川越市議会 2018-06-13
平成30年第3回定例会(第7日・6月13日) 本文
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 △
議事順序
午前十時開会
一、第六日に引続き、日程順に提出案を単独議題とし、質疑の後、関係各委員会に
付託する。
この予定は時間延長しても終了する。
(
一般質問の通告は、十三日午後五時まで)
(請願は、十三日午後五時までに受理したものを本定例会に提案する。)
───────────────────────────────────
△次日の
議事順序
第 八日 六月一四日(木) 本
会議休会。午前十時より
議会運営委員会開催の
ため。
第 九日 六月一五日(金) 午前十時開会。
一般質問を通告順に実施する。
定 刻 散 会
───────────────────────────────────
△議事日程
平成三十年六月十三日(第七日)午前十時開議
日程第 一 議案第 六三号 川越市
債権管理条例を定めることについて
日程第 二 議案第 六四号 川越市
地域包括支援センターの人員及び運営に関す
る基準を定める条例の一部を改正する条例の一部を
改正する条例を定めることについて
日程第 三 議案第 六五号 川越市
介護保険条例の一部を改正する条例を定める
ことについて
日程第 四 議案第 六六号 川越市
ひとり親家庭等医療費支給条例の一部を改正
する条例を定めることについて
日程第 五 議案第 六七号 川越市
旅館業法施行条例の一部を改正する条例を定
めることについて
日程第 六 議案第 六八号 川越市
農業振興審議会条例を定めることについて
日程第 七 議案第 六九号 川越市
ホテル等建築適正化条例の一部を改正する条
例を定めることについて
日程第 八 議案第 七〇号 川越市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関
する基準を定める条例の一部を改正する条例を定め
ることについて
日程第 九 議案第 七一号 旧
川越織物市場整備工事請負契約について
日程第一〇 議案第 七二号
川越市道路線の認定について
日程第一一 議案第 七三号
川越市道路線の認定について
日程第一二 議案第 七四号 平成三十年度川越市
一般会計補正予算(第一号)
───────────────────────────────────
△議場に出席した議員(三六人)
第 一番 栗原 瑞治 議員 第 二番 海沼 秀幸 議員
第 三番
吉敷賢一郎 議員 第 四番 岸 啓祐 議員
第 五番
田畑たき子 議員 第 六番 樋口 直喜 議員
第 七番 小高 浩行 議員 第 八番
池浜あけみ 議員
第 九番 長田 雅基 議員 第一〇番 伊藤 正子 議員
第一一番 荻窪 利充 議員 第一二番 吉野 郁惠 議員
第一三番 三浦 邦彦 議員 第一四番 中村 文明 議員
第一五番 桐野 忠 議員 第一六番 明ヶ戸亮太 議員
第一七番 中原 秀文 議員 第一八番 柿田 有一 議員
第一九番 今野 英子 議員 第二〇番 高橋 剛 議員
第二一番
小野澤康弘 議員 第二二番 関口 勇 議員
第二三番
三上喜久蔵 議員 第二四番 大泉 一夫 議員
第二五番 近藤 芳宏 議員 第二六番 川口 啓介 議員
第二七番 吉田 光雄 議員 第二八番 小林 薫 議員
第二九番 川口 知子 議員 第三〇番
牛窪多喜男 議員
第三一番 江田 肇 議員 第三二番 小ノ澤哲也 議員
第三三番 片野 広隆 議員 第三四番 山木 綾子 議員
第三五番 矢部 節 議員 第三六番 新井 喜一 議員
───────────────────────────────────
△欠席議員(なし)
───────────────────────────────────
△
地方自治法第百二十一条第一項の規定による議場に出席した理事者
市長 川 合 善 明
副市長 栗 原 薫
〃 宍 戸 信 敏
上下水道事業管理者 福 田 司
総合政策部長 井 上 敏 秀
総務部長 早 川 茂
財政部長 荘 博 彰
市民部長 細 田 隆 司
文化スポーツ部長 福 原 浩
福祉部長 後 藤 徳 子
こども未来部長 永 堀 孝 明
保健医療部長 野 口 昭 彦
環境部長 福 田 忠 博
産業観光部長 田 中 三喜雄
都市計画部長 田 宮 庸 裕
建設部長 宮 本 一 彦
会計管理者 大 原 誠
上下水道局長 石 井 隆 文
教育長 新 保 正 俊
教育総務部長 中 沢 雅 生
学校教育部長 福 島 正 美
総務部副部長兼
総務課長 川 村 清 美
───────────────────────────────────
△議場に出席した
事務局職員
事務局長 小森谷 昌 弘
副
事務局長兼
議事課長 佐 藤 喜 幸
議事課副課長 堀 口 秀 一
議事課主査 田 畑 和 臣
議事課主任 杉 原 徹
議事課主事 牧 野 夏 美
───────────────────────────────────
△開 会(午前十時十六分)
2
◯小野澤康弘議長 出席議員が定足数に達しておりますので第三回定例会第七日の議会は成立しております。
これより開会いたします。
───────────────────────────────────
△議案の撤回
日程第 一 議案第 六三号 川越市
債権管理条例を定めることについて
3
◯小野澤康弘議長 直ちに会議を開きます。
日程第一、議案第六十三号、川越市
債権管理条例を定めることについてを議題といたします。
申し上げます。市長より本件を撤回したい旨の申し出がありましたので、議案の
撤回請求についてを書記をして朗読いたさせます。
(
堀口秀一書記 朗読)
川総発第九七号
平成三十年六月十三日
川越市議会議長 小野澤 康 弘 様
川越市長 川 合 善 明
議案の
撤回請求について
平成三十年六月七日に提出しました下記の議案を撤回したいので、
川越市議会会
議規則第十九条の規定により請求いたします。
記
議案第六十三号 川越市
債権管理条例を定めることについて
───────────────────────────────────
4
◯小野澤康弘議長 本件について副市長の発言を許します。
(栗原 薫副市長登壇)
5 ◯栗原 薫副市長 議案の撤回についてお願いを申し上げます。
今定例会に提出しております議案第六十三号、川越市
債権管理条例を定めることについてでございますが、十二日に行われました本条例の議案質疑におきまして、議員の皆様からさまざまな質疑をいただき懸念が示されました。
執行部といたしましては、議案第六十三号を撤回させていただき、別途管理していた債権について説明をさせていただき、再度、今
定例会会期中に提案をさせていただきたいと存じますので、何とぞお取りはからいいただきますようお願い申し上げます。
以上でございます。
6
◯小野澤康弘議長 お諮りいたします。本件については
会議規則第十九条第一項の規定により撤回を承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者がいる)
7
◯小野澤康弘議長 御異議なしと認めます。よって、本件の撤回を承認することに決定いたしました。
───────────────────────────────────
△質疑・
委員会付託
日程第 二 議案第 六四号 川越市
地域包括支援センターの人員及び運営に関す
る基準を定める条例の一部を改正する条例の一部を
改正する条例を定めることについて
8
◯小野澤康弘議長 日程第二、議案第六十四号、川越市
地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例を定めることについてを議題といたします。
これより質疑に入ります。質疑の通告はありません。質疑はありませんか。-これをもって質疑を終結いたします。
よって、本件を
会議規則第三十七条第一項の規定により
保健福祉常任委員会に付託いたします。
───────────────────────────────────
△日程第 三 議案第 六五号 川越市
介護保険条例の一部を改正する条例を定める
ことについて
9
◯小野澤康弘議長 日程第三、議案第六十五号、川越市
介護保険条例の一部を改正する条例を定めることについてを議題といたします。
これより質疑に入ります。質疑の通告はありません。質疑はありませんか。-これをもって質疑を終結いたします。
よって、本件を
会議規則第三十七条第一項の規定により
保健福祉常任委員会に付託いたします。
───────────────────────────────────
△日程第 四 議案第 六六号 川越市
ひとり親家庭等医療費支給条例の一部を改正
する条例を定めることについて
10
◯小野澤康弘議長 日程第四、議案第六十六号、川越市
ひとり親家庭等医療費支給条例の一部を改正する条例を定めることについてを議題といたします。
これより質疑に入ります。質疑の通告はありません。質疑はありませんか。-これをもって質疑を終結いたします。
よって、本件を
会議規則第三十七条第一項の規定により
保健福祉常任委員会に付託いたします。
───────────────────────────────────
△日程第 五 議案第 六七号 川越市
旅館業法施行条例の一部を改正する条例を定
めることについて
11
◯小野澤康弘議長 日程第五、議案第六十七号、川越市
旅館業法施行条例の一部を改正する条例を定めることについてを議題といたします。
これより質疑に入ります。質疑の通告はありません。質疑はありませんか。-これをもって質疑を終結いたします。
よって、本件を
会議規則第三十七条第一項の規定により
保健福祉常任委員会に付託いたします。
───────────────────────────────────
△日程第 六 議案第 六八号 川越市
農業振興審議会条例を定めることについて
12
◯小野澤康弘議長 日程第六、議案第六十八号、川越市
農業振興審議会条例を定めることについてを議題といたします。
これより質疑に入ります。質疑の通告がありますので、発言を許します。
近藤芳宏議員。
(
近藤芳宏議員登壇)
13
◯近藤芳宏議員 議長より発言のお許しをいただきましたので、議案第六十八号、川越市
農業振興審議会条例を定めることについて質疑をさせていただきます。
本条例は、川越市
農業振興計画の策定及び変更等に関する事項について審議する
附属機関を設置するために制定するものと理解しております。具体的には、現在の川越市
農業振興計画が平成三十年度までとなっていることから、平成三十一年度からの
次期計画策定に向け本条例案が上程に至ったものと考えます。
御承知のように、川越市
農業振興計画につきましては、これまで昭和五十八年三月、平成十一年三月及び平成二十一年三月に策定されておりますが、その際は審議会を設置しておりません。平成二十一年度から平成三十年度までの十年間を
計画期間とする本計画においては、
上位計画である
総合計画の
基本計画と整合性を維持するために平成二十六年度から平成三十年度までの
後期改訂版が策定され、現在、川越市
農業振興施策が展開されています。
一点目に、これまで
農業振興計画策定に当たってはどのように進めてきたのか伺います。
二点目に、今回、
審議会設置の必要性の考えに至った背景あるいは経緯について伺います。
平成二十七年には
農業委員会法改正があり、平成二十八年四月一日から施行され、新たな
農業委員会制度がスタートしています。農林水産省では、
農業委員会法改正の全体像の中で、
農業委員会がその主たる使命である農地利用の最適化、すなわち担い手への集積・集約化、遊休農地の発生防止・解消、新規参入の促進をよりよく果たせるようにするとしております。
そこで、三点目に、
農業委員会制度が改正されたことにより川越市
農業振興計画の策定にはどのような影響があるのか伺います。
続きまして、本条例案の第三条には組織に関して定められており、委員は十二人以内で組織しとありますが、四点目として、委嘱する委員数の配分はどのように考えているのか伺います。
五点目に、委嘱する委員の中で
学識経験者及び市内の
公共的団体等の代表者にはどのような方々を想定しているのか伺います。
第四条には、委員の任期は二年とありますが、六点目に、委員の任期を二年とした理由について伺います。
続きまして、七点目に、平成三十一年度からスタートする
次期計画策定に向けて、これまでの
取り組み状況について伺います。
八点目に、本審議会が設置された際には、
次期川越市
農業振興計画における
スケジュールはどのように考えておられるのか伺います。
最後になりますが、九点目として、
次期計画策定後ですが、審議会には事業の
進行管理の役割を期待しているのか伺いまして私の質疑といたします。
(
田中三喜雄産業観光部長登壇)
14
◯田中三喜雄産業観光部長 おはようございます。御答弁申し上げます。
最初に、
農業振興計画はどのように進めてきたのかについてでございます。
平成二十一年度を始期とし本年度までの十年間を
計画期間とします現川越市
農業振興計画につきましては、多様な主体の協働により育まれるにぎわいに満ち活力ある
川越農業を将来像に掲げるとともに、地産地消、
生産量拡大、農地保全を本市の
農業振興の三つの柱として具体的な
農業振興施策を推進しております。また、平成二十五年度には、計画の一部見直しを行っております。
なお、計画の
進捗状況の確認に当たりましては、農業者や
消費者等から構成します川越市
農業振興計画推進会議を開催しております。また、川越市
農業委員会に対しましても計画の
進捗状況について御説明し、意見等をいただいております。
続きまして、
審議会設置の必要性の経緯についてでございます。
平成二十七年四月に制定されました
都市農業振興基本法では、今後の
都市農業の重要性から、
地方公共団体における
都市農業の振興に関する計画を定めるよう努めるとされております。
本市の農業につきましては、同法の基本理念にございますように、市民等の都市住民に対して農産物を供給しているのみならず、防災、景観形成、環境保全などの多様な機能を果たしていると考えております。このことから、
次期川越市
農業振興計画では、
都市農業振興基本法に基づく計画としての位置づけをしてまいりたいと考えております。
また、国による米の
生産調整制度の変更、さらに
地方創生事業等、
本市農業の課題に応じた施策を総合的に講じていくためにも、新たな
計画策定を行うこの機に審議会の設置が必要と考えております。
続きまして、
農業委員会制度の改正による影響でございます。
農業委員会制度の改正によりまして川越市
農業振興計画の策定に直接的な影響はございませんが、川越市
農業委員会が
本市農業振興の推進に当たり重要な機関であると認識しておりますので、審議会の設置に当たりましては、
審議会委員としてお願いしたいと考えております。
続きまして、委員数の配分についてでございます。
条例案にございますとおり、川越市
農業振興審議会の委員は、十二人以内の組織を考えております。委員の配分といたしましては、
学識経験者に三名程度、市内の
公共的団体等の代表者に三名程度、市内の農業者に三名程度、
関係行政機関の職員に一名程度、そのほか
公募委員を二名程度予定してございます。
続きまして、
学識経験者及び市内の
公共的団体等の代表者についてでございます。
学識経験者には、大学の教員と川越市
農業委員会の委員を考えております。また、市内の
公共的団体等の代表者につきましては、いるま
野農業協同組合や
川越商工会議所などから御推薦をいただきたいと考えております。
委員の任期を二年とした理由でございます。
一定の期間の任期を設けることによりまして、
審議会委員の皆様が
本市農業の課題等についての認識が深まり、委員間の議論の活性化が図れると考えております。また、川越市
附属機関及び
懇談会等の設置、運営等に関する指針では、委員の任期の上限を二年と定めていることから、
審議会委員の任期を二年としております。
次期計画策定におけるこれまでの
取り組みについてでございます。
次期川越市
農業振興計画の策定に向けて、平成二十九年度には基礎調査として、農業者及び消費者への
アンケート調査、
統計数値等の整理、現計画の検証、
農業者等へのヒアリングなどを行っております。また、本年度は、
次期計画に向けた策定の方針等について
関係課長等で組織します
庁内検討会議において検討を実施しております。
次期計画策定の
スケジュールでございます。
本市議会におきまして川越市
農業振興審議会条例が成立いたしましたら、公募等の手続を進めまして十月を目途に第一回目の審議会を開催し、
次期川越市
農業振興計画の策定について諮問したいと考えております。また、審議会は四回程度の開催を予定し、年内に答申をいただきたいと考えております。その後、来年一月から二月にかけて市民等からの意見公募を行いまして、三月中には計画を策定する予定でございます。
最後に、事業の
進行管理についてでございます。
審議会につきましては、本市の
農業振興の推進を図るための
附属機関として、計画の策定及び変更だけでなく、川越市が
計画策定後の
進行管理を行うためにも継続して毎年度開催し諮問していきたいと考えております。
以上でございます。
15
◯小野澤康弘議長 今野英子議員。
(
今野英子議員登壇)
16
◯今野英子議員 前議員に引き続きまして、議案第六十八号、川越市
農業振興審議会条例を定めることについて御質疑申し上げます。
本市の
農業振興の推進を図るため、この
審議会条例を制定しようとするものと認識しております。
国の法改正などにより農業を取り巻く環境は大きく変化していると考えます。川越市でも川越市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略に
蔵inガルテンなども
重要プロジェクトとして位置づけられています。国の法改正に伴い施策が大きく変わる中で、農業の高齢化や
後継者不足は深刻です。また、地産地消の
取り組みなども拡充していくべきだと考えます。また、
小規模農業者が経営できるように支援していくことが求められていると考えます。
今回、条例で定められる
農業振興審議会で新しい
次期農業振興計画が策定されますが、一点目に、現在の川越市
農業振興計画の
進捗状況はどのようになっているのかお伺いいたします。
平成二十一年度に策定された計画は、多様な主体の協働により育まれるにぎわいに満ち活力ある
川越農業を目指してと題している
基本計画の冊子や
後期改訂版も拝見をさせていただきました。
農業振興の三つの柱には、先ほども御答弁ありましたが、地産地消、
生産量拡大、農地保全が掲げられております。基本方針は五つとして、さまざまな施策が展開されております。
二点目に、
農業振興計画の重点プロジェクトの
取り組みについてお伺いいたします。
三点目に、昨年度実施した農業者アンケートの結果からわかったことについて、また、審議会の中で
次期計画にどのように生かしていくのかお伺いいたします。
四点目に、昨年度実施した消費者アンケートの結果からわかったことについて、また、審議会の中で
次期計画にどのように生かしていくのかお伺いいたします。
先ほど前議員の質疑の中で、組織については、委員十二人以内で、
学識経験者や市内の
公募委員を入れることを確認をいたしました。人数の内訳なども確認をいたしましたが、その中で大学教授の方や、また商工会議所などの方々なども考えているようでございますが、川越市は、葉物野菜や果実、畑作農家、水稲農家など、さまざまな農業者の方がいて多様だと思います。私は米農家や畑作農家など、バランスよくさまざまな農業者からの意見を施策に反映していただきたいと考えます。
五点目に、
審議会委員の市内農業者はどのように想定されているのかお伺いいたします。
六点目に、審議会の審議事項で、その他市長が必要と定める事項というのは、どういう場合を想定しているのかお伺いいたします。
以上、一回目といたします。
(
田中三喜雄産業観光部長登壇)
17
◯田中三喜雄産業観光部長 御答弁申し上げます。
現川越市
農業振興計画の進捗についてでございます。
平成二十一年度を始期とします現川越市
農業振興計画につきましては、地産地消、
生産量拡大、農地保全を計画の三つの柱と位置づけるとともに、計画全体の目標数値として、農業産出額を
計画策定時の八十億円程度から百億円にするということを目標として掲げております。農業産出額につきましては、農林水産省平成二十八年市町村別農業産出額によりますと、平成二十八年の本市の農業産出額が百十九億三千万円であり、農産物の物価上昇の影響もございますが、百億円の目標額を上回っております。
また、農産物直売所の販売額の増加や定期的な農産物直売イベントの開催など、地産地消については、
計画期間を通じて進んでいると考えておりますが、農地の減少などから農地保全及び
生産量拡大につきましては、厳しい見方をせざるを得ないと考えております。
川越市
農業振興計画重点プロジェクトの
取り組みについてでございます。
現川越市
農業振興計画では、川越ブランド開発、後継者育成、農地の利用集積推進、都市近郊型農業観光、農地保全の五つのプロジェクトを定め、通常業務とは別に取り組んでまいりました。また、平成二十六年度からは毎年度、重点プロジェクトを設定し取り組んでまいりました。
主な取り組み事例を申し上げますと、ブランド開発のプロジェクトにつきましては、公園朝市の開催、農産物直売所マップの作成、川越産農産物の直売イベントの開催、川越産農産物ロゴマークの作成等を行っております。農地の利用集積のプロジェクトにつきましては、水田の集積のための調査を進め、現在、古谷本郷地区の埼玉型ほ場整備事業等を進めております。農地保全のプロジェクトにつきましては、市民農園設置に向けた相談等の支援を行っております。
農業者アンケートの結果についてでございます。
昨年度、市内に十アール以上の農地を所有する方四千六百四十五人を対象にアンケートを送付し、千六百五十人、三五・五%の回答をいただいております。農業者の現状といたしまして、農業の後継者がいる方が一七・八%になっており、一ヘクタール未満の農業経営面積の方が六四・六%、農業収入三百万円に満たない方が七六・〇%となっており、本市では小規模経営の農業者が多くなっていると考えております。
また、農産物直売所に出荷したい方が七十二人、庭先販売所の開設をしたい方が六十人、市内飲食店などに農産物を提供することに興味がある方が八十二人となっていることから、地産地消に向けた
取り組みをさらに進めていくことができると考えております。
都市農業関連として、生産緑地につきましては、生産緑地の指定延長をしたい方が四十五人、生産緑地地区の指定を解除し土地の有効活用を図りたい方が二十七人、少数ながら、農産物の加工販売施設を整備したい方が十一人、農家レストランを整備したい方が六人となっております。今後、生産緑地など、市街化区域内の
農業振興施策を検討していく必要があると考えております。
消費者アンケートの結果についてでございます。
昨年度実施いたしました消費者アンケートは、無作為で抽出した市民二千人に対しアンケートを送付し、六百八十一人、三四・一%の回答をいただいております。アンケート結果から、農産物を購入するに当たり国内産であることと新鮮であることを気にされている方が全体の半数を超える御回答がございました。また、日ごろから農産物直売所を利用する方に限って見てみますと、七六・三%の方が新鮮だからという理由で利用されております。こうしたことから、地産地消を進める上で鮮度が重要とされる農産物の振興策を検討していくべきと考えております。
また、
本市農業の望ましい姿についての自由意見では、地産地消に関する御意見が最も多く、次いで市民農園に関する御意見が多くなっていたことから、域内流通や農業と触れ合う環境を充実していく必要があると考えております。
審議会委員の市内の農業者についてでございます。
審議会委員となる農業者の方の選任に当たりましては、水稲地域の農業者など、
本市農業の状況を踏まえ適切な方にお願いしたいと考えております。
審議会の審議事項のうち、その他市長が必要と認める事項についてでございます。
川越市
農業振興計画に含まれていない新たな農業政策上の大きな課題に対応する場合や、計画には含まれているものの個別課題として重点的にその課題について検討を要する場合などを想定しております。例として申し上げますと、災害などによる農作物への影響に対応する場合や、経済連携協定の進展により新たな
農業振興施策を講じる必要が生じた場合などが考えられます。
以上でございます。
(
今野英子議員登壇)
18
◯今野英子議員 それぞれ御答弁いただきました。二回目の質疑を申し上げます。
平成二十一年度から十年間の
農業振興計画が策定し、今年度見直しの時期でもございます。この審議会ができることによって幅広い方や農業従事者の方の声など、また消費者からの視点も取り入れられるのではないかと思っております。
農業振興計画の進捗や重点プロジェクトについても確認をさせていただきました。公園朝市の開催や農産物直売所マップの作成などに力を入れていただいていることも確認をさせていただきました。
また、
次期計画策定のために、
アンケート調査の結果から
次期計画に盛り込む課題などについてもお聞きをいたしました。ぜひこうした
アンケート調査を活用し、審議会の中でもさらに議論を深めていただき、
次期計画に反映できることを期待しております。
一点目に、審議会を設置することにより、どのような効果があるのかお伺いいたします。
組織についてもお伺いいたしました。特に農業者の現場の声を大切にしていただきたいと考えます。選定に当たっては、水稲地域の農業者などにも入っていただき、さまざまな意見をとり入れられる審議会になることが望ましいと考えております。
その他市長が必要と認める事項とはどのようなことかも理解いたしました。個別課題として重点的にその課題について検討を要する場合や災害時などによる農産物への影響に対応するとのことでございます。
経済連携協定についても言及されましたが、TPP参加は、JA農協など反対を表明しているところでございます。安倍政権が進める農業政策は、TPPの導入による関税撤廃や輸入自由化の拡大を狙い、大規模化、集約化、また法人化や企業参入による生産コスト削減を進めています。
また、政府は、四十年間続けてきた米の生産目標の配分を二〇一八年度から廃止しました。農業の根幹とも言える米の需要と価格の安定に対する責任を投げ捨て、農家にどれだけ生産するのかの判断を押しつけた上で、価格は市場任せになります。
さらに、減反とリンクした米の直接支払交付金も廃止されます。十アール当たり一万五千円だった交付金は、二〇一四年産から七千五百円に減らされ、二〇一八年産からはゼロになりました。
関税撤廃や自由化により日本の農業は大打撃を受けます。日本の
農業振興にも大きな影響を及ぼすものだと危惧しています。家族農業や
小規模農業者への支援、
後継者不足や米農家がしっかりとなりわいできるように川越市としても支援をしていくべきだと私は考えます。こうした市内の農業者、また全国の農林水産業者がいることによって、日本の安全な食、また農地保全、国土を守り維持できる大きな力になっていると私は考えております。
近年、相続により生産緑地も減少傾向が見られます。こうした農地の保全や地産地消のさらなる充実など課題もある中で、これからの川越市の
農業振興について計画を策定するこの条例は、大変重要な審議会になるのではないかと考えております。
最後に、現段階で
農業振興の課題をどのように捉えているのか、また、
次期計画策定に向けて、審議会ではどのように反映していくお考えなのかお伺いいたします。
(
田中三喜雄産業観光部長登壇)
19
◯田中三喜雄産業観光部長 御答弁申し上げます。
審議会設置による効果についてでございます。
市の
附属機関として審議会を設置することによりまして、川越市
農業振興計画の策定、変更や実施状況の確認を行うに当たり審議会に諮問することができます。
学識経験者や市内の
公共的団体等の代表者、市内の
農業者等で構成する審議会の中で議論していただくことにより、より視野の広い、専門性、先見性、あるいは消費者目線も入った一定の意見等をまとめ、答申としていただくことを
審議会設置の効果として期待しているところでございます。
最後に、
農業振興の課題と
次期計画への反映についてでございます。
全国的な傾向と同様に、本市においても農業就業人口の減少や高齢化が進んでおりますが、こうした背景の一つとして農業所得が低迷している現状があり、農業所得の増加を図っていくことが課題と考えております。そのため
次期計画では、川越産農産物のブランド化による農産物の価格向上、農地集積や基盤整備等による生産性の向上などにより農業所得を増加し、農業が魅力のある産業となるよう各施策を計画的に位置づけていく必要があると考えております。
また、本市の農業、農地を将来にわたって継続していくためには、多数を占める小規模経営の農業者への支援策が課題であると考えております。このため
次期計画では、小規模農業への視点を明確にし、小規模経営の農業者の営農活動や農地の維持に向けた施策を位置づけていく必要があると考えております。
さらに、市民の皆様に農のある生活を提案していくといった視点として、川越産農産物の提供や市民農園等について
次期計画に位置づけてまいりたいと考えております。
以上でございます。
20
◯小野澤康弘議長 以上で通告による質疑は終わりました。他に御質疑ありませんか。-これをもって質疑を終結いたします。
よって、本件を
会議規則第三十七条第一項の規定により産業建設常任委員会に付託いたします。
───────────────────────────────────
△日程第 七 議案第 六九号 川越市
ホテル等建築適正化条例の一部を改正する条
例を定めることについて
21
◯小野澤康弘議長 日程第七、議案第六十九号、川越市
ホテル等建築適正化条例の一部を改正する条例を定めることについてを議題といたします。
これより質疑に入ります。質疑の通告はありません。質疑はありませんか。-これをもって質疑を終結いたします。
よって、本件を
会議規則第三十七条第一項の規定により産業建設常任委員会に付託いたします。
暫時休憩します。
午前十時五十四分 休憩
───────────────────────────────────
午前十時五十九分 再開
△日程第 八 議案第 七〇号 川越市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関
する基準を定める条例の一部を改正する条例を定め
ることについて
22
◯小野澤康弘議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第八、議案第七十号、川越市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることについてを議題といたします。
これより質疑に入ります。質疑の通告がありますので、発言を許します。明ヶ戸亮太議員。
(明ヶ戸亮太議員登壇)
23 ◯明ヶ戸亮太議員 議長より発言の許可をいただきましたので、議案第七十号、川越市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることについて質疑を申し上げます。
本議案は、条例改正に伴いまして学童保育の放課後児童支援員とするその規定を整理、また緩和することによって受け皿の拡充を図る効果が期待されております。放課後児童支援員は、さまざまな子供たちと接します。学校の先生とは少し違いまして、年齢も異なれば、その保育環境の異なる子供たちと一緒に過ごすということですので、非常にその職務というものは大事なものであると私も考えております。だからこそ、どのような人物が今後、川越市の放課後児童支援員となり得るのか、質疑を通して確認をさせていただきます。
まず、一点目に、本市が考える放課後児童支援員はどのような人物が望ましいとお考えかお伺いいたします。
続いて、今回の条例改正の内容は、大きく分けて三つのポイントがございます。それぞれの改正内容についてお伺いをいたします。
三点目、今回条例改正することによって受け皿の拡充というものが期待されると考えておりますが、その背景、これまで課題があったからこそ改正をして対応していくというものであると考えております。その今回この条例改正をしなくてはならない、基準を変更する必要が生じた理由についてお伺いして一回目といたします。
(中沢雅生
教育総務部長登壇)
24 ◯中沢雅生
教育総務部長 御答弁申し上げます。
まず、最初に、放課後児童支援員として望ましい人物についてでございます。
放課後児童支援員に求められるものは、
放課後児童健全育成事業所を児童が安心して過ごせる生活の場として、児童の安全面に配慮しながらふさわしい環境に整えるとともに、児童の発達段階に応じて主体的な遊びや基本的な生活習慣の確立が可能となるよう児童を指導できる者が望ましいと考えております。
続きまして、条例改正の内容でございます。
放課後児童支援員になることができる者の基準について三点の変更を行うものでございます。
一点目につきましては、学校の教諭となる資格を有する者を放課後児童支援員とする規定について、対象者をより明確になるよう改正を行ったものでございます。
二点目につきましては、平成三十一年四月一日に新たに創設される高等教育機関としての専門職大学の前期課程を修了した者について、放課後児童支援員になることができる者に追加するものでございます。
三点目につきましては、
放課後児童健全育成事業において五年以上の実務経験があり市長が適当と認めた者についても、新たに対象者として加えたものでございます。
最後に、放課後児童支援員になることができる者の基準を変更する必要が生じた理由でございます。
放課後児童健全育成事業は、児童の生活及び遊びの場を提供する上で、優秀な人材を広く確保する必要がございます。国の地方分権改革に関する提案募集において、放課後児童クラブの勤務経験は豊富だが高校を卒業していないために放課後児童支援員になれない方がおり、放課後児童支援員の資格要件を拡大すべきではないかとの提案があり、それを踏まえて厚生労働省令が改正されたことにより変更するものでございます。
また、学校の教諭となる資格を有する者を放課後児童支援員の基礎資格としている現在の規定の内容について、これまで対象者に含まれるかどうか不明確であったことから、特別支援学校の教員免許のみを有する方、臨時免許状や特別免許状を有している方の取り扱いを明確にするためでございます。
以上でございます。
(明ヶ戸亮太議員登壇)
25 ◯明ヶ戸亮太議員 それぞれ御答弁をいただきました。
まず、どのような人物が川越市として放課後児童支援員に望ましいか、児童の安全面に配慮しながらふさわしい環境に整えるとともに、児童の発達段階に応じて主体的な遊びや基本的な生活習慣の確立が可能となるよう児童を指導できる者、非常に志の高い方になっていただきたいと思っておりますし、子供たちと多く接する方にはそれぐらいの意気込みというものが私も必要だと思っております。
そして、条例改正の内容についてもお伺いしまして、これまでの資格、学校の教諭となる資格を有する者の規定を整理されたり、新たに創設される高等教育機関としての専門職大学の前期課程を修了した者についても追加する。このあたりが制度の整理に当たる部分だと考えております。
そして、三点目につきましては、五年以上の実務経験があり市長が適当と認めた者、これが拡充に当たる部分となります。
そして、これらにつきまして、その制度、改正する必要性でございますが、やはり優秀な人材を広く確保する必要があり、逆に言うならば、優秀な人材をしっかりとこの川越市でも確保できる環境が整っていくものだなと期待をしております。
少し、この五年以上の実務経験があり市長が適当と認めた者について、この部分について少し掘り下げさせていただきたいと思います。
では、その実務経験が五年ある方、じゃ、五年実務経験があれば誰でもいいのかと、そういうものでもないと思います。今後、市長が適当と認めるためには、どのような方を今後認めていくのか、その判断指標というものがあれば教えていただきたいと思います。
そして、今後は多くの方にその支援員となるチャンスがふえるわけですので、そのチャンスがふえるということを、どのようにその必要性というものを周知していくのかお伺いいたします。
三点目に、なぜ今回、五年以上実務経験という必要年数が設けられているのかお伺いいたします。
(中沢雅生
教育総務部長登壇)
26 ◯中沢雅生
教育総務部長 御答弁申し上げます。
まず、最初に、五年以上
放課後児童健全育成事業に従事した者であって、市長が適当と認めた者の判断についてでございます。
放課後児童支援員は、子供の育成支援の充実を図るために必要な知識及び技能の習得、維持及び向上に努めなければならないものであり、一定以上の実務経験が必要と考えております。このことから、その者が
放課後児童健全育成事業において利用者支援を五年以上継続して従事していたかを事務経験証明書等から判断してまいります。また、その間、勤務状況が良好であったかについても判断してまいります。
なお、判断する指標等につきましては、国及び他市の状況を鑑みまして早急に作成してまいりたいと考えております。
続きまして、条例の改正内容の周知の必要性についてでございます。
条例改正することにより、放課後児童支援員の資格要件が拡大され、必要な学歴を有していないために放課後児童支援員になる基礎資格がなく、放課後児童クラブでの従事を諦めていた人材を確保することができるようになると考えております。
恒常的な放課後児童支援員不足の解消にも寄与すると考えておりますので、今後は関係機関に周知し、随時行っている放課後児童支援員募集の際などに、今回の条例の改正内容を周知してまいりたいと考えております。
最後に、なぜ五年以上の実務経験は必要かについてでございます。
条例第十条第三項第九号に高等学校卒業者等について二年以上の実務経験を求めておりますので、高等学校卒業者等との認定資格の取得開始期間のバランスを考慮いたしまして五年以上の経験を必要としたものでございます。
以上でございます。
(明ヶ戸亮太議員登壇)
27 ◯明ヶ戸亮太議員 それぞれ御答弁をいただきました。
まだ、本市としましては、その対象者の判断する指標等については作成がされていない。そして、五年以上の実務経験の必要性でございますが、これまでの高等学校卒業者の方は、卒業後二年の実務経験からこの資格取得に臨むことができました。高校三年から二年の実務経験、五年ですので、中学を卒業してから五年の実務経験を踏めば同じだけの環境となる、バランスを考慮したというお話をいただきました。
お話をいただきましたが、時間的なものはそれで同じだと思います。五年間という時間は踏んでいるのかなと思うのですが、やはり高校を出た方と中学を出た方、どちらがいい悪いという話ではないのですが、高校を出てから二年間という方は、やはり高校に入る、入学をするなり、進級をするなり、卒業をするなりというさまざまなステップを踏んでいます。で、今回、中学を卒業して五年間という方は、まだ本市としましてその判断指標を設けられていないために、その方が五年間どのような活動をしたかというものが、具体的なものがまだ見えてこないのかなと懸念されております。
本市としまして、先ほどの御答弁で、判断する指標等については国及び他市の状況を鑑みましてとお話がありましたが、一回目にお伺いしました、川越市としてどのような人物が望ましいのかという質疑をさせてもらいまして、いただいた答弁、これは川越市が望んでいる人材ですよね、そのような人材を選出するためにどのような判断指標が必要か、仮に、今後つくっていくというお話でありましたが、三年後に判断指標ができれば、三年、四年、五年、仮に五年後にできれば、その五年後の一年間しかその人物の中身といいますか、その実務内容というものを見ることができませんので、私はやはり平成三十一年四月一日から、例えば中学を卒業して実務経験を踏む方がいるのであれば、早い段階で判断指標というものを設けて、五年間どのような活動をしてきたのか、そして、どのような人材なのか、そして、結果として五年後その人物が川越市の放課後児童支援員として望ましいのかというものをしっかりと判断した上で、私はその資格取得に臨んでいただくべきだと考えておりますが、先ほどの答弁では、まだ残念ながらその判断指標がつくられていないということでありました。
この判断指標が整わないと、実務経験があれば、今は誰でも要するにその資格取得に臨めてしまうのではないかなと懸念をしております。国や他市の動向を見てというお考えもわかるのですが、川越市として望ましい人物像というものを持っているのであれば、そこに必要な判断指標というものを来年度の四月一日から設けるべきではないかなと考えておりますが、これは担当の副市長、宍戸副市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
今回、川越市として望ましい人物像をお持ちであると、それは御答弁でいただきました。その方がこの川越市として、本当に支援員として活動していくためにふさわしいかという判断指標を早急につくる、それこそ四月一日からつくって、適正な人物かの判断を持って子供たちの支援に当たっていただく必要性についてお考えをお聞かせください。
(宍戸信敏副市長登壇)
28 ◯宍戸信敏副市長 御答弁申し上げます。
今回の条例改正の大もとになってございますのが厚生労働省の改正でございますので、基本的には厚生労働省の省令改正、あるいは厚生労働省の方針というのは待つ必要があると私どもは考えております。ただし、今、御指摘もいただきましたので、できる限り早くこの基準を定めてまいりたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
(明ヶ戸亮太議員登壇)
29 ◯明ヶ戸亮太議員 四回目の質疑となりまして申しわけありません。
早急に作成していきたいというものは、もう答弁としていただいております。三十一年四月一日からあることによって五年間しっかりとした判断が行えるのではないかなと考えておりますので、そのお考えがあるのかないのか、できるのかできないのかを御答弁いただきたいと思います。
(宍戸信敏副市長登壇)
30 ◯宍戸信敏副市長 御答弁申し上げます。
先ほどとちょっと繰り返しになることもございますけれども、厚生労働省の省令の問題は依然してございますけれども、私どもとすれば、ぜひとも今年度中に作成をさせていただきまして、来年度から適用できることを努力してまいりたいというふうに思います。
31
◯小野澤康弘議長 柿田有一議員。
(柿田有一議員登壇)
32 ◯柿田有一議員 前議員に引き続きまして、議案第七十号、川越市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について質疑を申し上げます。
前議員の話でも触れられていましたけれども、放課後児童クラブ、学童保育室の事業の需要、ニーズは昨今、非常に高くなっています。このことは、前段で保育園などの需要が高まる、働く女性が増加するということに伴って保育園が非常に需要が逼迫をすると、待機児童などがふえている状況にありますから、その子供たちが保育園を上がって学校に入学すると、必然的に放課後児童クラブが必要になってくるという背景があろうかなというのが一般的な理解であります。
一点、条例改正の背景、先ほどもありましたが、改めて川越市の状況を少しお聞きするのに、繰り返しになりますが、条例改正の背景についてお聞きをします。特に、放課後児童クラブの需要と、それから、そこに携わる方々がどういうふうに充足されたのか、あるいは不足している状況があるのかということについて触れていただく形で背景を御答弁いただければありがたいなというふうに思います。
二点目ですが、近年、川越市は従来、放課後児童クラブは教育委員会が担うということで、全ての小学校において、現在は小学校の敷地の中に学童保育クラブがあるというような形になっていますが、もう一方で、民間の学童保育室がここ数年来、運営をされているという状況になっています。そこで、今回の条例改正は民間の学童保育室も条例改正の対象となるのか、これは確認ですけれども、改めてお伺いをしておきたいというふうに思います。
三点目ですが、今回は資格要件の拡大等が定められるものですが、この放課後児童支援員については担い手の方々から、その仕事の専門性について議論があるところです。つまりは、当事者の方々は、単に子供を見ているということではなくて、その仕事そのものに専門性が非常にあって重要なことだと、その位置づけについても、特に働かれている方からいろいろとその必要性を認めてほしいというような議論があるところは御承知のとおりと思いますが、この放課後児童支援員の専門性について川越市はどのように考えているのかお伺いをして一回目とします。
(中沢雅生
教育総務部長登壇)
33 ◯中沢雅生
教育総務部長 御答弁申し上げます。
まず、初めに、条例改正の背景でございます。
放課後児童支援員となることができる者は、保育士、社会福祉士の資格を有する者、幼稚園、小学校、中学校、高等学校等の教諭資格がある者などの基礎資格を有している者であって、都道府県知事が行う研修を修了した者でなければならないとされております。
近年、働く女性の急激な増加により、児童の生活及び遊びの場を提供する放課後児童クラブ、学童保育室の需要が高まっており、これに伴う育成支援を行う放課後児童支援員の不足が懸念されていることから、優秀な人材を広く放課後児童支援員として登用することができるよう放課後児童支援員になることができる者の資格要件を拡大しようとするものでございます。
続きまして、今回の条例改正の対象についてでございます。
本条例は、本市の
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定めるものでございますので、
放課後児童健全育成事業所として市内全小学校三十二校に開設している公設公営の学童保育室のほか、平成二十八年四月一日に開設した法人立の放課後児童クラブも対象となるものでございます。
最後に、放課後児童支援員の専門性についての考え方でございます。
放課後児童支援員は、学校とも家庭とも異なる放課後の生活において、子供の安全や発達状況に配慮しながら主体的な遊びや生活ができるよう、子供の健全な育成を支援していく役割を担っております。さらに、課題のある子供への育成支援、保護者からの相談対応、学校との連携を行うほかに、今後は地域と連携する力も求められており、専門性のある職であると考えております。
以上でございます。
(柿田有一議員登壇)
34 ◯柿田有一議員 御答弁をいただきました。二回目の質疑を申し上げます。
今、背景についてお話がありました。支援員となることができる者が順に述べられたところです。その頭には、保育士や社会福祉士の資格を有する者というふうにありました。学童保育、放課後児童クラブは、学校などと異なって、基本的には生活の場というところが基本的な仕事の一つとして挙げられるわけです。生活の時間が大変長いことも含めてですけれども、そういうことが基礎にありますので、単純に教育ということだけにとどまらない役割ということであるということがわかると思います。
一方で、この放課後児童クラブは、もともと国の制度が十分整う以前からニーズに基づいて保護者たち、それから現場の人たちの努力によってつくられてきた部分が多いということで、実態が先にあって、それに見合う形で制度の整備が必要だということで国などでも議論がされて、近年さまざまな基準、それから要件が整備されていたという背景があります。ですので、現在そういったところに従事をされている方は、資格要件を含めて、後から制度が追いついているという状況になっていると思います。
御答弁にもありましたけれども、資格が単純にあれば仕事に従事できるというわけではなくて、資格があるという要件に加えて、働くために現在は研修を修了した者ということで、資格と、それから実際の研修などによって仕事ができるということを担保して実務に当たられるという流れになっておりますから、単純に資格云々ということだけの議論では十分でなかろうなということがわかると思います。
実際にはどうなっているかというと、新年度四月一日の時点で、近年は放課後児童クラブを希望する方が大変多くいらっしゃいますので、四月一日に十分に人員配置ができるかというのは、毎年、非常に困難な状況で、不足に対する懸念と御答弁があったところはそこによるものかと思います。
加えて、いろいろな支援が必要な子供たちもいますので、実態を見れば、各クラブの指導員の方々が十分な体制で臨んでいるかというと、これは残念ながら必ずしも十分ですと言い切れるほどではないということで、今回、資格要件を少し拡大されるのは悪いことではなかろうかなというふうに思います。同時に、質の確保は、さきの議員もお話しのとおりですので、質の確保は重要なことだということも一方ではあると思います。
さて、二回目の質疑ですけれども、そういう中にあって、先ほどの御答弁では、非常に専門性が重要であることが述べられました。一方で、現在、学童保育室に配属されている放課後児童支援員は、基本的には、現場にいる方は全て非正規、臨時職員ということになっているかと思います。専門性があって、しかも恒常的に仕事をする、それから、携わっている方は十年を超える方もたくさんいらっしゃいますので、継続して行う、そういった事業ですけれども、そういった方々が非正規で働いているというふうな状況にありますので、この点についてどのような課題があるというふうに認識をしているのか、改めてお伺いをしておきたいというふうに思います。
最後ですが、この放課後児童支援員について、特に今お話しさせていただきました非正規という待遇について少し課題をお聞きするわけですが、さらに、この放課後児童支援員について今後どのような待遇がふさわしいと考えているのか、お考えをお伺いしまして質疑といたします。
(中沢雅生
教育総務部長登壇)
35 ◯中沢雅生
教育総務部長 御答弁申し上げます。
まず初めに、放課後児童支援員が非正規であることの課題についてでございます。
放課後児童支援員は、地域において放課後の児童の健全育成のために大きな役割を担っており、その業務内容は多種多岐にわたり幅広い知識、技能が求められております。その業務内容から長期的に安定した雇用形態が必要であると認識しており、改正地方公務員法が平成三十二年四月から施行されることにより創設される会計年度任用職員制度を視野に入れるとともに、他市の状況を調査し、市全体で検討すべき課題として捉えております。
最後に、放課後児童支援員の待遇についての考えでございます。
放課後児童健全育成事業は、第四次川越市
総合計画において子ども・子育ての施策の柱の一つとして位置づけられている重要な事業でございます。学童保育室への入室児童数は年々増加しており、今後もそのニーズが高まるものと考えております。安全安心な学童保育室であるためには、施設を整備改修するとともに、放課後児童支援員を確保することが不可欠でございます。
本市を含め、他市におきましても放課後児童支援員が不足している状況であり、放課後児童支援員の待遇改善は、放課後児童支援員を確保するために必要な方策であると認識しております。待遇改善につきましては、厳しい市の財政状況、臨時保育士や他の臨時職員との均衡も考慮しながら検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
36
◯小野澤康弘議長 以上で通告による質疑は終わりました。他に御質疑ありませんか。-これをもって質疑を終結いたします。
よって、本件を
会議規則第三十七条第一項の規定により文化教育常任委員会に付託いたします。
───────────────────────────────────
△日程第 九 議案第 七一号 旧
川越織物市場整備工事請負契約について
37
◯小野澤康弘議長 日程第九、議案第七十一号、旧
川越織物市場整備工事請負契約についてを議題といたします。
これより質疑に入ります。質疑の通告がありますので、発言を許します。大泉一夫議員。
(大泉一夫議員登壇)
38 ◯大泉一夫議員 お許しをいただきましたので、議案第七十一号、旧
川越織物市場整備工事請負契約について質疑をさせていただきます。
まず、この議案の旧川越織物市場でございますけれども、この川越の地において、幕末から明治初期において国内屈指の織物の集散地として栄えていたこの川越に、当時の脚光を再度呼び戻そうと明治四十三年に起死回生の思いを込めてつくられたのがこの織物市場であったと、私的には認識をしております。
そして、そのような期待を背負って建てられた織物市場でございますけれども、時代の流れによって、どうしてもその栄光というものは取り戻せず、開場からおよそ八年足らずでその使命を終えてしまったという少し寂しい歴史もございます。その後、そのような歴史的使命を終えたその市場は、幸いにもその建物を取り壊すこともなく、平成十三年まで長屋住居として利用されておりました。
そして、その文化的遺産を残そうという、その後、市民の声も高まり、同敷地内にある旧栄養食配給所とともに平成十七年に市の文化財に指定をされましたと、このような経緯を認識した上で、今回の質疑に立たせていただきます。
この織物市場、旧栄養食配給所につきましては、この議場にいらっしゃる多くの議員の皆様方もその復興に対しては喜んでいるのではないかと感じております。そこで、今回この旧織物市場と旧栄養食配給所を整備する工事請負契約が整ったことに関しまして何点かただしたいと思っております。
まず、初めに、川越市の指定文化財建造物となったこの旧川越織物市場と旧栄養食配給所はどのような特徴がある建物なのか、まずお伺いをさせていただきます。
次に、建物を復原するに当たりまして、これらの建物は建設から長い間、当初の利用目的とは異なった形で使用されて現在に至っております。今回の工事における復原の方針についてお伺いをさせていただきます。
三点目といたしまして、平成二十九年度にこの建物に対しまして解体調査を含めた部材修復設計が行われておりますけれども、その結果はどのようなものであったかお伺いをさせていただきます。
次に、四点目といたしまして、明治四十三年に建設されたこの建物は、その後、現在に至るまで、建物における建設当初の建築部材等の残存状況はどのようになっていたのかお聞きをさせていただきます。
そして、一回目の最後に、今回の整備に当たりまして文化財特有の修理方法であります解体修理の方法を選択をしておりますけれども、川越市内における建物等で同様の事例に関して、過去の事例について、この解体修理の状況についてお伺いをさせていただきまして一回目とさせていただきます。
(田宮庸裕
都市計画部長登壇)
39 ◯田宮庸裕
都市計画部長 御答弁申し上げます。
平成十七年に市の文化財に指定された旧川越織物市場は、明治四十三年に開設された織物取引所であり、奥行きのある土庇、格子戸と雨戸の二重揚戸など、市場建築としてさまざまな特徴を持っており、産業遺構として希少性の高い建物となっております。
また、敷地内に隣接し同時期に市の文化財に指定された旧栄養食配給所につきましては、昭和九年に開設された、工場労働者の栄養改善を目的とした共同炊事場施設でございます。現在、れんがづくりのかまど七基が残されており、当時の姿をそのまま残す遺構としては、全国的に見ても川越のみとなっております。
次に、旧川越織物市場の復原に係る工事の方針につきましてでございます。
これまでの調査等を踏まえ、東棟と西棟は、明治四十三年の建築当初に近いとされる姿に、旧栄養食配給所につきましては、栄養食配給所としての業務が最盛期であり、かつ図面が残されている昭和十四年ごろの姿に復原することとしております。
また、全体といたしましては、建物本体の経年劣化が著しいことなどから、全ての部材を一旦解体し、部材の修理や一部部材の取りかえ等を行った後に組み立てを行う全解体修理を採用しております。
次に、部材修復設計の成果についてでございます。
旧織物市場の整備に当たりましては、過去の用途を変更して使用していたことや建物全体の経年劣化などから、文化財特有の修理手法の一つである全解体修理を採用することとし、平成二十九年度に部材修復設計業務委託として解体調査を実施したところでございます。
その成果といたしましては、建物の痕跡等から建築当初の形態やその後の変遷を知る上での貴重な情報を得ることができたことや、構造等の状況をより正確に把握できたことのほか、これらの調査結果を本工事の設計に反映することで、本工事での施工性が向上することや、より建築当初に近い姿に復原することができるなどの効果があるものと考えております。
以上でございます。
(宮本一彦
建設部長登壇)
40 ◯宮本一彦
建設部長 御答弁申し上げます。
建築当初の部材の残存状況についてでございますが、平成二十九年度に実施しました部材修復設計業務委託では、建物全体の状況の把握と、主要な部材である柱やはり等の骨格部分の劣化状況の調査、復原方法の考察等を行いました。
調査解体した建築当初の部材につきましては、一部腐食等の劣化が進んでいるものもございましたが、おおむね再使用可能なものとして市の施設内に一時保管をしております。建築当初の部材につきましては、劣化している箇所を取り除き、同じ種類の木材で継ぎ足すなどの部分的な修理を行い、建物の組み立てを行うこととしております。
以上でございます。
(中沢雅生
教育総務部長登壇)
41 ◯中沢雅生
教育総務部長 御答弁申し上げます。
市内の指定文化財建造物において解体修理を採用した事例についてでございます。
まず、半解体修理の事例といたしましては、昭和三十年度から昭和三十一年度までの間に行いました重要文化財喜多院の慈眼堂、平成元年度から平成四年度の間に行いました重要文化財大沢家住宅、平成二十三年度から平成二十七年度までの間に行いました県指定文化財古尾谷八幡神社などがございます。
次に、全解体修理の事例につきましては、昭和二十五年度から昭和三十年度までの間に行いました重要文化財喜多院の客殿、書院、庫裡、平成十一年度から平成十四年度までの間に行いました市指定文化財広済寺金毘羅堂などがございます。
また、市所有の文化財建造物につきましては、半解体修理の事例といたしまして平成二十年度から平成二十二年度までの間に行いました県指定文化財川越城本丸御殿、平成二十七年度から平成二十八年度までの間に行いました市指定文化財時の鐘などがございます。
なお、市所有の文化財建造物の全解体修理の事例といたしましては、今回の旧川越織物市場が初めてのケースとなっております。
以上でございます。
(大泉一夫議員登壇)
42 ◯大泉一夫議員 引き続き二回目の質疑をさせていただきます。
一回目の答弁で、旧川越織物市場は、産業遺構として希少性の高いものであると、改めて理解をさせていただきました。また、昭和九年に開設されました旧栄養食配給所も全国的には、これはデータ的にあるんですが、六十七カ所あった中でも現存するのはこの川越市のみであるということも理解をしております。文化的遺産の非常に高い建物であるということも改めて認識をさせていただきました。また、建築部材もその多くが再使用が可能なものとして保管されていることも理解をさせていただきました。さらに、修復方法の全解体修理が、川越市所有の文化財建造物といたしましては、今回が初めての事例であるという特色も理解をいたしました。
そこで、二回目の質疑をさせていただきますが、まず、一点目といたしまして、文化財建造物の復原工事であることを考えますと、工事を請け負う業者にも条件がかかるのかなというような思いをするわけでございますけれども、今回の工事請負契約におきましては、入札参加要件などに何らかの条件があったのかお伺いをいたします。
二点目といたしまして、今回の契約が契約金額としまして三億二千四百万円でございますけれども、通常、文化財の復原等になりますと国等に助成もあると伺っております。今回のこの旧川越織物市場整備事業におきましては、国等の助成が受けられたのかどうか、また、受けられるとすれば、どのくらいの金額が受けられるのかお伺いいたします。
三点目といたしまして、この旧川越織物市場を復原整備した後の保存と活用について、基本的な考えが既にできていればお伺いをいたします。
四点目といたしまして、歴史的意義が非常に高いこの建造物でございますけれども、この川越織物市場が整備完了後においては、多くの役割を果たすのではないかなと感じております。そのような観点から、この旧川越織物市場が復原完成後においてはどのように活用するのか、その活用方針などがあればお伺いをいたします。
最後に、この旧川越織物市場の活用用途に関して、その管理が必要かと思いますが、運営形態など、現在、川越市としてどのように検討しているのかお伺いをいたしまして、この議案に対する質疑とさせていただきます。
(田宮庸裕
都市計画部長登壇)
43 ◯田宮庸裕
都市計画部長 御答弁申し上げます。
本工事の入札参加要件につきましては、近年実施した本市における文化財建造物に係る工事の入札結果等を踏まえ、一般的な建築工事と同様に、より多くの入札参加者を募ることを前提に一般競争入札を採用いたしております。
なお、本工事は、文化財建造物の復原工事を主とするものでございますけれども、建物の構造が一般的な木造軸組工法であることや、平成二十九年の解体調査の結果を設計に反映していることなどから、受注者の実績等に捉われることなく施行が可能であるものと考えております。
次に、国の助成についてでございます。
旧川越織物市場整備事業につきましては、平成二十九年度から三カ年の継続費予算を設定させていただき、既に執行済みの部材修復設計、今後執行予定の復原利活用のための整備工事や工事監理の費用など、総額五億九千百四十万円を計上しております。その財源となる国の助成につきましては、歴史的風致の拠点となる施設の修理や整備などを対象事業とする国土交通省の社会資本整備総合交付金、街なみ環境整備事業を最大限に活用する予定となっており、三カ年の計画ベースで総額一億七千百九十五万五千円を見込んでいるところでございます。
次に、旧川越織物市場の保存と活用に当たっての基本的な考え方につきましては、復原による歴史的建造物としての価値の維持向上の側面と、運営等、効果的な地域への波及を考慮した施設の利活用の側面との両立を図ることとしております。
具体的には、復原修理に加え、屋根、外壁及び床等の建物の機能、性能の回復、開口部の性能、耐震性及び火災等に対する安全性の確保、トイレの整備等、必要な機能の付加、電気、上下水道及びガス等のインフラの再整備、照明、換気、空調、衛生設備等の設備の整備など、施設の活用をするための基本的な整備を予定しているところでございます。
次に、旧川越織物市場の活用につきましては、平成二十七年度に策定した川越市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略に位置づけ、創業支援施設として活用することといたしました。具体的な活用方策といたしましては、若手のアーティストやクリエーターが創業支援を受けながら一定期間、制作活動を行うためのインキュベーション機能を主とするものとするものとなっております。
主な施設は、創業支援ルームとしてのアトリエ、作業室、研修室等を予定しております。また、地域等の交流機能施設や建築当初の姿を伝える展示室等の設置も予定しているところでございます。
なお、旧川越織物市場は、当時の流行ファッションをリードした織物の集散地川越を今に伝える産業遺構として希少性の高い建物であることから、特にアトリエ部分につきましては、建築当初の織物取引所としての間取りを最大限に生かした施設構成となっているところでございます。
最後に、インキュベーション機能を主とする活用用途に応じた運営形態の検討状況についてでございます。
平成二十八年度から運営管理
計画策定に向けての検討を進めているところでございます。主な内容といたしましては、当該施設の運営管理の基本的な考え方の整理や他の類似施設の情報収集を行うとともに、運営管理候補者や入居候補者に係るヒアリングなどを行い、その結果をもとに、現在、直営方式、指定管理者方式、行政財産の使用許可等の各方式の特徴を当該施設の性格に照らし合わせて、最も適している方式を比較検討しているところでございます。
今後の計画につきましては、平成三十二年度の供用開始を目指し、施設の運営方式を含めた運営管理計画の策定、設置条例案の上程、運営管理者の募集、入居者の募集などを想定しているところでございます。
以上でございます。
44
◯小野澤康弘議長 暫時休憩いたします。
午前十一時五十分 休憩
───────────────────────────────────
午後零時五十七分 再開
45
◯小野澤康弘議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
長田雅基議員。
(長田雅基議員登壇)
46 ◯長田雅基議員 前議員に引き続きまして、議案第七十一号、旧
川越織物市場整備工事請負契約について質疑を申し上げます。
私も前期の産業建設常任委員会の際に旧川越織物市場、整備前の状態ではありますが、視察をさせていただきました。明治四十三年の建設から百八年もの月日が経過しており、公共施設というよりも貴重な文化財という感覚を受けました。人生のほとんどを平成の時代で生きた私としましても、旧川越織物市場は、敷地内に足を踏み入れただけでタイムスリップをしたような、その場所だけ時間がとまっているようなそんなとても異様な雰囲気がある空間であったと感じます。
しばらくの間、手をつけられずにいたわけですが、このたび整備工事が行われるということで、まずは基本的なことですが、お聞きをさせていただきます。
一点目に、旧川越織物市場の変遷について、歴史の移り変わりについてお聞きをいたします。
県内有数の歴史と文化のある川越市であります。また、観光地としても価値がありますので、市としてもさまざまな計画のもと、大事に進めていきたいというものだと思います。
二点目に、旧川越織物市場の歴史的風致維持向上計画や中心市街地活性化
基本計画での位置づけについてお聞きをいたします。
旧川越織物市場へ実際に視察もさせていただきましたが、建物の状態としては、非常に老朽化していたというのも感じました。ですが、そういった旧川越織物市場に、十数年前の割と最近まで、まだ実際に人が住んでいたということも非常に驚きましたが、三点目に旧川越織物市場の整備に至るまでの経緯についてお聞きをいたします。
会派の先輩である本山修一前議員も、この旧川越織物市場、また旧山崎家別邸、旧鶴川座の一体的な整備、面的な整備で観光として訪れた方たちに川越の歴史と文化を知っていただくことなど、何度か議会でも取り上げておりました。その中の御答弁でもありましたが、関係部長からなる旧川越織物市場保存活用検討委員会も設置され、団体や住民からの意見や要望も数々あったかと思います。
四点目に、住民や団体からの要望で参考にした点についてお聞きをいたします。
古くから城下町として栄え、江戸、明治、大正、昭和、平成と歴史が移り変わってくる中でも、歴史的建造物や人々の文化がまだそのまま残されているということに価値があると思います。市としてもたくさんの方に来ていただいて、見ていただいて、観光地としても、周辺の商店街としてもにぎわってほしいという思いもあるのと同時に、その一方では、周辺に静かに暮らしているというそういった住民もいるのではないかと思います。
この辺について、五点目に、旧川越織物市場の整備に当たっての周辺住民への周知についてお聞きをいたしまして一回目といたします。
(田宮庸裕
都市計画部長登壇)
47 ◯田宮庸裕
都市計画部長 御答弁申し上げます。
旧川越織物市場の変遷についてでございますけれども、旧川越織物市場は、明治四十三年に織物取引所として建てられ、開場後はおおよそ活況を呈しておりましたが、昭和初めの不況により廃止されました。また、旧栄養食配給所につきましては、昭和九年から昭和二十年まで工場労働者の栄養改善を目的とした共同炊事場施設として使用されておりました。
両施設とも、閉場後は住居として使用されておりましたが、平成十四年に市が建物の寄附を受け、平成十七年に市の文化財建造物に指定し現在に至っているところでございます。
次に、計画への位置づけについてでございます。
歴史的風致維持向上計画における旧川越織物市場等の位置づけにつきましては、物資の集散地川越の繁栄を今に伝えるとともに、全国的にも織物市場と栄養食配給所の建築当初に近い形状で残す歴史上貴重な建物であることから、計画上、物資の集散地ならではの交流拠点となるよう、復原修理を前提に整備することとなっております。
また、中心市街地活性化
基本計画における旧川越織物市場等の位置づけでございますけれども、旧川越織物市場の周辺は、伝統的建造物群保存地区の観光エリアと駅周辺の商業エリアの結節地域に位置し、主要道路から外れていることから、周辺一帯には空き店舗等が点在し、にぎわいに欠けるエリアとなっております。
このため、計画上、旧川越織物市場を新しい価値を生み出す文化創造のためのインキュベーション機能や交流機能を有する拠点施設として整備し、周辺エリアの空き店舗等と連動した総合的、包括的な活用を図ることになっております。
次に、平成十四年に市が建物の寄附を受けてから整備に至るまでの経緯につきましては、主なものといたしまして、平成二十五年度に川越市土地開発公社から用地を取得、平成二十六年度に旧栄養食配給所等修復調査、平成二十七年度に基本設計、平成二十八年度に実施設計、平成二十九年度は解体調査を含めた部材修復設計となっております。
なお、活用につきましては、平成二十七年度に川越市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略において、文化創造拠点の形成と創業支援を図るものづくり長屋川越として旧川越織物市場の整備を位置づけ、その活用方針を決定し、設計に反映したところでございます。
次に、住民や団体からの要望で参考にした点についてでございます。
整備面につきましては、織物市場と栄養食配給所が建築当時とほぼ変わらない形状で残っている貴重な建物であることから、復原修理を前提に整備するという点が挙げられます。また、活用面につきましては、さまざまな方々から御意見をいただきましたけれども、周辺地域の活性化の起爆剤となり得るよう活用するものとし、例えば、各部屋をアーティストの工房として活用することや、広場空間をアートクラフト手づくり市などのイベントスペースとして活用することなど、織物市場の特徴を生かしたものとなっております。
最後に、整備に当たっての周辺住民への周知につきましては、用地を取得した平成二十五年度以降、意見交換会、
懇談会等による旧川越織物市場の活用方法の協議、説明会や回覧による整備方針の説明等を必要に応じて行ってまいりました。
今後行われる工事につきましても、文書の配布や近隣住民への戸別訪問により周知を行う予定としております。
以上でございます。
(長田雅基議員登壇)
48 ◯長田雅基議員 それぞれ御答弁いただきました。二回目の質疑を申し上げます。
明治四十三年に建造され、近代へ移り変わっていく結節点の時代を生きた人々の文化や営みなどが木造の壁や柱に刻まれたまま残っている、そんな貴重な施設ではないかと感じております。
現在、川越では、八のつく日は川越きものの日としており、それ以外の日でも市内観光地を着物で歩く姿もよく見られます。また、江戸時代後期から盛んに織られていたという川越ブランドの織物である川越唐桟も、大正時代までで一度は衰退してしまったということですが、最近、古きよき川越らしさということから復活して、またはやってきているのではないかと感じます。
きょうは私も川越唐桟が使われているワイシャツを着て登壇をさせていただきました。まさしくそんな時代に織物の取引所として川越織物市場が建てられ、川越の反映を今に伝える歴史的にも貴重な建物であるということから、そのままの形を残して整備をしていくということが歴史的風致維持向上計画でも定められているということ、また、住民や団体からの要望としてもあったということが御答弁でもありました。
みずからが川越に住んでいると、川越の歴史や文化に鈍感になっていた部分もありますが、初めて来ていただいた方にぜひとも旧川越織物市場についてもいろいろと知っていただいて、川越を好きになってもらいたいと思います。
二回目の一点目の質疑といたしまして、旧川越織物市場の歴史や変遷などをお知らせする演出方法についてお聞きをいたします。
あわせて、二点目に、整備着手までの間の暫定イベントの開催状況についてお聞きをいたします。
御答弁で、中心市街地活性化
基本計画では、旧川越織物市場を新しい価値を生み出す文化創造のためのインキュベーション機能や交流機能を有する施設として整備をしていくということ、川越市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略においても文化創造拠点の形成と創業支援を図るものづくり長屋川越としているという御答弁でした。そういったことから、周辺地域の活性化になるような活用にしてほしいという御意見もあるということで、アーティストの工房やアートクラフト手づくり市などのイベントということも御答弁でありました。
そこで、三点目に、現在想定している活用方法の目的についてお聞きをいたします。
前議員の御答弁の中でも触れられておりましたが、平面図を拝見いたしますと入居者交流室というものがあります。入居者も入ってくることと思いますが、四点目に、現在想定している入居者の分野についてお聞きをいたします。
中心市街地活性化
基本計画では、旧川越織物市場の周辺は、伝統的建造物群保存地区の観光エリアと駅周辺の商業エリアの結節地域で、主要道路から外れていることから、周辺では空き店舗などがあり、にぎわいに欠けるエリアになっていると御答弁がありました。
旧山崎家別邸も整備が完了し、二〇一六年から公開が始まりましたが、初年度は来場者の目標からかなり低かったということが常任委員会の質疑でもされておりました。現時点では、まだ観光の回遊性が低いという課題はあると思います。価値があるものでも、一度見たらもういいかなというものと、また今度も行ってみようとなるかは、大きな違いがあると思います。年間七百万人の観光客の方に訪れていただいているので、川越のもっとほかにも見どころがあるというところをうまく伝えられる工夫も必要かと思います。
最近では、SNSの発信、いわゆるインスタ映えのようにネットなどを通じて写真や情報が拡散されて、それだけで急に大人気になるというものもあります。そういったことも意識して旧川越織物市場もやっていけたらおもしろいのではないかと思います。
最後に、今議案は、主管部署が都市景観課ということですが、周辺商店街との活性化となれば産業振興課であります。観光地の回遊性となれば観光課もかかわります。さらに、市の文化財にもなっているので文化財保護課もかかわってくるかと思います。それぞれかかわる関係部署とのそういったかかわりも含めまして、五点目の質疑といたしまして、周辺施設等との一体的なまちづくりと期待される効果についてお聞きをいたしまして、私の質疑とさせていただきます。
(田宮庸裕
都市計画部長登壇)
49 ◯田宮庸裕
都市計画部長 御答弁申し上げます。
旧川越織物市場の歴史変遷などの啓発についてでございます。
旧川越織物市場西棟の一室を復原展示室として、旧栄養食配給所の炊事場棟を展示室として、当時の姿のまま復原することとしており、案内板や展示パネルなどの設置についても検討をしているところでございます。
次に、整備着手までの間のイベント等の開催状況についてでございます。
平成二十五年六月の用地取得後、同年七月に広場の実験的活用を促進するための暫定活用に関する基準を定め、にぎわい創出のためのイベント活用をしやすい環境づくりに努めてまいりました。
イベントの開催状況につきましては、それまで見学など年間二千人程度の利用に対し、平成二十五年度は中心市街地活性化のためのイベントなど四千三百九十五人の利用があり、一定の評価を上げております。なお、その後の利用状況につきましては、平成二十六年度が四千九百二十二人、平成二十七年度が四千六百二十五人、平成二十八年度が四千二百七十六人となっております。
なお、平成二十九年度からは、本格的な部材修復のための解体調査に着手したことから、イベント等は行われておりません。
次に、現在想定している活用方策の目的についてでございます。
川越は、古くから人や物が集まり、消費地へと送り出す物資の集散地として発展してきた歴史がございます。その歴史や文化を色濃く残す指定文化財の旧川越織物市場を保存活用し、若手のアーティストやクリエーターの創業支援を行うとともに、本施設の若手のアーティストとクリエーターと周辺地域との良好な関係を育み、やがて巣立った若手のアーティストやクリエーターが周辺地域の空き店舗に入居し根づくことで、オリジナルの物や情報を発信する現代版の物資の集散地として新たに地域の再生、活性化が図られることを目指しております。
このため、さまざまな分野の人たちが集まり交流することで、川越の新たな魅力の発信や文化の創造を図ることが可能となるよう現在精査をしているところでございます。
次に、現在想定している入居者の分野につきましてでございます。
ものづくりやデザイナーの分野を初め、広くまちづくりにかかわる分野など、一定期間、創業支援を受け、終了後においても市内で新しい価値を生み出すことが期待できる分野が望ましいものと考えております。
最後に、周辺施設等との一体的なまちづくりと期待される効果についてでございます。
旧川越織物市場に加え、立門前線を初めとする周辺の回遊性を高めるための街路など、面的な環境整備を進めることにより、伝統的建造物群保存地区、喜多院周辺、川越城跡周辺などの歴史的かいわいと川越散策の拠点となる産業観光館、小江戸蔵里との連携が強化され、川越固有の歴史的風致の維持及び向上がこれまで以上に図られるものと考えております。
また、庁内関係部署、地元商店会、創業支援機関等との緊密な連携のもと、効果的な旧川越織物市場の運営に努めることに加え、周辺の空き店舗等の利活用を促進することにより、立門前かいわいの魅力向上につながるものと考えております。
今後、旧川越織物市場が、アーティストやクリエーターによる歴史、文化を生かした新たな価値を創造するまちづくりの拠点となるよう、さらには、立門前かいわいの活性化に向けた地域との連携機能を有する施設となるよう、引き続きその整備と運営検討を進めてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
50
◯小野澤康弘議長 以上で通告による質疑は終わりました。他に御質疑ありますか。-これをもって質疑を終結いたします。
よって、本件を
会議規則第三十七条第一項の規定により産業建設常任委員会に付託いたします。
───────────────────────────────────
△日程第一〇 議案第 七二号
川越市道路線の認定について
51
◯小野澤康弘議長 日程第十、議案第七十二号、
川越市道路線の認定についてを議題といたします。
これより質疑に入ります。質疑の通告がありますので、発言を許します。片野広隆議員。
(片野広隆議員登壇)
52 ◯片野広隆議員 議案第七十二号、
川越市道路線の認定について何点かお伺いをさせていただきたいと思います。
今回御提案されている市道五六〇二号線ですが、これまで他の議員さんが
一般質問等で取り上げてこられた焼米橋の再建に係るものであると認識をしております。
今回この五六〇二号線、現地を確認させていただきました。完成していませんでした。平成二十九年度川越市継続費繰越計算書で皆さん確認されていると思いますが、二十九年度、三十年度、二カ年事業で整備をされているもので、完成していなくて当然なのかなというところではあるんですが、これまでもこの議場の場で市道認定議案として出されたものが影も形もなかったりですとか、単に土盛り、土が盛ってあるだけで圧力をかけてある状態だったりですとか、多くの議員さんから指摘がされてきているかと思います。
そこで、お伺いをさせていただきますが、この市道五六〇二号線、いわゆる焼米橋の橋梁工事に係るものについて、なぜ完成していない状況で市道認定議案として提出をされたのか。以前も指摘をさせていただきましたが、民間企業の開発による市道認定議案は、きちんと完成をして、工事検査もして、厳密な形で川越市に提出をされなければ川越市は受け付けていないという話だったんですよね。
それが一方で、幾ら公共工事とはいえ、まだ完成していない状態、現地見させていただきましたが、コンクリートで、橋というんですかね、人が歩くところはかかっていましたが、そこに入るための接続部分、階段ですとか柵ですとかいうもの、全くと言っていいほどでき上っていないというところで、我々、この議案書に延長三十・一メートル、幅員三・四メートルから三・八メートルという数字をいただいても、それが果たしてそういう形になるのかどうか疑問を抱かざるを得ないものがありますので、今回このような形で提案された理由についてお伺いをさせていただきたいと思います。
あわせて、今お話をさせていただきましたが、延長三十・一メートルという数字をいただいているんですけれども、今回、議案参考資料、開発説明のときの資料で側面図と平面図、これを皆さんいただいているかと思います。この中で橋長というんですかね、橋の長さについては一万九千二百という数字が出てきますが、その両端については、これサイズが出てないですよね。ということは、我々はこの延長三十・一メートルというものを、いただいた資料ですら確認ができないという状況でこの議案を審査しなければなりません。
添付していただく資料も含めて、どういうお考えをお持ちなのかお伺いをさせていただきたいと思います。
あわせて、今回、現地を確認をさせていただきましたら、橋の片側は、南古谷のウニクスの隣の住宅街に通じていく橋になろうかと思います。おりたところがすぐ道幅がかなり広い市道と接しておりますが、ここは通学路にも将来的になっていくのかなと考えますが、子供たちも含めて通行される方々の安全対策についてはどのようにお考えになられているのか、あわせてお聞かせいただければと思います。
(宮本一彦
建設部長登壇)
53 ◯宮本一彦
建設部長 御答弁申し上げます。
初めに、焼米橋の完成前に道路認定をかける理由についてでございます。
焼米橋の整備につきましては、河川内の工事を伴うため、河川管理者との協議の結果、河川の水位が低くなる十一月からの工事の着工となり、単年度の工事が困難であったことから継続事業といたしました。現在は、河川への影響が少ない橋梁の上面や前後の階段などを施工し、七月末の完成に向けて工事を進めているところでございます。
このようなことから、焼米橋が完成した後、速やかに供用を開始し、今年度の二学期からの通学などにも利用できるようにするために今回認定議案を上程させていただきました。
続きまして、市道認定の延長三十・一メートルの内訳についてでございます。
市道認定の延長につきましては、起点側階段の下から終点側階段の下までの三十・一メートルでございます。内訳といたしましては、表示してあります橋梁部分が十九・二メートル、橋梁前後の階段部分が十・九メートルで、合わせて三十・一メートルとなる状況となります。
資料につきまして、非常にわかりにくいところがございまして、今後は添付資料にもこのような内訳を明示し、よりわかりやすい資料作成に努めたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、焼米橋を利用される歩行者の安全対策についてでございます。
焼米橋から階段をおりたところの歩行者の安全対策につきましては、反射テープを巻いた棒状の視線誘導をする施設を設置して、歩行者がいること、通る可能性があることを通行車両から確認できるよう安全対策を講じる予定でございます。
以上でございます。
54
◯小野澤康弘議長 以上で通告による質疑は終わりました。他に御質疑はありませんか。-これをもって質疑を終結いたします。
よって、本件を
会議規則第三十七条第一項の規定により産業建設常任委員会に付託いたします。
───────────────────────────────────
△日程第一一 議案第 七三号
川越市道路線の認定について
55
◯小野澤康弘議長 日程第十一、議案第七十三号、
川越市道路線の認定についてを議題といたします。
これより質疑に入ります。質疑の通告はありません。質疑はありませんか。-これをもって質疑を終結いたします。
よって、本件を
会議規則第三十七条第一項の規定により産業建設常任委員会に付託いたします。
───────────────────────────────────
△日程第一二 議案第 七四号 平成三十年度川越市
一般会計補正予算(第一号)
56
◯小野澤康弘議長 日程第十二、議案第七十四号、平成三十年度川越市
一般会計補正予算(第一号)を議題といたします。
これより質疑に入ります。質疑の通告はありません。質疑はありませんか。-これをもって質疑を終結いたします。
よって、本件を
会議規則第三十七条第一項の規定により関係常任委員会に付託いたします。
───────────────────────────────────
△再会日時決定
57
◯小野澤康弘議長 お諮りいたします。本日はこれにて散会し、明十四日は
議会運営委員会開催のため休会とし、明後十五日午前十時開会することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者がいる)
58
◯小野澤康弘議長 御異議なしと認めます。よって、明十四日は休会とし、明後十五日午前十時より開会いたします。
───────────────────────────────────
△散 会
59
◯小野澤康弘議長 本日はこれにて散会いたします。
午後一時三十分 散会
───────────────────────────────────
60 △会議の結果
日程第 一 議案第 六三号 川越市
債権管理条例を定めることについて
撤回承認
日程第 二 議案第 六四号 川越市
地域包括支援センターの人員及び運営に関す
る基準を定める条例の一部を改正する条例の一部を
改正する条例を定めることについて
保健福祉常任委員会に付託
日程第 三 議案第 六五号 川越市
介護保険条例の一部を改正する条例を定める
ことについて
保健福祉常任委員会に付託
日程第 四 議案第 六六号 川越市
ひとり親家庭等医療費支給条例の一部を改正
する条例を定めることについて
保健福祉常任委員会に付託
日程第 五 議案第 六七号 川越市
旅館業法施行条例の一部を改正する条例を定
めることについて
保健福祉常任委員会に付託
日程第 六 議案第 六八号 川越市
農業振興審議会条例を定めることについて
産業建設常任委員会に付託
日程第 七 議案第 六九号 川越市
ホテル等建築適正化条例の一部を改正する条
例を定めることについて
産業建設常任委員会に付託
日程第 八 議案第 七〇号 川越市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関
する基準を定める条例の一部を改正する条例を定め
ることについて
文化教育常任委員会に付託
日程第 九 議案第 七一号 旧
川越織物市場整備工事請負契約について
産業建設常任委員会に付託
日程第一〇 議案第 七二号
川越市道路線の認定について
産業建設常任委員会に付託
日程第一一 議案第 七三号
川越市道路線の認定について
産業建設常任委員会に付託
日程第一二 議案第 七四号 平成三十年度川越市
一般会計補正予算(第一号)
関係常任委員会に付託
Copyright © Kawagoe City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...