川越市議会 > 2018-10-29 >
平成30年 防災・減災対策特別委員会 閉会中(第1日・10月29日)本文

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  1. 川越市議会 2018-10-29
    平成30年 防災・減災対策特別委員会 閉会中(第1日・10月29日)本文


    取得元: 川越市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-23
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 △案件  防災減災対策について  ─────────────────────────────────── △会場 市役所 第五委員会室  ─────────────────────────────────── △出席委員    委 員 長  吉 野 郁 惠 議員  副委員長  樋 口 直 喜 議員    委  員  海 沼 秀 幸 議員  委  員  小 高 浩 行 議員    委  員  池 浜 あけみ 議員  委  員  伊 藤 正 子 議員    委  員  今 野 英 子 議員  委  員  大 泉 一 夫 議員    委  員  片 野 広 隆 議員  委  員  矢 部   節 議員  ─────────────────────────────────── △説明のための出席者                      危機管理監 箕 輪 信一郎             【防災危機管理室】                         室長 市ノ川 千 明                        副参事 齋 藤 匡 央             【建設部】                         部長 宮 本 一 彦                        副部長 吉 野   実
                      道路環境整備課長 前 島 清 孝                    参事兼河川課長 染 谷 経 夫             【上下水道局】                         局長 石 井 隆 文                 副局長兼事業計画課長 桑 原 善 行               上下水道管理センター所長 堅 木 和 美  ─────────────────────────────────── △事務局職員                 副事務局長議事課長 佐 藤 喜 幸                     議事課副課長 堀 口 秀 一  ─────────────────────────────────── ○開  会  午前九時五十五分      (休  憩)      (再  開)      (傍聴希望者一人の傍聴を許可した)      (休  憩)      (傍聴人一人出席)      (再  開) ○議  題  防災減災について 2 吉野郁惠委員長 審査に入る前に、前回の会議の概要説明をいたします。  前回の会議では、まず本市の水害対策取り組み状況についてを議題とし、理事者から資料をもとに報告を受け、質疑を行いました。  続いて、地域防災計画についてを議題とし、理事者から資料をもとに説明を受け、質疑を行いました。  最後に、今後の会議の進め方についてを議題とし、現在、執行部においては川越地域防災計画見直しを進めていることが確認できましたので、それにあわせて、この計画見直しに対し、本特別委員会の意見を反映できるよう審査を進めることを確認し、閉会いたしました。  以上が、前回の会議の概要であります。  次に、本日の予定であります。  特別委員会次第をごらんください。  本日は、特段の報告事項はないということですので、川越地域防災計画見直しについてを議題とし、理事者より説明を受け、質疑を行います。  続いて、今後の会議の進め方についてを協議願い、散会したいと考えております。  以上が本日の予定であります。  それでは、防災減災対策について審査に入ります。  議題に入ります前に、前回の会議において地域防災計画総則編の概要の審査の際に片野委員から、地震発生率に関する質疑があり、答弁が保留となっておりました。本日、回答資料をお手元にお配りしましたので、理事者より説明を受けたいと存じます。  説明を願います。 3 防災危機管理室長 想定地震発生確率について御説明申し上げます。  資料一をごらんいただきたいと思います。  前回の委員会におきまして、川越地域防災計画説明の中で、震災対策目標フレームについて、より発生切迫性が高いと考えられている東京湾北部地震を当面の対策目標とし、最終的な対策目標関東平野北西縁断層帯地震とすることに関連いたしまして、想定地震発生確率について御質問をいただいたところです。  平成二十四年、二十五年に実施いたしました埼玉県地震被害想定調査では、資料にもございます五つの地震を想定しております。  まず、東京湾北部地震についてでございますが、今後三十年以内の発生確率として、南関東地域にマグニチュード七級の地震発生する確率が七〇%とされております。  次に、関東平野北西縁断層帯地震につきましては、今後三十年以内の発生確率といたしましては〇・〇〇八%以下とされております。  以上、大変雑駁ではございますが、想定地震発生確率に係る説明とさせていただきます。 4 吉野郁惠委員長 ただいまの説明について、御質疑はありませんか。      (「なし」と言う者がいる) 5 吉野郁惠委員長 この件は以上で終了いたします。  それでは、川越地域防災計画見直しについてを議題といたします。  前回の会議において、現在ある川越地域防災計画第一編、総則編の概要と川越地域防災計画見直しの概要について説明を受けました。  本日は、川越地域防災計画見直しをしているところでありますが、そのうちの計画基本方針について説明を受けたいと存じます。  それでは、説明を願います。 6 防災危機管理室副参事 それでは、川越地域防災計画見直しについて説明をさせていただきます。  資料二をごらんください。  前回、本委員会におきまして、地域防災計画の全体の構成、各編の概要、第一編、総則編の概要について一通り説明をさせていただきました。それにあわせて、地域防災計画の今年度の主な修正検討項目についてもお伝えしております。  主な修正検討項目につきましては、下段にありますとおり、今年度見直しを進めてまいりました2)の防災体制見直しに伴う修正防災体制見直しにもかかわりますが、3)の水防法改正に伴う修正、これらの整合性を図ること。それと、総則編にうたわれております1)の計画基本方針、これについての見直しでございます。  本来、地域防災計画は、事務業務を包含する総合的かつ基本的な計画です。地域防災計画に基づいて、実務である体制を構築する、行動を示すマニュアル整備する、これが本来の趣旨ではございます。ですが、今回、実務であるマニュアル整備体制の構築が先行しておりますので、この体制見直し計画の整合を図ることが主な改正となります。  実務である防災体制見直しにつきましては、本委員会におきまして、これまで報告をさせていただき、委員の皆様から御意見をいただき、見直し自体がほぼ完了しております。ですので、地域防災計画修正時での反映は機械的な作業となり、現在担当が改正素案を作成するのと同時に、各課関係機関に所管する部分の整合性を図るべく照会をかけております。  修正検討項目には、実務であります防災体制見直しのほかに1)の計画基本方針を見直すこともお伝えしておりますが、こちらも本来、計画の骨子となる部分ですので、本来、計画基本方針があって、本編である第二編以降が計画されるのが筋でございます。ですが、本編である第二編以降の計画も実務が先行して修正されておりますので、この修正に伴うふさわしい計画基本方針修正することが1)計画基本方針見直しとなります。全て逆の工程にはなってしまうんですが、実務上いたし方ないのが実情です。  計画基本方針には、第一として川越総合計画、第二として防災ビジョンがうたわれております。第一の川越総合計画は、この後説明をさせていただきますが、第四次総合計画の内容を抜粋する修正となっております。ですので、新たに検討する項目はございません。  したがいまして、主な修正検討項目となっておりますが、実際に新たに検討を要する部分は第二節、計画基本方針のうち、第二、防災ビジョンのみとなります。この防災ビジョン防災全般に対するリライトを整えて、委員の皆様よりいただいてきました御意見を総論として集約する案を策定いたしましたので、提示をさせていただきます。  それでは、計画基本方針修正について説明に移らせていただきます。  まず、上位計画である川越総合計画、これの抜粋がどのように変わったのかを説明させていただきます。  資料を一ページめくっていただきます。  計画基本方針見直し、第一、川越総合計画。  第四次川越総合計画は、平成二十八年度から十年間における市のまちづくりを進める指針となるものです。下段に示す基本構想の理念につきましては、市民と行政まちづくりに対する基本的な考え方を示すもので、本市を取り巻く社会状況の変化を認識して定められております。  一つ目として、人と人のつながりから広がるまちづくり二つ目として、魅力を高め、活力を生み出すまちづくり三つ目として、持続可能なまちづくり、この基本構想の理念に基づき、本市の目指すべき姿、十年後の川越市が表現された姿として定めたものが次のページの上段、将来都市像になります。  次のページをごらんください。  将来都市像、人がつながり、魅力があふれ、だれもが住み続けたいまち川越、この将来都市像を実現するために定めたのが次の分野別基本目標になります。  この八つの目標のうち第四次総合計画に新たに追加された目標枠としましては、第一の子ども・子育ての枠、8)の住民自治行財政運営の枠になります。  2)の福祉・保健・医療から7)の地域社会市民生活の枠は、第三次総合計画から目標枠がありましたが、左側の文章が整理され、改められております。  これらの目標実現のため、防災面での施策の指標と取り組み施策につきましては、次のページで示しております。  次のページをごらんください。  それぞれの施策として、治水事業の推進、防災体制整備消防救急体制整備となっておりまして、治水事業の推進につきましては、取り組み施策として一、流域対策の推進、二、河川整備等の推進、三、雨水施設整備の推進、施策の指標としまして、久保川改修進捗状況雨水管ょ累計整備延長、それぞれ平成二十六年の実績値と、目標値として平成三十二年、平成三十七年が示されております。  防災体制整備としましては、取り組み施策として、災害応急体制の充実、防災意識の普及・高揚、危機管理体制の強化・充実、施策の指標としまして、避難行動支援者名簿を備えた自治会の割合、自主防災組織結成率、それぞれ平成二十六年の実績と、目標値として平成三十二年、平成三十七年が示されております。  消防救急体制整備としまして、取り組み施策としては、初動消防力の強化、救急業務体制整備火災予防対策の推進、消防施設や設備の充実、施策の指標としまして、川越消防団員数救命率出火率、それぞれ平成二十六年の実績と、目標値として平成三十二年、平成三十七年が定められております。  第三次の総合計画では、この指標の現状値平成二十一年の数値、目標値平成二十七年として定めておりました。第四次総合計画では、段階的に目標を示す形となっております。  以上が第一、川越総合計画、第四次総合計画からの抜粋となります。  そして、次のページをごらんください。  提示させていただきます計画基本方針の第二、防災ビジョンの案について説明をさせていただきます。  防災ビジョンにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、防災に特化した未来像として示すもので、委員の皆様よりいただいた御意見を総論として集約したものです。  文章の前段は、ここ数年の災害発生事情から水害、地震などの災害発生日本全国どこにあってもその危険性はあり、川越市も決して例外ではないこと、それと、そのことをしっかりと受けとめる必要性について示しております。大災害発生経験のない川越市においては、災害発生していないのだから備えなくて大丈夫、今までなかったのだから備えなくて大丈夫、私の地域は大丈夫、私の家は大丈夫、私だけは大丈夫との思い込みが現実から目をそらさせてしまい、個人での備えなど必要がない、行わない、地域での備えにかかわらない、参加しないという人が少なくないのが実情でございます。このことが地域自主防災訓練に出向したときなど、備えを行っていない人がほとんどで、実感として感じるところでございます。  この思い込みを改め、被災者になり得る可能性は誰にでもあり、誰一人例外がないことを受けとめて、減災へ導くための備えを推進していかなければならないことを中段で示しております。  下段以降と下の図で示しているのは、行政地域、市民、それぞれの役割や連携についてでございます。まず、行政が備えることは当然のことですが、災害対応通常業務の延長線上にあることを全職員が認識して、それぞれの部署においてそれぞれがイメージを膨らませて備え、そして、担当課で、部で、そして全部局で連携するための努力を怠らない。そして、日常から消防を初めとする関係機関との相互理解を深め、積極的に連携するための努力を怠らないこと、いわば行政が各機関の中でまず連携し、次に関係機関が連携するために努めていくことを示しております。  そして、地域自主防災組織地域事業所などが訓練や交流の場を通じて積極的に備える。地域で理解し合い、支え合い、連携することを示しております。そして、市民は個人で、各家庭で正しい知識を習得する中から、家具の固定や備蓄品等を備え、まず、家庭内で備えて支え合い連携することを示しております。  それぞれ備えて連携した行政地域、市民が相互理解によりさらに連携することによって、未曽有の災害に立ち向かい、被災することがあっても確実に命をつなぎ、大切な思いのこもった財産を保護する、減災につなげてきた連携力を持って、減災の先にある復興へ導くことが最もふさわしいビジョンであり、委員の皆様からいただいてきた御意見の集約であり、総論であると理解してまとめたものでございます。  川越総合計画では、つながりという言葉で表現していたものを受けまして、防災ビジョンではさらに積極性を持たせ、つなぐという言葉に置きかえて表現してみました。  次のページ防災ビジョン実現のための方向性につきましては、次のページで示しております。この方向性についても改正も試みてはみましたが、現行の方向性について不足はなく、改正したビジョンを受けても本編につなぐ方向性として完成されたものであると理解し、方向性につきましては現行のままをそのまま生かす案といたしました。  上段二段が行政つながりであり、下段一段が全てのつながりに当たります。  それでは、確認の意味を込めまして、一通り、防災ビジョン(案)を読み上げさせていただきます。  前ページにお戻りください。  第二、防災ビジョン。  災害発生しやすい我が国にあって、県下でも多くの人口、高度化した土地利用等社会条件を併せ持ち、さらには年間七百万人を超える観光客を数える本市において、防災は、最も基本的で重要な施策である。  特に近年は、平成二十七年の関東・東北豪雨平成三十年の西日本豪雨などの集中豪雨や、台風による風水害が頻発するなど、この数年、雨の降り方が局所化集中化、激甚化し、「記録的短時間大雨情報」や「数十年に一度の雨量」などとされる特別警報の発表も決して珍しいものではなくなってきている。  さらに、平成二十八年には発生切迫性が少ないとされていた熊本において震度七を記録する地震発生したことをはじめとして、平成三十年の大阪北部地震北海道胆振東部地震などの震災は、大きな被害をもたらす地震発生可能性が、全国どこにも例外がないことを物語っている。  その中にあって、切迫性の高い東京湾北部地震南海トラフ巨大地震などをかんがみれば、市域における防災対策は、一層の充実強化が求められている。  もはや、日本全国どこの地域にあっても災害発生危険は免れず、災害発生しない地域存在そのものがすでに安全神話であると捉えれば、発生しうるあらゆるケースから目をそらさずに対処し、生命、身体、財産を保護するための減災をいかに推進していくかが、防災対策の本質である。  行政地域、市民それぞれが、それぞれの立場であらゆるケースに「備え」(あらゆる立場で)、知恵と力を出し合い、お互いを「支え」(手を携え)、そしてそれらを「連携」させる(つなぐ)ことこそが、かけがえのない生命、身体、財産を保護する(命と心をつなぐ)ための防災対策の推進と捉えて、本市の防災対策基本理念を「あらゆる立場で手を携え、命と心をつなぐまち川越」として、次に掲げる三つの方向性によりその実現を図るものとする。  基本理念、あらゆる立場で手を携え、命と心をつなぐまち川越。  行政(公助)。  防災体制組織力強化。ハード・ソフト対策の着実な推進。市民力地域力行政力を結集できる仕組みづくり。  地域(共助)。  自主防災組織等による地域主導防災訓練継続実施地域事業所自主防災組織の連携、地域との交流促進。  市民(自助)。  災害に対する正しい知識の習得。避難行動避難経路避難場所の確認。最低三日分(推奨一週間分)の備蓄。防災講話防災訓練への参加。
     それらをつなぐことにより、防災減災を推進していく。  次のページ方向性につきましては現行のままでございますので、読み上げは省略をさせていただきます。  一通り説明をさせていただきました基本方針であります防災ビジョンは、計画の骨子と先ほども申し上げましたが、実際は防災ビジョンがあろうがなかろうが、現行のものであろうが、計画は成立をいたします。現実に他市の地域防災計画では、防災ビジョンなるものが記載がないものもございます。というよりも、ほとんど記載がございません。その中において、本市が防災ビジョンを掲げている、これはこれで非常に貴重なことであると思います。なぜならば、防災ビジョン未来像を示すことから、意識のあり方を示すもので、どんなに立派な完成された計画であっても、扱う人間の意識がなければ計画を生かす行動に移らないからです。  そのような意味からも、防災ビジョンを通してしっかりとした共通の意識を持つ、同じ方向性を目指すことへの第一歩となるものと考えております。提示させていただきました案が委員の皆様の考えと相違ないかどうか御意見を賜れればと思います。  以上で説明を終わります。 7 吉野郁惠委員長 ただいまの説明について、御質疑はありませんか。 8 池浜あけみ委員 御説明ありがとうございました。  資料二の三ページ目の消防救急体制整備のところについて幾つかお伺いしたいと思うんですが、川越消防団員数実績値が三百一で、これが目標が三百三十で固定しているわけですが、この数の根拠というのはどのようにして算定されているのか教えてください。 9 防災危機管理室長 まず、川越消防団員数の三百三十につきましては、これは定数となっておりまして、平成二十六年実績としては二十九人欠員の三百一。ですから、定数の三百三十を目指して取り組んでいきたいな、そういったものです。 10 池浜あけみ委員 同じくそこの救命率出火率というところの数の計算の、どのような計算でこの数が出るのか教えていただければと思います。 11 防災危機管理室副参事 救命率ですが、救命率心肺停止、いわゆる心臓と呼吸がとまった傷病者の方に家族か救急隊員が接触してから一カ月後生存している確率でございます。出火率につきましては、出火件数を人口一万人として割った計算で出したものです。 12 池浜あけみ委員 では、今までの防災計画の中で、救命救急士の数が体制の指標の中に平成二十七年度は六十四以上と示されていましたが、今回はその救急救命士ではなくて消防団員数の数と、その数を示されることに変わっているんですが、それはどうしてか教えてください。 13 防災危機管理室副参事 救命士ですが、第三次で平成二十七年、六十人以上ということで、現在、川越消防組合では資格を持っているのが八十一人ございます。実際に担当に携わっているのは四十九人ということで、現在は救命士の取得をしている救命士自体の養成に力を入れているという実情でございます。現実的に人数をふやすところの目標は既に達成をしているというところです。 14 池浜あけみ委員 もう一つだけ、同じくそこのところで、今までは四番目の庁舎建設等施設の充実となっていたところが、今回は消防施設や設備の充実と変わっていますが、そのように書きかえられた意図というんですか、それを教えていただけたら。 15 防災危機管理室副参事 内容的には、庁舎も当然含まれている内容ですので、その等の部分を設備、資機材等々も含めて充実を図ろうという内容に書きかえたものです。 16 吉野郁惠委員長 他に御質疑はございませんか。 17 伊藤正子委員 御説明ありがとうございました。  同じページ避難行動支援者名簿を備えた自治会の割合のところで何点か聞かせてください。  確認で、まず、ここで言っている要支援者という方はどういう方を指すのか。 18 防災危機管理室長 こちらにつきましては、避難行動要支援者避難支援、全体計画を二十一年三月に策定いたしまして、実際災害が起きたときに身体状況等によりまして避難に一定の時間を要してしまうと、それがために一定の配慮が必要な方ということで位置づけております。具体的には、高齢者の方、あるいは障害者の方、あと、要介護の方等がこちらには該当いたします。 19 伊藤正子委員 ここでは、自治会で名簿を備えるとなっているんですが、これはどういうふうに名簿はつくるんでしょうか。 20 防災危機管理室長 こちらの全体計画におきまして、実際支援をする方、こちらにつきましては、ついては民生委員、あと自治会等を想定しております。その中で、民生委員につきましては、御自分の担当している自治会避難行動要支援者の名簿については情報提供させていただいております。  ここで記載があります名簿を備えた自治会の割合、こちらにつきましては、全ての自治会にこの制度の取り組みをお願いしているところですが、実際この要支援者の名簿を受け取って、いざというときに備える取り組みを現在行っている割合ということで、こちらも現状で二五%弱の自治会しかまだ情報提供できておりません。それをいざというときには備えて、より高い、より多くの自治会に取り組んでいただこうと、そういったものです。 21 伊藤正子委員 今お話を聞いていてわからなかったんですが、名簿を自治会が受け取って備えるという、その名簿は民生委員が持っている名簿と共通の名簿を受け取って備えてもらうという理解でよろしいのでしょうか。 22 防災危機管理室長 まず、支援者名簿につきましては、これは市が作成しているものです。まず一定の条件のもとに該当する方の全体名簿というものがありまして、現在約三万二千人の方が対象になっております。この名簿に記載された方に、平常時から各地域にどういった方がお住まいかということを、これは個人情報になりますが、情報提供してよろしいかということでそれぞれの要支援者の方に意向確認いたしまして、平常時から提供してよろしいですかといった方については外部提供用名簿としてまとめまして、この外部提供用名簿、今約一万六千人の方に同意をいただいておりますが、これを民生委員に、あるいは自治会に提供するといったものです。 23 伊藤正子委員 細かいことを聞いて申しわけないんですが、その同意された方というのは皆さん自治会加入の方なのでしょうか。 24 防災危機管理室長 自治会に入っている、入っていないかかわらず提供するといったものです。 25 伊藤正子委員 災害時なので、自治会に入っているとか入っていないとかということではなくて、地域の人で共助でというところはよくわかるんですが、よくそういった御相談といいますか、例えば足が不自由で階段がおりられない方が地区にはいて、自治会では心配しているのだが、その方は非自治会の方でなかなかふだん交流ができないとかいうお話をよく聞くので。あと、民生委員さんが一人で大体三十人強の要配慮者を抱えていると聞いているので、実働のところは自治会と共同でやっていかないと厳しいんだろうなということもわかるんですが、ここはこう、この表はこれでいいと思うんですが、内容としてはそういういろんな点があるので、今後細かく見ていく機会があれば、そのときに御検討いただければと思っていろいろ聞かせていただきました。  防災ビジョンのほうなんですが、先ほど御説明の中で、未来像や意識をあらわすということで、共通の意識をつくっていくために大事なもので他の市町村にはない川越のすばらしいものであるという御説明を受けたので、ここでぜひ一点、もしよければ、皆様の同意が得られれば、追加していただけないかと思っている内容がありまして、内閣府のほうで、防災における男女共同参画の推進というのを進めていまして、その関連で防災をテーマにした講演会ですとか勉強会などでは、女性の支援というところを、女性が担うという、女性の意見も反映するような、そういうやり方がこれからは必要であるという認識で、そういったふうな展開があるんですが、例えば熊本地震のときは、もう使っていない産婦人科の病院をお医者さんが提供してくださって、そこに日本各地の女性で支援をしたいという人が終結して、女性に特化して支援をしたということがあります。避難所で着がえですとかトイレを使うときとかお風呂などは、やはり女性だといろいろ気になることもありますし、男性には男性の大変さがあったりとかするのでしょうが、女性は広い場所に入るときにいろいろ制約があるというか、そういうことがあって、そういう女性の視点をふだんの防災のところから、そしていざ起きたときも、避難所なんかで意見が反映できるように、もしよければ、ここにそういった女性の視点が入るような言葉を入れていただけたらいいのかなと思って。こちらの特別委員会は、女性議員が四人参加させていただいていて、委員長も女性ですが、今、市役所の側は十人いらっしゃっていて、皆さん男性なので、なるべく意識的に女性が入ってくるような、そういう会議体のほうがいいのではないかなと思っているので、いかがでしょうかということです。 26 防災危機管理室長 男女共同参画の視点からの防災対策ということです。こちらにつきましては、東日本大震災のときに避難所運営であるとかさまざまな問題がありました。川越地域防災計画の各論の部分につきましては、例えば自主防災組織に女性が参加していただく、あるいは避難所運営の際に必ず女性が入っていただく。あるいは、訓練等にも女性が参加していただくと。それぞれの項目の中で各論としては男女共同参画の視点を必ず取り入れるということで記載があります。  今、委員から御指摘のこのビジョンにその男女共同参画の視点を入れるということにつきましては、今後ちょっと検討させていただければと考えております。 27 吉野郁惠委員長 他に御質疑ありませんか。 28 小高浩行委員 一点だけなんですが、防災ビジョンの中で、市民に対して危機意識というか、そういったものを持っていただくという理念はすばらしいと思うんですが、近年の地震とか豪雨災害にちょっと主張が偏りすぎているのかなと思うんですが。例えば川越市はかなり過去大火に見舞われたというようなこともあって蔵づくりのまちが発展したという歴史もありますし、あと、一級河川の堤防が整備される前はかなり洪水被害も発生していたというような歴史がある場所だというような視点で、川越はそういう立地にあるんだというようなことを歴史的な視点からも一言つけ加えたほうが、市民により身近な危機感につながっていくのかなと思うんですが、その辺はどうでしょうか。 29 防災危機管理室長 防災ビジョンにつきましては、やはり全国的に災害が頻発しているというものを受けての総論的なお話になってしまっているのが現状です。今御指摘を受けましたとおり、河川につきましては、一級河川が十本あったり、また、過去から大火が繰り返されていると。そういった視点も地域特性として当然ありますので、そういった部分が反映できるかにつきましても検討させていただければと考えております。 30 吉野郁惠委員長 他に御質疑ございませんか。 31 今野英子委員 防災ビジョンの案について何点かお伺いさせていただきたいと思います。  前回の防災ビジョンの中には、二行目に、「防災は、市民の生命、身体及び財産を災害から保護する最も基本的で重要な施策である」と書いてあったんですが、今回の防災ビジョンでは、この「防災は、最も基本的で重要な施策である」と変わっているんですが、やはりここの「市民の生命、身体及び財産を災害から保護する」というのはどうして抜いてしまっているのかなと、あったほうが私はいいと思うんですが、抜いた理由があればお伺いしたいと思います。 32 防災危機管理室副参事 現実的に上部の段から抜かれているのは事実ですが、下段の段のほうに、そのまま「生命、身体、財産を保護する」という言葉は入れ込んでありますので、内容的にはそのまま入れ込ませていただいていると理解しております。 33 今野英子委員 私も後段のほうで入っているのは読んで認識はしているんですが、やはり冒頭でも入れたほうがいいのではないかと思って今質疑させていただいたのですが、ぜひここのところはもう一度考えていただきたいなと思いますが、どうでしょうか。 34 防災危機管理室副参事 改めて検討させていただきます。 35 今野英子委員 あと、先ほど伊藤委員からも男女共同参画の視点については検討するという御答弁がありましたが、やはり前回のところには最後のほうの部分に四行、私は大切だと思う視点が書いてあると思うんですね。ちょっと読み上げさせていただきますが、地域における生活者の多様な視点を反映した防災対策の実施により地域防災力向上を図るため、防災会議の委員の任命など、男女相互の視点に配慮した防災を進めるため、防災に関する施策、方針決定過程及び防災の現場における女性や高齢者、障害者などの参画を拡大し、男女共同参画、その他の多様な視点を取り入れた防災対策を確立する必要があるとしっかりと前回は明記しているんですね。先ほど各論ではいろいろこういったところは取り入れているというお話があったんですが、やはり今回新しい防災ビジョンでも、この男女共同参画や高齢者、障害者というところを入れたほうがよいのではないかと思うんですが、そこについてはどう考えていますか。 36 防災危機管理室長 今御指摘いただきました男女共同参画の視点、従来の計画ビジョンにつきましては、より細かな視点が書かれているという点、さらには、ここ数年の災害の多くで高齢者、障害者の被害が非常に多いと。それがために避難行動要支援者の制度というものができたと。そういった部分もありますので、どこまで織り込めるかはわかりませんが、そういった視点も含めて検討させていただければと考えております。 37 今野英子委員 分野別基本目標、第四次川越総合計画分野別基本目標も載せてありますが、新たに先ほどふえたのが、子ども・子育てと住民自治行財政運営の部分だと思うんですが、これは後ほど各個別の分野で、ここのところは具体的に何か、子ども・子育ての分野についても具体的に何か施策じゃないですが、具体的な何か防災対策で行うということも今後取り入れていくのか、その辺はどう、基本目標だけここに載せているのか、それとも後段のほうでまたこれに対する個別にまた書き加えられたりとかするのか。その辺をちょっと教えていただきたい。 38 防災危機管理室長 一番の子ども・子育てにつきましては、これは新設された部分ですが、この基本目標が新設されたことによって、この地域防災計画が具体的に変わるところは、各論としては具体的にはないのかなと。ただ、東日本大震災でも、やはり小さなお子さんのミルクとかそういった部分が問題になりましたので、そういった部分につきましては、大震災後に備蓄を進める等、対応はとっているところです。  このページにつきましては、計画の全体像を表示したものでございまして、七番の地域で支え合う安全で安心なまち、こちらの部分が防災の一つの基本目標となっておりますので。これを膨らませたものがこの防災ビジョンという考えでおります。 39 今野英子委員 わかりました。ぜひ、前回この特別委員会でも常総市のほうに視察に行かせていただいたときに、各保育園や学校とかでは防災訓練とかを今も独自にやられているとは思うんですが、そのときに、保育園と小学校で連携してそういった防災訓練をやっているところもありましたので、そういったところも今後ぜひ、川越市でも、なかなか課題があって難しいのかもしれないんですが、学校や自治会ではみんなでまとまってやったりとかしているとは思うんですが、そういった取り組みもやっている実態もありますので、今後そういったところも取り入れられたらと思うので、検討していただきたいなと思います。どうでしょうか、その辺は。 40 防災危機管理室長 今御指摘のあった点につきましては、関係課と協議いたしまして、実際この各論の中で今後反映できる部分があるかと思いますので、その中で協議してまいりたいと考えております。 41 吉野郁惠委員長 他に御質疑ありませんか。 42 大泉一夫委員 近年、災害において、豪雨という部分で雨水に対する住民の危機感ですか、住宅地における浸水という部分で気になるところではありますが、今回のこの事業の中で、治水事業の推進という部分で、雨水管渠の累計整備延長というのが平成二十六年の実績で十一万一千七百八十三からこの十一年後の目標値として十一万二千八百二十メートルという数値が出ているんですが、前の計画の中では、平成二十一年度は四千四百二十六が現状で八千百という形で、目標値が八千百という形で非常に長く目標値が出ているんですが、今回のを見ますと十一年間でおよそ一千三十七メートルしか整備しないというのは、整備区間がもう既にマックスに近づいているのか、それともこの十一年間でこれしか整備しないという。やはりその辺の数値が、全体の数値がわかっていれば、もう近いんだなというのがわかるんですが。ほかの久保川の進捗状況なんかは、全体数に対してパーセンテージが五三%とわかりますから、まだ四七%残っているんだなというのもわかりますが、これでいきますと、この整備はもう今後先がないのか。それともまだあるにもかかわらずこの十一年間これしかやらないのかという、目標値が立てられないのかという部分。その辺の数値がわかるような表示をしていただくほうがよろしいのかなという気がするんですが、その辺の実態はどうなるのかちょっと教えていただけますか。 43 事業計画課長 実際にこちらに示している数字、ちょっと私もちゃんと把握はしていないんですが、申しわけないんですが。うちのほうの雨水の公共の下水道計画に乗っかった数字を記載させていただいていると思います。ただ、前、議会でも御答弁させていただいているんですが、雨水の管理総合計画というのを今立てまして、実際に道路の中に雨水管渠をどんどん進めていくには、雨水管が入っていたりとか水道管が入ったりとか、あとガス管ですか、そういう既存の占有物がありますもんで、なかなか当初の立てたとおりには進めていけないような状況です。  その状況の中で、実際に遊水地ですとか実現可能な、あるいはどこから優先的にやったほうがいいかということを今調整しながら動いているような状況でして、ちょっとこちらの数字については、あくまでも近々の近いところでの目標値ということで持っております。実際には、もうちょっと、全部やるという話であれば物すごく膨大な数字になっているような状況となります。 44 大泉一夫委員 そういう対象とする雨水管の管渠自体はたくさんあるが、この防災減災という、その視点に立つ必要最低限のところを今回の目標値という形で出しているのであれば、危険性があるとか、何かそのような表示をしていただくほうが、何か住民も見た上で、市の工事の方向性が見えるかなという気がするんですが、その辺の認識というか、住民理解に対する認識はいかがでしょうか。 45 事業計画課長 治水事業の推進という名目ですので、うちのほうの雨水管渠とあわせてまた当然水路だとかそういうところもあると思いますので、その内容については、その辺のところと調整をさせていただければと存じます。 46 吉野郁惠委員長 他に御質疑ございませんでしょうか。 47 片野広隆委員 今、大泉委員からもお話があったんですが、ここで久保川雨水管渠、自主防ですとか質問が出たと思うんですが、これは総合計画から抜粋ですよね。 48 防災危機管理室長 そのとおりです。 49 片野広隆委員 ということは、もう総合計画に記載されている以上、この数字をどうするだとかという話ではないわけですよね。変えようがないというか、総合計画に記載されているものですから。それとの整合性を図って防災各論に入っていくという。 50 防災危機管理室長 御指摘のとおり、第四次総合計画の中にそれぞれこの治水、防災消防、それぞれのものを抜粋したものでして、目標値につきましてもこれは総合計画に記載済みのものですので、現時点で、この場で変更するといったものではないものと認識しております。 51 片野広隆委員 もう一点、一番最後のページに公共建築物の耐震化ですとか老朽建築物の耐震、不燃化等々記載されているんですが、この災害対策本部が設置されるであろう本庁舎も耐震工事しましたよね。先般、川金ホールディングスでしたか、ダンパーのニュースが流れて、川越市役所も含まれるという話がありましたが。メーカーからですとか、工事会社から説明というのはあったんでしょうか。 52 防災危機管理室長 報道された中に川越市役所も含まれるというものもありましたが、私ども知る限りにおいて、まだ具体的なメーカーからの説明は、今後ということで認識しております。 53 片野広隆委員 まだ話は来ていないということですが、川越市として説明を求めていく予定ですか、それとも説明が来るまで待ちますか。 54 建設部長 現在、そういった実態の話が出た後に設計会社等とその状況の確認と、それから、改ざんのデータ等の確認をして、一応、数値の改ざんはあったものの、安全率がありますので、それに入っているというのは確認したところですが、ただ、いずれにしてもこのままというわけにはいかないので、こちらのほうから、その設計会社、それから施工会社、それとともにメーカーのほうと調整、確認をしていって、どういった対策をするのか。川越市だけのことではないので、行動していく予定ではおります。 55 吉野郁惠委員長 よろしいですか。  他に御質疑はございませんでしょうか。よろしいですか。      (「なし」と言う者がいる) 56 吉野郁惠委員長 質疑を終了いたします。  次に、今後の会議の進め方についてを議題といたします。  今後の会議の進め方についてですが、正副委員長といたしましては、工事等の進捗について報告があれば、理事者より報告をしていただきたいと考えております。また、地域防災計画見直しについて、理事者より提示された修正スケジュールに沿って、本特別委員会の意見を反映できるよう、引き続き審査を進めていきたいと考えております。そのように進めることでよろしいでしょうか。      (「異議なし」と言う者がいる) 57 吉野郁惠委員長 ではそのようにいたします。  以上で今後の会議の進め方についてを終了いたします。  お諮りいたします。次回の開催日でありますが、以前決定したとおり、十一月十六日金曜日午前十時開会することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者がいる) 58 吉野郁惠委員長 御異議がありませんので、そのように決定いたしました。  開催通知は追って連絡させていただきます。  以上で委員会審査を終了いたします。 ○散  会  午前十時五十分 Copyright © Kawagoe City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...