蕨市議会 2020-02-20
令和 2年第 1回定例会-02月20日-01号
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△会期の決定
○
前川やすえ 議長 次に、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今定例会の会期を本日20日から3月23日までの33日間とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○
前川やすえ 議長 ご異議なしと認めます。
よって、今定例会の会期を本日20日から3月23日までの33日間とすることに決しました。
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△
継続審査に対する
委員長報告
△
議会運営委員会委員長報告
○
前川やすえ 議長 次に、
継続審査に対する
委員長報告を求めます。
議会運営委員会委員長 16番
池上智康議員。
〔16番
池上智康議員 登壇〕
◎16番(
池上智康議員) ただいまより
議会運営委員会の
行政視察報告を申し上げます。
令和元年第5回
蕨市議会定例会において当委員会に付託されました閉会中の
継続審査事項は、「
予算決算常任委員会及び
議会改革について」「
議会運営及び
議会改革に関する
取り組みについて」であります。
これらの事項について当委員会は、去る2月4日に大阪府八尾市、翌5日に寝屋川市を視察いたしましたので、ご報告いたします。
八尾市は、人口が約26万6,000人、面積が41.72平方キロメートル、大阪府の
中央部東寄りに位置しています。平成30年4月に中核市となり、
全国トップシェアの出荷額である
歯ブラシ生産などの中小企業を中心とした産業や住宅をあわせ持つ大阪の近郊都市として発展してまいりました。
八尾市議会では、平成26年度に議長を除いた全議員が委員となる
予算決算常任委員会を設置し、
分科会方式で予算・
補正予算・
決算認定の議案の審査を行っております。
それまでは予算の議案は、委員会に直接分割付託をして審査を行い、
決算認定の議案は、
決算審査特別委員会を設置して限られた議員により審査を行っていました。しかし、特定の議員のみが
決算審査を行うこと、議案を直接委員会に分割付託することが
地方自治法の意図する議案一体の原則から不適切であること、12
月定例会で
決算認定を議決していたため
次年度予算の反映に間に合わないこと、このような課題を解決するために協議が行われ、
予算決算常任委員会を設置いたしました。
予算決算常任委員会における審査の流れとしては、
常任委員会と同じメンバーで構成する分科会を設置し、前期全体会から各分科会に議案を付託します。各分科会では質疑応答を行いますが、討論と採決は行わずに、各分科会の審査を終えます。そして、後期全体会において討論・採決を行っていました。
また、
八尾市議会では、
予算決算常任委員会に理事会を設置し、どの議案を、どの分科会に付託するのか、また、討論の有無や賛否の確認などを行っていました。
予算決算常任委員会設置の効果といたしましては、決算を審査した委員が予算も審査することで長期的・継続的な視点で審査ができること、予算・決算の議案を一括して委員会に付託できること、審査時期の前倒しにより決算で審査した意見を次年度に反映できること、全議員が予算・決算の審査を行うことによる議会の
チェック機能強化などが挙げられていました。
八尾市議会では、そのほかにも委員会において年度ごとにテーマを設けて調査研究を行う
所管事務調査や、災害時の議員の役割を明記した「大
規模自然災害発生時の対応要領」の策定、市議会×
高校生プロジェクトと題して、市議会だよりの表紙や題字に美術部や書道部の作品や活動写真を使用するなど、高校生とコラボした
取り組みなどを実施しておりました。
次に、寝屋川市は、人口が約23万2,000人、面積が24.70平方キロメートル、大阪府の東北部に位置しています。大阪へ勤務する人たちの住宅地として、また、整備された
道路交通網を利用した企業の工業用地として発展し、平成31年4月から全国で55番目となる中核市に移行しています。
寝屋川市議会においては、平成31年4月の
統一地方選挙から議員定数を27名から24名に改正し、それに伴い、それまでの4つの
常任委員会を3つの
常任委員会に見直しを行うとともに、全議員で構成する
予算決算常任委員会を設置し、
令和元年6
月定例会から運用していました。
予算決算常任委員会では、その3つの
常任委員会のメンバーで分科会を設置して、1つの分科会で2日間の審査を行っていました。
審査の流れについては、
八尾市議会と同様に、前期全体会で各分科会に議案を付託し、各分科会での審査後、後期全体会で討論・採決を行っております。
また、
予算決算常任委員会の理事会は設けておりませんでしたが、現状では問題なく運用しているとのことでした。
特徴的なこととして、
決算審査については1人当たり23分までという質問時間の制限をつけておりますが、事前に議員からの資料請求を認める運用をしています。
また、当初予算については、議員が勉強会を開いて、そこに執行部の職員から説明をしていただくことがあるとのお話を伺いました。
予算決算常任委員会設置のメリットとしては、議案の
分割付託解消による適正な議会審議、予算と決算を同一議員が審査することによる
チェック機能の強化などが挙げられておりました。
寝屋川市議会では、このほかにも議会だよりや
市議会ホームページの充実、また、今後の
市議会運営の基礎資料とするために市民3,500人を無作為抽出して実施した
市議会市民アンケートや、議会だよりの点字版の発行などの
議会改革の
取り組みを実施しておりました。
今回視察した両市の
取り組みについては、今後の
議会改革に向けて大変参考となるものでした。
以上で、
議会運営委員会の報告を終わります。
○
前川やすえ 議長 以上で、
継続審査に対する
委員長報告を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━
△市長の
施政方針表明
○
前川やすえ 議長 次に、市長の
施政方針表明を行います。
頼高英雄市長。
〔
頼高英雄市長 登壇〕
◎頼高英雄 市長 おはようございます。本日、ここに令和2年第1回
蕨市議会定例会を招集申し上げましたところ、
議員各位には公私とも
大変お忙しい中、ご参集を賜り、厚く御礼を申し上げます。
今定例会は、令和2年度の当初予算を初めとする重要な案件をご審議いただくことになりますが、この際、私がこれからの
市政運営に臨む基本的な考え方や、新
年度予算の編成方針、さらには予算の概要と主な事業について申し上げ、
議員各位並びに市民の皆さんのご理解とご協力をお願いする次第です。
初めに、今、大きな問題となっている
新型コロナウイルス対策についてご報告申し上げます。
中国湖北省武漢市から始まった
新型コロナウイルス感染は、
感染者数が7万4,000人、死者数が2,000人を超えるなど、依然として全世界に感染が拡大し、国民の不安が広がっています。
蕨市では、
ホームページを通じて
南部保健所に開設された「帰国者・
接触者相談窓口」の案内を初め、
せきエチケットや手洗いなど、
感染症対策の周知を図るとともに、1月31日に
危機対策会議を開き、市民と接する窓口における職員への
マスク着用の励行や、
手指消毒液の設置など必要な対応を図ってまいりました。
現在、日本国内においても市中感染の拡大が危惧される中、先日、
厚生労働省から
新型コロナウイルス感染症の相談・受診の目安が公表されましたが、その啓発を初め、引き続き国や県の動向を注視しつつ、
情報収集を図りながら市として適切に対応してまいります。
さて、昨年6月、市民の皆さんのご支援により市長として4期目に入り、「あったか市政」第2
ステージがスタートいたしました。これは、これまで進めてきた「あったか市政」を継続・発展させつつ、
財政健全化など、市政改革の成果の上に立ち、蕨の未来への3大
プロジェクトを初め、未来への飛躍に向けた
まちづくりを進めるものであります。
第2
ステージの新しい
マニフェストは50項目を掲げさせていただきましたが、その実現に向けて大きく動き出しています。
例えば
認可保育園の増設では、新たな誘致策をつくり、本年4月に市内14カ所目の
認可保育園が整備されることとなり、
消防署塚越分署の建てかえも昨年7月より工事が始まり、本年の7月末完成に向けて順調に進んでいます。
中央公民館と西公民館のエレベーターは昨年12月に完成し、1年前倒しとなったJR蕨駅の
ホームドアは、今月29日に供用開始となります。
ぷらっとわらびのルート拡充についても昨年12月に
国土交通省への認可申請を行い、3月末の運行開始に向けて
取り組みを進めています。
昨年は、蕨市にとって市制60周年の大きな節目でもありました。私は、この市制60周年を市民の皆さんとお祝いするとともに、これまでの
まちづくりを振り返り、今後の蕨市発展の契機にしたいと考え、「笑顔 希望 ずっとぎゅっとわらび」のキャッチフレーズのもと、4月のオープニングセレモニー以来、11月2日の
記念式典、先日の「出張!なんでも
鑑定団in蕨」の開催など、市民の皆さんとの協働で、さまざまな
記念事業に取り組んできました。
記念式典のあいさつでも申し上げましたが、蕨の
まちづくりを振り返ったとき、そこに貫かれてきた精神は「まちへの誇り、愛着の高さ」「
自分たちのまちは
自分たちで創ろうという気概」、そして「次代を担う若い世代への熱い思い」であり、これこそが蕨の発展を支える大きな力となってきました。
市長就任以来進めてきた「あったか市政」においても、こうした蕨のすばらしさを引き継ぎつつ、心が通い合う協働の
まちづくりを前進させてきたからこそ、市民の願いにこたえるとともに、県南をリードする
まちづくりが進んできたものと考えています。
例えば若い世代への支援では、県南でいち早く
中学校卒業までの
医療費無料化を実施し、これが川口市や戸田市に広がるなど、
子育て支援のスタンダードとなり、教育では、全国的にも早い段階でのすべての普通教室への
エアコン整備や、35人
程度学級などにより、蕨の
子どもたちは学力・体力ともにすばらしい成果を上げてきました。
また、市民の皆さんとの協働を広げる中、市民の皆さんのまちへの愛着は7割を超え、蕨市の人口は、
人口減少社会にあっても微増傾向が続いており、昨年の
人口増加率は、県内40市で2番目、県南では1番の高さとなっています。
市制60周年
記念事業は年度末まで続きますが、60周年を機に、市民の皆さんとともに、このような蕨のすばらしい
まちづくりをさらに発展させていく決意であります。
ところで、昨年12月、
厚生労働省が1899年の統計開始以来、初めて年間の出生数が90万人を下回る86万人程度との推計を発表し、
人口減少社会が予想以上に加速化していることが明らかとなりました。
また、昨年は、相次ぐ台風の襲来など自然災害が多発し、首都直下の大規模地震への懸念とともに、災害への備えが我が国の切実な課題となる中で、防災・減災社会を実現していく上で、地域の助け合い、
コミュニティ力が「カギ」となることが指摘されてきました。
さらには、これらの課題に加えて5Gなどの大容量通信や、AI・人工知能の開発など科学技術の目覚ましい進歩による社会の変化、加速化する国際化と、それに伴う今回の
新型コロナウイルスなど、新たな感染症の脅威と対策、国連の持続可能な
開発目標SDGsの達成に向けた国際的な連携の推進など、令和の時代は大きな変化の時代でもあります。
「生き残る種とは、変化に最もよく適応したものである」、これは進化論で知られる
生物学者ダーウィンの有名な言葉でありますが、市民の皆さんの暮らしを支え、心が通い合う、この地方自治体の原点を大切にしつつ、未来を見据え、時代の変化に対応した
まちづくりを進めていくのが「あったか市政」第2
ステージでもあります。
私は、
歴史文化コミュニティの豊かさと利便性の高さをあわせ持ち、市民の皆さんのまちへの高い愛着と、すぐれた地域力に支えられた蕨こそ、時代の変化に対応し、我が国が直面する課題を乗り越えることができる、そんな全国のモデルとなるような
まちづくりを進めていけるものと確信をしており、令和2年度は「あったか市政」第2
ステージを本格的に前進させていく決意であります。
このような考えのもと、令和2年度の
市政運営においては、「未来を拓く」をテーマとし、新しい
マニフェストのさらなる前進を初め、「
コンパクトシティ蕨」将来
ビジョン後期実現計画や、第7次
行政改革大綱でもある「将来
ビジョン推進プランⅡ」、さらにはSDGsの考えも盛り込んだ「改定蕨市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略」を推進しつつ、「防災」と「教育」をキーワードに時代の変化に対応し、新しい時代を切り開く2つの
重点事業と未来への3大
プロジェクトを力強く進めてまいります。
初めに、2つの
重点事業について申し上げます。
1つ目は、「地域の
コミュニティ力を生かした
防災都市づくり」であります。
昨年の台風19号では、市内19カ所に避難所を開設し、1,
724人の皆さんが避難されましたが、対応に当たっては、町会や
自主防災会の皆さんを初めとする地域の
コミュニティ力が大いに発揮されました。蕨市では、今回の災害対応を検証し、今後の対策に生かすなど、
地域コミュニティ力を生かした
防災都市づくりを推進していきます。
まず第1に、引き続き、学校での
避難所運営訓練を実施するとともに、新たに学校単位による
避難所運営協議会を設立し、地域の
コミュニティ力を生かした防災対策を進めてまいります。
第2に、市民の皆さんに災害情報を伝達する上で中心的な役割を担う
防災行政無線について
デジタル化をするとともに、
高性能スピーカーを導入し、より広い範囲に音声が届くよう改善します。あわせて希望者にはメールや電話、ファックスなどで放送内容をお伝えする機能も追加し、情報伝達の強化を図ってまいります。
第3に、引き続き防災・消防行政の拠点の1つである
消防署塚越分署の建てかえ整備を進め、8月から
新塚越分署での業務をスタートさせるとともに、火災や事故などが発生した際にいち早く現場に急行し、
情報収集や消防隊の活動を指示するための車両である「指揮車」を更新するなど、消防力の強化を図ってまいります。
重点事業の2つ目は、これまで成果を上げてきた35人
程度学級や学校土曜塾など、
蕨ならではの行き届いた教育を継続しつつ、「時代の変化に対応した教育の充実」を図ることです。
第1は、
学校ICT環境整備の加速化です。国の
GIGAスクール構想に基づき、国の交付金も活用して令和5年度までに児童・生徒1人1台のパソコンを整備することを目指して、初年度は小学校5・6年生と中学校1年生、
特別支援学級を対象に整備するとともに、すべての
小・中学校に高速大容量の
通信ネットワークとして
無線LANを整備します。さらに、
教育センターにも
ICT環境を整備し、教員の
指導力向上を図ります。
第2は、
子どもたちの
外国語活用能力の向上や
国際感覚育成の充実を図るため、
小・中学校の
外国語指導助手、いわゆるALTを現在の7人から10人にふやし、1校1人体制とします。
第3は、
熱中症予防など、
子どもたちの
教育環境の向上とともに、避難所としての機能を高めるため、新たに
学校体育館への
エアコン整備を計画的に進めます。初年度は、中学校3校の設計を行い、次年度以降、順次整備を図ってまいります。
続いて、蕨の未来に向けた3大
プロジェクトについて申し上げます。
1つ目の「超
高齢社会に対応した
まちづくり」では、第1に、高齢者の皆さんが地域の中でいきいきと暮らせる
地域包括ケアシステムの構築に向けた
取り組みの推進です。まず、そのかなめとなる
地域包括支援センターについて3カ所目を塚越地区に整備するため、公募などの
取り組みを進めます。また、市民主体の
介護予防事業である「いきいき百歳体操」をさらに拡大するとともに、
生活支援体制の整備を図るため、
社会福祉協議会による
有償ボランティア事業の拡充に向けた支援を行ってまいります。
第2に、
蕨市立病院のさらなる発展を図ることです。
蕨市立病院は、この間の経営改革や地域連携の推進により経営の安定化を図り、地域の中核病院として
地域医療を支える重要な役割を果たしてきました。昨年3月には、市民の
救急医療への期待の高さや、市内唯一の分娩施設であり、小児救急を初め、地域の
救急医療で果たしている役割を踏まえて、
急性期医療を継続発展させていくことを基本とした「
市立病院将来構想」を策定するとともに、5月には
施設整備検討委員会を設置し、施設の耐震化や
老朽化対策について検討を進めてきました。
こうした中、昨年9月、
厚生労働省のワーキンググループが唐突に公立病院の再編統合に関する公表を行いましたが、これは、地域の実情や、この間の努力を無視した一方的なもので、全国から批判の声が上がる中、
厚生労働省からは、地方団体との協議の場において「発表の仕方は反省している」「強制するものではない」との釈明がされてまいりました。
蕨市立病院としては、今後とも将来構想に沿って、市民の健康を守る急性期の医療機関として発展を目指すとともに、引き続き検討委員会において建てかえも含めた施設の耐震化・
老朽化対策の検討を進めてまいります。また、南部区域で不足している回復期病床への対応については、将来構想にあるとおり、県の調整会議での議論を踏まえて必要な対応を検討していきたいと考えています。
2つ目の「蕨の玄関口にふさわしい駅前再開発の推進」では、この間、事業推進の母体となる再開発準備組合による事業認可に向けた
取り組みを支援してきましたが、新年度には権利変換計画の申請などの支援を行い、蕨の活性化と未来への発展に向けた核となる事業として、その推進を図ってまいります。
また、再開発の中で整備する公共公益施設については、市役所の窓口機能を備えた行政センターと新図書館を整備する方針に基づき、新図書館については、この間、市民アンケートやワークショップを行い、閲覧・学習席や蔵書の充実、カフェスペース、Wi-Fi環境の整備など、市民の皆さんからお寄せいただいたご意見を踏まえて検討を進めてまいりました。今後、再開発全体の進捗に合わせながら、さらに設計作業を進めるなど、便利でだれもがほっとくつろげ、豊かな時を過ごせる、そんなすばらしい新図書館づくりを目指してまいります。
3つ目の「市民サービスと災害対応の拠点となる市役所の建てかえ」では、先月、基本設計案の中間報告として市民の皆さんに広報蕨などを通じて、新庁舎案のイメージや配置についてお伝えしたところですが、今後、パブリック・コメントを通じて基本設計を決定し、引き続き実施設計を策定してまいります。
また、秋には市庁舎機能を市役所第2駐車場に建設する仮設庁舎と市民会館の一部に整備する仮庁舎に移転し、現庁舎は2カ年の解体工事に着手します。
新庁舎は、令和5年中の完成を見込んでいますが、「─歴史・文化を活かし『未来の蕨』を創造─人と環境にやさしく、市民に親しまれ、安全でコンパクトな庁舎」という基本理念のもとに
取り組みを進めてまいります。
それでは、令和2年度蕨市
一般会計予算の概要について申し上げます。
歳入においては、歳入の根幹をなす市税収入を前年度比1億円増の116億2,000万円、地方消費税交付金は消費税率の引き上げなどを踏まえ、前年度比3億2,000万円増の15億円、地方交付税は1億9,000万円減の11億4,000万円、国庫支出金は約6億3,700万円増の約50億3,300万円と見込んだほか、繰入金は約6億2,600万円減の約9億2,500万円、市債は約10億1,300万円増の約21億9,000万円と見込みました。
一方、歳出においては、民間
認可保育園や民間留守家庭児童指導室の増設などによる子育て関連予算の増額、
消防署塚越分署や新庁舎整備事業費、駅西口地区市街地再開発事業補助金のほか、
学校ICT環境整備の費用などを計上し、予算総額は前年比5.8%増で、過去最大となる259億8,000万円となりました。
特別会計では、令和2年度から公共下
水道事業が公営企業会計へ移行するため、国民健康保険や錦町土地区画整理事業など5つの会計となり、その総額は150億5,500万円、病院、水道、下水道の企業会計合計額は64億6,338万8,000円で、以上の全会計を合わせた蕨市全体の予算規模は474億9,838万8,000円となりました。
次に、将来ビジョンに掲げる
まちづくりの6つの基本目標及び推進プランⅡに沿った行財政運営の主な施策について申し上げます。
1点目の「安全で安心して暮らせるまち」では、防災対策として、今年度から指定避難所となる
小・中学校の敷地内に災害用応急給水栓の整備に取り組んでおり、年度末までに4校が完了し、新年度は新たに2校の整備を進めます。
交通安全対策では、市内の道路照明灯約1,100基のLED化を2カ年で進める計画で、新年度には劣化や損傷の状況も含めた道路照明灯の調査を行います。これにより道路照明灯の適切な維持管理につなげるとともに、電気料の削減も図れる見込みです。
また、近年多発している高齢者の交通事故防止を目的に、運転免許証を自主返納された65歳以上の高齢者を対象に、初乗り14回分のタクシー券、または国際興業バスの回数券を配布し、高齢者運転免許証返納者への支援を行います。
2点目の「豊かな個性を育み
子どもたちの未来輝くまち」では、
子育て支援のさらなる充実に向けて、4月に民間
認可保育園の「(仮称)蕨錦町ゆたか保育園」が開園するほか、中央の「蕨ゆたか保育園」は定員を拡充し、市立保育園を含む
認可保育園の定員数は1,168人から1,265人に拡充が図られます。
さらに、家庭保育室からの移行により新たに2園の小規模保育園が4月に開園するほか、保育園と同様、入室希望の多い留守家庭児童指導室についても4月に民間施設「(仮称)キッズクラブ塚越」が開室するとともに、新たな増室に向けた民間公募を行ってまいります。
3点目の「みんなにあたたかく健康に生活できるまち」では、県の健康マイレージとの連携によるウォーキングを主体とした健康長寿蕨市モデルの推進を初め、特定保健指導の充実を図るため、民間スポーツクラブで行われる運動講座などの回数をふやします。
また、受動喫煙防止対策の
取り組みとして、蕨駅西口にある喫煙所を撤去するとともに、撤去後における路上喫煙の見回り強化や喫煙禁止区域を示した路面シートの増設を図ります。
障害者福祉では、手話言語条例の制定に向けて、障害者団体を初めとする関係団体の皆さんによる準備会を開催し、意見交換を図るとともに、手話講習会を充実させてまいります。
4点目の「にぎわいと活力、市民文化と歴史がとけあう元気なまち」では、中心市街地活性化基本計画については、計画期間を1年延長し、目標指標の達成に向けて引き続き推進するとともに、空き店舗有効活用事業をより利用しやすいよう改善し、空き店舗の利用促進を図ります。
また、商店街街路灯の電気料については、これまで市の補助率を4分の1から順次3分の2まで拡大してきましたが、新年度には100%に引き上げ、さらなる商店街の負担軽減を図り、新たな活力を生み出していきます。
さらに、蕨ブランド戦略では、新たな蕨ブランドが認定されたことを受け、市内外に積極的なPRを図るとともに、蕨ブランド協会との連携を進めてまいります。
そのほか幕末から明治にかけて活躍した天才絵師であり、蕨市内に美術館がある河鍋暁斎のすばらしさを紹介する展示コーナーを歴史民俗資料館に設置いたします。
5点目の「快適で過ごしやすく環境にやさしいまち」では、2カ年で作業を進めている「都市計画マスタープラン」について、今年度は都市づくりの目標や全体構想について検討を進め、骨子案では、都市づくりの理念を「住みたい、住み続けたい、住んでよかったと思えるまち」としていますが、新年度にはワークショップなどを開催し、地区別構想を定めるなど策定してまいります。あわせて景観づくりの指針である「景観計画」の策定も行います。
また、橋りょう改修については、平成28年度の点検結果を踏まえ、早期措置対象となった橋りょうの改修を進めていますが、引き続き新年度は4橋の工事と1橋の工事設計を行います。
さらに、公園の計画的な更新や補修を図っていくため、公園の規模や遊具数、利用状況などを考慮し、市民公園、三和公園、あけぼの公園、中央公園、大荒田交通公園、あわせて5園の長寿命化計画の策定を進めるとともに、市民公園の大型複合遊具はリニューアルに向けて市民参加のワークショップを行い、ご意見を踏まえた設計を行ってまいります。
錦町土地区画整理事業については、
令和元年度の国の
補正予算も活用し、
補正予算において
令和元年度分として8棟の家屋移転を追加し、新年度には19棟の家屋移転を予定し、
補正予算分とあわせて27棟の家屋移転を計画しており、着実な推進を図ってまいります。
6点目の「一人ひとりの心でつなぐ笑顔あふれるまち」では、在住外国人の増加傾向を踏まえて、多文化共生の
まちづくり指針の策定に向けて、新年度は庁内検討組織を立ち上げるとともに、在住外国人を含めた意識調査を実施します。また、やさしい日本語講座の開催や、蕨駅東西口の住居表示板をリニューアルし、多言語化を図るとともに、119番通報等における電話通訳を介した三者間同時通訳サービスを導入します。
姉妹都市・友好都市との国際交流では、4月に友好都市であるドイツ・リンデン市から、10月には姉妹都市であるアメリカ・エルドラド郡から訪問団が蕨市に来られるとともに、国際青少年キャンプでは、7月に蕨市の青少年たちがエルドラド郡を訪問するなど、1年間で3つの大きな交流事業が予定されており、友情と信頼の輪がさらに深まることを期待しています。
続いて、「将来
ビジョン推進プランⅡ」に沿った行財政運営の
取り組みについて申し上げます。
今年度、「市税等収納率向上対策本部」を立ち上げ、組織的に収納対策に取り組む中で、新たにオペレーターが電話で納付勧奨を行う「納税コールセンター」を設置し、歳入確保並びに収納率の向上を図ります。
また、土地開発公社の経営健全化については、引き続き第3次経営健全化計画に基づき、中央1丁目地内の約162平方メートル及び中央3丁目地内の約117平方メートルの土地の買い戻しを行い、約2億2,000万円の借金削減を図ります。
国民健康保険については、これまで市民の暮らしと健康を守る立場から、県内で最も低い水準に抑えてきましたが、高齢化や医療の高度化による医療費の増大に加えて、平成30年度からの広域化のもとで法定外繰入金の解消が求められ、その目標が達成できない場合、令和2年度から国からの補助金が削減されることとなり、さらには県において県内保険税水準の統一化の動きが強まる中で、一定の国保税の見直しは避けられない状況となってきました。
そこで、国民健康保険運営協議会に国保税の見直しについての諮問を行い、昨年12月、「段階的な改定が適当である」との答申をいただいたことから、本答申に基づき、国保税を20年ぶりに見直しを行うための条例改正案を今議会に提出させていただきました。
なお、見直し後も蕨市の国保税は、県内において低い水準を維持できる見通しであります。
さて、ことしはいよいよ夏に東京2020オリンピック・パラリンピックが開催されます。スポーツを通した人間形成と世界平和を目的とした世界最大の祭典が日本で開催されることは、国民・市民に夢や希望を与え、日本の新たな発展に向けた大きな力となるものと期待をしています。
蕨市では、7月7日にオリンピックの聖火リレーが実施されることから、中山道の舗装整備を初め、聖火ランナーが走る姿を
小・中学校の
子どもたちを含めた多くの皆さんに応援いただけるための会場運営や、協働提案事業により地元の皆さんとともに中仙道蕨宿の風情を生かした沿道の演出に
取り組みます。
さらに、競技の観戦チケット販売や、未来を担う
子どもたちの心のレガシーとなるよう、学校連携観戦チケットを購入し、埼玉県を会場とするバスケットボールやサッカー観戦を小学5年生及び中学のバスケットボール部、サッカー部を対象に行うほか、8月20日に埼玉県で開催されるパラリンピック聖火フェスティバルにおいて分火した聖火を総合社会福祉センターなどに展示する聖火ビジットを行います。
「Hope Lights Our Way」、これはオリンピック聖火リレーのコンセプト、希望の道をつなごうであります。
東京2020オリンピック・パラリンピックを大いに盛り上げ、多くの市民の皆さんと、この瞬間を共有しながら蕨の発展につなげていきたい、そんな思いをもって、市長としてこれからも全国に誇れる「日本一の
コンパクトシティ蕨」の実現を目指してまいります。
市議会を初め、市民の皆さんには、蕨の限りない発展に向けて、なお一層のお力添えをお寄せいただきますよう心からお願いを申し上げ、令和2年度の
施政方針表明といたします。ありがとうございました。
○
前川やすえ 議長 以上で、市長の市政方針表明を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━
△提出議案の報告
○
前川やすえ 議長 次に、提出議案の上程、議案説明に入ります。
今定例会に提出されました案件は、議案26件であります。
これより事務局長に朗読させます。
奥田好是議会事務局長。
〔議会事務局長朗読〕
○
前川やすえ 議長 以上、朗読のとおりであります。
━━━━━━━━━━━━━━━━
△議案第1号~議案第26号の一括上程
○
前川やすえ 議長 議案第1号から議案第26号まで、以上26件を一括議題といたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━
△提案理由の説明
○
前川やすえ 議長 直ちに、提案説明を求めます。川崎文也理事。
〔川崎文也理事 登壇〕
◎川崎文也 理事 おはようございます。ただいま上程になりました議案につきまして提案理由の説明を申し上げます。
議事日程の順序に従い、条例案よりご説明いたします。
議案第1号は、「蕨市
病院事業の設置等に関する条例及び蕨市
水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」であります。
この条例は、「
地方自治法等の一部を改正する法律」の施行に伴い、条例中に引用されている法律の条項移動による条文の整備を行おうとするものであります。
議案第2号は、「
蕨市民会館設置及び
管理条例の一部を改正する条例」であります。
この条例は、市庁舎建てかえに伴い、市民会館福祉棟を仮庁舎として市役所業務の一部を行うことで、利用可能な会議室が減少することから、仮庁舎としての運用が終了するまでの間、宴会場を会議室として使用できるよう所要の改正を行おうとするものであります。
なお、施行期日は、仮庁舎の運用開始に合わせ、令和2年10月1日としようとするものであります。
議案第3号は、「蕨市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例」であります。
この条例は、幼保無償化の実施に伴い、私立幼稚園就園奨励費補助金交付事業を廃止することを受け、所要の改正を行おうとするものであります。
内容といたしましては、個人番号を利用することができる事務から、私立幼稚園就園奨励費補助金交付事業に関する事務を削除しようとするものであります。
議案第4号は、「蕨市
火災予防条例の一部を改正する条例」であります。
この条例は、「住宅用防災機器の設置及び維持に関する条例の制定に関する基準を定める省令」が一部改正され、住宅用防災警報器等を設置しないことができる場合が追加されたことに伴い、同様の規定を整備するものであります。
議案第5号は、「蕨市印鑑条例の一部を改正する条例」であります。
この条例は、「成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律」の制定に伴い、印鑑登録証明事務処理要領が一部改正されたことを受け、所要の改正を行おうとするものであります。
内容といたしましては、印鑑登録を受けることができない者の規定のうち「成年被後見人」を「意思能力を有しない者」に改めようとするものであります。
議案第6号は、「蕨市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例」であります。
この条例は、蕨市国民健康保険運営協議会からの答申を受け、国民健康保険税の保険税率を改定するとともに、地方税法施行令の一部改正に対応するため、所要の改正を行おうとするものであります。
内容といたしましては、保険税率について医療分の資産割、均等割及び平等割、後期高齢者支援金分並びに介護納付金分の所得割及び均等割をそれぞれ改めるとともに、課税限度額について基礎課税額を58万円から61万円に改めようとするもので、いずれも令和2年度以降の国民健康保険税について適用するものであります。
議案第7号は、「蕨市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例の一部を改正する条例」であります。
この条例は、「特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める内閣府令」が一部改正されたことに伴い、所要の改正を行おうとするものであります。
内容といたしましては、幼保無償化に伴う食事の提供に要する費用の取り扱いの変更及び用語や略称の変更などであります。
議案第8号は、「
蕨市営住宅設置及び
管理条例の一部を改正する条例」であります。
この条例は、民法の一部改正に合わせ、身寄りのない単身高齢者等の増加など、公営住宅の入居を取り巻く環境の変化や、住宅に困窮する低所得者への住宅提供という目的を踏まえて所要の見直しを行おうとするものであります。
主な改正点といたしましては、市営住宅の入居手続において連帯保証人を要しないこととするとともに、従来の連帯保証人が果たしていた役割などを考慮し、緊急時連絡先の確保を求めようとするものなどであります。
議案第9号は、「蕨市
私立幼児教育類似施設在
園児補助金支給条例を廃止する条例」であります。
この条例は、幼児教育無償化の開始時に無償化の対象外となった施設を利用する者の保育料について、地域
子育て支援センター事業を継続して委託することにより無償化と同様の負担軽減が図れることから、補助金を廃止しようとするものであります。
次に、議案第10号「
令和元年度蕨市
一般会計補正予算(第5号)」は、3,279万6,000円を減額し、総額を251億3,527万8,000円としようとするものであります。
歳出につきましては、国の補助単価改定等により民間保育園運営委託料や地域型保育給付費を増額するとともに、自立支援給付費などを利用実績等により増額するほか、法改正により福祉総合システムや国民年金システムに係る修正委託料を、通知により個人番号カード製造・発行等事業交付金を増額計上しております。
また、職員給与改定並びに実績等に基づく職員人件費及び各特別会計への繰出金の調整や、前年度精算に基づく国・県支出金の返還金を計上するほか、委託料や工事請負費、負担金などを実績等により増減しております。
歳入につきましては、減収見込みにより地方消費税交付金を減額する一方で、地方特例交付金及び普通交付税を交付決定に基づき増額しております。
国・県支出金では、市制施行60周年
記念事業に対し、魅力ある地域づくり事業補助金を新たに計上するとともに、各事業費等を基準に算定される額をそれぞれ計上しております。
寄附金では、収入実績を勘案し、ふるさとわらび応援基金寄附金を増額計上するとともに、諸収入では、配分金の増により戸田競艇事業収入を増額するほか、後期高齢者医療の療養給付費負担金還付金を追加計上しております。
市債では、
消防署塚越分署整備事業の財源が緊急防災・減災事業債と一般事業債とされたことから節区分を変更するとともに、対象事業費の減や算定実績などに基づき、各事業債を減額しております。
このほか後年度の財政負担に備え、公共施設改修基金繰入金及び市庁舎整備基金繰入金の全額を繰り戻し、財政調整基金繰入金により財源の調整を図っております。
第2条継続費の補正につきましては、
消防署塚越分署建設事業について総額及び年割額を変更するものであります。
第3条繰越明許費の補正につきましては、庁舎第2駐車場改修工事のほか、上戸田川整備事業負担金、橋りょう改修工事、駅西口地区市街地再開発事業補助金について
地方自治法第213条第1項の規定に基づき、翌年度に繰り越して使用するための予算措置をするものであります。
第4条地方債の補正につきましては、臨時財政対策のほか4事業費に対する市債について限度額を変更するものであります。
議案第11号「
令和元年度蕨市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」は、2,332万9,000円を増額し、総額を77億5,362万1,000円としようとするものであります。
歳出では、人件費の増減のほか、前年度精算に基づき、療養給付費に係る県補助金の返還金を増額し、歳入では、一般会計繰入金、前年度繰越金により財源の調整を図っております。
議案第12号「
令和元年度蕨市
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)」は、9,162万円を減額し、総額を16億7,938万円としようとするものであります。
歳出では、人件費の増減のほか、算定汚水量が例年以上に増加が見込まれることから、荒川左岸南部流域下水道維持管理費負担金を増額する一方で、委託料や工事請負費の契約差金などを減額しております。
歳入では、起債対象事業費の減により公共下
水道事業債を減額するほか、一般会計繰入金、前年度繰越金により財源の調整を図っております。
第2条地方債の補正は、起債の限度額の変更であります。
議案第13号「令和元
年度蕨都市計画事業錦町
土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)」は、4,654万9,000円を減額し、総額を14億345万1,000円としようとするものであります。
歳出では、人件費の増減を初め、国の
補正予算第1号に対応して補償金を増額するほか、土地開発公社経営健全化計画に基づく錦町土地区画整理事業用地88平方メートルの土地購入費を追加計上する一方で、契約差金や国庫支出金の減額により工事請負費等を減額しております。
歳入では、交付決定に基づき、国・県支出金を減額し、起債対象事業費の減に伴い、市債を減額する一方で、市有地の売り払いにより土地売払代金を増額するほか、一般会計繰入金、前年度繰越金により財源の調整を図っております。
第2条繰越明許費は、補償金及び排水路整備工事について
地方自治法第213条第1項の規定に基づき、翌年度に繰り越して使用するための予算措置をするものであります。
第3条地方債の補正は、起債の限度額の変更であります。
議案第14号「
令和元年度蕨市
介護保険特別会計補正予算(第3号)」は、2億1,176万1,000円を減額し、総額を52億4,039万9,000円としようとするものであります。
歳出では、人件費の増減を初め、実績等に基づき、保険給付費及び地域支援事業費を増減する一方、保険給付費が見込みほど伸びなかったことから、介護保険給付費準備基金積立金を積み増ししております。
歳入では、国庫支出金において東日本大震災被災者への保険料減免に対する災害臨時特例補助金及び特別調整交付金を追加いたしました。また、国・県支出金及び支払基金交付金を増減するほか、一般会計繰入金、基金繰入金及び前年度繰越金で財源の調整を図っております。
議案第15号「
令和元年度蕨市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)」は、5,877万7,000円を減額し、総額を8億7,522万3,000円としようとするものであります。
歳出では、決定通知に基づき、後期高齢者医療広域連合納付金を減額するほか、未執行となった後期高齢者医療電算システム修正委託料を減額し、歳入では、実績等に基づき、保険料や高齢者医療制度円滑運営事業費補助金を減額するほか、一般会計繰入金、前年度繰越金により財源の調整を図っております。
議案第16号「
令和元年度蕨市
公共用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)」は、177万3,000円を減額し、総額を4,622万7,000円としようとするものであります。
歳出では、実績等に基づき、土地購入費を減額し、歳入では、実績等に基づき一般会計からの土地売払代金や前年度繰越金を増減し、一般会計繰入金で財源の調整を図っております。
引き続き議案第17号「令和2年度蕨市
一般会計予算」につきましてご説明申し上げます。
予算総額は、前年度比14億3,000万円増の259億8,000万円といたしました。
予算編成につきましては、「安心とにぎわい、みんなにあたたかい、日本一の
コンパクトシティ蕨」の実現に向け、限られた財源の中で各事業の優先順位を厳しく選択して進めてまいりました。
それでは、歳出予算より順次ご説明申し上げます。
第1款議会費は、
議会運営に要する人件費や備品更新費用など2億4,991万5,000円を計上いたしました。
第2款総務費は、33億6,856万2,000円を計上しており、安全・安心な
まちづくりでは、新庁舎建設の設計費用及び現庁舎解体工事費用など、また、収納対策関連では、収納率向上のため、納税コールセンター運営委託料を計上しております。そのほか東京2020オリンピック・パラリンピック関連事業費や高齢者運転免許証返納者への支援、道路照明灯全灯のLED化に向けた調査等委託料、市民会館改修事業費などを計上いたしました。
第3款民生費は、障害者や高齢者、児童等への福祉施策、生活保護費などを初め、国民健康保険や介護保険、後期高齢者医療などの特別会計繰出金を計上し、国民健康保険税率の改定の影響等から前年度比1億2,513万1,000円減の118億9,883万5,000円の予算といたしました。
障害者施策では、手話通訳者養成準備コースを開設する費用や、障害者計画を改定する費用を計上し、高齢者施策では、
有償ボランティア事業補助金を新たに計上するほか、第8期の高齢者福祉計画の策定費用や第三
地域包括支援センターの開設準備経費等補助などを計上いたしました。
児童福祉施策では、民間保育園管理運営委託において、ことし4月開園予定の民間
認可保育園1園を含む計9園分を計上、民間留守家庭児童指導室運営では、ことし4月開設予定の1室分の運営費補助を増額計上したほか、さらにもう1室増とするための整備費補助を計上し、地域型保育給付費については、新たに開園する小規模保育園2園を加えた計14園分を計上いたしました。
第4款衛生費は、市民の健康な暮らしや環境対策など21億3,129万円を計上しており、健康事業では、引き続き県の「コバトン健康マイレージ事業」に参加しつつ、民間スポーツクラブを活用した特定保健指導の実施回数をふやすほか、蕨駅西口指定喫煙所撤去後の路上喫煙見回りを強化する費用などを計上しております。
第5款労働費は、勤労青少年ホームの管理運営経費や勤労者住宅資金融資預託金など1,196万5,000円を、第6款農林水産業費は、農業委員会の運営経費のほか、わらびりんご育成に要する経費への補助など944万9,000円を計上しております。
第7款商工費は、にぎわいづくりに向けて観光行事や中小企業支援策など2億1,988万2,000円を計上いたしました。商工業活性化支援では、蕨ブランド関連費用のほか、商店街街路灯の電気料金補助率を100%に引き上げ、商店街の負担軽減と活性化を図ってまいります。
第8款土木費は、道路・公園等の維持管理や、錦町土地区画整理事業繰出金などの都市基盤整備に26億9,773万4,000円を計上しております。道路・橋りょう整備では、橋りょう長寿命化に向けた改修工事及び設計費用などを計上し、都市計画事業では、蕨駅西口地区市街地再開発事業に対する組合への補助、中央第一地区
まちづくり事業の費用などのほか、都市計画マスタープラン等を策定する費用を計上しております。公園・緑化関連では、公園の計画的な更新及び補修を図るための長寿命化計画策定費や、市民公園の大型複合遊具を更新する設計費用、公園灯全灯のLED化に向けた調査委託料などを計上し、市営住宅関連では、南町4丁目1号棟の排水設備改修工事費などを計上いたしました。
第9款消防費は、消防署及び消防団の運営経費を初め、防災施設の整備や、災害対策用備品並びに備蓄品の充実のための経費など12億9,982万5,000円を計上いたしました。災害対策費では、
防災行政無線を新規格に更新する工事費のほか、外国人からの119番通報や、現場対応の際に活用する電話通訳センターを介した三者間同時通訳の委託料を計上するなど、災害対策の一層の強化を図っております。また、施設整備では、
消防署塚越分署の建設工事費や移設費用、指揮車更新の費用などを計上しております。
第10款教育費は、学校教育や文化振興、スポーツ・レクリエーションの充実など25億5,551万6,000円を計上いたしました。学校教育では、新学習指導要領の全面実施に伴い、
外国語指導助手を各校1人配置とするとともに、国が示す
GIGAスクール構想に合わせ、
小・中学校の全児童・生徒に1人1台のパソコンを順次整備する費用を計上しております。また、施設整備では、中学校の体育館に空調設備を設置する設計費用や、全
小・中学校に校内LANを設置するネットワーク整備費用などを計上いたしました。
第11款公債費は、前年度比6,671万9,000円増の14億3,565万5,000円を計上し、第12款諸支出金は、土地開発公社への補助金や地方公共団体金融機構納付金など、第13款は予備費の計上であります。
次に、これら歳出に充当する歳入予算につきましてご説明申し上げます。
第1款市税は、2年度の経済動向や徴収実績などを勘案したほか、個人市民税は、雇用の上向き傾向により前年度比約1億2,000万円の増、固定資産税及び都市計画税では、新築家屋数の増などにより前年度比約5,300万円の増とした一方、法人市民税は、法人税割の税率引き下げなどにより前年度比約3,600万円の減、市たばこ税では、喫煙率の低下などにより前年度比4,000万円の減と見込み、市税全体では前年度比1億円増の116億2,000万円を計上いたしました。
第2款地方譲与税から第5款株式等譲渡所得割交付金と第7款地方消費税交付金、第8款環境性能割交付金は、交付実績を勘案し、それぞれ見込んでおります。
第6款法人事業税交付金は、法人市民税法人税割の税率引き下げによる税収減の一部を補てんするため、2年度から新たに市町村に交付されるもので、県の試算をもとに4,000万円を計上いたしました。
第9款地方特例交付金は、住民税における住宅借入金等特別税額控除による減収分や、自動車税、軽自動車税の環境性能割の臨時的軽減による減収分の補てんとして、前年同額の4,500万円を計上しております。
第10款地方交付税は、交付実績や国の地方財政対策、臨時財政対策債発行額などを勘案し、普通交付税と特別交付税を合わせて前年度比1億9,000万円減の11億4,000万円を計上いたしました。
第11款交通安全対策特別交付金は、交付実績を勘案し、前年度同額の800万円、第12款分担金及び負担金は、幼児教育・保育無償化の制度改正に伴う保育料の減などを見込み、前年度比約1億600万円減の2億699万5,000円、第13款使用料及び手数料は、市営住宅使用料や自転車等駐車場登録手数料など、3億1,054万2,000円をそれぞれ計上いたしました。
第14款国庫支出金は、50億3,311万6,000円を計上し、保健衛生や福祉サービス事業に係る負担金・補助金、社会資本整備総合交付金のほか、幼児教育・保育無償化に係る補助金や
小・中学校教育
ICT環境整備に係る補助金などを新たに計上しております。
第15款県支出金は、16億5,801万6,000円を計上し、福祉サービス事業などに係る負担金・補助金、県税徴収に係る委託金や民間留守家庭児童指導室整備に係る補助金のほか、第三
地域包括支援センターの開設準備経費に係る補助金などを新たに計上しております。
第16款財産収入は、西口有料駐車場などの土地賃貸料や駅前民間保育園などの建物賃貸料など9,411万2,000円、第17款寄附金は、ふるさとわらび応援基金寄附金の収入実績を勘案し、1,100万円をそれぞれ計上しております。
第18款繰入金は、9億2,493万7,000円を計上し、うち基金繰入金では、財政調整基金より5億7,033万7,000円、公共施設改修基金より2億円、市庁舎整備基金より1億3,000万円などを計上しております。
第19款繰越金は、前年度同額の1億5,000万円を計上し、第20款諸収入では、戸田競艇事業収入を前年度同額の2億5,000万円計上したほか、小・中
学校ICT環境整備事業交付金など、総額8億4,458万2,000円を計上いたしました。
第21款市債は、臨時財政対策債を前年度比4,000万円減の7億4,000万円、市民会館改修事業に充当する市債を4億1,400万円、防災設備改修事業に充当する市債を2億7,170万円とそれぞれ見込むなど、総額で21億8,970万円を計上しております。
また、第2条の継続費は、現庁舎解体事業の総額と年割額を第2表のとおり設定しようとするもので、第3条では地方債の借り入れ条件の設定、第4条では一時借入金の最高額の設定、第5条では歳出予算の流用についてそれぞれの条文のとおり定めようとするものであります。
次に、議案第18号「令和2年度蕨市
国民健康保険特別会計予算」につきましては、前年度比6億1,400万円減の総額71億1,000万円といたしました。
歳出につきましては、給付実績などを勘案して見込んだ療養給付費のほか、国民健康保険事業費納付金などを計上しております。また、保健事業では、特定健康診査費用及びその受診率向上対策経費を、事務経費においては、収納率向上のため、一般会計と共同で納税コールセンター運営委託料を計上しております。
これらの歳出予算に充当する財源といたしましては、国民健康保険税は税率改正案に基づき計上しており、そのほか県支出金、一般会計繰入金などであります。
第2条は、歳出予算の流用について条文のとおり定めようとするものであります。
議案第19号「令和2
年度蕨都市計画事業錦町
土地区画整理事業特別会計予算」につきましては、前年度比500万円増の総額14億5,500万円といたしました。
歳出につきましては、建物19棟分の移転補償金や、排水路整備の設計費用、街路築造等の工事費などを計上しております。
これら歳出予算に充当する財源といたしましては、国庫支出金や一般会計繰入金、市債などであります。
第2条地方債は、市債の借り入れ条件を第2表のとおり定めようとするものであります。
議案第20号「令和2年度蕨市
介護保険特別会計予算」につきましては、保険給付費において給付実績に応じた伸び率を見込み、前年度比1億3,700万円増の総額54億4,700万円といたしました。
歳出につきましては、介護予防普及啓発事業の委託費用や、高齢者サロンを支援する補助金などを計上しております。また、包括的支援事業では、
地域包括支援センターの運営委託費用や、在宅での生活をサポートする費用を計上しております。そのほか保険給付費を初め、保険料の賦課徴収並びに認定・給付事務に要する経費などを計上いたしました。
これらの歳出に充当する財源といたしましては、第1号被保険者の保険料を初め、国・県支出金や支払基金交付金、一般会計繰入金などであります。
第2条は、歳出予算の流用につきまして条文のとおり定めようとするものであります。
議案第21号「令和2年度蕨市
後期高齢者医療特別会計予算」につきましては、前年度比300万円増の総額9億3,700万円といたしました。
歳出につきましては、被保険者証の郵送や保険料徴収などの経費を初め、埼玉県後期高齢者医療広域連合から受託して実施する健康診査の費用や、保険料並びに事務費負担金等の納付金などを計上しております。
これらの歳出に充当する財源といたしましては、後期高齢者医療保険料や広域連合からの健康診査委託金、一般会計繰入金などであります。
議案第22号「令和2年度蕨市
公共用地先行取得事業特別会計予算」につきましては、前年度比5,800万円増の総額1億600万円といたしました。
歳出につきましては、中央第一地区
まちづくり事業用地の先行取得費用や、測量及び鑑定に要する経費を計上し、一般会計繰出金で調整を図っております。
これら歳出予算に充当する財源といたしましては、一般会計への事業用地売払収入などであります。
次に、議案第23号「令和2年度
蕨市立病院事業会計予算」につきましては、第2条の業務の予定量については、入院患者数を延べ3万8,325人、外来患者数を延べ13万4,780人と見込みました。
第3条の収益的収入及び支出の予定額については、収入、支出ともに33億1,767万9,000円といたしました。
収入の主な内容は、医業収益では、32億6,492万8,000円を予定し、入院及び外来収益は、目標患者数及び患者1人当たりの収益単価などを勘案し、それぞれ計上いたしました。
また、医業外収益では、一般会計からの繰入金である他会計負担金と他会計補助金など5,275万1,000円を見込んでおります。
一方、支出のうち、医業費用は32億9,965万8,000円を予定し、給与費を初め、薬品費、診療材料費などの診療に要する費用のほか、
病院事業の運営に係る諸経費や減価償却費などを計上いたしております。
また、医業外費用は、企業債利息や患者外給食材料費などが主なものであります。
そのほか特別損失、予備費をそれぞれ計上いたしました。
第4条の資本的収入及び支出については、収入として企業債1億9,000万円、他会計負担金32万3,000円を予定いたしました。これにより一般会計からの繰入金の総額は、前年度当初予算より1万8,000円増の2億5,678万4,000円となっております。
一方、支出については、建設改良費のうち、施設工事費として空調設備更新工事など2,525万円、資産購入費としてオーダリング・医事会計・部門システムの更新に係る費用のほか、電話交換機などを含めた診療及び設備用備品購入等で2億3,530万5,000円を計上し、企業債償還金と合わせて2億6,986万8,000円を予算措置いたしました。
なお、資本的収支において収入額が支出額に対して不足する額7,954万5,000円については、損益勘定留保資金で補てんする予定であります。
このほか第5条では企業債の起債の目的、限度額等を定め、第6条から第10条までについて、それぞれ条文のとおり設定しようとするものであります。
次に、議案第24号「令和2年度蕨市
水道事業会計予算」につきましては、第2条の業務の予定量については、給水戸数を3万9,600戸、1日平均給水量を2万1,377立方メートルとして、年間総給水量を780万2,690立方メートルといたしました。
第3条の収益的収入及び支出については、事業収益を14億3,482万6,000円と見込み、前年度比5,102万5,000円の増となっております。
また、支出では、事業費用を13億5,181万4,000円として、前年度比4,977万1,000円の増となっております。
第4条の資本的収入及び支出については、資本的収入として企業債2億円の借り入れなど2億4,665万7,000円を計上いたしました。
また、資本的支出は、10億2,476万7,000円を計上し、前年度比1億3,148万2,000円の増となっております。
主な建設改良事業といたしましては、塚越浄水場電気設備更新工事のほか、導水管路39メートルの更新、配水管路1,812メートルの布設及び更新などを予定しております。
なお、資本的収支において収入額が支出額に対して不足する額7億7,811万円については、損益勘定留保資金等で補てんする予定であります。
このほか第5条から第10条までについては、それぞれ条文のとおり設定しようとするものであります。
次に、議案第25号「令和2年度蕨市
公共下水道事業会計予算」につきましては、総務省からの要請に基づき、令和2
年度予算・決算から公営企業会計に移行するものであり、第2条の業務の予定量については、処理区域内人口を7万2,200人、年間総排水量を1,141万8,000立方メートルとして、1日平均排水量を3万1,282立方メートルといたしました。
第3条の収益的収入及び支出については、下
水道事業収益を17億2,462万円と見込み、下
水道事業費用を17億9,389万5,000円としております。
第4条の資本的収入及び支出については、資本的収入として国・県補助金8,690万円のほか、企業債4億2,070万円など5億3,713万2,000円を、資本的支出として9億4,973万円を計上しております。
建設改良費のうち管路建設改良費では、錦町土地区画整理事業の進捗に合わせて整備を進めている雨水管渠築造工事約180メートル、汚水管渠築造工事約1,010メートルのほか、下水道管路長寿命化を進めるための管路改修工事などを予定しております。
なお、資本的収支において収入額が支出額に対して不足する額4億1,259万8,000円については、損益勘定留保資金等で補てんする予定であります。
このほか第5条から第9条までについて、それぞれ条文のとおり設定しようとするものであります。
議案第26号は、「
工事請負契約の締結について」であります。
この議案は、市民会館空調設備等改修工事に係る
工事請負契約を締結するため、「議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例」第2条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
工事の概要といたしましては、市民会館ホール棟及び福祉棟の空調設備を改修するとともに、仮庁舎として使用する福祉棟の電気設備等を改修するものであります。
工事の入札につきましては、一般競争入札とし、経営事項審査の総合評定値並びに施工実績などに関する要件を設定の上、告示し、1月24日に電子入札を行ったところ、8社から応札がありました。
その結果、落札した株式会社田中工務店と契約金額4億12万5,000円をもちまして請負契約を締結しようとするものであります。
工期につきましては、議会の議決後、本契約を締結し、令和2年12月28日の完成予定となっております。
なお、議案第26号の契約案件につきましては、参考資料として一般競争入札参加者一覧表、入札結果一覧表を議案に添付しましたので、ご参照ください。
最後に、令和2年度蕨市土地開発公社事業計画及び予算及び令和2年度一般財団法人蕨市施設管理公社事業計画及び収支予算を
地方自治法第243条の3第2項の規定により提出いたしましたので、よろしくお願いいたします。
以上で、説明を終わります。
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前川やすえ 議長 以上で、提案説明を終わります。
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△日程の報告
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前川やすえ 議長 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。
なお、
代表質問及び議案に対する質疑の
発言通告は、25日火曜日の午前11時まで、一般質問の
発言通告は、3月5日木曜日の午後4時までに本職あてご提出願います。
次の本会議は、28日金曜日午前10時であります。時間厳守の上、ご参集願います。
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△散会の宣告
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前川やすえ 議長 本日は、これをもちまして散会いたします。
午前11時33分散会
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