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12月14日-07号

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  1. 鴻巣市議会 2020-12-14
    12月14日-07号


    取得元: 鴻巣市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-20
    令和 2年 12月 定例会         令和2年12月鴻巣市議会定例会 第20日令和2年12月14日(月曜日)        議  事  日  程     開  議日程第1 議事日程の報告日程第2 諸般の報告日程第3 議案第91号から議案第110号までの委員長報告、質疑、討論、採決日程第4 議請第4号及び議請第5号の委員長報告、質疑、討論、採決日程第5 議案第111号の上程、説明、質疑、討論、採決日程第6 議員提出議案第10号の上程、説明、質疑、討論、採決日程第7 議員派遣の件日程第8 閉会中の継続審査の件     市長挨拶     閉  会〇出席議員  26名   1番  諏 訪 三津枝 議員      2番  竹 田 悦 子 議員   3番  芝 嵜 和 好 議員      4番  坂 本 国 広 議員   5番  永 沼 博 昭 議員      6番  金 子 裕 太 議員   7番  小 泉 晋 史 議員      8番  市ノ川 徳 宏 議員   9番  菅 野 博 子 議員     10番  加 藤 久 子 議員  11番  頓 所 澄 江 議員     12番  野 本 恵 司 議員  13番  川 崎 葉 子 議員     14番  橋 本   稔 議員  15番  加 藤 英 樹 議員     16番  金 子 雄 一 議員  17番  羽 鳥   健 議員     18番  阿 部 愼 也 議員  19番  中 野   昭 議員     20番  坂 本   晃 議員  21番  大 塚 佳 之 議員     22番  秋 谷   修 議員  23番  潮 田 幸 子 議員     24番  織 田 京 子 議員  25番  田 中 克 美 議員     26番  金 澤 孝太郎 議員〇欠席議員   なし〇説明のため出席した者     原 口 和 久  市     長     原   光 本  副  市  長     武 藤 宣 夫  教  育  長     根 岸 孝 行  市 長 政策室長     榎 本   智  総 務 部 長     田 口 義 久  財 務 部 長     清 水   洋  市 民 生活部長     田 口 千恵子  こども未来部長     髙 木 啓 一  健 康 福祉部長     飯 塚 孝 夫  環 境 経済部長     山 﨑 勝 利  都 市 建設部長     福 田 順 一  都市建設部参与     細 野 兼 弘  吹 上 支 所 長     大 塚 泰 史  会 計 管 理 者     齊 藤 隆 志  教 育 部 長     野 本 昌 宏  教 育 部 参 与     佐々木 紀 演  市 長 政 策 室              副  室  長     藤 崎 秀 也  総 務 部副部長     岩 間 則 夫  財 務 部副部長     関 口 泰 清  市 民 生 活 部              副  部  長     小 林 宣 也  こ ど も未来部              副  部  長     木 村 勝 美  健 康 福 祉 部              副  部  長     堀 越 延 年  環 境 経 済 部              副  部  長     外 島 洋志男  環 境 経 済 部              副  部  長     三 村   正  都 市 建 設 部              副  部  長     清 水 千 之  教 育 部副部長     小 林   勝  秘 書 課 長〇本会議に出席した事務局職員     岡 田 和 弘  事 務 局 長     小野田 直 人  書     記     中 島 達 也  書     記(開議 午前 9時01分) △開議の宣告 ○金子雄一議長 ただいまから本日の会議を開きます。 △発言の取消し ○金子雄一議長 中野 昭議員から発言を求められておりますので、これを許可いたします。  中野 昭議員。 ◆19番(中野昭議員) 私は12月9日の日に一般質問を行ったわけですが、その中で大きな1番の福祉行政の中の(2)(仮称)第二福冨の郷のところで、適切な土地がないという部分の再々質問の中で誤解を招くような発言が数か所あったという指摘を12月10日、議長からそういう旨の話があって、協議の結果、この再々質問については全文取り下げるというふうにいたしました。  以上です。 ○金子雄一議長 お諮りいたします。  ただいまの発言の取消しの申出を許可することにご異議ございませんか。        〔「異議なし」「異議あり」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 加藤英樹議員。 ◆15番(加藤英樹議員) 今中野議員のほうから趣旨ご説明いただきましたが、12月9日と言いましたか、12月9日、あのときは私もお話を伺っていて、おやおやという感覚はあったのですけれども、再質問以降と含めて議員の皆さんもよく分かると思うのですけれども、実はあの後一般質問に呼応してといいますか、日刊ゲンダイでしたか、たしか12月12日に朝日新聞とか日刊ゲンダイで、私もそれは他の方から聞いて見ております。今日ちょっと冒頭にこういった成り行きになるのは大変びっくりしたのですけれども、一方で週明けたら取消しということです。ああいうふうに記事に出てきて、ちょっと誤解を招く部分があるから取り消すと、どうも合点のいかない論理だなというふうに私は思っております。取消しというのは合点がいかないというか、ちょっと内容が今の説明ではよく分からない。どこの部分がどうだからということをぜひとも確認したいなというふうに思っております。なので、今取り下げていくことについては、その説明をぜひともどの部分がどうだということと、それに対しての理由も明確にしていただきたいなということで、今ここで賛成ですよということではなくて、確認も含めて異議を申し立てた次第です。  以上です。 ○金子雄一議長 ただいま加藤議員のほうから異議ありという声が発せられましたけれども、確認を含めて、内容についてということでございますけれども、異議ありの声ですけれども、皆さんどうですか。        〔「内容が分からない」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 取下げの内容が分からないということですか。  ほかの方はよろしいですか。        〔何事か言う人あり〕 ○金子雄一議長 ちょっと暫時休憩いたします。                             (休憩 午前 9時05分)                     ◇                   (再開 午前 9時06分) ○金子雄一議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  今異議ありという声が出ましたので、暫時休憩いたしまして、議会運営委員会を開催したいと思います。                             (休憩 午前 9時06分)                     ◇                   (再開 午前10時50分) ○金子雄一議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  先ほど議会運営委員会が開催されましたので、その結果について委員長からご報告願います。  野本恵司委員長。        〔野本恵司議会運営委員長登壇〕 ◎野本恵司議会運営委員長 それでは、先ほど開かれました議会運営委員会につきましてご報告申し上げます。  加藤英樹議員から出されました中野 昭議員の発言の取消しの申出の許可に対する異議について協議しました結果、中野 昭議員の発言の取消しにつきましてはできるだけ取消しする再々質問全文を読み上げ、どこが誤解を招くような発言であるかを指摘してから取消しをすべきであるとの結論になりました。  以上でございます。 △発言の取消し ○金子雄一議長 中野 昭議員から発言を求められておりますので、これを許可いたします。  中野 昭議員。 ◆19番(中野昭議員) 先ほどの本会議の中で、そしてまた議会運営委員会の中で、取り下げるということについて、その内容が何なのかよく分からないというご指摘があって、なるべく全文に近い形で読み上げ、その上でこの部分だというふうなことが議運で言われましたので、質問の内容はしゃべり言葉で言っていますので、なかなか聞きづらいと思うのですが、                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    それは朝一で申し上げました取下げについてのくだりは、そうしたくだりについて申し上げたということでございます。  以上です。 ○金子雄一議長 お諮りいたします。  ただいまの発言の取消しの申出を許可することにご異議ございませんか。        〔「異議なし」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 ご異議なしと認めます。  よって、発言の取消しの申出は許可されました。  なお、議事録の調製については議長に一任願います。
    △議事日程の報告 ○金子雄一議長 日程第1、議事日程の報告を行います。  本日の議事日程につきましては、配付してあります日程表のとおりであります。ご了承願います。 △諸般の報告 ○金子雄一議長 日程第2、諸般の報告を行います。  初めに、去る10日の本会議終了後議会運営委員会が開催されましたので、その結果について委員長からご報告願います。  野本恵司委員長。        〔野本恵司議会運営委員長登壇〕 ◎野本恵司議会運営委員長 それでは、12月10日に開催されました議会運営委員会の主な協議結果についてご報告申し上げます。  初めに、執行部側から議案第111号が、議会側から議員提出議案第10号がそれぞれ提出されました。  次に、本日の議事日程について協議を行い、議案第95号が議決された場合、日程第3の終了後休憩し、議会運営委員会を開催し、議請第4号の採決方法について協議することが決定し、その結果、お手元に配付の日程表のとおりに決定いたしました。  次に、令和3年3月定例会の会期日程予定について協議を行い、その結果、お手元に配付の会期日程表のとおり、初日を2月24日とし、最終日を3月22日とする27日間とすることに決定いたしました。  以上です。 ○金子雄一議長 次に、監査委員から令和2年10月分の例月出納検査結果報告書及び財政援助団体等監査結果報告書の提出がありましたので、お手元に配付してあります。ご確認願います。  次に、本日新たに提出のありました事件について事務局から報告させます。  事務局長。 〔事務局長朗読〕  議案第111号 令和2年度鴻巣市一般会計補正予算(第10号)  議員提出議案第10号 鴻巣市議会の議員の議員報酬の特例に関する条例  以上、議案1件、議員提出議案1件であります。 ○金子雄一議長 ただいまの報告の議案は既に配付済みです。ご確認願います。 △議案第91号から議案第110号までの委員長報告、質疑、討論、採決 ○金子雄一議長 日程第3、議案第91号から議案第110号までの委員長報告、質疑、討論、採決を行います。  これより各常任委員会の審査の経過及び結果について報告を求めます。  初めに、政策総務常任委員会金澤孝太郎委員長から報告を求めます。  金澤孝太郎委員長。        〔金澤孝太郎政策総務常任委員長登壇〕 ◎金澤孝太郎政策総務常任委員長 ただいまから政策総務常任委員会の報告を申し上げます。  本委員会に付託されました案件は、議案第91号 鴻巣市行政組織条例の一部を改正する条例、議案第92号 鴻巣市章及び鴻巣市シンボルマークの廃止並びに鴻巣市章の制定について、議案第93号 「花と緑の都市宣言」について、議案第102号 令和2年度鴻巣市一般会計補正予算(第9号)のうち本委員会に付託された部分の4件であり、去る12月2日に委員会を開催し、審査を行いました。  審査の結果、議案第91号、第93号の2議案については全員賛成で、第102号については賛成多数で、第92号については可否同数となり、委員長裁決により、原案のとおり可決されました。  それでは、審査の概要について議案番号順に報告いたします。  初めに、議案第91号ですが、危機管理監の具体的な職務はとの質疑があり、現在埼玉県内では、戸田市、朝霞市、入間市、三郷市、和光市、川越市、飯能市の7市が危機管理監を配置しており、職務としては市長の命を受け、消防、防災、危機管理に関する事務を処理するとともに、危機管理に所属する職員を指揮監督しています。本市においても他市と同様の職務を想定しており、他の部長への情報共有や指示、依頼事項など、スムーズに伝達できる部長級もしくは副部長級の配置を予定していますとの答弁がありました。  さらに、危機管理課を独立させ、危機管理監を配置する背景には、昨年の台風19号の対応に対する反省や現在のコロナ禍の影響などがあるのかとの質疑があり、いつ起こるかもしれない大地震や年々大型化する台風により水害等が想定の範囲を超えてきていること、世界的に流行し、予断を許さない状況が続いている新型コロナウイルス感染症などを踏まえて、今回の組織体制の提案をしていますとの答弁がありました。  さらに、今回の組織変更による一番のメリットはとの質疑があり、部や室から独立し、副市長直下の組織とすることであらゆる危機を一元的に総括管理し、迅速かつ的確に対処できる体制が整うことであると考えていますとの答弁がありました。  さらに、今までの市民生活部にある危機管理課とどこが違うのかとの質疑があり、危機管理課の業務は基本的には変わらないと考えています。危機管理監の配置により、部をまたいだ災害等の対応を一元的に管理することができますとの答弁がありました。  さらに、危機管理監という専門監を配置するということは、危機管理に対する権限を一切付与するという理解でよいのかとの質疑があり、災害対策会議などの運営については危機管理監がトップを務めますが、災害対策室の本部長は市長となりますとの答弁がありました。  さらに、行政組織の変更に伴う検証や現場からの声を反映させているのかとの質疑があり、担当部署とのヒアリングを通して現在の組織、部署事務における課題、今後の方針などを確認、検証した上で、大きく情勢が変化しつつある危機管理課の独立、上下水道部の新設に至っていますとの答弁がありました。  関連して、上下水道部を新設した理由はとの質疑があり、相談、申請等の窓口集約により利便性が向上すること、上下水道の工事や維持管理において技術者の交流による技術の継承が図れること、業務水準の向上が図れること、災害や事故といった危機発生時に迅速な対応ができることなど、相互の応援体制を構築することで、より市民に安心、安全を提供できると考えたからですとの答弁がありました。  続いて、議案第92号ですが、合併後に3地域の均衡ある発展と一体性の確立を目指す象徴として制定されたシンボルマークを令和3年4月1日から新たな市章とすることについて、審議会の答申内容や審議会委員の主な意見はとの質疑があり、審議会からは鴻巣市、吹上町、川里町の合併から15周年という節目にこのシンボルマークを市章とすることは、市民が合併後における新市の取組を振り返り、今後のさらなる発展に向けて市民と行政が一体となって愛着のあるまちづくりを進めていく象徴としてふさわしいと考えますとの答申を受けています。また、審議会委員の主な意見として、新市章についてはマークの持つ意味をしっかりと伝えていくことで、若い方にも受け入れてもらいやすいデザインであると考える。合併後に制定されたマークであり、新市章にふさわしいと考える。子どもたちに市章の意味を教えていくことで、子どもたちが鴻巣に興味を持つきっかけにもなり、地域の愛着醸成にも効果的であると考えるなどがありました。また、必要経費が約270万円であることを説明したところ、市のPRのための予算の使い方としては有効であると考えるという意見がありましたとの答弁がありました。  さらに、必要経費の内訳はとの質疑があり、市旗、職員用市章バッジ、市役所敷地内の看板、中央図書館看板小学校体育館内のパネル、クレアこうのす大ホール及び小ホールのパネル、市役所及び支所の道路上の案内看板となり、合計で約275万円となりますとの答弁がありました。  さらに、職員用市章バッジをなぜ作るのかとの質疑があり、新市章が新鴻巣市の一体性の確立と市民の象徴のため、そしてこの厳しいコロナ禍の中、心を一つに飛躍を遂げるために制定されたことを市内外にPRするためには、職員の意識づけが必要であると考えたからですとの答弁がありました。  パブリックコメントに対する見解はとの質疑があり、今回の審議会では委員10人によりパブリックコメントの意見を踏まえて議論をしており、その結果、現在のシンボルマークを新市章とすることは妥当であるという結論に至っています。パブリックコメントとは、政策等の案の内容をよりよいものにするために市民から意見を募集し、意思決定を行うための参考意見であり、多数意見も少数意見も一意見として扱っています。今回の審議会でも参考意見という形で取り上げて議論を進めましたとの答弁がありました。  さらに、パブリックコメント17件のうち13件が今それを行う時期ではないのではという意見であると聞いた。多数意見も少数意見も一意見として扱うことについて忖度しているような気がするが、見解はとの質疑があり、市の政策形成過程における市民等の参加の機会を確保するために、鴻巣市意見公募手続に関する要綱によりパブリックコメントを実施していますが、あくまでも政策等の案の内容をよりよいものにするために意見を募集するものであり、意見の多さで意思決定の方向を判断する住民投票のような制度ではありませんとの答弁がありました。  さらに、合併15周年に対する市民の意識に対する見解はとの質疑があり、合併してから15年間、市民のため、市民サービスの向上のため日々業務に取り組んできました。市民アンケートを毎年行っていますが、以前と比較して住みやすさや定住意識の指標が上昇していることから、市民から一定の評価を得ていると考えていますとの答弁がありました。  続いて、議案第93号ですが、花と緑の都市宣言の中には、わたしたちは笑顔いっぱいのまちを創る、わたしたちは生活に安らぎと活力を与えてくれる緑を守る、わたしたちは次代を担う子どもたちにつなげるとあり、受け止め方としては人が存在して掲げられていると考えるが、審議会での意見はどうであったかとの質疑があり、答申書には将来都市像「花かおり 緑あふれ 人輝くまち こうのす」に通じるものであり、市民と行政が協働して花と緑を活用した取組を一層推進することで、必然的に市民が輝く鴻巣市につながるものと考えますとあり、当然人を主体としたもので、人輝くまちという部分につながることから、審議会では異論なく承認されましたとの答弁がありました。  さらに、花とともに成長しとあるが、どのようなことを想定しているのかとの質疑があり、受け手の感性により異なりますが、花というのは成長し、変化するものであり、そのようなものを身近に感じるという豊かな体験をしながら、人、家族、市民が成長していくことや、花を育てることを通じて自らの心を育てる、さらに花の消費拡大により本市の地場産業を成長、発展させることなど、様々な捉え方があると考えていますとの答弁がありました。  さらに、子どもたちにつなげますとあるが、具体的な内容はとの質疑があり、現在花いっぱい事業として、子どもたちが家庭や地域の協力による花植えを通じて花を育てる楽しさを体験していますが、今後は教育委員会と調整を図りながら社会科の授業等で都市宣言の内容、市の特徴、花のまちであることを子どもたちに理解を深めてもらう取組を検討したいと考えていますとの答弁がありました。  さらに、花の流通拠点であることや花の生産が多いことで取り上げた花は、産業を取り上げているだけの話で、市民全体が花を使っている、花を愛しているという状況とは違うと思う。花のまちであるのだから、鴻巣駅から免許センターまで花を飾り、市民にプランターとパンジーの苗を預けて育ててもらい、パンジーマラソンのコースを全部パンジーで飾れるように一時貸してもらうなどの工夫をすれば、本市の宣伝効果になるのではないかとの質疑があり、審議会でも同様の意見があり、宣言後の事業展開として活発な議論がされました。全庁的な取組として今後検討していきたいと考えていますとの答弁がありました。  続いて、議案第102号のうち付託された部分ですが、債務負担行為補正チャットボット導入業務について、具体的な内容はとの質疑があり、チャットボット市ホームページのトップページに配置し、市民からの問合せに対してAIが自動応答するもので、電話やメールに加えて新たな問合せの手段となっています。24時間いつでも問合せができるので、市民サービスの向上につながるものと考えています。また、電話等の従来の手段による問合せの減少につながるため、業務の効率化が図られますとの答弁がありました。  さらに、本年4月から9月までの実証実験で問合せの多かった内容はとの質疑があり、新型コロナウイルス感染症関連が約55%、ごみやリサイクル関係が16%、手続や証明が8.6%となっていますとの答弁がありました。  次に、行政情報発信事業について、LINE拡張機能の一つである通報機能の具体的な活用例はとの質疑があり、例えば市民が現場の写真を撮影してLINEで市に送信すると、位置情報や地図情報が連携されていることから、市職員が即座に現場に向かうことが可能となり、事務の効率化が図られますとの答弁がありました。  次に、窓口業務電子化推進事業について、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)等のICT技術を活用して、市民課における窓口手続に要する時間を短縮し、待たない窓口を実現するとのことだが、具体的な申請の流れはとの質疑があり、職員は窓口システムを操作して証明書発行申請の処理を行い、RPAのソフトウエアにより必要な証明書を自動的に作成し、職員は証明書が申請者のものであるかを確認し、間違いなければ証明書を発行し、窓口での手続は完了となりますとの答弁がありました。  さらに、申請者がマイナンバーカードや運転免許証などの身分証明書を持っていない場合はどうなるのかとの質疑があり、マイナンバーカードや運転免許証など、全国統一された様式であればスキャナーやOCRなどで情報を読み取ることができますが、持っていない場合は窓口で対応する職員がほかの身分証明書を確認しながら対応しますとの答弁がありました。  さらに、令和3年度中に市民課で導入するとのことだが、ほかの課に広げていく予定はあるのかとの質疑があり、今回導入するシステムは市民課でスタートし、子育て部門や税務部門でも連携していきたいと考えていますとの答弁がありました。  次に、相談事業について、オンライン相談もできるとのことだが、相談員が在宅で相談に応じることも可能なのかとの質疑があり、複数の相談を受ける中で全ての相談者がオンライン相談を希望することは想定できないこと、予約なしで来所する場合や電話での相談もあることから、基本的には相談員は在宅ではなく、市役所で相談を受けることを考えていますとの答弁がございました。  以上が審査の概要であります。  これをもちまして、政策総務常任委員会の報告を終了いたします。 ○金子雄一議長 次に、文教福祉常任委員会、頓所澄江委員長から報告を求めます。  頓所澄江委員長。        〔頓所澄江文教福祉常任委員長登壇〕 ◎頓所澄江文教福祉常任委員長 ただいまから文教福祉常任委員会の報告を申し上げます。  本委員会に付託されました案件は、議案第94号 鴻巣市介護保険条例の一部を改正する条例、議案第95号 鴻巣市立学校設置及び管理条例の一部を改正する条例、議案第102号 令和2年度鴻巣市一般会計補正予算(第9号)のうち本委員会に付託された部分、議案第105号 令和2年度鴻巣市介護保険特別会計補正予算(第3号)の4件であり、去る12月1日に委員会を開催し、審査を行いました。  審査の結果、議案第94号、第105号の2議案については全員賛成で、第95号、第102号の2議案については賛成多数により原案のとおり可決されました。  それでは、審査の概要について議案番号順に報告いたします。  初めに、議案第94号ですが、介護保険料の滞納状況及び滞納者への対応はとの質疑があり、令和2年11月12日時点の滞納状況は、現年分、滞納繰越分合計で保険料の滞納額が1,963万5,900円、延滞金は確定延滞金で162万3,700円、未確定の延滞金は100万3,200円で、延滞金の合計は262万6,900円になります。納期限までに納付が確認できない場合は、納期限からおおむね20日後に督促状を送付します。その後は、現年のみの滞納がある場合には督促状に催告書を同封するなど、最低年1回の催告をして、納付折衝の機会を得るようにしています。納付されない場合は、財産調査で差押え可能な財産があれば差押えを執行し、保険料や延滞金に配当します。介護保険料の時効は2年ですので、それまでに保険料を完納していないと介護保険の給付を一定期間制限されることになりますとの答弁がありました。  さらに、給付制限されている人数とその理由はとの質疑があり、令和元年度決算では7人です。本来なら1割負担である窓口負担が3割負担になる給付額の減額を受けているケースが6件、償還払いになっているケースが1件です。通常1年以上滞納すると全額自己負担というルールになっていますが、本市の場合納付折衝をして納付約束が取れた場合は適用していません。ただし、2年以上滞納すると時効で欠損となるため、その場合は負担割合の変更がありますとの答弁がありました。  続いて、議案第95号ですが、児童数の減少から笠原小学校を廃校にするとのことだが、市として廃校にしないために何か努力をしてきたのかとの質疑があり、例えば小規模特認校のような本市におけるほかの学校から呼び込むための取組としては、以前は人数が少ないところで学びたいという児童のために通学区域の弾力化により、大きい学校から笠原小学校に移動したケースもありました。なお、小規模特認校については、他市での実施状況も調査しましたが、劇的に児童数が増えることがなかったため、今回制度改正をして小規模特認校とすることはしませんでした。また、各学校は教育委員会とも連携しながら各学校長の努力の下、特色ある学校づくり、魅力ある学校づくりを行ってきました。その中で、笠原小学校独自の行事等があることも承知していますが、複式学級の可能性があるところまで児童数が減少していて、適正規模及び適正配置という大きな視点で考えていく必要があると考えていますとの答弁がありました。  関連して、笠原小学校を守り育てる会が10月から11月にかけて行った笠原小学校存続を求める署名、笠原地域で762人が賛同の署名をしている。小規模校を存続させていくための努力を教育委員会はしてこなかったのではないのか。皆さんが望んでいる存続をしていくための努力をどのようにしたのかとの質疑があり、地域の声や署名の数字があることは理解しています。しかし、教育委員会としては子どもたちが集団の中で多様な考えに触れ、認め合って、協力し合って切磋琢磨するような状況をつくり、子どもたちが思考力、判断力、問題解決能力を育むことができる学校に通わせたいという思いがあります。地域の方の声も大切ですが、何より保護者、子どもたちのために教育委員会は笠原小学校の廃校を決断しましたとの答弁がありました。  さらに、仮に笠原小学校を残し、五、六人の複式学級で集団生活を知らないまま中学校に上がったときに、子どもたちにいかなる弊害があるかを考えているのかとの質疑があり、一般論として中1ギャップがあり、小学6年生から中学1年生に上がるときに生活が大きく変わり、不登校や、場合によってはいじめなどにつながっていく可能性が考えられます。人数が少ない小学校から大きな中学校に上がる場合、子どもとしては相当な不安があると思います。接続の部分もスムーズになり、1小学校に1中学校となるような仕組みづくりをするのが教育委員会の使命だと考えていますとの答弁がありました。  続いて、議案第102号のうち付託された部分ですが、債務負担行為補正のうちスクールバス運行業務委託について、積算根拠と委託内容はとの質疑があり、1回当たり2万4,000円で、おおむね210回程度を予定しており、554万4,000円となります。委託内容は、現在4か所に集合場所を設けていますが、来年度も7時40分に1か所目に行き、その後3か所を回り、最後に鴻巣中央小学校そばの公園に8時頃の到着を予定していますとの答弁がありました。  関連して、今鴻巣中央小学校に通学している笠原地域の1年生が2年生になってからも朝の送りをするのか、また来年入学予定の1年生が鴻巣中央小学校に入学希望をした場合はとの質疑があり、今年度は登校支援をしている1年生は来年度も引き続き朝の通学支援を行いたいと考えています。来年度の新1年生も鴻巣中央小から直線距離で2キロメートルを超える児童を対象に、希望があればバスでの登校支援を行いたいと考えていますとの答弁がありました。  さらに、笠原小学校が廃校となった場合、現在笠原小学校に通っている2年生以上の児童への対応はとの質疑があり、現在の対応はあくまでも指定校の弾力化の対応であり、今回笠原小学校の廃止に伴う議案が可決されますと、教育委員会としては鴻巣中央小学校との統合を考えています。統合後は通学区域の弾力化ではなく、指定校が鴻巣中央小学校になると仮定すれば、現在笠原小学校に通っている直線距離で2キロメートル以上離れている全ての児童の登校の支援、またその場合には下校の支援も考えていますとの答弁がありました。  次に、外国語指導助手派遣業務委託について、17人のALTを派遣、配置するとのことだが、27校ある小中学校への配置内容はとの質疑があり、小中学校へのALTの配置については学校規模に応じています。規模が大きい学校については1人の配置、小規模校については2校で1人の配置となります。2校で1人のところは、ALTが曜日ごとに分かれていますとの答弁がありました。  さらに、ALT配置の効果は出ているのかとの質疑があり、令和元年度より小学校全ての外国語活動、外国語の授業についてはチームティーチングで行うことができています。小学生は、英語の発音や英語で活動を行うことに対して何のちゅうちょもなく、ためらいなくALTの発音を素直にまねて、とてもきれいな発音ができています。中学校に進学して、さらに英語の表現力や知識、技能などを身につけることができていますとの答弁がありました。  次に、生活困窮者自立支援事業の住居確保給付金について、申請者が増加しているとのことだが、どの程度増えているのか、またその内容はとの質疑があり、10月末までの問合せ件数は132件で、うち申請件数は25件、交付決定は22件、支給済額は275万9,100円となっていますとの答弁がありました。  さらに、問合せは132件とのことだが、申請に至らなかった理由はとの質疑があり、住居確保給付金については本人支払いでなく、大家や不動産事業者に支払われることになります。利用者としては、初めに社会福祉協議会で貸与されている緊急小口資金、次に総合支援資金、最後に住居確保給付金という順番で受け付けていますとの答弁がありました。  さらに、132件の問合せの中には、社会福祉協議会が行っている緊急小口資金の融資制度等に結びついたケースもあるのかとの質疑があり、制度を説明した中で利用者が選択していますとの答弁がありました。  次に、自立支援医療給付事業の更生医療給付費について、内容と対象者の増加理由はとの質疑があり、自立支援医療には更生医療、育成医療、精神通院医療がありますが、今回の補正は更生医療の増額によるものです。更生医療は、18歳以上で身体の障がいの除去や軽減のための医療であり、腎臓機能障がいの方には人工透析や腎臓移植等、心臓機能障がいの方には弁形成術や弁置換術等、音声言語そしゃく機能障がいの方には歯科矯正治療等があります。増加理由は、人工透析を行っている生活保護受給者の利用増があります。人工透析を受けている生活保護受給者は、対象医療の全てを更生医療で賄っており、1人の治療費として年間約400万円が想定されます。令和2年度に人工透析治療を行っている生活保護受給者が増加したため、増額補正を計上したものですとの答弁がありました。  次に、吹上富士見保育所管理運営事業の施設修繕料について、漏水とのことだが、詳細と工事時期はとの質疑があり、前年と比べて使用水量が大きく増えており、調査したところ、給食室の漏水が判明しました。12月中には工事が完了する予定になっていますとの答弁がありました。  次に、教育指導費庶務事業の夜間中学負担金について、川口市の中学校に1人通っているとのことだが、詳細はとの質疑があり、川口市の芝西中学校に分校を設置しており、埼玉県ではそちらが夜間中学校として開設されています。市内在住の方で10代後半の外国籍の男性となります。入学資格に在留資格のある外国籍の者も認められる要件となっており、現在2年生に在籍していますとの答弁がありました。  次に、小学校施設維持管理事業及び中学校施設維持管理事業について、詳細はとの質疑があり、まず市章変更に関するものとして、小学校では市旗が19校で3枚ずつ及び体育館ステージパネルの購入費用として78万4,000円、中学校では市旗が8校掛ける3枚で6万6,000円、体育館ステージパネルが8校で26万4,000円を見込んでいます。また、落雷による修繕として鴻巣東小学校の消防用設備が66万円、川里中学校の国旗や校旗掲揚塔及び外時計に124万3,000円、放送設備に221万7,600円。その他、新型コロナウイルス対策として、窓を開けたままエアコンを使用したため、光熱水費を580万円計上していますとの答弁がありました。  さらに、落雷による修繕について、避雷針などで防げなかったのかとの質疑があり、建物の高さが20メートル以上あるものについては避雷針をつけることになっていることから、鴻巣東小学校には避雷針が設置してありますが、川里中学校には避雷針を設置していませんでした。今回掲揚塔のポールに落雷し、根元が割れていたため、避雷針つきのポールに替えましたとの答弁がありました。  続いて、議案第105号ですが、介護報酬改定に伴うシステム改修のための委託料追加とのことだが、改定の内容と影響はとの質疑があり、システム改修委託料は来年度から始まる第8期介護保険事業計画に向け、介護報酬改定や要介護認定の有効期間延長等に対応するものです。介護報酬改定は、賃金や物価水準、介護現場の課題解決等に対応するため、介護保険事業計画の策定に合わせておおむね3年に1度見直しが行われます。現在社会保障審議会において審議中ですが、介護報酬が改定されると介護サービス利用者が支払う本人負担や介護保険料、介護保険事業者の収入等にも影響があると考えています。また、要介護認定の有効期間については、最長36か月から48か月に延長することが予定されています。本市は、現在要介護2から5の方を最長36か月の有効期間とできることとしていますが、48か月に延長できる対象については現在検討中ですとの答弁がありました。  さらに、本市において要介護認定の期間は現在最長36か月までとのことだが、48か月にするのかとの質疑があり、そのように考えています。対象をどこまで広げるかは現在検討中ですとの答弁がありました。  以上が審査の概要であります。  これをもちまして、文教福祉常任委員会の報告を終了いたします。 ○金子雄一議長 次に、まちづくり常任委員会、市ノ川徳宏委員長から報告を求めます。  市ノ川徳宏委員長。        〔市ノ川徳宏まちづくり常任委員長登壇〕 ◎市ノ川徳宏まちづくり常任委員長 それでは、ただいまからまちづくり常任委員会の報告を申し上げます。  本委員会に付託されました案件は、議案第96号 市道の路線の廃止について、議案第97号 市道の路線の認定について、議案第102号 令和2年度鴻巣市一般会計補正予算(第9号)のうち本委員会に付託された部分、議案第104号 令和2年度鴻巣市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)、議案第106号 令和2年度鴻巣都市計画事業北新宿第二土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)、議案第107号 令和2年度鴻巣都市計画事業広田中央特定土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)、議案第109号 令和2年度鴻巣市水道事業会計補正予算(第2号)、議案第110号 令和2年度鴻巣市下水道事業会計補正予算(第1号)の8件であり、去る12月1日に委員会を開催し、審査を行いました。  審査の結果、全ての議案について全員賛成により原案のとおり可決されました。  それでは、審査の概要について議案番号順に報告いたします。  初めに、議案第96号及び第97号ですが、市道J―549号線の払下げの単価及び総額はとの質疑があり、市道J―549号線の単価は1平方メートル当たり6,900円です。払下げの面積は、実測で27.57平方メートルですので、総額で19万233円となりますとの答弁がありました。  次に、路線の認定に関連して、マンホール蓋の更新計画はとの質疑があり、耐用年数が経過し、老朽化が進んでいるもの、また不具合が発生した場合は新しいものに替えることを考えていますとの答弁がありました。  続いて、議案第102号のうち付託された部分ですが、繰越明許費補正の橋りょう維持事業について、内容を詳細にとの質疑があり、今年度大芦小学校北側の1号排水路に架かる下之橋、総合体育館南側の新谷田用水に架かる無名橋―H23の2橋について、橋梁長寿命化修繕計画に基づき補修工事の設計図書を作成するため、橋梁補修設計業務を発注する予定です。計画では来年の2月契約となり、工期を約5か月と見込んでいることから、今回繰越明許費補正を追加しましたとの答弁がありました。  次に、繰越明許費補正の三谷橋大間線(2期工事)整備事業について、今後の計画はとの質疑があり、今年度、令和3年度分の工事を前倒しで実施する予定で、前倒し分が完了した場合、路線総延長約480メートルの約6割が完成という形になります。今後の計画は、引き続き用地買収を行い、用地の引渡しが完了した箇所からライフラインの工事に入り、その後拡幅改良工事を実施していきます。4年度末の事業完了を目指し、進めていきたいと考えていますとの答弁がありました。  次に、交通安全施設整備事業の未就学児お散歩コース安全対策工事について、外側線やグリーンベルトの書き直し等を実施したとのことだが、具体的な場所はとの質疑があり、登戸保育所管内が市道A―2045号線、まごやま保育園管内が市道A―1031号線、エンゼル幼稚園管内が市道A―202号線、204号線、1031号線及び市道C―105号線、カインド・ナーサリー鴻巣本町管内が市道A―317号線、203号線、富士見保育所管内が市道B―890号線、945号線、962号線、969号線及び965号線、保育室まなぴぃ管内が市道C―180号線、ふくろうの森保育園管内が市道吹451号線、保育室風の街管内が市道吹690号線になりますとの答弁がありました。  さらに、総額で幾らかかったのかとの質疑があり、指名競争入札で発注し、請負額は259万6,000円となりますとの答弁がありました。  さらに、令和元年度から3年度までの3年計画となっているが、その後の計画はとの質疑があり、現在の計画は3年後で終了となりますが、今後はこども未来部を中心にお散歩コースの安全点検を実施し、庁内で調整を行いながら安全対策に取り組んでいきますとの答弁がありました。  次に、市営住宅施設維持管理事業の施設修繕料について、その内容はとの質疑があり、令和2年度の4月から9月までの上半期の支出は、新たな入居に際して行うリフォームが8件で約350万円、住戸内の修繕が28件で約100万円、共用部分の修繕が13件で約80万円となっており、合計で約530万円かかっています。10月以降の下半期については、登戸、松原、小松、人形町、新宿団地に空き住戸があり、また入居待機者もいることから、リフォーム7件を想定しています。1戸当たりのリフォームの費用は、見積り金額や過去の実績から50万円から77万円を想定し、380万円となります。また、住戸内と共用部分の修繕については、上半期と同額の180万円を想定しています。このほかに消防設備の定期点検の指摘箇所や松原団地の排水通気管、小松団地の換気口のカバーの修繕として約160万円の工事を予定しています。これらの合計1,250万円が令和2年度の市営住宅の施設修繕料となり、当初予算の800万円を差し引いた450万円が不足することから、補正予算を計上しましたとの答弁がありました。  続いて、議案第104号ですが、例年と比較すると繰越金が増額しているが、その理由はとの質疑があり、過去3年間の状況は令和元年度の繰越金が3,272万223円、平成30年度が2,389万4,779円、29年度は1,745万5,390円となっています。元年度と30年度については、笠原第二地区クリーン施設の改修費用や維持管理費の執行残、また予備費の執行残などにより歳出の予算の不用額が増加したため、繰越金が増加したと考えています。なお、改修工事などがない年度は例年1,700万円程度の繰越金となっていますとの答弁がありました。  続いて、議案第106号ですが、継続費の北新宿第二土地区画整理事業(踏切新設等工事委託)について、工事計画はとの質疑があり、3か年計画で作業を予定しています。令和2年度にJRと基本協定を締結し、3年度からJRにて詳細設計、踏切注意柱や照明柱の新設、ケーブル防護や張り替え工事を実施し、4年度にはレール交換、柵の撤去、連接軌道敷設、信号ケーブル、警報機等新設踏切工事を行い、5年度には既設踏切の撤去と柵の新設工事をすると聞いていますとの答弁がありました。  さらに、本市の都合で踏切を新設するわけだが、工事費は本市が全額を負担するのかとの質疑があり、全額市の負担という形になっていますとの答弁がありました。  さらに、既設の踏切を利用している人への説明はとの質疑があり、この踏切の計画については平成21年度の事業計画の変更の説明会、その後の仮換地指定をする際の個別の説明会において、踏切については2つの場所をなくし、1か所にすると説明をしています。今後地区で年1回発行している区画整理だよりで周知をしながら進めていきたいと考えていますとの答弁がありました。  続いて、議案第107号、第109号、第110号の3議案については質疑がありませんでした。  以上が審査の概要であります。  これをもちまして、まちづくり常任委員会の報告を終了いたします。 ○金子雄一議長 暫時休憩いたします。                             (休憩 午前11時46分)                     ◇                   (再開 午後 1時00分) ○金子雄一議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、市民環境常任委員会、羽鳥 健委員長から報告を求めます。  羽鳥 健委員長。        〔羽鳥 健市民環境常任委員長登壇〕 ◎羽鳥健市民環境常任委員長 ただいまから市民環境常任委員会の報告を申し上げます。  本委員会に付託されました案件は、議案第98号 鴻巣市国民健康保険税条例の一部を改正する条例、議案第99号 鴻巣市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例、議案第100号 鴻巣市駐車場条例を廃止する条例、議案第101号 公の施設の指定管理者の指定について、議案第102号 令和2年度鴻巣市一般会計補正予算(第9号)のうち本委員会に付託された部分、議案第103号 令和2年度鴻巣市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)、議案第108号 令和2年度鴻巣市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の7件であり、去る12月2日に委員会を開催し、審査を行いました。  審査の結果、議案第98号、第99号、第108号については全員賛成で、その他の4議案については賛成多数により原案のとおり可決されました。  それでは、審査の概要について議案番号順に報告いたします。  初めに、議案第98号ですが、意図せざる影響や不利益が生じないようとはどのようなことをいうのかとの質疑があり、平成30年度の税制改正により、令和3年度から基礎控除が一律10万円引き上げられ、代わりに給与所得控除、公的年金控除がそれぞれ一律10万円引き下げられることになります。仮に年金収入が150万円の場合、2年度までは年金所得は30万円となり、軽減判定基準額の33万円以下のため、7割軽減の対象でしたが、公的年金等控除が10万円引き下げられることで年金所得は40万円となり、軽減判定基準額が変わらないとすると5割軽減の対象となり、不利益を生じさせてしまうため、軽減判定所得について所得の見直しを行うものですとの答弁がありました。  次に、7割軽減基準額、5割軽減基準額、2割軽減基準額に該当する現行及び改正後の対象者数はとの質疑があり、令和2年10月末時点の数字で現行の7割軽減の対象者が4,944人、5割軽減が4,064人、2割軽減が4,030人、計1万3,038人。改正後の7割軽減の対象者が現行と比べ77人増の5,021人、5割軽減が62人増の4,126人、2割軽減が63人増の4,093人、合計で202人増の1万3,240人となっていますとの答弁がありました。  続いて、議案第99号ですが、特例基準割合を延滞金特例基準割合とした文言整理とのことだが、延滞金を加えた理由はとの質疑があり、租税特別措置法の改正により、同法第93条第1項に規定されていた特例基準割合が延滞金特例基準割合へ名称が改正されました。地方税法でも租税特別措置法と同様に、特例基準割合を規定していることから名称が改正されていますとの答弁がありました。  続いて、議案第100号ですが、市営駐車場パーキング・こうのす、市営鴻巣駅西口駐車場の入出庫機器の更新に幾らかかるのかとの質疑があり、5年リースの場合、パーキング・こうのすは872万2,000円、鴻巣駅西口駐車場は447万3,000円と見込んでいますとの答弁がありました。  次に、機器更新までの期間はとの質疑があり、一般的には5年程度が目安とのことですとの答弁がありました。  次に、鴻巣市営駐車場パーキング・こうのすを月ぎめ駐車場として利用している人への廃止の周知はいつからどのように行うのかとの質疑があり、議会終了後の12月15日、指定管理者のサイカパーキング株式会社を通じて個別に郵送等でお知らせをすることを予定しています。また、現場に看板設置等も考えていますとの答弁がありました。  次に、市営駐車場1時間無料の利用相当金額はとの質疑があり、令和元年度で225万3,500円となっていますとの答弁がありました。  次に、パーキング・こうのすの代替となる駐車場は幾つあるのかとの質疑があり、市が把握しているだけでも民間駐車場が12か所、1,052台分ありますとの答弁がありました。  次に、利用者の理解を得るために引き継ぎ、1時間無料を継続するのかとの質疑があり、まだ決まっていませんが、来年度予算の編成に向けて、一つの案としては周辺に多くできた民間駐車場の1時間無料券等を配ることを考えていますとの答弁がありました。  続いて、議案第101号ですが、鴻巣市産業観光館の指定管理者候補者の選定結果は、合計70.90点とのことだが、5年前の選定結果は何点だったのかとの質疑があり、200点中180点でしたとの答弁がありました。  次に、200点のうちの180点と100点のうちの70.90点では、今回のほうが下がっているが、点数が下がった理由はとの質疑があり、今回の指定管理者の選定に当たっては、平成30年3月に策定した指定管理者制度運用ガイドラインに沿って実施しています。5年前は、以前のガイドラインに沿って実施したため、200点満点でしたが、今回は100点満点になりました。点数が下がった理由は、5年前と選定の基準項目等の見直しが行われており、基準項目も異なっていることから、個別に評価するのは困難ですとの答弁がありました。  次に、審査項目の施設の設置目的の達成に向けた取組とサービス向上に向けた取組は、15点満点中9.6点と9.8点となっているが、市の指導等により向上できるかとの質疑があり、今回の指定管理者候補者の提案について、今後の新たな講座の取組や会議室等の有効利用等を強く求めるとともに、インスタグラムやSNS等を有効活用し、積極的な市内外への広報を強くお願いしたところですとの答弁がありました。  続いて、議案第102号のうち付託された部分ですが、公共交通維持事業について、乗合タクシー登録者に300円の乗車チケットを2枚郵送するとのことだが、対象者数は、またいつ時点までの登録者を対象とするのかとの質疑があり、対象者は令和3年3月12日までの登録者約1万人を想定し、12月28日までの登録者に対しては1月中旬を目途にチケットを郵送し、12月29日から3月12日までの登録者には順次郵送または登録の際に手渡ししますとの答弁がありました。  さらに、チケットの使用期限はとの質疑があり、令和3年3月31日乗車分までとなりますとの答弁がありました。  次に、戸籍住民基本台帳費庶務事業の印刷製本費について、市章変更によるとのことだが、印刷枚数はとの質疑があり、印鑑登録証を4,500枚作成しますとの答弁がありました。  関連して、今までの証明書用改ざん防止用紙は、令和3年3月31日にどのくらい残るのか、また残った場合の処分方法はとの質疑があり、1か月当たり約2万枚を使用しており、令和2年10月末現在の在庫数は9万2,000枚となっています。11月から3年3月末までの5か月間で約10万枚の使用を見込み、不要在庫を出さないために今年度末までに8,000枚を購入する予定です。残った場合には、偽造防止のためシュレッダーで適切に処分しますとの答弁がありました。  次に、市営駐車場管理運営事業の再開発ビル管理費負担金について、全体ではどのくらいかとの質疑があり、エルミこうのす商業棟管理組合及びエルミこうのすアネックス管理会に対する負担金となっています。令和元年度、エルミこうのす商業棟管理組合は、全体の収入金額9,749万3,000円、うち市負担金の2,347万5,000円、エルミこうのすアネックス管理会は全体の収入7,376万6,000円、うち市負担金1,010万円となっていますとの答弁がありました。  さらに、管理費の具体的な使い道はとの質疑があり、主に設備維持管理費、保安警備費、光熱水費等に使用されているとのことですとの答弁がありました。  次に、ひな人形の街鴻巣PR促進事業のびっくりひな祭り補助金は、感染症対策経費に対する補助金とのことだが、新型コロナウイルス感染症対策はどのように行う計画かとの質疑があり、消毒液、非接触型体温計、フェースシールド、マスクを購入し、メイン会場、サテライト会場の入り口、受付に消毒液を設置し、マスク未着用者に対してマスク配付を予定しています。また、循環バス4か所の停留所にスタッフを配置し、検温や手指消毒の実施を検討しています。また、ボランティアスタッフについては、マスク、フェースシールドの着用を予定していますとの答弁がありました。  次に、商工会補助事業のさくらまつり開催について、実行委員会形式も含め、本市が関わるイベントは様々なイベントが中止になっているが、さくらまつりを開催するに至るまでの経緯はとの質疑があり、鴻巣、吹上、川里、それぞれの実行委員会において対応について詰めながら進めていますが、10月9日の鴻巣市さくらまつり運営委員会では具体的な実施方法について話合いがなされ、最終的に決定していますとの答弁がありました。  次に、新型コロナウイルス感染症緊急対策商工振興事業について、大幅な減額となっているが、PRは十分だったかとの質疑があり、今まで行った周知方法は、ホームページ、広報への掲載、公共施設、本庁舎、吹上支所、川里支所、商工会等での申請書の配布、インスタグラムの投稿、新型コロナ対策・支援措置に関する情報の新聞折り込み、デジタルサイネージでの配信等です。商工会においては国の補助金もあったため、併せて市補助金も紹介しており、案内文書を会員約1,700人へ郵送しましたとの答弁がありました。  次に、災害支援体制整備事業の防災備蓄センターについて、どのように活用するのかとの質疑があり、屋上には防災備蓄センターの電気設備を全て賄える10キロワットの太陽光パネルを設置します。停電時には、電気自動車と電気のやり取りができる仕組みになっています。2階には棚を置き、毛布、保温用のシート、避難所の床に敷くマットやあまり重くないものを備蓄する予定です。2階中央に四角い穴が空いており、避難用シューターのような仕組みとなっていることから、荷物をシューターに入れると下に置いたトラックの荷台近くに物が下りてきます。1階にはスコップ、発電機、電動式トイレ、組立て用のテント等を置く予定です。中央にシャッターのついた車両積込みスペースがトラック2台分あり、暴風雨のときでも車を中に入れ、ぬれずに荷物の積み下ろしが可能な仕様になっています。駐車場の地面から90センチメートルの高さが1階の床になり、地面と床の間の空間に水害対策用のボート6艇を収納します。また、土のうステーションを併設しますとの答弁がありました。  続いて、議案第103号ですが、オンライン資格確認等運営負担金について、令和3年3月から適用するとのことだが、具体的な内容はとの質疑があり、3年3月から医療機関や薬局の窓口でマイナンバーカードのICチップまたは健康保険証の記号番号等により、オンラインで資格情報の確認ができます。オンラインで資格確認をすることにより、保険診療を受診できる患者かどうかを即時に確認することが可能となり、レセプトの返戻が減ります。また、窓口での入力が不要になるなどのメリットがあります。この運営に対する負担金として、各医療保険者が国保中央会にオンライン資格確認等運営負担金を納付することになりますとの答弁がありました。  次に、特定健康診査等事業の特定保健指導等委託料について、時期を遅らせたことによる減額とのことだが、本来の実施期間からどれくらい遅らせたのかとの質疑があり、例年特定保健指導は初回面談を12月から翌年の3月までの間に行いますが、令和2年度については新型コロナウイルス感染症の影響により特定健診の実施時期が2か月後ろ倒しになり、期間も例年10月末までのところ、今年度は来年2月27日までとしていることから、特定保健指導も初回面談が来年2月から7月までとなっていますとの答弁がありました。  続いて、議案第108号ですが、高齢者医療制度円滑運営事業費補助金について、税制改正によるシステム改修とのことだが、税制改正の内容はとの質疑があり、平成30年度の税制改正で給与所得控除や公的年金控除から基礎控除へ10万円振替が行われる改正があり、所得額の計算方法等も変わることから、今回改修を行うものですとの答弁がありました。  以上が審査の概要であります。  これをもちまして、市民環境常任委員会の報告を終了いたします。 ○金子雄一議長 以上で委員長の報告が終了しました。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑の通告は、竹田悦子議員、1名でありますので、発言を許します。  竹田悦子議員。 ◆2番(竹田悦子議員) では、まちづくり常任委員長から質問をさせていただきます。  委員長報告の中の18ページ、議案第97号です。市道の認定に関連して、マンホールの蓋の更新計画の質疑で、今後新たな市道の認定を行うときにマンホールの蓋はどのようなものを使うのか。今回市章の変更がありますので、この中では老朽化が進んでいて不具合が発生した場合には新しいものに替えるということが述べられていますが、この新しいものというのは新たな市章を意味しているのかどうかも含めて、委員長報告以外に質疑があれば詳細にお答えいただきたいと思います。  それから、2点目が20ページの議案第106号であります。このところには、議案第106号の継続費の踏切新設等工事委託費として2億7,854万5,000円が計上されています。この金額は、全額市が負担することとなっているという答弁があったことが報告されています。計上されている予算の範囲で済むのかなど、報告以外の質疑があればというふうに思います。と申しますのは、三谷橋大間線の地下道を造るに当たって、線路の下を通る道を造るに当たって、当初48億円と言われていたものが64億円に増えている経過があるのです。そういう点でいうと、踏切の新設工事というのは、基本的にはJRの関連会社が行うようになると考えますので、そういう点では工事費が膨らむことが予測されますので、この金額で済むのかどうか、質疑があれば詳細にお答えいただきたいと思います。  続いて、市民環境常任委員長にお尋ねをします。24ページであります。議案第100号です。中山道の市営駐車場の廃止について、るる審議をしていただきました。その中で、中山道の市営駐車場がなくなることについては、決定したらお知らせするというふうな報告でしたけれども、なくなることによる地域商店街、観光への影響について何か質疑されていればその内容についてお答えをいただきたいと思います。  それから、2点目として、この報告書の中には民間の駐車場が12か所、1,052台分があるというご答弁がされていることが報告されていますが、出された資料を見ますと1,052台の中には鴻巣駅東口第1駐車場が730台、それから第2駐車場が65台ですが、これは民間ではなくて、いわゆる市営の駐車場ですよね。そういう点からいうと、出された資料と答弁されている内容とでは差異があるというふうに私は受け止めましたので、この件について質疑があれば詳細にご答弁お願いしたいと思います。  続いて、25ページであります。議案第101号です。上の段のほうに5年前の選定の基準と今回の基準項目も異なっているというふうなご答弁がされています。出された資料を見ると、選定項目そのものが非常に分かりにくい。例えば運営に適すると、何をもって適切とするのかという、その資料を見ますと非常に分かりにくい点がありますので、選定項目そのものについての質疑があれば詳細にお答えいただきたいというふうに考えます。  続いて、28ページであります。議案第103号です。今回、来年の3月から医療機関や薬局の窓口でマイナンバーカードのICチップまたは健康保険証の記号番号によりオンラインで資格情報の確認ができるということがあります。そういう点からいうと、これまでの活用範囲が広くなることによって、オンラインの資格確認運営負担金の中で、4万4,000円になっていますけれども、セキュリティーがどうなっていくのか、個人情報がかなり含まれるようになりますので、このセキュリティー問題など、報告以外に質疑があれば詳細にお答えいただきたいと思います。  以上です。 ○金子雄一議長 答弁を求めます。  市ノ川徳宏まちづくり常任委員長。 ◎市ノ川徳宏まちづくり常任委員長 それでは、竹田議員のまちづくり常任委員長に対する質疑にお答えをいたします。  初めに、(1)議案第97号、ページ18、市道の認定に関連して、マンホールの蓋の更新計画の質疑で、今後新たに市道の認定を行うとき、マンホールの蓋はどのようなものを使うかなど、報告以外に質疑があれば詳細についてですが、市章の変更は予定をされておりますが、この件に関して特別な質疑はございませんでした。  続いて、議案第106号、ページ20、継続費の踏切新設等工事委託について、全額市が負担すると答弁があったことが報告されていますが、計上されている予算の範囲内で済むのかなど、報告以外の質疑があれば詳細についてですが、既設踏切の撤去は令和5年度に実施するのかとの質疑がありました。令和5年度に新設踏切を開通させるのと同時に、既設踏切の撤去という形で進めていくと聞いていますとの答弁がありました。  また、予算については特に質疑はございませんでした。  以上です。 ○金子雄一議長 羽鳥 健市民環境常任委員長。 ◎羽鳥健市民環境常任委員長 それでは、竹田議員の市民環境常任委員長に対する質疑に答弁申し上げます。  初めに、2の(1)議案第100号、24ページ、ア、中山道の市営駐車場がなくなることについて、地域商店街、観光への影響について質疑されていれば、その内容を詳細にとのことですが、現在の駐車場は中山道の商店街の真ん中にあるため、すぐに歩いて商店街に行けたが、廃止になると駅前の駐車場から中山道まで歩かなければならず、高齢化社会の中で大変不便になる、また今利用している事業者は納得しているのかとの質疑があり、周辺に民間駐車場が増えてきており、パーキング・こうのすの利用者は周辺の商店の人であると把握していますので、民間の駐車場で十分ではないかと考えています。また、地権者や周辺の数人からは特別反対の意見はありませんでしたとの答弁がありました。  さらに、現在利用している商店にはどのように説明をして、どのくらいの割合で合意が得られているのかとの質疑があり、駐車場廃止に関して商工会や駅周辺の商店経営者、民間駐車場経営者に状況を聞いて判断しており、最大の判断理由は利用者数、特に無料の駐車をしている人が10年前に比べると6割以上減っていることです。このことから、一定の役目は終わったと判断し、廃止を決定しました。直接利用者に聞いてはいませんが、今回の議決をもって有料の駐車券を買っている利用者には廃止の理由を説明したいと考えていますとの答弁がありました。  続いて、イ、民間駐車場が12か所、1,052台分あると答弁していることが報告されましたが、出されている資料と差異があります。(鴻巣駅東口駐車場は民間ではない)、この件について質疑があれば詳細にとのことですが、質疑はございませんでした。  続いて、(2)議案第101号、25ページ、選定の基準項目の見直しが行われたと答弁があったことが報告されましたが、選定項目そのものについて質疑があれば詳細にとのことですが、質疑はございませんでした。  続いて、(3)議案第103号、28ページ、オンライン資格確認等運営負担金について、セキュリティー問題など、報告以外に質疑があれば詳細にとのことですが、質疑はございませんでした。  以上でございます。 ○金子雄一議長 竹田悦子議員。 ◆2番(竹田悦子議員) 一通りお答えいただきました。市民環境常任委員長に再質問を行います。  先ほどの議案第100号について、市営駐車場がなくなることについていろいろ報告以外に質疑があったことが分かりました。その中で、特別に反対の意見はなかったというふうなご答弁が執行部からあったというふうにお答えいただきましたけれども、特別に反対意見はなかったと、ここに関わる部分での質疑があればさらに加えて再質問したいと思います。  あわせて、利用が6割に減って、一定の役割が果たせて終わるというふうなご答弁が執行部からあったというのですが、その辺で一定の役割というところで地元の商店の活性化に向けた関連したものがあればお答えをいただきたいと思います。  以上です。 ○金子雄一議長 羽鳥 健市民環境常任委員長。 ◎羽鳥健市民環境常任委員長 竹田議員の再質問にお答え申し上げます。  2点におきまして、それ以上の質疑はございませんでした。  以上でございます。 ○金子雄一議長 以上で竹田悦子議員の質問を終結いたします。  これをもって、通告のありました委員長報告に対する質疑を終結いたします。  これより討論を求めます。  初めに、反対討論ありませんか。  坂本 晃議員。 ◆20番(坂本晃議員) 議案第92号 鴻巣市章及び鴻巣市シンボルマークの廃止並びに鴻巣市章の制定について、反対の立場で討論をいたします。  平成17年に対等なる立場の編入合併が成立しました。1市2町の合併協議において、鴻巣市の市名もそのままとなり、市章もそのまま残されていきました。合併協議の中で市章も変えるべきとの意見もありましたが、鴻巣市側の意見が強く、そのまま残され、今日に至っています。合併協議に向けて川里の町民から、鴻巣市は残るが、川里町も吹上町もなくなってしまう。住所地の名称が変わることは、川里町も吹上町も町民がそれなりに費用もかかる。このような両町民の気持ちが鴻巣市民に分かっていただけるのだろうか。鴻巣市の市名を新しい市名にすることとすれば、合併は成立しないだろうと言われました。その協議の中で、市章はそのまま残すこととしてきました。市民から変更したほうがよい、また変更してくれとの意見、要望は今までになかったと聞いています。現在の市章を活用することで何か問題があるのかと聞いても、問題はないとの答弁でした。  委員会の審議の中では、市職員から出された意見だと言われました。市職員の意見は大事な意見と思いますが、この市章の変更について市民の皆さんはどう受け止めるでしょうか。変更の理由にコロナ禍の中で市民の気持ちを一つにするため、変更することはよいとされていました。これまで使ってきた鴻巣市のシンボルは、この時代においてもシンボルとして活用することが一番ふさわしいことと考えます。  新型コロナウイルス感染症の終息は見えてきません。様々な市の事業が中止される中、市民に対して新たな支援策を考えていく状況です。少しでも無駄な費用は避けるべきと考えます。コロナ禍ではなく、市民の皆さんから多くの意見を聞ける環境になったら新たに意見募集をし、市章の変更についてより多くの市民の皆さんで考えていくべきと思います。  今回の変更では、直近では270万円ほどかかると聞いていますが、それだけでは済みません。多額の費用がかかることは先に延ばせると言っていましたが、それならばなおさら変更はせずにしばらくはこのままでいくべきと考えます。市長の報酬や議員の報酬を削減する状況の中、やらなくても済むことはやらないほうがよいと考えます。  よって、この議案第92号について反対といたします。  続いて、議案第95号 鴻巣市立学校設置及び管理条例の一部を改正する条例について、反対の立場で討論をいたします。そもそも笠原地域の通学区域変更について、平成16年に安養寺地区の子どもたちを通学距離が遠いために通学区域を変更させて、笠原小学校だけでなく、北小学校を選択してもよいとして、どちらに通学するかは保護者や子どもの考えで決定できることとなりました。このとき既に鴻巣中央小学校は設置されておりました。この問題が発生したときに教育委員会の考えとして、笠原小学校も北小学校も北中学校に進学することとなっていたので、小学校では分かれても同じ笠原地区の子どもたちは中学校においてまた共に学べるようにすること、地域を分断することのないように考え、鴻巣中央小学校だけではなく、北小学校を学区変更の対象としたと聞いています。このときに初めて通学距離が最大2キロメートルと決まったようでした。今回のように登校支援ができるならば、安養寺地区の子どもたちを笠原小学校に戻し、遠距離のための登校支援を行えば、笠原小学校の児童数は今以上に増えて、廃校問題を考えるまでには至らないのではないかと考えています。  先日笠原小学校の保護者の方々にお会いして、意見交換をさせていただきました。そのときに、笠原小学校のような小規模校に入学して、今までに何か問題を感じていますかとお聞きいたしましたが、保護者の方は特に問題を感じていない、笠原小学校は子どもの人数が少ないため、様々な役に就く、そのために多くの経験をすることがあり、中学校に行っても活発に発言や行動が取れているので、安心していますと言っておられました。教育委員会の皆さんが常々言っている少人数の学校から中学校に行くと、子どもが戸惑ってしまうように聞きますが、そんな心配はしていませんでした。今までに笠原小学校から中学校に進んだ子どもの中で、戸惑って登校拒否などをしているような問題は、教育委員会から一度も報告を聞いていません。  また、クラス替えができないために、いじめられている子どもがいつになってもいじめから逃れられないと聞きますが、鴻巣市の学校で今までにそのような事例があったことは教育委員会から聞いていません。そんな事例が確認されれば、当然先生が的確な生徒指導を行っていくと考えます。そのような指導ができる先生が多いのではないでしょうか。教育委員会は、自信を持ってその指導を先生方に託していいと思います。それとも鴻巣市内の学校にはそのような指導ができる先生はいないのでしょうか。そんなことはありません。多くの優れた先生がそろっています。  また、よく聞く中1ギャップがありますが、これは細かな指導がされてきた小学校生活から、教科ごとに先生が替わるような中学校生活に慣れるまで大変だと感じてしまう子どももいると思っています。これさえも適切な指導があればすぐに解消できる問題と思います。この中1ギャップは、小学校から中学校に進学するときに多くの子どもが経験することのように思っています。  平成27年8月に始まった鴻巣市立小・中学校適正配置等審議会で打ち出された方針によれば、通学区の見直しとして鴻巣東小学校に向けて田間宮小学校、鴻巣北小学校、鴻巣南小学校から少しずつ子どもを分けて見直しがされています。川里地区は、小中一貫校の目標を立て、川里地区の3小学校を中学校の周辺に集める構想を立てていましたが、今は小中一貫教育として年に何度かの交流事業などを行っています。吹上地域は、吹上小学校、大芦小学校、小谷小学校を1つにするような方向が打ち出されています。その中で、今回の鴻巣中央小学校、笠原小学校、常光小学校の3校をまとめる方向性が出されていました。しかし、この間に手をつけたのは、笠原小学校の廃校だけであります。特に笠原小学校とともに中央小学校に統一される予定の常光小学校に対しては、何のアクションもありません。本当にそれぞれの地域の再編計画が実行されるのでしょうか。  川里地域の共和小学校もずっと単学級で6年間過ごします。吹上地域や鴻巣地域にも単学級で過ごす学校もあります。その子どもたちは、このままで大丈夫ですか。クラス替えもできない、中学校に行っては大勢の中に埋没しませんか。そんなことはないと思います。笠原小学校の子どもだけが埋没するのでしょうか。そんなことはありません。教育委員会は、平成27年に打ち出された方向性をいつまでに実現させる考えなのでしょうか。保護者の方が言っておられました。小学校の教育は、地域とともに進めるべきと。単に学校だけの世界ではない、地域の皆さんとともに子どもを育てることが必要ではないのかと言われていました。まさにそのとおりと思います。1度廃校になったら、元に戻すことは大変困難になります。地域の意見、提案が出され、賛成、反対ともに同数だったことを考えれば、いま一度考え直し、笠原地域の在り方はどうあるべきか、笠原地域の皆さん自身の選択ができることを強く望むところです。  よって、急激な政策を進めることのないよう考え、議案第95号について反対といたします。  以上です。 ○金子雄一議長 次に、賛成討論ありませんか。  永沼博昭議員。 ◆5番(永沼博昭議員) 議案第91号 鴻巣市行政組織条例の一部を改正する条例について、賛成の立場で討論します。  まず、水道課と下水道課の統合は、水道と下水道の連携をより一層強化し、今後の上下水道事業を包括的に管理運営できるよう上下水道部を設置するものです。既に上下水道部または上下水道局を設置している県内の市は21市あり、近隣では熊谷市、上尾市、久喜市等があります。水道課と下水道課が統合することにより、経営コストの削減や水道と下水の事業における相談業務や申請などの窓口の集約化により利便性が向上され、お客様サービスの向上が図られると考えます。また、上下水道の工事や維持管理において技術者の交流による技術の継承が図られるものと考えます。  次に、危機管理課の部や室からの独立は、副市長直下の組織とすることで、昨年度発生した台風19号や世界的に流行している新型コロナウイルスの感染症など、あらゆる危機を一元的に総括、調整し、今まで以上に柔軟かつ迅速に対応する組織とするためです。今後県内で、戸田市、朝霞市、入間市など7市が配置している危機管理監をトップとし、あらゆる危機事案に対し、対策会議を通じながら迅速、的確な対応ができる体制ができるものと考えます。  これらのことから、水道、下水道事業の統合化は市民サービス向上と経営コスト削減が図られ、危機管理課の独立は危機管理監をトップとして危機事案に迅速、的確な対応ができれば防災、減災につながり、市民の安全、安心の向上にもつながるものと考えられることから、議案第91号 鴻巣市行政組織条例の一部を改正する条例に対して賛成といたします。 ○金子雄一議長 次に、反対討論ありませんか。  加藤久子議員。 ◆10番(加藤久子議員) では、議案第92号 鴻巣市章及び鴻巣市シンボルマークの廃止並びに鴻巣市章の制定について、反対の立場で討論を行います。  現在の市章は、昭和7年に町章として、昭和29年から長きにわたり使用されてきた歴史ある市章です。平成17年に合併をし、翌年公募により現在のシンボルマークが作られ、市章は市章として、シンボルマークシンボルマークとして活用してきております。ところが、今回の議案第92号では、今まで使われてきたシンボルマークを市章として制定するという内容です。合併時に新しい市章を変えるということであるならともかく、合併をして15年経過し、成長したこともあり、今までのシンボルマークを市章にするとのことですが、今この新型コロナウイルスの関係で費用をかけなければならないことが多々ある中、市章を変えることによって補正で約270万円程度の費用をかけるといったことは理解できません。現在の市章であっても、市民にとって何一つ不便を来すようなことは一切なく、何のために市章を変えなければならないのか意味不明です。  よって、議案第92号 鴻巣市章及びシンボルマークの廃止並びに鴻巣市章の制定について、反対討論といたします。  次に、議案第93号 「花と緑の都市宣言」について、反対の立場で討論を行います。平成17年に合併をし、将来都市像として「花かおり 緑あふれ 人輝くまち こうのす」をうたいながら15年が経過しました。ところが、今回の議案内容は一番大切な人をなくして、花と緑の都市宣言にするということです。人がいることは基本であるというものの、人という文字をなくしてしまったら市民に伝わるものではありません。都市宣言をするなら、当然人も入れるべきであると思い、よって議案第93号 「花と緑の都市宣言」について、反対討論といたします。  次に、議案第95号 鴻巣市立学校設置及び管理条例の一部を改正する条例は、笠原小学校を廃校にする条例であり、反対の立場で討論を行います。平成27年から笠原小学校、中央小学校、常光小学校を1つのエリアとして適正配置、適正規模の審議会を設置し、審議をしてきましたが、結論がないままの答申が出されました。その後、行政として説明会やアンケートを実施し、地域住民の意見を聞いたということでありますが、アンケートの内容を見る限り、147年もの歴史ある学校、地域に密着している笠原小学校をなくさないでほしい、存続してほしいという声が多数でありました。  笠原小学校を廃校にするということは、この内容について議員が一般質問をしたことで初めて廃校する情報を知り得ただけで、議会とは何一つ議論はありませんでした。議会には、今年の9月定例会終了後初めて報告されたという事実です。市長は、皆さんが少数でもよいなら、市長でいる限り廃校にしないと明言しております。しかし、その後学区外の学校に行きたい、クラス替えのある学校にといった声があったために廃校に至ったということが何度も説明されておりますが、後者の声はどの程度あったのか分かりませんが、全員の総意ではないにもかかわらず、廃校を決めました。学校がなくなってしまうということは、地域のコミュニティーも壊れてしまうおそれがあります。学校がなくなってしまえば、若い人たちも住むどころか、ほかの地域に転居してしまう可能性も十分あります。  日本全国に小規模校はたくさんありますが、その中で栃木県栃木市では4校の小学校を小規模特認校として取り組みました。その結果、2校は山間部ということであって、児童数が増えなかったために適正配置を考え、他の2校のうち栃木市立南小学校では全校児童が81名、そのうち35名が学区外から、市立国府南小学校においても37名中13名が学区外から登校しているという現実だそうです。本市には小規模校が8校あり、本市としては児童数を増やすために何らかの努力をしている様子が見えず、ただ単に子どもが少ないからといった数字合わせで廃校を考えているようにしか伝わってきません。いつ他の小規模校が的に当たるのかと思うと、非常に心配になります。  今回430名(P.547「4,300名」に発言訂正)、そのうち750名が地域の署名を添付した要望書が市長に提出されております。これは、市内にある小規模校の今後を心配する思いも込められた要望書であると思います。栃木市のようにいろいろと手を尽くした上で、どうしても児童数が各学年1桁になってしまうようなときが来た際に検討して決定していくべきであると思います。よりよい教育環境とは、地域と一体になり、子どもの成長を見守ることであり、必ずしも児童がたくさんいるということではありません。異学年や他校との交流をすることなどなど、方法はたくさんあります。  中1ギャップというのも小規模校だからあるということではなく、小学校と中学校の環境があまりにも違うことにギャップがあるわけで、2クラス以上の学校から来た子どもでもあり得ます。  よって、笠原小学校は少人数の学校で子どもたちに一人一人目の行き届いた教育、地域と一体となっている147年の歴史ある笠原小学校はなくすべきでないと強調し、議案第95号 鴻巣市立学校設置及び管理条例の一部を改正する条例に対し、反対といたします。  以上です。 ○金子雄一議長 次に、賛成討論ありませんか。  田中克美議員。 ◆25番(田中克美議員) 議案第92号 鴻巣市章及び鴻巣市シンボルマークの廃止並びに鴻巣市章の制定について、賛成の立場で討論いたします。  本市の市章は、私の知るところでは戦前の鴻巣町において昭和7年に一般から募集をし、町章として使っていたものです。形は、片仮名で鴻巣の4文字を円形にかたどったものであります。昭和29年の合併後に、鴻巣市の市章として現在まで使ってきたものであると伺っております。  さて、今回議案に出されている鴻巣市章は、平成17年の合併後に公募で採用されたものであり、平成18年よりシンボルマークとして使われてきたものであります。鴻巣の頭文字のKがメインモチーフ、左側が自然と緑、伸びやかに育つケヤキ、右側が飛躍、羽ばたくコウノトリ、中央にパンジーをイメージした円を配置することにより、全体で優美なひな人形になります。これは、鴻巣市民の輝かしい姿にも通じています。合併後15年が経過し、鴻巣地域、吹上地域、川里地域の一体性の確立を目指し、取り組んできた政策により、現在は各地域の均衡ある発展と一体性の確立が図られるに至ったと考えます。  また、審議会からは、鴻巣市、吹上町、川里町の合併から15周年という節目にこのシンボルマークを市章とすることは、市民が合併後における新市の取組を振り返り、今後のさらなる発展に向けて市民と行政が一体となって愛着のあるまちづくりを進めていく象徴としてふさわしいと考えますとの答申を受けています。ひな人形、パンジー、コウノトリという鴻巣市の貴重な財産に結びつく市章にすることに賛成します。  議案第93号 「花と緑の都市宣言」について、賛成の立場で討論いたします。市民が心を一つに花や緑を守り育てながらさらなる鴻巣市の発展を目指すため、花と緑の都市宣言をするものです。「花かおり 緑あふれ 人輝くまち こうのす」の将来都市像は、合併後の15年間、次の世代へと引き継いでいくための目標として掲げてきました。この将来都市像は、市民、特に未来を担う子どもたちに継続して伝えていかなければなりません。花と緑をテーマにした都市宣言を行うことで、本市の特徴を今まで以上に強く打ち出し、市内外へPRしていくことが望ましいと考えます。  今後は、新型コロナウイルス感染症により、先行きの見えない厳しい経済、社会情勢が続くことが予想されます。鴻巣市民が一体となってコロナ禍でも花や緑に囲まれた明るいまちづくりを進め、この難局を乗り越えていかなければなりません。審議会でも委員会でも花に対する積極的な提案等がされておりましたことを考えますと、花と緑の都市宣言を行うことによって、さらなる市民、子どもたちへの花への愛着とともに、鴻巣市への興味、協力、市民参加のまちづくりが進むことが期待できることから、賛成といたします。  以上です。 △発言の訂正 ○金子雄一議長 加藤久子議員。 ◆10番(加藤久子議員) 先ほどの議案第95号の件で、市長への要望書の数字をちょっと私「4,300」と言うところを「430」というふうに言ったそうですので、「4,300」に訂正をお願いしたいと思います。  以上です。 ○金子雄一議長 ただいまの発言の訂正の申出については、ご了承願います。  なお、字句その他の整理については、議長に一任願います。 ○金子雄一議長 暫時休憩いたします。                             (休憩 午後 2時00分)                     ◇                   (再開 午後 2時15分) ○金子雄一議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、反対討論ありませんか。  阿部愼也議員。 ◆18番(阿部愼也議員) それでは、議案第92号 鴻巣市章及び鴻巣市シンボルマークの廃止並びに鴻巣市章の制定について、反対3人目になりますが、申し上げます。  本案については、合併15周年の節目を迎え、厳しいコロナ禍の中、改めて市民が心を一つに輝く未来へ飛躍を遂げるためとあるが、市章を変えただけで、おとぎ話でもあるまいし、市民が輝く未来への飛躍を遂げられるのか疑わしいところであります。合併15周年の節目とは言うが、第6次総合振興計画もそのままに、コロナ禍というのであれば、20周年の時点でもよかったのではないか。また、かかる費用の説明も乏しく、コロナ禍であればこそ、ほかにも生きた金の使い道もあるはずであります。執行部の説明では、パブリックコメントにおいて17名中13名が市章の変更をよしとしないことや、市民に対してこの変更が何の恩恵ももたらされないことから、いいかげんにしなさいというふうにご注意申し上げながら反対といたします。 ○金子雄一議長 次に、賛成討論ありませんか。  潮田幸子議員。 ◆23番(潮田幸子議員) 議案第93号 「花と緑の都市宣言」に賛成の立場で討論いたします。  鴻巣市は、花のまちであります。国内でも有数の花の産地、流通拠点であり、花を愛し、育て、花により安らぎを得て、心豊かに花のある暮らしを楽しむ文化があります。本市は、全国初となる鴻巣の花を見て育てて贈ってふれあう花のある生活促進条例、通称花プレゼント条例があり、また花育など花を大切にし、花とともに生き、笑顔あふれるまちを目指しております。  このたび花と緑の都市宣言は、花と緑にあふれた潤いと彩り豊かな郷土を次代を担う子どもたちにつなげるという未来に向かっての温かなメッセージも込められております。この花と緑の都市宣言をすることで市民が花とともに生き、緑に囲まれる市に住んでいることを誇りと思えるようになること、また市としても花と緑あふれるまちづくりにさらなる取組をすることを期待し、賛成といたします。 ○金子雄一議長 次に、反対討論ありませんか。  菅野博子議員。 ◆9番(菅野博子議員) 議案第92号 市章及び…… ○金子雄一議長 菅野さん、マイク近づけてください。 ◆9番(菅野博子議員) 議案第92号 市章及びシンボルマークの廃止について。  これまでの市章を廃止し、現在のシンボルマークを新しい市章にするとしている。合併以来、旧鴻巣、旧吹上、旧川里での合意で進められ、市民の生活の中でも認められ、定着してきました。合併の節目、コロナの中で新しい状況というが、市民生活の中でこうした実態を見る限り、市章もシンボルマークも現状のままで市民の理解が得られると思います。議案第92号に反対します。  議案第93号 「花と緑の都市宣言」について。これまで花かおり 緑あふれ 人輝くまちづくりとしていたものが、花は花の産地、流通拠点、緑は荒川や元荒川、広大な田園地帯など、豊かな緑を生かしつつ、個性的なまちづくりとして発展してきたとしています。市民生活なしに都市はあり得ません。人輝くまちづくりとして、これまでのこうした文面も入れ、さらに発展させるべきです。  議案第95号 鴻巣市立学校設置及び管理条例の一部を改正する条例です。これは、笠原小学校を公立学校の設置及び管理条例からカットする条例です。今議会、笠原小の存続を求めて議会請願が4,445筆出されました。他に        出されています。市民への説明会でも地域の人々の交流の拠点であり、防災拠点としても存続をの切実な要求が出る中、今議会地域住民との納得いく論議もないまま議会へ提出されました。  平成29年には、市長は保護者との懇談会で、                    と言っています。そのために耐震工事や、また全教室のエアコンの設置、校庭の芝生化、防災教育などを行ってきたと市長は説明をしてきました。全住民に対する説明や意見交換会を納得のいく形で進めてこそ、条例は決めるべきではないのでしょうか。  コロナ禍の経験から、文科省や教育関係者からも少人数学級のよさが挙げられ、少人数学級、小規模校が行き届いた教育ができると小規模校の存在が今見直されており、鴻巣市も考慮すべきです。笠原小の存続を要求する市民要求を踏みにじる政策は許せません。住民の立場に立った政策へ転換すべきです。  議案第100号 鴻巣市駐車場条例を廃止する条例、これは民間の駐車場があることが理由の一つとして述べられています。今回の廃止で歩く距離が増えるのではないのでしょうか。何でもそろっているエルミへのお客さんの集中となり、商店街の減収が懸念されるのではないでしょうか。こうした立場からも反対します。  議案第102号、戸籍住民基本台帳庶務事業として22万2,000円計上されました。市章変更と印鑑登録証で4,500枚の印刷費としています。15年にわたって鴻巣、川里、吹上で市民に支持されてきた市章廃止、シンボルマークを新市章にする議案ですので、市民に定着している中、これまでどおりでの使い分けとすべきですので、反対をします。  議案第103号、オンラインに4万4,000円が計上されました。これは、民間施設や薬局のセキュリティーの懸念がされているわけです。こうした立場で、議案第103号に反対をいたします。  以上です。        〔「議事進行」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 加藤英樹議員。 ◆15番(加藤英樹議員) 今菅野議員のほうが、笠原小学校のところ、さんざっぱら例の市長がいる限りはというフレーズです。執行部も今回の議会においてもこういうことですよとしっかりと申し上げて、申し上げてというか発言をされて、それを何回も土俵に乗っているけれども、その切り取ったところのみを言っている。こういった論調で言うのはいかがかなと思います。そこについてちょっと本人の見解、調整していただければなと思いますけれども。 ○金子雄一議長 暫時休憩いたします。                             (休憩 午後 2時24分)                     ◇                   (再開 午後 2時27分) ○金子雄一議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 △発言の取消し ○金子雄一議長 ただいま加藤英樹議員から議事進行ということで、反対討論の中で、議案第95号の中で発言について議事進行が出されました。それにつきまして、菅野議員から発言を求められておりますので、許可いたします。  菅野博子議員。 ◆9番(菅野博子議員) すみません。訂正をお願いします。 ○金子雄一議長 菅野博子議員、取消しで。 ◆9番(菅野博子議員) 取消しをお願いします。 ○金子雄一議長 取消しですよね。 ◆9番(菅野博子議員) はい、すみません。                      という1項と、それから署名の件で          と言いましたが、これは市長要望ではなくて、議会の請願のほうに出た反対の署名ということで、これも市長要望に続けて言っていますので、取り消します。 ○金子雄一議長 発言取消しですね。その2か所ですね。 ◆9番(菅野博子議員) はい、すみません。お願いします。 ○金子雄一議長 お諮りいたします。  ただいまの発言の取消しの申出を許可することにご異議ございませんか。        〔「異議なし」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 ご異議なしと認めます。  よって、発言の取消しの申出は許可されました。  なお、議事録の調製については議長に一任願います。 ○金子雄一議長 次に、賛成討論ありませんか。  芝嵜和好議員。 ◆3番(芝嵜和好議員) 議案第92号 鴻巣市章及び鴻巣市シンボルマークの廃止並びに鴻巣市章の制定について、賛成の立場で討論いたします。  この取組は、合併15周年を迎えるに当たり、本市の新市建設計画の最終年度で節目の年であること、新型コロナウイルス感染症拡大により様々な事業が中止されていく中、市が一つになって市の特徴を打ち出しながらまちづくりを進めていこうという思いからの始まりだったと理解しています。合併後に3地域の均衡ある発展と一体性の確立を目指す象徴として制定されたシンボルマークを令和3年4月1日から新たな市章とすることについて、審議会からは鴻巣市、吹上町、川里町の合併から15周年という節目にこのシンボルマークを市章とすることは、市民が合併後における新市の取組を振り返り、今後のさらなる発展に向けて市民と行政が一体となって愛着のあるまちづくりを進めていく象徴としてふさわしいと考えますとの答申を受けています。  また、審議会委員の主な意見として、新市章についてはマークの持つ意味をしっかりと伝えていくことで、若い方にも受け入れてもらいやすいデザインであると考える。合併後に制定されたマークであり、新市章にふさわしいと考える。子どもたちに市章の意味を教えていくことで、子どもたちが鴻巣に興味を持つきっかけにもなり、地域の愛着醸成にも効果的であると考えるなどがありました。パブリックコメントの中には、今それを行う時期ではないのではという意見もあったと伺っておりますが、審議会においては必要経費が約270万円であることを説明したところ、市のPRのための予算の使い方としては有効であると考えるという意見でした。鴻巣市の頭文字Kをモチーフに、それぞれのパーツが一体となって、今の鴻巣市がどのようなまちなのか、目指す未来はどのようなものかが込められており、またコロナに負けない新たなスタートをするために新市章の制定は必要な取組と考えます。  よって、議案第92号 鴻巣市章及び鴻巣市シンボルマークの廃止並びに鴻巣市章の制定について賛成いたします。 ○金子雄一議長 次に、反対討論ありませんか。  羽鳥 健議員。 ◆17番(羽鳥健議員) 議案第95号 鴻巣市立学校設置及び管理条例の一部を改正する条例にチームコスモスを代表し、反対の立場で討論いたします。  147年の歴史を誇る笠原小学校を短期間の審議と十分な説明責任を地元住民に果たすことなく、廃校にしようとされています。笠原村からのよき歴史と伝統を現在まで踏襲する大事な地域の拠点であり、災害の起きやすい今日において笠原地区の防災拠点の機能が停止してしまうおそれのある事態になぜ行政が急いで導く必要があるのでしょうか。  そもそも笠原小学校の児童の極端な減少を招いたのは、市政の失策に起因するものと考えます。そして、笠原地区に住む住民の方々への廃校問題についての相談と対応の進め方が不親切であり、誠意が足らない行為と言わざるを得ません。事実、最後となった11月14日の地元説明会では多くの方が不満を持ち、到底納得された状況とは言い難いものでありました。これが行政は最大のサービス業を掲げた市長が推し進める政治の結論なのでしょうか。もっと時間をかけて議論と説明を行う時間はあると専門家の分析もあり、市がその姿勢を見せることが市民に対して丁寧な行政サービスを提供することだと考えます。  笠原小学校の廃校を結論づけることは早急なことであると強く主張し、反対討論といたします。 ○金子雄一議長 次に、賛成討論ありませんか。  坂本国広議員。 ◆4番(坂本国広議員) 議案第95号 鴻巣市立学校設置及び管理条例の一部を改正する条例に賛成の立場で討論いたします。  学校教育においては、児童生徒が集団の中で多様な考えに触れ、認め合い、協力し合い、切磋琢磨することを通じて一人一人の資質や能力を伸ばしていくことが重要であり、適正な学校規模を整えることで高められるものと考えています。  小中学校の適正規模については、国の学校教育法施行規則により12から18学級の基準が示されており、これが一つの目安となっています。小規模校における学校教育に及ぼす影響は、メリット、デメリットの両面があるものの、小規模化の進行は本来学校教育において学ぶべき社会性の育成や互いに学び合い、切磋琢磨する意識の醸成が難しくなるなどの多くの問題があります。学級数が少ないことによる学校運営上の課題として、児童生徒数や教職員数が少なくなることによる影響も含め、学校運営上の課題が生じる可能性があります。  以下、その問題点を挙げますと、1、クラス替えが全部または一部の学年でできない。2、クラス同士が切磋琢磨する教育活動ができない。3、加配なしには習熟度別指導など、クラスの枠を越えた多様な指導形態が取りにくい。4、クラブ活動や部活動の種類が限定される。5、運動会、文化祭、遠足、修学旅行等の集団行動、行事の教育効果が下がる。6、男女比の偏りが生じやすい。7、上級生、下級生間のコミュニケーションが少なくなる。学習や進路選択の模範となる先輩の数が少なくなる。8、体育科の球技や音楽科の合唱、合奏のような集団学習の実施に制約が生じる。9、班活動やグループ分けに制約が生じる。10、共同的な学習で取り上げる課題に制約が生じる。11、教科等が得意な子どもの考えにクラス全体が引っ張られがちとなる。12、生徒指導上課題がある子どもの問題行動にクラス全体が大きく影響を受ける。13、児童生徒から多様な発言が引き出しにくく、授業展開に制約が生じる。14、教員と児童生徒との心理的な距離が近くなり過ぎるなどの課題が挙げられます。  小学校では、通常6年間で複数回のクラス替えを経験することが社会性を身につけることにつながります。したがって、1学年に複数学級を確保することが必要となります。笠原小学校の児童数が著しく減少していくことが予想されることから、何よりも子どもたちの将来に向けたよりよい教育環境を提供することを第一に考えるべきだと考えます。今回は、笠原小学校に注目が集まりましたが、今後も鴻巣市全体を適正規模、適正配置という大きな視点で考えていく必要があります。  以上で議案第95号 鴻巣市立学校設置及び管理条例の一部を改正する条例に賛成いたします。 ○金子雄一議長 次に、反対討論ありませんか。  竹田悦子議員。 ◆2番(竹田悦子議員) 日本共産党を代表して、議案第92号から反対討論を行います。  今回の市章変更について6点指摘し、反対討論といたします。1点目は、市民の要望から始まったものではないということです。合併15年を機に変更するという執行部からの起案であり、まさに市長政策室を象徴するものです。  2点目が議会軽視とも受け取らざるを得ない進め方をしてきた点です。市民の要望から始まったものではなく、市長政策室の起案であることを認めています。議会に市章及び都市宣言審議会条例の議案が上程されたのが9月1日の本会議です。議会の告示があったのは、8月25日です。市章・都市宣言審議会の公募は広報8月号に掲載され、公募委員の締切りは8月31日となっていました。広報掲載依頼書は、7月21日となっています。それ以前から執行部では議論し、決裁を済ませ、広報に掲載依頼をしたことになります。広報には予定として掲載したと委員会では答弁していますが、議会に上程したときには既に公募を締め切っているにもかかわらず、議会には一言もこの件について報告がされませんでした。10名のうち7名は各団体からの選出でしたが、この件も9月議会の政策総務常任委員会で私の質問に対して初めて答えたものであり、執行部からの説明はありませんでした。答弁している時点では、既に各団体に話をしていたことになります。まさに知らぬは議会ばかりです。  自治基本条例の第11条、市は、市民に対し、適正に市政に関する情報の公開及び提供を行わなければならない。2項、市民及び市は、まちづくりを推進するため、情報を共有するものとしてうたっています。自治基本条例を遵守した行為でないと思います。議会は、市民を代表する大事な機関です。その議会に対し、議案に出される前に審議会委員の公募をしています。せめて6月議会に前提とした話をすべきです。  市章は、市の姿勢を示す大事な象徴です。これだけ大事なものであるからこそ、市民参加を保証し、議会でしっかりと議論して、これからの鴻巣市を象徴するすばらしいものをつくり上げていくことが求められているときに、手続の仕方、特に議会軽視とも受け取らざるを得ない手続であることを2点目に指摘をします。  3点目、市民の要望で始まったものではないこと、それを前提にパブリックコメントは真摯に市民の意見を聞く大事な機会でした。結果は、寄せられた17件のうち、13件は今行うべきではない、もう一件は予算などが明らかにならないので、20年から25年のときでもよいのではないか、こういう意見が多かったと報告されています。私は、委員会でパブコメの結果を反映すべきと主張しましたが、執行部はパブリックコメントは住民投票のように賛否を問うものではないと答えています。コロナ禍で、今やるべきではないとの声が多数を占めているにもかかわらず、14件の意見に耳を傾けようとしていないことです。このことは、真摯に市民の声に耳を傾けようとしない市の姿勢を自ら告発したようなものだと思います。  4点目、合併に向けての法定協議会では、委員の方々がかんかんがくがく真剣に議論をして、現在の市章に決定したことが報告されています。今回の合併は対等合併ということですが、鴻巣市に象徴されるように吸収合併だと川里や吹上の地域の方が言っているのを耳にします。このような議論の経緯をたどって決めた法定協議会で議論した方々の思いを無にするような行為であると思います。  5点目、かかる費用は274万5,930円としています。この中には職員の市章バッジも予算化されています。合併時にはバッジは配られませんでした。職員の意識づけと説明されていますが、市民のためによい仕事をしようとするならば、わざわざ60万5,000円もかける必要はないと思います。市長及び部課長の皆さんが、コロナ禍で市民の暮らしや営業を守るために全体の奉仕者として頑張りましょうとすることのほうがよほど市民には喜ばれるのではないでしょうか。  6点目、本日配付された政策総務常任委員会での資料請求として、今残っている市章のあるものが資料として出されてきました。市旗は81枚も在庫があります。計算すると、2,500円掛ける81枚で20万2,500円分になります。賞状は400枚、印鑑登録カードは現在持っている方は基本的には今後も使うとしていますが、4月以降は新たな市章の入った印鑑登録カードを使うようになりますが、この印鑑登録カードは5,081枚も残っています。1か月の印鑑登録カードの発行数は平均して311枚ですので、来年1年分を残しての印鑑登録カードの市章の変更になります。市民の税金で作ったものがこのように使えなくなるのは、まさに税金の無駄遣いではないでしょうか。コロナ禍で大変な市民がいるときに、このような税金の使い方に市民は納得できないと思います。  以上を指摘し、反対といたします。  議案第100号について。中山道と鴻巣駅西口にある市営駐車場を2021年4月1日から廃止するものです。特に中山道駐車場は、商店に買物に来る方や小学校、中学校、高校の行事があるときに保護者の方々が利用していること、そして市民の安全、安心のために尽力されている地元消防団の方も出動するときに利用されている駐車場であることが、私が11月22日に行った調査活動で分かりました。特に今回の駐車場の廃止に至る経緯で問題点として指摘をしたいのは、ほとんど地元の意見を反映していないことです。駐車場利用券を購入し、市民の生活必需品提供のために頑張っている商店の方々には、全く意見を聞いたり知らせていないことが、私が11月22日中山道商店街を回ってこの事実を知らせると、本当ですかと、こういう声がたくさん聞こえました。また、商工会には駐車場をなくすことは話されていたようですが、期日については知らせていなかったと、私にはこのように報告がされています。市民の声に耳を傾けることなく進めてきたことです。  自治基本条例には、市民に情報を知らせ、意見をよく聞くとしていますが、条例を遵守しないやり方に抗議をするものです。中には、他市から来て駐車場近くで美容院を営んでいる若いオーナーは、そうなのですか、困ります、絶対なくさないでくださいとの反応でした。駐車場を利用している市民の方からは、鴻巣駅東口駐車場は立体で、ロープが張られているとはいえ、周りが見えているので怖くて、平地の駐車場を使用しており、困りますとの反応でした。調査した限り、賛成の方は一人もおりませんでした。確かに利用者が減っていることは事実ですが、それは市がエルミビルに東口駐車場を造ったからです。  また、サービス券での利用者の駐車料金の金額が増えています。地元の商店街の方々が営業で頑張っていることが分かります。駐車場料金の収入は、この場所では200万円の赤字。整地したり、券売機に費用がかかり、周りに民間の駐車場があるので、今回一定の役割が終わったので、廃止するとの理由ですが、市民の暮らしや地元商店街の営業をどのように守ろうとしているのでしょうか。  特に災害があった場合は、中山道は一番高く車で避難しやすい、観光振興というならば外から来た人たちの駐車場を確保すべきではないでしょうか。まして東口の駐車場は、今回の補正予算に見られるように1,208万9,000円の追加補正となっています。管理者負担金が多額にかかっています。市営駐車場は費用がかさむと一方的に廃止にする一方で、東口駐車場には惜しげもなく税金を使うことなど、公平、公正なやり方ではありません。時々のお祭りのときなど、中山道商店街の皆さんは寄附金を拠出し、店の前を開放し、地域の行事に協力してきた中山道商店街の方々のこれまでの苦労を無にするようなやり方はすべきではありません。  自治基本条例でもうたっているように、まちづくりの主人公は市民です。その市民の声に真摯に耳を傾けることなく駐車場廃止議案であることを指摘し、反対といたします。  議案第103号、オンライン資格認定等運営費負担金4万4,000円が計上されています。これは、医療機関や薬局の窓口でマイナンバーカードのICチップまたは健康保険証の記号番号等によりオンライン資格情報の確認ができるとしています。民間の医療機関や薬局とつなぐためのセキュリティーについて、質疑がなかったことが明らかになりました。個人の情報が盛り込まれているマイナンバーカード、健康保険証番号を民間の医療機関や薬局につないでいくというセキュリティーに懸念がありますので、この点を指摘し、反対といたします。  以上です。 ○金子雄一議長 次に、賛成討論ありませんか。  金子裕太議員。 ◆6番(金子裕太議員) それでは初めに、議案第95号 鴻巣市立学校設置及び管理条例の一部を改正する条例に賛成の立場で討論をいたします。  本議案は、立場によって様々な意見が出され、我々議員は誰の意見を一番尊重して聞かなくてはいけないのかという点を冷静に判断して賛否を決していかないといけないと考えております。  学校は、子どもたちのものです。勉強だけでなく、特に公立校においては本当に多様な同級生と触れ合うことで自己の確立と協調性を身につけるための場所だと考えます。そして、保護者は自身の子どもがよりよい人生を歩めるよう導いていかなくてはいけない立場であり、学校教育法上でも責任を持って子どもを学校に行かせる義務を負っています。そのため、学校の主役である子どもたちを支える保護者の意見を最優先に考えるべきだと私は考えております。  実際に数名の笠原小に児童が通う保護者の方と意見交換をいたしました。皆さん学校を廃止したいと思っている方は誰もおりませんが、複式学級への不安や、自分たちのときにはあったクラス替えがない現状を考えると、致し方ないという意見をいただきました。また、今後どのようにスムーズな移行ができるのか、未来への議論を早期に進めてほしいと強く要望をいただきました。  この件については、教育委員会としても平成28年から5年間にわたり、保護者や地域の方との意見交換を行いながら慎重に進めてきたと答弁がありました。その中でも主役は子どもというフレーズが何度もあり、保護者の意見を最優先して検討がなされていると聞いております。  また、教育委員会には、毎年のように笠原地域の方が相談に来られていると聞いています。これは、ほかの地域と比較しても笠原地域は特に多いそうです。地元の学校に当たり前に行くという考え方からは想像できません。よく教育委員会が廃校という言葉で保護者の不安をあおっているからだとおっしゃる方がおりますが、それは違うと思います。教育委員会への相談は、廃校との方針を示す前からのことであり、あまりにも小規模である笠原小学校に対する不安から来ているものだと思っております。現実的にもあまりにも小規模であると、様々な集団での学習活動に支障があり、ほかの学校との学習形態があまりにも異なるため、義務教育であるはずが、市内の他校との教育格差は確実に広がっていくと思います。それでもいいという方も確かにいるかもしれませんが、教育委員会としては市内の各学校の子どもたちが平等に多様な活動の中で学習ができ、いろいろな考えと触れ合う機会をつくりたいと考えているとのことです。10人いれば10人の考えがあるかとは思います。ここにいる皆さんの考えももちろん違うことでしょう。ただ、今回の教育委員会の決断は、決して行政の都合で推し進めているものではなく、地域の事情を踏まえた上で、何より学校の主役は子どもであり、子どもたちの将来を第一に考えた苦渋の決断であったと私は認識しております。  あとは、今後地域の子どもたちが一人でも多く友達をつくり、充実した学校生活が送れるよう、私たちも最大限協力してまいりますので、教育委員会におきましては子どもたちや保護者に対する支援、例えば登下校の支援等に関しても、ほかの地域との調整を図りながら検討を進めてもらいたいと思います。  以上のことから、保護者の皆さんのご意見を最大限尊重し、何より主役である子どもたちにとってよりよい教育環境が整備されるよう願って、賛成討論といたします。  続いて、議案第102号 令和2年度鴻巣市一般会計補正予算(第9号)について、賛成の立場で討論いたします。本議案は、補正予算として歳入歳出それぞれ4億3,671万7,000円を追加する議案です。  補正の内容としては、新型コロナウイルス対策として、我々鴻創会含む4会派で提案をしたインフルエンザワクチン接種の補助事業や基金への積立てなど、さらなる感染防止を行っていく上で必要な予算が計上されています。  議会費としては、鴻創会、こうのす自民、公明党、かいえんたいの4会派の政務活動費の一部をコロナ対策費として充てていただくため、減額をいただきました。ぜひ幅広くお役立ていただきたく考えております。  総務費では、コロナ対策にも、今後の鴻巣市のさらなる発展にも寄与できる事業が盛り込まれております。新たに10月から開始した鴻巣市公式LINEの機能拡張費用は、より市民の皆さんのニーズに合った情報を的確に発信するために必要な事業であります。他自治体では、LINEを窓口として行政手続まで行っている事例もあります。ぜひこの機能拡張を皮切りに、さらなる事業発展を期待いたします。  シティプロモーション動画制作業務委託料は、鴻巣市がこれから行う日本初の教育ICTを広く知っていただくための事業です。私も9月議会で提案させていただき、早速の予算化となりましたが、本市の教育充実に対するスピード感と熱意が表れている予算計上だと感じております。  窓口業務電子化推進事業は、書かない窓口を掲げ、今後来庁しなくても市民の皆さんが行政手続を行える足がかりとなる事業です。民間ではオンライン上での申請手続は当たり前となっており、コロナ禍においてはさらに効果を発揮します。市民の利便性強化をしっかり行っていただきたいと考えます。  消防費では、防災備蓄センター建築工事費が計上されました。激甚化する自然災害時に、市民の安全を守るために必要な物資を備蓄できる体制をしっかりと整えていただくことを期待しております。  以上のように、刻一刻と社会情勢が変わる中、感染症対策、行政の効率化、教育の充実、防災まで、市民生活向上に幅広く寄与できる補正予算となっていると考え、本議案に賛成いたします。  以上です。 ○金子雄一議長 次に、反対討論ありませんか。  諏訪三津枝議員。 ◆1番(諏訪三津枝議員) 日本共産党を代表いたしまして、議案第95号、第102号に反対討論をいたします。  議案第95号 鴻巣市立学校設置及び管理条例の一部を改正する条例。教育の主人公は子どもです。教育は、子どもの学び、成長する権利を満たすための社会の営みであり、そこでは子ども一人一人の個人の尊厳が何より大切にされなければなりません。市政の中心的な役割は、そうした教育が自主的に豊かに営まれるよう条件整備で支えることです。コロナ禍において、2か月(P.560「3か月」に発言訂正)間の一斉休校に続いての分散登校、卒業式、入学式も例年のような取組が行われず、夏休みも短縮となりました。今教育委員会が行うべきは、このコロナ禍における児童生徒の不安や学習の遅れにどういった教育環境が必要なのかを最優先に考えることです。来年からは、1人1台タブレットを使用しての新たなカリキュラムも始まります。新型コロナウイルス感染症の拡大が終息しない中、現状の学校において落ち着いた教育環境をつくることは、誰もが求めていることです。学校統廃合は、子どもの教育環境の後退にならないこと、保護者や地域住民との十分な合意が大前提です。  1か月間という短期間で4,445名の笠原小学校存続を求める署名がありました。この議会中、保護者の方々と直接お話をする機会を持ってきました。笠原小で兄弟のように育ち、卒業しても地域で助け合い、地域の未来をともに考えているとお伺いすることができました。この思いを請願紹介議員以外の何人かの議員に直接お話をしてきたと、そういったことも伺ってまいりました。また、教育委員会にも直接電話をされていることも伺っています。この保護者の声を直接聞いた議員の皆さん、存続の願いを酌み取っていただけることを確信しています。統廃合に多くの市民が理解し、納得していないことから、当議案に反対といたします。  議案第102号 令和2年度鴻巣市一般会計補正予算(第9号)に2点指摘をし、反対討論を行います。1点目、債務負担行為補正として、スクールバス運行業務委託費554万4,000円が含まれています。令和元年度(P.566「令和2年度」に発言訂正)に笠原小学校通学区域の児童が中央小学校に入学をしました。当初教育委員会職員が公用車を使用して、5名の入学児童の登校支援を行っていました。10月からは、会計年度任用職員が児童の登校支援を行っていると今議会でも確認をいたしました。令和2年度(P.566「令和3年度」に発言訂正)も引き続き登校支援を行うとともに、新たな入学児童を見込んでスクールバス運行業務を委託すると、そういった内容です。笠原小学校の存続を求める地域住民が圧倒的にいらっしゃること、廃校の理解と納得が得られていない中での措置です。  2点目といたしまして、市章の変更による全体の費用が274万5,930円であります。市役所、支所案内看板55万円、クレアこうのす関係で31万7,000円、小中学校体育館内の市章の変更のために89万1,000円です。さらに、市役所の職員の皆さん方が市章バッジをこれからつける、そういった内容で60万5,000円が計上されています。職員としての自覚を高めていくと言いますが、自覚を高めるのであれば、職員用名札に市章を印刷すれば済むことではないでしょうか。今や民間企業では、バッジをつけるなどほとんどないと言われています。職員用バッジをあえてつけることは、時代の流れに逆行するものです。  以上、2点を指摘いたしまして、反対といたします。 △発言の訂正 ○金子雄一議長 諏訪議員、よろしいですか。訂正。 ◆1番(諏訪三津枝議員) 発言の訂正です。  すみません。一斉休校、先ほど「2か月」と申し上げましたが、「3か月」です。  以上です。 ○金子雄一議長 ただいまの発言の訂正の申出については、ご了承願います。 ○金子雄一議長 次に、賛成討論ありませんか。  織田京子議員。 ◆24番(織田京子議員) 鴻創会の織田でございます。議案第92号と議案第95号について、賛成の立場から討論させていただきます。  まず、議案第92号ですが、鴻巣市が1市2町で合併して新しい市になり、15年がたちました。すっかり新市としての顔が整った今、合併後にシンボルマークになったものを市章にすることは、新しくなった市にとって必要なことと思います。今までシンボルマークだったものが市章になることは、合併後15年がたち、新しく生まれ変わったという意味合いにおきましても、またコウノトリの飼育が決まって、マークにコウノトリが羽ばたいている、これはこの市政をアピールするのに大変有意義だと思いますので、賛成いたします。  次に、議案第95号 鴻巣市立学校設置及び管理条例の一部を改正する条例に賛成の立場から討論いたします。子どもの減少により、小学校の適正規模、適正配置を考え、笠原小学校を中央小学校に統廃合するための議案であります。子どもたちの教育と将来のことを考えますと、複式学級は団体生活が経験できない、切磋琢磨できないなどなど、デメリットが多過ぎます。そのことを市教委も心配しての笠原小学校の廃校の議案であります。少人数学級がよいということは分かりますが、笠原小学校の場合はあまりにも子どもの数が少な過ぎます。少人数学級のメリットよりもデメリットの影響が多いと思われます。近くに中央小学校があり、それを回避できるのであれば回避するべきです。  子どもの教育の最初は、小学校であります。子どもが生まれて3歳までがしつけの1段階、次が小学校であります。その小学校において、今回の議案は適正に学べないと心配しての市の教育委員会の判断であります。教育に待ったはありません。しかし、小学校がなくなることで寂しく思っている市民の方も多くいらっしゃいますので、小学校の建物はそのまま残し、いつでも地元の方が利用できる施設にしていただきたいということと、笠原から中央小学校までは、他の学校の通学距離と比較しましても比較できないほど距離がありますので、子どもたちが安心して安全に通学できるように、朝だけではなく、下校時も送迎できるようにスクールバスの導入を要望いたしまして、賛成といたします。  以上です。 ○金子雄一議長 次に、反対討論ありませんか。        〔「なし」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 次に、賛成討論ありませんか。  野本恵司議員。 ◆12番(野本恵司議員) 議席番号12番、こうのす自民の野本恵司です。議案第102号 令和2年度一般会計補正予算(第9号)に賛成の討論をいたします。  この補正第9号の補正額は、歳入歳出それぞれ4億3,671万7,000円を追加し、総額554億6,436万2,000円とするものです。繰越明許費補正には、今回補正の中でも重要な事業が含まれています。総務管理費として、窓口業務電子化推進事業5,042万3,000円、これはICT技術の活用により、まずは市民課の窓口で手続時間の短縮を可能とし、待たない窓口の実現により混雑を軽減し、ひいては新型コロナウイルス感染症対策にも大変有効であると考えます。  次に、都市計画費として、三谷橋大間線(2期工事)整備事業6,500万円、令和3年度分の工事の前倒しということで、この予算の工事が行われることで約6割が完成することになり、事業完了が早まることは地域や交通の利便性においてメリットがあることから、事業完了予定である令和4年度末が確実に実現できるように、今後も注目していくべきものと考えます。  次に、消防費の災害支援体制整備事業2億3,328万4,000円、1階が350平方メートル、2階が340平方メートルで、市役所駐車場の会議室棟に隣接して建設されるかなり大きな倉庫となります。浸水被害を防ぐために、床を地面から90センチメートルの高さとし、災害時にも活動しやすい工夫が施されたもので、10キロワットの太陽光発電も備え、また土のうステーションの併設により総合的な活動ができ、防災備蓄や被害が集中している地区への補充を迅速に対応できる点で期待できる施設整備です。災害は待ったなしという状況で、完成は令和3年11月末とのことですので、このことに関しまして評価いたします。  また、今議会の即決議案として、補正予算(第8号)で新型コロナウイルス感染症対策について多くの項目が実行に移されましたが、今回の9号補正についてもクリーン鴻巣事業の中止による減額や商工振興事業の支援補助金や給付金の剰余額の減額、また議員の今年度使わない見込みにより返還されました政務活動費の減額が速やかに行われ、新型コロナウイルス感染症対策基金積立金等に有効活用されることは、予算の効果を発揮すると考えます。  また、議案第95号に対応したスクールバス運行業務委託の債務負担行為補正、議案第100号に対応したパーキング・こうのすの公衆トイレ解体及び駐車場機器撤去も人口減少に転じた社会情勢の変化に対応する新たな時代の市政運営の始まりと捉え、今後次のステップとしてこの辛酸を将来の市民福祉向上に必ず生かしていただくことを求めていきたいと思います。  以上、議案第102号 令和2年度一般会計補正予算(第9号)に賛成いたします。  以上です。 ○金子雄一議長 暫時休憩いたします。                             (休憩 午後 3時12分)                     ◇                   (再開 午後 3時35分) ○金子雄一議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 △会議時間の延長 ○金子雄一議長 本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめこれを延長いたしますので、ご了承願います。 ○金子雄一議長 次に、賛成討論ありませんか。  小泉晋史議員。 ◆7番(小泉晋史議員) それでは、議案第100号 鴻巣市駐車場条例を廃止する条例につきまして、賛成の立場から討論いたします。  市営駐車場パーキング・こうのす、市営鴻巣駅西口駐車場においては、平成8年6月から供用開始以来多くの方に利用されてきましたが、指定管理の更新時期を迎える中で入出庫機器も更新の時期を迎えており、多額の費用が見込まれます。  また、パーキング・こうのすにおいては、駐車場周辺に民間駐車場が増え、利用者、売上収入も減少し、施設の老朽化によるアスファルトなどの修繕費も多額の費用を要することが見込まれます。  以上、費用対効果と財政確保の観点から、議案第100号 鴻巣市駐車場条例を廃止する条例につきまして賛成討論といたします。  以上です。 ○金子雄一議長 ほかに反対または賛成の討論ありませんか。  加藤英樹議員。 ◆15番(加藤英樹議員) 議案第92号、シンボルマークの関係です。市章の関係です。  この議論は、政策総務常任委員会でもいろんな見解がございました。私の知見としましては、コロナの中でという議論もありますけれども、その中で市民の皆さん方は、これからの鴻巣をさらに未来を、前を向けるようなまちに持っていきたいと。それは、政策総務常任委員会の中で、市長政策室長もそういった類いのことをおっしゃっており、私は非常に感銘を受けました。本市は、今まで社会的人口増、自然増、いろいろありますけれども、5年連続社会増、転入超過をしております。その中にはいろんな工夫をしながら、チャレンジをしながらまちづくりを進めてきて、その結果が出ていると思っております。市章につきましても、合併15年たって新たなチャレンジ、そしてまたさらに都市間競争の側面もあるかもしれない中で、新しい鴻巣をPRしていこうというチャレンジの一環と思っております。  また、これが一般質問でも出ていない何かというような、そこから何で発案するのだというような類いの話もありましたけれども、執行部においてはやはり専門家、プロの視点でこれからのまちづくりをこれでまたチャレンジしようというのは、当然ながらそのエネルギーをこれからも発していただく、そういう意味では今回議案第92号につきましては、そういった思いも私は感じているものですから、ぜひともこれを頑張っていただきたいなという思いを込めて賛成討論といたします。  同様に、議案第93号につきましても、やはりここも私はこれからのまちづくりの中での新たなチャレンジの気持ちが出ているものだと思います。これも委員会でちょっと話したのですけれども、本市においては、例えば結婚をされて夫婦2人でどこかに住もうと、落ち着いて子どもが生まれて住もうとなったときに、花、緑、そういった環境がいいところ、そして教育についても本市は新たなチャレンジをします。そういったところを積極的にアピールして住んでいただこうという、本当に議案第92号と同様にチャレンジ精神を感じておりまして、それを発意されていると、そのご決意を私は鑑みて、この議案第93号についてもしっかりと頑張っていただきたいという思いを込めて賛成いたします。  議案第95号、これは学校の関係なのですけれども、会期前の議運のときから非常にこの件については、私は憂鬱な思いをしながら今日まで参りました。その憂鬱な思いというのは、確かに先ほど賛成討論の中で金子裕太議員も様々な意見があるということを言い、どれをどう考えて取っていくかという話でした。実は議運のときに、たしか休憩時間だったと思うのですけれども、先ほど請願なども出ていますがという話をいただきましたけれども、その請願を提出している議員から、今回の笠原小のこの関係につきましては、いわゆる決議や過半数で決めるパターンと、場合によって自治法、あるいは条例との関係の中で3分の2で可決するみたいなものも条例の制定の仕方によってはございます。その中で、どうせ8対18になるのだから、3分の2でいいだろうというような意見を発した方がいらっしゃいました。これが私の憂鬱の原因です。これは、多分この問題に関与した方はみんなが悩み、つらい思いをし、市長のほうも断腸の思いというような表現もございましたが、そういった思いを共有しながらこの議論を考えております。その中で、これが例えば賛成だ、反対だではなくて、もう軽々にどうなるのだからいいだろうというような議論があったこと、そういった発言があったことが私は非常に残念です。  そこから今回議会の中ではいろんな議論がある中で、市長が一般質問に対して答弁をされた部分、ちょっと可能な限りでメモしていた部分があるのですけれども、どなたかの一般質問の中で栃木の話題も出ました。その中で、五、六人でいいのですねというような話の中で、うなずいている人がいましたけれどもということで、これは五、六人で成立する授業もあるかもしれませんけれども、果たしてそれでいいのだろうかというようなところです。本当に基本的には断腸の思いをおっしゃっておりましたけれども、今の子どもたちをしっかりと成長させるには、やはりある程度の人数の中で教育をしてもらいたいと。地域の思いはみんな分かっていると思いますけれども、そういった道を選ぶのが私は妥当だと思います。市長はそのときに、そういう状況の中で教育委員会の判断をしっかりと指示させていただきますというふうに明言をされました。非常に重く、つらい発言だったと私は思います。  このことにつきましては、金子裕太さんがしっかりと応援をしていくというような類いの趣旨のことをおっしゃっていましたけれども、私もそのことについては全く同感で、断腸の思い、地域の思い、そして子どもの思い、全部共有しながら、このことについてしっかりと賛成の立場で議論させていただきたいと思っております。  以上です。        〔「議事進行」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 中野 昭議員。 ◆19番(中野昭議員) この議案第95号について、今鴻創会から加藤英樹議員を含めて織田議員、金子裕太議員、3人が賛成討論を行っているのです。これ私は確認したいのですけれども、各会派からやったらほかの者はやらないということで、うちも何々議案は誰々、何々議案は誰々ということで、今回2つの議案で羽鳥議員と阿部議員に分けたのですけれども、こういうことは許されるのですか。その確認です。 ○金子雄一議長 ちょっと暫時休憩いたします。                             (休憩 午後 3時43分)                     ◇                   (再開 午後 3時54分) ○金子雄一議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  ただいま中野議員から出されました議事進行でございますけれども、これにつきまして議会運営委員会にて協議いたします。  暫時休憩いたします。                             (休憩 午後 3時54分)                     ◇                   (再開 午後 4時35分) ○金子雄一議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 △議会運営委員長の報告 ○金子雄一議長 休憩中に開催された議会運営委員会の結果について、委員長より報告願います。  野本恵司委員長。        〔野本恵司議会運営委員長登壇〕 ◎野本恵司議会運営委員長 それでは、ただいま開かれました議会運営委員会の報告をいたします。  中野 昭議員から出されました議事進行について協議調整の結果、同じ会派の議員の討論と重ならないようにするとの規定等は先例にはなく、判断するための根拠等がないことから、このまま進めることとし、今後においてはこの扱いについて検討していく必要があるとの結論になりました。  以上でございます。
    金子雄一議長 以上のとおりでありますので、このまま議事を進めてまいります。 △発言の訂正 ○金子雄一議長 次に、諏訪三津枝議員から発言を求められておりますので、許可いたします。  諏訪三津枝議員。 ◆1番(諏訪三津枝議員) 先ほど議案第102号の反対討論を行う際に、1点目の債務負担行為補正のところで、笠原小学校通学区域の児童が中央小学校に入学をしましたというところ、「令和2年度」と申し上げるところを「令和元年度」と申し上げましたので、訂正をお願いいたします。  同じく来年度の引き続き登校支援のところなのですが、ここが「令和3年度」と申し上げるところを「令和2年度」と発言いたしましたので、2点を訂正お願いいたします。 ○金子雄一議長 ただいまの発言の訂正の申出については、ご了承願います。  なお、字句その他の整理については、議長に一任願います。 ○金子雄一議長 ほかに反対または賛成の討論はありませんか。        〔「なし」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決いたします。  ただいま議題となっております議案第91号から議案第110号までの20件についての各常任委員会委員長の報告は、いずれも原案のとおり可決であります。  初めに、議案第91号 鴻巣市行政組織条例の一部を改正する条例について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立全員〕 ○金子雄一議長 起立全員であります。  よって、議案第91号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第92号 鴻巣市章及び鴻巣市シンボルマークの廃止並びに鴻巣市章の制定について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立多数〕 ○金子雄一議長 起立多数であります。  よって、議案第92号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第93号 「花と緑の都市宣言」について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立多数〕 ○金子雄一議長 起立多数であります。  よって、議案第93号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第94号 鴻巣市介護保険条例の一部を改正する条例について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立全員〕 ○金子雄一議長 起立全員であります。  よって、議案第94号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第95号 鴻巣市立学校設置及び管理条例の一部を改正する条例について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立多数〕 ○金子雄一議長 起立多数であります。  よって、議案第95号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第96号 市道の路線の廃止について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立全員〕 ○金子雄一議長 起立全員であります。  よって、議案第96号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第97号 市道の路線の認定について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立全員〕 ○金子雄一議長 起立全員であります。  よって、議案第97号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第98号 鴻巣市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立全員〕 ○金子雄一議長 起立全員であります。  よって、議案第98号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第99号 鴻巣市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立全員〕 ○金子雄一議長 起立全員であります。  よって、議案第99号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第100号 鴻巣市駐車場条例を廃止する条例について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立多数〕 ○金子雄一議長 起立多数であります。  よって、議案第100号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第101号 公の施設の指定管理者の指定について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立全員〕 ○金子雄一議長 起立全員であります。  よって、議案第101号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第102号 令和2年度鴻巣市一般会計補正予算(第9号)について、各委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立多数〕 ○金子雄一議長 起立多数であります。  よって、議案第102号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第103号 令和2年度鴻巣市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立多数〕 ○金子雄一議長 起立多数であります。  よって、議案第103号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第104号 令和2年度鴻巣市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立全員〕 ○金子雄一議長 起立全員であります。  よって、議案第104号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第105号 令和2年度鴻巣市介護保険特別会計補正予算(第3号)について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立全員〕 ○金子雄一議長 起立全員であります。  よって、議案第105号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第106号 令和2年度鴻巣都市計画事業北新宿第二土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立全員〕 ○金子雄一議長 起立全員であります。  よって、議案第106号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第107号 令和2年度鴻巣都市計画事業広田中央特定土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立全員〕 ○金子雄一議長 起立全員であります。  よって、議案第107号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第108号 令和2年度鴻巣市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立全員〕 ○金子雄一議長 起立全員であります。  よって、議案第108号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第109号 令和2年度鴻巣市水道事業会計補正予算(第2号)について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立全員〕 ○金子雄一議長 起立全員であります。  よって、議案第109号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第110号 令和2年度鴻巣市下水道事業会計補正予算(第1号)について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立全員〕 ○金子雄一議長 起立全員であります。  よって、議案第110号は原案のとおり可決されました。  暫時休憩いたします。                             (休憩 午後 4時46分)                     ◇                   (再開 午後 5時10分) ○金子雄一議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 △議会運営委員長の報告 ○金子雄一議長 休憩中に開催された議会運営委員会の結果について、委員長から報告願います。  野本恵司委員長。        〔野本恵司議会運営委員長登壇〕 ◎野本恵司議会運営委員長 それでは、先ほど開かれました議会運営委員会の報告をいたします。  議事日程の日程第3におきまして議案第95号が議決されたことから、議請第4号の採決方法について協議を行いました。協議の結果、議請第4号の採決方法は通常どおり採決することが決定いたしました。  以上です。 ○金子雄一議長 以上のとおりであります。 △議請第4号及び議請第5号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○金子雄一議長 日程第4、議請第4号及び議請第5号の委員長報告、質疑、討論、採決を行います。  これより文教福祉常任委員会及び市民環境常任委員会の審査の経過及び結果について報告を求めます。  初めに、文教福祉常任委員会、頓所澄江委員長から報告を求めます。  頓所澄江委員長。        〔頓所澄江文教福祉常任委員長登壇〕 ◎頓所澄江文教福祉常任委員長 ただいまから文教福祉常任委員会の報告を申し上げます。  本委員会に付託されました案件は、議請第4号 笠原小学校の存続に関する請願書の1件であり、去る12月1日に委員会を開催し、審査を行いました。  審査の結果、議請第4号については、賛成少数により不採択となりました。  なお、質疑は紹介議員に対して行いました。  それでは、審査の概要について報告いたします。  初めに、クラスでもある程度人数がいれば、ソフトボールにしても、ドッジボールにしても楽しくできますが、5人、10人であれば、どのような組合せをしても楽しさとか向上心が欠けてくるのではないかと思います。いろいろな人たちと会って、いろいろな話をする。個人が特色を生かす、それを見いだすためには30人ほどいればできると思うが、その点はどう考えるかとの質疑があり、ソフトボールや野球などチームは組めないと思います。やり方を専門の教育の現場の人たちがきっちりと考えていく、近隣の学校との交流事業を持つ中で団体競技はできると思います。少人数、小規模学校のよさを生かして、教育の原点で子どもたちを育てていく、学校の先生だったら専門ですから、できますとの答弁がありました。  次に、請願賛同者署名簿について、集める方法として回覧板で回したと聞いているが、事実か、回覧板でもいいと思っているのかとの質疑があり、回覧板で回したというのは聞いていません。自治会、町内会の中で、回覧板で回すことが慣例となっているのであれば、その自治会の在り方ではないかと思いますとの答弁がありました。  次に、本会議の質疑の中で紹介議員は、笠原小学校を守り育てる会が行ったアンケートについて、572名と書いたのは世帯の間違いだったと答弁していたが、本日アンケートの集計を見たところ、何歳代と記載されているが、これが世帯なのかとの質疑があり、間違いと申し上げていません。785世帯に1世帯1枚のアンケート用紙で572名の回答がありました。この請願の内容に関しては、不十分なところがあることはお伝えしていますとの答弁がありました。  次に、一番の問題は私が市長現職中は笠原小学校は廃校にしないとの記載の部分である。11月14日の説明会では、市長から発言は切取りで、正しい内容ではないとの話があり、笠原小学校を守り育てる会の方は謝罪している。紹介議員は、廊下でそのやり取りを聞いており、発言した本人にも確認したとのこと。なぜ訂正、削除しなかったのか。また、本会議で紹介議員本人もびっくりしたと発言していたが、なぜびっくりしたのかとの質疑があり、なぜ謝罪したのかというと、このことを認めたわけではなく、進行が最初の1人目の発言だったことから、そこだけを執着すると後の進行に響くこともあり、一応は謝罪していることと私は理解しました。訂正しなかったのは、この文章はホームページにアップされていますが、このように発言した後で皆さんの総意ならそのようにしましょうというのが付け加えられていました。ですが、この説明会の中で市長がそのように話をしたところで、皆さんは市長が在職中は廃校にしないのだという気持ちになった。その後、訂正がどのように行われたか分かりませんが、皆さんがそのように感じたことから、あえて訂正をしなかったと判断しています。また、謝罪したことにびっくりしましたとの答弁がありました。  さらに、とても大事な請願だと思うが、いろいろなところが間違っている。これは違いました、あれは違いました、こういうことはなかったですなど、こんなに直したり、違う請願は見たことがない。この請願は、議員として問題だと思う。市民に寄り添う気持ちがあればこそ、議員の品格として正しい文章を出すべきではないかと思う。自分の耳で確認しているにもかかわらず、訂正も削除もせずそのまま通すというのは、市民に対して不誠実ではないかとの質疑があり、請願書を集め切ったところで、14日が説明会で、18日に提出するという運びでしたので、その部分は訂正をしなかった。私としては、訂正する必要はないと思っていましたとの答弁がありました。  次に、記載されている紹介議員の多くは、これまで何度も笠原小学校の質問をしていましたが、一番大事な保護者に会って聞いたことがないこと、子どもにとってとても問題だと思うが、なぜこの5年間保護者に会おうとしなかったのかとの質疑があり、保護者の親御さんに会って事情を聞いています。同じ議員団の中で直接保護者とお会いして、間接的に聞いていますとの答弁がありました。  さらに、もうびっくりです。なぜ保護者ではなく、保護者の親御さんなのですか。それがこの請願で皆さんが問題視してしまう第一点だと思います。今教育委員会は本当に子どもたちのために一生懸命やっています。それなのに、それを全て否定し、何が悪い、いろいろなことを言い出す。それで、なおかつ自分たちは保護者にも会っていない。これはおかしいのではないかと思いますが、今回紹介議員は一般質問を予定していますが、保護者には会いますかとの質疑があり、可能な限り会って直接話を伺いますとの答弁がありました。  次に、請願書には意見交換会を抜きでと記載されているが、本会議では意見交換会は行われているとの発言があった。真実ではない表現を請願書に載せているのは問題ではないかとの質疑があり、請願書の内容を見て私が理解し、納得した上で紹介議員になっています。事実に即した内容であることを判断しています。地域の方々と様々な活動もしてきたので、思いはよく分かります。意見交換会を何度も求めているけれども、開催されないことも聞いています。このような思いがこの抜きでという表現になってしまったと理解していますとの答弁がありました。  さらに、本会議では請願書の文章が間違っているのではとの質疑に対し、そういう感じを表すため、そういう思いを表すため、こういう文章になりましたと答えていたが、思いを伝えるために文章に虚偽の記載をしてもよいと考えているのかとの質疑があり、虚偽ではありません。意見交換会を抜きでが虚偽とのことだが、住民の方々がこれは意見交換会だと思えるものではないこと、何度か説明会、意見交換会が行われているが、それは意見が交換できていないと何度も教育委員会に申入れをしている事実があって、この文章になったと思いますとの答弁がありました。  さらに、意見交換会を抜きでと記載されているが、実際には平成27年から30回以上かけて説明している。それでも十分な理解と納得は得られない。だから、説明が行われていないという記載であれば、一体どのくらいの時間と回数をかければ話合いがあったと記載するようになるのかとの質疑があり、回数ではないと思っています。一覧表が出されていますが、学校評議員、自治会など、そういったところの方々、それも参加者は3人、6人といったところです。笠原地域に特化した意見交換会は、平成27年の2回とその後の2回だったと記憶しています。11月14日の意見交換会は、説明会ということで始めていますとの答弁がありました。  さらに、市民が意見を言わなければ、また評議員が五、六人出ているから、意見交換会ではないと言うが、であれば笠原における意見交換会でも同じことが言えるのではないか。出席しているのは、保護者よりも周りの地域住民の方が多いのです。笠原の問題というのは、恐らく笠原小学校147年の歴史を持った小学校を卒業された方、毎日学校を見ている方、自分の地域にこの学校があるのだよと思っている方たちがなくしてほしくないという思いで言っていることはすごく分かるのです。ただ、少人数の学級で子どもたちに教育をすることがこれからの将来を担っていく子どもたちにいいことなのかどうかということ、このことを議論しなければいけないと思うのです。子どもたちを教育するには人数が少な過ぎます。中学校に上がったときのデメリットを感じています。五、六人だったのが、中1になったら突然30、35人学級の中に入ってうまくできるのか。そう考えたときに、であれば1年生のときからしっかり集団教育を身につけさせたほうが、子どもたちには大変それは親切なことだと思います。ぜひ保護者に会ってください。私は会っています。鴻巣中央小学校へ行かせると決まった保護者は、2年生から鴻巣中央小学校と一緒になるのだから、慣れるために1年生から上げたいと言っていました。保護者の切なる意見を私は目の前で聞いていました。その保護者の皆さんはとても教育熱心で、本当に子どもたちのことをしっかり思っている親御さんだから、この学校がなくなるのは寂しいけれども、ここで教育を受けたならば集団教育、いろいろな面でマイナスになると、ただ鴻巣中央小学校は通学が遠いから心配だと、鴻巣中央小学校に行った場合の心配を前向きにしていました。その方たちが心配しているのは廃校ではなく、統廃合になった後の子どもたちの在り方、子どもの教育です。なくなったら困ると言っている方たちは、恐らく愛着、自分が出た母校がなくなるのを寂しいと感じていることでは。片方だけの意見を真に受け、間違った請願、そして署名活動をすることによって笠原の住民をあおり、扇動する、これは議員のすることではないと思います。この文章を読んで、これは違うのではないかと思ったら、市民の方に直したほうがいいよ、これは本当のことではないよ、本当に残してほしいのだったら、子どもの教育のことも考えながら、どういった方法で残してほしいということを書いたほうがいいよ、そういうことを教えるのが議員の仕事ではないでしょうか。どのようにお考えか、時間はあったのではありませんかとの質疑があり、確かに問題のある分かりづらいところがあったと認識はしています。ただ、請願書として提出をしていますので、訂正するつもりはありません。守り育てる会の方々もそのつもりです。なぜ紹介議員になっているかというと、本来の子どもたちの教育というのは、いろいろな立場から、いろいろな角度から考えるのが当然です。もちろん当事者の声、必要です。そして、地域の方々の学校への思い、それは子どもたちがどう育ってほしいか、単なる郷愁だけではないということを申し上げたいと思います。どの地域でも子どもたちが教育をきちんと受けていくようにするためには、議員がしっかりと向き合うことも必要です。何よりこの請願書の紹介議員になったのは、廃校ありきで進められていく状況にしっかりと向き合いたいという思いもありましたとの答弁がありました。  次に、紹介議員は保護者の親の声を聞いているとのことだが、子どもを育てるのは親なのか、それとも祖父母なのかとの質疑があり、子どもの一番身近な大人が親御さん、また一緒に住んでいる祖父母、それを取り巻く地域ではないかなと思っていますとの答弁がありました。  さらに、子どもの将来に対する決定権を持っているのは誰なのかとの質疑があり、親権のある親御さんだと思いますとの答弁がありました。  なお、反対討論として、初めに請願の要旨の住民に十分な理解と納得を得られるようにとの文言ですが、私は笠原小学校に来年入学させる保護者全員と話をさせていただいて、保護者は理解し、納得していることが分かりました。子どもに何が一番よいのかを考えての結論でした。この文章は正しくありません。また、集団生活をしてこなかった小学生が中学校に上がったときに必ず慣れるまで戸惑うはずですが、このことにも言及されていません。  次に、請願賛同者は4,445名の署名ですが、笠原住民との意見交換を行わないままとあり、30回以上行った説明会、意見交換会を無視した文言となっています。さらに、署名を見たところ、同じ筆跡の署名が多くありました。また、自治会経由で回ってきた署名は、書かないと村八分にされるから書いた住民も多くいると聞いています。当事者不在と判断せざるを得ません。紹介議員の誰も当事者と話したことがないことが本議会で明らかにされました。反対の住民に正しいことを教えるのではなく、扇動しています。事情を理解していない市民に教え、諭すのが議員の仕事ではないでしょうか。周りからあおり、問題を大きくし、子どもたちのために判断した保護者に後ろめたい思いをさせていることは、議員としての資質を問われても仕方がありません。これらのことから、当事者である保護者と子どもたちと教育を置き去りにしている本請願に反対します。  また、賛成討論として、明治5年に開校した笠原小学校は、147年もの歴史を持つ小学校です。少人数で一人一人行き届いた学校として、地域と一体となり、子どもたちや学校が育てられてきており、なくてはならない小学校です。数回の説明会やアンケートを取ったものの、アンケートの内容を見る限り、多数の方が存続してほしいとの声が多大でありました。市長は、皆さんが少人数でもよければ必要である限り廃校にはしないと明言しています。しかし、ほかの学校を希望したいとの声があり、またクラス替えのあることを望むといった意見があったという理由を市長も申しながら廃校に至ったという話もあります。この望む意見がどの程度あったのか分かりませんが、全員の総意ではないと認識します。存続する場合は全員の声と言いながら、クラス替えや他校の希望の声は全員でなくても廃校と決定することに理解できません。今回4,445名のうち740名が地域の署名を添付した請願です。これは、鴻巣市内にあるほかの8校の小規模校に対する思いが込められた非常に重い請願であると感じております。よりよい環境とは、必ずしも子どもたちが大勢いればよいとは限りません。廃校ではなく、小規模校のメリットを十分生かした教育を行政としてやっていくべきだと思い、賛成します。  以上が審査の概要です。  これをもちまして、文教福祉常任委員会の報告を終了いたします。 ○金子雄一議長 次に、市民環境常任委員会、羽鳥 健委員長から報告を求めます。  羽鳥 健委員長。        〔羽鳥 健市民環境常任委員長登壇〕 ◎羽鳥健市民環境常任委員長 ただいまから市民環境常任委員会の報告を申し上げます。  本委員会に付託されました案件は、議請第5号 唯一の戦争被爆国である日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准をもとめる意見書提出の請願の1件であり、去る12月2日に委員会を開催し、審査を行いました。  審査の結果、議請第5号については、賛成少数により不採択となりました。  なお、質疑は紹介議員に対して行いました。  それでは、審査の概要について報告いたします。  初めに、表題に唯一の戦争被爆国である日本政府とあるが、唯一の戦争被爆国である日本ではないかとの質疑があり、この文でも分からない文ではないと思います。政府としては、日本政府が初めてです。日本を代表するので、そこに使ったのだと思いますとの答弁がありました。  次に、文章中に日本が核兵器禁止条約に参加すべきとの声は7割を超えているとあるが、この数値はいつの何の調査結果から出ているものなのかとの質疑があり、全国で核兵器禁止・反対の運動が行われています。平和を願う団体が各地の議会で核兵器廃絶の署名などを提出してきています。そこを捉えて7割になっていると思いますとの答弁がありました。  次に、私自身も核兵器がない世界を望んでいる。条約に参加、批准することにより、日本を取り巻く国際社会の情勢の中でリスクがあるのではないかと考えるが、請願人自身はどう考えているのかとの質疑があり、核を持っているから自分の国は世界に君臨できて、核を持っていないからそういう国々のリスクにさらされるのではないかということですが、そのようなことは思っていませんとの答弁がありました。  次に、請願人は請願の内容とは別に、トランプ大統領が批准国に撤回を求めたと発言していたが、いつどのように撤回を求めたのかとの質疑があり、トランプ政権が50か国に対し、直前に撤回を求める書類を送りつけ、必死に抵抗したという文書はありますが、どのような文書を送付したのか、その点については分かりませんとの答弁がありました。  次に、請願書に関連して、今回新日本婦人の会鴻巣支部の支部長が請願人となっているが、紹介議員はこの会の会員であるかとの質疑があり、会員ですとの答弁がありました。  さらに、新日本婦人の会鴻巣支部は、今回の請願書にあるような署名活動をしているのかとの質疑があり、年2回エルミこうのすにおいて核兵器廃絶の署名を行っていますとの答弁がありました。  さらに、署名の人数はどのくらいになるのかとの質疑があり、1回で200人くらいは集まったと思いますとの答弁がありました。  次に、請願人は団体としての意見、要望として、請願として出している。その団体の代表者という立場からすると、思いを持って議会の皆さんに訴えてください、伝えてください、審査をしてくださいというのが恐らくあると思っている。具体的に内容についてのやり取り、調整をしているのかとの質疑があり、請願人や新日本婦人の会の会員と一緒になって活動をしています。特別に請願人の言い分を聞くというわけではありません。新婦人しんぶんを購読しており、運動内容は掲載されています。その内容から外れない限り、文面は同じです。今までもそういう形で請願を提出してきています。団体としての方針から外れていることはないと思いますとの答弁がありました。  以上が審査の概要です。  これをもちまして、市民環境常任委員会の報告を終了いたします。 ○金子雄一議長 以上で委員長の報告が終了しました。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑の通告は、竹田悦子議員、菅野博子議員の2名であります。  通告順序により、順次発言を許します。  初めに、竹田悦子議員の発言を許します。  竹田悦子議員。 ◆2番(竹田悦子議員) では、市民環境常任委員長に議請第5号について質問いたします。  前段の請願については、賛成、反対討論がるる詳細に報告されていましたが、この議請第5号についての賛成、反対討論はあったのか伺います。  以上であります。 ○金子雄一議長 答弁を求めます。  羽鳥 健市民環境常任委員長。 ◎羽鳥健市民環境常任委員長 竹田議員の市民環境常任委員長に対する質疑に答弁いたします。  2の(4)請願賛成、反対討論についてとのことですが、賛成討論、反対討論はありませんでした。  以上でございます。 ○金子雄一議長 以上で竹田悦子議員の質疑を終結いたします。  次に、菅野博子議員の発言を許します。  菅野博子議員。 ◆9番(菅野博子議員) 議請第4号 笠原小学校の存続に関する請願書ですけれども、文科省が来年度予算編成で事項要求として少人数学級の推進について要求していること、これがどう話されたのか。  2つ目は、文科省の検討会議も少人数学級について、教員の負担解消や子ども一人一人に行き届く授業を行うため、国の責任で少人数学級を実現することを必要としていますと、こういう論議がされていますけれども、これらについてどう論議されたのか。  3つ目は、今年の小学1年生が笠小から中央小に変更した理由と通学区域審議会で各家庭からの声がどのように論じられ、当事者に伝えられているのかについて伺います。 ○金子雄一議長 答弁を求めます。  頓所澄江文教福祉常任委員長。 ◎頓所澄江文教福祉常任委員長 菅野議員の文教福祉常任委員長に対する質疑に答弁いたします。  初めに、文科省が来年度予算編成で事項要求として少人数学級の推進について要求していることをどう論じられたかについてでございますが、質疑はありませんでした。  続いて、文科省の検討会議も少人数学級について、教員の負担解消や子ども一人一人に行き届く授業を行うため、国の責任で少人数学級を実現することを必要としている、どう論じられたかについてでございますが、質疑はありませんでした。  続いて、今年の小学1年生が笠小から中央小に変更した理由と通学区域審議会で各家庭からの声がどのように論じられ、当事者に伝えられているのかについてですが、変更した理由については委員長報告の反対討論にもあるように、私は笠原小学校に来年入学させる保護者全員と話をさせていただいて、保護者は理解し、納得していることが分かりました。子どもに何が一番よいのかを考えての結論でした。この文章は正しくありません。また、集団生活をしてこなかった小学生が中学校に上がったときに必ず慣れるまで戸惑うはずですが、このことも言及されていませんとの討論がありました。  通学区域審議会で各家庭からの声がどのように論じられ、当事者に伝えられているのかについては、質疑はありませんでした。  以上です。 ○金子雄一議長 菅野博子議員。 ◆9番(菅野博子議員) 笠小に入学させる保護者は理解していると、それと子どもが少人数で集団生活やれるのに、うまく少人数ではできないということを言っています。中学校になればなお戸惑うということが報じられましたけれども、全国市議会旬報というのが私たちに配られていますけれども、令和2年の11月25日号で、ここで述べられているのです。全国の市議会旬報の報道では、社会文教委員会というのがありまして、第169回社会文教委員会で、11月2日に開かれて、その中で少人数学級の推進やインフルエンザ予防注射などのそうした要望を盛り込んだ要望書を決定したという中で、文教政策ではコロナ対策や教職員の定数の確保などもあったのですけれども、その中で唯一きちっと長文で書かれているのは、また文部科学省が来年度予算編成で事項要求としている少人数学級の推進についても要望したというのです。全ての子どもたちにきめ細かな教育が行き届く環境の充実のため、公立小中学校の全学年での35人以下学級実現のための教育に係る自治体負担を軽減させる措置を求めたとなっています。        〔「議長」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 菅野議員、簡明に。  潮田幸子議員。 ◆9番(菅野博子議員) 答えているのですよ、私は。 ○金子雄一議長 議事進行ですか。        〔「議事進行です」と言う人あり〕 ◆23番(潮田幸子議員) 今菅野議員の発言は、今の質疑というよりは持論を述べているというふうに思いますので、整理していただきたいと思います。 ○金子雄一議長 菅野議員に申し上げます。  内容は端的にお願いいたします。質問内容に準じて再質問をお願いします。 ◆9番(菅野博子議員) 幾ら聞いてもなしで、いわゆる心配しているということですけれども、ちゃんと少人数学級の推進について文科省からきちっとした方針が出ているわけです。ですから、笠原小だけについてなぜ少人数学級は駄目なのかという、要するに国の教育方針に反することが鴻巣でされて当然なのですか。文科省の方針に従って教育というのはされるのではないですか。だから、言っているのです。35、少人数学級の実現という…… ○金子雄一議長 それを論じられたかということでございますね。 ◆9番(菅野博子議員) そうです。 ○金子雄一議長 それでは、再質問、よろしいですか。分かりますか。  頓所澄江文教福祉常任委員長。 ◎頓所澄江文教福祉常任委員長 菅野議員の質疑に答弁いたします。  一番最初に答弁させていただきましたけれども、文科省が来年度予算編成で事項要求として少人数学級の推進について要求していることをどう論じられたかという質問内容かなというふうに思いますが、それについての質疑はありませんでした。  以上でございます。 ○金子雄一議長 以上で菅野博子議員の質疑を終結いたします。  これをもって、通告のありました委員長報告に対する質疑を終結いたします。  これより討論を求めます。  初めに、賛成討論はありませんか。  坂本 晃議員。 ◆20番(坂本晃議員) 議請第4号 笠原小学校の存続に関する請願について、賛成の討論をいたします。既に議案としての採決は決定していますので、署名をしていただいた皆さんの思いを考えての討論といたします。  今回の請願について、4,445名の賛同をいただいています。うち740名の笠原地区の皆さんからの署名が添付されている請願でありました。公共施設を整備する一番の要件は、その地域にとって本当に必要な施設が整備されることとなります。まさに笠原小学校は、笠原地域にとってはなくてはならない公共施設であります。跡地利用に地域の意見を取り入れる活用方法を考えると言われていますが、笠原地域にとって一番必要な公共施設は、これからも笠原小学校と思います。新しく整備するのであれば、簡単にはできないことは分かっています。しかし、笠原小学校は現実に今ある小学校です。通学している子どもたちもいます。廃校にすることに行政の力を注がないで、残すことに努力をしていただきたいと考えます。  今は子どもがいない家庭でも、年数がたてばその家庭に子どもが生まれ、笠原小学校に通う時代が来ます。地域の声は、そうした方々の意見もしっかりと聞いておかねばなりません。ここ数年は非常に厳しい状態と思っていますが、保護者の皆さんは複式学級になることも覚悟しながら、笠原小学校の存続を求めていると理解いたします。  よって、この請願に賛成をしていただき、笠原小学校の存続に向けて行政が考え直すことを期待して、賛成の討論といたします。 ○金子雄一議長 次に、反対討論ありませんか。  川崎葉子議員。 ◆13番(川崎葉子議員) 議請第4号 笠原小学校の存続に関する請願書に反対の立場から討論をいたします。  議員の発言は非常に重いです。本日まで何人かの議員が自身の発言に対して不適切だったと思えば訂正し、謝罪をしています。まして請願人の思いに寄り添い、どうしてもこの請願を通したいと思うならば、きちんとした内容をアドバイスすべきであり、またそのような文書を出すべきだと考えます。しかし、紹介議員は、一部を挙げますと、この請願の内容に関しては不十分なところがあると認めています。また、市長の発言の切取りについては、笠原小学校を守り育てる会の方は謝罪している、この事実を紹介議員が確認したにもかかわらず、後の進行に関わるから、一応は謝罪をしているとの確認、理解でそのまま文書を上げていました。一事が万事であります。紹介議員の説明は、請願を出した方にも不誠実であります。何より不完全な内容であるというこの請願につきましては、笠原小学校の子どもたち、保護者の思いを全く軽んじているものと考え、反対といたします。 ○金子雄一議長 次に、賛成討論ありませんか。  竹田悦子議員。 ◆2番(竹田悦子議員) 議請第4号 笠原小学校の存続に関する請願について、賛成の立場から討論をします。  委員会では、一番は子どもたちのためと、こうした議論がされたことが報告されています。今コロナ感染が拡大するばかりで、終息のめども立たないコロナ禍にあっては、子どもたちのためとするならば少人数学級、小規模学校ほど残すべきです。コロナ禍で7割の子どもたちが何らかのストレスを受けていると言われています。そうでなくても市教委が進める適正規模、適正配置での教育が子どもの権利委員会から勧告を受けている日本の教育制度であるということです。  日本の教育システムについて、国連子どもの権利委員会からは非常に厳しい懸念が示されています。まず、日本の教育システムがあまりにも競争的なため、子どもたちから遊ぶ時間や体を動かす時間、ゆっくり休む時間を奪い、子どもたちが強いストレスを感じていること、それが子どもたちに発達上のゆがみを与え、子どもの体や精神の健康に悪影響を与えていることが指摘され、適切な措置を取るよう何度も勧告されています。ある程度の学級規模で切磋琢磨する必要などがあるという方は、国連子どもの権利委員会の日本政府への勧告をどのように受け止めておられるのでしょうか。そうでなくても、今コロナ禍で3か月間の休校の遅れを取り戻すために、子どもたちも先生方も大変苦労されていることが現場関係者から語られています。ゆとりを持った教育こそ必要であり、7割の子どもたちがコロナ禍でストレスを受けながら過ごしていることは、発達にゆがみを与えることになることは誰もが容易に想像できることではないでしょうか。日本の子どもたちは、自己表現が不得手であると言われています。そして、自己肯定感を持てる子どもたちが少ないことも国連子どもの権利委員会から指摘をされています。自己表現ができる教育こそ必要であり、その一人一人が大事にされる少人数学級、小規模校はそれを実現できる道だと思います。子どもたちの教育は、学校だけでできるものではないと思います。  特に笠原小学校の地域とのつながりは、すばらしい実践をしていることがテレビでも放映されたことがあります。小規模校、小規模学級だからこそ一人一人の子どもが地域の宝として育まれ、顔が見える教育として育っていたのだと思います。北中学校で教師をしていた方が、笠原小学校から来た子どもたちはクラスをまとめる力があり、クラスの中でもすばらしい力を発揮していたと認めています。また、笠原小学校で教鞭を執られていた方も、あんなにすばらしい学校をなぜ廃校にするのか、なくすことはいつでもできることだから、子どもたちのためにももっともっと教育委員会は知恵と力を出すべきではないかと、このようにも語っておられました。  今回こうした請願が出るのは、一番の問題は市教委の進め方だと思います。笠原小学校の問題について、一般質問をしなければ説明もしない、そして廃校を決めたのが6月の教育委員会で廃校の方向が決められたにもかかわらず、全員協議会も開かれませんでした。そして、9月24日の議会終了後に全員協議会が開かれ、十分な質疑もされない中で、こうしたことが進められました。住民の声を届けるべき議会で軽視されたと私は受け止めざるを得ません。  そして、何より悩んでいるのは保護者の皆さんです。私は、何人か知り合いの方がいましたので、この間お話を伺ってきました。保護者の皆さんの中には、わざわざ他市から引っ越してきて、子どもを育てるのにいい環境なのに、廃校になり残念です。小3と小1で学校が違えば、親の負担も本当に増えてしまいます。どうすればいいか悩んでいます。今まで一緒に遊んでいたのに、中央小学校に行ってしまって、遊ぶ機会がなくなって寂しいなど、保護者も子どもも悩んでいる様子が私には伝わってきました。何より10月24日の保護者説明会では、子どもが中央小学校に行くのを嫌がっていると悩みが出されています。こうした保護者の皆さんに苦渋の選択を迫る、こういうやり方は本来すべきではないと思います。地域と学校と、そして教育委員会、議会が十分民主的な手続を行ってこそ、本当にいい学校づくりができるのではないでしょうか。自治基本条例でも住民のしっかりとした手続を行うことを語っています。  地域に戻ってほしい、こういうことをよく言われますが、学校が廃校になってしまうところに、地域には戻れない、卒業した方が語っているそうです。ある保護者の方がおっしゃっていました。せめて小学校のときくらい地域の中で子どもたちが育ってほしいと。少子化の問題は、以前から何度も指摘をされていたことです。そのことが指摘されていながら、本格的な対策を取ってこなかった行政の責任も私は重いものがあると思います。今回の請願は、紹介議員以外に4,445筆が寄せられています。そういう点でも、こうした願いに応えた存続を求める願いが込められている請願をしっかりと受け止めるべきだと思います。  以上で賛成討論といたします。 ○金子雄一議長 次に、反対討論ありませんか。  坂本国広議員。 ◆4番(坂本国広議員) こうのす自民、坂本国広です。議請第5号 唯一の被爆国である日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准をもとめる意見書提出の請願について、反対の立場で討論いたします。  国が最もやらなければならない仕事、国家の最大の責務は、国民の生命、財産、そして国益を守ることです。それは、国家が国家として存在する最大の意義でもあります。それゆえ、外交、防衛政策は国家の根幹であり、民主主義や人権の尊重といった価値観を共有する国家との連携が基本です。仲よくしようだけでは、国益を守ることはできません。友好を語るだけではなく、共に利益を得ることができる共益の概念を持った外交交渉が重要です。共益によってこそ、我が国の経済的繁栄にも資する外交政策が可能であると確信しています。  防衛力の整備は、理想に加えて現実を見据えた議論を進めなければなりません。中国の不透明な軍事力増強、北朝鮮のミサイル、核といった問題に抑止力も含めて持たなければならないと考えています。隣にある国家が現実にミサイルを持ち、核開発を行っている。そして、その国家が我が国を敵だと言っている、これが現実です。日本に撃つと言ってミサイルを準備しているときに、我が国はどう対応すべきなのか。現在自民党では、ミサイル基地をたたく能力の保有も含めて徹底的に議論しています。できない国家に対する対応と、できるがやらない国家に対する対応は、国際社会では異なるのが当たり前であり、能力を有しつつ平和を尊ぶ、それが我が国の防衛政策の根幹であると思います。  さて、世界で唯一原爆が投下された経験を持つ国として、日本は核兵器の災禍を語り継ぐ責任があります。さらに、日本は核兵器の廃絶を訴え、世界が二度と核兵器を使用しないよう努力する歴史的宿命を負っています。日本政府は、これまでも核兵器廃絶に取り組んできました。自身が核兵器を保有しないことを国際社会に誓約するとともに、国連総会に核兵器の全面的廃絶に向けた共同行動決議を提出し、核不拡散にも積極的に取り組んできました。日本政府が核兵器のない世界を目指していないという理由で参加しないというわけではないのです。  1970年に発効したのが核拡散防止条約です。この条約は、日本も含めて現在191か国が締結しています。この条約は、既に核兵器を所持していたいわゆる5大国、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国を核兵器国としてその所持を認めて、その上で核兵器の拡散をそれ以上広げず、なおかつ核兵器の削減を行っていこうというものです。  そして、2017年7月7日に採択されたのが核兵器禁止条約です。これは、一切の核兵器の使用、保有などを禁じるもので、核拡散防止条約の何段階も先を行くものです。この条約には122か国が参加しましたが、核兵器国はもちろん、日本、ドイツ、オーストラリアなど、不拡散に取り組んできた国も参加しませんでした。  日米安保の関係の中で考察してみますと、もし日本が核兵器禁止条約に参加した上で米国の核の傘を求めると、それは米国から見ると同盟国としての信頼を大きく損なうことになるでしょう。米国は、核の傘の提供の明言を渋り、日本の紛争に米国が巻き込まれるリスクを減らそうとするでしょう。日米安保条約がある限り、米国は日本に核の傘を提供しなくても在日米軍基地を確保することができます。日本が条約に参加し、核の傘の享受も断るのであれば、日本は周辺国の核兵器の存在に対し、独自の方策を講じる必要が生じます。場合によっては、核兵器廃絶とは逆の政策を推進する必要が生まれることになり、それは本末転倒となってしまいます。  日本政府は、安全保障面での核の傘との整合性、その実効性への疑問、かえって溝を深める結果になるという理由から参加を見送りました。核をなくすという理念に賛同しないというわけではなく、安全保障上現状難しいというのも当然ありますが、将来核のない世界を見据えた上で、現在核禁止条約に入ることが本当に意義あることなのかを考えた結果です。  まずは、包括的核実験禁止条約、兵器用核分裂性物質生産禁止条約を着実に前に進めて、核拡散防止条約体制を本当の意味で確立して、その結果核軍縮が進み、将来的に核兵器禁止条約に参加できるようになるための努力を、被爆者の思いに応えるためにも日本政府は努力し続けなければなりません。核の惨禍が二度と繰り返されることのない世界を、核兵器がない世界が一刻も早く成立することを心から願っております。  以上で反対討論といたします。 ○金子雄一議長 次に、賛成討論ありませんか。  諏訪三津枝議員。 ◆1番(諏訪三津枝議員) では、議請第5号 唯一の戦争被爆国である日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准をもとめる意見書提出の請願、これに対して賛成討論を行います。  広島、長崎の被爆75周年の今年、核兵器のない世界に向けてどうやって進むかが大きな焦点となっています。日本政府は、核兵器のない世界という言葉を言いますが、それを実現する立場に立っていません。日本政府が橋渡し論の実践として国連総会に提出している核兵器問題の決議では、核兵器廃絶を究極目標と位置づけ、永遠の将来に先送りにする立場を述べています。核兵器をめぐる国際政治の構図は、核兵器廃絶か、核兵器固執かの対決となっています。この両者は、立場を180度異にしており、その間に橋渡しをすることなどできません。今求められているのは、世界の多数の国々の政府と草の根の市民社会が力を合わせて核兵器固執勢力を包囲して、その政策を変更させることにあります。唯一の戦争被爆国、日本の政府は、核兵器のない世界を目指す取組の先頭に立つべきです。  11月21日のアメリカの新聞、ワシントンポスト電子版では、核兵器禁止条約の批准国が発効に必要な50か国に達しようとする中、最大の核保有国、米国が発効を妨害していると伝えました。既に比準した国に批准書の撤回を迫る書簡を送っていると言います。日本のメディアでもこのワシントンポストの情報は取り上げられましたので、議員の中でもご承知の方多くいらっしゃると思います。このような米国の妨害があっても、現在51か国が批准をして、来年1月22日には発効します。戦争被爆国である日本の政府が態度を決めるべきときだと思います。  以上のことから、唯一の戦争被爆国である日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准をもとめる意見書提出の請願に賛成といたします。  以上です。 ○金子雄一議長 次に、反対討論ありませんか。        〔「なし」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 ほかに討論ありませんか。反対または賛成。  菅野博子議員。 ◆9番(菅野博子議員) 賛成討論を行います。  昨日の埼玉新聞に記事が載りました。議請第5号です。核禁止条約進展歓迎130か国、国連決議が加盟国の3分の2を超すという埼玉新聞の…… ○金子雄一議長 菅野議員。議請第5号は、紹介議員は竹田議員ですか。        〔「筆頭は私、提案したのは私です」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 説明をしたのは…… ◆9番(菅野博子議員) 委員会が私だったから。 ○金子雄一議長 委員会で説明したのは。        〔「私が筆頭議員だから」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 では、大丈夫ですね。続けてください。 ◆9番(菅野博子議員) 第75回国連総会は、7日の本会議で第一委員会、これは軍縮・国際安全保障で論議された決議案の採決を行い、核兵器禁止条約への署名・批准の進展を「歓迎する」決議案を130か国の賛成で採択しました。決議、核兵器禁止条約の採択は3年連続です。また、来年1月の同条約発効を間近に控え、国連加盟国の3分の2を上回る過去最多の賛成票を確保しました。核保有国と核の傘の下にある同盟国を中心として、反対は42、棄権は14でした。賛成票は、2017年の条約制定時の122か国を上回りました。決議は、禁止条約の署名、批准の進行状況を歓迎し、署名、批准していない国に早期加盟を呼びかける簡単な内容です。日本政府は、今年も反対票を投じ、この決議への反対は3年連続となります。  日本政府提出の決議案、核兵器のない世界に向けた共同行動の指針と未来志向の対話は、賛成150、反対4、棄権35で採択されました。昨年と比べて賛成票が10減る一方、棄権票が14増えました。核兵器禁止条約に何ら言及せず、核保有国寄りの日本の決議に対しては、禁止条約の主な批准国から批判が続いています。  現在の核保有国と核兵器製造関連企業の実態は、一番多いロシアが6,375個、アメリカが5,800個、中国が320個、フランスが290個、イギリスが215個、パキスタンが160個、インドが150個、イスラエル90、北朝鮮30から40で、計1万3,430から1万3,440ということになっています。  さらに、兵器製造のための投資自制というのも同時に報道されました。日本では、生命保険会社がこの資金の面で大きな役割を果たしているということです。第一生命が資金運用面でも顧客の生活を支えることが使命だと発表し、そして安全保障、核抑止力に頼る姿勢を崩さない保有国を尻目に金融機関が自制に転じた背景には、環境保護や社会問題解決への取組を重視するESG投資の普及があるとしています。環境、社会、企業統治の英語の頭文字を取った投資方法は、2006年に国連のアナン事務総長の提唱から発展をしました。  国際非政府組織、NGOのPAX、本部、オランダにある、によると、核関連企業への投資をやめた海外金融機関は100近いということです。そして、来月の核兵器禁止条約発効後は、製造の援助も禁止対象になるため、国際潮流が止まることはないと軍縮専門家は述べていると報じられています。破滅的破壊をもたらす核兵器の開発、製造には、市民生活になじみが深い航空機や機械メーカーも加わっている。PAXが昨年公表した調査によると、欧米やインドの28社が核兵器製造や貯蔵関連の分野で核を保有する米、英、印、フランスの4か国と1,160億ドル、約12兆円超えの契約を結んだとしています。  また、中には中国、アメリカの大陸間弾道ミサイル、ICBM発射態勢を75年まで維持するための長期契約もここには入っていると言われています。航空機製造で有名なアメリカ、ボーイングは、ミサイル関連機器の開発を1,550万ドルで、ICBMの誘導に関わるプログラムの保守を1,740万ドルで米空軍側と契約としています。ただ、該当企業の多くは非軍事産業で認知度が高く、需要も大きい。全面的に投資を制限すれば、社会に必要な事業の資金も止まる。これは、銀行関係者の懸念する声もあり、いわゆる投資自粛の判断は容易でないという核兵器廃絶の困難さがここに秘められています。  しかし、核兵器廃絶キャンペーンをするICANなど、反核団体が核兵器製造の資金の流れに注目するのは、対人地雷やクラスター弾製造に関する投資の自制で生産が抑制されて、軍縮、不拡散に結びついた成功体験があるからです。  いわゆるこうした核の傘に依存する日本政府、菅政権は禁止条約に署名する考えはないということで背を向けたままです。しかし、唯一の被爆国として、日本こそ世界の核兵器廃絶の先頭に立つべきではないでしょうか。  以上を主張し、賛成討論とします。 ○金子雄一議長 ほかに討論ありませんか。        〔「なし」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決いたします。  ただいま議題となっております議請第4号及び議請第5号の2件については、各常任委員会委員長の報告はいずれも不採択であります。  初めに、議請第4号 笠原小学校の存続に関する請願書について、採択することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立少数〕 ○金子雄一議長 起立少数であります。  よって、議請第4号は不採択とすることに決定しました。  次に、議請第5号 唯一の戦争被爆国である日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准をもとめる意見書提出の請願について、採択することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立少数〕 ○金子雄一議長 起立少数であります。  よって、議請第5号は不採択とすることに決定しました。  暫時休憩いたします。                             (休憩 午後 6時15分)                     ◇                   (再開 午後 6時30分) ○金子雄一議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 △議案第111号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○金子雄一議長 日程第5、議案第111号を上程し、議題といたします。  これより議案の朗読を省略して、提案理由の説明を求めます。  市長。        〔原口和久市長登壇〕 ◎原口和久市長 ただいまご上程いただきました議案第111号 令和2年度鴻巣市一般会計補正予算(第10号)につきまして、提案の趣旨をご説明申し上げます。  これは、国庫補助金を活用した新型コロナウイルス感染症の感染拡大により影響を受けているひとり親世帯への追加支援策や、新型コロナウイルス感染症対策基金を活用した県指定診療・検査医療機関応援金の追加により、感染拡大防止に向け、医療体制のさらなる拡充を図るため、追加計上を行うものです。  初めに、歳入では、国庫支出金は国の補正予算(第2号)による新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の交付決定に伴う追加と、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、長期間にわたり経済的な影響を受けている低所得のひとり親世帯に対し、その生活実態が依然として厳しい状況にあることを踏まえ、国による予備費を活用したひとり親世帯臨時特別給付金の再支給に係る事業費補助金及び事務費補助金の追加を、繰入金は新型コロナウイルス感染症対策基金繰入金の追加と今回の補正予算における歳入歳出の調整による財政調整基金繰入金の減額を行うものです。  次に、歳出では、議会費は令和2年11月30日に可決されました鴻巣市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正を受け、議員の皆さんの期末手当の0.05月分の減額を行うものです。  民生費は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、長期間にわたり経済的な影響を受けている低所得のひとり親世帯に対する再支給分としてのひとり親世帯臨時特別給付金と、これに係る消耗品費や給付事務を迅速かつ確実に実施するための児童扶養手当システム設定業務委託料等の事務費の追加を行うものです。  衛生費は、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザ両方の患者の受入れや検査を実施する埼玉県の診療・検査医療機関の指定を受けた市内の医療機関に対する支援として、15医療機関分の応援金について、令和2年11月30日に一般会計補正予算(第8号)の議決をいただいたところですが、県の協力金の申請期間が延長されたことに伴う指定医療機関の増加などに対応するため、新型コロナウイルス感染症対策基金を活用し、さらに10医療機関分の県指定診療・検査医療機関応援金の追加を行うものです。  以上によりまして、今回の補正総額は4,489万円の追加となり、補正後の予算総額は555億925万円となるものです。  なお、歳入における新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の計上に伴い、歳出では対象事業につきましてそれぞれ財源内訳更正を行っております。 ○金子雄一議長 説明が終わりました。  これより質疑を求めます。  質疑はありませんか。  潮田幸子議員。 ◆23番(潮田幸子議員) 今回の補正は、ほぼ全てが新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の財源内訳更正ですので、それ以外のものについてだけ質問したいと思います。  15ページ、民生費、児童措置費の中のひとり親世帯臨時特別給付金支給事業についてでございます。これは、6月に1度支給をしたものと対象は同じというふうに聞いておりますけれども、今担当課はとても大変な思いをしているというのをこの前担当課のほうに行ったときに言っておりました。実際ここでも時間外勤務手当等も計上してありますけれども、どの部分が大変なのか。  6月のときと対象としては、国は同じだというふうに言っておりますけれども、現実には少し数字は人の動きがあって違ってくるかなと思うのですけれども、実際何人の方にこれを支給するのか、内訳等、金額等を教えていただきたいと思います。 ○金子雄一議長 こども未来部長。 ◎田口千恵子こども未来部長 では、議案第111号のご質問にお答えいたします。  このひとり親家庭に対する給付なのですけれども、非正規雇用の方が多く、収入が少なく、経済的基盤が弱い厳しい状況ということで、本市でも5月にまず国に先駆けまして、市独自策の給付金を児童1人当たり3万円支給しております。それでも感染症の終息が見えないということで、依然として厳しい状況にあるひとり親家庭に今回国が決定したわけですが、8月に国の第二次補正分ということで1度給付をしております。その方をイコールで給付をさせていただく状況になります。国のほうでも、給付の支給のデータをそのまま使うということとされております。つまり今年、令和2年12月11日時点、今月の11日時点で基本給付、要は最初のひとり親への給付金を受けている方、基本給付の部分を受けている方、そしてあるいはその支給の決定をした方へ前回と同額を再支給してくださいということで来ております。なので、この予算成立後該当世帯へ個別通知、またはシステムの設定など、そういった事務的な負担はございますが、本市では少しでも早くこの給付金をお届けするために、年内12月23日の振込を目指して取り組んでまいります。  以上でございます。 ○金子雄一議長 こども未来部長。 ◎田口千恵子こども未来部長 すみません。答弁漏れです。  何人に、金額は幾らかということでございました。現在再支給を予定しているのが697世帯、そして金額のほうが4,544万円、これは既に支給の決定した方、支給を受けた方になるのですが、今後追加で出してこられる方、新規の受給者になる方、そういった方もおられますので、そういった方の分を若干見積もっておりまして、世帯数にして54件、金額にして2,093万円(P.599「基本給付54世帯が270万円、追加給付の見込みが349世帯、1,745万円、合計で2,093万円を見込んでおります」に発言訂正)を見込んでおります。  以上でございます。 ○金子雄一議長 潮田幸子議員。 ◆23番(潮田幸子議員) そうすると、6月のときに既に申請していた方はいいのですけれども、その後の方についての申請は、本人から申請をしなければ駄目なのか、どういった手続になるのか伺います。 ○金子雄一議長 こども未来部長。 ◎田口千恵子こども未来部長 6月というか、8月に支給をした方は全員今回対象になっておりますので、振込に関しては申請の手続は必要ございません。新規で申請をされた方については、12月11日時点で支給が決定していれば、その方は振込が可能となります。ですので、その方も手続は要らないので、今後12月11日以降に申請をした方については順次対応してまいります。  以上でございます。 ○金子雄一議長 ほかに質疑ありませんか。        〔「なし」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第111号については、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。        〔「異議なし」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 ご異議なしと認めます。  よって、議案第111号については、委員会付託を省略することに決定しました。  これより討論を求めます。  初めに、反対討論ありませんか。        〔「なし」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 次に、賛成討論はありませんか。  頓所澄江議員。 ◆11番(頓所澄江議員) こうのす自民の頓所澄江でございます。議案第111号 鴻巣市一般会計補正予算(第10号)に賛成の立場で討論いたします。  今回の補正総額は、4,489万1,000円を追加し、補正後の予算総額は555億925万3,000円とするものです。ひとり親世帯臨時特別給付金支給事業については、菅首相が12月4日の記者会見の中で新型コロナウイルス感染拡大に関連し、予備費を使い、再支給を決め、年内に支給する方針を表明いたしました。8月にひとり親世帯臨時特別給付金支給事業で支給された同一の対象者に申請不要で1世帯5万円、第2子以降1人につき3万円を支給するものです。新型コロナウイルス感染症の影響により、子育てと仕事を1人で担う低所得のひとり親世帯に特に大きな困難が生じていることを踏まえ、こうした世帯の支援策として有効であると考えます。  また、保健衛生費庶務事業については、県指定診療・検査医療機関応援金の申請が11月14日で締め切られ、その時点で本市の手挙げした医療機関は15医療機関でした。その後、県は11月27日まで申請を延期し、本市においては7医療機関が手挙げをしました。7医療機関と今後の見込み分、合わせて10医療機関分を応援金として500万円の補正が計上されました。手挙げをした医療機関にとって、感染予防を講じながら発熱患者の診療を行うことは多くの負担を生じることになります。本市の単独事業である県指定診療・検査医療機関応援金は、市議会災害対策会議の要望に応えたものであり、新たな診療、検査体制を整えていただくことで発熱患者の円滑な診療につながり、市民の安心、安全が確保できるものと考えます。  以上のことから、議案第111号 鴻巣市一般会計補正予算(第10号)に賛成いたします。 ○金子雄一議長 ほかに反対または賛成の討論ありませんか。        〔「なし」と言う人あり〕
    金子雄一議長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議案第111号 令和2年度鴻巣市一般会計補正予算(第10号)について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立全員〕 ○金子雄一議長 起立全員であります。  よって、議案第111号は原案のとおり可決されました。 △議員提出議案第10号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○金子雄一議長 日程第6、議員提出議案第10号を上程し、議題といたします。  これより議案について提案理由の説明を求めます。  加藤英樹議員。        〔15番 加藤英樹議員登壇〕 ◆15番(加藤英樹議員) ただいま上程いただきました鴻巣市議会の議員の議員報酬の特例に関する条例についてご説明をいたします。  提出者は、私、加藤英樹、賛成者は坂本国広議員、潮田幸子議員、羽鳥 健議員、秋谷 修議員、竹田悦子議員であります。  本議案は、議員報酬の月額の10%を令和3年1月から3月までの3か月間減額するものです。これまで議会におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、市民生活や地域経済の状況に鑑み、6月定例会においては各常任委員会、議会運営委員会の視察研修に係る経費を減額し、9月定例会においては政務活動費を年度途中においても返還できる条例の改正を行い、4つの会派からの一部返還がなされたところです。  現在コロナ禍は第3波と言われる状況であり、より深刻さは増していることから、今定例会においては議員報酬の月額10%を令和3年1月から3月までの3か月間減額し、本市が実施している感染症拡大防止対策、市民生活の支援、地域経済対策等に役立てていただくことで、少しでも市民に寄り添うことができればとの思いから提案するものです。  以上、甚だ簡単ではありますが、提案理由の説明とさせていただきます。議員各位のご賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○金子雄一議長 説明が終わりました。  これより質疑を求めます。  質疑はありませんか。  阿部愼也議員。 ◆18番(阿部愼也議員) この議案については、ほぼ同じような議案を私どもと、それから令和こうのすで2度ほどご提案申し上げました。そして、その結論は不採択でありました。結局今代表者に聞いたところが、代表者会議の中で見解の相違なのだと、どうして反対したのかということについては見解の相違というふうに加藤議員のほうから申されたというふうに伺っております。その相違点について具体的に並べてもらえないかな、お願いします。 ○金子雄一議長 加藤英樹議員。 ◆15番(加藤英樹議員) 今阿部議員のほうからのご質問、順次答えていきたいと思いますが、見解の相違という発言をするまでに、羽鳥代表のほうから3回ほどご質問を頂戴して、それに順次お答えをしたものを、それをもう一度言う形で説明をさせていただきたいと思います。  まず、羽鳥代表のほうからは、その中で同じようなものを出してということでありました。その点についてなのですけれども、当初6月でしょうか、お出しいただいたものというのは、議長20%、副議長15%、委員長、議員がそれぞれ10%というものでございました。そのときに4会派、こうのす自民さん、公明党さん、かいえんたいさんともいろんな意見交換したのですけれども、御会派が出されているものというのは、副議長と委員長、これが月額で頂ける金額が逆転してしまう案になっています。それは、議長、副議長、委員長、議員、それぞれが重い職務権限を持って、副議長は副議長の職務権限、それぞれがそれぞれ重いのですけれども、そこで逆転になってしまうところというのはどうなのかなというところで、そこについては理解をすることができないねと。  また、その当時でしょうか、議長、副議長、こちらのほうには事前にご説明をされていたのかということでいうと、それはされていないですよというようなことで、我々は実はその当時共産党さんにも、あるいは偶然同じ自治会の議員さんにもどうかねという話はしました。そうしたら、それはちょっと困るのだというような見解でした。ただ、実際に決議の場ではその困るのだと言っていたところも賛成をされました。その中で、我々は非常に悩みました。本当の真意はどっちにあるのかなということで。なので、これは羽鳥代表には話していないです、今お話ししたので。  そういったところから、その後、では合意できる部分からやっていこうということで、これは先ほど申し上げました委員会の視察であったり、議運の視察であったりというのはみんなで合意できたねと。また、政務活動費においても、これはできる規定ですので、できるルールなので、任意ですから、それも皆さんに合意いただいたと、順を踏んでやっていったと、これも説明いたしました。  ただ、もう一個ご質問いただいたのが、副議長と委員長が逆転すると。いや、そんなはずないけれどもなというお話をいただきました。ただ、こちらの算出だと逆転してしまうのです。それなので、それはちょっと意見の一致はできないねというところがございました。  それと、その当時最後に申し上げたのは、では何で今の時期なのかというときに、これは今回重い課題なので、人勧の状況もちょっと見たいと、どういうようなことが出てくるのか。それは期末手当のところでも出てきたと。ただ、一般の月額給与のところではどうだろうと、大変懸念していました。その状況によっては、それを見ながらアクションしなければいけないだろうなというところで、人勧をずっと待っていて、出て、そのタイミングで再度検討して出させていただいたというのが代表者会議で私が説明をさせていただいた部分です。なので、その後もちょっと幾つか発言があった中で、私はその部分についてはもう見解の相違ですねということで、その単語を使ったということです。  以上です。 ○金子雄一議長 阿部愼也議員。 ◆18番(阿部愼也議員) 私も、いわゆる報酬の削減にはかねてから賛成してまいりましたので、別にこの案について反対する気はないのだ。ただ、なぜこの場に及んでこういう案を出してくるのか。コロナ、今対策が遅れて、どんどん、どんどん感染者が増えている状況なのです。やはりこういうコロナに対する我々の誠意というものも、火事の初動と一緒でもっと早くやるべきだったのだというふうに私は思っています。初期消火ほど、これは確実に火災を止められる方法はないのだという意識がありましたから、コロナにもそれは通用すると、そういう気持ちになれなかったのが残念だなと、なっていただけなかったのが残念だなというふうに思いますが、もう一度その辺のところをご答弁いただきたい。 ○金子雄一議長 加藤英樹議員。 ◆15番(加藤英樹議員) 阿部議員のほうから、初期消火の概念、それとそういう気持ちを持てなかったのかなのですけれども、当時国においてもこのコロナの影響による交付金の議論もなされていると。  一方で、これも羽鳥代表のほうにはあのときにお話ししたのを、ちょっと忘れたので、もう一つ言いますけれども、そのときに必要な足りていないもの、当時で言えばマスクであったりとかという話も出ました。そういったものと、あとは非接触型体温計を、先ほどおっしゃっていた初期初動の段階で、足りない部分はそこを拠出して買っていただこうと、用意いただこうと。まさにそこは初期初動の概念で、研修視察、常任委員会とか、そういったものの中でやっていこうよということで、まさに初期初動をやっていこうと。そして、国においても初期初動の議論の中で交付金の議論がされていると。なので、初期初動が大切だということは、阿部議員からおっしゃっていただいたことで相違がないです。  それと、あと何でしたっけ、阿部議員。初期初動の概念だけかな。そこについては、初期初動の見解は一緒、ただそれについてのアクション、考え方、手順については違うということについては、もしかしたら見解の相違ということの部分になるかもしれないけれども、おっしゃっていることは同感できる部分です。  以上です。 ○金子雄一議長 再々質問ですか。  阿部愼也議員。 ◆18番(阿部愼也議員) 同感できると言うからいいや。  終わり。 ○金子雄一議長 ほかに質疑はございますか。  坂本 晃議員。 ◆20番(坂本晃議員) この議案に関しては、同じとは言いませんけれども、同様のものが6月の定例会と9月の定例会に出されました。最初に6月の定例会で出されたときに、たしか質疑したのは永沼議員だけだったと思います。さっきの答弁の中で、その時点では意見が多分出されなかったと私は思っているのです。加藤代表のほうから見解の相違だと、先ほどるる述べたことについて、そのときになぜ言わなかったのかなという疑問がありますので、そこだけを加藤議員のほうからお答えいただきたいと思います。 ○金子雄一議長 加藤英樹議員。 ◆15番(加藤英樹議員) 坂本 晃議員からのご質問にお答えいたします。  永沼議員のほうから確かに質問があって、記憶しております。その前に代表者会議があったのです。その中で、先ほどちょっと触れたのですけれども、非常にナーバスな状況だったわけです。ナーバスというのは、事前に代表者会議では私たちは反対だという声があった。そこで我々、我々というのは私であり、公明さんであり、こうのす自民さんであると。なるべくだったら全会派、あるいはみんなが一致できるもので着地したいよねと。これはお金に関わることです。皆さんの大切な部分だと私たちは認識しているので、代表者会議でまずは共産党はノーの回答だったのです。私はそういう部分もありながら、このところで反対討論をするのはちょっと気が引けた部分もあります。今いろいろ質問いただいているので、正直に述べますけれども、そういったところがあって、あえて述べないことも私の判断で言わなかったです。  ただ、9月になってもう一度出てきたと。そのときは、人勧とか、今後大きな動きもあるよねという時期にこれからなってくること。これが、コロナが果たして中期化か長期化になるかというのは、これからの冬のリスク、気温の低下を見ながらというところがありました。もし終息すれば、これはありがたいことだったのだけれども、そういう傾向ではなくなってきてしまったと。9月においてもちゅうちょしました。9月も実は違う見解があったから、本当にいいのだろうかというところがあったので、そこでもちょっと言っていいことかどうかと迷って言わなかったです。なので、私がそこで質問しなかったというのは、そういう思いがあってあえて言わなかったということです。  以上です。 ○金子雄一議長 坂本 晃議員。 ◆20番(坂本晃議員) 今の答弁の中にもありましたけれども、9月の議会でもチャンスがあったわけですよね、1度。それについては人事院勧告とか、そういう諸情勢を鑑みてということを言っていますけれども、その時点でも多分議案として出してくるのであれば、きちんと話合いをしようということはできたと思うのですけれども、そのときはそういう体制もなかったということだと思うのです。だから、それについてはちょっと残念だったなと私は思うので、そのときのことについてもう一度お願いいたします。 ○金子雄一議長 加藤英樹議員。 ◆15番(加藤英樹議員) 今その部分というのは若干触れたのですけれども、お伝えする仕方がちょっと分かりづらかったかもしれないのですけれども、そのとき人勧のことというのは、ある程度これは今年度の人勧は結構な動きがあるかもなということがあったわけです。そのときはあえて出さなかったというのは、もしかしたらこの1月、2月、3月のみならず、4、5、6月とか、本当に重い決断をしなければならないかもしれない。これは、代表者会議でも言ったのです、9月のときも。羽鳥代表のほうといろいろやり取りしている中で、我々もっと重い決断をしなければならないかもしれないというのは、そこは籠もっているのです。ただ、大きなことなので、今回1、2、3月ということで、そこは先ほどコスモスさんのほうからご提案いただいたもの、それはやっぱり1、2、3月、いわゆる3か月分であるので、一旦は、どのぐらいになるか分からないけれども、3か月今回は出させていただこうということで、初期消火の話もありましたけれども、そういう概念は6月においても、9月においてもやっぱり同じようなものを考えておりました。  ただ、冬のどうなってしまうかなと、あと長期化どのくらいかなという見解もあったので、もっと重い話になってしまうかもしれませんがというのは、9月のときの代表者会議で申し上げました。ただ、この場で言わなかったので、分かりづらかったということかもしれませんので、それは私はそう思っております。  以上です。 ○金子雄一議長 ほかに質疑ありませんか。        〔「なし」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議員提出議案第10号については、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。        〔「異議なし」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 ご異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第10号については、委員会付託を省略することに決定しました。  これより討論を求めます。  初めに、反対討論はありませんか。        〔「なし」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 次に、賛成討論はありませんか。  川崎葉子議員。 ◆13番(川崎葉子議員) 議員提出議案第10号 鴻巣市議会議員の議員報酬の特例に関する条例について、賛成の立場から討論します。  議員報酬削減については、私たち公明党会派は令和2年9月議会から今回出された条例と同じ内容、すなわち全議員の報酬10%削減を3か月の案を一貫して提案してきました。あわせて、政務活動費の返還の取扱いについても提案してきました。  議員報酬削減については、当時代表者会議で調整がつかなかったため、議長提案で継続審議となり、私たち公明党会派もこれを了承しました。9月議会で鴻巣市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例が全議員賛成で可決されました。それに呼応して、この12月議会、議案第102号で上程、可決されたとおり、鴻創会、こうのす自民、かいえんたい、そして私たち公明党の4会派が173万円の政務活動費を返還し、新型コロナウイルス感染症対策基金に積み立てられました。  新型コロナウイルス感染症は、いまだ終息が見えない状況です。この議員提出議案第10号 鴻巣市議会の議員の議員報酬の特例に関する条例を実行することにより、本市においてさらなる新型コロナウイルス対策を行い、市民の不安軽減に寄与するものと考え、賛成いたします。 ○金子雄一議長 ほかに反対または賛成の討論ありませんか。        〔「なし」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第10号 鴻巣市議会の議員の議員報酬の特例に関する条例について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔起立全員〕 ○金子雄一議長 起立全員であります。  よって、議員提出議案第10号は原案のとおり可決されました。 △発言の訂正 ○金子雄一議長 こども未来部長。 ◎田口千恵子こども未来部長 すみません。発言の訂正をお願いいたします。  先ほどの潮田議員の答弁の中で、再支給の申請見込みを「54世帯、2,093万」と申し上げてしまいましたが、この2,093万円の内訳がございまして、「基本給付54世帯が270万円、追加給付の見込みが349世帯、1,745万円、合計で2,093万円を見込んでおります」と訂正をお願いいたします。おわびいたします。 ○金子雄一議長 ただいまの発言の訂正の申出については、ご了承願います。  なお、字句その他の整理については、議長に一任願います。 △議員派遣の件 ○金子雄一議長 日程第7、議員派遣の件を議題といたします。  かいえんたいの会派代表から、先進施策の調査のため、行政視察を実施したいとの申出がありました。  お諮りいたします。かいえんたいの会派の議員をお手元に配付した資料のとおり派遣することとし、派遣場所、派遣期間等に変更が生じた場合は議長に一任することにご異議ございませんか。        〔「異議なし」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 ご異議なしと認めます。  よって、お手元に配付した資料のとおり派遣することとし、派遣場所、派遣期間等に変更が生じた場合は議長に一任することに決定しました。 △閉会中の継続審査の件 ○金子雄一議長 日程第8、会期中の継続審査の件を議題といたします。  議会運営委員長から、会議規則第99条の規定により、次の議会の会期……        〔「閉会中」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 失礼いたしました。私ただいま日程第8で「閉会中」ということを「会期中」と発言しました。訂正いたします。再度発言いたします。  閉会中の継続審査の件を議題といたします。  議会運営委員長から、会議規則第99条の規定により、次の議会の会期日程等議会運営に関する事項について、閉会中の継続審査としたいとの申出がありました。  お諮りいたします。議会運営委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査とすることにご異議ございませんか。        〔「異議なし」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 ご異議なしと認めます。  よって、委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定しました。 △市長挨拶 ○金子雄一議長 以上をもちまして、本定例会の議事は全部終了いたしました。  なお、本会議の会議録の調製は議長に一任願います。  この際、挨拶のため市長から発言を求められておりますので、発言を許します。  市長。        〔原口和久市長登壇〕 ◎原口和久市長 令和2年12月鴻巣市議会定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。  議員の皆様方には、去る11月25日から本日まで、ご提案申し上げました人権擁護委員の推薦、鴻巣市行政組織条例の一部改正、鴻巣市章及び鴻巣市シンボルマークの廃止並びに鴻巣市章の制定、花と緑の都市宣言、各会計の補正予算、また本日追加させていただきました一般会計補正予算(第10号)など、全ての議案につきまして慎重なるご審議をいただき、それぞれご決定を賜りましたことに心から厚くお礼申し上げます。  なお、今定例会におきましては、議案第95号 鴻巣市立学校設置及び管理条例の一部改正につきましてもご決定をいただきました。これによりまして、令和4年3月31日をもって鴻巣市立笠原小学校はその長い歴史に幕を閉じることとなりました。私も笠原小学校の卒業生でありますので、誠に残念ではあります。しかしながら、もとより私は学校の主役は子どもたちであり、そんな子どもたちにとってよりよい環境を提供していくことこそ、私や教育委員会に課せられた使命であると思っています。そうした観点に立ち、今回の判断に至ったものです。来る令和3年度、笠原小学校は最終年度を迎えることになりますが、笠原小学校の在校生の皆さんが元気に、そして心身ともに健やかな学校生活を送っていけるよう見届けてまいります。あわせて、令和4年度の鴻巣中央小学校との統合に向けまして、教育委員会とともにしっかりと準備を進めてまいります。  また、間もなく新しい年を迎えることとなりますが、今新型コロナウイルス感染症の拡大は、県内、また本市におきましても顕著となり、予断を許さない厳しい状況が続いております。本市といたしましても、今定例会における補正予算におきまして、県指定診療・検査医療機関応援金をはじめとする様々な支援策を提案させていただき、ご決定いただいておりますが、今後におきましても国の情報をしっかりと把握し、県と連携を図りながら、より一層の感染拡大防止と市民の皆さんの安全、安心な暮らしの確保に努めてまいります。  結びに、本年中の皆様方のご理解、ご協力に感謝を申し上げますとともに、ご健勝にてよき新年を迎えられますよう心から祈念申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。 △閉会の宣告 ○金子雄一議長 これをもって令和2年12月鴻巣市議会定例会を閉会いたします。  健康に留意され、新しい年をお迎えください。  大変ご苦労さまでした。                             (閉会 午後 7時09分)...