川越市議会 > 2020-09-18 >
令和2年 保健福祉常任委員会 会期中(第1日・9月18日)本文
令和2年 産業建設常任委員会 会期中(第1日・9月18日)本文

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  1. 川越市議会 2020-09-18
    令和2年 保健福祉常任委員会 会期中(第1日・9月18日)本文


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    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 △案件  所管事項の報告について  議案第 八〇号 令和元年度川越市一般会計歳入歳出決算認定についての所管部          分  議案第 八一号 令和元年度川越市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定          について  議案第 八二号 令和元年度川越市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認          定について  議案第 八三号 令和元年度川越市歯科診療事業特別会計歳入歳出決算認定につ          いて  議案第 八四号 令和元年度川越市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定につ          いて  議案第 八五号 令和元年度川越市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入          歳出決算認定について  議案第 九二号 川越市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準          等を定める条例等の一部を改正する条例を定めることについて  議案第 九三号 川越市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める          条例の一部を改正する条例を定めることについて  議案第 九四号 川越市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関          する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることにつ
             いて  議案第 九七号 令和二年度川越市一般会計補正予算(第九号)の所管部分  議案第 九八号 令和二年度川越市介護保険事業特別会計補正予算(第二号)  ─────────────────────────────────── △会場 市役所 7A会議室  ─────────────────────────────────── △出席委員    委 員 長  小ノ澤 哲 也 議員  副委員長  池 浜 あけみ 議員    委  員  伊 藤 正 子 議員  委  員  村 山 博 紀 議員    委  員  長 田 雅 基 議員  委  員  嶋 田 弘 二 議員    委  員  海 沼 秀 幸 議員  委  員  高 橋   剛 議員    委  員  三 上 喜久蔵 議員  ─────────────────────────────────── △市議会議長    議  長  片 野 広 隆 議員  ─────────────────────────────────── △説明のための出席者             【福祉部】                         部長 近 藤 正 広                副部長兼障害者福祉課長 羽根尾 清 隆                  参事兼福祉推進課長 新 井 郁 江                  参事兼介護保険課長 奥 富 和 也                     指導監査課長 松 原   徹                     生活福祉課長 高 梨 裕 之                 地域包括ケア推進課長 冨 田 雅 子                  高齢者いきがい課長 坂 口 純 一             【こども未来部】                         部長 永 堀 孝 明                副部長兼こども家庭課長 渡 邉 靖 雄                    こども政策課長 北 條 克 彦                    こども育成課長 小 山 勝 則                       保育課長 富 田 広 之                     療育支援課長 佐 藤 昌 美          療育支援課児童発達支援センター所長 佐久間   健             【保健医療部】                         部長 神 田 宏 次               副部長兼国民健康保険課長 松 本 清 一                   保健医療推進課長 野 口 暁 則                  高齢・障害医療課長 内 田 修 弘              保健所副所長兼衛生検査課長 戸 田 浩 美                     保健総務課長 小谷野 和 久                     保健予防課長 波田野 泰 弘                  食品・環境衛生課長 荻 野 将 信                     健康管理課長 堀   尚 吾                  健康づくり支援課長 佐 藤 尚 美             【環境部】                         部長 福 田 忠 博                 副部長兼環境政策課長 高 橋 宗 人                  参事兼環境対策課長 山 崎   茂                  産業廃棄物指導課長 清 水   潤                   資源循環推進課長 波 立 浩 一                     収集管理課長 矢 島 英 也                     環境施設課長 藤 田 雅 司  ─────────────────────────────────── △事務局職員                      議事課主査 内 田 正 英                      〃     中 村 悟 史  ─────────────────────────────────── ○開  会  午前九時五十七分      (休  憩)      (再  開) ○議  題  所管事項の報告について      (休  憩)      (資料配布)      (再  開)  川越市霞ケ関東老人デイサービスセンターの今後の在り方について ○報告説明 2 福祉部参事兼介護保険課長 それでは、福祉部介護保険課で所管しております川越市霞ケ関東老人デイサービスセンターの今後の在り方について御報告申し上げます。  報告内容といたしましては、当該センターにつきまして、施設を取り巻く近年の状況を鑑み、施設の在り方に関する検討結果です。  まず一点目に、施設の概要です。  当該施設は、川越市立霞ケ関東小学校の平成八年当時の余裕教室、当時は音楽教室でした。これを転用したものです。当時、介護保険制度はまだございませんでしたので、高齢福祉サービスは措置制度により行政側が判断決定しておりました。そういった状況の中、平成八年に老人デイサービスセンターを設置したものです。現在提供しているサービスは、指定管理者による介護保険給付デイサービスと、業務委託による、要介護認定等を受けていない高齢者を対象とした市単独事業の生きがい活動支援通所事業を実施しております。  次に、二点目の現状です。  市内のデイサービスにつきましては、民間事業者の参入により充足傾向にあり、公設によるサービス提供の必要性が低下している状況です。その一方で、霞ケ関東小学校において学童保育に対する需要が高まっており、さらなる整備が求められている、そういった状況です。  最後に、三点目の検討結果です。  今申し上げました現状、また現にサービス提供を受けている利用者への対応、移行期間等を考慮し、当該センターとしての活用を令和三年度末までとし、その後は学童保育室として活用する予定です。  以上、川越市霞ケ関東老人デイサービスセンターの今後の在り方につきましての御報告とさせていただきます。よろしくどうぞお願いいたします。 ○質  疑 3 伊藤正子委員 何点か確認をお願いします。  御説明の中では、現在、デイサービスは充足傾向にあって、公設によるサービスの必要性が低下しているということなんですが、ここがなくなってしまうと、公設のデイサービスが全くなくなってしまうと思うんですが、そのあたりで利用される方に影響が出るということはないんでしょうか。 4 福祉部参事兼介護保険課長 現在、市内のデイサービスの事業所につきましては、九十七の民間事業所がございます。公設として行っているのは霞ケ関東デイサービスセンター一カ所で、民間の事業所は九十七あるという状況です。  また、サービスの提供の見込みにつきましては、介護保険の事業計画によりますと、令和二年度の見込量としましては、これは通年ベースですが、約五十四万八千回の利用ということで見込みを立てているところですが、デイサービスの定員が一日当たり約二千三百あるという状況を勘案しますと、現在供給できるデイサービスの量といたしましては、約五十八万七千回供給できます。つまり、供給量が見込み量を上回っている、そういった状況にあることから、影響としましては、それほど大きな影響はないものと考えております。 5 伊藤正子委員 それは、デイサービスの話だと思うんですが、要介護認定等を受けていない高齢者を対象とした生きがい活動支援通所事業の影響は大丈夫でしょうか。 6 高齢者いきがい課長いきがい活動支援通所事業につきましては、平成十二年度から実施しております。現在、総合福祉センターのオアシスと、今回の霞ケ関東老人デイサービスセンターの二カ所で実施しております。対象者は、六十五歳以上の方のうち、要介護者、あるいは要支援者の認定を受けていない、家に閉じこもりがちで、生きがいのある生活を営むのに支援を必要とする方を対象としております。週に一回の利用となりまして、送迎付き利用料として六百円がかかる、そういった事業です。  この必要性ですが、先ほど介護保険デイサービスについては九十七カ所というお話がありました。この事業につきましても、介護保険の総合事業で類似の事業を行っておりまして、現在、八十カ所を超える民間の受皿が見込める状況です。そういったことも含めまして、いずれにいたしましても、この霞ケ関東の老人デイサービスセンターがなくなる場合、そこで委託されているこの生きがい活動支援通所事業についても、実施は困難になると考えております。老人デイサービスセンターの廃止の際に、利用者の方も一緒に活動しておりますので、今後の在り方について、周知が同時期にできるように努めてまいりたいと考えております。 7 伊藤正子委員 総合事業で八十カ所受け入れられるということだったんですが、料金は変わらないんでしょうか。 8 高齢者いきがい課長 現在の生きがい活動支援通所事業につきましては、実費負担の六百円のみ、昼食代になりますが、かかっております。一方、総合事業につきましては、要支援者の一の方が千六百四十七円、加えて一回当たり六百五十円の食費がかかります。また要支援二の方については、三千三百七十円が月額でかかってまいりまして、プラス食費となっております。 9 伊藤正子委員 料金が上がるということと、あと送迎のところ、多分使わないで行っている方もいらっしゃるのかなと思うので、送迎代とか入れると、今まで安くて歩いて行けていた人で、経済的に厳しい方はちょっと行けなくなってしまうのではないかということを心配しています。そこはちょっと個々のケースを見ないと分からないと思うので、お答えは要りませんが、そういうことを心配しています。  あと、デイサービスなんですが、移行期間を設けてあるということなんですが、やはり場所が変わったりとか、何らか環境の変化とかが生じると思うので、その辺に対する配慮みたいなのをもし考えていらっしゃるようであれば教えてください。 10 福祉部参事兼介護保険課長 移行期間につきましては、当該センターにつきましては、条例に基づいて設置しているものです。したがいまして、条例の廃止が必要になってくると認識しておりまして、そのタイミングについては、なるべく早いタイミングで提案をさせていただきまして、その後、利用者の方への丁寧な説明を一定期間かけて、不利益が生じない形で、川越市、また指定管理者とともに対応してまいりたいと考えております。 11 伊藤正子委員 不利益が生じないようにと言っていただけたので、特に生きがい活動支援通所事業の方、そんなに何人もいらっしゃらないと思うので、そういった方が新たに自分の生活の許される範疇で楽しみがなくならないような配慮をしていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 12 長田雅基委員 私からも質疑させていただきます。  公設のデイサービスの必要性が低下しており、今後廃止するということだと思うんですが、高齢者も増え要介護者も増えている現状で、それと同時に民間の事業者も増えているから、先ほど御答弁の中でも、一回一日当たりの受皿に関しては足りているというお話がありました。その中で、実際に利用者ですとか介護者、要支援者の方たちの必要性というか、ちゃんとサービスまでつながっているのかというところを確認させていただきたいんですが、例えば待機者ですとか、あとはそのほかいろいろ様々な理由で、そこまでちゃんとデイサービスのサービスが利用できない方なんかというのは把握されているんでしょうか。 13 福祉部参事兼介護保険課長 サービスがちゃんと提供を受けられているのかという部分ですが、実は当該霞ケ関東老人デイサービスセンターにつきましては、利用者の中に、東日本台風による被災した施設において利用していた方が何人かいらっしゃいます。一方で、その被災した施設につきましては、現在、災害復旧を進めているところで、令和三年度末には新しい施設が完成する予定です。また、当該施設については、デイサービスも併設することとしております。  したがいまして、そういった部分でいきますと、被災された方々、事業所の変更を余儀なくされてしまったわけですが、最終的には令和三年度末には新しい施設においてのサービスの提供が受けられるものと考えております。 14 長田雅基委員 若干質疑の意図と違ってたなと感じたんですが、要介護認定された方は、しっかりとサービスまでつながっているかなという状況を確認したかったんですが、地域包括ですとか、差し伸べるというか、こちら側からサービスの提供をしっかりと説明した上で、御家族も理解した上でサービスの支援につながっていくと思うのですが、このあたりが、先ほどは受皿はしっかりとしていますということは確認させてもらったんですが、その受皿にしっかりと利用者が充足しているかというか、つながっているかというところを確認させてもらいたいんですが、もう一度、御答弁よろしいですか。 15 福祉部参事兼介護保険課長 大変失礼いたしました。サービスがちゃんと行き届いているかという部分です。サービスにつきましては、これはデイサービス居宅介護サービスになりますので、当然ケアマネジャーという部分で関わっております。またサービス提供する事業所側も当然関わってくるわけですが、そういったケアマネジャーも含めた形で介護サービス全体の事業者を含めて対応、ちゃんとサービスの提供が行われているものと考えております。 16 長田雅基委員 最後に一点だけ確認させていただきます。  小学校内に高齢者施設が併設されているというのが珍しいのかなと感じていて、このあたりの利点というのもあるのかなと思います。他の議員が例えば過去にも一般質問されていましたが、高齢者と子供たちの同じ場所にいるということ、実際にこのあたり、何か交流ですとか、いい影響などというのがあったのかどうか、そのあたり確認させていただきたいなと思います。 17 福祉部参事兼介護保険課長 当該デイサービスセンターにつきましては、一つの特徴といたしましては、小学校の敷地内にあるということで、デイサービスの内容についても、小学校との交流、これが特色であった、そう認識しております。
    18 長田雅基委員 そうなりますと、かなり利点もあるのかなと感じているんですが、このあたり、今後そういった考えですとか、そういった施設ですとか、そういったやり方というのは、今のところは考えているんでしょうか。 19 福祉部参事兼介護保険課長 実際サービスの内容といたしまして、そういった小学校との交流の場というのが一つの特色であったわけですが、今後のサービスの提供につきましては、そういった小学校との関わり、この部分についてはなくなってしまう可能性は大きいわけですが、その代わりとなる部分、機能訓練だったりとか、そういった部分については、実際、今サービス提供している指定管理者側と調整して、サービス提供を対応していきたいと考えております。      (質疑終結)  ─────────────────────────────────── ○議  題  議案第八〇号 令和元年度川越市一般会計歳入歳出決算認定についての所管部分 ○提案理由の説明(福祉部副部長兼障害者福祉課長こども未来部副部長兼こども          家庭課長、保健医療部副部長兼国民健康保険課長、環境部副部          長兼環境政策課長)      (休  憩)      (再  開) ○質  疑 20 嶋田弘二委員 令和元年度主要事業の取組状況調べを参考にして質疑させていただきます。  事業ナンバーの十九の手話言語条例周知啓発事業ですが、これは新規の事業となりまして、手話言語条例制定記念イベントとして小江戸川越手話フェスタが令和二年二月一日に行われたと思うんですが、どのような周知を図って開催まで至ったのかお伺いします。 21 福祉部副部長兼障害者福祉課長 こちらのイベントの周知につきましては、ホームページ、あとはチラシを配布させていただいて、周知に努めたところです。それから団体を通じまして、いろいろなところにお声がけもいただいたという経緯もございます。 22 嶋田弘二委員 開催する場所が、西文化会館メルトのホールで行ったと思うんですが、収容人数が三百四十七席と車椅子用が五席確保されていると思うんですが、先着三百名に対して来場者は二百十八名ということだったんですが、そのことについて、どう捉えるのかお伺いします。 23 福祉部副部長兼障害者福祉課長 こちら、全部の総席数にしますと、恐らく七割から八割、ただ実際には前席を手話の通訳関係ですとか、開催に当たりましては二部の構成でやっていまして、一部は川越市の聴覚障害者の協会の方にろうの文化、簡単な手話を皆さんに覚えてもらうという形で、プロジェクターを使って、そこで映像を流したり、あるいは手話言語条例の動画、そういったものも開催する前の時間でまず流して、開催する前の皆さんが客席に入った状態から手話が身近に感じていただけるような形でまず導入部分から入っておりますので、その部分のスペースとして、前席部分を取った関係上、そのようなお客様の数になった状態です。 24 嶋田弘二委員 また、今後の開催に当たって、発展させていくためにも、開催後の評価、参加者のアンケート調査など行ったのか、それについてちょっとお伺いします。 25 福祉部副部長兼障害者福祉課長 当日会場では、アンケートをさせていただきまして、その中のお答えの中では、満足度としては多くの方に満足をいただけたというイベントになったものです。  当日、会場ではこちらの講演のほかにロビーで、市内で活躍している手話の団体にブースを出していただいて、そこで実際に手話をやってみたいという市民の方に対しても、サークルでの勧誘ですとか、あるいはそこでパネルを通じた活動等、そういった手話をより身近に、どうやって習ったらいいのかとか、そういった質問にも答えていただけるような、そういう環境づくりをして、来場されたお客様には満足をしていただいたのではないかなと考えております。 26 嶋田弘二委員 次に、次回の開催とか、また定期的に開催していくことあると思うんですが、また今、コロナ禍でありますので、今後どう開催していくのか、お伺いします。 27 福祉部副部長兼障害者福祉課長 こちらのイベント自体は、条例施行に伴うということで、回数としては一回ということで考えておるところなんですが、ただ啓発ということですので、当日、ハンドブックというのをつくりまして、それを来場者にお配りしたんですが、そういったハンドブックですとか、リーフレットを使って周知は引き続きやっていきたいと考えております。  あと今年度に関しましては、県との共催みたいな形になるんですが、講習会というのを今予定しておるところです。いずれにしろ、コロナということでなかなかイベントが制限されている状態ではございますが、広報等、またそういったものを使って周知に努めてまいりたいと考えております。 28 嶋田弘二委員 分かりました。  また啓発品として、今回のクリアファイル二千部作成したと思うんですが、今後啓発するに当たって、どのようなものを作成し、啓発をしていくのかお伺いして、最後にします。 29 福祉部副部長兼障害者福祉課長 クリアファイル、それは引き続きまた啓発品としてお配りしていく、ハンドブックの増刷もまた予定しておりますので、そういったものでまた周知を図っていきたいと考えておるところです。 30 嶋田弘二委員 続きまして、事業ナンバーの二十九になります。こちらは、子育て安心施設建設に係る用地取得に関してなんですが、子育て安心施設整備推進に当たって、用地取得となる基準とかというのはあるのかお伺いします。 31 こども政策課長 子育て安心施設整備に係ります用地の選定に関する基準ということです。  用地に関しましては、もともと川越市の土地開発公社が平成七年に取得した用地となっておりました。そちらにつきまして、市の公有地利活用計画、そういった中で活用を検討されていた用地ということで、今回この事業に関して活用するということで方向性を決めたものです。 32 嶋田弘二委員 今まで用地取得に向けて断念、住民の反対等もあったりとかで断念した事例とかというのがあれば、お伺いしてもいいですか。      (休  憩)      (再  開) 33 こども政策課長 現在、こども政策課としましては、いわゆる公設保育園等の設置に関して所管しているところでありますが、所管している中におきましては、そういった過程におきまして、特に反対ということについては、現在のところ私の記憶では把握しておりません。 34 嶋田弘二委員 続きまして、事業ナンバー三十一の三の産前・産後サポート事業についてなんですが、妊娠出産子育てに関する悩み等の解決、不安感・負担感の軽減を図れるよう、訪問型のママサポートや集団型たまごサロンを行っていると思うんですが、またコロナによる感染拡大を懸念しなくてはならない中、今後どのような対策を講じていくのかお伺いします。 35 健康づくり支援課長 産前・産後サポート事業についてです。コロナの流行下の中では、当初こちらの事業は、サロン等の事業でございましたので、中止をさせていただいておりました。ただ、委託先の事業者の方と相談をさせていただく中で、やはりこの不安な時期だからこそ、お母様たち、妊婦さんたちに対して何かできないかという話がありまして、実際にこの委託先の団体の方たちが、独自でオンラインサロンというのを始めておりました。そこの始めた中での経験を積み重ねた中で、この産前・産後サポート事業でも、オンラインでやってみたいという話もございました。  また、この事業は国の補助事業ですが、時限的にオンライン等による実施というものも、補助金の中でも可能というお話もございましたので、今回試行的にオンラインによるサロンというのを実施したところです。その中では、少ない方々にはなりますが、事前に登録をしてオンラインで短い時間の中で、実施されている団体の方と参加されたお母様たち、お子様を中には抱っこしたまま入るような形で、皆さんで話し合いを行い、すごく有意義だったと聞いております。  今後、回数などはまだはっきりとは決めてはおりませんが、様子を見ながら、そのような形でオンラインでも継続をしていけたらと考えているところです。 36 嶋田弘二委員 大変によく分かりました。  続きまして、事業三十四になります。こちらの緑化型ベンチ設置工事ということで新規事業なんですが、花による装飾の一環として、公共施設の緑化の取組で、ウェスタ川越に緑化型ベンチ二基を設置されたんですが、今後の取組としては、どのような取組を行うのかお伺いします。 37 環境部副部長兼環境政策課長 こちら、緑化型ベンチ、ここには書いておりませんが、ミストつきのベンチを置かせていただきました。オリンピックが開催されるときに、このウェスタ川越でライブサイトも開かれるというようなお話がありましたので、それに合わせて、ここに暑さ対策も含めましたミストつきベンチを置きまして、そちらにオリンピックの看板をつけさせていただいて、宣伝も兼ねた施設として置かせていただいたところです。  今後は、こちらの設置に関して、緑の基金を初めて使わせていただいて設置したものですので、これからも、その緑の基金をこういう形で使わせていただくというのを皆様に知っていただければと考えております。 38 嶋田弘二委員 最後になりますが、緑化型ということで、市民の声とか、要望か何かあってそれを反映させるということも考えているのか。最後にお伺いして終わりにします。 39 環境部副部長兼環境政策課長 これに関しまして市民の方から要望等は、事前にもその後も特別いただいてはおりませんが、こういった形で基金を使ったり、オリンピック、あと、みどりというものをこれから皆さんにより身近なものとして感じていただけたらと思っているところです。 40 村山博紀委員 議案第八十号、令和元年度川越市一般会計歳入歳出決算認定について、嶋田委員と同じく、こちらの令和元年度主要事業の取組状況調べの事業ナンバーに沿って御質疑させていただきます。私からは、福祉部、こども未来部、保健医療部所管の大まかに三つの項目についてお伺いさせていただきます。  まず事業ナンバー十八、主要な施策成果に関する説明書では三十八ページになりますが、こちらにつきまして何点かお伺いさせていただきます。  事業概要としましては、生活保護世帯及び生活困窮世帯の小学生(四年生から六年生)、中学生、高校生及びその保護者を対象としとなっておりますが、こちらに小学校一年生から小学校三年生が対象となっていないようですが、その理由はなぜでしょうか。  また、続きまして主な取組といたしまして、令和元年度でいいますと、参加者数が四十四名、中三の進学率一〇〇%、高三の就職・進学率一〇〇%となっておりますが、こちらの具体的な進学先及びその人数、例えば中学生が公立高校何人行ったとか、私立高校に何名行きましたというような人数をお尋ねいたします。 41 生活福祉課長 小学校一年生から三年生まで対象となっていない理由ですが、平成二十九年度から、福祉基金を利用して小学校四年生まで拡大しておるんですが、そのときの検討におきまして、小学校低学年では教室に通うことが難しく、安全面など考慮する必要があったということですとか、福祉基金を財源に充てるということで、基金残高を考慮した点がございます。そのために、学習に差が出てくる、いわゆるつまずきやすいと言われている小学校四年生まで引き下げたという経緯です。  その次に、中三、高三の進学の結果ですが、中学校三年生、参加者が九名おりまして、そのうち公立高校が七名、私立の高校で二名合格をしております。高校三年生につきましては、参加者が一人しかいませんで、私立大学に合格しております。 42 村山博紀委員 高校三年生は、お一人で一〇〇%ということでよろしいですね。  続きまして、生活保護世帯及び生活困窮者世帯の子供のうち、今お話のありました小学校四年生から高校三年生までの子供に対しまして、居場所の提供及び学習教室形式による学習指導、また保護者に対して養育支援をするために委託料として約一千三百九万円の経費を使ったということですが、委託先はどのようなもので、具体的な支援の方法とはどういったものなのでしょうか。また、この保護者の養育支援につきまして、その内容についてお伺いさせていただきます。 43 生活福祉課長 学習支援の委託先と支援の内容についてです。委託先は一カ所委託しておりまして、よくCM等で流れている有名な学習塾に委託をしております。支援の内容につきましては、学習の習慣づけですとか、学校の勉強の復習、学び直しなどの支援、高校受験のための進学進路相談のほか、家庭に居場所がない子供のために居場所を提供して、心の安定を図り、学習意欲を喚起するということを行っております。  保護者に対する養育支援ですが、子供の生活環境を把握して、保護者の悩みですとか相談に乗って、必要な情報提供や助言を行っております。 44 村山博紀委員 平成二十九年、三十年、令和元年度で参加人数が、年々少しずつ減少しているようですが、そもそもの生活困窮者が減ったのか、それともこの制度を使う家庭が減ったのかという点につきまして、その参加人数の減少につきましての検証についてお尋ねいたします。 45 生活福祉課長 参加人数の減少につきましては、過去三年間におきまして、母子世帯が良好な経済活動で減少傾向でありまして、そのうち対象児童につきましては、平成二十九年が二百八十三人、平成三十年で二百五十二人、令和元年度で二百四十三人と減少していることがまず考えられます。  そのほかの要因といたしましては、教室の開催場所の問題がありまして、川越駅近くの委託業者の教室と、教育センター、こちらは古谷上にある旧古谷東小学校と、あと特別養護老人ホーム真寿園、こちらは安比奈新田にあります、そちらの三カ所で行っていたんですが、委託業者の教室以外の二カ所、教育センターと真寿園は、近所の子供さん以外は大変行きにくい場所であったということが原因と考えております。今年度からは、ユープレイスの会議室と高階南公民館、霞ケ関北公民館の三カ所の公共施設で、比較的アクセスしやすい場所ということで開催しております。  そのほかの要因といたしまして、周知不足ということも考えられるので、今後、アウトリーチなどによる支援も必要と考えております。 46 村山博紀委員 いろいろと工夫されていただいているようで、各家庭の事情によっては、生活困窮世帯となることもあったり、またそういう市民の方々に対しての支援の必要性はあるのかと思いますが、根本的には生活困窮に陥らないようにする施策があって、こういった生活福祉課所管の部分に係る経費がゼロに近づくのが一番ベストなのでしょうが、現実社会の状況としては、今後なかなかそういう理想の社会となることは難しいでしょうから、そういった方々に寄り添った施策を引き続きお願いしたいと思います。  続きまして、こども未来部関連の決算内容につきましてお伺いさせていただきます。事業ナンバーの二十一の二、説明書におきましては五十二ページになります。幼保無償化に伴うシステム改修業務につきまして、何点かお伺いさせていただきます。  今回のシステム改修におきまして、必要な改修はまず完了しているのでしょうか。また、今後この件に関する改修点についてはどのようなことを想定しておられますでしょうか。 47 こども政策課長 ただいま御質疑いただいた幼保無償化に伴うシステム改修業務につきましてです。この事業の目的といたしましては、既存の幼児教育・保育に関する電子システム、子ども・子育て支援システムというのが、従来から稼働しているシステムがございます。こちらにつきまして、令和元年十月から実施されました幼児教育・保育の無償化に関する事務を効率的に執行するために改修を行ったものです。  今、御質疑いただきましたこれに関しての必要な改修はまず完了しているのかということですが、今回無償化対応のためこの電子システムの改修を行ったわけですが、その改修したまず内容につきましては、幼稚園や認可外保育施設等の利用者、こちらの方が無償化に係る給付、これはシートの中で言いますと、子育てのための施設等利用給付認定とございますが、こちらについて、これを受けるための認定処理機能、こういったものをまず追加いたしました。さらに、無償化に伴いまして、実費徴収の対象となりました給食のいわゆる副食費、こちらについて、低所得世帯の方の免除要件に該当する世帯、そういった方を判定する機能、そういったものを付加いたしました。そのほかに、これらに附随する収納管理に関する機能、あるいは支払いに係る管理機能、また各種通知の文書等を出力する機能、また統計資料作成のための集計機能等、こういったものを追加いたしまして、令和二年三月までに必要な機能の改修は終了いたしております。  次に二点目として、今後、この件に関して改修点がどうなるのかについてですが、国から今後さらなる制度の改正であるとか、運用方法の変更が示された場合には、改修が必要となることを見込んでおりますが、現段階においては、追加の改修は想定しておりません。 48 村山博紀委員 このシステム改修による具体的な効率アップの効果というものはどのような結果になっているのでしょうか。お伺いさせていただきます。 49 こども政策課長 今回のシステム改修で、いわゆる無償化対象施設として認定、確認を受けました幼稚園、あるいは認可外保育施設等の各施設、また子育てのための施設等利用給付認定を受けた利用者の新たに台帳管理が必要となった情報につきまして、このシステムで管理することが改修によって可能となりました。そのため、既に情報を登録している認可保育所等の入所収納管理、これまで行っていた事務と同一のシステムで一体的な管理を行うことができるようになっております。それによる具体的な効果といたしましては、利用者情報をこのシステムで一体的に管理することで、いわゆる認定の処理であるとか各種通知の発送、こういったものを一括で処理できる、効率化が図られると認識しております。 50 村山博紀委員 続きまして、事業ナンバー二十二、説明書では五十三ページ、民間保育所等整備に関しまして、こちらも数点お伺いさせていただきます。  まず、定員増加実績が平成二十九年度百七十名、平成三十年度三百八十三名、令和元年度二百六十名ということで、こちらに書かれておりますが、平成二十九年度から令和元年度で当初の定員増加目標人数及び目標達成率はどのようになっているのでしょうか。また、平成二十九年度から令和元年度の定員が増員の施設数はどのようになっているのでしょうか。また同じ期間での目標に対する実績の達成率の推移はどのようになっているのかもお伺いいたします。 51 こども政策課長 民間保育所等整備に関することです。まず、平成二十九年度から令和元年度にかけましての当初の定員増加の目標ですが、これにつきましては、川越市子ども・子育て支援事業計画において、平成二十九年度から令和元年度の定員増加目標人数を設定しておりまして、それぞれ平成二十九年度におきましては三百六十五人、平成三十年度につきましては二百五十四人、令和元年度につきましては九百二十三人、三カ年の合計で申し上げますと千五百四十二人の増加を見込んでおりました。  あと、これに対する達成の状況ということですが、こちらにつきましては、施設整備の補助金を活用した整備、それと民間事業者の方が自主的に整備される自主整備がございまして、それを合わせた定員増加の実績数といたしましては、平成二十九年度が二百二十三人、平成三十年度が四百六十五人、令和元年度につきましては三百七十八人、こちらにつきましては、三カ年の合計で千六十六人となっておりますので、この三カ年度での合計した目標に対する達成率については六九・九%となっております。  次に、同じく平成二十九年度から令和元年度にかけて定員増加した施設数についてです。こちらにつきましては、二カ年度をかけて整備したものもございますので、定員増を行った年度で計上した形で申し上げます。補助金を充当しました整備と補助金を充当していない自主整備でそれぞれ申し上げますと、平成二十九年度に関しましては補助金整備が二施設、補助金外が二施設の計四施設、平成三十年度につきましては補助金整備が六施設、補助金外が七施設の計十三施設、令和元年度につきましては補助金整備が四施設、補助金外が四施設の計八施設、三カ年の合計として二十五施設となります。  次に、三カ年、平成二十九年度から令和元年度の目標に対しての実績の達成率のお尋ねだったと思いますが、達成率の年度ごとの推移で申し上げますと、平成二十九年度につきましては六一・一%、平成三十年度につきましては一八三・一%、令和元年度につきましては四〇・九%となっております。 52 村山博紀委員 現在お話しいただきました目標の達成率の状況から鑑みまして、待機児童への影響をどのように考えるのかお伺いいたします。また、平成二十九年度から令和元年度までの補助金額の状況はどのようになっているのでしょうか。また、整備対象ごとに補助金額のばらつきが見られますが、基準はどのようになっているのか、確認させていただきます。以上三点お願いいたします。 53 こども政策課長 目標達成の状況から見た待機児童対策への影響ですが、先ほど申し上げましたとおり、三カ年の達成率としましては六九・九%、約七割であると捉えております。それと、昨年度から今年度にかけましての待機児童の推移から鑑みますと、待機児童の解消が今後見込めるものと考えております。  次に、平成二十九年度から令和元年度にかけての補助金額の状況を申し上げますと、平成二十九年度につきましては、新設と増改築の件数と補助金額を申し上げますと、新設が二件で金額で三億八千五百六十四万八千円、そのほか二カ年整備したものについては二件で二億一千三百八十五万九千円、平成三十年度につきましては、新設が五件で六億七千二百六十五万六千円、増改築がございまして、こちらは一件で千八百五十五万四千円、令和元年度につきましては、新設が三件で六億五百五十一万七千円、増改築は一件で二億一千二百八万一千円、そのほか二カ年整備したものが一件ございまして、一億三千七百四十三万四千円を補助したものです。  次に、整備を対象としたその保育施設ごとの補助金の関係と、その基準の関係だったと思いますが、保育所の施設整備に係る補助制度、こちらにつきましては、国の補助制度と、市の単独補助を行う、その制度の二つが今ございます。国の制度につきましては、補助金交付要綱により算定方法が定められておりまして、また市の単独補助制度につきましては、国の補助額、それに応じてその割合で補助することとなっております。補助金額につきましては、整備を予定する定員数によって基準額が定まっておりますので、定員数が多い整備をするほど基準額が高くなる仕組みとなっております。  また、補助をするに当たりましては、実際の経費と基準額を比べて低い額を補助することとなっておりますので、仮に同じ定員数を整備した場合でも、内容により補助金額についてはばらつきが生じるものです。 54 村山博紀委員 改めまして、確認のためにお伺いさせていただきますが、平成二十九年度から令和元年度の待機児童数の状況を改めて確認させていただきます。また、今後の短期中期長期での整備予測を市としてはどのように見込んでおりますのでしょうか。さらに、この項目の最後となりますが、中長期的な公立保育園の在り方とはどのようなものになるのかについて、市の見解をお伺いいたします。 55 こども政策課長 まず、待機児童の数値について申し上げます。平成二十九年度からの三カ年で申し上げますと、各年四月一日現在ということで、平成二十九年度は六十四人、平成三十年度は七十三人、令和元年度につきましては二十人となっております。  次に、保育園の整備につきましての今後の短期中期長期、そういった整備の考え方ですが、今後、短期的な整備につきましては、今現在、令和二年度から始めております第二期川越市子ども・子育て支援事業計画がございます。こちらの計画の中で、人数の見込みに応じた整備量を設定しております。具体的な定員増加数としましては、令和三年度につきましては百七十九人、令和四年度には六十人の定員増を現在計画しています。現時点におきましては、令和三年度に百十八人、令和四年度に五十人の整備を見込んで進めているところです。  また現在、新型コロナウイルス感染症が出ております。そういった影響がどのような形で保育ニーズに反映されるのか、また今後の待機児童数がこれによってどういったふうに推移するかについては、今現在、見通しが困難なため、令和三年度に向けた、これから入所申込みの時期が始まりますが、そういった状況を踏まえた上で、五年間の中間見直し、先ほどの第二期の子ども・子育て支援事業計画につきましては中間年での見直しというのを想定しておりますので、その中で令和四年度に向けてのまた方向性も検討してまいりたいと考えております。  次に、中長期的な整備の考え方ですが、一般質問の中でも御答弁させていただいた内容と同じになってしまいますが、いわゆる保育ニーズや待機児童数の状況を踏まえて、さらに社会資本マネジメントに基づく個別施設計画、そういったものと併せて公立保育園の在り方検討というのを当課で所管しておりますので、そういったものに基づいて今後検討していくと考えております。  最後の質疑が、公立保育園の在り方の部分のお尋ねだったかと思います。公立保育園の在り方につきましては、就学前の児童数、あるいは地域における保育ニーズなどを踏まえて、先ほど申し上げました個別施設計画、こういったものとの整合を図りながら、中長期的な視点をもって検討していく必要があると今は考えております。これまで、川越市では民間保育所の整備を推進することで、待機児童の解消に向けて保育提供体制の確保、こういったものを図ってきたところですが、今後、仮に待機児童が解消され、将来的に就学前の児童数、こういったものも減少することが見込まれる、こういった状況の中では、各保育施設の定員数に対して、入所をされる方が定員を下回ってしまうことも想定されます。こういった状況を念頭に置きながら、公立保育園が果たすべき役割、あるいは今後市の財政的な観点、あるいは各施設、公共施設の老朽化への対策の必要性、こういったものを複合的に考慮して、先ほどの個別施設計画の方針も踏まえた上で、公立保育園を効率的かつ効果的に運営していくと、こういう必要性があると現在考えているところです。 56 村山博紀委員 続きまして、事業ナンバー二十八、こちらは説明書では六十四ページになります。新規事業でもあります子育て安心施設建設に係る建設工事の決算につきまして、数点お伺いします。  執行率が二八・七四%と低くなっておりますが、その低い理由はなぜなのか。また、令和元年度の支出が前払金のみであったためとはなっていますが、具体的にその内容についてお伺いいたします。続いて、支出が前払金のみとなった理由はどうしてなのか、この二点をお伺いさせていただきます。 57 こども政策課長 子育て安心施設建設に係る建設工事についてです。こちらにつきましては、当初の予算額として九千二百九十万円計上させていただきまして、令和元年度の決算額としては二千六百七十万円となったものです。主な取組の内容のところに、執行率が二八・七四%と低くなったと記載させていただいておりますが、これにつきましては、先ほど委員もおっしゃったように前払金のみであったというのが理由でして、こちらにつきましては、令和元年度に契約した子育て安心施設の各工事の支払いにおいて、請負契約書上で令和元年度に一〇%、令和二年度に九〇%、工事の進捗状況を見込んだ上で、それぞれ割り振りをした契約をしております。  ただ、令和元年度につきましては、請負工事業者が契約金額の一〇%を上限として前払金及び部分払いの支払いを請求できるようになっておりましたが、前払金の請求のみであったということで、執行率が低くなったということです。  この工事支払い、前払金のみになった理由ですが、工事完成までの工事請負費の支払いに関しましては、着手金としての意味合いがある前払金、それと出来高部分に応じて支払う部分払金、あるいは完成払金というのが工事の中では出てまいります。これらの支払いについては、あくまでも請負業者の請求によって支払われるものであって、部分払いについては特に請求が任意となりますので、必ずしも請求があるというものではないと認識しています。  今回、令和元年度の予算計上で、工事全体の金額の一〇%部分を部分払金として計上しておりましたが、今回、子育て安心施設の工事に係るうち、子育て安心施設の新築工事、新築空調の設備工事、新築給排水その他設備工事、この三工事につきまして、請負業者から前払金の請求がございました。そのため、今回その前払金の請求のみだったということから執行率が低くなったということです。その他の工事として、電気設備工事もございましたが、こちらについては前払金の請求はされておりません。 58 村山博紀委員 それでは、この工事の進捗状況がどうなっているのかにつきましてお伺いいたします。 59 こども政策課長 工事の進捗状況についてです。本体工事である新築工事の請負業者から報告を受けている進捗率で申し上げますと、令和二年三月末の時点で五%、令和二年の八月末の時点で五〇%ということで報告を受けています。これまで行った主な工事の内容といたしましては、決算年度では令和元年の令和二年三月末までには、基礎工事として根切り工事であったり山留め工事、そういったものを行った後に、令和二年八月まで鉄骨の建方工事を行っております。昨日、担当も現場確認をしてまいったのを報告受けたところですが、いわゆるALCパネル、外壁については三面設置したところと現在報告を受けております。 60 村山博紀委員 直近の進捗状況をありがとうございます。  先ほど嶋田委員からの質疑もありましたので重ならない数点だけお伺いさせていただきますが、こども未来部こども政策課所管の事業としては、最後になりますが、事業ナンバー二十九の、子育て安心施設建設に係る用地取得についての決算につきまして、何点かお伺いさせていただきます。  用地取得額七億四千七百九十二万一千四百十一円の、こちらの内訳はどのようになっておりますのでしょうか。また、この施設建設に係る土地を購入したのはいつになりますでしょうか。以上二点お伺いさせていただきます。 61 こども政策課長 子育て安心施設建設に係る用地取得の事業についてです。まず、一点目の用地取得額七億四千七百九十二万一千四百十一円の内訳ですが、こちらの用地取得額につきましては、川越市土地開発公社の簿価となっております。この簿価の内訳ですが、公社が土地取得の際に支払った土地購入費、このほか、公社が所有者から購入する際に行った土地の鑑定料、さらに購入の財源とするため金融機関からの借入れに要した支払いの利息が含まれております。それぞれの金額につきましては、土地の購入費につきましては六億五千五百五十七万一千三百四十五円、土地の鑑定料につきましては、七十万六千五百八十円、支払い利息につきましては九千百六十四万三千四百八十六円です。  次に、この土地、今回の用地を購入した時点ですが、市と川越市土地開発公社での土地売買契約につきましては、令和元年九月四日に締結を行いまして、引渡しにつきましては、同年十一月一日に引渡しを受けております。 62 村山博紀委員 続きまして、令和元年度決算額七億四千八百四十七万円と用地取得額の七億四千七百九十二万円、こちらの差額が五十四万七千五百六十円となっておりますが、こちらはどのような理由からなのでしょうか。お伺いいたします。 63 こども政策課長 この決算シートの中で書かせていただいております決算額としての七億四千八百四十六万八千九百七十一円と、購入した金額七億四千七百九十二万一千四百十一円、この差額の五十四万七千五百六十円につきましては、用地の土地鑑定に要した費用です。 64 村山博紀委員 それでは、この土地の用地取得に当たって土地鑑定を行った理由をお尋ねいたします。 65 こども政策課長 今回の用地取得に当たりまして土地の鑑定を行った理由です。こちらにつきましては、用地取得に係る国庫補助、これは国の社会資本整備総合交付金、こちらを活用しておりますが、この申請をする際に補助基準額、これを算定する必要がございます。その算定の際に直近の土地鑑定の評価が必要ということから、土地の鑑定を実施したものです。 66 村山博紀委員 各項目につきまして、御丁寧な御説明をいただきありがとうございました。それぞれにつきましては、中身を詳しく把握することができました。
     さて、続きまして最後に三つ目の項目、健康づくり支援課所管の事業となりますが、事業ナンバー三十一の一、説明書では七十四ページとなります。利用者支援事業(母子保健型)、こちらについて、まず二点お伺いさせていただきます。  平成二十九年度、三十年度と比べて、令和元年度の相談件数が増えた理由についてお伺いいたします。また、令和元年度の予算時の臨時職員の人数及び実際に執行した人数及び令和元年度の人件費に不用額が発生した理由について、この二点をお伺いさせていただきます。 67 健康づくり支援課長 利用者支援事業の相談数の増加についての要因の御質疑についてです。近年、子育て世帯の核家族化、また地域とのつながりの希薄化など、妊産婦さんが孤立しやすい、また不安を感じやすい環境となっております。さらに、コロナ禍におきましては、妊婦さんは一般の方以上に不安を抱いて御生活なさっていらっしゃり、また感染への懸念から外出を控えるなど、より一層孤立しがちな状況です。このような妊娠期から子育て期にわたる様々な御不安を抱えていたり、悩み事がある妊婦さんたちに対応するために、利用者支援事業では、助産師を増員いたしまして、きめ細かい支援を積極的に実施しているところです。  支援の一例ですが、総合保健センター及びユープレイス市民サービスステーション内の子育て世代包括支援センターでの妊娠届出時には、母子保健コーディネーターとしての保健師、または助産師が、お一人お一人と面接を行い、妊婦さんの困りごとなどのお話を伺って、その際に必要な情報を提供しているところです。また、妊婦さんが妊娠届出時にアンケートを記載していただいておりますが、アンケートの内容につきましては、母子保健コーディネーターが一枚一枚を確認いたしまして、支援が必要と思われる妊婦さんにはお電話をするなど、相談にこちら側から積極的に応じているところです。  さらに出産後には、母子保健コーディネーターが出生連絡票というのを産婦さんから出していただくのですが、それをまた一枚ずつ確認いたしまして、初産婦さんであったり、産まれたときの体重が少なかったり、分娩時に異常があるなどの不安要素が高いと思われる産婦さんには、すぐにお電話をおかけして状況を確認しながら相談に応じている状況です。このような積極的な取組の結果が、相談件数の増加につながっていると考えております。  続きまして、臨時職員の人件費の不用額についてです。令和元年度は臨時職員の人件費といたしまして、フルタイム勤務の助産師二名及び事務職一名を予算化したところでした。実際に執務した臨時職員といたしましては、事務職一名と助産師が四名ということです。  ただ、助産師につきましては、フルタイム勤務の助産師を確保するということがなかなかできず、結果パートタイム勤務の臨時職員が三名となり、フルタイムは一名だったということで、勤務時間の総数が当初予定していたよりも少なくなってしまった結果、不用額が発生したものです。 68 村山博紀委員 健康づくり支援課の次の事業で、三十二の一、健康かわごえ推進プラン策定、この件につきましてお伺いさせていただきます。  先だっての新聞報道でも、百歳超えが八万人以上超えたというような記事が掲載され、川越市でも百十九人とかなりの大人数にはなってきているのですが、この百歳以上が健康でということのためにも、このようなセクションがあるのかと認識しておる次第ですが、こちらの健康かわごえ推進プランの策定につきまして、ラジオ体操以外に川越市独自の健康づくり推進プランの特徴のようなものがありましたら、何かをお伺いさせていただきます。 69 健康づくり支援課長 健康かわごえ推進プランの特色についてです。私どもは、令和二年三月に、第二次となる健康かわごえ推進プランを策定したところです。こちらの計画は、健康日本二十一・川越市計画、食育推進計画、歯科口腔保健計画、この三つの計画から成り立っているものですが、この計画の策定に当たり、今後の健康づくりの施策を推進する基礎資料として、市民の方に健康についてのアンケート調査を実施し、このアンケート結果と直近の統計データから、全計画の達成状況を確認いたしました。そこでは、高齢期に向けた健康づくりに当たっては、若い世代からの生活習慣病の早期発見と重症化予防に取り組み、よりよい生活習慣をつくるための啓発が重要であると確認したところです。  このようなことから、本計画の特色といたしましては、まずは若い世代からの生活習慣病予防の取組の推進がございます。特に本市では、国や県と比較して高血圧の割合が高かったことから、本計画の中でも高血圧対策を重視し、生活習慣病の改善等に取り組むこととしております。具体的には、ライフステージ別に取組内容を設定し、対象者を絞り込んで、減塩対策などの生活習慣病予防に係る啓発や事業の展開をしてまいります。  さらに計画の推進に当たりまして、健康を支える環境づくりとして、特に関係団体、企業等と連携した健康づくりについても、さらなる推進を図ることというのも本計画の特色です。その中でも、企業との連携につきましては、本計画で新たな取組として掲げておりまして、健康づくりに積極的に取り組む企業等との情報共有や連携した事業展開等を推進してまいりたいと考えております。 70 村山博紀委員 それでは、最後とさせていただきます。今ほども市としては健康を支える環境づくりを進めていくということで御答弁をいただきましたが、私も健康寿命を延ばしていくということは大切なことだと切に考えております。  そこで、県内では東南部の松伏町などの自治体においても取組が進んでいるところもあるようですが、私もやったことはないのですが、ノルディックスキーのポールを使ったノルディックウォーキングなど、比較的経費がかからない軽めの健康づくり支援について、研究、検証した上で、啓発推進していくことも大事なのではないかなと思いますが、その点について、最後に一点だけお伺いさせていただいて最後といたします。 71 健康づくり支援課長 ただいま御提案がありましたノルディックウォーキングについてです。ノルディックウォーキングにつきましては、先ほど委員でおっしゃったように専用のポールを使用したウォーキングということで伺っております。ポールを突き、歩幅を広く歩くということで、通常のウォーキングと比べて、また異なった運動効果が認められるとも伺っているところです。また、屋外で行うウォーキングということでは、今の時期、三密を避けるということも可能と考えられます。また、デメリットといたしましては、ウォーキング用の専用のポールが、商品にもよるようですが、高価な場合もあるということですが、あとポールを突いての歩行であることから実施場所などが限られる可能性があること、また外での事業ということで、雨天の場合の事業の実施ができないということなども考えるところです。  先ほど委員でお話があった松伏町などでは、健康づくりを行う事業ということで、町を挙げて取り組んでいるということなどもお伺いしておりますが、またこの日本ノルディックウォーキング協会というような専門の協会の中では、インストラクターなどの派遣を行い、健康づくりや介護予防を目的として体験会なども行っているということもお伺いしております。  現在、健康づくり支援課では、埼玉県コバトン健康マイレージ事業の参加者を対象に、ウォーキング講習会をこれまで年度中二回開催しておりました。昨年度は、合計二回で合計百十二名の方が参加してくださっております。今後につきましても、市民の皆様の健康増進のため、ウォーキングのさらなる普及を図ってまいりたいと考えておりますが、その中で、御本人の状況に合ったウォーキングの手法を情報提供できるように、今御提案がありましたノルディックウォーキングも含め、様々なウォーキング手法などについて、調査研究してまいりたいと考えます。      (休  憩)      (再  開) 72 海沼秀幸委員 それでは、前委員に引き続きまして、決算について質疑を申し上げます。  私も本会議で決算質疑をさせていただきましたが、やはり今回の決算、総合的に見ましても非常に厳しいなというふうな印象があります。特に、約十三年ほど前でしょうか、議事録を見ますと、委員長であります小ノ澤哲也議員の議事録にもあったんですが、当時としてもたしか経常収支比率が約七六%程度でしたか。その際からやはり財政関係危ういと言っておきながら、こういう九九・八%という形になってしまったというのは非常に厳しい状況かなと思っております。そういう中で、決算でも明らかになってきましたが、やはり子ども・子育て支援ですとか高齢者対策、様々大事な事業に投資してきているという部分では、非常にいいものを感じていると認識しております。  そうした中で、今回は保健福祉常任委員会関係の所管に関しまして、歳出に関してそれぞれ質疑をさせていただきたいと思います。まず一点目なんですが、今回の決算におけます過去五年間における歳出の傾向と、今後の見込みについて、それぞれ各副部長にお伺いさせていただきたいと思います。 73 福祉部副部長兼障害者福祉課長 初めに、福祉部所管部分の過去五年間の傾向についてです。平成二十七年度は百八十四億九千三百八十七万円、平成二十八年度は百九十五億八千六百七十四万一千六百三十八円、平成二十九年度は二百五億七千七百万九千三百二十八円、平成三十年度は二百億三千四百十六万五千八百九十円、令和元年度は二百三億四千二百六十八万九十円となっており、五年間で比較をいたしますと、金額にして十八億四千八百八十一万九十円の増加、割合にして約一〇%の増加となっております。  今後の見込みにつきましては、コロナ禍における経済状況を勘案いたしますと、生活保護費の伸びが想定され、また給付対象者の増加による介護給付・訓練等給付の伸びも想定されますことから、引き続き増加傾向にあるものと予想しております。 74 こども未来部副部長兼こども家庭課長 こども未来部です。まず、過去五年間の歳出です。平成二十七年度は百四十六億八千四百二十六万一千二百六十五円、平成二十八年度は百五十四億六千五百五十一万二百八十二円、平成二十九年度は百六十四億四千三百一万九千八百十六円、平成三十年度は百八十三億千百七十二万三千六百十二円、令和元年度は百九十六億二千二百九十九万八千七百四十一円でして、増加傾向です。  主な要因といたしましては、民間保育所の建設に係る補助や保育所の運営費である施設型給付費等の負担金、それと障害児通所給付費が伸びております。なお、児童手当や児童扶養手当は減少傾向になっております。民間保育所の新規設置による定員増や運営費の補助を行うことで、待機児童が減少して、本市における保育事業は充実してきたものと考えております。また、児童発達支援センターの開所や、増加する障害児通所支援施設に対する支援によって、障害児施策も充実してきたと考えております。  今後の見込みにつきましては、民間保育所等の整備はある程度整ってきたということもございますので、歳出における保育所等の整備、それから施設型給付費等の関係は、今までのようには増加傾向にはないと考えております。また、児童手当は減少していくものと考えておりますが、コロナウイルス感染症の関係で、家計における収入減というのも考えられますから、児童扶養手当等の扶助費は動向を注視していく必要があると考えております。 75 保健医療部副部長兼国民健康保険課長 保健医療部の過去五年の決算額の推移ですが、平成二十七年度は九十六億六千二百七十八万三千八百十四円、平成二十八年度は九十七億六千四百九十七万七千六十八円、平成二十九年度につきましては、七十六億六千六百九十二万五千百九十六円、平成三十年度は九十七億七千四百三十三万七千九百六十一円、令和元年度におきましては九十一億五千三百五十二万二千八百九十円です。  傾向といたしましては、令和元年度につきましては、平成二十七年度と比較いたしまして、これだけの数字を見ますと約五・一億円の減少をしております。これは、平成二十七年度に保健医療推進課ですが、地域医療の推進におきまして、単年度事業といたしまして特別交付税を財源といたしました約六億円の補助金を交付したことが影響しております。また、今年度につきましては、国民健康保険事業において税率改正等を行いましたので、このようなことによる国保会計繰出金の減が影響して、減少しておるところです。  しかしながら、こうした単年度で大きな影響があります地域医療の推進、それから国保会計繰出金を除きました金額で、平成二十七年度と比較いたしますと約七・八億円の増加をしております。おおむね増加傾向で推移していると考えております。  増加した要因ですが、やはり後期高齢者広域連合負担金等が五・七億円、また後期高齢者医療会計繰出金が約一億円の増額等となっておりまして、こちらにつきましては、御承知のように高齢化の進行が影響しているものと考えております。  この傾向につきましては、今後も続くものと考えております。 76 環境部副部長兼環境政策課長 それでは、環境部の歳入決算におけます過去五年間の傾向等についてです。まず過去五年間の環境部所管の歳出決算額とその執行率についてです。平成二十七年度、三十九億三千二百三十八万二千四百七十三円、執行率が九四・七%、平成二十八年度、三十七億四千二百八万八千三百三十八円、九一・五%、平成二十九年度、四十一億九千四百九十六万四千五百九十八円、九一・四%、平成三十年度、四十五億六千三百七十万四千九百三十六円、九六・九%、令和元年度、四十億三千三百九十四万六千六百八十円、九三・六%となっております。直近の三年間では四十億円を超える決算となっております。  環境部では今、現時点で六課、四センターの予算を執行しておりますが、環境部の決算額全体に占める割合で見ますと、四センターを含めた環境施設課が六八・四%、収集管理課が二四・六%でありまして、この二課を併せて九三%を占めております。これらの状況からも、ごみの収集から処理に至るまで、いかに多くの予算が必要になるかというのが分かるかと思われます。特に予算規模の大きい塵芥処理費とし尿処理費につきましては、不用額も多くなりますが、おおむね予定どおりの執行がされていると考えております。過去五年間のうち、平成二十七年から三十年度まで、ごみの回収量は減少傾向にありましたが、令和元年度はごみの排出量が増加しまして、塵芥処理費も前年度比約二億円の増となっております。これは東日本台風の被害により、大量の廃棄物が発生し、処理したことが原因ではないかと考えております。  また、平成二十八年度から三十年度まで継続事業で行われました西清掃センターの解体事業が一昨年に終了しまして、その翌年、つまり昨年度から、東清掃センターの大規模改修事業が令和三年度までの継続事業で始まっております。これは老朽化した東清掃センターの機能維持及び長寿命化を図るものです。一年目である昨年度、令和元年度は、プラント部分の大規模改修を契約して、おおむね順調に進んでいるものと考えております。  今後は、来年度まで継続事業でありますこの東清掃センターの大規模改修事業を安全かつ適正に進め、安定したごみ処理を確保してまいりたいと思います。  今後、さらに環境部では、二つの清掃センターをはじめ、市民の皆様の生活に大きく関係する施設を複数管理運営しております。東清掃センター大規模改修以降も、他の施設の改修等も視野に入れて、今後適切な検討をしていきたいと考えております。  いずれにいたしましても環境部といたしましては、現在、西清掃センター、東清掃センターと続けて大きな予算をいただいております。これらの予算を有効かつ適正に使用させていただきまして、市民生活に密接に関わるこれらの施設が滞りなく稼働できますよう今後も心がけてまいりたいと思っております。 77 海沼秀幸委員 数字を見ますと、多少の増減はありつつも、大まかに言えばやはり増にあるという状況で見ることができます。また、新型コロナ対策ですとか、昨年の東日本台風の影響により災害復旧ですとか、その後の支援、そういったものも多少なりとも反映はあるのかなと認識はしております。その中で、結構多く答弁いただいてありがたかったんですが、様々な民間保育所ですとか、今回いろいろ出てきておりますが、介護関係もいろいろ取り組まれていることで、すばらしいことと思っております。  また、併せてもう一点なんですが、令和元年度の事業実施におきまして、特に部長、思いを入れて挑んだ、臨んだ主要事業について、またそれぞれになりますが、あれば伺いたいなと思います。 78 福祉部長 令和元年度に特に思い入れた主要事業はということでありますが、私は昨年度、福祉部に属していなかったので、決算状況や現状を踏まえまして、前部長が、恐らくこのような事業に思いを入れたのではないかということでお答えします。  令和元年度の事業実施において、特に思い入れて臨んだ事業としましては、福祉部全体に関わることといたしましては、昨年度は令和元年度東日本台風により、障害者高齢者の福祉施設をはじめ、本市で甚大な浸水被害があり、被災施設の復旧や避難受入施設への財政支援、災害見舞金の支給等、避難者に寄り添った丁寧な対応に取り組んできたところです。  また、今年六月にオープンとなりました川越駅西口のユープレイス三階フロア内の福祉総合相談窓口の開設準備に当たり、ワンストップの相談窓口として、包括的な支援が可能となるよう関係課と調整を進めてきたところです。  個別の事業といたしましては、先ほど質疑がございましたが、障害者支援施策につきまして、手話言語条例の成立、施行に伴い、手話による表現とろう文化の紹介のイベントである小江戸川越手話フェスタを開催し、手話に対する理解、普及促進を図ったところです。  生活困窮者施策といたしましては、昨年度に続き、生活保護世帯や生活困窮者世帯の子供や保護者に対し、学習教室の開催や居場所の提供の支援をする生活困窮者学習支援事業を実施したところです。 79 こども未来部長 引き続き、思いを入れて臨んだ事業ということですが、こども未来部といたしますと、喫緊の課題であります待機児童の解消というものがまずございます。そういった中で、保育施設の整備をいかに進めていくかというのが課題ということになりまして、それにここ数年取り組んでいるところです。そういった中で大分解消は進みまして、整備の結果として令和二年四月一日現在の待機児童数は二人と、去年の二十人から二人というような形です。  また、これは国の施策でもございますが、幼児教育・保育の無償化ということが去年十月から始まるということがもう決まっておりましたので、それに向けて、組織の見直しも若干させていただきました。こども政策課にありました幼稚園の事業等を保育課でやるということで、無償化の事業の一元化を図ってやってきたというところがございます。  また、先ほど来、委員から御質疑があった子ども・子育て安心施設ですが、この川越市まち・ひと・しごと創生総合戦略に位置づけた事業ですが、これにつきましても土地の取得を令和元年度に行いまして、契約もその年度で主だった契約についてはやらせていただきました。令和三年度夏ぐらいにはオープンの運びになるのかなと考えております。  あと、何といいましても新型コロナウイルス感染症対策ということで、私ども多くの施設を所管しておりますので、その感染症予防について取り組んできたということがございます。その辺が、思いを入れてといいますか、やってきた内容かなと考えています。  いずれにいたしましても、最小の経費で最大の効果が得られるように、私ども、令和元年度に策定した第二期子ども・子育て支援事業計画を着実に推進しまして、基本理念の安心して子育てができるまち川越の実現に向けて、これからも努めてまいりたいと考えています。 80 保健医療部長 主要事業ということですが、現在少子高齢化が進む中、市民の健康や命を守るという意味では、保健医療部の役割というものはますます重要性を増してきているものと私は考えております。特に人生百年時代を見据え、健康寿命の延伸等を通じまして、社会の活力の維持と社会保障の持続可能性の確保を図っていくという意味では、非常に重要だと考えております。  そこで保健医療部では、令和元年度の事業実施におきまして、市民の皆様が健康で、そして生き生きと、そして安心して暮らせるまちを目指しまして、市民の健康を守るための施策を着実に推進するとともに、風疹対策など時代の要請に応える施策を確実に実施できるよう留意して進めてきたところです。  具体的に申し上げますと、まずは妊娠期から子育て期にわたる様々な不安や相談に応える利用者支援事業などの母子保健事業、その次に、こちらについては今年度新規にやったものですが、妊娠を希望する女性でありますとか成人男性に対する風疹の予防接種事業、そして三つ目といたしましては、これはずっと前からやっている事業なんですが、ラジオ体操です。こちらは身近な健康づくりという意味合いでは、誰でもどこでもできるということで、推進してきたところです。  いろいろコロナということでお話がありますが、こちらにつきましては、令和二年一月に新型コロナウイルス感染症の感染者が国内に発生いたしまして、その後、埼玉県内、川越市内にも三月十日に感染が確認されたというような状況です。保健医療部では、感染対策の中心となります保健所を有しているとともに、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく本部機能を保健医療推進課が所管しておりますことから、一月以降、全庁的な協力をいただきながら、感染症対策に全力で取り組んでいるところというところです。 81 環境部長 特に思いを入れて臨んだ主要な事業ということです。まず初めに、昭和六十一年に竣工しました東清掃センターの大規模改修工事です。昨年議決をいただき、令和三年度までの継続事業として、初年度である令和元年度、おおむね計画どおり進んでおりますが、それが開始でき、これにより、やはり処理が安定的に約十五年から二十年進められるということで、ひとつほっとしているような状況です。  次に、産業廃棄物指導課のPCBの含有機器の処分手続についてですが、本市公共施設から排出された高濃度のPCB廃棄物の処理に続きまして、PCB使用安定器掘り起こし調査を昨年実施させていただきました。それに基づきまして、令和五年三月までに処分をしなければなりませんが、処分漏れのないよう調査を行い、正確な保有実態の把握をすることで適正な処理を期限内に行うよう、また民間施設も含めて指導してまいりたいと考えておるところです。  さらに昨年、資源循環推進課と収集管理課により、今までモデル地区で試験的に実施していた布類の定時収集を全市的に開始することができました。各家庭で不要となった再使用・再利用等が可能な布類を回収し、可燃ごみの減量と資源の有効活用を図るため、実施したところです。しかし、現在コロナの状況がございまして、処分にちょっと滞っているような状況もございます。しかしながら、環境部としましては、再生・再利用を今後も引き続き進めてまいりたいと考えております。  さらに昨年の東日本台風につきまして、環境部として、おおむね約千トン近くの災害ごみを処理しましたが、それも環境部収集管理課を中心に資源循環推進課と連携を取りながら進めさせていただきました。またそれに加え、土砂の堆積とか新たな業務、災害の業務に携わったわけですが、その課がちょっとまたがるんですが、建設部門と協力しながら対応したという状況がございます。  いずれにしましても、環境部としましては、やはりごみの収集から処理まで、市民に直結するような業務が非常に多くございます。これを安定的に継続することが一番大切なことと考えておりますので、引き続き関係課と連携を持ちながら、コロナの状況を踏まえ、また対策を踏まえて着実に業務を推進してまいりたいと考えております。 82 海沼秀幸委員 やはり全般的に言えますのは、令和元年度決算においては、新型コロナ対策ですとか、東日本台風の影響がやはり影響してきたのかなと認識はしております。各それぞれお答えいただきまして、福祉相談窓口の設置ですとかラジオ体操、またPCBですとか、様々な事業を計画的に実施をされてきております。  そのような中で、やはり待機児童が二名になったというのは、本当に評価に値するものかなと思っております。もちろん二名になったからこそ、これからが一番厳しいときなのかなとも、逆に見通しが立たない部分ではあると思っておりますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。  そのような中で大変、令和元年度決算においては、様々な事業展開、特に弱者、医療・介護関係ですとか、子育て支援、そうしたものに取り組まれてきて、様々な実績を計画的に行ってきたという中で、前段にも申し上げましたが、財政的にもかなり逼迫している状況にあると認識は持っておりますが、今後やはり継続的に持続的にこの市を続けていくためには、やはりこのような状況の中でもしっかりと事業に対して選択と集中を協議いただいて、より効果的、効率的に行っていただきたいと思いながらも、前段の報告でもありましたが、霞ケ関東老人サービスセンター、公設のものを民間というか、学童保育に変えて、もともとの需要と供給のバランス的にも供給のほうが多いと、民間のほうが多いという中では、そうした取組というのは、今後より一層必要になってくるのかなとは感じております。財政部だけではなくて、全ての職員の皆さんがやはりこの財政をどうするか、歳入を増やすことも大事ですが、より一層、民に託せるところは民に託して、官でやらなければいけないところは官でやるというような、すみ分けもしっかりと今後行っていただきたいと思います。 83 伊藤正子委員 さきの委員に引き続き、質疑させていただきます。まず私からは、先ほど海沼委員からも少し質疑が出ていましたが、改めまして、令和元年度決算における新型コロナウイルス感染症の影響について、なかなか決算額では出てこないかもしれないんですが、決算質疑させていただく中で、想像していた以上にかなり川越市の事業に影響しているように感じましたので、もし各部で三月の時点でこういう大変なことがありましたということがあれば、各部長にお答えいただければと思うんですが、いかがでしょうか。 84 福祉部長 令和元年度決算における福祉部の新型コロナウイルス感染症の影響です。福祉部では、新型コロナウイルスによる感染拡大を防止するため、令和二年三月二日から、所管する総合福祉センターオアシスや老人福祉センター西後楽会館、老人憩いの家の三館につきまして、臨時休館とする対応をさせていただきました。  また障害者福祉課におきまして、国の特別事業の実施に伴い、障害福祉サービス事業所の衛生用品の購入や、テレワーク等導入支援に係る補助金を交付しております。  このほか、地域包括ケア推進課において、ウェスタ川越大ホールで開催を予定しておりました医療介護フォーラムや、福祉推進課のコミュニティソーシャルワーク実践者養成研修の中止、指導監査課の事業所への立入り指導監査の延期などの影響があったものです。  なお、その他感染症の影響といたしましては、所管する民間社会福祉施設に対しまして、国からの感染症対策に関する通知や手指消毒用エタノールの優先供給の案内等の対応をしております。 85 こども未来部長 こども未来部といたしましては、施設がいろいろございます。休止をした施設、あと国等の要請によりまして、保育所等ですが、やはり就労の関係がございますので、基本的には開いて、ただし登園を自粛できる方は自粛していただくというような、いろいろな施設の状況がございました。  そういった中で、休止という施設につきましては、学校との関連性がございますので、学校の一斉休校の要請が三月の初旬にございましたが、それに応じて、児童館三館につきましては休止をさせていただいたということ。あと、子育て支援センター、つどいの広場等も含めてですが、こちらにつきましても、やはり小さい三歳未満のお子さんが通う施設でございますので、こちらも、そういう集い的な部分については、休止をさせていただきました。ただし、電話相談等は感染のリスクがございませんので、それは引き続き施設で受けるような形を取らせていただいたということがございます。  また運営をしている施設は保育所のほかに、認定こども園の保育園の部分、児童発達支援センター、あと民間の放課後児童健全育成事業、いわゆる放課後児童クラブですが、やはり保護者の方の就労を一定程度保障する必要性もあるということの中で、引き続き実施をしてきたところがございます。  そのほか、感染症の予防については、それぞれの施設で徹底をしていただくことを通知させていただいたり、各施設において、予防措置に必要な消耗品等を購入するための補助金を交付するなどさせていただいたところでございます。  いずれにいたしましても、令和元年度から二年度にかけて様々な対応が子供の施設にも必要な部分がございましたので、それについては着実に対応させていただいたということです。 86 保健医療部長 新型コロナウイルス感染症により、どのような影響があったかという内容です。保健医療部における新型コロナウイルス感染症による影響ですが、保健医療部では、感染症対策の中心となる保健所、そして新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく本部機能を保健医療推進課が所管しておりますことから、一月以降、感染症に関わる新たな業務が発生いたしまして、業務量が非常に増大するというような影響がございました。  新たな業務といたしましては、保健所における相談業務、検査業務、患者搬送、疫学調査、健康観察など、また本庁における会議運営などの業務が発生いたしまして、担当職員の業務量が非常に増加するなどの影響があったところです。 87 環境部長 環境部への影響についてですが、具体的には三月九日から六月一日まで、環境プラザつばさ館の休館がございます。休館に伴って、再生家具や自転車の頒布の休止や、各種講座の中止など、また社会科見学等も受け入れているんですが、それについても中止ということで、そのような影響があったという状況になっています。資源循環推進課の所管となりますが、つばさ館運営について影響があったというのが大きなところではないかなと考えております。それに伴って当然、頒布家具、再生家具とか再生した自転車の頒布ができなかったので、これは歳入になるんですが、少し減ってしまった状況がございます。  いずれにしましても、先ほど申し上げましたが、環境部については、コロナウイルスの状況の中でも、事業はやはり継続することが大切なものですから、うつらないように、人にうつさないようにということで、早い時期から事務の分散とかマスクの着用というのを各課にお願いして、継続するよう業務を進めてまいりました。今後につきましても、その辺も十分踏まえながら、継続した事業の推進を進めてまいりたいと考えております。 88 伊藤正子委員 台風もありましたし、その後のコロナということで、現在も続いていて、各部大変だと思います。いろいろやっていただいて、大変感謝しております。市民の皆様からも、所管の方に会ったらぜひお礼言ってほしいというような発言もしばしば聞かれますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。  令和元年度に二つの計画が最終年度だったと思います。一つは、こども未来部の川越子ども・子育て支援事業計画、それからもう一つは保健医療部の健康かわごえ推進プランが最終年度だったと思いますので、そちらの総括があれば、どうだったかということをお話しいただければと思います。 89 こども政策課長 今、御質疑いただきました子ども・子育て支援事業計画の総括についてです。こちらにつきましては、平成二十七年度から令和元年度までの五年間、こちらを計画期間といたしまして、第一期計画を進行してまいりました。この中では、基本理念といたしまして、安心して子育てができるまち川越、これを実現するために、計画の中では五つの基本目標と十四の政策目標を掲げまして、事業数で申しますと全百三十一事業を推進してまいったところです。  この事業の評価につきましては、五段階で行っているところでして、一事業を複数課で推進している事業もありますことから、評価の数としては百三十八の事業を評価したということになります。評価の内容ですが、このうち百二十三の事業で事業目標を達成しておりまして、達成率で申しますと八九・一%ということで、所管としては順調に計画を推進できたものと捉えております。  ただ、目標未達成になった事業がございまして、これらのうち主なものといたしましては、家庭的保育事業、あるいは居宅訪問型保育事業、こういったものが未達成の事業としてありました。これらにつきましては、そもそも実施する事業者がいなかったため、未実施の部分を未達成として評価したため、こういった数字に表れたものと考えています。  なお、昨年度策定いたしまして現在進めております第二期子ども・子育て支援事業計画につきましては、この第一期計画の平成三十年度までの進捗状況及び第一期計画の達成見通し、こちらを考慮しまして、現在反映して事業を進めているところで、数にして百五十の事業を推進しているという状況です。 90 健康づくり支援課長 健康かわごえ推進プランの第一次の総括についてです。健康かわごえ推進プランにつきましては、子ども・子育ての計画と同様に、平成二十七年度から令和元年度の五年間を期間といたしまして、先ほどもお答えいたしましたが、健康日本二十一・川越市計画、川越市食育推進計画、歯科口腔保健計画の三つの計画を統合し、そして総合的かつ効果的に推進する計画です。「ぴんぴんきらり 健康寿命日本一を目指します」をスローガンに、庁内の関係部署、また各種健康づくりに関連するような団体の皆様などとこの計画に沿って事業の推進を図ってまいりました。また、このスローガンは本年四月を始期とする第二次計画にも受け継がれております。  計画の推進に当たりましては、やはりそれぞれの目標の達成状況を評価するための指標を設定し、達成状況を確認しております。指標は全部で三十四ございましたが、そのうち八項目が目標達成、また目標には達成してはいないが、改善傾向になったものが七項目と、これらを併せますと、だいたい全体の五割弱で改善が見られたということになっております。また一方で、悪化している項目も実は十項目ございまして、これは全体の約三割となっておりました。具体的には、歯と口の健康分野の指標において、八十歳で二十本の歯を保持している人の目標値というものが、目標の二八%を大きく上回る四二・五%に上るなどの達成が見られました。また、重症化予防の項目におきましては、各種がん検診の精密検査受診率の全てが目標値を達成、もしくは改善傾向となっておりました。ただし、悪化している項目というところでは、適正体重の人の割合、また睡眠により疲れがとれていない人の割合、一日当たり三合以上の飲酒をしている人の割合などといったものがございました。  これらの指標の達成状況等を考慮いたしまして、先ほどお答えしたような第二次プランというもので、また改善を図り、推進をしていきたいと考えているところです。 91 伊藤正子委員 それぞれ、子ども・子育て支援事業計画は達成が八九・一%ということで、健康かわごえ推進プランは五割ぐらい改善があってということで、それぞれまた今年度も引き続きやっていると思いますので、さらに進めていっていただければと思います。  決算なんですが、民生費がやはり昨年最高と言いながら今年も伸びてしまっていて、その主な原因に上がっていたのが、保育所に関わる施設型給付費が三億六千万円ちょっと増額しているですとか、介護給付・訓練等給付費等がやはり三億四千万円ほど増額しているということで、過去ずっと遡って金額見たんですが、やはり年々上昇しているというのが分かる感じで、保育所に関しては、施設型給付費だけ見ていくというのはどうなのかなとは思うんですが、幅広く見ていくと、なかなかこの委員会だけでは上手に分析できないかなと思いますので、今日はその二項目、内容がどういうもので、どうして上昇しているのか、これからどうしたらいいかと考えているのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。      (休  憩)      (再  開) 92 福祉部副部長兼障害者福祉課長 まず、介護給付・訓練等給付の内容についてです。こちらは、総合支援法上の福祉サービスを受けましたときに、支払われます報酬になります。主なものとしては、居宅介護ですとか、あるいは就労継続の事業所に対してのサービス、報酬、そういったものがこの介護給付・訓練等給付というものです。こちらは、先ほど五年の推移ということでお話があったかと思いますが、この介護給付・訓練等給付につきましては、五年間で約十四億円増えている、とても増えている状態です。昨年の部分で見ましても、ここの扶助費は約四億三百万円、それぐらい増加して、大体例年八%ぐらい伸びている状況です。  こちらの増加の要因といたしましては、障害者の数の増加ですとか、あるいは障害の重度化ですとか、あるいは障害者自身が高齢化に向かっておりまして、サービスの利用が増えていっている状況です。あとは、サービス事業所が増えてきたり、これは例えば昨年度でいいますと、グループホームが川越市で今増えておりまして、昨年度増えた件数としては八事業所増えております。それから、障害者の数は、身障・療育・精神と手帳それぞれあるんですが、保持者が全体で、一万五千五百五十人、これは昨年度末の数ですが、前年度と比べて三百十二人増えて約二%増えている状況です。それに伴う形で、サービス料もどんどん増えていっているということで、これは今後も増えていくと思われます。それから、あとは報酬ということですので、当然消費税等の影響というのも、そこには加味されているかと思います。  いずれにしろ、かなり今後の増加が予想されるようなものであると認識しているところです。 93 保育課長 施設型給付費等(保育所等)が年々増加している理由についてです。まず、こちらの内容につきましては、保育所と認定こども園の保育の部分、こちらの運営費です。こちらは給付費等、年平均で大体一〇%ずつ増えているところです。主な理由といたしましては、待機児童対策のために民間保育所等の整備を行った結果、民間保育所と認定こども園の定員数が過去五年間の平均で約七%増加しているところです。これがまず一点と、もう一点が、公定価格が引き上げられているところです。こちらがだいたい年平均で約三%増加していると、そういったところが、七%、三%で一〇%程度増加している点です。  今後ですが、保育所の整備が追いついてきたところがございますので、増加の幅につきましては前年度よりは低めに抑えられていくのではないかなというところです。 94 伊藤正子委員 どちらもすごく大事な事業で、なくてはならないものだと思うので、これを抑えるということはなかなかできないと思うんですが、伸びている現状を抑えておくことは大事かなと思ってお尋ねしました。  介護給付・訓練等給付費等ですが、就労系を支えるもので、これに関しては今回、別の議案で国の支援が入るみたいな話もありますし、もともと全部市で支払っているお金でもないと思いますので、その辺も含めて、今、特に保育はそうだと思うんですが、どういうものが市民の方にとって本当に必要で、それをどう提供していくとミスマッチが少ないのか。待機児童は少ないと思いますが、地域のお母様方からお話を聞くと、こういうのがあれば行かせたいとか、よくあるのが、車を持っていないので送っていけないので断念しているですとか、本当は保育園入れたいんだが、幼稚園入れてしまったとか、様々な声があるので、やはり計画つくるに当たって調査等もしていただいていますので、いろいろな声を聞いて、そこをうまく最大公約数的にやるって本当に難しいと思うんですが、そういったことがほかの課になりますが、児童虐待予防とか健全育成とか、そういったものにつながっていく、本当に皆さんのやっていることが重要な基礎部分になると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  次なんですが、十月から幼児教育の無償化が始まったので、そのあたりの令和元年度決算、半年分ではありますが、収支がきっちりと辻褄が合うといったらおかしいですが、きちんと合ったのかというところをちょっと教えていただければと思います。歳入は総務になるのかなと思いますが、地方特例交付金が今年度限りで出たりですとか、分担金、負担金、使用料、手数料のところで、無償化によってマイナス、要するに入ってこないというような状況があったりとかしたと思いますので、それと歳出が整合性があるのか、確認させてください。 95 保育課長 幼児教育・保育の無償化に伴う歳入歳出への影響についてです。委員御指摘のとおり、令和元年度と平成三十年度の決算の比較ですが、元年十月一日から幼児教育・保育の無償化が始まっておりますので、半年分の影響となります。  歳入につきましては、こちらは公立保育園の使用料、こちらが約一億円の減収、歳出につきましては、歳出規模は全体として約十億円の増額となります。しかしながら、国・県からの補助金、負担金の増加がございますので、一般財源ベースでは約五千万円の減額となります。 96 伊藤正子委員 確認させてください。五千万円足りなかったということになるんですか。
    97 保育課長 昨年度と比べますと、歳出が五千万円減額です。減っている、持ち出しが少なくなっているということです。 98 伊藤正子委員 聞き間違えてすみません。では、何とか賄えたということで理解させていただきました。  続いて、少しずつ細かいところも、なるべく決算書に沿ってやっていきたいと思うんですが、百六十一ページのところに、民生委員の活動というのが出ているかなと思うんですが、ちょうど改選の時期なのかなと思いますが、今、主要な施策の成果に関する説明書の三十五ページにも出ているかなと思うんですが、いわゆる民生委員不在の地区が元年度であったかどうか。あと、活動で何か特別注目すべき点があれば教えてください。 99 福祉部参事兼福祉推進課長 民生委員の不在の地区があったかということですが、配置されていない地区というのはございましたが、そういったところに対しましては、周辺の民生委員などでカバーしておりますので、基本的に不在というような状態ではないということになっております。  あと活動の特色、特徴ですが、昨年度、一斉改選が行われまして、改めてまた新たに民生委員になられた方がいらっしゃいます。ただ、その中には、まだ成り手がいらっしゃらない地区というのがございましたが、自治会等の協力を得ながら、少しずつ今増やしているところです。今回コロナの関係がございまして、二月三月頃、厚労省から通知等もございまして、まずコロナ対策をしっかりした上でやるようにとか、そういった活動の方針、やり方を指示、通知をいただいておるところですので、コロナの感染症に気をつけながらの活動に今切り替えて実施しているところです。 100 伊藤正子委員 なかなか今は高齢になっても働く方が多いので、成り手も見つからないのかなと思いますが、今年度になってしまいますが、活動、コロナに注意しながらやっていただけたらと思います。  続いてなんですが、百六十三ページのところに生活困窮者自立支援事業について出ているかと思うんですが、なかなかコロナ前から、もう生活が苦しいというか、経済が大分厳しくなってきていて、本当に困っている方が多くて、私も相談を受けることが非常に多いんですが、川越市自立相談支援センター、元年度はどんな、委託して相談に応じてもらっているということと、相談に行った方からはとてもよくしていただいたという話なども聞いているんですが、川越市としてはどのように元年度は評価されたのか教えてください。 101 生活福祉課長 自立相談支援の事業につきまして、お答えいたします。自立相談支援事業の昨年度の相談件数につきましては、六百八十七件新規の相談がありまして、そのうち、住居確保給付金につきまして、新規で五件で支給金額五十八万四千円、就労準備支援事業として、支援人数が七名、支援状況につきましては、セミナー参加ですとか、就労件数についても七件ということになっております。そのほか、一時生活支援事業につきましては、二世帯、支援人数二人で、利用日数が五十日、家計改善支援事業につきましては、支援人数四十四名、学習支援生活支援事業につきましては、教室開催回数が四十五回の小学生の参加で十六名、中学生が二十三名、高校生が五名ということになっております。  自立相談支援センターにつきましては、本年度からユープレイスに移動したということもありまして、昨年度から一名増やして相談体制を充実させております。今年のコロナの影響で、結構相談件数が増えているんですが、それに対してはきちんと対応して、今現在は社会福祉協議会の福祉資金、その貸付の関係の手続が結構大変という話は聞いております。 102 伊藤正子委員 ユープレイスに、これは今年度の話ですが、移転して、すごくきれいな場所で丁寧に相談乗っていただいていて、連携もしていると聞いているんですが、今出てきた社会福祉協議会に関しては、ちょっと距離ができてしまったので、さらに連携していただければなと思います。  続いてなんですが、百六十五ページに総合福祉センターのことが出ているかなと思います。主要な成果の三十九ページにも出ていますが、台風の影響を受けたりですとか、あといろいろ工事なんかもなさっていたのではないかと思うんですが、そのあたりいかがでしょうか。 103 福祉部副部長兼障害者福祉課長 総合福祉センターオアシスでは、まず空調設備の改修工事を昨年度やらせていただきました。これは、今までオアシスが平成七年に開館しまして、もう二十五年近くがたったということで、空調がちょっと調子が悪くなりまして、そちらのオアシスの施設が高齢者と障害者の施設ということで、近年大分暑い日があったりとか、そういった影響もありまして、まず障害者、高齢者が安全にそこで過ごせるようなということで、空調の工事をさせていただいたところです。  災害の関係では、昨年度は台風で被災された方にオアシスの体育室をお貸しして、そこで三月末まで過ごしていただいたところですので、そちらの体育室を使っての講座ですとか、そういったものはストップしたような状態がございました。またコロナということで影響もありまして、市民の方には講座ができなかったり、あるいはプールが使えなかったりということで、御不便をかけたところがありましたが、現在もコロナの影響は受けておりますが、できる範囲内で人数を絞って今、再開をしているところです。 104 伊藤正子委員 台風だったりとか、三月にはコロナでオアシスが使えなくてとても残念だという声はたくさん届いていますが、配慮が必要な方も多くいらっしゃいますので、無理のない範囲で再開していっていただければと思います。  引き続きなんですが、全国的な傾向として、障害がある方に対する虐待の件数がすごく増えていて、川越市ではいろいろやっていただいているので大丈夫かなと思うんですが、念のために確認で、令和元年度はどのような件数で、どんなことを、もしこういうことはやりましたというのがあれば教えていただけたらと思います。 105 福祉部副部長兼障害者福祉課長 障害者に対する虐待の件です。障害者に対する虐待に関しましては、障害者虐待防止センターが社協にございまして、そちらに今現在委託をしている状況です。  そちらに昨年度入りました件数といたしましては、八十件の相談を兼ねてお話がありました。職員がお話を聞く中で、虐待か虐待ではないかということで判断、多くはいわゆる相談という部類のものが多いそうなんですが、その中で虐待が疑われるケースということで七件ほど、これは虐待が疑われた場合には、こちらの基幹相談支援センターにお話が来まして、そこで対応ということになるんですが、七件疑いがあったと。そのうち、調査をした結果、三件について、これは施設従事者による虐待ということで、お話が最終的に進んだところです。そちらは、職員が障害児に虐待をしたというケースなんですが、もう既に私どもの職員が駆けつけたときには、その事業所の職員が退職されているということで、それで終結という状況でした。 106 伊藤正子委員 やはりどうしても、頑張っていただいても発生するんだなと理解させていただきました。  基幹相談センターはユープレイスに移動されたかと思いますし、別の方の質疑の中で、なかなか監査が思うようにできないみたいな話もありましたので、ぜひ、一番は通報なんでしょうか、発見に努めていただいて、特に障害児ということだったので、なかなか本人からは申出はできないのかなと思いますので、継続してよろしくお願いしたいと思います。  続いてなんですが、ちょっと飛んで百七十三ページのあたりに、地域包括ケアについて出ていると思うんですが、介護の大変さというのは、もう皆さん共通認識かなと思うんですが、なかなか、地域包括ケアにつながれば介護のことで相談乗ってもらえますということで、大分認知が進んだかなとは思うんですが、実際働いていらっしゃる現場の方々、人数が少なくて、とても過酷で、次々いろいろな調査だったりとか、相談だったり、地域の方が駆け込んできたりとか、大変だと聞いております。そこで、令和元年度、委託しているので分かる範囲でいいんですが、どんな感じで運営されてきていて、やはり人手のところです。充足しているか、そのあたり分かれば教えていただけたらと思います。 107 地域包括ケア推進課長 地域包括支援センターでは、定数としては昨年度は、九包括、全体で六十六名の職員がいらっしゃいます。ただ、その中で昨年度、二つの包括で職員が入れ替わるということで、入れ替わりが結構激しいところは、職員が足りないところが二カ所ほどございました。それで、こちらも人を探していただきたいということで、いろいろなところに相談している状況がございます。  包括支援センターは確かに業務が多くて、いろいろな相談を受けて、あといろいろな事業も行っていただいていますので、大変だということはお聞きしています。ただ、丁寧に、来た人に関してはフォローしていくという形で、寄り添いながらの支援を行っていますので、取りこぼしがないようにということで、こちらとも一カ月に一回会議を行って情報共有をしているところです。分かる範囲では以上になります。 108 伊藤正子委員 包括によっては入れ替わりで人が不足しているということが、川越市としては分かっているということだったんですが、いかんせん委託なので、どう支援ができるのか、ちょっと悩ましいですが、一月に一回情報交換していただいているということなので、本当難しいなと思うんですが、新しい人が見つかるよう、川越市としてもさらに御協力いただけたらなと思います。  続いてなんですが、百七十九ページにやまぶき荘について出ているかなと思うんですが、主要な施策の成果に関する説明書の四十八ページにも出ているかと思いますが、こちらの工事をされたりとか、あと台風で行き先がなくなってしまった方をお引受けいただいたりとか、いろいろ元年度は大変だったかなと思うんですが、何か特にあれば教えていただけたらなと思うんですが、どうでしょうか。 109 高齢者いきがい課長 やまぶき荘の状況です。昨年度は今御指摘をいただいたように、軽費老人ホームケアハウス主の園が被災しまして、そこの避難者の方を受け入れた経緯がございます。また、コロナ禍の中にあっての状況ですが、新規の方を受け入れることを少し見合わせていた期間がございます。今は受入れを再開しておりますが、そういったこともありまして、入所者数が減っております。平成三十年度末の入所者数が七十一名だったのに対し、令和元年度末では六十名ということで、十一名減っております。こういったこともありまして、さらにここでコロナ禍ということで、現在五十八名まで減っております。今後は、やまぶき荘で保護が必要な方を適正に受け入れていくということを進めていく必要があると考えております。 110 伊藤正子委員 人数が元年度減っていて、今年度にかけてもちょっとコロナで減っているということなので、これって経営に結構影響があるのかなと思いますので、ぜひ川越市としてできることがあれば御協力いただきたいなと思います。やはり市内唯一の川越市の老人施設ですので、いろいろ工事していただいたりとか、普段からやっていただいていますが、やはり大事に、なかなか、直営というんですか、委託とはいえ市で持っている数少ない施設なので、ぜひぜひよろしくお願いしたいと思います。  続きなんですが、青少年対策のところで、非行防止対策というのが百八十三ページにあって、主要な施策の成果でも五十一ページに出ていたりするんですが、たまたまやっているというか、実際活動していただいている方のお話を聞く機会がありまして、やはり声がけを青少年にすると、お子さんにとってかなり有益な、最初はうるせえなとか言ったりするらしいんですが、効果があると聞いていまして、あと携帯を持っている場合は、保護者に連絡したりとか、いろいろ取組もされているようなので、元年度の活動はどうだったか教えてください。 111 こども育成課長 少年補導員の活動に関してです。令和元年度につきましては、三から五人で一組となりまして実施をしております。回数としましては五百七十六回、平成三十年度と比較いたしますと五十八回の減少となっておりますが、主な理由といたしましては、令和元年度は少年補導員の委嘱替えの年でした。そのため、班長等に新たな方々が選出され、慣れていないことなどから、二組で一緒に実施することなどのために回数としてはちょっと減少したというところが見られます。  コロナ禍の状況につきましては、年度末まで感染予防に配慮をしながら実施をして、具体的には補導員同士の間隔を空けての見回りや、車での補導の際には、市からアルコール消毒液を配布するというような対応をして、予定どおりの実施をいたしました。参考としまして、今年度、令和二年度になってからは緊急事態宣言を受けまして、一定期間、補導活動は中止としております。ただ、その間につきましては、市の職員で青色パトロールの車がございますので、これに乗車しまして、小中学校下校時の見守りなどを強化していたところです。 112 伊藤正子委員 どんどん推進していっていただけたらと思います。  もっと小さいお子さんが対象になるのかなと思うんですが、児童遊園の新設とか整備といったようなことも百九十三ページのあたりに出ていて、主要な施策の成果の六十ページのあたりにも出ているのかなと思います。数としては百四十四あると思うんですが、自治会の方の御協力などを得ながら整備されているんだろうと思うんですが、高齢化していますし、あと昨年、一番問合せが多かったのが除草作業をどうやっているかということでしたので、その辺もし御存じでしたら、併せて令和元年度の活動について教えてください。 113 こども育成課長 児童遊園の新設整備等についてです。児童遊園は、自治会からの申請に基づきまして市が設置をし、その管理につきましては、市と自治会による共同管理として進めているところです。管理につきましては、市で管理基準というものを定めておりまして、市の役割としましては、専門業者などによる遊具等の点検を行いまして、除草などにつきましては、自治会にお願いをしているところです。  児童遊園の除草につきましては、利用する児童の安全性への配慮から、平成二十二年度から除草剤の使用を禁止としております。したがいまして、現在自治会については除草剤を使用せず除草をしていただいているところです。現状の声といたしましては、自治会の組織率や自治会の方々の高齢等に伴いまして、なかなか除草作業も大変だという声を何点かいただいているところではございます。ただ、これにつきましては、除草剤のこともありますので、引き続きお願いをしていきたいと考えております。 114 伊藤正子委員 暑い日もありますので、除草作業には本当に感謝しております。児童遊園は、私も子供と一緒に使わせていただいたりとかして、もうその子も大分大きくなってしまって、もう一緒に行くということはなくなったんですが、そういった経緯がありますので、自治会以外にも、もうお子さんが育って大丈夫になったような方とかの力を借りてやってもいいのかななんて個人的にはちょっと思ったりしているので、なかなかそういう新しい枠組みをつくるのは大変かもしれませんが、機会がありましたら御検討いただけたらと思います。  引き続きなんですが、ちょっとページ戻ってしまって申し訳ないんですが、百八十七ページの放課後児童健全育成事業、こちらは民間の学童保育室かなと思うんですが、主要な施策の成果に関する説明書だと五十四ページに出ているかなと思うんですが、なかなかお話を聞く機会がないので、もし元年度、活動で何かありましたら教えていただけたらと思います。 115 こども育成課長 放課後児童健全育成事業についてです。いわゆる学童保育のうち、民間事業者が実施して、それに対して市からは一件に対し補助をしているところです。令和元年度の状況ということですと、スタッフが七名、児童の定員は四十名という状況でして、コロナ禍の関係、感染防止の状況がございましたので、三月ぐらいからは市の公設の学童保育の状況を民間学童にもお伝えしまして、同じような情報交換をして対応を進めていたところです。 116 伊藤正子委員 川越市公設公営の学童があるので、情報交換していただけたのはすごくよかったかなと思います。  続いてなんですが、百九十七ページのところに児童発達支援センターについて出ているかなと思います。こちらは、主要な施策の成果に関する説明書の六十四ページですとか、あと取組状況調べの二十七にも出ているかなと思うんですが、一見して内容が充実されたと思います。市民の皆さんの期待もすごく大きくて、相談もいっぱい寄せられているようですが、昨年度の状況はどのような感じだったでしょうか。      (休  憩)      (再  開) 117 療育支援課児童発達支援センター所長 児童発達支援センターの昨年度の事業についてです。まず、平成三十一年四月にあけぼの・ひかり児童園から児童発達支援センターということで新しく移設しまして、在園児数が三十一年四月には五十九名だった人数が、令和元年三月末では六十八名に増えております。ちなみに今現在は七十四名ということで、園児数は増えております。  また児童発達支援センターになりまして、新しく保育所等訪問支援事業所の指定を受け、また相談支援事業所の指定も受けております。事業内容といたしましては、従来の通園通所機能に加えまして、相談支援機能ですとか、地域支援機能の充実を図っておりまして、専門職、これは理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門職による外来療育、また様々な遊びや活動を通じて言葉や心身の発達を促す親子教室などを実施しております。当センターにおきましては、地域で中核的な役割を担う機関といたしまして、児童発達支援の提供だけではなく、様々な支援の提供を図ることにより、総合的な支援を行ってまいりました。 118 伊藤正子委員 だんだん地域に溶け込んで、軌道に乗ってきたのかなという感じがします。今まで、川越市で療育というのがなかなか思うように進んでこなかったというところがあると思うので、さらに充実させていっていただけたらなと思います。  生活困窮のところで、学習支援についてちょっと御説明いただいたり、別の委員の方も質疑されたりしていたんですが、ひとり親でも学習支援事業ってやっていると思います。令和元年度でちょうど委託されていたところが変更というか終了したかなと思いますので、元年度の活動というか、委託してみてどんな状況だったのか、あれば教えていただけたらなと思います。取組の二十四の一ですとか、主要な施策の五十五ページにも出ていますので、見ていただけたらと思います。 119 こども未来部副部長兼こども家庭課長 ひとり親学習支援についてです。令和元年度は九十一名の参加をいただきました。アンケート調査を実施しているんですが、生徒からは、学校教室の先生や友達に受け入れられていると感じているかということを質問させてもらったところ、とてもそう思う、少しそう思うということで一〇〇%ということでした。またコミュニケーションを取ることの不安が減ったかということについても、とてもそう思う、少しそう思うで八六%、成績向上につながったかということについて、とてもそう思う、少しそう思う、それで九〇%と書いていただきまして、保護者の方からも、楽しく参加していたかという質問に対して、とてもそう思う、少しそう思うで九五%、さらに成績向上につながったかということで、とてもそう思う、少しそう思うで八六%で回答をいただいております。  個別にも、参加前に比べて家庭学習の時間が増えただとか、また勉強しなければと思ったとか、分かると楽しいという意見をもらったり、保護者の方からも、受験に向かって自分から勉強する時間が増えたというようなことや、意欲的になりましたというようなアンケート結果をいただいております。  こういったことを見ますと、学習意欲、また学力の向上は図られたものと考えております。また子供の学習とか、進学に不安を感じているひとり親の負担の軽減の一助にもなったと考えております。 120 伊藤正子委員 やはり勉強が分からないと、学校行きたくなくなったりとか、あとやはり学校へ行ってからも友達と馴染めないとか、そういったお話直接聞いたりしていますので、やはり効果があるんだなと思いました。今年度になってしまいますが、場所を増やしていただいたりとか、ユープレイスでやっていただいたりとかしていますので、引き続き取り組んでいただけたらと思います。よろしくお願いします。  続いてなんですが、産後ケアについてちょっとお聞きしたいなと思います。これは、主要な施策の七十五ページに出ていたりとか、あと取組状況調べにも三十一の二のところに出ているんですが、なぜお聞きしたいかというと、始まってしばらくたってどうかなということと、あとはとかくこういうのは大勢利用するといいというような評価があるのかなと思うんですが、やはり誰にも頼れない人というのはいて、そういう人のために、たとえそういう人が少ない人数であっても、用意されているということが重要なのではないかなと思っているので、ちょっと元年度の状況がどんな感じだったのか教えていただけたらなと思います。受益者負担というか、利用者で支払う部分もあるので、なかなか希望する人全員が使える制度でもないのかなとも思いますので、昨年度の様子を教えてください。 121 健康づくり支援課長 産後ケア事業の利用状況についてです。こちらの事業は、平成二十八年度から実施しておりまして、産後四カ月未満の母子に対しまして、心身のケアや育児のサポート等を行い、産後も安心して子育てができる支援体制を確保するものです。  昨年度の利用状況ですが、この事業は、医療機関一カ所と助産所一カ所で行っておりまして、昨年度は二カ所合わせまして、利用者二十九人の方が利用日数としては延べ六十日の利用となっております。先ほど、始まってからの推移というようなお話もございましたが、利用者につきましては、平成二十八年度の利用者が七人から始まりまして、二十九年度十八人、三十年度三十六人、元年度二十九人となっております。  委員がおっしゃるとおり、多くの方が利用されている事業ということではございませんが、利用されていらっしゃる方のお声を少し聞いてみましたところでは、初めての育児でサポートがなくて、家に帰って子育てをするのが不安だった方が、この産後ケア事業、宿泊による育児手技などを教えていただける事業でもございますので、そういった中で丁寧な育児手技を指導してもらったということで、自宅に帰ってからの育児に自信がついて、家に帰ってから困ることがなかった。またいろいろな不安、困りごとがあったが、実際に帰ってからスムーズに育児が行えた。実際に泊まられるのはお母様になりますが、利用されている間にお父様もそこに来て一緒に育児手技を学ぶことができたので、家に帰られてから、お父様もすんなりと育児に協力できるようになって、サポートができるようになった。また、この事業は七日間最大使うことができますが、七日間使われたお母様からは、産後の休養を十分取ることができたので、自宅に戻ってから体調の不安を訴えることもなく、スムーズな育児ができたというようなお声を聞いております。 122 伊藤正子委員 本当、自分の頃にあれば使ってみたかったなと思うような制度でありますし、これ以外にも様々いろいろ取り組んでいただいていて、お父さんに父子手帳を配ったりとか、いろいろやっていただいていて、本当感謝するばかりです。  世の中が、ではどうなっているかというと、今話題になっているのは、男性が育休を取るんだが、取るだけ育休とかと言われていて、釣りに行ってしまったりとかスキーに行ってしまったりとか、子供の面倒を見たりとかお母さんのお世話をするのではなくて、自分の休暇として、育児休暇って休みだろうというような考え方の方もいて、なかなかあの手この手で啓発していただいても、まだまだなところもあり、そういった家庭から、やはり虐待予備軍ではないんですが、大変な状況が生まれているという状況もありますので、そういった、いわゆるお父さんがとてもひどい人なのかというと、お会いしてみるとごくごく普通のお勤めされている、問題をあまり感じさせないような印象の方が非常に多くて、この課題の難しさをすごく感じます。  なので、今でも十分保健師たちを中心に、助産師たちを中心にやっていただいていますが、より一層取り組んでいただけたらなと思います。  あと今回、風疹のことが取り上げられていたかと思います。これは、決算の資料だったりとか、あと、これもやはりそれぞれ状況調べとか、そちらにも載っているかと思うんですが、詳細は確認させていただいたんですが、やはりなかなか川越市はとてもよくやってくださっていて、全国平均よりも接種者は多いと聞いているんですが、例えば男性であれば、行ってみたいと思ったが、仕事が忙しくて行けていないですとか、あと女性も、今は働いている方も多いですし、なかなか接種する機会がないということなので、こういう場合は、結果はいいんですが、やはりなるべく打っていただいたほうがいいのかなと思うので、そのあたりも含めて、元年度どういうことをされて、これからどういうことができそうか、もしあれば教えてください。 123 健康管理課長 風疹に関する事業の元年度の状況についてです。風疹に関しましては、妊娠を希望する女性等への風疹予防接種という事業と、もう一点が成人男性の風疹抗体検査、予防接種についてということで、二点ございます。  一点目の妊娠を希望する女性等への風疹予防接種につきましては、抗体検査自体は平成二十六年から行っているものなんですが、令和元年度から新たに予防接種に関しまして、市から補助を出すという形での事業です。妊娠を希望する女性とそのパートナー、家族等に予防接種を実施して、これに関しましては、妊婦が風疹に罹患してしまいますと、新生児が先天性風疹症候群という重い病気にかかってしまう可能性があることを予防するためのものです。  もう一点が、これは国の事業として緊急的な事業として展開されたものでして、風疹の抗体保有率が低いと言われている昭和三十七年四月二日から昭和五十四年四月一日の間に産まれた男性に、風疹の予防接種を実施し、抗体価の低い方に関しましては予防接種もすることで、風疹の蔓延を予防するという国の目的です。  昭和三十七年から昭和五十四年の間に産まれた男性に関しましては、公的な予防接種を受ける機会がなかったものですから、ほかの世代が大体九〇%ぐらいの抗体保有率なんですが、この世代だけが八〇%ということで、一〇%の開きがあるということで、クーポンを送付して、早めにこの数字を八五から九〇という形に引き上げようという形で、令和四年三月までの時限措置として今展開しているところです。  ですが、委員おっしゃったように、国で試算した接種率は一六%程度と見込んでいたところ、川越市の接種率は約二〇%ということで、国のほうは上回ってはいるんですが、まだ受けていない方はいらっしゃるので、抗体検査が未実施の方に関しましても、勧奨する通知を行っているところです。      (休  憩)      (再  開) 124 伊藤正子委員 やはり大人でかかると重症化すると思いますし、私が、ちょっと余談になりますが、手話を興味持ったのは、沖縄で風疹が大流行して、風疹で耳が聞こえないお子さんがたくさん産まれて、沖縄だけ独自で手話文化が栄えたというお話を漫画で読んで、手話というのがあるんだとか、そこで風疹とは怖い病気なんだなというのを知ったので、やはりそういったお子さんが出ないということも大事だと思いますので、ぜひぜひ、本当にまさに私の年代といいますか、私は中学校の学校の中で女子生徒だけ接種した年代なんです。確かに同級生の男の方は接種していなかったなと思いますので、後から追いかけてやるって本当に大変だと思うんですが、ぜひぜひお願いしたいと思っております。  最後になるんですが、ごみについてちょっとお伺いしたいなと思います。課はまたがってしまうかもしれませんが、決算書の二百二十五ページにごみ減量等推進という形で出ていたりとか、あと二百二十七ページ、収集運搬委託費用が一昨年より上がっていたりとかするので、ちょっとごみの収集だとか、あと処理で昨年度はいろいろあるのかなと思うんですが、そのあたりいかがでしょうか。 125 資源循環推進課長 ごみの処理の関係のことについて、概要だけ御説明させていただきます。こちら、まず大変恐縮なんですが、主要施策のところで九十一ページの令和元年度のごみの排出量というところで御説明させていただきます。  こちらが、合計が十万五千五百四十二トンということで、昨年度から比べると約千五百トンぐらい増えたことになっておりますが、冒頭でお話ししましたように、昨年度は台風の関係で一千トンぐらいごみが増えているということがありましたので、ごみの全体としては、例年どおりの処理を行ってきたのではないかと考えております。こちらの取組については、従来どおりの処理で行ってきたところです。内容につきましては、私どもではごみの分別、それから資源化に向けて推進するということで、こちらの決算書のところの項目の事業を進めてきたところです。ちょっと雑駁になるんですが、まず処理の進め方のところについては以上です。 126 収集管理課長 ごみの収集委託が一昨年度に比べて昨年度上がった理由としましては、主に四点ございまして、一点目が、消費税が八%から一〇%に上がったということです。それと二点目が、委託料の積算に当たって厚生労働省の賃金構造基本統計調査というのを通常使っているんですが、そちらの人件費が上がったというところです。それと三点目が、布類の定時収集が開始したことによって委託料が増加しました。そして四点目は、平成から令和になりまして祝日がかなり増えましたので、その祝日収集の部分の委託料が上がったということです。 127 伊藤正子委員 これまでも質疑の中で、台風、いろいろ大変だったという話も出てきていましたし、片付けもあったなんていう話もあったので、ごみの収集とか処理も大変だったんだろうなと思いました。あと、産業廃棄物では、PCBがいつも質疑させていただいていて、気になっていたところだったんですが、別の委員が聞いてくださったので、今回はやめます。  布類が始まってというか、一年間通して収集されるようになって、やはり分別して量が減れば、処理費も安くなっていいんだろうなと思うんですが、今年度になってしまいますが、今、プラスチックごみとか布類とか紙ごみの行き先がないのかなと思うので、すごく大変な時期で、コロナウイルス感染症の感染予防をしながら、やはりごみにウイルス入っている可能性もありますので、大変苦労されているのではないかなと感じながら、いつも本当にありがたいなと思っております。そう思っていますので、引き続き皆さんで東清掃センターの改修とかいろいろありますし、一般質問でも出ていましたが、資源化センター、いよいよ十年たって計画立てていかなくてはいけないのかなと思いますので、今後もずっと大変な作業が続くかなと思いますので、ぜひぜひよろしくお願いします。      (休  憩)      (傍聴人一人出席)      (再  開) 128 長田雅基委員 私からも、令和元年度一般会計決算について質疑させていただきます。まず、子ども・子育てに関わる分野からお聞きさせてもらいたいんですが、全体を通して児童福祉分野において、当初予算に対して足りなかった施策ですとか、また使い切らなかった主な施策、ありましたらお答えお願いします。 129 こども未来部長 当初予算に対して、執行済額が下回っているということですので、いわゆる不用額ということになろうかと思いますが、こども未来部といたしましては、児童手当の不用額が一億八百八十五万五千円ということでして、この辺につきましては、人数とか平均所得の状況等、特例給付になってしまう場合の方が多くなれば、予算に対して執行額が下回るというようなこともあろうかと思いますので、そのような点が一つ大きいことになろうかと思います。  あと、児童扶養手当につきましても、六千四百五十三万二千七百四十円の不用額ということですので、この辺につきましても、人数的な部分、どうしても予算の場合は一定の合理的な方法によって見積もるわけですが、実際の給付等に係る部分と若干の差が生じてしまうという部分もございますので、そのようなことが原因かと考えておるところです。 130 長田雅基委員 足りなかったところとかはなかったですか。      (休  憩)      (再  開) 131 こども未来部長 逆に補正等の額を増額したということになりますが、一つには障害児通所支援ということで、こちらは当初予算九億五千二百二十万七千円ということでしたが、補正予算が一億一千八百九十万二千円ということで、現計予算が十億七千百十万九千円ということで、それに対して執行額が十億四千五百八十七万五千円三百十二円ということでして、この辺につきましては、補正増をしまして、最終的な支出に見合う予算措置を講じているというところです。 132 長田雅基委員 続きまして、個々の施策について、それぞれお聞きさせてもらいたいんですが、一般質問でもさせてもらいましたプレーパークについて、さらに深めさせていただきます。昨年度一年間プレーパークを実施されたということなんですが、実績についてお聞きさせてもらいます。開催場所と回数、それぞれどのようなところだったのがお聞きさせてください。 133 こども育成課長 プレーパークの昨年度の実績についてです。昨年度、二回実施をいたしました。実は全三回を予定しておりましたが、一回は荒天により中止といたしております。  次に開催場所についてです。市内の牛子にございます川越ハイツ児童遊園、二回目が的場にあります八幡神社児童遊園、この二カ所でそれぞれ開催を行いました。 134 長田雅基委員 プレーパークについて改めて、当初の予算規模と、あと使い道について聞かせてください。 135 こども育成課長 プレーパークの予算規模などについてです。当初は、十八万四千九百二十円を予算と計上しております。歳出につきましては十万六千六百円で、内訳としまして、プレーリーダーの報償費、こちらが十万円、これは二回で十万円です。プレーリーダーは各一回につき二人をお願いしています。あと消耗品としまして、紙コップや紙粘土、水風船など、これに五千八十二円。実施に際しまして必要な来場者の傷害保険、こちらの保険料が千五百十八円となっております。 136 長田雅基委員 それぞれ昨年度は二回中二回開催されたということで、それぞれの開催されたプレーパークについて、参加人数と何か御意見とか、声などありましたらお聞きさせていただきたいなと思います。 137 こども育成課長 開催されたプレーパークの参加人数などについてです。参加人数は合計で六十九名、こちらは参加されたお子さんとスタッフを含む人数でございまして、お子さんだけですと三十九名の参加です。  一般質問でもお答えしてありましたが、児童遊園で実施しているプレーパークにつきましては、自治会さんに御案内をして、その育成会の方々とともに実施しました。それぞれスタッフの方から、子供たちが生き生きと遊んでいる姿を見ることができて大変嬉しかった、とてもこの事業はよい事業だと思うので、来年も実施したいというような御意見をいただきました。 138 長田雅基委員 非常に好評だったという意見がありました。  それで、今、一般質問でも、市内の児童遊園それぞれ探しながら、開催可能な場所とトイレですとか、そういったところを探しているということをお聞きしたんですが、市内で現在プレーパーク開催可能な児童遊園というのは何カ所ぐらい想定していらっしゃるんでしょうか。 139 こども育成課長 プレーパークが可能な児童遊園数についてです。条件としまして、面積がやはりある程度の人数が来ても自由に遊び回れる面積という、児童遊園の望ましい面積三百三十平米というのが目標です。それと今、委員もお話しいただきました自治会館が近くにあってお手洗い等があるという、そういった条件から導き出しますと、約四十カ所と考えております。 140 長田雅基委員 市内では四十カ所あるということなので、あとは自治会の御協力ですとかというところで開催が可能な場所はまだまだあるのかなと感じました。  一般質問でも述べさせていただいたんですが、現在県内では様々な形でプレーパークが実施されております。公設公営ですとか公設民営という形で。今、市は公設民営という形、公設公営なのか、それぞれ年間まだ二回だけということで、お試しな感じもあるのかなと思っているんですが、市が今後プレーパークを目指していく上で、どういった形を目指していくのか、このあたり、もし考えがありましたらお聞きさせていただきたいなと思います。 141 こども育成課長 市の目指すプレーパークの進め方についてであります。やはりプレーパークという事業になりますので、子供たちが自由な発想を生かして様々な遊びを通じた体験や交流ができる、子供たちが安心して遊べるプレーパークを実施していきたいと考えています。また、運用方法につきましては、これまでの実施方法のほか、他市の例を参考に関係部署とも検討して、鋭意進めてまいりたいと考えております。 142 長田雅基委員 本当に県内には様々な形で運営されているところがありますので、ぜひ参考にしていただいて、私は常設がいいのかなと思っていますので、いろいろ検討していただいて、お願いしたいなと思います。  続きまして、子供の貧困の分野に関して聞かせていただきたいんですが、昨年度ではないですが、子供の生活実態調査を行って、調査結果のまとまったものが出てきました。この調査結果から、昨年度、子供の貧困なども含めて、市が必要と考える施策ですとか分野、何かピックアップして出てきたものがありましたら、何個かお聞きしたいんですが。 143 こども未来部副部長兼こども家庭課長 子供の貧困の関係です。調査の結果、幾つか出てきてはいるんですが、一番大きなところとしては、やはり子供の居場所が、いろいろな面で欲しいという意見をいただいていますので、その居場所づくりをどうするかというところでの検討が必要かと考えております。 144 長田雅基委員 さらに、昨年度において一年間で、この子供の生活実態調査、この調査結果から、新たに進み始めた、もしくは行った新規事業ですとか、また施策がありましたらお聞きしたいなと思います。 145 こども未来部副部長兼こども家庭課長 令和元年度につきましては、具体的に進めている事業計画を策定するに当たって、そこにいろいろな施策を盛り込んだということがあります。また、子供の貧困のシンポジウムを市民の方と協働で開かせていただいて、そこからいろいろなつながりができてきたというところです。 146 長田雅基委員 計画の中にも恐らく具体的なものがそれぞれ盛り込まれたのかなと思いますので、これから調査結果をしっかりと、その結果を基に実のある施策、つなげていただきたいなと思っております。
     近年、子ども食堂ですとかフードパントリー、あとは学習支援なんかも、市民団体ですとかが中心になって広がってきていると思うんですが、その市民の子供の貧困をなくしていきたいという活動に対して、市の関わりは昨年度においてはいかがでしたか。 147 こども未来部副部長兼こども家庭課長 子ども食堂につきましては、市内幾つか始められているところで、情報共有という形を取らせていただいたりはしておりました。今後は、そういったネットワークなり、ホームページを立ち上げるとか、そういったことでの施策はしていきたいと思っております。 148 長田雅基委員 ぜひ市民の方たちの熱意を後押しできるような施策につなげていただきたいと思います。  先ほど、なくそう!「子どもの貧困」川越シンポジウム、協働で市がやられたということで御答弁がありました。昨年度行われて、いよいよ出発したところもあるんですが、今後もいろいろ民間団体では進めていく流れがあると思うんですが、市の今後の関わりはいかがでしょうか。 149 こども未来部副部長兼こども家庭課長 委員おっしゃるとおり、シンポジウムの実行委員会、一生懸命やっていただいているというところです。今年度の協働事業でシンポジウムを開く予定ではございましたが、残念ながらコロナの影響で延期ということで、来年度、ぜひ実施したいということで打合せはさせていただいているところです。 150 長田雅基委員 続きまして、こちら、私は主要な施策の成果に関する説明書から何点かお聞きしていきたいんですが、まずは五十ページのところで、こども一一〇番の家事業というのがあるんですが、いろいろなところで町なかにこども一一〇番の看板を拝見するんですが、新しい看板から、大分何十年前の看板かなというのも見受けられまして、このあたり、期待する効果と、昨年度何か具体的な実績、例えば子供が駆け込んできて助けてとか、そういったものがあったのかどうか、このあたりお聞きさせていただきたいなと思います。 151 こども育成課長 こども一一〇番の家についてです。こども一一〇番の家事業につきましては、地域での自発的な市民運動として運営が始まった経緯がございます。川越市青少年を育てる市民会議を通じまして、この事業を支援しているところです。  令和元年度につきましては、看板を劣化ないしは新規の方々に対しまして、百十五枚配布させていただいております。運営方法も様々でございまして、学校が事業主体となるところ、自治会が事業主体となっているところ、PTAが事業主体となっているところ、そして地区会議が事業主体となっているところなどがございます。看板の設置件数は、令和元年度三千八百六十七件でございました。平成三十年度に比べ、五十五件減っている状況です。  取下げの理由としましては、高齢化により対応が難しくなってしまったとか、あとは家庭の事情で、例えば介護の必要が生じてしまったために看板を取り下げざるを得ない。ないしは、今までは自宅にいましたが、仕事を始めたというような、そういった状況により活動を取り下げる方などもいらっしゃいます。  なお、各実績といいますか、子供が相談に入ったというような報告という制度は一切しておりませんので、直接、市に何件あったとか、こういうものがあったというのは把握しておりません。 152 長田雅基委員 地域でもいろいろな場所にこども一一〇番の看板が見られますので、あるだけでも視覚的に安心感といいますか、抑止力までは行くのかどうか分からないですが、子供を見守っているという、そういった地域になるのかなと感じています。  併せて実績というところでも、実際に子供が、一一〇番というぐらいなので、例えば駆け込んできたりだとか、何かこう、おかえりなさいという声かけがあったりだとかというのが、しっかりとつながるといいなと思って質疑させていただきました。  続きまして、併せて五十六ページなんですが、児童虐待に係るところ、要保護児童対策地域協議会が開かれていると思いますが、児童虐待の防止ですとか発見などに力を入れているかと、川越市も取り組んでいるかと思います。昨年度一年間で、それぞれ件数示されておりますが、この件数の手前には、なお私も現場とかで働いていると、その手前、事件や事故が起こる一歩手前がヒヤリハットと言って、少し危なかったという事例というのがあるかと思うんですが、児童虐待においても、事件や事故が起こる手前のヒヤリハットの部分で、何か危なかった事例ですとか、事後に気づいた事例などがあったらお聞きしたいなと思います。 153 こども未来部副部長兼こども家庭課長 児童虐待につきましては、当課においては、児童虐待が疑われる場合とか、実際に起きた場合というのは通報がございますので、その手前のヒヤリハットというのでは、実数を把握しているという状況ではございません。 154 長田雅基委員 今、ほかの施策でも子供に関わる施策がたくさんあると思いますので、学校もそうですし、保育園ですとか、学童保育もそうだと思うので、直接子供と関わっていれば、保護者も併せていろいろな事例を確認すると思うんです。その中で、それこそヒヤリハットというところが、現場単位では恐らく気づいていたりとかするところがあると思うんです。そういったものを何かどこかで情報を掴んでいたりですとか、共有できると、さらに虐待防止につながっていく、さらに手前の段階で止めていけるようなものになると思いますので、もし可能であればそのあたりの御検討もお願いしたいなと思います。  続きまして、六十二ページから六十三ページに関わるところで、児童センター、また児童館が関わるところなんですが、児童センターと川越駅東口児童館、また高階児童館、それぞれ運営管理について書かれております。こちら、集団指導ということで書かれていらっしゃるんですが、乳幼児と保護者、また学童期、あと児童というので十七歳までということで、それぞれ実施回数が館によって様々割合が違うなと思いまして、この差はそれぞれどういったものなのか、お聞きさせていただきたいなと思います。 155 こども育成課長 児童館三館の集団指導の回数等についてです。事業につきましては、それぞれの館長がおりまして、中心となり次年度の事業を計画しておるところです。前年度の内容から判断しまして、組み立てて予算化し、実施するという手続でございまして、それぞれ館の特徴があり、館長が一堂に集まる会議はもっておりますが、そこで回数の話合いまではしていないのが現状だと思います。  また、集団指導の際には、指導をお願いする相手方と連絡を取って日程が合う日、報償費などを勘案して決めております。そういった関係から、それぞれの館において回数の異なる状況になっているかと思います。 156 長田雅基委員 先ほどの子供の貧困に関わるところでも実態調査のところで居場所づくりをということもありました。見させていただきますと、児童というのが中学生以上ですか。というところで、かなり差があるように感じました。児童センターにおいては多くて、川越駅東口、また高階児童館においては少ないというところがあります。それぞれ居場所となるように、回数に合わせて参加人数も増えていたり減っていたりとかするところが見られますので、このあたり、有効に何かもう少し平均的にといいますか、できたらいいのかなと感じました。内容についても、例えばどういったものが行われているのかお聞きさせていただきたいなと思います。 157 こども育成課長 児童館における集団指導の実施内容についてです。児童センターこどもの城で実施しているものの例で御案内しますと、乳幼児と保護者につきましては、やはり親と一緒に遊ぶようなもの、事業名でいいますと、パネルシアター、親子スタジオ、あそびの玉手箱などのような事業を実施しております。学童期を対象としたものですと、将棋クラブ、折り紙、おもしろ科学広場、ベーゴマ広場、スポーツ吹き矢体験教室などの事業です。それと、児童につきましては、七夕会や卓球、おはなしのへやという事業を実施しているところです。 158 長田雅基委員 それぞれ具体的にお聞きさせていただきましたが、特にやはり中学生以上の居場所というところでも差がかなりあるので、少し考えていただけるとありがたいかなと思いました。  続きまして、保育所、保育園に関わるところをお聞きさせていただきたいんですが、昨年度におきましては、待機児童が二名ということでかなり減少してきました。毎回こちらに関しては、予算ですとか決算のときの質疑でもお聞きさせてもらっているんですが、昨年度において、潜在的な待機児童の数は把握しているのか、お聞きさせていただきます。 159 保育課長 潜在的と申しますのは、これまでも保留児童数でお答えさせていただいているかと思います。昨年度、令和二年四月につきましては三百二十一名、平成三十一年四月については三百二十八名、平成三十年四月については三百八十九名となっております。 160 長田雅基委員 私としましては、待機児童数というのがそもそも定義を決めて人数を絞っている数だと思いますので、しっかりと潜在的待機児童、本来必要としているところ、また兄弟別の保育園であったり、そういったところの保育ニーズもしっかりと対応するべきだと考えているんですが、こちらの整備もしっかりとそれに合わせてしていくべきと考えているんですが、市のお考えをお聞きさせていただきます。 161 こども政策課長 民間保育園の整備について市として補助を出して支援してきている考えがございまして、その中で、先ほども申し上げましたが、第二次子ども・子育て支援事業計画では、保育のニーズ量、それに見合った確保量で、それを充足していくために民間保育所の整備を図っていくと、その中で今委員おっしゃったような、どこにニーズがあるのかということについては注視しながら、今後も整備を進めてまいりたいと考えております。 162 長田雅基委員 併せて昨年度、保育の無償化が行われました。他の委員からもお聞きしておりましたが、こちら、年度途中ではあったんですが、何か影響ですとか、どういった影響があったのか、お聞きさせていただきたいなと思います。 163 保育課長 幼児教育、あるいは保育の無償化の影響についてです。待機児童数につきましては、本市の待機児童がおおむね一歳児と二歳児、低年齢児が多く見られる傾向がございます。そのような経過で、待機児童数に対しては、影響がそれほど多くなかったものと認識しているところです。  また幼児教育・保育の無償化が、三歳以上のお子様が利用する施設、これが無償化の対象となります。本市の状況といたしまして、認可保育所利用数よりも幼稚園、こちらの利用の方が多い状況でございます。そうしたことから、保育園の利用が多くなったというところはなかったものと分析しているところです。 164 長田雅基委員 続きまして、生活保護の分野についてお聞きさせていただきたいんですが、こちらページでいうと六十五ページになります。昨年度のケースワーカー一人当たりの保護件数をまずお聞きさせていただきます。 165 生活福祉課長 昨年度、ケースワーカーの数ですが、三十二名で、合計の世帯数が三千四百で、一人当たり百六件という形になります。 166 長田雅基委員 基準といいますか、目標としては一人当たり八十世帯が目標だと思います。その中で、昨年度の中で、ケースワーカーの方の三年未満の方、就労されて三年未満のまだ経験の浅い方というのがどれくらいいらっしゃったのかということと、あと全体のケースワーカーの平均年齢分かりましたらお聞きしたいなと思います。      (休  憩)      (再  開) 167 生活福祉課長 平均年齢についての数字は持ち合わせておりません。  三年未満の職員は、およそ半分くらいです。 168 長田雅基委員 半分の方が三年未満ということで、三年以上やれば結構経験は積んできているのかなと感じるところなんですが、そうなりますと、経験がまだ浅いケースワーカーの方が半分ぐらいだと多いのかなと感じているところではあるんですが、そういったことでデメリットとなったような事例ですとか、影響が何かありましたらお聞きしたいなと思います。 169 生活福祉課長 三年未満のケースワーカーです。まず、一年目には所内の研修ですとか、あと埼玉県の研修ですとか、そういう研修を受けますので、その辺である程度知識は習得できると思います。一年たてば、おおよそ自分が持っている世帯に全て接触する形になりますので、特にこのような形で問題となるようなことは、今のところないということで話は聞いています。 170 長田雅基委員 続きまして、生活保護費に関してなんですが、この間何年間かにわたって生活保護費削減がされてきたと思います。この影響は様々なところで深刻なお話を聞かせてもらっています。生活保護費の削減の影響、こちらに関してどのようにお考えがあるのかお聞きさせていただきます。 171 生活福祉課長 生活保護の基準改定につきましては、生活保護を受給していない一般の低所得者世帯の消費実態と生活保護の基準の均衡を図るために、昨年は三年をかけて見直しをする二年目となっております。  増額、または減額の幅は年齢、世帯人数によって異なってきますので、大幅に増額減額される検証結果が出た場合には、この増減幅については、マイナス五%以内にとどめるということで、国から指示が出ていますので、特に大きく変わるということではなくて、具体例を言いますと、去年で保護費が上がった世帯で、三十代の夫婦で子供一人で四歳ということで、十三万五千円から十三万七千円、母子世帯でお母さんが三十代、子供は小学生ということで、十万七千円から十一万一千円、こちらは上がっています。逆に保護費が下がった世帯ということで、四十代夫婦、子供が中学生と小学生というのが十六万六千円から十六万五千円、母子世帯で四十代母、高校生と中学生が一人ずつで十四万六千円から十四万五千円という形になっております。 172 長田雅基委員 世帯によっては増加するところもあるということなんですが、先ほども母子世帯のご家庭の二人子供いらっしゃるところ、かなりお金が必要になるところは減っているという、かなりちょっと厳しい御答弁もありました。  併せて昨年度は消費税一〇%も引き上がったんですが、こちらの生活保護者への影響はどのようにお考えでしょうか。 173 生活福祉課長 昨年の消費税の増税につきましても、こちらを反映した形で生活保護費が反映されているということで把握しております。 174 長田雅基委員 この間の生活保護費の引下げと、併せて消費税の増税ということが重なって、非常に生活は苦しいものとなっていると考えております。こちら、健康で文化的な最低限度の生活を営むためにも、保護費の引上げを、しっかりとしていくべきと思っているんですが、市のお考えはいかがでしょうか。 175 生活福祉課長 保護費に関しては、あくまでも法定受託事務ということで、国から幾らにしなさいということで、もう決まった額が来ていますので、申し訳ないですが、それに従わざるを得ないという形になっております。 176 長田雅基委員 続きまして、高齢者福祉についてお聞きさせてもらいたいんですが、まず全体を通しまして、高齢者福祉の分野で主な新規事業と、何かありましたら、その成果をお聞きさせていただきます。 177 福祉部参事兼介護保険課長 高齢者施策における新規事業という部分ですが、介護に関する入門研修というのを令和元年度、新たな試みといいますか、実施いたしました。新規事業としましては、そういったあたりかなと思います。 178 長田雅基委員 併せて、昨年度のひとり暮らしの高齢者の件数、把握していたらお聞きさせていただきます。 179 福祉部参事兼介護保険課長 ひとり世帯の数です。二月一日現在で申し上げますと、二万一千七百九十五世帯です。 180 長田雅基委員 ひとり暮らしの高齢者数、ここ数年で増えているかと思います。併せて、こちら、主要な施策の四十三ページで拝見させていただきますと、高齢者いきがい課ではあるんですが、老人クラブについて書かれております。こちらの会員数ですとか、単位数が書かれておりますが、これまでと比べてどのような変化があるのか、増えているのか減っているのか、お聞きさせていただきます。 181 高齢者いきがい課長 老人クラブの会員数についてです。過去五年間の推移で申し上げますと、平成二十七年度が七千八百九十三人、二十八年度七千六百九十七人、二十九年度七千四百十五人、三十年度六千九百五十五人、令和元年度六千七百九十人ということで、減少傾向です。      (休  憩)      (再  開) 182 長田雅基委員 老人会に関しては、人数がかなり減ってきている現状があるかと思いますが、会の運営ですとか、そういったところが大変だということで、そのほかの集まりなんかというのも多分あるかと思うんですが、市でも老人会以外とかでも高齢者の生きがいですとか、集まりなど、そういったハード面ソフト面、支援できるような施策、つくっていけたらいいのかなと思いました。  四十八ページを見ますと、東西後楽会館運営管理がありますが、東後楽会館が廃止されて、それまでの利用者、今回はバスですとかで西後楽会館ですとか、また総合福祉センターオアシスへ利用していると思いますが、こちらの実数はどのようになっていますでしょうか。 183 高齢者いきがい課長 東後楽会館が平成三十年度で閉館しておりますので、西後楽会館についてお答えさせていただきます。二十七年度が六万一千百五人、二十八年度が五万七千八百七十二人、二十九年度が四万九千三百七人、三十年度は工事のため閉館しております。令和元年度が五万三千八百三十一人となっております。 184 長田雅基委員 併せて、東後楽会館をもともと利用されていた方は、バスで西後楽会館に行っているとお聞きをさせてもらっているんですが、こちらの人数と最大でかかる時間は何分ぐらいかかっているのか、お聞きさせていただきます。 185 高齢者いきがい課長 東後楽会館の閉館に伴いまして、南古谷地区ですとか、東部地域から運行するバス停を設けて、コースの見直しをしております。所要時間としては三十分から一時間程度かかる場合もあると思いますが、東後楽会館の地域、当時こちらを利用していたと思われる方々が西後楽会館に行っている人数としては、一日当たり数人の方が利用されていると認識しております。 186 長田雅基委員 かなり人数は少なくなってしまっているのかなというのを感じました。  それで、高齢者施策についてなんですが、これまで過去には長寿祝い金の削減ですとか、東後楽会館廃止されてきました。高齢者福祉の削減が行われてきておりますが、昨年度一年間で、先ほどは介護入門研修という新規事業をやられたということをお聞きさせてもらったんですが、削減した分を補う施策ですとか、また補う拡充したものがあればお聞きさせていただきたいと思います。 187 福祉部参事兼介護保険課長 高齢者施策における拡充だったり拡大、そういった部分につきましては、令和元年度におきまして、これは特定財源を活用して介護保険料の軽減強化を拡充したというものがございます。具体的にこれは一般会計の介護保険繰出金について、増額して、特別会計に繰り出したと、そういった部分で拡充したものです。 188 長田雅基委員 介護保険料の軽減の強化ということで、施策ではないのかなと感じました。具体的な何か、例えば東後楽会館廃止されてしまったので、それを補うような施策ではなかったのかなと感じました。  昨年度一年間、様々あったかとは思いますが、実際の高齢者からの意見ですとか、もっとこうしてほしいですとか、御要望などもしありましたらお聞きさせていただきたいなということと併せて、市としても、高齢者福祉において、足りないなと思う部分、施策がありましたらお聞きしたいなと思います。 189 高齢者いきがい課長 令和元年十二月に六十五歳以上の高齢者の方を対象としたアンケート調査を実施しております。その中で、生きがいを感じていることは何ですかという問いに対して、一番多かったのはテレビとラジオの視聴という結果が出ました。ただ、二番目以降は旅行や買物などの外出、御近所や友達との付き合い、家族との団らん、趣味の活動、こういったものが続いておりまして、一番こそテレビでしたが、二番目以降は外出したり、人との付き合いを求めるものが多かったということで認識しております。  現在、東後楽会館の閉館ということも御指摘をいただいておりますが、さらにコロナ禍の中にあって、老人福祉センターですとか、御指摘のあった老人クラブの活動も縮小傾向にございます。こういった中にあって生きがい活動、ちょうどコロナ禍と重なってしまったんですが、公民館の活動ですとか、西後楽会館の活動とか、そういったものを情報を一元化して、各公民館等の窓口に置いて御案内すると、趣味の活動とかサークル活動を御案内するという取組は今年四月から始めています。ただ、なかなか高齢者の方はコロナで重症化しやすいということもあって、御案内はしておりますが、あくまで御自分の判断で自粛される方もたくさんいらっしゃいますし、慎重な対応が必要かと思っております。  ただ、コロナが収束に向かった際には、より多くの方にいろいろな生きがい活動に参加していただきたいと思っておりますので、今できる関係機関、あるいは団体との協議という、そういった準備は進めていきたいと考えております。 190 長田雅基委員 ちょうどアンケートもやられたということで、ちょっと残念なのが、生きがい一位がテレビですとか、このあたりは少し残念なところかなと。本来であれば、外出ですとか、人とのふれあいが本当に生きがいになってほしいところだと思いますので、このあたりというのは、市としても丁寧に具体的な施策を進めながら、このあたりが一位になってくるような施策、進めていくべきかなと感じております。  続きまして、六十六ページになりますと、保健衛生費なんですが、旧市立診療所の跡地整備に関して、アスベスト調査を行ったということがあるんですが、こちら閉鎖されて時間がたっているかと思うんですが、今後の跡地の活用などの利活用などの考えはあるんでしょうか。 191 保健医療推進課長 旧市立診療所の跡地の関係ですが、平成二十四年度に閉鎖をしてから、現在、八年目を迎えているという形になろうかと思いますが、今後の跡地の問題につきましては、保健医療部だけでなく、全庁的に検討しなければならない課題となっておりますので、関係課の協力をいただきながら、現在検討しているというところです。 192 長田雅基委員 続きまして、七十一ページに関しまして、飼い主のいない猫の不妊・去勢手術補助金について、まず昨年度の不用額をお聞きさせてください。 193 食品・環境衛生課長 飼い主のいない猫の不妊・去勢手術に対する補助金の事業についてです。不用額につきましては四万五千円です。なお、参考までに支出済額については五十三万五千円です。なので、執行率は高い状態です。 194 長田雅基委員 結構何年か、不用額が半分ぐらい余っていたような印象だったので、昨年度においては利用が結構増えたのかなと思いました。  昨年度一年間で、私も最近でも猫に関する御意見いただいたところではあるんですが、市民からの御意見として、猫、もしくはこの補助金に関わるところで、何か御意見がありましたらお聞きしたいなと思います。 195 食品・環境衛生課長 去年度ということには限らないんですが、補助金につきましては、もう少し使い勝手がいいものはないかというお声をいただいたという話は聞いておりますが、我々といたしましては、補助金という制度上、しっかり確認をした上で補助したいということで考えておりますので、引き続き説明をしていきながら、執行に取り組んでいきたいと考えています。 196 長田雅基委員 併せて、川越市でも、市民団体なども独自に活動されているかと思います。この野良猫に関わるところで、市民団体との協働ですとか、そういったものに関わるところでは、今いかがでしょうか。 197 食品・環境衛生課長 市内の動物愛護団体、こちらと我々と非常に連携をしておりまして、メンバーの方に動物愛護推進員になっていただいたりとか、あるいは譲渡についての研究をしたりとか、ホームページにも案内させていただいているということで、我々、団体との連携なしには事業を進めていけないということで、非常に感謝しているというところです。 198 長田雅基委員 最後、環境の分野に移らせていただきたいんですが、現在はコロナが問題とはなっていますが、長い目で見ると地球温暖化も非常に問題だと思います。この地球温暖化について、地球温暖化対策実行計画を進めて推進されるとされておりますが、現状のままで数十年後、百年、二百年後、さらに地球の平均温度が上がるとされております。このあたり、異常気象なども増えてくるとなっているんですが、現状、市としての見解をお聞きさせてください。 199 環境部副部長兼環境政策課長 現時点で、CO2の排出の基準というのを国に合わせて設定をさせていただいているところではあるんですが、現状非常に厳しい数値とは我々も考えています。  少しずつでも、そのCO2の削減を行っていくために、川越市役所として、あるいは川越市としてという形で、それぞれの立場でCO2の削減に向かうための計画を今進めているところです。これにつきましては、正直厳しい数字ではありますが、それに向けて進まざるを得ないというところで、これから先、本庁内、役所内も含めまして、厳しいところでお願いすることがあるかもしれません。電力の使用量等にしましてもそうですし、そこから出るCO2の排出量、あるいはここで管財課で電気自動車を大量に買っていただけるというような話もありましたので、そういうところでまたCO2の削減を図れるのではないかなと考えておりますが、そういうところも含めまして、これから厳しい方策を取らなければ、ちょっと難しいところはありますので、その辺を徐々に何とか少しでも削減できるような形で進めていきたいと考えております。 200 長田雅基委員 非常に厳しいというお考え、おっしゃるとおりだと思います。そもそも国が示している目標を達成できたところで、地球温暖化を防げるような数値ではないというところだと思います。川越市としても、しっかりとした考えを持った上で進めていくということで、非常に参考になりました。もちろん川越市だけCO2削減したところで、日本、地球全体には影響はないところではありますが、ぜひ身近なところから一人一人、例えば子供たちも含めて、教育も含めて進めていっていただきたいなと思いました。  今回、第三次計画と第四次計画がそれぞれ書かれていたんですが、こちらの違いについてお聞きさせていただきたいなと思います。 201 環境部副部長兼環境政策課長 まず、第三次川越市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)と書いてありますが、この第三次計画は、区域施策編としまして、川越市全体のCO2削減、それを目指すための計画という形になります。これを川越市全体の事業所、もちろん役所も含めまして事業所全体、そういうところも含めた上での計画という形になります。  この第四次川越市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)と書いてありますのは、この第四次計画の事務事業編は、川越市役所のみの計画ということで、川越市役所全体、もちろん出先の施設も含めまして、川越市役所の施設での温暖化対策ということでの計画という形になります。 202 長田雅基委員 ぜひ進めていただきたいなと思いました。  最後になります。し尿処理の環境衛生センターについてお聞きさせていただきたいんですが、こちら現在の建築年数と老朽化具合をお聞きさせていただきます。 203 環境施設課長 環境衛生センターにつきましては、昭和五十五年から稼働した、かなり古くなっている施設です。これから、老朽化が進んでおりますので、今後施設の改修を進めていきたいと考えているところです。 204 長田雅基委員 建築年数的には四十年近くなるのかなと思いました。老朽化も進んでいるという御答弁がありました。しかし、なくてはならない施設ということもありますので、今後の改修ですとか、社マネなどもかかわるところではあるんですが、何かお考えがありましたらお聞きさせていただきたいなと思います。 205 環境施設課長 昭和五十五年につくられて四十年程度過ぎておりますので、老朽化が進んでいることから、今後、施設をどうしていくかということについて考えているところです。 206 高橋 剛委員 何点かお尋ねしたいと思います。  まず最初に、環境政策の関係でお尋ねしたいと思うんですが、先ほども地球温暖化のお話がありましたが、昨年の台風も含めていろいろと温暖化の影響が言われております。それで、川越市としては、昨年度ということにはなりますが、温暖化の影響が川越市にどのように表れているか、もし把握されているところがあれば、お答えをいただけますか。数字的な、確定的な話ではなくても、こういう現象に、あるいはこういう事例に温暖化の影響が出ていると言えるようなことがありましたら、市内の状況をお答えいただきたいと思います。 207 環境部副部長兼環境政策課長 皆様御存じのとおり、昨年度も大きな台風がまいりまして、その台風の規模も大分大きくなって、風量も雨の量も増えていると、数も増えているというような状況も考えられると思います。これはまさに温暖化の一番顕著たるところかなとは考えております。  また、最近、動物が町なかに現れることが多くなりまして、大きな動物、イノシシですとか鹿ですとかを見かけるということが増えてきました。やはり気候の変動が、人里に大きな動物が現れる原因の一つにもなっているのかなと私どもの課でも考えているところです。 208 高橋 剛委員 ほかにも、暑さ対策が必要であったりだとか、それから疫病も温暖化が影響しているだろうというような話もありまして、市としてやれること、限界もあるかもしれませんが、的確に捉えて対応していただきたい。つまるところ、先ほどの話のようにCO2の削減ですとか、行政としてやれることについては、ぜひ積極的に対応していただきたいと、このように思います。  それで、併せて昨年の台風の被害によって、大量の災害ごみが排出されました。これについての処理状況と、それから課題です。そのことについて、もし環境部で把握されていることがあればお示しいただきたいと思います。 209 環境施設課長 災害廃棄物の処理量についてです。今回の台風十九号の関係で、東清掃センター、資源化センターで処理いたしました災害廃棄物の総量は約千十一トンでした。処理につきましては、ただいま災害廃棄物処理計画というものを作成しておりまして、今年度中には公表できるのではないかと進めているところです。 210 資源循環推進課長 災害廃棄物の課題のところについて説明させていただきます。災害廃棄物の処理の関係では、早急に完了するということは大事ですが、地域の方たちと情報共有するということが非常に大事で、課題だと考えております。こちらについては、昨年度については、速やかに自治会に情報共有の相談等を進めながら、対応してきたところです。それから、昨年は、河川が決壊ということで、従来想定していないような土砂が出たりですとか、漂流物のようなものが出ましたので、初動で随分手間取ったところがありましたので、今後そういったところについても、対応を考えていきたいと考えております。 211 高橋 剛委員 分かりました。実際、生活する面では本当に水害を被ると生活の再建含めて大変な思いをされるということで、そういった中でも、市の職員が迅速に対応してくれて大変助かったという話も聞いておりますので、ぜひ課題を捉えながら、また今後の万が一ということに備えていただきたいと、そのように思います。  併せて、このごみ処理の関係では産業廃棄物の指導監視業務を行っているということで、この成果に関する説明書九十三ページに、産業廃棄物指導課で立入り検査などを行っているということですが、こちらについての概要と、中に違反を発見した場合は、適正化のための指導を行ったとありますが、どのような違反状況があったのか、概要について御説明いただければと思います。 212 産業廃棄物指導課長 産業廃棄物指導課では、不法投棄のパトロールを実施しておりまして、昨年度、産業廃棄物の排出事業者立入り件数については三十四件、産業廃棄物の許可業者の立入り件数は九十九件、それからPCBの保管事業者の立入り件数は五十九件です。文書勧告指導をした一件につきましては、自己解体の資材置場において保管基準を超過した事業所に対して文書勧告を一件行ったところです。 213 高橋 剛委員 今お話しいただいたのは、廃棄物を基準を超えて、要は積んでいたとか、あるいは放置していたとか、そういうことなんですか。
    214 産業廃棄物指導課長 委員の御指摘のとおりです。私どもにつきましては、市内の事業所及び市内全域三カ所について、年末年始を除いた日曜日、パトロールを行いまして、野外焼却だとか不適燃焼をしているところ、もしくは保管基準を超過しているところにつきましては、監視員のパトロールと我々職員で指導しているところです。 215 高橋 剛委員 ぜひ、適切な今後も監視指導を行っていただきたいと思います。  それから、同じ環境の関係で、再生可能エネルギー推進の分野ですが、説明書でいいますと八十三ページです。こちらの機器等の普及促進事業、こちらについては、従来から太陽光発電等の補助を行っているということですが、補助額を見ると、既に太陽光発電の補助額を上回って、蓄電池の補助が大分増えているのかなと思いますが、これ蓄電池の補助の動向について、御説明いただけますか。 216 環境部副部長兼環境政策課長 蓄電池につきましては、平成二十八年度から補助が始まりまして、二十八年度のときは、上限を二十万円ということで設定をしておりました。それから、翌年二十九年度には十五万円、それから平成三十年度には十万円で、令和元年度には七万円ということで、金額が下がってきてしまっているんですが、これにつきましては、蓄電池の件数が増えてきまして、ほとんどが蓄電池になってきますと、かなりの金額が一遍に出てしまいますので、それに合わせてほかの太陽光、ほかの補助と合わせて金額を調整してきているところです。 217 高橋 剛委員 今、いろいろな面で、家庭における蓄電池の必要性というか備えということが言われておりますので、川越市内においても普及がさらに進むということもあろうかと思いますが、そのような動向を捉えてぜひ積極的に対応していただければと、そのように思いますので、よろしくお願いします。  それから、やはり昨年の水害の関係で高齢者福祉施設、それから障害者の福祉施設の関係、復興に向けて様々、国がやったり、そして市が支援を行ったということかと思うんですが、このそれぞれの施設、高齢者と障害者施設、川越市が独自で支援をした補助額等はそれぞれどのぐらいの額になっているのか、昨年度中の執行状況というのは把握されておりましたら、お答えいただけますか。 218 高齢者いきがい課長 所管のケアハウス主の園についてお答えさせていただきますと、三月の補正予算で二百四十五万円を社会福祉施設等設備災害復旧費補助金の議決をいただきました。ただ、これは全額国庫補助になっております。また、六月の補正におきまして、二億九千七百四十二万円の補正の議決をいただきました。ただ、内訳といたしましては、国庫補助金が二億三千七百九十三万六千円、残りの部分については、市債が五千九百四十万円、一般財源が八万四千円ということで、市債と一般財源の部分については、市からの支出になるものと認識しております。 219 福祉部参事兼介護保険課長 市単独の支援という部分で申し上げます。まず一点目は、川越キングスガーデンの入所者、分散避難いたしました。受入施設に対する財政支援、金額にいたしまして九百二十八万一千五百六十二円を執行したというのがございます。また、障害者施設けやきの郷入所者、これはオアシスで受入れを行いました。このオアシスにおける警備員等の業務委託等に係る経費、これは約五百七十万円としています。さらに福祉仮設住宅、これの建設、設置に係る出張等に係る経費として約二十八万円の執行、最後に高齢者施設に対する救援物資、これはブルーシート等を供給した部分がございます。金額にいたしまして約六十九万円の執行です。 220 高橋 剛委員 今、それぞれ水害に対する施設に市が単独で行った執行状況についてお話しいただいたんですが、それぞれ水害を被ったということでありますが、今後、同じような水害が発生することについては、何としても防がなければならないことではあるんですが、今、市内にあちこち福祉施設にしても医療機関にしても、立地をしているところ、さきの水害を受けて、それぞれの所管の部の皆さんでは、現在のそれぞれの施設の立地について、水害対応、あるいは災害対応の面から、どのように捉えておられるのか。今後、施設の新たな設置の動向などもあるかと思うんですが、これは立地の適正化という面もあるかもしれませんが、さきの水害を受けて、これからの福祉施設や医療機関、あるいは公的な施設の立地について、どのようなことが求められるのか、またその対策についてどのようにお考えなのか、各部のお考えをお聞きできればと思いますが、いかがでしょうか。      (休  憩)      (再  開) 221 福祉部副部長兼障害者福祉課長 平成二十九年六月の水防法の改正によりまして、現在、浸水想定区域内の要配慮者利用施設の管理者につきましては、避難勧告計画の作成及び避難訓練の実施が義務づけられている状況です。市としても、そういった計画をしっかりつくっていただくよう促すとともに、浸水想定地域にもし、また新たな建物をという御相談があった場合には、しっかりハザードマップを確認していますかということを促したり、あるいは建物を建てる際に垂直避難が可能なような、そういったところまで考慮されたような設計にしていただくと、そのような形で促していきたいと思っているところです。 222 こども政策課長 ただいま御質疑いただきました、いわゆる水害を受けて市の公共施設、どのような立地を考えているかということです。こども未来部で所管している施設としましては、保育園、児童館をはじめとしたいわゆる子供たちが日常活動する場所ということですので、そういった施設の性格を受けますと、いざというとき、しっかり避難ができるような場所というのを考えなければいけないと考えております。  特に、例えば今後、整備を検討していく、立地が変わっていく、そういったことでは当然ハザードマップ等を考慮した上で、水害に強いような土地の選定、そういったものの考え方が必要になると思います。また、当面整備が行われない、今現状のまま使う、そういったことで、なおかつ水害の危険性があるということであれば、改築、整備等、垂直避難ができるような対応は取る必要があると考えております。 223 保健総務課長 保健総務課では、保健所、保健センターを施設管理しておりまして、水害時につきましては、保健所、保健センターは三階建てなものでして、先ほども皆さんおっしゃっているように垂直避難ということで、日頃から対応していきたいと思っております。 224 環境部副部長兼環境政策課長 環境部では、先ほど申しました四施設持っております。清掃センターにつきましては、どうしても立地の条件には限られた場所という形に取られることが多くあります。特に市の外れですとか、川の近くですとか、そういうところにどうしても立地としては置かざるを得ない、そういう状況もございます。そういう中で、清掃センターにつきましては、いろいろな震災、あるいは水害も含めて対応を考えた上での設計を考えていきたいという形になっております。  また今回、小畦の里クリーンセンターにつきましては、目の前が今回、川が決壊をして、大量の土砂、水が出たんですが、かなりの土盛りをしておりまして、その関係でぎりぎり何とか建物まで水が来ない状態ということでなっておりましたので、恐らく通常の雨ですとか、そういうものでしたらば施設自体は大丈夫ではないかなと考えております。  また環境衛生センターというのがあるんですが、そのし尿処理施設につきましては、ちょっと古い形になりますので、若干地下の機械室等が、新河岸川の越流で水があふれて、中に入ってしまうということが、ここのところ発生しております。ですので、今後は新しい施設も含めまして、なるべく高い位置にできるような形での設計を考えて、施設を建設していくというような形で考えております。 225 高橋 剛委員 早急に何かできるということは、そうはないかもしれませんが、今後、中長期的に見た場合の対策というものをぜひ考えていただきたいと、その上で避難は確実に実施するが、施設もしっかり守ってと、そういった視点はこれから必要になってくるかなと思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。 226 三上喜久蔵委員 それでは、質疑をさせていただきます。二月、三月にコロナの発生がありまして、恐らくそれぞれがコロナ禍のことでてんてこ舞いをしたのかなと、そんな思いがしております。そんな中で、何点か質疑をさせていただきます。  先ほど、民生委員の件が出ましたが、その中で仕事が非常にこういうコロナ禍の中でもやらなくてはいけないということで、恐らく大変だろうなと思っております。そんな中で欠員がいるということですが、その地域、年数なり分かりましたら教えていただきたいと思います。何年間ぐらいその欠員を、民生委員がその地域でされているのか。もし分かりましたら。 227 福祉部参事兼福祉推進課長 民生委員の欠員の状況ですが、昨年十二月に一斉改選というのを行っております。そこで定員には満たなかったものですから、その後、自治会長の推薦をいただいて委嘱をしておる状況です。それですので、徐々に増えてきている状況です。  今現在、定数が五百十人というところを四百八十七名まで今見つかっております。また十月も委嘱予定ということで、今、六人がまた増える予定となっております。 228 三上喜久蔵委員 大変な仕事だと思っていますし、これを埋めるために年齢もかなり上げてきている、なるべくその地域から民生委員が全部のところで埋まるようにということでは、すごい努力されているんだと思いますので、ぜひそれらについても、欠員がないようにしていただければと思っています。  それから、主要な施策の成果の中で七十一ページになりますが、実は狂犬病の予防注射というのは、昨年度までですと、登録が千百九十一件ありまして、行われているんですが、今年度についてはコロナの関係もあって、今は行われていないと思うんですが、今後はどういう形でこれを進めていくのかお伺いしたいと思います。 229 食品・環境衛生課長 狂犬病の予防注射の接種についてです。例年ですと、集合予防注射という形で四月に実施しているところですが、今年度、コロナという形でしたので、集合という形で行わずに、各飼い主さんが動物病院に来ていただいて、それで予防接種していただいて、保健所に登録をしていただくという形になっております。例年ですと六月までにしなければいけないという形で言われておりますが、国におきまして、コロナという事情がありますので、今年度十二月いっぱいまでに予防接種をしていただければ、正式に予防接種をしたとみなすということとされております。  国からは、予防接種を今年度については、どんどん啓発をして接種していただく形で取り組んでくださいと言われておりまして、我々としましても、広報ですとか、今チラシとか、ポスターとかそういったものを掲示しまして、より多くの方に接種を受けていただこうという形で取り組んでいるところです。 230 三上喜久蔵委員 ぜひ、進めていただきたいと思います。  続きまして、八十九ページになりますが、集団回収についてですが、今、三百十一団体の回収がなされておりまして、これが五千七百十トン、非常に多くの地域の人たちが集団回収を行っているんですが、近年、集団回収をする中で、紙等の価格が下がっているという中で、現状というか今後についてはどんなふうに進めていくのか、考えをお伺いしたいと思います。 231 資源循環推進課長 集団回収の今後の進め方です。まず、集団回収の状況なんですが、集団回収は基本的には紙類を回収していただくのが大半になります。その中で、新聞の回収量は、集団回収でちょっと減っている状況で、毎年、量としては減っている状況がございます。それから、もう一点、新聞、ダンボール、紙パック以外、雑紙というものなんですが、こちらが今、価格が下落しているということで、厳しい状況にはなっております。ただ、この集団回収につきましては、行政の指示で回収するよりも、地域で取り組んでいただく中で、ごみを減らしていただく大切な活動ですので、こちらについては、引き続き市として支援をしてまいりたいと考えております。  今、厳しい状況のもとにおきましては、推移を見守って、またこちらの支援を今後とも検討していきたいと考えています。 232 三上喜久蔵委員 市民の意識を高めるためにもぜひ必要だと思っていますので、ぜひこれらの団体ももっともっと増えればいいなと、そんな思いがしていますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それから、先ほども出ましたが、緑化型のベンチ、これはミストつきのものを二基つくるということなんですが、これはオリンピック目当てのものだと思っていますが、それぞれの自治体で国体があったり、こういう大きな行事があると必ずその後、その地域に花が多く植えられたりということがずっと続いていくわけなんですが、川越市はオリンピックが終わった後、この辺の考え方というか、その辺はどのように考えていますか。 233 環境部副部長兼環境政策課長 まず、オリンピックの開催時に合わせましては、特に駅周辺等、あと笠幡駅も含めました川越駅周辺で、可能な範囲で花による飾り付けをしたいとは思っております。その後に、花についてどうするかというところにつきましては、今のところ、具体的な計画はございませんが、すぐまた百周年とかございますので、それに合わせてまた花の装飾ですとか、木々の植栽等については考えていきたいと考えております。 234 三上喜久蔵委員 それから、市の花が山吹ですか。これは苗木の配布等があるんですが、ぜひそれらも、もっともっと他市へ行くと、自分の地域の花なり木がかなり、その地域の中で植わっている部分が見られるんですが、川越において山吹の花があまり多く見受けられない部分がありますので、これらをぜひ苗木の配布とかについても、その辺のところも考えながら配布をしていただければ、もっと市の花が見られるようになるのかなと、そんな思いがしておりますので、ぜひその辺についても、よろしくお願いしたいと、そんなふうに思っています。  それから、災害用の井戸水の検査、これらもあるんですが、実は小学校、あるいは古谷でいうと、古谷小学校に災害用の井戸があるんですが、これらの管理というのはどのようになっているか、分かる範囲でお願いしたいと思います。七十二ページです。 235 保健所副所長兼衛生検査課長 水質の検査については私どもの所管になっているところなんですが、井戸水の管理自体は防災を通じて、そちらから依頼をいただくということになっておりますので、そちらをいただいたら、適切に対応するという格好です。 236 三上喜久蔵委員 それでは、最後になりますが、川越市は大変頑張ってもらった中で、今、四月の時点で待機児童が二名だという話をお聞きしまして、すごく頑張ってくれているなと改めて思っております。  先日の報道の中で、実は今、保育士が子供に向かうのにマスクをつけている、子供たちと話をしたり、あるいは子供を抱っこしたりというふうなことをされているんだと申しておりますが、そんな中で、口元、口が見えないということで、子供がすごく不安で、話す言葉も少し時間がかかって遅れてしまうのではないかという報道が先日テレビで流れました。この点、市ではどんなふうにこういうことを考えているか、もし分かりましたら。 237 保育課長 マスクの着用につきましては、今、現状のコロナ禍において、クラスターの発生、これが一番怖いところです。そのような中で、マスクを着用していただくというのは、感染予防のために必要なことだと考えております。 238 三上喜久蔵委員 もちろんそうなんですが、この間のその画面ではこの口元が見えるような、そういうふうな配慮をしている、フェイスシールドだったり、透明のマスクだったりと、そういうふうなことがテレビの画面では出ていまして、子供たちのそれが、口の動きが分からないよりは分かったほうがいいだろうと、そんなようなことが出ていましたので、ちょっとその件について伺いました。 239 保育課長 公立保育園と法人保育園含めまして、フェイスシールドについては寄附をいただきまして、各施設二つずつ配っているところです。そのようなものを活用していただいて、お子さんが不安がらないような形を考えていきたいと思っております。 240 池浜あけみ副委員長 もう時間も押し迫ってまいったんですが、二点だけ、衛生費の中でお聞きしたいと思います。主要な施策の成果に関する説明書の七十四ページ、母子公費負担医療の中で、特定不妊治療支援事業というのが四百三十二件と大変多くなっていますが、この事業の内容を伺います。 241 健康管理課長 特定不妊支援事業につきましては、お子様に恵まれていない御夫婦の方に対しまして、治療費の一部を補助するという形で、国からの二分の一の補助を得た上で実施しているものです。 242 池浜あけみ副委員長 私も、テレビなどで最近このことが話題になっているというのを見ました。改めて確認しますと、三回までとか、御夫婦のどちらかが川越在住でいいとか、いろいろな条件が書かれていて、やはり需要も高まっていることは感じております。このコロナ禍での対応や課題、今後の見通しについて伺いたいんです。 243 健康管理課長 基本的にこの事業につきましては、病院で行っている事業ですので、コロナ禍であったとしても、各医療機関で十分その感染に関しましては配慮しているような環境で治療を行っているという状況です。 244 池浜あけみ副委員長 普通に子供が生まれる状況が一番望ましいと思うんですが、ぜひ国の状況なども見ながら、支援をよろしくお願いしたいと思います。  最後に決算書二百二十ページ、公害対策費なんですが、不用額が一割以上となっております。この不用額が一割以上となった理由を伺いたいと思います。 245 環境部参事兼環境対策課長 公害対策費の不用額が非常に増えていることですが、この原因といたしましては、この不用額の主なものが、委託費の不用額が非常に多くございまして、入札において、価格が落ちますので、その分で余ったということです。 246 池浜あけみ副委員長 分かりました。この中には、水質汚濁対策とかいろいろ、土壌汚染対策などあります。ここにちょっと直接関わるかどうか分からないんですが、福島で原発事故が起きましたときに、小学校の校庭の表土を何センチか集めて、それを学校の一部に埋めたりとかしていたかと思いますが、その辺は調査とか報告とか、そういうのはどうなっているんですかというのをお聞きしたいと思います。 247 環境部参事兼環境対策課長 放射能の汚染についてですが、東日本大震災が起きてもう九年がたつということですが、私どもでは、小学校ですとか保育園ですとか、そういう公共施設において、放射能が最初に降ってきたところで、どうしても雨どいの下の部分にそういった汚染、放射能がたまりやすかったということで、そこの部分の調査を、その爆発が起きた以降、ずっとしてきております。昨年度につきましては、年二回ですが、埋めたところを含めたりとか、あとそういった駆除した部分を測定しまして、基本的には問題となるような数字は出ていないということでお話をいただいております。 248 池浜あけみ副委員長 いろいろなところで汚染水だとかたまって、これがどこに、どう処理されるんだろうということで、全国的にも心配されていたところですが、また水害だとか大雨が降ったりすると、そういう土が流れ出したりしないのかどうかというのは、ずっと心配しておりますので、ぜひ今後も注意して報告、調査などよろしくお願いします。      (質疑終結) ○討  論  な  し ○採  決  起立採決 認  定  ─────────────────────────────────── ○散  会  午後五時十六分 Copyright © Kawagoe City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...