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11月29日-01号

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  1. 鴻巣市議会 2019-11-29
    11月29日-01号


    取得元: 鴻巣市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-20
    令和 元年 12月 定例会         令和元年12月鴻巣市議会定例会 第1日令和元年11月29日(金曜日)        議  事  日  程     開  会     開  議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定  議事日程の報告日程第3 諸般の報告日程第4 行政報告日程第5 行政視察研修報告日程第6 議案第103号から議案第124号までの上程、説明     散  会〇出席議員  26名   1番  諏 訪 三津枝 議員      2番  竹 田 悦 子 議員   3番  織 田 京 子 議員      4番  永 沼 博 昭 議員   5番  芝 嵜 和 好 議員      6番  坂 本 国 広 議員   7番  金 子 裕 太 議員      8番  小 泉 晋 史 議員   9番  菅 野 博 子 議員     10番  加 藤 久 子 議員  11番  川 﨑 葉 子 議員     12番  橋 本   稔 議員  13番  頓 所 澄 江 議員     14番  野 本 恵 司 議員  15番  加 藤 英 樹 議員     16番  市ノ川 徳 宏 議員  17番  羽 鳥   健 議員     18番  阿 部 愼 也 議員  19番  中 野   昭 議員     20番  潮 田 幸 子 議員  21番  大 塚 佳 之 議員     22番  秋 谷   修 議員  23番  坂 本   晃 議員     24番  金 子 雄 一 議員  25番  金 澤 孝太郎 議員     26番  田 中 克 美 議員〇欠席議員   なし〇説明のため出席した者     原 口 和 久  市     長     原   光 本  副  市  長     武 藤 宣 夫  教  育  長     根 岸 孝 行  市 長 政策室長     榎 本   智  総 務 部 長     髙 木 啓 一  財 務 部 長     中 島 章 男  市 民 生活部長     永 野 和 美  こども未来部長     田 口 千恵子  健 康 福祉部長     飯 塚 孝 夫  環 境 経済部長     大 塚 泰 史  都 市 建設部長     福 田 順 一  都市建設部参与     瀬 山 愼 二  吹 上 支 所 長     関 根 和 俊  川 里 支 所 長     田 口 義 久  会 計 管 理 者     佐 藤 康 夫  教 育 部 長     野 本 昌 宏  教 育 部 参 与     佐々木 紀 演  市 長 政 策 室              副  室  長     齊 藤 隆 志  市 長 政 策 室              副  室  長     清 水   洋  総 務 部副部長     岩 間 則 夫  財 務 部副部長     関 根 則 男  市 民 生 活 部              副  部  長     小 林 宣 也  こ ど も未来部              副  部  長     細 野 兼 弘  健 康 福 祉 部              副  部  長     平 井 敏 一  環 境 経 済 部              副  部  長     高 坂   清  環 境 経 済 部              副  部  長     三 村   正  都 市 建 設 部              副  部  長     岡 田 和 弘  教 育 部副部長     大 島   進  教 育 部副部長〇本会議に出席した事務局職員     吉 田 隆 一  事 務 局 長     小野田 直 人  書     記     中 島 達 也  書     記(開会 午前11時03分) △開会の宣告 ○金子雄一議長 ただいまから令和元年12月鴻巣市議会定例会を開会いたします。 △開議の宣告 ○金子雄一議長 これより本日の会議を開きます。 △会議録署名議員の指名 ○金子雄一議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第77条の規定により  4番 永沼博昭議員と17番 羽鳥 健議員を指名いたします。 △会期の決定 ○金子雄一議長 日程第2、会期の決定について議題といたします。  去る11月27日に議会運営委員会が開催され、会期等について協議しましたので、その結果について委員長から報告願います。  橋本 稔委員長。        〔橋本 稔議会運営委員長登壇〕 ◎橋本稔議会運営委員長 こんにちは。それでは、議会運営委員会の主な協議結果についてご報告申し上げます。  初めに、執行部から12月定例会に提出された議案等について説明がありました。  次に、12月定例会の会期日程及び議事日程について協議し、会期日程はお手元に配付の日程表のとおり、11月29日から12月18日までの20日間とすることに決定いたしました。  以上でございます。 ○金子雄一議長 お諮りいたします。  ただいまの議会運営委員長の報告のとおり、本定例会の会期は11月29日から12月18日までの20日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。        〔「異議なし」と言う人あり〕 ○金子雄一議長 ご異議なしと認めます。  よって、会期は11月29日から12月18日までの20日間とすることに決定しました。 △議事日程の報告 ○金子雄一議長 次に、本日の議事日程につきましては、お手元に配付してあります日程表のとおりであります。ご了承願います。 △諸般の報告 ○金子雄一議長 日程第3、諸般の報告を行います。  初めに、本定例会に議案説明のため市長及び関係者の出席を求めてありますので、ご報告いたします。  次に、昨日、11月28日付、こうのす自民から会派異動届が、また本日付、新たに令和こうのすの会派結成届が提出されましたので、ご報告いたします。  次に、本日付、未来の会から会派解散届が、また本日付、鴻創会から会派異動届が提出されましたので、ご報告いたします。  次に、本日付、坂本 晃議員より議会運営委員会委員の辞任願が提出され、許可いたしました。欠員が生じましたので、鴻巣市議会委員会条例第8条の規定に基づき、同日付で川﨑葉子議員議会運営委員会委員に指名し、選任をいたしました。  次に、監査委員から、令和元年8月分、9月分の例月出納検査結果報告書及び令和元年9月、10月実施の定期監査結果報告書の提出がありましたので、お手元に配付してあります。ご確認願います。  次に、本定例会に提案のありました事件について事務局から報告させます。  事務局長。 〔事務局長朗読〕  議案第103号 人権擁護委員の推薦について  議案第104号 人権擁護委員の推薦について  議案第105号 専決処分の承認を求めることについて  議案第106号 令和元年度鴻巣市一般会計補正予算(第6号)  議案第107号 工事請負契約の締結について  議案第108号 工事請負契約の締結について  議案第109号 工事請負契約の締結について  議案第110号 財産の取得について  議案第111号 鴻巣市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例  議案第112号 鴻巣市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例  議案第113号 財産の減額譲渡について  議案第114号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第115号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第116号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第117号 鴻巣市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改          正する条例  議案第118号 市道の路線の認定について  議案第119号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第120号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第121号 令和元年度鴻巣市一般会計補正予算(第7号)  議案第122号 令和元年度鴻巣市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)  議案第123号 令和元年度鴻巣市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)  議案第124号 令和元年度鴻巣市水道事業会計補正予算(第1号)  以上、議案22件であります。 ○金子雄一議長 次に、陳情書が1件提出されておりますので、事務局から朗読させます。 事務局長。 〔事務局長朗読〕  陳情第4号                                 令和元年10月18日  鴻巣市議会議長   金 子 雄 一 様                             埼玉県上尾市二ツ宮750番地                              埼玉県宅建政治連盟彩央地区                          地 区 長  河 野 淳 二 ○印                  陳 情 書  下記の事項について、陳情いたしますので、その実現方をお願い申し上げます。                    記 1.空き家対策の推進に関する件    国土交通省では、空き家所有者情報民間事業者等への提供について取りまとめた「空き家所有者情報の外部提供に関するガイドライン」を策定しております。当該ガイドラインでは、各市町村において直面する空き家対策の課題が整理されているほか、空き家所有者情報民間事業者等への提供に当たっての仕組みの構築手法や留意点が示されていることから、当該ガイドラインを活用していただき、引き続き空き家対策を推進していただくこと。また、空き家所有者情報を提供する際は、不動産流通や管理、利活用の専門知識を有している公益社団法人埼玉宅地建物取引業協会会員に提供していただくこと。 2.市町村公的審議会等委員への公益社団法人埼玉宅地建物取引業協会会員の登用に関する件    鴻巣市公的審議会等である都市計画審議会委員固定資産評価員及び固定資産評価審査委員会委員農業委員会委員、またその他各種委員に、鴻巣市内の地域事業を熟知し、不動産取引等に精通している公益社団法人埼玉宅地建物取引業協会会員の登用をしていただくこと。 3.上尾バイパス圏央道IC周辺地区の利便性向上に関する規制緩和に関する件    宅地等に地目転用し有効活用する事により、企業誘致等による財源確保・雇用の創出並びに地域の活性化に繋がるため、その地域に沿った規制緩和実施をしていただきたい。 4.農振除外緩和・申請受付事務の迅速化に関する件    農業振興地域における区域を宅地等に転用する際の許可・協議による事務処理に多大な時間・手間を要しているため、迅速性に欠け遅いため改善していただきたい。 5.首都高速道路埼玉新都心線並びに第二産業道路延伸に関する件    原市付近までの開通にとどまっており混雑している。早期延伸する事により、渋滞解消・首都圏連絡自動車道桶川加納ICやさいたま市へもアクセスしやすくなるため実施していただきたい。 6.埋蔵文化財包蔵地内の本発掘調査に係る費用負担の救済措置等に関する件    取引する土地が埋蔵文化財包蔵地に該当すると、発掘調査費用を事業主が負担することになり、規模によっては膨大な金額となります。個人住宅や農業関連に関しては、国の補助金を受ける事が可能ですが、企業についても救済措置として同様の制度を受けられるようにしていただきたい。    以 上 ○金子雄一議長 次に、鴻巣市議会議員政治倫理審査結果報告書が提出されておりますので、事務局から朗読させます。 事務局長。 〔事務局長朗読〕           鴻巣市議会議員政治倫理審査結果報告書                                    鴻議政第1号                                 令和元年10月1日  鴻巣市議会議長 金 子 雄 一  様                            鴻巣市議会議員政治倫理審査会                           会長  橋 本   稔  □印 令和元年6月21日付けで調査請求のあった件について、次のとおり審査結果を報告します。 1 請求内容  加藤英樹議員審査請求対象者として、中野昭議員を審査請求代表者とする4名の議員の署名をもって、鴻巣市議会議員政治倫理審査請求書(以下「請求書」という。)が提出された。請求書では、違反していると認められる政治倫理基準又は市の工事等に関する遵守事項として、鴻巣市議会議員政治倫理条例(平成18年鴻巣市条例第52号。以下「条例」という。)第5条が該当条項となっている。反する疑いの内容については、「議員という立場でありながら各種補助金を受けている行為は、条例第5条に抵触すると言わざるを得ず」となっている。また、違反する疑いがあることを証する書類等として、資料が添付されている。 2 審査結果  条例第5条は、「議員は地方自治法(昭和22年法律第67号)第92条の2の規定の趣旨を尊重し、配偶者及び当該議員の2親等以内の親族又は同居の親族が経営する企業並びに議員が実質的に経営に関与する企業と市が行う工事請負契約等に関して、市民に疑惑の念を生じさせないよう努めなければならない。」となっている。このことから、加藤英樹議員が代表取締役となっている「撫でし子株式会社」が、鴻巣市から受けている補助金が「工事請負契約等」に含まれるかが論点となった。審査会では、添付された資料、地方自治法第92条の2の解釈、条例の制定過程等を調査し、議論を重ねた結果、同補助金は、「工事請負契約等」に含まれないことから、条例第5条には抵触しないとの判断に至った。  したがって、請求内容には該当しないことを報告します。  なお、条例には、明記するべき条項について不備があるのではないか、今後見直しが必要ではないかとの意見があった。  以上です。 △行政報告 ○金子雄一議長 日程第4、執行部からの行政報告を求めます。  副市長。        〔原 光本副市長登壇〕
    ◎原光本副市長 それでは、9月定例市議会以降の重立った市政執行状況の概要及び今後の予定等について報告いたします。  市長政策室総合政策課、農ある暮らし移住セミナー及び交流イベント。10月27日日曜日、東京都千代田区のふるさと回帰支援センターにおいて、埼玉県とNPO法人ふるさと回帰支援センターが実施するふるさと暮らしセミナーの一環として、農業に関心を持つ地方移住希望者を対象に、農ある暮らしをテーマとした移住セミナーを北本市との共同で実施しました。12月21日土曜日には、交流イベントとして希望者に実際に本市にお越しいただき、地域の皆さんとの交流を通して本市の暮らしを肌で感じていただけるワークショップなどを実施する予定です。  鴻巣市×BaSSプロジェクト共同シンポジウム。1月26日日曜日、午後1時30分から、こうのすシネマ多目的ホールAにおいて共同シンポジウムを開催します。公共施設マネジメントの着実な進展を図るため、平成29年3月に締結した「地域を持続可能にする公共資産経営の支援体制の構築(通称BaSS)」に関する連携協定に基づき、モデル地区として共同研究を進めてきた中央公民館周辺エリア再編研究事業の報告、基調講演、パネルディスカッションを行います。  総務部総務課、情報公開・個人情報保護制度の利用状況。8月以降における情報公開制度の利用は、10月末現在64件の公開請求があり、11件は公開、5件は個人情報が含まれていたため、22件は法人情報が含まれていたため部分公開、25件は対象となる文書が不存在のため、1件は審議検討情報であったため、非公開としました。  また、個人情報保護制度は、12件の開示請求があり、2件は開示、10件は第三者の個人情報が含まれているため、部分開示としました。  参議院埼玉県選出議員補欠選挙。10月27日日曜日に、投票及び開票が行われ、本市の投票率は24.18%で、7月21日執行の参議院埼玉県選出議員選挙と比べると24.10ポイントのマイナスでした。なお、県内市町村の平均投票率は20.81%で、本市の投票率はこれを3.37ポイント上回っており、県内市区でも上位の結果となっております。  職員課、職員採用試験。令和元年度の職員採用試験の結果は、記載のとおりです。採用は令和2年4月1日を予定しています。なお、1月19日日曜日に、一般事務職(身体障がい者)、一般技術職(建築・土木)の追加試験を実施する予定です。  一般財団法人自治体国際化協会への職員の派遣。地域の国際化推進事業等の支援を行い、国際化に対応した地域社会の振興及び地方公共団体の人材の育成を図ることを目的として、国及び地方公共団体により設立された一般財団法人自治体国際化協会に12月1日から令和4年3月31日まで職員を1人派遣します。今年度は東京本部、令和2、3年度はシドニー事務所勤務を予定しています。  やさしさ支援課、こうのす男女共同のつどい。2月1日土曜日、午後零時30分からクレアこうのす大ホールにおいて、男女共同参画社会の実現に向け、男女が互いに理解し合い、助け合い、明るい地域社会を築くことを目的に集いを開催します。当日はタレントのビートたけしさんの兄で秋草学園短期大学学長の北野大氏を講師に迎え、「だれもが生き生きと輝く社会を目指して」~北野家の訓えに学ぶ~と題した講演のほか、赤見台第二小学校おはやしクラブ、吹上三曲協会による演奏のほか、協力団体ワークショップ子ども向けアトラクションなどを予定しています。  財務部税務課、市民税・県民税の申告と確定申告。2月13日木曜日から3月16日月曜日の期間中の20日間、クレアこうのす、吹上及び川里生涯学習センター、公民館などを会場に、令和元年分確定申告、令和2年度市・県民税申告受け付けを実施します。本年度も職員の横断的支援体制を整えて申告相談を行います。なお、日程等の詳細につきましては、「広報こうのす かがやき」1月号及び2月号や市ホームページなどでお知らせします。  市民生活部自治振興課、犯罪の発生状況。本年1月から10月末日までの市内発生状況は、刑法犯認知総数551件で、前年同月比48件の減少となっています。そのうち空き巣などの侵入窃盗は37件で27件の減少、自動車盗などの街頭犯罪は176件で36件の減少となっています。  鴻巣地区地域安全・暴力排除推進総決起大会。10月15日火曜日、クレアこうのす大ホールにおいて、鴻巣地区防犯協会暴力排除推進協議会、鴻巣警察署の共催により、地域安全功労表彰津軽三味線演奏などを内容とする総決起大会が開催され、約500人の皆さんに参加いただきました。  防犯講習会。12月24日火曜日、午後2時からクレアこうのす大ホールにおいて、地域における住民の皆さんの自主的な防犯活動の促進と防犯のまちづくりを積極的に推進するため、防犯講習会を開催します。当日は鴻巣女子高等学校吹奏楽部による演奏や落語家、三遊亭楽生氏を講師に迎え、「~特殊詐欺被害にあわないために~」と題した防犯講話落語を予定しています。  交通事故発生状況。本年1月から10月末までの交通事故の発生状況は、人身事故が238件で、前年同月比53件の減少となっています。そのうち死者は1人で2人の減少、負傷者は275人で56人の減少となっています。  また、12月3日火曜日に観光大使の服部翔大さんを1日警察署長に迎え、犯罪・交通事故防止年末年始特別警戒出発式を開催します。総合体育館から鴻巣駅東口までパレードを行い、交通安全の普及促進に努めます。  地域公共交通会議、11月14日木曜日に開催された第2回地域公共交通会議において、令和2年4月1日からの新たな乗り合い型デマンド交通の導入、内容の一部見直しを行うひなちゃんタクシーの本運行、コミュニティバス「フラワー号」の運賃改定(案)などについて提案を行い、それぞれ承認をいただきました。なお、デマンド交通ひなちゃんタクシーの10月末現在の利用登録者数は9,072人で、利用件数は6万4,788件となっています。  国際交流フェスティバル。11月17日日曜日、市民活動センターにおいて、市民の皆さんと外国人との国際交流を目的に国際交流フェスティバルが開催されました。当日は駐日アイスランド共和国エーリン・フリーゲンリング特命全権大使志野光子外務省国際文化交流審議官スペシャルゲストとして迎え、男女共同参画において世界一の先進国であるアイスランドの取り組みや両国の文化の特色などについて、講演やトークセッションが行われました。また、国際交流関係団体や専門学校などの出展、民族衣装ファッションショーなどのステージイベントが行われ、約600人の皆さんに参加いただきました。  危機管理課、台風第19号被災地への職員派遣等。埼玉県・市町村人的相互応援制度に基づく派遣要請を受け、10月31日木曜日、11月1日金曜日、各日1人、11月2日土曜日に2人を避難所運営のため、坂戸市へ派遣しました。  また、埼玉県清掃行政研究協議会における災害廃棄物等の処理に関する相互支援協定に基づき、10月30日水曜日から11月6日水曜日まで、各日1人の合計8人を東松山市へ派遣しました。今後は追加支援として、本日11月29日金曜日と12月15日日曜日に各日1人を同市に派遣する予定です。  このほか土砂災害により秩父広域市町村圏組合水道局において、別所浄水場内配管の破損や他配水管の破損を原因とした約900戸の断水が発生したため、日本水道協会埼玉県支部の要請を受け、10月13日日曜日に4人、14日月曜日に3人、給水車1台で応急給水支援を行いました。  消防団特別点検。11月3日日曜日、祝日、埼玉県消防学校において、消防団特別点検を実施しました。団員総数343人が服装及び規律の点検、機械器具点検、消防操法において日ごろの訓練の成果を発揮しました。また、団員及び消防協力者等へ表彰状が伝達されました。  なお、1月12日日曜日、午前8時から市役所駐車場において消防団出初め式を実施します。  市民課、マイナンバーカードの交付状況。10月末現在、マイナンバーカードの交付申請者は2万569人で、このうち1万8,472人に交付通知を発送し、1万7,652人に交付しました。交付率は14.8%となっています。  マイナンバーカード申請補助及びマイキーID設定支援。カードの普及促進及び来年度、国が実施予定のカードを利用した消費活性化策、マイナポイントに対応するため、11月から市役所、吹上支所や公民館等において、市職員が個別にカード申請の説明や写真撮影の補助、カード取得者に対するマイキーIDの設定支援を行っています。  11月1日金曜日から11月24日日曜日までのマイナンバーカードの申請補助は457件、マイキーID設定支援は53件となっています。来年2、3月は確定申告会場においても支援を行います。  コンビニ交付サービス及び市民課多機能端末機による証明書交付の利用状況。本年4月から10月末までの利用状況は1,315件、1,569部の発行となっています。なお、詳細は記載のとおりであり、土曜日、日曜日の利用、市外の利用が25%から30%となっており、効果を上げております。  こども未来部こども応援課、のびのび子育てフェスタinこうのす2019。12月1日日曜日、午前10時から市民活動センターにおいて、未就学児とその家族を対象に、地域に広がる子育て支援事業の紹介を兼ねた体験型子育てイベントを開催します。当日は関係団体の協力のもと、子育てサロンの体験、工作教室や遊びのイベント、アニメ映画上映などを行います。  子育て支援課、産後ケア事業。8月5日からスタートした本事業は、出産後の母子の心身ケア及び育児サポートを産科医院で行い、産後も安心して子育てできるよう支援しています。10月末までに5人の方が9日間利用しており、授乳の仕方を教えてもらったり、育児の相談に乗ってもらったりし、リフレッシュすることができたとの声をいただいています。今後も子育て世代包括支援センター及び母子健康包括支援センターとあわせ、妊娠、出産、育児に係る切れ目のないサポートを提供してまいります。  保育課、保育所園庭の芝生化。鴻巣保育所、生出塚保育所において、子どもたちの健康増進やけが防止、土ぼこりの飛散防止のため、園庭の芝生化を実施しました。9月26日木曜日、両所でお披露目式を開催し、芝生の上で園児によるよさこいソーランが披露されました。  民間小規模保育施設の開園、ゼロ、1、2歳児の保育の量を確保することを目的に小規模保育事業を推進しています。現在、吹上地域内に定員19人の小規模保育施設が、令和2年4月開園に向けて準備を進めています。  健康福祉部障がい福祉課、鴻巣・北本地域自立支援協議会第9回フォーラム。2月13日木曜日、午後1時から北本市文化センターにおいて、「自分らしく暮らそうこの街で」と題して、同協議会精神障がい者部会の主催によりフォーラムが開催されます。このフォーラムは、精神障がい者の自立支援や地域の方々の理解を深めていただくために開催するもので、体験発表や合唱などが予定されています。  健康づくり課、風疹抗体検査・第5期予防接種の実施状況。検査接種対象者の昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性のうち、今年度は昭和47年4月2日から昭和54年4月1日までの方に無料クーポンを発行しています。9月30日までに6,413人にクーポンを発行し、抗体検査受診者は655人、受診率は10.2%です。検査の結果、予防接種が必要な方160人のうち、10月末までに接種した方は119人、接種率は74.4%となっています。また、今年度は、対象としていない方についても、希望者にはクーポンを発行しています。9月30日までに167人に発行し、検査受診者は81人、受診率は48.5%、検査の結果、予防接種が必要な方23人のうち、10月末までに接種した方は15人、接種率は65.2%となっています。  環境経済部環境課、おおとりまつりクリーン運動。10月20日日曜日、環境衛生連合会との共催により、おおとりまつりクリーン運動を実施しました。当日は14人のボランティア運営スタッフにも協力いただき、305人の方がおおとりまつり会場内の美化活動を行いました。  秋のクリーン鴻巣市民運動。10月27日日曜日、環境衛生連合会と自治会連合会の共催により、秋のクリーン鴻巣市民運動が行われ、市内全域で1万1,625人に参加いただき、11.45トンのごみを回収しました。今後も市民協力団体などが一体となり、ごみのないきれいなまちづくりを目指します。  元荒川に親しむ清掃活動。11月16日土曜日に、竹林公園を拠点として元荒川の美化再生活動の意識を高める目的で清掃活動を実施しました。当日は周辺の自治会、河川浄化団体、企業、埼玉県などの関係機関から50人の参加をいただき、燃やせないごみ33袋を回収しました。  緑のカーテンコンテスト。NPO法人フラワーピースとの共催により、第7回緑のカーテンコンテストを開催しました。結果は記載のとおりです。これらの作品については、産業祭で展示するなど広く市民にPRを行いました。  エコチェンジポイント。11月17日日曜日、産業祭において、環境に優しい活動に参加する人を増やすことを目的としたエコチェンジポイント鴻巣事業、前期分の記念品配付を行いました。前期の対象活動は記載のとおりであり、182人の参加によりたまった7,101ポイントをもとに抽せんで39人の方に、こうのとり伝説米を配付しました。  農政課産業祭。11月16日土曜日、17日日曜日の2日間、総合体育館において産業祭を開催しました。会場では農産物の品評会、即売会、商工業製品の展示即売、大抽選会などが行われ、約1万8,000人の来場者でにぎわいました。  商工観光課、プレミアム付商品券。消費税の引き上げが家計に与える影響を緩和するとともに、地域の消費を下支えするために非課税者や子育て世帯約2万人を対象に、プレミアム付商品券を発行しています。11月22日現在、購入者は4,482人、販売冊数2万1,356冊、販売金額はプレミアム相当額を含め1億678万円となっています。  おおとりまつり。10月18日金曜日から20日日曜日まで、おおとりまつりが開催されました。20日日曜日は、中山道が正午から午後8時まで歩行者天国となり、こうのとり伝説パレードや街頭パフォーマンス、まとい振りとはしごのり、屋台の引き回しとおはやしの共演等が行われ、約8万5,000人にお楽しみいただきました。また、ことしも沼田市の老神温泉観光協会の皆さんと来場者が一体となり、老神温泉大蛇まつりで使用する大蛇みこしの渡御を行ったほか、市内の中学生や高校生たちによる青春アンダー18フェスが祭りをさらに盛り上げました。  花と緑のまちづくり全国首長会。11月14日木曜日、都道府県会館において子どもたちと地域の未来を考える花と緑のまちづくり全国首長会の設立総会が開催され、市長が副会長に就任しました。この会は花と緑のまちづくりに積極的に取り組む市区町村が互いに連携し、花と緑にあふれる豊かで魅力的な地域と文化の創造等を通して持続可能な社会を実現する輪を全国に展開することを目的に設立され、全国の109市区町村が参加しています。本市では全国有数の花の産地という地域の特性を生かし、花と緑のまちづくりを積極的に推進していますが、今後も全国の市区町村と手を取り合いながら、誰もがゆとりや安らぎ、豊かさを実感できるまちづくりを進めてまいります。  全国ご当地うどんサミットin熊谷。11月16日土曜日、17日日曜日に、熊谷スポーツ文化公園にぎわい広場を会場として、第9回全国ご当地うどんサミットin熊谷が開催され、市観光協会を中心としたこうのす川幅うどんを出店しました。入賞はできませんでしたが、2日間で1,953食を販売し、好評をいただきました。  また、12月7日土曜日、8日日曜日に香川県高松市のサンメッセ香川を会場に、全国年明けうどん大会2019inさぬきが開催され、市観光協会を中心としたこうのす川幅うどんが出店する予定です。  鴻巣びっくりひな祭り2020。2月19日水曜日から3月8日日曜日まで、エルミこうのすショッピングモールをメーン会場として市観光協会主催、鴻巣びっくりひな祭り実行委員会主管により鴻巣びっくりひな祭り2020が開催されます。なお、サテライト会場については、記載のとおりです。  道の駅整備プロジェクト。道の駅整備及び運営に係る懇話会、道の駅の整備計画及び管理運営計画の策定に当たり、幅広く意見を聞くため、本市の産業関係団体や行政機関の関係者で構成する鴻巣市道の駅整備及び運営に係る懇話会を設置し、10月8日火曜日に第1回の意見交換を、11月14日木曜日には先進道の駅への視察を実施しました。今後、年度内に2回程度開催し、意見交換を行う予定です。  都市建設部都市計画課、駅ホーム声かけサポート講習会。10月18日金曜日、鴻巣駅において、視覚に障がいのある方の駅のホームからの転落や列車との接触事故の危険に際し、積極的に声かけすることにより、これを防止するため、駅ホーム声かけサポート講習会を実施し、32人の方に参加いただきました。講習会では目の不自由な方に対する駅ホームでのサポート方法についての講義や動画の視聴、アイマスクを使った体験会などを行いました。  人形のまち鴻巣宿まち歩き。まち歩きを通じて本市の景観資源である歴史や文化を知ってもらうため、11月19日火曜日、中山道周辺の社寺や市産業観光館ひなの里などの施設めぐりを行い、人形のまち鴻巣宿まち歩きを実施し、市内外から33人の方に参加いただきました。  道路課、上尾道路建設促進期成同盟会。11月18日月曜日、上尾道路建設促進期成同盟会、鴻巣・北本・行田市議会上尾道路建設促進議員連盟及び5市1町商工団体の3団体にて、国土交通省、財務省など、11月26日火曜日には国土交通省関東地方整備局、大宮国道事務所へ上尾道路の整備推進を求める要望活動を実施しました。  カーブミラーの損壊。8月末より市内でカーブミラーの鏡面が割れた事例が多く発生したことから、鴻巣警察署に被害届を提出しました。本市同様の事例は加須市、久喜市、幸手市、さいたま市でも発生しております。現在、鏡面の被害件数は21件あり、鏡面交換等について順次対応してまいります。  下水道課、雨水整備事業。西部第3排水区における雨水幹線管渠築造工事は、ボックスカルバートを布設する底部の地盤改良を行っています。11月末の進捗率は約40%です。  また、北新宿第二土地区画整理事業地内の鎌塚落排水区雨水管渠築造工事は、北新宿1133番地先から排水路までの約145メートルにボックスカルバートを布設する工事を進めており、現在は土どめ工等の仮設工事を行っています。11月末の進捗率は約20%です。  マンホールカード。マンホールカードは、各地の文化、歴史、名勝、名産などをデザインした個性あふれるマンホールぶたのカードです。本市のカードは、表面がパンジー柄のふたデザイン、裏面が、そのデザインの由来を記載したもので、市と下水道広報プラットホームにより4,000枚を作製しました。12月中旬から産業観光館ひなの里において配布予定です。  産業団地プロジェクト、鴻巣箕田地区産業団地。埼玉県では、第3次田園都市産業ゾーン基本方針に基づき、市町村の産業基盤づくりを重点的に支援する地区を産業誘導地区に選定しています。このたび、鴻巣箕田地区が産業誘導地区に選定されました。この内容は、埼玉県ホームページの11月8日発表の県政ニュースに掲載されております。  川里支所、地域グループ、かわさとフェスティバル2019。11月10日日曜日、川里中央公園及び川里農業研修センターにおいて、実行委員会主催によるかわさとフェスティバルが開催されました。職員の横断的支援や86人の川里中学校生徒ボランティアの協力を得ながら、ステージ演奏や模擬店、フリーマーケットの出店、花の直売などが行われ、地域密着イベントとして市内外から親子連れなど約1万3,000人の来場者でにぎわいました。  また、初めてフラワー号の車両を展示し、バスの乗車体験教室を開催し、約800人の親子にフラワー号に乗って親しみを持っていただくなどバスの利用促進PRを行うことができました。  教育部教育総務課、みどりの校庭推進事業。平成24年度から取り組んでいる市内小学校におけるみどりの校庭推進事業では、今年度は9校目として馬室小学校の校庭芝生化を実施しました。10月2日水曜日には、お披露目式を開催し、芝生の上で全児童による馬室っ子体操が披露されました。  生涯学習課、成人式。1月12日日曜日、午前10時15分から、クレアこうのす大ホールにおいて成人式を開催します。今回の対象者は、11月15日現在1,122人となっています。  郷土芸能まつり。2月9日日曜日、午後1時からクレアこうのすにおいて、市内の獅子舞・棒術保存会、とび職組合など7団体が出演する郷土芸能まつりを開催します。  北新宿生涯学習センター・児童センター。2月18日火曜日に供用開始することから、12月18日から利用申請受け付けを開始します。3月31日火曜日までの期間は、会議室等の使用料を無料としています。なお、2月16日日曜日の午前にオープニングセレモニー、午後に内覧会を予定しています。  学校支援課、東京2020オリンピック・パラリンピック学校連携観戦チケット。次世代を担う児童生徒に観戦機会を提供し、オリンピック・パラリンピック教育を学校教育の一環として実施するため、本市では県が実施するチケット利用アンケートに対し、記載のとおりバスケットボール2,000枚、サッカー3,000枚のチケットを希望する回答をしました。  詳細は記載のとおりです。なお、これは希望調査であり、希望数が確保できるものではありませんが、今後も確保に向けて調整をしていきます。  道徳教育の抜本的改善・充実に係る支援事業。12月から1月にかけて生徒に生きる喜びと命を大切にする心、夢に向かい希望と勇気を持ってやり遂げる態度、実現に向かって努力する態度を育てることを目的に、車椅子バスケットボールの選手による講話や車椅子バスケットボールの体験などの授業を市内小学校9校で実施しています。  防災行政無線、子ども安全見守り放送の更新。市では、児童生徒の下校時の安全のため、児童が市民の皆さんに見守りを呼びかける子ども安全見守り放送を実施しています。9月下旬より更新した児童の声を午後2時40分に放送しています。約2、3週間単位のローテーションにより全19校の児童の声が放送されます。なお、放送内容の文言については、変更はありません。  スポーツ課、鴻巣パンジーマラソン。3月7日土曜日、午前8時30分から陸上競技場をスタート、ゴールとして、第38回鴻巣パンジーマラソンを開催します。競技種目はハーフマラソンのほか、5キロメートル、1.5キロメートル、1キロメートルの4部門、22種目で実施する予定です。申し込み締め切りは、郵便振替が12月20日金曜日まで、電話、ファクス、インターネットが1月6日月曜日までとなっています。  なお、9月定例市議会以降に開催したイベント等の概要については、記載のとおりです。9月29日日曜日、総合体育館において健康増進とシティプロモーションをテーマに開催した若手職員政策研究事業、筋肉の宴では、観光大使でプロレスラーの丸藤正道選手の出場するプロレスのほか、肉グルメ等の出店、フィットネスクラブによる体験教室などが行われ、約3,500人の来場者でにぎわいました。  また、事業費の一部調達を目的に行ったクラウドファンディングには、目標額を上回る50万6,500円の寄附をいただきました。このほか市民文化祭や須田剋太展、健康まつりやプロから学ぶラジオ体操講習会、生涯学習フェスティバル、青少年健全育成市民のつどいなどの各行事に、多くの方に参加いただきました。  また、12月7日土曜日、花のオアシスにおいて実施される花のオアシス「チューリップまつり」球根植え込みなど、今後予定されているイベントにつきましても記載のとおりとなっております。  各課からの報告は以上ですが、そのほか500万円以上の入札結果につきまして、お手元に資料を配付させていただきましたので、ご確認をいただきたいと思います。  以上です。 ○金子雄一議長 暫時休憩いたします。                             (休憩 午前11時51分)                     ◇                   (再開 午後 1時01分) ○金子雄一議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 △行政視察研修報告 ○金子雄一議長 日程第5、行政視察研修報告を求めます。  初めに、文教福祉常任委員会の行政視察研修について報告願います。  頓所澄江委員長。        〔頓所澄江文教福祉常任委員長登壇〕 ◎頓所澄江文教福祉常任委員長 令和元年度文教福祉常任委員会行政視察研修報告をいたします。  期日は、令和元年10月7日月曜日から9日水曜日。視察地は、大阪府池田市、大阪府堺市、岐阜県岐阜市。視察項目、(1)池田市、アクティブシニア応援事業について、(2)堺市、ダブルケア(子育てと介護)支援事業について、(3)岐阜市、プログラミング教育推進事業について。視察概要は、別紙のとおりです。参加者は、小泉晋史委員、加藤久子委員、織田京子委員、金子雄一委員、橋本 稔委員、諏訪三津枝委員、そして私、頓所澄江でございます。随員といたしまして、健康福祉部副部長、議会事務局主幹でございます。  視察概要1、日程、10月7日月曜日、午後2時から3時30分。視察地、大阪府池田市。視察項目、アクティブシニア応援事業についてでございます。  視察の概要です。我が国は、今、超少子高齢社会を迎え、その支え手となる人口が年々減少しているために、福祉や医療の分野で大きな影響が懸念されており、地域の支え合いや高齢者の社会参加が非常に重要になってきています。池田市は、介護が必要な状態になっても尊厳が保持され、安心して生活ができるまちづくりを目指し、支援が必要な高齢者に対して福祉施策を推進してきました。その一方で、元気な高齢者が地域社会の支え手として活躍する必要性が高まっており、新たな施策の展開が喫緊の課題となっています。  高齢者が培ってきた経験、知識、技能の蓄積は貴重な財産であり、これらの財産を大切に生かし、持続可能な地域共生社会を次の世代に継承していかなければなりません。そのためには、元気な高齢者が積極的に社会に参加し、培ってきた力で地域社会に貢献できる環境づくりが強く求められています。  そこで、高齢者が元気で生きがいを持って生活を送ることができるよう、民間の団体がアクティブなシニア層を応援する環境づくりに経費を充てるため、1億円のアクティブシニア応援基金を設置しました。この基金を財源として、高齢者の生きがいづくり、健康づくり、社会参加等の目的で、民間の団体が実施する行事や事業に対して補助金を交付しています。  考察といたしまして、本市においても少子高齢社会が大きな問題となっており、これからの課題の一つです。元気な高齢者の社会参加や生きがいづくり、健康づくりにおいて大変参考になる視察でした。  視察概要2、日程、10月8日火曜日、午前10時から11時30分。視察地、大阪府堺市。視察項目、ダブルケア(子育てと介護)支援事業についてでございます。  視察の概要です。子育てと親の介護を同時に行う「ダブルケア」の問題が指摘されるようになりました。堺市では、政府が掲げた「介護離職ゼロ」を機に、平成28年10月から、市内7つの区役所にダブルケアの相談窓口を設置し、育児と介護の両方の研修を受けた保健師や社会福祉士などが相談に乗っています。  事業開始に当たり、同年7月から8月にかけて、18歳以下の子どもや孫を持つ保護者と、要介護認定の申請者を対象に介護離職に関する調査を実施し、現状の分析を行いました。結果、子育てや介護に関する制度、支援の啓発やPRが届いていないことが判明しました。ダブルケアの相談をワンストップで対応し、必要なサービスや専門機関につなげる支援を行うことで始めました。  さらに、平成29年4月からは、特別養護老人ホームの入所の要件を設定し、ダブルケアの場合は優先的に入所ができる制度もスタートしました。ほかにもショートステイを利用する日数の拡大や保育所への優先入所など、ダブルケアの負担を減らす環境づくりを進めています。相談件数は平成28年度12件、29年度34件、30年度120件と年々増加し、認知度が高まっています。  考察といたしまして、相談者が市内在住でなく市外から遠距離介護をしている場合も対象とするなど、多様な事例、困難な事例も多く、職員の相談スキルが求められると感じました。多様化する家族間の複雑な課題がワンストップで相談でき、解決ができれば介護離職軽減につながると同時に、子育て支援にもなると考えます。  視察概要3、日程、10月9日水曜日、午前10時から11時30分。視察地、岐阜県岐阜市。視察項目、プログラミング教育推進事業についてでございます。  視察の概要です。岐阜市は、2020年度に小学校で必修となるプログラミング教育の実施に向けて、5年先行く先進的な研究と、それを推進する教師の育成のため、先行してプログラミング教育を小・中学校で導入しています。プログラミング教育を通して論理的思考、創造性、問題解決能力の育成、ITリテラシーの向上を目指しています。  岐阜市は、子どもたちが、いかなる状況下でも状況を見据え、「ぶれない信念」を身につけてほしいと願っています。そこで、「教育立市」を標榜に教育現場のICT環境の整備、英語教育、理数教育、キャリア教育などに注力し、ICTやAIを理解し、使いこなす力を身につけるICT教育を推進していいます。  ソフトバンクグループ株式会社が実施するPepper社会貢献プログラム「スクールチャレンジ」に応募し、プログラミング教育に取り組みました。指導者教育の一環としてソフトバンクの担当者を講師として招き、導入に向けての研修や校内研修を実施しました。また、Pepperを使ったコンテストを実施し、各学校での取り組みをお互いに交流したり、学び合える場としています。平成30年度には全ての小・中学校にPepperを導入し、さらにプログラミング教育の充実を図っています。  考察といたしまして、プログラミング教育は単なる体験学習で終わることなく、他教科における学習や子どもたちの学校や家庭での生活と密接に関連する可能性もあることから、プログラミング教育自体の問題解決と発展に向けて、今後、さらなる検討が必要だと考えられます。岐阜市の令和元年度の予算は約770万円とのことですが、本市において同様の対応をするためには、タブレットの導入やWi―Fi環境等のハード面の整備が必要となり、多額の予算が必要になってくると推察されます。しかし、未来を担う子どもたちのために必要不可欠な取り組みであると考えます。  報告は以上でございます。 ○金子雄一議長 次に、まちづくり常任委員会の行政視察研修について報告願います。  市ノ川徳宏委員長。        〔市ノ川徳宏まちづくり常任委員長登壇〕 ◎市ノ川徳宏まちづくり常任委員長 それでは、まちづくり常任委員会行政視察研修報告について、このことについて下記のとおり行政視察研修を行いましたので、報告いたします。  期日としまして、令和元年10月23日水曜日から25日金曜日まで。視察地は、大阪府富田林市、大阪府箕面市、大阪府守口市。視察項目ですが、(1)富田林市、下水道事務の広域化について、(2)箕面市、水道料金のクレジット収納について、(3)守口市、空家等対策計画についてでございます。参加者は、芝嵜和好委員、阿部愼也委員、田中克美委員、川﨑葉子委員、そして私、市ノ川でございます。随員といたしまして、都市建設部副部長、議会事務局主査でございます。  それでは、視察概要の日程1、令和元年10月23日水曜日、午後1時30分より3時まで。視察地、大阪府富田林市。視察項目、下水道事務の広域化について。  視察の概要でありますが、南河内4市町村(富田林市、河南町、太子町、千早赤阪村)では人口減少による下水使用料収入の減少、職員数の減少に伴う住民サービスの低下など共通の課題に対応するため、平成30年4月より共同研究など、市町村の枠を超えて下水道事務の広域化を進めています。  人口減少社会到来による下水使用料収入の減少。  老朽化施設が急増することによる維持管理費と改築更新費の増加。  職員削減、ベテラン職員の退職、組織体制縮小などによる技術継承の困難化。  厳しい経営状況での住民サービスの維持・向上。  以上のような現状と課題を挙げ、単独で対応していくには限界があり、広域的な連携・協力が有効な手段であるとの判断により、広域化を進めている。単独で発注を行った場合の合計金額と、広域で発注した場合の金額では7割程度に抑えられ、共同で発注した方が予算を抑えられている。  次年度は下水道台帳システムの共同化を進めており、共同で導入することにより単独で発注するより約52%の単費のコストダウンが可能となり、下水道事務広域化により一定の効果は出ております。  考察ですが、本市も人口減少は例外でなく、近い将来同じような問題に直面することが想定されます。昨年ストックマネジメントも策定された。限られた予算の中で最大限の市民サービスを行っていくためには、組合形式だけでない、近隣市町村の枠を超えた柔軟な対応・対策の進め方も必要と感じ、今後の本市の下水道事業においても大変参考になるものと考えます。  続きまして、概要2、10月24日木曜日、午前10時から12時まで。視察地は、大阪府箕面市です。視察項目は、水道料金のクレジット収納について。  その概要ですが、箕面市では市民の利便性向上のため、納入通知書(コンビニ払いを含む)及び口座振替による支払いに加え、クレジットカード払いを支払い方法の選択肢に加えた。利用者がインターネットに接続可能なパソコンや携帯電話からYahoo公金支払い(外部サイトヘリンク)を利用して申し込みができるようにしたものであり、平成25年10月1日検針分から実施している。  クレジットカード払いは、都度払い方式と継続払い方式の2種類での申し込みを可能とした。都度払いとは、請求書の都度に支払うもので、手順は納入通知書を見ながら、Yahoo公金支払いにアクセスし、水道料金の納付番号、確認番号、カード情報を入力する。継続払いとは、一度申し込むとそのまま継続されるもので、手順は使用水量のお知らせを見ながら、Yahoo公金支払いにアクセスし、水道料金の使用者番号、確認番号、YahooJapanID番号、カード情報を入力いたします。  利用可能カードは現在6種類あり、利用限度額は3万円以内としている。これは2カ月95立方メートルの料金に相当し、使用者のほぼ99%がカバーされる。納期限を過ぎた場合及び再発行された納入通知書によるクレジットでの支払いはできません。  収納方法別で見ると、導入前の平成24年度の割合は、31万5,427件中、口座振替が72.89%、納付書払いが27.11%であったが、平成30年度の割合は33万8,191件中、口座振替が63.54%、納付書払い(クレジットカードの都度払い含む)が27.93%、クレジットカードの継続払いが8.53%でありました。  考察といたしまして、市税における手数料負担との相違を比較すると、税金の場合、クレジット収納は、本人に手数料負担が発生するが、上下水道料金のクレジット収納は局が手数料を負担します。導入する際には、市民の利便性とコスト面でのバランスの両面から検討する必要があると感じました。  視察3です。日程1、令和元年10月25日金曜日、午前10時から12時まで。視察地は、大阪府守口市でございます。視察項目は、空家等対策計画について。  視察の概要ですが、空き家等の管理については、その所有者がみずからの責任により的確な対応をすることが前提となる。しかしながら、経済的な埋由により所有者がみずからの空き家の管理を十分に行うことができず、その管理責任を全うしないことも考えられる。そのような場合においては、個別の空き家等の状況を把握することが可能な立場にある行政が、地域の活性化を図るために、周辺の生活環境に悪影響を及ぼす空き家等に所要の措置を講ずるなど対策を実施することが重要である。  守口市では、今後空き家が増加すれば、それがもたらす問題がより深刻化することが懸念され、市民の安全な暮らしを維持するために空き家の問題に対し、早急な対策を講じる必要があることから、守口市空家等対策計画を策定することになりました。空家等対策を推進するため、民間事業者等、法務関係団体及び府内全43市町村が加入している「大阪の住まい活性化フォーラム」に所属する各団体や、大阪府や府内市町村で構成する「大阪府空家等対策市町村連携協議会」と連携を図っている。守口市は大阪市内までのアクセスが非常によいという恵まれた立地にあるため、市内の空き家を資産と捉え有効利用をすることにより、守口市への移住、定住及び市経済や地域の活性化につながるように検討をしております。空き家の状況は、空家法対象外の一部空き家の長屋が空き家の半数以上であって、管埋不全なものが多いとのことで、その対策が課題であるとのことでありました。  考察といたしまして、本市においても空き家の問題は今後、より懸念されると思われます。経済的埋由等により管理できないことも十分に考えられます。適切な管埋が行われていない空き家等に関する対策を総合的かつ計画的に推進するため、計画の策定は必要だと思いました。  以上でございます。 ○金子雄一議長 次に、政策総務常任委員会の行政視察研修について報告願います。  金澤孝太郎委員長。        〔金澤孝太郎政策総務常任委員長登壇〕 ◎金澤孝太郎政策総務常任委員長 それでは、令和元年度の政策総務常任委員会行政視察研修を行いましたので、報告させていただきます。  期日は、令和元年11月12日火曜日から14日木曜日まで。視察地は、北海道苫小牧市、室蘭市、函館市。視察項目は、苫小牧市が地方創生地域コミュニティ活性化支援事業について、室蘭市が民間活力導入手法による公共施設集約化事業について、函館市が地域交流まちづくりセンターの取り組みについてでございます。参加者は、坂本国広副委員長、中野 昭委員、竹田悦子委員、坂本 晃委員、潮田幸子委員、加藤英樹委員、そして私、金澤孝太郎でございます。また、市長政策室副室長、議会事務局副課長が随行いたしました。  20ページをごらんください。まず、苫小牧市の概要でございます。苫小牧市は、平成28年8月より、市民の健康と地域活性化に貢献する「とまチョップWAONカード」を発行しております。このカードは、地域完結型ポイントである「とまチョップポイント」と電子マネーであるWAONの2つのサービスが一体となったものであります。  導入の経緯は、健康マイレージポイントの検討を進めていたこと、人口減少、高齢化が同時に進行している時代にあって、経済のパイが収縮する事態をいかに克服するかという厳しい課題に取り組むため、地域完結型でお金を地域内で循環させる一つの手法として取り組むことになりました。  加盟店での100円の利用につき1ポイントがたまるほか、市の主催事業や公共施設の利用などでもポイントが付与されます。イベント参加によるポイント付与では、苫小牧スケートまつり、健康ウォーキング、がん検診受診、出生届の提出、雪かきボランティアの登録等がございまして、ユニークな取り組みとしては市議会を傍聴することでポイントを付与するキャンペーンも行われました。また、公共施設の利用では、1日1回のルーレットがあり、ポイントが付与されるため、楽しみの一つになっているようです。  たまったポイントは1ポイント1円とし、加盟店での買い物に利用できますが、加盟店にメリットを感じてもらうため、ポイントの利用促進が課題となっております。  イオングループと連携し、WAONの決済額の0.1%が苫小牧市に寄附され、加盟店数、配布枚数は順調に推移しており、令和元年度9月末現在で、加盟店数208店舗、カード配布枚数5万枚となっております。  考察としまして、本市においてもひなちゃんカードがありますが、余り活用されていないと思われます。本市の取り組みである健康診断の受診キャンペーンや、地域支え合い事業のボランティアに対するお礼としての商品券等、このポイントにまとめることができるのではないかと考えました。今後、自治体ポイント導入が検討されていることもあり、本市にとって大変参考になるものと考えております。  次に、23ページをごらんください。室蘭市の概要でございます。視察概要です。室蘭市生涯学習センターは、子どもが集う「キッズパーク」、市民の学習をサポートする「ブックパーク」、さまざまな活動の場として利用できる「貸館」、地域の市民活動の拠点となる「市民活動センター」、この4つの施設からなる複合公共施設として、平成30年12月にオープンした。中学校跡地である約5,600平方メートルに、延べ床面積約4,500平方メートルで建設したもので、7,000平方メートルの駐車場、3,000平方メートルの隣接余剰地、ホテルを一体として整備した。総事業費は22億円で、設計、建設、15年間の管理運営業務を含むDBO方式で実施しております。  経緯といたしましては、平成8年ごろから進めている小中学校統合による学校跡地の活用策を検討する中で、市内随一の商業地を中心とする中学校跡地に、耐震診断で耐震性能不足とされた複数の施設を集約した複合公共施設を整備することになり、総合福祉センター、青少年研修センター、中島会館(市民の社会・文化活動拠点)、そして市民活動センターの4施設が集約されました。  事前に民間活力導入に向けた調査を行い、事業手法を検討しました。市民サービスの向上、地元企業の参入が容易なこと、VFM、バリュー・フォー・マネーを比較検討し、この事業はDBOに優位性があると判断しました。安価のみを追求すると施設の機能がベストでなくなり、15年間という長期間、運営してもらわなければならないこととのバランスを重点に置きました。また、DBOのプロポーザルの際は、応募企業のグループの中に地元企業が入っていることを条件といたしました。  考察といたしまして、本事業の特色としては、市民意見の集約に力を注いだことが挙げられます。市職員によるプレワークショップなど入念な準備を進めた上で、約50人の市民による計4回のワークショップや、市政に意見を述べる機会の少ない中高生や子育て世代などをターゲットにして意見の掘り起こしを狙った小規模な意見交換会、説明会、ショッピングモールで行ったシールアンケートでは、すぐ横に子どもが遊べるスペースを設けるなどして、子育て世代を呼び込むための工夫をした結果、2日間で予想の倍近い1,100人もの市民がアンケートに参加しました。市民意見の集約については、大いに参考になりました。また、民間活力を導入したDBO方式について、今後の施設整備の方式として参考になるものと考えております。  次に、26ページをごらんください。函館市の視察概要です。函館市地域交流まちづくりセンターは、市内西部地区のにぎわいと潤いを創出するため、平成19年よりスタートし、NPO法人「NPOサポートはこだてグループ」が指定管理者として運営しております。主に市民交流やNPOなどの市民活動の支援、観光案内を初め地域情報の発信を通じ、函館地域のコミュニケーションやまちづくり活動をサポートしております。建物は、大正12年に丸井今井呉服店函館支店として耐震・耐火性にすぐれた鉄筋コンクリートづくりにより、3階建ての建築。外観は、洋風を基調とした近世復興式といわれる建築様式を採用し、交差点に面した角を円形に、その屋上はドーム型の展望室が設けられました。極めて趣のある建物であり、市の景観形成指定建築物等に指定されております。  市の報告書では、収支は健全な状態で維持されているとされますが、東北以北最古の手動式エレベーターの維持管理費のウエートが高く、7人の常勤職員、4人の非常勤職員で運営していることから経営的に厳しいとされる。月平均入館者は1万352人です。  3階建ての施設は、1階が総合インフォメーションとギャラリースペース、喫茶店が常設されております。2階が研修室と多目的ホール、3階に会議室とまちづくりオフィスを置き、まちづくりオフィスは10区画用意されており、1区画4平方メートルで利用料が月額3,000円、年額3万6,000円となります。開館時間は午前9時から午後9時までで、会議室等の利用料金は時間制をとっております。当センターは、一般市民を対象とする研修室の場合は時間500円、市民活動団体を対象とする会議室は時間300円で、利用者に便宜が図られております。会議室内の机や椅子のセッティングは、利用者の意向を聞いた上でセンター職員が行っており、元ホテルマンであったセンター長ならではのアイデアが生かされた運営に感心しました。  考察としまして、本市においては、産業観光館ひなの里や花久の里が類似施設になると思いますが、今後の観光交流拠点のあり方や施設運営、指定管埋を委託する上で参考になる取り組みであると考えます。  以上で政策総務常任委員会の行政視察研修報告を終わらせていただきます。以上です。 ○金子雄一議長 次に、市民環境常任委員会の行政視察研修について報告願います。 羽鳥 健委員長。        〔羽鳥 健市民環境常任委員長登壇〕 ◎羽鳥健市民環境常任委員長 ただいまから令和元年度市民環境常任委員会行政視察報告についてご報告申し上げます。  期日は、令和元年11月12日から14日。視察地、香川県高松市、香川県観音寺市、岡山県高梁市。視察項目、1点目、高松市(高松丸亀町商店街振興組合)、まちづくり会社による統一的なコンセプトに基づく丸亀商店街のテナントミックスについて。2点目が、観音寺市(観音寺商店街連合会)、既存店の余剰スペースに新規出店するShop in shopによるにぎわいづくりについて。3点目として、高梁市、西日本豪雨災害からの復興状況及び防災行政について。参加者は、金子裕太副委員長、菅野博子委員、大塚佳之委員、野本恵司委員、永沼博昭委員、そして私、羽鳥 健でございます。  視察概要1といたしまして、令和元年11月12日、香川県高松市(高松丸亀町商店街振興組合)、まちづくり会社による統一的なコンセプトに基づく丸亀商店街のテナントミックスについて。  視察の概要ですが、高松丸亀町商店街では、400年の歴史がある商店街の将来への危機感から、高松丸亀町商店街振興組合が民間主導による100年構想を描き、商店街の再開発を行っておりました。  再開発に当たり、商店街を7街区に分けて全体を統一したデザインルールを設定いたしました。商店街全体をショッピングモールのように運用することを目指しておりました。また、医療施設や居住区もともに整備することで、衣食住を全て商店街で行うことができるデザインとなっておりました。  最大の特徴は、定期借地権を利用した土地の使用権と所有権の分離にありました。地権者は土地の所有権のみ保持し、使用権を放棄して地権者出資により設立した会社へ運営と使用権を委託いたしました。これにより個々の地権者の利害にとらわれない商店街のテナントミックス(最適なテナントの組み合わせ)を実現いたしました。現在設置した広場では年間206本のイベントが市民や企業により行われているほどにぎわいを見せており、テナントとして高級海外ブティックも出店しておりました。今後は賃貸マンション等もオープンが予定されており、さらなる開発を進めているそうです。  考察といたしまして、商店街内に病院まで完備されており、衣食住を全て完結できるコンセプトを実際に実現できておりました。定期借地権により、一般的な再開発事業よりもコスト面でも3分の1程度に抑えられており、とても効果的な再開発でありました。民間主導の柔軟なアイデアによる100年先を考えるコンセプトづくりは、本市においても見習うべき事例でありました。  視察概要2といたしまして、令和元年11月13日、香川県観音寺市(観音寺商店街連合会)、既存店の余剰スペースに新規出店するShop in shopによるにぎわいづくりについて。  視察の概要ですが、地元商店街のにぎわい創出のため、地元商工会議所青年部や住民等が有志で集まり活性化に取り組む「Re:born.k」を設立したことから事業がスタートしました。  既に商店を営むオーナーと新規出店希望者をマッチングし、既存店の余剰スペースへ出店を促す取り組みのShop in shopを実施し、創業支援と既存店の経営安定化を図っておりました。例として、既存の下着店の一角にスイーツ店を出店している事業者もおりました。出店者は低コストで出店することができ、既存店は新規顧客の獲得が可能となり相乗効果を生んでおりました。実際にShop in shopで新規出店し、事業拡大のため独立した事例もありました。そのほかにも、SNSを研究しフェイスブックを活用した特産品のPRや地元情報を配信するYouTubeチャンネルを開設し、遠方からの集客にも成功しておりました。  今後は、Shop in shopを足がかりとした経営者の育成と交流人口の増加を進め、空き店舗対策やさらなる商店街の活性化を目指すそうです。  考察といたしまして、地元有志が商店街の活性化という同一目標のもと自発的に活動をしている点について大変参考となりました。また、有志メンバーが専門家からしっかりとアドバイスを受けることで、コンセプトの方向性を盤石なものとしておりました。  行政として、どのように市民有志団体へ支援をすべきかという点についてもヒントが見えた気がしました。まちづくりにおいては、市民がどれだけ自発的な活動をしやすい環境を整えられるかという点も重要だと感じました。  視察概要3といたしまして、令和元年11月14日、岡山県高梁市、西日本豪雨災害からの復興状況及び防災行政についてですが、視察の概要といたしまして、平成30年7月に起きた西日本豪雨により、河川の氾濫などによる浸水被害や市内各地での山腹崩壊、土石流による土砂災害など甚大な被害を受け、未曾有の大災害となりました。3日間で338ミリメートルから382ミリメートルの累計雨量が記録され、3カ所のダムからの緊急放流が行われました。市内において、死者2名、行方不明者1名のとうとい命が失われました。この地域特有の真砂土はふだんかたいが、水にぬれると流れやすい特徴により大きな土砂災害が発生し、家屋被害が数カ所で発生いたしました。浸水の被害も予想を超えるもので、浸水高4.3メートルを超えるところがあり、コンビニの屋根に21人が避難し救助を待つ被害も生じました。  これらの災害を踏まえ、新たに高梁市復興計画を策定し、10年間の計画期間を復旧期、復興期、発展期の3期間に分けて、安心して暮らせる住環境の整備、防災・減災のための基盤整備、産業基盤の早期復旧、計画推進のための財政運営を柱に復興へ取り組んでおられました。具体的な事業として、防災ラジオの整備や河川への監視カメラの設置が行われておりました。  考察といたしまして、高梁川と成羽川の合流地のそばにクリーンセンターが立地していましたが、豪雨によるバックウオーターにより浸水の被害があり、復旧までの約6カ月間、災害ごみの処理を県内外の8市に搬出し処理しておりました。これからの異常気象による災害を想定し、さまざまな視点で対応策を検討することが、本市においても必要であると痛感いたしました。なお、資料は議会事務局にありますので、ご参照ください。  以上をもちまして、市民環境常任委員会の報告を終わらせていただきます。 ○金子雄一議長 次に、こうのす自民の行政視察研修について報告願います。  野本恵司議員。        〔14番 野本恵司議員登壇〕 ◆14番(野本恵司議員) ただいまから令和元年度こうのす自民行政視察研修の報告をいたします。  期日は令和元年11月6日水曜日、視察地は熊本県熊本市、視察項目は「こうのとりのゆりかご」への公的関与についてでございます。参加者は、坂本 晃議員、頓所澄江議員、坂本国広議員、芝嵜和好議員、そして私、野本恵司でございます。  では、視察概要についてご報告いたします。「こうのとりのゆりかご」とは、熊本市にある慈恵病院が設置した日本初の赤ちゃんポストの名称で、事情があって親が育てられない新生児を受け入れ、匿名で特別養子縁組を行う施設です。海外では一般的な施設であり、日本では熊本市の慈恵病院がドイツの類似施設であるベビークラッペを参考に、初めての施設です。  平成18年11月に設置を表明し、熊本県、厚生労働省や保健所等と協議を重ね、平成19年5月に運用を開始しました。県、市では検証会議を実施しており、平成23年4月1日、熊本市児童相談所の開設により行政との連携、調整はさらに深まりました。  慈恵病院は予期せぬ妊娠や赤ちゃんの将来のことを電話やメールで相談する窓口「SOS赤ちゃんとお母さんの妊娠相談」も同時に運用しています。  考察、「こうのとりのゆりかご」運用開始から12年が経過し、平成30年度までに144人の預け入れがありました。ゆりかごの存在で救われる命があるのか、ゆりかごへの預け入れを前提として孤立出産や産後間もない時期の長距離の移動などによる母子の安全問題、みずからの出自が不明である子供の将来にわたる悩みなど多くの課題があり、さまざまな観点から見守っていかなければなりません。圏外からの預け入れや相談が多い状況を踏まえると、一地方自治体レベルでの解決は難しいと思われ、国の関与が必要と思われます。  本市には、子育て世代包括支援センター、母子健康包括支援センターがあり、妊娠期から子育て期にわたるさまざまなニーズに対して総合的に相談支援を提供するワンストップ拠点の窓口として、その役割を果たしています。予期せぬ妊娠に対する相談ができることについても積極的に伝えていくことが重要と考えました。  なお、資料等については事務局に提出してありますので、ごらんいただきたいと思います。以上でこうのす自民の視察研修報告といたします。 △議案第103号から議案第124号までの上程、説明 ○金子雄一議長 日程第6、議案第103号から議案第124号までの22件を一括して上程し、議題といたします。  これより議案の朗読を省略して、提案理由の説明を求めます。  市長。        〔原口和久市長登壇〕 ◎原口和久市長 本日、ここに、令和元年12月鴻巣市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様方には公私ともご多用の中ご参集いただき、心より厚くお礼申し上げます。  ことしは、観測史上まれに見る強い勢力の2つの台風、台風第15号及び台風第19号が関東地方に上陸し、台風第15号では千葉県を中心とする広い地域に強風による甚大な被害が、台風第19号では関東甲信越地方や東北地方に記録的な大雨による大規模な土砂災害や浸水被害が発生し、多くのとうとい命が奪われてしまいました。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。そして、被災地の一日も早い復興を願っております。  このような中、台風第19号は、本市におきましても市民の皆さんの安全を最優先する考えのもと、事前の対応として公共施設の閉館時刻の変更やイベントの中止を行ったほか、風水害等災害対策室の参集を皮切りに災害対策本部の設置、自主避難所を含む26カ所の避難所の開設などを行ったところであります。  本市におきましては、幸いにして人命にかかわるような被害は発生しませんでしたが、一部住宅の床下浸水や農地、堤外グラウンドなどにおける浸水被害等が発生したことから、私は迅速な災害対応が必要と判断し、後ほど説明させていただきます災害復旧に係る補正予算を専決処分させていただき、復旧に努めております。  今後におきましてもいつ起こるかわからない災害に対し、防災・減災体制の整備充実と防災意識の向上に努め、市民の皆さんと協働して災害に強いまちづくりを進めてまいります。  それでは、ただいまご上程いただきました議案第103号から議案第124号までの22件につきまして、議案の趣旨をご説明申し上げます。  初めに、議案第103号及び議案第104号は、人権擁護委員の推薦について議会のご意見を求めるものです。ご承知のとおり、人権擁護委員人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会のご意見をお聞きしまして候補者を推薦し、法務大臣が委嘱することとなっております。本市におきましては、現在11人の委員が委嘱され、ご活躍いただいておりますが、そのうちの松村齊さん、美細津美奈子さんが令和2年3月31日をもちまして任期満了となります。松村さんにつきましては、平成17年から5期15年間、また美細津さんにつきましては、平成23年から3期9年間にわたり市民の人権擁護にご尽力をいただきましたが、このたび、退任されることになりました。  そこで、その後任といたしまして、議案第103号では新たに長谷川等さんを、議案第104号では満井康江さんをご推薦申し上げるものです。  長谷川さんにつきましては、市内南にお住まいの方で、青山学院大学文学部を卒業後、昭和58年4月に北本市立宮内中学校に勤務されて以来、平成30年3月に鴻巣市立吹上北中学校を退職されるまで、35年間、教員として務められました。この間、平成26年4月からは、学校長も務められております。性格は温厚で責任感が強く、常に向上心をお持ちで、長年にわたる教員生活を通して人権意識が高く、人権擁護委員として適任であると考えまして、ご推薦申し上げるものです。  満井さんにつきましては、市内北新宿にお住まいの方で、東北学院大学文学部を卒業後、タケダ理研工業株式会社に勤務され、平成22年4月からは鴻巣市教育委員会委員を務められたほか、平成21年4月から現在まで市内小中学校において日本語指導員としてご活躍されております。高い見識と高潔なお人柄で信望も厚く、長年にわたる日本語指導員としての経験や教育委員会委員としての職責から人権意識が高く、人権擁護委員として適任であると考えまして、ご推薦申し上げるものです。  次に、議案第105号は、一般会計補正予算(第5号)の専決処分の承認を求めるものです。これは本年10月12日に上陸した台風第19号の災害復旧に係る諸経費について補正するもので、迅速に復旧作業に着手する必要があったことから、地方自治法第179条第1項の規定により、11月1日に専決処分を行ったものです。  主な内容といたしましては、歳入では、増水により洗掘された馬室埴輪窯跡ののり面の復旧や、伝源経基館跡における倒木等の処分を行うための埼玉県文化財保存事業費補助金を追加するとともに、財源として財政調整基金繰入金を追加しております。  歳出では、衛生費においては、床下浸水の被害に遭われた方に対する床下浸水消毒補助金の追加を、土木費においては箕田赤見台ポンプ場調整池内への倒木防止のための業務委託料の追加を、消防費においては鴻巣市建設業協会との災害時応援協定に基づく土のうの作製運搬業務委託料や自主避難所として借用した鴻巣高校におけるグラウンド整地業務委託料、避難者へ配布したアルファ化米等、備蓄食料補充のための消耗品費、使用した毛布のクリーニング等の手数料、並びに防災用備品補充のための備品購入費などを追加しております。  教育費においては、吹上パークゴルフ場が復旧するまでの間、利用料金が減収となることから、吹上地域体育施設指定管理料を追加しております。  災害復旧費においては、一般公共施設分として、荒川の増水により建物西側ののり面が洗掘された消防団第6分団詰所を復旧するための工事費や、強風により転倒などしたごみステーションボックス復旧のためのごみ集積所等修繕料、冠水により土砂で埋まった排水路をしゅんせつし、ポピー畑の水はけを促すための観光施設災害復旧工事費などを追加しております。  次に、厚生労働施設分として強風により一部破損した施設を復旧するための田間宮放課後児童クラブ修繕料、白雲荘修繕料などの追加を、農林水産施設分として冠水により水路に堆積した稲わらを処分するための産業廃棄物処理委託料の追加を、土木施設分として市内各公園内の樹木等の処分のための業務委託料や、破損したフェンス復旧のための川里中央公園復旧工事費、冠水に伴い堆積した土砂を処分するための糠田運動場復旧工事費、道路の冠水により土砂の流入した側溝の清掃や路上に散乱した稲わら等の撤去及び処分のための委託料、糠田、原馬室及び滝馬室地内における表層の剥がれた道路を復旧するための工事費、大雨が原因で漏電した常光雨水ポンプ場取水ゲート操作盤の修繕料、都市下水路内に漂着した樹木や稲わら等の処分のための委託料の追加を行っております。  また、教育施設分として、冠水による洗掘のため傾いた柵を修繕するための馬室キャンプ体験広場修繕料や、馬室小学校における倒木の危険性のある樹木処分のための業務委託料、馬室埴輪窯跡修繕料や伝源経基館跡における倒木等の処分のための業務委託料、吹上パークゴルフ場に堆積した土砂や流木の処分のための修繕料、冠水し倒壊した附属施設や堆積物の撤去を行うための吹上荒川総合蓮動公園復旧工事費などを追加しております。  以上によりまして、今回の補正総額は1億63万円の追加となり、補正後の予算総額は385億6,374万円としたものです。  次に、議案第106号、一般会計補正予算(第6号)につきまして、議案の趣旨をご説明申し上げます。これは第1表、債務負担行為補正におきまして、乗り合い型デマンド交通運営管理業務委託を追加するものです。  平成30年6月15日から実証運行を開始したデマンド交通ひなちゃんタクシーは、大変多くの方に利用いただき、コミュニティバスフラワー号とともに本市の公共交通として、市民の皆さんの交通の利便性向上に効果を上げながら現在に至っておりますが、一方で、予約ができない、同乗できない、対象者が限定などの課題も指摘されておりました。  そこで、市では予約による利用、同乗が可能で、対象者を限定しない新たな乗り合い型デマンド交通を導入することとし、去る11月14日に開催した地域公共交運会議に、令和2年4月1日からの実証運行の実施について提案させていただいた結果、承認をいただきましたことから、事業者の選定や許可申請手続等の実証運行開始に向けた導入準備期間が必要なため、債務負担行為の追加をお願いするものです。  次に、議案第107号から議案第109号までは、鴻巣市立中学校給食センター新築工事に伴う建築、機械設備及び電気設備の各工事の請負契約の締結につきまして議決を求めるものです。入札結果、会社概要、工事概要書、計画工程表、配置図、平面図などを添付してありますので、参考にしていただきたいと思います。  初めに、議案第107号は建築工事の請負契約であります。これは本年10月16日、一般競争入札を行い、契約の相手方として和光建設株式会社鴻巣支店と7億5,397万5,200円で工事請負契約を締結しようとするものです。工事内容といたしましては、鉄骨造2階建て、延べ床面積2,597.93平方メートルの新築工事を行うものです。  次に、議案第108号は機械設備工事の請負契約であります。これは本年10月16日、一般競争入札を行い、契約の相手方として株式会社アペックエンジニアリングと4億9,944万4,000円で工事請負契約を締結しようとするものです。  次に、議案第109号は電気設備工事の請負契約であります。これは本年10月16日、一般競争入札を行い、契約の相手方として、旭電気工業株式会社と2億5,245万5,500円で工事請負契約を締結しようとするものです。  なお、これら3件の工事の履行期限につきましては、令和3年1月29日となっております。  次に、議案第110号は財産の取得についてであります。これは鴻巣市立中学校給食センターの新築工事に伴い、調理室等に設置する厨房機器を購入するもので、本年10月30日に指名競争入札を行い、契約の相手方として株式会社中西製作所北関東支店と3億9,490万円で契約しようとするものです。入札結果、厨房機器リスト、平面図などを添付してありますので、参考にしていただきたいと思います。  なお、新たな中学校給食センターのオープンは、令和3年4月を予定しております。  議案第111号の鴻巣市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例及び議案第112号の鴻巣市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例は、関連がありますので一括してご説明申し上げます。  資料を添付してありますので、参考にしていただきたいと思います。これらは地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律が令和2年4月1日に施行され、会計年度任用職員制度が新設されることから、会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例を制定するとともに、関係する条例の一部を改正するものです。  議案第111号の鴻巣市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例では、新たに創設される会計年度任用職員の給料又は報酬、手当や費用弁償等に関する規定を定めるとともに、議案第112号 鴻巣市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例では、関係する鴻巣市職員の給与に関する条例のほか10の条例の一部改正を行い、鴻巣市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例において、非常勤特別職職員について見直しを行い、会計年度任用職員への変更を行うなど所要の改正を行うものです。  次に、議案第113号は財産の減額譲渡についてであります。資料を添付してありますので、参考にしていただきたいと思います。これは本市が鎌塚3丁目に所有する土地及び建物について、賃貸借契約により同所において多年にわたり障害児・者生活サポート事業を継続している特定非営利活動法人レスパイトゆうに対し、これまでの経緯を踏まえ、現在の評価額より減額した272万1,227円で譲渡することについて、地方自治法第96条第1項第6号の規定により、議会の議決を求めるものです。  次に、議案第114号から議案第116号まで、議案第119号及び議案第120号は、公の施設の指定管理者の指定についてであります。関連がありますので、一括してご説明申し上げます。  これらは地方自治法第244条の2の規定に基づき、公の施設の設置目的を効果的に達成するため、それぞれの施設の指定管理者を指定するものです。それぞれ指定管理者の概要及び選定結果を添付してありますので、参考にしていただきたいと思います。  初めに、議案第114号から議案第116号までについてですが、本市におきましては本年度から神明放課後児童クラブ及び中央放課後児童クラブについて、指定管理者によるクラブ運営を開始していましたが、両クラブとも着実な運営が行われております。そこで放課後児童クラブにおける指定管理制度の対象を拡大し、新たに8施設について令和2年4月1日から令和6年3月31日までの4年間、指定管理者として指定するものです。  議案第114号の鴻巣市立鴻巣放課後児童クラブ及び鴻巣市立南放課後児童クラブは、特定非営利活動法人子ども支援ホーム、議案第115号の鴻巣市立赤見台第1放課後児童クラブ、鴻巣市立赤見台第2放課児童クラブ及び鴻巣市立箕田放課後児童クラブ、議案第116号の鴻巣市立あたご放課後児童クラブ、鴻巣市立笠原放課後児童クラブ及び鴻巣市立常光放課後児童クラブは、特定非営利活動法人三楽を指定管理者として指定するものです。  次に、議案第119号及び議案第120号につきましては指定期間満了に伴う更新を行うもので、議案第119号、鴻巣市花と音楽の館かわさとは特定非営利活動法人花と文化のふるさと委員会を、議案第120号の鴻巣市鴻巣駅東口第1駐車場及び鴻巣市鴻巣駅東口第2駐車場は高砂丸誠エンジニアリングサービス株式会社を令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間、それぞれの指定管理者として指定するものです。  次に、議案第117号は鴻巣市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正であります。これは行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正により、母子保健法による母子健康包括支援センター事業の実施に関する事務についても個人番号利用事務として追加されたことから、個人番号を利用した事務を行うため、条例の別表第2に、この事務及び利用する特定個人情報について新たに加えるものです。  次に、議案第118号は市道の路線の認定について議決を求めるものです。図面を添付してありますので、ごらんいただきたいと思います。  内容といたしましては、認定4路線で、図面ナンバー1の登戸字本村地内、路線名C―362号線、図面ナンバー2の鴻巣字沼田地内、路線名H―223号線及び路線名H―224号線並びに図面ナンバー3の明用字壱ノ耕地地内、路線名吹1129号線の4路線は、開発事業による道路の帰属に伴い認定するものです。  次に、議案第121号の一般会計補正予算(第7号)につきまして、その概要をご説明申し上げます。  初めに、歳入の主な内容ですが、国庫支出金は交付額の確定による国民健康保険基盤安定負担金、支給対象者や利用回数の増加に伴う障害者自立支援給付費負担金、障害児通所給付費負担金、吹上小学校通学区域内における民間放課後児童クラブ新設に伴う開所準備経費のための子ども・子育て支援交付金、民間放課後児童クラブのICT化の推進を図るための児童健全育成対策費補助金、生活保護に係る医療扶助適正化実施のためのシステム改修等の生活困窮者就労準備支援事業費等補助金、担い手への農地集積・集約化のための農地活用促進事業費補助金、橋梁の定期点検や筑波橋の改修工事のための社会資本整備総合交付金などを追加するものです。  県支出金は、国と同様に国民健康保険基盤安定事業負担金や障害者自立支援給付費負担金、障害児通所給付費負担金、放課後児童健全育成事業費補助金を追加するほか、結婚新生活支援事業費補助金、在宅超重症心身障害児の家族に対するレスパイトケア事業補助金、台風第19号により損失を受けた農業者に対する支援として農作物災害緊急対策事業補助金等の追加などを行うものです。  繰入金は、公立保育所への午睡ベッドを整備するためのひなちゃん子育て応援基金繰入金を追加するものです。  諸収入は、平成30年度の事業費の確定に伴う後期高齢者医療広域連合からの療養給付費負担金還付金の追加などを行うものです。  市債は、起債対象事業費の追加に伴い、橋りょう整備事業債を追加するものです。  次に、歳出の主な内容は、総務費ではカーブミラー破損に対応するための施設修繕料やひなちゃんタクシーの実証運行期間を延長したことに伴う実証運行検証業務委託料、利用件数増加に伴うデマンド交通運行補助金などを追加するとともに、事業費の確定に伴う一般コミュニティ助成事業補助金、市議会議員選挙の執行経費の減額を行うものです。  民生費では、保険基盤安定事業費の確定に伴う国民健康保険事業特別会計繰出金、利用者や利用回数等の増加による重度心身障害者医療給付補助金、在宅超重症心身障害児の家族に対するレスパイトケア事業補助金、障害者自立支援給付費などを追加するとともに、負担金の確定に伴い後期高齢者医療特別会計操出金を減額するものです。  また、吹上小学校通学区域内における民間放課後児童クラブ新設に伴う開所準備経費のための放課後児童クラブ環境改善事業補助金、民間放課後児童クラブのlCT化の推進を図るための児童健全育成対策費補助金、利用者や利用回数の増加に伴う障害児通所給付費、ひなちゃん子育て応援基金を活用した公立保育所への午睡ベッドを整備するための保育用備品、令和2年2月開所の北新宿児童センター管理運営のための各種委託料や生活保護システム改修委託料などを追加するものです。  衛生費では、4カ月、1歳6カ月、3歳児健診の母子保健情報を国の中間サーバーに登録し、情報連携させるための健康管理システム改修委託料を追加するものです。  農林水産業費では、台風第19号により損失を受けた農業者に対する支援として農作物災害緊急対策事業補助金や、担い手への農地集積・集約化のための農地活用促進事業費補助金を追加するものです。  土木費では、社会資本整備総合交付金を活用して実施する橋梁の定期点検業務委託料や、筑波橋の改修工事を追加するものです。  教育費では、令和2年2月開所の北新宿生涯学習センター管理運営のための各種委託料等や落雷により損傷した総合体育館内の時計や陸上競技場の夜間照明の修繕料、学校体育施設開放時に使用する広田小学校夜間照明設備の調査委託料及び修繕料を追加するものです。  以上によりまして、今回の補正総額は2億4,614万円の追加となり、補正後の予算総額は388億989万円となるものです。  なお、第2表、繰越明許費におきまして、橋りょう維特事業の繰越明許費の設定を、第3表、債務負担行為補正におきまして鴻巣市立鴻巣・南放課後児童クラブ運営管理業務委託など17件の追加を、第4表、地方債補正におきまして橋りょう整備事業の限度額の変更をお願いしております。  次に、議案第122号、国民健康保険事業特別会計補正予算ですが、今回の補正は、歳入では額の確定に伴う保険基盤安定繰入金、資格管理のさらなる効率化等に係るシステム改修のための国民健康保険制度関係業務事業費補助金、オンライン資格確認等の導入に伴うシステム改修のための社会保障・税番号制度システム整備費補助金を追加し、県支出金普通交付金、その他一般会計繰入金を減額するものです。  歳出では、事故による補償に対する損害賠償求償事務処理手数料やオンライン資格確認等の導入、資格管理のさらなる効率化等に係るシステム改修のための国保電算システム変更委託料、還付金の増加に伴う過年度還付金、額の確定に伴う保険給付費等交付金償還金を追加し、診療報酬請求書審査委託料を減額するものです。以上によりまして、補正総額は1,039万円の増額となり、補正後の予算総額は123億9,636万円となるものです。  次に、議案第123号、後期高齢者医療特別会計補正予算ですが、今回の補正は、歳入では前年度繰越金、保険料還付金の追加と額の確定に伴う事務費繰入金及び保険基盤安定繰入金の減額を行い、歳出では過年度還付金を追加し、額の確定に伴う後期高齢者医療広域連合負担金及び保険基盤安定負担金を減額し、予備費で調整するものです。以上によりまして、補正総額は85万円の増額となり、補正後の予算総額は13億9,585万円となるものです。  次に、議案第124号、水道事業会計補正予算ですが、今回の補正では、収益的支出において配水管の漏水に伴う修繕費の追加を行うものです。なお、第3条におきまして、水質検査等業務委託に係る債務負担行為の設定をお願いしております。  以上、議案第103号から議案第124号までにつきましてご説明申し上げましたが、どうか慎重にご審議を賜りまして、ご決定くださいますようお願いを申し上げまして説明を終わらせていただきます。よろしくお願いします。 △散会の宣告 ○金子雄一議長 以上をもちまして本日の日程は全部終了しました。  なお、次の本会議は12月4日に開きます。  本日はこれをもって散会いたします。  ご苦労さまでした。                              (散会 午後 2時17分)...