春日部市議会 > 2006-03-14 >
平成18年 3月定例会-03月14日-11号

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  1. 春日部市議会 2006-03-14
    平成18年 3月定例会-03月14日-11号


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    平成18年 3月定例会-03月14日-11号平成18年 3月定例会                 平成18年3月春日部市議会定例会 第27日 議事日程(第11号)                            平成18年3月14日(火曜日)  1.開  議  1.市政に対する一般質問     14番  鈴  木     保 議員      5番  白  土  幸  仁 議員     28番  渡  辺  光  男 議員     16番  利 根 川  吉  蔵 議員     45番  大  山  利  夫 議員     35番  冨  樫  清  年 議員  1.次会日程の報告  1.散  会 出席議員(47名)      1番   石  倉  ま ち 子  議員      2番   岡  村  信  行  議員      3番   飯  田     力  議員      5番   白  土  幸  仁  議員
         6番   蛭  間  靖  造  議員      7番   宮  本  貞  子  議員      8番   片  山  い く 子  議員      9番   並  木  敏  恵  議員     10番   松  本  浩  一  議員     11番   村  松  君  子  議員     12番   卯  月  武  彦  議員     13番   内  田  勝  康  議員     14番   鈴  木     保  議員     15番   水  野     悟  議員     16番   利 根 川  吉  蔵  議員     17番   新  部  裕  介  議員     18番   阿  部  真 理 子  議員     19番   渋  田  智  秀  議員     20番   正  木  浩  三  議員     21番   殖  木  武  次  議員     22番   福  田  晃  子  議員     23番   堀  江  美  津  議員     24番   高  橋  恵 美 子  議員     25番   田  中     博  議員     26番   下  田  稔  美  議員     27番   会  田  和  夫  議員     28番   渡  辺  光  男  議員     29番   山  崎     進  議員     30番   川  鍋  秀  雄  議員     31番   会  田  幸  一  議員     32番   野  口  浩  昭  議員     33番   武     幹  也  議員     34番   五 十 嵐  み ど り  議員     35番   冨  樫  清  年  議員     36番   栗  原  信  司  議員     37番   石  川  勝  也  議員     38番   阿  部  喜  一  議員     39番   福  岡  正  男  議員     40番   竹 ノ 内  正  元  議員     41番   河  井  美  久  議員     42番   山  口     保  議員     43番   鳴  島     武  議員     44番   中  川     朗  議員     45番   大  山  利  夫  議員     46番   西  埜  恵  子  議員     47番   小  笠  幸  子  議員     48番   石  山  浩  平  議員 欠席議員(1名)      4番   小  島  文  男  議員 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長      石  川  良  三       収入役職務代理者糸  井  順  一   秘書担当部長  飯  山  義  雄       総合政策部長  遠  藤  真 佐 利   財務部長    坂  巻  重  雄       総務部長    小  林  国  行   福祉部長    米  山  慶  一       健康保険部長  中  島  和  男   市民部長    松  岡  治  男       環境経済部長  斎  木  竹  好   建設部長    角  田  春  男       都市整備部長  木  村  秀  夫   鉄道高架担当部長福  島  英  雄       市街地整備担当部長                                    小  林  義  夫   庄和総合支所長 森  田  敏  雄       病院事務部長  石  川     隆   消防長     日  向  一  夫       水道事業管理者職務代理者                                    梅  沢  昌  宏   教育長     岩  井     清       学校教育部長  赤  坂  紀 美 男   学務指導担当部長竹  下  日 出 男       社会教育部長  斎  藤  亘  弘   監査委員事務局長田  口  真 喜 夫       選挙管理委員会事務局長                                    小  林  国  行 本会議に出席した事務局職員   局長      江  川     肇       主査      片  桐  英  男   主任      関  根  栄  治 △開議の宣告 ○石山浩平 副議長  議長にかわりまして、議長職を務めさせていただきます。  ただいまから本日の会議を開きます。   午前10時02分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △市政に対する一般質問 ○石山浩平 副議長  日程第1、これより昨日に引き続き一般質問を行います。  最初に、14番、鈴木保議員。                    〔14番鈴木 保議員登壇〕 ◆14番(鈴木保議員) 皆さん、おはようございます。議席番号14番の鈴木でございます。発言通告書に基づきまして一般質問をさせていただきます。  私は、まず庄和地域の都市計画道路整備の推進についてお尋ねをいたします。庄和地区の都市計画道路につきましては、昭和41年3月22日に当初の計画が決定され、40年がたった今日におきましても、その整備は遅々として進んでおらず、庄和地域の多くの市民は合併により、これらの整備が大きく前進するものと期待をしております。今回の合併により新市建設計画の中におきまして、まちの顔創造プロジェクトの中で南桜井駅のアクセス道路である駅前北線の整備と駅前広場整備を進め、公共交通機関を利用した他地域との交流、連携を図るとありますが、そこで、まず駅前北線の現状についてお伺いをいたします。  なお、駅周辺の整備だけでなく、そこに通じるアクセス道路の整備が同時に実施されなければ、投資効果と春日部市の副都心としてにぎわいのある空間づくりを目指すという目標の達成は、かなり難しいものと私は考えます。特に16号バイパスから都市計画道路中央通線、この中央通線というのは、春日部の方はご存じないと思いますけれども、これは16号を野田方面に行きまして、今東側に第二土地区画、都市計画が整備されておりますけれども、その真ん中の都市計画道路、すなわち神明通線といいますけれども、この神明通線が3月31日までに16号に開通されるところを指しております。それと、金崎西金野井線、これも春日部の方はご存じないと思うのですが、庄和町の役場の東側、庄和高校との間の通りでございますけれども、これが南桜井の鉄道の方面に真っすぐ行っております。これも都市計画道路でございますが、東武野田線でとまっております。この道路を指しております。そうしますと、第2土地区画整理事業は、私がさっき申しましたけれども、それとの兼ね合いでも整備の優先度は、私は、大変申しわけございませんけれども、駅前北線よりもむしろ高いものと私は考えております。また、投資効果もあると思いますが、いかがでしょうか。  さらに、都市計画道路、米島金崎線は、庄和高校のわきを通って東武電車でとまっているところを指しております。これは16号バイパスから現在は東武野田線までとなっておりますが、ネットワーク道路の(仮称)春日部庄和線、これはユリノキ通りを指すと思いますけれども、それを考えますと、米島新宿線まで延伸が必要と考えます。庄和地域の市街化区域にある東武野田線の踏切は、町道1号線にかかる踏切から県道松伏庄和関宿線にかかる踏切まで、大小合わせて6カ所の踏切があると私は思っております。その中でまともな踏切は町道1号線を通っている踏切、さらには県道松伏庄和関宿線にかかる2カ所だけです。このような現状を考えますと、東武野田線までしか整備されていない米島金崎線は、庄和地域の大動脈と言っても私は過言でないと考えております。さらに、この路線を整備することにより、南桜井駅周辺の南北の交流が図られ、市街地の活性化が図られると考えますが、ご見解を伺います。  次に、合併前の昨年の3月に旧庄和町の質問をさせていただきましたことでございますけれども、NHKののど自慢大会の誘致についてお伺いをいたします。昨年3月議会の一般質問におきまして、春日部市の合併記念事業として新生春日部市を全国にアピールできるNHKののど自慢大会の誘致をできないかと私、質問させていただきましたが、そのときの答弁の中で、新市を全国にPRすることは非常に重要であるが、会場は1,000人以上収客ができるところ、また地元費用負担が約80万円程度かかり、開催事由は市町村施行記念事業に合わせ実施する団体が多いと。さらに、平成17年4月から18年3月までは開催場所は既に決まっているため、新市誕生に合わせた開催は不可能ですが、平成18年4月以降に開催できるようにNHK側と協議をしていくということでございましたが、その後1年が経過しましたが、協議の結果はどのようになったのでしょうかお答えを願います。  これで私の1回目の質問を終わります。 ○石山浩平 副議長  答弁を求めます。  角田建設部長。                    〔角田春男建設部長登壇〕 ◎角田春男 建設部長  庄和地域の都市計画道路についてのご質問にお答え申し上げます。  本市の都市計画道路につきましては、春日部地域では21路線、それから庄和地域では12路線、合計33路線が都市計画決定されております。また、平成18年度におきまして(仮称)春日部庄和線都市計画決定を行うための作業を現在進めておるところでございます。平成17年度当初の整備状況でございますが、春日部地域では計画総延長4万5,790メートルに対しまして、2万9,057メートルが既に完成しており、率で申しますと63.5%となります。庄和地域では計画総延長2万7,041メートルに対しまして、8,733メートルが完成しており、率にいたしますと32.3%となります。  次に、平成17年度に実施している街路事業でございますが、道路街路課で武里内牧線整備事業を行っております。それから、都市整備部の市街地整備課では庄和地域の駅前北線をそれぞれ担当して事業を推進しております。また、平成18年度事業から庄和地域の駅前南線を着手いたします。ご質問いただきました庄和地域の中央通線、それから金崎西金野井線につきましてでございますが、本年2月23日付で西金野井西地区、それから北地区の両地区長さんを初め多くの方々の連署をもちまして、庄和地域都市計画道路の整備促進の陳情書をいただきました。担当といたしましても、要望のあった2路線及び米島金崎線は重要であると認識しているところでございます。しかしながら、短期間にこれらの路線をすべて整備をするということは容易ではないと判断しております。今後におきましてはどの路線から整備していくのかを地元の意見等を十分聞きながら調整させていただき、整備の順位を定めていきたいと考えております。まずは(仮称)春日部庄和線の早期着工に向けて作業を進めるとともに、現在実施している路線を鋭意進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、小林市街地整備担当部長。                    〔小林義夫市街地整備担当部長登壇〕 ◎小林義夫 市街地整備担当部長  鈴木議員の駅前北線の整備状況についてお答え申し上げます。  都市計画道路駅前北線の現在までの事業実施内容でございますが、南桜井駅北口の駅前広場用地約3,000平方メートルを、平成10年度土地開発公社により先行取得したところであります。平成14年度から平成16年度までの間で国庫補助金等を活用いたしまして買い戻しを行い、暫定駅前広場として供用しております。  次に、平成17年度の事業内容でございますが、物件調査、土地評価などの委託業務を実施しております。また、平成18年度は権利者への用地交渉を実施してまいります。なお、都市計画道路駅前北線につきましては、旧庄和町の主要事業として平成15年2月7日に埼玉県の事業認可を受け、街路事業として整備に着手しておりますことから、合併後も継続して実施していく事業でございます。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、遠藤総合政策部長。                    〔遠藤真佐利総合政策部長登壇〕 ◎遠藤真佐利 総合政策部長  鈴木議員のご質問にご答弁を申し上げてまいりたいと思います。  NHKのど自慢大会の誘致でございますが、昨年旧庄和町議会3月定例会の一般質問におきまして、議員よりNHKのど自慢を誘致し、新春日部市を全国にアピールしてはというご質問をいただいたところでございます。旧庄和町長は、全国に新市をPRすることは非常に重要なことだと。平成18年度以降の開催について十分検討すると、このように答弁を申し上げました。その後、旧春日部市長と旧庄和町長との間で開催に向けての協議が行われました。平成17年8月8日にNHK埼玉放送局長あて、旧市長、旧町長の連名によりまして、NHK公開番組の開催要請をいたしたところでございます。その後平成18年、本年でございますけれども、2月3日にNHK埼玉放送局から、平成18年度NHK全国放送公開番組の派遣開催の確定について通知をいただいたところでございます。内容について申し上げますと、開催する番組は、NHKFMシンフォニーコンサートということでございます。東京フィルハーモニー管弦楽団と一流の指揮者、演奏家が生のクラシック音楽をお届けするものでありまして、ラジオFM放送の長寿番組となっておるところでございます。開催日及び開催場所については、今NHKの方でお考えになっておるのは、平成19年の2月10日、土曜日でございます。春日部市民文化会館大ホールで行いたいということでございます。  議員から提言をいただきましたNHKのど自慢大会の開催については、これは実現には至らなかったわけでございますけれども、このFMシンフォニーコンサートが開催されるということになりました。新しく誕生した春日部市を全国にPRできるものと、このように考えております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  14番、鈴木保議員。                    〔14番鈴木 保議員登壇〕 ◆14番(鈴木保議員) ご答弁ありがとうございました。  それでは、NHKののど自慢の件について、今部長の方からお聞きしまして、NHKののど自慢はちょっと無理ですけれども、今の答弁の中で19年の2月10日に文化会館の大ホールにおいて、FMシンフォニーというのですか、私、教養がないもので、演歌ぐらいしかわからないので、そんな難しいのはわからないのですが、ぜひ大成功で、記念して、この件は結構でございます。大変ご苦労をありがとうございました。  それでは、先ほどの都市計画道路の件でございますけれども、2回目の質問をさせていただきます。部長さんの答弁の中で中央通線と金崎西金野井線の重要度は認識していますが、短期間での整備は容易でなく、今後整備の順位を決めていきたいが、当面は春日部庄和線と現在実施している路線を進めていくというお答えでございました。私が提案している路線につきましても、重要な路線であると認めていただきましたが、今後整備の実施をしていくには財政状況が非常に厳しい折で、相当な困難が予想されることは私も理解しております。そこで、お伺いをしたいと思いますが、都市計画事業等市街地開発事業により都市計画道路を整備する方法がありますが、さきの第62回国会で土地区画整理事業の施行者として、区画整理会社の追加が法改正されたと伺っております。また、新市建設計画では市街地における土地区画整理事業を推進すると定めてあります。そこで、市の方針としては今後土地区画整理事業組合または区画整理会社によって今後実施が盛り上がった場合、都市計画道路がその区画整理事業予定地内にある場合は、藤塚の第三土地区画整理事業のように技術的、あるいは人的、財政的な援助を行うべきと私は考えますが、この件についてどのように考えているのかお聞かせ願います。  また、そうした場合、補助金交付要綱などの各種援助策を市民が積極的に区画整理事業を考えて実施していくように制定すべきと思いますが、どのようにお考えかお聞かせ願います。  これで2回目の質問を終わります。 ○石山浩平 副議長  答弁を求めます。  小林市街地整備担当部長。                    〔小林義夫市街地整備担当部長登壇〕 ◎小林義夫 市街地整備担当部長  鈴木議員の2回目のご質問にお答えいたします。  議員ご指摘のとおり民間事業者の能力を活用した市街地の整備を推進するための都市再生特別措置法等の一部を改正する法律が公布されました。その中で土地区画整理法におきましても、土地区画整理事業の施行者として、区画整理会社が追加されたところでございます。このことから区画整理会社による土地区画整理事業の事業化が可能となったものでございます。ご質問の藤塚第三土地区画整理事業につきましては、旧春日部市における第3次並びに第4次総合振興計画において優先事業として挙げられ、土地区画整理事業の促進の中で都市計画道路川久保藤塚線を取り込んで事業化を図ったものでございます。しかも、本都市計画道路の整備は広域幹線道路との連携を強化する地域幹線道路として、春日部駅西口方面と藤塚方面を結ぶ重要な路線であり、藤塚橋周辺の慢性的な交通渋滞の解消や市内交通の円滑化を図ることから、開通が地元の悲願であったところでございます。また、藤塚第三土地区画整理事業につきましては、組合施行により事業を行ってございまして、組合から市に対する技術的援助の請求、これは土地区画整理法第75条に規定されております。技術的援助を求めることができるというような内容になっております。に基づきまして、支援をさせていただいているところでございます。  また、都市計画道路中央通線でございますが、庄和都市計画事業、西金野井第一土地区画整理事業地内に位置しておりまして、当該事業につきまして昭和43年10月に都市計画決定されましたが、当時の事業計画につきまして、住民の理解と協力が不十分なことから、57年に断念した経緯がございます。市の土地区画整理事業の整備方針でありますが、地元との合意形成が図られ、施工できるところから実施しておりまして、地権者の意向が最重要と考えております。  次に、市民が積極的に区画整理を考え、実施していくように補助金交付要綱や各種援助策を制定すべきと思うがについてお答えいたします。土地区画整理事業は健全な市街地の造成による公共の福祉の増進を目的として、公共施設の整備改善及び宅地の利用の増進を図る事業であると認識しております。これまでの土地区画整理事業の各種支援策につきましては、施工地区ごとに要綱を制定し、支援をさせていただいているところでございます。したがいまして、区画整理会社や組合施行等の土地区画整理事業につきましては、事業の推進状況等を勘案し、あわせて事業を精査させていただき、要綱制定や助成等につきまして検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  14番、鈴木保議員。
                       〔14番鈴木 保議員登壇〕 ◆14番(鈴木保議員) 答弁ありがとうございました。  今、補助金要綱とか各種援助策を考えていっていただけるというご答弁でございました。私が一番心配しているのは、春日部市にいる住民の方はさほど感じてないと思うのですけれども、私たち旧庄和の人たちの、特に市街化区域の人たちでございますけれども、18年4月からは宅地について、順次都市計画税という今まで納めたことのない税金が新たに負担がかかります。それで3年間で春日部市に合わせると。その後のことを私は一番心配しているので、たしか平成27年以降だったと私記憶していますが、市街化区域に農地を持っている方々にも宅地並み課税がかかるというふうなことを伺っております。今までは税金が安かったから、仕方がないではないかというかもわかりませんけれども、我々の旧庄和町の市街化区域の農家の人たちには、どこでもそうですけれども、農地に対しての収益性がほとんどございません。ただ皆さんは農家の人たちは土地を持っているけれども、先祖から持っている土地でございますので、無償でご近所の人にお貸ししたり、いろんなことをして、何とか草が生えないように管理をしているのが現状でございまして、その宅地以外に市街化区域の農地に対しての宅地並み課税が一番心配されるところでございますので、先ほど補助金交付要綱とか各種援助ということを強く申しましたのは、その私が質問しました16号の南側の中央通線というところには、その畑の中には道路が一本もございません。道路が全くないというところがその地区でございまして、その地区の人たちも新たに税金として加えられるということになりますと、とてもではないけれども、税金が払えないよと。払えないし、土地の有効もできませんということだと私は思いますので、確かに厳しい財政の中でございますけれども、その中には、先ほど部長さんが申しました昭和41年から都市計画決定がされていて、いまだにその網の中にかかっているということは私も認識しておりますけれども、民間が区画整理を立ち上げたときには、やはり藤塚と同じように旧庄和町のその地内に対しても、補助金要綱等いろいろやっていただいて、願わくば宅地並み課税がかかるころまでに整備ができないかというふうな形を私は常々思っております。もしそれが無理ということであれば、なるべく早い時期に整備が可能なように、まずは人的な援助というふうな形でよろしくお願いできないかなということを要望させていただきまして、私の質問を終わりにさせていただきます。 ○石山浩平 副議長  以上で14番、鈴木保議員の一般質問は終了いたしました。  次に、5番、白土幸仁議員。                    〔5番白土幸仁議員登壇〕 ◆5番(白土幸仁議員) 議席番号5番、白土幸仁でございます。発言通告に従いまして順次一般質問をさせていただきます。  まず初めに、日本一子育てしやすいまちへ向けての全市的な推進について、全庁的な推進に関してでございますが、ふだんからお金がないのだから、無限の知恵を出す必要があると市長もおっしゃっておるとおり、非常に財政的に厳しい今の状況下ですし、日本一子育てしやすいまちに向けては、とにかくアイデアで勝負する必要もあると私は考えます。今現在、次世代育成推進会議で全庁的に一体になって子育て支援を推進されているとのことでございますが、それに関しましても一体的になって一つの知恵をまとめ上げて実行に移すのではなく、それぞれの課が独自の発想で知恵を出し、さまざまな専門分野にて子育て日本一というビジョンのもとに、独自のベクトルでアクションを起こしていく必要があると私は考えます。そのためには当然福祉部だけではなく各課それぞれが当事者意識を持って政策を実行していかなければなりません。  そこで、今回はふだん子育て支援では質問されることの少ない部を中心に、ちょっと多くて申しわけないのですけれども、政策部、市民部、環境経済部、建設部、都市整備部、市立病院事務部、学校総務部、社会教育部、庄和総合支所、消防本部へみずからの部署が独自に、どのような視点で知恵を出し、具体的にどのようなことを今後、日本一子育てしやすいまちに向けて、それぞれの立場で施策を展開されていくのかをお聞かせください。  二つ目の質問として、日本一子育てしやすいまちに向けて、市内企業や各種団体へのアプローチに関してでございますが、やはり行政だけが子育て日本一と訴えても限界があります。日本一には難しいと私は考えます。市内企業や各種団体の方々にも、春日部市は子育て日本一を目指す市なのだということを意識づけとともに、やはりご協力もいただいて、官が民を巻き込むような形がなし得てこそ、真の日本一子育てしやすいまちへ近づくと確信いたしております。  以上のような視点から、行政よりの市内企業や各種団体へのアプローチの手法や考えに関して、どのようなお考えをお持ちかお聞かせいただきたいと思います。  以上で1回目の質問を終わりにさせていただきます。 ○石山浩平 副議長  答弁を求めます。  米山福祉部長。                    〔米山慶一福祉部長登壇〕 ◎米山慶一 福祉部長  日本一子育てしやすいまちづくりの取り組み状況についてお答えいたします。  日本一子育てしやすいまちづくりは、次世代育成支援行動計画に基づき進めていくものでございます。行動計画を進めていくに当たって、主に計画推進体制の構築、情報提供体制の整備、市民、関係機関との連携強化、計画目標の推進状況の公表の四つの柱をベースに、実効性のある計画の推進を図っているところでございます。まず、計画推進体制の構築でございますが、子育て支援のためには庁内の横断的な体制整備が必要であることから、庁内12部34課で構成される春日部市次世代育成支援行動計画推進会議を設置し、事業の進行管理を図っているところでございます。  次に、情報提供体制の整備といたしましては、「広報かすかべ」、市公式ホームページ、各種窓口等多様な手段を通じ、積極的な情報提供を図っております。  次に、市民、関係機関との連携強化といたしましては、各種会議や勉強会などへの参加をし、子育て支援の一線で保護者や子供と接している関係者の子育て支援の実践方法や諸問題について討議、意見交換を行うなど、関係者との連携などを図っております。  次に、計画目標の推進状況の公表につきましては、毎年施策の計画目標等の進捗状況を点検公表し、着実な推進を図ってまいりたいと考えております。今後計画を着実に推進していくためには、広く市民や専門家の意見を積極的に取り入れることが必要であることから、多様な意見を拝聴し、計画に反映しながら、日本一子育てしやすいまちづくりに向けて効果的な取り組みを図ってまいりたいと考えているところでございます。 ○石山浩平 副議長  次に、遠藤総合政策部長。                    〔遠藤真佐利総合政策部長登壇〕 ◎遠藤真佐利 総合政策部長  日本一子育てしやすいまちづくりを推進するための全庁的な取り組みについててございますけれども、総合政策部といたしましては、情報提供体制の整備に努めております。具体的には平成17年4月号の広報紙から表紙に、「元気で明るいかすかべっ子」掲載をしております。また、「広報かすかべ」1月号からは、次世代育成支援等に関する情報を集約いたしまして、子育てをしている多くの市民の皆様方に市の事業を利用していただくために、子育て情報便というコーナーを設け、各種事業の紹介や相談などの子育てに関する情報を毎月掲載をしてございます。さらに、ホームページにおきましては、トップページの「健康、福祉、子育て」を開いてから、「子育て」を開いていただきますと、子育て支援、各種手当、保育所、幼稚園、子供の健康など、子育てに関する情報が一つのカテゴリーに集約をされております。このように情報提供を整備することによりまして、子育てしやすい環境づくりに努めておるところでございます。今後もさらに庁内関係部局との連携を図りながら、日本一子育てしやすいまちづくりを充実をさせていきたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、松岡市民部長。                    〔松岡治男市民部長登壇〕 ◎松岡治男 市民部長  日本一子育てしやすいまちへ向けての施策について、市民部の取り組み、考え方でございますが、市民部としましては、安心、安全なまちづくりを構築することが日本一子育てしやすいまちに結びつくと、そのように考えてございます。そのため子供を交通事故から守るため、警察、学校、保育所、幼稚園、関係民間団体等との連携、協力体制の強化を図り、交通安全教育や総合的な交通事故防止対策をさらに推進していくことが必要と考え、そのため現在実施しております交通安全教室の充実を図ってまいりたいと存じます。18年度においては交通安全教室を市内各保育所、幼稚園、小学校等で44回実施する予定となっております。このことにより子供たちが交通ルールを守る習慣を身につけてもらうことを目的とするものでございます。  また、通学路や交通安全上の危険箇所に対して、道路反射鏡や街灯、交通安全施設の設置を行うと同時に、交通指導員による立哨指導を行うことにより、安全に学校へ登校できるように対応してまいります。  次に、子供たちが犯罪等の被害に遭わないような安全、安心なまちづくりを進めるため、自治会、ボランティア団体と連携した防犯体制の推進や防犯設備の拡充を図ることが必要と考え、平成18年度においては小学校単位とした防犯パトロール隊の活動に支援を行うため、防犯用具を提供するとともに、防犯対策として街灯約250基の設置を行ってまいります。さらに、街頭犯罪の未然防止及び抑止のため、防犯カメラを5基増設し、犯罪の起こりにくい生活環境整備を推進してまいります。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、斎木環境経済部長。                    〔斎木竹好環境経済部長登壇〕 ◎斎木竹好 環境経済部長  環境経済部の取り組み事業についてお答えをいたします。  最初に、環境保全課では次世代育成支援行動計画の基本施策の4の6、地域での見守りと声かけネットワークづくりの中の4、防犯設備の拡充の位置づけの中で、空き地の環境保全に関する事業及び公衆便所維持管理事業を挙げております。空き地の環境保全に関する事業は、春日部市空き地の環境保全に関する条例及び同施行規則によりまして、空き地等が管理不良状態にならないよう、市民の安全と良好な生活環境を保全するため、適正管理について指導を行っております。また、公衆便所維持管理事業は、各駅に設置をされております公衆便所の清掃及び管理を実施し、施設を清潔に保ち、利用者の安心、安全な利用を図り、公衆衛生の向上及び増進に努めております。このように環境保全課では空き地等の管理不良状態の解消により、病害虫、火災または犯罪の発生を予防、駅前公衆便所の維持管理事業に努めることによりまして、次世代を担う子供を、親が犯罪等の被害に遭わないよう、市民の安全と良好な生活環境の保全に向けて取り組みを進めております。  次に、1の5、仕事と子育ての両立支援の位置づけで挙げております商工観光課の取り組みをご説明いたします。子育て世帯向け求人情報支援の一環といたしまして、充実した内職求人情報などの提供を図っていきたいと考えております。現在におきましても商工観光課窓口において、ハローワーク求人情報や内職求人情報の提供を実施しておりますが、情報数が十分ではなく、必ずしも市民の皆様のご要望にこたえられていない状況となっております。ことしの「広報かすかべ」1月号におきまして、内職求人情報の提供を事業所に呼びかけておりますが、今後も随時求人情報の提供を呼びかけ、内職情報数の増加を図ることとし、さらに市民への積極的な求人情報提供に努め、子育て世帯への支援につなげていきたいと考えております。  また、仕事と子育てを両立するためには、職場優先の意識や固定的な性別役割分担意識など、働きやすい環境を阻害する職場における慣行やその他諸要因を解消することが必要とされております。職場内において男女が最大限に能力を発揮することができ、かつ子育て世帯に負担がかからぬよう、労働環境の整備を促すことが肝要であると考えております。春日部市においては、県及び商工会議所との共催事業として、勤労者、事業者などを対象といたしました労働セミナーを実施しております。その内容につきましては、主に労働基準法全般についての講義となっておりますが、今後において育児に関する休暇など、特に子育て支援につながるものを講義内容に取り入れるよう、共催者である県及び商工会議所と協議をしてまいります。このような講座の実施によりまして、職場における観光の改善や意識改革を促し、子育て世帯の労働環境向上に寄与できるものと考えております。  以上です。 ○石山浩平 副議長  次に、角田建設部長。                    〔角田春男建設部長登壇〕 ◎角田春男 建設部長  春日部市次世代育成支援行動計画における基本施策の取り組みについての建設部としての役割でございますが、有害環境対策の推進については、埼玉県屋外広告物条例に基づく権限移譲により、市内の道路上にある立て看板、張り紙、張り札、それからのぼり旗が道路の美観を損ね、道路交通の妨げや違法行為の誘因とならないよう、簡易除却作業により推進されると認識しております。今後におきましても環境浄化活動を通じまして、青少年に悪影響を与える風俗関係等捨て看板の撤去作業を実施してまいります。  次に、子供と一緒に歩ける道路交通環境整備においての生活道路整備については、生活道路の安全性の向上を図るために歩車道を分離し、歩道整備を実施。また、生活道路拡幅整備要綱に基づき、災害時の緊急車両等の通行や消防活動等の円滑化のためにも、幅員6メートルの道路の拡幅整備を図り、安全性の確保を図ります。  次に、緑豊かな住居環境の整備における公共下水道整備事業につきましては、家庭から排出される生活排水を衛生的に排除することにより、清潔で文化的な生活環境の創造が可能になり、伝染病など防止し、市の健全な発展や公共用水域の水質保全を図り、生態系の健全化を促進し、子育てにやさしく、安全な環境をつくり出すため、役割を担っております。よって、さらなる整備を促進してまいります。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、木村都市整備部長。                    〔木村秀夫都市整備部長登壇〕 ◎木村秀夫 都市整備部長  都市整備部の主な取り組みにつきましてお答えを申し上げます。  まず、公園事業といたしまして、地域ぐるみの教育力の向上の施策として、花と緑の普及運動事業を実施しており、公園の一部を使用し、近隣の小学生を対象に種まき作業を実施をしております。17年度は牛島古川Ⅱ期公園において、牛島小学校の生徒さんに種まきを行っていただきました。また、心豊かに育つ場づくりの施策として、一定規模以上の民間開発時における公園緑地の確保及び公園整備をお願いしております。平成17年度は2カ所民間開発において公園の整備をお願いし、市への帰属を予定しているところでございます。  さらに、緑豊かな住環境の整備の施策といたしまして、緑化推進事業として生け垣設置奨励金、それから緑化協定助成金を交付しているところでございます。また、保存樹木等の助成といたしまして、一定基準を満たしている樹木、樹林、生け垣を保全樹木として指定し、緑の保全に努めているところでございます。保存樹木の指定状況でございますが、樹木が319本、樹林1万8,244平方メートル、生け垣334メートルを保存樹木としているところでございます。  次に、住宅環境事業でございますが、ゆとりある快適住宅の確保の施策といたしまして、市営住宅の入居に当たって、子育て期にある母子世帯、多子世帯に対しまして、申告登録制により優先入居を実施をしているところでございます。平成17年度は32世帯が優先入居の対象となったところでございます。また、子育て支援に適した住宅の供給として、市営住宅の建てかえ時期には子育て支援施設など一体的な整備について検討をしてまいりたいと考えております。  また、緑豊かな住環境の整備の施策といたしまして、建築確認時におきましては、建築基準法の規定に基づき、シックハウス対策について審査し、住みやすい住環境の推進に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、石川病院事務部長。                    〔石川 隆病院事務部長登壇〕 ◎石川隆 病院事務部長  市立病院におきましては、次世代育成支援行動計画書の基本施策のうち2点でございます。一つは、院内保育施設の開設でございますけれども、入院をされております乳児及び児童の患者さんに対しまして、適切な保育所あるいは幼稚園で学ぶようなものについて、学習できるような施設を整備をするというのが一つであります。それから、もう一つは、バリアフリー設備の整備ということでありまして、ベビーベッドですとかベビーチェア、あるいはトイレの子供サイズのトイレの整備などでございますが、計画書の中ではいずれも新市立病院建設時においてということに掲載はされておりますけれども、構造的な問題がございますので、再整備の中で具体的に事業として取り込んでまいりたいと思います。  ただ、バリアフリー化につきましては、現状におきましても患者さんの声をよく伺いまして、できるところから順次計画的に整備してまいりたいと思っております。また、子育て支援にかかわる市立病院の本来的な役割でございますけれども、小児医療の充実ということが最大の役割かと考えております。計画書の中の基本方針では、安心して子供を産み、健やかに育てることができる環境の基盤ということで掲げられておりまして、特に小児救急医療につきましては、県、近隣市町及び関係機関との連携のもと、体制を整備するということでございます。現実に今市立病院は市内では唯一、小児につきましては2次医療機関として毎週5日間の夜間開設をしておりますけれども、平成18年度につきましては、保健所並びに市の健康部門との協議の中で、もう一日ふやしていってほしいという強い要望がございます。全国的には深刻な小児科の医師の不足の状況ではありますけれども、だからこそ市立病院が小児救急における最後のセーフティーネットであると、そういう決意で18年度に体制の整備をしてまいりたいと思っております。 ○石山浩平 副議長  次に、赤坂学校教育部長。                    〔赤坂紀美男学校教育部長登壇〕 ◎赤坂紀美男 学校教育部長  学校教育部が所管する事業のうち、うごく子ども110番事業についてご答弁申し上げます。  この事業は、児童生徒の安全な登下校を確保するために、不測の事態に備えまして、緊急に避難させることを目的としています。内容は、ご協力いただける関係機関や団体と市が覚書を締結した後、公用車を含め営業用各種車両に「うごく子ども110番」のボディーパネルをつけていただいております。そして、児童生徒が登下校等で事件や事故の危険な場面に出会ったとき、安全確保を目的に緊急に避難させることや、不審者等を発見した場合に警察や春日部市に通報するということをお願いしているものでございます。旧庄和町では平成13年8月に庄和郵便局及び庄和小売酒販組合と覚書を交わし、「うごく子ども110番の家」として発足いたしました。旧春日部市では平成14年4月に春日部小売酒販組合春日部支部が同じく覚書により、「うごく子ども110番」として実施してまいりました。新市におきましては合併前の両市、町において合併以前から実施してまいりましたこれらの事業を統一拡充してまいります。現在は「うごく子ども110番」の事業に協力していただける団体及び機関として、春日部郵便局、庄和郵便局、春日部小売酒販組合春日部支部、庄和小売酒販組合、春日部たばこ小売人会、庄和たばこ小売人会、埼玉県石油業組合春日部支部の7団体から協力の申し出をいただいております。今後についてでございますが、児童生徒の安全確保のために地域や関係機関、各種団体と協力連携を図りまして、この事業をさらに拡充、充実させてまいりたいと考えております。 ○石山浩平 副議長  次に、竹下学務指導担当部長。                    〔竹下日出男学務指導担当部長登壇〕 ◎竹下日出男 学務指導担当部長  日本一子育てしやすいまちに向けまして、所管しております取り組みの中でお答えいたします。  初めに、子育て支援の充実に関してでございますけれども、世帯の所得状況に応じた保護者の経済的負担軽減と、幼児教育の振興のために、私立幼稚園就園奨励費の補助金、それから私立幼稚園振興補助金等の交付を継続してまいります。また、小中学校の児童生徒の就学に関する事業としましては、経済的理由で就学困難な児童生徒の保護者に対しまして援助することで、すべての児童生徒が義務教育を円滑に受けることができるよう、要保護、準要保護児童生徒の就学援助事業、これを実施してまいります。  次に、健康確保の推進に関しましては、学校給食を通じまして、児童生徒に対し心身の成長はもとより、生涯にわたって健康で生きていくための指導を引き続き行ってまいります。  学校と地域の連携による教育力の向上に関しましては、学校、家庭、地域社会の連携のもと、さまざまな事務所での3日間の社会体験活動、福祉体験活動を実施してまいります。また、本物に触れる体験、あるいは感動体験、これを経験することをねらいといたしました小学生自然体験事業、中学生海外派遣事業等々さまざまな体験事業を実施してまいります。さらに、中学校にさわやか相談室を設置し、さわやか相談員や地域教育相談員、スクールカウンセラー等を配置し、また教育相談センター、教育相談センター大沼分館、庄和分館、この3館体制で教育相談員を配置し、児童生徒、保護者に対する助言や家庭教育、子育て等に関する相談、関係機関と連携したきめ細やかな支援を実施し、不登校あるいはいじめ問題等々に対応して教育相談活動を充実してまいりたい、このように思っております。今申し上げましたのは一例でございますけれども、これらの事業を充実させまして、今後とも日本一子育てしやすいまちの実現に向けまして努力してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、斎藤社会教育部長。                    〔斎藤亘弘社会教育部長登壇〕 ◎斎藤亘弘 社会教育部長  社会教育部が所管する事業の取り組みにつきまして、基本施策別にご答弁申し上げます。  まず、生きる力をはぐくむ教育環境の整備に関しましては、スポーツを通じて青少年の心身をはぐくむため、スポーツ少年団等の支援を行っております。  次に、地域ぐるみの教育力の向上に関しましては、青少年の健全な育成に向けた市の基本条例の普及啓発や青少年に関する諸問題を協議し、関係行政機関に意見を述べる青少年健全育成審議会、公民館とPTA共催による子供の発達段階に応じた家庭教育学級、関係団体による健全育成研修会や非行防止キャンペーン、家庭教育啓発講演会などの事業を行っております。  次に、心豊かに育つ場づくりに関しましては、今の子供たちに欠けているさまざまな体験活動を促進するため、教育委員会と青少年育成団体との共催による春日部郷土かるた大会や、子供たちの体験活動を紹介するホームページの開設、文化財への意識の高揚と親子のコミュニケーションが図られる親子土器づくり教室、親子文化財めぐり、本の読み聞かせによる心の教育を促すおはなし会などの事業のほか、関係団体との連携による諸事業に取り組んでおります。  最後に、地域での見守りと声かけネットワークづくりにつきましては、市内各補導会へのパトロールの委託、PTA連合会を通じた子どもかけこみ110番の家事業などを実施をしております。  以上申し上げましたように、社会教育部では行政単独の事業のほか、関係団体との連携協働により、さまざまな事業や活動を行っております。今後につきましても継続して事業を実施していくほか、団体活動に対しましても引き続き支援を行うなど、日本一子育てしやすいまちづくりに向け積極的に取り組んでまいります。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、森田庄和総合支所長。                    〔森田敏雄庄和総合支所長登壇〕 ◎森田敏雄 庄和総合支所長  庄和総合支所における子育て支援につきましては、本庁における各部のそれぞれの施策の中で、総合支所として職員一人一人が子育ての支援意識を持って取り組んでまいります。同時に、庄和地域に現有する自然や文化、さらにはマンパワーなどの財産を守りながら、真に住んでよかった、こんなまちで子育てしたいと思えるような総合支所の運営を目指してまいりたいと考えております。具体的には、総合支所庁舎内のエントランスホール及び市民ロビーを土日、祭日も開放し、家族連れの多い公園利用者のために開放しております。設備といたしましてもベビーサークルでのおむつがえスペースや親子で入れる車いす用の身障トイレを備えているほか、総合案内でベビーカーの貸し出しなども行っております。また、小学校、幼稚園児の野外活動で総合公園に来られた場合の昼食場所の提供も行っております。個々の事業につきましては、各部長から答弁をさせていただいたとおりですが、総合支所では福祉課において児童関係の窓口業務を所管しております。今後も児童手当等の給付及び児童相談等業務を本庁と連携を密にして、速やかに対応してまいりたいと思います。また、庄和地域としては安心、安全なまちづくりとして、防犯や交通安全の推進、現在建設中の第一保育所や子育て支援センターの有効活用、また情緒豊かな子供を育てる図書館の建設等が予定されております。今後につきましても次世代育成支援行動計画の基本理念にのっとり、支所の環境整備や各事業への取り組み、職員の意識づけ等に努力してまいりたいと考えております。 ○石山浩平 副議長  次に、日向消防長。                    〔日向一夫消防長登壇〕 ◎日向一夫 消防長  消防本部にご質問の児童に対する防災訓練の指導や救命救急に関する指導についての取り組みにつきましてお答えをいたします。  初めに、児童に対する防災訓練の指導についてでありますが、市内の各小学校や幼稚園などでは、火災や地震などの災害を想定した防災訓練を行っております。この訓練に消防といたしましては、職員の派遣要請に基づき、平成18年2月末現在で25件、平成16年度は21件、職員を派遣して、地震や火災などの災害の恐ろしさや避難の方法などについて指導を行っております。さらに、学校教育の一環として消防署の施設見学も年1回実施されております。消防としましても子供のころから防災の知識を身につけ、継続して訓練することは重要なことと考えております。また、小中学生及び幼稚園児を対象として春の火災予防運動に合わせて、市内の10幼稚園、900名の防火ポスター展を開催し、また、秋の火災予防運動に合わせて春日部地域の小中学生260名からの応募作品による防火ポスター展を実施し、庄和地域の小学4年生307名による火災予防図画コンクールを行っているところであります。今後におきましても防災教育の普及に努めてまいりたいと考えております。  次に、児童に対する救命救急についてでございますが、現在消防本部におきましては、応急手当ての普及啓発活動の推進に関する実施要綱に基づきまして、普通救命講習会等を定期的に開催しております。対象につきましては、中学生以上で市内在住在勤から募集し、講習会を実施しておるところでございます。また、受講希望団体や事業所等から要請があれば、日程を調整して実施しております。救命講習会につきましては、平成17年4月から平成18年2月までに66回実施し、1,506人の方が受講されております。この講習会の中には毎年市内の中学生が社会体験チャレンジ事業としての体験学習が含まれており、昨年は2日間にわたり84人の中学生が心肺蘇生法の講習を受講しております。また、中学校あるいは保護者の方からの要望により、中学生を対象とした応急手当ての指導を行っております。ご質問にございました児童に対する救命救急といたしますと、学年に応じた、また発達段階に沿った指導が必要になるところであります。消防本部としましては、低学年の児童に対しましては、命のとうとさ、大切さを学んでいただき、思いやりの心をはぐくむことが重要と考えているところでございます。今後につきましては児童に対する救命救急について、どのような内容、指導方法が望ましいか研究してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  5番、白土幸仁議員。                    〔5番白土幸仁議員登壇〕 ◆5番(白土幸仁議員) ご答弁ありがとうございます。2回目の質問をさせていただきたいと思います。  今いろいろ部長さんがお話しいただいたのは、恐らく春日部市次世代育成支援行動計画に、これは掲載されている事項ですね、皆さんお話しいただいたと思うのですけれども、これに掲載されている事項だけではなくて、やはりみずからの部署が子育て支援に対して何ができるかということを常に考えていただきたいなということは、まず、これは要望でございますけれども、せっかくですので、こちらのことをお話しされましたので、それに関連してちょっと2回目のご質問をさせていただきたいのですれども、次世代育成支援対策推進法においては、これは商工関係かと思うのですけれども、一般事業主にも行動計画については、301人以上の労働者を雇用する事業主には、平成17年の4月1日以降、速やかに春日部市が制作したような次世代育成プランを、こちらの方を提出しなければならないというふうな法律が制定されましたけれども、春日部市においては、これの提出に関する推進をされているのかどうかをまずお聞きしたいのと、されていましたら、把握している範囲で具体的にどのような推進をされているのか。何社くらいあるのかというのももしあれでしたら、教えていただきたいなと思います。  あと、300名以下の事業主に関しては、これは努力義務というふうにお聞きしていますけれども、これに関してもやはり春日部市は子育て日本一を目指しているわけですから、ぜひ努力義務を徹底していただきたいなと、こういうふうに思いますが、これに関しての推進に関してもあわせてお聞きしたいなと思います。  あわせて、春日部市の次世代育成支援行動計画に商店街の空き店舗を利用して、子育て支援サービスの場を創設するという計画も掲載されていますけれども、これに関してはどのような今状況になっているのか。一体的にこれは行う必要があると思うのですけれども、各課。それに関してせっかくですからお聞きしたいなと思います。  あと、あわせて福祉部さんだと思うのですけれども、これは幼保一元化の問題でございますね。問題ではないですけれども、これに関しては、ニーズに合えば、ぜひ推進していただきたいなと思うのですけれども、それに関しては、この次世代行動計画の中にも掲載されておりますが、幼稚園と保育所の一体化、これが掲載されていると思うのですけれども、これに関して今推進している状況といいますか、それに関してもお聞きしたいと思います。  あと、あわせて今部長のご答弁にあったとおり、さまざまな専門的な分野の方から多様な意見をお聞きしたいというようなご意見がありましたけれども、どのような手法でご意見をお伺いするのか。それが非常に大事なことではないかなと思いますので、それに関してもお聞きしたいと思います。しっかり市長が日本一子育てしやすいのだというビジョンを示されていますから、そのビジョンを各課、各部が、自分の課では、どうやればそれに対して近づけるのかということを考えていただきたいなというふうに思います。ですから、こちらの先ほど申し上げましたとおり次世代育成支援行動計画というのは、これは平成17年ですか、法律によって定めたものでございますけれども、これだけではなくて、やはりみずからの部署で何ができるかということは常に考えていただきたい。これは要望でございます。各部に対して要望でございますが、そのようにしていただきたいなと思います。  2回目の質問は以上でございます。 ○石山浩平 副議長  答弁を求めます。  斎木環境経済部長。                    〔斎木竹好環境経済部長登壇〕 ◎斎木竹好 環境経済部長  お答えいたします。  まず、プランの提出でございますが、しておりません。  それから、会社数、当然これはまだ把握しておりません。  それから、商店街の空き店舗の活用ですが、これはいろんな方からTMOのご質問をいただいたのですが、TMOの中で空き店舗活用を今研究をしております。このTMOと並行いたしまして、この間もご答弁申し上げたのですが、マネジメントの構想の中で、空き店舗を各商店街が借り受けまして、その中でお年寄りあるいはお子さんなんかの買い物客が空き店舗でゆっくり休んでいただくという中で、でき得れば、これは私の考えなのですが、商店街の宅配なんかをそこでやっていきたいと。いわゆる大型店にないようなサービスを、そういう空き店舗を使った形の中でやっていきたいと。そういう中で今議員ご指摘の中の子育ての部分も空き店舗活用していきたいというふうに考えております。
     以上です。 ○石山浩平 副議長  次に、米山福祉部長。                    〔米山慶一福祉部長登壇〕 ◎米山慶一 福祉部長  日本一子育てしやすいまちづくりに向けて、市内の企業や各種団体へのアプローチの方法についてお答えいたします。  子育て支援につきましては、行政のみの推進では限界がございます。保護者の方々の自覚と、それから責任をさらに強めていただくことはもちろんでございますが、就労条件の見直し等も含めた企業の取り組みや各種関係団体の協力が不可欠でございます。このため国では従業員300人を超える企業については、次世代育成支援行動計画の策定を法的に義務づけており、300人以下の企業につきましても、策定の努力義務を課しているところでございます。県内では企業への取り組み推進策としてさまざまな取り組みを実施しております。具体的に申し上げますと、仕事と子育てを両立させる企業や事務所を応援するため、子育て応援宣言企業登録制度を実施しております。この登録制度は小学校就学前児童を持つ従業員に対し、勤務時間を短縮する制度を導入することや、子育ての時間が確保できるよう柔軟な勤務体系の導入を図ることなど、雇用する従業員の子育てを応援する取り組みを企業に宣言してもらうことで、県内外に子育てを応援する企業として広く紹介していくものでございます。現在県内64社が登録しているところでございます。  なお、春日部市におきましてはこの制度に登録している企業は、現在1社でございます。県内ではこのほかにも子育て中の従業員の働きやすい環境づくりを進めるものとして、ワークライフバランス推進員登録制度の養成を始めているほか、事業主や労働者、各種団体向けの研修会等も実施しております。このような事業について市といたしましても引き続き埼玉県と連携し、企業の子育て支援について応援してまいりたいと考えております。  それから、幼保一元化につきましても、現在2園が開園しているところでございますが、これにつきましては地域性もございますが、市といたしましては引き続き幼保一元化に努めてまいりたいというふうに考えてございます。市民と企業、あるいは各種団体と市が連携し、一体となって子育て日本一を目指してまいりたいと思っておりますが、これにつきましては我々といたしましては、最重要課題と認識しているところでございます。白土議員を初め各議員のご協力をお願い申し上げるところでございます。 ○石山浩平 副議長  5番、白土幸仁議員。                    〔5番白土幸仁議員登壇〕 ◆5番(白土幸仁議員) ご答弁ありがとうございます。3回目の質問と要望をさせていただきたいと思います。  宅配サービスを計画されているということで、空き店舗で。今個人的な思いというお話もありましたけれども、非常に強敵が多いですから、宅配サービスはほかもいろいろな企業がやられているところも多いですから、ぜひそういう考えも地元の商店街の活性化もあわせて子育て支援もできるという、一つで一挙両得というような手法は非常によろしいかと思いますので、この宅配サービスに関しては、まだ計画をされてないということでありますけれども、ひとつ研究を今後とも続けていただきたいなと思います。  あわせて、空き店舗の託児所ですか、子育て支援サービスの場の託児的な、子供が遊べる場も空き店舗で提供していただくような形も、それほどお金も、保育士さんがちょっと必要かもしれませんが、これは民間の委託などもありますから、それも含めてちょっと考えていただきたいなと思います。これは次世代育成支援行動計画には掲載されたわけですから、ぜひそれを研究をどんどん続けていただきたいなと思います。  あと、すべてにわたってなのですけれども、やはりいろいろほかの自治体でやってないことをやると、法律の壁にぶつかるというのが非常にあると思いますので、ですから、構造改革特区の導入なども考えながら、ぜひできるということを前提にさまざまなことにトライしていただきたいなと思います。  あわせて、最後に私の要望でございますけれども、すべて行政が子育て日本一に向けて、手とり足とりお手伝いするというのは、やはりなかなかこれは難しいことだと思います。子育てに関することに関しては、自立を促すことも、真に持続可能な子育て支援策であると私も考えておりますので、すべて手とり足とりというのも必要な部分もありますが、持続可能な子育て支援というのは、自立を促すことだと私は考えております。ですから、今市長がいろいろお考えのある相談業務などもお考えということでございますけれども、それを中心とした持続可能な子育て支援、自立を促す子育て支援を今後行っていただきたいと思います。  済みません、最後とお話ししましたけれども、この次世代支援対策推進法に基づく行動計画を提出されたのは1社あるということでございますけれども、この1社あったということは、皆さんに、ここは子育て支援をしっかり考えて事業を運営されているということを、ぜひアピールできるような、少しモデルケースというような形でアピールするというのも必要ではないのかなとは考えてはいるのですけれども、そこら辺に関しては今後1社をモデルケースとして展開されるというお考えはないのかどうか。また、その1社のご協力が必要だと思いますけれども、今後やはり広げていくということが必要だと思いますので、1社を皮切りにふやしていただきたいなと思いますので、そこら辺を最後にお聞きしまして、私の一般質問を終わらさせていただきます。 ○石山浩平 副議長  答弁を求めます。  米山福祉部長。                    〔米山慶一福祉部長登壇〕 ◎米山慶一 福祉部長  県内の64社が登録しているところでございまして、春日部市においては先ほどご答弁申し上げましたように1社の登録でございます。これを皮切りにしてその会社と連携をとりながら、拡大してまいりたいというふうに考えております。 ○石山浩平 副議長  以上で5番、白土幸仁議員の一般質問は終了いたしました。 △休憩の宣告 ○石山浩平 副議長  この際、暫時休憩をいたします。   午前11時21分休憩   ───────────────────────────────────────────────── △開議の宣告 ○石山浩平 副議長  休憩前に引き続き会議を開きます。   午前11時37分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △市政に対する一般質問(続き) ○石山浩平 副議長  引き続き一般質問を求めます。  次に、28番、渡辺光男議員。                    〔28番渡辺光男議員登壇〕 ◆28番(渡辺光男議員) 議席番号28番の渡辺でございます。発言通告書に従いまして、5点について質問していきますので、答弁よろしくお願いします。  1点目は、庄和北公民館の建てかえとあわせ、高齢者福祉センターの複合施設の建設促進について、この点については、庄和議会でも質問をしたところですが、旧春日部市と合併してより鮮明に建てかえがおくれていることを知ったところです。旧春日部地区は6地区の合併で構成されたわけですが、内牧地区、幸松地区、粕壁地区、豊野地区、武里地区、豊春地区から成り、その地区が合併しながらも、地元の愛着もあり、昭和46年には各地区に公民館6館が建設され、その地区の拠点活動施設として位置づけられたことは高く評価されます。また、人口の増加により10年後にはもう一館つくり、2館体制として、武里地区は団地ができたため、もう二館とともに、最初昭和46年につくられた建物は十五、六年目に建てかえられ、機能の充実し、全14館体制でバランスがとれた社会教育施設を高く評価します。旧庄和地区では4地区、川辺地区、南桜井地区、そして富田地区、宝珠花地区、北部3字は小学校区で二つに分かれております。そこに公民館は昭和48年、49年に南北と2館つくられたわけですが、その後駅周辺の人口もふえ、大型の中央公民館がつくられ、宝珠花地区には地区のシンボルである大凧会館が活動拠点施設としてでき、また南公民館も平成8年に建てかえられました。今度は富田地区にありませんので、建てかえの際は富田地区に希望してきたところです。北公民館は築33年と耐用年数も過ぎ、春日部市内9地区は全部拠点施設がありますが、ないのは富田地区1地区のみです。バランス上、最優先して建てるべきと思うが、答弁をお願いいたします。  また、高齢福祉センターについてですが、高齢化が進んでいることは皆さんも承知のことと思いますが、元気で明るく医者要らずと、別に病院つぶしではありません。医者要らずというふうにリードしていくのは行政の役割と思っています。私は、厚生福祉委員長として強く感じるところです。旧春日部地区では公民館と高齢者福祉センターが併設されているところが何カ所もあります。庄和地区では早くのうちに高齢者いこいの家が中央部につくられ、南公民館そばには高齢者のための福祉センターがつくられ、多くの高齢者が活躍されております。先日も高齢者の回覧が来ました。これは事業が、場所が南部の福祉センターでということで、春日部いきいき連合会、庄和支部主催によるふれあいステージ開催についてでした。そして、その下段には北部のみ、これは書かれているとおり読みますが、町有バスを運行しますと。市有だと思うのですけれども、書かれているとおりありました。うれしいのか、悲しいのかわかりませんが、非常に北部というのはおくれていると、そういうことです。公民館建てかえとともに高齢者福祉センターの複合施設としていただきたいと思いますが、お答えをお願いいたします。  2点目、放課後児童クラブについてですが、この点についても庄和議会で質問しました。先日も春日部地区放課後児童クラブの会があり、案内をいただきましたので、関心がありましたので、参加をいたしました。また、前議会での答弁の中で施設面での旧春日部、庄和との相違点、両区の中で富田小学校、宝珠花小学校だけに放課後児童クラブがないということも知り、また市としても調査等を実施すると言われましたので、私なりに調査をしたところです。生徒数は少ないが、説明をすれば利用する者はあるようです。また、最近の児童を取り巻く環境を考えると、その安全を確保するためにも放課後児童クラブの施設の早期に建設すべきと思うが、市としての調査、そしてその建設に対しての意見をお聞かせください。  3点目ですが、江戸川中学校の体育館の整備について。これも前議会の一般質問で行ったわけですけれども、市内の中学校の体育館で一番古いというようなあのときの説明がありました。これは昭和45年の12月につくった江戸中の体育館ですけれども、床がゆがみ、生徒が運動をする上でひざの障害が心配されるので、修理見積もりをしたところ、1,700万円とのこと。もっと安価で早期に施行できる方法がないか研究していく。また、用具庫についてはいろいろな問題があるため、設置する方向で進めると答えがありました。この2点について平成18年度の予算にどのように組み入れられたのか、お答えをお願いいたします。  4点目、ふるさと農道緊急整備事業についてです。この件も前議会で質問した内容ですが、5路線のうち2路線は完了見込みで、残り3路線、市道1―114号、小平地区、市道2―232号、塚崎地区、市道9―2068号、椚地区ですが、そのほか3路線ということについて、答弁の中では実現可能な手法により計画的に作業を進めると答えていましたが、平成18年度予算にどのように生かしたのか具体的に説明をお願いしたいと思います。また、何年ぐらいに完了するのかお答え願います。  5点目ですが、水道管の埋設がえについて。この配水管は4点目で道路整備計画の路線、市道9―2069号線で、東排水路の土上げの路肩に埋設されており、路肩崩れ等のときは配水管もずれ、漏水または断水等あり、今回の工事前に埋設がえすべきと思うが、市の考えをお聞かせください。  以上で1回目の質問を終わります。 ○石山浩平 副議長  答弁を求めます。  斎藤社会教育部長。                    〔斎藤亘弘社会教育部長登壇〕 ◎斎藤亘弘 社会教育部長  ご答弁を申し上げます。  庄和北公民館は、昭和48年に建設をされ、築30年以上を経過をいたしましたが、これまでに玄関ドアの交換、外壁の改修、館内の内装工事等を行ってまいりました。また、今年度は屋根の修繕を行ったところでございます。春日部地域の地区公民館におきましても最も古い館で、武里南地区公民館の昭和50年の建設、他の館は築後20年前後を経過し、毎年相当額の補修費が支出されているのが現状でございます。したがいまして、建てかえの必要性は認識をしておりますが、現在の財政状況から当面は補修を行いながら、地域の学習拠点として使用してまいりたいというふうに考えております。今後は建物の経過年数、老朽化の状況、財政事情等々を考慮し、優先順位を設けた建てかえ計画が必要と考えております。また、建てかえの際には敷地の有効利用や使い勝手などさまざま利点がある複合施設という形での検討も必要かと考えておるところでございます。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、米山福祉部長。                    〔米山慶一福祉部長登壇〕 ◎米山慶一 福祉部長  庄和北に属する富田地区に住民の拠点となる高齢者福祉センターを兼ねた複合施設を建設できないかについてお答えいたします。  現在、高齢者が集える施設といたしましては、市内には高齢者福祉センターが2カ所、高齢者憩いの家が2カ所、憩いの家が2カ所、合計6カ所の施設がございます。それぞれの地域性を生かしながら管理運営しているところでございます。このうち複合施設といたしましては、高齢者福祉センター寿楽荘と大枝高齢者憩いの家で、いずれも公民館との併設でございます。これらの施設はそれぞれの利用者が相互に利用できるため、とりわけ寿楽荘では公民館を利用した際、同施設内のふろや健康増進器具等を利用して帰られる方が多いことから利用者が多く、同じ高齢者福祉センターである幸楽荘のおよそ2倍の方が利用されている状況が見受けられます。庄和北公民館を建てかえるときには高齢者福祉センターを兼た複合施設ということでございますが、今後公民館を建てかえる状況が出現してきた場合は、情勢を見きわめることはもちろんでございますが、福祉施設のあり方、バランス等を十分考えてまいります。  続きまして、放課後児童クラブについてお答えいたします。石川議員のご質問にお答えしましたが、議員ご質問のとおり春日部地域と庄和地域の放課後児童クラブで保育料、保育時間、運営方法等の差異がございます。今後保育料や運営方法等の事業内容の統一を図るためには、春日部地域と格差のある庄和地域における児童クラブ施設の整備が必要と考えております。したがいまして、今後庄和地域の施設整備を見据え、今回春日部地域においても小学校地域外に施設整備予定の武里放課後児童クラブも考慮し、新たに施設を設置する場合は、小学校単位に施設を整備することを原則とするもので、施設の設置場所は小学校敷地内の教室施設を優先し、次に独立専用施設の設置を検討するものでございます。ただし、小学校区単位の整備に関しましては、その学校区の利用見込み児童数が10人に満たない場合は、効率的な行政運営の観点から施設整備は行わないものとするものでございます。また、施設の設置場所につきましても、小学校隣接地等に既存施設が設置されている場合、小学校敷地内の整備に比較し容易に整備可能な公共施設等がある場合は、これを優先するものでございます。施設の増設時に関しましては、3年生までの入室希望者が定員の1割を超える場合に増設棟を検討するもので、原則小学校敷地内の増設棟を優先しますが、小学校敷地内に施設の整備が困難な場合は、その小学校の近隣に用地を確保し、施設の整備を検討するものでございます。庄和北部地域の宝珠花小学校、富田小学校につきましては、各小学校を訪問し、その敷地内に施設整備が可能なスペースがあるか確認をさせていただきました。今後は児童の安心、安全、あるいは就労支援を図るために早期にニーズ調査を実施し、各小学校において放課後児童クラブの利用希望児童数を把握し、施設整備の年次計画の検討に入りたいと考えております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、赤坂学校教育部長。                    〔赤坂紀美男学校教育部長登壇〕 ◎赤坂紀美男 学校教育部長  江戸川中学校の体育館の整備につきましてお答え申し上げます。  昨年12月の定例会で渡辺議員にご答弁申し上げましたように、現在調査中の市内小中学校体育館の耐震化優先度調査、これが17年度中に終了いたしますので、18年度にはこの調査の結果や施設の劣化状況などを総合的に判断いたしまして、優先順位を含めた施設整備計画を立て、年次的に床などの改修とあわせた耐震補強工事等で整備をしていきたいというふうに考えております。18年度予算では小学校及び中学校各1校分の体育館の耐震補強設計業務委託費を計上しておりますけれども、対象となる学校につきましては、今申し上げたとおり施設整備計画に基づいて決定してまいりますので、まだ江戸川中学校というふうには決定してございません。その後平成19年度にはその耐震補強設計に基づいて、体育館の耐震補強工事等を実施する予定でございます。ただし、江戸川中体育館の用具庫の設置につきましては、雨の日などの運搬でスロープが滑るというふうな危険も伴うことが想定されておりますので、18年度の予算でなるべく早く実施したいと考えております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、角田建設部長。                    〔角田春男建設部長登壇〕 ◎角田春男 建設部長  ふるさと農道緊急整備事業3路線の平成18年度予算と事業内容及びその後の方針についてお答え申し上げます。  平成18年度の予算でありますが、市道1―114号線につきましては、工事の実施に向けまして用地の取得及び工作物、それから植栽等の補償を予定しております。用地取得面積でございますが、宅地が約200平方メートルと、農地が約1,200平方メートル、合計で1,400平方メートルを予定しておるところでございます。また、市道2―232号線でありますが、この路線は第1工区と第2工区に分けまして計画しております。平成18年度につきましては、第1工区における埋蔵文化財の発掘調査と道路用地約800平方メートルを取得する計画でございます。この2路線につきましては、平成18年度に用地取得を完了する予定で現在実施しておるところでございます。  続きまして、市道1―114号、それから2―232号線、それから9―2068号線、3路線の今後の整備計画ということでございますが、市道1―114号線、延長が475メートル、幅員が7メートルでございます。平成18年度に用地買収及び補償を完了いたしまして、平成19年度以降に道路改良工事を行う予定でございます。また、市道2―232号線、これは延長が800メートル、先ほど申しましたように1工区、2工区分けまして実施いたしますが、1工区につきましては320メートル、2工区につきましては480メートル、幅員については6メートルでございます。第1工区を平成18年度に用地買収及び補償を完了いたしまして、平成19年度以降に道路改良工事を行う予定でございます。なお、第2工区につきましては、第1工区完了以降速やかに事業に取りかかれますよう準備を進めてまいります。  なお、市道9―2068号線につきましては、平成17年度は平面測量を実施いたしました。平成18年度につきましては、地元地権者等のご意見を聞きながら整備手法を協議、調整しながら柔軟に対応してまいりたいと考えております。ふるさと農道緊急整備事業につきましては、事業対象期間が平成15年から平成19年度までの5カ年となっておりますので、3路線を2カ年ですべて完了するのは作業的にも非常に困難であります。今後も継続して作業を進めるため、実現可能な方法で調整しながら早期完了に向けて努力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、梅沢水道事業管理者職務代理者。                    〔梅沢昌宏水道事業管理者職務代理者登壇〕 ◎梅沢昌宏 水道事業管理者職務代理者  富田地区の市道9―2069号線の配水管布設がえについてお答えいたします。  この道路は片側に東配水路がある現況舗装幅員が約1.5メートルの農道でありまして、この道路の路肩に、質問にもありましたけれども、ビニール管で口径25ミリの水道管が布設されておりまして、4軒ほどで使用しているということでございます。なお、この場所は2年ほど前の平成15年12月、路肩が崩れまして、水道管の継ぎ手部分が外れ、漏水事故が発生し、修繕による対応をさせていただいた経緯があります。市道9―2069号線の水道管の布設がえにつきましては、水道施設整備計画を踏まえて水道工事のコスト縮減を図るという観点に立ちまして、関連するほかの公共事業、道路改良事業、あるいは農道整備、あるいは水路の改修工事などと整合性を図りつつ、計画的な水道施設の整備に努めてまいりたいと考えております。  なお、突発的な管路事故等による水道水の漏水につきましては、今までどおり早急に修繕を行うという方法で対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 △休憩の宣告 ○石山浩平 副議長  この際、暫時休憩をいたします。  正午休憩   ───────────────────────────────────────────────── △開議の宣告 ○石山浩平 副議長  休憩前に引き続き会議を開きます。   午後 1時02分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △市政に対する一般質問(続き) ○石山浩平 副議長  引き続き一般質問を求めます。  28番、渡辺光男議員。                    〔28番渡辺光男議員登壇〕 ◆28番(渡辺光男議員) 答弁ありがとうございました。2回目の質問をしたいと思います。  1点目ですが、庄和北公民館の建てかえにあわせて、高齢者の福祉センター複合施設についての答弁をいただきました。次回は市長さんにひとつよろしくお願いします。  あと、先ほど福祉部長の方から、うちの方の公民館48年、それから向こうには、うちの方にも50年もあるというお答えもありました。私もこの資料を見ますと、この武里南公民館ですか、これはたしか50年ですけれども、すぐわきに大枝公民館というのがありまして、62年につくったと、そういうことでうちの方と丸々環境が違いますので、私は、うちのは何とかしてほしいという考えであります。失礼ですけれども、いまいちすっきりしない答弁だったと。春日部市は10地区の集合体です。そこで富田地区1カ所だけが北部で拠点施設がないのが明確です。非常に財政面もあるかと思いますが、大変なのは私も知っております。私たち今回の合併、1市3町の合併の計画のときは、北部には特例債事業計画として杉戸との接続道、追い抜き橋のかけかえ、また、貝塚で有名な神明貝塚に合併記念公園計画がありました。承知のとおり1市1町ということでこの二つとも消えてしまいました。南部地区ではユリノキ通りの延伸、また駅周辺の整備、これはよいと思いますが、ただ、地区内は平等でなくてはならないと思います。石山副議長とも話したのですが、北部には合併しても何の目玉もないと。庄和北部は行政の谷間と言っても過言ではないのかと思います。アンバランスではまずいというふうに思うのですが、ぜひ市長の答弁をいただきたいと思います。  2点目、放課後児童クラブの答弁をいただきました。ただいま答弁の中で学校単位でつくるとか、また既存施設はあるかといったような話もあったようですが、私も前の一般質問のとき富田は公民館がない……、また出てきてしまったな、ないので、あるのは給食センター、これは学童保育ではそれはできませんので、前の質問のときは近くに農協の店舗があいているのがありまして、この改築をしてはどうだという提案。また、宝珠花においては大凧会館を利用したらというような提案もしました。実現に至らなかったわけですが、市内の者は平等で恩典を受ける権利があるわけで、他の地区であるのですから、改築等は待ってもらい、優先的に北部地区のを進めていただきたいと希望するものであります。お答えをお願いいたします。  厚生福祉委員会でも質疑の中で、10名に達しないと県の助成金がないという話も聞きました。これは説明不足で担当の説明会、また現行行われている保護者の説明等していただいて、できるように努力していただきたいと思うのですが、これについてもこの2点について答弁よろしくお願いいたします。  3点目ですが、これは江戸川中学校の体育館の整備についてですが、これは要望で結構です。あす卒業式に行くわけですが、恐らく用具倉庫ですか、あそこはないので、行きますと、よく舞台の裏へマットを立てかけたり、階段のわきに跳び箱を積み上げたりして苦労して式場をつくっているわけです。あした行くとこれが見られますが、そういうことでぜひつくってもらえるということで、一日も早い建設をお願いしたいと思います。床についてもですが、これは前の話で、中学生は運動盛りで、ゆがんでいるということなので、正常な状態で伸び伸びとけがをする心配なくできるように早く進めていただきたいと思います。これは要望です。  4点目、ふるさと農道整備事業ですが、事業の行われる2路線ですが、本来ならば平成19年度に完了する予定だったのです。地元の人は首を長くして待っております。市道1―114号線、これは小平については1,235万円で用地と物件補償とのことで、工事は19年とのことですが、もう一つの市道2―232号、これは1,221万円で用地その他とのことですが、こちらは文化財の調査をしないと工事に移れないということで、これは当然文化財の調査をするについても、用地を取得しないことにはかかれないということで、この用地取得を早いということで、いつごろやるのか聞かせていただきたいと思います。  また、両工事、投資、順調に進んだ場合の18年の進捗状況、また総事業費はどのくらいか。完成年度はいつごろかを答弁願いたいと思います。また、市道9―2068号線については、地権者説明会をするというが、その内容とそれをやる時期についてお答えください。
      ⑤の水道については、先ほどの説明で結構でございます。  以上で2回目の質問を終わります。 ○石山浩平 副議長  次に、米山福祉部長。                    〔米山慶一福祉部長登壇〕 ◎米山慶一 福祉部長  放課後児童クラブについてお答えいたします。  日本一子育てしやすいまちづくりの中でこの事業は主要な事業の一つとして位置づけております。また、昨日のNHKテレビの放映にもありましたが、子育て支援のキーポイントとして就労支援対策が挙げられており、この放課後児童クラブも保護者の就労支援対策事業の一つでございます。庄和北部地域の2小学校のニーズ調査を早急に実施し、利用希望児童数を把握し、施設整備の年次計画を策定し、同時に地域に説明を行ってまいりたいと存じます。 ○石山浩平 副議長  次に、角田建設部長。                    〔角田春男建設部長登壇〕 ◎角田春男 建設部長  市道1―114号線及び2―232号線の総事業費及び平成18年度までの進捗率と、それから市道9―2068号線の今後の具体的な整備方針についてご答弁申し上げたいと思います。  市道1―114号線の総事業費でありますが、約7,000万円ほどを予定しております。平成18年度までの進捗率でありますが、平成16年度に平面測量を実施しました。それから、平成17年度に設計委託、それから18年度に用地購入費、補償費で、事業費ベースで申し上げたいと思うのですが、進捗率は30.4%となります。また、市道2―232号線、これは1工区でございますが、総事業費が約3,360万円ほどを予定しております。平成18年度までの進捗率でございますが、平成17年度で丈量測量と補償費を行いました。それから平成18年度に物件調査、それから用地購入費、それから補償費で、これもやはり事業費のベースで申し上げますと、進捗率は57.1%となります。完了年次でございますが、先ほど答弁申し上げましたが、2カ年で完了することは、作業的にも財政的にも大変厳しい状況にあると考えております。市道9―2068号線の今後の具体的な整備方針につきましては、1回目で答弁させていただいたとおりでございます。  それから、用地買収の時期というお話を今いただきましたが、市道1―114号、それから2―232号線の道路買収時期ですが、平成17年度予算で用地測量、いわゆる丈量測量を実施いたしました。近日中には買収面積が確定すると思います。その測量結果に基づきまして18年度、新年度予算が確定した後に全体説明を開いた中で決定していきたいと思います。現段階ではございますが、できれば秋、収穫後に契約を結べればと考えておりますが、地権者の意向に沿った時期に合わせまして買収をしてまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、石川市長。                    〔石川良三市長登壇〕 ◎石川良三 市長  渡辺議員の質問にお答えさせていただきます。  私は、選挙戦を含めて以来、庄和地域は白いキャンパスと言ってまいりました。これから大きく躍進できる地域と思っております。したがいまして、地域全体のバランスを考えた施設の推進は重要と考えておりまして、公民館の建てかえにつきましては優先順位を設ける際には極力地域のバランスをも考慮して検討してまいります。  以上です。 ○石山浩平 副議長  以上で28番、渡辺光男議員の一般質問は終了いたしました。  次に、16番、利根川吉蔵議員。                    〔16番利根川吉蔵議員登壇〕 ◆16番(利根川吉蔵議員) 議席番号16番、利根川でございます。発言通告書に基づきまして、ちょっと多いのですけれども、5点だけお聞かせいただきたいと思います。  まず、1点目、北春日部駅前の交番設置、これは前々から何回もお願いし、また内牧の議員さんからもいろいろ出てということでもって、かなり出ております。しかし、一向にいまだに解決していかないということです。学校だとかいろんな問題でもって、脅迫だとか何か出てきています。一番先に出たのが内牧小学校であって、それから粕壁中学校ということで、やはり交番がないところは弱いのかなということもこの前も言わせていただいたのですけれども、いろいろな関係でこれは県警がやる仕事だから、土地がある程度駅前で見つからないとできないのだということは、前々からお話聞きました。しかし、あそこのロータリーのところで駅のそばの一番いいところにつくるということは、なかなか至難のわざかなと。たまたまこの公社の評議員会もあると思いますけれども、市の方に引き継がれる公社の土地があります。これはちょっとその駅前からは少し離れていますけれども、行く行くはあそこだって田んぼが埋まっていけば同じことで、それは余り場所をとらないのかなと。そして、その交番にいつもお巡りさんがいていただければいいのでしょうけれども、なかなかいないのでしょうから、多少場所はずれてもそれほどではないのかなと思います。そういうことで今までのこともあると思いますけれども、どういうふうな形でもって進んできて、見通しはどうなのか。確かに県のことですから、県議会議員の先生方にもお願いしなければいけないということで、春日部も3人おりまして、都度お願いして、何かそのうちのお1人の方は県の常任委員会等にも入っているとかと、警察の。ということでございますので、かなり近い線ではないかと思いますので、ひとつお力をいただきながら、またお願いすることがあれば、幾らでもお願いしますから、一日も早くお願いしたいということで、言えば、多分警察の方へまた要望し、強くお願いしたいと言うと思うのですけれども、それはそれで結構ですから、ひとつ一日も早くお願いしたいということをひとつ切にお願いしたいと思います。  それから、2番目は栄町3丁目の浸水対策、これは本当に執行部の皆さんのお骨折りいただきまして、下水道の雨水国庫補助事業ということでもって14年、15年度調査、16年度から工事ということで、平成20年には完成ということで、非常に地域の人たちも春日部市の方に感謝しております。そして、よくもなりました。ですから、これが続いていくと思いますけれども、財政的なものとの状況で多少の狂いが出ているのか、予定どおり20年度くらいでは進んでいけるのか、その点お聞きしたいと思います。  それから、三つ目は、ちょっとあれなのですけれども、羽子板会館の建設ということはどうでしょうと。お金のない時代ですから、ねだるわけではないのですけれども、過日、彩政会、公明党の議員さんとでもって、庄和さんと春日部の主な施設めぐりというのを計画してやりました。それはいろいろ一般質問等で、きょうも鈴木議員が言っていましたけれども、庄和の1―何号線とか、どこどことか、どこどこ公民館とか言われても、我々も全く知らない。そうかと言って庄和の皆さんだって、内牧公園と言ったって、それも知らないということだと、多少わずかな時間でしょうけれども、その場所をよく把握しておいてから質問した方がよろしいのではないかということで、いろいろ一日かけて見せていただきました。その中でもって庄和の施設はやっぱりすばらしいです。まず、大凧会館、これは本当に田中会長もいるのだと思いますけれども、本当にすばらしい会館です。それと、龍Q館ですか、これもすばらしい。それから、今の支所になっておりますけれども、庄和町の町役場の施設、あれがすばらしい建物です。聞きましたら、あれは設計が相当有名な設計なのですね、あれは。あれは確かに公園の施設と、公園と、そして建物とがすごくマッチしてました。ここの控室に今度はお願いしたいと思うのですけれども、市長室は向こうへ持っていった方がいいですよね。あの方がいいアイデア出ますよ、本当に。後ろが湖がきれいになっていて、前方が野球場で、公園でと。建物というのはああいうふうなものかなと、非常にいい建物でした。ですから、庄和さんの建物は非常にグレードがいいのです。その中で三度、春日部でもってどれかなと思ったら、ウイング・ハット一つ。たまたまめぐったのがそれしかなかったのですけれども、またほかにもあると思いますけれども、でも、そういうふうでもって、庄和さんの建物はすごくよかったです。春日部の建物はちょっと20万人とかどうのこうの言っていますけれども、寂しい建物でした。  そういう中でよく渋田議員さんも言ってくれたのですけれども、やはり花火と一緒にあわせて、羽子板会館でもつくったらどうですかと。春日部だって、羽子板だとか麦わら帽子だとかということでもって、全国的に名の売れているのが今共栄高校と、あと漫画のあれでしたよね。                    〔何事か言う人あり〕 ◆16番(利根川吉蔵議員) はい。それだけではなくて、やっぱり羽子板とか麦わら帽子とか伝統のあるものを生かしていかないと、たんすなんかはだんだん、だんだん桐だんすなんかはなくなってしまうと思うのです。ということでもって、そういうことで過日、羽子板の会長さんなんかとも行き会ったときがありました。あなた方も庄和さんにあんな大凧会館というのがあって、春日部に何もないというのは、業界としたって、あなた方も意気地ないのではないですかと。自分のところで羽子板のでっかいのをつくって寄附するから、置くところを貸してくれというふうにすれば、市も何とか動きますよと。その建物をつくって、羽子板まで注文して金を稼ごうだなんてそれはだめですよと、そういうふうには言ってありますけれども、そういうことでもって、やれるのだったら、そういうことで一緒になってやってみたいということでございますので、建物をつくるといったってお金もないのでしょうから、問題は、一番いいのは、春日部駅の東口のロータリーの反対方の武井箪笥屋さんと、テーラー池田のところに公社の土地がありましたよね。たまたまあれはどこかが借りるとかと言ってましたけれども、本来はあそこいらにそれらしきシンボルでもつくったらすばらしいのかなと思っていますけれども、これはできないものを言ったって、ただそういうことでもって将来お金がたまったらやれるようにして、当面はその県の商工振興センターですか、あそこの、春日部市の今度は商工振興センターがありますよね。あの玄関の入り口の1階のところへでもそれらしき羽子板でも飾るというのは、これは人からもらって飾るのですから、金はかからないですから、できる話でしょうから。それだって春日部市のシンボルになると思いますので、ぜひそういうことをお金をかけないでできるのだったら、やってみたらいかがでしょうか。ちょっと提案してみたいと思います。  それから、もう一つです。これはもう再三言って、これだけ私、議員生活で今回で最後なのですけれども、内牧の公園の入り口に……。                    〔何事か言う人あり〕 ◆16番(利根川吉蔵議員) まあいろいろあって、それはそれとして、これだけ残念です。ほかの仕事は全部終わったのですけれども、ここの信号だけはどうしてもつかないのです。私もこれをうっかりしてしまったのですけれども、たまたま新しい道路ができたとき、ちょうど交差点の信号の手前までが新しい供用区間だったのです。その区間の工事はあそこの歩道橋だとか、武議員さんだとか、石川議員さんらとみんなで行って、あの交差点をどうする、ああするというのでいろいろ地域で一緒にやったですよね。だけれども、たまたま外へ出ていたところだけが区域外だから話がなかったのです。それで、私が行って、私がだめになってしまったのだから、非常にお恥ずかしい話なのですけれども、ただ、今の形からすると非常に出るのがしにくいのです。ですから、どうかその手押し信号を本当はつけていただきたいと前から言っていたのですけれども、これがなかなかつかないのです。だから、せめてその停止線なりを少し下げてくれるなりすれば、その空間で多少入れるのかなということで、後で何か言われたときに、それだけやらせてもらったので、勘弁してくださいよという言いわけにもしたいと思いますので、ぜひこの意を酌んでひとつ答弁をお願いしたいと思います。  最後の5点目です。春日部エミナースの存続について伺いたいと思います。この施設は平成7年、国が全国を8ブロックに分け、それぞれの地域の健康福祉施設を整備するために本市をその候補地としたことで、当時企画財政部の職員が中心となって用地交渉を始めて、地域の人たちも非常に喜んで、それで内牧に開設されたところです。その後この施設は皆様ご存じのとおり多くの人たちが利用していただき、今ではゴルフだとかおふろだとかいろんな形でもって内牧のシンボルとなっておるところでございます。しかし、昨年の通常国会において成立した年金健康保険福祉施設整理機構法に基づき、平成17年10月1日に年金健康保険福祉施設整備機構が設立されました。同機構では、機構設立趣旨を踏まえ、年金資金の損失を最小限にすると考え、今後5年間においてすべての年金健康保険施設の譲渡を行うというふうに言われていると思います。そこで、この春日部エミナース、現在の利用状況、年金健康保険機構が進める施設の譲渡の考え方について伺いたいと思います。また、この施設を民間に譲渡した場合、現在この施設が有している年金福祉施設としての意義、機能が失われてしまうのではないかと、非常にその施設として使われているこの中身が変わってしまうのではないかということを言われています。観光の里、内牧という顔の中でもって、この憩いの場が近隣自治体の方にも非常に親しみを持ってなじまれておりますので、これに対する存続という形でもってぜひお願いしたいと思いますが、この流れについて伺いたいと思います。  あわせて、市がこの施設の譲渡を受けることができないのかということも聞かれていると思いますが、それらの点について伺いたいと思います。  1回目の質問は以上でございます。 ○石山浩平 副議長  答弁を求めます。  松岡市民部長。                    〔松岡治男市民部長登壇〕 ◎松岡治男 市民部長  利根川議員のご質問にお答えをいたします。  2点ご質問いただいております。まず、1点目の北春日部駅前交番設置についてでございますが、北春日部駅前の交番設置につきましては、地区の皆様や多くの方から要望を受けているところでございます。議員からのご質問であります交番設置経過と今後の見通しでございますが、平成9年8月に地域の皆様から提出していただきました陳情書を添付して春日部警察署に要望書を提出いたしました。その後平成11年7月にも再度要望書を提出してございます。要望書提出後に交番の候補用地を検討し、駅前住宅地の外れを右折した土地開発公社の用地を候補地として、警察署に伝えた経緯があります。警察署としましては、交番を設置するとした場合には最低200平方メートル程度の用地が必要であり、駅前通りに面した場所に設置したいとの回答でありました。警察署はあくまでも交番用地につきましては借地で対応したいとのことで、駅前の一等地で安い賃料で交番用地を借地できることは、大変難しいというふうに考えております。こういう経過を踏まえた中で多くの住宅や人口も増加し、交番設置の要望が一層高まっていることから、平成18年2月に入りましても再度春日部警察署長あてに交番設置の要望書を提出したところでございます。北春日部駅前交番設置につきましては、用地の確保とあわせて今後も春日部警察署に対し、早期の交番設置に向けて粘り強く要望してまいる所存でございます。  次に、4点目の内牧公園入り口信号機設置についてでございます。県道春日部菖蒲線と交差している内牧公園入り口、市道2―2号線への信号機設置要望に関しまして、その後の経過というご質問でございますが、この場所におきましては過去に説明会が行われ、その協議の中でいろいろな意見が出され、結果として現在のような信号が設置されたということであります。その後におきまして信号機の設置要望書を春日部警察署に提出をしてきたところでございますが、さらに平成17年度においてご指摘の場所を含め、近接する共栄大学入り口の信号機とともに、信号機改良の要望がございましたので、春日部警察署に平成18年2月に要望書を提出しているところでございますので、今後もその経過を注意してまいりたいと考えております。  また、手押し式の信号機の設置が難しいのであるならば、春日部方面に向かう春日部菖蒲線の停止位置を後退させてはとのご質問につきましては、内牧公園入り口から右折しようとしましても、左からの車が目の前にせり出している停止線でとまっておりますので、交差点を右折することができない状態であります。このことに関しましては、春日部警察署の回答では、停止位置を後退させた場合には、停止線よりも前、すなわち交差点の中に車が停止しているという危険な状態が発生しやすくなることから難しいとのことでございました。今後におきましても当該交差点の問題解決に向けまして、引き続き春日部警察署に要望してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、角田建設部長。                    〔角田春男建設部長登壇〕 ◎角田春男 建設部長  栄町3丁目地域の浸水対策として現在進めております公共下水道三千貝堀第一幹線築造工事の進捗状況と完成予定についてお答え申し上げます。  公共下水道三千貝堀第一幹線築造工事は、栄町3丁目地区の浸水冠水被害の緩和を図り、安全で快適な生活環境を確保するため、公共下水道の雨水計画により、平成16年度より工事に着手いたしました。全体延長が999メートルで、ルート的には市立第七保育所西側T字路から谷中公園の北側を通りまして、内牧幼稚園の東側を進み、隼人堀川に放流する計画でございます。そのうち最下流部の193メートルにつきましては、平成3年度で施工済みとなっております。現在実施しております河川改修の内容でございますが、構造的には幅3メートルから1.3メートル、深さが1.5メートルから1.3メートルのボックスカルバートで計画しております。平成16年度は四方谷地区に幅2.7メートルから2.6メートル、深さは1.5メートルのボックスカルバートを177メートル施工いたしました。今年度は3工区に区切って工事を施工しております。その1工区ですが、16年度に施工した上流部を幅2.4メートル、深さ1.5メートルのボックスカルバートで、延長が95メートルを施工しております。その2工事でございますが、16年度に施工した下流部で未整備の61メートルを、幅2.7メートル、深さ1.5メートルのやはりボックスカルバートと現場打ち開渠で施工し、隼人堀川までの下流部が完成することとなりました。それから、その3工事につきましては、早期完成を目指して谷中公園の北側の26メートルの区間を、幅1.6メートル、深さ1.5メートルのやはりボックスカルバートで施工しております。以上の3工区で総延長は183メートルが今年度完成する予定でございます。平成17年度整備延長を加えますと、施工済み延長が553メートルとなり、進捗率で申しますと、55.4%となります。  平成18年度の工事予定につきましては、幅員2.4メートルから1.8メートル、深さが1.5メートルのやはりボックスカルバートで、延長が245メートルを現在計画しております。これが完成いたしますと、進捗率で申しますと、約80%を見ることになります。なお、完成予定でございますが、全体完成の予定でございますが、今後の工事は住宅地での工事となります。生活道路の確保や建物等への影響にも配慮が必要であります。また、既存の水路構造物を撤去しながらの工事となるため、台風や集中豪雨の発生時期を極力避けなければなりません。このためどうしても施工時期が限られてしまいます。今後も早期完成に向けて鋭意努力してまいりますが、現段階では平成20年度を完成目標としております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、斎木環境経済部長。                    〔斎木竹好環境経済部長登壇〕 ◎斎木竹好 環境経済部長  お答えいたします。  議員からのご説明にありましたとおり、大凧会館は大変すばらしいものでございます。長い歴史と伝統のある大凧揚げまつりを広く紹介し、観光の発展及び当時の町民の文化の向上に資するために、平成2年度に設置をされたものでございます。会館の主な業務内容は、世界、日本各地の凧及び大凧に関する資料の収集、保管、展示に関すること、また大凧揚げまつりの宣伝及び紹介に関することなどでございまして、年間を通じて約1万人以上の方が来館されております。ご質問の羽子板会館でございますが、春日部市の特産品の一つである押し絵羽子板につきましては、会館を設置することは情報発信の面からも大変大きな効果が期待されると考えられております。現在、市には特産品にちなんだ会館はございませんが、押し絵羽子板を初め特産品の展示につきましては、春日部駅西口の物産展示場を初めといたしまして、市役所のロビー、春日部駅及び武里駅の構内、商工会館のロビーに展示をしてございます。また、議員ご指摘のように商工振興センターと郷土資料館の中にも展示スペースがございます。商工振興センターにおける展示の状況は、これまで埼玉県春日部福祉センターの時代に結婚式場が併設されておりました。当時使用されていた衣装や引き出物などの展示スペースを活用いたしまして、現在は押し絵羽子板16点を初めといたしまして、桐たんす、桐小箱、麦わら帽子、ミニチュアの凧などを合わせまして134点の展示をいたしております。来館した方からのお問い合わせに関しましては、職員が随時積極的に対応しているところでございます。  なお、春日部市特産協議会では、新たに庄和地域において特産品を展示できる場所を検討しているというふうに伺っております。また、特産品協議会では常設の展示のほかに藤まつり、商工まつり、そういったイベントなどにおける展示販売や12月の押し絵羽子板と特産品まつりを開催いたしましてPRに努めており、市といたしましても支援をしているところでございます。羽子板会館の設置に関しましては、特産品の振興ばかりでなく、市のPRにも大変効果的な方策の一つであると考えられますので、既にございます常設の展示場の充実とイベントなどにおけるPRのより一層の充実を図りながら、費用対効果も含めまして、貴重なご提言と受けとめまして、今後の研究課題とさせていただきます。 ○石山浩平 副議長  次に、遠藤総合政策部長。                    〔遠藤真佐利総合政策部長登壇〕 ◎遠藤真佐利 総合政策部長  春日部エミナースの存続についてでございますけれども、ご答弁申し上げてまいりたいと思います。  春日部エミナースは、平成7年に国民年金総合健康センターとして春日部市内牧にオープンをいたしました。まず、この施設の利用状況でございますけれども、平成16年度で伺ったところで申し上げます。宿泊が約1万3,000人、宴席ですけれども、宴席の利用が約1万9,000人、それから会議が約400件、結婚式が31組行われたところでございます。ほかにもレストランの利用がありまして約5万7,000人、テニスコートが4面ありますが、約1万7,500人、ゴルフ練習場が約7万4,000人、それから入浴施設があるわけでございますけれども、8万2,000人を超えている状況でございます。利用者につきましては、春日部市民のみならず近隣の自治体からもおいでになっているということで、大変親しまれている施設でございます。  一方、議員のご指摘にありましたように昨年の通常国会で成立いたしました年金健康保険福祉施設整理機構法に基づきまして、10月1日に年金健康保険福祉施設整理機構が設立されました。この整理機構では今後5年間において、すべての年金健康保険福祉施設の譲渡を行うということとされております。整理機構が施設の譲渡を行うに当たっては、今後5年間という機構の掲げる中期目標期間の最終年度までには、春日部エミナースを含むすべての出資対象施設の譲渡または廃止を終了させたいと、こういうことが示されております。春日部エミナースにつきましても、今後5年間において譲渡または廃止されると、このように考えざるを得ないところでございます。このことを受けまして、昨年11月でございますけれども、年金健康保険福祉施設整理機構理事長さんから春日部市長あてに、施設譲渡に関する意向調査があったところでございます。市といたしましてもこの施設が地域において果たしてきた役割、多くの方々に親しまれている状況についても十分認識をしているわけでございまして、何とかこの施設を存続させることができないものかと種々検討を重ねてまいりました。検討を行う中では、やはり宿泊やレジャー関連があるわけでございまして、このような施設については本来的には民間事業者において担っていただくべき事業であろうと、このような考え方もあるところでございまして、行政が管理運営することが適切かどうかという問題もあるわけでございます。また、譲渡を受ける必要となる膨大な財政負担があるわけでございまして、維持管理に要する経費など財政的な問題点等からも市がこの施設の譲渡を受け、管理運営していくことは大変難しい状況下にあると、このようにも考えたところでございます。  しかしながら、この施設が多くの市民の皆様に親しまれて利用されてきている現状を踏まえますと、春日部市にとりましても今後この施設を存続させていただくことが大変重要であると、このように認識をしております。したがいまして、年金健康保険福祉施設整理機構に対しましては、仮にこの施設が民間に譲渡されるような場合になったとしても、現在の機能を有したまま存続できるよう強く求め、働きかけを積極的に行っていきたいと、このように考えております。また、多くの近隣自治体の方々もご利用していただいている状況下にありますので、近隣自治体とも協議をして力を合わせて要望してまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  16番、利根川吉蔵議員。                    〔16番利根川吉蔵議員登壇〕 ◆16番(利根川吉蔵議員) ご答弁ありがとうございました。  それでは、市長には言ってなかったと思いますけれども、本音で言っていただいて結構ですから、難しく言いません。まず、交番について市長はどういうふうに、北春日部の交番をどう考えていますかと、その点です。  それと、今の羽子板会館の関係はいろいろあって、いろいろ小さいのはやっていただいていると思うのです。やはり庄和の大凧会館ではないけれども、大きいのがずばっといくと目立つのです。小さいのが幾つも幾つもあると目立たないので、新しい振興センターのところに羽子板屋さんの方に組合、村田さんなどいらっしゃるのでしょうから、あの人たちに言って、少しでっかいのを寄附してくださいということで、ただでもらってきて、それで飾ってしまったらどうですか。金がかからないですから。やると言っていましたよ。それはお願いしてあるので。新しい市長、私の就任祝いだぐらいのようなことを言って、もらってしまった方がいいですよね。それはあれですけれども、そのぐらいでもっと大きいのを飾ってくれると、春日部市のPRにもなるし、それで本当にもっともっと進めば、今の押し絵羽子板でしょうから、羽根つきなんかできないでしょうけれども、昔あれは羽根をついて遊んだものですから、そういうようなことも少し教育の一環としてさせるということも悪いことではないかと思いますので、考えてみていただければありがたいと思います。  それから、エミナースの存続も今遠藤部長から言われました。市長の方でもエミナースについて、この朝市だとかやっぱり内牧の顔として、また春日部の顔としているのでしょうか、ここのゴルフは非常に皆さんが喜んで、エミナースのゴルフ場というのはいいよと。距離もあって、だから、ここは相当ドル箱だそうですけれども、ひとつそこいらのお考え、答弁書要りませんから、市長の気持ちでお答えいただきたいと思います。  以上で終わります。 ○石山浩平 副議長  答弁を求めます。  石川市長。                    〔石川良三市長登壇〕 ◎石川良三 市長  利根川議員の質問にお答えさせていただきます。  内牧の交番の件ですけれども、やはり昨今の不安な状況等を踏まえますと、安心、安全という点にとりましては、ぜひとも交番というのは必要だと思います。市挙げて用地確保、あるいはその交番誘致といいますか、開設できるように全力で努力したいと思います。  そして、羽子板会館の建設についてでございますけれども、大凧会館の設置により、長い歴史と伝統のある大凧挙げまつりを広く紹介し、観光の発展及び市民の文化の向上に資するための効果が認められることと同様に、羽子板会館の建設には春日部市の特産品のPRにとどまらず、春日部のPRにも高い効果が期待できるものと考えられます。しかしながら、新たに羽子板会館を建設することとなりますと、用地の確保等を含め、短期間にできるものではございません。環境経済部長の答弁にありましたように、春日部市特産品協議会では春日部駅西口の特産展示場を初めといたしまして、多くの展示スペースを確保しているところでございますので、特産品まつり等のPRイベントを含め、情報発信のやり方をより一層工夫することにより、特産品の普及に努めてまいりたいと考えております。当面は商工振興センター内の展示につきまして、改良も含めてより一層の充実が図られるよう努力してまいりたいと考えております。押し絵羽子板を初め特産品の会館の建設につきましては、今後の課題とさせていただきます。  そして、エミナースの件でございますけれども、確かに有意義な施設であるというふうには思っております。今議員提案のゴルフ場の話もたまたま聞いております。でき得る限り地元に有利な状況で使えればというふうなのを研究してまいりたいと思います。  以上です。 ○石山浩平 副議長  以上で16番、利根川吉蔵議員の一般質問は終了いたしました。  次に、45番、大山利夫議員。                    〔45番大山利夫議員登壇〕 ◆45番(大山利夫議員) 45番、大山利夫でございます。通告書に従いまして、市政に対する一般質問をさせていただきます。  1点目は、市立病院の医療費を治療内容が分かる診療明細つき領収書に改変することについて。厚生労働大臣の諮問機関である中央社会保険医療協議会は、2月15日、2006年度の診療報酬改定案をまとめ、川崎厚生労働大臣に答申しました。改正案の中に患者が病院の窓口で医療費を払う際、治療を受けた内容が分かる領収書の無償発行を医療機関に義務づけています。これは患者への医療費の透明性を高めるサービスとなりますが、大阪府の枚方市民病院は中央社会保険医療協議会の答申に先駆けて、2月2日に、ことしの4月から公立病院としては全国初で、診療明細付領収書の発行を決めています。同病院では、今までの領収書ではどのような治療を受け、何に幾ら支払ったのかわからない、また詳細な領収書を発行することで患者がさらに治療に関心を持ち、患者参加型の医療を目指したいとの理由から導入を決めたようであります。私は、市立病院が先陣を切って導入すべきであると思っていますが、市の考えをお聞かせください。  2点目は、ユリノキ通り、(仮称)春日部庄和線の庄和地域への延伸とゆりのき橋周辺の街灯の設置及び信号機と横断歩道の設置要望について。一つには、(仮称)春日部庄和線都市計画決定に関する春日部地域の説明会が2月26日に行われたようでありますが、その際に住民から出た意見や課題、また対策も含めてお聞かせください。  二つには、新築して間もない家屋等もあり、移転問題で不安を抱いている住民の方もいますが、延伸による移転対象の家屋数と移転の代替地や補償など、市は基本的にどのように考えておられるのか。  三つには、この地域には新川島と野口のそれぞれ地域コミュニティーのしっかりした二つの自治会があり、毎年盛大な納涼祭が行われていますが、延伸することにより両自治会が二分されるとの危惧の声があります。また、新川島自治会には唐紙自治会長を中心として守り、親しまれてきた集会所があります。その集会所が移転対象となった場合、市はどのように対処しようと考えておられるのか。  四つには、ゆりのき橋が開通して昨日で1年が過ぎたわけでありますが、ゆりのき橋周辺はいまだに街灯や街路灯がない区間があり、交通事故と犯罪の発生を懸念する住民の声があります。市の考えをお聞かせください。  五つには、ユリノキ通りと市道1―9号線との交差点には、これまで何度も信号機の設置要望が出されていますが、一向に住民要望が通らない状況であります。また、横断歩道についてもハーモニーに通じる市道5―135号線との交差点は、再三の要望にもかかわらず設置がなされていませんが、その後の状況をお聞かせください。  3点目は、緑町や備後等にはミニ開発等による突っ込み道路が多数あり、市としては私道への街灯とカーブミラーは一部を除いて設置しないことになっておりますが、防犯上からも例えば家屋数が10軒や8軒以上というように段階的に設置することを提案してまいりましたが、再度市の考えをお聞かせください。  また、市長の公約である生活環境には安心、安全をの観点からも、住宅等の開発行為については、開発業者に街灯とカーブミラーの設置を義務づけることを提案いたしますが、市の考えをお聞かせください。  4点目は、駅舎のバリアフリー化として来年度は一ノ割駅へのエレベーターの整備を予定しておりますが、市内の各駅の中では藤の牛島駅のみがエスカレーターやエレベーターが整備されてないことになります。そこで、藤の牛島駅へのエレベーターの設置を望む声が多くありますが、市の考えをお聞かせください。  5点目は、県道西宝珠花春日部線の幸松小学校入り口と県道春日部松伏線の牛島小学校入り口は県道から離れた位置にあり、案内板は設置されているものの、見過ごす程度の大きさであります。ドライバーが遠方からでも確認できるような大き目の学校案内板を設置することにより、児童の登下校時の交通事故を未然に防ぐことができると思いますが、市の考えをお聞かせください。  6点目は、朝日新聞が最近行った世論調査によると、子供が犯罪に巻き込まれる危険が増していると思う保護者は93%にも上り、みまもり隊などの登下校対策の必要性を感じている保護者は87%にも達しております。草加市では市長のトップダウンにより、子供を守ることは何でもやろうとの考えから、昨年12月から消防本部が防火パトロールや火災予防広報活動等の通常業務の中に、消防車による下校時の児童生徒の見守りパトロールを実施しております。当市においても豊野、幸松、庄和、内牧のように、子供たちが下校時に一人になると危険と思われる地域があるため、消防車による見守りパトロールの実施をご提案いたしますが、市の考えをお聞かせください。  7点目は、愛犬家からの要望の多いドッグランの設置についてでありますが、5年前の平成13年3月定例会の一般質問で取り上げ、その後再三にわたり栗原議員も一般質問で取り上げてきたわけでありますが、旧春日部市においては適した場所がない等との理由により、設置が見送られてきました。そこで、庄和地域には設置可能な市有地があり、例えば旧庄和町庁舎跡地が年数回のグラウンドゴルフ等に利用されておりますが、200メートル程度離れた隣接地には道の駅庄和があり、国道4号線から一本入った側道でつながっております。道の駅との併設施設としての宣伝効果と面積や立地条件から見ても、ドッグランとして活用するのに適した場所であると思われます。また、この跡地にはシルバー人材センターの事務所があり、管理をシルバー人材センターに委託することもできる格好の場所でありますが、市の考えをお聞かせください。  最後に、8点目は、市民の方々と語り合う中で要望が多いのは、側溝のふたかけや道路舗装の道路整備費、また乳幼児医療費の支給年齢の引き上げや窓口払いの撤廃等の少子化対策費であります。これらの市民要望を平成14年6月定例会でもご提案申し上げましたが、既に全国120の自治体で発行している住民参加型ミニ市場公募地方債で推進することを再度ご提案申し上げますが、市の考えをお聞かせください。  以上で1回目の質問を終わらせていただきます。 △休憩の宣告 ○石山浩平 副議長  この際、暫時休憩をいたします。   午後 2時00分休憩   ───────────────────────────────────────────────── △開議の宣告
    ○石山浩平 副議長  休憩前に引き続き会議を開きます。   午後 2時20分開議   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △市政に対する一般質問(続き) ○石山浩平 副議長  先ほどの質問に対して、答弁を求めます。  石川病院事務部長。                    〔石川 隆病院事務部長登壇〕 ◎石川隆 病院事務部長  まず第1点目の診療明細つき領収書についてご答弁申し上げます。  今回の中医協の答申の中にさまざま答申された内容のうち、冒頭の方で患者さんにとってわかりやすい制度にしていくという項目立てがございまして、この中にご質問のありました医療費の内容の分かる領収書、明細書というのが盛り込まれております。具体的には2点でありまして、具体的な内容の最も大きなものは、診療費の内容のわかる領収書の発行が義務づけられたということが第1点であります。初診料、入院料、投薬料など点数及び金額を表記をするということであります。これにつきましては現在市立病院では既に実施をしているところでありますけれども、第2点目としましては、努力目標というものが今回盛り込まれております。検査ですとか投薬、注射などのそれぞれの項目について、さらに明細を明らかにし、名称ですとか単位、数量、保険点数などを項目別に記載をした明細書を交付するということであります。内容的にはレセプトの内容と同等の詳細な内容となるわけでありますが、これを患者さんの希望により、無料で領収書に添付をして交付するということが努力目標としてうたわれたわけであります。現在、市立病院としましては、公立病院として今回患者さんへの適正な情報の提供という趣旨がうたわれたわけでありますので、取り組むべきであろうというふうに考えております。実際に実施する中では電算プログラムの改修等に一定の期間と予算が必要となるわけでありますけれども、他院の取り組みを参考にしながら具体的な様式などについて、現在検討を始めておりますので、平成18年度中には準備が整い次第、実施をしたいというふうに考えております。  以上であります。 ○石山浩平 副議長  次に、木村都市整備部長。                    〔木村秀夫都市整備部長登壇〕 ◎木村秀夫 都市整備部長  ユリノキ通り、(仮称)春日部庄和線の庄和地域への延伸についてお答えを申し上げます。  初めに、1点目の説明会での住民からの意見や課題、それに対する対策はというご質問でございますが、2月19日と2月26日に庄和地域と春日部地域で(仮称)春日部庄和線都市計画決定に関する説明会を行いました。春日部地域の説明会には130名以上の出席をいただき、その中で地域の住民の方々も都市計画道路の必要性を感じており、都市計画決定すること自体には特に反対意見はございませんでした。しかし、地域が二分されることに対する危惧、通学路など住民生活が分断されることへの配慮を求めるなどの意見がございました。また、春日部地域は住宅地を通ることから、都市計画道路にかかる家屋が多いため、移転の時期、補償内容等について権利者の多くの方々は不安を抱いているようでございます。このため権利者の方々の不安を取り払うためにも、都市計画決定後に速やかに用地測量等実施し、早期に地権者個々の影響の範囲を確定してまいりたいと考えております。  次に、2点目の用地買収や家屋移転の対応についてでございますが、現在は用地測量を行っておりませんので、正確には把握してございませんが、約40から50戸の家屋が移転対象となる見込みでございます。この補償等につきましては、基本的には用地対策連絡協議会の損失補償算定基準に従い、対応させていただきたいと考えております。具体的には用地につきましては、土地鑑定を行い、また家屋移転補償につきましては、家屋調査を実施しまして、用地買収、建物補償を進めてまいります。  なお、権利者の方々には大変ご迷惑をおかけするわけでございますので、移転される方々が生活再建を図れるように最善を尽くしてまいりたいと考えております。  続きまして、3点目の都市計画道路によって地域が二分されることに対する対応についてでございますが、都市計画道路の整備に合わせまして、都市計画道路を横断できる箇所を整備することにより、地域分断による影響を最小限にとどめるよう計画してまいります。今後地域の皆様や関係機関と協議を図りながら、横断歩道や信号機の設置等を検討し、地域のコミュニティーが極力保たれるように配慮してまいりたいと考えております。  また、新川島地区集会所でございますが、移転対象となった場合につきましては、基本的に今申し上げましたように民地の用地買収、建物補償と同様な対応となりますが、自治会の皆様と十分話し合い、意向をお聞きしながら進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、松岡市民部長。                    〔松岡治男市民部長登壇〕 ◎松岡治男 市民部長  お答えいたします。  まず、ゆりのき橋周辺の街灯の設置についてでございますが、ユリノキ通りの国道4号線から県道春日部松伏線にかけての区間におきましては、現在道路上に7基、ゆりのき橋の上に4基の道路照明を設置しているところでございます。ご指摘の街灯のない区間は市道5―135号線との交差点から県道春日部松伏線にかけての区間と思われますが、この区間はゆりのき橋を除き道路照明を設置するための電柱がなかったことから、道路照明が1基しか設置されておりません。現在は市営緑町住宅沿いに電柱が設置をされておりますので、平成18年度以降これらの電柱に順次道路照明を設置してまいりたいと考えております。また、電柱の設置されていない区間におきましては、今後電柱の設置に合わせて道路照明の設置を行ってまいりたいと存じます。  次に、ゆりのき橋の東側に当たるユリノキ通りと市道1―9号線との交差点への信号機の設置についてでございます。この場所につきましては、豊野地区自治会連合会からの要望を初め小学校PTA、豊野地区少年育成会、藤塚地区区長会等の皆様より合計8回の要望書の提出をいただいております。その都度春日部警察署を通じ要望書を提出しているところでございます。この場所については警察署との立ち会いのもと、現場診断も実施しており、既に埼玉県警察本部あてに要望が届いているとのことでございます。しかしながら、いまだ設置に至ってない状況にあります。そのため市でできる対策として道路反射鏡の設置や「止まれ」、あるいはドット線の路面表示を行い、交通安全の確保に努めております。今後におきましても信号機が早期に設置されるよう、春日部警察署に対し引き続き要望してまいります。  次に、ユリノキ通りと市道5―135号線との交差点についてでございますが、ご指摘の交差点につきましては、これまでも地元自治会、PTAなどから押しボタン信号機や横断歩道の設置要望が提出されており、市としまして春日部警察署に要望書を提出している状況でございます。今後も早期に要望が実現できるよう引き続き春日部警察署に要望してまいります。  次に、私道への街灯と道路反射鏡の設置についてでございます。街灯と道路反射鏡の設置に当たりましては、市で定めている設置基準に基づき、設置を行っているところでございますが、不特定多数の方が利用する市道へ設置をしており、利用者が限定される私道への措置は、原則として行っていないところでございます。この基準を拡大し、私道へも設置することはできないかとのご質問でございますが、現在街灯、道路反射鏡ともに設置基準内の場所だけでも、多くの設置要望をいただいておりまして、このような状況の中で基準を拡大することは困難な状況でございます。このため今後基準内の設置要望が減少してきた場合には、議員ご提言の世帯数に応じた段階的な措置などを考慮しながら、私道部分への設置も考慮してまいりたいと存じます。  次に、街灯と道路反射鏡の設置を開発行為を行う際に義務づけることについてでございますが、現在街灯の設置に当たりましては、市の設置基準により原則的に電柱1本置きに設置を行っております。このため住宅密集地などから街灯の設置要望があった場合には、どの電柱に設置するのかを地域内で調整していただき、その結果をもとに職員が現地調査を行い、設置を行っているところでございます。これは地域の要望を反映する目的もございますが、街灯を設置することにより、問題が発生する場合もありますことから、地域の住民の方や近隣の意向を踏まえた上で設置をする必要があるわけでございます。また、道路反射鏡につきましても同様に個人の住宅の中が鏡に映り込んでしまうなどの問題も生じる場合がございます。このため街灯及び道路反射鏡の設置に当たりましては、個々の状況や周辺環境等も十分に考慮しながら設置する必要がありますことから、一律の基準で事業者に設置を義務づけることは難しいものと考えております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、遠藤真佐利総合政策部長。                    〔遠藤真佐利総合政策部長登壇〕 ◎遠藤真佐利 総合政策部長  藤の牛島駅にエレベーターを設置ということと、それから旧庄和町庁舎跡地にドッグラン、この2点についてご答弁を申し上げてまいりたいと思います。  さきの一般質問でもご答弁申し上げましたが、国におきましては平成22年度、駅舎のバリアフリー化の目標達成年度と予定をしております。市内にはご案内のことでございますけれども、8駅あるわけでございまして、八木崎駅、春日部駅、本年、北春日部駅の工事をしてございますので、3駅が完了する予定でございます。残り5駅のうち藤の牛島駅と一ノ割駅、この2駅についてのみがエレベーター、それからエスカレーターともに整備をされていない状況でございます。18年度におきましては、一ノ割駅を整備をする予定でございます。したがいまして、藤の牛島駅のバリアフリー化の早期整備の必要性は十分認識をしているところでございます。したがいまして、藤の牛島駅のバリアフリー化の整備手法、それから時期等につきましては、利用者の安全性や快適性の確保、事業の効率化等を視点に置き、東武鉄道と十分な検討、協議を行ってまいりたいと、このように考えております。  それから、2点目の旧庄和庁舎跡地にドッグランの設置でございますが、この点につきましてご答弁申し上げたいと思います。当時、高齢者の方々を初め多くの方々から要望のあったゲートボール専用コートを高齢者の生きがい対策の一環として整備をしたというふうに伺っております。現在は高齢者福祉課で所管をしておりまして、市内在住の高齢者の方々を対象にしてゲートボール、それからグラウンドゴルフ場として使用されております。面積はおおむね6,600平方メートルでございます。最近ではゲートボールの人気もやや下火というような状況下にあるようでございますけれども、それでも利用状況につきましては現在でも年10回程度、ゲートボール大会のほか月2回の練習に使用されていると伺っております。このようなこともありますので、この場所をドッグランとして使用できるかどうか、利用者団体との調整、それから協議を含めて、さまざまな角度から検討してまいりたいというふうに思います。現段階での基本的な考え方を申し上げますと、施設を開設する場合、その管理運営に当たりましては、利用者団体との協働と、こういうことを基本に考えていきたいというふうに思っております。さらに施設の管理運営に当たっては、期間を限っての利用、それから試行期間を設定しての利用など、利用状況を検証するとともに、市で行うこと、それから利用者団体に行っていただきたい。これらを整理分担し、お互いに協議を重ねた上で、管理運営を含め検討に入ってまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、赤坂学校教育部長。                    〔赤坂紀美男学校教育部長登壇〕 ◎赤坂紀美男 学校教育部長  幸松小学校と牛島小学校に設置している現在の学校案内板では、文字が小さくてわかりにくい、大き目の案内板を設置すれば運転者に注意を喚起できるし、児童の安全対策にもなるではないかというご質問にお答えいたします。議員ご指摘のように両校とも県道に隣接していないために、車の運転者からは学校の存在がわかりにくい状態にあり、これまでもわかりやすい看板を設置するよう議会で指摘されたことがありました。そのため近隣の住民の方々にもご協力をお願いし、いろいろ工夫して学校の案内看板を設置してまいりましたが、民有地に余り大きなものをお願いすることもできず、また両校とも入り口付近には数多くの看板のたぐいが存在しているため、せっかく設置した案内板も残念ながら余り目立たない状況になっております。児童の安全確保のためには学校の存在を認識していただく必要がありまして、このことにつきましては幸松小の場合、埼玉県公安委員会では横断歩道の情報に指示標識を設置しております。以前この標識の支柱を利用して学校の案内板を設置できないか、春日部警察署と協議したことがございますが、指示標識にほかの案内板を設置することは、標識本来の目的が弱まるとのことで断念した経緯があります。しかし、信号機に供架する地名案内板ならば、道路管理者との協議で可能になる、そういう場合があるとのことですので、国道並びに県道の信号機に学校名の案内板を設置することで調整を図っております。県土整備事務所及び春日部警察署との協議をする中で、牛島小学校入り口の信号機には設置可能との内諾を得ましたので、今後正式な協議を経て可能な限り早期に設置したいと考えております。また、幸松小学校についても信号機の横に学校名の表示を設置できないか、国道工事事務所と協議を積極的に進めてまいりたいと考えております。そのほか既設の案内板、これの存在をもっとわかりやすくする方法があるかどうか研究してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、日向消防長。                    〔日向一夫消防長登壇〕 ◎日向一夫 消防長  ご質問にお答えをいたします。  連日、新聞、テレビ等で児童、小学生等の事件、事故等が報道され、弱者に対する治安、秩序が守られない時代になってきている今日の社会において、いかにとうとい生命を守るかにつきましては、今国民のだれもが関心を持っているところであります。議員ご承知のとおり消防の業務は火災はもちろん、あらゆる災害から市民の生命、財産を守るべく昼夜を問わず業務を行っているところでもあります。特に救急業務におきましては、1分1秒を争う救急活動業務の中、年々出動件数も増加の傾向にあります。このような現況の中で児童生徒の下校時の安全を守るべきパトロールの実施につきましては、消防の活動体制等に問題等が生じる可能性が考えられますので、消防におきましてはできる範囲で協力をさせていただきたいと思います。昨年、他県での消防自動車による防火パトロール等を兼ねた下校時における児童の防犯パトロール等が新聞に掲載され、地域防犯の抑制に効果を上げているとの内容が報道されたところであります。その後、国の機関であります総務省消防庁により、消防本部及び消防署が実施する地域安全活動についての通知文におきまして、それぞれの消防本部等におかれては、防犯パトロール等のみを目的とした活動は、消防本部等の業務と解せないとの解釈であります。したがって、防犯パトロール等にかかわる協力につきましては、消防本部の活動等の一環として防火予防に関する地域パトロール、いわゆる火災予防広報及び警防調査等を行う中で、業務に支障のない範囲で付随的に行う活動に限られ、その範囲を超えた活動については行うことができないとの通知文が届いております。当市におきましては年間を通しての治水利の調査や特殊建物の調査等、並びに異常気象発令時に強風等における巡回等行っております。そこでこのような巡回とあわせて、春、秋の火災予防広報等の巡回等に伴う附属的な業務として、学校周辺及び管轄区域のパトロールを実施するのであれば、協力は可能と考えられます。また地域を限定した下校時の児童生徒の見守りパトロールの実施につきましては、限定した地域ではなく、市内一円を各所属における業務を調整した中で、最大限努力してまいりたいと考えております。よろしくご理解を賜りたいと存じます。 ○石山浩平 副議長  次に、坂巻財務部長。                    〔坂巻重雄財務部長登壇〕 ◎坂巻重雄 財務部長  住民参加型ミニ市場公募地方債の発行につきましてお答えをいたします。  初めに、全国の発行状況でございますが、平成16年度単年度で見ますと、31都府県、8政令市、54市区町の93団体が発行している状況でございます。住民参加型ミニ市場公募地方債の発行につきましては、多くの住民の支持が得られる事業に対して、住民が資金の提供者になるということで、地域のコミュニティーを再生させるなど、住民の行政への参加意識の高揚が図られるとともに、地方公共団体の資金調達上も重要な手段となってきていると認識をしております。しかしながら、春日部市の現状を見ますと、公債費のピークが一般会計では平成19年度に、普通会計では平成20年度にピークが予想されてございます。公債費を見ながら今後の財政運営をしていかなければならないという現状にございます。また、平成18年度からは起債の発行制度が許可制から協議制になるということで、起債の発行制限が形の上では地方にゆだねられるというふうになりますが、国として安易な起債の発行を懸念し、起債発行の協議制での同意を簡単には得られないというふうに考えております。しかしながら、住民参加型ミニ公募地方債の発行につきましては、現状政府系の金融機関の廃止等により、公的資金の縮小などもございます。こういったことから考えますと、今後地方公共団体も市場からの資金調達がふえるものというふうに考えてございます。このため地方公共団体の資金調達上も次第に重要になってきている方向でございますので、償還財源の確保、それから公債費の将来の見通しなどを見きわめながら、慎重に考えていく必要があるというふうに認識をしているところでございます。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  45番、大山利夫議員。                    〔45番大山利夫議員登壇〕 ◆45番(大山利夫議員) 2回目の質問をさせていただきます。  1点目の市立病院の診療明細つき領収書の発行については、ただいまご答弁ありましたけれども、18年度中に実施するとのご答弁をいただきました。これは要望といたしますけれども、早い時期に実施していただきたいと要望いたします。  2点目のゆりのき橋周辺の街灯と街路灯の設置については、防犯上からも早急に設置していただきたいというように要望いたしますが、電柱の設柱にあわせて、ご答弁の中で、設置するとのご答弁がありましたが、ではこの電柱の設置はいつされるのか、これをお聞きしたいと思います。  あと、横断歩道ぐらいは、これは私再三取り上げておりますけれども、そんなに難しい問題ではないというように思っているのです。信号機に関しては、非常に難しい財政的な面から言っても、県の。設置をしていただくというのは難しいと思っておりますけれども、横断歩道はそんな難しい問題ではないと、このように私は思っておりますけれども、この横断歩道は市として一生懸命お願いしているということでございますけれども、なぜこの横断歩道がすぐできないのか、この理由をお聞かせ願いたいと思います。  3点目の私道への街灯とカーブミラーの設置については、20年、30年と春日部市に住んでいる住民の方々ももう既に高齢者となり、街灯がないために侵入盗の被害等に遭っている方もおります。そして、住民要望の多い課題であります。これは市長もご承知と思いますが、私道を挟んで五、六間もあれば、一番奥の方は真っ暗であります。そこで防犯対策上からも家屋数が多い順から段階的に設置してあげるべきであるというように私は思っております。また、カーブミラーについても、往来の激しい公道に面した順から設置するなどの方法を考えるべきであると思いますが、市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。  また、この開発業者に対する設置の義務づけということで、ちょっと難しいのではないかというようなご答弁でありましたけれども、最近は景気の回復による住宅開発も盛んであります。今後もふえ続けると思いますし、市としてもふえてもらわなければならないわけでありますが、その場合に市道に認定する、そしてその後に市の費用負担で街灯またはミラーを設置していくということになります。こういう設置費用を軽減するためにも、まずは開発業者に設置を義務づけて、市に寄贈してもらう形をとると。その後は管理は市が行うというようなこういうやり方があると思います。過去において、さいたま市になりましたが、大宮市がこういう形をとったというように聞いております。これは街灯に関してですけれども、私は街灯、カーブミラー一つ設置するだけでも大変な金額になりますので、これは開発する業者の方にきちっと設置を義務づけるということが必要ではないかなと、このように思っておりますが、市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。  4点目の藤の牛島駅へのエレベーターの設置については、東武鉄道とよく話をしていただきたいし、また強く要望していただきたいというように要望といたします。  5点目の幸松小学校と牛島小学校の県道への学校案内板の設置についてでありますけれども、既設の学校案内は先ほど1回目の質問で申し上げましたけれども、ちゃんと設置されております。カーブミラーのところにも設置されていますし、あと学校の前の敷地、民地のところにも設置はされております。ただ、これは自転車で、または徒歩で近くに来ないと見えない。まず車に乗っていてあれが見える方というのはほとんど少ないのではないか。また、車を運転する方はわかりますけれども、下の方は見ません。大体上にちょっと見るような形になりますので、これは先ほどもご答弁でありましたけれども、子供たちの交通の安全という点からいきましても、例えば信号の下につけるとか、その辺のやり方はこれから進めていただきたいと、このように思っております。そこでお願いしたいのは、入学式まであと約1カ月半以上ありますが、それまでに設置をしていただくようにお願いしたいと思いますけれども、再度教育委員会のお考えをお聞きしたいと思います。  6点目の消防車による下校時の児童生徒の見守りパトロールの実施についてでありますが、ただいま消防長のご答弁の中で消防業務への障害が危惧されるというようなご答弁がありました。そして、そうは言ってもいろいろな消防業務の中でパトロールするのは惜しまないというようなご答弁でありましたけれども、それでは具体的にどのような形でやるのかというのをお示し願いたいと思います。市長には、現在実施している草加市でも、最初はパトロールは警察のやることで、消防本部のやることではないとの声もあったようであります。1回目の質問でも申し上げましたように市長の子供を守ることは何でもやろうとの考えから実施を断行したと聞いております。私は、当市在住で草加市のパトロールに従事している方がおりまして、その方に、パトロールは余計な仕事となるでしょうかと、また負担にならないですかというふうにお聞きしたことがあります。その方が、そんなことはありませんよときっぱりと答えていたのが印象的でありました。現在、当市では下校時の3時に、私が昨年6月の定例会でご提案申し上げた行政防災無線による児童生徒の安全確保の呼びかけ放送が、教育委員会のご理解とご協力により実施されております。これは保護者の方から大変喜ばれております。また、登下校時には先生方を初め保護者の方々やみまもり隊の方々が寸暇を惜しんで子供を見守っておられます。それに加えて市民の生命と財産を守る消防本部が、消防車によるパトロールを行うことにより、二重、三重の犯罪の抑止力になるものと思っております。  そこで、先ほど限定的云々というご答弁もありましたけれども、最初無理ならば、例えばの話として農地の多い豊野とか、または幸松とか、内牧地区や庄和地域から試行するなどの方法をとってはいかがかなと、このように思っておりますけれども、これについても市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。  7点目のドッグランについてでありますけれども、旧庄和町はたくさんまだまだ市有地が残っていると思います。そういう点からいきましても私ども公明党としても、今後もこのドッグランの設置については訴えていくつもりでございますけれども、今後もしかるべき場所を選定していただいて、設置の方向で進めていただきたいと。これは要望とさせていただきます。  8点目の住民参加型ミニ市場公募地方債についてでありますけれども、起債発行の件とか財政的な事情は十分理解しているところでありますが、発行している自治体が現在ふえ続けております。総務省によると、17年度が3,400億円になるのではないかと言われております。また、18年度は3,600億円を超える見通しと試算しているようであります。発行がふえる理由としては、ご答弁にもありましたけれども、市民の提供する資金が目に見える形で活用されていること、また地元のさまざまな事業に協力できるという満足感を味わいたい人へのニーズにこたえているというふうに言われております。当市においても多少余裕があり、市の事業に協力したいと思っている方はたくさんいると私は思っております。特に側溝のふたかけや道路舗装整備の要望は多いものの、市内全域を整備するには40億円とも50億円とも言われております。今後何年かかるか予想もつかない状況であります。また、若いお母さん方から要望の多い乳幼児医療費の窓口払いの撤廃については、約8,000万円もかかると、こう言われております。通院の年齢を1歳引き上げるだけでも約1億3,000万円もかかると聞いておるところであります。市長の公約である日本一子育てしやすいまちを実現するには、ミニ公募債の発行を考えるのも一つの方法かなと、このように私は思っておりますけれども、市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。  以上で2回目の質問を終わらせていただきます。 ○石山浩平 副議長  答弁を求めます。  松岡市民部長。                    〔松岡治男市民部長登壇〕 ◎松岡治男 市民部長  大山議員の再度のご質問にお答えいたします。  まず、ゆりのき橋周辺の街灯に関連しまして、電柱の設置がいつごろ予定されるのかと、このご質問かと思います。これにつきまして現在電柱につきましては、東京電力あるいはNTTの設置を想定をいたしておりまして、市として現在のところ、いつこの電柱が設置されるかについては把握をしていない状況でございます。  それから、次に横断歩道の関係でございました。この横断歩道につきましては、これまで要望しておるわけですが、なかなか横断歩道が設置されないと。こういった中でなぜ設置ができないのかということでございますが、横断歩道も信号と同様、交通規制の一部でございまして、埼玉県警察本部との絡み、公安委員会との決定ということがございまして、この横断歩道につきましても交通規制をやはりどのように公安委員会の方で判断していくか。そういった中で現在までこの横断歩道が設置をされてないと、そういうふうに考えております。今後におきましてもやはり歩行者の安全を確保する意味からも、早期に設置していただくよう要望してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、赤坂学校教育部長。                    〔赤坂紀美男学校教育部長登壇〕 ◎赤坂紀美男 学校教育部長  交通事故防止のために入学式までに信号機横に学校案内板を設置するようにということでございますけれども、新入児童の交通安全対策につきましては、これまでどおり教職員等で協力して、万全を尽くしてまいります。信号機横に学校案内板を設置することにつきましては、協議の相手方もあることですので、可能な限り急ぐこととしたいと思います。 ○石山浩平 副議長  次に、日向消防長。                    〔日向一夫消防長登壇〕 ◎日向一夫 消防長  再度のご質問にお答えをいたします。  防犯のパトロールの内容を具体的にご説明をということでございますが、消防本来の業務、先ほどもご答弁を申し上げましたように緊急時以外の通常の業務が数多くあるわけでございますけれども、その業務の一環の中に、小学生の下校時の時間に合わせて学校周辺の例えば、消防水利の点検、いわゆる防火水槽とか消火栓の点検、また学校周辺の特殊な建物の調査もこれは消防でやっているわけでございますけれども、そういった通常の業務を学校の下校時に合わせて消防としては取り組みたいと考えております。また、先ほど議員さんからお話がありましたように豊野地区とか幸松地区、また庄和町地区、いわゆる人家が少ない学校等をということでございますけれども、消防といたしましては、できれば2署の消防署、また6分署の分署がございますので、特定した地域ではなく全地域的にできればと考えております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、石川市長。                    〔石川良三市長登壇〕 ◎石川良三 市長  大山議員の質問にお答えさせていただきます。  市政の運営に当たりましては、市民の方々からさまざまなご要望をいただいておりますが、すべての要望にこたえることは困難であり、そのためさまざまな基準や優先順位をつけながら事業を実施しているところでございます。ご意見の街灯と道路反射鏡の設置につきましては、ただいま市民部長からの答弁がありましたとおり、まずは不特定多数の方が利用する基準内の場所を優先して整備していくことが順序であると考えております。このような状況でございますので、現行においては現在の基準に該当しない、いわゆる突っ込み道路に街路灯を設置することは困難であると考えているところでございます。しかしながら、将来に向けて設置基準の見直しの必要性はあると認識しておりますので、家屋数に応じた段階的な設置等のご提言を参考に研究してまいりたいと存じます。  次に、開発業者に街灯と道路反射鏡の設置を義務づけることについてでございますが、これらの設置に当たりましては、実際にその場所に住んでいる方の意向や周辺環境など、個々の要望や状況に応じた設置を行うことが必要であると考えております。春日部市を住みよいまちとしていく上では、住民の意向の反映は不可欠であると考えており、このような住民生活に直接関係のある施設について、特に必要なことであると考えております。議員のご提言の開発業者に設置を義務づけることにつきましては、一つの整備手法として考えられますので、今後慎重に研究してまいりたいと存じます。  続きまして、消防のパトロールの件でございます。大山議員さんからの消防自動車による定期的な児童生徒の見守りパトロール等のみの実施の要望につきましてのご質問にお答えいたします。先ほど消防長が答弁させていただいておりますとおり防犯パトロール等の実施の協力につきましては、消防本来の業務に支障を来さない範囲の付随的な活動として、各署及び各分署の管轄区域以内において、児童の安全を確保するために学校周辺及び地域のパトロール等を実施していくのであれば、協力は可能であると考えますので、消防ができる範囲での協力を指示いたします。よろしくご理解賜りたいと存じます。  最後に、住民参加型ミニ市場公募地方債の発行についてお答えいたします。住民参加型ミニ市場公募地方債については、住民の行政への参加意識の高揚が図られるとともに、政府系金融機関の廃止等による公的資金の縮小等もあり、今後地方公共団体も市場からの資金調達が考えられるものでございます。したがって、地方公共団体の資金調達上重要な手段となってきていると認識しております。大山議員のご指摘の側溝、道路の整備など多くの住民の要望があり、理解が得られるもので、かつ住民参加型ミニ市場公募地方債の適任性と採択基準に適合するような事業であれば、考えていかなければならないと思うところでございます。しかしながら、住民参加型ミニ市場公募地方債といえども、通常の地方債と内容は同じでございますので、発行に際しましては償還、財源の確保、実質公債費比率を見きわめながら考えていかなければならないところでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。  以上です。 ○石山浩平 副議長  45番、大山利夫議員。                    〔45番大山利夫議員登壇〕 ◆45番(大山利夫議員) 3回目の質問をさせていただきます。  ゆりのき橋周辺の街灯また街路灯の件でございますけれども、今ご答弁の中では、電柱設置の時期は把握してないというようなご答弁でありました。それでは、橋ができて1年間たって住民の方々が暗いと言っているその声に対して、電柱の設置される時期は把握してないということでありますけれども、2年たつのか、3年たつのか。今の答弁では何らわからない感じでありますけれども、市長。こういうことで市民の方々に、利用されている方々、また地域の方々に、私はそれでいいのかなというように思いますけれども、何らかの方法を考えるべきであると思います。市長はごらんになりましたですか。両サイド真っ暗ですから。あれだけ長いところに7基しか街灯または街路灯がないわけですから、橋のところはいいのですが、かなり暗いです。市長も今ちゃんと見ているということで、私は安心しましたけれども、何らかの方法を考えるべきだろうと思いますけれども、市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。  それから、消防車のパトロールでございますけれども、消防が協力できる範囲で協力していくと、消防業務の中でということですけれども、私、先ほど2回目の質問で申し上げましたけれども、消防業務に支障があってはこれはいけないことですけれども、草加市は消防業務に支障はないのだと。かえってこういうことをやることはもう当たり前なのだというように草加市は言っているわけですけれども、この消防業務の消防ができる範囲で協力するというのは、具体的にどういうことなのかちょっと市長の今答弁された内容をもう少し具体的にお伺いをしたいと思います。  以上です。 ○石山浩平 副議長  答弁を求めます。  石川市長。時間がありませんので、簡潔にお願いします。                    〔石川良三市長登壇〕 ◎石川良三 市長  再度ご答弁させていただきます。  街灯の件ですけれども、反対側がもうついているというふうなことでございます。恐らく東京電力の方も住宅の設置がなければ、電柱はなかなかというふうなことでございますけれども、当然将来のことを考えまして、先行投資というふうな意味合いでもって東京電力とお話しして、電柱が立つようなことであれば、極力早目にしたいというふうに考えております。なかなか財政難でございますから、そこだけ電柱のために二重投資みたいになることはできれば避けたいと思います。そういうふうな方向でもって探っていければと思っております。                    〔何事か言う人あり〕 ◎石川良三 市長  失礼しました。18年度に設置する予定でございます。よろしくご了解賜りたいと思います。失礼しました。
     先ほどの消防の関係ですけれども、基本的に消防法というふうなのがあると思います。それに抵触しない範囲で、先ほども申しましたけれども、安全パトロールの方に協力するように指示したいというふうに申し上げさせていただきました。具体的な消防法というのは今熟知しておりませんので、研究して、それに対応したいと思います。  以上です。 ○石山浩平 副議長  以上で45番、大山利夫議員の一般質問は終了いたしました。  次に、35番、冨樫清年議員。                    〔35番冨樫清年議員登壇〕 ◆35番(冨樫清年議員) 議席番号35番の冨樫でございます。きょうの一般質問最後でございます。皆さんお疲れかと思いますが、もうしばらく辛抱いただきたいと思います。  それでは、発言通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。まず初めに、防犯対策についてでございます。ここ数年、年を追うごとに犯罪が増加し、特に児童生徒をねらった通り魔事件が横行し、子供一人で外で遊ばせるのが非常に心配な世の中であると思います。そこで、1点目として、通学路の再点検及び通学区域の見直しにつきましてお伺いをいたします。現在川辺小学校の通学路で、庄和南公民館入り口の信号機から川辺小学校前の信号機までの約550メートルの区間が主要地方道松伏庄和関宿線になっており、児童の登下校時には大型車等の往来が多く、非常に危険であるため、この道路と並行して江戸川右岸用水路があり、管理用道路が整備され、フェンスも設置され、関係者以外の車の通行がないため、この通路を通学路にした方が児童たちの交通安全が図られるのではないでしょうか。見解をお伺いをいたします。  また、現在桜川小学校の通学区域は南桜井駅を挟み南北に指定されております。東武野田線の南側より通学している児童は、駅までの非常に混雑した道路を通り、地下道を抜けて北側の駅前通りを利用するという状況です。危険性の高い通学路であると思います。この南側の区域を川辺小学校の通学区域に再編ができないものか。また、桜川小学校のすぐ近所の大衾地域から遠く離れた南桜井小学校に通学している児童がおります。この地域の通学区域の再編はどうか。また、このような区域の保護者や児童を対象にアンケート調査などを行い、意見交換等ができないものか、見解をお伺いをいたします。  2点目は、地下道の整備についてお伺いをいたします。桜川小学校の通学路に指定されている南桜井駅東側の地下道ですが、大雨のときなど排水が悪く、全体的に暗く、そして交番側の入り口付近はハトのふんで非常に汚く、滑りやすい。まさに汚い、暗い、怖いという三拍子そろった地下道であります。また、地下道はいわば密室と同じでございます。不審者が潜むには絶好の場所でもあります。南口の方はすぐわきが交番になっておりますので、何かあったときなどすぐ手が打てるよう、非常ベルの設置や赤色灯の設置等の防犯対策について見解をお伺いをいたします。  3点目は、かけこみ110番の家の見直しについてお伺いをいたします。現在、庄和地域、春日部地域ともに子どもかけこみ110番の家が設置されております。しかしながら、現状は看板はあるものの、留守がちの家があったり、最近では門扉までかぎがかかっていたり、中には高齢者だけの家で、いざ駆け込んでも助けてもらえるのか心配になってしまうような家もあります。このかけこみ110番の家の見直しはどのように行っているのか。また、110番の家として登録している現在の件数と、その人たちを対象にどのような講習会や打ち合わせなどを行っているのかについてお伺いをいたします。  4点目の街路灯の設置状況につきましては、昨日の川鍋議員の質疑とも重なりますので、庄和地域も合併して同じ春日部市となったわけでありますので、この際ぜひ安心、安全の明るいまちづくりのために、通学路を含めて町じゅうの再点検をよろしくお願いをいたします。これは要望で結構でございます。  5点目は、防犯パトロールの腕章、たすきなどの統一についてお伺いをいたします。防犯ボランティア団体が2003年で3,056団体、2004年度は8,079団体、昨年2005年度は1万9,515団体と、ここ数年子供をねらった凶悪事件が相次いだ影響もあり、2年前に比べて6.4倍に激増しております。地域住民による自主防犯活動が急速に広がっておりますが、現在春日部市内でもPTAを初め各自治会や団体などで防犯パトロールやみまもり隊などが組織され、子供たちの安全を守るために活躍されております。また、行政としても小学校に300セットの防犯グッズを提供されるそうですが、市内のあちこちでその団体ごとに個性のあるカラーでの防犯用品を使っておりますけれども、できればすべて統一ができないものかお伺いをいたします。  次に、大きな2番目として、民間交番の設置についてお伺いをいたします。埼玉県内ではもう既に草加市などで民間交番が4カ所も設置され、防犯対策に取り組んでおります。お隣の野田市でも市民交番が設置されていると聞いております。犯罪が増加する一方の現在、埼玉県としても警察官の増員を毎年行っておりますが、ここ春日部市においても交番の設置数や警察官の数が足りないのが現状だと思います。そこで、庄和地域には特に警察OBの方が大勢いますので、ぜひそのような方々のお力をおかりするとともに、民間ボランティアを募り、警備会社などとも連携をとりながら、犯罪防止と地域パトロールを含め、安心、安全なまちづくりのために、一日も早い民間交番の設置を望んでおりますが、市としての見解をお伺いいたします。  3番目として、農免道路、いわゆる広域農道の歩道整備についてお伺いをいたします。庄和地域内を通る農免道路は、9―2169号線、9―2183号線、9―4007号線、9―4087号線、1―1185線があります。一本の道路ではありますが、5本の路線になっております。そして、この中の9―2169号線で360メートル、9―4007号線で350メートル、9―4087号線で730メートルの部分に対して歩道が設置されておりません。大型トラック、ダンプなど非常に多い主要道路であります。カーブが多く、歩道がないため、自転車や歩行者が通行するには余りにも危険の多い道路であります。早急な歩道の整備が必要と思いますが、市としての見解をお伺いいたします。  4番目としまして、市道1―119号線の拡幅延伸についてお伺いをいたします。現在市道1―119号線は、県道次木杉戸線から松伏庄和関宿線までが拡幅整備され、すばらしい道路となっておりますが、この県道松伏庄和関宿線より西側に国道4号バイパスがあります。その間350メートル、そして、4号線より打田排水路までの220メートルが道路整備されておらず、非常に狭く、通行しにくい道路となっております。この道路に関しては以前、春日部、杉戸、宮代、庄和の1市3町での合併協議の中で、地域を結ぶネットワーク道路として合併特例債事業で予定されていた事業であり、地域の人たちが待ち望んでいた道路整備であったと思います。早急な整備が必要だと思いますが、市としての見解をお伺いいたします。  以上で1回目の質問を終わります。 ○石山浩平 副議長  答弁を求めます。  竹下学務指導担当部長。                    〔竹下日出男学務指導担当部長登壇〕 ◎竹下日出男 学務指導担当部長  防犯対策の中の通学路に関します冨樫議員の質問にお答えいたします。  ご指摘の川辺小学校通学路に関しまして、私ども現地を早速確認させていただきました。主要地方道松伏庄和関宿線の庄和南公民館入り口の信号機から川辺小学校前の信号機までのおよそ550メートル、この区間を利用している子供たちが50人ほどでございます。この道路は杉戸町方面から来ますと直線道路が長くて、信号機の設置が少ないためと思われますが、大型車が千葉県野田市方面、または越谷方面への抜け道に利用している車が多いように感じられたところでございます。この道路と並行しております江戸川右岸用水路の側道を、通学路として変更できないかということでございますけれども、この用水路の側道、これは議員ご存じのように家が数軒ございまして、ほとんど人通りがないという状況でございます。その上その家の玄関が県道沿いに面しているということ、それと水路側は家の裏側に当たりまして、人目にほとんどつかないと、そういう実情というふうに観察したところでございます。さらに昨年の夏のことでございますけれども、承水溝と並行して走っております春日部市1―102号線で、女子中学生が催涙スプレーを吹きかけられたと、このような事件が発生しておりますこと、この場所が川辺小学校の通学路でもありまして、学校ではPTAや保護者と協議し、教員、それから保護者等による付き添い下校、こういうことを実施しているところでございます。文科省並びに県教委が示しております通学路の設置基準、これには自動車等の交通量が少ないこととなっておりますけれども、今のこの情勢を考えてみますと、ある一定程度の交通量があって、いわゆる人目があって、かつ安全が確保できる、そういう状況が通学路設定には必要かなというふうに考えておるところでございます。議員ご指摘の江戸川右岸用水路の側道を通学路に変更できないかということでございますけれども、現在学校では新年度に向けての通学路の設定等を行っておるようでございます。議員のご提言も含めて学校の方には連絡させていただきたいと、このように考えておるところでございます。  それから、桜川小学校の学区の一部を川辺小の学区に再編できないかと、また南桜井小の学区の一部を桜川小の学区に再編できないかとのご質問でございます。通学区域につきましては、地理的状況、それから地域社会でつくられてきた長い歴史的な経過、経緯、それから住民感情等地域の実態を考慮いたしまして、教育委員会が設定しておるところでございます。現在桜川小学校はご存じのとおり南桜井駅を挟みまして、旧大字の大衾、それから米島、西金野井の一部と、それから新宿新田を通学区域に設定しているところでございます。また、南桜井小の通学区域で大衾の一部は、桜川小学校の開設に伴い、設定変更されたものでございます。当時の通学区域の設定につきましては、当時の区長さんでありますとか、あるいは自治会長さんを初め保護者の皆様、地元住民の皆様のご理解、ご協力の上にできたものであるというふうに推察しているところでございます。現在では議員さんご存じのとおり平成16年度の入学者、小学校の新1年生、中学校の新1年生、これから学校選択制を導入し、庄和地域の学校を自由に選ぶことができるようになっておるところでございます。合併協議にも一昨日でしたか、阿部議員さんの方にもお答えさせていただきましたけれども、通学区域につきましては、合併後も現行どおり存続すると。並びにまた当分の間は弾力的な運用を図るとするというふうに合併協議の方ではなっております。  したがいまして、学校選択制を初め通学区域の弾力的な運用を有効的に活用されたいと思っておるところでございます。議員のおっしゃる桜川小の学区の一部を川辺小の学区に、また南桜井小の学区の一部の大衾地域、これを桜川小の学区にそれぞれ再編できないかということでございますけれども、地元の区長さん、あるいは自治会長さんを初め学校や保護者などのご意見を参考にさせていただきたいと。また、住民アンケートにつきましても、総合的かつ慎重に研究してまいりたいというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、角田建設部長。                    〔角田春男建設部長登壇〕 ◎角田春男 建設部長  1番目の2点目でございます。南桜井駅東側の地下道の整備についてのご質問にお答え申し上げます。  まず、地下道の排水についてでございますが、水たまりの原因を調査しました結果、東武線横断ボックスの階段との接続部分より地下水が漏れている状況が見受けられます。この漏水箇所は以前にも漏水防止の補修を行った経緯がございます。しかし、その後同じ場所から地下水が漏れている状況が見受けられましたので、今後地下水が漏れないような対策を講じてまいります。  なお、今後におきましては定期的に点検を行い、維持管理に努めてまいります。  次に、地下道入り口付近のふん公害についてでありますが、平成17年の夏ごろ、地下道にハトが入り込んでいるとの情報があったため調査したところ、ハトの巣が確認されました。この巣を撤去したところでありますが、ことしになってから再びハトの巣を確認いたしましたので、すべて撤去いたしました。しかしながら、また最近においてもハトが地下道に入り込んでいる状況が見受けられますので、今後は地下道の内部にハトがとまれないような対策を講じていきたいと考えております。  続きまして、3番目の広域農道沿線のうち、歩道が設置されていない市道9―2169号線、それから9―4007号線、それから9―4087号線部分の歩道整備についてご答弁申し上げます。この埼葛広域農道は、埼玉県土地改良事務所が幸手市から吉川市までの延長約18.8キロメートルを昭和46年から昭和55年にかけまして整備したものでございます。その後沿線の市町に移管され、旧春日部市では1,921メートル、それから旧庄和町では5,636メートルを県から引き継いで管理を行っております。したがいまして、新市において管理する全延長は7,557メートルになっております。歩道整備は旧春日部市の区間で920メートル、旧庄和町の区間では3,136メートルの整備が完了しております。特に旧庄和町の区間は特定交通安全施設整備事業という国庫補助事業で通学路に指定された区間を優先的に施工してきたところであります。ご指摘の3路線につきましては、通学路に指定されていなかったことから、未整備となっている経緯がございます。今後ご指摘いただきました区間の歩道整備につきましては、沿線の状況や利用状況等を勘案し、費用対効果を考えながら対応してまいりたいと考えております。  続きまして、4番目の市道1―119号線の県道松伏庄和関宿線より大榎橋までの未整備区間の拡幅整備をどのように考えているのかとのご質問にお答え申し上げます。この市道1―119号線につきましては、西宝珠花から県道次木杉戸線を通り、県道松伏庄和関宿線、国道4号バイパス、大榎橋を経て杉戸町に至る路線であります。全延長は1,790メートルのうち、県道次木杉戸線から県道松伏庄和関宿線までの1,090メートルは、平成6年度から平成9年度にかけて拡幅整備を行ってまいりました。残り約900メートルのうち国道4号バイパスまでの約350メートルの区間につきましても、庄和北部土地改良事業にあわせて整備を進める計画でありましたが、地権者の協力が得られなかったものであります。この区間が整備されますと、庄和地域の北部や大凧会館へのアクセスが改善されることから、整備効果は大きいものと考えております。しかしながら、旧庄和町区域においては、現在合併と同時に新市に引き継がれた市道1―114号線、2―232号線、9―2068線をふるさと農道緊急整備事業により道路改良整備を進めている現状であります。したがいまして、市道1―119号線の拡幅整備につきましては、これらの路線整備が終了した後に整備計画を考えていきたいと思っております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、松岡市民部長。                    〔松岡治男市民部長登壇〕 ◎松岡治男 市民部長  冨樫議員のご質問にお答えをいたします。3点ご質問いただきました。  まず、1点目の地下道の整備に関しまして、非常ベルを設置できないかについてでございます。このご質問につきましては、南桜井地下道は危険であるため、近くの交番にわかるよう非常ベルを設置できないかとのことでございますが、地下道は不特定多数の方が通行するため、非常ベルを設置することは市民の皆様の安全確保を図る観点からも、意義のあることと考えております。しかしながら、仮に非常ベルを設置した場合には、犯罪によりベルを押した場合と、心もとない人によるいたずら等も発生すると思われます。このためご提言の非常ベル設置につきましては、平成18年度に予定しております防犯カメラの設置場所等の協議を含め、非常ベル設置につきましても春日部警察署と協議をしてまいりたいと考えております。  次に、防犯パトロールの腕章、たすきなどの統一についてでございます。パトロールの際の腕章等がばらばらであるため、統一できないかとのことでございますが、平成18年度において市内小学校区単位の防犯パトロール隊を支援すべく、予算を計上しているところでございますが、防犯パトロール隊の編成につきまして、既に活動している自治会や防犯ボランティアの方々にパトロール隊の編成をお願いしてまいりたいと考えております。この中で防犯パトロール隊の活動に対しまして、市としまして防犯用品の支給や保険加入の支援をしていく予定となっておりまして、パトロール隊に支給する装備品としましては、帽子、腕章、パトロールベストの統一したものを約300セット用意しまして、支給したいというふうに考えてございます。ただ、現実に活動している団体の方は既にこういった腕章等、独自につくりまして、それを使用して活動している方も多いというふうに聞いてございますので、今後市の方で用意する統一したもの、これを今後使い分けをしていただくと、こういった方法等によりまして対応していただければというふうに考えてございます。  次に、民間交番の設置についてでございます。最近の犯罪につきましては、小学生など幼児を対象とした凶悪事件やひったくり、侵入どろなど、私たちの身近な日常生活の場で発生をしております。安全なまちづくりをするためには住民一人一人が防犯の意識を持つことが大切であります。最近では安全な暮らしへの不安が高まる中、新しい安全、安心のまちづくりへの取り組みが始まり、警察による検挙から住民、行政、警察が連携した地域での予防を目指そうと、地域の防犯拠点として各地域で民間交番が誕生しております。こうした取り組みは地域コミュニティーの犯罪抑止力を取り戻そうとするもので、地域全体の犯罪を出さないという意味で結束し、連携を図っているところでございます。ご質問の春日部市でも警察OBをボランティアとして民間交番ができないかとのことでございますが、民間交番の設置につきましては、先行地であります草加市等の事例を参考にしながら、民間交番設置に係る警察と地域住民、行政との関係のあり方を含めて研究をしてまいりたいと存じます。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、斎藤社会教育部長。                    〔斎藤亘弘社会教育部長登壇〕 ◎斎藤亘弘 社会教育部長  子どもかけこみ110番の家のご質問にご答弁申し上げます。  この子どもかけこみ110番の家の制度は、不審者等に遭遇した子供の緊急避難場所として、通学路に面した商店や一般家庭の門扉等の目立つ箇所に、子どもかけこみ110番の家のプレートを掲示していただくもので、地域全体で児童生徒の安全、安心を確保することを目的に、PTAを中心に市教育委員会、春日部警察署、市内小中学校が連携し取り組んでいる事業でございます。現在春日部地域864件、庄和地域276件、計1,140件の皆様にご協力をいただいております。ご指摘の見直しについてでございますが、春日部地域P連では毎年プレートの破損や通学路の変更等に対応できるよう見直しを実施しているほか、制度の趣旨についてご理解いただけるよう、PTAの役員が訪問するなど、依頼先とのコミュニケーションにも努めておるところでございます。また、庄和地域P連では、訪問のほか毎年協力者の方々を初め各中学校単位のPTAの皆さんにお集まりいただき、子ども110号の家協力者のつどいを開催し、子供たちの安全をテーマとする講演会や分散会における意見、情報交換を行うなど制度の活性化を図っております。今後につきましてもより多くの市民の皆様の協力をいただくとともに、緊急時に子供たちが子どもかけこみ110番のお宅やお店に避難しやすくなるためには、その家が子供たちと近い存在になる必要がございます。そのためにも110番の家と子供たちとの日常的な交流が深まるよう、小中学校とも連携しながらご協力をいただいている市民の方々に過度なご負担をおかけすることなく、地域全体で子供たちの安全を見守る実効ある制度を目指してまいりたいというふふうに考えております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  35番、冨樫清年議員。                    〔35番冨樫清年議員登壇〕 ◆35番(冨樫清年議員) それでは、2回目の質問をさせていただきます。  1点目は、川辺小学校の通学路の件ですけれども、県道の方が交通量が多く、人の目があって安心という答弁でございました。私が提案している通学路以外に川辺小学校では、承水溝という大きな排水溝のわきを通学路としている子供たちがおります。十何名かその通りを通っていると思うのですけれども、この承水溝に関しましては、横幅が5メートル、深さ3.4メートルもあり、その間約1キロ程度ありますけれども、民家はその間2軒しかありません。携帯している防犯ブザーを鳴らしても、だれも気づいてはくれないような通学路であり、先ほど部長の答弁がありましたけれども、昨年の夏にはその通りで生徒が不審者にスプレーをかけられるといった事件がありました。その側道を歩いて通学している子供たちに比べれば、よほど安全な通路であると思いますけれども、今までにPTAなどからこのような通路への変更がなかったのであれば、ぜひこの際保護者の意見を聞いていただきたいと思いますけれども、再度見解をお伺いいたします。  次に、桜川小学校の通学区に対しては、以前桜川小学校の場所は葛飾中学校でありました。私も中学生のときはここに通っていた一人であります。その当時の中学校の通学区を、桜川小学校になってもそのまま引き継いだものだと思っております。小学校として線路をまたいで危険な道を通ってまで通学区域を広げなくてもいいのではないでしょうか。先ほど大衾地域の一部、南桜井に通っていますけれども、その地域の子供たちを入れると、余り変わらないような人数になるのではないかというふうに思っております。また、ぜひ近隣の意見をしっかり聞いて検討していただきたいというふうに思います。  また、現在庄和地域では、平成16年より学校選択制が導入されておりますけれども、実際に学校選択によって自分の学区以外の学校に通っている児童生徒、14人いると聞いております。平成18年度としては何名ぐらい他の学校を選択している予定があるのかどうかお伺いをいたします。  次に、地下道の整備についてお伺いをいたします。3月8日の栗原議員の質問に対して、地下道の整備に関しては、駅周辺の地下道から優先して整備していくとの答弁がありました。この南桜井駅東側の地下道には、子供たちが楽しく夢が持てるような壁画をできるだけ早く整備をお願いしたいというふうにも思っております。また、防犯対策といたしまして、非常ベルの設置、いたずらとかそういうことも考えられますけれども、子供たちの生命の方が大事ですので、ぜひとも検討よろしくお願いしたいというふうに思います。これは再度お伺いをいたします。  それから、先ほどの子どもかけこみ110番の見直しについては、件数で春日部で864件、庄和地域で276件、合計1,140件というふうな答弁がありました。子育て日本一を目指す春日部市として最優先の取り組みだと思っております。春日部市の将来を担っていく子供たちの安全を守るのは、地域の協力がなければできません。何としても件数だけではなく、内容の充実した子ども110番の家の設置をよろしくお願いをしたいと思います。これは要望とさせていただきます。  防犯パトロールの腕章の件につきましては、ぜひよろしくお願いをいたしたいと思います。  民間交番の設置に関しては、安心、安全のまちづくりのために早急に、また前向きに先行事例を参考にしながら研究していくという答弁でございましたので、できれば早急に設置の方、よろしくお願いをしたいと思います。これも要望とさせていただきます。  次に、農免道路の歩道整備についてお伺いをいたします。全線の整備はすぐには無理だと思うのですけれども、せめて永沼橋に通じる道路から東武線の陸橋までの旧の4007号線の350メートルの区間に関しては、特にカーブが多くて民家もたくさんあります。歩行者、自転車等が頻繁に往来しておりますので、事故によって犠牲者が出ないよう一日も早い歩道の設置が必要であると思いますが、再度お伺いをいたします。  次に、市道1―119号線の拡幅延伸についてお伺いをいたします。1市3町の合併協議の中で市内をつなぐネットワーク道路として何度となく協議されてきた部分であったと思います。合併の枠組みが変わったことで、この部分の拡幅に関しては全部消えてしまったわけではないと思います。せっかく主要幹線道路までつながっておりますので、この道路の投資効果を最大限に生かすためにも、何としても国道4号まで拡幅延長していただきたい。この道路がつながれば、大凧会館へのアクセスも非常によくなり、来館者のアップにもなり、宝珠花地域への流入が大幅によくなり、経済効果を見ても非常に有効であると先ほども答弁がございました。このふるさと農道緊急整備事業として、1―114号線、2―232号線、9―2068号線の道路改良整備を進めているということで、これから3路線の整備終了後には整備計画を考えていきたいとのことですけれども、予定ではこの終了、そしてこの道路の拡幅延伸がいつごろになるのか、再度お伺いをいたします。  2回目は以上でございます。 ○石山浩平 副議長  答弁を求めます。  竹下学務指導担当部長。                    〔竹下日出男学務指導担当部長登壇〕 ◎竹下日出男 学務指導担当部長  お答えいたします。  承水溝を使っている子供が現在では19名ございます。議員のご指摘の用水路を使う場合のことでございますけれども、この用水路の管理というのは葛西用水総合管理事務所が管理しておるところでございます。この用水路沿いの道路を川辺小学校の通学路として利用する場合でございますけれども、この葛西用水土地改良組合の理事会で承認を受けなければならないという形になっております。そうしないと、いわゆる行政としての正式な通学路としては使用できないという形を伺っているわけでございます。そういうことも含めまして、これはもう少し検討させていただければというふうに思うところでございます。  それから、桜川小学校の学区の関係でございますけれども、ことしの2月現在、桜川小の子供の数でございますが、688人。そのうち駅南側からの区域から通学しておりますのは100人弱でございます。そのさらに南側には米島に川辺小がございまして、ここには322人の子供が通っております。また、川辺小から東の直線距離にいたしまして約1キロメートル先でございますけれども、中野小がありまして、ここでは269名の子供がおります。南桜井小には420名それぞれ通っておるところでございます。18年度の通学区域の自由化でしたか、この制度を利用しておりますのは、過日も申し上げましたけれども、14人の児童並びに生徒と、18年度ですね。18年度の入学する予定の児童生徒の中では、14人が、先ほど議員からもございましたけれども、あると。ただ、今ここでどの子供がどこかという部分の資料は今ちょっとございませんので、ちょっと詳細についてはご答弁できない状況にございます。ただ、議員のご指摘にもありましたように線路から南側の学区につきましては、飛び地も含めて非常に複雑な地形であると。その地形の中からそれぞれ定められた学校に子供たちが通っているという実情もございます。ただ、先ほども申し上げましたように歴史的な経過もいろいろあるようでございますので、いましばらく研究させていただければというふうに思っておるところでございます。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  次に、角田建設部長。                    〔角田春男建設部長登壇〕 ◎角田春男 建設部長  南桜井駅東側の地下道の壁画をとのご質問にお答え申し上げます。  先日の一般質問で栗原議員にお答えいたしたとおりでございまして、市内におきましては地下道が5カ所ございまして、そのうち2カ所につきましては、暗い、汚い、怖いのイメージをなくすため、また落書き防止のため地下道が明るくなるよう、また通行して楽しくなるようなテーマで壁画を描いたところでございます。このところ子供を初め多くの市民に好評を得ているところでございます。このことから今後につきましては、駅周辺の地下道を優先させていきたいと考えております。  それから、農免道路で特に市道9―4007号線の東武鉄道野田陸橋から市道1―105号までの歩道整備についてご答弁申し上げます。ご指摘の永沼地区の埼葛広域農道、市道9―4007号線の東武鉄道野田線陸橋から市道1―105号、これは葛飾中学校から永沼橋通りに通ずる市道でございますが、この間約350メートルの区間内には陸橋から下ってすぐにカーブしている部分があり、この箇所で交通事故等も危惧されております。また、この区間には現在進めております都市計画道路の、仮称でございますが、春日部庄和線の横断が計画されております。この都市計画道路の築造に合わせまして、補助幹線道路なども計画的に配置する必要があると考えております。これらのことからこの都市計画道路の整備にあわせまして、歩道整備計画を考えてまいりたいと考えております。  続きまして、市道1―119号線の未整備区間のうち、国道4号バイパスまで延伸することについて、一層の投資効果が生まれると思う。市の考えはとのご質問にお答え申し上げます。ご指摘のとおり市道1―119号線が県道松伏庄和関宿線から国道4号バイパスまで拡幅整備されますと、西宝珠花から国道4号バイパスへのアクセスがよくなるだけでなく、周辺住民の利便性や地域の活性化など影響力を考えますと、その投資効果は多大なものがあると思われます。いずれにいたしましても旧庄和町で整備しておりますふるさと農道緊急整備事業、この事業を現在行っておるところでございますが、完了年度でございますが、きょう渡辺議員にも答弁させていただきましたが、このふるさと農道緊急整備事業は15年から19年度までの予定で事業を進めておりました。しかしながら、現段階では19年度の完了は非常に難しいという答弁をさせていただきました。やはり予算的に裏づけがないことでは完了できませんので、このいわゆるふるさと農道緊急整備事業の3路線が終了した後に考えていきたいと思っております。  以上でございます。 ○石山浩平 副議長  35番、冨樫清年議員。                    〔35番冨樫清年議員登壇〕 ◆35番(冨樫清年議員) それでは、3回目の質問をさせていただきます。  先ほど通学路に関しまして、葛西用水を管理している承認を受けないと、使用できないというようなことがありましたので、ぜひ承認を受けて、この道路を通学路に使えるような形を、今は結構防犯パトロール、PTA等の方々もこの通学時間帯に合わせて皆さん出て見守りも行っていますので、十分この道路は使えるのではないかなというふうにも思っております。最近特に道路を走っていて、子供たちの列に車が突っ込んできて、本当に大勢の子供たちが命を失うとかいう事故がたくさん起きておりますので、できれば交通量の少ないところに通学路を設置してもらえたらというふうに思いますので、ぜひとも要望としてお願いをいたします。  それから、桜川小学校の通学区に対しましては、14人、ちょっと勘違いしてまして、平成18年度として14人の学校選択制を選んでいる生徒がいるということで、どこの学校かはわかりませんということでしたけれども、これだけ選択して選んでいるということは、やはり通学区域の再編も検討すべきではないかなというふうにも思っておりますので、ぜひともよろしく検討お願いしたいというふうに思います。  それから、農免道路の歩道整備につきましては、特定交通安全施設整備事業という国庫事業の中で、通学路を優先に整備ということで、この道路については対象になっていなかったので、まだ未整備だったということで答弁がありました。この道路はユリノキ通りの延長も絡んで、この道路とちょうど交差する予定でありますので、その整備とともにぜひともこの道路の歩道の整備もよろしくお願いをしたいというふうに思います。要望で結構でございます。  3回目は以上であります。今回、ありがとうございました。 ○石山浩平 副議長  以上で35番、冨樫清年議員の一般質問は終了いたしました。  本日の一般質問は35番、冨樫清年議員までといたします。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △次会日程の報告 ○石山浩平 副議長  日程第2、次会日程の報告をいたします。  明15日は休会といたし、翌16日午前10時会議を開き、本日に引き続き一般質問を行います。   ─────────────────────── ◇ ─────────────────────── △散会の宣告 ○石山浩平 副議長  本日はこれをもって散会いたします。   午後 3時57分散会...