17
学校教育部副
部長兼
教育指導課長 対応方針等を定めた中で、そのような見守りというようなことも示されておりますので、
いじめ行為そのものは、今、やんでいる
状況と捉えております。
18
柿田有一委員 いじめ相談の
直通電話なんですが、実際にどういう方が
電話を受けていらっしゃるのか。立場だとか、経験だとか含めて、どういう方がどういう形で受けられているのか、少し教えていただければと思うんですが。
19
学校教育部参事兼
教育センター所長 いじめ相談直通電話の担当している職員ですが、
センターの
臨時職員という形でやっている方ですが、実際には、退職された
校長先生もしくは
教頭先生となっております。
20
柿田有一委員 そうすると、校長、教頭ということですけれども、基本的には先生の経験がある方が受けているということですね。その他に何かカウンセラー的なことというのは、
直通電話には入っていないのか。
連携の中でそういったところにつないだり、
学校につないだりということで、受けているのは、直接は、今お話しのとおりの範囲ということでよろしいですか。
21
学校教育部参事兼
教育センター所長 実際、
電話を受ける者については、
先ほど申し上げたとおりですけれども、受けた
電話の内容に応じまして、
教育指導課とか
教育センター分室リベーラ等と必ず
連携をとらせていただいております。
リベーラのほうに、実際に
臨床心理士等もおりますので、内容に応じてそちらとの
連携ということでやっております。
なお、
学校との
連携ということも必要に応じてやっております。
22
柿田有一委員 報告の
ペースですが、
相談電話がありますが、それ、
相談されたものが実際にまとまって、ある程度の権限があるところまで
報告が上がってくる
ペースというのは、どれぐらいの
ペースで上がってくるのか。毎日、こういうケースでこれくらいの
相談がありましたということで、毎日ぐらいの
ペースで上がってくるのか、
週単位とかになるのか、
タイムラグ等があれば少し聞いておきたいと思います。
23
学校教育部参事兼
教育センター所長 実際の
いじめ相談の
件数なんですが、
先ほど申し上げたとおり、メールも含めると七十八件ということになります。昨年度で申し上げますと、月によっては、昨年度五月は零件という月もございました。それに対しまして、一番多かった
件数の月が二十件ということもございまして、やはり
相談が多い月、少ない月がございますので、多いときには毎日のようにかかってくることもございますし、逆に少ないときは、きょうは
相談ございませんでしたということで
報告が上がっている
状況です。
なお、
相談電話があったときには、その
電話を受けたその日のうちに、できるだけ他
課等との
連携をとるようにしております。
24
柿田有一委員 なるべく
タイムラグがないようにというのか、
状況が把握できたときにある程度の
関係者が
状況を把握するということにならないと、こういう話があるんだけれどもというふうに、いろいろな形でアクセスがあると思うので、それに機敏に
対応していただくように、まずそこが入り口だと思うので、その点はよろしくお願いします。
25
大泉一夫委員 まず、
ネットパトロールについてちょっとお聞きしたいんですが、今、この
ネットパトロールというのは、SNS、どの分野までチェックをかけているのかをお聞かせください。
26
学校教育部副
部長兼
教育指導課長 インターネット上の掲示板のような
部分になります。したがって、LINEの
やりとりは対象には含まれておりません。
27
大泉一夫委員 メッセンジャーとかという
部分もかなり特定の人に入ってくる、あとはLINEもそうですが、そういう
部分というのは全くパトロールの対象外という認識でいいんですか。
28
学校教育部副
部長兼
教育指導課長 いわゆる通信にかかわる
部分ですので、閲覧をできないというような
状況になっております。
29
大泉一夫委員 わかりました。
あと一点、
先ほどいじめ相談の件がありましたが、この
直通電話での七十八件というのは、これは、あくまで同一人を外しているという
件数なのかどうか、お聞きしたいんですが。
30
学校教育部参事兼
教育センター所長 七十八件につきましては、同一の方からの
相談も含めて、延べ総数として七十八件となっております。
31
大泉一夫委員 そうしますと、ちなみに対象者、一個人というカウントをした場合に、複数回を除いて、人物としての人間の数ですか、それは出ていますか。
32
学校教育部参事兼
教育センター所長 相談の実
件数そのものは二十五件となっております。
33
大泉一夫委員 ちなみにこの七十八件、
件数的には約三分の一まで対象者が減ってしまうわけですが、特に個人的、一人の方が複数回、どのくらい
電話してくるというのが何か出ていますか。
34
学校教育部参事兼
教育センター所長 昨年度、特に多かった方が一名おりまして、その方は二十五回ほど
相談されています。
35
大泉一夫委員 そうすると、お話があって、一人の方が二十五件、そうすると約三分の一は一人の方で占めているということなんですが、その案件というのは、市のほうでどのくらい、重要度というか、その辺の把握はしているのでしょうか。
36
学校教育部参事兼
教育センター所長 複数回になっているケースはほかにも何人かいらっしゃるんですが、そういった方の場合、初めに
電話してきたときに、匿名で
電話をされるケースが非常に多くあります。そうしますと、
相談内容をどうしても
学校との
連携というところがとり切れなくて、時間が延びてしまっているというようなケースがございます。繰り返しの
相談の中で、実際に実名を
報告されて、そのところから
学校との
連携がうまくいき始めるというようなケースがございました。
37
大泉一夫委員 そうすると、一人の方、多い方で二十五件ですが、これ、
相談を受ける方というのは、やはりその二十五件、それぞれ人が変わってしまうんでしょうか。
38
学校教育部参事兼
教育センター所長 現在、
いじめ相談直通電話の
対応をしている職員が三名おります。時間帯、曜日によりまして、その
相談者が異なるケースがございます。ただ、記録等も含め、それぞれがうまく
連携をとれるようにはしておりますので、どの職員がとっても話がわかるようにはしている
状況です。
39
大泉一夫委員 ちなみに、
相談する側の方がその
相談者を指定するというか、そのようなケースというのは、今までこの七十八件の中でそういうケースは見受けられましたか。
40
学校教育部参事兼
教育センター所長 相談者の方によりましては、
電話を受けた方に対して、きのうの方と違う方ですねというお話をされる方はおりますけれども、ただ、指名して応じるというよりは、職員のほうで、その話については連絡を受けていますので、どうぞお話しくださいということで
対応しておる
状況です。
41
大泉一夫委員 数的には、一人の方が一回とか、またはそういう複数回という方があると思いますが、やはり相手の実情をしっかりと把握した上での
対応というものを今後も心がけてもらえればと思います。
42 片野広隆
委員 相談直通電話七十八件のうち、担任や
学校の
信頼関係に関する
相談というのがあるんですが、どれぐらいあるのか。
43
学校教育部参事兼
教育センター所長 そちらの
件数につきましては、七件となっております。
44 片野広隆
委員 全てとは言いませんが、内容、重立ったものを、どういった
相談があったのか教えてください。
45
学校教育部副
部長兼
教育指導課長 小学校から四件ございました。クラスの中でうまくいかなかったりといったような
相談であったり、あるいは不登校の関係の
相談等も受けております。中
学校の三件につきましては、主に部活動の指導の中で、顧問との関係のところでの
相談をいただいたというようなところです。
46 片野広隆
委員 対応としては、
学校に連絡して解消されているという理解でよろしいでしょうか。
47
学校教育部副
部長兼
教育指導課長 学校に連絡をさせていただきまして、子供は授業をしっかり受けられているという
状況です。
48
小野澤康弘
委員 先ほど、小中
学校の
いじめの
解消率のお話がありましたが、それとあわせて、
ネットパトロールの
いじめ相談の
件数、ここに
危険度・中、低とありますが、このいまだ解消されていないパーセンテージのところというのは、これに当てはめると、どのレベルの問題として解消されていないんでしょうか。
49
学校教育部副
部長兼
教育指導課長 先ほどの
報告をさせていただいた
件数とこの
ネットパトロールの案件というのが、必ずしもリンクしている
部分ではございませんので、この見守りの中が、この
ネットパトロールの
危険度のどこに当たるかというところでは、ちょっと相関というのはつくっていないという
状況です。
50
小野澤康弘
委員 そうしますと、いまだ解消されていないものにつきましての、もし、差し支えない範囲で
いじめの内容というのはどのようなものなんでしょうか。
51
学校教育部副
部長兼
教育指導課長 全体的な傾向にもちょっとつながる
部分があろうかと思いますが、内容といたしましては、悪口を言われるというのが、
小学校、中
学校とも一番多い
状況です。続いて、
小学校では、軽くぶつかられたりですとか、仲間外れといったようなところです。中
学校でも同じような軽くぶつかられるとか、仲間外れといったような傾向がございました。そういったところは、一つ、見守りの中でも続いている
状況にもつながっているかと思われます。
52
小野澤康弘
委員 今、少し具体的な話を
確認させていただきましたが、その見守りの中で、これらのことについて、どういう指導を具体的にされているんでしょうか。
53
学校教育部副
部長兼
教育指導課長 一つは、担任がよく子供を観察するということもございますし、特に中
学校では、教科担任制ともなっていたり、あるいは部活動もございますので、教科や部活動でかかわる者がよく子供を見て、定期的にその情報交換等をしていく。特に生徒指導にかかわるような部会等もございますので、そこで子供の情報を交換しながら
確認をしていくと。また、面談等もございますので、保護者への
相談ですとか、あるいはアンケート等も実施しておりますので、そのアンケート結果等も見守りながらやっているというような
状況です。
54 粂 真美子
委員 ネットパトロールですが、こちらは
先ほどの
いじめ相談直通電話と同じように、どういう方が担当されているのか伺わせていただきます。
55
学校教育部副
部長兼
教育指導課長 こちらの
ネットパトロールにつきましては、業者に委託をするような形で見守りの活動をしていただいているという
状況です。
56 粂 真美子
委員 差し支えない範囲で結構です。どういった業者にお願いしているのでしょうか。
57
学校教育部副
部長兼
教育指導課長 インターネット等のパトロールといいますか、掲示板等を
確認するようなことを専門にやってらっしゃる業者が複数ございまして、そちらの業者から委託先を決めて、事業化して、見守りをしていただいて、
報告をいただいているという
状況なんですが、すみません、個別の細かい業者の
資料がちょっと今、見当たりません。申しわけございません。
58 粂 真美子
委員 プライベートにかかわることですし、ネットからの始まりというのが多々あるかと思います。その業者というのが正しい業者であるのか、運営がちゃんと機能しているかというのが、きちっとチェックできているのかとを伺わせていただければと。
59
学校教育部副
部長兼
教育指導課長 契約の前には仕様書をつくりまして、こちらの仕様に合う業者を選定をしております。他市等の実績等も聞きながらということで進めております。
(
質疑終結)
(休 憩)
(再 開)
市内中
学校元生徒らによる損害賠償請求事件の経過について
○
報告説明
60
学校教育部副
部長兼
教育指導課長 平成三十年六月二十二日、訴状が送達されました市内中
学校元生徒らによる損害賠償請求事件につきまして、その後の経過を御
報告申し上げます。
本件につきましては、
平成二十七年四月に市内中
学校に入学した元生徒及びその親権者である父母が、元生徒が不登校になったことは中
学校での
いじめが原因であり、この
学校における
対応に、
いじめ防止対策推進法に規定する速やかな措置を講じることなどの義務違反があったため、その義務違反が国家賠償法上の違法に当たるとして、本市に損害賠償を請求したものです。
これまでの訴訟の経過ですが、
平成三十一年三月十二日、
文化教育常任委員会において御
報告をさせていただきました。本日は、その際の
報告の写しを添付させていただきましたので、御参照いただきたいと思います。
その後、
平成三十一年三月二十六日の第四回弁論準備手続、令和元年五月二十七日の第五回弁論準備手続では、原告は準備書面を提出し、主張を行ったところです。
今後、令和元年七月十六日に第六回弁論準備手続期日があり、その後も争点整理が進められ、訴訟が継続することが想定されますので、訴訟代理人と協議して
対応してまいります。
以上、雑駁ではございますが、市内中
学校元生徒らによる損害賠償請求事件の経過
報告とさせていただきます。
○質 疑 な し
───────────────────────────────────
○閉会中の特定事件については、地方自治法第百九条第八項の規定による継続審査とすることに決定した。
○閉 会 午後零時五十八分
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