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  1. 春日部市議会 2019-06-18
    令和 元年 6月定例会−06月18日-08号


    取得元: 春日部市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-16
    令和 元年 6月定例会−06月18日-08号令和 元年 6月定例会              令和元年6月春日部市議会定例会 第22日 議事日程(第8号)                              令和元年6月18日(火曜日)  1.開  議  1.各常任委員長報告とそれに対する質疑  1.議案第41号から議案第44号、議案第46号から議案第58号まで並びに請願第1号及び請願第2号に対する討論、採決  1.議案第60号の上程、説明、質疑、討論、採決  1.議第8号議案の上程、説明、質疑、討論、採決  1.議第9号議案の上程、説明、質疑、討論、採決  1.議第10号議案の上程、説明、質疑、討論、採決  1.議第11号議案の上程、説明、質疑、討論、採決  1.特定事件継続審査の件  1.諸般の報告  1.市長の挨拶  1.閉  会 出席議員(32名)
         1番   井  上  英  治  議員      2番   酒  谷  和  秀  議員      3番   榛  野     博  議員      4番   坂  巻  勝  則  議員      5番   卯  月  武  彦  議員      6番   大  野  と し 子  議員      7番   石  川  友  和  議員      8番   水  沼  日 出 夫  議員      9番   佐  藤     一  議員     10番   松  本  浩  一  議員     11番   今  尾  安  徳  議員     12番   並  木  敏  恵  議員     13番   金  子     進  議員     14番   鬼  丸  裕  史  議員     15番   滝  澤  英  明  議員     16番   永  田  飛  鳳  議員     17番   吉  田     稔  議員     18番   山  口  剛  一  議員     19番   古  沢  耕  作  議員     20番   木  村  圭  一  議員     21番   鈴  木  一  利  議員     22番   荒  木  洋  美  議員     23番   会  田  幸  一  議員     24番   山  崎     進  議員     25番   河  井  美  久  議員     26番   海 老 原  光  男  議員     27番   栄     寛  美  議員     28番   岩  谷  一  弘  議員     29番   小 久 保  博  史  議員     30番   武     幹  也  議員     31番   栗  原  信  司  議員     32番   中  川     朗  議員 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長      石  川  良  三       副市長     種  村  隆  久   副市長     池  貝     浩       市長公室長   桜  井     厚   総合政策部長  中  島     拓       財務部長    宇  内  啓  介   総務部長    木  村  浩  巳       市民生活部長  大  川  裕  之   福祉部長    新  井  道  彦       こども未来部長 内  藤  信  代   健康保険部長  折  原  章  哲       環境経済部長  日  向     誠   建設部長    渡  辺  隆  之       都市整備部長  青  木     保   鉄道高架担当部長松  村  隆  司       会計管理者   土  渕     浩   消防長     佐  藤     晃       病院事業管理者 三  宅     洋   病院事務部長  深  堀  晴  彦       水道事業管理者職務代理者                                    会  田  和  彦   教育長     鎌  田     亨       学校教育部長  大  山  祐  二   学務指導担当部長柳  田  敏  夫       社会教育部長  村  田     誠   監査委員事務局長鈴  木  照  子       選挙管理委員会事務局長                                    木  村  浩  巳 本会議に出席した事務局職員   局長      白  子  高  史       主査      小  泉  勝  美   主事      杉  浦  健  太 △開議の宣告 ○金子進 議長  ただいまから本日の会議を開きます。  午前10時00分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △各常任委員長報告 ○金子進 議長  日程第1、各常任委員長報告とそれに対する質疑を行います。議案及び請願に対する審査の経過と結果について、順次報告を求めます。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇総務委員長報告 ○金子進 議長  最初に、総務委員長鈴木一利議員。                    〔鈴木一利総務委員長登壇〕 ◎鈴木一利 総務委員長  総務委員長の鈴木でございます。今定例会において、当委員会に付託された議案8件について、審査の過程における主な質疑及び討論並びに審査の結果を報告いたします。  最初に、議案第41号 専決処分の承認を求めるについて(春日部市税条例等の一部改正)を議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、法人税の電子申告の対象となる法人について伺いたいとの質疑に対し、国内に本店または主たる事務所を有する内国法人で、資本金または出資金が1億円を超える大法人と言われるものと、相互会社、投資法人特定目的会社が対象となっているものですとの答弁がございました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で承認すべきものと決しました。  次に、議案第42号 専決処分の承認を求めるについて(春日部市都市計画税条例の一部改正)を議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で承認すべきものと決しました。  次に、議案第44号 春日部市選挙長等費用弁償条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、国の基準に基づかない費用弁償の額で条例を制定した場合、どうなるのか伺いたいとの質疑に対し、市の費用弁償の額を高く設定した場合には、原則、国の基準額が交付され、低く設定した場合には、その費用弁償の額が交付されますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第46号 春日部市税条例等の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、今回は未婚の場合の控除が認められるということだが、既婚で単身になった男性、または女性はこれまでどうだったのか伺いたいとの質疑に対し、過去に婚姻していたが、配偶者との離別や死別により、一人で子供を扶養している方については、男性も女性も既に非課税の措置をとっているところですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第47号 春日部市手数料条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第52号 春日部市火災予防条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、スプリンクラーの基準は、改正前と具体的に内容は同じであるか伺いたいとの質疑に対し、内容的には一切変わらないものであり、表現方法を簡素化したものですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第53号 旧市立病院解体工事請負契約の締結についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、入札で1者しか応札がなかった理由についてどのように考えられるか、見解を伺いたいとの質疑に対し、事後審査方式一般競争入札を執行したが、これは資格審査を事後に行うことで、開札を行うまで業者同士、また行政さえもわからないシステムになっており、今現在、透明性、公平性、競争性が最も発揮できる入札制度であることから、適正な競争が行われた結果と考えていますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第56号 令和元年度春日部一般会計補正予算(第2号)、総務委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、旧市立病院の用地に駐車している車を解体工事に合わせて移動させるために新たに駐車場を借りるということだが、徒歩でどのくらいかかるのか伺いたいとの質疑に対し、最短ルートで約900メートルの距離となり、一般成人が徒歩で移動した場合、約10分程度を要するものと考えていますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、当委員会に付託された議案の審査の経過と結果についての報告を終わります。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇厚生福祉委員長報告 ○金子進 議長  次に、厚生福祉委員長水沼日出夫議員。                    〔水沼日出夫厚生福祉委員長登壇〕 ◎水沼日出夫 厚生福祉委員長  厚生福祉委員長の水沼でございます。今定例会において、当委員会に付託された議案8件及び請願2件について、審査の過程における主な質疑及び討論並びに審査の結果を報告いたします。  最初に、議案第43号 専決処分の承認を求めるについて(春日部市国民健康保険税条例の一部改正)を議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、国民健康保険税の減免が拡充される理由について伺いたいとの質疑に対し、国において、消費者物価の伸びを見込み、これまで軽減を受けていた方が対象から外れないよう見直しが行われたものですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で承認すべきものと決しました。  次に、議案第48号 春日部市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、災害援護資金の貸付実績について伺いたいとの質疑に対し、春日部市におきまして、災害援護資金の貸し付けについては、今までございませんとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第49号 春日部市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、国が連携施設を必要とした理由は何か伺いたいとの質疑に対し、国から示されている通知では、利用乳幼児に対する保育が適正かつ確実に行われ、家庭的保育事業者等による保育の提供の終了後も、満3歳以上の児童に対して必要な教育、または保育が継続的に提供されるよう、連携施設を適切に確保する必要があるとされていますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、この49号は、家庭的保育事業者等連携施設の確保についての規制を緩和するという内容になっています。家庭的保育事業連携施設は、保育の質を確保するために必要があって国が定めたにもかかわらず、国は連携施設を確保するための必要な対策をとらずに、その規制の緩和と解決の先送りをしているというふうに言わざるを得ません。春日部市においては、連携施設の確保と、よりよい保育のための努力をしているということは大変重要でありますし、引き続き公的な責任をしっかり担っていっていただきたいというふうに思いますけれども、今回の条例変更によってその保障がなくなるということが懸念されますので、条例の改正には反対をしますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、今回の一部改正は、厚生労働省令の改正に伴うものであり、家庭的保育事業等における連携施設の確保が著しく困難な場合や、経過措置の延長などについて対応するものです。この改正により、家庭的保育事業等における連携施設の確保や設定が著しく困難な場合に、連携施設の確保を求めないことを例外的に認めるなど、家庭的保育事業等の実態に即した柔軟な運用が認められることとなります。今後についても、保育の質を確保しつつ家庭的保育事業等の適切な運営と子供たちへの安心安全な保育の実施に向け、引き続き努力していただくことを要望し、賛成討論としますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第50号 春日部市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、政令指定都市も対象となる拡充の理由について伺いたいとの質疑に対し、これまで都道府県知事が行ってきた放課後児童支援員認定資格研修の実施者に政令指定都市の長を加えることにより、研修機会の拡大を図るものですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第51号 春日部市介護保険条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、条例改正の理由と介護保険料を軽減する理由について伺いたいとの質疑に対し、消費税の引き上げに伴い、介護保険法施行令が一部改正され、市町村民税非課税世帯である第1段階から第3段階までの第1号被保険者の保険料の軽減強化が示されました。それに合わせまして、本市の介護保険条例の保険料の規定を一部改正し、保険料の軽減を行っていくものですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第56号 令和元年度春日部一般会計補正予算(第2号)、厚生福祉委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、保育の質を確保するという点で市として何か対応するのか伺いたいとの質疑に対し、国の内閣府令で基準を設けることを予定していますので、そちらを踏まえて対応を図っていきたいと考えていますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、厚生福祉委員会所管分につきましては、幼児教育・保育の無償化に対応するための補正が主な内容となっています。幼児教育・保育の無償化は、本来お金の心配なく子育てできるということになるわけですから大いに歓迎なのですが、残念ながら、現在示されている内容は、問題が余りに多いというふうに言わざるを得ません。まず、保育料が高額になっているゼロから2歳児が無償の対象になっておらず、ご負担が大きいままになっていること。2つ目には、幼児教育・保育の一環である給食費が実費徴収となること。3つ目には、認可外施設も無償の対象となり、事実上基準を満たさなくてもいいというお墨つきを国が与えることになりかねないこと。そして、4つ目には、公立保育所については、本年度は臨時交付金が出ますけれども、来年度以降、無償化の費用は自治体が負担しなければならず、今後、自治体負担の増大が懸念されるということで、制度上、不十分なまま、この無償化がスタートするというところで賛成ができません。10月の実施までに制度の改善と必要な財政措置をとることを強く国に求めつつ、この補正には反対しますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、今回の補正予算は、民生費において、幼児教育・保育の無償化への対応に伴い、食材料費などの取り扱いの変更や、利用料の無償化に伴う新たな負担金の創設などにより、歳入歳出ともに増額となっています。幼児教育・保育の無償化は、子育て世帯への負担軽減を図るとともに、少子化対策の観点から大変重要な取り組みであると考えます。また、今回、3歳から5歳の子供については、新たに副食費を実費徴収することになりますが、徴収免除対象の範囲を年収360万円未満相当世帯に拡充するなどの対策も進めており、負担の影響を最小限に抑える軽減措置も図っています。無償化については、本年10月から開始され、準備に要する時間も限られていることもありますが、利用者にサービスの内容をわかりやすく周知するとともに、適正な事務執行に努めていただくことを要望し、賛成討論としますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第57号 令和元年度春日部国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、30年度の国民健康保険事業費給付金と比較して今年度はふえているのか、減っているのか、またその理由について伺いたいとの質疑に対し、今年度は約1億8,000万円の減となっており、減額となった理由については、被保険者数の減少が主な要因となっていますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第58号 令和元年度春日部介護保険特別会計補正予算(第1号)についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、請願第1号 生活保護費夏期加算を求める請願を議題とし、紹介議員からの説明の後、紹介議員に対する質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、賛成の立場から、近年の夏の暑さはまさに異常であります。エアコンをつけない室内で熱中症で亡くなるという事例が毎年報道されているという事態であります。生活保護世帯は、主に高齢者、傷病者、母子世帯など体力のない方が多く、真夏のエアコンを控えるということは、命を危険にさらすということにつながります。冬の暖房費には国の加算がありますから、本来、国の制度として夏の冷房費も保障されるべきと考えますが、その制度がない中で、市民の命を守るために市独自の夏期加算が必要だと思います。よって、この請願に賛成をいたしますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。
     次に、請願第2号 国保税の引き下げを求めるについての請願を議題とし、紹介議員からの説明の後、紹介議員に対する質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、賛成の立場から、国民健康保険は、国民皆保険制度を保障する社会保障制度の根幹をなす制度です。しかし、国保加入者の多くが経済的な基盤が大変弱いという実態があり、にもかかわらず、国の負担が大きく減らされたことによって、自治体にとっても、加入者にとっても、国保の負担が大変重くなっています。根本的な解決としましては、全国知事会などが求めているとおり、公費負担を大幅にふやすことによって、協会けんぽ並みの負担にするということが必要ではありますけれども、現状のもと、高過ぎて払えない国保税のこの問題を解決するためには、所得ゼロであっても、所得が1億円あっても、同じ金額で課税をされるこの均等割を、せめて県平均並みに引き下げてほしいということの提案は極めて真っ当で、低所得者の負担を軽減することができるものであります。あわせて、子供の均等割の減免は既に他市で実施されており、安心して子育てできる春日部市の実現につながるものとなります。以上の点から、この請願に賛成をいたしますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。  以上で、当委員会に付託された議案及び請願の審査の経過と結果についての報告を終わります。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇建設委員長報告 ○金子進 議長  次に、建設委員長木村圭一議員。                    〔木村圭一建設委員長登壇〕 ◎木村圭一 建設委員長  建設委員長の木村でございます。今定例会において、当委員会に付託された議案1件について、審査の過程における主な質疑及び討論並びに審査の結果を報告いたします。  議案第56号 令和元年度春日部一般会計補正予算(第2号)、建設委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、産業基盤整備事業について、県道春日部松伏線の安全面の確保や道路の整備で何か考えていることがあれば伺いたいとの質疑に対し、平成31年3月の説明会でいただいた地域の方々からのご意見を踏まえ、今後、補正予算の中で実施する交通量調査をもとに、交差点予備設計により右折レーンや信号機の必要性について検証し、警察等と協議検討を重ね、地元の皆様を初め、関係機関と安全対策について協議していきたいと考えていますとの答弁がありました。  また、産業団地の事業化に必要なアクセス道路ルート選定をこれから地元と調整していくということだが、今現在、どのような案が出ているのかとの質疑に対し、ルートの選定については、今後、補正予算で実施する業務委託の中で地元調整を図りながら、警察、道路管理者と協議を進め、最適なルートを決定していきたいと考えますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、当委員会に付託された議案の審査の経過と結果についての報告を終わります。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇教育環境委員長報告 ○金子進 議長  次に、教育環境委員長石川友和議員。                    〔石川友和教育環境委員長登壇〕 ◎石川友和 教育環境委員長  教育環境委員長の石川でございます。今定例会において、当委員会に付託された議案3件について、審査の過程における主な質疑及び討論並びに審査の結果を報告いたします。  最初に、議案第54号 春日部市旧し尿処理施設解体工事請負契約の締結についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、旧し尿処理施設解体後の跡地はどのように活用するのか伺いたいとの質疑に対し、環境センターは、都市計画法上、ごみ処理施設として都市計画決定しており、隣接するクリーンセンター資源選別センターも更新の時期を迎えるため、これら施設の全体計画を策定していく中で、適切な土地利用を考えていきますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第55号 緑中学校体育館外壁等耐震対策工事請負契約の締結についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、体育館の外壁耐震工事がまだ済んでいない学校は何校で、どういう予定で行うのかについて伺いたいとの質疑に対し、体育館外壁部の耐震対策が必要な学校は、小学校が3校、中学校が4校、合計7校で、今後は、学校施設長寿命化計画の施設整備の方向性と整合を図りつつ、関係部署と連携し検討していく考えですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第56号 令和元年度春日部一般会計補正予算(第2号)、教育環境委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、未来を生き抜く人材育成学力保障スクラム事業は、なぜ補正予算となったのか理由について伺いたいとの質疑に対し、当初この事業は、平成29、30年度の2年間の予定でしたが、開始時3年生だった児童が5年生になる令和元年度の姿を検証・研究するため、30年度末に埼玉県教育委員会から事業の1年間の延長、委嘱された経緯で補正になったものですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、当委員会に付託された議案の審査の経過と結果についての報告を終わります。 △休憩の宣告 ○金子進 議長  この際、暫時休憩をいたします。  午前10時25分休憩   ───────────────────────────────────────────────── △開議の宣告 ○金子進 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  午前10時25分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △各常任委員長報告に対する質疑 ○金子進 議長  最初に、総務委員長報告に対する質疑を行います。  質疑の通告がありませんので、総務委員長報告に対する質疑を終結いたします。  次に、厚生福祉委員長報告に対する質疑を行います。  質疑の通告がありませんので、厚生福祉委員長報告に対する質疑を終結いたします。  次に、建設委員長報告に対する質疑を行います。  質疑の通告がありませんので、建設委員長報告に対する質疑を終結いたします。  次に、教育環境委員長報告に対する質疑を行います。  質疑の通告がありませんので、教育環境委員長報告に対する質疑を終結いたします。 △休憩の宣告 ○金子進 議長  この際、暫時休憩をいたします。  午前10時26分休憩   ───────────────────────────────────────────────── △開議の宣告 ○金子進 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  午前10時45分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △発言の訂正 ○金子進 議長  水沼日出夫議員より発言を求められておりますので、これを許します。  水沼日出夫議員。                    〔水沼日出夫厚生福祉委員長登壇〕 ◎水沼日出夫 厚生福祉委員長  先ほど厚生福祉委員長報告で読み違いがございましたので、訂正をさせていただきます。  議案第57号 令和元年度春日部国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてのところの質疑で、30年度の国民健康保険事業費給付金と比較してと申し上げましたが、納付金と比較してに訂正させていただきます。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議案第41号から議案第44号、議案第46号から議案第58号まで並びに請願  第1号及び請願第2号に対する討論、採決 ○金子進 議長  日程第2、議案及び請願に対する討論、採決について順次討論を行い、採決をいたします。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第41号の承認 ○金子進 議長  最初に、議案第41号 専決処分の承認を求めるについて(春日部市税条例等の一部改正)を議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は承認であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○金子進 議長  起立全員であります。  よって、議案第41号は承認されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第42号の承認 ○金子進 議長  次に、議案第42号 専決処分の承認を求めるについて(春日部市都市計画税条例の一部改正)を議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は承認であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○金子進 議長  起立全員であります。  よって、議案第42号は承認されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第43号の承認 ○金子進 議長  次に、議案第43号 専決処分の承認を求めるについて(春日部市国民健康保険税条例の一部改正)を議題といたします。
     本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は承認であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○金子進 議長  起立全員であります。  よって、議案第43号は承認されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第44号の原案可決 ○金子進 議長  次に、議案第44号 春日部市選挙長等費用弁償条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○金子進 議長  起立全員であります。  よって、議案第44号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第46号の原案可決 ○金子進 議長  次に、議案第46号 春日部市税条例等の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○金子進 議長  起立全員であります。  よって、議案第46号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第47号の原案可決 ○金子進 議長  次に、議案第47号 春日部市手数料条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○金子進 議長  起立全員であります。  よって、議案第47号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第48号の原案可決 ○金子進 議長  次に、議案第48号 春日部市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○金子進 議長  起立全員であります。  よって、議案第48号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第49号の原案可決 ○金子進 議長  次に、議案第49号 春日部市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、11番、今尾安徳議員。                    〔11番今尾安徳議員登壇〕 ◆11番(今尾安徳議員) 11番、今尾安徳です。議案第49号 春日部市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、日本共産党議員団を代表して、反対の立場から討論を行います。  この議案は、家庭的保育事業者の連携施設の確保について、国が保育の質の確保の観点から定めたにもかかわらず、期間を5年から10年へ延長するという規制緩和を行うものとなっています。当市の対象施設は10カ所、現時点での連携は3施設とのことでした。連携先は、いずれも私立の幼稚園ということです。  当市においては、保育の質の確保の点からも連携の確保が必要であると一貫して努力をしていることは大変重要です。公的責任を果たす観点からも、本市の誇る公立保育所との連携も含めたしっかりとした対応を求めます。  しかし、連携を5年から10年に延長するという規制緩和中は、保育の質の確保の保障がなくなるということが問題です。  以上を指摘し、反対討論とします。 ○金子進 議長  次に、7番、石川友和議員。                    〔7番石川友和議員登壇〕 ◆7番(石川友和議員) 議席番号7番、石川友和でございます。議案第49号 春日部市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、新政の会を代表し、賛成の立場から討論いたします。  今回の一部改正は、省令の一部改正に伴うものであり、家庭的保育事業等の実施状況を踏まえ、経過措置の延長などについて対応するものとなっております。この一部改正により、家庭的保育事業等における連携施設の確保を原則としつつ、その確保が著しく困難な場合の例外的な運用を認めるなど、地域の実態に即した柔軟な対応が図られるものとなっております。  春日部市における家庭的保育事業等については、実情に応じた保育内容の支援や卒園後の受け皿確保などにおいて、適切な支援がその場に合わせてしっかりと行われており、保育サービスが大きく変更されるものではないと考えております。  今後も保育の質を維持しつつ、家庭的保育事業等の適切な運営と子供たちへの安心安全な保育の実施に向けて努力していただくことを要望し、賛成討論といたします。 ○金子進 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立多数〕 ○金子進 議長  起立多数であります。  よって、議案第49号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第50号の原案可決 ○金子進 議長  次に、議案第50号 春日部市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○金子進 議長  起立全員であります。  よって、議案第50号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第51号の原案可決 ○金子進 議長  次に、議案第51号 春日部市介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○金子進 議長  起立全員であります。  よって、議案第51号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第52号の原案可決 ○金子進 議長  次に、議案第52号 春日部市火災予防条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○金子進 議長  起立全員であります。  よって、議案第52号は原案のとおり可決されました。
      ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第53号の原案可決 ○金子進 議長  次に、議案第53号 旧市立病院解体工事請負契約の締結についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○金子進 議長  起立全員であります。  よって、議案第53号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第54号の原案可決 ○金子進 議長  次に、議案第54号 春日部市旧し尿処理施設解体工事請負契約の締結についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する教育環境委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○金子進 議長  起立全員であります。  よって、議案第54号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第55号の原案可決 ○金子進 議長  次に、議案第55号 緑中学校体育館外壁等耐震対策工事請負契約の締結についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する教育環境委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○金子進 議長  起立全員であります。  よって、議案第55号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第56号の原案可決 ○金子進 議長  次に、議案第56号 令和元年度春日部一般会計補正予算(第2号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、10番、松本浩一議員。                    〔10番松本浩一議員登壇〕 ◆10番(松本浩一議員) 10番、松本浩一です。議案第56号 令和元年度春日部一般会計補正予算(第2号)について、日本共産党議員団を代表して、反対の立場で討論を行います。  5月10日に子ども・子育て支援法改正案が成立をし、幼児教育・保育の無償化を実施するための事業として、今回の補正予算にその実施のための予算が組まれました。財源は10月から実施予定の消費税増税です。今回の無償化は、消費税増税と同時実施するため、急ごしらえでつくられました。内閣府が検討の場はなかったと答弁したように、制度は詰め切れておらず、矛盾はあらわです。無償化対象は、認可保育所、幼稚園などを利用する3歳から5歳の原則全世帯、0歳から2歳の住民税非課税世帯です。認可外保育施設などの利用世帯は上限つきで補助します。  消費税は、低所得者ほど負担が重い逆進性を持つ税です。無償化のための費用の多くは、比較的所得の高い世帯に偏り、低所得者世帯への恩恵は少ないことが明らかになっています。保育料は、既に所得に応じ段階的になっており、保育料が免除されている住民税非課税世帯などでは、無償化による恩恵はなく、消費税増税分が重くのしかかるだけです。  幼児教育・保育の無償化の前に、何よりも大切なことは、認可保育所の増設、保育士の確保と待遇改善など、子供が安全で質の高い幼児教育・保育を受けられる環境を整えることです。その環境整備をすることなく、ただ単に幼児教育・保育の無償化を推し進めれば、待機児童問題はますます悪化し、安全性を欠く質の悪い幼児教育・保育が横行することになります。保育士、幼稚園教諭のなり手不足で現場が疲弊し、より一層人手不足に拍車がかかり、結果として、無償化どころか幼児教育・保育を受けられない子供が多く出ることにもなりかねません。  認可外保育施設への児童福祉法に基づく立入調査は、68%しか行われておりません。無償化によって調査対象は1.7倍にふえます。巡回支援指導員をふやすという厚労省も、巡回支援指導員では児童福祉法に基づく指導・監督を代替できないと認めております。指導・監督体制の強化なしに安心安全な保育は保障できません。  保育料に含まれていた3歳から5歳児の給食おかず費を施設側に徴収させます。保育の一環である給食の費用は公費で負担すべきであり、実費化は公的保育制度を後退させます。公立保育所数は、地方行革の押しつけで、運営費、整備費の一般財源化によって、この20年間で3も減少しています。今回の無償化で私立保育所には国から2分の1の補助が出るのに、公立保育所は市町村の10負担です。公立保育所の廃止民営化を一層加速させるのは明らかです。  一方、この間、急拡大してきた企業主導型保育は、突然の閉園や助成金の不正受給、75%の施設で基準違反が見つかるなど問題が相次いでいます。企業主導型は仕組み上、認可保育施設にならない施設だと内閣府も認めていたのに、政府は子育て安心プランで企業主導型保育を待機児童の受け皿として組み込み、推移してまいりました。企業主導型保育を今回の無償化の対象にすることで、市町村が設置監査に関与せず、認可基準以下で整備、運営できる企業主導型が拡大するのは目に見えています。今回の無償は結局、認可保育所による自治体の保育実施義務に支えられた公的保育制度を大きく後退させるだけで、児童の安全安心の面から極めて問題です。  春日部市は、子育て日本一を目指しています。現在、公立保育所の建設が進められ、18歳までの医療費助成の拡大を実施する検討が進められております。これは大変よいことですが、さらに子育て日本一を全国に先駆けて進めるのであれば、認可保育所の増設などの環境をさらに積極的に整備し、全ての子供を対象にして全面無償化に足を踏み出す方向で今回の補正予算を組むべきであります。  同時に、国に対して全面無償化をするよう求めるべきです。今、国が緊急にやるべきことは待機児童解消であり、公立を含む認可保育所の建設と保育士の抜本的な処遇改善です。保育の量的拡充、待機児童問題の解消、そして保育の質の改善を早急に実現し、全ての子供たちを対象に全面無償化を行うべきであります。  この補正予算には、幼児教育・保育の無償化にかかわり、以上指摘したように根本的な問題がありますので、賛成できません。  以上で反対討論を終わります。 ○金子進 議長  次に、9番、佐藤一議員。                    〔9番佐藤 一議員登壇〕 ◆9番(佐藤一議員) 議席番号9番、佐藤一です。議案第56号 令和元年度春日部一般会計補正予算(第2号)について、新政の会を代表し、賛成の立場から討論します。  初めに、歳入では、幼児教育・保育の無償化に伴う国からの交付金などが適切に計上されております。このことは、幼児教育負担軽減を図る少子化対策として重要なものであると認識しております。また、保育所給食実費代については、3歳から5歳の子供たちに対して、新たに副食費を実費徴収することになりますが、徴収免除の対象範囲を拡大するなどの対策も進められており、負担の影響を最小限に抑える軽減措置が図られている点で評価できるものと考えます。  次に、歳出では、総務費の庁用備品管理事務において、旧市立病院解体に伴い、公用車駐車場を新たに借り上げるとのことですが、新庁舎の建設に向けて必要な予算措置であると考えます。  また、民生費における幼児教育・保育無償化に対応するための各種事業は、子育て世帯負担軽減を図る上で重要な取り組みであり、国の制度を適切に反映させた予算措置がなされていると評価します。制度の開始に向けて、利用者に対するわかりやすい周知と適正な事務執行を要望します。  土木費の産業基盤整備事業については、赤沼銚子口地区の産業団地整備に向けて、主要道路へつながる道路の整備費用であり、早期に土地利用計画を確定させるための適切な予算措置であると考えます。今後におきましても限られた財源を有効に活用し、より一層の市民サービスに努めていただくとともに、将来を見据えた計画的かつ効率的な財政運営に努めていただくことを要望し、賛成討論とします。 ○金子進 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する各常任委員長報告は原案可決であります。各委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立多数〕 ○金子進 議長  起立多数であります。  よって、議案第56号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第57号の原案可決 ○金子進 議長  次に、議案第57号 令和元年度春日部国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○金子進 議長  起立全員であります。  よって、議案第57号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第58号の原案可決 ○金子進 議長  次に、議案第58号 令和元年度春日部介護保険特別会計補正予算(第1号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○金子進 議長  起立全員であります。  よって、議案第58号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇請願第1号の不採択 ○金子進 議長  次に、請願第1号 生活保護費夏期加算を求める請願を議題といたします。  本件について討論の通告がありますので、順次発言を許します。  5番、卯月武彦議員。                    〔5番卯月武彦議員登壇〕 ◆5番(卯月武彦議員) 議席番号5番、卯月武彦です。請願第1号 生活保護費夏期加算を求める請願について、日本共産党議員団を代表して、採択に賛成の立場から討論を行います。  地球温暖化に伴い、35度を超える日が珍しくなくなり、猛暑や酷暑が普通となっています。こうした中で、熱中症患者が増加しています。消防庁によると、昨年7月から9月に熱中症で搬送されたのは8万5,000人余りで、そのうち143人が死亡しています。熱中症患者の約半数が高齢者と言われており、屋内での発症も少なくありません。昨年7月、札幌市で生活保護を受けていた高齢者が熱中症で死亡しました。部屋にエアコンが設置されていたものの、電気がとめられていたということです。  政府は、条件つきで生活保護費エアコン設置費用を加えました。しかし、これまで保護を受けてきた人の購入費や買いかえのための費用、電気代は支給されていません。生活保護費は、2013年から段階的に引き下げられてきました。減額された生活費の中で電気代が払えず、エアコンを使うことができない保護世帯が存在していることは、札幌のケースからも明らかです。電気をとめられる事態にならなくても、電気代を節約するためにエアコン使用を控えることは珍しくありません。エアコン使用を控えることがないよう、電気代として夏期加算を実施すべきです。本来国が全国一律で国の費用によって実施すべきだと思いますけれども、命にかかわる重大な問題ですので、国が行うのを待つことなく、市として直ちに実施すべきです。  以上の理由からこの請願の採択に賛成いたします。 ○金子進 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本件に対する厚生福祉委員長報告は不採択であります。  よって、原案について採決をいたします。  本件について採択することに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立少数〕 ○金子進 議長  起立少数であります。  よって、請願第1号は不採択と決しました。
      ─────────────────────────────────────────────────      ◇請願第2号の不採択 ○金子進 議長  次に、請願第2号 国保税の引き下げを求めるについての請願を議題といたします。  本件について討論の通告がありますので、順次発言を許します。  12番、並木敏恵議員。                    〔12番並木敏恵議員登壇〕 ◆12番(並木敏恵議員) 12番、並木敏恵です。請願第2号 国保税の引き下げを求めるについての請願について、日本共産党市議団を代表し、採択に賛成の立場で討論を行います。  国保税が高過ぎて払えない。春日部市では、加入者の4分の1以上が国保税を滞納しており、そのうち6は所得100万円未満です。低所得者に重過ぎる国保税であることが明らかです。  国民健康保険は、国民皆保険制度を支える社会保障制度の根幹をなす制度です。発足当初、国は2分の1の費用を負担してきましたが、相次ぐ制度改悪によって、今では国の負担を2程度に減らし、加入者と自治体に負担を押しつけています。高過ぎる国保税の根本解決は、全国知事会なども要求しているとおり、国の負担を大幅にふやすことであり、引き続き国に強く要望をするものです。  今回の請願は、他市と比較しても特に低所得者に重い負担となっている春日部市国保税の均等割の引き下げを求めるというものであります。40歳から74歳の国保加入者所得ゼロの国保税を比較いたしますと、春日部市ではひとり暮らしで年間5万5,800円、夫婦2人なら11万1,600円です。一方、蕨市では、ひとり暮らしで年間3万2,000円、夫婦2人でも年間5万2,000円、春日部市のひとり暮らしよりも安い国保税となっております。所得がなくても人数分課税される均等割は、かつての人頭税とも共通する不公平なもので、県内でも格差が大きく、春日部は県内3番目に高い状況になっております。県平均は3万9,456円、約4万円ですから、せめて県平均並みにという、これはごく当然の要求であります。  子供の均等割は、請願書に書いてあるとおり、春日部市は1人年間4万4,100円、子供が2人いれば8万8,200円、3人になると13万2,300円が0歳からかかります。国保の方からは、春日部では子育てできないという声が上がっております。ちなみに、蕨市では減免は行っていませんが、子供1人年間1万2,000円、北本市は1万3,000円です。春日部市の4万4,100円は余りに高いと言わざるを得ません。日本一幸せに子育てできる春日部にするために、子供の均等割は免除、または減額すべきです。  以上のことから国保税の引き下げを求める請願に賛成をいたします。 ○金子進 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本件に対する厚生福祉委員長報告は不採択であります。  よって、原案について採決いたします。  本件について採択することに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立少数〕 ○金子進 議長  起立少数であります。  よって、請願第2号は不採択と決しました。 △休憩の宣告 ○金子進 議長  この際、暫時休憩をいたします。  午前11時15分休憩   ───────────────────────────────────────────────── △開議の宣告 ○金子進 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  午前11時30分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △日程の追加 ○金子進 議長  本日、市長から追加議案1件が提出されました。  お諮りいたします。これを本日の日程に追加し、直ちに議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○金子進 議長  ご異議なしと認めます。  よって、本日の日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議案第60号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○金子進 議長  日程第3、議案第60号 春日部市副市長の選任につき同意を求めるについてを議題とし、提案理由の説明を求め、質疑、討論、採決をいたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  石川市長。                    〔石川良三市長登壇〕 ◎石川良三 市長  議案第60号 春日部市副市長の選任につき同意を求めるにつきまして説明申し上げます。  現副市長、池貝浩氏は、一身上の都合により、令和元年6月をもって退職となりますので、次に申し上げる方を春日部市副市長に選任したく、地方自治法第162条の規定に基づきまして、議会の同意をお願いするものでございます。  お願い申し上げる方は、大阪府大阪市天王寺区堂ケ芝2丁目10番地3、桃谷合同宿舎1101号室、佐藤哲也氏。昭和38年6月26日生まれでございます。  略歴につきましては、お手元の参考資料にお示しのとおりでございます。佐藤氏は、これまでの副市長同様、国土交通省からの派遣となりますが、鉄道高架事業に関連した中心市街地活性化事業や区画整理事業など、現在、春日部市が推進しているまちづくり事業に関連する知識、職務経験が豊富であり、岐阜県岐阜市での副市長の職務経験も有しております。また、平成22年に国土交通省と協力して実施した春日部駅構内通り抜け実証実験業務にも携わっており、春日部市の副市長としてふさわしく、最適任であると考えたところでございます。何とぞご同意賜りますようお願い申し上げます。 ○金子進 議長  本案に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○金子進 議長  質疑がありませんので、以上で議案第60号に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案については、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○金子進 議長  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  続いて、討論を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○金子進 議長  討論がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案について同意することに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○金子進 議長  起立全員であります。  よって、議案第60号については同意することに決しました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △日程の追加 ○金子進 議長  お諮りいたします。  本日、議員提出議案4件が提出されました。これを本日の日程に追加し、直ちに議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○金子進 議長  ご異議なしと認めます。  よって、本日の日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議第8号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○金子進 議長  日程第4、議第8号議案 信頼される政府統計を目指してさらなる統計改革を求める意見書についてを議題とし、提案理由の説明を求め、質疑、討論、採決をいたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  31番、栗原信司議員。                    〔31番栗原信司議員登壇〕 ◎31番(栗原信司議員) 議席番号31番、栗原信司でございます。議第8号議案 信頼される政府統計を目指してさらなる統計改革を求める意見書につきまして、提案議員を代表し、提案理由の説明をさせていただきます。  我が国の基幹統計である毎月勤労統計調査に係る不正調査案件や、それに続く、賃金構造基本統計調査に係る不適切な取り扱いは、政府統計に対する国民の信頼を著しく失墜せしめる結果となっております。厚生労働省としては、担当行政官の処分などが行われたところでありますけれども、今なお国民の疑念は払拭されていない状況と思います。  統計は国の各種政策の基礎となるものであることから、信頼される政府統計とするべく、さらなる改革が必要であります。  そこで、統計委員会における基幹統計及び一般統計に係る徹底した総点検と再発防止策の策定を進めることを強く求め、意見書を提出するものであります。  議員各位のご賛同をお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 ○金子進 議長  本案に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○金子進 議長  質疑がありませんので、議第8号議案に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案については委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○金子進 議長  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  続いて、討論を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○金子進 議長  討論がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案について賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○金子進 議長  起立全員であります。
     よって、議第8号議案は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議第9号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○金子進 議長  日程第5、議第9号議案 幼児教育・保育の「無償化」に係わる制度の拡充、及び、地方自治体への国の十分な財政措置を求める意見書についてを議題とし、提案理由の説明を求め、質疑、討論、採決をいたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  6番、大野とし子議員。                    〔6番大野とし子議員登壇〕 ◎6番(大野とし子議員) 議席番号6番、大野とし子です。議第9号議案 幼児教育・保育の「無償化」に係わる制度の拡充、及び、地方自治体への国の十分な財政措置を求める意見書につきまして、提案議員を代表して、提案説明を行います。  幼児教育・保育の無償化については、重要なことと受けとめています。しかし、3歳以上(2号認定)児に関する主食材費に加え副食材費を実費徴収することや、認可外施設への対応、無償化に係る自治体の費用負担のあり方、とりわけ、公立の幼児教育・保育施設等での無償化に係る費用の全額自治体負担などは、見直すべき課題が存在しています。子供たちの権利をきちんと守り、地方自治体がその役割を発揮し続けるためにも、下記のことを国に強く要望します。  1、「無償化」で自治体の負担が増大しないようにすること、また、公立・民間にかかわらず、全額費用負担をするなど、十分な措置を講じること。  2、無償化を理由に、保育の質的量的拡充が停滞することがないよう、国として十分な予算を確保すること。  3、0〜2歳児も所得制限を設けず、無償化の対象にすること。  4、給食食材費は、幼稚園等も含め実費徴収化ではなく、無償化の対象にすること。  5、現行の多子減免措置を後退させることなく、その拡充を図ること。  6、認可外施設も無償化の対象とされているが、認可施設と同等の保育を保障できるよう、必要な措置を講じること。認可外施設への指導監督体制を抜本的に強化するとともに、認可化を促進するなど質・量ともに充実すること。  以上を要望し、提案理由とします。議員各位のご賛同を心よりお願い申し上げます。 ○金子進 議長  本案に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○金子進 議長  質疑がありませんので、議第9号議案に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案については委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○金子進 議長  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  続いて、討論を求めます。  10番、松本浩一議員。                    〔10番松本浩一議員登壇〕 ◆10番(松本浩一議員) 議第9号議案 幼児教育・保育の「無償化」に係わる制度の拡充、及び、地方自治体への国の十分な財政措置を求める意見書について、日本共産党議員団を代表して、賛成の立場で討論いたします。  児童福祉法第1条は、全て国民は、児童が心身ともに健やかに生まれ、かつ、育成されるよう努めなければならない。全て児童は、ひとしくその生活を保障され、愛護されなければならないと児童福祉の理念を規定しております。また、第2条では、国及び地方公共団体は、児童の保護者とともに、児童を心身ともに健やかに育成する責任を負うと児童育成の責任を規定し、第3条では、この第1条、第2条は、児童の福祉を保障するための原理であり、この原理は全て児童に関する法令の施行に当たって、常に尊重されなければならないと規定しております。  また、児童の権利に関する条約、子どもの権利条約は、子の最善の利益のために行動しなければならないと定めております。  児童は成人と違い、心身ともに未成熟であって、みずからを守ることが十分にできないため、国や自治体は全ての児童の健全な育成に積極的な力を注ぐ責任があります。全ての児童が健全な心身の発達を図る上で、幼児教育・保育の無償化は重要な政策です。同時に、児童が健康かつ安全で情緒の安定した生活ができる十分な環境を整えることが何よりも重要であります。  この意見書は、10月からの幼児教育・保育の無償化の実施に当たり、さらなる充実を求めて、6点について国に要望するものであります。無償化費用の自治体負担の軽減、保育の質的・量的拡充、0〜2歳児も全員が無償化に、給食食材費も無償化の対象に、多子減免措置の拡充、認可外保育所への指導、監督の強化など、いずれも安全安心の保育・幼児教育にとって欠かせないものであります。ぜひ採択していただくことをお願いをいたしまして、賛成討論といたします。 ○金子進 議長  ほかにございませんか。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○金子進 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案について賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立少数〕 ○金子進 議長  起立少数であります。  よって、議第9号議案は否決されました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議第10号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○金子進 議長  日程第6、議第10号議案 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的助成制度の創設を求める意見書についてを議題とし、提案理由の説明を求め、質疑、討論、採決をいたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  12番、並木敏恵議員。                    〔12番並木敏恵議員登壇〕 ◎12番(並木敏恵議員) 12番、並木敏恵です。議第10号議案 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的助成制度の創設を求める意見書について、提案議員を代表いたしまして、提案理由の説明を行います。  年齢を重ねたことによって耳が聞こえにくくなる加齢性難聴は、日常生活を不便にし、コミュニケーションを困難にするなど生活の質を落とす大きな原因となっております。加齢性難聴によりコミュニケーションが減り、会話することで脳に入ってくる情報が少なくなることが脳の機能の低下につながり、鬱や認知症につながるという指摘もされているところです。  日本の難聴者率は、欧米諸国と比較をして大差はありませんが、補聴器の所有率は、欧米諸国30%から50%と比較をいたしまして、日本は14%程度と低くなっております。日本においては補聴器の価格は片耳当たり3万円から20万円となっておりますが、保険が適用されないため全額自己負担であります。欧米では補聴器購入に対し公的補助制度があり、日本でも一部の自治体で高齢者の補聴器購入に対して補助を行っております。補聴器のさらなる普及で、高齢になっても生活の質を落とさず、心身ともに健やかに過ごすことができ、認知症の予防、ひいては健康寿命の延伸、医療費の抑制にもつながるものです。  よって、国において加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的助成制度の創設を求めて意見書を提出するものです。議員各位のご賛同を心からお願いし、提案説明とさせていただきます。 ○金子進 議長  本案に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○金子進 議長  質疑がありませんので、議第10号議案に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案については委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○金子進 議長  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  続いて、討論を求めます。  4番、坂巻勝則議員。                    〔4番坂巻勝則議員登壇〕 ◆4番(坂巻勝則議員) 議席番号4番、坂巻勝則です。議第10号議案 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的助成制度の創設を求める意見書に、日本共産党議員団を代表して、賛成の立場から討論を行います。  補聴器が高くて買えないと難聴者が悲鳴を上げています。日本の難聴者の推計は1,430万人です。難聴率は約11%で、欧米と大差はありません。しかし、補聴器所有率は14.4%で、欧米の約30%から50%と比べると2分の1から3分の1にとどまっています。欧州では補聴器装着を医療のカテゴリーで対応し、手厚い補助を行っており、個人負担なしか低額の負担で装着できるため、補聴器が普及しています。対して日本は、補聴器装着を障害のカテゴリーで限定的な対応をしているため、個人負担が多く、しかも補聴器は個人の聞こえに合わせようとすると、1つ15万円から50万円と大変高額であることから、補聴器の普及が進んでいません。  日本の補聴器に対する助成制度である補装具費支給制度の対象は、極めて限定的で、障害者手帳を交付された両耳の聴力レベルが70デシベル以上という重度、高度の難聴に限定しています。具体的に言うと、40センチ以上離れると会話が聞き取れないという難聴者が対象です。これに対し、世界保健機関WHOは、聴力が中等度の41デシベル以上を装着基準としています。難聴は、放っておくと聴力がさらに低下し、認識できない音がふえていき、会話が理解できなくなります。早い段階で補聴器をつけたほうが音の認識が保てることから、WHOの41デシベル以上の補聴器装着基準は、非常に意味のある基準です。  また、厚生労働省の新オレンジプランでは、難聴は認知症の危険因子の一つとしています。高齢で難聴になっても補聴器の装着で生活の質を落とさず、心身ともに健やかに過ごすことが認知症の予防、ひいては健康寿命の延伸、医療費の抑制にもつながります。補聴器の早期装着普及には、国において加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的助成制度の創設が大変重要です。  以上のことからこの意見書に賛成します。 ○金子進 議長  ほかにございませんか。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○金子進 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案について賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立少数〕 ○金子進 議長  起立少数であります。  よって、議第10号議案は否決されました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議第11号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○金子進 議長  日程第7、議第11号議案 学校における働き方改革の実施のため、教職員定数の抜本的な増員を求める意見書についてを議題とし、提案理由の説明を求め、質疑、討論、採決をいたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  10番、松本浩一議員。                    〔10番松本浩一議員登壇〕 ◎10番(松本浩一議員) 議第11号議案 学校における働き方改革の実施のため、教職員定数の抜本的な増員を求める意見書について、提案議員を代表して、提案理由の説明をさせていただきます。  教員の1人平均12時間近い長時間過密労働の是正は、教員の命と健康にとっても、また子供の教育にとっても喫緊の課題となっております。この問題解決には、中央教育審議会などで検討されているように、教員が負担している業務を思い切って整理・削減をすることが必要です。創意あふれる授業と子供の生活指導のための時間を確保した上で、それ以外の業務の整理・削減が、教員らの意見を反映させた形で進むことを強く期待しております。同時に、問題を根本的に解決するためには、業務を担う教員の増員を図ることが不可欠の課題となっております。  教員勤務実態調査によれば、小学校教諭は、1日平均4時間25分の授業を行っています。1時間の授業について1時間程度の準備が必要、教材研究は必要という国の基準に照らせば、連日の超過勤務を必然としています。教員の増員により、教員1人当たりの担当授業時数を適正な水準にまで引き下げることが必要であります。それなしでは、さまざまな対策を講じても、教員の勤務を基本的に勤務時間内に終わらせることは、不可能と言わざるを得ません。  以上の観点から、教職員定数の抜本的な増員を強く求めるものであります。議員各位のご賛同をよろしくお願いをいたします。 ○金子進 議長  本案に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○金子進 議長  質疑がありませんので、議第11号議案に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案については委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○金子進 議長  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  続いて、討論を求めます。  9番、佐藤一議員。                    〔9番佐藤 一議員登壇〕 ◆9番(佐藤一議員) 議席番号9番、佐藤一です。議第11号議案 学校における働き方改革の実施のため、教職員定数の抜本的な増員を求める意見書について、新政の会を代表し、反対の立場から討論します。  現在、文部科学省から学校現場における働き方改革の実施について周知徹底が求められているところであります。教職員においては、通常の授業はもとより、朝早くから部活動の指導に当たり、休み時間も児童生徒の安全を見守らなければなりません。さらに、放課後には会議や研修を行い、部活動の指導に当たり、夕方児童生徒が帰った後に、次の日の授業の準備を行わなければならないといった現状が見受けられます。ここ数年、全国的に心身の不調で休みを長期にとる教職員が依然として多くいると耳にしますが、こうした状況を改善しなければならないということだと考えます。  本意見書では、その解決策として、教職員定数の増員を主張されていますが、それは短絡的であり、安易に受容できるものではありません。学校の働き方改革を進めるために、例えば業務内容や取り組み方の見直し、休暇の計画的な取得、部活動の休養日を初めとする活動のあり方の見直し、ノー残業デーなどの取り組みなどを学校は取り組んでいると聞いております。また、地域の人材を授業や部活動に取り入れるなどの工夫や江戸川小中学校などで行われている高学年の一部教科に教科担任制を取り入れるなど、さまざまな工夫により教職員の負担を軽減するとともに、よりよい教育活動の展開にも鋭意取り組んでおります。解決策を単に教職員定数の増員に求めることは、このような現在学校が取り組んでいる改革を足どめにするおそれを危惧せざるを得ません。  以上のことから、学校における働き方改革に対する不断の推進を要望し、本意見書に対する反対討論とします。
    ○金子進 議長  次に、6番、大野とし子議員。                    〔6番大野とし子議員登壇〕 ◆6番(大野とし子議員) 議席番号6番、大野とし子です。議第11号議案 学校における働き方改革の実施のため、教職員定数の抜本的な増員を求める意見書につきまして、日本共産党議員団を代表し、賛成の立場で討論を行います。  教員の多忙化が問題となって20年近くが経過しています。その原因はさまざま考えられるところですが、大きく3点を挙げたいと思います。  第1に、官製の研修がふえてきたことです。初任者研修、3年次研修、5年次研修、10年次研修と年次研修はふえました。特に初任者研修は週に1度出張し、研究授業に振り回される状況でした。教員は研修ももちろん大切ですが、クラスの子供たちと触れ合う中で、子供の成長とは何かを考え、悩み、学んでいくものだと考えます。  第2に、授業時数がふえたことです。生活科、総合的学習の時間、英語教育などが入り、小学校2年生で6時間授業が入り、小学校4年生からはクラブ活動で7時間目が入るという状況です。これは、子供たちの発達段階にもそぐわない面がありますが、授業が終わるのが4時近く、児童を下校させ、ほっと一息つくと5時、本来は退勤時間です。そこから次の日の授業の準備が始まり、気がつけば8時、9時になってしまいます。子育て中の先生方は持ち帰り、夜中に仕事をせざるを得ない状況です。中学校の先生には、その上に部活動の指導です。  第3に、子供たちの抱える問題が多岐にわたり、その課題解決に多くの時間が費やされてしまうこともあります。もちろん子供たちの課題にきちんと向き合うのは教員の大切な仕事です。しかし、保護者の帰宅時間に合わせ、家庭訪問が夜の11時になるなどの事例も生まれてきました。子供たちと真剣に向き合おうとして心身のバランスを崩し、心が病んでしまう教員、退職せざるを得なくなる教員が多くなっています。子供たちと触れ合いながら子供たちを育てていきたいと夢を持って教員になった若い先生が退職していくことは、本当に残念でなりません。  このような状況の中、文部科学省も教員の実態調査を行い、持ち帰る仕事を含めると、小学校で6、中学校では部活動指導もあり、8の先生が過労死ラインを超えている働き方をしていることがわかりました。中央教育審議会も学校における働き方改革に関する緊急提言として、1、校長及び教育委員会や学校において、勤務時間を意識した働き方を進めること、2、全ての教育関係者が学校教職員の業務改善の取り組みを強く推進していくこと、3、国として持続可能な勤務環境整備のための支援を充実させることを発表し、この間中間まとめといたしました。中間まとめは、教員の業務の整理と削減をテーマに絞り、1人当たりの教員の授業時数の改善、行政主導の研究授業の改善などが盛り込まれ、14の項目に及ぶ業務の見直しに着手しました。この見直しは評価するところですが、今後も教員、子供たち、保護者の意見をよく聞いて、真剣に議論を進めることが求められます。そして、同時に、何といっても教員の定数をふやし、1人の教員が受け持つ授業時数を削減することなしには、抜本的な解決は図れません。  教員も子供たちも生き生きと過ごせる学校にするために、議論を深め、知恵を出し合い、問題解決へと協同することを求め、賛成討論といたします。 ○金子進 議長  次に、27番、栄寛美議員。                    〔27番栄 寛美議員登壇〕 ◆27番(栄寛美議員) 議席番号27番、栄寛美であります。議第11号議案 学校における働き方改革の実施のため、教職員定数の抜本的な増員を求める意見書に、前進かすかべ。未来の会を代表して、反対の立場から討論いたします。  初めに、教育は人なりと言われるように、学校教育において教師の方々は、子供たちや保護者はもとより、広く社会から尊敬される存在であるべきであり、信頼される質の高い教師を養成、確保することは、学校教育において不可欠であります。  児童生徒は、心身ともに成長期にあり、長い時間を過ごす学校では、学習やスポーツはもとより、心豊かな人間として成長をしてほしいものです。そうした子供たちの人格形成にかかわる教師の方々は、仕事に対する使命感や誇り、子供に対する愛情や責任感を強く持ち、日々臨んでいただきたいと強く望みます。  そのような理想を持ちながらも、現実には教師の長時間勤務の実態があることは、文科省の教員勤務実態調査の結果からも明らかになっております。膨大になってしまった学校及び教師の業務の範囲を明確にし、限られた時間の中で教師の専門性を生かしつつ、授業を改善するための時間の確保や、児童生徒に接する時間を確保できる勤務環境を整備することが必要であります。そのため学校における働き方改革は急務であります。  中央教育審議会が答申で示しているように、学校及び教師が担う業務の明確化、適正化が必要であります。登下校の対応、放課後の見回りや補導されたときの対応、給食費などの徴収金の徴収管理、地域との連絡調整など、基本的には学校以外が担うべき業務、調査統計への回答、休み時間への対応、校内清掃、部活動など、学校の業務だが、必ずしも教師が担う必要のない業務、給食時の対応、授業準備、学習評価や成績処理、学校行事の準備、運営、進路指導、支援が必要な家庭への対応など、教師の業務だが、負担軽減が可能な業務というように、それぞれにカテゴリーされる業務について、学校や教員の本来業務を整理して明確化すること、そして適正化を図ることにより、一層の負担軽減に向けて取り組むべきであります。  そのためにも、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、スクールロイヤー、部活動指導員、授業準備などのサポートスタッフといった多様な専門スタッフの配置促進により、学校指導、運営体制の強化を図ることが必要であります。  また、統合型校務支援システムなど、ICT活用による業務軽減、留守番電話の設置、調査の精選、学校行事の見直し、夏季休業中の業務の圧縮、学校給食費の公会計化、ガイドラインを踏まえた部活動の見直しなどといった業務分担や業務の改善が図られるべきであります。  以上のように、まずは学校、教員の働き方の改革を一層推進することで、子供たちに対して効果的な教育活動を行うことができるよう進めることが重要であります。  教職員定数の抜本的な増員のみを強く求める本意見書には反対の意を表し、反対討論といたします。 ○金子進 議長  ほかにございませんか。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○金子進 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案について賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立少数〕 ○金子進 議長  起立少数であります。  よって、議第11号議案は否決されました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △日程の追加 ○金子進 議長  次に、お諮りいたします。  特定事件継続審査の件を本日の日程に追加し、直ちに議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○金子進 議長  ご異議なしと認めます。  よって、本日の日程に追加し、直ちに議題にすることに決しました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △特定事件継続審査の件 ○金子進 議長  日程第8、特定事件継続審査の件を議題といたします。  特定事件については、各常任委員長、議会運営委員長、議会改革検討特別委員長の申し出により、お手元に配付しました特定事件一覧表のとおり、閉会中の継続審査事項としてそれぞれの委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○金子進 議長  ご異議なしと認めます。  よって、特定事件継続審査の件は、各委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査事項としてそれぞれの委員会に付託することに決しました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △諸般の報告 ○金子進 議長  日程第9、諸般の報告をいたします。  市長より推薦依頼のありました空家等対策協議会委員については、議長が指名したいと思います。  空家等対策協議会委員には、24番、山崎進議員を推薦いたします。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △市長の挨拶 ○金子進 議長  これをもちまして今定例会の日程は全て終了いたしました。  市長の挨拶を願います。  石川市長。                    〔石川良三市長登壇〕 ◎石川良三 市長  今定例会にご提案を申し上げました議案20件につきまして、議員各位におかれましては慎重なるご審議をいただき、全て承認あるいは可決、同意を賜り、厚く御礼を申し上げます。今定例会におきまして議員各位から賜りました意義ある貴重なご意見は十分に尊重し、今後の行政を執行してまいる所存でございますので、より一層のご指導、ご協力を心からお願い申し上げます。  議員各位におかれましては、健康に十分ご留意をいただき、ご活躍されますようご祈念を申し上げ、閉会に当たっての挨拶といたします。まことにありがとうございました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △閉会の宣告 ○金子進 議長  以上で令和元年6月春日部市議会定例会を閉会いたします。  午後 0時08分閉会  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    令和元年6月  日         議     長   金   子       進         副  議  長   海 老 原   光   男         前  議  長   鬼   丸   裕   史         前 副 議 長   荒   木   洋   美         署 名 議 員   吉   田       稔         署 名 議 員   山   口   剛   一         署 名 議 員   古   沢   耕   作...