議会だけではなくて、
一般職員の方も実際に
災害があったときに
家族と
一緒にいる分にはいいと思うが、働いている昼間、3.11のときもそうであったように、
家族の
安否がどうなのかという不安を抱えたまま
業務に移行したとき、その
力加減というのが非常に曖昧になるという
検証もあった。神戸の地震のときにも同じようなことで
検証している
研究者がいて、そういうことを
考えるよりはきちんと安全か安全でないかという
ところを自分が把握して
業務に専念するということは大事なことかと思い、以前市のほうに話をした経緯がある。
市のほうが
家族の
安否確認を入れないというのは私としてはどうかと思っているし、それに加えて、私
たちも常に
家族と
一緒にいるわけではないので、ほかのツールを使って
確認をするという手も確かにあるが、何らかの形でこの
システムを使えるのであれば、私
たち自身もきちんと
家族の
現状を把握した上で、私
たちの
業務に専念できると思い、私は
家族の
部分も入れたほうがいいのではないかという
意見である。
ただ、
皆さんが
公的資金が投入されている以上は、個人の
負担であれ、やらないほうがいいと言うのであればそれに従うつもりではある。さらに
皆さんの
意見をいただきながら、全体的にいい
方向に進めていきたいと
考えている。
○
古川 副
委員長 ここで
議事を替わる。
○
大石 委員長 私が
議事を進行する。
◆
鈴木 委員 委員長の
見解は理解するものであるし、実際に
一般論としては
家族の
安否が
確認できない
もとでは
行動が十分にとることができないという話もそのとおりかと思っているが、例えば
職員の場合はそのまますぐ非常時の
体制に入り、
緊急事態として配備についてもらうことになる。
我々
議員も、もちろん
地域の中で全力を挙げる決意でいるが、そういった
体制の中というよりも、いわゆる一
市民として、その中で責任や
役割を果たしていくということになるので、そこは
一般市民の
皆さんと同じ
立場として
地域で頑張るということになるので、そこは区別をして
考えたほうがいいのかと思う。
家族の問題については、まずは
職員の
皆さんの
行動の中で、やはりそういった点の充実を図ってもらうという
立場はそのとおりだと思うが、
議会についてはまた別の
考え方なのかと思っている。
○
大石 委員長 それでは、
先ほど三輪委員から話があったように、これは
議長から
市長に話をしてもらうという
方向で進めてよろしいか。
〔「はい」と言う人あり〕
○
大石 委員長 それではそのような
方向で、まずは
議長に私から話をしたいと思う。その上で、
代表者会議で協議され決定していくものと思う。
導入の開始についてはどう
考えるか。
◆
比企 委員 いつ
災害が起きるかわからないので、できるだけ早く
導入をしていただきたいと思う。
◆
古川 委員 家族の
安否確認の件が邪魔をしているような印象を受けている。公的なお金を使うという
意味合いで、
委員長以外は
皆さん入れないほうがいいという
意見である。今回、すぐに
導入するということであれば
家族のサービスはなしで、提案してもらうということを決めていただいてから話したほうがいいのではないか。
○
大石 委員長 家族の
安否確認についてはとりあえずつけないという
方向で、
議長に
代表者会議を開いてもらい、決まれば
議長から
市長に話をしてもらうようにしたいと思う。
◎
倉石 次長 安否確認システムの
予算の件だが、
年度途中でやるということで手順を踏んで行うのだが、これは
金額的には
補正予算ではなく、流用なりで実施していくということでご了承いただければと思う。
◆三輪
委員 トータルで
幾らなのか。
◎
倉石 次長 オプションをすべて入れて、年額で
税込み4万7,434円である。
◆
大石 委員 長 ここで暫時
休憩する。
休憩(11:16~11:20)
○
大石 委員長 再開する。
次に、
災害対策マニュアルについて
事務局から
説明がある。
◎
倉石 次長 前回の非公式の打ち合わせで指摘のあった2カ所について修正している。
まず、1点目が3の「
議会及び
議員の
行動基準」の(1)の①、「
議員は、
地域において、
市民の安全確保や避難所への誘導、被災者の救出・支援等を行う」としていたものを
議員の
家族の事情やその他の状況などで行えない場合もあるという
意見から、文末の「を行う」を「に努める」に修正した。
2点目は、「
災害における市内の情報等を市本部から収集して
議員に伝えてほしい」という
意見と、それとは逆に「
議員からも
地域における
災害情報等を市本部に伝える仕組みが必要」との
意見については、4の「蕨市
議会災害対策会議の設置・運営」の(4)所掌事務の②において、「
災害に係る各種情報等を
議員及び市本部から収集・整理し、必要に応じて
議員及び市本部に情報を提供して連携を図ること」として、明記している。
なお、
議員の市への関わり方の整理については、2の「市
議会及び
議員の
役割」や3の「
議会及び
議員の
行動基準」に、どのようなことを加えるかといった
ところでクリアできると
考えているので、協議していただきたい。
○
大石 委員長 この件について
皆さんからの
意見を聞きたい。
◆三輪
委員 新生会としては、
前回も言ったように
議会改革としていろいろと課題があると思っている。協議している最中で、次から次と協議するよりは一つずつ決めて、クリアした後で、こういうものについて
検討するというふうにしていかないと、なかなか先に進まないのではないかという
意見が多々出ている。それなので、この件については今までの課題をきちんと達成した後で協議していきたいというふうに思っている。
◆
鈴木 委員 今までも申したきたとおり、
合意ができるのであれば、
災害時に混乱を来さないという
意味で、一定のマニュアルは必要であろうと思っている。共産党としては、当然全
委員の
合意が前提であるが、今回のマニュアルの提案については、
合意の用意があるという
段階である。
◆
榎本 委員 これまでも
内容についていろいろと
意見があって、これをまとめた形でさらに細かい文言とかも修正をしてきているので、とりあえずこれで
合意が得られるのであればこのマニュアルをつくって、
問題点があればその都度柔軟に変えていくようにできればと思う。
○
大石 委員長 新生会はもう少し
議論するという形でよいか。
◆三輪
委員 これよりも先に別のことを協議して決めるべきものがあるという
見解である。
◆
鈴木 委員 新生会の中ではそういう
議論のようだが、例えばこれについて、さらに大きな論点が残されているかどうかというあたりで、
合意形成までの
議論がまだ相当の時間が必要であるというのであれば、引き続きの
検討でよいだろうと思う。
ただ、今まで出されてきた懸案事項について、一定程度まとめられてきている
段階で、
あと1回、2回程度の
確認で
合意できるのであれば、さほどほかの
議事との不都合は生じないだろうと思っている。そのあたりについて、もしこういう中身で
合意できるのかどうかという
ところで、
判断できればいいのではないかと思った次第である。
○
大石 委員長 それでは、この
議論については全体を含めて
検討するという
方向で進めていきたいと思う。また、文言等について、さらに修正したほうがいい
ところがあれば伝えてもらいたいと思う。
公明党としては特に問題はないと思っているので、
皆さんと
合意ができる
段階で
合意ができればと思っている。
ここで暫時
休憩する。
休憩(11:26~11:45)
○
大石 委員長 再開する。
予算決算常任委員会については、
皆さんと
合意ができるような
方向について、
会派内で話をしたいと思う。
次に、育児休業の
取り扱いについて、
前回の打ち合わせのときに
議長から提案があったが、これをまず正式な議題とするかどうかについてはどうか。
◆
鈴木 委員 当初から協議
項目として掲げてきたものについても
結論が出ていないものもあるが、今まで掲げてきたものの中でも、今すぐやらなければいけないもの、まだ長い協議が必要なもの、
あとまだ掲げていないものの中でも1度
項目として
確認すべきものであるとか、育児休業のように各地では
議論が非常に具体的になってきているものがあるので、きちんと何を扱うのかということについても、一度整理をして、最終的に何を協議するかということを決めていったらどうかと思っている。
このメンバーで、
議事整理のための
意見交換というのは十分できることであるし、これまでもやってきたが、一応それを
委員会として、今後残された議題の
確認ということを経て、
議論していくということが必要だと思っている。育児休業の
議論そのものについては重要なものだと思っているので、それ
自体はなんとか議題として、この
委員会の中でもし
結論が出なければ、引き継げるような形での
対応がとれればと思っている。
あともう1点、この
委員会の中で
合意したもの、
合意できなかったものがこの後もいろいろと出てくるかと思うが、例えば
合意できなかったものも、
合意できなかったと終わらせるのではなくて、もしその中で
問題点が明らかになったのであれば、せっかくこれまで
議論を積み重ねたわけなので、
委員長報告という形なり、または最後のまとめとしての文書といった形などで、残すべきではないかと思っている。
◆三輪
委員 先ほども話したが、課題として幾つかあった中で、
代表質問についてもクリアしているし、文書
質問については詳細な規定を設ける必要はないという一定の
方向性が出てきている。
ただ、費用弁償などの
項目が全く手つかずの状態なので、むしろそちらのほうを最優先に、
議長から出された話が必要ないということではなく、それよりも先にこちらのほうについて、一定の
方向が出るような協議をしていったほうがよいのではないかと思っている。
◆
榎本 委員 費用弁償などを早くやるというのはそのとおりだが、今話があった育児休業について、資料でもらった川越市
議会会議規則を読んでいくと、疾病、看護、介護、出産、育児、その他やむを得ない理由というのがあるが、その他やむを得ない理由というのを拡大解釈すればある程度何でもカバーできてしまうのではないかと思うが、
現状の蕨市
議会の休む場合の規定というのはどのようになっているのかお聞きしたい。
◎助石 係長 今の蕨市
議会の会議規則だと、第2条第1項に「
議員は事故のため出席できないときは、その理由をつけ、当日の開議時刻までに
議長に届け出なければならない」、第2項で「
議員は、出産のため出席できないときは、日数を定めて、あらかじめ
議長に欠席届を提出することができる」というような規定となっている。
第1項の「事故」という
内容については、会議に出席することのできない作為または不作為を問わず一切の場合を言うということで、例えば病気や
災害による交通機関の麻痺、犯罪容疑のための拘留とか、そういうことも資料には書かれているが、一般的に社会通念上やむを得ないという事由であればという規定となっている。
そこに育休が当てはまるかということについてが問題となるわけだが、他市では「事故」という規定があるにもかかわらず、それとは別に「育児、介護及び看護」というふうに会議規則に規定して、明確にしている。
◆
榎本 委員 ほかに
議論することがたくさんあるのはわかるのだが、育児休業を取ってもいいということに反対する
会派はいないのではないか思う。次の任期で若い女性が立候補して
議員になりたいという人が出てくるとも限らないので、もし反対する
ところがいないようであればすぐやるべきだと思う。
○
大石 委員長 この件については、この場ではなくて議運で決めてもらってもいいのではないかと思っている。
◆三輪
委員 ここは
議会改革
特別委員会なので、
内容的に今
委員長が言ったように、ここで協議することがふさわしいのかどうかという
ところで言うとちょっといかがなものかなという気がする。
榎本委員が言うようにそれほど難しい問題ではないと思っている。場所を変えて、話をしていったほうがスムーズにいくのではないかと思う。
○
大石 委員長 ここで暫時
休憩する。
休憩(11:54~12:02)
○
大石 委員長 再開する。
この
取り扱いについては、各
会派で
意見集約をしてもらい、次回その
意見を紹介してもらえればと思っている。
また、
先ほど鈴木委員からあったように、今後の協議について整理をしつつ、残された日程の中できちんと取り上げるものと分けていきたいと思う。
これをもって第17回
議会改革
特別委員会を散会する。
上記のとおり相違ありません。
平成30年10月26日
議会改革推進
特別委員会委員長
大 石 幸 一...