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2013-12-16 平成25年第4回定例会(第5日) 名簿
2013-12-16 平成25年第4回定例会(第5日) 本文

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  1. みやき町議会 2013-12-16
    2013-12-16 平成25年第4回定例会(第5日) 本文


    取得元: みやき町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-01
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時30分 開議 ◯議長(古賀 通君)  おはようございます。第4回みやき町議会定例会8日目の会議、御出席ありがとうございます。  ただいまの出席議員は17名です。  直ちに本日の会議を開きます。  その前に、立石議員一般質問の資料の使用を許可いたします。  本日の議事日程は、お手元に配付しております日程表のとおりであります。       日程第1 一般質問 2 ◯議長(古賀 通君)  日程第1.一般質問を行います。  通告第13号、6番立石輝明議員一般質問を許可します。立石輝明議員。 3 ◯6番(立石輝明君)  皆様おはようございます。きょうは12月16日月曜日、あと2週間ほどでお正月となります。日ごとに寒くなりますので、体調管理には十分注意してお過ごしください。  最初に、皆様にお伝えしておきたいことを申し述べます。  私ごとですが、来年2月にみやき町の議会議員選挙がありますが、立候補する意思はございません。出処進退自分自身で決めました。  顧みまして、平成15年から11年間の在任中は一方ならぬ御指導をいただきましたことを厚く御礼申し上げます。これまでの3回の選挙期間中には、皆さん方に対し、大変御無礼な行動があったかと思いますが、どうぞお許しください。次の選挙に立候補される皆様には、政策で競い合ってくださるよう御希望いたします。全員当選されることでしょう。  在任中の行動規範として私が心がけていたことが2つだけあります。その1、他人の悪を言わない、陰口を言わないを守ってきました。その2、当選させていただいたからには、皆様とお約束した公約のようなもの、すなわち選挙公報に載せた「これらなどに取り組みます」のうち1つだけは自分の目標に掲げて達成させること、これが私の爪跡だ、足跡だと言えることをなし遂げることに注力してまいりました。  それでは、議長の許可を得て、皆様方全員にコピーをお配りしております。その内容は、みやき町に新名所を育成する活動として、ひまわり農園への取り組み、13年間の歩みを表題としております。お目通しいただければ、概要はおわかりいただけるかと存じます。  それでは、議席番号6番、立石輝明一般質問を行います。  2項目だけです。1項目めは、みやき庁舎街路樹改植には万全を期せ、2項目めは、新名所山田ひまわり農園に助成を望むとしております。
     まず1項目め、みやき庁舎街路樹改植には万全を期せ。これは6月議会よりの継続質問進捗状況の確認です。  中原庁舎正門へ通じる道路左右に16年前植栽された桜並木は生育不良となり、枯死寸前が多数となって見苦しいので、再発防止を含めて最善策を要望した。その後、見積もり、入札が進んでいると聞くが、進捗状況を伺う。  (1)、総括しますと、16年間の機会損失を二度と繰り返すな、失われた16年間の空白を二度と繰り返してはいけないということです。  そこで、徹底した原因究明を求めていたが、誰がどのように進めているのか。  2)主たる原因、要因を専門家はどう判断されているのか。  3)掘削土質調査はなされたのか、その結果は。事実に基づく検証結果はありますか。  4)最終的に街路樹はどのような姿になりますか。  最後に、反省点と今後の進め方はどうされますか。  以上で1項目めの質問を終わります。ありがとうございます。 4 ◯議長(古賀 通君)  町長。 5 ◯町長(末安伸之君)  皆さんおはようございます。通告13号、6番立石議員の御質問にお答えします。  御勇退の所信を述べられまして、大変残念な思いを強くしているところでございます。思い起こしますと、立石議員とは、私の幼いころからも知っておりますし、セキスイでも御活躍いただき、御勇退された後に町議会議員として立候補され、当選され、そして議会活動におきましては本当に率直な御指導をいただき、そしてまた中山間地、今や中原の観光の名所となりました棚田のヒマワリを初め、親水公園山田地区皆さんの協力のもとで、本当に町勢の発展に大きく寄与していただきましたことをまず深く御礼を申し上げます。  まだまだ議会活動におきまして御指導いただき、町勢発展のためにぜひともお力添えをいただきたいという思いをいまだに持っております。しかしながら、立石議員初め、山田地区皆さんがみやき町の名所として、今、守り育てていただいております棚田のヒマワリを初め、白坂公園、ハゼの群生、そして親水公園、本当に議員初め、地区の皆さんに改めて感謝を述べさせていただくところでございます。本当に長い間ありがとうございました。  さて、御質問につきましては、6月議会におきましても御質問いただいておりまして、今、建設課のほうで準備を整えておりますので、その状況につきまして建設課長のほうから答弁を差し上げたいと思います。本当にありがとうございました。 6 ◯議長(古賀 通君)  山口建設課長。 7 ◯建設課長山口一夫君)  おはようございます。通告13号、6番立石議員のみやき庁舎街路樹改植につきましての御質問にお答えをいたします。  6月の定例議会でも一般質問で回答いたしましたように、植栽箇所地下水位が高く、生育不良や根腐れを起こしたものと推測をいたしております。また桜を植栽しても同じ結果になると思われますので、まず県の造園工事業の許可を持つ町内の業者に、湿地に強く、道路等の植栽に適した品種を4種類、種類といたしましては、モミジバフウ、タイサンボク、ナンキンハゼ、カツラということで選定をいたしてもらいました。その中で、土質を選ばす、剪定にも強く、紅葉がきれいなモミジバフウに決定をいたしたところでございます。25本を植えかえる計画をしているところでございます。  現在、モミジバフウを植栽されている箇所といたしましては、この近くでいきますと、上峰の中央公園がございます。グラウンドがあるところでございますけれども、県道坊所城島線の歩道に植栽をされておるところでございます。  現在の進捗状況といたしましては、植栽工事の起工伺の決裁を受けまして、見積もり徴取をいたし、12月12日、先週の木曜日ですけれども、業者を決定させていただいて、現在、工事請負契約の提出を待っているところでございます。  植栽工事の実施に先立ちまして、まず枯れている箇所の試掘を実施し、土の状況を確認し、現在、計画をいたしております樹種、肥料、土壌改良材等でうまく生育するかの判断を請負業者造園施工管理技士及び造園技能士に判断を委ね、現在、計画をいたしております肥料、土壌改良材の数量、種類等に変更、場合によっては樹種の変更も視野に入れて、今後、慎重に施工をしていきたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 8 ◯議長(古賀 通君)  立石議員。 9 ◯6番(立石輝明君)  御回答ありがとうございました。  今、私がメモしたのは3つほどありました。原因としては、地下水位が高いのではないかということと、適材といいますか、適当な樹種、これを4種類ほど選別して、モミジバフウと言われるものにしたいと考えている。その理由は、上峰の中央公園、それから坊所などで実際に植えられている実績があるということです。  私が質問をしているのは、たった4つしかないんですよね。徹底した原因究明を求めるということなんですけど、今、聞いた範囲では、仮設とかですね。私が最大に求めたいことは、実際に現場を見て、土質なり根域、根の張りぐあいなどを見て、それから次のステップへ進めるべきではないかということです。  要は、原因と言われるものは普通は3つほどしかないんですよ。それは、桜の木に対しては適当な環境ではなかったというものが大まかな話だろうと思います。余りにも外観にこだわって、本来、地下部に集中すべき努力といいますかね、そこをおろそかになされて、格好満点で進められたのではないかということです。結果的には、土質調査をしないと、私たちは現場を100回見て、掘り起こして、これが原因だというのはわかると思いますよ。推測とか、そういうものでなくて、免許を持った庭園管理士造園技能士とか、そういう人はそれなりの人でございます。しかし、やっぱりもう後戻りはできないと思うんですよ。16年間の空白、この意味は大きいと思います。本来ならば、その前兆として、3年目ぐらいでその前触れが出ると思うんです。どこの職場でも、どこの企業でも、例えば、みやき町の職員でも、3年間お勤めになったら上司は大まかなことはわかると思います。そこで、適当な教育とか指導をすれば、必ず一流の人になるだろうと。そこを少しおろそかにされていたんじゃないかという気がしてなりません。  過ぎ去ったことはどうしようもないので、今後の方向づけとしては、不退転の覚悟で臨んでもらいたいという、その決意をひとつ求めたいと思います。  それからもう1つは、私自身は、当初の桜の木を選ばれたということは適当で、的外れではなかったと思うんですよ。あと、技術的な裏づけがないままに事が進んだと。何でも同じことですけどね、子育てと同じことだろうと思います。そこに大きな適切な場所があったならば、桜の木は悠々と育ったんじゃないかと思います。例えば、盛り土とか、かさ上げとか、そこらあたりをして最初から設計されていたらよかったなと思います。そこらあたりをちょっと考えました。  あともう1つは、聞いて大体わかりましたけど、どのような姿になりますかということです。それだけを2回目の質問で御返答をお願いしたいと思います。  以上です。 10 ◯議長(古賀 通君)  山口建設課長。 11 ◯建設課長山口一夫君)  立石議員の2回目の御質問でございます。  植栽につきましては、当時、植栽計画をなされた時点におきましては、十分検討をなされて施工されたというふうに思っております。  今後ですけれども、先ほども答弁をいたしましたように、まず枯れている箇所の試掘をさせていただきまして、土壌調査等の確認をいたしたいと思っております。それによりまして、樹種、肥料、土壌改良材等を再度検討する必要があれば再度検討をして、造園施工管理技士等々も抱えてございますので、その中で協議をしていきたいというふうに思っております。  それから、最終的にはどういう姿になるのかという御質問でございますけれども、現在、確認をできているのが、桜は50本ほどあるかなと思っておりますけれども、そのうちの25本が全く枯れている状態ということで思っておりますので、その25本につきまして全て撤去をさせていただきまして、現在、予定をいたしておりますモミジバフウを植栽するということで検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 12 ◯議長(古賀 通君)  立石議員。 13 ◯6番(立石輝明君)  3回目の質問です。  遠い昔の話をします。100年前の話です。明治45年、日米友好のあかしということで、東京からワシントンへ桜の苗木が送られたと。それが今でもポトマック河畔に咲き誇って、大木になっているというニュースをテレビで毎年見ます。私はワシントンに行ったことはありません。まさに友好のあかしだと思います。花の美しさ、散り際の潔さですね、これは日本人の心の原点だろうと思います。そこに引かれるものだろうと思います。  話は少し変わりますけれども、日本中にも桜の名所は幾つもあります。たった一本、一本桜と言われるものは何百年も生き延びて、悠々と枝葉を広げている。これは偉いなと思います。  足元に戻りまして、みやき町にもし当初の計画されたような桜の木を植えて、国道34号線から正門への通路に数本の桜でも構わないんですけど、手塩にかけた手入れ、技術の総力を挙げたつくり方をしていただけたら、1本でも2本でも生きておれば、感動できる桜の木になるんじゃないかというふうに考えます。これは不可能ではないと思います。もし達成できたら、佐賀県ナンバーワンのみやき庁舎の桜並木ということは、10年後、50年後、100年後までも生き延びる。それをなし遂げたのは、16年間の悔しさといいますか、空白を埋めた現在の事業部とおのおの方の努力のたまものであるというふうに後世に伝えられるのではないかと。簡単に言うと、不可能への挑戦は可能だと思いますので、私自身の希望は、数本でもいいから町花、桜の木も生かしてほしいなというふうに思います。  以上、3つ目まで、何かコメントがあればお願いします。 14 ◯議長(古賀 通君)  町長。 15 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まず、竹下内閣のときに、ふるさと創生ということで各自治体均等に1億円が交付されました。当時は海外研修をされておりました。それが一定の効果は認められたということで、限られた町民の方が海外で学ぶことも、それは大切ですけれども、もっと後世に残せるものはないかということで、当時、議会の皆さんとも協議をしながら、千本桜で有名な吉野のほうにも視察も行きまして、中原町を後世に、今、有名な吉野桜、千本桜というところは二、三百年前の先人たちが山を一生懸命切り開いて山桜を植えられたのが、今、後世に財産としてですね、日本だけじゃなく、世界的にも観光客が訪れられる名所になっています。  そういう意味で、中原の町花が桜でしたので、桜を各地区に植えようと。品種的にいえば国内でも八十数種類あるということですので、桜図鑑を取り寄せて協議をして、開花時期の異なる桜を各地区に植えていただいて、一年中花見ができるまちづくりということで桜の植栽に全地区で入らせていただきました。今、高柳は稚児桜とか、姫方はしだれ桜とか、中原公園にはまだ二十数種類の桜の木を植栽して、四季折々に桜が開花しています。それを見ていただいて、参考にして、各地区で桜を植えていただきたいということで、12地区のうち、ほとんど取り組んでいただいております。それぞれ一年中、中原に来れば、どこかで桜の花見ができるというところまで来ております。  その一環で、中原庁舎周辺についても桜を植栽させていただきました。ソメイヨシノが開花して散った後に八重桜が咲くようにということで、できるだけ桜の鑑賞をする期間を長くしようということでしました。庁舎周辺については、まだ桜も開花していますが、残念ながら庁舎以南、国道に至る道路についての桜が枯れている状況です。当時、専門家とも協議をさせていただきました。土壌改良をすれば大丈夫ということで行いましたが、その後の管理が不十分であったということは深く反省しております。結果的にはあのようなことになっておりますので、それにかわるものとして、先ほど課長が申し上げた品種の木を植栽することで緑化をしていきたいというふうに考えているところでございます。  今後、またみやき町の町花が桜となりましたので、みやき町は57地区あります。その中で、後世に誇れる、また残せるような町花の植栽についても努力をしていきたいと考えているところでございます。今後ともどうか立石議員におかれましては御指導を賜りますようお願い申し上げて、答弁にかえさせていただきます。 16 ◯議長(古賀 通君)  立石議員。 17 ◯6番(立石輝明君)  ありがとうございました。  2項目めの質問に移ります。  2、新名所山田ひまわり農園に助成を望む。  背景、取り上げた理由。  ふるさと佐賀には心癒やされる棚田が数多く点在しています。お手元のコピーを参照して、比較してください。素朴で心安らぐその風景は、美しい日本の原風景とも呼ばれています。  みやき町にも山田のひまわり農園があります。そんな棚田をもっとみんなに知ってほしい、もっと来てほしいと、景観を美しく保つために花を植えたり、イベントをしたりして汗を流し、棚田を守っている人たちがいます。応援してください。助成してください。  この人たちは、地域への御恩返し、貢献がしたいという使命感が支えています。ゆえに、存亡の危機が目前に迫っています。突然倒れてから、やめたと言ってからでは遅いのです。今、何らかの手を打ってほしいのです。計画的に優先順位で。見返りを求めないボランティアであるから、このままではいずれ長続きしなくなるでしょう。  そこで、計画的に整備してほしいこと。  今、希望することは、県道沿いへの案内板、掲示板、園内での駐車場、トイレ、標識類、雨よけ休憩所展望台散策通路、畦畔の拡幅、安全柵などが欲しいのです。以上は観光地として最低限必要なものと思います。  そこで、他市町の現状を調査し、一覧表でお示しください。資料請求。  観光商工費の総額と、うち観光費、スタッフなど。  みやき町の観光費の推移表。今後、どのように進める考えなのか、担当部署の意見を率直にお聞かせください。  以上、1回目です。 18 ◯議長(古賀 通君)  町長。 19 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  先ほど申し上げましたように、山田のひまわり農園がみやき町を代表する観光の名所として、既にマスコミ、町内外、認識をされているところであります。平成12年から立石議員初め、山田地区皆さんが国の施策でございます中山間地域等直接支払制度を活用されて、秋に咲くヒマワリという全国的に余り例のない取り組みをしていただき、その御苦労をいただき、努力していただいた結果で、みやき町の一つの名所、宝となっていることに改めて感謝を申し上げたいと思います。  特に、ことしは夏の猛暑によりまして、せっかく植えられたヒマワリの一部が全滅するということもお聞きしましたが、皆様の懸命、献身的な処置によりまして見事にひまわり農園は10月27日に開園されて、花を咲かせていただきました。  ひまわり農園については、6,000平米の棚田に約3万本のヒマワリが咲いているということも聞きまして、山田地区皆さんがみずから農産物等の販売等もしていただきまして、大変好評を博したところであります。  あわせまして、黄色いヒマワリと赤色のケイトウ、そしてアクセントをきかせた皇帝ダリアととともに順調に咲き誇りまして、盛況のうちに12月8日に閉園をされているところであります。  残念だったのは、ちょうど西側の斜面のハゼのほうがことしは非常に紅葉が悪かったということでありましたけれども、残念な点もありましたけれども、棚田のヒマワリケイトウ皇帝ダリアというのが、私たちもお伺いしましたが、やはり見る者に非常に感動を与えていただいたということでございます。  先ほど申し上げたように、白坂公園も地区の皆さんで管理をしていただいていますし、特に親水公園については夏場、もう駐車場があふれるばかりに利用を内外いただいております。このことは佐賀県で第1号で、佐賀県の住民とともに親水公園をという知事の公約のもとで第1号として、山田地区がみずからの提案をもとに、またみずからの管理のもとに、県民協働親水公園第1号として受け入れをしていただきました。  そのように、地区の皆さん、多くの方がボランティア的に御活動いただき、継続をしていただいています。このことは、みやき町にとっての誇れる名所であり、かつ宝でありますので、ぜひとも継続をしていただきたいと強く願っております。よって、そのための財政的な支援は当然させていただきたいと思っているところでございます。  特に、山田地区香田地区内で受け入れていただきました溶融資源化センターリサイクルプラザ等に伴う地域振興事業グリーンパーク基金というのを活用できるエリアですので、主な財源としてグリーンパーク基金を活用して、積極的に支援というか、むしろ御協力をお願いしたい。具体的にどのような支援をしたほうがいいのかを区長を初め関係する方々と協議を早速させていただきまして、来年度にはできるだけお答えできるような財源措置予算措置をさせていただきたいと思っています。  個々につきましては、担当のほうから御回答を差し上げます。よろしくお願い申し上げます。 20 ◯議長(古賀 通君)  丸野産業課長。 21 ◯産業課長(丸野隆司君)  6番議員の御質問の山田ひまわり農園に助成を望むということで、まず観光地として最低限必要なものについての御回答を差し上げます。  まず最初に、県道沿いの案内板、掲示板についてでございますけれども、これにつきましては、案内板、掲示板の必要性につきましては、みやき町でも認識しております。今後、具体的な場所やデザインにつきましては、議員初めとする地元の方々と協議をさせていただきたいということで考えております。  次に、園内の駐車場でございます。  現在は山田地区の関係者による御尽力をいただき、隣接しております土地を借用し、期間中、駐車場を確保していただき、ありがとうございます。今後も調査を含め、議員を初めとする地元の方々と協議をしていきたいと考えております。  次に、トイレ、標識でございますが、現在、開園期間中に設置しているトイレは、みやき町が簡易トイレをレンタルで借りております。トイレ、標識につきましては、議員を初めとする地元の方々と協議させていただき、設置をいたします。  次に、雨よけ休憩所でございますけれども、現在、期間中につきましては観光協会のテント2張り貸与しております。今後、不足している場合につきましては、テントをふやすことは可能でございます。  次に、展望台への散策通路でございますけれども、これにつきましては、例年、山田地区で中山間地域等直接支払制度やグリーンパーク推進整備事業基金の地域振興事業等により計画的にコンクリート舗装が実施されております。今後、展望台への散策道路の舗装につきましては、中山間地域等直接支払制度やグリーンパーク推進整備事業基金等を活用することも可能でございます。  次に、畦畔拡幅等の柵でございますけれども、ひまわり農園内の畦畔が高く、幅が狭いため、通路をできるだけ広げて、危険な箇所につきましては安全柵を設置するということであると思いますけれども、この件につきましても、中山間地域等直接支払制度やグリーンパーク推進整備事業基金を利用して計画的に安全柵を設置することは可能でございます。
     次に、みやき町の観光費の直近3カ年の推移を踏まえて、担当部署は今後どのように進めるかについての御質問にお答えいたします。  まず、提出しております資料について説明をさせていただきます。  最初に、他の市町の商工観光費総額のうち、商工観光費についての表でございますけれども、鳥栖市以外の町を考察しますと、今年度は上峰町が緊急雇用創出事業ということで上峰町の観光情報発信番組政策運営業務を委託されておりますので、観光費が大きくなっておりますが、それを考慮すれば、みやき町も観光費については遜色ないということと考えております。また、スタッフについても、みやき町では現在、観光事業に3名対応しております。  次に、みやき町の観光費の推移についてでございますけれども、平成21年度から23年度までの3年間につきましては、本町におきましても、ふるさと雇用再生特別基金事業を活用しまして観光事業を実施しておりましたので、事業費が大きくなっておりますが、その差を引けば緩やかに観光費については右肩上がりで伸びているということを考えております。  以上を踏まえまして、お答えいたします。  前段でお答えしましたように、山田のひまわり農園やハゼの紅葉は本町を代表する観光名所でございます。また、みやき町にはまだまだ観光資源がたくさんあると思います。その中には、今後、新たな観光名所として脚光を浴びるところも出てきますので、それに伴う経費についても検討してまいりたいと考えております。  いずれにしましても、山田のひまわり農園やハゼの紅葉は、立石議員を初めとする地元関係者の皆様の御尽力のたまものでありますので、今後ともよろしくお願いします。  以上でございます。 22 ◯議長(古賀 通君)  寺田企画調整課長。 23 ◯企画調整課長(寺田 晃君)  立石議員の御質問の中で、今後のみやき町の観光において担当部署の御意見ということでお伺いでございますので、企画調整課のほうからまちづくり事業の一つというようなことからお答えをしたいと思います。  みやき町の四季彩の丘みやきを含めまして、町内の景勝地をリンクさせたというか、そういった形での観光資源について調査研究を企画調整課のほうで行っております。産業課からお答えいたしましたように、山田地区にはひまわり農園やハゼの紅葉、白坂公園の桜、水辺公園など、本町を代表する観光名所として近隣から毎年多くの観光客の方が訪れていらっしゃいます。このような観光資源を山田地区だけではなく町内に点在する景勝地や名木などとリンクさせることによりまして、観光事業の活性化を図ることは可能ではないかというようなことで、現在、調査研究を行っているところです。  企画調整課では、町内にある名木や古木、景勝地、文化財等につきまして、みやき町の名木・景勝というものに登録を行うために、審査委員会で現在審査を行っております。この中には、県や町の名木、古木はもとより、ひまわり農園や鷹取山、水辺公園、千栗土居公園、蛍鑑賞などの景勝地、あるいは長崎街道や、今回、国の有形文化財に登録されました天吹酒造の酒蔵群などを名木・景勝というような形で登録する制度であります。そして、その保存活動や環境整備を住民の方が主体となって自主的に行う活動に対し助成を行うというようなことでしております。  今後、この名木・景勝ばかりではなくて、教育委員会のほうで調査を進められました石仏、あるいは史跡、それから、例えば、中原校区にありますぼた餅などのグルメ、三根校区にありますかまぼこ等の特産品などをリンクさせた観光コース、あるいは山田地区、四季彩の丘みやきといったスポット的な観光コース、こういったものの調査研究を行っていきたいというふうに考えております。  また、現在、観光協会の事務局といいますか、情報発信につきましては、四季彩の丘みやきに事務局を置いて実施をしていますけれども、今年度も議員からいただきましたこうした資料等につきましても、ひまわり農園や蛍鑑賞ツアー、それから天建寺の大綱引き、水辺公園など、旬の情報や四季折々のイベントなどをホームページを通して情報発信を行い、アクセス数も近年増加をしているというような状況にありますので、企画調整課といたしましては、今後も観光資源を有効に活用するため、このような調査研究を行ってまいりたいというふうに考えているところです。  以上でございます。 24 ◯議長(古賀 通君)  立石議員。 25 ◯6番(立石輝明君)  ありがとうございました。今、40分たちました。あと20分ほどで終わりたいと思いますけれども、最後に、ちょっと読み上げていきます。  テーマ、みやき町に新名所を育成する活動。ひまわり農園の取り組み、13年間の歩みということで、何のためにしよっとねという話。  目的、みやき町に新名所をつくりたい。次に、将来発展への布石を打つ。  目標は、栽培技術を確立することと、晩秋のハゼの紅葉と夏のヒマワリを同時に見る、不可能と言われていることへの挑戦をする、これが目標です。  3番目の背景、低迷するみやき町北部中山間地を活性化させたい。自然が残る里山や棚田の景観を逆に観光地として生かせないかと。それから、心癒される棚田とハゼ山、素朴で心安らぐその風景は、美しい日本の原風景とも呼ばれています。きっかけは、13年前の紅葉のときに山田地区に見えたプロのカメラマンがおっしゃったこと。今、ハゼの紅葉と同時に、もしヒマワリが見られたら最高のロケーション。一言で言えば、観光地に大化けする素地がありますよとの一言でした。具体的には、神埼町の九年庵にも匹敵すると私は思う。その帰り道に、どちらに感動したかはお客様が判断されることでございますが、遜色はない、頑張ってくださいとのことでした。カメラマンである私は、カレンダーをつくるために四季の自然風景を撮りに九州・山口各地まで出かけていますが、山田地区は手つかずの自然林、規模は小さいが、棚田と青い空があり、ぴりっとした感じが絵になる。家が見えない、車が通っていないのもよいとのことです。  5番目、財源、これは中山間地域等直接支払制度、国からの交付金などです。  次の活動機関とメンバー、平成13年から平成25年の現在まで13年間、今も継続しております。事業主体は山田地区の中山間地組合の18名。平均年齢は66歳。最高年齢82歳。代表者、真子生次氏、66歳、発表者は私、立石輝明72歳です。  現状の問題点を抽出してみました。大まかに言えば、稲作よりも100倍難しい。趣味の園芸や日曜大工のレベルのつもりでは大失敗するということです。今でも季節外れの栽培で失敗と反省の連続です。発芽直後のハトによる新芽の食害、播種時の猛暑と豪雨で発芽不良となる。まき直し。連作障害が出始めた。青枯れや立ち枯れ、茎葉が変色して病気になる。  以上のような問題点に対してどのような手を打ったか。  対策と処置、ハトによる新芽の食害は、地区猟友会による駆除とわなによる捕獲。猛暑、豪雨対策として、天気予報を見て、適期まきに努める。8月20日から8月末。それから、9月5日まで適時まくと。防害虫防除と土づくりに努める。農薬散布と肥料成分の吟味。窒素成分を少なくし、元肥重点主義で栽培する。連作障害は、水やり、土壌の中和、還元、堆肥入れ。台風による倒伏防止、背の低い赤いケイトウなどを植えてみる。風当たりを少なくする。  効果、成果などで、新名所の育成が進んできたと思います。目標5,000人に対して3,375人、12月8日までの合計では4,200人ほどです。  2)佐賀県農山漁村課で認知される。全国的にも知名度が高くなってきました。  3)一般客には、秋の見学コースとして定着してきました。若いカップルには、幼児と家族の写真撮影が見られる。初孫を抱いた年賀状のスナップ写真として。報道関係者には、定番取材地の一つに取り上げられています。  6番目、ヒマワリと赤ケイトウのできばえ。初めて見た光景だ、コントラストがよい、ほかなにない感動と、好評でした。デイサービス者の来園。記念写真を撮る。幼児の来園もあった。よく御挨拶ができる立派な園児でした。  みやき町観光協会のホームページのアクセス数。11月度1万3,000件以上、1日平均443件あり、この半分は、ひょっとしたら現場に足を運んでもらえたかなと思います。  最後に、天候不順の寒い秋でした。客足が予想よりも伸びず、土曜、日曜、祭日は雨にたたられました。  反省と今後の進め方、まず感動を与える立派な花をつくることが大前提、これが確立しないとお客様は見に来てくれない。現状の栽培技術では、30%ぐらいの達成率かもしれない。  2)台風対策、暴風雨が来れば倒伏、吹き飛ばされ、全滅状態となる。自然災害は避けられない。  11番、町への要望、先ほど申しました駐車場とか散策路とか安全柵とか、これをお願いしたいと思います。  新しい目標と決意、佐賀県ナンバーワンを目指し、秋に咲くひまわり園としての地位を不動のものにしたい。そこで、初期投資で整備していけば、3年後には大変身することでしょう。  最後に、まとめとして、皆様方のアドバイスと町当局の財政支援をお願いいたします。  以上でございます。何かコメントがあったらお願いします。 26 ◯議長(古賀 通君)  町長。 27 ◯町長(末安伸之君)  お答えをいたします。  中原校区において、従来は綾部神社、風天山というのが一つの町民の方の誇れる場所であって、旧中原町においては、そこにかかわる祭り等を通じて地域のコミュニティー形成にも大きく寄与していただきました。それに改めて山田地区ヒマワリ、ハゼ、親水公園、これが非常に近く、加わったことによって、より中原校区における人々の活動、活躍というのが非常に盛んになってきたかなと思っています。その意味で、山田地区皆さんの取り組みというのが非常に範たるものがございます。  よって、私としては、山田地区のハゼ、ヒマワリ親水公園、桜を経て、香田地区のホタルの里、そして綾部地区の綾部神社、風の神様、風天山、それから長崎街道を経て、白石神社、白石焼、それと四季彩の丘、千栗神社、市原の千栗土居公園、ハスの花、そして天吹酒造の酒蔵群、それから三根に下って天建寺、矢俣、葛城、西乃宮、宇佐神社というのがありますし、旧江見商店街もあります。三根については、食文化が非常に充実しています。まだまだウナギ屋とか老舗的な料亭もございますし、食に関しては三根校区は、みやき町だけじゃなく、佐賀県東部の中でも非常に文化が根づいていますので、これをうまくリンクさせる、線で結ぶことによって、さらにいいものにできないかということを合併当初から検討してきました。それを線にするために、新たな埋もれているみやき町の財産、名所というのがないかということで、県の指定する、国の指定する古木、史跡とは別に、数年前に県のふるさと緊急雇用を活用して石仏調査を全部しました。5,000世帯ぐらい調査した中で、まだまだ知られていない希少価値の高い石仏群がたくさんあるということがわかりました。それは1冊にまとめておりまして、今後、これをどう活用するかも検討していきます。それとあわせまして、先ほど課長が申し上げたように、町内の古木的なこと、非常にいい樹木がある。花も含めて、景勝地もある。これを区長を初め、地区にその推薦方をお願いして、今、選考委員会の中で10カ所ぐらいをとりあえずみやき町の景勝地として登録をして、先ほど申し上げたルートの中に組み合わせていきながら、幾つかのパターンの観光ルートをつくりたいと願っているところでございます。  まずは起点は山田のヒマワリ、ハゼから入って、南の三根校区までを一つの幾つかのルートをつくって、さらに充実していきたいと思っています。その意味で、立石議員初め、山田地区皆さんが継続して今の取り組みをしていただくことで、水は上からしか流れてきませんので、ここの源がもし存続できなければ、全体にその潤いは満たされていきません。その意味で、存続していただくための町としてのできるだけの財政的な御協力は惜しまない気持ちを持っております。どうかその意味で御提案をください。どこをどういうふうにしたほうがいいという御提案をもとに、その御提案に応えるような努力をさせていただきたいと考えています。早速、年明けましたら、担当と地区の皆さんと今御質問いただいた点について、まず協議を開始します。その後、定期的に情報交換等を行いながら、さらに今の取り組みを充実させていくための方策について検討をさせていただきたいと考えております。  今後とも、どうか立石議員におかれては、議会を勇退されても、この取り組みについては御協力を切に賜りますようお願い申し上げ、答弁にかえさせていただきます。 28 ◯議長(古賀 通君)  立石議員。 29 ◯6番(立石輝明君)  3回目の質問です。  今、私が思うには、今のひまわり農園は別にして、ざっとした話ですけど、今、日本はちょっと浮き足立っていますよね。国栄えて民潤わず、大金持ちはより大金持ちにというような気配はします。みやき町も3つのゾーンに分かれております。中央部と南部と北部、日の当たるところには集中的に投資をするからよくなっていきます。これは正論で、当然だと思います。しかし、みやき町北部にはまだ日陰の部分もかなりあるんですよね。後継者がいない、老人ばかり、跡取りもいない。あと10年すれば、今の限界集落というのが消滅集落になるやもしれない。そんな危機的な状況でございますので、地域の実情に合った施策をですね、中央集権でなくて、投資でなくてしていただきたいなと思うものであります。  最後の質問ですので、簡潔に御回答をお願いしたいと思います。 30 ◯議長(古賀 通君)  町長。 31 ◯町長(末安伸之君)  先ほど申し上げたように、合併以来、私もそれぞれの名所、史跡等を現地踏査させていただく中で、もっともっとみやき町にはいい宝があるということから、その点を線にできないかという中で調査を続けてきました。調査研究を続けてきた結果がほぼ集約できました。それぞれ文化財は教育委員会で取り組んでいました。商工観光は産業課で取り組んでいました。企画調整課は四季彩の丘を中心に調査研究を行ってきました。その成果が一定のめどが立ちましたので、来年度から機構改革を行って、産業課の商工観光の中で観光を企画調整課のほうの事務分掌として機構改革を考えています。それと、文化財担当1名を同じく企画調整課に配置して、一元化した観光施策を企画調整課を中心に行っていきたいと考えているところでございます。調査と研究はほぼ終わりました。これをどう今後生かすかについて、観光に関する一元化を企画調整課内に文化財担当と産業課の担当とを配置して行って、新たな施策の展開を行っていきたいと考えているところでございます。  以上です。 32 ◯議長(古賀 通君)  以上をもちまして、通告第13号、6番立石輝明議員一般質問を終わります。  お諮りします。休憩したいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 33 ◯議長(古賀 通君)  異議なしと認め、休憩します。再開は10時45分です。                 午前10時30分 休憩                 午前10時45分 再開 34 ◯議長(古賀 通君)  休憩中の本会議を再開いたします。  通告14号、11番宮原宏典議員の一般質問を許可します。宮原宏典議員。 35 ◯11番(宮原宏典君)  皆さんおはようございます。通告14号、議席番号11番、宮原宏典です。通告に基づき、2項目の質問をいたしたいと思います。  まず、1項目、地域活性化インターチェンジを検討すべき、2項目、豆津橋にかかわる渋滞解消についてということで質問させていただきます。  まず、1項目、地域活性化インターチェンジを検討すべきということについて。  今日、本町は中原三根線の天建寺線ということで町道建設を計画、実施され、南北に大きな背骨を入れて、町の活性化を図ろうと努力されております。本町は人口増加を図るため、定住促進事業で住宅建設をPFIをもって推進し、優良農地の転用、町有地の分譲、企業誘致など推進されて、人口減少の歯どめに努力されているところです。  しかし、このような町の活性化を図るためには、国道34号線、川久保線のような大変な交通渋滞では福岡、鳥栖方面に向かうにしても、鳥栖インターは使えず、時間的な計画はできない。そのために皆さん、東脊振のインターを利用されているところの今日であろうかと思います。  さきの議会でも交通網の整備を図るためにも、議会といたしまして、福岡県の五ヶ山ダムの建設が進む中で、道路整備の要望、また、林道丸山線の県道昇格等を協議いたしたところでございます。  国道34号線、川久保線の交通渋滞については、町長の努力でそれぞれの期成会でもって道路改良が進んでいるところでございまして、努力はされておりますけれども、今日の交通量では交通渋滞の解消は望めないのではないかと思われます。  今回の質問は、地域活性化インターチェンジについて、綾部、香田の地形的に乗り入れができないかと調査をいたしておったところでございます。私が調べている中では、この制度は平成12年に創設されていまして、最寄りでは平成29年度に長崎自動車道も小城市に完成予定であります。  現在はETCのみで出入りする事業が主のようでありまして、スマートインターへの接続方法には3通りありまして、1つが直接型、または2番目にバスストップ接続型、3番目にサービスエリア、パーキングエリアに接続という3通りがございまして、経費は直接型が高いようでございまして、その次にバスストップ型でございます。そのバスストップ型、接続型は経費も直接型よりも安価のようではあります。みやき町の長崎自動車道沿いの綾部、香田の山合いに道路があり、また、バスストップもございます。そういう関係で、この地形ならスマートインターでの事業は、私のような素人の考えでは向いているんじゃないかと思っておる次第でございます。  現在、建設中の町道中原三根線を生かして、交通アクセスを図り、企業誘致につなげれば、町の活性化になることと思うが、執行部としてどのような考えをお持ちか、質問させていただきます。  1回目の質問を終わらせていただきます。 36 ◯議長(古賀 通君)  町長。 37 ◯町長(末安伸之君)  通告14号、11番議員の御質問にお答えします。  地域活性化インターチェンジを検討すべきではないかという御質問にお答えをします。  まず、いわゆるスマートインターと言われておりますが、この件につきましては、私どもも関心を強く持ってきたところでございます。しかし、スマートインターとして優先的にサービスエリアとかパーキングエリア、そういうのが優先されるということを聞いておりましたので、綾部についてはバス停でありますので、できる可能性があるのかなということを思っておりましたら、10月1日にまちづくり課の担当が佐賀県首都圏営業本部のほうに挨拶に行っております。企業誘致関係で行かせたんですけれども、そのときに鳥栖市の山浦の話がとまっていると。地元鳥栖市が余り積極的ではないということから、みやき町で検討してみたらどうかということを首都圏営業本部のほうからアドバイスを受けまして、その報告を受けましたので、すぐ調査させています。県内に小城市が今計画されているということで、佐賀県の担当部局とか実績のあるコンサルとか、そういうものについて検討させています。これは高速道路利便増進事業ということで、財源があと数年、一、二年でなくなるかもしれないということを聞きましたので、すぐ調査を開始させて、財源的な構成、県内の自治体の状況とか、そういうのをもう既に開始しておりますから、それについては詳細を担当部局のほうから御回答を差し上げたいと思います。  なお、可能性調査という、本当に綾部のバスストップ周辺が可能性があるかという調査を計上する必要がありますので、当初に計上するか否かは議会の皆さんと最終的には全協でも協議させたいと思っています。調査費については、今聞くところには数十万円程度ということを聞いていますので、その点について、年明けぐらいの全協でお話をさせていただければなという思いをしていましたので、今般御質問いただいたのは非常にいい機会であるというふうに思っております。  一番心配しているのが、バスストップ周辺が山を切り抜いたところですので、北も南も山ですから、あと接続をどうするかがですね、この地形的な問題がなければぜひ積極的に働きかけたいと思っていますが、いずれにしましても、そういう基礎的な可能性調査を先にする必要があるということでございます。これが可能性があれば次の段階に入りますが、可能性がないという調査結果になれば調査費を無駄にすることになりますので、これについて協議はさせていただきたいと思っております。  以上、詳細について担当部局から御回答差し上げます。 38 ◯議長(古賀 通君)  本村まちづくり課長。 39 ◯まちづくり課長(本村国彦君)  ただいま町長のほうから答弁いたしましたけれども、重複する部分がございますけれども、どうぞよろしくお願いしたいと思います。  インターチェンジの設置ということでございます。  本町から車で30分圏内にある高速道路のインターチェンジは、鳥栖、東脊振、久留米、広川、八女の5カ所があります。本町は広域交通の利便性の高い地域であるといったことを認識しております。また、国道34号や県道佐賀川久保鳥栖線については、平成22年の道路交通センサスによると、両路線とも1日当たりの交通量が2万2,000台を超えており、混雑度も1.5前後ということで慢性的な渋滞が続いております。  合併時の新町建設計画の交通網の項目には、高速道路等を利活用した地域交通網の整備を掲げております。また、総合計画では、広域的な生活や経済活動に密着した、人とモノの交流を促進する交通網の整備を促進するとうたっております。これに基づいて、町道などの道路交通網の整備が行われているところであります。
     高速道路のインターチェンジの設置方法は大きく2つに分けられます。一般的なインターチェンジとETC専用のスマートインターチェンジです。スマートインターチェンジの整備方法については、本線直結型、サービスエリア、パーキングエリア接続型、バスストップ接続型の3種類に分けられます。一般的にサービスエリア、パーキングエリア接続型の経費が安く済み、本線直結型が一番経費がかかるというふうにされております。本町の場合、サービスエリア、パーキングエリアはありませんので、綾部地区にある高速中原のバス停を使用する可能性が高いと思われます。ここは鳥栖インターまで約9キロ、東脊振インターまで約5キロに位置しております。東脊振インターまで近いという点や周辺の地形の状況から、大量の切り土や土どめ措置が必要と思われ、開発経費が多額になるという可能性があります。整備経費につきましては、個別事案で大きく変わりますが、5億円から20億円の範囲ぐらいと言われております。料金ゲートから先は高速道路会社の負担ですが、そこに接続するまでの接続道路の整備経費は地元が負担しなければならないということになっております。接続道路の整備経費には社会資本整備交付金が充当できると聞いております。  また、接続許可に当たっては、スマートインターを設置することによる効果を金額に直したものが開発経費を超えることや、スマートインターを設置することにより高速道路会社の収益がふえ、ランニングコストを上回ることなどが必須条件になるなど、事業の費用対効果や高速道路会社の収支への影響など厳しい審査が行われております。  平成20年度に作成されました高速道路に係る高速道路利便増進事業に関する計画では、平成30年度までに約100カ所程度のスマートインターチェンジを整備する計画となっており、現在、全国で約60カ所程度のスマートインターチェンジの事業が行われております。県内では、小城市が小城パーキングエリアに接続する形で平成24年4月に連結許可を受けているとのことでございます。今後、みやき町でも広域的な生活や経済活動に密着した人や物の交流を促進する交通網の整備を促進するため、スマートインターチェンジについて先進事例の調査研究を行い、設置の可能性についての検討を行っていきたいと考えております。  以上です。 40 ◯議長(古賀 通君)  宮原議員。 41 ◯11番(宮原宏典君)  2回目の質問に入ります。  執行部としては、10月1日にこのようなスマートインターチェンジについて勉強していたということでございまして、私も本当に今回質問するに当たりまして強みを強く感じておりますが、このことについては、うちの道路整備、五ヶ山ダム、それから丸山線のときに、同僚議員の平野議員とこの問題については中原ではどういうふうな対応をしたのかということを雑談的にお話をしている中で、平野議員は覚えているか知りませんけれども、綾部、香田あたりに乗り入れをしたほうがよくはないかなと、そういうのは勉強しなかったんですかというようなこともちょっとお話しした経緯がございます。中原はそれぞれの通る道路等にも県道を34号線から県境まで努力されて建設されているところでございましたので、この問題についていろいろと勉強させていただいたところでございます。  そういう中で、このスマートインターについて私なりに考えておったところ、勉強していたところですが、いろいろと勉強している中で、国交省の佐賀国道事務所が、このスマートインターの係ということを伺いましたので、私、勉強をするために佐賀のほうに行ったところでございますが、今、執行部が申されましたように、この高速道路については、日本の高速道路はインターチェンジ間が大体10キロ程度だと。外国は5キロ間ぐらいにはインターチェンジを設けてあるというようなことから、日本も10キロでは市町村を通過のみだというようなことで、大体平成12年からそういう施策をとってきたということで、この5キロというのはちょうど鳥栖と東脊振のインターの大体合い中ぐらいですので、大体のところで一致するんじゃないかというようなことも国交省の係の方は申されたところでございます。  そういうことで、この問題について山浦の話もちょっと伺いました。そういうことで、サービスエリア、あそこはパーキングエリアと思いますけれども、パーキングエリア等は裏道のほうから安易に町道を開発しながら乗り入れができるだろうと。一番費用的に安いのはサービスエリア、パーキングエリアから乗り入れが一番費用的には安いというようなお話も伺いました。それで、うちの綾部と香田の地区においては、地形的に山合いだから切り土しなくちゃならんというようなことも課長が申されましたが、ループ橋とかなんかつくらんで入れるから、かえってそんなにかからなくて済むんじゃないかと逆の立場で私はこう考えておりますが、そういうことで、そこら辺、綾部、香田というのは地形的に最適じゃないかなという感じを持っている次第でございます。  これについて、目的等については、私も勉強させていただいたところは、通行可能な車両が今スマートインターはETCのみということでございまして、私、地域活性化インターチェンジということで勉強していたんですが、これは少し前の話の平成12年ぐらいの創設した時分のお話のようでございまして、今はスマートインターのほうが主ですよということで、ETC専門ですから人手が要らないということが一つはあるようでございます。  それと、うちのほうの34号線、川久保線のように渋滞が多いところにおいては渋滞緩和につながるから、そういうものに適しているんじゃないかなということも一つありまして、これをつくっていれば災害時にも一般道路の代替にもなると。それと、地域活性化、企業誘致とかなんかには相当これには効果があるんじゃないかというようなお話も伺ったところでございます。  そういうことで、費用的なことを申されましたけれども、いろいろ経費的には5億円から30億円ですか、20億円ですか、かかるようなお話も答弁でお聞きしたところでございますが、なかなかこれをつくるということについては、費用対効果がこの条件として出されるというようなことでございますけれども、うちのほうとしては、第1回目の質問の終わりに申しましたように、中原三根線に今新設しております大きな町道ができるわけでございますので、これがみやき町の背骨として一番活用できるんじゃないかと、そういう発展の可能性はあると思いますので、これを生かさないことはないじゃないかと、これを生かすためにはこのスマートインターをぜひとも検討していただきたいと私は願うところでございます。  それと、国土交通省の説明の中で一つございましたことは、この5億円とか10億円とかということは地域の公共団体が負担しなくてはならんということでございますが、整備局の話では、この道路の乗り入れ、町道から入る場合には、地域の公共団体が負担しなくてはならん。県道の場合は、県のほうの負担になるというお話を聞いたところでございます。それで、私は中原町の時代に中原の議員、町長の大変な努力で、先ほど申しましたように34号線から上は県道ということで、本当にこのようなことで皆さん方努力されたことがこのスマートインターに大変功をなすんじゃないかと思っておるのでございます。努力されたかいがあったんじゃないかなと、これができれば大変な努力のたまものとなるんじゃないかと思うところでございますので、私が聞いた範囲内で聞き違いか何か知りませんけれども、2人、1人の方も同席した中でのお話でしたから、そんなに間違った発言ではないと私は思っておりますので、そこら辺については執行部も十分検討していただきたい。県のほうとこの問題についてはですね。県道であれば県の負担になりますよというようなお話も伺っておりますので、それが本当ならば、執行部が今後十分検討しながらこの問題については取り組んでいただきたいと思います。答弁を求めて、2回目の質問とさせていただきます。 42 ◯議長(古賀 通君)  町長。 43 ◯町長(末安伸之君)  私もこのスマートインターチェンジについてですが、まず優先されるのは、サービスエリアとかパーキングエリアがあるところが優先されるだろうということで、みやき町は綾部地区にバスストップのエリアが少しあるぐらいで、地形的にも接続道路とか料金所をするには、山をくりぬいたところですので、かなり厳しいのではないかということで、余り積極的には検討していませんでした。10月1日に県の首都圏営業本部のほうからそういう話があって、改めて調査をするよう指示しております。その結果として、基山町は御存じのとおり、あれだけ大きなサービスエリアがあります。そこも検討されて、平成25年度に国交省の官民連携補助というのを申請されていますが、基山でさえ不採択です。佐賀市についても議会でそういう質問が出たということですが、具体的な検討をまだされていません。鳥栖市においては、平成24年、去年の2月に検討会が開催されています。その後、2回目は開催されていません。自治体の負担、それと、やはり基山のサービスエリアでさえ不採択になったということで、可能性については非常に低いという判断をされているかもしれません。  本町においても、接続する料金所、長崎方面に行くには高速道路の南側の民家が2軒ぐらいはかかわりますし、風天山はある程度削らないかんと。やはり地形的に非常に弱い地形なんですよ。幾度となく数十年前に大きな災害も発生しています。あれをもっと切れば、普通の山と違って、もう垂直に近いような勾配です。それを切るとすれば、さらなる二次災害の予測もあるということ。それと、今度福岡方面に行くと、あそこが高架ですので、高架にはそんなループ橋みたいなもので接続することは、そこまでは自治体は負担できませんから、福岡方面に行くには、ちょうどリサイクルプラザから溶融資源化センターに入っていくところ、あれから側道部分を接続するしかありません。しかし、その側道の上にまた橋梁がかかっています。切ると橋梁の橋脚に影響が出ます。この負担も自治体がしてまでしたほうが得なのかとか、そういうことで私としては余り積極的には検討していませんでしたけれども、基礎的な調査、可能性調査が1,000千円もかからないという話を聞いていますので、そこまでかけて一回してみる価値があるかどうかについて、今最終的に判断をまだしていません。その判断をしたら議会の皆さんにも御相談というか、お話だけはしてみたいなという気持ちは持っておりますが、いかがでしょうか。検討せろということであればもう少し検討して御提案してもいいですけれども、今のところそういう状況でございます。  以上です。 44 ◯議長(古賀 通君)  宮原議員。 45 ◯11番(宮原宏典君)  私は北茂安地区のほうですから、中原の地形的にはまだ不十分でございます、わかりません。そういう中で、町長は大体先取りをする町長でございますから、大抵のことは町の発展のためには努力されると思っておりますが、何か費用的に問題があるようなことで少し渋いというか、えらい前のほうには進まないような答弁のようでございますけれども、私はこれについては、町を活性化するためには、やはりこれは取り組むべきじゃないのかなという感じがいたします。  同僚議員の牛島議員の一般質問の中でも申されましたように、先のほうではいろいろと財政的には厳しい面が出てくると思いますが、これについては、やはり町の発展のためには私はこういうのには力を入れるべきじゃないのかなと思っています。そのために三根中原線を背骨を入れて企業誘致なり定住促進を図るための住宅建設をされておるわけでございまして、そしてまた、この34号線、川久保線の渋滞のために福岡、鳥栖方面に行くにも大変な時間を要すると。だから、東脊振のインターを使っておるというような事態でございますので、やはりこれはぜひとも県のほうとですよ、基山とか鳥栖、いろいろ町長は事例を上げていただいたんですが、やはりそこら辺は町道から乗り入れるんだということが一つあるんじゃないかなと。私はこの強みは県道からの乗り入れだからということでありますから、そこら辺は十分検討していただけませんかと私は言っているわけでございますので、そこら辺をま少し国交省ともお話をしていただいて、県ともお話をしていただいて、これが町の活性化のためになるものなら検討していただきたいと思っている次第でございます。これに対して答弁いただければ答弁求めます。 46 ◯議長(古賀 通君)  町長。 47 ◯町長(末安伸之君)  私も情報はできるだけ先取りして、それに対していろいろ検討をして行った事業もありますが、今振り返ると必ずしも成功ばかりではなかったなと。牛島議員から御質問が出まして、温故知新とか、それと、過ちを反省せずに再び犯すことが過ちであると御指導もいただきましたので、確かに就任してからすぐは、県のほうから地方債を使ってどんどん事業やりなさいと。言われるままにした結果が、バブルが崩壊して財政的にもやはりその影響は大きかったということの反省を踏まえて、今新たな町で町政運営を、特に財政運営に重きを置いてさせていただいているところでございますので、スマートインターについては、私としては消極的に思っていましたが、県のほうからそういう話があったということで、今にわかにまた改めて調査をしております。町単で行うことについては私も切り出す勇気がございません。県道とのアクセスで県が負担をしてくれるということになればまた話は違いますので、これも県のほうと既に協議をしていますから、可能性がある限りは諦めずに調査をしていきたい。費用対効果を含めて可能性が見出されれば、議会の皆様に御相談もしてみたいという気持ちを今持っているところでありますので、現段階では、まだ最終的に議会に御相談すべきというところまでは至っておりません。その結論は1月中には相談すべきなのか、いや、もう相談せずに検討するのを中止するかは1月中ぐらいに判断したいと思いますが、最終的に県の意向、首都圏営業本部ですから、首都圏営業本部は東京から見て机上的に山浦がなかなか進まないから、みやき町どうですかと言われた程度と思います。それに対して検討をしていますが、いよいよ本当にやろうとするときに、その条件、基山でさえ断られたというのがより私も消極的になった主な理由ですので、検討するにも費用がかかる、その費用を無駄にしてまで検討する価値があるか等を含めて1月中に最終的に結論を見出したいと思っています。  以上です。 48 ◯議長(古賀 通君)  宮原議員。 49 ◯11番(宮原宏典君)  2項目めの質問に入らせていただきます。  豆津橋にかかわる交通渋滞の解消についてということで質問させていただきますが、この質問は昨年の12月に質問をいたしておりました。住宅の増加や大型店舗の進出等や豆津バイパスの開通などによって、朝夕のラッシュが多いときにはトライアルまで渋滞が来ておるということ。通勤等に大変影響いたしておりますので、期成会等で豆津橋の待機線の建設を要望していただきたいと質問をいたしたところでございます。まだ1年しか経過していない中で、動きはさほどないんじゃないかと思っておりますが、話のきっかけぐらいはできたのかと、それぐらいのきっかけぐらいできたのかということでお伺いするものでございます。山口課長の昨年の答弁では、定住促進事業での推進をするに当たっては、24棟ぐらいの建設ですので、増加しても車1棟に2台にして48台ぐらいだから、余り影響はないんじゃないかという答弁でございました。しかしながら、現在では、多いときは千栗土居公園近くまで渋滞が来ておるということでございますので、やはりこれは早急に物事を考えなくちゃならんじゃないかなと私なりに思うわけでございます。  先日、交通調査が実施されておりました。これで1年後でございますが、量的に変わったところがあったのかということで質問をさせていただきたいと思います。  第1回目の質問を終わらせていただきます。 50 ◯議長(古賀 通君)  山口建設課長。 51 ◯建設課長山口一夫君)  11番宮原議員の豆津橋にかかわる渋滞解消についてということで御答弁を申し上げます。  このことにつきましては、24年12月定例議会で一度お答えをいたしておりますけれども、当時は福岡県久留米県土整備事務所で交通量調査をされ、その取りまとめ中ということで御報告をいたしております。それを久留米県土整備事務所に確認をいたしておりますけれども、現在引き続き交通量や滞留の交通実態調査を行われ、ことし12月3日に交通量調査等を行われたということでございます。その結果につきましては、まだ現在調査中ということで、数字としてはまだいただいておりません。交通渋滞の原因ということになりますと、町の見解といたしましては、大型店舗の出店等によりまして、国道264号、豆津バイパスの久留米市大石町豆津橋付近と同市白山町付近の計700メートル区間が平成24年3月に開通をいたしております。今までT字となっておりましたけれども、久留米市の大石町の豆津橋付近交差点で交差点を右折する車両がある場合、右折レーンがございませんので、同市の白山町方面から直進する直進車と対面することになったことが原因だということで考えております。  豆津橋、豆津バイパスともに完成4車線で計画をいたされており、現在は暫定で2車線で供用されております。佐賀県及び福岡県では、今後の交通実態調査の調査を踏まえまして、将来計画につきまして、地域の交通ネットワーク全体としての整合性を図りながら、効果的に4車線に向けての方法や時期については検討が必要であるということで御回答をいただいております。今後は佐賀地区建設関係合同期成会の中の264号、佐賀久留米線整備促進期成会、構成市町といたしましては、佐賀市、神埼市、みやき町ということになっておりますけれども、この中で久留米市とも協議をさせていただきまして、期成会の中で要望箇所として福岡県側、佐賀県側、強く早期の4車線が実現しますよう要望していきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 52 ◯議長(古賀 通君)  宮原議員。 53 ◯11番(宮原宏典君)  2回目の質問に入らせていただきます。  課長は今までのこの豆津バイパスの開通でもって交通量がふえ、また待機線がないということで今混雑しているということで、264号線の期成会等でもっていろいろとお話を進めておるというような答弁であったかと思います。町長は他の首長ともつき合いも多いようでございまして、まず、豆津橋も平成5年に建設され、年数的にも20年がたちまして色あせているわけでございます。そういう中でございますが、橋桁が載らないので、橋台だけが何の構造物かというような形でしょんぼり川の中におるわけでございますけれども、これをやはり早い時期に福岡県、佐賀県との中でこの話を一日でも早く進めていただいて、橋台がありますから、橋桁をかけるだけでございますから、ここら辺、それぞれの整備はもうできています、手前も久留米のほうもですね。だから、この辺については極力期成会のほうでもお話をしていただいて、この問題については対応していただきたい。このようにラッシュ的にですね、数珠つなぎに割り込みできないように混雑しているわけでございますので、それは時間的にすれば朝のラッシュどきで、朝夕のラッシュどきだから、それを過ぎれば別に問題ないなというようなことかもしれません。しかしながら、みやき町の人口増につなげるためにも、住宅、それから大型店舗、商店街もふやしながら、みやき町の活気を取り戻そうという考えがあれば、やはりそういう交通関係を早く一番に整備しなくちゃならんじゃないかと私は思うところでございます。  そこで、私、先ほど議長のほうからですけれども、少し休憩の間お話をしとったんですが、議長が昨年の県知事、議長の懇談会の席で、五ヶ山ダム関係からこの交通関係の佐賀空港ですね、その利用のための提案ということでリムジンタクシーの使用を久留米までというようなことで、乗り入れをということで提言されて、それが功をなしまして、12月16日からそれが開始されると、久留米までですね。どこを通るということはまだ決まってはいないというようなお話でございますけれども、きょうから、16日から開始されるということで、費用的にも余り高価ではなくてできるというようなお話を聞いております。そういう中で、行くにしても、このような264号線、三田川北茂安線のように混む中では恐らく効果はないんじゃないかと思っております。やはりそういうものを動かすということになれば、交通の渋滞を解消しなくちゃならんわけでございますので、これをいかにして交通渋滞を解消するかということは期成会等でお話をしていってもらわなくてはこの解決はないと思っておりますので、期成会の中というのはどのようなお話になっておるのか、そこら辺を答弁できるなら答弁を求めたいと思っております。 54 ◯議長(古賀 通君)  町長。 55 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  平成5年1月に今の豆津橋がかけかえ事業が終わっているということを聞いています。そのときに合わせて、今御質問の橋の北側に将来の4車線化に対応できるよう、あと2車線分の橋台を整備されております。私も橋台が整備されていますので、もう20年経過して、早く4車線化はなぜできないかということの疑問は強く持っていました。そこで、関係機関等の情報もいただいていますけれども、今現在の見解としては、あくまでこれは将来的に交通量が著しくふえたときに、そのときに2車線ずつを分けて橋を施工するよりか工事費が安くなるということで先行して橋台だけつくっているということで、あくまで現状の交通量、渋滞の状況に合わせてしたのではありませんということです。よって、今の見解は、福岡県、佐賀県もですけれども、現在の渋滞の状況は他の箇所に比べると深刻ではありませんと。一時的には渋滞するけど、流れているでしょうということから、計画は今のところございませんという返事しか返ってきません。そのことを何年かやりとりしていまして、期成会の中にも要望箇所に上がっていないんですよ。橋台がありながらどうして期成会、福岡県側と佐賀県側で期成会をつくって合同で陳情していますけれども、それにも入っていないのはなぜかなということで、情報収集しましたら先ほど申し上げた理由です。そんな深刻じゃありませんよということで、今後深刻になったときに備えて平成5年に橋台だけはつくっていますよということですが、どうも私としても不可解な回答ですので、そんな無駄なことをなぜするかと。将来的に人口が著しくふえていくという見込みがあるのか、また久留米も鳥栖も、みやき町もですが、調整区域とか農振等もありますし、そんなに爆発的に人口がふえて交通量がふえるということが予測されていたのか。私としては当時、20年前ですから、4車線化は当時は計画してあったんだろうと思います。しかし、今はそういう言い方しかされませんので、よって、佐賀県というか、来年から国道264号の佐賀久留米整備促進期成会、構成市町は佐賀市と神埼市とみやき町であります。福岡県は久留米市初めですので、この中で要望事項に、提案事項に取り組んでもらえるように、まずはそこから働きかけを強くしていきたいと考えています。  以上です。 56 ◯議長(古賀 通君)  宮原議員。 57 ◯11番(宮原宏典君)  3回目の質問に入ります。  町長の答弁で大体内容的なことはわかりますけれども、やはりみやき町にかかわる皆さんにおいては、渋滞というのは、朝8時ごろ出たら8時半以上に時間がかかると。私も1回、病院等に早く行かなくちゃならんときがありまして、うちを7時半ぐらいに出たところなんですが、大変なラッシュにあって、もう受付に着けるだろうかなという心配もいたしたところで、豆津橋も長門石も全部つながっているわけですね。だから、一時的ではありますけれども、そういうことでなかなか朝夕はそのような渋滞が続くと。それこそ、今、昼間は何となくスースー通っておると、流れは流れておるということでございますけれども、中央としては、期成会の中ではその中にも入らんぐらいな、これぐらいは当たり前だと、渋滞は当たり前だという見方であるようでございますけれども、これは何か政治力の関係かなという感じもせんでもなかわけですね。やはり人の通らないような橋をつくった政治家もおったわけでございますから、こういうものも必要に応じたものについてはそれぞれの陳情をしながらやっていくべきじゃないのかなと、私はそのように感じます。  ただ、私は平成5年にできるときに、うちの議会のほうである議員が、4車線できるから、今の町道をかさ下げするときに4車線つくれという提案を議員がされたこともございました。だけど、まずはかさ下げをして町の発展にしようということから今のような県道になっておりますけれども、そういう中で、両サイドには4車線できるように計画立ててあるわけですから、ここはやはり十分努力をして、陳情なりしながら、期成会でもその中に入るようにですね、期成会の中で上げていただけるようにこれは努力しなくちゃならんと思いますので、私たちもこの問題については一生懸命努力しながら、町の交通対策と申しますか、それに力を入れていかなくてはみやき町の発展はないんじゃないかと感じますので、今後とも執行部とともに頑張っていきたいと思っておりますので、執行部もどうかこの問題については力を入れて進めていただきたいと願うものでございます。これに対して答弁をいただいて、私の質問を終わらせていただきたいと思います。 58 ◯議長(古賀 通君)  町長。 59 ◯町長(末安伸之君)  まず、久留米市の意向が一番だと思います。私も久留米市とは長年おつき合いを深くさせていただいておりますし、今の市長、副市長とも以前からおつき合いさせていただいていますので、筑後川の堤防道路のときはもう何十年とならなかったんですけど、久留米市が福岡県に働きかけていただいて、福岡県が国交省に働きかけていただいたからできました。本当に久留米が動くと、福岡が動くとこんなに早くできるものかなということを思っています。  この4車線化についても協議はしています。久留米市としては、正直言って余り積極的に思っておられないです。なぜかというと、久留米市内の渋滞が緩和されなければ、4車線にしたとしても先が詰まるなら一緒でしょうと。だから、久留米市内の渋滞緩和を先行して市としては今やっていますと。その一環として西鉄まで通じましたと。しかし、まだまだ市内渋滞緩和のための道路整備をしないと、4車線にしても流入者がふえたとしても久留米市内の渋滞がさらに悪化すると困るというようなお考えを一部お持ちです。だから、みやき町が一生懸命申し上げたとしても、今のところ久留米市はそういうお考えですので、今回の西鉄まで真っすぐ道路ができたことを踏まえて、改めて今から久留米市のほうと協議をしていき、久留米市の御理解をいただかないとこの期成会の中での提案事項になりませんので、そのことの働きかけとお願いは当然強めてまいりたいと考えています。  以上です。 60 ◯議長(古賀 通君)  以上をもちまして、通告第14号、11番宮原宏典議員の一般質問を終わります。  通告第15号、12番松信彰文議員の一般質問を許可します。松信彰文議員。 61 ◯12番(松信彰文君)  質問に先立ちまして、議長の許可を得て、簡単な資料を配付させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。     〔資料配付〕  議席番号12番、松信彰文でございます。私は、さきに通告いたしておりましたとおり、2項目について質問をさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。  なお、質問の2項目につきましては、それぞれ簡単な資料を議長の許可を得てお手元に配付させていただきますので、よろしくお願いを申し上げます。  まず1項目め、三根校区坂口区の国有地約4万平米、4ヘクタールのみやき町への払い下げ運動の展開及び三根校区内工業団地3カ所、約10万5,270平米、10.527ヘクタールの再編・統合を通じた大規模太陽光発電所(メガソーラー基地)の設置について御質問申し上げます。  この問題の、さきの9月議会の同僚議員の一般質問から今日に至るまでの事情の経緯は、2名の同僚議員の先日の一般質問で明らかとなったところであります。  さて、本町におきましては本年2月、九州電力関連会社である株式会社キューデン・エコソルとの間で、本町公共下水道浄化センター敷地2,800平米に太陽光発電所施設設置契約を締結したところでございます。  契約内容といたしましては、売電収入月額891千円から株式会社キューデン・エコソルからの発電機器施設リース料857千円を差し引いた、月額売買収入34千円掛ける12カ月掛ける20年は8,160千円が、みやき町の収入見込み額となっております。このことは、既に平成25年度みやき町公共下水道特別会計当初予算書に、第1回目の歳入歳出項目として計上されておるところでございます。今後の順調な推移を見守りたいと考えておるところでございます。  一方、佐賀県におきましても、吉野ヶ里ニューテクノパーク跡地に敷地面積25.6ヘクタール、パネル設置面積16ヘクタールのメガソーラー基地を設置され、本年6月より発電を開始されたと伺っております。このメガソーラー設置の波及効果として、県は以上の項目を列挙されております。  1番、県及び事業者による県内投資として、1)県施工の用地造成、植栽・外構工事等の県内業者への発注、2)事業者施工の架台、パネル設置、変電設備工事等の県内業者への発注配慮。  大きな2番、メガソーラー事業による収入。佐賀県の場合、事業者中核会社はNTTファシリティーズとなっております。からの土地リース料、年間平米当たり100円。それに法人事業税、法人県民税が佐賀県に入るということでございます。  また、神埼市には法人市民税、固定資産税、これはパネル等の償却資産でございます。除草作業等の地元への業務委託。  大きな3番、再生エネルギー関連の情報収集と情報の提供。あるいは地域情報の収集と提供、さらには研究開発情報の収集と提供などが挙げられております。  大きな4番、子供たちの、いわゆる環境、科学教育の場としての活用等が挙げられております。  提示されたこれらの波及効果が、メガソーラー設置事業に伴う普遍的なプラス効果であり、本町においても当然該当するものであります。みやき町及び三根地区の活性化に大きく寄与するものと期待するゆえんであります。  以上、三根校区坂口地区の国有地払い下げ運動の展開と促進を中心課題とする太陽光発電所、メガソーラー基地の設置について提案を申し上げ、執行部のこの問題についてのお考えをお伺い申し上げます。  以後の質問につきましては自席より行いますので、よろしくお願いを申し上げます。 62 ◯議長(古賀 通君)  町長。 63 ◯町長(末安伸之君)  通告第15号、12番議員の御質問にお答えします。  三根校区坂口地区の国有地約4万平米ですが、このことで、みやき町への払い下げ運動の促進ということで御質問いただいているところでございます。  まず、この坂口地区については、筑後川の改修工事、いわゆるショートカットと言われていますが、その後、日住対策とか農業構造改善事業、圃場整備事業、広川の堤防改修事業などが国の施策として実施をされてきております。今、御質問をいただいている国有地については、現在の堤防が昭和51年3月に築堤されております。そのときは9万7,000平米程度あったというふうに調べています。その間、広川河川改修の代替地とか、土井外・坂口土地改良区の圃場整備区域にその一部が取り組まれまして、結果として現在の4万平米が残っているというところであります。  残された土地につきましては、地区住民の方の任意的な利用に委ねられておりまして、地区民が利用することについて規制をされたりしてきた土地ではございません。地区からは、耕作用として国への譲渡の要望も以前あったというふうにお聞きをいたしております。いずれにしましても、紆余曲折して現在に至っております。  地区の方々が農地として払い下げを希望されて、なぜそれに対応されなかったかというと、さきの金曜日の一般質問でも申しましたが、今、まだ川のままなんですよ。川のままですから、河川は払い下げできないんですよ。だから、今回、川を一回廃止、いわゆる廃川手続をして、その財産を財務省に移管して、財務省が後どう活用するかです。だから、町が払い下げに対して要望を行っている状況ではありません。なぜなら、地区の皆さんが農地として利用したいというお気持ちをまだお持ちの方がいらっしゃいますので、廃川手続が行われて、それから財務省と坂口地区の方で協議をされて、農地としてどれだけ占用、もしくは譲渡を希望されているか。そして、残った土地に対して、それを町として活用できるかということを検討しなきゃなりませんので、現段階では払い下げを積極的に促進できる、まだ決まっていませんので、国交省、いわゆる筑後川河川事務所が窓口となって財務省と協議されて、その見解がまだ返ってきていませんから、払い下げ等に対する協議というのは時期尚早だというふうに感じております。  前回、本村議員から御質問があったとき、私もびっくりして調べましたが、ある企業にお勤めの関係者じゃなくて、どこかの企業が、リサイクル協が探しているということを聞いて、関係のない方が坂口地区にあれだけ土地があるのでということで、その方が直接、地区の区長に相談されているものですから、私たちもびっくりして、その方ともお会いしましたが、全く会社とは関係ない方でございました。結果的には会社は違うところに行かれたということで、それから少し詳しく調べていく中で、まだまだ払い下げを町が受ける受けないという協議もできる段階ではないと、川ですから。そのことで、今のところは町としての対応は河川事務所、国交省と財務省の結果を見てから坂口地区の農地として耕作を希望されている方々との譲渡、もしくは占用、それから残った土地をどうするかという段階で町としての考え方を示させていただきたいと思っています。  以上です。
    64 ◯議長(古賀 通君)  松信議員。 65 ◯12番(松信彰文君)  町長の答弁を聞いておりますと、現在、この国有地を坂口地区、川の向こうに大体90戸あるそうです。この90戸のうちの二十二、三戸の方が無断で耕作をされておると。河川事務所等と契約も結ばずに、そこに土地があるということで、自然発生的に耕作を始められたという状態になっておるというふうに私は伺っております。私も現地を見に行きましたけれども、現地は、いわゆる登記簿上に記載はありませんと、番地もありませんと。いわゆる白地の土地でありますというふうに御説明を受けたわけでございます。現在、無断と言ったらちょっとおかしいですけど、自然発生的に二十二、三戸の方が耕作をされておると。そういう方々のために、町長も非常に心を痛めておられるというふうに私は理解をしたわけでございます。  私は、この土地が今後、河川事務所を経て財務省のほうに所有が移管になっていくということで、国においても、どう扱ってもいいのかわからない土地ではないかと。自然発生的に生まれてきた、要するに筑後川の蛇行によって生まれてきた土地であろうというふうに私は思っているわけです。ですから、払い下げ運動を展開していただいて、そして、その中で財務省あたりに、いわゆる払い下げについてのガイドライン、基本方針ですね。これをきちっと確立をしていただいて、みやき町に払い下げますと。ですから、坂口地区の23戸の方々については、これに基本的に従ってくださいと。そして、その上でみやき町が何らか、地元に除草の業務委託とか、あるいは管理の業務委託とか、坂口地区で組合等をつくっていただければ、そこに年間500千円であれば20年で10,000千円、年間1,000千円であれば20年で20,000千円とかいうような金が動いていくわけです。そして、そのことによって90戸の坂口地区が仲よく、みんな一緒に管理組合に参加をしていただいて恩恵を受けていくという形に導いていくのが町の仕事じゃないんですか。定住対策の一環ですよ。それを、もうせからしかけんせんということでは私は問題があるというふうに思います。とらぬタヌキの皮算用ということわざもあります。しかし一方、虎穴に入らずんば虎子を得ずということわざもあるわけですね。三根地区にとって、私はこんなにいい話はないと。そして、現地を確認して、車の音もしない、鳥の鳴き声しかしないようなのどかなところであります。また、南から差し込んでくる太陽の光を邪魔する建物も一切ございません。そしてまた、誘致企業であります創研ですか。あの横の町有地がございます。坂口町有地ですか。その横には、もう既に太陽光ソーラーのパネルが民間の方によって設置されておるんですよ。ですから、そういうふうなところも考えをいただいて、町長、私はこうしなさいと言っているんじゃないですよ。こういういい話があるから努力をして、誘致計画を、払い下げ計画を取り組んだらどうですかと。箱物を一生懸命つくっておられます。今度はまた安全のための箱物を北茂安の本庁舎のほうにつくっていくと。もちろん、それも必要です。しかし一方では、こういうふうな自主財源への取り組みを続けていくということがバランスのとれた行政運営ということになるんじゃないんですか。  こういうものに一生懸命取り組んでいただいて、あとは財務省の意向が左右するわけですから、まず町長、それから議長あたりが県知事のところへでも行って、そして、みやき町の定住対策事業の一環として、ぜひこのソーラー設置事業をやりたいということをお願いしていただけば、今言った、県もこれだけのノウハウを持っておるわけですから、協力をしていただけると私は思います。いかがでしょうか。 66 ◯議長(古賀 通君)  お諮りいたします。休憩したいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 67 ◯議長(古賀 通君)  異議なしと認め、休憩します。再開は13時です。                 午後0時2分 休憩                 午後1時   再開 68 ◯議長(古賀 通君)  休憩中の本会議を再開いたします。  2回目の答弁、お願いします。原野副町長。 69 ◯副町長(原野 茂君)  坂口地区の国有地についての松信議員の御質問に回答をいたします。  この国有地につきましては、9月の本村議員、12月の平野議員、古賀秀實議員より質問を受けたところでございますけれども、まず、この国有地につきましては、旧町時代からの問題でございまして、旧町時代、この観音高良については地区民の任意的な耕作、または国土交通省側の維持管理費の節減のために、お互い公文書等のやりとりがない中で、暗黙の了解のうちにここまで進んできたのが旧三根町時代でございます。  しかしながら、今回、突然として払い下げの意見があったのは、国土交通省側も上級の幹部の方たちが3年に一回かかわられまして、その都度、この土地はあくまでも国土交通省のものであるという再確認のために、産業課のほうに区長を通して調査といいましょうか、どういう状況なのかという意見を聞かれたのが発端だと思っております。  しかしながら、手続的には払い下げも将来あることでございますけれども、国土交通省は、あくまでも河川敷は国土交通省の行政財産、まだまだ河川でございます。ただ、堤防がないということでありますので、その中で、国土交通省がこの河川を廃止にし、あるいはまた河川のまま堤防の拡幅とかそういうことも勘案されて、不必要ということになれば財務省のほうに移管されるのではないかと思っております。  事務的には、財務省に移ってからこの土地をどうするかということを議会の皆さんとともに考えていくということしか、やはり現時点の段階では、私たち事務屋としては言えない状況でございます。  以上でございます。 70 ◯議長(古賀 通君)  松信議員。 71 ◯12番(松信彰文君)  私はこの質問をするに当たって、町長から俺はまた褒められるなというふうに思ったわけです。それはなぜかと申しますと、町長は公共下水道の浄化センターにソーラー施設を設置なさったと。あれはみやき町として、再生可能エネルギーの太陽光発電を大々的に、みやき町は自然のエネルギーを取り込んでいくよというアンテナショップ、アンテナ装置としての意思表示でもあるだろうというふうに私は思ったわけです。それで、今回、南島工業団地4,238平米、それから坂口工業団地5,300平米、三根西部工業団地9万6,000平米ですね。県は吉野ヶ里ニューテクノパーク跡地にソーラー施設をつくったわけですね。県はこう言っているわけです。昭和58年に前身の神埼工業団地の基本構想を決定して以来、既に28年が経過した。これまで企業からの引き合いはあったものの立地には至らず、これまでの経過を踏まえると今後も工業団地としての利用は見込めないと、もうはっきり言っているわけですね。これはなぜかというと、やっぱりTPPとか、いわゆる経済のグローバリゼーションの中で、日本はもう人件費が高過ぎると。輸入、輸出の交通費を差し引いても、もう外国の人件費の安いところに立地したほうがいいと企業が方向転換をしたということですよ。だから、このテクノパークというのは、吉野ヶ里遺跡のそばですよね。長崎本線、国道34号線、国道385号線、それから高速道路、長崎自動車道ですね。そういうところに隣接をしているわけですね。そこをもう県がこういうふうにこういうことをはっきりと言ったということは、私がもし会社の経営者ならば、南島工業団地とか坂口工業団地、三根西部工業団地を見に行って、ああ、私ここやめたと、私が社長なら言うだろうなと。そしてまた、県もこういうふうにおっしゃっておると。そして、町長は公共下水道の施設にアンテナソーラーをつけたと。今後、綾部住宅団地、それから天建寺住宅団地、こういうのも非現地建てかえということで、建設課長の御説明によりますと、綾部は28年を目途に建てかえを終了すると。天建寺は33年に終了ということで、私はこういうところも企業誘致は難しいから、こういう太陽光のソーラーパネルを設置することによって、みやき町の存在価値を高めていかないかんと。  市町村合併によって10市10町になりました。町も10町ですね。この中で、みやき町は末安町長を筆頭にトップランナーとして走り続けていかなきゃならないと運命づけられているわけですよ、佐賀東部に位置しておりますのでね。向こうの西部のほうとかなんとかの町とは条件が違うわけです。そういう中で、定住対策等にも取り組まれてきたということで、非常に町長も精力的に頑張っておられます。しかし一方では、小鳥が枝をついばんで巣をつくるように、こういう地味な事業についても目配り、気配りをして取り組むべきではないかというふうに私は考えたわけです。  今、副町長が事務屋の元締めとして謙虚な答弁をしていただきました。私はこの問題についても、板部の公民館跡地は財務省あたりから払い下げができずに、競売の看板があそこに立っております。行く行くはあそこになるでしょうけどね。ですけれども、私はこの国有地について、経緯を踏まえつつ、しっかりみやき町として情報を取得していただいて、ある時点では意思表示をきっちりしていただく。そして、三根校区の活性化のために寄与していただくということで、ぜひお願いをいたしたいと思います。副町長の最後の答弁を求めます。 72 ◯議長(古賀 通君)  町長。 73 ◯町長(末安伸之君)  済みません、御指名いただきませんでしたけど、よろしいでしょうか。  12番松信議員につきましては、議会の折、全協の折で貴重な御提案等をいただきまして、その幾つかを町政施策等に反映させていただき、大変成功をおさめているものが多々ございます。  その意味で、今回の御質問の件につきましてもそう申し上げたいところでございますけれども、私も過去の経験上、余りにも早く拙速に動き過ぎたために、やはりリスクも伴って御迷惑もおかけした件もありますので、現在は慎重に検討するよう心がけております中で、今回の坂口地区内の国有地については、今、財務省との推移を見ているところであります。  メガソーラーについてお話が出ました。今、下水道にしているところは下水道処理施設については広大な敷地なんですよ。もっとコンパクトにできなかったのかと、済みませんが、そういう思いがしている中で、その中に芝を張っておられましたけれども、今回、九電のソーラーのほうに相談して、そこに今建設をしていただいています。もとあった土地でさえ、その利益というのはわずかなんですよ。土地を買って造成して設置したら赤字です。そこまで町として用地を求めて造成を仕上げて、そしてソーラー発電をすることはリスクが高いと。県も不用な土地、見込めない土地を塩漬けにするよりか、メガソーラー等をして電源収入、もしくは賃借料をもって多少の維持管理費を捻出しようというのが本音じゃないかなと思っています。  みやき町はまだ福豊コンクリート跡地、南島、坂口もですが、企業適地を抱えています。新たに三根西部工業団地の南に進出する希望があれば拡大をしたいという考え方を持っています。よって、今の現状で坂口地区内に新たに国有地等の払い下げを受けて企業の立地等を図ることは、そのリスクが高いという判断をしていますので、現状のところは財務省と筑後川河川事務所の推移を見守るしかございません。  以上でございます。 74 ◯議長(古賀 通君)  松信議員。 75 ◯12番(松信彰文君)  そしたら、2項目めに入らせていただきます。  2項目め、中津隈地区、板部地区の再開発事業の促進についてを御質問申し上げます。  まず、1)2級町道干飯板部線の拡張整備と公共下水道事業の早期実施についてお伺いを申し上げます。  拡張整備箇所は、資料2-1であります。  このことにつきましては、本年5月7日に板部区長、中津隈東区長連名で整備要望書が提出されておるところでございます。このことを受けて、5月16日に町長、建設課長、財政課長ほか職員2名及び地元側から園田議員及び私、松信が立ち会いの上、現地調査を実施したところであります。  また、さきの9月議会におきましては、このことの関連事務作業として、宝満台団地入口線を町道認定していただいたところでございます。この道路の周辺状況を考えますと、将来的にはこの路線全体の拡幅整備が必要不可欠と思われますが、まずはこの起点箇所の整備が急務だと考えます。執行部のお考えをお伺い申し上げます。  次に、この路線への公共下水道事業の取り組みについては、第3次認可区域決定後、すなわち平成28年度以降になると伺っておりますが、現在、中津隈全域で事業進捗中、もしくは事業終了の状況と比較した場合に、どうしても納得ができない気持ちであります。このことについての御説明をお願い申し上げます。今となりましては、定められた期間において、一日も早い着工、完工を強く要望しておきたいと思います。  2)についてお伺い申し上げます。  旧中津隈干飯工業団地は、旧北茂安町が町民の働く場の確保のため企業誘致を行った場所でございますが、半世紀の時の経過の中で、工場空き地の増加が目立つようになってきております。そのような状況の中で、昨年1月、本町が中津隈町有地を取得していただいたことは、地域再生事業の拠点づくりとして、まさに画期的なことであったと町民の一人として心から感謝を申し上げる次第でございます。何としても働く場の確保のため、モデル箇所としてこの土地を生かしていただきたいと強く願うところであります。来年3月定例議会には、企業誘致条例の改正案が本議会に上程されると伺っております。企業誘致関係の情報収集、分析はもちろんのこと、受け入れ体制の整備等にも万全を尽くしていただきたいと思います。  何はともあれ、旧中津隈干飯工業団地を含む周辺地区への企業誘致を含む再開発事業の実施のためには、まずはその中核である中津隈町有地への企業誘致に町を挙げて全力で取り組むことが必要と考えます。進捗状況についてお伺いを申し上げます。  最後の質問をさせていただきます。  中津隈町有地の北東地域には、袋地となった数ヘクタールの土地が眠っております。去る7月22日に板部区長より、中津隈町有地から県道中津隈原古賀線の間、約430メートルに新設町道設置要望書が提出されたと伺っております。資料2-2です。この新設町道設置要望書に、(仮称)町道中原三根線の引き込み道路としての機能を持たせれば、この地区の再開発事業に大きく寄与するものと考えます。(仮称)町道中原三根線は、着々と事業進捗中であります。この町道の次の新設町道計画として、この引き込み道路を位置づけていただくことを強く要望し、執行部のお考えをお伺い申し上げます。  以上を私の2項目めの質問といたします。執行部の明快な答弁をよろしくお願いを申し上げます。  以上です。 76 ◯議長(古賀 通君)  山口建設課長。 77 ◯建設課長山口一夫君)  12番松信議員の御質問にお答えいたします。  中津隈地区、板部地区の整備、開発事業促進についてということで、建設課にかかわる部分といたしまして、まず町道干飯板部線の拡幅工事ということで御回答をいたします。  町道干飯板部線の拡張事業については、平成25年5月7日に中津隈東区長、板部区長の連名で、町道干飯板部線の全線のうち、板部地区の大電株式会社佐賀事業所の北側にあります正門西側の拡幅、正門西側から交差点南側へ道路拡幅、その南北の道路から宝満台団地へ続く道路の歩道設置ということで要望書の提出があったところでございます。このときの回答といたしましては、大電株式会社正門西側の拡幅と南北道路の拡幅につきましては、まちづくり環境整備事業計画に組み入れ、優先順位に応じて対応をしていきたいということで、3)の宝満台団地につきます歩道設置につきましては、議員の御質問の中で出てきましたけれども、町道と認定をされていなかったため困難ということで御回答を差し上げておったところでございます。  しかしながら、地権者のほうから平成25年7月25日付で寄附をいただき、今年9月の定例議会で町道宝満台団地入口線として町道認定をいたしましたので、3)の歩道設置につきましても、まちづくり環境整備事業の計画に取り組みまして、町の事業として取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。  それから、2)の町道の新設という部分の御質問ですけれども、これにつきましては、今年6月の区長会で各地区に新規町道認定要望箇所の取りまとめを御依頼いたしまして、各地区の区長の皆様から要望をいただいております。この中で、7月22日付で板部地区がこの箇所につきまして町道認定の要望箇所ということで提出をされております。  この要望箇所の現状といたしましては、約200本程度各地区から出ておりますけれども、現在、地権者等々の資料を作成させていただいております。早ければ、現状の町道認定規則に合致している部分につきましては、3月の定例議会で町道認定の議案を提出させていただきたいと思っております。ただ、この路線は平成13年度から19年度まで実施をされております旧北茂安町時代の農村振興総合整備補助事業で、農道3号として延長405メートル、概算事業費として40,300千円で計画をされておりました。一部、関係者の理解が得られる用地買収の見込みが立たなかったため、平成18年度の計画変更によりまして事業計画が廃止されていた経緯がございます。しかし、今回、再度地元からの要望もあっておりますので、事業化をできるかどうかの検討を開始していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 78 ◯議長(古賀 通君)  服部下水道課長。 79 ◯下水道課長(服部 洋君)  それでは、12番松信議員の町道干飯板部線の公共下水道事業の早期実施の見通しという件について御回答申し上げます。  この町道干飯板部線の大電株式会社から旧福豊コンクリート、今現在、町有地でございますけれども、これまでの区間につきましては、下水道の第2次認可区域外となっておったわけでございます。既に下水道管は北側では大電株式会社の入り口付近まで、また南側では福豊コンクリート跡地の南のところまで来ております。町道干飯板部線沿線には工場、事業所、民家がありますので、第3次認可区域の中には当該地区は入る予定となっております。よって、平成28年度から第3次認可区域の着工を予定しておりますので、28年度からの管渠敷設は可能となってまいります。しかし、沿線事業所等の加入接続状況を確認しながら、工事のほうは進めていきたいということで考えております。  それと、なぜ第2次認可区域に入らなかったのかというような御質問があったわけでございますけれども、この道路の沿線には、先ほど申しますように事業所、工場等が多く張りついておりまして、民家も5軒はありますけれども、やはりほかの地区で民家住宅が集中している地区を優先して下水道のほうの事業が進められたということでございます。  なお、中津隈東、板部地区で、この地区だけがまだ下水道が残っておりますので、先ほど申しますように、第3次認可区域に入る予定でありますので、事業所の加入、推進等を行いながら事業を進めていきたいと思っております。  以上でございます。 80 ◯議長(古賀 通君)  本村まちづくり課長。 81 ◯まちづくり課長(本村国彦君)  議員の2番の中津隈町有地及び旧中津隈干飯工業団地を含む周辺地区の現状整理・把握と今後の整備に関する基本的な考え方というような御質問でございます。それと、中津隈町有地の進捗の状況というようなことでございます。  中津隈町有地付近には、大電株式会社、それから明信倉庫株式会社、それからJAさが東部地区・三神地区水稲育苗センター、それから株式会社一弘、それから株式会社佐藤商店、特興国際株式会社といったことで企業を立地されているところでございます。  大電につきましては、1969年の進出以来、団地の中心的企業として貢献いただいているわけでございますけれども、電線、ネットワーク機器等の製造でございます。  明信倉庫につきましては、倉庫業、梱包業をされている会社でございます。  それから、株式会社一弘につきましては、食肉処理業、食肉販売業をされております。  それから、株式会社佐藤商店につきましては、機械製造、メンテナンス業といったことでございます。  それから、特興国際株式会社につきましては、プラスチック製造、リサイクル業をされているところでございます。  中津隈工業団地につきましては、そういったことで数社の企業が展開いただいているわけなんですけれども、中津隈町有地につきましては、今年の3月議会の一般質問でも答弁したところでございますけれども、企業誘致の工業適地として確保をさせていただきたいというふうに思っております。  その進捗状況ですけれども、数社からの問い合わせは受けておりましたけれども、進出には至っておりませんけれども、県と連絡を密接にとりながら、企業誘致活動を現在展開しているところでございます。  以上です。 82 ◯議長(古賀 通君)  松信議員。 83 ◯12番(松信彰文君)  答弁ありがとうございました。  まず順を追って、大電の正門の西側、資料でいいますと1番、町道拡張要望書、中津隈東区長、板部区長、平成25年5月7日に要望書が提出ですね。その返答が5月14日に中津隈東区長、板部区長に文書で来ておるようでございます。私、写しをもらいました。どういうふうに書いてあるかというと、課長、ちょっと読んでみますね。要望がありました件について回答をいたします。現在、本町では道路・水路整備計画を策定し、整備を進めております。要望がありました1.大電正門より道なりの分の拡幅、2.道路部分拡幅、これは宝満台に行くほうですね。それから、歩道設置2メートルにつきましては、平成27年度に道路・水路整備計画の見直しを行い、優先順位に応じて同整備事業により対応したいと思います。なお、3の歩道設置の東西道路、これが大電のほうですね。につきましては、町道として認定されていないため、町で直接対応することは困難でありますので、何とぞ御理解をお願いいたしますと、こういうそっけない、身もふたもない、どこに温かい血が流れておるのかと思わせるような文書を板部区長と中津隈東区長に差し出しておるわけでございます。横の連絡が全くない。そして突然、財政課主導の、いわゆる町道の寄附については、さきの9月議会で町道認定が行われたということで、財政課長はそこに座っておられますが、仕事をされました。だけど、建設課長は平成27年までしません、仕事しませんとおっしゃっているわけですね。これで定住事業ができますか。きちっと部課長会議を開いて、横の連絡をとって、今あそこはどうなっている、こうなっておるというようなことの話し合いを、副町長、やっているんですか、執行部は。私にはどうも部課長会議とかやっていないような気がしてしようがないですね。  そこら辺の組み合わせを、がちっとスクラムを組んで、町長、それは違いますよ、こっちのほうでやらんといかんとですよというような部課長が一人ぐらいおっていいんじゃないか。町長の言うことをはいはい聞いてから何も言い切らん。これじゃ町の事業はできますか。それがまず1点。  建設課長、27年度まで塩漬けするんですか。その点、後で答えてください。  それから、これは下水道課長。あなたは最近、下水道課長になったばかりですので、あなたに言うわけではございません。ただ、企業と住宅が混在している地区は難しいから、ちょっと後回しにしようと。ここは手がかかるばいというようなことをやっていたら、最後はどうなりますか。そして、企業を早く公共下水道に加入させるということが地域にきれいな水が流れるという前提でしょうもん。企業がある、住宅もある、企業は敷地も広かし、排水の量も多かけんせからしかばい、こいちょっと後回しにしておこうかと、そいじゃでけんということですよ。だから、さっささっさ公共下水道に入れて、そして新しい企業にもこがんしてぴしゃっと排水関係もしとっですよ、どうぞ来てくださいというのが町の立場でしょうもん。何もせんでおってから来てください、来てくださいて、誰が来るかいじゃん。ね、本村課長。  それからあと1つ、道路。これも板部区長から7月22日に設置要望書が出ております。ですから、町長、無理を言っているわけじゃないんですよ。(仮称)中原三根線のめどがつく、あるいは終わった、その後に次の町道新設計画としてたった430メートル、この道路をつくっていただくことによって、この地域は、みやき町のドル箱になりますよということを申し上げているわけです。きょうの一番初めに、立石議員ひまわり農園、それから山田水辺公園、これをつくられた。町長は口を酸っぱくして立石議員、ありがとうございましたとおっしゃっております。私はお礼を言うてもらおうと思うて言いよっとやないですよ。たった430メートルの道路をここに一本通すことによって、この地域には工場ができるわ、団地ができるわ、公園ができるわ、末安町長がしてくんさったばい、こうなるわけですよ。おいどんがしたてんなんてん園田議員も私も言いませんよ。末安町長がしてくいた。そうすると、末安町長はまた無投票でよか。そういう努力をしっかりと常日ごろからやっていただくことが、執行部への信頼を増すことになるのではないかというふうに私は考えているわけでございます。  道路の件も含めて、最後に副町長のお考えをお伺い申し上げます。(発言する者あり)副町長、その次に町長。 84 ◯議長(古賀 通君)  原野副町長。 85 ◯副町長(原野 茂君)  まず、地区からの要望でございますけれども、先ほど松信議員が言われるように、全体的にいろんな要望につきましては上がってきます。そして、全体の中で、3年計画とかの中で割り振った中で、ある程度のことを割り振りして予算と財政と検討をしておるわけでございますけれども、町長の一声でしているわけではございませんので。あくまでも建設課、財政課、それぞれの部署によって、ある程度優先順位を区切っていく。そうした中で、ただ、用地等が確定しているものにつきましては計画が立ちますけれども、用地の必要な分は、前もって財政とかなんとかで1年なり2年前からある程度進んでいくというふうなことで進めておりますので、よろしくお願いしたいと思っております。
    86 ◯議長(古賀 通君)  松信議員。 87 ◯12番(松信彰文君)  副町長、以前から建設課の要望書に対する扱いについて、我々も提言をしているんですよ。多分3年に一遍か何か見直しということでしょう。だから、きのうの岡議員から、いわゆる優先権の問題が出てくるわけですよ。ですから、全部3年に見直すということじゃなくて、50%は3年で見直しにして、25%は2年にして、25%は1年で見直すというような方策を考えていかんと、地元は、きのう岡議員もおっしゃったように、区長が一生懸命考えて要望書を書いているわけですよ。そして、いつしてくるっちゃろうか、いつしてくるっちゃろうかと待っておられるわけです。そういうとには何も言わんで3年間塩漬けしてから、いや、私たちは3年間ためてから見直しばすっとですよと、それでは区長、我々議員、町民、納得できないんじゃないんですか。  だから、自治体の仕事というのは、昔からそういうふうな時間をかける仕事が片一方にある。片一方では、千葉県松戸市のように、すぐやる課をつくる。それがこうこうなって現在に至っているわけです。ましてや、みやき町は定住対策、子育て、企業誘致、山積しているじゃないですか。これを乗り越えていかないことには、町のトップランナーとして走り続けることはできないんですよ。  だから、時代の要請に合った要望書の取り扱いというものについても、副町長、あなたがトップになって、部長、課長を代表して町長と話し合いをしていく中で、みんなで話し合いをしていく中で、新たな取り扱い方法について検討をしてくださいよ。そうしないと、3年も4年も待って、まだかいと。そしたら、区長は交代ですよ。議員も4年に一回で選挙ですよ。だから、そういうところの手はずが整っていないから、みやき町の議会は要らんのじゃないかと、そういうことを言われるわけですよ。決して議会の責任じゃありません。執行部がやっぱり事務の取り扱いは時代の流れに沿って迅速に、全部とは言いません。25%でも30%でもいいじゃないですか。やるようにやってください。  それで、最後の答弁を求めて、私の一般質問を終わります。 88 ◯議長(古賀 通君)  町長。 89 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まず冒頭に、私も若いときは少々我も強くてワンマン的なところがありましたけど、今はいろいろ過去のことも反省しながら……(「時間のなかけん、よか」と呼ぶ者あり)はい。むしろ私のほうから関係部署に打診しながら内部協議させていただいておりますので、御心配なく。今、優秀な職員がそろっています。的確な進言をしてくれますので、御心配なさらぬようよろしくお願い申し上げます。  さらに議会の御指導をいただいて、より慎重に事柄を進めさせていただきたいと思います。(「そうだ」と呼ぶ者あり)ありがとうございます。  それと、御質問ですけれども、私が最初に就任したとき、20年前に要望しているのが全然ならんと、水路が。しかし、この間、要望したのはなったと。それなら、議員に区長が頼めばなるんですかとか、さまざまな不公平感を抱いておられる方が20年前の選挙戦を通じてたくさんおられました。そこから、要望は全て区長を通して要望書をお願いしていると。それをオープンにしますと、各地区ごとにファイル化して、その回答を差し上げ、事業計画年度を一覧表にして、どなたが見られても公平にやりますということで、新町、合併してからもそのように取り扱いしています。  各57地区から区長が、区民の方が出されたもの、それを3年ごとに集約して計画化して、全てオープンにしています。今、議員がおっしゃるように、後から要望があったものを途中で入れていったら、その分、後回しになるところが出てきます。だから、このルールというのは変えようとは思っていません。ただ、緊急性があるという判断をしたときには、当然その大義をもって後から要望がされた事柄でも先にやることは当然あります。その旨、緊急性があるかどうか。いつも言いますが、費用対効果を含めて、原則はやはり道路、水路については特例債を活用する上で3年ごとに要望をまとめて、それを事業化していますので、今後ともそのルールは基本として変えようとは思っておりません。ただ、あと緊急性がどうかで、その順番が早まることはあり得ます。  ですから、全体を考えてください。1つの地区の区長にお応えすれば喜ばれるでしょうけど、その分、ほかの地区の要望がおくれることになりますから、そこはぜひ全体の中で今の御要望に対応しているということで御理解をお願いしたいと思いますが、御指摘のように、事務的な回答も多々あります。私のほうに回答書が来ますけど、これでは誠意がないと。できるところをできないと書いているんじゃないかということで、そのことは再度内部で調整して回答を変えたりさせていただいています。その一つの例が、今、御指摘のあったところ。これはすぐできることをですね、事務的な回答をしていましたので、それはすぐ担当者も現地に行って対応させていただきましたので、その分については御指摘のとおりですので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。  それと、福豊コンクリートから板部地区内の東西道路、これは過去、農村総合事業で計画されたという経緯があります。そのとき設計まで入っていたというような話を聞いているんですけど、どこでその事業が中断したかが不明です。地区か、地権者の御理解がいただけなかったのかどうかわかりませんけれども。よって、今回、新たな要望を6月にとっております。積極的に定住総合を推進する上で、町道機能があるのに町道ではないところ、また新設で町道をつくると民間の開発が促進されるようなところを含めて、積極的に町道に認定、もしくは整備したいということで意向調査をしましたら、板部地区の要望として入ってきています。ですから、それは計画には盛り込んでいきたいと思っています。その順位が何番目ということは申し上げられませんけれども、当然、私としては、福豊コンクリートの東西間の道路については、板部のお宮付近になると思いますが、ぜひともつなげたいと。そのことで周辺の有効な土地利用が図れるというふうに思っておりますので、ぜひ地元の方々の調整方をまたよろしくお願い申し上げたいと思います。  以上です。 90 ◯議長(古賀 通君)  以上をもちまして、通告第15号、12番松信彰文議員の一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全部終了しました。  本日の会議はこれをもちまして散会します。御苦労さんでした。                 午後1時42分 散会 © Miyaki Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...