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  1. 川越市議会 2017-12-14
    平成29年 文化教育常任委員会 会期中(第1日・12月14日)本文


    取得元: 川越市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-23
    最初ヒットへ(全 0 ヒット) 1 △案件  議案第 九二号 権利放棄について  議案第 九三号 平成二十九年度川越一般会計補正予算(第六号)の所管部分  ─────────────────────────────────── △会場 市役所 第三委員会室  ─────────────────────────────────── △出席委員    委 員 長  小ノ澤 哲 也 議員  副委員長  今 野 英 子 議員    委  員  岸   啓 祐 議員  委  員  長 田 雅 基 議員    委  員  伊 藤 正 子 議員  委  員  荻 窪 利 充 議員    委  員  江 田   肇 議員  委  員  片 野 広 隆 議員    委  員  矢 部   節 議員  ─────────────────────────────────── △市議会議長    議  長  大 泉 一 夫 議員  ─────────────────────────────────── △説明のための出席者                        教育長 新 保 正 俊                   教育長職務代理者 梶 川 牧 子                       教育委員 長谷川   均
                          〃    長 井 良 憲                       〃    黒 田 弘 美             【教育総務部】                         部長 中 沢 雅 生                副部長文化財保護課長 下     薫                  参事中央公民館長 上 野   正                    参事博物館長 田 中   信                     教育総務課長 長 谷 正 昭                     教育財務課長 桜 井 一 男                   教育財務課参事 安 藤 初 代                   地域教育支援課長 福 井 康 司                     中央図書館長 内 田 修 弘             【学校教育部】                         部長 福 島 正 美                 副部長教育指導課長 中 野 浩 義                  参事学校管理課長 内 野 博 紀                参事教育センター所長 中 村 健 二                   学校管理課参事 生 駒 義 郎                   〃        池 田   靖                     学校給食課長 岸 野 泰 之                市立川越高等学校事務長 松 本 陽 介                  教育センター参事 飯 島 正 康             【文化スポーツ部】                         部長 庭 山 芳 樹               副部長文化芸術振興課長 久津間 則 子                   スポーツ振興課長 石 川 辰 生                   国際文化交流課長 中 里 良 明                       美術館長 岡 部 秀 子  ─────────────────────────────────── △事務局職員                     議事課課長 黒 澤 博 行                      議事課主任 中 村 悟 史  ─────────────────────────────────── ○開  会  午前九時五十七分      (休  憩)      (再  開)      (休  憩) ○再開後、会議を休憩し、視察を要する箇所の現地視察を実施した。      (再  開) ○議  題  議案第九二号 権利放棄について ○提案理由説明学校給食課長) ○質  疑 2 伊藤正子委員 御説明ありがとうございました。  学校給食費無償化というのがよく話題に上がっているかと思うんですが、学校給食特別活動として国が定める学習指導要領にも載っているということなので、食育の一環としてやるのであれば無償化を進めていってもいいのかなと思うのですが、そのあたりも含めて最近の国、県の動向ですとか川越市の考え方とか何かありますか。 3 学校給食課長 学校給食費無償化につきましては、市長から、過去に議会の答弁がございましたが、国や県との連携のもとに実現していきたい旨の方向性というか、お話があったかと思います。我々といたしましては現在調査をかけている段階で、他市の動向、その辺につきましては把握しているといった状況です。また、給食関係附属機関でございます学校給食センター運営委員会というのがございますが、こちらの中でも八月に一度開催した中で、この給食費無償化に関する御意見等を伺っているといったような状況がございます。  また、近隣では坂戸市が完全無償化ではございませんが第三子に関する無償化というものをやっております。これにつきまして、学校給食課給食費担当職員等が年明け二月ごろに一度話を伺いにいこうということで、今計画をしているところです。 4 伊藤正子委員 今、市長答弁もあったように、国、県と連携してと市では考えているということだったんですが、国、県のほうで何かいい動きというのはありますか。 5 学校給食課長 特別目立った動きというのはございません。ただ、給食関係埼玉県庁ですと教育局保健体育課というところが所管しているところなんですが、こちらのほうから無償化に関する定期的な調査といいますか、そういったものはございます。その辺でその結果をフィードバックされて私たちの独自の調査のほかに県のほうからも近隣都市でどのような無償化についての取り組み状況になっているかというようなことは、情報としていただけるといった状況です。 6 伊藤正子委員 今回は権利放棄ということなんですが、ここに至るまでは学校の先生であったりとか担当課の方が大変な思いをされたのではないかなと思いまして、無償化であればそういう作業が省けるのかなと思って聞かせていただきました。 7 長田雅基委員 今回学校給食給食費遅延損害金ということで、生徒、児童、書いてはいないですが、個人情報もあるので余り細かくは聞けないことですが、在学中にいろいろなやりとりがあったのかなと思います。まずは給食費滞納期間というのはどういったものになりますでしょうか。 8 学校給食課長 給食費滞納期間ですが、対象となるお子様が中学校一年生、中学校二年生、中学校三年生のときの給食費滞納です。年度で申しますと平成二十年度、二十一年度、二十二年度です。 9 長田雅基委員 中学生の際の滞納ということで、ちなみになんですが、中学三年間全額で給食費は幾らになるんでしょうか。 10 学校給食課長 この間、改定された時期とかもございましたが、中学校三年間で全体といたしましては十九万三千三百一円です。 11 長田雅基委員 そうなりますと、大体半額ちょっと多いくらい払えてなかったのかなと思います。滞納されていた際、在籍中、保護者ですとか生徒さんと何かやりとりというのはあったのでしょうか。 12 学校給食課長 まず、滞納者に対する取り組みというところなのですが、滞納が発生した月ごと給食費に関しては何年度月分という形で月ごとに発生しますが、納期限を過ぎても納めていないという状況ですと、給食費の場合二週間後ぐらいに督促状をまず送付しております。これが今回滞納ということで二十三回ほどありますので、そのほかにも納期限が過ぎてから納付があったというものがございましたので、それ以上の回数の督促状の送付というものがございました。その後は督促状を出してもまだ納付がないといった方々に関しましては、催告書という形でまた文書による催告を行っております。この文書催告につきましては十回行ってございます。  それでもなお納付がないといった状況ですと、御自宅に伺ったりですとかそういったことをしているわけなんですが、臨宅と呼ばせてもらっていますが、これについては六回実施しております。不在のときもあったわけなんですが、相手の方と接触できたのは二回ございました。本人と会えたので納付相談という形で話をしたんですが、その際には無職であって収入がないと。それで納付が困難であるといった申し出がございました。その際には就学援助等案内等もしているわけなんですが、またあわせて分割の納付ですとか、そういった方法等お話はしたところなんですが、そこまで至らなかったといった状況でした。 13 長田雅基委員 経過について、今いろいろと御答弁をいただきました。私の認識だと就学援助ですとか生活保護という制度によって給食費というのは免除をされるのかなと思っているんですが、このあたりやりとりは、会話はできたと思うのですが、至らなかった経緯というのはどういったものがあるんでしょうか。 14 学校給食課長 実際に、この対象となる子供さんなんですが、小学校六年生のときから実際川越学校におりました。小学校六年生の六月から、年度で言うと平成十九年度なんですが、こちら六月からその年度いっぱい、三月までは実際就学援助を受けておりました。また、この対象となる子供さんは平成二十三年三月で中学校卒業したわけなんですが、その後すぐに恐らく外国へ転出という形になっているんですが、帰国されたと推測しております。その後、今回の滞納者である父親なんですが、こちらの方はまだその後も、一緒に外国へというわけではなく残って川越におりまして、生活保護平成二十三年十月から受けていたといった確認はとれております。 15 長田雅基委員 在籍中の給食費滞納というのは、卒業後に生活保護ですとかっていうことを受けたときに、滞納額遅延損害金というのは消えないものなのですか。 16 学校給食課長 当時というか、就学援助ですとか生活保護の受けていた期間に関しては免除といいますか、そちらのほうから支払われるという状況ですので、それ以外につきましてはやっぱりかかってきてしまうといった状況です。 17 長田雅基委員 少し概要を見ますと日本の方ではないのかなと思われるのですが、日本語でのコミュニケーションに関しては、やりとりですとか現場やりとりなんかっていうのは支障はなかったんでしょうか。 18 学校給食課長 当時の経過記録確認いたしますと、最初滞納が始まったころ、平成二十一年二月ごろ一度臨宅をしておりますが、その際には子供面談ができて、本人、親のほうとは面談はできなかったんですが、親のほうは日本語が余りできないといったことを話したという記録はございました。 19 長田雅基委員 ちょっと私もこの概要を見ますと、外国の方ということもあって若干日本語でのやりとりがうまくいかなかったところもあったのかなというのを推測させてもらったので、今質問をさせていただきました。そういったときに、やりとり、直接されていた職員というのは、学校現場の方なのか、それとも教育委員会だったり職員だったりしたのか、そのあたりをお聞きさせていただきます。 20 学校給食課長 川越市の場合は、教育委員会学校給食課職員給食費回収等の業務に当たっております。 21 長田雅基委員 生徒のほうなんですが、学校生活日本語ができたのかできなかったのかわからないんですが、学校生活のほうで不都合などはあったんでしょうか。 22 学校教育部部長教育指導課長 該当の当時の担当職員の方からお話を伺いましたところ、中学校入学当初は若干日本語会話に課題があるということは見られたそうですが、その後は合唱祭実行委員ですとかを行うなど明るく元気よく活動をしていたと伺っております。 23 長田雅基委員 当初は日本語がうまく話せなかったが、係の委員ですとかやっていたということで、学校にもなじめたということで、現場の方たち、先生方が手厚くサポートしてもらっていたのかなというのを感じます。  外国日本語がまだ十分に話せない子供たちへのサポートについて、現状をお聞きさせていただきます。 24 学校教育部参事学校管理課長 日本語指導ボランティアをこちらで見つけておりまして、学校からの求めに応じて派遣をするようにしております。 25 長田雅基委員 在籍中の滞納されていた際、もしくは在籍中にスクールボランチですとか、当時ないかもしれないですが、スクールソーシャルワーカー、またさわやか相談室というのは機能されていたんでしょうか。 26 学校教育部参事教育センター所長 スクールボランチにつきましては、中学校に配置した記録はございますが、当時生徒とかかわったかという記録につきましては保存期間が経過しておりますので確認ができませんでした。また、スクールソーシャルワーカーにつきましては一昨年度からの配置ですので、これにつきましては配置していない状況です。さわやか相談員につきましては、相談記録保存期間をこれも経過しておりますので、こちらにつきましても確認することはできませんでした。 27 長田雅基委員 今回滞納ということで、生徒に関しては現場でかなり手厚く対応ができていたのかなというのを感じますが、全体の給食費滞納状況をお聞きさせてもらいたいんですが、現在、ほかの方での滞納者数金額在籍中もしくは卒業してしまった、金額をお聞きさせていただきます。 28 学校給食課長 滞納状況です。平成二十八年度決算ベースでお答えさせていただきます。滞納額全体につきましては、千五百五十七万六千八十八円です。この千五百万における滞納者数は四百三人です。この内訳ですが、在校者、お子さんでまだ在校生がいる滞納者は二百九十七人で、金額につきましては千百五十万四千七百二円です。既に子供卒業している滞納者につきましては百六人。金額にいたしまして四百七万千三百八十六円でございます。 29 長田雅基委員 全体の滞納の方と金額をお聞きしましたが、在籍されている方のほうがかなり多い金額と人数になっておりますが、このあたりの差というのは、今回の放棄案件に関しては卒業後の方だと思いますが、この内訳の差というのはどう考えたらよろしいでしょうか。 30 学校給食課長 今申し上げました平成二十八年度の話で言いますと、平成二十八年度分のいわゆる現年度分ということでの滞納する額、こちらが六百八十万円ほどございます。それ以外、二十七年度よりも前の過年度分といいますか、滞納繰越分と言っておりますが、こちらについては八百七十万円ほどございます。経年で見ますと、決算ベースで見ますと徐々に例年減ってきている状況ではあるのですが、やはりどうしても直近の年度の分については引き落としができなかったですとか、支払いをちょっと忘れてしまったですとか、そういった支払い漏れもございまして、これが一年たちますと大分減ってくるといった状況が例年の傾向としては見られるといった状況です。 31 長田雅基委員 今、滞納理由支払い忘れてしまったですとか、そういった理由が多いということでお聞きしました。お金がなくて払えないのであれば就学援助ですとかという方向につなげるかと思うのですが、現状滞納されている方の経済状況というか、そういったものはいかがでしょうか。 32 学校給食課長 滞納者方々の例えば所得の状況ですとか、そういったものについては申しわけございませんがちょっと把握はできておりません。ただ、やはり学校給食費滞納する理由というところで、先ほど申し上げたのは現年度のものなんですが、全体として見ますと支払いはできる状況にあるが支払いをしない。例えば水道であれば水道がとめられてしまうですとかそういった状況で困ってしまうという状況があるので、払わないとどうしても生活がといった状況があるんですが、給食の場合はなかなか給食をとめてしまうというところまではできない状況がございまして、どうしても、これは毎年県の調査の結果とかでもそうなんですが、やはり保護者の方の規範意識といいますか、そういった学校給食費に対する支払い認識、その辺が大きな理由になっていると考えております。 33 長田雅基委員 年間でというか、先ほどお聞きした金額では千百五十万円ほどと、全体で今あるということなんですが、このあたり給食のメニューですとか品なんかにどの程度影響があるものなんでしょうか。 34 学校給食課長 川越市の学校給食に関しましては、公会計ということで歳入で保護者の方からいただく給食費を計上している。そして歳出のほうで賄材料費ということで食材の費用を計上しているという形をとっております。それぞれ独立しておりますので、仮に支払いがないということでなったとしても、歳出のほうに関しては影響はないといってはおかしいですが、特定財源なので影響がないといってはおかしいんですが、支払いができなくなって、例えば年度末になると少し給食費を控えようかとか、これだけ滞納が多いから少しおかずを一品減らそうかとか、そういった話にはならない状況です。 35 長田雅基委員 若干安心しました。先ほど、伊藤委員からも給食費無償化の話がありましたが、やはり子供たち学校現場で差がないような、公平なしっかりとした教育を受けてもらうためにも給食費無償化というのも推進していきたいなという考えは、私自身はあるんですが、最後に一点だけ、この滞納者遅延損害金ですとか権利放棄についてということで、今回議案だったんですが、今後の方針としてはどういったものが考えられるでしょうか。 36 学校給食課長 滞納への取り組みの考え方ですが、まずは滞納が発生しないように、できるだけ現年分に対する取り組みを充実させること、これが重要だと考えております。そして次に、滞納が発生してしまった場合は、できるだけこれを回収できるように、滞納者との接触を定期的に、今回のように所在不明ですとかそういったことに陥らないように、できるだけ定期的に接触を持つということなどを行って、可能な限り回収に努めていきたいというところがまず重要であると考えております。ただ、それでもなお明らかに徴収が不能だということが判断できたもの、こういったものについては今回のような形で債権の放棄ということを行って、債権管理のほうの適正化を図っていかなくてはいけないと考えております。      (休  憩)      (再  開) 37 片野広隆委員 全体で四百三件で千五百万円以上の滞納があるという話があったんですが、最大と最小、一番ためられている方と少ない方をまずお伺いします。 38 学校給食課長 滞納額の一番多い方ですが、平成二十八年度決算ベースで申し上げさせていただきますと、一番多い方は滞納額が五十四万五百四十二円です。滞納している年では平成二十四年度から二十八年度といった状況です。  一番少ないのは、ちょっと恐らく一月分ですとかそういった形にはなるかと思います。すいません。 39 片野広隆委員 あわせて、今回放棄をする理由の中で、消滅時効期間が経過しという話があるんですが、この方以外に消滅時効期間が経過している人数なり件数、金額がわかれば教えてください。 40 学校給食課長 滞納四百三人おりますが、時効が一部でも経過している滞納者はそのうち八十八人です。 41 片野広隆委員 金額は。 42 学校給食課長 失礼しました。八十八人で、金額につきましては三百三十七万七千八百六十六円です。 43 片野広隆委員 八十八件、三百三十七万七千八百六十六円の中で、所在及び財産が不明な方、いわゆる今回対象となった方と同じような条件に該当する方というのは何件でどれぐらいの金額になるのでしょうか。 44 学校給食課長 今回の件と同様に、所在及び財産が不明というふうに思われる該当者につきましては八名ございます。 45 片野広隆委員 金額。 46 学校給食課長 失礼しました。今回のケースと同様な外国滞納者で所在不明者ですと、滞納者数は、ごめんなさい、先ほど八名と申し上げましたが七名でした。大変失礼いたしました。金額につきましては、二十八万二千七百八十二円です。 47 片野広隆委員 同条件って、国籍が日本か日本じゃないかっていうところではなくて、今回放棄理由のところで同条件の方となると八名でいいんですか。 48 学校給食課長 失礼いたしました。所在不明につきましては若干多くなりまして、滞納者数としては九名です。金額につきましては三十四万千四百八十二円です。 49 片野広隆委員 わかりました。所在不明に限ればというと九名。では先に答えていただいた今回と同じ同条件の方が七名いらっしゃると。二十八万二千何がしの滞納金額があるということですよね。であれば、なぜ今回同様に議案として出されなかったんでしょうか。この方になったんでしょうか。 50 学校給食課長 今申し上げましたこれらの方々は、確かに徴収不能に陥っているという状況には想定されると思われました。住民登録等を確認したところなんですが、今回議案として上げさせていただいております該当者につきましては、外国へ転出してしまっているという法務省からの通知により職権消除という形で住民登録上抹消されているという状況でした。  それらの今申し上げたそれ以外の方々につきましては、住民票がそのままで郵便等が返ってきてしまって不明ですとかそういった状況、それから滞納者本人の所在がちょっとつかめないが、子供の所在は明らかになっているですとか、恐らくなんですが、いろいろ家庭の状況があって連絡を親子がとらないというか、難しい状況なのかなと思われるような方ですとか、そういった状況がございました。そういった状況ですので、もう少し詳細な確認をした上で判断したいという形で見送ったという状況です。
    51 片野広隆委員 もう少し詳細な判断をしたいというお話は、理解はさせていただくんですが、一方で、もう市民向けの意見募集で債権放棄を一定金額以下の債権については市長判断で放棄できるという条例を市民に意見公募し始めていますよね。それが条例として可決されるかどうかは先の話ですが、皆さんが検討している間に二十八万何がしぐらいの金額であれば市長判断で放棄ができる状況になりうるんです。年末でもうパブコメをとり始めていますから。我々がこういう議案を一定金額で線引きはされるんでしょうが、審議することすらなくなってしまう可能性もある中で、余り時間をかけて、これまでこういう議案が出されていないわけですよね。よくお考えになっていただいて、本来議案として出さなければいけない案件ですので、同条件の方がいらっしゃるのであれば、きちんと精査していただきたいと申し上げておきます。 52 伊藤正子委員 滞納されている方がかなりの人数いるようなんですが、その中で収入はあるという認定なんでしょうが、生活困窮といいますか払えない経済事情がある人とか、例えばそれ以外にもDVで逃げてきている母子の場合などだと生活援助とかそういうものを申請しない人というのはかなりいると聞いているんですが、そういった困難事例みたいな、お宅のほうに臨宅したときとかに、そういう事例にぶつかるってことはないんでしょうか。 53 学校給食課長 生活困窮者ということで、所得の低所得の方に関しては生活保護ですとか就学援助の手続をとっていただくと学校給食費のほうがそちらのほうから支給されるという状況ではございますが、保護者の方にとっては、例えば就学援助についても年度年度で手続が必要ということで手続を怠ってしまうと。所得の状況はそれほど変わらないし、手続をとれば就学援助を受けられるという状況にはありそうなんだけれども、実際の手続はとらずにいらっしゃるといった方も中にはいらっしゃいます。また、先ほどもお話をいただいたような家庭の状況が複雑な状況だという方、めったにはないんですが、お話をいただくケースがございます。 54 伊藤正子委員 今おっしゃっていただいたようなケースの場合、どのように対応されているんでしょうか。ほかの課の相談部門とかそういう救済できるようなセクションのほうにつないだりとかはしているんでしょうか。 55 学校給食課長 相談自体が私どもの給食費関係だけでということで、当事者の方からいただくというケースはほぼないです。情報としてというか、当然学校さんのほうがより多くの情報等を持っているケースが多いですので、私たちのほうで必要があれば当然やらせていただきますが、それまで対応させていただいたということは今のところ、事例としてはないです。 56 伊藤正子委員 では、もし必要があればつなぐこともできるという理解でよろしいでしょうか。 57 学校給食課長 必要に応じて対応したいと思っております。      (質疑終結) ○討  論  な  し ○採  決  簡易採決 原案可決  ─────────────────────────────────── ○議  題  議案第九三号 平成二十九年度川越一般会計補正予算(第六号)の所管部分提案理由説明教育財務課長) ○質  疑 58 長田雅基委員 本会議でも何点かお聞きさせていただいたんですが、さらに細かく聞かせていただければなと思います。  まず、本会議では来年度小学校のほうのエアコンも整備されるというところから、夏休みにやられるのではないかなというのを感じていたんですが、今回の中学校のエアコン整備の工事期間をお聞きいたします。 59 教育財務課長 中学校につきましては、小学校の工期が大体例年どおりなんですが、九月までの工期、実際には現場の主な工期というのは夏休みになりますので、中学校はその後を想定しております。 60 長田雅基委員 その後となりますと、長期休みはあとは冬休みしかないかなと思われるんですが、大体いつごろになりますでしょうか。 61 教育財務課長 小学校の工事に引き続きましてというような期間で想定しておりますので、おおむね十月からというところで今調整させていただいております。 62 長田雅基委員 そうなりますと、学校長期休業期間ではないということで、生徒ですとか学校運営のほうの影響をお聞きさせていただきます。 63 教育財務課長 学校の授業中といいますか学校運営期間中の工事になってきます。ただ、基本的には土日を中心に工事を進めさせていただこうと考えておりますので、できるだけ学校の運営に影響が出ないようには対応してまいりたいと思いますが、若干学校のほうと調整しながら工事を進めていく場面も想定されます。 64 長田雅基委員 土日中心の工事ということですが、平日の授業のある日は全くやらないのか、それとも今のところのお考えをお聞きさせていただきます。 65 教育財務課長 外部の工事につきましては授業のある日も可能かとは思いますが、やはり音の出る工事ですとかそういうものは差し控える必要があるかなと考えております。また屋内、特に普通教室の整備が今回中心になりますので、そういったものにつきましては土日にやらざるを得ないと考えております。 66 長田雅基委員 外部に関しては平日でもありえるということですか。内部の工事なんですが、大体何日間ぐらいで終わるものなんでしょうか。 67 教育財務課長 土日、それから祝祭日等を使ってのものですので、かなり長期にわたるものということで、工期につきましては三月ぎりぎりと考えておりますので、足らない部分につきましては学校のほうと調整しながら、一部平日も、場合によってはということは想定されるかなと考えております。 68 長田雅基委員 そうなりますと、完成の時期は年度末ということでしょうか。 69 教育財務課長 現在調整中ですが、三月まで工期ぎりぎりまで想定されているということです。 70 長田雅基委員 今回、本会議では全中学校の整備になるということでお聞きをさせてもらったんですが、全中学校同時に工事をされるんでしょうか。 71 教育財務課長 二十二校同時に工事を発注したいと考えております。 72 長田雅基委員 本日午前中に寺尾中学校視察をさせていただきまして、どうもありがとうございました。寺尾中学校のほうも台風関連の整備工事もあるのかなと思うんですが、寺尾中学校に関しては空調設備の工事との兼ね合いはどうなりますでしょうか。 73 教育財務課長 まず、工事期間ですが、寺尾中学校の今回の災害復旧工事につきましては、最大でも夏休み期間中に終わるようなことを想定しておりますので、先ほど言いましたように中学校のエアコン工事につきましては二学期からの工事になりますので、そこは重複しないものと考えております。 74 長田雅基委員 当初予定されていた中学校の整備が小学校が終わった年の次の年以降ということで計画がされていたかなと思いますが、小学校のほうは順次整備されておりますが、小学校のほうの空調設備の現在の声をお聞きさせていただきたいなと思います。 75 教育財務課長 以前にもお話しさせていただいた部分もございますが、学校からの声といたしましては快適な室温になりますので、児童が集中して授業に取り組むことができるようになったですとか、暑い日でも体育の授業や外遊びで教室に戻りますと涼しいことがわかっておりますので、そういう外の活動にも積極的に取り組むようになったというような声もお聞きしております。また、運動会等で保護者や地域の方をお招きした際にも、エアコンを設置した教室で会合をすることができますので、そこで幼児や高齢者の体調管理が行えたというような報告も聞いております。 76 長田雅基委員 空調設備に関してなんですが、基本的なところで空調設備の耐用年数というのは決まっているんでしょうか。 77 教育財務課長 基本的には減価償却期間のほうで十三年という数字がございます。ただ、エアコンの導入に際しましてはメーカーのお話だとかを伺っている限り、おおむね二十年前後もつ事例もあるということで聞いております。 78 長田雅基委員 今回、小中学校に関しては普通教室のみということかなと思われるんですが、特別教室ですとか、さらに言うと体育館などもかなり夏の暑さもあるかなと思われるんですが、そのあたりの考えは今のところいかがでしょうか。 79 教育財務課長 特別教室につきましては、原則的に静かな環境が求められる図書室、それから逆に音の発生する音楽室につきましては整備していく方向で考えております。また、体育館のほうにつきましては現在のところ特に計画はございません。 80 長田雅基委員 エアコン、空調設備なんですが、今回国のほうの補助金、本会議のほうでも聞かせていただいているんですが、補助金が不採択になっているケースが多いかと思われます。また、教員も減らされているですとか、国のほうの教育費自体が減っているようなところも見受けられるんですが、このあたりの考えについてはいかがでしょうか。 81 教育財務課長 学校施設の補助金につきましては、本会議で部長のほうも答弁させていただいたところですが、市としても中核市教育長会ですとか埼玉県公立学校施設整備期成同盟会、こちらのほうを通しまして、引き続き国のほうに補助金について働きかけていくということを考えております。 82 伊藤正子委員 先ほど、小学校の声というのは長田委員のほうから質問があってお答えいただいたんですが、今エアコンをまだ設置していない中学校のほうでの生徒の健康状況、熱中症とか熱さが影響して困るような、そういう事態というのはどういうのがあるのでしょうか。 83 教育財務課長 中学校はこれからですので、まだそこまでの声はなかなか聞いておりません。 84 伊藤正子委員 いや、今ついていなくてぐあいが悪いとかそういう困ったことは発生していないですかと聞いたんですが。 85 教育財務課長 教室のほうでは特に発生しているという報告は伺っておりません。 86 伊藤正子委員 小学校に設置される前に一般質問等で保健室利用がかなり多くてという質問だったりとか、そういうのが多々あったかと思うんですが、中学校のほうではそういう心配はないというか、今のところ大丈夫という理解でよろしいんでしょうか。 87 教育財務課長 体育ですとか部活動で活動するような場合ですと、そういうことも実際起きているかと思いますが、特に教室のほうということでは伺っておりません。 88 荻窪利充委員 普通教室の空調設備に関して何点か御質問をさせていただきます。  先ほど、長田委員からも耐用年数十三年から二十年近く使用しているところもあるということなんですが、基本的にこの空調設備なんですが、製品保証というものに関しては、一般的にどのくらいあるのか。それと、十三年から二十年ということで耐用年数があるということなんですが、その間のメンテナンスというのはどのくらいで想定されているのかお伺いしたいと思います。 89 教育財務課長 メーカー保証につきましては、そのコンプレッサーですとかコントロール部分ですとか、場所によって異なるものかなと考えております。主要部分につきましては、長目の二年とか三年とかということになるかと思います。それから使用期間中のメンテナンスにつきましては、毎年保守管理の委託業務に出す予定です。 90 荻窪利充委員 おおむね他市の先行事例とかを見ても、大体同じような形で想定をされているとして理解するので構わないんでしょうか。メンテナンス費用。 91 教育財務課長 他市の状況までは確認はさせていただいていないんですが、台数も多いですし専門的な技術も必要になってきますので、基本的には高度な機械ですので、専門業者のほうに委託するような形になります。 92 荻窪利充委員 わかりました。  きょう午前中に寺尾中学校のほうも視察させていただきました。ありがとうございました。  今回有事が起きたわけなんですが、これまで小学校の普通教室のほうにも設置は進められてきているかと思います。その中で、つけたばかりなのに今回の台風の被害に遭われたような、故障したりですとか、そういったところというのは実際にはあったのか教えていただければと思います。 93 教育財務課長 今回の台風によるエアコンに関しての被害というのは報告はございません。 94 荻窪利充委員 そこでお伺いしたいんですが、もしそういった有事のときに、室外機も外に設置だとかしているわけですから、被害に遭われることも多いかと思うんですが、これは空調設備に関しては、これ一般住宅ですと、我々の住宅ですと保険頼みで、そういった自然災害のときは賄うんですが、公共施設の場合の保険というのはこういったものに関しても、空調設備に関してもおりるようなものに加入されているのか、ちょっとその辺のことを教えてもらいたいんですが。 95 教育財務課長 今おっしゃった損害保険の関係になりますが、学校施設でも全国市有物件災害共済会の共済に加入しているところです。基本的に保障対象につきましては建物等、今おっしゃったエアコン等据えつけの機械装置につきましては保険の対象になるものです。 96 荻窪利充委員 わかりました。      (休  憩)      (再  開) 97 片野広隆委員 引き続いて伺わせていただきたいんですが、実際、中学校二十二校つけて市内五十四小中学校ですか、エアコンの運用が始まるときに、何度になったらエアコンをつけるという基準みたいなものっていうのはあるんでしょうか。 98 教育財務課長 きょうはちょっと手元に御用意していないんですが、マニュアルを作成しまして標準の設定温度ですとかこの程度ではお使いくださいというような御案内はさせていただいているところです。      (休  憩)      (再  開) 99 教育財務課長 使用開始の目安の温度につきましては特に取り決めはございませんが、使用する設定温度につきましては夏場は二十八度、冬は十九度ということで標準を示させていただいています。ただ、教室によってですとか、いろいろ条件が異なる場合もございますので、実際の運用につきましては学校その部屋ごとにお任せしているところです。 100 片野広隆委員 今回、これを聞かせていただいたのが、小学校につけていただいて運用が始まっているんですが、クラスですとか先生によって同じ日でもつけてくれるクラスとつけてくれないクラスが出ているという話なんです。男性の先生か女性の先生かとか、いろんな条件もあるでしょうが、使用開始の室温が目安も何もないとなってしまうと、これからつける学校がふえるとそういうことも出てくる可能性があるのかなという心配というか懸念されることの一つかなと思って聞かせていただきました。  あわせて、先ほど長田委員さん、荻窪委員さんからもお話がありましたが、五十四校にエアコンを導入して、導入する費用も確かに大事なんですが、むしろその後ランニングコスト、メンテナンスも含めてのほうが大事な部分になってくるのかなと。固定費でかかってくるでしょうから、そこら辺で概算でも保守点検の費用というのは算出されていないんでしょうか。 101 教育財務課長 それぞれ基礎調査の段階で、ある程度の熱源による経済性につきましては調査しているところですが、ここでそれぞれの設計に際しまして決めたところですので、まだそこまでの計算結果が上がっていなかったかと思っております。      (休  憩)      (再  開) 102 教育財務課長 ランニングコストにつきましては、熱源によって大きく異なる部分がございますが、計画段階では中学校につきましては年度ごとに二千三百万円程度かかるのではないかと想定して計画を進めております。 103 片野広隆委員 では、小学校三十二校のほうも教えていただけますか。 104 教育財務課長 小学校につきましては、三千二百万円程度ということで計画を進めさせていただいておりました。 105 片野広隆委員 全体で五千五百万円が毎年固定費でかかってくるというお話だと思います。子供たちに快適な学習環境を整えていくという上では必要であると私も認識はしていますが、極力抑えられるような形で進めていただければと思います。あわせて、先ほど来話があったんですが、工事期間中学校に関して工事期間が十月ぐらいから年度末三月ぐらいまでかかるというお話でしたので、ちょうど中学三年生が受験に向けて追い込みにかかる時期と当たるのかなと思います。その中学三年生はエアコンの恩恵に預かれない三年生になるわけですよね。極力影響のないようにしてあげていただければなと思いますので、よろしくお願いします。      (質疑終結) ○討  論  な  し ○採  決  簡易採決 原案可決  ─────────────────────────────────── ○閉会中の特定事件については、地方自治法第百九条第八項の規定による継続審査  とすることに決定した。 ○閉  会  午後二時四十三分 Copyright © Kawagoe City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...