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  1. 春日部市議会 2017-12-15
    平成29年12月定例会−12月15日-08号


    取得元: 春日部市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-16
    平成29年12月定例会−12月15日-08号平成29年12月定例会  平成29年12月春日部市議会定例会 第19日 議事日程(第8号)                            平成29年12月15日(金曜日)  1.開  議  1.各常任委員長報告とそれに対する質疑  1.議案第76号から議案第81号まで及び議案第83号から第95号まで並びに請願第13号に対する討論、採決  1.議第14号議案の上程、説明、質疑、討論、採決  1.議第15号議案の上程、説明、質疑、討論、採決  1.議第16号議案の上程、説明、質疑、討論、採決  1.議第17号議案の上程、説明、質疑、討論、採決  1.議第18号議案の上程、説明、質疑、討論、採決  1.議会改革検討特別委員長中間報告とそれに対する質疑  1.埼玉県都市競艇組合議会議員の選挙  1.特定事件継続審査の件  1.諸般の報告  1.市長の挨拶  1.閉  会
    出席議員(28名)      1番   石  川  友  和  議員      2番   水  沼  日 出 夫  議員      3番   斉  藤  義  則  議員      4番   坂  巻  勝  則  議員      5番   卯  月  武  彦  議員      6番   大  野  と し 子  議員      7番   佐  藤     一  議員      8番   金  子     進  議員     10番   松  本  浩  一  議員     11番   今  尾  安  徳  議員     13番   鬼  丸  裕  史  議員     14番   滝  澤  英  明  議員     16番   吉  田     剛  議員     17番   古  沢  耕  作  議員     18番   海 老 原  光  男  議員     19番   矢  島  章  好  議員     20番   木  村  圭  一  議員     21番   鈴  木  一  利  議員     22番   荒  木  洋  美  議員     23番   会  田  幸  一  議員     24番   山  崎     進  議員     25番   河  井  美  久  議員     27番   栄     寛  美  議員     28番   小 久 保  博  史  議員     29番   蛭  間  靖  造  議員     30番   武     幹  也  議員     31番   栗  原  信  司  議員     32番   中  川     朗  議員 欠席議員(3名)      9番   井  上  英  治  議員     12番   並  木  敏  恵  議員     26番   小  島  文  男  議員 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長      石  川  良  三       副市長     池  貝     浩   市長公室長   宮  崎  智  司       総合政策部長  白  子  高  史   財務部長    大  川  裕  之       総務部長    土  渕     浩   市民生活部長  折  原  章  哲       福祉部長    内  藤  信  代   子育て支援担当部長                健康保険部長  桜  井     厚           小  谷  啓  敏   環境経済部長  日  向     誠       建設部長    渡  辺  隆  之   都市整備部長  中  島     拓       鉄道高架担当部長濱  田  史  郎   会計管理者   鈴  木  照  子       庄和総合支所長 村  田     誠   消防長     佐  藤     晃       病院事業管理者 三  宅     洋   病院事務部長  落  合  和  弘       水道事業管理者職務代理者                                    会  田  和  彦   教育長     植  竹  英  生       学校教育部長  宇  内  啓  介   学務指導担当部長川  崎  信  雄       社会教育部長  大  山  祐  二   監査委員事務局長大  澤  雅  昭       選挙管理委員会事務局長                                    土  渕     浩 本会議に出席した事務局職員   局長      木  村  浩  巳       主査      小  川  裕  司   主査      石  川  貴  英 △開議の宣告 ○滝澤英明 議長  ただいまから本日の会議を開きます。  午前 9時59分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △各常任委員長報告 ○滝澤英明 議長  日程第1、各常任委員長報告とそれに対する質疑を行います。議案及び請願に対する審査の経過と結果並びに陳情の意見交換について、順次報告を求めます。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇総務委員長報告 ○滝澤英明 議長  最初に、総務委員長金子進議員。                    〔金子 進総務委員長登壇〕 ◎金子進 総務委員長  おはようございます。総務委員長の金子でございます。今定例会において、当委員会に付託された議案7件及び請願1件について、審査の過程における主な質疑及び討論並びに審査の結果を報告いたします。なお、陳情1件についても意見交換を行いましたので、あわせて報告いたします。  最初に、議案第76号 専決処分の承認を求めるについて(平成29年度春日部市一般会計補正予算(第3号))を議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり承認すべきものと決しました。  次に、議案第77号 第2次春日部市総合振興計画基本構想総務委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、基本目標3、男女共同参画の推進について、審議会の数は幾つあって、そのうち女性が入っていない審議会の数は幾つあるか伺いたいとの質疑に対し、各種審議会等については、全部で67、女性がいない審議会等は10ですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、春日部市の最大の課題は人口減少に歯どめをかけることです。合併後の第1次総合振興計画では、人口25万5,000人を目標としながら、達成するどころか、逆に人口を大きく減らし、特に若い世代、子育て世代が他市に例を見ないほどに減少してしまいました。市民への負担増とサービス切り捨て、市民の願いに応えない姿勢が市の魅力をなくしてしまいました。第1次計画の問題点をしっかりと反省、分析し、思い切った第2次計画としなければ、「つながる にぎわう すまいるシティ 春日部」がかけ声だけに終わってしまうのではと私は危惧します。「市民が主役」、「市民が主体的にまちづくりにかかわる」、「市民の期待に応え、信頼される行政を推進するまち」とするならば、市の職員もふやしていくべきです。幹を太くし、市民一人一人の願いに耳を傾け、具体化していく市民サービス向上は欠かせません。「地域とともに災害に強いまちをつくる」、「犯罪や事故のない安全に暮らせるまちをつくる」、このためにも大災害対応のための常備消防の充足率向上、あわせて市職員の増員、これがやはり幹なのだと思います。さらに、防犯カメラなどを含めた安全対策の具体的な目標値も設定すべきです。熊本地震の際に、地域新聞社の記事で、体育館や展示場などの避難施設は、ほとんど民間の指定管理者に委託をされていて、災害のとき、マニュアルはあるけれども、直接市民に責任を持っているわけではない。想定を超える災害には対処できず、情報の圏外に置かれて、どれだけの避難者がいるのか、いつ物資が入ってくるのかもわからない。最大で2,000人が避難をしたアクアドーム熊本では、指定管理者が避難所を運営し、市の職員が常駐を始めたのは3日後。市や町などの現場ではスリム化して公務員の人数が減っているところに未曽有の災害に見舞われて対応できなかった。合併を繰り返し、事業は全てアウトソーシング、大事な仕事を民間に丸投げして、市役所が何もできなくなっていると書かれました。市の職員の皆さんは、特に災害時、市民の最後のかなめだと思います。市の魅力を取り戻し、かつてのような活気ある市政に変えていくためには、極めて不十分な第2次総合振興計画と言わざるを得ません。以上を指摘し、反対討論としますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、現在、全国の地方自治体を取り巻く環境は、本格的な人口減少社会の到来による経済活動の縮小、税収の減少などが懸念されております。このような中、第2次春日部市総合振興計画は、総合的かつ計画的な市政運営を図ることにより、将来にわたって魅力的で、かつ強くしなやかで持続可能なまちづくりの推進を目的に策定されていることから、これからの輝かしい未来を担う子供たちに、魅力あふれる春日部市をいかに引き継いでいくかが重要であると考えます。本計画の策定に当たっては、多くのデータを用いて本市の現状分析がなされています。また、市民意識調査に加え、小中学生や転入者、転出者に対するアンケート調査を行うなど、さまざまな角度から市民の意向把握がされています。さらに、中高生を初め地域の方々、市民と市職員が一緒になってのワークショップが開催されるなど、意欲的な取り組みが行われていると考えます。その上で基本構想において、市民にとってわかりやすい言葉を用いて、市民が主役、まちの魅力を創る、ともに未来へチャレンジするという3つの理念を掲げ、本市が目指すべき将来像を「つながる にぎわう すまいるシティ 春日部」と定めたことは、市民と行政が協働・連携して行うまちづくりの最も重要な基本姿勢を的確にあらわすものであると高く評価するところです。まちづくり基本目標では、まず市民参加と文化・スポーツの分野を「市民が主役となって活躍し、生きがいを持てるまち」として、新たに一つの基本目標としたことは、一体的な展開による相乗効果を大いに期待させるものでもあります。次に、防災、生活の分野においては、地域のつながりによる自助、共助と公助の力を高めることで、誰もが安心・安全に暮らせるまちへの取り組みが位置づけられるとともに、総合振興計画と同じく市の基本的な方向性を示す「国土強靭化地域計画」を全国で初めて一体的に策定したことについても、市民の防災意識の高まりを的確に捉えていることと評価しています。さらに、行財政分野では、「市民の期待に応え、信頼される行政を推進するまち」を基本目標として、戦略的、計画的な行政運営と未来を見据えた計画的な財政運営にしっかりと取り組んでいただくことを期待しています。今後のまちづくりにおいては、人口減少、少子高齢化社会の進展により、ますます厳しさを増すことが想定されていますが、本市の将来のさらなる発展を見据え、これまで以上に積極的な施策の展開と円滑な事業の実施を期待しまして、賛成討論としますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第78号 春日部市行政組織条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、こども未来部の役割について伺いたいとの質疑に対し、少子化の進展や保育需要の増加、またより高い専門性が求められる児童虐待への対応など、さらなる子育て支援の充実が求められているという現状を踏まえ、子育て支援に特化した部を新設することにより、責任の所在を明確にし、これらの課題に本格的かつ的確に対応できる体制を整備するものですとの答弁がありました。  また、こども未来部青少年健全育成担当というものがあるが、社会教育部にあるものが移動するのかどうか伺いたいとの質疑に対し、これまで教育委員会の所管事務としていた青少年教育の部分は教育委員会に残し、青年健全育成に関する事務について市長部局の事務とすることにより、教育委員会で所管する青少年教育の事務との連携を図る環境が整備され、より効率的な事務執行が可能となるという考え方によって、青少年健全育成担当を設置したところですとの答弁がありました。  以上で質疑を終了し、討論を求めたところ、反対の立場から、この一部改正の中には、庄和総合支所の組織の変更が提案されています。庄和総合支所を部相当から課に変更し、市民生活部の中の庄和総合支所とするものです。庄和総合支所は、庄和地域の住民の暮らし、福祉を守る拠点として、単なる支所ではなく、総合支所として位置づけられました。合併直後は8課17担当あったものが、現在は4課4担当となりました。総合支所の人数は104人からわずか27人となり、市民窓口課9人、福祉課8人、健康保険課7人、総務課9人となっています。これで庄和地域住民の命、暮らしを守る現状と言えるでしょうか。課に変更する理由は、指揮命令系統をスムーズにし、横のつながりを持たせるとのことでしたが、私は、総務課は本庁の総務部に、福祉課は福祉部になど、本庁との連携をしっかりつなげていくこと、そういうことが市民の相談にスムーズに対応でき、それぞれの部署の専門性も保たれると考えます。そして、総合支所長が建物の維持管理を含め、全体的に責任を持っていくことが重要と考えます。これこそが専門性を持ちつつ横の連携が保たれるのではないでしょうか。総務課の人数も大きく減っていますが、地域の多くの課題を背負って取り組んでいます。私は、特に災害に関して専門的な部署をつくり、庄和地域に精通している職員が配置されていることが必要だと考えています。庄和地域も土地が低く、冠水被害は大変多い地域です。災害の状況を把握し、支援に行くという点でも重要です。このような面からも専門性を持たせ、市民の命、暮らしを守る拠点として機能を充実することこそが求められているのではないでしょうか。市は、業務上のバランスを見て、ほかと同じようにと言いますが、庄和地域は春日部市の3分の1強を占める広い地域です。人口密度は高くないかもしれませんが、そこに市民は生活しているわけです。広い地域の住民の命、暮らしを守る拠点である庄和総合支所は、機能の権限、人数も含めて、充実こそが求められるべきです。庄和総合支所の一層の充実を求め、反対討論としますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、今回の組織改正は、平成30年度からスタートする第2次春日部市総合振興計画の着実な実現を目指すために、市民満足度の向上を図るとともに、社会経済情勢の変化に対応し、新たな行政課題等について、迅速かつ的確に対応する組織体制を整備したものと考えます。今回の改正の方向性、また考え方については、子育て支援の充実を図る観点から、こども未来部を新設することや環境経済部における産業振興分野の強化の観点から、観光資源の魅力向上や中心市街地の活性化の一体的な取り組みを図って、商工業の振興を重点的かつ専門的に進める体制を整備するなど、多種多様な市民ニーズに対応できる組織が構築されていると判断できるものです。今後につきましても、社会経済情勢の変化に伴う行政需要に適切に対応し、より質の高い市民サービスの向上が図られる組織になることを強く要望し、賛成討論としますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第84号 財産の処分について(環境センターの土地の一部)を議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、売り払い金額の算定基準はどういうものか伺いたいとの質疑に対し、国土交通省公共用地取得損失補償要綱により算定されたもので、近傍類地の不動産鑑定参考価格をもとに、形状や環境などの条件を加味して算出したものと伺っていますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第85号 指定管理者の指定について(春日部市市民活動センター)を議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、市が引き続き行う業務というのはどのような業務があるのか伺いたいとの質疑に対し、春日部市コミュニティ推進協議会の事務局にかかわる業務や市民活動総合補償制度の運営などですとの答弁がありました。  以上で質疑を終了し、討論を求めたところ、反対の立場から、この間、市は直営で学習講座や利用者会議など、市民や市民団体をつなぐ活動を行い、大きな成果を上げてきました。市の職員が直接市民の相談に親身に耳を傾け、相談者の解決に向けて、苦労しながらも関係部署などに引き継いでいくことなど、こうした行為そのものが職員の市民活動への理解と指導力の向上そのものになった、何にもかえがたい大きな財産だったのだと私は思います。公共性の高い市民活動をサポートするには、指定管理後に厳しく継続監視していくことや管理者との連携でもなく、福祉の増進を職務とする自治体職員が市民と一緒になって、これまで行ってきた活動をさらに発展させていくべきです。よって、この議案には賛成できませんとの討論がありました。  また、賛成の立場から、この議案は、新たに春日部市市民活動センターの管理を行う指定管理者を指定するものです。指定管理者の選定に当たっては、市職員を委員とする指定管理者候補者選定等委員会において、書類審査や事業計画に基づくプレゼンテーションを実施し、厳正なる審査の結果、株式会社コンベンションリンケージを指定したとのことです。株式会社コンベンションリンケージは、市民活動センターが設置されている東部地域振興ふれあい拠点施設を初め、全国に類似施設を含む多くの公共施設の指定管理実績を有しており、その豊富な経験と実績により、公平性、安全性に配慮した適正な施設運営が期待できます。また、これまで市民活動への参加機会が少なかった方たちが自由に参加できる対話の場を継続的につくること、市民活動団体同士が交流・連携を図る団体学習会や、地域貢献に興味のある企業との座談会の開催による団体間の交流・連携機能の向上、市民活動に対するアドバイザーの配置などさまざまな提案がなされ、市民活動へのさらなる支援やサービスの向上が期待できる点も評価できます。さらに、配置する職員数や職員の勤務体制が充実し、職員の研修など育成指導体制も整い、財務状況も良好であることから安定した運営が期待できるとともに、情報セキュリティーマネジメントシステムの国際規格であるISO27001を取得していることから、信頼性の高い情報管理も期待ができます。今後も市民活動の活性化と協働によるまちづくりが推進されるよう強く要望し、賛成討論とします。また、同様の理由で議案第86号 指定管理者の指定についても賛成討論としますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第86号 指定管理者の指定について(春日部市男女共同参画推進センター)を議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、実務経験の判断はどのようにしているのか伺いたいとの質疑に対し、募集要項の仕様書では、所長は男女共同参画についての知識、経験を有する者としています。また、提案書の中の候補者の採用条件では、所長は男女共同参画についての知識、経験がある者、副所長は施設運営の経験がある者とされていますとの答弁がありました。  以上で質疑を終了し、討論を求めたところ、反対の立場から、以前の条例の一部改正の際の質疑では、男女共同参画推進センターは、この間、市の直営で運営され、市全体の男女共同参画を進めるために活動の指針を定めて、達成割合89.1%、適切な取り組み92.3%など、高い達成度や一方で審議会の女性登用率は約30%などの課題なども明確に分析をしてきました。ニーズの多様化や高度化があると指定管理者への指定の理由が語られましたが、相談事業では、DV被害者などへの専門的な支援はむしろ市が直接関与しなくてはならないものとして残されることも明らかとなりました。市の専門性が生かされる仕事ではないかと思います。今回、市内ではない民間の株式会社の指定管理となるわけですが、男女共同参画について、これまで試行錯誤しながらも積み重ねてきた17年間の活動は、市の大きな財産だと思います。この大きな財産をつくり上げてきたのは、直接市民と向き合ってきた市の職員です。民間への指定は財産の放棄と言わざるを得ません。よって、この議案には賛成できませんとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第87号 平成29年度春日部市一般会計補正予算(第4号)、総務委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、街路灯設置管理事業が増となった理由について伺いたいとの質疑に対し、新規宅地開発による要望や、自治会、学校などからの要望などがあるため、新たに街路灯20基の設置工事として増額補正を行うものですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、請願第13号 核兵器禁止条約を批准することを求める意見書を国に提出することを求める請願を議題とし、紹介議員からの説明を省略し、意見を求めたところ、被爆者の皆さんの願いに寄り添う国の姿勢が大切だと思いますので、私は賛成しますとの意見がありました。  以上で意見交換を終結し、討論を求めたところ、採択に賛成の立場から、ことし7月7日、核兵器禁止条約が122カ国の賛成によって採択されました。核兵器を歴史上初めて違法化するという画期的なものです。核兵器禁止条約には、「核兵器の使用の被害者、被爆者及び核兵器の実験により影響を受けた人々にもたらされた受け入れがたい苦しみと損害に留意し」と、被爆者という文言を取り入れると同時に、被爆者の筆舌に尽くしがたい思いに触れている点でも、画期的なものです。長い間の被爆者の皆さんの取り組みが大きな力となったのです。そして、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)がノーベル平和賞を受賞し、ローマ法王が「核兵器使用の脅迫も、保有そのものも断固として非難されるべき」と表明しています。核兵器廃絶の動きが大きく動き出しました。しかし、唯一の被爆国の日本政府がこの条約に署名をしていません。アメリカの核の傘に固執するのではなく、反対している核保有国、同盟国を核廃絶の立場でリードしていくことが日本政府の役割ではないでしょうか。原水爆禁止2017年世界大会長崎決議は、こう呼びかけています。「核兵器禁止条約について学び、知らせましょう。広島、長崎の被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名被爆者国際署名の運動を首長や議員とともに協働し、自治体ぐるみ地域ぐるみで発展させましょう。アメリカの核の傘からの離脱と核兵器禁止条約への参加を日本政府に要求しましょう。非核三原則を遵守させ法制化を求めましょう」と核のない世界を実現するために努力することこそ、北朝鮮の核の脅威を一掃できる最善の方法と考えます。核兵器禁止条約を批准することを求める意見書を国に提出するために、委員各位のご賛同をいただきますこと心よりお願いし、賛成討論としますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で採択すべきものと決しました。  次に、陳情第1号 陳情(市町村公的審議会等委員への宅地建物取引業者の登用に関する件、外3件)、総務委員会所管分についてを議題とし、意見を求めたところ、規制緩和等いろいろ条件もあり、利益を得る方の登用ということも含めて慎重に考える必要があると思いますとの意見がありました。  以上で、陳情第1号についての意見交換を終結しました。  以上で、当委員会に付託された議案及び請願の審査の経過と結果並びに陳情についての報告を終わります。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇厚生福祉委員長報告 ○滝澤英明 議長  次に、厚生福祉委員長、佐藤一議員。                    〔佐藤 一厚生福祉委員長登壇〕 ◎佐藤一 厚生福祉委員長  厚生福祉委員長の佐藤でございます。今定例会において当委員会に付託された議案8件について、審査の過程における主な質疑及び討論並びに審査の結果を報告いたします。なお、陳情1件についても意見公印を行いましたので、あわせて報告いたします。  最初に、議案第77号 第2次春日部市総合振興計画基本構想、厚生福祉委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、保育所待機児童数の現状値・目標値に年度当初の数値を用いているが、より実態を反映する年度末の数値を記載できないかとの質疑に対し、国の待機児童数調査は4月1日現在と10月1日現在となっているため、年度当初の4月1日現在の国への報告数値を用いることが適当と考えていますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、本会議の質疑の中で、第1次総合振興計画について達成が不十分だった分野として、保健・医療・福祉の分野が不十分だったということが明らかになりました。また、今の春日部市の行政課題である「若い世代の人口流出に歯どめをかける」、「若者に選ばれるまちをつくる」という点で、子育て支援は特に重要になっています。第2次総合振興計画は、おくれを取り戻し、魅力あるまちづくりということで、厚生福祉分野が特に充実されることが必要だと思います。今回の審議で、まず1つは、厚生福祉だけにとどまらず、全体が縦割りの仕組みになっており、高齢者への交通手段の確保や子育てに公園やプールはどう位置づくのかなど、横断的な施策の展開ができていないという点で不十分だと感じました。2つ目に、保育所は第2次総合振興計画の目玉ですが、待機児童ゼロをぜひ思い切って通年でのゼロを目指していただきたいと思います。3つ目に、特におくれている障害者の分野で要望の強い入所施設の整備目標等が明記されていないというにとどまらず、設置をするという姿勢すらも示されていないという点では、安心・安全で障害者にも優しいというまちには、なかなか期待が持てないと思いました。以上の点から、今回の総合振興計画については反対しますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、我が国においては、人口減少社会の到来や少子高齢化の進展による税収の減少、社会保障関連経費の負担増大などが重大な課題になる中、本市においては、子育て世代が求めるニーズに柔軟に対応し、地域社会全体で支えていく環境を整えるとともに、高齢者が元気に住みなれた地域で暮らすことが求められています。このような中、第2次総合振興計画基本構想において、誰からも選ばれるまちを築いていくことを目標に、将来像を「つながる にぎわう すまいるシティ 春日部」としたことは、市民が笑顔で生き生きと暮らしている様子が連想され、とても好感が持てる内容となっています。まず、子育ての分野におきましては、本市の待機児童解消策やこども医療費の対象年齢拡充などの取り組みについての実績は十分評価していますが、市民意向からも酌み取れるように、子育てに対する市民ニーズは依然として高い状況であると感じています。このような中、「子どもが幸せに育ち、生きる力をはぐくむまち」をまちづくり基本目標として、安心して子どもを産み、子育てができるとともに、子供が幸せに育つよう社会全体で子育てをする環境整備を位置づけたことは、課題を見極めた適切な内容であるとともに、子育て施策に対して非常に重きを置いている市の姿勢がうかがえる内容であると考えます。  次に、福祉・保健・医療分野においては、「いつまでも健康でいきいきと暮らせるまち」をまちづくり基本目標として、誰もが住みなれた地域で生き生きと暮らせるような支援と、地域で支え合う仕組みづくりを進めること、また健康づくりや病気の予防に対する支援や地域の医療体制の充実に努めることで、いつまでも健康に暮らすことができるまちづくりを目指すことは、市の課題に対して積極的に取り組む意欲がうかがえ、今後の展開に大きな期待を持つものです。今後のまちづくりにおいては、人口減少、少子高齢化社会の進展により、ますます厳しさを増すことが想定されますが、本市の将来のさらなる発展を見据え、これまで以上に積極的な施策の展開と円滑な事業の実施を期待し、賛成討論としますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第79号 春日部市遺児手当支給条例及び春日部市ひとり親家庭等医療費の助成に関する条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第87号 平成29年度春日部市一般会計補正予算(第4号)、厚生福祉委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、子育て世代包括支援センター開設事業費について、どういうものに使うのか伺いたいとの質疑に対し、子育て世代包括支援センターの開設に伴い、カウンターや椅子などの備品購入及びシステムの改修を行うものですとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
     次に、議案第88号 平成29年度春日部市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、還付金の増加850万円のうち、軽減判定の誤りによる還付は幾らか伺いますとの質疑に対し、国保税の軽減を行う際に誤った判定をして発生した還付金の額は約380万円となりますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第89号 平成29年度春日部市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第90号 平成29年度春日部市介護保険特別会計補正予算(第2号)についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、介護給付の動向について伺いたいとの質疑に対し、介護予防サービス給付費の実績が見込みよりも伸びているため、居宅介護サービス給付費より事業費を組み替え、補正するものです。主に増額となっているサービスは、介護予防訪問介護、介護予防通所介護で、そのほか介護予防訪問看護の執行率も高くなっています。また、主に減額となっているサービスは、訪問介護、通所介護で、そのほか特定施設入居者生活保護、訪問入浴介護の執行率が低くなっていますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第92号 平成29年度春日部市立看護専門学校特別会計補正予算(第2号)についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第94号 平成29年度春日部市病院事業会計補正予算(第1号)についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、病院事業収益のうち、特に入院に関して単価も人数もふえるということだが、病床利用率について伺いたいとの質疑に対し、補正予算後の病床利用率につきましては83.5%と見込んでいますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、陳情第1号 陳情(市町村公的審議会等委員への宅地建物取引業者の登用に関する件、外3件)、厚生福祉委員会所管分についてを議題とし、意見を求めたところ、具体的にどういう委員をイメージしているかわかりませんが、宅地建物取引業者の協会員というのは特定の利益を代表する団体のように思いますので、公的な審議会への登用は余り賛成できないと思いますとの意見がありました。  以上で、陳情第1号についての意見交換を終結しました。  以上で、当委員会に付託された議案の審査の経過と結果並びに陳情についての報告を終わります。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇建設委員長報告 ○滝澤英明 議長  次に、建設委員長、栄寛美議員。                    〔栄 寛美建設委員長登壇〕 ◎栄寛美 建設委員長  建設委員長の栄でございます。今定例会において、当委員会に付託された議案6件について、審査の過程における主な質疑及び討論並びに審査の結果を報告いたします。なお、陳情1件につきましても意見交換を行いましたので、あわせて報告いたします。  最初に、議案第77号 第2次春日部市総合振興計画基本構想、建設委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、中高層住宅等の業者に何らかの働きかけやPRを行うのか伺いたいとの質疑に対し、ふれあい家族住宅購入奨励金などについては、既にホームページや広報などでお知らせをしているので、これについては、さらに拡充をしてPRの一層の充実を図っていきたいと考えていますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、反対理由の1点目は、駅から遠い地域が切り捨てられるおそれがあることです。駅周辺に都市機能を集中し、コンパクトシティを目指すとしています。これでは駅から遠い地域がますます不便になり、暮らしにくくなります。住みなれた地域で今後も住み続けられるようなまちづくりこそ必要だと思います。2点目は、公共交通ネットワークの中にデマンド交通が含まれていない点です。バスだけで交通不便地域を解消することは困難です。駅やバス停から遠い地域の移動手段としてデマンド交通を導入すべきです。3点目は、基本目標の中に水害対策が明記されていないことです。基本計画で総合的な治水対策の推進が挙げられていますが、100mm/h安心プラン地域以外の既成市街地について、今ある施設の耐震化、維持管理、更新、長寿命化を行うとしているだけで、水路や河川の整備、貯留施設の建設などは具体的には明記されていません。基本目標に水害対策を明記し、100mm/h安心プラン地域以外の既成市街地の水害対策も進めるべきです。以上の理由で反対しますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、現在の地方自治体においては、公共施設の老朽化に対する取り組みや駅を中心としたコンパクトなまちづくりへの対応などが大変重要な課題となっています。このような状況の中にあって、春日部市のこれからの輝かしい未来を担う子供たちに魅力あふれる春日部をいかに引き継いでいくかが市政に期待されていることであると思います。第2次総合振興計画基本構想におけるまちづくりの枠組みについては、本格的な人口減少社会の到来による経済活動の縮小や税収の減少などを見据えつつ、今後の社会情勢に対応するための集約型都市構造の実現に向けて、各鉄道駅を中心としたコンパクトで質の高い市街地の形成を目指したものと評価します。さらに、土地利用構想においては、住居系土地利用による新たな市街地整備や産業集積に向けた検討ゾーンが盛り込まれるなど、仕事場と住居が近くにまとまる職住近接のコンパクトで魅力的なにぎわいのあるまちづくりを目指したものと評価します。  次に、都市基盤分野では、人々が集い、にぎわいのある快適なまちを目指すため、道路や公園など都市機能の計画的な整備や維持管理を適切に行い、さらに春日部駅周辺や各鉄道駅周辺の整備を推進するとともに、計画的な土地利用や便利に利用できる公共交通ネットワークの形成を図ることで、にぎわいのある快適なまちをつくるなど、将来のまちづくりにつながる都市基盤整備が明確に打ち出されており、評価できるものと考えます。今後のまちづくりにおいては、人口減少・少子高齢化社会の進展により、ますます厳しさを増すことが想定されますが、本市の将来のさらなる発展を見据え、これまで以上に積極的な施策の展開と円滑な事業の実施を期待し、賛成討論としますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第80号 春日部市市営住宅条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、対象となる世帯はどういう世帯なのか伺いたいとの質疑に対し、今回の改正による市営住宅における対象者は、世帯主が認知症患者等である場合にのみとなりますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第87号 平成29年度春日部市一般会計補正予算(第4号)、建設委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、ふれあい家族住宅購入奨励事業の過去3年間の件数と金額の推移について伺いたいとの質疑に対し、平成26年度が件数が174件、交付額2,579万8,000円、平成27年度が件数173件、交付額2,657万円、平成28年度が件数194件、交付額3,209万9,000円で年々増加傾向になっており、この事業の目的であります定住の促進に寄与しているものと考えていますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第91号 平成29年度春日部都市計画事業西金野井第二土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第93号 平成29年度春日部市水道事業会計補正予算(第1号)についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、春日部営業所の1日当たりの来庁者数を伺いたいとの質疑に対し、春日部営業所の1日当たりの来庁者数は、28年度の実績ですと年間で約1万5,000人、1日当たりに換算すると約60人の来庁者数となっていますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第95号 平成29年度春日部市下水道事業会計補正予算(第1号)についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、陳情第1号 陳情(市町村公的審議会等委員への宅地建物取引業者の登用に関する件、外3件)、建設委員会 所管分についてを議題とし、意見を求めたところ、まず都市計画審議会委員に宅地建物取引業者の登用をということですが、業者ですから利害が絡んでくる危険もあると思いますので、慎重に考えなくてはいけない問題だと思います。次に、国道・県道・都市計画道路の沿道に関する件ですが、国道ですとか主要な都市計画道路については沿道ゾーンが設けられていますので、これ以上の緩和は特に必要ではないという気がします。次に、市街化調整区域については、無秩序な開発を避ける上でも規制緩和については慎重に対応しなくてはならないと考えますとの意見がありました。  以上で、陳情第1号についての意見交換を終結しました。  以上で、当委員会に付託された議案の審査の経過と結果並びに陳情についての報告を終わります。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇教育環境委員長報告 ○滝澤英明 議長  次に、教育環境委員長、荒木洋美議員。                    〔荒木洋美教育環境委員長登壇〕 ◎荒木洋美 教育環境委員長  教育環境委員長の荒木でございます。今定例会において、当委員会に付託された議案4件について、審査の過程における主な質疑及び討論並びに審査の結果を報告いたします。なお、陳情1件につきましても意見交換を行いましたので、あわせて報告いたします。  最初に、議案第77号 第2次春日部市総合振興計画基本構想、教育環境委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、基本目標3に関連して、体育施設整備基本計画の見直しはいつまでに行うのか伺いたいとの質疑に対し、本年5月に庁内検討委員会を立ち上げ、市全体の体育施設機能の向上を図るためにどのような体育施設を計画的に整備したらよいか検討しているところであり、計画の見直しは、平成31年3月を目途に予定していますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、春日部市の最大の課題は、人口減少に歯どめをかけることです。合併後、第1次総合振興計画のもとで行われてきたものは、さまざまな市民への負担増とサービスの引き下げです。教育環境分野では、公民館の有料化、市民プールの廃止、体育施設や図書館への指定管理者制度の導入など、特に社会教育での後退が市の魅力を失わせ、子育て世代の人口減少を招いたと言えます。この総括・反省なくして、新たな計画を豊かなものにすることはできません。来年度からの10年間にわたる総合的、計画的なまちづくりの指針となる第2次総合振興計画でのまちの将来像は、「つながる にぎわう すまいるシティ 春日部」です。これを実現する上で教育環境分野での施策や取り組みは極めて重要です。しかし、残念ながら第2次の計画を見る限り、人口減少に歯どめをかけ、近隣自治体にまさる抜本的な施策は見られません。これではかけ声だけに終わるのではないかと危惧せざるを得ません。「つながる にぎわう すまいるシティ 春日部」と言うならば、まずは公民館を無料に戻し、住民がつながる拠点とすること、子供から高齢者まで楽しむことができ、健康増進にも役立つ体育施設や図書館などの文化施設を拡充すること、市民プール建設、大沼グラウンドなどの体育施設や図書館などへの指定管理者制度をやめて、直営で職員が市民と一緒になって市民目線で活動することです。商業、農業を活性化し、にぎわい、定住化を図る抜本的な施策を打ち出すことが必要ですが、この計画では、これまでの延長線上にとどまっているとしか見えません。9月議会での28年度決算審査で明らかなように、市民の切実な要求に応え、未来に投資できるだけの財源はあります。春日部市の危機的な状況を打開し、市の魅力を取り戻し、かつてのような活気ある市政に変えていくには、極めて不十分な第2次総合振興計画と言わざるを得ません。よって、この議案に反対しますとの討論がありました。  また、賛成の立場から、まず教育の分野においては、子供の教育のあり方、いじめや不登校の問題、家庭・地域の教育力の低下などの課題が複雑化・深刻化する中、確かな学力、豊かな心、健やかな身体など、調和のとれた生きる力を確実に育むことや、学校・家庭・地域が一体となった教育の推進が求められています。このような中、「子どもが幸せに育ち、生きる力を育むまち」をまちづくり基本目標として、児童生徒一人一人を大切にした教育の充実、学校環境の整備推進、地域社会と協力した青少年の健全育成の推進により、子供の生きる力を育むことが位置づけられており、課題を見極めた適切な内容であると評価しています。  次に、文化・スポーツの分野においては、学びを通して人々の交流を活発にするとともに、誰もが心豊かで充実した人生を送ることが大変重要になっています。このような中、「市民が主役となって活躍し、生きがいを持てるまち」をまちづくり基本目標として、多様な学習活動の支援とともに、文化・芸術やスポーツ・レクリエーションの振興を図り、誰もが生きがいを持ち、いつでも学べることが位置づけられており、市民のニーズを十分に反映した内容であると評価しています。  次に、環境の分野においては、地球環境の保全に対する意識の高まりとともに、持続可能な社会の推進が求められています。このような中、「恵まれた自然の中で安心安全に暮らせるまち」をまちづくり基本目標として、人と自然が共生した地球環境に優しいまちづくりを目指して、市民一人一人が環境に配慮した行動を行うことが位置づけられており、評価に値するものと考えています。  最後に、観光・産業・経済分野においては、東京オリンピック・パラリンピックを契機として、訪日外国人観光客などの増加が見込まれる中、いかに本市の魅力を発信し、交流人口をふやしていくかが求められています。また、本市では、雇用・所得環境の緩やかな回復傾向が見られますが、春日部駅周辺の中心市街地の活性化が大きな課題となっています。このような中、「地域の資源を活かした魅力あふれるまち」をまちづくり基本目標として、地域資源を有効に活用した新たな農産物や観光の創出、企業誘致や起業支援の推進、農・商・工業における人材育成や経営支援等の活性化対策、さらに交流とにぎわいのある魅力あふれるまちをつくるという方向性が位置づけられており、大いに期待が持てる内容だと思います。今後のまちづくりにおいては、人口減少、少子高齢化社会の進展により、ますます厳しさを増すことが想定されますが、本市の将来のさらなる発展を見据え、これまで以上に積極的な施策の展開と円滑な事業の実施を期待して、賛成しますとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第81号 春日部市教育相談センター条例の一部改正についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、教育相談センター本館の土曜日における相談回数の推移について伺いたいとの質疑に対し、平成26年度が79回、27年度が140回、28年度が101回となっていますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第83号 義務教育学校校舎等増築工事請負契約の締結についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、中学校のプールを小学生が使用することについて、何か対応を検討しているのか伺いたいとの質疑に対し、今回の増築工事には、プールに係る工事は含まれていませんが、プールの深さが課題となっていることから、小学生の水泳への対応についてさまざまな角度から検討を行い、また学校や関係部署と綿密に協議を重ねていきたいと考えていますとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第87号 平成29年度春日部市一般会計補正予算(第4号)、教育環境委員会所管分についてを議題とし、執行部の説明を省略し、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、陳情第1号 陳情(市町村公的審議会等委員への宅地建物取引業者の登用に関する件、外3件)、教育環境委員会所管分についてを議題とし、意見を求めたところ、委員より、執行部に対し参考意見として伺いたいが、毎年同じような内容の陳情が出されているが、関係部署は陳情者に対してどのように説明をしているのか伺いたいとの発言があり、今年度の農業委員会委員の任命については、法律改正によって全て公募となっているため、今後、法律をごらんいただくよう伝えていきますとの参考意見がありました。  以上で、陳情第1号についての意見交換を終結しました。  以上で、当委員会に付託された議案の審査の経過と結果及び陳情についての報告を終わります。 △休憩の宣告 ○滝澤英明 議長  この際、暫時休憩をいたします。  午前10時55分休憩   ───────────────────────────────────────────────── △開議の宣告 ○滝澤英明 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  午前10時55分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △各常任委員長報告に対する質疑 ○滝澤英明 議長  最初に、総務委員長報告に対する質疑を行います。  質疑の通告がありませんので、総務委員長報告に対する質疑を終結いたします。  次に、厚生福祉委員長報告に対する質疑を行います。  質疑の通告がありませんので、厚生福祉委員長報告に対する質疑を終結いたします。  次に、建設委員長報告に対する質疑を行います。  質疑の通告がありませんので、建設委員長報告に対する質疑を終結いたします。  次に、教育環境委員長報告に対する質疑を行います。  質疑の通告がありませんので、教育環境委員長報告に対する質疑を終結いたします。 △休憩の宣告 ○滝澤英明 議長  この際、暫時休憩をいたします。  午前10時56分休憩   ───────────────────────────────────────────────── △開議の宣告 ○滝澤英明 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  午前11時19分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △発言の訂正 ○滝澤英明 議長  総務委員長より発言を求められておりますので、これを許します。  総務委員長金子進議員。                    〔金子 進総務委員長登壇〕 ◎金子進 総務委員長  先ほどの総務委員長報告で読み違えがございましたので、訂正をさせていただきます。  議案第78号 春日部市行政組織条例の一部改正についての執行部の答弁で、青年健全育成に関する事務と申し上げましたが、青少年健全育成に関する事務に訂正させていただきます。  大変申しわけございませんでした。 ○滝澤英明 議長  厚生福祉委員長より発言を求められておりますので、これを許します。  厚生福祉委員長、佐藤一議員。
                       〔佐藤 一厚生福祉委員長登壇〕 ◎佐藤一 厚生福祉委員長  先ほど厚生福祉委員長報告で読み違いがございましたので、訂正をさせていただきます。  議案第90号 平成29年度春日部市介護保険特別会計補正予算(第2号)についての質疑で、特定施設入居者生活保護と申し上げましたが、特定施設入居者生活介護に訂正をさせていただきます。  大変申しわけございませんでした。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議案第76号から議案第81号まで及び議案第83号から議案第95号まで並びに請願第13号に対する討論、採決 ○滝澤英明 議長  日程第2、議案第76号から議案第81号まで及び議案第83号から議案第95号まで並びに請願第13号について順次討論を行い、採決をいたします。  なお、24番、山崎進議員につきましては、起立による表決が困難であるため、今定例会における採決は、挙手をもって起立とみなすことといたします。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第76号の承認 ○滝澤英明 議長  最初に、議案第76号 専決処分の承認を求めるについて(平成29年度春日部市一般会計補正予算(第3号))を議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は承認であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○滝澤英明 議長  起立全員であります。  よって、議案第76号は承認されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第77号の原案可決 ○滝澤英明 議長  次に、議案第77号 第2次春日部市総合振興計画基本構想についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、10番、松本浩一議員。                    〔10番松本浩一議員登壇〕 ◆10番(松本浩一議員) 10番、松本浩一です。議案第77号 第2次春日部市総合振興計画基本構想について、日本共産党を代表して、反対の立場から討論を行います。  第1次春日部市総合振興計画では、将来像を「人・自然・産業が調和した快適都市―春日部―」とし、目標人口を25万5,000人と設定しました。しかし、ことし12月の人口は23万5,710人と県内でも人口が大きく減少している自治体となっております。その原因は何か。それは、これまで何度も指摘してきましたけれども、さまざまな分野で市民への負担増とサービスの引き下げが行われ、市民の願いに応える施策を実行してこなかったことによるものであります。  第2次春日部市総合振興計画の将来像は、「つながる にぎわう すまいるシティ 春日部」であります。その重点プロジェクトは、子育てが楽しい、元気でいきいきと笑顔で暮らせるまち、誰からも選ばれる魅力的でにぎわいのあるまち、未来へつながる、みんなでつくる安心安全なまちです。この3つの目標を達成できる計画になっているのか、分野別計画を見ると、かけ声倒れに終わるのではないかと危惧せざるを得ません。  以下、具体的に5点指摘をいたします。まず第1に、第1次春日部市総合振興計画の10年間をきちんと総括していないということです。県内でも大きく人口が減少した原因は明確です。人口減少に歯どめをかけると言うならば、近隣自治体にまさる抜本的な施策を打ち出すことが必要です。しかし、この総合振興計画にはそれがありません。子育て世代の一番要求は、子育て環境の整備と経済的負担の軽減です。保育所の待機児童をゼロにするため、公立保育所の増設などを行うことは評価いたしますが、特に市民プールなどのスポーツ・レクリエーション施設、図書館、児童館、公園などの拡充についてはありません。保育料や学校給食費などの経済的負担の軽減についても思い切った施策が見当たりません。これでは、子育て世代に選ばれる魅力あるまちをつくることはできないでしょう。  第2に、障害者、高齢者など特に行政が手を差し伸べなければならない市民に対する施策が極めて不十分であります。まちづくりの主な課題として6点挙げられていますが、その中に障害者については取り上げられていません。分野別計画には、障害のある人が住みなれた地域で安心して生き生きと暮らせることと書かれていますけれども、市内に入所施設がないために、市外、県外の入所施設で暮らさざるを得ない障害者に対して、入所施設を整備する施策がありません。このことだけを見ても障害者に対する市の姿勢が問われます。  高齢者に対する施策はどうでしょうか。基本目標2で、高齢者が安心していきいきと暮らせるまちをつくる、基本目標6で、公共交通を便利に利用できるまちをつくるとなっております。しかし、分野別計画では、高齢者が自由に移動できる交通手段の確保や健康で生き生きと活動し、交流を深め、楽しむことができる公民館や、高齢者福祉施設の拡充についての計画がありません。言葉だけに終わらせず、具体的な施策を示し、実現すべきであります。  第3に、商工業、農業についてはどうでしょう。どちらも後継者をどう確保するのかが最大の課題ですが、それに対する抜本的な施策は残念ながら見当たりません。これまでの延長線上にとどまっているようでは、基本目標6の地域の資源を生かした魅力あふれるまちやにぎわいを取り戻すことは困難です。  第4に、基本目標に水害対策がありません。春日部市の災害といえば水害です。市内の各所で冠水、浸水があります。そこに住む市民は、安心して暮らせずにいます。100mm/h安心プランで全ての水害が解決するわけではありません。分野別計画では、市民が安心して生活できるよう浸水被害を軽減するとありますが、水路や河川の整備、貯留施設の建設についての基本的な計画の記述はされておりません。この分野でもこれまでの延長線上にとどまっています。また、コンパクトシティの名のもとに、駅周辺に都市機能を集中させ、周辺地域を軽視するようなまちづくりは問題です。  第5に、行財政について、基本目標7では、身近で信頼される市役所づくりを進めるとあり、分野別計画では市民ニーズを的確に把握し、市政に反映するための取り組みを行うとあります。これまで民間活力の導入、経費の軽減という理由で指定管理者制度が教育・福祉分野を中心に次々と取り入れられてきました。自治体の中心にいるのは何か、住民福祉の向上です。民間活力を否定するものではありませんが、特に教育・福祉の分野は行政が責任を持つべきものであります。直接職員が携わるべき仕事です。行政本来の役割を否定し、経費削減を理由に、利益を目的とする企業に行政がやるべき仕事を管理運営させるようでは、身近で信頼される市役所をつくることも市民ニーズの的確な把握もできないでしょう。  以上、5点指摘しましたが、この第2次総合振興計画のまちの将来像や基本目標には、美辞麗句がたくさん並べられています。しかし、分野別計画を見ると、市民の願いを実現する成果指標や具体的な施策はほとんど見当たりません。これまでの延長線上にとどまっているものがほとんどと言えます。よいことを言っても、実際にはやらないというのであれば、行政への信頼は失われてしまいます。これでは仏つくって魂入れず、期待外れと言われかねません。「つながる にぎわう すまいるシティ」と言うならば、言葉だけに終わらせず、具体的な施策を計画し、実現する努力をすべきです。人口減少に歯どめをかけ、市の魅力を取り戻し、活気ある市政に変えていくには、根本的な見直しが必要です。  なお、市長選挙における石川市長のさまざまな公約は、この総合振興計画にほとんど盛り込まれておりません。公約は市民への約束です。今議会では、多くの議員が議案審議や一般質問で石川市長の公約について取り上げております。必ず実現するよう強く求めるものであります。  以上指摘いたしまして、日本共産党を代表しての反対討論といたします。 ○滝澤英明 議長  次に、3番、斉藤義則議員。                    〔3番斉藤義則議員登壇〕 ◆3番(斉藤義則議員) 議席番号3番、斉藤義則でございます。議案第77号 第2次春日部市総合振興計画基本構想について、新政の会を代表し、賛成の立場から討論いたします。  現在、全国の地方自治体を取り巻く環境は、少子高齢化や人口減少社会の進展により、税収の減少、社会保障関連経費の増大などが懸念されております。このような中、第2次春日部市総合振興計画は、総合的かつ計画的な市政運営を図り、将来にわたって魅力があり、かつ強くしなやかで持続可能なまちづくりを推進することを目的に策定されております。本計画の策定に当たっては、市に関する多くのデータを用いて現状分析が行われております。また、市民意識調査に加え、小中学生や転入者、転出者に対するアンケート調査が行われるなど、さまざまな角度から市民の移行把握がなされております。さらに、中高生を初め地域の方々のワークショップの開催に加え、市民と市職員が一緒になってのワークショップが開催されるなど、市民の意見を取り込むための取り組みがなされております。基本構想では、まずまちづくりの理念において、市民が主役、まちの魅力をつくる、ともに未来へチャレンジするという3つを掲げるとともに、本市が目指すべきまちの将来を「つながる にぎわう すまいるシティ 春日部」と示したことは、市民と行政が協働、連携して誰からも選ばれるまちづくりを進めていく上で、最も重要な基本姿勢を的確にあらわすものと高く評価します。  次に、まちづくりの枠組みにおいては、今後の社会情勢に対応するための集約型都市構造の実現に向けて、各鉄道駅を中心としたコンパクトで質の高い市街地の形成と、職と住居が近接したコンパクトで魅力的なにぎわいがあるまちづくりを目指すものと評価しております。また、まちづくり基本目標においては、日本一幸せに子育てできるまちを掲げている市の取り組みを具体化し、基本目標1として、子育て・教育分野を掲げるとともに、その他の基本目標においても前計画をさらに充実したものとなっており、新たなまちづくりに期待ができるものとなっております。将来の春日部市のさらなる発展を見据え、これまで以上に積極的な施策の展開と円滑な事業の実施を図り、将来像を実現し、誰からも選ばれるまちを築くことを大いに期待し、賛成討論といたします。 ○滝澤英明 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する各委員長報告は原案可決であります。各委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立多数〕 ○滝澤英明 議長  起立多数であります。  よって、議案第77号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第78号の原案可決 ○滝澤英明 議長  次に、議案第78号 春日部市行政組織条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、5番、卯月武彦議員。                    〔5番卯月武彦議員登壇〕 ◆5番(卯月武彦議員) 議席番号5番、卯月武彦です。議案第78号 春日部市行政組織条例の一部改正について、日本共産党議員団を代表して、反対の立場から討論を行います。  この改正によって、庄和総合支所が部相当から課相当に格下げとなることが極めて問題です。春日部市と旧庄和町との合併によって町役場の機能が春日部市役所に集中し、庄和地域の住民サービスが低下することが心配されていました。一方、サービスは高く、負担は低くと言われていました。そうした中で設置されたのが庄和総合支所です。合併公約では、市民の皆さんの暮らしは、これまでどおり春日部市と庄和町の各庁舎が総合支所として支えていきますと書かれています。庄和地域の住民の暮らしを支える機能を持つのが庄和総合支所です。単なる窓口ではありません。暮らしを支えるには市全般にわたるさまざまな機能と、それにふさわしい権限が必要となります。ところが、職員数は合併直後の平成17年10月に93人、平成18年4月70人、さらに今年度は27人へと大きく削減されてきました。これでは、暮らしを支えるという本来の目的を果たすことはできません。さらに、近い将来、市民課の出張所に格下げとなるのではないかとさえ危惧されます。合併公約に基づいて庄和地域の住民の暮らしを支えるために、部と同格として維持するとともに、職員を増員し、充実を図るべきです。  以上の理由で反対いたします。 ○滝澤英明 議長  次に、1番、石川友和議員。                    〔1番石川友和議員登壇〕 ◆1番(石川友和議員) 議席番号1番、石川友和でございます。議案第78号 春日部市行政組織条例の一部改正について、新政の会を代表して、賛成の立場で討論をいたします。  今回の改正は、第2次春日部市総合振興計画との整合性を図り、各種課題への迅速かつ的確な対応に加え、少子高齢化や人口減少社会を果敢に突破するための組織機構となっております。地方分権の進展等に伴い、業務量が増加傾向にある中で、組織の簡素化や効率化の視点が十分に考慮されていることがうかがえる内容となっております。市民サービスに支障が生じないよう機能は維持しつつ、こども未来部の新設や産業振興分野の強化などの対応が図られており、今後の事業展開に大いに期待できるものとなっております。また、そのほかの分野においてもサービスを低下させることなく、関係部門の連携により、全体的に市民サービスの向上が期待できる簡素で効率的な組織機構であると高く評価できるものであります。  今後も社会経済情勢の変化に伴う行政需要に適切に対応し、かつ市民サービス市民満足度の向上が図られる組織の見直しを常に検討することを要望し、賛成討論といたします。 ○滝澤英明 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立多数〕 ○滝澤英明 議長  起立多数であります。  よって、議案第78号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第79号の原案可決 ○滝澤英明 議長  次に、議案第79号 春日部市遺児手当支給条例及び春日部市ひとり親家庭等医療費の助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○滝澤英明 議長  起立全員であります。  よって、議案第79号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第80号の原案可決 ○滝澤英明 議長  次に、議案第80号 春日部市市営住宅条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する建設委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○滝澤英明 議長  起立全員であります。  よって、議案第80号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第81号の原案可決 ○滝澤英明 議長  次に、議案第81号 春日部市教育相談センター条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する教育環境委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○滝澤英明 議長  起立全員であります。
     よって、議案第81号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第83号の原案可決 ○滝澤英明 議長  次に、議案第83号 義務教育学校校舎等増築工事請負契約の締結についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する教育環境委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○滝澤英明 議長  起立全員であります。  よって、議案第83号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第84号の原案可決 ○滝澤英明 議長  次に、議案第84号 財産の処分について(環境センターの土地の一部)を議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○滝澤英明 議長  起立全員であります。  よって、議案第84号は原案のとおり可決されました。 △休憩の宣告 ○滝澤英明 議長  この際、暫時休憩をいたします。  午前11時43分休憩   ───────────────────────────────────────────────── △開議の宣告 ○滝澤英明 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  午後 0時59分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議案第76号から議案第81号まで及び議案第83号から議案第95号まで並びに請願第13号に対する討論、採決(続)  ◇議案第85号の原案可決 ○滝澤英明 議長  引き続き、議案に対する討論を行い、採決をいたします。  次に、議案第85号 指定管理者の指定について(春日部市市民活動センター)を議題といたします。  本案について討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、4番、坂巻勝則議員。                    〔4番坂巻勝則議員登壇〕 ◆4番(坂巻勝則議員) 議席番号4番、坂巻勝則です。議案第85号 指定管理者の指定について、日本共産党議員団を代表して、反対の立場で討論を行います。  この議案は、市民活動センターの管理運営を東京都千代田区のイベント会社、株式会社コンベンションリンケージに委託するものです。市民活動センターは、市民が主役のまちづくりの拠点施設で、市民が自主的に行う非営利で公益的な活動の推進を図るとともに、市民の交流及び協働を促進することにより、市民主体のまちづくりの実現に寄与するために設置されたものです。  非営利で公益的な活動を営利目的の株式会社が運営するというのは、全く道理に合いません。本来、公的な責任で運営されなければならない施設ですし、仮に指定管理が認められても、NPO法人など非営利で公益的な活動をしている団体でなければ、施設の設置目的に合いません。公の施設を民間企業に委託する指定管理制度という手法は、公的な仕事に民間企業が参入するために、財界の要求によって持ち込まれたものです。民間企業の市場拡大の目的は利潤追求ですから、市民活動が利潤追求の対象になるということです。人件費や経費の節約で市民サービスの低下を招きかねません。また、指定管理者が企画するイベント等は参加費の徴収が可能ですから、市民の負担がふえることが懸念されます。市民の自主活動は利益は生みません。そこから生まれるのは、市民が主役というかけがえのないものを市民が得ることです。その活動を支援するのは公の責任です。  株式会社コンベンションリンケージは、イベントのプロフェッショナルであっても、春日部市とは縁もゆかりもなく、市民活動のプロではありません。市民が企画するイベントのアドバイザーを委託するなどは市民活動の支援につながりますが、市民活動センターの管理運営を丸投げすることは、公的責任の放棄と言わざるを得ません。  よって、この議案には反対いたします。 ○滝澤英明 議長  次に、2番、水沼日出夫議員。                    〔2番水沼日出夫議員登壇〕 ◆2番(水沼日出夫議員) 議席番号2番、水沼でございます。議案第85号 指定管理者の指定について、新政の会を代表して、賛成の立場から討論いたします。  この議案は、平成23年の開設当初から指定管理者制度の導入を視野に入れていた市民活動センターに新たに指定管理者を指定するものです。今回選定された株式会社コンベンションリンケージは、全国に多くの類似施設等の指定管理実績を有しており、豊富な経験と実績により多様な市民ニーズに対応可能な体制を整備しているとのことです。また、市民活動等の支援については、経験豊富なアドバイザーの配置により、利用者からの専門的な相談などに的確に対応できるほか、起業している税理士など専門家との情報交換会を行うことで、新たなネットワークを創出するなど、市民活動の活発化やさらなるサービスの向上が期待されます。  さらに、市民活動センターが設置されている東部地域振興ふれあい拠点施設の指定管理者でもある同社が指定管理者となることで、建物全体の安全管理や運営への迅速な対応も期待できます。加えて、配置する職員数や職員の勤務体制が充実し、職員の研修など育成指導体制も整い、財務状況も良好であることから、安定した運営が期待できます。情報セキュリティーマネジメントシステムの国際規格であるISO27001も取得していることから、信頼性の高い情報管理も可能と考えます。  今後、指定管理への移行に当たっては、これまで市民活動センターが利用者とともに築いてきた市民サービスの継続性の確保に十分留意するとともに、より一層の市民活動の活性化が図られるよう要望し、賛成討論といたします。 ○滝澤英明 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立多数〕 ○滝澤英明 議長  起立多数であります。  よって、議案第85号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第86号の原案可決 ○滝澤英明 議長  次に、議案第86号 指定管理者の指定について(春日部市男女共同参画推進センター)を議題といたします。  本案について討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、6番、大野とし子議員。                    〔6番大野とし子議員登壇〕 ◆6番(大野とし子議員) 議席番号6番、大野とし子です。議案第86号 指定管理者の指定について、日本共産党議員団を代表して、反対の立場で討論を行います。  この議案は、春日部市男女共同参画推進センターの管理運営を株式会社コンベンションリンケージに委託するものです。この議案に反対する主な理由は、議案第85号と同様に、施設の本来の目的に照らして、株式会社の利潤追求の対象とすべきではないということです。  男女共同参画推進条例を紹介させていただきますけれども、1999年12月に、男女共同参画推進センターは、誰もが平等で平和な生活を送ることができる社会の実現のために、全県に先駆けて設置されました。男女共同参画推進センターは、男女平等社会の実現のための情報発信、講座、セミナーの開催、活動交流などのほかに相談事業が大変重要です。女性であるがゆえの不利益やセクハラ、DV、家族にも相談できない深刻な悩みも少なくないと思います。緊急性を要するもの、専門機関の支援が必要なケースなどもあると思います。そして、絶対にプライバシーが守られなければなりません。どの角度から見ても株式会社の利潤追求の対象となる事業は一つもありません。男女平等社会の実現は、社会の制度、慣行、市民の意識を変えることです。市と市民の協働でしか実現できません。この仕事を民間株式会社に委託するなどできません。男女共同参画の基本理念に照らしても、性別による権利侵害の深刻さから見ても、春日部市男女共同参画推進センターの運営は、公的責任で行うべきと強く主張して、この議案に反対いたします。 ○滝澤英明 議長  次に、3番、斉藤義則議員。                    〔3番斉藤義則議員登壇〕 ◆3番(斉藤義則議員) 議席番号3番、斉藤義則でございます。議案第86号 指定管理者の指定について(春日部市男女共同参画推進センター)について、新政の会を代表して、賛成の立場から討論いたします。  この議案は、新たに春日部市男女共同参画推進センターの管理を行う指定管理者を指定するものです。今回、選定された株式会社コンベンションリンケージは、埼玉県の東部地域振興ふれあい拠点施設を初め、全国に類似施設を含む多くの指定管理実績を有しており、豊富な経験と実績により多様な市民ニーズに対応できる体制を整備しているとのことです。講座、セミナー、イベントや相談事業などの主催事業については、現在の直営事業を継承し、さらに拡大していく方針であり、また新たな課題への取り組みとして、男女共同参画にふさわしい事業の実施など、豊富な経験や専門的知識によるノウハウを生かした運営がなされ、市民生活のさらなる向上が期待されます。  また、サービス向上委員会の設置やアイデアバンク、意見箱の設置などによる市民サービスの向上に加え、独立したホームページやフェイスブックを立ち上げ、新たな情報発信による施設認知度の向上により、施設利用の拡大が図られることも大いに期待できます。  さらに、配置する職員数や職員の勤務体制が充実し、職員の研修など育成指導体制も整い、財務状況も良好であることから、安定した運営が期待できます。情報セキュリティーマネジメントシステムの国際規格であるISO27001も取得していることから、信頼性の高い情報管理も可能と考えます。今後も良好な市民サービスが継続的に提供できるよう、執行部において厳正なる指導、監督を行うことを要望し、賛成討論といたします。 ○滝澤英明 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する総務委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立多数〕 ○滝澤英明 議長  起立多数であります。  よって、議案第86号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第87号の原案可決 ○滝澤英明 議長  次に、議案第87号 平成29年度春日部市一般会計補正予算(第4号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する各委員長報告は原案可決であります。各委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○滝澤英明 議長  起立全員であります。  よって、議案第87号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第88号の原案可決 ○滝澤英明 議長  次に、議案第88号 平成29年度春日部市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○滝澤英明 議長  起立全員であります。  よって、議案第88号は原案のとおり可決されました。
      ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第89号の原案可決 ○滝澤英明 議長  次に、議案第89号 平成29年度春日部市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○滝澤英明 議長  起立全員であります。  よって、議案第89号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第90号の原案可決 ○滝澤英明 議長  次に、議案第90号 平成29年度春日部市介護保険特別会計補正予算(第2号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○滝澤英明 議長  起立全員であります。  よって、議案第90号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第91号の原案可決 ○滝澤英明 議長  次に、議案第91号 平成29年度春日部都市計画事業西金野井第二土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する建設委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○滝澤英明 議長  起立全員であります。  よって、議案第91号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第92号の原案可決 ○滝澤英明 議長  次に、議案第92号 平成29年度春日部市立看護専門学校特別会計補正予算(第2号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○滝澤英明 議長  起立全員であります。  よって、議案第92号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第93号の原案可決 ○滝澤英明 議長  次に、議案第93号 平成29年度春日部市水道事業会計補正予算(第1号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する建設委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○滝澤英明 議長  起立全員であります。  よって、議案第93号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第94号の原案可決 ○滝澤英明 議長  次に、議案第94号 平成29年度春日部市病院事業会計補正予算(第1号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する厚生福祉委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○滝澤英明 議長  起立全員であります。  よって、議案第94号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇議案第95号の原案可決 ○滝澤英明 議長  次に、議案第95号 平成29年度春日部市下水道事業会計補正予算(第1号)についてを議題といたします。  本案について討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案に対する建設委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○滝澤英明 議長  起立全員であります。  よって、議案第95号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────────────────      ◇請願第13号の不採択 ○滝澤英明 議長  次に、請願第13号 核兵器禁止条約を批准することを求める意見書を国に提出することを求める請願を議題といたします。  本件について討論の通告がありますので、発言を許します。  5番、卯月武彦議員。                    〔5番卯月武彦議員登壇〕 ◆5番(卯月武彦議員) 議席番号5番、卯月武彦です。請願第13号 核兵器禁止条約を批准することを求める意見書を国に提出することを求める請願について、日本共産党議員団を代表して、採択に賛成の立場から討論を行います。  ことし7月7日、国連本部において核兵器禁止条約が122カ国の賛成によって採択され、さらに今月4日には国連総会において核兵器禁止条約を歓迎する決議が125カ国の賛成で採択されました。また、核兵器禁止条約の採択に貢献したとして、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)がノーベル平和賞を受賞しました。10日に行われた授賞式では、被爆者のサーロー節子さんが演説し、恐ろしいまでに傷ついた人々が血を流しやけどを負い、黒焦げになり膨れ上がっていたと被爆直後の惨状を証言し、「彼らの死を無駄にしてはなりません。核兵器は必要悪ではなく、絶対悪です。これを核兵器の終わりの始まりにしましょう」と訴えました。大きな拍手が起こり、涙を流しながら聞く参加者もありました。  核兵器禁止条約の採択とICANのノーベル平和賞受賞を被爆者を初め多くの国民、そして全世界の人々が歓迎しています。核兵器廃絶は唯一の戦争被爆国の国民、とりわけ被爆者の悲願です。核兵器禁止条約はそれだけですぐに核兵器をなくせるものではありません。しかし、核兵器廃絶に向けて大きく前進するものです。  ところが、日本政府はアメリカの核に依存し、この条約に反対しています。河野外務大臣は、「核廃絶というゴールは共有しているが、アプローチが異なる」と述べています。政府の言うアプローチとは、核不拡散条約(NPT)に基づいて核軍縮を進め、最終的に核兵器を廃絶するというものです。しかし、NPTが発効して47年たった現在でも、核兵器廃絶が実現しないどころか、核戦争の脅威が高まっているのが現実です。NPTは、アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランスの5カ国だけに保有を認め、他の国に拡散させないこと、そのかわりに核保有国も核軍縮に取り組むことを義務づけています。これは、極めて不平等な条約で、国際原子力機関の元事務局長エルバラダイ氏は、自分はたばこをおいしそうに吸いながら、他人には禁煙を説くようなものだと批判しています。不平等な条約に加わらず、あるいは脱退して核を保有する国はふえています。インド、パキスタン、イスラエル、そして北朝鮮です。NPTでは、核拡散をとめられないことは明らかです。さらにテロリストに核兵器が渡ることも懸念されています。また、核保有国は抑止力論に固執し、核軍縮も進んでいません。米ソ連戦時に比べると数は減っていますが、核の近代化、使えない核兵器から使える核兵器へと核開発が進められています。NPTに基づいて核軍縮を進めるというのは、廃絶を永久に先送りすることになりかねません。  日本政府が本気で核兵器廃絶に取り組むのであれば、核兵器を禁止した上で廃絶に取り組むという新たなアプローチを受け入れるべきです。核兵器禁止条約を批准し、アメリカを初め核保有国に核兵器禁止条約への参加を働きかけるべきです。北朝鮮に核を放棄させる上でも、全ての国の核兵器を違法化することが最も有効です。  以上の理由により賛成をいたします。 ○滝澤英明 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本件に対する総務委員長報告は採択であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立少数〕 ○滝澤英明 議長  起立少数であります。  よって、請願第13号は不採択と決しました。 △休憩の宣告 ○滝澤英明 議長  この際、暫時休憩をいたします。  午後 1時23分休憩   ───────────────────────────────────────────────── △開議の宣告 ○滝澤英明 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  午後 1時39分開議   ─────────────────────── ◇ ───────────────────────
    △日程の追加 ○滝澤英明 議長  お諮りいたします。  本日、議員提出議案5件が提出されました。これを本日の日程に追加し、直ちに議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  ご異議なしと認めます。  よって、本日の日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議第14号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○滝澤英明 議長  日程第3、議第14号議案 障害者等の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書についてを議題とし、提案理由の説明を求め、質疑、討論、採決をいたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  13番、鬼丸裕史議員。                    〔13番鬼丸裕史議員登壇〕 ◎13番(鬼丸裕史議員) 議席番号13番、鬼丸裕史でございます。議第14号議案 障害者等の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書について、提案議員を代表し、提案説明をさせていただきます。  障害があるがゆえに、何らかの社会的支援がなければ生きていけない障害者などは年々増加しています。現状では、居宅サービスやグループホーム、入所施設などの社会資源が不足しており、結果として多くの障害者等が家族の介護に依存した生活を余儀なくされています。家族に依存した生活の長期化は、精神的にも経済的にも相互依存をより助長し、障害者等の自立をますます困難なものとしております。  多くの障害者などと家族は、家族依存、老障介護等の現実の中で、生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を切実に望んでおります。とりわけ、緊急時や同性介護に対応するヘルパー等の福祉人材確保の問題、入所施設への希望者が増加する中で緊急度の高い待機者が長期のショートステイ(いわゆる「ロングショート」)を余儀なくされている問題は早急に解決すべき課題であるといえます。  よって、こうした深刻な現状を打開するために、地域で安心して暮らすために必要な社会資源の拡充を図るとともに、「地域生活か、施設入所か」の選択ではなく、地域の社会資源が相互に連携した運営が図られ、利用者が体験的に選択できる状況を早期に政府に求めるものです。  議員皆様のご賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案説明とさせていただきます。 ○滝澤英明 議長  本案に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  質疑がありませんので、議第14号議案に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案については委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  続いて、討論を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  討論がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案について賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○滝澤英明 議長  起立全員であります。  よって、議第14号議案は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議第15号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○滝澤英明 議長  日程第4、議第15号議案 道路整備に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書についてを議題とし、提案理由の説明を求め、質疑、討論、採決をいたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  13番、鬼丸裕史議員。                    〔13番鬼丸裕史議員登壇〕 ◎13番(鬼丸裕史議員) 議席番号13番、鬼丸裕史でございます。議第15号議案 道路整備に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書について、提案議員を代表し、提案説明をさせていただきます。  平成20年度から道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律により、10年間の措置として、国庫補助率が50%から55%にかさ上げされております。この措置が平成29年度で終了を迎えますが、この措置が終了した場合、地方の財政負担が増大し、道路整備等の進捗に大きな影響があります。春日部市においても社会資本整備総合交付金が該当し、道路整備や街路整備、橋梁長寿命化修繕や橋梁耐震補強など補助率が5%下がり、財政負担が増加するなど道路整備事業に影響があるため、国や政府に対し道路特措法の継続について意見書を提出するものです。  議員の皆様のご賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案説明とさせていただきます。 ○滝澤英明 議長  本案に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  質疑がありませんので、議第15号議案に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案については委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  続いて、討論を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  討論がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。  本案について賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立全員〕 ○滝澤英明 議長  起立全員であります。  よって、議第15号議案は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議第16号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○滝澤英明 議長  日程第5、議第16号議案 「加計学園、森友学園」にかかわる疑惑解明を求める意見書についてを議題とし、提案理由の説明を求め、質疑、討論、採決をいたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  4番、坂巻勝則議員。                    〔4番坂巻勝則議員登壇〕 ◎4番(坂巻勝則議員) 議席番号4番、坂巻勝則です。議第16号議案 「加計学園、森友学園」にかかわる疑惑解明を求める意見書について、提案議員を代表して、提案理由についてご説明いたします。  学校法人「森友学園」に対して国有地が異常な安値で売却された問題の真相が究明されないまま、岡山市の学校法人「加計学園」が愛媛県今治市に獣医学部を開設しようとしている問題で、文部科学省の大学設置・学校法人審議会は11月9日、新設を認可するよう答申し、11月14日、文部科学省は新設を認可したと発表しました。獣医師行政を所管する農林水産省が獣医師の需給に不足はないと判断している中、52年ぶりと言われる獣医学部の新設そのものがどのような経過で決まったのか、再び安倍晋三首相の関与がなかったのか、疑念が残ったままの決定であり、認可は撤回すべきです。  「加計学園」の獣医学部新設は、総理の意向として内閣府が文部科学省に迫っていた文書が明らかになりました。この文書について菅官房長官らは、出どころ不明の怪文書、調査したが文書はないと否定しましたが、ことし1月まで文科省の事務次官を務めていた前川喜平氏が文書は本物、あったものをなかったことにはできないと証言したことは重大です。  公平公正であるべき行政のあり方がゆがめられたと前事務次官が発言している以上、文書はなかったでは済まされません。第三者機関による徹底した調査が必要です。  さらに、加計学園疑惑では、文部科学省が現時点での構想では不十分とし、内閣府に対して懸念している事項を列記した文書を送っていたことが明らかになっています。文部科学省の疑念が解決されないまま、官邸の最高レベルが言っていること、総理のご意向だと聞いているという圧力で開設が決定したのであれば、行政が私物化され、ゆがめられたと言わざるを得ません。行政をゆがめた疑惑の解明は、政治の信頼にかかわる重大問題です。安倍首相自身、森友学園疑惑でも加計学園疑惑でももし関与していたなら責任をとると国会で答弁しています。  よって、国会の責任において加計獣医学部新設の認可を撤回し、森友学園、加計学園の疑惑について徹底した真相究明を強く求めるものです。  議員の皆さんの賛同を心よりお願い申し上げまして、提案理由とさせていただきます。 ○滝澤英明 議長  本案に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  質疑がありませんので、議第16号議案に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案については委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  続いて、討論を求めます。  10番、松本浩一議員。                    〔10番松本浩一議員登壇〕 ◆10番(松本浩一議員) 議第16号議案 「加計学園、森友学園」にかかわる疑惑解明を求める意見書について、日本共産党議員団を代表して、賛成の立場から討論いたします。  総選挙後最初の国会となった特別国会が9日閉幕をいたしました。国会論戦の中で焦点となった森友学園への国有地払い下げ疑惑と加計学園の獣医学部開設疑惑について、重要な進展があり、森友学園疑惑の鍵を握る安倍晋三首相の妻昭恵氏、加計疑惑の当事者加計孝太郎理事長の国会喚問はいよいよ必要となっております。疑惑解明に背を向け、昭恵氏、加計氏らの喚問を拒み続ける首相や与党の責任は重大であります。国民の政治不信を取り除くためにも、政治を私物化し、ゆがめられた疑惑を閉会中はもちろん通常国会でも徹底して解明すべきであります。  森友学園疑惑では会計検査院が9億円を超す鑑定価格から8億円を値引きしたのは根拠はないと指摘しました。日本共産党の質問で、財務省近畿財務局が、実際には存在しない地下3メートルより深いところのごみが大量に出たとして値引きをする口裏合わせを森友学園側としていたことが音声記録とともに明らかとなりました。何のためになぜ不当な値引きをしたのか、明らかにするには、当時森友学園が建設予定の小学校の名誉校長を務めていた昭恵氏、交渉経過を隠してきた財務省の佐川宣寿前理財局長らの国会喚問が不可欠です。みずから説明してきたと昭恵氏らの喚問に応じず、再調査も拒否する首相の態度は国民の声に逆らうものであります。加計学園疑惑でも獣医学部の開設認可は公正な手続で行われたどころか、首相が推進した国家戦略特区の会議にも加計学園の関係者が出席し発言していた事実や議事録、速記録を公表することなく、加計学園ありきで決められていたことが国会論戦で浮き彫りになりました。森友学園疑惑、加計学園疑惑の解明のためには、安倍首相から間接話法で聞くだけでなく、昭恵氏や加計理事長から直接説明を聞くことが欠かせません。昭恵氏や加計氏らの国会喚問を拒む限り疑惑の真相は明らかにならず、国民の不信は強まる一方です。国民の共有財産である国有地の売却や巨額の公費が投入されることになる大学の学部新設などの疑惑を解明するのは、国政の重大課題です。特別国会閉幕で幕引きすることは断じて許されません。  以上、徹底した解明を行うことを求め、賛成討論といたします。 ○滝澤英明 議長  ほかにございますか。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案について賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立少数〕 ○滝澤英明 議長  起立少数であります。  よって、議第16号議案は否決されました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議第17号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○滝澤英明 議長  日程第6、議第17号議案 消費税10%増税を中止し「負担能力に応じた」税制への転換を求める意見書についてを議題とし、提案理由の説明を求め、質疑、討論、採決をいたします。
     本案について提案理由の説明を求めます。  11番、今尾安徳議員。                    〔11番今尾安徳議員登壇〕 ◎11番(今尾安徳議員) 11番、今尾安徳です。消費税10%増税を中止し「負担能力に応じた」税制への転換を求める意見書の提案理由の説明をさせていただきます。  安倍晋三首相は、「教育・子育てに回す」などとして、2度延期した消費税率10%への大増税を2019年10月に確実に実施するとしております。安倍政権が行った2014年4月の8%増税がもたらしたものは、増税後の41カ月で家計消費が前年同月を上回ったのはたったの4カ月、37カ月はマイナスでした。政府は増税の影響は一時的と言い逃れましたが、3年以上が経過しても深刻な消費不況が続いています。  アベノミクスによって株価は2倍に上がり、円安差益や大企業減税で富裕層や大企業は巨額の利益を上げましたが、賃金は上がらず、消費税増税と社会保障改悪の連続による負担増で国民の暮らしは痛めつけられ、格差と貧困はますます拡大しました。今求められているのは、大企業や富裕層ばかりを応援する経済政策を転換し、国民の暮らしを応援する経済民主主義の改革を進めることです。能力に応じた負担の原則に立った改革を進めれば、消費税を増税しなくても、格差を是正しながら、社会保障や教育、暮らしの予算のための財源を確保することはできます。政府におかれましては、消費税の10%増税はきっぱり中止するとともに、消費税に頼らない以下6点の税制改革に取り組むよう強く求めるものです。  議員各位のご賛同をよろしくお願いいたしまして、説明を終わらせていただきます。 ○滝澤英明 議長  本案に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  質疑がありませんので、議第17号議案に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案については委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  続いて、討論を求めます。  4番、坂巻勝則議員。                    〔4番坂巻勝則議員登壇〕 ◆4番(坂巻勝則議員) 議席番号4番、坂巻勝則です。議第17号議案 消費税10%増税を中止し「負担能力に応じた」税制への転換を求める意見書に、日本共産党議員団を代表して、賛成の立場から討論を行います。  安倍首相は、2019年10月に消費税10%への大増税を確実に実施するとしています。総選挙では、消費税10%の増収分を財源に、幼稚園、保育所と高等教育の無償化を公約しました。日本の教育に対する公的支出は、経済協力開発機構(OECD)加盟国で最低レベルであり、教育予算の引き上げは当然必要ですが、そのための財源は子育て世代への影響が大きい消費税10%への増税ではなく、富裕層や大企業から応分の税金を払ってもらうことで賄うことが必要です。大企業には法人税減税で既に4兆円も企業減税をして、4年連続最高益で、内部留保は400兆円を超えました。しかし、賃金にはほとんど回っていません。円安や株高で大企業や大資産家の所得やもうけをふやせば、回り回って国民の暮らしがよくなるというトリクルダウンが売り物のアベノミクスは、大企業や大株主のもうけやため込みをふやしただけで、国民には回ってこないことがはっきりしました。  総務省が発表する家計調査報告では、9月の消費支出は1年前に比べ実質0.3%の減少です。厚生労働省の毎月勤労統計調査によれば、5人以上の事業所の9月の実質賃金は、残業代などを除いた決まって支給する給与で0.3%減です。安倍首相が政権に復帰した後に強行した14年4月からの消費税5%から8%への引き上げの後、家計調査の消費支出が前年よりふえたのは、42カ月中わずか4カ月だけです。構造欠陥だらけのアベノミクスの中止と国民の暮らしを応援する政策への抜本的転換が不可欠です。  安倍首相は、さきの総選挙で、少子高齢化が国難だと主張し、再来年10月から消費税8%から10%へ引き上げを予定どおり行い、使途を見直すと言いました。しかし、今問われているのは暮らしを破壊する増税そのものの是非です。消費税増税はきっぱりと中止をし、教育と社会保障の財源は大企業と富裕層へ応分の負担を求めることで賄うべきです。  以上、賛成討論です。 ○滝澤英明 議長  ほかにございますか。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案について賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立少数〕 ○滝澤英明 議長  起立少数であります。  よって、議第17号議案は否決されました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議第18号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○滝澤英明 議長  日程第7、議第18号議案 憲法9条を守り生かして、戦争しない日本を求める意見書についてを議題とし、提案理由の説明を求め、質疑、討論、採決をいたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  6番、大野とし子議員。                    〔6番大野とし子議員登壇〕 ◎6番(大野とし子議員) 議席番号6番、大野とし子です。議第18号議案 憲法9条を守り生かして、戦争しない日本を求める意見書について、提案議員を代表し、提案理由を述べさせていただきます。  日本国憲法は、第二次世界大戦で大きな犠牲者を出した反省と教訓から、二度と戦争しないことを国内外に誓い、徹底した平和主義の原則を貫いてきました。我が国が戦争をしない国としてアジアと世界の人々からも高く評価されてきたのは、憲法9条があったからだと言っても過言ではありません。  ところが、安倍晋三首相は「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」と述べ、「憲法9条1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込む」などと主張しました。首相が具体的な期限と条文を明確にして改憲の意思を明らかにしたのは、戦後初めてのことです。憲法9条の第3項に自衛隊を書き込むことは、戦力不保持と交戦権の否認を規定した9条第2項を残したとしても、事実上第2項が死文化することは避けられません。9条に自衛隊を書き込むことは、日本が再び海外に出かけて行って戦争する国になることを意味するものです。日本国憲法の精神を生かした外交努力によって戦争を回避し、平和的な世界を実現することは全ての国民の願いです。  よって、政府におかれましては、憲法9条を守り生かし、戦争をしない日本の国是を堅持するよう強く要望するものです。  議員の皆さんのご賛同を心よりお願い申し上げまして、提案理由といたします。 ○滝澤英明 議長  本案に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  質疑がありませんので、議第18号議案に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案については委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  続いて、討論を求めます。  5番、卯月武彦議員。                    〔5番卯月武彦議員登壇〕 ◆5番(卯月武彦議員) 議席番号5番、卯月武彦です。議第18号議案 憲法9条を守り生かして、戦争しない日本を求める意見書について、日本共産党議員団を代表して、賛成の立場から討論を行います。  安倍内閣は、次々と憲法違反の悪法を強行して、戦争する国づくりを進めてきました。その総仕上げが9条改憲です。海外でアメリカと一緒に武力行使できるように、憲法9条破壊を狙っています。安倍首相は、ことし5月、9条1項、2項を残しつつ、3項に自衛隊を明文で書き込む憲法改定を提起しています。9条2項で戦力不保持、交戦権否認を掲げています。この9条があるもとで戦後自衛隊は海外で殺し、殺されることもありませんでした。首相の改憲の狙いは、安保法制、戦争法によって集団的自衛権の行使が可能になった自衛隊を憲法に書き込むことで、9条2項を空文化、死文化させ、無制限の海外での武力行使を可能にすることにほかなりません。  読売新聞の2017年3月から4月の世論調査では、89%の人が憲法が果たしてきた役割を評価しているなど、どの世論調査でも憲法は国民から指示されています。アメリカの法学者は、188カ国中日本国憲法の人権条項はトップクラスだと証言しています。憲法を変える必要はありません。憲法を生かすことこそ求められています。  北朝鮮の暴挙は許されない問題ですが、問題解決に向けて何よりも大切なのは、戦争を起こさせないことです。軍事力による対応では緊張を高めるだけです。対話こそ解決の道です。9条を持つ日本だからこそ対話を呼びかける先頭に立つことができます。また、テロも武力、軍事力で根絶はできません。意見や宗教の違いを超えて話し合いを進める以外に解決の道はありません。憲法9条は、アジア太平洋戦争の反省のもとにつくられ、これまで大きな役割を果たしてきました。今こそ憲法9条を守り生かしていくことが重要となっています。  以上述べまして、賛成討論といたします。 ○滝澤英明 議長  ほかにございますか。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  以上で討論を終結し、採決をいたします。  本案について賛成の議員の起立を求めます。                    〔起立少数〕 ○滝澤英明 議長  起立少数であります。  よって、議第18号議案は否決されました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △日程の追加 ○滝澤英明 議長  次に、お諮りいたします。  議会改革検討特別委員長中間報告とそれに対する質疑を本日の日程に追加し、直ちに議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  ご異議なしと認めます。  よって、本日の日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △議会改革検討特別委員長中間報告とそれに対する質疑 ○滝澤英明 議長  日程第8、議会改革検討特別委員長中間報告とそれに対する質疑を行います。  議会改革検討特別委員長中間報告については、会議規則第45条第2項の規定により、委員長から中間報告を行いたいとの申し出がありましたので、お手元に報告書を配付させていただきました。  議会改革検討特別委員長中間報告に対する質疑を求めます。                    〔「なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  質疑がありませんので、議会改革検討特別委員長中間報告に対する質疑を終結いたします。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △埼玉県都市競艇組合議会議員の選挙 ○滝澤英明 議長  日程第9、埼玉県都市競艇組合議会議員の選挙を行います。  お諮りいたします。選挙の方法は、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選の方法によりたいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  ご異議なしと認めます。  よって、指名推選の方法によることに決しました。  続いて、お諮りいたします。指名推選に当たっては、議長が指名することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  ご異議なしと認めます。  よって、議長が指名することに決しました。  埼玉県都市競艇組合議会議員には   14番 滝 澤 英 明  を指名いたします。  お諮りいたします。ただいま指名した者を当選人と定めることにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕
    ○滝澤英明 議長  ご異議なしと認めます。  よって、ただいま指名した者が埼玉県都市競艇組合議会議員に当選しました。  本席から会議規則第32条第2項の規定により埼玉県都市競艇組合議会議員当選の告知をいたします。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △日程の追加 ○滝澤英明 議長  次に、お諮りいたします。  特定事件継続審査の件を本日の日程に追加し、直ちに議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  ご異議なしと認めます。  よって、本日の日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △特定事件継続審査の件 ○滝澤英明 議長  日程第10、特定事件継続審査の件を議題といたします。  特定事件については、各常任委員長、議会運営委員長、議会改革検討特別委員長の申し出により、お手元に配付しました特定事件一覧表のとおり、閉会中の継続審査事項としてそれぞれ委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。                    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○滝澤英明 議長  ご異議なしと認めます。  よって、特定事件継続審査の件は、各委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査事項としてそれぞれの委員会に付託することに決しました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △諸般の報告 ○滝澤英明 議長  日程第11、諸般の報告をいたします。  市長より推薦依頼のありました市立医療センター運営委員会委員及び国民健康保険運営協議会委員については、議長が指名いたします。  最初に、市立医療センター運営委員会委員には    1 番 石 川 友 和 議員  7 番 佐 藤   一 議員  12番 並 木 敏 恵 議員    13番 鬼 丸 裕 史 議員  16番 吉 田   剛 議員  18番 海老原 光 男 議員    31番 栗 原 信 司 議員  32番 中 川   朗 議員  次に、国民健康保険運営協議会委員には    2 番 水 沼 日出夫 議員  5 番 卯 月 武 彦 議員  16番 吉 田   剛 議員    20番 木 村 圭 一 議員  24番 山 崎   進 議員  を推薦いたします。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △市長の挨拶 ○滝澤英明 議長  これをもちまして今定例会の日程は全て終了いたしました。  市長の挨拶を願います。  石川市長。                    〔石川良三市長登壇〕 ◎石川良三 市長  今定例会にご提案を申し上げました議案49件につきまして、議員各位におかれましては慎重なるご審議をいただき、全て承認、可決、賛成あるいは同意を賜り、厚く御礼を申し上げます。今定例会におきまして、議員各位から賜りました意義ある貴重なご意見は十分に尊重し、今後の行政を執行してまいる所存でございますので、より一層のご指導、ご協力を心からお願い申し上げます。  年の瀬に当たりまして、一段と寒さが厳しくなってきておりますので、議員各位におかれましては、健康に十分ご留意をいただき、来年に向けてさらなるご活躍をご期待申し上げますとともに、よい年を迎えられますよう心からご祈念申し上げまして、閉会に当たっての挨拶とさせていただきます。  まことにありがとうございました。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △閉会の宣告 ○滝澤英明 議長  以上で平成29年12月春日部市議会定例会を閉会いたします。  午後 2時13分閉会  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    平成29年12月  日         議     長   滝   澤   英   明         副  議  長   武       幹   也         署 名 議 員   小 久 保   博   史         署 名 議 員   蛭   間   靖   造         署 名 議 員   栗   原   信   司...