川口市議会 > 2021-03-18 >
03月18日-06号

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  1. 川口市議会 2021-03-18
    03月18日-06号


    取得元: 川口市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-21
    令和3年3月定例会 埼玉県川口市議会令和3年     埼玉県川口市議会会議録6号第1回                         令和3年3月定例会----------------------------------令和3年3月18日(木曜日)本日の議事案件 1 開  議 1 議事日程の報告 1 諸 報 告    監査結果報告(令和3年1月~3月分)    包括外部監査結果報告 1 各常任委員会付託議案の審査報告    総務常任委員長報告    福祉保健常任委員長報告    環境経済文教常任委員長報告    建設消防常任委員長報告 1 各常任委員長報告に対する質疑、討論 1 各常任委員会付託議案の採決    議案第20号、議案第21号、議案第23号、議案第25号、議案    第33号、議案第42号、議案第44号、議案第54号の一括採決    -委員長報告どおり    議案第22号、議案第24号、議案第26号~議案第32号、議案    第34号~議案第41号、議案第43号、議案第45号~議案第    49号、議案第51号~議案第53号、議案第55号の一括採決    -委員長報告どおり 1 議案第50号 人権擁護委員の候補者の推薦について    上程、提案理由の説明、質疑、討論、採決-同意 1 日程追加の決定 1 追加日程の報告    議員提案第1号 川口市議会会議規則の一部を改正する規則 1 委員会付託省略の決定 1 議員提案第1号 川口市議会会議規則の一部を改正する規則    上程、提案理由の説明、採決-可決 1 日程追加の決定 1 追加日程の報告    川口市議会議長の辞職について 1 川口市議会議長の辞職について    前議長のあいさつ 1 日程追加の決定 1 追加日程の報告    川口市議会議長の選挙について 1 川口市議会議長の選挙について    新議長のあいさつ 1 市長あいさつ 1 議長あいさつ 1 閉  会        --------------本日の出席議員  41名  1 番  益 田 みなみ 議員  2 番  荻 野   梓 議員  3 番  塩 田 和 久 議員  4 番  坂本 だいすけ 議員  5 番  岩井 ひろゆき 議員  7 番  青 山 聖 子 議員  8 番  飯 塚 孝 行 議員  9 番  奥 富 精 一 議員  10番  古 川 九 一 議員  11番  濱 田 義 彦 議員  12番  稲 垣 喜代久 議員  13番  福 森 悦 子 議員  14番  福 田 洋 子 議員  15番  芦 田 芳 枝 議員  16番  井 上   薫 議員  17番  矢 野 由紀子 議員  18番  碇   康 雄 議員  19番  こんどうともあき議員  20番  最 上 祐 次 議員  21番  野 口 宏 明 議員  22番  前 田 亜 希 議員  23番  榊 原 秀 忠 議員  24番  杉 本 佳 代 議員  25番  前 原 博 孝 議員  26番  柳 田   力 議員  27番  関   裕 通 議員  28番  若 谷 正 巳 議員  29番  関   由紀夫 議員  30番  江 袋 正 敬 議員  31番  芝 崎 正 太 議員  32番  幡 野   茂 議員  33番  金 子 幸 弘 議員  34番  松 本 幸 恵 議員  35番  板 橋 博 美 議員  36番  木 岡 たかし 議員  37番  吉 田 英 司 議員  38番  稲 川 和 成 議員  39番  宇田川 好 秀 議員  40番  大 関 修 克 議員  41番  松 本   進 議員  42番  石 橋 俊 伸 議員  欠席議員  1名  6 番  舩 津 由 徳 議員職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名 事務局長   大 内 昌 弘    事務局次長  小 林 正 明 議事課長   上 村 哲 也    課長補佐   春 原 健 一 課長補佐   黒 須   聡    副 主 幹  猪 飼 高 弘 係  長   石 川 哲 蔵    係  長   北 村 高 造 係  長   吉 田 泰 一    書  記   小 畑 由紀夫 書  記   高 野   肇    書  記   大 澤 伸 行 書  記   大 塚 聡 史    書  記   矢 作 ま り 書  記   山 口 敦 子    書  記   西 岡 健 太 書  記   小 金 侑 生    書  記   小 泉 知 之 書  記   牧 野 翔 一    書  記   田 村   陸地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した人 奥ノ木 信 夫  市   長   瀧 川 聡 史  副 市 長 清 水 竹 敏  副 市 長   五 島 淳 一  市長室長 早 川 英 雄  企画財政部長  金 子 孝 幸  総務部長 秋 谷 美 隆  危機管理部長  奥 井 竹 志  理財部長 石 坂   剛  市民生活部長  藤 波 康 彰  福祉部長 根 岸 延 好  子ども部長   鈴 木 浩 幸  保健部長 筒 井   毅  環境部長    野 崎   豊  経済部長 栗 原 明 宏  建設部長    川 田 昌 樹  技 監 兼                           都市計画部長 大河原   勇  都市整備部長  橋 口 純 一  上下水道                           事業管理者 沼 口   靖  上下水道局   田 中 孝 行  上下水道局          管理部長             事業部長 堀   伸 浩  医療センター  茂 呂 修 平  教 育 長          事務局長 間 中 浩 之  教育総務部長  森 田 吉 信  学校教育部長 榎 原 義 人  消 防 長   阿 部 康 巳  選管事務局長 大 谷 和 史  政策審議室長午前10時2分開議 出席議員  41名  1 番  2 番  3 番  4 番  5 番  7 番  8 番  9 番  10番  11番  12番  13番  14番  15番  16番  17番  18番  19番  20番  21番  22番  23番  24番  25番  26番  27番  28番  29番  30番  31番  32番  33番  34番  35番  36番  37番  38番  39番  40番  41番  42番 欠席議員  1名  6 番地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した人 市   長    副 市 長(瀧川) 副 市 長(清水) 市長室長 企画財政部長   総務部長     危機管理部長   理財部長 市民生活部長   福祉部長     子ども部長    保健部長 環境部長     経済部長     建設部長     技 監 兼                            都市計画部長 都市整備部長   上下水道     上下水道局    上下水道局          事業管理者    管理部長     事業部長 医療センター   教 育 長    教育総務部長   学校教育部長 事務局長 消 防 長    選管事務局長   政策審議室長 △開議の宣告 ○柳田力議長 ただ今から、本日の会議を開きます。 出席議員は議員定数の半数以上でありますので、この会議は成立しております。        -------------- △議事日程の報告 ○柳田力議長 本日の議事は、さきにお知らせしてございます案件のほか、追加議案として議員提出議案1件についての審議でございますので、御了承願います。        -------------- △諸報告 △監査結果報告(令和3年1月~3月分) △包括外部監査結果報告 ○柳田力議長 この際、御報告申し上げます。 令和3年1月から3月分にかかわる監査結果報告書が監査委員から、地方自治法第199条第9項の規定により、また、包括外部監査結果報告書が包括外部監査人から、地方自治法第252条の37第5項の規定により提出されております。 これらの報告書については、お手元に配付してございますので、御了承願います。        -------------- △各常任委員会付託議案の審査報告 △総務常任委員長報告 ○柳田力議長 これより、日程第55 委員長報告を行います。 各常任委員会に審査を付託した諸議案を議題となし、各常任委員長から審査の概要と結果について順次報告を求めます。 はじめに、総務常任委員長に報告を求めます。 9番 奥富精一議員     〔9番 奥富精一議員登壇〕(拍手起こる) ◆9番(奥富精一議員) それでは、当委員会に審査を付託されました諸議案につきまして、その審査概要と結果を順次御報告申し上げます。 はじめに、議案第20号「令和3年度川口市一般会計予算」のうち、歳出の部、第1款「議会費」を議題といたしましたところ、電子複写機等借上料の増額理由について等、質疑応答の後、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第51号「令和2年度川口市一般会計補正予算」のうち、歳入の部、第16款「国庫支出金」第2項「国庫補助金」第1目及び第20款「繰入金」を一括議題といたしましたところ、財政調整基金繰入金にかかわり、基金の残高見込みについて、質疑応答の後、一括採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第20号「令和3年度川口市一般会計予算」のうち、歳出の部、第2款「総務費」及び当該歳出に関係する歳入並びに第3条第3表「債務負担行為」及び第4条第4表「地方債」のうち当委員会の所管事項についてを一括議題といたしましたところ、危機管理費にかかわり、国民保護事業の目的について、防犯対策費にかかわり、防犯カメラ修繕費補助金の詳細について、自転車安全利用対策費にかかわり、自転車駐車場等の修繕の内容について、市民活動推進費にかかわり、第2次川口市多文化共生指針の改訂に向けた市民意識調査の実施方法について、庁舎建設費にかかわり、旧本庁舎駐車場棟の解体に伴う周辺の家屋調査の実施方法について、戸籍住民基本台帳費にかかわり、各種証明書のコンビニ交付の導入に至った経緯について等、質疑応答の後、討論へ移行し、まず、同和対策事業は、広く人権対策へと切り替えている県内の自治体に倣うべきであること。地方自治体が本来行うべき自然災害等の対応事業とは異なる国民保護事業及び歳入の自衛官募集事務委託金のいずれも憲法の理念を侵すものと判断し、反対するとの意見。 また、災害対策事業は、避難所の衛生面の向上にもつながるマンホールトイレの設置や防災井戸、災害用集合トイレの配備が計画的に進捗していること。防犯対策事業は、カメラ設置にかかわる町会・自治会向けの助成に、修繕費用の助成が新設されたこと。国民保護事業は、東京オリンピック・パラリンピックを控え、テロ等様々な想定に対し、国民の生命、身体及び財産を守るためには必要な事業であり、賛成するとの意見。 さらに、防災行政無線の整備や町会・自治会の防犯灯や防犯カメラ設置費補助金など、安全で安心して暮らせるまちづくりの実現に向け、引き続き取り組むことに加えて、外国人との多文化共生社会の一層の推進を図る事業や住民の利便性の向上のため、各種証明書を全国のコンビニエンスストア等で交付できるシステムの開発を進めることは、大いに評価できる。 自主財源の確保対策として、税収確保と収納率の向上を図るため納税催告センターの業務を拡充し、徴収強化に取り組むなど、健全な財政運営に対する努力が見受けられることから、賛成するとの意見がそれぞれ述べられたる後、一括採決の結果、起立者多数で可決と決しました。 次に、議案第20号「令和3年度川口市一般会計予算」のうち、歳出の部、第11款「公債費」ないし第13款「予備費」及び歳入の部、第1款「市税」ないし第13款「交通安全対策特別交付金」並びに第18款「財産収入」ないし第22款「諸収入」及び第5条「一時借入金」並びに第6条「歳出予算の流用」を一括議題といたしましたところ、個人市民税にかかわり、納税義務者一人当たりの所得割額の見込みについて等、質疑応答の後、一括採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第27号「川口駅西口地下公共駐車場事業特別会計予算」及び議案第28号「川口駅東口地下公共駐車場事業特別会計予算」の以上2議案を一括議題といたしましたところ、両案にかかわり、駐車場使用料の減収に対する今後の取り組みについて等、質疑応答の後、一括採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第29号「川口市交通災害共済事業特別会計予算」及び議案第30号「川口市学童等災害共済事業特別会計予算」の以上2議案を一括議題といたしましたところ、議案第30号にかかわり、事業廃止後の基金の取り扱いについて、質疑応答の後、一括採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第47号「包括外部監査契約の締結について」を議題といたしましたところ、監査テーマの選定方法について等、質疑応答の後、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第38号「川口市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、新たな派遣先となる団体の概要について等、質疑応答の後、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第36号「川口市行政組織条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、質疑なく、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 最後に、議案第37号「川口市職員定数条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、増員となる職員の配置先について等、質疑応答の後、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 以上で報告を終わります。(拍手起こる)        --------------福祉保健常任委員長報告 ○柳田力議長 次に、福祉保健常任委員長に報告を求めます。 30番 江袋正敬議員     〔30番 江袋正敬議員登壇〕(拍手起こる) ◆30番(江袋正敬議員) それでは、当委員会に審査を付託されました諸議案につきまして、その審査概要と結果を順次御報告申し上げます。 はじめに、議案第51号「令和2年度川口市一般会計補正予算」のうち、歳出の部、第3款「民生費」及び当該歳出に関係する歳入並びに第2条第2表「繰越明許費補正」のうち民生費に関する事項についてを一括議題といたしましたところ、質疑なく、一括採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第20号「令和3年度川口市一般会計予算」のうち、歳出の部、第3款「民生費」及び当該歳出に関係する歳入並びに第2条第2表「継続費」及び第4条第4表「地方債」のうち民生費に関する事項についてを一括議題といたしましたところ、障害者総合支援事業費にかかわり、重症心身障害児通所事業所支援事業補助金の補助内容について等、質疑応答の後、討論へと移行し、まず、老人福祉費の温水プール浴事業の廃止は利用者の負担増につながること、紙おむつ支給事業が縮小されていることから、反対するとの意見。 また、障害者総合支援事業費において、市の単独補助として、新たに重症心身障害児通所事業所支援事業補助金が計上されていることは評価できる。今後は、県に対して同様の補助制度の創設を求めることを要望し、賛成するとの意見がそれぞれ述べられたる後、一括採決の結果、起立者多数で可決と決しました。 次に、議案第23号「川口市介護保険事業特別会計予算」を議題といたしましたところ、歳出にかかわり、保険給付費の過去3年間の実績と今後の見込みについて等、質疑応答の後、討論へと移行し、まず、今回の保険料の改定は大幅な負担増につながることなどから、反対するとの意見。 また、今後も高齢者人口の増加が見込まれ、同様に保険給付費の増加も見込まれていることから、保険料が増額となることは、安定的かつ健全な事業運営のためにも、やむを得ないものであると考え、賛成するとの意見。 さらに、介護保険制度は今後の高齢社会を支える大切な制度であり、今回の改定でも低所得者への配慮がされていること、介護従事者への報酬の改定分も含まれていることから、賛成するとの意見がそれぞれ述べられたる後、採決の結果、起立者多数で可決と決しました。 次に、議案第54号「川口市介護保険条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、保険料の所得段階を17段階とした理由について等、質疑応答の後、討論へと移行し、まず、今回の介護保険料の改定は基準額となる第5段階の世帯で、12.9パーセントの増、第1段階の世帯でも2,270円の増となり、低所得者への影響が大きいことから、反対するとの意見。 また、本市の介護保険料は、第8期川口市高齢者福祉計画介護保険事業計画においても17段階とし、一定以上の所得の世帯に応分の負担を求める一方、所得の低い世帯の負担に配慮するなど、所得に応じた保険料となるよう設定した点は評価できると考え、賛成するとの意見。 さらに、高齢者人口の増加に伴い、保険給付費は増加している。介護保険制度は今後の高齢社会を支える大切な制度であり、今回の改定でも所得の低い世帯への配慮がなされていることから、賛成するとの意見がそれぞれ述べられたる後、採決の結果、起立者多数で可決と決しました。 次に、議案第55号「川口市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、質疑なく、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第53号「川口市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、質疑なく、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第24号「川口市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算」を議題といたしましたところ、質疑なく、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第40号「川口市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、質疑なく、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第51号「令和2年度川口市一般会計補正予算」のうち、歳出の部、第4款「衛生費」及び当該歳出に関係する歳入並びに第2条第2表「繰越明許費補正」のうち衛生費に関する事項についてを一括議題といたしましたところ、質疑なく、一括採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第20号「令和3年度川口市一般会計予算」のうち、歳出の部、第4款「衛生費」第1項「保健衛生費」及び当該歳出に関係する歳入並びに第4条第4表「地方債」のうち「地域保健センター整備事業」についてを一括議題といたしましたところ、保健活動費にかかわり、特定不妊治療費等助成金の増額理由について等、質疑応答の後、一括採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第39号「川口市保健衛生関係事務手数料条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、質疑なく、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第41号「川口市食品衛生検査施設の設備及び職員の配置の基準等を定める条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、質疑なく、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第52号「令和2年度川口市国民健康保険事業特別会計補正予算」を議題といたしましたところ、繰越明許費にかかわり、翌年度繰越額の積算根拠について等、質疑応答の後、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第21号「令和3年度川口市国民健康保険事業特別会計予算」を議題といたしましたところ、歳入にかかわり、多子世帯減免の対象者数及び影響額について等、質疑応答の後、討論へと移行し、まず、賦課限度額の引き上げにより、1,620世帯、約3,500万円の増額が見込まれ、高い所得とは言えない世帯まで影響が及ぶことから、反対するとの意見。 また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響等により、国民健康保険事業の運営がさらに厳しい状況となっているなか、歳出においては、医療費の適正化や被保険者の健康増進に努めていること、歳入においては、国民健康保険税の収納率の向上が続いていることなどから、適正であると認められるため、賛成するとの意見がそれぞれ述べられたる後、採決の結果、起立者多数で可決と決しました。 次に、議案第42号「川口市国民健康保険税条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、賦課限度額の改定に伴う低所得世帯への影響について、質疑応答の後、討論へと移行し、まず、本条例は賦課限度額を引き上げるものであり、反対するとの意見。 また、賦課限度額を法定の上限額まで引き上げることは、所得が一定以上の高所得者に応分の負担を求めることで、中間所得層の負担増の抑制を図るものであり、やむを得ないものと考え、賛成するとの意見。 さらに、高齢化等により医療給付費が増加しているなか、基礎課税額と介護納付金課税額の賦課限度額の引き上げは、中間所得層の世帯に負担をかけないためのやむを得ない措置と考え、賛成するとの意見がそれぞれ述べられたる後、採決の結果、起立者多数で可決と決しました。 次に、議案第22号「川口市後期高齢者医療事業特別会計予算」を議題といたしましたところ、歳入にかかわり、均等割額の軽減割合見直しにかかる対象者数及び一人当たりの影響額について等、質疑応答の後、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第26号「川口市立看護学校事業特別会計予算」を議題といたしましたところ、看護学科費にかかわり、器具等借上料の内訳について等、質疑応答の後、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第35号「川口市病院事業会計予算」を議題といたしましたところ、医業収益にかかわり、収益向上の具体策について等、質疑応答の後、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 最後に、議案第43号「川口市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、心臓外科と血管外科を統合するメリットについて等、質疑応答の後、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 以上で報告を終わります。(拍手起こる)        --------------環境経済文教常任委員長報告 ○柳田力議長 次に、環境経済文教常任委員長に報告を求めます。 11番 濱田義彦議員     〔11番 濱田義彦議員登壇〕(拍手起こる) ◆11番(濱田義彦議員) それでは、当委員会に審査を付託されました諸議案につきまして、その審査概要と結果を順次御報告申し上げます。 はじめに、議案第51号「令和2年度川口市一般会計補正予算」のうち、歳出の部、第10款「教育費」及び当該歳出に関係する歳入並びに第2条第2表「繰越明許費補正」のうち当委員会の所管事項についてを一括議題といたしましたところ、歳入にかかわり、学校保健特別対策事業費補助金の各学校への配当額について等、質疑応答の後、一括採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第20号「令和3年度川口市一般会計予算」のうち、歳出の部、第10款「教育費」及び当該歳出に関係する歳入並びに第2条第2表「継続費」及び第3条第3表「債務負担行為」並びに第4条第4表「地方債」のうち教育費に関する事項についてを一括議題といたしましたところ、小学校費及び中学校費の学校管理費にかかわり、学校施設の老朽化への対策として計画している事業について、非構造部材耐震点検における具体的な点検箇所について、教育指導費にかかわり、新たに導入するスコア型英語4技能検定の実施方法及び費用負担について、文化財保護費にかかわり、旧田中家住宅の耐震補強工事のスケジュールについて等、質疑応答の後、討論へと移行し、まず、学力向上支援事業については、子どもたちを競争にさらし学力の向上にはつながっていないこと、スコア型英語4技能検定については、成績という個人情報が民間事業者に集約されることに疑義があること、給食業務委託については、経費節減を目的に単年度ごとの指名競争入札にすることは、雇用の不安定さが増し、安全で質の高い給食を実施することに逆行することから、反対するとの意見。 また、学力向上支援事業における学力テストは、学力の定着度を測るものであって競争をあおるものではないこと、GIGAスクール構想の実現に向け、学習用端末の運用保守が外部委託されており教職員の負担が軽減されていること、加えて、放課後児童クラブにおける新型コロナウイルス感染症拡大防止対策や各学校施設の修繕は必須であり、早急に事業を実施していただきたいことから賛成するとの意見がそれぞれ述べられたる後、一括採決の結果、起立者多数で可決と決しました。 次に、議案第44号「川口市学校給食条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、川口市立高等学校附属中学校における今後の食育指導の方法について等、質疑応答の後、討論へと移行し、まず、義務教育である以上、他の公立中学校と同様に給食を実施するべきであり、学校給食を通した食育などの学びは、教育上必要であることから反対するとの意見。 また、学校給食を実施しないことで、個々の事情に合わせた食事を選択することができる。栄養士による指導や食育等も考えられており、自分が取る食事の栄養バランスについて、より主体的に考えるきっかけにつながることから賛成するとの意見がそれぞれ述べられたる後、採決の結果、起立者多数で可決と決しました。 次に、議案第20号「令和3年度川口市一般会計予算」のうち、歳出の部、第4款「衛生費」第2項「清掃費」及び第3項「環境保全費」並びに当該歳出に関係する歳入及び第2条第2表「継続費」並びに第3条第3表「債務負担行為」のうち衛生費に関する事項について及び第4条第4表「地方債」のうち「戸塚環境センター整備事業」並びに「リサイクルプラザ整備事業」を一括議題といたしましたところ、戸塚環境センター整備事業費にかかわり、工事費の内訳について、収集業務費にかかわり、定点観測カメラの設置予定について、環境保全総務費にかかわり、生態系調査の内容について等、質疑応答の後、一括採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第25号「川口市小型自動車競走事業特別会計予算」を議題といたしましたところ、歳入にかかわり、ナイトレースの開催日数について、歳出にかかわり、地方財政健全化を図るための取り組みについて等、質疑応答の後、討論へと移行し、まず、不労所得をあおるものであり、新年度も一般会計への繰出金が見込めないことから、地方財政に寄与しないものと判断し、反対するとの意見。 また、オートレース場は大規模な施設改修を控えており、ナイトレースの開催を増やすなど収益の確保に努めている。これまでも地域に多大な貢献をしており、今後もより一層の経営努力のもと、魅力ある事業サービスの展開により、さらなるイメージアップを図り、一般会計への繰り出し再開を期待し、賛成するとの意見がそれぞれ述べられたる後、採決の結果、起立者多数で可決と決しました。 最後に、議案第20号「令和3年度川口市一般会計予算」のうち、歳出の部、第5款「労働費」ないし第7款「商工費」及び当該歳出に関係する歳入並びに第3条第3表「債務負担行為」及び第4条第4表「地方債」のうち農業費及び商工費に関する事項についてを一括議題といたしましたところ、労働諸費にかかわり、県生産性本部川口支部助成金の積算根拠について、農業振興費にかかわり、10年に1度オランダで開催される国際園芸博覧会への出展による効果について、商工振興費にかかわり、DX推進補助金の対象事業ついて等、質疑応答の後、討論へと移行し、まず、労働費における県生産性本部川口支部助成金については、労働者の福祉向上につながっているとは言えないこと、商工費における地域経済応援ポイント事業については、マイナンバーカードを用いて実施する事業であり、普及率も低く、地域の消費拡大に結びついているとは言えないことから反対するとの意見。 また、労働費にかかわり、インターンシップを受け入れた企業への支援補助金の新設など、雇用の促進及び人材確保につながる策が講じられていること、農業費にかかわり、国際園芸博覧会に出展することで、本市の植木を中心とする花きの宣伝効果及び販路拡大が期待できること、グリーンセンター再整備事業は、第2期の整備に着手することで、園の魅力がさらに増し、市内外から集客力向上も大いに期待できること、商工費にかかわり、DX推進補助金の新設による事業の効率化など、市内企業のさらなる飛躍と地域経済活性化が期待できることから賛成するとの意見がそれぞれ述べられたる後、一括採決の結果、起立者多数で可決と決しました。 以上で報告を終わります。(拍手起こる)        --------------建設消防常任委員長報告
    ○柳田力議長 最後に、建設消防常任委員長に報告を求めます。 10番 古川九一議員     〔10番 古川九一議員登壇〕(拍手起こる) ◆10番(古川九一議員) それでは、当委員会に審査を付託されました諸議案につきまして、その審査概要と結果を順次御報告申し上げます。 はじめに、議案第51号「令和2年度川口市一般会計補正予算」のうち、歳出の部、第8款「土木費」及び当該歳出に関係する歳入並びに第2条第2表「繰越明許費補正」のうち当委員会の所管事項について及び第3条第3表「地方債補正」を一括議題といたしましたところ、質疑なく、一括採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第20号「令和3年度川口市一般会計予算」のうち、歳出の部、第8款「土木費」及び当該歳出に関係する歳入並びに第2条第2表「継続費」及び第3条第3表「債務負担行為」並びに第4条第4表「地方債」のうち土木費に関する事項についてを一括議題といたしましたところ、道路橋りょう維持費にかかわり、道路照明灯のLED化による電気料金の削減額について、都市交通対策費にかかわり、中距離電車停車調査等事業における勉強会について、都市環境整備推進費にかかわり、市街地再開発事業が本市にもたらす効果について等、質疑応答の後、討論へと移行し、まず、低進捗率である都市計画街路整備事業や民間で行われる市街地再開発事業に対し、多額の税金が投入されることは看過できないことから反対するとの意見。 また、中距離電車停車調査等事業における勉強会については、広く意見を集めるため公開すること、市街地再開発事業については、市内の均衡ある発展を見通して行うことを要望し、賛成するとの意見。 さらに、都市計画街路整備事業については、良好な市街地の形成を図るために重要な事業であり、市街地再開発事業についても、都市機能が更新されることで、安全で住みやすく、魅力的なまちづくりが期待できる。その他、各事業の実施に必要な関係諸費用についても適切であることから賛成するとの意見がそれぞれ述べられたる後、一括採決の結果、起立者多数で可決と決しました。 次に、議案第48号「市道路線の廃止について(新郷第49号線)」及び議案第49号「市道路線の廃止について(鳩ヶ谷第9029号線)」の以上2議案を一括議題といたしましたところ、質疑なく、一括採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第45号「川口市建築基準法等関係事務手数料条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、質疑なく、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第32号「川口市公共用地取得事業特別会計予算」を議題といたしましたところ、質疑なく、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第31号「川口都市計画土地区画整理事業特別会計予算」を議題といたしましたところ、新郷東部第2事業区画整理費にかかわり、令和3年度における都市計画道路東本郷榛松線の整備予定について等、質疑応答の後、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第33号「川口市水道事業会計予算」を議題といたしましたところ、給水収益にかかわり、水道料金の改定による影響額について、拡張費にかかわり、令和3年度における配水ブロック化事業の実施内容について、純利益の回復を踏まえた今後の経営状況の見通しについて等、質疑応答の後、討論へと移行し、まず、コロナ禍でありながら、消費税及び料金改定の影響により、命にかかわる水への市民負担が重くなっていることから反対する。なお、低所得世帯に対する水道料金の減免制度の創設を要望するとの意見。 また、地方公営企業法のもとで独立採算制が求められている以上、現状の料金体系はいたし方ないものであると理解する。今後は、基礎自治体として市民の命を守るためにも、一般会計からの繰り入れ幅を広げるとともに、コロナ禍で苦しい状況にある方や低所得世帯等に対する水道料金の減免制度の実現に向けて研究を進めることを要望し、賛成するとの意見。 さらに、水道水は、市民の安全安心な生活、そして命を守る重要なものであり、安定した給水を行うためにも当該予算は適正である。なお、今後、料金改定を行う際は、市民の負担を考え、説明等をしっかり行うことを要望し、賛成するとの意見。 またさらに、建設改良費が前年度に比べて大きく増加しているなか、企業債の借り入れに過度に依存せず、営業費用についても、前年度より低く抑えられ、めり張りのある予算となっている。加えて、利益が大きく回復しているが、翌年度以降の施設更新等に必要となる財源を生み出したことになり、料金改定の意義は大きい。このほか、消費税は、安定した社会保障を実現するための貴重な財源であり、水道料金への転嫁は一事業者としても適切である。引き続き、コロナ禍で困難な状況にある市民の方々にも配慮しつつ、災害対策を含む施設更新事業の推進やさらなる健全運営を期待し、賛成するとの意見がそれぞれ述べられたる後、採決の結果、起立者多数で可決と決しました。 次に、議案第34号「川口市下水道事業会計予算」を議題といたしましたところ、管渠費にかかわり、マンホール浮上防止調査委託による調査箇所について等、質疑応答の後、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第46号「川口市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、質疑なく、採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 最後に、議案第20号「令和3年度川口市一般会計予算」のうち、歳出の部、第9款「消防費」及び当該歳出に関係する歳入並びに第2条第2表「継続費」及び第4条第4表「地方債」のうち消防費に関する事項についてを一括議題といたしましたところ、常備消防費にかかわり、高機能消防指令システムの機能の向上について等、質疑応答の後、一括採決の結果、起立者全員で可決と決しました。 以上で報告を終わります。(拍手起こる) ○柳田力議長 以上で各常任委員長の報告は終わりました。        -------------- △各常任委員長報告に対する質疑、討論 ○柳田力議長 これより、委員長報告に対する質疑、討論を行います。 発言通告を受けておりますので、順次これを許します。 17番 矢野由紀子議員     〔17番 矢野由紀子議員登壇〕(拍手起こる) ◆17番(矢野由紀子議員) 私は、日本共産党川口市議会議員団を代表し、令和3年度川口市一般会計、各種特別会計、企業会計予算及び一般議案、令和2年度補正予算並びに一般議案について、ただ今の各常任委員会の委員長報告どおりに決することに一部反対がありますので、その理由と各議案に対する意見を申し上げ、討論を行います。 令和3年度は、昨年から続く新型コロナウイルス感染拡大のなか、市民の命と暮らしを守ることを最優先とし、優先すべき必要な事業の積み上げと、既存事業の見直しを進めることが求められています。不要不急の事業の見直しとともに、感染防止と社会的弱者の支援を優先しながら、地元の中小業者を中心とした経済循環と、住民参加でのまちづくりが重要であるとの立場から申し上げます。 まず、一般会計予算については、コロナ禍の影響を受けて税収減が見込まれていますが、国からの地方交付税、地方特例交付金が約32億円の増、同じく臨時財政対策債が32億円の増で、総額2,096億4,000万円と昨年度より0.8パーセント増額予算となりました。個人市民税は昨年度比5パーセント減、納税者一人当たりの所得割額は前年比約7,600円の減額、法人市民税も18.7パーセントの減を見込んでいます。 本年は固定資産税の評価替えの年に当たりますが、土地上昇分は据置きとされ、8,100万円、都市計画税では8,900万円の影響額となります。その影響分について国は地方交付税の算定対象になるとしていますが、全額補填される保障はありません。 また、歳出では、新型コロナウイルス感染症対策事業費は54億4,800万円となっており、今後も支出増が見込まれます。困窮世帯が増えるなかでもコロナ対策は喫緊の課題であり、全国知事会も声を上げているとおり、国に対してさらなる財政支援策を講じるよう求めていただきたい。 また、令和2年度より川口市納税催告センターが設置されましたが、市民の厳しい生活状況に鑑みても、納税者の悩みや困難を解決し、生活再建に向けた伴走型支援を行うことをまず求めます。 次に、所管ごとに意見を申し上げます。 総務常任委員会にかかわって、議案第20号「川口市一般会計予算」の第2款「総務費」中、同和対策事業助成金については、県内で同和対策事業を終結し、広く人権対策へと切りかえている自治体に倣うべきであること。また、国民保護事業は、地方自治体が本来行う自然災害への対応とは異なること。歳入の自衛官募集事務委託金を含め、いずれも憲法の理念に照らし疑義があることから反対です。 職員体制の新規採用人数は154人で、退職者の補充分にも足りていません。感染症対策とともに自然災害に対する防災・減災対策の強化のためにも、恒常的な人員体制への強化が必要です。特に保健所機能の強化には、保健師の増員が重要であり、市民の命を守り、現場の職員の疲弊を解消するためにも、さらなる体制強化を求めます。 なお、仮称東川口駅前行政センター設置事業では、将来に禍根を残すことのないよう住民合意で事業を行うことを求めます。 第3項「戸籍住民基本台帳費」のうち、個人番号カード交付事業について、現在の発行率は22.5パーセントであり、国は令和5年3月までに100パーセントを目指すとしていますが、マイナンバーカードは自主申請が基本です。令和3年度には、各種証明書のコンビニ交付事業費が計上され、保険証の本格利用も始まりますが、現状では個人情報保護や情報漏えい、なりすましの問題などいまだ解決されておらず、慎重に対応することを求めます。 次に、福祉保健常任委員会所管について申し上げます。 第3款「民生費」中、第2項「老人福祉費」の温水プール浴事業の廃止については、介護予防ギフトボックス事業に統合したことにより利用者負担が増えること。紙おむつ支給事業は、国からの通知で課税世帯への支給をやめるとのこと。この事業は、介護保険制度以前から行われてきており、在宅介護を支える大切な仕組みであり、支給対象の縮小は認められません。 議案第21号「川口市国民健康保険事業特別会計」にかかわり、令和3年度から多子世帯減免が実施され、約990人が対象となる予定であることは非常に評価できますが、賦課限度額の引上げにより1,620世帯、約3,500万円増の影響となり反対します。 議案第42号「川口市国民健康保険税条例の一部を改正する条例」についても同様に反対です。 議案第23号「川口市介護保険事業特別会計予算」については、介護報酬0.7パーセント増、保険料については、第1段階から第17段階まで引上げとなっており、第5段階で6万2,760円から7万890円と8,130円、12.9パーセントの増と大幅な引上げです。 また、介護予防事業の温水プール浴事業を廃止、紙おむつ支給事業の縮小など認められず、同様に議案第54号「川口市介護保険条例の一部を改正する条例」についても反対します。 続いて、意見ですが、第2目「障害者福祉費」のうち重度心身障害者医療費助成事業では、平成31年から所得制限が導入され、34名の方が支給から外れています。市としても支援を検討していただきたい。 第3項「児童福祉費」にかかわり、並木保育所が令和3年3月で休所となり、公設公営保育所が1施設減となりました。保育の質の向上や平準化のためにも、公設公営保育所の役割は重要です。今後も公設公営保育所の継続と新設を検討することを求めます。 第4項「生活保護費」において、ケースワーカーは増員されていますが、生活保護の申請も増加しており、さらなる増員と、丁寧で速やかな受給につながるよう、相談者に寄り添った対応を求めます。 第4款「衛生費」のうち、現在中止されている10か月児健康相談について、集団では行わず、チェックシートを送付し、個別で対応するとのことですが、新型コロナウイルス収束後には再開を望むものです。 議案第35号「川口市病院事業会計予算」においては、コロナ禍でも継続しての医師、看護師の確保で、地域医療の充実とともに、患者の立場に立った相談体制の充実、強化を求めます。 次に、環境経済文教常任委員会について申し上げます。 第5款「労働費」の県生産性本部川口支部助成金は、その実績からも、労働者の福祉向上に寄与しているとは言えないこと。第7款「商工費」の地域経済応援ポイント事業は、マイナンバーカードを用いての実施ですが、その実績は僅かであり、地域の消費拡大に結びついているとは言えないことから反対します。コロナ禍の下、商店改修事業補助金などを増額し、雇用を守り、かつ市内事業者の意向を聞きながら、新たな策も含め適切な支援を講じられるよう望むものです。 第10款「教育費」の学力向上支援事業のうち、低学年基礎学力定着度調査は、国や県の学力調査とともに、子どもの学力の向上には結びついているとは言えません。少人数学級の実施や、教職員の自主的な事業の取り組みで一人ひとりの学びを保障することこそ必要です。 また、新たにGTECスコア型英語4技能検定を中学1年生を対象に、授業時間内に受験させるということは、民間業者の検定を学校内で実施することであり、成績という非常に繊細な個人情報が民間業者に集約されることには疑義があります。 さらに、学校給食の給食業務委託料においては、契約方法を改め、経費節減を目的とした単年度ごとの指名競争入札では、調理員の雇用が不安定さを増し、安全でおいしく、質の高い学校給食を実施することに逆行するものと判断し、反対します。 新年度からは、小学校での35人学級の実施が段階的に進められることになりますが、遺漏なく進めることができるよう学校施設の準備を進めること、学校配当予算の確保や、就学援助の拡大、指導主事の増員など、今後も学校教育の充実に努められたい。 加えて、文化推進費の美術館建設等検討事業は、再開発手法を用いて事業を目指すものですが、当該地の権利者や近隣との合意形成を欠かせないものと申し上げておきます。 議案第44号「川口市学校給食条例の一部を改正する条例」は、川口市立高等学校附属中学校では、給食を実施しないものとするものですが、義務教育である以上、市内の他の公立中学校と同様に給食は実施すべきです。学校給食を通じて食育などの学びを行なっていることからも、これまで川口の教育でも大切にしてきたものを反故にするような姿勢は看過できず、反対します。 意見を申し上げます。 第4款「衛生費」のうち、ごみ収集にかかわる現業職員の体制充実で、ふれあい収集や災害対応時など適切に業務が継続するよう努めること。また、不法投棄対策や産業廃棄物の監視、環境センターの維持補修は、良好な住環境の保持のために必要であり、さらに、地球環境のためにも、環境保全には市が積極的に役割を果たすよう求めます。 議案第25号「川口市小型自動車競走事業特別会計予算」について、不労所得をあおるべきではないこと、併せて新年度も一般会計の繰り出しが見込めないこと、オートレース事業の目的に地方財政に寄与するとうたいながらも寄与がないものと判断し、反対します。 最後に、建設消防常任委員会の所管にかかわり申し上げます。 第8款「土木費」中、都市計画街路整備事業は、新年度でも川口駅周辺リング道路等に予算計上されており、総事業費は約511億円、残事業費で約295億円もの大規模事業です。新年度予算の見込みでの進捗率平均も2.7パーセントと低く、多額の税金を費やす大型街路事業については見直しを行うべきです。 次に、都市環境整備推進費のうち、川口栄町3丁目銀座地区第一種市街地再開発事業、川口本町4丁目9番地区第一種市街地再開発事業の補助金のうち、市補助金だけでも約2億7,000万円が計上されています。不要不急の再開発事業には見直しが言われるなかで、国・県を含め新年度だけで約8億1,000万円もの多額の税金が投入されることは看過できません。 続いて、意見を申し上げます。 新井宿駅北側及び戸塚安行駅南側地区区画整理事業については、事業を進める際には、住民合意を大切にすること。また、私道舗装整備補助金、既存建築物耐震改修促進補助金、住宅改修資金助成事業など、市民生活に直結する補助事業について使いやすいように制度を改善すること。さらなる予算増額を図るなど対応することを求めます。 また、再開発課が新たに設置されることからも、再開発事業に当たっては、住民合意を柱に据えることを改めて述べておきます。 消防費について、消防職員数は国の指針で874人、市の定数でも587人ですが、予算は575人分となっています。大規模災害時に備えて、さらなる増員を求めます。 また、県の消防学校の初任教育について、実施が1年遅れであったものが、コロナ禍の下でさらに半年遅れとなっています。埼玉県に対して早急に改善を求めていただきたい。 議案第33号「川口市水道事業会計予算」については、消費税10パーセント分として約12億円、平均改定率25.01パーセントの値上げによる影響額が、令和元年度決算との比較で約23億円増と市民に負担が大変重いものとなっています。奥ノ木市長の政治理念である弱いところに光を当てる、この具現化として、川口市でも水道料金について一刻も早く低所得者世帯への減額制度の創設の実現を求めるものです。 討論の終わりに一言申し上げます。 いまだ収束を見ない新型コロナウイルスとの闘いは、私たちの日常や経済活動の在り方を大きく変えました。繰り返しとなりますが、今、自治体が最優先すべきことは、市民の命を守ることであり、暮らしを守ることです。私たち日本共産党市議団も、市民の声を聞き、さらなる施策に向けて尽力することを申し上げ、討論を終わります。(拍手起こる)        -------------- △休憩の宣告 ○柳田力議長 会議の途中ではございますが、ここで新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、換気を行うため、暫時休憩いたします。午前10時56分休憩        --------------午前11時12分再開 出席議員  41名  1 番  2 番  3 番  4 番  5 番  7 番  8 番  9 番  10番  11番  12番  13番  14番  15番  16番  17番  18番  19番  20番  21番  22番  23番  24番  25番  26番  27番  28番  29番  30番  31番  32番  33番  34番  35番  36番  37番  38番  39番  40番  41番  42番 欠席議員  1名  6 番地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した人 市   長    副 市 長(瀧川) 副 市 長(清水) 市長室長 企画財政部長   総務部長     危機管理部長   理財部長 市民生活部長   福祉部長     子ども部長    保健部長 環境部長     経済部長     建設部長     技 監 兼                            都市計画部長 都市整備部長   上下水道     上下水道局    上下水道局          事業管理者    管理部長     事業部長 医療センター   教 育 長    教育総務部長   学校教育部長 事務局長 消 防 長    選管事務局長   政策審議室長 △再開の宣告 ○柳田力議長 再開いたします。        -------------- △各常任委員長報告に対する質疑、討論(続き) ○柳田力議長 23番 榊原秀忠議員     〔23番 榊原秀忠議員登壇〕(拍手起こる) ◆23番(榊原秀忠議員) それでは、今定例会に提出されました令和3年度一般会計をはじめ、各種特別会計及び企業会計の各予算議案並びに条例議案など、全ての議案につきまして、私は自由民主党川口市議会議員団を代表いたしまして、ただ今の各常任委員長の報告どおり決することに賛成の立場から、以下、討論を行います。 はじめに、総務常任委員会所管の一般会計予算にかかわり、総務費の危機管理費において、災害時に正確な災害情報の収集・伝達を行うとともに、避難所等の防災機能を強化する目的で防災行政無線の子局整備等を行うための予算や、防犯対策費において、自主防犯組織活動への支援や町会・自治会への防犯灯、防犯カメラ設置に係る補助金など、引き続き計上されており、安全安心に暮らせるまちづくりの実現に向けた取り組みとして必要なものと考えます。 また、情報化推進費において、コロナ禍におけるテレワークや外部とのオンライン会議を安全に行うための予算が計上されており、デジタルトランスフォーメーションの端緒として、市役所に来なくても手続等が行えるスマート申請等に引き続き取り組むなど、業務合理化や市民の利便性向上に結びつくことが期待できます。 また、戸籍住民基本台帳費において、各種証明書を全国のコンビニエンスストア等で交付できるシステムの開発を進めることは、市民の利便性の向上が図られることが期待できます。 さらに、歳入の自衛官募集事務委託金につきましては、近年、頻発しております地震や豪雨災害において、自衛隊により多数の人命が救助されるなど、地域の災害応援にも欠かせない存在である自衛官の募集に協力することは、非常事態に自衛隊の派遣要請を行う可能性があることを考慮すれば当然のことであり、賛成いたします。 続きまして、福祉保健常任委員会所管の一般会計予算にかかわり、民生費の障害者総合支援事業費において、新たに重症心身障害児通所事業所支援事業補助金が市の単独補助として計上されたことは、重症心身障害児を支援する児童発達支援事業所等の運営の安定にもつながるものであります。これは奥ノ木市長の弱いところに光を当てる施策の一つであると捉え、市内で本格的な事業所が開所できるということは、大変重要な取り組みであり、大いに評価できます。 また、児童福祉総務費について、小規模保育事業所の卒園児の入所先が不足している中央地区に、旧本町診療所の建物を活用して、3歳から5歳児までの保育所及び子育て支援の拠点を整備することは、地域の実情に応じた子育て環境づくりの推進につながることから評価いたします。 さらに、家庭児童相談費は、今年度、開所した子ども発達相談センターの相談体制の充実を図るために増額するもので、子どもの発達に不安を抱えている保護者にとって、さらに相談しやすい窓口となることが期待でき、賛成いたします。 次に、議案第21号「令和3年度川口市国民健康保険事業特別会計予算」につきまして、被保険者数の減少から、国民健康保険税の収納額が減額となっている一方で、保険給付費は増額しています。また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、埼玉県へ納付する国民健康保険事業費納付金も増額となっていることから、一般会計からの法定外繰入が増加するなど、国民健康保険事業の運営は厳しい状況になっています。 こうしたなか、歳出において医療費の適正化、被保険者の保健増進に努めていること、歳入において保険税の収納率の向上が続いていることなどから、その内容は適正であると認められます。 今後も、国・県支援金の確保に努力するとともに、収納率のさらなる向上や医療費の適正化などに取り組むことで、国民健康保険財政の健全化を図ることを要望し、賛成いたします。 次に、議案第23号「令和3年度川口市介護保険事業特別会計予算」につきましては、高齢者人口は今後も増加が見込まれ、同様に保険給付費の増加も見込まれるなか、介護保険事業において保険給付費等の必要額のうち、法令で定められた割合は保険料で賄うことになっており、給付費が増額となる以上、保険料も増額となることは、持続的かつ健全な事業運営のためにやむを得ないものと考えます。今後も安定した事業運営を行うため、介護保険料の収納促進、基金や交付金の活用に努めることを要望し、賛成いたします。 次に、議案第42号「川口市国民健康保険税条例の一部を改正する条例」につきまして、国民健康保険財政は保険税の収納率向上などの取り組みにより、一般会計からの法定外繰入は減少傾向が続いていましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、令和3年度予算においては赤字となる見込みであり、負担の公平性の観点からも赤字解消に努めなければならない状況にあります。賦課限度額を法定の上限額まで引き上げることは、所得が一定以上の高所得者に法が定める応分の負担を求めることで、中間所得層の負担増の抑制を図るものであり、さらに、所得の低い世帯の変更はないことから、今回の条例改正はやむを得ないものと考えます。国民健康保険財政の健全化に向け、さらなる収納率向上と各種財源の確保に努めることを要望し、賛成いたします。 次に、議案第54号「川口市介護保険条例の一部を改正する条例」につきまして、保険給付費は法令で定められた割合を保険料で賄うことになっており、計画期間中の要介護認定者数や給付費の増加を見込むと保険料の増額はやむを得ないものと考えます。 本市の保険料は、第8期川口市高齢者福祉計画介護保険事業計画においても、第7期計画同様、17段階とし、一定以上の所得層の方に応分の負担を求める一方、所得の低い方の負担に配慮するなど、所得に応じた保険料額となるよう細分化して設定した点も評価できます。高齢化が進むなか、これからも安定した事業運営を行うため、保険料の収納促進に努めることを要望し、賛成します。 続いて、環境経済文教常任委員会所管の一般会計予算にかかわり、労働費において、テレワーク導入支援補助金やインターンシップ支援補助金の新設など、雇用の促進及び人材確保につながる策が講じられていること、農業費において、国際園芸博覧会出展事業は、10年に1度、オランダで開催される国際園芸博覧会に出展することで、本市の植木を中心とする花きの宣伝効果及び販路拡大が期待できること、グリーンセンター再整備事業は、第1期としてフィールドアスレチック遊具などを引き続き整備するとともに、第2期の整備に着手することで、園の魅力がさらに増し、ひいては集客力の向上も期待できること、商工費において、経営支援事業による市内事業者のDX(デジタルトランスフォーメーション)による業務効率化や商店街活性化事業による商店改修事業補助金等の増額など、新型コロナウイルス感染症対策に係る市内企業への支援と地域経済の活性化の取り組みなど、様々な施策が図られていることから賛成いたします。 次に、教育費において、まず学力向上支援事業における小学校低学年基礎学力定着度調査などのテストは、市が行なった教育がどの程度効果があったのかという学力の定着度を測るものであり、競争をあおるものではないものと考えます。また、児童生徒のつまずきや課題の把握もでき、高学年や中学校に進級した際の学力向上にもつなげるために有用であることから、今後も事業の推進を期待します。 さらに、附属中学校運営費は、令和3年度川口市立高等学校附属中学校入学者選考において、男子40人、女子40人の計80人の募集定員に対して、志願者が7倍を超えたことから、市民の高い関心と期待がうかがえます。この思いに応えるため、公平公正で子どもたちの適性が十分に把握できる選考運用と特色ある教育活動は欠かせないものと考えます。川口市の子どもたちが生涯にわたり学び続ける力を身につけ、様々な分野で活躍できるリーダーとなることを目指す川口市立高等学校附属中学校の教育方針は推進されるべきであり、川口市の学力向上につながることを大いに期待し、賛成します。 次に、議案第25号「令和3年度川口市小型自動車競走事業特別会計予算」につきまして、経営が厳しいオートレース事業において、耐震化等を図る大規模な施設改修を控えており、収益の確保について、経費の削減のほか、川口ナイトレースの開催など様々な対策が講じられています。今後も、老朽化した施設の早期改修や、より一層の経営努力のもと、収益を確保し、一般会計への早期繰り出し再開を期待し、賛成いたします。 次に、議案第44号「川口市学校給食条例の一部を改正する条例」につきまして、川口市立高等学校附属中学校は、中高一貫教育校として、6年間の計画的・継続的な教育課程を展開することが可能であります。在学する中学生は高校生同様、弁当持参、あるいは食堂や売店を利用することができ、個々の好みや健康状態に合わせて食を選択する経験は、早期に食の自己管理能力を育成する観点から望ましいものと考え、賛成いたします。 続きまして、建設消防常任委員会所管の一般会計予算にかかわり、土木費における街路整備事業及び市街地再開発事業については、まちの価値をさらに高め、安全安心な暮らしや産業活動を支える上で必要な事業であると考えます。今後も市民にとって魅力ある市街地の形成や防災性の向上の促進など、適正に予算が執行されることを期待して、賛成いたします。 次に、議案第33号「令和3年度川口市水道事業会計予算」につきまして、令和3年度の建設改良費は、2年度に比べて増加しております。そのようななか、企業債の借入れは17億円にとどまっており、将来、負担を増やさないためにも、借入れに過度に依存しすぎない財務体質が実現されております。 一方で、営業費用については、前年度より低く抑えるなど、めり張りのある予算となっております。その結果、料金改定の効果として約18億3,000万円の利益が発生しておりますが、これは翌年度以降の施設の更新に必要な貴重な財源を生み出したものであり、料金改定を行なった意義は大きいものと評価できます。 また、消費税については、少子高齢化がますます深刻化するなか、国民に広く負担を求めつつ、安定した社会保障を実現するための貴重な財源であり、上下水道局にあっても、法にのっとり、一事業者として適正に取り扱っていくことが求められるものであります。 近年、多くの自然災害が発生しておりますが、非常時において被害を最小限に食い止め、水道水の供給を途絶えさせることのないよう、災害対策により一層取り組んでいかなければなりません。今後も引き続き、コロナ禍で困難な状況にある市民の方々に配慮しつつ、安全安心な水道水の安定供給に努めるとともに、さらなる施設更新事業の推進と健全運営の推進を期待し、賛成します。 さらに、その他の諸議案につきましても適正なものと判断し、賛成するものであります。 さて、国の内外を問わず、新型コロナウイルス感染症への対応に追われた令和2年度が終わろうとしています。本市におけるこの1年は、奥ノ木市長のリーダーシップのもと、60万市民の健康を守ることを第一に、市保健所を運営するメリットを最大限に活かすとともに、市内医療機関、事業者及び市民の目線に合わせた支援策を講じるなど、スピード感を持って対応されました。また、昨年12月には、「本当に住みやすい街大賞2021」において、史上初となる2年連続1位に選ばれるといううれしいニュースもありました。今後においても、川口市が魅力あるまちとして発展していくために、様々な施策を実行していく必要があります。 令和3年度における一般会計予算は、歳入においては新型コロナウイルスの影響による市税収入の減少が見込まれますが、税収確保と収納率向上を図るため、納税催告センターの業務を拡充するほか、国の交付税措置などを最大限に活用し、財源確保に努める姿勢が見受けられます。 歳出においては、ワクチン接種など感染症対策に要する経費や本市の今後の発展を見据えた取り組みを中心に必要な事業を実施するため、市制施行以来、最大規模となる2,096億円余りとなる積極的な予算案となっております。 令和3年度においても、新型コロナウイルス感染症への対応をはじめ、3大プロジェクトの完結に向けた取り組みに加え、多文化共生推進事業、民間保育所・認定こども園の整備による待機児童対策、グリーンセンター再整備事業、仮称東消防署建設事業など、多くの事業が控えております。奥ノ木市長におかれましては、引き続き、本市が今後も選ばれるまちであり続けるために、適時適切な行政サービスの提供に努めていただきますようお願いいたします。 結びに、私たち自由民主党川口市議会議員団は、「人とまちを元気に」をスローガンに、川口市がより多くの皆様から選ばれるまちを目指し、「いま」必要で「将来」に欠かすことのできない政策の実現に向け、全力で取り組んで参ります。これをお誓いし、賛成討論とさせていただきます。(拍手起こる) ○柳田力議長 13番 福森悦子議員     〔13番 福森悦子議員登壇〕(拍手起こる) ◆13番(福森悦子議員) 公明党の福森悦子でございます。 私は、公明党川口市議団を代表して、今定例会に提出されました令和3年度川口市一般会計予算をはじめ、特別会計及び企業会計の各予算議案並びに一般議案に対し、ただ今の各常任委員長の報告どおり決することに賛成の立場から、若干の要望を交え、以下、討論を行います。 昨年は、世界中で未曾有のコロナ禍に見舞われた年となりましたが、2度目の緊急事態宣言が発令中の現在、新規感染者の下げ止まりや、変異株による急速な感染拡大の起こる可能性があり、予断を許さない状況となっています。このようななか、本市の来年度予算は、一般会計が2,096億4,000万円、特別会計1,413億3,329万2,000円、企業会計596億3,600万円、予算総額は前年度当初予算比で1.5パーセント増の4,106億929万2,000円となっており、市制施行以来最大規模となる予算案となっています。 はじめに、一般会計から申し述べます。 まず、歳入におきましては、市税全体で新型コロナウイルス感染症の影響により、前年度比マイナス5.6パーセント、約54億円の減となる見込みでありますが、納税催告センターの拡充に取り組むなど、収納率向上に向けた努力がうかがえます。 また、地方特例交付金、前年度比20億7,532万3,000円増、地方交付税、前年度比12億円増、国庫支出金、前年度比29億4,699万6,000円増を見込み、新型コロナウイルス感染症対策にかかわる国の交付金措置などを最大限に活用した財源確保としており、賛成いたします。 歳出では、ワクチン接種事業と感染症予防対策事業が計上され、民生費が予算全体の46.7パーセントを占め、特別会計の繰り出しも見込まれるなか、限られた財源の中で3大プロジェクトの推進、災害に備えたインフラ整備、子育て環境の整備、多くの公共施設整備も組まれており、将来を見据えた予算編成がされていることで評価いたします。 以下、主なものについて申し述べます。 2款「総務費」、災害対策事業においては、マンホールトイレが設置拡充され、並木小学校等8か所に設置するものや防災井戸を設置するもので、女性に配慮した災害用集合トイレの配備についても11か所に設置され、計画的に進捗しており、賛成いたします。 防犯対策事業については、防犯カメラ設置にかかわる町会・自治会向けの助成に、我が党がかねてより要望して参りました修繕費用の助成が新設され、高く評価いたします。引き続き安心安全なまちを目指し、治安が悪いイメージを払拭するためにも、町会・自治会への周知を要望し、賛成いたします。 コンビニ交付事業については、各種証明書を全国のコンビニエンスストア等で交付するシステムを導入する新たな事業であり、高く評価いたします。来庁不要な申請手続の実現に向け、市民の利便性向上と業務の効率化が図れる事業として大いに期待いたします。 次に、3款「民生費」、住居確保給付金支給事業は、コロナ禍の影響で仕事を失い、生活困窮された方が急増したことから、申請者の増加を見込み、新年度当初より相談員を2名増員するもので、賛成いたします。 児童健全育成費、赤ちゃんにっこり応援金事業は、より多くの方に活用していただくため、申請の利便性を図っていただくことから評価いたします。今後は、所得制限の撤廃と、第3子以降のお子さんがいらっしゃる世帯には、全員が御利用いただけるよう検討いただくことを要望し、賛成いたします。 4款「衛生費」、新生児聴覚検査事業は、今年度までは任意検査で自費診療でありましたが、新年度からは助成事業として開始されます。先天性の聴覚障害の有無を発見するために行われる大切な検査でありますので、事業の周知を要望し、賛成いたします。 同じく、がん患者医療用ウィッグ購入費助成事業においても、新たな事業であり、がん患者が治療と就労、社会参加の両立が送れるよう後押しするもので、大いに賛成いたします。 同じく「衛生費」、戸塚環境センター整備事業においては、施設の耐用年数や老朽化を踏まえ、建替えに向けての施設整備事業であり、極めて重要かつ大規模な事業であります。安全性や環境への配慮も含めて、万全に事業を進めていただくことを要望し、賛成いたします。 路上喫煙防止事業は、新年度、川口元郷駅、南鳩ヶ谷駅、東川口駅北口に喫煙所のパーテーションを設置するもので、マナー向上のための巡回パトロールも2駅追加され、高く評価し、賛成いたします。 6款「農業費」、グリーンセンター再整備事業は、老朽化した園内の施設整備で、第1期はアスレチック遊具等の設置や昆虫の森の整備となり、来年度中の供用開始を目指しております。子育て世代のニーズを取り込み、さらなる集客を図ることから、市民の憩いの場所として幅広い世代に愛される魅力ある施設となることを要望し、賛成いたします。 8款「土木費」、橋りょう長寿命化事業及び河川水路事業は、近年、過去に例を見ない豪雨災害や自然災害が増えていることから、我が党も政策の柱として押し進めている防災・減災対策の重要な事業としてさらに推進していただきたく、賛成いたします。 9款「消防費」、仮称東消防署建設事業は、老朽化した鳩ヶ谷分署の改築であり、市内3番目の消防署として体制強化が図られます。今後、あらゆる災害への対応力の充実と、火災予防の窓口が増設され、市民の安全安心の確保につながり、賛成いたします。 10款「教育費」においては、今年度、中学校の体育館13校に空調機が設置され、我が党が訴えて参りました事業が運用開始されます。災害時には避難所となる体育館であり、近年は地球温暖化による気温の上昇から、授業や部活動時の熱中症対策にもつながり、大変有効と考え、賛成いたします。 特別支援教育支援事業においては、来年度、小学校8校に特別支援学級が設置され、市内小学校52校中30校に設置となり、大いに評価いたします。今後は、全小中学校への設置を要望し、賛成といたします。 次に、特別会計を申し述べます。 議案第21号「令和3年度川口市国民健康保険事業特別会計予算」、特定健康診査事業は、新年度より特定健康診査被保険者の自己負担額500円が無料となり、受診率の向上から病気の重症化を防ぎ、医療費の削減にもつながることから高く評価し、賛成といたします。 続いて、企業会計を申し述べます。 議案第34号「令和3年度川口市下水道事業会計予算」、管渠建設事業でありますが、東川口駅周辺の浸水対策は、令和元年度から3か年継続で行われている雨水貯留施設整備工事において、武蔵野線高架下の冠水は長年の懸案でありましたが、令和3年度中の本工事完成を目指しており、浸水被害の解消へとつながることから賛成いたします。 最後に、一般議案について申し述べます。 議案第42号「川口市国民健康保険税条例の一部を改正する条例」につきましては、国民健康保険制度は医療を支える重要な役割を担っており、高齢化による医療費の増加は否めない状況となっております。安定的な医療保険制度の財政運営を図る上でも、今回の基礎課税額と介護納付金課税額の引き上げは、中間所得の方に負担をかけないためのやむを得ない措置と考え、賛成いたします。 また、議案第54号「川口市介護保険条例の一部を改正する条例」におきましても、高齢者人口の増加に伴い、要支援者、要介護者数の伸びによる介護保険料給付費が第7期の3年間で約40億円増加しております。高齢社会を支える大切な制度であり、今回の改定でも所得の低い方への配慮がされており、介護従事者への報酬改定分も含まれておりますことから、今後、要支援者、要介護者を増やさないためにも、介護予防施策をさらに推進していただきたいことを要望し、賛成いたします。 そのほかの諸議案についても適正なものと判断し、賛成といたします。 現在、コロナ禍が長期化するなか、社会的に弱い立場の方々や中小事業者にしわ寄せが及んでおり、さらには自殺や社会的孤立も深刻化しております。一刻も早い新型コロナウイルスの収束を願い、市民の皆さんが安心して暮らせるよう、奥ノ木市長のリーダーシップのもと、様々な課題に取り組み、川口市発展のため貢献して参る所存でございます。 そして、公明党川口市議団は、「大衆とともに」との立党精神を胸に、日本一模範の川口市政の構築と発展を目指し、これからも全力で働いて参ることをお誓いし、賛成討論とさせていただきます。(拍手起こる) ○柳田力議長 19番 こんどうともあき議員     〔19番 こんどうともあき議員登壇〕(拍手起こる) ◆19番(こんどうともあき議員) 川口新風会を代表いたしまして、賛成の立場から討論をいたします。 今定例会に提出されている令和3年度の一般会計当初予算は2,096億4,000万円、前年度比17億1,000万円、0.8パーセント増となっています。歳入は、市税において約54億円の減収を見込んでいますが、新型コロナウイルス感染症対策のための支出が約54億円計上されています。国からの交付金や各種基金からの繰入金、市債などの活用によって財源を確保したとされていますが、首都圏での新型コロナウイルス感染症新規感染者は下げ止まり、一部地域では増加しております。決して楽観できる状況とは言えず、川口市としてもさらなる対策が重要であることを申し上げ、賛成いたします。 以下、市民のことも考え、厳しい言い方もございますが、要望を含め申し上げます。 2款「総務費」1項「総務管理費」1目「一般管理費」の中のテレワークについてですが、コロナ禍のなかで市の職員の勤務についてもテレワークが導入されていますが、実施率は15.1パーセントと聞いています。国では、昨年7月26日、西村経済再生担当大臣が記者会見で、社員のテレワーク率70パーセント達成を改めて目指すよう経済界に要請したとされています。基礎自治体である川口市でも、積極的に推進するよう求めます。また、その際には、職員に過重な負担を負わせることのないよう、職員の勤務状況をしっかり把握できる体制の整備も必要と考えます。 また、10目「広報広聴費」にかかわり、広告料として1,663万9,000円が計上されています。広告料については、新型コロナウイルス感染症の影響で、市民向けのメッセージや注意喚起などの情報発信が増えたことから、キャスティビジョンの放送枠を増やしたとされています。新型コロナウイルス感染症にかかわる情報提供は重要ですし、キャスティビジョンを活用することは否定しませんが、キャスティビジョンは川口駅利用者に限られます。広告媒体は全市的な情報発信が必要であることを踏まえて選定をするよう求めます。その際、市が設置している広告掲示板が効果的な手段として、より積極的に活用することを要望いたします。 4款「衛生費」1項「保健衛生費」の中の新型コロナウイルス対策費についてですが、新型コロナウイルス対策の鍵となるのがワクチン接種です。8目「保健活動費」の中に新型コロナウイルスワクチン接種事業として37億529万3,000円が計上されています。国は接種開始を急いでいますが、実務を担う自治体への情報提供もワクチン提供も遅れており、市の担当者の苦労は大変なものと考えます。迅速・着実な実施を期待いたします。 また、対策の中で重要なのがPCR検査の拡充です。保健所での検査など、川口市内での新規感染者は、このところ10名前後に落ち着いていますが、3月中に感染が発表された183名の感染経路を見ると、感染経路不明が4割近くに上っています。感染を抑えていくためには、積極的疫学調査を行い、濃厚接触者を特定していくことは重要です。 一方で、この4割近い感染経路不明者を減らしていくことが重要ではないでしょうか。東京都モニタリング会議は、3月12日、軽症・無症状者に焦点を当てたモニタリング検査を提言しています。市中の無症状感染者を発見することは、感染経路不明の感染者を減らしていくことにつながり、変異株の増加が懸念されるなか、第4次感染拡大を防止することにもつながる施策です。川口市でも前に進めて実施するよう検討を求めます。 2項「清掃費」2目「資源循環対策費」の中の禁止地区巡回パトロール委託料、2,191万6,000円ですが、新規に南鳩ヶ谷駅、川口元郷駅に配置し、14節「工事請負費」2,650万7,000円で、喫煙場所設置をするとのこと。駅利用の方々や周辺地域の方に周知徹底をお願いいたします。 4目「収集業務費」12節「委託料」の資源物盗難監視巡回業務委託料ですが、市内の資源物は市の財産です。聞くところによると、市内のごみステーションから資源ごみの持ち去りがあると聞いておりますので、しっかりとした対応をしていただきますよう要望いたします。 7款「商工費」1項「商工費」2目「商工振興費」の商店街空き店舗活用事業補助金2,000万円、商店改修事業補助金3,000万円は、前年より増額をしていただいております。市内の商店街等は、新型コロナウイルスにより大きなダメージを受けております。当初の予算が足りない場合は、補正等で増額をしていただきますよう要望いたします。 8款「土木費」4項「都市計画費」3目「都市交通対策費」の中距離電車停車調査等事業では、川口駅だけではなく、駅周辺のまちづくりを一体として考えるために、JR東日本のみならず、バス事業者や商工団体などにも参加していただく形で勉強会を開催する費用として約2,000万円の予算が計上されております。この勉強会について2点ほど指摘をしておきたいと思います。 1つ目に、2,000万円もの税金を使い、これからの川口駅周辺の在り方も問われる勉強会になるであろうことを考えれば、広く市民の意見を聞きながら勉強会が進められるべきだと思います。市民の中には、中距離電車の停車について否定的な意見もあります。当然こうした声を含めて勉強会が進められるべきだと思います。ですから、勉強会と並行して市民からの意見聴取の機会を設けることを求めます。 2つ目に、川口駅だけでなく、市の玄関口である川口駅周辺も含めて考えるわけですから、本市全体の未来にも影響を及ぼすことになります。だとすれば、広く市民に公開され、市民が当該勉強会で何が議論されているか知ることができる仕組みであることが求められます。委員会質疑の中では、公開か非公開について今の時点で決まっていないとの答弁でしたが、やはり勉強会は市民に広く公開していくべきだと思いますので、公開することを求めます。 5項「住宅費」の中の空家等対策事業についてです。新年度予算では、強制執行業務委託料や所有者調査業務委託料、相続財産管理人選任申立等手数料などが計上されております。空き家問題を取り上げはじめた頃を思えば、法律で規定される段階となり、前進したと考えておりますが、空家対策特別措置法に規定されている特定空家は、現在、市内で1件も指定されておりません。予算措置もしているわけですし、法も完全ではないにせよ、整備されたわけですから、市としてももっと積極的に特定空家を指定して、市内で近隣に不安を与えるような空き家への対策を進めることを求めます。 次に、水道事業会計についてです。 近年の本市の年間給水量は、人口が増えている一方で、市民の節水意識の向上や節水機器の普及などの影響でほぼ横ばいとなっております。そうしたなかで、昨年は水道料金の値上げについて、新型コロナウイルスの影響で厳しさを増している市内経済、市民生活を考慮して値上げを延期したわけですが、新型コロナウイルスの収束が見えないままの本年1月から25パーセントもの水道料金の値上げが行われました。川口新風会としては、現在の地方公営企業法によって水道事業に独立採算が求められるなかにおいては、水道料金の値上げは、今後、水道管の更新作業などを考えれば不可避であると理解しております。 一方で、新型コロナウイルスの収束が見えないなかでの値上げには反対をしてきました。新年度においては、新型コロナウイルスの収束が見通せるまでは、値上げを延期するべきだと考えております。改めて再度の値上げ延期を求めます。 同時に、一般会計から水道事業への繰り入れ幅を広げるために国と交渉することを求めます。さらに、経済的に苦しい状況にある方や所得の低い世帯に向け、水道料金の減免制度を創設するなど、弱いところに光をぜひ当てていただきたいと思います。 10款「教育費」2項「小学校費」、3項「中学校費」、それぞれ1目「学校管理費」12節「委託料」、電子計算機保守委託料ですが、これはGIGAスクールに対してICT支援員、ヘルプデスク設置等の経費が含まれています。4月から各学校が授業に取り入れると思いますが、それぞれ学校に取り組みの差が出ないように要望いたします。 また、3項「中学校費」14節「工事請負費」の中にトイレ改修工事が含まれており、令和3年度の洋式トイレ工事は、戸塚中学校、戸塚西中学校の2件とのこと。現在の設置率は、小学校が56.6パーセント、中学校が55.8パーセント、小中学校の平均で56.3パーセントとのことですが、学校によってはトイレ使用時に並んでいるときがあるとも聞いております。学校などから聞き取りをし、子どもたちが過ごしやすい環境整備をしていただくように要望いたします。 5項「幼稚園費」ですが、令和3年度から3歳児が加わるとのこと。園児数が減っていた市立幼稚園ですから、これを期に市内でも人気のある幼稚園を目指していただくように要望いたします。 6項「社会教育費」の中に美術館建設等検討事業として801万9,000円が計上されています。美術館の必要性については、都心の美術館に近いという川口市で、本当に川口市に必要なのかという指摘があったにもかかわらず、建設が前提に進められてきました。現在のパブリックコメントにかかっている川口市美術館建設基本計画の中で「旧栄町公民館跡地を含む川口市栄町3丁目11番地区の再開発事業により美術館建設を目指します」とされています。周辺住民の意向を積極的に聞くことなしに候補地が選定されているのは、大きな問題だと思います。美術館はいまだに市民の間で広く理解されているものとは言えません。コロナ禍で市税も減収しているなかで、これは白紙に戻すべきだと考えます。 次に、小型自動車競走事業特別会計についてですが、オートレースは川口市のシンボル的存在であり、収益の中から長い間、市の財政に多額の繰入を行なってきました。最盛期には、年間約65億円もの繰入をしてきた時期もありました。しかし、徐々に売り上げが減少してきており、ここ数年、ナイトレースの開催など営業努力もあり、売り上げは増加しているものの、市への繰入ができない状況となっています。 現在、オートレース場の観客席に耐震性の不足があり、改修も必要で、そのための費用は数十億円とも見られています。大きな投資をすることになりますが、投資の後に事業収入が減少し、事業が成り立ちませんでしたとなっては困ります。観客席の改修という大きな投資を本格化する前に、長期的に持続的な経営が可能という計画を示すべきだと考えます。 最後に、令和3年度予算案の債務負担行為調書の中に、仮称東川口駅前行政センターの設置に必要な額が計上されていますが、令和2年度末までの支出見込額はゼロ円となっています。これは等価交換方式を採用したことにより予算化する必要がなかったためと理解しています。 東川口駅前行政センターは、現状の計画では、等価交換方式を採用したため、地上18階、地下2階の建物のうち、市の施設が入るのは地下2階から地上2階までの4フロアにすぎず、市民窓口としての行政センターとパスポートセンターのみが提案されており、市民が期待した施設がほとんど整備されない計画となっています。一定の期間の後に土地が市に返却される定期借地方式を採用せず、等価交換方式を採用し、市の土地の大部分を手放すことは大きな問題です。 既に協定書が締結されていることから、等価交換方式を変更できないとしても、今からでも市民が求める施設を実現する方法があるはずです。多くの市民が求めている施設が計画に入らないのは、等価交換方式を前提としているため床面積が限られているからです。一度建設すれば、何十年も使っていく施設です。権利床を買い取ることにより、市民が望む施設とするよう強く求めます。 また、パスポートセンターの必要性については、明確な根拠がないなかで設置が進められようとしていることが一般質問において分かりました。パスポートセンターの設置については、見直しを強く求め、討論を終わります。(拍手起こる)        -------------- △各常任委員会付託議案の採決 △議案第20号、議案第21号、議案第23号、議案第25号、議案第33号、議案第42号、議案第44号、議案第54号の一括採決-委員長報告どおり ○柳田力議長 ほかに発言通告を受けておりませんので、以上で質疑、討論を打ち切り、これより採決いたします。 お諮りいたします。 はじめに、議案第20号「令和3年度川口市一般会計予算」、議案第21号「令和3年度川口市国民健康保険事業特別会計予算」、議案第23号「令和3年度川口市介護保険事業特別会計予算」、議案第25号「令和3年度川口市小型自動車競走事業特別会計予算」、議案第33号「令和3年度川口市水道事業会計予算」、議案第42号「川口市国民健康保険税条例の一部を改正する条例」、議案第44号「川口市学校給食条例の一部を改正する条例」及び議案第54号「川口市介護保険条例の一部を改正する条例」の以上8議案を、ただ今の各常任委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立者多数〕 ○柳田力議長 起立者多数であります。 よって、以上8議案は、いずれも原案どおり可決されました。        -------------- △議案第22号、議案第24号、議案第26号~議案第32号、議案第34号~議案第41号、議案第43号、議案第45号~議案第49号、議案第51号~議案第53号、議案第55号の一括採決-委員長報告どおり ○柳田力議長 最後に、議案第22号「令和3年度川口市後期高齢者医療事業特別会計予算」、議案第24号「令和3年度川口市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算」及び議案第26号「令和3年度川口市立看護学校事業特別会計予算」ないし議案第32号「令和3年度川口市公共用地取得事業特別会計予算」及び議案第34号「令和3年度川口市下水道事業会計予算」ないし議案第41号「川口市食品衛生検査施設の設備及び職員の配置の基準等を定める条例の一部を改正する条例」、議案第43号「川口市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」及び議案第45号「川口市建築基準法等関係事務手数料条例の一部を改正する条例」ないし議案第49号「市道路線の廃止について」及び議案第51号「令和2年度川口市一般会計補正予算(第10号)」ないし議案第53号「川口市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例」及び議案第55号「川口市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例」の以上27議案を、ただ今の各常任委員長報告どおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○柳田力議長 御異議なしと認めます。 よって、以上27議案は、いずれも原案どおり可決されました。        -------------- △休憩の宣告 ○柳田力議長 この際、議事の都合により、暫時休憩いたします。午後0時3分休憩        --------------午後1時4分再開 出席議員  41名  1 番  2 番  3 番  4 番  5 番  7 番  8 番  9 番  10番  11番  12番  13番  14番  15番  16番  17番  18番  19番  20番  21番  22番  23番  24番  25番  26番  27番  28番  29番  30番  31番  32番  33番  34番  35番  36番  37番  38番  39番  40番  41番  42番 欠席議員  1名  6 番地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した人 市   長    副 市 長(瀧川) 副 市 長(清水) 市長室長 企画財政部長   総務部長     危機管理部長   理財部長 市民生活部長   福祉部長     子ども部長    保健部長 環境部長     経済部長     建設部長     技 監 兼                            都市計画部長 都市整備部長   上下水道     上下水道局    上下水道局          事業管理者    管理部長     事業部長 医療センター   教 育 長    教育総務部長   学校教育部長 事務局長 消 防 長    選管事務局長   政策審議室長 △再開の宣告 ○柳田力議長 再開いたします。        -------------- △議案第50号 人権擁護委員の候補者の推薦について ○柳田力議長 次に、日程第56 議案第50号「人権擁護委員の候補者の推薦について」を議題といたします。〔参 照〕-市長提出議案-        -------------- △提案理由の説明 ○柳田力議長 提案理由の説明を求めます。     〔奥ノ木信夫市長登壇〕 ◎奥ノ木信夫市長 議案第50号「人権擁護委員の候補者の推薦について」御説明を申し上げます。 本議案につきましては、吉澤敏夫委員が本年6月30日をもちまして任期満了となりますので、同氏を引き続き推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により意見を求めるものであります。 吉澤氏は、議案に添付いたしました経歴書のとおり、要職を歴任され、平成27年から人権擁護委員として御活躍されております。同氏は、人格高潔で識見が高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について理解のある方でありますので、よろしくお願いを申し上げる次第であります。 なお、政党には所属しておりません。 ○柳田力議長 以上で説明は終わりました。        -------------- △議案第50号に対する質疑、討論、採決-同意 ○柳田力議長 これより質疑、討論を行います。 発言がありませんので、以上で質疑、討論を打ち切り、これより採決いたします。 お諮りいたします。 本案に同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○柳田力議長 御異議なしと認めます。 よって、本案は同意されました。        -------------- △日程追加の決定 ○柳田力議長 次に、お手元に配付いたしてあります議員提出議案1件を本日の日程に追加いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○柳田力議長 御異議なしと認め、本日の日程に追加されました。        -------------- △追加日程の報告 ○柳田力議長 局長から日程を報告願います。     〔事務局長朗読〕 日程第62 議員提案第1号 川口市議会会議規則の一部を改正する規則        --------------委員会付託省略の決定 ○柳田力議長 ただ今、局長から報告いたしました案件は、委員会付託を省略し、直ちに確定議といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○柳田力議長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。        --------------議員提出議案(議員提案第1号) △議員提案第1号 川口市議会会議規則の一部を改正する規則 ○柳田力議長 これより、日程第62 議員提案第1号「川口市議会会議規則の一部を改正する規則」を議題といたします。〔参 照〕-議員提出議案-        -------------- △提案理由の説明 ○柳田力議長 提案理由の説明を求めます。 21番 野口宏明議員     〔21番 野口宏明議員登壇〕(拍手起こる) ◆21番(野口宏明議員) 議員提案第1号「川口市議会会議規則の一部を改正する規則」について、提案理由の説明を申し上げます。 女性をはじめとする多様な人材の市議会への参画を促進する環境整備を図る観点から、本会議や委員会への欠席事由として、育児、看護、介護等を明文化するとともに、出産について、産前・産後期間にも配慮した規定の整備を行うほか、行政手続等において、原則として押印を廃止する政府の方針を踏まえ、市議会に対する請願に係る署名押印の見直しを行うものであります。 提出者、賛成者は記載のとおりであります。 よろしくお願い申し上げます。(拍手起こる) ○柳田力議長 以上で説明は終わりました。        -------------- △議員提案第1号の採決-可決 ○柳田力議長 本案は直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○柳田力議長 御異議なしと認め、採決いたします。 本案を原案どおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○柳田力議長 御異議なしと認め、よって、本案は原案どおり可決されました。        -------------- △休憩の宣告 ○柳田力議長 この際、議事の都合により、暫時休憩いたします。午後1時9分休憩        --------------午後1時11分再開 出席議員  41名  1 番  2 番  3 番  4 番  5 番  7 番  8 番  9 番  10番  11番  12番  13番  14番  15番  16番  17番  18番  19番  20番  21番  22番  23番  24番  25番  26番  27番  28番  29番  30番  31番  32番  33番  34番  35番  36番  37番  38番  39番  40番  41番  42番 欠席議員  1名  6 番地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した人 市   長    副 市 長(瀧川) 副 市 長(清水) 市長室長 企画財政部長   総務部長     危機管理部長   理財部長 市民生活部長   福祉部長     子ども部長    保健部長 環境部長     経済部長     建設部長     技 監 兼                            都市計画部長 都市整備部長   上下水道     上下水道局    上下水道局          事業管理者    管理部長     事業部長 医療センター   教 育 長    教育総務部長   学校教育部長 事務局長 消 防 長    選管事務局長   政策審議室長 △再開の宣告 ○芝崎正太副議長 再開いたします。        -------------- △日程追加の決定 ○芝崎正太副議長 ただ今の休憩中に、柳田 力議長より川口市議会議長の職を辞したい旨の願いが提出されましたので、この際、これを本日の日程に追加いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○芝崎正太副議長 御異議なしと認めます。 よって、議長の辞職については、本日の日程に追加されました。        -------------- △追加日程の報告 ○芝崎正太副議長 局長から日程を報告願います。     〔事務局長朗読〕 日程第63 川口市議会議長の辞職について        --------------川口市議会議長の辞職について ○芝崎正太副議長 ただ今報告いたしました日程第63 川口市議会議長の辞職についてを議題といたします。 局長から、まず、その辞職願を朗読願います。     〔事務局長朗読〕    辞  職  願                 川口市議会議長  柳 田   力 私こと、このたび、一身上の都合により、川口市議会議長の職を辞したいので、許可されたく願い出ます。 令和3年3月18日 川口市議会副議長  芝 崎 正 太 様 ○芝崎正太副議長 お諮りいたします。 柳田 力議長の辞職を許可することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○芝崎正太副議長 御異議なしと認めます。 よって、柳田 力議長の辞職を許可することに決定いたしました。     〔26番 柳田 力議員 入場する〕        -------------- △前議長のあいさつ ○芝崎正太副議長 この際、前議長からごあいさつをお願いいたします。     〔26番 柳田 力議員登壇〕 ◆26番(柳田力議員) 貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます。 議長辞職にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 昨年の3月市議会定例会におきまして、議員の皆様方の御推挙をいただき、第73代議長に就任させていただきました。就任からの1年間を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症の対応に追われた1年でありました。そのようななか、本市の念願でありました第一本庁舎が完成し、6月市議会定例会から新たな議事堂において、感染症対策を講じながらの本会議等がスタートいたしました。しかしながら、コロナ禍により議事堂の平常時使用をすべきでないことのほか、東京2020オリンピック・パラリンピックの延期、新春交礼会や川口マラソンなど多くの催事が中止、縮小対応となったことは、大変残念でありました。 また、コロナ禍、戦後75年、東日本大震災から10年など、歴史的に見ても大きな節目となり得るなかにあって、国と地方自治体における課題が顕在化することを考えると、今、様々な難局に直面する社会情勢下において、我が国の近代経済社会の基礎を築かれました渋沢栄一氏の理念・精神を改めて見つめ直し、学ぶ意義があると私自身強く感じております。 振り返り申し上げますと、議長として微力ではありましたが、議員の皆様方の御協力をいただきながら、コロナ禍においても公平公正な議会運営に専心することができたものと存じております。 在職中は、議長として至らぬ点が多々あったことと思いますが、この重責を全うすることができましたことは、芝崎正太副議長の支えと、先輩・同僚議員、皆様方の御支援、御協力のたまものと改めて心から感謝を申し上げる次第でございます。 そして、奥ノ木信夫市長をはじめ理事者の皆様、さらに大内昌弘議会事務局長をはじめ議会事務局、市職員の皆様に温かい御支援を賜りましたこと、この場をお借りして、衷心より厚く御礼を申し上げる次第でございます。また、私の支援者の皆様をはじめ、市民の皆様に心から感謝いたします。 私は、団塊ジュニア世代でありますが、将来への負担を可能な限り抑え、持続可能な社会を構築し、次世代につないでいく責務を感じております。今後は、これまでの貴重な経験を活かし、皆様方と共に市民生活、都市力向上、市政進展のため、努力、勤勉に励んで参りますので、引き続き御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願いを申し上げ、辞職に当たりましてのあいさつとさせていただきます。 まことにありがとうございました。(拍手起こる)        -------------- △日程追加の決定 ○芝崎正太副議長 ただ今、議長が欠員となりましたので、この際、議長の選挙についてを本日の日程に追加いたし、直ちに選挙を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○芝崎正太副議長 御異議なしと認めます。 よって、本日の日程に追加されました。        -------------- △追加日程の報告 ○芝崎正太副議長 局長から日程を報告願います。     〔事務局長朗読〕 日程第64 川口市議会議長の選挙について        --------------川口市議会議長の選挙について ○芝崎正太副議長 ただ今報告いたしました日程第64 川口市議会議長の選挙についてを行います。 選挙の方法は、投票により行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○芝崎正太副議長 御異議なしと認めます。 よって、投票をもって議長の選挙を行います。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場を閉鎖する〕     〔このときの在籍議員数 41名〕  1 番  2 番  3 番  4 番  5 番  7 番  8 番  9 番  10番  11番  12番  13番  14番  15番  16番  17番  18番  19番  20番  21番  22番  23番  24番  25番  26番  27番  28番  29番  30番  31番  32番  33番  34番  35番  36番  37番  38番  39番  40番  41番  42番 ○芝崎正太副議長 ただ今の出席議員は41人であります。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に、 5 番  岩井 ひろゆき 議員 30番  江 袋 正 敬 議員 以上、お二人を指名いたします。 投票用紙を配付願います。     〔投票用紙を配付する〕 ○芝崎正太副議長 投票用紙の配付もれはありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○芝崎正太副議長 配付もれなしと認めます。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱を改める〕 ○芝崎正太副議長 異状なしと認めます。 念のために申し上げます。 投票は単記無記名であります。 投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票をお願いいたします。 点呼を命じます。     〔点呼に応じ、1番議員より順次投票する〕 ○芝崎正太副議長 投票もれはありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○芝崎正太副議長 投票もれなしと認めます。 投票を終了いたします。 開票を行います。 岩井ひろゆき議員、江袋正敬議員、立会いをお願いいたします。     〔立会人立会いの上、開票する〕 ○芝崎正太副議長 選挙の結果を報告いたします。 投票総数 41票 有効投票 41票 無効投票 なし 有効投票中 関 裕通議員   30票 金子幸弘議員    5票 碇 康雄議員    3票 最上祐次議員    3票 以上のとおりであります。 この選挙の法定得票数は11票であります。 よって、30票を得られました関 裕通議員が議長に当選いたしました。 ただ今、議長に当選されました関 裕通議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場の閉鎖を解く〕        -------------- △新議長のあいさつ ○芝崎正太副議長 この際、関 裕通議員から当選のごあいさつをお願いいたします。     〔27番 関 裕通議員登壇〕(拍手起こる) ◆27番(関裕通議員) ただ今、大勢の議員の皆様方から御推挙を賜り、栄誉ある川口市議会第74代議長に当選をさせていただきました。まことにありがとうございます。 今、改めて、その職責の重さに身の引き締まる思いでございます。 人口60万人を有する中核市において、市議会の持つ役割、そして市議会議員の果たす役割というものがますます重要になっているものと考えております。 議長として公平公正な議会運営はもちろんのこと、市政のチェック機能を充実させるために、市議会の権能、そして議員の資質向上に皆様方とともに努めて参りたいと存じます。 現下の新型コロナウイルス感染症との闘いは、まだまだ予断を許さないところでございますので、まずは、この難局を乗り越えるべく、市長はじめ執行部と議会が協力した上で、市民の皆様方から愛され、そして安全で安心な魅力あるまちづくりの実現に向け、鋭意取り組んで参ります。 今後、皆様方の御指導、御支援を賜りながら、議長の職を務めさせていただきたいと存じますので、御協力を賜りますよう心からお願いを申し上げまして、議長就任のごあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。(拍手起こる)        -------------- △休憩の宣告 ○芝崎正太副議長 この際、議事の都合により、暫時休憩いたします。午後1時32分休憩        --------------午後1時33分再開 出席議員  41名  1 番  2 番  3 番  4 番  5 番  7 番  8 番  9 番  10番  11番  12番  13番  14番  15番  16番  17番  18番  19番  20番  21番  22番  23番  24番  25番  26番  27番  28番  29番  30番  31番  32番  33番  34番  35番  36番  37番  38番  39番  40番  41番  42番 欠席議員  1名  6 番地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した人 市   長    副 市 長(瀧川) 副 市 長(清水) 市長室長 企画財政部長   総務部長     危機管理部長   理財部長 市民生活部長   福祉部長     子ども部長    保健部長 環境部長     経済部長     建設部長     技 監 兼                            都市計画部長 都市整備部長   上下水道     上下水道局    上下水道局          事業管理者    管理部長     事業部長 医療センター   教 育 長    教育総務部長   学校教育部長 事務局長 消 防 長    選管事務局長   政策審議室長 △再開の宣告 ○関裕通議長 再開いたします。        --------------市長あいさつ ○関裕通議長 以上をもちまして、本定例会に提出されました案件は全て議了いたしました。 この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。     〔奥ノ木信夫市長登壇〕 ◎奥ノ木信夫市長 ただ今、議長からお許しをいただきましたので、閉会にあたりまして、一言ごあいさつを申し述べたいと存じます。 先ほど議長選挙が行われましたが、これまで多大なる御尽力を賜りました柳田 力前議長におかれましては、大変御苦労さまでございました。議会における御活躍はもとより、地域活動におかれましても、昼夜を分かたず御精励いただきましたことに対し、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。 また、新たに関 裕通議員が第74代議長に御就任されたところでございます。まことにおめでとうございます。議員としての豊富な経験とその手腕を存分に発揮され、議会運営にあたられるものと御期待を申し上げますとともに、今後、議会の代表者として一層御活躍あらんことを心から祈念申し上げる次第であります。 さて、はじめに、新型コロナウイルスワクチン接種についてであります。今定例会会期中の3月5日に緊急事態宣言の実施期間が2度目の延長となり、その期限である21日まで3日を残すのみとなりましたが、新規感染者数は増加の兆しがあり、予断を許さない状況となっております。こうしたなか、感染収束への切り札として期待されるワクチン接種でありますが、2月17日に始まった国内でのワクチン先行接種から1か月が経過し、この間、私は、今やるべきことをすぐにやるという信念のもと、川口市医師会、川口歯科医師会、川口薬剤師会及び市内医療機関に御協力いただきながら、ワクチン接種の準備に万全を期して参りました。現在のところ、4月から始まる高齢者の方へのワクチン接種につきましては、限られた数の供給となりますことから、混乱を避けるため、まずは高齢者施設の入所者から接種を開始する予定であります。その後、ワクチン供給量が安定いたしましたら、直ちに個別接種と集団接種を併用することにより、安全かつ円滑にワクチン接種を実施して参る所存であります。 次に、屋内50メートル水泳場の誘致についてであります。議員の皆様も既に御案内のとおり、15日に開かれた埼玉県屋内50メートル水泳場及びスポーツ科学拠点施設整備地選定委員会において、屋内50メートル水泳場を本市神根運動場に、スポーツ科学拠点施設を上尾市に整備する分離整備案が新たに提案され、検討されることとなりました。本市はこれまでに2度、国民体育大会の水泳競技が市営プールで開催された実績があり、市立の小・中・高等学校の全てにプールが設置されており、さらに県水泳連盟の事務局の所在地であるなど、県の水泳競技発展のために大きく貢献した大野元美元市長、永瀬洋治元市長、岡村幸四郎前市長をはじめとする多くの方々が築いた礎により、県内随一、水泳が盛んなまちであります。今回の分離整備案は、これまでの一体整備案から一歩踏み込み、より具体的で、実現性の高い案であり、水泳が盛んな本市に屋内50メートル水泳場を建設する点において、本市の希望に沿うものと好意的に捉えているところであります。これにより、これまで議員の皆様とともに、また、県南4市の市長及び本市選出の県会議員の皆様と連携するなど、関係者が一丸となって誘致に取り組み、私自ら同委員会委員にプレゼンテーションをした熱意が必ずや結果に結びつくことを期待しているところであります。 本市に屋内50メートル水泳場の建設が決定された暁には、北スポーツセンターをはじめとする神根運動場周辺の一体整備、いわゆる本市のスポーツ公園とするなど、本市の役割をしっかりと果たし、積極的に県に協力して参る所存であります。 次に、川口市立高等学校についてであります。開校当時に1年生として入学し、高校生活3年間を同校で過ごした3年生の卒業式が昨日執り行われ、469名の若者が輝く未来へと旅立ちました。卒業生の皆さん、保護者の皆さんへお祝いを申し上げる次第であります。 さきの施政方針でも申し上げましたとおり、このうち約100名が国公立大学への進学を目指し、入学試験に挑戦していましたが、続々と吉報が受験生の元に届いているところであります。現在のところ、昨年度を大幅に上回る国公立大学の30名以上を筆頭に、難関の私立大学などから合格の知らせをいただいているとのことであり、合格した皆さんにお祝いを申し上げるとともに、私も我がことのように誇らしく思っております。 私がこれまで力を入れて取り組んできた川口市立高等学校の教育力向上が成果を現しはじめたところでありますが、さらにこの4月から附属中学校が開校し、熱意あふれる新中学1年生が入学してきますことから、同校のますますの発展を大いに期待しているところであります。 さて、今定例会におきましては、令和3年度予算案をはじめ、種々の重要議案を提出いたしましたところ、終始慎重なる御審議をいただき、いずれも原案のとおり御可決を賜りましたことに厚く御礼を申し上げる次第であります。このたびの議会では、議員の皆様から新型コロナウイルスワクチン接種に関する御質問や令和3年度の予算編成に関する御質問をはじめ、子育て支援、保健・医療等の福祉・健康施策や教育施策について、また防災対策や経済対策、さらには都市基盤整備事業等々、幅広い分野にわたり、大変貴重な御意見、御提言を賜り、心から感謝を申し上げる次第であります。 これらのことは、いずれも本市にとりまして極めて重要な課題であると深く認識をいたしており、今後の市政運営に活かして参りたいと存じます。議員の皆様におかれましては、一層の御理解、御支援、御協力を賜りますよう心からお願いを申し上げる次第であります。 結びに、新たな年度を迎えるにあたり、皆様におかれましては、御健康にはくれぐれも御留意をなされまして、これからも本市発展のために御活躍あらんことを心から祈念申し上げ、閉会にあたりましてのあいさつといたします。 大変ありがとうございました。        --------------議長あいさつ ○関裕通議長 去る2月24日から本日まで長期間にわたり、議員各位におかれましては、終始御熱心なる御審議をいただき、かつまた本会議の議事運営につきましても、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するための運営等に特段の御協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。        -------------- △閉会の宣告
    ○関裕通議長 これをもちまして、令和3年3月市議会定例会を閉会いたします。 どうもありがとうございました。午後1時43分閉会        --------------     議  長   (前)議  長     副 議 長     議  員     議  員     議  員...