• ”環境基本計画”(/)
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  1. 川越市議会 2019-09-20
    令和元年 保健福祉常任委員会 会期中(第1日・9月20日)本文


    取得元: 川越市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-23
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 △案件  所管事項の報告について  議案第 五七号 平成三十年度川越市一般会計歳入歳出決算認定についての所管          部分  議案第 五八号 平成三十年度川越市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認          定について  議案第 五九号 平成三十年度川越市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算          認定について  議案第 六〇号 平成三十年度川越市歯科診療事業特別会計歳入歳出決算認定に          ついて  議案第 六一号 平成三十年度川越市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定に          ついて  議案第 六二号 平成三十年度川越市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳          入歳出決算認定について  議案第 七九号 川越市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例          の一部を改正する条例を定めることについて  議案第 八〇号 川越市幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び          運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を定める          ことについて  議案第 八一号 川越市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める
             条例の一部を改正する条例を定めることについて  議案第 八二号 川越市保育料等に関する条例の一部を改正する条例を定めるこ          とについて  議案第 八三号 川越市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関          する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることにつ          いて  議案第一〇〇号 川越市東清掃センター規模改修工事請負契約について  議案第一〇三号 令和元年度川越市一般会計補正予算(第三号)の所管部分  議案第一〇四号 令和元年度川越市介護保険事業特別会計補正予算(第二号)  ─────────────────────────────────── △会場 市役所 第四委員会室  ─────────────────────────────────── △出席委員    委 員 長  小ノ澤 哲 也 議員  副委員長  池 浜 あけみ 議員    委  員  伊 藤 正 子 議員  委  員  長 田 雅 基 議員    委  員  嶋 田 弘 二 議員  委  員  村 山 博 紀 議員    委  員  海 沼 秀 幸 議員  委  員  高 橋   剛 議員  ─────────────────────────────────── △市議会議長    議  長  三 上 喜久蔵 議員  ─────────────────────────────────── △説明のための出席者             【福祉部】                         部長 後 藤 徳 子                 副部長兼福祉推進課長 土 屋 正 裕                  参事兼指導監査課長 新 井 郁 江                  参事兼介護保険課長 奥 富 和 也                     生活福祉課長 小 熊 政 彦                    障害者福祉課長 羽根尾 清 隆                 地域包括ケア推進課長 荻 野 将 信                  高齢者いきがい課長 坂 口 純 一             【こども未来部】                         部長 永 堀 孝 明                副部長兼こども家庭課長 渡 邉 靖 雄                    こども政策課長 北 條 克 彦                    こども育成課長 小 山 勝 則                       保育課長 富 田 広 之                     療育支援課長 佐久間   健          療育支援課児童発達支援センター所長 嶋 崎 浩 子             【保健医療部】                         部長 神 田 宏 次               副部長兼国民健康保険課長 松 本 清 一                   保健医療推進課長 野 口 暁 則                  高齢・障害医療課長 佐 藤 昌 美                       保健所長 丸 山   浩                     保健所副所長 村 川 満佐也              保健所副所長兼衛生検査課長 戸 田 浩 美                     保健総務課長 小谷野 和 久                     保健予防課長 波田野 泰 弘                  食品・環境衛生課長 上 野 秀 人                     健康管理課長 堀   尚 吾                  健康づくり支援課長 嶋 崎 鉄 也             【環境部】                         部長 福 田 忠 博                 副部長兼環境政策課長 高 橋 宗 人                     環境対策課長 山 崎   茂                  産業廃棄物指導課長 清 水   潤                   資源循環推進課長 波 立 浩 一                     収集管理課長 矢 島 英 也                     環境施設課長 藤 田 雅 司  ─────────────────────────────────── △事務局職員                     議事課副主幹 岩 田 裕 美                      議事課主任 中 村 悟 史  ─────────────────────────────────── ○開  会  午前九時五十七分      (休  憩)      (再  開) ○議  題  所管事項の報告について      (休  憩)      (資料配布)      (再  開)  川越市長寿祝い金支給事業の見直しについて ○報告説明 2 高齢者いきがい課長 高齢者いきがい課で進めている川越市長寿祝い金支給事業の見直しについて御報告いたします。  本事業につきましては、事業開始から十年が経過し、対象者の増加により支給総額が膨らんでいるほか、民生委員への祝い状の配付依頼件数が増加している等の課題が生じています。こうした状況を踏まえ、現在見直しの検討を進めているところです。  初めに、事業概要についてです。本事業は長く地域に貢献されてきた方々への感謝と長寿を祝う気持ちから、節目の年齢で祝い金と祝い状の贈呈を行う事業です。具体的な祝い金の金額につきましては、七十七歳の方に一万円、八十八歳の方に二万円、九十九歳の方に三万円、百歳以上の方に五万円を口座振り込みにより贈呈しております。また、祝い状につきましては、民生委員さんに訪問して贈呈していただいております。  次に、現状と今後の見込みです。平成三十年度には対象者数五千三百六十一人、支給総額七千三十万円となり、事業を開始した平成二十一年度の対象者数三千百八人、支給総額四千二十三万円と比べ、対象者数、支給額ともに約一・七倍まで膨らんでいます。今後も令和七年度には支給総額が一億円を超え、増加傾向で推移していくものと見込んでいます。詳しくは対象者数と支給額の実績と推計の表を御参照ください。  裏面をごらんください。最後に、見直しの内容です。今後も対象者数の増加が見込まれるため、支給対象年齢の見直しを行う方法で検討しています。また、あわせて祝い状の配布方法についても見直しを検討しています。  以上、川越市長寿祝い金支給事業の見直しについての御報告とさせていただきます。 ○質  疑 3 伊藤正子委員 十年にわたって金額もだんだんふえてきたということなんですが、長年川越市に貢献していただいた方に敬意を表するのは大事なことだと思うんですが、祝い状の贈呈だけを見ると予算としてはどれぐらいかかっているんでしょうか。 4 高齢者いきがい課長 まず、祝い金の贈呈に関する金額ですが、民生委員さんへの協力金としてお一人当たり二千円、民生委員さんの数ですが、約四百五十人程度の民生委員さんに二千円をお支払いしております。それから、賞状の作成費用といたしまして紙代が五十七円ほど、長寿祝い金の賞状用紙の作成費用として二十三万四千二百二十二円、それから、長寿祝い金の祝い状の筆耕料として二十一万三千五百三十円、先ほど申し上げました民生委員の協力金といたしましては四百四十八人分で八十九万六千円です。 5 伊藤正子委員 トータルで百三十万円ぐらいかかるということでよろしいか。 6 高齢者いきがい課長 トータルで百三十四万三千円です。 7 伊藤正子委員 民生委員さんの市からの依頼内容についてはさまざまあって、負担だと聞いていますので、その辺も含めてどういうふうに敬意を表するのか御検討いただければと思います。金額的にはそんなにかからないものですので、工夫できたらなと考えております。よろしくお願いします。 8 長田雅基委員 長寿祝い金の見直しということで、この報告を見させていただきますと、削減か減っていくようなお考えなのかなと考えるんですが、過去にも長寿祝い金に関しては削減されてきた経緯があるかなと思うんですが、まず過去の見直しについてお聞きさせていただきます。 9 高齢者いきがい課長 現在の長寿祝い金の事業につきましては、平成二十一年度から開始した事業です。その前は健康長寿奨励金という事業でした。この事業については、全ての七十五歳以上の方に祝い金を支給する事業で、七十五歳から八十歳未満の方については一律一万円、八十歳から八十五歳の方については一万一千円、八十五歳以上九十歳未満の方については一万二千円、九十歳以上九十五歳の方に一万三千円、九十五歳以上百歳未満の方に一万四千円、百歳以上の方に一万五千円、こういった区別で支給をしておりました。この際の合計の支給人数は二万五百九十二人です。支給総額といたしましては二億二千百四十九万一千円を支給していました。 10 長田雅基委員 当時は二億円ということを考えますと、現在でも相当な削減をされているということを確認させていただきました。当時、私はまだ議員ではなかったんですが、日本共産党議員団としてもこの削減に関して非常に指摘をさせていただいた経緯があるかと思います。  本来長寿祝い金というところで言いますと、こちらでも書かれておりますが、長く地域に貢献された方々への感謝と長寿を祝う気持ち、本来であれば非常に喜ばしいこと、高齢者が長生きをしてふえているということで、非常に喜ばしいことだと思うんですが、このあたりの点に関してはお気持ちは変わらないんでしょうか。それともこのお気持ち自体が薄れてしまったということなんでしょうか。 11 高齢者いきがい課長 ただいま御指摘の感謝の気持ち、それからお祝いの気持ち、これは薄れているわけではありません。ただ、対象者数、支給総額が増加しているというのは先ほど申し上げたとおりですが、そこの点から一つ目安といたしましては、この制度を開始した平成二十一年度当時の支給総額が四千万円ほどだったわけですが、そこを一つの目安として対象年齢の見直しというのを進めていけたらと考えております。御指摘の感謝の気持ち等については薄れたものではありません。 12 長田雅基委員 ちなみに現在の時点で構わないんですが、対象年齢の見直しということでどのような検討をされるのかお聞きしたいなと思います。 13 高齢者いきがい課長 先ほどのお答えと重複しますが、具体的な見直し案については現在検討中ですが、事業を開始した当初の平成二十一年度の支給総額を一つの目安といたしますと、例えば七十七歳の方をやめた場合には約四千百万円の削減が見込まれます。一方、八十八歳の方をやめた場合には約二千百万円の削減となります。こういったことを踏まえまして、今後幾つかの選択肢があると思いますので、総合的に検討してまいりたいと考えております。 14 長田雅基委員 近年で言いますと高齢者はふえていると。長生きをしていただいて、非常に喜ばしいことだと私は感じているんですが、高齢者の方々は年金が引き下げられてしまったりですとか、それとあわせて物価が上昇しているというところもあって、高齢者の生活実態についてはどのようにお考えでしょうか。 15 高齢者いきがい課長 少し間接的なお答えの方向になりますが、平成二十八年十二月に市内の六十五歳以上の方にアンケートをとっております。介護予防・日常生活圏域ニーズ調査です。この際に市の取り組むべき高齢者施策としてどんなものに期待をするかというアンケートがありました。一番目が寝たきりにならないように介護サービスを充実してほしいというものです。二番目が往診やかかりつけ医、訪問看護などの在宅医療の充実を望むものです。三番目が身近なところで相談を行える相談窓口の充実です。四番目が地域での交流の場や生きがいづくりの場の充実でした。こういったことを踏まえて施策の構築をしていきたいと考えております。 16 海沼秀幸委員 まず、こちらの見直しに関してせざるを得なかった背景についてお伺いいたします。 17 高齢者いきがい課長 見直しの背景です。高齢者全体の施策の中で、当課においては約四十の事業を実施しております。その中で見直しが必要なもの、あるいは継続していくものといろいろなものがありますが、その中でやはり予算の総額というのをなるべく抑制していくという視点は一つあります。また、介護保険事業特別会計への繰出金あるいは、後期高齢者医療広域連合への負担金、こういったものへの支出も増加の一方ということで、そういったことも視野に入れながら事業の見直しをいたしまして、高齢者福祉が持続可能なものになるようにしていく必要があります。そういったことを背景にした見直しです。 18 海沼秀幸委員 今回の決算でも明らかになっておりますが、やはり義務的経費である民生費というのは年々拡大、増大をして、大変市の予算も厳しい状態になるという形で理解しております。また、具体策として先ほどありましたが、参考として他市の事例としてこのような状況があるのかお伺いをします。 19 高齢者いきがい課長 他市の状況です。平成三十一年三月に中核市五十三市のうち回答のあった五十市の状況について御報告させていただきます。過去の状況も含めますと、全ての市で祝い金、記念品、祝い状、いずれかを敬老祝い事業として実施している状況でした。ただし、このうち現在に至るまでに事業の廃止をした自治体が四市、縮小を行った自治体は三十六市、合わせて四十市が廃止、縮小等を行っているところです。これは全体の八〇%に当たる状況になっております。
    20 海沼秀幸委員 理解をいたしました。私も長寿を祝うことは大変すばらしいことであるとまず認識をしておりますが、やはりそれがお金を渡すことであるのか、もしくはしっかりとしたお気持ちを伝えることなのかという判断があると思いますが、大変市の予算は厳しい状態の中でこうした持続可能な事業もしていかなければならないといった状況の中で、今後進めていく中で、そうした説明や周知というものをどのように行っていくのかお伺いをいたします。 21 高齢者いきがい課長 当課の事業、先ほど申し上げたとおり、非常に多くの事業があります。毎年四月の広報川越では見開きのページを確保しまして、実施している事業の御紹介をさせていただいているところです。仮に今回の長寿祝い金事業が見直しということで、これは条例で規定されている事業ですので、議会の御了承をいただけた場合には、十分に市民の皆様にそういった予算の背景ですとか、そういったことも含めて御説明を申し上げて理解をいただく必要があると考えております。 22 海沼秀幸委員 ぜひ誤解の与えることのないようにお願いいたします。 23 高橋 剛委員 資料にありますように、この見直しの内容については支給対象年齢の見直しを行うということで、年齢の見直しのみだということでよろしいですか。 24 高齢者いきがい課長 支給年齢の見直しに加え、この文書にも書いていますが、民生委員さんに祝い状の配付を依頼しています。民生委員さんのお声として、昔は現金と祝い状をセットで持っていっていただいたんですが、今は現金のほうは口座振り込みになっておりますので、祝い状だけを持っていくのは少しありがたみがないのではないかとか、そういったお声もいただいております。また、民生委員さんが訪問することによって見守り活動をしていただいているわけなんですが、仮にこの長寿祝い金の祝い状の配付がなくなったとしても、見守り活動については常日ごろからやっているという声も当然あります。そういったことを総合的に考慮して、今までどおり民生委員さんに祝い状を配付していただくのがよいのか、郵送に切りかえていくのがよいのか、そういったことも考えていきたいと思っています。 25 高橋 剛委員 わかりました。民生委員さんのほうの対応についての状況は承知をしたんですが、対象者、長寿の方のどなたをどこまでをということの見直しをするということで、額の見直しは行わないということでよろしいんですか。 26 高齢者いきがい課長 検討中ですので、断定的には申し上げられませんが、額の見直しについては行う可能性は低いと考えております。 27 高橋 剛委員 そういうことであれば、そういうこともきちんと書いていただかないとと思うんですが、これを読むと支給対象年齢の見直しということになりますので、より正確を期していただきたいと思いますが、このように対象者がふえて、支給額がふえるというのは平成二十一年の時点からわかっていたことではないでしょうかということですね。今後もふえていくのはもちろんですが、平成二十一年の時点でも見直しを行って、それはやはり額の問題であるとか対象者の増加の問題であるとか、あえて見直しをされてきたわけで、ここでわかっていたことなんでないでしょうかという気持ちがありますが、もう少しこの制度を維持していく努力というのは何かなかったでしょうか。 28 高齢者いきがい課長 平成二十一年当時に見直した際に、その時点では十年先を見込んで十年後に見直しを行うという明確な考えはなかったように思いますが、現在一・七倍まで予算総額が膨らんでいる状況を鑑みて、見直しの必要があると考えております。今後も今回の見直しが御了承をいただけた場合であっても、一定期間経過後、仮に例えば十年後ですとか、そういった際には、また改めて見直しというのは必要になってくると考えております。 29 高橋 剛委員 では、最後に、制度の実施時点での支給総額四千万円を目安にというお話がありましたが、四千万円まで額を引き下げていくという、そういうふうにも聞こえるんですが、現状の額を維持するんではなくて、二十一年の導入時まで額を引き下げてしまうと、そういうことですか。 30 高齢者いきがい課長 そのとおりです。 31 高橋 剛委員 極端というか、ここまでふえてきたものを現状以上にはなかなか難しいというんであれば、市民の皆さんにも理解いただけると思うんですが、やっぱり制度の初めに戻しますというようなことがどこまで理解されるのかちょっとその点は懸念をお伝えしておきたいと思います。      (質疑終結)  ─────────────────────────────────── ○議  題  議案第五七号 平成三十年度川越市一般会計歳入歳出決算認定についての所管部         分 ○提案理由の説明(福祉部副部長兼福祉推進課長こども未来部副部長兼こども家          庭課長、保健医療部副部長兼国民健康保険課長環境部副部長          兼環境政策課長)      (休  憩)      (再  開) ○質  疑 32 嶋田弘二委員 主要な施策の成果に関する説明書についてなんですが、まず、四十ページの社会福祉費の老人福祉費のほうで、在宅福祉(高齢者いきがい課)のほうの緊急通報システムというのがあるんですが、病弱でひとり暮らしという項目になっているんですが、判断基準というのはどのような基準になっているのかお伺いいたします。 33 高齢者いきがい課長 慢性疾患等により日常生活に常時注意が必要な方ということで考えておりますが、具体的な手続としては、民生委員さんから所見を記入していただくというふうなことで把握をしております。また、必要に応じて医師の診断書も徴取しております。 34 嶋田弘二委員 わかりました。ありがとうございます。  それと、緊急通報システムというその効果というのはどのような効果があるんでしょうか。 35 高齢者いきがい課長 このシステムは胸にぶら下げるペンダントを押すか、あるいは電話機、通報のシステムについているボタンを押すかすると、消防に緊急通報が行く、そういった制度です。平成三十年度の実績といたしましては、四百三十五名の方に端末機が配布されておりまして、発動件数、ボタンを押された件数が八十八件ありました。そのうち病院に搬送されたものが五十一件です。中には誤報であったものとか、救急車両は呼んだが、搬送までいかずに済んだものなどもあります。 36 嶋田弘二委員 大変効果的であると思うんですが、今までの取りつけ総数というのは数字的には出ますか。 37 高齢者いきがい課長 昨年度の新規の取りつけが五十七件で、累計の取りつけ総数は四百三十五件あります。 38 嶋田弘二委員 今までは四百三十五台つけたということになるんですか。 39 高齢者いきがい課長 そのとおりです。 40 嶋田弘二委員 わかりました。ありがとうございます。  続きまして、四十四ページのほうで、社会福祉費、老人福祉施設費の養護老人ホーム(やまぶき荘)の運営管理についてですが、養護老人ホームに入所するためには入所手続を、申請というか窓口は市内と市外でどのような体制をとっているのかちょっとお伺いします。 41 高齢者いきがい課長 この表にありますとおり、市内の方が四十六名、市外の方が二十五名、合計で七十一名の方が入所している状況です。市外の方につきましては、他市の所管部署からの連絡ですとか、あるいはケアマネージャーさんですとか、そういった方からの御連絡を受けて、関係機関と調整をして入所を決めているところです。入所の際には入所判定委員会がありますので、そこに諮って決定しています。 42 嶋田弘二委員 わかりました。ありがとうございます。  指定管理者というのが社会福祉法人の加寿美福祉会というのであるんですが、この団体は主にどういったことをやっている団体なのかというのを教えていただければと思います。 43 高齢者いきがい課長 指定管理者である加寿美福祉会につきましては、このやまぶき荘を受託している以外に活動はありません。この関係だけです。 44 嶋田弘二委員 やまぶき荘だけなんですね。 45 高齢者いきがい課長 はい。 46 嶋田弘二委員 わかりました。ありがとうございます。  続いてなんですが、五十九ページの衛生費の保健衛生費、地域医療の推進があるんですが、この推進事業のかかりつけ医の定着が述べられていますが、マップのほうが一万一千部作成しているとのことですが、これは薬局や歯科医院は含まれているんですか。 47 保健医療推進課長 医療マップの配置場所につきましては、公共施設を中心に配置させていただいております。市民センター等でお受け取りいただけるような形になっております。  ちょっと説明が足らなかったので、補足させていただきます。川越市医師会等にも配布はさせていただいているんですが、薬局等に直接市のほうから配置のほうはしていない状況になっております。よろしくお願いします。      (休  憩)      (再  開) 48 保健医療推進課長 医療マップのほうに掲載している情報の中には薬局も含まれております。歯科医院と薬局も含まれています。 49 嶋田弘二委員 わかりました。ありがとうございます。  かかりつけ医を持つことが大変重要と考えるんですが、かかりつけ医を持つことを計画する取り組みというのはどのような取り組みを行っているのかお聞きします。 50 保健医療推進課長 かかりつけ医の定着に関する取り組みですが、こういった医療マップ等を作成しているほか、広報等で医療に関する等を掲載するなどして市民の方に啓発のほうを、ホームページ等を用いまして市民の方に周知の定着を図っております。 51 嶋田弘二委員 わかりました。かかりつけ医と同様に、かかりつけ歯科やかかりつけ薬局も大事だと思うんですが、取り組みについて行っているのか。かかりつけ医と同様に、かかりつけ歯科、あとかかりつけの薬局というのも大事だと思うんですが、この取り組みについては行っているのか、行っていないのかお伺いします。      (休  憩)      (再  開) 52 健康づくり支援課長 かかりつけ歯科医とかかりつけ薬局についての啓発についてです。六月に歯ッピーフェスティバルという歯の祭りを総合保健センターで開催しておりまして、その中でかかりつけ歯科医につきましては啓発しております。また、十一月にウェスタ川越で健康まつりを開催しておりまして、その中でもかかりつけ歯科医についても、歯科医もなんですが、薬局につきましては川越市薬剤師会もブースを出しておりまして、その中でかかりつけも含めて啓発もしていると認識しております。 53 嶋田弘二委員 積極的に進めるべきで、今後推進を図っていただきたいと思います。  また、次になりますが、六十六ページの予防接種の推進についてですが、風しん抗体検査が千百三件あるんですが、実際に予防接種までつながった方というのはどのくらいいるのかお伺いします。わからなければ、いたかいないかということだけで大丈夫です。 54 健康管理課長 抗体検査の結果、抗体値が低い方に関しましては予防接種を受けた方がいるという状況ですが、今詳しい数字はわかりません、申しわけありません。 55 嶋田弘二委員 また、抗体検査の効果というのはどういうふうにあらわれているのかお伺いしてもいいですか。 56 健康管理課長 抗体検査の効果についてです。抗体検査を受けていただきますと、その方の抗体が基準値よりあるかないかによって、ない場合に関しましては風しんに関する罹患率が高くなります。そこにつきましては検査方法が二種類ありますが、その受診方法の中で検査を受けていただくことで、風しんの蔓延を予防するために効果があると思います。 57 嶋田弘二委員 わかりました。ありがとうございます。  続きまして、六十九ページ、歯科保健対策についてなんですが、幼児のむし歯予防推進事業でフッ化洗口事業について、希望保育施設で四十七園、千四百五名に実施したとありますが、市が希望があれば全ての保育施設で対応できるのかお伺いします。 58 健康づくり支援課長 希望する園には全て対応しているところです。 59 嶋田弘二委員 フッ化洗口の事業では大事だと思うのは、希望しない園はどのような理由があるのか、考えられるのかちょっとお伺いしてもよろしいですか。 60 健康づくり支援課長 例えば民間の施設ですと、独自に園で指定した歯科医さんがいらっしゃって、既に対応しているところであるとか、あるいは中にはフッ化洗口を安全に行っているところですが、原液ですと、フッ化物というのは毒になるものでもありまして、保護者によってはそれを希望されないというところもあると聞いているところです。 61 嶋田弘二委員 今後市としてPRもしていかなければいけないと思うんですが、今後の市の考えというのは何かありますか。 62 健康づくり支援課長 こちらの事業につきましては、本市の子育て支援事業計画の中でも位置づけしているんですが、市としてましては、できるだけ進めていきたいという考えのもとで行っているところですので、川越市歯科医師会のほうに委託をしているところですが、歯科医師会と連携をとりながら、今後も事業者の方にも啓発して進めていきたいと考えているところです。 63 嶋田弘二委員 わかりました。ありがとうございます。      (休  憩)      (再  開) 64 村山博紀委員 平成三十年度主要事業の取組状況調べという議会事務局のほうでつくっていただいた資料からまず御質疑させていただきます。事業ナンバー十九の一、平成三十年度決算シートで、ひとり親家庭等学習支援事業、こちらですが、年度末に実施したアンケート結果によれば、利用した子供たちから成績が上がった、学校の授業が理解できるようになった等の回答が多かったということになっておりますが、こちらで具体的な数値、例えば偏差値ですとか、そういうものがどれだけ上がったかというのを把握されているのであれば、教えてください。 65 こども未来部副部長兼こども家庭課長 偏差値につきましては、授業を開始する前に最初にテストをしまして、終わった後にまたテストをするんですが、その結果、六ポイントぐらい上がったという結果が出ているとのことです。 66 村山博紀委員 六ポイントというのは、この数値は、教科ごとに見ているのか、合計なのですか、平均なのですか、評価というのは。 67 こども未来部副部長兼こども家庭課長 今申し上げたのは全体の数字です。 68 村山博紀委員 続きまして、十九の二、こちらもこども家庭課担当になりますが、高等職業訓練促進給付金の部分で、一番下の部分、不用額の説明で申請が当初の見込みより少なかったということになっておりますが、申請手続というものは具体的に簡単なものなのか、あるいはちょっと厄介なものなのか、その辺について御説明をいただければと思います。 69 こども未来部副部長兼こども家庭課長 高等職業訓練促進給付金の手続につきましては、窓口に来ていただきますが、所得等のこともありますので、母子自立支援員という非常勤特別職がおりますが、そちらと対面していただいて、該当するかどうか判断をして、審査をして、それで給付金を決定するところです。 70 村山博紀委員 手続きにつきましては個人個人で人それぞれによって時間の長さは違うとは思うのですが、大体一人平均はどれぐらいの時間がかかるのか。申請に来た人に対して対応する係の方はどのくらいの時間を要されるのか。 71 こども未来部副部長兼こども家庭課長 個人個人でやはり時間は違ってくると思いますが、迅速に対応できるように努めているところです。おおむね二週間か一カ月ぐらいの間には審査の決定は下していると思っています。 72 村山博紀委員 この審査に関して、今二週間か一カ月ほどということでしたが、最長でどのぐらいかかったことがあるか。覚えている範囲で結構ですが、また、長かったらその理由、特になければないで結構です。一カ月程度でおさまっていますなどで結構なのですが。 73 こども未来部副部長兼こども家庭課長 期間ですが、私の記憶の中ではやはり一カ月ぐらいだとは思うんですが、ちょっと正確にはわかりません。 74 村山博紀委員 続きまして、事業二十一、保育所建設補助に関してこども政策課が担当されてますが、民間保育所二カ所の新設及び二カ所の増改築、認定こども園二カ所の新設を実施し、平成三十年度は三百八十三人の定員増加を図ったとのことですが、補正予算額で約四億円ほど変更があるのですが、具体的にどの施設に関してこの四億円の計画変更があって、またどんな内容だったのかを教えていただけますでしょうか。 75 こども政策課長 ただいま御質問にありました保育所建設費補助のうち、いわゆる補正予算額として四億円減額させていただいたところですが、これにつきましては、当初整備予定が合計で八園ありました。そのうちの二園につきましては、整備の途中で土地の選定、そういったところで時間を要したこと等がありましたことから、平成三十年度の中での整備のほうを延期いたしまして、その分の減額の金額として四億円ほどでした。そのほかに他の施設につきましても整備内容等に変更がありましたので、八園の中で合わせて四億円ということです。 76 村山博紀委員 そうすると、八園予定していたうちに六園が実施されたということでよろしいのでしょうか。一応確認です。 77 こども政策課長 そのとおりです。 78 村山博紀委員 続きまして、事業二十七の一、利用者支援事業(母子保健型)の部分ですが、こちらに関しますと、妊娠届け出後の相談件数が毎年年々上昇していることは、この事業が周知されて浸透されてきているあかしだと考えますが、何か特別な啓蒙活動を行った結果、こういう好結果になっているのでしょうか。教えてください。 79 健康づくり支援課長 利用者支援事業(母子保健型)といいますのは、妊娠届け時に面接を助産師が行ったり、その後、ケアが必要な人は地区担当保健師につないだりということで、まず、妊娠届け出時からお母さんを見守っていくという最初の取りかかりの事業になるんですが、こちらの件数がふえているのは、認知されてきているというところもありますが、今市民センターに妊娠届け出をする方もいらっしゃるんですが、これは母子手帳の交付時ということになるんですが、各市内の医療機関にもお願いしまして、できるだけ保健センターのほうで妊娠届け出をして、母子手帳をもらうようにお話くださいというようなことをして、保健センターのほうに誘導して、面接をできるだけ多く受けていただこうと取り組んでいるというところが効果的に出ているのかなと考えているところです。 80 村山博紀委員 そうしますと、その作業というか、そういったシステムを変えていった時期というのはいつごろからなのでしょうか。 81 健康づくり支援課長 これははっきりといつからというところではありませんが、現場の保健師のほうで医療機関や地域を回りながら、そういった啓発をしてきている結果と認識しております。 82 村山博紀委員 そうしますと、こういうことを行っているうちに自然に結果的によくなったという理解でよろしいですね。プラス、もちろん市役所、執行部サイドでの御努力の結果が実ってきている結果という理解でよろしいですかね。 83 健康づくり支援課長 そのように認識しているところではありますが、今後これを市としましては計画的に進めていく必要もあろうかと考えておりますので、さらに展開していきたいとも考えております。 84 村山博紀委員 引き続きよろしくお願いいたします。  続きまして、二十七の三、産前・産後サポート事業につきましてです。こちらの決算額が予算とぴったり、執行率が一〇〇%、一〇〇・〇〇ということになっておりますが、この一〇〇・〇〇、ほかの部分を見ますとぴったりというのはなかなか見当たらないので、気になったのですが、これは一〇〇%上限で打ち切ったのでしょうか。 85 健康づくり支援課長 こちらは随意契約ですが、設計とほぼ同額ということで、この金額ということになりますので、人数的なものが対応できないとか、そういったことはないような形になっております。執行率につきましては随意契約によるものと考えます。 86 村山博紀委員 そうしますと、これによって一〇〇%ぴったりだったからといって、この事業がきっちりできていない、あるいは中途半端なまま終わっているということはないということですよね。 87 健康づくり支援課長 そのとおりです。 88 村山博紀委員 続きまして、二十九の一、胃がん個別検診、こちらに関しまして健康管理課さんにお尋ねさせていただきます。胃がん検診(内視鏡検査)の対象は五十歳以上ということになっておりますが、もしこの対象者を四十歳にした場合、あるいは四十五歳にした場合の受診者及び検診費用の予算の想定数はどのぐらいになりますでしょうか。今すぐに数が出なければ計算してからで結構です。また、対象年齢を五十歳にした理由、要するにもう少し前からできないのかなという部分での質問です。あわせて男女比がわかれば、こちらの数も教えてください。      (休  憩)      (再  開) 89 健康管理課長 まず、胃がんの内視鏡検査に関しまして、五十歳以上という設定を、それを四十五歳、四十歳というような形の想定の計算は、申しわけございません、しておりません。そのかわりその五十歳以上にしているというのは、おおむね五十歳から内視鏡検査をやっていくという形での厚生労働省の指針が出ている。それに基づいて川越市のほうで実施しているところです。男女比につきましては、ちょっと今計算をしないと。 90 村山博紀委員 五十歳にした理由が国、厚生労働省からの指針ということで、お伺いしておきたいのは、例えば先ほど四十歳、四十五歳というお話をさせていただきましたが、例えば川越市だけ特出して四十五歳からやりますよということは可能なのかどうか教えてください。四十歳から国より先に進んだことができるのかどうかということだけ念のため教えてください。 91 健康管理課長 その五十歳より下の年齢で開始することの可否につきましては、この関係で委託しております川越市医師会等の協議がまずは必要になると思いますので、その辺のところも含めて研究してまいりたいと思います。
    92 村山博紀委員 急激に川越市だけ進めるというのも難しい話かもしれませんが、私が最終的に川越市が例えば医療都市と言ったらすぐ川越と出るようなまちになっていけば、これまたいい話なのかなとも思いますので、その辺も含めて多少の御検討あるいは討論の俎上に乗せていただければありがたいと思います。 93 伊藤正子委員 まず初めに、それぞれの所管の各副部長に平成三十年度に力を入れた事業が何であるかということについてお伺いいたします。 94 福祉部副部長兼福祉推進課長 福祉部の所管事業で平成三十年度に力を入れた事業ということについてです。まずは障害者の施策につきましては、障害者に対します地域の相談支援、この中核的な役割を担います障害者基幹相談支援センター、こういったものを設置いたしまして、専門的な相談員の対応、助言、あとは地域における障害者相談支援体制、こういったものの強化を図ったというところです。  次に、高齢者の施策といたしましては、老朽化をしておりまして耐震性能が不足しておりました西後楽会館の改修をいたしまして、耐震性能の確保に加えまして、広間の拡張、畳から床張りへの変更、トイレの洋式化や段差解消、お風呂の利用時間の拡大など、より利用しやすい施設への改修などを行ったというところです。  また、生活困窮者の施策といたしまして、平成二十九年度に引き続きまして生活困窮者の学習支援事業を実施いたしまして、生活保護世帯ですとか困窮者世帯の子供やその保護者に対しまして居場所の提供ですとか、あと学習指導を含めた支援を実施したというところです。なお、この事業につきましては、引き続きまして福祉基金の活用によりまして、小学四年生まで対象者を拡大して実施をしたというところです。 95 こども未来部副部長兼こども家庭課長 こども未来部で力を入れた事業です。こども未来部では川越市子ども・子育て支援事業計画に基づきまして、いろんな施策、事業を推進しているところなんですが、特に力を入れたものとしましては、狭隘化、それから老朽化したあけぼの児童園、ひかり児童園の二園を統合しまして、新たに川越市児童発達支援センターを建設して、平成三十一年の四月に開設をしたというところがあります。  また、待機児童対策としまして、民間保育所の建設と改修等のための補助金を六億九千百二十一万円を交付をしまして、保育所等の定員枠の拡充に努めました。それと、令和二年度から六年度までの五年間を計画期間とした先ほどの事業計画ですが、次期の事業計画を策定してまいります。それに当たりまして、子育て支援に関する状況とか希望を把握するためのニーズ調査を行いました。それと、子供の生活に関する実態調査、貧困にかかわる件が出てきますが、そういったところの調査を実施したことです。 96 保健医療部副部長兼国民健康保険課長 保健医療部で平成三十年度に力を入れた事業です。保健医療部ではとにかく市民の皆様が健康で生き生きと、そして安心して暮らせるまちづくりを目指しておりまして、各種の事業にこれまでも取り組んでまいりました。特にやはり国の申しておりますとおりに、人生百年時代を見据えまして、健康寿命の延伸を通じまして、社会の活力と維持と社会保障、これからまた社会保障の持続可能性について確保していく必要があると考えまして、これを重視しております。  健康づくりにつながる事業といたしましては、各種予算規模の大きいものもありますが、まず重点としては、歩いて健康になるということで、健康マイレージ事業、それから市長も推しておりますラジオ体操の普及啓発の事業などを当初予算の主要事業に絡めまして取り組んでまいりました。  また、村山委員のほうからも先ほどありましたように、がんの予防のために早期発見に関しまして、胃がん検診を国民健康保険の検査が入っていたのをやめまして、新たに胃がん検診を個別検診化し、がん検診と一緒にセットでできるように健康管理課と一緒になりまして開始いたしました。市民の健康を守る施策にこれからも取り組んでまいりたいと考えております。 97 環境部副部長兼環境政策課長 環境部といたしまして平成三十年度に特に力を入れた事業の主なものにつきましてお答えします。  まず初めに、環境施設課のほうの東清掃センター整備事業につきまして、今回上程させていただいております大規模改修工事に向けて、東清掃センター大規模改修の計画を策定いたしました。今年度より三カ年にわたりましてこの計画に沿いまして、効率的かつ安全に工事を実施していけたらと考えております。  また、環境対策課のほうで有害大気汚染物質のモニタリング調査をさせていただいておりますが、この業務につきましては、毎月実施しております有害大気汚染物質のモニタリング調査におきまして、調査項目であるベンゼンが一時期高い時期がありまして、その検査されたものにつきまして、市民の安全とこの測定値の一過性の部分、その辺を確認するべく追加調査をさせていただいております。この中でベンゼンの取り扱い業者等の調査や周辺調査を実施しておりますが、原因については特定できませんでした。ただ、この追加調査の結果、基準値以下の数値というのが出まして、一応人体等に問題はありませんということで結果が出ておるところです。引き続きモニタリング調査を注視しまして、市民の安全確保を図ってまいりたいと考えております。  あと産業廃棄物指導課のほうで高濃度PCB廃棄物の処分手続等を行わせていただきました。こちら本市の公共施設にあります高濃度PCB廃棄物の処理をしたものです。さらに市内の民間業者に対しましてPCB廃棄物の掘り起こし調査等を実施しまして、アンケートの未回答、未送達の企業に対して電話確認ですとか現地調査等の調査を実施しております。PCB廃棄物につきましては、市の公共施設から出るものはもちろんのことですが、民間企業から出るものにつきましても処理期限が決まっております。したがいまして、川越市地域の全体のPCB廃棄物の処理状況を把握する必要がありますので、その処理期限まで今後継続して取り組んでまいりたいと思っております。 98 伊藤正子委員 では、まず福祉部のほうにお伺いします。平成三十年度の予算のポイントにも取り上げられていまして、障害者基幹相談支援センターができて、これを市のほうで所管しているということで、他市町村のほうからもうらやましいといったような声も寄せられていて、すごく福祉のほうが充実していけばと思っておりまして、障害者基幹相談支援センターだけではないと思うんですが、セルフケアプランが多いということを危惧してますので、今後さらなる充実を望みます。  また、西後楽会館の改修に関しましては、市内のいろいろな方からきれいになって使いやすくなったということで喜びの声が届いております。  生活困窮学習支援事業のほうなんですが、年々成果が上がってきていて、高校進学できているお子さんがふえていると聞いていて、大変喜ばしく思っております。場所を年度ごとにふやしていただいているとは思うんですが、学習支援であるのに福祉部所管では福祉的視点に当ててなさっているかなと思うんですが、ぜひ社会教育の一環として公民館のほうを活用できないかなと私は考えておりまして、それができるかどうかお聞かせ願えますか。 99 生活福祉課長 生活困窮者の関係の学習支援事業を行う場所を公民館を活用できないかということですが、今年度公民館を活用するための調整を図りまして、来年度から二カ所になりますが、公民館を活用して実施できる予定となりました。 100 伊藤正子委員 他市のほうでは社会教育の一環として公民館を活用して学習支援だけではなくて、子ども食堂ですとかに活用されていますし、優先事業といいますか、やはり支援ということであれば毎週決まった曜日ですとか日にちでないと、お子さんのほうが気が向かないといいますか、集中できませんので、そういったことをしているような状況がありますので、ぜひ継続して、やはり今は過渡期だとは思いますが、子供の足で歩いて行けるとか自転車で行ける距離がこの中に一つぐらいあるような、そういう形でやったほうがいいと思いますし、可能であれば学校とは別の形のもののほうが効果が上がるという研究がありますので、ぜひ福祉部と教育委員会のほうで連携していただければと思います。よろしくお願いします。  続いて、こども未来部のほうにお伺いいたします。川越市児童発達支援センターができて、一階に新しい課も置いていただいて、隣が障害者福祉課ということで、子供の発達、特に育ちに困難のあるお子さんの育ちがますます改善されていくのではないかと期待しております。  次期川越市子ども・子育て支援事業計画の策定のために子供の実態調査をしていただいて、こちらのほうはほかの市町村の議員の方ですとか、市内の子供にかかわっている人だけでなく、いろいろな方からお問い合わせいただいておりまして、とてもいい事業だったなと思っております。先ほど待機児童対策で六億九千百二十一万円交付して定員の拡充をしてくださったということなんですが、確認のために何人整備できたのかお伺いします。 101 こども政策課長 先ほどの定員数の拡充ですが、平成三十年度の補助金整備により拡充した定員数は三百八十三名になっております。 102 伊藤正子委員 毎年多くの定員増を図っていただいておりますが、現在まだ待機児童がありますので、今後も整備していっていただければと思います。  続いて保健医療部のほうにお伺いします。村山委員も質疑されていましたが、がん予防、早期発見に向けて新しく胃がんの個別検診を始めてくださったということなんですが、個別検診をするメリットがあれば、どうして個別検診に踏み切ったのかを御説明いただければと思います。 103 健康管理課長 個別検診を受けるメリットにつきまして御説明いたします。  まず、個別検診というのは医療機関で直接受けることができる検査方法ですので、御自身のかかりつけの病院ですとか、お近くの病院で受けることができるということと、あと、昨年度から胃がんの個別検診に関しましては、先ほども答弁いたしましたが、エックス線検査のほかに内視鏡検査という形で新たに導入したことによりまして、検査項目として二種類から選んでいただけるというようなメリットがあります。 104 伊藤正子委員 がんの予防も大事だと思うんですが、この前の水上公園のほうでがん撲滅のキャンペーンがあったと思うんですが、がんサバイバーの方は大変ふえていて、フォローアップのほうも大事かなと思うんですが、川越市でやれることというのは限りがあるのかもしれませんが、このあたりどんなことができそうというか、どの辺をリレー・フォー・ライフ・ジャパンにも市として参加していただいていますので、どういったことがやっていけそうな平成三十年度にもしやったことがあれば、そのあたりも踏まえて伺います。      (休  憩)      (再  開) 105 健康管理課長 先ほどありましたがん患者へのフォローアップにつきましてお答えさせていただきます。  先ほど伊藤委員からお話がありましたリレー・フォー・ライフ・ジャパン川越、私も先日の土日と、そのイベントに参加してまいりまして、そこでは川越市保健所の立場としては、がん検診の啓発活動という形で、いろんな啓発のチラシですとか、実際にその場で検診の申し込みの受け付けのほうもやっておりまして、これはあくまでもがんを未然に防ぐための啓発活動という形になります。  そのほかにがん患者への支援としましては、そのリレー・フォー・ライフ・ジャパンの実行委員会のほうが奇数月に開催しておりますがんサロンというものがありまして、そこに関しまして、その実行委員会と川越市の健康管理課のほうがタイアップしまして、市のほうでは毎回会場として南公民館を借り上げるという形で行っております。そこではがん患者さんや、その御家族の方が一堂に集まっていただいて、悩みですとか、そういうことを話しながら、今後の療養生活を前向きに生きていくための話し合いをする場を提供するという形での支援を行っておりまして、そこには病院の医師も来て、がん患者さんに直接病院では聞けないような質問等もされて、患者さんとしてもかなりふだんでは病院では聞けないようなことが聞けるということで、がん患者の支援としてはそのがんサロンの意義があると認識しているところです。 106 伊藤正子委員 胃がんの個別検診で受診率向上して、早期発見等々も進むと思いますので、胃がんに限らずほかのがんの方々の支援をしていただけたらと思います。  先ほど環境部のほうで平成三十年度に特に力を入れた事業としていろいろお答えいただいたんですが、ごみは日常生活の重要なライフラインだと思っておりますので、今後も引き続き続けていっていただければと思います。  特にベンゼンで高い値が出たということで、有害大気汚染物質モニタリング調査のほうが、ベンゼンは目にも見えませんし、においもわからないということで、皆さんの取り組みのおかげで市民の健康は守られていると思いますので、引き続きお願いしたいと思います。  それから、高濃度PCBの廃棄物の処分手続のほうを進めていただいております。処理期限が決まっていたりですとか、中間処理施設の閉鎖も決まっていますので、力を入れてくださっていると思っております。川越市の公共施設から出るものも一生懸命やってくださっているということだったんですが、今どんな状況か、どれぐらい進んだのか確認させてください。 107 産業廃棄物指導課長 市公共施設PCBの保管状況についてですが、令和元年六月末現在ですが、現在保管場所は環境衛生センター、伊佐沼浄水場、それから霞ケ関第二雨水ポンプ場ほかに保管しております。それは主に小中学校、旧診療所、小畔の里クリーンセンター、川越武道館、東後楽会館、本庁舎から出たものを保管しております。高濃度コンデンサー二十八台については、令和元年六月に処分委託が完了し、引き続き安定器への二千四百六十九台、その他汚染物質等を令和五年三月までに処分する予定になっております。また、低濃度の変圧器十二台とコンデンサー十三台、そのほか電気機械器具一台、そのほかに汚染物質等については令和九年度の三月までに処分する予定になっております。 108 伊藤正子委員 公共施設のほうはちょうど完了したということと理解させていただきました。引き続き市内の民間企業等に対しては経費がかかると思いますので、なかなか進まないという点もあると思いますので、引き続き電話確認とか現地調査を続けていただければと思います。  それぞれ各副部長の方にお答えいただいたんですが、少し細かいところをお尋ねします。福祉部のほうで決算額の増減の大きい項目と金額と理由についてお尋ねします。 109 福祉部副部長兼福祉推進課長 福祉部所管の決算額の増減の大きい項目とその理由ということです。まず、増加額の大きいものにつきましては、三款民生費、一項社会福祉費、二目障害者自立支援費の介護給付・訓練等給付、これが三億二千九百二十万五千五百九十七円の増でして、これにつきましては給付対象者の増等によるものです。また、同項十二目介護保険繰出金の介護保険会計繰出金、これにつきましては一億千五百七万五千円の増加をしておりまして、これにつきましては介護保険特別会計での保険給付費の増によるものです。  また、減少額の大きなものといたしましては、同項五目老人福祉費の民間福祉施設補助(高齢者施設)、五億九千七百七十三万四千百十二円という減でして、これにつきましては平成三十年度につきまして整備対象施設がなかったことによるものです。また、同項十三目臨時福祉給付金給付事業費、これにつきましては五億二千四百四十二万七千八百八十九円の減です。これにつきましては給付事業自体が平成二十九年度で終了したことによるもの、こういったものが主なものです。 110 伊藤正子委員 障害者自立支援費の介護給付・訓練等給付が増ということですが、これは給付対象者はふえたということなのでいたし方ないのかなと理解いたしました。  介護保険のことにつきましては、後で特別会計のほうであります整備対象施設がないというのは、なかなか手を挙げてくれるところがなくて、困っている様子が改めてわかりました。  臨時福祉給付金の事業のほうはもう三十年度はないということで、国の制度の設計の関係で減少が生じていると理解させていただきました。  続いて、こども未来部のほうにお尋ねします。民生費、衛生費ともに保健福祉の領域は平成二十九年度よりも不用額が減少していると理解はしているんですが、今後のことに関する分野ですので、不用額が多い事業があれば、その金額と理由をお聞かせください。 111 こども未来部副部長兼こども家庭課長 不用額が多かった事業と金額の理由ですが、こども未来部所管の民生費と教育費の不用額の合計は三億四千九百七十三万千三百八十八円です。そのうち不用額の三百万円以上、それと執行率の九五%以下で不用額の多い事業五つについて金額と理由を御説明申し上げます。  まず、地域型保育給付費(小規模保育等)です。不用額が二千九百八十七万二千九百六十円で、施設の利用者数が当初見込みより少なかったためです。  次に、障害児通園施設建設です。不用額は七千二百九十七万七千六百円で、工事請負契約差額金です。  次に、障害児通園施設整備推進です。不用額は千二百六十万六千九百四十四円で、主なものは備品購入費で、庁用器具の購入が当初見込みより少なかったためです。  次に、ひかり児童園運営管理です。不用額は九百四十六万八千四百四十六円で、主なものは賃金で、臨時職員賃金が当初見込みより少なかったためです。  最後に、母子家庭等自立支援です。不用額は六百四十七万三千三百六十八円で、主なものは負担金補助及び交付金で、高等職業訓練促進給付金が当初の見込みより少なかったためです。 112 伊藤正子委員 まず、地域型保育給付費、これは小規模保育のほうだと思うんですが、こちらの利用者数が当初の見込みよりも少なかったということで、平成三十年度ではなく現在のあき状況を見させていただいているんですが、手元の資料を見ますと、令和元年の十月もかなりあいているような状況なので、三十年度も希望される方が少なかったのかなと理解させていただきました。  障害児通園施設建設のほうで児童発達支援センターのことだと思うんですが、工事請負契約で差額が生じていたりですとか、あと備品の購入のほうで購入の見込みが少なかったということなんですが、これは施設も無事建設終わりまして、施設のほうもオープニングで見せていただいたりして、過不足はないのかなという印象はあるんですが、念のため施設建設と、あと備品購入、整備のあたりで不足がないか確認させてください。 113 療育支援課長 障害児通園施設建設事業の工事請負契約における差額金についてですが、今回新たな児童発達支援センターの建設に当たりまして、建物の新築工事を初め、電気設備工事、それから空調設備工事、さらには給排水、その他設備工事を一般競争入札で執行しております。工事請負契約の差額金につきましては、これらの工事の執行に当たり実施した一般競争入札の結果として生じたものです。不用額としては大きな額となりますが、執行率が九割を超えており、適切に対応できたものと考えております。  続いて、障害児通園施設整備推進事業の庁用器具についてです。児童発達支援センター開設に当たりまして、必要な庁用器具といたしましては、厨房機器、それから事務用キャビネット、各種机、椅子、それから運動工具、送迎用の通園バス、児童用のカーシートなどです。これら必要な庁用器具費等につきましては、平成三十年度予算にて購入させていただいております。 114 伊藤正子委員 かわいらしい通園バスも見かけるようになりましたので、無事必要なものは購入できたと理解させていただきました。  先ほど村山委員のほうからも質疑がありましたが、高等職業訓練促進給付金が当初の見込みよりも少なかったということなんですが、こちらの事業のほうは看護師の資格をとったりして、かなりの率で就職できたりして、母子の支援にかなり役立っていると思うんですが、この辺で不用額が生じた理由というか、細かいところを尋ねさせてください。 115 こども未来部副部長兼こども家庭課長 高等職業訓練促進給付金の不用額の関係ですが、こちらの制度、平成二十八年度に制度改正がありまして、養成機関のカリキュラムが二年以上だったものが一年以上となって、また、修了期間の上限が二年から三年に拡大したと。また、准看護師という資格があるんですが、それが対象資格になったということで、平成二十八年度の受給者が二十人だったんですが、平成二十九年度には二十九人にふえました。平成三十年度もそのまま増加傾向だと考えていたんですが、結果的には横ばいだったということで、当初の見込みよりも少なくて不用額が生じたというところです。今後の予算のときにはそのような精査をしてやっていきたいと考えております。 116 伊藤正子委員 ぜひ今子供の貧困の問題が川越市でも一生懸命研究していただいてますが、やはり子供が貧困なのではなくて、親が貧困、特に母子世帯が困っているという家が非常に多いと思いますので、その人の暮らし向きとか、今している仕事をやめて学校に行くとかいうのもなかなか勇気が要ることだと思いますので、できる限り勉強したいという希望が通るようにやっていただけたらなとも思っております。  続いて、保健医療部のほうにお尋ねをいたします。平成三十年度に見直した計画あるいは見直している計画がありましたら教えてください。 117 保健医療部副部長兼国民健康保険課長 保健医療部につきましては、特別会計も含めまして総合計画以下六本の計画を所管しております。その中で平成三十年度に見直しをした計画につきましては、保健医療推進課が所管しております川越市AED普及推進計画という第三期の計画があります。こちらにつきましては、新施設にAEDの設置がほぼ完了したことで、今後いかに効果的に活用していくかという視点で貸し出し制度などについて取り組んでいる計画でして、令和元年度から五年間の計画です。  また、新たな計画として川越市の自殺対策計画があります。こちらも元年度から令和五年度での五年間計画でして、こちらにつきましては、自殺対策基本法の改正を踏まえまして、本市の自殺対策予防をさらに包括的に進めようとする内容になっております。  最後に、見直しを受けて進めているものの計画ですが、こちらにつきましては、健康かわごえ推進プラン、こちら健康づくり支援課の所管ですが、こちら第二次健康日本二十一という川越市計画がありますが、そういったもろもろの計画が平成二十七年度から令和元年度で完了します。そちらの次期計画として令和二年度からを初年度とする計画を現在策定しているところです。 118 伊藤正子委員 まず、AEDのほうの普及推進計画の第三期を策定していただいたということで、私も目の前で人が倒れたことがありまして、そのときに居合わせた看護師さんの方がAEDを使ってくださって、救急車につないだという経験がありますので、ぜひ一人でも多くの命が救えるように計画を活用していただけたらと思います。  それから、次期健康かわごえ推進プランも今策定というか検討を進めていただいているということなんですが、健康日本二十一というのはもうかなり長い計画だと思いまして、これを活用されて各年代で川越市の健康増進に成果を上げていらっしゃると思いますので、さらに実効性のある計画策定をお願いしたいと思います。  三十年度に新たにつくられた計画として、川越市自殺対策計画を策定していただいたということなんですが、総数は減少していると思います。統計を見ても全体の数は減っていると。川越市も力を入れていただいて、計画ができる前からいろいろやってくださっていて効果があると理解をしています。そうなんですが、若年、特に未成年の自殺、自死がふえておりますので、ぜひこれも教育委員会と連携して減少に努めていただければなと思います。特に学校のほうは今忙しいので、保健福祉の視点で介入していただいて、先生の指導、協力というか、いろいろお互いのノウハウを共有していただければと思います。自殺対策のところでいろいろやってくださっているんですが、やはり残された御家族のケアというのが今かなり話題になっていると思うんですが、そのあたりについて三十年度どんな感じだったか教えていただけますでしょうか。 119 保健予防課長 自殺で家族を失われた方、私ども自死遺族と呼んでおりますが、自死遺族に関する公的な市としての支援というのはないんですが、今年度この自殺対策計画をつくっている中で、たまたまなんですが、民間の方で自死遺族の集まりの会をつくりたいという方が保健所に相談に見えられまして、その方がお声がけをするのに協力してほしいということでしたので、うちのほうの担当者で会場の提供等を御協力させていただいて、民間の方ではありますが、お声がけをいただく中で心の傷を残されていると思います、そういう方々が集まってお話し合いする中で、よりよい方向に持っていくような活動に御協力をさせていただいているところです。 120 伊藤正子委員 民間の方とぜひ協力していただいて、先ほどは未成年の自死がふえているというお話をさせていただきましたが、中高年の方の自死も減っているとはいえ、まだありますので、そういった方の残された御家族、特にお子さんなんかは心に傷を負って、学校に行けないとか、いろいろ二次的な被害も発生していますので、取り組んでいただけたらと思います。  続いて、環境部のほうに平成三十年度に契約が終了したもの、また新しく始まったものについてお尋ねします。環境のほうは恒常的な契約がいっぱいあると思うんですが、大きなものについてお尋ねします。 121 環境部副部長兼環境政策課長 環境部といたしまして、平成三十年度に契約が終了したもの、また始まったものについてということです。契約と、あと一つの事業として終了したものもあわせてお話しさせていただきたいと思うんですが、まず初めに、終了したものといたしまして、平成二十八年度から継続事業として実施しておりました環境施設課のほうの旧西清掃センター解体事業、こちらの事業が三十年度をもちまして終了をいたしました。本事業は、平成二十二年度に資源化センターが稼働したことに伴って、老朽化した西清掃センターを解体したものです。解体工事につきましては計画どおり完了しまして、現在は更地の状態になっております。  次に、資源循環推進課の布類拠点回収事業が三十年度をもちまして終了いたしております。こちらは春秋の衣がえの時期を中心に、年二回ほど市内公共施設とか自治会館等に四十八カ所を拠点会場としまして、皆様の家庭から出ました不要な布類を持ち込んでいただいた布類の拠点回収という形のものです。こちらを昨年度、三十年度で終了いたしまして、今年度から新たに布類の定時収集という形で回収をさせていただいております。  あと、新しく三十年度に始まった事業は、単年度なんですが、必要ということで委託をさせていただいたものが二点ほどあります。一点は産業廃棄物指導課の土量算出及び土壌汚染の調査業務委託です。こちらは増形の土地にある土砂の無許可の堆積物があるんですが、そちらに必要な数字をもって文書勧告するために実施したものです。  さらに環境政策課のほうでくぬぎ山地区の自然再生事業の実施計画の策定業務委託というのを実施させていただいております。こちらくぬぎ山地区の緑地保全を図るために、くぬぎ山地区自然再生協議会の中で策定をしようとしている計画です。こちら川越市を含めまして、所沢、狭山、三芳の三市一町、あと埼玉県と一緒に策定して、今年度には全体の計画ができ上がるものと考えております。 122 伊藤正子委員 ごみにつきましては、主要な施策の成果に関する説明書の八十四ページのほうに排出量が出ていて、そこには減ったと書いているんですが、現状毎年していただいていて、布類の定時収集も始まったということで、さらに減量が進んでいくという理解しました。土壌ですとか雑木林といったものは意識的に守らないと守れませんし、こういうのは行政の大事な仕事だと思いますので、ぜひ計画策定も進めていただければと思います。  西清掃センターの解体のほうなんですが、工事に当たりましては、周辺の住宅等に配慮していただいて、音ですとか有害物質とか、そういうものが飛散しないようにとか、いろいろ配慮していただいたと思います。計画どおり進んで更地になっているということだったんですが、二十八年度からずっと工事されてきて、終了して、その間どういった感じというか、総括としてはどんな感じだったんでしょうか。 123 環境施設課長 西清掃センターの解体に関しましては、やはり大きな工事でして、周辺の住民の方に御協力いただき、無事計画どおり終わることができて、私どもしてはよかったと思うものです。 124 伊藤正子委員 いろいろ御配慮いただき、大きな事故もなくよかったと思っております。  いろいろ聞かせていただいたんですが、あともう少しだけすみません。川越市は切れ目のない支援ということで子供のことをいろいろやってくださっていると思うんですが、全体と個別、選択と集中といいますか、お子さん全員、お母さん、お父さん全員に対してやる事業と、あと個別で配慮が必要なケースといろいろあると思うんですが、全体としてやるものとして健診事業があると思います。六十八ページのほうに受診率が出ていると思うんですが、九五・七%ですとか九八・三%とか九六・一%と、すごく受診率高いんですが、このわずかに受診されていない方に虐待につながるようなケースですとか、配慮が必要なケースが多いのかなと思うんですが、そのあたりの追っかけて調べてというか、調査していただいているのはわかっているんですが、三十年度どんな感じだったかお聞かせ願えますでしょうか。 125 健康づくり支援課長 乳児健診の未受診の方の対応についてです。平成三十年度につきまして未受診の方につきましては、通知、電話、それでもつながらない場合には訪問しまして、必ず全員の方を把握するように努めています。把握できない場合は、こども家庭課につないで、最終的に一人残らず把握できるような形にする体制をとっております。こちらでは健康づくり支援課のほうでも市独自のガイドラインをつくりまして対応させていただいているところで、全く把握できなかったという家庭はないという状況にあります。 126 伊藤正子委員 全く把握してない家庭はないということで安心しました。児童虐待、毎年ふえておりまして、毎年ことしは最高だとなっておりますので、少ない職員の方で対応していただいて、御苦労なさっていると思いますが、引き続きよろしくお願いします。  あと切れ目のない支援ということで、今親子で遊びに行く場がたくさんできたりですとか、いろいろやっていただいて、年代によってはもうかなり充足しているかなと感じるところもあるんですが、中学生、高校生のあたりがちょっと薄いかなと感じていまして、子供の指導ほか、そのあたりで中学生、高校生向けの事業ですとか、何か利用者数というのは主要な施策の成果に関する説明書を見ても、中高生何人というのが見えてこないんですが、その辺もしわかることがあれば教えてください。五十六ページ。 127 こども育成課長 児童館における学童期等の事業についてです。主要な施策の成果の中にもありますが、こどもの城におきましては、十七歳までの児童を対象とした事業が事業数としては八事業、実施回数としては四百三十四回、一万人以上の方に御参加いただいたり、川越駅東口児童館においては、同じく十七歳までの児童については三事業、十四回、そして高階児童館においては、二事業で二十九回を実施しております。  事業の内容といたしましては、こどもの城につきましては、映画館やおもちゃなどの卓球一般、卓球の遊び、そして東口児童館におきましては手づくり工房、初めての囲碁、小中高生タイムと言いまして、やはり卓球をコミュニケーションの場として利用していた遊び、高階児童館につきましては、世代間交流といいまして、季節の七夕や正月豆まきなど、特別な機会などで世代間交流、そういった内容の事業を実施しているところです。現状といたしまして、なかなか中学生になりますと学校の部活動とかが活発になってまいりますので、児童館を利用する率はどうしても少なくなってきているという状況はあります。 128 伊藤正子委員 条例のほうで閉館は五時半と決まっているので、なかなか部活動の後ですとか授業の後は中学生、高校生は行きにくいのかなと思いますが、いろいろ事業展開してくださってますので、今後も引き続きそういった年齢の子たちにも何かしらの活動の場があるといいなと考えます。  先ほど未受診のほうは追っかけていますよということで、産後ケアも今後の力点を置いてやっていただけたらと思いまして、虐待がふえているということをお話させていただきましたが、背景にはやはり大きな一つの要因としては貧困があると思います。先ほど子供の貧困のシンポジウムも市と協働事業でやったと思うんですが、やはり川越市が一生懸命取り組んでいるということがなかなか伝わりにくい。少ない人数の職員さんで一生懸命いろいろな課題に取り組んでくださっているんですが、その辺ぜひぜひ伝わるように、児童館も中高生の事業があるということでしたので、いろんな年代、いろんな人にというのは過酷な要求かもしれませんが、届くようにお願いしたいと思います。  最後に、ちょっと子供の関係とは違うんですが、主要な施策の成果に関する説明書の六十四ページのほうに動物愛護の関係で、先ほど飼い主のいない猫の不妊・去勢手術の補助金のことが少し出ているので、この成果のほうについてお尋ねして最後にしたいと思います。 129 食品・環境衛生課長 飼い主のいない猫の不妊・去勢手術の補助金の関係です。こちらの制度は平成二十九年に要綱を設置しまして、一応二十九年度は三十三万四千円、平成三十年度は二十四万八千円と、ちょっと減少しております。しかしながら、本年度は動物愛護団体の方の御協力をいただきまして、また多少件数がふえているところです。現時点、きのうまでの集計ですが、二十三万八千円の補助をしております。昨年度並みに近づいているものです。半年もたっておらない時期でこの金額ですので、今後とも動物愛護団体と協力しながら、さらに推進を図っていければと考えております。よろしくお願いします。 130 伊藤正子委員 つかまえるのが大変だと聞いていますので、ぜひ市民の方と協力していって進めていただければと思います。 131 長田雅基委員 私のほうからも決算に関して質疑をさせていただきます。私のほうもこちらの主要な施策の成果に関する説明書を使わせていただきます。まずは三十三ページのほうなんですが、指導監査されていると思います。社会福祉施設等、それぞれ部署をまたがるところではあるんですが、基本的には民間のほうということだと思われますが、こちら指導監査、それぞれ課にまたがって、昨年度一年間で特に指導するですとか、何か気になる点、特に特筆すべき点があるような施設があったらお答えをいただきたいなと思います。特に問題がない課に関しては御答弁は大丈夫です。それぞれの課で気になる指導ですとか、特筆すべき監査がありましたらお聞きしたいなと思います。      (休  憩)      (再  開) 132 福祉部参事兼指導監査課長 指導監査の部門としては、高齢や障害、児童の部門で指導のほうを行っておりまして、また、指導の中身についても大変多岐にわたっておりますので、なかなか一概にここが多いというのは言えないんですが、規定どおり全体、実地指導のほうには入っておりますが、また何か法令違反が認められる場合ということで、昨年度は特に介護部門で多かったんですが、特別調査なども実施しております。その中で運営基準違反というのがありまして、定員超過というのが見られたところで勧告ということで改善を図ってまいるよう指導しております。  そのほかにも死亡事故などもありまして、昨年度多かったのが誤嚥による死亡事故というのが何件がありましたので、その辺何か施設で基準違反がないかとかという調査も行っておりますが、特に違反等は見られませんでしたが、そういったところは注意を促すように指導しております。 133 長田雅基委員 高齢者福祉、障害者福祉、児童福祉とそれぞれあるところではあるんですが、先ほど介護のほうで特に多かったということでお聞きをいたしました。介護施設、高齢者施設などは本当にここ数年で一気にふえたなというのを感じていて、今回、障害者施設ではありますが、一般質問で取り上げた際も高齢者施設のほうで少しふえ過ぎたことによって、少し質のほうの心配ですかね、というところを気にしているお話もありましたので、このあたりどういった指導を、また改善を促したのかお聞きしたいと思います。 134 福祉部参事兼指導監査課長 全体的に今おっしゃられたとおり、施設の数というのが大変ふえております。国のほうでも施設の種類によって入る指導のサイクルというのが示されておりますので、川越市の場合はこのサイクルどおりに指導のほうは行っているところです。ただ、今基準のほうも大変細かく決められておりますので、そういったところは実地の際や集団指導の際に周知するよう指導をしております。 135 長田雅基委員 このあたり福祉施設、命にかかわるところですので、ぜひしっかりと行政のほうも見ていただきたいと思います。  今指導監査課の中で、指導監査の事業の中でも放課後児童健全育成事業、学童保育になるんですが、こちら、民間の学童保育、市内で私が知っている範囲だと一件ということだったと思うんですが、昨年度の段階でもまだ一件のままだったのかお聞きさせていただきたい。担当課でよろしいですよ。 136 こども育成課長 昨年度末につきまして一件の状況です。 137 長田雅基委員 民間の学童保育に関しては、こちらの説明書で言うと五十ページになります。こちら民間ですので、市のほうは監査をするということだと思うんですが、保育内容などどのようにして把握をしているのか、また、どの程度監査をしているのかお聞きをさせていただきます。 138 福祉部参事兼指導監査課長 放課後児童健全育成事業につきましては、国のほうで三年に一回以上と決められておりますので、現在もそのように入っておりますが、指導内容については基準条例や実施要綱などに沿って確認しているところです。
    139 長田雅基委員 国のほうからは三年に一回以上ということで、最近行われたのはいつごろで、何回行われたのかお聞きさせていただきます。 140 福祉部参事兼指導監査課長 昨年度に初めて入ったところです。 141 長田雅基委員 まだ一回しかしていないということで、また三年に一回ということは、三年後でもいいということになるかと思うんですが、このあたり保育内容ですとか、また職員体制のほう、市のほうの公立の学童保育に関しては来年度整備ということも、これは所管の部署が全然違いますが、また、その職員の資格ですとか、経験ですとか、あと職員が長続きしているかどうかですとか、そのあたりはいかがでしょうか。 142 福祉部参事兼指導監査課長 ちょっと今正確な人数というのは把握しておりませんが、国から示された基準どおりに人数、職員数がいるかどうかというのは確認しております。また資格要件もありますので、そういった点についても確認しておりますが、経験年数というところまでは見てないかなと思われます。長続きしているかどうかという人数については、勤務年数というのは確認はしていないかと思います。 143 長田雅基委員 川越市の場合は公立のほうの学童保育に関してはすごく改善されて頑張っているほうだと思う一方で、民間のほうはまだ実態という意味ではつかめていないところがあるんではないのかなというのがすごく感じているところなんですが、評価に関してはいかがでしょうか。 144 福祉部参事兼指導監査課長 改善がある場合は指導のほうはしておりますが、特段大きな指導はなかった。特段問題となるものはなかったかと記憶しております。 145 長田雅基委員 こちらの民間ということなので、民間のやり方でやられているかとは思うんですが、こちらの公立の学童保育とはまた違って、常時把握できる立場ではないというところから、市とのつながりもない。常につながっていない状況なのであれば、事故ですとかトラブル、また不適切な保育などがもし行われていてもわからないのではないかなと思うのですが、こちらも監査、また把握するということで三年に一回でいいのかというところでちょっとお聞きしたいんですが。 146 福祉部参事兼指導監査課長 今国のほうから示されているサイクルというのが三年に一回以上ということで示されておりますので、基本的には今三年に一回と考えているところです。しかし、その間に何か通報があったりとか、そういった意見等あれば、また随時春に特別調査なども行う予定であります。 147 長田雅基委員 続きまして、こちら五十五ページになりますかね、民間の保育園のほうなんですが、昨年度も民間の保育園、新たに建てられ、質疑のほうでは、前委員の質疑では三百八十三名の定員増ということで、そうなれば今度問題になってくるのが保育士の確保だと思うんですが、保育士の確保に困難ですとか課題を抱えているような園というのはどのようになっていますでしょうか。 148 保育課長 定員どおりの児童が入っているところを見ますと、一応保育士のほうは確保されているのかなと考えています。 149 長田雅基委員 保育士の確保、定員どおり行われているということなんですが、一般的に確保が難しい保育士不足というところでお聞きしているところではあるんですが、そのあたり市として何か保育士確保について施策など行われているのでしょうか。 150 保育課長 市の施策としては保育士が自分のお子さんを預けて、市内の保育所のほうに勤務なされる場合は加点をさせていただいて、保育園に入りやすいような形をとっているところです。 151 長田雅基委員 昨年度南古谷保育園耐震化工事が始まったかなと思いますが、昨年度の一年間において、今後のほかの保育園の改修ですとか、そういったお話、検討のところはいかがでしょうか。 152 こども政策課長 現時点において他の公立保育園についての具体的な整備計画等はありません。 153 長田雅基委員 保育園にかかわるところなんですが、昨年度埼玉西武ライオンズのマスコットのレオとライナが公立保育園に遊びに来たというものがあったと思うんですが、こちらスポーツ振興課のほうにかかわるのか、それとも保育課で答えられるのかわからないんですが、どのような経緯があって、そういったイベントがあったのかお聞きしたいなと思います。 154 保育課長 政策企画課のほうが西武ライオンズと協定を結んでおりまして、その協定で、そのお子さんのところの保育園の訪問という事業を行っているかと思います。 155 長田雅基委員 そうなりますと、保育課のほうから、もしくは保育園のほうから申請があり、募集したということではないでしょうか。 156 保育課長 どちらかというと政策企画課のほうから各公立と法人と一園ずつぐらい年間予定をさせていただいた中で実施しているというような状況です。 157 長田雅基委員 続きまして、五十二ページのショートステイ、トワイライトステイ事業についてなんですが、トワイライトステイは利用者十一名で四百六十六回ですね。ショートステイのほうは七人が四十六回ということで、年間通すと人数自体は非常に少ないんですが、同じ方が数回利用しているのではないかと感じるのですが、市内の児童養護施設、民間のほうで委託しているということなんですが、この利用者ですとか、その家族の状態、また傾向などについて市はどの程度把握しておりますでしょうか。 158 こども未来部副部長兼こども家庭課長 トワイライトステイ、ショートステイ事業の関係ですが、人数につきましては、やはり委員御指摘のとおり、同じ方というか、リピーターが多いということでこちらのほうは把握しております。実際はお子さんの状況が多少障害があるとかいうようなお子さんが繰り返し使われるというようなことは聞いております。 159 長田雅基委員 このショートステイとまたトワイライトステイ、私も議員になる前に児童養護施設へ勤めていた際に、実はショートステイを受け入れる担当の部屋に勤めていたことがありまして、傾向としては本当に確かに障害ですとか、親御さんのほうも障害、特に精神的な障害を抱えていたりですとか、育児疲れですとか、あと、その中でも虐待を疑われるような、そういったケースなんかというのもあるかと思うので、そのあたり虐待に関しては市としてもすごく力を入れて取り組んでいただいていると思いますので、このあたり子供と、あと親御さんの傾向をしっかりとつかんで、何かつなげられるようなものにしていただきたいなと思っております。  利用者自体、利用者人数は少ないですが、利用されている回数が多いというのは必要性が非常にあるというものかと。リピーターも多く必要性があるという事業かと思うんですが、周知に関してはどのようなところへどういう方法でやられているのか聞かせていただきます。 160 こども未来部副部長兼こども家庭課長 周知につきましては幾つかやっております。まず、ホームページ、それから庁内のポスター掲示、窓口のパンフレット掲示、それからママプレというホームページがあるんですが、そちらのサイトに掲示をしております。あと、課のイベントでパンフレット配布したり、市民センター、公立、私立の保育園、認定こども園、学童保育室等にパンフレットを配布をしております。それからツイッター、本庁舎一階の大型モニターのほうへ、それから広報、あと医療機関とか警察のほうにもお願いをして配布をさせてもらっているというようなことをやっております。 161 長田雅基委員 お聞きさせていただきますと、相当な場所、可能性のあるところにちゃんと周知しているのかなというのを感じたんですが、実際に知って、利用するまではまた一個ハードルがあるのかなと感じていまして、利用したらしたですごく必要性がある。親御さんとしてはもっと使ってみたいというものかなと思ってます。現在の利用者数ですとか利用傾向からして、今後の事業に関して拡大ですとか、そういったもののお考えはいかがでしょうか。 162 こども未来部副部長兼こども家庭課長 事業の拡大につきましては、委託をしている事業者さんの関係もありますので、かなり人数がふえてきているというところもあります。その辺は委託している事業者との調整をさせていただきながら検討していきたいと考えております。 163 長田雅基委員 児童虐待に関しては最近非常に大きく取り上げられているところもありますが、先ほども言ったように、川越市の児童虐待防止の施策に関しては非常に市レベルではよくやっていらっしゃるなと感じております。また、児童虐待だけではなくて、虐待に至る前ですとか、その背景なんかというのも適切な支援、取り組みもされているかと思います。昨年度において、市の施策、またさらに改善した点、この児童虐待防止にかかわるところで何かありましたらお聞きさせていただきます。 164 こども未来部副部長兼こども家庭課長 特に改善というのはちょっと思い当たらないんですが、やれることはやっているということで虐待ゼロを目指して頑張っているところです。 165 長田雅基委員 今までやってきたところをしっかりとやっているということかなと思います。そうはいっても一般質問でも取り上げておりましたが、虐待児童数というのはなかなか減らないところがありますので、ぜひいろいろ検討していただいて、事業拡大なども検討していただきたいなと思います。また、県のほうなんかとも児童相談所ですね、この連携なんかというのもあるかと思いますので、よろしくお願いいたします。  先ほど伊藤委員からもいろいろと御質疑がありましたが、相談ですとか支援事業などで接触がしっかりと図られている親子に関しては手を差し伸べる余地があるんですが、孤立してしまっているような親子ですとか、先ほど全く把握できていない御家庭はないということで御答弁もありましたが、そうはいっても全てが把握できているのかというところがあるかと思います。このあたり、まだしっかりと接触できてないようなところがもしあるのでしたら、新たな施策ですとか、しっかりと支援をつなげていくための発見に至る施策が必要ではないかなと思うんですが、このあたりの検討は昨年度どうでしたでしょうか。 166 こども未来部副部長兼こども家庭課長 昨年度、子供関係では子供の貧困に対する関係で調査させてもらいましたが、その中でも孤立している親というのが出てきましたので、平成三十年度というよりも今後、先ほどお話しした事業計画の中に盛り込むことになりますので、その中で検討していければと思っております。      (休  憩)      (再  開) 167 長田雅基委員 続きまして、五十六ページになるんですが、児童館についてお聞きさせていただきます。先ほども質疑されておりましたが、昨年度において改善点、また改修など、さらにその逆に課題など見つかりましたらお聞きさせていただきます。 168 こども育成課長 児童館について改善点等についてです。昨年度改善した点、特に施設等につきましては老朽化が特にこどもの城につきましては出ているところです。自動ドアの改修をしたり、ハード面で雨漏りなども一部出ているところです。そういったものを直した経緯があります。  運営面につきましては、東口児童館にいただく声としまして、ボール遊び、やはり体を動かす遊びを希望している児童が多い状況です。残念ながら川越駅東口児童館につきましては広場の面積が余り大きくないものですから、なかなか難しい状況、ないしはそうでありますと、小さなお子さんとの混合の部分もありますので、そういった点が難しい状況があります。  一方、高階児童館につきましては、狭いんですが、それぞれのスペースを真ん中で分けて設置してありますので、狭いところではありますが、そういった苦情、声はない状況です。  最後に、児童センターこどもの城には市内で唯一プラネタリウムがあります。こちらも開館して三十年以上たっておる中で、その設備の老朽化というのがあります。かえの部品が生産中止になりかけたり難しい状況もあります。現在は同じ形のところから余っているものを取り寄せたりして維持をしているところです。その点が難しい状況です。 169 長田雅基委員 大きく言うと老朽化が一番の課題かなと思います。こちら公共施設等総合管理計画のほうなんかとも多分関係してくるのかなと思うんですが、よく言われるのが他市のいい施設と比べるとというのがよく聞かれます。ただ、そうはいっても利用者数相当数がおりますので、ぜひ必要な施設、今後の大規模な改修などもしわかりましたらお聞きさせていただきたい。あと、新規ですとか東口だと外遊びなり運動遊びが難しいという点もありまして、新規などの考え等はあるのか。 170 こども育成課長 児童館の整備方針等についてです。整備の方針につきましては、三十年以上経過している施設がこどもの城です。改修工事等により延命化を図る必要がありますが、社会資本マネジメントを中心としました公共施設等総合管理計画の中で考えていく必要がありますので、それらの検討を進めているところです。  また、新たな児童館の計画についての御質問です。こちらにつきましては、効率的な行政運営を図っていくためには民間委託等の計画もありますが、建物をつくるに当たりましては、複合施設といいますか、単独館というのは今後、難しい状況があります。そういった施設の方針に合わせまして、複合施設等の考え方も含めた検討が必要であるか。現在のところ新たな計画が今あるというところではありません。 171 長田雅基委員 続きまして、四十七ページあたりにかかわるところなんですが、子供の貧困に関してです。先ほどは児童虐待にかかわるところなんですが、先ほども生活実態調査が行われたということがありましたが、昨年度において子供の貧困に関して新たな施策ですとか動き、そのほかにもありましたらお聞きさせていただきます。子供の貧困施策に関して新たに取り組んだことですとか、何か市のほうで動きがありましたら、昨年度一年間ですね。 172 こども未来部副部長兼こども家庭課長 子供の貧困に関する施策です。委員おっしゃっていただきました子どもの生活に関する実態調査、こちらのほうがメインでやったものです。これに基づいて今後計画づくりをしていくわけですが、このほかというと、ここの調査を立ち上げる前にいろんな会議体で検討しながらいろんなことを聞くということで検討してきたというところがかなり力を進めてきたところなので、この調査にかなり注力をしたというところです。  それと学習支援の拡充ということで、ひとり親家庭学習支援事業、川越駅西口で行っておりましたが、現在では教育センターなどにも拡充しているというところです。 173 長田雅基委員 生活実態調査のほう、他市の例と比べても非常に内容が充実していて、また分析のほうもしっかりとされていると思います。ざっくりとで市内の子供の貧困のあたりがあるのか、ないのか。またあるのであればどのようになっているのか、市の認識をお伺いをさせていただきます。 174 こども未来部副部長兼こども家庭課長 生活実態調査の結果、困窮層の割合が約九%あるということがわかりました。困窮度別の傾向としては、お子様の学習環境が不足している内容が高いというようなことも出てきてますし、自己肯定感が低いという傾向が出てきております。 175 長田雅基委員 特に学習環境のところに課題があるのではないかというところで、市としては学習支援、ひとり親のほうと生活保護のほうと展開をされているかと思います。どちらもやはり使ってもらわないと意味がないというところで、生活保護のお子さんの人数と、またひとり親のお子さんの人数、それに対して利用者数、このあたりの数字をお聞きさせていただきます。 176 こども未来部副部長兼こども家庭課長 ひとり親に関しましては、おおむねですが、六百世帯に既に通知を出しまして、そこの中で希望が出てきたのが九十名前後というところです。      (休  憩)      (再  開) 177 生活福祉課長 児童生徒数についてお答えを申し上げます。  これは生活保護受給者の小学四年生から、それから高校生、これは学習支援の対象人数ですが、これは今年度、令和元年六月現在で二百九十人です。  それと現在の学習支援の利用者数ですが、小学生、中学生、高校生合計で三十五名です。 178 長田雅基委員 できれば多く利用していただきたいという思いがあると思います。また、そうはいっても個人の自由ということもあるんで強制はできないというところはあると思うんですが、このあたり利用割合を見ると一割ないし二割いかないぐらいかなというところで、若干少ないのかなというところを感じているんですが、そのあたりの要因、先ほどは学習支援、場所を追加したというところもありましたが、このあたり要因や原因、どのようにお考えでしょうか。 179 こども未来部副部長兼こども家庭課長 ひとり親家庭等学習支援事業につきましては、中学生を対象にさせていただいていますが、やはり部活動が結構忙しいというところで、なかなかこちらの学習のほうには来られないというお話はいただいております。 180 生活福祉課長 利用人数が現状では少ない要因ですが、まずは教室の開催場所の問題があります。まずなかなか今お子さんが通える範囲の教室がないということです。それをふやすことが課題と考えているところです。もう一つは、なかなか学習自体、子供さん御本人が興味が持てず、参加する動機づけがないということもありますし、あと親御さん、保護者の理解や協力がないと、そういった方も少なからずいると考えているところです。 181 長田雅基委員 場所の問題に関してはハード面なのでぜひ整備していければ、検討の中でも先ほども質疑の中でもされているということがありましたが、お子さん自身の興味、またやる気というところで言いますと、まさしく子供の貧困の一番の問題点でもあります自己肯定感とか、またやる気の部分、諦めですよね。そのあたりというのがあるのかなと思いますので、ぜひ呼びかけといいますか、手を差し伸べるといいますか、お願いしたいなと思います。  こちらは学習塾のトライへ基本的には委託事業かと思います。補正予算のほうの本会議の質疑の中でも保護者支援ですとか訪問支援もということを今後やっていきたいと。必要であるのではないかという御答弁もありましたが、昨年度はあくまで塾での場所かと思います。こちらの説明書のほうに保護者に対しても養育支援を実施したということが書かれているんですが、その内容についてお聞きさせていただきます。 182 生活福祉課長 保護者に対する養育支援ですが、その家庭での学習環境の関係ですとか、あと進路に関する相談ですね、そういう相談に乗ったということです。 183 長田雅基委員 現在市で行われている学習支援のもとになったものが県のほうのアスポートかと思うんですが、こちらのアスポートのほうは学習支援だけに限らず、もちろん保護者支援、生活支援のほう、あと訪問活動なんかというのがすごく効果があったということをお聞きしますので、そのあたりの拡大ですとか、また支援なんかも検討していただきたいということは述べさせていただきます。  母子にかかわるところで、母子生活支援施設についてお聞きさせていただきます。こちら新しくつくられたかなと思うんですが、利用者の数ですとか、また内容をお聞きさせていただきます。 184 こども未来部副部長兼こども家庭課長 新たに母子生活支援施設をつくった、ちょっと場所は非公開ということになっておりますので、それは御承知いただきたいと思います。現在、施設に入れているのは、川越市の社会福祉事務所が施設に入れることになるんですが、川越市から行くのが二世帯です。八月一日現在ですが、十世帯が入所中です。そのうち川越市の世帯が二世帯、他市町村が八世帯入所しているところです。 185 長田雅基委員 本当に近年の虐待のニュースですとかDVのニュースをお聞きさせていただきますと、このあたりの支援というのが非常に必要だと思いますので、しっかりとつなげられるように御支援をお願いしたいなと思います。  続きまして、障害者支援で、先ほど来も質疑がありましたが、昨年度新規に建てられました障害者福祉施設はどのようなものだったのかお聞きします。 186 障害者福祉課長 これは民間ということでよろしいですね。まず、サービス事業所ということで、昨年度新たにできましたものとして居宅介護のサービス事業所が三つです。それから同行援護のサービス事業所が三つ新たにふえております。それから同行援護に関しましては事業所が三つほど減っております。それから、行動援護の事業所が一つふえております。それから、短期入所が二施設ふえております。それから就労移行支援が一施設、就労継続支援のB型は一つ減っております。それから就労定着支援、これは六つふえております。それから自立生活援助が一つふえております。それから多機能型、これは複合型になりますが、二施設ほどふえております。それから計画相談支援が一施設、合計十六施設ふえている状況です。 187 長田雅基委員 中には減っているものもあるということですが、大まかに全体としてかなりふえているということで、ただ基本的には民間にも手を挙げてもらわないとというものがあるかとは思うんですが、先ほどの監査のお話の中でも介護の施設のほうですかね、ふえ過ぎたことによって質の面の心配ということがありましたので、障害者の方、そういったものがないようにぜひ気をつけていただきたいと思います。  障害者ですとか、またその御家族の全体にかかわる相談内容で主に多いものですとか気になるもの、どういったものが昨年度寄せられましたでしょうか。 188 障害者福祉課長 主に実際サービスにつながる相談というのもありますが、やはり将来に対する漠然とした不安ですね。具体的には親御さんがもし亡くなられた後の障害者のお子様がどうなっていくんだろうという不安と、あとは卒業後、特別支援学校を卒業された後の自分の進路先、それは施設が今充足されてないという状況がありますので、どこに進路を設定して、どこに行けるんだろうと、そういった不安が寄せられている状況です。 189 長田雅基委員 今の相談内容に関しては施設がもっと充足すれば、しっかりとつくられてくれば解決していくものなのかなと思いました。  障害児のほうに関しては、児童発達支援センターがつくられたかと思います。旧ひかり・あけぼの児童園のほうから移動されたかと思うんですが、こちら移行に関して何か問題ですとかありましたでしょうか。 190 療育支援課長 特に大きな問題はなく、無事引っ越しを終了しまして、保育園と違いまして三日間の間に何とか引っ越しを終えることができました。その後、ちょっと足りない消耗品なんかは買い足しながら、今のところ順調に、特にクレームとか問題もなく運営のほうはできていると考えております。 191 長田雅基委員 特に問題もなくスムーズに移行、引っ越しができたということで、利用者の方々も当然きれいで使いやすいという声もあるということを本会議のほうでも答弁でお聞きしたところではありますが、そうはいっても新しくつくった施設ということもあるので、何か使い勝手ですとか課題などもしありましたら、なければ構わないんですが、ありましたらお聞きさせていただきたいなと思います。 192 療育支援課長 一部声が上がっているのは、やはり立地場所の件でして、前は非常に交通の便もいい場所でしたが、今度法務局のちょっと裏に、旧寿町学校給食センター跡地になりますので、やはり公共交通機関で一時間に一本ぐらいしかないですとか、あとはシャトルバスもちょっとやはりお子さんを連れて歩くには十分ぐらいバス停から歩くので、やはり障害のあるお子さんを連れて歩かれる方にとってはちょっと御負担になるようなことは伺っております。 193 長田雅基委員 続きまして、生活保護関係にかかわるところなんですが、ページで言うと三十四ですとか五十八ページのあたりでさせていただきます。昨年度、国のほうもかかわるところではあるんですが、生活保護費などの引き下げの状況はありましたでしょうか。 194 生活福祉課長 保護費の引き下げですが、昨年平成三十年十月に生活保護の基準改定がありました。その基準改定の内容は、一般の低所得者世帯と生活保護受給世帯の均衡を図るために、そのばらつきを是正するための改正がなされています。具体的には生活保護費が増になる世帯と減になる世帯、これが両方存在した改正でした。したがいまして、一律に川越市として減になるという状況ではありませんでした。 195 長田雅基委員 中には増額する方もいたということですが、減額される方もいたということです。さらに御説明の中で低所得世帯との均衡を図るということがありましたが、そうはいっても生活保護というのは最低生活費が基準になると思います。それを下げて本当にいいのかというところをすごく危惧しているところであります。  また、生活保護のしおりですね、こちらのあたりも改善などをされたかと思いますが、どのようなものがあったのかお聞きさせていただきます。 196 生活福祉課長 生活保護のしおりですが、昨年しおりの全面改定をさせてもらったわけですが、改定前のしおりは、保護の受給者が守るべき義務を中心に記載していたところですが、改定後は、生活保護を受けた場合、支給される項目を中心にお伝えしたところです。あわせて、そのしおりの冒頭には、生活保護は誰でも受給できる権利である旨記載したところです。 197 長田雅基委員 当然生活保護というのは最後の命のセーフティネットということなので、今回の改善は前進面ではありますが、ぜひ生活保護者、また申請者が利用しやすい、何かネックになるですとかハードルになるようなことがないように改善をして、今後もまだまだ改善の余地があると思っておりますので、お願いしたいなと思います。  申請者の方でよく言う水際作戦と言いますか、窓口で申請をさせにくいような、そういった対応というのがよく聞かれるんですが、本市の状況、昨年度いかがでしたでしょうか。 198 生活福祉課長 確かに委員のおっしゃるように、過去にはそういった対応もあったと聞いているところですが、近年は、特に昨年度につきましては、まず生活保護制度の内容を十分御説明して、相談者の内申では、ちょっとこれ申請をしても決定になるのは難しいなという場合でも、その申請意思をよく確認して、申請意思がある場合には申請書を受けると、そのような体制をとっているところです。 199 長田雅基委員 ぜひしっかりと寄り添った形にしていただきたいと思います。  ケースワーカーの人数に関して、過去からも聞いているところであります。基準では一人当たり八十人でしたかね。昨年度の一人当たり何人だったのか聞かせていただきます。 200 生活福祉課長 昨年度のケースワーカー一人の受け持つケース数ですが、百二十世帯です。 201 長田雅基委員 過去から何か少しふえているような気がするんですが、気のせいでしょうか。 202 生活福祉課長 ケース数の増加に伴って大分増員はされたのですが、そのケース数の増加に比例した増員がなされておりませんで、昨年度過去最高の百二十世帯ということです。 203 長田雅基委員 その中でケースワーカーの方が相談員の方も含めてなんですが、若い方ですとか、経験が少なかったりですとか、また貧困の背景などに御理解のないような方というのがもし職員として雇われていたら、申請者ですとか保護者への対応が不適切なものになるとすごく危惧しているところなんですが、こちらの昨年度一年間一人当たり相手にする生活保護の方が百二十人ということで過去最高と。このあたりの丁寧な対応がされていたのかお聞きさせていただきます。 204 生活福祉課長 そうですね、なかなかケースワーカーもいろんな経験あるいはまた経験がない方も新採用で市役所に採用されて初めてケースワーカーになる、そういう職員もいます。なかなか経験不足な状況でケースワーカーにつく、そういう職員もいるわけですが、まずは先輩ケースワーカーが隣に一年間ついて、OJTで一年間仕事を教えます。そのほかにも各種研修、これは内部研修、それから県の研修、それから厚労省の研修、各種いろいろありますが、そういうものに積極的に参加するように心がけて、質のいいケースワーカーを心がけるようにしているところです。 205 長田雅基委員 何度も言いますが、本当に命のセーフティネット、最後のセーフティネットだと思いますので、ぜひ丁寧にお願いしたいと思います。  生活保護に関しては最後に一点だけ無料低額宿泊所、こちら県のほうだったりするかと思うんですが、非常に劣悪な環境だという声がありますが、市としてはこの点いかがでしょうか。 206 生活福祉課長 無料低額宿泊所に関しまして、今川越市が所管しているところは三カ所ありますが、いずれもいわゆる貧困ビジネスと言われるような劣悪な環境の場所はないと確認しております。 207 長田雅基委員 続きまして、高齢者福祉にかかわるところで四十三ページの東後楽会館についてお聞きさせていただきたいと思います。東後楽会館、昨年度廃止されてしまったということですが、利用者の声はいかがでしたでしょうか。 208 高齢者いきがい課長 東後楽会館の廃止に当たりましては、それにかわる施設を希望するお声ですとか、西後楽会館を利用したいという方も多くいらっしゃいました。それを受けてバスの運行範囲を拡大して、川越市の東側の地域に住んでいる方が西後楽会館に通いやすいような、そういった措置をとったところです。 209 長田雅基委員 私のほうには東後楽会館、川越市内で東西なので、東のほうがなくなれば、東の方々は西へ行くといっても送迎バスはありますが、時間もかかる。東になくなってしまった。悲痛な声というのを聞いております。非常に残念だったなと思います。最終日、三月の末、三十一日だったかわからないですが、何かイベントですとか最終日というのを何かやられたんでしょうか。 210 高齢者いきがい課長 特に市民の皆様をお招きしてイベントをしたということは聞いておりません。 211 長田雅基委員 東後楽会館、こちらの数字で年間で四万件の、一日で換算すると百三十七人ということで書かれておりますが、相当な人数が東後楽会館がなくなったことによって西後楽会館ですとか、そのほかの施設へ行かれているのかどうなのかというところで、その方々の状況、またなくなった後の状況をしっかりと把握されているのかどうかお聞きさせていただきます。 212 高齢者いきがい課長 東後楽会館がなくなりまして、西後楽会館の利用状況につきましては、昨年度西後楽会館は工事のために一年間休館でしたが、その前の年度と比較して約一・二倍ふえております。具体的に人数で申し上げますと西後楽会館、平成二十九年度の実績として一日平均百六十八人であったものが、ことしの四月から七月までの四カ月の平均では一日当たり二百一人ということで、先ほど申し上げた一・二倍に増加しております。  また、バスの利用ですが、新しく東後楽会館近辺も、川越市の東側に新たなバス停を設けまして、そこのバス停から利用してくださっている方々が一便当たり四・五人いらっしゃると考えております。 213 長田雅基委員 先ほど西後楽会館は一・二倍で人数が増ということで、単純計算すると東後楽会館を利用されていた方百人は西後楽会館には行ってないという計算になるかと思います。百人の方々はどうされているのかなというのをすごく感じると、やはり東後楽会館の必要性をすごく感じているところであります。  高齢者福祉の決算というところで、前年度比と、東後楽会館の廃止などもありましたが、老人福祉費、前年度の差額についてお聞きさせていただきます。 214 高齢者いきがい課長 まず、当課の予算の関係で申し上げます。東後楽会館の廃止に伴いまして、ここでかかっていた指定管理料が浮いたことになります。五千数百万円ありました。その金額の行く手ですが、そのうちの七百五十万円ほどはバスの運行拡大に使用させていただきました。残りの五千万円ほどについては、民生費全体が拡大する中、あるいは川越市全体の予算が厳しくなる中で、全体の予算編成の中で活用されたものと認識しております。
    215 長田雅基委員 先ほどの長寿祝い金の見直しの報告もありましたが、高齢者福祉にかかわる予算ですとか、どんどん削減されているなというのをすごく感じております。高齢者はふえているのに削減をされているんだなというところが非常に残念だなと感じました。      (休  憩)      (再  開) 216 長田雅基委員 続きまして保健衛生費についてお聞きさせていただきたいなと思います。ページで言うと五十九ページあたりなんですが、昨年度一年間を通して保健衛生費にかかわるところで、市民などの環境衛生ですとか、また健康ですとか、また病気、伝染病ですとか、また費用を多く使ったものですとか、何か件数が多かったもの、また特徴的なものがありましたらお聞きさせていただきます。 217 保健医療部副部長兼国民健康保険課長 初めに、細かい部分に入ります前に、保健医療部の決算の特徴について御答弁申し上げます。  歳入につきましては、保健医療部全体では十九億六千五百九十一万四千五百八十二円でして、前年度と対比いたしますと三千六百六十五万五百七十六円、約〇・九%の増となりました。この増となりました理由につきましては、県からの支出金、こちらにつきましては高齢・障害医療課の保険基盤負担金と、それから同じく高齢・障害医療課の後期高齢者医療制度の長寿健康増進事業の補助金、それから同じく高齢者医療制度円滑運営事業補助金等々がありまして、こちらが大きな歳入の増につながったところです。  また、逆に保健医療部で減少額の大きなものにつきましては、保健センターの設備改修の事業債等がマイナスになっております。それから、県のほうの障害者医療費の補助金等も千二百万円ほど減になっております。  全体としますと保健医療部のほうとしては、増加の大きかったものと減少額の大きな歳入がありまして、結果としては一・九%の増になったということです。  あと保健衛生費として増加したものに関しましては、がん検診、こちらのほうが約一億千三百万円ほど増加しております。それから、母子公費負担医療費ということで、こちらが三千六百万円ほど増加しております。あと予防接種のほうが約八百七十万円、それから食品衛生指導のほうで百九十万円ほど、健康づくりの支援では百八十万円ほど増加しております。 218 長田雅基委員 特徴的なところを聞かせていただきました。高齢化ということと、あと健康に対する意識というところもあって、予算、決算額としては若干増加しているのではないかと思います。  七十一ページの健康マイレージについてお聞きさせていただきますが、こちら県のほうから上からおりてきたものだとは思いますが、こちら実際に利用されている方の、高齢者なのかなと思いますが、お聞きさせてもらったことがあるんですが、一日一万歩を目標にとかということを言われていて、物すごいストレスだということ。逆に健康を害するんではないかというようなことをおっしゃっていまして、市としてはこれが健康につながるということをお考えでしょうか。 219 健康づくり支援課長 健康マイレージ事業の効果についてですが、要するに歩くということは、高齢者にとっても活動量をふやすということは、今回一般質問の中でも低栄養予防、そういったところも必要になると考えております。実際の研究成果として八千歩程度というところが健康にいいというところは言われている結果もありますので、このマイレージに参加することによって必ず一万歩歩かなければならないというような市のほうで何か指導したりとか、そういったことは行っておりませんので、参加者が各自の体調や御自身の健康方針に基づいて御参加いただきたいということです。  ただ、私ども歩数計をお配りして、そのまま放置するということではありませんので、アンケートを行ったりですとか、年に一回ウオーキング講習会の参加者に対して行っております。これは個別に参加者に対して郵送で通知をお送りしまして、ウェスタですとか、また総合体育館ですとか、そういったところで御参加いただいて、実際に体にいい歩き方、そういったところの実地の御指導もさせていただいておりますので、ぜひともそういったところに御参加いただきたいと思っておりますので、もしプレッシャーになっているというお声がありましたら、そういったところに御参加いただきたいということでお知らせいただきたいというところです。どうぞよろしくお願いいたします。 220 長田雅基委員 当然歩くことはいいこと、だから体を動かすことはいいことで、高齢者は中には引きこもりがちになってしまって、体を使わなくなって筋力が低下ということがあるかと思いますが、目的が大事なのかなと思います。何かメーターをつけて歩いた歩数で何かもらえるかというよりも、友達と会うですとか、趣味ですとか、そういったものをぜひ推進してもらって、生きがいというところもそうなんですが、そういったほうがいいかなと感じて、これだけ述べさせていただきます。  続きまして、野良猫に関してなんですが、先ほどもお聞きされておりましたが、六十四ページ、私も一般質問でもう二回も取り上げさせてもらって、猫議員と言われてもおかしくないレベルまで行ったんではないかなと感じているんですが、昨年度の猫の殺処分数についてお聞きさせていただきます。 221 食品・環境衛生課長 昨年度の猫の殺処分はゼロであります。 222 長田雅基委員 目標に掲げていた殺処分ゼロが見事に目標達成して非常によかったなと思います。保健所などでも猫の譲渡会なども行われているかと思いますが、この状況ですとか成果などありましたらお聞きさせていただきます。 223 食品・環境衛生課長 猫の譲渡会につきましては、毎年一回動物愛護団体の協力を得ながら、川越市の保健所が主催になってやっているところです。ことしも十一月十日ですが、準備を開始しております。何分動物愛護団体が引き取って、それをなかなか譲渡に結びつけられないワンちゃん、猫ちゃんが出ますので、行政としましても今後も一緒にタッグを組んで、譲渡に結びつけるようなイベントもまた実施していきたいと思ってますので、よろしくお願いいたします。 224 長田雅基委員 本市においては民間の方ですとか市民の方の力というのもすごくあると思います。先日もテレビでもやっておりまして、川越市の市民の方の報道もされておりました。ただ、市のほうの野良猫の不妊・去勢手術の件数を見させていただきますと四十一件ということで、先ほどの質疑の中では平成三十年度は二十四万円ぐらいでしたかね、利用は。ということで、この数字をどうお考えなのかということと、不用額をお聞きさせていただきます。 225 食品・環境衛生課長 昨年度につきましては、実績としましては雌が二十八件、雄が十三件の四十一件でして、今年度、先ほどもちょっとお話しさせていただきましたが、きのうまでの現在で雄が十四件、雌が二十六件の四十件で、ほぼ昨年並みに近づいております。ですので、これはひとえに動物愛護団体の方が協力をしていただいて、個人の力ではなかなか猫を捕まえるのは難しいです。非常に野良猫ですので捕まえるに当たってひっかかれたり、暴れて、そのまま逃がしてしまったりとか、そういうケースが多い中で、動物愛護団体の方の力でここまでふえていると感じているところですので、これも何かしら今協働事業でやっている団体さんもあります。川越市の協働事業でやっている団体さんがありますので、こういう協働事業の、ちょっとことし三年目になりまして、来年度はその協働事業が終わってしまいますので、また違った形で何か協力できる形をとれればと今考えているところです。  不用額、昨年度でよろしいですか。 226 長田雅基委員 はい。 227 食品・環境衛生課長 すみません、昨年度七十二万五千円の予算だったんですが、補助金が二十四万八千円ですので、不用額は四十七万七千円です。 228 長田雅基委員 一般質問のほうでもさまざまな改善点を提案させていただきまして、特に手術の補助金額ですかね、もっと上げたら利用しやすいという実際に市民の方の声も訴えさせていただきました。ぜひそのあたり検討していただいて、もっと利用がしやすいような改善にしていただきたいと述べさせていただきます。  八十六ページなんですが、産業廃棄物の監視カメラが市内で何カ所かあるかと思うんですが、このカメラの個数と実績をお聞きさせていただきます。 229 産業廃棄物指導課長 産業廃棄物指導課のほうの監視カメラについては、設置しているものは特にありません。逆に抑止効果として使っているものが一般廃棄物のほうで設置しているものがあります。 230 収集管理課長 収集管理課のほうで抑止効果ということで、カメラは十一台設置しております。      (休  憩)      (再  開) 231 海沼秀幸委員 それでは、質疑を申し上げます。  まず、私からは決算書及び附属書類二の一をもちまして質疑を申し上げます。ページ数が二百十五ページの衛生費から入らせていただきます。まず初めに、公害対策費に関しまして、こちらの事業の概要と、あと不用額約九百三十万円出ておりますが、こちらの内容についてお聞かせいただければと思います。 232 環境対策課長 公害対策費の不用額ですが、不用額は九百三十三万三千三百五十四円です。  事業の内容といたしましては、公害対策費は大きく分けますと大気汚染に対する事業と、あと水質汚濁対策、それとその他の公害対策、それから土壌汚染対策があります。不用額は先ほど申しましたとおり、九百三十三万三千三百五十四円が不用額です。      (休  憩)      (再  開) 233 環境対策課長 不用額が出た理由です。不用額につきましては、主には委託差金です。 234 海沼秀幸委員 その委託先についての詳細はどのようなものでしょうか。 235 環境対策課長 委託差金の主なものです。まず、大気汚染のほうで申し上げますと、測定局の委託をしておりますが、それに伴う委託差金、あと一番多く出ているのは水質汚濁のほうで、委託差金が出ておりまして、これは単価契約と言いまして、水質を分析するために分析業者に出すんですが、その契約に対して実際落札した額になります。三割ぐらい落ちてしまうので、結構ぎりぎりで入札をしてもらいますので、そこで委託差金が大量に出てしまうというところです。主には水質汚濁の部分が多いかなと思っております。 236 海沼秀幸委員 この公害対策費としまして、大気汚染対策ですが、ダイオキシン、アスベスト関係、さまざまな問題を当局はやっていると思いますが、光化学スモッグに関して、なかなか話題が出てこないかなと思いますので、ちょっとお聞きしてまいりたいんですが、光化学スモッグに関しての、まず市の認識についてお伺いいたします。 237 環境対策課長 光化学スモッグについての市の認識ですが、やはり大昔、我々が小学校のとき、昭和の時代というのは非常に光化学スモッグが多く発生しておりました。平成の世になりまして、大分回数も減ってまいりまして、それは公害を抑制する技術、工場から出る排ガスがきれいになったりとか、あと自動車排ガスですね、そういった部分の規制が厳しくなってまいりましたので、そういった部分の排ガスがきれいになったということが主な原因で、現状は非常にきれいになってきておりますので、光化学スモッグの発生は非常に少ない状況です。  近年ですと、ここ五年間の推移で申し上げますと、昨年度は光化学スモッグの注意報発令が本市が所属する県南西部地区では年間で二回、二十九年度が五回、二十八年度が一回、二十七年度が九回、二十六年度が十一回というような形で推移をしています。 238 海沼秀幸委員 私も幼いころ、よく外で遊ぶとき、この注意報が流れてから外で遊ぶんですが、大変呼吸器のほうが苦しくなってきて、非常につらい思いをしたなというイメージがあるんですが、実際人体に対しての被害というのは継続的なものも含めてどのように認識されていますか。 239 環境対策課長 人体に対する影響ということで、どういった症状が出るのかということでちょっとお話をさせていただきますが、まず光化学スモッグが出てまいりますと、どうしても刺激物ですので、目や喉の粘膜を刺激するというのがありまして、目がちかちかしたりとか、あと喉が痛くなったりとか、そういったような健康被害が出てまいります。あと人以外で、例えば植物とか、植物の葉っぱもよくアサガオの例がありまして、アサガオの少し葉っぱの色が変わったりとか、光化学スモッグが出るとそういったことが出てまいります。 240 海沼秀幸委員 光化学スモッグに関しては、県のほうで調べさせていただいたんですが、予報、注意報だけではなくて、重大緊急報といったものもありまして、警報であれば〇・二PPM以上、重大緊急報に関しては〇・四以上という形になっておりますが、こうした事例というのは以前にあったんでしょうか。 241 環境対策課長 今委員のおっしゃったように、注意報があって、その上が警報というのがランク的にはあります。さらに重大緊急報というようなランクづけがあります。重大緊急報につきましては、今まで出ていないと認識しています。ただ、その下のランクの警報については平成十七年の九月に、川越では出てないんですが、埼玉県内ですと県南の東部と言いまして、草加のほうとか八潮市のほうですね、あと県南中部ということで、ちょうどさいたま市あたりですね。県北の東部、そちらの三カ所で警報が出たというような実例があります。 242 海沼秀幸委員 大変注意報でも苦しいときには非常に苦しくなってしまうという症状が出まして、今後のことも含めてなんですが、本市としてこれに対応する対策として防災行政無線でされていると思いますが、その他の対策として何かないんでしょうか。 243 環境対策課長 この光化学スモッグにつきましては、もともとやはり発生する条件が真夏の非常に暑いとき、大体五月から九月ぐらいのまでの間、なおかつ風の弱い日で、基本的に海風が吹いてくるようなときに発生しやすいというような条件がありまして、では、どこが主な発生源になるのかというところですが、この辺の空気が汚れていて、光化学スモッグを出すというよりは、むしろ京浜工業地帯とか、あの辺のガスが上に上がりまして、光が当たることによって化学変化を起こして光化学スモッグを落とすということになっていますので、ある意味広域的な部分で対策をしていかなくてはいけないと考えていますので、なかなか川越市だけでは対策をとるというのは非常に難しい問題ではありますので、今後県とタッグを組みながら、広域で話し合う会議がたしかありましたので、そういった中で訴えていきたいと考えています。 244 海沼秀幸委員 ぜひよろしくお願いします。  続きまして、こちらの二の一の百七十五ページになります。民生費でありますが、老人福祉施設費としまして、備考の欄に書いてありますのは住環境整備(老人アパート)という形になっております。もちろん説明書のほうにも載ってはいるんですが、こちらの事業の内容についてまずお聞かせください。 245 高齢者いきがい課長 この事業は、著しく住宅に困窮し、住宅の確保に緊急を要するひとり暮らしの高齢者について市が民間のアパートを借り上げて、かわりに困窮する方に貸したりする事業です。現在、霞ケ関にアパートがありまして、去年度末ですと六部屋中五部屋入っておりました。ここで十月からもう一人希望者がおりますので、満室になる予定です。費用につきましては、所得に応じまして五千円から二万円の範囲でお支払いをいただいております。 246 海沼秀幸委員 こちらに関しては生活保護受給者ですとか困窮者の方でよろしいんですか。 247 高齢者いきがい課長 生活保護を受給中の方がお一人と、あとは年金収入のみの方がほとんどですが、中には給与収入がある方もいらっしゃいます。ただ、一般的に低所得の方という所得階層の方になっております。 248 海沼秀幸委員 そもそものこちらの事業の背景に関して、どのような形でこれも進んできたのかお聞かせいただければと思います。 249 高齢者いきがい課長 高齢者の方ですと、大家さんから立ち退きを要求されるということがあります。その対策の一環でこの事業があると認識しておりますが、現在、当課のほうで住宅対策として老人アパート提供事業、これもやっておりますが、ほかに家賃の補助ですとか、それも同じように立ち退きを要求された際に支援をしていくという制度です。高齢者が住宅の確保に緊急を要する場合ですので、この立ち退きを要求された際の、本来は一時避難場所という性格があったと思うんですが、実際には一度入ってしまうと、市がこれを立ち退きを要求するということは基本的にはできませんので、長く居住する方が多くなっています。 250 海沼秀幸委員 改めて確認なんですが、こちらは六部屋のみということですか。所管されているのは六部屋のみということですか。 251 高齢者いきがい課長 アパート全体を所有者の方から市が借り上げているわけですが、全体で六部屋です。 252 海沼秀幸委員 こちらはまさに市営住宅の今のあき状況を含めて、そこはちょっと答弁はあれなんですが、事業の目的としましても、実際に市営住宅のほうでもできないのかなと感じるところではあるんですが、そちらの御検討はされてはおられるんでしょうか。 253 高齢者いきがい課長 御指摘の市営住宅で受け入れという点ですが、御本人が老人アパートに入居を希望された際に、場合によっては満室で入れないことがあります。その際にはあらゆる方法、手段を担当のほうでも考えて御案内差し上げているところです。例えば先ほどの住みかえ家賃の補償、補填ということもありますよとか、あとは生活支援ハウスメトレというようなところもあるんですが、そういったところですとか、シルバーハウジング事業ですね、今おっしゃったような市営住宅に世話つきの方がいらっしゃる住宅政策があるんですが、そういったものを代替案として御案内することはあります。 254 海沼秀幸委員 さまざまなそういった場面が必要かなということもありますが、きょうの冒頭で申し上げましたが、やはり市の財政が厳しい中でどれを効率的に、どうさまざまな内容をカバーしていくかと考えますと、市営住宅に実際あきがある状況の中で、そういったものもミックスできるんではないかなと単純には思ってしまうところかなと思いますので、ぜひ御検討をお願いします。  続きまして、一九三ページになります。生活保護費に関してなんですが、こちらは三年間の推移で構いませんので、決算額をお願いいたします。 255 生活福祉課長 生活保護費の決算額につきまして、平成二十八、二十九、三十年度で申し上げさせていただきます。まず、平成二十八年度の決算額が七十二億三千三十八万九千九百九十六円です。平成二十九年度は七十二億七千六百九十九万六千八百十五円です。平成三十年度が七十二億四千四十七万七千二百四十七円です。 256 海沼秀幸委員 いろいろ削減の形もありながら、平均的には推移していると理解をさせていただきました。今回も生活保護に関しまして不用額が見てとれますが、こちらの詳細についても教えていただきたいと思います。 257 生活福祉課長 不用額につきましては、当初の見込みよりその保護の需要がなかったものです。 258 海沼秀幸委員 理解をいたしました。生活保護費、私も一般質問で取り上げさせていただきましたが、改めて返還金についてですが、こちらについての内容について説明を願います。 259 生活福祉課長 生活保護の返還金ですが、まずは生活保護法第六十三条の返還金というのがあります。これはあらかじめ保護費を支給しまして、資力があるんですが、保護費を一旦支給します。その資力が現金によった場合にはお返しいただくと。これが法第六十三条の返還金です。それと、もう一つは法第七十八条の徴収金というのがありまして、これは不正受給に係るものです。それと、もう一つ、戻入金というのがありますが、これは生活保護を受けていく中では月単位で過支給というのが生じます。それは一旦支給するんですが、さかのぼって保護の変更が生じて、保護費を多く支給してしまっているものがあります。または保護費をさかのぼって変更したために少なかった場合には、追加支給というのがありますが、その戻入金というのは過支給に係るものです。 260 海沼秀幸委員 まさに六十三条の返還金と七十八条の徴収金、こちらがありますが、七十八条の徴収金に関して、過去三年間の件数と金額について教えていただければと思います。 261 生活福祉課長 平成二十八年度以降での法第七十八条、徴収金の適用件数について申し上げます。平成二十八年度が六十七件で、金額が千八百万三百七十三円です。平成二十九年度が六十二件で四千六百六十七万三千七百三十八円です。平成三十年度が五十一件で二千五百一万九千四百六十四円です。 262 海沼秀幸委員 件数としては減っている状況でして、一般質問でやらせていただいたとおり、生活保護費に関しては本当に必要な方に渡すべきだと申し上げさせていただきましたが、そうした中で七十八条、徴収金に関しては大変悪質な不正受給をされるという中で、引き続き徹底したそういった指導をお願いいたします。  一応これに関連しまして、今回の六月定例会で補正予算で上がっておりました受給者への健康管理支援事業ですね、こちらの進捗だけ教えていただければと思います。 263 生活福祉課長 六月定例会で補正予算をお願いしましたが、その健康管理支援事業の進捗ですが、まずはデータを抽出するための電算の業者の選定を進めているところです。今仕様が確定しまして、入札を行うべく契約課に依頼しているところです。それと、非常勤の保健師を雇用いたしまして、非常勤保健師が九月一日より勤務している状況です。保健師につきましては、健康管理のデータの分析を一緒にやっていただくのと、今後対象者を割り出した場合には、ケースワーカーと同行訪問していただくために雇用している状況です。 264 海沼秀幸委員 ぜひよろしくお願いいたします。  最後に、今回の決算にも総じてあるんですが、大変厳しい財政状況の中で、部長四名いらっしゃるので、ちょっとお聞きさせていただきたいんですが、実際ここが平成三十年度決算におきまして予算編成時からの話であると思うんですが、大変厳しくどんどん増加する財政の中で、実際に行政刷新ですとか、さまざまな選別をしなくてはいけない、そういった状況でもあったと思います。そうした中で、極力増大を控えるために、支出を抑えるためにやられた努力というのをちょっと教えていただければと思います。      (休  憩)      (再  開) 265 環境部長 川越市の財政が厳しい中で予算編成、また要望に際しても環境部の場合は約四十億円、五十億円というような大規模事業がほとんどですね。収集管理課と、あと環境施設課のほうの大きな事業があります。特に東清掃センターもそうなんですが、そういう計画を見直す中で、やはり本当に直さなければいけないのか、老朽化等に対応しなくてはいけない。それを職員一丸となってそういうものをきちんと確認した上で予算要求して、適切に処理する。また、やはり安全・安心の観点から、ごみ処理も一番生活に密着したものですので、それが最優先と考えて、そういうことをまず第一に考えながら、効率的な行財政運営に貢献できるように努めて、内部で協議しながら、できるものは削減するということで対応させていただいております。  また、環境対策とか、そういう部分、どうしても臨時的に、去年もベンゼンの話がありましたが、そういう場合は迅速な対応ということで、やむなく流用とか、そういう対応をさせていただいている部分もありますが、極力そういうものを含めて環境部一丸となって、そういう部分、効率的な業務に努めているというのが第一点かなと考えてます。今後もやはり大規模な事業、あと市民生活の維持管理を含めて、効率的な業務になるように種々選択しながら、財政のほうも考えて対応してまいりたいと考えています。 266 保健医療部長 まず、保健医療部ですが、民生費の抑制に向けて取り組んできたところです。内容といたしましては、一つ目といたしまして、国民健康保険事業として、こちらについては赤字解消・削減計画に基づきまして、国民保険税の課税額の見直しを行ったと。こちらについて令和元年度予算に反映をさせていただきました。なお、こちらについては十二月の議会に上程した案件です。  二つ目といたしまして、重度心身障害者医療費支給制度です。こちらにつきましては、埼玉県の制度改正に伴いまして、平成三十一年の一月から所得制限を設けたものです。こちらにつきましては、九月の議会に上程した案件です。  また、健康寿命の延伸を図るということで、国民健康保険事業でありますとか、介護保険事業、後期高齢者医療事業における保険給付費の抑制等に一定の効果が期待できることから、予防や健康づくりに関連した取り組みを十分推進してきたというところです。 267 こども未来部長 こども未来部につきましては、平成二十九年度と平成三十年度を比べますと、約十八億七千万円の、増減率にいたしますと一一・四%の増ということです。この増要因といたしましては、やはり国の制度の見直しが毎年のように行われているというようなところもあります。また、喫緊の課題である待機児童対策ということで、保育所を増設すればするほど、そのための施設型給付費がふえるというような状況もあります。なかなか減らすということについては難しい実態、状況にありますが、その中でも例えば家庭保育室を地域型保育給付費の小規模保育等のほうに移行していただくということを、こういう形で誘導させていただいて、特定財源が見込めるような形に移行していただくなり、あと、補助金制度についても見直しのほうをさせていただいて、令和元年度からということにはなるんですが、平成三十年度にそのような手続を検討いたしまして、そういう見直しのほうも行っているというようなこともあります。  いずれにいたしましても、厳しい財政状況の中で、必要なものについてはちゃんと手当てし、優先順位をつけて、その辺の精査をしていく必要があるのかと、あと、国・県等の特定財源を活用していくということも当面必要なことですので、そういうことをしっかりやらせていただく中で、極力市税等の一般財源によらない形で事業が展開できればと考えているところです。 268 福祉部長 平成三十年度の決算と平成二十九年度を比較しますと、収入の部に関しては合計百九億八千二十四万三千九百九円で、平成二十九年度に比べ約八・八%、約十億六千六十二万円増収しており、歳出に関しては二百億三千四百十六万五千八百九十円で、前年度比約二・六%、約五億四千二百八十四万円減少の状況です。御存じのように、高齢者ですとか障害者の施策がふえる中で、社会福祉費等増大はしているんですが、近年の施設の部分ですとか、あと実際に何を必要として、何を優先するかということに関しては予算編成時にかなり厳しくやっているつもりです。  ただ、現在地域福祉にしろ障害者にしろ高齢者にしろ、三年に一回見直しを図って計画を作成しております。それに関してはこちらの施策が優先するということよりも、市民がどういう要望をしているか、どういう要求をしていて、何を優先しなければならないか、またどういうものが今後百年、二百年見据えたときに必要なのかということを計画作成時にかなりこちらの職員とお話をしながらつくっているつもりです。ただ、少子高齢化に見られますように、高齢者の増大というのはやはりとめるということはできませんので、最大の今後の課題は少子高齢化だと思っております。また、人生百年時代を見据えながら、年金ですとか医療ですとか介護ですとか、やはり福祉だけの問題ではなくて、連携する中で全世代型と言われるような、また共生型と言われるような社会をつくれるようなものと考えますと、どうしても社会保障の制度にかかるお金がふえてくるとは思いますが、ただ、そういう部分を精査しながらしっかりやっていきたいと思っております。 269 海沼秀幸委員 ぜひ持続可能なまちづくり含めて、さまざまな多様なニーズがありますが、優先順位をしっかりとつけていただいて、国・県の動向もしっかりと注視をしながら進めていただければと思います。  以上で終わります。 270 高橋 剛委員 ずっと決算の審査が続いているので、できるだけ絞ってとは思うんですが、質疑させていただきます。      (休  憩)      (再  開) 271 高橋 剛委員 そうしましたら、幾つかの資料に基づいてお尋ねしたいと思うんですが、こちらのポイントで、先ほど来お話に出てますが、市民の健康、特にがんの検診の関係などですが、まず基本的なことですが、上位三位の死亡原因、それから、その中のがんによる死亡、がんについては種別、どんながんで亡くなられているのか、その上位三つを教えていただきたい。      (休  憩)      (再  開) 272 保健医療部副部長兼国民健康保険課長 それでは、本市の死因別の割合ですが、こちら平成二十九年度の数字しかありませんので、恐縮ですが、平成二十九年度で上位三つをお答えさせていただきます。  死亡者数もあわせて、まず一位が悪性新生物で、がんです。こちらが平成二十九年度八百六十一名で、二八・六%です。次に、第二位が心疾患、これは高血圧症を除いています。こちらが四百九十四名、割合が一六・四%です。続きまして三位です。こちらが肺炎です。こちらが二百六十四名、八・八%です。 273 健康管理課長 がんによる死亡に関する厚生労働省の二〇一八年の人口統計から発表させていただきます。一位は肺がん、二位が大腸がん、三位が胃がんとなっています。 274 高橋 剛委員 主要な施策の成果に関する説明書の七十二ページで、がん検診について報告がありますが、先ほどの死因についてはがんが一番だと。そのがんの中では肺がんだというお答えだったんですが、肺がんについては検診は対象者が十万二百五十八人で、実際の受診者が二千五百八十三人で、受診率が二・六%と大変低い数字でありますが、この二・六%にとどまっている原因についてはどのような状況でしょうか。 275 健康管理課長 今肺がん検診の受診者数が少ないという御指摘をいただいたところなんですが、川越市においては保健センターで行っている施設検診、それから公民館等に検診バスを横づけして受けていただく集団検診、それとあと、今回胃がんのほうの個別検診があるように、各委託医療機関のほうで、その三種類で実施しているわけなんですが、肺がん検診に関しましては、まだ個別検診化が確実にできていないものですから、どうしても集団検診と施設検診という二種類の検診のみで実施しているところから受診者数が伸び悩んでいるという状況です。 276 高橋 剛委員 個別検診がまだ実施できてないというお話だったのか、実施するとするとどのような課題がおありですか。 277 健康管理課長 肺がん検診の個別検診に関する部分に関しましては、国の指針に定める方法によりがん検診は実施しているわけなんですが、肺がん検診の結果の判定方法として複数の医師が撮影画像を判定する二重読影というのが必須であるという条件が定められております。この二重読影の実施の体制につきまして市内の七三%の医療機関におきまして実施する体制が整わないということが一番の原因となっております。 278 高橋 剛委員 死因ですとかがんの種別で肺がんがトップというところからすると、そこをターゲットにぜひ対応していただくのが一番近道かなと思うんですが、できない事情があると。以前も見落としたというようなことで亡くなってしまった方のニュースなどもありましたので、そういう従事者の体制というのもまだまだこれからというところがあるかと思うんですが、中核市であり、また県内でも有数の医療機関にも恵まれている面もあろうかと思いますので、ぜひその辺は今後注力していただけたらなと思っております。  それから、同じく市民の健康の関係で、この資料の中では余り出てこないんですが、糖尿病対策といいますか、糖尿病というのは、その糖尿病自体で亡くなるというケースは少ないと聞くんですが、合併症というか、ほかの病気と併発することによって深刻な事態になる。他の病気が治りにくくなるとかいろいろと聞きます。一方で、結構糖尿病を患うというか、予備軍含めて、川越市民の中に多いと思うんですが、糖尿病対策はこの間どのような取り組みをされてきたのか、三十年度でもし何か取り組んだ事があればお示しいただきたいんですが。
    279 保健医療推進課長 糖尿病の重症化にかかわる市の取り組みですが、今川越市と川越市医師会が事務局をやっております川越地区ブルーライトアップ実行委員会というのがありまして、共催という形で年に一回、十一月十四日が世界糖尿病デーになっているんですが、それに合わせて川越駅西口でブルーライトアップということで、青いライトを点灯させながら、そこでパンフレットを配ったりとかして、糖尿病の予防のための啓発のほうを行っていただいております。  また、このブルーライトアップ事業にタイアップしまして、昨年はウェスタ川越の南公民館の部屋を借りまして、そちらで市民の皆様を対象とした講演会を開催して、糖尿病に関する啓発事業を行ったり、また、そのウェスタ川越のロビーを使わせていただいて、そこで糖尿病の予防の血液検査であるとか、あと川越市歯科医師会のほうにも御協力をいただいて、歯科の検診等を行ったりという事業を行わせていただいております。 280 健康づくり支援課長 保健医療部で健康づくり支援課のほうでは、糖尿病に特化したわけではありませんが、生活習慣病予防ということで食に関する部分では野菜三百五十グラム食べましょうですとか、また健康まつり、あるいは地域の健康相談会を、例えば清涼飲料水にどのくらい糖分が入っているのか、そういったものを視覚的に見えるように、スティック砂糖何本この中に入ってますよというような見せ方をして啓発に努めているような取り組みも行っているところです。 281 高橋 剛委員 食事を通じた対策ということですごく大事だと思うんですね。要は食生活に起因していて、思うにやはり子供のころからの食生活がその後の食生活を左右して、糖尿病につながってしまうようなケースというのは経済力だとかもあるかと思うんですが、そういった家庭の中で食事が偏って、カロリーだけはとれるが栄養バランスが欠けて糖尿病予備軍になってしまうような、ケースなども考えられるんではないかなと。そういう点では小さい子供のころからの糖尿病予防につながるような食育をしていただくとありがたいなと思っておりまして、ぜひ市のほうでも積極的に推進していただけたらと思っております。  それから、市民の皆さんのひきこもりのことでちょっと資料に記載がありますので、お尋ねしておきます。主要な施策の成果に関する説明書の六十一ページですね、青年期ひきこもり事業ということで記載をいただいているんですが、議場では就職氷河期の方たちに焦点が当てられておりまして、青年期に当たるかどうかはわかりませんが、若い人たちのひきこもりはやはり多いんだと思うんですね。この動向についてはどのように把握されているか、もしわかるところがあればお示しいただけますか。 282 保健予防課長 実際ひきこもりの具体的な数と申しますと、文字どおり引きこもられているもので、外側から見ることは正確には難しくなっています。ただ、国のほうで調査を五年だか十年だか、ちょっと不正確で申しわけないんですが、調査している結果が出ておりまして、その傾向を見ますと、やはり今青年期、委員のおっしゃったように、青年期というか、もうちょっと高くなります。壮年期以降のひきこもりが以前に比べるとふえているようです。青年期と壮年期と、この前見た新聞記事等で見ますと、ほぼ同数の印象を持った覚えがあります。 283 高橋 剛委員 今認識をお示しいただきましたが、ひきこもりの方がひきこもりのまま今後経過していくと、市としてはどのようなことを心配されるのか、その辺いかがですか。 284 保健予防課長 少子化も前から進んでいるところもありまして、御兄弟のいないひきこもりの方がもしいらっしゃった場合ですと、親御さんが高齢化されます。親御さんが高齢化されまして、年金生活もしくは収入がかなり少なくなってくるところに加えまして、またお子様のほうもそこでお仕事をしていないということで、まず一番心配なのは収入、経済的な問題が心配されます。また、あと外に出られないということですと、外界との接触が少なくなってまいりますので、御両親及び御本人様に関しては、まず万一のとき、健康のことの連絡先等の心配もあります。その他心配されることはありますが、真っ先に思い浮かぶのは経済的なもの、それから健康的なもの、その二つかなと認識しております。 285 高橋 剛委員 今、今後進んでしまうとどのようになるかのということの懸念といいますか、心配をお答えいただいたんですが、そうすると、先ほどなかなか捉えにくいという、表に見えないものだったということですが、今後はそういった方に直接働きかけていくような対応も重要になるんではないかと思いますが、いかがですか。 286 保健予防課長 おっしゃるとおりだと思います。保健予防課といたしまして、精神保健の部門を一ジャンルとしてのひきこもりということで扱わせていただいておりますが、一応横の連絡を強めて、例えば地域包括ケア推進課とか、あといろんな市民の見守りをしているところがあります。その横の連携をとりながら、必要な対応がとれる部署と連絡をとり合いながら、ひきこもり、その他の問題もあるかと思います。いろんな問題に対してより適切な対応をとっていけるように努力していきたいと考えております。 287 高橋 剛委員 そういう点ではお答えいただいた認識ですと、例えばこの説明書にもありますが、地域の中で活動されるコミュニティソーシャルワーカー、そういった方の存在というのは大事かなと思うんですが、市としてはコミュニティソーシャルワーカーをどのように位置づけておられるのか、認識を教えていただけますか。 288 福祉部副部長兼福祉推進課長 コミュニティソーシャルワーカーに関してです。コミュニティソーシャルワーカーにつきましては、地域福祉計画の中に位置づける中で、地域においていろいろな、例えば最近ですと、複合課題ですとか、他にはざまの問題ですとか、そういったところにつきましても、フォーマル、インフォーマルにかかわらず、そういったところにいかにつなげていくかとような役割を担っていただくような立場の方ということで、今現在川越市社会福祉協議会のほうで実施している中で、市のほうについては補助金なりで財政的支援をしているというような状況になっています。  これにつきまして、今までは地域のほうでそれぞれ幾つか拠点を設けていたりしていたんですが、なかなかそこの拠点を開けるという場所の問題ですとか、あとは拠点を開いてもなかなかそこの相談件数が上がってこないというような問題もありましたので、三十年度から、先ほどもお話が出ましたが、アウトリーチというような形で、市内全域を対応しているというような状況で、それについて今後そのデータ等に基づいて、どういうふうにやっていくのがより効率的かということを今後検討してまいりたいというようなことで考えているところです。 289 高橋 剛委員 このコミュニティソーシャルワーカーは、何か資格者という、そういうことではどうもないんでしょうか。現在川越市に何人いらっしゃるか、コミュニティソーシャルワーカーになるためにはどのような段階を踏んでいくことになるのか、その辺についてはどのようになっていますか。 290 福祉部副部長兼福祉推進課長 コミュニティソーシャルワーカーにつきましては、特に資格ということではありませんで、そういう役割を担う方の総称というようなイメージをしていただければよろしいかと思います。今現在、社会福祉協議会のほうでコミュニティソーシャルワーカー六名が、ほかとの業務の兼務の関係もありますので、六名がそのまま全て日常業務、コミュニティソーシャルワーカーの業務というわけではありませんが、人数とすると六名ということで今活動をしているというような状況です。  コミュニティソーシャルワーカーになるための資格ということですが、特にそういったものは求められていないということです。なので、職務の上ですとか、いろいろな中で、よりその地域のいろいろな情報を集める中で、いかに地域に入っていって、そこの地域につないでいくかというようなことが、そのスキルといいますか、そういったものが求められるというような方ということで認識しております。 291 高橋 剛委員 わかりました。今後もコミュニティソーシャルワーカー、三十年度は六名の方ということでありましたが、そういった方が地域の中に多数いらっしゃれば安心につながるかと思いますので、どうか今後は取り組みを進めていただければと思います。  次に、保育の関係でお尋ねをしたいと思います。主要は施策の成果に関する説明書五十五ページですが、三十年度の保育の実施状況が記載をされております。公立、私立、認定こども園それぞれの延べ定員や、それから入所人数等ありますが、入所率というのが公立、私立、認定こども園それぞればらつきがあるようですが、このような開きといいますか、状況となっている要因についてはどのように認識されていますか。 292 保育課長 公立保育園については、年度途中からの入所枠、これを残しておりますので、年度当初からは目いっぱい入れないこととしております。公立保育園の定員の五%程度、約百名程度のあきを残しております。民間保育所につきましては、毎月の入所児童に応じて運営費が給付されることから、年度当初から定員数が埋まるようにしております。認定こども園については、まだ二十七年度が最初の設置でありまして、制度開始からまだ日が浅いので、三歳以上の一号認定、二号もそうなんですが、三歳以上のところがクラスにあきが目立つために、入所率が若干低くなっております。 293 高橋 剛委員 わかりました。定員に満たない、あるいは定員オーバーというような単純な話ではないということは理解をさせていただきました。川越市としては、公立保育園、私立保育園、認定こども園それぞれの施設がありますが、このそれぞれの施設整備というか、設置についてはどのように考えておられるのか。それぞれ役割があろうかと思いますが、待機児童対応ということで定員をふやしていきましたが、今後これらについてはどのような量的な確保を考えていかれるのか、その辺はいかがですか。 294 こども政策課長 ただいまのお尋ねにありました、いわゆる公立保育園、私立保育園、認定こども園のこれからのあり方にかかわる部分だと思われますが、私立保育園については、これまでの行政のほうで施設整備の補助金等を出させていただいて、入所定員の確保等に努めていただいております。そういったことで、引き続き私立保育園のほうには努めていただいて、いわゆる定員増、いわゆる政策の協力をしていただきたいというところも考えております。  また、認定こども園につきましても、今川越市の場合には六園ありますが、従来幼稚園だったところに、どうしても待機児童がふえる〇・一・二歳の定員拡充に協力いただいているところなので、引き続き市としましても幼稚園のほうに認定こども園の移行を勧めまして、そういった確保について御協力いただきたいと。そこにあった公立保育園につきましては、今後そういった私立保育が担っていただく役割の中でどういった立ち回りをすればいいのかというのをいわゆる公立保育園のあり方ということも踏まえて、今後検討していく必要があると今現在は考えております。 295 高橋 剛委員 今、公立保育園のあり方というお話がありました。三十年度でも公共施設等総合管理計画に基づいて個別計画を策定するんだということで取り組まれている、それとあわせて公立保育園のあり方を、ということかと思うんですが、その辺、三十年度はどのような検討がされてきたのか、その点についてはいかがですか。 296 こども政策課長 今委員のほうから御指摘のありました、いわゆる社会資本マネジメントの考え方の中で、いわゆる今後の個別施設計画の考え方というのがあります。これにつきましては、本年三月、そのマネジメントの考え方が示されておりまして、その中においては本市の保育サービスのあり方、そういったものの検討を前提にこれから進めていくということで、そこに関しては当課、こども政策課のほうが中心になって進めていくわけですが、今現在において具体的な検討作業というのは入っていない状況ということです。 297 高橋 剛委員 個別計画は年限が切られて、いつまでに作成するんだということはあったかと思うんですが、個別計画をつくることとあわせて、保育のあり方も策定していくという、そういうことではないですか。 298 こども政策課長 今委員のほうから御指摘いただきました、いわゆる年限を切ってという部分ですが、市内には二十園公立保育園がありまして、その中には建築年数で言いますと五十年を超えてきているものもあります。そういった考え方の中において、二〇二五年度までに更新を検討する公立保育園として、今のところ古谷保育園、南古谷保育園、こういったものをどうしていくかというのを検討する必要があると現在のほうは認識しております。 299 高橋 剛委員 今具体的な古谷保育園、南古谷保育園の話もありましたが、それぞれ公立保育園の役割があるということは、今までも市が認識をきちんと示されておりますので、それは当然踏まえられてのことかと思いますが、急ぐものでもないが、遅くはないかなという感じはしますが、丁寧に、でもしっかりと対応していただきたいと思います。保育のほうは以上です。  それから、環境のほうにちょっとお尋ねしたいんですが、再生エネルギーの関係をお尋ねしたいと思います。三〇年度の環境部のほうで取り組んでこられた再生エネルギーの推進について重立った取り組みを御説明いただけますか。 300 環境部副部長兼環境政策課長 まず、再生可能エネルギーの機器の普及促進事業といたしまして補助金を交付しております。現在四種類、太陽光発電システム、それから太陽熱利用システム、エネファーム、蓄電池、この四種類について再生可能エネルギーの補助金として補助のほうを申請に基づいてしております。  平成三十年度、昨年度の実績といたしましては、太陽光が百二十七件、金額にしまして五百八万円、太陽熱が二件で三万六千円、エネファームにつきましては十件、五十万円、蓄電池につきましては八十一件で八百十万円という形で、合計千三百七十一万六千円の再生可能エネルギーの補助をしております。  再生エネルギーにつきましては、あと川越市の公共施設のほうに太陽光を新設したものについては、全て太陽光を乗せているわけなんですが、ここで昨年度新たに建築されました児童発達支援センターと、あと霞ケ関西公民館、この二カ所につきましては昨年度太陽光を乗せさせていただきまして、現在、川越市内で全部で八十七カ所、小中学校を含めまして八十七カ所の公共施設に太陽光を乗せております。ただ、ここでいろいろ台風被害とかありますが、蓄電池という形で、夜でも電気が使えるというようなものは今野田中に一つしかありませんので、今後そういう箇所がふえるような形で推進できればいいなという形では考えています。 301 高橋 剛委員 蓄電池については八十七件ということでありましたが、これは公共施設も含めて八十七件ということでよろしいですか。 302 環境部副部長兼環境政策課長 今公共施設に乗せている蓄電池の補助金としては、これは補助金につきましては、全て民間個人のお宅に対しての補助金でありますので、公共施設は一切入っておりません。 303 高橋 剛委員 今後体育館にというようなことで野田中であるんだということでありますが、他の学校体育館にもふやしていく、そのような見通しはあるんですか。 304 環境部副部長兼環境政策課長 一応今のところ具体的には蓄電池等を設置するというような予定は現時点ではありません。 305 高橋 剛委員 体育館についてはさまざま議論がありますが、災害時の避難場所ということで、その設置された蓄電池が有効に活用できるのでればという見方も当然あるかと思いますし、今回の千葉のような電気が届かないということで、本当に大変な苦労をされているという中で、太陽光、蓄電池が一体となって効果を発するんであれば、ぜひ検討をしていただきたいと、そのように思います。  それとあと、太陽光発電の関係は、固定価格の買い取り制度が見直しをされるということが言われていますが、これの対応については今後ということになるかもしれませんが、もし見通しがおありでしたら、影響といいますか、認識をお聞かせください。 306 環境部副部長兼環境政策課長 今、電力の固定価格の買い取り、いわゆるFITというものにつきまして、このFITがもう今年度で終了という形になっております。川越市としましては、ホームページのほうにこのFIT終了についてのお知らせと、その後の対応についてということで、御契約の電力会社等のホームページもよくごらんいただいてということで、広報をさせていただいております。また、東京電力ですとか、そういった電力会社のほうも独自のホームページ等の中でFITの終了については広報しておりますので、また新たな買い取りの関係で、今後どうしていくかというところをいろいろ考えているところかと思いますので、民間のこれからのまた動きも見ていきたいと思ってます。 307 高橋 剛委員 関連して、太陽光発電、これは売電している事業がありましたか。      (休  憩)      (再  開) 308 環境部副部長兼環境政策課長 ただいま資源化センターの裏の遊水池の中にフロートで太陽光発電の施設がありますが、そちらのほうを売電という形でなくて、その場所を貸しているという年間の貸し付け額ということで年間百五十五万円ほど固定で入ってきておりますが、現時点では土地貸しということで、電力での収入ということではありませんが、その土地貸しの収入として入ってきています。  ─────────────────────────────────── ○散  会  午後四時五十六分 Copyright © Kawagoe City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...