川越市議会 > 2018-02-21 >
平成30年第1回定例会(第2日・2月21日) 本文

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  1. 川越市議会 2018-02-21
    平成30年第1回定例会(第2日・2月21日) 本文


    取得元: 川越市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-23
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 △議事順序  午後一時開会  一、日程第一、第二については、議案提出書を公表し、地方自治法第百二十一条第    一項の規定による出席者を報告する。  二、日程第三、会議録署名議員指名については、         小野澤 康 弘  議員         小 林   薫  議員         川 口 知 子  議員  を指名する。  三、日程第四については、平成二十九年十二月二十五日以降受理した監査結果を報    告する。  四、続いて、日程第五については、市政の報告を行う。  五、引続き、日程第六、市長の市政方針及び教育委員会教育行政方針について並    びに日程第七以下の提出案を一括議題とし、提案理由の説明を行う。     この予定は時間延長しても終了する。   ─────────────────────────────────── △次日の議事順序  第 三日  二月二二日(木) 本会議休会議案研究のため。  第 四日  二月二三日(金) 本会議休会議案研究のため。                 (質疑の通告は、二十三日午後五時まで)  第 五日  二月二四日(土) 本会議休会
     第 六日  二月二五日(日) 本会議休会。  第 七日  二月二六日(月) 午前十時開会。市長の市政方針及び教育委員会の                 教育行政方針についてを議題とし、代表質疑を実                 施する。                  この予定は時間延長しても終了する。   ─────────────────────────────────── △議事日程   平成三十年二月二十一日(第二日)午後一時開議  日程第 一         議案提出書の公表について  日程第 二         地方自治法第百二十一条第一項の規定による出席者                の報告について  日程第 三         会議録署名議員指名について  日程第 四         監査結果の報告について  日程第 五         市政報告について  日程第 六         市長の市政方針及び教育委員会教育行政方針につ                いて  日程第 七 議案第  一号 非常勤消防団員等公務災害補償条例の一部を改正す                る条例を定めることについて  日程第 八 議案第  二号 川越市市制施行百周年記念事業基金条例を定めるこ                とについて  日程第 九 議案第  四号 川越市一般職の職員の給与に関する条例及び川越市                一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する                条例の一部を改正する条例を定めることについて  日程第一〇 議案第  五号 特別職の職員で常勤の者の給与等に関する条例等の                一部を改正する条例を定めることについて  日程第一一 議案第  六号 川越市空家等の適切な管理に関する条例(全部改正)                を定めることについて  日程第一二 議案第  七号 川越市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備                及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正す                る条例を定めることについて  日程第一三 議案第  八号 川越市指定障害者支援施設の人員、設備及び運営に                関する基準を定める条例の一部を改正する条例を定                めることについて  日程第一四 議案第  九号 川越市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関す                る基準を定める条例の一部を改正する条例を定める                ことについて  日程第一五 議案第 一〇号 川越市老人福祉センター設置及び管理条例の一部を                改正する条例を定めることについて  日程第一六 議案第 一一号 川越市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準                を定める条例の一部を改正する条例を定めることに                ついて  日程第一七 議案第 一二号 川越市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準                を定める条例の一部を改正する条例を定めることに                ついて  日程第一八 議案第 一三号 川越市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営                に関する基準を定める条例を定めることについて  日程第一九 議案第 一四号 川越市介護保険条例の一部を改正する条例を定める                ことについて  日程第二〇 議案第 一五号 川越市特別養護老人ホームの設備及び運営に関する                基準を定める条例の一部を改正する条例を定めるこ                とについて  日程第二一 議案第 一六号 川越市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び                運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する                条例を定めることについて  日程第二二 議案第 一七号 川越市指定介護予防サービス等の事業の人員、設備                及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護                予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を                定める条例の一部を改正する条例を定めることにつ                いて  日程第二三 議案第 一八号 川越市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備                及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正                する条例を定めることについて  日程第二四 議案第 一九号 川越市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人                員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サ                ービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法                に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例                を定めることについて  日程第二五 議案第 二〇号 川越市指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営                に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例                を定めることについて  日程第二六 議案第 二一号 川越市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並び                に運営に関する基準を定める条例の一部を改正する                条例を定めることについて  日程第二七 議案第 二二号 川越市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運                営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例                を定めることについて  日程第二八 議案第 二三号 川越市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に                関する基準等を定める条例の一部を改正する条例を                定めることについて  日程第二九 議案第 二四号 川越市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並                びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効                果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一                部を改正する条例を定めることについて  日程第三〇 議案第 二五号 川越市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を                定めることについて  日程第三一 議案第 二六号 川越市国民健康保険保険給付費等支払基金の設                置、管理及び処分に関する条例を廃止する条例を定                めることについて  日程第三二 議案第 二七号 川越市重度心身障害者医療費支給に関する条例の一                部を改正する条例を定めることについて  日程第三三 議案第 二八号 川越市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正す                る条例を定めることについて  日程第三四 議案第 二九号 川越市土壌汚染対策法関係手数料条例の一部を改正                する条例を定めることについて  日程第三五 議案第 三〇号 川越市廃棄物の処理及び再生利用に関する条例の一                部を改正する条例を定めることについて  日程第三六 議案第 三一号 川越市使用済自動車の再資源化等に関する法律関係                手数料条例の一部を改正する条例を定めることにつ                いて  日程第三七 議案第 三二号 川越市地区計画区域内における建築物の制限に関す
                   る条例の一部を改正する条例を定めることについて  日程第三八 議案第 三三号 川越市都市公園条例の一部を改正する条例を定める                ことについて  日程第三九 議案第 三四号 川越市台風第二十一号内水浸水検証委員会条例を定                めることについて  日程第四〇 議案第 三五号 川越市上下水道事業経営審議会条例を定めることに                ついて  日程第四一 議案第 三六号 川越市議会議員及び川越市長の選挙における選挙運                動用自動車の使用等の公営に関する条例の一部を改                正する条例を定めることについて  日程第四二 議案第 三七号 包括外部監査契約について  日程第四三 議案第 三八号 訴えの提起について  日程第四四 議案第 三九号 排水ポンプ車の取得について  日程第四五 議案第 四〇号 川越市道路線の認定について  日程第四六 議案第 四一号 平成二十九年度川越市一般会計補正予算(第八号)  日程第四七 議案第 四二号 平成二十九年度川越市国民健康保険事業特別会計補                正予算(第三号)  日程第四八 議案第 四三号 平成二十九年度川越市後期高齢者医療事業特別会計                補正予算(第二号)  日程第四九 議案第 四四号 平成二十九年度川越市歯科診療事業特別会計補正予                算(第一号)  日程第五〇 議案第 四五号 平成二十九年度川越市農業集落排水事業特別会計補                正予算(第一号)  日程第五一 議案第 四六号 平成二十九年度川越市水道事業会計補正予算(第一                号)  日程第五二 議案第 四七号 平成二十九年度川越市公共下水道事業会計補正予算                (第二号)  日程第五三 議案第 四八号 平成三十年度川越市一般会計予算  日程第五四 議案第 四九号 平成三十年度川越市国民健康保険事業特別会計予算  日程第五五 議案第 五〇号 平成三十年度川越市後期高齢者医療事業特別会計予                算  日程第五六 議案第 五一号 平成三十年度川越市歯科診療事業特別会計予算  日程第五七 議案第 五二号 平成三十年度川越市介護保険事業特別会計予算  日程第五八 議案第 五三号 平成三十年度川越市母子父子寡婦福祉資金貸付事業                特別会計予算  日程第五九 議案第 五四号 平成三十年度川越市川越駅東口公共地下駐車場事業                特別会計予算  日程第六〇 議案第 五五号 平成三十年度川越市農業集落排水事業特別会計予算  日程第六一 議案第 五六号 平成三十年度川越市水道事業会計予算  日程第六二 議案第 五七号 平成三十年度川越市公共下水道事業会計予算  日程第六三 議案第  三号 川越市長の給料の特例に関する条例を定めることに                ついて   ─────────────────────────────────── △議場に出席した議員(三五人)    第 一番 栗原 瑞治 議員  第 二番 海沼 秀幸 議員    第 三番 吉敷賢一郎 議員  第 四番 岸  啓祐 議員    第 五番 田畑たき子 議員  第 六番 樋口 直喜 議員    第 七番 小高 浩行 議員  第 八番 池浜あけみ 議員    第 九番 長田 雅基 議員  第一〇番 伊藤 正子 議員    第一一番 荻窪 利充 議員  第一二番 吉野 郁惠 議員    第一四番 中村 文明 議員  第一五番 桐野  忠 議員    第一六番 明ヶ戸亮太 議員  第一七番 中原 秀文 議員    第一八番 柿田 有一 議員  第一九番 今野 英子 議員    第二〇番 高橋  剛 議員  第二一番 吉田 光雄 議員    第二二番 関口  勇 議員  第二三番 三上喜久蔵 議員    第二四番 大泉 一夫 議員  第二五番 近藤 芳宏 議員    第二六番 川口 啓介 議員  第二七番 小野澤康弘 議員    第二八番 小林  薫 議員  第二九番 川口 知子 議員    第三〇番 牛窪多喜男 議員  第三一番 江田  肇 議員    第三二番 小ノ澤哲也 議員  第三三番 片野 広隆 議員    第三四番 山木 綾子 議員  第三五番 矢部  節 議員    第三六番 新井 喜一 議員   ─────────────────────────────────── △欠席議員(一人)    第一三番 三浦 邦彦 議員   ─────────────────────────────────── △地方自治法第百二十一条第一項の規定による議場に出席した理事者                        市長  川 合 善 明                       副市長  栗 原   薫                       〃    板 東 博 之                 上下水道事業管理者  福 田   司                       広報監  田 中 三喜雄                     危機管理監  大河内   徹                    総合政策部長  矢 部 竹 雄                      総務部長  早 川   茂                      財政部長  荘   博 彰                      市民部長  細 田 隆 司                  文化スポーツ部長  庭 山 芳 樹                      福祉部長  関 根 水 絵                   こども未来部長  後 藤 徳 子                    保健医療部長  松 田 裕 二                      環境部長  大 野   隆                    産業観光部長  大 岡   敦                    都市計画部長  田 宮 庸 裕                      建設部長  宮 本 一 彦                     会計管理者  樋 口 紀 子                    上下水道局長  石 井 隆 文                    総務部法務監  原 田 いづみ                       教育長  新 保 正 俊                    教育総務部長  中 沢 雅 生                    学校教育部長  福 島 正 美               選挙管理委員会事務局長  忽滑谷 達 夫               総務部副部長兼総務課長  川 村 清 美   ─────────────────────────────────── △議場に出席した事務局職員                      事務局長  田 宮   修                      議事課長  佐 藤 喜 幸                    議事課副課長  黒 澤 博 行                     議事課主査  田 畑 和 臣                     〃      小 島 昌一郎
                        議事課主事  杉 原   徹   ─────────────────────────────────── △開  会(午後零時五十八分) 2 ◯大泉一夫議長 出席議員が定足数に達しておりますので、第一回定例会第二日の議会は成立しております。  これより開会いたします。   ─────────────────────────────────── △日程第 一 議案提出書の公表について 3 ◯大泉一夫議長 直ちに会議を開きます。  日程に入ります。日程第一、議案提出書の公表についてを議題といたします。  市長より議案提出書が送付されましたので、書記をして朗読いたさせます。   (黒澤博行書記 朗読)  川総発第三七七号    平成三十年二月二十日   川越市議会議長 大 泉 一 夫 様                         川越市長 川 合 善 明            議案提出について(通知)   平成三十年本市議会第一回定例会に、下記の議案を提出いたします。                記   一 非常勤消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例を定めることにつ     いて   二 川越市市制施行百周年記念事業基金条例を定めることについて   三 川越市長の給料の特例に関する条例を定めることについて   四 川越市一般職の職員の給与に関する条例及び川越市一般職の任期付職員の採     用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて   五 特別職の職員で常勤の者の給与等に関する条例等の一部を改正する条例を定     めることについて   六 川越市空家等の適切な管理に関する条例(全部改正)を定めることについて   七 川越市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準を     定める条例の一部を改正する条例を定めることについて   八 川越市指定障害者支援施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例     の一部を改正する条例を定めることについて   九 川越市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一     部を改正する条例を定めることについて  一〇 川越市老人福祉センター設置及び管理条例の一部を改正する条例を定めるこ     とについて  一一 川越市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改     正する条例を定めることについて  一二 川越市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改     正する条例を定めることについて  一三 川越市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条     例を定めることについて  一四 川越市介護保険条例の一部を改正する条例を定めることについて  一五 川越市特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部     を改正する条例を定めることについて  一六 川越市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定     める条例の一部を改正する条例を定めることについて  一七 川越市指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護     予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等     を定める条例の一部を改正する条例を定めることについて  一八 川越市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等     を定める条例の一部を改正する条例を定めることについて  一九 川越市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに     指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方     法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例を定めることについて  二〇 川越市指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準等を定める     条例の一部を改正する条例を定めることについて  二一 川越市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定     める条例の一部を改正する条例を定めることについて  二二 川越市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める     条例の一部を改正する条例を定めることについて  二三 川越市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条     例の一部を改正する条例を定めることについて  二四 川越市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等     に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の     一部を改正する条例を定めることについて  二五 川越市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を定めることについて  二六 川越市国民健康保険保険給付費等支払基金の設置、管理及び処分に関す     る条例を廃止する条例を定めることについて  二七 川越市重度心身障害者医療費支給に関する条例の一部を改正する条例を定め     ることについて  二八 川越市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例を定めることにつ     いて  二九 川越市土壌汚染対策法関係手数料条例の一部を改正する条例を定めることに     ついて  三〇 川越市廃棄物の処理及び再生利用に関する条例の一部を改正する条例を定め     ることについて  三一 川越市使用済自動車の再資源化等に関する法律関係手数料条例の一部を改正     する条例を定めることについて  三二 川越市地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する     条例を定めることについて  三三 川越市都市公園条例の一部を改正する条例を定めることについて  三四 川越市台風第二十一号内水浸水検証委員会条例を定めることについて  三五 川越市上下水道事業経営審議会条例を定めることについて  三六 川越市議会議員及び川越市長の選挙における選挙運動用自動車の使用等の公     営に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて  三七 包括外部監査契約について  三八 訴えの提起について  三九 排水ポンプ車の取得について  四〇 川越市道路線の認定について(開発行為)  四一 平成二十九年度川越市一般会計補正予算(第八号)  四二 平成二十九年度川越市国民健康保険事業特別会計補正予算(第三号)  四三 平成二十九年度川越市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第二号)  四四 平成二十九年度川越市歯科診療事業特別会計補正予算(第一号)  四五 平成二十九年度川越市農業集落排水事業特別会計補正予算(第一号)  四六 平成二十九年度川越市水道事業会計補正予算(第一号)  四七 平成二十九年度川越市公共下水道事業会計補正予算(第二号)  四八 平成三十年度川越市一般会計予算  四九 平成三十年度川越市国民健康保険事業特別会計予算  五〇 平成三十年度川越市後期高齢者医療事業特別会計予算  五一 平成三十年度川越市歯科診療事業特別会計予算
     五二 平成三十年度川越市介護保険事業特別会計予算  五三 平成三十年度川越市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算  五四 平成三十年度川越市川越駅東口公共地下駐車場事業特別会計予算  五五 平成三十年度川越市農業集落排水事業特別会計予算  五六 平成三十年度川越市水道事業会計予算  五七 平成三十年度川越市公共下水道事業会計予算 4 ◯大泉一夫議長 以上で公表を終わります。   ─────────────────────────────────── △日程第 二 地方自治法第百二十一条第一項の規定による出席者の報告について 5 ◯大泉一夫議長 日程第二、地方自治法第百二十一条第一項の規定による出席者の報告についてを議題といたします。  地方自治法第百二十一条第一項の規定による出席要求に基づき、市長、教育委員会教育長、選挙管理委員会委員長より通知のありました出席者については、配布しておきましたので御了承願います。   ───────────────────────────────────  川議会発第一三一九号    平成三十年二月十三日   川越市長 川 合 善 明 様                      川越市議会議長 大 泉 一 夫            出  席  要  求  書   地方自治法第百二十一条第一項の規定により、二月二十日午後一時開会の本市議  会第一回定例会に説明のため、市長並びにその委任を受けた者の出席を要求します。   ───────────────────────────────────  川議会発第一三一九号    平成三十年二月十三日   川越市教育委員会教育長 新 保 正 俊 様                      川越市議会議長 大 泉 一 夫            出  席  要  求  書   地方自治法第百二十一条第一項の規定により、二月二十日午後一時開会の本市議  会第一回定例会に説明のため、教育委員会教育長並びにその委任を受けた者の出席  を要求します。   ───────────────────────────────────  川議会発第一三一九号    平成三十年二月十三日   川越市選挙管理委員会委員長 堀 越   孝 様                      川越市議会議長 大 泉 一 夫            出  席  要  求  書   地方自治法第百二十一条第一項の規定により、二月二十日午後一時開会の本市議  会第一回定例会に説明のため、下記の者の出席を要求します。                記   事 務 局 長   忽滑谷 達 夫   ───────────────────────────────────  川総収第三七一号    平成三十年二月二十日   川越市議会議長 大 泉 一 夫 様                         川越市長 川 合 善 明            出  席  通  知  書   要求により、平成三十年本市議会第一回定例会に別紙の者が出席します。   ただし、広報監、危機管理監及び総務部法務監の出席は説明の必要ある議事中と  します。                        市長  川 合 善 明                       副市長  栗 原   薫                       副市長  板 東 博 之                 上下水道事業管理者  福 田   司                       広報監  田 中 三喜雄                     危機管理監  大河内   徹                    総合政策部長  矢 部 竹 雄                      総務部長  早 川   茂                      財政部長  荘   博 彰                      市民部長  細 田 隆 司                  文化スポーツ部長  庭 山 芳 樹                      福祉部長  関 根 水 絵                   こども未来部長  後 藤 徳 子                    保健医療部長  松 田 裕 二                      環境部長  大 野   隆                    産業観光部長  大 岡   敦                    都市計画部長  田 宮 庸 裕                      建設部長  宮 本 一 彦                     会計管理者  樋 口 紀 子                    上下水道局長  石 井 隆 文               総務部副部長兼総務課長  川 村 清 美                    総務部法務監  原 田 いづみ   ───────────────────────────────────  川教総収第七三四号    平成三十年二月二十日   川越市議会議長 大 泉 一 夫 様                  川越市教育委員会教育長 新 保 正 俊            出  席  通  知  書   要求により、平成三十年本市議会第一回定例会に別紙の者が出席します。                       教育長  新 保 正 俊                    教育総務部長  中 沢 雅 生                    学校教育部長  福 島 正 美   ───────────────────────────────────  川選収第一二一号    平成三十年二月二十日   川越市議会議長 大 泉 一 夫 様                川越市選挙管理委員会委員長 堀 越   孝            出  席  通  知  書   要求により、平成三十年二月二十日開会の本市議会第一回定例会に別紙の者が出  席します。   ただし、出席は説明の必要ある議事中とします。            川越市選挙管理委員会事務局長  忽滑谷 達 夫   ─────────────────────────────────── △日程第 三 会議録署名議員指名について 6 ◯大泉一夫議長 日程第三、会議録署名議員指名についてを議題といたします。  会議規則第八十八条の規定により、会議録署名議員三人の指名を行います。    小野澤 康 弘 議員    小 林   薫 議員    川 口 知 子 議員  以上三人の方を指名いたします。   ─────────────────────────────────── △日程第 四 監査結果の報告について 7 ◯大泉一夫議長 日程第四、監査結果の報告についてを議題といたします。
     本市監査委員より、平成二十九年十二月二十五日以降本日までに九件の監査結果の提出がありましたので御報告いたします。  また、去る二月二日付、包括外部監査人より、平成二十九年度包括外部監査の結果報告書の提出がありましたので報告いたします。   ───────────────────────────────────  川監委発第二二九号    平成二十九年十二月二十六日   川越市議会議長 大 泉 一 夫 様                      川越市監査委員 牛 窪 佐千夫                      同       石 川 隆 二                      同       新 井 喜 一                      同       三 上 喜久蔵         定期監査及び行政監査の結果について(報告)   地方自治法第百九十九条第四項の規定に基づく定期監査及び同条第二項の規定に  基づく行政監査を執行したので、同条第九項の規定によりその結果に関する報告を  提出する。   ───────────────────────────────────  川監委発第二五五号    平成二十九年十二月二十六日   川越市議会議長 大 泉 一 夫 様                      川越市監査委員 牛 窪 佐千夫                      同       石 川 隆 二                      同       新 井 喜 一                      同       三 上 喜久蔵         財政援助団体等監査の結果について(報告)   地方自治法第百九十九条第七項の規定に基づく財政援助団体等監査を執行したの  で、同条第九項の規定によりその結果に関する報告を提出する。   ───────────────────────────────────  川監委発第二五六号    平成二十九年十二月二十六日   川越市議会議長 大 泉 一 夫 様                      川越市監査委員 牛 窪 佐千夫                      同       石 川 隆 二                      同       新 井 喜 一                      同       三 上 喜久蔵         定期監査(工事監査)の結果について(報告)   地方自治法第百九十九条第四項の規定に基づく定期監査を執行したので、同条第  九項の規定によりその結果に関する報告を提出する。   ───────────────────────────────────  川監委発第二五七号    平成二十九年十二月二十六日   川越市議会議長 大 泉 一 夫 様                      川越市監査委員 牛 窪 佐千夫                      同       石 川 隆 二                      同       新 井 喜 一                      同       三 上 喜久蔵            出納検査の結果について(報告)   地方自治法第二百三十五条の二第一項の規定に基づき、平成二十九年度十一月分  例月出納検査を執行したので、同条第三項の規定によりその結果に関する報告を提  出する。   ───────────────────────────────────  川監委発第二九一号    平成三十年一月十二日   川越市議会議長 大 泉 一 夫 様                      川越市監査委員 牛 窪 佐千夫                      同       石 川 隆 二                      同       新 井 喜 一                      同       三 上 喜久蔵         定期監査及び行政監査の結果について(報告)   地方自治法第百九十九条第四項の規定に基づく定期監査及び同条第二項の規定  に基づく行政監査を執行したので、同条第九項の規定によりその結果に関する報  告を提出する。   ───────────────────────────────────  川監委発第二九七号    平成三十年一月二十九日   川越市議会議長 大 泉 一 夫 様                      川越市監査委員 牛 窪 佐千夫                      同       石 川 隆 二                      同       新 井 喜 一                      同       三 上 喜久蔵            出納検査の結果について(報告)   地方自治法第二百三十五条の二第一項の規定に基づき、平成二十九年度十二月分  例月出納検査を執行したので、同条第三項の規定によりその結果に関する報告を提  出する。   ───────────────────────────────────  川監委発第三〇一号    平成三十年一月三十一日   川越市議会議長 大 泉 一 夫 様                      川越市監査委員 牛 窪 佐千夫                      同       石 川 隆 二                      同       新 井 喜 一                      同       三 上 喜久蔵         財政援助団体等監査の結果について(報告)   地方自治法第百九十九条第七項の規定に基づく財政援助団体等監査を執行したの  で、同条第九項の規定によりその結果に関する報告を提出する。   ───────────────────────────────────  川監委発第三〇八号    平成三十年二月九日   川越市議会議長 大 泉 一 夫 様                      川越市監査委員 牛 窪 佐千夫                      同       石 川 隆 二                      同       新 井 喜 一                      同       三 上 喜久蔵         定期監査及び行政監査の結果について(報告)   地方自治法第百九十九条第四項の規定に基づく定期監査及び同条第二項の規定に  基づく行政監査を執行したので、同条第九項の規定によりその結果に関する報告を  提出する。   ───────────────────────────────────  川監委発第三一〇号    平成三十年二月九日   川越市議会議長 大 泉 一 夫 様                      川越市監査委員 牛 窪 佐千夫
                         同       石 川 隆 二                      同       新 井 喜 一                      同       三 上 喜久蔵         定期監査及び行政監査の結果について(報告)   地方自治法第百九十九条第四項の規定に基づく定期監査及び同条第二項の規定に  基づく行政監査を執行したので、同条第九項の規定によりその結果に関する報告を  提出する。   ─────────────────────────────────── △日程第 五 市政報告について 8 ◯大泉一夫議長 日程第五、市政報告についてを議題といたします。   ─────────────────────────────────── △報告説明(栗原副市長、総務部法務監) 9 ◯大泉一夫議長 理事者より、台風第二十一号に対する初動対応に係る内部検証結果報告書について報告したい旨の申し出がありましたので、これを許します。   (栗原 薫副市長登壇) 10 ◯栗原 薫副市長 台風第二十一号に対する初動対応に係る内部検証結果について御報告させていただきます。  内部検証結果報告書を御参照いただきまして御報告させていただきます。  まずは、検証結果の報告に先立ちまして台風第二十一号に係る住家被害件数につきまして御説明を申し上げます。  配布させていただいております台風第二十一号に係る住家被害の件数についてをごらんください。  台風第二十一号に係る住家被害件数につきましては、これまで本会議では、十月三十日の急施臨時議会及び十一月二十七日の本会議において集計日時時点での件数を御報告させていただいております。この報告において、十月三十日の急施臨時議会で報告した床下浸水の件数より十一月二十七日の本会議において報告した床下浸水の件数が少なくなっておりますが、その理由について改めて御説明させていただきます。  まず、十月三十日の急施臨時議会で報告した床下浸水の件数につきましては、床下への消毒依頼など市民からの申し出があった件数も一部含めたものを取り急ぎ報告させていただいたものでございます。その後、職員が現地調査を実施し床下浸水に至らないことを確認したことなどがございまして、十一月二十七日の本会議において報告した床下浸水の件数が減少したものでございます。  報告に際し説明不足がございましたこと、おわび申し上げます。  それでは、内部検証結果について御報告を申し上げます。  台風第二十一号に対する本市の初動対応につきましては、情報収集や伝達の面などの問題点がありましたことから、台風第二十一号に対する初動対応内部検証会議を設置し、初動対応の問題点についての検証を行ってまいりました。内部検証結果報告書につきましては一月十六日、議長宛てに御報告させていただきましたが、本日改めて報告をいたします。  なお、報告書の説明につきましては、内部検証会議の議長であります総務部法務監をして御報告させていただきます。よろしくお願いいたします。   (原田いづみ総務部法務監登壇) 11 ◯原田いづみ総務部法務監 それでは、私のほうから台風第二十一号に対する初動対応に係る内部検証の結果につきまして御説明申し上げます。  台風第二十一号に対する本市の初動対応におきまして、寺尾地区における浸水被害の情報収集や伝達の状況、内水氾濫に対する認識、市民への情報発信についての問題点が数多く指摘されましたことから、台風第二十一号に対する初動対応内部検証会議を設置し検証を行ってまいりました。  検証会議が設定いたしました検証事項は、寺尾地区の浸水被害の情報伝達は適切になされたのか、寺尾地区における内水氾濫に対する認識や体制は十分であったのか、市民に対する情報発信は適切であったのかの三項目でございます。  検証の内容でございますが、平成二十九年十月二十二日午前七時から二十三日午後九時までの本市の初動対応につきまして、時系列にまとめるとともに、関係班の記録等の確認及び聞き取りから対応状況、情報収集及び伝達について事実の確認を行ったものでございます。  なお、内部検証会議の構成は、総務部法務監を議長とし、総合政策部長、総務部長、総務部副部長、総務課法務監の計五名で、平成二十九年十一月及び十二月に合計四回の会議を行い、報告書を作成したものでございます。  それでは、検証結果を報告書に沿って御報告させていただきます。  二ページから十一ページにつきましては、雨量や河川の水位状況などの気象状況、住家被害などの被害状況、当日の市の動員体制、災害対応部長会議における情報の伝達経路などを記載しております。  十二ページからは内部検証会議におきまして収集した各班の資料及び聞き取り調査により判明した状況を記載いたしますとともに、各班における初動対応において何ができていなかったのかを視点に検証した問題点を挙げております。  各班における問題点等を総括いたしますと、寺尾地区における内水氾濫が発生する危険性の認識が、本部班、災害対応部長会議を初めといたしまして各班におきまして不十分であったため、市民からの通報、現地調査班からの報告があったにもかかわらず、現場の切迫した状況が市長に伝わらない結果となっておりました。  現地調査班からの情報は、総括現地調査班から本部班に伝達する中で要約が進み、切迫した状況が災害対応部長会議に伝わりませんでした。また、現場の状況を一定程度把握していた河川班、上下水道復旧班、道路班からも現場の状況は災害対応部長会議に報告されておりませんでした。  このような状況に陥ってしまった理由といたしましては、市長を初めとする関係職員におきまして寺尾地区の防災に関して十分な危機意識を有していなかったことがまず挙げられますが、このほかにも、報告は現地調査班や別の班が行っているはずだという思い込みや、自分の班の業務に関係することだけを遂行していればよいという縦割り意識が組織全体にあったことです。  また、災害対応部長会議におきましても、第七回会議では市民救助の一報、第八回会議では中島雨水ポンプ場停止の報告及び消防局による市民救助の詳細報告がなされましたが、江川流域都市下水路樋門閉鎖の情報がなかったことに加え、内水氾濫への認識が不十分であったため、災害対応部長会議出席者及び本部班において、その後の被害の詳細確認や住民支援体制を検討する議論が行われない結果となってしまいました。  なお、本部班、災害対応部長会議、現地調査班などのそれぞれの対応状況及び問題点等の詳細につきましては、報告書の十二ページから二十七ページにかけて、それぞれ記載しております。  次に、各班の問題点等を踏まえての検証事項の結果でございます。  一項目め、寺尾地区の浸水被害の情報伝達は適切になされたのかについてでございます。  適切ではなかったという結果でございます。  情報伝達が適切に行われなかった理由といたしまして、情報伝達の過程で介在する職員、特に現場を見ていない職員の危機意識の低さもございますが、災害対応部長会議での情報の取り扱い、それに基づく方針決定の方法が明確にされていなかった点、また、災害対応部長会議や市長への災害情報を誰がどのように報告するか明確になっておらず、また、その事前周知が不十分であった点から、組織的な要因によるところが大きいものと検証しております。  続きまして、二項目め、寺尾地区における内水氾濫に対する認識や体制は十分であったのかについてでございます。  寺尾地区における内水氾濫に対する認識や体制は十分ではなかったという結果でございます。  内水被害対策につきましては、河川行政と下水道行政が密接に関連いたしますので、関係課が連携して対策に取り組む必要がございますが、各課の役割分担が進み、横断的な業務連携がなされていない状況でございました。  この点が今回の内水氾濫が発生する危険性の正しい認識を持つことができなかった大きな要因であり、ひいては検証事項一の情報伝達が適切になされなかったこと、並びに初動対応のおくれにつながったものと検証しております。  次に、三項目め、市民に対する情報発信は適切だったのかについてでございます。  市民への情報発信は適切ではなかったという結果でございます。  災害時における情報の不足は、市民の不安を増大させるのみならず、被災者の避難行動を制約することにもつながりかねないものであり、市民の不安解消や避難行動の指針とすべく積極的に早期の段階で情報提供を検討すべきであったと検証しております。  なお、検証結果の詳細につきましては、報告書二十八ページから三十三ページに記載しております。  最後に、検証会議では、今回の検証結果及び問題点から、本市において改善すべき点を六点挙げました。それは、組織体制の整備、情報共有の重要性の再確認、情報を集約・分析する班の設置、防災を担当する職員の資質向上、情報発信・住民周知について、避難情報等の基準の見直しでございます。  詳細につきましては、報告書三十四ページから三十五ページに記載しております。  この検証結果を踏まえまして、本市におきましては、防災危機管理室が、災害対応時の各部、各班の課題、改善すべき点につきまして全庁的に調査を実施し、その結果及び内部検証結果を踏まえ、川越市防災体制検討本部を設置し、災害対応時の組織体制、災害情報の収集・分析等の事項について検討を進めてまいります。  続きまして、これまで議会へ本市の対応状況等を報告しておりますが、今回の検証会議におきまして、関係班の記録等の確認及び聞き取りから、対応状況、情報収集及び伝達について事実の確認を行った結果、国土交通省へのポンプ車の要請時刻に食い違いがあることが検証されましたので、これにつきまして御報告させていただきます。  十九ページをごらんください。  国土交通省へのポンプ車の要請時刻につきましては、これまで議会などへは二十三日十一時ごろと報告をさせていただきました。  今回の検証の過程で本部班に聞き取りをしたところ、十一時過ぎから十一時三十分ころまでの間にポンプ車要請についての最初の連絡をしているとのことでした。また、第六現地調査班に詳細な聞き取りを行った結果、ふじみ野市要請のポンプ車がふじみ野市元福岡地区に向かうのを見た住民の方から、ポンプ車について現地調査班に問い合わせがあり、その後、現地調査班から本部班に要請できないか相談したとの事実がわかりました。  したがいまして、ふじみ野市要請のポンプ車が現地に到着したのが十一時三十分ごろとのことですので、これらの事情を勘案いたしますと、現地調査班が本部班である防災危機管理室に連絡した後、本部班が国に連絡したものと判断いたしましたので、十一時三十分と時刻については検証いたしました。  以上、大変雑駁ではございますが、台風第二十一号に対する初動対応に係る内部検証の結果につきまして御説明を終わります。 12 ◯大泉一夫議長 以上で報告は終わりました。   ─────────────────────────────────── △質  疑 13 ◯大泉一夫議長 ただいまの報告につき御質疑ありませんか。小高浩行議員。   (小高浩行議員登壇) 14 ◯小高浩行議員 議長のお許しをいただきましたので、ただいまの市政報告について質疑をさせていただきます。  一点目として、報告書一ページにあるように、今回の内部検証の目的を初動対応に限定し、検証事項を三点に絞った理由について改めてお伺いいたします。  二点目として、川越市防災体制検討本部及び今回の議案にあります、設置を予定している台風第二十一号内水浸水検証委員会と今回の内部検証報告との関連や位置づけ、あるいは設置の経緯についてお伺いをいたします。  三点目として、報告書十八ページの現地調査班二十三日午前一時の報告にある、寺尾小南側住宅地のマンホールから水があふれて道路冠水の報告及び寺尾中学校周辺マンホールから噴き出しの報告は、どのような原因によるものであったのか。また、その対策については、今まで実施してきたバイパス工事などとの関連があるのか、今後どのように考えるのかお伺いをいたします。  四点目として、報告書二十四ページの河川班の江川樋門開閉状況等の報告について、具体的な推移と開閉状況はどうであったのかお伺いをいたします。  また、樋門十三カ所、ポンプ場十一カ所と記載がありますが、ポンプ場のない樋門は何カ所あるのかお伺いします。  五点目として、報告書十九ページの現地調査班、可搬式排水ポンプによる排水作業について、寺尾地区の水位が午前二時半の段階で太ももまで冠水し、さらに上昇していたのに、排水作業がなぜ十三時ころまでできなかったのかお伺いいたします。  六点目として、私の十二月議会での一般質問で、可搬式排水ポンプは三十一台保有しているとの御答弁をいただきましたが、報告書十九ページにある寺尾地区で稼働したポンプは四台中三台だけであったとあります。なぜこのような台数になったのかお伺いいたします。  七点目として、報告書二十九ページの検証事項に、災害対応部長会議の役割や位置づけが明確でなかったり、被害状況を把握した各班の連絡について、自分が連絡しなくても他の部門が連絡しているものと思っていたりしたとの報告がありますが、市の災害対策の訓練はどのように行われていたのかお伺いをいたしまして一回目といたします。   (原田いづみ総務部法務監登壇) 15 ◯原田いづみ総務部法務監 御答弁申し上げます。  内部検証の目的を初動対応に限定し、検証事項を三点とした理由でございます。  台風第二十一号におきましては、市内の至るところにおきまして住家被害などが発生し、特に寺尾地区につきましては、内水氾濫により甚大な被害が発生してしまいました。その際の江川流域都市下水路樋門閉鎖の情報や浸水状況の把握、また避難準備・高齢者等避難開始情報を出さなかった点など、初動対応における問題点が数多く指摘されました。  これらの問題点は、大きく分けますと、一、市内部での情報収集及び伝達、二、内水氾濫に対する本市の認識、三、住民の方々への情報発信でございました。このため会議の目的を初動対応に限定させていただきまして、検証事項を内部検証結果報告書記載の三点としたものでございます。  続きまして、今回の検証報告と、川越市防災体制検討本部及び設置を予定しております台風第二十一号内水浸水検証委員会との関連や位置づけ、設置の経緯についてでございます。  川越市防災体制検討本部につきましては、台風第二十一号の被害状況及び内部検証結果を踏まえまして本市の防災体制を総括的に見直しを進めていくために設置するものでございます。  次に、設置を予定しております川越市台風第二十一号内水浸水検証委員会でございます。  台風第二十一号によって江川流域都市下水路の流域に生じました浸水被害の発生原因を解明するとともに、その結果を今後の内水対策に生かす必要がございます。そこで、河川、下水等に関する外部の専門家により、内水滞留による浸水被害の原因や今後の内水対策に関する事項につきまして調査審議を行うために設置を予定しているものでございます。  以上でございます。   (石井隆文上下水道局長登壇) 16 ◯石井隆文上下水道局長 御答弁申し上げます。  初めに、下水道マンホールからの溢水の原因についてでございます。  寺尾小学校南側地区の溢水につきましては、雑排水管からのものであり、台風第二十一号の影響で放流先である江川流域都市下水路の水位が上昇したことにより行き場がなくなった雨水が溢水したものと考えております。  また、寺尾中学校付近の溢水につきましては、汚水管からのものであり、数日降り続いた長雨と台風の影響により汚水管路の継ぎ手部分等から地下水が侵入し、通常よりも流量が増加したことで汚水管が満水状態となったことにより、地形的に低位置部にある下水道マンホールから溢水したものと考えております。  次に、これまでに実施したことと今後の考え方についてでございます。  汚水管からの溢水に対する緊急措置として、流下能力が確保されていた汚水管へ仮設ポンプにより仮排水を実施いたしました。その後、現場付近の汚水管の状況を調査した上で、自然流下による排水能力を確保するためのバイパス管の敷設工事を実施いたしました。  今後につきましては、汚水管内の状況を把握するために現在実施しておりますカメラ調査の結果等を踏まえ必要な対策を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。   (宮本一彦建設部長登壇) 17 ◯宮本一彦建設部長 御答弁申し上げます。  初めに、江川流域都市下水路の樋門の開閉状況についてでございます。  樋門につきましては、新河岸川側の外水位と住宅側の内水位を感知する水位計から樋門ゲートが自動で開閉する機能及び樋門の状態を河川課へ通報する機能を備えております。  平成二十九年十月の台風第二十一号におきましては、同月二十三日午前零時五十四分に住宅側の水位が八・六メートルに達し、江川流域都市下水路の護岸の天端八・九メートルに迫っていることを示す内水位異常上昇の通報を受信いたしました。  その後、新河岸川の水位が八・八メートルに達し、午前一時十六分にゲート全閉の通報を受信したため、新河岸川周辺でポンプ場の巡視を行っていた職員を現場に向かわせ、午前一時四十五分に新河岸川の外水位が住宅側の水位よりも高いこと及び樋門ゲートが閉まっていることを確認いたしました。  その直後、午前一時四十六分に新河岸川側の水位が九メートルに達し、計画高水位に近づく高い状態であることを示す外水位異常上昇の通報を受信しております。  ゲートを閉めた後につきましては、気象予報や新河岸川の水位状況等から開門できる時期を見はからうため、職員による現地確認を継続する中、午前十時十分から、水位が八・五メートルになってから手動による段階的な開門操作を行いまして、十時五十分に二門の樋門ゲートを全開状態となりました。
     次に、ポンプのついていない樋門が幾つあるかについてでございますが、市内におきまして江川の樋門を合わせまして十二カ所ございます。  以上でございます。   (大河内 徹危機管理監登壇) 18 ◯大河内 徹危機管理監 御答弁申し上げます。  初めに、十三時ごろまで排水作業ができなかった理由についてでございます。  寺尾地区において現地対応に当たっていた職員を三名から十名に増員し対応いたしましたが、現地の状況の確認や国土交通省の排水ポンプ車の現地調整、高階地区内の備蓄庫から市の排水ポンプを搬送するなどの対応をしていたためこの時間になったものでございます。  今後につきましては、今回の台風第二十一号の対応状況等を踏まえ、現場の状況に即応できる排水作業等の実施体制について消防等との連携を含め検討してまいりたいと考えております。  次に、稼働した排水ポンプはなぜ三台だったかについてでございます。  現地調査班は排水ポンプ四台を備蓄庫から現場へ搬送いたしましたが、うち一台についてはポンプと吸水管の口径の大きさが合わず使用できなかったため三台を稼働したものでございます。  また、排水ポンプによる排水作業については、安全に稼働できるよう排水ポンプの設置後においても吸水管や排水ホースが暴れないように一台当たり複数名で対応に当たる必要がございます。このため、備蓄庫には排水ポンプの在庫はございましたが、さらに排水ポンプを増設することは難しかったものと考えております。  最後に、市の災害対策の訓練についてでございます。  まず、水害を想定した訓練として年一回、出水期前に応急水害対策訓練を行い、現地調査班や特別監視班の各班のリーダーに対し、現地調査班活動マニュアルを解説するほか、消防局員出動時における安全管理の講話、積み土嚢や排水ポンプの稼働訓練を行っております。  また、現地調査班につきましては、班ごとに担当する地区の現地確認を行っております。  さらに、避難所運営班に対しましてはHUG訓練と呼ばれる避難所運営に関する図上訓練を、市民センターなどの地域防災拠点とは通信訓練を、それぞれ年一回行っております。  なお、地震を想定した訓練としては、川越市総合防災訓練や川越市主要駅周辺帰宅困難者対策訓練などを、それぞれ年一回行っているところでございます。  以上でございます。   (小高浩行議員登壇) 19 ◯小高浩行議員 それぞれ御答弁をいただきました。  内部検証の目的、理由としては、特に被害の大きかった寺尾地区の初動対応における問題点が数多く指摘されたことから限定したとのことでした。  また、外部有識者を交えた川越市台風第二十一号内水浸水検証委員会や川越市防災体制検討本部の設置と今回の内部検証報告との位置づけについては、内水浸水の原因究明については市職員以外の専門家の意見も必要とすること、また、今回の内部検証報告の内容を反映するため川越市防災体制検討本部が設置されたことを理解いたしました。  マンホールからの溢水につきまして、雨水管や汚水管からの噴き出しであり、汚水管につきましては、今後の調査結果を待って対策を考えるということでした。調整池の地下に汚水管があったことの影響はなかったのか、あるいは、江川流域都市下水路がふたをされていたことによって水位の把握に支障がなかったのかなど、施設的な御検討もお願いしたいと思います。  また、江川樋門と水位の関係もわかりました。ただ、手動操作のときは早目に職員が水位を確認しながら操作をしていたものと思いますが、それが平成十四年から自動化されたことで、機械に頼った安心感のようなものが監視のおくれにつながったのではないかというふうに私は思いますが、今後の対応をよろしくお願いしたいと思います。  このことは、中島雨水ポンプ場の監視体制についても言えるものではないかと思います。  また、ポンプ場のない樋門が十二カ所あることも理解をさせていただきました。今後の対策について国や県と協議をしてポンプ場の設置の必要性などについても御検討をいただきたいと思います。  排水作業のおくれや排水ポンプの台数についても御答弁いただきました。  確かに現地調査班は市民の対応で忙しかったことと思います。しかしながら、六時から七時の明るくなってきた時点で被害の全貌がわかってきた中で、いち早く排水作業に着手して、しかもポンプ三台ではなく、もっとたくさん投入して一刻も早く市民の不安解消に努めていただきたかったなというふうに思います。  また、市の災害対策の訓練は年一回行われているということですが、今回の検証報告から効果的な訓練のあり方についても御検討が必要ではないかというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  二回目の質問として、八点目として、現地調査班の緊急な状況や切迫性が薄れて、被害の深刻さが伝わらなかったとのことですが、現地の職員が一生懸命メールに写真を添付したりして情報を伝えようとしているのに伝わらなかったという要因には、情報をダイレクトに、あるいはリアルタイムで伝達する情報ツール機器など、情報システム上の課題もあるのではないかと思いますが、こういった機器などの対応について今後どうするのかお伺いいたします。  さて、現地調査班職員が現場で市民対応に追われ、どうしたらいいかわからないといった混乱した状況の中で、道路班や河川班の分掌事務の中にも水害対策という項目があったにもかかわらず、すぐに排水に着手することで市民の財産を守るといった減災に対する行動が見られなかったことは、大変残念に思います。職員の意識改革にぜひ取り組んでいただきたいと思います。  九点目として、一刻を争う水害現場において現場の判断で迅速に排水できるような分掌も必要と思いますが、情報伝達経路や各班の分掌事務の見直し方針はどうなっていくのかお伺いをいたします。  最後に、十点目として、今回の内部検証報告で検証されていない課題については、どういったものがあり、それらの分析はどうするのかお伺いして私の質疑といたします。   (大河内 徹危機管理監登壇) 20 ◯大河内 徹危機管理監 御答弁申し上げます。  初めに、情報ツール機器などの対応についてでございます。  台風第二十一号への対応では、現地の情報を適切に把握し庁内での共有を図る情報連携に課題があったと認識しております。災害情報システムは、被災状況や対応内容を多くの部署がリアルタイムに把握することができ、災害対応の迅速化につながるものと考えております。  今後につきましては、他市の導入事例などを参考にし、本市の課題を解決できる手法を検討してまいりたいと考えております。  次に、情報伝達経路や各班の分掌事務の見直し方針についてでございます。  台風第二十一号を含む災害対応について、各部、各班の課題や改善点を調査し、分掌事務の見直しを検討するために、各部局室宛てに災害対策本部要綱の見直し検討に係る課題調査について照会し、回答を取りまとめているところでございます。  今後、川越市防災体制検討本部などの場で、災害現場での迅速な対応がとれるような組織体制について、調査結果を参考に検討してまいります。  最後に、内部検証で検証されていない課題の対応についてでございます。  内部検証結果報告書では、寺尾地区について情報伝達、内水氾濫に対する認識、市民に対する情報発信の三点を検証事項としておりますが、議員さん御指摘のとおり、検証されていない課題にも重要なものは多くあるものと認識しております。特に、発災後の全庁的な対応がおくれたことや寺尾地域以外の災害リスクの把握、検証の対象に上がっていない各部の動きなど、改めて確認を要する事項があると考えておりますので、川越市防災体制検討本部などの場で検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 21 ◯大泉一夫議長 暫時休憩いたします。    午後一時四十五分 休憩   ───────────────────────────────────    午後一時五十分 再開 22 ◯大泉一夫議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  他に御質疑ありませんか。山木綾子議員。   (山木綾子議員登壇) 23 ◯山木綾子議員 議長のお許しをいただきましたので、台風第二十一号に対する初動対応に係る内部検証結果報告書について御質疑をさせていただきます。  私の質疑は、この報告をページを追って順番に聞いていきたいと思います。というのは、この報告はホームページに一月の半ばからアップされております。それによって、この報告を見た市民の方がここはどういうこととかと、いろいろ私どもに問い合わせがございました。私のわかる範囲では答えさせていただいたんですが、それでも答えられなかった部分がこのページにたくさんありましたので、そのことも含めて御質疑をしたいと思います。  ですから、もしかしたら急施臨時議会、それから十二月議会の質疑、一般質問と重なる部分があるかとも思いますけれども、御容赦をいただきたいと思います。  それでは、まず、気象状況の二ページから三ページ目についてお伺いをいたします。  ここに当時の気象情報等が詳細に載っておりますけれども、寺尾地区を流れる江川流域下水路は、川越市に降った雨だけがたまって流れていくわけではないので、どちらかというとふじみ野市に降った雨もここに流れてきていますので、一問目として、江川流域都市下水路のふじみ野市の両日に降った雨、雨量、どのぐらいあったのかお伺いいたします。  次に、五ページに、寺尾地区の被害状況についてお伺いをいたしますが、二問目の質疑として寺尾の被害状況の大体の実態がつかめたのは何時ごろか。  三点目、また、それはどのようにして把握したのか。  四点目として、埼玉県のホームページに各市町村の災害情報を掲載するページがありますけれども、そこへの対応、台風第二十一号の報告はどのように行ったのかお伺いをいたします。  続きまして、市の動員体制についてもお伺いをいたします。  五点目として、市の当日の警戒体制は、第一配備というふうになっておりましたが、誰がいつの時点でこの配備を決めたのかお伺いをいたします。  六点目、部長会議についてお伺いをいたしますが、十回の部長会議の中で、この警備体制の引き上げを提案する方はいなかったのかどうか、災害対策本部を立てるという話は全く上がらなかったのかお伺いをいたします。  続きまして、十ページ目です。  十ページの参考二という中に、江川流域都市下水路云々というページがございます。その中で、質疑の七番目として、新河岸川の水位が八・八メートルで江川の樋門が自動的に閉鎖されるという資料、情報はどこが持っていたのか。  八点目として、その情報や資料は、その後どのように活用されたのかお伺いをいたします。  各班の対応状況からもお伺いをしたいと思います。  十三ページ目で、道路班、河川班、上下水道復旧班からの被害状況等の情報についての定期的な情報収集ができなかったというふうにありますが、なぜできなかったのか。それから、また、なぜ情報が共有化されなかったのか。  十一点目として、ここにあります本部班のリーダーとは誰か。職階でよろしいのでお伺いをいたしておきたいと思います。  続きまして、災害対応部長会議の中から何点かお伺いをいたします。  まず、十六ページ、十七ページに、市長への報告状況等というページが二ページにわたってあるんですけれども、この中で、秘書室長が災害対応部長会議の様子を市長に八回、メールで報告をしているという記述があります。そして、市長からの指示も、秘書室長に対して三回の指示が出ているようでございます。  そこで、お伺いします。十二問目として、本来、市長への報告は誰がなすべきなのかお伺いをいたします。  続きまして、十四ページに戻っていただきますが、報告の中で、高階地区の下水道状況が報告されたというふうにありますが、この報告はどのような報告であったのかお伺いをいたします。  十四点目として、江川の越流は何時ごろと考えているのかをお伺いいたします。  十五点目として、現地調査班の応援要請等はいつの時点で、どのようにあったのかお伺いをいたします。  十六点目、災害対応部長会議の七回、午前五時の段階で消防局から救助要請の報告があったにもかかわらず、第八回、午後八時までの間、三時間、ここに時間があるんですが、この三時間、災害対応部長会議では何も講じなかったのかお伺いをいたします。  十七点目として、江川の樋門の閉鎖の情報がなぜ災害対応部長会議に報告されなかったのか伺います。  十八点目、その江川の樋門閉鎖の情報はどこが持っていたのかもお伺いいたします。  災害対応部長会議、以上六点伺います。  それから、現地調査班についてもお伺いいたします。  過日、実際に現地にいて、越流の現場に入れないもどかしさを感じながら現地の様子を写真にて撮影して防災危機管理室へメールで送信していただいた等、マニュアルにはない工夫もされていた様子です。本当に御苦労されたのはここの部署だったんじゃないかと思います。地域の方々も本当に職員の方はよくやってくれてたよというようなお話も私のほうも伺っております。  そこで、ここで四点お伺いいたします。  十九点目として、寺尾地区への派遣は、現地調査班、特別監視班の人数は本来動員すべき人数は五名となっておりましたが、当日は三名の派遣だったようです。これはなぜなのかお伺いをいたします。  二十点目の質問として、寺尾地内の一部停電とありますが、復旧にはどのぐらいの時間を要したのかお伺いをいたします。  二十ページ目に記載の中に、本部からの事前指示及び江川樋門閉鎖の情報及び中島ポンプ場の情報がない中でとありますが、二十一問目として、なぜ地元の詳しい情報がもたらされなかったのか。  また、二十二問目として、安否確認要請があったとありますが、誰からか、何件あったのかをお伺いいたします。  二十二ページ目、総括現地調査班についても何点かお伺いをいたします。  総括現地調査班は、規定でいきますと職員の動員の数は人数六名のところ、五名が代理出席というか代理出勤というか、代理で当日出ていたと。六名中五名が代理ということはどういうことであったのかお伺いをいたします。  二十四ページ目で、やはりここもどなたがリーダーか職階でお答えいただきたいと思います。  また、文書の書式の件についてお伺いをいたします。  各現地調査班からの報告を受ける際、所定の災害情報記録用紙ではなく、定時報告のときに使用する被害状況等集計用紙になぜ記入をしていたのかをお伺いいたします。  また、そのことを指摘する職員はいなかったのかどうか。これ用紙が違うよということで指摘する職員はいなかったのかもお伺いをいたします。  二十七点目として、現地調査班と総括現地調査班の温度差があるというふうな報告が上がっておりましたけれども、その報告はどこから来るのかお伺いをいたします。  二十三ページの道路班についてもお伺いをいたします。  情報収集連絡班からの要請に対しての対応の報告がなぜ行われてないのかお伺いをいたします。  二十九問目、災害時の対応やその件数についての資料については、保管をしておくべきだと思う文書だと思っておりますが、管理に関する規定は整っていないのか。いないとすればなぜか。必要はないと考えているのかお伺いをいたします。  二十四、二十五ページの河川班についてもお伺いをさせていただきます。  二十四ページの江川の樋門について、確認については、私自身いまだに疑問に思っております。いまだにというのは、十二月議会の一般質問でも質問をさせていただいて答弁をいただいたんですけれども、それをその後も確認をしてみたんですけれども、どうも納得が私自身していないので、再度確認をさせていただきます。  江川の樋門の閉鎖後、夜中の三時と五時に新河岸川の堤防付近から新河岸川の水位と江川都市下水路の水位を確認しているという記述がありますが、夜中の三時に確認ができるものなのか再度お伺いをいたします。  樋門の手前百メートルか二百メートル近くまではふたがとれてはいるんですが、三時の時点で実際に江川のその先のふたはもう外れていたのかどうかというような確認までができて確認ということだと思いますが、この時点で確認をしたというふうに報告は上がっておりますので、改めて聞かせていただきます。  また、二十三日の江川の樋門状況を見るときに、前議員の小高議員の質疑にもございましたけれども、零時五十四分に内水位異常上昇というファックスが入ってきたと、それはどのような原因だと担当課は考えているのかお伺いをいたします。  ここのところまでを一回目といたします。   (大河内 徹危機管理監登壇)
    24 ◯大河内 徹危機管理監 御答弁申し上げます。  初めに、ふじみ野市の両日の雨量についてでございます。  ふじみ野市に確認いたしましたところ、ふじみ野市内大井中央の入間東部地区消防組合消防本部で、十月二十二日の一日当たりの雨量は百四十八ミリメートル、十月二十三日の一日当たり雨量は百三十八ミリメートルとのことでございました。  次に、寺尾の被害状況を把握した時間と把握方法についてでございます。  まず、十月二十三日の早朝、現地調査班等の報告により浸水被害の発生を認識したところでございます。次に、二十三日十四時の災害対応部長会議において、消防局からの情報として百件ほど浸水被害に遭っているとの情報がございました。さらに、二十三日に現地調査班が帰庁したことにより、本部班が現地状況の聞き取りを行い、浸水エリアの概略図を作成いたしました。この概略図をもとに十月二十四日に資産税課及び福祉推進課が現地確認を実施し、寺尾地区の被害状況として床上浸水二百三十二件、床下浸水百九十六件を把握したところでございます。  次に、被害状況の報告方法についてでございます。  県への報告は、県の災害オペレーション支援システムの入力により随時報告するものとされております。浸水被害につきましては、状況の把握に時間がかかったため、十月二十四日に同システムにより、床上浸水五十六件以上、床下浸水百三十一件以上を報告いたしました。その後も被害状況を把握した時点で更新すべきところでしたが、十月二十五日以降は、川越比企地域振興センターへの報告を県への報告と認識していたため、同システムの入力がされず、県への報告がおくれたものでございます。  次に、警戒体制第一配備は誰がいつの時点で決定したかについてでございます。  台風第二十一号の接近に伴い、十月二十二日十三時に招集いたしました第一回災害対応部長会議の場で決定されたものでございます。  次に、体制の引き上げや災害対策本部の立ち上げについてでございます。  道路冠水や浸水報告が入っておりましたが、寺尾地区の内水被害がここまで拡大していくことを予見できなかったことから、災害対応部長会議の場では、警戒体制の引き上げや災害対策本部の立ち上げなどの話は出ておりませんでした。  次に、本部班における各班からの被害状況等の把握についてでございます。  本部班においては、道路冠水等による通行どめの情報や河川水位などの情報について各班より報告を受け、災害対応部長会議へ報告したところでございます。このほか直接、各班から災害対応部長会議に応急対策状況などを報告していたところでございます。  次に、本部班で情報共有できなかったことについてでございます。  本部班へ報告のあった被害状況等については、ホワイトボードに記載するなどして班内で情報共有に努めていたところでございます。しかしながら、さまざまな業務に忙殺されていたため、本部班内で情報共有や分析する機会が十分確保できなかったものと考えております。  続きまして、各班の班長についてでございます。  本部班を初めとする各班の班長につきましては、災害対策本部要綱において課長級の職員を選定しております。  次に、災害対応部長会議の協議結果等の市長への報告についてでございます。  台風第二十一号の際には、秘書室長より市長へ災害対応部長会議の協議結果等を報告していたところでございます。しかしながら、秘書室長は災害対応部長会議の構成員とされていないため、慣例として出席しておりました。市長への報告者につきましては、今後の防災体制の見直しの中で明確にしてまいりたいと考えております。  次に、現地調査班からの応援要請についてでございます。  十月二十三日午前四時の現地調査班からの総括現地調査班への定時報告時に、現状の人数では対応が難しい旨の報告があったものでございます。  次に、災害対応部長会議が開催された午前五時から午前八時までの対応についてでございます。  消防局より救助要請の報告があった後、本部班におきましては、救助された方の受け入れ先の検討や現地調査班の増員の検討などを行っていたところでございます。  次に、現地調査班の動員された人数についてでございます。  当初動員される予定だった五名の職員が衆議院選挙への執務に当たり、代理として三名の職員が寺尾地区への現地調査班の活動に当たったところでございます。  次に、寺尾地内の停電につきましては、台風が通過した後、東京電力に確認したところ、広範囲な停電はなく、各家庭において個別に発生した停電については把握できないとのことでございました。  次に、現地調査班への情報提供についてでございます。  現地調査班の出動時には、道路冠水やマンホールからの噴き上げ被害があった箇所など、重点的に監視するポイントについての地図を渡しております。また、現地調査班の交代時には、現地の状況について引き継ぎを行っております。しかしながら、江川流域都市下水路の樋門の情報等につきましては、本部におきましても実態を把握しておらず、現地調査班への情報提供は行われませんでした。  次に、安否確認要請についてでございます。  当時、本部班へ住民の御家族からの通報を受け、現地調査班へ確認を依頼したものでございます。把握している安否確認要請の件数につきましては一件でございまして、周囲の水位が上昇していたこともあり、可能な範囲で御自宅の周囲を巡視し、その状況については御家族へ本部班より連絡したところでございます。  次に、総括現地調査班の人数、六名のところ五名が代理だったことについてでございます。  十月二十二日に行われました衆議院選挙の執務職員にかわり、五名の職員が総括現地調査班の活動に当たったところでございます。  次に、各班の班長についてでございます。  本部班を初めとする各班の班長につきましては、災害対策本部要綱において課長級の職員を選定しております。  最後になりますが、総括現地調査班が使用した書式についてでございます。  本来であれば、現地調査班等からの報告について一度、災害情報記録用紙に記入し、定時報告用の被害状況等集計用紙にとりまとめ報告するところでございますが、体制の準備の中で受け渡しに行き違いがあったところでございます。  以上でございます。   (宮本一彦建設部長登壇) 25 ◯宮本一彦建設部長 御答弁申し上げます。  初めに、江川の樋門が自動閉鎖されているという資料、情報はどこが持っていたかについてでございますが、江川の樋門が自動閉鎖されたことにつきましては、ファックスによる通報が河川課へ送られております。  次に、その後の情報の活用はどのように行われたかについてでございますが、情報を受けて状況確認のため現地に向かい水位の確認及び監視を行うなどに活用いたしました。しかし、本部、ふじみ野市等への情報の伝達がなされておりませんでした。  次に、江川の越流は何時ごろと考えているかについてでございますが、平成二十九年十月二十三日午前一時十六分にゲート閉鎖したことや寺尾地区の道路冠水情報が午前二時ごろに報告されていることを考え合わせますと、江川の越流は午前二時ごろ以降だと思われます。しかしながら、明確には判明されておりません。  次に、江川の樋門閉鎖の情報がなぜ災害対応部長会議に報告されなかったかについてでございますが、樋門が閉鎖した後、職員が現地にて新河岸川側の水位が江川の市街地側の水位よりも高いことを確認し、新河岸川からの逆流を防止し、適切に運用されているものと認識しておりました。また、他のポンプ運転等の情報が混在する中で、その連絡の必要性についての確認が不十分であったためと認識しております。  次に、この情報を持っていたのはどこの部署かについてでございますが、樋門の閉鎖情報につきましては、先ほど御答弁したとおり、ファックスにて河川課へ送られてまいります。  次に、情報収集班からの要請や市民の方からの直接受けた要請につきまして、報告についてでございますが、要請を受けた時点で個別の調書を作成し、対応できるものについて個別に対応し記録しているところでございます。現在の災害時の報告方法といたしましては、基本的には対応状況を取りまとめた上で後日報告することとなっております。また、現状では情報収集班からの情報に対しまして個別に報告するためのシステムが十分にできていないことも要因の一つと考えております。  次に、災害時の対応や件数についての情報を保管しておくべきではないか、そういった規定はどのようになっているかということでございますが、今回の災害時の対応やその件数につきましては、日時、場所、要請内容を個別に記録し、資料として保管しているところでございます。しかしながら、その対応結果や対応後の連絡について、必ずしも全てが行われてない状況もございました。  また、個別に要請された情報につきましては、文書管理に基づき保管されておりますが、防災部局への報告は取りまとめて行うこととなっているため、個々の対応状況が把握しにくい状況となっておるところでございます。  現状では、このような対応状況について、住民対応や防災部局への個々の状況をリアルタイムで報告するようなシステムが不十分であることが課題であると認識しているところでございます。  続きまして、江川の樋門の開閉状況の確認を夜中の三時に、水位について現地確認ができるものかについてでございます。  状況といたしましては、暗い状況ではございますが、新河岸川の水位、樋門付近の江川流域都市下水路の水位を懐中電灯等で確認いたしました。  続きまして、内水位異常上昇の原因についてでございますが、江川流域都市下水路の流域から急激に雨水が流入して上昇してきたものと現段階では考えているところでございます。  以上でございます。   (石井隆文上下水道局長登壇) 26 ◯石井隆文上下水道局長 御答弁申し上げます。  第六回災害対応部長会議における上下水道局からの報告内容についてでございます。  市民から上下水道局に寄せられました情報に基づきまして、高階地区内の大字砂、大字上新河岸等の地域で下水道の流れが悪い、あるいは下水道マンホールからの溢水が発生している等の情報について報告をいたしました。  なお、この時点では、大字寺尾地域の内水被害等に関する情報は上下水道局には寄せられておりませんでした。  以上でございます。   (原田いづみ総務部法務監登壇) 27 ◯原田いづみ総務部法務監 御答弁申し上げます。  まず、災害情報記録用紙を使用するよう指摘する職員はいなかったのかについてでございます。  内部検証におきましては、本部班及び総括現地調査班への聞き取りや災害対応部長会議へ提出した書類の確認を行っております。その検証過程におきましては、総括現地調査班内において災害情報記録用紙を使用するよう指摘をした職員がいたという事実はございませんでした。  次に、現地調査班と総括現地調査班の認識の温度差についてでございます。  現地調査班につきましては、現地へ赴き、現地の状況について直接的に見て確認し、切迫した状況の中、現場対応を行っておりました。一方、総括現地調査班におきましては、現地調査班と電話での連絡となっているため、言葉だけのやりとりとなってしまうこと、また、全ての現地調査班の状況を本部への定時報告をするため、聞き取った内容を取りまとめる際に記録内容の要約を行っていたことなどから、最終的に現地調査班と総括現地調査班との認識において温度差が生じたものと検証しております。  以上でございます。   (山木綾子議員登壇) 28 ◯山木綾子議員 それぞれ御答弁をいただきましたけれども、私だけが感じるのでしょうか。過去においてのいろいろな一般質問や質疑においての御答弁と多分に食い違いのあるところが見られました。  そのことに関しての検証というか、やりとりは、一般質問の場に移させていただきまして、今回、二回目に一点だけお伺いをさせていただきます。  三項目における検証結果においてお伺いをいたしますけれども、一項目めの検証会議の報告では、寺尾地区の浸水被害の情報伝達は適正になされていたのか。適正になされていなかった。バツが一つ。二項目め、寺尾地区における内水氾濫に対する認識や体制は十分であったか。これも悲しいことに十分ではなかったと。バツが二つ。市民に対する情報発信は適切だったか。これも適切ではなかったと。バツが三つ。  三項目検証してバツ、バツ、バツのトリプルバツになっておりますけれども、私はこの検証結果の判断から、台風第二十一号の被害は、当初は台風そのものは自然災害であったと考えておりますが、この結果を見たり、それから今までに一般質問ないしは質疑の中での御答弁をそれぞれ鑑みますと、人的な要素もあったのかなというふうに私は考えておるのですけれども、この内部検証会議の議長を務められた法務監のお考えをお聞かせいただいて二回目といたします。   (原田いづみ総務部法務監登壇) 29 ◯原田いづみ総務部法務監 二回目の御質問に御答弁申し上げます。  市の対応によって被害が拡大したかどうかについて、内部検証会議の議長である私の認識についてでございます。  内部検証結果報告書にございますとおり、検証事項全てについて適切ではなかったというのが検証結果であり、市の初動対応には問題があったということは、検証会議としての結論でございます。  しかしながら、市の不十分な初動対応が原因で被害が拡大してしまったかどうかにつきましては、内部検証のみから確定することは難しいものと認識しております。今後の外部の専門家による第三者委員会での発生原因の検証結果等を総合的に踏まえ、慎重に結論を出さなければならないものと考えております。  以上でございます。   (山木綾子議員登壇) 30 ◯山木綾子議員 検証会議の法務監からのお気持ちも聞かせていただきました。私は再度、二回目でやめるつもりでおりましたけれども、一言だけ述べさせていただきたいと思いまして、ここの場に立ちました。  全ての結果が適切でなかったというのが検証会議の結論ということで、今、法務監からも、そこの点については確認をさせていただきました。また、今議会でこれから審議されるでありましょう、市長がみずからの報酬カットの条例案を議会に提出しているそのことについても、私は人災的要素があったのではないかというふうに考えます。  不十分な初動対応が原因で被害を拡大させてしまったかどうかについては、内部検証のみで判断するのでは難しいという議長の立場も尊重いたしまして、私も外部の第三者委員会の発生原因の検証結果を待ちたいと思います。  これでこの質疑はよしといたしますけれども、報告にもありました検証結果の今後と、それから、ただいまいただきました質疑の回答については、先ほども述べさせていただきましたけれども、今後、一般質問の場に移させていただきたいと思います。  これで質疑を終わります。 31 ◯大泉一夫議長 他にご質疑ありませんか。柿田有一議員。   (柿田有一議員登壇) 32 ◯柿田有一議員 前議員に引き続きまして、台風第二十一号に対する初動対応に係る内部検証結果報告書について質疑を申し上げます。  まず、細かく項目を立てて質疑に入る前に二点、今、山木議員もお話になっていましたけれども、二点確認した上で進めさせていただきたいと思います。  その一つは、今回、先ほどの答弁のとおり、不十分な点があったという指摘ですけれども、検証に当たって、市の対応が十分であった場合には、被害を軽減できたり、あるいは防いだりすることができたかもしれないと、そういうような視点をお持ちになって検証されたのか、それとも指摘されたことを淡々と検証したのか、その点について、議長の法務監の認識をお伺いをしておきたいと思います。  もう一点は、今回の災害がどういう規模の災害だったのか、つまりは百年、二百年、あるいは千年に一度の極めてまれな災害であったものなのか、それとも比較的頻繁に起こる規模の災害だという認識で検証に当たられたのか、どちらなのかお伺いをしておきたいと思います。  さて、私の視点は、基本的には、どういうような姿勢で検証が行われたのかということで、主に法務監にお伺いをしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  先ほどの二点とは別に三点目、内部検証を行うこととした経緯、これはさきの議員等もお聞きしていますが、大事なことですのであえてお伺いをいたします。どういう経緯で内部検証を行おうとしたのか、それから会議体の構成、この法務監を議長とするようなこのようなメンバーの構成となった経緯についてお伺いをします。  四点目ですが、台風第二十一号に係る検証全体、これも若干重なりますが、検証全体はどのように行っていくのか、今回先行されたこの内部検証を含めて全体はどういうふうに行うのかお伺いをいたします。  さらに、内部検証だけ先行させた意図について、さまざまな検証方法があると思いますし、外部を入れての検証がやられるということも早い段階から聞いておりますが、内部検証だけ先行させた意図についてお伺いをしておきたいと思います。  また、検証範囲、これは先ほどの御質疑とも重なりますが、検証範囲を寺尾地区に限った意図について、災害は全体で行われておりますが、寺尾地区に限った意図は何だったのか、寺尾地区だけに限った検証で、ほかとの関連がわからない中で内部検証が十分効果的なのかということを想定してお聞きしますが、この限った意図についてお伺いをいたします。  さらに、七点目ですが、こうした全体の検証を行うようなことになった全体像を決めたのはどなたなのか、誰がどのような意思決定を経て、このような形で検証を行うことになったのかお伺いをしておきたいと思います。  さきの今お伝えした質疑と若干重なりますが、外部委員による検証委員会が並行して行われない理由はなぜなのかお伺いをしておきたいと思います。  具体的に対応の中身について何点かお伺いをしますが、台風第二十一号に対しては寺尾だけでなくさまざまな対応が市全体として行われました。この市全体の対応状況がどうであったのかお伺いをしておきたいと思います。  十点目ですが、台風第二十一号と並行して、当日は衆議院総選挙の投票日でありました。それから長い間、雨が続いている中、これは同時に衆議院選挙が行われていた時期とも当然重なりますので、長雨の対応をずっとやりながら、市は二週間にわたって選挙の対応に当たっていると、そういう中で台風第二十一号がやってきて被害が起きたという状況ですので、選挙事務とどういうふうにかかわっているのか、特にこれは市内部がさまざま職員を動員して仕事をしているわけですから、これも内部で検証できる部分は多いと思いますが、今回の報告にあえて選挙事務というような言葉を用いて検証された様子が余り見受けられませんでしたけれども、この選挙事務の状況についてどういうふうであったのか、改めてお伺いをしたいと思います。  さらにお伺いをいたします。災害時に十分対応が行えていないという形で、さまざま今回の検証で書かれていますけれども、それでは、災害時にどういうふうに職務を想定していたのか、誰がどのような形でどういうふうに職務に携わる、どういうことが起こったときには何をやるのかと、そういうような災害前に想定して、それから、さまざまな体制が敷かれたときには人が当たったと思いますけれども、そもそも想定していた仕事がどういうものだったのかお伺いをしておきたいと思います。  江川樋門にかかわることについてもさまざま質疑がありました。加えてお伺いをしますが、江川樋門にかかわる体制とそれぞれの役割がどういうふうであったのか、改めて確認のためお伺いをさせてください。  以上、一回目といたします。
      (原田いづみ総務部法務監登壇) 33 ◯原田いづみ総務部法務監 御答弁申し上げます。  まず、一点目、今回の被害の拡大と市の対応の不十分さというものについて、検証するに当たって意識をしていたかどうかという点でございます。  それにつきましては当然、住民説明会等で住民の方々からいろいろな問題点の御指摘がございましたことから、被害の拡大と市の対応についての関連性が全くないというふうに考えていたわけではございませんが、ただ、検証に当たりましては、やはり市のやるべきことについてきちんとやっていたかというような観点から検証を進めてまいりました。  続きまして、二点目の、どういった規模の災害であったという認識であったのかという御質疑であったかと思います。  それにつきましては、幸い人命につきましては尊い人命が失われるということはなかったのですが、やはり寺尾地区の浸水のボートが出た状況等を画像で拝見させていただきまして、かなり大きな災害であったというふうに認識し、検証に当たってまいりました。  続きまして、三点目、内部検証を行うこととした経緯及び会議体について御答弁申し上げます。  内部検証を行うことといたしました経緯ですが、台風第二十一号におきましては、市内の至るところにおきまして、先ほど来お話が出ておりますとおり、住家被害などが発生しまして、特に寺尾地区につきましては、内水氾濫により甚大な被害が発生してしまいました。その際の市の初動体制につきましては、状況把握、情報収集及び伝達等に問題点が散見されましたことから、早急に検証し、その問題点に対応していく必要があると考えたものでございます。  検証につきましては、被害状況の把握、情報伝達や収集、市の初動対応などの事実確認や問題点等の整理でございますので、内部職員のみで検証することが可能であると考えまして内部検証会議としたものでございます。  また、内部職員で構成する会議体としたため、客観的な視点を持って行うことも重視する必要がございますことから、法務監二人を議長及び構成員としたものでございます。  次に、台風第二十一号に係る検証全体をどう行うのかということについてでございます。  台風第二十一号に対する市の初動対応に係る検証につきましては、内部検証会議により行ってまいりました。また、江川流域都市下水路の流域に生じました内水滞留による浸水についての原因の解明及び今後の内水対策につきましては、設置を予定しております川越市台風第二十一号内水浸水検証委員会におきまして調査審議を行ってまいります。  そのほか、台風第二十一号に対する課題につきましては、内部検証結果への対応とあわせ、さきに設置の御報告をさせていただきました川越市防災体制検討本部で行っていく予定でございます。  続きまして、内部検証を先行させた意図についてでございます。  内水滞留による浸水についての原因の解明及び今後の内水対策につきましては、検証内容から専門家による一定期間の調査審議が必要となるものと考えておりますが、本市の初動対応の問題点につきましては、なぜそのような対応になってしまったのか、何ができていなかったのかを早急に改善していく必要がございますことから内部検証を先行させて行ったものでございます。  次に、検証範囲を寺尾地区に限ったことについてでございます。  台風第二十一号により本市の至るところにおきまして住家被害等が発生いたしましたが、特に寺尾地区におきましては内水氾濫が発生し、甚大な被害となってしまいました。その際、他の地区では発令しました避難準備・高齢者等避難開始が寺尾地区には発令されず、また、排水作業につきましても十月二十三日の午後となるなど、寺尾地区におきます状況把握、対応のおくれ等の問題点がございましたことから、検証範囲を寺尾地区に限定したものでございます。  次に、誰がどのような意思決定を経て、このような検証を行うことになったのかについてでございます。  市長より、本市の台風第二十一号に係る初動対応につきまして会議体を組織し検証を行うよう副市長に指示がございまして、本市の行政組織及び各部各課の分掌事務を詳細に把握しております行政改革推進課がその事務局を行うことになった次第でございます。その際、客観性を保つことの指示もあわせてあったため、行政改革推進課で会議体の構成及び検証する内容の素案を作成いたしまして、台風第二十一号に対する初動対応内部検証会議設置の意思決定を市長にまで諮っていったものでございます。また、検証事項につきましては、内部検証会議におきまして議論し決定したものでございます。  次に、外部委員による検証委員会が並行して行われない理由でございます。  設置を予定しております川越市台風第二十一号内水浸水検証委員会につきましては、内水浸水の原因解明などを行うこととしており、外部有識者の選定が必要なこと、また、設置に係る事務手続などにつきましては、ふじみ野市との協議を進めながら行っていたこと、さらに、本市の初動対応の問題点につきましては、早急に検証し、改善していく必要がございますことから、並行して行わず、内部検証だけを先行させたものでございます。  台風第二十一号に対する市全体の対応についてでございます。  対応の主なものといたしましては、気象状況変化及び雨量観測、河川水位の観測、雨水排水施設等の監視運転、土砂災害警戒対応として岸町二丁目、仙波町四丁目及び新宿町三丁目の一部に避難準備・高齢者等避難開始を発令、小畔川及び九十川への増水対策として小畔川流域及び九十川流域に対しまして避難準備・高齢者等避難開始を発令、避難所を八カ所開設、交通規制及び土嚢運搬等の各地区の浸水対応、市民の皆様からの問い合わせ対応などを行ってまいりました。  次に、選挙事務の状況についてでございます。  十月二十二日の衆議院総選挙に係る執務職員数は九百七十名でございました。内部検証会議におきまして十月二十二日及び二十三日の各班の職員動員状況を調査いたしましたところ、各班におきまして台風対応時に動員される職員の一部が選挙事務に従事しておりました。台風対応を行う職員につきましては、選挙事務と重なることがわかっていましたことから、事前に防災危機管理室が対応を図ったところではございますが、検証した結果、現地調査班につきましては動員人数が少なく、また、総括現地調査班では六名中五名が代理となっている状況がございました。  続きまして、災害時に想定した職務についてでございます。  内部検証会議におきまして検証いたしました関係班につきまして、各班の分掌事務といたしまして、報告書の七ページから九ページにかけて整理をしております。  災害対策本部を設置した際に想定される分掌事務を記載しておりますが、本部班では主に災害対応部長会議の運営及び災害応急対応の総括、特別監視班及び現地調査班は現地での災害対応、情報収集連絡班は自治会や市民の皆様からの要請や通報に関する対応、総括現地調査班は各現地調査班の被害状況の調査結果の集約及び報告に関すること、道路班、河川班、上下水道復旧班では、それぞれ所管する道路、河川、上下水道施設の被害状況及び水害対策に関することでございます。  そのほか台風第二十一号の対応では、避難所運営班につきましても配備しておりますが、寺尾地区には避難所を開設いたしませんでしたことから、当日の避難所運営班の対応につきましては、内部検証会議で検証は行っていない状況でございます。  続きまして、江川樋門にかかわる体制とそれぞれの役割についてでございます。  樋門の設備管理及び樋門の操作、江川流域都市下水路の被害状況等の把握は、河川班の役割でございます。  以上でございます。   (柿田有一議員登壇) 34 ◯柿田有一議員 それぞれ御答弁をいただきました。二回目の質疑を申し上げます。  最初、二点、認識をお伺いをしました、御答弁をいただきました。  どういう姿勢で、まず臨むべきかということです。私は不十分さがさまざま指摘をされたと、で、関連性についてはあると考えるけれども、どうだったのかというところは、さきの議員の答弁でも先送りされていて、やるべきことをやったら被害が少なくなったのか、守れたのかという点については、あえてなかなかお言葉少ないかなと思います。  行政の仕事は、防災においては、当然ながら住民の生命と財産を守るということですから、やるべきことができていなかったら被害が大きくなる可能性がありますし、逆に言えば、きちんとやっていればいろいろなことが守れた可能性があるということです。  誰がどういう仕事をやったらどういうことが守れたんじゃないかという視点を検証のときに持っておくことは非常に重要なんだと思うんですよ。このときに、情報伝達が例えば十分でなかったといった場合に、伝える側の職員がどうだったのか、受ける側の職員がどうだったのか、それはどういう職級のどういう人がやっていて、その責任はどうだったのか、それが行われればどういう被害が防げる可能性があるのかというような踏み込んだ検証でなければ対応が不十分になるんじゃないかと考えたために、あえて一番最初に聞きました。  規模についてもお聞きしましたが、かなり大きなというふうに認識はされたようですが、この点については、過去の市長の答弁でも、後々になって大きかったような認識は、市長はされています。大きかったか少なかったかは別としまして、私は規模についてお聞きしたんです。百年に一回という規模ではないはずです。この内部検証結果の報告を見ても、降水量等が、さまざま水位の状況なども書かれていますが、この規模の災害は日常的にあるということです。数年あるいは例年起こる規模に過ぎないはずですよ。  そういう規模の中でこれだけ大きな被害が出たという認識で当たっていかないといけないんだろうなと思うんです。だからこそ急いでやらなければいけない、つまりは来年も再来年も、すぐにでもこういうことが起こり得るから緊急にさまざまな検証が必要だということなんだろうというふうに思います。そういう視点で先行させた意図についてお聞きをしました。  内部でできることは当然そのとおりですけれども、内部だけではなくて、いろいろな知見を活用したほうがいいのではないかというふうに私は考えています。というのも、通常の職員が仕事をするプロセスは、職員の能力や善意を私は信用して構わないと思っています。職員はそれだけの能力を持って、そういった認識を持って通常業務に当たっているものというふうに信用して、そういうプロセスで仕事に当たるのは結構ですけれども、今回は不十分なことが起きたわけですよ。そうすると、そうしたときには逆の可能性から検証をすることが大事なのではないかというのがお聞きした意図であります。  つまりは悪意や隠蔽、それから情報の操作などの可能性を考えれば、内部だけでそういった検証を行うのは危険ではないか、あるいは外部からの意見に基づいた質問に対しても検証に入れていくことが必要ではないかということであります。  そういう意味で、お聞きした順番と少し異なりますが、選挙事務の状況についてをあえてお聞きしたわけであります。この問題については過去の議会の中でも指摘をされています。影響があったのかなかったのかということで、市長はなかったという答弁を議会の中ではやられていました。報道の中では、職員のどこかであったようなことを匂わせる発言があったという報道もされていますけれども、いずれにしても、そこのところ、選挙の事務が何らか影響したのではないかということが放置されるのは余りよくないという考えのもとでお聞きしたところでございます。  執務職員九百七十名です。川越市の職員、何人いますかということですよ。何人のうちの九百七十人なんですかと、大変大きい人数ですので、それだけの方々が二週間にわたって選挙にかかわったわけですから影響がないわけがないわけです。お聞きしたところ、先ほどの答弁のとおり、代理になっているというところが出ている。それから、選挙事務と重なることが分かっていたので一定程度の対応を図ったということですよね。  そうであれば、あらかじめわかっていて、その対応がきちんと行われたのか、それともその想定に不十分さがあったのかなかったのかと、この点については検証をしておいたほうがいいのではないかというふうに思うんですが、ここのところの検証はされたのかどうか、この点、一点お聞きをしておきたいと思います。あえてされなかったのか、それともされたけれども、この検証結果の報告書に十分な記載がないのかということで構いませんのでお伺いしておきたいと思います。  さて、具体的なところをさまざまお伺いをしてきましたので、さらにお伺いをしたいと思います。  体制について少しお伺いをしましたが、この検証結果を見ると、体制に関する記述が実はそれほど詳しくないことがわかります。どこの課の職員が当たったのか、部長や課長がどういうふうにこの災害対応に当たったのか、はっきりわかる部分は班の編成の中で括弧書きで防災危機管理室と書かれていますから、この班だけは、つまり本部班ですよね。本部班には防災危機管理室の職員が総出で携わっていたことがわかります。しかし、それ以外の細かなところがどういう体制で行われていたのか実ははっきりわからないんです。先ほどのお二人の質疑の中で、職級について誰がリーダーだったのかということが出されたところで、課長級の職員をリーダーに充てていますということだけは答弁によって把握をできましたけれども、全体像がこれに記載されていないのはなぜでしょうか。  つまりはどの班に、これは緊急時の体制ですので、課がそのまま何かの仕事に当たっているわけではないわけですよね。そうすると、いろいろな班にいろいろな部署からの職員が動員をされているはずです。職級についてもいろいろな人たちが入っているはずですよね。そうすると、班の中では日常的に私の上司ではない人が班のリーダーにいるという可能性は非常に高いというか、あり得る話です。班の中でも日常的な意思疎通ができるかどうかということがかかわるわけです。  つまりは班の中で誰が情報を伝える役割を担っているのか、あるいは誰が情報を受ける役割を担っているのかということがきちんとマニュアルやらやり方の方式として定められているのかが大事なんだろうと思うんです。  日常の体制の中であれば、そういったことがある程度、職員同士の呼吸の中でできると思いますけれども、そうでなければ、ルールが定められていなければ、そういうことはそもそもできないはずなんです。そういう意味で、そういう検証が行われているのかお伺いをいたします。  あわせて、それに対する責任、どの仕事には誰が責任を負って行うのかということも検証したのかしないのか。この検証結果を見ると、連絡が不十分であったというだけにとどまっています。つまりは伝える人の責任は誰が持っているのか、受ける人の責任は誰が持っているのか、伝えられている情報はどういう情報が細かく伝えられているのかということが、これを見るだけではわかりません。その点を十分検証なされたのか、それともそれについては必ずしも踏み込んで検証していないのか、この点についてお伺いをしておきたいと思います。  江川樋門について若干お聞きをしておきたいと思いますが、認識状況について不十分だったということが書かれています。江川流域都市下水路の水位などの認識状況、どういうふうに把握をしていたのか、認識が不十分というのはわかるんですが、どれぐらいの人がそれの情報を持ち得ていて、全部の人が不十分だったのかということです。つまりは技術職、専門職もそこにはいるはずだと思うんです。河川課に技術職がいないはずありませんから、河川課が何人もいて、職員がたくさんいて、みんなが不十分だったのか、誰もそんなことわからなかったのかということは、私はないと思うんですよ。技術を持っている人、あるいは認識を持っている人であれば、例えば樋門が閉まるということはどういうことだということを認識できる人も必ずいるはずです。そういう人が当日そこにいたのかどうかということです。そういうことを考えられていて、検証の中にそれが含まれていたのか少しお伺いをしておきたいと思います。 35 ◯大泉一夫議長 暫時休憩いたします。    午後二時五十八分 休憩   ───────────────────────────────────    午後三時三十分 再開 36 ◯大泉一夫議長 休憩前に引き続き会議を開きます。   (柿田有一議員登壇) 37 ◯柿田有一議員 続けて質疑を申し上げます。  先ほどの質疑に若干補足をしておきますが、先ほど江川流域都市下水路の水位などの認識状況、どういうふうにとお聞きをしていますが、この江川の水位の認識状況、つまり外水と内水と、それから江川がどういうような状況だというようなそこの部分の限定しての認識を、まず一個お聞きをするということです。  もう一点は、各部署及び職員、これは全体を通してということの意味合いですが、内水氾濫への認識についてお聞きをしたいと思います。というのは、内水氾濫の問題は、別に今回だけ特別浮き上がってきた問題ではなくて、この寺尾地域ということではありませんけれども、内水の問題は議会でも何度も議論をされているわけです。そうすると、内水が氾濫をするということはどういうことなのか、一定の理解は当然いろいろの部署の方は理解しているところはあるんじゃなかろうかということでございます。  例えば、九十川の問題などは、内水の問題、従来からずっと認識をされていて、住民の方々も大変強い要望があって、九十川の排水機場の増強などは要望に基づいて増強したという事実もあって、しかも今回の台風第二十一号時には九十川排水機場は動いています。これは内水を処理するための施設でございますので、当然そこには職員も当たっていますし、認識もあって人が動いていたということですから、認識は不十分だったということをざっくり全体で言ってしまってはどうかなということがあるので、あえて各部署及び職員の内水氾濫への認識についてお伺いをするということにしたいと思います。  今回、検証結果の報告をいただいて、初めて私も気がついたんですが、江川流域都市下水路のこの情報連絡の経過を見ていると、委託業者等に現地確認に行かせたというようなことが出てきます。つまりは体制が全部職員で行われていたのではないということが、さまざまなところの管理においては出てくるんだということです。ということは、市の内部や職員だけではなくて、そこには委託事業者などがかかわっているということは、今回、検証結果の報告書をいただいて、私自身も認識したところです。ここに関連しては、江川流域都市下水路にかかわる委託業者、どういうような状況でかかわっておられるのかお伺いをしておきたいと思います。  細かい問題については、もう一点、今回、災害の状況については、主に寺尾の状況についての対応が検証されていますが、この寺尾のさまざまな対応が十分だったのかということを検証するには、市全体がどう動いていたのかということと比べても行う必要があるのかなというふうに感じます。つまり寺尾でやられたことが不十分だったのはなぜかという観点の検証が必要なんだろうと思うんですよ。  いろいろなところでいろいろな職員が動いていました。人数が足りなくてどうだったのか、それとも職員の職級が十分ではなくて責任や伝達のやり方ですよね、上層部に直接コンタクトをとる手段がなかったからだめなのかですとか、そういうようなことを細かく見ることができるのは、ほかの部署がどう動いたかということとの比較において詳しく明らかにできるんじゃないかと私は考えるんですけれども、そういった他の地域の対応との比較について、今回の検証の範囲の中で行われているのかどうかお伺いをしておきたいというふうに思います。  さまざまお伺いをしてきましたが、今回この検証結果の報告書をいただいて、頭から後ろまで通して感じたことの最大の問題は、大事な、先ほど選挙の話が欠けているんじゃないかという話をしましたが、もう一つ、私どもの目から見れば大事な問題が欠けているんじゃないかと思います。それは、この検証の中には、市長がどういう行動をとったのか、その行動が適切だったのかが、検証の中には問題意識としても入っていませんし、それが適切だったのか、どの点が十分だったのか不十分だったのかという言及がこの結果報告書の中には入っておりません。  この検証結果をやられた皆さん方は、この問題をあえて検証していないのはなぜなのか、それはこの検証に含む中身ではないのか、それともあえて入れなかった意図があるのか、それとも、それは市長が考えて検証するべきことという判断なのか、どういう考えのもとで市長の行動についての検証が入っていないのか、この点についてお伺いして二回目といたします。   (原田いづみ総務部法務監登壇) 38 ◯原田いづみ総務部法務監 御答弁申し上げます。  まず、第一点目ですが、選挙事務の影響につきまして、これにつきまして検証したのかという御質疑に対する答弁でございます。  選挙事務そのものの影響についての検証は行っておりません。関係各班について調査を進めていく中で明らかになった事実としまして検証結果報告書に記載させていただいております。その点、明らかになったものといたしましては、先ほども申し上げましたが、現地調査班の動員数の減少や総括現地調査班の六名のうち五名が代理となったというものでございます。  次に、各班の中での役割につきまして、班の編成がいつもの上司ではないというような事情もあるという想定のもと、班の中での役割がきちんとマニュアルで定められているのか、あるいはそういう検証が行われたのかという点についてでございます。  班の中での役割がきちんと定められているかの検証につきましては、班ごとにマニュアルがあるかどうかも含めまして検証作業を行ってまいりました。マニュアルが明確に確認できたものといたしましては、現地調査班、総括現地調査班が使用する現地調査班活動マニュアルのみでございました。このほか災害対応部長会議要綱についても規定がございました。  次に、どの仕事に誰が責任を持って当たるのかについて検証したのか、また、個々の責任について検証したのかという点についてでございます。  検証におきましては、関係各班の班の責任者である班長を中心に聞き取りを行っております。しかしながら、検証におきましては、特定の誰かの個人責任を追及するという検証の仕方は行っておりません。検証結果にございますとおり、職員一人一人の意識、認識不足があったものと検証したものでございます。  続きまして、江川流域都市下水路の水位などの認識状況についてでございます。  江川流域都市下水路の水位などの認識でございますが、この江川流域都市下水路の水位につきましては、十月二十三日の三時ころ及び五時ころに新河岸川堤防から外水位と内水位の差につきまして河川班が状況確認を行ったことを聞き取りにより確認しております。しかしながら、検証の中では、新河岸川堤防付近の状況確認は行っていたものの、江川流域都市下水路全体の水位情報は、河川班におきましても把握していない状況であり、本部班並びに災害対応部長会議におきましても江川流域都市下水路の水位に関する認識はない状況でございました。  続きまして、各部署及び職員の内水氾濫への認識についてでございます。  河川班や上下水道復旧班におきましては、江川樋門が閉鎖された場合は内水が上がるという認識はありましたが、内部検証における検証では、各部署及び職員において今回のような寺尾地区の甚大な内水氾濫を想定してはおりませんでした。江川樋門の閉鎖による江川流域都市下水路への影響の想定不足、また過去の浸水被害の経験、あるいは内水ハザードマップの想定浸水深などからそのような認識に至ったものと検証しております。  続きまして、江川流域都市下水路に係る委託業者についてでございます。  江川流域都市下水路に係る委託につきましては、寺尾地区の内水を江川流域都市下水路へ排水する中島雨水ポンプ場の管理につきまして、上下水道管理センターが委託している状況でございます。  検証の中では、二十三日未明より委託業者が中島雨水ポンプ場の稼働について現場で確認していたため、稼働確認の連絡の際に周辺の状況につきましての報告がなかったのかの確認を行いましたが、道路冠水状況の報告があったとのことでした。しかしながら、ポンプ稼働に注視していたこと、また、道路冠水情報は現地調査班や道路班からの報告がされているはずとの認識から、本部班等への報告は行われなかったということを検証しております。  続きまして、寺尾地区以外の他の地域との対応の比較につきましてでございます。  河川の水位等の把握状況から、十月二十二日の二十二時二十分に土砂災害警戒対応として岸町二丁目、仙波町四丁目及び新宿町三丁目の一部に避難準備・高齢者等避難開始を発令しております。また、小畔川並びに九十川への増水対応といたしまして、小畔川流域及び九十川流域に対しまして、同時刻に避難準備・高齢者等避難開始を発令しております。  なお、発令にあわせまして避難所を八カ所開設しております。  以上の対応につきましては、内水氾濫を想定したものではなく、いずれも外水における対応でございます。  寺尾地区におきましては、新河岸川の水位の判断基準となります朝霞市にあります宮戸橋について継続的に水位観測している状況でございましたが、避難判断水位に達しなかったため、避難勧告等の発令には至っておりません。  最後に、市長の行動についての検証でございます。  先ほど、どの仕事に誰が責任を持って当たるのかの検証につきましてお答えしましたとおり、特定の誰か個人の責任を発見する、追及するという検証の仕方は行ってございません。  以上でございます。   (柿田有一議員登壇) 39 ◯柿田有一議員 御答弁いただきました。一つ一つ少し見ていきたいと思います。  まず、一点目お聞きしたのは選挙事務です。はっきり影響があったとかなかったというような言葉は使われませんでしたけれども、影響しているということをはっきり述べられたというふうに理解をしました。実際には動員人数が少なくなった部分と代理となっているということについては、少なくとも文言で明らかになっているわけです。  これは、そういうふうに職員の中でも認識している人は、当然ですが、たくさんいたということだと思いますし、災害対応に当たってはそれが困難を招くと、当然ですけれども、通常の業務ではない業務が複数重なるわけですから困難になるのは当たり前ですので、報道の中で、職員の方がそういうことを口にしたというのは当然だと思います。  他の市町村でも、別に川越に限ったことではなくて、総選挙でしたので、全国の市町村が同じ状況にあって、災害の対策と、それから選挙の対策を行っていたわけです。で、結果として、誰かが判断をして、いろいろなことを優先をするということを決めたり、責任のある方がそういう判断をしたのか、それともされなかったのかということで、いろいろなところの優先順位が変わってきたということです。  選挙について重要視されていたところは選挙の開票事務が早かったでしょうし、そこのところを災害を優先すれば、当然、開票事務、開票速報の出が遅くなるということにもなるわけで、どういうところに気にして、注意して事務が行われたのかがこの答弁でわかるわけであります。  さて、いろいろと責任、役割、認識についてお聞きをしてまいりました。残念ながら江川流域都市下水路の水位などは、河川班が把握をしたけれども、全体の状況は河川班でも把握し切れていないということです。なぜなのかということを少し考えておいたほうがいいと思います。  これは先ほど小高議員がお話になったとおり、自動で閉まるということは、一つ大きな影響ですよね。これが手動で樋門を管理しているとすれば、樋門を閉める指示が誰かから当然出されます。責任者が閉めなさいと、こういう状況だから閉めなさい、決裁も行われる、確認も行われた中で閉めるということになります。それから具体的に閉める職員もいるわけですよ。そうすると、少なくともその二人の職員は、閉めていいのか、閉めたらどうなるのか恐る恐る、あるいは非常に心配をしながら、深刻に受けとめながら閉めるわけです。閉めたらどうなるか、大変なことが起こるかもしれないという自覚が恐らくあるでしょうから、その状況の報告はきちんと伝えるでしょうし、それが取り扱われなかったら何とか取り扱ってくれというふうに確実になるんだと思うんです。  そして、その後には、内水の場合には次の対応が必要なわけです。つまり排水をすることができなければ何らかの形で排水をしなければなりません。その場合には、江川の場合には判断が要るわけですよ。ポンプがついているわけではないので新河岸川には直接放流できません。調整池などに、例えば、調整池を見て、余裕があればというようなことが、気がつけばそういうことをやるという可能性はありますけれども、それについても職員の方は恐らく知っていると思いますが、調整池に入れていいのかいけないのかということは、責任ある人の判断を仰がないといけないわけです。勝手に調整池に排水しちゃいけないということになっていますから、市長や副市長などを通して県との連絡だとか確認をして、緊急だから排水させてくれという確認をとらなければいけないという業務が発生することになります。当然、責任を持った方の判断が入らなければ対応はできないということですから、そういうことが残念ながら今の体制ではできなかったというような検証にならなければいけないということであります。  もう一つは全体の認識です。内水氾濫への認識は、想定不足云々の話がありましたが、議会の中でもたくさん言われていて、これが不十分だというのは、余り組織としては適切ではないかなというふうに、想定不足については、これは許されないというふうに思うんです。
     残念ながら、ハザードマップを見てみると、こういうものがきちんと落とされているかというと、必ずしもそうではないんですよ。内水ハザードマップ、それから洪水ハザードマップともに、どこかのどれぐらいの雨かを想定してつくられていますから、どういうことが起きたときにはどうなりますよというような情報ではないわけです。何かのシミュレーションの結果、こうなりましたというふうに地図には書いてありますよね。  洪水ハザードマップについては、国や県の情報が十分ではないので、それぐらいの雨が降ったら氾濫するかもしれないところが、残念ながら青や赤で塗られていなく、真っ白になっているところが実際にはハザードマップがあるわけです。で、このハザードマップが安心材料になってしまった可能性もあるんじゃなかろうかと思うわけですよ。つまりは危険ですよという真っ赤っかにしない地が塗られているわけではないので、これを見たりやりとりをした人たちは、大丈夫なんじゃないかと安易に考えた可能性はあるんじゃなかろうかと、ここの検証がされれば、今後に生かす対応、つまりはどういうハザードマップをどういう意識でつくらなければいけないかにつなげられるんじゃなかろうかいうことです。こういう踏み込んだ検証は行われるべきだと思いますし、内部でやるのであればそういう踏み込み方もぜひしていただきたいなというふうに思うところであります。  他の地域との比較、これについてはいろいろなことがやられています。実際には職員はいろいろなところで現地は動いていましたので、そういうところで、やられていたところとやられていなかったところの濃度の差が出たんではなかろうかということであります。そうであれば、やられていたところではどういう経過でどういうことがやられていたのかということを今後の対応に生かすべきということが検証されるべきであろうというふうに思います。  そして、そういうことをお伺いする中で、私はあえて誰の責任、個々の責任を検証したのかということをお聞きをしました。これについては、誰の責任、個々の責任ということを中心には検証しなかったということです。  実際には、行政の仕事は、誰か個人の責任が問われる形では、これは通常も行われません。全ての仕事が市長の名前で決裁を経て、市長の名前で行われます。個別さまざま、職員の中や行政の仕事の中に不適切なものがあっても、責任としては職員個人の責任は踏み込んだ追及は余りされない構造になっています。それはどこかの人、誰かの人に責任ということでまとめられているからにほかならないわけですよ。それが例えば、市長はもちろんですけれども、副市長などの特別職、それから部長、課長は管理職という立場にありますので、そういった方々の責任ということでまとめられて一人一人の職員の責任は追及されないと、こういう構造に行政はなっているわけですよ。  だからといって、一個一個の、どこで誰がどういう仕事をしたのかについて、それが正しかったのか間違っていたのかの検証を行わなければ、事務が適切に行えるかということにかかわるので、その責任はせめて検証するべきではないかと私は考えます。そこに、そのときに責任者としていた人が適切な対応がとれたのかとれてなかったのか、で、これは外部ではやりにくいですので、せめて中でそういうような検証が行われるべきではないかという点、この点については指摘をしておきたいと思います。  結果として、そこに責任があったとしても、その責任を何らかの形でとりなさい、賠償しなさいということにはならないということですね。この責任をとるのが市長という形になると、行政はそういう形でつくられているわけですよ。ですので、任期がついて選挙で審判を受けるという構造になって、市長や我々議員は存在しているということであります。  市長にお聞きをしなければいけない点が何点かございますので、市長に二点お聞きをしておきたいと思います。  一点は、この検証の中で、実は市長が出てくる場面がありますよね、秘書室長との電話連絡やメールのやりとりが出ていますので、何もやらなかったわけではないというふうに私は思っています。特に、氾濫の警戒情報が出たときに秘書室長と電話やメールで連絡をしています。垂直避難、それからどういうふうに避難をするかについて言及をしたやりとりということで市長は連絡をしているようです。建物の二階に上がるような連絡、危険なときに外に出て避難をするのは云々というようなやりとりのようでありますけれども、どういう思いで市長はこのときの連絡、やりとりをしていたのか、どういうことに気にかけて、この二回、三回の連絡を市長はしたのかということについて少しお聞きをしておこうと思います。  二点目、市長にお聞きをしたいのは、今回、市長が指示をしてこういう形で検証結果の報告をされました。なるべく客観性を持って検証してほしいというようなことも市長の意向だったように思いますけれども、客観性が確保された報告書だと、これを見て、報告を聞いて、市長は認識したのかお伺いをいたします。  もう一点聞いておいたほうがいいでしょうか。さまざまな分野で不十分だという結果が検証結果として出されています。当日何をやった云々ではなくて、これは川越市がこの数年間、仕事をやってきてつくり上げた体制がこういう結果になったということが検証されたということです。市長がさまざまに配置をした職員、管理者、責任者方が事務を行った結果がこういうことになりました。  この結果を受けて市長が、この間、二期八年とプラス一年やられていますから、この間やられてきて、こういう職員、組織体制をつくり上げてきたわけですけれども、この結果を踏まえてどういうふうに感じておられるのか、職員や組織体制について十分に行ったりしてきたのか、あるいは、不十分だと言われていますから、市長自身どういうことが欠けていてこういうことになったというふうに報告を見て受けられているのか、この点についてお伺いをしておきたいと思います。  以上、三回目といたします。   (川合善明市長登壇) 40 ◯川合善明市長 御答弁申し上げます。  まず、一点目、秘書室長とのやりとり、あるいは危機管理監とのやりとり、垂直避難を指示しなさいというそういうようなことを申し上げたとき、どういう思いであったかという点でございます。  これは小畔川が氾濫のおそれがあるというそういう情報をもらったときに、避難指示を出そうかというそういう場面で、時間的には夜中の三時ぐらいであったかというふうに記憶しております。真っ暗な中で、今さら移動をするというのは危険であるというそういう判断で、避難指示を出すのであれば垂直避難を中心に避難しなさいというそういう指示を出してほしいというそういうやりとりを危機管理監といたしました。要するに、暗い中での移動は極めて危険であるというそういう判断でございます。  二点目、今回の検証会議の結果について客観性が確保されたかどうかという点でございますが、相当程度の客観性は確保された検証結果が出たものというふうに私自身としては受けとめております。  三点目、どういう思いでこれからこの組織をやっていくのかというそういう点でございますが、一般職員につきましても、また私自身につきましても、一番の問題点は、内水に対する危機意識がほとんどなかったというそういう点であろうかというふうに私自身も考えておりますし、検証会議の結果でもその辺が中心に強調されているかというふうに思います。  このような点につきましては、二度とこのような対応にならないような意識改革、あるいは体制づくりをしっかりとやっていくことにより、市民の皆様方の信頼を回復していきたいというふうに考えております。  以上です。   (柿田有一議員登壇) 41 ◯柿田有一議員 市長から御答弁をいただきました。  市長の答弁を聞いた感想も含めてですけれども、切迫したり、あるいは何か具体的に想定されたときには考えが至るような感じを受けました。つまりは夜中に避難指示どうなのかというようなやりとりが具体的にあったわけですよね。そうすると、それは市長は頭の中では想定されたんだと思います。夜中に暗い中、移動するのは危険だという認識はそこでは持たれて、そういうやりとりがされたということですね。そういう想定を早い段階で想定してやることが今回の災害に対しては欠けていたということですよね。想像力の問題です。これはなかなか意識ということだけでは簡単にはいきません。  市政の問題も言っておかなければいけませんけれども、住民の生命、財産を預かっている、それを何とかしなければならないという認識で日ごろ仕事に当たっているかということに尽きるんだと思うんです。なかなかこれを実感してやることというのは難しいんですよ。直接、住民の顔を思い浮かべてやるということはなかなか難しいことです。  これは今後の対策にかかっていますし、検証をやることは、今後の被害を抑えるだけではなくて、今、寺尾の人たちは実際に被害を受けて住宅の再建などで非常に苦労されている人たちがいるわけです。検証結果によって被災者支援のやり方が決まります。お金の出し方も決められると思いますし、それにかかわっていろいろな制度を使えるか使えないかも決まるわけですよ。  場合によっては国や県に、こういう根拠でこういうことだからお金が必要だから出しなさい、制度が不十分であれば、それを整えなさいということも言うこともできます。それに当たっては、住民の顔を思い浮かべられるかどうかということにかかるわけですよ。それが欠けているのだとすれば、それは致命的な欠陥ですので、今後対応していただきたいというふうに思います。  もう一点、客観性の問題について御答弁がありましたが、一定程度、客観性は確保されているという御答弁でした。ということであれば、客観的に見て、市長がつくったこの市政の体制が不十分であるということが客観的に指摘をされたということでありますので、この責任をどうとるかということが今後問題になっていくかというふうに思います。  最後に一点、これは市長ではなくて現場の法務監にお聞きをしておきますが、今後、さまざまな体制、それから内水の原因だとかいろいろなことを調べなければいけません。原因だとか、それから構造だとかそういうことを具体的に検証するプロセスが必要になってきて、それの準備もされているようですけれども、今回の検証に当たっていろいろなところで聞き取ったり、データがあったと思いますけれども、こういったものの管理、特に、何というのかしら、行政がいろいろな情報を出すときには、正しい、あるいは、こういう情報を出さなければいけないというふうに考えて、いろいろやりくりをして情報を出すことが多いんですが、そうではなくて、ある情報全て、きちんとあるものは保管をして、求められたらきちんと出せるようにするのかということです。  国会の中で大きな問題になっています。失くしました、紛失しました、捨てましたということが問題になっていますし、一番最初に言いましたけれども、加工したり隠蔽したりするというふうに市民から疑われてしまうわけですよ。失敗をしているわけですから。ですので、そういったさまざまなデータ情報をきちんと保管したり、求められたらきちんと出せるように準備をしなさいというようなそういうような視点での検証は行われたのか、あるいは、検証の中でそういうふうにアドバイスをして、今回の災害にかかわった各部署の情報がきちんと保管をされているのかどうか、この点についてお伺いをして、災害の対策にきちんと生かせるようにつなげていただきたいという思いを込めて、この点をお伺いをして私の質疑といたします。   (原田いづみ総務部法務監登壇) 42 ◯原田いづみ総務部法務監 御答弁申し上げます。  検証に用いた資料、記録、今回の災害対応に関して明らかになった資料、記録はきちんと保管されているのかという点についてでございます。  検証に当たりましては、各班、各所属より保管された記録を提出していただいております。また、検証する際に提出した資料では足りない点というのもございましたので、その場合には改めて資料の作成をしてもらっております。  これらの資料につきましては、内部検証会議の事務局で保管しており、今後の災害対応に役立てたいと考えております。  以上でございます。 43 ◯大泉一夫議長 暫時休憩いたします。    午後四時五分 休憩   ───────────────────────────────────    午後四時二十九分 再開 44 ◯大泉一夫議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  他に御質疑ありませんか。小林薫議員。   (小林 薫議員登壇) 45 ◯小林 薫議員 何点かお尋ねをしておきます。  まず、最初に、国交省のポンプ車の関係でありますが、報告書を見ると、ふじみ野市が要請したポンプ車を川越市側も排水できないか本部へ確認を依頼したと、そして、十四時に川越市側の排水をすると現場消防隊員から伝達されるということでありましたが、川越市が依頼したポンプ車、国交省に、それは来たのか来なかったのか、もし来たんだとすれば何時ごろ来たのか。依頼したのは十一時半ごろとなっていますけれども、何時ごろ来て、何台来たのか、それをお尋ねしておきます。  続きまして、先ほど法務監から、内水浸水検証準備会議の結果を見て、今後、被害が拡大したかどうかは判断するということで、今現時点では初動対応が不適切だったからといって被害が拡大したかは申し上げられないと、今は言えないというような答弁をいただきました。よろしいですね。  市長は過日の記者会見で、市の対応の不備で物理的な被害が拡大したという認識はないと言い切っていますが、何を証拠に持ってそういう発言をされたのか。法務監は、今現在では言えないと言っているにもかかわらず、市長は認識はないと言い切った。何を根拠にそのような発言をされたのかお聞きしておきます。  さらに、新聞報道の中で、これは読売新聞ですが、検証結果を同地区、いわゆる寺尾地区に説明することは現段階では考えていないと、また、現地で謝罪はしない意向を示しましたが、なぜ現地で謝罪しないのかお尋ねをします。  今回この内部検証結果報告書をいただいて、今、報告を受けたわけでありますが、改めて被害のすごさを知り、被害に遭われた方にお見舞いを申し上げる次第でございます。一刻も早く復興されることを願うわけでありますが、市民の方から、この二十二日ですか、この台風が接近上陸したこの日、これはふじみ野市長の選挙の告示日でありました。そのさなかにふじみ野市長は、自分の選挙どころかこの災害等の指揮をとったということで、立派だという声が挙がっております。  そのさなかに、市長は選挙事務所で万歳をし、自宅に帰ってテレビを見て仮眠をしていたということでありますが、市長はこのふじみ野市長の行動についてどのようにお考えでしょうか。立派だと思うのか、いや、市長としてはやり過ぎだと、市長はそこまでやる必要はないんだというお考えなのか、市長のお考えをお聞きしたい。  また、ふじみ野市長はこのような行動をとられましたが、市長は万歳をした後、自宅に帰って、テレビを見て仮眠をしたと、これはこの間の議会でも不適切なことではないという答弁をされましたが、今もそう思っているのか、不適切ではないと思っているのか、このふじみ野市長の言動も踏まえて市長のお考えをお聞きしたい。  今回この報告を受けまして、寺尾地区の浸水被害の情報伝達は適切になされてなかった、また、寺尾地区における内水氾濫に対する認識や体制は十分ではなかった、さらに市民に対する情報発信は適切ではなかったというような結果報告をいただきました。私は市長がこのような結果が出たのにもかかわらず、当日、万歳をして自宅でテレビを見て仮眠をとったというのは、私は問題があるのではないかと思いますが、市長のお考えをお聞きしておきたいと思います。  次に、台風第二十一号内水浸水検証準備会議の実施についてという報告を受けておりますが、第一回目が一月二十九日午後二時からということでありますが、今後どのぐらい開催して、いつごろ結果を出すのかお尋ねをします。  また、川越市防災体制検討本部の設置について報告を受けておりますが、これの結果もいつ出るのかお尋ねをしておきます。  もう一つ、先ほど法務監から答弁がありました。柿田議員の質疑に対して、誰を特定するというものではないんだということでありました。私もそう思います。誰が悪いとかじゃなくて、いや、誰が悪いと言ったって、招集責任はこの危機管理監で災害対応部長会議を設置されたわけですから、これを一職員に責任を持たせるというのは大変重い、重責過ぎる、市の職員には。だから誰が悪いというのを私は、やっぱり特定するものではないという思いがあります。  体制が悪かったんだということを私もそう思いますが、市長は本年の一月四日、仕事始め式でどのような発言をしたかというと、今回のこの台風第二十一号の被害について、何が原因で、何がまずくて、誰が悪かったのかをしっかりと確定したいと、つまり市長は犯人捜しをするんだという挨拶をされています。  市長、いつまでに誰が、この特定の人物をいつまでに誰と特定の人物を確定するのか、いつまでに、また、この人物が特定された場合、どのような処分をするのか、減給なのか解雇なのか、また、もし、先ほども申し上げたように、総括責任者は市長であるという判断をされた場合、あなた自身はどのような責任をとるのか、減給なのか辞職なのか含めてお尋ねをしておきます。  以上。   (大河内 徹危機管理監登壇) 46 ◯大河内 徹危機管理監 御答弁申し上げます。  国土交通省に本市で要請いたしましたポンプ車につきましては、現地到着は二十時四十分でございます。そのときはもう水位が低下しておりまして、また、ポンプを設置する場所がなかったもので、待機という状況になりました。  なお、十四時からの排水作業につきましては、御案内のとおり、ふじみ野市で要請したポンプ車に搭載されておりますポンプによりまして排水作業を行ったものでございます。  以上でございます。   (川合善明市長登壇) 47 ◯川合善明市長 御答弁申し上げます。  物理的な被害が拡大したという認識はないというのを何を根拠にそういうふうに言ったのかということでございますが、さまざまな条件、あるいは事実をもとに、そのように私が判断したものでございます。  次、現段階では謝罪しないと言う、なぜ謝罪しないのかという点でございます。  当初、現地入りをして現地の皆様方の集会でお話をさせていただきましたときに、市の初期対応のまずさ等については謝罪をいたしております。現時点では、それについて重ねて謝罪をする、そういうときではないというふうに考えております。  次、ふじみ野市の市長の行動をどう思うかという点でございます。  この点につきましては、早い時期に元福岡地区に避難準備情報を出せたというのは、大変すばらしい判断であるなというふうに感じております。  それから、二十二日夜の私自身の行動について不適切ではないというふうに前に答えたが、今でもそう思っているのかどうかという点でございますが、今でもそのように思っております。  次、災害に関する第三者を入れての準備会議並びに、今、条例に出しております検証の会議の結果をいつごろ出すのかという点でございますが、できる限り早く、少なくとも台風シーズンの前には結論を出していただきたいというふうに考えております。  それから、今回の内部検証会議の結果を受けて防災体制検討本部の会議というものを一つここで立ち上げたわけでございますが、これについてもできる限り早く、遅くも七月ぐらいには、どういうふうに改善していくのかをはっきり打ち出すというそういうスケジュール感で進めております。  次に、本年一月四日の仕事始め式で、誰が悪かったのか、そういうような発言、それを追及するというような発言をした記憶は全くございません。しっかりと原因について検証し、それに対して改善をしていくというようなことを申し上げたのでございまして、個々の犯人捜しをするとか、そういうようなことを申し上げた記憶は全くございません。  次、市長の責任はということでございますが、今回の初動対応の不十分さにつきましては、組織の長としての責任を痛感しておりまして、これを明確にすることがまず第一に必要なことであろうというふうに考えております。既にこの会議の冒頭で議案提出の中で読み上げられたように、今回、第三号議案として、給料を減額する条例を上程させていただく予定でございます。これについては御審議をいただきたいというふうに考えております。  以上です。   (小林 薫議員登壇) 48 ◯小林 薫議員 市長から今、答弁をいただきました。  市長が記者会見で、被害が拡大したという認識はないということについて述べられましたが、だって市長、法務監はこれから内水浸水検証準備会議の結果を踏まえて結論を出したいと言っているんですよ。市長はもう自分で確認しちゃったんですか。じゃ、要らないじゃない、こんな。だってもし結果が違っちゃったらどうするんですか、市長、今の発言、撤回できませんよ、どういう結果が出るか知らないけど。検証会議の結果、もっと初動対応が早ければ、もっと被害が少なくて済んだという結果が出たらどうするんですか。あなたの言っていることは違うじゃない。どうやって責任をとるんですか。責任問題だよ、これは。  少なくとも管理職と市長が同じ答弁をしてくれないと。そんなのがどこにありますか。違うじゃない。片方は今後の結果を待ちたいと、片方は自分でもってそんなことはないと言い切っちゃって。じゃ、要らないじゃない。あなたが全部やればいいじゃない、職員に任せないで。そうでしょう。そんなのがどこにありますか。  また、仕事始めでそんなことを言った覚えがないって、証拠に文書があるんですよ、ここに、年頭の訓示というのが。持っているんでしょう、あなた。読んでくださいよ、言っているじゃない。誰が悪かったのかも含め、しっかりと確定したいって言ってるんじゃないですか。ここにあるんですよ。  聞いてないからといって、言ってないと言って、そんな茶を濁すようなことを言わないでくださいよ。ちゃんと年頭の訓示というのがあるんですよ、ここに。言ってないじゃない、書いてあるじゃない。誰が悪かったのかを含め、ちゃんと確定したいって。もう一度答えてください。いつまでに犯人捜しをするのか、見つかった場合はどういう処分をするのか、それだけお答えください。   (川合善明市長登壇) 49 ◯川合善明市長 一月四日の年頭の挨拶につきましては、私はその議事録といいますか会議録を全く読んでおりません。先ほどは記憶による答弁でございます。  もし書いてあるとすれば、申し上げたと、小林議員さんがおっしゃっているようなことを申し上げたということになろうかと思います。  誰が悪かった、何が悪かったという点につきましては、現時点でほぼ私としてはわかっているつもりでございます。そして、私自身がまずかった点については、先ほど申し上げましたように、この議会に給料の減額条例案を出させていただくという形で責任をとらせていただこうというふうに考えているところでございます。  以上です。   (小林 薫議員登壇) 50 ◯小林 薫議員 今、市長から、誰が悪かったというのが大体わかっているつもりだということでありますので、私、一般質問で市長の政治姿勢について通告しますので、ぜひその場でもって答えていただきたい。誰が悪かったのか、わかっているつもりであるならば、まだ一般質問まで一週間ありますから、ぜひその場でもって特定の人間をここで公表していただきたいということだけ申し上げておきます。  以上。 51 ◯大泉一夫議長 他に御質疑ありませんか。-これをもって質疑を終結いたします。  以上で市政報告についてを終わります。   ─────────────────────────────────── △再会日時決定 52 ◯大泉一夫議長 お諮りいたします。本日はこれにて散会し、明二十二日午前十時開会することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者がいる) 53 ◯大泉一夫議長 御異議なしと認めます。よって、明二十二日午前十時より開会いたします。   ─────────────────────────────────── △散  会 54 ◯大泉一夫議長 本日はこれにて散会いたします。
       午後四時四十九分 散会   ─────────────────────────────────── 55 △会議の結果  日程第 一         議案提出書の公表について                 議案提出書を公表した。  日程第 二         地方自治法第百二十一条第一項の規定による出席者                の報告について                 出席者の一覧表を配布した。  日程第 三         会議録署名議員指名について                 議長指名のとおり決定した。  日程第 四         監査結果の報告について                 監査結果の提出について報告した。  日程第 五         市政報告について                 市政報告の説明を受けた。 Copyright © Kawagoe City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...