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2021-06-10 令和3年第2回定例会(第2日) 名簿
2021-06-10 令和3年第2回定例会(第2日) 本文

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  1. みやき町議会 2021-06-10
    2021-06-10 令和3年第2回定例会(第2日) 本文


    取得元: みやき町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-01
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時30分 開議 ◯議長(田中俊彦君)  おはようございます。令和3年第2回みやき町議会定例会3日目の会議、御出席ありがとうございます。  ただいまの出席議員は15名です。直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しております日程表のとおりであります。       日程第1 一般質問 2 ◯議長(田中俊彦君)  日程第1.一般質問を行います。  通告第1号、10番園田邦広議員一般質問を許可します。10番園田邦広議員。 3 ◯10番(園田邦広君)  皆さんおはようございます。議席番号10番、園田邦広でございます。一般質問を行います。  今回の質問項目は2項目です。1項目め、岡町長の町政を問う。2項目め、メディカルコミュニティセンターの一部をコロナワクチン集団接種会場にということでお尋ねしたいと思います。  まず、1項目めの岡町長の町政を問うということでありますが、岡町長は先般、4月4日投票のみやき町長選挙に立候補し、見事当選されました。立候補する際、このようなことを言っておられます。私は、みやき町で歴史の仕事に長く携わってきた。その後は、企画調整課の職務に就き、みやき町の中枢を担う課であり、予算もかなり使う部署であります。  異動して見たものは驚きの連続でありました。まず、トップダウンの名の下、右と言えば右、白でも黒と言えば黒という絶対君主制、助言も苦言も届かず、言ったとしても、煙たがられ、異動していく先輩方。手柄は自分、ミスは部下という無責任な態度に振り回されてきた組織、そして何よりも、全てのお金、全ての事柄が自分自身の政治活動の道具であり、まちづくりや将来の財政のことを全く無視した無駄遣いの数々であった。大変ショックであったと、前町長の考え方、施策を真っ向から否定するようなことを言っておられます。  そこで、私は4点についてお伺いをいたします。  まず1点目、今言いましたように、前町長が取り組んできたことを正面切って批判されておられますが、岡町長は今後、どのようなまちづくりを考えているのか、お伺いします。  2点目、4月の町長選挙に立候補する際、みやき町の財政が危機に陥っていると言っているが、何を根拠に言っておられるのか、お伺いをいたします。  また、私は様々なアイデアをみやき町にもたらせる自信を持っているとも言っておられます。そこで、そのアイデアの一部を紹介していただきたい。  3点目、令和3年度一般会計予算は、歳入歳出それぞれ13,210,189千円の骨格予算となっているが、今後、この予算の組替え、また新規事業等は考えているのか、お伺いします。  4点目、事業整備構想についてであります。この構想は、前町長のときに全員協議会で、その必要性を説明されておりました。岡町長は、この件についてどう考えられているのか、お伺いします。
     3点お尋ねです。  1)市原グラウンドの代替整備。  2)南花園南側サッカー場及び駐車場の整備。  3)坂口地区におけるみやき町未来防災拠点型農業プロジェクト構想。  以上4点について、まずお伺いいたします。あとは自席にて質問をいたします。よろしくお願いします。 4 ◯議長(田中俊彦君)  岡町長。 5 ◯町長(岡  毅君)  皆さんおはようございます。議席番号10番園田議員からの1項目めの御質問に対してお答えいたします。  まず、今後のまちづくりの構想でございます。今後のまちづくりの構想ということでございますが、今後4年間の目標として、日程初日の所信表明で盛り込ませていただきました、まずは住民目線を大事にした公平公正な町政運営を図っていくということを大前提にしたいと考えております。その上で、前町長時代からの継続事業のうち、よいものはよい、方向修正が必要なものは必要という議論を行政内、また議会の皆様と議論していく所存でございます。具体的には、まちの最上位計画でございますみやき町総合計画をまず改めて策定していきたいと考えている所存でございます。  自治体は、この総合計画を基盤に物事を積み上げていきます。まずは、この策定準備に今年度から着手したい意向です。また、この策定過程において、住民ワークショップなどを経ることによって、多くの町民の声を反映しつつ、長期的な視点も踏まえた大きな計画にも触れていきたいと考えています。  このような住民参画による対話を行うことは、次世代のまちづくりを担う人材育成にもつながると期待しているところです。  また、計画の進捗や評価を把握しやすくするためにも、数字で議論する、そのような努力をしていく必要があります。統計資料など様々な数値を追いながら、議会、町民の皆様と事業を振り返るような環境づくりも必要だと考えているところでございます。  計画の中身につきましては、これから議会、町民の皆様とつくっていくということになりますが、私なりに力を入れたいのが所信でも申し上げましたとおり、農業分野、商工業分野、定住促進、福祉充実、子育て、災害対策でございます。  農業、商工業分野においては、積極的な補助の確保や設備投資など、新たなチャレンジを行う方々への支援体制を整えたいと考えています。  農業分野においては、佐賀県が行うさが園芸888運動など、活用できる制度を積極的に検討したいと思っています。  中小企業のデジタル化の支援も必要ではなかろうかと考えているところでございます。  定住促進に関しましては、エリアを明確化した優遇策を設けることで、民間開発を積極的に誘導しつつ、住環境にも配慮したい考えです。  また、芸術家や技術者などの集いの場を提供することにより、定住と雇用を組み合わせた施策も検討し、人的交流から新産業が生まれるような流れも期待したいと考えているところです。  福祉充実に関しましては、高齢者の生活支援が急がれるべきと考えております。みやき町の高齢化率は周辺と比べても高く、買物支援など、生活に密着したサービスの確立が急務であろうと考えております。  また、文化、芸術、スポーツ振興における生きがいづくりも福祉に役立つことをいま一度施策の柱として考えます。  健康施策に関しては、さらなる健康データの活用を考えていきます。みやき町の世代ごとの疾病は何が多いのか、どのようなデータを利用しながら、そのようなデータを利用しながら、では、どんな健診事業や健康づくり事業を展開すべきかを考えていくことが必要です。  子育て支援に関しましては、子供が大きくなるにつれ、行政側の相談窓口が変わらないためにも、切れ目ないトータル支援窓口というようなものも必要だと考えているところでいるところでございます。  教育面に関して、新たな指導科目であるプログラミング教育、英語教育の推進に当たり、学校現場に負担をかけないで教育充実をどう図るか、これを主眼に置き、民間の活用など、積極的に検討していく所存です。  最後に災害対策ですが、大雨時の浸水対策に対して、正面から向き合う時期が来ています。国では流域治水という考えが始まり、様々な河川流域関係者と一体的な取組として対策を練りましょうという考えでございます。  まずは、総合的な連携でどう減災につなげていけるのか、調査、協議をしていく所存です。その中で、短期、長期目標を定め、仕分けしながら取り組んでいくことが肝要かと考えています。  以上が全体的な中身となりますが、あくまで総合計画を策定する過程において、しっかりした議論の中で詰めていきたいと考えているところでございます。しっかりした実行力には、しっかりした計画が必要との認識です。  また、住民の方々の様々な声に耳を傾け、大切な血税を無駄にすることなく、最大限有効に活用するとともに、計画、目標設定、実施、検証、評価、そして、見直しというサイクルを確立しまして、見える化ということに取り組んでいきたいと考えております。  次に、財政についてでございます。  私が危惧しておりましたのは、一般会計におけるふるさと寄附金基金からの充当額の部分でございます。  令和2年度当初予算ベースで17,170,390千円、令和3年度当初予算ベースで1,155,588千円の繰入れを行っており、令和2年度期首のふるさと納税基金残高6,117,694千円からして、ふるさと寄附金がなかったと仮定した場合、数年で枯渇し、現在充当している事業については、廃止を含め、見直しが必要となるからでございます。  ふるさと納税寄附制度は、今後将来にわたって継続していくか担保されておりません。これを財源とした経常的経費への充当ということを不安視していたわけでございます。  そもそもの歳出予算を極力抑え、この財源構成を少しでも臨時的経費へシフトしていくことが不安材料を取り除くことだと考えております。  一方で、住民サービスの低下を招くことは議会、町民の皆様も当然望むところではないと考えておりますので、そのバランスを考えながら、しっかり取り組んでいく所存です。  続いて予算の組替え、新規事業はというところでございますが、6月補正予算については、令和3年度当初予算が骨格予算となっていたことから肉づけ予算を計上しております。  当初予算に計上している事項につきましては、令和2年までに調査設計、または県関係機関との事前調整を終えている継続事業や、公共施設の維持管理など、町民に対するサービスや利便性の早期確保が必要な事業等を計上したものでありまして、新規事業政策的経費については肉づけ予算での計上となっておりました。  とはいえ、政策的経費につきましても、当然、継続的な事業が多数残っている中、これまでの事業や、事業効果を考慮しながら、継続すべきものは継続すべきと、こういう判断をしています。ただし、一旦事業を精査し、事業実施の必要性、時期等を再検討すべきというものにつきましては、今回の予算計上から見送る方向で査定を行ってきたところです。その結果、23,339千円ほどの予算圧縮を図ったところでございます。  最後に、3つの事業構想でございます。  まず、1)の市原グラウンド代替え整備でございます。  まず、市原グラウンド代替え整備に関しましては、市原トライアル西側の用地において、グラウンド整備という名目で地権者へ説明を行ってきているところでございます。  一方で、メディカルコミュニティセンターの北側、保育所予定地の西側の用地に関しまして、別事業で買収する地権者説明も行っております。  この土地の有効利用も考える必要があります。保育所建設に関する地区説明会では、大雨時の浸水被害の懸念も地域住民の方々から承っておりますことから、調整池を兼ねたグラウンドという選択肢もあろうかと考えているところでございます。  整備費の二重投資などを避けるためにも、これらを一体的に考え、方向性を見出して議員の皆様と御議論していきたい考えです。  次に、2)南花園南側サッカー場及び駐車場整備でございます。  南花園南側多目的グラウンド、これはサッカー場のみだけではなく、ラグビー、フットサル、グラウンドゴルフなど、様々なスポーツに利用できる多目的施設の予定でございますが、これに関しましては、まず、女子サッカー構想に関して、一定の目標を再設定する必要があると考え、継続協議をしております。  既に活動を充実させているみやきなでしこクラブのU-15の女子サッカー選手たちも、今年度末で高校生になる子たちが在籍しております。まずは、これらの子たちを放り出すようなことは自治体としてはあってはならないという御認識は、議員の皆様、町民の皆様も御理解いただけるかと思います。  ただ、これまでこの活動のゴールをどこに設定するのか、スポーツコミッションという組織をどう活用していくのかという議論があまりなされていなかったことも事実でございます。これにしっかり方向性を持たせることを最優先に内部協議を継続しているところでございます。  その上で、活動がどうなる、どうするかと、ゴールをどうするか、目標をどうするかというところの後、ハードをどう考えていくのかという議論につなげるつもりでございます。  また、ハード整備については、多重整備を避けるためにも、トライアル西側用地メディカルコミュニティセンター隣接用地も考慮して、議論していくべきかと考えております。その議論の過程において、議員の皆様にも御意見を賜っていく所存でございます。  最後に、3)のみやき町未来防災拠点型農業プロジェクト構想でございます。  当プロジェクトに関しましては、既に昨年秋に坂口地区に説明を行い、一定の御理解をいただいている状況でございます。町内でも唯一孤立した地形である坂口地区にお住まいの住民の方々の生命と財産を守るためにも、継続性を重視したいと考えているところでございます。  現在、非農用地に関して、先行盛土がなされており、これに数年要するということでございます。それまでの間にプロジェクトのさらなる具体的構想を練っていく必要があるという認識でございます。  以上でございます。(「2番のアイデア……」と呼ぶ者あり)  アイデアにつきましては、一番最初のまちづくり構想の答弁の中に盛り込んだつもりでございます。 6 ◯議長(田中俊彦君)  10番園田邦広議員。 7 ◯10番(園田邦広君)  まずは、答弁ありがとうございました。  2回目に入ります。  まちづくりをどうするかというふうなことをお尋ねしたわけですが、このまちづくりについては、それこそみやき町の最上位にランクされております総合計画、そして土地利用計画等があろうかと思いますが、先ほど町長も言われたように、これは所信表明の中できちんと説明をしていただいております。私も帰りまして、この所信表明は数回読み返しをしたところでございます。今、言われたことは大体この所信表明の分が多かったというふうに認識をいたしました。  このみやき町の第2次総合計画というのは、平成29年に策定されておるわけですね。それで、今年がその前期の5年目が終わるようになっております。今年が後半の5年を一部改定をするというようなことで、今までやってこられたと思うわけですね。そうすると、私は岡町長になられて、冒頭申し上げたようなことで、前町長のことはもう否定をされておりますので、この総合計画をどういうふうにされるのかなというようなことは議会前から私は思っておったわけですね。そういうことですので、今回このような質問をしておりますが、今言いましたように、今までは第1次は10年間スパン、それから、第2次も10年間スパンというようなことで策定をされておりますが、今言ったように、今年が後半5年間の見直しになっておるということですので、岡町長の所信表明等からすると、町長は替わったならば、今の時代は、その町長の任期に合わせて総合計画が作られておるというようなことが言われておりますね。4年間、8年間、12年間スパンでやられておるというようなことですから、この総合計画が今後どのようなスパンになっておるのか、4年、8年、12年と言っておられますが、その間隔でやるのか、短期的に計画を策定されているのかですね。  そういったことを言われておる一方で、ワークショップを経て、多くの町民の声を反映した長期的な思案を入れた計画を作るということも言っておられるわけですよね。そうしますと、短期的と長期的という言葉を使っておられますので、今度の策定がどのような期間で策定されるのか、そこら辺をお尋ねしたいと思います。  当然、アイデアがあるというようなことでありましたが、そういったものも恐らくこの総合計画には盛り込んでいかれるんではないか。このワークショップを経てというような、このワークショップというのが新しいあなたのアイデアの一つではないかなというふうに私は思いました。ですので、総合計画の期間をどういうふうにされようと思っているのか、それをまずお尋ねしたいと思います。  それから、2点目の財政についてですが、町長はそのふるさと寄附金を活用しなければ財政が危ないというふうなことを言われましたね。それは前町長のときも、それは議会、あるいはまた、全協の中でしっかりと説明をされてきたと思うわけですね。ふるさと納税源がなければ、それはきついですよというふうなことも言われておりました。ですから、そのふるさと納税寄附金を積極的に取り組んでいくということをされておったわけでしょう。やっぱり町税とか国の交付金だけでは、今の町の財政は成り立たんと私は思っておりますよ。しかし、そういったふるさと寄附金を活用しなければ、財政が潤わんというようなことだったろうと思うわけですね。ですから、そのふるさと寄附金をいただくためには、公民連携といいったものをやりながら、そして民間の力、そして、その民間の方々から寄附をいただく、これもふるさと企業版といったものもあろうかと思いますが、そういったものでしのいでいくということだろうと思います。  令和3年度のふるさと寄附金は、30億円の寄附金をいただくというようなことで計画をされておるわけでしょう。今年は、今あなたが言われたように11億円ちょっとぐらいですよね。新たに30億円ぐらいを積み立てるという予算になっておるんじゃないですか。  このふるさと納税寄附金制度というのは、国が制度を起こして、法律で認めたものですよ。違法ではないわけですよ。ですから、私はこの制度を最大限活用して、町長がトップでそういった活動をする。そして、職員の皆さんも頑張ってもらう、そのためには議会としてもやっぱり応援するところはしなければならないというふうに私は思っております。  ですから、ふるさと納税を議論、別に置いて、財政というのは、それは語られんではないかというふうに私は思います。ですから、ふるさと納税、今、一番の頼りは、どこの市町村でもふるさと納税ですよ。これは積極的にやっておりますので、岡町長もそういった財政をきついきついというようなことを言われる前に、まず、ふるさと納税に力を入れてください。  これは、指数が出ておりますよね。各年度、各町村指数が出ております。その指数を言いますと、町の財政をするには、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率というものがあるわけですね。それで、決算時にはこれを出していただいておりますよね。令和2年度は9月にしか出ないということですから、令和元年度の実績でいきますと、実質赤字比率早期健全化基準というのは、13.97%です、基準がですね。これはみやき町は数値が出ておりません。それから、連結実質赤字比率18.97%が基準です。これも数値が出ておりません。3つ目、実質公債費比率25%、これがみやき町は10.9%、4つ目、将来負担比率350%、これは数値が出ていません。  このように数値が出ていないものは、全く問題ないという判断をしていいということになっておるんです。そして、実質公債費比率は25%に対して19%ですから、基準から今50%ぐらいの比率になっているということでありますので、財政については、健全な財政運営がなされているというふうに私は思っております。このことは、監査委員の意見でも指摘をされておらず、三、四年で急激に悪化することはないと私は思っております。どうでしょうか、町長。  これで、今言った令和3年度の予算は30億円のふるさと寄附金をいただくというようなことも入れながら、財政を組み立てたらどうなるのか、またはあなたが言われるように財政が危険となるような、財政シミュレーションを1回出してください。  こういうことは選挙時に町民の皆さん方に数字をもってお知らせをされたのか、そして、こういうふうに財政が陥っているということの証明をあなたがされたのかですよ、そのことをお尋ねいたしたいと思います。  それから、3つ目の一般会計予算は、骨格予算ということでありますが、中身を見てみますと継続事業、そしてどうしてもやらなければならないような事業が入っております。ですから、この132億強の予算の中で、今後、岡町長は見直しをされるんですか、それともされて新規事業を入れられるのか。入れるとすればどういうものを考えられておるのかというのをお伺いしているわけです。しかし、今、町長は、またこういったものは精査をして、できないといいますか、話合いをして、おかしいところはおかしいというような変更をしていくというふうな答弁であったろうと思っております。そのことついてもう一度答弁をお願いいたします。  4つ目の、3つの事業整備でありますが、市原グラウンドの代替整備というのは、あそこでメディカルコミュニティセンターを造るときに市原グラウンドを利用されていた団体の方から、やっぱり別なところにグラウンドを造ってほしいという要望が出ているんですよ。ですから、私はこれを放棄するわけにはいかんというふうに思うわけですね。  今、江口グラウンドのほうを利用されていると思いますが、前町長時代に市原辺の土地を模索されておったというようなことも聞きますので、そこら辺の、今町長言われたように、メディカルコミュニティセンターの北側、保育園を造る横ら辺をというようなことも併せてというようなことも言われましたが、前町長のときにはほかの土地を模索されよったということですから、このことは頭に入れながらしないと、そこの地権者の方が怒られますといいますか、そういうことも相手がありますので、そこら辺のところはぜひ配慮をしていただいて、整備をするならしていただきたいというふうに思います。  それから、南花園のサッカー場及び駐車場については、るる申されましたが、私はそのU15といいますか、サッカーをどうするこうするということは言っておりません。ただ、今、ふれあい広場が大型の遊具を入れられて、あそこで東のほうの芝のところではラグビー部が使用されているわけですね。されておりますが、土曜、日曜、祭日ともなれば、やっぱり町外、そしてまた町内からの多くの皆さんが子供たち、家族連れが来て遊んでおられるわけですね。遊具を使ったり、また、ボールを使って遊んだりされております。そうすると、サッカー場がやっぱり邪魔になるといいますか、そういうふうなこともあって、このサッカー場を多目的なものにしたいという考えからこういう発想が出てきたんではないかと。あわせて、南花園の東側を駐車場にして、今の駐車場をされておるところが狭くなるわけですから、南花園の東側に駐車場を持って、そこを動かされるときにも活用をしたいというふうな考えだろうと思います。  ですから、そこら辺も早く結論を出さないと、もう今も雨季に入って、あしたぐらいからまた雨が降るというようなこともあっております。これはもう間に合わんと思いますが、来年の雨季にはやっぱり間に合うような整備をするならするというようなことを早く決断をしていただきたいというふうに思います。  それから、3つ目の坂口地区のみやき町未来防災拠点型農業プロジェクト構想というのは、前町長のときに令和2年7月31日に筑後川河川事務所に対して要望書を出されているんですよ。これはどのようなことで出されているのかといいますと、一つは、防災の拠点にしたい。それから、2つ目は体験農園の拠点、3つ目には農村公園の拠点、それから、4つ目には地産地消の拠点というような項目を設けて、あそこを堤防並みの盛土をして、そこに今言った4つのエリアを設けてそれぞれ行っていくということになっておりますよね。ですから、このことも土木事務所、まずこの構想は土木事務所が河川改修をするときに泥土が出るというふうなことであそこに泥土を持っていって盛土をしたいというようなことだったろうと思うわけですね。それならば、こういうふうなことで活用させていただきたいという要望を出されたというふうに思うわけですね。ですから、坂口地区の方も期待をされている反面、ちょっとあがんとばしてもろうたっちゃねと言う方もおられますよ。しかし、計画は計画として、4万2,000平米の一部を使って、こういうことをしたいという要望が出されておりますので、岡町長がこれを継続するのか、やめるのか、これも決断の一つだろうというふうに私は思います。  そういうことで、もう一回、4点について答弁をお願いします。 8 ◯議長(田中俊彦君)  岡町長。 9 ◯町長(岡  毅君)  まず、総合計画の期間ということでございます。  所信表明でも申し上げましたとおり、この総合計画の期間というのは、特に法の定めというのはございません。10年スパンでつくるところもございますし、申し上げましたとおり、首長の任期を基準につくっていくというパターンもございます。むしろ、そっちのパターンのほうが増えてきたというふうな印象を私は持っております。  町長の任期4年、4年、4年という繰り返しでございますので、例えば、4年、4年の8年スパンで前期、後期と分けて考えるのか、4、4、4の12年を6、6で分けて前期、後期と考えるのか、どちらかになろうかと思いますが、そういうスパンで考えていくというのが、今後も代わっていくであろう首長の考えを、より早く総合計画に反映させられることになるんじゃないか。後年のことも考えて、そういうふうにしたほうがいいのではないかという私の考えでございます。  それから、ふるさと納税、財政に関してでございます。  昨年の監査委員の意見書に関しましては、議員おっしゃるとおり、堅実な運営が継続されているという御指摘とともに、令和元年6月から施行されたふるさと納税寄附金新制度から当町が除外されたことにより、好調な財政を支えていたふるさと寄附金収入が入らなくなったことによる影響は大きい。また、令和2年7月よりふるさと寄附金新制度に復帰したものの、新制度になり、返礼品の制限が強化されたことから、これまでのような多額の寄附金収入の見込みは難しいと思われる。また、普通交付税の一本算定による交付税の減額やメディカルコミュニティ事業等の大型事業の実施等の影響から、数年後に財政状況が悪化することも懸念される。今後は、行財政改革など、なお一層の効率的費用対効果の高い財政運営に努めることが必要であり、そのためにも個々の事務事業の在り方、進め方については適宜見直していく、こういうことを望むものであるという御指摘をいただいているところでございます。  財政に関しましては、園田議員もおっしゃったとおり、実質赤字比率であったりとか、実質公債費比率であったりとか、様々な数字をもって総合的に判断されるものでございます。確かに議員がおっしゃった数字に関しましては、基本的には借金に対する後年度の返済計画といいますか、そういったものに関しましては、みやき町は合併特例債を積極的に活用してきたということもありまして、借金に対する後年への憂いという部分では、比較的といいますか、しっかり前町長が配慮されているというふうに私も理解しております。  ただ、私が申し上げたいのは、6月補正を予算まで含んだ令和3年度予算に関しましては、約100の事業にふるさと寄附金基金が全額、もしくは一部充当されている状況でございます。新型コロナウイルス地方創生臨時交付金事業の不足財源充当分まで含めますと、約130の事業に充当されているという現状がございます。これは今回の6月補正まで含めた数字でございますが、充当総額は、6月補正後まで含めると1,395,741千円、これだけの事業数がふるさと寄附金基金の財源充当に頼っているという部分が、将来的な不安材料としてあるという認識でございます。これに関しては、数年かけて、ふるさと納税という制度がある限りは、貴重な財源としてしっかり頑張っていくというところは、園田議員がおっしゃるとおりだと私も認識しております。  ただ、その活用する際に、ふるさと寄附金を財源とした住民サービスの向上がここ数年かけて行われてきた結果、そういうふうに幾つかの多くの事業に財源充当というふうになっているところでございまして、逆に言ったら、いただいた寄附金を有効にまちづくりに活用しなければならない、こういう建前があるからこそ、議員の皆様も、その予算については認めてこられたというふうに思っております。  一方で、繰り返しになりますが、新規事業、新規住民サービスを立案する際には、将来にわたりどのように事業費や財源がどう推移するのか、恒常的な事業になり得るのかなどを慎重に考慮して、ふるさと寄附金を充当していくべきかを判断していく必要があるんではなかろうか。つまり、ふるさと納税の充当事業をしっかり考えなければいけないんじゃないかというところが、将来的な不安材料を払拭していくということにつながっていくという認識を私はしているところでございます。  ふるさと寄附金が国の法律で定められたというのは、園田議員もおっしゃるとおりでございますが、制度の在り方や見直しというのは、国の判断であり得るかもしれないということを念頭に置いて、それをリスクとして考えて、みやき町の財政を考え直していく必要性は議員の皆様も御理解いただけると考えております。  ですから、今後は数年かけて歳出予算をしっかり把握、見直しして、コストパフォーマンスを上げながら、可能な限り歳出の圧縮に努める。ふるさと寄附金基金充当事業についての配分の見直しはしっかりやる。ただし、このふるさと寄附金というのは、しっかり活用してまちづくりを行っているんだよということもアピールできる状況をつくる必要がございます。ここをしっかりバランスを考えてやっていく。  ふるさと寄附金を充当することにより、じゃあ一般財源に多少余裕が出た場合に、どのように後年度財政に備えていくのか、こういうこともしっかり検討していく。この4点の取組を継続していけば、このふるさと納税の状況が一般経常経費により充当されているという不安を払拭することにつながるんではなかろうかと考えているところでございます。  続いて、予算の話でございます。  6月補正予算に当たっては、先ほど申しましたとおり、3月議会に可決されております骨格予算、これを踏まえた肉づけ予算をしっかり査定を踏まえて計上させていただいております。  一方で、行政の事務事業は常に継続しています。これから議員の皆様にもお諮りしていきますが、まだまだ数多くの継続事業というのが山積みになっている状況でございます。これらを丁寧に精査して事業の必要性などについて再検討していきたい、こういうふうに考えております。  まずは、これらの作業を行い、継続事業について、一つ一つ一定の方向性を決めていかないことには、新規事業を考えるにしても、財源などの議論ができない状況でございます。しっかりと地固めをして、しかるべき時期に総合計画の策定も内容も見ながら、しかるべき時期に新規事業について議員の皆様にお諮りしていく所存でございます。  それから、市原グラウンドにつきましては、地権者の御意向というところはしっかり把握した上で全体的な構想について議員の皆様と一定の方向性を出していくべきというふうに考えているところでございますし、サッカーに関しましても、ふれあい広場の現状であるとか、周辺の浸水問題であるとかいうのも十分理解しておりますので、そこに関して早期に結論を出しながら議会のほうにお諮りしていきたいという所存でございます。  最後に、坂口地区の農業プロジェクトでございますが、経緯に関しましては、園田議員がおっしゃったとおりだと私も認識しております。1回目の答弁で申し上げましたとおり、しっかりと、今現在、地区の方々への説明というところは終えて、一定の御理解はいただいているというふうに私は認識をしているところでございます。もう既に先行盛土がなされている状況でございますので、こちらについては、しっかり継続の方向で考えていきたいというふうに思っておりますが、まだまだ構想としては、具体的なところが煮詰まっていないという認識でございます。そこをしっかり立案しながら、住民の方々の御理解を得ていきたいというふうに思っているところでございます。  以上です。
    10 ◯議長(田中俊彦君)  10番園田邦広議員。 11 ◯10番(園田邦広君)  財政問題のことですが、岡町長は立候補するときにみやき町の未来を明るく照らすというような文章を出されておりますよね。その中に、データで物を言う根拠なき議論は無駄というようなことを言っておられますね。ですから、私が先ほどから言っておりますのは、選挙時に財政が陥っているというようなことが言われておりますので、そのときにこういったデータは出されたんですかということを言っているわけですね。ただ、危ない危ないというようなことで言われたんではないかというふうに私は思うわけですね。  ですから、今言ったように私は、元年度の比率というものを基準に合わせてどうやってあるかというのを調べて今ここで発言をしたわけです。以上です。  それから、1項目については、これを町長、時間がもうありませんので、このことについて何かあればまとめてください。なければ、次に行きます。いいですか。  2項目め、メディカルコミュニティセンターの一部をコロナワクチン集団接種会場に活用したらどうかというふうなことを申し上げております。  このメディカルコミュニティセンターについては、6月22日落成式、26日のオープン予定となっております。このオープンに合わせて、コロナワクチンの集団接種会場に活用することはできないか。  幸いテナントには医療法人幸伸会が入居される予定でありますので、この医療法人に協力いただいて、今接種されている高齢者の命と健康を優先に一日でも早く接種できるよう対応していただけないかということであります。  今、集団接種はコミュニティーセンターこすもす館のみで行っておりますが、12日から予定をされておりますが、メディカルコミュニティセンターを会場にすれば、北茂安の方、北茂安の東の地区の方、中原、三根の方も距離的には近くなるような方もおられるかと思いますので、この辺をぜひ決断をしていただきたいと思います。  以上です。答弁を求めます。 12 ◯議長(田中俊彦君)  岡町長。 13 ◯町長(岡  毅君)  園田議員の2項目めの質問でございます。  メディカルコミュニティセンターでのコロナワクチン集団接種会場にということでございます。  まず、ワクチン接種スケジュールにつきましては、新型コロナウイルスワクチン接種のスケジュールに関しましては、4月5日に65歳以上高齢者9,136名に対し、接種券を発送。4月16日から町内高齢者施設の入居者への接種開始、5月10日より町内医療機関での個別接種の予約開始、5月17日より町内医療機関での個別接種開始、5月24日より集団接種の予約を開始し、5月12、13、19、20の土日の4日間、コミュニティーセンターこすもす館において集団接種を実施することとしております。  65歳以上の高齢者の接種については、国の指示の下、7月中に終了できるよう順調に進捗しているところでございまして、6月8日集計分では、1回、または2回接種を受けられた方は3,997名で接種率43.75%となっております。  各医療機関においては、先週まで1回目の接種のみが接種されており、今週月曜日からは2回目の接種者の接種が始まりました。  また、先ほど申しましたとおり、今週土曜日より集団接種も開始しますので、今後、接種率としては順調に伸びていくものと捉えております。  集団接種会場につきましてでございますが、現在行っております65歳以上の高齢者に対する集団接種の会場としては、コミュニティーセンターこすもす館1か所のみとしております。これについては、65歳以上の高齢者の接種については、ほとんどの方がかかりつけ医があること、日中に医療機関へ行ける方が多いこと、計画当初はワクチンがいつ、どれだけ供給されるか不明であったことなどから個別接種を主体として計画し、その補完的に集団接種を計画する上で高齢者の動線や3密対策、空調設備の完備等を検討した結果、コミュニティーセンターこすもす館としたと決定した次第でございます。  御質問のメディカルコミュニティセンターでの集団接種の実施についてでございますが、結論から申しますと、実施させていただきます。現在、64歳以下の接種については、野瀬先生を中心に検討を重ね、また、同時に町内医療機関の先生方と調整に入っております。  これまで民生福祉常任委員会や全員協議会、区長会では65歳以上の高齢者の状況について御説明しておりましたが、64歳以下につきましては、国の指示等に基づき接種券発送の時期など、決まり次第お知らせしますという程度にとどめておりました。  64歳以下の者につきましては、なかなか日中、医療機関に行くことができない方が多いことや、そもそもかかりつけ医がない方が多いということが想定されます。そこで、これまでよりも集団接種や土日の会場の確保、夜間接種の機会の環境整備等に比重を置くことを検討しているところでございます。  具体的には、集団接種で5,000人前後を接種し、また、会場についても、メディカルコミュニティセンターを中心に実施することで進めております。  実施時期につきましても、7月から10月まで毎月実施して、全体で30回程度実施する方向で、町内医療機関との調整を行っておりますので、確定次第、7月上旬にはお知らせできるものと考えているところでございます。  以上でございます。 14 ◯議長(田中俊彦君)  10番園田邦広議員。 15 ◯10番(園田邦広君)  メディカルコミュニティセンターでの接種は考えておるということでしたね。6月1日に河野太郎行政改革担当相は接種率の高い県、5つ県を挙げられているのは和歌山県、山口県、鳥取県、佐賀県、高知県の5県に対しては、接種率が非常に進んでおるというようなことから、21日から約300万回分を傾斜配分するというようなことを言われておりますね。そうすると、みやき町も接種率が高いわけですから相当なワクチンが入ってくるんではないかというふうに思うわけですね。そうすると、今言いましたように、このメディカルコミュニティセンターで集団接種を行えば、一気に接種を加速させることができるんではないかというようなことから質問をしたわけです。町長はいや、計画をしておるということですので、答弁はもう要りません。ありがとうございました。 16 ◯議長(田中俊彦君)  以上をもちまして通告第1号、10番園田邦広議員一般質問を終わります。  お諮りします。休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 17 ◯議長(田中俊彦君)  異議なしと認め、休憩します。                 午前10時27分 休憩                 午前10時45分 再開 18 ◯議長(田中俊彦君)  休憩中の本会議を再開します。  通告第2号、9番古賀通議員の一般質問を許可します。9番古賀通議員。 19 ◯9番(古賀 通君)  議席番号9番、古賀通です。一般質問を行います。  1、新町長の財政再建と選挙公約をどう実行されるのか。  去る4月、みやき町町長選挙が実施された結果、岡町長は激戦を見事勝利され、16年ぶりの首長交代となりました。これからトップリーダーとして250人の職員、約500人の会計年度任用職員、さらに、2万5,811人の町民への、全身全霊で持っている知見と能力を組織と合同して奉仕しなければなりません。健康で豊かなまちづくりを実現するよう期待しておるところでございます。  さて本題は、選挙公約は町民との誓約書であります。その一部に財政健全化を大きくスローガンに上げられておりますが、何をどのように、いつまでに健全化されるものであるか。特に教育、健康保険、人口対策、産業について答弁を求めます。  2番目は自席において質問いたします。  以上です。 20 ◯議長(田中俊彦君)  岡町長。 21 ◯町長(岡  毅君)  議席番号9番、古賀議員からの1項目めの御質問に対してお答えいたします。  選挙公約は町民への誓約というところでございますが、そのとおりだと認識しておりますので、これを総合計画の中に盛り込みつつ、さらに、策定過程において、議会、町民の皆様と対話をしながら策定していくことにより、公約を果たしながら、よりよい総合計画が掲げられ、そして、実行していけるというふうに考えているところでございます。  財政、教育、健康、人口への具体的対応策はというところでございますが、具体的には、町の最上位計画でございますみやき町総合計画をつくり直していくというところでお示ししていくという所存です。自治体はこの総合計画を基盤に物事を積み上げておりますので、まずはこの策定準備にかかるということは申し上げたとおりでございます。この策定過程において住民ワークショップ、これは住民からの意見を積極的に賜るという意味でございますが、多くの町民の声を反映しつつ、しっかり長期的な視点も踏まえ、大きな計画もこの総合計画の中で触れていきたいという所存です。  これが繰り返しになりますが、まちづくりは人づくりというところで、次世代のまちづくりを担う人材育成にもこの住民参画というところはつながるんではないかと思っているところでございます。  また、計画の進捗や評価、これをより把握しやすくするためにもしっかり数字で議論できる、そのようなものをつくっていく必要があると。機構改革も必要になってきますが、そういう統計資料などを一生懸命数字を追えるような部署も創設しながら、この事業がどう町行政に、住民サービスにつながっているのか、つながっていないならどう改善すべきかということを振り返られるような環境づくりも必要だと考えているところです。  私なりに力を入れたいと、ちょっと繰り返しにはなりますけれども、農業分野、商工業分野、定住促進、福祉充実、子育て支援、それから、災害対策というところでございます。  財政に関しましては、財源構成、先ほど申しましたとおり、特にふるさと納税の財源構成も含めてしっかり見極めながら、不安材料を払拭するというような財政運営に努める所存でございます。  定住促進に関しましては、エリアを明確化した優遇策を設けることで民間開発をしっかり積極的に誘導すると。これによって住環境にも配慮をするという方向性が見いだせればということでございます。  さらに、住宅供給だけではなくて、雇用も組み合わせた施策というところも必要ではなかろうかというところで、人的交流から新産業につながるような流れも期待したいと。  また、地域交通の在り方についても、デマンド型の地域支援策を検討していきたいというふうに考えております。  福祉に関しましてもそうです。高齢者生活支援が急務と考えているところです。みやき町の高齢化率は非常に高いです。買物支援など生活に密着したサービスの確立が急務でございます。  健康に関しましては、さらなる健康データの活用というところが重要視されるところでございます。実際、健康データというのは様々な場面で活用するようにはなってきておりますが、これをしっかり施策に反映するという動きにつなげたいというふうに思っております。  特に国民健康保険財政の健全化に向けた取組というところでいきますと、近年における高齢化社会の急速な進行、高度医療技術の目まぐるしい進歩に伴う医療費の増大、さらには、高齢者や無職者など医療費や税を負担する能力の低い低所得者が多く加入されるなど、制度の構造的な問題を内包し、数多くの自治体が極めて厳しい財政運営を強いられているというのが国民健康保険でございます。  保険税率引上げ改定の必要性につきましては、従前から十分認識をしており、国保の財政運営に対する危機感を募らせているところでございます。ここ数年は一般会計から法定外繰入れを余儀なくされるなど、国保特会単独での予算編成が非常に困難なものとなっており、国保の財政運営が健全に機能しているとは言い難い状況です。  こうしたことから、佐賀県が毎年示しております標準保険税率を基にした保険税率の引上げ改定について、早急に検討すべき課題であると考えているところでございます。  いずれにいたしても、国保制度の健全な運営を図っていくためには、歳入において国保税の適正な賦課に努めるとともに、収納率の向上を図ること、歳出においては、医療費の抑制をさらに促進していくことが不可欠となっております。これらを柱とした収支の各施策が国保財政の健全化へとつながり、安定的な国保事業の展開を可能にすることができるものと考えているところでございます。  子育て支援に関しましても、これも繰り返しになりますが、切れ目のないトータル支援窓口というものが必要ではなかろうかと。  教育に関しましては、今新たな指導科目が入ってきております。プログラミング教育、英語教育の推進に当たって学校現場に負担をかけない、そういう教育充実をどう図っていくかということを検討していく必要があると考えているところでございます。  以上が財政、教育、健康、人口分野における中身となりますが、あくまで総合計画を策定する過程において、しっかりした議論の中で詰めていきたいと考えているところでございます。  具体的施策の実行と目標期間というところも、併せて総合計画策定において議会、町民の皆様の合意の下、お示ししていくことになろうかと思います。当然財源の分配等も加味しながら計画を立てる必要がございますので、この総合計画の中で吟味していければというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 22 ◯議長(田中俊彦君)  9番古賀通議員。 23 ◯9番(古賀 通君)  答弁ありがとうございました。  納税者、いわゆる町民ですね。納税者はそれに見合うだけの行政サービスを求めておるわけです。今回、また長期総合計画を策定されるに当たって、納税者の中で、納税者が十分その行政サービスを受けるだけの計画を立ててほしい。ただ単なる数字の踊りじゃなくて、やはり根拠に基づいた、みやき町の財源に基づいた、プラス、またふるさと納税等のその任意の収入、そういうのを含めて策定していただきたい。  限られた財源で、支出の財源は当然税収以外のふるさと納税なんかも影響してくるわけですけれども、やはり今回の選挙で公約された岡町長のその健全な財政に立ち返るという強い信念を私たちも同感しておるわけです。  令和3年度予算13,210,180千円は骨格予算になって、前年度比較2,675,190千円の減額というふうな結果で、この骨格予算で今後1年間で継続的にというのは無理でしょうけど、それぞれ臨時議会なり、また、定例議会で増額するのもあるでしょうし、国からの交付金も入ってきますし、それぞれの適切なる行政サービスのために活用していただきたい。そのためには事業の在り方、将来性、現実的な活用ですね、そういうのを十分含めながら、その策定に当たっていただきたいというふうに思うわけです。  今般の昨年から続く新型コロナウイルス感染症の拡大による大変な1年を過ごしたわけですね。ここでようやくワクチンの接種が47%か、ほとんど町民にも浸透しているようですし、2回打てば何とか生命は持つんじゃないかということで、やはりここに明るい兆しが出てきております。  それに伴う今度は経済の裏づけ、これも大きな指標としては改善しておりますけれども、実質的に個人所得は全てマイナスになるんじゃないかというふうに予想されるわけです。だから、こういう厳しいときに私たちがしっかりした分析をして、将来の目標に従って築くための計画をしなければならないというふうに思うわけです。  そこで、自主財源約40%、地方交付税3,970,000千円、これはプラス6%ぐらいになっております。町税はマイナス2.6%、その他寄附金ということがありますけれども、やはり歳出、今年度末借入金残高見込みとして16,480,420千円というふうな予算を立ててあるわけですけれども、実際のそれに基づく財政調整基金、減債基金合計は3,968,050千円というふうな数字が出ておるわけですね。要するに、この過程でいう借入金、住宅とか自動車ローンとか、あるいは学資資金とかいう借入金、それに対して毎月の収入、蓄えがどのくらいあるかということがやはり大きな相対的に比較する数字じゃないかというふうに思うわけです。  先ほど前議員の質問もありましたように、それぞれの財政力指数、財政収支比率、経常収支比率、あるいは将来負担比率、減債、財政調整基金積立てとか、それぞれの一般的なデータがありますけれども、大本トータルすると、その長期の借入金、負債ですと。要するに、今ある貯金ですね、家庭貯金という、それの何倍ぐらいの数値になっているかというふうな物の見方をしたら単純です。シンプルですけれども、比較的分かりやすいんじゃないかと。もちろんそれに付随した様々な細かな交付金の問題、町債の問題、それから、突発的な事件も発生するでしょうし、そういうのもトータル的に含めて、これを数値化してみますと、令和3年4月現在で約4.2倍、420%というふうな数字が出てくると思うんですね。これを一歩また令和3年度末、来年3月、これを返済の1,698,000千円をしたときに、これが3.71倍というような数字になるようです。これは私の計算ですけれども。そうすると、先ほどの350%、3.5倍、この目標に達するためには約2,620,000千円、その増加した返済が必要になってくるわけです。それは急にこういうのを言っても大変ですから、これを平準化して、その3年間なり4年間なり、もちろん財政調整基金も変わってくるでしょうし、また、長期借入残高も変わってくることだと思います。それに固執するわけではないけれども、そういう見方をしたら、ある見方ができるんじゃないかというふうに思うわけですけれども、財政の在り方として一つの指標になるんじゃないかと思うけど、いかがでしょうか。 24 ◯議長(田中俊彦君)  山崎財政課長。 25 ◯財政課長(山崎幸秀君)  今、古賀議員御指摘の地方債現在高と財調、減債の残高の比較をおっしゃられていたかと思います。当初予算書にも掲載している地方債の最終ページのところですね。地方債の年度末の見込みの現在高が16,480,425千円です。それで、当初予算ベースでの財調と減債の年度末現在高3,422,576千円というふうになっております。これを議員のおっしゃられているような形で割り返しますと4.82倍と、減債と財調の積立額の4.82倍の起債残高が残るということになっております。  できるだけこの比率を小さくしたほうがいいんじゃないかというような御指摘かと思います。毎年中長期財政推計、10年間の分の財政推計をローリングしながら改定しておるわけですけれども、現在の中長期財政推計が令和元年度から令和10年度で作成しております。来月には新しい中長期財政推計のほうを作成し、また、議会等にも説明させていただくつもりでおりますけれども、現在の中長期財政推計で見ますと、令和3年度が割り返してみると5倍、令和6年度で4.2倍、令和8年度で3.5倍、令和10年度で2.9倍と。地方債の償還が進み、地方債残高が少なくなるとともに、この指標は小さくなる計画で、今、中長期財政推計のほうを計画させていただいているところでございます。  以上でございます。 26 ◯議長(田中俊彦君)  9番古賀通議員。 27 ◯9番(古賀 通君)  それぞれの指標に基づいて、それに固定されるわけではありませんけれども、やはり財源に伴う借入れ、要するに、財調に伴う借入れ、新規投資、そういうのがアンバランスになってくると、町全体のまた納税、あるいは他の資産の税金というのが混乱してくるわけですね。だから、ある程度の安定した数値で総合計画を進めるべきだと思うわけです。全て町の財政は町税と国の交付金で賄われているわけですから、それを慎重にするべきだというふうに思います。  先ほどの財政課長の答弁では、それぞれ年度ごとに財政調整基金と長期借入金の比率を申し上げていただきましたけれども、やはり安定的に行政を運営するためには、その辺の数値的に、数字は順次変わりますけどね。数字は変わるけれども、やはり大きな指標としては2.5から3ぐらいかなという予想ができるわけですよ。もちろん市町村によってそれは格段の差があります。特にみやき町の場合は、ふるさと納税というのは、過去、全国で4番目の収入を得たと。もちろんそれに伴う材料費も要りますけれども、また、そういう大きなふるさと納税みたいな任意の収入が期待できるかというと、これからのアフターコロナでちょっと厳しい状況になるんじゃないかというふうに思うわけです。それを乗り越えるためには、それはそれなりの町の企画、アイデア、実行力、それが大きな要素を占めていると思うわけですね。そういう面について、町長の今後の財政運営に対して、健全な物の考え方、想定を御披露していただきたい、説明していただきたいと思います。 28 ◯議長(田中俊彦君)  岡町長。 29 ◯町長(岡  毅君)  財政のところが焦点になっております。先ほどから申し上げているとおり、基金、財調、それから、減債基金と借入れ額とのバランスというのは当然今後も見ていかなくてはいけないと。ただ、バランスがとりやすいために、過去、合併特例債を非常につくって最大限活用してきたというところもございます。それをしっかり見ながら、実際の予算編成におきましては、当然ですけれども、歳出予算をしっかり把握、見直し、コストパフォーマンスを上げながら、可能な限り歳出の圧縮に努めるというのは当然でございます。プラスふるさと寄附金基金の充当事業についての配分の見直しというのも、必要性というのは御理解いただいたというふうに思っております。  ただ、これはふるさと寄附金をしっかり使っているよ、まちづくりに使っていますよというふうにPRすること、これはふるさと納税の制度がある間はしっかり活用しなければならないという意味では、これも必要でありますから、バランスをとってやっていく必要があるというふうに思っておるところでございます。
     その上で、しっかり配分を考えてやっていくというところを今後継続していくということが大事ではなかろうかと。当然基金との関係も大事なんですけれども、現予算、予算の編成の段階でもしっかりと単年度、短期的、長期的なもので見せていかなければならない。  あわせて、総合計画の策定においてはどういう町を目指すと、こういうときには当然財源の話も必要になってきますので、そういった財源の分配も考慮した、そういう計画をしっかり見据えていかなければならないというふうに考えているところでございます。  以上です。 30 ◯議長(田中俊彦君)  9番古賀通議員。 31 ◯9番(古賀 通君)  変化の速い、そして、多様化する中において、組織の持つ創造性と活力ある町政の財政運営を望むところでございます。  これについて終わります。  次に、2番の質問に入ります。  学校教育の新たなる課題に創造的対応をということで申し上げておりますが、情報社会にあって、初々しい児童・生徒の感受性を持つ可能性は無限であります。教え育むための人、環境、家庭のトータルを向上させるための教育現場は大変な重荷を背負っておる責任感のある職場だと思いますけど、現在、あるいはこれからの教育現場の情熱的な教育にかける力を応援するために、現状を見てみますと、これまで潜在化していた当然が当然でないことが表面に出ているというふうに思うわけです。小さなことでしょうけれども、例えば、学校の校則、生徒手帳とか、それから、生活指導、保護者の価値観、こういうのも様々変化しているけれども、これをむやみやたらに児童・生徒の、あるいは保護者の要求に応えるのも一つは時代の変化に対応することでしょうけど、いたずらにそれに応じるということになると、これは生徒手帳にしろ、生活指導にしろ、将来の職業選択、あるいは人生を歩いていく上で基本となるものが乱れる。その結果、全体が不安定になるということで、やはり生徒手帳にしろ、生活指導にしろ、時代が変化したからすぐ対応すると、そういうことではなくて、十分な当事者同士の話合いをしながら進めていくべきだと思います。例えば、服装、スマホの活用、名札の有効性、そういう社会情勢もあります。どういうふうに考えておられるか、質問をいたします。  3)の中で、また新たなヤングケアラーというような言葉が出てきたわけです。それはもちろん私たちの学生のときも、そういう片仮名じゃなかったけれども、みんな家庭のために、あるいは兄弟のために、今から比較すれば大変貧困な時代ですよ。それは、その当時は貧困だけれども、やっぱり夢があったし、希望があったし、皆さんも一生懸命だったと思うんです。だけど、これだけ物質文明が進んで、それぞれの分野で大きく変化した中、このヤングケアラーというのが本当に今あるかなということでちょっとびっくりしたんですよ。それは私たちが独善的に物を考えている証拠だと思うんですね。やっぱりいつの時代にもそういう大変厳しい家庭生活の中で生活されている家族像というのが新たに潜在化していたのが顕在化したと、表面化したということですよ。それらの大きな社会に対応するための教育現場の説明をお願いしたいと思います。  以上です。 32 ◯議長(田中俊彦君)  島嵜学校教育課長。 33 ◯学校教育課長(島嵜洋明君)  議席番号9番、古賀議員の御質問に対し答弁いたします。  まず1つ目、児童・生徒の社会的価値観変容と保護者の思い、世間の捉え方についてです。  新型コロナウイルスへの対応やSNSを発端とする社会問題、ICTを取り入れた学習など、児童・生徒を取り巻く環境がおっしゃられるとおり著しく変化しております。このような予測ができない未来に対応するには、それぞれ一人一人が社会の変化に主体的に取り組みながら、他者と協働しながら取り組んでいかなければならないというふうに考えております。学校は子供たちにとって未来の社会に向けた準備の場ということでありますので、教員や保護者だけではなく、地域の方々や民間企業とのつながりを大切にした教育活動のほうを推進していきたいというふうに考えております。  次に2番目、オンライン学習とスマホSNSの活用と弊害ということでございます。  令和2年度末までに中学生に新しいタブレット端末を配布することができました。情報化推進リーダー、ICT利活用分野のスーパーティーチャー及びICT支援員を活用してプログラミング教育の実証研究を進めているところでございます。SNSの情報モラルの教育は、夏季や冬季などの休業日を前に道徳の時間や学級活動の時間を使って指導しているところでございます。  3番目、ヤングケアラーの実情というところでございます。  ヤングケアラーの定義でございますが、文部科学省から引用いたしますと、本来、大人が担うような家族の介護や世話をすることで、自らの育ちや教育に影響を及ぼしている18歳未満の子供とされております。  ヤングケアラーと呼ばれる子供たちの割合ですが、厚生労働省と文部科学省が昨年12月から今年1月にかけた実態調査を行ったところ、中学生で5.7%、全日制の高校で4.1%の結果が報告されております。  この問題の背景といたしまして、家族全体で悩みを抱えられていることが多く、教員と福祉の専門職の連携が必要となってくることでございます。今後も児童・生徒とコミュニケーションをとりながら、早期に困り事を発見し、子供の理解者として取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上でございます。 34 ◯議長(田中俊彦君)  9番古賀通議員。 35 ◯9番(古賀 通君)  答弁ありがとうございました。  たしかこの変化の速い時代に価値観の変わる、そして、情報通信機器が物すごいスピードで変化しているわけですね。それに伴う経済的な活動価値、価値観の変化は学校現場でもかなり身近に考えて捉えられていると思うんですね。  先ほど課長の説明では、中学生で5.7%、高校生で4.1%、すごい数字だと思うんですよ。昔から比べれば、それは僅かな数字だけれども、これは原因となるのは所得の格差だと思うんですね。それなりに対応できるところはそれなりの医療施設、福祉施設に出されるけれども、やはり家族の構成いかんによってはそれも大変だと。例えば、朝、弁当を作ってやったり洗濯したり、あるいは社会活動に親に代わって出ていくとか、そういう活動も一般に見られます。私の知り合いにも、本当に表面は大変明るく活動している子供たちが家に帰ったら、ほかの人たちはテレビを見たり、ゲームをしたり、SNSで交流したりやっているけれども、その子供たちが家族の内職を手伝うとか、あるいは農作業なんかはもちろん昔からありましたよ。あるいはその家計の負担に対して、学業が終わった後にアルバイトというかな、そういうところに時間的に行く。本当に表面に出てこないけど、やっぱり本人たちはどんなに苦しい思いをしているかなと思うわけです。  ようっと聞いてみると、その子たちもがまだしてというか、アルバイト料で貯金もしているんですよ。本当に珍しい。あなた家は大変だけれども、何で貯金のできるねと言ったら、それは少しずつ皆さんたちの交流を減らしてでも、将来何が起こるか分からないから、私のアルバイト料で蓄えていますよというような、本当に心のにじむような思いがしたことがあります。  先ほども課長の説明では、先生と福祉との関係をちょっと説明されたと思うんです。現在、そういうのがどういうふうに行われているか、あるいは今後どういうふうにそれが進展されるものか。マスコミにもヤングケアラーというのが初めて今年出てきたんですから、政府もそれなりの活動をするけど、こども庁の発足に基づいてこういう問題も出てきているわけですね。大変な子供たちの負担、不安を抱えるところで、そういう面がどういうふうになっているかということを御説明できればと思います。 36 ◯議長(田中俊彦君)  島嵜学校教育課長。 37 ◯学校教育課長(島嵜洋明君)  ヤングケアラーも含めたところで、今学校のほうにはスクールカウンセラー、そういった方もいらっしゃいますし、スクールソーシャルワーカーも県の配置によって今来られているところでございます。各学校、各学校にずっと回られて、そういった福祉の専門職、スクールソーシャルワーカーの先生と学校の担任、それから保護者、そういった方々が連携されて福祉部門につながれたり、警察につながれたり、あと児童相談所ですね、そういったところで連携しながら今やっているところです。その中の問題で話されているところは、一部はヤングケアラーの問題とか、あとDVの話ですとか、そういったところを親身になって、福祉の専門職と、あと教員と、そういった周りの方々の協力を得ながら解決に向けて進めているところでございます。  以上でございます。 38 ◯議長(田中俊彦君)  一木教育長。 39 ◯教育長(一木徹也君)  ヤングケアラーの問題については、先般、私のところに町内の児童委員が様々な相談、懇談ということで来られた際に話題になりました。各学校実態としては先ほど課長が申したとおりで、詳しい実態調査はしておりませんけれども、これは小学校の中にも多分広がっているのではないかというふうに考えているところです。  対応としては、今申しましたように、各学校に派遣をしておりますスクールソーシャルワーカー、それから、スクールカウンセラーを中心に、福祉、様々な専門機関とつないでいくというのが基本になります。それ以外には、当然学校の職員、担任の先生等、それから、養護教諭等からも子供たちの家庭の状況について実態を様々に聴取していく必要があろうかというふうに思っております。  教育委員会としては町の福祉のほうとの連携を強化していくとともに、地域の民生委員、それから児童委員、それから児童相談所、そういったところと情報交換をしながら、とにかく早く情報を集めて対応を取っていきたいというふうに考えているところです。  以上でございます。 40 ◯議長(田中俊彦君)  9番古賀通議員。 41 ◯9番(古賀 通君)  家庭内部のこと、子供自身の行動のこと、大変立ち入りにくい、中に入りにくい、非常に難しい問題、人権はあるし、それぞれのプライバシーもあるし、立ち入りにくいところに、そこにスクールカウンセラー、民生児童委員とか、そういう方もいらっしゃいますけど、なかなか民生児童委員さんたちも中にとにかく入りにくいというか、相手の家庭の中にまず入れないとか、そういうようなまず取っかかりがないというんですね。大変難しいと思うんですよ。今後こういうことについて岡町長はどういうような想定されているでしょうか。  意見をお伺いし、質問を終わります。 42 ◯議長(田中俊彦君)  岡町長。 43 ◯町長(岡  毅君)  おっしゃるとおり、非常にデリケートな問題を含んでいるというふうな認識でございますが、教育長申しましたとおり、チームとして課題を解決していくというところが大事なんだろうというふうに思っております。引き続き、教育現場、それから、関係の方々と連携をしていくことが重要なんだろうと、こういうふうに考えているところでございます。  以上です。 44 ◯議長(田中俊彦君)  以上をもちまして通告第2号、9番古賀通議員の一般質問を終わります。  通告第3号、8番牟田秀文議員の一般質問を許可します。8番牟田秀文議員。 45 ◯8番(牟田秀文君)  皆さんこんにちは。議席番号8番、牟田秀文でございます。ただいまより一般質問を行います。  今回の質問事項は3項目です。1項目め、副町長を解職した理由について、2項目め、認定こども園の整備について、3項目めの福祉避難所について。  まず、副町長を解職した理由についてお伺いします。  これは5月18日付の新聞報道によると、岡毅町長は、5月17日に副町長の牛島副町長を同日付で解職し、解職理由について、共に仕事をする中で、お互いの政治に対する姿勢に食い違いを感じたと説明されております。しかし、町長就任後、牛島氏の続投を含めて検討したが、政治姿勢に違いがあると判断。4月下旬から5月上旬にかけて複数回辞職願の提出を促したが、牛島氏が受け入れず、解職に至ったと説明。また、牛島氏は岡町長の初登庁の日に口頭で進退伺をしたが、引き続きお願いしますと言われ、辞職願を拒んだ点について、岡町長からは、今後後援会が納得しないとの説明であったが、その理由で辞めるのは筋が通らないと話したと報道されていましたが、まず、そこで3点ほどお伺いします。  辞職ではなく、なぜ解職だったのか、お伺いします。  2点目、政治姿勢に違いとは、具体的にどのような違いがあったのか。  3点目、総務部長も5月20日より病気休暇ということで聞きますが、聞くところによると、このたびの選挙に関する一連の騒ぎに対応していく中で、精神的、身体的な心労と聞くが、病休になる前に総務部長と話をされたのか。されたのであれば、どういう内容であったのかをお伺いします。  以後は自席で再質問を行います。 46 ◯議長(田中俊彦君)  岡町長。 47 ◯町長(岡  毅君)  議席番号8番、牟田議員からの1項目めの御質問に対してお答えいたします。  まず、解職という方法でございます。御説明は、全議員の前で御説明の場は設けさせていただいておりますが、当然辞職願のお願いはさせていただいたという認識でございます。それがかなわなかったからこその解職手続をさせていただくというところでございます。  2つ目に入りますけれども、前副町長に関しましては、私も登庁直後は継続も視野に検討をしておりました。言うまでもありませんが、町長と副町長との関係性といたしましては、やはり一枚岩、つまり方向性も一致し、信頼関係も厚くある必要があるという考えでございます。  一方で、前副町長との関係においては、共に仕事をする中で、どうしても信頼に足るかどうかを確認するという場面がありました。その中で、当然話合いも複数行っております。信頼に足るかどうかという確認については、当然公私ともの信頼関係、町政における考え方も含んで話合いをしたと認識しております。  しかしながら、私としてはその点において信頼関係を構築することができなかったというところでございます。それにより辞職願の提出を複数回お願いいたしましたが、その都度固辞されましたので、やむを得ず解職という手続に至ったところでございます。当然御本人に対する私からの解職手続の意思表示も行った上での結果でございます。  今回は合併以来の首長交代というみやき町政にとって初めての事案であり、先例がなかったこともありましたが、私の町長としての未経験及び行政に対する未熟さがゆえに、町民、議員、職員の皆様に対し多大なる御心配と御迷惑をおかけしましたことについて深く反省し、今後の行政運営に邁進していく所存でございますので、何とぞよろしくお願い申し上げる次第でございます。  3番目の総務部長の病休に関しましては、心労からくるものであるというところでは説明を受けております。その職務の中で総務部長と会話をする場面というのは当然ありました。しっかり頑張るとおっしゃる場面もありましたし、不安をのぞかせる場面もあったというところでございます。そういった意味で、私もフォローが足らなかったという部分は深く反省をしておりますし、しっかり復帰をお待ちしたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 48 ◯議長(田中俊彦君)  8番牟田秀文議員。 49 ◯8番(牟田秀文君)  総務部長の病気については、一日も早い回復を願い、職場に復帰することを願うものであります。  また、我々がこの議会に何も報告がない中に、突然5月18日の新聞等で副町長解職を知りました。副町長の解職は自治法上、町長の権限で可能となっています。しかし、副町長は令和2年4月26日の議会で、令和6年4月25日の4年間承認されました。また、副町長は解任後、5月17日に全員協議会後、10日間ぐらい過ぎた中で解職の説明がありましたが、解職するに当たり、令和6年4月25日まで承認を受けているけど、議会も信頼関係ということで、解職する前に説明なりあってもよかったんじゃないかなというように私も考えるところでございますけれども、そこら辺はどのように考えておられるんですかね。その点ちょっとお伺いします。  その点1つと、町長は4月12日で町長になったものの、皆さんの支えがないと運営は厳しいので、特に身近な存在である副町長、総務部長、総務課長には引き続き継続して職務に従事していただくようにお願いしますと。しかし、4月16日には、後援会としては牛島副町長の継続就任は認められないという考えがある。町長としても継続してお願いしたいが、私の支援団体である後援会を口説けないので、後援会の複数人と会ってもらって、経緯と副町長の考え、姿勢を証明してほしいと副町長に言われましたけれども、副町長は、後援会には私が直接会うのは控えたいということで、5月17日に副町長を解職にされましたが、みやき町では、このコロナ感染が今年1月が7人、2月が1人、3月が15人、4月が6人、5月は何と29人のコロナ感染者が出ています。みやき町ではコロナ感染拡大を防ぐ一番大事なときに副町長を解職されたが、そんなに急に解職する必要があったのか、お伺いいたします。  以上です。 50 ◯議長(田中俊彦君)  岡町長。 51 ◯町長(岡  毅君)  1つ目の御質問に関しましては、繰り返しになります。合併以来の首長交代という、みやき町政にとっては本当に初めての事案でございました。当然先例がなかったこともありますので、私の町長としての未経験、それから、行政に対する未熟さがゆえだという認識でございます。事前の議員の皆様への御説明というところは、そういったところで繰り返しになりますが、深く反省をしているところでございます。  2つ目に関しましては、副町長との様々なやり取りの内容、当然信頼関係を厚くしていく中での話合いというところは、先ほども申しましたとおり複数回行ったところでございます。ただ、最終的に副町長とお話ししたときに関しまして、しっかりと思いを解職の理由はというところで、新聞報道にもありましたとおり、信頼関係の構築ができなかったと、政治姿勢にも食い違いがあったんだと、こういうところは私、御本人にもお伝えをしておりますので、後援会というところは関係がないというふうな認識で、最後の会話を交わしたときには、そういったところは申し上げているところでございます。  時期のお話であります。町政運営の体制構築というところが町政運営にいかに重要なものかと牟田議員御理解された上で、その時期についての御質問だというふうに理解しております。  確かにコロナ禍におきましては、5月、佐賀県、日本全体蔓延の時期が来ました。みやき町からもかなり感染者は出ております。ただ、コロナ禍という意味では、1年以上前からそういう状況でございました。そういう流行、鎮静化を繰り返すような状況です。ワクチン接種も7月末から64歳以下が始まる予定でございます。さらに、大雨の時期も控えているわけでございます。行政の動きにつきましては、どこを切り取っても、結局は動きを止めてはいけない状況であるというふうな認識でございます。であるならば、新しい体制の構築を模索すべきというふうな私の判断でございました。牟田議員も町民のことを考えての御質疑だとは思います。ただ、同時に私の判断も町民のことを考えての判断であるというふうに考えております。  以上でございます。 52 ◯議長(田中俊彦君)  8番牟田秀文議員。 53 ◯8番(牟田秀文君)  何か後援会とは関係ないというようなことを言われましたけど、新聞報道では後援会の説明がつかないというようなことを私は聞き及んでいます。  町長、あなたは選挙で360票近く多くの得票して、選挙結果を踏まえ、後援会ではなく、自分の意思で動いてください。その下には二百数名の職員、そして、2万5,000人以上の町民がいます。一日も早く議会とも話合いが正常化になることを願ってあなたの答弁を求めて、1回目の質問は終わります。 54 ◯議長(田中俊彦君)  岡町長。
    55 ◯町長(岡  毅君)  御指摘、しっかり受け止めております。今後しっかりと自分の意思で町政、それから、議員の皆様とお話をする場を積極的に設けていくということは何ら変わらないという認識でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 56 ◯議長(田中俊彦君)  8番牟田秀文議員。 57 ◯8番(牟田秀文君)  2項目めについて、認定こども園の整備についてお伺いします。  この石貝地区のメディカルコミュニティセンター北側に新規認定こども園を予定され、石貝地区の認定こども園も用地の造成工事に係る工事請負費が77,916千円、家屋調査に係る委託料で2,723千円が計上されております。また、造成工事については工期が7か月程度かかる見込みで、盛土材として約1,800平米の土地が必要ということで、5月27日の全員協議会で説明がありましたが、1)集中豪雨時の調整池対策はどのようになっているのか。メディカルコミュニティセンターを含む環境整備についてお伺いします。 58 ◯議長(田中俊彦君)  北原子ども未来課長。 59 ◯子ども未来課長(北原順二君)  議席番号8番、牟田議員の御質問にお答えします。  メディカルコミュニティセンター北側に計画している新規認定こども園整備につきましては、5月14日の臨時議会の補正予算にて用地購入費68,304千円の承認をいただきました。現在、用地購入に伴う税控除のため、関係機関との協議を行っているところです。また、本議会におきまして、用地造成工事に係る関係予算を計上させていただいているところです。  造成面積は田んぼが7筆で6,633平米となっております。造成高としては現況から1.3メートル程度の盛土となり、メディカルコミュニティセンターと同程度の高さで計画をしているところです。  それで、議員御質問の新規認定こども園整備の集中豪雨時の調整池対策でありますが、新規認定こども園整備のエリア内の排水においては、北側の農地及び東側の県道からの流入を考慮し、整備エリア南側とメディカルコミュニティセンター北側との間に調整池を整備し、最大382立米の貯水能力を確保し、降雨時は一時的に貯水を行い、徐々に西側の南北水路へ放流を行っていく計画となっております。  石貝地区で説明会を開催したときに、排水計画について要望等もあっております。南北の水路を拡幅とかという要望もあっておりますので、その辺につきまして、今後関係課と協議して対応していくことになると思います。  今後におきまして、待機児童が発生している状況でありまして、今後の中途入所も見込まれるところから、待機児童解消の対策の一環として新規認定こども園の施設整備事業について、より一層スピード感を持って対応していきたいと思っているところです。  以上でございます。 60 ◯議長(田中俊彦君)  空閑建設課長。 61 ◯建設課長(空閑輝彦君)  建設課からは周辺道路の整備計画についてお答えいたします。  まず、町道の拡幅計画としましては、メディカルコミュニティセンター西側に接する町道東石貝市原線の拡幅を計画しており、今年度当初予算に分筆測量業務の委託料を計上しているところでございます。  拡幅の計画範囲としましては、メディカルコミュニティセンター西側入り口から北へセンター敷地延長約120メートル、それと、その北側の田の2筆分、約70メートルについて拡幅を計画しているところでございます。  計画の幅員につきましては、メディカルコミュニティセンターの駐車場の区画に影響を与えない範囲での拡幅を検討しているところでございます。  今後の計画としましては、来年度当初予算に用地購入費及び電柱の移転補償費、工事請負費の計上を予定しております。  また、以前より各議員のほうから御提言いただいております町道東石貝市原線から西の幹線水路に向かう延長約375メートル、舗装幅員約3.5メートルの農道の拡幅整備につきましては、認定こども園の開園に前後して交通量の調査を行い、施設利用者の道路利用状況を鑑みながら、その実用性や必要性について検討していきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 62 ◯議長(田中俊彦君)  8番牟田秀文議員。 63 ◯8番(牟田秀文君)  現在、メディカルコミュニティセンター西側に駐車場兼調整池が1,019立方メートルの調整池と、それから、B&Gプールの南側に642立方メートルの調整池、合計1,662立方メートル、今回、保育園のあれで382立方メートルの調整池をつくるということで、合計すれば調整池だけで2,044立方メートルですね。そして、今回は高さが1.3メートルの盛土をされる。レンコン堀を通して一級河川の干拓川を通り、江口水門のほうに行くので、そのため、集中豪雨の際はいつも江口付近は水害にいっています。今回の認定こども園整備については、浸水対策、また貯水施設の対策はこれで大丈夫なのか。出入口の対策はどのようになっているのか。そして、全員協議会の折にも同僚議員から、メディカルコミュニティセンターのところの西側のほうも道路を造るべきじゃないか、排水も一部分でも向こうのほうに持っていくほうがいいんじゃないかと、そういう話もあっておりましたけれども、その点どのように考えておられるかですね。  それから、認定こども園に西側から入るときに、928と907の地番の田がありますよね。ここは1.2メートル高くしてあるから、いつも水で水害しております。少し雨が降るとずっとたまっております。湿田になっております。これも当然何らか環境整備はしてやらんといかんとじゃないでしょうかというわけです。水もあれすれば入れられません。そして、保育園の入り口も今度は千栗のほうからは入れないんでしょう。わざわざぐるっと向こうに行ってきて、豆津のほうからしか入られませんよね。だから、907番地ぐらいからの道路が必要になると思うんですよ。そこら辺をどのように考えておられるのかですね。多分県道北茂安三田川線では千栗のほうから道路は入られんですね。必ず今度のメディカルコミュニティセンターに入るところもこっちから入られんわけでしょう。一回豆津のほうに行って、また引き返して、すんなり入られないわけですよ。今度も認定こども園の入り口というのはそんなです。だから、今度はこっちの西側から来るところの道路も当然造るべきでしょう。と思いますが、その辺はどのように考えておられるのか、お伺いします。 64 ◯議長(田中俊彦君)  北原子ども未来課長。 65 ◯子ども未来課長(北原順二君)  調整池の件でございます。調整池の検討につきましては、佐賀県の河川砂防課で作成されております調整池の設計基準や佐賀地方における短時間確率降雨強度式を基に設計をしておりまして、必要調整量を301立米と計算しております。計画では382の貯水量を確保しているということで、計算上の調整池の量は確保しているというところでございます。その調整池の排出先ですね、こちらについては、そちらが流れていないと調整池の排水もうまくいかないということで、今後検討の必要があるとは思っているところです。  それと、保育園への出入口でございますが、現在、計画では東側の県道からで計画をしているところです。警察及び土木事務所の関係機関との協議により、安全面を考えて、県道の南側から左折で入ってきて、県道の北側へ左折で出るということで入り口と出口を2か所別々に考えているところです。開園後の保護者送迎などの利便性と安全性を考えますと、西側からの進入路も必要ではないかと考えているところです。事業エリアの西側道路との間に個人の土地がございますが、この土地を相談して活用させていただき、西側からも進入できる道路を確保できるよう努めていきたいと考えているところです。  以上でございます。 66 ◯議長(田中俊彦君)  空閑建設課長。 67 ◯建設課長(空閑輝彦君)  私のほうから、今農道の部分について、そこの水路を使って西側のほうの幹線水路に持っていくという、水道を変えるということを議員のほうから提案されたことについてですけれども、先ほど申しました農道の整備の必要性をまず検討させてもらって、必要となれば、そこの整備に合わせて水路を整備しまして、西に流すということも検討していかなければならないと思っているところでございます。  以上でございます。 68 ◯議長(田中俊彦君)  8番牟田秀文議員。 69 ◯8番(牟田秀文君)  この907と928の湿田対策はどんなふうに考えておられるんですかと。これは1.3メートル高くしてあるから米も作れません。全員協議会のときのあれを見てください。いつもそこは雨降りに浸かっとっもん、そこは。いいですか。  そして、907の北側に軽トラックの1台ぐらい入る道路があるんですよ。そこを拡幅して、保育園の入るようなところは考えられないのかなというような考えも持っておるし、湿田だけはどんなふうに考えられているんですか。全部あれになってしまうですよ。1.3メートル高めれば、ここだけなってしまいます。  そして、調整池の対策に、久留米大学の御井町付近がいつも浸かっていたから、久留米大学のグラウンドを3メートル下げて、久留米市で調整池を造るというようなことを報道されています。今までは上げるんじゃなくて下げる。今度から下に下げて調整池を造る。そして、江口水門にああいう浸水がないようにですね。  そこら辺の答弁を求めて、2項目の質問を終わります。 70 ◯議長(田中俊彦君)  お諮りします。質問の途中ですが、休憩したいと思います。御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 71 ◯議長(田中俊彦君)  異議なしと認め、休憩いたします。                 午前11時58分 休憩                 午後1時   再開 72 ◯議長(田中俊彦君)  休憩中の本会議を再開します。  答弁を求めます。岡町長。 73 ◯町長(岡  毅君)  まずは、メディカルコミュニティセンターの敷地、それから、保育所予定地の敷地開発に関しましては、流量計算をしっかりした上で遊水地を設けて、大雨時、周辺の河川等の水位が下がった後に敷地内の水を排水していくという開発計画になっておりますので、開発区域については一旦そういうふうな計算がなされているという御理解をいただきたいと思います。  その上で、周辺の水害対策というところで、園田議員のところで答弁させていただきましたが、メディカルコミュニティセンターの北側、それから、保育所西側の用地と御説明したのがまさしく牟田議員が御指摘される田2筆の用地でございます。こちらを周辺の浸水被害軽減にも寄与するような構造の、例えば、公園化とか、そういったことが選択肢として検討できないかとは考えているところでございます。西側の幹線水路に向けた水路、それから、トライアル西側の用地を含めて議員の皆様と議論をして答えを出していきたいという方針でございますので、御理解のほどよろしくお願いします。 74 ◯議長(田中俊彦君)  8番牟田秀文議員。 75 ◯8番(牟田秀文君)  十分な水害対策をお願いしまして、3項目めに入りたいと思います。  3項目めの福祉避難所についてです。  災害時に高齢者、障害者、妊婦、乳幼児、病弱者など、生活の中で特別な配慮が必要な人やその家族が過ごす避難所で、災害対策基本法などに基づき市町村が開設する。ある程度の空間があり、建物やトイレ、バリアフリー、紙おむつ、寝具などの必要な物資や支援者を確保しやすいといった目安を基に、高齢者施設や障害者施設と事前に協定を結ぶなどして確保し、要配慮者の避難先をあらかじめ決めるなど、個別避難計画を作成し、日頃から受入先と顔が見える関係を築くことが重要と思われるが、そこで、3点ほどお伺いします。  災害時要配慮者の避難、または支援について、本町として独自のマニュアルが必要であると考えるが、どのようになっておるのか。  また、新型コロナウイルス感染症への対応を考えると、十分なスペースを確保するために多くの福祉避難所を確保すべきと思うが、受入先の協定を何か所と締結されておられるのか。また、福祉避難所は何件なのか、全体で収容人数は何名くらいになっているのかをお伺いします。 76 ◯議長(田中俊彦君)  黒田総務課長。 77 ◯総務課長(黒田栄治君)  牟田議員の福祉避難所についての御質問にお答えをいたします。  福祉避難所では、議員御質問ありましたとおり、高齢者の方、障害をお持ちの方、妊産婦の方など、配慮を要する方を受け入れる施設として想定されているところでございます。現在、本町では災害時の要配慮者用1次避難所に関する協定書に基づきまして、特別養護老人ホームなかばる紀水苑、花のみね、花のみね弐番館、光風会ぱれっとの4施設を福祉避難所としまして、協定を締結して確保をしているところでございます。  避難所の開設に当たりましては、通常、地域防災計画に位置づけられました16施設や、これに準ずるような施設の中から、そのときの気象状況や被害の発生状況等に応じて開設する避難所を決定し、受入れを行っているところでございます。  福祉避難場所につきましては、町が開設する避難場所では対応が困難な要配慮者の方が避難される場合に、協定を締結した事業所に対しまして避難所の開設を要請して、受入れを行っていただくこととしているところでございます。  一昨年までは福祉避難所での受入れ実績はありませんでしたけれども、昨年度の台風10号の接近の際に、花のみね弐番館に1名の方を受け入れていただきました実績がございます。  昨今の激甚化、頻発化します豪雨等の自然現象を考慮しますと、要配慮者の方の受入れの増加も想定されます。今後とも、町内の福祉関係事業所の協力を得ながら対応を行っていきたいと考えているところでございます。  受入れの可能人数としましては、通常1人当たりのスペースを4平方メートル程度で算定しておりますけれども、4施設で200名程度の受入れが可能となっているところでございます。ただし、昨今のコロナ禍に伴います密接を考慮して、1人当たりのスペースを16平米と試算しますと、50名程度というような受入れ人数となっているところでございます。  以上でございます。 78 ◯議長(田中俊彦君)  8番牟田秀文議員。 79 ◯8番(牟田秀文君)  本町の独自のマニュアルはないんですか。  それと、今、紀水苑とか花のみねとかよう言われたけれども、今こういうところに災害時要配慮者が入れるんですか、コロナで。1人も入れんでしょう。今、受入れされないですよ。もう少し災害時要配慮者のことを考えて、そんなら、課長、今災害があって、そういう人が出たなら今1人も入られんでしょう。50名とか、4平米で200名とかいったって入られんところば、あんた。だから、ここにおられますコロニー、そういうところとかなんとか探して協定を結んで、今、市町村がするようになっているんでしょう。だから、もう少し障害者の方々のことも考えて、頑張ってくださいよ。このままなら1人も入られませんよ。メディカルコミュニティセンターとか、そういうところにつくるとかですね。  そいぎ、日頃から、要するに国から来とるわけでしょう。これは多分、県に百何件かあったですね。私が調べた範囲では百四十何件、災害時要配慮者のあれは。みやき町は全然ないですよ。今言ったのは4件、紀水苑と花のみねの両方とかといって。今、中には1回も入られませんよ。だけん、そういうコロニーとか、そういういろんなところと協定を締結するとか、そういう努力をしてください。答弁を求めます。 80 ◯議長(田中俊彦君)  黒田総務課長。 81 ◯総務課長(黒田栄治君)  現在のコロナ禍での福祉避難所の利用関連の御質問でございました。  現在のコロナ禍によりまして、特別養護老人ホーム等の施設につきましては、家族等の面会も困難な状況となっているところでございます。各施設の避難スペースとしまして、利用可能な場所が内部の利用者の方と動線が別々とか、確保できるとか、そういうところを確認することになろうと思いますけれども、基本的には利用はなかなか難しい、困難な状況であろうかと思います。  通常の一般避難所の中で、バリアフリーの場所での受入れの検討や保健センターなどの活用も進めてまいりたいと思っております。福祉避難所としまして利用可能な施設としましては、ガイドラインにおきまして、小・中学校や公民館等、一般の避難所となっている施設、老人デイサービスセンター、特別養護老人ホームなどの施設等々を活用するようにというような指針となっております。福祉避難所として利用可能な施設につきまして、場所、管理者、利用可能なスペースの状況、体制等を調査して整理を進めることとしております。様々な施設の長所、課題等を洗い出しまして、要支援者の状況によって利用可能な施設を整理することによりまして、災害時に早急に対応ができるよう確認を進めてまいりたいと思っているところでございます。  また、他の施設との協定というところでございます。本町におけます福祉避難所につきましては、協定を締結しております4つの福祉施設となっておりますけれども、コロナ禍の中、感染の状況によっては施設側が受け入れられないということはもちろん考えられますので、福祉避難場所に受入れを要請する要配慮者の方としまして、高齢の方など要支援者の方、医療ケアを必要とするような方ということでございますので、コロナ禍での緊急的な対応となりますけれども、一般の避難所についてもできる限り、繰り返しになりますけれども、バリアフリー化された施設の使用を心がけながら、配慮が必要な方が避難されたときのことを想定しまして、避難所内にも要配慮者の方のスペースを確保するなどで対応を行っていきたいと考えているところでございます。  また、協定を締結していない町内の福祉施設等につきましても、今後、御協力いただきながら協定の締結をお願いしていきたいと考えているところでございます。  また、マニュアルにつきましては、職員対応マニュアルを作成しておりますので、それに基づいて対応していければと思っております。  以上でございます。 82 ◯議長(田中俊彦君)  8番牟田秀文議員。
    83 ◯8番(牟田秀文君)  福祉避難所の周知徹底で、事前を含めた周知徹底は必要不可欠であり、関係機関やボランティア団体などと連携して力を入れるべきと考えるが、見解を求めます。  また、福祉避難所のスタッフ確保、それはどのようになっているのか、お伺いいたします。  そして、これから集中豪雨による災害、また、台風、浸水など、より多くの福祉避難所確保に努めてください。それをお願いしてから私の一般質問を終わります。答弁を求めます。 84 ◯議長(田中俊彦君)  黒田総務課長。 85 ◯総務課長(黒田栄治君)  要配慮者の方の避難につきましては、ガイドラインによれば、公助は言うまでもなく、自助、共助が大変必要となります。民生委員等の力を借りながら、要支援者等の方々と日頃より見守り活動等、関係構築を進めながら、災害時の情報伝達、避難誘導などの支援につきまして、地域住民の方々の共助によります協力をいただきながら、必要な対応を求めていければと思っております。  また、スタッフに関しましても、職員はもちろん、関係する福祉避難所の施設の方々とも連携を密に取りながら、御協力いただきながら対応に当たりたいと思っております。  以上でございます。 86 ◯議長(田中俊彦君)  以上をもちまして通告第3号、8番牟田秀文議員の一般質問を終わります。  通告第4号、15番益田清議員の一般質問を許可します。15番益田清議員。 87 ◯15番(益田 清君)  3問質問しております。順次質問していきます。回答は簡潔によろしくお願いします。  1番目から行きます。  4月4日、町長選挙、新しい町長が誕生いたしました。開かれた分かりやすい町政について、新町長に見解を伺います。  みやき町にとって一番心配されるのは、町財政運営だと思います。合併して16年、地方交付税そのもののシステムが変わり、一本算定になり、地方交付税の減額が決まっております。昨年度は25億円もかけ、大型事業、メディカルコミュニティセンター建設、毎年95,000千円、25年間の償還払いが求められてきます。重い負担が強いられます。みやき町は、町一般会計とふるさと寄附金基金特別会計があり、ふるさと寄附金基金特別会計(貯金)で子育て支援事業を展開されております。強調したいのは、今後のまちづくりは箱物優先ではなく、子育て支援や高齢者対策など、ソフト事業を堅持し、発展させていくことではないでしょうか。新町長の見解を求めます。  町の総合計画は10年ごとに策定します。実施計画は3年ごとの各種施策の内容を具体化することになっております。これまで示されてきておりません。不要不急の事業が突然上げられ、私は場当たり町政と批判してきました。実施計画の明示と分かりやすい町政を求めます。  本町のふるさと納税制度の仕組みについてです。  寄附金の使途、使い道については、返礼品、ネット利用料や利活用事業、一般会計の繰入れ等に充てられています。令和2年度末では残高54億円と伺っております。貴重な財源を有効に活用させていただき、町の発展に生かしていく取組を進めていかなければなりません。しかし、住民の皆さんからは、1)毎年の寄附がどれだけあり、何に使ったのか報告してほしいという声が大勢でございます。分かりにくいということでございます。これは大変な作業だと思いますけれども、簡潔にまとめて住民に報告していただきたいということをお願いするものでございます。納得と分かりやすいふるさと納税制度に変えていくことが大事ではないかと思います。見解を求めます。 88 ◯議長(田中俊彦君)  岡町長。 89 ◯町長(岡  毅君)  議席番号15番、益田議員からの1項目めの御質問に対してお答えいたします。  今後の町政へ臨む姿勢についてということでございますが、やはり住民目線を大事にした町政は目指していきたいというところです。それはどうすれば実現するのかということでございますが、やはり議論できる環境整備が必要かと考えているところです。私なりに考えたとき、やはり数字というものは大事だと考えているところです。数字的な根拠をもって、この不足した部分を補うためにこういう事業が必要であろうとか、数字の検討による事業立案、これを求めたいところです。さらに、その事業がきちんと機能しているかをチェックするときの数字の推移がどうなっているのかをしっかり効果検証を求めていくと、やっていくということも重要と。この効果が出ていなければ事業をどう改善していけばいいか、これを考えることもできるだろうというふうに思っておるところです。つまり、数字を出すことにより事業立案、効果のチェックが可能となりますし、その過程における議員、町民の皆様との議論もしっかりできると考えているところでございます。  このような手法をもって、全ての事業に住民目線を取り入れながら町政運営に臨めば、まちづくりに興味が湧く人材も増えるのではないか、そして、さらによい議論ができる、そのような環境づくりを目指していきたいと考えているところでございます。  繰り返しになりますが、具体的には今後、総合計画の策定過程で順次お示ししていけると考えているところでございます。  それから、財政の健全化につきましては、今後の普通建設事業については慎重に考えて判断していきたいと考えておりまして、特に、箱物については、その必要性、費用対効果等をより慎重に検討し、財源やその後の経費も考慮した上で皆さんとしっかり議論して方針を固めていくと。当然ながら、ハード事業の建設計画などは議会議員の皆様に対し丁寧に説明するとともに、事前に御相談してまいりたいというふうに考えております。  最後に、ふるさと納税の在り方でございます。  財源としてのふるさと寄附金基金の取扱いについては、園田議員の答弁でお示ししたとおりでございます。  一方で、制度そのものの在り方でございますが、まず、新たな行政サービスの展開や維持など、ふるさと納税による財源は非常に魅力的なものであることは十分理解しております。制度が維持されている間はしっかり活用すべきというのは基本的な考えです。財源確保として頑張れる間はしっかり頑張るというところでございます。  一方で、地場産品をどうやって売り出していくかという努力は既に今もやっておりますが、さらに力を入れていくべき課題というふうに考えております。ふるさと納税担当、商工担当と連携しながら地場の方々の底上げを図り、ふるさと納税という場を活用しつつ、地場事業者自身がステップアップしていっていただくような後押しを継続したいと思っております。最終的には、ふるさと納税以外の売上げも事業者としては売上増につながると、そのような形が理想ではなかろうかと。その理想に近づく努力をしっかりしていければというふうに考えております。  最後に、住民の方々への周知広報という部分でございます。  今現在、広報、ホームページ等で随時お知らせはしているものの、その形態、方法についてはさらに研究を重ねて、町民の皆様方により分かりやすい方法というところを模索していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 90 ◯議長(田中俊彦君)  15番益田清議員。 91 ◯15番(益田 清君)  総合計画は新町長が新たに策定するというふうな答弁が先ほどございました。実施計画も当然ながらそれに併せた形で示されてくることだろうと思います。  私は長く議員生活を務めておりますけれども、これまで実施計画というのを出されたことはありません。ですから、突然思わない事業が出てくるというふうなことで、度々場当たり町政ということを批判してきました。今後はそういうことはないというふうなことで安心しました。  この総合計画と総合戦略と計画が2つあるんですね。それで、総合戦略については前もって事前に諮られておりません。前町長がぜひとも実施したいということで、この第2期の総合戦略を見ておりますと、重点戦略では「ユニバーサルタウンの更なる推進」として、ここにこう示されております。  コミュニティーセンターや保健センター、保育園、公共施設周辺、東尾に「PFI方式によるマンション整備」など、コンパクトなまちづくりを推進すると明記しております。PFIというふうなことはいろいろ問題はありますけれども、この財政逼迫の中で、この周辺は大変浸水、水害の問題がございます。この計画は、やはり見直すべき、やめるべきではないかというふうに思いますので、その点だけ見解を求めたいというふうに思います。  また、町総合戦略については全体的に再協議を求めるものでございます。  町ふるさと寄附金の活用についてでございますが、この使途についてでございます。  令和元年度から令和3年度まで1地区15,000千円の補助金が交付されております。令和3年度は今年度でございますけれども、元年度は道路水路整備交付金7,000千円、安全安心特別交付金3,000千円、この安全安心特別交付金というのは、公民館などの修理、備品購入費、大木除去に活用するとされております。元年度は合わせて10,000千円が57地区に補助金として下ろされております。令和2年度は安全安心特別交付金に2,000千円、令和3年度は3,000千円です。15,000千円の57地区と、合わせて855,000千円になっております。  各地区、コロナ禍で地区総会も開けなかったところも多かったのではないかと思います。結構知らないという方がおられます。世帯が大きな区、例えば、原古賀は600世帯、小さな区では30世帯ほどの地区もございます。同じように1地区15,000千円、これは不平等ではないかという声がございます。区長、役員の判断も困られたというふうに思います。  住民の皆さんがどのように使ったのか、残金があるのか知らせてほしい、工事内容と工事箇所及び備品購入費など、領収書は閲覧できるようにしてほしいという声でございます。ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。 92 ◯議長(田中俊彦君)  島崎企画調整課長。 93 ◯企画調整課長(島崎浩二君)  議席番号15番、益田議員の地域再生計画に入っているコミュニティーセンターこすもす館周辺のPFI住宅の件でございます。  現在、第2期みやき町総合戦略に基づきまして、企業版ふるさと納税の地域再生計画を申請し、認定を受けているところでございます。みやき町が企業版ふるさと納税用の地域再生計画に示している事業につきましては、みやき町が令和6年度まで独自の地方創生事業として展開すべき事業としているところでございます。  具体的な事業内容といたしまして、「健康寿命を延伸し高齢者が活躍する場を創出する事業」、2点目が「ユニバーサルタウンの更なる推進」、3点目が「幅広い世代に対して農業振興を支援し安定したしごとを創出する事業」、4点目が「ICTの活用」、5点目が「スポーツ政策を通した新しいひとの流れを創出する事業」、6点目が「豊かな郷土を保全し若年者の心にのこる風景を創出する事業」、7点目が「誰一人取り残さない地方創生SDGsを推進する事業」の7事業を柱に据えており、みやき町としてもどの事業も強力に推進していくべきと判断して独自の地方創生事業としているところでございます。  議員御指摘のPFI住宅の部分、2)「ユニバーサルタウンの更なる推進」において記載している部分だと思われます。令和2年第3回定例会の宮原議員の一般質問において、コミュニティーセンターこすもす館周辺でのPFI住宅構想につきましては、白紙ではございませんけれども、定住促進構想の着手時より状況が大きく変わってきていると答弁をさせていただいており、コミュニティーセンターこすもす館周辺での住宅整備構想は、現在、進捗していない状況でございます。  現在、新型コロナウイルス感染症という危機事案の発生により、住民の生活や経済、産業、地域づくりなど、様々な分野に影響が及んでおり、人々の考え方や行動が変化し、新たな価値観に転化しており、まちづくり指針も見直しが必要と考えているところでございます。新たなまちづくり指針となる総合計画を策定することで、その他の計画も見直しが必要となります。今後、計画の策定に当たり、議会の皆様からも御意見を拝聴したいと考えているところでございます。  以上でございます。 94 ◯議長(田中俊彦君)  福島秘書公室長兼女子サッカー推進室長。 95 ◯秘書公室長兼女子サッカー推進室長(福島隆二君)  15番益田議員の2回目の御質問の安全安心特別交付金関連ですね、これにつきましてお答えいたします。  各地区の安全・安心に関する交付金につきましては、町内各地区の安全・安心なまちづくりのための環境整備及びコミュニティの醸成に寄与する事業等を実施する地区に対しまして、ふるさと寄附金を利活用しまして交付金を交付しております。これは各地区の要望を少しでも早く実現するために、各地区において事業を直接発注していただき、それに対し交付金を交付するものであり、各地区の実情に合った事業が実施できて、問題や課題等の早期解決につながるというようなお声もいただいているところです。  交付につきましては、平成30年度から実施をいたしまして、平成30年度は大木除去事業といたしまして上限1,000千円及び道路水路整備事業として上限7,000千円、合計の上限8,000千円、令和元年度は安全安心特別交付金として上限3,000千円及び道路水路整備事業として上限7,000千円、合計の上限10,000千円、令和2年度でございますが、安全安心いきいき特別交付金ということで上限2,000千円を交付してまいりました。  実績といたしましては、平成30年度が大木除去事業と道路水路整備事業、この2つを合わせた交付額が約398,000千円となっております。令和元年度につきましては、57地区全ての地区で実施され、安全安心特別交付金と道路水路整備事業を合わせました交付額が約550,000千円となっております。令和2年度の安全安心いきいき特別交付金につきましても、57地区全ての地区で実施をされ、交付額は約109,000千円となっております。  申請内容といたしましては、大木除去をはじめとして、防犯灯やカーブミラーなどの安全施設の設置やコミュニティ施設のフェンスの設置等、安全・安心なまちづくりのための環境整備や、公民館などの椅子やテーブルなどの備品購入及びエアコンの設置など、コミュニティの醸成に寄与する事業等を申請されております。  次に、各地区への交付金の額についてでございますが、ふるさと寄附金事業特別委員会におきましても、交付金額の配分方法について地区の規模の格差を考慮し、従来の均等割に加え、人口割、面積割等の算定方法の追加も検討されたしとの御意見をいただいているところでございます。つきましては、今後、十分にそのあたりにつきましても検討を行ってまいりたいというふうに思っております。  そして最後に、各地区で実施された事業内容等について住民の方が情報公開をされたいというような場合につきましては、非公開情報というものを除きまして公開をするようにいたしたいと思います。  以上でございます。 96 ◯議長(田中俊彦君)  15番益田清議員。 97 ◯15番(益田 清君)  この使い方については、いろいろな声がございます。そういう中で、やはり工事の内容、工事の箇所及び備品購入費などの領収書などを閲覧できないかというふうな声でございますので、その点、非公開じゃないと思いますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。  それと、令和3年度が171,000千円ということで、57地区、3,000千円配分というふうになっているわけです。これは安全安心特別交付金ということでございます。平成30年度から令和3年度ということで、大木の除去などは結構あるんじゃないかと思いますけれども、しかし、このお金が無理して使わなければいけないというようなことになると、またおかしくなるというふうに思いますので、私はそこら辺は調整しながら、できるだけ財源を残しながら、高齢者の外出支援事業など、予算の使い残しはそういうところに充ててほしいというように要望しておきたいというふうに思います。 98 ◯議長(田中俊彦君)  岡町長。 99 ◯町長(岡  毅君)  ふるさと納税関連の使い道というところでは、しっかり配分を考えながら、何が喫緊に必要なのか、そういったものを仕分けしながら配分をしていければというふうに考えております。  安全安心特別交付金に関しましても、区長はじめ、地域の方々が非常に使い勝手がいいとおっしゃる声もあります。特別委員会でも御指摘いただいているとおり、算定方法の検討というところは御意見を賜っておりますので、そこら辺はしっかり議論していきたいというふうに考えております。  以上です。(「閲覧のほうはいいですね」と呼ぶ者あり) 100 ◯議長(田中俊彦君)  福島秘書公室長兼女子サッカー推進室長。 101 ◯秘書公室長兼女子サッカー推進室長(福島隆二君)  3回目の御質問でございますが、そういった情報について公開の請求があった場合につきましては、条例に基づきまして、非公開情報というのがありますけれども、そういった情報を除いて公開をしたいというふうに思っております。  以上です。 102 ◯議長(田中俊彦君)  15番益田清議員。 103 ◯15番(益田 清君)  2番に行きたいというふうに思います。  MAGOボタンの発火についてでございます。  この件につきまして、5月20日、地域包括支援センターから議会民生福祉常任委員会へ報告がございました。内容は、利用者の娘より電話があったということで、「うっかりひっくり返したまま別の部屋にいて、臭いに気づいたらホットカーペット、ござが焦げていた。直ちに利用者宅を訪問し、被害状況を確認。部屋にも煙が充満していたが、火は消えていた」という報告です。  MAGOボタンを活用し、日常の困り事に対応するサービスの提供を行うという趣旨で、2018年5月、町と製造メーカーのMIKAWAYA21とみやきまち株式会社(前町長が出資した第三セクターの会社)の3者協定を結ばれ、この御用聞き事業が始まっております。みやきまち株式会社が出した全戸配布チラシでは、MAGOボタンを2回押すと地域包括支援センターに通知、折り返し電話でお困り事の確認、スタッフやサポーターが駆けつける、解決する、サポーターへ料金を支払う。仕事内容、相談内容は、重たいものの運搬、灯油タンクやこたつや扇風機の出し入れなど、花木の散水、草刈り、お買物代行など、日常の御用聞き。利用料は1時間1,300円、通信料は月300円と紹介しております。地域包括支援センターや民生委員のほうでMAGOボタンを普及されていると聞き及んでおります。MAGOボタンを用いた御用聞き着手は全国で初めてのケースだけに、発火事案は深刻に受け止めなければなりません。  そこで、お聞きします。  1)老人保健福祉計画策定の中では、MAGOボタンという言葉もその位置づけもございませんでした。トップダウンで決められたのか、是非の内容については検討されてきたものか、お伺いします。  2)令和2年度は重点政策として、MAGOボタン活用で24時間緊急通報体制の整備としていました。予算説明でも受けていますが、体制整備はどうされたのか。また、同年度防災対策での活用で、MAGOボタン400個、購入費17,160千円を計上。1個42千円です。どう活用されておられるのか、通信費は誰が徴収されておるのか。  3)MAGOボタンは電源コンセントを使用する家電製品ではないでしょうか。国の検査機関のゴーサインの審査が必要ではないのか。安全確認は事前にされたのか、町は指導されたのか、この3点をまずお伺いするものでございます。 104 ◯議長(田中俊彦君)  嬉野地域包括支援センター所長。 105 ◯地域包括支援センター所長(嬉野 透君)  議席番号15番、益田議員の御質問にお答えします。  町の老人保健福祉計画にはMAGOボタンの位置づけはございませんけど、町では地域包括ケアシステムの成就のために、高齢者が生き生き自分らしく生活できるために、地域包括ケアシステムというのを挙げております。その中で、高齢者のお困り事ということで、このMAGOボタンの導入をしてきたところでございます。
     それではまず、今回、バッテリーの加熱、膨張により、当該利用者、また、MAGOボタンを利用されている皆様に大変御迷惑と御心配をおかけしましたことをこの場でおわび申し上げます。現在、原因調査が行われておりますので、7月中旬までには原因報告があると思いますので、そこでまた報告をさせていただきたいと思います。  今後、二度とこのようなことがないように、改良、または点検等を十分やっていきたいと思います。同様のバッテリーが搭載されているMAGOボタンは94台ございまして、現在はコンセントを抜いて使用をやめております。でも、どうしても利用したいという方は家を訪問させていただいて、バッテリーを抜いて利用させていただいています。その方たちが94名中64名、現在バッテリーを外されて利用されております。  次の質問でございますけど、MAGOボタンの製造許可等につきましては、許可や認可等については必要はありません。また、安全性につきましては、耐熱衝撃性に優れる安全確認ができたもので作られており、回路も過充電等がないような安全制御可能な設計で作られております。現在調査中でございますが、今回は電池の内部でショート、焼損で加熱した可能性が強いという中間報告を今いただいております。  今後の対策といたしましては、現在はMAGOボタンの中にバッテリーがありまして、それが加熱したり変形したりするのが外から確認できませんので、コンセントのほうにバッテリーを移しまして、外からでもバッテリーの異常に気づけるように対応していきたいということで今実験をしております。  続きまして、緊急通報システムについてでございますけど、令和2年度の緊急通報システムの予算につきましては、MAGOボタンの予算ではなくて、緊急通報システムの予算となります。令和2年度にMAGOボタンを緊急通報システムに使えないかということで検証を行いました。それで、MAGOボタンに替われるなら、令和3年度からMAGOボタンを緊急通報システムとして利用するように計画をしておりましたけど、MAGOボタンはメール回線での通知をするため、電話回線を使う緊急通報システムより緊急確認が遅くなる場合があります。それと、緊急通報システムは受話器を取らずに話せます。ボタンを押したら相手のオペレーターの方がどうされましたかという呼びかけをされますので、そこで寝たままでも、今こんなに具合が悪くなったんでお願いしますとか言うことができます。それと、緊急通報システムは訓練を受けている警備員が駆けつけてくれる利用者の安心感がございます。それと最後、一番大きな問題ですけど、費用面で現在の緊急通報システムを利用することが年間1,300千円程度安価で済むという試算が出ましたので、それは、みやきまち株式会社に委託した場合の24時間体制の人員配置等を試算しましたところ、年間で1,300千円ぐらいの差が出ます。  以上でございます。 106 ◯議長(田中俊彦君)  黒田総務課長。 107 ◯総務課長(黒田栄治君)  益田議員の御質問にお答えいたします。  令和2年度、昨年度のMAGOボタンの購入事業につきましてお答えいたします。  令和2年度の予算としまして、17,160千円の承認をいただきまして、400台を購入しているところでございます。1台当たりの単価につきましては、税込みで42,900円となっております。財源は一般財源となっておりますけれども、緊急防災・減災事業としまして、特別交付税の対象経費となりまして、70%が措置されているところでございます。  MAGOボタンの配付につきましては、みやき町マゴボタン設置貸与事業実施要綱を策定しまして、避難行動の要支援者の方、おおむね65歳以上の方の独り暮らし、または高齢者のみの世帯の方で設置貸与が必要と認められる方、その他町長が特に認める方として、対象者の希望される方に無償で貸与しているところでございます。対象者の方を把握する際には民生委員のお力をいただきながら貸与基準を満たす方を推薦していただき、各世帯を訪問し、機能等を御説明して貸与を行っているところでございます。現時点で349名の御推薦をいただいております。現在210名の方に設置が完了しております。残り139名の方につきましても、随時設置を進めているところでございます。  利用料ですけれども、繰り返しになりますけれども、無償としております。情報受信の方法としましては、SIMカードによる通信料が発生しておりますけれども、この部分は町で負担をしているところでございます。  以上でございます。 108 ◯議長(田中俊彦君)  15番益田清議員。 109 ◯15番(益田 清君)  今、町長のほうは費用対効果というようなことを強調されているわけでございます。果たしてこれは費用対効果はあるのかということなんです。今、通信料は町が負担しているということを言われましたね。そして、無償で配付していると。  それで、これは無償で貸し付けているわけなんだけれども、日常の御用聞き事業は1時間1,300円ですよね。御用聞き内容を見ますと、毎日ボタンを押したくなる内容なんです。重たいものを持ったり、部屋を掃除したり、買物したりなどです。国民年金だけの方、たくさんおられるんです。月65千円ですよ、年金を最高額いただいても。厚生年金でも女性の場合は月80千円ぐらいなんです。毎日押して1時間お願いした場合は、月40千円もなるんですよ。40千円、これは生活されんでしょうが。暮らしていけませんよ。福祉の理念をはるかに超えたもうけ主義になっているのではないかということを指摘しなければなりません。ですから、お金持ちは何ぼでも使えますけれども、お金がない方は使えないんですよ。ですから、共生社会とか言われますけれども、それは逆なんです。福祉の理念ではございません。そのことを私は強調したいというふうに思います。  そして、この協定を町長と製造会社と町と3者で結んでおられますけれども、令和元年度、24時間緊急通報体制整備計画が上がっていたんですよ。令和2年度にそのことは計画に上っております。そういう中で、今言われたように、どだいこれは無理があったんです。今、警備会社でしょうが。独り暮らしの方が緊急通報ボタンを押せば、警備会社に行く。そして、警備会社が救急車を呼ぶなり判断するんです。これをみやきまち株式会社がやるということなんですよ。これはどだい採算が合わないことは分かっていたと思いますよ。にもかかわらず、この計画も含めて、事業を見越して元年度はMAGOボタン事業に9,750千円、健幸長寿のまちづくりという名目で令和2年度は6,840千円、ふるさと寄附金基金特別会計から出されております。一般会計を含めると30,000千円以上を超える費用が出されていますよ。実施予定がないのに、これだけの税金が支出されていると。私はやはりこの事業は検証すべきではないか、監査すべきではないかというふうに思いますので、町長のほうから答弁を願いたいというふうに思います。  それで、安全検査は必要ないと言われましたよね。こういうコンセントを使って行う電化製品の売買につきましては、製造者は電気用品安全法に基づいて国の検査機関の審査を受けなければいけないのではないでしょうか。安全確認です。この事故を見ますと、MAGOボタンの底部が焼けているわけですよ。だから、一体の製品なんですよ。ですから、そういう指導をやらなきゃならないんじゃないでしょうか。指導をなぜしなかったのかと。問題じゃないでしょうか。そのことについてお尋ねしているわけでございますので、回答を求めたいというふうに思います。 110 ◯議長(田中俊彦君)  岡町長。 111 ◯町長(岡  毅君)  まず、事業全体のお話でございます。  発火の御自宅に私も謝罪に行かせていただきました。まずは誠心誠意、じゅうたん等々、被害に遭われておりましたので、謝罪をしてきたところでございます。この御自宅の御利用された方がおっしゃるには、緊急通報代わり以外にも日常的なボタンからの声かけ、例えば、10分後に雨が降りそうです、洗濯物は大丈夫ですかとかいうお声かけがあると。そういった意味で、非常に利便性を感じているというお声が上がっておったからこそ、謝罪についても寛容に受け入れていただいたという理解をしております。そういった方もいらっしゃるということは、私はこの謝罪、一連のことで理解したところでございます。  あくまで今現在は試験的運用という一環ではなかろうかと、こういうふうに考えているところでございます。そういういい御意見、それから、安全性も含めた費用対効果がどうなんだという御意見、そういったところを踏まえて、しっかり精査していく必要があろうかというふうに思いますが、今の運営体制につきましては、そういうふうな試験的な運用があるからこそ無償貸与であったり、通信料を負担したりというようなことを行っているという理解でございます。改めてどうするのかという判断の折には、やはり事業の収支、あと、利用していただくときの利用料ですね。やはり民間の方々も巻き込んだ事業ということであれば、継続性の担保というところでは一定の収益も必要でございます。一方で、福祉の面でその利用料が福祉事業として耐え得るのかという議論も必要かと思っておりますので、そういった中で判断をしていきたいというふうに思っております。  以上です。 112 ◯議長(田中俊彦君)  嬉野地域包括支援センター所長。 113 ◯地域包括支援センター所長(嬉野 透君)  この製品の検査とかにつきましてですけど、この製品は外側のほうがABS樹脂という耐熱性、衝撃性に優れた特徴を持ち、自動車の部品、家電製品とかに広く使われているものでございます。中の回路につきましても、充電のときの安全等が設計されておりまして、電圧が高過ぎる際には充電回路を閉じる、電圧が低過ぎる場合にも充電回路を閉じるなど、そういった回路等を使われておりますので、写真で御覧のとおり、プラスチックと、基盤のところはバッテリーがついていましたので焦げておりますけど、製品自体はそういうふうに非常に耐熱性とかに優れたものを利用しておりますので、今回はMAGOボタンと別に、後でつけたバッテリーが何らかの衝撃でこういったことになったんだということで今検査が進められております。  それで、先ほど答弁が漏れておりましたけど、300円のSIM料金はみやきまち株式会社のほうで集金されまして、それを真っすぐMIKAWAYA21に送るという形で、町は通らない形で、原価そのままが300円になりますので、上乗せ等はありませんので、真っすぐそのままMIKAWAYA21のほうに納付していただいております。  こういったLOT製品といいますか、そういったものの製造許可につきましては、先ほど申しましたとおり、許可や認可は必要がないということでお伺いしています。  以上でございます。 114 ◯議長(田中俊彦君)  15番益田清議員。 115 ◯15番(益田 清君)  私は先ほど申しましたように、コンセントを使う商品、これについては国の検査機関の審査が必要ではないかということを質問していたわけですよ。町がきちっとそういうのを指導したのかということを言っておりました。  今、防災関係の17,160千円のほうは、通信料は無料と、町が負担しているということやったですね。こっちは今はみやきまち株式会社を通して納めているというふうなことですよね。無償でどんどん42千円を配って、そして、町がまた通信料を負担しているというような状況があると。それにはバッテリーも入っておるんでしょう。バッテリーもね。今、テレビで言っておりましたけれども、乾電池も危ないんですよ。火災になるというわけです。私は専門家じゃありませんけれども、いろいろな方に伺って、やっぱり非常に危ないということだというふうに思います。  今回、新聞を読みますと、落ちた際の衝撃ということを書いておられますよね。そういうことで、この方の場合はまだ娘がおられたからよかったですよね。娘がもしおられなかった場合、どうなったんだろうかと。もう火事で1件焼けていたのではないかと思うんです。火災ですよ。  これから75歳以上のお年寄りが増え、認知症の方が増えてくるんです。認知症の方は、よく物を投げたり、そして、蹴ったり、ごみ箱に入れたりするという症状もございます。ですから、無償で置きましたよといっても、そういう形でお独り暮らしの場合やったら大変な事故に遭遇されるかもしれないわけですよ。だから、そういうことも真剣に受け止めて、これは果たして福祉なのかと。本人が亡くなるかもしれません。そういうことを深刻に受け止めて、この事業については私は契約解除すると、再検討を求めて、質問を終わりたいというふうに思います。  答弁あるかな。答弁ある。答弁ない。再検討を求めますので、よろしくお願いします。 116 ◯議長(田中俊彦君)  岡町長。 117 ◯町長(岡  毅君)  まずはしっかり状況を精査して、判断していきたいというふうに考えております。  以上です。 118 ◯議長(田中俊彦君)  15番益田清議員。 119 ◯15番(益田 清君)  3番目、乗合(デマンド)タクシーの施策の実施を求めます。  みやき町老人保健福祉計画は、外出、移動支援の取組については、町民のニーズに応えて早期着手を訴えています。本町高齢化率は33.9%、お独り暮らしは1,222世帯。今後、75歳以上は増加し、要介護認定率は増加を見込み、周辺市町よりも指標は深刻です。  免許返上問題、閉じ籠もりをつくらない認知症対策など、外出支援の施策が待たれております。ぜひとも乗合(デマンド)タクシー施策の実施を求めます。 120 ◯議長(田中俊彦君)  永渕まちづくり課長。 121 ◯まちづくり課長(永渕博朝君)  議席番号15番、益田議員3項目めの高齢者の移動手段の確保についてお答えいたします。  初めに、みやき町の地域公共交通の現状について説明させていただきます。  みやき町内の公共交通機関は、中原駅を通るJR長崎本線と西鉄バスの久留米佐賀線、鳥栖神埼線、綾部線及び江見線の4つのバス路線で、JR及び西鉄バスの路線は主に東西に横断しております。  みやき町を巡回するコミュニティバスは、みやき中央線、中原線、北茂安線、三根東線、三根西線の5路線及び学童輸送を2台で運行しております。南北の交通及び路線バスが通らない交通空白地帯をなくすための補完的な役割を持つとともに、住民の方が通院や買物など、日常生活上不可欠な移動を支援することを目的に、住民の代表や運送事業等の関係機関で組織するみやき町地域公共交通会議において運行ルート及びダイヤを決定し、運行しているところです。  さて、予約型乗合タクシー、いわゆるデマンドタクシーは、利用者の需要に応じて一定の区域内を運行する公共交通の一つであります。ドア・ツー・ドアの送迎を行うタクシーに準じた利便性と、乗り合い、低料金というバスに準じた特徴を兼ね備えた移動サービスでございます。事前予約により運行するという特徴があり、運行方式や運行ダイヤ、さらには発着地の自由度の組合せにより多様な運行形態が存在します。本町ではコミュニティバスを運行しており、高齢者の皆様にも利用いただいておりますが、現行の運行体制では町内隅々までコミュニティバスを運行することは困難でございます。それを補う交通施策として、デマンドタクシーの導入は有効な交通手段であると考えられます。  デマンドタクシーの導入に当たっては、住民の通院、通学、買物などの日常生活上不可欠な移動について運行形態等の調査研究が必要であります。少子高齢化において今後ますます高齢者の移動手段の確保に対するニーズは高まってくるものと考えられ、本町においてもデマンドタクシーの導入について先進自治体の導入事例を参考にし、役場関係部署、国や県等と連携を図りながら検討をしていきたいと考えているところでございます。  以上です。 122 ◯議長(田中俊彦君)  15番益田清議員。 123 ◯15番(益田 清君)  新町長が誕生されたばかりというようなことで、調査研究というようなことでございますけれども、非常に切実な問題でございますので、早期に着手を願いたいというふうに切望するものでございます。答弁を願います。 124 ◯議長(田中俊彦君)  岡町長。 125 ◯町長(岡  毅君)  まちづくり課長も答弁しましたとおり、形態としては、一口にデマンドタクシーと申しましても様々な運行方法があります。まずはその方法で、みやき町にどれが適しているのか、そういったことは一旦調べる必要がございますので、しっかり検討してまいりたいというふうに思っております。  以上です。 126 ◯議長(田中俊彦君)  以上をもちまして通告第4号、15番益田清議員の一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日の会議はこれをもちまして散会いたします。お疲れさまでした。                 午後2時7分 散会 © Miyaki Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...