川越市議会 2020-03-18
令和2年 産業建設常任委員会 会期中(第1日・3月18日)本文
議案第 三六号 令和二年度川越市川越駅
東口公共地下駐車場事業特別会計予算
議案第 三七号 令和二年度川越市
農業集落排水事業特別会計予算
議案第 三八号 令和二年度川越市
水道事業会計予算
議案第 三九号 令和二年度川越市
公共下水道事業会計予算
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△会場 市役所 第五委員会室
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△出席委員
委 員 長 近 藤 芳 宏 議員 副委員長 明ヶ戸 亮 太 議員
委 員 中 野 敏 浩 議員 委 員 小 高 浩 行 議員
委 員 今 野 英 子 議員 委 員 桐 野 忠 議員
委 員 中 原 秀 文 議員 委 員 岸 啓 祐 議員
委 員 小 林 薫 議員
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△市議会議長
議 長 三 上 喜久蔵 議員
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△説明のための出席者
上下水道事業管理者 福 田 司
【産業観光部】
部長 井 上 敏 秀
副部長兼
産業振興課長 粟生田 晃 一
雇用支援課長 福 田 和佳枝
農政課長 小野寺 雅 樹
観光課長 飯 野 英 一
【都市計画部】
部長 二 瓶 朋 史
副部長兼
建築指導課長 河 原 房 夫
参事兼
公園整備課長 大 成 一 門
参事兼川越駅
西口まちづくり推進室長 野 口 幸 範
都市計画課長 小 林 武
都市景観課長 福 釜 周 二
都市整備課長 町 田 猛
交通政策課長 間仁田 雅 彦
開発指導課長 高 梨 直 人
川越駅
西口まちづくり推進室副参事 島 田 純 一
新河岸駅
周辺地区整備事務所長 小 林 学
【建設部】
部長 宮 本 一 彦
副部長 吉 野 実
参事兼
建設管理課長 山 崎 悟
参事兼河川課長 染 谷 経 夫
参事兼建築住宅課長 落 合 福 寿
用地課長 新 井 賢 一
道路環境整備課長 小 林 孝 至
道路街路課副課長 細 野 健 一
【上下水道局】
局長 石 井 隆 文
副局長兼総務企画課長 近 藤 正 広
副局長兼
事業計画課長 桑 原 善 行
参事兼財務課長 高 木 康 行
給水サービス課長 吉 田 和 博
水道課長 眞 野 和 幸
下水道課長 前 島 清 孝
上下水道管理センター所長 堅 木 和 美
【農業委員会】
事務局長 宇 津 克 巳
副事務局長 石 田 秀 樹
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△事務局職員
議事課副課長 堀 口 秀 一
議事課主査 関 俊一郎
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○開 会 午前九時五十五分
(休 憩)
(再 開)
○議 題
所管事項の報告について
(資料配布)
(休 憩)
(再 開)
使用料・手数料の見直しに関する
市民意識調査・
施設利用者意見聴取の結果並びに今後の取扱いについて
○報告説明
2
雇用支援課長 令和二年一月に実施いたしました使用料・手数料の見直しに関する意識調査及び
施設利用者意見聴取の結果並びに今後の取扱いについて御報告いたします。
まず、回収状況についてです。
市民意識調査は本市全域を対象といたしまして、昨年十二月一日時点で本市に在住する満二十歳以上の男女千五百人を対象に実施いたしました。
別添の使用料・手数料の見直しに関する
市民意識調査・
施設利用者意見聴取の結果報告について、一ページ中段三、調査の設計(1)
市民意識調査の表を御覧ください。男女とも二十歳台、三十歳台、四十歳台、五十歳台、六十歳台、七十歳以上の六区分で百二十五名ずつを無作為で抽出し、その方々に別添の十一ページから調査票と、十九、二十ページの回答用紙を郵送し、調査への協力をお願いいたしました。回答は郵送もしくは
インターネットで提出していただきまして、有効回収数は六百三十四件でございました。お一人の方が郵送と
インターネットの両方から回答を提出されましたので、
インターネットの回答は無効としております。
また、
施設利用者意見聴取は、川越市が設置する公共施設十種類、十七施設を利用されている個人もしくは団体の代表者を対象に実施いたしました。各施設とも原則として十件以上の方から意見を聴きとることとして実施しましたところ、施設によってばらつきはありますが、四百五十七件の方々から回答をいただくことができました。
続きまして、調査結果についてです。
初めに、
市民意識調査について主立った調査項目の結果を御報告いたします。
まずは公共施設等の使用料に関する設問となります。
別添資料三ページ上段を御覧ください。
今回調査対象とした十種類、十七施設の過去一年間の利用状況についてお聴きしましたところ、四三・四%の方がいずれかの施設を利用しており、五五・四%の方は施設を利用していないということでした。
三ページの下段を御覧ください。
公共施設の
管理運営経費の財源についてお聴きしましたところ、使用料のみで賄うべきという方が一八・九%、使用料と税金という方が六八・一%、税金のみで賄うべきという方が七・三%でございました。
続いて、四ページの下段を御覧ください。
使用料改定についてお伺いをいたしましたところ、一定の方針に基づき改定をすべきという方が二九・五%、改定はやむを得ないが利便性の向上を図るべきという方が五九・一%、据え置くべきという方が二・七%という結果でございました。
続きまして、手数料に関する設問となります。
五ページの下段を御覧ください。
住民票の取得手続などについて、過去一年間の利用状況をお聴きいたしました。六五・一%の方がいずれかの手続を利用しており、利用していないという方は三四・一%でした。
六ページの上段を御覧ください。
証明書の発行などに係る事務処理経費の財源についてお聴きしましたところ、手数料のみで賄うべきという方が二五・七%、手数料と税金という方が五九・五%、税金のみで賄うべきという方が九・八%でございました。
七ページ上段を御覧ください。
手数料改定についてお伺いをいたしましたところ、一定の方針に基づき改定すべきという方が二一・五%、改定はやむを得ないがサービスを充実すべきという方が五六・二%、据え置くべきという方が一二・九%という結果でございました。
七ページ下段には今後の使用料、手数料の見直しについて頂いた御意見のうち主なものを掲載させていただいております。見直しについての賛成や反対の御意見のほか、コストや職員体制の見直し、サービスの改善や充実、施設の統廃合に関するものなど、様々な意見を頂戴いたしました。
次に、
施設利用者意見聴取について主立った調査項目の結果を御報告いたします。
こちらは使用料に関する設問のみとなります。
別添資料の八ページ上段を御覧ください。
多少ばらつきはありますが、市内在住の個人の方をはじめ市外の方、各種団体の方など、様々な方から御意見をお伺いいたしました。
八ページの下段を御覧ください。
公共施設の
管理運営経費の財源についてお聴きしましたところ、使用料のみで賄うべきという方が七・七%、使用料と税金という方が六六・三%、税金のみで賄うべきという方が一四・九%でございました。
続いて、九ページの下段を御覧ください。
使用料改定についてお聴きしましたところ、一定の方針に基づき改定すべきという方が二五・二%、改定はやむを得ないが利便性の向上を図るべきという方が五〇・三%、据え置くべきという方が一二・九%という結果が出ております。
以上が調査結果の報告となります。
続きまして、今後の取扱いについてです。
ここで御報告させていただいた事項は、結果の概要となります。調査結果につきましては三月中に取りまとめ、改めて御報告させていただくとともに、
本市ホームページで公開してまいります。また、今回の調査結果も踏まえまして見直しが必要な使用料、手数料の選定や実施方法について検討を進めてまいります。
○質 疑
3
今野英子委員 今回、利用者や
市民意識調査で結果が出ましたが、今後の
スケジュールとしては市としてはどのような考え方の下、行っていくのか確認いたします。
4
雇用支援課長 今後の
スケジュールについてです。
今回の詳細な調査結果を取りまとめ次第、使用料、手数料ごとに結果分析をした上で改めて改定を行うか判断していくこととなります。そのため、現時点で今後の
スケジュールというのは申し上げることはできませんが、使用料、手数料ごとに分析結果を踏まえた必要な対応、例えば利便性向上であるとかサービス向上などを行った後、適切な時期に改定に関する条例改正を行うことになりますので、各条例ごとに
スケジュールは異なっていくと思います。
5
今野英子委員 分かりました。
今後の
スケジュールについては精査して進めていくということなんですが、やはり一つ一つ住民の皆さんにとっては手数料が上がるというのは負担になるということなので、負担を強いるのであれば、やはり利便性の向上だったり、そういうこともしっかりやっていかないと理解は得られないと思うので。ただ私はできれば値上げはしていただきたくはないと思いますが、そこのところは言っておきたいと思います。
6
小高浩行委員 設問の回答の中で、改定はやむを得ないが利便性の向上を図るべきというのは、かなり多くの方が支持されているのですが、施設使用料にしても手数料にしても、利便性の向上というのは、例えばどういうことを想定されてこういう設問を設けたのですか。
7
雇用支援課長 今回の調査で利便性の向上というところにつきましては、例えば机や貸出し物品等の備品についての改善の御要望と、また手続について、
インターネットや郵送を使ったものにしてほしい等の御要望が出ております。
8
中原秀文委員 今回の予算案でも
テニスコートの補修について記述がありますが、七ページに
テニスコートを全面改修してほしいと出ていますが、相当傷んでいるのか伺います。
9
都市計画部参事兼
公園整備課長 人工芝につきましては、大体寿命が十年ぐらいを想定しておりまして、その中で利用頻度によって、また若干傷み具合も変わってきまして、やはり利用者の皆さんから、継ぎはぎだらけの人工芝の
テニスコートでは、けがをしたりとても使いにくいと。多少料金を改定してでも、ちゃんとした
テニスコートで、人工芝でやってもらいたいという意見が、結構受付のところで出ておりますので、そういう意見も踏まえまして、今後検討していきたいということです。
10 小林 薫委員 今の
テニスコートってどこの
テニスコートのことを言っているの。
11
都市計画部参事兼
公園整備課長 今年度は芳野台の
テニスコートにつきましては既に改修済みでございまして、御伊勢塚の
テニスコート、あと、城下の
テニスコートについても、一部
継ぎはぎの部分が見えますので、そういう部分をよく注意しながら改修を進めていきたいと考えております。
(質疑終結)
川越市産業観光館(小江戸蔵里)の指定管理者の選定方法等について
○報告説明
12 産業観光部副部長兼
産業振興課長 それでは、川越市産業観光館(小江戸蔵里)の指定管理者の選定方法等につきまして御報告を申し上げます。
お配りしております資料、川越市産業観光館(小江戸蔵里)の指定管理者の選定方法等について(報告)を御覧ください。
川越市産業観光館は、令和二年四月からの一年間、
株式会社まちづくり川越が指定管理者として管理運営を行う予定となっておりますが、その次の令和三年度以降の指定管理者の選定手続きをこの令和二年度中に進めていくこととなりますことから、現在検討している選定方法等につきまして御報告をさせていただきます。
まず、初めに選定方法等です。
まず、選定方法については公募といたしたいと考えております。次に、公募に当たりましては単独またはグループでの応募を可能としたいと考えております。そして、市への納付金につきましては、応募者からの提案を求めましてその内容を評価に反映させることとする予定です。最後に、指定期間は十年以下の期間を基本といたしまして、効果的、効率的に管理運営を行うために必要な期間を設定したいと考えているところです。
次に、指定管理者の選定に向けた手続についてです。
産業観光館は飲食、物販など、民間事業者が得意とする分野の機能を有する施設でございまして、高い集客力など、地域の活性化等を最も効果的に実現できるものを選定してまいりたいと考えているところです。このため、指定管理者の選定に当たりましては、観光、経営などの外部の有識者の意見を取り入れながら進めてまいりたいと考えております。外部有識者には公募条件の検討段階から助言をいただくほか、応募者のプレゼンテーションにも出席していただくなど、選定手続に関わっていただくことを予定しております。
最後に、今後の
スケジュールですが、八月頃から公募、また九月には指定管理者の申請受付を開始いたしまして、十月下旬までにプロポーザルによる審査が実施できるよう、指定管理者の選定に向けた手続きを進めてまいります。
以上、大変雑駁ではありますが、川越市産業観光館(小江戸蔵里)の指定管理者の選定方法等の報告とさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。
○質 疑
13
小高浩行委員 今の基本的な設定として、効果的か効率的かというような二つの言葉が並んでいる。これからその評価の基準などを定めていくのですが、効果的な提案がいいのか、先ほどのお話にもありました効率的なものを重視していくのか、その辺の比重とかそういうものの考え方はありますか。
14 産業観光部副部長兼
産業振興課長 効果的と効率的を併せ持ったものが一番いいとは思っているのですが、川越市の産業観光館ということで、産業振興あるいは観光の振興、それと併せて中心市街地のあの辺り、北部市街地と南部市街地の結節地域に当たる部分もありますので、その地域の賑わいですとか、そういったところをより向上させていただきたいというのを趣旨とした施設になりますので、どちらかと言われれば、そういった設置目的に対してより効果的な提案をいただくほうが、こちらとしてはありがたいと考えているところです。
15
中原秀文委員 この外部有識者というのは市内の方だけなのか。それとも市外の優秀な方を検討するとか、そのようなことも含めて考えているのかお伺いいたします。
16 産業観光部副部長兼
産業振興課長 今のところ想定していますのは、観光の専門、学識経験者という方もおられますし、あと経営の関係では、やはり
中小企業診断士の方ですとか、そういった経営のプロフェッショナルの方というのを考えておりますので、特に市内、市外というのはこだわりなく選定をさせていただきたいと考えております。
(質疑終結)
(都)中央通り線(
県道川越坂戸毛呂山線/連雀町
交差点~仲町交差点)の整備に向けた埼玉県との協議の状況と今後の事業推進の方向性について
○報告説明
17
都市計画課長 それでは、
都市計画道路中央通り線(
県道川越坂戸毛呂山線、連雀町交差点から仲町交差点)約三百メートル区間の整備に向けたこれまでの埼玉県との協議状況と今後の事業推進の方向性について、御報告させていただきます。
市では当該区間の早期整備及び無電柱化の推進について県へ要望や協議を行ってまいりました。これまでの経緯ですが、八年前、平成二十四年、二十五年に地元商店会と当該区間の整備について、
ワークショップ等による意見交換を重ねた結果、蓮馨寺界隈の昭和初期から形成された商店街様式の町並みを生かした活性化を目指すことについて、市に提言がございました。市では道路管理者の県に対し、現道幅員への
都市計画変更協議を開始いたしました。平成二十六年以降も協議を継続する中で、県が同時期に実施しておりました県全体の長期未
整備都市計画道路の見直し作業の中で、当該区間について見直し指針の中にある歴史、文化、観光資源に寄与する路線として見直し対象に選定されたことから、道路幅員縮小による整備について協議を進めましたが、進展はありませんでした。このような状況を打開するため、市では平成二十九年九月一日に、市長、市議会議長が地元選出の国会議員、県議会議員の同席の下、県副知事に対し、早期に無電柱化や歩道の
バリアフリー化を図るよう要望活動を行いました。これを受け、県では市との協議の場に県庁の複数の関係課や
川越県土整備事務所の担当者も加わり、市としても歴史を生かしたまちづくりを早期に進める観点から、様々な意見交換をさせていただきましたが、県から整備の方向性が示されることはありませんでした。このような中、今年度になりまして県から次のような考え方が市に提示されました。その内容は、市と地元が一体となり、昭和の街として
まちづくり活動を継続していることを尊重するとして、市が地元と連携して主体的に行っていく手法で事業進捗を図るというものでした。具体的には、1)にあるように、県は当該区間の道路整備に当たり、技術的支援及び整備費用を負担する。これは無電柱化に要する費用、歩道の
バリアフリー化につながる改良費用、また、電線地中化で支障となる水道、ガス等の道路埋設物の移転費用について、県が負担するというものでした。2)として、市はこれに対して道路の都市計画変更事務及び道路整備に係る設計施工を行い、整備後は道路を管理するというもので、このような市と県の役割分担の下で、早期に事業に着手するという提示でございました。三今後の方向性ですが、市はこれまで県に対し整備要望、協議を行ってまいりました。下段の案内図のとおり、市にとりましては当該区間を除く南北の区間や周辺の街路については整備が進んでおりまして、当該区間だけが未整備です。完了区間は電線地中化が図られ、また舗装の美装化が行われるなど優れた景観形成とともに歩行者の安全性、防災性の強化が図られていること、また当該区間の整備は地元商店街が取り組む昭和の街の景観形成を推進し、隣接の蔵造りの町並み、大正浪漫夢通り線、今年度舗装の美装化事業を一部行いました立門前線と連携した回遊性のある一体的なまちづくりにつなげる効果があります。市ではこのような観点や、これまでの長い協議の経緯を踏まえまして、県から提示されたこの役割分担による早期の事業着手について前向きに庁内調整を図っておりまして、今後市、県の間で書面を取り交わした上で事業推進を図りたいと考えております。
以上、大変雑駁ではありますが、
都市計画道路中央通り線(
県道川越坂戸毛呂山線、連雀町交差点から仲町交差点)の整備に向けた埼玉県との協議の状況と今後の事業推進の方向性についての御報告とさせていただきます。よろしくお願いします。
○質 疑
18
小高浩行委員 経緯は理解したのですが、昭和の街というイメージというか、どうお考えなんでしょうか。昭和の街としてのまちづくりというと例えば横浜市のラーメン館みたいな、つくられた昭和の風景みたいなものが頭にぼうっと浮かぶんですが、そういうイメージなんでしょうか。どういうイメージなんですか。
19
都市計画課長 地元では、この連雀、仲町間というのは、この通りが昭和八年に開通したわけなのです。それまでは蓮馨寺の境内で、仲町の交差点は江戸時代からずっと丁字路でとまっていたのです。そこがその後の発展ということで駅ができたりだとか、そういったことで昭和八年に開通された。それで蓮馨寺の境内地を縦に突っ切るような形で商店街が形成されて、まさに現在残っている一部の建物についても、昭和八年時以降に建てられた建物が残っておりまして、地元の方はそういった風景というか町並みを大事にして、北側の一番街ですとか大正浪漫通りですとか、そういったところと江戸、明治の街、大正の街、それから昭和の街、それから本川越のほうはきれいになりましたが平成の街ということで、そういったコンセプトで地域の活性化を図っていきたいということでございます。
20
小高浩行委員 私の子供時代というかイメージの昭和というのは、駄菓子屋で、最近減ってしまいましたが。例えば、空き店舗を利用して支援しながらそういったものをもう一回復元するですとか、あるいは今ここに無電柱化とあるんですが、木の柱の電柱みたいなものは昭和の風景かと思うんです。だから、無電柱化した上で偽装的なそういう電柱を設置するとか、いろいろ考え方はあると思うのですが、今後そう言ったものを検討されていくという理解でよろしいでしょうか。
21
都市計画課長 今後、これを進めるに当たっては、電線事業者とも綿密に協議を図っていかなければいけませんし、それから地元の方にどういうような形で歩道の
バリアフリー化を図るだとか、そういった協議を詰めてまいります。その中で、これまでも今委員におっしゃっていただいたようなお話もございましたが、基本的には道路幅員を拡幅しないというのが前提ですので、歩行者にとって支障となるような柱等はなくしたいという考えです。
22 岸 啓祐委員 整備事業の進捗ですが、2)のところで役割分担の後に整備後道路は市が管理するという協定を結ばれ、竣工後においては市に移管するとありますが、このような事例はほかにあるのですか。
23
都市計画課長 川越市ではあまり例がないと思います。現状でこういう役割分担でやるということですから、現在県道ですので、その上に市道を重複でかけると。それによって県もお金を出せるし、市も整備に着手できるというような形をとっていくことについて、今協議を詰めているところです。完了後には県道の位置づけを外して市で管理するというような方向性について今検討しているところです。
24 岸 啓祐委員 ということは、この整備を予定している区間だけは管理が所有も含めて県から市に移管されるという方向性ですか。
25
都市計画課長 現在県との協議を進めている中では、この仲町、連雀町間だけということになると、県道の位置づけが間で抜けてしまいますので、札の辻から連雀町までを一気に市に管理を引き継ぐというような形で今協議はしているところです。
26 岸 啓祐委員 ということは、歩道部美装化事業、蔵造りの町並みの部分とその南にある今回の中央通り沿道街区区画整理事業、今回の予定以外の部分はまだ移管していないが、この中央通りの区間の整備が終わったらばそのような方向性も思考しつつ、県から市が移管されて整備を進めると。未来永劫へわたって車道の補修も歩道の補修も今後その方向性で、この区間を限定するという理解でいいですか。
27
都市計画課長 現在の協議がそのまま進めば、そういった形になってくると思われます。
28 小林 薫委員 具体的に今後どうやって進めますか。
29
都市計画課長 今後の
スケジュールにつきましては、先ほどちょっとお話させていただいたのですが、これを進めるということになりましたら、速やかに沿道関係者、それから電線事業者との協議に着手して、どのように無電柱化を行うのか。無電柱化については、例えば完全に地中化するという方法もありますし、例えば蓮馨寺の境内に裏側配線するというような方法もあると考えております。そのようなことについて、電線事業者、地元の方と協議を進めてまいりまして、市と県ではお互いの役割を担うためにどういう形でやっていくか、先ほどの道路の重複の位置づけの話もございましたが、そういったものをセットで協議しておりまして、進めたいと考えています。そのような手続を一つ一つ経る必要がありますので、工事着手にはもう少し時間がかかるという想定はしております。ただ、市と地元としてはこれは待望の事業ですので、一日も早い整備完了に向けて、今後も引き続き県と協議を深めていきたいと考えているところです。
30 小林 薫委員 本当に私もよく知っているから、地元にとっては本当に朗報であり吉報であって、多分大変喜ぶと思うんです。だから、ぜひ県と書面を一日も早く取り交わしてもらって、前の県の保健所跡地ではないが、結局十年何もしないで、あのままの空き地になったままだが、ちゃんと書面を取り交わして事業が推進できるようにやっていただきたいと。私も今日ここで報告を受けたので、早速これを地元に報告したいと思います。きっと喜ぶと思うから。だから、地元の期待を裏切らないような進捗を進めていただきたいということで申し上げておきたい。
(質疑終結)
県道川越北環状線二車線区間(小室交差点~脇田新町交差点)の四車線化に向けた、埼玉県との協議の状況と今後の事業推進の方向性について
○報告説明
31 建設部長 それでは、県道川越北環状線二車線区間(小室交差点から脇田新町交差点)の四車線化に向けた、埼玉県との協議の状況と今後の事業推進の方向性について御報告いたします。
委員会資料及び案内図を御覧ください。
県道川越北環状線につきましては、昨年三月に福田交差点から小室交差点までの整備が済みましたが、小室交差点から脇田新町交差点間の二車線区間の早期四車線化について、県への要望や協議を行ってまいりましたが、事業着手には至らず、協議は難航しておりました。が、ここで事業化に向けての可能性が見えてまいりましたので、その経過と今後の事業推進の方向性について御報告申し上げます。
一のこれまでの経緯について御説明いたします。
川越北環状線は昭和六十三年頃より中心市街地に集中する交通を振り替える幹線道路として計画され、埼玉県に対して整備要望を行ってまいりました。平成元年には福田交差点から脇田新町交差点間の延長約五千五百メートル、幅員二十五メートルの幹線道路として都市計画決定を行いました。その後、当初は川越市において事業を着手いたしましたが、埼玉県への整備の協議を引き続き行っておりましたところ、平成八年において県道川越北環状線として県道認定され、県が事業主体となって整備が進められることとなりました。この協議に際しましては、県より川越北環状線の福田交差点から小室交差点の事業着手区間の整備に伴い、その内にある県道片柳川越線、川越坂戸毛呂山線の一部を市道として管理していくことの提案がありましたが、合意には至らず協議は未了となっておりました。平成二十四年には、県道川越北環状線の小室交差点までの整備が進む中、残る二車線区間の整備について、市より県に要望いたしましたが、鉄塔の移設や脇田新町交差点の形状等の困難な課題があり、事業化は難しい状況が続いておりました。その後、埼玉県からも平成二十九年には県道川越北環状線の小室交差点までの完成を見据えて、平成八年に協議未了となっていた市街地の県道網の再編について再協議の申入れがあり、平成三十年に県道川越北環状線の四車線化も含めて県道網の再編について協議を再開いたしました。
平成三十一年三月には、完成を待ち望んでいた県道川越北環状線の福田交差点から小室交差点までの四車線化が完成し、県道川越北環状線の全線が開通したことにより、中心市街地の交通に効果が発現されました。しかしながら、小室交差点から脇田新町交差点までの二車線区間は未整備であることから、慢性的な渋滞が発生し、課題となっていましたが、事業着手の方向性は見えていませんでした。
二の令和元年度の協議ですが、埼玉県との協議は継続しておりましたが、埼玉県といたしましては、県道川越北環状線の全線が開通したこと、また二車線区間の整備には鉄塔の移設や脇田新町交差点の処理など、解決しなければならない困難な課題もあり、事業化の動きはなく、市と県の協議は難航しておりました。しかしながら、事業化に向け前向きに協議を継続してきたところ、県に事業化に向けた動きが見え始めたことから、この機を捉え、今後の事業推進の方向性を協議し、県道川越北環状線の未着手区間の早期四車線化とともに、中心市街地の県道網の再編について、市と県でそれぞれ対応する方向性が整ってまいりました。
内容といたしましては、県としては二車線区間の四車線化早期実現のため、事業予算の確保及び都市計画事業の事業認可取得の準備を進め、事業に着手することとする。市としては、県の事業着手後、平成八年から協議していた県道川越北環状線の内にある県道片柳川越線、川越坂戸毛呂山線の一部を市道として管理するといった内容です。
最後に、三の今後の事業推進の方向性についてです。
市といたしましては、長年協議が難航してまいりましたが、ここで県と市において協議の方向性が整ってまいりましたことから、二車線区間の早期事業化が実現するとともに、交通渋滞の緩和が期待されることから、これを機に詳細な協議を進め、市と県の間で書面の取り交わしなど各種手続を進め、事業推進を図ってまいりたいと考えているところです。
御報告は以上です。よろしくお願い申し上げます。
○質 疑
32 小林 薫委員 今この区間は高圧線が幾つかこうあって、ということは今後はこの高圧線も西側にずらしてと、今の幅員ではなくてもう少し西側に幅員を広げるということでよろしいのですか。
33 建設部副部長 二車線区間についてですが、都市計画道路の幅員が二十五メートルです。現状が十六メートルですので、西側に広げるという形になります。そうしますと、今鉄塔がその区間に五基あります。今現在、県が鉄塔の扱いを事業者と協議している段階で、移設をするか、あとは地中化するかなどの案は出ているのですが、決まっていない状況です。その中でも、都市計画道路の幅員を確保して、鉄塔を移設するなり地中化するなりして事業を進めていくと、そのように伺っているところです。
34 小林 薫委員 それこそもう二十年以上前から地元要望があって、もっと古くは脇田新町の交差点、ロヂャースの。あそこを何とか立体化できないかとか、いろいろあったが、いろいろ進めてきたんだが、結局平成二十三年の東日本大震災、あれで東京電力がなかなか経営が苦しいということで頓挫したというか、白紙に戻したような、経営が大変だというような経緯があるんですよね。だから、いい機会なのでぜひ進めていただきたいと。随分お金もかかると思うので、そこのところやっていただきたいと思うのと、あと小室の交差点のところが北環の降り口と上り口、あそこが一車線になるんだね。あそこが一車線になることによって、北環状線の橋上部分が、特に水上公園、夏場プールやっていたときは渋滞してしまうんですよ。橋上部分が一車線になるから。あれ地元からも何とか二車線のまま降りられないか、二車線のまま上れないかというのがあるので、ぜひそれについては県に言っていただきたいと、地元からもそういう要望が出ていますので、お答えするのは大変だろうからいいんだが、そういう要望も随分地元から聴くので、ぜひお願いしたいというのが一つと、あと降りた先の今成二丁目交差点のところ、小ケ谷に向かう。あそこのところが歩行者用の信号がない。片一方はついているんだが、片一方はないので、歩行者信号がないので、特にあそこは横断歩道もついていて、子供たちが自転車で渡る子も多いので、子供が信号が見にくくて危ないという苦情も出てるということを、この場をお借りして申し上げておきますので、協議してくださいということです。
(質疑終結)
(休 憩)
(再 開)
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○議 題
議案第一二号 川越市都市の低炭素化の促進に関する
法律関係手数料条例の一部
を改正する条例を定めることについて
○提案理由の説明(都市計画部副部長兼
建築指導課長)
○質 疑
35 中野敏浩委員 今御説明いただいた中で、評価方法のところなんですが、新たに追加された簡易な評価方法とは何か御説明いただければと思います。
36 都市計画部副部長兼
建築指導課長 新たに追加された簡易な評価方法の内容です。
これは建築物の
エネルギー消費性能を評価する方法ですが、共同住宅に対する評価については、従前は建築物全体の評価をするもののみでした。が、新たに追加されたものについては、共用部分の評価を不要として、住宅部分のみを評価するという簡易な評価方法です。
37 中野敏浩委員 現状川越市で低炭素建築物の新築の認定件数というのはどのぐらいあるのでしょうか。
38 都市計画部副部長兼
建築指導課長 過去の認定件数ですが、過去三年間の件数でお答えさせていただきます。
平成二十八年度は四件、平成二十九年度は四件、平成三十年度は八件です。
39 中野敏浩委員 この認定を受けるメリットというのはどのようなものがあるのでしょうか。
40 都市計画部副部長兼
建築指導課長 低炭素建築物新築等の認定を受けるメリットですが、国土交通省のホームページによりますと、主なものですが、住宅に関する税の優遇があります。まず所得税に対するもので、住宅ローン減税として控除対象借入限度額及び最大控除額が挙げられております。また、登録免許税に対するもので所有権保存登記などの税率が引き下げられております。
41 中野敏浩委員 政府の方針ということで、こういった今までよりも簡易な方法で認定が受けられるということですが、先ほども件数の件がございましたが、なかなか少ないという状況かと思いますので、エコという観点からもぜひ推進をしていただければと思いますので、よろしくお願いします。
42
今野英子委員 今認定件数のお答えがあったのですが、これは申請されたのがこの件数なのか、それとも認定されなかった件数があったりとか、対象件数というのは多いものなんでしょうか。
43 都市計画部副部長兼
建築指導課長 申請件数につきましては、年度をまたいでいるものがありますので、若干数値として変わってくるものはあるんですが、平成二十八年度が五件、平成二十九年度が五件、平成三十年度が九件となっております。数値としてちょっと違いがあるんですが、平成二十八年度につきましては申請取下げが一件あります。平成三十年度については九件に、変更申請が一件含まれております。
44
今野英子委員 そうすると、対象となる住宅というのは建築ができるときに申請をするということで、もっと市内にいっぱい対象の住宅があるのかどうかというのがちょっと知りたかったのですが。
45 都市計画部副部長兼
建築指導課長 対象の建築物なんですが、基本的には市街化調整区域に建てられる建物、これから建てようとする建物については対象となっていきます。ただし、ある程度基準を厳しくした形で、要は省エネ化されている住宅になりますので、建築主がどこまでそういう建物を建てることを望んでいるかというところもありますので、今はそのくらいの件数に収まっているのではないかと思います。
(質疑終結)
○討 論 な し
○採 決 簡易採決 原案可決
───────────────────────────────────
○議 題
議案第一三号 川越市建築物の
エネルギー消費性能の向上に関する法律関係手数
料条例の一部を改正する条例を定めることについて
○提案理由の説明(都市計画部副部長兼
建築指導課長)
○質 疑
46
小高浩行委員 今回オフィスビル等の延べ面積の下限が二千平米から三百平米という形で見直しに伴っていろいろ手数料の修正が生じたと思うのですが、この辺の意義といいますか効果といいますか、その辺はどうお考えでしょうか。
47 都市計画部副部長兼
建築指導課長 非住宅の建物について、今現在二千平米以上の建物について判定が義務づけられております。それ以下で三百平米以上の建築物または住宅も三百平米以上の建築物については、今も届出が必要になっております。今回の法改正で来年の四月から非住宅については三百平米以上の判定の義務づけの対象となっていますことから、実態上影響はないと思われます。
(質疑終結)
○討 論 な し
○採 決 簡易採決 原案可決
───────────────────────────────────
○議 題
議案第一六号 川越駅
西口歩行者用デッキ延伸工事請負契約の変更について
○提案理由の説明(
都市計画部参事兼川越駅
西口まちづくり推進室長)
○質 疑
48
今野英子委員 ただいま御説明がありましたが、今回金額の変更ということで、設計の段階で今回のようなことが考えられなかったのかというのを確認したいです。
49
都市計画部参事兼川越駅
西口まちづくり推進室長 まず変更の主な内容ですが、シェルターを設置をする上で、本会議でも答弁させていただきましたが、地上部からのクレーンの施工を考えていたものを、交通規制が伴うことからミニクレーンと仮設足場へと変更したものについてですが、こちらは設計の段階で現地調査や図面での確認を詳細には行っておりますが、実際に現場に重機を配置すること等はできないものですから、与えられた条件の中で最小限の費用と時間で最大限の効果が上げられるよう設計を行ってまいりました。実施に当たりまして現場での再確認を行った際に、構造物や車同士の離隔に余裕が少ないことが判明し、バスなど大型車が多く通る当該路線では、円滑な交通が確保できないと判断に至ったものです。設計段階ではなかなか難しかったものではないかと考えております。また、同一路線で他の場所で工事が行われておりまして、一時的なものでも片側交互通行をやめていただきたいというバス事業者からの要望もございましたので、その要請が発注後の協議でありましたことから、設計変更での対応とならざるを得なかったものです。また、本議会でも御答弁させていただきましたが、中央分離帯の既設利用から新設に変更させていただいたものですが、既設ブロックの確認を職員が目視で行っておりますが、舗装の上に並べられていた簡易なものであったことから、撤去することに破損は生じないと判断して設計を行っておりました。しかしながら、当ブロックが昭和五十年代初期に設置されたものであり、特に植栽の裏側の目視できない面では老朽化が著しかったことなどから、それにつきましても事前に判断することがなかなか難しかったものと考えております。
50
今野英子委員 分かりました。
今回の二千百九十五万一千二百七十円の増額の内訳というのは分かりますか。
51
都市計画部参事兼川越駅
西口まちづくり推進室長 それぞれの主な変更項目の増額になる金額ですが、当初設計で想定していない交通規制になることが判明したことによる仮設倉庫の変更や関係機関との協議により、施工時間や安全対策など変更した交通の影響を最小限にするための変更といたしましては、約一千万円の増額となっております。また、既設構造物の老朽化などによって再利用をやめたもの、あるいは関係機関との協議により構造物の変更等を行い、現場の進捗状況に合わせた仕様の変更といたしましては約一千二百万円になっております。
52
今野英子委員 先ほどもなかなか設計段階では今回のことは予測できなかったということなんですが、できるだけ平成三十年の九月議会でも議案として出しているわけで、そのときにも審議しているわけなので、必要であればしようがないと思いますが、ただそうした設計段階でも綿密な設計を打っていただきたいと思います。
あと、安全対策についてはやはりこれからまた工事が進められますので、ぜひ市民の皆さんや工事関係者の皆さんも事故のないようにすすめていただきたいと思います。
53
中原秀文委員 進捗状況は何%ぐらいなのかお伺いします。
54
都市計画部参事兼川越駅
西口まちづくり推進室長 二月末現在での進捗率ですが、八三・五%です。現在デッキの橋脚や橋の桁などの架設は既に終了しておりまして、シェルター部分の接続部、既設との接続のシェルター部分ですとか、あるいはエスカレーターの設置などを行っている状況です。
55
中原秀文委員 私もほぼ毎日のように見ているのですが、ほとんど出来上がっているのかなという感じを受けます。道路も安全に通れている感じもします。ただ本会議場で中村議員の質疑でもありましたが、横断歩道の安全性についてたまりをつくるということで対応するとの御答弁をされていたと思いますが、どのようなイメージなのか御答弁いただければと思います。
56
都市計画部参事兼川越駅
西口まちづくり推進室長 横断歩道のところですが、ちょうど橋脚が下りたところに島の形で橋脚の保護をするのも含めまして、中央分離帯を設置いたします。そこに人がたまれるようなスペースとして防止柵もつけながら、一旦そこで止まっていただいて、左右を確認して渡っていただくという形のものにしたいと考えております。これによりまして、車からの視認性も上がってくると考えております。
57
中原秀文委員 防止柵をつけるということですが、車椅子の方も通れるのか少し配なのですがいかがでしょうか。
58
都市計画部参事兼川越駅
西口まちづくり推進室長 車椅子も通れるような形にいたしたいと思っております。
59
中原秀文委員 以前の委員会で、右折禁止にできないかという話をさせていただきましたが、今までどおり右折ができるようにするということだったかと思います。安全性について、しっかりと警察と協議をしていただいて進めていただければと思いますので、よろしくお願いします。
(質疑終結)
○討 論 な し
○採 決 簡易採決 原案可決
(休 憩)
(再 開)
───────────────────────────────────
○議 題
議案第一四号 川越市水道事業及び
公共下水道事業の設置等に関する条例及び川
越市
監査委員条例の一部を改正する条例を定めることについて
○提案理由の説明(上下水道局副局長兼総務企画課長)
○質 疑 な し
○討 論 な し
○採 決 簡易採決 原案可決
(休 憩)
(再 開)
───────────────────────────────────
○議 題
議案第一七号
脇田歩道橋耐震補強工事(上部工)請負契約について
○提案理由の説明(道路街路課副課長)
○質 疑
60 中野敏浩委員 質疑でも取り上げられておりましたので、一つだけ確認ですが。
今、十七の三の工事内容の(3)で舗装一式となっておりますが、十七の五でいきますと、上が舗装の工事をされるということだと思うのですが、全体的な舗装をしない理由といいますか、特にこの部分が舗装が傷んでいるとか、そういった何か理由があって全体はやらないということなんでしょうか。
61 道路街路課副課長 経年劣化がアトレ側が広く水漏れ等がございまして、特にそちらがひどいものですから補修工事と、表面の舗装を剥がして舗装の下に防水加工等をいたす予定です。ほかの部分については今のところさほど経年劣化は認められませんので、一部分の塗装と補修とさせていただいております。
62
今野英子委員 本会議場でもいろいろと質疑があったのですが、今回一般競争入札で一者応札だったということなのですが、何か専門性といいますか、今回の工事でこの事業者ではないとできないというか、そういう特徴みたいなものはあるんですか。
63 道路街路課副課長 特に上部工におきましては、橋の鋼構造物といいまして、鉄骨の業務工事を外注いたしました。市内業者には該当する業務の業者さんがございませんので、県外まで広げて入札の対応をするようにしましたが、結果的に一者であったということで、特に専門性、確かに専門性はありますが、一者の応札があったという状況です。
64
今野英子委員 今回この議案は上部工の請負なんですが、下部工と工事が重なることがあるかと思うのですが、その辺は工事の進め方、安全対策とかその辺は大丈夫なんでしょうか。
65 道路街路課副課長 下部工の工事につきましては、工期が令和二年八月二十八日まででございまして、これから本契約を締結いたしますと、上部工はそれから準備等で、あとは工場製作部分がちょうど下部工と重なる時期に当たりますので、工事的には支障がないものと考えております。
66
今野英子委員 そうすると私の認識が間違っていて、かぶらないということでよろしいのですか。
67 道路街路課副課長 一応工期的にはかぶるのですが、現場的には重ならないというようなことで考えております。
(休 憩)
(再 開)
68 桐野 忠委員 一点だけ。
次の議案が下部工ですが、下部工の最初の議案を提出されたときも、若干私も質疑させていただいて、先ほど今野委員から安全対策について話もございましたが、入札があって、そのときに下部工と同じように、この場所というのは非常に交通量が激しいのと特殊な場所であるということで、下部工工事のときに重機だとか資材置場を通常は請負業者が探す。だが下部工のときは市も協力して行うという答弁があったと思うのですが、上部工はその辺は大丈夫なんですか。何か協定とか話合いの中でやったのか、別に特に問題なく進められるのか。その辺ちょっとお伺いします。
69 道路街路課副課長 下部工のときに今お借りしております公園用地の一部がございまして、そこのところを引き続き上部工の工事におきましても借りるように想定をしております。
70 桐野 忠委員 問題なく進められるという認識でよろしいですか。
71 道路街路課副課長 その通りです。
(質疑終結)
○討 論 な し
○採 決 簡易採決 原案可決
───────────────────────────────────
○議 題
議案第一八号
脇田歩道橋耐震補強工事(下部工)請負契約の変更について
○提案理由の説明(道路街路課副課長)
○質 疑
72 中野敏浩委員 ちょっと参考までに教えていただければと思うのですが、この増加額七百九十六万一千八百円のうちの労務単価の上昇分というのは分かるんでしょうか。
73 道路街路課副課長 おおよそ八百万円の増額分に対しまして、約七〇%ぐらいです。
74 中野敏浩委員 この契約自体が途中で労務単価の上昇分について加味するようになったのかと思うのですが、これが去年の三月の契約かと思うのですが、仮に、二月に契約されたとしたら、そういう労務単価の上昇は加味しなくていいという認識でよろしいのでしょうか。考え方としては、そういうことでよろしいでしょうか。
75 道路街路課副課長 三月一日以降に契約したものを対象しておりますので、二月になりますと対象とはなりません。
76
今野英子委員 今労務単価の上昇のことがあったのですが、七〇%というのはどういう方々が上がったかという業種というのは分かりますか。
77 道路街路課副課長 労務単価自体が、それぞれ計算上に出てくる人件費について上昇しております。
78
今野英子委員 働いている人たち、分かれていますよね、いろいろ。それというのは分からないですか。
79 道路街路課副課長 人件費に関しましては全てが対象となっております。
80
今野英子委員 対象となる方の設計労務単価の引上げのときに、いろいろとありますよね。今回ここに関わる細かいところで。
(休 憩)
(再 開)
81 道路街路課副課長 人件費に関しては全ての人が対象となっております。
82
今野英子委員 分かりました。
労務単価の上昇によって変更されたということは認識しているのですが、ちゃんと設計労務の単価が上がったことによって、そこで働いている労働者の方たちにちゃんといっているのかどうかというのは、確認というのはできるのでしょうか。
83 道路街路課副課長 労働者への支払金額を確認することは、市役所としてはできかねます。
84
今野英子委員 市としては確認はできなくても、そういうことをしっかりやってくださいねという指導といいますか、そういう周知というのはできるんですか。
85 道路街路課副課長 適正な単価を支払うようにという指導はしております。受注者である会社から単価については下請契約は三月以降、スライドした単価を採用しておるということを聴いております。
(質疑終結)
○討 論 な し
○採 決 簡易採決 原案可決
───────────────────────────────────
○議 題
議案第一九号 排水ポンプ車の取得について
○提案理由の説明(
道路環境整備課長)
○質 疑
86
今野英子委員 今回排水ポンプ車、本市で二台目になりますが、維持管理というのは一台幾らぐらいかかるんですか。年間。
87
道路環境整備課長 今年度に関しましては一年間二十万円点検費用等かかっています。
88
今野英子委員 大きい排水ポンプ車ですので、点検とかというのは年に一回とかなんですか。それとも何回かやるんですか。
89
道路環境整備課長 常時、装備については事務所職員のほうで点検はしております。先ほど申しました二十万円に関しましては、車両本体の点検とかそういう意味です。
90
中原秀文委員 今回二者の入札がありました。金額が相当違いますが、それは同じメーカーの同じ車なのでしょうか。それとも性能的にも全然違うものなのか、分かれば教えていただければと思います。
91
道路環境整備課長 求めている仕様については同一のものですので、ほぼ同じ規格のものになると思います。違いにつきましては、恐らく仕入れの関係でこれだけ差ができたものだと想像はしております。
(質疑終結)
○討 論 な し
○採 決 簡易採決 原案可決
───────────────────────────────────
○議 題
議案第二〇号 権利の放棄について
○提案理由の説明(建設部参事兼建築住宅課長)
○質 疑
92 中野敏浩委員 非常に大きい金額かなと思うのですが、内容について少し教えていただければと思います。
例えば、何年頃からの延滞、未回収が発生していたですとか、恐らく連帯保証人もついていたのかと思うのですが、その辺の状況、この金額になってしまったといいますか、その状況について教えていただければと思います。よろしくお願いします。
93 建設部参事兼建築住宅課長 本案件につきましては、平成六年六月から平成十九年十二月まで百六十三カ月分の家賃の滞納の合計が三百十六万九千六百円となっております。これまでの経緯ですが、本案件につきましては平成四年度ぐらいから滞納が始まりまして、その間度重なる文書催告、夜間臨宅等を行いまして、結果平成六年六月からの滞納が現在残っている状況となっております。そういった文書催告、夜間臨宅等を行っておりましたが、その後相手方からの反応がなく、納付に誠意が見られないということから、平成十九年六月議会におきまして一度調定等を行うため議会で御審議をいただき、御議決をいただいております。その後、平成二十年一月に相手方との和解が判決により確定いたしまして、その後毎月当月分の家賃及び滞納分といたしまして、その一部二万円を払っていただくということで和解をさせていただきました。しかしながら、その後平成二十年七月に相手方が仕事中の不慮の事故により死亡されました。その後、同年九月に相続人、お子さんにより退去手続が完了となりまして、その後この滞納家賃につきましては法定相続人に協議を申入れいたしまして、まず第一順位でありますお子さん二人、その後、御両親は既にお亡くなりになっておりましたので、相手方の御兄弟十一人に対しまして債務の承継について通知なり面談なりをしながら進めさせていただきましたが、法定相続人であるお子さん二人が相続放棄され、その後御兄弟、代襲相続もございましたが、含めて十一名全てが相続放棄をされまして、今回こういった形で権利の放棄ということで上げさせていただきました。また、連帯保証人はそのうちお二人をつけていただいてはいたんですが、お一人につきましては既にお亡くなりになっております。その後、法定相続人の方を含めて支払いについて協議をさせていただいておりますが、既に裁判から二十年が経過していたものですから、こちらについては時効の援用の申立てがございました。以上から、徴収不能に陥っている状況がありますので、今回権利の放棄ということで上げさせていただいております。
94 中野敏浩委員 市営住宅ということで、福祉的な側面もあるので非常に難しい面もあるかとは思うのですが、今回の件以外に大きい金額といいますか、延滞をされているようなものというのは、件数ですとか金額ですとか分かる範囲で教えていただければと思います。
95 建設部参事兼建築住宅課長 現在市営住宅の債権につきましては、全体で九十九件滞納されている件数があります。そのうち一部の方を除きまして連絡が取れている状況もあります。それから、分納で納めていただいている方もあります。ただし、現在その中でもやはり協議に難航している案件もありますが、まだ全く連絡が取れないという状況はありませんので、粘り強くそこは協議をさせていただきたいと考えております。過去の滞納債権で一番大きいのが、二百万円に到達しているものがあります。またこれについても現在お支払いいただけるように協議をさせていただいているという状況です。収入がなくお支払いに困窮されているというような状況も見られますので、場合によっては福祉部局へ御案内させていただくことにより救済するというようなことも視野に入れまして現在まで対応させていただいておりますので、今後も滞納分については積極的に徴収に向けて対応するのですが、そういった福祉的な観点も視野に入れて、丁寧な対応をさせていただきたいと考えております。
96
今野英子委員 今市営住宅の使用料のお話があったのですが、使用料、家賃というのは一カ月幾らだったのか分かれば教えていただきたい。
97 建設部参事兼建築住宅課長 市営住宅の家賃というのは収入と、それから家族の構成等によってまた変わってまいりますが、実際この方の家賃につきましては、安いときで九千七百円でございました。また、高いところで二万七千七百円です。幅を持った中での滞納です。
98
今野英子委員 そうしますと、やはり収入があることは市としても認識はしていて、対応も先ほどの御答弁で、市がこの間どのように対応してきたというのは理解をいたしました。その中で対応したときに、御本人とはしっかり臨宅したときとかお話合いというか、会えたのでしょうか。
99 建設部参事兼建築住宅課長 こちらの方につきましては、通知を出したときに収入の報告等いただいたときもあります。それから、臨宅等で訪れた際に大部分がお会いできないという状態が続いておりました。最終的に直接お話しする機会があまりなかったということで、一度平成十九年のときにお話をする機会を設けるということで、調停という形で手続を取らせていただいております。その際には、相手の方と十分なお話ができまして、六カ月間でありますが、現年度家賃ですとか滞納分二万円になりますが、その六カ月間は適正にお支払いいただいていたという経緯はあります。ですから、裁判をかける前までについてはあまり接触が取れてはいなかったんですが、それ以降については接触できて、話合いができていた状態ということです。
100
今野英子委員 分かりました。
やはり市営住宅なので、先ほどもお話がありましたが福祉的、市営住宅に入っていてそこを出されてしまったら次に住むところがというところで、なかなか大変な部分もあるかと思うんですが、そこまでいくまでに先ほども御答弁の中にも生活福祉課とか福祉部局につないでいくようなお話がありましたが、この方についてはそういった対応、収入があったということでなかなか難しかったのかもしれないんですが、現在先ほど同じような件数がどれだけあるのかと言われたとき、九十九件あるということで、こういった方々に対してもやはりそうした相手の状況を聴いて、もしそうした福祉的とか相談、ほかの市の窓口に相談を進めたりとか、なるべくその相手の方がどういう状況かにもよりますが、滞納しないで生活がちゃんとできるような形で納付してもらうなり、生活をちゃんと安定させるように市としても努力していただきたいと思っておりますので、市としてその辺はどう考えているのかお答えいただければと思います。
101 建設部参事兼建築住宅課長 今委員がおっしゃいましたように、市営住宅に入居されている方は生活に困窮されている方が非常に多くいらっしゃる状況もあります。これは急に変えるわけではございませんが、今後につきましてもなるべく接触を多く取り、相手方と話をさせていただきながら、その方の生活の状況等をよく勘案して、もちろん滞納家賃をいただくということは大前提ではありますが、その方がその後生活に困らないように、福祉部局等への御案内をするなどの対応を今後も引き続き行うことで、また丁寧な対応をしていきたいと考えております。
(質疑終結)
○討 論 な し
○採 決 簡易採決 原案可決
───────────────────────────────────
○議 題
議案第二一号 川越市道路線の認定について
○提案理由の説明(建設部参事兼
建設管理課長)
○質 疑 な し
○討 論 な し
○採 決 簡易採決 原案可決
(休 憩)
(再 開)
───────────────────────────────────
○議 題
議案第二二号 令和元年度川越市
一般会計補正予算(第七号)の所管部分
○提案理由の説明(産業観光部副部長兼
産業振興課長、都市計画部副部長兼建築指
導課長、建設部副部長)
○質 疑
102
小高浩行委員 御説明ありがとうございました。
予算説明資料の十八ページ、農業振興費の補正なんですが、これは議場での質疑の中でもあったかと思うのですが、稲わらの処分として三千百九十七立米、一立米当たり五千円という形で積算されたという御説明を承ったのですが、この補助交付の流れを教えていただければと思います。
103 農政課長 稲わらの撤去等につきまして、まず農業者から農政課に御連絡をいただきまして、大体の数量というのをお聴きします。そこで、農政課の職員が現地に確認に行きまして、大体どのぐらいの体積があるのか、それを調べまして、乾くまで待つと。一定の期間乾かした後、業者によって撤去していただくというような流れになっています。
104
小高浩行委員 そうしますと、これは撤去に協力した農業者とかに交付するのではなくて、撤去を請け負った事業者に補助するという形なんですか。
105 農政課長 基本的には体積によって金額は決まっておりますので、例えば農業者が協力して行えばそこで分配していただくとか、そういった方法もあるかと思います。
106
小高浩行委員 分かりました。
いろいろ農業者も協力していただいたし、住宅地の方も自分の目の前の道路に堆積した稲わらにはいろいろ協力をいただきましたので、これは本当にこういった補助があるないにかかわらず、皆さんに協力いただいたので、感謝したいと思います。こういった補助金を有効に活用していただいて、早く完全に撤去していただきたいと思います。
続きまして、補正予算説明資料の二十ページ、道路維持費なんですが、四千九百五十万円の減額ということで、この理由について教えていただけますか。
107
道路環境整備課長 道路整備の減額の補正の理由ですが、主に請負差金によるものです。歩道整備につきましては請負差金のほか、入札の不調により発注できなかった工事がありますので、そのため補正したものも含んでおります。
108
小高浩行委員 分かりました。
これ、減額補正を組む時期というのはかなり前から積算はしていると思うのですが、道路維持費ってかなりいろいろな細々とした修繕の依頼等がたくさんあると思うんです。本会議の質疑の中でも達成状況どうなのだというような質疑がありましたが。この辺はできれば一般財源二千二百五十万円というのが含まれておりますので、財政当局とよく話をしていただいて、最後まで有効に活用できるような方法をぜひとっていただきたいと、これは意見として述べさせていただきます。
続きまして、同じく説明資料の二十一ページ、広域幹線道路の整備の関係の用地、これの減額の理由について教えていただきたいのですが。
109 用地課長 広域幹線道路の減額につきましては、主な内容といたしましては地権者様の同意が得られなかったことによります減額補正となっております。
110
小高浩行委員 これは繰越明許の中でも載っていたかと思うのですが、その辺との関連で、整備費の国の予算絡みということで、二千二百万円の繰越明許費があったかと思うのですが、この辺の内容との兼ね合いはどうなんでしょうか。
111 用地課長 繰越につきましては、買えた方の引渡しというのが年度内に完了しなかったというのがありまして、繰越しさせていただきました。
112
小高浩行委員 分かりました。
個人のいろいろな事情があると思いますので、繰越はある程度やむを得ない面があるかと思うんですが、全体的な事業の中で、例えば土地区画整理ですとか道路の改良事業ですとか、様々な都市計画関係もあるんですが、公有財産購入費とか補償費の減額がいろいろ多いなという印象があるんです。これはある程度見通しが立った段階で予算化してるのかと思うのですが、その辺の事情というのは用地課で代表して教えていただければと思うんですが。
113 用地課長 減額補正ということになってしまう理由としましては、用地交渉に行く段階で、買いに来て予算がないのかということもいろいろ言われますので、ある程度確保して交渉に行くんですが、お売りいただけないという場合もありますので、こういうふうな形の減額なり補正となってしまう現状です。
114
小高浩行委員 いろいろ予算を組む段階では、多分十月ぐらいから次年度の予算の積算等が始まって、その段階の交渉状況とかに応じて計上されているのだと思うんですが、これは国費とかも絡んでいる事業も結構ありますので、これはそのまま送ったり、減額した場合に翌年度につなげられるものなのですか。その辺はどうなんですか。
115 用地課長 ある程度買えたところに振り替えたりですとか、内部でいろいろほかの部署と同じような、来ている国の予算へうまく流用というか、内部でやらせていただいて対応しております。
116
今野英子委員 御説明ありがとうございました。
三月補正の概要で、繰越明許費の補正でグリーンツーリズム整備推進で農業ふれあいセンター改修について日数を要したためと書いてあるのですが、今後の見通しとしてはどれぐらいに改修が終わる予定なんでしょうか。
117 農政課長 グリーンツーリズムの整備推進につきましては、農業ふれあいセンターの改修の実施設計の繰越明許でございまして、これにつきましては排水計画の変更とアスベストの関係で設計の変更が生じたもので繰越明許するもので、終わりの時期につきましては今年の八月ぐらいを目途に実施設計の完了ができればと考えているところです。
118
今野英子委員 分かりました。
補正予算説明書の二十ページなんですが、道路新設改良費、こちらも減額補正となっておりますが、この主な理由についてお伺いいたします。
119 道路街路課副課長 主な要因といたしましては、請負差金等です。
120
今野英子委員 請負差金ということで確認をいたしました。先ほど小高委員もお話がありましたが、やはり道路の関係でかなりいろいろと改良と減額補正になっているので、やはりこの辺、私もしっかりと計画を立てて、請負差金ですとか事業費が残らないように、不用額などが出ないように、やはり年度末したほうがいいのではないかと思っていますので、これは指摘させていただきます。
あと、二十三ページなんですが、街路事業費についても、これも請負差金とかそういう理由でしょうか。
121
都市景観課長 こちらの補正のところなんですが、歴史的地区環境整備街路事業債という九百万円の減ということになっております。こちら、立門前線という連雀町の地内にある道路を整備しておりまして、住宅商店密集地域ですので、それの物件補償費として計上させていただいて、それが結果的に物件補償が少なくて済むという形で補正をかけたことにつきましての差金です。
122
今野英子委員 物件の費用ということなんですが、どれぐらい対象になった件数というのはあるんでしょうか。
123
都市景観課長 十五件から二十件を想定しておりました。
124
中原秀文委員 継続費の補正で、川越駅東口駅前広場の改修事業が、総額で二億円増えていますが、それの理由についてお聴かせいただければと思います。
125
道路環境整備課長 継続費の総額が増えている理由ですが、ペデストリアンデッキ工事が入札不調になったとき、業者に聴き取りを行いまして、桁下の仮設材の設置範囲とか設置期間等の見直しを行ったり、交通誘導員の配置や人数について見直しを行ったことが一つの要因です。
そのほか、平成三十一年三月に通知されました労務単価上昇に伴う補正措置の対応、バス事業者との調整によりまして、バス利用者の利便性を考慮し、停留所を何度も移設しないよう一部夜間工事に切り替えることを、今協議中です。周辺の商業ビル管理者との調整によりまして、一部狭くなった通路部分について誘導員の導入など安全対策の見直しを行ったこと、あと、デッキ工事につきまして、工事着手前に目視できなかった内部構造等の調査を行いながら施工を進めておりますが、一部の桁に腐食が確認されましたので、その腐食の程度の調査や補強方法の検討を今進めておりまして、その対策の可能性も見込んだことが理由になっております。
126
中原秀文委員 延びたことで最終的にいつ完了になるのか伺います。
127
道路環境整備課長 今回の補正で期間についても令和三年度まで延ばさせていただきましたが、令和三年の四月末か五月頃を見込んでいます。
128
中原秀文委員 続きまして、旧川越織物市場の整備事業、これも三年延長になり、また三億五千九百七十万円増額になっていますが、これだけの期間と費用をかけて事業を進める理由についてお伺いいたします。また、これまでの経緯も併せて御説明いただければと思います。
129
都市景観課長 事業推進する理由といたしましては、まず一点目といたしまして文化財建造物であるということです。その詳細につきましては、旧川越織物市場は明治四十三年に織物取引場として建てられた市場建築として様々な特徴を持っておりまして、産業遺構として希少性の高い建物となっております。平成十七年に市の文化財に指定されているところです。もう一つ、隣接する旧栄養食配給所につきましては、昭和九年に設立され、七基のかまどが発見された、当時工場労働者が栄養改善を目的とした共同炊事場でございまして、こちらも全国で唯一のもので、同じく平成十七年に市の文化財に指定されているというところです。
したがいまして、事業を推進する理由の一つといたしましては、これらの文化財が物資の集散地川越の繁栄を今に伝える産業の遺構であり、全国的にも貴重な建物であることから、物資の集散地ならではの交流拠点となるよう復元を前提に整備をするということとしたものです。
二点目といたしましては、活用面での将来への投資です。復元後の活用面といたしましては、人口減少に伴う地域経済の縮小を克服するため、若者が働き交流するなどの期待と喜びを感じられるまちを目指す、川越市まち・ひと・しごと創生総合戦略に位置づけられた文化創造インキュベーション施設として効果的な活用を掲げている場ということです。このことからも、単なる文化財の復元ということにはとどまらず、持続可能なまちの実現を目指す将来の川越の創造を強く意識したものとして本事業を推進することとしたものです。
なお、これだけの投資をすることになりますから、開設に当たりましては産業政策部門あるいは商店街振興部門を中心に庁内の緊密な連携の下、庁外では地元商店会あるいは創業支援機関等と緊密な連携の下、効果的な運営に加え、本施設の修了者が市内で創業できるよう、既に着手しております空き店舗対策や未活用の歴史的建造物の利活用とセットで、連動してこのまちづくりの拠点として、持続可能な魅力あるまちづくりにつなげたいと考えております。可能な限りそこに入られた入居者と地域との交流を促進いたしまして、できるだけ地元で創業できるような、そんな拠点となればという思いで今回上程させていただいているところです。
130
中原秀文委員 いずれにしても追加で三年という長い期間を加えて、また、これだけの費用をかけて実施する事業ですので、ぜひ今御答弁いただいたような内容をしっかりと実現できるように、進めていただければと思います。
次に、繰越明許費の各種公園整備についてですが、これは河川敷のグラウンドの整備だと思うのですが、どこの復旧を行っているのか、また復旧が終わった後、整備中のグラウンドについてはいつ頃開放できるのか、併せてお伺いできればと思います。
131
都市計画部参事兼
公園整備課長 初めに、今回の繰越明許の河川敷のグラウンドの場所についてですが、このたびは台風第十九号による河川の洪水により冠水し、土砂堆積などで使用不可能となりました大字的場地内の入間川の左岸側にあります的場緑地グラウンドと、それから大字上戸地内の入間川左岸側にあります上戸緑地グラウンドです。これらの二カ所につきましては、一応年度内に整備を着手する予定です。
それと、次に復旧を終えた使用できる河川敷グラウンドと、あと復旧作業中の河川敷グラウンドの今後の予定です。入間川河川敷グラウンドの復旧状況ですが、五カ所の河川敷グラウンドにつきましては、既に復旧を終えて開放しているところです。残りのグラウンド五カ所につきましては、復旧に向け作業を進めておりますが、国土交通省が埼玉県とも連携して今のところ作業に取りかかっているという状況です。被害が大きく時間を要するため、来年度早いうちに開放を目指して今整備を進めているところです。
132
中原秀文委員 河川敷のグラウンドは市民の多くの方が活用されていると思いますので、ぜひしっかりと進めていただければと思います。よろしくお願いします。
133 桐野 忠委員 今繰越明許費の話がございましたが、予算の概要で分かりやすく繰越明許費の補正ということで多くの事業名が載っております。その理由の中で不測の日数を要したためというのが何件かありまして、災害とか様々な物件の移転だとかというのは分かるのですが、その中で準用河川の整備で、本会議場でも質疑があって答弁されておりましたが、久保川の関係でしょうか、最小限の交通規制等による施工を行うため、地元や警察などの関係機関との調整に不測の日数を要したという御答弁だったと思うのですが、まず工期を設定するときに、隣接する市道に新宿小学校の通学路に指定されていることだとか、交通量が多いとか、そのことによって最小限の交通規制の施工というのは、決めるときにもう分かっていたことではないのかなと思ったものですから、そういう工期を設定するとき以外に、この交通規制をやらなくてはいけないような事例が発生してしまったとか、何か特別なことがあったのか、その辺ちょっとお伺いしたいのですが。
134 建設部参事兼河川課長 今委員御指摘のとおり、ここの現場につきましては住宅地を走っている不老川と久保川の合流点から上流に向かいまして昨年度九十メーターを施工し、今現在百二十メーターを施工中です。そこの近接には道路がございまして、住宅が八十一軒あります。当時予定していたのは護岸を整備するということで、非常に深いところまで掘り下げなければ整備ができないということもございまして、通学路等の隣接道路につきましても、崩落だとかリスクも踏まえて、迂回だとか通行止め等を当初考えておりました。そこで進めていたところ、やはり地元とか地権者から遠回りになるのではないかと、そういうような御心配もある中で、安全を考えながら施工しなければならないという調整を図って今回のような処置をとったわけです。
135 桐野 忠委員 ここの場所だけではなく、特に通学路を設置しているところとか、住民の方とか住宅が多いところなんかは、やはり思った以上に住民からいろいろな意見があって、工事中の騒音とか、ダンプが置いてあるから危ないとか、様々なそういったものを予測をしながら、この工期設定を極端に増やすとかというのはなかなか難しいかもしれませんが、国も働き方改革とかという話もありますので、今後また工期設定については十分に検討してやっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
もう一点、同じく繰越明許費の中で霞ヶ関駅周辺整備、これも本会議場で質疑がございましたが、一点だけ。
霞ヶ関駅北口駅前広場の全面的な完成、供用開始が図れるように今年度は進めるという答弁があったんですが、具体的に線路に沿った道路がそのまま駅に抜けられるようにするとか、何か分かりやすく御説明していただけるとありがたいのですが。今更地になっていますが、それをそのままにして何か、そこに設置するのか、それともすぐ突き抜けられて、道路が市道として北口に入ってこられるようにするのか、教えていただければと思います。
136
都市整備課長 おかげさまで三月十日付で地権者様から土地の引渡しを受けまして、ただいま侵入防止柵、木ぐいを打たせていただいて、あと番線を張らせていただいてオレンジネットをさせていただいているところです。来年度の工事になってしまいますが、そちらにつきましては、今更地になっているところに透水性の舗装を行うとともに、視覚障害者のための点字ブロックであったり、車止めを設置したり、歩車道境界ブロックを設置させていただくところです。特に委員からお話のありました道路が真っすぐ抜けられるといったことはございませんが、もともとアパートがございましたので、そちらから歩行者の動線、駅へ行きやすいような形で来年度整備させていただきたいと思います。特に東側の道路につきましては、現状三メーターぐらいしかございませんが、五メーターの幅員でL型側溝を設置させていただきまして整備する予定です。
(質疑終結)
○討 論 な し
○採 決 簡易採決 原案可決
(休 憩)
(再 開)
───────────────────────────────────
○議 題
議案第三〇号 令和二年度川越市
一般会計予算の所管部分
○提案理由の説明(産業観光部副部長兼
産業振興課長、都市計画部副部長兼建築指
導課長、建設部副部長、農業委員会事務局長)
○質 疑
137 中野敏浩委員 質疑でも出ました先ほど今野委員からもありましたが、グリーンツーリズムのところをちょっとお聴かせいただきたいと思うのですが、繰越金と一般会計におきまして、予算が取られているかと思うのですが、百二十一ページ農業総務費のところになります。百二十一ページの農業総務費のところのグリーンツーリズムのところなんですが、幾つかの予算がついているわけですが、この予算でどこまでの工事ですとか改修が進むのかをまとめて御説明いただければと思います。
138 農政課長 グリーンツーリズム整備推進のところで、蔵inガルテン川越の事業はどこまで進むかというところですが、委託料につきましては下水道の設計とかが入っておりまして、令和二年度実施設計、本年度の繰越明許と併せて実施設計を進めていき、令和三年度に工事に着手できるよう進めようとするものです。
それと、負担金、補助金百万円、貸付金六百五十万円につきましては、これは蔵inガルテンの施設の実施設計とかハード整備に対しましてソフト整備と位置づけておりまして、協議会が立ち上がっておりますが、そちらで農業体験事業ですとかそういった事業に充てる費用となっております。
139 中野敏浩委員 駐車場ですとか、あと直売所の整備等も予定されているかと思うのですが、その辺につきましてはどのような予定に。
140 農政課長 伊佐沼庵と農産物直売所の整備工事を令和二年度は実施設計と併せて着手してまいります。駐車場につきましては、二十五台ほど農園利用者のために増設する予定です。
141 中野敏浩委員 先ほど下水につなげるというお話があったかと思うのですが、この下水につなげる工事というのは、バーベキュー施設のための工事になるのか、それとも農業ふれあいセンターまたは直売所とか伊佐沼庵の排水設備として下水につなげることが必要なのかというのは、その辺はどうなのでしょうか。
142 農政課長 下水道の整備につきましては、農業ふれあいセンターとバーベキュー施設の排水を当面は考えておりまして、直売所より伊佐沼庵につきましては、その後の整備の経過を見て対応する予定です。
143 中野敏浩委員 続きまして、百二十二ページの三目農業振興費のところなのですが、前年度に比べまして七千百万円予算が減っているのですが、その辺の内容についてお聴かせいただければと思いました。
144 農政課長 農業振興費七千百万円減額している内容ですが、前年度予算では農業者の希望に基づきまして、国の補助事業であります産地パワーアップ事業というものを活用してございました。そちらが六千九百十万円の事業で、令和元年度に特別行ったものでございまして、その部分が令和二年度にないもので、約七千百万円減となっている主な理由です。
145 中野敏浩委員 国からの補助金の事業というのは、具体的な内容はどのようなものだったのでしょうか。
146 農政課長 こちらの産地パワーアップ事業につきましては、平成二十九年には総合的なTPP等関連政策大綱に基づきまして、水田、畑作、野菜、果樹等の産地が創意工夫をしまして、地域の強みを生かして農業の国際競争力の強化を図るために、産地の高収益化へ向けた取組を支援する事業としておりまして、具体的には蕪農家がハウスの建築に使う費用として設置されたものです。
147 中野敏浩委員 続きまして、五目の農地費のところなんですが、こちらも去年よりも二千七百万円、また二年間で四千六百万円ほど予算が減っているわけですが、この辺について御説明をいただきたいと思います。
148 農政課長 こちらの農地費の減につきましては、今福上の地域で、防災減災事業で工事を三年間にわたって行っておりました。パイプラインの敷設替えですが、そちらの事業が令和元年度で終わりということで、令和二年度以降はその分の予算がついてないという状況です。
149 中野敏浩委員 続きましてもう一点、百二十六ページ、七款商工費の二目の商工振興費、中小企業関係融資のところなのですが、区分の二十の貸付金、二の預託金のところで、前年度一億一千百万円だったところが約六千九百万円に減額になっておりますが、この減額になった理由を教えていただきたいと思います。
150 産業観光部副部長兼
産業振興課長 融資の貸付金については、金融機関への預託金でございまして、平成三十年度までは川越市の制度融資については市内取扱い三十八金融機関があるんですが、そこへ預託金をお渡しして貸付けをしていただくという形を取っておりました。それを平成三十一年度、つまり令和元年度から利子補給金方式という形に切り替えまして、実際に借り入れた方が負担する金利の一部を川越市が負担をして、これを直接金融機関に入れるという形に切り替えまして、預託金の出し入れが減ったため減額になっているというものです。
151 中野敏浩委員 そうしますと、実際の取扱額というのはどのようになっているんでしょうか。
152 産業観光部副部長兼
産業振興課長 令和元年度の集計自体はまだ年度が終わっておりませんので、件数自体はまだ出していないんですが、五、六年前は四十件程度あったものが、平成二十九年、三十年ぐらいの一桁台まで件数が減ったのですが、その後今申し上げました預託金方式から利子補給方式への切り替えですとか、あるいは手続の簡素化、特に手続の期間の短縮化ということを図ってまいりました結果、だんだんまた利用は増えておりまして、恐らく十五件か二十件程度になるのかなと考えております。
153 中野敏浩委員 預託金方式から金利の補助への変化ということなんですが、御利用になられる商工業者にとっては、メリットが増えたという認識でよろしいでしょうか。
154 産業観光部副部長兼
産業振興課長 預託金方式の場合は、要は金融機関に預託金を預けます。金融機関が預託金をストックしておくことによって、当然金利の分の収入が金融機関に入るわけですので、その分金利を下げてくださいと、貸出金利を下げてくださいとお願いをしていたのですが、この低金利の時代ですので、金融機関としてはなかなかそういう利ざやといいますか、稼げないのでそれはちょっと困ると。逆にいっぱい資金を出されても、日銀に払うマイナス金利ですので、手数料ばかり増えてしまって困るということもありました。利子補給方式に切り替えたのですが、結果的に利子補給方式で川越市が直接その金利分を負担することによって、ある程度政策的な操作がしやすいといいますか、金融機関にお願いしやすくなりまして、結果的に創業支援の融資ですとか、あるいは事業所系絡みの融資については〇・三%利息を引き下げることができておりますので、今後そういう借入れをしようと考えている方にとっては、これは大きなメリットになったのではないかと考えております。
155 中野敏浩委員 ここのところでコロナの関係ですとかで、非常に中小企業の皆様にとっては大変なところかと思いますので、そういった意味も含めまして、ぜひスムーズまた最適な制度をぜひ御案内していただきまして、安心といいますかそういった意味で御尽力いただければと思いますので、よろしくお願いします。
156
小高浩行委員 労働費関係について聴きたいのですが、川越しごと支援センターが川越市民サービスステーションに移設というか動くというような御説明が本会議であったかと思うのですが、その辺に伴って何か予算的な動きというのはあるのでしょうか。
157
雇用支援課長 川越しごと支援センターが川越市民サービスステーションに移転することに当たっての予算的なものは引っ越し費用が増えるということぐらいです。
158
小高浩行委員 分かりました。
総合福祉窓口が設置されるということで、多分そういったものと連携を図られていると思うのですが、移設する意義といいますか効果というのはどうお考えでしょうか。
159
雇用支援課長 川越しごと支援センターが川越市民サービスステーションに入る意義としては、今ウェスタで執務をしているんですが、さらに駅に近くなるということで利便性が高まること、また同フロアに福祉総合相談窓口ができますので、こちらとの連携により仕事の相談や職業紹介を通じて、早期の支援に結びつけることができる。あと、また県の企業人材サポートデスクも同じフロアに入りますので、求職者側それから求人側、両方からの支援を図ってまいりたいと考えております。
160
小高浩行委員 一緒になることで多分光熱水費の節約とかいろいろな効果は資金を有効に使うような効果もあるし、今御説明があったような、市民としても使い勝手がいいというようなこともあると思いますので、このようにしっかりとやっていただきたいと思います。
続きまして、商工関係なんですが、DMO川越の補助金三千五百五十万円というのが計上されているのですが、これは令和二年度、どういった内容の仕事をお願いしている方向にあるのか、内容について教えていただけますか。
161 観光課長 令和二年度のDMO川越の予算の内訳ですが、まず実際にこれから諮らせていただく必要があるんですが、これまでやっておりました観光客のカウント調査、アンケート調査、これは調査分析項目になりますので、これをまず担っていただこうかと考えております。それから、形成・確立計画というものをDMOはつくっているわけなのですが、その中のターゲットとして外国人の誘致というものがありますので、これまで市では観光課で行っておりましたビジットジャパン、海外の旅行会社等で相談会等が行われた機会に、海外の旅行会社に川越のPR等をしてきたのですが、その部分をDMOに担っていただければと思います。それ以外は今年度から進めておりますDMOの戦略の中でワーキンググループ設立というのがあります。ワーキンググループを立ち上げていただいて、ワーキンググループの戦略によってまた新たな観光誘客あるいは観光振興を図っていただこうというのが予算の内容となっています。
162
小高浩行委員 分かりました。
せっかく設立されたDMOなので、自立といいますかいろいろな仕事がどんどんできるような形で御支援をいただきたいと思います。
次にグリーンツーリズム整備なんですが、今中野委員からもあったのですが、農業ふれあいセンターが卓球場になってしまっているというような市民の批判の声も聴いているんですが、何かこう武蔵野の落ち葉堆肥農法とか、日本農業遺産に選定されたものをPRするような場を設けてもいいんではないかというお話を去年も差し上げたかと思うのですが、今回の改修の中にそういったものは盛り込まれているのでしょうか。
163 農政課長 武蔵野の落ち葉堆肥農法の件につきましては、市民農園に小さい堆肥場みたいなところを設けまして、そこで模擬的に落ち葉の再利用を体験できるような仕組みをつくるというところは考えているところです。
164
小高浩行委員 農業ふれあいセンターという名称なので、やはりそういう市内の農業を振興するような施設としての意義というものを、もう少し見つめなおしていただいて、有効な啓発といいますか啓蒙活動に活用していただければいいかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、増形の工業団地の関係なんですが、県がやられているということで、今回若干線形といいますか形態が変わったというような御説明は受けているんですが、それに伴って市は何か予算の変更みたいなものというのはあるのでしょうか。周辺道路ですとか上下水道の整備とか、何かそういうインフラとかは、市が担う部分があるのかと思うのですが、その辺はそうなのでしょうか。
165 産業観光部副部長兼
産業振興課長 増形産業団地整備事業については、ここで地権者からの御要望をいただきまして、またこれから順調に進んでいくというような局面にきておりますが、事業主体としては埼玉県企業局がやっていくということで、基本的なインフラ整備については企業局が整備をいたしまして、その後市で移管を受けるという形になっておりますので、現段階では特にそういった支出の予算はございません。
166
小高浩行委員 新たな税収源につながる事業だと思いますので、今回は今御説明のとおり当市の中ではそういう支出はないということですが、今後もまたその辺は県と一緒になって、一日も早く完成といいますか有効な活用ができるように進めていただきたいと思います。
それから、予算説明資料の百三十一ページの小仙波庁舎の工事請負費二千二十二万五千円というのがあるんですが、これはどういった内容なのか教えていただけますか。
167 建設部参事兼
建設管理課長 小仙波庁舎管理の工事請負費につきましては、クーラー施設がついているのですが、かなり老朽化した部分がございまして、そういう部分の改修工事費となっております。
168
小高浩行委員 設備、建物については今後そういう支出というのはどうなんですか。
169 建設部参事兼
建設管理課長 こちらの小仙波庁舎は、建設部が今使用させていただいている以前は川越市の医師会の看護学校という形でスタートした建物でございまして、これが平成元年に建てられたものです。それから三十一年築年経っておりまして、土地は個人の方からお借りしているんですが、建物については今現在建設部が所管するような形になっております。土地の契約は、平成二十五年から三十年契約させていただいておりますので、今後もメンテナンスをしながら活用させていただければと思っております。
170
小高浩行委員 庁舎がいろいろなところに離れてしまって不便だというのはこれはどうしようもないのかもしれないんですが、適切な維持管理を引き続きよろしくお願いしたいと思います。
続きまして、百三十二ページの建築指導費なんですが、ブロック塀の撤去補助について、昨年の実績と二年度の予定というのはどのように考えられたのでしょうか。
171 都市計画部副部長兼
建築指導課長 ブロック塀の撤去工事に関する補助についてですが、令和元年度につきましては、現在件数は五件となっております。当初、事前相談として二十五件程度相談がきまして、現地に行きまして補助対象になるかならないかを確認をし、相談者にその旨は回答しているのですが、それで申込みをした人が五件しかなかったという実績です。今年度につきましても、十件程度予算がついておりますので、進めていきたいとは思っております。
172
小高浩行委員 何か去年発表があったときには、もう少し需要があるのかなと勝手に思い込んでいたのですが、金額の問題なのかどうか分からないのですが、引き続きPRといいますか周知に努めていただいて、有効に活用していただくようにお願いします。
(休 憩)
(再 開)
173
小高浩行委員 予算説明資料の百三十四ページ、電線類の地中化について、その内容を教えていただきたいのですが。
174
道路環境整備課長 自治体管路方式で電線地中化した箇所につきましては、沿線に建築計画等がございました場合に、自治体管路から引き込む工事を市が負担することになっております。その委託としまして、東京電力とかNTTにやっていただくんですが、その委託費ということで計上しております。
175
小高浩行委員 場所はどこを想定されていますか。
176
道路環境整備課長 場所につきましては市内で自治体管路で地中化されている箇所なのですが、主立ったところとしましてはクレアモールとか、本川越駅前の都市計画道路になります。
177
小高浩行委員 先ほど連雀町からの通りのところの仲町の通りの部分で電柱地中化を予定という説明がありましたが、防災上の観点からも、地中化というのはやはり必要な事業だとは思うのですが、今現在、来年度も含めてなのですが、地中化に向けて取り組まれている路線というのはあるんでしょうか。
178 道路街路課副課長 現在の地中化の状況ですが、市内循環線アカシア通りにつきましては、歩道とポケットパークの整備を令和元年十二月に完了いたしまして、電線地中化が完了しております。次に、本川越駅前通り線におきましても、今年度末で歩道美装化の工事を完了しまして、こちらに関しても電線地中化の完了する見込みとなっております。続いて、川越駅南大塚線につきましては、今年度末に電線共同溝の工事が完了し、来年度からは電線事業者による電線類の引込み工事に着手していく予定です。
179
小高浩行委員 計画的に実施していただくようにこれはお願いをいたします。
あと、クレアモールの通りなんですが、結構路盤が荒れてしまっている部分があって、川越市の顔として通行も多い中でインターロッキングががたがたしたりとか、浮いてしまったりとか結構あるんです。そういう場所は管路の敷設替えとかに併せて修繕とか直していく計画はあるんですか。
180
道路環境整備課長 取り出しのときに舗装が悪いということで、それに併せて復旧の工事で直せますが、全線的に大分舗装が悪いということで、今現在補修をしようとしまして、来年度測量費を計上させていただいております。
181
小高浩行委員 よろしくお願いしたいと思います。
続きまして、百三十五ページなんですが、仮称川越東環状線〇〇二三号線の整備の内容について、整備費と、百三十六ページには用地費があると思うんですが、教えていただきたい。
182 道路街路課副課長 市道〇〇二三号線につきましては、令和元年度の国の補正予算を活用いたしまして、現在完了している工事箇所から東に向かって整備を進めてまいります。令和二年度に関しましても、その続きを整備していく予定です。
183 用地課長 市道〇〇二三号線の来年度の予定といたしましては、今ある川越栗橋線の県道から東側の部分の用地買収を進めていきたいと考えております。
184
小高浩行委員 これは県道の川越栗橋線との交差点の改良も絡んでくると思いますので、併せて百三十五ページと百三十六ページにありますが、主要地方道川越栗橋線交通安全施設整備の内容について、やはり施設と用地で御説明いただけますか。
185 道路街路課副課長 県道川越栗橋線の用地買収が済んだ箇所におきまして、暫定的に舗装整備や草が生えないような防草シートの設置を予定しております。
186 用地課長 川越栗橋線の交差点整備事業の来年度の予定といたしましては、交差点部分でまだ買えていない部分がありますので、交差点部分を中心に用地買収を進めていきたいと考えています。それと、先ほど委員おっしゃられたとおり、市道〇〇二三号線との競合としておりますので、そこも併せて一緒にやっていきたいと思います。
187
小高浩行委員 なかなか難しいとは思うんですが、あと何年ぐらいかかるのでしょうか。
188 用地課長 県道川越栗橋線の事業につきましては、令和五年をめどに買収を完了したいと考えております。
189
小高浩行委員 できるだけ前倒しでお願いします。
関連なんですが、今回そこから先の芳野、菅間地区の市道三五七一号線と三〇二七号線の測量が入っていたと思うのですが、この予定について教えていただけますか。
190 道路街路課副課長 来年度といたしましては、芳野の川越工業団地の交差点周辺について測量を行いまして、境界を確認いたしまして、道路整備に向けて準備をしていきたいと思います。
191
小高浩行委員 その測量は二年度では終わらないんですか。何年かかかるんですか。
192 道路街路課副課長 複数年にまたがる予定です。
193
小高浩行委員 その三五七一号線ですが、これも再三申し上げているんですが、かなり狭い農道みたいなところに大型車がばんばん通っていて、非常に路盤も荒れていてひどい状況なんですが、路面改修の予定というのはあるんですか。
194
道路環境整備課長 拡幅の計画がある路線ですので、大がかりな舗装整備とか舗装修繕等の計画はございません。ただ、委員がおっしゃるように路面がかなり壊れているような状況ですので、その都度対応はしていきたいと考えております。
195
小高浩行委員 交通安全上の配慮もあると思うので、測量にだってあと二年かかるのだったら、それから用地買収して整備だったら果てしなくまた年数がかかるんではないかと思いますので、やはり適宜修繕というのはぜひお願いしたいと思います。これは要望です。
196
今野英子委員 それでは、まず令和二年度の予算のポイントから何点かお伺いしたいのですが、十四ページの江川流域都市下水路の施設保全整備工事なんですが、事業内容と目的と効果を改めてお伺いいたします。
197 建設部参事兼河川課長 江川流域都市下水路の施設保全整備の工事につきましては、江川流域都市下水路の水位の状況についての視認性を高めるために、江川水路のちょうど真ん中あたりに西沼橋の下流区間の既設ぶたを災害復旧区間と同様に撤去を行ってまいります。また、一部区間に護岸の補修とフェンスの改修に併せて、連続コンクリート基礎の撤去を行って、内水被害の軽減を図るように努めてまいりたいと思っております。
198
今野英子委員 水害の関係で寺尾地域、特に二度内水被害が起きているのですが、出水期までに何か新年度新たに整備を行う予定があるのか伺いたいと思います。
199 建設部参事兼河川課長 新年度予算におきまして、先ほど説明した内容でやらせていただいて、今年度はそのちょうど上流部を同じように連続基礎等、護岸の基礎を整備しておるところです。
200
今野英子委員 分かりました。
住民の皆さん、寺尾自治会の皆さんもやはりこの水害に対しては、内水被害を軽減してほしいということと、やはりもう二度あったので三度目はということで何とかしてほしいという声が過日にも市長にも自治会としても要望しておりますので、そこのところはぜひよろしくお願いしたいと思います。
あと、中小企業の支援策についてお伺いしたいのですが。
これまで住宅改修補助金が行われていると思いますが、新年度予算は前年度と比較してどうなっているのかお伺いいたします。
201 産業観光部副部長兼
産業振興課長 住宅改修の補助金の予算です。
令和元年度につきましては、その分の費用として千八百八十万円予算措置ができておりましたが、令和二年度ですと千七百二十万円の予定となっておりますので、百六十万円の減という予算内容になっております。
202
今野英子委員 では、前年度から比べても予算減になっているんですが、市内の仕事確保、業者の仕事確保のためにやられている目的だと思うのですが、状況としては市内の業者が受注するのは増えているのかというは分かりますか。
203 産業観光部副部長兼
産業振興課長 委員御指摘のとおり、この制度は住宅をリフォームする市民の方に
上限はありますが一定額の補助金を支給するものですが、市内の住宅関連、特にリフォーム業者の受注機会の拡大が主な目的ですので、件数としては非常に大事になっています。平成三十年度につきましては三百七件、平成二十九年度については三百九件、平成二十八年度が三百十四件。三百を少し超えてくるような件数で例年推移しているという状況です。
204
今野英子委員 予算も今前期後期のように分けてやっていただいているとは思うのですが、その辺で予算が早くなくなってしまうと、やはりできるだけ多くの市民の方にも利用していただきたいと思いますし、事業者にも請け負っていただきたいと思いますので、なるべくですと予算が厳しい中で減額になっているのですが、ぜひ引き続きこの制度自体は維持していただいて、できれば増額していただきたいとは思いますが、なかなか厳しい状況もあると思いますので、ぜひそのところは引き続き制度自体は大変必要な事業だと思っていますので、お願いしたいと思います。
あと、同じく事業承継店舗改修補助金についても、予算額が前年と比較してどうなのかお伺いします。
205 産業観光部副部長兼
産業振興課長 事業承継の店舗改修補助金につきましては、令和元年度からスタートした事業でございまして、初年度については百二十万円、店舗改修に対する補助なんですが、
上限額を四十万円を想定していましたので、最大で三年分という想定でございました。この分も少し減額という形になりまして、令和二年度予算では八十万円、
上限額までいけば二件になります。ちなみに今年度実績としては一件申請があったということです。
206
今野英子委員 百二十万円の予算で、今年度は一件だったということなのですが、市民への周知、事業者への周知はどのように行っているのかお伺いいたします。
207 産業観光部副部長兼
産業振興課長 主に空き店舗が増加しております商店街の活性化が狙いの一つとしてありますので、商工会議所のほかに商店街、各商店街についてはもちろん周知をさせていただいていると。あとホームページですとか、例えば創業支援ルームのような関係機関にも制度のPRについて協力をお願いしてきたところです。
208
今野英子委員 今、空き店舗の改修のことが回答ありましたが、今市内でもリノベーションで活用している若い事業者、新しい店舗がかなり増えてきているかなと思っているのですが、この川越市の商店街空き店舗対策補助金の概要等どれぐらい見込んでいるのかお伺いいたします。
209 産業観光部副部長兼
産業振興課長 空き店舗対策の補助につきましては、過去店舗として使われていたお店が、三カ月以上空き店舗の状態になっているものを活用して、新たに創業、起業等しようとする場合にそこの店舗の改修費用、あとは家賃について補助を行っていくという内容です。店舗改修については
上限額四十万円ですが、補助率三分の一で補助をしております。賃料については補助率二分の一で、月々の
上限額が五万円の補助です。令和二年度予算としますと、過年度から継続している分がありますので、その分の家賃補助の予算額についてはそのまま計上させていただいているんですが、新規の分については今回予算が百万円ですので、店舗改修で四十万円、あと五万円ずつ一年間家賃補助をすればもう一件でおしまいという金額です。
210
今野英子委員 そうすると、今の御答弁ですと今年度は百万円で、新しく受けられる方はいない、受けられないということですか。
211 産業観光部副部長兼
産業振興課長 令和元年度予算で補助をさせていただいているのが三件ほどございまして、先ほどリノベーションの話もございましたが、
ワークショップ等でかなり安上がりにリノベーションしてしまうケースですとか、オーナーとの交渉の中でかなり低い家賃で借りている事例です。改修費用については補助金が、四万九千円でしたり七万五千円でしたり、あと、月々の家賃の補助についても、二万七千円程度で済んでいますので、幸いにして予算額自体はあまり多くはないのですが、家賃あるいは改修費が安く済んでいるということで、今三件対応できているという状態です。
212
今野英子委員 できるだけ新しい方が空き店舗を利用して事業ができるように支援をしていっていただきたいと思います。
就労支援について、先ほど新しい市民サービスステーションに入るということでお答えだったのですが、効果とかについては先ほどの御答弁で確認したのですが、一般会計の予算の概要の三十ページに、障害者の雇用の促進を図るため障害者雇用奨励金を交付しているということなのですが、これの内容についてお伺いいたします。
213
雇用支援課長 障害者雇用奨励金に関してです。
障害者雇用支援金ですが、市内の中小企業が市内在住の障害者の方を一定期間雇用した際に奨励金を交付する制度で、平成二十七年度から開始しているものです。
214
今野英子委員 実績と効果についてもお伺いしたいのですが。
215
雇用支援課長 平成三十年度七人で十三件、そして今年二月末の集計になりますが、十人で二十五件となっております。
216
今野英子委員 そうしますと、大体新年度の予算では何人分とかそういうものは想定されているのでしょうか。
217
雇用支援課長 障害者雇用奨励金を百二十五万円計上しております。一人の方に対して三カ月ごとに五万円で、一名最大で二十万円支給することになっておりますので、年度をまたがないという条件であれば六、七人という形です。
218
今野英子委員 分かりました。
そうすると、今年度は予算は七人で十三件ということですので、新年度も同じぐらいの規模が予算としてはとっているという認識でよろしいでしょうか。
219
雇用支援課長 そのように見込んでおります。
220
今野英子委員 今雇用支援課で高校での出前講座について毎年行っているかと思うのですが、新年度もその事業については継続で行われるのかお伺いたします。
221
雇用支援課長 高校生の出前講座につきましては、働く上で必要となる労働法の知識等の周知、啓発を図っている事業ですので、今年度も四校ほど予定しております。
222
今野英子委員 分かりました。
引き続きなるべく多くの学校でやっていただきたいとは思うのですが、就職する前に労働者の権利等は学んでおくと、社会に出てから役に立つと思いますので、引き続き事業を継続してお願いしたいと思います。
続きまして、三十三ページなのですが、観光施設の新規事業で観光案内板の設置工事があるのですが、それについてお伺いいたします。
223 観光課長 観光案内板の設置工事につきましては、これは川の国埼玉はつらつプロジェクト新河岸川というプロジェクトの中で予定しております事業でして、具体的には氷川神社の裏にあります橋の付近に観光案内板を設置しようと考えております。
224
今野英子委員 分かりました。
新河岸川と書いてあったので、高階の舟運があるあの辺なのかなとちょっと思っていたので、そちらは特には予定はないですか。
225 観光課長 今回の設置工事につきましては川の国埼玉はつらつプロジェクトの一環ということなります。このプロジェクトにつきましては、菓子屋横丁のところにあります橋から下流に行って氷川神社の裏まで、これがプロジェクトの計画区間になっておりますので、この区間の中での話ということになります。
226
今野英子委員 分かりました。理解させていただきました。
あと、新河岸駅周辺整備事業についてお伺いしたいのですが、新年度の整備内容と今後の
スケジュールについてお伺いいたします。
227 新河岸駅
周辺地区整備事務所長 令和二年度の主な事業予定ですが、ハード面といたしまして未接道地の解消事業に係る区域五と呼ばれている高階小学校のすぐ東側の区域における詳細設計の業務委託を実施する予定です。また、駅周辺市道整備といたしまして、約九百六十万円計上しておりますが、これにつきましては工事関係説明資料の十一ページに案内図をお示ししていますが、新河岸駅の東側に線路伝いに道路があるのですが、こちらは昭和四十年代に開発で造られた道路でございまして、私道になっております。ただ実態は駅を利用される方ですとか通学路として非常に多くの方がお通りになられるのですが、私道のため整備していなかったので凸凹な状態になってございまして、整備要望が出ておりました。そこで今年度、整備に関する市長決済を取りまして、これは四十一人の地権者の方で共同所有している土地なのですが、四十一人中四十名と直接会うことができまして、四十名の方から整備に関する同意をいただいております。残る一名は開発した業者で、倒産してしまった後行方不明になっておりまして、そちらの方とは連絡が取れていないのですが、おおむねの同意が取れたということで整備に着手をしたいということで計画しています。
また、ソフト面といたしまして駅周辺の活性化事業を進めておりまして、こちらにつきましては地域住民の方を入れましたワークショップを過去に全部で六回開催しています。今年度につきましては、五月、七月、十一月、二月の計四回開催いたしまして、その中で活性化施策の一つとして、駅前広場に花を植えようというイベントを企画しています。四月二十九日に実施する予定ですが、昨今のこの新型コロナウイルス感染症の関係で、実施について慎重に検討しているところなのですが、配慮した上で実施ができればと考えています。
228
今野英子委員 今いろいろと御説明、ハード面とソフト面の御回答をいただいたのですが、この道路の関係で一応今四十名の方と連絡が取れていて、工事を行う予算がついているのですが、
スケジュールとしては見通しとしてはどれぐらいに工事が終わる予定なのか、お伺いします。
229 新河岸駅
周辺地区整備事務所長 こちらは一部通学路が含まれることもございまして、夏休みを中心に工事は実施したいと考えています。全体の工期としましては、おおむね三カ月から四カ月程度を見ておりまして、七月、八月を中心に工事を進めていきたいと考えてございまして、現在そこに向けて工事発注できるように手続きを進めているところです。
230
今野英子委員 分かりました。
ここは駅の東口に向かう道路で、雨が降ると本当に水たまりが毎回できてしまっていて、市民の方からも長年苦情が、事務所にもいっているとは思うんですが、ぜひ長年懸案になっていた事例ですので、慎重に進めていっていただければと思います。
あと、新河岸駅の西口のエスカレーターが故障していて動かない状況なのですが、これの発注状況と今後の予定というのがどうなっているのかお伺いいたします。
231
道路環境整備課長 新河岸駅西口のエスカレーターの修理の件なのですが、入札が終わりまして、今修理に向けて事業者と打合せを進めている状況です。
232
今野英子委員 前回発注してから六カ月ぐらいかかるということだったので、発注したのがいつなのかというのが知りたいのですが。
233
道路環境整備課長 現在入札が終わった状況で、正式な契約にはまだあと数日かかるということです。
234
今野英子委員 そうしますと、十二月議会では七月頃予定しているという御答弁だったと思うのですが、そうすると今の状況だと延びるということになってしまうのでしょうか。
235
道路環境整備課長 現時点では遅れるとか逆に早まるとか、その辺の予定の変更等はまだ聴いておりません。
236
今野英子委員 ただ、まだ契約していないんですよね。発注していなくて契約していなくて、ただこの前の御答弁ですと六カ月かかると言っていたと思うのですが、そうすると今三月中旬を過ぎていますよね。そうすると、やはり九月ぐらいになってしまうのかなとちょっと思ったんですが、その辺はまだ、そうしたら七月からかかってしまうか、前になることはないんだと思うんですが、延びるということは現時点では言えない、分からないということでよろしいですか。
237
道路環境整備課長 契約が大変遅れているのですが、今の時点では七月に間に合うようにということで、打合せは進めさせていただいております。
238
今野英子委員 分かりました。
それでは、この前の答弁だと六カ月かかるが今のこの時点でも一応七月までには工事ができるだけ終わるように進めているということで理解しましたので、よろしくお願いします。
すみません、また予算のポイントに戻ってしまうのですが、十ページに、仮称旭町一丁目公園の整備事業が新規で計上されておりますが、これについて事業内容をお伺いしたいと思います。
239
都市計画部参事兼
公園整備課長 旭町一丁目の公園事業目的についてですが、平成二十七年から二カ年にわたり地元第九支会から要望書を受けまして、新斎場の供用開始に伴いまして廃止となった場所に市民が集い、運動広場や防災広場を兼ね備えた地域コミュニティの場を創出した都市公園を目的とした公園を整備するものです。具体的な施設の内容ですが、子供たちが安全にボール投げができるような防球ネットを設置して、あと広場の外周には沿道を利用して高齢者が散歩しながらのんびり談笑できるような場所、また幅広い年齢層が利用できるように複合型遊具、小さな子供たちが楽しく遊べるような公園整備を考えております。
240
今野英子委員 そうしますと、駐車場やトイレはどうなっているのかお伺いします。
241
都市計画部参事兼
公園整備課長 その他の施設といたしまして、駐車場につきましては十一台を予定しておりまして、そのうち一台は障害者用の駐車場ということです。あと、トイレにつきましては、多目的のトイレを一基。中はオストメイトで、小さなお子さんのおむつを替えられるようなベビーシート、それと女子トイレが一基。男子トイレは小便器を一基予定しております。
242
今野英子委員 あと公園のトイレ、以前からも言っているんですが、どうしても和式ですと小さい子供とか高齢の方も膝が悪い方などは座るのが大変だと思うのですが、公園ですが、市内全体ではどれぐらい整備が進められているかというのは分かりますか。
(休 憩)
(再 開)
243
都市計画部参事兼
公園整備課長 公園のトイレの洋式化につきましては、現状は八割程度和式になっておりまして、利用者からは、特に高齢の方からは洋式に変更していただきたいという要望は多数いただいておりまして、新しい公園につきましては洋式に変更しているところがあります。今後旧和式トイレにつきましても、一遍には変更することはできませんが、一つずつ替えられるところから優先順位をつけて変更を進めてまいりたいと考えております。
244
今野英子委員 そうしましたら、やはり和式ですと大変なので、順次計画を洋式に替えられるように検討していただきたいと思います。
あと、公園整備で高階運動公園のトイレ改修が載っていたと思うのですが、これについては洋式化になるのか確認をさせていただきたいと思います。
245
都市計画部参事兼
公園整備課長 洋式化で考えております。
246
今野英子委員 分かりました。
できるだけ早期にお願いしたいと思います。
あと、先ほども都市公園などで防災機能を兼ね備えた公園が必要だと考えているのですが、先ほどの旭町公園もそのような機能を有しているということなのですが、ほかに川越駅周辺にはそうしたところは今後増えていく予定はあるのかどうか伺いたいと思います。
247
都市計画部参事兼
公園整備課長 新しく整備する公園につきましても、有事の際とか何か災害があったときに、皆さんが集まれるような広場的なものということで考えておりまして、ただ、例えばマンホールトイレとかかまどベンチとかが設置されている公園もありますが、それも含めて今後は検討してまいりたいと考えております。
248
今野英子委員 市民からの要望で公園についてはやはり緑が多くて広いところ、あと子供たちを連れて行って遊べるところというのが、なかなか川越市民でもほかのところの公園、広いところに行っている。所沢の航空公園ですとか、智光山公園、狭山にもありますが、ほかのところに行っている。川越でも伊佐沼公園ですとか水上公園とか喜ばれているところはありますが、さらにそういう広い公園も増やしてほしいというのが寄せられておりますので、引き続き公園を増やしていただきたいと思います。
あと、デマンド交通について何件かお伺いしたいのですが、これも本会議場でもありましたが、新たに地区二が始まりましたが、まだ始まってすぐだとは思うんですが、利用状況といいますかその辺は分かりますか。
249 交通政策課長 地区二のデマンド型交通の運行状況ですが、本年の二月十日から運行開始した分でございまして、その二月十日から一週間で八十件の利用をいただいたところです。これが多いか少ないかを比較するために参考に申し上げますと、一年前から運行を開始した地区三についても同一週で利用状況を見ますと八十件であります。同件数の利用状況です。ただ残念ながら新型コロナウイルスの感染症の拡大が進む中で、一カ月後の今月の三月九日から三月十五日までの一週間で比較してみますと、地区二については五十五、地区三については六十八件、ちょっと減少している状況です。
250
今野英子委員 分かりました。
デマンド交通についてはいろいろと要望も多くて、今この後地区一も新年度の予定になっていると思うのですが、やはりこの中で要望としては地区をまたいで医療機関ですとか駅ですとか商業施設へ行きたいという声が増えてはいるのですが、この考え方について再度確認、もしかしたら本会議場でも言っているかもしれないんですが、確認をさせていただきます。
251 都市計画部長 地区またぎの運行につきましては、やはり利用者の方の利便性を増進させるという観点からやらなければいけないような話ではあるとは思ってはいるのですが、あくまでもデマンド型交通はタクシーではなくバスであるというようなところはありますので、それだけ運行時間が長くなるとほかの方が使えなくなるといった観点はどうしてもありますので、どういう形の運行がいいか。例えば地区またぎの運行をするときには
運賃を高くするとか、いろいろとやり方はあると思うのですが、そういうことも含めてこれから検討してまいりたいと考えています。
252
今野英子委員 市民からはそういう要望があると思うのですが、やはり地域の中をぐるぐると循環できるような利便性というのももちろん大事だと思いますので、これからポイントを現在地区二も百何十件あると思うんですが、これは自治会とかからポイントを増やしてほしいという声があれば、順次増やしていく予定なのか。その辺をちょっとお願いします。
253 交通政策課長 現在地区三につきましては百二十二カ所の乗降場を設置させていただき、一方で地区二につきましては百五十四カ所設置させていただいているところです。公の施設ですとかあるいは商業施設ですとか病院、医療機関ですとか、そういった分類別にさせていただいている乗降場について、増減等がその地区内に生じれば、それに応じた形で利用者のニーズも鑑みながら適宜調整、検討していくということを考えております。
254
今野英子委員 この予算説明書の百四十五ページの温水利用型健康運動施設なのですが、かなり利用が多いと聴いているのですが、ここ最近の利用状況というのは分かりますか。
(休 憩)
(再 開)
255
都市計画部参事兼
公園整備課長 今現在の利用者数につきましては四十九万五千人です。令和元年の四月一日から今現在までです。
256
今野英子委員 これはあれですか、計画のときに見込んでいた人数よりもかなり多いかと思うのですが、当初計画だと年何人で計画を立てていた。
257
都市計画部参事兼
公園整備課長 十五万人です。
258
今野英子委員 そうしますと、当初計画では年十五万人を計画していて、現在四十九万五千人ということなのですが、この委託料が二億二千九百四十万円なのですが、この委託料の内容というのは主に。委託料の内容というのは。スポーツジムだったりプールだったり、そういうのを合わせてこの金額を毎年委託料として払っていますよねということの確認なのですが。
259
都市計画部参事兼
公園整備課長 施設の修繕費用と運営費です。
260
今野英子委員 そうすると、運営費で二億二千九百四十万円ということでいいということですか。
(休 憩)
(再 開)
261
都市計画部参事兼
公園整備課長 毎年売上げに応じて四千万円以上に対し五%ほど市に還元するところです。あと、分割払いで令和八年度末までに事業契約が終了いたしますので、その分はまたPFIとするのでしっかり補修をして進めていくような形となります。
262
今野英子委員 分かりました。
PFI事業ですと民間の活力を利用して、市の施設なのですが、やはり事業者にとってかなり売上げが入っているのではないかと思うので、やはり市の公共的な部分があるので、やはりPFIではなくそうしたところをやるべきかと思ったので質疑をいたしました。人数が多いので市民に喜ばれている施設なんだろうと思うのですが、ただこの間温水のほうでも何度か菌が出て休みになったりとか、やはりその辺をもっとそういうことが起きないように市としても指導していくことが必要だと思いますので、そこのところは指摘させていただきたいと思います。
263 岸 啓祐委員 説明書の百四十一ページです。
川越駅西口周辺地区整備の事業の予算の中ですが、特定財源のその他部分に八千七百八十一万九千円があります。これはユープレイス、あちらの市の所有者としての地代相当額だと思いますが、さらにこの説明の中にあります賃借料が九千六百四十四万六千円ですので、所有者である川越市が八千七百八十一万九千円を頂いて、今度は使用者である三階の市民サービスセンター部分を使用する使用者である川越市が同額をお支払いしてツーペイになるようなお話を以前聴いたわけです。なおかつまず前提として、この一年間の収入を試算した始期はいつからですか。
264
都市計画部参事兼川越駅
西口まちづくり推進室長 民間事業者に貸付けを行います機会といたしましては四月、もう既に建設が始まっておりますので、もう既に貸しておりますが、来年度につきましては四月一日からの一年間分の地代を頂くという形です。ただ、オープンは六月を予定しておりますが、市に引渡しされるのが四月ですので、それから先ほどありました地代、賃借料が支払われるという形になると思います。
265 岸 啓祐委員 ということは、十二分の一が一カ月分の家賃ということですので、七百三十一万八千円があちらの地代相当額であり、なおかつ使用料と同額になるということですが、ちょっとまだお答えがその差額の部分、八百六十二万円が何であるかというお答えがなかったので、再度お願いします。
266
都市計画部参事兼川越駅
西口まちづくり推進室長 その差額につきましては、西口の事務所がお借りをした事務所ですので、その分の一年間の借地料がおよそ八百万円ということになります。
267 岸 啓祐委員 ということは、八百六十二万円はそちらの事務室の地代ということですね。
それでは、以前の川越駅周辺対策特別委員会の議論の中に、三階の市民サービスセンターの部分は占用使用をするということで承っておりました。ただ、通路ですとか恐らく共同使用のトイレ等の共益費、または建物の中のライン等の設備管理費、修繕費とかいろいろあると思うのですが、施設管理費、清掃費、警備費、これらに類する共益費相当分が使用料の中に含まれているということですので、使用する賃料は幾らで共益費相当額が幾らになるかということを、八千七百八十一万九千円の中で明確に答えられるような形で市役所は準備をすべきだと私は常に思っているんですが、その辺はそこまで契約の中には関わっていなくて、文章で示されているだけであって、そういった費用の内訳を細かに分解したものはないという理解でいいですか。
268
都市計画部参事兼川越駅
西口まちづくり推進室長 募集の段階では地代を
上限とすることで提案を求めておりまして、その中に賃借料と共益費を含めた形にしておりまして、特に賃借料と共益費を分けてということではありませんので、委員おっしゃるように細部について分けを、明確なお金を算出しているわけではございません。
269 岸 啓祐委員 ということであれば、私はそれ以上申し上げることはありませんので、ただ費用の根拠というものは何らか明確に答える必要はあると思いますし、恐らく賃貸借契約の中で賃料については何カ年ごとの改定というようなこともあると思いますので、行く行くは共益費の部分との抱き合わせを説明できるような形で行政はきちんとしておくべきであろうと私は思います。それはそれで結構です。
最後に一点だけですが、百四十四ページの各種公園整備事業です。
先ほど補正予算の中でも中原委員からも御質疑がございましたが、このような形で台風の被害によって河川敷運動公園が修繕を余儀なくされているという中で、今後ですが、また来年度の予算の積算上でも配慮が必要だと思いますが、過去それぞれの河川敷の公園の中で被害額の大きいところがどれとどれであって、今回の予算の中にも一般財源からも相当の金額、三億三千万円と出ておりますが、ですから公園そのものの通常の整備と運動公園施設を復旧させる費用が、どのぐらいの比率で現実に起きているのか、過去何年か、データは必要ないのですが、そういうことがあった場合に、やはり被害度の高いところを将来的に別の被害が少ない公園を模索するとか、何らかのそういう措置、考え方は必要だろうと思っているのですが、いかがでしょうか。
270
都市計画部参事兼
公園整備課長 委員御指摘のとおり、台風で五年連続浸水で、そのたびに河川敷の整備を行っているところでございまして、直近ですと平成三十年度につきましては、台風第二十一号の被害復旧で約一千万円、それと台風第二十四号による被害で約六百万円ぐらい、被害に対して費用を捻出しているところです。このままこういう状況が続きますと、やはり管理費がかかりますので、地元の皆様からもなかなか河川敷が利用できない、すぐに開放してもらえないということで、数多く要望もいただいているところですので、今後は堤内地また土地を例えば無償で提供していただけるとか、借地で利用させていただけるとか、その辺も含めまして運動施設を今後も調査研究をしてまいりたいと考えております。
271 岸 啓祐委員 ちょっと結論が早いようなんですが、まだ今の平成三十年の実績を考えますと、三億八千万円規模の予算に対しては今おっしゃった金額はウエート上そんなに大きくないのですね。ということは、それ以外はどうしても公園というのはどうしてもこれだけの費用がかかるんだという実績があろうかと思うんですが、今の結論は承りましたが、もっと被害額あるのではないか、恐らく運動公園の場合ですと用土を持ち込んだり材料代等工賃がかかるわけですよね。だから、今おっしゃった金額というのは本当に実績的に間違いないですか。
272
都市計画部参事兼
公園整備課長 各種公園整備の中で一番費用を充当しているものが、公園内の樹木の倒木とか、遊具施設の維持管理、トイレ清掃、そういうものが年間委託で約五十件ほど委託業務を行っておりまして、その費用だけでも大体八〇%ぐらいです。公園というのは多目的に皆さん不特定多数の方が利用いたしますので、事故のないような形で安全に利用していただくためには、そういう維持管理が必要になってくると思いますので、三百二十公園の維持管理ということで、その辺を今後もいずれにしても継続していきたいということと、あとどうしても直営というか現場の職員で造成とかそういうところの整備をしているところですので、今後もその費用の捻出の仕方なども含めて検討していきたいと考えております。
273 岸 啓祐委員 県もボールグラウンドというような形で、多目的に利用できるような運動公園というものの整備については検討しているようですので、川越市におきましても先ほど結論をいただきましたが、今後の広域計画なり、またはその後の計画、初雁公園もできますが、ともかく運動施設としての整備について御努力をいただきたいと思います。
274
中原秀文委員 前委員に続き、幾つか質疑をさせていただきます。
前委員が確認をされた内容もありますので、それ以外で確認させていただきたいと思います。
まず、予算概要の書類の三十二ページの事業承継のところで、八十万円組んでいますが、近年事業承継ができず廃業される事業者も結構あるのではないかと思います。そのような事業者がどの程度あるのか、分かればお伺いできればと思います。
275 産業観光部副部長兼
産業振興課長 委員御質疑のとおりの事業承継できずに廃業した事業所ということではないのですが、経済センサス等の資料の中から創業数、廃業数、事業者数、そういったデータを追っておりまして、最新の分が平成二十八年の経済センサスなんですが、これによりますと川越市については前回の平成二十六年から二十八年の約二年間の調査の間で千六百八十七事業所が廃業したというデータが残っております。過去二年ごとに経済センサスの活動調査は行われるのですが、大体その間同じような千六百八十七、その前は千六百三十八、千七百四十六というような廃業の数字になっている状況です。
御質疑が事業承継できずにということだったので、その関連なのですが、川越市では毎年景気動向調査をやっておりまして、その中で後継者が不在なのかどうなのかといったような状況についても調査をさせていただいております。平成三十年度に実施しました景気動向調査を見てみますと、やはり大きな現状の課題ということで、後継者がいない、不在だと回答している方が、これ五百社調査しているのですが、一九%になっておりまして、その前の年の一六・六%よりも二・四%増えているという状況もあります。また、埼玉県が調査した同様の景気関係の調査につきましても、自分の代で廃業したいというような回答をしているような事例が一七・五%ということなので、大体通常の引退年齢であります七十歳ですとか七十五歳になっている方の約二割ぐらいはもうやめたいと、自分の代でおしまいだと考えているという傾向があるというような状況です。
276
中原秀文委員 確認をさせていただきました。
次に引き継ぐ方がいないと、とてももったいない事業もあると思うんです。そういった中で、M&Aという方式も考えられます。このことについてはなかなか市が絡んで進めるのは難しいかもしれないですが、M&Aを紹介することで今まで知らなかった方が、M&Aという方法もあるということを知っていただくことも一つの方法ではないかと思います。このことについては、もし何か御意見があればお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
277 産業観光部副部長兼
産業振興課長 先ほど高齢化によって廃業ということの数字を御紹介させていただきましたが、大体こういうケースの場合は黒字なのにもかかわらず廃業してしまうというケースになるかと思います。当然これまでの顧客ですとか設備だとかそういう部分がそのまま終わってしまうわけですので、雇用ですとか、あるいはちょっと大きなことで言えばGDPですとか、そういうところについて大きな損失であるということなので、できるだけこれを継いでいくというのは必要なことだと思っています。ただ、継ぐに当たりましてはやはり資産価値がどのくらいになるのかとか、営業の状態がどうなのかというところをちゃんと見極めた上で、適切に引き継いでいかないとなかなか継続も難しいということがありまして、委員御指摘のとおりなかなか我々職員だけでは判断できない部分もあります。そういうところについては各都道府県が、これは確か産業競争力強化法によりまして、各都道府県の県庁所在地に事業引継ぎ支援センターを設置しなさいということになっておりまして、埼玉県の場合はさいたま市の商工会がこの引継ぎ支援センターになっているということと、あとはこういうM&Aについては当然お金が動くわけですので、金融機関についてもビジネスチャンスということで、こういったことを積極的に支援している金融機関がありますので、そういうところと連携をさせていただきながら、適切に事業承継が行われるように取り組んでいきたいと考えております。
278
中原秀文委員 ぜひともいろいろな良い事業が継続できるように努力していただきたいと思います。
続きまして、オリンピックの関係についてですが、本市を広くPRする取組を行うとありますが、具体的にどのような内容かお伺いできればと思います。
279 観光課長 オリンピックにおきます観光PRの具体的な内容ですが、まず観光案内、それから観光プロモーションといたしまして、川越駅、笠幡駅、それからシャトルバスの発着場と予定されております西清掃センターの跡地周辺、並びにオリンピックライブサイト会場、これはウェスタ川越になると思いますが、そちらにおきまして臨時の観光案内所を設けようと思っております。そこで、観光パンフレットやあるいはノベルティの配布を行うのが目的です。それから、東京都をはじめとしまして、オリンピックの開催都市、横浜市であったり豊島区であったり、関連があるところと協働しまして、観戦客を対象とした観光プロモーションを行いたいと考えております。また、川越まつりのPRという観点からいきますと、七月九日の聖火リレー、それから八月一日、二日にウェスタ川越で実施が予定されていますオリンピックライブサイトにつきまして、山車の展示あるいはおはやしの演奏を行いたいと考えております。なお、実施につきましては小江戸川越観光推進協議会、それから川越まつり協賛会が実施主体となりますので、現在関係団体と協議調整をしているのですが、それぞれの新年度の総会において承認いただいてから初めて実施できるというような形になると思います。
280
中原秀文委員 現在の新型コロナの対応などで流動的な部分もあると思いますが、適切に対処していっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
続きまして、次の三十四ページの市道〇〇三三号線について伺います。二億九千八百万円使って隧道を設置するという事業だと思いますが、どれぐらいの数の歩行者が通る見込みなのかお伺いできればと思います。
281 道路街路課副課長 市道〇〇三三号線の調査した結果ですが、令和元年五月三十日の朝七時から夜七時までの十二時間の調査で、百六十一人でございました。
282
中原秀文委員 百六十一人ということでした。前回報告を受けたときに、児童生徒が主に使われるということだったかと思うのですが、児童生徒の数はこのうちどれぐらいなのか、伺います。
283 道路街路課副課長 児童生徒は百五十人です。
284
中原秀文委員 理解しました。
続きまして、三十七ページの川越駅東口についてですが、現在工事を進めていただいているところだと思います。前回報告を受けたときにオリンピックの期間は工事を中止しますということでした。そのときは、日にちがはっきりしていなかったと思います。オリンピックの期間ということで言われていたと思うのですが、そろそろ時期がはっきりしているのであれば、いつからいつまでか教えていただければと思います。
285
道路環境整備課長 現在川越駅東口のペデストリアンデッキの工事を進めておりますが、オリンピック開催期間の前後十日間を休止する予定で今進めています。日にちにつきましては、七月二十日から三十日間を工事を停止するよう調整しております。
286
中原秀文委員 日程については理解させていただきました。
前回もお伺いしたかもしれませんが、オリンピックの開催で工事を休むまでに、どこまで進んでいるのかということを改めてお伺いできますでしょうか。
287
道路環境整備課長 現在ペデストリアンデッキの桁の補強等を進めているのですが、開催前までに屋根の設置を完了したいという予定で今事業を進めております。
288
中原秀文委員 屋根が設置されてある程度きれいになった状態で開催を迎えるという、そういう状況でしょうか。
289
道路環境整備課長 現在屋根設置のために、いろいろと仮設をしているような状況ですので、ある程度屋根の設置が終われば、現在やっている仮設は撤去できますので、歩行空間等は確保できると考えております。
290
中原秀文委員 先ほども申し上げましたように、新型コロナの対応で流動的な部分もあると思いますが、安全に大会が迎えられるよう、しっかりと進めていただきたいと思います。
続きまして、三十八ページの下小坂地内の内水対策についてですが、これまで内水対策については、様々取り組んできていただいていると思いますが、今回のこの五百万円というのはどのような内容かお伺いできればと思います。
291 建設部参事兼河川課長 今回の下小坂地内の内水対策につきましては、小畔川にかかる棘橋の北側の下小坂樋管周辺の内水対策につきまして、河川管理者との協議を現在進めているところですが、昨年の東日本台風に伴う大雨による出水被害を踏まえまして、周辺水路の見直しを行いポンプ施設の規模を検討しているところです。そして、この予算の令和二年度の設計委託につきましては、この結果を踏まえまして、内水被害軽減を目的とした周辺水路の施設整備の検討及び設計を行う予定です。
292
中原秀文委員 下小坂の地域の方々は東日本台風で被害に遭われて、かなりつらい思いをされていると思います。ぜひしっかりと取り組んでいただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
続きまして、南古谷駅周辺地区の整備について伺います。三十八ページのこの事業ですが、報告で駅舎の部分の四十億円については伺いました。それ以外に周辺全部を改修するのだと思うのですが、この計画はどのような計画なのか、また整備にかかる総事業費はどれぐらいなのかお伺いできればと思います。
293
都市整備課長 この事業につきましては、南北連絡自由通路設置及び駅舎の橋上化をはじめ南北の駅前広場の整備、国道十六号からのアクセスのための都市計画道路南古谷伊佐沼線の駅から現道部の市道〇〇四〇号線までの整備を行い、公共交通の安全性、利便性の向上を図る交通結節点としての機能強化を行うものです。これらの整備にかかる事業費につきましては、現在までに約四億七千万円ほど執行させていただいています。今後、詳細設計や物件調査等を進めていく中で、社会、経済状況によりまして変動のあります、あくまでも現時点で試算させていただきました概算事業費ですが、今後約七十億円程度が必要になるものと考えておるところです。
294
中原秀文委員 南古谷の周辺の事業で約七十五億円かけて事業を進めるということは理解させていただきました。令和二年度の予算では何をどこまで行うのか、お伺いできればと思います。
295
都市整備課長 令和二年度に予算要求させていただきました主なものですが、土地開発公社等で先行買収させていただきました南古谷駅北側の駅前広場の用地の買戻しのための土地購入費及び補償費を要求させていただいておるところです。また、都市計画道路の南古谷伊佐沼線の用地取得を今後進めていくための物件調査等の業務委託費等も予算要求させていただいているところです。
296
中原秀文委員 理解させていただきました。
代表質疑の中でも、私ども清令会の小野澤代表から質疑をさせていただきましたが、東部のほうは新河岸駅もできました。また今回南古谷駅も七十五億円をかけて進めていきたいという方針が示されました。西部にJRの駅が三つありますが、この三つの駅の整備について、何か考えとか方針があればお伺いできればと思います。
297
都市整備課長 ただいま委員から御質問のございました西部のJR川越線三駅、西川越駅周辺地区、的場駅周辺地区及び笠幡駅周辺地区の今後の具体的な基盤整備の予定はございません。西部のJR川越線三駅周辺地区につきましては、川越市都市計画マスタープランにおきまして地域核を補完する生活核に位置づけられているところですので、まちの顔として魅力ある生活拠点としての機能、生活利便性等の充実したまちづくりの必要性について認識しているところです。
298
中原秀文委員 いずれにしてもバランスが大事だと思いますので、川越市内に住まわれている皆さんが納得するような事業の進め方をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、川越駅西口の周辺地区のことについてお伺いをしたいと思います。
先日プレスリリースで六月八日にユープレイスがオープンしますということで、かなり詳細な内容の情報が得られました。現在のこの市有地利活用事業の進捗状況をまずお伺いできればと思います。
299 川越駅
西口まちづくり推進室副参事 現在の市有地の複合施設の建設状況です。
二月末時点の建設工事の進捗率につきましては、複合施設棟が八一・一%、駐車場棟が九八・九%です。二月末時点で複合施設棟については内装工事や設備工事及び外構工事を施工中で、駐車場棟につきましてはサイン工事及び外構工事を行っておりまして、両棟とも三月末までには完成する予定です。川越市民サービスステーションが入居する三階の行政フロア部分につきましては、四月一日に市への引渡しとなり、その後LAN配線工事、ブラインド設置工事、備品類の搬入、引っ越し等を行いまして、六月八日のオープンに向けて準備を進めてまいりたいと考えております。
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中原秀文委員 六月八日のオープンに向けて事業を進めていただいていると思います。プレスリリースに幾つかの店舗名は出ていたと思います。残りの店舗名はいつ頃公表されるか、もし分かれば教えていただければと思います。
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西口まちづくり推進室副参事 六月八日に市有地内にオープンするテナントなのですが、基本的には近在の物販店舗と飲食店舗と聴いておりまして、そのうち現在公表されているものは、埼玉県産品食のセレクトショップであるモイサイタマプラスです。その他のテナントにつきましては、まだ公表されておりませんが、おおむね決定しておりまして、一応五月初旬頃には公表すると聴いております。
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中原秀文委員 御答弁ですと、五月初旬ぐらいにはプレスリリースされるのではないかと思いますので、そのときに確認をさせていただきたいと思います。
続きまして、今回ユープレイスに駐輪場も設置されます。現在、仮設の駐輪場を設置していますが、現在と比べて数として十分に足りるのか、確認をさせていただければと思います。
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西口まちづくり推進室副参事 現在の仮設の自転車駐車場につきましては、自転車が千五百五十台、原付が百五十台、その他二輪が四十五台となっております。今度新たに市有地に整備される自転車駐車場につきましては、自転車が千五百九十台、原付が百五十四台、その他二輪が四十五台ですので、ほぼ同じ台数以上を確保しております。また、現在の仮設自転車駐車場の稼働率につきましては約七割となっておりますので、今後整備される自転車駐車場で十分収容できるものと考えております。
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中原秀文委員 理解させていただきました。
先般お伺いしたときに自転車シェアリングのサービスも、このユープレイスの駐輪場への設置についても確認したかと思いますが、改めてどのような計画なのか伺います。
305 交通政策課長 自転車シェアリングですが、現在市内にいろいろとある交通結節点を中心に広げているところでございまして、川越駅西口に特化して御説明いたしますと、三月十六日に埼玉縣信用金庫の駐車場の脇に五台分のステーションをオープンさせたところです。引き続き西口方面につきましても、この市有地について設置できるように現在話を進めさせていただいているところです。
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中原秀文委員 まだ決定ではないという理解でよろしいでしょうか。
307 交通政策課長 これまで事業者とベンダーと私どもで進めさせていただいているところですが、残念ながら新型コロナウイルスの感染拡大によって、この自転車ですとかサイクルステーションの機器が一部中国で生産されているということもございまして、販路の関係から若干その辺が話がペンディングされているところもあります。そういったことを総合的に勘案して、これから具体的に進めていきたいと思います。
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中原秀文委員 そういう状況であれば理解しましたので、しっかり進めていただければと思います。
次に、市有地前のバス乗降場についての整備状況についてお伺いできればと思います。
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西口まちづくり推進室副参事 市有地前の乗降場整備の状況です。
昨日、請負業者が初雁興業株式会社に決定しております。近日中には議会へ報告を行う予定です。この市有地前の乗降場につきましては、東京オリンピック開催日にゴルフ競技会場までの送迎バス発着場として使用する予定でありまして、工期末を七月十七日としております。市有地の施設のオープンには間に合わないかもしれませんが、オリンピック開催には間に合う予定となっております。
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中原秀文委員 理解しました。
十二月の補正予算で、たしか増額の繰越明許を行っていたと思います。完成がオリンピックぎりぎりになる理由があれば伺います。
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西口まちづくり推進室副参事 川越駅南大塚線乗降場整備工事につきましては、一月に入札公告を行っているんですが、応札者がおらず不調となってしまいました。これは国や県から台風による災害復旧のための工事が多数発注されたことが重なったためでございまして、技術者が不足したことが要因です。再入札につきましては、今年度までとする工事が完了となっていることもありまして、応札があったものです。
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中原秀文委員 理解しました。
過去の委員会で、報告を受けたときに、市有地の前の歩道について、ウェスタ川越への行き来もあり人の流れが多いということを申し上げました。その際、行きと帰りを何かしらの工夫をしてもらえないかと私からお願いをしたと思うのですが、何か手だてする予定があるのか、また今回バス停ができると、その人の流れとバスを待つ人の対応について心配なのですが、何かお考えがあるのか併せてお伺いできればと思います。
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西口まちづくり推進室副参事 市有地前の歩道につきましては、乗降場整備工事の中で車道側と市有地側で平板ブロックの色を変えることを今検討しております。これによりまして、明確な誘導までとはいえませんが、一定程度の効果があるのではないかと考えております。また、送迎バス利用者の待機場所につきましては、市有地の事業者への要求事項としまして、施設前の広場を利用できるよう配慮することとなっておりますので、具体的な内容については事業者と協議するとともに、川越市送迎バス協議会とバス待ちのルールづくりについて協議を行いまして、一応歩行者の支障とならないようにしたいと考えております。
○散 会 午後四時五十九分
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