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平成29年第7回定例会(第8日・9月11日) 本文

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  1. 川越市議会 2017-09-11
    平成29年第7回定例会(第8日・9月11日) 本文


    取得元: 川越市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-23
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 △議事順序  午前十時開会  一、第五日に引続き、日程順に提出案を単独議題とし、質疑の後、関係各委員会に    付託する。     この予定は時間延長しても終了する。    (一般質問の通告は、十一日午後五時まで)    (請願は、十一日午後五時までに受理したものを本定例会に提案する。)   ─────────────────────────────────── △次日の議事順序  第 九日  九月一二日(火) 本会議休会。午前十時より議会運営委員会開催の                 ため。  第一〇日  九月一三日(水) 午前十時開会。一般質問を通告順に実施する。                                定 刻 散 会   ─────────────────────────────────── △議事日程   平成二十九年九月十一日(第八日)午前十時開議  日程第 一 議案第 七七号 平成二十九年度川越市一般会計補正予算(第三号)  日程第 二 議案第 七八号 平成二十九年度川越市国民健康保険事業特別会計補                正予算(第一号)  日程第 三 議案第 七九号 平成二十九年度川越市介護保険事業特別会計補正予
                   算(第一号)   ─────────────────────────────────── △議場に出席した議員(三六人)    第 一番 栗原 瑞治 議員  第 二番 海沼 秀幸 議員    第 三番 吉敷賢一郎 議員  第 四番 岸  啓祐 議員    第 五番 田畑たき子 議員  第 六番 樋口 直喜 議員    第 七番 小高 浩行 議員  第 八番 池浜あけみ 議員    第 九番 長田 雅基 議員  第一〇番 伊藤 正子 議員    第一一番 荻窪 利充 議員  第一二番 吉野 郁惠 議員    第一三番 三浦 邦彦 議員  第一四番 中村 文明 議員    第一五番 桐野  忠 議員  第一六番 明ヶ戸亮太 議員    第一七番 中原 秀文 議員  第一八番 柿田 有一 議員    第一九番 今野 英子 議員  第二〇番 高橋  剛 議員    第二一番 関口  勇 議員  第二二番 三上喜久蔵 議員    第二三番 吉田 光雄 議員  第二四番 大泉 一夫 議員    第二五番 近藤 芳宏 議員  第二六番 川口 啓介 議員    第二七番 小野澤康弘 議員  第二八番 小林  薫 議員    第二九番 川口 知子 議員  第三〇番 牛窪多喜男 議員    第三一番 江田  肇 議員  第三二番 小ノ澤哲也 議員    第三三番 片野 広隆 議員  第三四番 山木 綾子 議員    第三五番 矢部  節 議員  第三六番 新井 喜一 議員   ─────────────────────────────────── △欠席議員(なし)   ─────────────────────────────────── △地方自治法第百二十一条第一項の規定による議場に出席した理事者                        市長  川 合 善 明                       副市長  栗 原   薫                       〃    板 東 博 之                 上下水道事業管理者  福 田   司                    総合政策部長  矢 部 竹 雄                      総務部長  早 川   茂                      財政部長  荘   博 彰                      市民部長  細 田 隆 司                  文化スポーツ部長  庭 山 芳 樹                      福祉部長  関 根 水 絵                   こども未来部長  後 藤 徳 子                    保健医療部長  松 田 裕 二                      環境部長  大 野   隆                    産業観光部長  大 岡   敦                    都市計画部長  田 宮 庸 裕                      建設部長  宮 本 一 彦                     会計管理者  樋 口 紀 子                    上下水道局長  石 井 隆 文                       教育長  新 保 正 俊                    教育総務部長  中 沢 雅 生                    学校教育部長  福 島 正 美               総務部副部長兼総務課長  川 村 清 美   ─────────────────────────────────── △議場に出席した事務局職員                      事務局長  田 宮   修                      議事課長  佐 藤 喜 幸                    議事課副課長  黒 澤 博 行                     議事課主査  田 畑 和 臣                     〃      小 島 昌一郎                     議事課主事  杉 原   徹   ─────────────────────────────────── △開  会(午前十時二十三分) 2 ◯大泉一夫議長 出席議員が定足数に達しておりますので、第七回定例会第八日の議会は成立しております。  これより開会いたします。   ─────────────────────────────────── △質疑・委員会付託  日程第 一 議案第 七七号 平成二十九年度川越市一般会計補正予算(第三号) 3 ◯大泉一夫議長 直ちに会議を開きます。  日程に入ります。日程第一、議案第七十七号、平成二十九年度川越市一般会計補正予算(第三号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。第五日に引き続き、通告順に発言を許します。片野広隆議員。   (片野広隆議員登壇) 4 ◯片野広隆議員 おはようございます。通告をさせていただきました議案第七十七号について何点かお伺いをさせていただきます。  今回この補正予算に関しては、産業観光館蔵里について集中して聞かせていただきますので、御答弁をいただければと思います。  この産業観光館蔵里につきましては、私自身も平成十九年、鏡山酒造跡地の改修に始まって、平成二十一年の五月議会で指定管理者指定議案、そして、昨年の三月議会でこれまでの蔵里の経営状況等について確認をさせていただきました。今回補正予算では県の補助金も含めて四千五百七十七万三千円の費用を投じて蔵里の昭和蔵をリニューアルしていくという御提案がされております。  そこで、確認も含めてお伺いをさせていただきたいと思います。  まず、一点目に、今この産業観光館指定管理者になっている株式会社まちづくり川越指定管理残り期間はどうなっているのかお伺いをさせていただきます。  あわせて、昨年、二十八年の三月議会において平成二十六年度までの経営状況について確認をさせていただきましたので、今回はこの株式会社まちづくり川越の平成二十七年度と平成二十八年度決算における債務超過額をお伺いいたします。  あわせて、二十七年度、二十八年度における産業観光館の当初の計画利用者数と実利用者数、この二十七年度、二十八年度にどういった状況になっているのか、これに付随して二十七年度、二十八年度における産業観光館計画売上額売上実績がどういった数字をたどっているのか。  あわせて、一番最初に残りの指定管理期間をお伺いをさせていただきましたが、多分お答えをいただいても、そんなに年数は残っていないと思うんですよ。その中で、当初この株式会社まちづくり川越が川越市に示した計画売上高計画利用者数は、単年度でも残り期間、二年あるか三年あるかわかりませんが、そのうちの一年でも計画に達する見込みはあるのかどうか。  あわせて、この株式会社まちづくり川越指定管理者に指定された際に、川越市が選定理由の中に、この産業観光館を運営する収益の中から地域活性化まちづくりなど市民還元をこのまちづくり川越はしていくんだと、だから年間の納付金は二百万円で、収益そのものまちづくり川越に全て入る形になるというお話をされましたが、では実際にこの市民還元がこれまで具体的になされたのかどうか、されたのであればお示しをいただきたいと思います。  この株式会社まちづくり川越産業観光館指定管理者選定指定議案が提案された際に、私以外にも小野澤康弘議員本山修一元議員が質疑に立たれております。その中で川越市の御答弁があるんですが、当時の産業観光部長は、業務に要する費用につきましては独立採算により運営をしていただくものでございますとお答えになっております。そこで、確認をさせていただきますが、この業務に要する費用というものはどういったものが含まれるのか。  続きまして、今回このリニューアルに関してお伺いをさせていただきますが、今回のリニューアルの計画については、株式会社まちづくり川越から提案があったのかどうか。  あわせて、いただいた資料を見させていただきますと、県内三十五の酒蔵に協力をいただいて地酒等を楽しめるスペースをつくっていくというお話なんですが、この三十五ってかなりの数だと思うのですが、各酒造と協議なり話をまとめたのは株式会社まちづくり川越ということでよろしいんでしょうか。  あわせて、先ほど業務に関する質疑をさせていただきましたが、独立採算性指定管理業務を行っていただいているということであれば、今回のリニューアル事業主体株式会社まちづくり川越ということでよろしいのかどうかお伺いをいたします。   (大岡 敦産業観光部長登壇) 5 ◯大岡 敦産業観光部長 おはようございます。御答弁申し上げます。  初めに、株式会社まちづくり川越指定管理残り期間についてでございます。  株式会社まちづくり川越は、平成二十二年四月から平成三十二年三月までの十年間の期間で川越市産業観光館指定管理を行っており、残りの指定期間はおおむね二年半でございます。  次に、株式会社まちづくり川越の平成二十七年度、二十八年度決算における債務超過額についてでございます。  平成二十七年度の債務超過額は約一千五百四十三万円、平成二十八年度におきましては約三百二十七万円でございます。  続きまして、平成二十七年度と二十八年度における川越市産業観光館計画利用者数と実利用者数の差についてでございます。  当初事業計画では、毎年度五十九万人の利用者を見込んでいたところでございますが、平成二十七年度の利用者数実績につきましては約三十三万二千人で、計画との差は約二十五万八千人、平成二十八年度の実績は約三十三万人で、計画との差は約二十六万人でございました。  続きまして、平成二十七年度と二十八年度における計画売上額売上実績額との差についてでございます。  当初事業計画では、毎年度約五億六千百万円の売り上げを見込んでいたところでございますが、平成二十七年度の売上実績につきましては約三億四千四百万円で、計画との差は二億一千七百万円、平成二十八年度の実績は約三億四千三百万円で、計画との差は約二億一千八百万円でございました。  次に、売上額及び利用者数が計画に到達する見込みについてでございます。  川越市産業観光館運営状況につきましては、平成二十六年度以降は改善の方向に向かっておりますが、直近の状況におきましても当初の計画との差が利用者数で約二十六万人、売上額で約二億二千万円ございますことから、計画の達成は困難な状況でございます。残りの指定期間指定管理者と協力し、より計画に近づくよう取り組みに努めてまいります。  次に、産業観光館の収益が市民に還元された具体例についてでございます。  産業観光館の収支につきましては、平成二十六年度以降は、単年度では黒字化したものの債務超過が解消されていないことから、これまでに収益を還元した事例はございません。今後、経営状況の改善に合わせて取り組みが進められるものと考えております。  次に、業務に要する費用には何が含まれているのかについてでございます。  川越市産業観光館業務仕様書では、指定管理者の支出として見込まれる経費として、人件費、消耗品費光熱水費、修繕費、保守点検費用保険料等の管理費、維持管理の経費、税金、自治会などの各種会費、負担金、市への納付金、内装設備工事に要する費用などがございます。  続きまして、今回のリニューアルの計画は株式会社まちづくり川越から提案があったのかについてでございます。  日本酒をテーマにいたしました昭和蔵の利活用につきましては、指定管理者である株式会社まちづくり川越から提案されたものでございます。  続きまして、各酒蔵と協議し今回の話をまとめた主体についてでございます。  まちづくり川越の発案を受けまして市では、元酒蔵であった産業観光館において日本酒をテーマとする事業を行うことにより、施設の歴史を生かし、明治蔵、大正蔵との相乗効果が期待できると考え、県内三十五の酒蔵が加盟する埼玉県酒造組合と協議し、事業化に向けた協力をいただくことにつき了承をいただきました。その後も、市も施設の設置者としてかかわりながら、株式会社まちづくり川越が計画の具体化に向け協議を行っているところでございます。  最後に、リニューアル事業主体についてでございます。
     今回のリニューアル事業主体は、指定管理者である株式会社まちづくり川越でございます。なお、整備した設備や什器、備品類などを市が所有することとしております。  以上でございます。   (片野広隆議員登壇) 6 ◯片野広隆議員 二回目の質疑をさせていただきます。  それぞれ御答弁をいただきました。  まず、まちづくり川越指定管理残り期間についてはおおむね二年半であると、あわせて、二十七年度、二十八年度の決算ベース債務超過額が一千五百万円、三百二十万円、だんだん減ってきてはいるんですね。  そして、計画利用者数、毎年度五十九万人の利用者を見込んでいながら、二十七年度、二十八年度も大体三十三万人、計画との差は約二十六万人にも達すると、当然、利用者数が少ないわけですから売り上げにも影響して、当初計画五億六千百万円の計画に対して、二十七年、二十八年、それぞれ二億二千万円弱ですか、出ています。  あわせて、多分初めて御答弁いただいたのかなと思うのですが、残期間での計画到達についてお伺いをさせていただきましたが、今回執行部のほうから計画の達成は困難な状況というお話をいただきました。そして、目玉の一つとされていた収益の市民還元もこれまで一切されてこなかったということであります。  業務に関する点についてもお伺いさせていただきました。人件費、消耗品費光熱水費、修繕費等々ありますが、内装設備工事に要する費用もこの業務仕様書の中では株式会社まちづくり川越のほうでやっていただくというのが現行の協定であります。  そして、今回のこの計画の御提案はまちづくり川越からあって、その目的は、元酒蔵であった産業観光館において日本酒をテーマとする事業を行うことにより施設の歴史を生かし、他の蔵との相乗効果が期待できるということであります。  まず、一点御指摘をさせていただきたいんですが、詳しいことは常任委員会のほうで審査をされると思いますので、私のほうは何点か指摘と質疑をさせていただきたいと思っているのですが、まず、平成二十一年の指定管理者指定議案の中で、これも小野澤康弘議員さんの質疑になりますが、選定したまちづくり川越と選ばれなかった二社、二グループですか、がそれぞれどういった評価だったのか、御答弁をされております。  当時この議場にいらっしゃったのは市長と部長で、栗原副市長がいらっしゃったのかしら、福田管理者もいらっしゃいましたかね、三人ぐらいだったかなと思うのですが、第三位になった企業体に対して川越市がどのような評価を行ったのか、少し御紹介をさせていただきますが、明治蔵を川越の農産物、県内物産姉妹都市産品を扱う物販施設、第三位になったところですよ、大正蔵は地場産品を活用し、昼間はヘルシーな献立を提供し、夜は埼玉県産のお酒を中心とした居酒屋風レストランという飲食施設、三位になったところ、選ばれなかったところ、昭和蔵は県内の日本酒を中心に販売する物販施設観光案内所を整備する計画となっております。  そして、この提案が選ばれなかった理由について皆さんはこの議場で、この提案は酒関連に特化し過ぎている印象があり、川越の食や特産品の提供という施設の目的から見ると疑問な点が見受けられましたと、お酒に特化しているからだめだと。三十五蔵とどのような協議をしたのかというところで御答弁は、元酒蔵であった産業観光館において日本酒をテーマとする事業を行うことにより、施設の歴史を生かし、他の蔵との相乗効果を図ると。言っていることが矛盾しませんか。皆さんはそういった提案をされた企業グループをお酒に特化し過ぎているということで外したんだと。  二回目の質疑をさせていただきます。  先ほど業務に要する費用についてお伺いをさせていただきました。今の業務仕様書の中では、内装設備工事に要する費用は独立採算性株式会社まちづくり川越が行っていただく協定になっていると、であれば、今回この事業の提案は株式会社まちづくり川越からされているわけですから、当然、独立採算性の中で、仕様書の中でまちづくり川越が費用を出して改修し、新たな昭和蔵の魅力創出に取り組んでいただくというのが、当然筋が通る話だと思いますが、今回、県の補助金、そして川越市の一般財源から改修費用を支出するという提案であります。これはきちんと川越市とまちづくり川越の間で協定の見直しが行われた上で今回御提案がされているのであれば、まだ理解ができるんですが、今回この議案を提案する前には協定の見直しはされておりませんよね。  独立採算制でやるという協定に反するような御提案が今回されていますが、私の認識が間違っているのかどうかも含めて、協定に反するのか否か、あわせて、協定にない支出を今回御提案をされているわけですから、市が一般財源から改修費用を支出するその根拠というものはどこにあるのでしょうかお伺いをさせていただきます。   (大岡 敦産業観光部長登壇) 7 ◯大岡 敦産業観光部長 御答弁申し上げます。  今回のリニューアルと協定との関係についてでございます。  御指摘のとおり、現在の協定では内装設備の改修及びその費用負担指定管理者が行うことと、また、整備した設備等の財産は指定管理者に帰属することと、それぞれ規定されており、現行の協定に今回のリニューアルで行おうとする事項については規定されておりません。したがいまして、現段階におきましては、事業の効果や施策との整合性、今後の継続性などを勘案した結果、市が費用負担することが適当であると意思決定をいたしまして、これをもとに提案させていただいているものでございます。  以上でございます。   (片野広隆議員登壇) 8 ◯片野広隆議員 二回目は端的にお伺いをさせていただきました。現行の協定に反するのではないかと、そして、協定にないのであれば、支出根拠はどこにあるのかとお伺いをさせていただきました。  答弁では、現在の協定では内装設備の改修及びその費用負担指定管理者が行うことと、これは先ほど私が示したとおりだと思います。あわせて、整備した設備等の財産は指定管理者に帰属することと規定されていますと、現行の協定には今回のリニューアルで行おうとする事項については規定をされてない、現在のまちづくり川越と川越市との間で文書による支出根拠はないということです。  次に、では、その根拠はどこにあるのかと、現段階におきましては、事業の効果や施策との整合性、今後の継続性などを勘案した結果、市が費用負担をすることが適当であると意思決定したと、これをもとに提案させていただきましたと。  二十一年の指定管理者の議案のときには、まだその相手が指定管理者になるかどうか決定されていない段階でしたから相手との協定は結ばれていませんでした。今回もそういう形であれば、まだ私も理解ができるんですが、現段階、この段階に至ってはもう既に指定管理者として株式会社まちづくり川越が存在をしていると、そして、まちづくり川越との間にきちんと業務仕様書という形で協定が結ばれている、そしてその協定の中では、業務にかかる費用はまちづくり川越が行うと、しっかり規定をされているわけです。  一方で、今回の支出根拠を聞けば意思決定、何ら目に見えるものでもなければ我々が確認できるものでもない、それは果たして我々がこの支出を可とするか、是非を議論するのに適当な根拠と言えますか。もっと厳しく言えば、審議に値する議案なんでしょうか。  皆さんはこの議場で答弁という形で我々に示したわけですよ。示したとおりの業務仕様書になっていると、そこについて私は特段異議を挟むつもりはないんですが、それを、きちんと協定が結ばれているものを川越市側の意思決定だけで、こういった形で提案してくるというのは、議会に対しても失礼な話ではないでしょうか。  今回の事務の進め方について、担当副市長で構いません、お考えをお伺いをさせていただきたいと思います。   (板東博之市長登壇) 9 ◯板東博之副市長 おはようございます。御答弁申し上げます。  今回の事業を実施するに当たりまして、既存の今ある協定とはそごが生じることにつきましては認識をしております。これは事業協力をいただく酒造組合との協議におきまして行政機関としての市の信用のもとに当該事業を進めてほしいとの意向があることや、また、補助金を支出する県の補助要件などをあわせて考慮した結果、現行の協定に定めている事業執行方法では不都合が生じることになり、そごが生じているものであります。現在、事務的には協定を改定することを前提に、まちづくり川越とは検討準備を進めております。  また、議会の意思を重く受け止めるべく、議決を頂戴し、市としての支出の根拠が明確になった段階で正式に協定の改定手続を行うほうが適切であるとも考えております。  今後、議決を頂戴した上で速やかに協定の改定事務を進め、実際に資金を支出する時点におきましては、財務手続上遺漏のないように適正な事務執行を行ってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 10 ◯大泉一夫議長 片野広隆議員に申し上げます。質疑の回数は既に所定の三回を超えております。発言は許可いたしますが、簡明に願います。   (片野広隆議員登壇) 11 ◯片野広隆議員 四回目ですので、簡明に申し上げます。  答弁の中で、事業協力をいただく酒造組合との協議において行政機関として市の信用のもとに事業を進めてほしい、これは川越市と酒造組合との間の話です。補助金を支出する県の補助要件などをあわせて考慮した、これは県と川越市の話です。今回このリニューアル事業についてこの場で、お酒を楽しむ云々というものに対して私はその是非について問うつもりはありませんが、私がお伺いした川越市とまちづくり川越との間の話ではないんですよ。そごが生じていると執行部は認めているわけですから、ぜひこの議案、常任委員会に付託された際には委員の皆さんでしっかりと議論していただきたいということだけ申し上げておきたいと思います。  以上です。 12 ◯大泉一夫議長 長田雅基議員。   (長田雅基議員登壇) 13 ◯長田雅基議員 前議員に引き続きまして議案第七十七号、川越市一般会計補正予算(第三号)について質疑を申し上げます。  私の前にも既に二名の方から質疑をされておりますので、その内容も踏まえて質疑をさせていただきます。  今議会は九月議会ということで、昨日は平成二十八年度の一般会計の決算質疑も行われておりました。そして、今議会での一般会計補正予算で今年度の地方交付税が決定するという補正となります。一般会計補正予算の規模ですが、二億九千八百六十三万五千円の増額という内容になっております。  まず、初めに、一点目の質疑といたしまして、九月補正予算の編成方針はどのようになっているのか、また、どのょうな理由で編成をされた補正となっているのかお伺いをいたします。  歳入予算の補正について何点かお伺いをいたします。  普通交付税と臨時財政対策債が地方交付税の決定に伴い当初予算からそれぞれ補正がされております。二点目の質疑といたしまして、当初予算に比べて普通交付税が増額となり臨時財政対策債が減額となった理由はどのようなものなのかお伺いをいたします。  あわせて、三点目の質疑といたしまして、臨時財政対策債の減は、今後の財政運営にどのような影響があるのかお伺いをいたします。  普通交付税を昨年と比較をいたしますと、普通交付税は減額となっており、あわせて臨時財政対策債も減額となっております。四点目の質疑といたしまして、普通交付税の交付決定額及び臨時財政対策債発行可能額が昨年度と比べ減額となった理由はどのようなものなのかお伺いをいたします。  五点目の質疑といたしまして、地方交付税の今後の見通しをどのように考えているのかお伺いをいたします。  繰越金についてお伺いをいたします。  今回歳入で四億三千万円の補正とのことですが、六点目の質疑といたしまして、本補正予算成立後の繰越金の未計上額は幾らになるのかお伺いをいたします。  続きまして、歳出について何点かお伺いをいたします。  民生費ですが、南古谷保育園の建てかえということで補正がされております。前議員からも概要と安全性について質疑がありました。公立保育園の建てかえとなると、今から十三年前であります平成十六年の名細保育園の建てかえ以来となります。この件については、まずは一点だけお聞きをいたします。七点目の質疑といたしまして、公立保育園の建てかえについて市のお考えをお聞きいたします。  商工費についてですが、先ほども片野議員から産業観光館蔵里の昭和蔵の改修についてさまざまな質疑がされておりました。さまざまな問題点が浮き彫りになった質疑であったと感じております。近年、行政の仕事を民間へと委託をしていく、推進をしていく流れになっておりますが、この産業観光館蔵里指定管理による民間委託の運営で行っております。前議員の質疑内容も踏まえまして、八点目の質疑といたしまして産業観光館蔵里の運営を民間企業へ指定管理による方法で委託をさせておりますが、当初の想定に対して市としての評価はどのように考えているのかお伺いをいたします。  土木費ですが、市道の舗装整備ということで一千二百万円計上されております。九点目の質疑といたしまして、道路舗装整備における工事請負費の内容はどのようなものなのかお伺いをいたします。  最後に、教育費ですが、市立川越高校の空調整備、エアコンの改修ということで一千万円の補正が計上されております。  十点目の質疑といたしまして、今回の空調設備改修工事の概要はどのようなものなのかお伺いをいたします。  十一点目の質疑といたしまして、空調設備が故障したことにより授業などに影響はあったのかお伺いをいたします。  十二点目の質疑といたしまして、市立川越高校の近年の空調設備の故障や改修の状況はどのようになっているのか。  最後に、十三点目の質疑といたしまして、二十年以上経過した空調設備はどのくらいあるのかお伺いをいたしまして一回目の質疑といたします。   (荘 博彰財政部長登壇) 14 ◯荘 博彰財政部長 御答弁申し上げます。  初めに、九月補正予算案の編成方針についてでございます。  九月補正予算につきましては、確実に確保し得る財源を見込みつつ当初予算編成後に生じた行政需要や当初予算では十分に措置できなかった項目に対応することを目的として補正予算案を調製したところでございます。  続きまして、当初予算額に対し普通交付税が増額、臨時財政対策債が減額となった理由でございます。  普通交付税等につきましては、当該団体の標準的な歳出として算定される基準財政需要額から標準的な収入として算定される基準財政収入額を差し引いて財源不足額を算出し、それを一定の基準に基づいて普通交付税と臨時財政対策債に振り分けることにより、それぞれの交付額及び発行可能額が算定されるものでございます。  当初予算におきましては、この財源不足額を合計四十億五千万円と見込んだ上で平成二十九年度地方財政対策の内容等を勘案して普通交付税を十一億円、臨時財政対策債を二十九億五千万円計上したところでございます。しかしながら、基準財政需要額が見込みより減となったことに伴い財源不足額が当初予算における見込みよりも少なく算定され、結果的に普通交付税が七千六百六十二万一千円の増額、臨時財政対策債が四億一千六百四十万円の減額となったものでございます。  続きまして、臨時財政対策債が減額補正となることによる影響でございます。  臨時財政対策債は、一般財源の不足に対処するために発行する地方債でございますので、本補正予算では、臨時財政対策債の減少分を繰越金により対応したところでございます。これにより、既に計上している予算の執行には影響がございませんが、今後発生する財政需要に対応するための財源につきましては減少するものと認識しているところでございます。  続きまして、普通交付税の交付決定額及び臨時財政対策債発行可能額が前年度と比べ減額となった理由についてでございます。  平成二十九年度の普通交付税の交付決定額は十一億七千六百六十二万一千円であり、前年度に比べ二億二百四万八千円の減となり、臨時財政対策債発行可能額は二十五億三千三百六十四万三千円であり、前年度に比べ二億五千三百一万七千円の減となりました。平成二十九年度の普通交付税の交付決定額及び臨時財政対策債発行可能額が前年度と比べて減少した主な理由といたしましては、市民税所得割等の増により基準財政収入額の伸びが基準財政需要額の伸びを上回ったためでございます。  続きまして、地方交付税の今後の見通しについてでございます。  平成二十七年度に閣議決定されました経済財政運営と改革の基本方針二〇一五におきまして、地方の安定的な財政運営に必要となる一般財源の総額については、平成三十年度までにおいて平成二十七年度地方財政計画の水準を下回らないよう、実質的に同水準を確保するとしているところでございます。したがいまして、地方税や地方交付税などからなる一般財源総額につきましては、平成三十年度までは一定水準が確保されるものと考えております。しかしながら、平成三十一年度以降につきましては、国の財政健全化に向けた歳出抑制の議論の中で地方交付税の削減が検討される可能性があることから、今後の動向を注視してまいりたいと考えております。  続きまして、繰越金の未計上額についてでございます。  平成二十八年度決算における一般会計の歳入歳出差引額は三十六億一千四百七十一万四千円でございました。このうち平成二十九年度へ繰り越すべき財源一億四千二百三十三万六千円を差し引いた実質収支額である繰越金は三十四億七千二百三十七万八千円でございます。この繰越金三十四億七千二百三十七万八千円から平成二十九年度当初予算で計上した十七億円及び本補正予算で計上した四億三千六百四十三万八千円を差し引いた額である十三億三千五百九十四万円が本補正予算成立後の繰越金未計上額となるものでございます。  以上でございます。   (後藤徳子こども未来部長登壇) 15 ◯後藤徳子こども未来部長 御答弁申し上げます。  公立保育園の建てかえについてでございますが、今回、南古谷保育園の建てかえにつきましては、耐震化に対する緊急的対応として建てかえを検討してきたものでございます。また、待機児童が解消されていない現状におきましては、地域における多様な保育ニーズに応えていくために公立保育園の担うべき役割は大きいものと認識しているところでございます。  今後の本市における公立保育所のあり方につきましては、川越市公共施設等総合管理計画に基づき、中長期的視点から将来的な人口推計や各地区の未就学児童数、待機児度数及び民間保育所の整備状況、さらには国の法整備、女性の就業率など、さまざまなデータや予測資料をもとに多角的に検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。   (大岡 敦産業観光部長登壇) 16 ◯大岡 敦産業観光部長 御答弁申し上げます。  川越市産業観光館指定管理に関する評価についてでございます。  株式会社まちづくり川越は、平成二十二年四月から八年近くの間、川越市産業観光館指定管理を行ってまいりました。株式会社まちづくり川越における指定管理の状況につきましては、集客数や売り上げについて当初の想定に達していない状況にございますが、民間ならではの発想やノウハウを活用するなど、業務をおおむね適切に行っていただいているものと考えております。  具体的には、多数のイベントや観光客の誘致を行うことで来場者の増加に努めているものと評価しているところでございます。  以上でございます。   (宮本一彦建設部長登壇) 17 ◯宮本一彦建設部長 御答弁申し上げます。  当該路線の道路舗装整備につきましては、舗装のひび割れが多く発生しており、市道に隣接する沿道住民からは、振動に対する苦情や舗装整備の要望を多く受けております。このような状況を受け調査したところ、部分補修では対応できない状況にあることから、緊急に舗装整備を行い交通の安全確保と住環境の確保のため補正予算として計上したものでございます。  工事場所といたしましては、末広町一丁目地内の市道一一七四号線の一部を予定しております。また、工事の内容といたしましては、延長約二百メートル、幅員約八メートルで、舗装面積は約千六百平方メートルでございます。  以上でございます。   (福島正美学校教育部長登壇) 18 ◯福島正美学校教育部長 御答弁申し上げます。  今回の空調設備改修工事の概要についてでございます。  平成二十九年三月末に商業科棟六階の第二簿記実習室及び準備室の室外機が二台とも故障し使用できなくなりました。第二簿記実習室及び準備室がある商業科棟は、平成四年十二月に竣工し、既に二十四年が経過しております。故障の原因はインバーター基盤とコンプレッサーの故障であり、全ての部品があるか不明、全ての部品があったとしても高額な修繕費用が必要になる等の理由により、修繕ではなく改修工事を行うものでございます。  続きまして、授業等への影響についてでございます。  本来の教室で授業を受けられないということでは、少なからず影響はあったと思われますが、第二簿記実習室で行っていました授業を同じ階の情報処理実習室及びプログラミング室等に振り分けて行うことにより授業に支障がないように対応しております。
     続きまして、近年の空調設備の故障や改修の状況についてでございます。  過去三年の状況で説明させていただきます。  平成二十六年度、修繕一件、改修工事なし、平成二十七年度、修繕二件、改修工事一件、平成二十八年度、修繕十件、改修工事一件となっております。  最後に、二十年以上経過した空調設備の状況についてでございます。  市立川越高等学校におきまして空調設備が設置してある教室等は百四室ございますが、そのうち六十二室が二十年以上経過しております。  以上でございます。   (長田雅基議員登壇) 19 ◯長田雅基議員 それぞれ御答弁をいただきました。二回目の質疑を行います。  歳入と歳出について何点かお聞きをいたしました。  まず初めに、今回の補正予算の方針と理由をお聞きをいたしました。  どの時期の補正予算でも言えることではありますが、当初で編成した予算だけでは足りていない市民要望や市民の暮らしなどに必要な施策は、年度途中であっても出てくるものと思われます。道路の舗装整備の補正については、市道に隣接する住民から震動に対する苦情や舗装整備の要望が多数あったとのことで、緊急に住居環境確保のために行うとの答弁でした。  今年度当初予算の前には三十四億円あった繰越金を取り崩して、補正後は十三億円になるとのことです。平成二十八年度一般会計決算の質疑でも出ておりましたが、大型開発によって、多額の予算計上により市債と公債費は年々膨らみ、将来負担は増加する中、まだまだほかにも市民生活のために必要な施策はあるのではないでしょうか。市民の税金である予算を余らすのではなく、しっかりと必要なところへ必要な分だけ積極的に予算は使うべきだと申し上げておきます。  その上で、二回目の一点目の質疑といたしまして、繰越金未計上額について今後どのように活用していくのかお伺いをいたします。  公立保育園の建てかえのお考えをお聞きいたしました。  耐震化に対する緊急的対応という御答弁でしたが、同時に公立保育園の担うべき役割は大きいというようなお話もありました。十三年前の名細保育園以来の公立保育園の建てかえであるわけですので、保護者や地元の方などからの要望も強い古谷保育園の建てかえについても期待が持てるのではないかと思われます。  南古谷保育園の建てかえの際の仮園舎について二点お聞きをいたします。  二点目の質疑といたしまして、仮園舎への移転について在園児保護者への説明は行ったのか、また、行っていたのであれば、保護者からの声はどのようなものがあったのかお伺いをいたします。  三点目の質疑といたしまして、仮園舎の園庭は十分に確保できているのかお伺いをいたします。  産業観光館蔵里についてお聞きをいたしましたが、平成二十一年十二月、川越市産業観光館指定管理者について日本共産党議員団からは、先ほども片野議員からもありましたが、本山前議員が質疑を本会議でされておりました。また、当時の厚生常任委員会では、参考人として株式会社まちづくり川越の取締役、また関係者を招き意見聴取がされていたとのことです。常任委員会では、議会への報告が十分に行われなかったことに対して遺憾を表明し、今後市民の協力を得て進めるべきとの附帯決議を行っております。  産業観光館蔵里について一点だけお聞きをいたします。  四点目の質疑といたしまして、産業観光館蔵里について、課題と今後について市はどのようなお考えを持っているのかお伺いをいたします。  市立川越高校の空調設備改修についてお聞きをいたしました。  第二簿記実習室の稼働して二十四年経過した空調設備が故障したとのことですが、他の特別教室を利用し、やりくりをすることで授業への支障はないように対応したとのことでした。過去三年の状況では、平成二十六年は修繕一件だけだったものが平成二十七年は修繕二件、改修工事一件が行われ、昨年度二十八年には修繕十件、改修工事一件と、最近になって一気に故障が相次いでいるのがわかりました。それもそのはずで、二十年以上経過した空調設備が百四室中六十二室ということで、半数以上が二十年以上という状況でした。  先日も市立川越高校の文化祭、蒼穹祭を見にいかせてもらい、イベントも体験してきましたが、生徒たちは皆、伸び伸びとしており、雰囲気もよく、クラスや部活動の出し物には創意工夫があり、とても楽しく校内を回ることができました。市外からの受験も多く、人気のある高校だと思われますが、まさかエアコンが故障して、この夏の猛暑の中で授業しなくてはいけなくなるようなことが、これは避けなくてはいけない、そう感じております。しっかりと整備をしていくべきだと考えます。  今回は特別教室ということで、やりくりをして影響はなかったようですが、普通教室などが複数故障することもあり得るかもしれません。これは空調設備だけではなく、ほかの設備に関してもそうですが、毎回故障してから対応するのではなく、しっかりと点検と改修をしていくべきだと考えます。  最後に、五点目の質疑といたしまして、今後の空調設備改修の方針はどのようになっているのかお伺いをいたしまして私の質疑といたします。   (荘 博彰財政部長登壇) 20 ◯荘 博彰財政部長 御答弁申し上げます。  繰越金未計上額の今後の活用についてでございます。  繰越金未計上額につきましては、現時点では予測できない収入の減少や支出の増加に対応するための財源としての活用が想定されているところでございます。  また、財政調整基金は、今年度の当初予算や補正予算の財源として三十三億一千四百五十六万二千円を取り崩しており、平成二十九年度末残高は約十七億円まで減少する見込みとなっております。このことから、今後の社会変動や緊急課題に的確に対応するため、財政調整基金残高を一定額確保することが必要となりますので、財政調整基金の積み立てへの活用も想定しているところでございます。  以上でございます。   (後藤徳子こども未来部長登壇) 21 ◯後藤徳子こども未来部長 御答弁申し上げます。  初めに、在園児保護者に対する仮園舎移転についての説明でございますが、平成二十九年六月十一日に南古谷公民館にて保護者説明会を開催し、南古谷保育園の現況及び仮園舎への移転について説明を行ったところでございます。  このとき保護者の方々からは、現園舎から近い場所に仮園舎を建設してほしいとの要望等がございましたが、おおむね説明内容について御了解いただけたものと認識しております。また、御参加いただけなかった保護者の方々には、園を通じて説明会の内容を周知させていただきました。なお、具体的な移転場所及び移転期日等につきましては、詳細な方向が決定し準備が整い次第、保護者の皆様へお伝えする予定でございます。  次に、仮園舎の園庭についてでございます。  敷地面積につきましては、現園舎が九百七・六八平方メートルであるのに対し仮園舎予定地は九百六十六・八四平方メートルで、現園舎より若干広い面積となっております。しかしながら、仮園舎につきましては、現園舎の二階建てから平屋建てにした場合は、園庭は現園舎に比べ若干狭くなります。ただし、必要とされる面積は確保しており、保育に支障はないものと考えております。  以上でございます。   (大岡 敦産業観光部長登壇) 22 ◯大岡 敦産業観光部長 御答弁申し上げます。  川越市産業観光館の課題と今後についてでございます。  これまで産業観光館におきましては、明治蔵及び大正蔵の集客数等は増加傾向にございましたが、昭和蔵における集客数の伸び悩みが一つの課題となっておりました。今回の改修によりましてその課題の解決を図ろうとするものでございます。  今後は、市民と観光旅行者の交流の促進によりまして地域の活性化を図るといった産業観光館の設置目的を十分に果たせるよう、国内外からの観光客に利用していただき、また、市民の皆様にも親しまれる魅力ある施設にしてまいりたいと考えております。  以上でございます。   (福島正美学校教育部長登壇) 23 ◯福島正美学校教育部長 御答弁申し上げます。  今後の空調設備改修の方針についてでございます。  現在は空調設備のふぐあいが発生した段階で、生徒の学習に支障が出ないよう予算の範囲内で修繕等を行っております。しかしながら、今回のように空調設備が急に故障し修繕では対応ができない場合もございます。そのため適切な時期に予防保全工事を行うことが重要であると考えておりますが、工事には多額の費用がかかることが予想されます。今後につきましては、生徒が安心安全に学校生活を送れるように空調設備の改修工事整備計画を作成してまいりたいと考えております。  以上でございます。 24 ◯大泉一夫議長 以上で通告による質疑は終わりました。他に御質疑ありませんか。-これをもって質疑を終結いたします。  よって、本件を会議規則第三十七条第一項の規定により関係常任委員会に付託いたします。   ─────────────────────────────────── △日程第 二 議案第 七八号 平成二十九年度川越市国民健康保険事業特別会計補                正予算(第一号) 25 ◯大泉一夫議長 日程第二、議案第七十八号、平成二十九年度川越市国民健康保険事業特別会計補正予算(第一号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑の通告はありません。質疑はありませんか。-これをもって質疑を終結いたします。  よって、本件を会議規則第三十七条第一項の規定により保健福祉常任委員会に付託いたします。   ─────────────────────────────────── △日程第 三 議案第 七九号 平成二十九年度川越市介護保険事業特別会計補正予                算(第一号) 26 ◯大泉一夫議長 日程第三、議案第七十九号、平成二十九年度川越市介護保険事業特別会計補正予算(第一号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑の通告がありますので、発言を許します。柿田有一議員。   (柿田有一議員登壇) 27 ◯柿田有一議員 通告いたしました項目について何点か質疑を申し上げます。  まず一点ですが、国及び県から地域支援事業交付金が追加交付をされています。決算の内容を見ると、この地域支援事業交付金については、予算額に対して調定額がそれほど多くない、それから支出に関しても、この項目に関しては支出済額が当初予算の十一億五千万に対して六億八千六百万という規模ですので、追加交付ということに、おやっと思ったので、この点についてどういう理由で交付されているのかお伺いをいたします。  二点目ですが、今年度の地域支援事業の見通しはどうなっているのか少しお伺いしたいと思いますが、地域支援事業はこの制度が始まって一番複雑になってわかりづらい部分かと存じます。財政的に見ると、予算書、決算書を見ると、四項十二目にわたる歳出という形で分類されていて少しわかりづらいので、この点でそれぞれどういうような中身でどういうような状況なのかお伺いしておきたいと思います。  三点目ですが、平成二十八年度末、保険給付準備基金がどれぐらいの残高になるのか、この介護保険の問題ではたびたびこの基金の残高について指摘をさせていただいてまいりました。残高がどれぐらいあり、今年度末の残高がどれぐらいの見通しになるのかお伺いをしておきたいと思います。   (関根水絵福祉部長登壇) 28 ◯関根水絵福祉部長 お答え申し上げます。  国及び県から地域支援事業交付金が追加交付されている理由についてでございます。  平成二十八年度の国の地域支援事業交付金につきましては、全国から国の予算額を上回る申請があったことから国において調整が図られ、所要額を下回る交付額となりました。また、県の地域支援事業交付金につきましても同様の調整が図られました。その結果として平成二十八年度交付金の精算時に生じた不足分を過年度分として平成二十九年度に追加交付されることになったものでございます。  次に、今年度の地域支援事業の見通しについてでございます。  地域支援事業につきましては、主なものとして三つ、包括的支援事業・任意事業、介護予防・生活支援サービス事業、一般介護予防事業がございます。  まず、包括的支援事業・任意事業では、地域包括支援センターの運営、認知症に係る総合的支援、在宅医療と介護の連携推進、地域での支えづくりとも言われる生活支援体制整備事業などを進めております。  次に、介護予防・生活支援サービス事業では、要支援認定者及び事業対象者に対する現行相当サービスとしての訪問型サービスと通所型サービスがございます。また、短期間集中的にサービスを提供する運動教室等も進めております。  このうち現行相当サービスにつきましては、平成二十九年三月利用者状況で申しますと、訪問型、通所型合わせまして約千六百件となっております。その後も微増が見られることから、引き続き必要な方へ必要なサービスが確保されているものと認識しております。  なお、その他のいわゆる緩和型や住民主体のサービスといった多様なサービスにつきましては、引き続き検討を進めてまいります。  最後に、一般介護予防事業では、全ての高齢者を対象とした介護予防の体操教室や介護予防サポーターの養成などの事業を進めております。  以上のような各事業につきましては、さらなる周知啓発を図り、年度計画に基づき着実に実施してまいりたいと考えております。  最後に、介護保険保険給付費等準備基金についてでございます。  平成二十八年度末の準備基金残高は三十二億九千五百二十一万七百四十七円でございます。また、今年度末の残高につきましては、九月補正後の予算額をもとにお答えいたしますと、当該年度積立額が六億五千九百七十八万一千円で、基金取り崩し額が四億二千七百万円でございますので、今年度末の残高は三十五億二千七百九十九万一千七百四十七円となる見込みでございます。  以上でございます。   (柿田有一議員登壇) 29 ◯柿田有一議員 お答えをいただきました。二回目の質疑を申し上げます。  まず、県からの追加の交付金の理由についてですが、これは調整分ということのようですので、特に事業が追加されたり云々ということではないようでしたので、承知をしておきたいと思います。  さて、地域支援事業について少し細かく分けて説明をいただきました。  現状を見ると、もともと要支援者が受けていたサービスからの移行分、この現行相当のサービスについては、もともと受けられていた方がいらっしゃいますので、それが必要な分提供されていると、これが一定規模行われていて、この分については予算程度というような状況であることがわかります。  一方で、それ以外の任意ですとか新しい分野については、常任委員会の質疑の中でも、なかなか十分新しいやり方にまだ移行し切っていないですとか、それから、新しいやり方についてまだまだ提案や実施事業者が不十分だということで、予算が十分活用し切れてない状況があるんであろうと思いますので、ここら辺については引き続き検討と、それから対象事業者たちと議論を進めていただきたいというふうにこの点は指摘をしておきたいと思います。  さて、給付等準備基金の問題についてですが、今年度末の残高が当補正を含め三十五億二千七百九十九万という御答弁でした。少し昨年度、平成二十八年度と今年度の当初とよく見てみたいと思います。  平成二十八年度当初予算は、介護保険事業特別会計は二百九億四千万円ぐらいの予算規模でした。これに七億三千九百万円を補正して予算現額は二百十六億程度の規模になっているかと思います。これに対して平成二十八年度決算の支出済額は百九十六億六千万円で、二十億円の不用額という形になっているのが実態です。平成二十九年の当初予算では二百二十六億六千万円の予算でした。これに今回八億六百万円の補正を加えると予算現額は二百三十四億六千万円ということになります。  前年度の当初予算や最終予算、それから支出済額を見ても、果たして基金の取り崩し四億二千七百万円は必要なのかというような見通しが立ってくるわけで、最終的には、先ほど答弁があった三十五億がさらに大きくなるような想定も見えてくるわけであります。この三十五億そのものが大変大きな額でもありますし、これは給付に使うお金、また住民のこの部分の負担をコントロールする金額でもありますので、改めてお聞きをしておきたいと思いますが、この準備基金の今後の活用について、我々は取り崩して保険料を軽減するのに十分活用できるのではないかと指摘をしていますけれども、考え方をお聞きしておきたいと思います。  最後に、ことしに入ってから介護保険は国のほうで法改正が、三月でしたでしょうか、ございました。法改正の中身には、利用者の実際の料金の負担になるような部分も含まれておりました。複数の改正が図られ、それが適用される時期についても少しばらつきがございましたので、改めて、今回の法改正により主にどのような点が変更になり、いつからどのように変わるのか、確認のためお伺いをさせていただきたいと思います。   (関根水絵福祉部長登壇) 30 ◯関根水絵福祉部長 お答え申し上げます。  準備基金の今後の活用についてでございます。  準備基金は、給付費の増加等により保険料に不足が生じた場合の財源に充てるための基金ですので、基本的にはその趣旨に沿って活用していくことになります。本年度につきましては、三年に一度の保険料の改定年度であることから、これまでの積立額を次期保険料の算定に当たりまして保険料の上昇を抑制するための財源として有効に活用してまいりたいと考えております。  次に、今回の法改正の内容についてでございます。  主な変更点といたしましては、ことしの八月利用分から高額介護サービス費の対象者のうち世帯に住民税の課税者がいる場合、一カ月の自己負担額の上限額が三万七千二百円から四万四千四百円に引き上げられました。また、同じく八月から四十歳から六十四歳の第二号被保険者の保険料につきまして、収入に応じた保険料を支払う総報酬割が段階的に導入されております。  さらに、来年四月に三年に一度の介護報酬の改定に加え、日常的な医学管理やみとり、ターミナル等の機能と、生活施設としての機能とを兼ね備えました新たな介護保険施設であります介護医療院が創設されます。また、来年八月には所得水準が現役世代並みの利用者の自己負担の割合が二割から三割に引き上げられる予定となっております。
     以上でございます。 31 ◯大泉一夫議長 以上で通告による質疑は終わりました。他に御質疑ありませんか。-これをもって質疑を終結いたします。  よって、本件を会議規則第三十七条第一項の規定により保健福祉常任委員会に付託いたします。   ─────────────────────────────────── △日程追加 32 ◯大泉一夫議長 提出者吉田光雄議員、賛成者吉野郁惠議員ほか八人の議員より決議第二号、朝鮮民主主義人民共和国による核実験及びミサイル発射実験に抗議する決議が提出されました。所定の手続は整っております、よって、これを日程第四として日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者がいる) 33 ◯大泉一夫議長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。   ─────────────────────────────────── △日程第 四 決議第  二号 朝鮮民主主義人民共和国による核実験及びミサイル                発射実験に抗議する決議 34 ◯大泉一夫議長 日程第四、決議第二号、朝鮮民主主義人民共和国による核実験及びミサイル発射実験に抗議する決議を議題といたします。   (黒澤博行書記 朗読)  決議第二号     朝鮮民主主義人民共和国による核実験及びミサイル発射実験に抗議する     決議   朝鮮民主主義人民共和国による核実験及びミサイル発射実験に抗議する決議を別  紙のとおり決議する。   平成二十九年九月十一日提出                  提出者 川越市議会議員 吉 田 光 雄                  賛成者 同       吉 野 郁 惠                  同           吉 敷 賢一郎                  同           中 村 文 明                  同           明ヶ戸 亮 太                  同           柿 田 有 一                  同           高 橋   剛                  同           小野澤 康 弘                  同           小ノ澤 哲 也                  同           片 野 広 隆 ─────────────────────────────────────── △提案理由の説明(吉田光雄議員) 35 ◯大泉一夫議長 提案理由の説明を願います。吉田光雄議員。   (吉田光雄議員登壇) 36 ◯吉田光雄議員 決議第二号、朝鮮民主主義人民共和国による核実験及びミサイル発射実験に抗議する決議、提案理由の説明を申し上げます。  なお、決議案を朗読いたしますので、よろしくお願いいたします。  朝鮮民主主義人民共和国による核実験及びミサイル発射実験に抗議する決議(案)。  朝鮮民主主義人民共和国(以下「共和国」という。)は、平成二十九年九月三日、ICBM(大陸間弾道ミサイル)搭載用の水素爆弾の実験を実施したと発表した。  共和国は、これまで国連安保理が強く非難したにも関わらず、今回を含め、六度にわたり核実験を強行したことや八月には日本の領土上空を通過させたミサイル発射を含め、これまで数多くのミサイル実験を行った。このことは、我が国の安全保障に対する重大かつ差し迫った新たな段階の脅威であり、北東アジア地域に限らず、国際社会の平和と安全を脅かすものであり、世界で唯一の被爆国である我が国にとって断じて容認できない。  よって、本市議会は、共和国の核実験実施に断固抗議するとともに、国際社会の平和と安全を脅かす挑発的な行動を中止し、今後の核実験と核兵器に関する計画を放棄することを強く求めるものである。  右、決議する。  平成二十九年九月十一日。日本国埼玉県川越市議会。  以上をもって提案理由の説明といたします。議会各位におかれましては、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。 37 ◯大泉一夫議長 提案理由の説明は終わりました。   ─────────────────────────────────── △質疑・委員会付託省略・討論・採決 38 ◯大泉一夫議長 これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。-御質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本件を会議規則第三十七条第三項の規定により委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者がいる) 39 ◯大泉一夫議長 御異議なしと認めます。本件については委員会付託を省略することに決定いたしました。  討論に入ります。討論はありませんか。-討論はありませんので、これより本件の採決を行います。本件を原案どおり可決することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者がいる) 40 ◯大泉一夫議長 御異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり可決することに決定いたしました。   ─────────────────────────────────── △再会日時決定 41 ◯大泉一夫議長 お諮りいたします。本日はこれにて散会し、明十二日は議会運営委員会開催のため休会とし、明後十三日午前十時開会することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者がいる) 42 ◯大泉一夫議長 御異議なしと認めます。よって、明十二日は休会とし、明後十三日午前十時より開会いたします。   ─────────────────────────────────── △散  会 43 ◯大泉一夫議長 本日はこれにて散会いたします。    午前十一時五十三分 散会   ─────────────────────────────────── 44 △会議の結果  日程第 一 議案第 七七号 平成二十九年度川越市一般会計補正予算(第三号)                 関係常任委員会に付託  日程第 二 議案第 七八号 平成二十九年度川越市国民健康保険事業特別会計補                正予算(第一号)                 保健福祉常任委員会に付託  日程第 三 議案第 七九号 平成二十九年度川越市介護保険事業特別会計補正予                算(第一号)                 保健福祉常任委員会に付託  日程第 四 決議第  二号 朝鮮民主主義人民共和国による核実験及びミサイル発                射実験に抗議する決議                 原案可決 Copyright © Kawagoe City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...