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09月28日-06号

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  1. 羽生市議会 2020-09-28
    09月28日-06号


    取得元: 羽生市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-08
    令和 2年  9月 定例会          9月定例羽生市議会会議録 (第27日)   議事日程 令和2年9月28日(月曜日)午前9時30分 開議第1 付託議案に対する各委員長(総務文教都市民生審査報告第2 各委員長報告に対する質疑第3 議案(第46号-第56号)に対する討論第4 議案(第46号-第56号)の採決第5 議案(第57号、第58号)の上程、採決第6 議案第59号の上程、採決第7 議案第60号の上程、採決第8 閉会中の特定事件の委員会付託 閉会   本日の会議に付した事件 1、議事日程に同じ       午前9時30分 開議出席議員(14名)    1番 斉藤万紀子議員     2番 江原博之議員    3番 西山丈由議員      4番 島村 勉議員    5番 斉藤 隆議員      6番 野中一城議員    7番 増田敏雄議員      8番 柳沢 暁議員    9番 新井貫司議員     10番 峯嵜貴生議員   11番 中島直樹議員     12番 保泉和正議員   13番 松本敏夫議員     14番 丑久保恒行議員欠席議員(なし)説明のため出席した者  河田晃明   市長        甲山 浩   副市長  宇都木一男  総務部長      立花孝夫   企画財務部長  飯塚丈記   市民福祉部長    小礒行男   経済環境部長  阿部幸夫   まちづくり部長   野口文男   会計管理者  鈴木順一   消防長       清水昭雄   総務課長  秋本文子   教育長       川島規行   学校教育部長  寺崎和代   生涯学習部長    渡邉義弘   代表監査委員事務局職員出席者  事務局長   原田 透      総務課長   本間健史  総務課長補佐 岡田光弘      書記     秋山正代 △開議の宣告 ○島村勉議長 おはようございます。 ただいまより本日の会議を開きます。 △日程第1 付託議案に対する各委員長(総務文教都市民生審査報告島村勉議長 これより日程に入ります。 日程第1、議案第46号から同第56号までの11議案を一括議題といたします。 初めに、総務文教委員会に付託いたしました議案第46号のうち総務文教委員会付託部分、同第49号及び同第50号の3件について、総務文教委員長から委員会の審査経過の概要並びに結果について報告を求めます。 総務文教委員長。     〔峯嵜貴生総務文教委員長登壇〕 ◆峯嵜貴生総務文教委員長 今期定例会におきまして総務文教委員会に審査を付託されました議案のうち、ただいま議長から報告を求められました議案3件に対する審査経過の概要並びに結果について報告いたします。 本委員会は、9月15日から18日までの4日間、第1委員会室において担当者の出席を求め、これらの審査を行いました。 それでは、まず、議案第46号 令和元年度羽生一般会計歳入歳出決算のうち本委員会付託部分について申し上げます。 本案については、各担当課長からそれぞれ説明を受けた後、質疑に入りました。その主なものは、まず、歳入第1款市税において、羽生市の徴収率は県内市町村と比較して、どのような状況にあるのか伺いたいとの質疑に対して、現年課税分と滞納繰越分を合わせた徴収率は、羽生市が97.72%、さいたま市を除いた県内市町村の平均が97.44%であり、若干ではあるが平均を超えている状況であるとの答弁がありました。 次に、歳出第2款総務費、第1項第6目企画費の電算管理事業において、自治体情報セキュリティクラウド運用委託料の決算額について、平成30年度は16万2,000円だったのに対し、令和元年度は44万円に増額になっているが、その理由について伺いたい。また、今後の費用はどのように推移していくのか、併せて伺いたいとの質疑に対して、県からの指示によりセキュリティ強化の委託契約を別途締結したため、増額となったものである。また、今後の費用は、令和4年度以降に新たなサーバーに移行するため、これからの数年間、同委託料は増額になるものと考えているとの答弁がありました。 また、同項第10目交通安全対策費放置自転車対策事業において、令和元年度の放置自転車の撤去台数及び作業時間について伺いたいとの質疑に対して、撤去は11台、作業時間は返却業務で月2時間、監視・撤去業務で年100時間となっているとの答弁がありました。また、撤去台数に対して委託料が高額のため改善できないか、見解について伺いたいとの質疑に対して、令和元年の犯罪の発生件数を表す市内の犯罪認知件数453件のうち、自転車の盗難が103件の1位となっている。放置自転車を撤去し、監視・見回りを実施することで犯罪の抑止効果があるものと考えており、継続していきたいとの答弁がありました。 また、第2項第2目賦課徴収費収納対策事業において、市税等電話催告業務は平成30年度まで実施していたが、令和元年度に同業務をやめたことによる現状、効果について伺いたいとの質疑に対して、同業務を実施していた年度も市税の徴収率は上がっていたが、同業務をやめた令和元年度も前年度に比べ0.2%上がっていることから、効果は薄かったものと評価している。また、現在は市職員OBを雇用し、催促業務をきめ細やかな説明で行い、市民からも好評を得ていることから、この体制を継続していきたいと考えているとの答弁がありました。 次に、第4款衛生費、第1項第4目環境衛生費空家対策事業において、空家相談会の実施状況及び空家の現状について伺いたいとの質疑に対して、行政書士や宅地建物取引士などによる相談会を令和元年度に4回開催し、10組が活用方法や相続の手続等についてアドバイスを受けた。空家の現状については、羽生市空家等対策計画策定時の調査において602件把握している。調査から2年が経過し、新たに空家となった物件や取り壊した空家も数件あるが、正確な件数は確認できていないとの答弁がありました。 次に、第6款農業費、第1項第6目農村センター費において、農村センターについてボイラー等の修繕もあったが、今後も施設の維持に多額の費用がかかっていくのか伺いたいとの質疑に対して、農村センターは建築から43年が経過しており、水回りなどで突発的な修繕が発生することがある。維持費用については、現在検討している公共施設個別施設計画の位置づけにより、今後の修繕計画等を考えていきたいとの答弁がありました。 次に、第7款商工費、第1項第2目商工振興費において、住宅改修補助金について、以前は予算額600万円に対し、100万円以上の不用額があったが、令和元年度は執行率99.7%と高かった。何か改善があったのか伺いたいとの質疑に対して、令和元年度は、同補助金を活用してもらうためのリーフレットを工事業者向けに作成した。その結果、工事業者から施工主に説明をしてもらうことで利用が上がったものと考えているとの答弁がありました。 次に、第10款教育費、第1項第1目教育委員会費において、教育委員会及び教育長の交際費について、予算額が25万円に対し、決算額が30万5,650円となった理由について伺いたい。また、平成28年度の決算額16万4,500円と比較して約2倍となっており、平成29年度の行田市の教育長交際費5万9,000円と比較しても高額である。見直す必要があると思うが、見解について伺いたいとの質疑に対して、令和元年の交際費は葬儀等の弔事が多かったため、予備費から充当しての決算額となったものである。交際費は支出できるものについて内規で定められており、また、ホームページにも支出について公開しており、適正な執行を行なっているとの答弁がありました。 また、第2項第1目学校管理費及び第3項第1目学校管理費において、理科備品購入について、教育費国庫補助金も活用しているが、充足率はどのくらいか伺いたい。また、その充足率についての見解を併せて伺いたいとの質疑に対して、理科備品の充足率は平均で、小学校が57.96%、中学校が46.04%である。配備状況が低く、足りていないと感じている。今後は各学校の状況を考慮しながら、充足率を上げるよう努めていきたいとの答弁がありました。 また、第5項第1目保健体育総務費の藍のまちさわやかマラソン大会実施事業において、マラソン大会中止による参加賞を渡す方法について伺いたい。また、中止になったことによる影響について併せて伺いたいとの質疑に対して、参加賞のスポーツタオルはエントリーした方に郵送によりお渡しした。また、中止による影響は特になかったが、令和2年度の大会も既に中止が決定しており、2年連続の中止となるため、次回開催するときには多くの方にエントリーいただけるよう、コース変更するなど工夫をしていきたいとの答弁があり、質疑を終結いたしました。 続いて、討論に入り、反対の立場から、消費税率10%への増税や新型コロナウイルスの影響により市民生活は大変厳しい状況である。このような中で、部落解放運動団体への補助金498万円や都市交流事業366万円、教育委員会、主に教育長の交際費については、予算25万円に対し30万円の支出があった。平成28年度交際費16万円と比較して約2倍、議長交際費の20万円の1.5倍となっている。市民生活や羽生市の財政が厳しい中で、このような支出は抑えるべきである。また、清掃センターの修繕を入札ではなく随意契約で行うなど容認できない部分がある。よって、反対であるという討論と、賛成の立場から、厳しい財政状況の中でも限られた財源を効率的に支出しており、住みよい羽生市の実現のため、また、市民全体の安全・安心の対策を実施した支出であった。全体として合格点の歳入歳出決算であったと言える。特に教育費では、プログラミング教育を先行して行い、さらに学力アップテストも導入している。成果はまだまだこれからであるが、将来的には希望の持てるものと言える。よって、賛成であるとの討論があり、討論を終結いたしました。 続いて、採決に入り、議案第46号のうち本委員会付託部分については、賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、議案第49号 令和元年度羽生中小企業従業員退職金等共済事業特別会計歳入歳出決算について申し上げます。 本案については、商工課長から説明を受けた後、質疑に入りました。その主なものは、加入事業所数や掛金も減ってきているが、現状と今後の対応について伺いたいとの質疑に対して、加入事業所数は年2から3件ずつ減ってきている。掛金口数についても、新規加入者もいるが、退職者のほうが多い状況である。今後は、少ない口数でも加入できる中小企業向け支援事業のため、このメリットを生かして、商工会の会員を中心にPRしていきたいと考えているとの答弁があり、質疑を終結いたしました。 続いて、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、本案は賛成全員で認定するべきものと決しました。 次に、議案第50号 令和元年度羽生住宅資金貸付事業特別会計歳入歳出決算について申し上げます。 本案については、人権推進課長から説明を受けた後、質疑に入りました。その主なものは、住宅貸付金の債権が令和元年度末で2億2,952万7,000円であるが、今後どのように処理していくのか。また、令和元年度で住宅資金貸付事業債が完済しているが、同特別会計は今後どのように運営していくのか伺いたいとの質疑に対し、債権については、現在55名の滞納者がおり、うち9名が分割納付をしている状況である。死亡・行方不明者も多く、現在、相続の特定作業を進めているところである。また、特別会計については令和2年度で廃止し、一般会計に移行する予定であるとの答弁があり、質疑を終結いたしました。 続いて、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、本案は賛成全員で認定するべきものと決しました。 以上で、議長から報告を求められました議案3件に対する審査経過の概要並びに結果についての報告を終わります。 ○島村勉議長 次に、都市民生委員会に付託いたしました議案第46号のうち都市民生委員会付託部分、同第47号、同第48号及び同第51号から同第53号までの6件について、都市民生委員長から委員会の審査経過の概要並びに結果について報告を求めます。 都市民生委員長。     〔松本敏夫都市民生委員長登壇〕 ◆松本敏夫都市民生委員長 改めまして、おはようございます。 今期定例会において都市民生委員会に審査を付託されました議案のうち、ただいま議長から報告を求められました議案6件に対する審査経過の概要と結果についてご報告いたします。 本委員会は、9月15日から18日までの4日間、第2委員会室において担当者の出席を求め、審査を行いました。 それでは、まず、議案第46号 令和元年度羽生一般会計歳入歳出決算のうち本委員会付託部分についてご報告いたします。 本案については、各担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。その主なものは、まず、第3款民生費、第2項第1目児童福祉総務費において、地域子育て支援拠点こどもひろば利用状況について、また、利用状況を踏まえた今後の取組について伺いたいとの質疑に対し、令和元年10月20日から令和2年3月2日までの利用者は、延べ子ども3,160人、大人2,825人、合計で5,985名であった。また、子育てに関する悩みや不安に関する相談は96件であった。親子向け講座等を5回開催し、好評であったため、今後は講座等を工夫しながら、参加者が気軽に情報を交換できる機会を増やしていきたいとの答弁がありました。 また、同款第3項第2目扶助費において、生活保護費のうち扶助費が前年度より増加しているが、近年の生活保護受給世帯の状況及び分析について、また、生活保護受給者を増やさぬよう、どのような対策を取っているのか伺いたいとの質疑に対して、令和元年度3月末時点で生活保護受給世帯は410世帯519人であった。羽生市の保護率は0.95%、全国では1.64%、埼玉県では1.32%である。過去3年間の推移を見ると、被保護世帯が毎年10世帯前後の増加、人員は毎年20人前後増加している。主に高齢者世帯が増加しており、生活保護受給者を増やさない対策として、生活困窮者の自立に関する相談支援や就労に関する支援など行なっている。就労支援では、令和元年度37名の相談があり、10名が就労につながっているとの答弁がありました。 次に、第8款土木費、第2項第2目道路維持費において、道路側溝清掃業務委託料の内容について伺いたいとの質疑に対して、事前調査に基づき、集中豪雨時に冠水する道路を優先的に実施している。令和元年度は中央5丁目地内の84メートル、西1丁目地内の736メートル、合計820メートルの清掃を実施した。今後も計画的に実施していきたいと考えているとの答弁がありました。 また、第3目道路新設改良費において、県中川改修事業橋梁負担金の内容について伺いたいとの質疑に対して、埼玉県が実施する中川の河道改修に伴い、県営北袋団地入口の253号橋を架け替える必要がある。その際、現況の橋梁の幅員が4メートルと狭いため、新たに架け替える橋梁の幅員を5メートルに拡幅するための負担金であるとの答弁がありました。 次に、第9款消防費、第1項第1目常備消防費において、消防活動用ドローンについて、令和2年3月1日から運用しているが、活用実績について伺いたいとの質疑に対して、運用開始後2件の活用事例がある。1件目は、利根川水難事故においての未発見者の捜索である。2件目は、火災現場の原因調査である。ドローンは上空からの映像により災害救助や救助者状況などの情報を収集するのに非常に有効である。今後も活用事例が増えるものと考えているとの答弁があり、質疑を終結いたしました。 続いて、討論に入り、反対の立場から、おおむね適切に予算が執行されているが、低所得者・子育て世帯向けプレミアム付商品券については多額の不用額が出ている。国による財政支援の下、自治体が事業主体となっているが、事業展開の方法や周知用ポスターの誤字など、対象者への配慮が足りない点が多々あり容認できない部分がある。よって、反対であるという討論と、賛成の立場から、計画に基づいた予算執行を行なったことが十分にうかがえる。また、効率的な予算執行に努めながら不用額を多く残し、次年度の事業につなげていく姿勢が感じ取れる。よって、賛成であるとの討論があり、討論を終結いたしました。 続いて、採決に入り、議案第46号のうち本委員会付託部分は、賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、議案第47号 令和元年度羽生国民健康保険特別会計歳入歳出決算について申し上げます。 本案については、国保年金課長及び収納課長から説明を受けた後、質疑に入りました。その主なものは、令和元年度の特定健康診査受診率が33.5%と低いが、どのように分析しているのか伺いたいとの質疑に対して、受診率向上のため、受診の勧奨通知の送付やホームページ等での周知、また、市医師会に対して受診勧奨の協力依頼を行なっている。羽生市では個別健診を行なっているが、他市では集団健診で高い受診率となっている例があるため、効果的な手段を検証していきたいとの答弁があり、質疑を終結いたしました。 続いて、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、本案は賛成全員で認定すべきものと決しました。 次に、議案第48号 令和元年度羽生都市計画下水道事業特別会計歳入歳出決算について申し上げます。 本案については、下水道課長から説明を受けた後、質疑に入りました。その主なものは、令和2年度からの地方公営企業法の一部適用に向けた移行作業の内容について伺いたいとの質疑に対して、令和2年4月1日からの地方公営企業法の一部適用に向けて、令和元年度は主に固定資産の調査・評価、新システムの運用、条例・規則の制定、そして新予算と打切決算への準備などを行なった。移行作業は順調に進めることができたとの答弁があり、質疑を終結いたしました。 続いて、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、本案は賛成全員で認定すべきものと決しました。 次に、議案第51号 令和元年度羽生介護保険特別会計歳入歳出決算について申し上げます。 本案については、高齢介護課長から説明を受けた後、質疑に入りました。その主なものは、税債権の時効は5年であるが介護保険料の時効は2年である。不納欠損を発生させないための取組について伺いたいとの質疑に対して、保険料納付が遅れた方に対して、督促状の送付を年に11回、勧告は年3回行なっている。また、窓口や電話相談があった場合、支払い能力に応じた分割納付などの対応を収納課と連携して行なっているとの答弁があり、質疑を終結いたしました。 続いて、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、本案は賛成全員で認定すべきものと決しました。 次に、議案第52号 令和元年度羽生後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について申し上げます。 本案については、国保年金課長から説明を受けた後、質疑に入りましたが、さしたる質疑はなく、質疑を終結いたしました。 続いて、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、本案は賛成全員で認定すべきものと決しました。 次に、議案第53号 令和元年度羽生水道事業会計利益の処分及び決算について申し上げます。 本案については、水道課長から説明を受けた後、質疑に入りました。その主なものは、有収率について、令和元年度は平成30年度と比べると横ばいであるが、平成29年度と比べると低くなっている。このことをどのように捉えているのか伺いたいとの質疑に対し、令和元年度の有収率は平成29年度と比べ3.4ポイント減少していることになる。主な要因として、漏水や岩瀬土地区画整理事業地内の水質を維持するための排泥作業によるものと捉えているとの答弁があり、質疑を終結いたしました。 続いて、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、本案は賛成全員で可決及び認定すべきものと決しました。 以上で、議長から報告を求められました議案6件に対する審査経過の概要とその結果についての報告を終わります。 ○島村勉議長 次に、総務文教委員会に付託いたしました議案第54号のうち総務文教委員会付託部分及び同第56号の2件について、総務文教委員長から委員会の審査経過の概要並びに結果について報告を求めます。 総務文教委員長。     〔峯嵜貴生総務文教委員長登壇〕 ◆峯嵜貴生総務文教委員長 ただいま議長から報告を求められました議案2件に対する審査経過の概要並びに結果について報告いたします。 それでは、まず、議案第54号 令和2年度羽生一般会計補正予算(第6号)のうち本委員会付託部分について申し上げます。 本案については、各担当課長からそれぞれ説明を受けた後、質疑に入りました。その主なものは、まず、歳出第7款商工費、第1項第2目商工振興費において、商工業支援事業費補助金プレミアム付商品券について、8から9割の商品券が飲食店や付加価値の高いものの購入ではなく、スーパーマーケットドラッグストアで利用され、市民の生活費として消費されている状況である。これでは経済対策につながらないのではないか、見解について伺いたいとの質疑に対し、スーパーマーケットドラッグストアでの利用率が高い状況ではあるが、商品券の1枚単価を1,000円にしたことで、車の車検や家具、大型家電の購入など、今まで実績のなかった業種でも使われ始めている。今後も商工会と情報を共有し、工夫して事業を進めていきたい。また、経済対策については、スーパーマーケットドラッグストアでの消費が上がることで、関連商品の仕入れや製造元においても消費喚起効果が波及し、経済効果が上がるものと考えているとの答弁がありました。 また、同項第3目観光費において、羽生市の魅力商品開発支援事業補助金について、補助金の対象事業者をどのように選定していくのか伺いたいとの質疑に対し、消費者、商工業、観光のそれぞれの分野から代表者を選出してもらい、6人程度で審査会を組織したいと考えているとの答弁があり、質疑を終結いたしました。 続いて、討論に入り、反対の立場から、新型コロナウイルスの影響により市民の生活は大変厳しい状況である。一部の事業者への支援である羽生の魅力商品開発支援事業新型コロナウイルスの影響を受けにくいスーパーマーケットドラッグストアでの利用が高いプレミアム付商品券事業については、困っているところへの支援にはつながらない。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の事業としては、困っているところへの支援が不十分である。よって、反対であるという討論と、賛成の立場から、多くのイベント中止により減額補正がなされ予算の再配分ができ、また、補正予算での事業実施により大きな成果が得られるものと考えている。プレミアム付商品券事業については広い範囲で利用でき、利用しやすい環境が整備されているものと考えている。総合的には合格点の補正予算である。よって、賛成であるとの討論があり、討論を終結いたしました。 続いて、採決に入り、本案は賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第56号 財産の取得について申し上げます。 本案については、財政課長から説明を受けた後、質疑に入りましたが、さしたる質疑はなく、質疑を終結いたしました。 続いて、討論に入りましたが、討論はなく、討論を終結いたしました。 続いて、採決に入り、本案は賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、議長から報告を求められました議案2件に対する審査経過の概要並びに結果についての報告を終わります。 ○島村勉議長 次に、都市民生委員会に付託いたしました議案第54号のうち都市民生委員会付託部分及び同第55号の2件について、都市民生委員長から委員会の審査経過の概要並びに結果について報告を求めます。 都市民生委員長。     〔松本敏夫都市民生委員長登壇〕 ◆松本敏夫都市民生委員長 ただいま議長から報告を求められました議案2件に対する審査経過の概要と結果についてご報告いたします。 まず、議案第54号 令和2年度羽生一般会計補正予算(第6号)のうち本委員会付託部分についてご報告いたします。 本案については、各担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。その主なものは、歳出第3款民生費、第1項第1目社会福祉総務費において、住居確保給付金については6月議会でも増額補正しているが、現在の給付状況及び今後の見通しについて伺いたいとの質疑に対して、令和2年8月末の状況で相談件数は65件、認定件数が30件である。そのうち外国籍の方の認定は10件であり、申請が増えてきている状況である。今後も新型コロナウイルス感染症の影響による失業等が考えられることから、10月には予算が不足する見込みであるため、これまでの状況を参考に予算計上しているものであるとの答弁がありました。 また、同款第2項第2目児童措置費において、翻訳業務委託料について、委託する翻訳業務の範囲について伺いたいとの質疑に対して、外国籍の子どもがいる家庭に対応するため、保育施設への入所の手続及び申請書、幼稚園への入園に伴う申請書等について、英語、中国語、ポルトガル語の3か国語版を作成するものである。なお、国庫補助金の対象は幼児教育・保育無償化に関わる部分のみであるが、これをきっかけに、市独自に外国籍の子どもや保護者への対応の充実を図っていきたいと考えているとの答弁があり、質疑を終結いたしました。 続いて、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、議案第54号のうち本委員会付託部分は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第55号 令和2年度羽生市下水道事業会計補正予算(第1号)について申し上げます。 本案については、下水道課長から説明を受けた後、質疑に入りました。その主なものは、特例的収入及び支出について、当初予算額との差額が生じた理由について伺いたいとの質疑に対して、特例的収入及び支出とは、公営企業法の適用以前に発生した債権・債務のうち、打切決算までに収入及び支出が終わらなかった未収金、未払金を当初予算に計上したものである。未収金については、下水道使用料が見込みより多かったことなどにより増額となった。また、未払金については、打切決算を意識し、早めの請求・支払いを心がけたため減額したものと考えられるとの答弁があり、質疑を終結いたしました。 続いて、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、本案は賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、議長から報告を求められました議案2件に対する審査経過の概要並びに結果についての報告を終わります。 ○島村勉議長 以上をもって、付託議案に対する各委員長の審査報告を終わります。 この際、申し上げます。これより暫時休憩いたしますが、この間に各委員長報告に対して質疑のある方、並びに議案に対して討論のある方は通告願います。 △休憩の宣告 ○島村勉議長 暫時休憩いたします。     午前10時10分 休憩     午前10時28分 開議出席議員(14名)    1番     2番     3番     4番    5番     6番     7番     8番    9番    10番    11番    12番   13番    14番欠席議員(なし)説明のため出席した者 市長      副市長     総務部長    企画財務部長 市民福祉部長  経済環境部長  まちづくり部長 会計管理者 消防長     総務課長    教育長     学校教育部長 生涯学習部長  代表監査委員 △開議の宣告 ○島村勉議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第2 各委員長報告に対する質疑 ○島村勉議長 日程第2、各委員長報告に対して質疑を行います。 通告はありませんので、質疑を終結いたします。 △日程第3 議案(第46号-第56号)に対する討論
    島村勉議長 次に、日程第3、議案に対して討論を行います。 通告がありますので、発言を許可いたします。 まず、8番、柳沢暁議員。     〔8番柳沢 暁議員登壇〕 ◆8番(柳沢暁議員) 通告に基づき、順次討論いたします。 議案第46号 令和元年度羽生一般会計歳入歳出決算について、反対の立場から討論いたします。 令和元年度決算には、市民の願いをかなえるための子育て支援拠点施設の整備や雨水・浸水対策、地球温暖化対策、予防接種の推進など、すばらしい事業が含まれております。しかし、容認できない部分があります。 住民の生活は、消費税率10%増税や新型コロナウイルスの影響により、大変厳しい状況です。羽生市の令和元年度決算付属資料によると、個人市民税滞納繰越分の徴収状況は収入未済額4,412万円、収入未済件数738件であり、住民の生活が大変厳しい状況がここに表れているのではないでしょうか。 地方自治体の役割は、市民の暮らしと命を守ることであり、その役割を果たせる市政でなくてはなりません。その立場で決算を見た場合、何点か問題点を指摘いたします。 まず、第1に、証明書等のコンビニ交付サービスについてです。 マイナンバーカードを使う住民票などのコンビニ交付サービスは、全体の枚数4万8,272枚に対し、コンビニ交付は1,702枚、税証明はコンビニ交付では発行できない証明などがあるので、それを考慮すると、コンビニ交付の割合は3.88%です。つまり、100人中4人しかコンビニ交付を利用していないことになります。 コンビニ交付の発行経費についてですが、588万4,364円に対して1,702枚の交付であり、1枚当たり3,457円の経費、これに対し、コンビニ交付導入前の平成29年度の経費は、住民票の写し1枚当たり564円です。住民票等のコンビニ交付は費用対効果が悪い事業であり、廃止すべきです。 第2に、市民生活課窓口業務民間委託1,635万円についてです。住民のプライバシーに関わる戸籍業務を民間に任せるのではなく、市の職員が行うべきです。 第3に、都市交流事業366万円についてです。ベルギー王国デュルビュイ市に訪問した費用を含んでおり、こうした都市交流事業は縮小すべきです。 第4に、部落解放運動団体への補助金498万円についてです。県内では同和事業を廃止する自治体が広がっています。ところが、羽生市は同和事業を継続し、同和運動団体に498万円もの多額の補助金を支出しており、廃止すべきです。 第5に、清掃センター焼却施設の修繕、バグフィルターと減温塔更新工事4億3,780万円を競争入札ではなく随意契約で行なっていることです。随意契約ではなく競争入札で行い、費用を少しでも少なく抑えるように努力すべきです。 以上の点から、議案第46号について反対いたします。 次に、議案第47号 令和元年度羽生国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、反対の立場から討論いたします。 羽生市の令和元年度決算付属資料によると、国保税の滞納繰越分の徴収状況は、収入未済額は1億3,938万円、収入未済件数812件です。国保税が高く支払えない状況がここに表れているのではないでしょうか。法定外繰入れを増やし国保税を引き下げるなど、対策を行い、支払える金額にすべきだと考えます。 以上、議案第47号に反対いたします。 次に、議案第53号 令和元年度羽生水道事業会計利益の処分及び決算について、反対の立場から討論いたします。 令和元年度の水道事業会計の当期純利益は1億1,291万円、現金預金は10億5,018万円です。新型コロナウイルスの影響による負担軽減を図るなどの目的で、加須市や行田市など水道料金を一定期間無料にするなど、自治体が広がっています。羽生市でも、現金預金およそ10億5,000万円の一部を活用して水道基本料金を一定期間無料にするなど、負担軽減を図るべきだと考えます。 以上、議案第53号に反対いたします。 次に、議案第54号 令和2年度羽生一般会計補正予算(第6号)について、反対の立場から討論いたします。 プレミアム付商品券を発行するための商工業支援事業費補助金2,350万円についてですが、昨年実施された羽生市でのプレミアム付商品券の業種別取扱い状況は、食堂、料亭で使用された割合は1.3%と低くなっております。これに対し、スーパーマーケットなどの食料品小売業で使用される割合が78.3%、ドラッグストアが8.3%、合わせて86.6%、およそ9割です。どちらの業種も新型コロナウイルスの影響を受けにくく、売上げが増加した店舗もあるといった報道もされています。 このことから、プレミアム付商品券の多くは、新型コロナの影響を受けにくい業種で使用されることが考えられます。市内の飲食店やガソリンスタンドでは、お客さんが減り、売上げが減って大変といった声があります。 また、プレミアム付商品券は、手元にお金がある方しか購入することができません。手元にお金がない、困っている方は購入ができません。新型コロナウイルスの影響で困っているところへの支援を手厚くするべきだと考えます。 以上の点から反対いたします。 以上、討論を終わります。 ○島村勉議長 次に、6番、野中一城議員。     〔6番野中一城議員登壇〕 ◆6番(野中一城議員) 通告に基づき、順次討論をいたします。 議案第46号 令和元年度羽生一般会計歳入歳出決算について、賛成の立場から討論を行います。 当初予算における歳入額は180億7,000万円、予算現額は197億6,641万7,325円、収入済額は196億5,371万4,976円、収入率99.4%になりました。歳出に関しては185億7,906万3,569円で、執行率94%となりました。主要な事業は、おおむね当初予算の事業の目的を遂行すべく取り組まれたものと理解することができます。 予算執行という視点から見ても、極力経費の削減を目指して事業に取り組む姿勢が決算書から読み取ることができます。 それでは、当該議案の賛成のよりどころとなる幾つかの事業について、款別に述べさせていただきます。 初めに、第2款総務費部落解放運動団体補助金498万9,000円については、今日まで日本が抱える歴史的差別・人権問題の解消のための補助金となっており、その道程の過程的措置であると考えます。よって、妥当性のあるものと判断いたします。 第3款民生費に係る諸事業は、市民サービスの最前線と捉え、子育て支援から高齢者福祉までの守備範囲の広い諸事業を過誤なく適切に執行と評価できます。 第7款商工費に係る事業の中で、中心市街地の活性化やまちの商工業振興に向けた諸事業は、関係職員の尽力により一定の効果が認められます。また、新たな事業への展開も見られます。一層の取組を期待しています。 第9款消防費、羽生南小学校校庭貯留施設整備工事は、水害対策の浸水被害を軽減する事業であり、その効果を認めます。今後も多様な水害対策を期待しております。 第10款教育費に係る事業の中で、新郷第二小学校、西中学校の屋内運動場の改修工事では、地震の際の二次被害防止のため、天井落下から児童の生命を守るために、その具現化として天井落下防止ネットの設置を行なったことは評価できます。今後も、地震災害から児童・生徒の命を守る耐震化対策への取組が継続的に行われることを望みます。 以上、議案第46号 令和元年度羽生一般会計歳入歳出に賛成の立場から討論を終わります。議員各位のご理解の下、ご賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○島村勉議長 次に、11番、中島直樹議員。     〔11番中島直樹議員登壇〕 ◆11番(中島直樹議員) 議案第46号 令和元年度羽生一般会計歳入歳出決算について、議案第54号 令和2年度羽生一般会計補正予算(第6号)について、反対の対場から討論いたします。 まず、議案第46号 令和元年度羽生一般会計歳入歳出決算について申し上げます。 令和元年度羽生一般会計歳入歳出決算のうち、人々の生活を守るための経費、その他経常的にかかる経費について反対するものではありません。これらは、おおむね適正に執行されているものと認識をしております。 反対の大きな理由は、度々この場で申し上げております。羽生市のキャラクターに関する事業に関しては行政から切り離し、民間に任せ、収益を上げる仕組みを構築すべきです。観光都市ではない羽生市の観光事業や、事業効果が曖昧な国際交流事業に過剰な予算や人員を割くのではなく、進む少子化、進む高齢化に起因する縮小する社会構造に対する備え、公共施設の統廃合や老朽化が著しい清掃センターの将来について、真剣に取り組むべきであると考えます。 そして、今回最も強く申し上げたいのは、低所得者・子育て世帯向けプレミアム付商品券事業についてです。都市民生委員会での商品券の名称に対する私の質疑に対して、政府からの事業名をそのまま使ったとの答弁がありました。商工課、社会福祉課も記載、掲載の誤り、誤字について認めておりますが、そのまま使ったのならば、この商品券は低所得者・子育て「世代」ではなく、「世帯」とあるはずです。 さらに、商品券の名称については、所得の少ない方に対して著しく配慮が欠けております。数々の厳しいご意見をいただきました。そのご意見の中で最も私が印象的だったのは、事業案内の通知が羽生市から届いたことを受け、お上から貧乏人のお墨付を頂いたと嘆いている方がおりました。他の自治体にお住まいの方や、また他の自治体議員からも、この羽生市の低所得者・子育て世帯向けプレミアム付商品券事業の名称については、大変に厳しいご意見を複数いただいております。 さらに、この事業の商品券発行について、社会福祉課、商工課のしかるべき立場の方々が決裁を行なっているはずです。多くのしかるべき方々が、商品券発行事業名について何ら疑問を持つことなく、また誤字について気づくことなく、書類が右から左に流れてしまっていることに対して、組織の緩みや傲慢さを感じざるを得ません。 続いて、議案第54号 令和2年度羽生一般会計補正予算(第6号)について申し上げます。 各種の減額補正や一般廃棄物処理施設整備基金への基金の積み増しなどについては、大いに評価すべきものと考えております。 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金3,846万9,000円の一部を活用し、観光費一般経費として高価なビデオカメラをはじめとする撮影機材を購入するとして、この補正予算では購入するとしております。お話を伺う、答弁を、説明を聞く限りでは、マニアには垂涎物の機材を購入するとのこと。 映像作成はアイデアと創造性の世界です。どんなに立派な機材をそろえたところで、すばらしい映像が撮れるものではありません。そして、これらの機材の購入は、現在の新型コロナ禍において優先すべきものではないと私は考えます。 また、羽生市の魅力商品開発支援事業補助金1,000万円についても、民間の商品開発に行政がどこまで関わるべきなのかということに対して、さらには、業者選定はこれからとのことですが、にもかかわらず、具体的に急速冷凍機、真空パック器などが挙げられており、公平・公正という点において疑念が晴れません。 以上の理由から、議案第46号 令和元年度羽生一般会計歳入歳出決算について、議案第54号 令和2年度羽生一般会計補正予算(第6号)について反対いたします。 ○島村勉議長 次に、1番、斉藤万紀子議員。     〔1番斉藤万紀子議員登壇〕 ◆1番(斉藤万紀子議員) 議案第54号 令和2年度羽生一般会計補正予算(第6号)について、反対の対場から討論いたします。 コロナ解雇6万人超という大きな見出しが、先週金曜日の埼玉新聞の一面となりました。9月23日時点で、見込みも含めて6万439人、5万人を超えた8月31日から20日余りで1万人増え、非正規を中心にその増加のスピードが速まり、失業者数に歯止めがかからない状況だとの内容でした。 羽生市におきましても、9月までに寄せられた65件の住居確保給付金の相談は働き盛りの30代から50代がほとんどで、認定された30件のうち、ひとり親世帯も2割弱含まれるとのことでした。私は、ちょうど相談者の皆さんと同じ世代に当たり、学齢期の子どもを持つ世代であるとも言えると思います。 今回の補正で財源として利用されている国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金は、感染拡大の防止や感染拡大の影響を受けている地域経済への支援、そして住民生活の支援が目的となっています。この交付金の活用事例は多岐にわたり、子育て世帯支援活動事業や家計急変の学生への支援事業、こども食堂が活動できない場合のテークアウトなどの臨時代替事業など、住民支援のための様々な活用についても紹介されています。 しかし、今回の羽生市の補正予算では、羽生市の動画を作成するためのカメラや照明、音声機材の予算150万円、二度目となるプレミアム付商品券事業の予算2,350万円、羽生市の魅力商品開発支援事業の予算1,000万円など、商工・観光に関する活用がメインの予算編成となっています。 羽生市では、7月の補正も含め、国からの新型コロナ地方創生臨時交付金5億2,267万8,000円のうち、住民の生活支援に充てられた予算は3,289万円であり、それは全体の額のたった6.29%分にすぎません。 現在、羽生市の子どもたちは、進学について、金銭面の不安なくしっかりと学ぶことができているでしょうか。生活や教育の費用は、子どもの生存に直結することですが、たった6%の予算で、コロナ禍で大きな打撃を受けた市民への支援は十分行き届いたと言えるでしょうか。今回の補正で組まれた高価なカメラや照明機材は、本当に今必要で、それは住民の生活支援より優先されるべきものなのでしょうか。 他市の動向を見極めながらという答弁があります。けれども、地域性と財政面を考慮し、横並びにはしないというときもあります。矛盾していると問うているわけではありません。市民に深く寄り添うことで初めて、それはどちらとも成り立つことだと考えます。 9月に発表されたユニセフによる子どもの幸福度調査では、日本の子どもの精神的幸福度が38か国中最低レベルであるとのレポートが出され、また、厚生労働省によると、8月以降、10代、20代の自殺が大きく増えているという報告が出されています。日本は世界的に見ても、子どもの教育や支援に公的な予算がつかない国ではありますが、子どもたちが実際に暮らしているのはそれぞれの自治体であり、ここ羽生市であり、その責任は非常に大きいと言えます。 今回のコロナ禍において、ひとり親世帯や非正規労働者など、もともと社会的に弱い立場にあった方々に特に大きなしわ寄せがのしかかっていることは、様々なデータから明らかになっています。声の小さいところ、弱いところに目を向けてこそ、公共の意味があると考えます。まずは市民の命と財産を守ることに直結する事業を優先すべきではないでしょうか。 議員各位には、この補正予算編成は本当に市民に寄り添った予算となっているのか、全ての人にしっかり納得のいく説明をすることができるのかを問い、また7月に引き続きとなりますが、今後更なる子育て世帯や困窮世帯への支援を求め、討論を終わらせていただきます。 ○島村勉議長 次に、5番、斉藤隆議員。     〔5番斉藤 隆議員登壇〕 ◆5番(斉藤隆議員) 議案第46号 令和元年度羽生一般会計歳入歳出決算について、賛成の対場から討論を行います。 当該決算における歳入総額は196億5,371万4,000円、歳出総額は185億7,906万3,000円、歳入歳出差引額10億7,465万1,000円、継続費逓次繰越額170万円、繰越明許費繰越額3,101万4,000円となり、翌年度へ繰り越すべき財源は3,271万4,000円、実質収支額は10億4,193万7,000円となりました。 歳入第21款市債は、臨時財政対策債6億9,389万8,000円を含めて18億7,199万8,000円、一方、歳出第11款公債費は19億1,087万7,405円となり、公債費が市債を3,887万9,405円上回り、わずかですが市債残高の減少に寄与しています。 市税における収入未済額は1億6,088万9,771円で、前年度に比べて1,691万2,218円、率にして9.5%の減少となりました。関係者による地道な収納事業が数字の上で示されたものと理解いたします。また、その証左のためにも、引き続き収入未済額の減少に取り組まれていくことを期待したいと思います。 歳出に関わる諸事業は、おおむね当初予算及び補正予算における事業目的の遂行を目指し、効率的・効果的な事業執行が行われたものと考えます。 さて、それでは、俯瞰しつつ、賛成のよりどころとなる幾つかの事業について述べてみたいと思います。 第3款民生費中、新設された地域子育て支援拠点は、新型コロナウイルス感染症の影響により一時閉鎖された以前においては利用率もよく、何よりも子育て相談等において大きな成果が上げられつつあり、今後に大きな期待が寄せられる事業であると考えます。 第4款衛生費において、出産におけるリスクを最小限に抑えつつ、安全・安心な出産のための妊婦一般健康診査事業は、対象となる妊婦に寄り添う事業遂行が感じ取れます。 第6款農業費において、農業委員及び農地利用最適化推進委員による農地利用の集積・集約化、遊休農地の発生防止等については、一定の成果が出ることを見たことも評価したいと思います。また、農業基盤整備事業にあっては、地域の要望を着実に形とした事業推進がなされたものと考えます。 第7款商工費における商店街空店舗対策モデル事業は、着実な成果を残すとともに、創業支援事業についても多角的な施策の下、中心市街地の活性化及び新たな羽生市の商工業の発展への希望であると考えます。 第8款土木費においては、羽生市の基盤整備を担うべき道路改良事業は、当初の予定を完遂するとともに、極力事業経費を圧縮するための心労が決算書からうかがえ、評価すべきものと考えます。 第9款消防費においては、市民の命と財産を守り、安心・安全の提供をするとの強き使命感の下、羽生第二消防センター新築工事、消防本部庁舎空調設備改修工事、消防職員及び消防団員の装備の充実を図るなど、評価すべきものと考えます。 第10款教育費においては、羽生市の未来における学校の在り方について、学校適正規模審議会の設置は、やや遅きにとの感はありますが、それでもなお、教育委員会の学校未来構想への視座は評価しなければなりません。学校図書館の図書整備については、学校図書館図書標準の達成を単に目指すのではなく、子どもたちにとって最良の学校図書館の環境整備を目指す姿勢に共感が持てます。 ここで、委員会でも話題となりました羽生市プレミアム付商品券取扱店ステッカーについて所感を申し上げます。 当該ステッカーのデザインについて、一語で表現すれば、秀逸と評価したいと考えます。さきに中島議員より指摘されましたとおり、「低所得者・子育て世代向けプレミアム付商品券」と10ポイント程度の大きさ、色は黄褐色で表記されています。 「低所得者」との表記は、市民に寄り添うべき行政の姿勢としては、細やかな配慮に欠けるとの指摘は妥当性があるものと考え、中島議員と同意であり、今後、再度同様のことがないよう望むものであります。「子育て世代」との表記については、俯瞰して見れば、広義の意味において重篤な誤りではなく、むしろ許容されるべきものと考えます。 いずれにしても、木を見て森を見ずの例え、また、小事にとらわれ大事を失うこととならぬよう、時としてバードアイの視座を持ちつつ、心していきたいものと考えております。 以上、議員各位の賛意をお願い申し上げ、賛成討論といたします。 ○島村勉議長 以上で、通告による討論は終わりました。 これをもって、討論を終結いたします。 △日程第4 議案(第46号-第56号)の採決 ○島村勉議長 次に、日程第4、議案第46号から同第56号までの11議案を順次採決いたします。 なお、議会運営委員会の協議に基づき、新井貫司議員に限り、挙手による表決を認めます。 初めに、議案第46号 令和元年度羽生一般会計歳入歳出決算を採決いたします。 本案に対する各委員長報告は認定であります。 各委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○島村勉議長 起立多数であります。 よって、本案は認定されました。 次に、議案第47号 令和元年度羽生国民健康保険特別会計歳入歳出決算を採決いたします。 本案に対する委員長報告は認定であります。 委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○島村勉議長 起立多数であります。 よって、本案は認定されました。 次に、議案第48号 令和元年度羽生都市計画下水道事業特別会計歳入歳出決算を採決いたします。 本案に対する委員長報告は認定であります。 委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○島村勉議長 起立多数であります。 よって、本案は認定されました。 次に、議案第49号 令和元年度羽生中小企業従業員退職金等共済事業特別会計歳入歳出決算を採決いたします。 本案に対する委員長報告は認定であります。 委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○島村勉議長 起立全員であります。 よって、本案は認定されました。 次に、議案第50号 令和元年度羽生住宅資金貸付事業特別会計歳入歳出決算を採決いたします。 本案に対する委員長報告は認定であります。 委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○島村勉議長 起立全員であります。 よって、本案は認定されました。 次に、議案第51号 令和元年度羽生介護保険特別会計歳入歳出決算を採決いたします。 本案に対する委員長報告は認定であります。 委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○島村勉議長 起立多数であります。 よって、本案は認定されました。 次に、議案第52号 令和元年度羽生後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算を採決いたします。 本案に対する委員長報告は認定であります。 委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○島村勉議長 起立多数であります。 よって、本案は認定されました。 次に、議案第53号 令和元年度羽生水道事業会計利益の処分及び決算を採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決及び認定であります。 委員長報告のとおり可決及び認定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○島村勉議長 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決及び認定されました。 次に、議案第54号 令和2年度羽生一般会計補正予算(第6号)を採決いたします。 本案に対する各委員長報告は原案可決であります。 各委員長報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○島村勉議長 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第55号 令和2年度羽生市下水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。 委員長報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○島村勉議長 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第56号 財産の取得についてを採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。 委員長報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○島村勉議長 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第5 議案(第57号、第58号)の上程、採決 ○島村勉議長 次に、日程第5、議案第57号及び同第58号の2議案を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 市長。     〔河田晃明市長登壇〕 ◎河田晃明市長 ただいま上程されました議案第57号及び同第58号の2議案について、提案の理由を説明申し上げます。 初めに、議案第57号 令和2年度羽生一般会計補正予算(第7号)について申し上げます。 本案は、去る9月24日に埼玉県議会にて可決された県補正予算を活用し、65歳以上の高齢者や60歳から64歳までの基礎疾患を持つ方を対象に、インフルエンザワクチンの予防接種を無償化するための経費を計上するものです。 なお、対象者の早期接種を促すため、無償化の対象期間を来月10月1日からとしたいので、本日ご審議いただくものです。 お手元に配付してあります別冊5の補正予算書をご覧ください。 まず、第1条歳入歳出予算の補正におきまして、歳入歳出それぞれ1,960万円を追加するものです。 6ページ、7ページの歳出事項別明細書をご覧ください。 第4款衛生費、第1項保健衛生費、第2目予防費につきましては、高齢者等のインフルエンザ予防接種の無償化に伴う予防接種委託料の増額について、所要の措置を講じるものです。 次に、議案第58号 財産の取得について(2)について申し上げます。 本案は、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条に基づき提出するものです。 内容につきましては、感染症対応車両として運用する高規格救急自動車の購入について、羽生市工事請負業者等指名委員会の決定に基づき、去る9月16日に埼玉トヨタ自動車株式会社ほか6者による指名競争入札を執行いたしました。 入札の結果、埼玉日産自動車株式会社フリート営業部が金2,436万5,000円で落札したので、同社と仮契約を締結したものです。 以上、慎重審議いただきまして、いずれもご可決賜りますようお願い申し上げ、説明を終わります。 △休憩の宣告 ○島村勉議長 暫時休憩いたします。     午前11時11分 休憩     午前11時33分 開議出席議員(14名)    1番     2番     3番     4番    5番     6番     7番     8番    9番    10番    11番    12番   13番    14番欠席議員(なし)説明のため出席した者 市長      副市長     総務部長    企画財務部長 市民福祉部長  経済環境部長  まちづくり部長 会計管理者 消防長     総務課長    教育長     学校教育部長 生涯学習部長 △開議の宣告 ○島村勉議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 お諮りいたします。全て発言は通告制になっておりますが、ただいま議題となっております2議案、並びに本日これより上程されます各議案については、会議規則第52条に準じ、通告なしで発言を許可したいと思います。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○島村勉議長 ご異議なしと認めます。 よって、ただいま議題となっております2議案、並びに本日これより上程されます各議案については、通告なしで発言を許可いたします。 これより2議案に対し質疑を行います。 質疑のある方は順次発言を願います。 10番、峯嵜貴生議員。     〔10番峯嵜貴生議員登壇〕 ◆10番(峯嵜貴生議員) 議案第57号 令和2年度羽生一般会計補正予算(第7号)について質疑いたします。 第4款衛生費、第1項保健衛生費、第2目予防費について質問いたします。 こちら、高齢者インフルエンザワクチン接種の補助金でございますけれども、なぜこの最終日での上程ということになっているのでしょうか。タイミングの理由について伺いたいと思います。 それから、無償化対象者への積算根拠、何人を見込んでいるのかというのをお伺いします。 それから、3点目は、これは全国一斉のことだと思いますので、ワクチンの確保ができるのかどうかをお伺いいたします。 それから、4点目、こちらのほうは、どのような方法で、このワクチンが無償化になるというのをお知らせしていくのかというのを伺います。 以上4点、よろしくお願いします。 ○島村勉議長 ただいまの質疑に対して答弁を求めます。 市民福祉部長。     〔飯塚丈記市民福祉部長登壇〕 ◎飯塚丈記市民福祉部長 10番、峯嵜議員の質疑に答弁を申し上げます。 まず、1点目、この時期、このタイミングということでございますが、9月24日に埼玉県議会にて可決されたことに伴いまして、今回の最終日の補正計上ということで対応いたしました。 続いて、2点目の積算根拠でございますけれども、こちらについては、参考資料5をご覧いただきたいと思いますが、こちらについては、まず予算の内訳といたしまして、合計で1,960万円で、まず自己負担金については、羽生市の場合は1,000円補助と、1,000円の自己負担でやっておりますので、この方、この人数につきましては、高齢者数1万6,470人の、当初予算では45%想定で予算計上しているんですが、これが上昇するだろうということで、60%で積算をしております。 60%といいますと、これが約9,800人です。そうしますと、1,000円掛ける9,800人で980万円、それに、自己負担金の無償による接種率の上昇、この影響額といたしまして、45%積算が60%になりますので、15%分の方の掛けることの3,950円ということになりまして、こちらがやはり約980万円、合計で今回の補正額ということで、1,960万円で計上したということでございます。 ただし、このうち、自己負担金1,000円分掛ける9,800人、これについては県から補助が入ってまいりますので、羽生市の単独での支出については約980万円ということになろうかと思います。 続いて、3点目のワクチンの確保についてでございます。 こちらにつきましては、9月25日に埼玉県医師会のほうから郡市の医師会に通達が来ております。この内容につきましては、やはりワクチンの今後の動向は、後日調査をしますけれども、取りあえずは、供給量については昨年並みということで通達がきております。ですから、昨年並みの供給量ということでありまして、具体的な数については、まだ把握ができていない状況だと思います。 さらに、もし仮に、これでワクチンの確保がままならずに、不足が見込まれるということになった場合には、通常、6か月児から12歳の子どもたちなんですけれども、2回接種が基本的にはされておりますが、この辺を1回接種にするというようなことも検討するというようなことが言われております。現状では以上になっております。 そして、4点目、周知方法でございますが、今回、10月1日号の「広報はにゅう」にて記事を掲載いたしまして、市民に周知を図るとともに、ホームページのアップ、さらには医療機関での周知ということで、広く周知を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○島村勉議長 峯嵜貴生議員。     〔10番峯嵜貴生議員登壇〕 ◆10番(峯嵜貴生議員) ご答弁ありがとうございました。 ちょっと意地悪な質問なんですけれども、1点目の9月24日の県議会での議決を受けて、こちらの予算が市のほうに下りてきたということで、対応されたということで、スピード感を持って対応しているということは理解したんですけれども、あえてお聞きしますけれども、これが12月議会で、じっくり委員会を通して、もんで可決されるということを選ばず、この最終日の本会議での問答を経ての議決を目指すというスピード感は、これはインフルエンザがはやる時期を考慮してなのか、その理由について伺いたいと思います。 以上、再質疑といたします。 ○島村勉議長 ただいまの再質疑に対して答弁を求めます。 市民福祉部長。     〔飯塚丈記市民福祉部長登壇〕 ◎飯塚丈記市民福祉部長 峯嵜議員の再質疑に答弁を申し上げます。 9月24日の県議会を受けてということで、12月議会でもよかったのではないかということでございますが、やはりインフルエンザワクチン、早々に国のほうとしても、10月1日から接種を高齢者については開始したいというような通達が以前から来ておりましたので、この議決を受けまして、私どもも当然、議会開催中でございますので、議員の皆様に周知をした上で、スピード感を持って対応しようということでの今回の上程でございます。 以上、答弁といたします。 ◆10番(峯嵜貴生議員) 了解しました。 ○島村勉議長 ほかに質疑はございませんか。 中島直樹議員。     〔11番中島直樹議員登壇〕 ◆11番(中島直樹議員) 議案第57号 令和2年度羽生一般会計補正予算(第7号)についてお伺いいたします。 インフルエンザ予防接種の無償化についての補正予算ということです。65歳以上と60歳から64歳までの基礎疾患を持つ方が対象と提案理由説明でありました。参考資料5では一部示されておりますが、60歳から64歳までの方の基礎疾患とは、具体的に何を示しているのか。そして、その基礎疾患というのは、誰が判断した上での基礎疾患なのかお伺いいたします。 そして、インフルエンザの予防接種ワクチンについては、県単位で割り当てられるというふうに伺っております。埼玉県に割り当てられたものが、今回羽生市に来るわけですが、羽生市の割当てはどの程度なのか、また、その割当てで、65歳以上及び60歳から64歳までの基礎疾患を持つ方を全てフォローできるのかどうなのかをお伺いいたします。 ○島村勉議長 ただいまの質疑に対して答弁を求めます。 市民福祉部長。     〔飯塚丈記市民福祉部長登壇〕 ◎飯塚丈記市民福祉部長 中島議員の質疑に答弁を申し上げます。 まず、1点目、60歳から64歳で基礎疾患を持っている方とはどのような方かということでございますが、これにつきましては、60から64歳で心臓、腎臓、呼吸器または免疫の機能に重度の障がいを有し、障がい者手帳1級を有している方という定義になります。ですから、当然ながら、この判断につきましては、障がい者手帳を有しているかどうかということになってくるわけですけれども、これは手帳をもって判断するということになります。 それから、ワクチンにつきましては、県単位で割り振りということでございますが、先ほど峯嵜議員の答弁でも申し上げましたが、9月25日付で埼玉県の医師会から郡市医師会に通達が出ておりまして、この中で、先ほど申し上げましたように、供給量についてはほぼ昨年並みという表現しかされておりません。ですから、具体的な数というのは、まだ何も示されていない状況ではございますけれども、今後、この辺については注視をしていきたいというふうに考えております。 さらに、高齢者分については足りるのかということでございますが、今回、高齢者については、10月1日からの接種ということで進めます。ですから、現状では足りるというふうに考えてはおりますが、極端な接種率の上昇、これが80%だとか90%ということになりますと状況も変わってまいりますが、現状想定した中では、高齢者の分については足りるというふうに認識をしておるところでございます。 以上、答弁といたします。 ○島村勉議長 中島直樹議員。     〔11番中島直樹議員登壇〕 ◆11番(中島直樹議員) 市民福祉部長の今の答弁で、高齢者については足りるということでした。 今回、補正予算で上がっているのは無償化、60歳から64歳までの基礎疾患を持つ方、65歳以上の高齢者ということで補正予算を組まれていて、数は足りると想定しているということでしたけれども、インフルエンザは高齢者だけかかるものではなくて、これまでも一部、予防接種に助成をしていた、年齢関係なく助成していたということもありますけれども、そのほかの部分に弊害というか、受けたい人が受けられないこともあり得るかもしれない、その辺の割り振りとかというのはどのようになっているのか教えてください。お願いします。 ○島村勉議長 ただいまの再質疑に対して答弁を求めます。 市民福祉部長。     〔飯塚丈記市民福祉部長登壇〕 ◎飯塚丈記市民福祉部長 中島議員の再質疑に答弁を申し上げます。 こちらの、やはり供給量の問題なんですけれども、まず10月1日から高齢者が受けられるようになります。そこは恐らく足りるであろうということは、私も先ほど申し上げました。 さらには、実は時間差で、10月20日からが子どものインフルエンザを対象に、今想定をしております。この20日というのは、例年羽生市がやっている時期なんですけれども、だから、そのときにインフルエンザのワクチンの状況がどうなるのか。恐らくその辺について、今県が、通達も来ておりますが、供給量の調査をいずれ行いますよというような通知が来ております。 ですから、県もかなりそこは懸念をしているところだと思いますので、今一概には言えませんが、やはりそこで、高齢者が全部打ち終わりましたよ、まだ終わらないかもしれないんですけれども、その後、子どもたちの分がどの程度あって、どの程度の供給ができるんだというようなことは、恐らくこれからなんだと思います。 ですから、先ほどもちょっと申し上げましたが、小さいお子さんたちが、2回接種のところが1回になる可能性もあるというような文言もございます。県もその辺について、今一生懸命、かなり明確になるように調査を進めておると思いますので、私どもも協力できるところはしっかりと協力して、明確になるように努めてまいりたいというふうに考えております。 以上、答弁といたします。 ◆11番(中島直樹議員) 了解しました。 ○島村勉議長 ほかに質疑はございませんか。 8番、柳沢暁議員。     〔8番柳沢 暁議員登壇〕 ◆8番(柳沢暁議員) 議案第58号 財産の取得について(2)について質疑いたします。 本案は、高規格救急自動車の導入、新型コロナウイルス感染症等における傷病者搬送の体制を確保するために財産を取得するものですが、8月20日の入札の際には不調となり、今回落札となりました。仕様の変更など、内容の変化、そういうものがあったのかどうか、その点についてお伺いします。 以上、質疑といたします。 ○島村勉議長 ただいまの質疑に対して答弁を求めます。 消防長。     〔鈴木順一消防長登壇〕 ◎鈴木順一消防長 8番、柳沢議員の議案質疑、議案第58号 財産の取得について(2)について答弁申し上げます。 議員申されたとおり、8月20日の1回目の入札では不調となり、仕様の見直しを行なったものでございます。予算額内での設計の変更でございます。 参考に、主な変更内容を申し上げます。 二次災害防止対策として、車両後退時に周囲への注意を促す音声後退警報器や、夜間及び車両停車時に救急自動車をいち早く認識していただけるよう、再帰性に富んだ赤色の反射テープの追加、さらには無線部分の共用器等を増設し、活動スペースを最大限確保する変更を行なったものです。 参考に、前回設計額から金額として40万7,000円、税込みですが増額を行い、2,482万7,000円へと設計変更を行なったものでございます。 以上、答弁といたします。 ○島村勉議長 柳沢暁議員。     〔8番柳沢 暁議員登壇〕 ◆8番(柳沢暁議員) 再質疑いたします。 今回、設計を見直したということなんですけれども、見直した際に、そういうものを新しくつけたということだと思うんですよね。そのものとしては、最初からつけて設計するということもできたと思うんですけれども、今回あえてそれをつけたというのが、どういったところからそのものをつけたのか、その点についてお伺いいたします。 以上、再質疑といたします。 ○島村勉議長 ただいまの再質疑に対して答弁を求めます。 消防長。     〔鈴木順一消防長登壇〕 ◎鈴木順一消防長 8番、柳沢議員の再質疑に答弁申し上げます。 最初の仕様といたしましては、予算額がありまして、前回購入したのが平成29年というところも参考に、事業内容の変更も踏まえて、1回目から入札に臨んだわけですが、どうしても落札に至りませんでしたので、この1か月間ちょっとかかってしまいましたが、今回の議案上程となったわけでございます。 以上、答弁といたします。 ○島村勉議長 ほかに質疑はございませんか。     〔発言する者なし〕 ○島村勉議長 質疑も尽きたようですから、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております2議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○島村勉議長 ご異議なしと認めます。 よって、2議案については委員会への付託を省略することに決しました。 これより、ただいま議題となっております2議案に対して討論を行います。 討論のある方は順次発言を願います。 討論はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○島村勉議長 討論もないようですから、これをもって討論を終結いたします。 これより、ただいま議題となっております2議案を順次採決いたします。 初めに、議案第57号 令和2年度羽生一般会計補正予算(第7号)を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○島村勉議長 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第58号 財産の取得について(2)を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○島村勉議長 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第6 議案第59号の上程、採決 ○島村勉議長 次に、日程第6、議案第59号 羽生市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 市長。     〔河田晃明市長登壇〕 ◎河田晃明市長 ただいま上程されました議案第59号 羽生市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて説明申し上げます。 本市の教育委員会委員であります高瀬賢一さんの任期が、来る9月30日をもって満了となるため、引き続き同氏を任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、市議会の同意をいただきたく提案申し上げるものです。 高瀬賢一さんは、平成28年10月に就任以来、それまでの教員や社会教育指導員、公民館長としての経験や知識を生かし、本市の教育の振興にご尽力いただいております。 また、教育には学校・地域・家庭の連携が重要であるとのお考えをお持ちであり、その熱意をさらなる教育行政の発展に生かしていただけるものと期待しております。 以上、慎重ご審議いただき、ご同意賜りますようお願い申し上げ、説明を終わります。 ○島村勉議長 これより、議案第59号に対して質疑を行います。 質疑のある方は順次発言を願います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○島村勉議長 質疑がないようですから、これをもって終結いたします。 本案については先例により、委員会への付託及び討論を省略し、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。議案第59号 羽生市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、これに同意することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○島村勉議長 起立多数であります。 よって、本案はこれに同意することに決しました。 △日程第7 議案第60号の上程、採決 ○島村勉議長 次に、日程第7、議案第60号 羽生市監査委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 市長。     〔河田晃明市長登壇〕 ◎河田晃明市長 ただいま上程されました議案第60号 羽生市監査委員の選任につき同意を求めることについて説明申し上げます。 本市の監査委員であります渡邉義弘さんの任期が、来る9月30日をもって満了となるため、引き続き同氏を選任いたしたく、地方自治法第196条第1項の規定により、市議会の同意をいただきたく提案を申し上げるものです。 渡邉義弘さんは、税理士として長年活躍され、業界においても信望が厚く、現在、関東信越税理士国民健康保険組合埼玉県支部連合会理事長等に就任されております。 また、地方公共団体の外部監査制度研修を修められており、専門家としての厳しい姿勢で本市の財務管理をチェックしていただけるものと確信しております。 以上、慎重ご審議いただき、ご同意賜りますようお願い申し上げ、説明を終わります。 ○島村勉議長 これより、議案第60号に対して質疑を求めます。 質疑のある方は順次発言を願います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○島村勉議長 質疑はないようですから、これをもって質疑を終結いたします。 本案については、先例により委員会への付託及び討論を省略し、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。議案第60号 羽生市監査委員の選任につき同意を求めることについては、これに同意することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○島村勉議長 起立全員であります。 よって、本案はこれに同意することに決しました。 △休憩の宣告 ○島村勉議長 暫時休憩いたします。     午後零時03分 休憩     午後零時04分 開議出席議員(14名)    1番     2番     3番     4番    5番     6番     7番     8番    9番    10番    11番    12番   13番    14番欠席議員(なし)説明のため出席した者 市長      副市長     総務部長    企画財務部長 市民福祉部長  経済環境部長  まちづくり部長 会計管理者 消防長     総務課長    教育長     学校教育部長 生涯学習部長  代表監査委員 △開議の宣告 ○島村勉議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 △代表監査委員就任の挨拶 ○島村勉議長 この際、挨拶のため、監査委員から発言を求められておりますので、これを許可いたします。 監査委員。     〔渡邉義弘代表監査委員登壇〕 ◎渡邉義弘代表監査委員 ただいまの監査委員の選任におかれまして、議員の皆様方よりご同意を賜りました渡邉と申します。 このたび、監査委員として再任をいたしましたことにつきましては、その職務の重要性と責任の大きさに、改めて身の引き締まるところでございます。これまでの4年間の経験を生かし、監査委員として公平・公正な立場でその職務を進めてまいりたいと考えておりますので、議員の皆様、そして執行部の皆様には、これまで同様のご指導を賜りますよう心からお願いを申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。 △日程第8 閉会中の特定事件の委員会付託島村勉議長 次に、日程第8、閉会中の特定事件の審査の件を議題といたします。 本特定事件については、お手元に配付のとおり、総務文教委員長から閉会中に審査を行いたい旨の申出があります。 お諮りいたします。本特定事件については、総務文教委員長の申出のとおり、閉会中の審査事項として総務文教委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○島村勉議長 ご異議なしと認めます。 よって、本特定事件については閉会中の審査事項として、総務文教委員会に付託することに決しました。 △市長の挨拶 ○島村勉議長 以上で、今期定例会の議事全部を終了いたしました。 この際、挨拶のため、市長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。 市長。     〔河田晃明市長登壇〕 ◎河田晃明市長 一言お礼を申し述べさせていただきます。 本9月定例羽生市議会に際しましては、令和元年一般会計歳入歳出決算をはじめ、人事に関する提出議案などについて慎重ご審議を賜り、いずれもご認定、ご可決ないしはご同意をいただきましたことに心からお礼を申し上げます。 審議の過程において賜りました貴重なご意見、ご示唆、さらにはご議決の精神を十分尊重いたしまして、誠心誠意、適正な市政の執行に努めてまいりたいと存じます。 さて、新型コロナウイルス感染症ですが、爆発的な感染拡大は抑えられているものの、連日、全国各地で新規感染者が確認されており、いまだに終息を見通すことができない状況でございます。引き続き、市の会議やイベント等においては、3密対策に万全を期して進めていくとともに、学校現場においてはインフルエンザとの同時蔓延の防止を図ってまいります。 一方では、当市においては明るい話題もございます。岩瀬土地区画整理事業南工区では、大型商業施設として、去る7月22日にニトリ、8月26日はカインズホームがオープンし、明後日9月30日にはベルクがオープンする予定となっております。そして、この9月30日に、新しいまち「愛藍タウン」として、まちびらきの宣言を行う予定となっており、羽生市にさらなる活気をもたらすものと期待しております。 今後も市民に元気を与えられるよう、市の活性化を図ってまいりたいと存じますので、議員皆様には引き続き一層のご指導とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、お礼の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 △閉会の宣告 ○島村勉議長 以上をもって、令和2年9月定例羽生市議会、藍染議会を閉会いたします。     午後零時10分 閉会地方自治法第123条の規定により署名する。 令和  年  月  日        議長      島村 勉        署名議員    保泉和正        署名議員    松本敏夫        署名議員    丑久保恒行...