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2019-09-13 令和元年第3回定例会(第4日) 名簿
2019-09-13 令和元年第3回定例会(第4日) 本文

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  1. みやき町議会 2019-09-13
    2019-09-13 令和元年第3回定例会(第4日) 本文


    取得元: みやき町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-01
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時30分 開議 ◯議長(園田邦広君)  皆さんおはようございます。令和元年第3回みやき町議会定例会5日目の会議、御出席ありがとうございます。  ただいまの出席議員は全員出席です。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は配付しています日程表のとおりであります。       日程第1 一般質問 2 ◯議長(園田邦広君)  日程第1.一般質問を行います。  通告第11号、3番岡友清議員一般質問を許可します。3番岡友清議員。 3 ◯3番(岡 友清君)  皆さんおはようございます。3番岡友清です。通告11号によりまして一般質問を行います。  私は1項目め、みやき町内の大雨による冠水状況について、2項目め、高齢者の安全運転支援装置の助成についてであります。  質問に入ります前に、今回の九州北部の豪雨により被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。一日も早い復興復旧をお祈り申し上げます。  まず、1項目めの大雨による冠水状況についてでありますけれども、同僚議員の方々も数名質問されておりますので、重複するかと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  今回の大雨により、みやき町内においても避難指示、避難勧告が出され、大変な状況になりました。今回のように時間100ミリの大雨が、今まで経験したことのない豪雨に見舞われ、防ぎようのない状態にあります。想定外の大雨というような言いわけができないような状況になっております。  今回の大雨で、みやき町内でどのくらいが冠水箇所または被害があったのかについて、掌握している範囲で結構ですので、お尋ねをしたいと思います。  江口排水機の廃止により水の流れが変わったように思われます。寒水川のショートカットにより、東分、西分の銀杏橋から上流の冠水状況は激減しましたが、今度は違う方面の水位が上がっているように思われます。  寒水川のショートカットの下のほうを、干拓川のほうから流れてくる水が寒水川の下のほうに、2メートル程度のパイプで東分のほうに流れるようになっているそうです。このことについてもお尋ねをしたいと思います。  廃止の経緯といいますか、これからの対策等についてもお尋ねをしたいと思います。
     2回目からは自席のほうで行いたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 4 ◯議長(園田邦広君)  空閑建設課長。 5 ◯建設課長空閑輝彦君)  皆様おはようございます。議席番号3番、岡友清議員の御質問1項目め、みやき町内の大雨による冠水状況について、その1番目、道路の通行不能状況について建設課で把握しています被害状況について、さきの8番議員及び5番議員の回答と重複するところもございますが、お答えいたします。  7月21日の大雨による建設課が管理する道路及び水路の被害状況ですが、道路関係ののり面崩落等が13カ所、水路関係護岸崩落土砂堆積等が5カ所発生しているところでございます。ほかにも筑後川堤防のり面崩落や、県管理の寒水川や通瀬川等護岸崩落が発生しております。  8月28日の秋雨前線による大雨の被害状況ですが、新たに町管理の準用河川、上通瀬川でございますが、護岸の崩落が1カ所発生しておるところでございます。  また、道路の冠水につきましては、7月及び8月の大雨よって、ほぼ全区において集落内の一部の道路で冠水が発生しており、幹線道路につきましても一部の道路で冠水が発生しましたので、通行どめの規制を行ったところでございます。  冠水による通行どめの規制を行った箇所につきましては、町道白石西尾線北茂安郵便局前の道路で、北へ約150メートルの区間、それと、町道中津隈市原線のこすもす館南交差点から東へ一軒屋交差点までの区間及び県道江口東尾線のこすもす館南交差点から南へ江口橋までの区間、町道白石西大島線の通瀬橋から小原橋付近までの区間等を通行不能と判断し、通行どめの規制を行ったところでございます。  次に、2番目の江口排水機の廃止に伴う現状についてお答えいたします。先日の8番議員への回答と重複する部分もありますが、御了承ください。  江口排水機場は昭和33年に完成しており、排水規模は毎秒4立方メートルが3台の合計毎秒12立方メートルとなっております。管理は国土交通省九州地方整備局筑後川河川事務所であります。完成から60年以上が経過し、老朽化が顕著となっており、これまでもポンプ、エンジン等の修繕を幾度となく行い、延命してきたところでございます。  寒水川河川改修計画により、通瀬川排水機場が平成6年に完成、寒水川水門が平成20年、寒水川放水路が平成22年に完成しております。この河川改修の中で江口排水機場は廃止の計画となっておりましたが、ポンプ、エンジンともに老朽化しているが、使用できたため、その後の洪水時も稼働していたところでございます。  しかし、木造でつくられた上屋の屋根の変状が確認され、点検の結果、柱、はり等にシロアリによる被害を確認、屋根等の倒壊のおそれがあるため、平成30年1月、上屋に支保工を設置し、操作員等の立ち入りも禁止をしております。また、平成30年度からは操作員等の管理委託も行っていないところでございます。  議員御質問の江口排水機の廃止により水の流れが変わり、銀杏橋から上流の被害は激減したが、今度は違う場所の水位が上がったのではないかとの御質問ですが、寒水川放水路から下流の通瀬川の水は、サイホンにより通瀬川排水機場で排水するようになっており、三根校区の寒水川は開平江と合流し、寒水川排水機で排水することになっております。  通瀬川排水機場が完成する前は、通瀬川の水は江口排水機場の毎秒12立方メートルでのポンプ排水で賄っていたところですが、現在は通瀬川排水機場の毎秒18立方メートルで受け持っており、机上では排水能力は向上していることになります。  しかしながら、近年は毎年のように豪雨により内水氾濫が発生しているところであり、町としても排水機場のポンプの増設等、東部土木事務所に要望しているところであり、現在、東部土木事務所において寒水川、通瀬川及び開平江流域の内水解析を行い、現状のポンプ規模が妥当かの検討を行っていただいているところでございます。  以上でございます。 6 ◯議長(園田邦広君)  3番岡友清議員。 7 ◯3番(岡 友清君)  ある程度理解することができました。水の流れが変わったというのが、昔は錠井樋というのがあります。三川鉄工の南側にですね。そこからオーバーフローして、道路は越えないんですけれども、樋門の上を越水して、三根東小学校のほうの幹線水路に水が流れていました。水の流れが変わったというのはそこら辺もあるわけですけれども、今あります納江と水門地区幹線水路から開平江に流す樋門があります。その樋門をある程度柔軟に開平江のほうに流さないと、なかなか国道から南の幹線水路の水がはけないわけですね。そこら辺について、納江、水門地区にある樋門の管理をどうされているのかについてもお尋ねをしたいと思います。 8 ◯議長(園田邦広君)  空閑産業課長。 9 ◯産業課長空閑清隆君)  議席番号3番の岡友清議員の2回目の御質問で、坂口水門地区にございます幹線水路から開平江の排水状況の質問だと思います。  幹線水路と開平江の間にございます制水門の操作につきましては、土地改良区の中でそれぞれ操作人がおられます。三根土地改良区へお聞きしましたところ、操作員は日ごろから気象情報に十分注意されまして、洪水が予想される場合は事前に落水し、幹線水路の水位の調査を行っておられます。  また、洪水時には開平江の水位の状況を常時把握されまして、川の水位が低い場合は水門をあけられまして、水位が高くなると開平江からの逆流を防ぐために水門を閉めるなどの作業を連続的に実施され、的確な洪水対策を実施されているということを三根土地改良区のほうにお聞きしております。  以上でございます。 10 ◯議長(園田邦広君)  3番岡友清議員。 11 ◯3番(岡 友清君)  3回目ということですけれども、最近はアオ取水はできなくなっているわけですね。排水は当然いいかと思いますので、開平江の水の状況を見ながら、的確に判断して操作をお願いしたいと思います。  あと、江口の排水機についてですけれども、関係地区の皆さんと行政、議員でも一緒ですけれども、筑後川河川事務所のほうに陳情みたいなものに行けないのかですね、そこら辺についてもわかればお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 12 ◯議長(園田邦広君)  空閑建設課長。 13 ◯建設課長空閑輝彦君)  江口排水機の、今、廃止というか、停止になっておる分の再開の要望ということになるんですかね。このことについては、平成30年に東分地区、江口地区の代表者と町、東部土木事務所筑後川河川事務所意見交換会はさせていただいていることで、その中で町としても廃止については反対の意向を示しておるところでございます。  先日の牟田議員のときも答弁させていただいたんですけれども、地区としても、その代替として通瀬川のポンプの増設、東分におかれましては、その間については江口排水機を通瀬川のポンプの増設ができるまで使うことができないかという要望はされておるところです。  今後につきましても、調整がつけば筑後川河川事務所のほうに要望は行けたらとは思うんですけど、今の筑後川河川事務所の見解としては、廃止一辺倒なのかなという感覚ではあります。  以上でございます。 14 ◯議長(園田邦広君)  空閑産業課長。 15 ◯産業課長空閑清隆君)  制水門の管理については土地改良区にお願いしておりますけれども、一部の水門において操作が、圃場整備が済んで二、三十年たっていますので、操作が困難な水門等の情報も入っておりますので、それにつきましては国庫補助事業なり、うちの町のほうからも要望して、町の支援も行って、制水門のスムーズな管理をしていただくようにしたいと思っております。  以上でございます。 16 ◯議長(園田邦広君)  3番岡友清議員。 17 ◯3番(岡 友清君)  それでは、2項目めの高齢者の安全運転支援装置の助成についてお尋ねいたします。  最近、高齢者の方の運転による事故が増大し、マスコミ等でも大きく取り上げられております。私も高齢者運転の仲間入りをしまして、先日、高齢者講習に行ってきました。公共交通機関の恩恵に頼れない地域に住まわれる皆さんにとっては、日々の買い物、病院への通院等、免許証を返納したりしますと、非常に不便を来すことになります。  今議会においても、高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書が提出されるようになっております。これから今まで経験したことのない急激な高齢化社会を迎え、若い皆さんに迷惑をかけないで、高齢者の方が運転する自動車による事故を防止し、町民の皆さんの安心と安全に対策を講じていただきたいと思います。  このことについて町のお考えをお聞きしたいと思います。 18 ◯議長(園田邦広君)  古賀地域包括支援センター所長。 19 ◯地域包括支援センター所長(古賀元司君)  皆様おはようございます。議席番号3番、岡友清議員の高齢者の安全運転支援装置支援についての御質問にお答えさせていただきます。  高齢者の運転による重大な事故が各地で頻発しております。これもまた社会問題となっているわけでございますけれども、一昨年、免許更新時の認知機能検査が導入されたものの十分とは言えず、地域や時間帯を絞った限定条件つき免許も論じられているわけでございます。  衰えを自覚して免許証を自主返納する人が年々ふえる一方で、公共交通機関が充実していない地方では、日々の買い物や通院のために免許を手放せない人や運転が生きがいという人もいらっしゃいます。  警察署の有識者会議の中では、安全性を担保しながら、運転寿命を延ばす考えであります。そのため、佐賀県警では70歳以上の高齢ドライバーを対象にした技能講習を運転免許試験場で実施されてあります。  免許返納制度は1998年に始まって、さらに2017年3月施行の改正道路交通法で、75歳以上について、免許更新時に記憶力や判断力を調べる認知機能検査が強化をされました。認知症のおそれがあると判断された場合には、医師の診断が義務化されます。あと、認知症と診断されますと、免許取り消しや停止の行政処分を受けるようになります。  多くの場合に、認知症はゆっくりと進んでいきますので、認知症ではなくても、認知機能が落ちている段階でどのように安全性を保ちながら運転するか、あるいはリハビリテーションのような、このような視点も重要だと思います。  また、将来的には、例えば、自動ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置といった安全性能安全機能を備えた車種のみを運転できるという限定条件つき免許のほか、遠くには行かないとか夜は運転しない、そういった制度的な制限も考えられるわけでございます。  このように、高齢ドライバーの方の運転を安全にできるような保障を段階的に行っていくと同時に、ブレーキとアクセルの踏み間違いが行われないような装置を研究、開発するなど、国と県及び町が総力を挙げて、総合的な政策で議員御指摘の事故のない安心と安全な社会になればと思っております。  ペダルを踏み間違えた際の急発進防止装置は、高齢運転者による事故防止に効果的だとされております。ただ、こうした装置はメーカーによって性能に差がある一方、公的機関などによる性能認定制度がないため、国では防止装置の認定制度を設ける方針であります。  現在、町では補助の必要性について、国や県の動向や既に補助を行っている自治体の事業効果などを研究しているところでございます。町といたしましては、これらを十分に把握した上で、装置の普及に向けて必要かつ効果的な施策を検討していきたいと考えております。  以上でございます。 20 ◯議長(園田邦広君)  3番岡友清議員。 21 ◯3番(岡 友清君)  先日、高齢者講習に行った際に、高齢の方が実際自動車に乗るわけですね。男性の方も女性の方も、ふだんはあんまり大きい車に乗られていないとは思うんですけれども、普通、軽自動車とか軽トラックとか、そういう車に乗られているとは思うんですけど、男性の方、特に女性の方は何回も脱輪されて、普通の本当の試験であれば、脱輪した段階ですぐスタート地点に戻らなくてはいけないと思うんですけれども、そういうことじゃなくて、実際経験して、乗るというのが主ですので、大変だなと思いました。実際、一緒に乗ってみてですね。  もしわかれば、東京都などは非常にテレビ等でも言われておりましたけれども、そういう装置を行政のほうで9割補助とか、そういうことをされておりますので、もし自治体でそういう考えがあるところがあるのか、お尋ねをしたいと思います。よろしくお願いします。 22 ◯議長(園田邦広君)  古賀地域包括支援センター所長。 23 ◯地域包括支援センター所長(古賀元司君)  岡友清議員2回目の御質問でございます。高齢者の安全運転支援装置につきまして、東京都の助成状況及び他自治体の助成状況ということでございますけれども、このさまざまな事情から、運転免許証を返納しない人あるいは検査をパスしても事故を起こす人は多くいらっしゃいます。さらなる対策が必要といたしまして、安全性能を備えた安全サポート車のみを運転できる、こういった限定つき免許の導入の検討が今本格化しているわけでございますけれども、これを受けまして、東京都は高齢者などのアクセルとブレーキの踏み間違いの防止を推進するために、助成制度を設けて実施されております。対象となるのが70歳以上の方でございます。費用の9割程度ですね、これは100千円が上限ということでございますけれども、を助成されているわけでございます。  そのほか、取り組みのある自治体も全国にはございますけれども、身近なところで九州での状況をお知らせいたしたいと思います。  九州では5市町が助成制度を設けてあるようでございます。福岡県苅田町、福岡県うきは市、熊本県玉名市、大分県日出町、宮崎県新富町でございます。  まず、福岡県苅田町でございますけれども、北九州空港があるところで、埋立地に車の製造メーカーとか多くの工場が立地して、財政力も強く、地方交付税も不交付団体という町でございますけれども、ここでの取り組みは、対象となるのが65歳以上の方で、衝突被害軽減ブレーキ及びペダルの踏み間違い加速抑制装置などを備えたサポカー購入時に、1人1台に限り30千円を補助されております。  このサポカーといいますのは、サポートカーということでございまして、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術を活用した一定の運転支援機能を備えた車のことでございます。これに対しまして、政府は2020年までに衝突被害軽減ブレーキ新車乗用車搭載率を9割以上にするという目標があるそうでございます。  次に、福岡県うきは市でございます。70歳以上が対象でございまして、急発進防止装置ドライブレコーダーの設置に必要な購入費及び取りつけ費に対象経費の2分の1で、限度額は22千円、同時に設置された場合には15千円の上乗せがあるというふうになっているようでございます。  そのほか、熊本県玉名市、大分県日出町でも後づけ装置の購入支援をされているわけでございます。玉名市は地元企業が開発した踏み間違い防止ペダルの取りつけに50千円まで補助をされております。  宮崎県新富町はサポカーと後づけ装置の購入、この両方に30千円から50千円を補助されているようでございます。  現在、佐賀県の市町では補助を行っている自治体はございません。県のほうでは安全運転装置の車、いわゆるサポカーの普及に向けてホームページへの掲載、チラシの作成、配布などを行われておりまして、補助の必要性についても国の動向や、既に補助を行っている他県の事業効果などを研究されているところでございます。  町といたしましては、国、県、また、他の市町の事例を十分に把握した上で、装置の普及に向けて必要かつ効果的な施策を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 24 ◯議長(園田邦広君)  3番岡友清議員。 25 ◯3番(岡 友清君)  誰も、高齢者の方も自分が事故を起こすだろうとか、そういうお考えで運転されているとは思いません。そういうきっかけというか、高齢者の方の運転に対して意識づけ、そういったことを含めて、そういう助成制度をつくっていただけると、高齢者の方の運転に対する意識づけになると思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。答弁は要りません。  これで終わります。 26 ◯議長(園田邦広君)  以上をもちまして、通告第11号、3番岡友清議員一般質問を終わります。  通告第12号、12番平野達矢議員一般質問を許可します。12番平野達矢議員。 27 ◯12番(平野達矢君)  おはようございます。12番、自由民主党の平野達矢でございます。通告12号によりまして一般質問を行います。  今回、私は3項目について質問をいたします。  まず、1項目めが町内中学校歴史教科書選定のあり方を問う、2番目が井堰の維持管理と改修のあり方を問う、3番目が夜間の災害発生を想定した防災対応のあり方ということで質問をいたしております。  まず、この3問に対しても、できればその理由と、なぜ質問をするのかというところから入りたいと思いますので、それに対する答弁は簡潔によございますので、いろいろ羅列しなくて、答弁を簡潔に求めます。よろしくお願いいたします。  町内中学校歴史教科書選定のあり方を問うということで、小さく4項目を質問いたすわけでございますけれども、まず、今回なぜ今、中学校の歴史教科書について質問をするのかということから説明したいと思います。  まず、現在の日本の置かれている状況、やっぱり我々大人は子供や孫たちに安心・安全な、しっかりとした日本の国を受け渡していく義務があります。言い方をかえれば、逆に今の時代を子供たちから我々大人が預かっているという言い方もあります。そういうことですから、子供たちにもしっかりとした教育をしなければならない。しかしながら、国というものはやっぱり歴史の土台の上にずっと成り立って、今の日本の国があるのではないかと考えております。
     そうした中で現状を見るときに、外交的に、内政もですけれども、外交的にどのような状況の中で日本が置かれているのか、これをしっかりやらないと、本当に子供や孫たちが日本で安心・安全に生活をすることができないんじゃないかと。そういうふうに考えたときに、じゃ、今どのような外交がなされておるのか、こういうところをしっかり今、我々が把握して、それをしっかりと子供たちに教育していく、そしてまた、子供はそれを受ける権利がございます。ですから、そういう部分について、しっかりとまず我々が現況を把握することが必要ではなかろうかと思っております。  一番必要なのは、我々の周りの国ですね。いわゆる日本と韓国の関係、北朝鮮、そして、ロシア、中国、そういうところとの、お隣さんとの関係で非常に今ぎくしゃくしているわけですね。これはなぜなのかというと、やっぱり私が考えるのには、日本政府も日本の国民ももう少ししっかりしていただきたい。戦後75年たった今、平和なこの日本の国、世界でまれに見る日本の平和、この中で育った、私も含めながら、子供たちが平和ぼけというような、平和の中で危機感というものに欠けているんじゃないかなと、そういうことを考えるわけです。  皆さんもよく御存じのように、まず、お隣の韓国におきましては、非常に今、歴史始まって以来の状況ですよね。一つ捉えていけば、例えば、隣の長崎県の対馬、まちの中心街は韓国の人たちからずっと土地を買い占められておりますね。それからまた、例えば北海道にしてみても、中国からの爆買い、何百ヘクタールというような建物から文化財まで全て買収をされている。  これはなぜなのかというと、土地については日本は登記をする必要がないわけですね。絶対登記をしなければならないと法律がありません。ですから、そういうところで外国人がどんどん爆買いをしているわけですよ。  ですから、法的な措置も国会の中でいろいろ議論していかなければならないと思いますけれども、事、韓国については、今までに約束事でいろいろ条約を結んだりしておりますけど、一方的な破棄でもって韓国の言い分を通す、それに日本が物申すことが、やっぱりまだ物腰が弱いというようなところがございます。  強いて言えば、徴用工問題も慰安婦問題も一緒でございます。もう少ししっかりした人を腰を据えてやらないと、話し合いをすればわかるというような、そういう国ではありませんので、こういうのをどのように今後していくのかというのは、やっぱりしっかりとした歴史認識を持たないと、ここで堂々と外国と渡り合うことができないんです。  北方領土問題にしても同じ、中国も一対一の政策でもって、南シナ海からずっと我が領土としたいということで、今どんどん拡張しております。経済的援助によっても、自国の領土を守るじゃなくて、拡大していく、そういう路線に移っております。  しかしながら、日本は周りからどんどん狭められている、それはなしかというと、歴史認識の甘さですよ。やっぱり日本の領土というものはしっかり守っていかなければならない。私だって一緒です。私の土地は隣に取られたくないです。ですから、しっかり守っていっているんですけれども、今の日本の現状を見ると、そういうことが不安でたまらない。そういういろいろな、まだまだいっぱい話したいことはありますけれども、そういうことから子供たちに、我々が歴史認識をしっかりやってこなかったから、せめて子供たちにはしっかりとした歴史認識をしていただきたい。  そういうところで今回、佐賀県の教育委員会、特に我がみやき町の教育委員会として、子供たちにどのような教科書、今、佐賀県内で対象になっている歴史教科書の発行元、8社から選定をしております。そうした中で、我がみやき町は東京書籍の歴史教科書を採用しております。歴史教科書は4年に1度の選考によって、ずっと変わっていくわけですね。その4年に1回の選考のあり方、みやき町はここまでずっと変わっておりません。ほとんど東京書籍を使っております。  いろいろその中身を見てみますと、我々にも見る機会がありますけれども、なかなかそういうのが皆さんに知られていない。選考の段階でこの書籍を選びたいということで、8社の書籍を全部閲覧することができます。今まではずっと県の教育委員会からいろいろ指示をされて、いわゆる義務教育、小学校主要教科書の決定権は市町村の教育委員会にあるわけですね。しかし、市町村の教育委員会が選考するまでに、ずっとまだ上の部分で、県の段階からいろいろ来ます。その中で、現状がどのような状況の中でこの選考がなされておるのかというのを質問するわけです。  まず第1、この選考の組織自体をお示し願いたい。あらかたは私も把握しておるつもりでございますけれども、よそと違った選考方法があるのか、うちはうち独自でやっているのか、県に準じた国からの指示によって、その手法でやっておるのか。そして、どのようなメンバーで選考されておるのか。それから、3番目が選定の過程、どのような過程でされておるのか。我々にも選考過程の中の、例えば、5社に絞ったならば、その中から選びますよということで、我々に8社ありますから、8社の中で恐らく5社なり3社なり、ある程度絞って、その中からまた選考されるというような、いろいろな方法がございますので、どのような選考方法があるのか、それから、そこの中で決定の仕方、例えば、多数決で決定するとか、そういう方法があると思いますので、そのあたりをお伺いいたしたいと思います。簡潔に答弁をお願いいたします。  以上でございます。 28 ◯議長(園田邦広君)  北原学校教育課長。 29 ◯学校教育課長(北原順二君)  おはようございます。議席番号12番、平野議員の質問に対し御答弁いたします。  歴史教科書の選定ということでございますが、小学校、中学校で使用される教科書については、学校教育法第34条の規定により、文部科学大臣の検定を経た教科用図書、または文部科学省が著作の名義を有する教科用図書を使用しなければならないことになっております。  まず、教科書の発行者は、検定を経た教科書で次の年度に発行しようとするものの種目、使用学年、書名、著作者名等の書目を文部科学大臣に届け出なければなりません。文部科学大臣はこの届け出のあった書目を一覧表にまとめ教科書目録を作成し、教科書目録が都道府県教育委員会を通じ、各学校や市町村教育委員会に送付されます。教科書はこの目録に登載されなければ採択されません。  また、文部科学省では採択の際の調査、研究に資するため、編集趣意書を採択関係者に周知されております。  なお、教科書の採択について、その権限は、公立学校で使用される教科書については、その学校を設置する市町村や都道府県の教育委員会にあります。そして、採択に当たっては、都道府県教育委員会が市町村の区域またはこれらの区域を合わせた地域を採択地区として設定しますが、採択地区の教育委員会が共同で採択することになります。これは事務負担の軽減及び教科書採択に係る調査、研究に係る人員の確保や公平性を確保するため、複数の市町で取り組むようにしているところでございます。  まず、採択のために義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律、無償措置法でございます。第13条により、共同採択地区の地区内の教育委員会は、組織として採択地区協議会を設けるようになっております。この採択地区協議会では、対象となる教科書について学習指導要領に示された目標を踏まえているか等、その内容等について十分な調査、研究を行い、適正かつ公正に採択すること、そして、採択地区内の市町教育委員会は同一の教科書となるようにしなければならないということになっております。  そこで、佐賀県でございますが、県は5つの地区に分けて地区別に共同採択を実施しております。みやき町は鳥栖市、三養基郡、神埼市、神埼郡の市町で採択地区協議会を設けております。採択地区協議会のもとには、教科書の内容を十分調査、研究し、適正かつ公正な採択となるように、選定委員、調査委員の組織を設けて教科書の調査、研究を行い、資料づくりをしているところでございます。  各組織の構成でございますが、協議会の委員は地区内市町教育委員会の教育長6名、教育委員6名及び保護者等3名となっております。そして、協議会に選定委員会を置くことになっており、選定委員は委員22名以内となっており、内訳は地区内小学校及び中学校の校長、副校長、教頭12名以内、地区内市町教育委員会の指導主事6名、学識経験者1名、保護者等3名となっております。みやき町の先生方も委員として参加されているところでございます。  そして、採択地区協議会に教科用図書の選定に関する専門的な事項を調査、研究させるための研究部会を置くことになっており、研究委員は地区内小学校または中学校の校長、副校長、教頭、教諭の中から協議会が委嘱することになっており、教科用図書の種目ごとに必要な人数としております。地区内全市町の先生方が参加されており、また、各学校から教科書に対する意見書も提出されることになります。  研究部会は、教科ごとに各部会から3名から5名程度のメンバーで教科用図書研究報告書を作成し、選定委員会に提出します。次に、選定委員会は採択地区協議会の諮問に応じ、研究部会から提出された研究報告書をもとに調査、審議し、答申することになっております。  選定委員会は各教科2社の教科書に絞ることになります。選定地区協議会はこの提出された資料をもとに、各教科種目ごとに各選定委員から説明を受け、各種目の特徴や選定委員の意見を参考にしながら、最終的に各種目1社を選定します。そして、採択地区協議会で選定された教科書を各市町教育委員会で採択するという流れになっております。  以上でございます。 30 ◯議長(園田邦広君)  12番平野達矢議員。 31 ◯12番(平野達矢君)  ただいまの説明を受けまして、大体私が把握しているところと同じでございました。いわゆる文部科学省からの指示どおりの形で選定をされておるようでございます。選定委員等の人選等、どのようにされておるのか、わかれば、時間があれば答弁を願いたいと思いますけれども、まず今回、メンバーとか、いろいろ聞いた部分につきまして、ことしの3月に文部科学省からの「教科書採択の公正確保の徹底等について」という通知が都道府県の教育委員長宛てに来ていると思います。これは文部科学省の初等中等教育局長の永山賀久氏名で県に来ておるわけですよね。そうすると、そういうのが本町にも来ておると思います。教育長がこれを把握しておるのか。  これはなぜこういうことを聞くかというと、「公正確保の徹底等について」というこの表題ですね、これに若干私は不安を感じるわけですよ。なぜかというと、やっぱり書籍の会社と、それから教育委員会、それから、先生方と今までいろいろあっているわけですね、全国で。書籍会社からいろいろな接待を受けたりとか、その会社の内容の説明会合をするとか、それに日当が出たりとか、いろいろあっているわけですよね。  そういうことが新聞沙汰にもなりましたし、そういうことによって、いわゆる内容を審議するのはちょっと横に置いておいて、書籍社とメンバーとか先生とか、そういうことの中で、裏でいろいろあっている状況、こういうのが全国に散見されましたので、こういうことがあってはならない、真剣にみやき町の子供たちに史実に忠実な歴史認識をしていただくためには、その歴史の中での一つの事件に対しても、表裏なくしっかりと教えることが大事だと思います。その部分が各社によって幅広く隅々まで説明をされている本と一部分だけ取り入れた書籍社とあるわけですね。ですから、そこを幅広くしっかりと把握して認識する必要がある。これがやっぱり教育の本来のあり方ではなかろうか。例えば、その書籍社を使っていただくために、例えば、歴史の一事実についての一部分だけを書いた本を使って、それで本当に史実に忠実な歴史認識を歴史教科書で正統に教えることができるのかどうか、そういう不安があるわけですね。  ですから、それをしっかりと把握しないと、日本としての国を子供たちが外国に対峙しながらしっかりと守っていくことには、やっぱりその判断材料として私は必要であると思います。ですから、そのあたり、裏でこそこそ教科書選定がなされているようではだめだということです。  ですから、そのあたりが現実、本町で、表には出ておりません。ないほうがいいですし、なかったと私は信じます。ですから、そういうことが現状まで可能性としてあったのかどうか、そして、そういうことがあってはならないし、また、その審議委員たちも、私は信頼をしておるつもりでございます。ですから、そういうことがあったのかどうか。  そして、そういうことを防ぐために、何か対策をとっておられるのかどうか。例えば、選定委員会で業者からの、いわゆる書籍社からのいろいろ展示会とか説明会とかあるときは、必ず教育長宛てに申請をしなければならないとなっているわけですね。ですから、そういうことが今までもあっているのかどうか、説明会等に。先生が何人か、私は行きたいですよということで、教育長のもとにその申請書が出ておるのかどうか、そういうことによって、本当にそれが子供のためにその本を選定するために行くのか、逆にとった場合もあるわけですよね。ですから、そのあたりが本町の審議会でどのようになされておるのかどうか、お伺いいたします。 32 ◯議長(園田邦広君)  北原学校教育課長。 33 ◯学校教育課長(北原順二君)  今の質問に対してでございますが、言われているのは平成27年ころに教科書発行者による編集会議に教員等が参加し、採択の公正性、透明性に疑念を生じさせかねない形で開催されていたとか、謝金を受け取っていたとかいうことを言われているかと思いますが、当時問題になった後、教科書会社のコンプライアンスの徹底、国、県等の指導もあり、現状でそういった問題等は把握していないところでございます。  あと、当時、教科書発行会社のほうからも、文部科学省初等中等教育局に対し、おわびと御報告というような形で、文書によってそういった経緯も説明されているところでございます。それを踏まえて各市町に対しても、国、県から文書なりで通達がおりてきておりまして、現時点でそういった問題になるようなことはあっていないものと考えております。  以上でございます。 34 ◯議長(園田邦広君)  12番平野達矢議員。 35 ◯12番(平野達矢君)  そういうことであれば本当にいいことでありまして、安心をしたわけでございます。  次にもう一つは、いわゆる県の教育委員会が市町村の教育委員会に選定に当たって指導助言をするわけですね。この指導助言をするときに県の教育委員会、やっぱりその指導のあり方によって物すごく絶大なる権限を持っているように感じるわけですね。町の教育委員会に対して、県の教育委員会はですね。  そこで、うちの教育委員会はしっかりと選定をやっている、それはもう私は信頼していますから、これは一番大事なところですからいいですけれども、本町の教育委員会に県の教育委員会からの強制、そういうのがあっていないか、また、強制に類する指導助言、そういう形があっていないかなという部分がございます。  私は、本町の教育委員会はしっかりと信頼しておりますけれども、県は私は直接関係ありませんので、そういうところがもしあったらだめなわけですよね。ですから、そういうことがあってはならないということで、そういう行動というか、そういう部分が現状、今まであったかなかったのか、そして、現状はそういうことが全然ないということで、本当に8社から2社に絞った中で、この三神地区でしっかりと選定をしてやっておるということであればそれでいいですけれども、教育長答弁を求めます。 36 ◯議長(園田邦広君)  大坪教育長。 37 ◯教育長(大坪春美君)  教科書採択はことしも、私も3回ぐらい委員会にも出ております。そういう中で、こういった業者からとか、あるいは県からの指示とかあっておりません。私たち三神地区でしっかりと教科担当がそれぞれの教科を選定して、そして、校長会あるいは教科等研修会等に提出されたものを最終的には2社に絞られて、私たち教育委員会、教育委員長ですね、委員長はおりませんけど、13名と保護者代表という形でせんだってからずっと会議に出ております。  だから、本当に今はきちんとした教科書採択を行っていると思います。そして、子供たちに適した教科書という思いが強くありますので、一切あっておりません。  以上です。 38 ◯議長(園田邦広君)  12番平野達矢議員。 39 ◯12番(平野達矢君)  しっかりとした答弁をいただきました。ありがとうございます。やっぱり明治の七賢人、佐賀県の七賢人、それから二十賢人、そういうところから佐賀県はすばらしい人材を輩出しておりまして、できれば我がみやき町から、これからの次代を担う子供たちを育てていきたい、そういう人を輩出したい、しっかりとしたみやき町の教育をしていただきたいというところから質問したわけですので、今後、子育てに、学校教育に邁進していただきたいということを皆さん方にもよろしくお願いいたしまして、1問目の質問を終わります。  それでは2番目、井堰の維持管理等改修のあり方を問う。  この件に関しましては、これも話せば長くなりますけれども、日本の国土を守っている農地、山林、これによって日本で人間が生きていく中で一番足らないものは水なんですよね。水は一番輸入をしております。世界から日本が輸入している物質という中では水が一番なんです。目の前に見えないですけどね。だけれども、物をつくるのには全て水が要ります。今、自給率38%の日本の国にとって、あと62%を生産するには、日本の水では生産することができないんです。外国で生産しておるから、水を使って生産しておるから62%の輸入ができておる。そして、初めて日本の国が生きていけるわけなんですよね。  ですから、そうした中で、今の農業、みやき町の基幹産業は農業です。農業もいろいろ中身はございますけれども、水は欠かせない材料でございまして、それをいかに有効に利用するのかということで、先人たちがいろいろこの水を工夫しながら使ってきた、その第一の取水方法というのが井堰ですね。高台の田畑にも、低地にも、その水を供給するために井堰をつくって水位を上げて、そして、高台の農地に水を配水するというような、そういうやり方でやってきました。  みやき町もかん排事業という事業をやっております。農地の近代化のためにやってきたわけでございますけれども、基本は自然水なんですよね。自然水が基本なんです。それを補完するために筑後川から取水して、そして、水を補給するというのがかん排事業のあり方です。  ですから、まず、この井堰が本来の水道でございます。この水道を通して水田に水を配水して、そして、作物をつくる。そういうことでございますけれども、本町がこのかん排事業をやって、どうもこの本来の治水の部分についての水の取水維持管理というのが、どちらかというとおざなりになってきた部分があるじゃないかと考えております。一生懸命職員がやられていることはわかっておりますけれども、私から見ればもう少し、取水をするための井堰の維持管理にしっかりと取り組んでいただきたいなと思っております。  今回、7月の豪雨によって山の内川で、いわゆる旧国道の上にございます井堰が、それこそ総崩れになってしまいました。ああいうのが崩れるのかなというような被害を経まして、現在、全然取水ができておりません。ですから、その後、かんがい排水事業、筑後川からは水をくみ上げて、今、配水をしているところでございますけれども、やっぱり私は基本の水ですね、山から自然水、この水を河川を通して配水する、そのことによって農家の便宜確保にも、これはどうしても必要な部分だと思います。  現在、この井堰について、どのような管理体制をとっておられるのか。井堰というのはどちらかというと山手のほうが多いですから、恐らく中原校区が一番多いと思います。私自身も全部の農地の中を踏査して調査するということが、なかなかこれはできないことでありますし、また、その一枚一枚の田んぼによって、その井堰からどの田んぼを通って、どこまで行くのかという部分は、これは水の権利として農家が持っておりますので、私たちがとやかく言えませんけれども、あくまで井堰から上げる分は、やっぱり県圃土地改良の圃場整備と同じで、かん排事業をしたところも農地全てにこの井堰への維持管理という部分でいうと義務がありますし、また、行政としてもちゃんと維持管理をしていただきたいなと考えているところでございます。  そうしたところで、現状どれぐらいの井堰があるのか、そして、現況でため池の補修と一緒ですよ。ため池も一緒ですから、ため池と地水等からずっと来ていますからね。ですから、その部分でしっかりと把握されているのかどうかですね。井堰の数、どれくらいあるのか。そして、改修時期というのがほとんど来ていると思うわけですよ、どこでもね。ですから、今後、それをどのようにしていく考えなのか、お伺いをいたします。 40 ◯議長(園田邦広君)  空閑産業課長。 41 ◯産業課長空閑清隆君)  議席番号12番、平野達矢議員の御質問で、井堰の維持管理と改修のあり方についてお答えいたします。  現在、町で把握しております井堰につきましては、中原校区で21カ所、それから、北茂安校区で18カ所の合計39カ所ございます。井堰につきましては、農業用水の取水を目的として先人の方がつくられたものでございますので、井堰の維持管理については全て受益者の管理であると私ども認識をしております。  次に、井堰の改修についてでございますけれども、県の河川を改修されるところに設置されております井堰につきましては、原形補償という形で県が対応されるようでございます。  それから、通常時の改修につきましては、採択要件に合致すれば国庫補助事業での対応ができますけれども、受益者負担も生じますので、事業に取り組まれるようでございましたら、町の支援も考えたいと思っております。  また、災害時の対応としましては、農地・農業用施設災害復旧事業がございます。対象となります災害としましては、降雨の場合でございますけれども、最大24時間雨量80ミリ以上または時間雨量がおおむね20ミリ以上の場合が該当いたします。  ということで、先ほど議員から御質問がありました中原区の井堰については、この事業の対象になるものと考えております。  この事業の補助率につきましては、65%が国庫補助事業でございまして、残りの35%が受益者負担となりますが、通常時と同様に町の支援も考えたいと思っております。  また、この事業につきましては、激甚災害として指定されれば補助率増嵩もございます。古い井堰につきましては、かなりの機能の低下も見受けられるところでございます。冒頭に申し上げましたが、井堰の維持管理については受益者管理ということで認識しておりますので、補助事業には採択要件として受益面積要件もございますので、まずは地元代表者等にこのような補助事業の概要について御説明を申し上げ、地元農家の方々より御相談があった井堰については、農業用水の流れや受益範囲等の調査を行いまして、各種補助事業を活用しながら、井堰改修の協力に努めていきたいと考えております。  以上でございます。 42 ◯議長(園田邦広君)  12番平野達矢議員。 43 ◯12番(平野達矢君)  古い井堰については、みんな一緒ですけど、受益者負担というのが全て発生してくるわけですけれども、圃場整備をしていないところは、行政の支援というのはまずほとんど受けていないわけですね。だけれども、圃場整備をしたところは国県で75%補助を受けて圃場整備をやっているわけですね。あと25%を自治体で幾らか出すところと、そのパーセントは違いますけれども、中原と北茂安と三根でも違います。そういうこともあって、圃場整備したところにはそれだけの支援がされております。  暗渠排水も圃場整備したところだけです。これは全額400千円、反当400千円未満でおさまりましたので、この件についても全部ただでしてもらって、湿地の部分もちゃんと乾燥するように暗渠排水がされました。まだ北茂安、三根は完全に終わっておりませんけれども。  そういうことを考えますと、農業を基幹産業とするみやき町にとっては、圃場整備をしていないところ、ここにも支援をしていただく、この部分は古い井堰ですよね。この古い井堰というのは、かん排事業のところも権利があるわけですよ。かん排は保水ですから。水は上からずっと流れます。ですから、上のほうが水を取る権利といいますか、取る機会というのは多いわけですね。上が水をかけてからしか、下は水はかからんです。ですから、かん排事業でどうしても下のほうは、いわゆるかん排の水をお金を払って、かん排事業の水、筑後川からの水を取るわけです。しかし、山手のほうはわざわざせんでも、ため池の水とか山からの水、河川からの水は豊富に先に取れるわけですよ。そういうところで上流部と下流部というのは全然違うわけですよ。  だから、今はそういうかん排事業については補助してもらったけれども、あくまで井堰というのは下の方もちゃんと権利がありますから、昔からの水道というのは、これは簡単に変えられんとですよ。だから、井堰もそれなりの維持管理をしてもらわないとできないというわけですよ。  ですから、私が言うのは、圃場整備とかん排事業だけはしっかりとしてあって、そこから外れた部分はほったらかし、そして、井堰は受益者負担でしてください。確かに補助の部分はありますけれどもね。だから、ある程度年次計画でちゃんとするべきだというのが私の考え方なんですよね。  そうすることによって、下流域の圃場整備をしたり、かん排事業をしたところも、水が上から順番にずっとその井堰を通ってぴしっと入ってくれば、筑後川の水も少なく使って済むわけですよ。そうすると、電気料が少なくて済むわけですよ。  ですから、井堰が基本ですよというのが私の考え方。私の考え方というか、当たり前のことです。それをすることによって、筑後川の水も実際、流量は年々減っているわけですよ。そして、上流部のダムから福岡市にもどんどん生活用水として取っていく。ことしの6月も生活用水が主やったですよ。ですから、取水制限をまず最初にされたのが、農業用のかん排事業の水ですよ。筑後川は一番最初へずらるっとは農業用水ですよ。それをすぱっと、ことしも6月の代かきはへずられました。三養基地区の持っている水量、筑後川から取る水も足らなかったから、わざわざ佐賀から分けてもらったんですよ。そういうふうにして、みやき町の農地の水を筑後川から持っていく。だから、井堰をしっかりと整備すれば、その水がずっと下のほうに流れてきますので、筑後川の水も少なく取水していいわけですよ。わざわざ佐賀から分けてもらわんでん、かけらるっわけですね。  そういうことですから、井堰をやっぱり年次計画で結構ですから、それはあくまで受益者負担は発生しますよ。それでいいですけれども、受益者負担をして、そして、やっぱり年次計画で少しずつちゃんとしていっていただきたいなと。  それから、災害時は、今回、山の内川の部分については6,000千円ぐらいかかる予定なんですけれども、そのうちに本来は国庫負担が65%、そうすると、あと35%が受益者負担ということで、35%から町が幾ら補助をしてくれるのか。実際、6,500千円の、6,000千円かかって35%を受益者負担ということで、農家だけに負担させることは非常に厳しいんですよ。正直言うてね。ですから、ある程度は町も補助していただきたいなと。あんまりむちゃくちゃ、受益者負担がゼロということはおかしいですけれどもね。  ですから、私としては、できればこういう災害ですから、激甚災害に指定されれば、それなりの受益者負担は減ると思いますけれども、できれば農家が今後も安心して農業経営ができるように、今回の件についても激甚災害指定を要望していただきたいし、また、行政としての補助も受益者負担のうちの幾らかを補助していただきたいなと考えておりますけれども、可能な範囲で御答弁を求めます。 44 ◯議長(園田邦広君)  お諮りします。12番平野達矢議員の質問途中ですが、休憩したいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 45 ◯議長(園田邦広君)  異議なしと認め、休憩します。                 午前10時44分 休憩                 午前11時   再開 46 ◯議長(園田邦広君)
     休憩前に引き続き会議を再開します。  平野達矢議員の質問途中でしたので、答弁を求めます。空閑産業課長。 47 ◯産業課長空閑清隆君)  農業関係につきましてもさまざまな補助事業がございまして、国、県を初め、町の補助率も事業によってそれぞれ違います。町といたしましても、圃場整備をした水田、していない水田と区別せずに、いろんな形で支援を行っていきたいと考えております。  井堰の維持管理につきましては、町が管理するのではなく、受益者管理でございますので、全ての井堰を調査するのではなく、御相談があった井堰について調査には支援、協力していかなければいけないと思っております。  また、7月豪雨のときに崩壊しました中原区の井堰につきましては、ほかの土地改良区でもいろんな補助事業に取り組まれておりますので、その事業をもとに、できるだけ受益者に負担がかからないように努力していきたいと考えております。  以上でございます。 48 ◯議長(園田邦広君)  12番平野達矢議員。 49 ◯12番(平野達矢君)  井堰については、受益者から相談があったときということでございますけれども、相談があったときでは遅いんですよね。だから、崩れてからじゃなくて、前もって早く予防をするというような形で、そうするとお金も少なくて済むんじゃないですか。そういうことでやっていただきたいなと要望をいたします。この件はこれでいいです。  どうしようかな、副町長、できればことしも570,000千円というお金を各地区に配付をして、地区の困ったことをということでやっていますので、そういうことまで含めながら、どちらかというと、3回目でよかね、農政に対して、井堰に対して副町長はどのようにお考えですか。 50 ◯議長(園田邦広君)  原野副町長。 51 ◯副町長(原野 茂君)  農政に対して産業課長が申しましたように、あくまでも受益者負担ということを頭に置きながら補助事業とか、そういったことにのりながら支援をしていきたいと考えております。  さっき言われましたふるさと納税につきましては、今休止状態というか、事業を縮小しておりますので何とも答えられませんけど、来年度以降、頑張ってみたいと思います。 52 ◯議長(園田邦広君)  12番平野達矢議員。 53 ◯12番(平野達矢君)  それでは3番目、夜間の災害発生を想定した防災対応のあり方、1)として行政としての現状対策は、2)住民の意識対策とこれからということで質問をいたします。  今回、7月、8月の災害に対して多くの議員から質問がございましたけれども、私は特に夜間の災害に対する対策、ほとんどが昼間の災害を頭に置いて災害対策というのがなされているようでございます。夜に災害があったときにどのようにしていくのか。例えば、避難とか、そういうことも含めながら、どのように町としては考えておられるのか。  それから、ことしの先日の災害でも、みやき町は避難指示が八千数百名と出ておったわけですね。しかしながら、八千数百名が本当に避難したらどこに避難するのかと。避難場所は3カ所指定をされておりますけど、そこに8,000人も避難するということは不可能なわけですね。ですから、そういう不都合なことを出すこと自体が私はおかしいんじゃないかなと思います。  それで、避難指示、避難命令の出し方ですよ。例えば、うちは西寒水地区ですけれども、地震、火災、竜巻、これは仕方ないですけど、事、水害に対してはまず絶対あり得ないところですよね、特に中原地区は。東寒水も原古賀も西寒水も、それから石井も高台にあります。昔からの川、山の谷から川が流れて、それが川になって、そしてその周辺に農耕をして、そして、高台に全部家ができているわけですね。ですから、結局みやき町にということになると、じゃ中原も全部避難指示の地区に入るのかなと普通思うわけですよね。ですから、私たちのところはまず水害に対しては避難というのはあり得ないと思うわけですよ。また、各地区において、その班においても、隣保班ですね、隣組でも例えば10件あって、5件は高台にあると、そのうち3件がどうしても水につかるというようなところ、そういうところのレベルがあると思うわけですよ。ですから、一戸一戸そういうあれをつけられないかなと考えるわけですよ。みやき町全部一斉に避難指示じゃなくて、例えば、Aレベルの家庭は避難をせんばいかん、Bレベルのところはしなくていいですよと、何かそういうものができないのかなと考えるわけですよ。一斉に避難指示じゃなくて、地区としてまとめても、その地区でもせんほうがいいところもあるわけですよね。ですから、そういう勉強ですよ。私もどういうふうにしたがいいかわかりませんので、現在どういう形の中で避難対策という部分についてのあれをつくられておるのか、ちょっと教えていただきたいなということです。まず、地震災害、それこそ地震とか竜巻とか火災については、どこでも一律にみやき町は災害が起きる可能性は同一だと思いますけれども、水害に関しては差がずっとあるわけですから、レベルをつけられないかなと、そういう手法というのは考えられないのかなと思って、そのあたりをお伺いいたします。 54 ◯議長(園田邦広君)  大塚総務課長。 55 ◯総務課長(大塚三虎年君)  議席番号12番、平野議員の3項目めの御質問、夜間の災害発生を想定した防災対応のあり方についてでございます。  まず、1項目めの行政としての現状対策はについてでございます。  御質問の夜間の災害発生ということで、町といたしましても、台風接近や豪雨が予想される場合には、町といたしまして可能な限り情報を収集いたしまして、夜間など暗い時間帯に被害が予想できる場合につきましては、避難に対して余裕を持たせた上で前日の夕方とか明るい時間帯に合わせて自主避難所を開設し、避難しやすいような状態をつくっているところでございます。  しかしながら、急な天候悪化によりまして暗い時間帯の移動等が危険と判断される場合につきましては、やむを得ずあえて明るくなるまで避難情報の発令を行わない場合もあるところでございます。このような場合につきましては、自宅にとどまり、垂直避難ということで自宅内とか隣近所で斜面や水路等の危険な場所からできるだけ離れた高い場所へ避難してもらうように促しているところでもございます。  それから、議員が言われる地区とか一件一件の危険度レベルの表示をしたらどうかということでございましたけれども、それに合わせた避難誘導等が今後必要であると認識をいたしているところでございますが、町だけでそこまでの整備をすることは、現状では難しいと考えているところでございます。  それから、2番目の住民の意識対策とこれからについてでございます。  住民の意識対策ということでございまして、これまでも意識につきましては、広報等、それから防災マップなどで意識高揚に向けた住民への情報発信を行ってきたところでございますけれども、それに加えまして、ことし改定する防災マップや一般質問の中でも出ましたけれども、MAGOボタンを活用した防災情報の発信など、住民への防災意識の啓発、整備を行ってまいりたいということで考えているところでございます。  以上でございます。 56 ◯議長(園田邦広君)  12番平野達矢議員。 57 ◯12番(平野達矢君)  まず、長年の経験の中で、災害はこういうふうなものだということを、我々大人は意外と頭の中にたたき込んでいるわけですね。しかしながら、今の災害というのはそういうもので判断できない状況です。きのうの松信議員の話じゃないですけれども、これだけあちこち開発をしていくと、その状況というのがずっと逐次変わってきよるわけですね、地区によってですね。ですから、自分のところは大丈夫だと今までの概念では、そしていろんな地形の変化もなくて、だったら大丈夫であっても、現状はそういうふうであちこち変わっていますから、昔からの経験、これが通用しないような状況になっているわけですから、意識の改革をしていただきたいなと。  そこで、総務部長、みやき町民の生命と財産をしっかりと守っていただくために、総務部長として今後その対策、開発も含めた中で、みやき町の地形とかそういうのが変わってきている部分もあろうと思います。ですから、そういうところまで含めまして、どういうふうに今後生命、財産を守るために努力をしていきたいと考えておられるのか、答弁を求めます。 58 ◯議長(園田邦広君)  牛島総務部長。 59 ◯総務部長(牛島敏和君)  御質問の災害のあり方ということで、議員おっしゃられるとおり、近年の降雨とか台風もそうですけれども、今までとは比べものにならないような、予想のつかないような状況になっておりまして、それに伴う水害もそうですけれども、災害が発生をしております。みやき町は子育て支援とか、そういった形で人口増の対策等をやっております。その中で、当然町内の地形というのが変わってきております。開発に伴う水の流れとか、そういったものも大きく変わってきておりますので、開発行為の許可の中でそういった災害の部分も想定した中での許可制度のあり方というのをもう一回きちっと見直しながら、防災に強いまちづくりになるような形での対応をやっていかなければいけないんじゃなかろうかと思っております。  また、防災対策につきましては、行政だけで対応できるものでもないと思っております。地域での防災体制、そういったものもきちっと地区の中で浸透していくような周知、あるいは広報を努めていきながら、安全なまちづくりのほうに努めていきたいと考えております。 60 ◯議長(園田邦広君)  以上をもちまして、通告第12号、12番平野達矢議員一般質問を終わります。  通告第13号、6番中尾純子議員の一般質問を許可します。6番中尾純子議員。 61 ◯6番(中尾純子君)  皆様おはようございます。日本共産党の中尾純子でございます。  私は今回、2項目質問させていただきます。みやき町の町営住宅の保証人についてのあり方、それと2項目めにつきましては、B&Gの改装工事についてでございます。  まず第1項目め、みやき町の町営住宅の保証人のあり方についてですけれども、私は数カ月前にある方から保証人になってくれという相談がありました。いろんなところをお友達とかに言っても、連帯保証人ということでなかなかなってくれないと。子供たちもいない、自分一人、60歳はとうに過ぎている。結局、私は日本共産党です。議員として何をすべきか。多分私を頼ってこられたんだろうと思って、最後のとりでなんだろうなと、議員というものはと思って、一応保証人になりました。ところが、私もうっかりしておりましたが、議会の中で議員が連帯保証人になることは適当ではないというような言葉が書いてあったということで、私は議員だったらこれぐらいしなきゃいけないんじゃないのって、困っていらっしゃるからと思ったんですけれども、それは諦めていただきました。そのときに思ったんです。町営住宅に、それも60歳は過ぎて、もう70歳過ぎぐらいですかね、ひとり暮らしで、そして低所得者、これからどうしようというときに頼ってこられたのが議員で、私がそれを残念ですけれどもということで拒否したことによって相当傷つかれたんじゃないかなと私は思っております。  この保証人制度のあり方ということについて考えてみました。今、みやき町は連帯保証人は2人要ります。そして、この連帯保証人でどれだけの人たちがつらい思いをなさっているだろう、本当は入りたいけど、1人しかまだ見つかっていないということで、本当に困っていらっしゃる方がもっともっといらっしゃるんじゃないだろうかと。他町はどうなんだろうかということで、まず連帯保証人がなぜ必要なのかということをお聞きします。それと、先ほど言いましたけど、他町がどうなっているのかということもお聞きします。そして、みやき町には更新がございます。この更新についても、なぜ更新しなければいけないのかということも含めて。  あとは自席にて質問いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。 62 ◯議長(園田邦広君)  空閑建設課長。 63 ◯建設課長空閑輝彦君)  6番中尾議員の1項目め、町営住宅保証人制度のあり方の、現在連帯保証人2名となっていますが、どうして連帯保証人が要るのかという質問にお答えいたします。  町営住宅は住宅に困窮する低所得者への住宅供給という目的を踏まえ、連帯保証人の確保を入居条件とし、家賃債務の保証のみならず、実施的な緊急時の連絡先としての役割も果たしていることから入居時にお願いしているところでございます。  町営住宅に入居する際に連帯保証人を立てていただく制度は、入居者と連絡がとれない、入居者が家賃を滞納している、入居状況が著しく不良であるなどの事案が発生した場合において入居者に対して速やかに連絡をとっていただいたり、滞った家賃や退去費用等の納付についての口添え、助言をいただくなどの目的で規定しているところでございます。  また、過去の一般質問で同様の質問がございまして、3年に1回の賃貸借契約更新時には入居者に家賃や駐車場使用料の滞納がない場合に限り、連帯保証人を2人ではなく1人でも可能ですと規則の改正を講じてきたところでございます。  また、連帯保証人の住所要件を町内居住者から県内またはやむを得ず県外居住者とする場合は三親等以内の親族へと入居者寄りに立った改正を行ってきたところでございます。  議員御質問の連帯保証人を2人にしなければならない理由ですが、町から入居者に連絡がとれない場合や家賃の債務不履行などが発生した場合に、やはり1人にするとその負担が大き過ぎるということが考えられます。また、平成30年度末での累積滞納額が30,000千円を超えている現状でもありますので、町としても滞納額を少しでも抑えるためには1人より2人のほうが債務不履行等のリスクを少しでも減らせるものと考えているところでございます。  近隣市町の状況を見ましても、2人に定めているところが多数ということでございますので、現在、今2人というふうに定めているところでございます。  以上でございます。 64 ◯議長(園田邦広君)  6番中尾純子議員。 65 ◯6番(中尾純子君)  先ほどの課長の回答で、連帯保証人がなぜ2人必要なのかという点におきまして、やはり債務不履行などがふえたときに、1人よりも2人のほうがいいという部分で2人ということでした。  それと、あと更新なんですけれども、更新についてもみやき町は3年に1回ということで更新されておりますけど、例えば、3年後に連帯保証人の1人の方がお亡くなりになって、もう一人の方がそれを嫌だともしも拒絶した場合、また新たに探さなければいけないという状況も生まれてくるわけなんですね。  今、他町で2人されているところがあると、だから、みやき町も2人だということだったんですけれども、基山町のほうはことしの8月1日付から1人にしています。それは何でですかと聞いたら、来年の4月、民法改正があるということで、その部分においてもっと緩和しなければいけないというのが出されたということなんです。基山町は1人にいたしましたというのが回答でした。そして、他町も調べてみました。2人のところが、東部地区になるんですけれども、吉野ヶ里町、上峰町、みやき町も含めて、そして有田町です。私は町だけしか調べておりません。1人にしているところは、まず基山町、そして大町町、江北町、白石町、太良町、玄海町が1人なんですよ。それぞれに理由をお聞きしましたけど、何で1人になっているんですかと聞きましたら、合併時に変わったというのが白石町です。他の町にも聞きましたけど、自分が在籍する前から1人になっていますので、申しわけございません、1人ですという回答がございました。玄海町におきましては1人で、そして今現在保証人はないということなんです。そして、どういう方がいらっしゃるかといったら、緊急連絡員ということでお一人していただいているということだったんですよ。保証人ではなく緊急連絡員、ですから、もしも相手と連絡がとれないときには、その方に動いてもらう、そこまでですと。だから、いろんな厳しい部分はありませんということだったんですよ。  ですから、これを考えたときに、連帯保証人の連帯という言葉の重みというのが本当に厳しいと思います。通常、保証人といったときに、どういうものでも保証人をお願いしますといったら、なかなかしてくれません。例えば、町営住宅に自分の息子が入るんだけど、それがたまたま議員だったらできないんですよね。家族であってもできないという状態になってくるんですね。だから、議員ももうちょっと考えてもらわなきゃいけないんですけれども、2人の重み、それと連帯保証人というこの連帯に対しては非常に厳しいと私は思いますので、普通の保証人でもいいんじゃないかなというふうに考えております。それについては、まだみやき町はそこまで考えていらっしゃらないかもしれませんけど。  それと、民法改正が今度あるということで、基山町のほうについて、ゼロにすることはできますかと聞いたら、今8月1日で始めたばかりですから、今後ゼロになる可能性も出てきますということを言われました。それを聞いて、私はああ、なるほどなと思いましたので、もうストレートにゼロにできる可能性というのがあるかどうかを質問いたします。 66 ◯議長(園田邦広君)  空閑建設課長。 67 ◯建設課長空閑輝彦君)  民法改正が単身高齢者の増加などの状況を踏まえ、連帯保証人を確保できないために公営住宅への入居ができないといった事態が生じないよう連帯保証人の確保を公営住宅への入居に際しての前提とすることから転換するため、平成30年3月30日に公営住宅管理標準条例案が改正され、連帯保証人に関する規定が削除され、地域の実情と総合的に勘案した適切な対応をとるよう要請を現在受けているところでございます。  また、令和2年4月1日から民法改正法が施行され、公営住宅法に関係するものとして民法第465条の2で個人根保証契約は限度額を定めなければその効力は生じないと規定され、わかりやすく言いますと、来年の4月からは新しく連帯保証人を求めるときは限度額、例えば、家賃の6カ月分とか500千円を決めておかなければ、その効力は生じないですよということになっております。また、民法第458条の2では、保証人の請求による債務の履行状況に関する情報提供義務も追加されております。  佐賀県建築住宅課の通知により、県内市町担当者が集まり、公営住宅の管理についての研修に参加しているところでございますが、その中で連帯保証人についても民法改正に合わせたタイミングで公営住宅管理標準条例案に基づき、連帯保証人の人数について再検討する自治体もあると聞いております。連帯保証人を確保して入居手続をすることで、公営住宅での適切なコミュニティの形成やその意識づくりにも一定の効果があるものと考えております。  したがいまして、本町におきましても連帯保証人の必要性、先ほどの効果につきましても県の動向、他市町の状況も視野に入れながら、社会情勢や地域の実情等を総合的に勘案した適切な対応に努めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 68 ◯議長(園田邦広君)  6番中尾純子議員。 69 ◯6番(中尾純子君)  そしたら、保証人をゼロにするという可能性はないということですよね。ゼロにするということはないということでしょう、可能性として。やはり保証人をつけるということですよね。1人にするということは可能かどうかということなんですけど、それはできるわけでしょう。もっと緩和されているわけですから。  それと、更新になりますけど、鳥栖市のほうは更新はしていないということらしいんですよね。そのままいっているということですので、そのあたりの更新の仕方についても、今3年に1回の更新ですけど、それをそのまま1回そこでやったら、あとはずっとそのままいくのかどうか、それを質問させてください。 70 ◯議長(園田邦広君)  空閑建設課長。 71 ◯建設課長空閑輝彦君)  現時点で保証人をゼロにできないとは思っておりません。保証人をゼロにする、もしくは保証人を立てる場合には限度額を明示しなければいけないと答弁したつもりでございました。確かに公営住宅法は憲法第25条生存権の保障の趣旨にのっとり、公営住宅法に基づき国と地方公共団体が協力して住宅に困窮する低所得者に対して低廉な家賃で供給されるものと思っております。  単身高齢者等これから増加することも見込まれますので、先ほど申しました民法改正に合わせて佐賀県、他の市町の動向を見ながら、参考にしながら、特別な事情がある方、高齢者等ですね、特別な事情がある場合に保証人の免除ができないか等も含めまして、住宅困窮者の公営住宅の入居に支障が生じないように今後、地域の実情等を総合的に勘案させていただきまして、適切に対応できればと考えているところでございます。  それと、入居の3年の更新については、家庭の実情をこちらも把握する必要があると思いますので、そこは更新というのは、民間でも同じだと思いますけれども、必要があると考えているところでございます。  以上でございます。 72 ◯議長(園田邦広君)  6番中尾純子議員。 73 ◯6番(中尾純子君)  では、次の項目に行きます。  B&Gの改装工事についてということなんですけど、これにつきましても、今、B&Gは南側から出入りができます。そして、子供たち、主に幼児を対象に私は見ているんですけれども、お母さんたちとかが子供を連れていったときに、当然自分が一緒に行ったら水着で入って、一緒にプールに入ることもできるんですけれども、子供たちが団体でプールに行ったときに見たいというような話があったんですよね。今でも見られるんじゃないのといったら、ちょっとそれは無理があるということで、プール内に入らないと見られないというのがあるわけですよね。  そこで、今回メディカルコミュニティセンターができる予定になっておりますけれども、そのときには西側と東側から出入り口、玄関口ができるということらしいですね。入ってからプールのほうに行く、受付があってプール内に入るということになりますと、余計にただ見に行きたい人というのは入りにくくなると思うんですよ。子供をどうしても見たいといった場合に、水着に着がえなくても見られる観覧席というか、そういうのができたらいいなというようなお話を聞いたもんですから、じゃ、今度改修工事がある中で、これができればということで、今回、私は質問させていただいております。どうかよろしくお願いいたします。 74 ◯議長(園田邦広君)
     城野社会教育課長。 75 ◯社会教育課長(城野恵亮君)  議席番号6番中尾純子議員の御質問、B&G改修工事に伴いプールに保護者等が中で見られる部屋、席を設置できないかについてお答えします。  まずはプールの見学の現状について御説明いたします。  みやき町北茂安B&G海洋センターは、昭和62年4月に竣工、開館しました。32年を経過しております。平成27年4月からは指定管理者制度を導入し、プールの管理運営業務委託をしており、現在、年間4万人の方に御利用していただいている施設であります。その中で、毎週金曜日に利用している風の子保育園の園児、水泳教室の子供たちを含め、中学生以下の来館者は年間1万5,000人であり、総入場者数の約38%が子供の利用者であります。現在、プールでの見学については規制等はありません。無料にてプールサイドの見学をしていただいております。6人がけベンチを6カ所設置している状況であります。  議員御質問のメディカルコミュニティセンター新築に伴うB&G海洋センターの改修時に観覧室の設置をという御意見につきましては、今回はB&Gプールの機能拡大のための改修と考えているため、入り口、受付、更衣室、シャワー設備を新施設に移設し、新施設に設置する温浴施設、ジム等の相互利用促進を図ろうと考えております。利便性を重視した動線を確保する目的に新施設とB&Gプール施設を接続する渡り廊下の設置を計画しているところでございます。また、経年劣化した外壁、内壁、缶体の塗装、照明のLED化など、現状の施設で早急に改修が必要であるものを優先して実施する予定であります。  観覧室、見学できる部屋につきましては、県内のB&Gプール施設を調査しましたが、空調設備を完備した観覧室を設けている施設はなく、みやき町においても新たに独立した観覧室を設置することは現在計画にありません。しかしながら、見学スペースの充実を考えると、新設する渡り廊下付近を確保して観覧席を設置する検討や、現在のベンチの場所及びベンチの数をふやすなどの工夫を考えまして、快適にB&Gプールを利用できるように環境整備について取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 76 ◯議長(園田邦広君)  6番中尾純子議員。 77 ◯6番(中尾純子君)  鳥栖市とか城島町にプールがございますよね。そういったところというのは民間ということもあるんでしょうけれども、観覧席がちゃんと設けられてあるということで、そこでお母さんたちが見ようと思えば快適に見られるという話なんですよね。今の状態だったら、服を着て、ベンチがあって、そこに座って見てもいいよということなんでしょう。ところが、やはりあそこは暑いというか、水に入るわけじゃないですから、お母さんたちは見ているだけですから、やっぱり夏場はとても暑いんだという話も聞きました。実際私も若かりしころは行っていましたので、暑かねなんて話もしていました。そういったことを考えたときに、せっかくですから、今回それだけ工事があるんだったら、それにちょっとつけ加えていただけたらいいなということで今回質問したんですけれども、今回の予算の中にはそれが入っていないということですね。  しかし、今後、それをできる可能性があるということをお聞きいたしましたので、本当にできるかどうか、そこら辺を教えていただけますか。 78 ◯議長(園田邦広君)  城野社会教育課長。 79 ◯社会教育課長(城野恵亮君)  確かに議員が言われるように、B&Gプールは温水であるため、室内温度、湿度が高く、夏場の見学については暑いという御意見もお聞きしております。ただし一方で、保護者のほうからプールサイド、近場で子供たちの頑張る姿を見守ることができるという好評の御意見もお聞きしているところでございます。  いずれにしましても、見学者を含め快適にB&Gプールを利用できるように、現状の把握を的確に行いまして、先ほど言いましたいろんな工夫を考えながら、今後検討していきたいと思っております。  以上でございます。 80 ◯議長(園田邦広君)  6番中尾純子議員。 81 ◯6番(中尾純子君)  ぜひよろしくお願いいたします。  以上で終わります。 82 ◯議長(園田邦広君)  以上をもちまして、通告第13号、6番中尾純子議員の一般質問を終わります。  通告第14号、10番宮原宏典議員の一般質問を許可します。10番宮原宏典議員。 83 ◯10番(宮原宏典君)  皆さんお疲れさんです。先日からの27日、28日に佐賀県下において甚大な水害をもたらし、死亡されたお方、また災害に遭われた方に対して心からお見舞い申し上げたいと思っております。  私、第3回定例会一般質問において、通告14号、議席番号10番宮原宏典です。通告に従って2項目を質問させていただきます。  1項目、定住促進による学童・保育等の対策対応について、2項目、土地開発と現状の防災対策で対応できるのかについて質問させていただきたいと思います。  1項目、定住促進による学童・保育等の対策対応について質問させていただきますが、みやき町は人口減少対策にいち早く対応され、定住対策特別委員会を立ち上げ、人口増の目的を果たせたところでございます。しかし、それに伴い待機児童も増して、その対応としてさくらの杜保育園の増設、小規模保育園の2棟の建設をして対処してきたところでございますが、令和元年においても官民一体となって住宅事業に取り組まれているところでございます。全員協議会の報告、質問等の答弁では、80棟から100棟の建設予定と答弁でございましたが、今後も人口増加対策を図られていかれると思います。実際にはそれ以上になると思いますが、どれだけの棟数の建設が予測されているのかを伺いたいと思います。  2点目、待機児童は昨年の答弁では27名ということでございますが、これには隠れ待機児童という方がおられるわけで、その方たちを含めると何人になるのか、それとまた、10月より3歳以上のお子さんは大方の方が無償化になりますと、保育園を望まれると思います。含めると合計でどの程度の、執行部としては見込まれておられるのかを尋ねておきたいと思います。  3点目、住宅促進が進む中、保育園等の新設計画は急を要するところでございますが、現在取り組まれている2保育園建設と答弁だが、2棟の保育園の建設予定と昨日答弁がございましたが、場所選定は私たち市原と聞いておって、あとの1つはきのう副町長は上峰町の境のところだというようなことで、まだ決まっていないのでというようなことであったかと思います。こういうことで、保育園建設は2棟建てられるという予定をされております。しかしながら、保育士の確保はできるのかと。さくらの杜保育園が増設されましたが、まだ保育士が足りないということで、二十何名かの方がまだ入園されていないというのが現状だということでございます。みやき町に移転する人は行政を信じて移転されるわけでございますので、責任を持って対応しなければ、子育て宣言のまちとは言えないと私は思っております。  4点目、学童保育もこれにちなんで、例外ではないと思っておりますので、各施設の利用状況を伺って、1回目の質問とさせていただきます。  2回目は自席のほうで質問させていただきます。 84 ◯議長(園田邦広君)  黒田子ども未来課長。 85 ◯子ども未来課長(黒田栄治君)  議席番号10番宮原議員の御質問にお答えいたします。  住宅開発と待機児童に関する御質問でございました。  平成24年度から実施しております定住総合対策事業の推進及び子育て支援のまち宣言などの取り組みによりまして、児童数も増加に転じたところではございますけれども、保育所利用申込者も増加し、待機児童が発生している状況でございます。  子育て世帯の転入や本年10月からの幼児教育・保育の無償化によります保育所等の利用希望者の増加も要因と考えているところでございます。平成30年度中におきまして小規模保育園2園と既存園の増築によります施設整備によりまして、88名分の定員枠の確保を行いましたけれども、本年9月1日現在の待機児童数は27名となっております。特定の園のみの入所を希望されている方や企業主導型保育園を利用いただいている方、保育園の預かり保育等を利用されている方などのほか、本年10月からの幼児教育・保育無償化によります申し込みの増加も見込まれ、待機児童と潜在的待機児童を合わせますと、おおむね100名程度と見込んでいるところでございます。  あとあわせまして、放課後児童クラブの状況をお答えさせてもらいます。  放課後児童クラブでは、現在、小学校区の4カ所において実施を行っております。令和元年9月1日現在では359名の利用となっております。中原小学校のひまわり児童クラブは121名、しげやす児童クラブ、北茂安小学校は144名、ちくし児童クラブ、三根東小学校は49名、いずみ児童クラブ、三根西小学校は45名となっております。施設や支援員の配置等におきましては、現時点では充足している状況ではございます。今後、入所希望者数が増加していくものであれば、施設整備につきましては増築を行うのか、各小学校の空き教室などの利活用を行うのか、また支援員の確保など受け入れ体制を検討していく必要があると考えております。各児童クラブにおきましては、各室の取り組み状況などの情報交換や教育委員会、各小学校との協議を進めながら、他市町の状況なども調査させていただきながら、児童の安全・安心な放課後児童健全育成事業を進めていきたいと考えているところでございます。  次に、保育士の確保対策としましては、本年度の新規事業としまして当初予算で承認いただきました保育所等人材確保促進事業を周知、活用しながら、保育士等の確保対策を進めていきたいと考えているところでございます。  次に、保育所等の施設整備に関する御質問でございます。  本年度の保育施設の整備計画ということで、三根校区の筑水幼稚園、定員15名とつぼみ保育園、小規模保育ですけれども、定員10名を運営されております学校法人正安寺学園におかれまして、来年4月の開園に向けて幼保連携型の認定こども園の整備ということで、定員85名での整備を行っていただいております。  今後の整備計画としましては、来年度以降におきましても住宅開発などの計画があっておりますので、これまでの住宅開発などによります児童数の推移等を参考に今後の児童数を推計いたしますと、100人から150人程度の保育施設整備が必要になるとお示ししておりましたけれども、受け入れ施設としましては、北茂安校区の久留米市境及び中原校区の上峰町境の2カ所の保育施設の整備が必要になると考えているところでございます。新たな候補地選定等々の進展がありましたら、改めて御連絡をさせていただければと思います。  施設整備につきましては、関係各課と情報を共有しながら、住宅の開発の動向、中長期的な受け入れ需要などを考慮し、総合的に検討を行いながら計画を進めてまいります。  以上でございます。 86 ◯議長(園田邦広君)  島崎まちづくり課長。 87 ◯まちづくり課長(島崎浩二君)  議席番号10番宮原議員の1項目めの定住促進による学童・保育等の対策対応はの御質問にお答えいたします。  今後の宅地開発見込みについての御質問ですが、まちづくり課より定住対策事業に関して御答弁のほうをさせていただきます。  みやき町定住総合対策計画は、平成24年度に議会からの提言を踏まえ、第1次計画を策定し、人口減少に歯どめをかけるために定住総合対策に積極的に取り組んでまいりました。定住対策は継続性が必要であるため、平成29年度に第1次計画の検証を行うとともに、定住対策特別委員会等におきまして協議を行っていただき、第2次みやき町定住総合対策計画を策定したところでございます。  定住対策の一環といたしまして取り組んでまいりました住宅関連施設の整備は、子育て世代を主軸とした中堅所得者を対象にした定住促進住宅として、集合住宅152戸、戸建て住宅10戸の整備を行い、今年度におきましても空き地、空き家等対策の有効モデル対策事業といたしまして、戸建て住宅21戸の整備を行っているところでございます。また、民間による住宅開発といたしまして、平成30年度におきまして町内全域で約100区画整備されているところでございます。現在、造成済み、造成中、計画中を含め、民間による宅地開発は町内で約100区画を把握しているところでございます。  以上でございます。 88 ◯議長(園田邦広君)  10番宮原宏典議員。 89 ◯10番(宮原宏典君)  第1回目の答弁をいただきましたので、2回目の質問に入らせていただきます。  まちづくり課の今後の戸建ての建設状況ということで、みやき町でことしの令和元年の予定としては、戸建てが21戸と、民間が100戸程度の建設がされるだろうというようなことで予測されておられるところでございます。そういう中で、121戸建つということになれば、恐らくこの中にはお年寄りの方なんかはお入りにならないと思っております。恐らく若い方、カップルが入ってお子さんがお生まれになるんじゃないかと予測しますと、この中で定住促進のみやき町の子育て支援を望んでみやき町においでになるわけですから、その中で保育園の対応というのが一番の問題ではないかなと思っております。そういう中で、今、さくらの杜保育園も保育士が足らない、それで募集ができない。正安寺はそれぞれの対応で15人と10人の25人ということでございます。そういう少数でございますので、対応はされていくんじゃないかと予測はできますけれども、さくらの杜保育園にしても、今度これだけの待機児童が出てまいりますと、これに対応するためには保育園を建てなくちゃならないということで、保育園が後追いをしているわけですね。だから、これに対してとにかく保育園建設というのを最優先して建てないと、みやき町の子育て宣言のまちにはならないわけでございますので、これはぜひとも急を要するものでございますが、この保育園そのものは大体いつごろ建設される予定なのか。そして、私たちは市原地区のところを昨日、同僚議員の質問の中でも答弁されておりましたが、市原地区のお話が出てきておったわけでございますが、そこに恐らく建てていかれるんじゃないのかなという計画をされておると私は思っていますので、そういうふうな方向性をとっていかれると思いますが、その市原地区の、私も市原のほうにはいろいろと用事がありまして、あそこら辺は通るわけでございますけれども、あそこで本当にいいのかなと私は感じがするわけです。  といいますのは、先日、あるテレビの放送が、これはNHKだったと思いますが、先日のテレビ放送で、ある小学校の避難対策で、先生方の放送があっていたところなんですが、基本的に避難場所は高いところ、そしてまた、近いところが基本だということでありました。ということになると、今計画されておられる市原のところが本当に高いところかなと私は感じるわけです。そうすると、高くするためにはかさ上げをすると、きのう説明があっていたんですが、かさ上げされたら、地元議員もおられるので、そこら辺は地元議員が一番詳しいと思いますけれども、かさ上げしたら水の流れが変わるんじゃないかなと、水の流れが変わったら集落にこの水が流れていくというような状況下にもなっていくんかなというようなことで、ちょっと私の要らん世話かもしれませんが、そこら辺は地域の方と十分この問題については検討していただいて、この問題についてどうするかということをしなくては、この建設はなかなか難しいんじゃないかなという感じをいたすところでございますが、そこら辺も含めてどういう方向性を今とってあるのかなということを今回質問させていただいておりますので、とにかく子供さんですから、安全・安心の観点から子供を守るということからすれば、やっぱり高い位置のところに保育園は建てるべきだと私は思っておりますので、そこの場所が悪いとは言っていません。かさ上げをしなきゃならんということだけでございますので、そこら辺も含めて2回目の質問にさせていただきたいと思います。  それと、保育士の問題なんですが、保育士は今まで、うちは公立の風の子保育園がありますけれども、さくらの杜保育園とかほかのところは恐らく民間のほうで保育士の確保はされていくんじゃないかと思っておりますが、保育士が足らないときにみやき町として任期つき保育士の職員採用をされてきたわけですが、今その任期つきの職員の保育士は何人おられて、何人がよそのというか、他の保育園に派遣されているのか、お伺いしておきたいと思います。  それから、学童保育については、先ほどから子ども未来課長の答弁もあっておりましたが、こうしてふえていくので、学童の空き教室なり、いろいろな手だてを考えなくてはならないだろうというようなお話でございましたが、中原のひまわり児童クラブ、それから三根のちくし児童クラブとかは学校の校庭を挟んだところに近くにございますが、北茂安のしげやす児童クラブは学校と離れております。そうすると、このしげやす児童クラブの学童はどうなっていくのかなというような心配もいたすところでございますが、その辺について伺っておきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 90 ◯議長(園田邦広君)  お諮りします。宮原宏典議員の質問途中ですが、休憩したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 91 ◯議長(園田邦広君)  異議なしと認めます。休憩します。                 午後0時1分 休憩                 午後1時   再開 92 ◯議長(園田邦広君)  休憩前に引き続き会議を再開します。  宮原宏典議員の2回目の質問があっておりましたので、答弁を求めます。黒田子ども未来課長。 93 ◯子ども未来課長(黒田栄治君)  宮原議員の2回目の御質問にお答えいたします。  まず、保育施設の整備時期の御質問でございました。  北茂安校区の久留米市境の候補地につきましては、現況が田となっておりますので、地権者の御協力のほか、地元の地区も含め関係機関との協議など、事業開始までに少なくとも1年程度の期間が必要となり、その後に整備が始まることになれば、開園までに二、三年の期間が必要と見込まれます。議員御指摘のとおり、保育利用を希望される方の待機児童問題は早急に解決しなければなりませんので、北茂安校区の久留米市境の候補地と並行しまして、中原校区の上峰町境におきましての候補地の選定を進めているところでございます。中原校区の候補地につきましては、早急に事業がスタートできるよう、現況が宅地での候補地選定を進めているところでございます。計画が進展次第、御報告させていただきます。  次に、市原の候補地の災害に係る御質問でございました。  当該候補地につきましては、大雨時には土地が浸水することもあるという状況もお聞きをしております。大雨時の浸水など地区の安全・安心、防災条例の影響につきましても検討する必要がございますので、送迎時の交通状況等々を含めまして地元地区との協議が必要と考えております。まずは関係者の方と協議を進めていきたいと考えているところでございます。  保育士の任期つき職員の人数と派遣の御質問がございました。  現在、平成31年4月現在で17名の職員が任用しておりますけれども、昨年、小規模のかぜのこ保育園等々が開園したことによりまして、派遣は現在行っておりません。  次に、しげやす児童クラブの問題の御質問でございました。  しげやす児童クラブにおきましては、これからの課題となっておりますので、教育委員会や各小学校との協議を進めるとともに、他市町との状況等も調査しながら、児童の安全・安心な放課後児童健全育成事業を進めていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 94 ◯議長(園田邦広君)  10番宮原宏典議員。 95 ◯10番(宮原宏典君)  3回目の質問に入らせていただきます。  今、建設予定地のことで2回目の答弁としていただいたわけでございますけれども、今この土地は農地であるということで、1年から2年ぐらいはかかるだろうというようなことでありますが、本当にこの待機児童がこれだけおる中で、この保育園がまだ進まないというと、みやき町の子育て宣言をした町としては恥ずかしい問題ではないかなと私は思っています。それも含めて、それから待機児童のことは重点目標としてこの問題については保育園と一緒に待機児童をなくすためには保育園が先なんですから、これはとにかく保育園を一日も早く建設する。地元の皆さんとよく検討していただいて、場所はここじゃなくても私はいいんじゃないかと思っています。あの周辺を見出していただいたら、私は勝手なことを申しておりましたが、ハウスレンコン堀りというのがありますが、あれを幾らか縮小してでも、あそこら辺のほうがましじゃないかなという感じだってしたわけですが、それはそれとして私の意見ですけれども、まだほかに見出せば保育園施設の立地としていいところはあるんじゃないかと私は考えておるところでございますので、最後に民生部長の答弁と、それと学童保育等も今このように開発が進んで戸数も建ってまいりました、人口もふえてまいりました。そうすると、学童保育がふえていく可能性は十分にございますので、今の施設でどうなのかというのが、私、先々を考えながら今回質問に立ったわけでございますので、そこら辺については教育長のほうが学童に関してはかかわり合いが多いんじゃないかなと思っておりますので、答弁をもって1項目の質問を終わりたいと思っております。よろしくお願いしたいと思います。 96 ◯議長(園田邦広君)  野口民生部長。 97 ◯民生部長(野口英司君)  宮原議員の3回目の御質問にお答えします。  子育て支援の推進につきましては、待機児童問題は早急に解決しなければならない問題ということで認識をしております。先ほど課長のほうから御答弁申し上げましたとおり、まずは北茂安校区の久留米市境の候補地をしまして、それから中原校区の上峰町境の候補地を選定していると。中原校区については宅地の候補地ということで選定を進めておりますので、その分早急に実施できるのかなというふうに思っております。  保育所整備につきましては、候補地の選定のほか、保育事業者等の公募、それから保育園の設計、それから施設整備事業費に係る国庫補助金の申請等、いろいろ準備も必要でございます。待機児童の解消に向けて候補地選定と保育士の確保事業を充実して早急に取り組んでまいりたいということでございます。  以上でございます。
    98 ◯議長(園田邦広君)  大坪教育長。 99 ◯教育長(大坪春美君)  それでは、宮原議員の放課後児童クラブについて少し説明をさせていただきます。  現在、中原小学校では126名です。それから、北茂安小学校のほうが144名、それから三根西小学校が45名、三根東小学校が49名と、合計359名の児童・生徒が放課後児童クラブに支援をいただいているところです。その中で、私はいつも思っているんですが、放課後の場合はまだいいんですよね、時間的にも短いし、大体6時から6時半ぐらいに保護者が迎えに来て帰っていくという状況なんですが、長期休業中、夏休みとか冬休みは朝8時から来て夕方親が迎えに来る6時過ぎまでは児童クラブにいるんですよね。そういった子供たちをどう預かっていくか。根本的に児童クラブは学習の場ではありません。ほとんど遊びの場ですね。だけど、例えば、中原小学校はちょうど小学校の裏側にあるんですよね。そうすると、夏休み一日中、児童クラブに来ているもんだから、あいている先生が夏休みの宿題の手伝いをしたり、工作をしたり、絵を描いたりとか、いろんなことを私もお願いをした部分もありますが、そういうお手伝いをしていただいています。北茂安小学校にも言いましたら、そしたらあいとる者は行こうかねと、ちょっと距離があるんですよね。だけど、児童クラブに行っている子はちょうど教育委員会の裏側を通って児童クラブに行くんですよ。みんな楽しそうに、わいわい言って行っているから、ああ、元気でいいなと。そして、時々室長先生が迎えに来られます。歩いている子供たち、10分、15分はかかりますよね。だから、危険がないようにという意味で来られている状況であります。それで、359名という多数の子供が放課後児童にお世話になっておりますけれども、とにかく今のところ本当に支援員の皆様がしっかりかわいがっていただいています。いろんな問題、事故等も起きておりません。だから、これからも丁寧に児童クラブに来ている子供たち、親がしっかり安心して仕事ができるように預かって、一緒に支援をしてまいりたいと思っているところです。  以上です。 100 ◯議長(園田邦広君)  10番宮原宏典議員。 101 ◯10番(宮原宏典君)  2項目に入らせていただきます。  先月の27、28日に佐賀県下に甚大な災害をもたらした、そしてまた、死者まで出すような大災害となりましたが、みやき町は幸いにして災害も少なくて済んだところでございますけれども、あの線状雲がみやき町に達していたら大変な惨事になっておったんじゃないかなと私はそのように感じるわけでございまして、通瀬川等は崩壊寸前でございまして、あれが決壊していたら小学校の前あたりは鉄砲水で恐らく大変な災害を起こしておったんじゃないかという心配さえいたすところでございます。  そういう中で、1点目として1級河川の前川、通瀬川の越水による水害、それから下流の大字江口地区の水害等に対しての防災対策ということで県の河川課と何らかの対策、計画はされておるのか、そしてまた、把握はされておるのかということで質問をさせていただきたいと思います。  このことについては、昨年、産業建設常任委員会として通瀬川の越水による水害、要望活動をされておったところでございますので、昨日の答弁でも河川のしゅんせつ、改修等を草切り等も含めて要望されたと思います。それに対する要望活動もされたので対応していただいたところだと思いますが、今回の大雨でああいう結果ですか、のり面の崩落が何カ所か、5カ所あったという報告を同僚議員の中で報告があっておるわけでございます。  そういう中でございますが、2点目といたしまして、県の施設であります江口地区の排水機の排水強化施設の要請について、今回2点目として質問をするわけでございますが、これは近年、地球温暖化、1960年から七、八十年ごろは30度ぐらいの温度であったんですが、最近では35度から37度と、もう35度は平均というような温暖化でもって、このような異常気象じゃなくて、これが常習というような、常温というような形になってきたわけで、そういうことで毎年、このような大雨が1年に1回はあって、ことしは2回来たというようなことで、大変水量が増すわけでございまして、これの流れ先が最終的には下流の江口のほうに流れていって、江口のほうが浸水したり冠水になっていくわけでございまして、地域の皆さんは安心できないということで江口排水機の強化を要望されておるわけでございます。これについては私も何年か前に一般質問でこの問題について増設はできないかということで質問した覚えがございます。そういうふうなことで、みやき町の寒水川以東が今開発が大変進んで、水の流れというか、よどんで水はけが悪いというようなことで、今大変心配されておりますので、自民党の北茂安支部としても、県のほうに要望を出されております。そういうふうなことで、このことについてはぜひとも対応していただきたいということで、2点目として質問させていただきます。  3点目といたしまして、水害対策については、最近は気象庁の情報が正確でございまして、最大限これを利用して防災活動を考慮したらどうかなということで今回質問をさせていただくわけでございますが、防災対策というのは河川の改修とかしゅんせつとか、いろいろとハード的なことでも対応できますけれども、ソフト面といいますか、人の手でもって防災活動ができるんじゃないかなというのは、いろいろと農家の皆さんとか町民の皆さんの手をお借りして、農家の皆さんについては水田の水落とし、それからため池の水の管理とか水門の開閉調整、そういうようなことで人的な、人の手でもって気象庁の予報を聞きながら、これを上手に使って連絡しながら水位を下げておく、雨が降る前に気象庁の予報で、手前で予防できないか、そういうようなことを少し私考えて、今回執行部の皆さんでもって何とかこれを、私はちょっと考えられませんが、皆さんたちのお知恵で各団体に計画を立てて、水害がなるだけ起きないような方向性を見出していただければ大変よくはないかなと、自然のダムを利用するような形でよくはないかなということで今回質問させていただいておるところでございます。  それと、先ほど申しましたように、みやき町は幸いに河川の崩壊もそんなに大事に至らなかったところでございますが、場所によっては道路の冠水、それから家屋の浸水が発生をいたしたところでございますが、避難用のボートがみやき町にはどれだけあるのかなと。私たち北茂安小学校のときには、必ず校舎の上に、屋根に船をつってありました。28水害以降ですね、私がちょうど5年生だったから、その時分に船がつってあったわけです。それで避難するというようなことであったと思います。そういうのが今は見えないです。そこら辺のものがボートというか、船が見当たりませんので、みやき町としてそういうボートなんかはあるのかなと思って質問させていただきましたので、あれば何そうあるのかお知らせ願いたいと思います。  1回目の質問を終わります。 102 ◯議長(園田邦広君)  空閑建設課長。 103 ◯建設課長空閑輝彦君)  議席番号10番、2項目めの中の1番目、1級河川前川、通瀬川の越水による水害、下流の江口地区水害等に何らかの対策等の計画はあるのかについてお答えいたします。  まず、前川につきましては、平成26年度に前川対策協議会を立ち上げて、現在、宮原議員もこの協議会の委員として前川の諸問題を解決するため携わっていただいているところでございます。  御承知のように、この協議会の中で前川の現状確認や浮き草等の除去及び大雨時の対策について協議を行い、関係者間の連絡調整を図り、円滑かつ適正に処理するため、雨季前に前川対策協議会を開催しているところでございます。今年度につきましては、5月16日に開催したところでございます。  御質問の越水による水害の対策等につきましては、今年度の前川対策協議会の中で東部土木事務所のほうから取り組みについて説明がありました。その内容について要約して回答とさせていただきます。  県道北茂安三田川線から下流につきましては、地元伐採を年2回ほどお願いしているところであります。それと、北茂安三田川線から上流につきましては、業者伐採を年1回行うということになっております。  水草除去につきましては、松尾胃腸クリニック付近から幹線水路の1つ目のボックス区間の水草を昨年の平成30年5月に除去を行っております。その後、7月の豪雨で幹線水路の2つ目のボックスに水草がたまったような状況になっておりましたので、その段階で再度除去を行っております。幹線水路の1つ目のボックスから2つ目のボックス区間の水草除去をまた8月に行った状況でございます。今年度につきましては、5月の時点で河川の中で草が繁茂している状況がありましたので、セブンイレブン横の交差点、そこから幹線水路、全体区間の水路除去を雨季前に完了する予定で今進めているとの説明がございました。  また、最上流部の伐竹につきましては、平成28年度に一度伐竹を行っております。現在、竹が生い茂っているようなところがありましたので、今年度もまた伐竹を行っていきたいとのことでございました。  いずれにしましても、しゅんせつとか水草除去とか、こういったものにつきましては、状況を確認しながら適宜対処していきたいというふうに考えておりますとの説明を受けているところでございます。  次に、通瀬川につきましては、さきの11番議員の回答と重複いたしますが、お答えさせていただきます。  通瀬川においては、昨年、そしてことしも2度、小原橋の上下流部から越水し、その下流部において道路、農地の冠水、住宅床下浸水等の被害が発生し、住民の生命と財産が危険な状態にさらされたところでございます。  また、ことしの豪雨では、通瀬橋から小原橋の間の右岸で5カ所、護岸の崩落が発生しております。昨年8月28日には、議長初め議会からも参加いただき、東部土木事務所へ通瀬川のしゅんせつに係る要望活動を行い、東部土木事務所からは秋以降に河川内に繁茂しているヨシ等を伐採して現況を確認し、土砂が堆積しているところについてはしゅんせつを行っていくとの回答を得たところでございます。  昨年からのしゅんせつ状況についてですが、小原橋から上流へ立石ゴム東側の橋梁までの間の約625メートルを平成31年2月までに完了しております。また、今年度、小原橋から下流の通瀬橋の区間、約400メートルと通瀬川ポンプ場南の2号橋から南通瀬橋までの間、約600メートルについて雨季前までに完了しているところでございます。また、ことしにおいても昨年しゅんせつした小原橋から上流について調査を行い、しゅんせつの必要箇所についてはしゅんせつを行う計画とのことでございます。  今後の河川改修の計画につきましては、下流部の江口地区において現在計画の河道断面を確保するための掘削工事等を実施しており、今後も引き続き下流より上流に向かって順次河川改修を行っていく計画とのことでございます。  なお、通瀬橋から二の井堰までの区間については、河川改修計画案の検討がなされており、今後、地元の理解を図っていきたいとのことでございます。  町としましても、通瀬川から上流の河川改修の策定及び改修工事が少しでも早く実施されるよう、東部土木事務所と連携を図りながら安全・安心のまちづくりを推進してまいりたいと考えているところでございます。  2つ目の江口にあります通瀬川排水機の排水強化施設の要請をすべきではないかについてお答えいたします。さきの8番議員及び3番議員の回答と重複いたしますが、お答えいたします。  通瀬川排水機場が完成する前は、通瀬川の水は江口排水機場の毎秒12立方メートルでのポンプ排水で賄っていたところですが、現在は通瀬川排水機場の毎秒18立方メートルで受け持っており、機場では排水能力は向上していることになります。しかしながら、近年は毎年のように豪雨により内水氾濫が発生しているところでございますので、町としても排水機場のポンプの増設等を東部土木事務所に要望しているところであり、現在、東部土木事務所において寒水川、通瀬川及び開平江流域の内水解析を行い、現状のポンプ規模が妥当かの検証を行っていただいているところでございます。  以上でございます。 104 ◯議長(園田邦広君)  空閑産業課長。 105 ◯産業課長空閑清隆君)  議席番号10番宮原宏典議員の、気象庁の情報活用での防災活動を考慮すべきではないかという御質問についてお答えいたします。  先ほど議員が申されましたように、大雨の情報が入った時点で事前にため池や幹線水路の制水門をあけまして、水を落水して、できるだけ水位を下げておけば浸水被害の軽減につながるのではないかということでございますけれども、まさに保水能力を持つ農業用施設等の管理を小まめにしていただくことで浸水被害の軽減が図れるものと思っております。  しかし、大雨時に施設の操作をしていただくことは非常に危険を伴います。また、人命にもかかわりますので、この点については十分控えていただくようにお願いしたいと思っております。  今までも土地改良区の理事会等で大雨が予想される場合は、ため池や幹線水路の水位を事前に下げていただくようお願いをしております。今後もため池の斜樋や幹線水路の制水門の操作については、各地区間での取り決め事項等もございますので、今までどおり土地改良区の理事会等の中で協議していただくようにお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 106 ◯議長(園田邦広君)  大塚総務課長。 107 ◯総務課長(大塚三虎年君)  10番宮原議員の御質問の3番、気象庁の情報活用での、防災活動を考慮すべきではないかということで、ソフト面につきましては、15番議員の質問の中で詳しく御説明をいたしたところでございますので、その分については割愛させていただきたいと思います。  それから、ボートの必要性ということでの質問にお答えをいたします。  私も小学校に木造の船につきましては記憶があるところでございますけれども、現在、その船がどうなったかはわからないところでございます。議員御指摘のとおり、昨年7月、それからことしの7月、8月の豪雨と、2年連続で県道北茂安三田川線以南の広い範囲で冠水被害が発生し、主要幹線やその他の道路で通行どめとなり、避難が不可能となる事態も発生しているところでございます。  現在、ボートにつきましては1艇ございまして、ことし7月の豪雨の際にはそれを使用いたしまして、避難者の搬送を行ったところでございます。  ボートにつきましては、避難者の救命にはなくてはならないものと認識はしておりまして、また今年8月の武雄市や大町町の災害状況を考えれば、早急に整備すべきものとも考えているところでございます。消防団からも要望があっておりまして、これから先、複数の数が必要と考えているところでございますけれども、1艇当たりの単価が高額、それから船外機つきになれば船舶免許も当然必要になってくるということもございまして、整備に当たりましては、年次計画を立て購入を図っていかなければいけないものであると考えているところでございます。  以上でございます。 108 ◯議長(園田邦広君)  10番宮原宏典議員。 109 ◯10番(宮原宏典君)  1回目の2項目の回答をいただきましたけれども、前川については協議会等も、私も出席させていただいておりますので、大体の内容はわかるところでございますが、通瀬川のことについてはいろいろと御努力いただいて、常任委員会等も要望活動していただいて、繁茂している草切り、それからしゅんせつというようなことで、小原橋から立石ゴムまでしゅんせつした、それから下流のほうについては国土交通省の調整ポンプまでの間を水の流れをよくするためしゅんせつなり除草作業をしたということで、要望活動の成果は十分上げられたと思っておるところでございますが、とにかく通瀬川流域はもともとが山合いが浅くて、河川が小さいわけです。白石、皿山地区というのは、そこら辺に住んでおられる方は、以前は50件ぐらいだったろうかと思います。しかしながら、今日では開発されて500件ぐらいになっています。そういうようなことで、このようにゲリラ豪雨というよりも、これが常習的になってきているわけですが、雨が降ったときには宅地化されていますので、一時的に雨水が流れ込んで、通瀬川の河川に流れ込むというようなことで、大変増水をするわけです。しかしながら、この河川はそういう昔からの山合いの谷間にできたような河川でございますので、そんなに広くございません。だから、当然これは越水することは間違いないわけでございますので、今後、この通瀬川の氾濫を防ぐためには河川改修を早くすることをやっぱり県のほうに要望しなくちゃならんじゃないかと、しゅんせつでは間に合わないと思います。しゅんせつはとれば、すぐまた一度雨が降れば泥が流れ込んでもとに戻るというようなことになりますので、やはり河川改修をして川幅を広げる、そうしないとこの通瀬川の、幾ら国土交通省の調整ポンプがあって、あれでもって調整するといってもそこまで届かないわけでございますので、届かない中で浸水なり冠水なりいたすわけでございますので、まずは河川改修を町と議会が一体となって、県への要望活動をしていかなくてはならないと私はそのように感じるわけでございますので、これについては執行部もよく検討していただきたいと思っております。  それから、2点目については、江口排水機の強化については、三根東の国土交通省の排水機、従来の排水機は今稼働しておりません。しかしながら、そのかわり寒水川のショートカットのときに三根の東分のところからの水はサイホン方式で通瀬川のところにあります、干拓川にあります江口の排水機でもって処理するというようなことがなされているものと私はそのように認識をいたしております。そういうことで、これについて、昨日からこの問題については質問がございまして、空閑建設課長は再度国土交通省に取り合ってみたいというような答弁をされておったわけですが、きょうの答弁ではちょっと無理だろうというようなお話でございました。これはあの国土交通省のやつは、とても立ち上げるのは至難のわざだと私は思っていますので、この江口排水機の強化に力を入れるべきではないかなと。そして、東分の水をサイホン方式で筑後川に放出するというようなことをしなくては、この問題について解決方法はないんじゃないかなという感じをいたすわけでございますので、これについてはまた皆さん議会と町が一体となって、県のほうにお願いするほかないんじゃないかなという感じがいたしますので、この分についても町と議会との要請活動になっていくんじゃないかと思っております。  それから、4点目について、ボートの件なんですが、これについて、今、総務課長のほうから答弁をいただいたところでございますが…… 110 ◯議長(園田邦広君)  宮原議員、答弁の時間がなくなりよるよ。 111 ◯10番(宮原宏典君)続  そういうふうなことでございますので、ボートについては、今後、これがないと人命救助ができないので、その辺についてはひとつよろしく配置をしておいていただきたいと思います。よろしくお願いします。 112 ◯議長(園田邦広君)  空閑建設課長。時間がありません。簡潔に答弁を求めます。 113 ◯建設課長空閑輝彦君)  通瀬川につきましては、先ほど議員のほうからも言われましたように、しゅんせつは昨年、ことしとさせていただいておるところでございます。しかし、しゅんせつは一時的なもので、維持管理的なものだと思っております。抜本的な解決にはやはり河川改修しかないと思っておりますので、これからも土木事務所のほうには早急な河川改修計画案の提示をお願いしたいと思っているところでございます。  通瀬川の排水の強化につきましても、先ほど答弁いたしましたけれども、今現在、流域の内水解析のほうを行っていただいておりますので、その中でぜひとも増設ができるような方向に町としても要望していきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 114 ◯議長(園田邦広君)  以上をもちまして、通告14号、10番宮原宏典議員の一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全部終了しました。  本日の会議はこれをもちまして散会します。お疲れさまでした。                 午後1時38分 散会 © Miyaki Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...