川越市議会 2018-09-21
平成30年 保健福祉常任委員会 会期中(第2日・9月21日)本文
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請願第 二号 精神障害者の
交通運賃割引を求める請願書
議案第 七九号 平成二十九年度川越市
一般会計歳入歳出決算認定についての所
管部分
議案第 九〇号 川越市
養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条
例の一部を改正する条例を定めることについて
議案第 九一号 川越市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基
準を定める条例の一部を改正する条例を定めることについて
議案第 九二号 川越市保育所設置及び管理条例の一部を改正する条例を定める
ことについて
議案第 九三号 川越市
重度心身障害者医療費支給に関する条例の一部を改正す
る条例を定めることについて
議案第 九七号 平成三十年度川越市
一般会計補正予算(第二号)の所管部分
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△会場 市役所 第四委員会室
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△出席委員
委 員 長 高 橋 剛 議員 副委員長 川 口 知 子 議員
委 員 栗 原 瑞 治 議員 委 員 吉 野 郁 惠 議員
委 員 桐 野 忠 議員 委 員 明ヶ戸 亮 太 議員
委 員 中 原 秀 文 議員 委 員 大 泉 一 夫 議員
委 員 吉 田 光 雄 議員
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△説明のための出席者
【福祉部】
部長 後 藤 徳 子
副部長兼
介護保険課長 小 高 理 典
指導監査課長 新 井 郁 江
生活福祉課長 小 熊 政 彦
障害者福祉課長 羽根尾 清 隆
地域包括ケア推進課長 荻 野 将 信
高齢者いきがい課長 渕 名 淳 一
福祉推進課副課長 太 田 貢 市
【
こども未来部】
部長 永 堀 孝 明
副部長兼
こども政策課長 中 里 良 明
こども育成課長 小 山 勝 則
こども家庭課長 渡 邉 靖 雄
保育課長 富 田 広 之
【保健医療部】
部長 野 口 昭 彦
副部長兼
国民健康保険課長 松 本 清 一
保健医療推進課長 野 口 暁 則
高齢・
障害医療課長 佐 藤 昌 美
保健所長 丸 山 浩
保健所副所長 村 川 満佐也
保健所副所長兼
衛生検査課長 戸 田 浩 美
保健総務課長 小谷野 和 久
保健予防課長 波田野 泰 弘
食品・
環境衛生課長 上 野 秀 人
健康管理課長 小 山 忠 仁
健康づくり支援課長 嶋 崎 鉄 也
【環境部】
部長 福 田 忠 博
副部長兼
環境政策課長 高 橋 宗 人
環境対策課長 山 崎 茂
産業廃棄物指導課長 清 水 潤
資源循環推進課長 飯 野 英 一
収集管理課長 矢 島 英 也
環境施設課長 藤 田 雅 司
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△事務局職員
議事課主査 関 俊一郎
議事課主任 杉 原 徹
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○開 会 午前九時五十六分
(休 憩)
(傍聴人一人出席)
(傍聴
伊藤正子議員出席)
(再 開)
○審査を一時保留してあった請願第二号を議題とした。
○議 題
請願第二号 精神障害者の
交通運賃割引を求める請願書
(休 憩)
請願の一部訂正願(写し)配布
(再 開)
2 事務局 昨日、九月二十日、請願者であります川越市やまぶき
会会長吉澤眞佐子
氏より議長あてに、お手元に配布しましたとおり請願の一部訂正願が提
出されました。よって、請願の一部訂正願を朗読させていただきます。
請願の一部訂正願(写し)朗読(事務局)
○全員異議なく請願の一部訂正を了承した。
○質 疑 な し
○討 論 な し
○採 決 簡易採決 採 択
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(休 憩)
(再 開)
○議 題
精神障害者の
交通運賃割引に関する意見書(案)
○採 決 簡易採決 原案可決
○地方自治法第百九条第六項及び会議規則第十四条第二項の規定により
委員会提出議案を議長に提出することに決定した。
○意見書
精神障害者の
交通運賃割引に関する意見書(案)
障害者に対する
交通運賃割引は、身体障害者については昭和二十五年
から、
身体内部障害者は平成二年から、知的障害者は平成三年から実施
されている。これらの運賃割引を実施している
交通機関等事業者は現在、
JR、民間鉄道、航空、旅客船、バス、タクシーのほか高速道路にも及
んでいる。
しかし精神障害者については、平成九年から平成十年当時、精神障害
者家族の全国団体が
JR運賃割引を求めて大規模な署名活動を実施した
が、割引は実施されず、以後一部のバス、
民間鉄道事業者が割引を行う
ようになったものの、精神障害者が除外されている状態は変わっていな
い。
精神障害者家族会の全国組織である
全国精神保健福祉連合会が実施し
た
アンケート調査結果(回答者約四千八百人)によると、精神障害者の
一カ月の平均収入は約六万円、そして無年金者は約二十%に上る。さら
に交通費の負担が大変なため「作業所に行くのをやめた」「どこにも出
かけないようにしている」「外出は自転車で行ける範囲」という深刻な
状態にある方が多数いることが明らかになっている。
近年、障害者関係の法制は、集中的に整備されている。とりわけ平成
二十六年に政府が批准した国際法、
障害者権利条約は、その第二十条で
「障害者自身が、自ら選択する方法で、自ら選択する時に、かつ、負担
しやすい費用で移動することを容易にすること」と明記し、第四条で「
障害者に対する差別となる既存の法律、規則、慣習及び慣行を修正し、
又は廃止するための全ての適当な措置(立法を含む。)をとること」「
この条約と両立しないいかなる行為又は慣行も差し控えること」とうた
っている。
この規定によれば、
交通機関事業者が運賃の
障害者割引制度から精神
障害者だけを除外することは、明らかに条約に反する行為であり、この
ような状態に対する是正指導は、政府、行政の責任でもある。
よって、精神障害者に、身体障害者及び知的障害者と同等に交通運賃
割引が適用されるよう、是正指導・勧告等の措置を行うことを強く要望
する。
右、地方自治法第九十九条の規定により、意見書を提出する。
平成三十年 月 日
川 越 市 議 会
衆議院議長 ┐
参議院議長 │
内閣総理大臣 │
内閣官房長官 │ あて
国土交通大臣 │
経済産業大臣 │
厚生労働大臣 ┘
───────────────────────────────────
○議 題
議案第七九号 平成二十九年度川越市
一般会計歳入歳出決算認定についての所管
部分
○提案理由の説明(福祉部副部長兼
介護保険課長、
こども未来部副部長兼こども政
策課長、保健医療部副部長兼
国民健康保険課長、環境部副部長
兼
環境政策課長)
(休 憩)
(傍聴
伊藤正子議員退席)
(再 開)
○質 疑
3
栗原瑞治委員 幾つか質問させていただきたいと思います。
まず、きのう視察に行かせていただきましたあけぼの・ひかり児童園についてです。視察を通して、子供たちの安全・安心という視点で、三点ほどちょっと気になった点がありますので、お伺いできればと思います。
まず、一番は、視察中にもちょっとお伺いしたんですが、二階の非常口、避難口が階段での避難ということになっておりましたが、やはり、肢体不自由のお子様、子供もプールを使っている最中とかに、二階にいるときに火災等が発生したときには、スムーズな避難ができないのではないかということが一点。
また、一階の中央、遊戯室及びひかりの指導室の室内のガラスが
飛散防止ガラスではなかったのではないのかなという認識なんですが、ちなみに、あけぼののほうは、
飛散防止ガラスだったと思うんです。その辺で、子供たちがぶつかったりして割れてしまう危険性を感じたことと、あと最後、もう一点が、各指導室、廊下とかもそうなんですが、あえて子供たちの手が届かないように、棚を上部に配置しているかと思うんですが、スライド式のドアではなくて、観音開きの、マグネットでとめるような観音開きのドアになっていたかと思うんですが、これは地震のときとかに、物が上から落下してきたりしないのかなという懸念がちょっと三点感じましたので、その辺についてお伺いできればと思います。
4 保育課長 避難用滑り台の設置についてですが、こちらにつきましては、川越市
児童福祉施設の整備及び運営に関する基準を定める条例に基づきまして、保育室等を二階に設けた場合は、滑り台かもしくは屋外階段等を設置するとの規定がございます。このような中、肢体不自由のお子さんが滑り台を使用する場合、補装具等がひっかかるなど、かえって危険性が伴うこと、知的障害のお子さんには、滑り台の使用が難しい場合もございます。このような現場の意見を踏まえまして、滑り台ではなく屋外階段を設置したものです。
次に、窓ガラスの飛散防止のガラスについてなんですが、こちら、一階の床近くまである全ての掃き出し窓につきましては、指導室、遊戯室ともに
飛散防止フィルムを張る予定です。御指摘のあったあけぼのの指導室の一部につきましては、窓から五メートル以内に物置等を設置する場合は網目入れのガラスの設置が必要となりますので、一部ガラスの種類が違っていたかと思います。
次が、指導室の上部の棚の観音開きのところの点なんですが、こちらは、地震などの揺れが起こった場合に自動的にロックされる耐震ラッチという留め具を今後つける予定です。きのう見たときにはついていなかったんですが、今後、耐震ラッチというものをつける予定です。
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栗原瑞治委員 一番は安全・安心な施設ということが大事だと思いますので、また、今後もいろいろとつくっていく中で、また使用していく中で、危険があれば対応していただければと思います。
続きまして、決算書二の一の百八十七ページの備考欄に
障害児通所支援費で七億三千万円ほど決算額として上がっておりますが、当初予算が六億円だったかと思うんですが、当初予算に対して一億三千万ほど大きく差があるかと思うんですが、これの理由についてお聞かせいただければと思います。
6 保育課長 一億三千万ほど増加した点についてです。こちらにつきましては、支給決定者の増加が多く、また、通所給付、支給決定者の増加に伴い、通所給付費が増加していることがあります。また、利用できる施設がふえていることも要因かと思われます。具体的に申しますと、平成二十八年度末の支給決定者が五百十三名で、平成二十九年度末が六百五十二名となり、差し引き百三十九名の増加となっております。また、平成二十九年四月一日時点の施設が二十七施設で、平成三十年四月一日時点の施設が三十三施設となり、差し引きで六施設の増加となっております。
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栗原瑞治委員 施設数の増加とともに利用者もふえているということで、確認させていただきました。今、いろいろと障害児の通所施設の増加については、ニュース等々で質の問題が出ているかと思うのですが、その辺についての急激に施設数がふえている中で、指導監査の状況とかをお伺いできればと思います。
8 保育課長 指導監査につきましては、今、県の所管となっております。来年度につきましては、市に権限移譲でおりてきますが、指導監査につきましては、県と連携しながらきちんとしてまいります。
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栗原瑞治委員 ということは、今は市では特に管理はしていないということでよろしいですか。
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指導監査課長 現在は県の所管となっておりますので、市では確認しておりません。
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栗原瑞治委員 わかりました。現在は管理しておらず、来年からは市で指導監査も行うということで理解させていただいたのですが、実際今、三十三施設ある中で、県だけ、市で全く管理していないというのは問題だと思いますので、もちろん来年からなるんですが、その辺について、しっかりと注視していただければと思います。
続きまして、主要な施策に関する説明書の七十ページの中で、
歯科保健対策の中の幼児の
虫歯予防推進事業についてお伺いさせていただきたいと思うのですが、定例会の一般質問の中でも三歳児検診で十人、小中学生で二〇%程度虫歯の児童がいるということでお話もあった中で、この事業としては、私立保育園、幼稚園また市立保育園の希望する施設をということで、フッ
化物洗口事業を実施したということになっております。虫歯予防にとっては非常によい事業だと思うのですが、四十六園実施したということなんですが、何園中四十六園、希望しないのはどれくらいあるのか。保育園の中に無認可の保育園というのは含まれているのか、あわせてお伺いさせていただきたいと思います。
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健康づくり支援課長 フッ化物洗口についてです。この実績、四十六園ですが、市内の市立保育園については全園をということです。それ以外が、私立の保育園あるいは幼稚園というところになっております。あと、希望する園につきましては、市内認可している施設につきましては、全園実施しているというところであります。無認可につきましては、現在は実施していないという状況です。
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栗原瑞治委員 わかりました。今後、来年から保育の無償化という話も出ている中で、無認可もその中には入ってくるという話が出ています。やはり、無認可のほうにも四歳、五歳の子供たちがいると思いますので、ぜひその辺も含めて御検討、非常にいい事業だと思いますので、御検討いただければと思います。
また、歯が生えかわるのが多分、五歳、六歳、七歳、八歳ぐらい、小学校低学年ぐらいまでにかけて歯が生えかわっているかと思うんですが、小学生に対してフッ化物の洗口事業の実施をすることの考えについてお伺いできればと思います。
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健康づくり支援課長 まず、無認可園につきましては、委員御指摘の点を踏まえまして、委託している歯科医師会との協議とともに、園の状況を把握して検討させていただきたいと存じます。
次に、小学校についてですが、確かにフッ
化物洗口事業というのは虫歯に効果があると、これは明らかと言われているところでして、特に、委員御指摘のように、生えかわりの時期、こういったところで行うということは効果的と考えられます。ただ、学校保健に係る部分もございますので、教育委員会への確認も必要になるところですので、そういったところを協議してまいりたいと思います。
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栗原瑞治委員 前向きに御検討いただければと思います。
続きまして、主要な施策に関する説明書の三十六ページの中の子供の
発達支援巡回事業についてお伺いしたいと思うのですが、この事業につきましては、専門的知識を有する者が保育園等を巡回するということだと思うんですが、どういった方が巡回するのかということと、また、巡回実績を見ると、支援を行った、訪問の数が年間で五百名以上はいるのかなと思いますが、具体的には支援を行った児童に対してはどのような支援が行われているのかという二点をお伺いできればと思います。
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障害者福祉課長 まず、専門の職員ということで、こちらは現在、臨床心理士等の方の専門知識を有する支援員を派遣している状況です。
次に、保育士等について、発達障害が疑われるお子様、保護者の方の支援方法について、巡回指導を行っているところですが、具体的には、保育士への助言により、今まで問題行動が見られたお子様が、次第に落ち着いていくという、そういった効果がございます。また、支援員による保護者への直接的なアドバイスということで、次につながるようなことをアドバイスしているような状況です。
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栗原瑞治委員 発達障害につきましては、早期からの支援が非常に重要になってくるかと思いますので、継続してやっていただきたいということと、今後、あけぼの、ひかりも
児童発達支援センターとして新しくなってまいりますので、その辺につなげられるような形でぜひやっていただければと思います。よろしくお願いします。
18 吉野郁惠委員 何点かお尋ねしたいと思います。
民生費の中で、支出済額が四百五十七億八千百五十八万九千四百二円で、前年度に比べ二千百九万九千四百三十八円減少しているということなんですが、この主な要因を各部、福祉部、
こども未来部、保健医療部で、各部で状況を教えていただければと思います。
19 福祉部副部長兼
介護保険課長 民生費の状況につきまして、福祉部の状況ということでお答えさせていただきます。
福祉部自体は、支出済額二百五億七千七百万円ほどで、前年に対しては九億九千万の増加です。要因としては、二十九年度は
臨時福祉給付金事業で七億円ほどの減額はあったんですが、社会福祉費の
障害者自立支援費ですとか老人福祉費の中の民間の福祉施設の補助等で増がございまして、福祉部としては九億円増という状況です。
20
こども未来部副部長兼
こども政策課長 こども未来部につきましては、民生費につきましては、百五十四億三千五百二十五万、約百五十四億ぐらいの決算なんですが、前年度と比べまして九億八千六百万程度増加しております。傾向としましては、一部の事業につきましては、対象児童数が減っていますので減となっておりますが、全体としては待機児童対策、少子化対策等がありますので、
こども未来部の民生費につきましてはふえている状況が続くものと考えております。
21 保健医療部副部長兼
国民健康保険課長 保健医療部につきましては、歳出で民生費は前年度と比較いたしまして約二十億の減額となっておりまして、その主な要因といたしましては、後期高齢者の広域連合の負担金等ですとか、後期高齢者の医療会計拠出金等が増額になってはおるんですが、国民健康保険の部分の繰出金が減額となったということで減にはなっております。
しかしながら、ここ保健医療部の歳出の状況で申し上げますと、この二十二億円の状況を除きますと、ほかの部と同様におおむね五億円、二十五年度と比べますと、増額となっております。増額の主な要因は、先ほど申し上げました後期高齢者の広域連合負担金ですとか、広域連合の繰出金がふえているという状況ですので、保健医療部につきましても、二十五年度の対比でも若干ふえておるんですが、私のほうで所管しております国民健康保険の繰出金が精算を伴った関係で減になっているのが、見た目上ちょっと少なくなっているという状況でして、保険料自体も増加の傾向がまたこれからも続くのではないかと考えております。
22 吉野郁惠委員 数字的には減でありますが、事実上は増加している。また今後も増加していく見込みということで、皆さん三名ともそういうお考えということで、ありがとうございました。
次に、こちらの川越市一般会計決算の報告書の二の一の百七十五ページの後期高齢者入院時見舞金支給というところで、主な施策の成果に関する説明書では四十四ページになるんですが、こちらは今回は十七人減で、三・一%の減ということになっていますが、これはいつごろから始められたものなんでしょうか。
23 高齢・
障害医療課長 後期高齢者入院時見舞金の支給制度ですが、二十四年十月から開始した制度です。
24 吉野郁惠委員 それほど二十四年ですと、まだ六年ほどということで。この目的というのはどういった目的ですか。
25 高齢・
障害医療課長 こちらのほうは、後期高齢者医療の被保険者が入院した際に、入院に伴う経済的負担を軽減するために見舞金を支給する制度でして、こちらは老人医療の無料化の代替策として導入された経緯がございます。
26 吉野郁惠委員 目的を理解させていただきました。過去三年間で結構なんですが、この人数の動きとか、教えていただけますか。
27 高齢・
障害医療課長 平成二十七年度は四百二十八件で金額のほうが一件当たり一万五千円ですので、六百四十二万円です。平成二十八年度は、大分ちょっとふえたんですが、五百四十四件、八百十六万円です。平成二十九年度が今回の決算で五百二十七件、七百九万五千円です。平均しますと大体五百件程度で推移している状況です。
28 吉野郁惠委員 大体五百人前後ということで。今後の見込みなんですが、どのようにお考えでいらっしゃいますか。
29 高齢・
障害医療課長 こちらは老人医療費無料化の代替策として始められた制度ですので、こちらも今後につきましても、対象者の増減とかを含め注視してまいりたいと考えております。
30 吉野郁惠委員 老人医療費無料化の代替策ということで始められた施策だとのことですので、よろしくお願いしたいと思います。
続きまして、二の一の一般会計のほうですが、百九十一ページで、主な施策の説明書にいきますと、五十八ページなんですが、川越駅東口児童館運営管理と高階児童館運営管理の件なんですが、こちらは内容はすっかり同じ内容でやられているのかどうかお尋ねしたいんですが。
31
こども育成課長 川越駅東口児童館及び高階児童館の運営についてです。こちらにつきましては、川越駅東口児童館は市職員である館長のほかのスタッフが業務委託により運営をしております。一方、高階児童館につきましては、館長と市職員のほかは、職員課採用であります臨時職員で運営をしております。
32 吉野郁惠委員 利用者を見ますと高階のほうが幾らか多いという数字なんですが、委託にする理由はどういったものでしょうか。
33
こども育成課長 業務委託にする理由についてです。児童館の運営につきましては、直営で運営するもの、そして事業の内容が子供たちに対しまして、遊びの指導や子供たちを集めた事業などを実施しておりますので、そういった事業に精通をしている職員、ないしはそういった子供たち対象の事業を実施できるところということで業務委託をお願いしているところです。
34 吉野郁惠委員 なぜお聞きしましたかと言いますと、こちらの東口のほうは、二千八十八万三千三百十二円、高階のほうは百十三万一千八円になっておりまして、業務委託料として東口のほうが一千九百三十四万五千六百八十七円という数字が出ているんです。その辺のところの数字がどうなのかなと思いましてお伺いしたんですが、子供への指導の内容は同じなんですか。
35
こども育成課長 両館の事業内容です。集団利用、団体利用、そして個人利用がございますが、全く一緒ではございませんが、それぞれ館長が集まり、事業の内容については連携ないしは情報交換をしながら進めている状況です。
36 吉野郁惠委員 こちらの五十八ページを見ますと、丸印の右側の文章はすっかり同じの文章なんですが、やはり委託料を払って、二千万近くの委託料を払い、高階のほうには全額で百十三万というこの差をどう理解したらいいのかということなんですが、どうお考えでいらっしゃいますか。
37
こども育成課長 この金額の差につきましては、今御案内をいただきました川越駅東口児童館の業務委託料が約一千九百万円、両館の差も約一千九百万円という状況でして、委託料の差ということと理解をしております。
もう一度御説明しますと、川越駅東口児童館のほうは、業務を委託しておりますのでその分の額が一千九百万円、高階児童館の差額につきましては、そこが人件費という内容です。
(休 憩)
(再 開)
38
こども育成課長 両館の金額の差についてです。
川越駅東口児童館につきましては、児童厚生業務委託の委託料が一千九百万円、内容といたしましては、子供たちの団体指導や遊びの指導などを業務としております。これに対しまして、高階児童館は、臨時職員で対応しておりまして、その差額がやはり一千九百万円程度ということで、この差額は人件費ということで理解をしております。
39 吉野郁惠委員 よく理解できました。ありがとうございました。
続きまして、二十九年度の主要事業の取り組み状況調べの事業ナンバー二十。多子世帯応援クーポン事業なんですが、こちらの執行率が三〇%でして、当初予算が一千三六七万一千円のところを決算額が四百五万百五十七円ということなんですが、当初何世帯ぐらいのお考えでいらしたのか教えていただければと思います。
40
こども未来部副部長兼
こども政策課長 当初につきましては、四百三十四件ということで予算上見込んでおりました。
41 吉野郁惠委員 四百三十五件が二百五十四件ということで、半分以上は応援をしていただいたということなんですが、当初見込みより少なかったためということなんですが、この周知等はどうされているんでしょうか。
42
こども未来部副部長兼
こども政策課長 周知につきましては、この事業自体は三人目の子供が生まれた方にクーポンを差し上げるという事業なんですが、生まれた方に対して直接郵送によって周知を行っております。また、庁内とか市民センターなどでポスター等の掲示をするとともに、郵送によって周知を行っております。
43 吉野郁惠委員 いろいろと周知はされているということで、この原因は、なぜ少なかったのかということはどうお考えでいらっしゃいますか。
44
こども未来部副部長兼
こども政策課長 まず、この事業につきましては、埼玉県が実施する多子世帯応援クーポン事業ということで、その事業に対しまして、川越市がそれに上乗せするという形で県のほうは五万円のクーポン事業なんですが、それの初年度に市が三万円上乗せするという事業です。ですので、埼玉県とまずは連携をとって進めるということがございます。
それを踏まえまして、県が初年度事業なんですが、県の事業開始が十月、当初は四月からという予定だったんですが、十月からの開始ということで、事業開始がまず遅れたことによって、周知がなかなかいかなかったという部分が一つ。
もう一つが、これも県のほうの事業のやり方なんですが、当初は四月から三月まで一年間の子供に対しての二十九年度ということだったんですが、県のほうで四月から十二月まで九カ月間の子供たちに対しては二十九年度分ということで、一、二、三月、翌年分は翌年度の事業のクーポンを渡すということなので、期間が一年間だったものが九カ月になったということで、対象の子供自体が減ったということ。あと、全体的な傾向として、子供が少し減っているということもあるんですが、その部分。
また、これは業者に委託して業務を行うという事業なんですが、委託料のほうが今、先ほど申しましたように、十月開始ということなので、当初委託料が一年間毎月払う予定だったんですが、それが十月開始ということで、期間が非常に短くなった。
以上のような理由で、ちょっと執行率が落ちたということです。
45 吉野郁惠委員 理解させていただきました。少子化対策の推進ということですので、これからもよろしくお願いしたいと思います。
46 明ヶ戸亮太委員 シルバー人材センターについてお伺いします。
こちらのシルバー人材センターの実際にシルバーにお支払いをされた給与というのは、総額で大体どれぐらいになるんでしょうか。主要な施策の成果の四十ページで。社会福祉費の老人福祉費のシルバー。シルバーのお手元に届いた報酬、金額について教えてください。
(休 憩)
(再 開)
47 高齢者いきがい課長 シルバー人材センター、会員への配分金につきましては、平成三十年の定期総会資料によりますと、全体の額になってしまいますが、八億七千五百四十七万四千九百九円になっております。
48 明ヶ戸亮太委員 今回、この事業の目的のところにも収入の確保をというのが書いてありましたので、実際、現在のシルバーの仕事内容といいますか、報酬の面について、何か御意見等は届いておりますか。
49 高齢者いきがい課長 報酬の金額について、特に情報等は上がっていないところではございますが、市のほうでの請負ですとか、そういう事業について拡大していただきたいというような要望はいただいております。
50 明ヶ戸亮太委員 シルバーの御意見がどの程度届いているかなというのを少しお聞きしたかったのでお伺いしたんですが、もう一点が、シルバーが実際に運営されているものがさまざまあると思うんですが、シルバーが提供するサービスを受ける利用者の御意見というのもさまざまあるかと思います。そういうものについて、例えば改善要望かもしれませんし、そういうものを、何か市のほうに御意見として届いているものはありますか。それはシルバーセンターを通してでも構いません。
51 高齢者いきがい課長 申しわけありません。高齢者いきがい課では把握していないところであります。
52 明ヶ戸亮太委員 これまでシルバー人材センターの運用において、私のほうに幾つか御意見というのが来たことが過去にありまして、そういうものが市に届いているかなというのを確認させてもらったんですが、改定をしていくに当たって、利用者からさまざまな意見があると思います。そこについて、もし御意見が届いていたのであれば、それについてシルバーにどのように意見を伝えていて、どういう協議の場を持っているのかなというのを確認させていただきたかったんですが、意見は届いていないということでしたので、この点は以上で結構です。ありがとうございます。
資料の主な施策の成果に関する説明書の四十七ページをお伺いいたします。こども一一〇番の家事業が実施されていると思うんですが、二十九年度の増減があると思いますが、こちらを確認させてください。
53
こども育成課長 こども一一〇番の登録者数ということで、資料が申しわけありません、二十七年度の統計はございますが、二十八、二十九につきましては、統計をとっていないというところが現状です。参考としまして、二十七年度はPTAが二千二百九十八、青少年を育てる地区会議が一千四百四十八など、合計の登録件数は四千九百五件です。
54 明ヶ戸亮太委員 青少年を育てる市民会議の中で、毎年この一一〇番の家事業の数字については、総会か何かで出していると思うんですが、そちらのほうは確認はされていないということですか。
55
こども育成課長 協力家庭につきましては、新規の看板の配布枚数につきましては、毎年御報告をさせていただいているところです。総数につきましては、資料がございませんで、申しわけありません。
(休 憩)
(再 開)
56 明ヶ戸亮太委員 こども一一〇番の家事業の中で、新たにつけてくれる方もそうなんですが、取り下げてしまう方というのが、結構さまざまな理由があって取り下げてしまうと思います。できるならばずっと張っていただきたいものだとは思いますので、取り下げてしまう方の理由といいますか、地域的な事情もあるとは思うんですが、そのあたりについて、情報というものを把握していますか。
57
こども育成課長 こども一一〇番の看板の取り下げの理由についてです。事務局のほうには新規で御希望される方につきましては、趣旨に従ってということでお電話なり地域から御希望をいただいてお配りをさせていただいているところですが、取り下げをされる方につきましては、特に理由をこちらのほうに届け出いただいてはおりませんので、把握しておりません。
58 明ヶ戸亮太委員 そちらの理由は、できれば今後は確認していただければ、今後の削減の防止にもなるかなと思いますので、ぜひお願いします。
続いて、次のページ、四十八ページになるんですが、補導活動、街頭補導のほうでお伺いします。件数が補導と声掛けの延べ人数が二千五百九十人と非常に多い人数に上がっております。私も補導活動は参加させてもらっているんですが、実際に補導に至るケースというのはまずない、ほとんどないんですが、補導と声掛けのそれぞれの件数はどのような内訳になっているんでしょうか。
59
こども育成課長 こちらの補導と声掛けの内訳についてです。
これらの統計の際には、合わせた形で合わせた件数での集計をしておりまして、それぞれの内訳については、すいません、とってございません。
60 明ヶ戸亮太委員 補導と声掛けですと、深刻度といいますか、そういうものが全然変わってくると思うんです。実際に補導は私ももう二年、三年ぐらいやらせてもらっている中でも、実際に補導に至ったケースがないということを考えると、ここは今後は少し分けて数字をカウントしないと、例えば補導が一千件ですという話になれば、どう今後対策を打っていくかということも考えないといけないと思いますので、そこはぜひ御検討をいただければと思います。お願いします。
五十二ページの児童虐待防止についてお伺いいたします。
これまでもいろいろと質疑や質問等で確認させてもらっているんですが、基本的なところからお伺いしますが、身体的、性的、ネグレクト、心理的虐待の多分全てをひっくるめての児童虐待の要因というものは、これまでも何度も確認をさせてもらっているんですが、それぞれのケースによって、発生要因というのは異なると思うんです。そこについて、市でこの四つの児童虐待に対する異なったそれぞれの背景というものについて、お考えがあれば確認をさせてください。
61
こども家庭課長 虐待につきまして、四つの類型があるわけですが、虐待それぞれ各家庭等いろんな事情がございますので、実際にこの件数を対応していますが、それぞれいろんな事情があるので、単純にこれについてこうだとは申し上げられない状況です。あとは、場合によっては身体的、もしくは違うネグレクト、そういった兼ね合いがかかってくる場合もございますので、単純にはちょっと申し上げられないと思います。
62 明ヶ戸亮太委員 これまでもいろんな方も議場で確認されていますが、今回の一般質問でもありましたが、児童虐待の発生すると考えられる要因というのは御答弁されているではないですか。議場の中でも、大枠の話ではあるとは思うんですが、もちろん。そこに対して御答弁をいただいてあるので、であれば、それぞれ四つの虐待に対する背景というのは必ず異なってくると思うので、そこについても答えがこれだというのがないにしても、ある程度の検証というものが必要かなと思います。身体的虐待とネグレクトですと、そこに至る虐待を行う環境というのは大きく異なるのが、さまざまな事例でも出ていると思いますので、そういうものが分析できれば今後の対策を打てるかなと思うんですが、そこについてお考えがあればお聞かせください。
(休 憩)
(傍聴人一人退席)
(再 開)
63
こども家庭課長 先ほど四つの虐待の種別の要因です。身体的虐待の要因としましては、例えば言うことを聞かないときにかっとなって叩いてしまったというような、虐待者自身が抱えている衝動性、あとは、口で何度言っても聞かないから叩いたというような暴力を罰として行うようなケースというのが考えられます。
ネグレクトの要因としては、保護者に生活能力がなくて、結果、放置をしてしまうという、虐待者自身の能力がないというケース、それから、新しいパートナーとの遊び、外出を優先してしまって、子供だけを残して外出してしまうというような、子供よりも自分を優先してしまうというケース。
それから、性的虐待の要因としては、自分の性欲を満たすために行うという、強要するということも考えられます。例えば、養父から子供に対してやるというケースもございます。
心理的虐待としては、一番は夫婦げんか、夫婦間のDV目撃が一番多いです。それから、我慢できずに怒鳴ってしまうとか、何度言っても聞かないので、次第に怒るのが強くなっていったということで、虐待者が抱えている衝動性、そういったことが要因になっているかと思います。
いずれにしましても、いろんな要因が虐待につながっていると考えております。
64 明ヶ戸亮太委員 お調べいただいてありがとうございました。今御説明いただいたものは、もちろん川越市にも当てはまることだとは思いますが、全体的に四つの虐待の要因にされているものだと思います。実際、虐待のここで言う人数や件数が出ておりまして、それぞれの方に家庭環境がどうであるとか、親御さんの様子とかお子さんの様子っていろいろ聞ける機会があれば聞いたりとかしていると思うんです。それらを踏まえて、今御説明いただいたものというのが一致している部分というのが多々あると思うんですが、一般的な虐待要因以外にも、何か課題として見えてくることもあるかと思いますので、そういうものを今後ぜひ、児童虐待の通報とかを受けたときには対処していただきたいなと思いますので、これは申し上げるだけにとどめておきますので、よろしくお願いします。
続いて、五十五ページの児童遊園の新設と整備なんですが、こちら、件数がそれぞれ記載をしていただいておりますが、二十九年度は遊具の新設はなかったということでよろしいんでしょうか。資料を見ますと、そちらの数字が入っていなかったので確認をさせてください。
65
こども育成課長 児童遊園の遊具の新設についてです。
修繕につきましては実施いたしましたが、新設についてはございません。
66 明ヶ戸亮太委員 新設の要望みたいなものが上がっておりますか。またあわせて、逆に危険だから撤去してもらいたいという、そういうような要望などがあれば確認させてください。
67
こども育成課長 遊具の新設、修繕等についての要望についてです。新設につきましては、二十九年度の希望、正確な件数は御案内できませんが、御相談という形で窓口に来られたことは記憶がございます。ただ、予算の関係上、御案内させていただいたとおり実施はできませんでした。
次に、修繕についてです。危険かどうかについてです。
こちらにつきましては、市のほうから遊具の点検を実施しておりますので、点検に基づきまして修繕を実施しておるところです。共同管理をしています自治会から早目に修繕をという希望は何点かいただいておるところです。
68 明ヶ戸亮太委員 新設で何件か御相談があったが、予算の都合上で難しかったというお話なんですが、相談があった何件か全て予算的な理由で設置ができなかったんでしょうか。
69
こども育成課長 新規の相談についてです。
児童遊園の設置が自治会の希望の土地、児童遊園等を供する土地と市が設置するという共同事業ですので、なかなか場所の選定とかが難しいという状況で設置には至っていないという状況がございます。先ほど答弁でありました撤去の希望につきましては、自治会の都合で撤去を希望するのはございません。
70 明ヶ戸亮太委員 新設できなかった理由の主な理由というのは場所の都合ということですか。一回目だと予算の都合上というお話があったんですが、場所でということでよろしいですか。
71
こども育成課長 失礼しました。場所の希望と予算が一致して新設に至るという流れでして、新設をしてほしいという希望がまず上がってくるところですが、その中で土地がなかなか難しいということと、それにあわせまして予算ということで、その双方です。
72 明ヶ戸亮太委員 今、児童遊園ですと、ボール遊びができないところがほとんどの中なんですよね。その中で、どんどん毎年遊具が減ってきてしまうと、子供たちもなかなか遊ぶ場所がないと。そのような中で、市として子供たちに健康で外で遊んでと言っても、どこで遊んでいいんだろうという話になってしまうと思いますので、自治会の方との協議というのは必要だと思いますし、予算的なものも大事なんですが、できれば、子供たちのスポーツ環境を整えるという意味でも、いろんな視点から議論していただければと思いますので、よろしくお願いします。
73 中原秀文委員 前委員に引き続き、幾つか質疑をさせていただきます。
まず第一点目は、先ほど吉野委員からの最初の質疑に関連するのですが、答弁ももしかするとダブるところもあるかもしれませんが、改めて確認をさせてください。
今回、私の一般質問でもお話をさせていただきましたが、昨年の委員会で民生費の推移について確認をさせていただきました。平成元年に一般会計に占める割合が一五・三%であったものが、平成二十八年度の決算で四二・二%と五・三倍になったということでした。二十九年度は四一・七%ということで、約二千百万円減っている訳ですが、先ほどの御答弁から、どちらかというとふえている部分もあるというようなお話も伺いました。昨年度お伺いしたときに、今後の民生費の見込みと対策について、各部からさまざま対策について御答弁をいただいたと思うのですが、民生費抑制のために、各部が取り組んできたことについてお伺いできればと思いますので、よろしくお願いします。
74 福祉部副部長兼
介護保険課長 民生費の抑制についての取り組みですが、福祉部といたしましては、その中で大きなウエートを占めます生活保護費を少しでも抑制できればということで、生活困窮者の自立支援の事業に取り組んでおりまして、自立相談支援、就労準備支援、家計相談支援、学習支援等の事業に取り組んでおります。その中でも学習支援につきましては、平成二十九年度から対象学年を小学校四年生まで拡大しまして、その点につきまして進めているところです。
また、ほかの取り組みといたしましては、いきがいデイサービスの介護予防、あるいは障害者就労支援センターでの相談を通じた障害者が少しでも自立した生活ができるような取り組みを進めているところです。
75
こども未来部副部長兼
こども政策課長 こども未来部といたしましては、少子化対策等もございますので、需用費を削減するというのはなかなか難しいという状況ではございますが、需用費の削減とともに、財政面で国や県の補助金制度をうまく活用していくということが必要と考えております。事業の見直しの取り組みといたしましては、私立幼稚園等補助、こちらのほうで補助金の交付要綱を見直しまして、幼稚園の預かり保育補助金を平成二十九年度より若干ではありますが、削減をすることができております。また、国や県の補助金制度の活用につきましては、前年度と比べますと国等からの補助金ですが、約六億五千万程度増ということで多くいただいております。
こども未来部につきましては、国等の施策により事業を削減することは先ほども申したように難しいんですが、今後とも財政面で補助金制度をうまく活用してやっていきたいと考えております。
76 保健医療部副部長兼
国民健康保険課長 保健医療部所管の民生費の今後の見込みに関しましては、昨年度、一応増加していくということで、その中でもその対策につきまして、一つとしては、保健事業の充実ということと、これを行いまして、保険給付費の抑制をしていきたいという御答弁をたしかさせていただいたかと思います。また、一般会計からの繰出金に関しましては増加傾向にございまして、効果的、効率的な事業の運営を進めていきたいと御答弁申し上げました。
二十九年度の保健医療部の抑制策についての取り組みの状況ですが、保健事業では健康増進につながります健康づくり支援といたしまして、健康マイレージの事業を二十九年七月から実施いたしております。また、ラジオ体操フェスタ二〇一七in川越を二十九年十一月十四日にウェスタ川越で開催させていただきました。実施事業の見直しといたしまして、国民健康保険の特定健康診査のセットCというのがございまして、これと後期高齢者医療の健康診査の人間ドックにつきまして、これまで胃部エックス線検査ということでやっておったものを、胃がん検診ということで、胃の内視鏡、これとエックス線検査、これを一緒に受診できるようにしたということを、がん検診を所管する健康管理課との連携によりまして三十年度より開始しているところです。
これによりまして、特定健康診査等を安く皆様に御提供できるとともに、がん検診の受診率の向上が健康寿命の延伸、ひいては医療費の抑制、削減につながるのではないかと考えております。また、国民健康保険の特別会計の繰出金につきましては、国保制度が都道府県化いたしましたことで、昨年度赤字解消計画をつくりました。こちらのほうにつきましては、現在進めておりまして、国民健康保険運営協議会でも八月には答申をいただいたところです。
今後は、国保への繰出金の抑制策の一つとして、慎重にこの計画に基づきまして進めてまいりたいと考えております。
77 中原秀文委員 生活保護費の抑制で自立相談ですとか学習支援ですとか、さまざま取り組んでいらっしゃるということでした。
こども未来部は国の施策もあるので難しい部分もあるが、財政面で何とか確保していきたいということを伺いました。保健医療部も医療費の削減のためには、健康寿命の事業をいろいろ進めていくということと、きのうもお話いただきましたが、国保の、赤字解消に向けていろいろ取り組んでいくという、さまざまな御答弁をいただきましたが、先ほども御答弁をいただいた中身からすると、まだまだ民生費は減る方向にはなく、大きく膨らんでいく方向にあるということですので、ぜひとも皆さん力を合わせて、一生懸命取り組んでいただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
保健医療部から御答弁の中にありましたラジオ体操フェスタについてですが、市長がラジオ体操には一生懸命取り組んでいるということもありますので、この辺の内容についてお伺いしたいと思います。またあわせて、どのような効果があったかお伺いできればと思います。
78
健康づくり支援課長 ラジオ体操フェスタの内容と効果についてです。ラジオ体操フェスタ二〇一七in川越は平成二十九年十一月十四日県民の日にウェスタ川越において開催されましたイベントで、午前の第一部は多目的ホールでラジオ体操サミット、それから交流広場で青空ラジオ体操を行いまして、午後の第二部は大ホールでのラジオ体操ムーブメントとして行いました。
具体的には、ラジオ体操サミットにつきましては、県内六自治体の首長によるラジオ体操の取り組みの発表や、共催者であります介護保険管理者協会、全国ラジオ体操連盟を交えたパネルディスカッション、そして首長が署名した宣言書を掲げましてラジオ体操普及宣言を行いました。
青空ラジオ体操につきましては、午前の来場者が四百五十人ですが、ウェスタ前の交流広場に集いまして、現役のテレビラジオ体操アシスタントによるラジオ体操指導を受けたところです。
午後のラジオ体操ムーブメントは、市内保育園児百人によるラジオ体操のオープニングに始まりまして、ラジオ体操の歴史紹介、それから小学校ラジオ体操コンクール金賞受賞校や埼玉栄高校男子新体操部によるラジオ体操演技、テレビ体操ピアノ講師による合唱指導、市内中学生の協力によりますラジオ体操ワンポイントレッスン、お楽しみ抽選会などを行いまして、来場者が楽しみながらラジオ体操を学べるイベントといたしました。
また、サミットに参加した自治体を含めまして、県内の十三自治体や関係団体が寄稿しました雑誌、我が町ラジオ体操というものを参加者全員に配布しております。
参加者につきましては、午前の部が二百五十二人、午後は一千百人と盛況でございました。このラジオ体操フェスタ二〇一七in川越の開催によりまして、効果としましては、ラジオ体操による健康づくりに取り組む機運の醸成が図られまして、関係団体や参加自治体との連携によるラジオ体操の輪を広げるとともに、ラジオ体操の効果や魅力を川越から全国に発信できたものを考えております。
79 中原秀文委員 私もウェスタ川越の青空ラジオ体操は見に行かせていただきましたが、参加者からは、すごく楽しかったというお話も伺っております。健康づくりというのは、先ほども申し上げましたように、民生費の抑制につながる部分もあると思います。また健康づくり支援課、ほかにもいろいろ事業をやられていると思いますので、ぜひ健康づくりを一生懸命進めていただければと思います。よろしくお願いします。
続きまして、地域福祉の推進に関して、コミュニティーソーシャルワーカーを新たに高階地区に配置したということだったと思いますが、改めてその役割についてお伺いいたします。あわせてその活動状況と課題、そして今後の対応並びに他地区への取り組みについてお伺いします。
80 福祉推進課副課長 コミュニティーソーシャルワーカーの役割についてです。
地域福祉の向上のため、地域の支援を通じまして、地域福祉課題の把握やその解決等を地域住民が主体的に行う仕組みづくり、地域におけます支え合いなどの活動の連携や体制強化などを担うものでして、これにつきましては、社会福祉協議会の仕組みが生じてございます。
続きまして、活動状況ですが、平成二十九年度はこれまで週一回ずつ参加者の福祉相談室を設けて個別支援等に当たっていたことに加え、福祉相談室を設けない、現地へ出向いた活動としたアウトリーチ型で高階地区での新たに配置をいたしたところです。
続きまして、課題についてですが、福祉相談室の利用が六十件とちょっと少ないところですので、この取り組みの周知や利用促進について、課題ということで捉えているところです。
最後に、今後の対応につきまして、本年度につきましては、引き続き週一回の三カ所での福祉相談室をもって対応していくとともに、高階地区同様にアウトリーチ型での取り組みを全地区に広げまして、コミュニティーソーシャルワーカーを配置して支援等を行っているところです。また、福祉相談室とアウトリーチ型を併用する中で、コミュニティーソーシャルワーカーの活動状況等を検証いたしまして、よりよい相談窓口のあり方について検討してまいりたいと、そのように考えてございます。
81 中原秀文委員 全地区にも広げていくということをお伺いしました。ただ、課題として六十件の利用しかなかったということだったと思います。何とか周知等も含め、一生懸命取り組んでいただいて、活用していただくようにしていただければと思いますので、よろしくお願いします。
次に、決算のポイントの七ページ。待機児童対策について記されていると思うのですが、保育所等の建設費の補助により、百七十人分の定員を確保してきましたということが書かれています。民間の保育所以外の定員について、増員を図っているのかどうか確認させていただければと思います。
82 保育課長 民間保育所の整備のほかなんですが、南古谷地区に定員十九名の小規模保育所、本庁管内に定員二十七名の事業所内保育所をそれぞれ認可いたしまして、また、本庁管内にある事業所内保育所が定員を七名増としたことで、五十三名の定員増を図ったところです。したがいまして、平成二十九年度分については、民間保育所等の整備による百七十名の定員増とあわせまして二百二十三名の定員増を図ったところです。
83 中原秀文委員 二百二十三名の定員増を図ったということを確認させていただきました。保育所の整備を進める中で、質のほうも高めていく必要があると感じるのですが、どのような施策を講じたのかお伺いいたします。
84 保育課長 保育の質についてです。
二事業実施しておりまして、一つ目は小規模保育所や事業所内保育所、認可外保育事業者などを対象といたしまして、子育て支援員研修事業を実施しております。こちら、昨年度につきましては、五十九人の参加がございました。二つ目が、市内の保育所に従事する職員を対象といたしまして、保育士研修を実施しております。例年、年四回の研修会を実施しておりまして、昨年度は四回の研修会の合計が二千百七十二人の参加がございました。
85 中原秀文委員 待機児童対策については、本会議場でもいろいろ議論されていることだと思いますが、さまざまな施策が必要だと思いますので、引き続き頑張っていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
決算書の二百二十七ページ。西清掃センターの解体工事があると思うのですが、平成二十八年から三年間の継続事業として、来年の三月まで行われるということになっていると思います。たしか七月時点では八五%ぐらいが完了しているとお伺いしたかと思うのですが、その後二カ月ぐらいたっていますが、現在の状況についてお伺いできればと思います。
86
環境施設課長 西清掃センターの解体工事の進捗状況についてです。
直近ですと八月末現在で約九〇%程度進んでおります。
87 中原秀文委員 五%ぐらい、二カ月の間に進んだということを確認をさせていただきました。たしか、ごみピットの底の部分にコンクリートの厚い部分が二メートルぐらいになっていたというのを一度聞いたのですが、解体に当たって、何か配慮したこととか、大きな問題になったこととかあれば教えていただければと思います。
88
環境施設課長 おっしゃるとおり、地下のごみピットのいちばん深いところなんですが、二メートルの厚さのコンクリートがありまして、この解体に関しましては、低騒音型や低振動型の重機を使いまして、周辺の環境に悪影響が出ないよう考慮をして工事させていただきました。また、当時、とても暑かったので、解体現場のすぐ隣にテントを用意しまして、作業者の熱中症対策も進めさせていただきました。
89 中原秀文委員 来年三月七日までの事業だったと思いますが、予定どおり完了するのか、その辺のところをお伺いできればと思います。
90
環境施設課長 今のところ、工程のほうはおくれなく順調に進めさせていただいております。この先、埋め戻しが中心になりますので、天候に左右される部分も多いのですが、工程管理をしっかりしてきちんと終わらせる予定です。
91 中原秀文委員 予定どおり進めたいという御意向はわかりましたが、三年間という大変大きな工事ですので、これまで工期を守れない事業も幾つかあったと思いますので、工期はしっかりと守れるよう、しっかり進めていただきたいと思います。
92 桐野 忠委員 まず最初に、あけぼの・ひかりの関係ですが、現地を視察させていただいて、先ほど質疑の中でも若干ありましたが、これまで働いていた方たちの意見、さっき階段とかの話がありましたが、そのほかにどういった意見を反映されたことがあれば教えていただければと思います。
93 保育課長 あけぼの・ひかりの整備について、どのような御意見を反映させたかというところです。
外来等の駐車場も整備をしていただきたいというところと、あとあけぼのの児童につきましては、日常の指導に当たって、調理室の配膳の手伝いをしておりますので、調理室はあけぼの側のほうにつけている。あとはひかりの指導室につきましては、肢体不自由の方がいらっしゃいますので、ずりばい、はって歩く方もいらっしゃいますので、床暖房をつけたところでございます。また、トイレについても床暖房になっている。そういったところが意見を反映したところです。
94 桐野 忠委員 意見を反映していただいたということは理解をさせていただきました。これから意見を反映するというのはなかなか難しい話なんでしょうが、例えば今後、外構工事とか別途で発注されるかと思いますが、現地視察をしたときに、園長からも園庭の話も若干ございました。さまざま、これからできることで、これまで働いていらっしゃる方の意見が反映できるようなことがあれば、できる限り反映をしていただければと思いますので、その辺はよろしくお願いいたします。
あわせて、新しい職員を募集というか、入れられるということ、これから増員されるということでしたが、タイムスケジュール的にいつごろから職員を募集して、どう教育というか、既に働いていらっしゃる方、その辺も含めてタイムスケジュールがわかれば教えていただければと思います。
95 保育課長 増員につきましては、こちらのほうは行政改革推進課を通じまして増員要求をさせていただいております。採用につきましては、職員課を通じて採用をお願いしているというところでして、四月に採用されるような形で要求しているところです。
96 桐野 忠委員 ということは、これから決まった上で、職員もふやした場合は、前もって教育するとか、そういったことはないわけですか。入ってからということですか。すいません、その辺。先の話で申しわけないんですが。
97 保育課長 相談機能の部分につきましては、社会福祉士と保健師について、今年度からあけぼの・ひかりのほうに配置しておりますので、相談機能の部分についてはそちらの方を中心に準備を進めているところです。
98 桐野 忠委員 理解をさせていただきました。
続いて、平成二十九年度の予算の質疑の面から質疑をさせていただきたいんですが、平成二十九年度の予算のときの質疑で、保育園の関係ですが、二園の民間保育所と一園の幼保連携型認定こども園の整備を行うということだったと思いますが、内容としては定員百人の民間保育所や六十人の認定こども園などの合計で二百八十名程度の定員拡大を見込みますということだったと思うんですが、先ほども保育園の話はございましたが、本会議場でもこのことは質疑をされていて、その答弁では名細に一園、南古谷に認定こども園一園、福原に一園の増園、古谷で認定こども園一園で、先ほどありましたが百七十人増員ということですが、当初予算の計画がどうだったのかというのが気になるんですが、その辺で、数がちょっと違うものですから、わかる範囲で教えていただければと思います。
99 保育課長 当初予算と施設整備をして定員がずれている点についてですが、古谷に認定こども園一園が建設されているんですが、ここにつきましては、当初から二十九年度と三十年度の二カ年にわたる整備ということで、こちらについて、開園が六月一日になってしまったというところがございまして、こちらの保育所の定員が、古谷のほうが百名定員、百名定員のところが三十年度にずれ込んでしまっているということで、予算と平成二十九年分の定員がちょっと違いが生じてしまったというところです。
100 桐野 忠委員 ということは、若干ずれて二十九年度で年度をまたいでちょっとずれてしまったという以外は計画どおりだということでよろしいんでしょうか。
101 保育課長 そのとおりです。
102 桐野 忠委員 待機児童のことが、若干触れていましたが、先ほど中原委員からもその他で待機児童対策がどうかということで事業所内保育だとか小規模保育という話がございましたが、平成二十九年度で予定どおり待機児童は解消されたのか。それともそうではないのか。どうなんでしょうか。
103 保育課長 三十年度当初で、待機児童については七十三名待機児童が出ております。そこからすると、待機児童はまだ解消されていないというところです。
104 桐野 忠委員 そのほかにも、小規模保育だとか事業所内保育という話がございましたが、大きな園を市内にぼんぼん建てていって、待機児童解消を目指すのも必要があるかもしれないんですが、今後、先ほどあった小規模だとか、事業所内保育、もしくは認可外等も含めて、今後のそういった形で待機児童対策の一つとして進めていくということの考えでよろしいでしょうか。
105 保育課長 保護者の保育に対するニーズはさまざまですので、大規模な保育園以外にも小規模保育、事業所内、それと認定こども園等を組み合わせながら、待機児童対策に取り組んでまいりたいと思います。
106 桐野 忠委員 これからもニーズに応えていただきながら対応していただければと思いますので、その点をよろしくお願いします。
続いて、主な施策の中の五十五ページに、親子の交流の場の拡大とかというのがあると思うんですが、地域子育て支援事業で、この二十九年度の予算の質疑のときに、子育て支援センターを初めとする公立四カ所、社会福祉法人等への業務委託による十九カ所、合計二十三カ所において、つどいの広場を開設し、二十九年度には新たに社会福祉法人一カ所の増設を拡大ということだったと思います。この資料によると二十四カ所ということですから、一カ所予定どおりふやすというのは理解できますが、この中に、つどいの広場というのが常設でありまして、合計利用人数一万九千九百五十五人と記載されているんですが、計算すると大体一カ所で六千六百人、単純計算で毎日はやらないでしょうが、二十人ぐらい集っているという計算になるんですが、これって、非常にいい取り組みだと思うんですが、こういう場所がある、基本的に市民へどう紹介、周知されているんでしょうか。
107
こども育成課長 親子の交流の場であるつどいの広場の周知方法についてです。市のホームページに各施設の場所、開設時間等を案内をしているとともに、その同様の冊子を保健センターや市民課の窓口等で配布し、周知を図っているところです。
108 桐野 忠委員 ホームページ等は理解できるんですが、このいわゆる三歳児未満だとか、子育てに関する相談だとか助言だとか、子育ての不安感解消というか、そういったものにすごく役立っているものだと思うんですが、もう少し工夫して周知をしていいのかなと思うんですが、その辺は、あとプラス、今後も施設を拡大か何かをしていく予定はあるんですか。
109
こども育成課長 周知についての考え方と施設の拡大についてです。
周知につきましては、現在行っている媒体のほか、今後さらに必要な保護者の方に届くよう研究をしてまいりたいと思います。
次に、施設の拡大についてです。
川越市子ども・子育て支援事業計画におきましては、二十五カ所の開設を計画しております。つどいの広場の実施施設がないところが、霞ケ関北・川鶴市民センター管内でございまして、現在そちらのニーズを把握するため、二十九年度は川鶴公民館におきまして親子の交流の場を三回実施し、五十一人の利用がございました。三十年度は四回の実施を予定しておりまして、既に実施した二回で五十一人の利用という状況です。今後は、利用状況を踏まえながら、施設拡大について研究してまいりたいと思います。
110 桐野 忠委員 先ほども話をさせていただきましたが、本当に子育て支援のいい取り組みだと思いますので、多くのそういう保護者に助言ができるような体制をあわせて周知を工夫して行っていただければと思います。この点は以上です。
続きまして、先ほど中原委員からもありました健康マイレージ事業というのが出ていましたが、本会議場でもこの件はちょっと触れていました。実績で一千二百四十三名登録ということが記載されておりますが、本会議場でウオーキング講習会というのがあったと思うんですが、ウオーキング講習会というのはどのように行っていらっしゃるんですか。
111
健康づくり支援課長 健康マイレージのウオーキング講習会についてです。
こちらのほうはウェスタ川越の多目的ホールにおきまして、マイレージ参加者全員に御案内をした上で、希望の方全員参加で健康運動指導士による指導を行っているというものです。
112 桐野 忠委員 この健康マイレージ事業、そもそもウオーキング講習会だったんでしょうが、どういう形で知ってもらう運動というか、また周知になってしまうかもしれないんですが、どうアピールされていらっしゃるか。
113
健康づくり支援課長 こちらは、健康マイレージの参加者全員に直接郵送で御案内をさせていただいております。その郵送の際に、ウオーキング講習会だけでなく、アンケートを実施して身長、体重、BMI等を測るようなところと、一緒にウオーキング講習会についても御案内すると、そういった周知の方法をとっております。
114 桐野 忠委員 今、アンケートという話がございましたが、利用者の反応なんかも既に、始まったばかりですが、反応なんかはとっていらっしゃるんですか。
115
健康づくり支援課長 市で行う事業ですので、まだ、集計については今後ということになりますが、そういったデータは収集しているところです。
116 桐野 忠委員 内容は問いませんが、利用者の声は非常に大事だと思いますので、参考にしていただいて、しっかりと声を拾っていただいて、よりよいものにしていただければと思いますので、よろしくお願いします。
117 大泉一夫委員 私のほうも幾つか歳出について、ちょっと個別にお聞きしていきたいなと思います。
まず、この決算の附属資料のほうの中で、幾つか聞かせていただければと思います。
まず、食品・環境衛生課にお聞きしたいんですが、市内においては食中毒がかなりというか、我々議員にも毎年幾つか報告をいただくんですが、食中毒というのは川越市で年間どのくらい発生しておりますか。
118 食品・
環境衛生課長 食中毒に関しまして、昨年、二十九年度につきましては七件発生しております。二十八年度は四件、二十七年度が一件、二十六年度が一件、二十五年度が二件でございました。
119 大泉一夫委員 そうすると、ちなみにことし、三十年で現在までどのくらい出ているというのはわかりますか。
120 食品・
環境衛生課長 現在のところ、食中毒というか、処分を受けているところ、要するに行政処分としている形がございまして、そちらが一件ございます。それは、今まで五年間には全くございませんでしたケースです。それ以外に、現在食中毒案件の形で事案を抱えているところがございますが、ほかに一件既にございます。
121 大泉一夫委員 食中毒がお店等で発生しますと、営業停止をかけますよね。一週間とか三日とか、こういう、今お話しした件数というのは、昨年七件出ておりますが、これは営業停止がかかった件数ということでよろしいんでしょうか。
122 食品・
環境衛生課長 営業停止がかかった件数は、昨年は四店舗、七件のうち四店舗が営業停止を、全て三日間かけてございます。
123 大泉一夫委員 そうすると、営業停止がかかったような店舗というのは、指定された日数が経過した後の再開についてはどういう手順で再開されるんでしょうか。
124 食品・
環境衛生課長 再開につきましては、その営業の停止期間中に、食品・環境衛生員、保健所の職員が現地へ出向いて、まず、なぜ食中毒が発生したかという原因を含めて、衛生面についての指導を行いまして、そういった指導を含めて三日間で次回そのようなことのないようにという形で指導をいたしまして、三日間の後、営業再開できるという形になっております。
125 大泉一夫委員 わかりました。食中毒については身体検査、それから検査項目等をやっておりまして、また、事業的にも進めているというのを、我々、特別にニュースというか、議員のほうにも通知が来まして、市内のどこどこ店舗という形で出まして、特にことしあたりは気温も高かったという部分もありまして、そういう点では適正に行っているのかどうかということで聞かせていただきました。
次に、資源化センターのほうでちょっと若干お聞きしたいんですが、今、川越市ではごみ屋敷、テレビ等でもごみ屋敷の話が出ておりますが、川越市において、ごみ屋敷と言われるような相談を受けている案件はございますか。
126
資源循環推進課長 ごみ屋敷につきましては、年間に数件お電話をいただくことがございます。現状におきましては、敷地内にあるものにつきましては所有者の方の意識が大事になりますので、その方がごみということで認められれば回収等の作業に入っていけるわけではございますが、そうでないものに関しては、現状を把握しに行くというところになっておりまして、現時点で把握している件数、今手元にございませんが、十件に満たないぐらいの件数になっています。
127 大泉一夫委員 今、お話ですと、ごみはそうすると自宅の敷地内に放置というか、散乱している部分においては、何ら行政は指摘できないという認識でよろしいですか。
128
資源循環推進課長 おっしゃるとおりです。
129 大泉一夫委員 今、川越市内においてはそのような案件、そこまで報道にまで出ているような案件はないという認識をいたします。ただ、やはり私の知っているエリアにも一軒そういうところがございまして、テレビで見るほどではないんですが、やはり敷地内の中に、塀の中にはかなり散乱しているところもありまして、そうしますと悪臭等が出たとしても、外にあふれていない限りは、市は何の処理もできないという理解でよろしいですか。
130
資源循環推進課長 大泉委員がおっしゃったとおり、におい等の問題があったりというのがございます。環境部内にもにおいを所管している部署がございますが、現状を把握させていただきまして、あとは地域にどれだけ影響を及ぼしているかというようなことを把握した上で、現実的には自治会長等々とも相談をさせていただいて、例えば地域で持ち主の了解を得て、処分をしてもいいということになりましたらば、環境部のほうで収集管理課と協力をしてごみを持っていくということも実際にはやっていく可能性はございます。
131 大泉一夫委員 私自身、やはりテレビ等で見ましても、もうあふれるばかりになってしまう。それで初めて行政が手を出してくるというような状況になってしまうと、もうここまで続いていくということを放任する、認めてしまうという状況があるので、行政として何らかの早い時点で近隣に迷惑がかからないような形でのごみ処理をしましょうというアプローチというのは無理なんでしょうか。
132
資源循環推進課長 現在、ごみ屋敷につきましては、庁内の関係課の課長会議を開催しておりまして、手順を踏んでどのように対応していくかというのを検討中です。
133 大泉一夫委員 あちこちの雑草だとか樹木については市で管理という部分があるので、ごみについても何らかの対応ができるのではないかなと思うんです。やはり、早い時期に片付けないと、もう手をつけてもしようがない、または手をつけられない状況まで陥ってしまうと、家主さんももう逆に、そちらのほうに進んだほうが、ごみをためるほうに進んだほうが楽になってしまう。片付けるよりも、だから助長する。行政が何もしないから逆に助長するのではないかなという気がしますので、そういう雑草等と同じ類いで、近隣住民に対する環境、住居環境等の保全のために何らかの手を打つような施策を考えていただければと感じておりますので、よろしくお願いいたします。
次に、ちょっとこの決算の説明の中で幾つかお聞きさせていただきます。
先ほどのコミュニティーソーシャルワーカーにつきましてはお話を伺いましたので、これは進みます。これは高齢者いきがい課において、市民後見推進を行っているかと思うんですが、この事業の中では昨年公開講座に三十五人が参加し、修了者数が十六名であったというような形で、今後、高齢化社会になりますと市民後見という部分も非常に必要になってくるのかなと、成年後見だけではなくて、こういう形で取り組みが望ましくなると思うんですが、講座を受けていて実際に後見人になる道というのはどういうステップを踏めばなれるのか教えていただけますでしょうか。
134 高齢者いきがい課長 後見人へのステップについてです。
まず、市民後見人養成講座を修了していただきまして、その後、市のほうに市民後見人候補者として登録していただきます。その方につきましては、川越市社会福祉協議会の法人事業において、支援員として活動していただいているところです。その支援員の活動の中で実績をつくっていただきまして、市民後見人として選定されるような形になることではございますが、現在のところ、川越地区の裁判所管内では市民後見人につきましては、まだ一人も出ていない状況になっています。
135 大泉一夫委員 そうしますと、市としてはこの事業を進める上では、最終的には市民後見人になっていただきたいということが目的でこの事業を進めているのかなと思っているんですが、その辺はどうでしょうか。
136 高齢者いきがい課長 成年後見制度の利用を促進するためには、市民後見人推進事業を通じて、地域福祉の視点から市民が後見業務の新たな担い手として適切に活動できるよう指示するために、市民後見人の養成等を行っているところです。
今後、認知症の高齢者等の増加が見込まれておりますので、成年後見制度の必要性は高いと思っております。今後は、相談件数も増加傾向にあると思いますので、関係団体や川越市社会福祉協議会の協力をいただきまして、体制の強化を図ってまいりたいと考えているところです。
137 大泉一夫委員 今まで市民後見人になった人はいないということですが、目的には、最終的にはそこに到達するのが目的かなというような気がします。各司法書士とか弁護士とかは、そのような人たちも支援員になって、将来的には独立できるようなこと、そういう道を開けるように、この事業を推進する上ではそこまでのっているようなプロジェクトをしっかりと考えた上で、ただ、こういう講座を開いている、またはフォローアップしていますよというだけではなくて、やはり目的を、最終目的を到達できるような仕組みをしっかりと組み立てた上で事業を進めていただければと思っております。
この件については以上で結構です。
次に、長寿祝い金と金婚記念品についてお聞きしたいんですが、これは把握の仕方はどのような形をとっておりますか、該当者の把握の仕方は。高齢者いきがい課かな。
138 高齢者いきがい課長 長寿祝い金支給事業につきましては、対象が七十七歳、八十八歳、九十九歳、百歳、以上の方となっておりまして、住民基本台帳のほうから抽出させております。それで、金婚記念品贈呈事業につきましては、こちら結婚後五十年を迎える人に対して記念品を贈呈する事業でございますが、こちらにつきましては、御夫婦からの申請に基づいて記念品を差し上げている状況です。
(休 憩)
(傍聴
伊藤正子議員出席)
(再 開)
139 大泉一夫委員 ただいまのお話ですと、長寿祝い金については台帳から抽出ということですから、これについては多分漏れがないのかなという認識をさせていただきました。あと、金婚記念品については、申請に基づくという形でした。ちょっと長寿祝い金、私は市民から言われたんですが、市は祝い金、お祝いの件を変わったなということで、私はこの節目、節目という、喜寿とか米寿とか、そういう節目にもらえるというので、私はもらえなかったという声が市民からあったんですが、住民票から、台帳から出せば漏れることはない。これはそうしますと、抽出した段階で、その該当者に文書か何かで通知をしているのか、それとももう、抽出した段階で、その方の家庭にお金が届くのか、その辺を教えていただけますか。
140 高齢者いきがい課長 現在は、お祝い金につきましては振り込みにさせていただいておりますので、該当者の方に改めて通知と振り込み依頼の用紙を送付しております。
141 大泉一夫委員 そうしますと、市から振り込みですから指定口座を書いた紙を本人から出していただくような形で、本人のほうに通知を出しているんだと思います。そうなりますと、市で抽出した件数と実際に申請書が戻った件数に差異はありますでしょうか。
142 高齢者いきがい課長 差異はございます。ただ、送られてきていない方につきましては、再度御通知を申し上げて、申請をお願いしているところです。
143 大泉一夫委員 そうしますと、この平成二十九年度では支給者数五千七人支給をしておりますが、実際にこの年の対象者というのは何名だったかおわかりになりますか。
144 高齢者いきがい課長 申しわけありません。手元に資料がありません。確認いたします。
(休 憩)
(再 開)
145 大泉一夫委員 続きまして、こども政策課についての事業でお聞きします。
多子世帯応援クーポン事業がございますが、これ、実際に二百五十四世帯にチケットを配布しているということですが、チケットの中身、内容はどんなものなんでしょうか。
146
こども未来部副部長兼
こども政策課長 チケットは三万円分のクーポンでして、そのクーポンによって使えるサービスがございます。サービスの内容としましては、家事ヘルパーですとか産後ケア、一時預かり、親子ふれあいイベントなどの参加費、あとは保育施設等による給食費やガス代などの実費徴収、そういうものにもクーポンが使える形。また、物品としましては、おむつですとか粉ミルク、こちらの物品購入も可能となっております。
147 大泉一夫委員 これには県の事業のほかに市として補助金というか、上乗せで三万だと思うんですが、川越市としては上乗せ額というのはどのくらいの金額を上乗せするということでしょうか。
148
こども未来部副部長兼
こども政策課長 上乗せ分としまして、初年度で三万円分のクーポンを上乗せしているということです。
県のほうが三年間にかけて五万円分を渡すということで、初年度二万円、二年目が二万円、三年目が一万円ということで、県は三年間の事業です。市は一年目に三万円上乗せということですので、県の二万円と市の三万円で利用者は初年度五万円クーポンが行くという形です。
149 大泉一夫委員 そうしますと、トータル的には県が三年間で五万円、市は初年度で三万円ですから、多子世帯ではトータル八万円の支給をクーポン券で受けられるということでよろしいですか。
150
こども未来部副部長兼
こども政策課長 そのとおりです。
151 大泉一夫委員 そうしますと、これに対しましても配布方法は申請ということでなっているかと思うんですが、昨年度二百五十四世帯がチケット配布ということなんですが、これはあくまで申請があった家、というのは、対象者の家に市からこのような申請をしなさいよという形で通知をしているのかどうか、確認をさせてください。
152
こども未来部副部長兼
こども政策課長 対象者のほうに勧奨通知を配布しまして、こういう制度があるのでぜひ申請をしてくださいということで、十一月と一月の二回、合計で三百四十二通なんですが、発送しまして、周知に努めたところです。
153 大泉一夫委員 三百四十二、二百五十四。そうしますと、残りが九十世帯ぐらいが出るのかと思うんですが、申請していない世帯が九十世帯ぐらい残りますが、そこのところはもう二回目以降は勧奨というか、申請についてのアクションは起こしていないという理解でよろしいですか。
154
こども未来部副部長兼
こども政策課長 正確には、十一月の段階で申請をされていない方に送りまして、その後申請をまだされていない方ということで一月に送っていますので、基本的にはほとんどの方に通知は行っているのかなと認識しているところです。
155 大泉一夫委員 通知は行っているが、受給はしていないと、交付を受けていないということ、そこのところが私は聞きたかったんですが、通知は見るが、申請はしていないと。だから、二回目に申請書を再度送って、通知が出ないところは、この家庭は必要ないと思って、もうそれ以降はそういう家庭にはクーポン券は配付されないのかどうか。そこのところをもう一度確認させてください。
156
こども未来部副部長兼
こども政策課長 クーポン券につきましては、先ほども申したように、県の制度と一緒に連携してやっておりますので、一応、今年度分につきましては、十二月分は今年度分のクーポン、三月までに生まれた方は翌年度のクーポンということで、一応そこで区切っておりますので、昨年に生まれた方が申請をしないで今年度に入ってしまいますと、川越市のクーポンというのは行かない形になってしまいます。
157 大泉一夫委員 そうしますと、確認しますと、川越市と県は同一該当者に対しては申請の通知というのは別々に行っているという認識でいいんですか。
158
こども未来部副部長兼
こども政策課長 一緒です。同じところに業務委託を行いまして、一つのところが申請窓口として受けたもので県の分、市の分ということで送らさせていただいております。
159 大泉一夫委員 先ほどの祝い金とあわせて聞きたかったんですが、やはり、こういう対象者が余りいないものに対しましては、特にこれ、三百人少々ですから、漏れている方というのはある程度わかるのかなと。ですから、電話確認でもしていただいて、要らないんだったら要らない、出さないからこの人はもらいたくないんだと、受けたくないんだという判断ではなくて、少しでもやはり、そういうお祝いのもの、特に多子というのは今の少子化の中では非常に行政に対して貢献している家庭なのかなと。ですから、そういう家庭に対しては、そういう行政が行っているものに対して、丁寧に相手に制度を教えてあげる、そういう姿勢があってもいいのかなと思います。余り膨大な数ですと、またそれだけで大変な苦労になってしまいますが、この程度の数であれば確認をして、ああ、要らないんだというのがわかればいいんですが、やはり、何らかの形で、その通知をもらいながらも提出ができなかったというような家庭もありますので、少し配慮をしていただいてもいいのかなと思いますので、この点は申し添えておきます。
あと一点お聞きしたいことがあります。これは健康管理課にお聞きします。
七十三ページに二十九年度のがん検診の実態が出ております。この中で、幾つかの各種がんが出されております。胃がん、肺がん、大腸がん、これにつきましては、対象者数が同じですから、同一に申請しなさいよという形なのかなと思うんですが、受診率、受診者数においては、大腸がんだけは二二%と多いんですが、胃がん、肺がんは二・三、二・五%というような、非常に少ないのかなと思います。これに関して、市はどのような受けとめ方をしておりますでしょうか。
160
健康管理課長 胃がん、肺がんについて、特に少ない受診率となってございます。胃がん、肺がんにつきましては、実は二十九年度は個別健診といいまして、各医療機関で受診の機会がございません。実際、検診の機会といたしましては、総合保健センターでやる施設検診、それから公民館を巡回する集団検診、これらの検診についてやっております。実際に、こちらの二つの検診を合わせて、例えば胃がん検診ですと、定員合計三千七百五十人になるんです。こちらを全て充足したとしても、上限がおおむね三・七%にしかならないということになります。したがいまして、それ以上の受診率をふやすためには、個別医療機関での実施が不可欠です。ただ、胃がんにつきましては、今年度から胃部内視鏡検査と同時に胃部エックス線検査も国保のほうから移行して個別検診化したんですが、肺がんのほうがちょっとまだ、医療機関おける二重読影体制とか、そういう検診の要件を満たすものがちょっとなかなか調整がつきませんで、肺がんのほうは未実施です。胃がんのほうは、今年度かなり受診率が上がる予定ではございます。
161 大泉一夫委員 そうしますと、この対象者数が同一の対象者数ですが、実際に受ける検査については個別に受診をするという認識でよろしいんですか。個別というか、それぞれを別々に、一個一個、胃がんを受ける、肺がんを受ける、大腸がんを受けるという、セットで受けるのではなくて個別に検査を受けるという認識ですか。
162
健康管理課長 基本的にはセットというよりは、医療機関で何を受けたいかということで申し込みをいただくというような形にはなります。施設検診におきましては、例えば1)がん検診みたいなセットで、一日のうちに保健センターで胃がんと肺がんと例えば前立腺がんとか、そういうものがセットで受けられるようなメニューもございますが、医療機関におきましては各々そこのところで、例えば特定健診とあわせて、胃がんはいかがですかということで、ことしはお勧めしていますが、前立腺とかそういうものをあわせて受けていただいているということです。
163 大泉一夫委員 先ほどの話では、定員が最大で三千七百五十名というような話ですから、対象者数は同じでも大腸がんと同じ方が検診は受けられないという認識でよろしいんですか。二万二千人受けられたら市は困ってしまうという認識。
164
健康管理課長 医療機関のほうで検診が実現すると、要するに定員という上限の枠がなくなりますので、医療機関で受け入れられるだけ受けていただけるんですが、二十九年度までは胃がん、肺がんとも医療機関での実施ができませんでした。そうしますと、施設検診、総合保健センターでの検診と、後は集団検診といいまして公民館を回る検診になりますので、定員上限の三千七百五十人来ても理論的上限が三・七%しか行かないということなので、これを二桁以上にふやそうとか、そういうことになると、やはり医療機関で引き受けていただかないと、そこまでの受診率が伸びないということです。
165 大泉一夫委員 そうしますと二十九年度まではそういう枠があったが、今年度からはその枠が撤廃されるということなので、胃がん、肺がんの受診率も伸びるという見込みでよろしいでしょうか。
166
健康管理課長 胃がんについては三十年度から個別検診ができましたが、肺がんについては同時にやろうかと思ったんですが、医療機関において二重読影という、医師が二人以上で見なければならないというがん検診の指針がございまして、胃がん検診の場合は胃部エックス線検査がそれまで標準でしたから、胃部エックス線検査はバリウムを飲んで透視台といって大きなぐるぐる回す機械でやりますので、ああいう機械が置いてある、導入できるというのが大体大病院が多いです。それで、クリニックはほとんど導入を行いませんので、そういうところには、大体医師が二人以上いるということで、今回、胃がん検診はスムーズに移行できました、肺がん検診も移行できるかどうかという調査を行ったんですが、半数以上の医療機関において、要するに二重読影体制ができないというようなことがございまして、今後、肺がん検診を個別検診化していくに当たっては、その二重読影体制をどのように確保していくかという課題がございます。今後、そういう課題について、医師会とよく協議いたしまして、個別検診化に向けて努力してまいりたいと存じます。
167 大泉一夫委員 そうしますと、市としては対象者皆さん方が制限なく受けられるような取り組みはしていると、今後は肺がんのほうはまだそこまで容易ではないが、いずれは開きたいという形で考えがあるということをお聞きしましたので、結構です。
その際に、胃がんについては今年度ふえていくのかなと思うんですが、当然、費用もかかります。市の予算もかさみますが、その中で、平成三十年度からは胃がんについては枠が無尽蔵というか、かなりふえることが見込まれますが、その予算的には何ら支障はない、財政的には支障がないという認識でよろしいですか。
168
健康管理課長 支障がないといいますか、二十九年度予算に比べまして、三十年度は胃がん検診関係だけで一億三千万円ぐらい委託料をふやしています。どこまでふやせるのかというのは、財政課との協議によりますが、例えば今回、胃を国保と後期高齢のほうを廃止させていただいて、胃がん検診に移行したんですが、移行する予定の人数というのがおおむね大体七千五百人以上いるだろうということを考えています。それで、その胃がんについて全部移行してきた場合は、新たに実施する内視鏡検診の費用と合わせておよそ一億三千万円以上の増額が必要だろうということで予算措置をいたしましたが、肺がんをもしやるとすると、肺については平成二十八年で国保のほうで二万六千百八十人、後期高齢のほうで一千九百七十五人ということで、おおむね三万人ぐらい検査を受けていると。それを全部がん検診のほうに移行するといたしますと、試算しても多分二億円以上の増額をしないといけないだろうということで、財政的にもかなり大きいものになりますので、そういうことは今後、財政課と協議をして進めてまいりたいと思います。
169 大泉一夫委員 検診もただではできませんから費用がかかります。ただ、胃がんも今は治る病気というような認識もございますので、早期発見することによって、早期治療、完治という道も開けます。やはり、おくれてがんが進行してしまっていたら、医療費に比べると、やはり検診によって発見するというリスクのほうが、予算的にも安くなるのかなと思いますので、この事業につきましては市も積極的に進めていただきたいと思います。
(休 憩)
(再 開)
170 高齢者いきがい課長 先ほどの長寿祝い金支給事業に関する質疑について答弁いたします。
平成二十九年度の対象者数ですが、五千二十六名となっております。現在支給が終わっているのが五千七名ということになりまして、十九名の方が残るわけですが、この十九名のうち、五名の方が辞退ということで、残りは十四名の方という形になっております。
171 大泉一夫委員 五千二十六名の対象者に対して五千七名。非常に対象者に対して網羅されているということを聞きまして、これにつきましては安心をいたしました。せっかくこういう節目支給として、市から償還されるという部分が皆さん該当するということで、該当する方も受給されているということを聞きまして、非常に納得をいたしました。
あと、金婚記念品ですが、ちなみにこれ、五百五十六組対象になっていますが、どのようなものを記念品として贈呈しているんでしょうか。
172 高齢者いきがい課長 記念品といたしましては、一千五百円程度の夫婦箸とお祝い状をお贈りしているところです。
173 大泉一夫委員 こちらについても、やはり申請ですが、市としては対象者数がどのくらいかというのは把握しておるんでしょうか。
174 高齢者いきがい課長 把握はしておりません。
175 大泉一夫委員 結婚の日まではなかなか難しいのかなと思いますが、五十年という節目を夫婦が長年連れ添って生きてきたというような証でありますので、該当者が申請できるような形で周知は徹底していただければと思いますので、これについては以上で結構です。
176 川口知子副委員長 昨日、あけぼの・ひかり児童園の移転改築の、
児童発達支援センターの見学をさせていただきました。いろいろ、先ほど来議論もありますが、私からは出入り口のひさしの関係で、以前、一般質問でも取り上げておりましたが、お子さんがバスからおりて、雨ですと濡れながら中に入っていくという、そういった状況を改善するためには、ひさしを広く長く出して濡れずに中に入れるような、そういった施設であってほしいなと思っていたんです。現場に行きましたらひさしが一メートルほどでしょうか、非常に短かったんですね。ほかにひさしの取りつけ等は考えていらっしゃるのか、そこのところをお伺いしたいと思います。
177 保育課長 ひさしにつきましては、現状は一カ所の出入り口になっていると思うんですが、今のところ検討はしていないです。
178 川口知子副委員長 現在では考えていないということでしたが、ただ、本当に短いと思うんです。あれではバスからおりた車いすのお子さんとかストレッチャーで肢体不自由児、ひかりの児童園のお子さんですとか、かなり障害を持ったお子さんですと時間がかかるんですよね、中に入るのに。なので、介助員のこともそうですが、そこら辺はもうちょっと柔軟に。今後、施設整備はあの現状だということなんですが、何かほかに御検討いただけないのかなと思いまして。御検討はいかがでしょうか。
179 保育課長 ひさしの件につきましては、内部でちょっと検討させていただければと思います。
180 川口知子副委員長 ぜひ検討をお願いします。それから、いざ地震や火災のときに、避難階段、避難施設が必要なのですが、階段で避難すると、滑り台は設けられていないということです。公立の保育園を見ますと滑り台のところもありますし、階段のところもあるかと思います。南古谷が階段でしたよね。このあけぼの・ひかりの、
児童発達支援センターなんですが、障害を持ったお子さんが利用されるということで、この避難計画において、常にバリアフリーを意識した外構であってほしいなと思っています。段差があったり等々ですと、避難にも時間を要するということで、そういう障害物であるとかブロック塀、花壇とか、さまざま門扉などありますが、そういった外の道路に避難をさせるというときに、スムーズな避難体制がとれるように、そこはしっかり体制を組んでいただきたいなと思います。
続きまして、こちらは主要な施策の成果に関する説明書の中で、福祉タクシー三十七ページの、社会福祉費、障害者福祉課所管の福祉タクシー利用券、ガソリン利用券補助ということで、これが件数、金額等々が書いてありますが、執行率が以前三〇%で非常に低かったんです。今回はガソリン券にも拡大したと、選択制になっておりますが、そのことによって、執行率がどのようになっているのか確認をさせてください。
181
障害者福祉課長 現在は福祉タクシー券とガソリン券というのがございますが、その二つの選択制という制度となっております。ここで、昨年度の部分と比べますと、それぞれ増減で比べますと、ほぼ同じような人数になっております。
(休 憩)
(再 開)
182 川口知子副委員長 執行率のほうは、後ほどわかり次第お答えいただければと思います。
続きまして、四十四ページの社会福祉費、老人福祉施設費の後楽会館運営管理についてお伺いいたします。
こちらに関しては、東後楽会館が廃止になるということで、いろいろと、利用者の方から要望が入っているかと思います。こちら、東後楽会館では、会員の皆さんが交流会というんですか、ある曜日はカラオケ会ということで、畳六十畳の部屋でカラオケをしているということなんですが、ここの施設がなくなることによって、そういった今までやっていた交流会の場所、カラオケの場所というのが確保できるのかということを聞かれたんですが、それにつきましてはどのようにお考えでしょうか。
183 高齢者いきがい課長 東後楽会館廃止後の対応につきましては、現在改修中の西後楽会館や老人福祉センターと総合福祉センターオアシス、また、老人憩いの家等の既存の施設を有効に活用することで代用したいと考えているところです。カラオケができる場所といたしましては、西後楽会館、オアシス、小ケ谷老人憩いの家の三カ所でカラオケを楽しむことができる施設となっております。
184 川口知子副委員長 さらに、駐車場についても東後楽会館の方が全てとは言いませんが、七割、八割の方が西後楽に行くか、駐車場などの問題等々、今までの台数よりも多く必要になるかと思いますが、そこら辺の配慮なんかは検討されているんでしょうか。
185 高齢者いきがい課長 まず、東後楽会館を利用されている方の聞き取り調査なんですが、今後、どちらの施設を使うかということで、西後楽会館を使うという方が半分ぐらいいらっしゃることがわかりました。それに対する交通手段としましては、送迎バスを利用したい、自家用車を乗りたいという方が半数ずつぐらいいます。ですので、やはり、駐車場のほうにつきましては、東後楽会館を利用していた方が全て受け入れられるかというのは、ちょっとまだ計算していない部分ではございますが、なるべく車とかをとめられるように検討してまいりたいと考えております。
186 川口知子副委員長 ぜひ駐車場の確保もお願いしたいと思います。また、バスのほうも増便等が必要になってくるかと思います。これに伴って、二十九年度の予算、これは東後楽会館の決算額というのは幾らになりますでしょうか。
187 高齢者いきがい課長 東後楽会館の指定管理料の決算額ですが、五千百四十二万一千五百六十七円となっております。
188 川口知子副委員長 五千万円ほどの決算額ということで、これが今後、どのように生かされるかということですが、しっかりと高齢者の福祉の充実のために使っていただきたいと思います。
それでは時間もないので、あと二つほど。
事業の取り組み状況調べの事業ナンバー二十八番。産前・産後サポート事業については、これについては一般質問もございましたが、一歳未満のお子さんへのこういったサポートがされているということで、その上の産後ケア事業がございまして、執行率が一六・三%で、利用者及び利用日数が想定よりも少なかったためということがあります。
考え方として、より市民が必要としている事業に多くの予算を確保していただきたいなと考えるわけですが、こういった予算の組み方、一方では産後ケア事業、必要な事業ですので、これはなくせませんが、産前・産後サポート事業はこうした育児不安、リスク出産で大変な中で出産されたお母さんたちの不安感を取り除く、そういったことで改善が図られるということがありますので、こういった予算の使い方、また、一歳以上になると、この事業、産前・産後サポート事業が終わってしまうということで、これは継続した取り組みが必要ではないかと思いますので、これについては所管課がどのように捉えていらっしゃるのかお伺いします。
189
健康づくり支援課長 産前・産後サポート事業と産後ケア事業についてです。
まず、予算の執行は、産後ケアは執行率が低いということですが、確かに当初、延べ六十人、四百二十日間の利用を見込んでいたところが十八人、五十二日間と大変低くなっております。こちらは二十八年度に始まった事業で、昨年度の決算でも同様の御指摘を受けたところでして、二十九年度につきましても、当初の支援が必要な人を、事業を始める段階で保健師等から、あるいは医療機関から入った支援が必要な人の人数、その半数程度が利用するだろうという見込みのもとに始めたものでしたが、宿泊ニーズについて乖離があったものと認識しております。
そのため、今年度の予算におきましては、産後ケア事業につきましては、実績に合わせて予算上減額しているところですが、必要な事業と認識しておりますので、宿泊人数だけではなくて、デイサービス型等、宿泊以外のところでも産後ケアが利用できないかというところで、現在検討しているところです。
また、産前・産後サポートにつきましては、平成二十九年度スタートした事業ですが、産前・産後というところで、国庫補助の対象となるのが母子保健衛生費の交付金につきましては、一歳未満までということになっておりますので、ホームスタート事業自体は未就学児が対象というところではございますが、産前・産後サポート事業としてできる範囲で行っているところでして、健康づくり支援課としてはできる範囲でやっているところですが、今後、
こども未来部とも協議して、より妊婦さんや子育て中のお母さんたちによりよい制度となっていくように検討したいと思います。
(休 憩)
(再 開)
190
障害者福祉課長 先ほどの福祉タクシー券の予算額に関する質疑について答弁いたします。
四千六百四十八万円で予算額がございまして、決算額が四千四百十六万七千二百四十円ですので、執行率は九五・〇二%となります。
(質疑終結)
○討 論 な し
○採 決 起立採決 認定
───────────────────────────────────
(休 憩)
(再 開)
○議 題
議案第九〇号 川越市
養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例
の一部を改正する条例を定めることについて
○提案理由の説明(高齢者いきがい課長)
○質 疑 な し
○討 論 な し
○採 決 簡易採決 原案可決
───────────────────────────────────
○議 題
議案第九一号 川越市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準
を定める条例の一部を改正する条例を定めることについて
○提案理由の説明(福祉部副部長兼
介護保険課長)
○質 疑 な し
○討 論 な し
○採 決 簡易採決 原案可決
───────────────────────────────────
○議 題
議案第九二号 川越市保育所設置及び管理条例の一部を改正する条例を定めるこ
とについて
○提案理由の説明(保育課長)
○質 疑
191
栗原瑞治委員 昨日、視察もさせていただきましたので、それも含めまして幾つか質問させていただきたいと思います。
まず、仮園舎への引き渡しや引っ越し等の今後のスケジュール、またあわせて、地域の方や近隣の保育園の関係者等々への内覧等の予定があるのかということをお伺いさせていただきたいと思います。
192 保育課長 移転に向けた今後のスケジュールについてですが、建物自体の建築は既に終了しておりますので、建物が法律に違反していないかの検査や、十月九日の開設の際に現園舎同様の保育が実施できるよう、準備を進めているところです。
具体的には、二十一日に建築基準法に基づいた建築指導課による検査の実施、二十五日に靴箱やロッカーなどレンタル品の搬入、二十八日に消防法に基づいた消防検査を行い、十月六日と七日の二日間で引っ越し業者による現園舎からの備品類の搬入、八日に保育園職員による備品類の整理を行い、十月九日からは、できるだけ現園舎同様の保育の実施に努めてまいります。
次に、内覧の予定なんですけれども、現時点では予定はございません。
193
栗原瑞治委員 やはり仮園舎とはいえ、地域の方、近隣の保育園の関係者等、気にされている方も多いと思いますので、ぜひ内覧ができれば、日にちを設定しなくても、ぜひ内覧ができるようにしていただきたいと思います。
あと、あわせて引っ越しが二日間でやられるということなんですけれども、きのうは余り目につかないところにありましたが、引っ越し直前になって段ボールが積み上がっていて、子供たちが何か引っ越しの予感で感じてしまうような状況にならないようにだけ、最後の日までしっかりとした保育をしていただけるようにお願いしたいと思います。
次に、今、現状、車で送迎をする方というのはどれぐらいいるんでしょうか。大体で構わないんですけれども。
194 保育課長 今ちょっと手元に資料がございませんので、ただ、車で送迎をできるように送迎の駐車場五台確保しておりますので、今、現状、在園児が五十名おりますけれども、一応、その五台で対応できるような形はとっています。
195
栗原瑞治委員 きのう拝見させていただいた中で、駐車場のスペース自体は今の現園舎よりは広くはなっているかと思うんですが、距離が少し離れるかなと思います。そうなると、雨の日だったりだとか、例えばきょうだいを同時に送迎してきた方とかが、道路にちょっと送迎だけだからというので、とめて送迎に行ってしまうと、あそこも狭くなっていますので、真ん中に水路が流れていますから、そういったことがちょっと心配なんですけれども、近隣の迷惑になってしまわないような、そうした対策とかというのはどのようにお考えですか。
196 保育課長 仮園舎の道を出たところに、大体十台程度置ける送迎用の駐車場を確保しております。当初、十月九日に移転した際には、保育士が朝、道路のところに立って、交通の妨げにならないようにしていきたいと思っています。
197
栗原瑞治委員 ぜひ近隣の御迷惑にならないように、しばらくの間はよろしくお願いします。特に雨の日とかは狭いかと思いますので。
最後に一点なんですけれども、この視察の中で、来年度から新しく新園児の受け入れを開始するということでおっしゃっておりましたけれども、定員だったりだとか、受け入れの、ゼロ歳児、一歳児とかの構成というのは、変更する予定というのはあるんでしょうか。
198 保育課長 仮園舎の移転に際しては、年齢別の定員の変更はございません。
199
栗原瑞治委員 ただ、新園舎の際には、ゼロ歳児を受け入れていくとたしかおっしゃっていたかと思いますので、そうなると、地域にはほかにも小規模だったりだとか、ほかの民間の保育所もありますので、ぜひそうした部分も配慮、あまり市で民間をいじめないような配慮も多少いただきながら、新園舎も考えていっていただければと思います。
200 明ヶ戸亮太委員 先日は視察をありがとうございました。大変お世話になりました。
現場を見させていただいて、リースですと、どうしても部分部分が汚れていたりとか、ちょっと気になる部分があるなというのは率直な感想です。
保育園ですので、子供たちのお昼寝とかもあるのかなと思うんですけれども、小さい子で特に気にしなくてはいけないのは、ハウスダストとかアレルギーに関するものでして、中古のパーツを使っていると、そういうものが起こり得ることがあるという話を聞いたことがあるもので、そのあたりについて、何か事前に調べていることや検討されていることがあれば、確認をさせてください。
201 保育課長 アレルギーにつきましては、九月十八日に環境測定を行いまして、測定の結果につきましては、正式な文書では来ていないんですけれども、速報値としてファックスでいただきまして、ホルムアルデヒドなど六種類の化学物質の測定の結果なんですけれども、これについては基準値以内ということで御報告を受けております。
202 明ヶ戸亮太委員 六種類チェックしていただいたということなんですけれども、ダニとか、そういうものの死骸とかというものが、子供たちのぜんそくの原因になりやすいとも聞いているんですけれども、その六種類の中全部把握されておりますか。資料として。
203 保育課長 六種類なんですけれども、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレン、パラジクロロベンゼン、以上の六種類です。
204 明ヶ戸亮太委員 専門用語だと思いますので、私もこれがどれに当たるのかというのはわからないんですけれども、建築をやっている方に、今回の件もあり、確認をしてみると、壁の中などに古い素材を使っていると、中で小さな虫の死骸がたまって、下の隙間から入ると、室内に。そうすると昼寝をしている子供たちは床に寝ますので、そこで、そういう虫の死骸等を吸い込んでしまうことが心配されるという話だったんですけれども、そのあたりも踏まえて、六種類をお聞きしたんですけれども、その辺についての事前のチェックとかは行っていますか。中古のパーツを使っているので、そのあたりは少し慎重にしたほうがいいのかなと思ってお伺いしているんですけれども。
205 保育課長 現時点では確認はしておりませんけれども、リース業者に対して、こちらを確認してまいりたいと思います。
206 明ヶ戸亮太委員 ぜひ御確認をお願いします。
これは、もしわかればなんですけれども、新しくこちらの仮園舎に子供たちが通うとなったときに、一歳児、二歳児、三、四、五の保育室は分かれているんですけれども、大体何人ずつぐらい入るだろうという見込み人数というものはわかりますか。それぞれの。
207 保育課長 現園舎の定員、今、五十名なんですけれども、通常の定員ですと、一歳児が八名、二歳児が十二名、三歳児が十五名、四歳児が十七名、五歳児が十八名、合計七十名となっておりますので、これの定員に向けて、今、現状五十名ですけれども、七十名定員になっているかと思います。
208 明ヶ戸亮太委員 現状は今、それぞれ御答弁いただいた八名、十二名、十五、十七、十八以下の人数で採用はされるだろうということを想定しているということで、認識でよろしいですか。
209 保育課長 現状も定員に満たない形なので、それに向けて定員を補充していくということになります。
210 明ヶ戸亮太委員 やはり仮園舎ですので、安全面に特に配慮しなくてはいけないなと思いますので、そこをお願いしたいのと、きのう見せていただいたときに、少し角が危ないなと思うところも幾つか見れましたので、そういうところの配慮もぜひお願いいたします。
(傍聴 山木綾子議員出席)
211 吉田光雄委員 一点お聞きしたいんですけれども、これはリースということなんですけれども、これはリースではなくてじかで設置した場合の費用対効果も積算しているんですか。というのは、民間というのはリースをよく使うんですけれども、リースというのは減価償却しないで済むし、月々の計算が非常にしやすいからリース使ったり、税法上の問題があるんでしょうけれども、行政の場合はそういう税法上の問題も余りないんで、リースにする場合と、じかで建築した積算に差が出なければ、安易にリースというのもちょっと、それでちょっとお聞きしたいんですけれども。
212 保育課長 建設するというところと比較はしていないんですけれども、今回の仮設で移転については、耐震化が主な原因ということで、設置よりも早く建設できるリースを選んだというところがあります。
また、期間が一年半ということで、本園舎を建設する予定でございましたので、その期間を考慮いたしまして、リースを選択したものです。
213 吉田光雄委員 ということは、その本園舎のときにはリースではなくて、本園舎をつくる予定はあるんですか。そのときにはリースではなくて、ちゃんとした。
214 保育課長 本園舎につきまして、今現状のところに建っている園舎を取り壊しまして、そこに新たに本園舎を建てる予定です。これにつきましては、自前で設置する予定です。リースではございません。
215 中原秀文委員 一点だけお伺いいたします。
現地視察ではお世話になり、ありがとうございました。現地視察で見させていただいたときに、厨房機器は既に仮園舎に設置されていたかと思うのですけれども、今、現園舎での給食はどういう状況なのか、また問題はないのかお伺いします。
216 保育課長 御指摘のとおり、厨房機器につきましては、既に仮園舎のほうに移転しております。その間の調理につきましては、今月十六日に厨房機器を仮園舎に設置しまして、九月十八日から十月五日まで民間事業者からの配食サービスを行うこととしております。委託するに当たりましては、三歳未満児と三歳以上児に区分けしまして、必要な栄養価を満たすこと、主食、主菜、副菜からなる献立であること、食物アレルギーのある児童には除去食や代替食を提供すること、献立表につきまして、一週間前に提示することなどを要件としております。
以上のことから、給食の調理につきましては問題ないものと認識しております。
217 中原秀文委員 少し心配でしたので、確認させていただきました。問題ないということで、安心しました。よろしくお願いします。
(質疑終結)
○討 論 な し
○採 決 簡易採決 原案可決
───────────────────────────────────
○議 題
議案第九三号 川越市
重度心身障害者医療費支給に関する条例の一部を改正する
条例を定めることについて
○提案理由の説明(高齢・
障害医療課長)
○質 疑
218
栗原瑞治委員 一点だけお伺いさせていただきます。さきの六月定例会のこの委員会の場で、介護保険の一割から三割、利用者負担割合は東日本大震災の教訓なんですけれども、特に土地売却とかの一時的な収入は、所得として扱わない特別控除とするということでお話があったかと思います。
また、国保においても、同様に特別控除があると認識しているんですけれども、今回の
重度心身障害者医療費支給については、そういった土地の売却とかの一時的な収入があって、その年の所得が例えば六十万超えてしまった場合には、特別控除はあるんでしょうか。
219 高齢・
障害医療課長 重度心身障害者の支給事業に係る所得制限につきまして、今現在は、土地とか建物を譲渡した際に得る譲渡所得につきまして、特別控除は控除できないとされているんですけれども、ほかの制度等では、特別控除は適用されていますことから、今後、県と調整をしながら事務を進めていきたいと考えております。
220
栗原瑞治委員 介護保険の自己負担割合も三割、ことし八月からなっておりますし、またこれも対象外となってしまうと、負担も小さくはないのかなと考えております。
特に土地の売却に関して、これは災害を機にだったりだとか、市への収用だったりだとか、そういった部分で自己の利益だけではない部分もあるかと思いますので、特に既存の対象者は平成三十四年まで猶予期間もありますから、ぜひ県にはそういった部分を働きかけをお願いしたいと思います。
221 中原秀文委員 一点だけお伺いさせてください。
私どもの会派に、川越市
精神障害者家族会の方から御相談を受けたのですが、本会議でもたしか話題にはなったと思うのですが、改めて確認させていただきたいと思います。精神障害者の一級の方は対象になっていると思うのですが、二級をこの
重度心身障害者医療費支給事業の対象にできないかということを確認させていただければと思います。
222 高齢・
障害医療課長 精神障害者二級を重度心身障害者医療費の支給事業の対象にできないかにつきまして、平成二十九年度当初に試算を行いました。平成二十九年度当初、精神障害者二級をお持ちの方千四百八十三名を対象に試算を行いました結果、九千六百万円の支給額の増加が見込まれました。平成三十年度当初では、千四百八十三名から千五百七十一名となり、平成二十九年度の当初と比較しますと、八十八名増加しておりますので、支給額も約一億円以上の増加が見込まれます。そのため、市も単独事業として継続的に実施することは非常に難しいと考えております。
精神障害者二級の方につきましては、引き続き県の補助要綱の対象者に加えていただきますよう、これからも働きかけてまいりたいと存じます。
223 中原秀文委員 状況は把握させていただきました。県に働きかけてくださっているということですので、引き続き働きかけをよろしくお願いします。
(質疑終結)
○討 論 な し
○採 決 起立採決 原案可決
(傍聴希望者一人の傍聴を許可した)
(傍聴人一人出席)
───────────────────────────────────
○議 題
議案第九七号 平成三十年度川越市
一般会計補正予算(第二号)の所管部分
○提案理由の説明(
こども未来部副部長兼
こども政策課長)
○質 疑
224 明ヶ戸亮太委員 教育費ですが、幼稚園助成金、交付金があります。こちら、補正予算で計上される理由について確認をさせてください。
225
こども未来部副部長兼
こども政策課長 補正の理由につきましては、国の実施要領の解釈のそごがありまして、改めて国実施要領に基づいて算定したところ、交付額が増額し、補助金額が増額したということです。
226 明ヶ戸亮太委員 その実施要領のそごがあったについて、詳しく教えていただきたいのと、増額になった金額というのは幾らでしょうか。
227
こども未来部副部長兼
こども政策課長 まず、その内容ですが、文部科学省が定めます要領によって、交付額の算定が定められているんですけれども、一つは、総事業費から算出した総経費の二分の一と、その実施要領に定める基準から出した額、それを二つを比較しまして、小さいほうを交付金とするという算定方法なんですけれども、今回、当初、積算したときにその基準額、そちらを二分の一した額で比較してしまって、少ない額で補助金の申請を当初してしまいまして、それに基づいて当初予算を積算したものですから、補助金が少なかったということです。
もう一つは、今回の補助金の増加額につきましては、一億二千九百三十三万六千円です。
228 明ヶ戸亮太委員 数字は確認できたんですが、当初の金額を確認させていただいてよろしいですか。
229
こども未来部副部長兼
こども政策課長 当初予算額は、一億四千三百二十万五千円です。
230 明ヶ戸亮太委員 一億四千三百何がしを算定したけれども、算定方法が間違えていたといいますか、ミスがあり、約一億三千、ほぼ同額が今回補正に上がっているわけですよね。これは、さっきどこでミスが起きたかというのはお聞きしたんですけれども、なぜこういうミスが生じてしまったんでしょうか。
231
こども未来部副部長兼
こども政策課長 一つは、この補助金が最初の事例、認定こども園に対するこの補助金云々ですけれども、今回初めての補助金の事例ということで、その部分で算定方法がちょっと確認し切れずに間違いが起きてしまったということです。
232 明ヶ戸亮太委員 確認が足らないと、初めての申請だからというお話があったんですけれども、初めての申請だからこそ、確認は慎重にやっていただきたいなというものがあります。
今回、算定額がこうなっていて、さらに補正として追加しなくてはいけないことになりましたけれども、初め、最初の算定金額が間違っていると気づいたのはどの段階で、どこからの指摘だったんでしょうか。
233
こども未来部副部長兼
こども政策課長 比較した時期につきましては、二月下旬に最終的に国に県を通してなんですけれども、申請をするときに入力シートがありまして、そのシートを入れて申請しようとしたところ、この間違いが発覚したということで、二月下旬に発覚したものです。
234 明ヶ戸亮太委員 三十年度の当初予算で初め上がっていたものだと思うんですけれども、二月下旬に気付いたなら、そこで修正はきかなかったんですか。
235
こども未来部副部長兼
こども政策課長 おっしゃるとおり、三月議会で当初予算は可決するわけなんですけれども、市役所の組織の手続上、二月下旬というのはもう議案書が配布されておる状態で、三月議会上程には少し間に合わなかったという状況です。
236 明ヶ戸亮太委員 シートで引っ掛かって間違った数字だということがわかった上で、上げているということですよね。上程をされている。国の要するに審査には通らないものだけれども、国の検査を受けた上で交付を出していくものだと思うんですけれども、二月下旬で、この数字が間違っているよというものがわかった上で、当初予算として計上して上程したということでよろしいですか。
237
こども未来部副部長兼
こども政策課長 その部分につきまして、担当課としては、その部分は確認したんですけれども、それが本当にそうなのかという部分で、最後、県等に確認行為を行っていたものですから、それに少し時間がかかったという状況です。
238 明ヶ戸亮太委員 となると、確認が、だから同じ話になってしまう。その確認がとれていないものを当初予算として議案として上げたということですよね。それを我々に説明がありましたか。では、議会にその件が。説明もないまま、この数字というのは確認がとれていません、一回国にチェック入れてとまっていますというものを当初予算として我々に審査を託したということでよろしいですね。
239
こども未来部長 当初予算の段階では、先ほど、
こども政策課長から御説明をさせていただいたところで、国への手続の中で数字の違うということがある程度可能性があるということの中で、再度、金額等もいろいろ確認をしないとというところもありましたので、再度県等に確認をとらさせていただいたという中で、最終的にはやはり国等の基準、要綱の解釈のそご等がありまして、結果的には数字的なものは違っていたというようなことでございました。
その時点で、議会等に御説明というようなことも考え方としてはあったとは思うんですけれども、実際まだ施設側の建設費の事業費、総事業費がまだ確定をしていないという状況もございましたので、その辺の事業費も固まった段階で、ある程度最終的な補助金の額等が固まった段階で補正予算に上げさせていただくのがよろしいというような判断をさせていただいた中で、今回の補正予算に計上させていただいたというような経緯です。
240 明ヶ戸亮太委員 経緯はわかります、わかりますし、そうであろうなというのが、御答弁を聞いていれば十分考え得ることができるんですけれども、当初予算を上げたときに、では補正ありきで上げたということですか。補正で、今回チェックをしたときに引っかかってしまって、この金額では足りないということが前提で分かっていて、一億三千万円くらい足りないなというのがわかった上で、ではこれは九月の補正予算で追加で上げていこうということが、もうそのとき既に認識されていたということですよね。三月の上程のときには。
241
こども未来部長 上程のときということになりますと、ちょっとその辺は最終的な、県を通しての確認、県に確認をとっていたときのタイミング等、提出をさせていただいたときのタイミングからすると、ちょっと何とも、その前後関係は若干記憶等が定かではないので、どちらが先で後というのは、今明確に申し上げることできないんですけれども、議会の途中の中では、ある程度金額の違いというものが生じてきたことについては、私どもも認識はしていたところです。その辺につきましては、大変違う形の中での当初予算の額を計上した中で、予算の審議をしていただいたことについては、本当に申しわけなかったと考えておるところです。
242 明ヶ戸亮太委員 本来であれば、議会開会前にチェックしておきたかったというか、前であって、またその間、資料をつくったりとか、予算を組む経緯とか考えれば、とめられない時期に来ていたのかなとわかります。
であれば、そのときの多分、予算の委員会で議論するときに皆さんから御説明いただいたときに、それは認定こども園に交付なり何なり出しますよということで、御説明をされているけれども、その説明だと足りないですよね、明らかに。だって、無理なんですから。できずに後で追加しなくてはいけないということがわかっているのに、できますよということを前提に説明をされていれば、我々もできるんだなということを思いますし、ここで約一億三千万円出てきて、しようがないですねとのそのまま言うものではないかなと私は思います。ということはまず一つ、申し添えさせていただきます。
前回、こちら当初は一億四千万円ちょっとに対して、一億三千万円ですが、これは一園という認識でよろしいですか。
243
こども未来部副部長兼
こども政策課長 はい、そのとおりです。
244 明ヶ戸亮太委員 当初予算だと、複数の園があったかなと思うんですけれども、当初予算では幾つの園でしたっけ。では、そのまま一園だということなんですけれども、こちらの場所はどこでしょうか。
245
こども未来部副部長兼
こども政策課長 川越市の熊野町にあります施設です。
246 明ヶ戸亮太委員 園名をお伺いします。
247
こども未来部副部長兼
こども政策課長 既存園としましては、学校法人ふじま幼稚園です。
248 明ヶ戸亮太委員 園として交付をされるということになるとは思うんですけれども、念のための確認になるんですけれども、ふじま園が交付申請を市に出すわけですよね。申請者名をお伺いしてよろしいですか。
249
こども未来部副部長兼
こども政策課長 手続上は、交付申請はまだ、今後これから、これより後に交付申請をいただく形で進むものです。
250 明ヶ戸亮太委員 では、今どういう協議をされて、この補正予算とつながっているんでしょうか。申請はまだされていないということなんですか。その一件、この件に対しての申請はないんですか。口約束で何かできるものでもないと思うんです。この金額ですから。
251
こども未来部副部長兼
こども政策課長 国への交付申請は当然行っておりまして、事業者からの交付申請はまだというお話をさせていただきました。
国への交付申請をする際に、当然、どういう施設をつくる、見積もりはどのぐらいだということで、事前の協議をさせてもらった上で、国への交付申請を行っております。事業者への補助金につきましては、その施設が完成した後に手続上、交付申請というものが発生してくるものです。
252 明ヶ戸亮太委員 では、交付先の園は確認させていただきました。市役所とすると、打ち合わせなり何なりはされているんでしょうか。これだけの金額が動くものなので。
253
こども未来部副部長兼
こども政策課長 はい、打ち合わせはしております。
254 明ヶ戸亮太委員 今回、これは行政側の落ち度かもしれないですけれども、ちょっと金額が足りなかったというところについて、協議はされたのかなと、御説明もされたと思うんですけれども、そのほかは特に何かありますか。協議の中で、交付を出すに当たって、どのような協議が進んでいるのか。
255
こども未来部副部長兼
こども政策課長 おっしゃるように、国の補助金の関係が、手続がもう少し必要だというお話はさせてもらっております。そのほかには、基本的には実際の工事の施設の進捗ですとか、うちが求める施設の規模ですとか、そういうものの工事に関する協議は行っております。
(休 憩)
(傍聴人一人退席)
(傍聴 牛窪多喜男議員出席)
(再 開)
256 明ヶ戸亮太委員 種々御答弁いただきまして、ありがとうございました。今回の補正予算については、内容、また細かいところまで確認をさせていただきましたので、その内容をもって最終的なものに同意はさせていただきたいと思います。
257 中原秀文委員 幾つか私からも質疑をさせていただきます。
先ほどの御答弁で、現在この幼稚園は工事をすでに始めているということでしたが、現在どういう状況か、把握していれば教えていただきたいと思います。
258
こども未来部副部長兼
こども政策課長 平成三十一年四月開園を予定しておりますので、ちょっと細かい進捗状況まではわからないんですけれども、ある程度一月ぐらいには出来上がる予定で工事を進めておりますので、ある程度進捗している状況であると認識しております。
259 中原秀文委員 来年四月オープンということで、現在工事を行っていて、ある程度は進捗しているということでした。一番の心配は子供たちなんですけれども、現在工事中だということで、市の場合は仮園舎つくって、そちらへ移って運営していると思うのですが、その幼稚園は今どういうふうに運営しているか、わかれば御答弁いただければと思います。
260
こども未来部副部長兼
こども政策課長 同じように仮園舎を設置しまして、この同一敷地内ですけれども、そこに仮園舎をつくって工事を並行して進めている状況です。
261 中原秀文委員 現在、仮園舎を設置して、運営をされている状況であるということは理解させていただきました。
既に工事が始まっているということは、発注をかけて、費用もその時点から発生していると認識しますけれども、工事を始めるに当たって、何らかの市としての対応はあったのでしょうか。対応というのは、要するに工事を始めていいですよというような、そういう許可を出したようなことはあるんでしょうか。お伺いします。
262
こども未来部副部長兼
こども政策課長 国の関係で、補助金を今回申請していましたので、補助金の国からの内示が四月にございましたので、その内示を伝えることによって、内示後に着工したものを補助金の対象とするということになっていますので、内示の後に、それを相手方に伝えて、工事の着工が始まったと理解しております。
263 中原秀文委員 内示を伝えて工事が始まったということですけれども、それは市としては、工事を始めていいですよということを認めたという認識なのでしょうか。それとも、内示があったと伝えたことで、その幼稚園が勝手に工事を始めたという認識でしょうか、どちらでしょうか。お伺いします。
264
こども未来部副部長兼
こども政策課長 先ほども申しましたけれども、内示を受けて、相手方に伝えて工事着工という流れになるわけなんですけれども、予定としては来年四月に開園に向けてということですので、工事自体の工期等も当然ありますので、それを伝えて始めたということで、市も認定こども園というのは進めたい事業でもございますので、通常、その内示を伝えて、市もそれを認識しているという状況です。
265 中原秀文委員 市も認識した上で工事を始められたということで、理解をさせていただきました。
先ほどの明ヶ戸委員からの質疑の中で、当初予算で一億四千三百万円強が提示をされて、今回計算上違う部分があったということで計算をし直したら、このプラスの一億二千九百万円強の金額が補助の対象になったというふうな理解でよろしいでしょうか。
266
こども未来部副部長兼
こども政策課長 そのとおりです。
267 中原秀文委員 そうなると、当初の一億四千三百万円強に関しては、もう既に予算執行される状況にあるという認識でよろしいでしょうか。
268
こども未来部副部長兼
こども政策課長 当初予算で上げさせていただきましたので、予算は可決されております。実際の払うには、交付申請を受けてという形で手続はございますが、基本的には、その手続を経れば執行できる状況です。
269 中原秀文委員 例えば、この議案が否決された場合、当初予算は議決されているわけですから、一億四千三百万円は執行の対象になるということで、その場合に今回の一億二千九百万円強が否決されたということになった場合には、この一億二千九百万円は今回、払われることはなくなるわけですけれども、一億四千三百万円の当初予算に関しては、申請が行われれば払われる状況にあるという理解でよろしいか、改めて確認させてください。
270
こども未来部副部長兼
こども政策課長 手続的には、認定こども園ということですので、まず認可という手続がございます。認可という手続を経て、交付申請があり、払うということで、交付申請が当初予算の額ということまでであれば、認可があればその後支払うということは可能だと考えております。
271 中原秀文委員 改めて確認しますが、否決された場合はこの一億二千九百万円は対象外になるという理解でよろしいでしょうか。
272
こども未来部副部長兼
こども政策課長 あくまで予算は可決が必要ですので、通らない状態であれば執行できないということです。
273 中原秀文委員 理解しました。先ほど、この補助金の国からの内示を伝えて、工事を着工したということでお伺いしましたけれども、その工事に関して、当初予算の一億四千三百万円と今回の一億二千九百万円の合計額での内示を伝えたのか、それとも当初予算の内示だけを、当初予算だけを伝えたのか、そのどちらかお伺いします。
274
こども未来部副部長兼
こども政策課長 今回の補正も含めた額の合わせた額が内示ということで、相手方には伝えております。
275 中原秀文委員 相手方は合計金額、この一億四千三百万円と一億二千九百万円の合計額を認識した上で工事を始められたということで理解をさせていただきましたが、先ほどの話に戻りますが、今回の補正予算が通らなかった場合は、どういうふうな状況になるのか。要するに、そこの幼稚園が自分で払わなければならなくなるということになるのか、そのあたりを確認させてください。
276
こども未来部長 現段階で、そのような件につきまして、当事者の幼稚園と何らかの話し合いとかということをしているわけではないので、当事者がどのような考え方を持っているのかわかりかねる部分がありますので、何とも御答弁を申し上げようのないところなんですけれども、私どもとすると、国との協議につきましては、県を通してですけれども、予算措置は、ある程度の交付までの間の中で予算措置を講じればよろしいというような確認をとらさせていただいた中で、いろいろと県との調整、補助金等の取り扱いについても、事務を進めてきたという経緯がございます。
そのところで、この予算が御可決いただけないという状況に至った場合につきましては、速やかにその内容を県を通じて国等に状況報告をさせていただいた中で、しかるべく御思料いただいた中で、例えば最初に出した金額を減じた形での手続をさせていただくなりの手続をとる可能性はあるのかなと。現段階ではちょっと、その辺の手続につきましても、県等に確認をとっている内容ではございませんが、そのような可能性もあるのではないかと考えているところです。
277 中原秀文委員 先ほど補助金の国からの内示を伝えて工事を着工したということですので、この合計額で伝えているわけですから、その幼稚園は、合計額をこの工事の費用に充てるということで、当てにして工事を進めているのだと思うのですが、そのような形になった場合には、相当大変なことになってしまうのかなというのは理解できます。
その場合に、例えば支払われなくなって滞ってしまった場合、工事がとまってしまった場合、そういう場合は、例えば幼稚園の認可が切れてしまうとか、そのようなことが起き得るんでしょうか。確認させてください。
278
こども未来部長 今現在は、先ほど
こども政策課長が申し上げましたように、仮設園舎に園児の方に移っていただいて、園舎の一部を解体した中で、新たな園舎を建てているというような状況です。
その状況が、新しい園舎が建たないということになりますと、何がしかの幼稚園なりの基準を満たすような園舎の手配ができる、できないによっては、場合によっては、そういうこともあり得るのかなと思うんですけれども、何分にも幼稚園の認可権限につきましては埼玉県ということになりますので、そのような状況に至った場合には、また埼玉県にそのような状況を御報告した中での、最終的には幼稚園側と埼玉県の協議によって、決まっていくものだと認識しております。
279 中原秀文委員 御答弁では、わからないと。そのときになってみないとわからないということですけれども、一番最初にも申し上げましたように、子供たちが行き場がなくなって困るようなことがあっては困りますので、そういったことがないように対処していただきたいと思うのですけれども、先ほど明ヶ戸委員からもいろいろ質疑がある中で、今回、新聞報道等でも騒がれているような点もあります。今回の補正予算が成立した場合予算執行になるわけですけれども、その場合に今回の状況で、法的な問題とか、道義的な問題とか、いろいろあると思うんですけれども、市としては、そのあたりのことを、補助金の交付の手続について、どういうふうな影響があると認識されているのか、もしくは今は考えられていないのか、そのあたりのことをお伺いできればと思います。
280
こども未来部副部長兼
こども政策課長 補助金の交付につきましては、手続的には先ほど申し上げましたように、認定こども園の認可、その後に交付手続を行って支払っていくという流れです。
認可の要件につきましては、法律で定めておりまして、ちなみに法律は、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律、こちらの法律で認可要件というものを定めておりまして、その中の第十七条第二項の基準で、設置に係る申請を審査するということになっておりまして、その中で、認可ができる場合、できない場合というふうな条項がございます。したがいまして、この法律によって認可することができる、できないということが、法律に抵触しない限りは、認定こども園の認可、その後の補助金の交付手続、こちらには影響ないものと考えております。
281 中原秀文委員 法的には問題ないということですけれども、例えば、現在の理事長がそのような状況にある中で、理事長が交代すれば、法人としては全く別の代表者になるわけですから、学校法人としての役割としては、そのまま継続できるのではないかと思うのですが、例えば理事長が変わっても、変わらなくても、今の段階では、法的には影響ないよという理解でよろしいんでしょうか。
282
こども未来部副部長兼
こども政策課長 そのとおりです。
283 中原秀文委員 もう少し突っ込んでお話をお伺いしたいと思うのですが、例えば理事長個人が係争中の場合、その係争中の中にあって、今回のこの補正予算も含めた、当初予算も含めた予算がある訳ですけれども、係争中の段階で予算執行するということについては問題があるのでしょうか、ないのでしょうか。
284
こども未来部副部長兼
こども政策課長 先ほどの基準の中では、あくまでも刑が確定している状態が認可できないという条項ですので、今、委員からお話しになった係争中というのは、双方が意見が相違して、それを係争しているという状態ですので、この認可の条項には当たらないと認識しております。
285 川口知子副委員長 先ほどの質疑を聞いていまして、一点わからないところがありまして、確認したいところがあります。
算定のそごは市のミスだったのか、それとも申請者側の申請書類が期日までに間に合わなくて、とりあえず最初に打ち合わせした資料で提出し、後で正式な資料が出されて算定に至ったのか。どちらなんでしょう。
286
こども未来部副部長兼
こども政策課長 委員おっしゃるとおり、市の計算のミスです。大変申しわけございません。
(休 憩)
(再 開)
(質疑終結)
○討 論 な し
○採 決 簡易採決 原案可決
○附帯決議
議案第九七号 平成三十年度川越市
一般会計補正予算(第二号)の
所管部分に関する附帯決議
私立幼稚園へ補助金を助成しようとする補正予算に対し、本委員会と
して様々な角度から議論があり、予算編成時の交付金算定上の市の誤り
が明らかになった。
また、同補助金、交付金の予算上程時にはなかった事業者に関する報
道が行われた。
ついては、算定上のミスの再発防止と議会への速やかな報告を求める
とともに、多額の補助金の受け手である事業者に適切な認定こども園の
運営が行われるよう、市の指導監督を求める。
右、決議する。
平成三十年九月二十一日
川越市議会 保健福祉常任委員会
───────────────────────────────────
○閉会中の特定事件については、地方自治法第百九条第八項の規定による継続審査
とすることに決定した。
○閉 会 午後八時
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