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  1. 川越市議会 2001-06-20
    平成13年 文教常任委員会 会期中(第1日・6月20日)本文


    取得元: 川越市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-23
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ○議案審査に先立ち、互選により委員長、副委員長を選出した。 ○議  題  委員長互選について       (休  憩)       (再  開)  指名推選の方法により、委員長互選した。   ─────────────────────────────────── ○議  題  副委員長互選について  指名推選の方法により、副委員長互選した。       (休  憩)   ───────────────────────────────────       (再  開) ○議  題  請願第二号 義務教育費国庫負担法による制度現行維持に関する請願書  請願第三号 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める請願書
                                   二件一括議題 ○質  疑 伊藤委員 義務教育費国庫負担法による制度現行維持に関する請願だが、これはいつごろから出たのか。 2 学校教育部次長 平成三年からと記録には残っております。 3 伊藤委員 もっとまえの気がするが、国庫負担はこの請願どおりのことがずっと続いているのか。 4 学校教育部次長 そのとおりです。なお先ほどの件ですが、新たな資料で、昭和六十年からということです。 5 伊藤委員 請願することによってそうなっているのか、出さなくても国はわかっているのか。 6 教育長 川越市議会請願が提出され、また県内の市町村教育長協議会からも請願を出していますが、本請願をいただいたということで継続をしていると私は認識しております。      (質疑終結)  請願第二号 義務教育費国庫負担法による制度現行維持に関する請願書 ○討  論 な  し ○採  決 簡易採決 採  択  請願第三号 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める請願書 ○討  論 な  し ○採  決 簡易採決 採  択   ─────────────────────────────────── ○議案第三八号 川越市立霞ケ関中学校規模改造工事請負契約について ○提案理由の説明(教育財務課長) ○質  疑 7 原島委員 この学校はどのくらい年数が経っているのか、どんな規模工事をするのか、校舎が改築される間生徒はどのようになるのか、クラスはどうなるのか、職員室とか、いろいろ変化があると思うが、その状況を聞きたい。 8 教育財務課長 霞ケ関中学校は、校舎保有面積が五千六十五平米で、そのうち四十五年度建築が一千六百十三平米、四十六年度建築が七百七十八平米、四十七年度建築が八百二十七平米、五十年度の建築が一千百二十七平米で、今回の工事対象は四十五年度と四十六年度に建築された部分と、四十七年度に建築された部分の一部で、合計二千五百九十九・四六平米です。学級数は現在普通学級が十四で、特殊が二で十六学級です。今回工事対象になります部分は、四棟ある校舎のうち西側部分校舎です。一階に職員室特殊学級があります。職員室校長室については今回工事をしない東側の美術室に移ります。特殊学級プレハブに移ります。プレハブ校舎の前に六教室分つくって対応する予定です。六教室の一つに特殊学級が入ります。二階の三年生の二クラスは三階の現在二年生が使っている所に移ります。三階には二年生四クラスいますが、工事対象になる部分は二クラスです。二階の三年生が三階に移る関係上、二年生四クラスを四階に移動します。四階には一年生が五クラスありますが、工事にかかる部分は二クラスで、二年生が四階に移る関係上、一年生の五クラスをプレハブに移します。プレハブの六教室のうち五教室が一年生、一教室特殊学級という形で工事をする予定です。 9 原島委員 どんな工事かということと、校庭プレハブができると、部活、夏に入って環境面はどうか。 10 教育財務課長 工事内容は、校舎内部改造工事、これは床と壁、天井等は塗り替えまたは張り替えをする予定です。窓ガラス強化ガラスに交換します。耐震補強は一階から四階まで四カ所ずつ、合計十六カ所に鉄骨ブレースを設置します。耐震壁も一階から四階まで二十カ所設置する予定です。耐震壁の袖壁も一階から三階まで七カ所設置する予定です。その他工事部分の照明の取り替え、スイッチ、コンセント、廊下等にかかる工事部分は取り替えまたは再取付の予定です。  部活等につきましては、たとえば運動会は六月で工事期間内ではありません。地区の行事が毎年夏に入っていますが、地区の体育祭霞西中に移して実施と聞いております。通常の体育は差し支えないと聞いております。校庭が三分の二ぐらいに狭くなりますが、いまのところ部活等については支障がないとうかがっております。  プレハブは、この大規模改造議案議決後に発注になりますが、七月の半ばあたりには設置できると思います。実際には九月からになりますが、冷房は考えておりませんで、スダレを上に乗せたり、扇風機等で対応する予定です。トイレ仮設トイレを二カ所設置の予定です。水道は体育館等近い個所を使用することになっています。 11 原島委員 いまある校舎プレハブで違う点はあるのか。また工事中の通学に対する安全対策工事騒音とかはどうなっているか、下校時の工事体制安全面はどうかおうかがいします。 12 教育財務課長 現在の校舎プレハブの違う点ですが、プレハブ軽量鉄骨ですから暑さはきびしいかと思います。また広さについては現在一教室が六十二、三平米ですが、プレハブは一教室、約八十二、三平米です。  通学路につきましては、通学路自体の変更はいまのところございません。学校に入る門の部分ですが、現在霞西中には日高線に面した門と、東門、西門と三つ門があります。工事車両西側の門を使用する予定になっています。その関係上、西側から来る生徒については南側に回すことを学校側予定をしています。下校時等は誘導員等の配置がありますので、それで対応します。  騒音部分ですが、音が出る部分についてはなるべく夏休み中にすべて完了できる工程を組んで進めるつもりです。 13 原島委員 平時の授業との関係ではそんなに変わらないということか、十月中まで工事予定されていると思うがどのようになっているか。 14 教育財務課長 南門に回ると申しましたが、北側の正門に回るということです。 騒音の問題ですが、鉄骨ブレースを設置するときにはかなり騒音が出ると言われていますが、それらは夏休みの授業のないときにすることで工程を組んでいますので、九月の授業開始時にはかなり音の出る部分は完了する予定でいます。 15 原島委員 暑い時期で、クラブ活動では水道とかいろいろ使うので、その環境面についてもうかがいたい。 16 教育財務課長 県道日高線に面していて、面した部分、北側の部分校舎が建っております。東側に体育館格技棟、プールと並んで、残った部分校庭という形になっていますが、今回プレハブを設置するのは校舎のすぐ南側体育館の前です。その西側に仮囲い、飯場事務所的なものを設置して工事資材を置く予定ですが、その残りの部分南側部分が使える部分です。トラックの部分が一部北側の部分がかかりますが、学校側と協議した上では一応支障がないとのことで協議したところです。 17 清水委員 終了している小・中学校校数をお願いします。 18 教育財務課長 大規模改造が終了している校数ですが、小学校二十四校で七十六棟分、中学校は十一校で二十五棟終了しています。校数については、一校で二年、三年かかる場合がありますので、延べになっております。 19 清水委員 十七社で一般競争入札ということですが、過去ずっと十七社でやっているんですか。それぞれ十七社のうちどの業者が落札できていますか。 20 教育財務課長 今回一般競争入札で執行し、泉小学校霞東小学校を今回大規模改造工事実施する予定で、その二件についても年度は若干違いますが、同じく一般競争入札を十七社で実施しております。ただ過去の業者数については手元に資料がないのではっきりお答えできませんが、指名競争入札実施した経緯もありますし、一般競争入札もあります。      (休  憩)      (資料要求)      (再  開) 21 石井委員 工事内容について、四つに分かれていると思うが、何パーセントくらいずつか。 22 教育財務課長 内部改造は三四・五%、外部建具は一六・一%、耐震補強工事関係が四七・六%、電気設備関係が一・八%となっております。 23 石井委員 耐震補強だけでなく内部改造も含まれていると思うが、工事によって校舎の広さは変わるのか。 24 教育財務課長 基本的には変わりません。鉄骨ブレースといいまして、窓枠のところに表面上はV型が入りますが、窓の外に出ますので、教室の広さは変わりません。 25 石井委員 光の影響はあるのか。 26 教育財務課長 鉄骨ブレースにつきましては当初から採光の問題で学校側からも要望をいただきましたが、耐震補強の技術が、採光面だけを考えると問題があるかと思います。 27 石井委員 その対策として蛍光灯を増やすとか、それに関してはどうか。 28 教育財務課長 蛍光灯を取り替えるときには高照度のものを付けるようにしております。 29 石井委員 泉小と霞ケ関東、あと対象物件は何校くらいあるのか。今後何年ぐらいでそれが終了するのか。 30 教育財務課長 大規模改造工事は築後二十年からと言われております。補助金関係で現在そうなっております。毎年二十年経ってくるので、永久的に終わらないということです。現時点で未実施の所は、小学校が十五校で二十四棟、中学校が十校で十五棟残っております。 31 石井委員 それは何年間ぐらいかかるのか。 32 教育財務課長 大規模改造工事内部改造耐震補強工事とあわせ実施をしております。内部改造だけについては昭和六十年から実施をし、耐震補強工事平成八年度から大規模改造工事とあわせて実施をしております。耐震補強まで含めますと、いまのペースで二校から四校ですので平成三十何年までかかるかと思います。ただ大規模改造は二十年経てば対象になりますので、建て替えないかぎり永久に続くということです。 33 石井委員 生徒の安全を守るためには早くやってほしい。月越小学校へ行ったが、壁が落ちたり、危険な状況があるので、よく見て、順番を検討して、子供に安全な校舎を提供してほしい。 34 菊地委員 契約は一億八千二百七十万、その内訳として国がどれくらい持って、市ではどのくらいになるか。 35 教育財務課長 予算ベースで、霞中の建築費の予算が二億二千四百八十五万八千円です。今回上程させていただきました大規模改造工事に加えまして、プレハブが別途工事になります。給排水も別途工事予定です。それらを合わせて二億二千四百八十五万八千円です。そのうち国庫補助金が七千六百七十二万二千円、三四・一%です。起債がきますが、起債が四千二十万円の予定で一七・九%です。残りの部分一般財源で一億七百九十四万六千円、割合で四八%になっております。 36 菊地委員 ここは防衛庁補助対象になっていると思うが、こういう改造の場合はどうなのか。 37 教育財務課長 今回工事をしようとしている部分は、平成三年度と四年度に防衛庁補助で大規模改造工事、このときには屋上、外壁等修復工事で受けております。一回受けていますので、今回はつかないということです。 38 菊地委員 強化ガラスは全部市で持たざるをえないということか。 39 教育財務課長 今回の国庫補助防衛庁でなく文部科学省補助です。窓ガラス補強部分でも考えられるし、内部改造のほうでも補助対象になっておりま今回補助部分耐震補強部分だけの補助になります。内部改造については防衛庁補助平成三年、四年にしているので、今回は補助対象になりませんで、耐震補強部分だけが文部科学省補助です。 40 菊地委員 防衛庁の場合は途中でも、具合が悪くなれば変えられる、文部科学省の場合は二十年経たないとこういうことは不可能だということか。 41 教育財務課長 文部科学省はたしかに築後二十年の補助規定があります。防衛庁補助要綱がないのでくわしく言えませんが、年数制限はないと聞いております。 42 菊地委員 自治体などから要望があった場合はかなえてもらえるということか。 43 教育財務課長 防衛庁補助対象工事は、川越市では霞中、霞小、大東に二校ですが、空調設備補助金が毎年出ている状況がありますが、工事部分については、空調関係は当初で実施するのもあるし、途中で実施、開始するということで補助が出るという話は聞いております。 44 菊地委員 学校の設備はたしかにそうだが、公民館、幼稚園などでも防衛施設庁はきちんと補助を出す。だからこういうものをきちんと踏まえた上で公民館などについてもそれなりの措置をすべきだと私は考える。それはそれとして、この学校配置図資料として出せないのか。これは本会議にも出た資料で、文教委員会にはもっときちんと論議できるような資料がないとぐあい悪い。これで本会議なみに審査してくれといっても……。まだ学校要覧とか教育委員会で毎年「学校教育」とか出している、あれも冊子になってからでなく、こういうときに配ってもらって、学校はこんなふうだということで資料を付けて議論の対象にしてもらわなくてはいかぬと思うが、用意はできないか。 45 教育財務課長 用意がすぐできると思います。 46 菊地委員 教室はこうなって、一年生がこうで、二年生がこうなっていると、それは資料としてきちんと配布したほうがいいと思う。 47 教育財務課長 学校要覧が各学校から出ていますが、それに校舎配置図があります。これならすぐご用意できると思います。      (資料要求)      (休  憩)      (再  開) 48 菊地委員 床、壁はそういうことできちんとするということで新装なるかなと思うが、大体学校から出ておる要望は今回の工事でほぼ要求が満たされる話になるのか。霞ケ関中学校からもたぶん毎年いろんな要望が出ていたと思うが、今回の大規模改造によってかなえられると理解していいのか。 49 教育財務課長 今回の大規模改造工事については約半分の校舎工事しますが、残りの西側校舎は来年度実施予定になっております。霞中からも、大規模以外にも幾つか毎年上がっておりますが、それを集約する形で、ことし、来年で大規模改造の中で実施できる部分については実施をする予定でおります。ただそれですべて学校側要望を満足できるかといいますと若干残る部分も出てくるかと思います。 50 菊地委員 この学校は、市内の中学校のようすからいくと児童は多いほうか、少ないほうか。 51 学校教育部次長 霞ケ関中学校は生徒数四百七十七名で、二十二校のうち中規模と考えます。      (休  憩)      (再  開)      (資料配布) 52 菊地委員 学校の生徒の状況から中規模という話、この学校はたぶん古い学校で、霞ケ関地域の基幹学校だと思う。これから分離した学校でもいろいろ話が出ているが、大規模改造工事強化ガラスはどの程度の衝撃に耐えられるのか。 53 教育財務課長 ふつうのガラスが三ミリで強化ガラスは五ミリです。強度についてはわかりません。耐震は五ミリでやっております。 54 菊地委員 全般的に替える場合は三ミリから五ミリにするということで、防音だから五ミリということではないのか。 55 教育財務課長 大規模改造では五ミリに替えております。 56 菊地委員 窓ガラスを割られると聞くが、強化ガラスの場合はそれに耐えられると理解していいか。 57 教育財務課長 年間かなりの件数があります。割られるたびにガラスを入れ替えておりますが、同じ三ミリの場合もあり、五ミリに入れ替える場合もあります。ただ五ミリのガラスを入れてもまた割られるケースがあります。投石、バット、また消火器などで割られますので、そのような類いでやられると割れるのが現状です。 58 菊地委員 霞ケ関中学校の場合は五ミリの強化ガラスで上から下まで全部するということか。 59 教育財務課長 工事部分南側も北側も五ミリです。ただし昇降口、日高県道に面している部分の一階から四階については消防法の関係で網入りのガラスになっております。厚さが五ミリはないかと思います。 60 菊地委員 ガラスを割られたら直しますというんでは能がなさすぎると思う。だから一階はこんな形で耐えられるものに工夫するとか、網を入れたガラスが有効なのかどうかわからぬが、それと五ミリでやるとか、四階まではその必要はないと思うが、そういう工夫は考えられないか。 61 教育財務課長 アクリルという材質のガラスもあります。アクリルを入れたケースもあります。割れにくいんですが、何回も同じ部分を強打すると割れる部分があって、またガラスに戻す、いろんなケースがあるんです。一階部分は割れにくいガラスということでいままでも試行錯誤でやってまいりましたが、残念ながら割る側に言わせるとどんなものでも割ってしまうので、対応できるガラスがないのでこういう形で推移しています。 62 菊地委員 年間でどのくらいのガラスを取り替えざるをえないか。 63 教育財務課長 学校から事故報告があがってきますが、十二年度に報告された件数は五十件で、そのうちガラスの破損件数が二十八件で、枚数にして二百四十五枚、金額にしますと三百七十万程度です。 64 菊地委員 事務局ではいろいろ工夫されているが、ほんとうにガラスが有効か、ほかの性質のものがいいのか、割られることを防ぐ意味での工夫をそろそろやってもいいんじゃないかという気が前からしていたものですから、もしそういうことに対して、私はこういうふうに思うというご見解があればうかがっておきたい。 65 教育長 ご指摘いただいたことにつきましては、ガラスの破損事故に限定して考えますと、議員さんのおひざもとの所もありまして、私どもたいへん残念であるし、逆にくやしい思いもいたします。公共の財産なので、そのことについてもどこかで出さなければならないので、予算的にも非常にむだな問題もあります。方法論としては、やった方がどういう方かわかりませんが、一つは教育的な意味からは、子供たちに、そのたびに、こういう事象があってこうなんだということで子供に投げかけて、教育の一端としての講話はしているところです。物理的な、ハードにどうしたらいいかについては、いまも話がありましたようにこれから研究させていただければと考えております。
    66 菊地委員 教育長の言われるように、私の地域でたびたび聞くので、さらにいい知恵を出し合う中から、少しでもそういうことをなくしていくようにぜひ努力してほしいと考えます。  この学校ではガラスの損傷の報告はしばらく出ていないか。 67 学校教育部次長 五月二十八日に霞ケ関中学校体育館のガラス五枚、格技棟のガラス二枚、計七枚が破損された事故がありました。 68 菊地委員 西中の情報を得ているが、学校にあまり縁のない人が来てやるとは思えないので、このへん教育委員会の中で対策まで含めて相談をされてはと思う。  大規模改造ということで今回工事に取りかかるということだが、二十年以前の建物はみんな対象になる話からいくと、私は鉄筋コンクリートは大体六十年から七十年が耐用年数だと教えられてきた。いまはそうでなく二十年ごとに鉄筋とか鉄骨とかも手を加えないといかぬということで市は取り組んでいるのか、阪神淡路大震災の地震などからみてこういう話になったのか、定かでない気がする。そのへんどう認識をしているのか。 69 教育財務課長 大規模改造については昭和六十年から川越市は実施しております。耐震補強工事については阪神淡路の大震災以降、平成八年度から実施をしております。昭和六十年から大規模改造実施している工事内容を見ますと、教室改造、屋上防水の部分が多く占めております。そのころいろんな学習形態の上で普通教室改造して特別教室にすることも聞いていますので、必ずしも六十年云々というより改造部分が多かったと思われます。私どもも五十年から六十年もつと認識しております。その部分だけでなく、教室改造、その部分で大規模改造が行われたという経緯があったかと思います。 70 菊地委員 特別教室をどうするとかはあったと思うが、あまり部屋を大きくするとか、機器が入ることによって教室の形を変える話じゃなさそうな感じだが、そうではないのか。部分的には普通教室を大きくして、たしか六十平米だと思うが、それを八十平米、九十平米にすると理解をしていいのか。 71 教育財務課長 特別教室は普通教室より大きい面積が必要なので、うまく壁が抜ければ特別教室、多目的ホール的に改造する例はあります。現在は耐震補強とあわせて実施していますので、改造、改修の部分と、寿命を延ばす耐震補強部分とあわせて実施しているのが現状だと思います。 72 菊地委員 そういう認識でこれからも校舎は延命策を講じながら六十年やるということか。 73 教育財務課長 大規模改造の目的は、児童・生徒が生き生き楽しく学習できる場づくりがあると思います。快適な環境づくりももちろんあります。もう一点は安全確保の部分がありますので、前者の部分は改修、改造、大規模改造も含めた工事になるかと思います。また児童の安全面では耐震補強部分なので、私どもは両方合わせた工事実施したいと思いますが、ただこれが永久に続くかといいますと、ある程度建物自体の年数がありますので、大規模改造を重ねながらどこかの時点で建て替えということも出てくるかとは思っております。 74 菊地委員 建て替えの問題と大規模改造の問題、児童・生徒の適正配置、四十年代や五十年代は子供たちが多くいて、学校をなんとか配置をしなくてはというのでつくってきたと思う。いまはむしろそれが少なくなっている中で、教育効果から考えて、校舎などについては検討せざるをえないと思う。このへんのからみ合いで大規模改造あるいは建て替え、さらに整理統合を視野に入れて取り組まなくちゃいかぬ気がするが、このへんはきちんと対応策をとられていると理解していいのか。      (休  憩)      (再  開) 75 教育長 新聞報道も含めて、彩の国の県民教育会議等でも、学校の活性化を含めて学区の弾力化とかも話題に出ております。当然それは現在の学校の置かれている地理的な位置とかも含まれてくるわけです。大規模工事関係学校の統合の問題等、これから時間をかけて考えていく時代にはさしかかってきていると理解しております。特に学区の弾力化の問題についてはだいぶ強調されて報道されていたようですので、これからの大きな課題かなと認識しております。 76 菊地委員 そういう努力はわかるが、あわせて学区の話などもどこかできちんと対応策を考えてしてほしいと、そういう議論を教育委員のみんさんにもぜひしてほしいと思う。みなさんが煮詰めたことを、さらに私らがもう一ぺん検証させていただくことになれば、川越の教育行政もかなり市民にとって理解してもらえるような要素はあるだろうと思う。だれもあまりそういうことをしないで、突然出てきてバラバラな対応をしていたんではいかぬ話になるだろうなという気がするので、教育長の言われることをぜひ進めるような話にしてほしいと申しあげておきたいと思う。  中学校区に一つずつ公民館をつくるという方針は十五年から二十年前にそういう方針を立てているが、実際にはまだ具体化していない所が幾つか残っている。中学校という一つの母体にして公民館をつくろうという話になっているのが棚にあげた話になっているのか。そうじゃない、これは俎上にのぼって具体的な話になっているという話もその一つになる、このことだけでも聞きたい。 77 生涯学習課長 いま実施計画では仮称野田中学校の西公民館と霞ケ関西中学校区の仮称霞ケ関西公民館、名細の下広谷南公民館と名細公民館を統合した名細地区の統合公民館、さらに政策企画課もからんでおりますが、高階地区の公共施設の中の公民館、出張所、図書館の話、その話が現在では実施計画上に、具体的には土地の問題がありますので、動きが遅いんですが、いま現在では名細地区の統合公民館と高階地区の公共施設が、確定ではありませんが、おおよそ土地の目当てはついております。あと仮称西公民館と霞ケ関西公民館については、土地が過去に出た話もありますが、調整がついておりません。 78 菊地委員 中学校区に公民館をつくろうという川越市の大方針がある、教育委員会でもそういう方向できたと思うが、それから見てまだできていないのはどことどこか。 79 生涯学習課長 一中については中央公民館を考えております。初雁中は北公民館と考えております。富士見中については南公民館部分と野田中学校部分があわせて西公民館、城南中についても南公民館を考えております。南古谷で東中の部分と南古谷中の部分がありますので、この部分では一館を考えております。高階西中、寺尾中、砂中とありますが、高階につきましては四中学ありますので、単純計算では二館足らないということです。大東中、大東西中についてはバランスが悪いんですが大東公民館と大東南公民館がありますので館数的にはクリアしていると考えています。霞ケ関東中の部分では霞ケ関北公民館が対応しますが、霞ケ関西中の部分では霞ケ関西公民館を考えております。川越西中は川鶴公民館が該当すると考えます、鯨井中はカバーできてないと考えます。山田中は山田公民館です。全部の中学校区にと理想としてはあげておりますが、いま現在、こちらが考えますのは、特に既存の公民館から一・五キロのエリアを書きまして、地図上で該当できない部分が仮称西公民館と霞ケ関西が特に距離的に遠いと考えておりますので、その二館については急ぐ必要があると認識しております。 80 菊地委員 二十年ぐらいまえにつくった方針だが、それが時代に合わなければ、中学校区に一個という話だったけれども、こういうことで手直ししましたとか、あるいは不足しているからこれはやらなければいけませんと、距離的にどうしてもこのことは不足するから教育委員会としてはやりたいんだということをきちんと明示して、市長部局に土地問題を含めてやらないと、いつになっても計画はあるけれども具体化しない話になりかねないと思う。そのへんのきめ細かなことをきちんと教育委員会自体が精査をしてやっていかないと、大方針はあるけれども、いつそれが具体化するかわからぬ話では非常に具合が悪いんではないか。そういう意味では、公民館を一つの例にあげたが、図書館などみんなそうだと思う。積み残したままという気配がするので、このへんをぜひ大規模改造にからめて全体的な問題として一つずつクリアできていくような対応策を望みたい。 81 大野委員 平成八年度からの大規模改造工事実施資料を見ると、八年度から工事をして、建築年月日を見ると必ずしも古い順番でない気がする。これはどういう基準を設けて大規模改造を、この学校は今年度、あちらは来年度とされているのか、基準を聞きたい。 82 教育財務課長 総合計画の実施計画の中に五年間の計画を立ててヒヤリングして登載しますが、次年度の予算要求のときに確認する意味でまたヒヤリングします。実施計画に載せた段階では、載っているけれども予算で切られる部分があって先送りになるところもあります。もう一点、県に同じように五年間の計画を大規模改造の場合提出しています。そこで県の担当者とヒヤリングしますが、そこで多少の入れ替えも出てきます。必ずしも古い順というわけにはいかないのが現状です。また各学校ごとに違う年代に建った校舎を古い順に実施していますが、中には古くても耐震診断なり実施したときに意外とかなりもつという判定をされる場合がありますので、原則的には古い順になっていますが、必ずしも実施段階でそうなってないのが現状です。 83 大野委員 実施計画では何年度はどこの学校と決まっている。計画の順番をどうつくったかということ。 84 教育財務課長 原則的には古い順です。同じ学校の中に年代の違う建物がありますので、たとえばことし四十五年、四十六年経った建物を実施するとします。次の年度に残った五十年度、五十一年度に建った建物を連続して実施して一校終わらすというふうに進んでいる場合もありますので、その部分で若干年代順がずれてるのはあります。 85 大野委員 平成七年の阪神淡路大震災から、各学校を耐震調査しているが、調査の中であぶないと出た学校でまだ耐震工事が終わってない所はあるか。 86 教育財務課長 耐震診断調査は七年度から実施しております。現在までに終わっているのが五十七棟で、五三%です。耐震調査の対象校は小学校三十三校中三十校です。棟数では百三十一棟中百七棟が調査の対象になっています。まだ半分程度残っております。 87 大野委員 中学校は……。 88 教育財務課長 中学校は二十二校ありますが、耐震調査の対象棟は十六校で、全体で九十棟のうち五十一棟が対象校です。約五七%が耐震の調査校です。耐震調査の実施状況ですが、現在まで五十一棟中二十八棟が調査を終えています。約五五%が完了しております。 89 大野委員 大規模改造の大きな意味合いは、先ほどの工事内容でもわかるように、耐震補強というのがメインになっている。調査すらしてない半分弱はどういうふうに思うか。実際に平成七年に大震災が起こって、急遽耐震調査を開始されて、五年も経って半分とはどういうことか。 90 教育財務課長 棟数ごとで、かなりの棟数があるので、年次計画で年間多いときで五校程度、少ないときで三校程度実施しています。現実的にまだ半分近く残っておりますが、これも年次計画で平成十六年までにすべて対象校については調査を終わらすという予定です。 91 大野委員 耐震調査の費用はどのくらいか。 92 教育財務課長 十二年度に調査した実績で、霞小と南古谷小、霞東中の耐震調査を実施していますが、霞小は四千三十三平米実施し、契約金額が五百五十六万五千円です。南古谷の場合は一千九百五十六平米で三百八十八万五千円、霞東中の場合は三千九百十三平米で五百四十六万円となっております。 93 大野委員 平米あたりどのくらいか。 94 教育財務課長 一千五百円です。 95 大野委員 児童・生徒の半分弱は、自分の教室なり棟が地震に対してどういう状況か。危ないのか、危なくないのかすらわかってない現状をどう思うか。 96 教育長 五十六年以前に建った学校対象校ということで、それに対してのいまの割合からすると、ご指摘のとおりたいへん残念です。 97 大野委員 建築年数が古いから、新しいからではないと思う。地震に対する建築様式が、耐震とかの建て方をしてないということは、阪神の地震のときも新しいマンションも倒壊していたから、古い新しいは関係ない。だからこそ昭和五十六年以前の建物はそういうのが配慮されてない建物だという認識から調査対象になっていると思う。大規模改造、目玉となる耐震の補強をやる学校教室がある一方で、いまだ調査すらされてない学校等あるということは、行政の公平性等々からいっても大いに問題があると思う。そういう意味で、先ほどの課長の答弁では平成十六年ということは、あと三年で、現在進捗が五十数%だが、四十数%やるということか。 98 教育財務課長 今年度七校の要望をしました。ところが実際は予算的には一校分しかついてなく、われわれとしては計画では十六年と思っておりますが、そうすると四校ないし五校程度実施していく予定でおりますが、もっと延びるかという気がしております。 99 大野委員 当初調査は何年で終了する予定だったのか。 100 教育財務課長 十六年で終了するという予定で計画を立てております。 101 大野委員 阪神淡路大震災を受けて、小・中学校の耐震調査をしようと最初に計画したとき、全小・中学校を調査し終える計画は何年だったか。 102 教育財務課長 川越市は一年前から前倒しで実施しておりますが、その時点では平成十五年と予定しておりました。 103 大野委員 半分弱しか調査すらできてない状況に対して、文教委員会としても対処しなければいけないんじゃないかと思うので、委員長に預けます。 104 委員長 大野委員から耐震調査の遅れ、危険校舎がそのままの状態におかれていることについては、今後、お話しがあったように、それを促進するための取り組みが求められておりますので、文教常任委員会としても、速度をもっと速めていくような手立てを市長部局に対しても求めていくような働きかけも必要だと思うので努力していこうと思います。      (休  憩)      (再  開) 105 大野委員 大規模改造工事学校行事に対して影響を与えるのはどんなことがあるか。 106 学校教育部参事 体育祭がありますが、これを六月に変更しました。 107 大野委員 体育祭だけか。 108 教育長 けさ、校長に確認しましたところ、校長も体育祭の話をし、ほかはと聞きましたら、若干は不自由はあるだろうけれども、特に支障はないということです。 109 大野委員 いま各小・中学校で、児童一人あたりの運動場の面積はいくらで、ここの学校校庭が三分の二になるというが、一人あたり何平米か。 110 教育財務課長 十二年度で小学校一人あたりグラウンド面積は十四・七平米です。中学校は三十五・五平米です。      (休  憩)      (再  開) 111 教育財務課長 中学校の平均が三十五・五平米、霞中は三十二・二で、三分の二になりますと、約二十平米弱です。 112 大野委員 実際の運動場が、資料では一万六千百七十七平米、三分の一減って一万平米くらいになったとき、それは屋外でやる体育種目がきちっとできる面積は確保されているか。 113 学校教育部次長 工事が始まるのは夏休みで、工事関係なく、どの学校夏休み中の部活動の日数が二十日前後と限られております。この中で工事関係なくローテーションを各学校でしておりますので、公式の試合等はできませんが、活動に対しては支障はないと思います。 114 大野委員 先ほど請負金額で、本議案は一億八千二百七十万円だが、関連工事も合わせて二億二千四百万という数字を言われました。それはプレハブ、給排水等と言われたが、具体的にプレハブは幾らか。 115 教育財務課長 設計額で、プレハブが一千五百万、給排水、空調等の設備工事が一千百万程度を予定しています。 116 大野委員 プレハブは全体で何平米か。 117 教育財務課長 約五百平米です。 118 大野委員 プレハブの一千五百万はリースか。 119 教育財務課長 リースです。約三カ月間を予定しています。 120 大野委員 五百平米で三カ月間のリースが一千五百万という理解でいいか。 121 教育財務課長 はい。 122 清水委員 大規模改造工事の一覧表をいただきましたが、平成八年度から行われてきた小学校九校、中学校十校、すべて同じような工事内容で行なってきたのですか。 123 教育財務課長 平成八年度から耐震工事もあわせて実施してきましたが、ほとんど改造工事耐震補強をあわせて実施しております。ただ中には改造部分だけのもの、耐震補強だけのものも含まれております。 124 清水委員 今回の議案は工事内容が四項目になっていますが、これをやった所もあるし、また、一部分の所もあるということで、それぞれ請負業者が違うが、それはそのときの内容によってこの業者が最適だということで請負業者決定という考えでよろしいですか。 125 教育財務課長 平成八年度から十二年度までの工事の中で、指名競争入札実施したものと一般競争入札実施したものがあって、一般競争入札実施したものが六件です。指名競争入札実施したものが十三件で、指名競争入札一般競争入札とも、たとえばAランクの業者に発注している場合と、場合によってはBランクが含まれる所もあります。その学校工事内容により指名業者を選定する場合はそのような組み合わせで選定していると思います。 126 清水委員 内部改造工事一式とありますが、防カビの工事とか壁のペンキの塗り替えなのか、それとそのペンキの化学物質とか、すべてクリアできていると思いますが、シック・ハウスというものがありますが、そのへんの関係はどうですか。 127 教育財務課長 床、壁等を塗り替えるわけですが、壁は現在塩化ビニール樹脂のシックイ塗が施されております。その補修については塩化ビニール樹脂を塗り替えるわけですが、シックハウスの部分で最近かなり塗料、接着剤等についてはきびしい指摘があります。五段階くらいのランクがあると聞きますが、上の部分のランクの塗料なりを使うと聞いております。 128 清水委員 子供たちに影響はないという受け止め方でいいですか。 129 教育財務課長 私もそのように願っております。      (休  憩)      (再  開) 130 伊藤委員 霞ケ関中学の改造に関連をして、教科書の採択について、教育の根本というのは言うまでもなく、学校の施設であり、教える先生、教科書ということで、八月十五日が四年に一度の採択をする、そういう時期にあたって論議が高まっている。昨年の十二月の県議会で、教科書の採択制度の改善についてが請願が採択されて、県の教育委員会から市町村の教育長あてに通知が出されていると承知しているが、川越市の教育委員会にもきているか、確認したい。      (休  憩)      (再  開) 131 伊藤委員 教科書の採択の改善についての請願が県議会で採択され、県の教育委員会からは市町村の教育長あてに通知が出されておる。その内容については主として五つの項目が掲げられています。そういうことで教科書の採択は教育委員会にあると、こういうことで、採択にあたっては協議会がある。川越市は第四地区、かなり広い範囲なんですが、埼玉県は十に分かれている中で、その一つが十五市町村。採択にあたって川越市の教育委員会はどういうかかわりを持っているのか、どんなことでやるのか。 132 教育長 昨年の十二月二十二日付の県の教育長の文書ですが、文書名は「教科書採択の改善についての通知」ということで文書が出ておりまして、私どもは平成十三年の一月十日に受領しております。  二点目の、採択協議会への市の教育委員会としてのかかわり、こういうことですけれども、第十まである県内の採択地区の第四で、入間市町村十五市町村が対象に入っております。そこへの出席する委員は教育長と各市町村の委員長です。 133 伊藤委員 協議会資料の審査はたいへんだということで、下部に選定委員会を設け、その下に調査委員会を設けるということで、川越市もかかわる採択協議会はそのようにやっているのか。 134 原島委員 議案との関係でちょっと行き過ぎだと思うが。 135 委員長 簡潔に願います。 136 伊藤委員 教科書の採択のあり方はそういうあり方でやっているということ。 137 原島委員 聞くだけならいいが、突っ込むと行き過ぎだと思う。 138 教育長 採択協議会については小、中とも各教科の中で専門員という、教科書を専門に調査する専門委員の管理職、教諭等を入れまして五名で構成していて、その専門員の研究に基づいてそういった協議会はさらに協議をしていく、こういうことです。 139 伊藤委員 いままでの採択もそのようであるし、今回の採択も同じような形。いま川越市が採択している歴史の教科書の出版会社はどこか。      (休  憩)      (再  開) 140 伊藤委員 本会議の一般質問で中嶋議員にお答えしたように、教育長委員長の心構えもお聞きして、公正の確保、採択にあたっては万全を期したいというお話しも承っておりますので、そのようにご期待して終わります。 141 菊地委員 教科書の選定時期をめぐって市民によく聞かれる。私らにも市民に説明できるような形で教えてもらえれば、文教委員としても、話ができると思うので、あとでけっこうですから、どんなスケジュールで決まっていくのかというのを含めて教えてもらえればと委員長にお願いします。      (休  憩)
         (再  開)      (質疑終結) ○討  論  な  し ○採  決  簡易採決 原案可決   ─────────────────────────────────── ○閉会中の特定事件については、地方自治法第百九条第六項の規定による継続審査とすることに決定した。 ○閉  会  午後二時四十二分 Copyright © Kawagoe City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...