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2017-12-15 平成29年第4回定例会(第5日) 名簿
2017-12-15 平成29年第4回定例会(第5日) 本文

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  1. みやき町議会 2017-12-15
    2017-12-15 平成29年第4回定例会(第5日) 本文


    取得元: みやき町議会公式サイト
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    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時30分 開会 ◯議長(松信彰文君)  おはようございます。平成29年第4回みやき町議会定例会8日目の会議、御出席ありがとうございます。  全員出席です。直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、配付しております日程表のとおりであります。       日程第1 一般質問 2 ◯議長(松信彰文君)  日程第1.一般質問を行います。  通告第13号、1番岡友清議員一般質問を許可します。岡友清議員。 3 ◯1番(岡 友清君)  おはようございます。議席番号1番、岡友清です。通告によりまして質問をいたします。  今日の人口減少社会を迎えて、雇用機会定住環境の確保、地域おこし子育て環境の整備は重要な施策であると思います。みやき町におきましても、これらの施策の積極的な取り組みにより人口減少に一定の歯どめがかかっていることは大変喜ばしいことであり、町当局の皆さんに敬意をあらわしたいと思います。  今後ともこれらの取り組みにしっかり取り組んでいただくことはもちろんですが、一方で町民や子供たちにみやき町への誇りと愛着を育む文化行政も不可欠だと考えます。みやき町の持つ歴史のすばらしさは、昭和の後半に編さんされました「三根町史」など旧3町史が示すところであります。私は、みやき町に残る歴史的な有形、無形の文化財を将来に残し、さらにそれを積極的に活用することが町民の誇りと愛着を生み、やがて若者の流出防止や地域の活性化につながるものと考えます。古民家につきましても、温故知新と申しますか、古きを学んで新しきを学ぶ、非常に大切なことだと考えます。  このような観点から、以下の2点について質問をさせていただきます。  1項目め、持丸の古民家について。1)これまでの経過と今後の見通し、2)としまして、4月開設予定であれば、現在どのくらい進んでいるのか。  2項目め、古文書の保存について。  2項目めにつきましては、自席のほうで質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 4 ◯議長(松信彰文君)  弓企画調整課長。 5 ◯企画調整課長(弓 博文君)
     おはようございます。よろしくお願いいたします。1番、岡友清議員の御質問に答弁させていただきます。  まず、持丸の古民家のこれまでの経緯と今後の見通しという御質問をいただいておりますので、それにつきまして御説明申し上げます。  持丸古民家につきましては、平成27年12月に持ち主より御寄附を受けております。その後、平成28年6月に地域コミュニティ農業体験、6次産業化、移住などの複合的な拠点として、国の地方創生推進交付金の承認を受け、事業に着手しているところです。その間、持丸地区の住民の皆様を対象にワークショップを繰り返して、リフォーム工事の方向性やオープン後の運営体制活用方法などを議論してまいりました。ワークショップにおいては、みやき町と連携事業を展開している東京農業大学の先生、学生の力もかりて推進してきたところでございます。  ハード面につきましては、平成28年度に耐震補強まで含んだ基礎工事を仕上げ、今年度上物を仕上げる予定でございます。ソフト面につきましては、運営協議会というものを立ち上げて、そこに管理を担っていただき、地域住民の皆様が気軽に立ち寄れ、時にはイベントを展開する、そのような施設を目指す方向性となっております。  スケジュールといたしましては、今年度中に工事を仕上げ、施設に関する管理条例等を整備した上で、運営協議会のような組織に管理業務を委託するか、または指定管理契約をするか、そのような形になるかと思っております。  みやき町としても、古民家を活用したこのような事業は初めてのことですし、なるべく地域住民の皆様に寄り添いながら活用される施設にしたいと考えております。  スタートに際して、まずは手さぐりではございますが、みやき町の行政財産としての管理責任も当然ございますので、事業関係者と常に協力しながら試行錯誤を繰り返し、時には東京農業大学などの外部の方々の意見に耳を傾け、手を尽くしていきたいと考えているところでございます。  次に、4月開設であれば、現在どのくらい進んでいるかという御質問でございます。  ハード面でいきますと、現在リフォーム工事の方向性が見えてきましたので、年内、年明けぐらいには工事発注が可能かと考えております。  以後、工事を完成し、整備終了となりますが、ソフト面に関しては、地域コミュニティの拠点の意味で、誰でも気軽に入られる立ち寄りフリースペース、こういったものを確保する予定で、高齢者の方々が子供たちに将棋などを教えたり、仲間同士でおしゃべりできるスペースなどになればと思っております。  そのほかに、カフェスペースも備え、地元の高齢者の方々が交代でおもてなしをしていただいたり、地域の方々が気軽にお茶を飲んで楽しめるスペースを目指しております。  そのほか、キクイモを中心とした加工所、物産販売のスペース移住デスクなどを併設することで進めております。  今後、工事完成後は施設管理条例の整備、管理費の予算計上、管理団体の選定、決定、こういったものを住民の方々とすり合わせをした後、運営スタートになるかと思っております。  もちろんカフェ部分に関しては、食品衛生関係の有資格者なども必要になってきますので、幾つかのハードルが残っておりますが、一つ一つ乗り越えながら進めていきたいと考えております。  平成30年度も国の地方創生推進事業の交付金を活用してまいりたいと思っておりますので、十分に協議を進めさせて、平成30年度オープンに向けて努力をしてまいりたいと思っておりますので、どうぞ御理解のほどよろしくお願いいたします。 6 ◯議長(松信彰文君)  岡友清議員。 7 ◯1番(岡 友清君)  ありがとうございました。  2回目になりますけども、持丸区では担当課の御努力により、ある程度浸透をしていると思っております。あとみやき町ではどうなのか、持丸区のみでなく、もう少しエリアを広げてやったらどうなのか。持丸区だけで抱え込むのは地区の方々も少し荷が重た過ぎるように感じております。  先日、私は佐賀市のレトロ館を見学してまいりました。NHKの前にありますけども、昔の警察の跡の建物をリニューアルされて行われています。非常にすばらしい施設で、頑張っておられました。持丸地区の皆さんも頑張っておられますが、ある程度軌道に乗るまでは行政の方々の後ろ盾が必要であると考えておりますので、そこら辺のことを少しお尋ねしたいと思います。 8 ◯議長(松信彰文君)  弓企画調整課長。 9 ◯企画調整課長(弓 博文君)  岡議員の2回目の御質問に御答弁させていただきます。  平成28年9月に地方創生交付金事業として事業を着手して以来、本当に数多くの持丸区の住民の皆様とお話をさせていただきまして、地域の役員の方々、こういった方々の御尽力もあり、その都度収穫があり、進捗した経緯があることは御回答させていただいた上でございます。ただ、事業着手以来1年以上経過し、確かに持丸区の方々にとって御負担であった部分もあったかもしれないということは反省をしているところです。  施設がオープンした後、運営に関しては持丸区の方々に極力迷惑をかけない方法で模索しますという説明は会議のたび申し上げてきておりましたが、会議自体についても持丸区の方々に頼り過ぎた部分がなかったとは言えないと思います。  そもそもこの施設の利用に関しては、みやき町民の方々に幅広く活用していただきたいと思っておりますので、今後は対象エリアを広げて施設の利活用も含めて説明会を開催していく方向で考えておりますので、引き続き、岡議員を初め地元の方々の御協力を賜れればということで思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上でございます。 10 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 11 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まず、持丸地区内に今回、平成28年9月、地方創生推進交付金事業として事業着手をさせていただいております。まず、地元持丸地区の方が、どのような活用についての御意見、また、東京農大学生含めて、まずは地区で十分これを活用していただかなければ、あとまた町内広く活用していただくためには、まずは地元の方々の御意見を主に今進めているところでございます。  これにつきましては、これで終わりとは思っていません。キクイモ等も今試験栽培していただいていますし、これからふるさと寄附金を活用して、また、周辺の連携した、6次化とか、そういうものとか、また、来年新たな御提案等もさせていただきたいと思っていますが、持丸地区だけじゃなくて、みやき町民全ての方が御利用できる、また、町外の方でも利用したい、そのようなものを今後協議しながら進めていきたいと考えております。  以上です。 12 ◯議長(松信彰文君)  岡友清議員。 13 ◯1番(岡 友清君)  よろしくお願いしたいと思っています。  それでは、2項目めの質問に移りたいと思います。2項目めは、古文書の保存についてお尋ねをいたします。  今回、私が特に古文書にこだわったのは、その保存が非常に困難であることと、早急な対策が必要だと感じたからであります。みやき町には、歴史ある神社やお寺が多数あります。また、昔大きな農家であったり、武士の家系であったりした一般の民家にも歴史的な資料が残っているのではないかと思います。神社やお寺では後継者不足の問題があるでしょう。特に一般の民家では古文書に対する認識の不足から、家の建てかえや転居、相続を機会に廃棄、焼却されることが危惧されています。さらには、時間の経過とともに虫食いや変色など、保存方法も個人では非常に難しいと聞いております。早急に手をつけなければ、先人が残した大事な遺産がなくなってしまうのではないでしょうか。  来年は明治維新から150年の年で、佐賀県でもさまざまな取り組みがなされております。私たちのみやき町でもこういった節目の年を機会として、歴史的価値のある資産の保存、活用を始めていくべきだと考えています。古文書の掘り起こしと活用といっても、専門的な知識やノウハウが必要でしょうし、一朝一夕でできるものではなく、地道な息の長い取り組みが必要だと思います。  そこで、古文書を掘り起こし、利活用することを前提として、幾つかの質問をさせていただきます。  1)としまして、これまで古文書の存在を調査、把握されたことがあるのか。過去に実施されたり取り組みがあればお伺いしたいと思います。  2)としまして、町内に残る古文書の調査、把握は予算をかけなくても、ボランティア活動地域活動、当事者の御協力で実施することが可能であると思います。町の認識をお伺いします。  3)としまして、今後の利活用や専門的な調査、保存に向けて、県教育委員会県立図書館など古文書の調査、保存、活用のノウハウを持つ機関に相談しながら取り組むべきだと思いますが、町の考えをお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 14 ◯議長(松信彰文君)  城野社会教育課長。 15 ◯社会教育課長城野恵亮君)  皆さんおはようございます。議席番号1番、岡友清議員の2項目めの御質問にお答えします。  お寺、神社、個人の家等に現存する古文書の保管等についてという御質問でありますが、まずは、みやき町にある古文書、古文書として有名なものに三根校区の光浄寺に伝わっている光浄寺文書があります。光浄寺は、中世に広い敷地と高い格式を持っていたお寺で、残された文書は鎌倉時代末期から江戸時代前期までの計104通の文書群から成ります。  中心となっているのは室町時代から戦国時代にかけての時期で、時の権力者から寺の領土の権利を認められる内容のものが多く、この文書を読み解くと、この地域の権力の移り変わりがよくわかる重要な文書です。その重要性から、平成10年5月11日に県の重要有形文化財に指定されております。  また、同じく三根校区にある矢俣八幡神社は、千栗土居が築かれる際に堤防の外になる宮村から現在の地に神社が移されました。そのときに成富兵庫茂安公から神社宛てに送られた書状が残されております。そのレプリカは、コミュニティーセンターこすもす館に展示しておりますので、ごらんになったことのある方も多いのではないでしょうか。  議員が言われるように、古文書は地域の歴史や当時の人々の生活を現代に伝える重要な資料です。しかし、議員言われるように保存方法が難しく、虫による食害、湿気によるカビ、日光による変色などを初め、火事による消失、水害などによる水ぬれや汚れなどにも気をつけなければなりません。また、家の代が変わった場合や、家の新築や改築などの際にごみとして捨てられてしまう場合や、ふすまの下張りとして気がつかれないまま存在している古文書も多くあります。このような貴重な文化財が失われることがないように何らかの対策をとる必要があると考えております。  議員の御質問に対する回答ですが、まず、これまでに町全体で古文書の存在を調査、把握した例はございません。合併以前、各町に調書を作成する際に古文書の調査を行っておりますが、神社や個人の家庭に眠る古文書を収集したことはないようです。  次に、町内に残る古文書の調査、把握について、ボランティア活動などの実施ができるのではないかという御質問ですが、実際に東北大震災や熊本地震の被災地などで、ぬれたり汚れたりした古文書について、ボランティアによる作業が行われている例もあり、作業内容はクリーニングや整理などの応急措置的な仕事ですが、このような作業であれば専門家の指導のもと、ボランティアでの作業も可能であると思います。そのような町民ボランティアを実施する機会があれば、活動を通じて家の中にも古文書が眠っていることや、古文書自体歴史的資料としての価値があることを伝えられ、また、歴史に身近に触れることで郷土愛を育むことができることも考えられます。  次に、県教育委員会県立図書館に相談しながらの今後の取り組みですが、県立図書館専門スタッフ4名が古文書の整理活動に当たっております。活動内容としましては、個人や神社などから依頼された古文書の収集や購入、収集した古文書の内容調査整理番号の添付、データベース化などを行う調査活動、また、古文書を広く県民に知らせるための公開展示作業などを行っております。  町の職員は古文書に関しての知識が十分とは言えないので、収集活動を行う際は、このような専門的な知識を有する県教育委員会県立図書館からの指導、助言を受けながら連携をとって進めていく必要があると考えております。  また、古文書の知識を学ぶ研修なども行われておりますので、職員のスキルアップのためにも積極的に参加していきたいと考えております。  さきの質問で答弁しましたとおり、現在教育委員会では各地区の区長を通じて、地区に伝わる貴重な文化財となる候補物件を推薦してもらい、町の重要文化財としての指定を行うための見直し作業を行っております。この作業が終了した後に、神社に伝わる文化財及び個人所有の文化財について、調査の実施について検討を始めたいと思っております。  検討過程の中で古文書の存在についても調査を行うべきかどうか、また、議員から御提案がありました調査、把握をボランティア活動や地域の活動、当事者の協力で実施することが可能かどうかなどの方法も踏まえて、専門家や有識者の意見を聞いた上で審議会等で判断すべきであると考えております。  また、指定に向けた中に、重要視されるのが物件の所有権や所有者の意向であると考えますので、該当する物件のケースに応じて対応を考えていきたいと考えております。  古文書は、収集して保管しているだけではその価値はありません。整理、調査、報告、公開を行っていって初めて町の歴史として生かされます。貴重な文化財である古文書を後世に残していくためには、長期的な作業となることが予想されますが、少しずつでも取り組んでいきたいと考えております。  以上であります。 16 ◯議長(松信彰文君)  岡友清議員。 17 ◯1番(岡 友清君)  今後、みやき町に残るかけがえのない歴史的財産の保全、また活用、地域おこしや、みやき町を愛する心の醸成が進められていくことを期待しております。  機会があれば、その後の状況についてもまたお伺いしていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  最後に、教育長から何かあれば、またよろしくお願いいたします。 18 ◯議長(松信彰文君)  大坪教育長。 19 ◯教育長大坪春美君)  そうですね、文化財については、本当に古文書についても大事にしていかなければならないと思っております。特にこれから子供たちは文化、あるいは芸術、スポーツもそうなんですが、無限の可能性を持っていると思いますので、しっかりとみやき町のよさ、すばらしさを伝えていかなければと思っております。  実は、平成12年に2年間かけてみやき町の文化財の調査、それから整理、収集、活用、事業報告等も、特にそのときは石像物についてこういう冊子(現物を示す)もでき上がりました。それだけではということで、私が民話を聞き取ったらどうですかと言いましたので、綾部地区の方にいろんな民話をよく聞いていたんです、小さいころから。そういったこともみやき町文化財資料等の中に、後ろに含んでおりますので、議員ごらんになってください。なかなか感動することがあります。  そういったことで、今後未来の子供たちにもしっかりと文化、歴史、そういった人物についても伝えてまいりたいと思います。  以上です。 20 ◯議長(松信彰文君)  以上をもちまして、通告第13号、1番岡友清議員一般質問を終わります。  通告第14号、6番中尾純子議員一般質問を許可します。中尾議員。 21 ◯6番(中尾純子君)  おはようございます。議席番号6番、中尾純子でございます。  通告に従いまして、私は2項目質問させていただきます。  まず1項目めは、公共公園の整備ということで、1)千栗土居公園歴史公園としっかり位置づけて整備してほしいということと、子育て支援の一環として、ふれあい広場に遊具の充実をということをやっています。  そして、2項目めにつきましては、原子力発電所での災害発生時の対応についてということです。  まず、千栗土居公園につきましてですけど、先ほども成富兵庫茂安公の名前が上がりましたけれども、少し歴史というか、これも「北茂安町史」で私は見てきたわけですけど、今の鍋島町ですね、そこの甲斐守信種の嫡子として生まれたということです。龍造寺隆信、そして鍋島直重鍋島勝重に仕え、文禄、そして慶長の役などで数々の合戦に参加して、武将でもあったということですけれども、彼が残した功績というのはこれだけではありません。  江戸時代初期に佐賀藩が取り組んだ河川の治水、水利、この事業において卓越した技術を駆使し、それらを完成へと導いた設計、技術者であったということです。その中に、筑後川右岸域を大洪水から防ぐための千栗土居があるわけなんです。  この成富兵庫茂安公が築かれたものは旧千栗村、そして江口、南茂安村、西島、天建寺、そして、旧坂口まで約12キロメートル、そして幅が55メートル、高さが7.2メートルの土居をつくられたということなんです。ここには杉を植えられていたということで、杉土居と呼ばれていたということですね。  この千栗土居が平成13年4月に、結局、全部潰されたという言い方は悪いですね、きれいに舗装されて、それをしたことによって石貝、そして市原区においては西鉄ストア、そしてミスターマックス等がつくられて、今ではさまざまな商業施設がつくられております。  そして、この平成13年のときに、成富兵庫茂安公が杉土居をつくられた、その業績をたたえるために市原区のところに一部だけ土手というか、それを守って、そこに置いてあります。  この公園を歴史的公園として見るとした場合、今現在、1年に2回、あるいは3回の草刈り、そして木の剪定などをされておりますが、草等はすぐ伸びてまいります。  私は、去年の12月議会でこの千栗土居公園の西側に遊歩道をつくってほしいということを行政に頼みました。当時、産業課長でありました、今、総務課長の大塚課長が、ここは下に国、県の管が埋まっておりますのでなかなか難しいと。しかし、何らかの形でやりましょうと、そして、国、県にも相談をしながらやっていきますということだったんです。私はずっと待っていたけど、なかなかできなくて、もう何か、いつになったらできるんだろうという気持ちで待っておりましたけど、来年度にこの遊歩道もつくることができるということなんです。もう私は大変ありがたく思っております。  さて、この遊歩道ができましたら、雨上がり、あるいは雨が降っているときでも靴をそんなにぬらさずに、そして天気のいいときでも散策できると思います。私は今回この質問をいたしましたのは、ここの杉土居を歴史的公園と位置づけるならば、もっと、いつもすっきりとした公園にしてほしいということの願いでこれを出しました。  それと、遊具の充実、これについてはタブレットを出してごらんいただきたいんですけれども、     〔タブレットにより説明〕  これは10月25日と26日で総務文教常任委員会、それと民生福祉常任委員会で茨城県の境町に視察に行きました。そのときに私たちは、これは一体何だろうと思って、今ちょっと著作権の侵害と言われるかもしれませんけれども、私はもうこれがすごく興味があって、撮ったときにたまたま映られていますけれども、ごめんなさい。これが乗ってみましたらね、結構乗られたと思うんですよ。ふわふわっとするんですよ。これが私はおもしろくて、ああ、こういうのがふれあい広場にもあったらいいなって考えたんです。  今現在、ふれあい広場にはキッズパークということでさまざまな遊具があります。そしてまた、ことしも1・2歳児に適した遊具がつくられました。私はぜひ、この茨城県の境町ではふわふわドームと言われておりましたけど、これは吉野ヶ里公園にもあるんですよ。これよりももっと規模が大きいということなんですけど。中身は大変だとは思うんですけど、こういうのをぜひつくってほしいなということで今回出しました。そして、もっと遊具を、これだけじゃなくて、もっと充実をしていただきたいということでまず出させていただきました。  1回目の質問はこれで終わります。答弁をお願いします。あとは自席にて質問させていただきます。よろしくお願いします。 22 ◯議長(松信彰文君)
     城野社会教育課長。 23 ◯社会教育課長城野恵亮君)  議席番号6番、中尾純子議員の御質問にお答えします。  私のほうからは、千栗土居公園中尾議員も御説明がありましたが、私のほうからも千栗土居公園、もしくは成富兵庫茂安公について少し御説明をいたします。  千栗土居公園は御存じのとおり、成富兵庫茂安公によって築かれた土塁です。茂安公は龍造寺や鍋島氏に仕えた重臣であり、豊臣秀吉公からも「武勇並ぶ者なし」と言われたほどの人物でした。また、築城や利水のほうにもたけており、関ヶ原の戦いの後、佐賀藩が治水、利水工事に力を入れていたときに大きな役割を果たし、彼が手がけた土木事業は佐賀県内で100カ所を超えると言われております。みやき町内にも千栗土居を初め、中原校区の山田地区の一ノ瀬井樋から取水した水を中原宿を通り、西尾、東尾地区へ流す中原水道や、通瀬川の流れをせきとめ、かんがい用のため池をつくったお茶屋の堤などが残されております。  千栗土居は成富兵庫茂安公の残した業績の中でも佐賀市にある石井樋と並んで代表格に上げられているものです。その大きさは、議員言われたとおり、北茂安校区の千栗地区から三根校区の坂口地区までの、筑後川にほぼ並行した総延長12キロに及び、着工から完成までに12年を要したということです。  筑後川の治水のために大きな役割を果たした千栗土居ですが、次第に治水としての役割を終え、近代から現代の開発の流れの中で切り下げられてしまいました。  千栗地区から市原地区の900メートルの部分を残すのみとなっておりました近世の一大土木事業である千栗土居を後世に伝えるために、当時の北茂安町が残存状態のよい180メートルを保存区間とし、公園整備を行いました。公園として整備する前に、築造方法などの解明のために調査確認を実施しております。その結果、江戸時代の築造方法から現代に至るまでの改築の過程などが明らかになり、平成12年4月28日に県史跡として指定を受けました。  このように、みやき町に存在する歴史的価値の高い文化財として、町内外の方はもとより多くの町外の方へも見学をしていただけるようPRするとともに、訪れた方が快適な環境で見学できるように関係課と連携を図りながら文化財保存に努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 24 ◯議長(松信彰文君)  古賀健康増進子ども未来課長。 25 ◯健康増進子ども未来課長(古賀元司君)  おはようございます。中尾議員の御質問でございます子育て支援の一環としてのふれあい広場に遊具の充実をという御質問にお答えさせていただきます。  ふれあい広場におきましては、現在、しげやす児童クラブ、児童館、北茂安保健センター、社会福祉協議会、コミュニティーセンターこすもす館などの乳幼児から高齢者までの施設が集積している中に位置づけられておりまして、町民の運動やイベント交流等で利用をされております。  平成24年9月に「子育て支援のまち」宣言、平成27年9月に「健幸長寿のまち」宣言を行いまして、子供から高齢者までの町民みんなが子育てしやすい環境を実現するとともに、健やかに幸せになるようにと町事業施策に取り組んでいるところでございます。  そのような中、平成28年度におきまして、ふれあい広場機能強化整備工事といたしまして大型遊具と健康遊具の設置を行いました。またその後、大型遊具の横にも乳幼児用の遊び場が欲しいという要望がございましたので、平成29年度におきまして6月補正予算に乳幼児用の遊具設置工事の議会承認をいただきまして、10月に供用開始をしたところでございます。これによりまして、乳幼児から幅広い年齢層で遊具の利用ができるようになりました。これらの遊具は大変好評で、土曜、日曜日だけでなく、平日においてもたくさんの子供や保護者の方々が元気に遊んでいる様子が見られております。設置した遊具の東側は芝生でございます。ボール遊びや走り回ったりできるスペースになっております。現在、このスペースにおいても親子で触れ合いながら遊んだり、社会体育で利用があったりと、さまざまな活用をしていただいているところでございます。  本施設のふれあい広場において、利用者がおのおの健幸づくりへの意識の向上が行われるとともに、子供の発育段階に応じたボール遊びや遊具遊びなどでの子育ての拠点の場となるように、子供から高齢者までが地域のつながりを大切にできる交流意識の醸成を目指し、今後の子育て支援事業の展開を行っていきたいと思っているところでございます。  それと、エアドームの設置ということで御提案いただきましたけれども、このエアドームにつきましては、私も茨城県境町のほうに研修に行かせていただきまして、このエアドームというのは、はねる、飛びおりる、転がる、滑る、駆け上がる、駆けおりる、寝転がるなど、多彩な全身運動を楽しみながら行える大型遊具ということになっております。設置されている公園では、子供たちが一番集う人気遊具となっているようです。  エアドームの構造といたしましては、内幕に配置した上から外幕を覆いまして、送風機から地中配管を通して内幕に空気を送ることで地中で布基盤に固定されたドーム全体を膨らませております。送風機は常に送風をいたしまして、上に人が乗って荷重が加わると排気口から排気され、ドーム内圧を一定に保つ構造というふうになっております。  このことから、設置に当たっての課題もございます。まず、広い面積が必要となるということです。エアドームは大きいものから小さいものまでございますけれども、それだけではなくて、その周囲に安全領域というものが必要になっております。次に、管理人が必要となってくるわけでございます。毎朝空気を入れるエアアップ、それと夕方のエアダウン、これを行わなくてはなりません。それに、屋外にあるということから補修も頻繁に必要になってくると聞いております。このほか、安全に遊ぶための指導や注意看板、危険回避のためのアナウンスや監視カメラなども必要になってくるということでございます。  どんなすばらしい遊具でも安全性が保てなくては何もなりませんので、エアドームの設置につきましては慎重に検討していく必要があると思っております。  以上でございます。 26 ◯議長(松信彰文君)  空閑産業課長。 27 ◯産業課長(空閑清隆君)  議席番号6番、中尾純子議員の御質問の中で、千栗土居公園の管理についてお答えいたします。  平成13年に歴史文化親水公園として一体的に整備されました千栗土居公園の管理につきましては、住民の皆様が気持ちよく御利用いただけますよう、年間を通じて業者のほうに管理委託をしておるところでございます。  蓮池の周辺並びに一部残されました千栗土居の除草や樹木の剪定等の管理を年5回程度実施しているところでございます。今現在はきれいに整備されている状況でございます。  また、平成28年第4回定例会におきまして中尾議員より御質問がありました遊歩道の整備につきましては、今年度、蓮池の西側から南側にかけまして幅1.5メートル、全長250メートルの遊歩道を整備する予定としております。  工法としましては、足の裏の指圧効果が期待できますよう玉砂利を使った工法での施工を計画しております。現在は、遊歩道を整備する予定の地下には国土交通省が管理しておられます佐賀導水路が埋設されておりますので、その専用許可の変更手続を進めている最中でございます。専用許可がおり次第、整備工事を行えるよう準備をしておるところでございます。  千栗土居公園の北側におきましては、メディカルコミュニティプロジェクト計画が計画されておりますので、これに伴いまして千栗土居公園にも安らぎを求め、町内外からの来訪者もふえるのではないかと思っているところでございます。このことから、今後も千栗土居公園を心と体の癒やしの場として数多くの方に御利用していただきますよう、今以上の公園管理を検討してまいりたいと思っているところでございます。  以上でございます。 28 ◯議長(松信彰文君)  弓企画調整課長。 29 ◯企画調整課長(弓 博文君)  中尾議員の御質問に答弁させていただきます。  御存じのとおり、千栗土居公園成富兵庫茂安公の事績の一つである千栗土居の遺構が保存された公園でございます。茂安公は旧北茂安、旧南茂安の名前の由来にもなった郷土の偉人でございます。公園内には、江戸時代から続く蓮池もあり、歴史と自然が調和した公園となっております。  今回、12月の補正予算にも予算を一部計上させていただいておりますが、今年度、プレ年度、来年度、開催年度として、肥前さが幕末維新博が開催予定となっております。これは佐賀県が中心となった博覧会ですが、関連イベントや事業を行う場合は市町に補助金を交付するという流れになっております。みやき町についても、幕末明治の人物ではございませんが、昭和のアイデア社長、リコー三愛グループの創始者の市村清氏の関連事業で佐賀県の補助金を受ける予定となっております。  御存じのとおり市村清氏は、苦学生時代、蓮池のレンコンや野菜などを久留米で行商したという逸話も残っておりますし、市原地区出身の市村清氏も郷土の記憶として蓮池の風景をきっと心に刻んでいたと思います。このことから、この佐賀県の補助金を活用して本格的に、次年度になりますが、千栗土居公園を整備する計画を考えておるところです。  今年度は、その準備として、地域住民の方々の意見をお聞きしながら整備構想を固めていく方針です。この間、当然茂安公と市村清氏という2人の偉人を中心に据えながら、かつ住民が憩えるような公園整備計画を練ることになろうかと思っておりますので、議員におかれましても、ぜひ住民ワークショップに参加していただき、行政と一体となって事業に参画いただければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上でございます。 30 ◯議長(松信彰文君)  中尾議員。 31 ◯6番(中尾純子君)  もう私がまさに言っていただきたいと思った言葉を産業課長が言っていただきましたけれども、私はこの千栗土居公園というのは、やはり癒やしの場、憩いの場にしてほしいと願っているわけですよね。メディカルコミュニティプロジェクトなるものがB&Gの北側に構想される予定ということになっているわけですけど、そこにさまざまな東洋医療、西洋医療、結局、長寿ということで長生きできるように、そして予防できるようにということで、そういう総合的なものをつくられると思っております。期待しています。  その中で、県内、県外、町内、町外からさまざまな方たちがおいでになると思います。その中で、千栗土居公園すぐ横にございますので、そこで散策されたり、ちょうど8月ぐらいになりましたら蓮の花が咲きますし、そういうのをごらんになりながら目の保養をされたり、そしてまた、あずまやもありますので、そこで休憩されたり、トイレもきれいにされていると思います。いろんな方たちがそこに集まってくると思うんです、人がどんどん寄ってきて。  そう考えたときに、ああ、ひょっとしたらこれは、既にやられているとは思いますけど、観光できるように三根から、そして北茂安、中原までこういうのがありますよって。三根に行けば六田豆もあるし、そして、かまぼこもあるし、そういった物産、そして綾部に行けば綾部ぼたもちもあります。北茂安においてはお酒もあります、こんにゃくもあります、いろんなのがあるわけですね。それを総合的に考えたときに、ああ、これは本当に大きいプロジェクトになるなと私は思ったんです。そのためには、どうしてもやはり千栗土居公園というものが、先ほども弓課長が言われましたように、今度の明治維新から150周年ということで、市村清氏も市原区から生まれて、そして、蓮、レンコンを見ながら育ったということなんですね。だから、これを全体的にやはりきれいに整備してほしい。常に整備していただきたいなと。  私は、二、三回ぐらいしか樹木とか、あるいは草刈りをやっていないと聞いたんですけど、5回やっているんですね。それで、今はとてもきれいになっていますよね。そして、今度遊歩道ができるところには白い線も入っていました。本当に、ああ、ここが人が集まる場になるなということを自分で考えて、ぜひともこの千栗土居公園、常にきれいにあってほしい。5回でよければそれでいいですよ。でも本当にすっきりとしたそういうのをしてほしいなというふうに考えたわけです。  それと、今度はふれあい広場のほうになるわけですけど、ふれあい広場は東側になるんですかね。コミュニティーセンターこすもす館、そして、南花園の東側のほうにユニバーサルタウンプロジェクトということで、住宅地ができるかもしれない。そうなったときに子供たちもまたふえてくる。そしたら、あそこのふれあい広場にもっと遊具を充実させたらいいなと私は今回思ったわけです。  それで1番に考えたのが、さっきタブレットで皆さん見ていただいたと思うんですけれども、ふわふわドーム、エアドームですね。ぜひこれをつくってほしいと思ったんです。先ほど、古賀課長が言われたように、飛ぶ、はねる、転がる、いろんなことができるわけですよね。  境町においては、ふわふわドームの回りには砂がされていますよね。だから、砂だから転んだとしても大丈夫かなという感じでした。私はそこで思ったんですけれども、人工芝というのも境町にありましたね、サッカー場に。あそこは滑ってもけがをしないという人工芝で、特殊な芝だったと思うんです。結構高かったかもしれないですけどね。そのときに、ああ、サッカーのtotoくじがあるじゃないかと、町長もこれを言われましたけど、それを活用して、このエアドームの周りにそういった人工芝をしたらいいんじゃないかなって、自分勝手なことなんですけれども、いろいろ頭の中で考えました。  相当の予算は要ると思います。先ほど古賀課長が言われましたように、ああ、そんなに大変なんだと、毎朝、要は空気を入れて、夕方にはそれを抜いていく。そして、外にあるから故障とか破れたりしたら、そこを補修しなければならない。そういうのはよくわかります。吉野ヶ里公園のほうでもそれをちゃんとなさっているんでしょうね、あるということは。境町もそれはされていると思います。  私は、みやき町においても、せっかくふるさと基金なるものが、いろんな議員から言われましたけれども、それで、子供のための基金もあると思いますので、それで何とかならないかなって願っているんです。これは私の一存で決めることはもちろんできませんけど、やはりそういうのがあったらいいなということを考えていますので、再度答弁をお願いいたします。 32 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 33 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  千栗土居公園につきましては、先ほど担当課が申し上げましたとおり、今議会においては、その再整備計画の、まず計画策定の予算を上げさせていただいております。幕末維新150周年に向けて、先ほど申し上げたように茂安公の偉業、それと市村清先生、この方は市原区出身でありますので、今、県のほうとも協議していまして、県が銅像に模した、正式な銅像じゃないんですけども、千栗土居公園の中に市村清先生の銅像に模したものを設置したいと、それを町のほうに移譲したいというような話も少し今しておりますので。  それと、地元の方々の有志で、今、市原の蓮は江戸蓮で少し茎が高いです。その東側に二千年蓮と非常にコントラストが、コラボレーションというか、見事なものです。これの近くに銅像を模したものを設置してもらえればという思いもありますし、その中で、ライトアップ、夜間非常にきれいだろうという、ライトアップをしてみたらどうかとか、あと遊歩道も再整備したらどうだろうか、そういう御意見をたくさん今承っていますので、それ全体を統合医療ゾーンの中の一つの位置づけとして整備計画を今策定したいと思っております。それと、今後の管理のあり方についても、やはりもう少し年間を通して管理を施して、多くの方々の親しめる公園にしたいなと思っています。  いずれにしましても、ワークショップというか、中尾議員も地元ですので、御意見をぜひ承りたいと思います。立派なものとして再整備をできればという思いがありますので、よろしくお願いいたします。  2点目のふれあい広場については、キッズ公園として今後も充実していきたいと思っています。遊具の設置とか、また樹木とか、そうなると、今でさえラグビー練習場とかグラウンドゴルフ、ゲートボールというのも非常に申しわけなく思っているもんですから、それを新たに取得しようとしている東側に駐車場を整備した後のスペースを活用して、スポーツ振興くじ、totoくじかな、を活用できないかということでしていますので、具体的には、その可能性は高くはないんですけど、ゼロではないもんですから、高くなった時点で御相談をしていきたいと思っております。  個人的には、ふわふわドーム、非常に設置したいなと思っています。その管理とかセキュリティー、安全対策問題をもう少し勉強させまして、吉野ヶ里公園、境町が設置しているわけですから、それに学んで本町として今御期待にお応えできる方向で検討してみたいなとは思います。  いずれにしましても、遊具だけではなくて、キッズ公園として整備をしていきたいと思っていますので、ぜひとも議会の皆さん、特に民生福祉常任委員会の中でも御検討いただき、御提案いただければ大変ありがたいと思っております。  以上です。 34 ◯議長(松信彰文君)  中尾議員。 35 ◯6番(中尾純子君)  ありがとうございます。前向きな感じで、何か気持ちがわくわくしています。  二千年蓮、この二千年蓮の回りには、四季にもよるでしょうけれども、花壇が、お花が咲きます。咲きますというよりも、そこにちゃんと花を植えられるわけですけれども、二千年蓮と同時に、花の水管理というか、水も常に入るような形で整備してほしいなと思います。  それと、西側のほうを今度整備していただくわけですけれども、東側のほうも遊歩道をつくっていただいて、全て遊歩道で一周できるというような、そういう整備をしていただきたいと思いますね。どこまで予算というものは、私はわかりません。しかし、町民の安らぎ、癒やし、そういったのを求めるためにも、ぜひとも前向きに進めていただきたいと思います。  それと、先ほど市村清氏の像を、南側になりますね、に建てる検討もということだったんですけれども、私は、千栗土居公園のトイレよりもまだ東側になりますけど、入り口に成富兵庫茂安公の看板というか表示を、こういう業績がありました。そして、今、千栗土居公園があるんですというような表示をぜひともしていただきたいなと思います。  それと2番目ですね、ふれあい広場、私もふわふわドームはぜひともつくっていただきたいんですけど、先ほど町長が言われましたように、駐車場側の多目的広場のところにラグビー、そしてゲートボールをそちらのほうに移設して、ということになりましたら、あのふれあい広場というのはもう全てキッズ公園として、そして遊具をもっとふやして、子供たちが本当に楽しく遊べるような、そういう広場につくってほしいと思っております。ぜひともこれを実現させてください。  そして、私は1つ言いたいんですけれども、前回、私はトイレの問題をいたしました。そのときに、あのふれあい広場のトイレというのがなかなかわかりにくいということで、いまだに学童クラブのほうにトイレを借りに来る保護者の皆さんたちがおられるということなんです。そこで、ぜひとも今トイレをどこからでも、ここがトイレだぞってわかるような表示をお願いいたします。  それと、私はそう考えたときに、このふれあい広場というのは、広場は社会教育課ですね、トイレも社会教育課。しかし、遊具に関しては健康増進子ども未来課ということになるわけですよね。これはすごくややこしいんですよ。私思ったんですけど、学童クラブ、北茂安の学童クラブも今までは教育委員会、北茂安だけじゃないですけどね、学童クラブは学校教育のほうだったんです。しかし、健康増進子ども未来課のほうに移管されました。これを機に私は、このふれあい広場も、もう丸ごと健康増進子ども未来課のほうに、健康増進子ども未来課は大変かもしれませんけど、移管されたらどうかなっていうことです。これが質問です。答弁よろしくお願いします。 36 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 37 ◯町長(末安伸之君)  千栗土居公園については、先ほど申し上げましたように、今議会にその関連予算を計上しております。ワークショップというか、地元の方々が、まずは市原地区、石貝の方々が、どのような公園として整備していいかという御意見を積極的に寄せていただき、ぜひともワークショップに御参加をお願いします。今おっしゃっていただいたことをぜひとも反映できるように、御意見をいただければ必ずできるものと思います。ぜひお願いします。  それと、ハード面の整備だけじゃなくて、公園を活用したイベントも検討していただきたい。今、内々でいろんな御意見があっているのは、青空市場とか、吉野ヶ里町が行っている軽トラ市とか、それに倣ってリヤカー市とか、コンテナ市とか、そういうものをやってみたらどうかと。12月はレンコン市として市原のレンコンと福富のレンコン、いろんなレンコンの市をやったりとか、そういうイベント協力も地元の方々にぜひお願いしていただきたいと思っています。  山田地区の親水公園は、地元の方々に親しまれるということで、当初から企画設計を地元の方々の御提案に基づいてしています。そして、地元の方が管理をするということで、今、山田地区の方々がその親水公園の清掃とか管理等も従えているところでありますので、今回もぜひ地元の方が御参加というか、御協力をいただく形での再整備計画にぜひともさせていただきたい。中尾議員もぜひお願いしたいと思います。  それから、武者のぼりとか、民間の方がされています。保存会というのをつくられて、もっともっとやりたいということをおっしゃっているんですよ。みやき町の入り口として、茂安公の功績をやはりたたえるとともに、多くの方々に知っていただき、治水のありがたさ、水の大切さを知っていただきたいということをもっとやりたいと。それには財源が要ると。来年、ふるさと寄附金活用の提案をしますので、ぜひともその中で御提案をしてくださいということをお願いしていますので、ぜひ市原地区からも御提案が出るようにお願いします。  2点目、今おっしゃったように、中尾議員と正直言ってここまで御意見が合うのも初めてかもしれません。キッズ公園にしたいと思っています。遊具だけじゃなくて、果樹とか、いろいろできないかというのを、これから民生福祉常任委員会の皆さんにも御意見をいただき、全員協議会でも協議していただき、また利用者の声も聞きながら進めていきたいと思っていますので、その前に駐車場スペースの確保と、さっき申し上げた多目的な、今、不便をかけている方々、そういう団体等に対してまず手だてをして、それが終わりましたらキッズ公園として、改めて整備を継続していくことについての御意見をいただきながら進めていきたいと思っていますので、トイレの問題も当然その中で検討を加えていきたいと考えています。  それともう一つ、夜、今イルミネーションを職員がしてくれています。試しに2カ所していますので、キッズ公園として整備を今後していく上で、モミノキというのを植えていますので、ぜひとも一回見てください。  もう一つ何かあったかな。(発言する者あり)あ、管理ですか。そういう方向で考えています。将来的には、できるだけ早い時期にですね。今はまだキッズ公園専用じゃないですから、あくまでふれあい広場ですから、さっき申し上げた駐車場と、その手だてができたらキッズ公園として専用というか、したゾーンとして整備を進めていきたいと思いますので、そのときは今御指摘があったような管理、所管するものも決めていかなければならないと思います。  以上です。 38 ◯議長(松信彰文君)  お諮りします。質疑途中ですけれども、休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 39 ◯議長(松信彰文君)  異議なしと認め、休憩します。                 午前10時42分 休憩                 午前11時   再開 40 ◯議長(松信彰文君)  休憩中の本会議を再開します。  中尾議員。 41 ◯6番(中尾純子君)  2項目めの質問に入らせていただきます。  原子力発電所の災害が発生した場合の対応についてということなんですけど、きのうの新聞に愛媛県の伊方原発、これが来年の9月まで稼働はしちゃいかんよというような最高裁の決定が出たわけなんですね。これについては、火山の影響を重視し、伊方原発の約130キロ離れた阿蘇カルデラで、約9万年前に起きた巨大噴火を検討して、この結果、四国電力が伊方原発周辺で実施した地質調査やシミュレーションでは、火砕流がこの敷地に到達した可能性が小さいとは言えないということで、原発の立地は不適であるということが理由だったということなんですね。  このみやき町においては、玄海原発がございますけど、50キロ以上離れているわけなんです。そこで、ここに質問しておりますけど、1)放射能を発する事故が起きた場合、住民を安全に避難させることができるのか。2)長期避難の場合の対応は。そして、玄海原発3号機、4号機、これは来年の3月、そして、5月に再稼働されますけれども、本当に再稼働してよいと思っているのか。これをするために避難計画を立てて、町民に周知することは必要ではないかということでの質問でございます。よろしくお願いいたします。
    42 ◯議長(松信彰文君)  大塚総務課長。 43 ◯総務課長(大塚三虎年君)  6番中尾議員原子力発電所での災害発生にどう対応するのかという質問にお答えをいたします。  原子力災害に備えた防災対策を講じる重点区域の範囲は、東京電力の福島第一原子力発電所の事故の前につきましては、原子力発電所から半径8キロから10キロの圏内とされていたところでございましたが、福島第一原子力発電所の事故後、この範囲を超えて避難等が必要ということになったことから、この教訓とIAEA(国際原子力機関)の国際基準も参考にいたしまして、原子力規制委員会が策定した原子力災害対策指針では、おおむね半径30キロ圏内に拡大をされたところです。  これに伴い、原子力災害対策に係る地域防災計画や避難計画を策定しなければならない地域の範囲は半径30キロ圏内の範囲となったところでございます。  IAEAの国際基準では、原子力発電所で事故が発生し、緊急事態となった場合に、放射性物質が放出される前の段階から予防的に避難等を開始するPAZ、これは予防的防護措置を準備する区域と、屋内退避など防護措置を行うUPZ、緊急防護措置を準備する区域を設けることとなっています。この国際基準を参考に、原子力災害対策指針では、PAZにつきましては原子力発電所からおおむね半径5キロ圏内、UPZにつきましてはおおむね半径5キロから30キロ圏内とすることを定めているところでございます。みやき町庁舎におきましては、玄海原子力発電所から約61キロの距離に位置をしているところでございます。  これらのことを受けまして、佐賀県におきましては、地域防災計画における原子力災害対策編を作成すべき市町村をPAZまたはUPZの範囲内に含まれます玄海町、唐津市、伊万里市のみとなったところでございます。  次に、UPZ、先ほど申しました半径5キロから30キロにおいては、環境放射線モニタリングによる測定結果を原子力災害対策指針において定める運用の介入レベル、OILと照らし合わせ、屋内退避を行い、必要であればUPZ、半径5キロから30キロ圏外への避難を開始することとなっているところでございます。  唐津市との協定によります避難の対象となる人口は約13万1,000人となっておりまして、平成27年5月1日に原子力災害時における住民の広域避難に関する覚書が締結をされておりまして、みやき町においては、そのうち約1万人強を受け入れることとなっております。  そこで、1)の放射能を発する事故が起きた場合、住民を安全に避難させることができるのかについてでございますけれども、原発事故が発生した場合には、まず県内全市町でモニタリングポストによる環境モニタリングを開始し、空気中の放射線量を自動的に計測することとしております。計測したデータは、衛星回線を利用し、自動的に佐賀県で集計をされます。この計測データの状況によりまして、国、県から避難指示が発せられた場合には、町は住民に対し避難指示の発令をいたします。佐賀県議会で山口知事はPAZとUPZについて避難計画を作成されている30キロ圏外の地域は、事故の状況によって避難が必要だが、その場合は、PAZやUPZの状況を踏まえ、事態に応じたオペレーションが必要になる、さまざまなオペレーションを考えておくことは大切だが、一つの避難計画として策定しておくことについては慎重な検討が必要と考えていると述べられています。  冒頭でも申しましたが、みやき町は玄海原子力発電所から約61キロの距離で、佐賀県の東端に位置をいたします。みやき町が避難しなくてはならない状況になった場合を想定いたしますと、80万人以上の佐賀県内の住民が福岡県、あるいは熊本県方面へ避難を開始されるのではないかと考えておりますので、一単独の町の避難計画を策定することは非常に困難ではないかと考えます。  次に、2)の長期避難の場合の対処はについてでございます。  みやき町から長期避難ということになりますと、国や県からの避難指示に基づき、県境を越えた避難ということになりますので、災害対策基本法第86条の9の規定に基づき、都道府県外広域1次滞在の協議等ということで、市町村長は所在都道府県知事と協議を行い、都道府県知事はこれを必要と認めるときは、他の都道府県知事と当該被災住民の受け入れについて協議をすることを求めることができ、他の都道府県知事と協議する旨を内閣総理大臣に報告しなければならないとなっているところでございます。  続きまして、玄海原発3号機、来年3月には再稼働してよいと考えるのかについてでございます。  原子力発電所3号機については来年3月に、4号機については5月に再稼働が決定しておりますが、原子力発電所については、十分に代替エネルギーが供給できる見込みが立った時点で段階的に廃止していけばよいのではないかと考えますが、代替エネルギーへの移行については現実的に時間がかかるため、現時点では再稼働はやむを得ないものと考えているところでございます。  最後に、4)の避難計画を立てて住民に周知するについてでございます。  先ほどの答弁と重複をいたすところもございますが、今月4日の佐賀県議会で山口知事はPAZとUPZについて避難計画を策定されている。30キロ圏外の地域は、事故の状況によって避難が必要だが、その場合はPAZやUPZの状況を踏まえ、事態に応じたオペレーションが必要になる。さまざまなオペレーションを考えておくことは大切だが、一つの避難計画として策定しておくことについては慎重な検討が必要と考えていると述べられています。  みやき町においても同様であり、広域避難の重要性は認識をしておりますが、災害対策基本法第86条の9の規定により、受け入れ先のことも考えておかなければならないことがあるため、一つの町で避難計画として策定しておくことは、現時点では非常に困難ではないかと考えておりまして、国主導での避難行動計画の策定が急がれるべきものであると考えているところでございます。  以上でございます。 44 ◯議長(松信彰文君)  中尾議員。 45 ◯6番(中尾純子君)  ここにハンドブックがあります。これは町長に一冊、私お渡ししております。兵庫県篠山市の「原発災害にたくましく備えよう」ということで、この篠山市はちょうど大飯原発があるわけですけど、それから考えたら、大体50キロ離れているということなんですね。しかし、自分のところでしっかりと、いつ何が起こるかわからない原発に関してはということで、このハンドブックをつくって、市民の皆さんたちにこれをお配りされているわけですね。  この中の初めに書いてあるのが、篠山市の原子力防災の要点は3つ、「とっとと逃げる」と書いてあるんですよ。2つ、「心のバリアをとる」、そして「被害を少しでも減らす」ということで、ちょっとでも来たときには当然被曝いたします。屋内であっても、屋外であっても、多いか少ないかというだけなんです。ですから、ここは安定ヨウ素剤、これを毎年配っているということなんですね。空振りであろうが何であろうが、使わないのが一番ありがたいことです。しかし、この安定ヨウ素剤を飲んでいれば、ここの甲状腺がんといいますけれども、今、福島の子どもたちに甲状腺がんがだんだんふえてきたと言っていますけど、この甲状腺がんだけは守られる、他のがんは無理だけど、甲状腺がんだけは守られるということで安定ヨウ素剤を配っているということなんです。  50キロ離れているところでもこうやって頑張っていらっしゃる、単独で。みやき町においても、やはり町民のことを考えるならば、私は憲法で保障された町民の生命と財産を守る義務があると思うんです。そのために、別に山口知事が5キロ圏内、あるいは5キロから30キロ圏内だったらこれをつくってくれ、ほかは無理でしょうと、そういう考え方じゃなくて、しっかりとみやき町はみやき町で、せっかく防災センターもできました。訓練もしました。この中に、地震があったときだけじゃなくて、目に見えない放射線が来たとき、それを少しでも被害を少なくするためにどうするかということぐらいはマニュアル、こういったものをつくってもいいんじゃないかと私は考えております。  ちょっともう時間がありませんけれども、ぜひこういうのをつくって、そして皆さんたちに周知させる。この中には、隣の人も助けられるならということで、地域とのそういったかかわり方も全てここに書いてあるんです、こういう準備をしておこうということで。子どもたちに安定ヨウ素剤といっても錠剤です。ですから、これをゼロ、1歳、2歳児は飲めません。そういった子供たちにはゼリー状がちゃんとあるということで、そこまで用意しているということなんです。ぜひみやき町でもそういう対応をしてほしいと思います。自分の町は自分で守る、それが自治体の役目と思います。  以上です。 46 ◯議長(松信彰文君)  以上をもちまして、通告第14号、6番中尾純子議員一般質問を終わります。  通告第15号、11番宮原宏典議員の一般質問を許可します。宮原議員。 47 ◯11番(宮原宏典君)  皆さんお疲れさまです。最後の通告者ということで、通告15号、議席番号11番、宮原宏典です。通告に従い順次質問していきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。  今回の一般質問は、通告しておりますのは2項目いたしております。  1項目、PFI事業の計画性はあるのか。2項目、こすもす館周辺の公共施設建設の進捗状況についてを質問させていただきたいと思っております。  通告1のPFI事業の計画性はあるのかについて質問いたします。  町長におかれましては、ほかの市町村よりもいち早く人口減少対策に取り組まれ、実績も上がり、敬意を表します。特に三根校区においては人口減少が目立ち、その要因は県営圃場整備事業により、圃場が民間では農地転用事業が困難なことから、まずは官民連携による財源財政に影響のない事業として、PFI事業を平成25年から26年、ティアラみね苺館、トマト館の事業を進め、平成27年にはオリーブ館の3棟、現在ひまわり館の2棟がPFI事業で建設中であります。  このように、短期間に集合住宅が7棟、それに戸建ての住宅が10棟建設中でございますが、また、薬科大学招致が地方創生事業変化でもって棚上げとなり、コミュニティーセンターこすもす館周辺に集合住宅3棟建設構想の予定だと答弁でありました。本当に短期間の建設に、将来の財源に影響を及ぼすものではないかと危惧いたすところでございまして、平成27年6月、第2回定例会の席で私の一般質問の答弁では、当時、高尾財政課長でありましたが、町の財政状況は起債残高、基金残高とも、合併当時からすれば数倍の財政力がついたので安心だ。資金等は民間の資金を活用することにより、町の財政的には問題ない。町長答弁でも、一定の入居率を維持しないと町費の持ち出し等につながる可能性がある。現時点では入居率が100%ですので、83%を切らない限りは1円も出さなくてよい、借金せず、利益だけが入ってくると答弁でありましたが、PFI事業は25年、30年と長期にわたる事業で、SPCへの維持管理費や改修費等の財源収支、シミュレーションは、平成29年5月19日の定住対策特別委員会に提出されたのを私も拝見し、認識をいたしております。  しかしながら、15年、20年、30年後は、入居率100%でも時代の変化によるものでは家賃の見直しも生じるものと思うところです。  そこで、25年、30年後の返還後も含めて短期間の建設は、財政財源の問題は生じないか質問をいたすところでございます。  1回目の質問はこれで終わります。2回目より自席でもって質問させていただきます。 48 ◯議長(松信彰文君)  福島まちづくり課長。 49 ◯まちづくり課長(福島隆二君)  議席番号11番、宮原議員の1項目めのPFI事業の計画性はあるのかの御質問にお答えします。  本町では、人口減少に歯どめをかけるために定住総合対策事業に取り組んでおり、その一環として、住宅関連施設の整備に積極的に取り組んできたところであります。  住宅施設の整備に当たっては、子育て世代を主軸とした中堅所得者を対象に定住促進住宅を、特に人口減少が著しかった三根校区において、平成26年4月にオープンしましたティアラみね苺館24戸を初め、トマト館24戸、オリーブ館59戸、合計5棟、107戸の整備を行ってきたところでございます。  こういったPFI手法による住宅建設を初めとする定住総合対策事業が実を結びまして、人口減少については着実に歯どめがかかっているというところでございます。  その定住促進住宅に関しましては、今までは民間アパートがほとんど存在しない三根校区におきまして重点的に取り組んできたところでございますが、中原校区や北茂安校区におきましても集合住宅建設に関する多くの要望がございましたので、バランスよく整備を進めていきたいという中で、現在、中原校区において2棟、45戸の集合住宅の整備を行っているところであり、平成30年4月のオープンを目途に事業の推進を図っているところでございます。  また、三根校区の江見地区周辺におきまして、現在空き家、空き地等が数多く点在しているということから、住環境の悪化が懸念されるとともに、防犯、防災対策が求められているところであります。  そうしたことから、これらの問題を解消するために、空き地だった土地を活用して、戸建ての賃貸住宅を三根校区内の3カ所において、計10戸の整備を現在行っているところであり、こちらも平成30年4月のオープンをめどに事業の推進を図っているところでございます。  さて、今回御質問のPFI事業に関し、将来は財政・財源的に厳しい問題が生じないかとのことでございますが、これらPFI手法による住宅の建設費や維持管理の支払いにつきましては、御承知のとおり国の社会資本整備総合交付金を活用するとともに、家賃の収入等により賄うこととしております。  収支につきましては、それぞれの住宅によって異なってまいりますが、おおむね入居率の83%程度を損益分岐点としておりますので、その入居率を下回った場合につきましては、町からの持ち出しが発生してくるということになりますが、家賃を周辺相場よりも約15千円から20千円程度低く設定していることや子育て世帯に配慮した設計であることなどから、大変好評いただいているところであり、入居率につきましてはどの住宅もほぼ100%で推移しております。そのため、ティアラみね苺館、トマト館、オリーブ館を合わせますと単年度、昨年度分ですけど、28年度分で約13,000千円ほどの収益となっているところでございます。この収益につきましては、地域優良賃貸住宅整備基金に積み立てをすることとしており、今後の大規模修繕等に備えることとしているところでございます。  計画的に大規模修繕を行うことにより、住宅の性能や機能の低下を軽減させることができて、安心して快適に長く住んでいただけるものと考えております。  また、入居者募集に関しましては、特定目的会社SPC、こちらによるチラシのポスティングとか、メディアの利活用など、各広告ツールを最大限に利用して、高い入居率を維持するための取り組みを行っているところであります。  このように、入居率が損益分岐点の83%を下回らないよう、定期的な修繕を行うこととしており、また入居率維持の取り組みなどを行っております。  さらには、将来的に財政・財源的に厳しい問題が発生しないように、収益分については基金に積み立てを行っているところであり、計画的に事業の推進を行っているところでございます。  今後も、公民連携によりまして、安価で質の高い住宅を供給し、さらなる定住の促進を図ってまいりたいと考えておりまして、その整備に当たっては、地域の実情や住民ニーズ等を見きわめた上で事業の検討を図ってまいりたいというふうに思っておりますので、御理解のほうよろしくお願いいたします。  以上でございます。 50 ◯議長(松信彰文君)  宮原議員。 51 ◯11番(宮原宏典君)  1回目の答弁をいただきました。私もPFI事業は悪い事業とは思っておりません。この事業に対しては、定住対策特別委員会に資料としてお示しになっておりますように、30年間の割合できれいに割ってあります。このように、順調にいけば何もないと思っておるところでございます。  そこで、いろいろとPFI事業を計画されてきて、現在まで来ておるわけでございますが、いろいろと今までの議会等から鑑みまして、今後もメディカルコミュニティセンターとPFI事業でもって構想中というような答弁もされておったと思います。  また、稲佐山観光よりの土地取得の際、中高所得者向けの住宅建設は議会議決をいたしましてなんですが、事情によって凍結だということで凍結をいたしております。これも近々には実現しなくてはならないと私は思っております。  集合住宅は、平成25年から5年間の短期間で、恐らく11棟から成る事業になっていくと思っておりますので、長期間になることでこの事業が大変な事業になっていくわけでございますけれども、昨年度まで収益は順調に100%でございますので、基金として約20,000千円程度、約2年間で基金を積み上げられておられます。  まず、1回目の中でも申しましたように、5年、10年はともかくとして、20年、30年間、順風満帆とは限らないと思うところでございます。恐らく家賃の見直しということも出てくるんじゃないかと思っておりますので、そこら辺も含めて、収入等もこの30年間の総割ではなく、収益は落ちていくんじゃないかなと私は思っておりますので、このように集中的にこの建設をすることはどうだろうかなと危惧をいたすところですね。だから、こういう集合住宅というものを少し考えた計画性を持って、町と官民と一緒になって、一戸建ての住宅を今後重点的に進めていかれてはどうかなというのが今回の私の質問でございまして、PFI事業が悪いとかなんかは言っておりません。ただ、これが集中的にこれだけ建てたら、また2項目のところでも質問させていただきますけれども、やはりコミュニティーセンターこすもす館東側に3棟、どれだけになるか構想中ということでございますけれども、そのようなことで、これが全体的に多くなってきたらば大変なことにはなっていかないかなというのが一番の心配でございますので、再度答弁を求めたいと思っております。よろしくお願いします。 52 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 53 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まさにそのとおりだと思います。私も平成24年から定住総合対策に取り組む上で、まずはみやき町の南部エリアのほうが民間が開発しにくいというか、限られたエリアの中で民間誘導が非常にしづらいところ、そこを集中して行った結果が、その相乗効果として周辺にまた官民合わせた分譲住宅もできましたし、その効果が非常に著しいと。これは一定の効果があったということで、あのエリアにはもう十分これからも民間の誘導ができるということになりました。  もう一つは、東のほうにも今後の天建寺住宅の建てかえとともに、そのようなコンパクトな拠点形成ができないかと。そのことによって、さらなる定住促進と住民の皆さんの利便性向上を図れないかという一つの考え方を持っています。これは天建寺住宅の建てかえと合わせて検討したいと思っております。  それと北茂安校区においては、コミュニティーセンターこすもす館周辺をユニバーサルタウン構想ということで、全ての人が快適に暮らせるまちづくり、その一環の中で、今、農振除外を行う上で、東側に集合住宅を出しています。これはあくまで構想でありますので、除外後にまたどのような用途で活用したほうが一番その目的に達するかということは十分にまず議会の皆さんと協議をさせていただきたいと思いますので、まず計画段階ではないということで、除外後にまた御相談をさせていただきたいと思っております。  北茂安校区においてのPFI集合型については、コミュニティーセンターこすもす館東側につくれば十二分だと思っています。それ以上つくることは民業圧迫というか、久留米市に隣接しているということで、十分にそのニーズはありますので、よりほかのエリアについては民間の誘導を今後とも図っていきたいと思っております。  中原校区については、現在自動車販売されていた跡地にしています。これについても、それ以上のPFIのニーズが今後あるか否か。あるとするならば、新たに町道を中原三根線というのを整備していますので、その沿線においてニーズがあるかどうか、または民間を著しく圧迫しないか、それらを見きわめていかなければならないと思っていますので、今後とも集合型を、計画性を持たずに行うことはすべきではないと思っています。  それと、今おっしゃるように、戸建てのほうについては力を入れていきたいと思います。今、試験的にというか、試行的に江見地区内、または本分地区に町有地を活用して行って、募集をしております。これは空き家対策、それと、集落における人口減に歯どめをかける、こういうことから、モデル的に各地区の空き地とか、また空き家を解体除去した後、管理がなされないならまた草木が繁茂しますので、そういうところに限界集落的な方向にいっている地域、地区とかエリアについては、そのような活用をしていきたい。その一定エリアについては、家賃形態もそれぞれニーズが高いところの家賃形態と、人口減が著しい地区やエリアにおける家賃形態も少し差をつけながら、そこの集落内の維持形成を、人口流出の歯どめをかけていきたいという考えを持っておりますので、戸建てについては計画性、しかし、一気にするとそのリスクも伴いますので、少しずつモデル等を試行的に行いながら整備をしていきたいと考えております。  御心配される点については十分私たちも財政的なリスクも考えながら、民間との競合が著しく交差しないというか、バッティングしないように、そのことによって官民連携、公民連携による定住促進をさらに加速していきたいと考えております。  以上でございます。 54 ◯議長(松信彰文君)  宮原議員。 55 ◯11番(宮原宏典君)  3回目になります。町長の答弁によりますと、今後のこのPFI事業についても計画性を持ちながら進めていきたい。そしてまた、一戸建てということも含めて、今後は重点的にこの人口減少に対しては対処していきたいというような答弁であったかと私は思っております。  そういう中でございますけれども、町長もそういうところを心配されておっての答弁だと思いますが、まずはこのようなシミュレーションがずっと30年間というようなことでございますけれども、これは家賃がずっと一緒に、今現在の家賃収入があってのシミュレーションでございますので、恐らく30年から30年以後ですね、その次世代の方たち、私たちは恐らくこの世におらんかもしれません。そういうときに、私はそのようなことが計画性を持って財政、財源運営ができるように、先輩たちというか、今の執行部、議会のこのPFI事業というものが、後の財政にこたえないように、やっぱり議会、執行部の責任であろうと私は思っております。  そして、先ほどから申されましたように、あとPFI事業をコミュニティーセンターこすもす館の裏に建てることを構想的に考えておるというようなことでございますけれども、あと、石貝団地のアパート、中古の住宅を議決して凍結しているところなんですが、これは石貝団地の建設のときに1棟建てるのを、旧町の北茂安のときに建てていなかったということを含めて、稲佐山観光から取得したときにあそこに計画をして、中古住宅のPFIで建設しようというようなことで議決を、私はそのように理解をいたしておりましたので、このことも含めてこれは建設しなくちゃならないと私は思っておりますので、そこら辺も含めて、今後、執行部として責任を持った財政を運営していただきたいと思って、3回目の質問にさせていただきたいと思います。それに対しての答弁を求めます。 56 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 57 ◯町長(末安伸之君)  おっしゃるとおり、後に財政負担にならないということをまずは念頭に置いて、事業の計画をしているところでございます。  まず、PFIについての財政的な問題ですけれども、町の財政負担にならないように国の社会資本整備交付金を45%、民間の資金を55%という中で、30年間の維持管理まで含めたものがこのPFIです。ですから、83%を損益分岐点としていますので、これを下回ったら債務負担行為をかけていますから、家賃補填をしなければならない。ならば、83%を下回らないような条件を当初から設定しなきゃならない。1つは、若い人たちに対しての利便性が高いエリアです。いつも言いますけれども、幼稚園、保育園、小学校、中学校、そして庁舎、郵便局、銀行、これは都会のどこのど真ん中よりか、三根の今のモデル的にやっているところは利便性がいいんですよ。コンパクトな拠点というか、子供さんから、そして商業施設もありますから。車で30分以内に久留米、佐賀にも行けるし、こんなにいいところは全国的にまれであるということから、多くの視察が見えていますし、マスコミでも今高い評価を得て、国交省、内閣府、日銀でもみやき町モデルということを言ってもらっていますので、今、多くの自治体が研修に見えています。  そして、かつ家賃形態を安くしなければならないというルールがあります。社会資本整備交付金45%が入っていますので、その分は民間相場よりか安くしなければならないということで、民間が7万幾らですよ、PFIは5万幾らですよということで、募集するときから二重で表示しなければならないというルールに沿って今募集していますので、家賃形態については隣接する福岡県よりか15千円から20千円安いということで、条件として、家賃は安い、そして利便性はいい、かつ全て見える化していますので、18歳未満の方を原則、または新婚の方を原則入居を優先としているし、コミュニティ、ママ友ルーム的なものがあるもんですから、適切なリニューアルは必要でしょうけど、をしていけば、83%を切ることは現在のところないという確信を持っています。  そして、仮に切ったとしても、住民税、交付税とかを考えると、実質損益分岐点は六十四、五%です。六十四、五%で、今、家賃形態で六十四、五%になることはほぼないと。今の直近、近傍の民間のマンション、アパートを見てもですね。だから、私は30年間適切なリニューアルもしながらいけば、100%に近い数字で稼働していくと。そういうところしかつくってはいけないというふうに思っていますので、それと30年間に十分イニシャル投資は回収できているんですよ。現在でも、今107戸ですか、一千数百万という差益、100%近くで入居率が稼働していますから、83%から17%はもう何もしなくて町のほうに今入っているんです。それは基金として積み立てながら、大規模修繕とか発生した場合における財源として確保していかなければなりませんから、トータル的に見れば、このPFI手法については、むしろ財政負担どころか、人口がふえるし、家賃も入るし、私はむしろ申しわけないんですけど、自治体のビジネスモデルになろうと。それと、定住促進のモデルになっているということは事実です。  もう一方、石貝団地においては、これは旧町時代から法定建てかえということで申請してあって、六十数戸つくりますということを約束してあったんですよ。それが国、県から約束どおりできていないという文書も来ています。そこで建てかえなければならないという中で、一つの候補として、旧丸三テニスコート跡地を取得する際に、そこに法定外建てかえ候補地としておりました。しかし、県営住宅の方々の説明会等もしていましたが、今よりか上に行くと、高齢化に伴って坂道を上れないから、できるだけ北側は好ましくないという御意見が主でした。  そういうことで、むしろ今、県営住宅を利用されている方々がそこに移るとなれば、利便性というか、そういう身体的な負担を強いることになります。そのことから、もう少し考えをほかの活用にできないかという中で、公営住宅法が変わって、法定外建てかえについても、必ずしも建てかえしなくていいように公営住宅法が変わったということであります。  よって、こういう法定外建てかえをしていましたが、公営住宅の改正に伴って、本町としてもその見直し、6条についてはその用途というか、廃止をしたいという協議をすればできるようになったということですので、その方向で、なぜならば、今現在、五十数戸、町営住宅はあいています。無理して建てることが、入居率が100%になったとしても、後年の財政負担にむしろ公営住宅のほうがなりますので、現在の綾部住宅を東寒水地区内に建てかえているとともに、今後の天建寺住宅等の建てかえとともに、60戸の新たな石貝団地の法定外建てかえ戸数が要るかどうか、現時点では必要ないという判断をしています。あいたところに今ずっとお勧めをしていますので、今以上にニーズが高まればまた別ですけど、無理して60戸建てることは、むしろ後年度に大きな財政の負担をかけるという判断で、旧丸三テニスコート跡地については他の用途での活用をすべきだという現時点での認識を持っているところでございます。  以上です。 58 ◯議長(松信彰文君)  宮原議員。 59 ◯11番(宮原宏典君)  2項目めに入らせていただきます。
     こすもす館周辺の公共施設の進捗状況はということで質問させていただきますが、みやき町は合併以来、毎年恒例の町民祭がコミュニティーセンターこすもす館周辺で盛大に行われておりますが、これについてはふれあい広場等についても同僚議員から数名の質問があっております。  そういう中で、学童保育施設の建設、大型遊具施設の建設等で、さらにふれあい広場が狭くなったということで、本当に町民祭を町民の方が楽しみにしておられると思いますが、駐車場が少ないためにシャトルバスで運行対応されておりますが、やはり車で来て、催し物や買い物をしながら楽しい一日をということで来ておられますので、そのときに町民と交通指導員の間で大変心配されたこともありますが、町としては、そういうことに対しては本当に町民祭をすると。駐車場もこうだということを踏まえて、やはり町民に応えるべきではないかなということが1つ。  それと、こういうことも含めて、さきの全員協議会とかいろいろの中でもお話があったと思いますが、駐車場の予定地として東側に約1,300平方メートルの農振除外がもう終わっておると思います。そういうことで、このところを駐車場に、不足しているということはわかっているわけですから、遊具施設もつくっているわけですから、学童もしております。だから、もうわかっておることですから、早くこれができなかったかなというのが今回の質問のいきさつでございます。  また、1つ、保育園の待機児童の対策は、今度も同僚議員が質問されておりますので、これはもう待ったなしなんです。それで、一日も早く建設すべきであって、保育士の派遣条例も9月定例会で条例を議決しております。待機児童対策としていろいろとありますけれども、さくらの杜保育園の北側の農地を待機児童の対策としたいとか、今日そういうことで農振除外申請中だと思いますが、いろいろとこの問題について、同僚議員からの質問に、さくらの杜保育園の東側に待機児童のために今回建設をするような答弁があったと思います。そういうものを含めて、この地が、北側の地も含めて、この問題を一緒に考えてあるのかなということを今回お聞きしておきたいと思っております。  それから、今度、公共施設としてされますこの一帯は、合併前、旧北茂安町はこの土地を県営圃場整備するに当たりまして、公共施設用地として集積した土地でもあります。そういうことで、そのとき、これは平成8年に旧北茂安町がつくった計画、平成8年です。庁舎と保健センター、商工会、それからコミュニティーセンターというようなことで、ここ一帯を公共施設の拠点にしようということで、あそこに集積されたところであります。  それで、保健センターと庁舎を一緒に建てようというようなことで旧北茂安町議会のときにありましたけれども、それはできなかったので、まずは保健センターから建設をして、今はこの絵のような保健センターが建っておるというようなことでございます。私はこういう集積した土地に、薬科大学招致が棚上げになったと。そして、ここら辺は優良農地でございますので、何でPFIでの集合住宅を何棟か建てようとかいうようなことになったのかなというのが私、一番考えるところでございますので、そこら辺も答弁をよろしくお願いしたいと思います。  そして、私が1つ考えますのは、薬科大学の招致ならともかくとして、集合住宅は公共性もありはしますけれども、ここら辺は優良農地でございまして、みやき町の基幹産業である農業を町としてどのような方向性で持っていこうというお考えなのか、ここを集合住宅とかいろいろ建てられるということについて、私はちょっとお聞きしておきたいと思っております。  それから、農業は今後集約化されて、私は機会あるごとに申しておりますけど、みやき町の農業者は10年もすれば50人程度になりはせんかと、そういうことで大型農業となっていくわけでございまして、大型農業が今後はICT農業が進んで、現に新聞等でも小城市の工務店はICTの事業をやっておると載っておりました。  そういうことで、私たちも北海道に行って、大きな水田というか、何十町とありますけれども、それに大型機械を入れながらICT農業を考えておるというような研修先のこともございましたので、ここはようっと執行部も農業のことも少しお考えをしていただいて、今後の計画を十二分にしていただきたいと思っておるところでございます。  そして、ここで私が一つ町長にお願いしたいことは、いつも町民の健康を第一にお考えでございまして、「健幸長寿のまち」宣言をした事業もされております。そして、第2次国土利用計画では、市原区、石貝区を健康医療拠点として計画されておるところでございますけれども、メディカルコミュニティセンター、それからB&Gのリニューアル等も計画しながら、第2次国土利用計画をされるということになっておるわけでございますが、私は、保育園、学童保育、児童館、南花園とある中に、この地に第2次計画の健康医療拠点というようなことで今度計画されておりますが、これを変更しながらでも、公共福祉の一円として、ここにB&Gを新しくグレードアップしながら建設して、ここの地を町民の医療の拠点としたらどうかなという考えを持っておりますので、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。答弁を求めます。 60 ◯議長(松信彰文君)  お諮りします。質疑途中でございますが、休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 61 ◯議長(松信彰文君)  異議なしと認め、休憩します。                 午前11時59分 休憩                 午後1時   再開 62 ◯議長(松信彰文君)  休憩中の本会議を再開します。  福島まちづくり課長。 63 ◯まちづくり課長(福島隆二君)  議席番号11番、宮原議員の2項目めの、こすもす館周辺の公共施設建設の進捗状況についてでございますが、まず1点目の、イベント開催時に駐車場が不足しているが、増設を急ぐべきだとの御質問にお答えします。  議員の御指摘のとおり、駐車場の必要性につきましては同様の認識をしているところでございます。また、ふれあい広場に設置した遊具も子育て世帯に大変好評をいただいているところであり、さらに学童保育についても、今後、保育所と同様にスペースが不足することも考えられます。よって、そうなった場合の増設場所として、ふれあい広場の敷地を利活用することも視野に入れて検討を行っているところでございます。  そうしたことから、ふれあい広場の東側ですが、農地の約1.3ヘクタールほどありますけれども、そこの土地を、これまでのふれあい広場にかわる多目的広場兼駐車場ゾーンとして整備することを検討しているところでございます。  そのため、当該用地について地権者の協力を得まして農振除外のほうを申請し、変更手続が完了しているところでございます。現在は用地の取得に向けて具体的に地権者の方々と御相談させていただいているところでございます。つきましては、多目的広場兼駐車場の整備について、方向性にめどが立ちましたら全員協議会等において説明を行い、御協議をいただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  次に2点目の、集合住宅建設よりも統合医療、B&Gを再構築してはどうかとの御質問に対しまして、集合住宅の建設関連についてお答えします。  先ほどの1項目の中でも答弁しましたとおり、定住促進住宅に関しましては、今までは民間のアパートがほとんど存在しない三根校区において重点的に取り組んできたところですが、中原校区や北茂安校区においても集合住宅建設に関する多くの要望がございますので、バランスよく整備を進めていきたいという中で、現在、中原校区の整備を行っているところであり、今後は北茂安校区においても事業の検討を図りたいと考えているところでございます。  その候補地といたしまして、先ほど町長の答弁にもありましたように、あくまで構想ではございますが、ユニバーサルタウン構想の一環として、コミュニティーセンターこすもす館周辺を構想として掲げているところであり、今後、慎重に検討を進めてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 64 ◯議長(松信彰文君)  城野社会教育課長。 65 ◯社会教育課長城野恵亮君)  議席番号11番、宮原議員の2項目めの、定住促進を図る中に、人口増加に伴いイベント開催時に駐車場が不足しているが、増設を急ぐべきだとの御質問にお答えします。  さきに質問しました本村議員の答弁の内容と重複することもありますけど、御了承をお願いします。  駐車場不足という点でありますが、町民祭以外にもコミュニティーセンターこすもす館で大きなイベントの予約が入った際は駐車場を利用する関係課と情報を共有し、混雑を避けるように調整を図っておりますが、各施設のイベントなどが重なったり、文化祭や成人式などの大きなイベントの開催のときは現在の駐車場では不足するという事例も年に数回発生しておりますので、その際はやむなく臨時的にふれあい広場を駐車場として使用し、対応しております。  また、昨年、ことしとふれあい広場には遊具が整備され、町内外よりたくさんの方々が訪れていただいておりますので、早急な駐車場整備という点につきましては議員御指摘のとおりと認識しております。  まちづくり課長からの答弁にもありましたが、コミュニティーセンターこすもす館周辺は今後ユニバーサルタウン構想により、あらゆる年代の人々が集うみやき町の中心エリアとなる可能性があります。この構想に伴う施設機能の多様化、また、現在の施設内の業務拡張なども推測され、イベント時のみではなく経常的に不足するような事態も発生するかと思われるため、用地の機能確保に向けて検討するよう指示を受け、これまで取得に向けた準備を行ってまいりました。  コミュニティーセンターこすもす館周辺施設を安全、快適に利用していただけるように、関係各課と連携を図りながら、多目的広場兼駐車場ゾーンの整備を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 66 ◯議長(松信彰文君)  弓企画調整課長。 67 ◯企画調整課長(弓 博文君)  11番宮原議員の御質問に答弁させていただきます。  2)番の分でございます。統合医療施設ということで、メディカルコミュニティみやきプロジェクト構想について進捗状況を申し上げます。  8月に総務文教常任委員会、全員協議会で、パートナー事業者説明会の御報告をさせていただき、9月から10月にかけて合計7回の事業者への説明会を開催いたしました。  説明会には合計27の事業者が参加され、そのうち17の事業者が連携事業に参加表明をされております。今後、提出された提案書を審査しながら、事業の目的、基本理念及び基本コンセプトに合致するパートナー事業者を採択していきたいと思っております。  今回、統合医療施設をコミュニティーセンターこすもす館周辺へ再構築できないかという御質問をいただき、その理由についても十分に理解は示させていただきながらも、先ほど答弁させていただきましたように、既に事業説明を終え、それに応じて事業者より提案をいただいておりますので、当初の計画どおり進めさせていただければというふうに御理解を賜りたいと思っております。  今後、事業の進捗状況につきましては、委員会、全員協議会の中できちんと御報告をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上でございます。 68 ◯議長(松信彰文君)  古賀健康増進子ども未来課長。 69 ◯健康増進子ども未来課長(古賀元司君)  宮原議員の2項目めの御質問の中で、今後の保育園の整備について御答弁させていただきます。  本町におきまして、現在の課題である待機児童問題を解消するに当たりましては、保育園の施設整備も必要となってきます。今後、コミュニティーセンターこすもす館周辺においての保育園施設拡充といたしましては、さくらの杜保育園の増設に関して、現在、園のほうと協議をしているところでございます。  場所につきましては、現在の保育園と一体化するよう、園の東側にある駐車場用地に増設を計画しているところでございます。また、現在250名の利用定員でございますけれども、50名増の300名の利用定員で検討をされているところだとお聞きしております。  しかしながら、今後も定住対策事業におきまして、ますます児童数が増加する可能性もありますので、今後、さらに保育施設の拡充として保育園の新たな建設も検討していきたいと考えているところでございます。  ここでは、今でも町民ニーズが高い子ども・子育て支援事業拠点施設といたしまして、町内の保育園、幼稚園児の誰もが必要時には自由に利用できる形態を考慮しながら、総合的な保育園施設整備の検討を行っていきたいと思っているところでございます。  以上でございます。 70 ◯議長(松信彰文君)  空閑産業課長。 71 ◯産業課長(空閑清隆君)  宮原議員の御質問にお答えいたします。  議員おっしゃられたように、今後の農業については、農家数の減少により大規模農家が増加しまして、将来的にはGPSを活用した無人のトラクターやコンバイン、それからドローンを使った害虫駆除などの先進農業機械の普及も予想されるところでございます。  みやき町におきましては、優良農地を守るために農業振興地域整備計画を作成しておりますが、町の総合計画や国土利用計画におけます整合性や地域の実情を考慮しながら、また、水田の集団化を阻害しないような最小限の農振除外は必要であると考えております。  みやき町は農業が基幹産業でありますので、農業と共存し、調和のとれたまちづくりを図っていく必要があるものと考えております。  以上でございます。 72 ◯議長(松信彰文君)  宮原議員。 73 ◯11番(宮原宏典君)  2項目めの1回目の質問に対して答弁いただきました。  いろいろと質問いたしておりましたので、再度の質問をさせていただきますけれども、駐車場の件につきましては、ふれあい広場が狭くなったので、東側の1,300平方メートルの土地を駐車場として考えて、農振除外も終わったというような答弁だったと思っております。  そういう中で、1,300平方メートルの中に、1名の地権者の911アールの水田があるわけですけれども、これは町のほうから2年前に、町の計画があるので、税務署の競売が発生しておりますので、計画を立てておるということから、全員協議会の中で報告されて、その競売については、恐らくとめておられるので、それについては今後、駐車場として何ら問題なくなっておろうかと思っております。  しかしながら、2年前にこの農振除外申請等も終わりながら、今回こういうふうな駐車場不足という中で、なぜ一日も早く町民のサービスのためにできなったのかなというのが1つあります。その一つとしては、私の考えとしては、全部をですね、1,300平方メートル一遍に土地を利用してまとめようというようなことから遅くなったんではないかなと。できるところから少しでも早く駐車場をつくって、仮の駐車場をつくって町民サービスをするべきではなかったのかなということから今回質問したところでございますので、そういうものについても再度答弁を求めたいと思います。  それから、集合住宅の予定地のところなんですが、私はいろいろと考え、私の気持ちとしていろいろと考えながら、ここにメディカルコミュニティセンターとB&Gを計画変更して、こちらに持ってきたらどうかということで質問を1回目したわけですが、今、企画調整課長のほうから、もうこれは進行中です、もうこれを動かすことはできないというようなお話でもございますが、私は、このふるさと納税というのが、今回みやき町も47億円というようなお話も、大変うれしい納税がされているということで、私はここに、B&Gがもう建設して30年なっているわけですね。それをリニューアルしながら、そこに使いたいというようなことでございますが、私はこのB&Gを、ここに温泉を掘って、そして温泉プールとして使ったらどうかなと。そして、町民の健康増進に使っていただくというようなことで、今使ってあるところを急に倒しては皆さんに御迷惑かけますので、ここの用地に、農振除外がもうできておりますので、農転をしてB&Gとメディカルコミュニティセンターを再検討したらどうかなということで今回質問をしたわけでございます。  そういうことで、いろいろと考えは一緒と思います。どちらにするかというだけの話でございますけれども、そのような形で進めたらどうかなということで今回質問させていただきました。  それと農業問題については、公共施設を持ってくるということは私は反対ではございませんけれども、やはりこれから先の農業は大型化になっていきますので、こういうのが妨げにならないように農業を守っていただきたい、執行部は念頭に持っていただきたいというのが今回の質問の意義でございますので、ひとつよろしくお願いをいたしておきます。  それから待機児童の、保育園のことで答弁いただきました。いろいろと同僚議員からもされておりますので、さくらの杜保育園の東のほうにしながら対応していきたいというようなことでございますが、まだ明確には構想中でございますので、さくらの杜保育園の、あっ、もう終わっていますね、ということもしながら、そこら辺で終わらなくちゃならんと思いますが、ひとつそこら辺も含めて答弁をお願いしたい。あっ、もう15秒になりました。再度この問題については質問させていただきます。よろしくお願いをいたして私の質問を終わらせていただきたいと思います。 74 ◯議長(松信彰文君)  以上をもちまして、通告第15号、11番宮原宏典議員の一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全部終了しました。  本日の会議はこれをもちまして散会します。                 午後1時16分 散会 © Miyaki Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...