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平成29年第 4回定例会-09月25日-03号

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  1. 蕨市議会 2017-09-25
    平成29年第 4回定例会-09月25日-03号


    取得元: 蕨市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    平成29年第 4回定例会-09月25日-03号平成29年第 4回定例会             平成29年第4回蕨市議会定例会                議事日程(第25日)                              平成29年9月25日                              午前10時  開 議 1 開  議 2 一般質問(受付順による) 3 散  会             平成29年第4回蕨市議会定例会                一般質問要旨一覧表                          平成29年 9月(受付順による) ┌───┬───────┬──────────────────────┬────┐
    │順 位│ 質 問 者 │    質    問    事    項   │答 弁 者│ ├───┼───────┼──────────────────────┼────┤ │ 1 │14番    │1 蕨市災害対策基本条例の早期制定について │市長  │ │   │一 関 和 一│(1) 阪神淡路大震災をはじめ、新潟県中越地震、│    │ │   │       │  東日本大震災等、市はこれらの一連の大震災│    │ │   │       │  から、市民の生命、財産等を守るうえで、何│    │ │   │       │  を学び、どのような教訓を得て、今後30年以│    │ │   │       │  内に70%程度の確率で起こると言われる「首│    │ │   │       │  都圏直下型地震」に対し、どのような基本姿│    │ │   │       │  勢や防災理念を描き、どう備えようとしてい│    │ │   │       │  るのか                 │    │ │   │       │(2) 静岡県が阪神淡路大震災の翌年に「地震対策│    │ │   │       │  推進条例」を制定して以降、防災に関する独│    │ │   │       │  自の条例の制定が全国の地方自治体で加速化│    │ │   │       │  しているのに対して、本市にはそうした動き│    │ │   │       │  がない。本市は「防災計画」と「防災条例」│    │ │   │       │  の相違点や実効性等についてどう考えている│    │ │   │       │  のか                  │    │ │   │       │(3) 蕨市災害対策基本条例制定の必要性、意義、│    │ │   │       │  効果及び条例制定の過程、とりわけ「自助」│    │ │   │       │  「共助」「公助」をどのように考えているか│    │ │   │       │(4) 災害対策基本法第23条の2第2項には、大規│    │ │   │       │  模災害が発生した場合、首長(市長)が災害対│    │ │   │       │  策本部長となるとされており、不測の事態な│    │ │   │       │  どで市長不在の場合、副市長が副本部長とし│    │ │   │       │  て指揮命令に当たらなければならないと考え│    │ │   │       │  るが、副市長が空席のままとなっている本市│    │ │   │       │  は、この状況を防災上の観点からどう考えて│    │ │   │       │  いるか                 │    │ │   │       │(5) 蕨市地域防災計画には、災害救助法が適用さ│    │ │   │       │  れ、必要と認められた場合、県は当該市と協│    │ │   │       │  力し、応急仮設住宅を供給するとのことだ │    │ │   │       │  が、本市の建設予定地の設置場所は、具体的│    │ │   │       │  にどう想定されているのか        │    │ │   │       │2 蕨市災害対策基金の創設について     │市長  │ │   │       │(1) 現在、市の公共施設は市役所庁舎をはじめ68│    │ │   │       │  カ所あると聞くが、これらの施設の火災保険│    │ │   │       │  や地震保険等の加入状況及び補償内容はどの│    │ │   │       │  ようか                 │    │ │   │       │(2) 2015年(平成27年)3月に策定された蕨市地│    │ │   │       │  域防災計画によれば、県想定による「東京湾│    │ │   │       │  北部地震(マグニチュード7.3)」が発生し │    │ │   │       │  た場合、最大震度6強で液状化が発生する可│    │ │   │       │  能性が高く、全壊490棟、半壊1,383棟の建物│    │ │   │       │  被害が想定されているが、その被害額はイン│    │ │   │       │  フラ被害を含めて総額でどの程度となるのか│    │ │   │       │(3) これまで市議会側からの提案で、1995年(平│    │ │   │       │  成7年)に蕨市職員退職手当基金、続く2007│    │ │   │       │  年(平成19年)には蕨市庁舎整備基金が条例│    │ │   │       │  化され、これまで有効に活用されてきたが、│    │ │   │       │  今回は想定される大規模災害に備え、新たに│    │ │   │       │  「蕨市災害対策基金」を創設する考えはない│    │ │   │       │  か                   │    │ │   │       │3 北町2丁目地区公園施設の早期整備について│市長  │ │   │       │(1) 市内5地区におけるちびっこ広場を除いた一│    │ │   │       │  人当たりの公園面積は、塚越地区が3.10平方│    │ │   │       │  メートル、錦町地区が2.54平方メートル、南│    │ │   │       │  町地区が2.30平方メートル、中央地区が1.08│    │ │   │       │  平方メートル、そして北町地区が最小面積で│    │ │   │       │  0.62平方メートルであると聞くが、この現状│    │ │   │       │  をどう認識しているか          │    │ │   │       │(2) 北町2丁目地区への公園整備については、 │    │ │   │       │  1995年(平成7年)9月議会を皮切りに再三具│    │ │   │       │  体化に向けて取り上げてきており、当初、市│    │ │   │       │  の見解では適地があれば買収方式で検討した│    │ │   │       │  いとの意向を示してきたが、これまでどのよ│    │ │   │       │  うに検討されてきたか          │    │ │   │       │(3) 北町2丁目地区で公園施設を整備する場合 │    │ │   │       │  、その適地とは具体的にどういう候補地を想│    │ │   │       │  定しているのか             │    │ │   │       │(4) ここ数年、北町2丁目町会の祭事に際して │    │ │   │       │  、市立病院に隣接する民間駐車場(北町第5│    │ │   │       │  駐車場、敷地面積681.25平方メートル)を一│    │ │   │       │  時借用して催されている。市はこの民有地を│    │ │   │       │  公園整備の適地候補として土地所有者に申し│    │ │   │       │  入れをし、買収もしくは定期借地権契約等の│    │ │   │       │  交渉を行う考えはないか         │    │ ├───┼───────┼──────────────────────┼────┤ │ 2 │11番    │1 防災行政について            │市長  │ │   │高 橋 悦 朗│(1) 「防災の日」の意義を踏まえて、防災フェア│教育長 │ │   │       │  の開催、防災備蓄品の総点検、学校・事業 │    │ │   │       │  所・家庭においての防災ランチの取り組みを│    │ │   │       │  考えてみてはどうか           │    │ │   │       │(2) 本年度の総合防災演習が中止となった結果を│    │ │   │       │  踏まえ、今後の実施方法等について    │    │ │   │       │ ①本年度の総合防災演習は中止となったが、そ│    │ │   │       │  の経過内容はどのようか         │    │ │   │       │ ②雨天及びグラウンド不良の際は、体育館で防│    │ │   │       │  災講演等に変更して実施できないか    │    │ │   │       │ ③雨天防災訓練の実施または、仮想「大雨防災│    │ │   │       │  訓練」を実施してはどうか        │    │ │   │       │ ④学校区単位での自主防災コミュニティによる│    │ │   │       │  防災訓練を実施する考えはないか     │    │ │   │       │(3) 地域コミュニティ、民生委員、社会福祉協議│    │ │   │       │  会との連携など、避難行動要支援者の支援体│    │ │   │       │  制づくりの進捗及び環境整備と防災体制は検│    │ │   │       │  討されているのか            │    │ │   │       │(4) 災害時防災拠点の整備として、公衆無線LA│    │ │   │       │  Nやトイレ機能確保の整備は進んでいるのか│    │ │   │       │(5) 防災パンフレットやリーフレットの作成及 │    │
    │   │       │  び活用はどのようか。またその際、女性視点│    │ │   │       │  での配慮や検討はされているのか     │    │ │   │       │(6) 防災行政無線のデジタル化の推進と補足す │    │ │   │       │  る伝達手段の検討はどのようか      │    │ │   │       │(7) 小・中学校における防災教室と防災倉庫の │    │ │   │       │  現在の配置及び備蓄総量はどのようか   │    │ │   │       │(8) 中学生地域防災支援事業としてのWSS  │    │ │   │       │  (蕨・サポーティング・スチューデンツ)の│    │ │   │       │  活動内容と学校教育の中でのAED(自動体│    │ │   │       │  外式除細動器)講習は実施されているのか │    │ │   │       │(9) 小・中学校における緊急地震速報システム │    │ │   │       │  を活用した訓練は、どのように実施されてい│    │ │   │       │  るのか                 │    │ │   │       │2 教育行政について            │教育長 │ │   │       │(1) 新学習指導要領では、外国語の充実、主権者│    │ │   │       │  教育、消費者教育、防災・安全教育の充実を│    │ │   │       │  図ることが掲げられているが、本市ではどの│    │ │   │       │  ように取り組んでいるのか        │    │ │   │       │(2) 子供たちの情報活用能力の充実を図るうえか│    │ │   │       │  ら、学校のICT環境を整備することは重要│    │ │   │       │  であるが、無線LAN、電子黒板、タブレッ│    │ │   │       │  ト端末等導入計画はどのようか     │    │ │   │       │3 地方公会計について           │市長  │ │   │       │(1) 本市における地方公会計の現状について、ま│    │ │   │       │  た、今後取り組む方向性と目的はどのようか│    │ │   │       │(2) 固定資産台帳の整備状況と台帳に記されてい│    │ │   │       │  る項目はどのようか           │    │ │   │       │(3) 統一的な基準による財務諸表の作成と公開に│    │ │   │       │  ついてはどのようになり、これまでの総務省│    │ │   │       │  改定モデルとの違いは何か        │    │ │   │       │(4) 固定資産台帳のファシリティマネジメントヘ│    │ │   │       │  の活用及び行政コスト計算書のコスト分析へ│    │ │   │       │  の活用をどう考えているのか       │    │ ├───┼───────┼──────────────────────┼────┤ │ 3 │10番    │1 蕨市庁舎整備検討審議会について     │市長  │ │   │三 輪かずよし│(1) 諮問の内容を「耐震改修か建替えか、建替え│    │ │   │       │  の場合は建設場所をどこにするのか」と限定│    │ │   │       │  した理由についてはどのようか      │    │ │   │       │(2) 審議会に諮る際に、庁舎整備検討委員会の結│    │ │   │       │  論を添付した理由についてはどのようか  │    │ │   │       │(3) 仮庁舎はどこに、どのような規模で考えてい│    │ │   │       │  るのか                 │    │ │   │       │(4) 比較表で自動車と自転車の駐車・駐輪台数を│    │ │   │       │  提示しているが、この積算の根拠はどのよう│    │ │   │       │  か                   │    │ │   │       │(5) 耐震化整備の方向性についての中で、二重 │    │ │   │       │  丸、丸、三角をつけた根拠についてはどのよ│    │ │   │       │  うか。                 │    │ │   │       │  また、利便性の中で幹線道路についてや早期│    │ │   │       │  実現性で丸、三角に決めた理由についてはど│    │ │   │       │  のようか                │    │ │   │       │(6) 審議員から現場等の見学会を開いてほしいと│    │ │   │       │  の提案がされたが、実施しなかった理由につ│    │ │   │       │  いて                  │    │ │   │       │2 市立病院の耐震化整備について      │    │ │   │       │(1) 早急な検討が必要だと思うが、今後どのよう│病院長 │ │   │       │  なスケジュールで検討していくのか    │    │ │   │       │3 古紙の不法持ち去りについて       │    │ │   │       │(1) 市内各所で古紙を不法に持ち去る者がいる │市長  │ │   │       │  が、市としてどのように対応しているのか。│    │ │   │       │  また、その成果は出ているのかどうか   │    │ │   │       │4 市長タウンミーティングについて     │    │ │   │       │(1) 市からの説明だけでなく、各所で出てくる要│市長  │ │   │       │  望について、市長としてはどのように対応し│    │ │   │       │  ているのか               │    │ ├───┼───────┼──────────────────────┼────┤ │ 4 │3番     │1 キッズウィークについて         │教育長 │ │   │古 川   歩│(1) 本年9月に学校教育法施行令の一部を改正す│    │ │   │       │  る政令が決定されたことにより、キッズウィ│    │ │   │       │  ーク導入されることとなったが、休みを分│    │ │   │       │  散化する努力義務の規定における影響などに│    │ │   │       │  ついて                 │    │ │   │       │ ①メリットとデメリットはどのようか    │    │ │   │       │ ②実施はいつの予定か           │    │ │   │       │ ③休業日における多様な活動機会の確保につい│    │ │   │       │  てどのようなことを検討しているか    │    │ │   │       │ ④予定を決める際の周辺自治体との調整はどの│    │ │   │       │  ようか                 │    │ │   │       │2 市立病院について            │病院長 │ │   │       │(1) 未収金について             │    │ │   │       │ ①未収の件数・金額はどのようか      │    │ │   │       │ ②どのような状況で起きることが多いのか  │    │ │   │       │ ③改善策はあるのか            │    │ │   │       │(2) 外国人の診療について          │    │ │   │       │ ①市立病院に行くと外国の方を多く見かけるが│    │ │   │       │  受診者数の割合はどのようか       │    │ │   │       │ ②外国人の保険証の使い回しが報じられること│    │ │   │       │  が多いが、本人確認はどのように行っている│    │ │   │       │  のか                  │    │ │   │       │3 子育て応援サイトについて        │市長  │ │   │       │(1) 昨年度に子育て情報誌「わらびStyle」│    │ │   │       │  が作られたが、市のホームページの子育て応│    │ │   │       │  援ページには、その冊子内容程度の掲載にす│    │ │   │       │  ぎず、リンク集としても中途半端に感じられ│    │ │   │       │  る。改善する予定はどうか        │    │ ├───┼───────┼──────────────────────┼────┤ │ 5 │4番     │1 老人福祉センターけやき荘の施設整備と利用│市長  │ │   │大 石 圭 子│  者拡大について             │    │ │   │       │(1) 60歳から利用できる開設以来32年を経過した│    │ │   │       │  施設だが、60代の利用は非常に少ない現状を│    │
    │   │       │  どのように考えるか           │    │ │   │       │(2) 利用者の高齢化や生活の洋式化に伴い、畳の│    │ │   │       │  集会室利用時の起居動作の不自由の声を多く│    │ │   │       │  聞くが、どのように考えているか     │    │ │   │       │(3) 熱中症予防のための飲料水設置もなく、廊下│    │ │   │       │  のカーペットには数カ所大きなシワの寄った│    │ │   │       │  ところもあり、転倒の危険性が高い。高齢者│    │ │   │       │  が安全で安心して利用できる施設の整備をど│    │ │   │       │  のように考えるか            │    │ │   │       │(4) 利用者拡大のため、働く60代等が利用できる│    │ │   │       │  夜間の利用を検討できないか       │    │ │   │       │2 地域包括ケアシステムについて      │市長  │ │   │       │(1) 今年度の埼玉県のモデル事業の一つである地│    │ │   │       │  域ケア会議での管理栄養士の関わりはいかが│    │ │   │       │  か                   │    │ │   │       │(2) 各地域包括支援センターで行われている介護│    │ │   │       │  予防事業が、会場がないために停滞している│    │ │   │       │  地域をどのように考えているか      │    │ │   │       │(3) 塚越地区での地域包括支援センター開設に向│    │ │   │       │  けての見通しはいかがか。けやき荘や塚越デ│    │ │   │       │  イサービスセンターないとうへの併設などは│    │ │   │       │  考えられないか             │    │ │   │       │3 市庁舎整備の検討について        │市長  │ │   │       │(1) 蕨市庁舎整備検討審議会の委員はどのような│    │ │   │       │  視点で選任したのか           │    │ │   │       │(2) アンケート以外に市内5地区でのタウンミー│    │ │   │       │  ティングが必要と思われるが、行う予定はあ│    │ │   │       │  るか                  │    │ │   │       │(3) 現在地での建て替えをした場合、高齢化が進│    │ │   │       │  む中で、市役所に行くことに不便を感じてい│    │ │   │       │  る地域の方に対し、何らかの配慮を考えてい│    │ │   │       │  るか                  │    │ │   │       │4 樹木整備について            │市長  │ │   │       │(1) 公園の樹木の剪定などの管理はどのようか │    │ │   │       │(2) 市内の保存樹の指定と管理はどのようか  │    │ │   │       │(3) 市民公園の樹木には「根上がり」で、つまず│    │ │   │       │  きやすくなっているものが多くみられるが、│    │ │   │       │  何らかの対策は考えているのか      │    │ ├───┼───────┼──────────────────────┼────┤ │ 6 │9番     │1 市の統一的な基準による地方公会計について│市長  │ │   │小 林 利 規│(1) 地方公会計の整備の進捗状況について   │    │ │   │       │ ①整備の完了予定はいつごろか       │    │ │   │       │ ②現在の進捗状況はどのようか       │    │ │   │       │(2) 地方公会計システムの導入状況について  │    │ │   │       │ ①総務省から無償提供された「標準的なソフト│    │ │   │       │  ウェア」を導入したのか。また、導入してい│    │ │   │       │  ない場合は、どのようなシステムを導入した│    │ │   │       │  か                   │    │ │   │       │(3) 県内の地方公会計システムの導入状況につい│    │ │   │       │  て                    │    │ │   │       │ ①他の公共団体のシステムの導入状況はどのよ│    │ │   │       │  うか                  │    │ │   │       │ ②総務省の「標準的なソフトウェア」の県内導│    │ │   │       │  入実績はどのようか           │    │ │   │       │(4) 採用する仕訳処理について        │    │ │   │       │ ①「日々仕訳」と「期末一括仕訳」のメリット│    │ │   │       │  とデメリット及び本市が採用する仕訳処理は│    │ │   │       │  どちらか                │    │ │   │       │ ②その仕訳処理を採用した理由はどのようか │    │ │   │       │ ③期末一括仕訳の手法を基にした「予算仕訳」│    │ │   │       │  というものがあると聞くが、それについては│    │ │   │       │  どう考えているか            │    │ │   │       │2 防災対策について            │市長  │ │   │       │(1) 避難者の対応について          │    │ │   │       │ ①夜間に災害が発生した場合、避難所の開錠や│    │ │   │       │  避難者の誘導等は具体的にどのように行う考│    │ │   │       │  えか                  │    │ │   │       │ ②避難所における避難者の管理や運営のための│    │ │   │       │  体制の構築、それに基づく訓練を本市はどの│    │ │   │       │  ように考えているか           │    │ │   │       │ ③避難所運営における避難者自らが行う体制づ│    │ │   │       │  くり及び町会の協力体制をどのようにするべ│    │ │   │       │  きと考えているのか           │    │ │   │       │(2) 職員の初動体制について         │    │ │   │       │ ①蕨市職員災害時初動体制マニュアルは、平時│    │ │   │       │  においてどのように活用されているのか。ま│    │ │   │       │  た、実効性を担保するために、マニュアルに│    │ │   │       │  基づいた訓練をどのように実施する考えか │    │ │   │       │(3) 市民との情報共有について        │    │ │   │       │ ①本市の防災に関する施策について市民が理解│    │ │   │       │  し、災害時にも行政と協力し合うことができ│    │ │   │       │  るようにするため、防災関連の計画の概要を│    │ │   │       │  1冊にまとめたり、webサイトで公開した│    │ │   │       │  りするなど、市民との情報共有を図る工夫が│    │ │   │       │  できないか               │    │ │   │       │(4) 防災演習の実施方法の見直しについて   │    │ │   │       │ ①防災演習を戸田市のように地域型訓練にする│    │ │   │       │  考えはないか              │    │ ├───┼───────┼──────────────────────┼────┤ │ 7 │8番     │1 国民健康保険の広域化への対応について  │市長  │ │   │梶 原 秀 明│(1) 県が示した国民健康保険運営方針(案)をどう│    │ │   │       │  判断しているか。単年度収支差の蕨市の推計│    │ │   │       │  はどのようか              │    │ │   │       │(2) 広域化に当たっては、被保険者の税負担を抑│    │ │   │       │  えるために、従来と同規模の一般会計からの│    │ │   │       │  繰り入れを将来においても続けるべきと考え│    │ │   │       │  るがどうか               │    │ │   │       │(3) 年齢階層別の医療費総額について、過去10年│    │ │   │       │  程度の推移と今後10年程度の見通しはどうか│    │ │   │       │(4) 保健事業の推進について、特定健康診査と特│    │
    │   │       │  定保健指導の実施状況及び実施率(受診率、│    │ │   │       │  指導率)はどうか。また、国保連合会が運用│    │ │   │       │  する国保データベースの活用状況と効果はど│    │ │   │       │  うか                  │    │ │   │       │(5) 収納対策と滞納対策について、市税を含めた│    │ │   │       │  差し押さえの状況と国保税の所得階層別の滞│    │ │   │       │  納件数はどうか             │    │ │   │       │(6) 保険税を支払うと生活保護基準以下になって│    │ │   │       │  しまうような、生活保護境界層への対応はど│    │ │   │       │  のようか                │    │ │   │       │(7) 低所得者対策について、低所得者対策の方法│    │ │   │       │  についてはどのようなものがあるか。また、│    │ │   │       │  保険税賦課限度額を法定分まで高めることや│    │ │   │       │  所得割と資産割を累進課税制にするなど、低│    │ │   │       │  所得者の負担を減らすことはできないか。更│    │ │   │       │  に、税を賦課したうえで、子育て世代への税│    │ │   │       │  軽減を実施するなどの低所得者対策をとれな│    │ │   │       │  いか                  │    │ │   │       │2 インターネット公共施設予約システムの効果│教育長 │ │   │       │  と市民への説明について         │    │ │   │       │(1) 今年4月以降の市民体育館、富士見第2公園│    │ │   │       │  内庭球場、富士見公園内野球場、塚越公園内│    │ │   │       │  野球場の利用申し込みはどのように行ってい│    │ │   │       │  るか。また、公民館の利用申し込みの状況と│    │ │   │       │  ネット予約を実施するうえでの課題は何か │    │ │   │       │(2) インターネット予約の意義について、2年前│    │ │   │       │  と比べて利用状況はどのようか。ネット利用│    │ │   │       │  ができない市民への対応はどうか     │    │ │   │       │(3) ネット予約の拡大に合わせて、利用者団体の│    │ │   │       │  登録の基準が厳しくなり、戸惑う市民がいる│    │ │   │       │  と聞く。利用団体登録は、2年前と比べてど│    │ │   │       │  う変化しているか            │    │ │   │       │(4) 団体登録の際に市に提出する個人情報は、ど│    │ │   │       │  のように管理されているか        │    │ │   │       │3 民泊新法への対応について        │市長  │ │   │       │(1) 住宅宿泊事業法、いわゆる民泊法が6月に成│    │ │   │       │  立したが、ごみの置き去り、たばこのポイ捨│    │ │   │       │  て、騒音などをはじめとする「違法民泊」が│    │ │   │       │  問題となり、国土交通省と厚生労働省は、全│    │ │   │       │  国の自治体から意見聴収し、施行に当たって│    │ │   │       │  の詳細を詰めていると聞く。当市においても│    │ │   │       │  「民泊」に対する注意喚起等を周知できない│    │ │   │       │   か                  │    │ │   │       │(2) 国は、住居専用地域においては、条例で定め│    │ │   │       │  ることで「民泊」を禁止することができると│    │ │   │       │  している。当市で、このような条例を定める│    │ │   │       │  考えはないか              │    │ ├───┼───────┼──────────────────────┼────┤ │ 8 │2番     │1 街なか防犯カメラ整備事業について    │市長  │ │   │榎 本 和 孝│(1) 10月の運用開始の見通しはどうか     │    │ │   │       │(2) 設置場所はどのようになったか      │    │ │   │       │(3) 設置の際に近隣住民から要望等はあったか │    │ │   │       │(4) 蕨警察との連携はどのようであったか   │    │ │   │       │2 学習塾代等への補助について       │市長  │ │   │       │(1) 生活困窮者自立支援制度の学習支援事業の内│    │ │   │       │  容と実績についてはどのようか      │    │ │   │       │(2) 保護者などから学習塾の費用や受験費用を無│    │ │   │       │  利子で貸与し、合格すると返済が免除される│    │ │   │       │  東京都の「受験生チャレンジ支援貸付事業」│    │ │   │       │  のような制度を望む声があるが、市としての│    │ │   │       │  考えはどうか              │    │ │   │       │3 まちなかの緑について          │市長  │ │   │       │(1) 蕨市都市公園条例において、「住民1人当た│    │ │   │       │  りの公園の敷地面積の標準は、5平方メート│    │ │   │       │  ル以上とする」となっているが、現状は1人│    │ │   │       │  当たりどのようか            │    │ │   │       │(2) 人口密集地においても緑は重要であると考え│    │ │   │       │  るが、市として緑を増やすために、どのよう│    │ │   │       │  なことを行っているか          │    │ ├───┼───────┼──────────────────────┼────┤ │ 9 │16番    │1 総合防災演習について          │市長  │ │   │比 企 孝 司│(1) 今年度の総合防災演習を中止にした理由は何│    │ │   │       │  か。また、関係者へ中止の連絡は円滑に行わ│    │ │   │       │  れたのか                │    │ │   │       │(2) 総合防災演習が過去に中止になった年度と、│    │ │   │       │  その理由は何か。また、中止の場合、次年度│    │ │   │       │  の会場は同じ地区に繰り越すのか     │    │ │   │       │(3) 総合防災演習を中止にしない工夫はできない│    │ │   │       │  か                   │    │ │   │       │(4) 総合防災演習が中止になった場合にも、同日│    │ │   │       │  内に別の訓練が実施できるように、自主防災│    │ │   │       │  会を対象とした訓練プログラムをあらかじめ│    │ │   │       │  用意する考えはあるか          │    │ │   │       │(5) 一つの会場で実施している現在の総合防災演│    │ │   │       │  習とは別に、地区ごとに実施する防災訓練に│    │ │   │       │  重点を移すべきと考えるがどうか     │    │ │   │       │2 会議のペーパーレス化への取り組みについて│市長  │ │   │       │(1) 会議のペーパーレス化を進める自治体が増加│    │ │   │       │  しつつあるが、本市の取り組みはどのようか│    │ │   │       │(2) 費用対効果についてはどう判断しているか │    │ │   │       │(3) 議会関係資料より率先して導入する考えはあ│    │ │   │       │  るか。また、そのための課題は何か    │    │ │   │       │3 芝生化と人工芝化の推進について     │市長  │ │   │       │(1) 市内での芝生化と人工芝化の進捗状況はどの│教育長 │ │   │       │  ようか。また、維持管理等はどのように行わ│    │ │   │       │  れているか               │    │ │   │       │(2) 東小学校の校庭芝生化の状況についてはどの│    │ │   │       │  ようか。また、今後どのように利用、活用、│    │ │   │       │  維持していく考えか           │    │ │   │       │(3) その他の校庭の芝生化、人工芝化を進める考│    │
    │   │       │  えはあるか。また、保育園の園庭の芝生化、│    │ │   │       │  人工芝化についてはどうか        │    │ │   │       │(4) 錦町スポーツ広場の人工芝化工事の進捗状況│    │ │   │       │  について                │    │ │   │       │(5) 芝生化、人工芝化に適している公園等はある│    │ │   │       │  か。特に、塚越公園内野球場、富士見公園内│    │ │   │       │  野球場の芝生化、人工芝化を推進する考えは│    │ │   │       │  あるか                 │    │ │   │       │4 携帯電話の安全教室について       │市長  │ │   │       │(1) 小・中学校において、児童・生徒・保護者に│教育長 │ │   │       │  対し、携帯電話の安全対策、依存防止対策は│    │ │   │       │  どのように行っているか         │    │ │   │       │(2) 保育園、幼稚園において、園児・保護者への│    │ │   │       │  同対策はどのようか           │    │ │   │       │(3) インターネット利用による誹膀、中傷、いじ│    │ │   │       │  め等被害状況、加害状況は把握しているか │    │ │   │       │(4) 携帯電話各社が実施している携帯電話利用者│    │ │   │       │  への安全教室を園児・児童・生徒・保護者に│    │ │   │       │  実施する考えはあるか          │    │ │   │       │5 遊具・スポーツ用具の貸し出し、リサイクル│市長  │ │   │       │  利用と球技のできる公園、広場について  │教育長 │ │   │       │(1) 体育館、公民館、児童館、保育園での遊具、│    │ │   │       │  スポーツ用具はどのように活用されている │    │ │   │       │  か。また、どれくらいの周期で更新されてい│    │ │   │       │  るか                  │    │ │   │       │(2) リサイクル品、市民から提供された遊具、ス│    │ │   │       │  ポーツ用具の再利用を体育館、公民館、児童│    │ │   │       │  館、保育園等で活用する考えはあるか   │    │ │   │       │(3) 各施設での遊具・スポーツ用具の貸し出し業│    │ │   │       │  務を拡充させる考えはあるか       │    │ │   │       │(4) 公園、ちびっこ広場をボール遊びや球技がで│    │ │   │       │  きるよう環境を整備する考えはあるか   │    │ ├───┼───────┼──────────────────────┼────┤ │ 10 │1番     │1 犯罪被害者への支援について       │市長  │ │   │みやした 奈美│(1) 被害者支援連絡協議会及び被害者支援地域ネ│    │ │   │       │  ットワークについて           │    │ │   │       │ ①各都道府県単位で設置されている「被害者支│    │ │   │       │  援連絡協議会」について、設置された主旨と│    │ │   │       │  具体的な活動内容はどのようか      │    │ │   │       │ ②警察署単位で設置されている「被害者支援地│    │ │   │       │  域ネットワーク」について、設置された主旨│    │ │   │       │  と具体的な活動内容はどのようか     │    │ │   │       │(2) 蕨市での犯罪被害者への支援について   │    │ │   │       │ ①どのような支援を行っているか      │    │ │   │       │ ②今までの相談実績はどのようか      │    │ │   │       │ ③公益社団法人埼玉犯罪被害者援助センター │    │ │   │       │  「彩の国サポートセンター」との関わりや連│    │ │   │       │  携についてはどのようか         │    │ │   │       │ ④市民がより相談しやすい環境づくりについ │    │ │   │       │  て、どのように考えるか         │    │ │   │       │2 錦町土地区画整理区域内道路の安全対策につ│市長  │ │   │       │  いて                  │    │ │   │       │(1) 都市計画道路・元蕨法ヶ田線及び都市計画道│    │ │   │       │  路・蕨中央通り線の街路整備の状況はどうか│    │ │   │       │(2) 都市計画道路・元蕨法ヶ田線と蕨中央通り線│    │ │   │       │  の交差点部分の交通安全対策の状況はどうか│    │ │   │       │3 横断歩道における車両の一時停止の徹底につ│市長  │ │   │       │  いて                  │    │ │   │       │(1) 県道117号線・蕨停車場線(市役所通り)と │    │ │   │       │  蕨高通りの交差点や県道117号線・蕨停車場 │    │ │   │       │  線の武蔵野銀行前の横断歩道において、バス│    │ │   │       │  やごみ収集車等公共性の高い事業に関わる車│    │ │   │       │  両の一時停止を徹底してほしいがどうか  │    │ │   │       │4 外国人への対応について         │市長  │ │   │       │(1) 市内に居住する外国人の状況はどのようか │教育長 │ │   │       │(2) 市の取り組みや企画などへの参加を支援して│    │ │   │       │  いく考えはどのようか          │    │ │   │       │(3) 公民館事業等で外国人に対応している活動等│    │ │   │       │  の状況はどうか。また、その支援については│    │ │   │       │  どのようか               │    │ │   │       │(4) 町会の入会状況や外国人と町会の関わりにつ│    │ │   │       │  いてはどうか。また、一緒に活動していくた│    │ │   │       │  めの呼びかけ等や支援はどのようか    │    │ │   │       │(5) 外国人支援の担当部署または窓口を設置し、│    │ │   │       │  広報をしていってほしいが、考えはどうか │    │ ├───┼───────┼──────────────────────┼────┤ │ 11 │12番    │1 季節性インフルエンザ対策と新型インフルエ│市長  │ │   │大 石 幸 一│  ンザ行動計画について          │教育長 │ │   │       │(1) 65歳以上の方々における季節性インフルエン│    │ │   │       │  ザ予防接種の接種率はどの程度か(男女別も│    │ │   │       │  含め過去5年の平均接種率)       │    │ │   │       │(2) 市庁舎・公共施設、学校等において、職員及│    │ │   │       │  び教職員向け感染症対策の研修は実施してい│    │ │   │       │  るのか                 │    │ │   │       │(3) 蕨戸田市医師会との連携の中で、インフルエ│    │ │   │       │  ンザ罹患者数の報告を受けることができるよ│    │ │   │       │  うにするべきではないか         │    │ │   │       │(4) 蕨市内住民の新型インフルエンザについて │    │ │   │       │  は、その罹患者数を医師会もしくは県から報│    │ │   │       │  告が上がってくる体制は整っているのか  │    │ │   │       │(5) 新型インフルエンザ等業務継続計画に記載さ│    │ │   │       │  れている「計画の検証及び見直しと各部課の│    │ │   │       │  マニュアルの作成」は、現在どのようになっ│    │ │   │       │  ているのか               │    │ │   │       │2 教育行政について            │教育長 │ │   │       │(1) 過去3回、児童・生徒に対して「防災ヘルメ│    │ │   │       │  ット」の必要性を質問してきたが、その後、│    │ │   │       │  教育委員会として、どのような検討・研究を│    │ │   │       │  してきたのか              │    │ │   │       │(2) 防災ヘルメットは、折りたたみの物で、頭巾│    │
    │   │       │  と同様各家庭で購入してもらい、机の下にマ│    │ │   │       │  ジックテープ等で貼っておくことで、いざと│    │ │   │       │  いうときに活用できると思うが見解はどうか│    │ │   │       │(3) 事務事業点検評価は今年で10回目になった │    │ │   │       │  が、今までの総括、検証はどのように行った│    │ │   │       │  か。また、その公表は今後行うのか    │    │ │   │       │(4) 記載内容、評価の仕方等、今後どのように検│    │ │   │       │  討をするのか。また、改訂についてどのよう│    │ │   │       │  に考えているか             │    │ │   │       │(5) 教育の質と学力向上については、記載が無い│    │ │   │       │  が、どこで検証をし公表しているのか   │    │ │   │       │(6) 図書館では「子ども読書活動推進計画」を策│    │ │   │       │  定して6年目になるが、検証についてはどの│    │ │   │       │  ように行うのか             │    │ ├───┼───────┼──────────────────────┼────┤ │ 12 │5番     │1 平成28年度決算について         │市長  │ │   │保 谷   武│(1) 当局における、全般的な認識、感想、反省点│    │ │   │       │  はどうか                │    │ │   │       │(2) 本市の財政状況は、健全なのか、不健全なの│    │ │   │       │  か                   │    │ │   │       │2 本市の制度融資について         │市長  │ │   │       │(1) どのようなものがあるか。それぞれの目的、│    │ │   │       │  対象、仕組み、利用状況の過去の推移・得ら│    │ │   │       │  れた効果・今後の見込みはどうか     │    │ │   │       │(2) 市場環境の変化に応じて、見直す予定はある│    │ │   │       │  か                   │    │ │   │       │3 敬老祝金について            │市長  │ │   │       │(1) 10年前、5年前、昨年度の扶助額、年齢別人│    │ │   │       │  数の推移はどうか            │    │ │   │       │(2) 5年後、10年後の見込みはどうか     │    │ │   │       │(3) 制度見直しの検討状況はどうか。総額キャッ│    │ │   │       │  プ制導入の検討をしてはどうか      │    │ │   │       │4 審議会制について            │市長  │ │   │       │(1) どのようなものか            │    │ │   │       │(2) 現在どのような審議会があるか      │    │ │   │       │(3) 審議会を設置する基準は何か       │    │ │   │       │5 北朝鮮への抗議・制裁について      │市長  │ │   │       │(1) 市長による抗議文の内容と目的は     │教育長 │ │   │       │(2) この際、朝鮮総連の傘下にある埼玉朝鮮初中│    │ │   │       │  級学校・幼稚部へ通う家庭のみを対象とした│    │ │   │       │  補助金の本年度執行停止、来年度以降の廃止│    │ │   │       │  をしてはどうか             │    │ ├───┼───────┼──────────────────────┼────┤ │ 13 │18番    │1 公明党が推進した改正障害者基本法の成立を│市長  │ │   │松 本   徹│  機に、全国の自治体に拡大している手話を言│    │ │   │       │  語と位置付け、普及を促す手話言語条例につ│    │ │   │       │  いて                  │    │ │   │       │(1) 市当局の見解について          │    │ │   │       │(2) 仮称「蕨市手話言語条例」として制定する考│    │ │   │       │  えはないか               │    │ │   │       │2 地域の実情に応じて、高齢者が住み慣れた地│市長  │ │   │       │  域で安心して暮らしていくために、医療、介│    │ │   │       │  護、介護予防、生活支援、住まいや日常生活│    │ │   │       │  の支援が一体的に提供される体制である地域│    │ │   │       │  包括ケアシステムについて        │    │ │   │       │(1) 現在までの進捗状況について       │    │ │   │       │(2) 今後の必要な取り組みと課題について   │    │ │   │       │(3) 2025年を見据えた地域包括ケアシステム構築│    │ │   │       │  の年次計画について           │    │ │   │       │3 マイナンバーカード(個人番号カード)の普│市長  │ │   │       │  及と活用について            │    │ │   │       │(1) 市の現状について            │    │ │   │       │(2) 今月にも総務省がカードを活用した実証事業│    │ │   │       │  を運用開始する予定であるが、市の見解につ│    │ │   │       │  いて                  │    │ │   │       │4 蕨駅に早期のホームドア設置について   │市長  │ │   │       │(1) 本年8月30日のJR東日本大宮支社への申し│    │ │   │       │  入れ内容と結果について         │    │ │   │       │(2) 今後の設置までの予算を含めた効果的な取り│    │ │   │       │  組みについて              │    │ ├───┼───────┼──────────────────────┼────┤ │ 14 │7番     │1 蕨市の人口動向の推移について      │市長  │ │   │鈴 木   智│(1) 人口ビジョンで示された人口動向の特徴につ│    │ │   │       │  いて、その後どのように推移しているか  │    │ │   │       │(2) 今後の人口動向について、どのような見通し│    │ │   │       │  を持っているのか。また、人口の動向につい│    │ │   │       │  て、市の施策との関連をどのように認識して│    │ │   │       │  いるのか                │    │ │   │       │                      │    │ │   │       │2 青年への対応について          │市長  │ │   │       │(1) 意識調査など、青年の意向や要望を市政に反│教育長 │ │   │       │  映するための取り組みはどのように行われて│    │ │   │       │  きたか                 │    │ │   │       │(2) 今後、定期的に高校生など青年層を意識した│    │ │   │       │  意識調査や、審議会などへの青年の参画を進│    │ │   │       │  めていく考えはないか          │    │ │   │       │(3) 公民館や体育館、勤労青少年ホーム、福祉・│    │ │   │       │  児童センター、児童館などの活用について、│    │ │   │       │  青年層の利用状況はどのようか。また、社会│    │ │   │       │  教育施設などでの青年向けの講座等の事業は│    │ │   │       │  どの程度行われているか。また、青年層にア│    │ │   │       │  ピールしていくことが重要と考えるが対応は│    │ │   │       │  どのようか               │    │ │   │       │3 こども医療費支給制度について      │市長  │ │   │       │(1) 利用状況の推移はどのようか       │    │ │   │       │(2) 県内での実施状況はどのようか      │    │ │   │       │(3) 18歳・高校卒業時まで対象を拡大する考えは│    │ │   │       │  ないか                 │    │ │   │       │4 留守家庭児童指導室について       │市長  │ │   │       │(1) 各留守家庭児童指導室の定員と在籍児童数は│    │
    │   │       │  どのようか               │    │ │   │       │(2) 指導員の研修及び情報交換、学校・教員との│    │ │   │       │  懇談や情報の共有等はどのように行ってきた│    │ │   │       │  か。また、県の行う研修への参加状況はどの│    │ │   │       │  ようか。指導員のうち、研修により放課後児│    │ │   │       │  童支援員の資格を取得した人数はどのようか│    │ │   │       │(3) 保育の向上や指導員確保のためにも、在籍す│    │ │   │       │  る指導員の意見等を生かしていくことが必要│    │ │   │       │  と考えるがどうか            │    │ │   │       │5 蕨駅東口コミュニティ・ショッピング道路の│市長  │ │   │       │  環境について              │    │ │   │       │(1) 昨年から今年にかけて、蕨駅東口コミュニテ│    │ │   │       │  ィ・ショッピング道路の人通りなどはどのよ│    │ │   │       │  うに変化しているか。また、他の地域と比べ│    │ │   │       │  てどのようか              │    │ │   │       │(2) 蕨駅東口の店舗等の状況について、新たな出│    │ │   │       │  店・閉店の状況、またはその予定はどのよう│    │ │   │       │  か                   │    │ │   │       │(3) 自転車の駐輪の状況について、路上への駐輪│    │ │   │       │  の実態はどのようか。改善に向けて、出店事│    │ │   │       │  業者などと協議・相談する考えはないか  │    │ ├───┼───────┼──────────────────────┼────┤ │ 15 │13番    │1 地域猫活動に関する補助金の創設について │市長  │ │   │山 脇 紀 子│(1) 飼い主のいない猫についての相談や苦情はど│    │ │   │       │  うか                  │    │ │   │       │(2) 埼玉県の犬猫殺処分数ゼロを目指す取り組み│    │ │   │       │  では、どのようなことが進められているか │    │ │   │       │(3) 飼い主のいない猫の不妊・去勢手術推進事業│    │ │   │       │  補助金制度の創設を検討すべきと考えるがど│    │ │   │       │  うか                  │    │ │   │       │2 「子育てするならわらび」保育行政の推進を│市長  │ │   │       │(1) 2018年4月から新しい保育所保育指針が適用│    │ │   │       │  されるが、取り扱いはどのように変わるの │    │ │   │       │  か。子どもらしい育ちを大切にする保育こそ│    │ │   │       │  が求められると思うがどうか       │    │ │   │       │(2) 待機児童ゼロを目指す取り組みはどうか  │    │ │   │       │3 特別支援教育の推進を          │教育長 │ │   │       │(1) 小・中学校の特別支援学級の増設の状況と今│    │ │   │       │  後の見通しはどうか           │    │ │   │       │(2) 中学校への発達障害・情緒障害通級指導教室│    │ │   │       │  の設置については検討できないか     │    │ │   │       │(3) 特別支援学校の戸田市内への新設の検討はど│    │ │   │       │  のように進められているのか。市民への利便│    │ │   │       │  性はどうか               │    │ │   │       │4 平和行政の推進を            │市長  │ │   │       │(1) 北朝鮮による核・ミサイルに対して、市民の│教育長 │ │   │       │  安全を守る立場から市長の見解はどうか  │    │ │   │       │(2) 核兵器禁止条約の採択を受けて、平和都市宣│    │ │   │       │  言を行っている市としての見解はどうか  │    │ │   │       │(3) 広島市・長崎市主催の平和記(祈)念式典へ平│    │ │   │       │  和大使を派遣してほしいと思うがどうか  │    │ │   │       │(4) 小学校での戦争体験者による語り部の活動は│    │ │   │       │  どのように取り組まれているか      │    │ │   │       │(5) 2016年度より行われている戦争体験者の「語│    │ │   │       │  り」の映像収集はとても良い取り組みだと考│    │ │   │       │  えるが、状況はどうか          │    │ └───┴───────┴──────────────────────┴────┘ ◇出席議員  18名  1番 みやした奈美 議員   2番 榎本和孝 議員     3番 古川 歩 議員  4番 大石圭子 議員     5番 保谷 武 議員     6番 前川やすえ 議員  7番 鈴木 智 議員     8番 梶原秀明 議員     9番 小林利規 議員 10番 三輪かずよし 議員  11番 高橋悦朗 議員    12番 大石幸一 議員 13番 山脇紀子 議員    14番 一関和一 議員    15番 池上智康 議員 16番 比企孝司 議員    17番 今井良助 議員    18番 松本 徹 議員 ◇欠席議員 なし ◇職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名  奥田 好是 事務局長     倉石 尚登 事務局次長  助石 高士 調査係長     藤田 友美 主査 ◇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者  頼高 英雄 市 長      松本 隆男 教育長  川崎 文也 理 事      佐藤 慎也 総務部長  伊藤 浩一 市民生活部長   関  久徳 健康福祉部長  高橋 稔明 都市整備部長   堤  昭広 消防長  須崎 充代 教育部長     渡辺 靖夫 水道部長  榎本 弘文 病院事務局長   根津 賢治 総務部次長 午前10時2分開議 ◇出席議員 18名    1番     2番     3番    4番     5番     6番    7番     8番     9番   10番    11番    12番   13番    14番    15番   16番    17番    18番 ◇欠席議員 なし ◇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者            (前に同じ) △開議の宣告 ○池上智康 議長  ただいまの出席議員は18名であります。
     所定の人員に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △議事日程の報告 ○池上智康 議長  お手元に配付いたしました議事日程のとおり、本日の議事を進めます。  なお、本日配付いたしました書類は、  議事日程  一般質問要旨一覧表  以上であります。よろしくご審議、ご参照のほどお願いいたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △一般質問 △一関和一議員 ○池上智康 議長  直ちに、一般質問に入ります。  ここであらかじめお願い申し上げます。  一般質問の発言時間は、議会運営委員会でお願いいたしました時間内でご協力をお願いいたします。  これより受付の順序に従い、順次発言を許します。  最初に、14番 一関和一議員。     〔14番 一関和一議員 登壇〕 ◆14番(一関和一議員) おはようございます。14番、民進党わらびの一関和一でございます。  蕨市議会の最ベテラン議員として8期31年目に入り、前期高齢者の年齢に達した私ではありますが、60代の意地と心意気を遺憾なく発揮する意味合いで今議会もトップバッターとして心して一般質問を行ってまいります。  質問に先立ち、自戒を込めて後輩議員各位に言い伝えたい言葉があります。それは「やったことは、たとえ失敗しても20年後には笑い話にできる。しかし、やらなかったことは、20年後には後悔するだけだ」とマーク・トウェインというアメリカの小説家が残した言葉であり、日本流で言えば、「後悔先に立たず」ということであります。  今さらながらあの日本車輌社宅跡地約2,000坪の土地を市庁舎等の再整備・再配置の適地として何ゆえ市に買収させることはできなかったのかという自責の念、政治家としての無力さ、非力さをいや応なしに感受しつつ、今日人知れず無念さを痛いほどかみしめており、まさに痛恨のきわみであります。  一方、私の度重なる進言に耳をかさなかった頼高市長の優柔不断な姿勢は、先見の明を持たない自身の失政であり、ここに猛省を促したいところであります。  以上、自省と苦言を呈して、通告に従い、順次一般質問に入らせていただきます。  最初に、蕨市災害対策基本条例の早期制定について改めて以下5点にわたって簡潔にお伺いします。  近年我が国は、まれに見る大地震災害に見舞われ、私が市議として30年間の在籍中にも過去4度の大地震を目の当たりにしました。  1度目は、22年前、1995年、平成7年に阪神・淡路大震災を初め、続く2004年、平成16年に新潟中越地震、2011年、平成23年には原発汚染を誘発した戦後最大なる東日本大震災、そして昨年2016年、平成28年には熊本地震が立て続けに発生し、物心両面にわたる甚大な被害をもたらし、まさに地震列島と言われるゆえんであります。  市はこれらの一連の大災害から蕨市民7万3,000人の生命・財産を守る上で一体何を学び、具体的にどのような教訓を得てきたのか。また、危機管理上、当市の防災力をどのように高めようとしてきたのか。その核心をお聞きするとともに、今後30年以内に70%の確率で起こると言われる首都圏直下型地震に対し、どのような基本姿勢及び防災理念を描き、どう備えようとしているのか、ご明確な方針をお示しください。  次に、全国の都道府県や市区町村は、災害対策基本法に基づき、それぞれ地域防災計画を策定し、当市も同様に2年前、2015年、平成27年3月に改正された新たな蕨市地域防災計画が策定されました。  一方では、静岡県は阪神・淡路大震災の翌年にいち早く静岡県地震災害推進条例を制定し、以後、東京都や埼玉県等が続き、防災に関する独自の条例が全国の自治体で加速化しているにもかかわらず、本市にはそうした動きが大変鈍い現状であります。  市は、従前の地域防災計画と地域防災条例の意味合いや相違点、実効性等の観点からどのように考えておられるのか、ご所見をお伺いいたします。  次に、蕨市災害対策条例の制定は、私の市議8期目の選挙公約であり、政治家としての一丁目一番地であります。  そこで本条例制定の必要性を初め、意義、効果及び制定過程、とりわけ自助、共助、公助のあり方について市はどのように考えておられるのか、ご見解をお示しください。  次に、県下40市を見渡すと、副市長不在の状態が長く続いているのは当市のみという摩訶不思議な様相を呈しております。  災害対策基本法第23条の2第2項には大規模災害が発生した場合、首長、すなわち市長が災害対策本部を設置し、その最高責任者である市長が災害対策本部長となり、不測の事態などで市長が不在の場合、副市長が副本部長として指揮命令に当たらなければならないと考えております。  しかし、当市では5年以上も副市長が空白のままになっているという異常な状態に置かれており、防災上の観点から、だれの目から見ても不可解で、極めて憂慮すべき欠陥体制であり、その点どのように考えているのか、この際、市民が納得できるご答弁をお聞かせください。  この質問の最後に、蕨市地域防災計画には災害救助法が適用され、必要と認められた場合、県は当該市と協力して応急仮設住宅を供給するとのことですが、本市の建設予定地の設置場所は具体的にどのように想定されているのか、お答えください。  次に、第2点目として、新たに蕨市災害対策基金の創設について提案をさせていただきます。  本年3月に策定された蕨市公共施設等総合管理計画において、当市の公共施設は市役所庁舎を初め67カ所あり、その後1カ所が加わり、現在68カ所あると聞いておりますが、リスク管理上、これらの施設の火災保険や地震保険等の加入状況及び補償内容はどのようになっているのか、詳細にご説明ください。  次に、2015年、平成27年3月に策定された蕨市地域防災計画によれば、県想定による東京湾北部地震、マグニチュード7.3が近い将来発生した場合、最大震度6強で液状化が発生する可能性が高く、全壊490棟、半壊1,383棟の建物被害があり、死傷者26人、負傷者219人の人的被害があるという衝撃的な数値が想定されております。  市はこれらの被害想定額を道路等のインフラ被害を含めて総額でどの程度になると考えているのか、わかる範囲内でお答えください。  次に、想定される被害総額に対する資金的な対策であります。  ところで、2016年度、平成28年度一般会計決算において、家計でいえば預貯金である当市の基金が計上され、それぞれ目的別に13の基金設定があり、財政調整基金19億1,803万6,070円を初め、職員退職手当基金1億8,818万5,810円、庁舎整備基金11億1,273万9,915円等が積み立てされております。  そしてこれらの13の基金のうち、これまで議会サイドからの提案で1995年、平成7年に手前みそではありますが、私自身が蕨市職員退職手当基金を、続く2007年、平成19年には新生会のいぶし銀と称される前向きひたむきの比企孝司議員が蕨市庁舎整備基金の創設をそれぞれ提案し、議会の議決を経て条例化されたものであります。  この2つの基金の創設によって、これまで財源確保の観点から有効に活用され、蓄積されてきたが、今回は想定される大地震災害に備え、新たに蕨市災害対策基金を創設する考えはないか、お聞きいたします。  次に、第3点目として、北町2丁目公園施設の早期整備について、私の選挙公約の1つであり、長年地域の悲願成就を期して一歩でも前進が図れるよう改めて簡潔にお伺いします。  言うまでもなく公園施設は都市部における尊いオープンスペースであり、市民の憩いの場や子育て、高齢者の健康づくりなど、地域のコミュニティ活動の場として活用されるとともに、震災などの有事の避難場所、また、環境の保全及び都市景観などの形成などが求められる役割を含めて多岐にわたっております。  当市では塚越地区では市民公園、錦町地区では富士見公園、中央地区では城址公園、地元北町地区では北町公園や3年前リニューアルをしたわらび公園など、核となる公園を初め、43カ所の街区公園を整備してきたと聞いております。  また、今議会での市長報告によれば、この11月には昨年完成した蕨市東口コミュニティ・ショッピング道路とあわせて、一体的な空間として末広公園がリニューアルオープンするとの朗報を目の当たりにして、少し複雑な心境に陥りました。  現在、市内5地区におけるちびっこ広場を除いた1人当たりの公園面積は、第1位、塚越地区が3.10平方メートル、錦町地区が2.54平方メートル、南町地区が2.30平方メートル、中央地区が1.08平方メートル、そして遺憾ながら北町地区が最少面積となり、0.62平方メートルであると聞いており、そのため塚越地区と北町地区では5倍の顕然たる格差があります。  市はこの地区的格差の現状を都市基盤の観点からどのように認識されているのか、ご所見をお聞きいたします。  次に、北町2丁目地区への公園整備については、私は22年前、1995年、平成7年9月議会を皮切りに、再三再四具現に向けて取り上げてきており、当初、市の見解では、適地があれば買収方式で検討したいとの意向を示してきた経緯がございます。  市はこれまで22年もの間、実際どのように検討されてきたのか、納税者としての地域住民のご理解、納得できるご答弁を求めたいところであります。  次に、北町2丁目地内で公園を整備する場合、その適地という概念は現実的に、そして具体的にどのような候補地を想定されているのか、お答えください。  最後に、公園整備候補地として1つ提案させていただきます。  ここ数年、北町2丁目町会の祭事に際して、現在、市立病院に隣接する民間駐車場北町第5駐車場、敷地面積681.25平方メートルを一時的借用して催されております。  市はこの民有地を公園整備の適地候補として土地所有者に対し申し入れを行い、買収もしくは定期借地権契約等の交渉を積極的に行う考えはないか、お尋ねします。  以上、1987年、昭和62年7月の初当選以来31年目、私の連続通算第120回目の記念すべき一般質問、政策提言にかえさせていただきます。市長を初め、理事者の皆さんには意気軒昂なご答弁を期待してやみません。     〔伊藤浩一市民生活部長 登壇〕 ◎伊藤浩一 市民生活部長  おはようございます。  私からは、市民生活部所管のご質問についてご答弁申し上げます。  1番目の蕨市災害対策基本条例の早期制定についての1点目、過去の災害から学んだ事項につきましては、公助の限界と自助、共助の重要性、避難所運営における要配慮者への配慮と避難者の健康保持、帰宅困難者対策、避難行動要支援者対策、原子力事故対策などであり、これらをもとにして平成27年3月に蕨市地域防災計画を改定いたしました。  また、首都圏直下型地震に対し、どのような基本姿勢や防災理念を描き、どう備えようとしているかにつきましては、「コンパクトシティ蕨」将来ビジョンの重点プログラムとして、「自助・共助・公助の連携による防災都市づくり」を掲げ、その実現に向け、住宅の耐震化や家具の転倒防止を初めとする自助の取り組みの促進、地域防災リーダー育成による自主防災組織の支援、他市町村や民間団体との災害協定の拡充など、各種施策を実施することとしております。  さらに地域防災計画第1編総論において自助、共助が防災活動の原点であることを位置づけ、市、県、関係機関、市民、事業者の責務・役割を定めるとともに、第2編では震災対策計画を定めております。  次に、2点目の防災計画と防災条例の相違点や実効性についてでありますが、地域防災計画が災害対策基本法に基づき、防災会議が策定するものであるのに対し、防災条例は議会の審議・議決を経て制定されるものであり、地域防災計画は、防災や災害対応に係る具体的事項について、防災条例は防災に係る理念や基本的事項について定めており、それぞれ実効性があるものと認識しております。  次に、3点目の蕨市災害対策基本条例の必要性、意義、効果についてでありますが、この条例の必要性等につきましては各自治体においてさまざまなとらえ方があるものと認識しております。  その中で共通していることは、いつ起こるかわからない災害に対して、いかに自助、共助、公助、それぞれの意識と力を高め、また、その連携を深めていくかということが重要であり、そのためにより具体的かつ実効性のある方策と行動が求められているということであると考えております。  埼玉県では、平成14年に震災予防のまちづくり条例を制定し、その中で自助、共助、公助を位置づけ、県や県民の責務を明記しており、また、本市では将来ビジョンを初めとして、地域防災計画、各種行動マニュアルなどにおいて蕨市の災害対策の理念や基本的事項、そして具体的事項を定めていることから、これらの周知を一層進めることが重要であり、これまでも市民の皆さんの防災に対する意識の向上や具体的な備えは着実に進んでいるものと認識しております。  したがいまして、条例の必要性につきましては、今後も引き続き調査・研究を進めてまいりますが、市といたしましては防災講座や防災訓練等さまざまな機会をとらえて市の防災計画等の周知を進め、市はもとより、市民一人一人の防災力の向上に努めてまいりたいと考えております。  次に、4点目の本部長の職務代理につきましては、蕨市災害対策本部条例施行規則第2条及び蕨市文書取扱規則等の特例に関する規則第14条の規定により、理事が副市長にかわり本部長の職務代理をすることとなっておりますことから、必要な職責を果たせるものと考えております。  次に、第5点目の応急仮設住宅建設予定地につきましては、応急仮設住宅の建設主体である埼玉県が例年各市町村に対し、適地調査を実施しており、本市は、富士見公園、富士見第2公園、塚越公園、市民公園、錦町スポーツ広場を候補地として回答しております。  次に、2番目の蕨市災害対策基金の創設についての2点目、東京湾北部地震が発生した場合の本市の被害額につきましては、埼玉県地震被害想定調査によると、県全体の建物、ライフライン、交通施設構造物の被害額は合計2兆5,509億円で、うち建物駆体と家財の被害額が約5割を占めております。蕨市の被害額につきましては、建物駆体と家財の被害額のみ想定されており、その額は計335億8,000万円となっておりますが、ライフラインなど他の被害額を含めると、県全体の比率から見て2倍程度になるのではないかと推計しております。  次に、3点目の蕨市災害対策基金の創設についてでありますが、蕨市財政調整基金条例第1条では、災害復旧、地方債の繰り上げ償還、その他財源の不足を生じたときの財源を積み立てるため財政調整基金を設置するとしており、また、同条例第6条では、基金の全部または一部を一般会計に繰り入れ、処分することができる場合として、災害復旧事業費に充てるときと規定していることから、災害対応に当たりましては、当面、財政調整基金の活用を念頭に置いてまいりたいと考えております。  用途を災害対応に絞った災害対策基金の創設につきましては、財政調整基金との役割分担を含め、今後の研究課題とさせていただきたいと存じます。  以上でございます。     〔佐藤慎也総務部長 登壇〕 ◎佐藤慎也 総務部長  おはようございます。  私からは、総務部所管のご質問にご答弁申し上げます。  2番目、蕨市災害対策基金の創設についての1点目、公共施設の保険の加入状況と補償内容につきましては、まず火災保険については、全国の市等が低廉な分担金で公有財産の災害による損害を相互救済による事業を行うことを目的として設立された公益社団法人全国市有物件災害共済会が行う建物総合損害共済に加入しております。  補償の内容は、建物や工作物、動産を対象として、火災や落雷のほか、破壊行為等による損害に対して事案に応じた災害共済金が支払われるものであります。  次に、地震保険については、被災者の生活の安定に寄与することを目的として、火災保険に附帯して居住用の建物と家財を補償対象とする保険であるため、加入しておりません。     〔高橋稔明都市整備部長 登壇〕 ◎高橋稔明 都市整備部長  おはようございます。  私からは、3番目の北町2丁目地区公園施設の早期整備についてのご質問に順次お答えいたします。  初めに、1点目の公園面積の現状と認識、2点目の北町2丁目の公園整備につきましては関連がありますので、一括してご答弁申し上げます。  平成29年4月時点の市民1人当たりの公園面積は1.87平方メートルとなっており、蕨市都市公園条例で規定する5平方メートルを下回り、中でも北町地区は0.6平方メートルと最も少なく、環境保全やレクリエーション、防災、景観形成等の観点から公園面積の拡充の必要性は認識しているところであります。  しかしながら、本市は市内全域が既成市街地として住宅が密集しており、未利用地も少ないことから、北町2丁目地区における新たな公園の設置につきましても用地の確保が難しく、また、財源の調達などの課題もありますことから、大変厳しい状況にあるものと考えております。  次に、3点目の公園を整備する場合の適地と4点目の市立病院に隣接する民間駐車場につきましても関連がありますので、一括してご答弁申し上げます。  街区公園は、街区内に居住する者が容易に利用できるよう、公園の分布の均衡を図りながら、規模は0.25ヘクタールを標準とし、憩い、遊び、運動などのレクリエーション機能や災害時の避難、救助活動の拠点となる防災機能、また、ヒートアイランド現象の緩和や植物育成の場としての環境保全機能など、公園の多様な機能を考慮し、判断すべきものと考えております。  ご提案の民間駐車場につきましては、こうした街区公園としての基準面積や誘致距離を考慮した場合の配置などに課題があること、また、土地所有者が駐車場として活用されていることや、繰り返しになりますが、取得するための財源なども勘案いたしますと、現時点では難しいものと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ◆14番(一関和一議員) それぞれ私の3点の質問に対して各担当部長がそれぞれ答弁を行ったんですが、それについては御礼申し上げたいと思うと同時に、残念ながら蕨市長、頼高市長が3期目10年目になって私はつくづく思うんですが、市長の最終決断がすべてだということで、いわゆる部長の判断が、裁量権が全くほごにされて、いろいろちまたで職員さんに聞くと、最終判断はすべて市長が決める。これは実際そうですか。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  具体的内容についてどういった内容ということではないと思いますけれども、一般的に首長、市長が最終決定をする位置にある、職責にあるというふうに認識しております。 ◆14番(一関和一議員) ますます頼高市長のもとで独断専行、最後の決定権はすべて私にある。最近、部長の状況を見ると、今の答弁見ると、どうしてもやっぱり消極的で、自分がそう思っても、最終的に市長の顔色を伺って決断ができない、そういう状況がここずっと続いていますよね。これは私、率直に議員の立場から言うと、どんどんどんどんそれが職員がイエスマンばかりになってきている。気概あふれる管理職が見えない。これではプロ野球と同じで、市長に権限ばかり与えて、そして結果的に市長のさじ加減で何でも決めてしまう。こういう独善態勢はもうそろそろ皆さんも考えないと、蕨市政の将来に禍根を残すということを私あえて言っておきます。  そこでまず第1点目、再質問をするわけですけれど、蕨市のこの災害対策基本条例、全国でも希有な共産党に籍を持つ頼高市長は選挙で2度の苦杯をなめ、3度目の挑戦で蕨市長の座を奪還したようで、私の選挙公約の柱であるこの本条例制定についても今回で3回目であります。まさしく3度目の挑戦、3度目の正直であります。  鳴り物入りで就任された伊藤浩一市民生活部長に対して危機管理担当責任者としてあえて問うわけですけれど、至近の市民意識調査で蕨市民が一体蕨市の重点施策で最も重要だと挙げている点は何ですか。ここ数年ほとんど1位です。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  防災関連だというふうに認識しております。 ◆14番(一関和一議員) そのとおりです。伊藤部長、ここ数年、意識調査を見ればほとんど1位が防災に関する問題、次は防犯ということで、その他消防・救急体制、大体これがずっと続いているんですが、市民が一番蕨市の行政に期待するのは防災力の向上なんですよ。これは紛れもない事実ですよね。だとするならば、これに対する対応を、今までのように法律があるから地域防災計画をつくった、だからいいんだというばかりでなくて、それをもっともっと実行されるように、先ほど両方とも実行されると言うけれど、計画と条例の意味合いが違うんですよ。先ほどあなたが言ったように、民主上きちんと議会で議論して、そして議論の末、最終的に議会で議決して決めるということで、一番民主的なルールなんですよ。地域計画というのは、これは首長、市長の判断で変更したり、そしてまた途中で内容を変えたりすることはできるんですよ。だから、私は、今、市民が一番求めているこの防災力の向上、ここを主眼として、蕨市政として何をすべきか、その一番の根拠として防災条例、基本条例をつくる、当たり前でしょう。なぜそこはそういう心境にならないんですか、あなたは。市立病院で一生懸命あなたはやった努力はあるけど、新任の部長としてその態度は余りにも指示待ちだ。もう少しはっきりした答弁を求めたいと思います。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  今、防災力の向上ということで、それが重要であるということはこれは私も十分認識をしております。  そして条例の制定、これについての私の見解ということになろうかと思いますけれども、まさに条例については議員おっしゃったとおり、議会の議決を経て、そういう手続を踏んで制定されるものということですから、それなりの重みと効力があるというふうに認識しております。ただ、その条例も制定するその必要性というものについては、登壇でも申し上げましたとおり、各自治体でもさまざまなとらえ方をしているというふうに感じております。したがいまして、埼玉県内でもまだ1市しか制定はしていないということを見ますと、それぞれこの条例についてどういう必要性を感じているかということがあろうかというふうに思っておりますし、私自身もこの災害に対しましては、地域防災計画と、これは首長が定める、防災会議が定めるものでありますけれども、これには十分な自助、共助、こういった認識であるとか、役割分担、こういったものも定めておりますし、それからより市民にとっても具体的にわかりやすい内容について定めているということでありますので、こういったもの、具体的なものをお示ししつつ、そしてその理念となるべきものは「コンパクトシティ蕨」将来ビジョン、これにおいて自助、共助、公助、これによっての連携によって強い防災都市づくりということを掲げておりますから、これに基づいてやるべきというふうに考えております。  ですから、決して私が指示待ちでどうのということではなくて、私自身もそういった考えを持って市長とはお話をさせていただくということで臨んでおりますので、私としての考えはそのようなことでございます。 ◆14番(一関和一議員) 指示待ち部長と私があえて言うのは、やはりいいものはいいんですよ。市民に必要なものは必要なんですよ。あなたたち行政は、防災計画でいいと、そういう判断で今思っているんですけど、我々市民からすると、一体この蕨市の防災計画、赤本の冊子、全体で332ページあります。すごく厚いやつです。一体あなたは今度部長なって、恐らくこれは当然担当ですので、もちろん読破して内容も十分理解されていると推察しますが、どうでしょうか。まずこれをきちんと最後まで読みました。
     次に、2002年、平成14年に策定された埼玉県災害予防まちづくり条例ということで、県がつくった条例ですけれど、この条例の内容、あなたの認知度としてあえて聞くんですけれど、この内容、大きな問題3つ抱えています。その点、まずあなたの認知度を明らかにしてください。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  まず地域防災計画につきましては当然、担当部長ですので、全部読ませていただきました。     〔「はっきり言ってください。全部読んだのかと聞いたんだから」と言う人あり〕 ◎伊藤浩一 市民生活部長  それから埼玉県の県条例につきましてももちろん承知しておりますけれども、その内容ということですか。     〔「内容だよ、だから」と言う人あり〕 ◎伊藤浩一 市民生活部長  県条例につきましては、肝になる部分といたしましては、やはりみずからの命はみずからで守るという自助、それから自分たちのまちは、みんなで守るという共助の考え方、これを基本として震災予防に努力を払っていかなきゃいけないという大きな前提のもと、それぞれの役割であるとか、なすべきことが示されている条例というふうに認識しております。 ◆14番(一関和一議員) 私は別にあなたをばかにしているんじゃなくて、危機管理上、あなたは責任者となったからには当然、分厚い本でも読んで人にきちんと説明できるぐらいのことでないと、管理者として務まらないということであえて言うんですけれど、同時に、前部長もすごく一生懸命取り組んだんですけれど、蕨市民7万2,000人の方に蕨市が今どういう共助、公助のもとでやっているのか。蕨市民全体のこの防災計画の認知度、あなたはどこまで一般市民が理解しているか、ご存じですか。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  認知度をどうとらえるかということもあると思うんですけれども、詳しいデータ等について私は承知しておりません。 ◆14番(一関和一議員) そのとおりですよね。しかし、一方で先ほど言ったように、蕨市民の皆さんの重要度は防災に対する関心が一番高いんですよ、ここ数年。だからこそ蕨市の地域計画の内容がきちんと一般市民に理解して、それなりの認識があればまだいいんですけど、やっぱり皆さん不十分なんですよ。市の広報等含めて、防災訓練等が行われても実際いざというときどうするのか、災害弱者はどうするのか、ここは皆さんなかなか難しい問題です。  だからこそ地域計画では恣意的なものになるんで、条例をつくってきちんと自助、公助、共助の精神、そこを明らかにして、今後予想すべき東京湾北部地震、間違いなく来ると言われているんですよ。このために一体蕨市はどうあるべきか、どうすべきか、この目的に対して幾ら埼玉県で1市しかつくってないということはわかっていますよ。だからといってこれは必要ないということじゃないんですよ。蕨市民の関心が高い、この防災力向上のために行政はいざというときこうしたい、ああするということをきちんと7万2,000人蕨市民に知らしめる、それが行政の責任じゃないでしょうか、あなた。もう一度、消極的な意見じゃなくて、今後、積極的に検討したい、これが筋じゃないですか。もう一回答えてください。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  まず条例、ほかの市が制定していないから必要性がないということではございませんで……     〔「だってそういう言い方じゃない、あなた」と言う人あり〕 ◎伊藤浩一 市民生活部長  現況を見るとそれぞれのやはりとらえ方があるということで申し上げたということでございます。  繰り返しになりますけども、重要なことは、やはり自助、共助、ここを防災の原点として取り組んでいくということが最重要というふうに考えますので、これについては防災計画、確かにこの計画は非常に分厚いものでありますし、その中身を全部市民にお伝えするというのは難しいですし、お伝えしなくてもいい内容もあるかと思います。したがいまして、概要版というものを作成いたしまして、それは各地域自主防災会のほうにお配りさせていただき、その内容についてはホームページで公開している。確かにホームページだけでは不十分かもしれませんが、その概要版においてその防災力を向上していくために必要な部分についてはかなりわかりやすい形で書き下して記しているというふうには思っております。至らない点はあろうかと思いますけども、そういったもののポイントになるところ、こういったものをもっともっと市民の方には確かにわかっていただかなければいけないというふうに思っております。そのために私どもとしても努力したいし、そして今行っている特に避難所の運営訓練、こちらを始めていますけれども、こういったものが非常に実効性があるというふうに思っておりますので、こういったものの充実も含めて取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ◆14番(一関和一議員) 一歩前に進むことはいいんですけれど、もうそろそろ3度目なんですよ。政治家にとって選挙公約は命ですよ。頼高市長も毎年マニフェストであれをやります、これをやりますと言って、たまたま議員と首長の権限の差によってなかなか難しいところがありますけれど、いいものはいいんですよ。やるべきことはやらなきゃいけないんですよ。市長の顔色ばかり伺わないで、もっと気概を持って、これ来年度やります、やらないですか。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  私も気概を持って対応してまいりたいというふうに思っております。ただ、来年度、この条例を制定するかということにつきましては、登壇で申し上げましたとおり、この必要性について今後も調査・研究を続けさせていただきたいということでございます。 ◆14番(一関和一議員) 最後に、時間がありませんので、想定される東京湾北部地震、震度6強、間違いなく、あれから5年ぐらいたって、あと残り25年ぐらいになると思うんですけれど、その1つの大きな目標に対してどうあるべきか。地域防災計画は今までの流れの中でつくったけど、やはりこの想定される北部大地震について蕨市はどういう姿勢でやるのか。そこをきちんと明確にして、それが市民に徹底され、いかにそういう災害が来た場合に被害を減らしていくか、減災対策ですよね。どれだけ被害を最小化するか。そこを主眼としてやらないと、もう待ったなしですよ、あなた。あしたあるかもしれませんよ。だれが責任とるんですか。  だから、やはり条例をつくって市民の生命、財産を守るという行政のイロハを明らかしないと、ただただ先ほど言った指示待ちでなくして、気概あふれる部長として生まれ変わってくださいよ。やりますか、やらないですか。どっちですか。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  まず想定がされている東京湾北部地震、これにつきましては全体の被害がどういうものであるかということで、特に、蕨の場合の特徴的なものもございますので、密集地ということがありますから、そういった特徴、こういったものについてどう対応していくかということはきっちりやっていかなきゃいけないというふうに思っております。  それから繰り返しですけども、条例につきましてはご答弁申し上げましたとおり、現段階ではその制定ということではなくて、調査・研究のほうを引き続き行わせていただきたいということでございます。 ◆14番(一関和一議員) 三度目の正直で、調査・研究はないでしょう、あなた。歴代の前の部長もすごく頑張るという気持ちで話していましたよ。新任の部長がそういうことじゃ、ちょっと市民の代表としてはもどかしいですよ、はっきり言うと。すべて検討して早期に対応していきたいという前向きの答弁、もう一度答えてください。前の部長と全然違うんじゃない、あなた。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  これについては繰り返しになりますので、実際にはこの条例の制定というのがこの段階で必要であるというまだ認識には至っていないということでございますので、ただ、それがないからといって防災が進まないというふうに私は認識しておりませんので、おっしゃられる自助、共助の特にその部分についてはいろいろな手だて、方策を用いて、それも具体的に実効力のあるものをもって対応していきたいというふうに思っておりますので、答弁については調査・研究ということで同じ答弁とさせていただきます。 ◆14番(一関和一議員) 前の部長と違ってすごく消極的で、前の部長さん、顔を見たいんですけど、どこにいるかわかりませんけど、防災条例制定の動き、埼玉県は確かに1つですけれど、全国的にどうだか、改めてその調査をしましたか。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  なかなか全国的なレベルで統一的に調査されたものがないという状況でございまして、現状においては都道府県といたしましては28都道府県が制定しているということをインターネット等では確認をしているところでございます。 ◆14番(一関和一議員) 年々この独自の条例化は都道府県のみならず、政令市、そしてまた東京23区、そして市町村、どんどんどんどん毎年ふえてきております。特に東京23区、これを聞きますと、やはり想定される地震に対しての条例ということで目的がはっきりしているんですよね。この首都圏直下型に対してちょっと東京都と埼玉県は違うんですけど、その想定される大地震に対して23区の市町村、恐らく既に2割以上がつくっていると聞いておりますけれど、きちんとした対応をしているんですよ。なぜ蕨市はできないんですか。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  それにつきましては繰り返しになりますけれども、実際に条例をもって、特に条例については地域の特徴的なものを中心としたさまざまにしていると思います。     〔「みんなやってますよ、ちゃんと。やってるよ」と言う人あり〕 ◎伊藤浩一 市民生活部長  それでそこに対してどういう姿勢で臨んでいくかということで理念を定めているというふうに認識しておりますので、これについては蕨市においてもそれに相応するものはきちっと定めているという理解です。そして繰り返しになりますが、大切なのは、市民を含めて我々もいかにその災害に向けて準備をしていくか、備えをしていくかということになりますから、現実問題としてそれがきちんと進められるようにやっていくことが重要かと。今の地域防災計画含めた中でそういったものをきちんと示しておりますので、それを広く理解を浸透させ、そして備えていただく、あるいは災害時になったときにそれを自身、それから地域の協力で対応していくということが肝心かというふうに考えております。 ◆14番(一関和一議員) 多少水掛け論で、少し前の部長よりちょっとトーンダウンしているなということで残念です。しかし、期待しております。私の任期もあと2年ですので、できたら2年以内にぜひ具現化して、気概あふれる部長として今後対応してほしいなと思います。  それで先ほど言った災害対策本部における副本部長の件ですけど、ここ六、七年、ずっと副市長がいない。埼玉県ではただ一人、蕨市だけです。しかし、災害対策基本法、そしてまた蕨市の地域防災計画には間違いなく市長が不在の場合は副市長が責任担当になる、市長、副市長がいない場合は教育長、あなたが防災の責任者になるという、そういうきちんと明記されておるんですよ。  しかし、残念ながら副市長が埼玉県で唯一蕨市にはいないんですよ。どんな政治的なあれがあっても災害上考えた場合に、理事だけでは、はっきり言うと理事は一般市民からするとただ職員の長です。副市長というのは市長と同様な権能があって同じ見方をしますので、理事がいればいいというのはあなたたちの勝手な考え方。市民からすると、市長にかわるのは副市長ということ、これは当然ですよ、法律的にも。いつごろまでに副市長を今後置くのか、総務部長、市長と話し合いをしていると思うんで、いつごろ副市長を今後やはりきちんとのせるのか、その点明らかにしてほしいと思います。 ◎佐藤慎也 総務部長  私がその話を市長とお話ししてというのは今しておりませんけれども、やはり市長の考え方もありましょうし、副市長と理事の違いというのは、基本的には似通っておりますけども、トップマネジメントとかそういったことが1つ追加されると思うんで、ただ、それを市長はみずから一生懸命自分で頑張っていますから、そういったところを見ながらお話しする機会があればいたしますけれども、ここの場で求められてもなかなか難しく、お答えできない状況でございます。 ◆14番(一関和一議員) 別に頼高市長をいじめるわけじゃなくて、ただせっかくこの3月議会に副市長の人事案件が出たにもかかわらず、途中で何か案をおろしてしまった。経緯は私はわかりますけれど、正々堂々と蕨市の7万2,000人の命にかかわる災害対策本部、市長が不在の場合、当然、副市長が災害対策の副本部長であなたにかわってやらざるを得ないんですよ。その方がいないということで、これはゆゆしき事態ですよ。頼高市長、この点、政治的な圧力を別にどう今後この問題に対応します。     〔頼高英雄市長 登壇〕 ◎頼高英雄 市長  今、一関議員、防災対策を熱心にご質問いただいておりまして、私も市長就任以来、災害に強いまちづくり、防災力の向上ということを市政の最重点課題に位置づけて取り組んできております。おくれていた公共施設の耐震化も大分進んでまいりました。  また、地域の防災力の向上に向けて防災リーダーの研修の育成を行ったり、あるいは避難所運営のマニュアルをつくったり、さらには災害時の要支援者の行動計画をつくったり、昨年からは初期消火に使えるスタンドパイプを配備したり、いろいろ取り組んできております。着実に前進してきているというふうに思っております。  そういう中で、今、市長が欠けたときの副本部長の規定についてのお尋ねがありましたけれども、これは先ほど部長が答弁したとおり、災害対策、地域防災計画等も含めて、市長が欠けたときは副市長がその代理に当たると。蕨の場合は今不在でありますから、やっぱり私は市政運営の責任者として市政運営に支障を来さないよう万全を尽くす必要がありますので、理事が副市長の職に当たるということをきちっと規則等は定めて必要な体制をとってきております。  今後とも災害に強いまちづくりという点では、今ご指摘の点も含めて全体として引き続き力を入れて取り組んでいきたいというふうに思っています。 ◆14番(一関和一議員) 市長ね、私は先輩であえて言うのは、どんなに政治的な圧力があろうと、やっぱり市民からすると副市長不在というのは問題で、災害時には大変大きな課題を残すことは明らかです。理事では心もとない。法律にはきちんと副市長を置かなきゃならないと書いているんですよ。だから、来年3月議会までまだ時間がありますので、政治的な問題もあろうかと思うけど、きちんと関係者と話し合いしながら、来年3月議会には堂々と副市長が誕生するよう鋭意努力をしてほしいということで、これは強くあなたに言っておきます。  次に、時間がありませんので、北町2丁目公園ですけれど、そろそろ22年目、何らかの結論を出したいということで話をしましたけれど、要するに、街区公園ではなく、ちびっこ広場的なものでもいいんですよ、広場でもいいんですよ。やはり地域の行事やさまざまな行事に使えて、子どもたちの憩いの場として今までないわけです。区画整理をすると当然、今後新たな公園が生まれると思うんですけれど、区画整理によって今後錦町地区はどのくらいふえて、どのくらいの街区公園が誕生し、敷地面積はどのくらいなのか。それに比べて、蕨市の北町と比べて今後、その辺の状況どうなっていくのか。それと同時に、ちびっこ広場というわけでなくして、ここの土地、現在、職員の方々が一部借りていると聞いております。土地はちょうど真ん中あたりですので、あの程度をぜひ借りたり、そしてまた買収したり、これは可能だと思うんですよ。別に街区の2,500平米以上の街区面積に即した土地を購入する、それは無理だとするならば、やはり暫定的にこの土地の活用、駐車場としても職員が利用しているそうですので、意外にここは土地所有者との交渉は、私はスムーズに行くと考えておりますけれど、再度この点、お尋ねします。 ◎高橋稔明 都市整備部長  まず錦町の区画整理で整備が予定されている公園ということでございますけれど、錦町地区全体では全部で10の公園が予定されておりまして、そのうちの既に2つ、これがわらびりんご公園と郷南公園が整備を終えております。残りについては3つが既存の公園を整備をするということで、新規の公園といたしましては5つの公園が予定されておりまして、予定で行くと1万2,500平方メートルがふえると、そのような状況でございます。これは区画整理でいろいろ事業を行っていく中での計画でございまして、北町については、ご存じのとおり、区画整理が予定されておりませんので、現状、特に公園の整備は計画がないというような状況でございます。  それからご提案の土地をちびっこ広場等で活用というようなお話なんですけれど、市の職員が使っているから何とかなるんじゃないかというようなお話なのかもしれないですけれど、たとえ市の職員が利用しているということであっても、その必要性があって借りているわけなんですね。ですから、例えばそこを違う用途にかえた場合には、当然、市の職員の駐車場が不足をするというような状況にもなりますし、また、当然、土地所有者の方の意向というのもありますので、一概にそこを借りて云々というのは、なかなか現実的には難しいのかなというふうに考えております。 ◆14番(一関和一議員) 難しいのは何でも難しいんですよ。しかし、難しさを解決するのは、やっぱりその人の手腕ですよ。私もいろいろな難しさに対応して、それぞれ解決策を探って一歩一歩やってきました。だから、難しいからやらないんではなくて、さっき言ったように、今後、区画整理の錦町地区を見ると、どんどんどんどん格差が広がっていく。北町地区、たった0.62ですか。こんな狭い面積の中でどうするんですか、これ。22年間待っているわけですよ。だから、適地が民有地であろうと、確保していきたい、確保する、なぜそういうことを示さないんですか。みんな税金納めているんですよ。なぜ区画整理の部分だけどんどん公園ができて、北町になぜできないんですか、これ。はっきりさせてください。 ◎高橋稔明 都市整備部長  今ご提案いただいた土地を市が定期借地で借りるということは、当然その土地利用に支障が出るわけです。ですから所有者の方にとってみれば、一定期間公園で使うということになれば、将来的な土地利用の方向性をその時点で決めていかなければならない。そういう制約が生じるわけですから、そういった意味では、土地所有者の意向というのがやはり最大限優先されるのかなというふうに思っています。  また、公園の用地等について市が確保云々という話なんですけれど、やはり土地を場合によっては買うというようなご提案なのかもしれないんですけれど、ご存じのように、蕨市内の土地は非常に高いものですから、かなりの費用負担が生じるわけです。新たな公園の整備という要望等は重々わかるんですけれど、一方では、既にある公共施設等の維持管理というのが非常に課題になっていまして、議員からもたびたびご要望がある道路ですとか、または下水道等そういったものも含めて、市としては適正な維持管理を行っていかなければなりませんので、そういったものを含めて、このインフラ施設全体の最適化、そういったものを考えると、現状としてはやはり用地を購入すると、そういう状況には至っていないと、そのように考えてございます。 ◆14番(一関和一議員) 部長、時間がないので、ここの土地の所有者は市民体育館の駐車場として借りている所有者と同じ方ですから、当然、そういう今までの事例がありますので、恐らく話をすれば、場合によっては前向きな状況になろうかと。まず交渉してほしいというんですよ。交渉することがまず何よりです。話し合いする前にああだ、こうだで難しい、難しいじゃなくて、まず行動で示して、その結果こうだったら理解できるけど、交渉もしないうちにやらない理由をあなたは述べているんですけど、それではやっぱり行政の管理職としていいのか。7万2,000人の市民に対して、納税者にそういう答えでいいんですか、あなた。 ◎高橋稔明 都市整備部長  ですから……     〔「何のために税金納めてんの、だから」と言う人あり〕 ◎高橋稔明 都市整備部長  繰り返しになりますけれど、買うという状況には現時点では難しいわけです。     〔「交渉しろと言っている、だから」と言う人あり〕 ◎高橋稔明 都市整備部長  ですから、交渉すべきだというご提案なんですけれど、買う現状として環境が整っていない以上、交渉しても前提が崩れますので、そういう状況の中では難しいと、そのように理解いただければと思います。 ◆14番(一関和一議員) 時間がないようですけど、最後に頼高市長…… ○池上智康 議長  いや、だめです。もう時間経過しています。 ◆14番(一関和一議員) 時間経過した。では、ぜひ意を用いてやってほしいということで、どうもありがとうございました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △高橋悦朗議員 ○池上智康 議長  次に、11番 高橋悦朗議員。     〔11番 高橋悦朗議員 登壇〕 ◆11番(高橋悦朗議員) おはようございます。11番、公明党、高橋悦朗でございます。  早速ですが、通告に従いまして、1、防災行政について、2、教育行政について、3、地方公会計についての3項目にわたり質問させていただきます。  それでは、まず市の防災行政についてお伺いいたします。  我が国は、その位置、地形、地質、気象等の自然条件から台風、豪雨、豪雪、洪水、がけ崩れ、土石流、地すべり、地震、津波、火山噴火等による災害が発生しやすい状況があります。  昨年度は4月に熊本地震、8月の台風第10号、10月の鳥取県中部の地震、12月の糸魚川大規模火災等により全国各地でさまざまな大きな被害が発生しました。また、本年度に入ってからも7月の九州北部豪雨、秋田豪雨の災害が発生しております。  こうした我が国の国土の特徴にかんがみ、政府、地方公共団体等、防災関係諸機関を初め、広く国民が台風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波等の災害についての認識を深めるとともに、これに対する備えを充実・強化することにより、災害の未然防止と被害の軽減に基づき、9月1日を防災の日及び8月30日から9月5日の1週間を防災週間として、国や地方公共団体を初め、国民一人一人が災害についての認識を深めて、災害に対する備えを充実・強化するなど、防災への取り組みが呼びかけられております。  さらに津波対策の推進に関する法律も制定されており、国民の間に広く津波対策についての理解と関心を深めるため、11月5日が津波防災の日と定められており、この津波防災の日においても国及び地方公共団体は、その趣旨にふさわしい行事が実施されるよう努めることとされております。  災害からの被害を軽減するためには、これまで発生した大規模地震、津波災害や水害、土砂災害等から得られた教訓を的確に生かし、平素より災害時における被害軽減につながる備えを充実・強化するとともに、災害時に迅速かつ適切な防災活動を行い、被災後の円滑な復旧・復興を可能としていくことは自治体の責務と考えます。  平常時より災害に対する備えを心がけ、発災時にはみずから身の安全を守るとともに、地域住民及び企業が連携してお互いに助け合う自助、共助の取り組みをさらに拡大させることが必要であり、これによって社会全体における防災力を向上させるため、国、関係公共機関、地方公共団体及びその他関係団体等の緊密な連携のもとに、防災に関する各種の行事、防災の日の周知や広報活動等が全域的に広がることを念願しております。  政治の最大の役割は国民の命と財産を守ることであり、社会資本の老朽化の現実を直視し、適格な対策に取り組んでいかなければなりません。  我々議員は、より一層議会活動の改革と充実を図り、地域住民の声を真摯に受けとめ、生活者の視点に立った政策を立案し、実現してまいりたいと考えています。  また、真に地方分権社会構築のため、地域のことは地域で決めるとの理念のもと、支え合う地域社会の実現と安心・安全な地域社会の再構築に向け、努力してまいります。  市の防災計画による災害対策としては、みずからの命はみずから守るという自助を基本としながら、建築物の密集や老朽化、また、狭隘道路の改善をする市街地整備の推進、防災拠点や避難環境の整備を図るとし、防災に関するパンフレットや地震・洪水ハザードマップを配布し、ホームページや出前講座を通じ、市民への防災意識の高揚を図るとされており、市当局としての日ごろのご尽力に感謝しております。  「千年に一度の災害」を「千年に一度の学び」ととらえ、「千年に一度のまちづくり」へ地方と国の連携を強め、多様化する自然災害に対し、自助、共助、公助の防災・減災対策を講じながら、災害に強いまちづくりを市民と協働で行っていきたいと考えております。  町会では、地域ぐるみの初期消火、救助訓練、要配慮者の避難行動支援計画等、さらには避難所運営等の発災型防災訓練、地区防災計画の策定推進等、まさに地域主体で防災力の向上に力を入れ、積極的に取り組んでいる地域もあります。しかし、一方では高齢化の進展に伴い、組織の形骸化も懸念されている状態もあります。  行政が住民への意識向上、リーダー育成へとますます力を傾けていただき、市全体のより一層の防災力を高めていただきたいと考えます。  今までも幾度となく防災行政に触れてお願いもしてきておりますが、今回は今までの経緯と懸念する今後の方向性を踏まえ、以下9点にわたりお尋ねいたします。  1、防災の日の意義を踏まえて、防災フェアの開催、防災備蓄品の総点検、学校、事業所、家庭においての防災ランチ等の取り組みをさらなる防災力向上のために考えてみてはどうか。  2、本年度の総合防災演習が中止となった結果を踏まえ、今後の実施方法等について4点お伺いいたします。  1、本年度の総合防災演習は中止となりましたが、その経過内容をお聞かせください。  2、雨天及びグラウンド不良の際は、体育館で防災講演等に変更して実施できないか。  3、雨天防災訓練の実施、または仮想「大雨防災訓練」を実施してはどうか。  4、学校区単位での自主防災コミュニティによる防災訓練を市の防災演習にかわるものとして実施する考えはないか、お聞かせください。  3、地域コミュニティ、民生委員、社会福祉協議会との連携など、避難行動要支援者の支援体制づくりの進捗及び環境整備と防災体制は検討されているのか。  4、災害時防災拠点の整備として、公衆無線LANやトイレ機能確保の整備は進んでいるのか。  5、防災パンフレットやリーフレットの作成及び活用はどのようか。また、その際、女性視点での配慮や検討はされているのか。  6、防災行政無線のデジタル化の推進と補足する伝達手段の検討はどのようか。  7、小・中学校における防災教室と防災倉庫の現在の配置及び備蓄総量はどのようか。  8、中学生地域防災支援事業としてのWSS(ワラビ・サポーティング・スチューデンツ)の活動内容と学校教育の中でのAED講習は実施されているのか。  9、小・中学校における緊急地震速報システムを活用した訓練はどのように実施されているのか、お聞かせください。  次に、大きな2点目として、教育行政についてお尋ねいたします。  教育行政は、国と自治体との適切な役割分担及び相互の協力のもと、公正かつ適正に行わなければならないとし、教育行政における国と自治体との役割の原則を定めています。  国は、全国的な教育の機会均等と教育水準の維持向上を図るため、教育に関する施策を総合的に策定し、実施しなければならないこと、一方、自治体はその地域における教育の振興を図るため、その実情に応じた教育に関する施策を策定し、実施しなければならないこととされています。  また、国及び自治体は、教育が円滑かつ継続的に実施されるよう必要な財政上の措置を講じなければならないということが基本にあります。  改善された学習指導要領では、今後の社会のあり方を踏まえ、解き方があらかじめ定まった問題を効率的に解いたり、定められた手続を効率的にこなしたりすることにとどまらず、直面するさまざまな変化を柔軟に受けとめ、感性を豊かに働かせながら、どのような未来をつくっていくのか、どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかを考え、主体的に学び続けて、みずから能力を引き出し、自分なりに試行錯誤したり、多様な他者と協働したりして新たな価値を生み出していくために必要な力を身につけ、みずからの可能性を発揮し、よりよい社会と幸福な人生のつくり手となっていけるようにすることが重要になるとされております。  中でも情報活用能力の育成では、情報技術を手段として活用していくことができるようにしていくことの重要性、情報モラルを身につけていくことの必要性について提言されています。  さらに、ICT活用については、情報活用能力を育成し、各教科等において効果的にICTを活用できる整備として教員の資質、能力の向上や指導体制の整備、教材の充実、ICT環境整備の充実を位置づけ、国が主導し、各自治体において必要なICT環境整備を加速化していくことに要請がされています。  そこで本市の現状及び今後の取り組みとして2点お尋ねいたします。  1、新学習指導要領では、外国語の充実、主権者教育、消費者教育、防災・安全教育の充実を図ることが掲げられていますが、本市ではどのように取り組んでいるのか。  2、子どもたちの情報活用能力の充実を図る上から、学校のICT環境を整備することは重要であるが、無線LAN、電子黒板、タブレット端末等の導入計画はどのようになっているのか、お聞かせください。  次に、大きな3点目として、地方公会計についてお尋ねいたします。  現在の公会計基準は、基準モデルと総務省方式改訂モデル、そして国に先んじて取り組んでいた東京都会計基準の3つのモデルがあります。これらのモデルを統一化する作業が国のほうで約4年半をかけて進められてきました。
     そして平成27年1月に全国の自治体に対して総務大臣通知が出され、新たに設けられた統一的な基準に基づく財務書類を原則平成30年3月までに作成することが求められていました。  地方公会計については、これまで各自治体において財務諸表の作成、公表等に取り組んできたところですが、人口減少、少子高齢化が進展している中、財政のマネジメント強化のため、地方公会計を予算編成等に積極的に活用し、限られた財源を賢く使う取り組みを行うことに重点が置かれることになると考えています。  今後の地方公会計の整備促進については、固定資産台帳の整備と複式簿記の導入を前提とした財務書類の作成に関する統一的な基準が記されました。  統一的な基準による地方公会計マニュアルにおいては、統一的な基準による財務諸表の作成手順や資産の評価方法、固定資産台帳の整備手順、連結財務書類の作成手順、事業別・施設別のセグメント分析を初めとする財務書類の活用等が記されていると伺っております。  重要な点は、これら財務諸表を作成することが目的ではなく、それを活用することだと考えています。  その1つは、固定資産台帳の整備によるファシリティマネジメントであり、既に多くの自治体で取り組まれている実態があります。もう一つは、行政コスト計算書を活用し、事業別、あるいは課別のコスト分析を行えることだと思います。  先進自治体で行われている公会計制度改革の活用実績などを参考として、本市でも取り組んでいただけるようお願いをし、改めて以下4点にわたりお尋ねいたします。  1、本市における地方公会計の現状について。また、今後取り組む方向性と目的はどのようか。  2、固定資産台帳の整備状況と台帳に記されている項目はどのようか。  3、統一的な基準による財務諸表の作成と公開についてはどのようになり、これまでの総務省改訂モデルとの違いは何か。  4、固定資産台帳のファシリティマネジメントへの活用及び行政コスト計算書のコスト分析への活用をどう考えているのか、お聞かせください。  以上、登壇での質問を終わらせていただきます。理事者の簡潔明瞭で前向きなご答弁よろしくお願いいたします。     〔伊藤浩一市民生活部長 登壇〕 ◎伊藤浩一 市民生活部長  私からは、市民生活部所管のご質問についてご答弁申し上げます。  1番目の防災行政についての1点目、防災の日の意義を踏まえた防災フェア等の取り組みについてでありますが、防災の日及び防災週間は、国民が災害についての認識を深めるとともに、自助の取り組みを充実強化することにより災害の未然防止と被害の軽減を図るため、国により設けられております。  防災の日は毎年9月1日、また、防災週間は8月30日から9月5日までであり、一部の自治体は、この期間中に防災訓練や啓発イベントなどを実施しております。  本市におきましては、防災週間前ではございますが、その趣旨にかんがみ、総合防災演習で各種訓練や展示を実施しており、市民の防災意識の啓発に効果があるものと認識しておりますが、そのほか議員ご指摘のように、各家庭、事業所、町会に対し、備蓄品の総点検や防災ランチの実施を呼びかけることで、自助、共助の取り組みを促進することは可能であると思われますので、広報紙やホームページ等を活用した啓発を検討してまいりたいと考えております。  次に、2点目の総合防災演習が中止になったことを踏まえ、今後の実施方法等についての1、本年度の総合防災演習が中止となった経過内容につきましては、演習前日の8月19日の17時から夜半にかけて時間最大雨量61ミリ、合計で70ミリを超える降雨があり、南小学校のグラウンドに水たまりやぬかるみが生じました。  演習当日の午前5時ごろ、安全安心推進課職員が現場を確認したところ、グラウンドの水はいまだはけていない状態であり、訓練へ支障を来す可能性が高かったことから中止の判断をいたしました。  次に、2の雨天及びグラウンド不良の際、体育館で防災講演等を実施することについてでありますが、講演会は講師の対応が内部、外部ともに難しいと考えております。講演会以外の代替事業につきましては、雨天決行の自主防災会単位の訓練等が考えられますが、まずは実施について自主防災会のご意見を伺ってまいりたいと考えております。  次に、3の雨天防災訓練についてでありますが、総合防災演習は、小・中学校を会場としておりますので、校庭への影響を考えると、雨天時の実施は避けるべきであると考えております。  また、仮想「大雨防災訓練」の実施につきましては、地震と大雨の複合災害が発生する可能性もあることから、震災への対応を考える上で降雨を想定することは重要であります。  総合防災演習においては、降雨に備えた持ち出し品の必要性や冠水時に避難する際の注意点をアナウンスするなど、参加者に降雨を想定していただくための工夫を施してまいりたいと考えております。  次に、4の学校区単位での自主防災コミュニティによる防災訓練の実施についてでありますが、総合防災演習は、学校区単位の訓練で実施することが難しい高所救出搬送訓練、一斉放水訓練、倒壊家屋救出訓練などの大規模な訓練を市民の皆さんとともに実施できる場であるとともに、関係機関や団体が一堂に会し、連携を確認する機会であるという点で有意義であるものと認識しております。  ご提案の学校区単位の防災訓練につきましては、平成27年度より各学校の体育館等を使用した避難所運営訓練を実施しており、今後も引き続き実施してまいりたいと考えております。  次に、3点目の地域コミュニティ、民生委員、社会福祉協議会との連携など、避難行動要支援者の支援体制づくりの進捗及び環境整備につきましては、平成27年度より避難行動要支援者名簿への登録申請を受け付けておりますが、現在も新規の登録申請がある一方で、死亡や転出等により名簿から削除される人もおり、登録者数は当初の受付時から横ばいの状態となっております。  申請受付後には自主防災会と連携し、避難支援者を選定するなどして、申請者ごとに個別計画と呼ばれる避難支援計画を策定しております。個別計画策定後には順次計画書の写しを自主防災会や民生委員会へ送付するとともに、名簿情報を社会福祉協議会等へ提供することにより避難支援体制の構築に努めております。  次に、4点目の公衆無線LANの整備につきましては、総務省が平成28年12月に「防災等に資するWi-Fi環境の整備計画」を公表しており、平成29年度から31年度までの3カ年の整備計画に基づき、防災拠点等へのWi-Fi環境の整備を推進することとしております。  このことを受け、本市におきましても指定避難所等におけるWi-Fi環境の整備を検討しており、今後、関係部局と協議してまいりたいと考えております。  また、トイレ機能の確保についてでありますが、埼玉県地震被害想定調査によると、東京湾北部地震の発生による本市の下水道機能支障人口は約1万5,000人と想定されていることから、本市といたしましては、仮設トイレ、簡易トイレ及びトイレ処理セットにより対応する方針を定めており、それぞれに備蓄目標量を定め、計画的に備蓄を進めております。  次に、5点目の女性へ配慮した防災パンフレットやリーフレットの作成、活用につきましては、東日本大震災の教訓により、避難所において女性へ配慮すべき事項が明らかになったことを踏まえ、平成27年3月に改定した蕨市地域防災計画の概要版や平成28年2月に策定した避難所運営マニュアルへ留意事項を記載し、町会等へ配布したほか、ホームページでも公開しております。  次に、6点目の防災行政無線のデジタル化推進につきましては、総務省が周波数の有効利用の観点からアナログ無線システムのデジタル化を促進しており、市町村防災行政無線につきましても、できる限り早期のデジタル化を求めております。  これを受け、本市といたしましてもデジタル方式へ移行するため、既存設備の使用期限となる平成34年11月末日までに電波伝搬調査及び親局・子局の整備工事を実施する予定となっております。  また、補足する伝達手段につきましては、現在実施しているホームページへの掲載及びテレビ埼玉データ放送やWINKチャンネルテロップによる文字情報の提供を今後も継続するとともに、新たな補足手段の導入につきましても必要に応じて検討してまいりたいと考えております。  次に、7点目、小・中学校における防災教室の配置につきましては、各学校の一時的余裕教室をお借りしていることから、学校により配置場所が異なっており、校舎1階への配置が4校、2階への配置が1校、3階への配置が3校、4階への配置が1校となっております。また、中央東小学校につきましては、一時的余裕教室がないことから、防災教室は設置しておらず、かわりに敷地内外へ防災倉庫3棟を設置しております。  備蓄総量も防災教室の床面積により違いがあるほか、訓練等での使用により流動的であるため、一概には申し上げることができませんが、例えば中央小学校には、本年4月1日現在、主食約4,000食、保存水約1,000本、毛布約500枚、簡易トイレ約40個等が備蓄されております。  以上でございます。     〔松本隆男教育長 登壇〕 ◎松本隆男 教育長  おはようございます。  私からは、教育委員会所管のご質問に順次お答えいたします。  初めに、1番目の8点目、中学生地域防災支援事業、WSSの活動内容と学校教育におけるAED講習の実施についてでありますが、地域防災支援を行う中学生「ワラビ・サポーティング・スチューデンツ」、いわゆるWSSの活動といたしましては、地域防災の一助となるよう消防署において119番通報や消火器や屋内消火栓、資機材取り扱い、放水、心肺蘇生法とAEDの使用、疾病者搬送訓練などの研修を事前に受け、蕨市総合防災演習に参加しております。  学校教育におけるAED講習といたしましては、小学校では平成25年度より5年生全児童を対象に各校において救命講習として、また、中学校では2学年の保健体育、保健学習の「傷害の防止、応急手当」において、いずれも心肺蘇生法並びにAEDの使用方法の実習を行っているほか、教職員に対する研修も全校において毎年1学期に実施しております。  次に、9点目の緊急地震速報システムを活用した訓練についてでありますが、本システムは、地震が発生した際に地震到達までの時間と地震の規模を校内に放送することで学校安全の向上を図るとともに、受信端末を活用した実践的な避難訓練を実施することで防災教育の充実を図るため、平成27年度に導入したものであり、現在各校で実施している避難訓練において有効活用し、効果的な避難訓練を実施しております。  本システム受信端末の訓練機能は、発令震度、到達時間等の設定や過去の主要地震を選択した設定を行うことができ、各校の目的並びに想定に合わせた設定による訓練を実施しております。  多くの学校では緊急地震速報の放送により、まず事前に身を守り、地震発生から揺れがおさまるまで安全を確保し、揺れがおさまった想定で放送による指示に従い、速やかで安全な避難をするよう訓練を行っております。  次に、2番目、教育行政についての1点目、新学習指導要領について本市はどのように取り組んでいるのかでありますが、学習指導要領は、小学校、中学校、高等学校等ごとにそれぞれの教科等の目標や大まかな教育内容が定められているものであります。平成29年3月に告示された新学習指導要領は、これまでの教育実践の蓄積をもとに、授業改善の活性化等さらなる充実が求められており、小学校では平成32年度から、中学校では平成33年度から完全実施となります。  本市におきましても完全実施年度に向け、円滑に移行できるよう準備を進めているところでございます。まず教育課程全体にかかわるところでは、7月に埼玉県教育委員会主催の教育課程説明会が教科・領域ごとに開かれました。この説明会には市内各小・中学校の教員が教科・領域ごとに1名参加し、改訂の趣旨や各教科等の改善事項の説明を受け、所属校教員への伝達及び周知を図っております。  また、小学校における外国語科並びに外国語活動の実施につきましては、現在、文部科学省から移行準備に向けた通知が随時届いており、本市としましても国の通知を受け、教員研修の実施、外国語指導助手、いわゆるALTの活用方法等学校現場と連携を図りながら準備を進めているところでございます。  さらに市民と政治のかかわりを教え、主権者としての資質や能力を育てる主権者教育、買い物の仕組みや消費者問題等について学習する消費者教育、生活の安全、交通事故等、さまざまな危険から身を守ったり、災害に適切に対応したりすることを学ぶ防災・安全教育につきましても、それぞれの教育の目的を教員に周知するとともに、各教科・領域において目的に沿った教育が行われるよう学校訪問や研修を通して指導・助言を行っております。  次に、2点目の学校の無線LAN、電子黒板、タブレット端末等の導入計画はどのようかでありますが、教育委員会では蕨市教育行政の重点施策の1つとして学校ICT環境の整備を位置づけており、コンピュータやインターネット等を活用した学習や情報モラル教育の推進を図るとともに、ICT教育推進のための環境整備に努めております。  これまで市内の各小・中学校ではパソコン教室を中心とした整備を進めてきており、児童・生徒用のデスクトップパソコンを初め、実物投影機やプロジェクターなどを配備したほか、近年ではプロジェクターなどの電子黒板化ツールやパソコンを使ったドリル学習用のソフトも導入したところであり、各学校においてはさまざまな工夫のもと、情報教育に活用しております。  一方、文部科学省が第2期教育振興基本計画の中で示すICT環境整備の目標では、このような機器に加え、これからのICT教育においてはタブレット型の端末や無線LAN環境の整備などが必要とされております。  蕨市においてもこの水準に基づく整備を進める計画ですが、これらの整備にはこれまで以上の多額の費用を要することから、教育委員会としましては、セキュリティ面での安全性のほか、児童・生徒はもとより、各教職員が使いやすく、より効果的に授業等で活用できる機器の選定について、引き続き検討を進めるとともに、早期の導入ができるよう、財源の確保に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  以上です。     〔佐藤慎也総務部長 登壇〕 ◎佐藤慎也 総務部長  私からは、総務部所管のご質問にお答え申し上げます。  3番目、地方公会計についての1点目から3点目は関連がございますので、一括してのご答弁となります。  地方公会計整備の現状については、平成28年度に国の統一的な基準に基づく平成28年4月1日時点の貸借対照表の作成に必要な市の固定資産データを取りまとめた固定資産台帳について業者による作成支援を受けて整備をいたしました。  この固定資産台帳に記されている主な項目は、統一的な基準で示された勘定科目や耐用年数、取得年月日、取得価格、減価償却累計額などであります。  今後については今年度末までに平成28年度決算データに基づく財務書類を作成し、公開をしていく運びとなります。  なお、固定資産台帳についてはどういった項目をどのような手段で公開するかなど、国からの通知や他の自治体の状況を見ながら研究してまいります。  また、統一的な基準による財務書類と総務省改訂モデルとの相違点として主なものは、固定資産台帳の整備と複式簿記の導入が前提となっている点、勘定科目の見直しが行われた点、有形固定資産の評価基準において取得価格で評価することとなった点などであります。  次に、4点目、固定資産台帳の活用については、資産の一元的な管理と更新時期の把握が可能となり、固定資産台帳のデータを踏まえて、更新必要額を推計することにより、施設の更新時期の平準化や総量抑制を図るための適切な更新、長寿命化を行うことにつながるものであると考えております。  また、行政コスト計算書のコスト分析への活用については、国が示した通知によると、施設別の行政コスト計算書を作成し、中・長期的なコスト比較をするなどといった事例などが示されており、今後検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ◆11番(高橋悦朗議員) ご答弁ありがとうございました。前向きに進んでいるものもありましたし、なかなか推進しない答弁もありました。順次、再質問を質問席より行わせていただきたいと思います。  まず防災行政については、この防災の日、防災週間、ここにおける防災ランチの提言ということで今回させていただきましたけれども、これについては市としては広報、ホームページ等では啓発してまいりたいと、こういうご答弁がありましたので、ぜひともこれについては検討していただいて、こういうことが市で進むことを念願しております。やはりランチということで、家族がそろう、また、職場でそろう、そういったときに防災の日を踏まえて事前準備ができる、話し合いができる、これは一石二鳥、三鳥もかなうのかなと思いますので、こういった提言をさせていただきましたので、ぜひとも前向きな推進、啓発、よろしくお願いをしたいと思います。  再質問の中身に入りますけれども、今回の防災演習は南町地区が当番ということになっておりまして、それが中止になって、また、来年度も同じ南町地区、当番での南小学校ということになっていると思いますけれども、その間、やはり各町会においては金銭的、精神的負担というのは大きいものがありますので、今回延びて、また来年もやるの、こういう声も聞かれるところもありますので、やはりそういったことを考えて、今後の代替ということで、代替の検討もあらかじめしていったらいいかということでの今回質問をさせていただきました。  その際は当然、縮小するなり、または人員も、金銭的なものも配慮した上での体育館対応ですとか、講演とかも外部講演でなくてもいいと思うんですね。職員の方も勉強されておりますし、そういったことや、また、蕨市に優秀な防災士がそろって防災士会というのがありますから、こういったところにもあらかじめ応援をいただくとか、そういった意味での代替のものでいいと思うんですけれども、防災力が高まる、内容を深めるものであればいいなと思うんですけれども、こういったものの検討、それとまた反対に、雨天時も当然、災害というのは起こるわけですから、そういった雨天時対応のできる範囲での縮小した訓練ですとか、要はその日にやっていただきたいなというのがもとですけれども、それを行っていただきたいと思います。  また、合同訓練から今後は地区単位での訓練、また、その際には公民館、市立病院、福祉施設などの搬送連絡訓練、場所を使うというのではなくて、そういったところで仮想として搬送していったときの連絡訓練等の取り組みを防災演習の中で実施できるような体制、こういうのは検討したらいいんじゃないかと考えておりますけれども、この辺についてはまずいかがでしょうか。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  いろいろと準備があった中での中止ということで、大変ご迷惑をかけたと思います。  それでその代替事業の実施ということでございますけれども、これについてはいろいろな方法論等はあろうかと存じます。まずは自主防災会の皆さんのご意見、こういったものを踏まえまして、議員のご提案を含めて検討してまいりたいというふうに考えております。  講演の関係での例を出されていましたけれども、確かに防災士会の皆さんであるとか、市内に関係の方がいらっしゃるということもありますので、そういう方のお力をかりるのも1つの手なのかなというふうには思っております。  ただ、職員のほうにつきましては、やはりどうしても一たん準備したものの訓練会場等の撤収、片付け作業等がございますので、そういったところもあるので職員対応はなかなか難しいというところはご理解いただきたいというふうに思っております。  それと地区単位での訓練への移行というようなご意思かと思いますけども、これにつきましては登壇で申し上げましたとおり、避難所運営訓練ということを27年度から実施しておりますので、継続的にやっていきたいと思っております。それとあと各公民館、市立病院等、搬送の連絡訓練でしょうか。こういったものも検討はしていきたいというふうには考えております。 ◆11番(高橋悦朗議員) 前向きな答弁ありがとうございます。  続いては、一部やられているところもあるんですけれども、災害時の帰宅支援ステーション、それと一時帰宅滞在所、こういう役割での市内コンビニなどの協定締結、こういうのは蕨市ではいかがでしょうか。その辺をお聞かせいただきたいと思います。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  お尋ねの件につきましては、埼玉県を含む9都県市が災害時の徒歩帰宅支援をするため、民間事業者等と災害時における帰宅困難者支援に関する協定、これを包括的に締結しているということで、その内容には水道水の提供であるとか、トイレの提供なんかがあるわけですけれども、締結先につきましてはコンビニの各社であるとか、ガソリンスタンド、こういったものが締結先になっているということでございます。市のほうで申し上げますと、これは既に帰宅困難者エイドステーションとして歴史民俗資料館と文化ホールくるる、これを開放して対応に当たるということで、地域防災計画のほうに規定しているということでございます。 ◆11番(高橋悦朗議員) 戸田市などでは積極的に市内コンビニは協定を結んでやられているということもありますので、これについては前向きに市内関係へ声かけをお願いしていただきたいなと思います。  次に、27年度から実施されているという答弁がございましたけれども、学校単位での避難所運営訓練、これが行われてきておりますけれども、その状況とその際の課題報告とかはされているのか。また、今後に向けた計画はどのようになっているのか、お聞かせください。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  既に今まで2校が実施済みということでありますけども、それぞれ訓練後につきましては自主防災会ごとに改善点等検証していただいて、報告をしていただいているという形でございます。  それから市のほうではその報告を受けまして取りまとめをした上で、各自主防災会のほうにはフィードバックしているという形でございます。  今後の計画につきましては、今年度について中央小学校と中央東小学校の実施を予定しているということ、さらに来年度以降も引き続いて市内の全校で実施していきたいというふうに考えております。 ◆11番(高橋悦朗議員) 計画的に行われているということで、漏れのないように今後お願いをしたいと思います。  次に、避難所運営マニュアルですけれども、この中では、例えば授乳室ですとか、更衣室の設置等、プライバシー確保対策など、女性視点が配慮されているかどうか。また、運営管理役員、ここに女性登用とかこういったことはされているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  避難所運営マニュアルにおきましては、女性用の洗濯であるとか更衣室を設けることであったり、それからトイレについては女性用の比率を高めること、それから避難所の運営委員につきましては、少なくとも3割は女性にするといったこと、それから女性用品は女性が配布すること、こういったことをその中で記載しております。 ◆11番(高橋悦朗議員) 今後ともそういった管理運営役員の女性登用をしっかりと進むように見守っていただきたいと思います。  次に、避難行動要支援者個別計画ですけれども、これも平成27年から登録申請が始まったというご答弁がありました。今は個別計画一応できているということですけれども、やはりこれが実効性のあるものにしていくことが大事なわけですので、登録者となっている人の条件ごとの登録者数、内容ですね、その登録者数はどうなっているのか。また、登録者と支援者の顔合わせと、また、最低限の携帯備品の相互での確認と、こういうのはやっぱり必要だと思うんですけれども、名前登録だけの個人計画になっていないか、この辺を確認させていただきたいと思います。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  まずは本年8月末現在で身体障害者手帳の交付を受けている方のうち121名の方、それから療育手帳の関係では26名、そして要介護度3以上の方が51名、それから精神障害のほうが3名、そしてその他、今申し上げました条件に準ずる者ということで、特に登録が必要な方が8名で計209名となっております。  それから登録者と支援者との顔合わせにつきましては、制度開始前の説明会においては自主防災会の皆さんに対して、支援者が決まった段階で可能な限り要支援者との顔合わせの機会を設けていただくよう依頼をして、一部の自主防災会では実践されたというふうにはお聞きしております。  それと携行品の確認については今後あわせて依頼をしてまいりたいというふうに思っております。 ◆11番(高橋悦朗議員) 着実に実効性のあるものにしていっていただきたいと考えております。  次に、Wi-Fi環境ですけれども、これも環境整備に向けて取り組んでいきますという答弁でもありましたけれども、例えばこういうのは危機管理ということでは、体育館のみのWi-Fi環境なのか。この辺は一歩進めて、学校教室関係のWi-Fiも一緒に備えてくれたらいいなと考えておりますけれども、その辺の答弁もよろしくお願いします。どこまでのWi-Fi環境なのか。  それとトイレ機能確保ということですけれども、トイレ機能確保については備蓄目標量、それと計画的な備蓄という答弁がありましたけれども、具体的にはその数値はどのようになっているのか、お聞かせください。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  Wi-Fi環境の整備についてどこまでかということにつきましては、今後、関係部局のほうと協議をさせていただきたいというふうに考えております。  それとトイレ機能の確保の中での実際の備蓄の状況ということでございますけれども、備蓄目標量の設定においては組み立て式のバリアフリートイレ50台、トイレ処理セット6万2,000個、簡易トイレが4,000個ということで備蓄目標量を設定しているところでございます。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △休憩の宣告 ○池上智康 議長  ここで暫時休憩いたします。 午前11時56分休憩
    午後1時1分開議 ◇出席議員 18名    1番     2番     3番    4番     5番     6番    7番     8番     9番   10番    11番    12番   13番    14番    15番   16番    17番    18番 ◇欠席議員 なし ◇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者            (前に同じ) △開議の宣告 ○池上智康 議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △一般質問(続き) △高橋悦朗議員(続き) ○池上智康 議長  一般質問を続行いたします。 ◆11番(高橋悦朗議員) それでは、午前に引き続き、質問を再開させていただきます。  トイレ機能確保のところでなんですが、備蓄の目標量、総量はお伺いいたしましたけれども、それに対しての現在の達成状況、これはどうなのか。それとトイレ処理セットですけれども、昨年は町会への申し込み等もやっていただきましたけれども、今年度以降、これはどのようになっているのか、あわせてお聞かせください。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  まずトイレの関係ですけれども、バリアフリートイレにつきましては目標50台に対して30台、それからトイレ処理セットにつきましては目標6万2,000に対して3万200、簡易トイレにつきましては目標4,000に対して6,436、ことしの4月1日現在ということでございます。  それから町会のあっせんにつきましては、今年度秋ごろ、またあっせんのほうは予定させていただきたいというふうに考えております。 ◆11番(高橋悦朗議員) ありがとうございました。目標に向けて着実に推進をお願いしたいと思います。  続いて、防災行政無線ですけども、それとJ-ALERT、これらに対する緊急事態への今後の備えはどのようになっているのか。それとそれを補完するものとして登録メールですとか、ツイッター、フェイスブック、ライン等、市独自の情報伝達手段としては考えられているのか、お聞かせください。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  まず防災行政無線、これの補完等につきましては、登壇でご答弁申し上げたとおり、テレビ埼玉データ放送、WINKチャンネル等を活用しながら行っていきたいと。今後必要に応じて、その補完手段についても検討はしていきたいというふうに考えております。  そのほかのメールとかツイッター、SNSの関係だと思いますけれども、これにつきましては、いろいろと費用対効果も含めまして、今後慎重に検討していきたいというふうに考えております。 ◆11番(高橋悦朗議員) SNSにつきましてもどうか前向きな検討をお願いしたいと思っております。  続いて、まとめ的なものになるんですけれども、災害被害の状況によって当然変わってくるんですけれども、全員を避難所である体育館等に収容というのは不可能なわけですから、そういう意味では、在宅避難、これを市民への啓発とそれに対する支援強化の検討、自宅も避難所だという設定でのこういった備蓄や訓練を進めるということは市としては考えておられるでしょうか。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  在宅避難ということでございますけれども、もちろんその建物の安全性が確保できれば在宅避難ということでの避難をしていただくということは、これは重要なことかと思います。いずれにしても避難所というのは一定の容量しかございませんので、おっしゃるように、全員がそこで生活するというのは不可能であるということでありますので、そういった面については避難所とあわせて在宅避難というのは重要だというふうに考えております。  そちらのほうの支援体制につきましても、もちろん避難所の避難者と同様に必要な物資については供給をしていくということでありますので、あとは各自でそういったことも踏まえた上での想定をしていただき、自助の取り組みということの中で備蓄品の整備であるとか、そういった各自ができる自宅内で身を守るような訓練であるとか、そういったものには取り組んでいただきたいということですので、そういった取り組みに対して引き続き市のほうとしては啓発をしていきたいというふうに考えております。 ◆11番(高橋悦朗議員) 今後とも防災力向上に向けてご努力をお願いしたいと思います。  続いて、教育長のほうに、この防災の中で2点お伺いさせていただきます。  それはAEDの学校における配置場所、これはそれぞれどのようになっているのか。児童・生徒、教職員がいざというときに確実に利用できる体制というものができているのかどうか。この辺をお聞かせください。  それとWSSですけれども、これについては生徒たちの特権的意識というのを持たせるのではなくて、なるべく中学在学中に大勢の方にWSSに参加できるような経験をさせてあげるようなこと、これも考えておられるのでしょうか。この辺をお伺いいたします。2点。 ◎松本隆男 教育長  まずAEDの設置場所についてでございますけれども、AEDの設置場所につきましては、各学校に1台ずつ、そして今年度から中学校3校にプラス1台ということで設置をさせていただいています。多くの学校では職員玄関前に設置してありまして、いざというときに外からの利用も可になるということでございます。  それから中学校のプラス3につきましては、体育館の入り口近くに設置をしています。中学校の場合には部活動だけでなく、外部団体の利用等も夜間ありますので、そういったときにも緊急対応ができるようにというようなことからも含めて設置をさせていただきました。  それから緊急時に児童・生徒、職員が対応できるかということでございますが、先ほどの午前中の答弁でも申し上げましたように、それぞれ生徒も授業の中でAEDの使用方法、それから教職員についても使用方法については研修を行っておりますので、いざという態勢のときにはすぐに対応できるというような準備は進めております。  それからWSSの参加についてもことしで5回目、5年目を迎えるわけなんですが、ことしは残念ながら総合防災演習が中止というようなことから、子どもたちが一生懸命取り組んだ内容について見ていただくことはできなかったんですけれども、本当に前向きに、消防署へ行っても事前の訓練等もしっかりやって当日を迎えるという準備は十分できておりました。  ただ、防災訓練だけにとどまらず、いろんなところでその知識を活用できればなというふうに私自身も思っていますので、これは一部の生徒だけができればいいとは考えておりませんので、多くの生徒に参加してもらいたいなということで積極的に呼びかけていきたいなというふうに思っております。定員制度というようなことで定員は設けておりませんので、やりたい生徒にはその分全員に頑張ってもらいたいというふうに思っております。 ◆11番(高橋悦朗議員) ありがとうございました。AED設置については、中学校体育館もというので心強いところではあるんですが、小学校体育館はどうなのかなという部分も出てくるのかなと思いますけども、それは今後の課題として考えておいていただければいいのかなと思います。  また、WSSも災害時においては中学生も大事な戦力にもなり得る可能性もありますので、なお一層の訓練、また、ご指導をお願いしたいと思います。  この項のまとめとして市長にお伺いしたいんですけれども、この防災演習、市長も市長になられて10年務められてきて、防災訓練の目的とか役割もある意味10年ということで一区切りとされてはどうかなということで、次の新たなステージ、市一本の防災演習から少し脱皮して、もう少しより実践的なという意味で、そういったのも考えられてはどうかなと思っております。これについてやっぱり市民、または議会とも考え直すという意味で、共通認識の中で検討を深めていきたいなとは考えておるんですけれども、この点についてはいかがでしょうか。今後とも実のある災害に立ち向かっていける防災訓練、また、防災都市蕨をともに目指すというお気持ちで今後はどのようでしょうか。その辺をお聞かせいただきたいと思います。     〔頼高英雄市長 登壇〕 ◎頼高英雄 市長  防災演習のあり方についてということでありますけれども、先ほど部長のほうからも答弁をさせていただきましたが、蕨では従前より防災の日の少し前の日曜日に総合防災演習という形で、地区ごとに5地区を1年ごとに巡回をしながら、その地区を重点地区という形で実施をしてまいりました。そのスタイルについては部長が答弁したように、それとしての大きな意義はあるというふうに判断して続けてきております。  大きな点としては、やはりあのような規模ではないとなかなか体験、あるいは見ることができない演習種目というのは結構数多くあります。それに加えて、ライフライン等も含めた関係機関との連携、日常的にも連絡はとっておりますけれども、この演習を通じていろんなことを確認し合ったり、実際にそれぞれの訓練を市民の前で披露していただくということもまた大きな意義となっておりますし、同時に参加した市民、自主防災会の方がお客さんにならないように、実際にやっていただく種目もこの間ふえてきておりまして、そういう点ではその両面を両立させる形で実施をしてきておりますので、常によりよいあり方は検討していきたいと思っておりますが、今の時点ではあの形はあの形でしかなかなか実現できない大きな意義があるだろうと思っております。  同時に、実際に避難所になる場所として一番代表的な事例が学校の体育館であるということから、市でも避難所運営マニュアルもつくったということもあって、その学校の体育館単位で、今、地区ごとに27年度から避難所運営訓練を実施してきておりまして、それはより実際の事例を想定しながら、避難してきた方の名簿の受付から始まって、実際に避難物資を学校ごとの防災倉庫というか、防災教室から調達してくることも含めて、あるいは体育館にブルーシート等をどうやって敷くのかということも含めて実施をしていただいておりまして、これも大きな成果を上げつつあるのではないかと思っております。  それに加えて自主防災会単位の訓練も実施する団体がふえてきておりまして、市の将来ビジョンでは全自主防災会が自主防災会単位としても訓練できるようにしていこうということで目標を掲げておりまして、そういう点では市全体、地区、避難所単位、そして自主防災会単位と重層的な訓練ができているというふうに思っておりますけれども、各自主防災会のご意見、もちろん議会のご意見もお伺いしながら、災害に強いまちづくりというのは大事な重点課題でありますから、常によりよい演習のあり方、今回の議会の中では、今回みたいに雨で中止になったときは何か対応を考えられないかというご提言もありました。ちょうど前回雨で中止になったのが平成23年度で、そのときは南町が実は重点地区だったということもありまして、今回ちょうど6年後ということでその地区が重なってしまったわけでありますけれども、その辺のあり方も含めて、これは常によりよいやり方は研究して、災害に強いまちづくりを進めていきたいというふうに思います。 ◆11番(高橋悦朗議員) 今後とも調査・研究、前向きに訓練お願いしたいと思っております。  続いて、教育行政のほうに移らせていただきますけれども、新学習指導要領に向けての再質問でもありますけれども、このグローバル化対応の英語教育、これの環境づくりということで、それと小学校の教科化ということもあります。これらに向けて、どのように蕨市としては先行して取り組まれていくのか。  そして中学校における1つのこれはどうかということでもありますけれども、英語検定IBAというのがあります。これは低価格で、団体ですとか、または企業ですとか、英語検定能力を簡単にはかる上ではいいものがありますので、中学校においてのこの英語検定IBAの導入、こういうのも取り組まれるということは進むのではないかということで今回ご提案させていただきたいと思いまして質問させていただきますけれども、これについてはいかがでしょうか。 ◎松本隆男 教育長  新学習指導要領ではグローバル化に対応した教育環境づくりを進めるために、小学校においては3、4年生で年間35時間の外国語活動、5、6年生では年間70時間の教科としての英語の授業を行うことや中学校においては授業を英語で行うことを基本とするなど、小学校における英語教育の拡充・強化、中学校における英語教育の高度化など、英語教育全体の抜本的充実が図られるようになります。  蕨市におきましても新学習指導要領に示されたグローバル化に対応した英語教育を実施していくために、新学習指導要領に係る内容や小学校で扱う新教材についての情報提供等を行うとともに、小・中学校教員合同の外国語研修会を実施して、実際の授業場面を想定した実践的な研修も実施しております。  今後につきましても小・中学校の教員がそれぞれの校種の外国語の授業を見合う授業研究会等を計画しておりまして、教員の英語指導力の向上を図っているところでございます。  来年度からの先行実施に向けて、特に小学校における授業時数の増加に伴う新たな教育課程の編成については、学校現場と連携を図りながら調整を進めてまいりたいというふうに考えております。  次に、中学校における英語検定IBAの導入に向けてはどうかというご質問でございますけれども、蕨市内では中学校2校が英検の準会場校となっておりまして、生徒が放課後の時間を利用して自校で受験できること、また、本会場受験よりも安い料金で受験できる等の利点がございまして、この制度を利用して英検を受験している生徒も多数おります。近年、受験者数も増加してきており、生徒の英語力向上の一助となっているというふうに考えております。  ご指摘の英検IBAは、お話にありましたように、リーズナブルな受験料で、学習の成果の確認や目標設定ができるという利点もありますので、今後は他市町の実施状況や実施の効果等を踏まえながら、調査・研究を進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆11番(高橋悦朗議員) よろしくお願いいたします。  中学校の準会場受験、英検の、これは松本教育長が中学校校長のときに行ったということで、いいことだなと思っているんですが、そのためにもますますこのIBAによって早い段階でもう少し英検が深く高まって受験しようという意識も、心構えもできてくるのかなとも思いますので、この辺は検討をお願いいたします。  それとあわせてやっぱり小学校の教職員の負担もますますふえてくるわけですから、そういったときに活用できるのがやっぱりICT環境じゃないかと思うんです。蕨市におけるこのICT教育環境、もう随分立ちおくれていると考えているんですけれども、市として教育の情報化推進計画、これは立てられているのでしょうか。また、市におけるICT教育の推進と教育環境は今後どのようにしていきたいと考えておられるでしょうか。お聞かせください。 ◎松本隆男 教育長  ICT教育の環境整備における情報化推進計画につきましては、現在のところ教育委員会としての計画は作成しておりませんが、市の第3次蕨市情報化総合推進計画の中で、アクションプランの1つに、教育ICTの整備を位置づけ、校内無線LAN整備とタブレット端末導入の2つの事業を掲げております。また、「コンパクトシティ蕨」将来ビジョンにおいても、重点プロジェクトの中にICTを利用した学習環境の充実を位置づけております。  今後につきましては、それらの計画を着実に推進できるよう、また、国の水準などに基づき、各学校のさらなるIT環境の整備に努めるとともに、よりスピーディに環境整備が図れるよう教育の情報化推進計画の作成についても他市事例などを参考に研究してまいりたいというふうに考えております。 ◆11番(高橋悦朗議員) ありがとうございます。今おっしゃった市のほうの情報化推進とあわせて教育の情報化推進、これはよく総務部長、連携されて教育のほうもおくれることなく情報化推進のお願いをしたいと思っております。  その情報化推進を進めるためにも、国でも推進しておりますけれども、ICT活用教育アドバイザーの派遣、それとか情報教育支援教員の配置、こういったところも検討している自治体もありますけれども、蕨はぜひこれについても取り組んでいくことがまず一歩かなと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎松本隆男 教育長  ご指摘のICTの活用教育アドバイザー派遣事業は、文科省が行っているICT環境整備を進める自治体に向けたアドバイザーの派遣事業でございまして、平成29年度は全国48の自治体において派遣が決定したとのことでございます。  教育委員会といたしましては、今後、環境整備を行っていく上での課題解決の1つの手段として、派遣事業の有効性などを踏まえ、活用について研究してまいりたいと考えております。  また、ICT支援員につきましては、整備されたICT機器等を授業や学習面でより有効に活用することや教職員のサポート役として各校に配置するものでございますので、今後はハード面の整備とあわせてICT支援員の配置などソフト面の充実につきましてもあわせて研究してまいりたいというふうに思っております。 ◆11番(高橋悦朗議員) 前向きなご答弁ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  それでは市長のほうに、やはり大事なのはお金なんです。財源ですよね。この意味で、情報のことを今話してまいりましたけれども、この情報活用能力、これをさらに充実化させていただきたいというのと、これについては市長はどのようなお考えをお持ちなのか。将来、社会を生き抜く上で情報能力の活用というのは基礎的な要素で必要性高いと考えておりますけれども、それを個々の問題としないで教育の場で公平に、それも蕨市として子どもたちに投資をして、ICT環境整備をするという前向きなお考えはどうでしょうか。補助金ですとか、交付金活用ですとか、そういった話もありますけれども、ここは市長のトップダウンとして、来年度予算づけも考えます、こういったご答弁どうでしょうか。お願いいたします。 ◎頼高英雄 市長  次代を担う子どもたちの教育、これは蕨の市民の要望でもありますし、未来にかかわる大変重要な課題だということで教育の充実に力を入れてまいりました。  設備面で言えば耐震化、あるいは学校体育館等の大規模改修も結構なお金を投入して進めてきて、今は徐々にではありますけれども、学校のトイレの改修なども進めさせていただいておりますし、教育の中身という点では35人程度学級等、これも市費で教員を採用しているわけですから、そうした財源確保もしながら、学力の向上も含めた取り組みを進めており、成果も上がってきているんじゃないかというふうに思っております。  そういう中で今、お尋ねのいわゆるICT情報教育等の推進については、これはこれからの時代、国際化、情報化の時代の中で、やっぱりその子どもたちが将来生きていく力をはぐくんでいくというのが教育の基本ですから、この時代に子どもたちが生きていく上で、今後ますます重要になる能力だろうというふうには私も考えておりますし、また、具体的に学習指導要領含めて、こういうやっぱり中身が求められているということも示されてきていますので、そういうものにはきちっと対応していく必要があるというふうに思っています。  これまでもパソコンの導入、あるいは教員、あるいはパソコン教室等も含めて導入し、あれはすぐにまた時代とともに更新もしなくちゃいけないので、そうした更新等も行ったり、電子黒板的な活用ができるような、投影機を使っての授業なども今工夫が、それから学校ごとの特色ある教育も含めて今取り組みが広がってきております。  今後の環境整備という点では、いろいろありますけど、大きな課題としてはやはりLANの環境の整備とタブレットの導入というのが、これが求められる課題として非常に大きなものがありますし、将来これが必要になってくるだろうというふうに思っています。  ただ、どのタイミングで、どういう形で入れていけるかというのは全体の財政状況、あるいは学校の準備状況、これ教員のほうも結構な負担もありますし、あるいは教育にとってほかにもいろいろ充実すべき課題、ことしでいえば教育センターに日本語の支援員を配置したり、いろんな取り組みがある中で、全体としての課題を見据えながら適切な時期に行っていくということになろうかと思いますけれども、少なくとも蕨の子どもたちがそういった面で立ちおくれるということは当然ないように、逆に、蕨ならではのそういう面でも子どもたちの生きる力につながるような教育に教育委員会中心に進めていただけると思いますし、その環境整備には引き続き意を用いていきたいというふうに思っています。 ◆11番(高橋悦朗議員) 市長の認識に対しては理解もされているということで、その点については評価いたしますけれども、やはり教育の機会均等ということもありますから、他市に立ちおくれることのないように、戸田市、さいたま市ですとかはもう既にタブレットも完備されておりますし、そういった意味で、やり方としては基金を募るとか、やり方は幾らでもあると思いますので、その辺についてはしっかり検討していく、蕨の子どもにかける教育の重さ、こういうのを実感できるような検討を前向きにお願いしたいと思います。  最後、地方公会計ということですけれども、現在の総務省改訂モデルでの財務諸表を今までつくられてきました。これを県のほうの統計資料に載っておりますので、拝見させていただくと25年までは作成しております。公開もしてきたと思います。  ところが、26年、27年度と作成していませんけれども、これについてはいかなる理由があるのか。企業ではやはり継続性の原則というのがあります。ゴーイングコンサーンという原則がありますけれども、27年度までは従来の財務諸表をつくるべきと私は考えておりますけれども、これについてはいかがですか。もうつくらないので、あくまでも統一的基準を目指すというお立場なのか。この辺をお聞かせください。 ◎佐藤慎也 総務部長  これまでの改訂モデル、24年度まで公表してまいりましたけれども、統一的な基準のモデルというのは大きく内容も変わりますし、継続性ということを考えたときにそこで変わりますから、27までつくって28がというのがちょっと関連性がなくなってくる部分がありますんで、そこでちょっとどうなのかなというのは検討したところです。  実際には両方同時にこの辺のものの策定作業というのは膨大な量になりますことから、これから期限が決められている統一基準のほうに専念したということで、26、27年度は策定はしないと、そういうふうに考えたところでございます。 ◆11番(高橋悦朗議員) それをつくることが、要はマンパワー不足なのか、この辺がちょっとあるのかなという気もいたしますし、今、今年度以降については統一的な基準による地方公会計の整備ということが行われているわけですけども、これに準備支援として何かされてきたのか。今後の国、県なりの準備支援は何があるのでしょうか。この辺をお聞かせください。 ◎佐藤慎也 総務部長  整備に当たりましては手作業ということにはいきませんから、システムの整備支援ということがございまして、これについては国のほうからの特別交付税の措置が一部あったということでございます。 ◆11番(高橋悦朗議員) 国からの通達なんかによりますと、まずはその固定資産台帳の整備、あわせて今後財務諸表4表については、予算編成に積極的に活用するようにという目標も出ておりましたけれども、この辺は本市ではどのようになっていくのか。また、予算編成に活用するということであれば、いつから活用できるような体制になるのか。これをお聞かせください。 ◎佐藤慎也 総務部長  予算編成、いろいろ活用方法というのは、国のほうの研究会の内容を見ますといろんな方法があります。ただ、どういった活用をするかというのはそれぞれの市町村によって取り組み方が違いますし、蕨にとってもその予算ということ1つとってみれば効果的に、あるいは効率的に運用が可能なのかどうかということが非常に重要な視点になりますから、そういったことも含めて検討させていただきたいというふうに考えております。 ◆11番(高橋悦朗議員) 企業であれば株主への情報公開ということになるわけですけれども、財産であり、経営成績を公表するということですけども、やはり行政においても市民サービスとしては、市としての財政状態、バランスシート、それとPLという意味では行政コスト計算書、これは施設ごと、もしくは事業ごと、収入としては手数料だとかそういうのが明確になるわけですけども、それに対してコストをどのようにかけてこの事業が行われているのかですとか、そういった意味では本当に活用としては幅広いものができてくるわけですけれども、こういうのをしっかり進んでいけるような市の体制をつくっていただきたいと思いますし、それには会計ノウハウを習得した職員の育成、それとICTを活用したシステム整備、こういうのが大事になってくると思うんですけれども、この辺の今後に向けてのスタンスはどのようになっているのか。また、財務諸表作成後における議員研修もあわせて実施いただけないか。この辺についてはいかがでしょうか。 ◎佐藤慎也 総務部長  先ほどいろんな面で検討するということで申し上げましたけれども、やはりまず住民の皆様に公表するということがまず財務諸表4表については年度末までにしていくと。これはぜひ間に合うようにやっていきたいということがまず1つございます。  その上で、これからのやり方でございますけれども、やはり職員研修というのももちろん必要になってくると思いますけれども、まず一番使用するところは財政部門と出納部門ということでございますから、この辺の職員のスキルアップというのがまず大事であって、そこを進めた上で全庁的にそれを広めていければなと、そんなふうに考えているところでございます。  それからバランスシートを以前に公表したときも、いろいろ住民の皆さんがわかるようにということでいろいろな説明書きをあわせてホームページで公表した経緯がございますけれども、今後につきましてもそういう解説資料をあわせて添付して、なるべくわかりやすい言葉を使うなど、そういった形でオープンにしていきたいと、そんなことも考えてございますんで、それぞれほかの例えば議会の皆様にもそういったことでご理解いただければなというふうに考えてございます。 ◆11番(高橋悦朗議員) 最後まとめて市長にお伺いいたします。あくまでもこの財務諸表ですけれども、市の財政状態であり、また、事業コストを市民に公開するということでは、この地方会計の目的がそこにあるわけですけれども、これらの今後市としての活用、もしくはそれを市民にどのように公開していくのか。この辺を市長はどのようにお考えになっているのか、まとめてお話しいただければと思います。 ◎頼高英雄 市長  この地方公会計については、高橋議員もご質問でご指摘のとおり、今まで3つのモデルが事実上あって、その中でも試行じゃないですけども、蕨としても一定の様式に基づいて公表は25年度分まではやってきたと。いよいよそれが統一基準という形になって、そして28年度の、いわゆる決算の数字から今年度末公表していくと。その基準に沿って今鋭意取り組みを進めておりますし、予算をいただいて固定資産の台帳も整備を進めてきているという状況です。  この地方公会計、いろいろ難しい中身ですけれども、意義としては今、議員のご指摘もあったように、1つは、やはり行政として説明責任をよりしっかりと果たしていくと。これは議会の皆さんはもちろん、市民の皆さんにも我がまちの状況をいろんな面からわかりやすく説明していくということと、行財政運営をより効率的に、あるいは適正にしていくものに資するようにしていくと。これが大きな目的だというふうにされております。  そういった点では、まずはつくった上で、これを公表していくということが今後のまず1つの大きな課題になっていこうかと思いますし、その際には、これをそのまま公表してどれだけその説明責任に資するのかという点ではいろんな工夫をこれから研究していく必要があろうかと思います。  もう一点の財政の適正化や効率化に生かしていくという点でいえば、これもご指摘があったように、固定資産台帳等をファシリティマネジメントもつくりました。総合管理計画もつくりました。それにどう生かしていくのかという部分と、行政コストという観点でいろんな施策をまた分析していけると。  ただ、行政というのはそのコストを見ればすべてそれで判断できるというものではないんですけれども、そういう観点からも行政の評価をしていけるということでありますから、そのことを今一生懸命つくっている段階なんですが、それを今後、これはつくることが目的ではなくて、生かしていくということですから、これはいろいろ担当大変ですけれども、しっかりとその両面、説明責任とファシリティマネジメントや行政コストという観点からの政策の分析にはしっかり生かせるように取り組みは進めていきたいなというふうに思っています。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △三輪かずよし議員 ○池上智康 議長  次に、10番 三輪かずよし議員。
        〔10番 三輪かずよし議員 登壇〕 ◆10番(三輪かずよし議員) 新生会の三輪でございます。  私からは、通告に従い、以下4点について一般質問をさせていただきます。  蕨市庁舎整備検討審議会が本年5月31日から去る8月31日まで4回にわたって開催されました。次回10月11日、最後の審議会が開催されますが、この日は、これまで審議されてこられた「まとめ」が報告される会となりますので、実質的な話し合いは既に終了したものと私は考えております。  私も今まで3回にわたり傍聴させていただきましたが、私なりに市庁舎のあり方、審議会のあり方等につきましてお伺いさせていただきます。  まず1点目といたしまして、諮問の内容についてでありますが、市役所庁舎の整備方法については耐震改修か、建てかえか、また、建てかえの場合は建設場所をどこにするのかと非常に限られた諮問とした理由についてお伺いいたします。  次に、蕨市庁舎整備検討委員会の報告書でありますが、この中で、委員会の結論の項において「現状における課題の多くが解消されるとともに、事業費を継続使用可能年数で除した費用対効果にすぐれている『B①案(現在地で建てかえ)』が最も適していると評価したが、」云々と記されていますが、審議会に図る際にこういった結論を添付した理由は何か、お伺いいたします。  次に、仮庁舎等の工事費用B①案では3億2,000万円とされていますが、具体的にどこにどのような仮庁舎を考えているのか、お伺いいたします。  次に、比較表で駐車台数として、B①案は自動車81台(一般54台、公用27台)、自転車300台、B②案は自動車131台(庁舎81台、市民会館等50台)、自転車550台、B③案は自動車81台(一般54台、公用27台)、自転車300台となっていますが、この積算の根拠は何なのか、お伺いいたします。  次に、第3回の審議会において、①市庁舎の耐震化整備の方向性についての中で、B①案が耐震性、老朽化、狭隘化、バリアフリー化、経済性6件すべて二重丸、B②案は5件が二重丸で、経済性が三角、B③案は5件が二重丸で経済性が一重丸とした根拠についてお教えください。  次に、②建てかえを想定した耐震化整備の方向性について、利便性のうち、幹線道路についてはB①案と②案が丸で③案が三角の理由、早期実現性でB①案が丸で②案、③案が三角とした理由についてお聞かせください。  次に、審議員の方からもう少し時間をとってもらい、案になっている現場、あるいは審議会の方から出た新たな提案された現場の見学会のようなことを実施してほしいとの提案がされたにもかかわらず、全くされなかった理由についてお伺いいたします。  次に、大きな2点目として、蕨市立病院の耐震化整備についてお伺いいたします。  新生会では重点要望として、蕨市立病院の耐震化整備を挙げております。  昭和45年建設ですので、築年数とすると47年となっております。耐震診断の結果、耐震工事が必要とされておりますが、いまだに手当がされておらず、入院患者はもちろんのこと、通院患者、医療スタッフ、事務の方々は大変心配しております。  先日、佐藤総務部長から来年度に市立病院の将来構想を策定する旨の説明がありましたが、この構想を策定後には耐震化整備についての検討も視野に入れてのことと思いますが、今後どのようなスケジュールで進めていかれるのか、お伺いいたします。  次に、大きな3点目として、古紙の不法持ち去りについての対応についてお伺いいたします。  従前から古新聞を不法に持ち去っている者がいるということは耳にしておりましたが、先般、持ち去りの現場を見かけましたので、自転車で追いかけましたが、戸田市内に移動してしまいましたので、追跡をあきらめました。  ところが、翌週、私どもの近所のさつき公園の集積所に再びあらわれましたので、やはり自転車で現場に出向きましたら、相手が気づき、車を急発進させ、逃げ出しました。5分ほど追跡いたしましたが、相手が赤信号を無視して逃げましたので、これ以上追跡して交通事故を起こしてはと心配になりましたので、追跡をあきらめました。  車両ナンバーを控えて安全安心推進課の職員に対応をお願いしましたが、その後も続いているようですし、塚越地区では別の車両が同じように不法に持ち去りを行っているようでありますが、市ではどのように対応されておられるのか、お伺いします。  ちなみに、南町に来ている車がこの車です。塚越の車がこの車です。  最後に、市長タウンミーティングについてお伺いいたします。  初期のタウンミーティングに比べまして、各町会や団体に参加をお願いするようになりまして、最近では50名前後の参加があるように伺っております。  このタウンミーティングの趣旨は、市民の皆さんに市政の様子等をお伝えしたり、あるいは逆に市民の方から意見や要望を伺う場であると思っております。  そこでお伺いいたしますが、前回のタウンミーティングでは市民の方からどのような要望が出されていたのか、それらの要望についてどのような対応がされ、結果として、どのような対応がされたのか、また、結論の出ていない課題については今後どのように検討されていくお考えなのか、お聞かせください。  以上で、登壇での質問を終わります。     〔佐藤慎也総務部長 登壇〕 ◎佐藤慎也 総務部長  私からは、総務部所管のご質問にご答弁申し上げます。  初めに、1番目、蕨市庁舎整備検討審議会についての1点目、諮問内容の限定理由は、これまで庁内では市庁舎の耐震化整備を早急に実施するため、昨年6月議会で決議された「蕨市庁舎耐震化整備の早急な実施を求める決議」を踏まえつつ、庁舎整備の検討を行ってまいりました。  市庁舎の耐震化整備に当たり、建てかえを含む検討は市の将来にかかわる重要課題であり、多額の財政負担を伴うものであることから、整備の基本的なあり方にあっては「耐震改修か、建てかえか、また、建てかえの場合は建設場所をどことするか」を諮問し、10月の答申をめどに現在ご審議いただいているところであります。  2点目、庁舎整備検討委員会の結論の添付につきましては、庁舎整備検討委員会では市庁舎耐震化整備のあり方に関する基本的な方針について総合的な検討を行い、ことし1月に庁舎整備検討報告書を取りまとめております。報告書では建築後50年以上が経過して、老朽化が進んだ状況も勘案しながら、概算事業費による費用対効果や事業期間を考慮して、総合的にすぐれた方法を検討しております。  審議会においてはこれまでの庁内での検討や考え方について既に公表している「庁舎整備検討報告書」を基礎資料として報告し、改めて専門的な能力を有する事業者の支援も受けながら、ご審議いただこうと考えたところでございます。  3点目、仮庁舎はどこにどのような規模で考えているのかにつきましては、審議会でお示ししている事業費の積算では、仮設庁舎は市庁舎第2駐車場に2,500平方メートルから3,000平方メートル程度の建物を想定しております。また、不足する床面積については、既存公共施設の仮庁舎への改修工事費を見込んでおります。  4点目、比較表で自動車と自転車の駐車駐輪台数の積算の根拠は、自動車の駐車台数は現状の来庁者用駐車台数として庁舎南が29台及び西側7台、庁舎第2駐車場18台の合計54台に公用車27台を合わせた81台です。自転車の駐輪台数につきましても現状の駐輪台数として庁舎敷地内の来庁者用20台、職員用40台、公用45台、庁舎西側の職員用45台、庁舎第2駐車場の来庁者用50台、職員用100台の合計300台であります。また、市民会館につきましても現状の駐車、駐輪台数となっております。  5点目、耐震化整備の方向性についての中で二重丸、丸、三角をつけた根拠、また、利便性の中で幹線道路についてや早期実現性で丸、三角を決めた理由につきましては、耐震化整備の方向性において耐震性など示した課題に対し、想定した課題が解消されると考えられる整備案に二重丸、想定した課題が残る可能性があると考えられる整備案に丸、想定した課題が解消されないと考えられる整備案に三角を記しております。  利便性の中の幹線道路につきましては、防災拠点としての交通アクセス性も踏まえ、緊急輸送道路に指定されている国道17号に近く、被災時において広域的な受け入れの場として展開がしやすい整備案に丸、国道17号から離れる場所での整備案に三角を記しております。  早期実現性については、想定事業期間、庁舎移転に伴う市民との合意形成など総合的に判断し、丸、三角を記しております。  6点目、審議員からの現場見学の提案につきましては、限られた審議回数の中で候補となる現場をご案内することは難しいと考え、建てかえを想定した整備案ごとにイメージ図を提示したところでございます。  次に、4番目、市長タウンミーティングについて、1点目、各所で出る要望への対応につきましては、市では市民と市長との直接の対話を市政運営の基本と考え、平成20年度より市内5地区で毎年市長タウンミーティングを開催し、延べ約3,600人の市民に参加いただいており、新年度予算と主な施策について市長から説明後、市民との意見交換を行い、市政全般からくらしの身近な問題まで、さまざまなご意見、ご要望をいただいております。  ご意見等への対応といたしましては、現場の確認が必要な場合、可能な限り早期に行い、危険性を伴う破損などが確認できた際には緊急の対応を行っているほか、新たに予算計上を伴うご意見等につきましては、新規施策等を検討する上での貴重なご提案として参考とさせていただき、それぞれの状況や優先順位を踏まえながら、必要に応じた対応を行っており、今後も可能な限り市政に反映してまいりたいと考えております。     〔榎本弘文病院事務局長 登壇〕 ◎榎本弘文 病院事務局長  私からは、2番目の市立病院の耐震化整備について、今後どのようなスケジュールで検討していくかについてご答弁申し上げます。  市立病院の建物につきましては、平成10年度に耐震診断を行い、耐震強度不足との診断がなされ、平成12年度には耐震化に要する費用の積算をいたしましたが、耐震化には多額の改修費用がかかるほか、改修に伴う診療業務への影響による収益の減収等が考えられますことから、まずは安定的な経営が不可欠と判断し、経営基盤の強化と安定化を図ってきたところであります。  このような状況下において、昨年度に策定されました公共施設等総合管理計画で建物等の施設管理の基本方針が示されましたほか、埼玉県が策定した地域医療構想において、今後求められる医療需要等が示されましたことから、今年度は周辺地域の社会環境や医療需要等の外部環境、また、病床機能を分析するなどの基礎調査を行い、平成30年度に病院の機能や市立病院が地域において果たすべき役割、また、施設のあり方もあわせて市立病院の今後の方向性を示す市立病院将来構想を策定する予定となっておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。     〔伊藤浩一市民生活部長 登壇〕 ◎伊藤浩一 市民生活部長  私からは、3番目の古紙の不法持ち去りについてご答弁申し上げます。  古紙の持ち去りに対する市の対応及び成果についてでありますが、市では「廃棄物の処理及び清掃に関する条例」において、廃棄物の収集、運搬、処分等について定めており、第5条の2において新聞や雑誌その他の資源物の所有権は市に帰属し、市が指定した者以外の収集、運搬を禁止する規定を設けております。  しかしながら、リサイクルステーションから新聞等の資源物を持ち去る相談が地域住民の方からも寄せられていることから、市といたしましても職員や地域のリサイクルステーションを管理する公衆衛生推進協議会の会員の皆さんによる見回りを実施しているほか、蕨警察署に対しましても資源物の収集日に合わせた定期的なパトロールの実施を依頼しているところであります。  また、各リサイクルステーションにおける対策としては、持ち出し厳禁の看板を掲示するとともに、資源物に張る持ち出し厳禁と記したチラシを住民向けに配布しております。実際に持ち出されている資源物の数量の把握が困難なため、その成果につきましては検証しかねますが、引き続き収集日における巡回や持ち去られにくいステーションの環境づくり等の抑制対策に努めてまいります。  以上でございます。 ◆10番(三輪かずよし議員) それでは、質問席から再質問させていただきます。順番が変わりますけれど、今の古紙の問題から伺っていきたいと思います。  今、部長のほうから市の職員だとか、公衆衛生、あるいは蕨警察の方にもお願いしているということですけど、なかなか成果が上がっていないのが実情ではないかなというふうに思うんですが、職員の方々が制服、スーツ姿や何かでこういうところへ立っていると、必ず向こうは察知するわけです。ましてやお巡りさんがそこにいれば絶対寄ってこない。非常にこうかつですから、もう少しそういったやり方については方法を少し考えてほしいなというふうに思っております。  実は、今月16日の土曜日、市内3校で中学校の体育祭が行われまして、その3校を見学した後、お昼ちょっと前に自宅に帰りました。そうしましたところ、うちの家内が「お父さん、きょう珍しい人が来たよ」ということで、何だろう、しばらくぶりにだれか来たのかしらと思ったら、いわゆる先ほどお示ししたこの車の運転手が来たそうです。それでしばらくうちにいて家内といろいろな話をしていったようなんですが、大変申しわけないことをしたと。実際三輪さんが来られておっかなかったと。もう絶対しませんということでいろいろと話をしていったようです。  実際にこの車追跡しますと、車輪が沈むぐらいたくさんの量の新聞紙を持っていっているんです。相当僕は影響が出ていたというふうに思います。  そういうことがあったということで、「ああ、そう」ということで済ましたんですが、翌週の水曜日に店が定休日なものですから、車で出かけようと思って店の前に車を置いて、出ようと思って玄関を出ましたら、またこの車が来たんです。ワイシャツ姿ですっきりした顔をして、いやあ、三輪さん、いろいろとご迷惑かけましたと。暑い盛りに追っかけられて本当に怖い思いをしましたと。もう一切ああいうことはやりませんので、申しわけありませんでしたと。実は、あした裁判があるんだと。多分刑務所に入るようになりますと。ちょっと事情をいろいろと聞きましたらば、家族間でけんかになって、ちょっと暴力を振るったら警察ざたになったということで、今裁判になっているという話でした。普通、家族間でそんな程度のけがならば警察じゃないんじゃないのと言ったら、いや、私は前が相当あるんですということで傷害として訴えられて、あした裁判になって、多分何年か入るようになるでしょうと。「あなたね、せっかくのいい機会だから、もう本当にここで更生して、まだ年齢もそんな年いってないんで、幾らでも更生できるから頑張ってやんなさいよ」というふうなことを言って、もしできたら先生に担当してもらいたいんだというふうな話もしていましたけれど、要は何を言いたいかというと、やはりこちらが真剣に対応していけば相手も相当危機感持っていますから、ぜひそういうふうな形で、これ一人でこれをやるということは大変なことだと思いますんで、市の職員もやっぱりグループ組んでやるとかそういう対応をしてもらいたいというふうに思うんです。  こちらのほうは今回これで一件落着になりましたけど、恐らくまた次の人が出てくる可能性はありますし、塚越のほうを回っていたのは川越ナンバーです。このほかにもどこかでほかの車が回っているのかなというふうなことも考えているんですが、そこら辺についての状況を部長は把握されていますでしょうか。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  状況の把握ということにつきましては、担当課のほうからそういった通報が市のほうに寄せられているということについては承知をしております。 ◆10番(三輪かずよし議員) その通報に寄せられている車だとか、人とか、そういうふうなことを詳しく把握されているんでしょうか。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  詳しく把握というのはなかなか難しいところでありますけれども、現実私も市の職員でありますので、過去にはそういった現場を見かけたところがありまして、やはり連絡をしたということがありますので、その際にはやはり同じような形式の車で持ち去りをしたという現場は見ております。 ◆10番(三輪かずよし議員) 現場を見ていて注意はされているんでしょうか。それとも全く見ているだけでおしまいになっているのか。そこら辺。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  そのときにつきましては既にもう車の中に入れて持ち去ったというところでございましたので、注意等をするいとまはなかったということでございます。 ◆10番(三輪かずよし議員) たかが新聞とは言いながら、古紙で出す人は町会のためだとか、市のためだというふうなことを思って出しているので、事以上に僕は重要なことだろうというふうに思います。こういったことをいつまでも見逃していると市民の人たちの行政に対する協力の度合いがどんどん下がっていくのではないかなというふうに思いますので、ぜひ少し集中的に取り組みをするようなことを考えていただきたいなというふうに思います。  それから今、部長のほうから持ち出し厳禁のこれを配布しているというふうな話でした。これ昔、私のほうでアイデアを出して、市のほうがこういった形でやっているんですが、これ持ち出し厳禁じゃなくて、持ち去り厳禁なんじゃないですかね。  それからこういうものについては今、所有者は蕨市になっているというふうになっていますけれど、所有者は蕨市になっても結構ですけれど、本当は所有者は市民であって、提供先が蕨市というふうなことではないかなというふうに思います。もう少し文言を考えていただきたいのと、それからもう少し市民の方たちがこれを利用できるように、これはたしかごみのさわやか環境の日ですか、そのときに行くと、市のほうからビニール袋とこれがセットで配られる程度で、大した枚数は行っていないわけですよ。だとすると、もう少し大量に町会なり何なり、団体なりにご協力いただいて、町会から町会員の方に配布するというような形で協力してもらったほうがより効果があるのではないかなというふうに思いますけど、いかがでしょうか。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  まずチラシの文言につきましては工夫のほうをさせていただきたいというふうに考えております。  それからその配布ということでございますけれども、これにつきましては現在、今お話があったとおり、ごみゼロの日において各参加者の方に配っている等がございますけれども、これをさらに配ったほうがいいのではないかということでございますので、これについては費用対効果といいますか、どこまで配るかということもありますので、といいますのは、必ずしもここのリサイクルステーションに出す方ばかりでもないという状況も中にはございますので、その辺等も検討しながら考えていきたいというふうに考えております。 ◆10番(三輪かずよし議員) ぜひひとつ対処をお願いしたいと思います。  続きまして、市立病院の件ですけれど、事務局長から将来構想についてはお話がいただけたんですけど、耐震の工事についてのお話が一切なかったわけですけれど、築47年ということになれば耐震の補強工事だとかということではなく、恐らく建てかえを視野に検討すべきじゃないかなというふうに思っているんですが、はっきり言えないかどうかはわかりませんけど、そこら辺についてのお考えを少しお聞かせいただければと思います。 ◎榎本弘文 病院事務局長  ただいまのご質問でありますけれども、昨年度策定されました公共施設等管理計画におきましては、施設の長寿命化というのが基本目標として掲げていることもありまして、耐震化も含めて検討をする必要があるのではないかというふうに考えております。  ただ、当院の本館、サービス棟は、ご存じのとおり築47年経過しているということもございますので、駆体のほか、配管等の設備等もかなり老朽化が進んでいるという状況もございますので、建てかえも含めて検討していく必要はあるだろうというふうに考えているところでございます。 ◆10番(三輪かずよし議員) 熊本の地震のときに宇土市の庁舎がワンフロアつぶれたということだったんですが、たまたま夜間の地震だったから人的な被害がなかったわけですけれど、市立病院の場合には入院患者がいらっしゃるわけですね。また、医療スタッフもいるということなってくると、24時間どこの段階で地震に遭っても人的な被害が相当出るというふうに思うんです。そういうことを考えればやはり早急に整備をしていく必要があるのではないかなというふうに思っております。  市立病院の場合には入院患者さんがいて、通院患者さんがいて、そういう中でもし建てかえということになれば、そういう方のいる中での工事ということはなかなか難しいのかなというふうに思っているわけです。そうすると、どこか代替の土地があればその土地に建てかえて、でき上がった後、患者さんに移動してもらうというふうなことが一番のベストではないかなというふうに思うんですが、そこら辺についての見解をお伺いしたいというふうに思います。 ◎榎本弘文 病院事務局長  今の建てかえをする場合ということで、代替地の関係でございますけれども、仮に建てかえをするということになった場合、現在のところに建築の方法として建てかえを行うことも可能ではあるというふうに考えてはおります。しかしながら、工事を行うことによって患者さんが減るということも予想されますし、それに伴って収益の減が生じるというようなことも想定されます。ただ、一方ではその代替地の用地の確保というのも非常に困難であるというような課題もあるということも考えられますので、あらゆる面で今後検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆10番(三輪かずよし議員) そういうことになってくると、先ほどの一関議員じゃないですけど、日本車輌の跡地を買っておけばというふうなこともまた出てくると思うんですが、この後、将来構想を策定して病院の耐震整備計画を検討する中で資金計画も検討しなきゃならないんではないかなというふうに思いますけど、これざっくりした話で結構なんですけれど、できればおおむね何年ごろから工事にかかれればいいなというふうに考えておられるのか。ざっくりで結構ですけれど、お答えいただければというふうに思います。 ◎榎本弘文 病院事務局長  今後のざっくりというようなことでございますけれども、まずは来年度に将来構想を策定して、その中で市立病院の果たすべき役割ですとか、機能等を今後どういうふうにしていくか。建物のあり方も含めて、その方向性を明確化した上で、やっとその後のスケジュールが見えてくるのではないかというふうに考えておりますので、その段階で詳しいスケジュールのほうを立てていきたいというふうに考えております。 ◆10番(三輪かずよし議員) 先ちょっと長くなるのかなという気がしてならないんですが、先ほどもちょっと登壇で申し上げましたように、病院には24時間入院患者さん、医療スタッフが必ずいるわけですので、一日も早い検討をぜひお願いして、要望でおしまいにします。  次に、タウンミーティングなんですが、いろいろと意見が出ているようです。時間がかかることについてはやむを得ないと思うんだけれど、危険な場合には緊急で対応していくというふうな話でした。  実は、南町のある町会長と話をした際に、タウンミーティングでこういう話をしたんだけど、一向に検討されている様子がないんだと。一回機会を見て話を聞いてもらえないかというふうなことだったんですが、1つには、先ほど来言っている旧来の防災演習はもうやめてもらいたいという話が出ているんです。やはり地元密着型の防災演習にしてほしいと。ことしは南町流れたんですけど、南町外でやる防災演習にも動員をかけられると。今、1町会5人ぐらいですか。実際に行って参加しても、ただそこで見ているだけで、暑い盛りに年寄りがあそこで座っているのも三輪さん結構大変なんだよという話も出ておりました。  それからもう一点、町会員が非常に高齢化してきて、ごみの当番だとか、組長がなかなか受けてもらえないような状況になっていると。そういうことについても市のほうでぜひ検討してほしいというふうな話が出ていると、出したというふうなことなんですが、そこら辺について部長、何か回答らしいものがあったんでしょうか。 ◎伊藤浩一 市民生活部長  タウンミーティングにおいてのご意見ということでございまして、これについては今お話のものがあったということでございます。  確かに防災演習のあり方についてということでございますので、これを個別具体的にお答えするということではなかなか難しいというふうに思っております。ましてや今の形をやめるということになりますと、先ほど来からお話ししているようにそれなりの意義がある内容であるというふうに思っておりますので、これについてはこの総合防災演習を含め、そのほか地域型であるとか、各自主防災単位であるとかということで考えていかなきゃいけないということで思っております。  それと動員がかかって参加をすることで、なかなか参加者の方への負担がふえているんじゃないかということでございますけれども、これについてはやはり市全体で行っているということでありますので、もちろん重点地区以外の方にもご参加いただいて、それ相応の参加できるプログラムがございますので、そちらのほうに参加いただくということで、ぜひそこからいろいろと防災意識を高める展示等も含めて見ていただければというふうに思っておりますので、なかなか出られる方がいないということになるとちょっとこれは困るんですけれども、私どもとしては重点地区以外の方にもぜひご参加いただきたいというふうには考えております。  それから町会での負担がふえているということで、ごみの当番であるとかということが例に挙がっていますけれども、さまざまな内容について町会の皆様にはご協力をいただいているということでございます。その中でなかなかこちらのほうの対応としてもお願いするばかりということだけではいけませんので、それにつきましては各種高齢化に対応いたしまして、まず町会に参加していただくメンバーの方を若返らせるという言い方がいいんでしょうか、そういった方にも参加いただけるように広報を啓発するということで、せんだってのアクティブシニアの社会参加支援事業においてもいろいろと呼びかけをさせていただいたということを今年度初めてさせていただいております。こういったものについては継続していきたいというふうに思っています。  具体的に仕事の内容についての負担の軽減ということにつきましては、多くは回覧の問題も耳にしておりますので、これについては従来以降、既に回覧の例えば内容、本当にこれが回す必要があるのかどうかというのを暗に町会の回覧でお願いすればいいということではないように担当課のほうにお願いするとともに、それも様式を統一したり、それから配布をお願いする日も定期的に定めるというようなことで、それを整理してきたということがあります。それからここのところでは28年度に防犯灯のLED化を進めましたので、それによって町会の管理維持関係が負担としては軽減されたかなということで、一つ一つでありますけれども、そういったご意見を伺いながら改善に努めているという状況でございますので、ご理解いただきたいと思います。 ◆10番(三輪かずよし議員) 防災演習については、いろんな議員から今までの防災演習についてはちょっと変更したほうがいいんじゃないかというふうな意見も出ておるので、ぜひ一回それは検討してほしいなというふうに思っております。  それと市長にお伺いしたいんですが、これ市長が主催ですよね。市長がお話をされて、市長がお聞きになっているということでいうと、今みたいな質問をされるほうは町会長、相当の決意を持って質問するんですよ。ああいう公の場で、人前で何か話をするのもなかなか苦手な方が多いもんですから、そういう中で頑張って話を聞いてもらいたいと思って質問するわけで、だとすると、それに対してやっぱり回答を、わかる方で結構ですから、きちんと回答するというふうな方法をとるべきではないかなというふうに思うんですが、市長、そこら辺いかがでしょうか。     〔頼高英雄市長 登壇〕 ◎頼高英雄 市長  市長タウンミーティングについてのお尋ねですけれども、登壇で部長が答弁したように、これで平成20年から10年間やって、多くの方々、私のほうから予算等のお話もさせていただきますし、一方通行にならないようになるべくご意見、ご質問を出す時間を設けて、本当に市政の大きな問題から身近な、それこそ公園をちょっとこういうところ危ないんだけどというレベルも含めて、本当にいろんな意見を出していただいて、長期的な課題、あるいは市政の方針としてはちょっと違う考えがあること、あるいはすぐできること、いろんな意見があって、その意見によっていろいろ対応してきているわけですけれども、市政をより身近に感じていただいて、協働でみんなで市政をつくっていくという点では有意義な機会になっているのではないかなというふうに思っております。  そういう中で、ああいう場でご意見出していただくというのは、いろいろ個人個人の性格もあろうかと思いますけれども、確かに、特により責任がある立場の方々は、それなりの思いで発言をしていただいているんじゃないかというふうに私も受けとめておりますし、それは重いものとして受けとめ、その場でもそういう対応はさせていただいております。  実は、市長タウンミーティングもどういう形がいいのかというのはありますけれども、実は、1回目はたしか部長に全部出てもらったことがあるんですね。ちょっと物すごい大人数で、ちょっと大げさというか、それもまたどうなんだろうかということもあって、私が答えられることは答えると。わからないことは調べて、後日個別の連絡が必要なければ概要を公表しますので、概要の中で触れさせていただく。個別に連絡が欲しい方は終わった後にちょっと名前を言っていただいて個別に連絡をさせていただくという形で最初にアナウンスもさせていただいて、それぞれ意見に応じて対応はさせていただいてきております。  ちょうど今お尋ねの町会長さんのほうから、ごみの収集の話と防災演習の話についてご意見があったというのは承知しておりまして、ちょうど私、今発表してホームページに出ている概要にそれに対する私の基本的な考え、市の考えというのはその場で回答させていただいて、この中に基本的には全部公表させていただいておりますので、市としては一応こういうふうに考えていますよということはお示しをさせていただいているのかなというふうに思っております。  防災演習のあり方を変えるとなると、これは部長も言いましたけれども、1カ所でそういう声があったから云々、あるいは議会でそういう質問があったからということではなくて、やはりそれぞれの意義があって、市では今、全体の演習、地区ごとの避難所ごとの演習、防災会単位の演習という3層というか、そういう形で運営して、それプラス今、防災士会と一緒に防災大学という形で個別により深い勉強をするというふうに進めていまして、今そのやり方は非常にこの防災対策の重要性を踏まえると、それは最もふさわしいのかなと今は判断してやっているわけですけども、これが何が何でも未来永劫いいんだということではなくて、部長が答弁したように、常に議会や町会長さんの意見も含めて、よりよいあり方というのは常に検討していきたいというふうに思っております。  その中で、町会の運営のご苦労の話は、やっぱり本当にご苦労されていて、それを半分は参加者の皆さんにも知っていただくと。本当に町会というのは皆さんが協力して苦労していただいているんだよということを知っていただくということも大事なのかなと。例えば今回の質問では、ごみの当番ができない人がだんだん班の中でふえてくると、その方はいいですよと飛ばすわけですよね。そうすると、だんだん回ってくる順番が早くなってきて大変なんだというリアルな話もありました。  それはほかの町会でも聞いたことがあるんですけれども、それはほかの方がやっぱり協力できることはやるよと、私がかわってあげるよということで支えていただいていて、それも地域での共助、助け合いの1つの姿として私はすばらしいなというふうに思っていますし、抜本改善としてはごみの戸別収集ということがあり得るんですけど、これは蕨戸田衛生センターのごみ処理基本計画15カ年計画の中では、課題としては掲げているんですけど、これはなかなか実施するには課題も多いということもお話をさせていただいて今に至っているわけです。  ですから、意見は相当重く受けとめた中で、いろいろ思いながら、そういう意見もあることも踏まえながら、今市政運営に当たらせていただいているという状況でありますので、これからも忌憚のないご意見をお寄せいただきたいというふうに伝えていただければと思いますし、必要でしたら個別にももっともっとお話もしていきたいなというふうに思っています。 ◆10番(三輪かずよし議員) ありがとうございました。何も考えてないじゃなくて、一応検討はしているというふうなことがわかりましたので、私のほうからも伝えますけど、市長、みんながみんなインターネットやるわけじゃないんで、しかも町会長さん、結構高齢の町会長さんがいて、パソコンなんか扱ったことない人がいらっしゃると思うんですよ。市長が回答を持っていけとは言いませんけれど、しかるべく人を立てて、やっぱりきちんと回答するほうが僕は親切ではないかなというふうに思うんで、ぜひひとつ検討してもらいたいというふうに思います。  それから市庁舎のことについて再質問させていただきます。  審議会を3回ほど傍聴させてもらったんですが、この5案に限らず、もう少し幅広い視野で検討したいというような意見も出ております。今、部長のほうの答弁ですと、限られた時間しかなかったのでというふうなニュアンスの話だったんですが、市長も諮問される際に非常に重大なことですのでというふうな話をされていると思うんです。そんなに重大なことなのに、わずか4回か5回で決めてしまっていいのかというふうな問題があるかなというふうに思うんです。  例えば委員長のほうで、1回目の審議会でほかの候補地案があれば、できるだけ早く事務局に伝えてほしいというふうな発言もありました。ところが、2回目の審議会では具体的な候補地の案は発表されなかったんですが、これは委員の方からはだれもそういう具体的な話をされなかったのかどうか、まずその点をお伺いしたいというふうに思います。 ◎佐藤慎也 総務部長  一部の委員さんからは、学校敷地の利用を考えたらどうかと。統廃合ですよね。そんなことでそういった案もいいんじゃないかと、そんな意見もございました。
    ◆10番(三輪かずよし議員) そうなんですね。具体的な学校の名前は私は聞いてないんですが、小学校の校庭等を利用して、そこに市庁舎を持ってきたらどうだというような案が出されましたけれど、今度3回目の審議会では委員長から、先ほど登壇で申し上げました審議会の諮問について、市長からの諮問は云々ですというふうなことで発言をされてしまって、ほかの案についての濶達な意見交換を全くされないままに審議会が終わってしまったというような印象があるんですが、非常に発言を抑えちゃうような、そんな審議会だったのかなというふうに思うんですが、そこら辺について部長はどんな印象を持っておられるか、お伺いしたいと思います。 ◎佐藤慎也 総務部長  3回目に会長がそういうお話をした、その前の段階でそのようなご意見があったとき、年少人口ですね、蕨でも将来ビジョン、人口ビジョンをつくっていまして、学校の統廃合などということは将来に向けて年少人口がどう推移していくのかというようなことでお示ししながらお話をさせていただいています。平成21年に教育委員会としても方針を出し、27年の1月にも文科省からそういった通知が出ている中で、市としては12学級以上の単学級が継続して何年も続く場合には統廃合というものを考えますけど、そうでなければそうじゃないんだというようなことが示されていることを、その委員会の中でお話しし、また、学校統廃合ということはあわせて市庁舎を進めていくと、なかなか市民の合意形成というのは今よりもさらに難しくなって、早期実現性ということに関しては少しおくれてしまうのではないかというようなお話はさせていただいたところでございます。 ◆10番(三輪かずよし議員) それで先ほど登壇でもお話ししましたように、検討報告書、これ市の職員の方たちがつくった報告書なんですが、この報告書の中で、現在地の建てかえが望ましいというふうに費用対効果にすぐれているというふうに評価したと。これ審議会にかけるのに、こんな結論めいたものをなんでくっつけたのかなと。そこら辺の趣旨について、これは川崎さんが部長のときにこれ取りまとめていますよね。理事さんにちょっとお伺いしたいんですが、何でこういうものを審議会に、これからどうしましょう、こうしましょう、皆さんで検討してくださいと言っているにもかかわらず、結論めいたものをくっつけた理由というのを教えてもらいたいと思います。     〔川崎文也理事 登壇〕 ◎川崎文也 理事  私のほうからご答弁させていただきます。  報告書自体は庁内の検討委員会でつくったものでございまして、ここの報告書の中にもございますけれども、これはあくまでも市としての結論という言い方じゃなくて、委員会としての結論という形で取りまとめをさせていただいております。  これをつけさせていただいた理由につきましては、最初にも申し上げていますけれども、報告書はあくまでも議論の基礎資料であるというふうな位置づけでございます。審議会のほうで議論をするときに基礎的なデータであるとか、考え方であるとか、そういうものがきちんとわからないとなかなか議論が深まらないんじゃないかということを考えましてつけさせていただいております。 ◆10番(三輪かずよし議員) 基礎資料をいろんな検討されて、こういうふうな状況です、ああいう状況ですというふうなことは基礎資料として認めますよ。ただ、今、理事さんは委員会としての結論だと、市の結論ではないというような言い方しましたけど、市の職員がやっている委員会ですから、市の結論というふうに市民は受け取りますよ。そういうものを何でこれに載せたのかというふうに聞いているんですよ。審議会にかけるんであれば、これは除いてかけるべきじゃないですか。フリーな状況で。委員会の結論として載せてくれば、一般の方は市としてこういう方向性だということを認識しますよ、普通は。再度答弁お願いします。 ◎川崎文也 理事  先ほど述べたとおりなんですけども、報告書のほうをよくお読みいただくと後段の部分がございまして、まず具体的には市庁舎の整備についてさらなる情報収集と検討を行うための組織を立ち上げて、専門的な能力を有する事業者の支援も得て、技術的考察を含めてより詳細な比較検証を実施するとともに、市民、議会、有識者等を含めた審議会等での慎重な議論を経て、早急に整備方法について決定する必要があるとの結論なんです。こういう結論が委員会として出たわけなので、それを受けて審議会のほうを開催いたしまして、先ほど申し上げましたとおり、さまざまな方のご意見を聞いて、それから検討のほうを経ていこうという考えでございます。 ◆10番(三輪かずよし議員) そうじゃなくて、委員会としての結論をここに載せる必要はなかったんじゃないですかというふうな話をしているんですよ。おかしいと思いません。真っさらで、資料としていろんな資料を出すのはいいですよ。それを判断してもらうのは審議委員の方たちに判断してもらうんだから、真っさらで出せばいいんじゃないですかね。  ちょっと論点を変えます。市庁舎の規模についても委員から、他市との比較であるとか、議論が逆ではないか。これは議論が逆ではないかというのは、初めに6,500平米というふうなものが出ていると。ということはどういうものをつくると、どの程度のものをつくるというふうな議論があって、その後に結果的に何平米というふうな結論が出るのはわかるけど、そういう意見でいうと議論が逆ではないかというふうな意見がありました。これも具体的にその後、意見の交換が全くないまま終わっているわけです。市としてこの6,500平米とされたこの根拠はどういったことで6,500にされたのか。理事さんが答弁されますか。 ◎佐藤慎也 総務部長  他団体の例というのももちろん参考にはなるわけでございますが、1つは、国土交通省の基準と、あと総務省のほうから地方債を起こす場合の基準というのがございまして、いずれも8,000平米を超えているような、そういったものがラインとしてございます。  ただ、コンパクトな市、余りお金をかけないようにするというのがまず基本的に財政の面ではありますから、ですからそれよりも少ないコンパクトなものでできるんじゃないかというようなものも内部的に検討しながら、6,500を一応基本とさせていただいて比較をしたということなんで、ある程度の目安の面積を出さないと事業費が出てこなくて、それでは全然議論が進まないというふうなこともございますので、やっぱりある一定の、その6,500に決めたということではなくて、そういう線で行くとこうなりますよというようなものはやっぱり必要なのかなと、そういうふうに考えたところでございます。 ◆10番(三輪かずよし議員) 今、部長のほうから出た国土交通省の新営一般庁舎面積算出基準というようなものがあるらしいですね。そちらの資料に出ているんですが、これによると、蕨市は8,456.1平米というふうなものが算出されてくるわけです。8,456と6,500で約2,000平米ぐらい少なくなっている。幾ら何でもちょっと少な過ぎるんではないかなというふうに思うわけですけれど、どうしてこんなに少なくなったのか、その理由を、今、部長は費用がかかり過ぎると困るからというふうなことだったんですが、そうではなくて、これから50年、60年、70年使っていく庁舎ですから、やはり将来を見据えて、ここは少しお金かかってでもきちんとしたものをつくるというふうな考えはなかったのかどうか、お聞かせください。 ◎佐藤慎也 総務部長  いずれの省庁の出している基準も職員数に換算率を掛けて基準面積をという機械的な形では出ているんです。ただ、私のほうで着目しているのは玄関のスペース、あと会議室のスペースというのが非常に2,000平米を超えているような基準がありまして、そこまで玄関入って立派な広いロビーをつくる必要があるのかどうかとか、そんなことをまず第一に考えたところでございます。それからまたその会議室は、現状も狭いというふうに言われておりますが、ただ、6,500平米を確保できればある程度会議室というのも多くとれる、今よりも多くとれるんじゃないかと、そんなふうに考えたところでございます。 ◆10番(三輪かずよし議員) これは職員数に応じてというふうな、結局職員数が基本になっているのかなというふうに思うんですが、市のほうでは職員数314人になっていますけれど、この中で事務補助員が43.2人になっていますけど、これというのはパートだとか、期間限定だとかそういった方たちすべて含んで43.2人になっているのかどうか、内容を少し教えてもらいたいと思います。 ◎佐藤慎也 総務部長  今この市役所の建物の中にいる職員プラス非常勤職員も含まれているという考えでございます。 ◆10番(三輪かずよし議員) では、ここで現在働いている職員の数ということで間違いないですね。ありがとうございます。  それでもう少し細かく聞くつもりでいたんですが、どうも時間が余りなくなってきたんで、先ほどの三角、丸云々というふうな話、もう少し細かく聞かせてもらいたいと思うんですが、例えば交通の利便性、電車は現在地が三角、市民会館が三角、西口再開発が丸。これ電車が何で一重丸なのか。普通だったら駅前ですから二重丸なんじゃないかなというふうに思います。それからバスが現在地が丸、市民会館が丸、駅前も丸。これ駅前、ぷらっとわらびがすべてここに集まるわけですよ。国際交通もすべてここに集まるというふうなことを考えれば、これも二重丸じゃないかなと。幹線道路は先ほど17号から離れているというふうなことがありましたけど、これだってJRと並行して走っている道もありますし、商店街から真っすぐ来る道でもありますから、これは三角でなくて丸でも十分じゃないかなというふうに思います。そこら辺については部長どのように考えますか。 ◎佐藤慎也 総務部長  まず幹線道路につきましては国道17号ということでお話ししましたけれども、現在地のここの場所と市民会館との複合というのはすぐ近く、駅前の再開発では相当離れているということなんで、そこで少し離したということでございます。それから電車、バスですけれども、基本的には現在地に建てかえ、市民会館との複合、駅前、この3つにおいての比較をいただければ再開発のほうは丸になっていて、ほかは三角で少し劣るというような考え方でございまして、バスについては近くにみんなバス停がございますから同じ条件だと、そんなふうに考えてございます。  ただ、あえて二重丸か丸かというのは大して大きな意味として考えてはおりませんが、あえてということであれば、ここを電車を二重丸とする場合には、仮の話ですけれども、例えば蕨駅に駅ビルを建てて、その中に庁舎が入って、表に出なくても庁舎に入れるというような利便性、相当いい利便性であれば二重丸にしますけれども、そういったことじゃないので、ここは丸にして、ほかは三角ですよと。バスについても、例えば庁舎の中にバスが入ってきて、目の前まで入ってきて行き来すると、そんなような状況がつくり出されるならば、これは相当利便性は高いだろうというようなことで考えましたんで、繰り返しになりますけれども、そんな大きな意味は二重丸と丸はありませんが、あえてそんなことであれば二重丸にしていたであろうと。重要なのは、この3つの案の比較が重要なんだと、そんなことを中心に考えたところでございます。 ◆10番(三輪かずよし議員) どうも何か情報操作というか、意図的なにおいがしてならないというふうに私は思っているんです。審議会の人からも再三このことについては質問されましたけど、明確な回答もできなかったというふうなことが実情です。  例えば仮庁舎を設けて足りないところは公共施設というふうな話がありましたけれども、具体的に公共施設とはどういうところを利用されるのか、公共施設のどのぐらいのスペースがあと残り必要になるのか、そこら辺についてお聞かせいただきたいと思います。 ◎佐藤慎也 総務部長  可能な限り市第2駐車場のほうで仮設の庁舎というものを第一に考えてはおりますが、それだけでは面積が不足するということでございますから、一番近い市民会館の会議室、こんなところを中心に考えたところでございます。 ◆10番(三輪かずよし議員) 簡単に部長ね、市民会館の会議室とおっしゃるけれど、半年の今の市民会館の工事でさえ困っている方がいっぱいいらっしゃるわけですよ、市民の方で。これを何年も利用するということになれば相当の影響力が出てくるということは考えませんか。 ◎佐藤慎也 総務部長  その一例を示して、不足部分は市民会館で全部補えるというようなことで考えていましたが、ご指摘いただいている会議室というものが市民の皆様にご不便を感じさせるということはもちろん重々承知しておりますので、そういったこともまだはっきりと確定して決めているわけではございませんが、仮の話ですけれども、例えば出先の事務所に分散して置くとか、そんなようなことも併用して考えていって、極力その会議室というのも確保していかなくちゃいけないというのもわかっていますので、例えば移す場合にはこうですよと今一言で言いましたけれども、そんな選択肢も中にはあるということで、ぜひご理解いただきたいというふうに思います。 ◆10番(三輪かずよし議員) 規模的にはどのぐらいのスペースが必要だというふうに思っていますか。 ◎佐藤慎也 総務部長  最低でも1,100平米程度は必要なのではないかというふうに考えてございます。 ◆10番(三輪かずよし議員) ちょっと視点を変えてお伺いしますけれど、先ほど駐車場の話をしました。この今のプランで言いますと、ここの建てかえの場合に駐車場を用意して29台のこの敷地内に確保すると。それ以外については多分郵便局跡地の第2駐車場を利用するようになるのかなというふうに思いますけれど、逆に西口再開発で6,500平米プラス駐車場約4,400平米というふうになっていますけれども、これは費用でいうとどのぐらいの費用になります。 ◎佐藤慎也 総務部長  約65億円です。     〔「それは全部トータルで」と言う人あり〕 ◎佐藤慎也 総務部長  全部トータルで。     〔「駐車場の部分は」と言う人あり〕 ◎佐藤慎也 総務部長  駐車場の部分というのは、個別のことはなかなか申し上げられない部分がございますんで。     〔「おかしいじゃない」と言う人あり〕 ◎佐藤慎也 総務部長  積算はあるんですけれども、駅前の準備組合の関係もございますし、保留床、権利床ということもありますから、面積で割り返せば平米単価が出てきますんで、そういったことを今この場で現時点で詳しく申し上げるというのはちょっと控えさせていただきたいというふうに考えてございます。 ◆10番(三輪かずよし議員) 例えば4,400平米も本当にこれ要るんですか。その81台というふうなものにこだわっているからこういう平米数が出てくるのかなというふうに思うんですが、そこら辺はどういうふうに認識されていますか。 ◎佐藤慎也 総務部長  今現在、市庁舎の周りの駐輪駐車というのが大体3,400平米ぐらい確保されているわけでございます。そうすると、駅前のほうは4,400ということでございますから、1,000平米そこで乖離があるわけでございますけれども、ただ、駅前のほうでつくるということになりますと、車路ですとかいろいろ平たんな平面のところできちっとする整列した形での駐輪駐車スペースと、あと再開発の中での整備というのはまた完全に面積が一致しているわけではなくて、同じ台数を確保しようとするとそのぐらい必要だという結論でございます。 ◆10番(三輪かずよし議員) そうなんですよね。この間、市の職員と話をしたらみんな横ぐしだと。B①案、B②案、B③案も81台の駐輪場が300台というふうなことで同じ条件で計算しましたと。ただ、現にここだって29台しかないわけですよ。そのほかの部分についてはほかの用地を確保してあてがうと。だとすると、西口の再開発やるんであれば、ここと同程度の駐車スペースがあり、そのほかに例えば中央第一のあいている土地ありますよね。そういったものを利用すれば、ここの費用というのはもっともっと減ってくるんじゃないかなというふうに思うんですが、そこら辺の認識はいかがですかね。 ◎佐藤慎也 総務部長  台数としてはどこでやっても同じベースで比較しなくちゃいけない、それは1つ思います。駅前のあいている土地というのがそこの予定されているところからどれだけ離れているかわかりませんけど、やはり庁舎というのはある程度目の前、あるいは併設されたスペースというものが必要なんじゃないかと、そういうふうに思っているところでございます。 ◆10番(三輪かずよし議員) 例えば都市整備部の車だとか、何で駅前の再開発の中に入れなきゃいけないのか。僕はそんな必要はないんじゃないかなと。もっとコストダウンを図るためには最低限必要な駐車場、なおかつ西口の再開発というふうなことになれば、駅前にバスで来られる方もいるし、相当車での利用が制限されるかなというふうに思うわけです。そうすれば先ほど言ったように、29台、30台ぐらいのスペースだけ確保して、それ以外については場所を別に確保するというふうなことも十分可能ではないかなというふうに思うんですけれど、いかがですか。 ◎佐藤慎也 総務部長  確かに駅前に庁舎があることによって交通アクセスというのは高まることは当然でございますが、ただ、市役所においでになる方が必ずしも駅前にあるから車で行かないだとか、あるいは自転車で行かないんだということが今の時点ではちょっと考えられません。蕨市民は自転車の利用はすごいあるわけですから、自転車で利用している人は自転車、ただ、駅前にあったから利便性があるからバスで行こうとかそういった考えが中にはいらっしゃっても、それがみんなそうなんだというふうにはちょっと想定は今の段階ではできないというふうに思っております。 ◆10番(三輪かずよし議員) 例えば塚越の方なんかの場合には、駅の東口に駐輪して、駅のエレベーターなりエスカレーターを利用して西口に来れば、車はまず使わないですよ。そのほうが楽ですから。南町の方にしてもこの北町近くまでは車で来る人はいるけど、駅前にあれば買い物のついでで自転車で行くというようなことも大いに考えられると思います。余りそれに固執するのはちょっとどうかなというふうに思うんですけれど、部長と余りやりとりしたくないから、この辺にとどめておきますけれど、先ほどから冒頭の諮問について限られた諮問しかしなかったということだとか、検討する日程も本当に実質的に話は4回しかないと。これだけ大きな課題について検討するにしては非常に短期間で進めたと。あるいはいろんな条件の資料、その他についても意図的な要素が非常に強いというふうな気がしてなりません。  実は、先日、塚越のある町会長とお話をさせていただきました。どうですかという話をしたら、このことで会ったんではなくて、いろんな話の中で、今こういう話が出ているんだけど、駅前に持ってくることについてはどういうふうに考えていますというふうな格好で、あるいは今の様子だと、ここに建てかえというふうな方向が強いのかもしれませんというふうな話をしたら、塚越の町会長は、全員駅前にもってきてほしいというふうに言っていると。高齢化をしてきていて、なおのこと現在の役所に行くことが大変になってきていると。こういう言い方をしていました。塚越の方たちはいつも虐げられていると。だから、川口との合併に進んだほうがいいんじゃないかというような声が出てくるのは当然なんだと。私も蕨市全体を考えたときには、駅前に市役所が来れば市民の利便性が必ず上がります。絶対上がります、これは。それと駅周辺の活性化が図られますし、もう1つは、仮庁舎をつくらなくて済むと。仮庁舎をつくるということは市民サービスの低下にもなりかねませんし、職員の負担も増大するというようなことを考えれば、当然、僕は多少費用がかかったにしても駅前にぜひもってきていただきたいなというふうに思います。  それでもしここから移転して駅前に行けば、ここがあくわけです。市長、そんな顔しないで。ちゃんと聞いていてください。そうなればここがあくわけです。あいたところに、先ほど言った市民病院を持ってくることも可能になってくるかなというふうに思うんです。  そういったことを考えて、先ほどお金がかかる、お金がかかるというふうに話をしていましたけど、70年使う予定なんですよね。だとすれば、少しお金かけてでも市民のサービス向上、あるいは職員の利便性云々を考えたらば、ぜひ駅前にもってきていただきたいというふうに要望して、私の質問を終わります。  以上です。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △古川歩議員 ○池上智康 議長  次に、3番 古川 歩議員。     〔3番 古川 歩議員 登壇〕 ◆3番(古川歩議員) 3番、新生会の古川 歩です。  それでは、通告に従い、質問させていただきます。  大きな質問といたしましては、キッズウイークについて、市立病院について、子育て応援サイトについて、以上3点を質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず大きな1点目、キッズウイークについてを質問させていただきます。  本年9月8日、政府の教育再生実行会議によります第10次提言において、大人と子どもが触れ合いながら充実した時間を過ごせるよう、学校休業日の分散化が盛り込まれたことにより、自治体が学校の長期休業日の一部を別の時期に移行し、大型連休を独自につくる学校休業日の分散化を図る、いわゆるキッズウイークの導入に向け、学校教育施行令の一部を改正する政令を決定いたしました。  具体的な例で言いますと、夏休みの最後の5日間を別の月の平日、月曜日から金曜日までの5日間に割り当てることで、それぞれ前後の土日を含め、最大9連休をつくることで、正月休み、ゴールデンウイーク、お盆休みのようなどこもかしこも交通渋滞というような連休ではなく、家族などでゆっくりと過ごすことができる連休をつくるというものです。  子どもたちの豊かな心や人間性をはぐくむため、家族や仲間と休日を過ごし、地域の行事に参加することなどを通じ、絆を深めたり、自己肯定感を高める上でも有用だと考えられています。さらに地域振興や経済の活性化、雇用の拡大、観光需用の平準化など、消費喚起にもつながるさまざまな効果も期待できます。  みずほ総合研究所は、キッズウイークがもたらす経済効果に関する予測レポート発表しました。それによりますと、国内旅行消費の創出効果は0.4兆円程度になるとの試算結果になっております。  このキッズウイークの導入は来年平成30年度からとしており、文部科学省は休業日の日数や時期は、児童・生徒や地域実態を踏まえ、判断するよう各自治体に周知していく予定となりました。  このキッズウイークの導入の促進と定着には自治体や学校側の努力だけではなく、現在、政府が保護者の有給休暇取得の促進などを進める働き方改革、休業日における多様な活動機会の確保、推進が不可欠になります。  厚生労働省平成28年の就労条件総合調査によりますと、日本の民間企業の有給休暇取得率、これが47.6%となっておりまして、エクスペディア・ジャパンが2016年12月に発表した調査によりますと、有給休暇の消化率につきましては、24カ国を対象にしたところ、日本人は6年連続でワーストワンという結果が出ております。  子どもの有無に限らず、キッズウイークをきっかけとした有給休暇をとりやすい機運の醸成も求められています。  安倍内閣総理大臣からは、キッズウイーク総合推進会議にて、「地域の実情に応じた取り組みにするために地域ごとに協議会を設置し、検討を進めてもらいたいと思います。政府としても必要な政令改正を行うなど、一丸となってこのキッズウイークがしっかりと定着するよう取り組んでまいりたい」と答弁しています。  このキッズウイークですが、今のところ評判はさまざまなようです。  株式会社パートナーエージェントは、子どもがいる既婚男女25歳から44歳、1,970人に対してキッズウイークに関するアンケート調査を実施いたしました。有給休暇がとれるのであれば、キッズウイークを利用したいかどうかを聞いてみました。利用したいが44.5%、どちらかといえば利用したいが26%で、合わせて70.5%の人が利用したいと考えています。  また同アンケートで、キッズウイークのメリットとしては、子どもとの時間がふえるが72.5%、渋滞や混雑を回避できるが32.9%、続いて有給がとりやすくなるが32.1%と続きます。  どのように過ごしたいかという問いには、子どもを遊びに連れていく、家族で旅行に行くと答えた方がそれぞれ65%と有効活用したい答えが多くあります。  その一方で、ヤフージャパンが5月19日から10日間、キッズウイークの実施について賛否を聞いたところ、回答した17万人余りのうち、賛成は22.3%、反対はその約3倍の66.2%もありました。  DeNAトラベルが6月にインターネット上で20歳以上の男女約700人に対して行ったアンケートでは、キッズウイークに賛成、やや賛成が28%だったのに対し、反対、やや反対は計31.1%で、やや上回った状態となっています。  導入された場合、有給休暇がとれると思うかの質問に対しては、とれると思うが26.4%だったのに対して、とれないと思うが、それを上回る35.3%、38.3%はわからないという回答でした。  そこで以下の質問をさせていただきます。  本年9月に学校教育施行令の一部を改正する政令が決定されたことにより、キッズウイークは導入されることとなったが、休みを分散化する努力義務の規定における影響などについて、1、メリットとデメリットはどのようか。2、実施はいつの予定か。3、休業日における多様な活動機会の確保についてどのようなことを検討しているか。4、予定を決める際の周辺自治体との調整はどのようか。  続きまして、大きな2点目、市立病院について質問をさせていただきます。  まず私ごとの話で大変恐縮ではありますけども、ちょうど今週、義理の父の一周忌を迎えます。ついさっきまで元気だったのに突然すべての活動を停止した状態で母が発見、私ども家族が慌てふためく中、即座に駆けつけ、救命処置をしていただいた救急チーム、そして市立病院の医師へバトンタッチ、家族がもう無理だとわかった状況の中でも1%の可能性をかけて懸命に対応していただいたこと、今でも本当に感謝しております。ありがとうございます。  さて、市立病院の経営状況は、多くの改善策を行って赤字体質からは抜け出してきているように思えます。  今月行いました決算に関して、蕨市立病院事業会計決算書の損益計算書では、昨年度の純利益は8,680万円となり、経営健全化にご尽力いただいております病院のスタッフの皆様には頭が下がる思いです。  市立病院の老朽化による耐震・建てかえの話も先ほどから出ているように、これから進める必要がある中で、さらなる受診者数の増加やイメージアップ、経営改善が望まれています。ぜひとも市民に愛される市立病院であり続けられるよう期待しております。  まずは決算資料の話からです。貸借対照表を見ていて未収金が4億9,365万円ありまして、この内訳はどういうものなのかを質問させていただきたく思います。  一口に未収金といっても保険診療に後から入ってくる部分もあれば、「未払診療費」、回収不能となっている「不納欠損額」というようなものも含まれています。  平成28年第1回定例会におきまして、議員で大先輩であります一関和一議員がこの未払診療費、不納欠損額について質問し、病院事務局長からは、「未払診療費に関しては平成22年度で1,700万円程度あったものが26年度で1,250万円程度へと、不納欠損額は平成22年度321万円から26年度で287万円と減少傾向にある」というご答弁をいただいており、改善の傾向にあるとは思いますけれども、最近の状況や改善策などもあわせてお聞きしたいと思い、質問させていただきます。  そしてもう一点、外国人の診療について質問をさせていただきます。本市は埼玉県の中で最も外国人比率が高い市です。ことしになって本市の人口は7万4,000人を超え、今月1日現在、7万4,269名の方がこの蕨市に住んでいます。  ここ数年の流れを見ていると、実は、日本人は減っておりまして、そのかわり外国人の数がふえ続けています。統計わらびの数字によりますと、去年、平成28年1月から今月までの20カ月で比較した場合、日本人は222人減り、外国人は1,202名ふえているという状況です。ここ5年で外国人比率は4.8%から7.7%へと急上昇しています。まちを歩いていても外国語が飛び交うグローバル化が進んでいることがあちこちで見られるかと思います。  以上を踏まえ、2点の質問をさせていただきます。  未収金について、①未収の件数、金額はどのようか。②どのような状況で起きていることが多いのか。③改善策はあるのか。  外国人の診療について、①市立病院に行くと外国人の方を多く見かけるが、受診者数の割合はどのようか。②外国人の保険証の使い回しが報じられることが多いが、本人確認はどのように行っているのか。  続きまして、大きな3番目、子育て応援サイトについてを質問させていただきます。  実は、今回の質問は、平成27年12月議会で質問させていただきました本市のPRについて、本市のウェブサイトに関してという内容の続きという位置づけになっています。  そのときには若い世代、子育て世代に向けての紙面、ウェブページなどをつくる計画はどのようかという質問をさせていただきまして、その後、約1年後に蕨市まち・ひと・しごと創生総合戦略の課題の1つであります子ども・子育て世代の定住を促す環境づくりに向けて、子育てしたいまち情報発信事業として子育て世代に蕨への転入を考えていただくための蕨の魅力を紹介する情報を中心としたパンフレット「わらびStyle」がつくられ、ホームページにおける特設コーナーの開設もあわせて行っていただきました。  このホームページの開設も基本的にはこの冊子の内容をウェブページに落とし込んだというものなんですけども、「蕨はこんなにいいところ。ぜひとも蕨で子育てを」と、とても明るい雰囲気の写真が多く使われている冊子がベースですので、ほかのページにはないやさしいつくりになっています。ぜひとも皆さん、トップページの右のバナー「蕨で子育てを」というところを見ていただければと思います。  一般質問でウェブサイトについてもう1つお願いをさせていただいております。その内容を紹介しますと、自治体のウェブサイトの共通の問題なのかもしれないのですが、発信情報がそれぞれ部・課別になることから、情報発信側の都合がメニューに反映されていることが多いです。ぜひとも本市のウェブサイトや近隣他市のウェブサイトを、このまちで住んでみたいという視点で訪問してみてください。思った情報がないということがわかるかと思います。  簡単に言うと、これから蕨に住みたい人向け、蕨にレジャーで訪れたい人というような特化した情報で実際に欲しい情報が複数部署にまたがるようなコンテンツ情報が現在はありません。最近の自治体ウェブサイトでは、住民視点での特設コンテンツをつくり、住みたい、遊びたい、住民サービスというような形にしているところが非常に多くなってきています。  要するに、その人の住みたい、子育てしたい、子育てに関する情報を1つのちゃんとしたまとまった情報をつくることにより、よりよいホームページになるかと思うがいかがでしょうかというものでした。  当時の川崎総務部長からは、「だれもが使いやすい、見やすい、検索しやすい構成となるよう日々努力をしていますので、今いただいたご意見も含めながら検討してまいりたい」との答弁をいただきました。  そのような経緯を含め、今回改めて子育て応援サイトという視点で考え、改めて市民目線で見つめ直してみませんかというテーマで質問をさせていただきたいと思っています。  なので、あえて今の本市ウェブサイトで一番頑張っていると思われる「蕨で子育てを」のページを引き合いに出させていただき、よりよくなるようにするにはどうしたらいいのだろうというのを一緒に考えていただくきっかけにしたいと思っています。  本来でしたらこの議場にウェブサイトを映し出して、ここをこうしたいというものを実際に出せればいいんですが、残念ながら投影はおろか、パソコンの持ち込みもできませんので、よければ記憶にとどめていただき、パソコンの前に座ったときでも見ていただければ幸いに思います。  以上を踏まえ、質問をさせていただきます。  昨年度に子育て情報誌「わらびStyle」がつくられたが、市のホームページの子育て応援ページには、その冊子内容程度の掲載にすぎず、リンク集としても中途半端に感じられるが、改善する予定はどうか。  以上で、登壇での質問を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
      ━━━━━━━━━━━━━━━━ △休憩の宣告 ○池上智康 議長  ここで暫時休憩いたします。 午後3時7分休憩 午後3時33分開議 ◇出席議員 18名    1番     2番     3番    4番     5番     6番    7番     8番     9番   10番    11番    12番   13番    14番    15番   16番    17番    18番 ◇欠席議員 なし ◇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者            (前に同じ) △開議の宣告 ○池上智康 議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △一般質問(続き) △古川歩議員(続き) ○池上智康 議長  一般質問を続行いたします。  答弁を求めます。     〔松本隆男教育長 登壇〕 ◎松本隆男 教育長  私からは、1番目、キッズウイークについてのご質問にお答えいたします。  1点目、本年9月に学校教育法施行令の一部を改正する政令が決定されたことにより、キッズウイークが導入されることとなったが、休みを分散化する努力義務の規定における影響などについて、1、メリットとデメリットはどのようか、2、実施はいつの予定か、3、休業日における多様な活動機会の確保についてどのようなことを検討しているか、4、予定を決める際の周辺自治体との調整はどのようかでありますが、9月8日の閣議において大人と子どもが向き合い、休み方改革を進めるためのキッズウイーク総合推進会議において示された方針を踏まえ、学校教育法施行令の一部を改正する政令が決定されたところですが、現時点では国や県から正式な通知等は示されておりません。  現段階では今後出される国や県の通知等を踏まえ、他自治体の動向等も注視しながら、調査・研究を進めてまいりたいと考えております。  以上です。     〔榎本弘文病院事務局長 登壇〕 ◎榎本弘文 病院事務局長  私からは、2番目の市立病院についてのご質問に順次ご答弁申し上げます。  初めに、1点目、未収金についての①未収金の件数、金額でありますが、未収金のうち、個人未収金といたしましては、平成28年度末時点で809件、1,525万6,386円となっております。  次に、②のどのような状況で起きていることが多いのかにつきましては、当院での発生する個人未収金は、主に救急搬送された患者様や身寄りのない単身高齢者、生活困窮者、保険資格喪失者などが受診した際に発生するケースがございます。  次に、③の改善策はあるかにつきましては、未収金対策として、まず未然に発生させないことが重要でありますことから、経理担当者を初め、医師や看護師、医事担当が連携を図り、早期に支払い困難者などの把握に努め、支払い相談を行うとともに、場合によっては市の福祉部門等との連絡を密にとりながら未収金発生の抑止にも努めております。  また、未収金として計上したものにつきましては、未納者本人への文書、電話による督促や催告、さらには連帯保証人への催告のほか、来院時に支払い相談なども行いながら回収に努めているところであります。  次に、2点目の①外国人の受診者の割合につきましては、健康保険証には国籍情報がないことから、受診者数などの統計は集計しておりませんが、産婦人科において外国人と思われる方の分娩状況では、2割から3割程度の方が当院を利用しております。  次に、②の外国人の保険証の使い回しによる本人確認についてでありますが、当院では初診及び月がわりの際に患者様から保険証の提示を求めておりますが、本人確認といたしましては国籍を問わず、運転免許証やパスポート等の照合による確認は行っておりませんので、ご理解を賜りたいと存じます。  以上でございます。     〔佐藤慎也総務部長 登壇〕 ◎佐藤慎也 総務部長  私からは、3番目、子育て応援サイトについての1点目、内容を改善する予定はどうかにつきましてご答弁申し上げます。  ことし1月に開設した蕨市ホームページの子育て応援サイトは、子育て世代の転入や定住促進に向けて発刊した子育て情報誌「わらびStyle」をもとに、まちの魅力の紹介や市内で子育て中の皆さんのインタビューのほか、子育てに役立つ情報へのリンクなど、多くの子育て世代の方々に関心を持っていただけるような内容としております。  引き続き子育てに役立つ情報の集約など、より利用しやすいサイトとなるよう内容の充実に取り組んでまいりたいと考えております。 ◆3番(古川歩議員) それでは、質問席より再質問のほうをさせていただきたいと思っております。  まずはキッズウイークの件に関しまして再質問のほうをさせていただきたいと思っております。  先ほど簡潔なる答弁をいただきましてありがとうございます。キッズウイークの件に関しまして本市のほうでは現時点では通達が何もない以上、何も申し上げることができないという趣旨の答弁をいただきまして、私としても行政の流れをわからぬまま質問してしまいまして、市長、教育長初めまして多くの方に答弁できないような内容に関して質問してしまったこと、ご面倒をおかけしている私に問題があるのだろうと、まずは頭を丸め、心よりおわびを申し上げたいと思っております。申しわけありません。  決まっていないということについて、これ以上再質問をするのはまことに失礼かと思うのですが、私に聞いていただきました市民の方に何かしら説明ができそうなものがないかと思いまして、恥ずかしながら再質問のほうをさせていただきたいと思っております。  予想といたしまして、通達が来次第、次年度への対応が可能かどうか、関連する部署、周辺自治体、国及び県などの動向を踏まえ調査・研究してまいりますというような答弁が積み重なる可能性がありますが、どうぞご勘弁をいただきたいと思っております。  今回のキッズウイークのように、丸々1週間移動となりますと、指導内容も変わる可能性があるのではないかと思っております。教育長におかれましては、早目に多分スケジュールのほうを決めていきたいのではないかとは思っております。  そこでまずちょっと質問なんですけども、例年の年間の学校のスケジュールにつきましては、どのタイミングぐらいまでに決めるのかを教えていただければと思います。よろしくお願いします。 ◎松本隆男 教育長  例年の年間の学校のスケジュールにつきましては、これは各学校ごとに決めておりますので、大筋は県の予定を聞いて、それから市の予定を聞いて最終的に学校の予定を決めるという順番がございますので、この日に決めるというようなこと、この月に決めなきゃいけないということはございませんので、それは各学校ごとに決めております。 ◆3番(古川歩議員) 概ねでもよかったんですけども、特にお答えいただけないということで理解させていただきます。  先ほどご答弁いただいたとおり、何も通達がないという話なんですけども、このキッズウイークに関しましては先ほど言ったように、働き方改革と一緒に考える必要があるということになっているんですけども、その働き方改革についても何かしら多分検討した上で、このキッズウイークの検討を自治体のほうがされるのかなと。それを県が決めるのか、自治体が決めるのかよくわからないですけれども、もしそれを考える場合、それはどの部署が国や県とか、どの機関などと調整を図るのか。もし答えられるものがありましたら教えていただきたいと思います。 ◎松本隆男 教育長  先ほど登壇でご答弁申し上げましたように、国から、県から両方からまだ何の通知も来ておりません。ですから、どこと調整していいのかも正直申し上げて現時点では何とも言いようがございませんので、まことに申しわけないですが、調整をどことやっていいかわかりません。 ◆3番(古川歩議員) もう一点だけちょっと質問させていただければと思うんですけども、中教審、学校における働き方改革特別部会での議論といたしまして、当政令案に関するパブリック・コメントのほうを募集しました。その中でも、コメントの中でも教職員の有給休暇取得の奨励に努めるよう、各教育委員会等に対して周知するという答えのほうが挙がってきております。  そこでお聞きいたします。現在の市内の教職員の有給の取得度合い、取得の割合はどのようか、そしてこのキッズウイークを導入することによって教職員は有給の取得割合が進むと思うかどうかをちょっとお聞きしたいと思います。 ◎松本隆男 教育長  市内の教職員の有給休暇の取得の割合でございますけれども、毎年のように有給休暇はしっかり取得するようにというようなことで校長を通して指導しておりますが、なかなか仕事の関係上、有給休暇を取得するというのは難しいようでございまして、大体年間を通しまして平均して10日前後の有給休暇を取得しているというふうにこちらのほうは把握しております。  また、キッズウイーク導入後、取得割合が進むかというご質問でございますが、これもやってみないと何とも言いようがないものでございます。ただ、有給休暇の取得ということですから、こういうものが正式に決まって動き出したことによって教職員もそれなりに判断して有給休暇を取得してくれるものと判断はしております。 ◆3番(古川歩議員) ありがとうございます。以前より中教審のほうでは有給休暇はどんどんとっていってくださいという話をしているので、そんな変わらないんじゃないかと正直思ったりもしているんですけども、今回のこのキッズウイークに関しまして、僕のほうでも資料をいろいろ読ませていただいたんですけども、この導入に関して平成30年度からということで都道府県、市区町村など一定の地区単位で、全国一斉一律ではなく、地域の実情に合わせて教育現場や企業の取り組みなど、学校休業日の設定を初め、多様なやり方で実質的に取り組みを進めていただくことを想定しているということなんですけども、国はこの地域の取り組みを支援するということなんです。これだけだと、先ほどから教育長がおっしゃっているように、県が主体となって考えるべきなのか、市区町村レベルで率先して独自につくっていいものなのかもよくわかりませんし、ゆえに、現在、市として何も決められる状況ではないということもわかります。  フランスは、国を3分割して連休を割り当てるというやり方をとっているんですけども、そのような形だったら従えばいいという形なのかもしれませんけれども、この平成30年度に間に合わせるように今から各市区町村レベルで決めようと思ったら、決めなけれければいけないのはかなり急務になってしまうわけで、その場合は結構大変なのかなと思っております。  とはいえ、この法律に関しては義務化を目指しておりまして、このキッズウイークは。私学に関しては協力を要請するという流れを予定しているようですし、学校現場としては非常に面倒くさい対応を迫られることになるかもしれません。でも、ぜひとも学校にとって生徒の成長を一番に考えた上で、そのあり方というものを考え直すいいきっかけになればと思っております。  できればこの保護者が有給休暇を取得できないというケースにちょっと配慮していただきまして、そのような家庭の児童・生徒もこのキッズウイークが求めている体験的な学習活動に参加できるような体制づくりというものをしていただければうれしいなと思っております。  例えば放課後子ども教室で特別プログラムをつくるとか、児童館でキッズウイークの体験教室みたいなものを開くとか、市民団体と協働で体験プログラムなどを公民館で行うなどというものをあわせて今後検討していただければというものを要望とさせていただきまして、この件は終了とさせていただきます。教育長、どうもありがとうございます。  続きまして、市立病院のほうに再質問のほうをさせていただきたいと思っております。  まずはこの治療費の不払いについて質問をしたいと思っております。先ほどは答弁ありがとうございます。先ほどの数字のところを見ましても減少傾向となっているものの、やはりそれなりのまだ金額があるということもわかりました。  最近は、民間病院などは積極的な回収や訴訟に踏み切るケースもふえていると聞いております。この市立病院という公的な位置づけということから、不払いの人に対しての催促が民間に対して甘いという印象を受けます。  とはいえ、医師法第19条によりまして、公的であれ、民間であれ、医療報酬が不払いであっても直ちにこれを理由に診療を拒むことはできないわけなんですけども、この民間の病院は公的な病院よりも積極的な回収を行うことも多くありまして、そのため生活困窮者の方は市立病院のほうに来院する可能性が高くなると。その結果、不納欠損額とか、不払いというものがふえやすくなるものだと理解はしております。とはいえ、市立病院は慈善団体ではありません。治療にかかった費用は、基本的には支払っていただくものです。  回収率というものはどの業界でもそうなんですけども、おくれればおくれるほど下がっていくものでありまして、この催促するタイミングを早めたり回数をふやすなどの対応というのももう少しとれればいいのではないかなと思ったりもします。  保証人の人も一緒に呼んで、支払い相談をしたりとか、悪質な人に対しては訴訟を行っていくなどの対応も必要なのではないかと考えるんですけども、どのような考えで今後、対応していただけるのかをお聞きしたいと思います。 ◎榎本弘文 病院事務局長  今のご質問の中で民間病院と比較してというようなことでございますけれども、やはりは当院といたしましては、やはり未払いの患者様に対しましては随時督促や催告を送付して支払いを促しているというところは当然やっているわけですけども、そのほかに支払いに応じていただけない方に関しましては催告書の内容を変えるとか、あとは電話ですとか、お宅を訪問して直接お話をする機会を設けるなどの対応をしているというような状況でございます。  また、現在、入院等を受け入れる際に、地域連携室を通じての受け入れ等も行っておりますので、受け入れ先からのそういう生活に関するちょっとそういう情報ですとか、そういうものも早く入ってくることもございますので、早目にキャッチをしてやっているというような状況でございます。  また、悪質なケースにつきましては、裁判所への支払い督促など法的措置もとりながらやっていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆3番(古川歩議員) ありがとうございます。少しでも努力をしていただきまして、少しでも減らしていただければと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。  外国人の話のほうに移らせてもらうんですけども、外国で治療を受ける人というのは世界で約600万人いると言われておりまして、どちらかというと日本というのはまだ受け入れがおくれているというのが世界から見る日本ということらしいです。  とはいえ、以前から日本には医療目的で来日する外国人がかなりおりまして、日本の住民票を取得して国民保険や社会保険に加入して病気治療をされている方が多くおりました。国保、社保は本来、日本に住み続ける人のための制度で、基本的には健康な人が病気の人に医療費を支払っている。そのため外国人が治療のために保険に入り、3割料金だけ払って病気が治ったら帰ってしまうと、日本は当然赤字になってしまうわけで、さらにこの保険料未払いでも受診できることをいいことに、その保険料を払わないケースさえあります。  そこで政府は、短期の滞在外国人の皆保険加入を拒否しまして、同時に、医療ツーリズムというのを提唱して医療の滞在ビザというものを創設しました。現在は中国からの医療観光が約半数を占めておりまして、整骨、臓器移植、がん治療、心臓病治療、整形外科などの先進医療が人気となっているということになっています。  日本病院会の平成27年度医療の国際展開に関する現状調査結果報告書によりますと、このメディカルツーリズムなどの医療目的の訪日外国人はやはり多くなっており、課題もレポートされていると。その中で外国人の患者受け入れについての課題の1位は言語・会話、話が通じない、特に医療の症状とかそういうところをうまく話ができないということが多くて、2番目が先ほどから出ている治療費の不払い、これが43.7%。先ほどの言語、会話が95%に比べれば半分ぐらいではありますけれども、特にこの医療目的の訪日外国人、メディカルツーリズムの訪日外国人に関して、治ったらすぐ帰国してしまうケースが多くて、不払いが顕著になっていると。この市立病院に関しましては、高度先端医療などを行っていないので、医療ツーリズムで押し寄せるということは今のところはないかと思うんですけども、外国人が多い地域でもありますし、蕨市に隣接する地域に外国人60%を超えるようなところもあり、少なからず不安に思っている方も多いわけです。  そこで外国人に対する適正なサービスや不払い対策、何か行っているものがありましたらご紹介いただきたいと思います。 ◎榎本弘文 病院事務局長  今お尋ねの、外国人、メディカルツーリズムというような例を挙げられてのサービスですとか、不払いへの対策ということでございますけれども、確かにメディカルツーリズムにつきましては、その目的として来日する方の多くが高度医療ですとか、先進医療を求めて来日するケースが多いというふうなことは推察しております。  当院といたしましては、そのようなことで受診するというような状況は特に把握しておりませんので、特別な対策というのは講じていないのが現状でございます。  ただ、課題等の1番による言語・会話というようなことにつきましては、医療スタッフでも話せる人間、また、受付の者につきましても多国語が話せる者がおりますので、その辺で対応しているということでございます。  以上でございます。 ◆3番(古川歩議員) ありがとうございます。別に外国人だからと差別するわけではないので、できれば同じような形で、同じようなサービスをちゃんと受けていただけるような、そんな環境づくりというものも合わせてやっていただければと思っております。  この日本の医療というものは性善説に立ったサービスという形を提供しておりまして、だまそうとか、ごまかそうと思った場合、幾らでもごまかせる。それの原因としては、顔写真が入っていない健康保険証などが使い回しをしやすいと、そんなような状況になっていて、結構日本の医療は海外から食い物にされていると、そういうような記事や著書が結構出ている中、なかなか根本的な解決が見つからないという状況になっていると思います。  そんな中、最近は生体認証を診察券とする方法が導入され始めています。顔認証システムとか、指を使った指の静脈認証システムなどが普通の開業医などでも導入されている事案というのもありまして、これだとセキュリティも高く、使い回しができないので、今後広がるかと思うんですけども、それを行うと受付業務も楽になり、人件費削減にもつながるというレポートもありますので、今後の病院改革、今後、建てかえるようなことがありましたらぜひとも導入していただければと思っております。  聞くよりも次行きたいと思います。あと一点ちょっと聞きたいんですけど、政府が2018年にマイナンバーカードを健康保険証として利用できるという方針というものを発表しておりますけども、これによりどのようなメリット、デメリットがあり、市立病院での導入タイミング、そして導入コストはどのようになるのか、お聞かせいただければと思います。 ◎榎本弘文 病院事務局長  今のご質問ですけれども、マイナンバーカードの関係と、その前の生体認証については特別よろしいでしょうか。     〔「もしお答えいただけるようなものがあるなら」と言う人あり〕 ◎榎本弘文 病院事務局長  わかりました。  それでは、まずマイナンバーカードの関係でございますけれども、国の方針としてマイナンバーカードを健康保険証として使っていくということについては把握をしているところでございますけれども、まだ詳細については不明な点があるということでございますので、今の段階でちょっとお答えすることはできないのかなというふうに考えております。今後、国の動向を注視するとともに情報収集に努めていきたいというふうに考えております。  また、生体認証の診察券でございますけれども、生体認証につきましてはスマートフォンとかでも今いろいろそういう機能がついたりしてはおります。その中で診察券ということでございますけれども、院内では受付の処理だけではなくて、診療ですとか、検査、また病院の基幹システムでありますオーダリングシステムというところとも連動しておりますので、なかなか早期の導入というのは難しいのかなというふうに考えております。  この辺につきましては、いろいろな動向を見ながら他院での導入の実績等も今後出てくるかもしれませんので、その辺を見きわめながら検討してまいりたいなというふうに思っています。  以上です。 ◆3番(古川歩議員) ありがとうございます。今のように後半の部分は将来的な展望を含めた、すぐできないような内容の質問をわざとさせていただいておりますけども、丁寧な答弁のほうをいただきまして、ありがとうございます。  それでは、最後に、子育て応援サイトについてお伺いさせていただきたいと思っております。先ほどはご答弁ありがとうございます。  登壇でも申し上げましたけども、今回このテーマを選んでいるのは、この子育て応援サイトだと思っているこの定住促進ページは、今までの文字ばかりの蕨市のウェブページの中でも、特に頑張ってつくられているビジュアルで見せるページだからだと思っています。とはいってもほとんどの場合、テキストがそのまま画像になっているので、伝えたい内容がヤフーやグーグルなどの検索エンジンにちょっとひっかからないなどのちょっと問題も持っておりますけども、文字だけの素っ気ないページとは違って随分見ばえがいいものとなっています。ぜひともほかのページもならってつくっていただけるような感じで考えていただければと思っております。  この子育て構想という概念で本市のウェブサイト、こんなようなウェブサイトがあるわけなんですけども、そこの中でトップページのメーンカテゴリー、ここですね。生活シーンで探すというコーナーに子育てという部分があるんですけども、これだと最初に表示されるのはこんな感じのエリアになりますので、どちらかというと蕨で子育てをというような2番目の画面のところに来るんですけど、最初だから皆さん子育てというところを見てクリックするんです。これをこの子育てというところが本当に冷酷なページとなっておりまして、見てもなかなか思ったところにたどり着けない内容となっております。戻られましたらぜひとも見ていただきたいんですけども、このページに入ると一番最初にあるのが、幾つかリンクが並んでいるんですけども、一番最初、計画です。何の計画なんでしょう。ふと明るい家族計画、ちょっとそんなフレーズが頭の中によぎってしまうんですけども、そのタイトルをクリックして出てくるのは、蕨市子ども・子育て支援事業計画。申しわけありません。子育て中のパパやママが見たいのは、そんな情報じゃないんです。自治体のウェブサイト、子育てに関するコーナーというのは婚活とか、妊娠、出産について、そんなところから始まりまして、生活支援の、そもそもさっきの出ているカテゴリーの中で出産というのがまた別にあって、入学・教育なんていうのはまた別にあったりするんですけども、なぜこれ分かれているか、当然わかりますよね。これ担当部署が違うからこんなカテゴリーになっちゃっているんです。なので、最初の登壇で申し上げたとおり、その部署に限らず、いい形でリンク分けをしてほしいというのはまさにそのとおりなんですけども、そこら辺がなかなかまだ直っていないと。  この優しいつくり方をしているところは、妊娠、出産から始まって、あとは子どもの年齢に合わせて、0歳児とか1歳から3歳とか、4歳から6歳とか、小学校以降とかそんなような感じで組まれるんですけども、先ほどのここの子育てのところを見ていきますと、この計画の次は健診・予防接種、3番目が講座・教室、4番目、相談・指導、5番目、手当・助成、6番目、保育園・一時保育、7番目、児童館、8番目、里親制度です。実に行政からの上から目線が、そんな感じのリンクになっているんですけれども、せめて民間の幼稚園でも幼稚園の案内ぐらいはあってもいいんじゃないかなと。これではだれも見てくれないわけなんです。
     実際、子育て中の保護者に話を聞いても、メニューからたどり着けないという話が多いので、結果的に何をしているかというと、ヤフーやグーグルから調べていると。ではどのように具体的にしていけばいいのかということで、今回うまく直してよと言ってしまうと余りにも冷たいので、1つ紹介したいと思います。  千葉県浦安市の子育て情報サイト「MY浦安」というのがありまして、ここがかなりよくできていると思っています。ここは市のウェブサイトとは独立したものとなっているんですけども、その分、制約も少ない感じでやっています。  ここは子育てを応援してくれているというような内容で、赤ちゃんとの暮らしとか、公園ガイドとか、ママのリフレッシュ、ママ友、仲間が欲しいとか、いかにもちゃんと寄り添った感じがするんですよ。なので、ぜひともこれを見ていただいて参考にしていただければと思っております。  自分たちで別サイトを運営する方法もありまして、先日新生会では松島町というところを訪問させていただきまして、この子育て応援ページを独自につくっているというところを見ました。初期費用は100万円程度、ランニングコストは月数万円という形なんですけども、実に温かみのあるページなんですけども、このようなサイトを本市でも提供できないかと考えるんですけども、いかがでしょうか。 ◎佐藤慎也 総務部長  ホームページとは別のサーバ、初期費用が費用面ではかかるということでございますが、いろいろ今ご提案をいただきまして、利用しやすく、見やすくなるように担当部署と協議をさせていただきたいというふうに思います。 ◆3番(古川歩議員) ぜひとも先ほどの生活シーンで「さがす」の部分、ぜひともまずは直してしていただければと思っております。  最後にもう時間がないので、市長にお願いがあります。この「わらびStyle」なんですけども、ほとんど不動産屋さんにないという情報をいただいております。まだ来年度分というのが先に確保してあるような話なんですけども、ぜひとも先に配っていただいて、なくなったら増刷をしていただけないかと。蕨のここに住んでほしいという情報誌がこれしかないので、ぜひと思っているんですけども、いかがでしょうか。よろしくお願いします。     〔頼高英雄市長 登壇〕 ◎頼高英雄 市長  子育て世代にこの蕨により多く住んでもらって、そのことがまちの活性化やまちの未来にもつながっていくということで、古川議員からも以前もご提言もいただいておりますし、また、蕨の総合戦略の中でもそういう観点からの情報発信をしていこうということでこの「わらびStyle」というものを作成をさせていただいて、いろいろまだ課題はありますけど、ホームページにもこれをリンクさせていただいて、これを見る限りはあったかい雰囲気が伝わっていくと。ただ、ここから先、調べていけないので、ホームページ等の課題はまだまだあるという状況です。  そういう中でこれも評価していただいて大変ありがたく思っておりますけれども、これは一応当初28年度の予算で、この総合戦略に基づいて2カ年分という想定で28年、29年度賄えるだろうということで作成をして、宅建組合等を通じて、蕨含めて近隣も含めた不動産屋さんに置いていただいたり、あるいは特にマンション販売のギャラリーといいますか、そういう場所にも置いていただいて、非常に積極的に活用していただいているそうです。  今のお話ですと、もうなくなっているということは非常に活用していただいているということなので、まだ残数はあるようなので、それは早急に組合等にも聞いて、必要な部数はとっておいてもしようがないので、活用はしていきたいというふうに思いますし、当初の予定は2カ年ですから、そうすると29年度で終わるわけです。この間の活用状況だとか、あるいは中身が今から見てどうなのかということもありますので、その後の中身作成も含めてそれは今後、検討はしていきたいなというふうに思っています。  ちょうどこの間もいろいろマンション建設がこの人口密度日本一の蕨でも進んでいて、マンションギャラリー等にも置いていただいている担当の話も聞くと、非常に積極的に、つまりマンションの販売促進としてもこの蕨にマンションつくるわけですから、この情報は非常に重宝がられているというか、有効に使っていただいているようなので、これはしっかりと活用できるように配布もするし、なくなった場合は、中身の問題もありますけれども、積極的には考えていきたいなというふうに思っています。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △大石圭子議員 ○池上智康 議長  次に、4番 大石圭子議員。     〔4番 大石圭子議員 登壇〕 ◆4番(大石圭子議員) 皆様、こんにちは。4番、新生会、大石圭子でございます。  先月、友人の出産祝いも兼ねて愛媛県でお遍路をしてまいりました。1日だけでしたが、8霊場という強行軍で、9月議会が実り多いものになることも含め、幾つか願いごとをしてまいりました。議員として初めての一般質問は9月議会でした。原点という意味で、9月議会は特に気を引き締めております。  今回、決算常任委員会で男女共同参画推進事業について質問があり、どきりとしました。と申しますのは、私はボランティアで平成7年から20年間、市の情報誌「パートナー」の編集委員をしてきました。政策審議室の時代からで、ここにおられる部長さん方が担当だったときもございました。議員への感想アンケートを始めたのも私です。「パートナー」への思い入れが強くても、費用対効果と言われるとどのくらい意識や行動の変化につながったかはわからないところです。税金の使い道をチェックする立場になると違う視点も必要だと感じているところです。  さて、今回も質問の前にご報告を3点させていただきます。  1点目は、ことしの7月、走る保健師は長野県の「小布施見にマラソン」に参加してまいりました。「見に」というのは、見学の「見」という漢字に平仮名の「に」です。  15回記念大会ということで、全国から約8,000人のランナーが集まりました。村の人口は1万1,000人です。ですから、いかにすばらしい大会かがわかります。  ランナーの3分の2近くは仮装し、5時間という緩い制限時間で21キロを走る大会です。まちおこしの一環として始まり、町挙げてのおもてなしにリピーターも多いようです。マラソンをまちおこしの起爆剤にしている自治体は多くありますが、この「小布施見にマラソン」の大会運営は5つ星クラスではないかというのが私の感想です。  翻って蕨市のロードレースはいかがでしょうか。60回記念大会も近いので、短い距離ですが、来年も参加してみたいと思うような楽しい大会運営を目指していただきたいと思います。  2点目は、選挙時の私の公約でもありました粗大ごみ収集券の小売店販売についてです。  7月1日からの販売状況を生活環境係に問い合わせましたところ、市内14カ所の売り上げは、7月495枚、8月615枚と聞きました。従来の公民館等での販売が分散したと考えると、大幅な増加ではないかもしれませんが、順調な滑り出しと考えてうれしい限りです。  3点目は、昨年9月議会での一般質問で要望していた市民公園の健康遊具が新たに3つふえ、その設置が完了し、あとは使用点検を受けるだけです。あさってから使えるということになります。市民も非常に楽しみにしております。ありがとうございます。  9月は厚生労働省が決めた健康増進普及月間です。1に運動、2に食事、しっかり禁煙、最後にクスリ、健康寿命の延伸という統一標語もございます。健康遊具などがきっかけで健康づくりを初め、それが医療費の抑制につながったとしたらすばらしいと思います。  それでは、発言通告に従い、登壇にて質問をいたします。  ことしの9月1日現在、蕨市の100歳以上の方は21人、65歳以上の方は1万7,175人と福祉総務係から聞いております。  先ほど統一標語にもありました健康寿命を伸ばすためには元気な高齢者をふやすことです。その高齢者の健康増進や教養の向上に大きな役割を果たしている老人福祉センターけやき荘の施設整備と利用者拡大について質問をいたします。  1、60歳から利用できる開設以来32年を経過した施設だが、60代の利用は非常に少ない現状をどう考えるか。  2、利用者の高齢化や生活の洋式化に伴い、畳の集会室利用時の起居動作の不自由という声を多く聞くが、市としてはどのように考えているか。  3、熱中症予防のための飲料水設置もなく、廊下のカーペットには数カ所大きなしわの寄ったところもあり、転倒の危険性が高い。高齢者が安全で安心して利用できる施設の整備をどのように考えるか。  4、利用者拡大のため、働く60代等が利用できる夜間の開設を検討できないか。  2点目に、地域包括ケアシステムについてご質問いたします。  1、今年度の埼玉県のモデル事業である地域ケア会議での管理栄養士のかかわりはどのようか。  2、各地域包括支援センターで行われている介護予防事業が会場がないために停滞している地域をどのように考えているか。  3、塚越地域での地域包括支援センター開設に向けての見通しはどのようか。けやき荘や塚越デイサービスないとうへの併設などは考えられないか。  3点目は、蕨市庁舎整備の検討についてお聞きいたします。  1、既に答申を出す段階ですが、庁舎整備検討審議会の委員はどのような視点で選任したのか。  2、市民対象アンケート以外に市内5地区でのタウンミーティングが必要と思われるが、行う予定はあるか。  3、現在地での建てかえをした場合、高齢化が進む中で市役所に行くことに不便を感じている地域の方に対して何らかの配慮を考えているか。  4点目は、樹木整備についてお聞きいたします。  落ち葉で公園清掃が大変な季節が近づいてきました。また、台風等で電線に接触する危険性も目にします。  そこで、1、厳しい予算の中で公園の樹木剪定などの管理はどのようか。  2、市内の保存樹の指定と管理はどのようか。  3、市民公園の樹木には根上がり、つまり太い根が浮き出ている状態で、つまずきやすくなっているものが多く見られるが、何らかの対策を考えているか。  以上、お聞きをいたしまして、登壇での質問を終わります。ご答弁をよろしくお願いいたします。     〔関 久徳健康福祉部長 登壇〕 ◎関久徳 健康福祉部長  私からは、健康福祉部所管のご質問に順次ご答弁申し上げます。  1番目の老人福祉センターけやき荘の施設整備と利用者拡大についての1点目、60代の利用が非常に少ない現状をどのように考えるかについてでありますが、国の労働力調査などにより60代の方の就業率が上昇し続けていることからもわかるとおり、けやき荘につきましても多くの方々が就業を終えているであろう70代以上の方々を中心にご利用いただいているものと認識しております。  老人福祉センターにつきましては、全国的に同様の傾向にあるものと思われますが、けやき荘が高齢者に対し、憩いと安らぎの場を提供し、健康の増進や教養の向上及びレクリエーションなどのための場を総合的に提供する施設であることを踏まえますと、現在ご利用されていない60代の方々にも、けやき荘をご利用いただけるよう、引き続き周知に努めてまいりたいと考えております。  次に、2点目の集会室利用時の起居動作の不自由の声をどのように考えているかについてでありますが、足腰に痛みをお持ちの一部利用者の方からは、起居動作における不自由さを訴える声をいただいているところであります。一方で、集会室を仮にフローリング化し、机やいすを置いて起居動作の不自由さ解消を図った場合、けやき荘まつりや生涯学習フェスティバル、カラオケ大会など、大人数で集会室を利用する際に机やいすの移動先をどこに確保するのか、また、特に高齢の方々で構成されているような利用団体によっては、高齢者のみで移動作業が安全に行えるのかといったご意見もちょうだいしているところであります。  市といたしましては今後もこのような声に耳を傾けながら、よりよい方策について研究してまいりたいと考えております。  次に、3点目の高齢者が安全で安心して利用できる施設の整備をどのように考えるかについてでありますが、まず飲料水等につきましては、近隣で既に自動販売機が設置されていることと、ご自分で飲み物をお持ちになる利用者の方が多くいらっしゃることや施設内に給湯室もあることから、けやき荘への自動販売機や冷水機の設置がなくとも熱中症の注意喚起を行うことで対応できるものと考えております。  次に、廊下のカーペットにつきましては、ご指摘のとおり、しわの寄った部分もあることから修繕等を検討しているところであり、ご質問にありますように、今後も高齢者にとって安全で安心してご利用いただける施設を目指していく考えであります。  次に、4点目の利用者拡大のための夜間利用の検討についてでありますが、現状として利用者からのご意見はいただいておりませんが、今後ニーズが高まるようであれば費用面や稼働率、費用対効果などを含めまして研究してまいりたいと考えております。  次に、2番目の地域包括ケアシステムについての1点目、地域ケア会議での管理栄養士のかかわりについてでありますが、本年6月から実施している地域ケア会議では、要支援・要介護者に係るケアマネジメントが高齢者の自立を促すものとなるよう、管理栄養士を初め、歯科医師、薬剤師、理学療法士、作業療法士といった専門職から助言をいただいております。このうち管理栄養士からは、主に高齢者の食事内容や調理環境、水分補給の仕方等についてのアドバイスをいただいております。  地域ケア会議を実施していく中で、高齢者の中には栄養状態に問題がある方も数多くいることを改めて認識しているところであり、管理栄養士によるアドバイスは、高齢者のケア向上において大きな役割を果たしていると感じております。  次に、2点目の各地域包括支援センターで行われている介護予防事業が会場がないために停滞している地域についてでありますが、まず地域包括支援センターが実施する介護予防の各教室につきましては、ご住所にかかわらず、市内すべての高齢者を対象として開催しております。加えて高齢者がより気軽に参加できるよう、一部の介護予防教室については年度ごとに会場を変えるなど、各地域包括支援センターがきめ細かく対応しているところであります。  地域によっては会場の確保に苦慮する例もございますが、市でも引き続き会場となり得る場所については情報収集に努めるとともに、いきいき百歳体操のような小規模な会場であっても活動でき、介護予防に資する体操の普及について力を注いでまいりたいと考えております。  次に、3点目の塚越地区での地域包括支援センター開設に向けての見通しについてでありますが、蕨市の各地域包括支援センターが担当する地区の面積は、近隣のさいたま市、川口市、戸田市と比較してもコンパクトであり、高齢者のお住まいの近くにいずれかの地域包括支援センターがあるという現状であります。  その上で地域包括支援センターの増設は、高齢者がセンターに訪れやすくなる一方、人的資源を分散しないほうが安定した組織運営ができるといったメリットがあり、このバランスが肝要であると考えております。  2025年に向けて高齢者人口や要介護認定率等は増加する見込みであり、地域包括支援センターの役割がますます重要になってくることから、今後も市内各地区の高齢者人口や社会情勢の変化等を見据えながら検討していくことが必要であると認識しておりますので、ご質問にある既存施設への併設については、そうした検討を行う際の参考とさせていただきたいと考えているところでございます。  以上です。     〔佐藤慎也総務部長 登壇〕 ◎佐藤慎也 総務部長  私からは、3番目の市庁舎整備の検討についてのご質問にご答弁申し上げます。  1点目、市庁舎整備検討審議会の委員選任につきましては、条例に基づき、市議会議員のほか、学識経験者は蕨市将来構想の審議に携わった大学院教授と地震工学に識見のある大学院教授、公共的団体等の推薦する者は、町会、経済、女性、教育、福祉関係団体のそれぞれの代表者、公募による市民は、庁内で選考委員会による選考となっております。  2点目、アンケート以外に市内5地区でのタウンミーティングの実施につきましては、今後、審議会より答申をいただき、アンケート調査結果を考慮しながら、庁舎耐震化整備方針案を定め、パブリック・コメントを実施していく考えであります。その経緯や結果等につきましては広報蕨や市ホームページを通じて市民の皆さんへ丁寧に説明してまいりますので、タウンミーティングの開催は予定しておりません。  3点目、市役所に行くことに不便を感じている地域の方に対する配慮につきましては、ことし6月から住民票等のコンビニ交付サービスを開始し、7月からは粗大ごみ収集券の販売を民間店舗でも取り扱うなど、市庁舎以外での行政サービスの拡充を図っております。引き続き市民サービスの利便性の向上について検討していく考えでございます。     〔高橋稔明都市整備部長 登壇〕 ◎高橋稔明 都市整備部長  私からは、4番目の樹木整備についてのご質問に順次お答えいたします。  初めに、1点目の公園の樹木の剪定などの管理についてでありますが、樹木管理として年間契約により専門業者に委託し、桜やケヤキを除く高木の剪定を年1回実施しております。  また、倒木の危険性がある樹木の伐採や公園灯などを遮っている樹木の剪定など、公園の安全管理上支障があり、緊急を要するものについては環境整備委託により対応するなど、適切な維持管理に努めております。  次に、2点目の保存樹の指定と管理についてでありますが、保存樹は市内に残された屋敷林など長い年月を経た大木、古木で、豊かな緑の資源であるとともに、まちの歴史を伝える貴重な財産でありますことから、本市では緑と花のまちづくりを推進する条例に基づき、保存樹林1カ所と保存樹木27本を指定し、管理につきましては所有者により枯損の防止など、その保存に努めていただいております。  次に、3点目の市民公園の樹木の根の隆起対策についてでありますが、樹木の成長による根の隆起や土砂の流出によりあらわれた樹木の根につきましては、職員や公園管理人によるパトロールにより早期発見に努めており、特に園路など歩行上、危険な部分を優先して砂をかぶせるなど、必要な措置を随時行っているところでありますので、ご理解賜りたいと存じます。 ◆4番(大石圭子議員) ご答弁ありがとうございます。それでは、質問席から再質問させていただきます。  順番をかえて、まず樹木整備についてお伺いいたします。まず剪定予算がありますが、おおよそ何本くらいを見込んで立てているのでしょうか。その管理というのは年1回、先ほどご答弁のように、見回りをするということをおっしゃっていましたが、その木がいつ植えられて、どのくらいのいつ剪定して、そして次はどのくらいというのは何か管理の方法があるんでしょうか。 ◎高橋稔明 都市整備部長  公園の樹木の全部の本数についてはちょっと今、手元にないんですけれど、基本的な考え方として、公園を地区ごとに分けて、各委託業者により年1回ほど剪定を行っていると、そのような状況でございます。 ◆4番(大石圭子議員) ありがとうございます。  それでは、保存樹の指定についてお聞きいたします。市内に27本あるということですが、あと保存樹林というのを今お聞きしましたが保存樹林というのはどこにあるんでしょうか。 ◎高橋稔明 都市整備部長  塚越にあります塚越稲荷神社にあります。 ◆4番(大石圭子議員) 保存樹というのは大分伸びます。多分私のイメージとしては、すごく高さも高くなるようなイメージがあるんですけども、それを管理するということになりますと、手入れですね。そのおうちの持ち主が多少お金を出すと思うんですけども、それは市として幾らか補助が出るんでしょうか。 ◎高橋稔明 都市整備部長  基本的には所有者の方に維持・保全をしていただくわけなんですが、条例の規定の中では予算の範囲の中で必要に応じて補助をすることができるというようなことがうたわれておりまして、ただ、実際には所有者の方々から要望をいただいているようなこともありませんので、実績としては各所有者の方にやっていただいていると、そのような状況でございます。 ◆4番(大石圭子議員) 今回この質問を出しましたのは、保存樹があって、保存樹を含めての手入れが結構何百万円もかかるというようなことをおっしゃっている方がいたんで、市としては、単に保存していてくださいということではなくて、何か多少手入れのとき補助が出ますというような、ちょっとそういうアナウンスをしていただいてもいいかなというふうに思いました。  それでその指定を外すときというのはどういう手続が必要でしょうか。 ◎高橋稔明 都市整備部長  保存樹ですから、できれば引き続き長く維持・保全していただいて、市民の方々に緑の潤いをということで努力していただければと思ってはいるんですけど、やむを得ず伐採というときには市のほうに届け出をしていただくと、そんなような手続になっております。 ◆4番(大石圭子議員) わかりました。市としては条例がございますので、保存してくださいということですが、積極的な支援はしていないということで受けとめますけど、よろしいでしょうか。 ◎高橋稔明 都市整備部長  一応市民の方々から要望が届いていないということですので、そういった声が今後あれば、財政負担を伴うことでありますけれど、検討していきたいなというふうに考えております。 ◆4番(大石圭子議員) ありがとうございます。  それでは、次に、市民公園の樹木のネームプレートがあるところとないところがあるんですが、あるところのほうが少ないんですけども、ほかはほとんどとれてしまっているという状況だと思うんです。公園の利用者の中には、もうそれがわからないので、ご自分で調べて、逆に詳しく教えてくださる方もいらっしゃるんですが、まずネームプレートをつけた最初の経過はわかりますでしょうか。 ◎高橋稔明 都市整備部長  余り詳しい記録が残ってはいないんですけれど、地域の方々が協力をしてつけていただいたと、そのように聞いております。 ◆4番(大石圭子議員) 塚越のコミュニティ委員会あたりだと思いますけども、今回それをきちんとまたつけていただくということになりますと、コミュニティ委員会と協力してという形になりますか。 ◎高橋稔明 都市整備部長  公園を楽しむ1つの方法として、樹木を見て、いわゆる樹種を覚えたり、またはその確認をしたりということでよいことだなとは思ってはおります。また、過去の経緯も踏まえて、今後、ネームプレートを整えていく場合にはコミュニティ、または自主管理団体等々、地元の方々と協働でやっていくというのも1つの考えでございますので、いろんな場でご意見を聞きながら検討していきたいというふうに思っております。 ◆4番(大石圭子議員) ありがとうございます。  それでは、最後に、市民公園が桜まつりを行うところで、たくさん見事な桜がございますが、ソメイヨシノの寿命は50年ほどと聞いておりまして、今、市民公園の桜は寿命はどのくらいでしょうか。塚越地区にとって本当に大事な桜でございますので、樹木医の診察も含めて育成・保全というのをどのようにされているんでしょうか。また、私たち市民ができることがあるでしょうか。 ◎高橋稔明 都市整備部長  市民公園の桜は昭和59年ごろの植栽ということで聞いておりますので、植樹から33年ほど経過しているというふうに思われます。現状としては今言われたように、桜の名所として皆様に楽しまれているというような状況でございますので、樹勢としては良好なのかなというふうに思っています。  それから育成・保全の手だてということでありますけれど、現在行っているのは折れた枝ですとか、または下枝を払うようなそのような状況で、大がかりな手だてというのは行っているような状況にはなっておりません。  それから市民の方々にという話なんですけれど、やはり桜の木というのは、みんなで楽しんでいただくものですから、花見のときになるべく近くまで寄りたいというようなお気持ちはわかるんですけど、その際にできれば根を踏まないようにとか、そのような気持ちを持っていただければありがたいなというふうに思っております。
     いずれにしても市としては今後もこの桜の木の樹勢を見ながら、施肥ですとか、または根の養生、または土等の補充などを行いながら必要な措置を行っていきたいというふうに思っております。 ◆4番(大石圭子議員) 前向きなご答弁ありがとうございます。本当に塚越にとっては、桜は主役に近い部分がございますので、見守っていきたいと思います。  それでは、次に、けやき荘の施設整備と利用者拡大について再質問をいたします。今回この質問を取り上げた理由は、けやき荘の利用者の何人もの方から、足腰の痛みのために畳に座ることが大変なので、フローリングにしていす利用ができないかというご相談をいただいたからです。  そこでどのような利用状況なのか、アンケートを実施いたしました。調査期間は8月17日から9月10日で、調査対象は10の講座と28のクラブの756名です。配布数は講座、クラブに各5枚ずつ、計190枚依頼いたしました。回収は回収箱に投函していただく形式をとり、169枚、88.9%の回収でした。  お聞きしたのは、性別、年齢、月平均利用回数、そして「集会室の畳をフローリングにかえて立ち座りの楽ないすを使う方がよい」「畳のままでよい」「どちらでもよい」、という選択でした。  その結果、「集会室の畳をフローリングにかえて立ち座りの楽ないすを使うほうがよい」と答えた方は95名、56.2%でした。「畳のままでよい」と答えた方は45名、26.6%、「どちらでもよい」と答えた方は27名、15.9%でした。無回答は2名です。  市内の老人福祉施設では、社会福祉協議会が運営している松原会館が昭和40年代の開設と聞いておりますが、市直営の老人福祉施設では、昭和60年4月に開設したけやき荘が一番古くなっています。開設当初はけやき荘も社会福祉協議会の運営だと聞いておりますが、そこも含めて今までの畳がえは何回か、最終の畳がえはいつで、その経費はどのくらいでしょうか。また、過去3年の整備状況はどのようでしょうか。お願いいたします。 ◎関久徳 健康福祉部長  けやき荘の関係です。今、畳がえは今まで何回行ってきたかということなんですが、済みません、一番最近行った畳がえの部分についてはちょっとこちら記録があるので、そちらについてお話をさせていただきたいと思うんですが、畳がえについては平成21年度に一番最近ですと行っております。その前も当然行っているんですが、何年という部分でちょっとデータがなかったので、それについては21年度が一番最新である、もう8年ぐらいたっているということになります。  それとあと過去3年、ここ3年ほどの修繕ということでのお話です。決算で申し上げますと、26年度のときに照明灯及び手すりの改修を行っております。それと平成27年度が屋根及び天井裏の感知器があるんですが、その感知器、それとあと小さいところですが、座卓等の修繕等も行っています。あと平成28年度、やはりこちらも照明灯及びこちらは消防設備、あとブラインド、雨どい等の改修をここ3年間でいうと行ってきたという状況でございます。 ◆4番(大石圭子議員) 畳がえのときの経費を教えていただけますか。 ◎関久徳 健康福祉部長  21年度に行いました畳がえです。こちらは集会室の畳、それと教養娯楽室のほうも畳があるんですが、そちらを取りかえておりまして、23万400円でございました。 ◆4番(大石圭子議員) ありがとうございます。  今回、便宜上、畳派とフローリング派というふうに申し上げますが、それぞれ自由回答ですが、理由も書いていただきました。フローリングにしていすにしてほしいという方、15名中半分以上の57人の方が理由を書いてくださいました。少し挙げてみます。足、腰、ひざが悪い、痛いからという方は57名中30人、座布団よりいすのほうが楽という方が57名中9人、カラオケ発表会などの参加者から、いす席を要望する人が年々ふえているという方が3名、高齢者は足が不自由になりがちで、畳だと来なくなる人が出てくるなどがありました。  畳派の方の理由を挙げますと、45名中26名の方が書いてくださいました。いすにするとカラオケ大会等で大勢座れない、いすは片付けが大変、畳用のいすを購入していただければありがたいなどです。  集会室は48畳、現在のカラオケ大会での100人以上の参加も廊下の部分を合わせますといすにしても可能だと思われますが、いすやテーブルの収納場所などは先ほどご答弁にもありましたように課題となり、幾つかいろいろ出てくると思います。利用者のご意見は伝えましたので、しっかり受けとめていただくことを要望しますが、この結果について何かコメントはございますでしょうか。 ◎関久徳 健康福祉部長  今、けやき荘のほうで大石議員のほうがアンケートをとっていただいたということで、その結果についてご報告もいただいて、こちらとしてもやはりお年寄りが非常にふえてきている。当然、お年寄りが使う施設でございますので、その中でも高齢の方がふえているということで、想定はしておりましたけれど、やはりいす等のほうが当然起居動作が楽だという結果が出たのかなというふうに思っております。  ただ、畳のよさというところもやはりお年寄りの方なんかは特に感じていらっしゃる方もいらっしゃると思いますので、その辺についても今お話が幾つかあったのかなというふうに理解しています。  こちらとしては、登壇でも申し上げましたが、両方の話ございます。あと、当然いすだけでは済まないと思います。やはりテーブル、いすという形になるのかなと思いますので、そういう部分については新たな整備という部分もあります。そうすると、やはり先ほど言ったように課題は、あそこはそもそも場所がないんですよね。確保するような場所がちょっとないような状況というところが1つ。あとは実際に片づけ等をしていただくに当たってもお年寄りの方にやっていただくという部分はやはり課題なのかなと思っておりますので、今後よりよい方策を考えていきたいと思っています。 ◆4番(大石圭子議員) ありがとうございます。ちょっとしわが寄ったカーペットについてもご回答いただきましたが、開設以来張りかえたことがあるんでしょうか。 ◎関久徳 健康福祉部長  カーペットの部分でやはり修繕等も調べたんですが、きちっとカーペットをやったというのは出てきてはいないんです。ただ、カーペットについては、この前もお話もいただいておりましたので、直接見に行っております。確かに真ん中あたりしわが寄っている部分等もございます。ただ、これは全くやっていないという状況ではないかなと。端っこのほうを見てみますとかなりきちっととまっていたりしていますので、改修等は行っているんだろうと思っているんですが、いつやったかというのはちょっとわからない状況でございます。 ◆4番(大石圭子議員) 受付にシルバー人材の方がいらっしゃるんですけど、ここは必ずだれか、そのうち転ぶよというふうにおっしゃっていましたけども、もしかしたら多少転んでいる方もいらっしゃるかもしれませんけども、もしかえるとしたら、正方形の部分だけとりかえるとか、そのような工夫したかえ方をしていただいて、あれを全部はがして何かもっと今は新しい素材でいいものがあるかもしれませんけど、なるべく経費がかからなくていいものというようなものを見つけていただければ、本当に転倒予防にはなるかと思いますので、お願いいたします。  私もかなりあそこを見て写真とか撮ってきましたけど、ガムテープで逆にしわを張りつけてぺたんとしているところもございましたので、本当に危険だなというふうに思いました。市の早目の修繕をお願いしたいと思います。  そして自動販売機に関しましては、大型スーパーが近かったり、お茶やお水を持つ習慣をつけていただければ解決できるということもかなりあると思いますけども、近年の異常な暑さによる熱中症予防ということでは一考していただければと思います。これも要望でございます。  次に、利用者拡大についてですが、まず市としては利用者がふえることを望んでいるんでしょうか。 ◎関久徳 健康福祉部長  利用のほう、けやき荘についてはかなり団体のご利用もあるんですけれど、利用のほうは本当にしていただいているなと思っております。  当然、先ほども登壇で申し上げましたが、60代の方、働いている方が多いのかなと思っておりますが、やはり平日の昼間というのは当然利用できないような状況になっているというのもわかっておりますが、そんな意味でいうと60代以上の方皆さんが使える施設ということをもう一度やはり登壇申し上げたように、周知のほうはきちっとしていきたいなと。利用がふえるということは、こちらとしてもいいと思っております。 ◆4番(大石圭子議員) 今回のアンケートで非常に驚いたことがあるんです。60代の利用は少ないだろうと予測していましたが、実際、回答者は20名ということで11.7%です。さらにけやき荘利用者全体で数えると、756名中64名、8.4%で、1割にも満たないということです。上の高齢の方は、ちなみに90歳くらいの方も五、六人は使われているという状況がございまして、やはり登壇でご答弁いただいたときのように、60代は働いている、働く60代ということで、利用は少ないかなと思います。  月平均の利用回数は3から4回が最も多く、69名で、少し幅はもたせてありますが、3から9回の利用者の合計が107名、63.1%でした。ということで、回数としては皆さんよく利用されているんではないかなというふうに思いました。年間の利用者は延べ2万人で横ばいですので、70歳以上の方が継続して何回も何回も利用している状況ということです。受付の方も利用の中心は70代後半から80代で、新しい方の利用は少ないということで話されていました。  ここでことしの3月に公共施設等総合管理計画ということで、けやき荘のところを読んでみますと、課題と現状で最後のところに、「今後、高齢者の増加によりニーズが増大することが予想される中、老朽化対策が必要である。基本方針は、高齢化に伴い、今後一層の需要が高まることが予想される」というふうに書いてございますが、私は、この一層の需要が高まるというところがちょっと疑問に思うんです。やっぱり利用者は新しい方がふえていないということで、新しい方がふえないのは定年延長や経済不安で働く人がふえているということで、本当に何というんでしょうか、今まで使っていらっしゃる方がそのままご高齢になるだけで新しい人が入ってこないという、そういうような状況、今の町会とかそんなふうな状況と似ているなというふうに感じましたけども。  そうしましたら、夜間の使い方はかなり飽和状態なんです。参考までに、ことしの4月から8月の間の東公民館の部屋の貸し出し状況は、夜間帯のうち17時から19時の集会室、一番広いお部屋ですけど、利用しない日はないということです。今、塚越では1丁目町会の会館がなくなるという事態もあり、公民館の利用度はますます高くなっております。公民館も飽和状態というような状況ですけれども、飽和状態利用の解決策としてけやき荘の利用をお願いするところですが、開設するにはどのような課題があるでしょうか。 ◎関久徳 健康福祉部長  夜間ということで、利用ということでよろしいですか。  登壇でも申し上げましたが、今、けやき荘の利用者の方からは、直接夜も使いたいというお話というのは本当にいただいていない状況なんです。ただ、今、余りの公民館であるとかのお話、それと町会のほうの会館がなくなってしまうということも、この前、これ実は大石議員から直接聞いたお話でございましたが、そんな中で夜どうなんだろうというお話ではございますが、最初登壇で述べたような繰り返しになってしまうんですけれど、やはり課題としては、ニーズがあればと、今ニーズはあるよということだと思うんですけれども、やはり費用面ですよね。当然、維持管理がかかります。あそこの管理をシルバー人材さんのほうにお願いしていますが、そういう部分であったり、あとやはり当然、稼働率がどのぐらいあるのかなというところも推測した中で検討していく必要もあるんで、やはり費用対効果という部分が気になるところではございまして、その辺が課題かなというふうには思っているところでございます。  あと通常老人福祉センター、川口市や戸田市の老人福祉センター見ますと、やはり昼間夕方までという時間帯の会館が多いんですね。川口市のたたら荘なんかを見ますと開館時間については午後4時までと。お風呂とかあるところは別なんですが、お部屋自体は4時までとかなっています。戸田のほうでもいこいの室というのがあるんですけど、こちらも4時までというような状況になっていまして、やはり暗くなると、高齢者の安全ということじゃないんですけど、帰り道であるとか、それの不安があるのかなというようなこともあるんですけれど、これについては蕨市若干事情も違うところがあるのかなと思いますが、課題としては今のような課題があるかと思っています。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △会議時間延長の宣告 ○池上智康 議長  本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △一般質問(続き) △大石圭子議員(続き) ◆4番(大石圭子議員) ありがとうございます。1つの考え方として、夜間開設は勤労高齢者というその新しい枠、勤労青少年ホームみたいなそんなイメージで勤労高齢者向けというためのオープンみたいなことをこれからは考えていただければありがたいなというふうに思います。  次に、地域包括ケアシステムについて再質問いたします。栄養士のかかわり方はこれまで何度も申し上げていますように、介護予防には必須です。モデル事業終了後の活用を大変期待しておりますが、ずばり栄養士の採用は今後考えているでしょうか。 ◎関久徳 健康福祉部長  栄養士自体は市のほうにもいるわけなんですが、介護予防等でということでのご質問だと思います。これは登壇で申し上げたとおり、管理栄養士、やはりお年寄りのケアという部分ではかなり有効な部分があるなというふうには感じているということで登壇もお話ししております。その辺も始まったばかりでありますが、ここ1年、また来年も行っていきますので、それで採用ができればというふうには思いますが、今の段階ではやはりその辺についても最終的にこちらとしては判断はまだしていません。役割としてはかなりの役割があるなと思っておりますが、採用ができるかどうかというのはまた別の問題でございますので、それについては我々のほうとしてはかなり効果があるというふうには思っておりますので、要望等はしていきたいなと思っております。 ◆4番(大石圭子議員) 欲しいけどお金がないということでしょうか。本当に栄養士、各給食センター、病院、保育所のところに、人数かなり厳しい状況で仕事をしておりますが、そこにやっぱり介護予防のところにもどうしても私は欲しいなというふうに思っておりますので、本当に獲得のために努力していただきたいなというふうに思います。  次に、介護予防事業の会場についてですが、市全体を考えて展開している事業が多いということでご答弁いただいたんですけども、私はやっぱり余り進んでない地域があると思うんですね。会場が見つからなくて。それに対してこれから幾ら市全体が対象といいましても、格差は出てくると思うんですが、地域によっては会場が見つからない、本当に見つからない、見つからないでどこまで行くのかなというふうに思いますが、その点はいかがでしょうか。 ◎関久徳 健康福祉部長  特に塚越のエリアのお話かなと思っております。ただ、これも逆に議員さんのほうからの口ききで武南中学のほうを使わせていただいたりとか、会場とかも使えるようになったりとかそういうところもございます。そんな中でまた市のほうとしても登壇で申し上げましたとおり、使えるような場所をとにかく探していこうということで、担当の職員もその辺についてはいつも、血眼というとちょっと言い過ぎかもしれませんが、探している状況はございます。  ただ、あともう1つは、やはり町会の会館がなくなってしまうという塚越のお話もちょっとあったんですが、そういうところもご利用させていただけるんであればということで、若干の費用とかいう部分についても以前もお話ししておりますが、そんな高い費用でなければやっぱり会場としては借り上げてやっていくという方向性もこちらの中では考えているところでございますので、今後もその辺については努力していきたいと思っています。 ◆4番(大石圭子議員) ありがとうございます。それに関連しまして、先ほどのけやき荘とも関連しまして、いきいき百歳体操や脳トレ教室をけやき荘で行うというのは、今、行えない状況にあるんですが、どうしたらできるか、教えていただけますか。 ◎関久徳 健康福祉部長  けやき荘で介護予防教室ということでございますが、議員ご指摘のとおり、今、利用状況は非常によろしいと思っています。ですから既存の団体等が利用されている部分、こういうのを妨げてしまうということにならなければ、当然利用したいんですけれども、あと1つには、今、実際にいろいろ行っていただいている講座であるとか、各種クラブの活動などについては高齢者の生涯学習のみならず、介護予防にもつながっているんじゃないかなというふうに思っておりまして、こういう活動は有意義なものだなと思っておりますので、どんどんやっていただければなと思っています。それをですから妨げてまで介護予防教室を別にけやき荘の中でやっていくという考えはないので、そうやって考えますと、けやき荘の中ではちょっとなかなか今できる状況ではないのかなというところで、どうすればできるかということなんですが、逆に教えていただければなというところもありまして、今、検討はしております。 ◆4番(大石圭子議員) ありがとうございます。本当に三、四人のクラブとか、そういうところもございますので、まるきり体操とは関係ないクラブだと何とも言えませんが、こんなことをするともっともっと元気になりますよみたいな、あと従来の体操クラブと少しコラボするとか、そういう市の説明をもうちょっと積極的にしていただいてもいいかなというふうに思います。皆さんが楽しんでいるからちょっとそこはみたいなそんな雰囲気ではなくて、もっともっと元気になりますよみたいなことで説明をしていただくと少し開けてくるかなというふうに思います。  次に、会場ということではないんですが、いきいき百歳体操のサポーター養成講座の参加者についてですが、講座の参加者です。もしかしたら数えていくと、私は1期生だったので、ことしの9月募集していたものは4期生だと思うんですけども、非常に申し込みが少なくて困っているんだということをお聞きしました。ある程度ボランティアは底をついてきたかなというふうに思うんですけども、これからの開催予定というか、展望はどのように考えていらっしゃいますか。 ◎関久徳 健康福祉部長  今、サポーター養成講座のお話をいただきました。議員は1期生で、養成講座のほうに出ていただきましてありがとうございます。29年度、ついこの間までのところで5回です。回数としては5期になりますか、やっています。27、28、29、27年度に2回、28年度も2回、そして5回目ということで、この講座自体を修了された方は127人でございます。実際に教室のほうで活動を今もしていただいている方はそのうちの78人の方にしていただいています。61.4%になります。  今お話のあったように、これを行ってきているんですが、だんだんだんだん申し込みが少なくなってきているという状況は感じております。ただ、もう限界なんじゃないかと、もういないんじゃないかというご指摘でございますが、ただ、実際に見てみますと、27年のときは本当に多かったんですね。講座自体も大体30人定員でほとんど30人完全に来ていてという形。28年度は25人、21人という形です。ただ、実際に活動に参加していただいている方というのは、最近28年度に参加いただいた方のほうが率としては非常に高いんです。意識が高い方ということなのかもしれませんが、そういう方が出てきておりまして、その辺についてはちょっと期待を逆にしているところでございます。なかなか掘り起こしに苦慮しているところなんですけれど、まだまだこの養成自体は今後もやっていくと考えております。いきいき百歳体操についても今度17になろうかとしているところでございますが、もう少しふやしていくということで動いておりますので、その辺につきましてはこちらも引き続きいろんな手を考えながら養成講座のほうを受講していただけるようにということで周知のほうもしっかりしていきたいと考えております。 ◆4番(大石圭子議員) 本当にご苦労だと思いますが、よろしくお願いします。  次に、地域包括支援センターの開設について再質問させていただきます。  今、塚越では末広公園を整備しております。私、あるドクターに言われたんです。末広公園の整備より地域包括支援センターができるほうが先だろうと言われたんですけども、確かにそうかなという部分あります。あと最近、第二地域包括支援センターに事業者が電話をしても職員が不在なときが何度もあるというふうに聞きます。実際私も何度か電話しても職員がだれもいないというときがあるんです。業務量がふえて、本当に対応しきれてないんじゃないかなということを感じたんですけども、ご答弁が昨年の3月議会で質問して、そのままのご答弁なんですね。また聞きましたが。ですから本当に塚越地区では開設する予定がないということでしょうか。 ◎関久徳 健康福祉部長  塚越地区ということでのお話ということではなくて、地域包括支援センター今2つございます。場所としては錦町と南町という形になってございまして、担当エリアとしては塚越のほうのエリアは南町と塚越ということで第二地域包括支援センターのほうでお願いしています。これ高齢者人口ということで、私登壇で申し上げたとおり、高齢者人口にしてみますと南町と塚越合わせますと約7,000人ぐらい。中央、北町、錦町、こちらのほうの錦町のほうにある包括支援センターの1万人強という形で1万7,000人ちょっと超えたぐらいという状況です。  先ほどは行政区域の大きさで申し上げておりますが、一応条例の中にもこれ法律で決まっているんですが、6,000人ぐらいに1カ所というのが大きな目安としてあります。それから見れば少し飛び出ているんじゃないかというふうに思われても仕方ないところなんですが、ただ、人口密集地域、蕨は人口密度が一番という市でございますので、そういう部分については、もう少し違った形での見方というのが実はありまして、今、我々のほうで考えているのは、最低でもその6,000人ということを考えれば1万8,000人を超えるような状況というのが1つ目安としてはあるのかなと思ってございます。ただ、これも一概には言えないかなと思っておりまして、その辺を見て考えていければなと思っております。  塚越にと今お話なんですが、3つ目をつくるとなると、今、錦町、南町にあるんですが、それが塚越に3つ目をつくるかというところについては当然、1つは可能性としてはあるというふうに思っておりますが、全体を整理をしなきゃいけないのかなというふうに思っています。そういうことも踏まえて、時期については多分7期目の計画をことしつくっておりますが、7期、あるいは8期には包括支援センターというものはもう1つ必要にはなってくるのかなというところでは今考えてはおります。 ◆4番(大石圭子議員) ちょっと遠い先ですが、希望は持っていいということですね。  それで最後に、市庁舎整備検討についてお聞きいたします。検討審議委員の選考を答弁していただきましたけども、私は地区別の視点が欠けているなというふうに思っているんですね。各地区5地区から均等に審議員を出してほしかったなと思ったんですけども、それは特に考えなかったということでしょうか。 ◎佐藤慎也 総務部長  こういった審議会を選ぶときには、例えば男女比ですとか、地区別というのはやっぱり重視して考えていくというのはいつも思っています。今回の場合は公共的団体の代表を5団体選んでいまして、この中にはそこに住んでいる人がどうのこうのというのではなくて、各5地区に会員さんもいらっしゃるでしょうし、その審議会に参加するに当たっては内部的に意見を聞いているというような代表の方もいらっしゃいますし、特に塚越地区が少ないとかいうことで、結果として今回はそうじゃなかったのかなと、5団体の長がいますから、そういうことではないと。さらに市会議員の皆さんも3人入っていますし、公平性というのは保たれているのではないかと、そういうふうに考えているところでございます。 ◆4番(大石圭子議員) その市会議員の枠ですが、各派の代表ということではないと思うんですけども、最近、担当課の方から、会派の総意だと思っていましたという、議員さんが発言することがと言われて、私はがっかりしたんですね。ですから、議員は全員のところで何か意見交換のところがあればよかったかなというふうに思ったんですけども、議員枠というのはなかなかその地域を背負っている部分もありますので、難しいかなというふうなことを考えたんですけども、決まってしまったというところでは仕方がないなというふうに思っていますけども、審議委員の中で1人塚越の方いらっしゃいましたけども、その方が塚越全体の意見を伝えているというふうには私は思えなかったので、地区ということを大事にしていただきたかったなというふうに思っております。  それで最後に、市長にお聞きします。市長は車以外で塚越にいらっしゃることがありますか。     〔頼高英雄市長 登壇〕 ◎頼高英雄 市長  市の行事に公務として参加するときは、恐らく公用車で行くのが多いのではないかなと。ただ、私的には塚越に徒歩で行く機会は何度もございます。 ◆4番(大石圭子議員) それでは今、北町にお住まいですが、塚越に住みたいと思ったことはございますか。 ◎頼高英雄 市長  私は、生まれたときから今の北町にいるもんですから、どこどこに住みたいということ自身余り考えたことがございません。蕨にはずっと住みたいと思っておりましたけども。そんな答弁でよろしいでしょうか。 ◆4番(大石圭子議員) 私も塚越に住み始めて33年くらいになります。本当に塚越大好きなんですけども、やっぱり市役所に行くとか、私、車がないもんですから、自転車とかで行きますけども、塚越在住の方で車以外の方法で市役所や保健センターに行くことに不便を感じていないという人は余りいないと思うんですね。市長の西口中心と私は思うんですが、コンパクトシティの政策で塚越地区の不便さは一向に改善されていないというふうに思っております。この不便さをつくり出しているというのが鉄道という真ん中に通っていますので、それは変えることはできないんですけども、その不便さを少しでもよくするにはどうしたらいいかということで2つ考えました。1つは、塚越地区に、やはり最も近い蕨駅西口駅前に市役所の機能を一部でもよいので持ってきてほしいということです。それからあとは、なるべく市役所に行かなくても用事が足りるシステムをつくってほしいということです。後者のほうは先ほどいろんな方からご答弁いただいて、住民票の件とか、粗大ごみのこととかお聞きはしておりますが、まだまだ市役所に行かなくては用事が足りないというものはたくさんあるんです。ですから、この2点をつくるには市長はどのように思っていらっしゃるのかと、そして頼高市長にとって塚越というのはどういう意味を持つところなんでしょうか。 ◎頼高英雄 市長  市長として市政運営を行っていく上で、これは私に限らずだろうと思いますけど、その地域地域でそのまちの全体のバランスを考えていくというのは非常に大事だと思うんですね。蕨の場合は、コミュニティとしては5地区あるというその5地区のバランスやそれぞれの特徴もありますし、まちの成り立ちとして蕨の場合大きいのはやっぱりJRで東西に分かれているという面からのバランスというのも当然大事で、それはこれまでの流れの歴史の中で蕨が形づけられてきている中でのいろんな課題もあるだろうというふうに思っています。  歴史的に見ると、蕨はもともと蕨宿と塚越村が合併して、今から128年ぐらい前でしょうか、合併して当時の蕨町から今の蕨市になっているという、もともとが独立した行政区だったという長い歴史がありますので、今の塚越ということもありますし、それ以上に塚越という一体感もあれば、今、客観的にはJRで分断されている固有の課題もあるんだろうというのは十分承知をしております。市長タウンミーティングの中でも、やっぱり塚越地区の東公民館でやったときには、そういった今の議員さんと同じような趣旨のご質問もいただいたことは少なからずございます。  そういう中で、地域地域の特徴があって、先ほどの公園の1人当たり面積等の質問もありましたけれども、あの市民公園が例えば塚越にあったり、あれは全体として非常に蕨の中でも一番いい環境があるし、よさもすごくあるんだろうというふうに思うんですね。そういういろんなバランスが大事だというふうに思っております。  その上で、直接その市役所の役割との関係でいえば、今の議員ご指摘のように、必ずJRで分かれていますんで、役所がどこにあっても必ずJRをまたいで来る方々に対する配慮というのは必要になりますんで、これは1つは移動手段としては今、蕨コミュニティバスがあって、もし改善が必要であったらより市役所に行きやすい工夫をしていく必要があろうかと思いますし、あとはもう1つ、今、ご指摘のあったように、役所に来なくてもできるような手続をふやしていくと。粗大ごみの券も買える場所、もともとありましたけど、よりふやしていくことであったり、この6月から住民票も身近なコンビニでもとれるようになったりと、そういったことを今後もふやしていくことがやっぱり大事で、そのことがやっぱり市役所線路の向こうで行きづらいよねという感じを少しでも軽減できるように今後も努力していく必要があるのかなと。  市役所の一部機能でも駅前にという話については、これは今、駅前の再開発を推進する中での公共公益的な施設についてはどういう役割が必要だろうかということを検討している中でありますので、その中ではこの議会でこれまでもいろんな出されたご意見というのは十分その中で市民を代表する声として受けとめておりますので、そうした声の1つとして受けとめさせていただいたというところで、今後の全体の中で検討していきたいなというふうに思っています。 ◆4番(大石圭子議員) ありがとうございます。今ご答弁いただいて安心した部分もございますが、塚越に来てその話をしていただきたいんですね。皆さん本当に、先ほど三輪議員もおっしゃっていましたけども、本当に塚越は阻害されているというようなことで、どうしてやっぱりもとのところに建てるんだというそういうところも本当に周りの人から声を聞きます。ですから塚越に来て、それを丁寧に説明していただくということをパブリック・コメントではなくてしていただきたいんですね。それが気持ちに寄り添うというところではないかなというふうに思うんですけども。いかがでしょうか。 ◎頼高英雄 市長  市役所の耐震整備の方向性については今、審議会で議論していただいて、審議の今の状況を私も承知はしておりますけれども、その中では市民アンケートというのも実施をしております。その中では地区ごとにどういう回答だったのかということももちろん統計上は出ているわけなんですけれども、全体としては地区ごとに若干のやっぱり傾向の差はありますけれども、全体としては同じような傾向なのかなというふうに受けとめております。  その上で市庁舎の今度の整備のあり方については、一番大きな問題はやっぱり今の建物を改修すべきだということなのか、やっぱりお金がそれが一番少なく済むという面もありますので、あるいは建てかえるのかと。これが1つの選択肢として非常に大きいわけですね。  もう1つは、もし建てかえが多いということであればさらに場所をどうするかということについて審議していただいているわけですね。それについては、今申し上げたような審議会プラスアンケートということで、全体の傾向というのはつかめるのかなというふうに思っています。  地区での話す機会としては、タウンミーティングでいえば必ず塚越地区で開催をしていて、来年度どういうテーマになるかわかりませんけれども、もし耐震化整備の方向ということを打ち出すということになれば、それも丁寧に説明をする機会になろうかと思いますので、その中ではまたいろんなご意見もお伺いしたいなというふうに思っております。  あと先ほど審議会の委員の話がありましたけれども、地区ごとのバランスというのは当然重要だろうと思うんですが、これ部長が答弁したように、公共的団体、基本的には最終的に皆さんその当時要請した段階での長の皆さんが出てこられたんだろうと思っているわけですね。公募については3名の委員がいて、これはいろんな観点から市が選べるということでありますから、当然その中で塚越地区の方がいらっしゃれば、なるべくそれは入っていただくということで、3名のうち1人は塚越地区の方に入っていただいたということで、市でそういう裁量があるというんですか、そういう部分についてはその地区のバランスも十分配慮して選ばせていただいているということで、これからも丁寧にそこは説明もするし、地域の皆さんの声も引き続き聞いていきたいなと思っています。 ◆4番(大石圭子議員) 終わります。以上です。ありがとうございます。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △日程の報告 ○池上智康 議長  本日の一般質問はこの程度にとどめ、あす26日火曜日の本会議において続行いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △散会の宣告 ○池上智康 議長  本日は、これをもちまして散会いたします。  午後5時23分散会   ━━━━━━━━━━━━━━━━...