越谷市議会 2024-06-20
06月20日-07号
令和 6年 6月 定例会(第2回) 6月定例会 第18日令和6年(2024年)6月20日(木曜日) 議 事 日 程 1 開 議 2 諸般の報告 △
空家等対策協議会委員の選任の報告 △ 追加議案の報告 △
議員提出議案の報告 △
委員会提出議案の報告 △ 今定例会に提出された陳情の報告 △ 特定事件の付託申出の報告 3 請願の討論、採決 △ 6請願第2号の上程及び
総務常任委員長の報告 ・ 6請願第2号の質疑、討論、採決 4
市長提出議案の討論、採決 △ 第61号議案の討論省略、採決 △ 第62号議案の討論省略、採決 △ 第63号議案の上程及び
総務常任委員長の報告 ・ 第63号議案の質疑、討論、採決 △ 第64号議案及び第65号議案の一括上程及び
民生常任委員長の報告 ・ 第64号議案の質疑、討論、採決 ・ 第65号議案の質疑、討論、採決 △ 第66号議案及び第67号議案の一括上程及び環境経済・
建設常任委員長の報告 ・ 第66号議案の質疑、討論、採決 ・ 第67号議案の質疑、討論、採決 5 休 憩 6 開 議 7
市長提出議案の討論、採決(続き) △ 第68号議案ないし第77号議案の一括上程及び子ども・
教育常任委員長の報告 ・ 第68号議案の質疑、討論、採決 ・ 第69号議案の質疑、討論、採決 ・ 第70号議案ないし第76号議案の一括質疑 ・ 第70号議案の討論、採決 ・ 第71号議案の討論、採決 ・ 第72号議案の討論、採決 ・ 第73号議案の討論、採決 ・ 第74号議案の討論、採決 ・ 第75号議案の討論、採決 ・ 第76号議案の討論、採決 ・ 第77号議案の質疑、討論、採決 △ 第78号議案及び第79号議案の一括上程及び
予算決算常任委員長の報告 ・ 第78号議案の質疑、討論、採決 ・ 第79号議案の質疑、討論、採決 8 議事日程の追加 9 市長提出第80号議案ないし第84号議案の一括上程及び提案説明10 休 憩11 開 議12 諸般の報告 △
議員提出議案の報告13
市長提出議案の質疑 △ 第80号議案の質疑 △ 第80号議案の
委員会付託省略 △ 第81号議案の質疑 △ 第81号議案の
委員会付託省略 △ 第82号議案の質疑 △ 第83号議案の質疑 △ 第84号議案の質疑 △ 第82号議案ないし第84号議案の
委員会付託省略14 休 憩15 開 議16
市長提出議案の討論、採決 △ 第80号議案の討論省略、採決 △ 第81号議案の討論省略、採決 △ 第82号議案の討論、採決 △ 第83号議案の討論、採決 △ 第84号議案の討論、採決17 議事日程の追加18 議員提出第3号議案の上程及び提案説明19 休 憩20 開 議21 議員提出第3号議案の質疑 △ 議員提出第3号議案の
委員会付託省略22 休 憩23 開 議24 議員提出第3号議案の討論、採決25 議事日程の追加26 議員提出第4号議案の上程及び提案説明27 休 憩28 開 議29 議員提出第4号議案の質疑 △ 議員提出第4号議案の
委員会付託省略30 休 憩31 開 議32 議員提出第4号議案の討論、採決33 議事日程の追加34 委員会提出第2号議案及び第3号議案の一括上程及び提案説明35 休 憩36 開 議37 委員会提出第2号議案の質疑38 委員会提出第3号議案の質疑39 休 憩40 開 議41 委員会提出第2号議案の討論、採決42 委員会提出第3号議案の討論、採決43 議事日程の追加44 行政調査に係る議員の派遣45 特定事件の委員会付託46 閉 議47 市長の挨拶48 閉 会〇出席議員 32名 1番 大 和 田 哲 議員 2番 大 田 ち ひ ろ 議員 3番 土 屋 来 夢 議員 4番 斎 藤 豪 人 議員 5番 大 野 恭 子 議員 6番 和 泉 田 宏 幸 議員 7番 藤 部 徳 治 議員 8番 小 林 成 好 議員 9番 横 井 聖 美 議員 10番 立 澤 貴 明 議員 11番 工 藤 秀 次 議員 12番 清 水 泉 議員 13番 小 口 高 寛 議員 14番 菊 地 貴 光 議員 15番 野 口 高 明 議員 16番 浅 古 高 志 議員 17番 久 保 田 茂 議員 18番 畑 谷 茂 議員 19番 清 田 巳 喜 男 議員 20番 小 林 豊 代 子 議員 21番 島 田 玲 子 議員 22番 山 田 大 助 議員 23番 山 田 裕 子 議員 24番 後 藤 孝 江 議員 25番 白 川 秀 嗣 議員 26番 武 藤 智 議員 27番 松 島 孝 夫 議員 28番 瀬 賀 恭 子 議員 29番 竹 内 栄 治 議員 30番 金 井 直 樹 議員 31番 伊 藤 治 議員 32番 野 口 佳 司 議員〇欠席議員 な し〇地方自治法第121条第1項の規定による説明出席者職・氏名 福 田 晃 市 長 青 山 雅 彦 副 市 長 吉 田 茂 教 育 長 湊 谷 達 也 危 機 管 理 監 髙 橋 明 雄 市 長 公 室 長 徳 沢 勝 久 総 合 政策部長 野 口 裕 子 行 財 政 部 長 榊 勝 彦 総 務 部 長 濱 野 直 樹 市 民 協働部長 小 田 大 作 福 祉 部 長 山 元 雄 二 地 域 共生部長 富 岡 章
子ども家庭部長 野 口 広 輝 保 健 医療部長 田 中 祐 行 環 境 経済部長 大 徳 昭 人 建 設 部 長 林 実 都 市 整備部長 笹 野 晋 会 計 管 理 者 早 山 裕 之 市 立 病 院 事 務 部 長 中 井 淳 消 防 長 小 泉 隆 行 教 育 総務部長 青 木 元 秀 学 校 教育部長〇本会議に出席した事務局職員 松 村 一 男 局 長 藤 浪 孝 之 議 事 課 長 髙 橋 博 人 主 幹 東 條 紘 主 幹 村 田 悠 輔 主 事(開議 10時45分)
△開議の宣告
○
島田玲子議長 引き続きご苦労さまです。 ただいまから令和6年6月定例会第18日の会議を開きます。
△諸般の報告
○
島田玲子議長 この際、諸般の報告をいたします。
△
空家等対策協議会委員の選任の報告
○
島田玲子議長 まず、市長から選出依頼のありました
空家等対策協議会委員に山 田 裕 子議員を 選出いたしましたので、報告いたします。
△追加議案の報告
○
島田玲子議長 次に、市長から追加議案の提出がありましたので報告いたします。 議事課長に朗読させます。 〔
藤浪孝之議事課長登壇〕
◎
藤浪孝之議事課長 朗読いたします。 越法 第56号 令和6年6月20日
越谷市議会議長 島 田 玲 子 様 越谷市長 福 田 晃 追加議案の送付について 令和6年5月27日付越法第43号をもって送付しました議案のほか、本職から提案する議案として別添議案目録のとおり議案書を送付します。 議 案 目 録1 越谷市監査委員の選任につき同意を求めることについて1 越谷市監査委員の選任につき同意を求めることについて1 越谷市
大袋地区センター・
公民館建設工事(建築)請負契約の締結について1 越谷市
大袋地区センター・
公民館建設工事(電気設備)請負契約の締結について1 越谷市
大袋地区センター・
公民館建設工事(機械設備)請負契約の締結について 以上でございます。
○
島田玲子議長 ただいま朗読させました議案は、報告第8号としてお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。
△
議員提出議案の報告
○
島田玲子議長 次に、
議員提出議案が1件提出されましたので、報告第9号としてお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。
△
委員会提出議案の報告
○
島田玲子議長 次に、
委員会提出議案が2件提出されましたので、報告第10号としてお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。
△今定例会に提出された陳情の報告
○
島田玲子議長 次に、今定例会に提出された陳情は2件であり、その要旨等については、あらかじめ写しを配付しておきましたから、ご了承願います。
△特定事件の付託申出の報告
○
島田玲子議長 次に、
議会運営委員長から特定事件について閉会中の継続審査として付託の申出がありましたので、
特定事件一覧表をお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。 以上で諸般の報告を終わります。
△請願の討論、採決
○
島田玲子議長 請願の討論、採決を行います。
△6請願第2号の上程及び
総務常任委員長の報告
○
島田玲子議長 6請願第2号を議題とし、委員長の報告を求めます。
清田巳喜男総務常任委員長、登壇して報告願います。 〔
清田巳喜男総務常任委員長登壇〕
◎
清田巳喜男総務常任委員長 議長のご指名によりまして、当委員会に付託されました6請願第2号につきまして、その審査経過並びに結果をご報告申し上げます。 当委員会は、去る6月14日、第1委員会室を会場に、委員全員出席し、開会いたしました。 本請願の審査につきましては、審査の参考にするため、参考人として請願者のうち3名に、併せて紹介議員のうち、白川秀嗣議員、山田大助議員、
大田ちひろ議員に出席を求め、審査に入りました。 まず、参考人並びに紹介議員に本請願の趣旨説明を求めた後、参考人並びに紹介議員に対する一括質疑に入りました。その主なものを申し上げます。 まず、本法案が可決された場合、緊急時における団体自治及び住民自治に対しての具体的な懸念はに対し、災害やパンデミックについては、全国一律に発生するケースは想像がつかず、一般的には一部の自治体から発生するものであるため、その情報収集は地元が一番正確で早く行うことができる。本法案が可決された場合、災害等が発生した自治体は、まず国に情報を上げなければならないシステムができるのではないかと考えており、その結果、これに無駄な時間を要し、対応が遅れる原因になることを懸念しているとのことでありました。 次に、本法案は、衆議院を通過して参議院で審議中であるが、仮に今定例会の会期中に参議院で可決され、法案成立の見込みが立った場合、本意見書を越谷市議会から国へ提出する必要性の考えはに対し、本法案がどれほど国民に知らされているか、市民生活にどういった影響があるのかといった懸念や疑念などについて、市民としての感覚を国へ伝えることは大変意義のあることだと考える。また、本請願が提出された時点では、国会での審議は全く見通せない状況であった。その上で、仮に可決された後であっても、本請願を採択し、越谷市議会として意見書を提出することは必要なことだと考えるとのことでありました。 以上で参考人並びに紹介議員に対する一括質疑を終結し、続いて発言を求めましたところ、まず本法案には4つの問題点があると考える。1つ目は、第33次
地方制度調査会の議事録や答申を見ても、立法事実について具体的明示がされていないこと。2つ目は、2000年の地方分権改革によって国と地方自治体の関係は大きく変わったが、今回新設される国の指示権は、これに逆行するものであり、憲法が保障する地方自治の本旨を損なうおそれがあること。3つ目は、国の指示権発動の要件が曖昧であり、発動に当たっての手続にも問題がある。また、地方自治体からの意見聴取も努力義務にとどまり、国会の関与についても事後報告のみとなっていること、これは大きな懸念材料であること。4つ目は、本来大規模な災害やパンデミックなどが発生した場合の対処は、国と地方自治体が連携、協力することが最も大切であるにもかかわらず、一方的に地方自治体に対し国に従う義務を課すことは、現場の迅速かつ的確な判断を妨げるおそれがあること、以上の4つの観点から、本法案については、さらなる慎重審議が必要であると考えるとの発言がありました。 次に、本法案では、現行の国と地方の関係等の一般ルールを尊重し、地方自治法に新たな章を設けることで、平時のルールと明確に区別し、国民の安全に重大な影響を及ぼす事態の際の特例として、国が地方に対して補充的な指示を行えるもので、行使に当たっては限定的な要件、手続を規定している。また、改正案の策定に当たっては、
地方制度調査会におけるヒアリングを重ね、地方六団体からも必要最小限度の発動とされるべきといった意見が示された。これを受けて、補充的な指示の要件として、生命等の保護の措置の的確かつ迅速な実施を確保するため、特に必要があると認めるときと限定している。また、指示を行う際は閣議決定を経ることや、
地方公共団体に対する事前の資料、意見の提出を求めるといった適切な措置を講じるよう努めることも定められている。地方分権の成果を守りつつ、今後起こり得る国民の安全に重大な影響を及ぼす事態に的確に対処することを目的としており、地方自治の本旨を侵害するものではないと考えるとの発言がありました。 以上で発言を終結し、続いて討論に入りましたところ、賛成討論として、まず本法案では、国民の安全に重大な影響を及ぼす事態について、事態の類型や詳細は示されておらず、立法事実がないと考えられることや、地方自治体からの意見聴取については努力義務としていることから、現場と政府間での相違が懸念され、最適な指示が出せないと推察される。また、中央から独立して地方自治を行うことに対して指示権が発動されることにより、地方自治の本旨に逆行するものとも捉えられることから、本法案に関しては、十分かつ慎重な審査を行うことが求められる。以上の理由から、本請願は地方自治を守るといった観点からも非常に重要であり、越谷市議会から意見書を提出すべきと考え、本請願に賛成するとのことでありました。 次に、政府は、東日本大震災やコロナ禍の教訓を踏まえ、国が法的根拠のない指示を出さないために、あえて指示権を創設するものと説明している。しかし、災害時に求められるのは、国からの指示ではなく、地方へ権限を委譲することであり、地域の実情を知らない国が一律に出す指示を待つのでは、市民を守ることはできない。また、その他の非平時の定義が示されておらず、閣議決定だけで自治体に指示をすることができ、恣意的な運用が危惧される。市民の命や暮らしに最も近い地方自治体の一つである越谷市議会から意見書を提出したいと考え、本請願に賛成するとのことでありました。 次に、先日の一般質問で、越谷市長は「個別法で想定されていない事態について想定することはできない」、「現段階で影響を推しはかることはできない」と答弁しており、直接関わる地方自治体に具体的な説明をせずに国会で法律を通してしまうのはあまりに強引であり、そのため市民が不安に思う気持ちは当然であると考える。越谷市も全国知事会の提言等にあるように、
地方公共団体と十分な協議調整をされたいとする見解であること、請願審査で市民が十分に国民や自治体の意見を聞くべきと主張しており、自治体と市民は意見が一致している部分もあることから、越谷市議会としても本請願の意思を尊重し、採択すべきと考え、本請願に賛成するとのことでありました。 以上で討論を終結し、採決の結果、6請願第2号については、賛成多数により採択と決しました。 以上で報告を終わります。 ・ 6請願第2号の質疑、討論、採決
○
島田玲子議長 6請願第2号の委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。 続いて討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 8番 小林成好議員、登壇して発言願います。 〔8番 小林成好議員登壇〕
◆8番(小林成好議員) 8番、日本維新の会、小林成好です。議長の許可をいただきましたので、6請願第2号「地方自治法の改正について慎重かつ十分な審議を求める国への意見書提出を求める件」について、反対の立場から討論をさせていただきます。 このたびの地方自治法の改正では、感染症の蔓延や大規模な災害など、国民の安全に重大な影響を及ぼす事態が発生した場合に、個別法律に規定がなくても国が自治体に必要な指示ができるとした特例を盛り込んでいます。国と地方の関係は、分権改革により上下・主従から対等・協力に変わったとされていますが、様々な財源の再分配の制度、個別法で定められる計画の責務とそれにひもづく補助金など、いまだに国が地方の一挙手一投足を監督しています。これらは、地方にとっても安心をもたらし、権限や責任の曖昧さもこれまであまり表面化されておりませんでした。 しかし、コロナ禍は3年以上長きにわたり、国民生活に多大な影響を与えたのみならず、国と地方の関係についても様々な課題を浮き彫りにしました。例として、
新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき休業要請を出す場合、休業要請の権限と補償、その前提となる
緊急事態宣言発令の権限とが国と地方で分かれているため、権限の行使をめぐって一部の自治体で大きな混乱を引き起こしました。原則的には国と地方の権限と役割を明確に整理した上で、初動は地方が迅速に柔軟に対応し、一方で全国的な対応が必要と判断された事項については、国が権限を明示的に持つべきだと考えます。同様に問題になったのが有事における法制の不在です。
新型インフルエンザ等対策特措法31条に基づく医療等の実施の要請、指示については、個人の医療関係者を対象としており、病院等の医療機関は含まれていません。結果、医療崩壊が叫ばれていたことはご存じのとおりです。緊急事態に関わる規律を平時から整備しておかなければ、かえって国民の権利や自由がなし崩し的に制限されることも、我々がコロナ禍で学んだん苦い経験の一つであり、有事についてもしっかり法の支配下に押しとどめる観点から、民主的統制の下、平時という字を切り替えることのできる複線的な統治システムの必要性は明らかであり、個別法では対応が困難な事態における国の責任を明確にする観点から、改正の意義が認められると考えます。 総務大臣は、5月14日の総務委員会で、本改正案について個別法で想定されていない事態において、国には果たすべき役割があって、これを責任を持って果たす必要があると述べ、有事法制の必要性、また責任明確化の必要性を明らかにしています。
補充的指示権の行使後に、各大臣はその旨及び内容を国会に報告するものとし、それによって課された国会報告の義務により、
補充的指示権行使の意義や効果、反省点や個別法の改正すべき点などの議論が国会において行われ、結果として個別法へ反映されることが期待されます。 しかしながら、
補充的指示権を設けることによって、全ての危機に対して万全に対応できるというわけではありません。指示権はその名のとおり、補充的なものであり、必要と判断された責任や権限を現場に近い知事に移譲しておくべきものであるのは当然であります。そして、そもそも
補充的指示権の発動時に必ず国の指示が貫徹されるなどということはあり得ません。あくまでも対策を行うのは現場を持つ各自治体です。自治体、それに耐え得るリソースがなければ、
補充的指示権を行使したところで空回りに陥ります。
補充的指示権が有効に機能するかは、平時から国と地方との間で図られているコミュニケーションの密度次第であると国は肝に銘じなければなりません。
衆議院総務委員会では、国からの指示は自治体の意見や地域の実情を踏まえ、必要最小限とすることなどを求める附帯決議も可決されました。過去に例のない事態への明確な解決策はすぐには見つかりはしません。このような事態に対して、国は必ず最善策を用意でき、どのような問題も解決できると考えるのはあまりにも早計です。これらへの対処こそ、現場に近いそれぞれの首長が情報収集し、それぞれが日本全国で試行錯誤し、結果を比較検討し、切磋琢磨しなければなりません。そのためには、指揮命令系統を単に一元化するだけではなく、日本全国に複線的な意思決定の手段を用意することも必要です。 本改正によって、個別法では対応が困難な不測の事態における国の責任を明確にし、権限が一定程度整理され、国民の生命などの保護を的確、迅速に行うため、国から地方への働きかけのルールを整備する観点からも意義は認められ、危機対応に資することは明らかであり、多様化する危機対応のために必要な制度と言えます。 以上の理由から、本請願に対して反対するものです。議員各位のご賛同を心からお願いし、反対討論といたします。
○
島田玲子議長 次に、3番 土屋来夢議員、登壇して発言願います。 〔3番 土屋来夢議員登壇〕
◆3番(土屋来夢議員)
立憲民主党越谷市議団の土屋来夢です。議長の許可をいただきましたので、6請願第2号「地方自治法の改正について慎重かつ十分な審議を求める国への意見書提出を求める件」について、
立憲民主党越谷市議団を代表して賛成の立場から討論いたします。 本請願に対する賛成の理由は以下4点です。1点目、大規模な災害、感染症の蔓延など、国民の安全に重要な影響を及ぼす事態におけるいわゆる補充的な指示などの特例は、想定できない事態をあえて想定したものであるということです。第33次
地方制度調査会の議事録や答申からも、特例として規定する法案の立法事実について具体的に明示されておりません。 2点目、2000年の
地方分権改革一括法に基づく分権改革によって、国と地方自治体は上下・主従から対等・協力の関係になり、
機関委任事務制度も廃止され、大きく変化いたしました。今回新設された指示権は、この地方分権への流れを逆行させ、これまでの成果を無にしてしまいます。なおかつ憲法が保障する地方自治の本旨を損ないかねないおそれがあります。 3点目、国の指示権発動の要件が極めて曖昧であるだけではなく、発動に当たっての手続は閣議決定のみです。また、発動前の自治体からの意見聴取も現法案では努力義務にとどまっております。国会の関与についても、衆議院の修正で国会への事後報告が盛り込まれたものの、国会の事前関与は規定されておりません。時の内閣の恣意的な判断で自治体の指示を行う余地を残すもので、その乱用が懸念されます。 4点目、本来大規模な災害や感染症の対処は、自治体と国が連携し協力することこそ大事です。にもかかわらず、創設される国の指示権は、国は決して間違わない、常に正しいとの前提で、一方的に自治体に対し、国に従う義務を課すもので、地方自治体の主体性や自立性を損ない、地域の実情に即した現場の迅速かつ的確な判断を妨げるおそれがあります。 以上4点の理由により、地方自治法の改正に当たっては、多くの疑問や懸念を払拭しなくてはならず、さらなる慎重審議が必要であると判断し、本請願に賛成をいたします。議員の皆様のご賛同をお願いし、賛成討論といたします。
○
島田玲子議長 次に、6番 和泉田宏幸議員、登壇して発言願います。 〔6番 和泉田宏幸議員登壇〕
◆6番(和泉田宏幸議員) 議長のお許しをいただきましたので、6請願第2号「地方自治法の改正について慎重かつ十分な審議を求める国への意見書提出を求める件」について、公明党越谷市議団を代表して反対の立場で討論いたします。 昨日、参議院本会議で地方自治法改正案が賛成多数で可決され、成立いたしました。今回の改正案の柱の一つである国の
地方公共団体に対する補充的な指示の創設は、災害や感染症といった個別の法律に規定がなくても、国民の安全に重大な影響を持つ事態であれば、地方自治法に新たに規定される特例を根拠に、国民の生命保護や安全確保に必要な事務処理など、国が閣議決定の手続を経て
地方公共団体に指示できるというものであり、新型コロナウイルスへの対応に当たって、広域的な患者の移送や入院調整などをめぐり国と
地方公共団体の間で混乱が生じたこと、また現行法にある技術的助言という名目による関係府省庁からの事務連絡が各担当者により乱発され、問題が起きたときの責任の所在が曖昧な状況に陥ったなどの教訓が立法の事実であり、必要な措置であると考えます。 一方で、この補充的な指示の創設は、国の強制につながり、地方分権の後退につながるのではないかとの意見があります。しかし、地方分権はあくまでも平時の議論であり、非常時及び緊急時の議論とは次元が異なる問題です。むしろ今回、この国の補充的な指示を地方自治法の特例として法律で規定し、枠にはめることにより、非常時の混乱の中で法律に基づかない超法規的な措置が取られる事態を防ぐとともに、一方的な強制につながる根拠なき不適切な指示やその指示の乱発も避けることが可能となります。したがって、今回のこの国の
地方公共団体に対する補充的な指示の創設は、非常時、平時両面において
地方公共団体の権限を守ることにつながるとともに、今回のコロナにおいても見られた従来の法制では想定されていなかった事態に対する対応を可能とすることで、法の穴を塞ぐための法改正であります。 第33次
地方制度調査会の審議の過程において、重要なのは取りこぼしを防ぐという観点を持つかではないかとの指摘を受け、過去の災害や感染症の対応を踏まえ、個別法の見直しがされてきましたが、これまでの経験を踏まえ、今後も個別法において想定されていない事態が生じ得る場合に備え、個別法で想定されていない事態に限って特例として規定することで、国、地方間の責任の所在が不明確なところ、補充的な指示については国の責任において指示すべきものを法律上のルールとして整備し、国が果たすべき責任を明確化することで、現行の地方との関係を尊重することにつながると考えます。 次に、憲法で保障された地方自治の本旨や今地方分権改革により実現した国と地方の対等な関係が損なわれるおそれもあるため、本改正案ではこの国の補充的な指示について、国と
地方公共団体との関係の特例と位置づけ、必要な限度において行使することや、あらかじめ適切な状況把握や講ずべき措置の検討のために
地方公共団体に意見を求めるなど、適切な措置を講ずるよう努めなければならないと規定されています。その指示は、現場の実情を適切に踏まえた措置となるよう、国と地方双方にとって適切な協議調整を行う運用となることです。 次に、国の補充的な指示行使における個別法の策定について、第33次
地方制度調査会での答申では、国の補充的な指示が行使された場合の事後的な検証の必要性に言及するとともに、その適切な自己検証が個別法の規定の在り方についての議論の契機とされることが期待されると明記をされ、国の補充的な指示が行使された後の個別法の見直しや新たな策定を行うことの必要性が求められ、国の補充的な指示が行使された後の検証と対策は、その後新たな整備ないしは見直しを行った個別法で対応できるよう、遅滞なく措置することとなります。 以上のことから、請願要旨にある
地方公共団体の団体自治や住民自治を制限する法律ではないこと、補充的な指示の行使に当たっては、
地方公共団体と協議調整、意見聴取等、双方向での運用となること、補充的な指示の創設は、未知のウイルスや想定外の災害等による国民の生命保護や安全確保に必要な事務処理を国が閣議決定の手続を経て
地方公共団体に指示できるものであって、それは
地方公共団体との関係を対等、協力と定めた分権の原則は堅持し、補充的な指示を非常時に限った特例と位置づけ、必要な限度において行使すること、立法府である国会での議論、審議は、国民の代表である国会議員がその役目を果たしており、さらには全国知事会、各
地方公共団体首長、日本弁護士連合会等から地方自治法の改正について意見、要望、指摘がなされ議論されたこと、国会審議を通じ、指示が適切であったかを検証するため、国会への事後報告を義務づけたこと、以上をもって本請願に反対するものです。議員各位の賛同を心よりお願いして、反対討論とさせていただきます。
○
島田玲子議長 次に、2番
大田ちひろ議員、登壇して発言願います。 〔2番
大田ちひろ議員登壇〕
◆2番(
大田ちひろ議員) 2番 大田ちひろです。議長の許可がありましたので、6請願第2号「地方自治法の改正について慎重かつ十分な審議を求める国への意見書提出を求める件」について、越谷市民ネットワークを代表しまして賛成の立場で討論いたします。 地方自治法が改正されると、政府が地方自治体に対して非常時の補充的指示を閣議決定だけで行えるようになってしまいます。2000年、地方分権一括法で対等、協力になったと、国と地方自治体の関係を大きく変える法改正であり、地方自治の危機であると同時に、市民の命を脅かすことになります。政府は、東日本大震災やコロナ禍の教訓を踏まえ、国が法的根拠のない指示を出さないためにあえて指示権を創設すると説明しています。しかし、災害時に求められるのは国からの指示ではなく、地方への権限を移譲することであり、地域の実情を知らない国が一律に出す指示を待つのでは、市民の命を守ることはできません。 2020年、当時の安倍晋三首相は、国公立全ての学校及び学校設置者に対して一斉一律の臨時休業を要請しましたが、法的根拠がなく、措置内容にも合理的正当性がないものでした。しかし、この要請を受ける形で感染者が一人も確認されていない地域も含めて、週明けの3月3日からほぼ一斉に臨時休業が始まり、地域差もありますが、5月末まで続きました。このことで教育現場も保護者も大変混乱し、子供だけ家に残して仕事に行けずに困っているという声は多く上がり、議員の皆様のところにも届いていたと思います。当時感染が広がる中で、感染という面から見たら家庭が一番安心だという意見もあったかと思いますが、増えるDVやネグレクトの問題から、必ずしも子供にとって家庭が一番安全な場所ではないという家庭もありました。自治体によっては、感染者がいないところでは休校を見合わせたり、子供の預け先のない家庭への支援が決まってから休校にしたというところもあります。本来ならば法的根拠もない、合理性、正当性に欠ける要請なのだから、地域の実情に合わせて各自治体の教育委員会の判断が尊重されるべきだと思いますが、当時は多くの自治体でその判断はできなかったということだと思います。今回の地方自治法の改正がなされてしまったら、このような当時の安倍晋三首相の一斉休校のようなことにも法的な根拠をもたらすものであると危惧し、これからの運用に当たっても、さらなる慎重で十分な審議が求められると考えます。 以上の理由から、市民の命や暮らしに最も近い地方自治体の一つである越谷市議会から意見書を提出する意義は大いにあると考え、請願に賛成するものです。議員の皆様のご賛同をお願いいたしまして、私の賛成討論といたします。
○
島田玲子議長 次に、9番 横井聖美議員、登壇して発言願います。 〔9番 横井聖美議員登壇〕
◆9番(横井聖美議員) 議長の許可をいただきましたので、6請願第2号「地方自治法の改正について慎重かつ十分な審議を求める国への意見書提出を求める件」について、自由民主党越谷市議団を代表して反対の立場で討論させていただきます。 令和2年から始まった新型コロナウイルス感染症の蔓延は、私たちの生活に大きな影響を及ぼしました。この感染症は、当初世界中の権威ある専門家であっても、その特性を解明できないウイルスであり、当時は特効薬もなく、ワクチンもなく、また短期間で変異を繰り返し、幾度となく感染の波を繰り返すなど、このような状況にあって国や地方自治体が連携、協力して対応を行ったことは、大いに評価されるべきものと考えます。 一方、想定できない事態の対応に国、地方ともに混乱し、国民生活、市民生活に大きな影響を及ぼすなど、様々な課題が浮き彫りとなったと認識をしております。災害対応の専門家によれば、大規模な災害や感染症の蔓延といった緊急時においては、事前に想定できることが8割、想定できないことが2割と言われます。平時において想定内8割の事態への準備に万全を期し、緊急時においては想定できない2割にあらゆる人的、物的資源を投入して事態に対処することが災害対応への鉄則と言われています。今般の地方自治法の改正案における国から地方自治体への指示権などについては、まさにこの2割の予測できない事態が生じた場合に、全国的な対応が必要な事項において、地方の意見も聞いた上で国が責任を持って一定の方向性を示すという決意を示し、その上で国と自治体の連携、協力の下、国民、市民の生命と財産を守る責任と、そのために必要な権限を明示したものと考えるところであります。 また、本改正案は、国民の生命等を保護するために必要な規定について国と地方の基本原則に従い、個別法では対応が困難な想定外の事態における国と
地方公共団体との関係の特例として位置づけており、このことからも地方を尊重しつつ、国の責任を明確にしようとする意思が表れていると感じるところであります。 この法案の基となった答申を作成した第33次
地方制度調査会は、総理大臣からの諮問を受けた令和4年1月から昨年12月の答申までの間、4回の総会、さらには21回の専門小委員会を開催し、審議を重ねています。この
地方制度調査会の答申を踏まえ、政府において本年3月に法律案が閣議決定され、国会に提出されました。国会での審議経過をつぶさに見ますと、衆議院、参議院ともに付託された委員会において複数の参考人からの意見聴取がなされ、さらには衆議院において法案が一部修正され、附帯決議がなされるなど、慎重かつ十分な審議が尽くされた上で、昨日地方自治法の改正案の成立に至ったわけであります。 以上のことから、6請願第2号「地方自治法の改正について慎重かつ十分な審議を求める国への意見書提出を求める件」に反対をいたします。議員各位のご賛同をお願い申し上げ、反対討論といたします。
○
島田玲子議長 次に、11番 工藤秀次議員、登壇して発言願います。 〔11番 工藤秀次議員登壇〕
◆11番(工藤秀次議員) 日本共産党越谷市議団の工藤秀次です。議長の許可をいただきましたので、6請願第2号「地方自治法の改正について慎重かつ十分な審議を求める国への意見書提出を求める件」について、日本共産党越谷市議団を代表し、賛成の立場から討論させていただきます。 本請願の要旨は、地方自治を制限するような法改正はしないこと、国会及び地方自治体へ十分な説明を果たすこと、限定的かつ厳正、厳格な制度にすることを広く国民に周知し、幅広く議論し進めることなどを求めています。本改正案は、昨日の国会で成立しましたが、自治体に対して法的義務のある指示を行えることを規定しています。政府の説明などによれば、地方自治法に新たな章を設けることで平時のルールと明確に区別し、指示権の行使に当たっては限定的な要件、手続を規定しているとしています。現行の地方自治法では、国の指示権については法定受託事務にしか行使できませんでした。この改正により、自治事務にまで行使できることとなります。指示権の発動要件が極めて曖昧な上に、その発動に当たっての手続は閣議決定だけで行われるものであり、自治体からの事前の意見聴取も義務ではなく努力義務にとどまっていることや、国会への事後報告をすることだけでは何の歯止めにもなり得ません。 国が非常時、非常時のおそれがある場合などを恣意的に判断して、指示権を乱用する懸念が指摘されています。例えば請願審査でも指摘があったように、コロナ禍の一斉休校で国民を混乱させたことへの十分な検証や反省がなく、国の一方的な判断にお墨つきを与えることにほかなりません。2000年の地方分権改革によって構築された国と地方の対等の関係が、それ以前の上下の主従関係に逆戻りしてしまうといった不安や懸念はますます深まっており、全国知事会や日本弁護士連合会などからも強い懸念が示されています。 また、本改正案の基となる答申を行った
地方制度調査会には、地方六団体の委員が含まれており、地方の意見は反映されているとの意見もありますが、調査会の審査過程において各団体とも総じて批判的であり、これまでの地方分権の議論からすると、適切な手続を経て行使するなど限定的に考えるべきではないかといった意見や、非常事態への対応は基本的には個別法またはその改正等を通じて行われるべきであり、地方自治法に個別法の想定外の事態を備えたルールを規定する際は、あくまで補充的なものとして行い、その範囲も限定すべきといった意見が相次いでいたのが実情です。 先日の白川秀嗣議員の一般質問に対し、福田 晃市長は特定できない事態は想定できない、現段階で影響を推しはかることはできないと答弁しています。また、越谷市の見解として、指示権を行使する際には事前に地方と十分な協議調整をされたいとし、指示は必要最小限度とされたいとしていること、さらには本請願の審査でも、十分に市民や自治体の意見を聞くべきと市民が主張していることから、自治体と市民の意見が一致している部分もあります。こうした意見を十分に聞くことなく、昨日、本改正が国会で可決成立いたしました。 こうした現状では、市民の不安や疑念を払拭することは不可能と言わざるを得ず、越谷市議会としても本請願の意思を尊重し、採択すべきと考えます。議員皆様のご賛同をお願い申し上げ、賛成討論といたします。
○
島田玲子議長 以上で討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 16人 反 対 15人 であります。 したがって、6請願第2号は採択と決しました。
△
市長提出議案の討論、採決
○
島田玲子議長 市長提出議案の順次討論、採決を行います。
△第61号議案の討論省略、採決
○
島田玲子議長 第61号議案を議題とし、討論を省略して、直ちに採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第61号議案は原案のとおり可決されました。
△第62号議案の討論省略、採決
○
島田玲子議長 第62号議案を議題とし、討論を省略して、直ちに採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第62号議案は原案のとおり可決されました。
△第63号議案の上程及び
総務常任委員長の報告
○
島田玲子議長 第63号議案を議題とし、委員長の報告を求めます。
清田巳喜男総務常任委員長、登壇して報告願います。 〔
清田巳喜男総務常任委員長登壇〕
◎
清田巳喜男総務常任委員長 議長のご指名によりまして、当委員会に付託されました第63号議案につきまして、その審査経過並びに結果をご報告申し上げます。 議案の審査につきましては、執行部の出席を求め、審査に入りました。 執行部より説明を聴取の後、質疑、討論、採決に入りましたが、質疑はなく、討論の発言もなく、採決の結果、第63号議案につきましては、全員一致をもって原案のとおり可決と決しました。 以上で報告を終わります。 ・ 第63号議案の質疑、討論、採決
○
島田玲子議長 第63号議案の委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。 続いて、討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第63号議案は原案のとおり可決されました。
△第64号議案及び第65号議案の一括上程及び
民生常任委員長の報告
○
島田玲子議長 第64号議案及び第65号議案の2件を一括して議題とし、委員長の報告を求めます。 白川秀嗣
民生常任委員長、登壇して報告願います。 〔白川秀嗣
民生常任委員長登壇〕
◎白川秀嗣
民生常任委員長 議長のご指名によりまして、当委員会に付託されました第64号議案及び第65号議案の2件につきまして、その審査経過並びに結果をご報告いたします。 当委員会は、去る6月17日、第1委員会室を会場に、委員全員出席し、執行部の出席を求め開会いたしました。 まず、第64号議案について申し上げます。執行部より説明を聴取の後、質疑、討論、採決に入りましたが、質疑はなく、討論の発言もなく、採決の結果、第64号議案については、全員一致をもって原案のとおり可決と決しました。 次に、第65号議案について申し上げます。執行部より説明を聴取の後、質疑に入りました。その主なものを申し上げます。 選定療養費引上げによる影響と今後の考え方は。また、市民負担軽減のため、国に要望していく考えはに対し、今回の選定療養費の引上げにより外来患者の数は減少するものと想定している。一方で、選定療養費の徴収額については、徴収数の減少は見込むものの、1件当たりの徴収額の増加により、徴収総額の大幅な増減は発生しないものと考えている。なお、近隣市の状況について、草加市立病院及び春日部市立医療センターでは、それぞれ初診時選定療養費が7,700円、再診時選定療養費が3,300円となっており、改正された場合の本市の金額と同様となっている。市立病院では、地域の診療所等との連携や紹介受診重点医療機関の指定を目指すため、紹介率を向上させることや入院診療に注力していくことを考えており、今後も市民の皆さんにご理解をいただきながら取組を進めていきたいと考えている。また、全国自治体病院協議会や本市、草加市、春日部市で構成する三市病院連絡会議などの様々な機会を捉えて、協議や国への要望を行っていきたいと考えているとのことでありました。 以上で質疑を終結し、続いて討論に入りましたところ、反対討論として、本議案は現行の医療体制、あるいは国の医療方針の下で、僅かなりとも市立病院の収入を増やしていくためのものであることは重々理解するところであり、大本には国に大きな責任があると認識している。しかし、市民負担を増やすことが市立病院の役割とは思えない。市民のための病院として市民負担を増やさない方向で経営改善をすべきと考えるため、本議案に反対するとの発言がありました。 以上で討論を終結し、採決の結果、市長提出第65号議案については、賛成多数により原案のとおり可決をいたしました。 以上で報告を終わります。 ・ 第64号議案の質疑、討論、採決
○
島田玲子議長 第64号議案の委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。 続いて、討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第64号議案は原案のとおり可決されました。 ・ 第65号議案の質疑、討論、採決
○
島田玲子議長 第65号議案の委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。 続いて、討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 1番 大和田 哲議員、登壇して発言願います。 〔1番 大和田 哲議員登壇〕
◆1番(大和田哲議員) 議長の許可をいただきましたので、日本共産党越谷市議団を代表して、第65号議案「越谷市立病院の診療費等に関する条例の一部を改正する条例制定について」、反対の立場で討論いたします。 国による医療費削減方針の影響を強く受けた現行の医療体制の下で、僅かなりとも市立病院の収入を増やすための判断であることは十分理解いたします。医師も看護師もベッドも医療機関そのものも減少させられ続け、経営のためには患者の奪い合いをしなければならない状況に追い込まれていることは事実であり、国の責任が大変大きいと指摘せざるを得ません。しかし、だからといって市民負担を増やすことが市立病院の役割とは言えません。市民にとって、市民のための病院という強い思いを軽視してはならず、経営改善は市民負担を増やさない方向で行うべきと考えます。 したがって、今回の選定療養費の値上げには反対いたします。議員皆様のご賛同をお願いいたします。
○
島田玲子議長 以上で討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 28人 反 対 3人 であります。 したがって、第65号議案は原案のとおり可決されました。
△第66号議案及び第67号議案の一括上程及び環境経済・
建設常任委員長の報告
○
島田玲子議長 第66号議案及び第67号議案の2件を一括して議題とし、委員長の報告を求めます。 山田裕子環境経済・
建設常任委員長、登壇して報告願います。 〔山田裕子環境経済・
建設常任委員長登壇〕
◎山田裕子環境経済・
建設常任委員長 議長のご指名によりまして、当委員会に付託されました第66号議案及び第67号議案の2件につきまして、その審査経過並びに結果をご報告申し上げます。 当委員会は、去る6月14日、第2委員会室を会場に、委員全員出席し、執行部の出席を求め、開会いたしました。 まず、第66号議案について申し上げます。執行部より説明を聴取の後、質疑に入りました。その主なものを申し上げます。 まず、公園整備工事における植栽計画の考え方はに対し、樹木は人々の生活環境を保全するために重要なものであり、景観はもとより、ヒートアイランド現象の緩和や二酸化炭素削減効果など様々な役割が期待できる。一方、樹木が視界の妨げとなることで、防犯上の問題も指摘されることから、当該公園整備工事においては、外周に見通しのよいフェンスを設置し、駐車場の周りには低木を植樹することとしている。また、常緑樹は成長とともに公園全体を葉が覆い、暗くなるおそれがあるため、冬場でも日の光が多く入るように落葉樹の割合を多くしている。なお、公園を新たに整備する際には、地元自治会などの要望を踏まえ、各公園の特性に応じて植栽計画を立てているとのことでありました。 次に、当該公園における防災機能の内容は。また、遊具エリアの整備内容はに対し、防災機能の内容としては、マンホールトイレをはじめ、LED照明、炊き出しができる「かまどベンチ」などを設置している。また、遊具エリアにはインクルーシブ遊具を整備する予定であり、滑り台やスロープを備えた複合遊具をはじめ、体を包み込むブランコ、車椅子の方も利用しやすい砂場などを設置するとともに、その他プレーパークゾーンを設け、築山の整備も行う予定である。なお、市内でインクルーシブ遊具を設置するのは初めてであるため、遊具の選定や設置位置など、関係団体からの意見をいただきながら検討を進めてきたとのことでありました。 以上で質疑を終結し、続いて討論に入りましたが、討論の発言はなく、採決の結果、第66号議案については、全員一致をもって原案のとおり可決と決しました。 次に、第67号議案について申し上げます。執行部より説明を聴取の後、質疑に入りました。その主なものを申し上げます。 損害賠償額の過失割合とその交渉の方法は。また、日常的な道路の点検方法等と損傷に対する修繕の状況は。さらに、同様の道路損壊による事故を減らすための対応はに対し、損害賠償額の過失割合は、相手方が1に対して市が9の割合で合意しており、交渉については市が加入している保険と提携している保険会社からアドバイスを受け、市職員が対応している。また、日常的な道路の点検作業として週3回、市内の道路パトロールを行うほか、市民からの電子申請サービスや電話による通報、郵便局との包括連携による情報提供などにより、道路損傷の状況を把握しており、危険性のある損傷を発見した際には、速やかに復旧を行い、安全性を確保している。さらに、今回の事故を受け、発着時に舗装のえぐれ等が起きやすい駅前ロータリー等の確認に併せ、各バス事業者にも道路の損傷状況等について情報提供を依頼したところであるとのことでありました。 以上で質疑を終結し、続いて討論に入りましたが、討論の発言はなく、採決の結果、第67号議案については、全員一致をもって原案のとおり可決と決しました。 以上で報告を終わります。 ・ 第66号議案の質疑、討論、採決
○
島田玲子議長 第66号議案の委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。 続いて、討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第66号議案は原案のとおり可決されました。 ・ 第67号議案の質疑、討論、採決
○
島田玲子議長 第67号議案の委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。 続いて、討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第67号議案は原案のとおり可決されました。
△休憩の宣告
○
島田玲子議長 この際、暫時休憩いたします。 (休憩 11時53分) ◇ (開議 12時59分)
△開議の宣告
○
島田玲子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
△
市長提出議案の討論、採決(続き)
○
島田玲子議長 市長提出議案の順次討論、採決を続けます。
△第68号議案ないし第77号議案の一括上程及び子ども・
教育常任委員長の報告
○
島田玲子議長 第68号議案ないし第77号議案までの10件を一括して議題とし、委員長の報告を求めます。 小林豊代子子ども・
教育常任委員長、登壇して報告願います。 〔小林豊代子子ども・
教育常任委員長登壇〕
◎小林豊代子子ども・
教育常任委員長 議長のご指名によりまして、当委員会に付託されました第68号議案ないし第77号議案までの10件につきまして、その審査経過並びに結果をご報告申し上げます。 当委員会は、去る6月17日、第2委員会室を会場に、委員全員出席し、執行部の出席を求め、開会いたしました。 まず、第68号議案について申し上げます。執行部より説明を聴取の後、質疑に入りました。その主なものを申し上げます。 保育所等の人材確保に向けた財政支援と施設への周知は。また、保育の質向上のための取組はに対し、今回の職員配置基準の改正に伴い、国において4歳以上児配置改善加算が新設されている。このような制度改正等があれば、その都度各施設への周知を行っているほか、加算を算定するために必要な手続の内容についても案内を行っている。また、人員配置に加えて、各施設の職員を対象とした研修の実施や、保育コンシェルジュによる指導、助言、ガイドラインやマニュアルの配付など様々な取組を進める中で、引き続き保育の質の向上に努めていくとのことでありました。 以上で質疑を終結し、続いて討論に入りましたが、討論の発言はなく、採決の結果、第68号議案については、全員一致をもって原案のとおり可決と決しました。 次に、第69号議案について申し上げます。執行部より説明を聴取の後、質疑に入りましたところ、設置工作物等のうち、灯油保管庫の用途などに関する質疑がありました。 以上で質疑を終結し、続いて討論に入りましたが、討論の発言はなく、採決の結果、第69号議案については、全員一致をもって原案のとおり可決と決しました。 次に、第70号議案ないし第76号議案について申し上げます。執行部より一括して説明を聴取の後、一括質疑に入りました。その主なものを申し上げます。 災害対応を見据えてLPガス方式の空調設備を選択した利点と、どの程度の電力供給ができるのか。また、屋内運動場等の貸出利用の際に料金徴収をしない理由はに対し、屋内運動場等を避難所として利用することを踏まえ、電気、都市ガスの供給が停止した場合でも使用可能であること、さらには都市ガスの復旧予測が55日間であることを考慮してLPガス方式を選択しており、最大で冷暖房設備のみであれば3日以上、災害用照明及びコンセントの使用のみであれば7日程度の電力供給を想定している。また、貸出利用の際に料金徴収をしない理由については、近年の災害級の猛暑への対応や、主に児童生徒が利用者であること、市民のスポーツレクリエーション活動の支援、健康の保持増進、生きがいづくりといった観点から、現時点では料金の徴収を行わない判断をしたとのことでありました。 以上で一括質疑を終結し、続いて議案番号順に討論、採決を行いましたが、討論の発言はなく、採決の結果、7議案ともそれぞれ全員一致をもって原案のとおり可決と決しました。 次に、第77号議案について申し上げます。執行部より説明を聴取の後、質疑に入りました。その主なものを申し上げます。 教職員の応急処置研修の実施状況や、学校において事故が発生した場合の保護者への連絡基準、事故対応マニュアルの整備はに対し、教職員の応急処置研修の実施状況については、毎年、心肺蘇生法研修を実施しているほか、消防局と連携した応急手当普及員の資格取得講習により、学校に一定数有資格者が在籍するようにしている。また、保護者への連絡基準については、病院受診の必要性が生じた際には必ず保護者に連絡するよう対応している。さらに、学校ごとに事故対応マニュアルを整備し、事故発生時には養護教諭及び管理職に直ちに報告するなど、複数人で対応するよう指導しているとのことでありました。 以上で質疑を終結し、続いて討論に入りましたが、討論の発言はなく、採決の結果、第77号議案について、全員一致をもって原案のとおり可決と決しました。 以上で報告を終わります。 ・ 第68号議案の質疑、討論、採決
○
島田玲子議長 第68号議案の委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。 続いて、討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第68号議案は原案のとおり可決されました。 ・ 第69号議案の質疑、討論、採決
○
島田玲子議長 第69号議案の委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。 続いて、討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第69号議案は原案のとおり可決されました。 ・ 第70号議案ないし第76号議案の一括質疑
○
島田玲子議長 第70号議案ないし第76号議案の委員長報告に対する一括質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。 ・ 第70号議案の討論、採決
○
島田玲子議長 第70号議案の討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第70号議案は原案のとおり可決されました。 ・ 第71号議案の討論、採決
○
島田玲子議長 第71号議案の討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第71号議案は原案のとおり可決されました。 ・ 第72号議案の討論、採決
○
島田玲子議長 第72号議案の討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第72号議案は原案のとおり可決されました。 ・ 第73号議案の討論、採決
○
島田玲子議長 第73号議案の討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第73号議案は原案のとおり可決されました。 ・ 第74号議案の討論、採決
○
島田玲子議長 第74号議案の討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第74号議案は原案のとおり可決されました。 ・ 第75号議案の討論、採決
○
島田玲子議長 第75号議案の討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第75号議案は原案のとおり可決されました。 ・ 第76号議案の討論、採決
○
島田玲子議長 第76号議案の討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第76号議案は原案のとおり可決されました。 ・ 第77号議案の質疑、討論、採決
○
島田玲子議長 第77号議案の委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。 続いて、討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第77号議案は原案のとおり可決されました。
△第78号議案及び第79号議案の一括上程及び
予算決算常任委員長の報告
○
島田玲子議長 第78号議案及び第79号議案の2件を一括して議題とし、委員長の報告を求めます。 瀬賀恭子
予算決算常任委員長、登壇して報告願います。 〔瀬賀恭子
予算決算常任委員長登壇〕
◎瀬賀恭子
予算決算常任委員長 議長のご指名によりまして、当委員会に付託されました第78号議案及び第79号議案の2件につきまして、その審査結果をご報告申し上げます。 当委員会は、去る6月13日、理事会及び全体会を開催し、運営方法及び付託議案の取扱い等について決定いたしました。 その後、審査日程に従い、6月14日及び17日の2日間にわたり、第1委員会室及び第2委員会室を会場に、執行部の出席を求め、民生分科会、環境経済・建設分科会、子ども・教育分科会を開催して各議案に対する質疑を行いました。 そして、本日議場を会場に、委員全員が出席し、全体会を開催、当委員会に付託されました議案について、各分科会の委員長報告を行い、委員長報告に対する質疑、討論、採決を行いましたところ、まず第78号議案については、委員長報告に対する質疑はなく、討論の発言もなく、採決の結果、全員一致をもって原案のとおり可決と決しました。 次に、第79号議案については、委員長報告に対する質疑はなく、討論に入りましたところ、反対討論が1件ございました。討論終結後、採決の結果、賛成23人、反対7人で、原案のとおり可決と決しました。 以上で報告を終わります。 ・ 第78号議案の質疑、討論、採決
○
島田玲子議長 第78号議案の委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。 続いて、討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第78号議案は原案のとおり可決されました。 ・ 第79号議案の質疑、討論、採決
○
島田玲子議長 第79号議案の委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。 続いて、討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 23番 山田裕子議員、登壇して発言願います。 〔23番 山田裕子議員登壇〕
◆23番(山田裕子議員) 議長のお許しをいただきましたので、第79号議案「令和6年度越谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について」、越谷市民ネットワークを代表して反対の立場から討論いたします。 今回の補正予算は、本年12月2日に現行の健康保険証が廃止されることに伴う資格確認書発行のための経費となっています。現行の健康保険証廃止により、これまでマイナンバーカードをつくることに慎重だった方も、いよいよマイナ保険証への切替えを余儀なくされ、任意だったはずのカード取得は、なし崩し的に強制される事態となっているように感じます。政府は、マイナ保険証の被保険者へのメリットとして、薬の処方歴や健診結果を医師や薬剤師が共有でき、より効果的な診療につながることや、医療機関側も患者情報の入力負担が軽減されることなどを挙げています。しかし、マイナ保険証は、導入直後から別人情報のひもづけ誤りや情報漏えい、資格無効と表示される等のトラブルが続出し、多くの市民が不安を抱えています。全国的な利用率は、今年4月時点で6%台と低迷、マイナ保険証の登録に必須であるマイナンバーカードも全国的な保有率は、今年4月時点で70%にとどまっています。 また、マイナ保険証のシステムは健常者を想定したものであり、高齢者や障がい者への配慮が著しく欠如しています。視覚障がい者や車椅子利用者は、カードリーダーに顔を合わせたり、暗証番号を入力するといった動作が困難です。入力を補助してもらう際などに情報漏えいの可能性もあることから、現行の保険証を残してほしいとの声が上がっています。このような問題が解決されないまま現行保険証を廃止し、資格確認書の発行に切り替えることには疑問を禁じ得ません。 今回のシステム改修により、12月2日以降、現行保険証の期限が切れた方でマイナ保険証を利用されない方へ順次資格確認書を発行していくことになりますが、あくまでも政府が求めているのはマイナ保険証への一本化です。資格確認書の発行も当分の間としか言及しておらず、今後いつ廃止されるか分からない資格確認書発行に関するシステム改修が本当に必要なのでしょうか。せめてマイナ保険証と並行して現行保険証も存続させたほうがシステム改修費もかからず、事務負担が増えることもなかったのではないかと考えます。 さらに、今回システム改修委託料とともに、ひもづけ誤り等の不安払拭のため、改めて国保加入者全員に個人番号のお知らせ通知を郵送することになっていますが、これも政府が強引にマイナ保険証への一本化を進めなければ必要のなかった経費であり、しかもそれを自治体が負担しなければならないことも疑問です。 以上のことから、現行の健康保険証廃止とマイナ保険証への一本化には反対であるため、本議案にも反対するものです。議員各位のご賛同をお願いいたしまして、私の反対討論といたします。
○
島田玲子議長 次に、1番 大和田 哲議員、登壇して発言願います。 〔1番 大和田 哲議員登壇〕
◆1番(大和田哲議員) 議長の許可をいただきましたので、日本共産党越谷市議団を代表して、第79号議案「令和6年度越谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について」、反対の立場で討論します。 マイナンバーカードの保険証利用に伴う現行保険証の廃止について、国民や医療機関からの反対の声は大きくなり続けています。また、利用率も多少増えたとはいえ、1割にも届かない状況です。しかし、政府は今年12月の廃止方針にかたくなにこだわり続けています。今回の補正予算は、マイナ保険証を前提とした資格確認書発行のための経費であり、政府が現行保険証の廃止に固執しなければ、国民の声に応えてせめて延期を決断すれば発生しなかったものです。したがって、今回の経費は市民の理解が得られない無駄遣いと指摘せざるを得ません。 以上のことから、本議案には反対です。議員皆様のご賛同をお願いいたします。
○
島田玲子議長 以上で討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 24人 反 対 7人 であります。 したがって、第79号議案は原案のとおり可決されました。
△議事日程の追加
○
島田玲子議長 お諮りいたします。 この際、市長より追加提出された市長提出第80号議案ないし第84号議案までの5件を日程に追加し、一括して議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 ご異議なしと認めます。 したがって、市長提出第80号議案ないし第84号議案までの5件を日程に追加し、一括して議題とすることに決しました。
△市長提出第80号議案ないし第84号議案の一括上程及び提案説明
○
島田玲子議長 市長提出第80号議案ないし第84号議案までの5件を一括して議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 市長、登壇して説明願います。 〔福田 晃市長登壇〕
◎福田晃市長 大変恐縮に存じますが、追加してご提案をさせていただきます。 第80号議案から第84号議案までの5議案につきましてご説明させていただきます。 まず、第80号議案についてご説明申し上げます。本議案は、議員選出の監査委員、畑谷 茂氏の退職に伴い、その後任委員として小林成好氏を選任いたしたく、地方自治法の規定により議会の同意を求めるものでございます。 次に、第81号議案についてご説明申し上げます。本議案は、議員選出の監査委員、清田巳喜男氏の退職に伴い、その後任委員として浅古高志氏を選任いたしたく、地方自治法の規定により議会の同意を求めるものでございます。 次に、第82号議案から第84号議案までの3議案につきましては、越谷市
大袋地区センター・
公民館建設工事の建築、電気設備及び機械設備の請負契約を締結するに当たり、予定価格が議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例に規定する額以上となるため、それぞれ提案するものでございます。 本施設につきましては、防災備蓄倉庫、消防器具置場を地区センターと一体化し、東西南北4方向への出入口を設置することで、隣接する公園施設及び調整池との一体的利用が可能な施設として整備するものでございます。 なお、供用開始は、令和8年4月1日を予定しております。 それでは、まず第82号議案についてご説明申し上げます。契約の目的は越谷市
大袋地区センター・
公民館建設工事(建築)、契約の方法は総合評価一般競争入札による契約、契約金額は12億6,830万円、履行期限は令和7年12月26日、契約の相手方は髙元建設株式会社でございます。施設の構造及び規模につきましては、鉄骨造、2階建て、延べ床面積2,649.29平方メートルでございます。 次に、第83号議案についてご説明申し上げます。契約の目的は越谷市
大袋地区センター・
公民館建設工事(電気設備)、契約の方法は総合評価一般競争入札による契約、契約金額は2億8,600万円、履行期限は令和7年12月26日、契約の相手方は株式会社大久保電気でございます。 次に、第84号議案についてご説明申し上げます。契約の目的は越谷市
大袋地区センター・
公民館建設工事(機械設備)、契約の方法は総合評価一般競争入札による契約、契約金額は1億9,944万6,500円、履行期限は令和7年12月26日、契約の相手方は株式会社カネクラでございます。 なお、それぞれの議案の詳細につきましては、大変恐縮に存じますが、お手元の議案書をご参照いただき、ご了承賜りたいと存じます。 以上でございますが、十分ご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。
△休憩の宣告
○
島田玲子議長 ここで、第80号議案ないし第84号議案の審査のため、議場外休憩に入ります。 この際、暫時休憩いたします。 (休憩 13時31分) ◇ (開議 14時04分)
△開議の宣告
○
島田玲子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
△諸般の報告
○
島田玲子議長 この際、諸般の報告をいたします。
△
議員提出議案の報告
○
島田玲子議長 議員提出議案が1件提出されましたので、報告第11号としてお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。 以上で諸般の報告を終わります。
△
市長提出議案の質疑
○
島田玲子議長 市長提出議案の順次質疑を行います。
△第80号議案の質疑
○
島田玲子議長 地方自治法第117条の規定により、8番 小林成好議員の退席を求めます。 氏名標を倒し、ご退席願います。 〔8番 小林成好議員退席〕
○
島田玲子議長 第80号議案について質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。
△第80号議案の
委員会付託省略
○
島田玲子議長 お諮りいたします。 ただいま議題となっております第80号議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 ご異議なしと認めます。 したがって、第80号議案については、委員会の付託を省略することに決しました。 8番 小林成好議員の入場、着席を許可いたします。 〔8番 小林成好議員入場・着席〕
△第81号議案の質疑
○
島田玲子議長 地方自治法第117条の規定により、16番 浅古高志議員の退席を求めます。 氏名標を倒し、ご退席願います。 〔16番 浅古高志議員退席〕
○
島田玲子議長 第81号議案について質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。
△第81号議案の
委員会付託省略
○
島田玲子議長 お諮りいたします。 ただいま議題となっております第81号議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 ご異議なしと認めます。 したがって、第81号議案については、委員会の付託を省略することに決しました。 16番 浅古高志議員の入場、着席を許可いたします。 〔16番 浅古高志議員入場・着席〕
△第82号議案の質疑
○
島田玲子議長 第82号議案について質疑に入ります。 質疑はありませんか。(16番 浅古高志議員「はい」と言う) 浅古議員。
◆16番(浅古高志議員) 第82号議案「越谷市
大袋地区センター・
公民館建設工事(建築)請負契約の締結について」、1点質疑をさせていただきたいと思います。 今回、この
大袋地区センター・
公民館建設工事が議案として上がってきたタイミングが、追加議案となった理由を教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○
島田玲子議長 市長の答弁を求めます。 〔福田 晃市長登壇〕
◎福田晃市長 ただいまのご質疑につきましては、建設部長よりご答弁を申し上げます。
○
島田玲子議長 次に、建設部長。 〔大徳昭人建設部長登壇〕
◎大徳昭人建設部長 お答えいたします。 今回の
大袋地区センター・
公民館建設工事につきましては、6月定例会の当初の上程を考えておりましたが、建設工事、電気設備、機械設備の3項目について上程予定としておりましたが、その中の機械設備につきまして、入札が不調となった経緯がございます。この入札の不調の経緯を経まして、今回の追加議案となったところです。 詳細につきましては、機械設備につきましては、経過ですが、5月の8日に開札において2者の入札がございましたが、2者とも予定価格を超過していたことから、5月13日に入札参加者2者を対象に再度入札を実施いたしました。しかし、これでも落札に至らなかった状況でございます。その後、事業者とヒアリングを行いまして不調の原因を追及しまして、改めて5月22日に入札公告を行いまして、6月11日の開札におきまして株式会社カネクラに落札したところでございます。その経過の中で、今回の追加議案とさせていただいております。 なぜ追加議案というところでございますが、本施設におきましては令和8年4月の開館に向けまして、令和7年12月までに建設及び設備の工事を完成させる必要がございます。大型施設のため、建設工事には準備も含めまして約18か月が必要となることから、9月定例会での上程とした場合、令和8年4月の施設運用開始が難しくなりますので、本定例会において追加議案とさせていただいております。以上でございます。
○
島田玲子議長 ただいまの答弁に対し、続けての質疑はありませんか。(16番 浅古高志議員「ありません」と言う) ほかに質疑はありませんか。(11番 工藤秀次議員「はい、議長」と言う) 工藤議員。
◆11番(工藤秀次議員) 第82号議案について、私からも1点お伺いをしたいと思います。 建設工事の落札者、髙元建設さんですけれども、評価値が87点ということで、いつも私の印象ですけれども、90点台を上回っているような評価値かなというふうに思っておりますが、この87点という評価値が珍しいといいますか、何でこういった評価値になってしまったのか、その点について詳しくお聞かせをいただきたいと思います。
○
島田玲子議長 市長の答弁を求めます。 〔福田 晃市長登壇〕
◎福田晃市長 ただいまの質疑につきましては、総務部長よりご答弁を申し上げます。
○
島田玲子議長 次に、総務部長。 〔榊 勝彦総務部長登壇〕
◎榊勝彦総務部長 それでは、ただいまのご質問にお答えさせていただきます。 評価値につきましては、技術評価と価格評価の合計の点数となっております。今回の建築工事の入札におきましては、この価格評価の点数が若干低かったということでございます。その理由でございますが、この価格評価については、予定価格と実際に入札を行いました入札額、この乖離が少なければ少ないほど価格評価の点数が低いという結果になるものでございますが、今回入札率が98.46%ということで、予定価格に非常に近い価格での入札があったということですので、この価格評価が若干低かったことに原因があるというふうに考えております。 今回技術評価と価格評価を足した点数が87点ということでございますが、80点後半台ということはままあるようなケースでございますので、決してこれが珍しいというものではないというふうに考えております。以上でございます。
○
島田玲子議長 ただいまの答弁に対し、続けての質疑はありませんか。(11番 工藤秀次議員「はい」と言う) 工藤議員。
◆11番(工藤秀次議員) ご説明ありがとうございます。98.46%ということで、実際には2,000万円ほどしか差額がなかったというふうに聞いております。12億8,000万円ぐらいが予定価格で、実際に落札金額が12億6,800万円ということで、大変ぎりぎりのところで超過を免れたというか、超過しなかったという状況だと思います。本当に不調になってもおかしくなかったのではないかというふうに危惧をしておりまして、実際には機械設備のほうが不調になって、今回追加議案というふうになったわけですが、こっちの建築のほうもそういったことになってもおかしくなかったかなというふうに思っております。 これまで議会答弁で、なぜこういうふうに追加議案で出たりとか臨時議会で提案をというふうになってしまうのかということについては、建築資材の高騰であったり人件費の高騰であったりというのが原因で、なかなか積算単価を出しても4か月から5か月前の単価になってしまって、そこがなかなか追いつかないという状況が説明が度々ありますけれども、いつもこういう状況ですと、本当に供用開始に間に合わないということが今後起こり得るのかなというふうに思います。これをずっと続けていては、やはり議会の審査というのが十分になされないというおそれもありますし、工期が間に合わずに供用開始が遅れるという事態も考えられるのではないかという懸念をしております。今後の対策として、越谷市として、なかなか難しいと思いますけれども、国、県に要望していく等も含めて対応をお伺いしたいと思います。
○
島田玲子議長 市長の答弁を求めます。 〔福田 晃市長登壇〕
◎福田晃市長 ただいまの質疑につきましても、総務部長よりご答弁を申し上げます。
○
島田玲子議長 次に、総務部長。 〔榊 勝彦総務部長登壇〕
◎榊勝彦総務部長 それでは、お答え申し上げます。 入札不調の原因でございますが、ご指摘ございましたとおり、建設資機材ですとか、人件費の価格の高騰など、市場価格と公的単価の乖離によるものが原因であると考えております。設計積算に当たりましては、常に最新の公的単価を使用しておりますが、市場価格が公的単価に反映されるまでに、ここで既に二、三か月程度要しております。また、最新の公的単価を用いて設計積算をしてから入札にまで、さらに2か月かかるということでございますので、実際には、ご質問にもございましたが、四、五か月前の市場価格を反映した予定価格以下での入札という状況がございます。価格急騰が顕著な状況下におきましては、いわゆるこのタイムラグによる価格乖離が大きな原因というふうに推察をしております。 なお、市場価格と公的単価との乖離をなくし、予定価格を入札時の実勢価格となるように積算をするということは、現時点におきましては非常に難しいというふうに考えております。現在、設計におきましては、国や県などから示されました歩掛かりですとか、公的単価を基に積算することとなっておりまして、あらかじめ価格高騰を想定した将来単価というものを設定、使用するということは認められておりません。また、特殊な工法、2次製品など、公的単価として扱われないものに限り、見積りにより対応しているという状況もございます。 したがいまして、工事等の設計に当たりましては、公表されている最新の公的単価を使用し積算することとし、入札不調となった場合には、国の方針に基づいて事業者へのヒアリングを踏まえて設計積算の一部見直しですとか、その時点での公的単価の入替えといった現行の対応に努めるべきものと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
○
島田玲子議長 続けての質疑はありませんか。(11番 工藤秀次議員「なし」と言う) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 以上で質疑を終結いたします。
△第83号議案の質疑
○
島田玲子議長 第83号議案について質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。
△第84号議案の質疑
○
島田玲子議長 第84号議案について質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。
△第82号議案ないし第84号議案の
委員会付託省略
○
島田玲子議長 お諮りいたします。 ただいま議題となっております第82号議案ないし第84号議案までの3件については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 ご異議なしと認めます。 したがって、第82号議案ないし第84号議案までの3件については、委員会の付託を省略することに決しました。
△休憩の宣告
○
島田玲子議長 ここで、第82号議案ないし第84号議案の討論通告のため、議場外休憩に入ります。 この際、暫時休憩いたします。 (休憩 14時20分) ◇ (開議 14時50分)
△開議の宣告
○
島田玲子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
△
市長提出議案の討論、採決
○
島田玲子議長 市長提出議案の順次討論、採決を行います。
△第80号議案の討論省略、採決
○
島田玲子議長 地方自治法第117条の規定により、8番 小林成好議員の退席を求めます。 氏名標を倒し、ご退席願います。 〔8番 小林成好議員退席〕
○
島田玲子議長 第80号議案について討論を省略して、直ちに採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 30人 賛 成 20人 反 対 10人 であります。 したがって、第80号議案は原案のとおり可決されました。 8番 小林成好議員の入場、着席を許可いたします。 〔8番 小林成好議員入場・着席〕
△第81号議案の討論省略、採決
○
島田玲子議長 地方自治法第117条の規定により、16番 浅古高志議員の退席を求めます。 氏名標を倒し、ご退席願います。 〔16番 浅古高志議員退席〕
○
島田玲子議長 第81号議案について討論を省略して、直ちに採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 30人 賛 成 30人 反 対 0人 であります。 したがって、第81号議案は原案のとおり可決されました。 16番 浅古高志議員の入場、着席を許可いたします。 〔16番 浅古高志議員入場・着席〕
△第82号議案の討論、採決
○
島田玲子議長 第82号議案について討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票を願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第82号議案は原案のとおり可決されました。
△第83号議案の討論、採決
○
島田玲子議長 第83号議案について討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票を願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第83号議案は原案のとおり可決されました。
△第84号議案の討論、採決
○
島田玲子議長 第84号議案について討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票を願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、第84号議案は原案のとおり可決されました。
△議事日程の追加
○
島田玲子議長 お諮りいたします。 山田裕子議員、山田大助議員ほか5名から議員提出第3号議案が提出されました。 この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 ご異議なしと認めます。 したがって、この際、議員提出第3号議案を日程に追加し、議題とすることに決しました。
△議員提出第3号議案の上程及び提案説明
○
島田玲子議長 これより議員提出第3号議案を議題といたします。 提出者を代表し、山田裕子議員から提案理由の説明を求めます。 山田裕子議員、登壇して説明願います。 〔23番 山田裕子議員登壇〕
◆23番(山田裕子議員) 議長のご指名によりまして、議員提出第3号議案について、案文の朗読をもちまして、提案理由の説明に代えさせていただきます。 独立行政法人国立女性教育会館(NWEC)の現在地での存続を 求める意見書 独立行政法人国立女性教育会館(NWEC)(以下「国立女性教育会館」という。)は、我が国唯一の女性教育に関するナショナルセンターとして、女性教育の振興を図り、もって男女共同参画
社会形成の促進に資することを目的とする機関である。 設置から47年目を迎え、自然環境に恵まれた嵐山町の地で、文化芸術、スポーツ、青少年育成、国際交流等多くの人に研修・人事交流・調査研究・情報支援の場として親しまれてきた。また、平成29年には、インフラ長寿命化計画が策定され、これまで6年間で総額約15億円を投じて、計画的に維持・管理が行われている。 世界経済フォーラムが発表した2023年度のジェンダー・ギャップ指数において我が国は146カ国中125位と前年より後退しており、格差解消への努力が求められる。 こうした中、我が国における男女共同参画
社会の形成促進を目的として、内閣府の下に「独立行政法人国立女性教育会館(NWEC)及び男女共同参画センターの機能強化に関するワーキング・グループ」が令和4年12月に設置され、令和5年4月に報告書が取りまとめられた。この報告書では、国立女性教育会館について、男女共同参画基本計画に定める施策全般を推進する「ナショナルセンター」としての役割を拡充するとともに、全国355の男女共同参画センターの「センターオブセンターズ」としての機能を強力に発揮すること、また、人材育成・職員の専門性向上や関係機関等とのネットワーク構築と連携強化、男女共同参画に関する政策立案機能の強化が示されている。 しかし昨年、関係府省から嵐山町に対して、現行施設を閉鎖し、機能を移転する方針などが伝えられたと報道があった。 ワーキング・グループの報告書では、研修棟や宿泊棟の在り方について今後検討が必要とされたが、移転については示されておらず、存続を求める声が高まっている。 よって、国においては、国立女性教育会館について、現在地において存続することを強く求めるものである。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和6年6月20日 埼玉県越谷市議会 《意見書提出先》 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 内閣官房長官 内閣府特命担当大臣(男女共同参画) 文部科学大臣 以上、提案理由の説明を申し上げましたが、何とぞ議員皆様方のご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わらせていただきます。
△休憩の宣告
○
島田玲子議長 この際、暫時休憩いたします。 (休憩 14時59分) ◇ (開議 14時59分)
△開議の宣告
○
島田玲子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
△議員提出第3号議案の質疑
○
島田玲子議長 議員提出第3号議案について質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。
△議員提出第3号議案の
委員会付託省略
○
島田玲子議長 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議員提出第3号議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 ご異議なしと認めます。 したがって、議員提出第3号議案については、委員会の付託を省略することに決しました。
△休憩の宣告
○
島田玲子議長 この際、暫時休憩いたします。 (休憩 15時00分) ◇ (開議 15時01分)
△開議の宣告
○
島田玲子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
△議員提出第3号議案の討論、採決
○
島田玲子議長 議員提出第3号議案について討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 12番 清水 泉議員、登壇して発言願います。 〔12番 清水 泉議員登壇〕
◆12番(清水泉議員) 議長の許可を得ましたので、「独立行政法人国立女性教育会館(NWEC)の現在地での存続を求める意見書について」、越谷市民ネットワークを代表して賛成の立場で討論いたします。 国立女性教育会館(NWEC)、以下NWECは、男女共同参画
社会形成の促進に資する我が国唯一の女性教育のナショナルセンターとして、1977年、昭和52年に設立されました。以来、全国の男女共同参画推進センター、女性団体、地方自治体、大学、学校、企業などと連携を図り、研修、専門的な調査研究や情報、資料の提供など教育、学校支援を行うことで、男女共同参画
社会実現のための推進拠点として役割を担ってきたほか、コロナ禍では宿泊療養施設としても重要な役割を果たしてきました。ところが昨年、一部新聞で国が埼玉県に対して、現行施設を閉鎖し、機能移転をする方針を伝えたとの報道がありました。 NWECを取り巻く状況としては、2022年にNWECを所管する内閣府により、NWEC及び男女共同参画センターの機能強化に関するワーキング・グループが全4回開催され、そこで議論されたことが報告書にまとめられております。報告書では、NWECは男女共同参画基本計画、その他全般の施策を推進するナショナルセンターであり、各地の女性センターをバックアップするセンターオブセンターズであること、これを達成するため、従来の研修スタイルに加え、今後さらにオンライン研修などのソフト面に力を入れて、幅広い利用者層の掘り起こしを行う中で、宿泊棟や研修棟といった現在の施設の在り方も検討していくとありました。 しかしながら、現在NWECは14万冊の書籍や資料が所蔵されており、仮に現在の施設が廃止された場合、資料の散逸が起こること、またオンライン研修に比重が置かれることでナショナルセンターとしての実態が見えづらくなってしまうこと、さらに女性たちにとって子育てや家事、まちの喧騒から離れて学習に打ち込める拠点があることの重要性を鑑みると、現在地での存続により機能強化を行っていただくことが望ましいと考えます。 今月12日に発表された最新の世界経済フォーラム、ジェンダーギャップ指数において日本は146か国中118位と、昨年の125位より上がったものの、相変わらずG7では最下位です。NWECの機能強化に当たっては、所管する内閣府や文科省だけで検討を行うのではなく、ぜひNWECを利用する市民からも意見聴取を行ってほしいと思います。 以上のことから、本意見書に賛成するものです。議員各位のご賛同をお願いいたしまして、私の賛成討論といたします。
○
島田玲子議長 以上で討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票を願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、議員提出第3号議案は原案のとおり可決されました。
△議事日程の追加
○
島田玲子議長 お諮りいたします。 白川秀嗣議員、山田大助議員、山田裕子議員ほか8名から議員提出第4号議案が提出されました。 この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 ご異議なしと認めます。 したがって、この際、議員提出第4号議案を日程に追加し、議題とすることに決しました。
△議員提出第4号議案の上程及び提案説明
○
島田玲子議長 これより議員提出第4号議案を議題といたします。 提出者を代表し、白川秀嗣議員から提案理由の説明を求めます。 25番 白川秀嗣議員、登壇して説明願います。 〔25番 白川秀嗣議員登壇〕
◆25番(白川秀嗣議員) 議第4号議案「地方自治法の改正について慎重かつ十分な審議を求める意見書について」、議長の許可の下、提出者、山田大助議員、山田裕子議員をはじめ、賛成議員8人を代表して、私から提案理由の説明を行います。 6月の14日の総務常任委員会での市民請願の提出に伴い、各議員からの市民及び紹介議員への質疑やその答弁を通して、また本日、本会議場での賛成、反対討論によって明らかになった事案を基点に、概括的な説明をしたいと思います。 地方自治法は、他の一般の法律とは違い、憲法を具現化する憲法附属法たる性格を持っています。それは、地方自治体と国との明確な役割を規定しており、特に第1に、住民に身近な行政は、でき得る限り地方自治体に委ねる、第2に、地方自治体に関する制度の策定や実施では、地方自治体の自主的及び自立性が十分発揮されるようにすると規定しております。 そして、国から自治体への関与の原則は、地方自治法第245条の2、関与の法定主義として、普通
地方公共団体は、その事務の処理に関し、法律またはこれに基づく政令によらなければ、普通
地方公共団体に対する国または都道府県の関与を受け、または要することとされることはないと規定しております。このことは、1、国から自治体への統制、介入は、関与の類型に基づき必要最小限とすること、2、個別法に基づく場合も関与の基本類型によることで、国による恣意的、不透明な関与を抑制する仕組みを確立しております。これにより、戦後も継続していた国の自治体に対する仕事の支配を排し、憲法に基づく団体自治と住民自治を実現する歴史的な条件整備が2000年の地方分権一括法によって確立されたからにほかなりません。当時、与野党の枠を超えて、この改革によって成し遂げられるという経緯があり、このときの地方分権一括法の精神を受け継ぐ責務が私たちにはあります。 しかし、今回の新たな指示権創設により地方分権一括法は置き去りにされ、非平時には地方自治体の自主的、自立性は十分に発揮されることなく、抑制の仕組みを骨抜きにするものです。このような事態を見過ごしたり是認することになれば、地方自治体や地方議会の機能と議決行為の侵害にとどまらず、主権者たる市民自身の自己決定権や政策決定過程への参加が緊急事態との明文で大きく毀損され、さらには市民相互の関係性について、日常的に権力に対して自主的隷従が蔓延することで、
社会発展を阻害する危険性をはらむものだと思います。 この点を強く主張させていただき、本文を朗読させていただきます。地方自治法の改正について慎重かつ十分な審議を求める意見書 大規模災害や感染症危機などの非常時であれば、個別法に規定がなくても、国が自治体に必要な指示ができるようにすることを柱とした地方自治法改正案が今国会で審議されています。 今回の改正案は、政府が閣議決定を行えば、個別法に規定がなくても、自治体に対し法的義務を持つ指示を行えることを規定する内容です。 地方自治法は第1条において「この法律は、地方自治の本旨に基づいて、地方公共団体の区分並びに地方公共団体の組織及び運営に関する事項の大綱を定め、併せて国と地方公共団体との間の基本的関係を確立することにより、地方公共団体における民主的にして能率的な行政の確保を図るとともに、地方公共団体の健全な発達を保障することを目的とする。」と定めています。 しかし、上記の改正案は、一般的に
地方公共団体の『団体自治』及び『住民自治』の二つの意味における地方自治を確立することとされている「地方自治の本旨」と相容れないものと考えます。また、同法第245条の3には、普通
地方公共団体に対する国の関与は「必要な最小限度のものとする」と定められていることとも齟齬が生じます。 全国知事会は「地方自治法改正案の閣議決定を受けて」において「国の
地方公共団体に対する補充的な指示については(中略)その必要性は理解するものの、憲法で保障された地方自治の本旨や地方分権改革により実現した国と地方の対等な関係が損なわれるおそれもある」「国の補充的な指示が地方自治の本旨に反し安易に行使されることがない旨を確実に担保されるよう、事前に適切な協議・調整を行う運用の明確化などが図られるよう強く求める」とコメントしています。 以上の理由から、地方分権一括法で示された国と
地方公共団体の対等な関係を重視し、国会及び政府に対して「国の
地方公共団体に対する補充的な指示」が安易に行使されることがないよう、次の事項を強く求めます。 記 1 地方自治の本旨に基づき、
地方公共団体の団体自治や住民自治を制限するような地方自治法改正は行 わないこと。また、仮に法案が成立しても、その執行にあたり政府は国会及び地方自治体への事前確認 をはじめ十分な説明を果たすこと。 2 非平時における国からの指示権を創設する場合は、「非平時」とされる事態を明確にするとともに、 地方自治体の自主性・自立性を尊重する観点から、行使する際の要件を絞った上で法に明確に規定し、 権限の行使に当たっての適正確保のための慎重な手続を設けるなど、極めて限定的かつ厳格な制度とな るよう慎重に検討すること。 3 非平時における対応であったとしても、広く国民に大きな影響を及ぼす地方自治法の改正に当たって は、国会における議論にとどまらず、
地方公共団体の長、議員等から広く意見を聴取の上で行うことを 必要最低限の条件とし、改正案に係る協議内容及び国民生活への影響等を国民に対してわかりやすく周 知し、国民的な議論を経た上で慎重に進めること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和6年6月20日 埼玉県越谷市議会 《意見書提出先》 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 内閣官房長官 内閣府特命担当大臣(地方創生担当) 総務大臣 最後に、大変残念ですが、昨日、参議院においてこの改正案は賛成多数で成立をいたしました。また、同時に政治資金規正法改正案も可決成立をいたしました。両法案とも戦後の民主主義や法治主義の根幹を問うべき内容が提起されるべきでしたが、その立法過程や審議時間、問題解決等が極めて不十分であり、憲政史上大きな禍根を残してしまいました。特に地方自治法改正案は、まさに地方自治の本旨を問うものであり、市長や職員はもとより、ここに参集された32名の私たち選良たる地方議会人一人一人に職責と責任に関わる事案であることは明らかです。 今回市民請願を審査、採択した総務常任委員会において請願に賛成した議員、反対した議員はもとより、本日本会議場で賛否を表明された、ここにおられる議場の全ての議員の皆様、常に市民福祉の向上に向け、意見や立場や政策の違いを相互に認め合い、時には対峙し、時には融和しながら、二元代表制の一翼足らんと日夜切磋琢磨し、民主主義の学校としての地方自治を具現化するため、最大限の努力を積み重ねている事実に対して大いに敬意を払うものです。その意味において、ここにおられる議員の皆さんが緊急時における市民の命と健康と財産を守り抜き、今後とも地方自治の発展のため、議員活動を基軸としながら活動をされる、これが共通の認識であると確信をいたしております。 意見や立場が違うということを乗り越えて、今回の事態で賛成された議員も反対された議員も、この改正案をめぐって論点の整理や一致点や違いも明らかになりました。このことが市民の皆さんにオープンにされて、この自治法改正の全体像や、そしてその方向性について市民の皆さんの中で大いに議論をされる機会を皆さんが与えていただいたことを私から感謝を申し上げ、本日のこの意見書の提案理由とさせていただきます。以上です。
△休憩の宣告
○
島田玲子議長 この際、暫時休憩いたします。 (休憩 15時20分) ◇ (開議 15時20分)
△開議の宣告
○
島田玲子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
△議員提出第4号議案の質疑
○
島田玲子議長 議員提出第4号議案について質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。
△議員提出第4号議案の
委員会付託省略
○
島田玲子議長 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議員提出第4号議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 ご異議なしと認めます。 したがって、議員提出第4号議案については、委員会の付託を省略することに決しました。
△休憩の宣告
○
島田玲子議長 この際、暫時休憩いたします。 (休憩 15時20分) ◇ (開議 15時21分)
△開議の宣告
○
島田玲子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
△議員提出第4号議案の討論、採決
○
島田玲子議長 議員提出第4号議案について討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票を願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 16人 反 対 15人 であります。 したがって、議員提出第4号議案は原案のとおり可決されました。
△議事日程の追加
○
島田玲子議長 お諮りいたします。 伊藤 治
議会運営委員長から、委員会提出第2号議案及び第3号議案が提出されました。 この際、この2件を日程に追加し、一括して議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 ご異議なしと認めます。 したがって、この際、委員会提出第2号議案及び第3号議案を日程に追加し、一括して議題とすることに決しました。
△委員会提出第2号議案及び第3号議案の一括上程及び提案説明
○
島田玲子議長 これより委員会提出第2号議案及び第3号議案を一括して議題といたします。 提出者伊藤 治
議会運営委員長から提案理由の説明を求めます。 伊藤 治
議会運営委員長、登壇して説明願います。 〔伊藤 治
議会運営委員長登壇〕
◎伊藤治
議会運営委員長 議長のご指名によりまして、委員会提出第2号議案及び第3号議案について提案理由の説明をさせていただきます。 委員会提出第2号議案及び第3号議案の2議案は、地方自治法の一部が改正されたこと等に伴い、所要の改正を行う必要があるため、提案するものでございます。これら2議案につきましては、議会に係る手続のオンライン化やオンラインによる方法での委員会等に関する規定の整備などを行うものでございます。 続きまして、それぞれの議案の改正内容につきましてご説明申し上げます。まず、第2号議案の主な改正の内容でございますが、委員会の開催方法の特例として、大規模な災害等の発生等または重大な感染症の蔓延により委員の参集が困難と認められる場合に、オンラインによる方法での委員会の開催を可能とするものなどでございます。 なお、本条例は、公布の日から施行してまいります。 次に、第3号議案の主な改正の内容でございますが、第9章補則において、各手続のオンライン化に対応する通則的な規定を追加するほか、協議等の場の開催方法の特例として、委員会と同様、オンラインによる方法での協議等の場の開催を可能とするものなどでございます。 なお、本規則は、公布の日から施行してまいります。 以上、提案理由の説明を申し上げましたが、何とぞ議員皆様方のご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わらせていただきます。
△休憩の宣告
○
島田玲子議長 この際、暫時休憩いたします。 (休憩 15時24分) ◇ (開議 15時25分)
△開議の宣告
○
島田玲子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
△委員会提出第2号議案の質疑
○
島田玲子議長 委員会提出第2号議案について質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。
△委員会提出第3号議案の質疑
○
島田玲子議長 委員会提出第3号議案について質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 質疑はなしと認め、以上で質疑を終結いたします。
△休憩の宣告
○
島田玲子議長 この際、暫時休憩いたします。 (休憩 15時25分) ◇ (開議 15時25分)
△開議の宣告
○
島田玲子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
△委員会提出第2号議案の討論、採決
○
島田玲子議長 委員会提出第2号議案について討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票を願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、委員会提出第2号議案は原案のとおり可決されました。
△委員会提出第3号議案の討論、採決
○
島田玲子議長 委員会提出第3号議案について討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。 続いて、採決に入ります。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して投票を願います。 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 なしと認め、投票を終了いたします。 表決総数 31人 賛 成 31人 反 対 0人 であります。 したがって、委員会提出第3号議案は原案のとおり可決されました。
△議事日程の追加
○
島田玲子議長 お諮りいたします。 この際、行政調査に係る議員の派遣の件を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 ご異議なしと認めます。 したがって、この際、行政調査に係る議員の派遣の件を日程に追加し、議題とすることに決しました。
△行政調査に係る議員の派遣
○
島田玲子議長 これより行政調査に係る議員の派遣の件を議題といたします。 お諮りいたします。 子育て応援施策「11の鍵」及び自治会支援アドバイザー事業などを調査するため、相生市、出雲市及び米子市へ 4番 斎藤豪人議員、5番 大野恭子議員、14番 菊地貴光議員、25番 白川秀嗣議員 以上4人を7月3日から7月5日まで 江別市生涯健康プラットフォーム推進事業及びボールパーク構想などを調査するため、江別市、北広島市及び札幌市へ 15番 野口高明議員、16番 浅古高志議員、26番 武藤 智議員、27番 松島孝夫議員 以上4人を7月8日から7月10日まで 米沢市立病院の建て替えの取組と病院経営及びマルホンまきあーとテラスを調査するため、米沢市、石巻市及び青森市へ 1番 大和田 哲議員、11番 工藤秀次議員、22番 山田大助議員 以上3人を7月8日から7月10日まで 市立旭川病院の経営改善の取組及び美唄シティプロモーション推進事業などを調査するため、旭川市、美唄市及び札幌市へ 9番 横井聖美議員、10番 立澤貴明議員、19番 清田巳喜男議員、20番 小林豊代子議員、30番 金井直樹議員、31番 伊藤 治議員、32番 野口佳司議員 以上7人を7月10日から7月12日まで 千歳市防災学習交流施設「防災の森」及び千歳市防災学習交流センター「そなえーる」などを調査するため、千歳市、札幌市及び小樽市へ 6番 和泉田宏幸議員、7番 藤部徳治議員、17番 久保田 茂議員、18番 畑谷 茂議員、28番 瀬賀恭子議員、29番 竹内栄治議員 以上6人を7月10日から7月12日まで 令和2年7月豪雨における内水氾濫、浸水災害からの復旧と災害対策の取組及び熊本地震からの教訓を生かした防災のまちづくりなどを調査するため、大牟田市、熊本市及び鹿児島市へ 3番 土屋来夢議員、13番 小口高寛議員、24番 後藤孝江議員 以上3人を7月22日から7月24日まで クリーンエネルギーの取組及びオガールプロジェクトを調査するため、葛巻町及び紫波町へ 2番
大田ちひろ議員、12番 清水 泉議員、23番 山田裕子議員 以上3人を7月24日から7月25日までそれぞれ派遣いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 ご異議なしと認めます。 したがって、ただいま指名いたしました議員をそれぞれ派遣することに決しました。 この際、お諮りいたします。ただいま決定した議決事項について、諸般の事情により変更する場合には、議長に一任願いたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 ご異議なしと認めます。 したがって、ただいま決定した議決事項について、諸般の事情により変更する場合には、議長に一任することに決しました。
△特定事件の委員会付託
○
島田玲子議長 特定事件の閉会中における継続審査の件を議題といたします。 特定事件については
議会運営委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査事項として、議会運営委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
島田玲子議長 ご異議なしと認めます。 したがって、特定事件については、
議会運営委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査事項として議会運営委員会に付託することに決しました。
△閉議の宣告
○
島田玲子議長 以上で本定例会の議事は全て終了いたしました。
△市長の挨拶
○
島田玲子議長 この際、市長から挨拶のため発言を求められておりますので、許可いたします。 〔福田 晃市長登壇〕
◎福田晃市長 6月定例市議会が閉会されるに当たり、一言お礼のご挨拶を申し上げます。 去る6月3日から本日まで18日間にわたり開かれました本定例会におきまして、私からご提案申し上げました議案につきまして慎重にご審議をいただき、いずれの議案につきましても原案のとおりご決定を賜り、厚く御礼を申し上げます。 さて、昨今、自然災害が頻発、激甚化しており、これまでの想定を超えるような災害も発生する中で、人々の生命や暮らしを脅かす危機に対する管理体制の確立や未然防止等の対策が求められております。引き続き、市民のかけがえのない生命、身体、財産を守るため、ハード、ソフト両面から災害に強いまちづくりの推進に取り組んでまいります。 また、会期中、議員の皆様からいただきました貴重なご意見、ご提言につきましては、今後市政を執行していく上で、十分配慮してまいりたいと存じます。 議員の皆様におかれましては、健康に十分ご留意をいただき、市政進展に一層のお力添えを賜りますよう心からお願いを申し上げ、お礼のご挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。
△閉会の宣告
○
島田玲子議長 これをもちまして令和6年6月定例会を閉会いたします。 大変ご苦労さまでした。 (閉会 15時33分)...