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2018-03-27 平成30年第1回定例会(第6日) 名簿
2018-03-27 平成30年第1回定例会(第6日) 本文

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  1. みやき町議会 2018-03-27
    2018-03-27 平成30年第1回定例会(第6日) 本文


    取得元: みやき町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-01
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時30分 開議 ◯議長(園田邦広君)  おはようございます。平成30年第1回みやき町議会定例会16日目の会議、御出席ありがとうございます。  全員出席です。直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しております議事日程のとおりであります。       日程第1 一般質問 2 ◯議長(園田邦広君)  日程第1.一般質問を行います。  通告第10号、14番岡廣明議員一般質問を許可します。岡廣明議員。 3 ◯14番(岡 廣明君)  14番岡です。皆さんおはようございます。ただいまより通告第10号によりまして一般質問を行います。  質問事項は2問であります。1項目めは新堤下流水路整備について、2項目めは皿山地区の悪臭対策について、以上2項目について質問を行います。  まず、1項目めの新堤下流水路整備についてを質問いたします。  新堤は旧中原町では貯水量の一番大きなため池であります。基幹産業農業用ため池として稲作では一番必要な水でありまして、旧中原町の約半分ぐらいの水田を賄っていると言っても過言でもありません。  新堤の権利を持っている地区は綾部地区、原古賀、上地、東寒水、西寒水地区の5地区でありまして、間伐や水不足時は24時間単位で水を引くこともできる取り決め等もあります。また、町内で大火災があった場合は、この新堤の栓を抜き、一大事な住民を守る役目も果たす大変重要なため池でもあります。  しかしながら、新堤より下流の水路、約600から700メートルぐらいは旧態依然とした水路であります。水路公役も農家戸数が年々減少し、大変な時期に来ると思われます。今のうちに水路整備を取り組むべきだと私は考えます。水路整備をせねば、雨天時には町道綾部南小路線流域は道路が浸水し民家に流れる被害も及ぼしております。水路整備をすれば、町道への浸水もなくなり、民家への被害もなくなるわけであります。水路整備の取り組みを早急に、ぜひ関係団体と協議の上、行っていただきます。そうすることにより、町道への浸水、民家への水の流れも解決するわけでありまして、町のお考えをお尋ねいたします。  2)また、この町道綾部南小路線は道路幅が狭く、人、車が落ち込む危険性も伴っております。安全で安心な道路対策はできないのか。  以上、質問をいたします。 4 ◯議長(園田邦広君)  空閑産業課長
    5 ◯産業課長空閑清隆君)  皆さんおはようございます。議席番号14番、岡廣明議員の御質問で、1項目めの新堤下流水路整備についての1)町道綾部南小路線流域は、雨天時に道路が浸水し民家に流れ被害を及ぼす、対策をについてでございますけれども、まず産業課のほうからは、新堤ため池と寒水川の大井手取水施設から用水されております綾部地区用排水路維持管理についてお答えさせていただきます。  この用排水路につきましては、綾部地区で管理されておりまして、用排水路維持管理として綾部農村環境保全会において泥土揚げ等の作業が実施されているところでございます。綾部公民館北側の縦水路につきましては、毎年、保全会におきまして泥土揚げを実施されておりまして、また新堤のため池から揚水されております横水路につきましては、2年に1回実施をされているところでございまして、先日の3月17日に泥土揚げが実施されたところでございます。このように用排水路しゅんせつを行うことによりまして、隣接宅地の浸水軽減に現在努めておられるところでございます。  以上でございます。 6 ◯議長(園田邦広君)  小柳建設課長。 7 ◯建設課長(小柳 剛君)  皆さんおはようございます。14番議員、岡廣明議員の御質問で、1項目め、新堤下流域水路整備について、1)町道綾部南小路線流域は雨天時に道路が浸水し民家に流れ被害を及ぼす、対策をとの御質問でございますが、綾部神社の西南に位置する御質問の場所につきましては、農業用の用水として2カ所から取水され、また生活排水も流れているところでございます。1カ所は、町道綾部原古賀線から町道綾部線を通り町道綾部南小路線へ流れている用水で、寒水川から取水されております。2カ所目は、新堤から取水され、法定外水路を流れ町道松谷県道線を横断し、町道綾部南小路線を通り町道綾部線を流れている用水であります。今、町道を申し上げましたが、いずれも道路の横を流れていて、道路排水も兼ねているところでございます。  議員の御質問のとおり、町道綾部南小路線町道綾部線に寒水川の取水と新堤の取水が合流している部分がございまして、大雨時にはたくさんの水が集まるようになっております。特に町道綾部南小路線は、道路の下で2つの用水が交差しているところがあり交差している流入口は小さく、枝や枯葉等で詰まることも十分考えられます。  大雨時の対策としまして、まず1カ所目の取水口である寒水川の取水を制限することで大きな効果が生まれると考えております。  次に、新堤からの水ですが、大雨時には余水吐から大量に流出するので、これをとめることは非常に困難であります。だからといって、新堤の水をあらかじめ多少抜いておくことには、雨の降りぐあいによって今後の農作物に影響が出たらいけませんので、非常に調整が難しいと思っております。  まずは、町のほうでことしの梅雨にどのような状況になっているかを確認させていただきたいと考えているところでございます。建設課では、過去に大雨時に冠水や越水した場所を巡回しておりますので、その一つにこの場所を加えたいと思っております。  そして、地元の区長とどのような対応が一番有効なのかを検討したいと考えております。水路にコンクリートの構造物を入れますと断面が小さくなり、ますます冠水するおそれがあります。町道綾部南小路線の道路下で交差している用水を塩ビ管で置きかえることは可能ですが、それで冠水対策になるかは不明だと思っております。地区で水路の清掃をされ、自助努力をされているということを聞いており、それでも改善が難しいので御質問されていることと察しております。先ほども申し上げましたが、ことしの梅雨を確認させていただき、そして地区の要望も聞きながら検討したいと思いますので、御理解をお願いいたします。  次に、2項目め、道路幅が狭く、車等落ち込む危険性がある、対策はとの御質問でございますが、町道綾部南小路線の道路幅員は狭いところで2メートル、広いところで約2.6メートルでございます。そして、道路沿いには先ほどの用水、生活排水が流れているところでございます。水路幅は場所によりいろいろですが、法定外水路で1メートル程度の大きさとなっております。  御質問のとおり、道路沿いオープン水路があり、車や自転車など、落ちる危険性がございます。落ちないようにするにはコンクリート構造物を入れ、ふたをするような形がベストと考えております。しかしながら、1)の質問で申し上げましたとおり、寒水川と新堤から取水されており、地区の水路の清掃をされております。特に寒水川からの取水は多少なりとも土砂が混じっており、将来、土砂の堆積が懸念されます。  したがいまして、この御質問の解決策も含めまして、ことしの梅雨時期に状況を確認したいと考えております。そして、地元区長や関係者の皆様の御意見を取り入れ、よい解決策を検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 8 ◯議長(園田邦広君)  岡廣明議員。 9 ◯14番(岡 廣明君)  ただいまるる回答いただきました。産業課長の答弁は水路整備の今日の取り組みというようなことで、対策そのものは回答がなかったわけでございます。また、建設課長の答弁によりますと、ことしの夏季、雨季時期に様子を見て、地元の区長等と協議をしたいというようなことで、今の状況は新堤の水も落とされておりますので、流れがさほどはございません。しかし、先ほど建設課長が言ったように、やはり雨季の時期になりますと大量の水が流れてくるという状況下でございます。  また、寒水川の堰、大井手井堰を指しておられると思いますけれども、あそこまで行くとなら大変距離がございまして、新堤も一緒なんです。新堤の、いわゆる落とし口をとめれば水は流れてこないんですけれども、雷が鳴ったりなんかする場合はやはり誰でも行きたくなかわけですね。やっぱり、そちらが危険性を伴いますもんですから、そういう場合が大変困られているようでございます。  新堤より下流、いわゆる県道佐賀川久保鳥栖線より以北はやはり段差が高い。高低があるもんですから、県営圃場整備を除外されているわけなんですよね。ですから、水路整備をなされず、旧態依然の水路体系というような形なんです。県道佐賀川久保鳥栖線より以南、それから小学校まで、大体あの一体が主にこの水路を使われておりまして、そこについてはいわゆる圃場整備が行われておりますので、水路整備等も同時に施工されておられるわけです。  その違いが今日、あらわれてきているんじゃないかなと考えられるところでございます。特に、山間地、中原校区におきましては、やっぱり独特の地形と申しますか、水田が大体地区と地区の間とか、山と山の谷間に存在しておりますので、雨が降れば一気に水が増し、雨がやめば一気に水が引いてしまうというような土地柄でもあるわけでございます。  今回の新堤より流れる水は、集落内の町道綾部南小路線に沿って北側に水路が流れております。     〔タブレットにより説明〕  今回、ここに写真を出しておりますけれども、今、これは新堤から流れてくる水ですけれども、今日は新堤の水を落とされておりますから、さらさらと流れるような箇所で、ここはいわゆる圃場整備水路整備がなされていないということでございまして、水の流れは新堤より南に流れ、西から東へ流れるというような形で、もう一つよかですかね。西から流れてきた水が、ここの井堰、この井堰は段差があるんですよ。いわゆる同じ河川でも、西から来る水は下の段、水が上と下とあるんです。下の段を通って、町道を横断して、南へ行き、それからまた東へ流れるというような仕組みで、もう一方の水は先ほど建設課長が言われましたように、一ノ瀬、大井手から来た水が、これの東側にありますけれども、その川から流れてきて、今度、南へと西へと、もう一つよかですかね。西へと流れてきて、結局、手前のほうですけれども、これが西から同じ河川ですけれども、西へ流れた水が、また今度は下を通って南へ流れる。段差がついておるんですよね。同じ河川で、上に流れる水、下にも流れる水。ですから、井堰があるもんですから、ここが一つ問題なんですよね。それともう一つ向こうにパイプが見えておりますけれども、また、このパイプで水の流れを遮っているということで、この道路が浸水すると。この河川は大変複雑な構造をしております。昔の人の知恵といいますか、先代の方が築かれてつくられた水路体系ではないかなとは思っております。  この河川、いわゆる堰で分断されるわけでございますので、今日、先ほど建設課長が言われたように、ここの河川は2年に一偏、土砂を揚げておられます。以前はやはりスコップで揚げてされておりましたけれども、土砂を揚げても捨てる場所がない。ですから、現在は業者委託をされて、先ほど言われたように、3月17日にいわゆる綾部地区農地水環境保全会のほうでやられておられます。  ですから、むちゃくちゃ土砂を揚げても、片側のほうが擁壁、いわゆる石垣ですもんね。ですから、余り揚げると今度は石垣が崩れるわけなんですよ。川の水面と変わらんぐらいの石垣、ずっと下まで石垣が積んでいないもんですから、ですからさほど川ざらいもされないというような水路体系になっているところでございます。  本来ならば、新堤の栓を打てばいいんですけれども、それを打てば今度は農家の方が水田に水が入らないという問題等もございますので、常時水は流されておるわけですね。昔は専業農家が多かったと思いますけれども、もうほとんどが兼業農家ですから、今日、雨降りに一々新堤まで行って、栓を打ったりなんかする人はいないんですよね。ですから、やはり圃場整備に伴って水路整備がされておけばよかったんですけれども、この辺は圃場整備が除外されておりますので、大変複雑な形成をしているんではなかろうかと思っております。  先ほど建設課長も言われましたように、いわゆる地元、区長、区長はやはり余り農家のことはタッチされていないというようなお話も聞いておりました。ですから、やはり生産組合とか、いわゆる環境保全会等々がございますので、そういう形の中で取り組んでいただければ幸いではないかなと思っております。  また、町道綾部南小路線については、道路幅が狭い、いわゆる道路ののり面も一部、一番初めの図面、それは違うです。道路の擁壁をされているところ。これは違います。一番初め。片一方が擁壁されております。片一方がこういうふうに草が生えて若干崩れかかったところもあるようでございますので、やはり、かなり危険性を伴っているんじゃなかろうかと思っておりますので、その辺を何とかされないものかなと、道路ののり面が一部崩れやすい状況でもあるわけでございます。人とか車が安全に通れるような整備をしていただきたい。  ちょっと私は、道路とは何やろうかと思って、辞書で調べました。道路とは、人、車などが通れるように整備して設けた道を道路という。いわゆる常に整備をしときなさいと、それが道路ですよと。初めから人、物が通れるように整備したのが道路ですよじゃなくて、やはり安全・安心を常日ごろから整備をしときなさいよというようなことではないかなと自分なりに解釈をしたところでございます。  新堤、いわゆる県道佐賀川久保鳥栖線より以北が圃場整備をされていないために、この水路が整備されていないという形の中でございますので、地元の区長交えて、生産組合環境保全会等々と協議をしていただく。また、関係農家の方、この人たちが一番詳しいわけですよね。昔どういうところから水を取って、どういうふうに流しとったかとかですね。ですから、その辺を圃場整備がされていないもんですから、極端に言えば、私の単純な考えですけれども、今、ちょうど東から来た同じ河川で東と西と来て井堰で立ちふさがれておりますから、それを取っ払って、極端に言えば、新堤の水を真っすぐ西から東へ落とす。そして、一ノ瀬、大井手から来た水を今度は真っすぐ県道の南側に水路があるんです。それにつなげば、いわゆる県道を突っぽがしていただければ、県道から中原小学校までの水田は全部水が潤うわけなんです。  今、わざわざ交差して、下を通して県道から南から中原小学校までの水田の水はそれで引っ張られておるんですよ。ですから、もう一つ新たに新設するか、いわゆる変更をしていただければ解決するんじゃないかなと思う。そうしますと、今日の河川も、三面側溝を入れるなりすれば、またそれに一部ふたをかけるとか、離合場所をかけるとかすれば、多分、土砂というのは、やはりかなり高低差がありますから、毎年毎年、この河川には埋まると思うんですよね。ですから、その辺の今後の対策でございますけれども、そういう形で水路体系を変更するか、新設するかすれば解決するんじゃないかなと思っておりますので、その辺の考えをどういうふうに町として今後、今の段階で、はい、やりますとかなんかはできないと思うんですね。ですから、今後、そういう方策をとれば、そういう形の中で取り組んでいただきたいと思います。  この質問は答弁を求めて終わります。 10 ◯議長(園田邦広君)  末安町長。 11 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えをします。  当該地区、綾部地区につきましては、旧町時代から要望がございまして、まず新堤の堤体が老朽化をしていると。よって、甚大な災害をもたらす可能性があるというのが1点、御相談を受けました。それと県道以北について圃場整備していないために、用排水路が土水路ですので、しゅんせつ作業が非常に負担になる。まず、そういう御相談と、3つ目が、地区内集落が狭小のために、車が離合できない。その3点の要望に基づきまして、地区の区長、役員の方々と現地踏査をしまして、公民館で対策対応について協議をさせていただきました。  新堤につきましては、かんがい用水のため池として活用しておられますけれども、県道から以南は既に県営かん排事業が計画されておりましたので、新堤のかんがい用水としての機能は県道以北の面積であるということから、新堤の水位を落とすことを維持することで、堤体の補強については大々的な工事を施すことは必要ないんじゃないかということで、余水吐というか、そこは一部応急的な対応をしています。  それと集落内については2つの意見がございました。道路が狭い、離合もできないので、水路にふたをして、道路として活用をしたいという要望と、もう一方では治水の遺構であり、大切な財産であるということから、それとふたをしてしまったら集落内環境を損なうということと、ふたをしてしまったら、しゅんせつするときに大変な労力が要ると。せっかく昔は蛍がいた、メダカもいた、そのようなものをもう一度ということで、ふたをしてしまったら、集落内の環境がむしろ悪くなるという御意見が2つありまして、結果的には両方の意見で地区の合意がなされませんでした。あくまで、地区の合意形成が優先です。議会で議員と我々がどうするこうするじゃなくて、地区が今一番求めておられるもの、それをお聞きして、町としてどのような対応ができるかをお答えするのが適切であろうと考えておりますので、これから正式に、まだ旧町時代は御要望等はありましたけど、合併してからそのような強い要望は承っておりません。ただ、新堤の以南の水路についてはまだ要望として、これは町単独では事業費が膨らみますので、何らかの補助事業等を活用しながら、その整備の必要性は認識しております。  ただ、集落内については、まず地区の中での合意形成を先にしていただいて、その見解をもって町としてどのような対応ができるかを検討すべきだと考えておりますので、この場で集落内の道路、水路をどうするこうするということは、災害の観点からのみ応急的な対応については対策を講じなければならないと考えます。  担当課のほうから、また新堤の以南の水路の整備についての御回答は差し上げます。 12 ◯議長(園田邦広君)  空閑産業課長。 13 ◯産業課長空閑清隆君)  岡廣明議員の2回目の御質問にお答えさせていただきます。  この地帯におきましては、写真でもございましたように、2つの水路が交差している状況でございます。このことを考えますと、水利権などの問題もあるのではないかというふうに思っているところでございます。  この用水路の流れを変えればということでございますけれども、国の補助事業として今現在、農業基盤整備促進事業という事業がございます。この事業につきましては、採択要件といたしまして、事業費が2,000千円以上で、受益面積が5ヘクタール以上という要件がございます。農業用水施設を整備するとなりますと、受益面積県道佐賀川久保鳥栖線より南側の水田も含みますので、受益面積5ヘクタールの要件はクリアされると思いますので、事業採択になるのではないかと考えておりますが、受益者が25%負担していただく必要がございます。  いずれにしましても、国の補助事業に取り込むのか、それとも、多面的機能支払交付金事業で簡易的に整備できないかなど、地区の農業関係者の方と協議を行い、意見を聞きながら前向きに進めていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 14 ◯議長(園田邦広君)  岡廣明議員。 15 ◯14番(岡 廣明君)  1回でやめるつもりやったですけど、町長の答弁の中で、いわゆる私は地元と協議して対策を講じてくださいと。そしたら、今、民家に水が流れ込んでいるんです。災害なんですよ。ですから、それを言っておる。ですから、それは当然地元と協議してくださいと、私の要望は地元と協議して、今後対策をしてくださいと。そして、災害があっていますから、民家に水が流れていますから、それは何とかせないかんやろうということで質問させていただいておりますので、その辺を御理解いただきたいと思っております。  将来はそういう形の中で地元の協議がどういうふうになるかわかりませんけれども、ふたしたら、あそこは新堤から確かに土砂はどんどん流れてきます。たまるんですよ。ですから、現実的にふたはされないと思います。ですから、何らかの対策、いわゆる川から道路に上がらないように、縁石を若干つけるとか、ガードレールとかいろいろ安全対策しよっては、今度は車がこすったりなんかで、多分難しいと思います。ですから、その辺を今後、地元と協議して進めていただきたいというのが私の今回の一般質問の趣旨です。  以上です。 16 ◯議長(園田邦広君)  末安町長。 17 ◯町長(末安伸之君)  大変私が解釈を勘違いして申しわけございません。地区住民の方の集中豪雨というか、川が増水して浸水してということに基づきまして、地元の区長にこういう質問があったということを踏まえて協議をさせていただきたいと思います。  今後とも全体的に新堤の老朽化に伴う地区と今までの水利権を主張されている方々と老朽化ため池をどうするかということを踏まえながら、水路の整備方針、そしてまた集落内の水路の応急的な対応等については協議をしていきたいと思います。  しかし、地区の要望的なものはできるだけ区の中で取りまとめをしていただいて、それを要望書という形で承っておりますので、岡議員のほうにそういう御要望を申された方にも、地区の中でも十分議論をしていただきたいということもぜひお伝えいただけませんでしょうか。よろしくお願いします。 18 ◯議長(園田邦広君)  岡廣明議員。 19 ◯14番(岡 廣明君)  次に移ります。  2項目めの皿山地区の悪臭対策について質問します。  皿山地区では悪臭に対する問題が一つ去り、また一つ起きたということでございまして、昨年度までは白石、皿山地区の住民の方においては、会社や企業より排出された食品、残飯を処理する工場、会社があり、風向きによって臭気が周辺集落に漂い10年ほどになりますかね、悩まされたわけであります。悪臭を出さない改善策を工場はもとより、県、町、保健福祉事務所、関係地元とで協議会を発足され、協議を重ねて、また、ある大学のアドバイスを受けたりして臭気対策を取り組んでこられたわけですね。  みやき町としても臭気に対する、2年前ですかね、臭気の測定器を購入して、地元の方の協力を得て、データをとったり、記録された。そして、記録したりして、悪臭対策を重ねてきた経緯があるわけです。最終的には外部に出る臭気をなくすことはできませんでしたけれども、その工場は昨年廃業され、工場の設備等も今日整理をされておられるわけでございます。  今回の質問の悪臭は、その工場より南東の方向に当たる山林の中の奥にある近隣の事業所、工場であります。臭気がある集落は、約20戸ほどの団地で、団地内の道路はここで行きどまりであります。一番奥の高台にジュース缶等を潰す近隣の事業所、工場等があるわけで、この団地からは進入はできません。近隣の工場では空き缶に入っている残りの中身や汚れた缶の洗浄された汚水が高台の工場より塩ビパイプにより五、六十メートルほど引き、団地内の道路側溝に流出されております。  臭気が団地内の人は特に夏場になれば悪臭がひどいとのことであります。週末処理場がどのような形式なものか。また、悪臭に対する対策及び指導を町はどのようにお考えなのか、お伺いをいたします。  また、2)の1月29日月曜日でしたね、午前中に団地内の側溝などを担当課長と主幹と私で現地を確認いたしましたが、日曜日明けの日で流水が少ないようであったと思います。しかしながら溝には汚泥がこびりついていたと。その結果を踏まえて、工場、保健福祉事務所等の協議はどうなったのか、お伺いをいたします。 20 ◯議長(園田邦広君)  江島環境福祉課長。 21 ◯環境福祉課長(江島隆治君)  議席番号14番、岡廣明議員の御質問にお答えいたします。  まず、1つ目の工場からの排水が住宅団地内の側溝に流入しており、特に夏場の悪臭がひどい、その対策、指導はとの御質問にお答えします。  議員御指摘の住宅内団地の側溝につきましては、本年1月29日及び2月1日に現地踏査を行っており、付近の排水ルートを確認しているところでございます。その結果、問題とされる側溝には、複数の事業所からの排水が流入しており、悪臭の原因を特定の事業所からのものと断定するには至らないと判断をいたしております。  しかしながら、悪臭の主な発生源であろうと推測される事業所につきましては、構内の立ち入り及び排水状況の聞き取り調査を実施しましたところ、事業所としては住宅団地内側溝からの悪臭気事案については十分認識をしており、構内において自主的な対策も講じられておりました。  具体策といたしましては、施設内からの汚濁水が直接外部に流出しないよう、古布類で吸水させる。構内に汚濁水を一時的に貯留させるためますを設置する。側溝への排出時には汚濁水が滞留しないようため置いた浄水とともに放出するなどであり、それ以外にもさまざまな方策を試行されているとの回答がありました。  当該事業所につきましては、水質汚濁防止法に定める特定施設には該当しておりませんので、法令を根拠とした排水制限等の規制や指導は困難でございますけれども、さらなる改善に向けた対策を講じてもらうよう依頼の申し出を行っているところでございます。  次に、2つ目の1月29日に現地を視察した結果と保健福祉事務所との協議はとの質問にお答えします。  現地視察の結果につきましては、住宅団地内側溝の最上部における傾斜角が比較的緩やかな箇所では事業所からの排水が流入する側溝内に悪臭防止対策と思われる塩ビ管が附設をされており、傾斜角が急な箇所では白色のヘドロ状の物質が薄く付着をしておりました。  臭気につきましては、当日は悪臭と認識できるような状態ではありませんでしたけれども、住民の方に聞き取りを行いましたところ、時期、季節と風向きによるとの証言がございました。悪臭気の主たる原因については、当該事業所からの排水によるものと判断をし、その対策について水質汚濁防止に関する所管先でございます鳥栖保健福祉事務所と協議を行ったところでございます。協議の結果、当該事業所につきましては、先ほど申し上げましたとおり、水質汚濁防止法に定める特定施設には該当しておらず、法令を根拠とする規制や指導は困難であるとの回答が示されましたので、前述いたしましたとおり、事業所に対してさらなる排水対策を図ってもらうよう申し入れを行った次第でございます。  以上でございます。 22 ◯議長(園田邦広君)  岡廣明議員。 23 ◯14番(岡 廣明君)  答弁ありがとうございました。近隣の事業所、悪臭に対しては認識をしているというようなことでございまして、法令には反していないから、その辺、困難であるというふうな答弁でございます。一般論として、極端に言えば工場内で缶などを洗浄された汚水は工場内で完全に処理されて放流するのが会社経営上の義務だと思いますね。やはり、完全に処理して放流する。会社経営上の義務なんですよ。それをやはり怠っておられるんですから、完全にろ過するろ過処理といいますかね、その辺が一番問題ではなかろうかなと思います。それをしていれば道路側溝に放流されてもにおいはしないんじゃないかなと考えられますので、その辺の工場の問題、その辺の取り組みが一番必要ではなかろうかと思っております。  今までは工場のほうもさほど気にされていなかったようでけれども、昨年は1回だけ、いわゆる企業のほうが溝掃除をされたというようなお話もお聞きはいたしております。  今日、空き缶の洗浄だけだったんですけれども、団地内の一部の方はヤクルトの容器まで洗って、ヤクルトのちょっと変なにおいと申しますか、腐れたにおいと言ったら失礼ですけれども、そういうにおいもヤクルト容器まで潰しよるとじゃないかなと、そういうお話も出ているようでございます。ですから、もともとそれを洗う洗浄液といいますかね、そういうやつにも問題があるんではなかろうかなと疑問を感じるところでございます。     〔タブレットにより説明〕  特にちょっと画面を出していただきますと、この工場はいわゆる団地の高台にあるんですよね。一番奥に今、缶が小積んで、もう一つの、これは道路もう突き当りで上には行けません。今、電柱の横に上のほうに見えとるとが空き缶を潰したやつが小積まれておるんですよ。ですから、これは東側はゴルフ場、西側は山林、そういう地形の中でありますので、工場排水の放流先がないわけなんですね。ですから、工場の真下、結局、民家があります右岸側の側溝にパイプを引っ張って、生活道路に流されておられるわけです。ですから、工場が開設されたとき、いろいろ問題があったかと思いますので、この奥行2軒ほどは直接側溝に流されていないんですよ。塩ビパイプで五、六十メートル引っ張られて、その先の側溝に流されていると。2軒の方から、真っすぐ落としてもらったら困るよと文句が出ておると思うんですよね。ですから、途中、側溝の中にパイプを入れてあるわけですよ。そして、その先から放流するというような形の中で流されております。  ですから、三面側溝は汚泥がだんだん付着してきて、それがにおいがするようになってきたと。ですから、この側溝は、最終的はこれから競馬場の横の県道を通って、県道がちょっと一部町道と重複しておりますけれども、町道白石石貝線、ちょうどフジショウの倉庫がございますけれども、あそこで合流するようになっております。ですから、1年前は洗浄された泡が、そこ一角にぼこぼこ泡が立っていたと。ですから、そういう話も出ております。  ちょっと私、昨日見に行ったら、泡は出ていなかったですね。ですから、そのときの洗浄の仕方によって、洗浄液によって泡が出るやつ、出ないやつ、出てくるんじゃないかなと自分なりに判断をしてきたわけでございますけれども、まずは会社内の洗浄方法がどうであるかですね。以前、国道34号のところにスーパーがございます。ここもやはり3層のためますやったんですよ。ですけれども、ためますの掃除がなされていなかったもんですから、魚等をさばかれた後の油とか、じごと言ったら失礼ですけれども、そういうやつが用水路に流れてきて、私のところの地区の水田は、いわゆる水口は田植えたときは全部青々してきれいかわけですよ、青田のときは。ですけれども、米はとれない。田は生育しますけれども、余り魚の栄養分とかなんか吸って稲はとれんわけなんです。  ですから、そこには町当局に行ってお願いはしましたけれども、町当局では解決ができなかったもんですから、鳥栖保健福祉事務所に連絡をとり、保健福祉事務所から立入検査していただいた経緯があります。そうしますと、いわゆる三面側溝であって、2週間に一偏やったかな、バキュームカーで取りなさいという指摘をしてくれましたから、あとは3層のためますを通りながら、新しい水が用水路に流れるという経緯があって、またその後は公共下水道に接続してくださいといって、接続していただいたわけです。ですから、そういうふうな解決策も一つの例としてあるわけでございますので、いわゆる悪臭被害を出さないためには、終末処理場、汚水処理場、そこに問題があるんではなかろうかなと思っております。  特にこの工場、いわゆる近隣には3社から4社ありますので、限定はできません。どの工場から出ているかという限定はできないかもわかりませんけれども、多分ジュース缶を潰されているところが一番大きな要因ではないかなと思っております。地元の方もそう言われているようでございますので、再三申し上げますけれども、いわゆる汚水処理、やはり会社の責任ですから、三面側溝で3層のためますから1層のためますか、もうその辺は敷地によって3層のためますが取れないとかいろいろあります。ですけれども、ろ過するための機械、機具、そういうやつもありますから、そこでいわゆる薬剤を入れて、きれいな水にして流すとか、そういうやつも、そりゃ工場にとってみれば経費はかかると思います。
     ですけれども、やはり地域住民の方が悩んでおられますので、誰に言っていいかわからない、どこで働きかけたらいいかわからないという方もいっぱいおられたわけですよね。ですから、地区の区長のほうからも多分、要望書が出ていたんじゃないかなと思いますし、その辺を含めて、最終的には汚水処理、終末処理の改善策を講じていただければ、多分汚水は一滴でも流れないんじゃないかなと思っておりますので、鳥栖保健福祉事務所を含めて、その辺の会社との協議。法令的には反していない。困難でしょうというようなことでありますけれども、やはり地域の方がそういうことで悩まされておるならば、保健福祉事務所等々にも強く言っていただいて、終末処理場の改善策、これをぜひ講じていただきますようお願いしたいと思います。  もう3回も質問しません。答弁を求めて終わります。 24 ◯議長(園田邦広君)  江島環境福祉課長。 25 ◯環境福祉課長(江島隆治君)  2回目の質問にお答えいたします。  今後の対応といたしましては、当該の事業者が産業廃棄物の収集運搬業並びに処理業の事業許可を県のほうから得ておりますことから、そちらの所管部署に対して産業廃棄物処理基準の面から指導や助言ができないものか、問い合わせを行いました結果、その所管する県の担当が定期的に巡回、監視を行っていくとの言質を得ているところでございます。  町といたしましても、県と連携をしながら、事業所に対しまして、構内での適切な汚濁水処理が可能となるような施設の整備など、周辺地域の環境改善に向けた申し入れを随時行ってまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 26 ◯議長(園田邦広君)  以上をもちまして、通告第10号、14番岡廣明議員一般質問を終わります。  お諮りします。休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 27 ◯議長(園田邦広君)  異議なしと認め、休憩します。                 午前10時23分 休憩                 午前10時40分 再開 28 ◯議長(園田邦広君)  休憩中の本会議を再開します。  通告第11号、12番平野達矢議員の一般質問を許可します。平野達矢議員。 29 ◯12番(平野達矢君)  おはようございます。通告第11号によりまして、12番、自由民主党の平野達矢でございます。通告により一般質問を行います。  私は今回、2点について通告をいたしております。1つが、町議選の結果と議会政治、それから2番目が、JR中原駅の改築と、駅南と北部です、済みません、南東部ということで書いておりますけど、間違って、駅の南部、北部の開発について、以上でございます。  まず、町議選の結果と議会政治ということで質問いたします。  去る2月18日に施行されましたみやき町議会議員選挙、16名の定数に対しまして19名の候補者が激戦を戦いまして、ここに16名のすばらしい議員が議席を得られました。まことに喜ばしいことでございます。  さて、今この民主主義の基本原則であります三権分立、その一角をなす立法府としての議会のあり方、いわゆる地方議会における議会のあり方というのが非常に問題になってきております。もう言うまでもなく、いわゆる立候補者が少なくなってきた。政治的無関心といいますか、そればかりではないと思いますけれども、日本が平和であるために、おのおのが自分なりに生活ができるという、政治に頼ることなく生活ができるという、今の日本のこの裕福な社会の中での政治離れというのも一つの原因ではなかろうかと考えるところでございます。  日本の戦後74年、自民党の政策によって、その政策が間違いはなかったと、そういうことで、今、中国の3,000年の歴史よりも以上にすばらしい日本の国ができたんじゃなかろうかなと私は自負をしております。  そうした中で、今後、我がみやき町の議会がどのようになっていくのか。今回幸いにも、16名に対して19名の立候補者がございましたけれども、今後どうなっていくのか。定数割れ、いわゆる立候補者が足らないというような、そういう事態も目の前に来るんじゃないかなと考えております。  全国の自治体を見てみますと、やはり無投票、そういうところが非常に多くなってきております。それで本当にこの日本の民主主義というのがやっていけるのかどうかという部分について、非常に私も心配をしているところでございます。  そうしたところで、我が町が今回の選挙で投票率が59.9%、本当にびっくりしました。立候補者は19名でございましたけれども、投票率が59.9%というもの、これを皆さんがどのように感じるのかですね。  今回、質問の相手ということで町長に答弁を求めておりますけれども、所管の総務課長にも答弁を願いたいと考えますけれども、59.9%から選ばれて本当にまず議員としてあんまり自慢できるような数字じゃないんじゃないかと。なぜこう申しますかというと、いわゆる日本国憲法の前文にありますように、主権在民、これがだんだん忘れられているように考えます。それを町に当てはめますと、みやき町の主権はみやき町民にあるということです。そういうことを考えますと、やっぱりこの選挙というのは100%の方が投票をするべきだと私は考えます。そうした中で、59.9%の数字がなぜなのか。  今回私は、ここに9項目質問を小さく上げておりますけれども、いわゆる投票所の数の減少、高齢化によってなかなか自分一人で投票所に行けない、そういう高齢化社会になった中で投票所が少なくなった。旧中原町を見てみますとたった2カ所しかございません。これで本当に主権在民と言えるのかどうか。そのときに、私は全協の中で選管からの説明を受けました。1年間いろいろ討議をしながら、こういうふうな形にやりました、そのとき私は相当な剣幕で選挙管理委員の方たちに物申しました。私たちに説明があったときは既に掲示板に告示をされておりました。決まった後に我々に相談があった。本当にそれでいいのかという部分を私はいろいろ、選管の委員長と副委員長だったと思いますけれども、質問をいたしました。そのときに出たのがこうですよね。いわゆる予算がかかり過ぎると。高齢化になったので、投票所のバリアフリー化をしないとなかなか来にくい。だからお金がかかると。お金がかかるということと主権在民とどちらが大事なのか。私はお金がかかっても、まずこの部分は100%により近づけるような形にするべきだと。それが自治というものではなかろうかなと私は考えます。  そういうところから、ここに9項目、町長が一町民としてどのように感じるのか。まず1番目、59.9%というこの投票率、これをどのように判断するのか。それから高齢化社会になったということの中でも、年代別の投票率。それから3番目が投票所の数、これがどのように影響してきたのか。4番目が、じゃ2カ所に、旧中原町の場合は2カ所なんですけれども、投票率のアップ対策をどのようにされたのか。それから高齢者の足の確保、いわゆる投票所に行く足の確保、それから若年層の投票行動をどのように判断されたのか。7番目が立候補者数、これは、今回の選挙は19名ということで3名オーバーということで許される範囲ではなかろうかと考えました。それから平均年齢、これは私が今回の選挙で回った中で一番有権者から問われたのが、みやき町の議員の平均年齢です。物すごく言われました。私ももう6月で70歳になります。だけれども、なかなか若手にバトンタッチができないという非常に難しい問題がございます。ですから、この点に関しても、恐らく今回、現時点で67歳平均と思います。それから9番目が若年者の立候補促進対策、あくまで行政から見てこの立法府のあり方に関して、町長が若年層の立候補の促進対策という部分にどのように考えがあるのか。  以上、質問をいたします。結論だけで結構でございますので、答弁を的確に求めます。 30 ◯議長(園田邦広君)  末安町長。 31 ◯町長(末安伸之君)  通告11号、12番議員の御質問にお答えをいたします。  町議会選挙の結果と議会政治についての御質問でございますが、まず選挙管理委員会というのは独立した機関ですので、私として不当に介入とか、見解を述べる立場ではございません。一町民としてどう思うかという御質問ですが、議会という公式の場で一町民としての見解を述べることはできません。今回については、当事者ではありませんので。  地方における、今、なり手不足とか、または住民の声が十分に反映されていない、それは専業ではない、報酬の問題等も含めてさまざまな要因等があるかと思いますので、これについては、まず当事者である町議会の皆さんが議会の改革の中でどのようにされるかがまずは私は先決であろうと考えます。休日議会、夜間議会とか、また、その年齢制限を設けるとか、定数の適正な改正とか、それは議会みずからがまず改革の中で示していただくことが先決であろうという答弁にかえさせていただきます。  あと、職員、執行部としてじゃなくて、選挙管理委員会の事務局長として答弁をしていただきます。  以上です。 32 ◯議長(園田邦広君)  大塚総務課長。 33 ◯総務課長(大塚三虎年君)  おはようございます。12番平野議員の町議選の結果と議会政治に関する質問にお答えをいたします。  まず、1つ目の投票率でございます。  先月18日に執行いたしました、みやき町議会議員選挙の投票率につきましては、先ほど議員申されましたとおり、全体として59.9%でございまして、前回、26年の町議会議員選挙の63.7%を3.83%下回る結果となったところです。その一方で、期日前投票につきましては、今回の町議選が18.34%となり、前回町議選の15.31%を3.03ポイント上回る結果となっております。  町選管といたしましては、選挙を重ねるごとに、若干ではありますが、投票率が下降傾向にあるということは民意の反映が低下するということで問題であると感じているところでございます。  次に、年代別投票率についてでございます。  今回の選挙の結果、18歳が60.61%、19歳が40.09%、20歳代が32.03%、30歳代が40.31%、40歳代が53.55%、50歳代が61.39%、60歳代が75.6%、70歳代が69.61%となっており、若年層において、18歳を除いて投票率が低く、特に19歳から30歳代では5割を大きく下回る結果となっております。19歳が低下となった理由といたしましては、18歳から19歳になる際に投票率が低下する一つの要因としては、本町に住所を残したまま進学、あるいは就職されるケースも想定されているところでございます。20歳代、30歳代といった若年層の投票率の低さについては全国的な傾向であり、本町においても同様の傾向が見受けられるところでございます。また、50歳代が最も大きな減少となったことを踏まえると、選挙への関心という点では、若年層にとどまらず、中堅層にも大きな影響が出ているのではないかと考えているところでございます。  次に、投票所でございます。  現在、本町の投票所は全部で8投票所を設置し選挙を行っています。また、期日前投票につきましては、投票日の前日までみやき町庁舎防災センターの1カ所に設置をいたしているところです。投票区につきましては、公職選挙法第17条の規定に基づき、我が国が1投票区1投票所主義であることから、各投票区に投票所を設置しているところでございます。  投票区ごとの投票率につきましては、第1投票区が59.13%、第2投票区が58.02%、第3投票区が60.12%、第4投票区が58.57%、第5投票区が54.92%、第6投票区が63.51%、第7投票区が63.06%、第8投票区が65.09%となり、どの投票区も前回町議選より投票率が下回った中、第3投票区だけが前回より1.33ポイント上昇をいたしております。第3投票区については、前回町議選の北茂安武道館からみやき町庁舎防災センターへ、8投票区のうちで唯一投票所が変更になっており、また、今回の選挙前には庁舎の第2期工事が完了し、県道北茂安三田川線側からの来場も可能になったことから投票所の利便性の向上が投票率に影響したんじゃないかと考えているところでございます。  次に、投票率アップ対策についてでございます。  今回の選挙におきましては、投票率アップに向けて、期日前投票と当日の合計8回、防災行政無線での投票の呼びかけや広報車3台での巡回広報、それから、選挙公報の全戸配布、懸垂幕の作成、掲示、町広報紙や町ホームページへ投票の呼びかけ掲載など、町が取り組める多様な方法により啓発を行ってきたところでございます。  また、平常時は、学校と連携し、町内の中学校や三養基高校、中原特別支援学校に投票箱や記載台を貸し出すなどして、若いうちから選挙になれ親しんでもらえるよう、選挙の目的や意義の啓発の取り組みも行ってきているところです。  しかし、先ほども説明しましたとおり、投票率に関しては、70歳代以上の高齢者を除き、ほぼ全ての年代で投票率が低下しており、特に18歳を除く30歳代以下の投票率の低さが際立っているところでございます。  全国的にも投票率の低下が深刻な問題となっている中、投票率の向上や有権者、特に若年層の政治に対する意識改革に対する特効薬はなく、大変難しい問題とはなっておりますが、選挙管理委員会の中で効果の出ている対策や他自治体の事例等を踏まえつつ継続的に検討していかなければならないと考えているところでございます。  次に、5)高齢者への足の確保でございます。  現在、高齢者が利用できる交通手段といたしましては、コミュニティバスということになります。期日前投票所につきましては、みやき町庁舎防災センターに開設をしており、コミュニティバスのバス停もございますので、バスの運行時間等若干不便さもありますが、期日前投票期間中の投票の足としては利用することが可能となっているところでございます。県内の他自治体の実施状況を見てみますと、佐賀市の山間部で投票日の前日に1回のみジャンボタクシーによる送迎が行われていると聞いているところでございます。この件につきましても、他の自治体の状況の情報収集に努め、今後、経費等を含め継続的に選挙管理委員会の中で検討させていただきたいと考えています。  次に、若年層の投票行動についてでございます。  この件につきましては、4)の質問の際もお答えしましたとおり、若年層の投票率の低さは全国的な傾向であります。投票しても何も変わらないといった政治や選挙に対する関心の低さが根底にあり、これが投票に行かなくなっているのではないかと考えているところでございます。  それから、7)の立候補者数についてでございます。  今回、町議選におきましては、定数16に対し、立候補者数19名となっており、前回町議選につきましても、定数16名に対し19名となっており、立候補者が定数を上回ったことから、無投票ではなく、選挙が行われ、民意の反映がなされたところでございます。  次に、8)平均年齢(最年長最年少)についてでございます。  今回の町議選におきまして、投票者の最年少の方につきましては18歳ということになりますが、最年長の方は102歳となっており、かなり御高齢の方も投票されているところでございます。議員の皆様の年齢につきましても、先ほど議員申されましたとおり高齢化が進んでいるというところでございます。  次に、9)の若年層の立候補促進対策についてでございます。  12番議員が12月議会で御質問されていました若年層の立候補を含む議員のなり手対策ということで、若手の議員確保のため、若手議員の所得向上のため議員報酬の引き上げ改正を言われましたが、今回御質問の立候補促進対策につきましても、報酬の引き上げ改正につながる御質問と考えているところでございます。  報酬の引き上げの改正ということになりますと、特別報酬等審議会に諮る必要がございます。その審議会の中で適正な報酬というものを議論されることになると考えているところでございます。  以上でございます。 34 ◯議長(園田邦広君)  平野達矢議員。 35 ◯12番(平野達矢君)  ただいま町長と総務課長と答弁をいただきました。返ってくる答弁というのは大体予測ができたところでございます。  まず、町長の答弁では、議会での改革が先決であるということでございますけれども、この件に関しては、どうしても予算が伴ってまいりますので、議会だけでやれるものではございませんし、執行部と連携しながらやっていかなければならないと思います。  今回、9項目、ここに小さな項目を出したんですけど、一番私が思うのは投票率ですね。投票率と足の確保ですね。減ったということで足の確保、ですから、8カ所、中原校区は2カ所ですけれども、8カ所というのが妥当なのかどうかという部分、この部分は非常に、私はできるだけ最初に申しましたように、やはり主権在民ということを考えると、やはりみんなが行きやすいような環境をつくるべきだと、私はこれが基本だと思っております。  ですから、もう一度、それはもう町長は権限はないと言いますけれども、私はできるだけこの部分は議会も、できれば選管ともこういう打ち合わせ等もしたいなと、意見交換もやりたいなと、そういうふうに考えております。  それからもう一つ、私が12月の議会でも申しましたように、いわゆる若年層の立候補者の促進対策ですね、いろいろ原因はあると思います。  これは、ある話なんですけれども、いわゆる我々が小さいころは、末は博士か大臣かと、これが日常用語のように使われておりました。一生懸命勉強して博士か大臣になると。しかし、これがいつの間にかたち消えになってしまった。それがだんだんとここ近年、やはり博士になりたい、学者になりたいという人がふえてきましたね。これはやっぱり外国との競争も踏まえながら、勉強をしないといけないという子供たちの感覚。  ある組織でアンケートをとりましたら、男の子で「博士か学者になりたい」というのがことし第1位になりました。しかしながら、残念ながら大臣が出てこないですよね。政治家になりたいという人が出てこない。これは一つ問題があると思うのが、私が思うのはマスコミですね。マスコミと、それからテレビドラマ、雑誌、大体いろいろテレビドラマなんか見てみますと、ほとんど政治家というのは全てが悪い。悪者です、ほとんど。漫画もそうです。政治家は、政治家が一番悪い。そして、裏でいろいろこそこそやって金もうけしかしないのが政治家と。大体パターンは決まっています。こういうところも少し変えていかなければならないかなと私は思います。  それこそ政治家を目指して一生懸命頑張ってきて、そして、あげくの果てにぼろくそ言われるようじゃ、誰も政治家になる者はおらんと思うわけですよね。  だから、こういう社会も少し変えていかなければならないと。やっぱり政治家は物すごくいいんだと、人助けですね、人のために精いっぱいやっている人がほとんどだと思うですよ。私はみやき町の議員は全部一生懸命やっていると思っていますから、職員も含めて。ですから、そういうものというのはやっぱり忠実に子供たちに伝えるべきだと私は考えます。ですから、こういう部分というのも、社会の状況がこういうふうですから、このあたりも変えていかなければならないんじゃないかなと考えます。  けさの新聞にもございました。やはり総務省の研究会が、いわゆる新形態を提言ということで、いわゆる総務省の有識者研究会、これの結果が出ております。町村議会、地方の小さな町村議会ですね、この部分について、専門家だといわゆる集中専門型、定数を減らして、そして議会をやると。それから多数型、もう少し広げて、やっぱり民意を拾うために現状、現状と言ったらなんですけれども、報酬が安くて兼業型でやるという2つのパターンがございます。しかし、専門型というのは私は絶対反対です。いわゆる民意を拾うことができない。私は逆に多数型でいきたいなという考え方を持っておりますけれども、やはり12月の議会でも申しましたように、20代、30代、40代の子育て世代の人が議会に出て、今、町村の平均月収は21万円です、全国平均。だけれども、市議会になると41万円になります。全然違うわけですね、平均。倍ですよ、市議会は。しかし、町村議会は21万円です。ですから、このあたりを考えて、我々みたいにもう年金ももらっている者は、それは今の状況でいいのか、若干下げてもいいなと私個人的には思っていますけれども、やっぱり子育ての人には40万円ぐらいやるのが妥当だと私は思います。  ですから、要はそこです。じゃ、どういうふうにそのお金を出すのかと。これは、地方の時代という地方分権の中でそういう努力をするところにはやっぱり国もそのあれを見てもらわんといかん。ですから、そういう部分には、町長も佐賀県の町村会長でもありますし、できれば全国町村長会で政府に物申す、地方は頑張っているんだよと。民意を拾うために、そして、若者がこれから先、我々70歳の者が30年先のまちづくりを言うんじゃなくて、20代、30代の人が30年先のみやき町をこうつくるんだと、そういうのをするためには若年層に出てもらいたい。ですから、町村長会、それから全国議長、議長にも申し上げたいんですけれども、全国議長会でも地方が頑張っている、そういうところには特別交付税とか、普通交付税でもいいです。特別交付税なんかで優遇をする。それによって若年層の子育て世代の議員にはプラスアルファの報酬をやるとか、そういうことをやらないと、これからよくなっていかないと思うんですよ。やっぱり若い者が自分たちの将来の町をつくるべきだと私は考えます。  例えば、200千円子育ての人にして、例えばみやき町でその枠を5名とったとしても、月に1,000千円、年間に20,000千円あればできるんですよね、大体賞与まで全部含めても。ですから、そういうところを国が見てやる、そして地方が頑張る、これが地方の時代だ、地方創生であり地方分権であると、私はそういうふうに考えます。  あとの2問目もありますから、そういうところを踏まえて、どのように今後執行部としては、町長は佐賀県町村会長でもありますし、佐賀県を引っ張っていくという意味合いでも、みやき町だけじゃなくて。お考えがあれば、お答えを願います。  申しわけないんですけれども、きのうからのどを若干おかしくしていますので、議長の許可を得てお茶を持ってきていますので、飲ませていただきます。答弁を求めます。 36 ◯議長(園田邦広君)  末安町長。 37 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まず、県の町村会とか全国の都道府県の町村会で物申す前に、まず私も当事者ですので、当事者の一人として地方の議会の皆さんと、まず自分たちがどのような改革をするとか、そういうものを示さない限りは、幾ら物申してもその訴えというのはインパクトがないと思います。まず我々がモデル的に何をするか、こういうことを議論していくべきではないかなと考えているところでございます。  以上です。 38 ◯議長(園田邦広君)  大塚総務課長。 39 ◯総務課長(大塚三虎年君)  今後の投票率、あるいは足の確保ということで、議員申されましたとおり、投票の環境の向上に向けた取り組み事例ということで、総務省が29年3月に出した事例集がございます。そこの中で、取り組み事例ということで、共通投票所の設置とか、大学、商業施設への期日前投票所の設置とか、それから期日前投票の投票時間の弾力化とか、投票所への移動支援ということでさまざまな取り組みがされているところがございます。その取り組み事例を参考にしながら、選挙管理委員会の中で十分議論をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 40 ◯議長(園田邦広君)
     平野達矢議員。 41 ◯12番(平野達矢君)  町長の答弁と、総務課長の答弁と、確かに我々も努力をしながらやっていくということです。だから、執行部だけにやりなさいということじゃございませんし、我々も議長を先頭に今後、もうそれこそ本町の議員も70歳以上が7名います。私もすぐ入ります。そうすると8名になります。そうするとその次を考えるべき時期が来ているなと私、率直に考えておりますので、今答弁をされた部分に関しては、私もいろいろ期待をいたしたいと思います。時間がないので、この件に関してはもうこれで質問は終わります。  次に、2番目のJR中原駅の改築と駅南部、北部の開発ということで、合併してから13年が経過をいたしました。合併当時、やはり旧3町いろいろ格差がございました、いろいろな分野で。3町それぞれにいいところ、進んでいるところ、それから若干おくれているところ、いろいろなところで3町いろいろありました。ですから、このバランスを是正していく、平準化を図っていくということで、町長を初め職員も、そして議会も一生懸命頑張ってきたところでございます。大まか3町の平準化という部分が大方できたとまでは言えないんですけれども、できつつあるという段階の中で、私は旧中原町という場所におりまして、次の段階というものも踏まえていくべきだと考えます。  本町の第二次総合計画の中にもいろいろ記されておりますけれども、どちらかというと、ハード面におきましては、北茂安校区、それから三根校区のほうに重点的に施策を実行されてきたと、私はそういうふうに理解をいたします。  そうした中で、もうそろそろ平準化が大まかにできつつある中で、本町の玄関口であるいわゆる中原駅、これをどうにかしなければならないんじゃないかなと。これはずっと今まで私もいろいろなところで一般質問も何度も出しておりますけれども、以前、今の中原駅ができるとき、昔は木造でございましたけれども、我々も全然知らないうちに、中原駅がいつの間にかプレハブのああいう小さなマッチ箱みたいな駅舎になっておりました。その当時の町長に、「町長どうしたんですか。お話はありましたか」、「いや、全然知らなかった」という答弁がございました。いつの間にか国鉄が、もうJRになってから、いつの間にかああいう形になったと、その当時の質問の中での答弁でございました。  ですから、それはそれ、もうちょっと置いておいていいですけれども、じゃ、これからどうしていくのかという部分ですね。私が一番思うのは、やはりこのみやき町の現状、本町はいろいろな施設がございます。特に佐賀県でもトップクラスの施設を有しております。そういう部分においては、公共交通機関の整備というのは非常に大事だと思うんですよね。しかしながら、バスもいろいろ補助金を出しながら3路線、今補助金を出しながらやっていますけれども、JRも非常に大事なんですよね。これはなぜかと申しますと、定住促進も含めまして、やはり福岡のほうに勤務されて、今、本町になかなか働くところが少ない。ですから、定住促進策を今一生懸命やっていますけれども、なかなか思うようにはふえないというのが現実ではなかろうか。ですから、そういうところを考えると、福岡、鳥栖等に勤務をされて、そして、意外と向こうに勤める人は所得が高いですよね。ですから、そういう人たちにみやき町内に住んでいただきたい。ということになると、公共交通機関の中でJRの整備というのは非常に大事だと思うんですよ。その中で、まず駅舎の整備、障害者については特にバリアフリーとか、そういう部分も整備、もういろいろ言わんでもわかると思いますので。できれば中原駅を総合的に改築をしないといけない。そのためには、JRにばかり言いよっても、もうそういう時代ではないと思うんですよ。JRも一民間企業ですからね。ですから、やっぱりみやき町に住んでいただきたい。そして、みやき町に働くところが足らないならば福岡に勤めていただく、そういうことにすれば、やっぱりある程度みやき町もお金を出して整備をするべきだと。そうすると、その中で、じゃどうしようかということで、できれば駅前開発、頭の中で皆さん考えてください。この中原庁舎の北側、駐車場を含めて全面駅前広場としてすると。あんまり大きなことを言うなと言われればそれまでですけど、やっぱり夢を大きく持って実現へ向けて一つ一つ段階的にやっていかないといけないと思いますので、やっぱり駅前開発ですよ。これはどうしてもしなければならないと思います。それともう一つが北口です。北に改札をつくるということですね。ですから、これには町もお金を出してでもここに定住をしてもらうということを考えんといかんと思うわけです。じゃ、北側にどうしてつくるかというと、上峰のほうから線路の北側は道路が来ています、西の踏切まで。あれを真っすぐ東までずっと、東の踏切まで真っすぐ延ばさんといかんと思うわけですよね。そういう形ですると、あそこに家が3軒かかります、移転に。ですから、そういうふうにしてでも北側の広場もつくって、この中原駅周辺の開発を図るべきだと考えます。  みやき町のJR中原駅というのは、私は玄関口だと考えます。ですから、北茂安、三根校区のほうをする、それをとめることなく、こちらのほうもしてください。そうすることによって定住促進というのがますます図られるんじゃないかなと考えます。お金はかかります。かかりますけれども、計画の中に入れ込んでそういうことをやっていただきたい。末安町長だったらできると私は確信をいたしますし、今の職員の皆様方が頑張ってやればできると思います。それが地方の時代です。地方創生です。私はそういうふうに思いますので、期待を申し上げながら、答弁を求めます。 42 ◯議長(園田邦広君)  末安町長。 43 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  駅周辺、特に南北の開発については、本町の公共交通機関の玄関口として発展することがみやき町全体の発展に波及するというのは否めない事実かと思っておりますので、できるだけその構想についても、今一つ頭の中にもありますけれども、まだ具体的にお示しする段階ではないと思っております。  まず、優先すべき課題の対応の方針について述べさせていただきます。  3町の合併から各地区から要望が出された道路、水路につきまして、いわゆる住民の皆さんが本当に身近な生活をする上での利便性とか、衛生上とか、安全施設とか含めるものをまず先に御要望というか、お応えすべきという判断のもとで、今、数年ごとにその要望書を取りまとめて事業化をしております。全体で1,091件の要望があっておりまして、概算事業費で約6,054,000千円です。そのうち846件、事業費として2,846,000千円、ここ14年ぐらいで実施をしました。毎年大体3億円ぐらいの事業額でございます。これまでに計画的に行っておりますが、もちろん事業評価をして、それを区長にお返しして、透明性のあるような計画を示しているところでございますので、従来の一般会計での予算化をする上では残り3,208,000千円ぐらいありますので、従来の年間事業費ベースで計算したら事業完了まで三十数年かかるという見通しであります。よって、その御期待に早く応えるために、ふるさと寄附金を充当できないかという結論に至って、全協でも御説明しましたけども、交付金事業という形で金額が約7,000千円以下については、生活道路と同じように地区での業者の選定というか、発注、そういうものをしていただくことで、より迅速に事務的なスピードが上がるということで、十数年ぐらいで御要望、現在の32億円の御要望にはお応えしようと。そのために、ふるさと寄附金の特別会計を設置して、道路、水路、安全施設等にかかるものを今予算化させていただいているところでございます。  まず、そのようなものを優先的に財源充当したいと思っておりますし、今、保育所の整備についても近々の課題となっておりますので、一つずつ優先すべきもの、より住民の皆さんの身近なものから実施をしていきたいと考えているところでございます。  そのほかに、ふるさと寄附金の活用については、寄附者の意向に沿って、寄附項目が20項目ぐらいありますので、それはそれとして寄附者の方に御報告もしなきゃなりませんので、それはまた特別会計の中で執行させていただきたいと思っております。  駅前の開発についてですが、各校区一つのコンパクトシティ、今はやりの利便性の高い、都会よりもむしろ地方にとっても拠点化することで移住もふえるだろう、定住対策もとれるということで常に申し上げていますが、各校区に十数分程度で幼稚園、保育園、小学校、中学校とか、金融機関とか、またはクリニックとか、都会の真ん中、市街化の真ん中で暮らすより利便性のある拠点づくりのモデルとして、現在、三根校区の大字市武、新町、江見周辺にここ数年でさせていただきました。それが全国的にモデルとして高い評価を受けていますので、たくさん先進地視察としてお見えになっております。それを各北茂安校区もですが、中原校区ももう少し充実をしていきたいと思っています。  中原校区については、この駅周辺が既にその条件に合致していますので、これから大きく取り組む必要はないんですけども、やはり今おっしゃったように駅周辺、南北の開発というのがさらにそれを促進していくということは事実であります。  よって、駅舎のバリアフリー化と合わせながら、将来的に優先すべき事業が、見通しが立った段階でその一つの構想を示させていただければという思いはございます。現段階では、まだその構想を示させていただく状況ではないということでございます。 44 ◯議長(園田邦広君)  弓企画調整課長。 45 ◯企画調整課長(弓 博文君)  平野議員の御質問に答弁させていただきます。  中原駅は明治24年に開設されて、ことしで127年の歴史があります。当初木造の駅で、売店も備えてありましたが、平成10年に駅舎が改築され、現在のコンパクトな駅となっております。1日の乗降利用者は、学生や通勤者を中心に2,000人を超えている状況になっております。  さて、駅の改築の意欲はあるのかという御質問でございますが、旧中原町においては、駅とともに発展してきたと言っても過言ではないと思っております。と申しますのも、公共交通機関、特に鉄道環境を充実すると定住対策にもなり、本町は福岡市、久留米市、鳥栖市、佐賀市などの通勤圏内にある、定住するには申し分のない環境だと捉えております。  しかも、2011年3月には九州新幹線の開通に伴い、北九州市や熊本市などにも通勤が可能になりました。これを武器にさらなる定住対策を行っていく上では、駅舎の改善は重要な位置にあるとは思っております。また、福岡一極集中の現状の中、少しでも解消できる方策の一つでもあると考えております。  このような背景の中、駅舎の環境改善については十分な認識はあるものの、今後は駅のバリアフリー化、駅周辺の状況等を踏まえながら、財政的な問題も含めて調査、研究を引き続き行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 46 ◯議長(園田邦広君)  平野達矢議員。 47 ◯12番(平野達矢君)  何分、大きな問題ですからね、今ここで即答というのはなかなかできないというのが、町長の答弁にありましたように、私も理解をするところでございます。  ただ、やっぱり目標を持ってするべきだと思います。手おくれにならないようにしていくべきだと考えております。一つ一つ、バリアフリーの部分についても、いろいろ今までほかの議員たちも何回も質問をされておりますけれども、どこまで進んでいるのか全然わからないし、なかなかJR相手というのは非常に難しいということはわかっています。ただ、一企業ですから、JRも。ですから、そこはある程度考えないと、本町のためにJRがしてくれるやなして、やっぱり本町のために我が町も一緒になって、JRと一体となってやるという基本的なことを考えながらやっていかなければならないんじゃないかなと、そのように考えます。  いろいろ言っても、なかなか大きな問題ですから、できれば今後そういう部分を含めて着々と、駅南北の開発というものをみやき町の玄関口として、総合計画には大まかにしか書いておりません。ですから、今後小さく拾い上げながら実現へ向けて努力をしていきたいし、議会としてもそのあたりは含めながら、勉強しながら執行部と頑張っていきたいと思いますので、そのあたり、できれば町長、なかなか予算とのあれもわかります。ですから、意気込みはやっぱり示していただきたいなと考えますので、答弁を求めて質問を終わります。 48 ◯議長(園田邦広君)  末安町長。 49 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  1つの例が吉野ヶ里町と神埼市が、吉野ヶ里歴史公園、これが発見されまして、国営公園として整備が図られる上で、その公共交通機関の玄関口として駅舎の整備をされています。吉野ヶ里町が、聞くところによると、駅舎で6億数千万円、神埼市もそのような額だと思いますが、あそこは家屋移転とか、そういうことはほぼされておりません。本町の場合は、駅の南北については、開発するとすれば家屋移転等が非常に事業費としてかかる。そのことから、ある程度シミュレーションすると20億円ぐらいかかるのかなということを1回私の頭の中でシミュレーションしたことがございました。  そして、JRについても、駅舎の改築についての、またバリアフリー化等も含めて幾度となく交渉しておりますが、JRが負担するには1日の乗降客というか、その基準があるそうです。それに達していないということで、やるとするならみやき町の判断でされることはJRとしても御協力をしますと。御協力というのは精神的協力ということで財政的な協力を意味するものではございません。よって、このJRと財政的な支出をし合いながら、協働で行うためには今の駅の利用者の乗降数を伸ばさなければそのテーブルにも着かない状況でございます。  これから駅周辺も分譲も予定されておりますし、今後、今転入がふえていくという中で、おのずから佐賀とか福岡へ通勤される町民の方も多くなってくるかと思いますので、それに合わせて、JRの利用客の基準に達するような定住策は進めていかなければならないと思っております。  いずれにしましても、今、山積する身近な住民の皆さんの利便性の向上を図る、また安心・安全対策等を計画的に講じていきながら、そして、各校区に、先ほど申し上げたように、コンパクトな拠点整備を財政の許す限り、長期的な視点に立ってその準備は当然進めていきたいと思いますので、今議員から貴重な御意見がございましたことは、これについては将来の構想としてきちっと位置づけはしていかなければならないと考えておりますので、3校区均等のとれたコンパクトな拠点整備のための構想は示されるように努力をしていきたいと考えておりますので、今の問題を一日でも早く解決することを優先にしながら、一日でも早くその構想が示されるよう努力をしていきたいと考えております。ありがとうございました。 50 ◯議長(園田邦広君)  以上をもちまして、通告第11号、12番平野達矢議員の一般質問を終わります。  通告第12号、6番中尾純子議員の一般質問を許可します。中尾純子議員。 51 ◯6番(中尾純子君)  皆さんお疲れさまでございます。議席番号6番、中尾純子でございます。私は、通告に従いまして3項目お伺いをいたします。  まず第1項目めが、学校給食の現在の臨時調理職員の処遇はどうなりますかということです。2項目めが選挙時の投票場所は現在8カ所、このままでよいのかということ。3項目めが、子供のインフルエンザ予防接種に補助をということで、3項目伺いますので、よろしくお願いいたします。  まず、学校給食の現在の臨時調理職員の皆さんたちの処遇がどうなるかということについてでございますが、平成30年から学校給食が完全無料化となります。これは大変喜ばしいことです。しかし、気になることがありました。それは調理人の部分を民間にお願いするということだったんです。この方たちが今現在、正規の職員で10名、そして、今現在臨時の調理職員の皆さんが21名いらっしゃいます。民間に調理の部分だけ委託するということになりましたら、この21人の皆さんたちがどうなるんだろうかって、そこがとても気になりました。  それともう一つ考えられるのが、ひょっとしたらどこかで管理運営も全て民間に変わってしまうんじゃないかという不安が私にはございました。そこで、今回の質問をすることになりました。そうなってくると、今現在の栄養士さんを含めての役割分担、そのあたりもどうなってくるんだろうということなんです。この体制についてもお伺いしたいと思います。  第1回目の質問はこれです。あとは自席にてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 52 ◯議長(園田邦広君)  末安町長。 53 ◯町長(末安伸之君)  通告12号、6番議員の御質問にお答えします。  給食センターの管理運営については、学校給食運営のあり方検討委員会等の協議を踏まえて、方針として、今の3校の直営方式を堅持するということを明確に申し上げております。  しかし、近年、実際調理をしていただく方の人材の確保というのに苦慮しております。食の衛生、安心・安全から言うと、調理に経験豊富で、専門的な知識等を有する方が携わっていくことで、今、異物混入とかさまざまなことが報道もされていますので、そういうことを防止する意味で、専門的な方を確保したいということから、直営方式を堅持しながら、かつ、携わる人の専門的な経験、技術をもって安心した給食を提供しようという結論に至ったわけですよね。栄養士については、もちろん県の身分でおりますし、施設については町が整備をしますし、今回、3校老朽化したものを年次計画でその整備をしていきます。よって、調理の方だけを、優秀な人材を民間のほうから派遣していただくということでありますので、今いる正規職員の身分については当然保証しなければなりませんし、その業務については、給食センターは町が全て直営していますので、3校の給食に正規職員を配置している方は給食センターのほうに一元化をしていきたいと考えております。  それと、今日まで嘱託臨時で貢献していただいている方については、十分その知識、経験等も有しておられますので、その方々をできるだけ委託する、人材派遣を委託する業者のほうに雇用をお勧めして、その方々にも携わっていただくような配慮はしたいと思っています。将来的に全てに民間に委託とか移管することはございません。その御心配はまず。  それと、給食費を無料化することについては、保護者の負担を軽減することだけが目的じゃなくて、今野菜等も高騰しておりますし、全て保護者の負担金でされている関係で、どうしても献立上、保護者の負担増にならないように安い、安価な食材を求める傾向がありますので、それからいうと、本当に食の安心・安全とか、栄養素が確保できるかという懸念もございます。よって、町の責任として、未来を担うお子さんたちに対して責任を持って食の提供をする、そのために地産地消を推進し、そして、できるだけ地域の人や保護者の皆さん、そして、給食を食べる生徒の皆さん、少しでも一緒に地域の中でつくった、栽培した食材を給食として広めていきたい。そのことによって食育を充実し、そのことが地域力にもなっていきますし、さまざまなコミュニティの形成とか、世代間の交流も図られるし、みやき町全体の発展にも当然つながると思いますので、どちらかというと、私は保護者の負担軽減もありますが、今後の地域づくり、人づくりの中で、今回、新年度から給食費の負担をふるさと寄附金等を活用して、全国の先駆けたモデルとして取り組みをしていきたい、そういう思いを強く持っておりますので、そのためには、運営はきちっと町の責任で堅持をしていきますので、御心配は要らないかと思います。  以上です。 54 ◯議長(園田邦広君)  北原学校教育課長。 55 ◯学校教育課長(北原順二君)  議席番号6番中尾議員の質問に対し、御答弁いたします。  民間委託に係る計画では、平成31年度に中原小学校の調理業務を民間に委託し、平成32年度には北茂安小学校・中学校を委託する予定としておりますが、30年度、31年度はまだ調理員を必要とするところもございますので、引き続き臨時職員を雇用したいと考えております。  平成30年度までは現在の体制、正規、臨時の調理員の配置でお願いすることになります。平成31年度以降については、中原小学校の調理業務を民間に委託することになりますので、中原小学校の調理業務自体がなくなり、臨時職員は必要がなくなります。また、32年度は北茂安小学校・中学校の調理業務の委託ということで、32年度からこちらの臨時職員も必要はなくなります。  なお、自校式給食室の正規職員につきましては、今後給食センターを受け皿として考えておりますので、正規職員がセンターに移ることになりますが、センターについては業務内容を見ながら、正規、臨時を含んでの適正な人員配置に努めていきたいと考えております。  今回、学校給食運営のあり方検討委員会の報告を受けて、直営を堅持することは今まで申し上げてきたとおりでございます。そのことに伴い、施設整備の改修をする予算を平成30年度当初予算に計上しております。  今回、給食の完全無料化とあわせて検討した結果、3校の自校式給食室を民間委託することにより21,000千円程度の行財政効果も見込まれることから、調理部門だけを民間に委託することに至りました。  また、臨時職員を募集しても応募が少なくなってきており、食の安全・安心からいうと、専門的な資格を有した方や経験がある人を確保するためには、その部門だけ民間に委託したほうがいいと判断したところでございます。  よって、現在雇用しております臨時職員の方々は当然、経験豊富でございますので、先ほど町長も申しましたけど、民間委託する場合においては、委託する業者の意向もあるかと思いますが、意欲ある方につきましては、民間のほうに御紹介していきたいと考えております。  また、民間委託の内容につきましては、学校給食運営のあり方検討委員会の中でも議論させていただき、委託する業務は給食調理、食器等の洗浄、食器等の消毒、清掃、保管とし、給食献立の決定、食材の選定及び購入については、従来どおり学校栄養教諭が責任を持って行うようにしているところでございます。  次に、民間委託に当たっての業者選定については、公募型プロポーザル方式により選定し、委託経費のみで決定することなく、学校給食調理業務の受託実績、経営状況、衛生管理の状況や学校給食の意義や特色を十分理解していることなどを慎重に審議し業者選定に努めたいと思います。食中毒や異物混入等がないよう食の安全・安心を確保していきたいと考えております。  以上でございます。 56 ◯議長(園田邦広君)  中尾純子議員。 57 ◯6番(中尾純子君)  お話を聞いて、町長のお話、そして課長のお話を伺って安心いたしました。  これは確認ですけれども、平成30年度、そして31年度の途中までというのは、今のまんまで調理、臨時の方もそのまま使うということですね。それと、31年度から中原小学校のほうが、臨時職員というよりも民間へ委託するということで、臨時の皆さんは後がどうなるかということですよね。それをちょっと1つ。  それと、32年度になりましたら北茂安小学校、そして、中学校のほうが民間に委託をする。そのときの臨時職員の処遇ということになるわけです。給食センターにおいては、直営ですので、正規の職員たちが、そこに勤めていらっしゃった皆さんたちは給食センターのほうに行かれるということですね。その間、臨時の皆さんたちなんですけれども、民間委託、それも調理の部門だけということなんですけれども、どういう業者の方が来られるか、これは本当、私たちはわかりません。だから要は、皆さんたちが、本当にその業者が信用あるところなのか、不正を行ったことはないのかとか、いろんなことを、そこを見ながら、そして雇用というか、委託されると思います。その場合に、民間委託されているところも既に職員の方が、調理の方が入っていらっしゃるわけですから、そこに臨時の方たちが、本当に働く意欲があるという方たちを民間の方たちが雇っていただけるだろうか、そういったところも皆さんたちに、さっき課長が言われましたけど、紹介ということを言われましたので、ぜひともそこをしていただきたいと思うんですよね。でないと、まだまだ働く意欲のある臨時の方はいらっしゃるはずなんです。ですから、その方たちを守るという上でも、やはり皆さんたちが、要は執行部の、町長も含めて執行部、そして事務方の皆さんたちが、そういった臨時だからそこで終わりじゃなくって、後をきちんとしていただきたいなということを思っておりますけど、そこについてはいかがでしょうか。 58 ◯議長(園田邦広君)  末安町長。 59 ◯町長(末安伸之君)  中尾議員と議論、子供たちを守るという視点で議論を本当はしたいんですよ。今お聞きすると、臨時職員を守るということがちょっと耳に大きくですね。(発言する者あり)臨時職員はあくまで半年間という任用協議なんですよ。半年間と協議した上で半年の雇用を契約しますので。それから継続するか否かについては本人の意思とか、いわゆるこちらが求める能力を有しておられるかで更新をずっとしていくんですよ。  さっき申し上げたように、民間委託て、直営堅持ですよと言っているわけですよ。何回も言いますけど、申しわけないんですけど。そして、携わる人がそこを専門的な方をということで、その部門は民間ですけども、管理する栄養士は従来どおりなんですよ。栄養士はもう県からの派遣ですから。  そういう意味で、いろいろ御心配を当然されてもいいんですけども、まずは行政改革をしたその原資の二千数百万円を給食費の無料化の財源充当もしたいということを申し上げていますので、完全によその給食センター、いわゆる全く民間がつくったものをそっくり学校に届けていたところ異物混入等、そして、数回となく近隣の市町でもありましたので、つくるところはみやき町の施設ですから、栄養士がちゃんと管理監督しますから、そういうことでの御心配というのは、完全委託しているところとは全く違うと思います。  臨時職員については、あくまで協議ですので、それは給食センターについても、今臨時職員、そちらのほうにも正職をまず一元化します。それで不足する分は今携わっていただいている方の臨時職員を優先的にお願いします。  また、今回どうせ民間委託しても、人材について、むしろ町から紹介してくれという打診がほとんどあっています。きちっと経験のある臨時職員とか、そのような方をぜひとも御推薦くださいということです。1つの例が南花園、南花園についても直営でしていましたが、今これはもう、要するに人材、同じようなことをやっているんですよ。献立とか発注、そして食材の発注については町の職員がやる。あと、そこで調理作業だけは既に民間にお願いしているんですよ、南花園でも。そのことによって行政改革、コストを節減できたり、そして、食の安全というのは町職員が管理監督していますし、町の施設ですから、問題なく今できているんですよ。だから、そのような同じものとして捉えていただいて、臨時職員を守るということも当然でしょうというか、子供たちの食の安心・安全を中尾議員としては一緒に議論したいと思います。  今考えているのは、まずは自分たちのお子さんとか生徒が食べるものをできるだけ、家庭菜園でもいいですよと、地区の中でも一緒につくったものを旬に合わせて契約栽培的なものをしていただこうということで、その組織を内部でつくるように準備をしておりますので、後ほどします。  ある地区、カボチャは何月ごろ何キロとか、キュウリ、ナスとか、そういうものをお互い、57地区ありますので、少しずつ栽培して、それをみずから携わった安心・安全な食を学校給食として使おうと。そのことによる食育とか地域力とか、コミュニティとか、世代間というのは育まれるというのが、私が願う無償化の大きな目的でございます。  それと、連携している企業、例えば今回、ピックルスコーポレーションが進出いただきました。ピックルスコーポレーションのキムチチャーハンとか、既に乳酸菌を配合したキムチもありますから、インフルエンザとか風邪の流行する前にそれを使おうとか、そういう連携している企業とか町内企業の製品を積極的に使うことによって、これも子供に対する企業への理解とか、また企業は、やっぱり貢献度というのがありましょうから、そのようなことを目指しているということでぜひ御理解ください。  臨時職員の処遇ばっかり議論しても前に進まないと思いますので、それはちゃんとやります。御安心ください。 60 ◯議長(園田邦広君)  お諮りします。休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 61 ◯議長(園田邦広君)  異議なしと認め、休憩します。                 午前11時55分 休憩                 午後1時   再開
    62 ◯議長(園田邦広君)  休憩中の本会議を再開します。  中尾純子議員。 63 ◯6番(中尾純子君)  3回目の質問です。  2回目のときに、町長のお話として、課長のお話とか大体わかりました。  それで、私はここで言いたいことは、学校給食の調理人の方の臨時職員の処遇ということで今回質問しています。町長がおっしゃっているのは、学校給食全般のことだと思います。私はそれだけ言うとなると、1時間じゃ時間がありません。今回は臨時職員の処遇についてだけ私は質問させていただいていましたので、そのことについては、そこの後、紹介していただけることもあるということを踏まえて、私はそれをお願いしたいと思っています。とにかく今までみやき町でしっかりと子供たちの学校給食をつくってくださって、子供たちの安全、そして食育のことについて守ってくださった臨時職員の方です。民間に委託されたにしても、この方たちが気持ちよく後腐れがないような形でお願いしたいというところで、これを出しましたので、ほかに意図はございませんので、そこらはよく考えていただきたいと思います。よろしくお願いします。これで終わります。 64 ◯議長(園田邦広君)  北原学校教育課長。 65 ◯学校教育課長(北原順二君)  臨時職員の処遇につきましては、先ほど町長が申し上げたとおりでございますが、調理員の方ですね、意欲がある方につきましては、調理業務を受託される業者の方に雇用をしていただけるよう努力したいと思っております。また、そのほうが業務の移行もスムーズにいくのではないかと考えているところでございます。  それとあと、先ほど町長も言っておりましたが、給食の新しい取り組みとして、地場産農産物等の利用拡大を図りたいということで考えております。そのために学校栄養教諭や保護者代表等による新しい委員会を設置したいと考えております。学校給食地産地消推進拡大献立委員会という名称で考えておりますが、食育の推進や地元生産者との交流や安全・安心な食材の供給等、地元のものを使っていくということで、今後新しい取り組みになりますが、少しずつ進めていきたいと考えております。  以上でございます。 66 ◯議長(園田邦広君)  中尾純子議員。 67 ◯6番(中尾純子君)  2項目めの質問でございます。選挙時の投票場所は8カ所、このままでよいのかということで質問をさせていただきます。  ここにいろいろと資料を選挙管理委員会のほうからいただいたわけですけど、平成15年といいましたら、まだ合併前ですよね。この当時の投票率なんか見ましたら、どこも80%以上いっているわけですよね。平成17年に合併して、そして18年が最初の議員の、その前に町長選挙があって、そして議員の選挙があったと思うんですけど、その資料というのはないんですけれども、これをさかのぼってというよりも、平成24年から選挙の改定というか、24年から今までみやき町の中には三根、中原、北茂安で15カ所あったわけです。これを選挙管理委員会のほうで8カ所にされたということなんですけれども、今回の30年の町議会議員の選挙、59.9%、平野議員も言われました。こういうパーセント、数字だけ見たらだめかもしれないですけど、やはり合併前の投票率と合併後の投票率、なおかつ、場所が8カ所になったというところで微妙に投票率が変わってきております。年配の方というのは真面目な方が多くて、投票率が低いとはいいながら結構高いですね。やはり20代、30代、40代になってくると低いというのがあるんですけれども、私は今回何で8カ所というところに、これでいいのかということで質問したんですけど、今の状態をもっと広げることはできないかということなんです、投票場所を。そういう意味で、この問題を出しましたので、このことについてお答えいただきたいと思います。  以上です。 68 ◯議長(園田邦広君)  大塚総務課長。 69 ◯総務課長(大塚三虎年君)  6番中尾議員の選挙時の投票場所は8カ所、このままでよいのかに関する質問にお答えをいたします。  済みません、なお、答弁内容が12番平野議員の答弁と重複することがあるかと思いますけれども、御理解をお願いしたいと思います。  現在、本町の投票所は全部で8投票所を設置し、選挙を行っています。また、期日前投票所につきましては、2月14日から17日まで期日前投票を行い、みやき町庁舎防災センターの1階においてやったところでございます。  投票区につきましては、公職選挙法の第17条の規定に基づきまして、1投票区1投票所主義ということから投票所を設置しているところであります。投票区につきましては、平成24年9月の選挙管理委員会において、現在の8投票区への見直しが行われたところでございますが、見直しに当たっては、高齢の方や障害を持った方など、誰もが使いやすい環境の整った投票所とするため、バリアフリー化に対応できる施設、また本町の自動車保有台数が当時2万1,375台で、選挙人の数とほぼ同数であることから、十分な広さの駐車場の確保できる施設という点を重視され、施設の選定が行われています。過去の選挙のたびにですけれども、高齢者や障害をお持ちの方から以前よりバリアフリー化が行われた施設で投票所をつくっていただきまして、車椅子やつえをつきながら投票に行けるようになりましたとの多数のお声も伺っているところでございます。  また、投票所までの距離や選挙人の数につきましては、国のお示しがあった基準を踏まえ、1投票区当たりの選挙人の数はおおむね3,000人とすること、各地区の公民分館から投票所までの距離を直線距離でおおむね2キロ以内にするということも基準とされ、極端に遠距離とならないよう配慮も行われたところです。期日前投票所につきましては、みやき町庁舎防災センターが開庁してからは、防災センター内に投票所を設置しているところです。  御質問の投票所は8カ所でよいのかということでございますが、投票区ごとの投票率は第1投票区が、先ほど申しましたとおり、12番議員のところでお示しをしたとおりでございます。どの投票区も前回町議選より投票率が下回った中、第3投票区だけが前回よりも1.33ポイント上昇をしております。第3投票区につきましては、前回町議選の北茂安武道館からみやき町庁舎防災センターへ8投票区のうちで唯一投票所が変更になっており、また今回の選挙前には庁舎の第2期工事が完了し、県道北茂安三田川線からの来場も可能になったためであると考えているところでございます。  なお、投票区を変更して約5年が経過をし、定着化しているところでございますので、今後しばらくの間は引き続き検証させていただきたいと考えているところでございます。  投票率につきましては、全体として59.9%であり、前回26年の町議選の63.7%を3.8ポイント下回る結果となったところです。年代別の投票率として、特に19歳、20歳代から30歳代、それから30歳代から40歳代が最も低くなっており、18歳を除いて全体的に下回る結果となっております。前回町議選の年代別投票率を比較しますと、20歳代がマイナスの4.62ポイント、30歳代が△の5.56ポイント、40歳代が△の4.0ポイント、逆に70歳以上になりますと0.63ポイントと減少率が下がったところでございます。  投票の必要性及び投票率の向上対策といたしまして、選挙前日と当日の防災行政無線での呼びかけや広報車での巡回、選挙公報の全戸配布、懸垂幕の作成、掲示、それから町広報誌や町ホームページへの掲載など、多様な方法により啓発活動を行ってきたところでございます。また、町内の中学校や三養基高校、中原特別支援学校に投票箱、記載台を貸し出すなどして若いうちから選挙になれ親しんでもらいますよう取り組みも行っているところでございます。しかし、先ほども御説明しましたとおり、投票率に関しましては70歳以上の高齢者層を除き、ほぼ全ての年代での投票率が低下しているところでございます。20歳代、30歳代といった若年層の投票率の低さについては、全国的な傾向でありまして、本町においても同様の傾向が見られます。また、50歳代が最も大きな減少となったことを踏まえますと、選挙への関心という点では、若年層にとどまらず、中堅層にも大きな影響が出ているのではないかと考えているところでございます。今後、有権者、特に若年層の投票率改善に向けて、12番議員の質問でも回答しましたとおり、他の自治体の取り組み等の情報収集に努め、経費等も含めたところで選挙管理委員会の中で十分御審議いただきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 70 ◯議長(園田邦広君)  中尾純子議員。 71 ◯6番(中尾純子君)  課長がおっしゃいました中に一つちょっと気になったことがあったんですけど、投票区域というのがおおむね3,000人、それともう一つが2キロ以内という言葉がありましたよね。これというのはあくまでも指針ですよね。みやき町において、こういう指針だからといって15カ所から8カ所になったという部分において、私は逆にこの3,000人なんて、みやき町については論外だと思うんですよ。というのが、これは都市部のところでこういったのがあるというのはわかります。要は人口が密集しているところ、そこにおいての3,000人というならわかるけど、これをみやき町に持ってくるのはいかがなものかなと思うけど、これは選挙管理委員会が決めたことですから、いろいろ執行部が言うことはできないと思いますけれどもね。  それと、先ほど言われましたけれども、若い人たちを育成するというのは変な言い方ですけど、子供たちに疑似投票というか、そういったことをするということで高校に持っていくとか、あるいは中学校に置いてするというのは、私は模擬テストというか、そういう経験をさせるということは本当にいいことだと思っています。これからも続けていただきたいと思います。  投票率の問題につきましては、どうしても若い、18歳というのは多いんですけれども、19、20歳になってきますと、どうしても遠くに行かれる子供たちもいると思うんですよね。そういった子たちに対して郵便投票、そういうことも住民票がこっちにあるんだったらできると思うんですけど、だから、そういった郵便投票というか、どう言ったらいいんですかね、要は不在者投票的な部分でしょうけど、例えば、家族がうちの子はよそに行っているから、しょうがないじゃなくて、住民票がこっちにあるんだったら家族がちゃんとそこを言って、自分の家族に言うとか、そういったことができるようなシステムもまたお願いしたいなと思います。  いろいろ努力されているとは思うんです。しかし、それでも低いというのは、平野議員もおっしゃっていましたし、やはり政治に対しての無関心という部分もあるでしょう。町議自体が年齢が高過ぎるとか、いろいろ問題はあると思います。しかし、私はこの場合、8カ所でいいのかということを出しているんですけど、やはりお年寄りの皆さんたちの足ですよね。それはバス、たくさんあったほうがいいかもしれません。しかし、地域にあったらちょっと散歩がてらに行こうかというような部分も出てくると思うんです。ですから、前は15カ所あったわけですから、それをもう一回復活させてみたらどうかというのが私の今回の提案なんです。本当はもっとたくさんしてほしい。それと、期日前投票所も合併前とは言いながら、それぞれの校区に期日前投票所があったわけですから、これをまた校区ごとに復活させて、置かれてもいいんじゃないかなと。もっと期日前投票がふえるかもしれない。そして、近所の人たちが歩いて誘って行けるような地域の場所、そのためには前の15カ所できないかなということです。よろしくお願いします。 72 ◯議長(園田邦広君)  大塚総務課長。 73 ◯総務課長(大塚三虎年君)  中尾議員の2回目の質問にお答えしたいと思います。  まず、投票所の8カ所ということでの御質問でございますけれども、先ほど申しましたとおり、投票所の変更につきましては、5年経過し定着化しているということでございますので、今後、しばらくの間は引き続き検証させていただきたいということで考えているところでございます。  しかしながら、投票率が下がっているのは現実でございます。12番議員のときも申しましたとおり、投票環境の向上に向けた取り組み事例集というのがございまして、そこの中で各町村におきましては、いろんな取り組みがなされているところでございます。本町におきましても、その事例を参考にしながら、選挙管理委員会の中で十分審議をしてまいりたいと思っているところでございます。  先ほど中尾議員申されました若い方たちの投票の郵便の話が出たと思いますけれども、これも12番議員のときも申しましたとおり、若い方が特に19歳で投票率が大きく低下をしております。その対策ということで、滞在地での不在者投票という方法がございます。これは選挙の当日、出張や旅行等で遠隔地に滞在していて、本町での投票ができない方について、事前に選挙人本人が記入した不在者投票宣誓書兼請求書を郵送または持参してもらうことで、滞在先の住所地に投票用紙を郵送し、その市町村の選挙管理委員会で不在者投票をすることができるというものでございます。この方法につきましては、町のホームページで御紹介しているところではございますが、広く町民の皆様に理解してもらえるよう、他の方法での広報も検討したいと考えているところでございます。  以上でございます。 74 ◯議長(園田邦広君)  中尾純子議員。 75 ◯6番(中尾純子君)  わかりました。そういった若い人たちに対しては滞在先での不在者投票というのができるということで、これをもっと推進をしてもらいたいと思います。  それと、高齢者の皆さんたちの、私たちもいずれそうなるんでしょうけど、やはり近くにあったら投票には行きます。ですから、そういったところの近いところ、これから5年間過ぎたということで検証されると言われましたけれども、これから先、選挙管理委員会の方と協議をした中で、もとに戻してもいいんじゃないのという分が出てくるかもしれませんので、そういうお話も持っていってほしいと思います。  期日前投票についても、1カ所だけじゃなくて、校区ごとにあれば便利だなと思います。そういったところも踏まえて、私はこれで終わりますけど、それができるようにお願いいたします。  以上でございます。 76 ◯議長(園田邦広君)  3回目、答弁要りますか。(「答弁なければ別に。でもあれば、ないですか」と呼ぶ者あり)  それでは、中尾議員、3項目め。中尾純子議員。 77 ◯6番(中尾純子君)  3項目めです。子供のインフルエンザ予防接種に補助をということなんですけど、これにつきましては、私も選挙で動いているときに、訪問した中で、地域の方というか、全部が地域なんですけど、子供が3人いるんですけど、インフルエンザの予防接種が大変なんだと言われて、私よくわからなかったら、これは自分で子供を連れていかんといかんけど、子供3人で、子供は13歳まで2回しなきゃいけないということで、金が高過ぎるというような話があったんですよ。ああ、そうなんだと、そのとき初めてインフルエンザは任意なんだなということを知ったんですけれども、そういった方と二、三人お会いしたときに、1月、2月といったらインフルエンザが一番はやっていた時期だったんですね。それで、これは時期もあるんですけれども、ぜひこのインフルエンザに補助をしていただけたらどんなにありがたいだろうかと。ちなみに、基山のほうではインフルエンザの予防接種に1人当たり1,500円補助しているというお話も聞きましたので、できればみやき町でもしていただければいいなということで、この質問をいたしました。お願いします。 78 ◯議長(園田邦広君)  古賀健康増進子ども未来課長。 79 ◯健康増進子ども未来課長(古賀元司君)  中尾議員、3項目めの御質問でございます。  子供のインフルエンザ予防接種に補助をということでございますけれども、子供のインフルエンザ予防接種におきましては、予防接種法に定められた定期の予防接種ではないために任意の予防接種ということになっております。これまでの子供のインフルエンザの予防接種の経過といたしましては、昭和38年から平成6年1月までは予防接種法に基づき、各小学校、中学校の体育館等で集団接種を実施しておりました。その間、国でインフルエンザワクチンの有効性等の議論が重ねられ、社会全体の流行を阻止し得ることを積極的に肯定する研究資料が十分に存在しないこと、接種した場合の有効性には限界があるという考え方が示されたところでございます。国の議論を経て、平成6年に予防接種法の改正があり、子供のインフルエンザの予防接種は任意の予防接種となり、現在は個人の発症や重症化予防として接種するようになっております。  なお、高齢者のインフルエンザ予防接種につきましては、インフルエンザの集団感染や死亡が社会問題になったこと、ワクチン接種を受けた高齢者は死亡の危険が5分の1に、入院の危険が約3分の1から2分の1まで減少したという研究結果から、平成13年に定期予防接種と定められたため、毎年10月から12月の期間に実施をしているわけでございます。  また、インフルエンザワクチンは任意接種であるために、医療機関によって接種料金が異なっております。大体約3千円から6千円ぐらいとなっております。これは13歳未満の子供は十分な免疫をつけるために2回接種が有効であると考えられるからでございます。  さらに、接種をしたからといって、インフルエンザに罹患しないというものではなく、その上、インフルエンザウイルスは変異しやすく、免疫獲得のために毎年接種をする必要がございます。また、接種部位の膏血、発熱、発疹等の副反応の報告もございます。また、卵アレルギーがある方は接種不適当というふうにされております。しかしながら、発病阻止効果及び重症化予防につきましては、インフルエンザワクチンの接種効果はある程度期待できるものと思いますので、前向きに検討させていただきたいと考えております。  以上でございます。 80 ◯議長(園田邦広君)  中尾純子議員。 81 ◯6番(中尾純子君)  ありがとうございます。  今、前向きという言葉が出たんですけど、期待していいでしょうか。いつからしていただけるんでしょうか。 82 ◯議長(園田邦広君)  古賀健康増進子ども未来課長。 83 ◯健康増進子ども未来課長(古賀元司君)  中尾議員、2回目の御質問で、前向きといっても、いつからするのかという御質問でございますけれども、結論から申しますと、平成30年度、来年度中にもこの助成事業を実施する方向で検討していきたいと考えております。これは安全性とか効能とか、先ほど述べましたとおり、いろいろ議論されておりますけれども、子供を安心して育てていけると、そういう意味でこのインフルエンザ予防接種の助成を取り組みたいと考えるわけでございます。  このインフルエンザワクチンの有効性につきましては、先ほど申しましたとおり、高齢者におきましては45%の発症を予防し、80%の死亡を阻止する効果があるとされております。子供におきましては、およそ20から30%の発熱を指標とした発病阻止効果と、かかった場合の重症化予防の効果があるとされております。このようなことから、発病阻止効果及び重症化予防、医療費抑制の点でインフルエンザワクチンの接種効果は期待できるものと考えております。  また、仮に子供がインフルエンザにかかって、学校を1週間休んだといたしますと、家で子供だけを放っておくわけにはいきませんので、保護者の方が1週間も仕事を休まなければならないということにもなりかねませんので、よって、子供の健やかな成長と子育て世代の経済的負担軽減のため、また本町が掲げます子育て支援のまち宣言にふさわしい施策として平成30年度中にはこの助成事業を実施する方向で検討していきたいと考えております。  なお、この財源につきましては、ふるさと寄附金を子育て支援に使ってほしいという声がたくさん寄せられております。それを寄附者の意向に沿って活用していきたいと考えております。  以上でございます。 84 ◯議長(園田邦広君)  中尾純子議員。 85 ◯6番(中尾純子君)  ありがとうございます。ぜひこれをやり遂げていただきたいと思います。  ありがとうございました。以上です。 86 ◯議長(園田邦広君)  以上をもちまして、通告第12号、6番中尾純子議員の一般質問を終わります。  通告第13号、10番宮原宏典議員の一般質問を許可します。宮原宏典議員。 87 ◯10番(宮原宏典君)  皆さんお疲れさまです。もう少しおつき合いをお願いしておきます。  通告13号、議席番号10番、宮原宏典です。平成30年度第1回定例会一般質問を2項目を質問します。  1項目、こすもす館周辺の公共施設建設の進捗状況についてと、2項目、神埼北茂安線の開通による事故対策についてを通告に従い質問させていただきます。  初めに、今回の質問は平成29年度第4回定例会一般質問の中、2項目の中で質問途中でございまして、時間切れでございましたので、答弁をいただかない分がございましたので、今回質問をする機会を得ましたので、再度質問させていただきます。  1項目については、こすもす館周辺の公共施設建設の進捗状況についてということで4点に分けて質問させていただきます。  1点目、前回の質問で駐車場整備を急ぐべきだという質問をいたしていましたが、さきの答弁では、農振除外申請も終わって取得に向け地権者と御相談している段階だと答弁でありましたが、その後の進捗状況はいかがなものか、お尋ねいたします。  2点目、私は薬科大学誘致には期待をしていましたが、執行部においては努力をしていただいたにもかかわらず、生み出すことができなかったことが残念でした。その後に構想されたのがユニバーサルタウン集合住宅建設であります。集合住宅建設については、計画性を持った建設をすべきということで質問していたところでございます。答弁では、中原校区、北茂安校区からの要望があり、バランスよく整備したいとの答弁でしたが、私はバランスではなく、適材適所という言葉がありますように、地域性を考慮した住みやすい住宅づくりの計画をすべきだと思います。また、さくらの杜保育園は待機児童対策による建設によって対応される予定でございますが、集合住宅建設をいたしますれば、待機児童がさらに増していくかと思いますが、いかがなものか、お伺いしておきます。  3点目、私はこのこすもす館周辺のスペースは町民の健康維持をする健康施設ランドとして温泉採掘を行い、穏やかに過ごせる居場所づくりと、また社会福祉協議会のデイサービスを含めたサービスをしてはどうかと思うところでございましたが、町長は社協のデイサービスは同僚議員の答弁の中で、廃止に向けた答弁でしたので、それでは空き室となりますので、ぜひとも町民の居場所づくりに力を入れていただきたいと思うところでございます。執行部の考えは、同僚議員の答弁ではメディカルコミュニティセンター、またB&Gは固まっておられますが、欲を言えばB&Gも30年を経過していますので、B&Gは近々にリニューアルしなくてはならない時期でもあります。B&Gを休館にすれば利用者は利用できずに体調不調になられるかもしれません。まずは温泉採掘で憩いの場づくりと町民の健幸長寿に、そしてまた子育て支援宣言のまちとしても健康ランドとして使っていただくような方向性はいかがなものか、お尋ねいたします。  4点目、このたびの買収予定農地は5.4ヘクタールで、従前公共施設と合わせますと10.4ヘクタール程度の膨大な面積となります。昨今は異常気象の関係でゲリラ豪雨の発生が多く、長時間降雨すれば雨水量も膨大な水量となります。また、県道以北の石貝、白壁、東尾、西尾の開発、またほかにも開発を予定されている現状でございます。最寄りの東尾上地、瀬戸江口の住民は宅地や農地の浸水のおそれが生じるかもしれないと大変心配されているところであります。そこで、調整池の建設を考慮すべきかと思いますが、いかがなものか、答弁を求めたいと思います。  以上をもって第1回の質問を終わります。2回目からは自席でもって質問させていただきます。
    88 ◯議長(園田邦広君)  福島まちづくり課長。 89 ◯まちづくり課長(福島隆二君)  議席番号10番、宮原議員の1項目めのこすもす館周辺の公共施設建設の進捗状況についての1点目であります、イベント・保育園の駐車場対応策を急ぐべき、集合住宅建設構想計画は統合医療施設、B&Gを公共施設周辺の現状に則した再構築をしてはどうかとの御質問に対し、集合住宅の建設関連についてお答えいたします。  こすもす館周辺のPFI仕様によります集合住宅の整備構想につきましては、平成28年12月に地権者や関係者の協力を得まして、農振除外申請を提出していたところでございます。そのときの状況といたしましては、積極的に定住促進対策を進める必要がありましたので、集合住宅の整備構想を立てていたわけでございますが、現在ではこれまでの定住促進対策が功を奏しまして、5年連続で転入超過という成果につながってきているところでございます。  しかし、その一方で、現在、保育園が足らないというような状況となってきております。つきましては、まず受け皿づくりを優先すべきということで考えておりまして、こすもす館周辺のPFI事業につきましては、まだ現時点では構想段階としてとどめておくようにと指示を受けているところでございます。  以上でございます。 90 ◯議長(園田邦広君)  弓企画調整課長。 91 ◯企画調整課長(弓 博文君)  10番宮原議員の御質問に答弁させていただきます。  私のほうから、メディカルコミュニティに関連した分を答弁させていただきます。  メディカルコミュニティに関しては、各パートナー事業所に対して事業の詳細について個別のヒアリングを実施したところでございます。パートナー事業所としては、メディカルにテナントとして入っていただくことで、メディカルそのものが付加価値を上げていくものだと認識しております。その意味でも、集客に適した立地というものが必要不可欠となってきます。現在のB&G周辺の立地は大型テナントが集中する商業エリアであり、集客力というところでは町内でも随一だと考えております。そこで、メディカルの果たす相乗効果を考えたときに、現段階では適地じゃないかということで考えているところでございます。どうか御理解と御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。  次に、憩いの居場所づくりということで御質問をいただいております。これにつきましては、メディカルコミュニティの進捗に合わせて、B&Gの改修等も見据えておりますので、その中で議員御指摘の温泉の可能性調査も視野に入れて計画をしているところでございます。平成30年度当初予算で温泉の可能性調査の予算を計上しておりますので、メディカルコミュニティ候補地周辺、つまりB&G周辺も可能性調査を行いたいと考えております。十分検討していく予定でございますので、どうか御理解のほどよろしくお願いしたいと思っております。  以上でございます。 92 ◯議長(園田邦広君)  末安町長。 93 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えをいたします。ちょっと補足させていただきます。  現在、社会福祉協議会で行っているデイサービスについては、介護保険事業でございます。本来社協の役割は地域の組織化と福祉の組織化という両面を持って、地域福祉の向上に寄与することを目的にしておりますけれども、旧町時代に介護保険事業が行われたこと、これは周辺に民間的なサービスを供給するところがなかったということで、一定の役割は果たしたものと考えています。現在は周辺に特老を初め、介護施設も町内に整備していただいて、さまざまなサービスを提供されています。北茂安校区にある特老については、デイサービスが休止状態です。なぜなら、利用者が社協で行っているほうに二十数名いらっしゃる関係で、なかなか民間で努力しても利用者がないということで休止状態です。そういうことから、本来、社会福祉協議会の役割に、原点に立ち戻るならば、健康づくり、予防づくりの拠点として活用したほうがよりベターであると。ことし4月から包括連携の構築を法律改正で行われます。従来の要支援1、2についてはもう介護保険適用ができなくなりますので、そういう人たちの居場所づくりを積極的にしなさいという国の方針です。よって、一つは各地区にある空き家をリノベーションして、少人数でも毎日そこで集えるようなものを空き家、空き店舗を活用して行いたいと。  もう一つは、15番議員もおっしゃっていた、みやき町としての高齢者の健康づくりの拠点、その意味で民間に今の介護保険事業のデイサービスを移行した後については、その目的で利活用したいと考えています。現在のままがいいのか、畳の部屋を施したほうがいいのか、もう少し増築したほうがいいのか、そういう中で、温泉の御質問もいただいておりますので、今回、30年度については各校区1カ所ずつということで可能性調査を計上しておりますが、一つはB&G周辺、もう一つは三根校区の持丸古民家周辺、それと山田地区周辺、この可能性調査後に新たに今介護保険で行っているデイサービス事業を民間に移管した後に健康予防施設としてのセンター的なものの検討もあわせてしたいと思いますので、そのときにあわせて、もっと親しんでいただくような温泉の可能性調査というのはぜひ4カ所目としてやりたいという気持ちを持っているところでございます。  これから介護予防に積極的に力を入れていかなきゃなりませんので、各地区の空き家を使った居場所づくりとあわせて、みやき町としてのセンター的な機能を持つ施設の整備ということで整備をしていきたいと思いますので、決してそこがあいてしまうということじゃございません。考え方について、宮原議員と全く一緒ですので、ぜひとも御理解賜りますようお願いします。  なお、今回B&Gで温泉の可能性調査は、これは大規模な温泉じゃなくて、温泉を活用したプール、温水プールとかリハビリ用の浴槽とか、そういった地域の人たちが、昔でいう共同風呂みたいに本当にコンパクトなものをしたいと思っていますので、南花園周辺にするときはもっと町民の多くの方が親しまれるような、利用されるようなものになるのではないかなと考えております。  以上でございます。 94 ◯議長(園田邦広君)  小柳建設課長。 95 ◯建設課長(小柳 剛君)  10番宮原議員の御質問の中で、3項目め、5万4,000平米の公共施設に構想計画があれば、調整池を設けるべきだ。県以北開発におけるゲリラ豪雨の影響で東尾上地・瀬戸江口地区の浸水発生を考慮すべきだとの御質問でございますけれども、ゲリラ豪雨による東尾上地・瀬戸江口地区の冠水については、県河川である前川が途中で消滅し、幹線水路へ流れ込んでいることが大きな要因であると考えているところでございます。つきましては、前川対策協議会の中で、その対策等を協議しているところであり、東部土木事務所において、流末である幹線水路の浮き草等の除去、しゅんせつを定期的に行っており、また町でも浮き草等の処分費用を予算化して対応しているところでございます。しかしながら、抜本的な解決には至っておらず、その解決には前川のつけかえ道路の整備、もしくは幹線水路の改良等が必要であると考えているところであり、今後も前川対策協議会においてその対策について引き続き協議を行っていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 96 ◯議長(園田邦広君)  福島まちづくり課長。 97 ◯まちづくり課長(福島隆二君)  東側の駐車場整備について答弁漏れがありましたので、答弁いたします。  ふれあい広場の東側の駐車場整備につきましては、3月2日の全員協議会において御説明させていただきましたとおり、地権者の協力を得まして農振除外の変更が29年に手続が完了しているところでございます。この土地につきましては、これまでのふれあい広場にかわる多目的広場兼駐車場ゾーンとして来年度、平成30年度に整備したいということで考えておりまして、その関連経費を平成30年度、来年度の予算に計上させていただいているところでございます。  以上でございます。 98 ◯議長(園田邦広君)  末安町長。 99 ◯町長(末安伸之君)  済みません、補足させていただきます。  駐車場整備については、先ほど課長が申し上げましたけど、今取得しようとしている土地全体を駐車場としては現状のところ必要ありませんので、それから薬科大学ということで構想を上げましたけど、残念ながら、今の国の状況等も鑑みて、それはもう白紙に戻しました。しかし、駐車場用地としての必要性、それと今、公益法人から健康というか、スポーツ関係で、例えばB&Gがしよった、上峰町なんかは屋根つきのゲートボール場とか、8割以上来ますし、そういうB&G関係じゃないんですけど、公的なところからこういう助成制度とか活用事業があるのでという打診は去年受けています。ただ、今年度には間に合わないということで、一旦お断りしていますけれども、今後、駐車場としての必要面積、それで残った土地については、新たな町民の皆さんにサービス提供できるようなものを、そういう公益的財団の協力も得ながら、事業化する可能性があるということだけを申し上げておきます。まだ可能性だけです。 100 ◯議長(園田邦広君)  宮原宏典議員。 101 ◯10番(宮原宏典君)  答弁いただきましたが、1点目の駐車場については、みやき町町民祭も回を重ねるごとに盛り上がってきているところでございまして、ふれあい広場等の遊具施設、それぞれにゲートボールとかいろいろと敷地を整備されて、駐車場が手狭になったということで、町民祭のあたりにはボランティアの皆さん方に大変御苦労かけた、要らぬ御苦労もかけたわけでございますので、一日も早く駐車場を確保しなくてはならんと私は思っているわけでございますが、先ほどの答弁では来年度の予算と私は耳にしたんですが、補正を組んででもやる気はないのかというのが、私の答弁の聞き違いなら申しわけないんですが、そういうふうに聞こえたんで、補正でも組んで早くできるところからするということは、今、町長が補足で全体を駐車場じゃなくて、ほかのこともやりたいというようなことで、健康増進のためにやりたいというようなことで答弁いただいておりますが、そこら辺、第2回目のところで答弁を求めたいと思っております。  それから、2点目の買収予定地について、集合住宅ということでどうだろうかなということで、保育園等も、さくらの杜保育園も待機児童がふえて、てんやわんやで事務所もないというようなところで今、保育事業をされておりますので、今回、6月の補正で建築をされると、対応されるわけでございますが、そこにまた集合住宅を五、六十軒でも建てたら、また50人程度は必ずお子さんがふえるんじゃないかなと。そうすると、またイタチの追いかけごっこになりゃせんかなという感じがいたしますので、やはりこういうものは、先ほどから同僚議員への答弁があっていたところなんですが、やはり保育園は県道北茂安三田川線から上のほうに1カ所つくるような形で、そういうふうなことで対応しながら、適材適所をしながら、今後、行政運営していかなくちゃならんと私はそういう感じがいたします。  そういうことで、集合住宅ということじゃなくて、私はそこら辺についてはメディカルとかB&Gは、執行部の答弁の内容から聞きますと、大体固まっておられるようでございますので、そこをどうしろ、こうしろと言うわけじゃないんですが、やはりそこにつくるということになると、今、北茂安運動広場がB&Gの裏にありますけれども、それは今度なくなるわけでございますので、やはりここにサブトラックみたいなグラウンドを設置しながら健康増進のためにしなくては、グラウンドゴルフもいつでもできる、そしてソフトボールもできる、サッカーもできると、そういうような施設をつくるべきじゃないのかなと私はそのように感じておるところでございます。そういうことで、3点目については、そういう内容で伺っていきたいと思います。  4点目については、調整池の建設の件で私が質問をしたのは、結局、あそこに1万以上の土地を集めてすると、そこに一度に雨が、ゲリラ豪雨が発生した場合に大変な水量があそこにたまって、流れ込むわけです。ただ、農業用の幹線水路は水をためる、農業のために水をためるところなんです。だから、あそこは排水路じゃないわけです。排水路じゃないから、それは前川の協議会でもって、河川の変更にしていただけませんかということで、そういう協議会としての要望はされている段階でございますけれども、私はその前に調整池をつくって自然に流すとをつくらなくちゃならないと思っているわけです。と申しますのは、以前、まだこすもす館が建っていない時分、あそこに調整池がございました。調整池を埋めて、もちろん埋めるということは河川改修からいろいろありまして、それだけの水はけがよくなったということから調整池を埋められたと思います。それで、こすもす館を建設したら、そして後でさくらの杜保育園が建設されました。そしたら、江口東尾線の県道の児童館のあたりが、それこそ通行どめになるような浸水をしたわけです。それこそ側溝から水が噴き出しました。そういうようなことで、私、一般質問をして、それではいけないから、北側に水路をつくって東のほうに排水したらということで、それをしていただいて、それは解消したわけです。しかしながら、今後また5町幾らかの、あそこが5町なんですよね。そうすると、今度買収予定地のところが5町4反ぐらいあるわけですから、それが一度に流れ込んだら大変な水の量になると、だから、そこに調整池をつくらなくちゃならんでしょうと私が言っているのは、そこなんです。だから、東尾とか上地の皆さんとか瀬戸江口の皆さんは大変そこを心配されているわけです。それで、私は江口地区のかん水器の責任者の方とお話をさせていただきました。とにかく雨量のときには急激な増水と流れが早くなったと、以前よりもですね。そして、ポンプアップしていても、水かさが上がると。それは何でかなというようなことも一つありますけれども、やはり寒水川のショートカットによって、あそこの干拓川から向こうの下のほうに流れるところがサイホン式の流水でございますので、なかなか以前のような流水が臨めないということで、増水になっているんじゃないかなというようなことで、大変このかん水器の責任者も、これだけ水が急激にまたふえてきたら、そして白壁、東尾、西尾、それから石貝あたりが、全部水が市原あたりから東大島、それから西大島の水が全部あそこに、江口のかん水器のところに集まるわけですよね。だから、江口の皆さんは心配をされて、冠水する心配があるから、今度の買収予定のところには調整池をつくって、自然に流していただけないだろうかというのが1つ。  それと、やはりポンプも馬力のアップをして、ポンプの能力アップを図らなくちゃならないというようなことで、また要請しなくちゃならないだろうということで、これについてはまた別の機会で、私も機会があれば質問させていただきますけれども、そういうようなことで、この調整池の問題についてはぜひとも考えていただきたいなと私は思うところでございますので、ひとつよろしくお願いをしておきたいと思います。答弁をいただきたいと思います。 102 ◯議長(園田邦広君)  お諮りします。宮原議員の質問途中ですが、休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 103 ◯議長(園田邦広君)  異議なしと認め、休憩します。                 午後2時1分 休憩                 午後2時15分 再開 104 ◯議長(園田邦広君)  休憩中の本会議を再開します。  末安町長。 105 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まず、今回取得をさせていただこうとしている土地については、臨時の駐車場として取得して整備を、正式なアスファルト舗装等はまだ施さないようにしています。なぜなら、ふれあい広場はもともと多目的なグラウンドで、町民の方がゲートボールとかグラウンドゴルフ、ラグビーの練習で親しんでおられました。それを、実際は今、町が児童公園とか放課後対策室とかでだんだん狭めたようにしておりますので、これはこれで、もうキッズ公園として整備を続けていきたいと思います。よって、それにかわる、今まで親しんでおられたスペースについて、今回取得しようとしているエリアの中でできないかということを考えております。そこで、天然芝とか人工芝を活用した事業ならば公益財団の助成事業がいただける可能性もありますので、その見通しが立った時点で駐車場の整備、本整備も一緒にしたいと思っています。それまでは、とりあえず造成だけはしますけど、臨時的な駐車場としてイベント時に活用をしたいと。  それと、先ほど御質問ありましたように、社協で行っている今のデイサービススペースを、本来、民間のほうに移管した後については健康増進として、みやき町として高齢者のセンター機能として活用したいという旨を発言しておりますので、その際に増築が必要になるかもしれませんし、さっき議員から御提案いただいたような温泉に親しむスペースが要るかもしれませんし、そういう具体的になるまでは仮の臨時的な駐車場として取得して整備をしておきたいと考えております。  それと、PFIについては、おっしゃるとおりに予想以上に転入がふえて、保育所が足らない状況でございますので、これについては一旦もう構想でとめておきます。そうしないと、つくるだけつくっても受け皿ができないということで、まずは保育所の整備を急ぎます。転入は超過していますけれども、実際はまだ人口は減っているんですよ。自然減に対する出生の乖離差を、まだ転入人口で全てカバーしているということじゃないんですよ。だから、これはこれで続けていかなきゃなりませんけど、まずは保育所受け皿づくりが優先ということです。  将来的には、民間のアパートもたくさんふえていますので、そういう民間がふえているという現状に鑑みて、このPFI構想については当然、実施する時期とか、または他の用途で見直す時期もあろうかと思いますが、農振除外を得る過程の中でPFIの構想用地として除外を受けておりますので、現段階で構想を白紙ということは考えておりませんが、まだ計画に移す段階ではないということで、構想にとどめておきたいと考えております。先行取得することはあり得るかもしれません。  それと、石貝地区内のB&Gについては、昨日、石貝地区の説明会をさせていただきました。天神会からも責任者が来ていただいて、今回、公民連携による統合医療の概要、趣旨について天神会からも説明されまして、大変、地区の方が期待をされています。その中で、グラウンドはどうなるかという御意見が寄せられています。グラウンドも、石貝地区とか市原地区の方々がグラウンドゴルフ、ゲートボールでも利用されている。また、少年野球とか、そういうのでも使用されていることもやっぱり重きに置いて、それにかわるグラウンドが、代替地が必要かどうかも、これから両地区の関係の方々も含めて協議していかなきゃなりませんので、このグラウンドをいきなりこちらに持ってくるということは、ちょっと今の段階では申し上げられません。  それと、調整機能につきましては服部部長のほうから答弁をいたします。なぜなら、根本的な原因は前川が途中で中断しているという、正直言って県河川です。土地改良のときに川がなくなっているんですよ。これはあり得ないことで、考えられないことです。しかし、現実としてそうなっていることで、このコミュニティーセンターこすもす館周辺が慢性的な冠水地帯になっています。そこで、今、対策委員会を設置した中で対応していますので、これからの調整機能については部長のほうから申し上げます。  それと、コミュニティーセンターこすもす館建設とか保育園建設をした際に、敷地内北側に調整機能を持ったのがありました。しかし、本来は南側に調整機能を持たすべきですよね、勾配から言うと。それで十分な調整機能を果たしているとは言いがたい位置でありましたし、一応その調整機能の容量を計算して、代替機能を敷地内に側溝とかため升でその調整はしております。全くその機能を損なったということではなく、それにかわる機能は敷地内にため升とか側溝等で調整機能は十分基準に合致しております。  あと、詳細については服部部長が一番詳しいですので、よろしく。 106 ◯議長(園田邦広君)  服部事業部長。 107 ◯事業部長(服部 洋君)  まず、調整池の設置につきましては、通常、開発行為が1万平米を超える場合については、つくらなければならないというような一定の基準がありまして、今後、計画する中ではそういったことも当然考えていかなければならないということで思っております。  そして、先ほどちょっと町長言われました最大の冠水の原因といたしましては、やはり前川の流末先がないというようなことでございます。これにつきましては、今、県のほうにおいても河川の検討をされております。ポンプ場をつくるのか、調整池をつくるのか、また今の幹線水路を利用して河川機能を持たせるとか、そういったことを今いろんな方面から検討されておる状況でございます。  また、前川の流末が通瀬川につながりますけれども、通瀬川についても、今現在、下流域のほうから、通瀬橋まではある程度の河川改修が終わりましたけれども、今まだ川底ですね、河床については暫定の掘削になっております。今後1メートル程度は切り下げていって容量をふやすというようなことで、今から年次計画によって通瀬橋までを予定されております。  また、県道以北についても、圃場整備のときについては、なかなか事業等が合わなかったということで既存の河川の構成になっておりますけれども、ここ何年か前に白壁とか東尾、特に県道の北側については冠水をしておりましたので、その辺も要望いたしまして、県道以北についても河川計画をですね、今後そういった暫定掘削が終われば計画をしていただくということで県のほうから回答いただいておるところでございます。  以上でございます。 108 ◯議長(園田邦広君)  宮原宏典議員。 109 ◯10番(宮原宏典君)  1点目の駐車場については、30年度まだ可決しておりませんので、来年度予算ということで私も勘違いをいたしておりました。そういうことで、職員の皆さん努力されて、一応駐車場の確保はできたというようなことで、大変お疲れでございます。  2点目については、集合住宅についてはいろいろと鑑みながら、集合住宅は構想の段階でとめておきたいというような答弁でございましたので、それとして私も納得いたします。  3番については、デイサービスの空き室になります後の使い勝手、デイサービスを何年されるか私もわかりませんけれども、終わり次第、そういうふうな形で憩いの家といいますか、憩いの場所づくり、そしてまた、あそこには風呂もありますので、そういう風呂を改装しながら、もしも温泉がいい温度で出れば、それもまた活用できるんじゃないかなと思って、私は大変いいことではないかなと思っております。  それから、4点目でございますけれども、調整池の件なんですが、私は1万平方メートルぐらいになったら調整池は必要であろうと思って今回質問したわけでございます。まず、私は既存の5,000平方メートルと今度の5,400平方メートルを合わせれば、1万何千平方メートルになるわけですから、それが一つの調整池の基準じゃないかなと思って質問したわけでございます。ただ、ため升とか水路とか、それだけで調整池になるかというのは、ちょっと私もそういう調整池は見たことないもんですから、よそに行ったらちゃんとした、今、神埼市も工場団地ができていますけど、南のほうにちゃんとした調整池がございます。それを合わせてちゃんと建設されておりますので、そういう調整池が必要ではないかなと、私はそのように思うわけでございます。  以上、私の思っているのは大体そういうことでございますので、最後の答弁をお願いして次の項に入りたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 110 ◯議長(園田邦広君)  末安町長。 111 ◯町長(末安伸之君)  調整池の件については町内で、中原校区にあるイーライフ、これについては駐車場の下に調整機能を持たせています。それと、コメリとかの商業施設、これも駐車場の下に空洞を設けて調整機能を設けています。土地の有効利用ということで、近年、多くが駐車場の地下というか、下に調整機能を持たせたものをしておりますので、今回については駐車場と、あとは天然芝か人工芝を施したスポーツ的な運動施設になろうかと思いますが、これも当然、地下のほうに、地下というか、下のほうに調整機能を持たせたほうがいいのではないかと。そのことによって、開発基準も十分満たしていきながら下流の方に御心配がないようにしていきたい。根本的な前川については、県の方針もだんだん示されていますので、そのスピードが早くなるよう最善の努力をしていきたいと考えております。 112 ◯議長(園田邦広君)  宮原宏典議員。 113 ◯10番(宮原宏典君)  2項目に入らせていただきます。  県道神埼北茂安線の開通による事故対策についてということで、信号機設置が間に合わないということで、私は、昼夜見やすい対策を講じるべきではないのかということで質問したいと思っておりますが、県道神埼北茂安線開設による事故対策については、同僚議員が3人質問されております。私まで含めて4人でございます。これは、同じ問題を4人するということは大変なことで、町民が本当に危険を感じておられるから、こういう質問になってくると私は思っております。  2カ所の交差点で、短期間の中で人身事故が10件、物損が2件と、大変な数字だと私は思っております。数字は10ですけれども、期間が短いんです。そういうことになっておりますけれども、まず、信号機は早くて8月ごろ設置ということでございますが、緊急対策を講じなくてはならないと私は思っております。そういう中で、道路上に昨日ぐらいですか、でこぼこのついたものを設けられたようで、道路標識も夜間がなかなか見にくいと利用される方が言われるわけでございまして、現在その標識も停止位置近くにありますけれども、その50メートルか100メートル手前に「事故多発地帯」という標識をつけたらどうかと私は思っています。それをつけられるかどうか、一つ答弁を求めたいと思いますが、よろしくお願いしておきます。 114 ◯議長(園田邦広君)  大塚総務課長。 115 ◯総務課長(大塚三虎年君)  10番宮原議員の御質問にお答えをしたいと思います。  この御質問につきましては、議員申しましたとおり、もう既に3人の議員から御質問いただき、御回答を申し上げているところでございます。  これまでしてきた対策ということで、コミュニティーセンターこすもす館の南の交差点につきましては、県のほうでブリンカーフラッシュ等の安全対策がなされているところでございます。
     県道神埼北茂安線と町道原古賀田島線との交差点につきましては、昼夜見やすい対策といたしまして、町単独でブリンカーフラッシュという24時間発光型の2灯式自動発光障害物表示灯を交差点の南北2カ所に設置し、夜間でも交差点の位置を確認できるようにしているところでございます。  それから、停止線までの約15メートルを、直線車線、右折車線とも赤色の薄層樹脂によりカラー舗装を整備いたしまして、特に昼間にドライバーが視覚的にスピードを抑制、停止するよう整備を行っています。  また、注意喚起といたしまして、「交差点注意」「一旦停止」、それから「事故多発注意」ということで、交差点近くではございますけれども、看板を南北に4枚設置いたしまして注意喚起を行っているところでございます。  さらに、町の追加工事ということで、カラー舗装で赤色の薄層樹脂帯の塗装間隔をゼブラ状にしたことで、通行時にゴトゴトゴトッという振動ができるようにいたしまして、ドライバーに視覚と感覚の両方で交差点を認識してもらえるようしたところでございます。  議員の御質問のとおり、交差点近くの看板の設置ということで、離れた場所にも「事故多発注意」という看板を設置したらどうかということでございましたので、設置につきまして看板ができる場所かどうか確認をさせていただきまして、安全対策ということで看板の設置を検討したいと思っているところでございます。  以上でございます。 116 ◯議長(園田邦広君)  宮原宏典議員。 117 ◯10番(宮原宏典君)  事故の件数は、人身が10と物損が2ということで報告があっていますが、この示談の分が大分あるわけですよ、保険だけで済ませる人たちが。この開通どきは、事故がないと日が暮れないというぐらい事故があっていたんです。また事故やろっていうように、皆さんもう本当に不安になっておられたです。あそこの道を余り通りたくないというぐらいに不安がられておったわけです。  それで、今、課長が答弁していただきましたが、今後そういうふうな「事故多発地帯」ということを手前のほうに、100メートルか50メートル手前ぐらいにしとったがよくはないですかと、直前に来て多発地帯ではないやろうということで私は質問しているわけでございますけれども、検討の段階じゃないんですよ。これはですね、町長、大切な命を守っていかなくちゃならないところでございますので、町たるものは町民を守っていくのが使命です。これは検討の段階じゃない。私は議員としても頑張らなくてはならんと思っております。そういうことで、今後一日も早く事故が、これは信号機をつけたからといって事故が起きないわけじゃないんです。信号機はあっても事故は起きます。しかしながら、今こうして事故が起きておるということをいかに減らすかということが大事なんですから、これはぜひとも何らかの形で、そこの運転手ですか、交通にかかわる者が見やすく徐行していただくような措置をつくっていただきたい、そのように思いますので、最後の答弁を求めて終わります。 118 ◯議長(園田邦広君)  末安町長。 119 ◯町長(末安伸之君)  おっしゃるとおりだと思います。何回も申し上げますけど、昨年の12月12日に開通するということを県が申されてから、現状の安全対策では無理だということで、1カ月間延ばしていただいて、警察のほうとも協議しまして、結果的には事故が予想どおり発生したことを受けて、県警としてもできるだけということで、早くて大体盆前後というか、それまでには何とかしていただくような方向ですが、それでも事故が後を絶たないということで、私ども町の道路管理者としては、やれるだけの整備はですね、ブリンカーフラッシュをつけるとか、あと減速線とか、県のほうはガードマンを一定期間設置をしました。ガードマンを配置しても、ガードマンの前でも事故が発生しました。町としてやるのも、24時間ガードマンを配置するだけじゃなくて、交通整理まで兼ねてやるかですよね。8月まで町単独でガードマンを設置して、そのことをやる方法しかありません。それよりか、もっといい効果的な手段がないかということで、現在、夜間工事するときなんか、タイマーが出る信号機もできていますし、電光掲示板みたいなもので、さらに夜間は注意喚起する方法もありますから、それについてできるかどうかを協議させてみたいなと思っています。  課長、部長から答弁がありましたらお願いします。 120 ◯議長(園田邦広君)  小柳建設課長。 121 ◯建設課長(小柳 剛君)  議員の御質問のとおり、今、町長が申されましたとおり、町道原古賀田島線については町の管理でございますので、先ほど申されたとおり標識等、また町長が言われたとおりに手前に電光掲示による注意喚起、「事故多発」なり「止まれ」等の標示をさせていただければ、夜間についても確認ができるのかなと思っているところでございます。  また、県道につきましては県の管理になりますので、県のほうと協議をさせていただいて、そういうものの設置について今後協議をしていきたいと思います。  以上でございます。 122 ◯議長(園田邦広君)  以上をもちまして、通告第13号、10番宮原宏典議員の一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全部終了しました。  本日の会議はこれをもちまして散会します。                 午後2時39分 散会 © Miyaki Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...