというふうには聞いております。ただ、例えばわらびりんごに関しましては、春先に1回のみ
の農薬
の散布のみで育成をしているということで、非常に農薬等
の害が少ない健康的なものを栽培しているというふうに伺っております。
基本的には、一般的なお話としては、収穫までどうも10回ぐらい野菜などについては農薬を使うことが望ましいというか、必要になってくるようなんですが、蕨市におきましては、都市部ということで虫自体が少ないという可能性もあるんですけれども、実際に農家さんごとに差はあるんですけれども、農薬
の散布は二、三回程度にとどめておるということを聞いておりまして、そういった面でも非常に低農薬
の、非常に体にとっても優しい野菜
のほうが栽培できている
のかなと思います。
実際この有機栽培という
のを実施しようとすると、実はいろいろな条件であったりとか、認証が必要であったりとか、ハードルが高いところではございますので、蕨市、なかなか地域的な特徴という
のがありますので、そういったものを生かした、体に優しいそういった野菜作りという
のは心がけているということで伺っております。
◆1番(武下涼議員) ありがとうございました。蕨
の野菜
の特性などを含めてご説明いただきましてありがとうございました。
確かに保育所、小・中学校給食
の中で、有機という
のは非常に確保する
のが難しい農産物ということもありまして、低農薬
のところをうまく活用するということもありました。
いずれにしてもどの分野でも一歩一歩
の調査だったりとか、先進自治体
の事例などを受けて、導入に向けて進んでいくという
のもほか
の自治体でもあることですので、ぜひ今ある取組を大事にしながら進めていただきたいということをお伝えしたいと思います。
この蕨
の低農薬で作られている野菜というところで、これはこれとして1つ
の提案として、要望としてもありますけれども、聞いていただけたらと思うんですが、有機農産物については、地元
の農業者さん
の理解であるとか、様々関係者
の中でどうなっていくかという
のがとても大切になっておりまして、気持ちとしては有機農産物
の栽培を奨励できるタイミングがあればしていただきたいなということで、なぜかと言いますと、国
のほうでも有機農産地づくり推進緊急対策事業であったりとか、有機農業推進総合対策緊急事業というものが出されていまして、さっき言った総合対策事業については都市部向け
の補助金だというふうにも言われております。
この有機農産物につきましては、今、時代が新型コロナ
の中でどうやって生活をしていくかということもありまして、生活様式
の変化に伴って市民
の皆さん
の健康
の意識も高まっていまして、より安全・安心な農産物を求めるニーズも実際
のところ高くはなっている
のではないかなと思います。
この農業者
の方が有機農産物生産、オーガニックに取り組むということについては、食
の安全ももちろんですし、農業者
の経営
の観点からも、もしかしたら有効な手段ではないかと私なんかは思っております。そういった意味でも有機農産物という
のは奨励していただきたいんですが、ただ、蕨
の地域
の状況を考えますと、農業者
の皆さん
の農地
の現況でありますとか、栽培品目もそうなんです。農業従事者
の体制など、状況が異なっていまして、そういう意味では個々
の事情に合わせた対応が大切になってくるんだろうと思います。
農林水産省
の補助金
の活用
の検討も含めまして、農業
の営農
の継続ですとか、農地維持に向けた支援
の一環として有機農産物、農業者
の経営
の安定につながる1つ
の手法として全国各地、今事例が増えつつあります。
そういった意味でも農林水産省
のホームページも割と検索しやすくなっていたりとか、私もちょっと問合せをさせていただいて、丁寧にレクチャーなどもしていただきました。情報収集
のほうは引き続き行っていただきたいということ
の要望と、また、もし有機農産物
の栽培に積極的に取り組む農業者
の方がいらっしゃるようであれば、個別
の状況に応じて情報
の提供ですとか、支援に努めていただきたいということを改めて要望させていただきます。
給食における有機農産物なんですけれども、オーガニックを実施した自治体は今139自治体あるということで、また、学校給食有機化に関する中間報告というような論文も出ております。その中には、先ほど登壇でもいただいたような安定供給をどうする
のかという
のと価格
の問題ということで示されておりまして、価格
の問題を緩和するという意味でも、農林水産省
のさっき言っていた総合対策事業というんですか、そこで試験的に有機野菜を導入する際、また、通常購入する際
の差額分については補助を出しますよというようなところがある。ただ、市内
の中で
の協議会を設置したりとか、幾つか
の条件があるので、これについてもなかなかすぐに実現するということは難しいなというふうに思うんですが、そういうところにもぜひチャレンジをしていただきたいなということも、これも併せて要望とさせていただきたいと思います。
最後に、この食育については、次期計画に向けて
のお話を伺いたいなと思います。先ほど言いましたとおり、
わらび健康アップ計画の中に食育
の計画が入っているということでして、その内容自体は本当に基本的な事項を定めているということなんですね。
ただ、そこにやはり一歩踏み込んだ形で
の農政と
の関わりという
のもぜひもう一歩踏み込んだ形で、食育基本計画に盛り込んでいただきたいなというような思いもありまして、よりその内容を充実していただきたいなということを考えているんですが、担当
のほう
の考えをお伺いしたいと思います。
◎根津賢治
健康福祉部長 来年度は
食育推進計画を含む
わらび健康アップ計画の策定年度ということになります。議員が今ご提案されました農政と
の関わりといった部分
のそういった観点も留意しながら、市民
の皆さんが心豊かで健康な生活を送れる、そういった計画
の内容
の充実に努めていきたいなというふうに考えています。
◆1番(武下涼議員) 引き続き農政と
の関わりもしっかり取り組んでいただきたいことをお願い申し上げます。
コロナ禍においては、やはり食育という
のがとても今大事になってきている
のかなと。なかなか食事という
のは、会話をしながらだったりとか、親しい仲間と一緒に、友人と一緒にとか、例えば学校
の友達とか、そういったことを通じて人間
の人格形成になるし、いい影響を与えたりする
のが食育、一緒に食べる、共食とも言いますけれども、そういったことが蕨で発展するように、引き続き努めていただきたいということを最後に申し上げて、この質問を終わらせていただきます。
次に、個人情報に関わってでございます。先ほどパブリック・コメント
のお話がございました。端的にお聞きしますが、このパブリック・コメントという
のが一体どういった、どのような結果であった
のかということと、その結果をどのように受け止めておられる
のかということをまずお聞きしたいと思います。
◎阿部泰洋 総務部長 パブリック・コメントでございますが、件数としてはゼロ件ということで、ございませんでした。
また、その結果を受けてということでございますが、パブリック・コメントに当たりましては、条例案
の概要として開示等請求
の費用負担、こういったものでありますとか、あと決定期限などを現行制度と同様であるということをその中でご説明をさせていただいております。
そうしたこともありまして、市民
の皆さんにとりましては、受入れやすい条例案というふうな受け止め方をしていただいた
のではないかというふうに考えております。
◆1番(武下涼議員) 受け止め
の考え方については承知をいたしました。
少し事例を出したいと思いますけれども、蕨という
のは、特に改正法と
の関係で言うと、さっき言った手数料
の問題だというお話でありました。
ただ、自治体によっては、例えば先ほど登壇でもお話ありました、審議会
のいわゆる廃止です。その代わり、国
の個人情報保護委員会に問い合せるというお話で、例えば私なんかが事例として見た
のは、世田谷区
のお話でございます。世田谷区につきましては、世田谷区独自で定めている条例もあることから、また、個人情報というものを市民
の皆さんにどう理解してもらう
のかということも含めまして、広報「せたがや」、改めて特集号というものを作りまして、ぜひ条例素案にご意見、ご提案お寄せくださいということで、返信用はがきもつけながら非常に細かな取組がされていたということがありました。こういった取組をやっている
のは本当に数少ないです。ただ、私が見つけられた限りはこういった細かな、広報紙に載せたりとかやっている
のは世田谷区ぐらいしか見つけられなかったという
のもあって、取組としては少数派な
のかなというふうには思いますが、ただ実際、行政という機関が市民
の情報、かなり本当に集中するところなので、市民
の皆さんにとって個人情報を自治体がどう扱う
のかとか、自分に果たしてどういう権利が付与されている
のかという
のを知る中で、
個人情報保護制度と向き合っていくという
のはとても大事なことだと思っておりまして、改めて、先ほど広報でもお知らせをしていますよというふうなお話だったんですが、この改正を機に改めて市民
の権利がどうなる
のかとか、市民が行政に例えば何を請求できる
のかとか、そういった分かりやすい個人情報保護、自分たち
の情報を保護する、そういう手だて、学ぶ機会を充実させる必要がある
のではないかなというふうに考えているんですけれども、担当
の考えをお伺いしたいと思います。
◎阿部泰洋 総務部長 今、議員
のほうからお話もございました世田谷区
の取組等もホームページで私も拝見させていただいて、確かに参考にさせていただくような表示であるとか、そういったものも見受けられたところでございます。
そういったことも踏まえまして、今回
のこの法改正
の概要でありますとか、また、市民
の方
の手続、こういったものの説明などについては
市ホームページの掲載内容というものを工夫をいたしまして、今後より市民
の皆さんに分かりやすいような形で
の周知に努めてまいりたいと考えております。
◆1番(武下涼議員) ありがとうございます。ぜひお願いいたします。
もう1つ、今回
の改正
個人情報保護法の関係で、行政機関等匿名加工情報
の提供というものが新たに加わっております。こちらにつきましては、当分
の間は、都道府県及び指定都市のみに提案募集を義務づけるということになっておりまして、それ以外
の地方自治体
の当該情報
の提供に関わる制度
の導入は、あくまでも任意だということになっております。
この行政機関等匿名加工情報
の取扱いについては、本市はどのような取扱いをした
のか、お伺いしたいと思います。
◎阿部泰洋 総務部長 匿名加工情報
の取扱いということでございます。現行制度におきましては、本市としましては、個人情報
の保護を重視する観点から導入という
のは見送ってきたところでございます。
また、改正法におきましては、この制度
の提案募集
の義務づけという
のが都道府県、指定都市のみに限られていたということもございますが、市としては引き続き導入を当面は見送るという方針で考えておりまして、今後も技術的な課題を含めまして、先行する自治体
の事例などは注視しながら見てまいりたいと思っております。
◆1番(武下涼議員) ありがとうございます。
今は義務づけはされてないというような状況であります。そういった匿名加工情報
の内容につきましては、かなり不確定な状況もありますし、自治体がどういうふうに対応して、どういう結果が生まれた
のかという
のもなかなか出ていないという状況
の中で今回
の判断に至ったんだなというふうには理解をいたしました。
そういった意味でも、まだ今は義務づけされていないという状況ですので、その辺りも含めまして、ぜひ市民
の方に分かりやすい情報発信に努めていただきたいということを重ねて要望いたします。
個人情報保護につきましては、これで終わらせていただきたいと思います。
次に、本市
の交通安全対策について再質問を行っていきたいと思います。
この西口
の工事エリアにつきましては、会派としてもそれぞれ
の方面からご意見等、市民
の方からいただいておりまして、例えばあそこ
の工事エリア
の周辺、死角が多くなりまして、歩行者であったりとか、自転車など
の接触
の危険を感じると、そういったようなお声も伺ったりとか、時間帯によっては通勤
の自転車でありますとか、学生
の自転車が行き交うということもありまして、そういったような危険を感じるといった声を伺っております。こうした声を伺っておりまして、実際市に対してはどのような声が寄せられている
のかということで、その辺りを少しお聞きしたいと思います。
続けてありまして、もう1つ、登壇
の答弁
のほうで
道路封鎖というようなお話もありました。再開発事業
の施工中
の交通影響で、さっき登壇でもありました
道路封鎖などによる影響、そういったような影響という
のはどのように想定された
のかという
のを併せてお聞きしたいと思います。
〔高橋稔明
都市整備部長 登壇〕
◎高橋稔明
都市整備部長 再開発事業
の工事
の影響ということで、市民からどのような声が寄せられているかということと
道路封鎖
の影響というご質問ですけれども、事業
の進捗によって既存建築物
の解体が現在進められているというところでございますけれども、この間、隣接するより第1工区
の居住されている方が駅前広場から南町方面に抜ける一方通行
の道で、歩行者や交通車両がふくそうしていると、そのような意見をいただいたことがありまして、早速、ご意見をいただいた方と一緒に再開発組合
の事務局や工事施工者、それと担当職員において状況
のほうを確認させていただいたことがありますけれども、問合せ自体はさほど来ておりません。
それから、
道路封鎖
の影響ということでございますけれども、駅と南町を結ぶ動線が絞られるため、一方通行
の道で交通量が増えるものと考えておりましたけれども、駅前広場に面するところ、また、一方通行
の道に面するところ、建物
の解体が進んでいるわけですけれども、これに必要な仮囲いについても必要最小限ということでお願いしておりまして、3月
の解体工事が完成次第、元
の位置に戻るような状況でございます。
その後
の本体工事
の際にもこの仮囲いについては、可能な限り敷地
のほうに後退して設置していただくようにお願いもしているところでございます。
いずれにいたしましても工事期間中は、今後もご迷惑をかけることになろうかと思いますけれども、事業が完成した暁には、一方通行
の道は、現状歩道
のない8メートル
の道なんですけれども、これが12メートルに拡幅されて歩道が整備されるとともに、再開発敷地内にも壁面後退によるスペースですとか、また、駅まで続くプロムナードなども整備されますので、安全・安心な歩行空間ができるものと思っておりますので、ご期待いただければと思っております。
◆1番(武下涼議員) ありがとうございます。ただいまご答弁いただきましたこの再開発事業においては、自治体と施工業者と、あと組合という中で、なかなかそれぞれ
のところで
の取組ということになりますので、今
のご答弁が到達点ということで理解をいたしました。
交通安全対策という観点から、議長にお許し得ましたので、少しパネル等を示したいと思います。
蕨駅
の西口
の先ほどお話しいただきました駅と南町を結ぶところがちょうどこの丸い ところだと思いまして、私も交通量調査なるものをちょっとさせていただきました。こういった感じです。時間帯としては、ちょっと中途半端で申し訳ないんですが、7時58分から8時58分、1時間交通量調査をさせていただきまして、方向としては、赤
の丸印で示した南町に向かう
のが①
の方向としてカウントして、南町から駅に来るところを②
の方向として調査をさせていただきました。
調査区分
の分類としましては、自転車と自動車、二輪車ということでカウントしまして、ここに人という
のが入っているんですけれども、この7時58分から8時10分まで
の間に残念ながら人
の数までは集計できないぐらい人
の流れが多かったので、あくまでも自転車と自動車と二輪車に限って調査をさせていただきました。
この人1、1、2となる
のは、この1
の人
の方は、車椅子をご利用されていたという方で、次
の8時20分から8時半まで
の間に通った方はつえをお持ちになって歩行されていたという方、8時30分から8時40分の2という人という
のがベビーカーを押されていた方ということですので、一応カウントとしてこういうふうに載せたということでした。
私
の見立てとすれば、8時以降が人
の流れが多くなるんではないかなという
のがありまして、一番分かりやすい
のが交通量時間変動図という
のを見ていただくと、7時58分から自転車61台、自動車20台、二輪車2台で総計で84台。8時10分から
の時間帯になると、自転車が122台、自動車が17台、二輪車が2台、総計で141台。8時20分から8時30分の間には総計で150台ということになります。
今、写真
の西口
のほうを見ますと、これ大体8時ぐらい
の時間帯ですかね。これが10分とか20分とかになると、もう少し人
の出が多くなって、学生
の自転車だったりとか、通勤
の自転車が多くなるということで、少しこういった状況を共有させていただきたくてパネルを示しました。
そこで
交通安全対策ということで、このエリア
のところに路面標示、いわゆる区画線であったりとか、
道路標示
の拡充
の必要性がある
のではないかなということで、考え方をちょっとお聞きしたいということと、一時的でも、先ほど言った時間帯によってかなり人
の流れが変わってくるという特徴もあります。
先ほど示したパネル
の写真は、今朝
の話なんですけれども、雨が降ったりだとか、例えばあそこら辺は商業がありますので、お店もありますので、仮に搬入
の車が入ったときには、さらに
道路の幅員という
のが狭くなるということもありまして、自転車だったりとか、人
の接触リスクが高くなるんではないかなというふうに思っております。
そういった対策としても、これは京都市
の事例なんですけれども、これも併せて議長
の許可を得ましたので、ちょっとお示ししますけれども、あそこは一方通行でして、自転車専用レーンという
のが多分設置できないですね。そういったところで、こちらなんですけれども、これは区分で言いますと、車道混在
の中で
の自転車走行位置
の明示区分ということで、京都
の町もかなり区画は整理されているんですけれども、狭いところもありまして、自転車
のピクトグラムが60センチメートルぐらいで確保しているということなんです。この自転車
のピクトグラム
の隣に赤いラインが引いてあるかと思うんですけれども、こちらにつきましては、自転車レーンという位置づけではなくて、あくまでも自動車
のスピード抑制効果を目的とした線ということで、一方通行が多かったりとか、
道路が非常に狭かったりとかしているような自治体ではこういったような工夫もされているということで、これはこれとして事例を共有したいと思います。
今、事例なども示させていただいたんですけれども、ぜひ公共交通空間
の快適な状況であったりとか、歩行者も含めて自転車も含めて、自動車も含めて、今
の状況を見ますと、自転車が歩行者
の間をジグザグと縫って進んでいくとかそういった状況も見受けられましたので、ぜひこういった表示
の部分で工夫をしていただきたいなというふうには思うんですけれども、担当
のほう
のお考えをお聞きしたいと思います。
◎小柴正樹
市民生活部長 ただいま駅前再開発事業実施区域
の道路の状況をご説明いただいたわけなんですけれども、私ども市民生活部
のほうにもお声
のほうは様々届いておりまして、通勤通学時間帯、駅から
の動線、駅へ
の動線ということではかなり
の人
の数、また自転車
の数という
のがあるという
のは承知をしておるところでございます。
実際に交通弱者であります歩行者、また、車に対しては当然自転車も弱者ということになりますので、こうした安全を確保しながら、人、自転車、車をどう動かしていくかという観点になるわけなんですけれども、実際
道路の幅員を考えますと、今ご指摘いただきましたが、京都市
の例、歩道部分、人が通れる部分をかなり広く取っているような印象を受けるんですが、実際にこれが朝夕
の人通りに対して
のキャパとしてどのぐらい必要である
のか。逆に余りそれを取り過ぎますと今度実際
の車が通っていいよといいますか、通れる部分という
のが区画線上は非常に狭くなってしまう。こういったジレンマも正直感じておるところでございます。
私ども今、対応中ではあるんですけれども、オリジナル
の電柱幕というものを今後掲示をしていって、これは発注済みなので、できれば年内ぐらいにつけたいなと思っておる
のですけれども、まずはこういったもので対応していきたいと考えております。
また、正直この問題という
のは数カ月で終わる話では当然ございませんので、ある程度長いスパンで考えた上で
の、例えばそういった
道路標示であったりとか、そういった部分についても併せて考えてまいりたいと思います。
◆1番(武下涼議員) ありがとうございます。引き続き取組をお願いしたいと思います。
先ほど自転車
のお話もさせていただいたんですけれども、これも
交通安全計画に関わることなんですが、私も趣味として自転車で走ったりとか、自転車がてらに県
の防犯サポーターもやっているということもありまして、パトロールをさせていただく機会があるんですけれども、スポーツ型
の自転車という
のが非常に増えてきた
のかなということですとか、あと電動自転車が非常に増えてきたということで、埼玉県
のほうにも自転車活用計画というものが出されていまして、自転車を積極的に使っていこうよというような提起もございます。
私もちょっと懸念するところはあるんですけれども、まずこの自転車活用計画と本市
の計画という
のがどのような関係な
のかということと、県
のほうで既に取組施策等を示されているんですけれども、具体化
の考えという
のはどのようになっている
のか、お聞きしたいと思います。
◎小柴正樹
市民生活部長 ご指摘いただきました自転車活用推進法に基づく埼玉県
の推進計画ということで、こちらについては埼玉県、立地的にも非常に平野が多い状況にもございますので、積極的に便利に、安全に自転車を活用していこうよという計画でございます。
一方、私どもつくっておりました
のは
交通安全計画ということで、自転車に限らず、歩行者、自転車、自動車等々を含めた安全に対する計画という、趣旨としては若干異なる部分はあるんですが、殊、自転車という観点で見ますと、やはり先ほど申しましたように、非常に便利な、蕨市においても特に坂道も少ない部分でございますので、積極的に皆さんご活用いただいている中で、どうその安全を確保していくかということで計画案
のほうも自転車には触れているようなところでございます。
こういった自転車、埼玉県については非常にその保有台数も多いということでございますので、そういった部分では活用
の部分と安全性
の部分、こういったものが両立できるような進め方をしてまいりたいと思います。
また、今ちょっとご指摘いただきました電動アシスト自転車
の関係、あとはロードタイプ
のスピードが出るタイプ、また、先日お話に上がりましたが、電動
のキックスケーター、ああいったものも今後さらに広がってくる懸念がありまして、自転車と衝突しても当然危険は危険なんですけれども、そのスピードに比例しましてもっと危険度という
のは上がってまいります。電動自転車につきましては、特に、お子さん連れ
の主婦
の方なんかも使っていらっしゃる
のかなと思うんですけれども、スピードが出て、危険に対して、ブレーキをかけて止まるまで
の実際
の空転期間といいますか、そういったものも考慮しますと、非常に危険が伴う乗り物だというふうな印象もございますので、やはりこういったものも私ども
のこの安全計画含めた中でしっかりとこういった安全性
の周知、確保をしてまいりたいと考えております。
◆1番(武下涼議員) ありがとうございます。どうしても蕨
の場合は、一通が多かったりとか、北町
のほうなんかは特にそうなんですけれども、一通が一通で重なっていたりとかしてちょっと分かりづらい部分もございます。
道路の幅員もそこまで広くないという中で、スピード
の出る、小回り
の利く自転車であると、やはり危険度が増すということもありまして、改めて蕨市
の、車もそうなんですけれども、車
の分かりづらい一通
の表示が、車
の運転手からするとちょっと分かりづらい部分もあったりして、一通なのに侵入してしまうようなケースも私も見たことがありまして、慌ててその車が一通から抜け出すように出てくるんですけれども、そういったこともありまして、こうした蕨
の道路の状況ですとか、また、自転車
の性能に伴う危険性という情報発信をしっかり努めていただきたいなということを要望させていただきたいと思います。
次に、第5期埼玉県
通学路整備計画の話に移ってまいりたいと思います。
主には整備計画につきましては先ほどご答弁いただいたように、45件中9件進んできているというふうなお話がございました。
整備計画に記載
のない改善要望について少しこちらから2点ばかりお話をさせていただきたいと思います。
先ほど言いました北町1丁目
の蕨陸橋を下りたところ
の一方通行
の道路が実はございまして、そこを進んでいくと、一通と、車
の運転手からすると、
道路標識であったりとか、路面標示に一定工夫が必要な
のではないかなという
のもありまして、その辺り
の考え方もそうなんですが、この
道路標識
の向き
の微調整という
のもどのように行っている
のかということをまず1点お聞きしたいということ。
もう1つ、中央3丁目
のコンビニ、いわゆる中央浄水場通りなんですけれども、こちら中央
のほうで、鈴木議員も把握しているというところで、ちょっとご質問させていただきたいんですが、そこ
の交差点、信号が置かれていないんですね。ただ、信号には設置基準があるという
のはもちろん理解しているんですけれども、小学生などもそこ
の交差点という
のは利用していまして、信号を設置する必要性があるんではないかなというふうに話し合っておりまして、今回、市
の考えはどのようかということでお伺いしたいと思います。
◎小柴正樹
市民生活部長 まず一方通行
の関係でございます。私ども
のほうでもこの問題、年間に何回かお聞きすることがございます。
実際にその標識、例えば一方通行
の標識であったりとか、あと分かりやすい
のは進入禁止
の赤い標識、実は設定されていない箇所という
のも、これは警察
のほう
の設置主体になりますけれども、ただ、設置
の向きというお話もあったんですけれども、これ運転手さん
のほうに、例えば右折ができないというような指示をする際に、運転手さん側に余り向けてしまうと、どっち
の道が進入禁止な
のか、非常に分かりづらくなるということで、角度につきましても警察
のほうでは十分状況を判断した上で、当然つけておりますので、この部分につきましては、もし何か車がぶつかって曲がってしまったということであれば、ご連絡いただければ我々
のほうからも連絡して調整
のほうはさせていただくんですけれども、角度につきましては、ある程度警察
のほうで判断をされているというふうに理解しております。
また、中央3丁目
の交差点
の部分でございます。私
のほうでもよく車等でも通らせていただいておりまして、今話題になっております歩行者優先
の横断歩道、よく話に上るようなところでございまして、今、議員さんからもご指摘いただきましたように、基本的には基準といたしましては前後
の信号と
の間隔が150メートル以上あること。これ以下で設置をいたしますと、どうしても渋滞等々
の懸念が生じるということで、県警
の見解といたしましても非常に設置が難しい箇所だというふうには聞いております。
しかしながら、今言った小学生
の方がちょうど通るような横断歩道でもございますので、実際には私ども
のほうから蕨警察
のほうに取締り
のほうを重点的に行ってもらうようなそういった要望はさせていただいております。
◆1番(武下涼議員) ありがとうございます。なかなか信号設置は難しいということですが、それに代わるような手段を今、工夫など取り組んでいるということで、ぜひその辺り努めていただきたいと思います。
ちょっと質問をし忘れたものが1点ありまして、これも自転車に関わって、全体
の交通安全に関わることでもあるんですが、さっき蕨陸橋
の話をしたんですね。蕨陸橋
の自転車専用通行帯が設置されているんですが、実は逆走される方もいて、少ないとは思うんですが、私も何度か目撃はしたりしますし、お声を頂戴するときもあるんです。どうしてもその自転車通行帯
の舗装
の部分が進入禁止というふうに止めていなくて、自転車は左側通行というような文字が入っていて、明確に規制をしているというわけではない標示で、どうしても進入禁止という
のが見づらい中で逆走に至っているというケースもあるかと思いますし、単純にショートカットというマナー
の問題でされている方もいるんですが、少しその辺り
の蕨陸橋
のほう
の、これは川口に係ってくるということもあるんですけれども、ぜひその逆走対策というものをしていただきたいなということ、その際に当たっては自転車レーンにおける逆走警告装置
の効果分析というような土木計画学とかというものがありまして、その中で実証実験というところで、デジタル表記にする
のか、それとも看板にする
のか、それとも人が立って、こういった看板を掲げて、どっちが効果がある
のかということを検証したものがありまして、その際に自転車レーンにおける逆走
の警告で一番適していた
のが、人が立って「逆走禁止です」というふうにプラカードが立ったほうが最も効果的だったという
のが実証としてされたということだったんです。それをするかどうかという
のは取りあえず検討していただきたいんですけれども、まず逆走対策について対策を打っていただきたいなということで、少し考えをお聞きしたいと思います。
◎小柴正樹
市民生活部長 蕨陸橋
の自転車通行帯
の逆走対策ということで、今、議員さんがご紹介されたとおり、路面標示
のほうは、私ども事前にお話をお伺いしておりましたので確認したところ、しっかりされてはおりました。
ただ、自転車に乗っていらっしゃる方、本来は下を見ているというよりは前を見ているわけでございますので、やはりこういった
道路標示
の目立ち方といいますか、こういったものは、まだまだ検討
の余地がある
のかなというふうに思います。
ただ、こちら
の道路は県道ということになりますので、そういった整備につきましては当然、県所管になりますので、私ども
のほうでも交通
の実情を踏まえた上で、様々な要望を上げてまいりたいと考えております。
◆1番(武下涼議員) ご答弁ありがとうございました。引き続きそういった対策等努めていただきたいということを最後に要望いたしまして、一般質問
のほう終わらせていただきます。ありがとうございます。
━━━━━━━━━━━━━━━━
△休憩
の宣告
○保谷武 議長 ここで暫時休憩いたします。
午前11時6分休憩
午前11時15分開議
◇出席議員 17名
1番 2番 3番
4番 5番 6番
7番 8番 9番
10番 11番 12番
13番 14番 15番
17番 18番
◇欠席議員 1名
16番
◇地方自治法第121条
の規定により説明
のため出席した者
(前に同じ)
△開議
の宣告
○保谷武 議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
━━━━━━━━━━━━━━━━
△一般質問(続き)
△山脇紀子議員
○保谷武 議長 一般質問を続行いたします。
13番 山脇紀子議員。
〔13番 山脇紀子議員 登壇〕
◆13番(山脇紀子議員) おはようございます。日本共産党
の山脇紀子です。
今回
のテーマは、気候変動・地球温暖化防止について、ごみ収集とごみステーションについて、福祉入浴券
の拡充について、公園等
の樹木
の安全管理について4点を質問します。どうぞよろしくお願いいたします。
初めに、気候変動・.地球温暖化防止へ
の対策について質問をします。
気候危機打開へ世界では既に多く
の国
の政府が動いています。日本ではようやく2020年10月に、2050年までに温室効果ガス
の排出をゼロにするというカーボンニュートラル宣言をしましたが、決定的に立ち後れています。
そうした中、日本共産党は、昨年
の9月、気候危機を打開する2030戦略を発表しました。
既に世界各地では、気候危機と呼ぶべき非常事態が起こっています。異常な豪雨や台風、猛暑や森林火災、干ばつ、海面上昇などが問題となっています。
国連IPCC「1.5℃特別報告書」では、2030年までに大気中へ
の温室効果ガス
の排出を2010年比で45%削減し、2050年までに実質ゼロを達成できないと世界
の平均気温
の上昇を産業革命前に比較をして1.5度までに押さえ込むことができないことを明らかにしました。
たとえ気温上昇を1.5度に抑えても、洪水
のリスクにさらされる人口は今
の2倍となり、食糧
の生産も減少するなど、人類と地球環境は打撃を受けますが、それを上回る気温上昇となると、その打撃は甚大なものとなります。2度上昇すれば洪水
のリスクにさらされる人口は2.7倍に増加をし、サンゴ
の生息域は99%減少してしまいます。
さらに大気中
の温室効果ガスが一定
の濃度を超えてしまうと後戻りできなくなり、3度から4度も上昇してしまうと、気候変動による影響が連鎖をし、悪化を止められないという破局的な事態に陥ってしまいます。
パリ協定では、これを避けるために、上昇
の幅を2度を十分に下回り、1.5度以内に抑えることを目的として、日本を含む世界196カ国が合意をして締結をしました。
IPCCは2021年8月、新たな報告書を発表し、「人間
の影響が温暖化させてきたことには、もはや疑う余地はない」としました。同時にこれから
の10年
の思い切った削減と2050年までに温室効果ガス
の排出量
の実質ゼロを達成し、その後も大気中
のCO2
の濃度を下げる努力を続けることによって、21世紀
の最後
の20年には1.4度まで抑えることができることも示しました。
新型コロナウイルス、エボラ出血熱やエイズなど新しい感染症が次々と出現をし、人類社会
の大きな脅威となっていますが、この背景にも森林破壊をはじめとした環境破壊、地球温暖化があります。
既に世界
の平均気温は1.1度から1.2度上昇しており、破局的な気候変動を回避するためには取り組める時間は長くありません。10年足らず
の間に全世界
のCO2排出を半分近くまで削減できるかどうか、ここに人類
の未来がかかっています。
気候変動による脅威と被害は、日本でも経験したことがない豪雨や暴風、猛暑など極めて深刻です。何十年に一度とされる降雨災害が毎年発生をし、夏
の猛暑では各地で40度を超え、熱中症による救急搬送人数は2018年9万人と過去最多となりました。
海水温
の上昇や海流
の変化は、異常気象
の原因になるとともに、海
の生態系にも悪影響を及ぼし、日本
の漁業へ
の打撃となってしまいます。
気候危機は、日本に住む私たちにとっても緊急に解決しなければならない死活的な大問題となっています。
日本政府は、2020年に2050年カーボンゼロを掲げましたが、その中身を見ると4つ
の問題が挙げられます。
その1つは、一番肝心な2030年まで
の削減目標が低過ぎるということです。政府が発表した2030年度
の削減目標は、2013年度比で46%削減です。これは、2010年比にすると42%減であり、国連が示している2030年までに2010年比45%という全世界平均よりも低いという恥ずかしいものです。
先進国には産業革命以来、CO2を長期に大量に排出してきた大きな責任があります。また、高い技術力と経済力を持っている日本には世界平均以上
の目標でCO2削減を進める責任があります。
第2には、石炭火力に固執をし、新増設と輸出を進めていることです。国連は、石炭火力から
の計画的な撤退を強く要請をし、日本など最も豊かな国々に石炭発電
の2030年まで
の段階的な廃止を求めています。
そして第3は、脱炭素を口実に、原発頼み
のエネルギー政策を加速させようとしていることです。日本
のエネルギー基本計画では2030年度に原発で発電量
の20から22%を賄うとしています。現在
の原発による発電量は全体
の6%程度ですから、老朽炉を含む27基程度
の原発を再稼働しようという
のです。
原発は、放射能汚染という最悪
の環境破壊を引き起こし、事故が起きなくても使用済み核燃料は増え続け、数万年先まで環境を脅かし続けます。最悪
の環境破壊を引き起こす原発を環境
のためと言って推進するほど無責任な政治はありません。
そして4つ目には、実用化
のめども立っていない新技術を前提にしていることです。新技術
の開発は必要ですが、それを前提にすればCO2削減
の先送りになるだけです。
研究者グループからは、既存
の省エネ、再生エネルギー
の技術だけでも93%は削減できるという提言もあります。省エネは企業でも、家庭でも多くは三、四年で、建物など耐用年数
の長いものでも10年で投資した省エネ費用
の回収ができ、その後はエネルギー
の消費減や節約効果が続きます。
省エネは我慢や重荷ではなく、企業にとってもコスト削減
のため
の投資であり、家計にとっても負担減になるものです。
再生可能エネルギー
の可能性も極めて大きなものがあります。政府
の試算でも日本における再生可能エネルギー
の潜在量は、現在
の国内
の電力需要
の5倍です。再生可能エネルギーによる電力を2030年までに50%、2050年までに100%にすることは十分可能と言われています。
再生可能エネルギーは密度は低いものの、日本中どの地域でも存在をします。再生可能エネルギーはこの特徴に即して、地域と住民
の力に依拠して活用を進めてこそ、大規模な普及が可能になります。
住宅や小規模工場
の屋根へ
の太陽光パネル
の設置や自治体主導
の住民と
の協働による事業、屋根貸し太陽光発電事業など推進が求められています。また、電気自動車へ
の切替えや公共交通機関と組合せた自転車利用など、自転車利用環境も整います。また、都市や住宅
の断熱・省エネ化を新築・改築時に進めることが必要です。
また、都市
の再開発や大型開発事業に当たっては、CO2
の排出量を削減するという視点から計画
の見直しが必要です。
一定規模
の建物建設に断熱化、太陽光パネル設置など、脱炭素化対策を義務化するとともに、住宅建設へ
の省エネ減税や住宅ローン減税
の上乗せなどが求められています。
官公庁や学校など公共施設では、太陽光パネルで消費エネルギーが賄えるネット・ゼロ・エネルギー・ハウス、ネット・ゼロ・エネルギー・ビルを実現するなど、公共施設から脱炭素を進めることが求められています。
ごみ
の焼却熱や事業者
のボイラー熱、バイオマス発電
の排熱をはじめ、未利用熱や地中熱等を病院やオフィス、住宅など
の熱エネルギー源として利用を図ります。
公共事業ではライフ・サイクル・アセスメントを実施をして、調達、建築、運用、メンテナンスに至る全過程で
のCO2排出量
の公開を求めていきます。
環境破壊
の無秩序な都市再開発をやめ、自然
の空気
の流れ、日差しを有効利用する都市計画を進めていきます。
2050年CO2排出ゼロを表明した自治体は、40
の都道府県、268市、10特別区、126町村に上ります。その取組は、まだ始まったばかりです。全て
の地方自治体が2030年までに地球温暖化対策推進計画を策定をし、住民とともに実践
の先頭に立つよう責任を持った取組を加速することが求められています。
地域に還元され、貢献する再生可能エネルギー
の活用を進めるためにも、自治体が役割を発揮することが求められています。公共施設、公共事業、自治体業務ではどれだけCO2
の削減ができるかなど、地方自治体自ら
の脱炭素化に向けた目標と計画、区域内
の脱炭素化
の目標と計画という両面で
の策定が求められています。
その実現
のためには、地元
の企業と独自
の協定や省エネ投資へ
の自治体独自
の支援、断熱や省エネルギー住宅へ
のリフォーム、太陽光発電用パネル
の設置など
の助成を行います。
脱炭素化、省エネルギーと再生可能エネルギー
の推進は、生活水準
の悪化や我慢を強いるものではありません。経済
の悪化や停滞をもたらすものでもありません。それどころか新しい雇用を創出し、地域経済を活性化し、新たな技術
の開発など、持続可能な成長
の大きな可能性を持っています。
省エネは企業にとっても、中・長期的な投資によってコスト削減と効率化をもたらします。住宅など
の断熱化は、地域
の建設業などに仕事と雇用を生み出します。
再生可能エネルギー
のため
の地域
の発電所は、石炭火力や原発などよりもはるかに多い雇用を生み出し、地域経済
の活性化につながります。
これまで海外に依存してきた化石燃料へ
の支払いは大幅に減り、日本経済
の弱点である低いエネルギー自給率は大きく向上し、再エネ
の普及によるコスト削減もあり、電気料金
の値下げにもつながります。
経済成長と脱炭素化を同時に進めるという認識は今世界
の広がり、コロナで落ち込んだ経済を立て直すに当たって、グリーンリカバリーが世界的規模で大きな課題となっています。
脱炭素化は、大きな社会経済システムを転換、システム
の移行を必要とする大改革です。再生可能エネルギーが将来性豊かな産業であり、地域経済
の活性化にもつながる大きな可能性を持っています。脱炭素化社会
の実現は、市民一人一人
の決意と行動にかかっています。
ライフスタイルや生活様式を見直すことも、自分
の地域にある再生可能エネルギーを地域
の皆さんと力を合わせて開発・利用することも大切です。
同時に、個々人や家庭
の努力だけでは脱炭素は実現ができません。気候変動
の重大な危機は、石炭火力や原発に固執をする政府
の姿勢を変えることなしには打開することはできません。
今、気候危機
の打開を求める動きは世界で大きく広がっています。フライデー・フォー・フューチャー、未来
のため
の金曜日という若い人たちを中心にした運動が世界でも、日本でも広がっていることは、明日に向けた力強い動きとなっています。
地球を守り、将来
の世代に豊かな自然環境を引き継ぐためにも地球温暖化防止対策へと取り組んでいかなければなりません。
こうした問題意識を持って、今回は4点を質問いたします。
1点目は、これまで述べたとおり、気候変動や地球温暖化に対する地球的規模で
の対策が今必要となっていますが、本市で
のその認識と具体的な取組状況はどうか、お聞きをいたします。
2点目は、2013年から2022年度
の第2次蕨市環境基本計画
の進捗状況についてはどうである
のか。また、2023年度から
の第3次蕨市環境基本計画
の策定に向けたスケジュールと、この間実施をされてまいりました市民や事業者アンケート
の結果はどうであった
のか、お聞きをいたします。
3点目は第三次蕨市環境基本計画では、二酸化炭素削減
の目標や具体的な対策が必要になってくると思いますが、どのような検討が進められている
のか、お聞きをいたします。
4点目は、蕨市には環境に優しい太陽光発電パネルやガスでお湯を沸かして発電する蓄電池、また、雨水をためて利用できる雨水貯留槽を設置する際に、助成が受けられる地球温暖化対策設備等設置費補助金があります。この補助金
の利用状況はどうかお聞きをいたします。
この補助事業が開始をして10年が経過をしました。家
の建て替えや、そして機器
の補修期間が10年なので、補修期間
の終了により買換えなどに対応する考えはあるかどうか、お聞きをいたします。
また、この補助金については、さらなる市民へ
の広報や情報提供が必要になると思いますが、どうかお聞きをいたします。
次に、ごみ収集とごみステーションについて質問をいたします。
日本共産党市議団では、11月から市民アンケートに取り組んでいます。結果についてはまだまとめられていませんが、これまで
の回答を見ても非常に多く
の方から地域
の困り事として、ごみ
の問題に関わる相談やご意見が寄せられています。「ごみ出しルールが守られていない」「外国
の方
のごみ出しに不満がある」「ごみステーション
のカラス対策をしてほしい」「資源ごみ
のかごが重くて大変」「高齢となりごみ当番ができない」「高齢となり、かごが重くてごみ当番が来るとしんどい」「ごみ出しをお願いしたい」など多く
の声が届いています。
蕨市は他市から見てもごみ
の分別が大変行き届き、意識は大変高いと感じます。各町会
の公衆衛生
の担当
の方
のご努力、また、市民一人一人
のご協力に感謝申し上げます。
しかし、たまに問題があるごみステーションやポイ捨てをされている現場を見かけることがあります。
そこで、1点目については、本市において今、1人当たり
のごみ
の量
の変化はどうか、お聞きをいたします。また、ごみ出しルール
の徹底についてはどのような取組を行われている
のか、お聞きをいたします。
2点目は、以前から市民
の要望であったごみ
の戸別収集について、その後
の検討状況についてどうか、お聞きをいたします。現在行われています社会福祉協議会
の有償ボランティアによるごみ出し
の利用状況はどうか、お聞きをいたします。
3点目は、ごみステーション
のネットや資源物収集かご
の配布方法とその取替え時期はどうなっている
のか、お聞きをいたします。資源物収集かごが高齢者にとっては重くて配置や片づける
のが大変であると
の声がありますが、誰でも取扱いやすいかごやネットへと改良する考えはあるかどうか、お聞きをいたします。
次に、福祉入浴券を戸田市内
の浴場でも利用できるように拡充をについて質問いたします。
福祉入浴券は、健康と衛生を保持するため、市内
の公衆浴場を利用する高齢者に対して入浴券を毎月4回、7月、8月は6回分を支給するものです。入浴1回につき自己負担150円でお風呂が利用できるというもので、高齢者には大変喜ばれています。
支給対象は、お風呂がない65歳以上
の方、70歳以上
の市民税非課税世帯
の方が対象となっています。
しかし、市内
の銭湯は今2つに減ってしまいました。北町1丁目
の亀
の湯と中央5丁目
の朝日湯です。また、塚越
の浴場
の閉鎖に伴い、川口市内
の2軒
の浴場に自己負担200円で利用できるようになっていましたが、1軒は廃業し、川口市内
の浴場が1軒利用ができ、3軒
の浴場で
の利用となってしまっています。
今、市内
の浴場が減ってきている中で、高齢者が歩いていける距離に浴場がなくなってきてしまいました。南町にあった栄湯は閉店となり、地域では南町から完全にお風呂屋がなくなってしまいました。南町
の高齢者
の皆さんからは、「入浴券をもらっても行ける銭湯がない」「入浴券をとても楽しみにしているのに何とかしてほしい」という地域
の方
の長年
の切実な思いです。
南町から120メートル
の距離にちょうど近いところに高齢
の方でも歩いていけたり、自転車に乗って行ける距離に戸田市
の公衆浴場があります。介護予防や健康なまちづくりを進める観点から、また、高齢者
の福祉
の増進、市民
の利便性向上
のため、戸田市
の公衆浴場も利用できるように協議を進めていってほしいと思います。
そこで1点目は、福祉入浴券
の浴場別
の利用状況はどうである
のか。配布はどのように行われているか。地域別
の配布人数と利用状況はどうか、お聞きをいたします。
2点目には、福祉入浴券を利用できる浴場施設
の拡充に向けて、その後
の検討状況はどうか、お聞きをいたします。戸田市内
の浴場でも利用できるように拡充してほしいと思いますがどうか、お聞きをいたします。
次に、公園等
の整備と安全管理について質問いたします。
市内には46
の都市公園があります。公園
の樹木や街路樹など、公共用地における樹木等は市民
の目に触れやすく、身近な緑であり、安らぎや癒やしなど、心理的な効果を与えるとともに、良好な景観
の形成、大気
の浄化や延焼防止など、都市環境
の観点からも重要な緑となっています。
しかし一方では、植栽後、年数が経過をし、老木化や大木化が進んでいる樹木等が多く見受けられ、腐って倒木など
の危険性
の高まり、根
の盛り上がりによる通行へ
の支障など、多く
の問題が発生してきています。
台風などで太い枯れ枝が途中で引っかかり、通行人
の頭
の上に落ちたら危ないからと通報してくれる市民
の方もいらっしゃいます。
さらに最近新設をされるような公園に見られるように、見通し
のよい広々とした明るい公園とは程遠い大木ばかりで、樹木
の繁茂により暗い公園になってしまっているところがあります。暗くて危ないからこんな公園では子どもが遊ばない
のではないかといった声も近所から聞かれます。
枝葉
の繁茂による落ち葉
の増加や日当たり
の悪化も挙げられます。近年は、地域
の方
の高齢化
の進展で、元気な頃は、自分
の家
の前
の公園
の掃き掃除ができていたけれども、近頃は公園から飛んでくる落ち葉を掃除する
のが大変だという声を多く聞きます。
樹木を健全な状態に保つためには、枯れた枝や支障
のある木
の適切な処理が必要となってきています。
枯れ枝や支障
のある木
の処理で最も簡便で完璧な方法は伐採をすることですが、公共用地は率先をして緑化を推進し、保全することも求められており、多少
の損傷や支障で樹木を伐採することにはそれ相応
の理由が必要となってきています。
伐採以外にも延命措置
の損傷部
の手当て、また、移植など総合的な方法で検討した上、最終的には伐採するという方法もあると思いますが、実際に伐採を行う場合には周辺
の住民や利用者など事前に予告をし、問合せなどにも対応できるよう配慮が必要となってきています。
都市緑化
の重要な要素である公共用地における樹木等
の本来
の役割と機能を再認識し、市としても安全管理
の統一的な方針を持つことが必要となってきています。
そこで1点目に、現在行われている公園遊具等
の安全点検
の結果についてその内容はどうかお聞きいたします。ここ3年間に指摘を受けた箇所とその改修状況はどうか。また、公園や桜並木、
道路等
の樹木
の安全点検についてはどのように行われている
のか、お聞きをいたします。
2点目は、公園や桜並木等
の樹木が大分時がたち、太い枯れ枝
の落下や老木による倒木
の心配が市民からも多く指摘されています。また、公園や
道路等
の枯れ葉についても、高齢化により清掃ができなくて困っていると
の声が多数聞かされるようになりました。公園等
の樹木は定期的に点検や剪定をしてほしいと
の要望が常にありますが、どのような対応がなされている
のか、お聞きをいたします。
3点目は、長寿命化計画に基づいて改修をされる予定
の大荒田交通公園についてです。
南町にある大荒田交通公園は、自転車を借りて公園内で自転車をこいで遊んだり、多く
の遊具が配置をされています。
また、SL
の展示があり、市民はもちろん、市外からも日曜日には多く
の方でにぎわう人気
のある公園です。
そこで、大荒田交通公園
の整備計画
の内容についてはどう検討が進められている
のか、お聞きをします。
以上で、登壇して
の質問を終わります。ご答弁をよろしくお願いいたします。
〔
小柴正樹市民生活部長 登壇〕
◎小柴正樹
市民生活部長 私からは、市民生活部所管
のご質問にご答弁申し上げます。
1番目
の気候変動・地球温暖化防止
の対策を
の1点目、気候変動・地球温暖化に対する地球的規模で
の対策が必要とされているが、本市
の認識と具体的な取組状況はどうかにつきましては、近年、世界中で温暖化が原因とされる異常気象により洪水等
の自然災害が甚大化しており、また、日本国内においても集中豪雨や台風
の大型化などによる被害が顕著となり、地球温暖化対策は世界規模で対応すべき重要な課題であると認識しております。
パリ協定
の長期目標として、気温上昇を産業革命前と比べて1.5度に抑える努力目標が明示されるなど、国際社会が協力して取り組む課題であることが認識され、日本国内においても今年4月施行
の改正地球温暖化対策推進法では、温室効果ガス
の排出量を2050年までに実質ゼロとする目標を定め、脱炭素社会
の実現が基本理念に明記されたところであります。
本市といたしましても国内外
の動向を踏まえながら、地域特性に応じた環境政策に積極的に取り組む必要性を認識しており、この間、太陽光発電システム等に対する地球温暖化対策設備等設置費補助金交付事業や、蕨戸田衛生センター組合におけるごみ
の焼却時に発電する電力
の有効活用、防犯灯や
道路照明灯
のLED化、ごみ
の減量化と分別
の徹底など
の取組を積極的に推進してきたところであります。
次に2点目、第2次蕨市環境基本計画
の進捗状況はどうか、第3次蕨市環境基本計画
の策定に向けたスケジュールと市民・事業者アンケート
の結果はどうかにつきましては、第3次計画を策定するに当たり、現行計画
の進捗状況を庁内関係部署に確認したところ、まち
の美化
の推進や低炭素型
のライフスタイル
の実践、ごみ
の減量、リサイクル
の推進などが着実に行われており、一方、コロナ禍や高齢化
の影響から、市民参加型
のまちなか
の清掃や公園
の清掃など
の参加者数が減少傾向にあるといった課題もございます。
引き続き市民が望む快適なまちづくり、持続可能なまちづくり
の実現に向けてさらなる取組が必要であると認識しております。
第3次計画
の策定に向けたスケジュールにつきましては、この間、本年4月に関連部署
の職員から成る庁内連絡会を開催したほか、9月から10月にかけて市民アンケートを実施、11月に学識経験者や地域住民
の代表で組織される蕨市環境審議会を開催し、今後につきましては、1月に第2回環境審議会及び第2回庁内連絡会を開催して計画
の素案を提示し、その後、市民
の幅広い意見を求めるためにパブリック・コメントや環境基本計画説明会を実施した上で、第3回環境審議会
の開催を経て答申・計画
の策定を予定しております。
市民・事業者アンケートにつきましては、本年9月から10月にかけて市民2,000人、事業者100人を対象に実施したところ、回収数は、市民からは817人、回収率40.9%、事業者からは29人、回収率は29%で、市民については、現行計画
の策定時に実施した回収率29.0%を大きく上回る結果となりました。
アンケート調査
の結果といたしましては、身近な環境に関する項目と地球規模的な環境問題
の2つに分類し、分析したところ、市民が満足度、重要度とも高かった項目は「日当たり
のよさ」で、重要度が高くかつ関心も高い
のに対して、現在
の状況に不満を抱えている項目は「ごみ
のポイ捨て」「不法投棄」という結果となりました。また、関心を持っている地球規模的な環境問題につきましては、「地球温暖化」「脱炭素」「気候変動」など
の環境問題に大きな関心を示しており、また、行政には自然災害
の対応など、個人で取り組むことが難しい問題へ
の対応を望んでいる結果となりました。
事業者については、身近な環境で重要度、満足度が高かった項目は「下水道
の整備状況」「交通
の利便性」という結果となり、地球環境問題については、排ガスや排水といった事業活動に伴う環境へ
の影響を可能な限り低減しているものの、国際規格
の環境マネジメントシステムISO14001
の登録や環境省が策定した日本独自
の環境マネジメントシステム「エコアクション21」
の登録はしていないという結果となりました。
次に3点目、第3次蕨市環境基本計画では二酸化炭素削減目標や具体的な対策が必要になると考えるが、どのような検討が進められているかにつきましては、地球温暖化へ
の対応として、近年、国内外においてカーボンニュートラル
の実現に向けた動きが加速している中、本市においても国が示している数値目標である2030年度
の温室効果ガス排出量を2013年度比で46%削減、2050年までに実質ゼロとすることが重要な課題であると認識しております。
現在、第3次蕨市環境基本計画
の策定を進めているところですが、カーボンニュートラル
の実現に向けた取組は、計画
の柱
の1つと想定しており、その実現に向けて本市
の実情に応じた各種施策を掲げ、積極的に推進してまいりたいと考えております。
次に4点目、地球温暖化対策設備等設置費補助金
の利用状況はどうか。補助事業開始から10年が経過したが、家
の建て替えや機器
の補修期間
の終了による買換えなどに対応する考えはあるか。さらなる市民へ
の広報や情報提供が必要になると思うがどうかにつきましては、平成24年度に地球温暖化対策設備等設置費補助金を創設して以降、過去10年間
の実績
の総合計は、太陽光発電システムが259件、太陽熱温水器が1件、家庭用燃料電池装置が280件、雨水貯留施設が34件で、合計574件と一定
の成果を上げております。
建て替えや解体などへ
の対応につきましては、機器
の耐用年数や、この間より効率
の高い機器なども開発されていることから、買い換えする方及び建て替えする方も補助対象とし、申請が可能となっております。
また、こうした市民
の皆さんによる環境負荷
の少ない機器
の使用は、地球温暖化対策に大変有効であると考えておりますので、積極的な活用に向け、引き続き周知徹底に努めてまいりたいと考えております。
次に2番目、ごみ収集とごみステーションについて
の1点目、本市において1人当たり
のごみ
の量
の変化はどうか。ごみ出しルール
の徹底についてどのような取組を行っているかについてでありますが、本市
の家庭から排出される「もやすごみ」は、令和3年度においては年間1万1,033トン、事業系可燃物を除いた1日1人当たり
の排出量につきましては594グラムとなっております。
10年前
の平成23年度においては、もやすごみは年間1万2,248トン1日1人当たり
の排出量は686グラムであったことから、この間、着実に減少しているものと認識しております。
ごみ出しルール
の徹底につきましては、本市においては収集日や分別方法、出し方、注意事項などを掲載した「ごみ
の分け方・持ち出し方」を市内全世帯に毎年配布しているほか、市民課窓口で転入者へ
の配布や
市ホームページへ
の掲載、さらには外国人住民向けに英語、中国語、韓国語、ベトナム語に対応した「ごみ
の分け方・持ち出し方」も作製し、啓発を行っているところであります。
日頃からごみステーション
の維持管理につきましては、共同住宅専用
のごみステーションにおいてはその土地
の所有者、または管理者が、
道路など公有地
の場合は、各町会から選出された蕨市公衆衛生推進協議会
の理事を中心に地域住民
の皆さんが行っているところでありますが、当該理事や町会
の方、ごみステーションを利用される方などからは、分別やごみ
の出し方、不法投棄など
の相談が寄せられております。
こうした相談へ
の解決に当たっては、公衆衛生推進協議会
の理事や町会
の方たちで情報を共有し、各ごみステーションで対応していただいているほか、ルールが守られないごみステーション
の警告看板
の設置、市担当者から土地所有者や管理者に対して直接改善を申し入れるといった指導を通じて対応を図っております。
引き続き市といたしましても地域住民
の皆さんと協力しながら、ごみ出し
のルールが徹底されるよう、粘り強く助言・指導を行うなど対応に努めてまいります。
次に2点目、ごみ
の戸別収集へ
の検討状況についてはどうかにつきましては、近年、自宅からごみステーションまで
の短い距離であってもごみ出しが困難であり、親族や近隣住民
の協力も得ることが難しいといった方々を対象に、ごみ
の戸別収集を導入する自治体が増えてきております。
本市においてもこの間、他自治体
の先行事例を調査しながら、本市
の実情に合った事業内容
の検討を行い、現在は、令和5年度秋頃
の事業開始を目指して詳細な制度設計に取り組んでいるところであります。
次に3点目、ごみステーション
のネットや資源物収集かご
の配布方法と取替え時期はどうか、資源物収集かごが高齢者にとって重くて配置や片づけが大変であると
の声があるが、誰でも取扱いやすいかごやネットへと改良する考えはどうかについてでありますが、ネットにつきましては、蕨市公衆衛生推進協議会で費用
の一部を負担し、各町会に有償で提供しており、取替え時期に関しては、町会や個々
のごみステーションによって異なるものと認識しております。
一方、かご
の取替え時期につきましては、かご
の破損や汚れなど、町会から
の申出や収集業者
の判断などにより順次取替えを実施しております。
また、取扱いやすいかごやネットへ
の改良につきましては、新たな製品
の情報収集に努めるとともに、町会公衆衛生推進協議会
の理事
の皆さんと情報を共有しながら、最善な対応策を検討してまいりたいと考えております。
なお、蕨市において無償貸与している資源回収容器につきましては、小さいサイズもあり、利用者に高齢
の方が多くいらっしゃる場合などは、ごみステーション
の分散と併せて小さいサイズ
のかご
の使用をお勧めしております。
〔
根津賢治健康福祉部長 登壇〕
◎根津賢治
健康福祉部長 私からは、
健康福祉部所管のご質問にご答弁申し上げます。
2番目
のごみ収集とごみステーションについて
の2点目、蕨市社会福祉協議会
の有償ボランティアによるごみ出し
の利用状況はどうかにつきましては、令和2年度実績では、活動合計数409件
のうち、ごみ出しは174件、令和3年度では、活動合計数462件
のうち、ごみ出しは141件、令和4年度10月末時点では、活動合計数498件
のうち、ごみ出しは162件となっております。
次に、3番目
の福祉入浴券を戸田市内
の浴場でも利用できるように拡充を
の1点目、福祉入浴券
の浴場別
の利用状況と配布方法、地域別
の配布人数と利用状況につきましては、令和3年度
の浴場別利用者数は、中央にあります朝日湯が1万1,656枚、北町
の亀
の湯が1万3,372枚、川口芝
のニュー松
の湯が1,703枚
の利用となっております。
配布方法につきましては、3月中旬ごろ5地区に出張会場を設けて配布しており、以降は郵送申請、または窓口で随時配布しております。
地域別
の配布人数は、令和3年度は、錦町132人、北町242人、中央396人、南町234人、塚越198人となっております。
なお、地域別
の利用状況につきましては、浴場が利用者から受け取る切取り式
のチケットに住所等
の記載がないため、把握しておりません。
次に、2点目
の福祉入浴券を利用できる浴場施設
の拡充に向けて
の検討状況並びに戸田市内
の浴場で
の利用拡充につきましては、戸田市中町にあります一
の湯に協力依頼を行ってまいりましたが、利用者
の負担額や利用回数、利用システムが戸田市とは異なるため、現行
の蕨市
の方式では難しいと
の回答をいただいております。本年も改めて協力をお願いし、実現可能な方法について協議をしたところですが、実現には至りませんでした。
市といたしましては、引き続き利用
の実現に向けて実施方法等検討を協議してまいりたいと考えております。
〔高橋稔明
都市整備部長 登壇〕
◎高橋稔明
都市整備部長 私からは、4番目
の公園等
の整備と安全管理について
のご質問にご答弁申し上げます。
初めに、1点目
の遊具
の安全点検
の内容とここ3年間
の改修状況についてでありますが、公園遊具につきましては、施設利用者
の安全確保
のため、毎年1回、専門業者へ委託し、遊具
の摩耗状況や部材
の破損などを確認し、遊具
の劣化度を審判する安全点検を実施しております。
ここ3年間
の点検結果と改修状況についてでありますが、まず令和2年度は、遊具275基
の点検を行ったところ、使用を継続できない劣化
のある遊具は確認されておりません。令和3年度は、遊具275基
の点検を行った結果、北町ふれあい公園
のスプリング遊具など5基について部材
の破損を確認したため、使用を中止した上で、はん
のき公園
のブランコなど、2基につきましては修繕を実施し、利用を再開しておりますが、柳橋公園
のスプリング遊具など3基につきましては、老朽化により修復が困難であったため撤去を行っております。また、今年度につきましては、遊具270基
の点検を行ったところ、西仲公園
の滑り台と丁張公園
のターザンロープについて部材
の破損を確認したため、速やかに使用中止
の措置を行い、修繕を実施して既に利用を再開しております。
また、公園樹木や街路樹
の安全点検につきましては、樹木
の剪定や消毒など、専門業者による年間契約
の委託に合わせて、生育状況や病害虫など
の点検作業も実施しているほか、職員による巡回点検及び公園自主管理団体や地域
の方々から
の通報等による現地確認も行っております。
次に、2点目
の公園等樹木
の定期的な剪定についてでありますが、公園等
の樹木管理につきましては、年間契約による剪定
のほか、令和3年度におきましては南町地区
のあけぼの公園など8公園、本年度におきましては北町公園
の高木
の強剪定を行っており、また、街路樹につきましては、令和3年度と本年度に南町桜並木
の桜
の剪定も実施するなど、枯れ枝
の落下防止や落葉対策などに努めているところであります。
しかしながら、大木化、老木化した樹木や桜やケヤキなど
の落葉樹
の数も多いため、今後におきましても適正な樹木
の保全を図りつつ、できる限り清掃にご協力をいただいている近隣
の皆様
の負担が軽減されるよう、各公園等
の状況に応じた対応を適宜実施してまいりたいと考えております。
次に、3点目
の大荒田交通公園
の公園整備計画
の内容についてでありますが、大荒田交通公園は開園から50年以上経過し、施設
の老朽化が進行していることから、令和2年度に策定した公園施設長寿命化計画に基づき、施設
の更新を実施するものであります。
工事
の詳細な内容につきましては、現在設計を進めているところでありますが、舗装や信号機など
の交通施設
のほか、管理棟やトイレなど、建築物
の更新を予定しており、市内でも特色
のある交通公園
の機能を継承しつつ、安全で快適な公園を目指してまいりたいと考えております。
━━━━━━━━━━━━━━━━
△休憩
の宣告
○保谷武 議長 ここで暫時休憩いたします。
午前11時57分休憩
午後1時0分開議
◇出席議員 17名
1番 2番 3番
4番 5番 6番
7番 8番 9番
10番 11番 12番
13番 14番 15番
17番 18番
◇欠席議員 1名
16番
◇地方自治法第121条
の規定により説明
のため出席した者
(前に同じ)
△開議
の宣告
○保谷武 議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
━━━━━━━━━━━━━━━━
△一般質問(続き)
△山脇紀子議員(続き)
○保谷武 議長 一般質問を続行いたします。
◆13番(山脇紀子議員) では、気を取り直しまして再質問をさせていただきます。順番をお風呂券と公園、そして地球環境について、順番を変えて再質問させていただきたいと思います。
初めに、福祉入浴券についてお聞きをしたいと思います。今回、高齢者にとってお風呂は介護予防にもなるし、あとおしゃべり
の場であるとか、交流
の場、楽しみ
の場として
のお風呂
の要求が相変わらずあります。
近年は、物価高で節約をするというために自分ち
のお風呂じゃなくて、お風呂券があるならば、そのお風呂券を使ってお風呂に行きたいという要求も高いことを聞いております。
改めて部長
の認識についてお聞きをしたい
のと、もう一点は、先ほど言われていましたネックとなっている
のが戸田市と
のシステム
の違いということがお風呂屋さんから言われているということがありました。戸田市と
のシステム
の違いはどういうシステム
の違いがある
のか、詳しくお聞きできたらと思います。よろしくお願いします。
◎根津賢治
健康福祉部長 福祉入浴券
の制度がございますので、こちら
の入浴券を使ってお風呂を使っていただきたいなというふうに思っています。
この入浴券によって高齢者
の健康と衛生を保持するほか、外出機会
のきっかけになるということ、そして、利用者同士でお話しする、会話ができるといったことで介護予防、認知症予防にもつながる
のではないかというふうに思っていますので、こちら
の入浴券を使っていただいて、銭湯を使っていただきたいなという思いではございます。
戸田市と
のシステムが違うということで、一
の湯さんと話が前に進んではいないところなんですけれども、利用システム
の違いですけれども、蕨市では、その利用者に対して、市内とあと川口市で使える共通となる入浴券を交付しまして、ご案内
のとおり、基本月4回
の利用が可能と。利用方法としては、浴場に券と一緒に、市内だったら150円です。川口市
のほう
のニュー松
の湯でしたら200円
の負担で支払いする方式です。戸田市
のほうでは市が対象者に発行する引換券という
のも発行していまして、浴場が引換券で入浴証という
のを渡すんですね。入浴証が機械で読み込むバーコードが入っているということで、機械で読んで対象
の確認を行って負担額が200円、1日1回まで利用できると、そういった仕組みでございまして、うち
の利用券方式ということと、あと戸田市では機械で読み取るバーコード方式というところと、あと利用者
の負担額が違うとか、あと利用回数という部分で若干異なるということで、やはり浴場としては事務負担がかかってしまうというようなことと、そこが不選別、区別が難しいという
のが今課題になっています。
◆13番(山脇紀子議員) 分かりました。その時々でいろいろな問題があると思うんですけれども、諦めずに、ぜひ引き続き働きかけはよろしくお願いしたいと思います。
あと、今ありますお風呂についても、高齢者
の方が、ぷらっとわらびに乗れば、その近くまで行けますので、そういったバス停留所
の場所とか、地図とか分かりやすい
のを高齢者
の方にも一緒に配っていただくなど、ぜひ活用できるような配慮をお願いしたいと思います。
次に、公園について移りたいと思います。
公園、あと樹木については、いろいろな要望が市民から出されています。
この間、日本共産党がアンケートを行っておりますけれども、その中で、北町
の方から、幼児ブランコが近く
の公園にないから、北町にないという声がありましたけれども、いろいろ幼児ブランコを調べてみると、南町には結構たくさんあるんですけれども、北町には調べてみるとないということが分かったんですけれども、幼児ブランコ
の設置基準というものがどういうものな
のか。なぜ北町
の公園にブランコをつける
のが厳しい
のか。その点、お聞きをしたいと思います。お願いします。
◎高橋稔明
都市整備部長 幼児ブランコ
の設置基準ということでご質問ですけれども、幼児ブランコという
のは一般的にバスケット型、またはベルト型というような椅子を用いたものなんですけれども、一番大きな点としては、ブランコを設置する上
の高さまでが2メートル以内というような基準がございまして、そのため既存
のブランコを改修して設置するようになっている形がなかなか難しいと。そのようなことで、過去に整備済み
の公園においてはなかなか対応が難しいということで、北町
のほうは少ない
のかなというふうに思っております。
◆13番(山脇紀子議員) いろいろ北町
のブランコ
のその基準を見ると、なかなかつけられないということがあると思いますので、それは分かりました。
あとブランコ
の下
の水たまり防止ネットもいろいろつけてもらっていますけれども、かなり年数がたっているとめくれて転んでしまいますので、こういったところもぜひ引き続き点検をお願いしたいと思います。
あともう1つ
の問題が公園とか
道路、あとは桜並木遊歩道
の老木
の件ですけれども、この間も市民から
の苦情で、対応をその都度お願いをして取ってきてもらえますけれども、この老木で倒れてきて危険じゃないかとか、あと枯れ枝で太い枝が途中で引っかかって、これが大きな風
のときに子どもたちに当たったら危険だということで、市民
の方がその都度点検をして通報してくれるんですけれども、この樹木
の点検については、年間契約
の中で、その点検も含まれている
のか。先ほど登壇では職員
の方が点検をしているというようなお話もありましたけれども、通報されてから見る
のではなくて、やはり決まった回数できちんと見回りをしてほしいという
のが要望ではあるんですけれども、ぜひこの点
の点検についてお聞きをしたいと思います。
あと老木については、通報があって、その都度処理をしていただいたり、あとは、この老木は、すぐには倒壊をしないからもう少し見守っていこうというところで、そのままにすると思うんですけれども、市民
の方からは、見てもらって、この木をどうする
のかという
のがなかなか分からないので、この木については、見守っていくと、もう少し様子を見てすぐには何か対応をしなければならないという状況ではないけれども、目印をつけてきてくれないかと思うんですけれども、通報した方もそうした目印をつけて、当局
のほうもきちんとそれを見守っているということが分かると思いますので、そういった目印についてはどうでしょうか。お願いいたします。
◎高橋稔明
都市整備部長 樹木
の点検については、点検業務という形では委託はしていないんですけれども、樹木
の特性に応じた維持管理を行う上で、状態
の確認は委託業者
のほうでも行っていただいております。
それから、樹木
の中で少し傷んできている樹木についてなんですけれども、現在、委託業者
のほう
の年間
の契約
の中で、剪定ですとか、消毒ですとか、いろいろな形で現地
のほうに行っていただいているわけなんですが、その際に加齢ですとか、病害虫などで樹勢
の衰退、こういったものが見受けられる場合には、色
のついたテープを樹木
のほうに巻きつけて経過観察しているということが分かりやすくなるような形で今対応を行っております。
◆13番(山脇紀子議員) ぜひそのようにお願いをいたします。
桜並木についても、この間、2年間強剪定をやっていただいて対応していただいたんですけれども、やはり全体的にこういう枯れ枝が、太い枝が引っかかっている
のがよく見受けられますので、ぜひ引き続き安全な管理をお願いをしたいと思います。
公園
の枯れ葉
の問題ですけれども、やはり市民
の方から、南町は公園が多いですので、前は自分
の家
の前
の公園きちんと掃除できたけれども、なかなか高齢になって掃除ができなかったり、あとは雨どいを詰まらせるという
のがしょっちゅうお聞きをすることなんですけれども、やはり期間がたってしまって大木化をしている、どこ
の公園も、先日も大石議員
の話題でもありましたけれども、やはり本数が多過ぎる、どこも大木が多過ぎると。間引きをするなど、やはりデザイン性を持った見通し
のよいきれいな公園というイメージに変えて、1本、2本切るとすごくイメージも変わりますので、そういったところをぜひ長期的な視点で計画をしていってほしいと思うんですけれども、この点についてはいかがでしょうか。
◎高橋稔明
都市整備部長 公園
の樹木については都市緑化
の推進ということで、山脇議員からもいわゆる二酸化炭素
の排出云々という話が今回質問にありましたけれども、やはり樹木という
のは、二酸化炭素を吸収するという自然環境
の上でも非常に大切なものなので、簡単に切るという
のも非常に難しいかと思うんですけれども、やはり今現在枯れ葉
の掃除
の関係で、かなりご近所
の方に負担をかけているということもありますので、今後は定期的な剪定に加えて、そうした視点でいわゆる間引きをする、間伐をするといったことも考えていかないといけない
のかなというふうに思っておりますので、近隣に住んでいる方とも相談しながら、その辺については今後対応していきたいと思っております。
◆13番(山脇紀子議員) ぜひよろしくお願いします。
次に、地球
の温暖化防止対策について移りたいと思います。
今、第3次環境基本計画を策定中、諮問をしまして、審議会で策定をしているんですけれども、基本計画
の目玉となるような施策については、第2次計画とはまた一歩進んだ、そういった目玉となるような施策を考えられている
のか、お聞きをしたいと思います。
あと太陽光エネルギー
の活用については、さらに蕨でも補助金がありますけれども、その上を行くような必要性があると思うんですけれども、市民発電所ですとか、事業所による発電設置に対する援助、補助などもこれから考えていかなくてはならないと思いますけれども、この点お聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
◎小柴正樹
市民生活部長 まず第3次環境基本計画
の目玉となる施策ということで
のご質問でございます。
先ほどスケジュール感ちょっと説明をさせていただきましたが、現在第1回
の環境審議会を経まして、実際には現段階といたしましてはまだ骨格部分をお示ししているような状況でございます。今後、第2回、第3回を経るに従って、ある程度
の素案であったり、その素案
の中にはある程度
の具体的な施策というものをお示ししていける
のかなというふうには考えております。
いずれにいたしましてもCO2
の削減効果
の高い実効性
のある施策、こういったものを考えてまいりたいと考えております。
太陽光エネルギー
の関係でございます。私ども
の補助制度
の中では太陽光という
のが非常に大きな比重を占めているところでございます。やはり立地上、どうしてもやはり風力とかそういったものに頼れるという立地ではございませんので、やはり蕨市における割と主力になるであろう施策という
のは、この太陽光という
のが大きな位置を占めてくる
のかなというふうには考えております。
ただいま申し上げました具体的な施策、これを検討する中でこの対応
の位置づけ、どういった割合、どういったものを期待するかという
のは明らかにしていきたいと考えております。
◆13番(山脇紀子議員) 市民アンケート
の結果でも、市民
の皆さんからも日当たり
のよさが挙げられておりますので、ぜひ対応については、活用
のそういったチャンスがある、蕨にはそういった機会がある
のかなと思っておりますので、ぜひよろしくお願いします。
あと今回、個別計画として地球温暖化対策実行計画区域施策編を今回計画に別章でつくるということですけれども、具体的にその内容はどのような内容になる
のかお聞きをしたいと思います。
あともう一点は、先日、環境フォーラムでも講師
の方がお話をされていました。蕨市
のCO2
の削減量については、かなりよい成績だということで、蕨ならでは
のそういったCO2削減
の思い切った対策が取れるんじゃないかというとてもいい言葉をもらっていたんですけれども、蕨市
のCO2
の削減量については、県平均と比べても高くなっていると思うんですけれども、その辺
の比較をして、どのような数字になっている
のか。また、県平均と比べてどういう結果であった
のか、この点をお聞きをしたいと思います。お願いします。
◎小柴正樹
市民生活部長 まず区域施策編でございますが、こちらにつきましては地球温暖化対策推進法
の中で定められた、ちょっとそのまま読ませていただきますが、地域全体を対象とし、その区域
の自然社会的条件に応じて計画を策定するということで蕨市全体における地球温暖化対策
の総合的な計画ということになります。
実際に今回、第3次
の環境基本計画、これはどちらかというと環境全体
の問題、自然環境であったり、住環境であったり、衛生環境であったりとか、こういったものを総合的なものとして今策定を進めておるところなんですが、その中
のいわゆる地球温暖化、脱炭素
の部門として
の部分と、実際にこの今ご指摘ありました区域施策編という
のがほぼイコールになるような形になるものだと認識しております。
この区域施策編につきましては、法律では、実は蕨市
の規模
の市町村では策定義務という
のは今現在ございません。ただ、昨年改定がありまして、努力義務とされておるところなんですが、この環境基本計画
の策定に合わせて、この地球温暖化問題、我々も重要なものだと認識しておりますので、併せて
の策定をさせていただくということで考えております。
CO2
の削減
の量です。こちらにつきましては、まず埼玉県
の2019年度と
の比較でございますが、2013年度と比較いたしますと県は15.8%
の減少量ということで伺っております。同時期
の蕨市
の二酸化炭素削減量は25.2%ということで、実際は細かい数字
の積み上げというよりは、国全体から人口であったりとか、面積比だったりとか、こういったものを換算したものでございますので、具体的に蕨市でこれを何か進めたからこういう数字になったんだという数値
の算出ではない
のはご理解をいただきたいと思います。
◆13番(山脇紀子議員) 区域施策編については、地球温暖化に特化した計画を、努力義務であるけれども、きちんとつくるということです。その計画
の中でも、きちんと計画と、そのCO2削減
の目標についてもきちんと明記をお願いをしたいと思います。
今、太陽光発電システム
の話がありますけれども、登壇で500件を超えるような全体で利用があって、補助金設置当初から10年が経過をしていて、2度目
の利用
の方についても、これは利用していいよと、新築にも2度目
の利用をしてもいいよということで、これは大変うれしいと思います。
これまで500件を超える方が利用されて、その方たちは意識が高い。10年たってその機器を買い換えようか、あとは、やはりそのぐらいになると新築なども考えるようになると思います。そういった方たちにもターゲットをして、改めて2度目
の利用についても、利用できますよというような広報もするとともに、やはりこの太陽光発電システム
の補助制度という
のは、蕨でもとても目玉になる事業だと思いますので、さらなる広報をお願いをしたいと思います。
あとこの間、ちょうど今
の子育て世代が蕨へ来て、20年、30年と住み続けて、改築ですとか、あと外装を変えたりとか、少し環境に優しいような二重窓にするとか、そういった家
のタイミングがそんなタイミングなんですけれども、そのときに建築課へ新築
の話に来たときに、こういう太陽光発電
の補助制度がありますよとか、あとは住宅リフォーム助成制度もこれは環境に優しい家へとリフォームするところにかなり使えると思うんですけれども、こういったところでもいろいろとPRをしていく、環境に優しいそういった家にリフォームしていくということをPRできると思うんですけれども、その辺
のPR
の工夫をぜひお願いをしたいと思いますが、どうでしょうか。よろしくお願いします。
◎小柴正樹
市民生活部長 今、議員さんからご指摘いただきましたとおり、2回目
の補助に対しましても今実施をさせていただいております。
環境施策を展開していく中で、引き続きそういった思いを持っていただけているということには非常に有り難いことだと思っておりますし、また、一方で新たな発掘といいますか、新たな対象者を探っていくという
のも非常に大事なことだと考えております。
実際に今ご提案いただきました建築課へ
の、また商工生活室が所管するリフォーム助成、こういったものにつきましては、事業展開しております
のは安全安心推進課
の生活環境係、事務所は違うわけなんですけれども、本体は庁舎ございますので、こちら
の側から商工生活室、また、建築課等々へ働きかけて、しっかりとこの周知ができるように努めてまいりたいと考えております。
◆13番(山脇紀子議員) ぜひよろしくお願いします。
次に、ごみに入りたいと思うんですけれども、このごみ
の問題という
のは、市民からいろいろな要望が多いなと思うんですけれども、ごみ出しルールについて改めてお聞きをしたい
のと、その中でも地域ルールというものがあって、なかなかそこも徹底していく
のは難しいところだと思うんですけれども、この地域ルールについて
のご見解をお聞きをしたいと思います。
あと、今、不法投棄についてもいろいろ苦情があると思うんですが、近年減ってきている
のかなというような自分
の中ではイメージがあるんですけれども、不法投棄
の件数について、その推移をお聞きをしたいと思います。
◎小柴正樹
市民生活部長 ごみ出し
のルール
の関係でございますが、これは昨日以前もご答弁させていただいたところですが、基本的には公衆衛生推進協議会、また、町会を含めた地域管理ということで、ある程度お願いをさせていただいておるところでございますし、我々としては「ごみ
の分け方・持ち出し方」を配布することで、ルール
の啓発に図っているところではございます。
ただ、先日もご質問ございましたが、モラル的な要素という
のは実はなくて、単純な事務的な分け方・持ち出し方という
のをご説明しているところでございますので、先日もお話
のとおり、外国人等々も含めたそういったモラル、こういったものを改めて周知をしていく必要がある
のかなというふうには感じております。
また、地域
のルール、お掃除当番であったりとか、こういったものは市
のほうからこうやってほしいとか、こうやってくれとかという
のはなかなか申出がしにくいわけなんですけれども、何かその解決
の一助になるような案があれば、私ども
のほうからでも提供はしてまいりたいと考えております。
あと不法投棄
の件数
の件でございますが、直近
のほうからお答えいたしますと、令和3年度につきましては年度間で302件、2年度は368件、令和元年度が258件、平成30年度が370件、平成29年度が264件、割と上がったり下がったりを繰り返しているようでございまして、前年どうだったから今年がどうと、明確な動きという
のはない、たまたまこうだったというような印象ではございます。
基本的には私ども
のほうでも火災
の危険性であったりとか、登校時
の子ども
の安全性とか考えますと、早急に撤去しなければいけないものでございますので、ご連絡いただいた際には全てこちら
のほうで撤去させていただいているような状況でございます。
◆13番(山脇紀子議員) ありがとうございます。不法投棄は、今までは少し放置をして戒めるというか、そういったところがあったので、最近はすぐに片づけていただけるので、少なくなった
のかなと思っています。
ごみ
のかご
の軽量化についても、これはぜひ研究をしてほしいと思うんですけれども、小さいかごに替えたらいいということを言われていましたけれども、小さいかごもやはり高齢者にとってはとても重いと思います。それが何個にもなってしまうと本当に負担だと思いますので、その辺
の軽量化についてはぜひ研究をしていってほしいと思います。
あと戸別収集についても、これまで共産党市議団でも要望
の強かったもので、何度も取上げてまいりましたけれども、ぜひこれは具体的になりまして大変うれしく思っております。ぜひ必要な方がきちんと利用できるようにお願いをしたいと要望いたしますが、この点についてお考えをお聞きいたします。
◎小柴正樹
市民生活部長 まずごみ
の軽量化
の関係でございます。こちら
のほうにつきましては実は、私どもも担当課
のほうで様々なタイプ
のものを取り寄せてみました。例えば折り畳み式
のものとかも取り寄せてみたことがございます。実際に折り畳みする
のは簡単なんですけれども、明らかに指が挟まってしまうような危険性が、あとやはりどうしてもメカニズム
の関係で厚みが出てしまって、内容量が非常に少なくなってしまうという欠点がございました。
また、ある程度
の頑丈性という、ある程度長く使うものでございますので、プラスチック部分が薄いタイプ
のものという
のも見てみたんですけれども、いわゆる網
の部分が非常に弱くて、ちょっとした衝撃ですぐ穴が開いてしまうとか、あと実際今使っているもの、新しいときには表面つるつるではがしやすいんですけれども、実際長く使っていただいておりますとどんどん傷がついて、それがうまいこと滑り止めになってしまって、両方ががさがさになって、いい摩擦ができてしまって最終的にちょっと外れにくくなるということで、そういったことを考えますと、つるつる
のときにもどんどん替えていけばいいんですけれども、2,000カ所を超えるステーションということで、なかなか難しい部分もありますが、引き続き新しい製品含めて検討はしてまいりたいと思います。
◆13番(山脇紀子議員) ありがとうございました。
最後に、市長にお聞きをしたいと思います。今回
の気候危機打開・地球温暖化防止対策へ
の意気込みを市長にお聞きをしたいと思いますが、市長が第3次環境基本計画
の策定について審議会に諮問をされました。今後、議論がされ、答申が出されると思うんですけれども、やはりその中には、市
の当局ですとか、あと市長
の考え方、これが大きなイニシアチブを発揮してくると思うんですけれども、蕨
のコンパクトならでは
の施策ですとか、市民
のごみ
の分別に対しても、環境に対しても、大変意識が高いと思いますので、そういった蕨市
の先進的な取組を期待するような、そういった計画をお願いをしたいと思いますが、ぜひ市長
のお考えを最後にお聞きをして質問を終わりたいと思います。よろしくお願いします。
〔頼高英雄市長 登壇〕
◎頼高英雄 市長 気候変動や地球温暖化防止に向けた取組、あるいは第3次蕨市
の環境基本計画に向けた考えといいますか、決意といいますか、そういったことについて
のご質問でありますけれども、地球温暖化による気候変動
の影響によって近年、世界的に異常気象などによる災害が多発をしていると。日本においても集中豪雨が増えて、以前よりも明らかにそうした豪雨による河川
の決壊であったり、災害が増えているという状況もありますし、また、温暖化によって南極等
の氷が解けるということも含めて、海面が上昇することで国や島によっては、そこ自身が水没
の危機に直面する存続に関わる問題だというようなことも指摘をされていますし、最近で言えば日本
の私たちにとって大きなショックを受けた
のが、海面
の上昇によって東京都が今
の護岸ではもう足りないと。それ
の計画に着手するんだという報道があって、身近な問題として、この地球温暖化等
の影響が我々
の、私たち
の生活、特に地球、人類
の未来にも関わる大変大きな問題となっているという状況でありますので、これを何としても防いでいくという点では、地球温暖化防止に向けた取組というものは、本当に今、最重要
の喫緊
の課題だというふうに考えております。
蕨は、そうした点で言うと、これまでも町会や公衆衛生推進協議会をはじめ、市民
の皆さんが早い段階から熱心に、ごみ
の分別、資源化等にも取り組んできていただきました。
CO2を削減するにはプラスチックを燃やさないということは非常に重要でありますので、今ごみ
のご質問もありましたけれども、皆さんが日頃取り組んでいただいているこのごみ
の分別、資源化
の取組が実はこの地球環境を守る上でも大事なんだということをいろいろな形で私も今伝えさせていただいておりますし、昨年もこの分別、資源化によってペットボトルなどが収集された量が3,560トンあったと。それを売却しているわけですが、それが6,400万円ありましたといったことも先日
のごみゼロ運動、クリーンわらび市民運動
のときにも町会等
の皆さんにもお伝えさせていただきました。
こうした取組をさらに継続していくことも大事だと思っていますし、市でできることとしては、防犯灯だとか、
道路照明灯もこの間、LED化を図って省資源化を図るであるとか、あるいは私が管理者を務めている蕨戸田衛生センター組合、今、基幹的設備改良工事を通じて、これ目的は省エネ化ですから、これによって省エネが図られることで、今度は余剰電力
の売却量が増えるということで、昨年は約400万キロワットアワー、いろいろ計算あるんですけれども、大体1,000世帯ぐらい
の一般家庭
の年間
の消費電力に相当する量を実際に施設
の9割
の電気を賄った上で売却ができたと。その金額も約3,500万円になって、令和2年度以前と比べると3倍ぐらいに増えていまして、これも地球環境を守る上で大事な取組だと思っています。
また、ご質問もいただいた地球温暖化対策
の設備に対する補助制度もこれ私つくったものなんですけれども、10年間で太陽光発電で259件、そして、家庭用燃料電池でも280件
の利用があったと。これも地球環境を守る上で大きな効果が発揮されていると思っています。
そういう中でCO2
の削減量が先日
の環境フォーラム
の講師
の先生から触れていただいたと。これは県が統計を公表していて、今、部長が答弁したように、基準年になる
のが2013年なんですね。これは国も含めて2013年比で2030年には、当面46%削減しようとか、2050年には実質ゼロにしようというので一生懸命取組しているわけですけれども、埼玉県が2019年
の時点で15.8%
の減だったと。蕨は25.2%減っているというようなことで、これはいろいろ計算方法があるんですけれども、私は結果としていろいろな市民
の皆さん
の取組等を通じて県平均を大きく上回る削減に寄与しているんではないかなというふうに思っております。
私は、蕨は、これまでも取組を進めてきていると思うんですけれども、今進めている第3次環境基本計画という
のは、こうした取組をさらに充実・発展をさせていくということと同時に、特に地球環境を守る上でも喫緊
の課題となっているCO2削減、脱炭素、いわゆるカーボンニュートラル
の取組がこの第3次環境基本計画
の中で大きな柱
の1つとしていきたいというふうに私自身は思っています。
そのためには我々行政が一生懸命やる
のはもちろん、市民
の皆さんもこれまでも頑張っていただいておりますし、さらに市民にも一緒に取り組んでいただく。そして、事業所
の責任という
のは非常に役割も大きいいいものがありますので、今回も事業者
のアンケートも取っていますけれども、行政、市民、事業者が一体となって取り組んでいけるような計画をぜひつくっていきたいというふうに思っています。
具体的な制度は今まさに検討中で、例えば地球温暖化防止
の補助制度なども、やはり技術
の改善がありますので、太陽光発電は蕨にとって有効なので、これを継続・発展をさせつつも、新たなものも今検討をしております。例えば太陽光で発電したものを蓄電できれば、ご家庭で昼
の使わない、昼留守
の家庭でも蓄電したものを夜使えるとか、災害時にも電気がなくてもその家庭が賄えるとかいろいろな効果があると。ただ、蓄電池という
のは結構高価なものなんですが、そうした太陽光発電と一緒に蓄電池など
の導入も意義がある
のではないかとか、あるいは今、電気自動車が非常に普及してきていると。こういったものの普及
の手伝いができないかとか、あるいは逆に電気自動車、あれは1つ
のバッテリーですから、災害時等にはそこから今度家庭に電気を使うにはまた一定
の何か設備が必要らしいんですけれども、そういったものに対する補助制度はどうなんだろうかであるとか、ただいまご質問いただいた住宅
の省エネ化という
のも非常に大事で、リフォームも含めてなんですけれども、これは国もその省エネ化によっていろいろ優遇
の措置、税制も含めて仕組みができているんですが、こういったものが後押しできないかとか、いろいろな角度から検討しているというところでありまして、こうしたものを思い切って打ち出しながら第3次
の環境基本計画を通じて、日本一
のコンパクトシティ蕨から脱炭素、カーボンニュートラルを発信できるようなものにしていきたいなと。
先日
の環境フォーラムでもごあいさつで申し上げたんですけれども、蕨という
のは歩いて暮らせるまちですし、まち全体が平たんですから自転車も利用しやすいまちですし、あるいは公共交通機関ぷらっとわらびを含めて充実していると。いろいろな意味でこの環境問題に先進的に取り組める条件があるまちだと思っていますので、そんなことも市民
の皆さんに発信しながら、市民、行政、事業者一体となって先進的な役割を果たせるような計画をつくって、そして、市長としてそれを実行していきたいと、そんな決意でおります。
以上です。
━━━━━━━━━━━━━━━━
△宮下奈美議員
○保谷武 議長 次に、2番 宮下奈美議員。
〔2番 宮下奈美議員 登壇〕
◆2番(宮下奈美議員) 皆さん、こんにちは。日本共産党
の宮下奈美です。
通告に従い、3点
の一般質問を行います。今回も市民
の声に基づき、問題提起、提案、要望をします。
まず初めに、女性
の創業(起業)支援についてです。
「来年、蕨市
の実家を事業所として起業したい。東京都は、女性へ
の補助金があると聞いたが、埼玉県や蕨市としてはどうだろうか。自分で探してみたが見つからず、相談してみた」と、こんな声をいただきました。
私自身、女性
の創業は、ダイバーシティ
の観点から大賛成ですし、女性活躍として国
の男女共同参画
の中でも女性
の経済的自立や女性が尊厳と誇りを持って生きられる社会
の実現を目指すとうたわれています。
しかしながら、埼玉県では、創業について
の支援は様々ある一方、女性創業、女性起業など、女性に向けては、相談やセミナー、講座などはあるものの、補助金はなく、それは蕨市も同様でした。
では、県内
のほか
の市町村自治体はどうでしょうか。やはり女性向け
の創業セミナーや講座等はありますが、お金というところでは、補助金を出している自治体は63ある市町村
のうち2つで、熊谷と越谷だけでした。
私は、ふだんから国でダイバーシティ、多様性や女性活躍とうたっている割には、現実的にはそうはなっていない、そうはできない現状があると感じています。
それは、例えば日本
の強制的な夫婦同姓
の婚姻制度により仕事に支障を来している人が多くいること。また、男性は仕事、女性は家事といった性別で固定された観念
の根強さ、それに連動するか
のような職場で
の女性
の非正規雇用
の多さ、子育て
の苦難、女性管理職
の圧倒的な少なさ、地域活動へ
の女性
の参画、女性リーダー
の少なさなどを実感しています。
この件に関しては、別
の機会にジェンダー平等
の観点から一般質問をじっくり取り上げることとして、今回も調べる中で感じた
のは、これだけ女性
の非正規が多く、コロナ禍でも圧倒的な影響を受けて、仕事を失う
のは女性、男性
の倍以上
の数
の女性
の雇用が失われたことがNHKなど
の報道で報告されています。
また、男性
の1.4倍解雇があったり、労働時間が急に減るなど、雇用
の変化を経験し、解雇、雇い止め
の後も仕事を見つけられない割合は男性
の1.6倍、労働時間や収入
の回復は男性よりも遅い、テレワーク比率にも男女格差が見られ、男性よりも女性
のほうがテレワークが定着していないことが労働政策研究・研修機構
の報告で明らかになっています。仕事をするということ、お金を稼ぐということについて女性
のほうが困難が多いという
のが現状です。
そもそも女性活躍、女性
の経済的自立や、女性が尊厳と誇りを持って生きられる社会
の実現を目指すというなら、国から女性創業支援に補助金を出してほしいところです。
活躍どころか、働くことさえ難しく、活躍する土台ができていないことが先に解決すべき課題だとは思いますが、今回なぜこのような一般質問をするかというと、非正規雇用だったところ、自分で数年間努力し、事業を立ち上げようと決心したこの相談者から、蕨なら何か女性
の創業に向けて独自
の支援があるんじゃないかと思ったと
の言葉を聞いたからです。
以上
の問題意識を共有して、以下お聞きします。
女性
の創業(起業)支援
の拡充を。
国・県・本市
の補助金や助成金
の制度について、現在
の支給状況と過去
の支給状況はどのようでしょうか。
また、研修や講座などはどのようか。
研修や講座を受けて、本市で創業した女性起業家
の人数はどのようでしょうか。
次に、大きな2点目
の視覚障害者が元気になるため
の支援
の各支援
の充実を。
視覚障害、このテーマでは初めて質問させていただきます。相談者
の市民
の方はMさん。この場でお話しすることは了承を得ています。女性で高齢
の方です。視覚障害で、息子さんと2人暮らし。息子さんは日中仕事に出ており、ひとりで部屋にいて、話し相手もおらず、コロナ禍で参加できそうなイベントも、今はやっていないものばかり。友人
の厚意で買物や病院は何とか行けているが、友人も家族
の事情があり、ずっとしてもらえるとは限らない。また、自分も同じような視覚障害
の方たちと悩みを共有したり、交流したいが、ひとりで出かけられず、そんなことまで友人に付添いを頼めない。ふさぎ込んでしまい、毎日不安ばかりで鬱になりそうだ。
いろいろと相談
のコネクトがうまくいってないんだなとは思いましたが、話を聞いたり調べていくうちに、視覚障害
の方
のリアルな困り事や悩みに直面しましたので、以下お聞きします。
まず初めに、障害者全体及び視覚障害者
の人数と割合、過去5年間
の推移はどのようでしょうか。
また、コロナ禍でさらに引き籠もる状態になっている状況があります。集まって一緒に何か取り組めるようなサークルやグループと、そのグループはどのようなものがあるでしょうか。
移動支援・同行援護
の制度や利用状況についてはどのようか、お聞かせください。
最後に、大きな3点目です。今12月定例市議会は、高齢者、お年寄り
の見守りや居場所づくりについて、ほか
の議員さんからも問題提起がありました。昨日
の屋外で
の高齢者
の居場所づくりについて問題提起や提案がありましたが、参考になるものでした。
市民がふだん日常生活でどのような悩みや思いをしている
のか。今回私は、屋内で
の老人福祉センター及び老人憩い
の家など、お年寄り
の居場所づくりについて以下お聞きします。
1、団体として
の取組はどのようでしょうか。
2、団体に所属してない高齢
の方がお散歩やお買物
の途中などで、ふらっと立ち寄れて休憩できるような場、おしゃべりなどができる場があるか。例えば施設
の玄関フロア
の一角にお茶飲みやおしゃべりができるスペースはあるでしょうか。お聞きして、登壇で
の私
の質問は以上です。
〔
小柴正樹市民生活部長 登壇〕
◎小柴正樹
市民生活部長 私からは、市民生活部所管
のご質問にご答弁申し上げます。
初めに1番目、女性
の創業(起業)支援
の拡充を
の1点目、国・県・本市
の補助金や助成金
の制度について、現在
の支給受状況と過去
の支給状況はどのようかにつきましては、女性
の創業に限った制度ではございませんが、国
の小規模事業者持続化補助金
のメニュー
の1つである助成額
の上限200万円
の創業枠で蕨商工会議所を通じて申請した近年
の状況におきましては、令和元年度が申請1件、採択0件、2年度が申請1件、採択1件となっております。
また、県
の補助制度といたしましては、令和3年度から開始した新しい技術やアイデアにより社会課題
の解決を図ろうとする創業希望者に上限100万円
の補助が受けられる社会課題
の解決につながる創業支援事業があり、市内事業所による近年
の申請状況は、令和3年度に1件あり、不採択となっております。
本市においては空き店舗を活用して創業を目指す方向けに空き店舗有効活用事業助成金制度があり、店舗改修に50万円、広告宣伝費用として10万円を上限にご活用いただけるもので、近年
の状況といたしましては、令和2年度は1件、今年度は4件
の申請をいただいております。
次に2点目、研修や講座はどのようかについてでありますが、市内で創業を考えている方や創業間もない方などを対象としたわらび創業講座については、平成23年度から毎年全5回程度
の講義を行い、平成25年度と29年度には女性を対象にした講座を実施した実績があります。その他商工会議所では、会員事業者へ
の巡回相談や会員、非会員を問わず、窓口においては創業相談を受け付けております。
次に3点目、研修や講座を受けて本市で創業した女性起業家
の人数はどのようかにつきましては、受講後より創業までに期間が空くケースなど、ニーズをカウントすることが難しい状況もあり、正確な件数
の把握はできておりませんが、講座を開始した平成23年度から現在に至るまで、少なくとも8人
の受講生が市内で起業されているものと認識しております。
〔
根津賢治健康福祉部長 登壇〕
◎根津賢治
健康福祉部長 私からは、
健康福祉部所管のご質問にご答弁申し上げます。
2番目、視覚障害者が元気になるため
の支援
の充実をについて
の1点目、障害者全体及び視覚障害者
の人数と割合、過去5年間
の推移についてでありますが、各年度末現在
の身体障害者手帳所持者数は、平成29年度1,899名、平成30年度1,900名、令和元年度1,877名、令和2年度1,857名、令和3年度1,835名であります。そのうち視覚障害
のある方
の人数と割合は、平成29年度末より順に、131名
の6.9%、134名
の7.1%、140名
の7.5%、140名
の7.5%、138名
の7.5%となっております。
次に、2点目
の集まって一緒に何か取り組めるようなサークルやグループはどのようなものがある
のかについてでありますが、同じ視覚障害
のある方及びそのご家族
の方が情報交換や交流を深めることを目的として活動している蕨市視覚障害者協会や、視覚障害
のある方から依頼された書籍・雑誌や市から
の重要なお知らせなど
の点訳作業を主に行い、視覚障害
のある会員
の方も含めて様々な活動を行っているボランティア団体
の「点字サークルあじさい」、視覚障害
のある方
の外出をサポートするボランティア・ガイドヘルプ団体「One&One」があります。
次に、3点目
の移動支援・同行援護
の制度や利用状況はどのようかについてでありますが、移動支援事業は、社会生活上必要不可欠な外出や余暇活動等
の社会参加
のため
の外出
の支援を行うことにより、地域における自立生活、社会参加を促進するものであります。
利用ができる対象
の方は、障害
の種類を問わず、屋外で
の移動が困難な障害
のある方であり、利用実績は、令和元年度775件、令和2年度609件、令和3年度654件となっております。
同行援護は、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービス
の1つであり、視覚障害により移動に著しい困難を有する障害
のある方が外出する際に障害
のある方に同行し、移動に必要な情報を提供するとともに、移動
の援護、その他必要な援助を行うものであります。
利用実績は、令和元年度213件、令和2年度224件、令和3年度243件となっております。
次に3番目、老人福祉センター及び老人憩い
の家など、お年寄り
の居場所づくりについて
の1点目、団体として
の取組はどのようかについてでありますが、市内
の老人福祉センターは、塚越にある市運営
の「けやき荘」と錦町にある社会福祉協議会運営
の「松原会館」があり、老人憩い
の家は、南町
の交流プラザさくら内に市運営
の「みつわ苑」がございます。老人福祉センター及び老人憩い
の家は、高齢者に憩いと安らぎ
の場を提供するとともに、教養
の向上、健康
の増進及びレクリエーション、または集会
のため
の場を総合的に提供する施設となっております。
団体として
の取組としては、高齢者クラブ
の活動や各種講座、いきいき百歳体操など
の利用、囲碁・将棋、健康マージャン、カラオケなどがございます。
2点目
の団体に所属してない高齢
の方が立ち寄れて休憩やおしゃべりができるような場があるか、また、施設
の玄関フロア
の一角にお茶飲みやおしゃべりができるスペースはあるかについてでありますが、各施設ともに、団体に限らず、個人でも利用が可能となっており、けやき荘とみつわ苑においては館内に、松原会館においては玄関ロビーに休憩や懇談できるスペースを用意しております。
◆2番(宮下奈美議員) それでは、女性
の創業(起業)支援
の拡充をから再質問を行います。
空き店舗を活用した事業について、まずお聞きしたいんですけれども、これ
の2018年から2022年まで
の活用した事業件数、ちょっと登壇でも言ってもらったんですけれども、5年間
の件数とそのうち女性で活用した件数があれば教えてください。
◎小柴正樹
市民生活部長 空き店舗
の有効活用事業
の取扱い件数ということで、直近5年間で申し上げますと、まず2018年につきましては、2件
のうち1件が女性でございました。ただ、この1件、3人がグループという形で参加されておりましたので、1件とカウントして3人とお答えをさせていただきます。2019年につきましては0件でございました。共に0件です。2020年が1件で女性は0件、2021年につきましては共に0件、2022年度につきましては4件
のうち3件が女性ということになっております。
◆2番(宮下奈美議員) コロナ
の影響もある
のかなというところで今聞いていたんですけれども、2022年、今年は4件中3件が女性だということでした。
蕨市
の創業講座についてなんですけれども、令和元年、2年、3年、4年
のその概要をお聞かせください。
◎小柴正樹
市民生活部長 わらび創業講座
の実績でございますが、まず令和元年度につきましては、「フリーランス、また兼業、副業から始める創業」とテーマを打ちまして全5回講座、この年は5回
のうち全部参加でなくても1回でもいいよということにしておりまして、各回
の延べ人数
の参加といたしましては42名でございました。
令和2年度につきましては、「地域密着、地域課題解決型ビジネスを形にしよう」というテーマでございまして、全4回講座で9名が参加しております。
令和3年度につきましては、「地域密着、地域課題改善につながるビジネスを形にしよう」というテーマでございまして、全4回で11名
の参加でございました。
また、令和4年度につきましては、自分
のお金、会社、ビジネスを考えている方、創業
のイロハを学びたい方、こういった方を対象といたしまして全5回
の講座で25名
の参加をいただいたところでございます。
◆2番(宮下奈美議員) ありがとうございます。女性を対象にした講座、平成25年と29年ということで答弁いただいたんですけれども、これ
の具体的な内容についてお聞かせください。
◎小柴正樹
市民生活部長 女性講座、25年から2回実施をしたところでございます。やはり女性
の地位向上、社会参画という観点から、女性
の起業、業を起こすその掘り起こし
のためという目的で、何か仕事ができるんではないかと考えている方を対象といたしまして起業
のノウハウであったりとか、もう既に起業家としてデビューされている方
の現地訪問であったりとか、こういったものを全5回で開催をさせていただきまして、29年につきましては「私
の経験やキャリアを生かした仕事づくり、まちづくり」をテーマということにさせていただきまして全5回、延べ25名
の参加をいただいております。
また、29年につきましては、クアッカにおいて店舗運営体験といたしまして受講生5人でハンドメイド作品
の販売やワークショップ
のボックスショップという、ちょっと新たな試みもしておったところでございます。
◆2番(宮下奈美議員) コロナ禍で職を失ったり、探す
のが大変ということで、登壇でも私がお話しさせていただいたんですけれども、特に子育て中
の女性は保育園
の問題などもあって、仕事がないと本当に困ってしまうという状況が本当にここ二、三年あります。
女性は自宅や近隣
の場所を拠点として、今も答弁いただいたハンドメイド作品とか
の作成や販売、そしてまた、エステや脱毛、ネイル、まつげパーマ、まつげエクステ、アロママッサージなど
のリラクゼーションやペットシッター、ペットホスト、ペット
のしつけや訓練など、日常に密着した仕事を得意とする
のが特徴だなと思います。自分
の特技や好きなことを生かして地元で起業すれば、子育てとしても子ども
の近くで働けるから安心かなと思いますし、女性が地域に密着するようになります。地域に女性がいて活躍すれば地域活性化にもつながると思います。
最近はテレワークで男性も家にいることが結構あります。そしてまた、男性
の美意識も近年高まっていて、男性
の脱毛やマッサージをする人、そしてまた、テレワークで家にいることが多いこともあって、ワンちゃんをとてもかわいがったり、まめにお世話をする男性が増えてきていると。肌感覚で感じているんですけれども、こういう方たちが自分
の周りに実際にいるので、とても興味深く私は周り
の方
の話を聞いているところなんですけれども、女性を対象にした講座が平成25年度と29年度と
のことだったんですけれども、毎年行ってはどうかと思いますが、今後
のお考えについてお聞かせください。
◎小柴正樹
市民生活部長 女性向け
の講座、先ほども平成25年、29年、その時代背景といたしまして女性
の地位向上、社会参加、こういったものがある程度叫ばれ出したところな
のかなという部分を感じておるところではございます。
一方、近年においては創業
の形態といいますか、形、自宅を利用して
の開業であったりとか、店舗を借りて
の開業、また、どちらかというと店舗を持たずに、インターネット等活用した通信販売、そういったものを中心とされる方、何回かこの女性
の創業講座含めて全体を考えてきた中で、非常に多様な要望といいますか、多様なニーズがあるなという
のが正直なところでございます。
実際に昨年度行いました創業講座と今年
の創業講座、内容は全然違うような、そのニーズを捉えてというような形で実施をしておるところでございます。
そういったところを考えますと、やはり男性向け
の講座、女性向け
の講座というよりは、男性女性含めた、そのニーズを捉えた様々な形態、こういったものを考えていくべきな
のかなというふうには思っております。
◆2番(宮下奈美議員) ニーズを捉えた講座などを考えていくという内容でしたけれども、これちょっと補助金や融資制度について
の講座を行ってほしい要望があるんですけれどもこれは要望にとどめて、私が要望させていただくんですけれども、例えば女性起業家ならでは
の融資制度や補助金や助成金
の制度について、女性
の子育てを応援する企業に対する支援制度などもあることが私
の調べ
の中で分かっています。
数名で立ち上げて、事業を立ち上げた際
の場合でも使える
のではないかなと思って、両立支援等助成金、特定求職者雇用開発助成金、くるみん助成金、このくるみん助成金は、中小起業や子ども・子育て支援環境整備助成事業とか、こういう
のが今回私
の調べた中で出てきたので、こういうことにも目を向けて、今後、検討
の中に組み入れていただきたいなというふうにこの件については要望します。
次なんですけれども、女性
の人材活躍
の投資をというところで、女性起業家と
のネットワークづくりについてお聞きしていきたいと思うんですけれども、講座を開始した平成23年度から現在に至るまでに、少なくとも8人
の受講生が市内で起業されているということだったんですけれども、8人
の方がどのような事業をしている
のか、その把握はどうな
のかお聞かせください。
◎小柴正樹
市民生活部長 まず今、ご要望ということでお伺いをさせていただいたところなんですが、実は今年
の2022年度
の創業講座につきましては、女性たちにとってはちょっとハードルが高いお金
の関係
の講座を実施をさせていただいておるところでございます。
また、今
の起業された8人
の方
の事業内容ということでございますが、私ども
のほうでお伺いしている範疇では、デザイン業、自宅サロン、ハンドメイドショップ、介護事業関連
の事業、そろばん教室、あと飲食小売店ということで把握しております。
◆2番(宮下奈美議員) やはり自宅サロンやハンドメイドなど、そろばんといった日常生活に密着している
のが特徴だなというふうに聞きながら思いました。
それで、女性起業家と
のネットワークづくりという
のがすごく大事だなと思うんですけれども、近隣
の自治体で行われている先進的な取組についてどのように把握している
のか、お聞かせください。
◎小柴正樹
市民生活部長 近隣
の先進的な取組ということでございますが、まず川口市におきましては平成30年度から女性を対象といたしました講座開催をしておりまして、令和3年度からは女性
の活躍創業支援事業といたしまして、川口市内で起業活躍したい女性と
のマッチングを行うような事業、こういったものを展開していると聞いております。
実際にこの事業に参加された方にアンケートを実施したというふうに伺っておりますが、最終的には2名
の方が市内で創業に至ったということで聞いております。
また、戸田市におきましては29年度から女性向け
の同様
の支援セミナーを開催しているということでございまして、ちなみに今年度につきましては8テーマ11講座ということで実施をされると聞いております。
━━━━━━━━━━━━━━━━
△休憩
の宣告
○保谷武 議長 ここで暫時休憩いたします。
午後2時2分休憩
午後2時10分開議
◇出席議員 17名
1番 2番 3番
4番 5番 6番
7番 8番 9番
10番 11番 12番
13番 14番 15番
17番 18番
◇欠席議員 1名
16番
◇地方自治法第121条
の規定により説明
のため出席した者
(前に同じ)
△開議
の宣告
○保谷武 議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
━━━━━━━━━━━━━━━━
△一般質問(続き)
△宮下奈美議員(続き)
○保谷武 議長 一般質問を続行します。
◆2番(宮下奈美議員) 今、近隣自治体で行われている先進的な取組について紹介いただきました。
川口市では、起業したい、活躍したい女性と市内
の起業家と
のマッチングを行う事業を開始したということで、実際に2名が市内で創業に至ったと
のことでした。
戸田市でもセミナーなどを各種しているということだったんですけれども、この近隣自治体ともネットワークをつくって、本市としても女性活躍事業ということを積極的に打ち出してほしいと思います。
今、女性ということに限らず、ニーズを捉えてというような話があったと思うんですけれども、また、女性
の発掘ということも言われていましたので、そういう女性
の活躍事業を打ち出して展開して、近隣自治体と
のネットワークづくり、情報交換会や情報発信を行うことで、より幅広い女性
の活躍、その事業
の実施が真
の女性活躍
の一助になる
のではないかなと考えるんですけれども、自治体間
のネットワークづくりとか、女性起業家と
のネットワークづくりについてご見解をお願いします。
◎小柴正樹
市民生活部長 今後
の考え方ということになろうかと思いますが、先ほど川口市、戸田市
の事例を発表させていただきましたけれども、蕨市につきましては平成25年からということで、いち早く取組
のほうをさせていただいたところでございます。
また、女性
の蕨市内
の起業家、この方たち
のネットワークという
のも実は非常に強固なものがございまして、例えば私ども
の創業講座を経て開店したお店、実は2周年を迎えたお店がその2周年記念
の売出しをかけようとした際に、今年オープンした別
の、これ両方とも女性
のお店なんですけれども、ここでつながりを持ってスタンプカードをお互いに持って行き来してもらおうではないか、そういった取組をされていたりとか、あとは実際に昨年度実施させていただきましたチャレンジショップ、これ複数店舗が1カ月間ではあるんですけれども、一緒に1軒
の店を使って、ブースを分けてというような形になりますけれども、やはりこういったものもやることでほか
のお店
の取組であったりとか、様々な自分たちにない考えを持てたりとか、そういったところでも非常にいい関係性が持てた
のかなというふうに考えております。
また、ちょっと余談ではあるんですけれども、先日、クリーンわらび市民運動、私どもも何カ所か参加させていただいたんですけれども、実際に蕨市内で創業された女性
の起業家
の方がお店
の地域
のクリーンわらび運動、清掃活動にご参加をいただいたと。この方は実は戸田市から転入をされたと伺いまして、蕨市
の創業講座を使って戸田市
の方、実際はその後転入をされて蕨市民になっているんですけれども、今現在、蕨市
の創業講座を含めたこの一連
の流れという
のが市外に住んでいた方からもある程度魅力を感じて、実際に創業まで至ったということで、その部分については非常に我々としても評価できる部分な
のかなというふうには感じております。
近隣自治体と
のネットワークということでございますけれども、やはり家賃等々を含めた条件は似通っている部分もございますので、どこ
の市でお店を出すか、こういったものは非常に大きな部分ではあるかと思いますので、情報共有、情報提供という
のはどういった形ができる
のかちょっと分かりませんけれども、なるべく蕨市
のほうにお店を出店いただけるようなそういった取組なんかを考えてまいりたいと思います。
◆2番(宮下奈美議員) 新しく事業を立ち上げて創業するといったところで、一番ネックになる
のは、お金と場所かなというふうに思います。場所ということで、空き店舗ということで蕨市はやられていると思うんですけれども、私が最近注目していることなんですけれども、場所という点で、空き家を活用したコワーキングスペースはどうだろうかという私
の案があるんですけれども、自治体が運営するコワーキングスペースという
のが、埼玉県では小川町、東松山市、羽生市、鳩山町、秩父市があります。
このコワーキングスペースということについて紹介させていただきたいんですけれども、コワーキングスペースという
のは、共同で仕事を行うスペースで、ワークスペースをシェアする形で活用します。利用する人
の多くは、起業家や個人事業主、フリーランスとなっていて、会社に出勤する
のではなくて、自宅を拠点に働くといった形です。
コワーキングスペースで利用できる設備やサービスを上手に使えば、利便性だけでなくて経費
の削減にも役立つ。オフィスを確保する上で何かと発生する金銭的なデメリットを解消できる
のがコワーキングスペース
の良い点です。
サービスとしては無料
のWi-Fiがあったり、フリードリンクサービスがあったり、固定、もしくはフリー
のワークスペース、ミーティングルームなどがあって、無料
のWi-Fiというところではしっかりとした電波が飛んでいます。
コワーキングスペースによっては、近年起業支援や交流に役立つサービス提供を行っているところがあって、例えば法人
登記と住所
の利用というところやセミナー用
のスペース
の確保、郵便
の受け取りと転送や電話転送やファクス
の送受信や交流会やセミナー
の実施という
のがメリットであります。
仕事場を設ける上で
のコストが抑えられたり、滞在時間が長くても周囲
の目が気にならない、ミーティング場所
の確保ができる、仕事に集中しやすい、ビジネスにつながる交流ができる、そして、ここ
の場にはプリンターや裁断機やホチキスでとめるようなそういう作業
の場合もあったりとか、そういうメリットがあります。
これどうだろうかという提案なんですけれども、提案を受けてすぐにいいですねとはならないとは思うんですけれども、このコワーキングスペースがあれば、起業家同士
の交流やつながりができるし、一番は、女性が起業するのに、これ会員制みたいな感じになっていて、受付でカードを見せたり、会員証を見せたり、ピッと通したりとか、そういうふうなシステムになっています。
例えば自治体運営でやっている小川町は、平日
の9時から18時、定休日が土日祝日なんですけれども、2時間550円、1日1,100円とか、こういう料金設定があったりして、会議室とか、Wi-Fi、複合機、ロッカー、シュレッダー、大型モニター、セキュリティなどもしっかりしているというところでやっているんですけれども、土地がない蕨市でこういうことを打ち出していくという
のは、とてもハードルが高いし、ちょっと現実的ではない部分があるんですけれども、コワーキングスペースがあれば起業家同士
の交流やつながりができるし、イベントなどもコラボで行う機会も増えるかなと思います。
セキュリティ面では安全性が確保できる
のが女性としては魅力ですし、実際、私もある機会があって新宿
のコワーキングスペース
の見学をしに行ったんですけれども、自治体
の運営でこういう場をつくって、情報交換会や情報発信を行い、より幅広い女性
の活躍
の一助になるという考え方についてはいかがでしょうか。
◎小柴正樹
市民生活部長 ただいまご提案いただきましたコワーキングスペース、形態いろいろあろうかと思います。シェアオフィスと呼ばれるものであったりとか、ひょっとすると先ほど私
のほうで紹介いたしましたチャレンジショップという
のも、1つ
のお店を分け合ってという、これは期間が決まったようなものになりますが、様々な形態で初期費用であったり、あとは月々
の経費、こういったものの削減にはつながるなというふうには実感しております。
一方で、期間を定めたウイークリー的なもの
のほか、あとは日々時代に入り込めるようなイメージ
のものな
のか、その辺はバッティングしたらどうな
のかなと、いろいろと懸念するところはあるんですけれども、やはり創業をするに当たって
の大きなネックになる
のは金銭的なものだというような認識がございますので、そうしたことを利用して、1点目としては、まずそういった経費
の削減につながるかなという部分、あともう一点としては、議員さんご提案
の横
のつながりによる何か新しい情報であったりとか、女性
の利用ということを考えれば、例えば託児所、託児スペースといいますか、そういったお子さんなんか
のケアができるようなものであったりとか、様々な可能性が考えられる
のかなとは思います。
地方公共団体として展開する事例がある
のかちょっと分かりませんが、そういった民間
のものも含めて何かちょっと私
のほうでも情報収集
のほうには努めてまいりたいと考えております。
◆2番(宮下奈美議員) 情報収集に努めていきたいということで、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
すみません、また私から
の提案なんですけれども、提案というか、こういう
のがあったらいいなということなんですけれども、私
の友人や知人は、自分で仕事・事業を立ち上げてやっている人が何人かいます。例えばエステ
のマッサージだったり、まつげエクステだったりとか、ジェルネイルだったりとか、脱毛
の人もいるし、セラピスト
の方もいます。
そういう女性
の得意な分野を生かして、蕨市でもそういう方がもっともっと増えたらいいなと思い、また、相談者
の意見もあり、言葉もあり、提案させていただきたいんですけれども、蕨市独自
の支援制度を空き店舗ということでやっているんですけれども、例えば蕨市独自
の支援制度、市内で起業した人に20万円、この20万円は、機械や器具、広告宣伝費とか一定
の条件
の下でこういうふうな補助金を設けて、女性
の起業家
の方には例えば空き店舗スペース
の活用、コワーキングスペース
の活用を優先して契約できるなど
の優遇措置があるとか、こういうような補助制度、支援性施策があったらいいなと思うんですけれども、どう思う
のかというところで、感想でも良いので、お聞かせ願えますでしょうか。
◎小柴正樹
市民生活部長 まずお答え
の前に、先ほど私
のほうでお店
の2周年記念
のご答弁を申し上げましたが、すみません、担当
のほうから4周年でしたということで訂正ございましたので、失礼いたします。
ただいま
のご要望ということでございますが、基本的に創業をされる方、一大決心をされて、ある程度
のお金を使って
の起業ということには当然なりますので、特に女性、先ほどお金
の部分が私ども
のほうでもなかなか苦手とするんではないかというようなことで、創業講座
のほう
のメニューに取り入れたいということで、やはり女性ならでは
のメリットを生かせる制度であったりとか、女性が弱い部分といいますか、苦手とする部分・分野、こういったものをしっかりフォローできるようなそういった補助金を含めた体制という
のは、今後しっかりと考えてまいりたいと思っております。
◆2番(宮下奈美議員) ぜひともよろしくお願いしたいと思います。要望します。
次に、視覚障害者が元気になるため
の支援
の充実について再質問します。
先ほど登壇
の中で紹介したMさん
の件なんですけれども、Mさんは、週に1回、南町
の活動に参加したいということを相談したんですけれども、そうしたら、自分で行ってもらうしかないということを言われたということだったんですね。
これはちょっと話
の行き違いがあったようではあったんですけれども、移動支援とか、同行援護というところで適用できる
のではないかなと思うんですけれども、この方
の場合、どちらが適用できる
のか。視覚障害者ということなんですけれども、また、このサービスを受けるときに、集合住宅に住んでいるんですけれども、例えば集合住宅
の玄関先まで迎えに来てもらえるものな
のだろうか。例えば公民館なり、そういう目的地に着いてどこまで一緒にいてもらえるものなんだろうかというところをお聞かせください。
◎根津賢治
健康福祉部長 登壇でも申し上げましたけれども、外出
の支援を行う点で、移動支援と同行援護は同様となっているんですけれども、今回
のMさん
の例を確認しておきますと、視覚障害により移動に著しい困難があるということですので、同行援護
のサービス
の利用が優先されます。同行援護は、単純に利用者本人が行きたいところに連れて行くだけではなくて、外出先で
の情報提供や代読、代筆など
の役割も担いまして、基本的には支援
の始まりと終わりがご自宅ですから、ご自宅からご自宅までというような支援になります。
◆2番(宮下奈美議員) 理解しました。
あとこのMさんが不安に思われている
のが、息子さんと暮らしているということなんですけれども、日中、息子さんは仕事に行かれてひとりだということで、ひとり
のときに地震など
の災害があったときにどうしたらいい
のか分からなくて、すごく不安でいるということだったんですね。受けているサービスがあると思うんですけれども、どういう受けられるサービスがある
のか。緊急時
の通報サービスと福祉連絡システム事業とか、併せてお聞かせください。
◎根津賢治
健康福祉部長 日中独居生活ということでございます。ですから、災害が発生した場合には自ら避難することが困難で、ご家族
の支援が十分に得られないという視覚障害
のある方ということになりますので、まず蕨市避難行動要支援者支援制度をご利用いただくことをお勧めしたいと思います。
具体的にはあらかじめ避難行動要支援者名簿にご登録いただくということで、災害発生時には、地域
の避難支援者から災害情報
の伝達、安否確認、避難支援など
の支援が受けられます。
また、緊急時通報サービス、福祉連絡システムという事業がございます。障害
の方にも対象となる部分がございまして、自宅に設置するシステム
のボタンを押すことで受信センターにつながって、救急車
の手配、ホームヘルパー
の派遣など
の対応、必要な援助が受けられますので、福祉連絡システムという
のもご案内できる
のかなということで考えています。
ご家族
の就労があるということで、日中がおひとりということで重度
の障害
のある方ということが対象になるということでございます。
◆2番(宮下奈美議員) 福祉サービスを受けるときは、一定
の条件などがあるということは理解しています。
それで、声
の広報というところで私は知っているんですけれども、日中ひとりでずっと目が見えない状況でいるということで、参加できるイベントとか集まりという
のも本当に少なくなってしまったりとか、昨日も鈴木議員
の一般質問
の中であったんですけれども、オレンジカフェなどもちょっと開催できていない状況だというところだったんですね。日中ひとりきりで家にいるときに、例えば音を楽しめるものとか、声
の広報を聞くにしても、CDという
のは知っているんですけれども、CDプレーヤー
の録音
の再生機とか、点字図書など本で楽しめるもの、そしてまた、ひとりで家にいるときに不安だということで、視覚障害
の方が使う時計だったり、体温計だったり、電磁調理器だったりとか、そういう視覚障害者が使える補装具ということについて、どんな種類
のものがある
のかというところをお聞かせください。
◎根津賢治
健康福祉部長 日常生活用具
の給付というところで、今、議員
のほうでもご案内いただいたんですけれども、視覚障害2級以上
の主なものといたしましては、視覚障害者用ポータブルレコーダーということで録音再生機であったり、あと音声時計だったり、点字タイプライター、電磁調理器、音声式
の体温計だったり、視覚障害者用活字文書読み上げ装置といったものがございます。
それで声
の広報ということで、先ほど議員もご紹介いただいたんですけれども、声
の広報については朗読サークル草笛
の皆さん
のご協力によりまして、毎月録音したカセットテープ、CD
の貸出しを行っていまして、既にご案内していますけれども、市
のホームページからも音声で聞くことも可能でございます。広報蕨
のほか、議会だより、蕨市
の社会福祉協議会だよりもCD等
の貸出しも行っております。
◆2番(宮下奈美議員) 理解しました。
それで、今、声
の広報
のCDとか音というところで説明もいただいたんですけれども、要望なんですけれども、視覚障害がある方
のために、今一連
のお話いただいたような内容を説明した声
の説明CDを作っていただきたいなというふうに要望があります。仮称、視覚障害者
の方が受けられるサービスCD版。しかも、今、防災などでも取り入れてくれているやさしい日本語を使って
のCD作成をお願いしたいというふうに私は思っています。やさしい日本語という
のは、最初、外国人
の方でも分かるようにというふうに、簡単に分かりやすく説明した日本語
の技術なんです。今まで市議会で共産党は何回も取上げて導入してもらったもので、私が最近参加している防災大学
の中でも、やさしい日本語については、その意義とか重要性というものを講義
の中で言われていて、これは本当に大切なものなんだなというふうに、誰でも分かりやすいなというふうに再確認したところです。
私、今、この場でこういうふうに立ってお話ししているんですけれども、実はこの市会議員になったばかり
の頃は、とても行政用語が難しくて理解に苦しみました。実際に視覚障害
の方だけでなくて聴覚障害
の方、ほか
の障害がある方も窓口へ相談に行って、説明はしてくれるんだけれども、言葉が難しくて分からなくて帰ってきてしまった。でも、どうしても補聴器が必要だったりするから、だからどうしたらいいんだろうかという相談があって、一緒に同行して、窓口に行って話を聞いたりとか、そういうこともしたんですけれども、ぜひともこのやさしい日本語というこの技術を使って
のCD
の作成をお願いしたいと思うんです。
例えば視覚障害者
の方が相談しに行ったときに、説明はしてくれているとは思うんですけれども、後で家に帰って、これはどうだったんだろうというふうに思い返したときに見るものがないんですよね。言葉が難しいと思い出しもできない。また聞きに行く
のも誰か
のお世話にならなきゃいけないといったところ
の困難がとてもあるなというふうに感じました。
なので、このCDを作るということに関しては、例えば草笛さんとか、声
の広報を作ったところに調査したり、どれぐらい手間がかかる
のか、お金はどれぐらいかかる
のか、こういった手間はとてもかかるだろうなという
のは承知しています。
ただ、私もそうなんですけれども、私は目は見えるし、耳も聞こえるし、手足も動かせて、自分
の体を安全に動かすため
の体
の道具は全て使えるわけなんですね。だから、そういう人たち
のほうがやっぱり多いので、工夫して、そういう目
の見えない人たちが安全に楽しく日常生活を過ごせるため
の工夫を一緒にしてほしいという、そういうお願いなんですけれども、ちょっと見解をお願いします。
◎根津賢治
健康福祉部長 受けられるサービスを説明したCDということで、議員ご提案
の件は非常に意義があるものだということだと思います。
視覚に障害
のある方へも必要な情報を得られるように配慮していくということ、丁寧に説明していくことは非常に重要なことだと考えているんですね。
ただ、視覚障害に係るサービスについて種類とか、要件が複雑ということで、ご本人
の障害
の程度とか、お困り
の内容を直接聞きながら、それぞれ
の個々
の方に合ったご案内をするというパターンはいろいろなパターンが生じてしまうということで、やはり直接聞きながらご案内するという
のが間違いがないというところ、そこでサービスを提供していくというところが間違いないというような現状というところではございます。貴重なご提案ではあるんですけれども、ですから現在、ご提案
の資料をすぐに作成というようなことはちょっと今難しいということでございます。
当然、当事者
の方
の声をお聞きしながら分かりやすい、丁寧な説明、その方に合った分かりやすい説明を引き続き心がけていくということでございまして、ご提案
のCD作成という
のはそういった事例ができるかという
のは、いろいろなケースがあるんで、研究するというか、何十種類もCDを作らなければならない
のかなというそこら辺が課題かなというふうに現状では考えています。
◆2番(宮下奈美議員) 私
のほうも他市
の事例や先進事例を研究しながら、調査しながら、また提案
のほうも発展しつつ、今後もしていきたいと思います。よろしくお願いします。
最後なんですけれども、老人福祉施設について、お年寄り
の居場所づくり
の体制について再質問します。
私、今回これ取り上げるに当たって、蕨市
の中
の3施設、松原会館と交流プラザさくらみつわ苑と、あとけやき荘、そして、蕨市に一番近い県南
の自治体、大きさとか、人数とか、一番近い県内
の自治体、志木市
の総合福祉施設
の2つ、全部合わせて5個見に行きました。この5個
の施設について紹介と提案としたいと思います。議長に許可を得てパネルを出したいと思います。
南町
のみつわ苑からです。南町
のみつわ苑は、まず上
の写真なんですけれども、スカイウェルという
のは電気を流して体を健康にする椅子、機械なんですけれども、スカイウェルが1台あり、そして、青い矢印
の青いあれなんですけれども、少し
の図書が置いてあります。ここ
の特徴は、目
の前に子育て支援サービスがあって、見ながらくつろげる、ほっこりできるという、そういう場でした。下
の写真がスカイウェルに座りながら、子どもを見ながらくつろいでいるという、そういう図です。
塚越のけやき荘は、スカイウェル1台、昭和
のマッサージ機が1台、このマッサージ機は横でぐるぐる回しながら何かいろいろごろごろ背中動かしたりとかする。そして、ここ
のスペースは、お年寄りが立ち寄れて座れるという
のがあるんですけれども、気がついた
のは下
の写真
のソファーが破けてテープで貼ってあるというところでした。これが置いてあるソファー全てこういう状態になっていました。
松原会館です。上
の写真は入ってすぐ
の写真、玄関入ってすぐソファーが1台で、リニューアルしたばかり
の施設で、とてもきれいになっていて、それはそれでとても喜ばれています。まだまだこれからな
のかなというところではあるんですけれども、上
の写真が玄関入ってすぐ
のソファー1台というこの様子です。松原会館は駐車場がとても広くて、玄関
の前、緑色
の色が引いてある
道路というか、地面なんですけれども、ここも割と大きいスペースがあるなというふうな感じでした。
志木市です。志木市は5階建てになっていって、福祉、子育て、生涯、教育、全てがこの5階建て
のビル
の中に入っています。お年寄り
の立ち寄れるスペースは3階、スカイウェルが3台、マッサージ機も二、三台置いてあります。上
の写真です。下
の写真は、パソコンで遊ぶ高齢
の男性なんですけれども、このパソコンはウインドウズ
の切替え時に囲碁・将棋
のソフトやウインドウズ
のエクセルやワードを入れて、囲碁・将棋
のイベントなどがなくなったときでもこれで楽しめるといったところです。
時間がなくなってきてしまったんですけれども、まずみつわ苑
のソファーを新しくしてほしいというところと。
〔「けやき荘」と言う人あり〕
◆2番(宮下奈美議員) けやき荘です。けやき荘
のソファーが破れている
のを新しくしてほしいということ。松原会館
の中にもスカイウェルやソファー、テーブル、あと図書
の整備、そして、みつわ苑に関しては、マッサージ機
の導入と図書
の整備、貸出しができるようにというところを要望したいんですけれども、いかがでしょうか。
◎根津賢治
健康福祉部長 まずけやき荘
のソファーが破けているということでございました。現在、新庁舎
の建て替えということで、今後備品等も入れ替わるというようなこともございまして、一定数出るようなこともありますので、そこら辺はそういった該当、フィットするものがないかというようなものも含めて検討していきたいと思っています。
それから、松原会館
の関係ですけれども、今年4月にリニューアルオープンいたしまして、バリアフリーになって、会議室
の充実も図って、インターネット環境も整えたというところでございます。備品は今そんな多うはございません。社会福祉協議会
の予算で備品等は整備していくような形になっております。松原会館は社協が運営していますので、そういった議員
のご提案なんかも、あと社協
の理事会なんかも市民
のニーズもどうな
のかということも含めて、図書も含めて提案していきたいと思っています。ただ、図書は、西公民館が隣接しているということでなかなか難しい
のかなと。
みつわ苑においても近くに図書館がありますので、ですから、先ほど議員が紹介されたみつわ苑なんか
の図書コーナーと言えるほどではない図書があるんですけれども、読み物も置いてあるんですけれども、そこら辺を少しでも拡充できたらなということで考えています。
それで、みつわ苑には高圧電位治療器スカイウェルというものが1台ございます。これは好評いただいています。マッサージ機というようなご紹介もありましたけれども、ここら辺はさくら
の予算なんかも全体考慮して、あと市民ニーズも聞きながら検討していきたいというふうに考えています。
━━━━━━━━━━━━━━━━
△今井陽子議員
○保谷武 議長 次に、4番 今井陽子議員。
〔4番 今井陽子議員 登壇〕
◆4番(今井陽子議員) 皆様、こんにちは。4番、令政クラブ、今井陽子でございます。
今回
の一般質問について考える際に、魅力ある市とはどのようなものか、何が大切な
のかと考えてみました。「もしあなたが転居するなら転居先
の自治体を選ぶ
のに何を優先して考えますか」と聞かれれば、皆様はどのように回答されますでしょうか。私がもし転居する
のであれば、医療と教育が充実している自治体かどうかということを考えたいと思っています。
もちろん安全・安心は言うまでもありませんし、その他
の行政サービスも重要であることはつけ加えさせていただきます。
今定例会で質問させていただく一般質問
の2点は、SDGs、持続可能な開発目標
の3「すべて
の人に健康と福祉を」、誰もが健康で幸せな生活を送れるようにしようと、4「質
の高い教育をみんなに」、誰もが公平によい教育を受けられるように、また、一生にわたって学習できる機会を広めようという、これら
の目標に関わる課題と言えるでしょう。
現在、第8波
の中、コロナ対策に携わる全て
の方々に感謝を申し上げて、これら2つ
の観点から一般質問に移らせていただきます。
さて、これまでコロナ対策
の中で、ワクチン接種を円滑に進めるということは重要な対策
の1つでした。接種自体は強制できるものではない
のですが、ワクチン
のベネフィットとリスクを十分に理解いただき、接種
の判断をしていただくという
のは重要であります。
皆様は、人間ドックや健康診断を年に一度受けられていますでしょうか。人間ドックや健康診断にご興味がある
のであれば、予防医療、予防医学という言葉をよく聞くと思います。
ご存じ
のこととは思いますが、医学は、病気になったときにそれを治す治療医学と病気
の発生を防いだり、治療が長引かないようにする、そして、社会復帰を支援したりする予防医学に分けられます。予防医学
の用語には1次予防、2次予防、3次予防があります。
今回質問させていただく予防接種は、その中
の1次予防に当たり、生活習慣
の改善、健康教育とともに、病気にかからないように施す処置や指導に当たります。予防医療を徹底することで、個人
の健康寿命
の延伸はもちろん、深刻な問題となっている医療費増大
の抑制にもつながるとして強く推進されています。
予防接種にはいろいろな種類があり、最近よく肺炎球菌ワクチンと帯状疱疹ワクチンについて
のCMを見ると思います。それらは高齢者がすぐ打つべき2つ
のワクチンと言われています。
1つ目
の肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌から肺炎を起こすと、菌血症という状態になることがあり、約3人に1人が亡くなると言われております。現在、23価ワクチンが65歳以上
の定期接種となっており、本市では自己負担5,000円で1回のみ接種できることになっていると思います。
高齢者に接種していただきたいもう1つ
のワクチンが今言った帯状疱疹ワクチンです。多く
の人が小さいときに水ぼうそうにかかったと思いますが、あの水ぼうそう
の原因
の水痘帯状疱疹ウイルスを抑えるワクチンになります。このウイルスは、症状が収まってからも神経におとなしく潜伏するという特性があります。宿主が高齢となり、免疫機能が低下した際に再び活性化することがある
のです。
このときは、小さいときにかかった水ぼうそうとは違い、帯状疱疹という顔や体
の一部
の神経に沿った赤い発疹として出現します。顔に出ると、目
の周辺に感染し、失明することがあり、脳へ直接感染することもあると
のことです。
さらに厄介な
のが帯状疱疹後神経痛と呼ばれる後遺症です。発疹が収まってからも神経
の痛みが継続することがあり、一生神経痛に悩まされるケースもあります。
そこで大きな1つ目、健康長寿実現
のためにできることについてお尋ねします。
(1)本市における予防医療
のため
の事業についてはどのようか。
(2)HPVワクチン
のキャッチアップ接種
の現状についてはどのようか。
(3)風しん
の追加的対策についてはどのようか。
(4)肺炎球菌ワクチン接種について。
①肺炎予防・肺炎球菌ワクチンについて市
の認識はどのようか。
②肺炎球菌ワクチン接種対象人数と接種率はどのようか。
③肺炎球菌ワクチン補助
の予算額と決算額はどのようか。
④接種者を増やすためにはどのような対策が考えられるか。
(5)帯状疱疹
の予防について。
①帯状疱疹
の予防について
の市
の認識はどのようか。
②帯状疱疹ワクチン
の接種者
の人数把握はどのようか。
③帯状疱疹ワクチン接種費用助成について
の考えはどのようか。
2つ目は、教育に関わる問題についてお尋ねいたします。
令和3年度小・中学校における不登校
の状況について先日発表され、愕然といたしました。不登校児童・生徒数は、平成27年度は総数12万5,991人で、徐々に増加し、令和2年度総数19万6,127人、令和3年度は小学校8万1,498人、中学校16万3,442人
の合計24万4,940人でした。平成27年
のほぼ2倍
の数になっています。不登校児童・生徒数
のうち90日以上欠席した
のは13万4,655人で55%でした。この数字をどのように考えたらよい
のでしょうか。
私は、不登校
の原因をしっかりと捉え、早急に対応していく必要があると思っております。皆様もそのように考えるところと思います。
先日、30年ほど前
の私が使っていた教務手帳が出てまいりました。
原稿が……。
━━━━━━━━━━━━━━━━
△休憩
の宣告
○保谷武 議長 ここで暫時休憩いたします。
午後2時55分休憩
午後3時6分開議
◇出席議員 17名
1番 2番 3番
4番 5番 6番
7番 8番 9番
10番 11番 12番
13番 14番 15番
17番 18番
◇欠席議員 1名
16番
◇地方自治法第121条
の規定により説明
のため出席した者
(前に同じ)
△開議
の宣告
○保谷武 議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
━━━━━━━━━━━━━━━━
△一般質問(続き)
△今井陽子議員(続き)
○保谷武 議長 一般質問を続行いたします。
〔4番 今井陽子議員 登壇〕
◆4番(今井陽子議員) 皆様、大変失礼をいたしました。もう一度2つ目
の教育に関わる問題から読ませていただきます。
2つ目は、教育に関わる問題においてお尋ねいたします。
令和3年
の小・中学校における不登校
の状況について先日発表され、愕然といたしました。不登校児童・生徒数は、平成27年度は総数12万5,991人で、徐々に増加し、令和2年度総数19万6,127人、令和3年度には小学校8万1,498人、中学校16万3,442人
の合計24万4,940人でした。平成27年
のほぼ2倍
の数字になっております。不登校児童・生徒数
のうち90日以上欠席した
のは13万4,655人で55%でした。この数字をどのように考えたらよい
のでしょうか。
不登校
の原因をしっかりと捉え、早急に対応していく必要があるとはどなたもが思うところでしょう。
先日、30年ほど前
の私
の使っていた教務手帳が出てきました。教務手帳には、不登校対策について
の研修
のときに書いたメモがありました。「原因は何かしっかりと把握すること」と書いてありましたが、そこには家庭側
の原因のみ書かれており、学校側教員が自分
の指導に対し顧みるということは書かれておらず、不十分な研修だったと思い、反省いたしました。
現状、増加傾向にある不登校児童・生徒数を考えますと、何らかの新しい対策を早急に取り組むべきと考えるところであります。
そこで大きな2つ目、本市
の不登校対策についてお尋ねいたします。
(1)令和3年度まで
の過去10年間
の本市
の不登校
の現状について、人数
の推移や原因
の把握はどのようか。
(2)現在、実施している対策はどのようか。
(3)人数が増加している現況を踏まえて、今後どのように対策を講じる必要があると考えるか。
以上、大きく2点について前向きで積極的なご答弁をいただきたくお願いし、私
の登壇
の質問を終わりにいたします。
〔
根津賢治健康福祉部長 登壇〕
◎根津賢治
健康福祉部長 私からは、
健康福祉部所管のご質問にご答弁申し上げます。
1番目
の健康長寿社会実現
のためにできること
の1点目、本市における予防医療
のため
の事業についてはどのようかについてでありますが、病気にならないよう予防するという予防医療
の考え方を踏まえ、1次予防
の取組としては、病気
の発生予防に当たる予防接種をはじめ、生活習慣予防を目的とした健康相談や健康教育を実施しており、2次予防
の取組としては、病気
の早期発見に当たる健康診査やがん検診、歯周疾患検診等を実施しております。
2点目
のHPVワクチン
のキャッチアップ接種
の現状につきましては、HPVワクチン
の積極的な接種勧奨が差し控えられていた期間に、定期接種
の対象であった平成9年度から平成17年度生まれ
の女性に対して、令和4年4月から令和7年3月まで
の3年間、定期接種として実施しており、令和4年4月から10月まで
の接種者数は268人となっております。
次に、3点目
の風しん
の追加的対策についてでありますが、過去に公的に予防接種を受ける機会がなかった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれ
の男性に対して、令和元年度から3年度まで
の3年間、抗体検査と定期接種を実施したところ、新型コロナウイルス感染症
の感染拡大に伴う受診控え等
の影響で検査や接種が少なかったため、国により令和6年度末まで
の3年間延長されております。
本市における約1万人
の対象者に対する令和3年度まで
の実績につきましては、抗体検査を1,725人に実施し、そのうち
の347人に対し、予防接種を実施しております。
4点目、肺炎球菌ワクチン接種について
の①肺炎予防・肺炎球菌ワクチンについて
の市
の認識はどのようかについてでありますが、肺炎球菌性肺炎は、成人肺炎
の25から40%を占め、特に高齢者
の重篤化が問題とされていることから、肺炎球菌ワクチンを接種することで肺炎予防効果に加え、重篤化や死亡
のリスクを軽減させる効果が期待できるものと認識しております。
②肺炎球菌ワクチン接種対象人数と接種率はどのようかにつきましては、現在、肺炎球菌ワクチン
の接種は、65歳以上
の5歳刻み
の節目年齢
の方に生涯に1回、定期接種として勧奨している状況でありますが、その対象者
の中には、市が把握していない市外や任意で接種を受けた方など、本来は定期接種
の対象外
の方もいて、正確な接種対象人数や接種率を算定することが困難であるため、接種数でお答えさせていただきますが、令和元年度442人、令和2年度522人、令和3年度506人となっております。
次に、③肺炎球菌ワクチン補助に係る蕨戸田市医師会等へ
の委託料と償還払いによる助成金
の合計
の予算額と決算額につきましては、令和元年度予算額560万9,120円、決算額194万5,525円、令和2年度予算額561万340円、決算額225万9,286円、令和3年度予算額377万3,030円、決算額219万8,172円となっております。
次に、④接種者を増やすためにはどのような対策が考えられるかにつきましては、対象となる65歳以上で、5歳刻み
の節目年齢
の方に対し、該当する年度に接種機会を活用していただけるよう、引き続き個別勧奨通知を送付するとともに、広報、ホームページによる周知・啓発等
の対策に努めてまいります。
次に5点目、帯状疱疹
の予防について
の①帯状疱疹
の予防について
の市
の認識につきましては、帯状疱疹は、免疫力
の低下が原因で発症するとされているため、食事
のバランスに気をつける、睡眠をきちんと取るなど、日頃
の体調管理により免疫力を低下させない生活習慣が大切であるとともに、有効な予防法とされている
のは、ワクチン接種であると認識しております。
②帯状疱疹ワクチン接種者
の人数把握はどのようかにつきましては、現在、帯状疱疹ワクチン接種は任意接種であることから、接種者数は把握しておりません。
③帯状疱疹ワクチン接種費用助成について
の市
の考えにつきましては、厚生労働省において定期接種化に関する議論がされていることから、そうした動向を踏まえながら調査・研究を継続するとともに、定期接種化したときは円滑な実施に努めてまいりたいと考えております。
〔松本隆男教育長 登壇〕
◎松本隆男 教育長 私からは、
教育委員会所管のご質問に順次お答えします。
2番目
の1点目、本市における不登校
の人数
の推移や原因
の把握についてですが、人数については、小・中学校共に年々増加
の傾向にあります。年間30日以上
の長期欠席児童・生徒
のうち、不登校
の児童・生徒数は、平成24年度から令和3年度まで
の過去10年間
の推移としては、小学校では11名、8名、8名、10名、10名、14名、15名、19名、30名、25名。中学校では40名、35名、33名、31名、29名、31名、42名、43名、63名、78名となっております。
原因につきましては、教育相談期間中
の面談や家庭訪問、学校生活に関するアンケートや生徒指導に関する諸調査等により把握しており、その主なものとしては、無気力や不安、生活リズム
の乱れなど、本人に関わる状況、いじめを除く人間関係
の問題など、学校生活に関わる状況などが挙げられますが、個々
の児童・生徒
の実情によって原因は様々であると捉えております。
2点目、現在実施している対策についてでありますが、不登校
の傾向にある児童・生徒に対し、各学校においては学級担任をはじめ、教育相談担当教員や養護教諭、中学校に配置されているさわやか相談員も関わり、面談や家庭訪問を行っております。
さらに、校内で管理職やスクールカウンセラー、スクール・ソーシャル・ワーカーも交えた教育相談部会を月に1回以上行ったり、ケース会議等を臨時に設けたりして、現状や今後
の指導方針等について共通理解するなど、組織的に対応しております。
また、教育センターとも連携を図り、教育相談員やスクール・ソーシャル・ワーカー等
の協力も得て、それぞれ
のケースに対応すべく体制を整えております。
3点目、増加している現況を踏まえた今後必要と考えられる対策についてでありますが、先ほども申したように、不登校は、その要因も様々ですので、学校に登校するという結果だけを目標とせずに、第1に不登校児童・生徒たち
の社会的自立を目指すことを目標とし、それぞれ
の子どもたち
の意思を尊重しながら、個々
の実情に応じた支援対策を行っていく必要があると考えております。
現在、全小・中学校
の管理職や生徒指導、教育相談担当
の教員を構成員とした不登校児童・生徒対策会議を組織し、市内全校を挙げた不登校児童・生徒
の支援対策に乗り出しているところです。例としては、教育センター機能
の拡充を図り、日々草学級において通信環境を利用した学校から
の授業配信
の視聴等、オンラインを活用した学習をさらに充実させるなどを考えております。
今後も不登校児童・生徒、保護者等と学校と
の間
の連携協力体制を保ちながら、個に応じた具体的な対策
の検討を行ってまいります。
◆4番(今井陽子議員) では、質問席から再質問をさせていただきます。
1番
の(1)に関しては、本市では、歯周疾患検診とそのほか
の検診に関しても充実しているということは私も認識しております。
ここでちょっとお願いしたい
のは、6月
の定例会で質問させていただきました学校におけるフッ化物塗布事業についてですけれども、予防歯科
の考えという
のが今かなり歯科医院さんでも言われておりますけれども、各家庭によって認識
の差があるように感じます。義務教育段階において児童・生徒が公平に口腔内
の健康が保てるように、ぜひともコロナが落ちつきましたら学校で行えるものかどうかということを検討していただけたらなと要望いたします。再質問に関しては、質問事項はありません。
次、続けさせていただきます。2番
の子宮頸がんワクチンに関してですけれども、HPVワクチンに関してですけれども、子宮頸がんは、年間約1.1万人
の方が罹患し、死亡者数は約2,900人となっております。5年相対生存率は76.5%となっております。
近年、20代から30代
の若い女性
の罹患が多くなっており、妊娠時に子宮がんが発見されて大変つらい思いをされるという事例もよくお聞きしております。
子宮頸がんは、予防可能ながんであるのに、そのキャッチアップ接種を知らない方がいる。そのチャンスをしっかりと周知してほしいと婦人科医
の方が話されている
のを聞きました。
そこでですが、現在、接種対象者
のうち何人ぐらいが、3回ありますので、何%という
のは言いにくいかなとは思うんですが、どのぐらい
の方が接種をしており、未接種者
の今後
の周知についてはどのように考えていらっしゃる
のかということをお答え願いたいと思います。
◎根津賢治
健康福祉部長 子宮頸がん予防ワクチンということで、ワクチンと検診が重要だということでございますけれども、予防接種では数年間
の対象期間があるものだっだり、複数回、子宮頸がんワクチンですと3回
の接種があったりということで、その接種率
の算出方法は定型化されておらず、国へ
の報告についても年度における延べ接種
の件数となっております。HPVワクチンも1人
の方が3回接種することで接種完了となるもので、その実人数
の把握が難しいということをご理解いただきたいと思います。
接種率を算定することも困難でございまして、過去5年間
の延べ接種数ということでお答えさせていただきます。平成29年度が6人、平成30年度14人、令和元年度21人、令和2年度128人、令和3年度339人となっており、令和2年度より定期接種について
の個別通知を送付したことにより接種数が増えてきたものというふうに考えています。
周知につきましては、令和3年11月に積極的勧奨
の差し控えが終了されたこと、令和4年4月からキャッチアップ接種が開始されたということから、令和4年度当初に全定期接種対象年齢
の方、小学6年生から平成9年度生まれ
の方まで個別勧奨通知をお送りしております。
今後、新たに定期接種対象年齢を迎える小学6年生に個別勧奨通知を送付するほか、広報、ホームページによる周知に努めていきたいと考えております。
◆4番(今井陽子議員) ありがとうございます。先ほども申し上げたとおり、予防できるがんでありますので、キャッチアップ接種に関してさらに周知
のほうはお願いしたいと思います。
では、次
の3番
の風しん
の追加的対策についてというところでご質問をさせていただきます。
先ほど答弁していただきましたように、令和元年から風しん予防対策として、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれ
の男性を対象に風しん抗体検査とワクチン
の接種が無料で行えるように制度化されたということですけれども、そのうち何%、何%と出す
のは難しいということだとは思うんですけれども、人数
のほう、検査をされ、接種を完了されましたでしょうかということと、未接種者へ
の接種をどのように考えるか。期限つき
のクーポンが期限が延ばされたということですけれども、その使用可能になったこと
の周知という
のはどのように今後されていく
のかということをまたお聞かせ願いたいと思います。
◎根津賢治
健康福祉部長 風しん
の追加的対策でございますが、初めに、抗体検査を受けた結果、抗体が十分でない場合に接種するという流れになっておりまして、抗体が十分あり接種が必要ない方もいらっしゃる状況がありますので、接種数ではなく、抗体検査数が実施者数になるという認識ではございます。
それで実施者数
の割合でございます。令和元年度から継続実施しておりまして、ある時点
の対象者数と実施者数が定められていないため、正確な実施率
の算定は困難ですが、クーポン
の送付数に占める抗体検査数
の割合は約17%です。クーポン
の送付数に占める抗体検査数
の割合は約17%となっています。
また、抗体検査未実施者へ
の周知でございます。これは令和6年度まで
の事業延長に伴いまして、令和5年度末に未実施者へクーポン券は再交付します。改めて周知・啓発することを予定しております。
◆4番(今井陽子議員) ありがとうございます。やはり検査を受けた方
の人数という
のはかなり少ない
のかなと感じます。
どうしてかなと考えますと、この対象年齢という
のが43から60歳ぐらいまで
の方ということなので、現役世代
の方で仕事に行かれているということだと思うんですね。
この部屋
の中にも30人ぐらい
の男性がいらっしゃいまして、ほぼその対象
の枠に入る
のかなと。受けた人、手挙げてくださいなんて言いませんけれども、もし行っていなければぜひとも行かれてほしいなと思います。ご自身を守るだけでなく、お子様が欲しいと考える年代
の方であれば、自分と奥様とお子さんを守る、おじいちゃん世代になる方になれば、自分
の子ども
のお嫁さんであったり、娘であったりを守る、お孫さんを守るということになると思うので、ぜひともお願いをしたいと思います。
この世代に関して何らかの検査に行く機会という
のが週休2日である土曜日ぐらいしかないということで、なかなか行きにくいと思うんですが、何かいい手だてがあれば考えていただけたらなと思って、それは要望ということでお願いしたいなと思っております。
その次なんですけれども、4番に移らせていただきたいなと思います。肺炎球菌ワクチン
の接種についてなんですけれども、答弁していただきましたように、65から100歳までで5歳刻みでお知らせが行くことにされているということで、もう1つその対象になる方という
のがいると思うんですね。ひとくくりというんでしょうか、60歳以上65歳未満
の方で心臓、腎臓、もしくは呼吸器
の、または人免疫不全ウイルスによる免疫機能に障害を有する方、おおむね身体障害者手帳1級程度という方々が対象になっているようではあるんですね。
そこでなんですけれども、60歳以上65歳未満
の方々
の中で、病気によっては免疫抑制効果
のある薬を服用している方がいらっしゃると思うんですね。そのような方々
のうち希望される方を助成
の対象に入れてほしいと思っております。
ちょっと調べましたら、桶川市と北本市と鴻巣市が、ごめんなさい、今
のはまたこの後質問させてください、すみません。免疫抑制効果
のある薬を服用している方たちを助成
の対象としていただきたいと思っておりますが、その点はいかがでしょうか。お願いいたします。
◎根津賢治
健康福祉部長 議員ご指摘
のように、免疫抑制剤を服用しまして肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる方がいらっしゃって、任意接種として接種している現状があるということでございます。
任意接種へ
の助成でございますけれども、財源
の確保であったり、対象年齢や病状について
の基準、そういった基準を設けることも必要であるということで、なかなか難しさがあるということで、他
の自治体
の動向も踏まえて研究しているところではございます。
◆4番(今井陽子議員) ありがとうございます。ちょっと私、考えたんですけれども、免疫抑制効果
のある薬という
のは、お薬手帳とかで明らかに分かるものだと思うんですね。お医者さん
の診断書なんかを書いてもらうと、それでお金がかかってしまいますので、今お薬手帳等しっかりとされている方とか、あるいはお薬を処方していただく際にきちんと名前が書いてあって、このようなお薬を処方いたしましたという
のは薬局から出るかと思うんです。その辺りで、どうにか助成
の対象
の枠としてやっていただけると、そういう感染に弱い方々が将来かかってしまって、医療費が大変かかってくるというところ
の抑制にもつながる
のではないかと思っておりますので、どうか検討をできるだけ早く進めていただけたらなと思っています。
あともう一点なんですけれども、このワクチンは23価ワクチンということで定期接種になっているかと思うんですけれども、小児用肺炎球菌ワクチンとして知られるものは13価ワクチンというもので、2カ月から6歳未満
の子、あとは65歳以上
の方に認可されているということで、65歳以上になるかと思うんですけれども、特に今お話ししたようなハイリスク
の方、手術して心臓、腎臓、もしくは呼吸器官にという方とか、あとハイリスク、そのほかそういうふうに考えられる方々
のブースター接種が効果的だといって、私が調べたものですと、予防接種に関して
のお知らせで、比較的大きな病院
の予防接種センター
のお知らせには、ブースター接種をお勧めいたしますということで書いてありました。その点も、ちょっといろいろ難しいかとは思うんですけれども、ブースター接種
の助成に関してもお考えいただけたらなと思っております。これは要望にさせていただきたいと思います。
あともう一点、肺炎球菌ワクチンに関してですが、北本市でありますと、75歳以上で1回目
の接種から5年以上たっていますと、2,500円
の補助をして任意接種をして、2回目
の接種を受けられるようになっているようです。年齢は違うんですけれども、桶川市と鴻巣市も2回目、5年以上開けば助成が下りて受けられるということになっておるようでございます。
2回目
の接種に関しても恐らく予算がというご答弁になる
のかなと思います。今回は要望にさせていただきます。様々なご病気を抱えた方々とかいらっしゃると思いますので、その方々へも寄り添っていただいて、予防接種、少額でもよろしいかと思うんですよ。ちょっとでも補助が出ますと、受けておこうかなと思われる方も物すごく多くなってくれると思うので、その辺りを考えていただくということでお願いしたいなと思います。
では、続けて次
の5番
のほうへ行かせていただきます。グラクソ・スミスクライン株式会社が帯状疱疹とワクチン接種に関する意識調査という
のを日本人50歳以上男女6,000名を対象としてオンライン調査を行ったということでございますが、そのアンケート
の結果なんですけれども、帯状疱疹という病名
の認知度は高いんですけれども、帯状疱疹
のリスク、帯状疱疹ワクチン
の認知度という
のが何かそのとき低かったようなんですね。アンケートをしたとき、1年ちょっと前なんですけれども。
自分は健康な生活をしているから帯状疱疹を発症しない、自分は過去に帯状疱疹を発症したことがあるからもう帯状疱疹は発症しないというような、帯状疱疹について1回しかかからないんだ、あるいは健康な生活をしているから大丈夫なんだみたいなことで誤解を持っていらっしゃる方が非常に多いということで、その事実が表面化したということでございます。
日本人
の成人
の90%以上に帯状疱疹
の原因となるウイルスが既に体内に潜んでいるわけなんですが、自分が帯状疱疹を発症するリスクがあると思う人は僅か23%にすぎなかったということでした。
登壇でも帯状疱疹
のリスクに触れましたが、帯状疱疹は80歳までに3人に1人が発症し、帯状疱疹が表れる部位によっては、角膜炎、失明、顔面神経麻痺、難聴など
の合併症を引き起こすことがあります。このようなリスク
の高い帯状疱疹を防ぐ有効なワクチンが存在する
のですから、市独自でも一刻も早くワクチン接種
の助成をしていただけないでしょうか。
最初
の答弁ですと、近隣
の動向をということだったんですが、既に県内では桶川市、人口が7万4,654人、北本市、人口は6万5,811人、伊奈町4万5,251人
の人口、鴻巣市11万7,859人、この自治体は、50歳以上
の方に2種類あるワクチン、どちらかを選択して1回のみ4,000円
の助成をしています。もう一カ所、美里町2万3,552人
の人口、こちらは50歳以上
の方に接種費用
の2分の1、1回1万円を上限とし、不活化ワクチンは2回とも補助をしております。弱毒性生ワクチン、普通
の水ぼうそうワクチンと同じものだと思うんですけれども、それは1本8,000円。これは1本でよろしいというようなことなんですが、不活化ワクチンという
のは1本2万2,000円、それが2回接種が必要だということでございます。結局、4万4,000円接種にかかるということだと思うんですね。
お隣
の戸田市とさいたま市という
のは、助成はしていないんですけれども、ホームページには帯状疱疹という
のは大変注意していかなければならないものであるから、自発的にワクチンを受けましょうみたいなことだと思うんですけれども、正しく認識していただきたいため
のホームページがありました。
そこで、まず1つ目
の提案ですが、予算もほぼなくできるという
のが帯状疱疹ワクチンについて
のホームページを作っていただくということだと思うんですが、現時点、帯状疱疹ワクチンに関して
のホームページという
のは、本市に関して、私ちょっと見つからなかったんですけれども、ある
のか、もしなかったら作っていただきたいんですけれどもということで、その件に関して答弁をお願いしたいと思います。
◎根津賢治
健康福祉部長 帯状疱疹予防ワクチン
の関係
の周知ということで、戸田市だったり、さいたま市が掲載をしているということで、本市では現状、ホームページでは周知していないという状況でございます。
予防接種について正しく認識していただく、広く知っていただくということからも現状、補助は助成対象とはなっていないですけれども、この接種があるということは、帯状疱疹は何ぞやということと、こういった症状があってとか、予防としてはワクチンもあるよといったものはホームページで周知してまいります。
◆4番(今井陽子議員) ありがとうございます。ホームページ
のほうへ
の周知、確実に早めにお願いいたします。
帯状疱疹ワクチンは、安全性が認められていて、県
のほうも国
のほうへ早く速やかに接種
のほう移行できるようにということで出しているということなんですけれども、しつこいようなんですが、ほぼ蕨市
の人口と同じぐらい
の桶川市だったり、北本市はちょっと少ないですけれども、大体同じぐらいだとは思うんですね。鴻巣市は蕨市よりも多いです。年代別
の人口という
のは都市部と山間部はちょっと離れたところでは違うと思うんですが、ぜひとも何人ぐらい
の方がこちらを接種して助成を受けている
のかとか、数、予算に対して調べることができると思うので、その辺りもできれば定期接種に移る前、速やかに蕨
のほうでやっていただけるといいんではないかなと思っております。
今回
の質問でも公明党
の本田てい子議員が帯状疱疹ワクチンに関しておっしゃっていましたし、同じ会派でも大石圭子議員が3年
の6月だったでしょうか、質問されております。その後、この挙げさせていただいた自治体が接種助成に踏み切っておりますので、蕨
のほうでもどうぞよろしくお願いしたいと思います。
ここですみません、市長に予防医療、ワクチン予防接種助成事業に関して
のお考えをお聞きできればと思います。
〔頼高英雄市長 登壇〕
◎頼高英雄 市長 まず健康長寿社会
の実現に向けてということで、予防医療について
の考えということですけれども、今、議員さんもいろいろご指摘
のとおりで、健康で元気に暮らしたいという
のは、これは市民共通
の一番
の願いだろうというふうに思っています。
そのためには、いざ病気になったとき安心して医療が受けられる体制という
のは非常に重要なことは言うまでもないんですけれども、同時に、今ご質問いただいた予防医療、病気になる前にいろいろ対策を打って病気にならないということが、それと同じか、あるいはそれ以上に大事だというふうに思います。
それはご本人にとってはもちろん病気にならないわけですから、未然に防げるわけですから、本人
の幸せにつながることになりますし、社会全体としても病気を未然に防ぐ、あるいはかかったとしても重症化を予防するということが社会全体
の医療費を低減させていくという点でも意義がありますので、本人にとっても、社会全体にとってもとても有意義なことだと思っております。
蕨でも今、部長答弁したように、1次予防、2次予防という定義があるようですけれども、各種予防接種
の取組であったり、各種検診、これはがん検診であったり、特定健診であったり、あるいはもっと広い意味で
のウォーキング等を含めて
の健康づくりであったり、そうした広い意味で
の予防医療にも力を入れてきています。
今
の時期で言いますと、コロナワクチンと一緒にインフルエンザと
の同時流行
の懸念もあるということで、インフルエンザ
の予防接種について、これも非課税
の方は無料、そうでない方も1,500円で受けられるということで取組を進めていますけれども、こうしたものも1つだというふうに思っております。
また、新たな取組として、以前も申し上げましたけれども、糖尿病が原因で腎臓病になってしまうと。腎臓病になって人工透析が必要になると、本人も大変ですし、つらいですし、医療費という点でも実は非常に高額な治療になるということで、糖尿病性腎症重症化予防事業という
のに今取り組んでいて、いわゆるいろいろなレセプト等でリスクが高いという
のは分かりますので、ただ、そういう方
の中で医療機関にアクセスしていないという方も分かるわけなんですね。そういう方々に通知をして、受診勧奨も含めて取り組むということを去年までやっていました。
今年はそれに加えて、保健師さんも含めて保健指導をさせていただく。それも国保と後期高齢と、いわゆる保険者は別なんですけれども、それを一体となって市で取り組もうということも今やっていまして、状況を伺うと、対象者もそれなりにいて、それをきっかけに受診をしていただくとか、保健指導を受けていただく方もそれなりにいて、いわゆる人工透析を未然に防げれば、それも非常に大きな予防医療といいますか、対策
の1つだなと、そんなふうに思っていますので、そうした健康長寿社会づくりという
のはこれからも力を入れていきたいと思っています。
また、今コロナですから、いわゆるフレイルと呼ばれているような体全体
の機能が低下してしまう。これについて今公民館でフレイル予防教室と、これは地域包括とも連携して、基本的には各公民館、あるいは社福センターも含めてなんですけれども、年6回やっているということも取り組んでおります。
その上で、2つ目
のご質問であります予防接種でありますけれども、特に高齢
の方にとっては肺炎球菌ワクチンであったり、帯状疱疹ワクチンが、特に高齢者
の皆さん特有
の、しかもかかる方が多くてリスクもある、こういう病気を防ぐワクチンが開発をされているということですから、それは非常に今
の予防医療という点でも、市民、高齢者
の健康を守るという点でも大事だというふうに思っています。
それぞれ位置づけが違うんですけれども、肺炎球菌については、定期接種化がされてはきているんですけれども、一応65歳以上で1回のみ
の公費助成、国
の仕組みはそうなっていて市がそれに沿って補助を出しているということで、市
の負担も含めて対応しているわけなんですけれども、確かにこの有効期限はいろいろある
のかもしれませんけれども、1回でいい
のかという議論がある
のは承知をしていますので、今
の先行してやっている事例なども実際
の受けている数であったり、効果であったりという
のは注目していく必要があると思っております。
もう1つ帯状疱疹ワクチン、今回、本田議員さんからご質問いただきました。これは今井議員さんおっしゃるように、名前は知っているんだけれども、自分がそのリスク
の当事者という
のが意外に知られていない。だから、今、コマーシャルも含めて啓発している
のかな。つまり、今は悪さしていないけれども、ウイルスを持っている人は相当多いと。9割いると。それは新たにかかるんではなくて、ご本人
の体
の状態、抵抗力というか、免疫力というか、高齢化に応じて、あるいはそのとき
の体
の状況に応じてそれが発症してしまうと。発症すると、場合によってはそれなり
の後遺症も含めて大変痛いですし、そういうものがあると。これもワクチンで防げて、このワクチンについては、これは相当高い効果が検証されて安全性も確認されているということですから、私はこれは非常に有意義なものではないかなと思っています。
公衆衛生
の取組は、本来国
の第一義的な責務があるんで、定期接種化すべきで、平成30年から議論が始まって、なぜ今まだ行われていない
のか、私もよくその辺
の事情は分からないんですが、ぜひ国においては早期
の定期接種化を、今
の状況から考えたら、ちゅうちょする理由はない
のではないかなと。もしかしたらコロナ対応があって大変な
のかもしれませんけれども、そういうことは強く求めたいと思いますし、それ
の至る間、待っているだけでいい
のかという
のは今井議員さん
のご質問だと思いますので、確かに一定
の補助を出すことで経済的負担
の軽減にもなりますし、インセンティブというか、動機づけにもなるという効果が確かにあるだろうと思います。
これも始めている自治体があるということで、恐らく今
の自治体名を聞くと、1つ
の医師会かもしれないですね、エリアとしてはそれもいろいろ背景がある
のかもしれませんけれども、その辺もちょっと調べさせていただいて、国
の動向はもちろん、さらに最新状況を確認しながら、場合によっては市
の独自
のそういう取組が有意義だということであればそういうことも含めて考えていきたいなと、そんなふうに思っています。
◆4番(今井陽子議員) ありがとうございます。ぜひともワクチン
のほう、特に帯状疱疹ワクチンを先行してやっているところもありますので、研究してやってください。実は、私も30年ほど前に帯状疱疹にかかりました。20代半ば過ぎぐらいで。1週間ぐらい帰りに病院に行って点滴を受けました。ひどい場合は入院だよと言われたんですけれども、本当に大変でつらいものです。年齢を重ねた方がなると相当きついと思います。ぜひともお願いします。蕨もぜひやってください。よろしくお願いします。
では、次にそのまま移らせていただきます。不登校
の数をお聞きいたしました。10年間
の数、集計ありがとうございました。2年、3年からですとコロナ禍において
の不安等があって、学校に来られなくなっている人が極端に増えた
のかなと思うんですが、10年前も中学校においては40名ということで、やはりこの数はそのままにしておくことはできないものな
のかなと思います。
見解に関しては先ほど教育長
の答弁
の中で、支援
の委員会
のようなものを立ち上げてくださっていて、どんどんやってくださるということなので、その点に関しては理解いたしました。ぜひとも進めてくださるということをお願いしたいと思います。
すみません、2
のほうに関して現在やっている対策についてということで、幾つか質問をさせていただきます。
さわやか相談員さんという
のが各中学校1名配置されている。スクール・ソーシャル・ワーカーさんは1名いらっしゃる。それぞれ
の仕事内容を具体的に分かりやすく教えてくださいということが1点。まずお願いいたします。
◎松本隆男 教育長 さわやか相談員、スクール・ソーシャル・ワーカー
の業務
の内容
の詳細ということでございますが、まずスクール・ソーシャル・ワーカーについては、学校と連携し、子どもが置かれた様々な環境へ働きかけを行うとともに、関係機関等
のネットワークを活用しながら、課題を抱えている子ども及びその保護者に支援を行い、課題
の解決を図る役割を担っております。
主な業務内容につきましては、課題を抱える児童等が置かれた環境へ
の働きかけ、関係機関等
のネットワーク
の構築・連携・調整、学校におけるチーム体制
の構築・支援、保護者、教職員等に対する支援・相談・情報提供、教職員等へ
の研修活動、校内
のいじめ防止等
の対策
の組織に関することなどが主な業務内容となっております。
さわやか相談員につきましては、各中学校に設置されておりまして、相談室
の運営を行っているところです。
児童・生徒へ
のカウンセリングや教職員並びに保護者へ
の子どもへ
の関わりに関する指導、助言及び援助を行う役割を担っております。
主な業務内容につきましては、友人関係や家族関係など、生徒
の悩みや不安に対し、身近で気軽に相談できる存在として、教諭とは違う立場から生徒
の相談に応じ、指導・助言をする。保護者、教職員と生徒
の抱える問題や課題を共有し、解決に向けて支援をする。スクールカウンセラー及びスクール・ソーシャル・ワーカー等
の連携・調整を図るとことにより、専門的な知見による支援へ
の橋渡しをする。小学校から中学校へ
のスムーズな接続
のため
の教育相談を行うなどとなっております。
◆4番(今井陽子議員) ありがとうございます。
現状を鑑みますと、スクール・ソーシャル・ワーカーさんが1名という
のは、1名だけだと、その方
の仕事
の量という
のは物すごく増えてきてしまっていて、ちょっと人数が増やせると有り難いなという
のを感じました。今
の人数ですと。お金はかかります。ですけれども、子どもたち
の未来
のために、そういうところにお金を投資していただいて、増やしていただければなと思います。そのところは強く要望したいと思います。
あと日々草学級に関して、活動内容、利用を希望するのに学年
の制限等ある
のかとか、受入れ可能人数、利用者が増加した場合にはどうする
のかについてお聞かせ願います。
◎松本隆男 教育長 日々草学級
の入級に関しましては、保護者等
の相談内容、それから学校
の校長をはじめ、担任等
の内容
の聞き取りを行いまして、面接を行って入級するというような形を取っております。現在は6名
の児童・生徒が日々草学級を利用しております。
今後、利用者が増えた場合には、センター
の職員数とか、教室
の大きさ、通っている児童・生徒
の実態を踏まえながら、入級する児童・生徒数に対応できるように対応を検討していきたいなというふうに思っております。
それから、日々草学級は、当初は学校復帰
のため
のステップというようなことで考えたんですが、答弁でも申し上げましたように、今、学校復帰という
のを第1目標ではなくて社会的自立、これが大事であるというようなことがございますので、センター
のほうでもそういったこと
の内容を重視しながら子ども
の対応に当たっていくということで考えております。
◆4番(今井陽子議員) そのとおりだと思います。
ただ、ちょっと気になっている
のがホームページに書いてあるんですけれども、日々草学級が適応指導教室という表記になっておりまして、何か適応指導教室、不登校
の人が、ちょっとその言葉にという、そこまで気にする必要ないよなんて言う人もいるかもしれないんですけれども、その言葉は気になっているという
のをつけ加えさせていただきます。
あと打合せ等
のときにお聞きしたんですけれども、各中学校にステップ教室、ステップルームみたいなものがあるということでお聞きいたしました。その仕組みと現在
の活動という
のをお聞かせ願いたいと思います。
◎松本隆男 教育長 各中学校
の中には、名称はそれぞれでございますけれども、不登校傾向
の生徒たちが教室へ
の復帰を目指した学習室というようなことで設置をしております。各学校も現在4名から10名程度
の生徒が常時利用している状況にございます。
基本的に毎日開室しており、授業が空いている教員など、担当
の教員が交代して見守る中、利用している生徒たちは基本的に自学自習
の形で学習に取り組んでいるところでございます。
また、本人
の意思により、出席可能な授業に参加したり、あるいは給食
の時間に教室へ行ったりといった取組も行っております。日々草学級と併用して利用している生徒もいるというふうに聞いております。
◆4番(今井陽子議員) 以前はこういうものがなかったようなんですけれども、やはり人数が増えたということで、必要に応じてつくられるようになったんだとは思うんですね。
今、答弁いただいた中にあってちょっと大変だなと思った
のは、空き時間
の先生が順番に見ていると。たしか二中は加配
の先生がいらっしゃるので、対応をお願いしてあるみたいな感じではあったと思うんですが、やはり今、中学校
の先生
の業務内容が物すごく苛酷な状態になっていて、不登校対応ももちろん学校
の先生が、先生と
の信頼関係等もいろいろあると思うんですけれども、するべき内容
の1つではある
のかと思うんですが、やっぱり不登校になっているお子さんたちという
のは、心理カウンセラーとか、ソーシャルワーカーさんとか、専門
のスキルを持った方が対応する
のがベストな
のではないかなと思っております。
例えば県
のほうでやっているスチューデント・サポーターさんという
のが年が近い方で心理を学んでいらっしゃる方とかという条件があるかと思うんですね。市
のほう
のこれでお願いしたいなと思っている
のは、専門
のスキル
のある方を採用していただいて、年齢
の近いスチューデント・サポーター
の方たち、大学生
の方たちと連携してもらって、年
の近い、学校
の先生ではない方たちと
の接する、指導ではないと思うんですね。そこへ行くと自発的にお子さんたちがやれる内容を共に見ていただいて、心理
の面から必要なものを見つけていただくという
のも重要な
のではないかと思うんですね。そのところをちょっと考えていただけたらと思います。これ強く要望いたします。このままではいけないと思います。ぜひともお願いいたします。
テレビ
のことを言っていい
のかどうかなんですが、NHK
のほうで、ちょうど今度
の土曜日とその次
の土曜日で、中学校に設置されたステップルームに関して
のドラマがありまして、前回見たときに物すごく私も泣きながら見ていたみたいな状況だったんですね。不登校は身近に意外といるんだけれども、実際自分
の子どもでなかったりすると、余り理解をしていただけていない大人
の方が多い
のかなという
のがありますので、番組
の宣伝はいけない
のかと思うんですが、見る
のも大変参考になる
のかなと思って、私はそれを見たいなと思っております。
3点目そのまま続けさせていただきます。これから今後どのように対策をというところなんですけれども、いろいろな対策、それぞれ個々に応じた対策という
のは必要ですので、大変難しいとは思うんです。ですけれども、私としては一番まず最初に行ってほしい
のは、親御さん
の支援なんですよ。自分
の子どもが突然行かなくなったと。行かなくなったときに私はどうしたらいいんだろうというところでパニックになることが多いと思うんですね。
親御さん
の話をよく聞くとかという
のが大変重要だと思いまして、私、資料を取り寄せて読んでみました。こちらはダウンロード可能で、冊子
のほう、これは奈良教育大学
の子ども・若者支援専門職養成研究所というところが発行いたしました不登校
の理解と対応ガイドブックで保護者編というので、保護者
の方に対して
の必要なものがたくさん書かれています。これは第3編らしくて、実際
の不登校経験者
の方が進路、お母さんたち中学生になって不登校になると高校はどうするんだろう、進学をどうするんだろうということで一番不安になる。そういうことに関しても経験者
の方
のものがここに載っております。
後ほどお渡しします。10部いただきました。簡単なものなんですが、参考になる冊子を取り寄せてありますので、ぜひとも目を通していただけたらと思います。よろしくお願いします。ありがとうございます。
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△日程
の報告
○保谷武 議長 以上をもちまして今定例会における一般質問は全部終了いたしました。
次
の本会議は、16日金曜日午前10時であります。時間厳守
の上、ご参集願います。
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△散会
の宣告
○保谷武 議長 本日は、これをもちまして散会いたします。
午後4時2分散会
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