川口市議会 > 2016-09-27 >
09月27日-06号

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  1. 川口市議会 2016-09-27
    09月27日-06号


    取得元: 川口市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-21
    平成28年9月定例会 埼玉県川口市議会平成28年     埼玉県川口市議会会議録6号第3回                        平成28年9月定例会----------------------------------平成28年9月27日(火曜日)本日の議事案件 1 開  議 1 議事日程の報告 1 諸 報 告    監査結果報告(平成28年7月~9月分) 1 各常任委員会付託議案の審査報告    総務常任委員長報告    福祉健康常任委員長報告    環境経済文教常任委員長報告    建設消防常任委員長報告 1 各常任委員長報告に対する質疑、討論 1 各常任委員会付託議案の採決    議案第102号、議案第106号の一括採決-委員長報告どおり    議案第105号の採決-委員長報告どおり    議案第117号、議案第119号の一括採決-委員長報告どおり    議案第100号、議案第101号、議案第103号、議案第    104号、議案第107号~議案第116号、議案第118号、    議案第120号~議案第127号の一括採決-    委員長報告どおり 1 総務常任委員会付託請願の審査報告    総務常任委員長報告 1 総務常任委員会付託請願の質疑、討論 1 総務常任委員会付託請願の採決    請願第1号の採決-委員長報告どおり 1 議案第128号 平成27年度川口市一般会計及び各種特別会計決算   認定について   上程、提案理由の説明、一般会計及び各種特別会計決算審査特別委員   会の設置と議案第128号の委員会付託、委員の選任 1 議案第129号 平成27年度川口市水道事業会計決算認定について   並びに議案第130号 平成27年度川口市病院事業会計決算認定に   ついて    一括上程、提案理由の説明、企業会計決算審査特別委員会の設置と    議案第129号及び議案第130号の委員会付託、委員の選任 1 日程追加の決定 1 追加日程の報告 1 議案第134号 川口市教育委員会教育長の任命同意について    上程、提案理由の説明、質疑、討論、投票採決-同意 1 議案第131号 川口市教育委員会委員の任命同意について    上程、提案理由の説明、質疑、討論、採決-同意 1 議案第132号 川口市公平委員会委員の選任同意について    上程、提案理由の説明、質疑、討論、採決-同意 1 議案第133号 人権擁護委員の候補者の推薦について    上程、提案理由の説明、質疑、討論、採決-同意 1 日程追加の決定 1 追加日程の報告    議員提案第 7号 次期介護保険制度改正に向けた福祉用具、住宅             改修の見直しに関する意見書    議員提案第 8号 無年金者対策の推進を求める意見書    議員提案第 9号 給付型奨学金の創設と無利子奨学金の拡充を求             める意見書    議員提案第10号 子どもの貧困問題のための実態把握と対策強化             を求める意見書    議員提案第11号 再生可能エネルギー施策推進を求める意見書 1 委員会付託省略の決定 1 議員提案第 7号 次期介護保険制度改正に向けた福祉用具、住宅改            修の見直しに関する意見書   議員提案第 8号 無年金者対策の推進を求める意見書   議員提案第 9号 給付型奨学金の創設と無利子奨学金の拡充を求め            る意見書   議員提案第10号 子どもの貧困問題のための実態把握と対策強化を            求める意見書   議員提案第11号 再生可能エネルギー施策推進を求める意見書    一括上程、提案理由の説明、一括採決-可決 1 教育長退任あいさつ 1 教育長就任あいさつ 1 市長あいさつ 1 議長あいさつ 1 閉  会        --------------本日の出席議員  41名  1 番  須藤 ひろたか 議員  3 番  飯 塚 孝 行 議員  4 番  最 上 祐 次 議員  5 番  岡 村 ゆり子 議員  6 番  坂本 だいすけ 議員  7 番  奥 富 精 一 議員  8 番  古 川 九 一 議員  9 番  濱 田 義 彦 議員  10番  稲 垣 喜代久 議員  11番  福 田 洋 子 議員  12番  芦 田 芳 枝 議員  13番  関   由紀夫 議員  14番  木 岡   崇 議員  15番  碇   康 雄 議員  16番  富 沢 太 志 議員  17番  野 口 宏 明 議員  18番  前 田 亜 希 議員  19番  榊 原 秀 忠 議員  20番  杉 本 佳 代 議員  21番  江 袋 正 敬 議員  22番  芝 崎 正 太 議員  23番  幡 野   茂 議員  24番  矢 作 太 郎 議員  25番  井 上   薫 議員  26番  矢 野 由紀子 議員  27番  前 原 博 孝 議員  28番  柳 田 つとむ 議員  29番  関   裕 通 議員  30番  若 谷 正 巳 議員  31番  吉 田 英 司 議員  32番  石 橋 俊 伸 議員  33番  松 本   進 議員  34番  今 井 初 枝 議員  35番  金 子 幸 弘 議員  36番  松 本 幸 恵 議員  37番  稲 川 和 成 議員  38番  松 本 英 彦 議員  39番  宇田川 好 秀 議員  40番  大 関 修 克 議員  41番  関 口 京 子 議員  42番  板 橋 博 美 議員  欠席議員  1名  2 番  青 山 聖 子 議員職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名事務局長   金 子 孝 幸    事務局次長  秋 谷 美 隆 庶務課長   金 野 秀 喜    課長補佐   上 村 哲 也 課長補佐   石 坂   裕    係  長   春 原 健 一 係  長   安 田   晃    係  長   安 藤 修 久 係  長   石 関 文 雄    係  長   小 梶 利 昭 書  記   石 田 修 一    書  記   宮 代   鉄 書  記   尾 熊   純    書  記   今 井 恭 子 書  記   清 水   匠    書  記   小 林 賞 子 書  記   山 口 敦 子    書  記   西 岡 健 太地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した人 奥ノ木 信 夫  市   長   水 野 敦 志  副 市 長 高 田   勝  副 市 長   清 水 竹 敏  市長室長 岩 城 和 美  企画財政部長  大 津 祥 治  総務部長 松 木 明 彦  危機管理部長  安 田 恭 一  理財部長 沢 田 龍 哉  市民生活部長  池 田   誠  福祉部長 福 田   亨  子ども部長   飯 田 明 子  健康増進部長 小 池 紀 晃  環境部長    小 林   稔  経済部長 橋 口 純 一  建設部長    粟 津 貴 史  技監兼                           都市計画部長 黒 須 一 雄  都市整備部長  田 中 光 博  下水道部長 境 沢 孝 弘  水道部長    大 塚 正 彦  病院事業管理者 原 田 倫 則  医療センター  新 海 今朝巳  教 育 長          事務局長 古 澤   貢  生涯学習部長  茂 呂 修 平  学校教育部長 小 倉   務  消 防 長   瀧 山 宣 宏  選管事務局長 三 澤 欣 一  代表監査委員  鈴 木 浩 幸  政策審議室長午前10時2分開議 出席議員  41名  1 番  3 番  4 番  5 番  6 番  7 番  8 番  9 番  10番  11番  12番  13番  14番  15番  16番  17番  18番  19番  20番  21番  22番  23番  24番  25番  26番  27番  28番  29番  30番  31番  32番  33番  34番  35番  36番  37番  38番  39番  40番  41番  42番 欠席議員  1名  2 番地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した人 市   長   副 市 長(水野) 副 市 長(高田) 市長室長 企画財政部長  総務部長     危機管理部長   理財部長 市民生活部長  福祉部長     子ども部長    健康増進部長 環境部長    経済部長     建設部長     技監兼                           都市計画部長 都市整備部長  下水道部長    水道部長     病院事業管理者 医療センター  教 育 長    生涯学習部長   学校教育部長 事務局長 消 防 長   選管事務局長   代表監査委員   政策審議室長 △開議の宣告 ○吉田英司議長 ただ今から、本日の会議を開きます。 出席議員は議員定数の半数以上でありますので、この会議は成立しております。        -------------- △議事日程の報告 ○吉田英司議長 本日の議事は、さきにお知らせしてございます案件のほか、追加議案として市長提出議案1件、議員提出議案5件についての審議でございますので、御了承願います。        -------------- △諸報告 △監査結果報告(平成28年7月~9月分) ○吉田英司議長 この際、御報告を申し上げます。 平成28年7月から9月分にかかわる監査結果報告書が監査委員から、地方自治法第199条第9項の規定により提出されております。 この報告書につきましては、お手元に配付してございますので、御了承願います。        -------------- △各常任委員会付託議案の審査報告 △総務常任委員長報告 ○吉田英司議長 これより、日程第34 委員長報告を行います。 まず、各常任委員会に審査を付託した請願を除く諸議案を議題となし、各常任委員長から審査の概要と結果について順次報告を求めます。 はじめに、総務常任委員長に報告を求めます。 17番 野口宏明議員     〔17番 野口宏明議員登壇〕(拍手起こる) ◆17番(野口宏明議員) それでは、当委員会に審査を付託されました請願を除く諸議案につきまして、その審査概要と結果を順次御報告申し上げます。 はじめに、歳入の部、第9款「地方特例交付金」、第10款「地方交付税」、第18款「繰入金」、第19款「繰越金」、第21款「市債」第1項「市債」第9目及び第4条第4表「地方債補正」のうち当委員会の所管事項についてを一括議題といたしましたところ、財政調整基金繰入金にかかわり、財政調整基金の取り崩し額の減額理由及び残高について問われ、これに対して、当初予算において約51億円を国民健康保険及び介護保険特別会計等の財源として計上していたが、決算剰余金を充てることが可能となったことから今回取り崩し額を減額するものであり、これにより残高は約203億円となるとのことでありました。 このほか、地方交付税にかかわり、交付決定額の前年度比について等、質疑応答の後、一括採決の結果、歳入の部、第9款、第10款、第18款、第19款、第21款第1項第9目及び第4条第4表は起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第117号「専決処分の承認について(平成28年度川口市一般会計補正予算)」を議題といたしましたところ、地域福祉基金の使用目的について、財政調整基金を財源とすることの検討の有無について等、質疑応答の後、討論へと移行し、今回活用される地域福祉基金については、幅広く福祉の増進のために使う基金と理解をしているが、今後、待機児童対策のために財政調整基金の活用等も検討していただくことを要望し、賛成するとの意見が述べられたる後、採決の結果、本案は起立者全員で承認することに決しました。 次に、議案第119号「戸田競艇組合の規約変更について」を議題といたしましたところ、まず、現時点で地方公営企業法を全部適用する理由について問われ、これに対して、平成18年7月にモーターボート競走事業活性化検討委員会の報告書の中で、モーターボート競走事業施行者の地方公営企業化が提言され、その後平成26年2月にモーターボート競走3団体会長連名通知において、地方公営企業法の全部適用について要請があるなど、モーターボート競走関係各種団体から公営企業法適用の強い要望があったことによるものであるとのこと。 また、地方公営企業法を全部適用することによる戸田競艇組合の今後の運営における変更点について問われ、これに対して、現在の組合議会の議決案件について、地方公営企業法に規定する地方自治法の適用除外の項に基づき、契約の締結等が企業団議会の議決を要さないものとなるとのこと。職員の身分については、地方公務員であることに変わりはないが、給与については、経営状況を考慮して企業長が決定することになるとのこと。 さらに、戸田競艇組合議会の今後の体制について問われ、これに対して、名称が戸田競艇企業団議会に変更となるが、議員の定数、任期等、体制は変わらずに現在と同様に運営していくとのことでありました。 このほか、戸田市及び蕨市における事前説明の状況について等、質疑応答の後、討論へと移行し、この議案については、川口市、蕨市、戸田市、それぞれの市議会の議決が必要な内容となっているが、川口市議会への丁寧な説明が求められている。地方公営企業法を全部適用することで、契約の締結、財産の取得・処分等において企業団議会の議決を必要とせず、企業長の判断で執行できるということになり、企業団議会の形骸化につながると言わざるを得ない。加えて、職員給与については、地方公務員法の適用除外となり、職員の能力及び経営の状況等を考慮して、企業長が規定で定めることができるとされ、これは職員にとって、やりがいを持って働き続けることや、公務労働者としての役割を果たせる環境とは言えないという問題点があることから、反対するとの意見。 また、今回の改正により、経営状況の的確な把握と資産の適切な管理、収益事業にふさわしい組織体制の構築が可能となる。なおかつ、ボートレース競走会全体の方針として、地方公営企業法の全部適用を実施すべく進めている状況にあり、戸田競艇組合についても、規約変更し公営企業化を推進すべきと考える。戸田競艇組合の議会議員、職員及び監査委員は、引き続き戸田競艇企業団に在任することから、今までと同じように、運営・経営状況についてしっかりとチェック機能を働かせることが一番大切と考え、賛成するとの意見がそれぞれ述べられたる後、採決の結果、本案は起立者多数で可決と決しました。 次に、議案第103号「川口市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、運動部活動支援員の活動時間について、報酬の財源について等、質疑応答の後、討論へと移行し、今回の改正により、教員の負担軽減及び専門性が加わるという点は理解するが、現状の生徒の部活動時間に鑑み、行き過ぎた指導とならないよう要望し、賛成するとの意見が述べられたる後、採決の結果、本案は起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第116号「専決処分の承認について(裁判上の和解について)」を議題といたしましたところ、質疑なく、採決の結果、本案は起立者全員で承認することに決しました。 次に、議案第113号「財産の取得について(歴史自然公園整備事業用地)」を議題といたしましたところ、質疑なく、採決の結果、本案は起立者全員で可決と決しました。 最後に、議案第109号「工事請負契約の締結について(新郷保育所・新郷たたら荘改築工事)」ないし議案第112号「工事請負契約の締結について(青木町公園総合運動場陸上競技場走路等全天候型舗装工事)」までの、以上4議案を一括議題といたしましたところ、議案第109号ないし議案第111号にかかわり、各入札に参加できるランク及び対象業者数について問われ、これに対して、建築工事のAランクで、市内の12業者が対象であるとのことでありました。 このほか、各落札業者の実績について等、質疑応答の後、一括採決の結果、議案第109号ないし議案第112号までの以上4議案は、起立者全員で可決と決しました。 以上で報告を終わります。(拍手起こる)        --------------福祉健康常任委員長報告 ○吉田英司議長 次に、福祉健康常任委員長に報告を求めます。 23番 幡野 茂議員     〔23番 幡野 茂議員登壇〕(拍手起こる) ◆23番(幡野茂議員) それでは、当委員会に審査を付託されました諸議案につきまして、その審査概要と結果を順次御報告申し上げます。 はじめに、歳出の部、第3款「民生費」及び第4款「衛生費」並びに当該歳出に関係する歳入及び第2条第2表「継続費補正」を一括議題といたしましたところ、保健所準備費にかかわり、検査施設設置改修工事の増額理由について問われ、これに対して、平成28年3月に開催した検査機器仕様策定会議において、検査項目によってホルマリンや有機溶媒を使用する部屋があることから、検査員への影響を考慮し、空調及び換気に対して一層の配慮を要する旨の助言があったため、空調設備及び電気設備の設計変更が生じたことから増額するものであるとのことでありました。 このほか、ひとり親家庭福祉費にかかわり、児童扶養手当の加算額の改定に伴うシステム改修の時期について等、質疑応答の後、一括採決の結果、歳出の部、第3款及び第4款並びに当該歳出に関係する歳入及び第2条第2表は、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第101号「平成28年度川口市介護保険事業特別会計補正予算」を議題といたしましたところ、地域密着型サービス基盤整備助成事業により新たに始まる、定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業のサービス内容について問われ、これに対して、24時間体制で訪問介護及び訪問看護サービスを提供するほか、非常時に即時対応する窓口が設置されることとなるとのことでありました。 このほか、介護ロボット等導入補助金の上限額について等、質疑応答の後、採決の結果、本案は起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第115号「専決処分の承認について(川口市保育施設等事故検証委員会設置条例)」を議題といたしましたところ、まず、本条例が制定されることとなった理由について問われ、これに対して、平成27年9月1日に発生した認可外保育施設における死亡事故を受け、原因の究明及び再発防止のための措置に関し、必要な事項について調査審議するため制定することとなったとのこと。 これに関連して、当該委員会が設置されるような重大事故が、同時期に複数発生した際の委員会の設置数について問われ、これに対して、第1条において、重大事故ごとに当該委員会を置くこととされているため、それぞれの事故において設置することとなるとのこと。 また、検証委員会からの答申がなされた後の対応について問われ、これに対して、国に報告するほか、市ホームページ等において、市民へ報告する予定であるとのことでありました。 このほか、本条例で対象となる施設の範囲について等、質疑応答の後、採決の結果、本案は起立者全員で承認することに決しました。 次に、議案第104号「川口市立保育所設置及び管理条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、定員が80人から90人に変更となることに伴う子どもの年齢別の内訳について等、質疑応答の後、採決の結果、本案は起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第117号「専決処分の承認について(平成28年度川口市一般会計補正予算)」のうち当委員会の所管事項について及び議案第118号「専決処分の承認について(川口市立保育所設置及び管理条例の一部を改正する条例)」の両案を一括議題といたしましたところ、まず、専決処分を行なった経緯について問われ、これに対して、本市の待機児童数が平成28年4月1日現在で98人おり、民間保育所の整備により待機児童の解消を目指す中、民間だけでは整備が十分ではないと思われることから、緊急的に平成29年4月1日開設の公設民営保育所を整備することが必要であると判断したものであるが、保育所建設と指定管理者の選定にあたり、9月議会の上程では間に合わないことから、専決処分をさせていただいたものであること。 また、建設場所の選定理由について問われ、これに対して、来年の開設に間に合わせるために市が所有する土地のうち、現況が更地であること、待機児童の状況などを検討し、選定したものであるとのこと。 さらに、指定管理者で運営する理由について問われ、これに対して、民間活力による特色ある保育の実施や運営の効率化、経費の削減が図られることから、指定管理者により運営するものであるとのこと。 これに関連して、既に指定管理者により運営している保育所の評価について問われ、これに対して、毎年行われている利用者アンケートの結果では、「満足」、「やや満足」が合わせて約94パーセントとなっており、高い評価を得られているとのことでありました。 このほか、保育所に設置される駐車スペースについて、工期のスケジュールについて等、質疑応答の後、討論へと移行し、まず、市として、待機児童解消のために、新たに保育所をつくるということについては、大いに評価できる。 しかし、保育ニーズや民間事業者による保育所の開設状況については、市としてある程度把握できるものであるので、専決処分とならないよう、しっかりと計画を立てて進めていただき、議会で審議することを最大限意識していただきたいと考える。 なお、駐車場については、現時点では調査をしていないため、足りるのかどうかわからない面があるが、交通量の多い地域なので路上駐車が頻発し、近隣に迷惑をかけたり、交通事故を誘発することのないよう、しっかりと万全の対策を講じていただくことを要望し、両議案に賛成するとの意見。 また、新たに設置される並木東保育園は、待機児童解消のための緊急対策として整備されるものであり、開設期間はおおむね10年間を想定し、指定管理者により運営されるものであるが、10年後の保育士の処遇については、現段階において市として対策がとられてなく、職員の安定性に疑義がある。 なお、川口市内の保育所の設置数は、民設民営の保育所が公立保育所の数を上回っているとともに、公設民営の保育所も11施設あり、民間活力のノウハウは一定以上浸透していると考えることから、並木東保育園については、公設公営により、きちんと必要なレベルの保育を安定的に提供していただきたいと考える。 以上のことから、議案第117号については指定管理者制度で運営するための債務負担行為補正が組まれているため反対し、議案第118号については賛成するとの意見。 さらに、並木東保育園の新設は、本市において、直ちに対応しなくてはならない待機児童解消のための施策の一つで、緊急的に平成29年4月1日に開設するために専決処分したものであり、やむをえない措置であると考える。 指定管理者制度による運営については、民間活力のノウハウを導入することによる特色ある保育の実施や運営の効率化が図られるものであるとともに、既に指定管理により運営している保育所の保護者アンケート結果では、保育内容や良好な保育事業の確保について、大変高い評価を受けている状況である。 今後とも、待機児童ゼロを目指し、諸施策を推進していただくことを要望し、両議案に賛成するとの意見がそれぞれ述べられたる後、個別採決の結果、議案第117号は起立者多数で、議案第118号は起立者全員で、それぞれ承認することに決しました。 次に、議案第105号「川口市立看護専門学校設置及び管理条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、まず、第2看護学科を廃止する理由について問われ、これに対して、1点目は准看護師の減少、2点目は第2看護学科卒業生の市内医療機関への就職率の低迷、3点目は現在、医療センターで受け入れている看護実習生が、第2看護学科の学生から4年制の看護大学の学生に切りかわることが廃止する理由であるとのこと。 これに関連して、市内の准看護師の推移について問われ、これに対して、平成24年度は784人であったが、平成26年度は743人となり、2年間で41人減少したとのこと。 さらに関連して、第2看護学科卒業生の市内医療機関への就職者数について問われ、これに対して、平成24年度は26人中9人、25年度は24人中5人、26年度は26人中9人、27年度は26人中5人、28年度は24人中8人が、市内医療機関に就職したとのことでありました。 このほか、第2看護学科廃止による予算の影響額について等、質疑応答の後、討論へと移行し、川口市立看護専門学校については、「医療センターに人材を輩出する」または「市内に人材を輩出する」ために、市が税金を使って運営してきたことに鑑みれば、第2看護学科を廃止することはやむを得ない面があると理解するが、社会的ニーズとして、准看護師から看護師へのステップアップは必要であると考える。 現在は定員30人で運営しているが10人に減らしてみるとか、補助金を県に要望するとか、さまざまな工夫をすることで運営が続けられたと考えることから、反対するとの意見が述べられたる後、採決の結果、本案は起立者多数で可決と決しました。 最後に、議案第102号「平成28年度川口市病院事業会計補正予算」及び議案第106号「川口市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」の両案を一括議題といたしましたところ、心臓外科の開設が必要と判断した理由について問われ、これに対して、現在、心臓疾患は循環器科にて診察を行なっており、外科的手術を行えないため、必要な患者は、他の病院に紹介している状況であったことから、そうした患者に対応するため開設することとなったとのことでありました。 このほか、心臓外科のスタッフ構成について等、質疑応答の後、一括採決の結果、両案は起立者全員で可決と決しました。 以上で報告を終わります。(拍手起こる)        --------------環境経済文教常任委員長報告 ○吉田英司議長 次に、環境経済文教常任委員長に報告を求めます。 18番 前田亜希議員     〔18番 前田亜希議員登壇〕(拍手起こる) ◆18番(前田亜希議員) それでは、当委員会に審査を付託されました諸議案につきまして、その審査概要と結果を順次御報告申し上げます。 はじめに、歳出の部、第6款「農業費」及び当該歳出に関係する歳入を一括議題といたしましたところ、農業総務費にかかわり、緑農地保全方策検討委託料における調査の対象戸数と内容について問われ、これに対して、(仮称)赤山歴史自然公園周辺に1,000平方メートル以上の農地を所有している57戸の農家を対象に、農業と観光を結びつけた事業展開についての考え方や、農業の活性化につながる事業への意欲、また、地域をどのようにしていきたいかといった内容を中心に、調査を委託する予定であるとのことでありました。 このほか、今後のスケジュールについて、質疑応答の後、一括採決の結果、歳出の部、第6款及び当該歳出に関係する歳入は、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第107号「川口市中小企業融資条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、条例に基づく融資制度のうち、NPOが利用できない融資制度とその理由について、改正内容の周知方法について、質疑応答の後、採決の結果、本案は起立者全員で可決と決しました。 最後に、歳出の部、第10款「教育費」及び当該歳出に関係する歳入並びに第3条第3表「債務負担行為補正」を一括議題といたしましたところ、まず、教育指導費にかかわり、運動部活動支援員配置事業における支援員の選定方法について問われ、これに対して、現在、各学校に対し、どの部活動において支援員が必要であるか調査を投げかけており、その調査結果をもとに、適切な指導が行える方や既に学校においてボランティアで活動されている方などを対象に選定して参りたいとのこと。 これに関連して、学校と支援員との連携について問われ、これに対して、支援員には、研修や学校長との面談など、活動方針について十分に理解を深めてもらう機会を設けるとともに、校内での部活動顧問会議や方針会議への参加を通し、教員や顧問との共通理解を深め、連携を図りながら活動していただくとのこと。 また、中学生学力アップ教室事業の概要と今後の継続について問われ、これに対して、基礎の習得ができていない学力に不安を持つ中学3年生を対象に、教員のOBや教員を目指している大学生を指導員として2~3名配置し、2時間程度の講習を、土日や冬季休業を活用し、12~13回実施するもので、3年間は継続して参りたいと考えているが、今後については、今年度の成果を見極めながら検討していくとのこと。 これに関連して、対象生徒の見込み数について問われ、これに対して、生徒たちに寄り添いながら、学習の相談や質問に答えていく形態で、少人数での手厚い実施を考えていることから、最大でも15名程度を想定しているとのこと。 さらに、債務負担行為補正にかかわり、対象となる小学校について問われ、これに対して、平成26年度からの3か年の契約が満了する舟戸・芝・戸塚南小学校の3校と、社会福祉協議会から民間事業者への変更を予定している朝日東・芝樋ノ爪・並木小学校の3校であるとのこと。 これに関連して、委託先を社会福祉協議会から民間事業者に変更する理由と今後の方向性について問われ、これに対して、社会福祉協議会は、現在、放課後児童クラブ52か所中28か所と半数以上を占めていることから、民間事業者の育成を目的として、社会福祉協議会の職員の退職に合わせ、順次、民間事業者への変更を行なっているところであり、今後においても、同様の方向性で進めていく予定であるとのことでありました。 このほか、文化財保護費にかかわり、緊急輸送道路沿道建築物の耐震診断に対する補助の有無について、教育研究所費にかかわり、研究成果の伝達方法について等、質疑応答の後、一括採決の結果、歳出の部、第10款及び当該歳出に関係する歳入並びに第3条第3表は、起立者全員で可決と決しました。 以上で報告を終わります。(拍手起こる)        --------------建設消防常任委員長報告 ○吉田英司議長 最後に、建設消防常任委員長に報告を求めます。 19番 榊原秀忠議員     〔19番 榊原秀忠議員登壇〕(拍手起こる)
    ◆19番(榊原秀忠議員) それでは、当委員会に審査を付託されました諸議案につきまして、その審査概要と結果を順次御報告申し上げます。 はじめに、歳出の部、第8款「土木費」及び当該歳出に関係する歳入を一括議題といたしましたところ、まず、道路橋りょう維持費にかかわり、道路の改修工事における路線の選定方法について問われ、これに対して、市が管理している幹線道路約160キロメートルについて行なった路面性状調査の結果、早急に改修が必要な路線が約30キロメートルであり、その中から、緊急度、工事規模等を考慮して選定しているとのこと。 また、緑化事業費にかかわり、安行近郊緑地保全区域における新たな緑農地保全方策の検討に係る委託事業のうち、調査の内容について問われ、これに対して、地図上で過去と現在の土地利用を比較し、実態を詳細に把握する調査及び緑農地を保全する上での問題点並びに今後の土地利活用の考え方を把握するための土地所有者に対する意向調査の2つの調査を実施するとのことでありました。 このほか、土木使用料にかかわり、道路占用料の増額理由について、住宅総務費にかかわり、財産管理人制度活用マニュアルの内容について等、質疑応答の後、一括採決の結果、歳出の部、第8款及び当該歳出に関係する歳入は、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第120号「市道路線の認定について(南平第309-1号線ほか1路線)」ないし議案第127号「市道路線の廃止について(神根第413号線)」までの以上8議案を一括議題といたしましたところ、議案第120号及び議案第121号並びに議案第123号ないし議案第126号にかかわり、開発面積、区画数及びこれらの区域における水害対策について、質疑応答の後、一括採決の結果、議案第120号ないし議案第127号までの以上8議案は、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第108号「川口市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、今回の条例改正の根拠となる風俗営業法の改正において新設される特定遊興飲食店営業の詳細について、川口市内における特定遊興飲食店営業が可能な地域の有無について等、質疑応答の後、採決の結果、本案は起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第114号「和解契約の締結について(土地売買契約における土地に関する瑕疵担保責任及び損害賠償等)」を議題といたしましたところ、まず、当該土地を売却する際に、地下埋設物に関する情報について、関連部局間で引き継ぎがなされていなかった理由について問われ、これに対して、当該土地を市が取得した当時は、緑地帯整備事業で使用する予定であり、地下埋設物があったとしても、事業の遂行に支障がなかったため、情報の引き継ぎがなされていなかったこと。当該土地の売却時に公有財産管理委員会で審議する際に、過去の土地の利用状況を確認する仕組みが整っていなかったことが原因であるとのこと。 これに関連して、今後の改善策について問われ、これに対して、今後は、土地を取得した際の資料や地図を確認し、過去の土地の利用状況を把握していくことや、平成28年4月に策定された公有財産利活用基本方針に基づき、土地の売却時に、必要に応じ地下埋設物に関する調査を行い、関連部局間で資料等の提供を行い、再発の防止に努めていくとのことでありました。 このほか、和解金の内訳について等、質疑応答の後、討論へと移行し、市の関連部局間で公有財産に関する情報提供が行われていれば、今回の瑕疵担保責任等に係る支払いは要しなかったと思われることから、市税の有効活用を図るため、今後は公有財産に関し情報共有を確実に行うことを要望し、賛成するとの意見が述べられたる後、採決の結果、本案は起立者全員で可決と決しました。 最後に、歳出の部、第9款「消防費」及び当該歳出に関係する歳入並びに第4条第4表「地方債補正」のうち、当委員会の所管事項についてを一括議題といたしましたところ、消防ポンプ自動車及び救助工作車の配備先について等、質疑応答の後、一括採決の結果、歳出の部、第9款及び当該歳出に関係する歳入並びに第4条第4表は、起立者全員で可決と決しました。 以上で報告を終わります。(拍手起こる) ○吉田英司議長 以上で各常任委員長の報告は終わりました。        -------------- △各常任委員長報告に対する質疑、討論 ○吉田英司議長 これより、委員長報告に対する質疑、討論を行います。 発言通告を受けておりますので、順次これを許します。 26番 矢野由紀子議員     〔26番 矢野由紀子議員登壇〕(拍手起こる) ◆26番(矢野由紀子議員) 私は、日本共産党川口市議会議員団を代表し、ただ今の各常任委員会委員長の報告どおりに決することに一部反対がありますので、その主な理由と意見、要望を申し上げ、討論を行います。 まずはじめに、議案第117号、議案第118号の専決処分についてです。 保育所の待機児童対策の緊急対策として、2017年4月から、公立の並木東保育園を設置し、その建設等にかかわる予算等の承認ですが、保育の実施責任がある市として、公立の認可保育所を増設することは高く評価し、議案第118号については賛成です。今後も、待機児童対策として公立保育所の設置も視野に入れ、必要な財源の確保をまず求めるものです。 議案第117号については、あくまで緊急的に対応を図られているため、園舎はプレハブであり、開設期間は10年を想定しているとのこと。また、その間の管理運営は指定管理者に委ねられるための債務負担行為が組まれており、その後の労働者の身分が保障されてはいません。民間に委ねることによる運営費のコストカットを強調していますが、総務省自身が制度の利用状況についてコストカットのツールとして使ってきた嫌いがあると指摘し、自治体が非正規化を進め、官製ワーキングプアを多量につくってしまったと、当時の総務省も述べています。とりわけ現在、保育士の処遇改善が緊急の課題となっているところです。 公の保育所は、保育の継続性・専門性を担保し、一番光を当てなくてはいけない子どもたち一人ひとりの成長と発達が保障されることが一番大事だと考えます。 さらに、民間活力とサービスの質の向上が言われますが、直営保育所も市が運営するからこそ、保育の質が確保されます。指定管理者制度の導入当時と比べても、市内の保育環境は大きく変わっています。公設公営保育所数と児童数、民間運営の保育所数と児童数を比べても、どちらも民間運営の割合が大きくなっており、市内では十分に民間活力の導入が進んでいます。 以上の3点から、並木東保育園への指定管理者指定のための債務負担行為は認められません。地方自治法上、公の施設である公立保育所は、直接市が運営することが基本であります。指定管理者に委ねることを基本とする市の姿勢は見直すべきです。 議案第119号「戸田競艇組合の規約変更について」申し上げます。 川口市、蕨市、戸田市の3市で構成する戸田競艇組合の規約を地方公営企業法を全部適用することにより変更するものです。変更内容については、組合を企業団とし、管理者及び副管理者は企業長及び副企業長とする。地方自治法で定める会計管理者制度を廃止して、企業長が担当することとなり、実務は企業長が任命した企業出納員が行います。会計方式も官公庁会計方式から公営企業会計方式、つまり現金主義から複式簿記による発生主義会計に変更となり、利益追求を加速することにつながります。地方自治法の適用除外により、迅速な会計処理を可能とする一方、これまで以上に契約締結や財産の取得・処分について議会の議決を要せず、企業長の判断で執行できることとなります。これは、企業長の権限が強まり、議会は形骸化すると言わざるを得ず、議員全員に対して丁寧な説明が必要ではなかったでしょうか。 例えば、1億5,000万円以上の契約案件についても、原則、議決の必要はなくなることになり、今後、条例化を協議するとのことですが、現状では不確かです。職員給与についても、職員の身分に変更がないものの、人事院勧告は適用せず、能力及び経営の状況で給与が決められることなど、公務労働者の働く環境という点からも認められません。 以上2議案について反対です。 続いて意見を申し上げます。 議案第100号「平成28年度川口市一般会計補正予算」のうち、10款「教育費」1項「教育総務費」にかかわって、運動部活動支援員配置事業で教員の負担軽減を図ることは大切ですが、教育の指導責任は学校、教員にあることから、支援員への指導性を担保することが重要です。また、現状の生徒の部活動時間に鑑み、行き過ぎた指導とならないよう求めます。中学生学力アップ教室事業は、学力に不安を持つ生徒の自習に対する補助を行うもので、市内中学校26校に配置されるものです。自習への補助とはいえ学校の教室を使うものであり、教育の指導性の担保を図るよう求めます。 第3条第3表「債務負担行為補正追加」の放課後児童クラブ業務については、事業の継続性から今年度中に契約が可能となるよう、6校で2017年度から3か年、限度額は3億5,375万1,000円とするものです。夏季や冬季の休業中の保育時間延長に伴い、指導員の増員が必要であり、この限度額で委託事業者の要望に応えられるものとなっているのか、委託期間中に支援員が配置基準を下回るような期間がないのかどうかなど、児童の安全確保に責任を持って対応することを求めます。 議案第114号「和解契約の締結について(土地売買契約における土地に関する瑕疵担保責任及び損害賠償等)」については、2002年5月に緑地帯事業予定として購入した当該土地を2015年12月に1,276万2,240円で宅地として売却。その後、土地購入者から瑕疵担保責任を求められ、解決金1,608万5,200円を支払う和解を締結するものです。市が取得時に埋設物があることを認識していたにもかかわらず、情報の引き継ぎと共有が各担当課にされていなかったために負担することとなった金額であり、今後このようなことのないよう、強く求めます。 議案第115号「専決処分の承認について(川口市保育施設等事故検証委員会設置条例)」については、昨年9月1日の認可外保育施設での乳児の死亡事故について、原因究明及び再発防止のための措置に関し必要な事項について調査審議するために、専決処分で委員会の設置条例を制定されています。保育施設等で死亡や重篤な傷病を負うような重大事故がないように、日々の保育が行われること、行政としてそのための指導・支援が第一であることをまず申し上げておきます。 その上で、本検証委員会での掌握事務が「(1)重大事故の経過に関すること」、「(2)重大事故の原因の究明及び再発防止に関すること」とありますが、保育事故で子どもを亡くした保護者は、何が起こったのかを一番知りたいと願っています。関係者からの意見を聞き、資料の提出を求めることができるとありますが、強制力はなく、その目的である原因の究明が検証委員会でしっかりとできるよう、行政として必要な手だてをとること、その上で、再発防止に取り組むことを求めるものです。 討論を終えるにあたり一言申し上げます。 2015年9月19日、国会で安保法制の採決が強行されてから1年がたちました。先日も国会前では雨の中、2万3,000人もの人が「安保法制廃止」とともに「立憲主義の回復と憲法遵守、民主主義を守れ」の声を上げました。地方自治は民主主義の学校であります。議会は、直接市民から選ばれた議員が住民の意思を政治に反映させる場であり、多種多様な意見を戦わせる民主主義実現の場でもあります。我が党市議団は、憲法が活かされ、平和で民主主義が実現される政治の実現のためにこれからも奮闘することを申し上げ、討論を終わります。     〔何ごとか言う人多し〕 ○吉田英司議長 矢野議員、趣旨に関係ないことは述べないでください。よろしくお願いします。 ◆26番(矢野由紀子議員) 終わりました。(拍手起こる) ○吉田英司議長 27番 前原博孝議員     〔27番 前原博孝議員登壇〕(拍手起こる) ◆27番(前原博孝議員) 今定例会に提出されました諸議案につきまして、私は、自由民主党川口市議会議員団を代表して、ただ今の各常任委員会委員長の報告どおりに決することに賛成の立場から、以下、討論を行わせていただきます。 まずはじめに、一般会計補正予算にかかわって、農業費及び土木費における緑農地保全方策検討調査事業は、「安行近郊緑地保全区域」について、緑地や農地と調和した良好な都市環境の形成等の推進方策を検討するものであります。事業内容としては、区域内の土地利用の実態調査及び土地所有等への意向調査を行い、緑農地保全のための新たな土地利用の転換抑制方策、営農を継続できる支援方策及び民間活力を活用した都市農業振興方策が検討されるものであります。近年、高齢化や相続による撤退等により、緑農地が減少している状況ではございますが、今後、これらの方策により、都市における貴重な緑地空間の保全が図られることが期待される事業でありますので、賛成いたします。 次に、教育費における運動部活動支援員配置事業は、運動部活動の充実・活性化とともに、教員の負担軽減を図ることを目的として、専門的指導力を備えた地域の指導者を、中学校7校へ1名ずつ配置するものであります。また、中学生学力アップ教室事業は、基礎学力の不足により進学に不安を持つ中学3年生に対し、退職教員や教員を目指す大学生が学習支援を行い、生徒の学力向上を図るために実施するもので、全ての中学校26校に対し、1校当たり13回程度、1回につき支援員3名を配置するものであります。これらの事業は、生徒や教員にとって、大変有効な事業でありますので、それぞれの事業について評価するとともに、単年度で終わらせるのではなく、来年度以降も継続して実施していただくことを要望し、賛成いたします。 続きまして、病院事業会計補正予算につきましては、医療センターに「心臓外科」を新設することに伴い、人工心肺システム等の医療機器を購入するものであります。厚生労働省の「平成27年人口動態統計」の死因順位別死亡数を見ますと、心疾患はがんに次いで死亡率の高い病気であります。医療センターに心臓外科が設置され、手術が可能になることは、市民にとってこれ以上、安心で頼もしいことはありませんので、高く評価いたし、賛成いたします。 今後とも、市民から信頼される高度な医療を担う急性期病院を目指し、取り組んでいただきたいと存じます。 その他の補正予算につきましても、適正な補正であると判断し、賛成いたします。 続きまして、一般議案でございますが、議案第117号「専決処分の承認について(平成28年度川口市一般会計補正予算)」及び議案第118号「専決処分の承認について(川口市立保育所設置及び管理条例の一部を改正する条例)」でありますが、これは民間保育所を補完する観点から、公設民営による「並木東保育園」を新設するもので、待機児童解消に向け、少しでも早期に整備する必要があり、来年4月1日の開所に間に合わせるため専決処分したものでありますが、これは真にやむを得ないものだと考えます。 また、並木東保育園は、0歳児から5歳児まで、定員90人で運営される予定であり、開所により、さらに待機児童の解消が図られること、また、指定管理者により運営することにより、民間活力のノウハウを導入し、特色ある保育の施設や運営の効率化が図られることについては評価し、賛成いたします。 今後とも子育て・保育環境の一層の充実を図り、安心して子育てができるまちの実現に向けて、諸施策を推進していただくことを要望いたします。 なお、その他の諸議案につきましても、適正なものと判断し、賛成いたします。 結びに、市長におかれましては、今後市政運営にあたり、我がまち川口の発展、市民生活の向上を目指し、一層の施策の充実を図られますよう要望し、賛成討論といたします。 御清聴ありがとうございました。(拍手起こる) ○吉田英司議長 14番 木岡 崇議員     〔14番 木岡 崇議員登壇〕(拍手起こる) ◆14番(木岡崇議員) 私は、川口新風会を代表いたしまして、ただ今の委員長報告に一部反対がありますので、数点の意見を交え討論を行います。 はじめに、議案第105号「川口市立看護専門学校設置及び管理条例の一部を改正する条例」についてであります。 本議案は、准看護師の方が正看護師の資格を取得するためのプログラムを実施している市立看護専門学校の第2看護学科を廃止するものであります。常任委員会での質疑において、第2看護学科を廃止する理由は、1つとして、准看護師自体の減少と准看護師を養成する学校の減少、2つ目に、第2看護学科の卒業生の市内就職率の低迷、3つ目に、市立医療センターにおいて現在、第2看護学科が使っている看護師研修の受入枠の32名分を市内就職がより期待できる近隣の看護系大学などの学生に振り向けたいと、そういう御説明がございました。 そもそも川口市立看護専門学校が市立医療センターを中心とした市内医療機関に看護師人材を輩出するために、本市の貴重な税金を投入して運営してきたことに鑑みたとき、川口市政だけの視点で見れば、第2看護学科を廃止することはやむを得ない面があると私たち川口新風会も考えております。 一方で、深刻化する看護師不足と同時に医療の高度化によって、医療現場では、准看護師の方により高度な知識を持ち、高度な経験を積める正看護師になってほしい、それがひいては看護師不足解消の一助になるとの声もあります。川口市内には依然として700名を超える准看護師さんがいらっしゃることを考えれば、第2看護学科はこうした方々に正看護師になってもらえる一つの大事な選択肢であったと思います。しかも、准看護師が正看護師になるためのプログラムを夜間定時制で設けているのは、県内で本校の第2看護学科だけであります。確かに看護師不足は川口市固有の問題ではありませんので、川口市だけが税金を投入することについて慎重にならざるを得ませんが、社会的な必要性があることは間違いないと思います。 そうであるならば、この看護師の養成について、新たに准看護師の養成校の開校を認めるなど、ちぐはぐな対応をしている埼玉県に対してもしっかりと物を申して、例えば定時制で准看護師から正看護師を養成する市立川口看護専門学校に対して相応の補助金を求めるとか、県内の医療機関で看護師研修の枠を新たに設けてもらうとか、現在、1学年の定員が30名のところを10名にするとか、そうした存続を前提としたいろいろな工夫ができたはずであります。 もっと言えば、第1看護学科にしかない奨学金制度を第2看護学科にも設けて、卒業後の市内就職のインセンティブを用意することも考えられたと思います。 さらに今回、第2看護学科を廃止した場合に減額できる財政影響は、2,000万円程度との答弁でありました。貴重な税金ですから、小さな額だとは思いませんが、本年度当初予算でも一般会計から2億7,600万円を市立看護専門学校に計上していることを考えると、もっと工夫の余地はあったのではないかと思わざるを得ず、残念であります。 よって、第2看護学科の廃止にやむを得ない側面があることは十分理解をしますが、一気に全廃ではなく、もっと知恵を絞り工夫することで、社会的全体のニーズにもっと応えられたのではないかと考え、本議案には反対をいたします。 この問題について一言付言をいたします。 県内2番目の人口を有する本市は、市内だけに目を向けた取り組みだけではなく、県内全体、ひいては日本という国全体の問題にも貢献する自治体運営を行えないか、県や国を巻き込んで知恵を絞ることにもっと注力をすることが、この大都市川口として求められていると思います。 それでは、以下、意見を申し上げます。 議案第117号「専決処分の承認について(平成28年度川口市一般会計補正予算)」と、議案第118号「専決処分の承認について(川口市立保育所設置及び管理条例の一部を改正する条例)」であります。 本市が抱える保育所待機児童問題の解消のために、公設民営で新たに川口市立並木東保育園を設けることについて、大いに評価をいたします。新たな保育所を設置することに大賛成でありますが、1億5,000万円にもなる建設予算等が議会での議論・議決を経ずに専決処分されたことについては、問題点を指摘せざるを得ません。 委員会の答弁の中で、保育ニーズとともに民間事業者の保育所開設状況が読めず、市の予定より少ない定員となることを防ぐために、急遽建設が決まり、専決処分をせざるを得なくなった旨の答弁がありました。しかし、4月時点の保育所入所は、前年11月ぐらいに申し込みをするわけで、かなり早い段階である程度の把握ができるはずです。また、民間事業者による保育所開設の見通しも、市との事前協議が当然ありますので、把握ができるはずであります。こうした状況を的確につかんで、当初予算、遅くとも6月補正予算までには議会に提案をすべきであったと思います。 専決処分全てに問題があるわけではありませんが、地方議会が二元代表制のもとで行われていることを考えれば、専決処分の執行には慎重さが求められるはずです。しかも、これだけ多額の予算を議会の議論・議決なしに専決することは、場合によっては議会軽視にもつながりかねない問題であります。今後は、事前の状況把握を的確に行い、専決処分とならないよう、計画的に進めていただきたいと思います。 なお、保育所の駐車場については、今回3台分しか設けないとのことですが、現時点で利用予測などの調査をしていないため、足りるのかどうかわかりません。しかしながら、今回の設置箇所は、交通量の非常に多い地域であるため、路上駐車が頻発したり、近隣に迷惑をかけたり、交通事故を誘発することのないようしっかりと対策を講じていただき、開設後の状況をしっかりと注視していくようお願いをします。 次に、議案第115号において設置された川口市保育施設等事故検証委員会についてです。 この委員会が設置される原因は、昨年9月に市内の保育施設で発生した痛ましい乳児の死亡事故であります。その後、御遺族からの働きかけや国からの調査依頼を受け、やっとこうした事故検証委員会を設置したことは、遅かったと指摘されても仕方がないのではないかと思います。今後、検証しなければならない事故が起きないことが一番いいのですが、そのために、痛ましい事故が起こらないように、行政として現場と連絡をより密にしていただきたいと思います。それでももし発生してしまった場合は、市として誠実に、かつ迅速に対応して、事故検証委員会についても早期に設置することを求めます。 最後に、議案第100号「平成28年度川口市一般会計補正予算」の第10款第1項第3目、運動部活動支援員配置事業についてであります。 時代の変遷とともに、中学校の教職員の支援を行う一つとして、運動部活動支援員を配置することは、教職員の負担を軽減するとともに、今後、子どもたちへのより細かな運動部指導が行われるものと期待いたします。しかしながら、その人選においては、町会その他の関係団体等の助言を活かしつつ、子どもたちにとって最良となるように慎重な人選をしていただくようお願いをいたします。 以上で川口新風会の討論を終わります。(拍手起こる) ○吉田英司議長 16番 富沢太志議員     〔16番 富沢太志議員登壇〕 ◆16番(富沢太志議員) それでは、補正予算に対する反対討論ということで御清聴をお願いします。 川口市立医療センター入札担当部署は、庶務課契約係であります。資機材納入の適正化を図っております。かりそめにも、入札の制度設計が存在する以上、それにのっとっていただかないことには困るのであります。入札を経ない場合は、見積もり合わせ、随意契約であります。競争が行われないため、契約金額高どまりの観を呈しております。加えて、メンテナンスなど固定的管理経費の支出は不可避、避けられません。 はばかりながら申し上げます。 人工心肺システムが高額でも、毎年毎年の固定的管理経費が長期低落傾向なら、市民の留意は下がります。しかしながら、公契約の学理上、管理経費はやや右肩上がりのカーブをどこまでも描き続ける、いわゆる1社随意契約のだらだら上り坂である。心臓医療機器メーカーと機種を具体的に特定、事の成否と心臓外科医派遣がワンセット抱き合わせでは、民法第1条第3項で規定される、権利の濫用条文条項に鑑みていかがなものでしょうか。補正予算成立を当て込んで、事前の働きかけ、合法妥当と判断できますか。医療センターにおける医療機器導入法に一石を投じるべく、補正予算には断固反対。 討論を終わります。        -------------- △各常任委員会付託議案の採決 △議案第102号、議案第106号の一括採決-委員長報告どおり ○吉田英司議長 ほかに発言通告を受けておりませんので、以上で質疑、討論を打ち切り、これより採決いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 御異議なしと認め、採決いたします。 お諮りいたします。 はじめに、議案第102号「平成28年度川口市病院事業会計補正予算」及び議案第106号「川口市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」の以上2議案を、ただ今の常任委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立者多数〕 ○吉田英司議長 起立者多数であります。 よって、以上2議案はいずれも原案どおり可決いたしました。        -------------- △議案第105号の採決-委員長報告どおり ○吉田英司議長 次に、議案第105号「川口市立看護専門学校設置及び管理条例の一部を改正する条例」を、ただ今の常任委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立者多数〕 ○吉田英司議長 起立者多数であります。 よって、本案は原案どおり可決いたしました。        -------------- △議案第117号、議案第119号の一括採決-委員長報告どおり ○吉田英司議長 次に、議案第117号「専決処分の承認について」及び議案第119号「戸田競艇組合の規約変更について」の以上2議案を、ただ今の各常任委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立者多数〕 ○吉田英司議長 起立者多数であります。 よって、以上2議案はいずれも原案どおり可決いたしました。        -------------- △議案第100号、議案第101号、議案第103号、議案第104号、議案第107号~議案第116号、議案第118号、議案第120号~議案第127号の一括採決-委員長報告どおり ○吉田英司議長 最後に、議案第100号「平成28年度川口市一般会計補正予算」及び議案第101号「平成28年度川口市介護保険事業特別会計補正予算」並びに議案第103号「川口市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例」及び議案第104号「川口市立保育所設置及び管理条例の一部を改正する条例」並びに議案第107号「川口市中小企業融資条例の一部を改正する条例」ないし議案第116号「専決処分の承認について」及び議案第118号「専決処分の承認について」並びに議案第120号「市道路線の認定について」ないし議案第127号「市道路線の廃止について」までの以上23議案を、ただ今の各常任委員長報告どおり決することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 御異議なしと認めます。 よって、以上23議案はいずれも原案どおり可決されました。        --------------総務常任委員会付託請願の審査報告 △総務常任委員長報告 ○吉田英司議長 続きまして、総務常任委員会に審査を付託いたしました請願1件を議題となし、委員長から審査の概要と結果について報告を求めます。 17番 野口宏明議員     〔17番 野口宏明議員登壇〕(拍手起こる) ◆17番(野口宏明議員) それでは、当委員会に審査を付託されました請願第1号「川口市議会議場に国旗及び市旗を掲揚することについての請願」につきまして、その審査概要と結果を御報告申し上げます。 はじめに、紹介議員に説明を求めましたところ、請願の理由については請願文書表に記載のとおりであるが、請願の要旨としては、議場に国旗及び市旗が掲げられることはごく自然のことであり、誇りある川口市議会としては「国旗」と「市旗」を中央に掲げ、これまで以上に議論し、川口市政繁栄に資することが最も重要と捉え請願するものであるとの説明を徴しました。 以上の説明の後、質疑を行いましたところ、まず、紹介議員に対して、「国政の縮図が地方議会である」という表現の意図について問われ、これに対して、地方議会は憲法第93条に基づいて設置された議事機関であり、地方議会は地方のあるべき姿を議決する最高議決機関と捉えられることから、立法機関である「国会」を例えたものであると考えるとのこと。 また、学校に対し、議会が国旗掲揚・国歌斉唱について強い働きかけをしたと記載されている根拠について問われ、これに対して、議事録によると過去に幾度となく国旗掲揚・国歌斉唱の推進についての質問が教育局に対し行われているとのことでありました。 このほか、市旗の例規上の根拠について等、質疑応答の後、討論へと移行し、まず第1に、請願に「国政の縮図が地方議会である」とあるが、日本国憲法では、地方公共団体に自治権を認めており、これに基づき議論する場が川口市議会の議場であると考える。第2に、議場は市民のためにさまざまな意見を交わす場で、中立・公正が求められており、余計なものを持ち込まない、シンプルな議場になっている。請願にある「国旗及び国家に関する法律」自体は、国旗は日章旗で、国歌は君が代と定めたシンプルなものである。川口市旗においても同様であり、掲揚の必要性の理由にはあたらない。第3に、学校の儀式等で国歌・市民歌を斉唱し、国旗・市旗を掲げている理由として「この強い働きかけは川口市議会の力が大きかった」とあるが、これは、学習指導要領に基づくものであり、この認識は問題である。今後も教育の自主独立と政治の不介入は堅持されなければならない。以上のことから、本請願の採択に反対するとの意見。 また、平成11年に施行された「国旗及び国歌に関する法律」により、それまで慣習法として定着してきた日の丸が改めて法律として国旗であると定められ、その翌年に衆議院本会議場に国旗が掲揚されたことが契機となり、全国の都道府県議会全議場に国旗が掲揚されている。市町村議会においても、条例の制定や請願の採択により、全国的に国旗・市旗を議場に掲揚する動きが広まっている。日本は法治国家であり、地方議会は憲法第93条に基づいて設置された議事機関である。法と規則のもとに行動する我々議員が自ら範を示し、生まれ育った郷土を愛し、本市のさらなる発展を願い、本請願の採択に賛成するとの意見。 さらに、国旗・市旗が掲げられてあるべきということは、全く常識的であり、当然であり、ここに請願者の思いが一番あるのではないかと考える。「国旗及び国歌に関する法律」が制定された背景には、県内の高等学校において、日章旗と君が代の取り扱いをめぐる問題が生じたことや、広島県の高等学校において教職員と当時の文部省との板挟みになっていた校長が自殺したというようなことがあったと聞いている。これは、教育の現場において国旗や国歌が大きなハードルとなってしまったことによるもので、そういったことがないように、学校の現場には国旗も市旗も掲げられるようになったと考える。質疑の中で不要なもの、目障りなものという発言があったが、多くの国民がプライドを持って国旗を掲げ、国歌を歌っており、請願者の思いは、そういったこところにもあるのではないかと考える。国会の場でも国旗は掲げられており、川口市の議場においても、国旗・市旗が掲げられるのが当然のことと考えることから、本請願の採択に賛成するとの意見がそれぞれ述べられたる後、採決の結果、本請願は起立者多数で採択と決しました。 以上で報告を終わります。(拍手起こる) ○吉田英司議長 以上で報告は終わりました。        --------------総務常任委員会付託請願の質疑、討論 ○吉田英司議長 これより、委員長報告に対する質疑、討論を行います。 発言通告を受けておりますので、順次これを許します。 42番 板橋博美議員     〔42番 板橋博美議員登壇〕(拍手起こる) ◆42番(板橋博美議員) 私は、日本共産党川口市議会議員団を代表し、請願第1号「川口市議会議場に国旗及び市旗を掲揚することについての請願」の委員長報告に対し、反対の立場から討論を行います。 以下、日本国憲法を遵守する立場で意見を申し上げます。 第1に、請願者が「国政の縮図が地方議会である」としていることは、地方議会の根本にかかわることであり、看過できません。日本国憲法は、国民主権の具体化に不可欠なものとして、国会・内閣・司法と同じように章を立てて第8章地方自治を定め、憲法第92条から憲法第95条を定め、地方公共団体に権利としての自治権を認めています。そのもとで地方自治法を定め、例えば地方自治法第1条の2は、地方公共団体と国の役割について、「地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施するという役割を担う」、地方自治法第2条第11項では、「地方公共団体に関する法令の規定は、地方自治の本旨に基づき、かつ、国と地方公共団体との適切な役割分担を踏まえたものでなければならない」としています。また、国政は議員内閣制、地方政治は直接公選制であることをとってみても、理解できません。ゆえに、「あるべき姿を議論する場が川口市議会」とは、日本国憲法に基づいて団体自治を遂行し、独立した団体として議論をする場が川口市議会の議場であると考えます。 よって、国政の縮図が地方議会であるという認識は問題です。 第2に、川口市議会議場に国旗及び川口市旗を掲揚することについてですが、まず、議会は言論の府であります。議場は、市民のためにさまざまな意見を交わす場であり、中立・公正が求められています。ゆえに、議論に必要なもの以外は持ち込まない、シンプルな議場になっており、川口市議会としてもさまざまな努力をこの間重ね、今日に至っています。 請願者が言う「国旗及び国歌に関する法律」自体は、国旗が日章旗であり、国歌は君が代であるということだけです。法制定にあたっての審議では、日の丸、君が代に対する意見は分かれており、法律審議のとき、さまざまな問題点が明らかになるとともに、政府答弁で当時の小渕総理も「押しつけない」と言い、野中官房長官も「法制化によって一人ひとりの考え方を変えようとは思わない」と言明しています。つまり、強制できないのです。これは、憲法で思想及び良心の自由、内心の自由が保障されているからです。よって、国旗だから議場に掲げて当然であるという請願者の理由にはあたりません。 第3は、川口市議会において、本来、議場に掲げられてあるべき理由の一つに、学校の儀式等にあたっては、国歌・市民歌を斉唱し、国旗・市旗を掲げ、厳粛に執り行われていることとしています。請願の中に、「この強い働きかけは川口市議会の力が大きかった」とありますが、学校の中で国旗の掲揚等については、学習指導要領に基づくものであり、この強い働きかけは川口市議会の力が大きかったとの認識は問題です。 今後も、教育の自主独立と政治の不介入は堅持されなければなりません。よって、この理由も、議場に国旗を掲げるべきとの理由にはあたりません。 以上のことから、本請願に対する委員長報告どおりに決することには反対であります。(拍手起こる) ○吉田英司議長 39番 宇田川好秀議員     〔39番 宇田川好秀議員登壇〕(拍手起こる) ◆39番(宇田川好秀議員) 私は、自由民主党川口市議会議員団を代表し、請願第1号「川口市議会議場に国旗及び市旗を掲揚することについての請願」の採択に対し、ただ今の委員長報告どおりに決することに賛成の立場で討論を行います。 請願書にもありましたとおり、「国旗及び国歌に関する法律」が平成11年8月13日に施行されました。国旗は国を象徴するシンボルであり、国家にとって尊重すべきものであります。我が国におきましても、さまざまな行事や式典には国旗が掲揚され、国民の中に定着しております。また、先日リオデジャネイロで開催されましたオリンピック・パラリンピックにおきましても、自国・他国を問わず、国旗・国歌に敬意が払われております。 なお、国会の場におきましても国旗が掲げられていること、また、日本国における地方自治の一機関である地方議会としても国旗を尊重し、これを掲揚することは、当然のことであるとの考えのもと、多くの地方議会においても国旗が掲げられている状況があり、議場が国民・市民のために議論をする場であると考えるなら、本市の議場においても国旗を掲揚することは、ごく自然なことと考えます。 さらに、川口市旗の市章につきましては、外側三重の円形が「川」を、中心のひし形が「口」をあらわし、郷土川口をシンボライズしたものであります。 川口市を愛し、その発展を願い、この川口市の地で幸せな市民生活を送らんがために、市民の代表である議員と市当局が議論を交わす、この川口市の議場に、国旗と市旗を掲揚することは当然と考えることから、本請願に賛成するものであります。 以上です。(拍手起こる) ○吉田英司議長 33番 松本 進議員     〔33番 松本 進議員登壇〕(拍手起こる) ◆33番(松本進議員) 請願第1号「川口市議会議場に国旗及び市旗を掲揚することについての請願」に賛成の立場から、公明党市議団を代表し、以下、討論を行います。 請願の理由にもありますように、平成11年8月13日に施行された「国旗及び国歌に関する法律」により、それまで慣習法として定着してきた日の丸が改めて国旗であると法律で明確に定められました。国民として自国の国旗に敬意と誇りを持つことは、言うまでもなく世界の常識であります。国旗は、自国を象徴するものであり、国民の意識と生活に根づいております。我が国における文化的行事や教育現場での式典の際はもちろんのこと、国際政治の場においても、国家の象徴として日の丸はごく自然に掲揚されております。 過去の事例においても、卒業式で教職員に国歌斉唱や国旗に向かっての起立を指示した校長の職務命令が、思想及び良心の自由を定めた憲法第19条に反するかどうかが問われた裁判でありますが、平成23年5月30日の最高裁判決で、「校長の職務命令は、思想及び良心の自由を保障した憲法第19条に違反しない」との合憲の判断が下されました。教育基本法に基づく学習指導要領にも、入学式や卒業式などにおいては、その意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに国歌を斉唱するよう指導すると明記されております。 また、オリンピックをはじめ国際的なスポーツ大会の会場では、日本国民は日の丸の旗を振って選手を応援しており、選手もまた、日の丸を背負って日本の代表選手として国の名誉をかけ、真剣勝負に臨んでおります。表彰式において日本選手が掲揚される日の丸を見つめながら、国歌を斉唱する姿に私たちは大きな感動とともに、日本人としての誇りや国や郷土を愛する心、そして強いきずなを感じて参りました。4年後に開催される東京オリンピック・パラリンピックでも、多くの国民は日本選手の活躍に夢と期待を寄せられており、過去最高のメダル数を獲得したリオ五輪を超える、多くの日の丸がセンターポールに掲揚されることを願っております。 スポーツの例を取り上げましたが、国旗や国歌の法的根拠については議論の余地がなく、私たちの日々の暮らしの中でも国旗や国歌は定着しております。国際化が急速に進展している現代において、将来の担い手である市内の若者が国際社会で尊敬され、信頼され、世界を舞台に活躍できる人材に育つとともに、我が国に誇りを持ち、同時に相手の国や国民を尊重する意思表示として、他国の国旗・国歌にも敬意をあらわす国際感覚を養うことは、極めて大切な課題であります。 平成11年の「国旗及び国歌に関する法律」施行後は、衆議院において、翌12年の通常国会から本会議場に国旗の掲揚を行なっており、これを契機として全国の都道府県議会の議場に国旗が掲揚されております。その意義をとどめ、市町村議会においても、議場に国旗を掲揚する条例の制定や請願の採択により、全国的に国旗・市旗を議場に掲揚する動きが広まっており、いまや議場に国旗・市旗が掲揚されている姿は至って自然であります。 議会は、国旗・市旗が好きか嫌いかを議論する場ではなく、法に照らして適切か不適切かを議論する場であり、民主主義に基づき多数決で決しております。 結びに、地方議会は、憲法第93条に基づいて設置された地方公共団体の意思を決定する議事機関であり、法治国家である日本において、法と規則のもとに行動する我々議員が市民の代表として自ら範を示すべきであります。この厳粛なる本市の最高議決機関である議場において、生まれ育った郷土を愛し、市民の幸せと本市のさらなる発展を志し、公平・公正な議論を深めていくためにも、川口市議会議場に国旗・市旗を掲揚するべきであると考え、賛成討論といたします。(拍手起こる) ○吉田英司議長 6番 坂本だいすけ議員     〔6番 坂本だいすけ議員登壇〕(拍手起こる) ◆6番(坂本だいすけ議員) それでは、「川口市議会議場に国旗及び市旗を掲揚することについての請願」について、賛成の立場から討論を行います。 まずはじめに、私が新任の教師だったころ、卒業式や入学式に国旗を掲げるか掲げないか、激しい議論を同僚、先輩としたことを思い出します。そして、その議論は、当時管理職であった校長をひどく悩ませました。その議論は、国旗日の丸は戦争を思い出す、強制はいけないという2つの主張でした。今は根拠のない非科学的なその主張を聞くたびに、空虚さを感じます。 国旗日の丸がいつ戦争したのでしょうか。第2次世界大戦、大東亜戦争は、日本が侵略した戦争である、その象徴が国旗日の丸だから反対だと言うのです。戦争は、相手がいるから戦争です。戦争は、どちらか一方が悪いのではなく、起こした両方が悪いのです。強制はいけないと言うけれども、おぎゃあと生まれてから我々日本人は、両親や周りの人たちが話している日本語を自然な形で習得し、大人になった今も話しております。これは強制ですか。国旗日の丸も同様です。我々の先達が国旗日の丸を日本の印として、象徴として選び、「日の丸が国旗ですよ」と使用してきました。これが慣習法です。これは強制ですか。日本人が日本人として生まれて成長する過程で、日本語を習得するのと全く同じです。国旗日の丸が気に入らないから掲げるなという主張こそ、強制ではありませんか。 全国の学校の卒業式や入学式の儀式で、国旗日の丸を掲げ、国歌を斉唱するというときに反対をした組合員の教職員に悩まされ、自殺に追い込まれた校長先生もおりました。私も戦争を二度と起こしてはならないと思います。戦争を起こすことには反対であります。しかし、なぜ戦争と国旗日の丸が結びつくのか、それこそ強制、こじつけであると言わざるを得ません。 続日本紀に、天武天皇が701年(大宝元年)元旦に朝儀を行なったとき、「日」をかたどった旗が用いられたと記されていて、この記録が我が国では最も古い日の丸の使用とされています。また、太平記には、元弘の時代、後醍醐天皇が笠置山に行幸されたとき、日の丸を用いられたと記述されています。豊臣秀吉、そして武田信玄、上杉謙信、伊達政宗、加藤清正など歴史上の武将が自分の家の旗のほか、日の丸を掲げていました。江戸時代の中期になると、外国船の来航も多くなり、幕府は寛永年間より日の丸を旗印とした経緯があります。また、幕末の1853年(嘉永6年)11月、薩摩の島津斉彬は、軍艦をつくった際、水戸の徳川斉昭の援助を受けて日の丸を国章とするように建議しました。幕府は、当時の情勢から「異国船に紛れざるよう、日本総船印は、白地日の丸幟」と定めて、安政元年7月11日、老中阿部正弘の名で諸藩に布告して統一されることになりました。さらに、1863年(文久3年)8月7日には、「御軍艦の儀、御国印、白地日の丸」と幕令が出され、日の丸が公式に「御国旗」となりました。外国船に対して日本の印として日の丸を定めたのです。明治に入り、鎖国が解かれ、広く世界各国と交流する社会になると、明治政府は1870年(明治3年)1月27日、太政官布告第57号郵船・商船規則により、国旗制定の第一歩がかためられました。 このように、はじめは武将などの任意の使用から船舶に限ったものでありましたが、1863年(文久3年)の幕令から明治3年の太政官布告を経て、日の丸は一般国民の間に広まっていき、官公庁などの掲揚や一般家庭での祝日の掲揚など、国旗日の丸は広く国民に定着していったのです。 このように、日の丸は決して戦争の象徴ではありません。確かにさきの戦争後、GHQの占領下において、連合国兵が日の丸を見て興奮しやすいこと、日の丸が連合国兵の暴力行為誘発の対象になりやすいことなどの理由により、国旗日の丸の掲揚を一時中止されたことがありました。そのような動きを利用して、その反対勢力は、国旗日の丸の掲揚を戦争反対の象徴の道具として日の丸を利用し、戦後、学校において青少年に日の丸は戦争の象徴と教育してきたのです。このような経緯から、やむなく平成11年8月13日に「国旗及び国歌に関する法律」が公布・施行され、国旗日の丸を改めて国旗として定められたのです。 「日本青少年研究所によれば、自分をだめだと思っている高校生の割合は、中国13パーセント、米国22パーセント、韓国45パーセント、日本は66パーセントに上っている。この数字は、これまでの教育のあり方が自虐史観など、自らをおとしめる歴史観に基づいていたことを示している。これでは大人になっても自信を持てないし、社会に役立つぞという気概・情熱がふつふつと沸き起こるはずはない。自己を肯定できなければ、自己を育んでくれた社会を肯定することもできない。残念なことだが、教育の不備によって自分の可能性を閉ざじてしまった人も大勢いる。生まれてきた子どもたちが『日本に生まれてよかった』と思えるようにならなければ、子どもたちに対してはもちろん、これまで日本を築き上げてきた先人に対しても申しわけない。教育こそが国家の大黒柱です。私は、教育再生に死力を尽くす決意だ」と前文部科学大臣、下村博文氏が語っています。 私は、日本の高校生が自分自身に自信が持てない、だめだと思っている数値が諸外国の高校生よりもかなり高いということに驚愕しました。この要因が複合的にあり、必ずしも戦後の自虐史観教育が全てだとは思いませんが、自国の歴史を卑下したり、誇りを持たない歴史教育には常々疑問を持っております。恐らく、前文部科学大臣、下村博文氏も自虐史観に基づいた考え方に立つ方は必ず国旗日の丸や国歌君が代に反対の立場をとる方々で、これでは日本人としての誇りを持つ青少年は育たないのだと言いたいのだと思います。 それは、まさにそのとおりで、グローバリズムだとか国際人を育てるとか言うけれども、自分が生まれ育った国の歴史に誇りを持たず、国旗・国歌に敬意を表さない日本人が、諸外国の人々に信頼されるはずはないのであります。むしろ疑問を持たれてしまうでしょう。私は、世界平和を願う一人として、世界平和を担う日本の青少年は、日本国の歴史を謙虚に学び、日本の歴史に誇りを持つ気概を持ち、国旗・国歌に敬意を表する者であると考えています。 川口市議会議場は、地方の意見を国に物を申し、進言し、市民生活の向上や発展、福祉に寄与するために立場を越えて大いに議論をする場です。その象徴として議場に国旗・市旗を掲げることは、何ら矛盾することではありません。むしろ青少年の健全育成の観点からも、あってしかるべきです。 また、多くの市民も待望しているはずです。戦後70年を過ぎた今、いまだに国旗日の丸・川口市旗を掲げようとする議論で邪魔だとか目障りだとかという、感情的で古くさい考えは封印して、新たな川口市政の議論の場として日の丸と川口市旗を掲げて、これからも議論を深めていこうではありませんか。川口市民のために。 以上、川口市議会の議場に国旗・市旗を掲揚することについての請願に関する賛成の立場からの討論といたします。(拍手起こる)        --------------総務常任委員会付託請願の採決 △請願第1号の採決-委員長報告どおり ○吉田英司議長 ほかに発言通告を受けておりませんので、以上で質疑、討論を打ち切り、これより採決いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 御異議なしと認め、採決いたします。 本請願についての委員長報告は、採択とのことであります。 お諮りいたします。 本請願をただ今の常任委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立者多数〕 ○吉田英司議長 起立者多数であります。 よって、本請願は採択と決定いたしました。        -------------- △議案第128号 平成27年度川口市一般会計及び各種特別会計決算認定について ○吉田英司議長 これより、日程第35 議案第128号「平成27年度川口市一般会計及び各種特別会計決算認定について」を議題といたします。〔参 照〕-市長提出議案-        -------------- △提案理由の説明 ○吉田英司議長 提案理由の説明を求めます。     〔奥ノ木信夫市長登壇〕 ◎奥ノ木信夫市長 議案第128号「平成27年度川口市一般会計及び各種特別会計決算認定について」御説明を申し上げます。 本決算は、一般会計のほか12会計について、地方自治法第233条第1項の規定に基づき、会計管理者から送付を受けましたので、同条第3項の規定により、監査委員の意見を付け、議会の認定をお願いするものであります。 何とぞ慎重に御審議の上、認定を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。 ○吉田英司議長 以上で説明は終わりました。        -------------- △一般会計及び各種特別会計決算審査特別委員会の設置と議案第128号の委員会付託 ○吉田英司議長 これより、質疑を許します。 発言がありませんので、以上で質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 上程議案については、13名の委員をもって構成する一般会計及び各種特別会計決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、議会閉会中の継続審査といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。        -------------- △一般会計及び各種特別会計決算審査特別委員会委員の選任について ○吉田英司議長 さらに、ただ今、設置されました一般会計及び各種特別会計決算審査特別委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、 1 番  須藤 ひろたか 議員  4 番  最 上 祐 次 議員 7 番  奥 富 精 一 議員  9 番  濱 田 義 彦 議員 10番  稲 垣 喜代久 議員  18番  前 田 亜 希 議員 20番  杉 本 佳 代 議員  21番  江 袋 正 敬 議員 28番  柳 田 つとむ 議員  32番  石 橋 俊 伸 議員 33番  松 本   進 議員  34番  今 井 初 枝 議員 35番  金 子 幸 弘 議員 以上、13名の議員を指名いたします。        -------------- △議案第129号 平成27年度川口市水道事業会計決算認定について並びに議案第130号 平成27年度川口市病院事業会計決算認定について ○吉田英司議長 次に、日程第36 議案第129号「平成27年度川口市水道事業会計決算認定について」並びに日程第37 議案第130号「平成27年度川口市病院事業会計決算認定について」の以上2議案を一括議題といたします。〔参 照〕-市長提出議案-        -------------- △提案理由の説明 ○吉田英司議長 提案理由の説明を求めます。     〔奥ノ木信夫市長登壇〕 ◎奥ノ木信夫市長 議案第129号「平成27年度川口市水道事業会計決算認定について」及び議案第130号「平成27年度川口市病院事業会計決算認定について」御説明を申し上げます。 本決算は、地方公営企業法第30条第1項の規定に基づき、管理者から送付を受けましたので、同条第4項の規定により、監査委員の意見を付け、議会の認定をお願いするものであります。 何とぞ慎重に御審議の上、認定を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。 ○吉田英司議長 以上で説明は終わりました。        --------------企業会計決算審査特別委員会の設置と議案第129号及び議案第130号の委員会付託 ○吉田英司議長 これより、質疑を許します。 発言がありませんので、以上で質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 上程議案については、13名の委員をもって構成する企業会計決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、議会閉会中の継続審査といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。        --------------企業会計決算審査特別委員会委員の選任について ○吉田英司議長 さらに、ただ今、設置されました企業会計決算審査特別委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、 3 番  飯 塚 孝 行 議員  8 番  古 川 九 一 議員 11番  福 田 洋 子 議員  12番  芦 田 芳 枝 議員 14番  木 岡   崇 議員  17番  野 口 宏 明 議員 19番  榊 原 秀 忠 議員  22番  芝 崎 正 太 議員 25番  井 上   薫 議員  26番  矢 野 由紀子 議員 27番  前 原 博 孝 議員  38番  松 本 英 彦 議員 39番  宇田川 好 秀 議員 以上、13名の議員を指名いたします。        -------------- △日程追加の決定 ○吉田英司議長 次に、さきに配付してあります市長提出議案1件を本日の日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 御異議なしと認め、本日の日程に追加されました。        -------------- △追加日程の報告 ○吉田英司議長 局長から、日程を報告願います。     〔事務局長朗読〕 日程第41 議案第134号 川口市教育委員会教育長の任命同意について        -------------- △議案第134号 川口市教育委員会教育長の任命同意について ○吉田英司議長 これより日程第41 議案第134号「川口市教育委員会教育長の任命同意について」を議題といたします。〔参 照〕-市長提出議案-        -------------- △提案理由の説明 ○吉田英司議長 提案理由の説明を求めます。     〔奥ノ木信夫市長登壇〕 ◎奥ノ木信夫市長 議案第134号「川口市教育委員会教育長の任命同意について」御説明を申し上げます。 本議案につきましては、新海今朝巳教育長が本年10月15日をもちまして任期満了となりますので、その後任として茂呂修平氏を任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により同意を求めるものであります。 茂呂氏につきましては、議案に添付いたしました経歴書のとおり、要職を歴任され、第一線で御活躍されておられる方であります。 同氏は、人格高潔で、教育行政に関し優れた識見を有する方でありますので、よろしく御賛同賜りますようお願いを申し上げる次第であります。 なお、政党には所属しておりません。 ○吉田英司議長 以上で説明は終わりました。        -------------- △議案第134号に対する質疑、討論 ○吉田英司議長 これより、質疑、討論を行います。 発言通告を受けておりますので、これを許します。 6番 坂本だいすけ議員     〔6番 坂本だいすけ議員登壇〕 ◆6番(坂本だいすけ議員) それでは、議案第134号、教育委員会教育長人事に関しまして質疑をさせていただきます。 本案件に関しまして、人物について云々するつもりは毛頭ございません。しかしながら、ここに至る市長の提案に対して幾つか疑念を生じているので、二元代表制の一翼を担う議会の議員の一人として、市民の負託を受けている立場として、また川口市の教育の現場を知る一人として、本案件について市民の中には疑念を生じておられる方が少なくない数いることから、私の立場を御理解いただき、質問させていただきます。 市長の提案する人物は、本来、退職年齢2年を残し、現場の校長として市部長から県費負担教職員として県へ戻る方でありました。しかし、市の部長を退職せずにこの4月から現在に至っております。通常、退職金を県から受け取ることが県費負担教職員のとるあるべき姿だと思います。以前の教育長人事でも、一度県費負担教職員として市内の校長に戻り、それから本市の教育長に任命された例があります。今回もそのようにされるのかと思いましたが、どういう理由なのでしょうか。理解をしかねます。 今回の案件が通った場合、約3,000万円と言われる退職金は、本来、県で支払われるべきものが、市で負担することになります。これは市税の無駄遣いではありませんか。また、部長の人事も途中人事となり、その他の人事も動かすことになります。業務が停滞しやしませんか。この人事を半年間待てば、疑念を生じずに済んだ話です。 当該人物をこの4月から残さなくても、新校関連やその他の事務なども十分に担う部長職の方は、ほかにもおります。 さらに、当該人物の御家族が市内小学校の校長として在籍されております。教育長は、川口市教育の全責任を担う立場であり、現場の校長以下教職員を公平・公正に、教育は信頼の上に立つということから言うと、疑念を生じられても不思議ではありません。 この案件は、教育長と校長です。これは大きな問題です。現在は教職員人事評価という、教育長が校長に、校長は教職員に、給与に反映する人事評価の制度があります。また、教職員の人事やその他の施策や事故などで守秘義務を要することが生じた場合、家族が全て秘密を知る環境にあるということを部下である教育関係者はどう受けとめるでしょうか。 教育界の頂点に立つ方です。どこからも信頼が損なわれないように、事前に配慮しておくべきではなかったのでは。これは大変デリケートで重要な問題になってきます。 以下、それらに関連して質問いたします。 アとして、本来、県で払うべき退職金を市で払うことについてどう説明するか。 イとして、通常2期以上務めていた教育長の任期が現教育長は1期で終了するということの理由は何か。 ウとして、教職員人事評価制度で教育長は校長に対して評価をし、それが給与に反映するという制度があります。家族が市内校長で、公平・公正や信頼を保たれると思うか。 エとして、教育公務員は、守秘義務を義務付けられているが、家族に市内校長がいることでその義務が守られると思うか。     〔奥ノ木信夫市長登壇〕 ◎奥ノ木信夫市長 御答弁申し上げます。 まず、ア県で払うべき退職金を市で払うことについてどう思うかというものでございます。 学校教育部長の退職金につきましては、本市職員として退職する以上、本市の職員退職手当支給条例に基づき退職金を支給するものでありますし、以前にも、以前の職歴分、いわゆる県費負担教職員分を通算して本市が退職手当を支給した経緯があるということ。それにもまして、今、この川口の新しい教育を背負って立つ人物として、得がたい人物だということで指名させていただいております。 それから、イ2期以上務めていた教育長の任期が現教育長は1期で終了するということの理由は何か。 今答弁したことでありますけれども、ともかく市長がかわった中で、この教育に関しても新体制で臨ませていただきたいということです。 そして、さらに、新制度の中で市長と連携がさらに強化される中で、この任命方法が変更され、今回はじめて市長自ら最も信頼できる茂呂氏を直接任命させていただいたと、こういうことです。 そして、さらに、茂呂氏は、新市立高校の立ち上げ、また学力の向上、さらには教育の連続性等を考え、本市の新しい教育を託すのに最適任者と考えたからであります。 さらに、ウ教職員人事評価制度で、教育長は校長に対し評価をし、それが給与に反映するという制度があります。家族が市内校長で公平・公正、信頼性が保てると思うかということでありますけれども、人事評価については当然公平性・信頼性、これを保つことが重要であります。そして、何度も言うようですけれども、茂呂氏はそういうふうな私情を挟む人じゃない、公平・公正にやれる人だと私は考えております。 そして、エもちょっと同じような質問なんですけれども、守秘義務を義務付けられているが、家族に市内校長がいることでその義務が守られると思うかということでございますけれども、そういう疑義が持たれることのないよう、これは教育長と私で対処させていただきたいと、こう思います。 また、そういうふうな人ではない、先ほど言ったように、仮に家族であっても、公平・公正が保たれるという人物だと私は確信しております。 以上であります。     〔6番 坂本だいすけ議員登壇〕 ◆6番(坂本だいすけ議員) 私は、川口の教育を心配し、そして期待しています。当該の人物を批判し、人格を云々しているのではありません。市税の無駄と言われるような人事を今後行なっては、我々市政を担う者も信頼を失ってしまいます。 また、教育は何事によらず信頼以外に進む道はありません。今回の案件は、残念ながらそこに家族という疑念も生じています。このようなことがまかり通れば、せっかくの人事が信頼の上に成り立たなくなってしまいます。このことを事前に解決しておけば、私が質疑をしなくて済んだのであります。 お願いであります。誰もが信頼する教育行政を展開していただきたいのです。そのためには、正すものは正し、律するものは律していただいて、信頼される川口市教育委員会であってほしいと思います。現場の教職員は頑張っています。市長の政治信条の一つである、公平・公正を旨とし、信頼の上に立つ教育委員会の構築に力を注いでいただきたいのです。 市長も川口の教育に期待をされているのだと思います。ぜひとも今後川口の教育が市民から絶大なる信頼を得、さらに前進できるように、人事も含め、施策の立案と執行に尽力をいただきますようお願い申し上げまして、私、坂本だいすけの質疑とさせていただきます。(拍手起こる)        -------------- △議案第134号の投票採決-同意 ○吉田英司議長 ほかに発言通告を受けておりませんので、直ちに投票をもって採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより、投票を行います。 投票は無記名といたします。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場を閉鎖する〕     〔このときの在席議員数 40名〕  1 番  3 番  4 番  5 番  6 番  7 番  8 番  9 番  10番  11番  12番  13番  14番  15番  16番  17番  18番  19番  20番  21番  22番  23番  24番  25番  26番  27番  28番  29番  30番  32番  33番  34番  35番  36番  37番  38番  39番  40番  41番  42番 ○吉田英司議長 ただ今の出席議員は40人であります。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に、 3 番  飯 塚 孝 行 議員 12番  芦 田 芳 枝 議員 以上のお二人を指名いたします。 投票用紙を配付願います。     〔投票用紙を配付する〕 ○吉田英司議長 投票用紙の配付もれはありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 配付もれなしと認めます。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱を改める〕 ○吉田英司議長 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 本案に同意することを可とする方は賛成と、また、否とする方は反対と記入の上、点呼に応じて順次投票願います。 なお、投票中に白票がありましたときは、これを否とみなし、反対として取り扱うことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 御異議なしと認め、さよう取り扱うことに決定いたしました。 点呼を命じます。     〔点呼に応じ、1番議員より順次投票する〕 ○吉田英司議長 投票もれはありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 投票もれなしと認めます。 投票を終了いたします。 開票を行います。 飯塚孝行議員、芦田芳枝議員、立会いをお願いいたします。     〔立会人立会いの上、開票する〕 ○吉田英司議長 投票の結果を報告いたします。 投票総数 40票 有効投票 40票 無効投票 な し 有効投票中 本案を可とする者 賛成 29票 本案を否とする者 反対 11票 以上のとおりであります。 よって、賛成は多数でありますので、本案は同意されました。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場の閉鎖を解く〕        -------------- △議案第131号 川口市教育委員会委員の任命同意について ○吉田英司議長 次に、日程第38 議案第131号「川口市教育委員会委員の任命同意について」を議題といたします。〔参 照〕-市長提出議案-        -------------- △提案理由の説明 ○吉田英司議長 提案理由の説明を求めます。     〔奥ノ木信夫市長登壇〕 ◎奥ノ木信夫市長 議案第131号「川口市教育委員会委員の任命同意について」御説明を申し上げます。 本議案につきましては、永田直美委員が本年10月14日をもちまして任期満了となりますので、その後任として中田裕之氏を任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により同意を求めるものであります。 中田氏につきましては、議案に添付いたしました経歴書のとおり、要職を歴任され、第一線で御活躍されておられる方であります。同氏は、人格高潔で、教育、学術及び文化に関し深い識見を有する方でありますので、よろしく御賛同賜りますようお願いを申し上げる次第であります。 なお、政党には所属しておりません。
    ○吉田英司議長 以上で説明は終わりました。        -------------- △議案第131号に対する質疑、討論、採決-同意 ○吉田英司議長 これより、質疑、討論を行います。 発言がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 御異議なしと認め、採決いたします。 お諮りいたします。 本案に同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 御異議なしと認めます。 よって、本案は同意されました。        -------------- △議案第132号 川口市公平委員会委員の選任同意について ○吉田英司議長 次に、日程第39 議案第132号「川口市公平委員会委員の選任同意について」を議題といたします。〔参 照〕-市長提出議案-        -------------- △提案理由の説明 ○吉田英司議長 提案理由の説明を求めます。     〔奥ノ木信夫市長登壇〕 ◎奥ノ木信夫市長 議案第132号「川口市公平委員会委員の選任同意について」御説明を申し上げます。 本議案につきましては、小野塚政一委員が本年10月14日をもちまして任期満了となりますので、その後任として小森貴浩氏を選任いたしたく、地方公務員法第9条の2第2項の規定により同意を求めるものであります。 小森氏につきましては、議案に添付いたしました経歴書のとおり、要職を歴任され、弁護士として第一線で活躍されておられる方であります。同氏は、人格高潔で、地方自治の本旨及び民主的で能率的な事務の処理に理解があり、かつ人事行政に関し識見を有する方でありますので、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げる次第であります。 なお、政党には所属しておりません。 ○吉田英司議長 以上で説明は終わりました。        -------------- △議案第132号に対する質疑、討論、採決-同意 ○吉田英司議長 これより、質疑、討論を行います。 発言がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 御異議なしと認め、採決いたします。 お諮りいたします。 本案に同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 御異議なしと認めます。 よって、本案は同意されました。        -------------- △議案第133号 人権擁護委員の候補者の推薦について ○吉田英司議長 次に、日程第40 議案第133号「人権擁護委員の候補者の推薦について」を議題といたします。〔参 照〕-市長提出議案-        -------------- △提案理由の説明 ○吉田英司議長 提案理由の説明を求めます。     〔奥ノ木信夫市長登壇〕 ◎奥ノ木信夫市長 議案第133号「人権擁護委員の候補者の推薦について」御説明を申し上げます。 本議案につきましては、金子桂子委員が本年12月31日をもちまして任期満了となりますので、同氏を引き続き推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により意見を求めるものであります。 金子氏は、議案に添付いたしました経歴書のとおり、要職を歴任され、平成23年から人権擁護委員として御活躍をされております。同氏は、人格高潔で、識見が高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について理解のある方でありますので、よろしくお願いを申し上げる次第であります。 なお、政党には所属しておりません。 ○吉田英司議長 以上で説明は終わりました。        -------------- △議案第133号に対する質疑、討論、採決-同意 ○吉田英司議長 これより、質疑、討論を行います。 発言がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 御異議なしと認め、採決いたします。 お諮りいたします。 本案に同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 御異議なしと認めます。 よって、本案は同意されました。        -------------- △休憩の宣告 ○吉田英司議長 この際、議事の都合により、暫時休憩いたします。午後0時15分休憩        --------------午後1時22分再開 出席議員  41名  1 番  3 番  4 番  5 番  6 番  7 番  8 番  9 番  10番  11番  12番  13番  14番  15番  16番  17番  18番  19番  20番  21番  22番  23番  24番  25番  26番  27番  28番  29番  30番  31番  32番  33番  34番  35番  36番  37番  38番  39番  40番  41番  42番 欠席議員  1名  2 番地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した人 市   長   副 市 長(水野) 副 市 長(高田) 市長室長 企画財政部長  総務部長     危機管理部長   理財部長 市民生活部長  福祉部長     子ども部長    健康増進部長 環境部長    経済部長     建設部長     技監兼                           都市計画部長 都市整備部長  下水道部長    水道部長     病院事業管理者 医療センター  教 育 長    生涯学習部長   学校教育部長 事務局長 消 防 長   選管事務局長   代表監査委員   政策審議室長 △再開の宣告 ○吉田英司議長 再開いたします。        -------------- △日程追加の決定 ○吉田英司議長 これより、お手元に配付いたしております議員提出議案5件を本日の日程に追加いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 御異議なしと認め、本日の日程に追加されました。        -------------- △追加日程の報告 ○吉田英司議長 局長から、日程を報告願います。     〔事務局長朗読〕 日程第42 議員提案第 7号 次期介護保険制度改正に向けた福祉用具、住宅改修の見直しに関する意見書 日程第43 議員提案第 8号 無年金者対策の推進を求める意見書 日程第44 議員提案第 9号 給付型奨学金の創設と無利子奨学金の拡充を求める意見書 日程第45 議員提案第10号 子どもの貧困問題のための実態把握と対策強化を求める意見書 日程第46 議員提案第11号 再生可能エネルギー施策推進を求める意見書        -------------- △委員会付託省略の決定 ○吉田英司議長 ただ今、局長から報告いたしました案件は、委員会付託を省略し、直ちに確定議といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。        -------------- △議員提出議案(議員提案第7号~議員提案第11号) △議員提案第7号 次期介護保険制度改正に向けた福祉用具、住宅改修の見直しに関する意見書ないし議員提案第9号 給付型奨学金の創設と無利子奨学金の拡充を求める意見書 ○吉田英司議長 これより、日程第42 議員提案第7号「次期介護保険制度改正に向けた福祉用具、住宅改修の見直しに関する意見書」ないし日程第46 議員提案第11号「再生可能エネルギー施策推進を求める意見書」までの以上5議案を一括議題といたします。〔参 照〕-議員提出議案-        -------------- △提案理由の説明 ○吉田英司議長 まず、議員提案第7号ないし議員提案第9号についての提案理由の説明を求めます。 29番 関 裕通議員     〔29番 関 裕通議員登壇〕(拍手起こる) ◆29番(関裕通議員) 案文を順次朗読し、提案理由の説明にかえさせていただきます。 議員提案第7号「次期介護保険制度改正に向けた福祉用具、住宅改修の見直しに関する意見書」 平成27年6月30日に閣議決定された「骨太の方針」の中で、次期介護保険制度改正に向け、軽度者に対する福祉用具貸与等の給付の見直しを検討することが盛り込まれ、社会保障審議会等においての審議も開始されている。 現行の介護保険制度における福祉用具、住宅改修サービスは、高齢者自身の自立意欲を高め、介護者の負担軽減を図るという極めて重要な役割を果たしており、多くの利用者は、他の介護給付を受ける前に当該サービスを活用し自立に努めている。 例えば、手すりや歩行器などの軽度者向けの福祉用具は、転倒・骨折の予防や自立した生活の継続を実現するとともに重度化を防ぎ、又は遅らせることに役立っている。さらに、安全な外出機会を確保することにより、一人暮らしの高齢者のとじこもりを防ぎ、社会生活の維持につながっている。 今後、軽度者に対する福祉用具、住宅改修の利用が原則として自己負担となれば、特に低所得者世帯等への支援が弱体化しかねない。 また、福祉用具、住宅改修の利用が抑制されることにより、重度化が進展し結果として介護保険給付の適正化という目的に反し、高齢者の自立的な生活を阻害し、給付費が増大するおそれがある。 よって、国においては、次期介護保険制度改正における福祉用具、住宅改修サービスの見直しについて、高齢者の自立を支援し、要介護状態の重度化を防ぐという介護保険の理念に基づき、介護が必要な方の生活を支える観点からの検討を行なうよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定にもとづき意見書を提出する。 平成28年9月27日                            川口市議会議長 提出先、提出者、賛成者は記載のとおりであります。 続きまして、議員提案第8号「無年金者対策の推進を求める意見書」 年金の受給資格期間の短縮は、無年金者対策の観点及び将来の無年金者の発生を抑制していく観点から、2012年2月に閣議決定された「社会保障・税一体改革大綱」に明記されたものである。 2007年調査における、無年金見込者を含めた無年金者数は最大118万人で、このうち65歳以上の無年金者は最大42万人と推計されている。また、厚生労働省は、仮に受給資格期間を10年に短縮すれば、無年金者の約4割にあたる17万人が受給権を得る可能性があるとしている。 諸外国における年金の受給資格期間に目を向けた場合、例えば、アメリカ、イギリスは10年、ドイツは5年、フランス及びスウェーデンは受給資格期間を設けないなど、日本は他国に比べ明らかに長いことが読み取れる。 安倍総理は、本年6月、世界経済が減速するリスクを回避するとともに、デフレから脱却し、経済の好循環を確実にするため、2017年4月に予定していた消費税率10%への引き上げを2年半再延期することを表明したが、この無年金者対策については、本年8月に示された政府の「未来への投資を実現する経済対策」において、その実施が明記されたところである。 よって政府においては、必要な財源の確保を含め、人々の安心を確保するための社会保障の実現を図るため、早急に下記の事項について取り組むことを強く要望する。               記1 無年金者対策は喫緊の課題であることから、年金の受給資格期間を25年から10年に短縮する措置について、2017年度中に確実に実施できるよう必要な体制整備を行うこと 以上、地方自治法第99条の規定にもとづき意見書を提出する。 平成28年9月27日                            川口市議会議長 提出先、提出者、賛成者は記載のとおりであります。 続きまして、議員提案第9号「給付型奨学金の創設と無利子奨学金の拡充を求める意見書」 現行の国の奨学金制度は、独立行政法人・日本学生支援機構を通じて学生に貸与し、その返済金を次世代の奨学金の原資とする形で運営されている。 この奨学金制度は、国立大学、私立大学とも授業料が高止まりしていることなどが背景となって、利用者は2016年度大学生らの約4割にあたる132万人と増加傾向にある一方、非正規雇用などによって卒業後の収入が安定せず、奨学金の返済に悩む人が少なくない。 そのような中、政府は6月に閣議決定した「ニッポン一億総活躍プラン」において、返済不要の「給付型奨学金」の創設を検討することを盛り込んだ。 現在、OECDに加盟する34か国のうち、給付型奨学金制度がないのは日本とアイスランドだけである。 よって政府においては、納税者である国民の理解も得つつ、学生が安心して勉学に励めるよう、返済不要の「給付型奨学金」の創設や無利子奨学金の拡充など具体的な経済支援策として、下記の事項について取り組むことを強く求める。               記1 学ぶ意欲のある若者が経済的理由で進学を断念することがないよう、2017年度を目途に給付型奨学金を創設すること2 希望するすべての学生等への無利子奨学金の貸与をめざし、「有利子から無利子へ」の流れを加速するとともに、無利子奨学金の残存適格者を直ちに解消すること3 低所得世帯については、成績基準を撤廃し無利子奨学金を受けられるようにすること4 現下の低金利環境を踏まえ、有利子奨学金の金利を引き下げ、併せて既卒者への適用を推進すること 以上、地方自治法第99条の規定にもとづき意見書を提出する。 平成28年9月27日                            川口市議会議長 提出先、提出者、賛成者は記載のとおりであります。 よろしくお願いいたします。(拍手起こる)        -------------- △議員提案第10号 子どもの貧困問題のための実態把握と対策強化を求める意見書及び議員提案第11号 再生可能エネルギー施策推進を求める意見書 ○吉田英司議長 次に、議員提案第10号及び議員提案第11号についての提案理由の説明を求めます。 22番 芝崎正太議員     〔22番 芝崎正太議員登壇〕(拍手起こる) ◆22番(芝崎正太議員) 案文を順次朗読し、提案理由の説明にかえさせていただきます。 議員提案第10号「子どもの貧困問題のための実態把握と対策強化を求める意見書」 日本の子どもの貧困率は、16.3%(2012年度)と、6人に1人という、OECD加盟国の平均を上回り、依然として深刻な状況にある。中でも、ひとり親世帯の貧困率は54.6%で、より深刻となっている。 全ての子どもたちが夢と希望を持って成長していける社会の実現を目指し、子どもの将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、また、貧困が世代を超えて連鎖することのないよう、必要な環境整備と教育の機会均等を図ることを目的とした「子どもの貧困対策の推進に関する法律」が2013年に策定された。 同法に基づいて国が定めた「子供の貧困対策に関する大綱」も、「親から子への貧困の連鎖を断ち切る」ことをうたい、「教育の支援」「生活の支援」「保護者に対する就労の支援」「経済的支援」など多くの施策をかかげている。これらを実効性のあるものにすることが早急に求められており、すべての子どもが人として大切にされる社会をつくることは重要である。 よって政府においては、下記の事項について取り組むことを強く求める。               記1 子どもの貧困の実態把握のための調査手法を確立するとともに、改善課題の目標を明示し、諸施策を確実に実行すること2 地方自治体が地域の実情を踏まえた計画を策定し、地域を基盤とした支援ネットワークの整備をすすめられるよう支援策を講じること 以上、地方自治法第99条の規定にもとづき意見書を提出する。 平成28年9月27日                            川口市議会議長 提出先、提出者、賛成者は記載のとおりであります。 続きまして、議員提案第11号「再生可能エネルギー施策推進を求める意見書」 昨年11月30日から12月13日までフランス・パリにおいて国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)が開催され、条約に加盟する196の全ての国と地域が参加し、全会一致で「パリ協定」が採択された。 パリ協定には、産業革命前からの地球の平均気温上昇を2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求することや、今世紀後半には、温室効果ガスの人為的な排出と吸収の均衡を達成できるよう、世界の温室効果ガスの排出量が最大に達する時期をできる限り早く迎え、最新の科学に従って急激に削減すること等が含まれている。これにより、国際社会は今後温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「低炭素社会」を目指すことに合意したことになる。 日本政府は、昨年、エネルギーミックスにおいて、2030年度の再生可能エネルギーの導入水準を22~24%程度にするとともに、2030年度に2013年度比でマイナス26%の水準にするという、温室効果ガスの削減目標を掲げたところである。 しかしながら、2012年7月の固定価格買取制度の施行により日本の再生可能エネルギーは、太陽光発電を中心に急速に導入が進んでいる一方で、地熱や風力など、リードタイムの長い電源の導入は進んでいない。 また、2014年度の発電電力量に占める再生可能エネルギー比率の国際比較では、スペイン40.1%、ドイツ26.2%、イギリス19.4%に対し、日本は12.2%であり、日本の比率は、低い水準である。 そこで、国においては早期に低炭素社会を実現するために、再生可能エネルギー施策を更に推進するよう求める。 以上、地方自治法第99条の規定にもとづき意見書を提出する。 平成28年9月27日                            川口市議会議長 提出先、提出者、賛成者は記載のとおりであります。 よろしくお願いいたします。(拍手起こる) ○吉田英司議長 以上で説明は終わりました。        -------------- △議員提案第7号~議員提案第11号の一括採決-可決 ○吉田英司議長 以上5議案は直ちに一括採決したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 御異議なしと認め、一括採決いたします。 議員提案第7号ないし議員提案第11号までの以上5議案を原案どおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○吉田英司議長 御異議なしと認め、よって、議員提案第7号ないし議員提案第11号までの以上5議案はいずれも原案どおり可決されました。        --------------教育長退任あいさつ ○吉田英司議長 以上をもちまして、本定例会に提出されました案件は全て議了いたしました。 この際、教育長から発言を求められておりますので、これを許します。     〔新海今朝巳教育長登壇〕 ◎新海今朝巳教育長 議員の皆様方におかれましては、お疲れのこととは存じますが、ただ今、議長のお許しをいただきましたので、一言退任のごあいさつをさせていただきます。 顧みますと、平成25年3月議会におきまして、多くの議員の皆様方から御同意をいただき、翌4月に教育長を拝命いたしましたが、時の流れは早いものでございまして、任期満了により10月15日をもちまして退任をする運びとなりました。 先ほど後任の教育長の御同意を賜り、教育行政を停滞させることなく引き継ぐことができますことに感謝申し上げます。ありがとうございました。 私は、昭和51年4月に川口市立安行小学校勤務を皮切りに、以来41年目を終えようとしているところでございます。管理職を含め、学校現場に約26年間、埼玉県教育委員会、本市教育委員会に15年間、教育の道一筋に勤めて参りました。私にとりまして最後の3年6か月ほどを本市教育委員会教育長として仕事をさせていただきましたこと、長くも感じ、短くも感じた期間ではありますが、光栄に思い、そして誇りに思っているところであります。 とりわけ、「人づくりなくして国づくりなし」を市政の中心に置かれた岡村前市長のもとで、また「みんなでつくる川口の元気」をスローガンに掲げておられる奥ノ木市長のもとで、議員の皆様方の御支援、御指導をいただきながら、元気な人づくりの一翼を担うことができましたこと、この上ない喜びを感じているところであります。 私は、教育界で育てていただいた、議会の中で育てていただいた、市政が進められる中で育てていただいた、そんな気持ちでいっぱいであります。 新市立高校につきましては、10年ほど前になるでしょうか、今後の市立高校の在り方の会議から始まり、再編統合に当初からかかわらせていただきました。新校の開校が平成30年4月と目前に迫っているわけでございますが、さらに検討を加えていかなければならない事項も残されております。 川口全体の教育力アップや不登校問題を含めた生徒指導上の問題、そして今後の学校選択制や学校運営審議会、コミュニティ・スクール等々を考えていかなければなりません。教育行政としての課題は山積しているわけでございますが、今後とも皆様方の一層の御支援、御指導を賜りまして、生涯学習部門、学校教育部門がさらに高まりますよう、よろしくお願いを申し上げます。 来月の16日からは、肩の荷をおろし、一市民として皆様方を応援させていただく立場となるわけでございますが、今後の川口市政のますますの御発展と奥ノ木市長をはじめとする理事者の皆様方、また吉田議長様をはじめとする議員の皆様方のますますの御健勝にての御活躍を心から御祈念を申し上げまして、退任にあたりましてのあいさつとさせていただきます。 大変お世話になりました。ありがとうございました。(拍手起こる)        --------------教育長就任あいさつ ○吉田英司議長 次に、先ほど教育長に任命同意されました学校教育部長から発言を求められておりますので、これを許します。     〔茂呂修平学校教育部長登壇〕 ◎茂呂修平学校教育部長 改めまして、茂呂修平でございます。 議長よりお許しをいただきましたので、一言お礼のごあいさつを申し述べさせていただきます。 先ほどは私の教育長任命に御同意を賜りまして、まことにありがとうございます。今後とも人づくりを目指した川口の教育の推進・発展に誠心誠意努力して参る所存でございます。 議員の皆様におかれましては、今後とも御指導、御鞭撻賜りますよう、改めてお願いを申し上げまして、甚だ簡単ではございますがお礼の言葉にかえさせていただきます。 まことにありがとうございました。(拍手起こる)        -------------- △市長あいさつ ○吉田英司議長 さらに、市長から発言を求められておりますので、これを許します。     〔奥ノ木信夫市長登壇〕 ◎奥ノ木信夫市長 議長からお許しをいただきましたので、閉会にあたりまして、一言ごあいさつを申し述べたいと存じます。 ただ今、新教育長のあいさつがございましたが、私も新教育長とともに子どもたちの確かな学力、豊かな心とたくましさを育み、川口の宝である子どもたちをはじめ、あらゆる世代が生涯にわたり学び続ける地域社会の実現に向け、真摯に取り組んで参る所存であります。 また、新海教育長におかれましては、就任以来、本市の教育行政に御尽力をいただき、まことにありがとうございました。 この間、児童生徒の知・徳・体の向上に努めていただき、大いに成果を上げていただきました。改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました。 さて、今回提案いたしました各議案につきましては、終始熱心かつ慎重なる審議をいただき、いずれも原案のとおり御可決を賜りましたことに、厚く御礼を申し上げる次第であります。 今議会におきましては、議員の皆様から災害対策をはじめ、子ども・子育て支援や教育施設の充実、さらには地域医療、介護、福祉施策について等々、幅広い分野にわたりまして大変貴重な御意見、御提言を賜り、まことにありがとうございました。今後ともこれらのことを十分に尊重させていただき、的確な市政運営に努めて参りたいと存じますので、議員の皆様のより一層の御指導、御支援を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。 いよいよ季節は本格的な秋となり、これからさまざまな行事に忙しい時期を迎えます。議員の皆様におかれましては、御健康には十分御留意をなされまして、ますます御活躍あらんことを心から御祈念申し上げ、閉会のあいさつとさせていただきます。 ありがとうございました。        -------------- △議長あいさつ ○吉田英司議長 去る9月2日から本日まで長期間にわたり、議員各位におかれましては、終始御熱心なる御審議をいただき、かつまた本会議の議事運営につきましても御協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。        -------------- △閉会の宣告 ○吉田英司議長 これをもちまして、平成28年9月市議会定例会を閉会といたします。 どうもありがとうございました。午後1時49分閉会        --------------     議  長     副 議 長     議  員     議  員     議  員...