加須市議会 > 2021-02-24 >
02月24日-02号

  • 810(/)
ツイート シェア
  1. 加須市議会 2021-02-24
    02月24日-02号


    取得元: 加須市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-28
    令和 3年 第1回 定例会( 3月)          令和3年第1回加須市議会定例会 第9日議事日程(第2号)                令和3年2月24日(水曜日)午前9時30分開議 諸般の報告 日程第1 第1号議案 専決処分の承認を求めることについて 日程第2 第2号議案 専決処分の承認を求めることについて 日程第3 第3号議案 専決処分の承認を求めることについて 日程第4 第4号議案 専決処分の承認を求めることについて 日程第5 第16号議案 令和2年度加須市一般会計補正予算(第11号) 日程第6 第17号議案 令和2年度加須市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号) 日程第7 第18号議案 令和2年度加須市介護保険事業特別会計補正予算(第4号) 日程第8 第19号議案 令和2年度加須都市計画事業野中土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号) 日程第9 第20号議案 令和2年度河野博士育英事業特別会計補正予算(第1号) 日程第10 第21号議案 加須市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例 日程第11 第22号議案 加須市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例 日程第12 第23号議案 加須市一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 日程第13 第24号議案 加須市特別会計条例の一部を改正する条例 日程第14 第25号議案 加須市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 日程第15 第26号議案 加須市手数料条例の一部を改正する条例 日程第16 第27号議案 加須市水と緑と文化のまちづくり基金条例の一部を改正する条例 日程第17 第28号議案 加須市子育て支援医療費支給に関する条例等の一部を改正する条例 日程第18 第29号議案 加須市敬老祝金贈呈に関する条例の一部を改正する条例 日程第19 第30号議案 加須市介護保険条例の一部を改正する条例 日程第20 第31号議案 加須市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例 日程第21 第32号議案 加須市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例 日程第22 第33号議案 加須市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 日程第23 第34号議案 加須市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 日程第24 第35号議案 加須市医療診断センター運営委員会条例及び加須市予防接種健康被害調査委員会条例の一部を改正する条例 日程第25 第36号議案 加須市が管理する市道の構造等の基準に関する条例の一部を改正する条例 日程第26 第37号議案 加須市高齢者、障害者等の移動等の円滑化を促進するための基準に関する条例の一部を改正する条例 日程第27 第38号議案 市道路線の認定について 日程第28 第39号議案 市道路線の認定について 日程第29 第40号議案 市道路線の廃止について 日程第30 第41号議案 市道路線の廃止について 日程第31 第42号議案 市道路線の認定について 日程第32 第43号議案 市道路線の認定について 日程第33 第44号議案 市道路線の認定について 日程第34 第45号議案 市道路線の廃止について 日程第35 第46号議案 市道路線の認定について 日程第36 第47号議案 市道路線の廃止について 日程第37 予算決算常任委員会委員の選任 日程第38 次会日程報告出席議員(27名)  1番   中島正和君        2番   原田 悟君  3番   山下雄希君        4番   金子正則君  5番   齋藤理史君        6番   小勝裕真君  7番   関口孝夫君        9番   池田裕美子君 10番   野中芳子君       11番   鎌田勝義君 12番   中條恵子君       13番   大内清心君 14番   森本寿子君       15番   池田年美君 16番   小林利一君       17番   竹内政雄君 18番   柿沼秀雄君       19番   栗原 肇君 20番   新井好一君       21番   小坂 裕君 22番   松本正行君       23番   田中良夫君 24番   吉田健一君       25番   佐伯由恵君 26番   及川和子君       27番   松本英子君 28番   小坂徳蔵君欠席議員(なし)説明のため出席した者の職氏名 市長          大橋良一君   副市長         角田守良君 総合政策部長      高橋宏晃君   総務部長        高橋 章君 環境安全部長      栗原 茂君   経済部長兼農業委員会事務局長                                 大熊和夫君 こども局長       小泉雅広君   福祉部長        齋藤一夫君 健康医療部長      萩原利一君   建設部長        江原和弘君 上下水道部長      長島資名市君  騎西総合支所長     細田 悟君 北川辺総合支所長    福田浩一君   大利根総合支所長    福田誠一君 会計管理者       大和田一善君  教育長         渡邉義昭君 生涯学習部長      江原千裕君   学校教育部長      杉田 勝君 選挙管理委員会事務局長監査委員事務局長             斉藤重雄君事務局職員出席者 事務局長        高橋敦男    参事兼議事課長     戸田 実 議事課主幹(議事・調査担当)             阿部浩明 △開議 午前9時30分 △開議の宣告 ○議長(柿沼秀雄君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 なお、新型コロナウイルス感染症の対策のため、執行部においては、主に質疑に対応する説明者のみの出席としております。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(柿沼秀雄君) 本日の議事日程につきましては、お手元に配付しておきましたから、ご了承願います。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(柿沼秀雄君) この際、諸般の報告をいたします。 △予算決算常任委員会委員名簿の配付 ○議長(柿沼秀雄君) 予算決算常任委員会委員名簿をお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。 これにて、諸般の報告を終了いたします。--------------------------------------- △第1号議案から第47号議案までに対する一括質疑 ○議長(柿沼秀雄君) 日程第1、第1号議案から、日程第36、第47号議案までを一括議題といたします。 これより一括質疑に入ります。 発言通告がありますので、会派別に通告がありました順に順次これを許します。 なお、新型コロナウイルス感染症に対する対応として、質疑は、各会派の代表者が行うものとし、発言時間については1会派当たり30分までといたします。なお、質疑及び答弁につきましては、簡単明瞭にお願いいたします。 初めに、20番、新井好一議員、ご登壇願います。     (20番 新井好一君 登壇) ◆20番(新井好一君) 皆さん、おはようございます。 通告に基づきまして2つ質疑を行います。 まず、第1点は、第4号議案、専決処分についてであります。第2に、第16号議案、補正予算についてお尋ねしたいと思います。 まず、第1点の専決処分についてでありますが、これは新型コロナウイルス感染症の収束を願うためのワクチン接種ということでもって、その予算が計上されているわけであります。 皆さんもご承知のように、新型コロナウイルス感染症は既に1年以上がたって、なかなか収束の見通しがつかないわけでありますが、このワクチンによって収束への大きな期待が世界中で高まっているところでございます。そのような中で今回ワクチン接種の予算が計上されているということで、何点かお尋ねする次第であります。 ただ、ワクチン接種については、ご案内のように日本の国産のワクチンが開発されていないということから、外国製に頼らざるを得ず、その供給をめぐって皆さんご承知のとおり供給できるのかどうか、大変大きな問題が最近ニュースで流れているところでありますが、自治体においては国の方針に従って大変なご苦労の中でこの接種計画を立てているところでございます。 そのような中で当市としては、どのような形でこのワクチン接種を行っていくのか、いつから、そして、今申し上げましたようにどのような方法、これは集団接種及び医療機関の接種、かかりつけ医の接種という形で様々報告されておりますが、加須市はどのように行うのか、改めてお尋ねしておきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(柿沼秀雄君) 萩原健康医療部長。     (健康医療部長 萩原利一君 登壇) ◎健康医療部長(萩原利一君) 新型コロナワクチン接種をいつから、どのような方法で接種するかについてお答え申し上げます。 新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施について、令和3年2月16日に厚生労働大臣から市町村長宛てに市町村区域内に居住する16歳以上の者を対象に、令和3年2月17日から令和4年2月28日までの期間、ファイザー製のコロナウイルスワクチンを用いて実施するという指示文書が送付されました。また、最初に医療従事者への接種を進め、その後、高齢者、基礎疾患を有する方などの順に接種を進めていく見込みとなっております。 なお、本市におけるファイザー製のワクチンによる65歳以上の高齢者の接種でございますが、令和2年度の高齢者インフルエンザワクチンの接種率が約7割でございましたことから、65歳以上の高齢者人口3万3,608人の約7割の2万3,526人を個別接種を基本に集団接種で補完し、約3か月間の期間で実施することを想定し、高齢者への接種の開始は早くとも4月1日以降としております。 個別接種につきましては、現時点ではございますが、34医療機関が登録をしていただいており、眼科や皮膚科などを除いたほとんどの医療機関が接種にご協力をいただけることとなっております。 個別接種の人数でございますが、現時点では、2万3,526人のうち、約96%に当たる2万2,626人の2回分として4万5,252回分を想定しております。 また、集団接種といたしましては、4地域の公共施設、加須地域は加須保健センター花崎コミュニティセンター、騎西地域は騎西保健センター、北川辺地域は北川辺保健センター、大利根地域は大利根保健センターの5会場で900人分を180人の定員で各2回ずつ実施することとしております。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 新井好一議員。 ◆20番(新井好一君) 個別接種と集団接種ということで、市の場合においてはほとんどの医療機関が個別接種を行っていただけるということで、大変これは市民にとって安心な材料なのかなと、このように思います。また、それを補完する形で集団接種という形で、各保健センターを中心にして行われるということで、大体分かりました。やはり個別接種ということが、市民にとってはある意味ではインフルエンザ等々もそうなんですけれども、かかりつけ医を中心として、そこで身近に相談も含めてできるということで、この点については大変いいことかなというふうに思います。もちろん、このような体制が整うということについては、医師会等の相談といいますか、連携が欠かせなかったと思うんですが、そのほか、看護師等と、また記録等々のスタッフも含めて、これらの点についてはどうなのか。 それから、もう一つ、問診ということがございますが、この問診については事前に行うのかどうか、この点についてお尋ねしておきたいと思います。 ○議長(柿沼秀雄君) 萩原健康医療部長。 ◎健康医療部長(萩原利一君) まず、スタッフ等の確保でございますが、これまで医師会等と連携を図りながら、当然個別医療機関においては、個別接種についてはそれぞれの医療機関のスタッフの皆さんにご協力いただくということでございまして、集団接種については、医師を会場まで、お医者さんに来ていただくということと併せて、今、看護師さんについても、そのお医者さんのところで勤務されている看護師さんについても会場のほうにお越しいただけるように調整を図っておりまして、おおむねそういう方向で進んでいるところでございます。 また、問診の関係がございましたが、こちらについては、予診票という形になりますが、現時点においては予診票についても、1回分については事前にクーポンと併せて送付をさせていただく予定をしております。 以上でございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 新井好一議員
    ◆20番(新井好一君) 分かりました。市のほうでも十分準備しているということでもって、抜かりなくよろしくお願いします。また、ただ供給ということについては、これは国のほうの動きでございますので、何とも市としてはできない状況があるのかなというふうに思いますので、これを併せて国のほうにはしっかり供給ができるように改めてお願いしておきたいなというふうに思います。 次に、このワクチンは、この1年新型コロナウイルス、猛威を振るっているわけですが、この収束に向けて、やはり大きな切り札になっていくということで期待が高まっているわけでありますけれども、その有効性や安全性についてはいろんな形で、今論議されているわけでありますが、狙いはやはり多くの国民がこれは打っていくと、市民、今7割ということで計算されているということでありますが、やはり6割、7割以上の人が打って集団免疫を獲得する、こういうことが大きな狙いではないかなと、このように思います。そういう意味ではやはりきちんと市民にこの有効性や安全性について知らしめて、この情報をしっかり開示して、それで皆さんに打っていただく、このことは大変大事ではないかと、このように思いますので、それらの点についてはどのように考えているのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(柿沼秀雄君) 萩原健康医療部長。 ◎健康医療部長(萩原利一君) 有効性、安全性についての情報周知をどのように考えているのかについてお答え申し上げます。 新型コロナワクチンは令和3年2月14日に日本で初めて承認されたところでございます。市では、ワクチンの有効性や安全性について、国の情報を市民に丁寧に提供する方法しかございませんので、厚生労働省のホームページに掲載しております新型コロナワクチンについてのQ&A、新型コロナワクチンの効果、新型コロナワクチンの安全性と副反応などを市のホームページにおいても掲載をしているところでございます。 また、2月15日から市役所内にワクチン相談センターを設置し、電話により相談できる体制を整えておりますが、副反応、副作用に関すること及び医療行為となる可能性がある問合せなどについては、国・県等の適切な関係機関を案内することとしているところでございます。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 新井好一議員。 ◆20番(新井好一君) これは本当にしっかりした公式な機関がちゃんとこの有効性、安全性を発信するというのが一番かなというふうに思うんです。SNSの世界の中では、特に安全性ということでもって、副反応等々のことを少し過大に宣伝するような向きもあるのかなというふうに思うわけであります。そういう意味では、国の、厚生労働省が出しているQ&Aとか、あるいは、最近はコロワくんの相談室というのがありますけれども、これは医師の仲間たちがちゃんとこれを、ワクチン接種を高めようということでもって、その有効性と安全性を分かりやすいように市民に発信しているということもあります。 そういう意味では、市としては、やはり国の情報をしっかり伝えるということはありますけれども、やはり今の報告ですと、ホームページ等々で知らせるということに、あとコールセンターということでありますが、やはり年寄り等々については、意外と不安なところが起きてしまうということがありますので、間に合うかどうか分かりませんけれども、3月1日ないしは4月までは時間がまだありますので、ぜひ、その辺はもう少し工夫をした形で宣伝するのも、情報発信するのもいいのかなというふうに考えるわけですが、改めてお考えありますか。 ○議長(柿沼秀雄君) 萩原健康医療部長。 ◎健康医療部長(萩原利一君) このワクチンの有効性、安全性については先ほど申し上げましたとおり、国の情報に我々はそこしか持ち合わせておりません。ですから、この情報をいかに正確に市民の皆さんにお伝えするかということが、市町村の、市の役割だというふうに考えておりますので、ホームページのみならず、様々な方法等を検討しながら、情報提供に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(柿沼秀雄君) 新井好一議員。 ◆20番(新井好一君) 市、それからこのワクチン接種に当たっては医師会とも連携していることでしょうから、国、市、それから医師会等々と連携した形で情報発信ができるように改めてお願いしておきたいなというふうに思います。 それから、次の質問に移ります。 先ほどの報告の中でも、65歳以上の高齢者からさらに拡大していく、ワクチン接種の優先順位が決まっております。その中で、高齢者施設、高齢者は65歳以上ということでもって、順番的には医療従事者の後に設定されているわけですが、高齢者施設の職員については、基礎疾患のある人たちということでもって優先順位が書かれているわけでありますが、その辺は柔軟にやはり高齢者施設の場合はクラスター化する率がとても多いわけでありますから、これらについては、接種の場合も柔軟にすることは国のほうでも認めているんではないかなというふうに思っているんですが、この辺についての考えはいかがでしょうか。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤福祉部長。     (福祉部長 齋藤一夫君 登壇) ◎福祉部長(齋藤一夫君) 第4号議案 専決処分の承認を求めることについて、ワクチン接種の準備状況についてのご質疑のうち、高齢者施設の入所者、職員の接種の時期についてお答えいたします。 現時点における高齢者施設入所者への接種につきましては、令和3年1月28日付厚生労働省老健局高齢者支援課他からの事務連絡、高齢者施設への新型コロナウイルス感染症に係る予防接種についての通知に示された基本的な考え方に基づき、高齢者施設入所者等への接種体制構築の実施主体であります市が、入所者が円滑に接種できる体制の構築に向けて準備しているところでございます。 まず、接種の場所でございますが、市内には入所、居住系の介護施設が35施設あり、これら全ての施設で施設内での接種を予定しております。具体的には、介護老人保健施設、いわゆる老健の3施設につきましては、サテライト型接種施設となることで、当該施設接種医による施設内における接種を予定しております。また、そのほかの入所、居住系介護施設である特別養護老人ホームや、認知症グループホームなどの32施設につきましては、嘱託医や協力医、加須医師会の協力を得て、当該施設内で医師による巡回接種を予定しております。なお、高齢者施設入所者が施設内で接種する場合においては、接種日の予約をする必要はございません。 接種の時期でございますが、3月下旬に市から発送する高齢者への接種券、いわゆるクーポン券が届いた後となります。65歳以上の方へのクーポン券の発送は施設入所者、在宅にかかわらずに送付されますことから、市内の高齢者施設入所者、市外の高齢者施設入所者及び在宅の高齢者ともに同じ時期の接種となります。 また、高齢者施設従事者につきましては、コロナウイルス感染症患者が発生した後もサービスを継続するとともに、クラスターを抑止する対応が必要であることから、高齢者に次ぐ優先順位とされているところでございます。接種順位の特例として、高齢者施設において、ワクチンの流通量の単位から施設従事者が入所者と一緒に接種を受けることが効率的である場合などは、高齢者施設において入所者と同時期の接種が可能となります。その場合は、高齢者施設が接種を希望する職員のリストを施設所在地の市町村に提出することで、別に発行されるクーポン券を取得し、さらに高齢者施設が発行する高齢者施設に従事していることの証明書を取得し、その両方を併せて提出することで従事している施設での接種が可能となります。ただし、現時点ではワクチンの供給量が示されておりませんので、施設入所者と同時に接種できる人数は未定でございます。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 新井好一議員。 ◆20番(新井好一君) 高齢者施設での施設に行ってでの接種と。また、先ほど職員についても効率的な接種ということでもって特例がといいますか、柔軟に考えられているということでありますので、加須市の場合は、全ての施設において、その辺がスムーズに供給が安定すればいくのかなというふうに考えるわけであります。 本当に重症化しないためにも高齢者施設においては、速やかに、一緒に効率的に接種できるようにお願いしたいなというふうに思います。 次に、第16号議案、北川辺コミュニティセンターの整備事業についてお尋ねします。 この事業は北川辺公民館が老朽化していることによって公民館を廃止し、それから、北川辺中学校の余裕教室にコミュニティセンターとして複合化して施設を改善、構築するということでございます。 これについては、既に議論は何回かされているわけでありますが、やはり使う人の立場に立った場合にバリアフリーというのが、これはどこの施設でも最近はきちんとされているわけで、この辺がどのようになっているのか、改めて聞いておきたいと思います。 ○議長(柿沼秀雄君) 福田北川辺総合支所長。     (北川辺総合支所長 福田浩一君 登壇) ◎北川辺総合支所長(福田浩一君) 第16号議案 令和2年度加須市一般会計補正予算(第11号)についてのご質疑にお答えいたします。 (仮称)北川辺コミュニティセンター整備事業のうち、バリアフリーは実現されているのかとのご質疑でございますけれども、北川辺コミュニティセンターの整備に当たりましては、バリアフリーに関する法令や市のバリアフリー条例等に適合する改修を行ってまいります。具体的には、障がい者用の駐車スペースを新設するほか、スロープを設置し、障がいをお持ちの方などが入館しやすい環境といたします。さらに、1階部分に増築する多目的トイレ約50平米につきましては、車椅子を必要とする障がい者の方などが利用できる広さや、手すりなどに加え、オストメイト対応設備、乳幼児対応のおむつ替えシートやベビーチェアなどを備え、様々な方が利用可能となる設備を設置してまいります。また、2階トイレにつきましても、段差の解消を行うとともに、温水洗浄機つき便座への改修を行ってまいります。さらに、車椅子に乗ったまま利用できる昇降機を階段に設置するなど、バリアフリー対策を講じてまいります。 以上でございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 新井好一議員。 ◆20番(新井好一君) バリアフリー、今支所長が申し上げたとおり、何点か報告ありましたけれども、バリアフリー、一定程度実現されているとこのように思っております。 次に、管理問題でありますけれども、これは中学校施設の余裕教室を活用するということで、学校教育施設社会教育施設といいますか、そういう施設がそこで複合化すると一定の同じ場所に、そういうことですから、ふだんは、日常はそばで学生や子どもたちが授業、それから様々な活動を行っているわけです。一方、生涯学習のコミュニティセンターにおいては、日常的にもそのような中で活動するわけですから、その区分ですとか、調整ですとか、やはり利用の仕方に工夫がいるんではないかなというふうに思います。その辺の調整というのはどのようにできているのか、改めてお尋ねしたい。 ○議長(柿沼秀雄君) 福田北川辺総合支所長。 ◎北川辺総合支所長(福田浩一君) お答えいたします。 中学校施設との管理上の調整をどのように考えているのかでございますが、コミュニティセンターは中学校との複合施設となるため、セキュリティーの確保や施設の維持管理を含む施設運用について、中学校との十分な調整、協議を図りながら進めております。 今回の整備に当たりましては、中学校とコミュニティセンターエリアを分けた警備機器を設置し、管理区分を明確にいたします。なお、中学校とコミュニティセンターとの間に防火対応の扉を設置いたします。この扉はふだん生徒が自由に出入りできる仕様として、新たに設置するものでございます。 今回コミュニティセンターが学校施設に複合化されることは、加須市として初めての試みであることから、教育環境への影響を最大限配慮してまいります。 以上でございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 新井好一議員。 ◆20番(新井好一君) 最後に、この1年間を通して改築されるということでもって、この予算は改築の予算でありますが、その後の、来年度の、来年度といいますか再来年度です、再来年度施設が利用されるわけでありますけれども、今、公民館は社会教育法ですとか、あるいは、文科省の通知によって公民館の設置は基準化されているわけでありますよね。そのような中で審議会が設けられていたり、あるいは専門の職員がいたりしているわけでありますが、公民館が廃止されると、今の利用形態というのは登録して減免ですとか、あるいは利用料金について減免されたり、あるいは減額されたりという措置が可能なわけで、実際多くの公民館を利用している団体は、そのように利用しているわけです。 そういう意味で、今後どうなんだろうという不安はたくさんありますので、この運営管理について、できるだけ今までの水準に沿って利用できるように、これは考えていただきたいなと、このように考えておりますが、現時点でどのように考えているのかお尋ねします。 ○議長(柿沼秀雄君) 福田北川辺総合支所長。 ◎北川辺総合支所長(福田浩一君) お答えいたします。 市民の利用方法等についてでございますけれども、北川辺コミュニティセンターは現在の北川辺公民館機能と、北川辺体育館2階会議室の機能が移転されるほか、新たに待合スペースや子どもの居場所を設けた地域活動の拠点として整備することから利用時間、それから使用料、予約方法等について市内に整備されている他のコミュニティセンターとの整合を図ることとしております。 また、中学校との複合化ということもあることから、積極的に生徒が利用できる施設となるよう、引き続き中学校との十分な調整の下、進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 新井好一議員。 ◆20番(新井好一君) まだ完成までには時間がありますので、十分他の地域の公民館運営も含めた、あるいはほかの地域は公民館とコミュニティセンターが一体化されているわけでありますよね。あるいは、その中に公民館とコミュニティセンターとして共存しているという形になっているわけでありまして、そういう意味では運営については基準が既にあるのかなというふうに思います。 そういう意味では、ただ今までそのように北川辺地域においては、公民館活動としてあそこのところは十分皆さんが使ってきたわけで、その人たちの声としては、十分やはりこれまでのような利用ができるのかという声がたくさんありますので、ぜひともその辺のところを考慮して運営に反映していただきたいなと、このように改めて申し上げて、私の質疑は終わりにしたいと思います。 ○議長(柿沼秀雄君) 以上で、20番、新井好一議員の質疑は終了いたします。 次に、5番、齋藤理史議員、ご登壇願います。     (5番 齋藤理史君 登壇) ◆5番(齋藤理史君) それでは、新政会を代表いたしまして通告どおり質疑をさせていただきます。 まず、第4号議案 専決処分の承認を求めることについて、新型コロナウイルスワクチン接種事業についてお伺いいたします。 提案理由に、国において新型コロナウイルスワクチン接種が承認された場合に速やかにワクチン接種が可能となるように、接種体制を確保するための補正予算を緊急に編成する必要が生じ、提案するものとあります。ようやく新型コロナウイルスに対抗できると期待が集まっています。2月17日から医療従事者に接種が始まり、加須市においても着々と準備が始まっているようですが、そこでまず、市といたしまして準備はどのようになっているのかお伺いいたします。 ○議長(柿沼秀雄君) 萩原健康医療部長。     (健康医療部長 萩原利一君 登壇) ◎健康医療部長(萩原利一君) 接種に向けての準備はどのようになっているかについて申し上げます。 新型コロナウイルスワクチンの実施主体が市町村であることから、本市では令和2年12月25日からワクチン接種に係る人員体制、予防接種台帳のシステム改修、クーポン券の印刷や発送、ワクチンの運搬、医療機関との調整等、市民への周知、相談体制の構築業務を大きく12に分け、全ての部局が関わる全庁的な体制を構築して整備を進めております。現在、ワクチン接種等に係るシステム改修は終了し、高齢者へのクーポン券の発送を3月下旬に行うよう、進めているところでございます。 また、予約システムの構築やワクチン相談センターの開設、チラシによる市民への周知、個別接種や集団接種会場の準備など、それぞれの担当が詳細なスケジュールを組んで対応しております。 また、その進捗状況につきましては、新型コロナワクチン接種対策本部会議を設置し、円滑な実施に向けた準備を全庁的に進めているところでございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤理史議員。 ◆5番(齋藤理史君) ご答弁ありがとうございました。 続きまして、接種会場についてですが、先ほど新井議員の答弁の中で、各地域の保健センター花崎コミュニティセンター、または各医療機関、そして高齢者施設に医師が巡回して行うという答弁がありましたので、割愛させていただきたいと思います。 続きまして、加須市では接種までの流れといたしまして、まず、対象者に市からクーポン券を3月下旬に、高齢者以外は4月下旬に発送を予定しているそうです。そして、そのクーポン券を受領後に、本人が電話なりウェブで予約をするとあります。そしてその後、クーポン券を持って予約日時に接種会場へ向かうわけでありますが、高齢者や障がい者で予約をするのが困難な方、また、自分で移動が困難な方への対応はどのようにするのかお伺いいたします。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤福祉部長。     (福祉部長 齋藤一夫君 登壇) ◎福祉部長(齋藤一夫君) 第4号議案 専決処分の承認を求めることについてのご質疑のうち、新型コロナワクチン接種事業における移動や予約の行い方への対応についてお答えいたします。 ワクチン接種会場へ行けない方がいる可能性については、市でも災害時要援護者と同じように認識しておりまして、現在、その対応策について協議を進めているところでございます。接種会場に行く際の具体的な足の確保や、絆サポート券の活用なども含めた助成方法など、事業所や地域の皆様方と協議を重ねた上で調整を進め、決定してまいりたいと考えております。なお、対応が決定次第、広報してまいりたいと考えております。 次に、予約の行い方への対応でございますが、まず、ワクチンの接種につきましては、市内の医療機関、あるいは公共施設で可能ですが、いずれにしても電話、インターネット、LINEなどにより市が委託する予約センターを通じて、予約を行うことが必須となります。代理による予約も可能でありますことから、介護サービスや地域による見守りなど、何らかの支援を受けている方は支援者によるご協力をお願いしたいと考えております。また、予約の支援が必要な方の情報を得た場合は、関係機関等と連携し、予約手続について支援をしていきたいと考えております。いずれにしても、移動や予約などの支援が必要な方が安心してワクチンの接種ができるよう全力で対応してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤理史議員。 ◆5番(齋藤理史君) ご答弁ありがとうございました。 このコロナウイルスワクチンは本当に人の命に直接関わってくるものであります。希望したけれども、会場に行けなくてワクチン接種ができなかったとかないよう、希望する方は100%接種できるように対応をお願いしたいと思います。 続きまして、高校生以下の子どもたちへの接種についてお伺いいたします。 厚生労働省が国内で接種が始まる予定の3社のワクチンは、臨床試験で効果を分析した対象がファイザーのワクチンで16歳以上、モデルナとアストラゼネカのワクチンは18歳以上になっていて、それ以下の年代のデータは示されていないとのことでした。そこで市は高校生以下の子どもたちへの接種はどのようにお考えなのかお伺いいたします。 ○議長(柿沼秀雄君) 萩原健康医療部長。 ◎健康医療部長(萩原利一君) 高校生以下の子どもたちへの接種はどのように考えているのかについてお答え申し上げます。 現在、薬事承認されているファイザー社のワクチンにつきましては、接種対象者を16歳以上としております。これは国が現時点での科学的知見に基づき定めたものとなっております。しかしながら、アストラゼネカ社、モデルナ社の新型コロナワクチンでは18歳以上に対して臨床試験が行われており、ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社の新型コロナワクチンでは12歳以上の小児を対象とした臨床試験が開始されております。 今後提出された臨床検査のデータに基づき、将来的には接種の対象年齢が16歳未満に広がっても対応できるような準備はしているところでございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤理史議員。 ◆5番(齋藤理史君) 私も小学生、中学生の子どもを持つ親の一人として、この接種については、とても頭を痛めておるところでございます。こういった方が、多分ほとんどの保護者の方がそう感じているのではないかと思いますので、早く適切な情報を公開できるように努めていただければと思っております。 続きまして、このコロナウイルスワクチンはコロナに対抗する唯一の手段であり、世界中の人々が期待を込めています。ですが、その一方、副反応を心配する人も少なくありません。海外ではまれにとはいえ、アナフィラキシーが発生したという報告もあります。もし、市内で接種された方にこのような反応が起きた場合の対応はどのようになっているのか、お伺いいたします。 ○議長(柿沼秀雄君) 萩原健康医療部長。 ◎健康医療部長(萩原利一君) 副反応が起きた場合の対応はどのようになっているのかについてお答えいたします。 新型コロナワクチンは、日本で初めて承認され、予防接種法上の臨時接種として実施されるため、通常の定期接種に加え、より体制を強化した副反応に対する収集と評価が行われることとなっております。このため国では、医師などの先行接種者を対象に、接種後における健康観察日誌の調査を行い、短期的な副反応情報等の確認を実施しているところでございます。また、このワクチン接種についての副反応は、15分から30分後に生じることが多いことから、接種後15分、特に過去にワクチンや注射で即時性アレルギー反応を起こしたことがある人には30分、接種会場での観察を十分に行い、接種後に息苦しさなどの呼吸器症状が認められた場合には、薬剤の投与や酸素吸入などの適切な処置を行うこととしております。 また、ワクチン接種後の比較的起きやすい発熱、頭痛、疲労、筋肉痛、悪寒、関節痛などには解熱鎮痛剤を服用し、様子を見ていただくほか、埼玉県で設置している接種後24時間以降に生じる遅発性ショックへの対応として、24時間対応の専門の電話相談窓口へつなげるなどの対応をしてまいります。 さらに、埼玉県では接種後の麻痺やしびれ症状の出現に対しましては、まずは、接種医やかかりつけ医に相談し、対応が困難な案件に関しまして地域ごとに神経難病の専門医療機関を定めて紹介する体制を取る予定となっておりますので、副反応に対する相談体制につきましても接種時にチラシを配布するなど、市民の皆様に様々な媒体を活用し、随時周知してまいりたいと存じます。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤理史議員。 ◆5番(齋藤理史君) ご答弁ありがとうございました。 市職員を挙げての大規模な接種になるかと思いますので、混乱のないよう対応していただきたいと思います。 続きまして、第16号議案 令和2年度加須市一般会計補正予算(第11号)、小学校施設整備事業についてお伺いいたします。 これは、児童の減少、小学校プールの老朽化によりコスト縮減の観点から、プールを共同利用していくために会場校及び単独利用校のうち、5校のプールにおいて循環浄化設備の交換工事の費用が設置されています。令和3年度から大越小学校が原道小学校へ、志多見小学校が田ケ谷小学校へ移動して水泳の授業が行われる予定となっております。移動にはバスを使うとのことですが、移動する時間を見ますと授業時間が短くなってしまうのではないかと思いますがいかがでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(柿沼秀雄君) 杉田学校教育部長。     (学校教育部長 杉田 勝君 登壇) ◎学校教育部長(杉田勝君) 令和2年度一般会計補正予算(第11号)、小学校施設整備事業についてのご質疑にお答えいたします。 移動時間を含めると、授業時間が短くなってしまわないかについてお答えいたします。 共同利用及び民間スイミングスクールプールを利用しての授業時間につきましては、2こま分の授業時間となる90分を充て、その中で移動、着替え、準備運動、そして水泳指導を行うことを予定しております。そうしますと、実際にプールに入っての水泳指導の時間は休憩も含め、50分程度確保することが可能となります。自校プールの場合、1こまの授業でプールに入る時間はおおむね25分程度ですので、時間的な差はほとんどございません。年間のプールの授業の総時数についても変更はなく、他の教科への影響もございません。 以上でございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤理史議員。 ◆5番(齋藤理史君) 令和4年度には高柳小学校が騎西小学校で、鴻茎小学校が種足小学校で、令和5年度に礼羽小学校は加須南小学校で、北川辺西小学校は北川辺東小学校で、令和6年度には不動岡小学校は加須小学校で、元和小学校が大利根東小学校で共同利用が始まる予定となっておりますが、将来的には3校、4校での利用もあるのか、また、小学校の水泳の授業を取りやめることになるのか、お伺いいたします。 ○議長(柿沼秀雄君) 杉田学校教育部長。 ◎学校教育部長(杉田勝君) 予定では2校での共同利用になっているが、将来的には3校以上での利用となることもあるのか、また、いずれは、小学校も水泳授業を取りやめることになるのかについてお答えいたします。 移動する児童数や移動する時間を考慮いたしますと、2校がベストかと捉えていますので、3校以上での共同利用は予定しておりません。 また、小学校の水泳授業につきましては、今後も実施してまいります。小学校段階で、水遊び、水泳運動の知識及び技能の取得は重要であると捉えておりますので、引き続き水泳授業の充実を図ってまいります。 以上でございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤理史議員。 ◆5番(齋藤理史君) 続きまして、廃止になった小学校のプールはどのようにするのか、また、中学校のプールはどのようになるのかお伺いいたします。 ○議長(柿沼秀雄君) 江原生涯学習部長。     (生涯学習部長 江原千裕君 登壇) ◎生涯学習部長(江原千裕君) 廃止になったプール、それから、中学校のプールについてでございますが、令和3年度から使用しない小学校プールにつきましては、消防水利としての役割もあることから、当面の間はプールに水を入れた状態で管理していく予定でございます。また、使用を取りやめた後の中学校プールにつきましては、使用しない小学校プールと同様に、当面の間はプールに水を入れた状態で管理していく予定でございます。 なお、消火栓等の代替施設の整備につきましては、将来的に検討してまいります。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤理史議員。 ◆5番(齋藤理史君) 中学校は令和4年度から水泳の授業は全て取りやめとなることですが、そもそも授業の目的とはどのようになっているのでしょうか。また、水泳授業が廃止となっても問題はないのかお伺いいたします。 ○議長(柿沼秀雄君) 杉田学校教育部長。 ◎学校教育部長(杉田勝君) 中学校は全て取りやめになるが、そもそも水泳授業の目的とはどのようなものなのか。また、廃止となっても問題はないのかについてお答えいたします。 保健体育科では、学習指導要領における各運動領域で目標が定められております。水泳領域においては、「知識及び技能」の目標を、1、2年生では「泳法を身に付けること」、3年生では「効率的に泳ぐことができるようにすること」が示されております。そして、「思考力、判断力、表現力等」につきましては、泳法などの自己の課題を発見し、解決に向けて運動の取り組み方を工夫すること、また、「学びに向かう力、人間性等」では、水泳に積極的に取り組むとともに、水泳の事故防止に関する心得を遵守するなど、健康安全に気を配ることが示されております。 なお、学習指導要領では、適切な水泳場の確保が困難な場合にはこれを扱わないことができるとも示されており、水泳の実技の学習を行わないことにつきましては問題はございません。 中学校のプールにつきましては、老朽化したプールでの事故防止等の安全性や、適切な状態を今後も維持していくことが困難であると判断したため、令和4年度から全8中学校で水泳授業を取りやめることといたします。ただし、水泳の事故防止に関する心得につきましては、必ず取り上げることとなっておりますので、これにつきましては、ICT機器等を有効活用して、教室での学習の充実を図ってまいります。さらに、保健分野の応急手当と関連させた学習を推進してまいります。 以上でございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤理史議員。 ◆5番(齋藤理史君) ご答弁ありがとうございました。 以上で終わります。 ○議長(柿沼秀雄君) 以上で、5番、齋藤理史議員の質疑は終了いたします。--------------------------------------- △休憩の宣告 ○議長(柿沼秀雄君) 暫時休憩いたします。再開は午前10時35分といたします。 △休憩 午前10時21分 △開議 午前10時35分--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(柿沼秀雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 次に、15番、池田年美議員、ご登壇願います。     (15番 池田年美君 登壇) ◆15番(池田年美君) 私は公明党市議団を代表し、第16号議案 令和2年度加須市一般会計補正予算(第11号)について質疑します。 提案されている補正予算は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9億3,061万円を追加し、歳入歳出予算の総額を551億7,331万7,000円とするものです。 まず初めに、歳出第2款1項7目コミュニティバス運行事業について伺います。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響による利用者数の減少に伴い、利用料金、収入が減少していることから、運行経費に充てるために交付している補助金を増額し、コミュニティバスの安定的な運行につなげるとありますが、利用人数と利用料金がどのくらい減少したのか、運行方式ごとに伺います。 ○議長(柿沼秀雄君) 高橋総合政策部長。     (総合政策部長 高橋宏晃君 登壇) ◎総合政策部長(高橋宏晃君) お答え申し上げます。 初めに、利用者の減少数は、令和2年4月から令和3年1月までの10か月間、この比較で前年同期間との比較で申し上げますと、デマンド型乗合タクシーが延べ8,195人の減少、率にして28%となります。循環バスは延べ5,551人、29%の減少、シャトルバスは延べ1,543人、35%の減少となり、この全ての運行方式の合計では延べ1万5,289人、29%の減少を示しております。 次に、利用料金の減少額は、これは確定している分、ちょっと1月間利用者とは違いますが、令和2年12月までの9か月間、前年同期間の比較では、デマンド型乗合タクシーが約206万5,000円の減少、率にして28%の減少、循環バスは約55万8,000円、30%の減少、シャトルバスは約23万円、33%の減少となりまして、3つの運行方式合計で約285万3,000円、28%の減少となっています。 今回の補正予算第11号では、コミュニティバスの運行に際し活用しております国庫補助金が、国の第3次補正予算によりまして、ポストコロナを見据えた地域公共交通の維持を図るため、約300万円増額されたことを勘案した上で、今後も感染拡大中は利用者の減少傾向が続き、運行経費に不足が生じるもの、この部分を見込みまして149万7,000円の追加予算を計上させていただいたものでございます。 以上でございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田年美議員。 ◆15番(池田年美君) ご答弁をいただきました。 シャトルバスにつきましては、コロナ禍以前から利用者が減少傾向にあったように思います。今回の補正では、コロナ禍における利用者減少分を補助する予算ですが、済生会加須病院の開院に合わせてコミュニティバスの運行改善が予定されています。安定的な運行と高齢者をはじめとする交通弱者等に対する交通手段の確保及び日常生活の利便性の向上を図るため、利用者の声をしっかりと受け止め、見直していただきますようお願いいたします。 次に、歳出第2款1項15目(仮称)北川辺コミュニティセンター整備事業について伺います。新井議員の質疑と重複するところもありますが、再度質疑したいと思います。 老朽化した北川辺公民館北川辺中学校の一部スペースへ移転し、コミュニティセンターとして複合化する事業とあります。令和3年2月に北川辺公民館整備構想策定と伺っていますが、どのようなコミュニティセンターになるのか伺います。 ○議長(柿沼秀雄君) 福田北川辺総合支所長。     (北川辺総合支所長 福田浩一君 登壇) ◎北川辺総合支所長(福田浩一君) 第16号議案 令和2年度加須市一般会計補正予算(第11号)についてのご質疑にお答えいたします。 (仮称)北川辺コミュニティセンター整備事業のうち、どのようなコミュニティセンターになるのかとのご質疑でございますけれども、(仮称)北川辺コミュニティセンターは、北川辺中学校の余裕教室棟を転用し、地域活動の拠点として整備するものでございます。 施設概要でございますが、1階部分につきましては、約190平米に事務室約40平米、待合スペース約50平米、子どもの居場所約40平米を配置するとともに、新たに約50平米を増築し、多目的トイレ等の整備を予定しており、増築部分を合わせると1階部分の整備面積は240平米となります。また、2階部分の整備面積は約620平米に、活動室として3部屋、約460平米の整備及びトイレ約30平米を予定しており、施設全体で約860平米の整備面積となります。 次に、主な施設機能を申し上げますと、1階には事務所、待合スペースのほか、バリアフリー対応の多目的トイレ及び親子で利用できる子どもの居場所を設けます。また、整備に当たりましては、車椅子に乗ったまま利用できる昇降機を設置するなど、法令等に適合したバリアフリー対策を講じてまいります。2階には音楽、文化活動、スポーツレクリエーション活動の利用のほか、各種団体等での会議利用が可能なスペースを配置してまいります。 北川辺コミュニティセンターは中学校との複合化ということもあることから、積極的に生徒が利用できる施設となるよう、引き続き中学校との十分な調整の下、進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田年美議員。 ◆15番(池田年美君) ご答弁をいただきました。 北川辺コミュニティセンター開館に合わせて、センター内に親子で交流できる場所を設置する予定と伺いましたが、どのようなスペースを使い、どのような内容を考えておられるのか伺います。 ○議長(柿沼秀雄君) 福田北川辺総合支所長。 ◎北川辺総合支所長(福田浩一君) お答えいたします。 (仮称)北川辺コミュニティセンター開館に合わせて、同センター内に親子で交流できる居場所を設置する予定とあるが、どのような内容になっているのかというふうなことでございますが、市ではこれまで児童館や子育て支援センターをはじめ、コミュニティセンターなどの一部に親子で交流できる居場所の確保に努めてまいりました。北川辺におきましては、現在、子育て支援センターが2か所ございますが、コミュニティセンターの開館に合わせて新たに子どもの居場所を確保するものでございます。 この子どもの居場所といたしましては、26畳程度の広さとなる約40平米を確保し、子育て中の親子が交流できる子育てサロンとしての利用や、子どもたちが気軽に立ち寄り、ひとときを過ごすことができる場所として整備するものでございます。ちなみに、直近で整備された同様の施設といたしましては、プラザきさいのキッズルームと同程度の広さとなっております。 いずれにいたしましても、多くの市民から親しまれ、利用される地域活動の拠点地として北川辺地域コミュニティセンターを整備してまいります。 以上でございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田年美議員。 ◆15番(池田年美君) ご答弁をいただきました。 複合化に伴い、多くの方の利用が見込まれるため、北川辺中学校特別教室棟1階のトイレの洋式化も行われるとのことです。市民の皆様がコミュニティセンターを快適で安全に利用できますよう、よろしくお願いいたします。 次に、歳出第3款1項6目介護保険事業特別会計繰出事業について伺います。 新型コロナウイルス感染症の影響で、高齢者の集いの場であるふれあいサロン活動の自粛期間が長期化し、どうしても高齢者の皆様の生活が不活発となり、フレイル予防をすることがとても重要になります。そこで、加須転倒無止体操をはじめとする健康維持に必要な情報を収録したDVD4,000枚の配布を予定されているとのことですが、リーフレットもDVDと同じ部数をお考えでしょうか、伺います。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤福祉部長。     (福祉部長 齋藤一夫君 登壇) ◎福祉部長(齋藤一夫君) 令和2年度加須市一般会計補正予算(第11号)についてのご質疑のうち、介護保険事業特別会計繰出事業についてお答えいたします。この事業に係る今回の補正予算は新型コロナウイルス感染症の影響で、高齢者の集いの場であるふれあいサロン活動の自粛期間が長期化している中、高齢者の生活が不活発となりフレイルになることを予防する観点から、介護保険事業特別会計において、介護予防の広報、啓発の強化に係る事業を行う財源とするため、一般会計から繰り出しを行うものであり、併せてご提案申し上げております第18号議案 令和2年度加須市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)の歳出、元気はつらつ介護予防事業92万4,000円に充当するものでございます。 今回の繰出金は、いわゆる法定外の繰り出しに当たるもので、その財源には全額国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用いたしますので、介護保険料への影響はございません。 事業の内容につきましては、加須市独自の介護予防体操である加須転倒無止体操の動画や、食生活、口腔ケア等の健康維持に必要な情報を収録したDVDと、コロナ禍での活動量の減少による下半身の筋力低下を防ぐ観点から、加須転倒無止体操の中から下半身の筋力の維持向上に重点を置いた内容を抜粋したリーフレットを作成し、それぞれ同数の4,000部をふれあいサロンの参加者や希望する高齢者等に配布し、自宅で気軽に介護予防に取り組める機会の拡充を図るものでございます。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田年美議員。 ◆15番(池田年美君) ご答弁をいただきました。 次に、数量を4,000部とした理由を伺います。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤福祉部長。 ◎福祉部長(齋藤一夫君) 4,000部とした理由につきましては、ふれあいサロン122か所の参加者数として約2,100人、65歳以上75歳未満人口の1割を想定した一般の高齢者数として約1,850人、さらには、介護予防サポーターや高齢者相談センター職員への配布を見込んだものでございます。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田年美議員。 ◆15番(池田年美君) ご答弁をいただきました。 DVDと同数のリーフレットは、DVDは再生できない方もおられるので、リーフレットを余分に作り、リーフレットのみでも希望者の方には配布できるように考えていただきたいと思います。 次に、対象者へのDVDとリーフレット配布についての周知方法と配布方法、配布時期について伺います。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤福祉部長。 ◎福祉部長(齋藤一夫君) 対象者への周知方法につきましては、ふれあいサロンの代表者及び介護予防サポーターに個別に通知するとともに、地域ブロンズ会議や高齢者相談センターによる高齢者への個別訪問に併せた情報提供、さらには、広報紙やホームページへの掲載等により周知してまいりたいと考えております。 配布方法につきましては、高齢者相談センターによる個別配布や、本庁舎及び各総合支所の窓口での配布を行ってまいります。また、本予算につきましては、令和3年度への繰越明許費の設定を行うものでございますが、ご議決いただいた後には速やかに業務に着手し、令和3年度のできるだけ早い時期に対象者に配布できるよう進めてまいります。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田年美議員。 ◆15番(池田年美君) ご答弁をいただきました。 コロナ禍において、コミュニケーションが最も必要な高齢者の皆様の健康を守るために、ご自宅でしっかりと活用できるよう、さらなる支援をお願いいたします。 次に、歳出第3款4項1目災害時要援護者支援事業について伺います。 避難場所における災害時要援護者の感染予防対策のために、エアベッド460台を購入されるとのことですが、振り分け方について説明してください。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤福祉部長。 ◎福祉部長(齋藤一夫君) 災害時要援護者事業についてのご質疑のうち、エアベッド460台の振り分け方についてお答えいたします。 避難場所におけるエアベッドの活用は、高齢者や障がい者などの災害時要援護者への新型コロナウイルス感染症対策に有効であると考えており、「避難準備・高齢者等避難開始」、発令段階で災害時要援護者の広域避難場所として指定している市民プラザかぞ、ふじアリーナ(騎西総合体育館)、キャッスルきさい(騎西文化・学習センター)、田ケ谷総合センターの4施設に配備する予定です。エアベッド460台の内訳ですけれども、市民プラザかぞに160台、ふじアリーナに160台、キャッスルきさいに110台、田ケ谷総合センターに30台で、既に配備してある段ボールベッドと併せて活用する予定です。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田年美議員。 ◆15番(池田年美君) ご答弁をいただきました。 次に、水害時緊急避難場所に指定している民間施設へ安心トイレやテント等を配布するとありますが、民間施設の3か所はどこでしょうか、伺います。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤福祉部長。 ◎福祉部長(齋藤一夫君) 安心トイレ等を配備する予定の民間施設は、藤倉コンポジット株式会社、株式会社サンヨーメディカル、大光電機株式会社関東商品センターの3か所で、いずれも水害時[緊急]避難場所、緊急の避難指示が出た際に逃げ遅れた方、あるいは避難支援者が垂直避難する場所ですけれども、そういった避難場所ですけれども、そこに指定させていただいております大利根地域に所在する施設でございます。なお、水害時[緊急]避難場所に指定している施設は市立学校など全7か所でございますけれども、その他の4か所につきましては、既に防災備品を配備しているところでございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田年美議員。 ◆15番(池田年美君) ご答弁をいただきました。 次に、民間施設における保管場所の確保はできていますでしょうか、伺います。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤福祉部長
    ◎福祉部長(齋藤一夫君) 民間避難場所における防災備品等の保管場所の確保につきましては、駐車場だけの避難場所を除き、屋内の施設がある全11か所の民間施設管理者等と調整を行い、平成国際大学、SFAフットボールセンターの2施設につきましては、施設内に備品を保管いただけることになりました。そのほかの民間施設につきましては、平時からの備品の保管が困難なため、市内の防災倉庫等に保管をし災害発生のおそれがある際は、早めの段階で各避難場所まで備蓄品を搬送する予定です。 また、併せて補正予算でご審議をいただいております志多見倉庫に設置する備蓄倉庫も、協定を締結している県、民間の避難場所の備蓄品の仮置場として活用を予定しております。なお、今回、安心トイレ等を配備する予定の3施設分の防災備品につきましては、大利根総合支所の敷地内の防災倉庫に保管する予定です。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田年美議員。 ◆15番(池田年美君) ご答弁をいただきました。 コロナ禍において災害が発生した場合、特に要援護者への対応は大変かと思います。考えられる、そしてできる準備に過ぎることはないと思います。さらなる備えをお願いいたします。 次に、歳出第10款2項1目小学校施設整備事業について伺います。 事業内容として、水泳事業の見直しに伴うプールの改修工事及び学級増に伴う教室の改修工事等とありますが、改修の対象となる普通教室、特別支援教室の学校別の数を伺います。 ○議長(柿沼秀雄君) 江原生涯学習部長。     (生涯学習部長 江原千裕君 登壇) ◎生涯学習部長(江原千裕君) 小学校施設整備事業についてのご質疑にお答えいたします。 まず、普通教室の増加についてでございますが、元和小学校におきまして、令和3年度に普通教室が1教室増加する見込みであり、少人数指導教室を普通教室に変更するため、給食配膳台の購入を行うものでございます。さらに、元和小学校において、令和4年度に普通教室が1教室増加する見込みであることから、令和3年度の夏休み期間中に、現在のコンピューター教室を普通教室へ変更するために、建築工事や電気設備工事、校内LAN整備工事を行うものでございます。 次に、特別支援教室の増加についてでございますが、令和3年度に加須小学校と不動岡小学校、樋遣川小学校の3校で特別支援教室が1教室ずつ増加する見込みでございます。このうち、加須小学校では、現在の多目的教室を特別支援教室に変更するため、校内LAN整備工事及び事務机、教卓等の備品購入を行うものでございます。 不動岡小学校では、令和3年度に普通教室が2教室減少することから、現在の普通教室の1つを特別支援教室に変更するため、整理棚等の備品を購入するものでございます。樋遣川小学校では、現在の外国語教室を特別支援教室に変更するため、事務机、教卓等の備品を購入するものでございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田年美議員。 ◆15番(池田年美君) ご答弁をいただきました。 合計で普通教室が2教室増で、特別支援教室が3教室増とのご答弁でした。児童数増による普通教室2増ということで、新年度から始まる少人数学級への対応は含まれていないようです。効率的な工事という観点をしっかりと考慮していただき、これからも事業を実施していただきたいと思います。 次に、来年度からの学級数増ですと、工事が間に合わないのではないかと思っていますが、今後の工事スケジュールについて伺います。 ○議長(柿沼秀雄君) 江原生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(江原千裕君) お答えいたします。 工事のスケジュールについてでございますが、元和小学校のコンピューター教室を普通教室へ改修するための建築工事、電気設備工事及び校内LAN整備工事につきましては、騒音が発生し、1か月程度の工期となることから、児童の安全確保と授業への影響に十分配慮して、夏休み期間を中心に工事を実施し、令和4年度のスタートに間に合わせてまいります。 また、加須小学校の多目的教室を特別支援教室へ改修するための校内LAN整備工事につきましては、ご議決をいただいた後に、契約手続を開始して、できるだけ早く工事に着手してまいります。 以上でございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田年美議員。 ◆15番(池田年美君) ご答弁をいただきました。 元和小学校においては、児童数増加に伴い令和7年度まで毎年1クラスずつ増えていく見込みで、令和3年の夏休みに改修工事を実施する分は令和4年度に向けての工事と理解しました。スムーズな推進をお願いいたします。児童数のニーズに合わせて特別支援教室、普通教室の改修が行われ備品等も購入されることで、教育環境の充実につながると思います。ぜひ、安全第一で行っていただきますようお願いします。 提案されています補正予算は全て繰越明許されることになります。どの事業についてもスピード感を持って効果のある事業となりますよう推進していただくことをお願いし、以上で私の補正予算に対する質疑を終わります。 ○議長(柿沼秀雄君) 以上で、15番、池田年美議員の質疑は終了いたします。 次に、7番、関口孝夫議員、ご登壇願います。     (7番 関口孝夫君 登壇) ◆7番(関口孝夫君) それでは、令和会を代表して質疑をさせていただきます。 最初に、第16号議案 令和2年度加須市一般会計補正予算(第11号)の件であります。前段出ております小・中学校のプールということになります。中学校のプールは今年度をもって全て授業を廃止するという英断を下されたことを非常に賛成の意味で応援したいというふうに思っています。 中学校のプールはちょうど私たちが在学中に、加須西中でございますので、野球部の練習中に突然ブルドーザーが野球部のダイヤモンドに現れたという事件がありまして、私は野球部でしたから、何でこんなことをするんだと先生に文句を言った記憶がありまして、そうしたらプールを造るというところであります。昭和40年代の話でありますから、もう50年、加須西中のプールにおいてはたっているということでありまして、いささかもう限界も限界だと、そういうプールがたくさんあるというふうに思っています。 質問は小学校のプールの共同利用と水泳指導支援の民間委託についてです。 小学校のプールの集約化等の予定について十分検討されたと思いますが、検討経緯についてお伺いをいたします。 ○議長(柿沼秀雄君) 杉田学校教育部長。     (学校教育部長 杉田 勝君 登壇) ◎学校教育部長(杉田勝君) 第16号議案 令和2年度加須市一般会計補正予算(第11号)のうち、小学校プールの共同利用と水泳指導支援の民間委託についてのご質疑にお答えいたします。 まず、小学校のプール集約化等の予定についての検討経緯についてでございます。 本市の小中学校のプールは、施設の老朽化や設備の故障等により、安全なプール授業の実施に影響が生じてきております。さらに、猛暑日などの影響により、小中学校プールの利用日数が少なくなってきている現状がございます。 このような中、夏季の一定期間のみの使用にもかかわらず、毎年の維持管理費や修繕費用に加えて、今後に想定される大規模改修等を行い、全てのプールを維持するには多額の経費が必要となる状況にございます。このようなことから、本市における今後の小中学校プールのあり方が課題となっておりました。 このため、令和元年度から、学習指導要領上での水泳授業の位置付けを再確認するとともに、先進自治体での取組事例を参考にしながら調査研究を進めてまいりました。 令和2年6月には、全小中学校30校を対象に、令和元年度における学校プールの利用状況調査を実施して、各学校でプールを利用した期間及び利用日数、授業時間数、授業でプールに入った児童生徒数と見学者数などについて状況確認を行いました。 これらの結果を踏まえ、令和2年6月25日と令和2年12月11日に行われた政策会議で、小中学校プール施設の今後のあり方についての協議を行い、水泳授業のやり方を見直し、民間スイミングスクールプールを活用しながら、小学校プールの共同利用を進める方向性が導き出されました。 水泳指導支援業務の民間委託の効果といたしまして、まず、指導面では、季節や天候に左右されない水泳授業が実施できるとともに、教員が中心となって行う水泳指導をインストラクターが補助することで、児童の水泳技能向上や、教職員の指導力の向上が期待できます。また、管理面では、プール清掃や水質管理等の負担が軽減されるとともに、プール施設・設備の修繕費用や改修費用など、経費面で軽減することができます。 小学校プールの共同利用の効果といたしましては、プールを集約化して重点的に施設整備を図ることで、子どもたちはより安全な環境の中で水泳授業を実施していくことができます。 以上のことから、小学校プールの共同利用と、水泳指導支援の民間委託を実施していく方針を決定いたしました。 以上でございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 関口孝夫議員。 ◆7番(関口孝夫君) 答弁ありがとうございます。 私たちの頃はプールに入るということは楽しいこと、毎日でも入りたいと思っていた時期から、今の子どもたちの感覚は多分そうではない。それは環境の変化や、あちこちにプールがあるし、泳ぎたいところ、いつでも家族と行けるプールがある。そのほうが楽しい方法に決まっているというところもありますし、決定には賛成でありますが、もう一つ、プールの設備の老朽化、水質管理の困難さから、今回、設備の修繕より民間委託を優先して進めるほうが費用対効果という言い方はどうかと思いますが、としていいのではないかという考えがあるんです。今回も1,000万程度のお金が修繕費に使われる予定になっておりますが、その辺のお考えをお伺いいたします。 ○議長(柿沼秀雄君) 江原生涯学習部長。     (生涯学習部長 江原千裕君 登壇) ◎生涯学習部長(江原千裕君) プール設備の老朽化、水質管理の困難さから、設備の修繕よりも民間委託を優先し進めるほうが費用対効果としていいのではないかにつきましてお答えいたします。 水泳指導支援業務の民間委託の効果につきましては、先ほど学校教育部長が答弁申し上げたとおりでございます。 一方、水泳指導支援業務委託の費用につきましては、児童1人当たり1回、約2,500円分の費用を見込んでおりますことから、児童数が多い大規模校になるほど委託料が大きくなることが想定されるところでございます。また、市内の民間スイミングスクールまでの距離が遠くなるほど送迎に要する時間が増え、時間割に支障が出てくる懸念がございます。 こうしたことから、まずは、令和3年度におきまして、市内の民間スイミングスクールから比較的距離が近くて児童数が少ない樋遣川小学校と豊野小学校の2校において、水泳指導支援業務委託を予定しているものでございます。 今後の水泳指導支援業務の民間委託につきましては、現時点では拡充していく方向で考えておりますが、令和3年度における実施状況や費用対効果を十分検証してまいりたいと存じます。 ○議長(柿沼秀雄君) 関口孝夫議員。 ◆7番(関口孝夫君) 答弁ありがとうございます。 民間委託については、段階的に、その6年までの予定が出ておりますが、最終的に小学生は全部民間委託にすべきだというふうに考えますが、その点の考えはいかがですか。 ○議長(柿沼秀雄君) 江原生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(江原千裕君) お答えいたします。 民間スイミングスクールプールを活用しますと、夏に限らず、例えば5月から10月頃まで利用できるということも考えられますけれども、まずは令和3年度に2校でパイロット的に実施いたしまして、その実施状況、また、相手方の受入れ状況もございますので、その辺を見極めながら今後については十分検証してまいりたいと考えております。 ○議長(柿沼秀雄君) 関口孝夫議員。 ◆7番(関口孝夫君) 今年は民間委託をやります。来年については白紙ということなんでしょうか。 ○議長(柿沼秀雄君) 江原生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(江原千裕君) お答えいたします。 令和3年度の予定としまして、樋遣川小学校と豊野小学校を民間スイミングスクールプールを活用した水泳指導支援業務委託を行う予定でおります。令和4年度につきましては、引き続き樋遣川小学校、豊野小学校は継続して民間委託をする予定でございまして、さらに増やしていくかどうかは、令和3年度の状況を見極めながら検討してまいりたいと考えております。 ○議長(柿沼秀雄君) 関口孝夫議員。 ◆7番(関口孝夫君) よく分かりましたが、多分、子どもにとっては、スイミングスクールのプールのほうが断然行きたい場所であるというふうに感じますし、1,000万円の修理費用を今年使うこともそうですが、できるだけ早く皆さんが対等に同じ場所で授業を受けられることを望んで質疑を終わらせていただきます。 それから、消防水利としての利用方法をということがありましたけれども、この件も水利は当然必要で残してほしいと消防団OBとしても思います。ですが、水は腐るものでありますから、その管理には非常に力が必要だと思いますので、その辺もご理解をいただきたいというふうに思っております。 引き続き、次の質問に移らせていただきます。 16号議案です。補正、同じく11号でありますが、①の具体的な内容については、池田議員のご質問で返答をいただいていると思いますので、割愛をさせていただきます。ただ、この件につきましてもその配布が目的ではなくて、当然そのすばらしい加須転倒無止体操、大変よくできている体操だと思いますし、私たちがやっても相当の効果があるような気がしております。ぜひこれを進めていただきたいということで、いかにやってもらうかということが問題だというふうに思います。いかにやらせる状態をつくるかということを中心に置いて活動していっていただきたいことを申し伝えておきます。 ②についてですが、この本当によくできた加須転倒無止体操、テレビ埼玉での放映があったというふうに思っておりますが、どれぐらいのPR効果があったと考えられますか、お伺いをさせていただきます。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤福祉部長。     (福祉部長 齋藤一夫君 登壇) ◎福祉部長(齋藤一夫君) 第16号議案 令和2年度加須市一般会計補正予算(第11号)についてのご質疑のうち、介護保険事業特別会計繰出事業について、加須転倒無止体操のテレビ放送によるPR効果についてお答えいたします。 本市では、コロナ禍におきましても、高齢者の皆様に自宅で楽しみながら介護予防に取り組んでいただくため、加須転倒無止体操の番組を制作し、令和2年6月下旬から10月上旬にかけて、平日の午後3時から5分間、テレビ埼玉で放送いたしました。3か月もの間、ほぼ毎日テレビで加須市の取組を放送したことは、これまでなかったことでございます。番組の視聴率は平均1.4%であり、世帯数に換算しますと約12万2,000世帯の方がご覧になったことになります。テレビ埼玉によりますと、この視聴率はこれまでに同社が同じ時間帯に放送してきた番組の中でも高い水準にあるとのことでございます。視聴者からは録画して毎日体操している、DVDを作ってほしい、地元の自治会でもやりたい、こいのぼりやうどんといった名物も興味を引いた、加須市に遊びに行きたい、第2弾をやってほしいといった声も寄せられております。 コロナ禍が続き、高齢者の運動量、活動量の低下が課題となる中、加須転倒無止体操のテレビ放送を行ったことによって、自宅で気軽に取り組める新しい介護予防の実践方法を提唱することができ、高齢者に限らず、幅広い世代に加須転倒無止体操を知っていただくことができました。市内外の多くの方に加須市の魅力を発信することもでき、非常に効果的な取組であったと考えております。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 関口孝夫議員。 ◆7番(関口孝夫君) 答弁ありがとうございます。 本当にすばらしくよくできた加須転倒無止体操、過去にいろんな体操がこのまちにも現れて、淘汰されているということもありますが、この体操は誇れる体操だというふうに思いますし、大金を使ってテレビ放映もしましたし、ぜひ、今後みんなと共に、これが生き残るように、そして少しでも健康にプラスになるように期待して、質疑を終わらせていただきます。 以上です。ありがとうございました。 ○議長(柿沼秀雄君) 以上で、7番、関口孝夫議員の質疑は終了いたします。--------------------------------------- △休憩の宣告 ○議長(柿沼秀雄君) ここで暫時休憩をいたします。再開は午後1時といたします。 △休憩 午前11時17分 △開議 午後1時00分--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(柿沼秀雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 次に、9番、池田裕美子議員、ご登壇願います。     (9番 池田裕美子君 登壇) ◆9番(池田裕美子君) 5つの議案につきまして質疑をいたします。 初めは第4号、財源は10分の10国の補助金で、額は1億2,679万円に上る新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費を専決処分したことについて質問します。 委託料に注目いたしまして、具体的にどういう準備であるのかを示していただきたいと考えました。まず、電算システム改修と、電算システム設定として331万円を費やします。改修された電算システムでは、全体としてどういう処理ができるのでしょうか。また、そのうち新たに何ができるようになるのでしょうか、質疑いたします。 以下の質疑につきましては、質問席から行います。 ○議長(柿沼秀雄君) 高橋総合政策部長。     (総合政策部長 高橋宏晃君 登壇) ◎総合政策部長(高橋宏晃君) 電算システム改修についてのご質疑にお答えいたします。 このたびの改修は、新型コロナウイルスワクチン接種に係る事務処理を正確かつ効率的に行うため、現在、市で使用しております健康管理システムを改修するものでございます。 改修の中身は大きく2つに分かれておりまして、1つ目がワクチン接種クーポン券発行のために、ワクチン接種対象市民の抽出や、各個人にクーポン券番号を割り振るなど、クーポン券の印刷に必要な情報が入った印刷用のデータファイルを作成する機能を追加するものでございます。 2つ目が、市民の接種記録を管理する機能として、風疹等の定期予防接種と同様に新型コロナウイルスワクチンの接種記録を管理するための台帳と集計の機能を追加するものでございます。 このうちワクチン接種対象市民に速やかにクーポン券を発行、送付できますよう、既にクーポン券発行のためのシステム改修は完了しているところでございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田裕美子議員。 ◆9番(池田裕美子君) すみません、再質疑をさせていただきます。 今、ワクチン接種の体制を整える上でどういうことがこの新しい電算システムでできるのかというご説明がありました。簡単でよろしいんですけれども、健康管理の電算システムというのはどういうことができるか、二、三教えていただきたいと思います。 ○議長(柿沼秀雄君) 高橋総合政策部長。 ◎総合政策部長(高橋宏晃君) 健康管理システム、名称はいずれにしても全国の市町村が保有しているシステムでございまして、国でもこの接種管理につきましては、市町村の有する健康管理システム、これを利用して接種の管理をしていこうという方針でございます。基本的には各市民のがん検診とか健康診査、そういった基本健康診査などの健康情報をそこに集積をいたしまして、健康づくり推進課、保健センターのほうで管理をしているというようなシステムでございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田裕美子議員。 ◆9番(池田裕美子君) ありがとうございました。 続きまして、②の質問です。 委託料の中にはコールセンター、説明の書類では予約センターというようにも称されています。コールセンター運営費も入っています。9,935万円計上しています。接種体制のつくり方は基礎自治体の事情に応じたものですので、加須市に適した接種体制をつくり、それを案内するためにコールセンターが設置されると理解させていただいております。 では、コールセンター職員の教育はどの機関が行うのでしょうか。もしもコールセンター職員が市民の問合せに誤った回答をしてしまって、それによって何らかの問題を引き起こしてしまった場合などの責任はどこが負うのでしょうか。その職員教育機関と市は責任範囲をどのように線引きしているのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(柿沼秀雄君) 角田副市長。     (副市長 角田守良君 登壇) ◎副市長(角田守良君) 予約センターにつきましては、市民相談室が主担当でございますので、私のほうからお答えをさせていただきます。 今回のワクチン接種に当たりましては、LINE、ウェブ、そして電話という予約を一元管理する予約センター、それから、市民が気軽に相談や疑問の解決ができるような相談センター、この2つを設置いたします。予約センターにつきましては、各種予約管理のノウハウを持っている民間事業者に業務を委託して、相談センターは市の職員直営で行っています。 また、ワクチン接種、予約に関する相談につきましては、国と県と市で役割分担して対応することになっておりまして、市は具体的な接種手続に関する相談への対応、県は接種後の副反応など、医学的知見が必要となる専門的な相談等への対応となっております。 市職員直営のほうの相談センターは、2月15日から開設をしておりまして、2月22日現在で15件の相談に対応しております。予約センターのほうは3月1日の開設に向けて準備を進めております。 コールセンター職員の教育についてでございますが、業務委託で行う予約センターにつきましては、業務委託仕様書で業務開始前に業務遂行に必要となる研修の実施計画、それと、マニュアル、そして、よくある質問集、これを作成して市の承認、確認を得てから問合せに対応するための十分な研修を行うことを求めておりますので、業務開始前に受託者の責任において研修を行います。 市職員が直営で行います相談センターにつきましても、予約センターと同じマニュアル等を使いまして、問合せに対応できるようにしてまいります。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田裕美子議員。 ◆9番(池田裕美子君) 再質疑いたします。 責任のその範囲の線引きという点については、どのようなものかご説明いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(柿沼秀雄君) 角田副市長。 ◎副市長(角田守良君) 再質疑にお答えをいたします。 これは業務委託でございますので、責任範囲については発注元である加須市が最終的に責任を負うことになると考えます。 市は、予約センターの業務委託仕様書の中で、受託者に業務内容についても具体的に求めてまいります。例えば、意見、苦情等への対応においては、問合せ内容がワクチン接種以外の事柄を含む場合であっても市の新型コロナウイルス感染症に対する総合的な対応、または取組に関する事項の範囲であれば、これは対応するように。一方で、また、副反応、副作用などに関すること及び医療行為となるような可能性がある問合せなどについては、国・県等の適切な関係機関を案内することというような内容となっております。なお、当然ではありますが、加須市個人情報保護条例、これを遵守した個人情報の適切な取扱い、あるいは、加須市情報セキュリティポリシーを遵守した情報セキュリティー対策、これも求めてまいります。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田裕美子議員。 ◆9番(池田裕美子君) ありがとうございました。 次の質問に入ります。 令和2年度加須市一般会計補正予算(第11号)、この①保育所アレルギー等対応特別給食提供事業について、質疑いたします。 予算額50万円、県の補助金で2分の1を賄い、市が2分の1を負担します。対象は給食等に特別な配慮が必要な児童を2人以上受け入れている保育所等と説明資料にありました。本件の対象民間保育所には、アレルギーを有するお子さんは何名いるのでしょうか。また、アレルギーの認定ですけれども、どの機関がどのルールに基づいてアレルギーを有するお子さんであると認定し、その結果を当該保育所はどのような方法で監督責任のある市に報告する仕組みとなっているのでしょうか。 本件につきましては、昨年6月から提供を既に開始しています。どうして今の定例会に提出されたのかという点が腑に落ちないという、そういう気持ちもございます。そういった理由からも詳細な説明を求めたいと思います。 ○議長(柿沼秀雄君) 小泉こども局長。     (こども局長 小泉雅広君 登壇) ◎こども局長(小泉雅広君) 第16号議案 令和2年度加須市一般会計補正予算(第11号)、保育所アレルギー等対応特別給食提供事業についてのご質疑にお答えいたします。 保育所アレルギー等対応特別給食提供事業につきましては、食物アレルギー等により給食等の処遇に特別な配慮を必要とする児童に対し、アレルギー等に対応した給食の提供の充実を図るため、埼玉県が実施する安心・元気!保育サービス支援事業費補助金を活用し、配慮が必要な児童を2人以上受け入れ、かつ調理員を1人以上加配している民間保育所等に対して、月額5万円の助成を行うものでございます。 対象児童につきましては、補助金申請時となる令和2年9月1日現在で、45名の児童が該当となっております。また、アレルギーの認定方法につきましては、保護者がかかりつけの医療機関において、アレルギーの検査を行い、医師が作成したアレルギー疾患生活管理指導表を通園する保育園に提出いたします。その後栄養士、担当保育士、保護者による話合いが行われ、どのような給食を提供していくかが決まります。市へは補助金申請時に、1つに検査報告、検査結果、2つにアレルギー疾患生活管理指導表、3つに栄養士、担当保育士、保護者による話合いの会議録が各園から提出され、その3つの内容を確認しています。また、実績報告時に3つの内容に係る1年間分の状況報告を受けております。 以上でございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田裕美子議員。 ◆9番(池田裕美子君) 1年間分の状況報告を受けたということで、事後報告であるという、そういう認識をさせていただきました。 よろしいでしょうか。 ○議長(柿沼秀雄君) 小泉こども局長。 ◎こども局長(小泉雅広君) 本事業の補助金につきましては、最終的には3月の実績報告提出時に確定をするといったような内容でございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田裕美子議員。 ◆9番(池田裕美子君) ご回答ありがとうございました。 続きまして、②農作物災害対策事業について伺います。 まず初めに、事業名と内容が若干結びつきにくいので確認をさせていただきます。 議案説明で第2次募集の経営継続補助金とおっしゃっていました。今月2月2日に採択が公表された国の第2次経営継続補助金に関するこの事業予算案でよいか、まず確認させてください。 ○議長(柿沼秀雄君) 大熊経済部長兼農業委員会事務局長。     (経済部長兼農業委員会事務局長 大熊和夫君 登壇) ◎経済部長兼農業委員会事務局長(大熊和夫君) 農作物災害対策事業についてのご質疑にお答えいたします。 こちらの事業は加須市では農作物災害対策支援事業として、国の経営継続補助金の採択を受けた方に対して補助をするものでございます。 以上でございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田裕美子議員。 ◆9番(池田裕美子君) この補助金につきましては国が4分の3だけを補助し、不足額が生じるので市の一般財源から2,509万円を負担するという説明がございました。国の採択から漏れた農業さんもいらっしゃいますので、そういった観点から本市の農業者の申請件数、採択件数、そして採択された事例についてご説明をお願いいたします。 ○議長(柿沼秀雄君) 大熊経済部長兼農業委員会事務局長。 ◎経済部長兼農業委員会事務局長(大熊和夫君) 国の経営継続補助金については、JAほくさいが支援機関として国から委託され、申請等の取りまとめを行っております。JAほくさいによりますと、7月に行われた1次募集の申請者は109人、採択者80人、11月に行われた2次募集の申請者は79人、採択者68人、合わせまして申請者は188人、採択者148人ということでございました。1次申請で不採択となった方につきましては、2次募集に申請していただくようJAほくさいから案内をしております。 次に、採択された事例といたしましては、人との接触機会を減らすための人員削減の取組と、作業時間の短縮等の取組のための無人で農薬や肥料などを散布するドローン、除草剤や肥料などを同時に散布できる多機能型田植機、GPS操舵機能付トラクター、端刈りや倒伏など、作業の補助する人を必要としない機能がついたコンバインなどでございます。 以上でございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田裕美子議員。 ◆9番(池田裕美子君) 今ご説明いただいたのは、JAほくさい管内ということで、加須以外、羽生、行田、そして鴻巣の一部、全体の数字なんでしょうか。加須市だけの数字なのか、確認させください。 ○議長(柿沼秀雄君) 大熊経済部長兼農業委員会事務局長。 ◎経済部長兼農業委員会事務局長(大熊和夫君) こちらはJAほくさいのほうに確認しまして、加須市内の農業者ということでございます。 以上でございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田裕美子議員。 ◆9番(池田裕美子君) 分かりました。ありがとうございます。 続きまして、③加須市介護保険事業特別会計繰出事業につきまして、午前中もお二人の方からこの加須転倒無止体操等に関するリーフレット、DVDについて質疑があり、ご回答も伺いました。そこでこの前半の質問につきましては、割愛をさせていただきたいと思いますが、その後半のほうなんです。動画を見て、そして、体操をするというのが、非常に体操する上ではもちろん有効なことではあると思います。そして、午前中の回答を聞いていますと、一人でもおうちでできるようにという、あるいは、もちろんふれあいサロンでみんなでできるようにというような、そういう場面で活用するということも分かりました。 動画を見る手段ということにつきまして、DVDのほかにも何かあるのではないかというふうに私は考えているんですけれども、そういったことからDVDを必要とする、必要性はというように通告書には書かせていただいたんですけれども、午前中の回答の部分で、使う場面というのはイメージは湧くんですけれども、ほかにはないんでしょうか、ちょっとご回答をお願いできればと思うんですけれども、よろしくお願いします。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤福祉部長。     (福祉部長 齋藤一夫君 登壇) ◎福祉部長(齋藤一夫君) 介護保険事業特別会計繰出事業についてお答えいたします。 DVDの必要性につきましては、本市では加須転倒無止体操のテレビ放送を行いまして、多くの方にご覧いただき、多くの好評を得たところでございますが、テレビ放送費は858万円と高額でございました。活動の自粛期間が長期化している中、高齢者の介護予防としてより少ない費用で、同等の効果を確保し、かつ継続的な取組とするためにテレビ放送に代えて、テレビやパソコン等で動画をご覧いただきながら体操できるDVDを作成し配布する方法を考えたものでございます。 DVDの中には、加須転倒無止体操の動画や食生活、口腔ケア等の健康維持に必要な情報を収録する予定でございますので、介護予防のリーフレットと併せて活用していただくことでコロナ禍においても、引き続き自宅で気軽に効果的に、介護予防に取り組んでいただけるものと期待しております。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田裕美子議員。 ◆9番(池田裕美子君) ありがとうございました。 次の質問に入ります。 第24号議案 加須市特別会計条例の一部を改正する条例につきまして質疑いたします。 加須市住宅資金等貸付事業特別会計が廃止されるというこの議案でございます。経過措置を設けることになると説明されていますけれども、改正された条例は4月1日施行の予定です。今後の実際の徴収業務はどの部課が担当することになるのかお聞きします。 ○議長(柿沼秀雄君) 高橋総務部長。     (総務部長 高橋 章君 登壇) ◎総務部長(高橋章君) 加須市特別会計条例から加須市住宅新築資金等貸付事業が削除されると、今後の徴収業務はどの担当課で担当することになるかについてのご質疑にお答え申し上げます。 住宅新築資金等貸付事業につきましては、旧加須市、旧騎西町、旧大利根町で実施していた事業であることから、現在、総務部人権・男女共同参画課をはじめ、騎西及び大利根総合支所の地域振興課の担当業務となっております。今後特別会計から一般会計に移行いたしましても、滞納償還金の徴収業務につきまして、引き続き総務部人権・男女共同参画課、騎西及び大利根総合支所の地域振興課が担当することになります。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田裕美子議員。 ◆9番(池田裕美子君) ありがとうございました。 次の質問に入ります。 第30号議案 加須市介護保険条例の一部を改正する条例について質疑いたします。 今年1月に市が示した第8期加須市介護保険事業計画における介護保険料設定の基本方針、こちらでございます。これと照らし合わせて質問をいたします。 この基本方針の2番に、国の制度改正等を踏まえた設定、また、そのジャンルの中で低所得者層に配慮した保険料軽減制度が示されています。政令により標準調整率を下げることで低所得者の軽減負担を図ってきた、第8期においても第7期と同様の率で実施すると明記されています。この第1から第3段階、減額賦課の対象でございます。この本市の調整率についてなんですけれども、これは全国のその標準的な値と比べまして、本市は低いです。経済格差の是正という、そういう目的と理解させていただいているんですけれども、この基本方針が示す数値に落ち着くその数値、着地するところの根拠が少し分からないので、こういう質問をさせていただきます。 本市独自の調整率を設けるということから、所得区分の決め方においても本市独自の設計がなされているのかどうか、この点をお聞きしたいと思います。 よろしくお願いします。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤福祉部長。 ◎福祉部長(齋藤一夫君) 質問にお答えいたします。 初めに、介護保険料の減額賦課につきましては、介護保険法施行令第39条の規定に基づき、加須市介護保険条例で定める特定の条件に該当する方について、介護保険料の基準となる額から一定の割合で減額を行うものでございます。 まず、介護保険料の減額賦課の対象となる方は、国が定める基準と同様でございますが、その減額率につきましては、市町村が介護保険法施行令第39条に定める範囲内で設定することができることとされており、加須市では市民への影響を考慮し、最も保険料が低額になるようにするため、定めることができる上限の減額率を用いております。 具体的に申し上げますと、減額率が最も高くなる方、すなわち第1段階の方につきましては、生活保護受給者のほか、世帯全員が市民税非課税で、かつ老齢福祉年金を受給しているか、前年の合計所得金額と課税年金収入額の合計が80万円以下の方で、減額率は0.7となり、減額後の率は0.3となります。次に、減額率が高くなる方、すなわち第2段階の方につきましては、世帯全員が市民税非課税世帯で、かつ前年の合計所得金額と課税年金収入額の合計額が80万円を超えて120万円以下の方で、減額率は0.5となり、減額後の率は0.5となります。次に減額率が高くなる方、すなわち第3段階の方につきましては、世帯全員が市民税非課税世帯で、かつ前年の合計所得金額と課税年金収入額の合計金額が120万円を超える方で、減額率は0.3となり、減額後の率は0.7となります。 次に、減額の計算方法でございますが、介護保険法施行令に基づき、介護保険料の基準額月額に減額分の率を乗じて計算しております。第8期計画の基準額月額は6,031円ですので、第1段階につきましては0.3を乗じた1,809円、第2段階は0.5を乗じた3,016円、第3段階は0.7を乗じた4,222円をそれぞれ保険料月額として定めております。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田裕美子議員。 ◆9番(池田裕美子君) ありがとうございました。 次の質問に入ります。 やはりこの基本方針2にあります市の前提条件、介護離職ゼロへの対応というところから質疑いたします。 特別養護老人ホーム100床の新規整備、これが令和6年3月利用開始を見込むと明記されています。議案説明で令和3年度からの介護保険料率7%アップの、その一つの理由として特養100床増床、市民優先ということが挙げられていたと記憶しております。第8期は令和3年度から5年度です。令和6年3月といいますと、第8期には1か月しか関わってきません。どのように関連付けていきますと第8期の保険料率アップ、そして100床増床というところにたどり着いていくのか、説明をお願いいたします。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤福祉部長。 ◎福祉部長(齋藤一夫君) 介護施設の整備に当たっては、これまでも介護給付費と介護保険料のバランスを考慮しながら進めてまいりました。特別養護老人ホームの整備につきましては、これらを計画的にその推進に取り組んできたところであり、現在では10施設、総定員数810人でサービスが提供されており、高齢者人口当たり県内トップクラスの整備率でございます。 しかしながら、特別養護老人ホームの入所待機者につきましては、要介護等認定者数の増加から増加傾向が続いておりまして、令和3年1月時点の調査において215人の待機者となっているところでございます。ベッド数を100床規模としたことにつきましては、今後の要介護等の認定者数の推計において、令和2年度の5,103人に対し、5年後の令和7年度では5,807人が見込まれており、人数では704人の増、率で13.8%の増となること。また、認知症患者数の推計につきましても、令和2年度の4,749人に対し、令和7年度は5,390人が見込まれており、人数で641人の増、率で13.5%増となり、施設サービスを希望する高齢者の大幅な増加が想定されることから、100床が必要と判断したところでございます。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 池田裕美子議員。 ◆9番(池田裕美子君) ありがとうございました。 最後の質問に入ります。 こちらに書きましたのが第32号議案を代表的に書きましたが、同様な疑問点としまして31号議案、そして33号議案、34号議案についても同じような疑問を持っております。第32号議案を代表的に取り上げて質疑いたします。 基準が改正されていること、改正された状態が維持されていることを市が監督するに当たりまして、監査方法としていつどの機関が、どのように定めるのか伺います。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤福祉部長。 ◎福祉部長(齋藤一夫君) 条例基準への適合状況の監査方法につきましては、加須市におきましては、地域福祉課が毎年度4月から5月頃に、本市が監査等の実施権限を有する介護保険サービス事業所への指導監査等の実施計画を定め、集団指導という形での監査と、それから事業所ごとに原則として6年の指定期間内に1回、同課の職員が事業所を訪問し、関係書類の検査及び関係者からのヒアリング等を行う実地指導を行うこととしております。こちらの条例に関する関係機関で、加須市におきましては、高齢者相談センターがこちらの事業を行うことになっております。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 以上で、9番、池田裕美子議員の質疑は終了いたします。 次に、28番、小坂徳蔵議員、ご登壇願います。     (28番 小坂徳蔵君 登壇) ◆28番(小坂徳蔵君) それでは、専決処分と条例関連に対して質疑します。 まず、第4号議案です。 本案は新型コロナワクチン接種を準備するため、その経費を措置した補正予算第10号を専決処分したものです。ワクチン接種の対象者は最初に医療関係者、次に65歳以上の高齢者に接種するため準備を進めております。 それでは、1日及び1週間当たりのワクチン接種の規模について、どこまで確保されているのか、説明を求めます。 ○議長(柿沼秀雄君) 萩原健康医療部長。     (健康医療部長 萩原利一君 登壇) ◎健康医療部長(萩原利一君) 新型コロナワクチンの接種規模の状況について答え申し上げます。 本市におきましては、今回の新型コロナワクチンについては個別接種を基本に集団接種で補完し、約3か月間で実施することを想定しております。65歳以上の高齢者につきましては、3万3,608人の約7割の2万3,526人を実施するという予定でございます。 接種開始時期については、早くても4月1日以降としております。現在、この医療機関につきましては、個別接種につきましては現時点で34医療機関が登録をしていただいておりまして、眼科や皮膚科などを除いたほとんどの医療機関が接種にご協力をいただけることとなっております。 個別接種の人数でございますが、現時点で2万3,526人のうち、約96%に当たります2万2,626人の2回分として4万5,252回分を想定しております。現時点での想定でございますが、1週間当たりということでございますが、1週間7日で計算いたしますと、1週間で4,697人を想定しております。 続きまして、集団接種でございますが、こちらについては4地域の公共施設、加須地域については加須保健センター花崎コミュニティセンター、騎西地域は騎西保健センター、北川辺地域は北川辺保健センター、大利根地域は大利根保健センターの5会場で900人分を180人の定員で各2回ずつ実施するということでございまして、こちらについては週1回を予定しておりますので、1週間当たりは180人という想定でございます。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 小坂徳蔵議員。
    ◆28番(小坂徳蔵君) まず、この接種の規模の問題なんですが、7日でこの4,697人という、先ほど説明ありました。しかし休みなしというわけにもいかぬでしょう、これは。ということは、当然5日、あるいは6日ということになるのではないのかなと。休みなしで2か月ワクチン接種に当たるというわけにはいかぬと思うんです。そうしますと少なくとも、仮にマックスで6日間としても、大体1日1,000人程度の規模が必要だということになります。その辺はどのように対策取っているんですか。 ○議長(柿沼秀雄君) 萩原健康医療部長。 ◎健康医療部長(萩原利一君) 個別接種の関係でございますが、こちらの先ほど申し上げました数字につきましては、各医療機関から全体でどれぐらいできるという数字をいただいております。それを全体数の中で1週間ということでございますので、7日で割り返したということでございますので、実態としては日によってばらつきがあるということでございまして、平均しますと1週間で先ほど申し上げました4,697という数字ということでございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 小坂徳蔵議員。 ◆28番(小坂徳蔵君) 要するに休みなしで、機械的に出したというこの数字になっております。もっとこの緻密な接種の計画が求められるということをまずは指摘しています。 集団接種の関係なんですが、医師及び看護師、これ医療スタッフになるわけですが、今現在、集団接種の場合、どれだけ人員確保しているんですか。 ○議長(柿沼秀雄君) 萩原健康医療部長。 ◎健康医療部長(萩原利一君) 集団接種の関係でございますが、現在のところ、市内の19の医療機関からご協力いただけるということで伺っておるところでございます。現時点では、それぞれの会場で3人の医師及び3人の倍の6人の看護師という考え方、さらにはその他のスタッフという形で構成をしていることを考えておりまして、看護師についても医療機関からも先生と一緒に来ていただけるという、全員ではございませんが来ていただけるということも了解をいただいているところでございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 小坂徳蔵議員。 ◆28番(小坂徳蔵君) 今後、さらに緻密に計画を立てていく、これが大事だということであります。 次に、この副反応の関係でありますがファイザー製ワクチンを接種した場合に、アメリカの諮問委員会によりますと、接種部位の痛み、疲労、頭痛などの副反応があると指摘されております。日本でも医療関係者へのワクチン接種は始まっておりますが、昨夜のNHKニュースでは、昨日午後5時まで副反応のあった疑いが、症状が報告されたのは3人だと、このように報道されております。副反応に関しては、やはり市民に正確な情報を伝えていくと、これはまた情報発信は違う部署でやっているんですが、よく連携して正しい、正確な情報を速やかに伝えていくということが、これは大変重要となります。その点はいかがなっておりますか。 ○議長(柿沼秀雄君) 萩原健康医療部長。 ◎健康医療部長(萩原利一君) 市民の皆様に対する正確な情報発信ということでございますが、市ではワクチンの有効性、安全性、副反応も含めまして、国の情報を原則市民に丁寧に適用していく方法しかないというふうに考えておりますので、厚生労働省のホームページに掲載してあります情報を基に、それも本市のホームページにも掲載しながら正確な情報提供に努めてまいりたいと考えております。 また、2月15日から市役所内にワクチン相談センターを設置し、電話相談に対応できる体制を整えておりますが、こちらについても副反応の関係につきましては、医療行為等とつながることもありますので、その問合せ等については国・県等の適切な医療機関等に案内をさせていただく予定でございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 小坂徳蔵議員。 ◆28番(小坂徳蔵君) いずれにしても正確な情報発信が必要だということであります。その関係については、これは厚労省の自治体説明会が2月17日に行ったデータが、資料があるんですが、そこにもそのように記載されております。 それでは、一番大事なワクチンの供給時期なんですが、相当遅れているようなんですが、加須市にワクチンが供給されるのは、搬入されるのはいつ頃ですか。 ○議長(柿沼秀雄君) 萩原健康医療部長。 ◎健康医療部長(萩原利一君) ワクチンの供給時期ということでございますが、この時期につきましては、国・県からの現時点で情報がございません。そのため分からないというような状況でございます。しかしながら、本市では高齢者の接種の開始を4月1日から実施する方向では準備を進めているところでございます。 ○議長(柿沼秀雄君) 小坂徳蔵議員。 ◆28番(小坂徳蔵君) これはワクチンは国から供給されるわけでして、加須市に独断の裁量がないわけでして、ワクチンが来なければ一つ話ならぬと、その中でひとつ準備だけはしっかり備えておくということであります。これまでのワクチン接種の問題で、この問題となるのは、1つはやはり医師会等の協力を得て、この接種の規模をしっかり、混乱しないようにひとつ構築していくということであります。もう一つは、このワクチンの一体供給がいつになるのかということであります。これは市長のほうの国に対する要望、こういうことにもなってこようかと思うんですが、この2点について市長からお尋ねします。 ○議長(柿沼秀雄君) 大橋市長。     (市長 大橋良一君 登壇) ◎市長(大橋良一君) コロナワクチンの接種についてのご質疑に2点お答えをいたします。 1点は接種のスケジュールでございます。まだ最終的に固まっておりませんけれども、ある程度、概要は固まっております。ただ、医師会の状況もございますので、つまびらかにはできませんけれども、今基本的な考え方としては、各医療機関、それぞれの医療機関に何日に何人できますかと、午前中だったら午後に分けて何人ぐらいできますかということを全部、少なくとも1か月、4月いっぱいはどうですかと、こういう状況でお願いしてそのお答えをもらって、それで調整をして、そして、では4月1日、もしスタートできれば4月1日は、どこの医療機関で何人、Aさんのところで何人、Bさんのところで何人と。次の日は、Dさんのところで何人、Eさんのところで何人と、こういうふうないわゆる予約カレンダーみたいなのを作って、それを市民にそれを配布して、それを基に予約をしてもらうと。 そんなイメージで考えていただければ、それが最終的にその部長もおっしゃいました2万何人ですか、それに合うように、できるだけ我々が想定している7割の方がスムーズに受けられるような、予約カレンダーみたいのを作ってもらうと、そういうことで今進めております。 あまり今、もう決まったみたいなことを言うと、やはり医師会の先生も自分の都合ありますから、まだ決まっていないと言われると、元の木阿弥になりますので、その辺についてはひとつご理解いただければというふうに思います。 それから、当然それは任意接種ということでありますので、我々としてはできるだけ多く接種していただきたいと思いますけれども、強制的になるようなイメージのアナウンスといいますか、情報提供についてはやはりこれは心していかなければならないだろうというふうに思っております。 それから、ワクチンについては、供給については、これは我々も直接厚労省に要望したり、あるいは県を通じて要望したり、度々しております。ただ、全く返答はありません。分からないということでございまして、ただ、部長申し上げましたように、あるいは今の時点で、あした来てもある程度できるんではないかというぐらいの準備の進捗状況というふうに言ってもいいかなというふうに思います。したがって、4月1日に来ますよということになれば、今の加須市の準備状況がこのまま順調に進めばこれはスタートできると、こういうふうな確信を持って、今進めております。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 小坂徳蔵議員。 ◆28番(小坂徳蔵君) 医師会さんの関係もありますので、大事な問題2点について、市長にお尋ねしたわけであります。 次に、第30号議案の関係です。 この本案は、4月から始まるこの介護保険の第8期事業計画に対応し、介護保険料を4月から現行の保険料と比較し、基準額で月額6,031円にするものであります。392円の引上げです。年額では7万2,370円となり、4,710円を引き上げるものです。率で7%の大幅引上げであります。介護保険料の引上げによってこの初年度の影響額は、私が試算すると1億5,800万円となります。確認を求めます。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤福祉部長。     (福祉部長 齋藤一夫君 登壇) ◎福祉部長(齋藤一夫君) 介護保険条例の一部を改正する条例についてのご質疑にお答えします。 影響額ですが、小坂議員おっしゃるとおり1億5,884万9,460円が年間の影響額でございます。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 小坂徳蔵議員。 ◆28番(小坂徳蔵君) 影響額について確認できました。 次は保険給付費の問題であります。 保険給付費は第8期事業の3年間で286億円を見込んでおります。この伸び率は現行の第7期計画と比較をして、実に18.68%も大幅に伸ばしている。年間6.2%も伸びる計算です。なぜ、大幅な伸びを見込んだのか、簡潔に、いいですか、簡潔に答弁を求めます。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤福祉部長。 ◎福祉部長(齋藤一夫君) 次に、保険給付費の伸び、その根拠についてお答えいたします。 介護保険料の算定に当たりましては、国の見える化システムを第7期計画から採用しております。こちらの第8期の計画につきましても同様に、見える化システムで推計しております。この推計によりまして、第8期の見込額の伸び率は18.7%の増加となっております。なお、国において、この見える化システム以外の推計は認められておりません。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 小坂徳蔵議員。 ◆28番(小坂徳蔵君) 全然見えていないんですね。ブラックボックスなんですね。それで、お尋ねするんですが、今年度介護保険会計の、この決算見込みなんですが、国庫支出金は当初予算18.8億円に対し決算見込額は16.2億円を計上し、2.6億円も少なく計上しております。理由、簡潔に説明してください。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤福祉部長。 ◎福祉部長(齋藤一夫君) 介護保険特別会計の国庫支出金につきましては、令和2年度の歳入見込額につきまして、国から令和2年度調整交付金の確定額が2月15日に示されたことにより、令和3年2月19日現在の額は、令和2年度調整交付金の確定額を含め、17億5,564万9,164円を見込んでおります。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 小坂徳蔵議員。 ◆28番(小坂徳蔵君) この調整交付金といっても、これ僅か1.5億円です。これは実績で見ると。それで、なぜ、この20%の国庫負担金も減額したのかということですよ。ここで2.6億円です、財源留保した。それで値上げをしようとここに仕組んだんではないですか。私にはそのようにしかこれは見えてきません。 次は、歳入予算の繰越金でありますが、第7期3年間で9.2億円に上っております。単年度平均で3億円です。ところが8期事業の3年間は僅か900万円です。この大幅な乖離は一体どうしたんですか。簡潔に、いいですか、簡潔に説明を求めます。 ○議長(柿沼秀雄君) 齋藤福祉部長。 ◎福祉部長(齋藤一夫君) 繰越金につきましては、予算策定時において前年度の決算上の余剰金を繰越金として見込むものでございまして、額は不確定であることから毎年度同額の300万円を計上しているところでございます。 以上です。 ○議長(柿沼秀雄君) 小坂徳蔵議員。 ◆28番(小坂徳蔵君) この第8期事業の介護保険料の引上げの影響額は、3年間で4.7億円なんです。要するにこの財源があれば値上げは必要ないということなんです。この8期事業の財源は、私が分析すると以下4点挙げられます。 まずは先ほど言ったこの国庫支出金を今年度、意図的に2.6億円も少なく計上している。 2つ目、介護保険は毎年度多額の繰越金を生じているのに、第8期事業でほとんど見込まない。第7期の実績から推計すれば毎年3億円の、これ実績がある。 3つ目、歳出の保険給付費の伸びを3年間で20%近くを見込んでいる。これは第7期事業の実績を基にシミュレーションすれば、およそ8億円も多額に見込んでいる。年間2.6億円に匹敵します。 4つ目、8期事業で基金残高を1.4億円保有しておりまして、この財源も活用できる。この4点にわたる財源を活用すれば、8期事業の3年間で財源がおよそ21億円も見込めます。したがって、介護保険料引き上げなくても介護サービスを拡充して運営することができます。むしろ、据置きどころか、介護保険財政をもっと精査すれば、介護保険料の引下げも可能です。市長、いかがでしょうか。 ○議長(柿沼秀雄君) 大橋市長。 ◎市長(大橋良一君) 介護保険条例の改正のご質疑でございます。 部長も申し上げましたように、介護保険については、基本的には市町村が運営するということになっておりますが、実質的には見える化システムというのを国が始めたときから、実質的には国が管理している会計事業になっております。それによって市はどういうふうになっているか、加須市なら加須市の高齢者の人数を入れれば、自動的に国が推計している介護率とか、そういうものを出して、必要なサービス料が積算されると、それ以外の数字を使っては駄目ですよと、こういうことなんですよ。ですから、いろいろ疑問あると思います、我々も。しかし、今国は介護保険制度は国が全部抱えてしまうと、こういうやり方になっております。ただ、いろいろ過去の数字を見ますと、やはりその推計した数字と実績が、そんなに特別に大きく乖離しているわけではない。そのようなところについては、我々も十分注意していきたいというふうに考えております。 今回の介護保険料の積算についても、常々議員さんがおっしゃっていた繰越金というか、基金を使ったらどうかと、これも当然、反映させていただいております。その介護保険特会で生まれた余剰金は、ほかに使う、ほかに流用することはできません。介護保険の中でしか使えないと、そういうことで、いずれ介護保険の加入者に還元はされると、こういうことであります。 トータルとしてはいろいろ疑問点があると思いますけれども、この加須市のこれからの介護を必要とする方が、問題なくできるような、介護サービスが提供できるような体制を市の責任としてやっていかなくてはならないというふうに考えております。 そういう意味で、これも議員さんから常々言われている待機者ゼロを目指すと、ただ、やはりゼロというわけにいきません。多少の希望と、実数とやはり多少差はありますから、そういう意味では今回特養については、最終年度に整備できるということで予定して100床の計画を立てたと、こういうことであります。 ○議長(柿沼秀雄君) 小坂徳蔵議員。 ◆28番(小坂徳蔵君) 私もこの特養ホームの100床増床を、並びにこの介護職員をひとつ確保するために、いろいろ資格の取得に対して支援する、その他いろいろこの新年度予算にのっていること、私承知しております。それはそれなりに、市長を評価しておりますが、どうもこの見える化システム、私から言わせれば全くのブラックボックスだと、これ説明できない、こういうことであります。 次は、調整交付金について伺います。 介護保険の財政スキーム、これはこの介護給付費について、国が25%負担する制度です。しかし、8期事業において加須市の調整交付金は、今年度は1.8%ですが、これを1.43%で計算しております。国が本来交付すべき5%に対して、加須市にはその3.57%も減額されており、この減収額は第8期事業の3年間で10.2億円の減収となります。単年度では3.4億円の減少です。これは高齢者1人当たり介護保険料1万円分に相当します。調整交付金が満額交付になれば、介護保険料を引き上げるどころか、1人当たり1か月840円引き下げることができます。国にこの財政スキームに適合して25%、調整交付金は別枠だと、そのように強く働きかける必要があります。いかがでしょうか。 ○議長(柿沼秀雄君) 大橋市長。 ◎市長(大橋良一君) 介護保険の国の支援の中で、調整交付金についておっしゃるとおりであります。これからも引き続き様々な機会を通して国には強く、要望ではなくて要求していきたいというふうに思います。 ○議長(柿沼秀雄君) 小坂徳蔵議員。 ◆28番(小坂徳蔵君) 国が減額した分は全て、第1号被保険者、65歳以上の高齢者が負担している、こういう状況になっております。極めて遺憾千万であります。 次は、第25号議案です。 これは課税限度額を引き上げる議案です。1つは医療給付費、2つ目は介護納付金、これ限度額をそれぞれ引き上げるわけでありますが、これに対してのこの影響世帯数及び影響額について説明を求めます。 ○議長(柿沼秀雄君) 萩原健康医療部長。 ◎健康医療部長(萩原利一君) 国民健康保険税条例の一部を改正する条例のうちのご質疑についてでございますが、まず、医療給付費分の影響額につきましては231世帯で、影響額は調定額ベースで846万160円、介護納付金分は112世帯で、影響額は調定額ベースで90万5,443円と見込んでおります。 ○議長(柿沼秀雄君) 小坂徳蔵議員。 ◆28番(小坂徳蔵君) 国保税の関係でありますが、この国保加入者は、現在のこのコロナ禍で大変厳しい暮らしとなっておりまして、今年度収入減の加入者には国保税を減免している実態があります。 このコロナ禍によって、総じて収入減となっておりまして、新年度予算はコロナ禍による所得の減少などによって、市民の所得をマイナス1.8%の大幅な減少を見込んでおります。そのような時期、国保税の引上げを行うべきではない。改めて市長に、これは答弁を求めるわけであります。 市長にはもう一点、お尋ねする内容があります。 それは第29号議案の米寿の祝金の大幅引上げの問題です。これは88歳のこの米寿の方々に贈呈する祝金を現行の5万円から2万円引き下げて、来年度から3万円に減額する議案であります。この減額された額はおよそ1,200万円になるわけでありますが、コミバスの運行に使うと説明されております。その使途について、市長から以上2点説明いただきます。 ○議長(柿沼秀雄君) 大橋市長。 ◎市長(大橋良一君) 1点目の国保税の改定であります。これについても制度が変わりまして、最終的には国保税の税率は埼玉県内一律にすると、そういうのを目指して、今計画的に進めるということになっております。ただ、加須市の場合、相当やはり県が求めるあれに比べると、相当まだ低い水準にあるんです。最低限、今回申し訳ないんですけれども、賦課限度額、これについては、それを達していないとペナルティーが取られる。したがって、賦課限度額については、国の基準の限度まで改定させて、引上げさせていただく、それ以外については据置きと、こういう考え方であります。 ただ、来年以降、県がどういうふうな考え方を持っているか分かりませんけれども、さらに県の水準に近づけるようにしなさいと言って方針が出た場合に、それをどういうふうに市としては対応していくかということについては、まだまだこれについては十分検討していかなくちゃならない。いずれにしても、やはり加須市は、国保加入者については、所得が十分ではないということは、私も十分承知をしております。その辺はそういう観点を持って今後の国保運営に当たっていきたいというふうに思っております。 それから、敬老祝金の引下げの関係であります。 これについては、いろんな議論があると思いますけれども、私としては財源の厳しい中で、しかもコミュニティバスの見直しを、できれば来年度、年度途中、済生会の開院の前に見直しを図っていきたい。そのためにも今年、令和3年度にこういう改定を高齢者の方にお願いをしてまいりたいと、十分にその説明をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(柿沼秀雄君) 小坂徳蔵議員。 ◆28番(小坂徳蔵君) この米寿の方ですけれども、この方の約半数の方は要介護認定を受けております。そのうちの4割の方は要介護度3から5です。バスに乗ってどこかに行くというような状況ではありません。介護が必要な方々です。それを40%も大幅に削ってコミバスにやるというのは、これはどうも説得力がない、私は思います。 市長としては、これは一つ政策判断を誤ったということを述べて、質疑を終わります。 ○議長(柿沼秀雄君) 以上で、28番、小坂徳蔵議員の質疑は終了いたします。 以上で、発言通告者の質疑は終了いたしました。 これをもって議案に対する質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案の委員会付託 ○議長(柿沼秀雄君) ただいま議題となっております第16号議案は総務常任委員会に、第25号議案及び第30号議案は民生教育常任委員会にそれぞれ付託をいたします。--------------------------------------- △議案の委員会付託省略 ○議長(柿沼秀雄君) お諮りいたします。ただいま議題となっております第1号議案から第4号議案、第17号議案から第24号議案、第26号議案から第29号議案及び第31号議案から第47号議案は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と言う人あり) ○議長(柿沼秀雄君) ご異議なしと認めます。 よって、第1号議案から第4号議案、第17号議案から第24号議案、第26号議案から第29号議案及び第31号議案から第47号議案は、委員会の付託を省略することに決しました。--------------------------------------- △休憩の宣告 ○議長(柿沼秀雄君) 討論発言通告取りまとめのため、暫時休憩いたします。 △休憩 午後2時03分 △開議 午後2時15分--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(柿沼秀雄君) 休憩を閉じて、会議を開きます。--------------------------------------- △討論 ○議長(柿沼秀雄君) これより討論に入ります。 発言通告がありますので、順次これを許します。 初めに、28番、小坂徳蔵議員、ご登壇願います。     (28番 小坂徳蔵君 登壇) ◆28番(小坂徳蔵君) 議題となっている第29号議案、敬老祝金贈呈に関する条例の一部改正について、日本共産党議員団を代表し、討論を行います。 米寿の祝い金を大幅に引き下げる問題です。 本案は88歳の米寿の方々に贈呈する祝金を、現行の5万円から2万円、率で40%も大幅に引き下げて、来年度から3万円に減額する議案です。米寿の祝金を大幅に減額し、その財源およそ1,200万円をコミバスの運行に使うというものであります。しかし、米寿を迎えた高齢者は交通弱者としてコミバスを利用する状況にはない、このように言わざるを得ません。 今年、1月現在、85歳から89歳までの高齢者は2,900人です。このうち約半数の46%の人たちは要介護認定を受けております。さらに、その中の約4割の高齢者は要介護3から5の認定者です。つまり、介護がなければ外出できない人たちです。その人たちに対し、交通弱者の交通手段を確保するため、米寿の祝金を大幅に減額すると言っても、何の説得力もありません。重大なことは、米寿の人たちは来年度以降、給付減と負担増に見舞われることです。 第1は、介護保険料が7%も大幅に引き上げられ、負担増となることです。 第2は、来年度は年金が引き下げられることです。その一方、年金から天引きされる介護保険料などが大幅に引き上げられ、年金受給額が減額されることです。高齢者の方々の困った姿がまぶたに浮かんでまいります。 第3は、後期高齢者医療の患者負担が現行の1割負担から2倍に引き上げられ、高齢者の患者負担が2割に引き上げられ、高齢者の負担が増加することです。 第4は、米寿の敬老祝金を心待ちにしている高齢者に対し、40%も大幅に減額することは、ご長寿をお祝いする心に反する、このように言わざるを得ません。 このように、米寿を迎える方々には、負担増と給付減の四重苦と言わなければなりません。市長は来年度、組織改正を行っていきいき健康長寿課をつくると説明しております。しかし、米寿の祝金減額はこの趣旨に反している、このように言わざるを得ません。もし財源を言うならば、血税大無駄遣いの同和事業を全て廃止し、その財源を高齢者のために活用するよう強く求めて、本案に反対するものです。 以上。 ○議長(柿沼秀雄君) 以上で、28番、小坂徳蔵議員の討論は終了いたします。 次に、9番、池田裕美子議員、ご登壇願います。     (9番 池田裕美子君 登壇) ◆9番(池田裕美子君) 第19号議案 令和2年度加須都市計画事業野中土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)、これにつきまして事業の存続に疑問がございますので、主に4つの理由を述べさせていただき、反対の討論といたします。簡潔に申し上げます。 まず1番、費用対効果への疑問です。 購買価格が非常に低いです。保留地の価格は1坪当たり11万7,000円、今、ホームページで出ています。ちなみに民間の不動産会社の栗橋駅周辺の住宅地の価格は、今年の1月1坪当たり16万2,000円です。果たして費用対効果、費用対効果の分析予想というのは、こういう事業については購買価格だけではないというのは、もちろん承知はしているんですけれども、なかなか期待をするのが難しいというように考えております。 2つ目の理由を申し上げます。 住宅地として好立地かというと、やはりこれも疑問です。豪雨で利根川が増水すれば、極めて水害の危険度が高い場所です。地震による被害も震源地が東北地方の太平洋側であったケースが多いので、市内のほかの地点と比較してやや深刻な地区です。先日の2月13日深夜の地震でも、市内で震度5弱が観測されたのは大利根地域だけです。これから10年先も2011年の東日本大震災の余震が発生する可能性が高いと報道されたばかりで、特にこの地域は警戒を要する必要があります。 3つ目の理由を申し上げます。本事業よりもPCR検査の独自の、この加須市独自の実施体制をつくる、そういったことが、今はもう最優先に求められることであると考えます。新型コロナウイルス感染症の蔓延に世界中が苦しんでいます。やっと日本でもワクチン接種が始まりはしたものの、ワクチン接種は任意ですので、感染の危険性と常に隣り合わせです。これからは、やはりPCR検査をいつでも、どこでも、誰でも受けられるようにして、そしてゼロコロナに近づける、そういった地方自治体の政策というのも肝腎であると考えます。例えば海外で開発された検査機器、まだ、あまり日本では知られていないもので、非常に優れていて、そして安価な、そういった機器もあります。そういう機器を医師会等で使っていただけるよう、市の予算を、この事業の予算を振り向けていくのが私はよろしいと考えます。 理由4番目、どうしても開発したいのならば、民間企業に開発をしていただいてもよいわけです。税金を投入することしか考えていないというのは、PDCAサイクルの基本的な考え方に反します。住宅地としてそもそも人を呼ぶのであれば、ソフト面の工夫と努力で経費をかけない道を選ぶ、それが賢明な選択、そして、本市が目指していくSDGsにかなった選択と私は考えます。 以上のような理由から第19号議案に反対いたします。 ○議長(柿沼秀雄君) 以上で、9番、池田裕美子議員の討論は終了いたします。 以上で、発言通告者の討論は終了いたしました。 これをもって討論を終結いたします。--------------------------------------- △採決 ○議長(柿沼秀雄君) これより採決に入ります。 採決の方法は、各議案ごとに起立採決をもって行いますから、ご了承願います。 △第1号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 初めに、第1号議案 専決処分の承認を求めることについてを採決いたします。 本案は承認することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は承認されました。 △第2号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第2号議案 専決処分の承認を求めることについてを採決いたします。 本案は承認することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は承認されました。 △第3号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第3号議案 専決処分の承認を求めることについてを採決いたします。 本案は承認することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は承認されました。 △第4号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第4号議案 専決処分の承認を求めることについてを採決いたします。 本案は承認することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は承認されました。 △第17号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第17号議案 令和2年度加須市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第18号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第18号議案 令和2年度加須市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第19号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第19号議案 令和2年度加須都市計画事業野中土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立多数) ○議長(柿沼秀雄君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第20号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第20号議案 令和2年度河野博士育英事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第21号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第21号議案 加須市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。
    △第22号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第22号議案 加須市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第23号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第23号議案 加須市一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第24号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第24号議案 加須市特別会計条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第26号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第26号議案 加須市手数料条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第27号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第27号議案 加須市水と緑と文化のまちづくり基金条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第28号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第28号議案 加須市子育て支援医療費支給に関する条例等の一部を改正する条例を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第29号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第29号議案 加須市敬老祝金贈呈に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立多数) ○議長(柿沼秀雄君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第31号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第31号議案 加須市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第32号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第32号議案 加須市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 本案は原案のとおり可決されました。 △第33号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第33号議案 加須市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第34号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第34号議案 加須市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第35号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第35号議案 加須市医療診断センター運営委員会条例及び加須市予防接種健康被害調査委員会条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第36号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第36号議案 加須市が管理する市道の構造等の基準に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第37号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第37号議案 加須市高齢者、障害者等の移動等の円滑化を促進するための基準に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第38号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第38号議案 市道路線の認定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第39号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第39号議案 市道路線の認定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第40号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第40号議案 市道路線の廃止についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第41号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第41号議案 市道路線の廃止についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第42号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第42号議案 市道路線の認定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第43号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第43号議案 市道路線の認定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第44号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第44号議案 市道路線の認定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第45号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第45号議案 市道路線の廃止についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第46号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第46号議案 市道路線の認定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △第47号議案の採決 ○議長(柿沼秀雄君) 次に、第47号議案 市道路線の廃止についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (起立総員) ○議長(柿沼秀雄君) 起立総員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。---------------------------------------予算決算常任委員会委員の選任 ○議長(柿沼秀雄君) 日程第37、予算決算常任委員会委員の選任を議題といたします。 お諮りいたします。予算決算常任委員会委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、議長においてお手元に配付しました予算決算常任委員会委員名簿のとおり指名いたします。 お諮りいたします。予算決算常任委員会委員名簿のとおり予算決算常任委員会委員を選任することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と言う人あり) ○議長(柿沼秀雄君) ご異議なしと認めます。 よってお手元に配付しました予算決算常任委員会委員名簿のとおり予算決算常任委員会委員を選任することに決しました。 なお、ただいま選任いたしました予算決算常任委員会委員の方々には本会議終了後、委員会を開き、正副委員長の互選等を行い、その結果をご報告願います。--------------------------------------- △次会日程報告 ○議長(柿沼秀雄君) 日程第38、次会日程報告をいたします。 明日25日は午前9時30分から本会議を開き、施政方針並びに令和3年度一般会計及び特別会計予算等に関する質疑、委員会付託を行う予定でありますから、ご了承願います。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(柿沼秀雄君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後2時42分...