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  1. 春日部市議会 2019-03-14
    平成31年 3月定例会−03月14日-11号


    取得元: 春日部市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-16
    平成31年 3月定例会−03月14日-11号平成31年 3月定例会              平成31年3月春日部市議会定例会 第25日 議事日程(第11号)                            平成31年3月14日(木曜日)  1.開  議  1.各常任委員長報告とそれに対する質疑  1.議案第27号に対する修正動議の上程、説明、質疑  1.議案第1号から議案第35号までに対する討論、採決  1.議案第37号及び議案第38号の上程、説明  1.議案第39号の上程、説明  1.議案第40号の上程、説明、質疑、討論、採決  1.議案第37号及び議案第38号に対する質疑  1.議案第39号の質疑  1.各常任委員長報告とそれに対する質疑  1.議案第37号から議案第39号までに対する討論、採決  1.議第1号議案の上程、説明、質疑、討論、採決  1.議第2号議案の上程、説明、質疑、討論、採決  1.議第3号議案の上程、説明、質疑、討論、採決
     1.議第4号議案の上程、説明、質疑、討論、採決  1.議第5号議案の上程、説明、質疑、討論、採決  1.議第6号議案の上程、説明、質疑、討論、採決  1.議第7号議案の上程、説明、質疑、討論、採決  1.議会改革検討特別委員長中間報告とそれに対する質疑  1.特定事件継続審査の件  1.市長の挨拶  1.閉  会 出席議員(31名)      1番   井  上  英  治  議員      2番   酒  谷  和  秀  議員      3番   榛  野     博  議員      4番   坂  巻  勝  則  議員      5番   卯  月  武  彦  議員      6番   大  野  と し 子  議員      7番   石  川  友  和  議員      8番   水  沼  日 出 夫  議員      9番   佐  藤     一  議員     11番   今  尾  安  徳  議員     12番   並  木  敏  恵  議員     13番   金  子     進  議員     14番   鬼  丸  裕  史  議員     15番   滝  澤  英  明  議員     16番   永  田  飛  鳳  議員     17番   吉  田     稔  議員     18番   山  口  剛  一  議員     19番   古  沢  耕  作  議員     20番   木  村  圭  一  議員     21番   鈴  木  一  利  議員     22番   荒  木  洋  美  議員     23番   会  田  幸  一  議員     24番   山  崎     進  議員     25番   河  井  美  久  議員     26番   海 老 原  光  男  議員     27番   栄     寛  美  議員     28番   岩  谷  一  弘  議員     29番   小 久 保  博  史  議員     30番   武     幹  也  議員     31番   栗  原  信  司  議員     32番   中  川     朗  議員 欠席議員(1名)     10番   松  本  浩  一  議員 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長      石  川  良  三       副市長     種  村  隆  久   副市長     池  貝     浩       市長公室長   宮  崎  智  司   総合政策部長  桜  井     厚       公共施設事業調整担当部長                                    土  渕     浩   財務部長    宇  内  啓  介       総務部長    木  村  浩  巳   市民生活部長  大  川  裕  之       福祉部長    新  井  道  彦   こども未来部長 内  藤  信  代       健康保険部長  折  原  章  哲   環境経済部長  日  向     誠       建設部長    渡  辺  隆  之   都市整備部長  中  島     拓       鉄道高架担当部長濱  田  史  郎   消防長     佐  藤     晃       病院事業管理者 三  宅     洋   病院事務部長  落  合  和  弘       水道事業管理者職務代理者                                    会  田  和  彦   教育長     植  竹  英  生       学校教育部長  大  山  祐  二   学務指導担当部長川  崎  信  雄       社会教育部長  小  谷  啓  敏   監査委員事務局長村  田     誠       選挙管理委員会事務局長                                    木  村  浩  巳 本会議に出席した事務局職員   局長      白  子  高  史       主査      小  川  裕  司   主事      杉  浦  健  太 △開議の宣告 ○鬼丸裕史 議長  ただいまから本日の会議を開きます。  午前10時00分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △各常任委員長報告 ○鬼丸裕史 議長  日程第1、各常任委員長報告とそれに対する質疑を行います。議案に対する審査の経過と結果について、順次報告を求めます。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇総務委員長報告 ○鬼丸裕史 議長  最初に、総務委員長、鈴木一利議員。                    〔鈴木一利総務委員長登壇〕 ◎鈴木一利 総務委員長  総務委員長の鈴木でございます。今定例会において、当委員会に付託された議案11件について、審査の過程における主な質疑及び討論並びに審査の結果を報告いたします。  なお、陳情1件についても意見交換を行いましたので、あわせて報告いたします。  最初に、議案第1号 春日部市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、これまで、長期の契約が必要だった場合、どのように対応してきたのか伺いたいとの質疑に対し、長期に契約する必要があるものにつきましては、債務負担行為を設定し、契約をしておりましたとの答弁がございました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第2号 春日部市犯罪被害者等支援条例の制定についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、傷病見舞金について10万円を支給するということですが、これは傷病の程度にかかわらず10万円ということなのか伺いたいとの質疑に対し、施行規則第2条第1号に規定があり、原則として犯罪行為による傷害のうち、療養期間が1月以上かつ3日以上入院を要した負傷または疾病に限り、傷病見舞金10万円の支給の対象となるものですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第7号 春日部市立学校設置条例の一部を改正する条例の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例の制定、総務委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第8号 春日部市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、残業が常態化するような場合には、職員をふやすという措置が必要だと思うが、その認識について伺いたいとの質疑に対し、職員の配置に当たりましては、業務量の調査や各部長とのヒアリング等を十分に行いまして、適正に任用、職員配置をしていると認識しておりますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、この条例改正案は、正規の勤務時間以外の時間における勤務について必要な事項は規則で定めるという内容です。つまり、条例としては残業時間を規制するものとはなっていません。条例として残業時間を規制すべきだと思います。規則において、他律的な業務の比重が高い職員は上限が月100時間、年間720時間となっています。平成29年度の実績では、最高月243時間、年964時間ということですので、今後はこのような長時間の残業はなくなることになります。しかし、月80時間の残業で過労死認定されるケースもありますから、100時間は過労死ラインを大幅に超えるものです。月100時間、年間720時間は多過ぎます。職員の命と健康を守るものとは言えません。より一層の規制を行うべきです。以上の理由で反対しますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、働き方改革の推進に向けた民間労働法制の改正を受け、国では、人事院勧告により職員の健康維持や人材確保の観点から超過勤務の縮減に取り組んでいく必要があるとして、超過勤務命令を行うことができる上限が示されたところでございます。このようなことから、今回の条例改正は、均衡の原則に基づき、国が行う措置を踏まえ、適切に対応するための必要な改正であると考えます。なお、今回の改正については、人事院規則で定められた超過勤務命令時間の上限に準じ、本市の職員の超過勤務命令時間の上限を規則において定めるため、規則委任に関する条例改正を行うものです。これは、長の権限に属する個別執行行為の実施に当たるものと考えられることからも、妥当性があり適切なものと考えます。今後におきましても、法改正等への適切な対応とともに、市民の信頼に応える行政運営の推進を要望し、賛成しますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第9号 春日部市職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、春日部市の職員の給与水準について、大学卒の初任給の給与で、手当も含めて春日部市は月幾らで年間幾らになるか、越谷市はどうなのか、さいたま市はどうなのか伺いたいとの質疑に対し、本市と越谷市の大卒初任給は、月額と年額が同額となります。地域手当を含む給与月額につきましては約20万円、給与年額につきましては約328万8,000円です。さいたま市の大卒初任給につきましては、給与月額は20万9,000円、給与年額は342万7,000円ですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第10号 春日部市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第11号 春日部市議会の議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、反対の立場から、この条例改正案は、議員の期末手当を引き上げるものです。労働者の賃金が上がっているという根拠となった毎月勤労統計調査の不正が明らかになり、実際には実質賃金は下がっていたと言われています。家計消費は消費税が8%に増税される前と比べ、平均25万円も落ち込んだままです。65歳以上の高齢者が全市民の約3割を占めていますが、年金はふえるどころか減っています。このような中で、市民の暮らしは決してよくなっていません。このような状況のもとで議員の期末手当を引き上げることは、市民の理解が得られないと思います。よって、この議案に反対いたします。なお、議案第12号、議案第13号についても同様に反対いたしますとの討論がございました。  また、賛成の立場から、今回の一部改正は、これまでと同様に人事院勧告に準拠した一般職の期末手当等の見直しに歩調を合わせた改定内容となっております。人事院では、社会情勢に適応した適正な給与を確保するために勧告を行っており、これに準じた対応として、国会議員の期末手当も引き上げ改定となっています。このような背景の中、今回の条例改正は、本市の一般職を初めほかの多くの自治体の議員の改定状況とも整合が図られ、適正な改正であると考えます。今後もしっかりと社会情勢を見据えた中で適正な対応を図っていただくよう要望し、賛成しますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第12号 春日部市特別職の給与に関する条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、賛成の立場から、今回の一部改正は、一般職の期末手当等の見直しに合わせた対応となっております。特別職の期末手当については、これまでも人事院勧告に準じた一般職の改定に歩調を合わせて改定を行ってきたとのことです。また、国の特別職やほかの多くの自治体の特別職の改定状況とも整合が図られているところです。市長の退職手当の特例減額に関しては、これまでの市政運営において春日部市立医療センターの新築移転の実施並びに春日部駅付近連続立体交差事業や北春日部駅周辺地区土地区画整理事業などの本市のさらなる発展を促進するさまざまな事業が確実に動き出していることなどを考慮すると、特例減額措置を講じるに至った平成17年当時の情勢とは大きく変化していることから、このたびの改正は妥当なものと言えます。今後においてもさまざまな行財政改革を推進しながら、現在進めている未来に向けたまちづくり事業やさまざまなソフト施策のさらなる推進に期待し、賛成しますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第13号 春日部市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、賛成の立場から、今回の一部改正は、一般職の期末手当等の見直しに合わせた対応となっております。教育長の期末手当については、これまでも人事院勧告に準じた一般職の改定に歩調を合わせて改定を行ってきたとのことです。また、国の特別職やほかの多くの自治体の教育長を含む特別職の改定状況とも整合が図られているところです。よって、今回の対応は社会情勢に適応したものと考え、賛成しますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第19号 平成30年度春日部市一般会計補正予算(第6号)、総務委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、ふるさとかすかべ応援寄附金が1億199万9,000円の減、ふるさとかすかべ応援寄附金推進事業が5,457万4,000円の減となっているが、この減となった結果、寄附金で得た部分と事業として支出した分で差し引きどうなっているのか伺いたいとの質疑に対し、補正後の寄附金額1,800万1,000円に対しまして、事業費については1,082万円となり、収支差し引きますいたしますと718万1,000円のプラスとなる見込みですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第27号 平成31年度春日部市一般会計予算総務委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、ふるさとかすかべ応援寄附金について、春日部に入ってくる寄附金は大幅に減額された中で、市民がほかの市へ寄附をすることによって、春日部市はかなり税収減となるかと思いますが、それに対する措置はあるのか伺いたいとの質疑に対し、寄附控除による市民税の減収分の75%につきましては、地方交付税の算定基礎となります基準財政収入額に影響が及んだものとして普通交付税により措置されるものですとの答弁がありました。  また、企画事務の市民憲章制定について、今後の予定について伺いたいとの質疑に対し、平成32年度、2020年度に想定されております新市施行15周年に合わせて制定、公表ができるように作業を進めてまいりたいと考えておりますとの答弁がありました。  また、都市計画税について現年課税分が3,486万9,000円の増額となっているが、その理由を伺いたいとの質疑に対し、取り壊しになどによる滅失の家屋約500件で約110万円の減、新増築の家屋約900件で約1,700万円の増という状況で、件数は約400件増加することを見込んだものによるものですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、歳入では、繰入金を科目設定だけとした点が問題です。実際の繰越金は、27年度は21億円、28年度は17億円、29年度は19億円でした。科目設定するだけではなく、実態に即して予算化すべきです。職員数が県内で最も少なくなっています。これにより職員の負担が重くなっているだけでなく、市民サービスの低下も懸念されます。職員の残業は、平成29年度で月45時間以上が延べ253人、年間360時間以上が15人となっており、一部の部署において残業が常態化しています。職員をふやすことを強く求めます。消防においても職員が条例定数にも達していません。東京湾北部地震や茨城県南部地震などの大地震の発生も予測されていますし、台風やゲリラ豪雨などの水害も頻発しています。災害に備えるためにも消防職員の増員は特に必要です。以上の理由で反対いたしますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、今回の一般会計予算は、市税収入において、景気回復、雇用拡大による増収が見込まれるものの、歳入全体では、国庫支出金、地方交付税、市債などの依存財源の占める割合が依然として高く、楽観視できない財政状況が続いているものと考えております。そのような状況の中、多くの大規模事業が動き始めており、また市民の期待も膨らんでおります。平成31年度予算は、これらのことを念頭に置きながら、第2次総合振興計画に掲げるまちの将来像の実現に向け、積極的な予算編成がされたことは、大いに評価できるものでございます。  個別具体的に何点か申し上げます。まず、総務費の財産管理費においては、本庁舎建てかえに係る実施設計と旧市立病院の解体工事に着手するため、前年度比で3億2,700万円の増額となっておりますが、本庁舎整備の基本理念である「人に優しく 災害に強い 市民に親しまれる庁舎」の早期実現に向け、着実に進めていくことを期待しております。企画費では、さらなる定住促進に向け、民間活力も導入しながら効果的なPR活動を進めるとともに、空家の活用促進と子育て世帯への経済的支援として新たにリノベーション奨励金を創設するため、前年度比で1,420万円の大幅増となっておりますが、今後の人口減少社会を克服し、地域の活性化なども進めていく上で大変有意義であり、期待できるものと考えております。  次に、生活安全費においては、近年、発生件数が増加している子供を狙った犯罪を防ぐために、前年度比で240万円の増額とし、小学校の通学路にも新たに防犯カメラを設置していくとのことですが、これは子供たちの安全確保と地域の防犯力向上につながるものであり、これまでの防犯活動とあわせて、地域ぐるみで子供たちを守ることに寄与するもので、意義ある予算措置であると考えます。今後においても、市民の皆様の安心安全な暮らしに向け、充実した取り組みとなるよう期待しております。  次に、防災費では、災害への備えとして、引き続き防災体制の強化に向けた自主防災訓練への支援や防災士の養成に加えて、最新のデータに基づいた災害ハザードマップの更新を進めるため、前年度比で887万円増額したとのことですが、防災意識の向上を図るとともに、安心安全なまちづくりを進めていく上で必要不可欠な取り組みであると考えます。  次に、消防費の常備消防費においては、前年度比で840万円を増額し、緊急通報をする上で日本語がふなれ方のために、通訳センターを介した三者間同時通話の取り組みを始めることや防火・防災フードを新たに購入し、消防士の安全確保を進めるものであります。また、消防施設費においても、ポンプ車など2台を計画的に更新するなど、消防・救急・救助体制の強化が図られ、さらなる消防行政の充実に向けて期待をするものです。以上、何点か申し上げましたが、本市を取り巻く環境は、人口減少や高齢化など厳しい状況にあります。しかし、これらを克服し、市民サービスに支障を来さないよう、効率的かつ効果的な予算執行に努めていただくとともに、歳出を支える歳入予算については、市税等の自主財源確保に一層の努力を要望し、賛成しますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
     次に、陳情第1号 陳情(市町村公的審議会等委員への宅地建物取引業者の登用に関する件外3件)、総務委員会所管分についてを議題とし、意見を求めたところ、意見なく、陳情第1号についての意見交換を終結しました。  以上で、当委員会に付託された議案の審査の経過と結果並びに陳情についての報告を終わります。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇厚生福祉委員長報告 ○鬼丸裕史 議長  次に、厚生福祉委員長水沼日出夫議員。                    〔水沼日出夫厚生福祉委員長登壇〕 ◎水沼日出夫 厚生福祉委員長  厚生福祉委員長の水沼でございます。今定例会において、当委員会に付託された議案16件について、審査の過程における主な質疑及び討論並びに審査の結果を報告いたします。  なお、陳情1件についても意見交換を行いましたので、あわせて報告いたします。  最初に、議案第5号 春日部市立医療センター医療職就業貸付金貸付条例の制定についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、限度額3,000万円の根拠について伺いたいとの質疑に対し、銀行の教育ローンの医学部向け貸付限度額をもとに3,000万円を設定しているところですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第6号 消費税法等の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定、厚生福祉委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、医療にかかわる費用の消費税の取り扱いについて伺いたいとの質疑に対し、公的医療保険の対象となる診療料等については非課税となっています。また、妊娠、出産に関する費用についても非課税となっているところです。それ以外の費用については、課税対象となるものですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、厚生福祉委員会所管分は、市立医療センターの個室料や各種文書料に係る消費税を現在の8%から10%に引き上げるというものです。第1に、消費税10%増税については、これまで消費の低迷を理由に2度の延期が行われてきました。引き続き、国民の消費の低迷は続いており、10%増税は暮らしも経済も深刻な打撃を受けることは明らかで、10%増税の強行にそもそも強く反対です。第2に、仮に国が増税を強行したとしても、実質賃金が下がり、消費が冷え込むもとで、命を支える医療に消費税は本来なじまないものであり、かつて市の判断で消費税を引き下げていた経験からも増税は行うべきではありません。以上の理由から反対しますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、本条例は、国の消費税法等の一部改正に伴い、関係条例を一括して改正するため、制定するものです。消費税については、国の基幹税収であり、事業者に対して消費税等の円滑かつ適正な転嫁が求められております。今回の改正内容につきましては、本体価格は従前の額に据え置かれており、消費税率の改正分のみが増額とするなど、適正な改正であると考えます。また、十分な準備期間を考慮した適切な時期の改正であるものと考えます。なお、利用者に対しては、事前に十分な周知を図るなど、混乱が生じないよう努めていただくことを要望し、賛成討論としますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第7号 春日部市立学校設置条例の一部を改正する条例の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例の制定、厚生福祉委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第14号 春日部市国民健康保険税条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、国における賦課限度額の考え方について伺いたいとの質疑に対し、医療費の増加が続く中、高所得者層の世帯に応分の負担を求め、中間所得層の世帯に配慮するとともに、被用者保険とのバランスを考慮し、段階的に引き上げられることになったものですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、今回の改定は、賦課限度額を現行89万円から93万円に引き上げるというものです。厚生労働省の試算でも本会議質疑でも、単身世帯をモデルに年収1,000万円を超える世帯が対象とされていますけれども、6人家族のモデルケースでは、世帯収入が1,160万円で最高額になるということが明らかになりました。控除を差し引いた所得に換算をいたしますと、620万円程度の所得で最高額に達することになります。これは、決して高額所得者とは言えません。国民健康保険は、被用者保険との格差是正が求められる中、今回の限度額の引き上げは一層の格差を広めるものと言わざるを得ないことから反対しますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、今回の条例の一部改正は、国民健康保険税の基礎課税額の限度額の見直しに伴い、課税額の規定等を改正するものであります。この改正により、課税限度額を地方税法施行令で規定されている限度額とするものであり、見直しによって、負担能力に応じて国民健康保険税を負担いただくことは、公平な税負担に沿うものと考えます。今後も、自主財源である国民健康保険税の確保と、医療費の適正化などの歳出の抑制に努めることを要望し、賛成討論としますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第19号 平成30年度春日部市一般会計補正予算(第6号)、厚生福祉委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、小規模保育改修費等補助金は2,000万円の減額ということだが、どういう内容なのか伺いたいとの質疑に対し、当初は補助金を活用して整備する施設を4施設と見込んでいましたが、実際に補助金を活用して整備した施設が3施設であったことから減額となったものですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第20号 平成30年度春日部市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、特別調整交付金の内容について伺いたいとの質疑に対し、画一的に措置できない特別な事情がある場合に交付されるもので、平成30年度は、制度改正に伴うシステム改修に係る経費などに対して交付されておりますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第21号 平成30年度春日部市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、特別徴収保険料、普通徴収保険料の調定額をこの時期に補正する理由について伺いたいとの質疑に対し、調定額、賦課額は、これまで加入している被保険者に加え、毎月75歳になられる加入者、また転入、転出、死亡、さらには所得の変動等もあり、さまざまな要因によって毎月変動するものでございます。そのため、一定の見通しのついた段階で毎年補正により対応しているところですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第22号 平成30年度春日部市介護保険特別会計補正予算(第3号)についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、保険者機能強化推進交付金は、主にどういう内容に対する補助金なのか伺いたいとの質疑に対し、保険者が高齢者の自立支援、重症化防止、介護予防などに必要な取り組みを進めていくことに対し、例えばボランティアポイント事業や認知症初期集中支援事業などの取り組みに対して平成30年度から新たに交付されることになったものでございますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第24号 平成30年度春日部市立看護専門学校特別会計補正予算(第3号)についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第25号 平成30年度春日部市病院事業会計補正予算(第3号)についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、患者増の理由について伺いたいとの質疑に対し、主に外来での抗がん剤治療件数がふえたことによるもので、内科、呼吸器外科などでふえています。また、産婦人科もハイリスク妊娠患者の受け入れ前の外来検査の増などにより、患者数がふえていますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第27号 平成31年度春日部市一般会計予算厚生福祉委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、放課後児童健全育成事業の委託料が前年と比較して5,300万円の増となっているが、増額の理由について伺いたいとの質疑に対し、平成31年度より新たな指定管理期間がスタートすることから、人件費単価の見直しを行ったことによるものと、江戸川放課後児童クラブの開設に伴う支援員数の増や諸経費の増によるものですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、新年度の予算では、子供、ひとり親、重度障害者の医療費が高額療養費分の窓口払いが廃止されることや、保育所定員の大幅増加で待機児童の解消が期待できることなどについて大いに歓迎するところですが、引き続き市民要望の最も強い、保健、医療、福祉の充実に向けて、何点か指摘をさせていただきたいと思います。まず、障害者福祉では、暮らしの場の確保が急務です。早急に市内に入所施設の設置を求めます。また、聴覚に障害のある方の生活を保障するために、手話通訳者の養成とともに手話言語条例を制定すべきです。高齢者福祉では、高齢者人口が増加する中、生き生きと高齢期を過ごすために健康づくり、生きがいづくりの施策の一層の充実を求めます。長寿祝金は、県内の多くの自治体が75歳や77歳でお祝い金を贈呈しています。春日部でも、77歳のお祝い金の復活を求めます。また、シルバー人材センターの配分金は、他市と比較して余りに低過ぎます。他市並みの引き上げを求めます。  江戸川小中学校に、放課後児童クラブが設置されることは前進ですが、専用スペースでないことは問題です。全てのクラブで子供の遊びと生活を保障する専用スペースを確保し、必要な備品、遊具、教材の整備充実を求めます。新年度から放課後児童クラブの運営が民間株式会社に移行します。専門性、継続性が求められる学童保育に指定管理者制度はなじみません。市が直接運営すべきです。少なくとも、保育の質が低下することがないよう、これまで以上に市がしっかり関与することを求めます。生活保護のケースワーカーが引き続き不足しています。さまざまな困難を抱える利用者一人一人に丁寧な対応ができる人員を早急に確保すべきです。国が生活保護基準を引き下げ、健康で文化的な生活が遠のいています。酷暑から命を守るためにエアコンの設置費や電気代、さらには故障した家電の買いかえなどに、市の独自の補助を行うべきです。以上を指摘し反対しますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、平成31年度予算におきましては、前年度比では民生費が大きく伸びております。その中では、安心して子育てができるまちを目指し、複合型子育て支援施設の建設に着手するとともに、市内全ての認可保育施設の紙おむつの持ち帰りを廃止するなど、ハード・ソフト両面の取り組みにより子育て環境のさらなる向上が期待されるところです。また、衛生費では、AEDを24時間使用可能とするために、包括的連携協定を締結しているセブンイレブン・ジャパンのコンビニエンスストア市内全店に設置することを予定しており、市民の安心安全に大きく寄与するものと大変評価します。また、今年度から開始した健康マイレージ事業では、市独自のポイント特典を付与し、さらなる健康増進のきっかけづくりをするなど工夫が見られます。このほかにも、さまざまな事業の予算が示されておりますが、各事業を積極的かつ総合的に取り組むことで、「子育てが楽しい、元気でいきいきと笑顔で暮らせるまち」の実現に確実につながる予算であることを評価し、賛成討論としますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第28号 平成31年度春日部市国民健康保険特別会計予算についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、特定健康診査等事業の減額の理由について伺いたいとの質疑に対し、被保険者数の減少に伴う対象者数の減少によるものですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、国保会計の最大の問題は、何といっても国保税が高過ぎるということです。特に、所得のない子供にもかかる均等割が、春日部市は県下トップクラスの高さとなっております。杉戸町など、県内の幾つかの自治体で、多子世帯の子供の均等割の減免が行われています。春日部でも早急な検討を求めます。滞納者への短期保険証は、納税相談の機会をつくるということで郵送されず、しばらくとめ置かれております。医療の制限につながり、全国では保険証が手元になく、医者にかかれず重症化や死亡などといった事例も生まれております。短期保険証の発行ではなく、丁寧な納税相談を行うべきです。県内40市中35市で行っている人間ドックの補助は、議会でも決議が上がっております。早急な実施を求めます。以上のことから、国民健康保険特別会計予算について反対しますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、国民健康保険は、国民皆保険制度の根幹を支える重要な制度であります。しかしながら、近年は、所得の少ない加入者が多いことや高齢化の進展、医療技術の高度化などの影響を受け、極めて厳しい財政状況にあります。そのため、平成30年度から財政の責任主体が県となる制度改革が行われ、医療費の全額が県から交付されるなど、本市の国保財政は着実に安定化に向かっているものと推察いたします。このような状況の中、平成31年度予算については、さらなる安定化を図るため、糖尿病性腎症重症化予防事業の他市町との相互乗り入れを拡充するなど、保健事業による医療費の適正化に取り組み、あわせて被保険者の健康増進に配慮するなど、適切な予算であると認めるものであります。今後においても、自主財源である国民健康保険税の確保と、歳出における医療費の適正化により一層取り組んでいただくことで、国保財政の健全化を図るよう強く要望し、賛成討論としますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第29号 平成31年度春日部市後期高齢者医療特別会計予算についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、保険料の軽減制度の特例をやめる理由について伺いたいとの質疑に対し、9割軽減、8.5割軽減については、制度創設時の暫定的な措置により実施してきたものであること、現役世代の拠出の負担や公費負担が増えていること、国民健康保険制度においても、軽減幅は最大で7割とされていることなどから、高齢者医療に関する支え合いの仕組みを維持していくため、世代間の公平性の観点から見直しを行うものですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、埼玉県の後期高齢者医療保険料は、全国8番目の高さとなっております。国は、低所得者への保険料軽減の特例を段階的に廃止することを決め、平成31年度は9割軽減を8割にするということです。春日部では、約3万4,000人の後期高齢者のうち、約6割の2万人以上が何らかの軽減を受ける低所得者です。中でも、もっとも厳しい状況の方の保険料を事実上値上げするということになりますから、余りに冷たい仕打ちと言わざるを得ません。高齢になれば、医療の助けをかりて生活することは大変なことです。その方々に高い保険料を課し、一般の方から高齢者を引き離す後期高齢者医療制度そのものに反対であることから、この予算にも反対しますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、後期高齢者医療特別会計の主な歳入は、収納された保険料と保険料軽減相当分の一般会計からの繰入金で、主な歳出は、収納された保険料と保険料軽減相当分である保険基盤安定負担金を、埼玉県後期高齢者医療広域連合に納付するものであります。本予算は、歳入歳出において、被保険者数の増加に伴い、保険料と広域連合納付金がそれぞれ増額され、適正に計上されていると認められるところです。本制度の運営主体は広域連合でありますが、高齢者の皆様の健康を支えつつ、安心を確保していくために、引き続き広域連合と連携を密にするとともに、保険料の確保に努めていただくことを要望し、賛成討論としますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第30号 平成31年度春日部市介護保険特別会計予算についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、介護保険料基準額は月額4,980円ということだが、県平均はどれくらいになっているか伺いたいとの質疑に対し、埼玉県内63市町村の平均は5,058円となっていますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、介護保険は、制度の開始から20年がたちました。相次ぐ制度改悪のもとで、いざというときに安心して介護を受けたいという願いとはますますほど遠くなっております。春日部市の介護保険料は、63市町村中28位と高いほうに位置しており、保険料滞納者の6割が住民税非課税の低所得者であることからも、負担が重過ぎるということは明らかです。施設介護では、要介護3以上と重度者だけが対象になりましたが、要介護5の71名を含め268名が入所を希望しながら待機せざるを得ない、保険あって介護なしという状況になっております。要支援のホームヘルプサービス、デイサービスが介護保険から外れたことで、資格のない方がサービスを行う緩和型サービスが急増しております。要介護状態にしないために支援が必要と認定された方に、専門職がしっかりケアに当たるべきです。以上の点を指摘し、介護保険特別会計予算に反対しますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、平成31年度の予算は、第7期介護保険事業計画の2年度目に当たり、総額179億4,867万1,000円となっております。平成30年度当初予算と比較して2.1%の増となっておりますが、これは高齢社会の進展に伴い被保険者が増加し、介護保険サービス利用者の増加が予測されることに対しての居宅サービスや施設サービスなどを初めとする必要なサービスの確保のためのものと理解しております。今後も、介護保険給付サービスや介護予防サービスなどの質の向上と、さらなる効果的かつ効率的な事業運営に努めていただくことを要望し、賛成討論としますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第32号 平成31年度春日部市立看護専門学校特別会計予算についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、30年度卒業生の進路はどういう状況か伺いたいとの質疑に対し、卒業予定者は42人で、卒業予定者全てが看護師国家試験に合格した場合、春日部市立医療センターに22人、県内の医療機関に14人、県外の医療機関に6人が就職する予定となっておりますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第34号 平成31年度春日部市病院事業会計予算についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、市民や患者さんから寄せられる苦情や要望はどういうものがあるのか伺いたいとの質疑に対し、医療センターに設置してあるご意見箱には、平成30年度は12月末現在で108件のご意見をいただいております。主な内訳としましては、施設設備面27件、職員の接遇面39件、運用面34件となっていますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、陳情第1号 陳情(市町村公的審議会等委員への宅地建物取引業者の登用に関する件外3件)、厚生福祉委員会所管分についてを議題とし、意見を求めたところ、意見なく、陳情第1号についての意見交換を終結しました。  以上で、当委員会に付託された議案の審査の経過と結果並びに陳情についての報告を終わります。 △休憩の宣告 ○鬼丸裕史 議長  この際、暫時休憩をいたします。  午前10時47分休憩   ───────────────────────────────────────────────── △開議の宣告 ○鬼丸裕史 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  午前11時00分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △各常任委員長報告(続き)  ◇建設委員長報告 ○鬼丸裕史 議長  引き続き報告を求めます。  次に、建設委員長、木村圭一議員。                    〔木村圭一建設委員長登壇〕 ◎木村圭一 建設委員長  建設委員長の木村圭一でございます。今定例会において、当委員会に付託された議案13件について、審査の過程における主な質疑及び討論並びに審査の結果を報告いたします。  なお、陳情1件についてもあわせて報告をいたします。  最初に、議案第3号 春日部市地域公共交通活性化協議会条例の制定についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、審議する内容、予定について教えていただきたいとの質疑に対し、本協議会は地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づく法定協議会として設置し、春日部市地域公共交通網形成計画の事業推進を目的としています。主な協議内容として、市内の公共交通である鉄道、バス、タクシーの利用促進や、公共交通に関する事業について、計画や協議を行うことを予定しています。今回の条例化により、市が目指すまちづくりの将来像であるコンパクトシティプラスネットワークの都市構造に向けて、より利便性の高い公共交通網の構築とあわせ、将来のまちづくりを担う交通基盤整備となるよう協議を行い、市の施策に意見を反映させていきますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第4号 春日部市中心市街地まちづくり審議会条例の制定についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、審議会委員にまちづくりのプロであるデベロッパーなどを入れる予定はないのか伺いたいとの質疑に対し、まずは市民の皆様と今後の中心市街地まちづくりの方向性や将来のあり方などについて、合意形成を図りながら取りまとめていきたいと考えており、その後に、デベロッパーなどさまざまな分野の専門家の必要性があれば対応していきたいと考えていますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第6号 消費税法等の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定、建設委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、消費税が10%になったときに、下水道使用料が幾らになって、負担増が月幾らで、年間で幾らになるのか伺いたいとの質疑に対し、消費税の改定により、月20立方メートル2,376円で、月43円の負担増、年間にすると516円の負担増になりますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、10月からの消費税増税を見据えた関係条例の一部改正ですが、この3月の議案提案は、下水道で県内49団体中22団体、水道でも55団体中22団体となります。急ぐ必要はないのではないかと思います。影響額については、水道で7,800万円、下水道で4,900万円にもなります。月々では、上下水道合わせて100円程度の負担増ですが、消費増税は、その他全ての消費活動にかかわってきます。国民生活がよくなっている実感がないときに、命にかかわる上下水道に消費税を転嫁すべきではありません。以上を指摘し、反対しますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、今回の条例改正は、国における消費税法等の一部改正により、平成31年10月1日から消費税率が10%へ引き上げられることに伴い、関係条例を一括して改正するもので、道路占有料、下水道使用料及び水道料金等に関して消費税を円滑かつ適正に転嫁するものです。この改正は、法律の改正に基づくものであり、適正なものと考えています。執行部においては、利用者の皆様に対して改正の内容を十分に説明していただくことを要望し、賛成しますとの討論がございました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第16号 春日部市水道事業の布設工事監督者及び水道技術管理者に関する条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第17号 市道路線の認定についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第18号 市道路線の廃止についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第19号 平成30年度春日部市一般会計補正予算(第6号)、建設委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、コミュニティバス運行事業について、7,776万円から6,284万円へ1,491万円減額されているが、これは予定より運賃収入がよかったからこうなったのか、その仕組みについて教えていただきたいとの質疑に対し、コミュニティバス運行業務委託料については、運行に係る経費から運賃収入を差し引いた額を運行経費としており、運賃収入については、天候や市内の交通状況などで利用者数が増減することから、当初予算では運行経費で予算計上を行い、3月定例会において、運行に係る運賃収入の見込み額を計上して減額補正を行っているものですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第23号 平成30年度春日部都市計画事業西金野井第二土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)について」を議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第26号 平成30年度春日部市下水道事業会計補正予算(第2号)についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第27号 平成31年度春日部市一般会計予算、建設委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、橋梁長寿命化修繕事業について、平成31年度の具体的な事業内容について伺いたいとの質疑に対し、業務委託については、藤塚橋を含む10橋の長寿命化補修設計、約100橋の橋梁定期点検、主要な橋梁以外の約550橋についての長寿命化修繕計画の策定を実施します。また、工事については、備後西・武里中野にかかる大須賀橋、金崎にある平松谷橋、永沼・下柳にかかる3055橋の3つの橋の長寿命化に取り組みますとの答弁がありました。  また、河川施設維持管理事業について、河川の定期除草の状況について伺いたいとの質疑に対し、定期的な除草については、準用河川や調整池、主要な水路など、合計約15万5,000平方メートルについて、6月と10月のおおむね年2回実施しているところですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、道路施設維持管理事業費は3億3,820万1,000円で、前年度と比べて微増となっているが、傷んだ道路も多く、補修しても部分的な補修で、パッチワークのような道路も多く見受けられます。また、道路破損による事故も後を絶ちません。さらに増額し、改修を一層進めるべきです。河川については除草や清掃、しゅんせつなども十分とは言えません。定期除草などの回数をふやすべきです。治水対策事業では、100mm/h安心プランによって大幅な改善が図られる計画ですが、プランに含まれない地域についても早急に対策が必要で、水路の改修や貯留施設の建設などを行うべきです。コミュニティバス運行事業では、第3次運行で利用者が減少してしまいました。早急にニーズに合ったダイヤ編成に見直しを行うべきです。また、バスの台数をふやし、せめて1時間に1本の運行や、全ての路線で毎日運行とするなどの充実が必要です。公園は、人口1人当たりの面積が他市と比較しても少ない状況です。リニューアルも重要ですが、公園の新設などの整備も進めるべきです。春日部駅構内通行費支援事業については、手続の簡素化が必要です。以上の理由で、この一般会計予算に反対しますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、歳入においては、国庫及び県支出金において、都市基盤の整備を推進する上で必要な財源を確保するとともに、対象となる補助金の有効活用が図られていると考えます。歳出では、都市インフラマネジメント計画に基づき、道路・河川・公園などの老朽化したインフラ施設を計画的に管理・修繕・更新する予算を計上したことは、本市のインフラ施設を適切に維持していく上で必要不可欠なものと考えます。治水対策においては、引き続き100mm/h安心プランに位置づけられた準用河川安之堀川の改修事業の着手を初め、浸水被害の多い地域における水路の整備を実施することにより、今後における浸水被害の軽減が期待されるとともに、防災機能の向上に資するものであると考えます。公園の整備については、子供から高齢者まで幅広い世代が一緒に触れ合えるよう、藤塚第4公園のリニューアルを実施することにより、地域コミュニティの活性化や生活環境の向上につながるものと大いに期待をします。  都市基盤整備分野では、本市にとって念願だった春日部駅付近連続立体交差事業において、都市計画決定手続が順調に進み、この予算において調査・測量費を計上したことはさらなる事業推進に大きく期待をするところです。さらに、土地利用推進事業においては、北春日部駅周辺地区において、さらなる具体的な取り組みとして、土地区画整理事業の計画策定が進められることは、高く評価するものです。また、新たに産業基盤整備事業として、早期整備が期待をされる東埼玉道路沿道の赤沼・銚子口地区における産業団地の実現に向けた計画策定を進めることは、当市における担税力強化、さらには新たな雇用創出に向けた取り組みであり、高く評価をします。街路事業の整備としては、中央通り線整備事業において、引き続き袋陣屋線から神明通り間を整備することにより、春日部駅東口へのアクセス向上と中心市街地の活性化及びにぎわいの創出が期待でき、連続立体交差事業の推進を図るものと考えます。今後においても将来への視点を持ちながら、魅力的なまちづくりとしっかりとした都市基盤の整備を着実に進めていただくことを要望し、賛成しますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第31号 平成31年度春日部都市計画事業西金野井第二土地区画整理事業特別会計予算についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第33号 平成31年度春日部市水道事業会計予算についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、県水受水費を約9割見込んでいるが、これは県内一律なのか、また県内で一番県水割合が低いところと高いところはどこか伺いたいとの質疑に対し、それぞれの自治体が埼玉県企業局に毎年度配水量の見込みを立て、自己水と取水水量等に応じて受水の申し込みをする仕組みとなっており、県水受水率は県内一律ではありません。県内で県水受水率の最も高い団体は吉見町、滑川町の100%、最も低い団体は飯能市の13.2%ですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、市民の生活実感としては、大変な暮らしを余儀なくされており、かかる消費低迷が続き、もはや費用を抑える努力も限界に近づいてきています。今予算は、10月からの消費税10%増税を見越した予算となっており、実質的な値上げとなっています。水道料金は、10立方メートル当たり1,177円、越谷・松伏水道企業団1,026円、草加市810円と比べても高い金額です。有収率向上の取り組みなど経営努力は理解しますが、県水受水量については、以前は地下水の活用などで90%を下回る年もあったので、降雨量などに応じて柔軟な活用をお願いします。内部留保資金は引き続き20億円以上あります。水道料金の引き下げを図り、市民生活を支えることが求められます。以上を指摘し、反対しますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、平成31年度予算は、西部浄水場中央監視操作設備更新工事や老朽管の布設がえを初めとした水道施設の更新、耐震化など、安心で安全な水を安定供給する上で必要な経費の計上であると考えます。今後の水道事業は、収入においては水需要の減少に伴う料金収入の減少、費用においては老朽化した施設や設備の更新需要の増加により多額の経費が見込まれるなど、厳しい経営状況が推測されます。引き続き、内部留保資金を適切に活用し、施設の更新や強靭化に取り組むとともに、将来にわたり安全で安定した水の供給に努めていただくことを要望し、賛成しますとの討論がありました。
     以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第35号 平成31年度春日部市下水道事業会計予算についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、雨水管渠建設費について、工事請負費3億3,050万円の概要について伺いたいとの質疑に対し、浸水・冠水被害の軽減を図るため、会之堀川第一幹線の整備工事を行うもので、立沼集会所から上流区間の武里内牧線横断部分について、ボックスカルバートを約25メートル整備するものです。また、埼玉県が実施している1級河川新方川の整備に伴い、武里東幹線の水路を切り回しするものですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、下水道使用料は、約2年前の値上げにより1カ月20立方メートル当たり2,333円で、県内56団体中、値上げ前の24番目から11番目と非常に高い額となってしまいました。越谷市2,322円、上尾市2,116円、草加市1,911円、久喜市1,836円と近隣自治体と比較しても高い額となっています。下水道は、衛生面をよくすること、川や海などをきれいにする役目を担っています。社会的、公共的なものですから、一般会計からの繰り入れをふやし、下水道料金を引き下げ、市民負担を極力軽くすべきです。以上を指摘し、反対しますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、平成31年度予算では、年間有収水量を1,954万1,000立方メートルと見込むとともに、公共下水道の整備として引き続き西金野井東地区等の工事を実施し、雨水対策についても会之堀川第一幹線整備工事やポンプ場の改修工事などを進めていくものです。また、老朽化が進む下水道施設を改修しながら、計画的かつ効率的な維持管理を着実に実施していくことで、市民の生活環境向上と安定した下水道サービスを提供する内容となっています。今後においても厳しい財政状況が続くと思いますが、市民の健康で快適な生活や安心安全なまちづくりを進めていく上で公共下水道は大きな役割を担っていますので、引き続き経営の健全化と生活環境の充実に向け、より一層努力していただくことを要望し、賛成しますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、陳情第1号 陳情(市町村公的審議会等委員への宅地建物取引業者の登用に関する件外3件)、建設委員会所管分についてを議題とし、意見を求めたところ、意見なく、陳情第1号についての意見交換を終結しました。  以上で、当委員会に付託された議案の審査の経過と結果についての報告を終わります。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇教育環境委員長報告 ○鬼丸裕史 議長  次に、教育環境委員長、石川友和議員。                    〔石川友和教育環境委員長登壇〕 ◎石川友和 教育環境委員長  教育環境委員長の石川でございます。今定例会において、当委員会に付託された議案4件について、審査の過程における主な質疑及び討論並びに審査の結果を報告いたします。  なお、陳情1件についても意見交換を行いましたので、あわせて報告いたします。  最初に、議案第7号 春日部市立学校設置条例の一部を改正する条例の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例の制定、教育環境委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第15号 春日部市営土地改良事業の経費の賦課徴収に関する条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第19号 平成30年度春日部市一般会計補正予算(第6号)、教育環境委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、小学校体育館トイレ改修事業、中学校体育館トイレ改修事業の事業内容を小学校、中学校別に伺いたいとの質疑に対し、児童生徒の学校環境の改善及び地域住民の避難場所としての役割を果たすため、小学校2校、中学校2校の体育館のトイレにおいて、洋便器の設置、給排水設備の更新及び内装改修などを含めたトイレ内の全面リニューアル工事を行うもので、国の第2次補正予算に伴い、平成30年度に前倒しをして実施するものですとの答弁がありました。  また、体育館トイレの改修が今後必要な学校は、何校でどこになるか伺いたいとの質疑に対し、小学校は8校になり、具体的には幸松小学校、備後小学校、緑小学校、武里西小学校、南桜井小学校、内牧小学校、武里小学校、桜川小学校になります。中学校は、今回の補正予算により前倒しすることにより完了する予定になっておりますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第27号 平成31年度春日部市一般会計予算、教育環境委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、学校校舎トイレ改修事業で中野小学校がリフレッシュ改修を行うと、洋便器の数が幾つふえるのか伺いたいとの質疑に対し、現在7基ありますが、改修により16基になる予定ですとの答弁がありました。  また、いじめ防止対策で認知件数はわかりましたが、この間、重大事態というのがあったのか伺いたいとの質疑に対し、春日部市いじめ防止条例を制定いたしました平成28年度以降、本市において重大事態は発生しておりません。引き続き、いじめの未然防止、早期発見、早期解決のために連携して発生しないように対応していきますとの答弁がありました。  また、小中学校内でNHKに対してお金を払っている分のテレビですが、誰がどういうときに、どのくらいの頻度で見ているのか、わかる範囲内で教えてくださいとの質疑に対し、職員室もしくは校長室に各学校1台設置しております。頻度については、この場では不明ですが、外部からの情報収集等に利用しているとのことで伺っていますとの答弁がありました。  また、環境美化推進事業が前年度に比べて、平成31年度の予算が657万5,000円の増となっているが、この理由を伺いたいとの質疑に対し、理由は2点あります。1点目は、ごみ集積所におけるカラスの被害をどうにかしてほしいという声が多く寄せられていることから、新しいタイプの防鳥ネットを作成するために約140万円の増額をしたものです。2点目は、電気機器などに使用されているポリ塩化ビフェニル、いわゆるPCBと呼ばれる有害物質を処分するための事前調査として、変圧器やコンデンサ、それから蛍光灯安定機にPCBが含まれているか、いないかを調査する委託料を新規に計上したことにより増額となりましたとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、平成31年度予算では、中学校の特別教室へのエアコン整備や、小学校校舎のトイレ改修、学校体育館のトイレ改修、スクール・サポート・スタッフ配置など、保護者や児童生徒、学校現場の要望に応える内容が盛り込まれており、評価できる点があります。しかし、教職員の超多忙化を解消するための根本的な施策である教職員増、少人数学級、学校給食費の無償化、教育的な効果の高い学校図書館支援員の全校配置など、一人一人の子供たちに行き届いた教育を保障するには不十分な予算となっております。農林水産業費や商工費では、空き店舗を活用したかすかベンチャー応援補助金の創設については、若干の期待を持ちます。しかし、農業振興や商都復活につながる積極的な施策は見られません。社会教育関係では、公民館の有料化が継続され、図書館の図書購入費が昨年度から大幅に減らされたままになっており、文化の拠点とも言うべき図書館に指定管理者制度が導入されていることは、極めて問題です。体育施設は整備計画の見直しが行われておりますが、しばらくは市民が十分にスポーツに親しみ、健康増進のための整備されたサッカー場、陸上競技場、市民プールなどがないままの状態が続く状況です。これでは、人口減少に歯どめをかけ、誰からも選ばれるまちになることはできませんので、早急に検討し整備していくことを求めます。以上、多くの課題が残されたままの予算となっており、総合的に検討した結果、賛成できるものではないと判断し、反対しますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、歳入においては、国庫及び県支出金について、各施策の実施に必要な財源確保とともに、対象となる補助金の有効活用が図られていると考えます。歳出においては、ごみ処理施設運営事業において、基幹的設備改良工事を行ったごみ焼却施設と、平成28年度末に竣工したし尿処理施設を対象に、10年間の全面委託である長期包括運営委託が導入されます。このことにより、リニューアルした両施設については、今後も安定した施設運営が図られるものと考えます。また、商工費においては、市内の空き店舗を活用して創業する事業者に対し、かすかベンチャー応援補助金を創設するとともに、観光振興事業において、イベントチラシの翻訳やせせらぎ公衆便所の改修など観光客の受け入れ態勢強化を図ることにより、地域経済の活性化が期待できるものと考えております。  一方、教育費では、学校教育関連事業において、充実した学校環境づくりの推進として、中学校特別教室エアコン整備事業が計上されており、生徒の学習環境の改善がより一層図られるものと考えます。また、スクール・サポート・スタッフ事業として、教員にかわって学習プリントなどの印刷や授業準備の補助などを行う臨時職員の配置が計画されており、教員の負担軽減により、さらなる教育の充実が図られるものと考えます。さらに、平成31年4月に開校する江戸川小中学校のスクールバス運行事業や、水泳授業の民間委託に伴う費用が計上されており、これらは県内初の義務教育学校の円滑な学校運営に必要なものと考えます。社会教育関連事業では、東京オリンピック機運醸成イベントに伴う費用が計上されており、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、市内の機運醸成が期待できると考えます。また、放課後子ども教室においては、義務教育学校を含む全小学校での実施が計画されており、地域の人々に参画をいただきながら、放課後の子供たちの安心安全な居場所づくりや、体験の機会づくりがより一層推進されるものと考えます。以上、幾つかの事業について申し上げましたが、今後におきましても、限られた予算を効率的かつ効果的に活用し、各事業に総合的に取り組んでいただくことを要望し、賛成しますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、陳情第1号 陳情(市町村公的審議会等委員への宅地建物取引業者の登用に関する件外3件)、教育環境委員会所管分についてを議題とし、意見を求めたところ、意見なく、陳情第1号についての意見交換を終結しました。  以上で、当委員会に付託された議案の審査の経過と結果並びに陳情についての報告を終わります。 △休憩の宣告 ○鬼丸裕史 議長  この際、暫時休憩をいたします。  午前11時34分休憩   ───────────────────────────────────────────────── △開議の宣告 ○鬼丸裕史 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  午前11時34分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △各常任委員長報告に対する質疑 ○鬼丸裕史 議長  最初に、総務委員長報告に対する質疑を行います。  質疑の通告がありませんので、総務委員長報告に対する質疑を終結いたします。  次に、厚生福祉委員長報告に対する質疑を行います。  質疑の通告がありませんので、厚生福祉委員長報告に対する質疑を終結いたします。  次に、建設委員長報告に対する質疑を行います。  質疑の通告がありませんので、建設委員長報告に対する質疑を終結いたします。  次に、教育環境委員長報告に対する質疑を行います。  質疑の通告がありませんので、教育環境委員長報告に対する質疑を終結いたします。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議案第27号に対する修正動議の上程、説明、質疑 ○鬼丸裕史 議長  次に、本日5番、卯月武彦議員ほか4名から議案第27号 平成31年度春日部市一般会計予算についてに対する修正動議が提出されました。所定の発議者がありますので、本動議は成立いたしました。  よって、直ちに議題といたします。  修正案について提出者から説明を求めます。  5番、卯月武彦議員。                    〔5番卯月武彦議員登壇〕 ◎5番(卯月武彦議員) 議席番号5番、卯月武彦です。修正動議について、提案議員を代表しまして説明をさせていただきます。  お配りされております資料最後ページに参考資料が一覧として載っておりますので、そちらをごらんください。  歳入歳出それぞれ16億5,415万5,000円を増額し、総額737億9,415万5,000円とするものです。内容について、まず歳出からご説明いたします。3款1項5目高齢者福祉費を3,533万円増額します。これは、長寿記念事業として77歳の方に1万円贈呈するものです。  3款1項7目介護保険費を3億5,106万5,000円増額します。これは、介護保険料を1人5,000円引き下げるための介護保険特別会計に繰り出すものです。  3款1項9目国民健康保険費を5億5,826万円増額します。これは、国民健康保険税を1人1万円引き下げるために、国民健康保険特別会計に繰り出すものです。  7款1項2目商工振興費を5,000万円増額します。これは、市内経済活性化を図るため、住宅リフォーム助成事業を創設するものです。  10款2項4目学校建設費を500万円増額します。また、10款3項4目学校建設費を250万円増額します。これは、小中学体育館にエアコン設置をするための調査を行うものです。  10款4項1目小学校給食費を4億900万円増額し、また2目中学校給食費を2億3,800万円増額します。これは、旧春日部地域おける小中学校の給食費を無料にするために補助するものです。なお、庄和地域の給食費については、歳入でご説明いたします。  10款6項2目体育施設費を500万円増額します。これは、市民プール建設に向けて調査設計を行うものです。  次に、歳入について説明いたします。12款1項7目教育使用料を3,713万9,000円減額します。これは、公民館の使用料を無料に戻すものです。  17款1項1目財政調整基金繰入金を3億3,127万3,000円増額します。これは、予算修正に伴う不足する財源を賄うため、財政調整基金から繰り入れを行うものです。  18款1項1目繰越金を14億9,999万9,000円増額します。繰越金は、ここ数年の実績をもとにやや少な目に見積もって15億円を計上するものです。  19款6項4目雑入を1億3,997万8,000円減額します。これは、庄和地域の小中学校の給食費を無料化するものです。  以上、市民の負担の軽減、子育て支援など市民サービスの充実で、市長の掲げる「日本一幸せに暮らせるまち」を実現するため最低限の提案ですので、ご賛同をお願いしまして、提案説明といたします。 ○鬼丸裕史 議長  ただいまの修正案に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  質疑がありませんので、修正案に対する質疑を終結いたします。 △休憩の宣告 ○鬼丸裕史 議長  この際、暫時休憩をいたします。  午前11時39分休憩   ───────────────────────────────────────────────── △開議の宣告 ○鬼丸裕史 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  午前11時50分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議案第1号から議案第35号までに対する討論、採決 ○鬼丸裕史 議長  日程第2、これより議案第1号から議案第35号までについて、順次討論を行い、採決をいたします。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第27号に対する修正案の否決並びに議案第27号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  最初に、議事の都合により、議案第27号 平成31年度春日部市一般会計予算について及び平成31年度春日部市一般会計予算に対する修正案を先議いたします。  原案及び修正案について討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に12番並木敏恵議員。
                       〔12番並木敏恵議員登壇〕 ◆12番(並木敏恵議員) 12番、並木敏恵です。議案第27号 平成31年度春日部市一般会計予算について、日本共産党議員団を代表いたしまして、原案に反対し、修正案に賛成の立場から討論を行います。  まず、原案の歳入について述べます。個人市民税は128億8,000万円で、前年度に比べ1億7,700万円の増、法人市民税は18億2,900万円で7,200万円の増となっています。その理由として、景気の緩やかな回復を挙げていますが、市民にその実感はありません。賃金がわずかに上がっていても、物価の上昇に追いつかず、医療費や介護保険料などの負担がふえ、実質賃金や年金が下がり続けているからです。NHKが2月に行った世論調査でも、景気回復を実感していないという人は66%に達しており、安倍政権が家計消費は持ち直しているなどの主張は、国民の実態から全くかけ離れたものとなっています。  さらに、10月からは、消費税10%増税が予定をされておりますが、低所得者ほど負担の重い消費税は、アベノミクスで広がった貧困と格差をさらに拡大にするものにほかならず、ポイント還元と複数税率などの景気対策は、中小業者や中小企業団体から痛烈な批判の声が上がっております。今やるべきことは、空前の大もうけをしている富裕層と大企業の優遇税制にメスを入れ、大企業には中小企業並みの税負担、富裕層の株の優遇税制を正すことです。それにより消費税に頼らず保育料無償化などの子育て支援の財源を生み出すことができます。  地方交付税は79億円で前年度より6億円の増、臨時財政対策債は34億円で前年度と同額で、合わせて6億円の増となっています。基金総額は30年度末見込みでは、総額112億6,000万円で、そのうち財政調整基金は42億円です。さまざまな事業に活用しても31年度末の見込みは78億6,000万円となっております。31年度予算でも、前年度と同様に繰越金を1,000円しか見込まず、基金から取り崩し、不足分に充てるとしています。しかし、繰越金の過去3年間の実績は約22億円から27億円もあり、見込める財源を見込まずに財源不足として基金を充てることは極めて問題です。繰越金を1,000円とか見込まないという予算は、総計予算主義の原則から逸脱していると言わざるを得ず、実績を踏まえた適切な予算を計上すべきです。  市債残高は、31年度末で約668億7,000万円の見込みですが、今後国から525億円も交付されるため、実質的な借金は163億円となり、総額の約23%にすぎません。  以上のように、31年度も市の財政は極めて健全であり、財源は十分あるということです。  次に、原案の歳出について述べます。市民の一番の要求、公共料金の引き下げです。実質賃金や年金の引き下げ、消費税増税や国保税、介護保険料などの負担増が市民生活をますます苦しくしているからです。春日部市政の役割は、こうした国の悪政の防波堤となって市民の命と暮らしを守り、福祉の増進、子育て支援でまちの活気を取り戻すことです。人口減少に歯どめをかけることが春日部市の最大の課題です。合併に行われてきた公民館の有料化、国保税や保育料、下水道料金の値上げ、敬老祝金や福祉タクシー券、燃料券、私立幼稚園就園奨励費の縮小や削減、市民プールの廃止など、さまざまな市民への負担増とサービスの低下が行われ、市の魅力と活気が失われてきました。  そういう状況のもとで日本共産党市議団は、子育て環境の整備と子育て支援に重点を置いた予算修正案を20年間毎年提案してきました。市民と力を合わせた要求運動の結果、児童館の建設、市立病院の移転新築、こども医療費の中学卒業までの無料化、小中学校の普通教室へのエアコン設置などが実現しました。  31年度予算の総額721億4,000万円で、昨年度より10億1,000万円も多く、過去最大の予算となっています。こども医療費、ひとり親家庭、重度障害者の医療費で、高額療養費分の窓口払いがされることや待機児童解消に向けて保育所の定数が増加すること、また児童発達支援センター、公立保育所、幼児保育施設の整備、さらには学校体育館や校舎のトイレ改修、中学校の特別教室へのエアコン整備などが計上されております。これらは、日本共産党市議団が一般質問や予算修正案、市長への予算要求などで取り上げてきた提案であり、予算計上されたことを評価いたします。  また、春日部駅の鉄道高架については、都市計画決定されたことは大変喜ばしいことです。しかし、完成までにはまだまだ時間がかかります。それまでの間、自由に通行できるよう東西地下通路を早急に建設することが必要です。  しかし、以下の点で市が今重視して取り組まなければならない課題に前向きの予算となっていないことを指摘せざるを得ません。  まず、総務費です。職員数で相変わらず県内で最も少ない状況であり、職員の負担は非常に重くなっております。今議会で、生活保護担当職員の超過勤務手当不払い問題が明らかとなり、選挙管理委員会では1人の職員の残業時間は月243時間、年間964時間という過労死ラインをはるかに超える異常な超過勤務状態になっています。人手不足によって残業が常態化している部課もあります。これは、明らかに法令違反です。不払いの超過勤務手当はきちんと支払うこと、今回の不正の責任を明確にすること、必要な職員を増員すること、二度とこのような起こらないよう改善することを強く求めます。  東日本大震災から8年が経過し、改めて市民の命と財産を守る先頭に立つ消防職員を増員することの重要性を確認する必要があります。消防職員は、国の整備指針に対する充足率、約73%、条例定数280に対して95%です。数年前から救急車の出動件数は年間1万件を超えています。現在の職員では一たび大規模な災害が起これば、それに十分対応できません。十分な訓練と経験を必要とすることから、早急に条例定数まで増員するとともに、日常的に職員数を確保するためにも、近隣自治体で実施している2交代制から3交代制にすることが必要です。また、老朽化した武里、浜川戸、豊野の各分署の建てかえを早急に行うよう強く求めます。  民生費では、重度心身障害者に対する施策が極めて不十分です。障害者の入所施設が市内に一つもないにもかかわらず、早急に整備する方針すらないことは極めて問題です。福祉タクシー券、自動車燃料費助成事業において、障害者という社会的に弱い立場の人の移動手段を保障するためにも、枚数をもとの40枚に戻すとともに、手帳を持つ全ての障害者や交通弱者にまで拡大を図る必要があります。  手話通訳者の養成とともに、市は言語条例の制定も急ぐ必要があります。シルバー人材センターの配分金は、近隣市と比べて時給1,000円で大変低く、引き上げを求めます。  放課後児童クラブは、江戸川小中学校に整備されることは前進ですが、専用スペースでないことが問題です。全てのクラブで子供の遊びと生活を保障する専用の施設、備品を整備する必要があります。4月からは、株式会社トライグループが指定管理者として5年間運営を行います。専門性、継続性が必要な学童保育に指定管理者制度はなじみません。市が直接運営すべきです。今後は、質の低下が起こらないよう、これまで以上に市が関与することを求めます。  児童館3館は市の東側に偏っております。市長の公約でも科学技術学習児童館の検討を始めたことが明らかになりました。市の西側にも整備し、子供たちが安心して身近で遊び、学び、活動できるようにすべきです。  小児救急診療所において、さいたま市が越谷市、草加市で実施している土曜日、日曜日、休日の夜間の診療が行えるようにすることが必要です。また、こども医療費の18歳までの無料化は、既に県内4市6町1村で完全実施されております。春日部市でも早急に検討することを求めます。  生活保護の受給者が年々増加し、ケースワーカー1人当たりの担当は88世帯と非常に多く、超過勤務の平均は25時間と常態化しています。職員の増員が求められております。申請から支給決定まで約3週間かかります。社会福祉協議会から借りられる福祉基金は2万円と低額です。なるべく早く受給できるようにすると同時に、福祉資金の増額が必要です。さらに、洗濯機、冷蔵庫など故障したときの買いかえの補助と、酷暑から命を守るためにエアコン購入費や電気代の補助を求めます。  次に、土木費です。低平地の多い市内にはいつも浸水する箇所が多数あります。冠水対策が現状に応じているとは言えません。100mm/h安心プランによる河川改修とともに、貯留施設の建設を急ぎ、安心して生活できるようにするために、治水対策事業のさらなる強化が必要です。豊春駅や八木崎駅の駅前広場の整備、北春日部駅周辺の土地区画整理事業、赤沼・銚子口地区における産業団地、東埼玉道路の整備促進などによるまちづくり、経済創出の効果に期待いたします。  人口1人当たりの公園面積は、県内で都市公園を有する60市町村の中で最下位レベルです。特に子供たちが自由に遊べる公園が少ない現状です。災害時の一時避難所としても、公園をさらにふやしていくことが重要です。  春バスは、利用したい時間帯に運行を行い、バスを増車して利便性の向上を図るべきです。同時に、交通弱者の皆さんが病院や買い物に行けるよう、デマンド交通やタクシー補助などの導入を提案いたします。  農林水産業費も商工費も依然として非常に低い予算です。農家戸数の減少が加速化し、深刻な状況です。後継者対策が重要な課題となっております。店舗数の減少も同様で、身近で買い物ができなくなっています。春日部駅の東口地域での空き店舗の活用として、かすかベンチャー応援補助金の取り組みは期待できるものですが、さらなる抜本的な対策が重要です。商工振興センターの跡地は、国のハローワーク、労働基準監督署の建設とあわせて、市の施設も同時に整備するよう提案いたします。  学校教育費では、子供一人一人と向き合い、丁寧な指導ができるようにするために、少人数学級の実現、教職員の増員がどうしても必要です。学校図書館に支援員を配置することの重要性は、既に十分に検証されています。全ての小学校に毎日配置すること、中学校にも配置することを行うべきです。  子供の貧困化が問題となっています。家庭の経済状態によって教育の格差があってはなりません。就学援助は、生活保護基準の1.5倍まで拡充していくことが必要です。12月から実施された新たな奨学金は、制度の内容に問題があります。高額な学費のために進学を諦めざるを得ない子供たちに支給する本来の奨学金制度とすることを求めます。  社会教育の後退が市の魅力を失わせ、特に子育て世代の人口が減少した大きな要因となっています。体育施設の整備、図書館の増設など、市民や子供たちが文化やスポーツに親しみ、主体的に活動できるよう、社会教育分野の拡充を図るべきであります。図書館を専門性、継続性、安定性のない指定管理者制度にしたことは、市の文化教育レベルを引き下げるものです。直営に戻すことが必要です。また、有料化により利用者が15万人も減少した公民館は、多くの市民が気軽に利用できるよう使用料を無料に戻すべきです。  以上、子育て、教育分野などの一定の前進はあるものの、多くの課題が残されたままの予算となっております。  それでは、日本共産党市議団が提案いたしました予算修正案について述べます。市長の予算編成権を侵さない範囲で、最小限の修正を行ったものであります。学校給食費の無償化は、子育て世代への経済的支援にとどまらず、教育の一環である学校給食を食育として充実させる抜本的な提案であります。国保税1人1万円の引き下げ、介護保険料1人5,000円の引き下げを行います。市民から高過ぎると悲鳴が上がっており、引き下げは市民の強い願いであります。  長寿記念事業において、戦中・戦後を生き抜き、日本の平和と繁栄にご尽力をいただいた77歳の方に1万円を支給します。近隣自治体のほとんどが70歳代から高齢祝金を支給しており、これは10年前まであった事業をもとに戻すものです。  公民館は地域の活動の拠点であり、社会教育を充実させ、誰でも気軽に利用できるよう無料に戻します。  子供たちの教育環境と災害時の避難所としての学校体育館にエアコンを設置します。既に設置した朝霞市などを視察して、実現可能と判断し、提案するものです。  住宅リフォーム助成制度は、県内でも多くの自治体が実施していますが、わずかの補助金で大きな経済効果をもたらします。市内業者に仕事が生まれ、地域経済の活性化が大いに期待できます。請願が2回、決議が1回採択されておりますので、空家リノベーション補助金とともにすぐに実施すべきものです。  市民プールは、市民の皆さんの強い願いです。県内で20万人以上の人口がある市で、市営のプールがないのは春日部市だけです。子育て世代が転出していく一つの大きな理由にもなっています。子育て環境の整備でもあり、高齢者の健康づくりにもつながる春日部市には欠かせない施設であります。  これらの財源は、例年繰越金が20億円以上となっていることから15億円を見込み、財政調整基金のほんの一部を取り崩し補ってまいります。これらの政策を実施することによって、若い世代の人口流出に歯どめがかかり、人口増に転じることができるきっかけとなります。さらに、循環型の地域経済の活性化でまちの活気を取り戻し、税収を増加することができ、経済も財政も立て直す提案であります。  議員各位には、この修正案へのご賛同をお願いし、修正案に賛成し、原案に反対する討論といたします。 △休憩の宣告 ○鬼丸裕史 議長  この際、暫時休憩をいたします。  午後 零時08分休憩   ───────────────────────────────────────────────── △開議の宣告 ○鬼丸裕史 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  午後 1時10分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議案第1号から議案第35号までに対する討論、採決(続き)  ◇議案第27号に対する修正案の否決並びに議案第27号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  引き続き討論を求めます。  次に、27番、栄寛美議員。                    〔27番栄 寛美議員登壇〕 ◆27番(栄寛美議員) 議席番号27番、栄寛美であります。議案第27号 平成31年度春日部市一般会計予算について、前進かすかべ。未来の会を代表いたしまして、修正案に反対、原案に賛成の立場から討論をいたします。  まずは、原案について申し上げます。平成31年度一般会計予算については、第2次総合振興計画に掲げた本市の将来像「つながる にぎわう すまいるシティ 春日部」の実現に向けて、バランスよく予算配分がなされているものと考えます。また、3つの重点プロジェクトを中心に予算配分を行い、各政策の目的の達成に向けた施策がとられております。  子育て健康長寿プロジェクト、5つの子育て応援パッケージを初めとした施策では、保護者、子育てにかかわる施設、働く保育士のそれぞれの目線で支援の充実が図られるものと評価をいたします。  まちの拠点整備、経済発展プロジェクトでは、動き始めております春日部駅付近連続立体交差事業を初めとして、北春日部駅周辺の区画整理事業、本市の課題の解決を図るため、新たな地域産業の創出を目指すかすかベンチャー応援補助金の創設などにより、魅力的でにぎわいのあるまちの実現に向けた前進が図られるものと考えます。  また、ほかにも市役所本庁舎の建てかえ、東埼玉道路の整備とこれに伴った産業集積など、本市の将来にわたる発展に欠かすことのできない大型事業を推進するための予算が盛り込まれております。  安心安全、持続可能なまちプロジェクトでは、インフラ施設の老朽化や集中的に更新の時期を迎えることが予想される中、都市、インフラマネジメント計画に基づいた道路、河川、公園の計画的な管理、修繕、更新を各分野で推進するための予算も計上されております。  また、通学路への防犯カメラの設置では、子供たちの安全な登下校や生活を守る環境づくりが推進されており、防犯対策の強化が図られるものと評価をいたします。  予算の全体としては、長期的な視点に基づき、各施策の着実な実現はもとより、複雑多様化する市民ニーズを的確に捉え、限られた財源を有効に活用することにより、市民満足度の高い、人々から選ばれるまちをつくることが必要であると考えます。今後、少子高齢化により一層の扶助費等の負担がふえる中で、市税を、特に企業誘致などでの法人市民税、固定資産税を中心とした自主財源の増加策をしっかりと実施し、筋肉質で強い春日部市の財政状態をつくっていただくことを強く要望をいたします。  また、今後において春日部駅付近連続立体交差事業、新庁舎建設など、大型事業の予定される中で、より一層の行政改革を進め、無駄をなくす努力を要望いたします。  特にこの当初予算を執行した結果得られる成果、最も重要な成果指標とも言える人口、税収について目標を明示していただきたいところであります。  今年度も人口は減り続けています。この予算にて市長公約の人口1万人増を目指していく、その覚悟を市長、執行部には持って行政運営をしていただきたいと強く要望させていただきます。それを申し上げ、原案に賛成いたします。  次に、修正案について申し上げます。歳入について、財源として財政調整基金の取り崩しによる財源は適切ではなく、それにより組まれた歳出においては、事業の継続性も乏しく、安定したサービスの実施が見込めないものと考えます。よって、修正案には反対の意を表します。  最後に、市長を初め執行部におかれては、第2次総合振興計画の2年目となる平成31年度、計画の着実な実行により市民の期待に応えることをお願い申し上げ、原案には賛成の意を表し、賛成討論とさせていただきます。 ○鬼丸裕史 議長  次に、13番、金子進議員。                    〔13番金子 進議員登壇〕 ◆13番(金子進議員) 議席番号13番、金子でございます。議案第27号 平成31年度春日部市一般会計予算について、新政の会を代表し、修正案に反対し、原案に賛成の立場から討論いたします。  最初に、原案について申し上げます。平成31年度一般会計予算は、自治体を取り巻く環境が人口減少や高齢化など厳しい状況にある中、第2次春日部市総合振興計画における重点プロジェクトに掲げた事業を中心に事業が精査され、選択と集中による予算配分がなされた適切な予算であると考えております。  歳出において、まず子育て、教育分野では、多様化した保育ニーズに対応し、子育て世帯を支援するため予算を重点的に配分し、市内全ての認可保育施設での紙おむつの持ち帰りを廃止する取り組みを初めとした5つの子育て応援パッケージが予算化されております。  また、保育所と児童発達支援センターの機能を有する複合型子育て支援施設の建設にも着手し、保育環境の向上及び保育所の定員拡大並びに病児保育事業へも対応していくとのことであります。これは、待機児童ゼロに向けた取り組みとあわせて、仕事と子育ての両立支援に大きく寄与するものであると考えます。  また、いよいよ来月、県内初の義務教育学校として開校する江戸川小中学校において、通学区域内の児童が安心安全に通学することができるようスクールバスが導入され、あわせて民間インストラクターによる水泳事業が実施されるなど、魅力的な学校運営にも大きな期待を寄せるものであります。  次に、福祉保健医療分野では、救急体制のさらなる充実を図るため、新たな取り組みとして包括的連携協定を締結しているセブンイレブン・ジャパンの市内全店にAEDを設置することは、市民の安心安全に寄与するものであります。また、今年度から開始した健康マイレージ事業では、市独自のポイント特典を付与することで、さらなる健康増進へのきっかけづくりとなり、生涯にわたる健康づくりにつながるものと考えます。  次に、市民参加文化スポーツの分野では、自治会連合会と連携して自治会カードを発行するとのことですが、この取り組みにより地域の連帯感や防災力の向上が図られ、地域コミュニティ全体の活性化が図られることを期待いたします。また、総合体育施設を整備するための基本計画の策定は、本市のスポーツ施設整備に向けた取り組みとして必要不可欠であると考えます。  また次に、環境防災生活分野では、ごみ焼却施設と汚泥再生処理センターを一括して全面委託に切りかえ、長期包括運営委託を導入するとのことですが、安定した廃棄物処理体制を実現することで、適切な運転管理が可能となり、生活環境の保全や良好な公衆衛生が維持されるものと考えます。  また、災害への備えとして引き続き防災体制の強化に向けた自主防災訓練への支援や防災士の養成、さらには最新のデータに基づいた災害ハザードマップの更新を進めることは、さらなる安心安全なまちづくりを進めていく上で必要不可欠な取り組みであると考えます。  また、子供の安全確保策として、市内の小学校の通学路に街灯、防犯カメラを計画的に設置していくとのことですが、この取り組みにより犯罪防止のまちづくりにつながることを期待いたします。  次に、観光産業経済分野では、日本を訪れる外国人観光客への対応として、観光パンフレットを多言語版で作成し、またせせらぎ公衆便所の改修などを実施することは、インバウンドも含めた観光客の受け入れ態勢が整備されるとともに、観光資源のさらなる魅力向上が期待できるものと考えます。  さらにまた、市内の空き店舗を利用して創業する事業者に対し、店舗の改修費用等の一部を補助するかすかベンチャー応援補助金の創設は、新たな地域産業の創出に向けた取り組みであると評価いたします。  次に、都市基盤分野では、本市にとって念願でありました春日部駅付近連続立体交差事業の早期完成に向けた都市計画決定手続が順調に進んでおります。新年度は、対象エリアの測量や計画策定業務を実施するとのことですが、春日部駅の高架化に向けた進捗が図られるものと大いに期待いたします。  また、活力あるまちの創出に向けた取り組みとして、北春日部駅周辺地区の土地区画整理事業や新たな産業基盤整備事業として、東埼玉道路沿線の赤沼・銚子口地区に産業団地の計画をすすめることは、本市における新たな雇用創出に向けた取り組みであり、担税力の強化にもつながるものと高く評価いたします。  次に行財政分野では、さらなる定住促進に向け、民間活力も導入しながら、効果的なPR活動を進めるとともに、空家の活用促進や子育て世帯への経済的支援として、新たにリノベーション奨励金を創設するとのことですが、地域の活性化を進めていく上で大変有意義であり、期待できるものと考えます。  以上のとおり、原案については、目指すべき将来像の実現に向けて、貴重な財源を効率的・効果的に活用しながら、バランスのとれた予算配分となっており、適切な予算であると評価いたします。  次に、修正案について申し上げます。まず、歳入においては、公民館施設使用料等を削減していますが、受益者による公平公正な負担の観点から適切な措置とは考えられません。また、財政調整基金繰入金及び前年度繰越金の増額が盛り込まれていますが、継続的な視点に欠ける事業の拡充のためにこれらの財源を充てることは不適切であると考えます。  次に、歳出においては、市民プールの整備に向けた調査設計費用が計上されていますが、公共施設マネジメント基本計画を踏まえ、新たな施設整備について慎重に検討されるべきものと考えます。また、国民健康保険特別会計及び介護保険特別会計への繰出金が増額となっていますが、加入者の保険料を軽減するために、法で定める基準を超えて一般会計から繰出金をふやすこと、また一般会計から繰出金のみの財源とすることは、特定の歳入をもって特定の歳出に充てる特別会計の趣旨から鑑みて適切な措置とは考えられません。  以上のとおり、使用料など歳入減少と歳出拡大により生じる財源不足に対し、その穴を埋めるため確かな財源が示されておらず、中長期的な視点を欠いた持続可能性に乏しい無責任な予算案と言わざるを得ません。したがって、修正案につきましては、安定的な財政運営の観点から、到底市民の皆様のご理解を得られるものではないと考えます。  執行部におかれましては、今後も多様化する行政需要を的確に捉え、将来世代に対し過度な負担を先送りしない持続可能で健全かつ安定的な財政運営を維持しながら、第2次春日部市総合振興計画に掲げる将来像の実現に向けて各施策を確実に推進していただくことを要望しまして、修正案に反対し、原案に賛成する討論といたします。 ○鬼丸裕史 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  最初に、修正案についてお諮りいたします。  修正案に賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立少数〕 ○鬼丸裕史 議長  起立少数であります。  よって、修正案は否決されました。  次に、原案についてお諮りいたします。  本案に対する各委員長報告は原案可決であります。各委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立多数〕 ○鬼丸裕史 議長  起立多数であります。  よって、議案第27号は原案のとおり可決されました。
      ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第1号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第1号 春日部市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第2号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第2号 春日部市犯罪被害者等支援条例の制定についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第3号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第3号 春日部市地域公共交通活性化協議会条例の制定についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する建設委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立多数〕 ○鬼丸裕史 議長  起立多数であります。  よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第4号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第4号 春日部市中心市街地まちづくり審議会条例の制定についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する建設委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第5号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第5号 春日部市立医療センター医療職就業貸付金貸付条例の制定についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第6号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第6号 消費税法等の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、5番、卯月武彦議員。                    〔5番卯月武彦議員登壇〕 ◆5番(卯月武彦議員) 議席番号5番、卯月武彦です。議案第6号 消費税法等の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、日本共産党議員団を代表して、反対の立場から討論を行います。  この条例案は、10月からの消費税増税を見込んで、市立医療センターの使用料、道路占用料、下水道料金及び水道料金を消費税2%分値上げするというものです。そもそも消費税増税を前提としている点が問題です。国会論戦などを通じて消費税増税根拠はことごとく崩れました。労働者の賃金が上がっている根拠となっていた毎月勤労統計の不正が明らかになり、実質賃金は落ち込んだままなのが実態です。安倍首相は、就業者が384万人ふえたことを強調しますが、そのうち約9割が65歳以上の高齢者と高校生、学生です。年金だけでは暮らしていけない高齢者とバイトで学費を捻出しなければならない学生が増加したというもので、高齢者や学生を取り巻く経済状況が悪化していることを示すものです。家計消費は8%に増税される前と比べ、平均で25万円も落ち込んだままで、GDPベースで見ても回復していません。政府は、好景気が続いているとしてきましたが、今月7日、内閣府は、景気動向指数が3カ月連続で後退したことを明らかにして、景気判断を足踏みから下方への局面変化に引き下げました。このような経済状況のもとで、増税は絶対に行うべきでありません。仮に政府が消費税を引き上げたとしても、市が必ずしもその分を市民に転嫁しなければならないというものではありません。  旧春日部市では、消費税が3%だった時期に水道料金と下水道料金に係る消費税を1.5%に抑えていたことがありました。実質賃金が上がらず、年金は引き下げられ、負担はふえる一方です。市民の暮らしを守るために消費税増税分を市民に転嫁すべきではありません。  よって、この条例制定に反対いたします。 ○鬼丸裕史 議長  次に、8番、水沼日出夫議員。                    〔8番水沼日出夫議員登壇〕 ◆8番(水沼日出夫議員) 議席番号8番、水沼でございます。議案第6号 消費税法等の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、新政の会を代表し、賛成の立場から討論します。  本条例は、国の消費税法等の一部改正に伴い、関係条例を一括して改正するため制定するものです。消費税については、国の基幹税収であり、事業者に対して消費税等の円滑かつ適正な転嫁が求められております。今回の改正内容につきましては、本体価格は従前の額に据え置かれており、消費税率の改正分のみが増額とするなど適正な改正であると考えます。また、十分な準備期間を考慮した適切な時期の改正であるものと考えます。なお、利用者に対しては、事前に十分な周知を図るなど、混乱が生じないよう努めていただくことを要望し、賛成討論といたします。 ○鬼丸裕史 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する各委員長報告は原案可決であります。各委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立多数〕 ○鬼丸裕史 議長  起立多数であります。  よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第7号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第7号 春日部市立学校設置条例の一部を改正する条例の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例の制定についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する各委員長報告は原案可決であります。各委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第8号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第8号 春日部市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、4番、坂巻勝則議員。                    〔4番坂巻勝則議員登壇〕 ◆4番(坂巻勝則議員) 議席番号4番、坂巻勝則です。議案第8号 春日部市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正について、日本共産党議員団を代表して、反対の立場で討論を行います。  この条例の一部改正は、今まで青天井だった職員の残業時間に上限を設けるもので、一定の前進であり評価もできますが、規則で定めた超過勤務時間の上限が高過ぎることは問題です。規則では、通常業務の超過勤務時間の上限を月45時間、年間360時間としています。これでも相当長い超過勤務時間ですが、他律的な業務の超過勤務時間の上限は、月100時間、年間720時間です。これでは厚労省の定めた過労死ラインをも超えてしまいます。しかも、公務の運営上やむを得ない場合は、月100時間、年間720時間の上限すらも特例で超えることができるとされています。これでは残業時間を規制するどころか、合法的な長時間労働を野放しにすることにより、多くの過労死を招きかねません。  総務委員会の質疑において、最も残業時間が多かった職員は、選挙管理委員会の職員で、月243時間、年間964時間の残業をしたとのことでした。よく過労死にならなかったと驚きました。  そもそも超過勤務などしなくても通常勤務時間内に業務が終了できるように人員を配置すべきです。その上で、超過勤務の上限時間を定めるのであれば、働く職員の立場で異常な長時間労働を是正するための上限を設定するべきです。  以上のことを指摘いたしまして、反対討論といたします。 ○鬼丸裕史 議長  次に、8番、水沼日出夫議員。                    〔8番水沼日出夫議員登壇〕 ◆8番(水沼日出夫議員) 議席番号8番、水沼でございます。議案第8号 春日部市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正について、新政の会を代表し、賛成の立場から討論いたします。  働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律により、民間労働法制において時間外勤務の上限規制等が導入されることに伴い、国家公務員においても人事院規則の改正により、超過勤務命令を行うことができる上限を定めるなどの所要の措置が講じられたところでございます。  今回の一部改正については、地方公務員法第24条第4項における均衡の原則に基づき、国家公務員の措置を踏まえ、本市の職員の時間外勤務命令の上限時間等を定めるための必要な改正であると考えます。  なお、具体的な上限時間等については、規則により定めることとなりますが、長の権限に属する個別執行行為の実施に当たるものと考えられることから、妥当性があり、適切なものと言えます。
     職員の健康維持やワークライフバランスを確保することで、職員一人一人が生き生きと働き、市民サービスを向上していくために、今回の条例改正は有効であると考えます。今後におきましても、法改正等への適切な対応をしていただくとともに、地域社会をリードする役割を認識していただき、さらなる時間外勤務の縮減に向けて取り組んでいただくよう要望し、賛成討論といたします。 ○鬼丸裕史 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立多数〕 ○鬼丸裕史 議長  起立多数であります。  よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第9号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第9号 春日部市職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第10号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第10号 春日部市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第11号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第11号 春日部市議会の議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、6番、大野とし子議員。                    〔6番大野とし子議員登壇〕 ◆6番(大野とし子議員) 議席番号6番、大野とし子です。議案第11号 春日部市議会の議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、日本共産党議員団を代表して、反対の立場で討論します。  この議案は、市議会議員の期末手当を現行の年間4.40カ月から4.45カ月へと0.01カ月分、年間約2万7,000円引き上げるというものです。今、労働者の実質賃金は下がり続け、不安定な非正規労働者が多くなっており、消費税増税と物価上昇の二重苦が国民の暮らしと中小企業を圧迫しております。市民が苦しい生活を強いられているときに、苦しみを分かち合うべき議員の期末手当を引き上げることは、市民の理解を得られません。  よって、この議案には反対いたします。  同時に、議案第12号 春日部市特別職の給与に関する条例の一部改正で、市長、副市長の期末手当も同じように、年間0.01カ月分、市長は約5万9,000円、副市長は約5万円引き上げること、さらに市長の退職金の20%である380万円のカットをやめ、4年間で1,510万円から1,890万円に戻すことも提案されています。このことも到底市民の理解を得られません。  また、議案第13号 春日部市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部改正について、教育長の期末手当も年間0.01カ月分、約4万6,000円の引き上げは、議案第11号と同様の理由により反対します。  以上で討論を終わります。 ○鬼丸裕史 議長  次に、15番、滝澤英明議員。                    〔15番滝澤英明議員登壇〕 ◆15番(滝澤英明議員) 議席番号15番、滝澤でございます。議案第11号 春日部市議会の議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、新政の会を代表し、賛成の立場から討論いたします。  今回の条例改正は、これまでと同様に、人事院勧告に準拠した一般職の期末手当等の見直しに準じた改正内容となっております。人事院勧告は、社会情勢に適用した適正な給与の確保を目的としており、広く国民の理解を得る最も合理的な方法であると認識しています。今回の改正内容を見ると、本市の一般職員を初め他の多くの自治体の改定内容、さらには国の特別職や国会議員の期末手当の改定状況から見ても整合が図られ、社会醸成に十分適応しているものと考えます。  以上の理由により、この条例改正は適正な対応であると判断し、賛成討論とします。  なお、議案第12号 春日部市特別職の給与に関する条例の一部改正について及び議案第13号 春日部市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部改正についても同様の理由により適正な改正であると考え、賛成といたします。 ○鬼丸裕史 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立多数〕 ○鬼丸裕史 議長  起立多数であります。  よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第12号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第12号 春日部市特別職の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立多数〕 ○鬼丸裕史 議長  起立多数であります。  よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第13号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第13号 春日部市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立多数〕 ○鬼丸裕史 議長  起立多数であります。  よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第14号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第14号 春日部市国民健康保険税条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、11番、今尾安徳議員。                    〔11番今尾安徳議員登壇〕 ◆11番(今尾安徳議員) 11番、今尾安徳です。議案第14号 春日部市国民健康保険税条例の一部改正について、日本共産党議員団を代表し、反対の立場から討論をします。  今回の条例の一部改正は、国保加入者の高齢化、医療費の高騰により、基礎課税額医療分の限度額を54万円から58万円へと4万円引き上げるものです。これによって賦課限度額は89万円から93万円と再び引き上げられることとなります。引き上げとなる対象世帯は490世帯、影響額は2,090万円、この間、6年間に5度の引き上げにより15万円の増税、春日部市が合併した当初から比べると32万円もの増税となっています。そもそも低所得層の多い国保は、加入者の高齢化、医療費増加により保険料が高騰しているのも国保の構造的問題と全国知事会、全国市長会なども指摘をしているとおりです。被用者保険などと比較しても同じ収入で保険料が格段に高い国保税は、極めて不公平と言わざるを得ません。国保は、引き上げるよりも引き下げる努力をするべきです。  以上を指摘し、反対討論とします。 ○鬼丸裕史 議長  次に、7番、石川友和議員。                    〔7番石川友和議員登壇〕 ◆7番(石川友和議員) 議席番号7番、石川友和でございます。議案第14号 春日部市国民健康保険税条例の一部改正について、新政の会を代表して、賛成の立場から討論いたします。  今回は改正は、国民健康保険税の基礎課税額の限度額の見直しに伴い、課税額の規定などを改正するものであり、これにより課税限度額を平成30年3月31日付で改正された地方税法施行令で規定されている限度額とするものです。課税限度額の見直しによって、負担能力に応じて国民健康保険税をご負担いただくことは、公平な税負担に沿うものと考えます。  今後におきましても財政健全化の観点から、自主財源である国民健康保険税の確保と医療費の適正化など、歳出の抑制に努めることを強く要望し、賛成討論といたします。 ○鬼丸裕史 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立多数〕 ○鬼丸裕史 議長  起立多数であります。  よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第15号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第15号 春日部市営土地改良事業の経費の賦課徴収に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する教育環境委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕
    ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第16号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第16号 春日部市水道事業の布設工事監督者及び水道技術管理者に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する建設委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第17号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第17号 市道路線の認定についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する建設委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第18号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第18号 市道路線の廃止についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する建設委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第19号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第19号 平成30年度春日部市一般会計補正予算(第6号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する各委員長報告は原案可決であります。各委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第20号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第20号 平成30年度春日部市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第21号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第21号 平成30年度春日部市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第22号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第22号 平成30年度春日部市介護保険特別会計補正予算(第3号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第23号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第23号 平成30年度春日部都市計画事業西金野井第二土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する建設委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第24号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第24号 平成30年度春日部市立看護専門学校特別会計補正予算(第3号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第24号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第25号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第25号 平成30年度春日部市病院事業会計補正予算(第3号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕
    ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第26号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第26号 平成30年度春日部市下水道事業会計補正予算(第2号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する建設委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第26号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第28号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第28号 平成31年度春日部市国民健康保険特別会計予算についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、5番卯月武彦議員。                    〔5番卯月武彦議員登壇〕 ◆5番(卯月武彦議員) 議席番号5番、卯月武彦です。議案第28号、春日部市国民健康保険特別会計予算について、日本共産党議員団を代表して、反対の立場から討論を行います。  国保の最大の問題は、国保税が高過ぎることです。平成30年度、県が運営主体となったことを機に、春日部市は一般会計からの繰り入れを6年間で廃止し、その分を国保税で賄う方針を示し、国保税を値上げしました。31年度は、限度額の引き上げだけにとどまりましたが、既に極めて重い負担となっています。特に国保は、負担能力とは無関係に、家族の人数に応じて課税される均等割があります。生まれたばかりの赤ちゃんにも年間4万4,100円が課税され、子供が多い家庭の負担は大きく、子育て支援や少子化対策に逆行するものとなっています。子供の均等割の減免制度を実施する自治体もふえています。中でも岩手県宮古市、福島県南相馬市、白河市では、全額免除しています。県内では、富士見市、ふじみ野市、鴻巣市、杉戸町、皆野町、小川町で減免を行っています。減免のための一般会計からの繰り入れは、赤字とはみなされません。春日部でも子供の均等割減免など減免を拡充すべきです。  国保税滞納世帯には短期保険証が発行されますが、納税相談の機会をふやすためとして、相談に来なければ郵送されず、とめ置かれます。全国では、保険証がないことで受診がおくれ、重症化や死亡する事例もあります。速やかに郵送すべきです。  人間ドックの補助を実施していないのも問題です。特定健診と各種検診を受診すれば、人間ドックと同程度の受診が受けられると説明されてきました。しかし、胃がん検診は同時に受けることができず、かつての人間ドックでは受けられた腹部エコー検査を受けることはできません。人間ドック補助を実施すべきです。  以上の理由から反対いたします。 ○鬼丸裕史 議長  次に、7番、石川友和議員。                    〔7番石川友和議員登壇〕 ◆7番(石川友和議員) 議席番号7番、石川友和でございます。議案第28号 平成31年度春日部市国民健康保険特別会計予算について、新政の会を代表し、賛成の立場から討論いたします。  国民健康保険は、国民皆保険制度の最後のとりでとしてその根幹を支える重要な制度です。しかしながら、国保制度を取り巻く状況は、所得の少ない加入者が多く、また高齢化の進展、医療技術の高度化など、極めて厳しいものとなっております。そのため、平成30年度には財政の責任主体が県となる、いわゆる国保の広域化が行われ、国の公費負担の拡充や医療費の全額が県から交付されるようになるなど、春日部市の国保財政は安定化に向かうものと期待をしております。  このような状況の中、平成31年度予算については、さらなる安定化を図るため、糖尿病性腎症重症化予防事業におけるほかの市町との相互乗り入れを拡充するなど、保健事業における医療費の適正化に取り組み、あわせて被保険者の健康増進に配慮するなど、適正な予算であると考えます。  また、法定外繰入金を30年度と同額を計上し、保険税率を据え置くなどし、被保険者の負担増とならないような配慮もなされているところを評価いたします。  しかしながら、法定外繰入金については国民健康保険制度を維持するためやむを得ないものと理解しておりますが、市政運営への影響も大きく、国、県においても削減すべきものとしていることから、今後においても自主財源である国民健康保険税の確保と医療費の適正化により一層取り組んでいただくよう努力していただき、賛成討論といたします。 ○鬼丸裕史 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立多数〕 ○鬼丸裕史 議長  起立多数であります。  よって、議案第28号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第29号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第29号 平成31年度春日部市後期高齢者医療特別会計予算についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、4番、坂巻勝則議員。                    〔4番坂巻勝則議員登壇〕 ◆4番(坂巻勝則議員) 議席番号4番、坂巻勝則です。議案第29号 春日部市後期高齢者医療特別会計予算について、日本共産党議員団を代表し、反対の立場で討論を行います。  そもそもこの制度は、75歳以上の高齢者を対象とし、独自の制度として医療費を高齢者自身に負担させようというものです。75歳以上といえば、お金の心配などせず安心して医療にかかれるようにすべき年代と考えます。春日部市における被保険者の見込みは3万3,996人と昨年より2,013人増加しました。埼玉県の平均の保険料は7万4,542円と全国47都道府県中8位の高さです。保険料が高いため均等割軽減を受けている方は2万131人で、被保険者の約6割に上ります。この後期高齢者医療制度は高齢者の実態に合っていないことのあらわれです。  さらに、国は、低所得者への保険料の軽減特例を段階的に廃止することを決め、平成31年度は9割軽減を8割にするということです。これにより6,616人もの人が4,170円も値上げになってしまいます。また、被用者保険の被扶養者に対する均等割軽減の削減では、800人が影響を受け、1人当たりでは2万850円も値上げです。最も厳しい状況の方の保険料を事実上値上げにするという余りに冷たい仕打ちと言わざるを得ません。同時に、年金が減らされ、就労世代ではない75歳以上の高齢者に重い負担を押しつけるこの制度を廃止し、もとに戻すべきです。  以上指摘し、反対討論といたします。 ○鬼丸裕史 議長  次に、7番、石川友和議員。                    〔7番石川友和議員登壇〕 ◆7番(石川友和議員) 議席番号7番、石川友和でございます。議案第29号 平成31年度春日部市後期高齢者医療特別会計予算について、新政の会を代表し、賛成の立場から討論いたします。  後期高齢者医療制度は、高齢者医療を社会全体で支える大切な制度であり、この持続が強く求められているものであります。本予算については、歳入歳出において被保険者数の増加を見込み、後期高齢者医療保険料と後期高齢者医療広域連合納付金が増額されており、適正に計上されていると認められます。  引き続き、適正な制度運営を図るため、後期高齢者医療制度の運営主体である埼玉県後期高齢者医療広域連合との連携をより一層密にしていただくとともに、被保険者一人一人がその状態に応じて安全安心で質が高く効率的な医療を受けられるよう、春日部市においても保険料の確保と医療費の適正化に努めていただくことを要望し、賛成討論といたします。 ○鬼丸裕史 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立多数〕 ○鬼丸裕史 議長  起立多数であります。  よって、議案第29号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第30号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第30号 平成31年度春日部市介護保険特別会計予算についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、6番、大野とし子議員。                    〔6番大野とし子議員登壇〕 ◆6番(大野とし子議員) 議席番号6番、大野とし子です。議案第30号 平成31年度春日部市介護保険特別会計予算につきまして、日本共産党議員団を代表し、反対の立場で討論を行います。  平成31年度は、第7期介護保険事業計画2年目の会計です。基準額となる第5段階の保険料は、1人月額4,980円で、県内順位は40市中の28番目です。滞納者の人数は、全体で1,758人、第1段階から第3段階の本人非課税世帯や、世帯に住民税課税者がいても、本人の収入が80万円以下の世帯を合わせると1,051人で、約60%です。所得が低い方に介護保険料が重い負担となっています。2年滞納すると3割負担となります。市として介護が受けられなくなる人がいないよう独自の支援を考えると同時に、基金を活用し、保険料の引き下げを求めます。  要介護認定者は、平成31年1万251人で、平成30年の9,865人から約400人ふえ、要介護5の方が987人です。介護の必要な人はふえ続けています。特養ホームの待機者が268人ですが、増設の計画はありません。第7期の整備計画にとなっている看護小規模多機能型居宅介護事業所開設も見通しが立っていません。高齢者が地域で暮らすためにも、訪問介護の充実は求められています。総合事業において必要な人には介護認定を行い、相当サービスを提供していくとの考えが確認できたことは評価しますが、今後も安易にチェックリストを行わないよう、必要な人にも専門職で支援していくことを求めます。  高齢者が身近なところで運動できる、介護予防の体制は必要なことです。しかし、エンジョイトレーニングなど住民に任せ切りになることはあってはなりません。現在、市は、職員や理学療法士を派遣し行っているようですが、引き続き市民との協働の取り組みを継続するよう求めます。  総合事業における市の努力を評価しつつ、国が介護制度を悪化させている中、市として必要な人には必要な介護が提供できる体制を構築していくことを求め、反対討論とします。 ○鬼丸裕史 議長  次に、7番、石川友和議員。                    〔7番石川友和議員登壇〕 ◆7番(石川友和議員) 議席番号7番、石川友和でございます。議案第30号 平成31年度春日部市介護保険特別会計予算について、新政の会を代表し、賛成の立場から討論いたします。  平成31年度の予算は、第7期介護保険事業計画の2年目に当たり、平成30年度当初予算と比較して2.1%の増となっておりますが、これは高齢社会の進展に伴い、介護保険サービス利用者の増加が予測されることに対して必要なサービスの確保のための適切な予算であると考えます。今後も支援を必要とする高齢者の自立支援と要介護状態の重度化防止を進め、住みなれた地域で生活を継続することができるよう、地域包括ケアシステムの進化推進を図ることが重要です。   このことから、限られた財源を効果的に使用し、適正なサービスを本当に必要な人に提供し、さらなる福祉の増進に努めていただくことを要望し、賛成討論といたします。 ○鬼丸裕史 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立多数〕 ○鬼丸裕史 議長  起立多数であります。  よって、議案第30号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第31号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第31号 平成31年度春日部都市計画事業西金野井第二土地区画整理事業特別会計予算についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する建設委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第31号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第32号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第32号 平成31年度春日部市立看護専門学校特別会計予算についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕
    ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第32号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第33号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第33号 平成31年度春日部市水道事業会計予算についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、12番、並木敏恵議員。                    〔12番並木敏恵議員登壇〕 ◆12番(並木敏恵議員) 12番、並木敏恵です。議案第33号、平成31年度水道事業会計予算について、日本共産党市議団を代表し、反対の立場で討論を行います。  水は生きていく上でなくてはならない大切ものです。ですから、どんなときでも安全でおいしい水を安定的に安価で供給しなければなりません。春日部の水道料金は、1カ月10立方メートル1,177円です。これは、埼玉県平均の1,121円よりも、また近隣の越谷・松伏水道企業団の1,026円や草加市の810円よりも高い水準です。その上、10月からは水道料金の消費税を10%に増税することになり、事実上の値上げとなります。  31年度末の内部留保資金の見込みは26億円ですから、まだまだ資金は潤沢です。消費税の転嫁をやめ、水道料金は県平均よりも安く、越谷、草加並みに引き下げるべきです。水の安定供給のためには、水道施設の老朽化対策、耐震化対策が欠かせません。浄水場の耐震化は85.3%ですが、排水管の耐震化率は56%ということです。内部留保資金を活用し、一層のスピードアップを求めます。  水道事業は、民間企業がかわることができない極めて公的な事業です。31年度は、再任用を含めると2名の職員が減となります。技術、技能が蓄積されないおそれがあります。また、料金徴収など市民と直接接し、市民のプライバシーにも踏み込み、福祉分野とも連携しなければならない仕事が民間委託の職員に任されていることが問題です。市の正規職員をしっかり配置し、技能、技術を蓄積し、災害など緊急事態にも対応できるようにすべきです。  以上を指摘し、反対討論といたします。 ○鬼丸裕史 議長  次に、8番、水沼日出夫議員。                    〔8番水沼日出夫議員登壇〕 ◆8番(水沼日出夫議員) 議席番号8番、水沼でございます。議案第33号 平成31年度春日部市水道事業会計予算について、新政の会を代表し、賛成の立場から討論します。  平成31年度予算は、西部浄水場中央監視操作設備更新工事や老朽管の布設がえを初めとした水道施設の更新、耐震化など、安心で安全な水を安定供給する上で必要な経費の計上であると考えます。  今後、水需要の減少に伴い料金収入の大幅な増加が見込めない一方で、老朽化が進む水道施設の更新や大規模災害に備えた水道施設の強靱化に多額の費用が必要となる厳しい経営状況が推測されます。このような状況に対応するため、内部留保資金を適切に活用し、施設の更新や強靱化を図っていただくことが重要となります。引き続き、事業運営の効率化と更新財源の確保に取り組むとともに、将来にわたり安全で安定した水の供給に努めていただくことを要望し、賛成討論といたします。 ○鬼丸裕史 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する建設委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立多数〕 ○鬼丸裕史 議長  起立多数であります。  よって、議案第33号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第34号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第34号 平成31年度春日部市病院事業会計予算についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第35号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第35号 平成31年度春日部市下水道事業会計予算についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、6番、大野とし子議員。                    〔6番大野とし子議員登壇〕 ◆6番(大野とし子議員) 議席番号6番、大野とし子です。議案第35号 平成31年度春日部市下水道事業会計予算について、日本共産党議員団を代表して、反対の立場から討論を行います。  春日部市の下水道料金は、平成28年度に20%もの大幅値上げが行われ、20立方メートル当たり2,332円で、現在、県内14位の重い市民負担となっています。消費税増税や社会保障費の負担増などで実質賃金は下がり、年金の引き下げで市民の暮らしは苦しくなっています。公共料金の負担軽減は市民の最大の要求です。国民の生活と衛生をつかさどる下水道事業は、極めて公共性の高い事業であり、本来全額を公費で賄うべきものです。高過ぎる下水道料金は問題です。  よって、この議案に反対いたします。 ○鬼丸裕史 議長  次に、8番、水沼日出夫議員。                    〔8番水沼日出夫議員登壇〕 ◆8番(水沼日出夫議員) 議席番号8番、水沼でございます。議案第35号 平成31年度春日部市下水道事業会計予算について、新政の会を代表し、賛成の立場から討論します。  平成31年度予算は、管渠やポンプ場など老朽化が進む施設の適切な維持補修に努めるとともに、下水道整備計画に基づき西金野井東地区等の下水道未整備区域の整備推進を図っていくことや、雨水対策においてもポンプ場の改修工事を進めていくなど、市民の生活環境向上を目指す内容となっています。  また、施設の効率的な維持管理や更新に取り組み、安定した下水道サービスを提供していくことは、市民が安心して暮らせるまちづくりの基盤となり、適切なものであると考え評価します。  そして、下水道事業を安定的に経営していくためには、貸借対照表などが示している財務状況を的確に把握し、今後の経営計画や施設の維持管理に反映させ、より一層経営の安定化を図る必要があります。今後におきましても財政状況は厳しいものになると思いますが、下水道施設は市民生活にとって欠くことのできないものであり、環境衛生の改善や水質保全のためにも大きな役割を担っていますので、未整備区域の早期整備に努めるとともに、より一層経営改善に取り組まれることを要望し、賛成討論といたします。 ○鬼丸裕史 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する建設委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立多数〕 ○鬼丸裕史 議長  起立多数であります。  よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。 △休憩の宣告 ○鬼丸裕史 議長  この際、暫時休憩をいたします。  午後 2時22分休憩   ───────────────────────────────────────────────── △開議の宣告 ○鬼丸裕史 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  午後 2時46分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △日程の追加 ○鬼丸裕史 議長  本日、市長から追加議案4件が提出されました。  お諮りいたします。本日の日程に追加し、直ちに議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  ご異議なしと認めます。  よって、本日の日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議案第37号及び議案第38号の上程、説明 ○鬼丸裕史 議長  日程第3、議案第37号及び議案第38号を一括議題とし、順次提案理由の説明を求めます。  会田水道事業管理者職務代理者。                    〔会田和彦水道事業管理者職務代理者登壇〕 ◎会田和彦 水道事業管理者職務代理者  議案第37号 損害賠償の額を定めるについて、提案理由及びその主な内容について説明申し上げます。  議案書85ページをごらんください。提案理由でございますが、自動車事故に係る損害賠償の額を定めるため、地方自治法第96条第1項第13号の規定に基づき提案するものでございます。  なお、本案件につきましては、示談の承諾を得られたことから、本日追加議案として上程するものでございます。  次に、主な内容について説明申し上げます。事故の相手方につきましては、議案書に記載のとおりでございます。  次に、事故の概要でございますが、平成30年1月29日、午後3時20分ごろ、施設管理課の職員の運転する車両が国道16号をさいたま市方面へ走行中、春日部市下柳713番6地先の交差点において、対向車線から県道西金野井春日部線へ右折しようとしていた相手方の運転する車両と衝突した人身事故でございます。  次に、損害賠償額でございますが、100万4,429円でございます。  なお、事故現場につきましては、別紙参考資料をご参照願います。  以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。  続きまして、議案第38号 平成30年度春日部市水道事業会計補正予算(第3号)について説明申し上げます。  補正予算書の1ページをごらんください。今回の補正予算は、先ほど説明申し上げました議案第37号 損害賠償の額を定めるについてに伴う増額補正でございます。  第2条、収益的収入及び支出でございますが、収入の第1款水道事業収益を100万5,000円増額し、46億6,545万9,000円とするものでございます。  また、支出の第1款水道事業費用を100万5,000円増額し、43億2,142万3,000円とするものでございます。  次に、2ページをごらんください。補正予算実施計画につきましては、後ほど補正予算実施計画明細書により説明申し上げます。  次に、3ページをごらんください。予定キャッシュフロー計算書につきましては、資金期末残高を43億6,886万6,000円と見込むものでございます。  次に、4、5ページをごらんください。平成30年度予定貸借対照表につきましては、平成30年度末の財政状況見込みを示したものでございます。  次に、6ページをごらんください。補正予算実施計画明細書について説明申し上げます。初めに、収益的収入でございますが、1款水道事業収益、2項営業外収益、2目雑収益、2節その他雑収益100万5,000円の増につきましては、損害賠償金に係る自動車損害保険金を計上するものでございます。  次に、収益的支出でございますが、1款水道事業費用、2項営業外費用、3目雑支出、2節その他雑支出100万5,000円の増につきましては、自動車事故による損害賠償金を計上するものでございます。
     次に、7、8ページをごらんください。注記につきましては、財務諸表を作成するに当たり採用した会計処理の基準及び手続を示したものでございます。  以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議案第39号の上程、説明 ○鬼丸裕史 議長  日程第4、議案第39号を議題とし、提案説明を求めます。  種村副市長。                    〔種村隆久副市長登壇〕 ◎種村隆久 副市長  議案第39号 平成31年度春日部市一般会計補正予算(第1号)について、平成31年度春日部市一般会計補正予算書及び補正予算に関する説明書を用いて説明申し上げます。  補正予算書の1ページをごらんください。補正予算の総額は、第1条のとおり、歳入歳出予算の総額にそれぞれ4億5,107万5,000円を追加し、歳入歳出とも725億9,107万5,000円とするものでございます。  続きまして、4ページ以降の歳入歳出補正予算事項別明細書により歳入歳出の主な補正内容について説明申し上げます。  初めに、歳出について説明申し上げます。10ページ、11ページをごらんください。2款総務費、2項徴税費、2目市民税費、プレミアムつき商品券準備事業1億466万9,000円の増及び7款1項商工費、2目商工振興費、プレミアムつき商品券発行事業3億3,318万9,000円の増につきましては、消費税率引き上げによる低所得者や子育て世帯の消費に与える影響を緩和するとともに、市内における消費を喚起、下支えするため、プレミアムつき商品券を発行することに伴い、必要な経費を計上するものでございます。  続きまして、歳入について説明申し上げます。8ページ、9ページにお戻り願います。13款国庫支出金、2項国庫補助金、1目総務費国庫補助金、プレミアムつき商品券事業費補助金2億2,500万円の増及びプレミアムつき商品券事務費補助金2億2,607万5,000円の増につきましては、プレミアムつき商品券の発行に対し、国から補助金が交付されるものでございます。  以上をもちまして、平成31年度春日部市一般会計補正予算(第1号)の提案説明といたします。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議案第40号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○鬼丸裕史 議長  日程第5、議案第40号 春日部市教育委員会教育長の任命につき同意を求めるについてを議題といたします。  提案理由の説明を求め、質疑、討論、採決をいたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  石川市長。                    〔石川良三市長登壇〕 ◎石川良三 市長  議案第40号 春日部市教育委員会教育長の任命につき同意を求めるについて説明申し上げます。  現教育長の植竹英生氏は、一身上の都合により、平成31年3月31日をもって辞職となりますので、次に申し上げる方を春日部市教育委員会教育長に任命したく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づきまして議会の同意をお願いするものでございます。  お願い申し上げる方は、住所は春日部市南5丁目5番41号、鎌田亨氏、昭和33年12月15日生まれでございます。略歴につきましては、参考資料にお示しのとおりでございます。  鎌田氏は、春日部市立武里中学校を初め、市内東中学校の校長などを務め、現植竹教育長のもと、春日部の子供たちへの深い愛情を持ち、教育に対して熱意を持って取り組んでおります。また、埼玉県教育局東部教育事務所長を初め、県小中学校人事課長や春日部市教育委員会事務局指導課において指導主事を務めるなど、教育行政の経験も豊富であることから、春日部市の教育長としてふさわしく、最適任であると考えております。何とぞご同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○鬼丸裕史 議長  本案に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  質疑がありませんので、議案第40号に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案については、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  続いて、討論を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  討論がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案について同意することに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第40号については同意することに決しました。 △休憩の宣告 ○鬼丸裕史 議長  この際、暫時休憩をいたします。  午後 2時56分休憩   ───────────────────────────────────────────────── △開議の宣告 ○鬼丸裕史 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  午後 3時05分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △会議時間の延長 ○鬼丸裕史 議長  この際、時間の延長をいたします。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議案第37号及び議案第38号に対する質疑 ○鬼丸裕史 議長  日程第6、議案第37号及び議案第38号に対する質疑を行います。  質疑の通告がありませんので、議案第37号及び議案第38号に対する質疑を終結いたします。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議案第39号に対する質疑 ○鬼丸裕史 議長  日程第7、議案第39号に対する質疑を行います。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  11番、今尾安徳議員。                    〔11番今尾安徳議員登壇〕 ◆11番(今尾安徳議員) 11番、今尾安徳です。議案第39号 平成31年度春日部市一般会計補正予算(第1号)について何点かお伺いをしてまいります。  まず、プレミアム商品券事業費補助金とプレミアム商品券事務費補助金ということで、先ほどの副市長の提案説明でも消費税率引き上げによる低所得者、子育て世帯の消費に与える影響を緩和するとともに、市内における消費を喚起、下支えするためプレミアムつき商品券を発行することに伴う補正だということだったと思いますけれども、この消費に与える影響とはどういうことなのか、そもそも伺ってまいります。  あと、聞き取りの際に何点か具体的な説明も受けていますので、その点からお聞きをまいりますが、2万5,000円分の商品券を2万円で販売するということですが、5,000円分のプレミアムで割引率を20%とした理由について伺います。  また、使用可能期間を2019年10月から2020年3月とされていますけれども、この理由についてもお願いをいたします。  歳出についてですけれども、総務費で1億円、これ費用が出ていますけれども、この内訳が何なのかを伺います。  また購入対象者については2通りあって、住民税非課税世帯ということで、非課税で対象となる人数について伺います。  また、6月1日を基準に3歳未満の子供がいる世帯も対象になるということですけれども、直近の0歳児、1歳児、2歳児の年齢別の人数を伺います。  プレミアムつき商品券発行事業についてですけれども、プレミアムつき商品券発行事業の概要について伺います。  また、プレミアム分として支援する金額とそれ以外の経費となる金額について伺います。  取り扱い事業者は幅広く対象として公募するということだったと思うのですけれども、この対象について。  また、社会通念上不適切なところには対象としないということだと思いますけれども、どういったものを想定しているのか伺います。  1回目は以上です。 ○鬼丸裕史 議長  答弁を求めます。  初めに、桜井総合政策部長。                    〔桜井 厚総合政策部長登壇〕 ◎桜井厚 総合政策部長  議案第39号 平成31年度春日部市一般会計補正予算(第1号)についてのご質疑に答弁申し上げます。  補正予算書8ページ、9ページ、プレミアムつき商品券事業費補助金及びプレミアムつき商品券事務費補助金につきまして、初めに消費に与える影響についてでございますが、平成26年度の消費税率5%から8%に引き上げた際に、引き上げ直前の駆け込み需要とその後の大幅な落ち込みが生じております。本事業は、こうした経済への影響を抑えるために実施するものでございます。  次に、割引率などについてでございますが、商品券の販売額やプレミアム補助額については、国の制度に基づき設定したものでございます。  次に、使用可能期間についてでございますが、この使用可能期間については、消費税率引き上げ直後の6カ月以内の消費を確実につなげるという趣旨で、国において設定されております。国の制度としては、2019年10月から2020年3月までの間で、市区町村で定める期間としていることから、本市においては年度内の事業完了を考慮し、商品券の換金、精算等に要する期間を踏まえ、商品券の使用期間を設定してまいります。  以上です。 ○鬼丸裕史 議長  次に、宇内財務部長。                    〔宇内啓介財務部長登壇〕 ◎宇内啓介 財務部長  初めに、歳出の総務費、約1億円の内訳についてということでございますが、主なものといたしましては、商品券発行までの準備に要する経費といたしまして、対象者データの抽出や申請書及び引きかえ券印刷のためのシステム改修費が約3200万円、問い合わせ対応のためのコールセンターや申請の受け付け、その他関連する業務を委託するための費用が約2,700万円、また端末などの借り上げ料として約1,900万円を計上しているところでございます。  続きまして、購入対象者のうち住民税が非課税の方で、対象となる人数でございますが、平成31年度の住民税が賦課決定前であることから、正確な人数をお示しはできませんけれども、全体の非課税者から課税者の扶養に入っている方や生活保護を受給されている方を除いた今回の事業の対象となる非課税者の方は、約4万人を見込んでいるところでございます。  以上でございます。 ○鬼丸裕史 議長  次に、内藤信代こども未来部長。                    〔内藤信代こども未来部長登壇〕 ◎内藤信代 こども未来部長  年齢別の人数についてでございます。平成31年3月1日現在の年齢別人口で申し上げます。
     0歳1,346人、1歳1,423人、2歳1,510人でございます。  以上です。 ○鬼丸裕史 議長  次に、日向 誠環境経済部長。                    〔日向 誠環境経済部長登壇〕 ◎日向誠 環境経済部長  補正予算書11ページ、プレミアムつき商品券発行事業の概要についてでございますが、主な業務といたしましては、この事業の購入対象者に対し、プレミアム分5,000円を加算した額面2万5,000円の商品券を2万円で販売するものでございます。  そのほか、プレミアムつき商品券発行事業の周知、取り扱い加盟店の募集、取りまとめ、商品券の印刷、販売、管理及び換金業務でございます。  次に、プレミアム分として支援する金額とそれ以外の金額についてでございますが、支援する金額といたしましては、プレミアムつき商品券のプレミアム分として2億2,500万円、それ以外の金額として1億818万9,000円をそれぞれ計上しているところでございます。  次に、取り扱い事業者の対象についてでございますが、国の方針では、個人商店や大型店舗等を区別することなく、区域内の民間事業者を幅広く公募し、公募に応じた全ての店舗において、商品券を使用可能とすることとされております。  次に、商品券の使途につきましても、国の方針では市町村が社会通念上、不適切と判断した商品等以外は、幅広く認めていくことが適切であるとされております。この社会通念上、不適切な商品等の例といたしましては、明らかな資産形成である不動産や金融商品、商品券やプリペイドカード等の換金性の高いもの、たばこ、性風俗関連特殊営業において提供される役務、国税、地方税や使用料などの公租公課、公営ギャンブルへの支払いなどとされております。  以上です。 ○鬼丸裕史 議長  今尾安徳議員。 ◆11番(今尾安徳議員) それでは、2回目の質疑を行います。  前回、消費税が5%から8%に上がったときに、上がる前の駆け込み需要とその後の大幅な落ち込みというふうにおっしゃったと思うのですが、その影響を抑えるためということですが、やはり消費税の増税が消費行動、経済に大きな影響を与えるということが政府もわかっているからこそ、こういうものを取り組まなければいけないということなのではないかなと思います。  また、国のほうでいろいろ制度が決められて、春日部市はそれに大体即した内容で行っていくということはわかりました。今でも市民の暮らしは大変だと思いますので、こういった形でのプレミアムつき商品券の発行は、消費増税にかかわらず、この間も何回か取り組みがされておりますので、そういった世帯に対する支援を行うということ自体は反対をするものではありませんけれども、それでは対象となる全ての方か商品券を満額使用した場合に、商品券として使用される額から必要経費を差し引いた額についてはどの程度を見込んでいるのか、お願いをいたします。  あと、先ほどから言われておりましたその対象者の関係、対象者を広げるとか、あるいは2万円買って5,000円分のプレミアムということですけれども、その補助額をふやすだとか、使用期間を延長するだとか、市の経済活性化という観点で、こういったことの拡充することが可能なのかどうか伺って、質疑を終わります。 ○鬼丸裕史 議長  桜井総合政策部長。                    〔桜井 厚総合政策部長登壇〕 ◎桜井厚 総合政策部長  初めに、商品券として使用される額から必要経費を差し引いた額についてでございますが、現時点で見込んでいる対象となる全ての人が商品券を満額使用すると想定した場合、商品券として使用される額は11億2,500万円となります。  一方、プレミアムつき商品券の事業に係る経費は、プレミアム相当額も含めまして約4億5,100万円となり、これを商品券として使用される額から差し引きますと、約6億7,400万円となります。  次に、事業の拡充についてでございますが、国の見解では、本事業の対象者以外の方を対象としたり、本事業に上乗せして商品券を販売するなど、市区町村独自の商品券事業を行うことは、差し支えないとされております。  一方で、使用期間については国においても市区町村独自の期間延長は想定していないところです。なお、独自に拡充した分の経費は、国の補助対象とならず、市区町村が負担することとなります。  以上です。 ○鬼丸裕史 議長  以上で11番、今尾安徳議員の質疑を終了いたします。  以上で議案第39号に対する質疑を終結いたします。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議案の各常任委員会付託 ○鬼丸裕史 議長  日程第8、議案の各常任委員会付託を行います。  追加提出された議案については、お手元に配付の委員会付託表のとおり付託しますので、よろしくお願いいたします。 △休憩の宣告 ○鬼丸裕史 議長  この際、暫時休憩をいたします。  午後 3時20分休憩   ───────────────────────────────────────────────── △開議の宣告 ○鬼丸裕史 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  午後 4時00分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △各常任委員長報告 ○鬼丸裕史 議長  日程第9、各常任委員長報告とそれに対する質疑を行います。議案に対する審査の経過と結果について、順次報告を求めます。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇総務委員長報告 ○鬼丸裕史 議長  最初に、総務委員長、鈴木一利議員。                    〔鈴木一利総務委員長登壇〕 ◎鈴木一利 総務委員長  総務委員長の鈴木でございます。先ほど当委員会に付託された追加議案1件について、審査の過程における質疑及び討論並びに審査の結果を報告いたします。  議案第39号 平成31年度春日部市一般会計補正予算(第1号)、総務委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、歳入について、国庫補助金という形で全額国からの補助ということになっておりますが、実際に事業を進めていく上で費用がこれ以上かかったとしても、その分は必ず100%国から来るということでよろしいのかを伺いたいとの質疑に対し、国からは、プレミアムつき商品券事業に係る必要な経費については、国において措置すると示されております。万が一予算に不足が生じた際には、別途補正予算を編成し、今回と同様に、国から10分の10の補助金を計上してまいりますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、当委員会に付託された追加議案の審査の経過と結果についての報告を終わります。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇建設委員長報告 ○鬼丸裕史 議長  次に、建設委員長、木村圭一議員。                    〔木村圭一建設委員長登壇〕 ◎木村圭一 建設委員長  建設委員長の木村でございます。先ほど当委員会に付託された追加議案2件について、審査の過程における質疑及び討論並びに審査の結果を報告いたします。  最初に、議案第37号 損害賠償の額を定めるについてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、市の過失割合が100%ということですが、事故の原因は何だったのかとの質疑に対し、職員の信号無視ですとの答弁がございました。  また、100万4,429円は保険で出すのか伺いたいとの質疑に対し、これは車の共済保険で補填されるもので、内訳としては治療費が約42万2,000円で、慰謝料が約58万円で、交通費が約3,000円となりますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第38号 平成30年度春日部市水道事業会計補正予算(第3号)についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、当委員会に付託された追加議案の審査の経過と結果について報告を終わります。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇教育環境委員長報告 ○鬼丸裕史 議長  次に、教育環境委員長、石川友和議員。                    〔石川友和教育環境委員長登壇〕 ◎石川友和 教育環境委員長  教育環境委員長の石川でございます。先ほど当委員会に付託された追加議案1件について、審査の過程における主な質疑及び討論並びに審査の結果を報告いたします。  議案第39号 平成31年度春日部市一般会計補正予算(第1号)、教育環境委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、店舗の件数の見込みについて伺いたいとの質疑に対し、前回のプレミアム商品券のときに約680店舗が参加していただいたので、予算上、その店舗数を見込んでいますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、当委員会に付託された追加議案の審査の経過と結果についての報告を終わります。 △休憩の宣告 ○鬼丸裕史 議長  この際、暫時休憩をいたします。  午後 4時05分休憩   ───────────────────────────────────────────────── △開議の宣告 ○鬼丸裕史 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  午後 4時05分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △各常任委員長報告に対する質疑 ○鬼丸裕史 議長  最初に、総務委員長報告に対する質疑を行います。  質疑の通告がありませんので、総務委員長報告に対する質疑を終結いたします。  次に、建設委員長報告に対する質疑を行います。  質疑の通告がありませんので、建設委員長報告に対する質疑を終結いたします。  次に、教育環境委員長報告に対する質疑を求めます。  質疑の通告がありませんので、教育環境委員長報告に対する質疑を終結いたします。 △休憩の宣告 ○鬼丸裕史 議長  この際、暫時休憩をいたします。
     午後 4時06分休憩   ───────────────────────────────────────────────── △開議の宣告 ○鬼丸裕史 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  午後 4時14分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議案第37号から議案第39号までに対する討論、採決 ○鬼丸裕史 議長  日程第10、議案第37号から議案第39号までについて、順次討論を行い、採決をいたします。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第37号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  最初に、議案第37号 損害賠償の額を定めるについてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する建設委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第37号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第38号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第38号 平成30年度春日部市水道事業会計補正予算(第3号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する建設委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第38号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第39号の原案可決 ○鬼丸裕史 議長  次に、議案第39号 平成31年度春日部市一般会計補正予算(第1号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありますので、発言を許します。  12番、並木敏恵議員。                    〔12番並木敏恵議員登壇〕 ◆12番(並木敏恵議員) 12番、並木敏恵でございます。議案第39号、一般会計補正予算について討論を行います。  今回のプレミアムつき商品券は、消費税10%増税の影響を緩和するために、低所得者、子育て世帯に発行するというものです。内閣府が7日に発表した1月の景気動向指数速報値は、前月比2.7ポイント低下し、3カ月連続で悪化しました。前月までの足踏みから下方への局面変化を示していると基調判断を引き下げ、日本経済が落ち込みに入っていることを認めざるを得なくなりました。家計消費は、8%増税前と比べると、平均で25万円も落ち込んだまま回復してはいません。とても消費税を10%に増税できる状況ではありません。消費税増税の影響を心配するのであれば、増税そのものを中止すべきです。  商品券購入の対象が大変狭いこと、補助額が1人5,000円ではとても増税分に追いつかないことなど、内容的にも不十分で景気対策になるとは思えません。商品券の発行そのものは限定的ではあっても、市民に有益なものですから反対はいたしませんが、以上の意見を付して賛成といたします。 ○鬼丸裕史 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する各委員長報告は原案可決であります。各委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議案第39号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △日程の追加 ○鬼丸裕史 議長  お諮りいたします。  本日、議員提出議案7件が提出されました。これを本日の日程に追加し、直ちに議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  ご異議なしと認めます。  よって、本日の日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議第1号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○鬼丸裕史 議長  日程第11、議第1号議案 食品ロス削減に向けてのさらなる取り組みを進める意見書についてを議題とし、提案理由の説明を求め、質疑、討論、採決をいたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  32番、中川朗議員。                    〔32番中川 朗議員登壇〕 ◎32番(中川朗議員) 議席番号32番、中川でございます。議第1号議案 食品ロス削減に向けてのさらなる取り組みを進める意見書について、提案議員を代表いたしまして、提案理由を述べさせていただきます。  まだ食べられるのに捨てられる食品ロスは、国内で年間600万トン以上になります。これは、国連の世界食糧計画(WFP)が発展途上国に食糧を援助する2倍の量であります。一方、国内では、7人に1人の子供が貧困状態にあり、十分に食べることのできない子供たちがたくさんおります。国は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」に沿って、家庭での食品ロスを2030年度までに半減させることを目指しております。そのためには、社会全体で食べ物を無駄にしない意識を醸成し、国民一人一人の主体的な取り組みが欠かせません。  公明党は、国、自治体、企業、消費者が一体となって国民運動として食品ロス削減に取り組めるよう、食品ロス削減推進法案を取りまとめました。  意見書では、1、食品ロス削減の総合的な推進へ法律の制定を含めたより一層の取り組み。2、食品事業者の廃棄抑制や消費者への普及・啓発、学校教育など国民運動の強化。3、未利用食品を必要とする人に届けるフードバンクの支援の3つを訴えております。  以上、議員各位のご賛同を賜りますようお願いし、提案説明といたします。 ○鬼丸裕史 議長  本案に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  質疑がありませんので、議第1号議案に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案については委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  続いて、討論を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  討論がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案について賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議第1号議案は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議第2号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○鬼丸裕史 議長  日程第12、議第2号議案 UR賃貸住宅ストックの活用を求める意見書についてを議題とし、提案理由の説明を求め、質疑、討論、採決をいたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  21番、鈴木一利議員。                    〔21番鈴木一利議員登壇〕 ◎21番(鈴木一利議員) 議席番号21番、鈴木一利でございます。議第2号議案 UR賃貸住宅ストックの活用を求める意見書につきまして、提案議員を代表し、提案理由の説明をいたします。  都市再生機構(UR)の賃貸住宅の多くは、管理開始から40年以上が経過し、老朽化が進んでおります。また、居住者の高齢化率も全国平均を大きく上回っており、居住者の年齢構成やライフスタイルの変化に合わせた対応が大きな課題となっております。これは、春日部市においての武里団地、小渕団地にも言えることではないでしょうか。  本年4月から向こう15年間にわたるUR賃貸住宅の活用方針を定めた「UR賃貸住宅ストック活用・再生ビジョン」がスタートいたします。そこでは、少子高齢化や地域包括ケアシステムの構築に対応するため、UR賃貸住宅団地を地域医療福祉拠点化にすることなどが示されております。UR団地がこれからも多様な世代の方々が生き生きと暮らし続けられる住まいとなる取り組みが必要となってまいります。  そこで、高齢者や子育て支援施設の整備、またUR賃貸住宅の活用に当たっては、自治体や地域関係者と連携し、住民の意見を丁寧に聞き取り、居住の安定確保を図ることなどを強く要請いたしまして、意見書を提出するものでございます。  以上、議員各位の皆様のご賛同をお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 ○鬼丸裕史 議長  本案に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  質疑がありませんので、議第2号議案に対する質疑を終結いたします。
     お諮りいたします。本案については委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  続いて、討論を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  討論がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案について賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○鬼丸裕史 議長  起立全員であります。  よって、議第2号議案は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議第3号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○鬼丸裕史 議長  日程第13、議第3号議案 高すぎる国民健康保険料(税)の引き下げへ抜本的改善を求める意見書についてを議題とし、提案理由の説明を求め、質疑、討論、採決をいたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  6番、大野とし子議員。                    〔6番大野とし子議員登壇〕 ◎6番(大野とし子議員) 議席番号6番、大野とし子です。議第3号議案 高すぎる国民健康保険料(税)の引き下げへ抜本的改善を求める意見書につきまして、提案議員を代表して、提案理由の説明を行います。  全国どこでも高すぎる国民健康保険料(税)が住民を苦しめ、滞納へのペナルティーによって保険証を取り上げられた人が、受診がおくれて死亡するなどの悲惨な事態が起こっています。国保は、所得が低い方が入っている場合が多い反面、1人当たりの保険料(税)は、中小企業の労働者が加入する協会けんぽの1.3倍、大企業の労働者が加入する組合健保の1.7倍に上ります。家族の数に応じて負担がふえる均等割があるため、子育て世帯などでは、国保と協会けんぽの保険料の格差は2倍に広がります。  全国知事会、全国市長会、全国町村会などの地方団体は、国の財政投入により国保料(税)を協会けんぽの保険料並みに引き下げることを求めています。  よって、以下のことを要望します。  1、全国知事会など地方団体も要求してきた公費投入増を行ない、国民健康保険料(税)を協会けんぽの保険料並みに引き下げること。  2、国保料(税)を高くする原因となり、子育て世帯などに過酷な負担となっている「均等割」「平等割(世帯割)」を廃止すること。  3、生活に困窮する人の国保料(税)を免除する国の制度をつくること。  4、国保料(税)を滞納した人への保険証の取り上げや差し押さえをやめ、滞納者の生活実態をよく聞いて親身に相談・収納活動を行うこと。  議員各位のご賛同を心よりお願い申し上げまして、提案理由といたします。 ○鬼丸裕史 議長  本案に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  質疑がありませんので、議第3号議案に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案については委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  続いて、討論を求めます。  11番、今尾安徳議員。                    〔11番今尾安徳議員登壇〕 ◆11番(今尾安徳議員) 11番、今尾安徳です。議第3号議案 高すぎる国民健康保険料(税)の引き下げへ抜本的改善を求める意見書に、日本共産党議員団を代表し、賛成の立場から討論します。  国保加入者の所得が他の医療保険に比べ最も低い上、1人当たりの保険料は高過ぎることを国保の構造的な問題として解決を求める声が全国的な高まりを見せています。滞納した世帯への保険証取り上げや差し押さえなどによる受診抑制などで命を落とす事態を招いては、国民皆保険としての役割と矛盾をします。生活困窮者に対しても国保料(税)がかけられ、払いたくても払えない状況が続いています。古代の人頭税のように、均等割、平等割などが子育て世帯への過酷な負担となっています。  2012年から始まり、2018年の全国市長会の重点提言まで、近年地方自治体の知事会、市町村長会、各議長会などから国に対する安定的、持続可能な運営のための抜本的解決、国の責任における実効ある措置を求める提言や決議が相次いでいます。  よって、国の責任において、暮らし、福祉優先に税財政を見直し、必要な財政措置と憲法が保障する生存権を守るための制度の拡充を抜本的に求めるこの意見書に賛成します。 ○鬼丸裕史 議長  ほかにございますか。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案について賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立少数〕 ○鬼丸裕史 議長  起立少数であります。  よって、議第3号議案は否決されました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議第4号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○鬼丸裕史 議長  日程第14、議第4号議案 春日部市に児童相談所の設置を求める意見書についてを議題とし、提案理由の説明を求め、質疑、討論、採決をいたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  4番、坂巻勝則議員。                    〔4番坂巻勝則議員登壇〕 ◎4番(坂巻勝則議員) 議席番号4番、坂巻勝則です。議第4号議案 春日部市に児童相談所の設置を求める意見書について、提案議員を代表して、提案理由についてご説明いたします。  「お父さんに暴力を受けています。先生、どうにかなりませんか」、死亡した野田市の女児が一昨年の学校のアンケートに必死に記したであろう言葉は、一文字一文字が心に刺さり、涙をこらえることができないほどです。  2017年度の児童相談所での虐待対応件数は約13万4,000件と過去最高でした。児童虐待防止法が制定された2000年度の1万8,000件から7倍以上に激増しています。ところが、対応に当たる児童福祉司の配置数は約1,300人から3,100人へと2.3倍への増であり、とても追いついてはいません。  越谷児童相談所の相談件数も2015年の1,494件から、2017年度は2,352件へと激増しています。春日部市でも児童虐待の相談件数が、2015年の215件から、2017年は314件へと増加しており、2011年には5歳の男児が死亡する虐待事件がありました。このときもネグレクトの疑いを事前に把握していながら、幼い命を救うことができませんでした。  政府の緊急対策では、さらに児童福祉司の増員を図るとしていますが、規模もスピードも不十分です。子供を守る土台を確かなものにするための抜本的対策を講じることが求められます。二度と悲劇を繰り返さないために、早急に春日部市に児童相談所を設置することを強く要望します。  議員の皆さんの賛同を心よりお願い申し上げまして、提案理由とさせていただきます。 ○鬼丸裕史 議長  本案に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  質疑がありませんので、議第4号議案に対する質疑を終結いたします。  お諮りします。本案については委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  続いて、討論を求めます。  19番、古沢耕作議員。                    〔19番古沢耕作議員登壇〕 ◆19番(古沢耕作議員) 議席番号19番、古沢耕作でございます。議第4号議案 春日部市に児童相談所の設置を求める意見書案につきまして、前進かすかべ。未来の会を代表し、賛成の立場から討論いたします。  児童虐待の問題を含め、各児童相談所が扱うさまざまな相談、案件は、年々増加傾向にあります。本市からの相談を受ける越谷児童相談所も例外ではなく、相談件数に対して児童福祉司の数が十分でないのが現状です。国もこの現状を深刻に受けとめ、現在、全国の児童相談所に約3,000名配属されている児童福祉司の数を2020年度までに約2,000名増員する方針です。また、埼玉県も次年度より越谷児童相談所草加支所を相談所に格上げし、独立させるなどの強化策を打ち出しております。  一方、本市におきましては、本年度よりこども未来部を新設、そして本庁舎内に子育て世代包括支援センターを開設して、子育てや家庭の問題に関するあらゆる相談にワンストップで対応できる体制を整えました。本市としては、こうした市として主体的に取り組む体制を充実させていくことが何より重要と考えます。しかし、市内に児童相談所が整備されれば、市と児童相談所の連携がより密になり、児童虐待のような緊急を要する案件に対しても、より速やかに対応できるようになるというようなメリットが期待できます。  設置に際しましては、新たに児童相談所を建設するとなれば、ハードルが高いかもしれませんが、全国では子育て関連施設内に併設する例なども多々ありますので、例えば本市に2021年度開設予定の春日部市総合子育て支援施設や同支援施設の開設によりその役目を終える児童発達支援センターふじ学園、あるいは統廃合後の学校跡地等々、既存の公共施設を利用する方法なども考えられます。  児童虐待など家庭の問題に素早く対応できる市独自の相談体制を充実させることをさらに図りつつ、並行して現実的な提案により、県に対して本市内に児童相談所の設置を求めることは必然性があると考え、本意見書に賛成の意を表明するものであります。  以上、賛成討論といたします。 ○鬼丸裕史 議長  6番、大野とし子議員。                    〔6番大野とし子議員登壇〕 ◆6番(大野とし子議員) 議席番号6番、大野とし子です。議第4号議案 春日部市に児童相談所の設置を求める意見書について、日本共産党議員団を代表し、賛成の立場で討論を行います。  「お父さんに暴力を受けています。先生どうにかできませんか」、勇気を奮ってSOSを発信した小学校4年生女児の幼い命を救えなかったことは、市民の命、暮らしを守ることが求められる私たち市議会議員にも大きな課題を突きつけていると思います。春日部市、そして全国の子供たちが二度とこのような悲しい思いをしないよう、虐待防止への施策の充実が求められます。  現在、春日部市では、こども未来部こども相談課が設置され、4人のケースワーカーと7人の保健師が連携し、虐待への相談、通報に対応し、長期的に面会できていないケースはないとのことでした。その努力は評価いたします。  しかし、春日部市においても2015年には215件だった児童虐待発生件数は、2017年には314件と増加しています。児童虐待に対応するケースワーカーは、親子のプライバシーに踏み込み、保護者からも、時にも保護した児童からも恨まれることもあるかもしれない精神的に負担の重い仕事です。春日部市において児童虐待が発生した場合、学校、教育委員会、こども相談課、児童相談所、警察が連携して取り組みますが、やはり児童相談所が大きな役割を担います。  春日部市は、越谷児童相談所と連携しています。越谷市児童相談所の相談件数は、2015年1,494件、2017年は2,352件と倍近い件数となっています。しかし、児童福祉司は32名から33名と1名ふえただけです。対応に多くの困難を要し、相談件数が急増している。児童虐待に対応できる人数とはなっていません。越谷市児童相談所における春日部市の相談件数は、2015件は167件に対して、2017年は396件と倍をはるかに上回っています。春日部市の相談件数は急増しています。春日部市にも児童相談所の設置が求められています。  越谷市児童相談所が所管する自治体は、越谷、春日部、松伏、宮代、杉戸、幸手です。県内8カ所児童相談所がありますが、人口20万人を超える自治体で児童相談所がないのは春日部市だけです。児童虐待の相談件数が急増している現状を踏まえ、幼い命を守り切れる市となるために、春日部市に児童相談所を設置することを強く求め、この意見書に賛成します。 ○鬼丸裕史 議長  ほかにございますか。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案について賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立少数〕 ○鬼丸裕史 議長  起立少数であります。  よって、議第4号議案は否決されました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議第5号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○鬼丸裕史 議長  日程第15、議第5号議案 消費税10%増税中止を求める意見書についてを議題とし、提案理由の説明を求め、質疑、討論、採決をいたします。  本案について提案理由の説明を求めます。
     12番、並木敏恵議員。                    〔12番並木敏恵議員登壇〕 ◎12番(並木敏恵議員) 12番、並木敏恵です。議第5号議案 消費税10%増税中止を求める意見書について、提案議員を代表し、提案理由の説明を行います。  ことし10月から消費税が10%に増税されようとしています。しかし、景気は持ち直している、所得や雇用は改善しているという政府の主張する消費税10%増税の根拠は、総崩れとなりました。消費税が8%に増税された2014年4月から、国民の消費は年間25万円も落ち込んだままです。毎月勤労統計調査の不正で2018年度の賃金が実態よりもかさ上げされていたことが明らかになりました。政府公表の2018年度の平均実質賃金は383万円で、6年間で10万円も減っております。また、安倍首相が今世紀に入って最高水準という賃上げは、定期昇給を含めた名目値では、最近6年間の賃上げ率が一番高くなっておりますが、物価上昇を差し引いた実質値では、この5年間の平均はマイナス5.4%です。  安倍政権下で380万人の雇用がふえたと言いますが、その7割は65歳以上の高齢者で、年金だけでは生活できないから働くという方です。次に多いのは15歳から24歳、学費を稼ぐために勉強時間を削ってアルバイトせざるを得ない学生と高校生です。所得も雇用も改善どころか悪化しております。実質賃金が減り、消費が冷え込んでいるときに、消費税を増税すれば国民の暮らしも日本の経済も深刻な影響を受けることは明らかです。消費税10%増税の根拠が総崩れとなった今、10%増税はきっぱり中止することを強く求め、意見書を提出するものです。  議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○鬼丸裕史 議長  本案に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  質疑がありませんので、議第5号議案に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案については委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  続いて、討論を求めます。  4番、坂巻勝則議員。                    〔4番坂巻勝則議員登壇〕 ◆4番(坂巻勝則議員) 議席番号4番、坂巻勝則です。議第5号議案 消費税10%増税中止を求める意見書について、日本共産党議員団を代表して、賛成の立場から討論を行います。  2012年末に安倍首相が政権に復帰し、14年4月に消費税の税率を5%から8%に引き上げてから、消費が落ち込んで深刻な消費不況が続いています。東日本大震災があった2011年を底に、12年、13年と弱々しくも回復傾向だった家計の実質消費支出は、14年の消費税増税を契機に大きく落ち込み、増税前の13年に比べ、18年の平均は年額で約25万円も減少しています。政府の発表でも家計消費は5年連続マイナスです。首相は、16年以降は持ち直しているなどと言っていますが、国の経済規模を示す国内総生産(GDP)ベースで見ても、家計の消費支出は増税前に比べ約3兆円も落ち込んでおり、持ち直しどころか水面下に沈んだままです。  また、首相が自慢しているGDPの総雇用者所得の伸びも、年金だけでは生活できない高齢者や高過ぎる学費に苦しみアルバイトに追われる学生などが増加した結果です。消費税増税の根拠にはなりません。  毎月勤労統計の不正問題との関係でも、消費税10%への増税の根拠は崩れました。統計不正によってかさ上げされた数値をもとに、賃金は穏やかに上昇しているとの判断を行い、安倍首相は、昨年秋に消費税10%の実施を宣言しました。しかし、厚労省が公表した修正値では、昨年の賃金は全く伸びていないことが明らかになりました。賃金が増加しているという政府の認識は虚構だったということです。少なくとも統計不正の事実解明抜きに消費税増税強行などあり得ません。  しかも、内閣府が7日に発表した1月の経費回復指数は、3カ月連続で悪化し、景気判断を足踏みから下方への局面変化に引き下げました。ついに政府自身が国内景気が落ち込み局面に入ったことを認めたのです。10%への増税実施前に景気が落ち込み局面に入っているときに、増税を強行することは、日本経済にとって自殺行為となることはいよいよ明らかです。低所得者ほど負担が重い消費税増税は、深刻な消費不況の中、景気をさらに後退させる最悪の政策です。混乱を広げるばかりの消費税対策ではなく、増税そのものをきっぱり中止すべきです。  以上指摘いたしまして、賛成討論といたします。 ○鬼丸裕史 議長  ほかにございますか。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案について賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立少数〕 ○鬼丸裕史 議長  起立少数であります。  よって、議第5号議案は否決されました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議第6号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○鬼丸裕史 議長  日程第16、議第6号議案 県民投票の結果を尊重し、沖縄・辺野古基地建設を直ちに中止することを求める意見書についてを議題とし、提案理由の説明を求め、質疑、討論、採決をいたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  5番、卯月武彦議員。                    〔5番卯月武彦議員登壇〕 ◎5番(卯月武彦議員) 議席番号5番、卯月武彦です。議第6号議案 県民投票の結果を尊重し、沖縄・辺野古基地建設を直ちに中止することを求める意見書について、提案議員を代表して、提案説明を行います。  沖縄で行われた県民投票では、7割以上が基地建設反対に投票しました。「辺野古ノー」の結果が明確に示されたことの意義は極めて大きく、政府はこの結果を重く受けとめるべきです。ところが、安倍首相は「真摯に受けとめる」と言いながら、新基地建設に固執する姿勢を変えていないことは極めて問題です。  辺野古基地建設には、最も深いところで水深30メートルの海底の下に60メートルの深さまで軟弱地盤があることが判明しています。この深さまでの地盤改良を行うことは困難です。技術的にも政治的にも破綻していると言わざるを得ません。  よって、政府においては、県民投票で示された沖縄県民の民意を受けとめ、辺野古基地建設を直ちに中止するとともに、普天間基地の無条件撤去を求めて米国と交渉することを強く求め、意見書を提出するものです。  ご賛同をお願いしまして、提案説明といたします。 ○鬼丸裕史 議長  本案に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  質疑がありませんので、議第6号議案に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案については委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  続いて、討論を求めます。  1番、井上英治議員。                    〔1番井上英治議員登壇〕 ◆1番(井上英治議員) 議席番号1番の井上英治でございます。安全保障問題が話されましたので、私の出番かということで、議第6号議案、意見書に反対討論を行います。  この意見書は、至るところで認識が間違っています。1つ目に、県民投票結果を反対が7割、県民は「辺野古ノー」の強い意思を表明したと書いていますけれども、これは反日プロパガンダであります。投票率は52.4%というまことに低さで、実に県民の47.52%が棄権をしたのです。玉城知事の選挙公約の誰一人残されない政治とはなっていません。県議会でその点を追及されると、数字の捉え方、分析の仕方はそれぞれの判断と逃げる始末であります。だから、棄権票を入れた投票資格総数の県民ベースでは7割ではなくて、反対票は38%なのです。総数はです。そのために普天間のある宜野湾市の松川市長でさえ、読売新聞の取材に対して、「政府に移設断念を求めるには説得力が弱い」と言っているのです。  2つ目、次に、この県民投票は、賛成、反対、どちらでもないの3択であり、ならばどうするのだ、代替案は何だという答えにはなっていないのです。最低でも県外といったかつての民主党出身のあほな総理大臣がいましたが、普天間全面返還合意から既に20年たっているのに、普天間の危険がいまだに除去できないという、また同じ過ちを繰り返すことになります。複雑な利害が絡み合う安全保障は、住民投票にはなじまないのです。  3つ目に、沖縄に基地は要らないというかもしれませんけれども、読売新聞が2月に行った世論調査では、沖縄米軍基地が日本の安全保障に役立っているかの問いに対して、役立っているというのは59%、そうは思わないのは30%、倍近くの差が国民が基地を評価しているということであります。  中国の沖縄奪取作戦である琉球民族独立運動、それから南沙諸島への滑走路建設などの軍事的な中国の進出、尖閣諸島近辺でのガス田の中国による侵略、中国国内法である92年制定の領海法によって、勝手に尖閣諸島を中国の領土と法的に定めるなど、沖縄の地理的位置から考えれば、中国対策はもとより、朝鮮半島有事などに対する軍事的重要性は高まる一方です。だから、中国の一つの中国論による台湾への恫喝対策として、台湾の蔡英文総統でさえ、日本に対して安全保障の協力を申し出ている、この実情を見るべきであります。  以上の理由から、このような安全保障を考えない意見書には反対いたします。 ○鬼丸裕史 議長  12番、並木敏恵議員。                    〔12番並木敏恵議員登壇〕 ◆12番(並木敏恵議員) 12番、並木敏恵です。議第6号議案 県民投票の結果を尊重し、沖縄・辺野古基地建設を直ちに中止することを求める意見書について、日本共産党議員団を代表し、賛成の立場で討論を行います。  ただいま井上議員は、これは安全保障問題が議題となったというふうに言いましたけれども、安全保障問題ではなく、民主主義の問題が今問われております。沖縄防衛局は、今月4日、辺野古新基地建設に伴って大浦湾の護岸K8に着手したと発表しました。K8は、全長515メートルで、付近には移植対象のサンゴが確認されていますが、防衛局は移植せずに護岸の途中まで整備する予定ということです。  昨日、3月13日には、新基地建設に反対する市民が抗議する中、土砂を積んだダンプカーが午前中までに169台も入ったと報道されました。県民投票で7割を超える反対票が投じられ、沖縄県民の「辺野古ノー」の強い意思が改めて示されました。これを受けて安倍首相は、「結果は真摯に受けとめる」というふうに述べ、沖縄の皆様にご理解いただけるよう努力を重ねていきたいというふうに言ったわけです。にもかかわらず、土砂を投入し続ける姿勢は、理解どころか民意を踏みにじる強権政治にほかなりません。  昨日、辺野古県民投票の会の代表が玉城デニー知事を訪問した際に、玉城知事は、辺野古移設断念を求める方針は揺るぎないものになったと信認を与えていただいたと、県民投票の結果についての認識を示し、これで終わりではなく始まりだ、あらゆる機会を通じて民主主義のあり方を問いかけていきたいというふうに述べました。今まさに日本の民主主義が問われております。政府は、民主主義の原点に立ち返り、沖縄県民の民意をしっかりと受けとめ、辺野古新基地建設を直ちに中止すべきです。  以上、賛成討論を終わります。 ○鬼丸裕史 議長  ほかにございますか。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案について賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立少数〕 ○鬼丸裕史 議長  起立少数であります。  よって、議第6号議案は否決されました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議第7号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○鬼丸裕史 議長  日程第17、議第7号議案 日米地位協定の抜本的見直しを求める意見書についてを議題とし、提案理由の説明を求め、質疑、討論、採決をいたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  11番、今尾安徳議員。                    〔11番今尾安徳議員登壇〕 ◎11番(今尾安徳議員) 11番、今尾安徳です。議第7号議案 日米地位協定の抜本的見直しを求める意見書について、提案議員を代表し、提案説明を行います。  米軍基地に隣接する全国の自治体は、長年にわたる基地の存在によって騒音や環境汚染、墜落事故の危険などにさらされてきました。この間、住民が暮らしを営む基地以外で米軍機が重大な事故を起こしても、日本の関係機関が機体を検証することも、環境汚染の調査も十分にできないというのは極めて理不尽です。  問題の根底には、日本に駐留する米軍の法的地位を定めた日米地位協定の存在があります。1960年に締結された日米地位協定は、安全保障をめぐる環境の変化にもかかわらず締結以来、50年以上もの間、一度も改正されていません。全国知事会も昨年7月に「航空法や環境法令などの国内法を原則として米軍にも適用させることや、事件・事故時の自治体職員の迅速かつ円滑な立ち入りの保障などを明記する」とした日米地位協定の抜本改定を求める提言を全会一致で採択しました。  国において、国民の生命・財産・人権を守る立場から日米地位協定を抜本的に見直すよう強く求めるものです。  議員各位のご賛同をお願い申し上げまして、提案説明を終わります。 ○鬼丸裕史 議長  本案に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  質疑がありませんので、議第7号議案に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案については委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  続いて、討論を求めます。  5番、卯月武彦議員。                    〔5番卯月武彦議員登壇〕 ◆5番(卯月武彦議員) 議席番号5番、卯月武彦です。議第7号議案 日米地位協定の抜本的見直しを求める意見書について、日本共産党議員団を代表して、賛成の立場から討論を行います。  日米地位協定は、日本に駐留する米軍への基地の提供とともに、米軍、米兵にさまざまな特権を保障しています。米軍が基地を自由勝手に使うことができ、日本の私権は事実上及びません。基地の外でも民間の空港や港湾、道路を自由に使用することができ、空港や港、高速道路の使用料は無料です。揮発油税などの免税措置もあり、地代などの基地提供費も日本側が負担しています。米兵にはとりわけ裁判権で治外法権的な特権が認められています。米兵が公務執行中に起こした事件・事故については、米軍に第一次裁判権があるとされています。日本国民が被害者であっても、日本側が裁くことはできません。公務中かどうかを判断するのも米側とされています。  さらに、公務外でも米兵が犯罪を犯した場合でも、容疑者が基地の中にいる場合は、日本側が起訴するまで身柄は米側にそのまま置かれることになり、日本側が逮捕拘束することはできません。  以上のように、日米地位協定は米軍、米兵にさまざまな特権を保障し、日本の国家私権、国民の人権を侵害するものとなっています。地位協定の抜本的な見直しを求める声は、政治的な立場を超えて広がっています。全国知事会も昨年8月に、日米両政府に対して、抜本的見直しを求める提言を行っています。また、与党の公明党は、昨年8月、菅官房長官に対して地位協定見直しの提言を行い、ことし1月には、地位協定見直しを求めて渡米し、国防総省日本部長代理などと会談し、改定を求めたということです。地位協定の抜本的見直しを求めることは、独立国私権国家として当然です。  よって、この意見書に賛成いたします。
    ○鬼丸裕史 議長  18番、山口剛一議員。                    〔18番山口剛一議員登壇〕 ◆18番(山口剛一議員) 議席番号18番、前進かすかべ。未来の会、山口剛一でございます。議第7号議案 日米地位協定の抜本的見直しを求める意見書案について、前進かすかべ。未来の会を代表して、賛成の立場から討論させていただきます。  在日米軍の法的な取り扱いや地位について定めている日米地位協定は、1960年、日米安全保障条約の改定に伴い、同条約第6条をもとに作成され、締結されました。具体的には、施設区域の提供、米軍の管理権、日本国の租税等の適用除外、刑事裁判権、民事裁判権、日米両国の経費負担、日米合同委員会の設置などが定められております。この協定は、意見書にも記載のとおり、締結以来、一度も改定をされておりません。その内容からたびたび不平等であると指摘され、改正を求める声があることは承知のことと思います。  第3条に対しては、治外法権を容認しているのではないか、第12条の3項に対しては、経済的特権を付与した不平等条約ではないか、第17条に対しては、日本が裁判権を有しないため、日本国政府は国民を守れないのではないかという疑義が持たれています。  特に、第17条が関係する過去のおぞましい事件は、記憶にある方も多いかと思います。1995年、沖縄県で12歳の女子小学生が米兵3人に拉致、集団強姦された沖縄米兵少女暴行事件、沖縄県警は、少女を暴行した米兵たちの身柄を拘束しようとしましたが、在日米軍は第17条を理由に容疑者たちの引き渡しを拒否、県警は取り調べを行うことができず、捜査に支障を来しました。この事件は、日米地位協定の見直しを求める大きなきっかけとなり、その後は、運用改善が進められ、容疑者引き渡しなど、日本側の要求に対しアメリカ側は好意的配慮を行うことが定められました。  しかし、これはあくまでも改善であり、改正ではありません。その後も2002年、沖縄県での婦女暴行未遂事件では、日本側の起訴前の身柄引き渡し要求に対し、米側は、明確な理由を示さないまま拒否、2005年、厚木基地に勤務していた米兵が東京都八王子市でワゴン車を運転していたところ、小学生3人をはね、そのまま逃げていってしまった事件では、逃走から1時間後には警視庁によって逮捕されましたが、公務中であったため、その後、釈放されました。身柄を引き渡された在日米軍側は、この米兵に対して裁判を起こさず、減給処分のみでありました。  皆様もご承知のとおり、近代社会を形成する前提として、基本的人権の保障がございます。人権思想の最も根源的な考え方は、ホッブズ、ロックが唱える社会契約説に見られる自然権です。つまり、我々は、個人の生命、身体、そして財産を保全するために共同体、国家を形成し、その共同体、国家は、この個人の生命、身体、財産を、つまり自然権、人権を保障するための組織でなければなりません。国家の私権が及ばないと読み取れる法律が存在し、日本国民の有する人権が保障されないと感じ、それを裏づける数々の事件・事象が目の前で起きている。マスコミで報道され、私たちが目にする沖縄県民の米軍基地反対運動は、日本国民である我々はなぜ我々の共同体、国家から守られないのかという日本国民としての当然の疑念から生まれているものと思います。  ここ春日部市議会において取り上げられるさまざまな議題も、突き詰めるとその根拠は基本的人権の保障に端を発するものが大多数であると思います。日本国憲法では、基本的人権は人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果によって確立されたものであり、侵すことのできない永久の権利として保障しています。つまり、この意見書は、国家の責務、人権問題の本質に対する考え方を問われたものであると理解させていただきました。機会があればぜひ議員各位の基本的人権の保障についてのお考えを伺いたいと思います。  日本国政府は、運用改善でとどまることなく、日米地位協定第27条、いずれの政府もこの協定のいずれの条においても、その改正をいつでも要請することができる。その場合には、両政府は適当な経路を通じて交渉するものとするの条文に即して、同盟国として両国の真に友好的な関係の構築を目指して、イタリア、ドイツなどと同様に、地位協定の改定に挑むべきと考えます。  以上、賛成討論とさせていただきます。 ○鬼丸裕史 議長  ほかにございますか。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案について賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立少数〕 ○鬼丸裕史 議長  起立少数であります。  よって、議第7号議案は否決されました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △日程の追加 ○鬼丸裕史 議長  次に、お諮りいたします。  議会改革検討特別委員長中間報告とそれに対する質疑を本日の日程に追加し、直ちに議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  ご異議なしと認めます。  よって、本日の日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議会改革検討特別委員長中間報告とそれに対する質疑 ○鬼丸裕史 議長  日程第18、議会改革検討特別委員長中間報告とそれに対する質疑を行います。  議会改革検討特別委員長中間報告については、会議規則第45条第2項の規定により、委員長から中間報告を行いたいとの申し出がありましたので、お手元に報告書を配付させていただきました。  議会改革検討特別委員長中間報告に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  質疑がありませんので、議会改革検討特別委員長中間報告に対する質疑を終結いたします。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △日程の追加 ○鬼丸裕史 議長  次に、お諮りいたします。  特定事件継続審査の件を本日の日程に追加し、直ちに議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  ご異議なしと認めます。  よって、本日の日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △特定事件継続審査の件 ○鬼丸裕史 議長  日程第19、特定事件継続審査の件を議題といたします。  特定事件については、各常任委員長、議会運営委員長、議会改革検討特別委員長の申し出により、お手元に配付しました特定事件一覧表のとおり閉会中の継続審査事項として、それぞれの委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○鬼丸裕史 議長  ご異議なしと認めます。  よって、特定事件継続審査の件は、各委員長の申し出のとおり閉会中の継続審査事項として、それぞれの委員会に付託することに決しました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △市長の挨拶 ○鬼丸裕史 議長  これをもちまして今定例会の日程は全て終了いたしました。  市長の挨拶を願います。  石川市長。                    〔石川良三市長登壇〕 ◎石川良三 市長  今定例会にご提案申し上げました議案40件につきまして、議員各位におかれましては慎重なるご審議をいただき、全て可決あるいは同意を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。  今定例会におきまして、議員各位から賜りました意義ある貴重なご意見は十分に尊重し、今後の行政を執行してまいる所存でございますので、より一層のご指導、ご協力を心からお願い申し上げます。  今後におきましてもくれぐれも健康に十分ご留意をいただき、活躍されますようご祈念申し上げ、閉会に当たっての挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △閉会の宣告 ○鬼丸裕史 議長  以上で平成31年3月春日部市議会定例会を閉会いたします。  午後 5時11分閉会  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    平成31年3月  日         議     長   鬼   丸   裕   史         副  議  長   荒   木   洋   美         署 名 議 員   金   子       進         署 名 議 員   滝   澤   英   明         署 名 議 員   永   田   飛   鳳...