午前10時02分
開会
◇
出席委員 9名
佐 々 木 洋 一
委員長 鈴 木 由 和
委員
井 手 大 喜 副
委員長 浅 井 昌 志
委員
須 藤 哲 也
委員 松 井 優 美 子
委員
西 沢 可 祝
委員 大 野 ミ ヨ 子
委員
切 敷 光 雄
委員
◇
欠席委員 なし
◇
委員会に出席した
議会事務局職員
檜 垣 理 恵
議会事務局庶務課課長補佐 浅 井 悠 太
議事課書記
◇傍 聴 人 なし
午前10時02分
開会
○
委員長 ただいまから
福祉子ども委員会を
開会いたします。
──────────◇──────────
○
委員長 討論を行います。
討論のある方は
挙手をお願いいたします。
大野委員。
◆
大野ミヨ子 委員 討論を行います。
当
委員会に
付託された案件は全部で11件です。
日本共産党市議団は、第15
号議案、第17
号議案、第19
号議案、第25
号議案の4件に
反対し、残る7件に
賛成といたします。
次に、
反対する
議案について、その
理由を述べます。
第15
号議案 平成26年度
草加市
国民健康保険特別会計予算について。
自民、公明、民主が合意した
プログラム法に基づいて、70歳から74歳の
医療費窓口負担が
現行の1割から2割に引き上げられます。4月以降70歳になる人から順次2割に引き上げられ、
平成26年度は2,554人、5年後には70歳から74歳の1万1,932人が2割
負担となります。
執行部の説明では、1人
当たり年間3万2,244円もの
負担増となることが明らかとなりました。この世代は
医療にかかる
受診率が高まる上に、
年金引き下げなどによって
収入が減り続けており、
負担増は治療の中断、
医療抑制につながり、
症状の
重症化を招きかねません。
日本医師会の調査では、
受診を控えた結果、
症状が悪化する
患者の割合は、1割
負担で3.4%、2割
負担になれば倍の7.15%になると
受診抑制と
健康阻害の
関係を示しています。
厚生労働省も今回の
改正で
患者負担が1,900億円ふえるだけではなく、2,100億円もの
受診抑制が起こることを認めています。
社会保障のためと言って
消費税を8%に引き上げながら、必要な
医療から
高齢者を遠ざける2割
負担は断じて容認できません。
次に、第17
号議案 平成26年度
草加市
後期高齢者医療特別会計予算について。
2014年度は2年ごとの
保険料改定の年です。
埼玉県では、
均等割額が4万1,860円から4万2,440円に、
所得割率が8.25%から8.29%に、
最高限度額が55万円から57万円にそれぞれ
値上げされました。その結果、
草加市の
平均保険料は7万6,628円から7万7,387円に759円
値上げとなります。
全国的には
財政安定化基金を取り崩し、高過ぎる
保険料を抑えようとする中で、
埼玉県は84億円の
財政安定化基金には一切手をつけず、前年度からの繰越金82億円のうち67億円しか取り崩さず、
保険料引き下げに背を向けてきました。
後期高齢者医療制度は75歳以上の人数がふえ、
医療費が増大すれば、それに連動して
保険料が上がる仕組みです。
高齢者を国保や
社会保険の
扶養家族から外して別の
保険に加入させる。このような
制度は世界のどこにもありません。
制度そのものを廃止すべきであり、
値上げなど到底容認することはできません。
次に、第19
号議案 平成26年度
草加市立病院事業会計予算についてであります。
1点目は、
一般会計からの繰入金の問題です。
平成26年度
法定内繰り入れは15億6,679万4,000円です。
地方公営企業法第17条の2で定められた
繰り入れ基準額は17億6,858万7,000円であり、2億179万3,000円も
繰り入れが減らされています。
繰り入れ対象経費は、
救急医療や研究・研修、
院内保育、
高度医療、
企業債償還利子など、
高度医療や不
採算部門に対するものです。
民間病院が
赤字を
理由に実施しない分野を担う役割を持つ
自治体病院に対し、
法律で
繰り入れが義務づけられているものであり、全額
繰り入れられるのが基本です。直ちに改善するよう求めておきます。
2点目は、
地方公営企業法施行令を
改正し、
公営企業に
民間企業の
会計制度を導入したことです。
これまで他
会計負担金として資本の部に入れていた国・
県補助金、市からの
繰り入れ、建設他
会計補助金のうち、取得した
固定資産の未
償却額が
負債の部に計上されました。その額115億7,121万1,360円にもなります。また、
平成27年6月に支払う一時金のうち、
平成26年12月から
平成27年3月までの
賞与に対する額3億1,618万円が
引当金となり、
負債に計上されました。その結果、
負債総額は
平成25年度末9億6,205万8,330円から
平成26年度末164億7,261万2,800円に膨れ上がり、
帳簿上は莫大な借金を抱えたことになります。
一方、
収益的収入に新たに
長期前受金戻入として
減価償却費の一部6億387万6,000円が計上され、支出の部のその他
特別損失として3億177万円が計上されました。
平成26年6月に支払う
賞与のうち、
平成25年12月から
平成26年3月分です。その結果、当年度未
処理欠損金は
平成25年度末72億7,640万4,678円から
平成26年度末25億8,884万1,379円に46億8,756万3,299円減少しました。
これらはいずれも見せかけの
帳簿上の決算ですが、
財政健全化法や
地方財政法の適用を受け、一層の
企業努力や
職員削減圧力が強まることが懸念されます。そもそも
地方公営企業は
営利を
目的とせず、住民の
福祉の増進を図る
地方自治法第1条の
目的達成のために設立されたものです。それを変え、
営利目的の
民間企業と同じ
会計制度を導入し、
民間企業と競争させようとするところに問題があります。
よって、
反対といたします。
次に、第25
号議案 地域社会における
共生の
実現に向けて新たな
障害保健福祉施策を講ずるための
関係法律の
整備に関する
法律の
施行に伴う
関係条例の
整理に関する
条例の
制定についてです。
この
条例は、
ケアホームと
グループホームを
一元化するための
改正です。現在、
障害程度区分2以上は
ケアホームの
入所対象となっていますが、今後は
障害程度区分に
関係なく
グループホームに入所することとなります。
今後、
グループホームは現在の
ケアホーム型の24時間
職員在住の
介護サービス包括型か、必要なとき
外部から来てもらって
サービスを受ける
外部サービス利用型のどちらかを選択することになります。
しかし、
職員体制は
現行10対1から6対1になるだけで、
報酬単価も上がらず、とても十分とは言えません。今でも全国の
グループホームの70%が
職員を加配し、4対1あるいは5対1
体制をとっています。
草加市では
ケアホームひまわりの郷は4対1
体制ですが、それでも不十分で、この
議会で3人加配する
補正予算を組みました。
グループホーム光輪の家も
草加市が
平成26年度941万円もの
補助を支給し、4対1
体制をとっていますが、
夜勤体制がとれず
当直体制です。国の低い
報酬単価のため、
職員配置が困難なため、
一元化後も
外部サービス利用型を選択する方針です。
今回の
一元化は、国が重度障がい者の
入所施設や
ケアホームをつくらず、
グループホームに
重度者を押しつけるひどい内容で、しかも
施設運営費のかなめである
報酬単価の
値上げも行いません。現在でも障がい
者施設で働く
職員の
雇用形態は非正規が80%以上と言われていますが、
赤字の
施設がさらにふえ、
入所者や
職員への一層のしわ寄せと
自治体の持ち出しの増加が目に見えております。
よって、
反対といたします。
以上です。
○
委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と言う人あり〕
○
委員長 ないようでございますので、
討論を終了いたします。
──────────◇──────────
○
委員長 直ちに
採決を行います。
なお、
採決につきましては、
委員会付託表のとおり、
議案番号の順序で行ってまいります。
初めに、第2
号議案 平成25年度
草加市
一般会計補正予算(第5号)中、当
委員会付託部分は、
原案に
賛成の
委員の
挙手を求めます。
〔
挙手全員〕
○
委員長 挙手全員であります。
よって、第2
号議案は
原案のとおり可決されました。
次に、第6
号議案 平成25年度
草加市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)については、
原案に
賛成の
委員の
挙手を求めます。
〔
挙手全員〕
○
委員長 挙手全員であります。
よって、第6
号議案は
原案のとおり可決されました。
次に、第7
号議案 平成25年度
草加市
介護保険特別会計補正予算(第2号)については、
原案に
賛成の
委員の
挙手を求めます。
〔
挙手全員〕
○
委員長 挙手全員であります。
よって、第7
号議案は
原案のとおり可決されました。
次に、第8
号議案 平成25年度
草加市立病院事業会計補正予算(第1号)については、
原案に
賛成の
委員の
挙手を求めます。
〔
挙手全員〕
○
委員長 挙手全員であります。
よって、第8
号議案は
原案のとおり可決されました。
次に、第15
号議案 平成26年度
草加市
国民健康保険特別会計予算については、
原案に
賛成の
委員の
挙手を求めます。
〔
挙手多数〕
○
委員長 挙手多数であります。
よって、第15
号議案は
原案のとおり可決されました。
次に、第16
号議案 平成26年度
草加市
介護保険特別会計予算については、
原案に
賛成の
委員の
挙手を求めます。
〔
挙手全員〕
○
委員長 挙手全員であります。
よって、第16
号議案は
原案のとおり可決されました。
次に、第17
号議案 平成26年度
草加市
後期高齢者医療特別会計予算については、
原案に
賛成の
委員の
挙手を求めます。
〔
挙手多数〕
○
委員長 挙手多数であります。
よって、第17
号議案は
原案のとおり可決されました。
次に、第19
号議案 平成26年度
草加市立病院事業会計予算については、
原案に
賛成の
委員の
挙手を求めます。
〔
挙手多数〕
○
委員長 挙手多数であります。
よって、第19
号議案は
原案のとおり可決されました。
次に、第24
号議案 草加市
児童発達支援センター設置及び
管理条例の
制定については、
原案に
賛成の
委員の
挙手を求めます。
〔
挙手全員〕
○
委員長 挙手全員であります。
よって、第24
号議案は
原案のとおり可決されました。
次に、第25
号議案 地域社会における
共生の
実現に向けて新たな
障害保健福祉施策を講ずるための
関係法律の
整備に関する
法律の
施行に伴う
関係条例の
整理に関する
条例の
制定については、
原案に
賛成の
委員の
挙手を求めます。
〔
挙手多数〕
○
委員長 挙手多数であります。
よって、第25
号議案は
原案のとおり可決されました。
次に、第26
号議案 草加市休日
急患歯科診療所設置及び
管理条例を廃止する
条例の
制定については、
原案に
賛成の
委員の
挙手を求めます。
〔
挙手全員〕
○
委員長 挙手全員であります。
よって、第26
号議案は
原案のとおり可決されました。
──────────◇──────────
○
委員長 次に、
閉会中の
特定事件についてを議題といたします。
取り扱いについて御
協議をいただきたいと思いますので、
協議会に切り替えてよろしいでしょうか。
〔「
異議なし」と言う人あり〕
○
委員長 御
異議がないようですので、
協議会に切り替えさせていただきます。
午前10時18分休憩
〔協 議 会〕
午前10時36分再開
○
委員長 協議会を閉じまして、
委員会を再開いたします。
ただいま御
協議いただきましたとおり、
閉会中の
特定事件については、「障がい
者支援について」及び「
介護者支援について」の
付託を受けるということにしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「
異議なし」と言う人あり〕
○
委員長 御
異議がないようですので、そのように決定させていただきます。
また、今後の日程については、4月22日、火曜日、午前10時から
委員会を開催し、
県外行政視察は、5月19日、月曜日から5月21日、水曜日までとし、
行政視察後の
委員会は、5月27日、火曜日、午前10時から行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「
異議なし」と言う人あり〕
○
委員長 御
異議がないようですので、そのように決定させていただきます。
また、
視察先については、正・副
委員長に御一任願いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「
異議なし」と言う人あり〕
○
委員長 御
異議がないようですので、そのように決定させていただきます。
──────────◇──────────
○
委員長 以上で、
福祉子ども委員会を終了いたします。
午前10時37分
閉会
委員長 佐 々 木 洋 一
署名委員 切 敷 光 雄
署名委員 松 井 優 美 子...