上尾市議会 2019-03-13
03月13日-一般質問-06号
平成31年 3月 定例会 平成31年3月定例会 第20日平成31年3月13日(水曜日)第6日 議 事 日 程 1 開 議 2 市政に対する一般質問 25番 池 田 達 生 議員 6番 平 田 通 子 議員 17番 大 室 尚 議員 24番 池 野 耕 司 議員 3 次会日程の報告 4 散 会午前9時29分開議 出席議員(27名) 1番 尾 花 瑛 仁 議員 2番 新 道 龍 一 議員 3番 田 中 一 崇 議員 4番 海 老 原 直 矢 議員 5番 新 藤 孝 子 議員 6番 平 田 通 子 議員 7番 斎 藤 哲 雄 議員 8番 小 川 明 仁 議員 9番 星 野 良 行 議員 11番 戸 野 部 直 乃 議員 12番 前 島 る り 議員 13番 浦 和 三 郎 議員 14番 井 上 茂 議員 15番 戸 口 佐 一 議員 17番 大 室 尚 議員 18番 新 井 金 作 議員 19番 渡 辺 綱 一 議員 20番 嶋 田 一 孝 議員 21番 長 沢 純 議員 22番 道 下 文 男 議員 24番 池 野 耕 司 議員 25番 池 田 達 生 議員 26番 糟 谷 珠 紀 議員 27番 小 林 守 利 議員 28番 深 山 孝 議員 29番 野 本 順 一 議員 30番 橋 北 富 雄 議員 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 市 長 畠 山 稔 副 市 長 松 澤 純 一 教 育 長 池 野 和 己 市 長 政策室長 中 島 英 二 郎 行 政 経営部長 粟 野 昭 夫 総 務 部 長 須 田 博 和
子ども未来部長 柳 真 司 健 康 福祉部長 本 橋 宜 臣 市 民 生活部長 石 井 孝 浩 環 境 経済部長 猿 田 善 勝 都 市 整備部長 保 坂 了 上 下 水道部長 田 中 貞 夫 消 防 長 田 島 孝 一 会 計 管 理 者 山 本 由 起 子 教 育 総務部長 小 林 克 哉 学 校 教育部長 今 泉 達 也 本会議に出席した事務局職員 事 務 局 長 矢 嶋 久 司 次長兼議事調査 塚 越 俊 久 課 長 議 会 総務課長 加 藤 俊 市
議会総務課主幹 川 村 勝 也
議事調査課主幹 谷 川 義 哉 議 会 総 務 課 中 川 真 里 副 主 幹
議会総務課主査 吉 川 抄 織
議事調査課主査 岡 野 隆 史
議事調査課主任 川 村 明 日 香
議事調査課主任 星 井 智 也
△開議の宣告
○議長(
小林守利議員) 定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。
△市政に対する一般質問
○議長(
小林守利議員) これより日程に従い、市政に対する一般質問を行います。 この際、傍聴者の皆様へ申し上げます。休憩中も含め、傍聴席での拍手はご遠慮ください。ご理解とご協力をお願いいたします。 25番、
池田達生議員。 〔25番
池田達生議員登壇〕
◆25番(
池田達生議員) おはようございます。議席番号25番、池田達生です。通告順に従って一般質問を行います。なお、議長の許可を受けて資料を配布してありますので、必要な場所で説明をいたします。 最初に、大項目、
鴨川側道整備と、道路整備について質問します。人々が行き交う道路の安全性と利便性の追求は、快適に過ごす環境づくりの上で大事な課題になっています。国道、県道、
都市計画道路、市道、私道などがある中で、今回は
都市計画道路の
進ちょく状況、上尾道路に接する市道の整備、鴨川側道の整備状況について何点か質問します。 まず、2010年発行の「上尾の都市計画」、これの49ページの
都市計画道路一覧の中で、整備率100%未満の
都市計画道路は何本あるか、そのうち2010年から工事の進んでいる路線は何本あるか、全く進行していないのは何本あるか伺います。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員の一般質問に対する当局の答弁を求めます。
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 平成30年3月31日現在、整備率100%未満の
都市計画道路につきましては、全44路線中20路線であり、平成22年度以降、現在も工事が進ちょくしている路線は5路線、進ちょくがない路線は15路線でございます。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) 「上尾の都市計画2010年」発行時の上尾の
都市計画道路は44本中18本が100%完了、昨年2018年次では100%完了が24路線と6路線が完了し、増えたことになります。今、説明がありましたように、まだ20路線が未整備か整備中ということでした。担当の
都市計画課からいただいた平成30年、昨年3月31日の資料によりますと、20路線のうち全く工事が進んでいないのは、国道関係が1本、県道関係が2本、市道関係が4本、合計7本となります。 それでは、工事進行中の市が事業体の
都市計画道路の着工状況、完成予定とそれぞれの課題について伺います。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 市では現在、
西宮下中妻線の1工区、沼南駅停車場線、
上大久保線の3路線に着手しており、早期完成を目指し取り組んでいるところでございます。
都市計画道路の整備には用地買収費や
家屋移転補償費など膨大な事業費が必要になることや、家屋移転が必要な地権者のご理解、ご協力が必要なことから、完成までに時間を要することが課題であります。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) 沼南駅停車場線と
上大久保線はこの10年全く工事が進んでいないのが平成31年度から着手するということです。完成時期は未定ということでした。 次に、進行中の
都市計画道路西宮下中妻線の
進ちょく状況と完成予定、
県道川越上尾線の接続の部分の形状と既存の道路との関連を伺います。
西宮下中妻線は、上尾駅西口近くにある
レストランジョナサンから南に富士見地区を通り、
通称日産通りまで延びる道路です。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 現在、1工区39名の地権者のうち、26名の方と契約を締結しておりますが、具体的な完成予定時期については未定でございます。
県道川越上尾線との交差部につきましては、ほぼ直角に交わる線形となっておりますが、地元から要望が上がっていることもあり、線形が変更できるか、経済効果も含め検討中でございます。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) 以前の資料と合わせると、この路線は2工区に分け、現在進行中の1工区は390メートル、39名中26名と契約済み、2工区については280メートルで18名との交渉はこれからということでした。 次に、
西宮下中妻線の完了後に、
都市計画道路の取りかかるのが決まっている路線はどこか伺います。また、優先順位はどのようにして決定されるのか伺います。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 整備を進めている
西宮下中妻線1工区を計画どおり完了し、引き続き2工区の
事業認可取得に向けて取り組んでおります。その他の路線の予定については、決まっておりません。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) これは、ちょっと少々驚きの答弁内容なのです。上尾市
都市計画マスタープラン、先ほど紹介しました本では、道路の新規整備について、これ47ページで、
都市計画道路西宮下中妻線の未整備区間及び
仲町谷津線を優先的に整備しますと、これは明記されています。最近私も参加した
地頭方まちづくり協議会においても、市の担当者は
西宮下中妻線の後に、
仲町谷津線を予定していると説明しております。
仲町谷津線は、郵便局本局の近くの危険な踏切の改善も含めて郵便局の北側をアンダーで高崎線をくぐり、中山道まで延びると計画されていたのですけれども、どのような経過でそれを外されたのか伺います。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) どのような経過で外したのかという意味については、少し分からないところですが、外したという認識はございません。
仲町谷津線につきましては、整備が必要な路線であると考えますが、事業化の時期については決まっておりません。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) ということは、事業化の時期については決まっていないということですね。先ほど答弁のあった沼南駅停車場線と
上大久保線、そして
西宮下中妻線の2工区の後は、
仲町谷津線を優先されるということではないということ、まだ未定ということと理解しました。 次に、具体的に2つの
都市計画道路の
進ちょく予定について伺います。1つは、
中新井小泉線です。これは
大谷小学校正門前の道路のことです。
通称日産通りの
大谷小学校入り口から北に延びる県道までの区間の
都市計画道路です。この道路は狭く、微妙に曲がり、先が見えない。電柱が張り出している。車がすれ違うのもやっとという狭い道路です。通学路としても生活道路としても非常に危険な道路で、私は一般質問で何回か取り上げ、改善を要望してきました。その当時の危険性は今も変わっておりません。 平成28年6月に文科省は、全国で登校中の児童の列に車が突っ込む事故が続く中で、通学路の交通安全の確保に関する
有識者懇談会を設置し、その取りまとめの文書を公表しています。その中で「通学路は生活道路でもあるということは、学校PTAだけでなく地域の自治会や
交通安全協会など諸団体と連携して安全な地域をつくっていくことが大事だ」と述べています。私も以前の一般質問の中で、この文科省による有識者会議の意見を紹介してきました。昨年6月21日には、
大谷小学校の校長、PTA会長、
大谷区長会会長の三者連名での
大谷小中学校正門前通学路の
安全対策提案書が
教育委員会に提出され、私も同席しました。現在、小学校長、PTA、
大谷区長会、そして地元の住民が定期的に会合を開き、打開策を話し合っているそうです。登校時にプラスして下校時の
スクールゾーンの設定、
グリーンベルト表示、路面標示など、さまざまな角度から意見が出されているということです。
通学路イコール学校だけの問題ではなくて、これは地域全体の問題として捉え、地域の安全についての話し合いが行われていることは、解決へ明るい兆しが見え、大変大事なことだと思います。 しかし、
都市計画道路中新井小泉線の路線予定地にはどんどん住宅が建ち、最近中古車の販売会社もでき、ますます車の通行が増えることになっています。
大谷小学校前の道路の交通安全が小学校、PTA、
地元自治会、地元の方々で論議されている中でこのような状況を担当課、道路課、
都市計画課などはどのように考えているか。また、どのような規制を行っているか、課題についても伺います。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了)
中新井小泉線の一部未整備区間につきましては、将来整備が必要な路線であると認識しておりますが、事業化の予定については決まっておりません。 規制につきましては、都市計画において定められた道路や公園等の
都市計画施設の区域などに建築物を建築しようとする場合は、
都市計画法第53条第1項に基づき市長の許可が必要となります。具体的には、容易に移転し、もしくは除却することができるものであると認められるものであり、階数が3以下で、かつ地階を有しないことや、主要構造部が木造、鉄骨造、
コンクリートブロック造、その他これらに類する構造であることなど、将来の事業実施を円滑に行えるよう一定の制限を課すものでございます。許可申請の際には、窓口にて内容を説明させていただき、ご理解をいただいているところでございます。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) 次に、2つ目の
都市計画道路である西環状線について伺います。 具体的な場所、
川越上尾線の
地頭方交差点から南に延びる市道です。以前にも取り上げましたが、この道路は、地頭方の
子どもたちが
平方東小学校へ通う通学路です。あと数年で学区の関係で地頭方の
子どもたちは全て平方東小に通うようになります。また、地頭方は、
平方東小学校が緊急時の避難先と指定されています。通学路でもあり、生活道路であり、避難道路でもあります。今の現状は、道幅が狭く、通学路、歩行者用の白線の外は10センチもない場所もあり、また雨が降れば白線は水没し、車道に出て通行せざるを得ないなど、非常に危険な場所です。とても通学路とはいえない場所でもあります。 昨年の9月議会で、私は、私の一般質問で取り上げる前に、この
平方東小学校の校長先生、
あと教育委員会、交通防犯課、道路課に来ていただき、通学路としての危険性を見ていただきましたが、皆さん同様に、ここは危険だという認識を持っていただきました。西環状線はさきに述べました大谷小前の
都市計画道路と同じく、昭和37年に
都市計画道路として指定されています。
地頭方まちづくり協議会でも切実な問題として改善要望が出されています。どのように認識しているか、課題、対策を伺います。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 西環状線につきましても、将来整備が必要な路線であると認識しておりますが、事業化の時期については決まっておりません。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) 将来整備が必要と認めているけれども、事業化していないので何もできないという答弁でした。 質問ですが、
中新井小泉線、西環状線について、通学路かつ生活道路であり、非常に狭く危険である。拡幅など要望しているが、
都市計画道路として計画されていることから、道路の拡幅はできないと私の一般質問に何回か答弁をしています。特に通学路、生活道路の安全上どのように考えているか、再度解決への課題について伺います。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了)
都市計画道路中新井小泉線及び西環状線の事業化のめどは立っておりませんが、現在、
中新井小泉線につきましては、
庁内関係部署、上尾警察、
学校関係者及び地元等と安全対策について協議をしております。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) さきにも言いましたけれども、
中新井小泉線、西環状線は昭和37年に都市計画決定されています。今から57年も前です。いまだに計画もされていない。先ほどの答弁では、将来整備が必要な路線と認識していますと答弁しておりますが、何かとんでもなく先の話のように捉えているように思います。へたをすると1世紀もかかる計画になる。将来ではなくてすぐに検討が望まれる路線なのです。さまざまな危険性が指摘され、改善要望が出されているにもかかわらず、
都市計画道路ということで改善に手がつけられない危険な通学路、生活道路をそのままにしておいていいのか。
都市計画道路と名前がついていると、通学路、生活道路の改善をできなくしているのではないか。ほかにも事業主体が上尾市の
都市計画道路で、昭和30年代に決定した路線が1本、37年に決定した路線が2本残っています。昭和30年といえば64年前になります。余りにも前に決定された
都市計画道路の見直しも、これは検討すべきだと思います。 そこで、伺いますが、上尾市の
都市マスタープラン2010、この47ページにおいては、長期未
整備都市計画道路については、おおむね5年に1度、総合的な見地から
ルート変更や廃止などを含めた見直しを行いますと、これは明確に述べています。既に10年を経過している、およそ2回検討の機会をとっていることになるけれども、検討の会議はいつ開かれ、どのように検討されたのかを伺います。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 平成22年に市内全域の
都市計画道路の見直しを実施して以降、検討は行っておりません。
都市計画道路は、
高度経済成長期における都市の拡大を前提に決定されたものが多く、近年の人口減少、低成長など、
社会経済情勢の変化を踏まえますと、
都市計画道路の必要性について検証を行い、廃止や幅員変更など適切な見直しを行う必要があると考えております。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) 見直しの検討は行っていないという答弁でした。おおむね5年に1度、総合的な見地から
ルート変更や廃止を含めた見直しを行うと、これは市が自ら決めたことを実行しなかったということになります。なぜ見直しを行わなかったのか、今まで述べたようにいろんな危険な状況があるのに、根本的な対策をとってこなかったということになります。どの部署でどなたがチェックをするのか、遅れていたら原因を追及し、事業を前に進める、まさに市がよく言う、これはプラン・ドウ・チェック・アクション、
PDCAサイクルがとまっていたということではないでしょうか。市が自ら決めたことを確実に実行してほしい。特に通学路、生活道路として危険な状況にある
都市計画道路予定路線については、早急なる検討、対策を強く要望いたします。 次に、
上尾道路開通に伴う
地頭方地域の私道と市道との接続整備の現状と、関連して西環状線について伺います。上尾道路が完成し、都内に行くのや桶川での高速接続などが非常に便利になった反面、地域によっては改善が必要な箇所も何カ所か出てきています。 お手元の資料の1をごらんください。地頭方地区から上尾道路への市道の接続の2カ所、これはAとBの部分です。これが非常に危険であります。
地頭方まちづくり協議でも切実な問題として強く改善要望が出てきています。
地頭方まちづくり協議会は、一昨年、平成29年10月に発足し、月に1回会議を行っています。コーディネーター、アドバイザーによる指導もあり、地元の方々の参加もあり、安全安心な
まちづくりへ
学習アンケート調査など活発な行動、論議が行われています。私も委員の一人として、毎回は出席できませんが、参加して論議に加わっています。担当課の皆さんの積極的な協力には本当に感謝しております。 今回取り上げる上尾道路に接続する2つの市道の状況について紹介します。お手元の資料1をごらんください。ちょっと見づらいかと思いますが、地頭方と上尾道路の図面です。この太線で黒く囲ったところが地頭方です。
川越上尾線、上尾道路、
地頭方交差点などです。西環状線の予定は、真ん中に太い点線が入っています。
地頭方地域から上尾道路に出るには3つのルートがあります。1つは、図の下の部分の
地頭方交差点に出て右折し、
上尾道路壱丁目南交差点に出る方法、2つ目は、Aの部分から、3つ目はBの部分から右に大きく曲がるルートです。ストレートに
サービス道路を経由して上尾道路に接続しているのは、AとBの地点になります。 最初に、このBの地点から説明します。この資料1と裏のページの資料2のBをごらんください。Bの部分は、さいたま市方面、都心方面に行く場合にこれは使います。しかし、一部大宮方面からの一方通行の
サービス道路を逆流する箇所があります。これが写真2のBの写真です。写真でいうと、黒い車が
さいたま方面から一方通行の道路を走ってきます。これに対抗するように20メートルから30メートルほどですが、白い車が逆流走行して右の道路に走っていくところです。私が写真を撮りに行ったら、ちょうどこの場所に出くわしました。白い矢印の路面標示がありますが、もう消えかかっております。慣れない方や天気が悪いときなどは、本当にこれは危険だと思います。 次に、Aの部分の説明をします。これは、資料1を見てください。地頭方から
市役所方面へは
壱丁目南交差点を右折します。
さいたま方面は同じ交差点をUターンします。なぜここが危険かというと、資料2の(A)を見てください。これが拡大図です。
市役所方面や
さいたま方面へは3車線の一番右の車線に行きますが、これは車線変更の距離が非常に短いのです。割り込みを3回やるわけです。車が
さいたま方面からどんどん来ているときは、本当にこれは割り込むのが大変です。初心者などは1つ先のアリオの交差点まで行ってUターンする方もいます。
市役所方面に行くには近いので危険を承知で私はここをいつも通ります。通るたびに冷や汗をかいて、後続の顔もよく見えない運転手に謝りながら割り込みをさせてもらっています。 地頭方から上尾道路に出る場合には、Bの地点のように一方通行を逆流したり、3車線の一番右車線に行くのに何回も謝って車線変更するなど、本当にこれは危険で気分がよくないです。地頭方の
まちづくり協議会が
住民アンケートを実施しましたが、その中で80%から90%の方が幹線道路への接続の改善を要望しています。これは、80%から90%というと、ほとんどの方と言ってもいいと思います。 先日、3月6日に、上尾警察署に行き、資料1のAの部分で交通事故の状況を調べるよう依頼しました。そのときは公表できるか、いつになるか分かりませんという対応でした。が、ちょうどこれは私の質問を知っていたのかどうか分かりませんけれども、昨夜電話がありました。資料の一番最後のページ、資料の6の下の表をごらんください。これ3月6日に私が行ったので、5年前の平成26年3月6日からデータをとって、親切にわざわざと電話をくださいました。それを表にまとめたのがその部分です。公表することについても了解を得ています。 これを見て分かるように非常に驚きました。合計32件もここで事故が起こっております。けがをしたなどの人身事故が6件、車の破損が26件、内容は圧倒的に追突でした。32件中25件が追突です。交差点までは極端に距離が短い中、一番右の車線まで行くことになりますが、そのために追突が多いと思われます。 以上のように、事故の多いA部分、またB部分のように、一方通行を逆流する危険な走行を余儀なくされているのが地頭方の住民です。これを解決するには、西環状線の開通以外にありません。資料1のDの部分を見てください。これは一番最初のページのDの部分、右上のそのBのすぐ下の部分です。これは、西環状線の
予定ルートになっています。これは、Dの部分は工場の中に広い道路があって、現在工場は操業しておりません。ここが通れば、安全に上尾道路への交差点に出ることができます。これは早急なる検討を要望いたします。 そこで、質問です。この西環状線は通学路であり、生活道路でもあり、地頭方地区の緊急の避難先の
平方東小学校への避難道路でもあります。したがって、広く安全な西環状線を早く通すことが住民の安全安心につながります。危険性をどのように認識しているか、対策について伺います。同時に、課題についても伺います。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 上尾道路建設時における
サービス道路については、通常沿線の方々の利用状況や意向により整備されることが多いため、ご指摘の箇所につきましても、土地利用の状況や要望等により整備されたものであると考えられます。今後、地元からの意見については、大宮国道事務所に相談してまいりたいと考えております。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) ぜひ国道事務所にも改善の相談をお願いいたします。 同時に、これは市道との接続部分の改善、そして西環状線の
都市計画道路の事業化の早急なる検討、改善を要望いたします。 次に、日産通りと交わる揺木橋から戸崎公園までの鴨川側道の整備について伺います。
都市計画マスタープラン2010で
鴨川側道整備は、戸崎公園、聖学院大学まで、都市と自然の回遊路として位置付けられております。私は、先日、天気のいい日に揺木橋から戸崎公園まで歩いてみました。草原でヨモギを摘んでいる方や犬の散歩の人とも出会いました。のどかな風景で自然がたくさん残っていて、上尾にこんな景観のいいところがあったのかと感動しました。遊歩道としての整備や緊急時の避難道路としても整備が必要ではないかと提案しますが、どのように整備する計画か、課題についても伺います。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了)
都市計画マスタープラン2010におきまして、鴨川沿いの側道は、都市と自然の回遊路として位置付けられ、にぎわいを持たせながら歩行者や自転車にとって安全でゆとりのある快適な空間とする計画になっています。未整備区間の整備につきましては、現在、具体的な方針は決まっておりません。用地取得など多くの課題がございますので、今後、調査研究をしてまいります。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) ぜひ調査検討を要望いたします。 今後の道路行政について、最後に市長に伺います。上尾道路の開通、また高速道の建設など便利になる反面、さきにも紹介しましたが、市民の日常生活の安全が脅かされる面も多く出ています。設定年限がかなり前の
都市計画道路もあります。見直しや生活道路の整備は焦眉の課題になっています。この点についての市長の見解を伺います。 資料3をごらんください。ここ10年間の予算総額に占める土木費の推移です。このグラフのように年間予算がずっと上向きなのに比べ、
都市計画道路、生活道路改善のための土木予算が近年横ばいか減少しております。通学路、生活道路などの改善にしっかり予算をとって、安全安心な道路行政をしていただきたいと考えますが、市長の見解、そして課題が何かを伺います。
○議長(
小林守利議員) 畠山市長。
◎市長(畠山稔) 池田議員さんの質問にお答えいたします。 長期未整備の
都市計画道路の見直しにつきましては、今後、社会情勢や道路ネットワークを考慮しながら、慎重に行う必要があると考えております。また、生活道路につきましては、緊急性や安全性を考慮した上で、整備路線を決定し、道路改良工事を進めてまいりたいと思います。 今後の道路行政につきましては、池田議員提出資料のとおり、予算全体の割合として土木費は横ばいかもしくは減少との指摘でございます。社会保障関連経費が増加傾向の状況下において、土木費の割合を右肩上がりで伸ばし続けるというのは、財政運営上なかなか難しいものがあります。しかしながら、道路、橋梁などのインフラが更新時期を迎え、新規整備だけではなく、維持管理費用についても一定の配慮をしていくことが必要でございます。そのような観点を踏まえて、平成31年度当初予算では、土木費について増額させていただいたところでございます。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) 答弁どうもありがとうございました。 緊急性や安全性などを考慮し、市民生活に支障を来さないように、必要な道路整備を行うよう改めて求めまして次の質問に移ります。 次の質問は、戸崎公園パークゴルフ場について何点か質問します。戸崎公園パークゴルフ場が6月1日オープンと迫ってまいりました。毎議会欠かさず戸崎公園、そしてパークゴルフ場について一般質問で取り上げてまいりました。質問準備で戸崎地域の方々と知り合い、お話を聞いたり、かなり前の市議会の議事録を読んだり、大変勉強させていただきました。 この土地は、古くは1028年に長澤若狭守と譜代の家来秋山氏、森田氏、榎本氏の4人でこの戸崎地域を地元住民と一緒に開拓してきたことが古文書に残されていると戸崎地内にある富士浅間神社の石碑には書かれております。毎年夏まつりやポピーまつり、田植えには呼ばれ戸崎に行きますが、のどかな畑や林のある風景は、私の長野の田舎を思い出し、ほっとした気分で癒やされます。 平成5年には、約6ヘクタールの水田が上尾市庁舎建設のときの残土置き場になり埋め立てられました。農民にとって先祖伝来の愛着のある水田を埋め立てるということは、どんなにか残念で、また無念であったろうと思います。ここでの水田は、国の重要登録文化財になった摘田方式での稲作でした。埋め立て時の地元と市の約束で、ここは住民の憩いの公園にしようと約束がされていたと聞いております。当時、市の職員として埋め立てにかかわっていた前市長も、私の質問に何回かそのことを答弁しておりました。 今、ようやく紆余曲折を経て、戸崎公園とパークゴルフ場が完成間近となりました。地元の人々、市民の憩いの公園になるよう、さらなるご尽力をお願いするものです。 それでは、具体的な質問に移っていきます。パークゴルフ場の全体の整備状況について伺います。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 田中議員の一般質問で答弁しましたとおり、昨年12月に子ども広場が完成し、管理棟は今月中の完成に向けて工事を進めております。また、公園開設前までにパークゴルフ場の周囲に高さ1メートル程度の立ち入り防止柵を設置する予定でございます。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) 聖学院大学のグラウンド部分の歩道拡幅についての整備状況と完成予定を伺います。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 現在、歩道整備に支障となる電柱などの移設が完了し、これから工事を進めてまいります。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) お手元の資料4番を見てください。以前使った資料に追加してつくってあります。市道40498号線の整備状況と完成予定について伺います。これは、赤線で右真ん中ぐらいに横に走っている道路です。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 済みません。市道40415号線とおっしゃいましたでしょうか。 〔「40498ですね」と言う人あり〕
◎
都市整備部長(保坂了) 済みません。聖学院大学の陸上競技場西側に延びております市道40498号線につきましては、現況が砂利道となっている約260メートルの区間をアスファルト舗装に整備するものでございますが、5月中の完成を目指しております。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) 次に、戸崎側から認定外路線D452号線の整備状況について伺います。これは、道路幅が90センチとのことでしたが、拡幅はどうなりましたでしょうか。今の赤線の道路の真ん中から点線で上に行く道路です。公園につながる道路です。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 戸崎地区側から公園に向かうための認定外路線のD452号線につきましては、幅員や整備手法など地権者をはじめとする地域の方々と今後協議を進めてまいります。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) 次に、前回12月の私の一般質問で、外部委託業者が地元の雇用をということを要望しましたが、これについてはどうなっているでしょうか。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) このことにつきましても、田中議員に答弁したとおり、本定例会におきまして指定管理者の承認が得られ次第、速やかに地元住民の雇用に関し、指示してまいりたいと思います。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) ぜひよろしくお願いいたします。 次に、戸崎公園へのバス便の予定はどうなっていますか。上尾駅発の本数、発着場整備などについては進んでいるかどうか伺います。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 市内循環バスぐるっとくんの大谷循環路線が現在聖学院大学まで1日9便運行しております。この現在の路線を戸崎公園まで乗り入れる方向でコースや停留所の設置場所等について、関係部署やバス事業者と協議を進めているところでございます。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) 意見として、1日9便で足りるのかどうか、これは状況を見ないと分かりませんけれども、増便なども含めて検討をお願いいたします。 次に、公園周辺の交通網の整備、交通安全標識などの整備について伺います。資料4の左の北入口部分、この部分を見てください。これは、前回12月議会でも私が要望した公園北側の部分ですが、ここに横断歩道などの交通安全の整備の状況、これについてどのように対策をとられたか伺います。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 戸崎公園に隣接する鴨川側道北側の丁字路付近に街路灯の設置工事を進めております。横断歩道など交通安全の整備につきましては、12月議会で答弁したとおり、道路の供用開始後の交通量調査結果に基づき、上尾警察署と協議を行い、必要に応じて対策を講じてまいります。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) 私の12月の答弁と全く変わっていないということであります。公園に来る方が横断歩道もない、信号もない、車道を左右を見ておそるおそる渡る。公園にたくさん来てくださいというのであれば、お客さんが安全に公園に行けるように横断歩道を事前につくるのは、これは当たり前のことだと思います。上尾警察にその必要性を分かってもらうよう伝えていないのではないでしょうか。事故が起こってからでは遅いのです。議会で3回も提案しているのに市は何も対応していない。事故が起こった場合は市の責任になります。当然トップの責任になります。再度、この件は強く要望いたします。 次に、資料の4のBを見てください。左の方の(B)です。これは、市道40408号ということです。公民館前の公園に向かう市道ですが、整備状況、予定を伺います。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 今後、協議会や隣接する居住者及び地権者のご意見を伺いながら検討してまいります。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) これからということでした。この道路は、市道として1.2メートル幅ですが、これだと車が1台やっと通れる幅です。すれ違いはできません。これはかち合った場合はどちらかがバックで下がることになります。かなり距離はあります。それは坂道で、また非常に危険な場所です。 次に、資料4の右に、(C)の道路があります。これは、右手の花の丘公苑から延びているところです。点線になっています。花の丘公苑から延びている6メートル道路の延長路線についてはどういう見通しか伺います。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 戸崎地区側から公園付近までの市道40415号線につきましては、平成31年度より道路改良工事に向けた用地測量に着手する予定でございます。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) ここで資料の5を見てください。たびたび申しわけないですが、この資料5のすぐ下に、道路予定を見てくださいと書いておきました。最初の1案、これは平成24年5月の第1回(仮称)戸崎東部公園基本計画検討委員会に市の担当課が当時つくってきた公園の予定図と道路予定図です。冒頭に言いましたけれども、この公園はもともと水田であった。この水田も含めて戸崎の地は約1,000年も前からの歴史があります。しかし、道路幅が狭い。この公園をつくるに当たって、村の中の道路も広くしたいということは、戸崎の公園をつくっていく上で公園の整備とセットで話し合われてきたといいます。公園と道路の改善は一緒の課題であったということです。この公園づくりの最初の検討委員会の第1案から第2、第3、第4、第5案まで全て道路計画が入っています。その下の第6案、ここまでご覧のようにアクセス道路、8メートル、6メートルと記録されています。 資料4の(B)の道路幅は、また前に戻りますが、資料4の(B)の道路幅、これは先ほども言いましたように1.2メートル、これを8メートルにする計画です。右の方のCの道路は現状4メートル弱ですが、これを6メートルにする計画です。先ほど出ていた横に赤線の市道40498号線も6メートル道路に設定されています。 資料5の第6案は、これは第3回戸崎東部公園基本計画検討委員会での結論の最終案です。ここでも道路予定は公園とセットでありました。この第6案というのは、第3回検討委員会で最終合意となり、合意ができた案をつくり終え、任務終了で検討委員会を解散しております。そして、この案で都市計画審議会へ諮ることになったと議事録には記録されています。このように公園と村の道路を行き来ができやすいように広く整備することになっていたのでした。 ところが、資料6を見てください。これは最後のページです。これはカラーのデータが間に合わなくて白黒になってしまい申しわけないですが、これは全面36ホールのパークゴルフ場にこれを変更してしまった図面です。この変更の理由、状況についてはここでは何回も言っているので繰り返しません。この36ホールの図からは、手前の道路計画が全てばっさり消えています。資料5の第1案から第6案までは、戸崎地区内から公園に行く道がしっかりつくられていたのです。戸崎、大谷方面から歩いていける。まさに歩いていける1キロメートルぐらいが地区公園と定義されております。地区公園の位置付けだったのです。ところが、36ホールに決めてしまってからは、戸崎方面からの道路計画は削除された状況になったのです。もともとはこれしっかり道路計画があったということです。 なぜ古い経過を言うかというと、先日のヒアリングで都市整備関係の課長さん、主幹の方とお話をしたときに、このような道路の道幅の道路計画があることなどを全く知らなかった、皆さんびっくりしておられました。しかし、私はそれを見てまたびっくりしたのです。さきの答弁で(C)の市道40415、市道40498が工事や測量に入ると答弁されましたが、これはもともと6メートル道路であったということを、これはぜひ理解してほしい。私が3年前に市道40415は6メートル幅の道路予定と説明されたのは、当時の
都市計画課長さんと主幹でした。これは鮮明に覚えております。したがって、その経過が次の課長さんら管理職の皆さんに引き継がれていないということです。この点も大きな改善課題として要望したいと思います。 戸崎地域から公園に行く道路の設定は、最初あったのです。今回、公園への地元から行く道の検討が遅れていること自体が不自然です。中新井、堤崎など大谷方面から公園に行く道がいまだにつくられていない。本来これはあり得ないです。地元の憩いの公園とするならば、当初、市の担当課と地元が検討していた道路を優先的につくるべきです。これは、強く要望いたします。 次に、公園周辺の案内標識等の整備について伺います。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 案内標識を5カ所、注意喚起標識を1カ所設置する予定でございます。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) 案内標識を5カ所、注意喚起標識を1カ所設置する予定ですということでありました。私は、その中に、戸崎交差点の付近へもぜひ設置してほしいと思っております。というのは、大谷方面から唯一戸崎の信号のある、戸崎には信号が1カ所しかないですが、その信号のある交差点には案内表示板がこれは必要です。大きな通りが右と真っすぐに2つに分かれているからです。公園に行きたい方はどちらに行けばいいのか迷います。どちらに行っても公園には行けますけれども、真っすぐに行けば一、二分の近くです。右に行った場合は10分ぐらいかかります。まさにここにこそ案内表示板が必要ではないかと要望いたします。 最後に、市長に伺います。戸崎公園北側部分をいかに整備していくか、パークゴルフ場と併せ市民の意見をよく聞いていただき、戸崎公園が市民の憩いの公園となるようにしていただきたいと思います。今後の北側の整備について、市長の見解を伺います。 同時に、市民が行きやすい安全な道路整備が必要と考えます。さきにも道路関係のときに質問しましたけれども、鴨川に沿った側道の整備も大変重要と考えます。大石地区から戸崎公園まで、鴨川に沿った車道を含め、歩道、自転車道が整備されれば、都市と自然の回遊路として、また災害時の避難道路としても大変重要な役割を果たします。同時に、上尾市のすばらしいスポットにもなります。その意味で、未整備の南中から戸崎公園までの鴨川側道の整備が求められます。公園への安全安心な交通網の整備、市民の憩いの鴨川側道回遊路などについて、市長の見解を伺います。
○議長(
小林守利議員) 畠山市長。
◎市長(畠山稔) 北側部分の整備につきましては、協議会をはじめ地元の皆様のご意見を伺うなど、パークゴルフ場の利用者からのご意見やご利用状況を踏まえ検討してまいりたいと考えております。 鴨川の側道は、都市と自然の回遊路として位置付けがあり、整備により利便性が高くなるものと思います。また、公園への安心安全な交通網の整備につきましては、地元の
まちづくり協議会をはじめとする地域の皆様から頂戴したご意見を参考に検討してまいりたいと考えております。
○議長(
小林守利議員) 25番、
池田達生議員。
◆25番(
池田達生議員) 答弁どうもありがとうございました。 最後に、この資料の6を見てください。この真ん中に緑のネットワーク形成の考え方というものを入れておきました。これは、
まちづくり協議会より提供いただいた資料であります。この図のとおり、一番左の黒いところが、これが大宮花の丘ふるさと農林公苑です。右の方の真ん中にあるのが、これが戸崎公園です。その一番右が三貫清水緑地となっています。戸崎地域の
まちづくり協議会の人たちは、これ平成の最初のころですが、この3つの公園を結ぶ、そういうネットワークをつくろうということを想定して話し合いが続けられておりました。そして、この大宮花の丘ふるさと農林公苑、ここから右にちょっと太目の道路が走っています。ここがいわゆる6メートル道路で、ここまで完成したのです。これが先ほど言った、こちらの資料の4の右下の部分です。右下の部分に太い道路で、花の丘、上尾道路と書いてあります。ここまでが、これが6メートル道路なのです。それで、市の当時の計画では、そこをさらに真っすぐ行って、このとおりの点線のところを6メートルにするという計画をつくっていたわけです。ところが、予算の関係でそれかできないということで、今中断しているということです。 ただ、ここの3つの公園を結ぶ、こういう壮大なそういう計画をつくっていたということをぜひ知っていただきたいと思います。 市長、答弁どうもありがとうございましたが、先日も私は公園へ行ってきましたけれども、この整備が非常に進んでいます。資料4の図は、昨年の一般質問でつくったこの図をもとにしていますが、当時はトイレが子ども広場から遠過ぎるという意味で、距離もそこには書いておきました。どこの場所に設置するかは未定、平成32年度から工事になると伺っております。子どもも大人もお年寄りも安心です。 要望としては、散歩途中で一休みするベンチが、これは一つもないのです。これはぜひつくってほしい。また、急な雨や日差しを避けるあずまやなど、これも必要かと思います。ほか、市民の方の要望などもよく聞いて、市民がほっとできる、また行ってみたくなるような公園になるよう要望いたしまして、私の一般質問を終わります。 どうもありがとうございました。
○議長(
小林守利議員) 以上で25番、
池田達生議員の一般質問を終わります。 暫時休憩します。 休憩 午前10時23分 再開 午前10時44分
○議長(
小林守利議員) 休憩前に引き続き会議を開き、一般質問を続行いたします。 この際、傍聴者の皆様へ申し上げます。休憩中も含め、傍聴席での拍手はご遠慮ください。ご理解とご協力をお願いいたします。 6番、平田通子議員。 〔6番 平田通子議員登壇〕
◆6番(平田通子議員) 6番、平田通子でございます。議長の許可を得て、資料を事前に配布させていただきました。よろしくお願いいたします。では、質問させていただきます。 まず最初に、子どもを取り巻く環境整備について質問いたします。毎日のように児童虐待のニュースが報じられて、
子どもたちの叫びが聞こえるようで、大変心が苦しくなります。児童相談所に寄せられた虐待の通報、相談は、2019年度13万件を超えたとのことです。2009年度は約4万件で、10年間で3倍に増えています。日本小児科学会は、2015年度に虐待で死亡の可能性のある15歳未満の子どもが年間で350人に上るとの推計を発表しました。野田市で起きた小学4年生の女の子はSOSを発していたのに救えませんでした。そこで、市の相談体制、児童虐待対策について質問したいと思います。 まず、市に寄せられている子育てなどのご相談、どこが受け付けて対応しているのか伺います。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員の一般質問に対する当局の答弁を求めます。 柳
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(柳真司) 子育てなどの相談窓口としては、ひとり親家庭などに関することは子ども支援課、育児全般に関しては子育て支援センター、児童虐待やニート、ひきこもりに関しては子ども・若者相談センター、保育所などに関しては保育課、発達相談に関しては発達支援相談センター、放課後児童クラブなどに関しては青少年課で受け付けております。 また、障害児の福祉については障害福祉課、母子保健については健康増進課となっております。さらに、子ども支援課と東保健センターに設置している子育て世代包括支援センターでは、妊産婦の生活や育児などの相談に応じております。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) さまざまな窓口で子育ての悩み、発達の悩みなど相談できる体制となっているとのことです。今、2019年度の予算が審議されているところですが、今回、赤ちゃんギフトが提案されていますが、目的と内容を伺います。
○議長(
小林守利議員) 柳
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(柳真司) 事業の目的は、出産後、間もない時期に妊婦のメンタル面や育児状況等を確認し、産後欝や児童虐待等を予防することでございます。 また、内容といたしましては、出産後、2カ月までを目安に子育て世代包括支援センターの窓口に来庁していただき、誕生のお祝い品としてベビーカップを贈呈します。その際に、母子保健コーディネーターが産婦と面談し、産婦の状況等に応じて健康増進課で実施している母子保健事業や地区担当保健師につなぐなど、早期に支援してまいります。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 次に、また提案されておりますが、ハイリスク産婦への相談、出産したママへのカフェが提案されております。目的や内容について伺います。
○議長(
小林守利議員) 本橋健康福祉部長。
◎健康福祉部長(本橋宜臣) いずれの事業も出産後、家族からの支援を受けられず、育児不安が強いなどのいわゆるハイリスク要因を持つ産婦に対する支援を目的としております。産後カフェ事業は、産後4カ月未満の母子を対象に、産科医療機関での宿泊や通所を通じて助産師などが心身のケアや育児のサポートを提供いたします。また、産後カフェは、他市に先行して行うもので、産後おおむね4カ月以降も引き続き支援が必要な母子について、個別相談を中心に少人数による交流機会を産科医療機関にて提供いたします。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 初めての子育ては大変不安です。昔のような大家族もおせっかいな世話焼きおばさんも少なくなっている、そういった中で、貧困の連鎖などから望まない出産、妊娠になることも多く、相談しやすい体制をつくること、親子に寄り添う施策は、虐待を予防する上で大いに期待できるものです。 上尾市に寄せられた虐待の相談、通報の3年間の件数、どんな数だったのか、またどんな内容なのか伺います。
○議長(
小林守利議員) 柳
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(柳真司) 上尾市で受けた相談件数は、平成27年度92件、平成28年度110件、平成29年度215件で、警察や児童相談所、保健センターからの相談が多くなっています。また、相談内容については、ネグレクト、心理的虐待、身体的虐待の順で相談が多くなっております。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 平成28年から比べて平成29年は2倍に大変増えているとのことです。そういった中で、児童相談所へ一時保護されたお子さんは3年間でどのくらいの数あったのか伺います。
○議長(
小林守利議員) 柳
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(柳真司) 中央児童相談所における上尾市分の一時保護の件数については、平成27年度64件、平成28年度83件、平成29年度112件となっております。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) これも大変増えていると感じます。児童相談所を視察させていただきました。一緒にゲームをしたりして楽しそうに遊んでいるのですが、心に傷を抱えているだろうお子さん、そういった方々に丁寧な温かい対応をしている職員の皆さんの様子も拝見してきました。とても神経を使う仕事だなと感じました。児童相談所に寄せられる相談も急増する中、専門家を増やすことが必要だと感じます。 そして、一時保護から家庭に戻ったときも継続して支援をすることが必要です。上尾市の相談支援体制も強化する必要があると思いますが、増やす予定はあるのでしょうか。
○議長(
小林守利議員) 柳
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(柳真司) 子ども・若者相談センターでは、ニートやひきこもりの若者支援のために臨床発達心理士の相談員を現在1人配置しておりますが、近年、予期しない妊娠や育児に意欲が持てないといった相談が増えていることから、来年度、新たに相談員2人を増員し、児童虐待防止のための子育て相談支援体制を強化する予定でございます。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 体制も強化していただくということでよかったと思います。また、状況を見て、さらに必要な配置をしていただくよう要望いたします。 野田市の例では、夫婦の間の暴力、DVがあり、虐待がエスカレートしていました。子どもの面前で配偶者間の暴力、DVがあった場合は心理的虐待となります。上尾市は、DVの相談体制はどのようになっているのでしょうか。3年間の相談件数を伺います。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 人権男女共同参画課と同じフロアにある男女共同参画推進センターでは、女性カウンセラーによる女性のための相談、女性弁護士による女性のための法律相談、女性相談員による女性のためのDV電話相談を行っているほか、職員が随時相談に応じております。これらの相談のうちDVに関する相談件数の合計は、平成28年度は254件、平成29年度は255件、平成30年度1月末現在は356件となっております。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) DVも増えているという状況があるようで、女性相談や弁護士による相談など、これをさらに充実させていただきたいと思います。 そして、さらにDVを解決するためには、この支援もなかなか根気が要るものだと思います。関係機関や県とも連携をして解決していただくようお願いいたします。 野田市の女の子の母親もDVを受けていた被害者です。母子の保護ができていたならと悔やまれます。DVと虐待との関係も指摘されています。今、そうした中で埼玉県は来年度から、児童相談所と警察をオンラインでつないで虐待を受けた子どもの情報を共有するシステムをスタートさせるとの報道がありました。強圧的な加害者が増える中で、また虐待も増える中で、直ちに子どもの命を守るために情報共有ができるということは重要なことだと思います。 また、虐待で不登校になった場合、今、文科省の方も野田市の例で、学校にSOSを発していたのに救えなかったということでありました。不登校になっていたという原因の中、文科省も1週間以上の欠席について、一人の漏れもないよう原因を調査するよう求めています。機敏な調査と丁寧な対応を求めるものです。 では、上尾市では、過去3年間の市内小・中学校での不登校の児童生徒の数、どのようになっているのか伺います。
○議長(
小林守利議員) 今泉学校教育部長。
◎学校教育部長(今泉達也) 平成28年度は小学生が23名、中学生が137名、平成29年度は小学生が44名、中学生が180名、平成30年度は平成31年1月末現在、小学生が25名、中学生が188名でございます。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 不登校のお子さんが大変増えているということに驚きます。 いじめや虐待なども原因の一つであろうと思いますが、そうしたときに
子どもたちへの対応、支援はどのように進めているのか伺います。
○議長(
小林守利議員) 今泉学校教育部長。
◎学校教育部長(今泉達也) 上尾市
教育委員会では、いじめの認知報告を受けた場合、上尾市いじめ防止基本方針に基づき、学校に対して十分な事実関係の調査が行われたか、組織的に対応しているか、家庭や関係機関との連携が図られているかなどを確認し、必要に応じて指導や支援を行うなどしております。 また、虐待が行われる事案につきましては、学校と連携を図りながら、児童相談所や子ども・若者相談センターを含めた上尾市子ども支援ネットワークにおいて情報を共有し、支援の内容を協議するなどしております。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 情報を共有して協議しているということで一つは安心だとは思いました。しかし、不登校の児童生徒が増えるという中で、背景として今学校がカリキュラムがどんどん増えて、小学生でも7時間の授業があること、教師が忙し過ぎて一人一人に丁寧に向き合えないことなども関係があるのではないかと私は感じているところです。 教師が
子どもたちに向き合い、心の変化をキャッチをし、こういった場合にすぐ対応ができるよう、時間も気持ちも余裕が持てる環境づくりに
教育委員会としても取り組んでいただきますよう要望をいたします。 また、子どもの様子から虐待を発見することができるのは、学校や保育所です。
教育委員会、学校、保育所が子どもの命を守るために児童相談所や子ども未来部と連携をして、上尾子ども支援ネットワークを立ち上げて協議を進めながら、
子どもたちの命を守っていくよう引き続きお願いをいたします。 昨日、海老原議員の子ども・若者支援についての質問の中で、不登校の
子どもたちが学校を卒業した後、不安定な就労や無職、職業を持たないことが多く、社会参加や就労につながる支援が不十分ではないか、こう指摘がありました。貧困の連鎖を断つために、子ども・若者相談支援センターのますますの役割も求められると思います。そして、
教育委員会の役割、
子どもたちの不登校を解決する道筋として役割も求められておると思います。関係機関と連携、支援の強化をしていただくよう要望いたします。 これまで私は、何度か放課後子ども教室の開催を要望してきました。来年度の予算で開設が予定されている放課後子ども教室について伺います。放課後子ども教室の目的、内容、そしてコーディネーターの役割を伺います。
○議長(
小林守利議員) 小林教育総務部長。
◎教育総務部長(小林克哉) 本市の放課後子ども教室の目的は、地域の大人たちの参画を得て、さまざまな学習や体験活動等の取り組みを実施することにより、大人と子ども、また子ども同士の交流を育み、地域社会の中での生涯学習環境づくりを推進することにあります。初年度となる来年度は、小学校に隣接する原市公民館、大石公民館を会場に、公民館で活動するサークルの方々などを講師に展開していきたいと考えております。 事業運営のために放課後居場所づくりアドバイザー兼コーディネーターを生涯学習課に1名配置しますが、その役割は、主に学校、放課後児童クラブなどとの調整です。また、原市、大石各公民館に放課後子ども教室コーディネーター1名を配置しますが、この役割は、事業の企画運営、指導者との連絡調整などです。具体的な内容ですが、地域の実情や子どもの希望などをもとに実施してまいります。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 本当に放課後子ども教室が実施されることはよかったと思います。放課後の居場所づくりのアドバイザー兼コーディネーター、そういう方が配置される。そして、地域の大人と子どもの参加を調整するコーディネーターも配置されるということで、子どもの居場所として大切な活動で期待いたします。 来年度は2カ所ですが、各小学校に必要ではないかと考えます。今後、全ての小学校区での開催をしていただくよう要望いたします。 また、その上で放課後子ども教室や子育て支援のNPO、子ども会や子ども食堂など、子どもにかかわるいろんな活動をしている市民団体の皆さんや大人の方がたくさんいらっしゃいます。地域で見守る人を増やすこと、そしてそうした人と社会福祉協議会や関係機関を効果的につなぐことが必要と考えますが、見解を伺います。
○議長(
小林守利議員) 柳
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(柳真司) 子どもの周りには虐待を含めさまざまな困難があることから、困難を抱える子どもをいち早く見つけて支援するために、子どもを見守る人が増えることは有効であると考えております。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) ぜひ上尾市として子どもの健やかな成長を保障するため、
子どもたちの周りに子どもを見守る大人を増やす、そういった温かい地域をつくっていく、そういったことがもっともっと必要なのではないかと私は考えます。ぜひ強化する施策を広げていただくよう要望いたします。 また、子どもの貧困の
社会的背景には、非正規雇用の増大、そして生活の不安定化があると考えます。経済的な事情で毎日の生活に余裕がなく、ストレスが大きいことで離婚も増え、DVや虐待も増えているとの調査もあります。子どもが置かれている状況を改善させることが求められると思います。 そこで、市長に伺います。子どもの人権を守り、成長を応援する温かい市政にするため、市を挙げて虐待で苦しむ子どもをなくすよう求めますけれども、市長の見解を伺います。
○議長(
小林守利議員) 畠山市長。
◎市長(畠山稔) 平田議員さんの質問にお答えいたします。 虐待で子どもが犠牲になる事件が報道されるたび、耐えがたい悲しみを感じます。虐待防止のためには子ども・若者相談センターが中心になり、児童相談所や学校、警察など関係機関と連携して対応を進めていくほか、上尾版ネウボラを充実させるなど、子育て支援策を強化し、子育て世代を応援することで児童虐待をなくしていきたいと考えております。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 今回もいろんな新しい施策を出して、虐待予防の本当に力になるものだと思います。相談体制の充実、そして見守ること、上尾版ネウボラ、大事なことだと思います。関係機関の連携で虐待で苦しむ子どもを出さない、そういった決意をしっかり持っていただく、そのことをぜひ市長にお願いしたいと思います。 そして同時に、子どもの生活の安定のために課題を解決していただくことも必要ではないかと思っています。働きたい親が望んでいても保育所に入れない、待機児童の問題、学童に預けたくても負担が大きくて諦めているシングルマザーの方、給食費や学校へ納める費用が負担が重く、家計が大変苦しいこと、毎日思い切り遊べる公園や児童館が地域には少ないこと、こういった
子どもたちの毎日のために環境の充実が求められます。全ての子どもの成長を、子どもの権利を保障する立場で、上尾市が子育て世代が頑張れるまちにするよう市長を先頭に実現していただくよう重ねてお願いを申し上げます。 次の質問に移ります。自治会・地域コミュニティの強化について質問いたします。上尾市は、昭和37年から区長制度をつくり、地域ごとに区として事務区長を委嘱し、世帯数に応じて報酬を出し、そして業務をお願いして市政を運営してきました。県内では7市が実施しています。このたび地方公務員法及び地方自治法の改正によって、来年2020年4月から制度が変わることになりました。そこで、どう変わるのか質問してまいります。 まず、事務区制度、これはどういう制度なのか、どんな役割を果たしてきたのか伺います。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 上尾市事務区設置規程は、昭和37年に制定され、以来56年にわたり運用されてきた制度でございます。この規程により委嘱された区長、区長代理の皆様は、各種文書の配布、回覧や公共事業への協力、福祉増進、各種募金協力など地域と行政の橋渡し役として現在も市政発展のために多大な貢献をいただいております。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 住民の代表として市と住民をつなぐ橋渡し役としていろんなさまざまなことにかかわりながら市政発展に貢献していただいた多くの皆さんに、このご尽力に敬意を表したいと思います。 事務区長制度が来年4月から変更となる方針が示されましたが、経緯と根拠を伺います。また、変更点はどんなことなのかお示しください。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 議長の許可をいただき、事前に配布させていただいた資料、事務区長制度の改正をごらんください。 地方公務員法の改正に伴い、特別職非常勤職員の任用根拠が厳格化されたことにより、事務区長、区長代理を特別職として委嘱し、報酬を払うことができなくなるものでございます。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) それでは、これまで区長会へ依頼していた仕事、どんなことなのか伺います。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 主なものを申し上げますと、「広報あげお」などの定期刊行物の配布、チラシ等の回覧、ポスター掲示、各委員等の推薦、参加依頼となっております。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) さまざまな情報がスムーズに届けられて、そして市の行事などにも参加をいただいていたわけですけれども、今後、これらの依頼業務はどのようになっていくのでしょうか。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 事務区長制度が変わっても、地域の代表であることに変わりはありません。改正後に地域の代表である自治会長への依頼する業務については、現在の上尾市区長会連合会にかわる団体と連携協定、または業務委託契約の締結等により、引き続きお願いしていきたいと考えております。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 昨年、総務常任委員会の中でご説明いただいたのですが、昨年12月から市は区長会にご説明に伺っているというお話でした。どんなご意見が出されたのか伺います。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 各地区長から、報酬がなくなると区長の引き受け手がいなくなる。今までは事務区長として委嘱されていたため何とか役員を選出してきたが、それがなくなると会そのものの存続が困難になる等のご意見をいただきました。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 事務区が一番小さい西貝塚は37世帯、そして一番大きい第一団地は3,230世帯だそうでございます。それぞれの自治会の体制、運営、役員構成もさまざまです。大きな制度改編に戸惑う声が出るのが当然です。今回、それぞれの区長、自治会長の思いや考えなどしっかり伺い、自治会の実情をつかみ、要望を聞くなど、自治会発展、市政発展のために丁寧な話し合いを重ねながら進めていただくよう要望いたします。 では、改正後、「広報あげお」の配布の方法はどのようになるのか伺います。
○議長(
小林守利議員) 中島市長政策室長。
◎市長政策室長(中島英二郎) 現在の事務区制度では、区長の職務の一つとして広報の配布が位置付けられておりますが、制度改正後は、これまでのような区長を通じた配布ができなくなるため、ポスティングも含めて検討してまいりたいと考えております。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) これまでは自治会の回覧と合わせて「広報あげお」を配布しているところが多く、自治会に入っていない方に届いていないということが2011年9月、埼玉弁護士会から問題であるとの勧告が出された経過を踏まえて、市は必要な情報を市民に届ける責任がありますので、ぜひ全戸へのポスティングをしていただけるよう要望いたします。 では、そもそも自治会とは何か、自治会の果たす役割、意義を伺います。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 自治会は、その地域に住む皆さんが親睦や交流を通じた連帯を深め、住みよい豊かな
まちづくりのために自主的に活動する住民自治組織であり、この活動が市政の発展につながるものと認識しております。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 私も自治会の発展、市政の発展につながると思います。そして、今、自治会に対して自治会活動振興交付金とか高齢者のサロン活動など、市からの補助金も出ているわけですけれども、運営に関する支援といったものはどういった形でされているのでしょうか。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 昨年、区長会連合会の役員を対象に自治会先進地を視察し、自治会運営のあり方について研修を行いました。また、本市と事務区とのかかわりについては、上尾市区長会連合会総会時に研修を開催し、お知らせしているところでございます。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 区長会の中で後継者がいない、なり手がいないなどの悩みが出されているとのことでしたが、役員の後継者、担い手不足の課題をどう認識し、対策を考えているのか伺います。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 多くの自治会関係者から役員や会員の高齢化により後継者不足の懸念をお聞きしております。しかし、この問題は高齢化によるものだけではなく、自治会加入率の低下にも起因しており、これを改善するためには、加入を促進していくことも一つの解決策であると考えております。 現在市では、自治会への加入促進を図るため転入者にチラシを配布したり、広報誌への記事掲載、また上尾市ウエブサイトに自治会ホームページへのリンクを張るなど施策を行っております。今後も効果的な方法があれば行っていきたいと考えております。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 自治会は、地域の見守りや防犯活動、環境衛生など暮らしに直結しています。地震や水害など災害があれば、一番身近な頼りになるのが自治会です。自治会の果たす役割はとても大きいものです。しかし、自分の時間がなくなる、ボランティアでとてもそこまではできないと役員は敬遠されがちです。一方で、これだけなら協力できる、子どものためなら、防災のためならばという方もいらっしゃいます。そうした方々から広く協力を得られるような自治会にすることが必要ではないかと考えます。 先日、立川市の大山団地の女性の元会長さんのお話を伺いました。高齢化が進む団地ですが、全員加入の傷害保険に加入して、自宅の自分の両隣のお宅を支え合っているということでした。さらに、駐車場の管理や公園の草刈りなど、仕事を自治会が請け負い、空き家を使って皆さんが集まり、着物の帯などをリサイクルをして小物づくりをする、バザーやお祭りなどで販売をし、財源をつくっている、楽しい活動にされているそうです。防災活動、運動会など自治会活動が生活の中になくてはならないものになっているというお話でした。多くの皆さんが参加しやすい活動、女性や若者が参加しやすい活動をつくることが必要なのかなと感じました。 50年の間には、上尾市も人口構成も地域も大きく変化をいたしました。今回、制度が変わることを契機に、改めて自治会の力が発揮できるような市民力、市民協働の力を生かせる安心の上尾市をつくるために力を尽くしていただくよう要望いたします。 次の質問に移ります。次に、歩行者、自転車が安全に通行できる道路についてです。埼玉県は、高速道路や幹線道路がたくさんあり、近年さらに道路網が整備されて、車の通行量が増えています。一方、アップダウンが少ないため通勤、通学、買物など自転車を使う人も大変多いところです。この間、交差点の出会い頭で、またカーブミラーでけがをした友人がいました。自転車道の安全性、安心して歩行できる道路整備について質問いたします。 埼玉県警のホームページを見ていたところ、平成30年の県内の交通死亡事故は、前年よりも2人減少して175人ということでした。一方で、自転車が関係する交通事故の死亡者は、前年から18人増えて50人となって、不名誉な全国ワースト1位だそうです。上尾市の交通事故の状況、現状はどうなっているのか、3年間の推移を伺います。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 埼玉県警が公表している統計によりますと、本市における直近3年間の人身事故の件数は、平成28年が943件、平成29年が907件、平成30年が830件と減少傾向で推移しております。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) では、昨年1年間、どんな事故が多かったのか伺います。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 同じく埼玉県警の統計によりますと、本市における平成30年の交通事故による負傷者数は949人で、このうち4人の方が亡くなられております。事故を状況別で見ますと、自動車によるものが450人と最も多く、次に自転車が316人と続いており、自動車と自転車で全体のおよそ8割を占めております。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 死亡の方が4人もあったということで、本当に大変な状況があるのだなと思います。自転車も自動車も事故が多いということですけれども、上尾市としては交通安全のために力を入れている取り組み、どんなことがあるのか伺います。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 市交通防犯課で実施している取り組みのうち、交通事故防止を図るためのハード的な対策といたしましては、カーブミラーや道路照明灯の設置及び区画線等の表示を適宜行っております。ソフト面の対策といたしましては、交通安全街頭キャンペーンや交通安全母の会による周知、啓発活動など、さまざまな機会を通じて実施しているところでございます。 また、毎年新小学1年生と3年生及び新中学1年生への交通安全に関する啓発リーフレットの配布を行っておりますが、近年、高校生の交通事故や加害者となってしまう自転車事故等も発生していることから、新たに市内県立高校の新1年生を対象に啓発リーフレットを作成し、配布する計画となっております。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) いろいろなソフト面、ハード面、対策をしているということです。マナーや意識改革、啓発は大変重要であり、引き続きお願いしたいと思います。
子どもたちがこの春学校に上がり、事故も増える前でございます。ぜひお願いします。 また、埼玉県は自転車傷害保険、2018年4月より義務化されました。市内の小・中学校の児童生徒を初め自転車利用の市民が漏れなく自転車保険に加入するよう、このことを周知していただくよう要望いたします。 また、学校PTAなどから通学路の改善要望が市に寄せられ、今年度も168件あったとのことです。その中、交通防犯課が担当窓口となっているものはどんな内容で何件あったのでしょうか。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 平成30年度の市内小・中学校PTAからの改善要望事項のうち、交通防犯課を担当窓口とするものは、庁内関連部署との複合的な案件も含め142件ございました。そのうち信号機や横断歩道の設置、交通取り締まりの強化など、埼玉県公安委員会や上尾警察署が所管するもの、また北本県土整備事務所の所管するものが89件あり、いずれもそれぞれの要望事項を届けております。 そのほか、53件が交通防犯課の所管となる要望事項で、その主な内容といたしましては、路面標示の新設や塗り直し、カーブミラーや道路照明灯の設置に関する要望でございました。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 寄せられた53件のうち改善された件数は何件か伺います。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) それぞれ緊急性や危険性などを考慮し、今年度、これまでに交通防犯課で対応した件数は12件でございます。そのほか平成29年度に受けた特に道路幅員が狭い道路などの路側帯を明確にするためのグリーンベルトの新設要望については、学校保健課が窓口となり、今年度3件実施したところでございます。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 地域からの要望もあると思いますが、カーブミラーや照明灯の申請数と設置数を伺います。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 平成29年度に申請のあったカーブミラー121件、道路照明灯119件の要望箇所について、職員による現地調査を踏まえ、カーブミラーは71件、道路照明灯は86件を設置いたしました。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 北本県土整備事務所に要望していただいたり、警察への要望をしていただいたり、また市ができることは改善が進められているということでほっとしたところでございますが、また緊急性や危険性を調査して判断をしたということで、要望からは全てができていないということもある状況です。毎日通学する
子どもたちや地域の皆さんが日々の生活から出されている要求です。しっかり受け止めていただいて、必要な予算を確保していただいて、交通安全のために改善整備していただけるよう要望いたします。 瓦葺中学校の近くの掛樋史跡公園から国道16号までの道は通学路ではありませんが、散歩する人は大変多く、通勤や高校生なども通っている道です。電柱がなく街灯がありません。地域からも学校からも街灯の要望が出されています。学校に伺ったところ、学校のすぐそばでありますが、不審者が出たとの情報で、つけてほしいというお話でした。私のところにも、高校生が通学で利用しているので心配だという話です。防犯上からもぜひお願いいたします。 次に、カーブミラーのことで質問いたします。皆さんにお配りをさせていただいた資料をごらんください。こちらに大きくパネルにもしてあります。事故があったカーブミラーというのは、この足元がカーブしているものです。これが道路の中ほどに随分寄っておりますが、このカーブミラーに夕方つまずいて、下の方がさびて見えづらいというのもありますが、転びました。骨折になってしまいました。そうした中、この地域は大変道も狭く、こういった下方部分がカーブしているカーブミラーが大変多くつけられています。大変危険であるということで市にお願いをして、今直立型のカーブミラーに改善をしていただきました。道幅が大変広く、この分なったわけです。このカーブミラー、市が管理するカーブミラーでありますが、こういったカーブミラーが危険ではないか、そう思いますけれども、点検を求めますけれども、点検の予定があるかどうか伺います。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 市が管理するカーブミラーの全件調査を3年に1度実施しております。計画上、来年度は調査実施の年となっております。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 来年実施をするということで、ぜひこの根元がカーブしているカーブミラーをきちんと場所も把握していただいて、改善をしていただきたいと思います。直立型に改善をすることを求めますけれども、見解を伺います。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 自立式のカーブミラーの設置につきましては、原則、直立型としていますが、道路の幅員や側溝などの設置場所の状況等により、やむを得ず直立型にできない場合もありますので、ご理解いただきたいと考えております。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 側溝など本当にやむを得ない場合は仕方がないと思います。でも、そうでないところはぜひとも改善をしていただきたい。高齢化が進む中で道路に大きくはみ出て曲がっているカーブミラーは、大変危険です。急いで直立型に改善していただき、市民の安全を確保するよう要望いたします。 次に、このもう一つの写真です。「自転車も止まれ」と書いてある自転車ストップマークというらしいのですけれども、この自転車ストップマーク、これが子どもにも分かりやすいし、上尾市は何カ所かにはあるらしいのですけれども、
子どもたちが毎日通る道にぜひつけていただいて、分かりやすい表示にしていただきたいと考えておりますけれども、こういった要望も市民から寄せられたものでございますが、市の見解を伺います。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 路面標示につきましては、警察と協議しながら分かりやすい表示に努めているところでございます。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) 自転車事故が大変増えています。多くが出会い頭の事故です。私のもう一人の友人も出会い頭でぶつかって骨折をしたわけですけれども、「止まれ」をしっかり守ることで、子どものときから習慣をきちんとつけることで大きく事故が減らすことができると考えます。これがさいたま市にはたくさん、東大宮地域にはついております。なぜこういうマークにしているのですかとさいたま市に伺いました。そうしましたところ、自転車事故が多いので、地元の自治会から自転車に分かりやすい表示をとの要望が寄せられてつけたというお話でした。上尾市でもぜひ取り入れていただくよう改善を要望いたします。 また、道路がでこぼこのままでは、すぐでこぼこで削れてしまう、分からなくなって消えてしまいます。きれいに舗装を実施していただくことを併せて、自転車が、歩行者が安心して通行できる道路とするために要望させていただきます。 次に、武蔵野グランドホテル脇の交差点とそこに抜ける道路は、交通量が大変増えています。住宅も大変増えています。道路のこととその交差点の問題、改善を求めるものでございますが、改善の計画があるかどうか伺います。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) ご質問の交差点や道路におきましては、これまでにカラー塗装や路面標示などの交通安全対策整備を図ってきたところでございます。
○議長(
小林守利議員) 6番、平田通子議員。
◆6番(平田通子議員) カラー塗装をしていただいたり、「危険止まれ」とかと書いていただいています。それはそれでありがたいことで、注意をする人が増えることにつながると思います。しかし、その坂道のカーブが大変急であり、自転車でおりるとき大変危険です。改善してほしいと多くの方から要望も寄せられています。信号機の設置をという署名も以前は出されているところでございます。ぜひ改善をしていただくようお願いいたします。 道路やカーブミラーや街灯、道路標示など整備を進めていただいて、事故を減らして、市民の命を守れる安全な上尾市に、住んでよかった上尾市と言えるようぜひそういった
まちづくりを進めていただくよう要望いたしまして、私の一般質問終わりにいたします。 ありがとうございます。
○議長(
小林守利議員) 以上で6番、平田通子議員の一般質問を終わります。 暫時休憩します。 休憩 午前11時36分 再開 午後 零時58分
○議長(
小林守利議員) 休憩前に引き続き会議を開き、一般質問を続行いたします。 この際、傍聴者の皆様へ申し上げます。休憩中も含め、傍聴席での拍手はご遠慮ください。ご理解とご協力をお願いいたします。 17番、大室尚議員。 〔17番 大室 尚議員登壇〕
◆17番(大室尚議員) 皆さん、こんにちは。議席番号17番、大室尚でございます。議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして、市政に対する一般質問をさせていただきます。今回は、大きな項目4つに分けてありますので、ご答弁をお願いいたします。 まず、1つ目の大項目1点目、災害時の対策について。本年1月に、京都市にあります京都防災総合センターの方に行政視察に行ってまいりました。そこでの成果は、平常時の使い方と災害時の使い方の使い分けを想定をしていたことであります。そこで、本市ではどうなっているのかについてお尋ねをさせていただきます。 まず初めに、緊急消防援助隊の受援体制はどうなっているのかについてお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員の一般質問に対する当局の答弁を求めます。 田島消防長。
◎消防長(田島孝一) 緊急消防援助隊の受援体制でございますが、応援等の受け入れについて必要な事項を定めた受援計画を埼玉県緊急消防援助隊受援計画に基づき、消防本部でも平成18年4月に策定しております。なお、上尾市受援計画では、応援受け入れの集結場所は、スポーツ総合センターとなっております。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) それでは、応援職員やボランティアの受け入れの受援体制の方はどのようになっているのかお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 須田総務部長。
◎総務部長(須田博和) 地域防災計画において市職員の活動体制を決めており、応援職員の受け入れはその中で職員班が対応いたします。その体制につきましては、埼玉県の受援計画等を参考に検討しております。また、ボランティアの受け入れは、社会福祉法人上尾市社会福祉協議会が設置する上尾市災害ボランティアセンターが受け入れ窓口となっており、毎年の訓練実施などを通して体制を整えております。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) それでは、物資が来たときの受け入れ態勢はどのようになっているのかについてお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 須田総務部長。
◎総務部長(須田博和) 地域防災計画において、他機関からの支援物資の受け入れは、食料物資供給班が、また義援金品の受け入れは福祉総務班が窓口となりますが、具体的な体制につきましては現在調整しているところでございます。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 公共施設の災害時に対してどのように対策がされているのか、停電時や非通信の対応などありましたらお聞かせ願います。
○議長(
小林守利議員) 須田総務部長。
◎総務部長(須田博和) 設置型の非常用電源が設置されている公共施設は、市役所本庁舎を含み36カ所でございます。また、可搬型の発動発電機については、避難所42カ所に原則2台ずつ配備してございます。災害時の通信への対応につきましては、本庁舎を含む60カ所に災害時の通信規制を受けない災害時優先電話が引かれているほか、代替通信手段として避難所等50カ所に災害時用PHSを、各支所等9カ所に衛星電話を配備してございます。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) それでは、災害時の災害本部の対応、対策についてをお伺いいたします。 京都防災センターの方では、行政視察の講義を受けたプロジェクターとAVシステムや通信機能が備わっている会議室がそのまま災害時に災害本部として機能させるということでした。そこで、本市での対策はどのようになっているのかについてお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 須田総務部長。
◎総務部長(須田博和) 地域防災計画において、災害対策本部は本庁舎3階庁議室や、状況に応じて本庁舎7階大会議室等に設置することとなっております。プロジェクターやスクリーン、マイクアンプ等の機材は必要に応じ持ち込み、柔軟に対応することとしてございます。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 壁に直接あのプロジェクターで投影しているところも見受けられましたので、ぜひご参考にお願いします。 平成31年度予算でドローンの導入予定になっておりますが、ドローンを飛ばして情報収集できると思いますが、リアルタイムで情報を受信できる通信対策が施されているのかについてお答えください。
○議長(
小林守利議員) 須田総務部長。
◎総務部長(須田博和) 映像のリアルタイム伝送に当たっては、新たに映像伝送システムの導入が必要となりますので、その費用対効果や必要性を確認してまいりたいと考えております。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) それでは、昨年ちょっとお聞きしたのですが、災害時の避難場所になります小・中学校では、教育用のタブレットが導入されているみたいですが、Wi―Fi環境については中学校で今年度、小学校で来年度に整備されることと聞いております。災害非常時には避難所対策本部にてそのタブレットが使用できるのか、また災害本部の本庁舎、こちらです。Wi―Fi環境が整っておりませんが、災害本部設置場所にはWi―Fi通信環境を完備する方が急務と考えますが、見解をお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 須田総務部長。
◎総務部長(須田博和) 市内小・中学校で導入するタブレット端末及びWi―Fi通信環境は、現在のところ災害時の活用についての想定がございません。しかしながら、避難所において災害時にフリーで開放される公衆無線LANは、避難者の災害時の情報収集伝達に効果的であると考えますので、通信事業者との協定の活用も視野に入れ、調査研究しております。 また、災害対策本部となる本庁舎の庁内ネットワークの無線化につきましては、職場内のレイアウト変更が容易になることや災害時の応急対策にスマホやタブレットを大いに活用するようであれば有効であるというメリットはございますが、無線化することによるセキュリティー面での課題がある上、現在スマホ、タブレットを災害時に活用する計画がないことから、現状では検討課題とさせていただきます。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) それでは、災害非常時対策として小・中学校で導入したタブレット端末が災害時で使用できるようにしてほしいことと、災害本部であります本庁舎のWi―Fi化を要望いたしまして、次の質問に移ります。 資料を皆さんにお配りしてあるかと思うのですが、歩道上にあります既設の路上変圧器を活用したデジタルサイネージと無電柱化推進計画についてお尋ねいたします。 国土交通省では、昨年12月より公募を行っておりました歩道上にある既設の路上変圧器を活用したデジタルサイネージの実証実験を開始いたしました。お手元の資料です。資料のように、ふだんは観光案内や情報案内や宣伝を行い、災害非常時に防災情報を流すというものであります。実証実験地域は、引き続き募集をしておりますので、ぜひ本市でも導入を検討してみてはと思いますが、見解をお聞かせください。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 国土交通省によりますと、おおむね1年程度の実証実験の後に、本格導入が予定されているとのことでございます。実証実験には、さいたま市が大宮駅周辺において予定していることから、今後、調査研究してまいります。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) ぜひ導入に向けて検討をお願いします。 防災無線が聞こえないとの声が多く聞かれております。このデジタルサイネージに載せてふだんの防災無線の情報発信をしてはどうかと考えますが、見解をお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 須田総務部長。
◎総務部長(須田博和) 上尾市でも実証実験に至った場合は対応できるよう調査研究してまいります。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 次に、無電柱化推進計画と無電柱化推進条例につきまして、埼玉県の
進ちょく状況と今後の本市の展開などをお聞かせください。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 埼玉県に確認しましたところ、無電柱化推進計画につきましては、今年度に策定、完了に向けて作業中であるとのことでございますが、条例の制定につきましては現在のところ予定はしていないとのことでございます。本市における無電柱化推進計画の策定や条例の制定については、今後、県や近隣他市の動向を注視してまいりたいと考えております。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) それでは、無電柱化を推進する市区町村長の会に埼玉県内の加盟している市はどれぐらいあるのかについてお聞かせください。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 当会には、現在、全国の290市区町村長が加盟しており、県内ではさいたま市や桶川市など9市が加盟しております。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 市長にもぜひ参加して情報を持ち帰っていただきたいというふうに考えております。無電柱化推進計画と無電柱化推進条例の制定に向けて役立てていただきたいと考えておりますが、畠山市長のお考えをお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 畠山市長。
◎市長(畠山稔) 大室議員さんの質問にお答えいたします。 無電柱化は災害の防止、安全、円滑な交通の確保、良好な景観の形成等を図るため、国の重要な施策として位置付けられていることは認識しているところでございますが、今後、県内市町村の動向等を見きわめながら、本市の予算の収支バランスを念頭に検討すべきものと考えております。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 要望いたします。 全国でも条例制定が少ない中で、いち早く本市が宅地造成時の際には無電柱化を推奨するなどの条例を制定することは、大変大きな意義があるものと考えます。ぜひ無電柱化推進計画と無電柱化推進条例の制定を推し進めていただきますよう要望させていただいて、次の質問に移ります。 災害防災協定についてお尋ねをさせていただきます。災害時の防災発展について、建設業協会とは締結されていると思いますが、建設業にはオペレーターの職員さんたちはたくさんいると思います。しかしながら、災害時、重機が足りないのではないかと懸念をされます。そこで、市内の建設機械リース業者と災害時応援防災協定を締結されてあれば安心かと思われますが、見解をお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 須田総務部長。
◎総務部長(須田博和) 現在、災害時における建設業協会との協定を締結しておりますが、ご指摘のことも想定されますことから、建設機械リース業者との協定につきましては、関係部署と連携してまいります。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 2月16日の新聞に、陸上自衛隊朝霞駐屯地がドローン操縦者の養成等資格認定を行っている日本UAS産業振興協議会と災害応援協定を締結したという新聞記事が載っておりました。そこで、本市でもドローンの導入とともにドローン業界と操縦訓練や災害時防災協定を結んでみるのも得策と考えますが、見解をお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 須田総務部長。
◎総務部長(須田博和) ドローンにつきましては、平成31年度導入予定ではございますが、災害時に職員のみでの対応が難しいことも想定されますことから、まずドローン業界の協力内容や協力体制について情報を収集してまいりたいと考えます。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) それでは、通信団体や業界団体だけではなく、市内のアマチュア無線技能士の資格者など、個人の方たちとも災害時の防災応援協定を結ぶことも得策ではないかと考えております。見解をお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 須田総務部長。
◎総務部長(須田博和) 現在、アマチュア無線技能士資格を有した団体及び個人とは協定を締結してございません。しかしながら、上尾市主催の総合防災訓練に参加していただくなど、連携を図り、平常時から協力関係にございますので、協議を重ね、さらなる連携を深めてまいりたいと考えております。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 要望させていただきます。災害時を想定してあらゆる方面の方々と災害時防災応援協定を結ぶことが大事ではないかと考えております。今回、質問はしておりませんが、上尾市のシステムサーバーについても災害時の対応、対策について、なるたけ最新サーバーを導入し、VM、バーチャルマシンによりサーバーの容積量を軽減させて、空調機を削減、ハードディスクからSSDに変更などして、地震時の天井落下、耐衝撃性に備えたり、さらに必要最小限のシステムサーバーをクローン化しまして、災害防災協定を結んでおります本宮市や上田市に置いてもらって、災害時、上尾市のシステムがダウンしたときに、その本宮市か上田市においてあるバックアップサーバーから復旧できるような安全対策を講じておけば安心かと思われますので、研究のほどお願い申し上げます。 続きまして、LED照明につきまして何点かお尋ねさせていただきます。平常時の電気代経費節約目的でLED照明に交換している自治体が増えております。深谷市にある総合体育館ビッグタートルや所沢市総合体育館では、LED照明交換事業の入札が実施され、プロポーザル方式による災害時に照明照度、例えば10%の照度に落とせるなどのできる案が採用されております。登録されたタブレットやスマホで災害非常時に避難場所になったときの体育館の夜、照明落としたときに、非常口や出入り口だけLED照明を10%灯光させるというものでございます。 そこで、本市では、プロポーザル方式の入札の採用事例があるのかについてお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 須田総務部長。
◎総務部長(須田博和) 採用事例はございません。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) ないということでございます。本市でも今後、LED照明交換事業を検討すると思いますが、採用事例がないというご見解でしたが、他市のようにプロポーザル方式の入札方式の導入を検討してみてはどうかと思いますが、採用していない理由をお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 須田総務部長。
◎総務部長(須田博和) 照明など高所に取り付け、落下による事故など人的な被害を及ぼすと想定されるものに関しましては、工事検査を必須としているために、工事としてございます。本市では、技術的評価を行う工事につきましては、埼玉県において実施しております総合評価方式で行い、プロポーザル方式の入札は想定してございません。 なお、業務を対象とした技術力、企画力等を勘案し、総合的に選定する場合には、プロポーザル方式を採用することも検討してまいりたいと思います。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 昨年の9月定例会で小・中学校の体育館において、水銀使用照明灯の使用数の今後の交換計画について聞いたところ、ランプ交換の際には、既設の照明器具で使用が可能なことから、規制後は、メタルハライドランプの使用を考えておりますとの回答がございました。災害非常時の対応、対策として考えた場合は、メタルハライドランプよりも他市で事例が増えている通信機能付きLED照明に切り替え、災害時に備える検討してみてはどうかと考えますが、ご見解をお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 小林教育総務部長。
◎教育総務部長(小林克哉) 通信機能付きLED照明は、登録されたタブレットやスマートフォンで照明の操作ができる便利な機能があります。ただし、小・中学校体育館に通信機能付きLED照明を設置する場合、既設の照明器具の交換が必要になることから、その機能や費用対効果を考慮しながら、近隣市町の状況等を調査研究してまいります。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 深谷市や所沢市は、ふだんから大規模災害時での機能を考えて、LED照明を交換しております。そして、現在のLED照明は進化しておりまして、Wi―Fi機能付きで通信機能も有しております。照度調整やスイッチのオンオフなどふだんから重宝するばかりか、災害非常時にも役立つと考えられております。電気代の経費節約という理由ではなく、災害非常時にいかに役立つものをこれからそろえていくのかということが大切なことではないかと考えております。京都市の総合防災センターではそのように学んできました。災害時避難場所となる小・中学校体育館には必ず災害時に使えるランプに交換していただけるよう要望いたします。 続きまして、災害時重要な避難行動要支援者の情報開示と個人情報保護法による制限についてお尋ねをいたします。避難行動要支援者の行動の人数と個人情報開示承諾している人数を教えてください。
○議長(
小林守利議員) 須田総務部長。
◎総務部長(須田博和) 市で把握しております避難行動要支援者全体の人数といたしましては、平成30年10月1日現在で6,316人でございます。また、そのうち個人情報の開示につきまして、承諾している人数といたしましては1,391人でございます。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) そのうち個人情報開示承諾していない人の掌握はされているのでしょうか。
○議長(
小林守利議員) 須田総務部長。
◎総務部長(須田博和) 把握しております。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 自助・共助により避難行動要支援者を助けたいが、情報開示された人以外の人はどうすればいいのか、本市の対応策の考えはあるのでしょうか。
○議長(
小林守利議員) 須田総務部長。
◎総務部長(須田博和) 災害発生時には全件名簿を自主防災組織等に対して危機管理防災課や消防、支所、出張所から提供することができる体制となっております。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 最後に、災害時の高層マンションでの避難行動要支援者対応策について、マニュアルまたは指針は考えられているのかについてお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 須田総務部長。
◎総務部長(須田博和) 現在、マンション用の対策についてマニュアル等は作成しておりませんが、危機管理防災課窓口にてマンション防災に関するリーフレットの配布を行っているほか、マンションに限らず自主防災会等からの防災に関する質問や相談などに随時対応しているところでございます。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 要望させていただきます。災害時は、自主防災組織に頼るウエートが高くなると想定がされます。避難行動要支援者の全件名簿を自主防災組織等に対してスムーズに提供することができるような体制の確立を要望させていただいて、次の質問に移らせていただきます。 大項目2点目、公共施設アセットマネジメントについてお尋ねをさせていただきます。 まず初めに、施設の集約化についてお尋ねをいたします。平成31年度予算の施設の集約化事業である子ども・子育て支援施設の整備計画について教えてください。
○議長(
小林守利議員) 柳
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(柳真司) 子ども・子育て支援施設の基本方針ですが、つくし学園、保育所、発達支援相談センターの4施設を統合し、新たな施設を整備する計画です。建設予定地は、壱丁目地区内にある公有地と隣接する区画整理事業の保留地を活用することとし、用途地域は第一種低層住居専用地域です。整備計画は、平成31年度基本設計、平成32年度実施設計を経て、平成33年度から平成34年度までの期間で工事を実施し、平成35年4月1日の開園を予定しております。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 第一種低層住居専用地域の閑静な住宅地に子ども・子育て支援総合施設を建設した場合、
子どもたちの元気な声や車の往来による地域交通の安全確保などが懸念されますが、どのようにお考えなのかについてお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 柳
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(柳真司) 児童の声や送迎時のエンジン音などに関しては、極力地域の皆様にご迷惑をおかけしないよう他の保育所と同様に外遊びの時間帯を分散するなどのルール化を図る対策や、自家用車による送迎の際は、近隣の方々の居住環境に配慮するよう検討してまいります。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) それでは、候補地の選定理由は、市所有財産である公有地の有効活用による財産負担を考えた結果なのでしょうか、お聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 柳
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(柳真司) 当該場所を選定した要因としましては、公有地であることで整備までの期間の短縮化やコスト縮減が図れること、基盤整備により若い世代の転入が見込めるとの判断によるものです。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 公有地である当該場所を選定したことについて、特に反対はありませんし、期間の短縮化やコスト削減を図れることと基盤整備により若い世代の転入が見込めるとの判断も間違っていないと思います。しかし、30年後は、周りは住宅が建ち並び、子育てが終わった世代が多くなり、次第にうるさいなどの苦情が増えるかもしれません。 アセットマネジメントの観点からは、できれば資産を増やすことも一つの案ではないかと考えます。この第一種低層住居専用地域の閑静な住宅地を宅地分譲業者に売却して、近くに5倍から10倍ぐらいの面積の市街区調整区域が購入できると思います。多少不便かもしれませんが、
子どもたちの元気な声や車の往来による地域交通の安全確保など、心配しないで済む施設が建てられると思います。それでも土地は余りますので、今後の公共施設アセットマネジメントの計画の土地として利用できるのではないかと考えます。民間資本を活用したPFI、PPPを利用した上尾市民俗歴史資料館や博物館、文化芸術作品を展示できる美術館やミュージアム、コンサートホールなど、そして昨日、新道龍一議員から提案ありました防災センターや体育館など、老朽化した施設の統合場所として土地さえあればいろんなことが可能になります。地方自治体も不動産アセットマネジメントを参考にする時代が来ているのではないでしょうか。不動産アセットマネジメントを取り入れていただけるよう要望させていただいて、次の質問に移ります。 同じくアセットマネジメントについて、民間床の活用についてのお尋ねをさせていただきます。北上尾PAPAの賃貸借契約の契約概要について教えてください。
○議長(
小林守利議員) 粟野行政経営部長。
◎行政経営部長(粟野昭夫) 北上尾PAPAとの賃貸借契約につきましては、現在協議中であり、契約はまだ締結しておりません。当該建物内の面積2,120平方メートルにつきまして、借り主を上尾市とする賃貸借契約を締結する予定でございます。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) それでは、その北上尾PAPAの賃貸借契約の年数についてはどのようになっているのでしょうか、お聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 粟野行政経営部長。
◎行政経営部長(粟野昭夫) 契約期間は1年ごとを予定しております。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 同じくPAPAの賃貸借契約の更新についてはどのような内容なのかお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 粟野行政経営部長。
◎行政経営部長(粟野昭夫) 契約の当事者である双方のいずれかから契約を更新しない旨の申し出がある場合を除き、引き続き1年間、自動的に更新されて継続するとの契約内容にする予定でございます。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) それでは、その契約の更新時の特約事項等がございましたらお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 粟野行政経営部長。
◎行政経営部長(粟野昭夫) 契約を更新するとした場合におけるその更新される契約の開始日は、次年度の4月1日となります。なお、地方公共団体の予算は、原則単年度主義であることから、歳入歳出予算が成立しなかったなどの場合には、長期継続契約の一般的な例に倣い、契約は解除する旨を当該契約に定めることを予定しております。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) そうしますと、来年の3月定例会の最終日の議決で減額修正が出た場合は、更新がされないこともあり得るということですね。 そうしますと、次、商工会館が増えました。昨年の説明から増えたのですが、現本館分の蔵書全て配架ができるのかどうかについてお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 小林教育総務部長。
◎教育総務部長(小林克哉) 北上尾館は、約4万冊の蔵書を収蔵できる書架を設置する予定でおります。現本館の開架の所蔵数は約12万冊でございます。なお、移動できない本などにつきましては、学校等の空き教室を想定しながら計画してまいります。また、地下の閉架書庫には約18万冊の蔵書を所蔵しておりますが、地下の改修は予定していないため、本の移動は考えておりませんが、利用者の方からのリクエストには対応してまいります。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 消費生活センターに確認したところ、3団体が年間11回程度、合計33回、約70人ぐらいの会議をしていて、会議室を希望されているみたいですが、今回のこの一時移転計画の中にそのような会議室については考慮されているのかについてお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 粟野行政経営部長。
◎行政経営部長(粟野昭夫) コミュニティゾーンを一時的に利用するなど、当該施設全体をさまざまな用途で活用することができるという本件の機動性を生かして対応することを想定しております。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) それでは、北上尾PAPAの賃貸借は一時移転先利用の計画と聞いておりますが、契約解除時の撤去、解体予定工事費はどれぐらいかかるのかについてお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 粟野行政経営部長。
◎行政経営部長(粟野昭夫) 契約解除時における解体工事の費用でございますが、概算で約4,000万円を想定しております。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 先ほどの北上尾PAPAの賃貸借契約の契約年数について、1年置きを予定しているということですが、一時移転先利用の計画での短期賃貸借では、入居時の移転経費、内装工事費を含む約3.5億円と、契約解除解体費、ただいまご答弁ありました約4,000万円の回収がとれないのではないかと思うのですが、ご見解をお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 粟野行政経営部長。
◎行政経営部長(粟野昭夫) 今回の民間施設の活用は、図書館の改修期間中も市民に対し図書館が担っている行政サービスを提供し続けていくとの目的で行う事業でございますことから、ご理解を賜りたいと存じます。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 一時移転先であります、まずコミュニティセンターの消費生活センターについてなのですが、約100平米なのですが、民間物件であれば、上尾駅東口徒歩2分、旧中山道沿いビル3階133.34平米の物件であれば、エレベーター完備、トイレ、エアコン完備で内装工事費負担金などはございません。普通一時移転先であれば、内装工事負担金など係る物件などはあまり探さないのが事例ではないでしょうか。しかし、民間物件であれば経費がかかりますので、得策ではないと考えます。消費生活センターの移転先の第1案としましては、西口駅前のプラザ22の2階会議室2部屋でどうかなと思うのですが、先ほど質問しました。もし会議室等を考慮するのであれば、上尾市西消防署の3階大会議室と事務室の利用で用足りるのではないかなと思います。市の施設、これですね。 北上尾PAPAでともに、市の西消防署は市有財産でありますから経費はかからないと思います。北上尾PAPA移転工事費に約2億円かけるのであれば、コミセンがベースで、雨漏りが大変ひどいということで、この間伺ったときに聞きました。ぜひともコミセンの雨漏り修繕費に2億円の税金を投入した方がいいのではないかと考えます。 次に、商工会館の改修工事につきまして、耐震改修工事のときは、目の前の商工会議所の駐車場が建設現場として仮囲いで塞がれることと思います。この改修工事の入札条件に、仮設事務所は2階建てとし、1階部分に商工会議所事務所、2階部分に現場事務所を置ける広さのものを設置することという入札条件にして、商工会館移転先は目の前の駐車場へ移転すれば、上尾市としては家賃も内装工事費も負担金もなく、何より利用者が利便を損なわずに改修ができ、引っ越しも簡単です。面積の関係から、商工会議所応接室や役員室、会議室等は文化センターを使うことになると思いますが、利用料等を徴収することになりますが、ひとまず一時的には用が足りると思います。 また、建築基準法第85条第2項において、工事の施工上必要なため現場に設けられる仮設事務所は、必ずしも工事施工地そのものでなくてもよいが、相当の距離的・機能的な関係にあるものに限るとされているので、場合によっては独立して文化センターの東側の駐車場のアスファルトの上に3階建てのユニットハウスを建てることも可能ではないかと考えます。 同法85条第5項の仮設建築物の許可基準第3条(2)項仮設店舗及び(5)項現場事務所の期間は2年以内であり、第4条第1項第1号には、階数は3以下の建築物であると記されておりますので、可能だと思います。 ただし、問題が1点あります。商工会館の所有権者であります大家としての上尾市は、商工会館の耐震補強する義務はありますが、内装修繕工事に関しては賃借人である入居者の商工会議所の義務で行うべきものであります。耐震改修工事と内装修繕工事を別々に発注してはこの条件をクリアすることはできません。 そこで、上尾市が今回北上尾PAPAとの契約をしようとしている手法をそっくりまねて、平成31年度予算で計上しております耐震改修工事に加え、内装修繕工事の分まで一括して上尾市が指名競争入札を行って、内装修繕工事分は商工会議所から内装工事分担金として受領する方法をとらなければなりません。そうすることにより、現場事務所を2年以内の間、仮設として利用できると考えます。都心では事例があるそうでございます。移転先を考えずに耐震改修工事入札に条件を盛り込む方式とすれば、一石三鳥であり、大変有効な手法ではないかと考えております。 この2例のように、できる限り市民の皆様からお預かりしている税金を極力抑えることができるような選択肢を最優先に考えるべきではないかと思いますが、なぜ民間施設、北上尾PAPAでなければならないのかの根拠につきましてお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 粟野行政経営部長。
◎行政経営部長(粟野昭夫) 上尾駅及び北上尾駅の近郊の空きテナントを対象に調査をした結果、1平方メートル当たりの単価を比較すると、北上尾PAPAの賃料が最も安価だったものであり、その他の契約条件も本市にとって有利なものであると判断したことによるものでございます。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) それでは、市長にお尋ねします。 市長は、(仮称)新図書館複合施設中止の理由に財政面を挙げておりました。既に1.7億円プラス損害賠償金の損失、今回の北上尾PAPA移転費予定額であります3.5億円、改修工事完了後に内装を撤去、解体費用を仮に先ほど答弁のように4,000万円と見積もると、家賃は別にしても約4億円の税金投入でございます。財産として上尾市に残るのであれば、何も言うことはありませんが、全くこの4億円に関して税金投入は財産として残らないのですが、市長は財政面としてどのようにお考えなのか、お聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 畠山市長。
◎市長(畠山稔) 民間施設の活用は、公共施設マネジメントにおいて有効と判断しております。また、今回の契約は、民間施設を賃貸借する上尾市では初の取り組みで、公共施設マネジメントの基本的考えにも即しており、財政上も有利でございます。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) ただいま財政上も有利という回答をいただきました。もし仮に、改修工事終了のおおむね3年で契約解除とした場合、約4億円割る3年割る12カ月は1,111万円で、家賃の300万円を足すと1,411万円が実質月払いの家賃となる計算になります。民間では絶対にこのような短期賃貸借で借りることはないと思います。なぜなら採算がとれないからです。10年借りたとしても、実質1カ月633万円、1カ月家賃の3分の1の100万円を減価償却とするならば、償却年数は32年ほどかかります。非常にもったいない気がするばかりか、財産として一切残らないこの4億円もの投資に市民の皆様が納得するか疑問でございます。 北上尾PAPAの物件を先日視察させていただきました。奥行きがある細長い長方形の2,120平方メートルに対して、先端部分に約2.3メートルの出入り口が1カ所しかないというのは、公共施設として運用するには極めて災害時の市民の安全を担保できないと思います。せめて2カ所以上の出入り口が欲しいと感じました。また、非常口が3カ所ありますが、1つの業種で見渡せる運用であれば問題ないかなと考えますが、今回は図書館、商工会館、消費生活センターとパーティションで囲まれて見渡して識別できない運用となるというふうにお聞きしております。となりますと、安全管理上問題もあるように思われます。決して民間床の活用を反対しているわけではございません。先ほど質問で説明したように、消費生活センターは上尾市西分署へ、そして商工会館は目の前の建設現場へもし仮に移動できたとするならば、現図書館本館分の移転だけが残ります。本館改修工事費約4.5億円に対して一時移転費用に4億円かけるのはいささか感慨深いものがあります。 改修工事の急ぎの部分ですが、エレベーターの油圧シリンダーは交換されているようなので、ガラスブック修繕が残りますが、2階のガラスブロック目地修繕ですので、安心安全を考え、直ちに仮設足場を利用し、休館日に修繕費にて修繕していただけるよう要望させていただきます。修繕方法に関しましては、ホワイトセメントよりも、当然のことながらホワイトシーリングにて修繕をお願いいたします。 そして、改修工事につきましては、他の複合施設計画と合わせて検討していただけるよう要望をいたします。 最後に、北上尾PAPAについてですが、北上尾PAPAでなければならない理由はどう考えても見当たりません。北上尾PAPAに4億円もの税金投入をすることを再検討していただけるよう要望いたしまして、大項目3つ目に移らせていただきます。 大項目3番目、西口都市整備につきまして質問させていただきます。
西宮下中妻線について、
進ちょく状況と今後のスケジュールに関しましてお聞かせください。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 現在、1工区39名の地権者のうち26名の方と契約を締結しており、進ちょく率といたしましては約67%でございます。来年度は、用地買収率100%を目指し、早期開通を望む多くの声に応えられるよう取り組んでまいります。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 順調に進んでいるみたいで、引き続きお願いします。 それでは、移転先の用地の区画の面積についてお尋ねさせていただきます。おおむね一定の区画割になっているみたいですけれども、広い土地を求め希望される場合は応じることができるのか、移転先の対応についてお聞かせください。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 市の代替地提供に当たっては、1筆全体を有効に売却するため、一定の大きさによる区画割にしたところでございます。残った土地の将来の土地利用も考え、適切な大きさになるよう区画割を検討する必要があり、希望の大きさによる代替地の提供は難しいものと考えられます。 なお、広い土地などを希望する方につきましては、市の代替地以外の土地を検討してもらうなど対応を図りたいと考えております。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) それでは、ジョナサンがある柏座2丁目の交差点の進入禁止は、いまだに進入禁止なのですけれども、その後の解除について見通しについてお聞かせください。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 現在、早期完成を目指して取り組んでおります
西宮下中妻線の進ちょくを見ながら、一方通行解除の可能性について、今後も警察と協議を進めてまいりたいと考えております。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 一刻も早く開通を望んでいる人が大勢います。ぜひとも今まで以上に全力で取り組んでいただきますよう要望させていただきます。 次に、東今泉地区の鴨川沿いの道路の運用につきましてお尋ねをさせていただきます。平成30年9月定例会の一般質問に対する答弁で、この道路については平成31年度中の供用開始を目指していると伺いました。その後の開通の予定はどうなっているのかについてお聞かせください。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) 大谷北部第二土地区画整理組合により、地元町会と調整をしてまいりましたが、現在、平成31年度中の供用開始は難しい状況にございます。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) それでは、
都市計画道路の小敷谷今泉線の開通予定について、平成30年9月定例会の一般質問に対しての答弁では、この道路については平成31年度末に全線供用開始予定と伺いました。その後の道路整備が進んでおりますが、今の段階での開通の見込みをお聞かせください。
○議長(
小林守利議員)
保坂都市整備部長。
◎
都市整備部長(保坂了) この道路につきましては、昨年9月にも答弁させていただきましたとおり、平成31年度末に全線供用開始予定でございます。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 要望させていただきます。平成31年度中の供用開始を目指していたが難しいという状況ですが、引き続き早期供用開始に向けてご尽力を賜りますようお願い申し上げます。 また、富士見橋からずずむき橋までの鴨川側道を安心して歩けるよう方側通行にしてほしいとの声があります。今泉地区の地元町会同様、柏座側の地元町会も加えて供用開始調整をしていただけるよう、地元議員として要望させていただきます。 それでは、最後の大項目4番目、スポーツ公共施設について質問させていただきます。本年1月に伊勢フットボールセンターを行政視察してまいりました。そこで、持ち帰ったことについて何点かご質問させていただきます。 平塚サッカー場の人工芝改修についてお尋ねをいたします。まず、整備
進ちょく状況についてお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 小林教育総務部長。
◎教育総務部長(小林克哉) 平塚サッカー場改修事業に伴う実施設計が2月末に完了しましたので、ことし9月以降に着工し、改修事業を進めてまいります。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 伊勢では、国体やインターハイなどの誘致のため、JFA公認を取得しておりましたが、サッカー場の公認を取る予定なのかについてお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 小林教育総務部長。
◎教育総務部長(小林克哉) 公認制度といたしましては、サッカーの競技に適した人工芝を敷設したピッチを公認する制度がございます。平塚サッカー場におきましては、興行を目的とした公認施設ではなく、市民の皆様にご利用いただくためのスポーツ・レクリエーション施設として整備を進めてまいります。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) それでは、人工芝の種類は決まったのでしょうか、お聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 小林教育総務部長。
◎教育総務部長(小林克哉) 平塚サッカー場利用団体の代表者に意見を聞き、参考にさせていただきながら、国際サッカー連盟公認のプリファード・プロデューサーの製品といたしました。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 伊勢フットボールセンターで6年経過したアンダーパットが敷かれた人工芝と通常の6年経過した人工芝を踏んだ瞬間、誰でもはっきり分かるぐらいアンダーパット入りの人工芝はふかふかしておりました。アンダーパットについてどうなっているのでしょうか、お聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 小林教育総務部長。
◎教育総務部長(小林克哉) 人工芝のアンダーパットは、Jリーグなどが使用する施設で整備されております。1平方メートル当たりの単価が1,000円から2,000円と高価であることから、市民利用を想定した地方公共団体の施設で整備している例はほとんどございません。平塚サッカー場利用団体の代表者にも意見を聞き、見送ることといたしました。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 同じ質問です。アンダーパットの整備を再度考えていただくことはできないのでしょうか、お聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 小林教育総務部長。
◎教育総務部長(小林克哉) 改修事業に伴う実施設計も完了し、ことし1月にスポーツ振興くじ助成の申請も独立行政法人日本スポーツ振興センターにしたところでございます。今後は、予定しております平成32年4月オープンに向け進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
小林守利議員) 17番、大室尚議員。
◆17番(大室尚議員) 要望させていただきます。もっと早く視察に行っていれば、情報が提供できたのかなというふうに考えております。次回交換時には、ぜひともアンダーパットのご検討を要望させていただきたいと思います。 以上で質問の方は終わらせていただきます。 最後に、ことし3月末に退職されます部長様並びに職員の皆様方におかれましては、長年上尾市政に対しましてご尽力を賜ったことに対しまして、心から感謝と敬意を申し上げる次第でございます。退職される皆様方の今後のご健勝、ご多幸を心からご祈念申し上げまして、以上で私の今回の一般質問を終了とさせていただきます。一通りのご答弁誠にありがとうございます。
○議長(
小林守利議員) 以上で17番、大室尚議員の一般質問を終わります。 暫時休憩します。 休憩 午後 1時54分 再開 午後 2時14分
○議長(
小林守利議員) 休憩前に引き続き会議を開き、一般質問を続行いたします。 この際、傍聴者の皆様へ申し上げます。休憩中も含め、傍聴席での拍手はご遠慮ください。ご理解とご協力をお願いいたします。 24番、池野耕司議員。 〔24番 池野耕司議員登壇〕
◆24番(池野耕司議員) 皆さん、こんにちは。議席番号24番、池野耕司でございます。きょう最後の一般質問を行いたいと思います。 ことしは、ご案内のように平成最後の年、いよいよ新たな時代へのカウントダウンが始まっています。昨日は、天皇陛下退位へ向けて儀式が始まりました。今後、11のまだ儀式があるようでございます。4月1日に我が国にとって新しい元号が発表され、どのような名前になるのか、どんな意味を持ちどんな書物や歴史書から出典されるのか、私も楽しみであります。そして、5月1日は新天皇のもとで御代替わりとなり、新しい歴史的に大きな転換の日となります。 天皇の発せられたお言葉を宣命といいます。その中で皇室において奈良時代から今も連綿と伝えられている言葉に、中今という言葉があります。中今とは、今自分がいるということは、多くの命が長い年月をかけてリレーのようにつながれてきたことを思うこと、また今の自分と祖先を分けて考えることができないように、さまざまな分野にあっても過去の歴史と背景があって今日がある。大切なのは長い年月歴史と伝統の中で受け継いできた知恵を次の世代に伝えること、今で終わるのではなく、未来の布石になることを忘れてはいけない、今の生きている時間は次の代の人、後の人がどうなるか、幸せになるように考える、それが今を生きる人の役割である、このような意味であります。改めて日本人の精神、大和心、皇室に伝わる中今の考えは忘れてならないと思うきょうこのごろであります。 それでは、今回の一般質問、大きく事務区制度と教育の2点について質問をさせていただきます。最初に、大きな項目の事務区運営の現状と今後についてということで、さまざまな視点で質問させていただきます。 また、質問の中には、午前中平田議員の質問された項目と重複する点があろうかと思いますが、執行部の方におかれましても、どうぞよろしくお願いを申し上げます。 最初に、2020年4月の地方公務員法及び地方自治法の改正によりまして、事務区長制度が大きく改正されると伺っております。現在、事務区長制度の改正に向けて調整を行っておられることと思いますが、県内では上尾市と同様の事務区長制度を行っている市町村は何市町村ありますか、お伺いをいたします。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員の一般質問に対する当局の答弁を求めます。 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 63市町村中24市町が事務区長を委嘱しており、内訳は7市17町となっております。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) 近隣の県央地域の状況はどのような状況なのか、お伺いをいたします。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 近隣の県央地域では桶川市と伊奈町が事務区長を委嘱しており、上尾市と同様に制度改正に向けて調整を行っているところでございます。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) 現在、市が各事務区長さんにお願いしている業務の種類と件数はどのような内容なのかお伺いをいたします。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 年度により件数に差はありますが、年間約200件、内容は、「広報あげお」などの定期刊行物の配布やチラシの回覧、ポスター掲示、委員等の推薦、参加依頼などとなっております。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) それでは、制度改正後、「広報あげお」などの定期刊行物は、事務区を通じて配布していただくことは今後難しくなるということでございますが、どのように対応されていくのかお伺いをいたします。
○議長(
小林守利議員) 中島市長政策室長。
◎市長政策室長(中島英二郎) 現在の事務区制度では、区長の職務の一つとして広報の配布が位置付けられておりますが、制度改正の後は、これまでのような区長を通じた配布ができなくなるため、ポスティングも含めて検討していきたいと考えております。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) 今後は、ポスティングを検討されているということでございまして、市民に対しまして行政情報格差がないような取り組みをしていただきますように、どうぞよろしく要望いたします。 上尾市が半世紀以上にわたり運用しております事務区長制度でございますが、本制度の基礎となる昭和37年4月施行の上尾市事務区設置規程は、どのような背景で制定されたのか、またその内容についてお伺いをいたします。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 背景につきましては、今から57年前に制定された古い規程であり、さまざまな資料を検索いたしましたが、確認できませんでした。参考となりますが、制定当時の広報誌には、事務区数が79区であったと記載されております。なお、設置規程の内容としては、事務の円滑な運営と庶務便宜のために、現在は市域を114の事務区に分け、それぞれに区長と区長代理を置き、市行政との連携調整や市からの依頼業務などを行っていただいているものでございます。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) 私も昭和37年という時代はどのような時代だったのかなと思いまして調べましたら、この上尾市のそばを通っておりますこの国道17号、大宮と鴻巣がこの年に開通されたという年でございます。それから、東京が1,000万人の人口を超えた。そして、当時の首相は池田勇人さんという方で、スローガンが「所得倍増」であったと、そしてこの当時の銭湯が19円、ビールが115円、そして当時レコード大賞をとったのがあの吉永小百合さんの「いつでも夢を」ということで、今も我々にとってはこの夢を離せないという何か縁のあるようなこの昭和37年ではないかなということでございます。 そして、当時、事務区が79から現在の114と35増えてきているということで、この上尾市の歴史の推移もうかがえるのではなかろうかと思っております。 それでは、現在の各事務区、自治会、町内会の運営の一助として、市は町内会振興交付金を交付しておりますが、同交付金を含め敬老事業交付金やアッピー元気体操事業補助金等、各地域へ交付している補助金、あるいは交付金の種類についてお伺いをいたします。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 議長の許可をいただき、事前に配布させていただきました資料をご覧ください。各地区の町内会振興交付金や敬老事業交付金などの実績となっております。平成30年度町内会振興交付金の総額は1,550万9,500円と、そのほか5つの交付金、補助金の合計総額は8,292万9,820円となっております。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) 詳細な資料をおつくりいただきまして、ありがとうございます。このようにお手元の交付金の一覧表でございますが、この1から10までの各10地区の、そして縦に見ますと、町内会交付金につきましては、これは市の市民協働推進課、それから敬老事業、団らんの家、アッピー元気体操は、これは敬老事業祝金、さらには地域のコミュニケーション、そして健康増進ということで健康増進課さん、そしてもう一つ、自主防災活動資金につきましては、安心安全な
まちづくりという視点で危機管理防災課、そして空閑地整備事業につきましては、みどり公園課、まさにこのようにこの事務区と、あるいは自治会が行政と二人三脚で運営していただいている、このことが分かるのではなかろうかと思っているところでございます。また、このほかに、例えばごみ収集とかリサイクル、ごみステーションの設置、西貝塚環境センターさん、あるいは道路照明の設置、交通防犯課さん、あるいは側溝整備につきましては道路課、社会福祉協議会の連携、あるいは委員の推薦としましては、民生児童委員あるいは少年補導委員、あるいは環境美化推進員、多くのこの事務区のところにお願いしている、こういったこともつけ加えさせていただきたいと思っております。 それでは、この町内会振興交付金はいつどのように交付されておられるのかお伺いします。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 毎年6月に提出される各地区からの申請に基づき、指定口座に振り込みを行っております。金額につきましては、均等割6万5,000円と世帯割が各事務区の広報配布世帯数に100円を乗じた金額の合計となり、2つを合わせた額が交付金となっております。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) 市から交付される交付金、あるいはまた補助金、公金として各事務区では明瞭な会計処理がされているべきと思うと同時に、各町内会やあるいは自治会の決算書等には、その収入についてはどのように明記されておられるのかお伺いをいたします。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 毎年各自治会、町内会の事業報告書として提出いただいている総会資料には、上尾市交付金や補助金など名称表記に違いはありますが、ほとんどの団体が決算報告を明記しております。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) それでは、上尾市事務区設置規程には、市は、区長及び区長代理に対しまして報酬を支給するとされておりますが、この報酬はいつどのように支払われているのか、また報酬の最大額、最少額はどのような状況になっておるのかお伺いいたします。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 毎年1月下旬に指定口座への振り込みにより支払いを行っております。金額につきましては、区長が基準額38万8,000円、区長代理が基準額5万6,000円で、それぞれの基準額の65%が均等割額、35%が世帯割額と定めて算出しております。 また、平成30年度に支払った報酬の最大額は86万9,087円、最少額は25万9,075円で、いずれも源泉前の総支給額となります。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) それでは、制度改正によりまして2020年4月以降は、区長、区長代理への報酬が支払えなくなると思いますが、これにより区長個人や地域にどのような問題が発生すると推測されますか。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 昨年12月に各地区の区長会にお伺いし、今回の制度改正の概要を説明いたしました。その際に、各区長の皆様からは、報酬がなくなると区長の引き受け手がいなくなることや、今までは事務区長として委嘱されていたため何とか役員を選出していたが、それがなくなると会そのものを存続させていくのが困難になるなどのご意見をいただいております。さらに、現在は、報酬を払い、市からの業務をお願いしておりますが、今後は会長個人に報酬を支払えなくなるため、市と自治会とで連携協定や業務委託契約を交わすなどして、引き続きお願いする形となります。このため他市の事例にもありますが、今後はやむを得ず引き受けていただけない自治体もあるかと推察しており、これらの団体とどのように行政情報をお伝えしていくかも課題であると考えております。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) 現在、区長、区長代理が市から報酬を受け取っていることを知らない地区役員や市民も多く、これは地域にとっても大きな問題ではなかろうかと思っております。今後、自治会や町内会を運営していく上でも役員のなり手不足を解消するためにも、各地域で役員手当を決めて、それぞれの知恵で規約や規定に明記し、透明性を高めることが必要であると私は考えておりますが、現在総会資料の決算書等に役員手当を明記しているのは何団体ありますか。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 総会資料等で確認できる範囲となりますが、市からの報酬とは別に各自治会、町内会から支払われている役員手当を決算書等に明記している団体は111団体中70団体、うち各役員の個別金額を明記しているところは12団体となっております。なお、総会資料に会の規約や規定を掲載し、手当に関する説明を明記していたのは3団体でございます。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) 実はきょう、私、この浅間台区のこのしおりといいますか、この決算書をお持ちしたのでありますが、るる収入とか役員手当ということについて、各事務区さんはそれぞれの慣習で適切に行っておられるとは思うのですけれども、ちなみに私の浅間台においては、助成金という項目にこのように書いてあります。町内会振興給付金、敬老事業補助金、それから空閑地助成金、環境美化モデル助成金、自主防災助成金、そして街路修理助成金、アッピー体操163万5,000円、そして役員の関係につきましては、役員等の手当という条文の中に、区長、区長代理は、市が支給する報酬をもって充当する。ほかの監事、会計監査役、顧問相談役、それぞれ金額が明示されております。このような、先ほどご説明いただいた総会資料にこの手当を明示している団体が3団体ということでございました。ちなみにその一つが、私はこの浅間台でなかろうかと思って紹介させていただきました。 それでは、改めて質問させていただきます。役員手当や報酬支払い規定を自治会、町内会が定めていくためには、規約、規定の改正案や様式例を提出するなど、市が積極的に働きかけていく必要があると考えておりますが、当局の見解をお伺いします。
○議長(
小林守利議員) 石井市民生活部長。
◎市民生活部長(石井孝浩) 決算書等の明確化を推進するため、平成27年5月に市から各事務区に対して、総務省が作成したマニュアル「コミュニティ団体運営の手引き」を配布し、作成案内の見直しをお願いしました。その後、市からの補助金の明記などが図られ、一定の効果を得ることできましたが、今後、自治会制度への移行に当たり、各自治会、町内会会計のさらなる透明化、明瞭化を進めていくために、市としても協力してまいりたいと考えております。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) それでは、最後に要望させていただきます。4点ございます。 1つは、この事務区制度、57年前に制定された制度でございます。これまでそれぞれの事務区、自治会は、世帯数の大小をはじめ、置かれた状況は多種多様でありますが、行政とともに地域住民に最も身近な組織として、歴史と伝統の中で地域コミュニティの振興、地域の伝統文化の振興、新しい
まちづくり、少子高齢化への取り組み、住民の利便性の確保、住民の声を幅広く把握し、課題を行政に届けるなど継続的に取り組んでいただいております。特に最近では、家族や地域の相互扶助機能の衰退が見られる中で、住民の事務区、自治会に期待する役割も大きくなっております。 そこで、上尾市にあっては財政基盤も十分ではありませんが、再来年度からこの事務区、あるいはまた役員に対するモチベーションの向上、自治会組織の機能を高め、活性化が図られるような町内会振興交付金への積極的支援を要望いたします。 2点目、事務区制度が2020年に導入されますが、区長さんの皆様にもさまざまな不安があることと思っております。先ほど答弁にありましたように、報酬がなくなると区長の引き受け手が心配、自治会と行政との連携不足が生じるのではないか等とさまざまな考え方があります。今後とも新たな自治会組織は、市民にとって、行政運営にとっても大切であります。どうぞこの来年1年間ではございますが、しっかりと時間をかけて事務区関係者と十分な意見調整、理解を深めていただきたく要望いたします。 3点目、役員報酬規定が作成されていない事務区におかれましては、ぜひ来年度中に各事務区で、行政もしっかりと指導をしていただいて、また一緒になって説明会で役員報酬規定マニュアルの配布、周知徹底を図っていただきたく要望いたします。 4点目、これまで区長への報酬は、源泉所得税が引かれて、いわゆる給与所得という形で支給されておりました。確定申告ができました。今後、自治会に移行すると源泉徴収票もしくは支払い調書が発行できなくなります。このような点もございますので、ぜひ問題が生じないように、事務的なことではございますが、この点もご指導いただきたく要望いたします。 それでは、次の質問に入らせていただきます。教育について質問させていただきます。さて、ここ数年、外国人観光客の増加、外国人労働者の雇用、今後、東京オリンピック・パラリンピック等により、更に外国人が増大します。同時に、習慣の壁によるトラブルも発生しています。読売新聞が実施した全国自治体アンケートによると、実際に起こった日常現象として、ごみ出しで住民とのトラブル発生、医療現場での日本語での症状が円滑に伝えられない。患者、医師間の言葉の壁、医療通訳者の必要。教育現場でも指導のノウハウや個別指導する教員の不足、日本語能力の不足で教科指導が困難、保護者とのコミュニケーション困難と答える自治体も大半でございました。 今後、政府でも全国100カ所に対して多文化共生総合相談ワンストップセンターを設置して、地域の習慣や制度、多言語で的確に説明できる体制の構築を目指しております。このように行政は今や多文化共生社会への対応を求められております。 上尾市でも外国籍の児童生徒も増加しているのではないかと思います。私が平成26年12月の一般質問において、外国籍の児童生徒をお聞きしたとき、児童数66名、生徒数39名という状況でございましたが、最近2年間の上尾市における外国人の児童生徒の在籍数、また主な使用言語についてお伺いをいたします。
○議長(
小林守利議員) 今泉学校教育部長。
◎学校教育部長(今泉達也) いずれも5月時点でございますが、平成29年度は小学校に87名、中学校に31名、平成30年度は小学校に100名、中学校に37名がそれぞれ在籍しております。主な使用言語は、中国語、タガログ語でございます。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) 平成29年5月時点で小学校87名、中学校31名、平成30年度は小学校100名、中学校37名というご答弁でございました。私が平成26年にお聞きしたときと比べまして、平成29年度では中学生が21人増えている。中学生は反対にマイナス8人、平成30年度は、小学生が34人増えて、中学生が2名減っている。これを見ますと、この小学校に在籍する外国人が増えている。これは、若い世代の転入が多いということが推察されるのではないかなと、こう思ったところでございます。 そして、使用言語は中国語、そしてこれはタガログ語ということは、フィリピンの言葉でしょうか、その言葉が多いというような状況だと思います。 それでは、上尾市では外国人の日本語能力不足で教科指導が困難な状況に対して、これまでどのような対応をされてこられましたかお伺いいたします。
○議長(
小林守利議員) 今泉学校教育部長。
◎学校教育部長(今泉達也) 日本語の理解が難しい児童生徒につきましては、学校からの申請に基づいて日本語指導職員を派遣し、日本語習得のための援助及び指導を行っております。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) 学校からの申請に基づき日本語指導員による援助指導ということでございますが、その実績はどのような状況でございましたか。
○議長(
小林守利議員) 今泉学校教育部長。
◎学校教育部長(今泉達也) 今年度、日本語指導職員が対応した児童生徒数は40名でございます。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) 市内33校で40名ということでございますので、実態的には各学校で日本語能力向上に対応されているのかなというふうなことを感じたところでございます。 それでは、小学校の英語教育についてお伺いいたします。さて、学習指導要領が改訂されたのは、平成23年度からでございますが、まず上尾市ではその市町村の判断によって平成22年度から先行実施ということで、この外国語活動を行っているところでございます。私も以前、富士見小学校の授業風景を見させていただいて、アシスタントランゲージティーチャー、いわゆるALTと担任がともに、児童が楽しく歌ったり聞いたりして、外国語活動に取り組んでいる様子を見させていただきました。非常に明るく楽しそうな授業風景だったような記憶を持っております。 そこで、現在の小学校の英語教育の取り組み状況についてお伺いいたします。
○議長(
小林守利議員) 今泉学校教育部長。
◎学校教育部長(今泉達也) 本市では、今年度から新学習指導要領の一部内容を先行実施し、年間授業時数を3、4年生で35時間、5、6年生で70時間としております。内容といたしましては、英語を聞いたり話したりして、自分の考えや気持ちを伝え合う活動や音声で十分慣れ親しんだ簡単な語句を書き写す活動などを行っております。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) 今年度から新学習指導要領の一部先行実施と、3、4年生が35時間、5、6年生はこれまでの倍の70時間ということで、主眼がヒアリングといわゆるコミュニケーション能力の向上の授業であると、英語で自分の考えや気持ちを伝える、大変高度な授業ではないかなと思っております。ぜひこの
子どもたちが嫌いにならないような授業にしていただきたいと思っております。要望いたします。 それでは、このように上尾市では、この平成32年度から実施される学習指導要領に先駆けて先行実施されておられますが、これまでの成果や課題についてお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 今泉学校教育部長。
◎学校教育部長(今泉達也) 成果といたしましては、全ての外国語活動の授業でALTを活用することによって、英語を話したり聞いたりする児童の学習活動が充実したことでございます。課題といたしましては、教員の英語力や指導力の向上を図ること、児童の進んで英語を話す力を育成することなどでございます。その対応として、教員の英語力や指導力の向上を図るために、
教育委員会では授業研究会や研究協議会などの研修を充実させてまいります。 また、児童の進んで英語を話す力を育成するために、各学校では小学校1、2年生から年間10時間程度の外国語活動の授業を行うほか、休み時間などにALTと自由に話せる場を設定するなどの取り組みを推進してまいります。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) 先行実施の課題として、教員の英語力の向上、指導力、それから児童のコミュニケーション能力の育成ということでございました。ぜひ教員の方は、さらなる自己研さんを積まれて授業力を高めていただきたいと思っております。 それでは、道徳についてお聞かせいただきたいと思います。道徳につきましては、平成18年に教育基本法が改正されまして、この一環でこれからの豊かな人間性を身につける、こういった一環で道徳心を養うことが明記され、教育現場において道徳教育が導入されたという背景がございます。上尾市にありましても、新学習指導要領の趣旨を踏まえて、道徳教育推進教室を設置したりしながら、学校全体で知育・徳育・体育を通して児童生徒のバランスのある教育の実現を目指し、夢・感動あげおを合い言葉として教育活動を行っておられます。特に現場では、各学年に応じてさまざまな教材を利用し、例えばみんなの道徳埼玉県版では、治安意識や命の大切さを理解させ、郷土の偉人、渋沢栄一、塙保己一、荻野吟子の生き方などを紹介、周知させて、思いやりのある心、豊かな心、生きる力を育む教育の充実に取り組んでいただいております。道徳は、知識として理解するだけではなく、やはり実践できる力を身につけさせることが何より大事だと思っております。 そこで、中学校の道徳授業は、来年から特別な教科道徳に位置付けられ、内容も「考え、議論する道徳」への転換と言われておりますが、これまでの指導と比べどのような点が特徴的なのか、教科になった場合、どのような評価を行うのか、併せてお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 今泉学校教育部長。
◎学校教育部長(今泉達也) 「考え、議論する道徳」では、児童生徒がいじめなどの問題に対して、自分ならどうするかを考え、自分とは異なる意見を持つ友達との議論を通して友情、信頼などの道徳的価値の理解をさらに深めることができることが特徴でございます。道徳科の評価は、自らの成長を実感し、意欲の向上につなげていくことができるよう、児童生徒の気づきや考えの広がりなどを認め励ますものとなっております。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) 道徳は、この点数であらわせない教科で、答えも1つではない。この考える道徳、これからそれぞれの議論を話し合い、コミュニケーションを通してそれぞれ質の高い道徳授業になることを期待しております。児童生徒がみんなそれぞれの個性を持ったよい子ばかりだと思います。それぞれ輝いて瞬きをし、夢、希望に向かって光を放っている。私は、道徳授業とは、樹木で例えるならば、大木を支える根っこの部分で、目に見えない心の部分であります。 埼玉県の偉人渋沢栄一さんは、論語とそろばんで有名でございますが、この本の中で、「ビジネスという木を育てるには道徳という根を固めろ」というようなことを言っております。そこで、この道徳観、倫理観を高めるさまざまな手法があろうかと思いますが、ここで池野教育長に要望させていただきます。 先ほどの道徳授業でも児童生徒が自分の成長を実感する、あるいは自己啓発を促す、あるいはまた周囲への感謝の気づき、このようなことは児童生徒にとって大変大切なことだと思います。一日一善ノートをつくって、毎日5分でも、1日を振り返り、自分を見詰める時間をつくることは、よい習慣を身につける視点からも大変有意義ではないかと思っております。一日一善ノートを全小・中学校で実施していただき、低学年、高学年、学年に応じたやり方を工夫、また改善して実践していただきますようによろしくお願いを申し上げます。 それでは、伝統文化についてお伺いをいたします。私は、昨年、久喜市鷲宮中学校の郷土芸能部を視察しました。国の重要無形文化財神楽を受け継いで練習しています。部員23名、ふだんはいろんなスポーツの分野に所属していても入部が可能、毎週水曜日に地元の神楽保存会の方が指導者になり、楽譜も指導書もない神楽をこれまで習得した方法で手取り足取り熱心に生徒指導している、このような練習風景を垣間見たわけでございます。地域の伝統文化、地域の人々の手で継承され、郷土のよさを理解し、生徒に郷土を愛する心を育てる、このような教育でございました。このように高い技能、技術、文化を次の時代に継承する取り組みは、行政としても力を入れるべきではないかと思っております。 そこで、お伺いいたしますが、上尾市でも地域の伝統ある祭り、文化芸能等がだんだんと少子高齢化や生活様式の多様化により、イベントへの参加数の減少、後継者不足と継続困難な面があります。 そこで、お伺いいたします。市内の祭り、文化財を含めどのように書籍、データ、映像と管理されておられるのかお伺いいたします。
○議長(
小林守利議員) 小林教育総務部長。
◎教育総務部長(小林克哉) 上尾市には現在、県指定の文化財が5件、市指定の文化財が83件、上尾市が独自に導入しております上尾市登録文化財が39件となっております。また、国の登録有形民俗文化財が1件ございます。指定文化財のうち無形文化財は県指定が1件、市指定が7件、市登録文化財が30件となっております。書籍、データにつきましては、古い写真や地図を含む古文書等や他の自治体史が大石南小学校の北校舎に収蔵されています。また、発掘調査で出土した考古資料は、平方小学校にある平方整理室で管理をしております。そのほか市内外自治体史や各種調査報告書が原市資料室にございます。映像についてですが、上尾市では民俗芸能、民俗行事などの無形文化財等を映像として記録に残す映像記録事業を実施してまいりました。平成30年3月にそれらの映像を中心に構成したホームページ、上尾文化遺産ガイドを公開し、多くの市内外の方々に向けた情報発信を行っております。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) 今お聞きしますと、上尾市には無形文化財、あるいは古文書も多数存在しているということがわかりました。地域の歴史、公文書を管理保管する、いわゆるアーカイブズ・レスキューの視点でも大変有意義だと思っております。これからもデータ映像等の管理、よろしくお願いを申し上げます。 それでは、無形文化財等に指定されている保存継承団体に対する財政的支援の状況についてお伺いいたします。
○議長(
小林守利議員) 小林教育総務部長。
◎教育総務部長(小林克哉) 市指定無形文化財を保持する団体に対しましては、上尾市指定無形民俗文化財継承活動助成交付金を交付しております。そのほか管理や修理、保存に関する事業につきましては、上尾市文化財保存等事業費補助金を交付しております。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) それでは続きまして、
教育委員会としまして、児童生徒に対する伝統文化の周知、喚起、関心を高めるための取り組みはどのような状況でございますか。
○議長(
小林守利議員) 小林教育総務部長。
◎教育総務部長(小林克哉) 上尾の児童生徒が上尾の文化財について見識を深めることを目的に、地域の文化財をめぐるあげお歴史探検ツアーを実施しております。また、市政出前講座の一環として、上尾の歴史や文化をテーマとした出張事業を行っております。また、郷土愛の育成が促されることを目的に、小学校の社会科副読本である「のびゆく上尾」にあげお文化遺産ガイドを紹介し、地域の伝統文化に対する関心がより高まるよう努めております。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) ありがとうございます。市内小学校児童を対象に副読本「のびゆく上尾」を使って、上尾のまちのさまざまな潜在的な文化産業、伝統技術、魅力を伝えて、郷土上尾を愛する心、精神を育てていただいている。つくづく分かりました。これからもどうぞよろしくお願いをいたします。 続きまして、学校応援団についてお伺いをいたします。近年、児童生徒を取り巻く環境が大きく変化する中で、教育現場においても多様化する教育課題を解決し、児童生徒が生き生きと学べる学校づくりが求められておりますが、その一環で、学校応援団が組織されておりますが、この市内での学校応援団の活動種類と加入者状況についてお伺いをいたします。
○議長(
小林守利議員) 今泉学校教育部長。
◎学校教育部長(今泉達也) 活動の種類は、安心安全確保への支援、学習活動への支援、学校の環境整備への支援などとなっております。登録者数は平成31年2月現在、5,182名でございます。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) 学校応援団は学校とまさに二人三脚で児童生徒の健やかな育成、学校運営にご尽力をしていただき、その数約5,200人の方がこのボランティア精神で協働してやっていただくということで大変ありがたく感謝いたす所存でございます。 それでは、コミュニティスクールについてお伺いいたします。上尾市では、来年度から全小中学校でコミュニティスクールが導入されます。保護者や地域住民が学校運営協議会を通じて学校運営に参加し、よりよい教育の実現を目指そう、こういう地域に開かれた学校づくりが狙いと伺っております。今後どのような運営協議会を設置されるのか、今後の活動スケジュールについてお伺いいたします。
○議長(
小林守利議員) 今泉学校教育部長。
◎学校教育部長(今泉達也) 今年度実施しています3校を含め、来年度市内全小・中学校に学校運営協議会を設置いたします。委員の選定につきましては、既に全校終了しております。今後、各学校では、学校運営協議会を年間5回程度開催し、学校運営の基本方針の承認や学校の課題について熟議を行います。
教育委員会といたしましては、上尾市学校運営協議会検討委員会を開催し、各学校の実施状況等をもとにして協議を重ね、その情報を提供するなど、各学校が学校運営協議会を円滑に推進できるよう支援してまいります。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) それでは、最後の質問になります。
教育委員会としましては、各学校が学校運営協議会を設置することにより、どのような学校づくりをしていくことができると考えているのかお聞かせください。
○議長(
小林守利議員) 今泉学校教育部長。
◎学校教育部長(今泉達也)
教育委員会といたしましては、各学校が学校運営協議会を設置することにより、未来を担う
子どもたちの豊かな成長のために、学校、家庭、地域が一体となって
子どもたちを育てるという視点に基づき、特色を生かした地域とともにある学校づくりを一層推進していくことができるものと考えております。
○議長(
小林守利議員) 24番、池野耕司議員。
◆24番(池野耕司議員) ありがとうございました。要望させていただきます。 1つは、外国語授業についてでございます。外国語授業では、教師の方はそれぞれ自己努力されて、自己研さんに努めておられますが、どうぞこれからも高い使命感と情熱を持って、外国語指導を含めた授業力の向上に努めていただき、上尾市民憲章であります「国際感覚を養い、未来をひらく上尾をつくる」、このような児童生徒の育成にしっかりとご尽力をいただきたいと思います。要望させていただきます。 それから、この無形文化財の継承でございます。市域の伝統文化が継承されなくなると、地域のつながり、元気も低下します。活力が低下します。学校、家庭、地域が連携し、地域の祭り、伝統文化に興味が持てるような、そういう人材育成を要望いたします。 そして同時に、市指定無形文化財継承団体には、今後とも後継者養成の視点も勘案し、補助金額の増額なども今後検討していただきたく要望いたします。 そして最後、今回も教育の視点についてはさまざまな質問をさせていただきました。ことしは元号が変わりますが、明治天皇のお后であります昭憲皇太后さんは、勉強、教育するのは、徳を積むためだということで、金剛石という詩を残しておられます。 金剛石も磨かずば 玉の光は沿わざらん 人も学びて後にこそ 誠の徳は表わるれ 時計の針の絶え間なく 巡るが如く時の間も 日陰惜しみて励みなば 如何なる業か成らざらん 水は器に従いて その様々になりぬなり 人は交わる友により 良きに悪しきにうつるなり 己に優る良き友を 選び求めて諸共に 心の駒に鞭打ちて 学びの道に進めかし 以上で私の一般質問を終えさせていただきます。
○議長(
小林守利議員) 以上で24番、池野耕司議員の一般質問を終わります。
△次会日程の報告
○議長(
小林守利議員) 以上で本日の日程は終了しました。 明14日は、午前9時30分から本会議を開き、市政に対する一般質問を続行します。
△散会の宣告
○議長(
小林守利議員) 本日はこれにて散会します。 大変ご苦労さまでございました。 散会 午後 3時05分...