川越市議会 > 2021-06-16 >
令和3年 保健福祉常任委員会 会期中(第1日・6月16日)本文
令和3年 産業建設常任委員会 会期中(第1日・6月16日)本文

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  1. 川越市議会 2021-06-16
    令和3年 産業建設常任委員会 会期中(第1日・6月16日)本文


    取得元: 川越市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-23
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 △案件  所管事項の報告について  議案第 六八号 川越市農業ふれあいセンター改修整備工事請負契約について  議案第 六九号 令和三年度川越市一般会計補正予算(第三号)の所管部分  ─────────────────────────────────── △会場 市役所 第一・第五委員会室  ─────────────────────────────────── △出席委員    委 員 長  吉 野 郁 惠 議員  副委員長  樋 口 直 喜 議員    委  員  伊 藤 正 子 議員  委  員  須 賀 昭 夫 議員    委  員  嶋 田 弘 二 議員  委  員  柿 田 有 一 議員    委  員  中 村 文 明 議員  委  員  小野澤 康 弘 議員    委  員  三 上 喜久蔵 議員  ─────────────────────────────────── △市議会議長    議  長  桐 野   忠 議員  ─────────────────────────────────── △説明のための出席者                  上下水道事業管理者 福 田   司             【産業観光部
                            部長 粟生田 晃 一                        副部長 飯 野 英 一                    参事兼農政課長 高 梨 直 人                     産業振興課長 中     孝                     雇用支援課長 今 井 真 人                     農政課副参事 藤 倉 良 介                       観光課長 田 中 勝 宏             【都市計画部】                         部長 本 間 優 子                 副部長兼都市景観課長 福 釜 周 二                  参事兼交通政策課長 間仁田 雅 彦                  参事兼開発指導課長 石 川 辰 生                     都市計画課長 眞 野 和 幸                     都市整備課長 町 田   猛                     公園整備課長 細 野 健 一                     建築指導課長 戸 館 貴 之             川越駅西口まちづくり推進室長 山 岸 弘 明             新河岸駅周辺地区整備事務所長 小 林   学             【建設部】                         部長 野 口 幸 範                        副部長 安 藤 暢 彦                  参事兼建設管理課長 山 崎   悟                  参事兼道路街路課長 前 島 清 孝                参事兼道路環境整備課長 小 林 孝 至                  参事兼建築住宅課長 落 合 福 寿                       用地課長 松 澤 孝 治                       河川課長 吉 田 昌 弘             【上下水道局】                         局長 大 成 一 門                 副局長兼総務企画課長 内 田   真                 副局長兼事業計画課長 小 林   武                    参事兼財務課長 高 木 康 行                   給水サービス課長 原   雄 二                       水道課長 新 井 賢 一                      下水道課長 駒 井 和 久               上下水道管理センター所長 石 戸 祐 仁             【農業委員会】                       事務局長 忍 田 久 夫                      副事務局長 内 田 和 則  ─────────────────────────────────── △事務局職員                     議事課副課長 田 中   尚                      庶務課主任 武 田 佳 奈  ─────────────────────────────────── ○開  会  午前九時五十八分 ○議案審査に先立ち、互選により委員長、副委員長を選出した。 ○議  題  委員長の互選について      (休  憩)      (再  開)  指名推選の方法により、委員長を互選した。  ─────────────────────────────────── ○議  題  副委員長の互選について  指名推選の方法により、副委員長を互選した。  ───────────────────────────────────      (休  憩)      (再  開)      (休  憩)      (再  開)      (休  憩)      (再  開) ○議  題  所管事項の報告について      (資料配布)  川越駅東口駅前広場改修事業及び脇田歩道橋耐震化事業の現在の状況等について ○報告説明 2 建設部参事道路環境整備課長 川越駅東口駅前広場改修事業及び脇田歩道橋耐震化事業の現在の状況等について御報告申し上げます。  川越駅東口駅前広場におきましては、ペデストリアンデッキ上の屋根、エスカレーター、公衆トイレなどの工事が、脇田歩道橋におきましては、下部工が完成しておりますので、現在進めております工事につきまして報告させていただきます。  まず初めに、一、川越駅東口駅前広場改修事業の現状と今後の予定についてです。  (1)サイン改修工事ですが、内容は、新規サインの設置及び表示内容リニューアルで、工期は令和二年九月から令和三年六月までです。現在、サイン盤面の製作を行っておりますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に加え、関係機関との協議に時間を要したため、令和三年九月まで工期延期を行う予定です。  次に、(2)地表部工事その一についてです。内容は、モニュメント時世の撤去と、モニュメント内部にあります地下駐車場排気塔の改修です。工期は令和三年二月から令和三年九月までで、現在行っております時世の撤去作業は六月中に完了し、その後、排気塔の改修に着手する予定です。  次に、(3)地表部工事その二についてです。内容は、駅前広場一階地表部の車道部舗装及び一部歩道の拡幅などです。工期は、令和三年三月から令和四年三月までで、今月、六月中に工事着手する予定で進めております。  続きまして、二、脇田歩道橋耐震化事業の現状と今後の予定についてです。  (1)脇田歩道橋耐震補強工事(上部工)の内容ですが、橋梁上部工耐震補強及び補修一式で、工期は令和二年三月から令和三年十二月までです。本年三月から進めておりました桁の塗り替え作業が完了し、六月から桁下及び表面の照明施設工に着手しております。  その他ですが、令和二年二月十四日に発出されました国土交通省からの通達、「技能労働者への適切な賃金水準の確保について」に基づき、労務単価二・五%上昇に伴う契約変更が予想されております。  以上、大変雑駁ではありますが、川越駅東口駅前広場改修事業及び脇田歩道橋耐震化事業の現在の状況等について報告とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○質  疑 3 伊藤正子委員 まず一点目に、サイン改修工事のサインの具体的に表示される内容はどういう内容ですか。 4 建設部参事道路環境整備課長 市内の観光の案内のリニューアルと、あとバス乗り場につきましては、分かりやすいように色分けをしながら改めて配置をするように計画しております。 5 伊藤正子委員 続いてなんですが、時世の撤去ということなんですが、これ、平成の時の鐘とかと言われていたと思うんですが、撤去するに当たって、関係の方に説明というか、そういうのはされたんでしょうか。 6 建設部参事道路環境整備課長 設置されましたのが平成の初め頃で、当時デザインした方とかを探してはみたんですが、その方に接触ができない状況で、今、大分老朽化も進んでいて、ライトも点灯しない状況ということで、今、撤去を進めております。 7 伊藤正子委員 先方が見つからないということなんですが、そうであれば、別の形で内容を、もう機能していないので市の計画に沿って撤去したというようなことをどこかに分かる形で、一時期でもいいので、掲示するなりホームページに上げるなりしたほうがいいのかなと思うんですが、そのあたりいかがでしょうか。 8 建設部参事道路環境整備課長 東口の改修事業につきましては、今年度で終わらせるように進めておりますので、その周知方法等についてもまた庁内で検討してまいりたいと思います。 9 伊藤正子委員 ぜひよろしくお願いします。  あと、工事中なんですが、デッキを歩いていて、死角になるところが多くて、夜などは若い女性の方とかは歩くのが怖いみたいな御相談とかもあったんですが、完成してみて、形が変わって、時間帯によって危ないとかそういうことはないでしょうか。もう大丈夫でしょうか。 10 建設部参事道路環境整備課長 今回の照明工事でかなり明るくなりましたので、今のところそういうような御連絡等はいただいておりません。      (質疑終結)  国土交通省が実施する荒川第二・三調節池整備事業はじめ治水事業へのこれまで の要望活動等について      (休  憩)      (再  開) ○報告説明 11 河川課長 国土交通省が実施する荒川第二・三調節池整備事業はじめ治水事業へのこれまでの要望活動等について御報告させていただきます。  お手元の資料を御覧ください。  国土交通省では、荒川流域安全安心のため、平成三十年度から令和十二年度までの十三年間を事業期間といたしまして、荒川第二・三調節池の建設とJR川越線荒川橋梁付近堤防整備を推進しています。  初めに、裏面資料の三、案内図についての位置図及び航空写真を御覧ください。  JR川越線荒川橋梁付近の堤防の位置等を示しております。JR川越線荒川橋梁は、本市とさいたま市等を連絡する一般国道一六号(上江橋)の南側に位置しており、現在、国の河川整備計画に対して、現堤防区間と囲んでおります部分の堤防の高さが低くなっている状況です。国により、JR川越線荒川橋梁付近の堤防が整備されますと、本市を含めた流域の治水安全度が向上いたしますことから、国に対して、荒川の治水対策に関する要望活動を行ってまいりました。  恐れ入りますが、資料表面にお戻りください。
     一、荒川の治水対策に関する要望活動についてです。  これまでも国土交通省本省関東地方整備局などの出先機関と市長との面会の機会を捉え、要望活動を行ってまいりました。最近では、令和二年十月二十七日に、荒川上流河川事務所長及び荒川調節池工事事務所長に対して、令和元年十月の東日本台風における荒川の水位上昇の実情等から、事業中の治水対策のさらなる推進や河川管理者と本市の情報共有等を趣旨とする要望を行っております。これにつきましては、令和二年十一月二日付で市議会へ御報告させていただいています。  続きまして、二、JR川越線荒川橋りょうの架け替えに伴う要請等についてです。  (1)国との打合せ等です。  本市側のJR川越線荒川橋梁付近荒川右岸堤防は、現在の堤防の高さから約二・八メートル高くする必要があります。これに合わせて、国がJR川越線荒川橋梁の架け替えを行うものです。現在、国から公表されております資料といたしまして、お手元に配付させていただきました資料、「荒川第二・三調節池整備事業調節池事業)におけるJR川越線荒川橋りょうの架け替えに関するよくある質問と回答」などがあります。そういった中、本市は、荒川調節池工事事務所建設部長との打合せや、またその場での要請などを行うなど、地域の皆様への丁寧な情報提供をお願いしています。また、現在は、事務担当者による打合せ等も行っているところです。  最後に、(2)本市からの情報の提供です。  本市は、荒川調節池工事事務所から収集いたしました情報につきまして、今後とも、市議会、地域の皆様等へ速やかに提供してまいりたい、このように考えています。  以上、大変雑駁ではありますが、国土交通省が実施する荒川第二・三調節池整備事業はじめ治水事業へのこれまでの要望活動等についての御報告とさせていただきます。 ○質  疑 12 柿田有一委員 何点かお伺いをしておこうと思うんですが、初めに、基礎的な知識として、堤防が低くなっている、二・八メートル高くする必要がある箇所の区間、距離というんですか、橋梁の上流側から下流側まで大体何メートル、あるいは何キロメートル程度あるのでしょうか。どれぐらいの間が低くなっているか、ちょっと分からないもので、もし分かればこのあたりの距離感を少し教えておいていただきたいと思います。 13 河川課長 この現堤防区間と記載させていただきましたのは、全体で約四百メートルです。 14 柿田有一委員 大変よく分かりました。  もう一点ですが、国から荒川第二・三調節池整備事業に関する情報があります。非常に大きな計画で、進行状況など注目をされるところなんですが、私が拝見したところ、調節池事業は上流側から下流側まで利害が必ずしも一致しない部分があるかもしれんなと。つまり、荒川の合流点だとか下流側だとか東京だとかも含めて。というのが気になって見ておるんですが、川越市が要望したりだとかやり取りをしたりする際に、他市が一緒に関係をしたりやり取りをするケースなどがあるのか。ある場合には、どういった近隣自治体が一緒にやり取りをした過去の経緯などがあるのか。単独でやっているのであれば、特に利害がということにはならんと思うんですが、そうすると、今度、事業の進捗を進めさせるというエネルギーがどうかなというところもあるので、そこら辺の他市との関係を少し教えてください。 15 河川課長 まず、本市が、荒川の上流から下流に見まして右岸側にあります。その右岸側は、荒川の上流から下流の流れと、入間川の上流から下流の流れの合流点となっております。そういたしましたことから、そこの部分から触れますと、いわゆる直接的な影響は、本市も含め、ふじみ野市があります。そういった中で、直近の自治体であります本市といたしましては、そこの堤防のかさ上げをまず治水上の第一の観点ということで、川越市が国への働きかけを行っております。  また、他市との連携ですが、JR川越線荒川橋梁は、対岸が指扇駅があります。そういったこともありまして、さいたま市の土木部河川課との会議等などで意見交換をさせていただいております。 16 柿田有一委員 分かりました。  今の御答弁だと、当面、関係をするところはふじみ野市があるということと、さいたま市があるだろうなということで把握をしました。それ以上の上流側や下流側と一緒にということは特にないという認識でよろしいかしら。 17 河川課長 荒川につきましては、広い流域です。そういったこともありまして、平成二十七年の関東・東北豪雨による甚大な被害等もありましたことから、国が中心となりまして、減災対策協議会なども設置し、連携はいたしております。 18 柿田有一委員 結構です。協議会の中では一緒に関係するところは呼ばれて話を聞いたりということで理解をさせていただきました。      (質疑終結)  第三回 JR川越線荒川橋りょう複線化仕様での架換えに関する協議会の書面 開催結果について ○報告説明 19 都市計画部参事交通政策課長 第三回JR川越線荒川橋りょう複線化仕様での架換えに関する協議会の書面開催結果について御報告申し上げます。  昨年十一月、JR川越線荒川橋梁複線化仕様での架け替えに関する検討をしていることなどを目的としまして、埼玉県、さいたま市、国土交通省、本市を会員とし、JR東日本をオブザーバーとするJR川越線荒川橋りょう複線化仕様での架換えに関する協議会が設置され、昨年十一月十九日に、また本年二月一日に、それぞれ二回にわたりまして開催されたところです。また、本年四月には、JR川越線荒川橋りょう複線化仕様での架換えに関する調査が決定したところです。  以上につきましては、これまでに議会報告させていただいた内容です。  このたび、第三回協議会が書面により開催されましたので、その概要を御報告させていただきます。  開催期日は、令和三年六月一日で、事務局である埼玉県から協議が整った旨の通知があり、昨日六月十五日に到着いたしました。議事内容ですが、初めに、JR川越線荒川橋りょう複線化仕様での架換えに関する調査業務委託についての報告がありました。  一枚おめくりいただいて、三ページの別紙一を御覧ください。  埼玉県が、令和三年五月二十六日から令和四年三月十八日までの期間で、JR川越線輸送状況及び沿線地域の現状分析と複線化の効果や橋梁の架け替えに関する課題の整理、さらには橋梁の複線化の方策、複線化仕様の橋梁の形状等の分析、検討などについて、一般競札に付したところです。そうしたところ、東京都台東区に所在する日本交通技術株式会社が、税込三百五十七万五千円で落札したものです。  この報告に対しまして、本市といたしましては、今後実施する調査業務について、関係機関との情報共有の徹底と必要に応じた打合せの開催を前向きに実施するよう事務局に求めたものです。  さらに一枚おめくりいただきまして、四ページの別紙二を御覧ください。  令和三年度JR川越線荒川橋りょう複線化仕様での架換えに関する協議会のスケジュール(案)について協議がなされました。  埼玉県より、九月上旬には第四回協議会を開催し中間報告について協議することが、また、二月上旬には第五回協議会を開催し最終報告書等について協議することがそれぞれ示されましたが、本市といたしましては、調査内容がより有効なものになるよう、必要に応じて開催時期を前倒しする、もしくは追加で開催するなど柔軟な対応を求めた上でこれで了承いたしました。  恐れ入りますが、下段にありますページ番号の二ページにお戻りいただければと思います。  四、議事結果ですが、今後の協議会の日程について了承されました。また、埼玉県より、一点目として、調査の実施に当たっては、さいたま市及び本市と連携する、二点目として、調査については協議会を通じて関係機関との情報共有をできるよう努める、三点目として、協議会の具体的な日程は今後調整していくとの見解が示されました。  以上、大変雑駁ではありますが、第三回JR川越線荒川橋りょう複線化仕様での架換えに関する協議会の書面開催結果についての御報告とさせていただきます。 ○質  疑 20 伊藤正子委員 確認したいんですが、架け替えに関する調査というのは、架け替えの工事に要する現状分析とかと御説明がありましたが、そういった情報について調査するという理解でよろしいでしょうか。 21 都市計画部参事交通政策課長 御指摘のとおりです。 22 伊藤正子委員 ここに出ている委託金額三百五十七万五千円というのは、これは川越市の負担する金額という理解でよろしいんでしょうか。 23 都市計画部参事交通政策課長 令和三年度の予算につきまして、三月議会で川越市議会からお墨つきをいただいたわけですが、川越市の負担金の準備金は百万円、予算計上は百万円です。さいたま市も同額の百万円、埼玉県が二百万円、合わせまして四百万円をそれぞれ負担するという形で対応する考えです。 24 柿田有一委員 今のことに関わる話なんですが、協議会そのものが事業を委託する形になっていますので、協議会そのものが財政枠組みを持っているんだと今、負担金、分担金のような形がありましたが、協議会の中で、お金がかかることが必要になった場合は、随時協議をした上で、議会の議決、予算等となるのかしら。それとも、ある程度見込みがあって、分担金、負担金ということで、既に見込まれているものがほかにあるのかどうか、そのあたりだけ少し教えておいてください。 25 都市計画部参事交通政策課長 現時点では、改めて追加費用等の話は出ていません。  申し訳ございません。私の説明に不備があったかもしれませんが、協議会として費用を支出するわけではありません。埼玉県が契約を締結する、一般競争入札に付して事業者を決定し、川越市が負担金として百万円を支出させていただいたという考えです。      (質疑終結)  川越市市営住宅長寿命化計画の改定について ○報告説明 26 建設部参事建築住宅課長 川越市市営住宅長寿命化計画の改定について御報告させていただきます。  川越市市営住宅長寿命化計画につきましては、令和三年度から令和十二年度までを期間として計画を策定いたしましたので、御報告させていただきます。  お配りした資料の一ページを御覧ください。  一、改定の背景についてです。  平成二十四年三月に策定いたしました川越市市営住宅長寿命化計画につきましては、平成二十四年度から令和三年度までの十年間を計画期間として策定いたしました。しかしながら、平成二十八年に国土交通省におきまして、公営住宅等長寿命化計画策定指針が改定され、平成三十年に川越市立地適正化計画の策定等がありました。これらの関連計画等に基づきまして、近年の住宅事情等との整合性を図ること及び市営住宅の改修計画見直しが必要となったことなどから、ここで改定を行うことといたしました。  二、計画の目的といたしましては、市営住宅ストックの長寿命化及びライフサイクルコストを縮減することを目的としております。そのため、計画的に事業を実施できるよう、事業費の平準化を図った維持管理計画を定めております。  三、対象市営住宅につきましては、現在管理しております十八団地、六十五棟、千百戸の市営住宅です。市営住宅の管理戸数、位置につきましては、別添として添付いたしました資料を御参照ください。  次に、四、計画期間についてです。  令和三年度から令和十二年度までの十年間を計画期間としております。なお、今後の社会情勢等の状況によりまして、五年後に見直しを行うこととしております。  二ページを御覧ください。  市営住宅に求められるストック確保のあり方についてです。  市営住宅につきましては、入居状況及び入居者募集時の応募状況などから、現在も市民から一定の需要があります。特に、住宅に困窮する市民に対しまして、低廉な家賃かつ一定の質の確保された住宅を提供する使命を担っておりますことから、既設市営住宅につきましては今後も適正な維持管理に努め、提供を続けることといたします。  なお、計画の策定に際しまして、公営住宅等ストック量の推計に当たりましては、平成二十八年に作成されました国土交通省のストック推計プログラムを活用することとされており、この計画におきましても、これにより推計を行っております。これに基づく将来見通しによれば、市営住宅の入居対象世帯であります著しい困窮年収未満世帯に対応した市内の借家住宅、これは公営、民営含めてです、のストック量は、将来的にも確保されていることが確認されました。このことから、令和三年から令和十二年度までの本計画の期間におきましては、市営住宅の新築事業等は当面必要ないものとして計画を作成しております。  市営住宅の入居対象世帯であります著しい困窮年収未満世帯及び対応する住宅の将来ストック量の推計結果につきましては、ページ下段の表のとおりです。  それでは、三ページを御覧ください。  主な改定箇所です。耐用年限未満の市営住宅につきましては、耐用年限までの残りの期間やこれまでの改修周期などから改修計画の見直しを行い、引き続き適切に維持管理を行ってまいります。なお、対象団地は十五団地、四十七棟、八百六十四戸です。  次に、耐用年限が過ぎております市営住宅につきましては、既に耐用年限を経過していることから、退去により空き室となった住宅につきましては、新規入居募集を行ってはおりません。今後は、状況に応じて用途廃止する方針としております。しかしながら、長年住み慣れた入居者の方々に配慮いたしまして、当面はこれまでと同様に適切に維持管理を行ってまいります。対象団地といたしましては、月吉町の一部、藤倉、笠幡団地の三団地でして、十七棟、九十戸です。  次に、借上げ住宅です。貸主であります埼玉県住宅供給公社との契約期間が令和四年九月までとなっておりますが、各種設備等が整備され、高い入居率を維持している状況や、現在の入居者の安定的な住まいの確保の観点から、借上げ契約の更新を行ってまいります。対象団地につきましては、月吉町北団地、二棟、百四十四戸です。  四ページを御覧ください。  新築等事業についてです。将来推計の結果から、本計画期間におきましては事業を見合わせることといたしております。  次に、七、計画に基づく今後の主な事務・事業の実施です。  今後は、計画に基づき、各種事務事業を進めてまいります。その主なものといたしましては、建物の長寿命化に向けて外壁、屋上防水等外部改修工事を計画的に実施してまいります。なお、令和三年度につきましては、的場団地二棟の改修を実施いたします。借上げ住宅であります月吉町北団地につきましては、二十年間の契約更新に向けた協議を行ってまいります。また、空き室改修につきましては、耐用年限までの残りの期間や設備の付帯状況、階数などを勘案いたしまして、修繕等を実施してまいります。  なお、策定いたしました川越市市営住宅長寿命化計画につきましては、クラウドに掲載させていただくよう予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上、大変雑駁な説明ではありますが、川越市市営住宅長寿命化計画の改定について御報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○質  疑 27 伊藤正子委員 計画を一年前倒しで策定したということでよろしいんでしょうか。あと、まだ配られていなくて、これから計画はクラウドでとおっしゃっていましたが、見せていただけるということでよろしいでしょうか。 28 建設部参事建築住宅課長 委員おっしゃいますように、一年前倒しで計画を策定させていただきました。その主な理由といたしましては、やはり長年使用しておりますので、老朽化が進行しているということから、少しでも早く外壁の改修等をし、安全な建物としていきたいということがありますので、前倒しで計画を策定させていただきました。この後、クラウドに全文を掲載させていただく予定です。 29 伊藤正子委員 計画、まだ見ていない状況で質疑させていただくのですが、主にハード面のことについて書いてあるんだと思うんですが、今、日本全体として、住まいを確保するということにすごく力点を置いて支援の活動を行っている状況があって、例えばひとり親の方ですとか生活困窮の方とか、あと最近よく話題に上がっているのは、性的少数の方たちの市営住宅等公営住宅の利用とか、そういう話がよく出てくるかなと思うんですが、あともう一つは、各施設から自立する方に対して、なるべく公営住宅を提供しようという動きがあるかと思うんですが、その辺を取り入れるといいますか、こういうことを聞いているのは、その辺を取り入れていこうと思うと、かなりの数を改修していかないといけないし、予算もかかるのかなと思うんですが、そのあたりいかがでしょうか。 30 建設部参事建築住宅課長 今回策定いたしました長寿命化計画につきましては、主に建物のハード面の整備ということで計画を策定させていただいております。今、委員のおっしゃられました入居者に対する考え方につきましては、現在、国でも様々な施策を展開しているところで、特にセーフティネット住宅の普及については、国でも大分力を入れて今進めている状況です。川越市でも、セーフティネット住宅の登録の件数も大分増えてまいりまして、今後さらに増えたり、入居しやすいような、そういう状況も見えてきているところです。そういったことも含めまして、市営住宅のみならずあらゆる手だてを尽くして対応していくというようなところが今後の展開かと思っておりますので、市営住宅の入居等に関しましても、今後、検討の課題の一つと考えております。 31 伊藤正子委員 セーフティネット住宅につきましては、ぜひ推進していただきたいなと思うんですが、四ページのところで、空き室の改修ということで出ていましたが、現在、年間どれぐらい直せていて、あと、抽せん、希望してもかなわない方というのがいらっしゃるかなと思うんですが、そのあたりの人数、大体分かれば教えていただけますでしょうか。 32 建設部参事建築住宅課長 まず、空き室の改修についての実績ですが、平成二十九年度から令和二年度までで、実際に大規模な改修をしたものについてまず最初にお答えさせていただきます。  平成二十九年度、六室、三十年度、四室、令和元年度は一室、昨年、二年度につきましては二室、これは大規模な改修をしているところです。それ以外に軽易なものにつきましては、管理代行をお願いしております埼玉県住宅供給公社で年間三十から四十の、その年の空き室の状況によりますが、改修をして、年二回の更新の際に提供させていただいているという状況です。  次に、応募状況ですが、全体としては、特に月吉町、先ほどお話ししました借上げ住宅としております月吉町北の住宅におきましては、単身者用としてシルバーハウジング事業をやっておりますので、そちらにつきましては応募倍率が高くて、十倍から二十倍になるようなケースもあります。全体でならしますと二倍前後の応募倍率になってくるかと思うんですが、そういった状況で入居できない皆様がいらっしゃいますので、なるべく多く提供したいとは考えているところです。      (休  憩)      (再  開) 33 伊藤正子委員 ぜひ、なるべく抽せん漏れがないようにしていただければなと思います。  三ページに、耐用年限が過ぎている市営住宅について、住み慣れた家のほうがいいだろうということで入居者の方に配慮をしていますというようなことが書いてあるんですが、確かにそうだろうなとは思うんですが、耐震ですとか安全面は大丈夫なんでしょうか。可能であれば、金額の差はあるのかなと思うので、簡単にはいかないと思いますが、移り住むみたいなことは難しいんでしょうか。 34 建設部参事建築住宅課長 こちらの団地につきましては、昭和四十年代前半に造っておりますので、大変老朽化している状況です。現在の状況ですが、既に空き室となっている部屋につきましては、今まで住んでいる方が退去して以来、修繕を行っておりませんので、老朽化が進んでいる状況です。一方で、今入居されている方のお部屋につきましては、やはり老朽化しておりますので、いろいろな不具合ですとかといったところでお問合せをいただいておりまして、現在は、それをその都度修繕等を行いながら住んでいただいているという状況です。  あとは、こちらの建物につきましては、今後、いずれは住み替え等のお話もさせていただく必要があるかと思いますが、本計画におきましては継続使用すると。現段階では一定の安全性を確保しておりますので、現段階では入居を続けていただくということにしております。ただし、今後五年後にまた見直し等を考えておりますので、その際には、状況によりましては、他の近隣の団地に住み替えていただくですとか、そういったことも視野に入れて五年後の改定はしていきたいなと考えているところです。 35 伊藤正子委員 ぜひうまく活用していただきたいなと思います。修繕はいろいろされていると聞いているんですが、寿町の団地とか、雨漏りの訴えがすごく多くて、皆さんいろいろ住み慣れた我が家で大事に住みたいという御意向もあるみたいなんですが、苦労されているようなので、計画に沿って進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。      (質疑終結)      (休  憩) ○休憩中、視察を要する箇所の現地視察を実施した。      (再  開)  ─────────────────────────────────── ○議  題  議案第六八号 川越市農業ふれあいセンター改修整備工事請負契約について ○提案理由の説明(産業観光部参事兼農政課長) ○質  疑 36 須賀昭夫委員 何点か質疑させていただきます。
     まず、大屋根について伺いたいんですが、こちらに基礎工事が杭基礎と書いてあるんですが、どのような工事なのか具体的に御説明いただけますか。 37 建設部参事建築住宅課長 大屋根広場の新築工事のうちの杭基礎について御説明させていただきます。  こちらにつきましては、地盤調査等の結果から、約二十七メートルの鉄製の交換杭を十本ほど埋設する予定となっております。実際、二十七メートルというのは長い杭ですので、これを予定では五分割程度にして搬入しまして、それをつなぎながら現場で施工するということになっています。配置といたしましては、柱の下にそれぞれ一本ずつ埋設するというような形となっております。 38 須賀昭夫委員 そうしますと、これはあくまでも地面の基礎をつくるための杭であって、その上はまた別の柱が来る、それで、その杭と同じ本数の柱が上に立つということでよろしいですか。 39 建設部参事建築住宅課長 すみません、ちょっと御説明が不足していました。  まず、施工の段階では、交換の杭を先に施工しまして、その後、コンクリートの基礎を打設しまして、その上に鉄骨造の大屋根の構造が上に立ってくるというような形となっております。同じ鉄製の材料になりますが、まず最初に杭を埋設し、コンクリートの基礎を介して、上に構造体である鉄骨造の建物を乗せる構造になっております。  すみません、ちょっと説明が足りませんでした。柱の数と杭の数は同じ位置、同じ配置となっており、同じ本数です。 40 須賀昭夫委員 あと、ちょっと心配なんですが、こちら当然、屋根ということで雨をよけることには適しているかと思うんですが、吹き抜けなのですごく風通しがいいんだとは思うんですが、近年、台風など非常に強い風が吹く場合があります。これに対する安全対策というのは十分確認されているのでしょうか。 41 建設部参事建築住宅課長 こちらの建物につきましては、構造計算の段階で、公共施設ということもありますので、構造計算上は一・二五倍の安全率というか、重要度係数といっていますが、そういった係数を掛けて構造計算をしております。それから、今回、屋根で使う材料につきましては、大型、断面が折り返すような形の屋根の断面形状の屋根材なんですが、やや大きい建物で、大規模な建物で使うような材料で、溶接なりボルトの固定なりで堅固に固定する形となっておりますので、一定の基準を満たしていると。下からの吹き上げに対しても吹き飛ばないような構造は確保しているということで設計させていただいております。 42 須賀昭夫委員 続いて、ちょっとこちらの営業、ソフト面に関して伺いたいんですが、私、こちらは市の直営でスタートすると伺っているんですが、バーベキューとか、あとカフェの部分もあると思うんですけれども、こちらは業務委託か何か考えていらっしゃるんでしょうか。 43 産業観光部参事兼農政課長 運営に関する部分ですが、カフェですとかバーベキューについては、非常に民間の創意工夫というところが求められるところというところは認識しているところです。ただ、当面、直営で運営する中で一部業務委託というところも検討している中で、そういったことも含めて今後検討してまいりたいと考えております。 44 須賀昭夫委員 そうなりますと、別に市がどうこうということではないんですが、内部だけでやっていて、ちょっと柔軟な発想ですとか発案ですとか、あと実施に向けてちょっと不安な面もあるのかなと私自身思ってしまうんですが、そのあたりはいかがですか。 45 産業観光部参事兼農政課長 まず、直営に対する考え方といたしまして、川越市として、これまで三十年にわたり、農業体験ですとか、地元と連携した農業祭などを行ってきた実績があります。グリーンツーリズムの拠点として整備するに当たって、情報発信というのは非常に重要な役割を担っていると。その中で、これまでの実績ですか、農業者ですとか農業団体とのつながりなど、非常にそういうことを考えた場合に、市が行う強みもあるというふうに考えております。 46 須賀昭夫委員 今、情報発信と伺いましたが、具体的にどのような形で情報発信はされているおつもりでしょうか。 47 産業観光部参事兼農政課長 情報発信ですが、今想定している部分につきましては、先ほど申し上げたとおり、重要な役割を担う一つであると認識している中で、例えば、芋掘りやイチゴ、ブドウ狩りなどの観光農園についての情報発信のほかに、農業に関するイベント、また季節の野菜の直売の情報など、そういったグリーンツーリズムに関する情報を収集、発信していくことを想定しております。 48 須賀昭夫委員 内容は分かったんですが、その方法というのが、例えばインターネットですとか紙媒体ですとか、そういうところをちょっと伺いたいんですが。 49 産業観光部参事兼農政課長 発信の方法ですが、まず、改修整備いたします農業ふれあいセンターのエントランスホールに展示をしたりですとか、また、平成三十一年四月に、蔵inガルテン川越グリーンツーリズム推進協議会という団体が立ち上がっております。こちらは、川越市が事務局としてグリーンツーリズムに関わる連携を図っているところですが、そういった協議会との連携を通じて、委員おっしゃるようなホームページですとか、そういうものを積極的に活用するというところも想定しています。 50 須賀昭夫委員 最後に一つだけ伺います。  こちら、建物の改修工事に約三億一千八百万円ぐらいですか、農業ふれあいセンターの全体で、今回、財源もかなり苦しい中で五億八千万円程度かけるということですが、ぜひこちら、グリーンツーリズムの拠点として長期にわたって効果的に活用してほしいとは思うんですが、何か今の段階で具体的に施策ですとかプログラム等、考えていることがあればお聞かせいただければと思います。 51 産業観光部参事兼農政課長 プログラムと施策等についてですが、先ほど申し上げました情報発信のほかに、農業体験のプログラムの充実が大変重要であると考えております。現在も、農業体験、食体験、自然観察などのプログラムを行っているところですが、例えば農業体験につきましては、収穫体験だけではなく、田植えから稲刈り、脱穀、もみすりですとか、そのような農業の工程を楽しんでいただけるような、そういったプログラムを検討していくことも大事かなと考えております。  また、農業ふれあいセンターに来訪していただいた方が市内の観光に足を向けていただけるような情報の提供とか、そういうことも大変重要になってくると思いますので、様々な方法で周辺の施設との連携を図りながら進めていきたいということを考えております。  また、先ほど申し上げましたグリーンツーリズム推進協議会につきましても、これまでの活動の実績といたしまして、在日外国人モニターツアーの実施や、農業体験インストラクターの養成など様々なことに取り組んでいる実績がありますので、やはり協議会との連携を図っていく中で、効果的な対応ができるように考えていきたいと、そのように考えております。 52 須賀昭夫委員 大変期待しておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。これで終わりにします。 53 中村文明委員 先ほど現地視察をさせていただいて、改めて気づいたところがあったので、何点か質疑をさせていただきます。  まず、調理室を改修後はアイランドキッチンテーブルを設置するなどすると思いますが、既存の過去機械は、そのまま使用するということでよろしいんでしょうか。 54 産業観光部参事兼農政課長 既存の施設についてですが、調理室につきましては、今現在、既存の施設はありませんので、改めてアイランドキッチンを整備いたします。既存の施設がありますのが、農産加工室の回転釜になっています。こちらにつきましては、老朽化が進むため回転釜は更新する予定です。 55 中村文明委員 更新するということなので、新しく設置をするということでよろしいでしょうか。 56 産業観光部参事兼農政課長 そのとおりです。 57 中村文明委員 もう一点です。  先ほど御説明していただいた研修室というところに、男子浴室、女子の浴室等できると思いますけれども、現在のこの室内よりかは多少狭まるということでよろしいんですか。廊下が延長されると思いますが、その分小さくなるということでよろしいんでしょうか。 58 産業観光部参事兼農政課長 改修後の広さですが、現在の研修室兼視聴覚室とほぼ同じ広さです。 59 中村文明委員 ほぼ同じ大きさということですが、廊下が延長されていないですか。 60 建設部参事建築住宅課長 すみません、工事に係ることなので、私から説明させていただきます。  もともとの先ほどお話をさせていただいたあの部屋の大きさ、あれは丸々今回のシャワー室ですとかシャワーブース、それから浴室に改修する予定です。一部、今の廊下側突き当たりを御覧いただいたと思うんですが、その部屋の中に、男子用、女子用という二つに分ける必要がありますので、浴室、シャワーブース用の廊下となります。 61 中村文明委員 理解しました。  最後に一点なんですが、多目的ホールの床は改修ということで御説明があったんですが、天井と、また壁等、どのような工事をするのかお伺いしたいと思います。 62 建設部参事建築住宅課長 多目的ホールにつきましては、床がフローリング上になっていたと思いますが、あちらにつきましては磨き直しをしまして、塗装し直しということで考えております。壁、天井につきましては、ほぼ今の状態のままという形になるかと思います。 63 中村文明委員 壁と天井に関しての耐震性というか、安全性というのは確保されているという認識でよろしいですか。 64 建設部参事建築住宅課長 こちらの建物につきましては、平成元年度に完成しておりまして、建築基準法施行令の改正が昭和五十六年にありまして、それ以降の新耐震基準の構造の建物になっております。ですから、一定の耐震性は確保されておりますので、今回、特にそういった目での改修はしなくても耐震性は確保されていると理解しているところです。 65 伊藤正子委員 改めてなんですが、この工事はどんな計画に基づいていて、どういう補助金を使って、助成金というんですか、やるのかというのをお聞かせください。 66 産業観光部参事兼農政課長 まず、本計画ですが、こちらにつきましては、平成二十八年一月に策定されました川越市まち・ひと・しごと創生総合戦略に位置づけのある八つのプロジェクトの一つで、農業ふれあいセンターを中心に、伊佐沼や田園など周辺の自然的景観や農業とのふれあいをコンセプトとしたグリーンツーリズムを推進するものとして整備する目的です。  続いて、補助金ですが、こちらにつきましては、農山漁村振興交付金というものを国費として充当しています。 67 伊藤正子委員 蔵inガルテン川越グリーンツーリズム拠点整備計画を見ると、二〇二〇年度でオープンとスケジュールのところに書いてあるんですが、遅れた理由というのは主にどういうことでしょうか。 68 産業観光部参事兼農政課長 遅れた理由ですが、一つには、実施設計の段階で、改修いたします農業ふれあいセンターにアスベストの関係がありましたので、そちらの調査と、もう一つの原因といたしましては、センターから排水される汚水について、公共下水道管へ接続するということで排水計画の変更があったものです。 69 伊藤正子委員 今、計画と補助金と遅れについてお伺いしたのは、現在、農業ふれあいセンターが新型コロナウイルス感染症ワクチン集団接種会場になっているかと思うんですが、そういうふうに工期を遅らせても助成金が出るのであれば、もう半年とか一年とか後ろに計画期間をずらして、なおかつ交付金を活用するということが可能かどうかというのを知りたいんですが、分かりますか。 70 産業観光部参事兼農政課長 今回の充当しております国の交付金につきましては、本計画に係る事業計画の期間が令和元年から令和三年度の三年間とされております。基本的には、この交付金の計画につきましては、延長は原則認めないという中で、認められるケースといたしましては、災害等があった場合にそういった協議は可能であるというところでしたから、今回計画している上で、三か年で整備する必要があったということです。 71 伊藤正子委員 災害という定義になってしまうと、今回のこのコロナがよく災害に似ているとは言われますが、災害扱いにはなっていないので、なかなか難しいのかなとは思いますが、例えば平日ですとか夜間も自由自在に使えるとか、選挙の投票所にもなっていないと思いますし、今日見せていただいたとおりで設営も要らないでそのまま置いていけるですとか、そういうことを考えると、蔵inガルテンの目的が人口減少と地域経済縮小の克服ということですが、やはりそれはコロナの予防があって成り立つものだと思うので、そのあたり所管課としてどういうふうに思うかとか、あと、こういうことについて検討したりとか、ワクチン接種対策室に工期をどういうふうにしたらいいかとか、そういうことの相談とか情報提供とかはされたんでしょうか。 72 産業観光部参事兼農政課長 まず、計画に対する考え方です。今回、三カ年による整備というのは、国の交付金というのは大変財源にとって大切なものであるという中で、計画期間の延長ができなくなった際に交付金が逆に受けられなくなるということを避けるためにも、やはり計画期間内での事業の実施というところは重要視させていただいたところです。  また、ワクチン接種対策室とのコロナの情報交換につきましては、関係課のほうとワクチン接種について、できるだけ可能な限り期間が取れるような情報提供ですとか、そういう施設の利用については情報交換をする中で進めてまいりました。 73 伊藤正子委員 今回、提示されている工事の金額もかなり高額なので、交付金を使うということはすごく大事だと思いますし、工期は延ばせないということだったので致し方ない部分もあるのかなと理解させていただきました。  続いてなんですが、先ほど現地見させていただきまして、入り口ですとか、あと障害者用というか、多目的トイレの設置とかも既にされていて、バリアフリーの観点に配慮されている施設なんだろうなと思ったんですが、川越市障害者支援計画が出たばかりですし、その中には、施設やサービスの利用のバリアをなくしていくことを進めるとあって、川越市の施設としてどのあたりに注意して設計されたのか教えていただけますか。 74 建設部参事建築住宅課長 こちらの建物の設計に当たるバリアフリーに関する考え方ですが、既存の施設であることから、一部なかなか難しいところもありました。その中で、可能な限り障害をお持ちの方が使いにくくならないように、段差をなくすですとか、トイレ等について配慮して設計を心がけさせていただきました。今回、トイレにつきましては、和便器であったりしますので、そういったところの改修ですとか、できるだけ新しい設備を導入する、それから段差をなくす。あとは設備系の部分で申しますと、浴室ですとか、それからシャワーブースといったところもあります。こちらにつきましてもできるだけ段差をなくして使えるようにということで、室内であっても途中スロープで高さ調整をさせていただきながら、そのシャワーブースの直前で段差が生じないような配慮をさせていただいて設計をさせていただきました。既に、造ったのが平成になってからの建物ですので、ある程度、廊下の幅ですとかそういったところについては一定の幅は確保されておりますので、そういったところは既存の幅をそのまま活用させていただいておりますが、設備系を中心に配慮をさせていただいたところです。 75 伊藤正子委員 なるべくバリアフリーで、どういった方でも、障害のあるなしに関係なく使いやすい施設だといいなと思ったんですが、畑に下りるところが段差がありますので、もし可能であれば今後、設計図はもう出てしまっていますが、改良の余地があればお願いしたいなと思っております。車椅子の方が畑に行きたいということはあまりないかもしれませんが、ベビーカーの利用などはあるんではないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。  続いてなんですが、川越市でいろいろな農業が展開していると思うんです。そういう中で、農業と福祉、農福連携ですとか、有機にこだわっている団体ですとか、あと環境への配慮に力を入れている団体等いろいろあると思うんですが、そういった特色を生かして川越市らしい農業の体験とか農業を伝えていくみたいなことを取り入れる予定はありますでしょうか。 76 産業観光部参事兼農政課長 今、委員から御指摘を受けた新しい農業との連携の在り方というところにつきましては、具体的な形は持っているところではありません。しかしながら、今後、どのような連携、取組ができるかというのは、事務研究、調査等を進めてまいりたいとそのように考えております。 77 伊藤正子委員 特に農福連携のところなんですが、今やっているものって、ちょっと体験農業っぽい農福連携だと思うんです。なので、ぜひ本格的な農福連携を行っていただいて、それをほかにも波及するような、市の施設でこういうふうにやったらうまくいきましたよという形で広めていっていただきたいなと思うところと、あと物販ですとか、これからカフェが入るとかそういうお話もありましたが、そういうところで福祉の人たちも携えられるような、清掃とかでもいいと思いますので、そういった配慮をしていただけたらなと思います。  続いてなんですが、多目的室とか会議室を地域の方を含めかなり活用されていたと思うんですが、どういった方たちが利用されていて、今、代わりにどこを使っていて、改修後も継続して使い続けることができるかどうか教えてください。 78 産業観光部参事兼農政課長 まず、各施設における利用者ですが、まず多目的ホールにつきましては、改修後も既存のまま残るというところで、引き続き卓球ですとかバドミントン、バレーなど、そういったことで御利用いただけます。また、今回、和室がなくなるわけなんですが、こちらにつきましては、今まで使っていただいていたのはカラオケの団体ですとか、もしくは体育館利用に伴う体操等で御利用いただいていた経緯があります。これらにつきましても、今後、改修、整備される会議室等での代用は十分可能かと考えておりますので、そちらを有効に利用いただければなと考えているところです。 79 伊藤正子委員 ぜひ使っている方が困らないように配慮をしていただけたらなと思いますし、あと、外の多目的広場もいろいろな方が楽しく使っていて、これからどういうふうに運用されるかによって左右されるかと思いますが、バーベキュー等が始まっても引き続き必要な人が継続して使えるように御配慮いただけたらなと思います。  交通アクセスなんですが、駐車場を整備されたりしていて、主に自家用車を設定しているのかなと思いますが、ほかにはどういう方法を検討されたんでしょうか。 80 産業観光部参事兼農政課長 交通機関についてですが、まず、施設の利用者の状況が、多くの方が自家用車で御利用いただいているというところで、まず駐車場の拡大というところをやらせていただきました。次に、自転車シェアサイクルというところを活用いただけるように、サイクルポートを設置しております。今後も利用状況を見ながら、連携できる交通機関があるかということにつきましては研究してまいりたいと、そのように考えております。 81 伊藤正子委員 シャトルバスもあるかなと思うんですが、現在、四十一系統は新河岸駅とか南古谷駅を通る形で一日四本ぐらいしかないということと、あと自転車という話も出ていましたが、やはり農業体験となると荷物が多いですよね。バーベキューもしたいとなるとより荷物が、手軽にやれる形になるんでしょうが、それでも着替え等いろいろ必要なものがあるのかなと思いますので、そのあたりどういうふうに楽しんでもらえるかというのがすごく人の多い、少ないに関わってくる重要な部分かなと思いますので、御検討よろしくお願いいたします。  最後に、質疑でも交流人口の話が出ていたかなと思うんですが、交流人口を増やそうというところは、人口の減少が著しい地区ですとか、あとはそういうことが予想される地区で特に盛んにやられているのかなと思いますが、川越市ではあえて交流人口について考えたというのは、どういったことを期待してというか、これからどういうふうに蔵inガルテンを進めていこうということでそういうことを発想されたのか、分かれば教えてください。 82 産業観光部参事兼農政課長 まず、交流人口の考え方です。今回、農業ふれあいセンターを中心としたグリーンツーリズムの拠点といたしまして整備するわけですが、まず、今回充当しております国の交付金につきましても、交流人口を増やすための施設の強化ですとか周辺の販売機能の強化、そういったところを交付金の目的としているところでもあります。交流人口につきましては、あくまでも来訪者、施設を使っていただく方がより多く来ていただけるように、今回のコンセプトであります農と食を楽しんでいただくというところに着目いたしまして、多くの方に施設を使っていただくと。また、その来訪していただいた方が周辺の農産物直売所ですとか伊佐沼庵を御利用いただくことで周辺の経済の活性化につなげていければと期待しているところです。 83 伊藤正子委員 ぜひ皆さんに楽しい施設となるようにお願いしたいと思います。川越のことですとか、川越の基幹産業である農業のことを川越市以外の方に知ってもらうということもすごくいいと思うんですが、市の施設ですので、ぜひ市民の方にも活用していただいたりとか、あと、できれば小中学校の遠足ですとか社会科見学などに、平日の利用ってあまりないような気がしますので、活用していただくとか、いろいろ連携して充実を図っていただけたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。 84 柿田有一委員 何点かお聞きします。  今、交流人口のお話がありましたが、インバウンド部分も含めて、誰が利用するのかというところについてです。当初、インバウンド、計画そのものがまち・ひと・しごとに関わって、インバウンド型で計画をされていた国の施策に親和性の高いものということで計画をされていましたが、当初どおり、市外等のインバウンドの方の利用と、それから市内の方の使うというところあたりの誰が使うのかという計画は、当初、従来どおりの形で想定をするということでよろしいのかしら。あるいは、ここ一年等の状況を含めて、ある程度そこら辺の見通しを見直した部分があるのか、その点、確認のためお伺いしておきたいと思います。 85 産業観光部参事兼農政課長 交流人口の考え方、また施設の利用者等の考え方ですが、まず基本的には、当初計画した目標値にあるとおり、それぞれ農業体験ですとか市民農園、バーベキュー、また周辺施設の利用者の目標の考え方については変更はしていないところです。ただ、委員おっしゃるとおり、今後、社会情勢等々を見ながら、必要に応じて適正に対応していくというところは重要だというところは認識しております。 86 柿田有一委員 承知しました。補助金等の関係もあるでしょうから、あまりそこのところが変わるということはなかろうかなと理解はしたところです。ただ、使われ始めると使われ始める状況が出てくるので、それに基づいて、どういうふうな方向性にしていったらいいのかというのはやりながら考える部分も出るだろうと理解をしておきたいと思います。  先ほど施設を拝見をさせていただきました。設計のあたりのところで少し一点確認をしておきたいと思うんですが、最後、入札結果表を見ると、最低制限価格を下回っての無効部分等があって、結果として比較的予定価格、最低制限価格ギリギリぐらいでの落札となりますが、今回、設計に当たってある程度新しい人件費、先ほど少し言及がありましたが、積算のところの新労務単価ですとかそういったところを反映した上で、この最低制限価格ギリギリということになっても大丈夫だろうという見通しであるのか、ここのところ問題ないのかの点は確認だけ、これは設計の部分だと思いますので、そちらの見解だけお伺いをしておきたいと思いますが。 87 建設部参事建築住宅課長 まず、設計の単価の考え方なんですが、極力新しい最新の単価を採用するように心がけておりまして、本工事につきましては、今年度、四月に適用となる最新の労務費、市場単価、そういったものを採用して積算を行っております。今回、無効となった業者がいらっしゃる中なんですが、大変競争性を持って入札していただいたということだと思いますが、おおむね標準的な九〇%程度の入札結果となりました。この金額につきましては、詳細については各社のノウハウで積算したことと思いますので、詳しいところまで把握しているところではありませんが、おおむねこれまでの各社の経験ですとか実績、協力会社との関係をもって積算して入札していただいたと把握しておりますので、適正に工事が進めていただけるものと考えているところです。 88 柿田有一委員 分かりました。  現在、様々な建設工事全般に言えることなんですが、災害対応が多くなってきて、この先、土木の仕事はすごく多くなるだろうと見込まれますが、建築系の仕事というのは比較的、それに比べて量がバランスがどうなってくるのかなというのと、市内のこれぐらいの工事のできる事業者との関係で、そこら辺の動向が非常に気になるところだと思うんですよね。先ほど競争性がという話がありましたが、それぐらい競争しても取りたいというぐらいの状況だろうと思うので、このあたりの動向、今回はうまくこういうふうになりましたが、場合によっては不調不落などがいろいろな工事に影響するようなこともありますし、動向についてはぜひ注意をして見ておいていただけるとありがたいと思います。  最後、一点、使い方の部分についてお伺いをしておきたいと思うんですが、この施設、地域の東後楽会館の関連で少しお話があって、代替の機能が幾らかでも入るのか、入らないのか、本会議でも議論がありましたが、高齢者いきがい課ですとかそういった形も検討だとか考え方の中に入ってもともとの計画がつくられたのかどうかというところの部分でした。施設を見させていただくと、特に東後楽に関しては、温浴施設の部分はあるんですが、フリースペースで気軽に寄って使う、例えば将棋を指しに来るみたいな使われ方があり得るのかというところで、地域のそういった方々が使えるような検討、あるいは機能等、その点の考え方ですとか、フリースペースは空いているスペースの使い方が今後だろうと思いますが、併せてどういうふうに考えられているのか確認のためお伺いをしたいと思うんですが。 89 産業観光部参事兼農政課長 施設の利用の方法についてですが、今、委員おっしゃるとおり、この施設につきましては、その周辺の方、これは子供からお年寄りの方まで使っていただける施設、そのように認識しております。ですから、コミュニティスペースをはじめ会議室等々いろんな施設ありますので、そこは地域の方、施設を利用する来訪者ということに限らず、地域の方々にでも有効的に御利用いただければと、そのように考えております。 90 柿田有一委員 ぜひよろしくお願いします。 91 小野澤康弘委員 それでは、何点か確認させていただきたいんですが、先ほど現場で、現地視察のところで建物も見させていただいたんで、ちょっと建物の工事の関係から少しお話を確認したいんですが、今回、床面積が千八百二十五・〇六平米ということで、かなり鉄骨の平屋建てというお話がありました。ちょっと気になったのが、屋根の面積が非常に大きい建物であるということは御理解しているんではないかなと思うんですが、そもそも今、現状の屋根材というのはどんな屋根材なんですか。 92 建設部参事建築住宅課長 現状、屋根材は新築当初の材料をそのままでして、鋼板製の屋根をふいていると、そういう状況です。状況といたしましては、やはり近年の集中豪雨等ありますので、そういった際には部分的に雨漏りが生じているような、現状としてはそういう状況になっております。 93 小野澤康弘委員 今、鋼板製と言いましたが、表面に出ている屋根材は何ですか。 94 建設部参事建築住宅課長 鋼板製ですので、表面は塗装がされております。当時、耐光性のある塗料ということで、塗装された鋼板を加工して設置したものです。 95 小野澤康弘委員 ちょっと見た目がコロニアルかなと思ったんですが、では、コロニアルではないということでよろしいですか。 96 建設部参事建築住宅課長 コロニアル風に見えるんですが、鋼板製の屋根をふいたものです。 97 小野澤康弘委員 ちょっとコロニアルかなと思ったので確認させてもらったんですが、通常、鋼板においても、屋根の寿命ってありますよね。寿命というのは大体どれぐらいで考えていらっしゃるんですか。 98 建設部参事建築住宅課長 こちらにつきましては、一般的な鋼板を使用しておりますので、通常で考えますと十五年から二十年程度で何らかのメンテナンスが必要なものになってくるかと思います。ただ川越市の場合ですと、状況に応じまして二十年から三十年程度で改修をしているというのが現状だと思います。 99 小野澤康弘委員 本会議の中でも確認をされていましたが、平成元年の建物で、現状、建設後三十年経過しているということで、全体的に劣化等の調査を行い、商材の選定を行ったということでありますが、現場へ行きましたら、やはり雨漏りの跡、また多目的のところでいきますと、既にタオルが敷いてあって床が濡れているような状態だったことをちょっと確認させてもらったんですが、通常、屋根ということになると、ふき替えの時期ということがあるんですが、それは今回は、本会議の答弁ですと、まだこれからあと三十五年ですか、六十五年使用するというような御答弁だったかと思うんですが、まだまだこれから三十年以上使用していくに当たって、屋根のふき替えということに関しては、今回は施工の設計の段階では議論はあったんでしょうか。 100 建設部参事建築住宅課長 申し訳ございません。先ほどの発言、一部訂正させていただいてよろしいでしょうか。私、鋼板製と申しましたが、一部ひさしのところが鋼板製でして、大屋根の部分につきましては、委員おっしゃるようにコロニアルの材料です。今回新築いたします大屋根につきましては、鋼板製です。すみません、私のほうでちょっと頭が混乱しておりまして、答弁を間違えました。改めておわびして訂正させていただきます。大屋根につきましては鋼板製です。それから、農業ふれあいセンターの本体の建物の一部ひさしにつきましては鋼板製ですが、大きな屋根の部分につきましては、委員おっしゃいますようにコロニアル風のスレートの屋根となっております。すみません。まずはおわびして訂正させていただきます。 101 小野澤康弘委員 多分コロニアルではないかなと思って見ていたので、ああいう鋼板製もあるのかなと思って今、答弁を聞いていたんですが、逆に、カラーベストコロニアルの寿命というのはどれぐらいと認識されていますか。 102 建設部参事建築住宅課長 こちらのコロニアルの耐久性ですが、状況により十五年、二十年程度でやはり同じように表面の塗装をやり替えるですとか、割れている部分を改修するですとかというのが必要になってくるケースが多いようです。 103 小野澤康弘委員 私もそこまで専門ではないんですが、屋根の施工というのは下地は大体防水シートか鋼板なんですが、その寿命のほうがどちらかというとコロニアルよりかは多分短いと思うんですよね。そうなったときに、今回、コロニアルがもう既に三十年を経過しようとしている屋根材ですので、一般的に言うと、コロニアルってやはり三十年ぐらいが寿命と言われていると思うんですよね。そういう中で、今回、現状でそれを維持していくという中で改めて聞きますが、ふき替えという議論は設計の段階ではなかったんですか。 104 建設部参事建築住宅課長 本工事の設計に当たりまして、屋上屋根部分、十分に調査をさせていただきました。今回、この建物につきましては、比較的ひび割れ等少ない状況でした。確かに表面は少し黒ずんでおりまして、汚れが出ております。部分的に先ほど雨漏りも生じているというお話させていただきましたが、その雨漏りの原因というのが、屋根部分のコロニアルが破損して雨漏りが生じているのではなく、軒どいの部分等で、やはり集中豪雨による大きな水が大量にたまったときに、それがはけ切れなくて中に水が漏れてしまうというような現象が確認されました。ですから、今回の改修工事に当たりましては、いろいろな調査の結果、そういった軒どい部分の補強と、それから今、確かに汚れてはおりますが、ひび割れは少ないようなコロニアルの健全な状態がありますので、表面を強化するような塗膜の防水をかけさせていただき、耐久性を持たせるということで検討させていただきました。 105 小野澤康弘委員 調査の結果はよく分かりました。ただ、通常考えますと、コロニアルというのは多分、水は通さないと思うんですよ。ただ、水は通さないが、水は吸いますよね。重ね張りで張っているところに、どういう塗料か分かりませんが、それを上塗りするわけですよね。その塗る材料というのはどんなものを塗るんですか。 106 建設部参事建築住宅課長 こちらは一般的に塗膜防水と言われている材料で、そういったコロニアルにも適したものを採用する予定です。表面にただ塗るだけではなく、コロニアルというのは材料自体が、今、委員おっしゃるとおり重ねておりますので、やはり多少の揺れでずれたりします。そういったこともありますので、ネットを張るような形で、そういった揺れにも追従できるような形のコロニアルに適した材料を採用する予定としております。 107 小野澤康弘委員 分かりました。ちょっと重ね張りのところだったので、今言ったように地震だとかずれが生じたときに、単純にウレタン、防水だと大体ウレタンをトップで塗るんだろうと思うんですが、亀裂が入ったりするのでちょっと気になったので、材料がどういうのだか今お答えされておりませんでしたが、調査の結果、そういうことになったんでしょうから、ぜひ安全な、または耐久性がある施工をやっていただきたいと思うんですが、ただ問題として、まだこれから三十年以上使用するということで、先ほどの寿命と、あとメンテナンスの時期を考えたときに、果たしてそんなにもつのかなという気が正直言ってするんですよね。そこは大丈夫なんですか。 108 建設部参事建築住宅課長 今後の、これからまた六十年、六十五年使用する中で、いずれは改修する必要が出てくるかと思います。極力、今ある材料を長く使おうという方針にさせていただいておりまして、また一定年数、防水自体は十五年、二十年使える形になると思います。ただ、その下地が割れてくるだとかそういった症状も出てくると思いますので、仮に下地が、今あるコロニアルにひび割れが生じても中に雨が漏れないような、そういった防水の材料を選定させていただいたところです。ですから、また今後三十年使えるかというと非常に厳しい状況ではあると思いますが、できるだけ長く使っていこうということで考えさせていただきました。実際、構造体は鉄骨造ですので、これについては今後、特別、例えば水に長期間濡れているとかそういった状況がなければ、建物の構造自体は今後も長く使える構造だと思います。ですから、六十年、六十五年という設定は確かにありますが、今後末永く使っていくという意味では、この次の改修のときに全体的な改修をするということで、またさらに延命ができるというようなことも考えられますので、今回は表面の塗装ということで設定させていただきました。 109 小野澤康弘委員 分かりました。  あと、中のちょっと改修について一点だけ、現場でもちょっと課長にもお聞きしましたが、今回、浴槽が二カ所ありますよね、男子、女子と。改めて確認しますが、この浴槽というのは何人ぐらいで想定されているのか、また、浴槽そのものがどれぐらいの水量の立米の浴槽になっているのか。もし分かる範囲で結構ですが。 110 建設部参事建築住宅課長 こちらについては、男子、女子ともに同じ大きさの浴槽を設置する予定としております。実際は、建物に今、浴室の形はありませんので、これをまずは壁等で仕切らせていただきまして、その中にユニット型の浴槽を設置する予定です。すみません、今ちょっと浴槽の容量については手元に資料がないものですから、人数的には五人から六人が使えるような、これは水栓の数で申しますとそういった形になろうかと思います。 111 小野澤康弘委員 分かりました。  では、もう一点なんですが、川越市の施設で、今現状で浴槽等がある施設というのは西後楽会館がちょっと大型の施設がありますよね。ここも男女ともで今、四、五人ぐらいの浴槽を二つ造るということだと思うんですが、今回は現場で見せていただきましたが、市民農園で農園をやりながら、いわゆる土をさわったり、またそういった方たちも入る可能性も非常に高いというようなことだと思うんですが、過去、浴槽がある施設について、今回、給排水については別途工事ということですが、レジオネラ菌の発生で、PFIの施設、もしくは西後楽会館ですか、あと旧東後楽会館もたしかあったと思うんですが、今回のこの浴槽というのは、換え湯なのか循環なのか、そちらは方式は決まっているんですか。 112 建設部参事建築住宅課長 循環する構造ではございませんが、レジオネラ菌の発生等については十分注意して対応していきたいと考えています。工事の完成後、実際に管理する側に十分な説明をさせていただいて対応していきたいと考えております。
    113 小野澤康弘委員 ちょっと気がついたところだけ質疑させていただきましたが、ぜひ浴槽に関しましては、その辺のところは十分気をつけて管理できるような、そしてまた、快適な利用ができるような施設に心がけていただきたいと思います。 114 三上喜久蔵委員 それでは、少しお聞きしたいと思いますが、今までのこの館内の施設から少し変わった点があったんですが、今、浴槽の話も出ましたが、今までのシャワーの利用者というのは、やはり農園を利用している人たちが使っていたということでよろしいでしょうか。 115 産業観光部参事兼農政課長 そのとおりです。 116 三上喜久蔵委員 それから、トイレが男子トイレと女子トイレがあるんですが、これらについても、館内の人はもちろん使っていたんですが、市民農園、それから新たに体験農園も増やしたんですが、それらの人が利用するのはこのトイレということでよろしいんでしょうか。 117 産業観光部参事兼農政課長 トイレについてですが、農園等御利用者の方にも利用いただけると、そのように考えております。 118 三上喜久蔵委員 それから、先ほどの質疑の中で、体験インストラクターですかね、体験農園、あるいは市民農園が増えることによって、恐らく農園を利用する人たちがどういうものをつくったらいいかとか、いろんなことを情報提供だとかそういうことをお願いする部分があると思うんですが、その辺のところは今までとどういうふうに変わってくるか、もし変わられるとしたら、どういう人たちを配置するのか、分かっていましたらお願いしたいと思います。 119 産業観光部参事兼農政課長 農業体験インストラクターについてですが、基本的には、今、委員おっしゃるとおり、様々な体験農業に対しての指導というところが主にあるものだと考えております。ただ今回、インストラクターの養成というところに目を向けた場合に、体験する体験農業がより楽しく、スムーズに円滑に進むというその運営の方法についても研修の中で学んでいるところですので、そういったものを今後、体験農園の中に生かしながら、また二回、三回と川越市の体験農園、参加いただけるようなプログラムを活用していきたいと、そのように考えております。 120 三上喜久蔵委員 それから、今まで休館日が月曜日と記憶しているんですが、これからの館内の利用だとかそういったものに対しての休館だとか、そういう施設についてはどうなんでしょうか。 121 産業観光部参事兼農政課長 今後の運営管理についてですが、具体的には今後検討していく必要があるというところです。ただ、今後の検討に当たっては、従来どおりのまず館内の利用方法をベースに検討していく必要があるとは考えております。また、休館日等につきましても、運営方法にもよりますが、館内のメンテナンス、そういったところからも一定の休館日の設定というのは必要ではないかというところも想定しているところです。いずれにしましても、運営の詳細については今後検討していくというところで考えております。      (質疑終結) ○討  論  な  し ○採  決  簡易採決 原案可決      (休  憩)      (再  開)  ─────────────────────────────────── ○議  題  議案第六九号 令和三年度川越市一般会計補正予算(第三号)の所管部分 ○提案理由の説明(建設部副部長) ○質  疑 122 柿田有一委員 二点、確認のためお伺いをしておきますが、まず一点は、今回整備する隧道の部分、あそこを利用して学校に通われるお子さん方がどれぐらいいらっしゃったのか、過去の本会議等での質疑等もあったかと思いますが、改めて確認のためお伺いをしておきたいと思いますが。 123 建設部参事道路街路課長 歩行者の数です。令和元年のデータで大変申し訳ございませんが、歩行者としては百六十一人を確認しております。そのうち児童につきましては百五十人ほどを確認しています。 124 柿田有一委員 この中に自転車で通行される方は含まれるでしょうか。 125 建設部参事道路街路課長 自転車の方の数は別途算定しておりまして、百十五台ということで算定しています。 126 柿田有一委員 分かりました。自転車もいるということで、現場で少しお話をしたんですが、このところ電動アシスト付の自転車に乗られる方が大変多くなっていて、電動アシスト、結構スピード出たりだとかするので、通行の仕方などで注意をしたりだとか、今後考えていることがあれば少しお伺いできればと思いますが。 127 建設部参事道路街路課長 自転車につきましては、自転車を降りていただいて押していただくことで、歩行者と同じ扱いとさせていただこうと考えております。 128 柿田有一委員 結構です。  もう一点は、工事の工法というか、今回追加になったところの部分ですが、改めて、今回補正をしなければならなくなったところの理由、主立ったものはどういうところなのか伺います。 129 建設部参事道路街路課長 補正になった理由です。  補正になった理由ですが、令和元年度九月に隧道の整備に関する予算措置を取りまして、今回、協定を結ばせていただいております。その際、消費税の税率自体が八%ということで計算されておりまして、ここにつきまして、整備もおおむね完了を迎えるところに来まして、おおむね先が見えてまいりましたので、この時期で一〇%の税率に補正させていただくものです。 130 柿田有一委員 補正理由については承知をいたしました。  最後に、現場で工法を少し拝見をさせていただきました。かなり線路ということもあって特殊な工法だということを現場でもお話をされておったんですが、もともと協定をする際にいろいろな工法の話とかというところまで踏み込んで話をされた経緯があったのか。今ここまで進んでいる段階であれなんですが、確認のためちょっとお伺いをしておいてよろしいかしら。 131 建設部参事道路街路課長 工法についてということですが、基本的には、今、既存の軌道敷、その下を通るということで、基本的には鉄道事業者の工法ということで選定はさせていただいたところではありますが、その内容につきましては市のほうでもよく説明を受けて、内容を確認した上で今回の協定に至っているところです。 132 柿田有一委員 分かりました。なぜお聞きしたのかというと、特許も関わる技術だということで、ぱっと考えると、そういった高度な技術なので、費用は高くなると印象を受けたので、少し技術誌をぱらっと見たら、この工法により費用が二〇%低減できますみたいなそういうような記載もあったので、必ずしも専門的だから高いということではないんだろうなと思うんですね。なので、協定の範囲ですので、あまり費用が高い、安いという話にはならんと思いますが、どうしても専門的な部分になると、とはいえ公ですから、どこまでそこのところ立ち入れるかというのは、今後、PFIやら何やらでもいつも出るんですが、専門的で向こうにお任せということだけではなくて、こちらできちんとチェックできるように、ここら辺は市の技術の面も必要になってくると思いますので、担当セクションにおいてはきちんと技術的な能力を養っていただきながらチェックをして対応していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。      (質疑終結) ○討  論  な  し ○採  決  簡易採決 原案可決  ─────────────────────────────────── ○閉会中の特定事件については、地方自治法第百九条第八項の規定による継続審査  とすることに決定した。 ○閉  会  午後四時十九分 Copyright © Kawagoe City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...