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2017-03-16 平成29年第1回定例会(第6日) 名簿
2017-03-16 平成29年第1回定例会(第6日) 本文

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  1. みやき町議会 2017-03-16
    2017-03-16 平成29年第1回定例会(第6日) 本文


    取得元: みやき町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-01
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時30分 開議 ◯議長(松信彰文君)  おはようございます。平成29年第1回みやき町議会定例会17日目の会議、御出席ありがとうございます。  ただいまの出席議員は13名です。直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しております議事日程表のとおりであります。  本日の日程第1として、一般質問4人を予定しておりましたが、通告9号、13番古賀秀實議員が欠席ですので、みやき町議会会議規則第61条第4項の規定により、一般質問通告の効力を失ったこととします。したがって、本日の一般質問は3人です。  会議録署名議員追加指名を行います。  会議規則第127条の規定に基づき、4番本村鶴夫議員を指名します。       日程第1 一般質問 2 ◯議長(松信彰文君)  日程第1.一般質問を行います。  通告第10号、12番平野達矢議員一般質問を許可します。平野議員。 3 ◯12番(平野達矢君)  おはようございます。通告第10号によりまして一般質問を行います。12番、自由民主党の平野達矢でございます。私は今回、4項目について通告をいたしております。  今議会から一般質問が60分に短縮をされました。短い時間で質問を行い、そして答弁に対する理解を得るということは非常に難しいと思いますけれども、効率的に質問をして、そして答弁をお願いしたいと思います。執行部におかれましては、質問に対して、行政マンとしてのそのやる気で、棒読みのような答弁ではなくて、質問者のほうを見ながら、堂々と町政に対する施策のあり方をしっかりと答弁していただきたいと思います。よろしくお願いを申し上げます。  最初に、企業誘致進出企業への対応策ということで質問をいたします。  日本の国においても各自治体間での格差が出てきております。そうした中で、地方創生という名のもとで、おのおのの自治体がその住民と一体となって、その自治体の中で生活をする住民のために、精いっぱいの努力をしているところでございます。そうした中で、どのように将来、このみやき町があるべきかということに関しては、全ての町民が希望と、そして期待を持って、この町と、それから執行部、議会に期待をしておるものと思います。住民の協力もしかりでございます。いわゆる協働でこのみやき町をつくっていくということであります。  そうした中で、今、本町が取り組んでおる定住対策、なぜ定住対策なのか。私は基本的には、経済は人口に正比例すると考えております。常にそうした中で、じゃ、どのようにして今のみやき町の人口を維持していくのか、そして、できるだけ減少する人口を抑えていくのかという部分で、この定住対策というのが大事だと考えます。しかしながら、もう皆さん御存じのように、定住するにはやはり生活の基礎となる仕事がなければなりません。そういうところで、今、本町にその働く場所が十分にあるのかどうかというと、満足な働き場所というのは私はないと考えております。できるだけ住民とともに議会も、そして町も協力をしながら、やはりその働く場の確保、それによって生活の安定をし、みやき町に定住を図っていただくということを進めていかなければならないと思います。  そうした中で、じゃ、どのような企業を誘致し、そしてその企業を育てていくのかということが一番大事ではなかろうか。そういう観点から、今回3つの事項について質問をいたしております。  まず、1)として企業誘致基本的考え方でございます。
     企業においては、大企業、そして中小零細、日本には多くの企業がございます。海外進出をしてそれだけの利益を出している会社、また、企業経営にあえいでいる会社もございます。そうした中で本町の立地的なことを考えるときに、どういう企業を誘致すべきなのか、またどういう企業を持ってきたほうが住民が働きやすい、そして楽しく働いて生活の基盤をつくっていくというのは、やはり住民の求めるものではないだろうかと考えております。  そうした中で、どういう企業を、そして、どのような規模の企業を誘致して住民に働いてもらうのかという部分をどのように考えておるのか、お伺いをいたします。  そして、2)は雇用に対する行政としての対応です。  いわゆる企業も、やはり今、人口減少の中で、小さな企業も外国に進出する、そして外国に輸出をする、そして利益を獲得する企業はたくさんございます。やはり働く人もいい企業を求めると思います。そうした中で、雇用をその企業にどのように結びつけていくのか、大変難しい問題だと思います。会社が来ても働く人が集まらない、そしてまた、働く人にいろいろな教育をする機関、そういうものもない状況の中で、どのようにして企業が求める働く者を供給していくのかという部分、どのように考えるのか、また町としてどのようにそれに対応していくのか、お伺いしたいと思います。  そして、3項目めは、企業要望と町の対応、原材料等の調達・計画・施策です。  これは2)番と同じような感覚になりますけれども、いわゆる企業によって雇用だけを求めるものと、現在進めておりますピックルスコーポレーション、ここは雇用と、それから原材料の供給を希望されております。そうしますと、この原材料の供給というものに本町がどれだけ対応できるのかという部分について、非常に疑問を持っているところでございます。原材料を全然供給しなくていい、雇用だけでいい企業もありますし、今回のように原材料を求めるような企業というのは、非常にそれに対応するのはまた難しい問題も生じてくるのではないかと考えます。  このような中で、本町でこの原材料の供給に対応するような産業、特に農業ですけれども、どのように育成をしていくのか、しっかりとした施策があって今回のピックルスコーポレーションの誘致に至ったと考えておりますので、そのあたりもしっかりとした生産基盤をつくって、ピックルスコーポレーションがみやき町に来てよかったと言えるような、そういう原料調達施策に期待をするわけでございます。現在考えておられる施策について伺うものでございます。  以上、1番目の質問でございます。答弁は簡潔によろしくお願いいたしまして、1回目の質問を終わります。 4 ◯議長(松信彰文君)  福島まちづくり課長。 5 ◯まちづくり課長福島隆二君)  おはようございます。議席番号12番、平野議員の1項目めの企業誘致進出企業への対応策についての御質問にお答えします。  まず、1点目の企業誘致基本的考え方との御質問ですが、本町では定住総合対策基本計画の柱として産業雇用対策を掲げておりまして、定住総合対策を進める上で企業誘致に積極的に取り組むことにより、産業の活性化や町民の働き場の確保に努めることとしております。  本町の企業誘致につきましては、佐賀県が全国的に見ても自然災害が少ない上に、南海トラフ地震においても政府想定津波被害が出されていない九州で唯一の県として、全国的にその安全性をPRしているところでございます。その中でも本町は、すぐれた交通アクセスと手厚い立地支援制度など、企業立地における優位性をアピールして企業誘致を積極的に進めているところでございます。  誘致する業種につきましては、企業誘致条例において、製造業、道路貨物運送業、倉庫業、梱包業などの9事業について規定をしておりますので、それらの業種について誘致活動を行っているところでございます。今後も定住促進の柱として、機動的、継続的な企業誘致活動を積極的に展開してまいりたいというふうに考えております。  次に、2点目の雇用に対する行政としての対応との御質問ですが、人口減少社会に突入した今日、本町が安心して住める魅力あるまちを継続していくためには、さまざまな施策が必要であり、とりわけ雇用の場を確保していくということは、本町にとって最重要課題の一つということで認識をしているところでございます。そのため、佐賀県等と協力、連携し、優良企業の誘致に向けて積極的に取り組みを行っているところでございます。  また、本町の既存立地企業に対しましても日常的なフォローアップを行っておりまして、それぞれの企業の増設、拡張計画等情報収集等を行っているところでございます。  こうした取り組みの実績といたしまして、今年度は本町に3つの優良企業の進出があったところでございます。この3企業によります投資額の総額は約23億円、新規の雇用予定人員が約350名となっております。新たな雇用の創出や地域経済波及効果など、大きく期待が持てるところでございます。  なお、雇用の確保に関しましては、事業に対する町の支援策といたしましては、町の広報紙やホームページ等求人情報を掲載し、町民の雇用の推進を関係機関と協力、連携を図りながら、人材確保のため町ができることは全力で支援してまいりたいというふうに思っております。  また雇用奨励金として、町内に住所を有する人を1年以上新規雇用された場合に対しては、雇用主に対して補助金を交付することとしております。  最後に、3点目の企業要望と町の対応、原材料等の調達・計画・施策との御質問ですが、ことしの2月13日に進出協定を行いました株式会社ピックルスコーポレーションにつきましては、進出条件として、雇用者の確保及び原材料の一つである白菜の安定的な供給ということを求められたところでございます。また、2月27日に進出協定を行いました株式会社JAさが富士町加工食品につきましても、原材料の一つであるキャベツや大根などの安定的な供給が必要でございます。両社とも原料が野菜ということでありまして、町内における契約栽培による産地化により、農業者の所得向上農業後継者の育成などが見込まれるところでございます。  野菜の安定供給に向けた今後の取り組みといたしましては、契約農家の参入者を募りますとともに、組織化に向けて関係機関と連携を図りながら取り組んでまいりたいと考えております。また遊休地等についても、地区の方々と協力をしながら産地の形成を図り、安定的な供給に向け取り組んでまいりたいと思っております。また、そのようなモデル地区等についても今後募集を行ってまいりたいというふうに思っておりまして、官民連携により推進してまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 6 ◯議長(松信彰文君)  大塚産業課長。 7 ◯産業課長(大塚三虎年君)  皆さんおはようございます。議席番号12番、平野達矢議員の御質問の1番、企業誘致進出企業への対応についての3)番でございます。企業要望と町の対応、原材料等の調達・計画・対策の中で、産業課としてできる対応についてお答えをいたしたいと思います。  原材料の調達等につきましては先日の8番議員の御質問でございましたので、若干ダブることとなりますけれども、御了承をお願いしたいと思います。  現在、みやき町の水田では県営圃場整備が取り組まれて四十数年が経過しております。経年によりまして排水機能の低下が進んでおりましたので、25年度より暗渠排水工事フォアス工事の実施によりまして、排水機能貯水機能等生産基盤充実向上が図られ、収量回復が期待できるものとなりつつあるところでございます。  そこの中で、水稲、麦、大豆の栽培につきましては、本町農業の柱として早くから集団化、機械化、組織化が確立し、栽培の拡大が行われ産地形成ができたところでございます。しかしながら、近年の農業所得の低迷により農業後継者が減少している中で、今回、株式会社ピックルスコーポレーション株式会社JAさが富士町加工食品町内進出協定がなされ、冬季作物といたしまして、麦の栽培のほかに、企業へのサラダや漬物等の原料となります白菜、キャベツ、大根等の地元露地野菜の供給や企業との契約栽培も見込めるということから、新たに露地野菜栽培に取り組むことによって、農業所得の向上、ひいては農業後継者育成が図られることが見込まれているところでございます。ただ、現時点では原材料の供給等による具体的な情報が今のところ農協、あるいは企業から提示があっておりません。具体的な対応は今のところお示しすることができずにいるところでございます。  町といたしましては、白菜、キャベツや大根等の栽培期間栽培スケジュールを調査しますと、特にキャベツ、大根を除き、白菜に関しましては夏作の栽培は不適とされているところでございまして、秋作を行うことといたしまして、水田での水稲刈取り後の栽培を行うためには、野菜の定植期が米の収穫期と重なり播種時期がおくれることとなります。播種時期が重要なポイントということで、早過ぎると病害虫の被害が多く、遅くなると結球しないというリスクが高まるということでございますので、適作地といたしまして、畑や水稲の作付がされていない水田を想定いたしておりまして、畑につきましては連作障害の回避のため、ローテーションが必要であると思っております。  それ以外の対策といたしまして、白菜、キャベツ、大根の安定量確保を行うため、農家、非農家を問わず幅広く生産者や出荷者の募集を町の広報やチラシ等で募り、また、農協営農指導員農業改良普及センター生産農家による栽培技術講習会の実施、生産者の組織化を図っていければと考えているところでございます。  その後、組織ができれば、省力化を行うため、機械化が当然必要となってくるところでございます。国、県の補助事業を活用いたしました播種期、定植期、運搬期、収穫期等機械導入による補助金の交付を考えているところでございます。  また、企業が原料とする作物につきまして一部競合する場合を除けば、作物がどちらかに偏る場合が想定されます。その企業の条件や農家の意向について注視していくことも必要であると考えているところでございます。  以上でございます。 8 ◯議長(松信彰文君)  平野議員。 9 ◯12番(平野達矢君)  3項目について答弁がございました。  まず、企業誘致の基本的な考え方の中で、非常に立地的には、みやき町は大変いい場所だと考えております。そうした中で、やはり時代は常に動いているということを考えていただきたいなと思っております。国民の食に対する嗜好の変化とか、そういう部分において、また体力とか、いろんな生活環境によって、働く環境に対しての考え方というのもずっと時代時代で変わっていくものと考えております。そしてまた、本町の遊休地といいますか、工場適地、そういう部分においても時代とともに変わっていくんじゃないかと考えております。  そうした中で、今、9事業ということを答弁されましたけれども、これも、ですからそれによって、時代の変化に合わせて事業の見直しというのも必要になってくるのではないかと考えます。そうしたところも常に視野に入れながら、誘致の基本的な考え方というのはずっと変えていくべきではなかろうかと考えております。よそがやったからよそに合わせてというような状況ではなくて、やっぱり一つ先を考えながら業種の選定というのはやるべきではないかと考えております。  これからは、人口も減っていく中で雇用もなかなか大変だと思います。雇用の件におきましても、いろいろな手法でもってされておるということは理解をいたしております。  3番目については、いわゆる企業の要望、この中で一番私が懸念するのは、いわゆる契約栽培です。契約栽培は、やはり高からず、安からずです。企業はそこを求めてきます。そうしないと常に企業は競争ですからね。企業体間の競争の中で野菜をつくっても、高くは買わない、やはりできるだけ安く買いたい。じゃ、農家が果たしてそれをつくって生産性はあるのか、それに理解をするのかという部分を一番考えます。昔から言われます。言葉は悪いかもわかりませんけれども、生かさず殺さずというやり方になっては何もならんと、そういうふうに思います。  ですから、契約栽培という言葉は、つくった分は全部買い取ってもらうという非常にいい言葉のようなんですけれども、逆の発想で考えると、それがあだとなるような形になるんじゃないかと私は考えます。ですから、そのあたりもしっかりと考えてやらないと、なかなか農家も飛びつかない。特に米、麦でその生産性を上げながらJAとともに歩いてきた今の農家の皆さんが、野菜づくりというような手間がかかるこの新しい分野に、本当に手を挙げるのかどうかというのが非常に疑問なんですね。皆さん方も野菜をつくっておられる方があると思います。大変なんですよね。米麦と全然違うわけですよ。  ですから、そのあたり、その仕事に対する理解とそれから収益、このバランスをしっかりと理解して参入をしないと、農家もせっかく参入してそこでやめてしまうというようにならないように、農家の支援もやってもらわないといけない。  技術指導も確かにそうです。今回はピックルスコーポレーションのほうは白菜です。JAのほうは大根とかほかのものですから、競合は今はしないんです。ただ、先ほどから言いますように、嗜好の変化によって、ピックルスコーポレーションとJAが、お互いが競争しなければならないというような、そういう時代も来るのではないかと考えます。  ですから、できれば私は、やっぱりJAとピックルスコーポレーションが協力してやっていくような形に将来は持っていくべきではなかろうかと考えます。そういうあたりもどのように考えられておるのかね、いわゆる9事業の将来の見通し、それから契約栽培のあり方、本当に契約栽培というのがベターなのか、ベストなのか。それから、JAとピックルスコーポレーションの将来の競争というものが発生しないのか、それに対応するにはどのようにしていったらいいのか、もう簡単にいいです、答弁を求めます。 10 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 11 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  従来というか、今までの企業誘致の概念については雇用の創出とか、また税収増とか、地域経済の活性化とか、定住人口の促進とか、そういうのが基本的な概念であって誘致活動を行ってきた経緯があります。しかし、今現在、人口減少とか、さまざまな生活の多様化とかあわせますと、商業施設企業誘致の一つの概念に当てはまるんじゃないかなと。むしろ、交流人口、久留米市に隣接していますので、福岡県の方々も含め、交流人口を促進することによって本町におけるさまざまな波及効果があるということで、隣接するところに近年、大型の商業施設を誘致させていただきました。  また、身近なところのクリニックとか、病院とか、コンビニとか、サービス産業的なものとか医療福祉についても積極的に誘致活動を行ってきましたので、本町における企業誘致の概念は、大きな生産性のある企業だけではなくて、商業施設とか、または生活に身近なコンビニとか、病院とか、そういうものも含めた中での企業誘致という考え方の中で今進んできているところでありますので、定住人口促進、今の人口減に歯どめをかけ、地域の経済を活性化させ、地域のコミュニティを助成していく上では、さまざまな業種、業態がみやき町に進出をしていただくことによって町民の利便性向上や生活を支援していただく、そういう意味で今後とも活動をしていきたいと思っています。  さて御質問の、今回、ピックルスコーポレーションとJAの誘致についても締結をさせていただきました。当初からの競争じゃなくて連携することを目的に、こちらは白菜ですけど、白菜も供給体制が整っていませんので、JAから全県下の御協力をいただいて、固定した白菜の購入というのは、供給をピックルスコーポレーションにもしていかなきゃなりません。JAはキャベツと大根が主ですので競合しないという中で、むしろ連携をすることでスタートしていきたいというふうに考えております。  それと今、担い手不足とか、高齢化とか、まだ耕作放棄地はふえていますので、本当にそういう契約農家の組織ができるか、また組織化できたとしても、生産性もですが、本当に生産者の方の収益性につながるかという御懸念は当然あろうかと思っております。  今、外食産業とかが非常に需要が膨らんできていますので、どちらかというと大量に安定した品質のいいものを生産すれば、生産者のほうが有利になってきています。今回みやき町で考えているのは、例えば、34号から以北については裏作、麦を作付されていないところが大部分あります。その間、稲刈りが終わった後に、翌年の田植え前に、冬場の用地を借りて、白菜というのはその時期ちょうど栽培できますので、借りてされている組織があるんですよ。お隣はもう既に反当わずかな数千円で、聞くところによるとレタス栽培という、小郡の方と聞いています。  そういう例がありますので、既に山間部の方々にも裏作として白菜をつくられる方は積極的にお願いしたいと。しかし、もう裏作までしたくないという方については用地を貸していただいて、お隣の町にそういう例がありますのでというお話もしています。  そうしますと、冬場の管理がしなくていいというメリットがあります。田植え前には、きちっとすぐ田植えできるようにすき込んでくれますので。長くなります、済みません。  今後は連携を図りながら、そして1人の生産者、ちょっとつくり過ぎたという方で、10キロ単位からでも個人契約もできるようにしていますので、そのことによって野菜づくり生きがいづくり仲間づくり、ビジネスという形を進めていきたいと思っています。  以上です。 12 ◯議長(松信彰文君)  平野議員。 13 ◯12番(平野達矢君)  今、答弁をいただきました。私も同感でございまして、今、町長が答弁された部分におきましては、執行部全員一丸となってそういう方向で進めていただきたい。私が考えているレールと大体同じような方向でありますので、1番につきましては終わりたいと思います。  次、2番目、定住促進のための宅地開発、住宅建設における民業への影響について。  もういろいろ言うまでもなく定住促進、今、一生懸命やっているところでございます。  しかしながら、いわゆる民業への圧迫という部分についてどのように考えておられるのか。これは私もずっと今まで何回も質問をしたものでございます。既に民間のアパート経営者からいろいろ苦情が出てまいりました。私のところも、たびたび入ってくるようになりましたし、空き室が相当あります。現状どのようになっているのか、いろいろ聞きたいんですけれども、いわゆるその現状調査、どのように把握をされておるのかですね。  そして、それの施策というのは、いわゆる民業のアパートへの、それを助けるための施策ですね。10年たったらやはりリフォームというのが発生してきます。なかなかそれができないような状況になってきた。本町のアパートは、いろいろな価格がありますけれども、やはり町営の今建てております、いろいろな住宅に比べれば高いわけですね。  今まで民業の方たちが一生懸命みやき町の人口を維持してまいりました、この民間アパートによってですね。しかしながら、それが今崩れている状況の中で、どのように民間のアパートを維持していくのか。アパート経営者だけに今後のアパート経営を任せるのか、こういう方たちがやはり今まで税金も納めてこられましたし、そこに入ったアパートの住民の皆さん方がいろいろな消費を助けていただきました。そして本町に税金も納めていただいた、その功績というものは多大なものがあると思います。そうした中で、このまま見捨てていいのかどうか、どのように考えておられるのか、簡潔に答弁を求めます。 14 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 15 ◯町長(末安伸之君)  民業圧迫の苦情が多くなっているということ、何がその根拠というか、御心配されているのは、三根校区に107戸つくっているPFI住宅が、今後とも町全域につくられると、民間として非常に圧迫されるという御心配を抱いておられるのかなと思っております。  現状107戸の分析もしています。町内の民間アパート等についても、入居審査の中でも精査をしておりますし、町内から町内という形の移転は極力好ましくないということで、現時点ではほとんどが子育て世代の新婚とか町外からの転入者であって、それが民業を著しく圧迫しているということは数値的にはあらわれておりません。それは十分配慮しています。  民間アパートが進出しにくいところを今しているんですよ。これからは民間でできるところまでそう積極的に行おうと思っていません。むしろ、誘導できていると思っています。周辺に分譲地ができたりですね。  それと、逆に、今、民間アパートの方から徐々にふえてきているという声もあるんですよ。なぜなら給食費、医療費、子育て施策が隣接市町よりかいいということで、入居希望者がふえてきているという声も寄せられております。だから、行政が行おうとしていることの波及効果というのはあらわれてきているんですよ。  民間の経営されている方をよく考えると、それが主で生計を営まれているのか、資産の代替として運用されているのか、それらも踏まえながら分析等もしております。よって、極端にその人の生計を脅かすような民業圧迫というのは当然やってはいけませんけれども、ある程度適正な、みやき町本町が掲げる人口減の歯どめをかけるには、今は、PFIというものもあくまで民間手法です。民業といえば民業です。民業を支援しながらやっていますので、町内の方々の民業を圧迫しないような、そのような手法を活用していくことは最も大事だと思います。  いずれにしても、御心配されていらっしゃる方がいるのは事実ですので、これにつきましても今後進めていく中で十分配慮しながら、慎重に定住促進等の施策を講じていかなければならないと思っています。  まだ独自に、ああいった民間のアパート等に対するリフォーム、リニューアル支援等については、もうしばらく定住促進の特別委員会の中でも十分調査研究をしていただいて、それが有効な手だてということで御提言等をいただければ、我々としても十分議会の意向を尊重しながら施策として検討していきたいと考えております。  以上です。 16 ◯議長(松信彰文君)  福島まちづくり課長。 17 ◯まちづくり課長福島隆二君)  議員の質問ですが、空き室についての調査ですけれども、民間の不動産会社による調査によりますと、28年3月1日現在で、空室率については8.94%ということでございます。  以上でございます。 18 ◯議長(松信彰文君)  平野議員。 19 ◯12番(平野達矢君)  町長がいろいろな調査をやった中で、現状は、その影響というのは、そう出ているようには感じていないという答弁であったと思います。今後、その影響等によって、議会と定住のほうとで検討しながら、その施策は考えていきたいという答弁でございました。いつも私は言いますけれども、常に時代は動いていますので、それにずっと対応しながら施策を実行していただきたいなと考えております。  それでは3番目、ふるさと寄附金の現状とあるべき姿の考え方と今後のみやき町の方向性というものをお伺いいたします。  もういろいろ言うまでもなく、多くのふるさと寄附金があっております。いろいろな自治体で、いろいろなそれに対応するやり方をやっております。  これが全国の自治体でいろいろな影響、プラスの影響があるところもあるし、マイナスの影響があるところもある。それによって国自体も考え方が、本来のふるさと寄附金のあり方に関して、いろいろな意見が出されております。  そうした中で、本町が現状そのお返しと、それから、それに対する経費合わせて、寄附金額に対する約4割でもってやっている中で、これはいつまで続くかわかりませんけれども、基本的に現状の中でどのように考えられるのかですね。そして、本来どのようにあるべきだと考えながら今のこの制度を生かしているのか、この2点についてお伺いいたします。 20 ◯議長(松信彰文君)  弓企画調整課長。 21 ◯企画調整課長(弓 博文君)  おはようございます。平野議員の御質問に答弁させていただきます。  現在、みやき町におけるふるさと寄附金の現状を申しますと、一昨日現在でございますが、寄附件数が4万2,481件、寄附金の受納額1,406,628千円というふうになっております。目標に少しずつ近づいておりまして、達成したいということで頑張っております。  昨年より大きく上回っておりますけれども、返礼品につきましては入れかえを小まめにやっておりますので頻繁に増減はするものの、直近といたしまして約500品目、それと事業所につきましては約80事業所の方が参画をされているところでございます。  ふるさと納税制度は平成20年4月より施行されて以来、まさに地方創生の旗印という制度になっております。それは、創意工夫や努力を惜しまない自治体、魅力を発信できる自治体が選ばれ寄附金をいただくという制度でございます。まさしくアイデアを出さないと、交付金も出さないという地方創生の趣旨そのものでございます。
     さらには、返礼品がもたらす町内事業者への経済効果も非常に高いものとなっており、複数の効果が見込まれる制度じゃないかと考えておるところでございます。  みやき町におきましても、この自治体間競争に負けないよう努力を継続していきたいというふうに考えているところでございます。しかしながら、議員御指摘をいただいております、本来のあるべき姿や、今後の方向性ということでございますが、まず第1に、寄附金をいただいた分につきましては、町民のための施策として活用をしっかりとさせていただくことが大事じゃないかと思っております。寄附者の皆様の一人一人が、みやき町を大事に思って頂戴している寄附金でございますので、その意図を酌み取り、住民の皆様のためになる施策、事業に充当していくべきと考えておるところです。また、そのことをアピールすることで、さらなる寄附者が集まると効果を考えているところでございます。  また、昨今では返礼品の問題が取り沙汰されていることが非常に多うございます。事実、昨年の4月には返礼品の価格や返礼率を明示しないこと、それと金銭類似性の高いもの、資産性の高いもの、または返礼率の高い返礼品の商品につきましては控えるように総務省のほうから通知が来ているところでございます。さらに先月にも、高市総務大臣のほうから千葉県のある自治体に対して、返礼率の高い地域振興券について問題があると御指摘をいただき、来月には返礼品についての指針を取りまとめたいという意向もお持ちでございます。  御存じのとおり、ふるさと納税制度につきましては返礼品の送付が義務づけられていることではございません。制度はあくまでも寄附控除に係る部分のみでございまして、返礼品は各自治体の意思により、お礼の品を送っている形となっております。現在は、この返礼品の部分での自治体競争が激化しているのも事実でございます。  総務省での働きとは別に、ふるさと納税の発案者の一人でございます西川福井県知事が発起人となった自治体連合の設立に向けての準備も進んでおります。この連合は、ふるさと納税の健全な発展を目指す自治体同士で、ある一定のルールを定めるなどして継続可能な制度になるよう自助努力をしようという動きでございまして、本町も全国から20自治体の郷土発起人として、福井県のほうよりお声かけをしていただいているところでございます。  このようなことで始まったばかりの制度ではありますが、非常にいい制度だとは考えております。これが持続可能になるよう国、地方自治体がみずから意見を出し合っていくべきではないかと考える次第でございます。本町におきましても、このような流動的な状況においてルールと競争のバランスを見ながら、臨機応変に対応していくことが重要ではないかと考えているところです。  以上です。 22 ◯議長(松信彰文君)  平野議員。 23 ◯12番(平野達矢君)  この件に関しては、やはり自治体間の競争でありながら、おのおのの自治体がしっかりとした自治体運営をやっていくためには、このお金というのは大事だと思うんですよね。日本人、いろいろ言っても、やはり皆さんはお金持ちだと思うんですよね。ただ、それが流通するかしないか、これが一番経済発展の壁になっているんじゃないかなと考えます。ですから、やはりこの制度が持続的に継続できるように考えるべきだと思います。そうすると、自治体間がしっかりとある程度のルールをつくって、そして、これが中止にならないように、自治体との連携をもっと図っていくべきだと私は考えます。ですから、やり方によっては非常にすばらしい制度だと思いますので、そのあたりをしっかりとお互いの自治体で連携をしていただきたいなと考えておるところでございます。答弁は要りません。  それでは4番目、買い物難民対策とコミュニティバスの今後のあり方ということでございます。  先ほど町長から企業誘致という形での雇用問題で答弁がございました。北茂安の白壁地区においては商業ゾーンがきれいなものができたわけでございます。三根地区もだんだんとそのように若干はなっていくのかなと考えます。  しかしながら、高齢化がまだまだ進んでいく中で、現実に本町においても、買い物難民と言うと非常に表現は悪いかもわかりませんけれども、実際買い物に支障を来している地区が相当数出てきております。コミュニティバスで中心街に出ていく、そしてショッピングセンターまで行く、そのこと自体が現状で十分な満足をされておるのかというと、そうではないと思うんですよ。  じゃ、これをどのようにしていくのか。いわゆるコミュニティバスだけではなく、いろいろ調査はやられておると思います。デマンドタクシーとかいろいろ、買い物ばかりじゃなくてですね。しかしながら、衣食住の中で、基本は私は食だと考えております。まず食べることが基本なんですよね。食べることに十分な気を配ってバランスよい栄養をとることが大事でありますから、やはり買い物というのは自分で見て、自分で手にとって、そして自分でつくって食べるというのが私は基本じゃないかなと考えます。そのあたりをすると、やっぱりお客さんが品物を前に置いて、そして買いたいんですよね。その欲する気持ちが生きるという力になっていくんじゃないかと考えますし、健康の維持にもなっていく、予防にもなっていくと思うんですよ。  そういう観点から、じゃ、買い物をどうしたらしやすくなるのか。中原町時代、同僚の議員が車で野菜から魚から積んで、そういう不便なところをずっと回っておられました。その方が私にそのとき言われました。自分がやめるから、おい、平野君、こればせんかい、絶対よかぞて。それはもうけることばかりじゃない。いろいろなお年寄りの方が買い物に行けない、そして、行ってそこで会話をすることが物すごくいいんだよということを言われました。一時期考えました、正直言いまして。これを会社にして、そういう方を雇ってできないものかと考えましたけれども、現実に私ができませんでしたけれどもね。  じゃ、今、このみやき町でどのようにしていくのかという中で、やはり一つの例が、吉野ヶ里町がやっていますよね。あれよりももう一歩進んだ形、恐らく知っておられると思うんですけれども、徳島県の「とくし丸」という会社がありますけれども、そこが発想して今全国に広がっております。軽トラックを改造して冷凍冷蔵設備をして、1台2,000千円、そして事業主になります。そして、大体1日平均100千円売り上げるそうなんですね。それは、朝、スーパーに行って、「とくし丸」が各地域でスーパーを全部紹介してくれるそうです。例えば、みやき町でしたいということであれば、そのスーパー、既にあります、アスタラビスタ。これは加盟店になっております。軽トラックを1台買って、それは「とくし丸」というのが全部いろいろなノウハウを教えてくれます。朝、スーパーに行って、スーパーで生鮮品を全部載せて、そして平均的な価格というのは、スーパーの1割増しで売っているそうなんですね。ずっと回るそうです。それで夕方帰って生鮮品だけは返品をする、それにアスタラビスタが入っているんですね。この地域では1社だけです。それをすることによって、買い物が不自由なところをずっと回れるんじゃないかなと考えているんですよ。今、何かしたいという方がおられるようでしたら、そういう人たちに、やはり2,000千円という事業費はかかります。しかしながら、それによって大体1日100千円売ると、いろいろ引いて、今、月の収入が350千円ぐらいの平均だそうです。  ネットでも見ることができますけれども、売る車は「とくし丸」という車なんですけれども、軽トラックを改造したものです。せっかくアスタラビスタが商品供給する会員になっておられます。ですから、そういうのが考えられないのか。それによって、お年寄りが自分の家の前に来て、そしたら、やっぱり買いたいもの、客単価は物すごく上がるそうなんですよ。  ですから、そういうことも考えて、それも一つのみやき町に住んでよかった、年寄りだけど、食べることに関しては不便なんだけれども、そして、それは確かに病院に行くとかデマンドタクシーとかいろいろ今後も考えるべきだと思うんですけれども、まず食べることが基本ですから、そういうことを一つのアイデアなんですけれども、皆さん方も知っておられる方もいらっしゃると思いますので、こういうやり方があるんですよと。せっかくアスタラビスタがその会員でもあられますのでね、そういう分野も研究していただいたらどうかなと考えますので、答弁を求めます。 24 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 25 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まさに、12番平野議員がおっしゃったとおりで、子育て施策についてはみやき町はよくされているという一定の住民の方からの評価をいただいています。しかし、一方では、高齢者の方、そういう施策ももっと充実をしてほしいというお声はよくお聞きします。病院に行きたくても、買い物に行きたくても、ちょっと公共交通手段もない、タクシー代は経済的に負担がかかる、何とかそういうものの支援をしていただけないかという声、それとか見守りについてもっと、警備会社に今委託していますけれども、この対象をもう少し、疾病の状況とかじゃなくて、健康でもやっぱり利用できるようにしてほしいとか、懇談会を数カ所、今、御案内いただいて、いろいろ意見交換する中で、そういう交通弱者の方の御意見が非常に多くなってきました。  よって、今お名前がちょうど出ていますアスタラビスタ、実はきょうの午後から担当課とその打ち合わせに行くようにしております。今度、三根議場に来てくれるコールセンターのオーナーがふるさと納税をとりあえず一千数百万円していただいて、これはネット学校とかビジネス学校に使ってくださいと、もっと地域貢献できることはないでしょうかということで、先般お会いしましたら、いや、実は買い物支援を何とかしたいんですよねということ、あっ、それ自分も考えているんですと。というのは、スマートフォンの業務もされますから、それと、GPS機能がもちろんついていますので、スマホから注文、移動ストアでずっと町内を回って、事前にファクスとか電話注文も応じますけど、スマートフォンでの注文に応じるようなこともやりたいと。ネットでの販売だけじゃなく、ネットによるそういう買い物支援とか、またはネットによる介護支援とか医療支援、そういうものを全体的にやりたいというお考えをちょうどお持ちなんですよ。  そこで、もし初期的な費用が生じるならもっと協力してもいいですよというふうな温かいお言葉もいただいていますので、早速、きょう昼から、アスタラビスタはもともとそれをぜひやりたいという御意向をお持ちです。商業ベースに乗るかどうかで、2店舗を何とか努力されていますが、買い物支援まで独自でやることについてはまだ一歩踏み出せない状況ということで、そこを行政と新たなパートナー、協力者になる方と一緒に3者ぐらいで始められないかというような協議、打ち合わせをきょうから実は始めるようにしていましたので、大変時宜を得た御質問だということで、ありがたく拝聴していたところでございます。  以上です。 26 ◯議長(松信彰文君)  平野議員。 27 ◯12番(平野達矢君)  皆さんもネットで調べたら「とくし丸」で、篤志家の篤です。そして志と丸で「篤志丸」という車なんですけどね、2,000千円ですからね。だから、アスタラビスタが直営でそれをやるのも一つの方法なんですけれども、やはり町内で仕事を持たない人、何かやりたいな、年寄りさんたちを手助けしたいなというような方が、2,000千円の1台の車を買って、そして一事業者になります。それによって各地区を回る。東京でも実際やっているんですよ、東京のあの一番大きな何万世帯という何団地やったですかね、あそこがもう既にそれをやっているんですよ。昔、一戸建てをずっと建てたんで、そこは全部車庫があるんですよね、もとのまま車庫がずっと一軒一軒。ですから、全部車庫に入れてずっと売っていくんです。だから、その家で車庫まで出ればいいわけですよね。あそこも全然若い者はおらん、お年寄りばっかりなんですよ。ですから、軽ですから車庫に全部入るんです。だから、一軒一軒全部売っていくわけです。そうすると、やはり安否確認とかそういういろいろなのもあれだし、また希望の品があれば、今度は明くる日とか2日後とかに注文を受けて持っていくと。それは物すごく年寄りによっては、そしてまた電球をつけかえたりとかいろいろ、そういうものもちゃんとしていくそうなんですよ。値段もスーパーよりも1割増し、そして生鮮品は夕方そのスーパーに返品をする、返品をとるというわけですよ、それがいいシステムなんですね、「とくし丸」という会社が。社員は3人しかおらん小さな会社なんですけれども。それで、各地のスーパーと交渉して、その地域でやってくれる、2,000千円出資して、事業者をずっと募ってやるというやり方です。可能であれば、それに幾らかなりの支援をしてでも、その事業に参入する人があれば、その方の生活も安定してくるんじゃないかなと考えますので、一考していただきたいなと考えます。 28 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 29 ◯町長(末安伸之君)  大変ありがたい御意見というか、情報提供をしていただきましてありがたく思っています。  やらなければならないと思っています。あと、やり方をちょっと知らないもんですから、それとやる人、それで、きょうから調査と打ち合わせに入ります。これは町内の小規模の方でも、うちはこれは商品提供できるよとか、うちなら、このエリアならそういう移動ストアに協力できるよとか、そういう方たちも同時に募ってみてはという考え方をしていますので、その検討会を開始するよう指示していますので、できましたら平野議員もアドバイザーでよろしくお願いします。(「はい」と呼ぶ者あり) 30 ◯議長(松信彰文君)  以上をもちまして、通告第10号、12番平野達矢議員一般質問を終わります。  お諮りします。休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 31 ◯議長(松信彰文君)  異議なしと認め、休憩します。                 午前10時31分 休憩                 午前10時45分 再開 32 ◯議長(松信彰文君)  休憩中の本会議を再開します。  通告第11号、5番中尾純子議員の一般質問を許可します。中尾議員。 33 ◯5番(中尾純子君)  皆さんこんにちは。議席番号5番の中尾純子でございます。私は通告のとおりに3項目質問させていただきます。  まず、第1項目めが就学援助について、それから、第2項目が公共施設のトイレについて、第3項目めが北茂安ふれあい広場の使用状況であります。  まず、第1項目めの就学援助についてということで、入学準備金の前倒しは考えているかということなんです。  学校教育法第19条において、経済的理由によって就学困難と認められる児童・生徒の保護者に対し、市町村は必要な援助を与えなければならないと規定されております。就学援助の補助対象と申しますのは、学用品費、体育実技用具費、新入学児童生徒学用品費、通学用品費、通学費、修学旅行費、校外活動費、医療費、学校給食費、クラブ活動費、そして生徒会費、PTA会費があります。その中で、今回、私が質問いたしますのは、新入学児童生徒学用品費、これについてであります。  入学準備金と略しますが、平成29年度から小学校が20,470円から40,600円に上がりました。中学校においては23,550円から47,400円となっています。この上がり分は30年入学の児童・生徒から適用されることになります。新入生全員が購入する制服、また、ランドセル、体操服、上靴等、中学校においては自転車もふえてまいります。そういうものが高くなったことによると私は考えております。  29年度の当初予算としてしっかりと掲げられてありますが、ことし入学する児童・生徒に、これはございません。前倒しの準備金を援助することはできないのかということで1回目の質問とさせていただきます。  2回目につきましては自席にて質問します。よろしくお願いいたします。 34 ◯議長(松信彰文君)  北原学校教育課長。 35 ◯学校教育課長(北原順二君)  議席番号5番、中尾議員の入学準備金の前倒しは考えているのかという御質問に対し、お答えいたします。  学校教育法第19条の規定に基づき、経済的な理由によって就学困難な児童・生徒の保護者に対し、義務教育の円滑な実施に資するため、要保護及び準要保護児童・生徒就学援助としまして、要保護世帯は修学旅行費を、準要保護世帯には学校給食費や修学旅行費、校外活動費、学用品費、新入学児童生徒学用品費及び通学用品購入費を支給させていただいているところでございます。  この中の新入学児童生徒学用品費を入学準備金として入学前に支給できないかということでございますが、平成27年度までは他の援助費目と一緒に支給していたため、7月の支給となっておりましたが、平成28年度からは少しでも早く支給したいということで、新入学児童生徒学用品費だけは他の援助費目より早目の6月に支給しております。  しかし、この新入学児童生徒学用品費は、本来、小・中学校入学前にランドセルや制服などを購入するための費用となるべきものであり、今のところ保護者が立てかえている状況となっております。近年は他の自治体でも入学準備金を入学前に前倒しして支給されている自治体もふえているようでございます。  こういった状況を踏まえ、みやき町でも就学援助事務要綱を改正し、新入学児童生徒学用品費を入学準備金として入学前の3月に支給したいと考えているところでございます。ただし、支給するには当然予算が必要となりますので、この予算を29年度当初予算に計上させていただいております。したがいまして、29年度入学者につきましては、今まで同様、入学後の支給となりますが、30年度入学予定者からは入学前の3月に支給できることとなります。  また、29年度からは援助する額についても国が示す基準額の改定に合わせ、平成28年度と比較しましてほぼ倍額の、小学校で20,470円を40,600円に、中学校では23,550円を47,400円に増額するように考えているところでございます。  なお、入学準備金につきましては、今までの就学援助と申請時期や支給方法が変わってまいりますので、今後は制度の周知についても努めていきたいと思っております。  以上でございます。 36 ◯議長(松信彰文君)  中尾議員。 37 ◯5番(中尾純子君)  朝日新聞の2月4日付の記事の中に書かれてありましたものです。全国で約80市区町村が入学前に変更していたということなんですね。平成29年に入学する新小1、新中1に支給する市区町村が約60あるということです。北九州市、熊本市、日田市、長崎市。福岡市に至っては2015年から実施されております。室蘭市は前々年の世帯所得をもとに対象世帯を決めることにし、時期を前倒ししたということなんですね。  先ほど申しました福岡市のことなんですけど、先行して実施した福岡市の現状で、これは27年なんですけど、3,148人が対象者だったんですけど、転出者が出まして返納が出てきたわけですね。返納が生じた人数が12人で、その12人は返納済みだということなんです。だから、立てかえとか家族がしなくても、自治体が先にやったとしても、返納金が出てしまったところにおいてはちゃんと返しているということで、きちんとされているということが書かれてありました。  私は29年度、30年入学する子供たちに対しての前倒しの支給、これは大いに評価いたします。しかし、29年に入学する児童・生徒たちは今までどおりの6月、あるいは7月支給ということになります。私はみやき町でもね、やる気があれば前々年度の所得で、所得証明があればできるんじゃないかなと、甘い考えかもしれませんけど、考えました。これはやはり入学する前に準備しなければならない用品というものがあるわけです。保護者の方たちが生活苦、無理をして工面すれば、逆にこれは経済的にやはり負担がかかると聞きます。  今の家庭は既に購入されていると思います。でも、少しでも安心できるように早目にこれを支給していただきたいなと私は考えております。いかがでしょうか。 38 ◯議長(松信彰文君)  北原学校教育課長。 39 ◯学校教育課長(北原順二君)  平成29年度入学予定者からの支給はできないかということかと思います。  県内の他市町でも既に入学準備金の前倒し支給を実施しているところもありまして、29年度入学予定者からということでございますが、入学準備金を前倒しして支給するためには、就学援助に係る事務要綱であります要保護及び準要保護児童生徒就学援助事務要綱の改正が必要となります。この要綱の改正については、事務局での検討、準備に時間を要したこともありまして、ことし2月の定例教育委員会に諮り、改正を行ったところでございます。その結果、予算措置についてはもちろんでございますが、住民の皆さんへ周知する時間がございませんでした。また、支給を前倒しするとなりますと、支給決定に係る事務も当然前倒ししなければなりません。その支給に係る事務であります所得の調査や教育委員会での判定等に必要な時間も確保できませんでしたので、29年度入学予定者からの支給は困難だと判断したところでございます。  新入学予定者への就学援助の案内、周知につきましては、毎年10月ごろに実施しております就学時健診の際に各保護者に対しチラシを配布し、お知らせをしているところでございます。今後、町の広報やホームページへの掲載や保護者への通知等、十分な周知を図り、申請漏れがないよう配慮し、その上で30年度入学予定者からの支給を準備したいと考えているところでございます。御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 40 ◯議長(松信彰文君)  中尾議員。 41 ◯5番(中尾純子君)  執行部より先ほど答弁がございました。10月ごろに健診の折にそういった説明をするということでしたね。他の自治体でもそういう形でして、その中で、当然申請があった中でやっていく、所得を見ながらしていくということになるんでしょうけど、30年からは私も本当に結構と思いますけど、せめて今回も、入学準備金というのはやっぱり入学する前にいただくものでありますので、ぜひそこをやってほしい。  私、1つ考えました。専決処分できないかなと。よく執行部のほうでされますよね。だから、そういった形で専決処分もいいんじゃないかなというふうに考えましたので、頭を少し切りかえてほしいと思います。やっと今回から頭が切りかわったということなんでしょうけど、私は早く頭を切りかえてほしかったですね。  それともう一つ、教育長にひとつお願いしたいんですけれども、学校を卒業する子供たちの制服、あるいは体操服とか、まだ着られそうな服とかもあると思うんです。ぜひとも学校側と協議して、それを譲るような体制をつくっていただきたいと思います。もう既にされているということであれば、ありがたいですけれども。これはうちの娘が中学校のときに、フィリピンの子が北茂安に入ってきました。そのときに制服が足りないというときに、うちの娘はもう使いませんので、それを譲渡したといういきさつもございます。ですから、あんまり汚れていたら幾ら何でも着たくないと思うでしょうけど、きちんとクリーニングに出して、それを次の子供たちに渡していただけたらありがたいなと思います。よろしくお願いいたします。  これは30年入学の子供たちからやるということですので、だから、ここで私が無理やり言っても一緒とは思いますので、これで終わります。答弁は要りません。  続きまして、公共施設に設置されるトイレということなんです。  これは3問あるんですけど、公園トイレの啓発プレートは全て完了しているかということで私は出しております。これは12月の一般質問のときで、トイレを気持ちよく使用してもらうために、啓発というか、何か表示をしていただけないだろうかということを質問しておりましたのでね。そのときの執行部としては、早速行うという答弁をいただいておりました。そこで、全て完了しているかということを質問いたします。  それと、2問目です。北茂安ふれあい広場にあるトイレには大きな文字で表示をすることとしております。これはトイレの場所がわかりにくいとの指摘がありました。みやき町の方だったら皆さん知っていると思いますけど、町外から来られた方が、キッズパークがあって、これはすごく好評です。ありがたいことだと思っております。そこに遊びに来られるわけですけれども、トイレがどこなのかということで、児童クラブの中にトイレを貸してくださいというケースが出てきたと。児童クラブの支援員の方としても、あそこにありますと言っても、児童クラブからトイレを見たときに何の表示もないということで、ちょっと困っていますと。だから、わざわざ言わなくてもいいように何か表示していただけたらいいのにというようなところから、私はこれを質問いたしました。     〔プロジェクターにより説明〕  じゃ、ちょっとトイレの8番を出してください。ここから男子、女子に分かれて入るわけですけど、一見したら、本当に何かわかりません。見ればわかるやんと言われるかもしれませんけど、やはりわからない方もいらっしゃるわけです。  そこで、私は大きく「トイレ」と書いてもらったらいいのになと思ったんです。でも、これじゃちょっと景観がよくないかなということも考えましたので、10番をお願いできますか。これは皆さん御存じのように、中原町の風の館の体育館に入る入り口なんですけど、こういう表示、標識がございます。  それから、9番をいいですか。これはとっこい子育て広場の入り口にあります、「風テラス」、「どなたでもご自由に……」ということで。こういう標識を、こちらがトイレですよというので、何カ所かこういった表示をしていただけたらいいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  それと、3番目ですけれども、まず11番を出してください。これは北茂安小学校の体育館の手前にあります東側のトイレになります。大概この手洗いのところから、皆さん、トイレに入っていかれるわけです。  次、12番をあけてください。これは南側から入るところですね。真正面が北側になります。ですから、北茂安小学校のトイレというのは、西からも南からも北からも入れるような、こういう形、つくりをされています。  次、14番を出してもらえますか。これは男子たちのトイレになりますけど、これが1、2、3、4、5、6、それと、これは南側から撮ったトイレです。先にもう一つ、6列、男子トイレが並べられています。  じゃ次、女子トイレを出してください。13番かな。これが女子トイレですけれども、私が北茂安小学校に入学した当初から、このつくりというものは全然変わっておりません。場所も一緒です。ただ、変わったといえば、昔よりも立派にはなりました。でも、このつくりというのは、男子も女子も一緒ということで、変わっておりません。ここを何とか女子トイレ、男子トイレというふうにきちんと確保できないかということを私は質問いたします。よろしくお願いします。 42 ◯議長(松信彰文君)  城野社会教育課長。
    43 ◯社会教育課長(城野恵亮君)  中尾議員からの2項目の質問、公共トイレについての特に公園トイレ内の啓発プレートは全て完了しているかとの御質問に対してお答えします。  社会教育施設、社会体育施設については、定期的に清掃を行っているところでございますが、たばこの吸い殻、ごみの散乱、汚れ、落書きなどがたまに見受けられます。このような一部の心ない利用者の方に施設利用に関心を持っていただき、ルールやマナーの大切さを知ってもらうためにと思われていることからの御指摘だったと思います。  前回の議会で答弁したとおり、誰もが快適に利用できるように、議員が言われるように、きれいに使ってもらうための啓発対策として早速、「いつもきれいにご利用いただきありがとうございます」などのラミネート加工をした表示を、公園はもちろんのこと、改修中の三根運動場を除き、社会教育施設、社会体育施設全てに掲示しております。このことにより施設利用者のマナー意識の向上を期待するとともに、今後も清掃委託業者等に確認をとりながら現状の把握に努めてまいりたいと考えております。  次に、北茂安ふれあい広場にあるトイレには大きな文字でトイレの表示をすることとの御質問に対してお答えします。  北茂安ふれあい広場については、町民の親睦と融和を図るとともに、健康と福祉の増進を図る目的で、平成9年度に北茂安町時代に整備した広場で、屋外トイレについても翌年度に設置したものです。平成25年度に児童館、しげやす児童クラブの建設を行い、今年度に複合遊具が広場敷地を有効活用して整備されました。以前から利用している少年ラグビーやゲートボールなどのスポーツ競技以外に、大勢の子供たちが集う、みんなから親しまれる広場となっております。訪れる方も多くなり、利用も増加していると思われます。  そのような中、議員が言われるように、北茂安ふれあい広場を利用している方が位置がわかりづらく、児童クラブを使用したり、場所を聞いてくることがあり、児童クラブの職員の方も忙しい時間帯には対応に苦慮されているとお聞きしましたので、どこから見ても所在がわかるように、周りの景観に配慮した表示を検討していきたいと考えております。  以上でございます。 44 ◯議長(松信彰文君)  北原学校教育課長。 45 ◯学校教育課長(北原順二君)  北茂安小学校の東側にあるトイレが男女共有になっている。改修すべきであるという御質問に対し、お答えいたします。  議員御指摘は北茂安小学校の敷地東側で体育館の北側にある屋外トイレでございますが、御指摘のとおり、1つの建物の東側に和式が4基、洋式が2基の計6基、西側に小便器が12基並んでおり、男子用と女子用の間には何の仕切りもない状況となっております。通常は体育の時間や屋外での行事等があるときに使用しておりますが、校舎内にあるほかと比較しますと利用頻度は少ない状況でございます。しかし、体育大会や土日の少年野球の試合や大会等、大勢の人が集まる場合は使えるトイレが屋外だけしかありませんので、それなりに利用されているところでございます。体育大会のときには体育館を開放し、女性専用として使用しており、また、南校舎の1階の西側も昼休みの時間帯は開放して対応しております。  屋外トイレの子供たちの利用状況でございますが、男子が使用しているときに気にせずに入っていく女子児童もいますが、男子がいると中に入れず、外で待っている子もいるようでございます。また、保護者等、大人になれば、なおさらちゅうちょされるのではないかと考えております。  事務局としましては、今まで学校からの要望がありませんでしたし、子供たちが使用するということで別段違和感を持っておりませんでした。文科省の小学校施設整備指針では、便所について、児童が使用しやすい位置に男女別に計画することが重要であるということも示されており、認識不足であったようでございます。学校側にも意見を聞きましたが、現状で仕方がないと思っていたが、抵抗を感じている児童や保護者もいると思う、できることなら改修していただきたいということでございました。  男女共有のトイレの改修につきましては、学校長の意見も聞きながら、部分的に扱うことで対応可能か、大幅な改修が必要かなど、改修方法についても検討をしていきたいと思っております。  以上でございます。 46 ◯議長(松信彰文君)  大塚産業課長。 47 ◯産業課長(大塚三虎年君)  5番中尾純子議員の2番、特に公園トイレ内の啓発プレートは全て完了しているかの質問でございます。  産業課で管理をさせていただいている公園につきましては、千栗土居公園のトイレ、皿山公園のトイレ、それから、グリーンパーク香田のトイレでございます。  これらの公園のトイレにつきましては、週2回、業者により清掃を行っているところでございます。おかげさまをもちまして、今のところ重大ないたずら等は発生していないところでございます。  このトイレの使用マナーの啓発表示物につきましては、きれいな看板等は設置はしておりませんけれども、ラミネート加工をいたしました手づくりの表示を入り口など目につくところに設置させていただいているところでございます。  以上でございます。 48 ◯議長(松信彰文君)  中尾議員。 49 ◯5番(中尾純子君)     〔プロジェクターにより説明〕  1番をあけてもらっていいでしょうか。「いつもきれいにトイレをご利用いただきありがとうございます。みやき町教育委員会」となっておりますね。  2番目をお願いします。「いつもきれいにトイレをご利用いただきありがとうございます」。トイレの色とか壊れぐあいを見たら、どこの公園かというのは大体おわかりいただけると思います。  次、3番目をお願いいたします。これもきれいに書かれてあります。  5番をお願いします。「公園は来たときよりも美しく。○○もきれいに使用しましょう」ということで、ここもどこかおわかりいただけると思います。  6番をお願いします。これは女子トイレの中にガムテープで本当に手づくりで書いてありましたけど、「お願い。おとし紙は少しずつ流しましょう。詰まりの原因になりますので、よろしくお願いします」ということで。  もう一つ、次、7番をお願いできますか。ここには残念ながら何もついておりませんでした。  今、1番、2番、3番、5番、6番、7番ということでトイレを見ていただいたんですけれども、今度は4番をあけていただけますか。「この水は飲めません」、これは中原の公園の中にありました南側のトイレの女子のほうです。「この水は飲めません」ということで、これは前回も使わせてもらったんですけど、私はこのプレート、このような形のプレートで、要は材料なんですけどね、こういう素材でつくっていただきたいなと思っていたんです。でも、皆さん、ラミネート加工でしっかりとつくっていただいて、大変ありがたく思いました。  5番、6番についてはいかがなものかとちょっと考えもしましたけれども、私が前回、見えるようなところで啓発のためにやってください、お願いしますと言ったのは、このラミネートで書かれてある文書を各トイレの中に、女子トイレ、あるいは男子トイレの中に座ってでも見えるところに置いてほしいと。それをいつも見ていたら、マナーはちゃんと守らないといけないわねという気持ちになるんじゃないかなと思って、私は前回出しました。ところが、ずっと見た中で、外側に張ってありました。それもいいです。一歩前進だと思います。しかし、この5番、6番については、こういうのって何と言うか御存じですか。やっつけ仕事と言うんですよ。  確かに書かれてはありますけれども、いつされたのか。外側だから、これはラミネートでね。出さなくても結構なんですけど、先ほど言いましたのでね。そういう形じゃなくて、中にちゃんと見えるところにしていただいたらありがたかったなということが残念な結果の部分です。  7番については、これは改善センターのトイレなんです。ちょっと今、補修しているという部分もありましたので、ここまで行かなかったと思うんですけれども、一応ここについては、これはトイレの中ですよ。女子トイレです。ここに張ってほしいなと、ラミネートでつくっていただいているこの部分をね。四、五年ぐらいはもつんですよね。これをしっかりとしてほしいと思います。まだまだ改善すべきがあるなと思っております。  それと、北茂安ふれあい広場のトイレについてなんですけれども、前向きの検討ということなんですけど、どういうふうにしたいと思っていらっしゃるのか、そのあたりはお考えがありますか。私は1回目の質問の中で、こういうのはどうかなと。景観も考えまして、こういう標識というのかな、こういうのもいいんじゃないかなと私は言いましたけど、それに対して執行部はどういうお考えがあるでしょうか。  それから、次の北茂安小学校、このトイレにつきましては、やはり余りにも当たり前過ぎて何も感じなかったという部分があると思うんですよね。学校側も今までどおりだから別に気にしない。ところが、やはり小学校5、6年生になってくると、女の子はやっぱりちゅうちょします。先ほど執行部から言われましたように、ちゅうちょしてしまうという部分が出てくると思います。  私も体育祭、それから消防団の出初め式とか、いろんなときにここを使わせてもらいます。そのときに私すらもやっぱりちゅうちょするんですよね。音が気になるというかね。それでも、それこそ生理現象にはやはり負けるということでやるんですけれども、やっぱり男性と女性というのは、思春期のころというか、一番恥ずかしいころというのはきちんとすべきだと思います。  そこで、これを完全にリフォームしてほしいとなるとお金がかかると思いますから、どういうふうにこれをやっていきたいなという構想はおありでしょうか。  その3つをお願いいたします。 50 ◯議長(松信彰文君)  城野社会教育課長。 51 ◯社会教育課長(城野恵亮君)  中尾議員からの2回目の御質問にお答えします。  社会教育施設の管理に携わってきて、ほとんどの方は大切にきれいに利用されていることと思います。しかし、現実にポイ捨てや落書き等のマナー違反をしていることもたまに見受けられますということを言いました。議員が言われるとおり、座る位置、立つ位置の掲示等も考えながら、今後も利用者のマナーアップに取り組んでいきたいと考えております。  次に、北茂安ふれあい広場の複合施設は広場の南西に設置し、屋外トイレについては多目的なグラウンドを挟んで広場の北東部に設置しております。その距離、約70メートルあります。複合遊具施設を利用するために初めて訪れた方、町外から訪れた方には確かにわかりづらかったと思います。  議員御提案の場所案内を設置する、あと、トイレの壁面にトイレですよということを書くことを考えながら、遠くからでも所在がわかるような表示をしていきたいと考えております。  以上でございます。 52 ◯議長(松信彰文君)  北原学校教育課長。 53 ◯学校教育課長(北原順二君)  小学校のトイレについてどういうふうにやっていくか、構想があるかという御質問でございますが、まず、今の建物の構造を利用して、部分的な対応で済むのか、大きく扱う必要があるのか、また、ほかに方法がないのかなどを検討し、その工事費なども考慮し、どのように対応していくか検討したいと思いますので、もうしばらくお時間をいただきたいと思います。  以上でございます。 54 ◯議長(松信彰文君)  中尾議員。 55 ◯5番(中尾純子君)  このプレート問題ですけれども、やっぱり見えるところにきちんと設置していただきたいと思います。  それから、北茂安ふれあい広場にあるトイレについては、遠くからでも見えるということになると、やはりここにしっかりとトイレというか、どういうふうな形になるかわかんないけど、やはり目で見えるようなのがいいのかなと私は考えます。景観を考えれば、標識みたいなのがいいかなとは思いましたけれども、ぜひそれができますようにお願いいたします。  それと、小学校についてですけど、今回初めて出しましたので、確かに時間はかかるかもしれませんけど、なるべく早目にね、全部リフォームしても予算があるのか、それとも部分的に改造して、そして、女の子が安心してできるのかどうかという部分もしっかりと考えていただきたいと思います。  これからのこととはいいながらも、やはり皆さんたちの前向きの、それこそ少しでも前進できるようによろしくお願いいたしますので、これで2項目めの質問は終わらせていただきます。  次、3項目めに入ります。  北茂安ふれあい広場の使用状況ということなんですけれども、車の乗り入れを禁止するためのポールは立ててあるが、守られているかということなんです。     〔プロジェクターにより説明〕  まず、このカラーコーンということらしいんですけど、ここにしっかりと入らないようにということでですね。ここにキッズパークがあるということで、お天気のいい日なんかはやっぱり多いんですよね。ですから、ここで遊ぶことができる子供たちというのは本当に、親御さんたちも遠くから来られて、よかったと。近くの方たちなんかも、近くでこんな楽しい遊園地なる遊具ができましてよかったというふうに言われていますので、本当によかったと思います。  ただ、この西側にはしげやす児童クラブがあります。今、芝がありますけど、この中まで乗り入れるという保護者もいらしたということで、その話を聞いておりましたので、今回出したんですけれども、カラーコーンをつけたということで、これでもういいんじゃないのということなんですね。  次、駐車場のほうを。ここに5台、駐車場があります。これはカラーコーンの反対側ですね、北側になるわけですけれども、ここは児童クラブの保護者の方たちが子供たちをお迎えするときに、ここに車を置いて迎えに来られるということで5台用意されてあります。児童クラブの子供たちは平日、お天気がよければ外でも遊びます。平日はいいんですけれども、今度、土曜日になりましたときに、土曜日でも児童クラブはあっております。土曜日のお天気のいいときなんかは、やはりここに町外の皆さんたちがかわいい子供を連れて遊びに来られるわけですけれども、こういったときに一緒に遊ぶ、こういうコミュニケーションもあって、私はいいんじゃないかなと思うんです。  ただ、この保護者の方が中まで入ってくるということは、このカラーコーンに沿って縦に並べてあるんですよ。だから、来た順に並べてあるわけですね。その姿を写真には撮っていませんけど、それを見たときに、ちゃんと守られているなとは思いながらも、安全面とかいったときなんかね、どんなかなと。私はむしろ北茂安ふれあい広場の中に車を乗り入れさせるんじゃなくて、今、コミュニティーセンターこすもす館、あるいは保健センター前の駐車場に車をとめて、そして、子供たちが遊びに行ったほうがいいのになというふうに私は考えました。  吉野ヶ里町、また上峰町の公園がございます。あそこはしっかりと駐車場と子供の遊び場というのははっきりと分かれております。  そういった中で、同じ敷地の中で、そして、あのカラーコーンを置いておくのもいいんだけど、私は北茂安ふれあい広場に入る手前のトイレ前に、あれはバリカーというんですか、17番がちょうど北茂安ふれあい広場の入り口のところにあります。これは地面からぐっと上に出して、そして、バリケード、防護柵をつけるということなんですけれども、そういうのを長期休みですね、冬休みとか夏休みの間とか、あるいは日曜日、こういうものを設置してもいいんじゃないかなというふうにも考えました。  もう一つ私が考えたのが、今、芝があります。15番を出してください。カラーコーンの南側に若干剥がれかけた芝がありますけど、ここを一気に人工芝にして、はっきりと分けるということをしたらどうかなと。人工芝の中まで車が入るだろうかと。これは本当にモラルの問題、マナーの問題ということになるんじゃないかなとは思うんですけどね、そういった人工芝をここに置いたら、このカラーコーンというのもなくなって、景観がよりよくなるんじゃないかなというふうに私は考えたんですよ。この点についてどういうお考えがあるか、質問いたします。よろしくお願いします。 56 ◯議長(松信彰文君)  古賀健康増進子ども未来課長。 57 ◯健康増進子ども未来課長(古賀元司君)  中尾議員の3項目めの御質問にお答えさせていただきます。  まず、車の乗り入れ禁止の件でございますけれども、車の乗り入れを禁止してあるポールの件でございます。  これはしげやす児童クラブが北茂安ふれあい広場の敷地に小学校から移転したときに、しげやす児童クラブへの進入道路入り口に設置されたものでございます。  児童クラブは土曜日も開設しておりますので、このポールを立てる時期というのは、児童クラブの休館日と平日の午前中ということになっていたわけでございます。その後、ポールを立てなくても車の乗り入れ等がございませんでしたので、そういったカラーコーンを設置いたしまして、駐車禁止の表示とさせていただいたところでございます。  そういった中で、昨年11月に複合遊具が完成しております。それからは、町内はもちろん、近隣市町からも利用者が訪れるようになりました。複合遊具を利用される新たな利用者の方による車の乗り入れが行われるようになっているわけでございます。その原因ということで調査をいたしました。そのところ、北茂安ふれあい広場が駐車禁止ということを認識されないで駐車される利用者の方がほとんどのようでございました。特に、児童クラブの開設日と重なる土曜日におきましては、児童クラブの支援員が駐車されようとする利用者の方に、ここは駐車禁止になっていますよというようなお声かけをする機会が多くなったというふうな報告を受けております。  駐車禁止区域だということを認識されていないということでしたので、わかりやすい表示にするために、「駐車禁止」と表示が書かれていますカラーコーンを4基追加いたしまして設置して、今、議員の写真のとおり、進入道路沿いに並べておるわけでございます。そのような対応を行いました。その結果、現在は車の乗り入れはなくなっている状況でございます。  それともう一点、そういった駐車禁止区域がわかるように、人工芝を張ればわかりますし、そういったマナーが守られるのではないだろうかという御質問でございますけれども、人工芝につきましては、現在、整備しました遊具の下に設置をしております。大体460平米ぐらいなんですけれども、これは万が一、子供等が転倒されても、クッション性の高い人工芝を敷くことによりまして安全性を高めるために設置しているものでございます。御質問の駐車禁止のための設置ということでございましたら、現在のセーフティーコーンで守られておりますので、そちらのほうで対応させていただきたいと考えております。  以上でございます。 58 ◯議長(松信彰文君)  中尾議員。 59 ◯5番(中尾純子君)  あくまでもセーフティーコーン、カラーコーンですると。それはそれでいいんですけれども、いつまでずっとあれをされているのか。例えば、台風が来たり、突風が来たりとかしたときに、カラーコーンて結構軽いですよね。そういうときに、どこに飛んでいくかわかんないと。一々あれを台風が来ますよということで片づけなければならないとか、そういう状況が来るかもしれません。ですから、私はあそこをね、さっき言いましたバリケードするバリカーというんですか、棒を立てるだけでも、見た目もいいし、何かいいんじゃないかなと思うんです。車1台がその中に入らないようにつくるというのも一つの考えじゃないかなと思うし、それと同時に、先ほど言われました人工芝が安全性を高めて、倒れても大丈夫ということで約460平方メートルつけていますということですけど、それをもう一つ広げて、手前まで、それこそ人工芝を置くことができれば、そっちのほうがもっと、棒を立てなくても、そこまで進入してくる車はいないだろうと私は考えるんです。ですから、そのあたりをね、今すぐやんなさいというわけにはいきませんので、今後、しっかりと検討していただきたいと思います。  今あるセーフティーコーンではなくて、風が来ても大丈夫だよというようなしっかりとしたバリカー、あるいは人工芝で、こっちが車をとめてもいいところ、こっちのほうが行ったらいけないよというのをできるような、そういった形を今後検討していただきたいと思います。これについても同じでしょうから、それこそ回答は要りません。  私はこれで終わります。 60 ◯議長(松信彰文君)  答えは要りませんね。(「はい」と呼ぶ者あり)  通告第11号、5番中尾純子議員の一般質問を終了します。  通告第12号、11番宮原宏典議員の一般質問を許可します。宮原宏典議員。 61 ◯11番(宮原宏典君)  皆さんお疲れさんです。通告12号、議席番号11番、宮原宏典です。今回、2項目について質問させていただきます。  1項目、暗渠排水事業定額助成金を事業途中での定率補助金変更は天災に等しい、負担金は町が全額助成を図るべきだということで質問させていただきます。  農業基盤整備暗渠排水事業定額助成金については、第1日目に同僚議員から質問がありまして、答弁により理解はいたしますが、重複しないように答弁を求めます。  町の基幹産業は農業であります。今回の質問は、農業基盤整備暗渠排水事業定額助成金が会計検査院指摘により事業途中で定率補助金への変更は、私は天災に等しいものであると思います。変更に至った経緯は、平成28年4月4日、参議院決算委員会の中で事業費の国費率100%は助成金の本意から逸脱していると山田太郎参議院議員に指摘され、国、政府は会計検査院の定率補助金に変更されたものであります。私もこの助成金は、いまだかつてない大変な助成金だと思いました。これは政府の農業に対するTPP対策だと解釈をいたしたところでございました。
     みやき町3土地改良区圃場整備は約30年を経過しております。暗渠排水の効果も老朽化してきていますので、この機会を逃しては二度とない事業だと取り組まれた事業でもあります。しかも、みやき町3土地改良区においては定額補助金100%で事業完了できるものと事業費予算は計上しないで、北茂安土地改良区、中原土地改良区は事務負担金徴収の対応で事業を進められたところであります。事業進捗状況は北茂安が20%、三根が40%の未施行状態です。今回の突然の定率補助金変更は組合員に負担金が発生をいたします。組合員は全額助成だから同意した経緯から、今さらの負担金徴収は土地改良事業運営に混乱を来すおそれがあります。  質問の趣旨に上げていますように、この暗渠排水事業自体が土地資質向上と食料の安全・安心、特定農産物栽培の基礎であり、農業基盤整備事業は必要性があります。これから農業振興は不可欠な事業でもあります。  なお、町としてJAカット野菜工場、ピックルスコーポレーション関西等の企業誘致を支援している立場から、特定野菜団地化で野菜の安定的供給ができるよう、町長は農業基盤整備促進事業に力を入れていきたいと全協でも発言されたことでもあります。当初予算の付託審議の中でも、産業建設常任委員会では町が助成を行うべきと審議に至ったところであります。  私は平成25年3月定例議会において、みやき町3土地改良区は農業基盤整備実施計画があり、消費税の上昇、東日本の災害当時でありまして部材の高騰が心配されていましたので、定額助成金よりも上昇したときには町費の上乗せはできないのかという質問をいたし、執行部は今後のTPP問題なり事業費なり出てくるかと思いますので、その場合には議会と相談が必要だと答弁いただいております。近隣の上峰町は暗渠排水事業に全額補助を投じて特定野菜栽培に力を注ぎ、所得向上に努めておられます。  今回の農業基盤整備事業には負担金が発生しないように、補助金には町長の英断な政治判断を期待し、1回目の質問を終わります。  次回からは自席のほうで質問させていただきます。 62 ◯議長(松信彰文君)  大塚産業課長。 63 ◯産業課長(大塚三虎年君)  議席番号11番、宮原議員の質問事項でございます暗渠排水事業定額助成金を事業途中での定率補助金変更は天災に等しい、負担金は町が全額助成を図るべきについての1項目から3項目について続けてお答えをしたいと思います。  御質問のとおり、農業基盤整備事業の目的につきましては、農業の生産性の効率を高め、競争力ある農業、攻めの農業を実現するために、農地の大区画化や汎用化等の整備を行い、意欲ある農業者が農業を継続できる環境を整え、農業の構造改革を目指す事業でございます。それに伴いまして、平成25年度より県、町を除いた国と土地改良区が直接採択という形で暗渠排水事業等を取り組んでこられたところでございます。  今回、みやき町のほうへ株式会社JAさが富士町加工食品株式会社ピックルスコーポレーション関西等の企業進出によりまして、コンビニ等に供給するサラダ、漬け物等の原料となります露地野菜等の使用を望まれていると伺っておりますので、その安定的な生産供給を行うことで、農家の生産意欲の向上と所得向上につながっていくためには、暗渠排水やフォアス事業の実施、生産基盤の強化は当然必要と考えているところでございます。  しかしながら、先日の9番議員の回答とほぼ同じになりますが、これまで実施してまいりました農業関係の補助事業の補助金につきましては、農家が農業機械やハウス建設を行う際とか圃場整備事業や農林災害事業につきましても、満額補助ではなく、農家負担を数%ずつ負担してもらったところでございます。この暗渠排水事業につきましても、当初からこの事業を取り組んでいるみやき町を除く4市2町の農家負担の状況につきましては、定額助成の150千円以内でおさまっていた場合につきましても、補助事業の継続性や農家負担は当然必要であるという認識のもとから、10アール当たり10千円から17千円までの範囲内で土地改良区が農家より徴収されてきているところでございます。  今回の国の急激な方向転換により起こったことでございますので、農家に原因はなく、土地改良区の運営や農家に混乱を招くことは町としても十分理解できるところでございますが、県や町としても大変困惑している状況でございまして、先ほど説明いたしました他市町の状況や、当時、事業実施へ向けた農業者への説明、同意、過去圃場整備事業の補助率など、さまざまな事由を考慮いたしまして、町も最大限努力をいたしているところでございます。それによりまして、さらなる2.5%上乗せを議会に審議をお願いしているところでございます。  また、会計検査院からの御指摘でございますけれども、満額補助はあり得ないとの指摘からこのような状態となったことを考慮すれば、これ以上の上乗せについては極めて困難ではないかと考えているところでございます。御理解をどうぞよろしくお願いいたします。  以上でございます。 64 ◯議長(松信彰文君)  お諮りします。質問途中でございますが、休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 65 ◯議長(松信彰文君)  異議なしと認め、休憩いたします。                 午前11時52分 休憩                 午後1時   再開 66 ◯議長(松信彰文君)  休憩中の本会議を再開します。  末安町長。 67 ◯町長(末安伸之君)  まさに11番宮原議員のおっしゃるとおりだと思っています。今般の唐突な定額助成の打ち切りについては、組合員、土地改良区関係の方々の憤りというのは、大変、私どもも憤りを通り越して、ただ唖然としているところであります。なぜなら、もともと個人資産価値を高めるものに対して定額助成ということで、実質、フォアスは別として、暗渠排水について100%補助でありますので、これは農業政策上特別の制度を設けて行われたんだなということで、私どもとしては、国が全部してくれることは大変いいことだなと思っていましたが、急な方向転換というのは、まさに青天のへきれきであります。それも、参議院議員の山田正彦さんは農林水産大臣もされていた方で、ある意味では当事者的な方が、国会で質問して会計検査を求められるというのは非常に不可思議であると。国会というのはそういうところかなということで、大変疑問に感じました。  よって、知事を先頭に県下20市町の首長全員で、農水省並びに農水大臣に陳情活動をいたしました結果、このように今現時点では、国が2分の1、残りについては町と県で17.5ずつということで、あと20が受益者負担、済みません、残り15、これについては受益者の方の負担ということで現時点なっています。これを、残り15を町費で全部見ることについては、非常に個人資産価値を高めるものについて町があと全額補填することが適切か。例えば、多面的な機能を有する幹線水路とかでありましたら、農業用水の用排水だけじゃなくて、防災含めて、多面的な機能を有していますので、これらについては受益者負担ゼロということで、国営並みに今実際しているところ等もございます。先ほど申し上げたように、個人資産価値を高めるものについて全額を町費でもって補填することが適切かどうかということは慎重に検討しなきゃなりませんので、これは議会の皆さんも含めた中で、今回の対応については協議していかなければなりません。  いずれにしましても、農業関係者の方に対しては国策といいながらも、大変戸惑い、混乱、憤り、そういうものは重々、私どもと同様に思っておられますので、この対応については、また後日ですね、どのようにしたほうが一番適切かどうかについては御意見等も拝聴したいと思います。  以上です。 68 ◯議長(松信彰文君)  宮原議員。 69 ◯11番(宮原宏典君)  答弁いただきました。ありがとうございました。  その答弁の中で、満額補助金はありませんということでありますけれども、今回の問題については、国会議員の指摘されたことであって、まず、100%定額助成というのが逸脱ではないかということから始まったようでございますので、そのようなことから今回このようなことになったことは、農林水産省の事業途中変更というのは、組合員に負担金が発生したと。原因は、政府、農林水産省の責任であるわけですね。そういう中で、本当は県、町においても予想もしていない、これから予算措置を強いられるわけですから、大変なことで、本当に町としても執行部としても大変な問題であろうかと思います。  しかしながら、基幹産業が農業ということで、町長はどれほど重く考慮していかれるのかということを私は切に思うところでございます。  このたびのJAカット野菜工場、それからピックルスコーポレーション企業の企業誘致協定に報いるためにも、安定的に出荷できる暗渠排水、地下水位制御装置フォアスを北茂安土地改良区は約100ヘクタール施工されています。夏場の晴天にもですね、干ばつ等においても、大豆の葉はフォアスのところは生き生きと育ったところでございます。そういうところで栽培されておりますので、カット野菜工場、ピックルスコーポレーション企業に、安定的に出荷できるように基盤を指導すべきであろうかと思っております。  まず、答弁の中で、これは蛇足になりますけれども、水田作付には水稲栽培等でなかなか難しいんではないかという答弁をしていただきましたが、まず、減反政策というのは継続されていくものと思っています。そういう中で、水稲栽培よりも特定野菜、キャベツ、白菜、大根とか、そういうものをつくりながら収益が上がればそれなりの作付されるお方が出てくるかと私は思っております。そういう中で、私はこれから、このような特定栽培するお方を指導していくには、宮崎県の新富町は地下水位制御装置のフォアスでキャベツ、ニンジン、それから大根、タマネギ等、多々成功されてあるということをお聞きしておりますので、私も視察に行きたいと思っております。課長もよければ同行していただいて、このフォアスという施工者に、契約栽培の指導に力を入れるべきではないかなと思っております。  それと、このようなことで、フォアスというものは、近隣の上峰町は圃場整備したところを全部フォアスで施工されております。そういう中で、町長も同僚の答弁の中でも福岡県の業者等には基幹性借地でもってレタス等も栽培し成果を上げておるというようなことで、いろいろとそれぞれの栽培方法はあろうかと思います。そしてまた、今後の6次産業に向けても、町の農業振興に向けても大いに役立つものであろうかと思いますので、指導をお願いしたいと思っております。  まず、そういう中で、私は補助金の問題については、やはり突然に事業変更ということでございますので、土地改良区の運営に大変戸惑うんじゃないかなと思っておりますので、これは町長が農業基盤整備に全力を注ぎながら、上峰町も暗渠排水事業には全額補助をされております。そういうことで、うちも農業基盤整備に、その事業に対して町長の英断な政治判断を願いたいと思っております。そしてまた、所管であります産業建設常任委員会としてもこのことについては大いに助成すべきではないかということも、皆さん方全員がそのように、全議員がそのような常任委員会の意見でございましたので、今後、議会としても、町長、執行部と交えた審議をしていただいて、この全額補助に向けて努力していただくことをお願いいたしまして、再度の答弁を求めまして、1項目を終わりたいと思います。 70 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 71 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  基幹産業の農業振興について、議員おっしゃるように、重要な施策であろうと思っていますので、今回の件については、現時点では県下20市町が統一行動を行った結果が、先ほど申し上げたように国の2分の1に対して自治体で17.5、県と町、合わせて15ということで、ほぼ県下そのような統一したものでいこうということになっておりますので、現時点では。今回の件は、これからどのような形で最終対応していいのかわかりませんが、当初予算では本町が負担する17.5を予算計上しているところでございます。このことは常任委員会の中でも十分御審議いただきまして、適切な御指導を賜れば、また他市町の状況等を見ながら最終的な対応をどうするかについては十分議会の皆さん、常任委員会とも協議をさせていただきたいと思っています。  もう一つ、新たな6次化に向けて、また健康づくり、仲間づくり、そういうものを申し上げていますので、JAカット野菜とピックルスコーポレーション等に伴う新たな農業振興においては、新たな施策として暗渠排水とか、そういう指定野菜ですか、キャベツは、とか、露地野菜等の生産の安定した供給、そのことによって町内に誘致する企業との連携強化等、新たな農業施策等を講じるときは、暗渠排水等の新たな制度的なものもあわせて検討しなければならないかなということを感じています。  いずれにしましても、重要な問題でありますので、私だけの判断では適切な対応はできませんので、先ほど申し上げたように、常任委員会、議会等の十分な御審議等を踏まえながら対応させていただきたいと考えております。  以上です。 72 ◯議長(松信彰文君)  宮原議員。 73 ◯11番(宮原宏典君)  それでは、2項目に入らせていただきます。  定住促進に伴う公共施設計画進捗状況について質問させていただきます。  旧丸三テニスコート跡地における中高所得者向け住宅建設の突然の凍結は何が原因なのかについて質問します。  私は、町民の方に、事あるごとに議員として定住促進に旧丸三テニスコート跡地を格安で取得し、古賀病院21の看護師の研修所、また、社員の社員寮を兼ねた集合住宅建設計画だとアピールをしながら今日まで来たところであります。同僚の答弁では、県営住宅の皆さんが上り下りで大変だと、町営住宅の空き室があるから、町営の集合住宅建設をするよりも、綾部団地の建てかえ、建設、町営住宅の空き室で優先的にお勧めしたいと考えているとの答弁でございました。  旧丸三テニスコート跡地の取得の際は、古賀病院21の看護師研修所、職員の寮と、町営住宅入居者の所得アップにより、中高所得者向け住宅を建設したい旨で進めた計画の経緯がありまして、県営住宅の件は後に出てきたところであります。そういう中で、この凍結ということは、私は本当に思いもしなかったことでございますが、とにかく執行部として一貫性がないなという感じがいたしております。  枝2番となりますけれども、こすもす館周辺等の公共施設計画進捗状況について質問いたしますが、合併以前は北茂安中部非農用地として、庁舎初め、公共施設用地として集積した公共用地であります。北茂安ふれあい広場は祭りの会場、駐車場として利用してきたが、合併によって児童館、児童クラブの建設と、最近、遊具施設建設で駐車場が手狭になってきたわけでございまして、県道神北線の北側を駐車場として今、進展しているものと思っております。  この周辺の用地、コミュニティーセンターこすもす館、さくらの杜保育園北側を含めた用地計画は、議会や公衆の集会の場で薬科大学の誘致活動に奔走されたと思います。地権者には、基盤整備事業、暗渠排水工事の取り下げを町みずから行って、薬科大学の誘致を示されてきたものと思っております。駐車場が手狭になり、駐車場建設は理解できます。コミュニティーセンターこすもす館、南花園の東側周辺に集合住宅の建設計画の農振除外計画がされていますが、薬科大学は県道神北線の道路際から建設すべきであって、薬科大学の誘致はどのように協議されておるのか、考えておられるのか。議会には何ら報告もない中に、ほかの方向に進んでいるようでございますが、私はいつも申しておりますように、議会と執行部は車の両輪でなければならないと、そしてまたチェック機関でもあるわけですね。  だから、最近、執行部は議論がなされないままに進んでいるような感じもいたしますので、町長、今日までの政治的業績、実績を上げておられることには敬意を表します。しかし、最近は事後報告というか、少し多くなった感じもいたしますので、まず、協議にかけていないのかなという気持ちもありますので、コミュニティーセンターこすもす館周辺の公共用地事業の今後の進め方について答弁を求めたいと思います。 74 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 75 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まず、議会の皆さんとの意思疎通に欠けているという御指摘でございますので、この点につきましては、深く心に受けとめさせていただき、今後、十分御指摘を踏まえながら御相談をさせていただきたいと思っています。  まず、ユニバーサルタウンプロジェクトということで、構想を掲げるときに、その構想の実現性があるのか、地権者の協力が得られるのかで、構想から基本計画、実施計画へと移行していかざるを得ません。よって、ちょうどタイミング的に暗渠排水の問題等がございましたので、暗渠排水を施工されると、地権者の御理解を得られたとしてもなかなか農振除外等の許可が受けにくいということで、そのタイミングを見て、地権者に将来的に5年ぐらいを目途に協力していただけるか否かについて移行の打診をしましたところ、おおむね御理解をいただき、暗渠排水の施工については見送っていただいたということでございます。よって、周辺の地権者の協力が見込めるということに基づいて、まず、計画というか、構想着手に入って、南花園の南側と南花園のすぐ東側を教育施設、薬科大ということも申し込みがありましたので、申し上げてきたところでございます。  それと、今、コミュニティーセンターこすもす館のすぐ東側については、新たな子育ての特定優良賃貸住宅等の建設地にできないかとか、また、北側については民間の分譲の誘導はできないかとか、そういうことに基づいて既存の施設との一体性や連関性等を図りながら、お子さんから高齢者までの生涯学習の拠点としてできないかという構想に基づいて、地権者の意向を確認したところでございます。  現在の進捗状況につきましてです。  まず、南花園の南側用地について、一部、ちょうど真ん中付近が競売にかかりそうということで、税務署のほうから町としてその活用について将来的にあるならその競売の時期等、町に優先的に任意協議をしていいという打診がありましたので、ちょうどいいところに一般競売されて、第三者の方が取得されましたら、もう極めて困難になるということから、その地権者と交渉の開始を今しているところであります。税務署のほうにはちょっと待っていただいています。具体的に地権者の意向が確認できましたら、議会の皆さんに最終的な協議をさせていただきたいと思っておりました。これについて薬科大学の認可について協議をする中で、用地取得の見込みがあるかということ、そういうことも踏まえて用地は先行してありますという協議にする上で必要ということでしたので、地権者との協議を今、始めかかったところでございます。  一昨日、電話でしたけれども、学校法人のほうと協議する中で、今、大阪府の学校法人問題が非常にこれから大きな社会的問題となっていくという上で、学校認可のハードルが非常に厳しくなる見込みであります。いわゆる財務状況、まずは今まではある程度寄附金申し込みとか、そういうものをもって財務はしっかりしているということで認可を得られるケースがあったんですけど、これからは、まずは必要な財源確保が先ということになってくるだろうということ。それと、熊本県の九州看護福祉大学は、周辺自治体が多額の浄財というか、拠出して大学誘致をしていますが、本町単独で大学誘致に多額の費用はとても出せませんので、そういう意味でいいますと、財源的にも確保のハードルももともと高いんですが、認可についてもハードルが非常に高くなってきた。もう一つ、最も期待していたのが地方創生交付金です。最初の話、説明では、地方独自の提案によって交付金がある程度つくというようなことで、この大学誘致についても地方創生の交付金対象になるというような思い等もありましたけれども、地方創生については、御承知のように、目まぐるしく担当者によって変わってきています。そういう環境が変化しているということもありますので、いずれにしましても、この問題については一定の進捗状況と、あわせまして議会の皆さんに私も改選後に再選させていただきましたら協議を開始していきたいと思っております。  なお、コミュニティーセンター東側については、農振除外の第1種農地ですから、農振除外ができる見込みができましたら次なる子育て関係の住宅用地として計画に入りたいということを御相談する、29年度にという考えを持っていまして、農振除外については、とりあえずじゃないんですけれども、特定優良賃貸住宅の5棟配置図面を示して農振除外の申請を昨年12月に提出していることは事実でございます。  あと、北側については、まだ具体的に民間との協議等もしておりませんので、いずれにしましても、農振除外を周辺全て一度にはできないということですので、時期を少しずつ定めて、周辺の農振除外をまずは申請していきたいと考えております。  以上でございます。 76 ◯議長(松信彰文君)  福島まちづくり課長。 77 ◯まちづくり課長福島隆二君)  それでは、私のほうから旧丸三テニスコート跡地のことについてお答えさせていただきます。  旧丸三テニスコート跡地における中高所得者向け住宅建設の凍結は何が原因なのかという御質問ですけれども、この旧丸三テニスコート跡地につきましては、もとの県営住宅の入居者の方の分と、また新たな公営住宅を整備し、その受け皿として医療法人の職員の方も入居できるようなというようなことの方針をまだ変更しておりません。以前、凍結という表現をさせていただきましたのは、もとの県営住宅の入居者の皆さんに2度の説明会をする中において、先ほど言われましたように足腰が不自由になってきたのにまた坂道を上っていけないとか、どうせ転居するなら平たんなところにつくってほしいというような御要望があったということを聞いております。  また、石貝団地、北浦団地等の公営住宅において入居可能な空き室が三十数戸ございます。よって、新たな公営住宅をつくる必要性という状況が変わってきております。つくる前に、今あいている公営住宅にお勧めをして、それからどの程度の方が入居していただくのか、また、そのような意向調査を今後行いながら、旧丸三テニスコート跡地に確保している用地に住宅をつくるのか、またはつくらないのかというような検討をするため、一旦は凍結して、まずはもとの県営住宅の皆さんに対して新たな住環境をスムーズに提供することを優先していきたいということを考えているところです。よって、住宅の整備に関しましてはまだ白紙というわけではございませんので、よろしくお願いいたします。  以上です。 78 ◯議長(松信彰文君)  宮原議員。 79 ◯11番(宮原宏典君)  答弁いただきました。  この旧丸三テニスコート跡地については、中高所得者向け町営住宅建設の延期ということで、凍結ということでございますけれども、まず、これは平成29年度の当初予算書に三養基西部土地開発公社が実施している石貝地区定住促進宅地整備用地先行取得事業ということで、21,795千円が債務負担行為として上げてあったことで、議会中でありましたけれども、定住促進特別委員会を開きながら、内容の説明をいただきましたので、大体理解をいたしたところでございます。  しかしながら、いつも、計画案ということで執行部もいろいろと事業してきていただいておりますけれども、やはり町営住宅入居者の中にも所得が上がってなかなか低所得者向けの町営住宅にはそぐわない面が出てきたわけでございますので、旧丸三テニスコート跡地のところを取得して、古賀病院21の看護師の研修所、それとそれに付随したものをつくってここに一つの核をつくりたいというのが初めの計画だったと私は思っております。  そういうことを含めて、やはり、この基本計画というものに向けて執行部もしていかなくてはならんと思いますので、この計画はやめたわけではない、ただ延期というようなことでございますので、やはりこれは基本的に後回しにしないで、早くこのような形で中高所得者向けの住宅を建設すべきではなかろうかと私は思っております。  それと、コミュニティーセンターこすもす館周辺のことなんですが、これについては、この周辺については薬科大学誘致ということで、町長初め、課長、農山漁村課に陳情されて、計画されたことであったわけです。だけど、農地全体に公共施設用地として農業基盤整備排水事業には町がこういう計画がありますから取り下げてお願いできませんかということで地権者に買い上げの約束をされた、買い上げというか、取り下げを約束されて、地権者にこのような形で計画案をされたものと思いますが、地権者は買い上げを約束されたものと思い込まれておろうと思いますよ。だから、農地はここのあたりも取得していかなくてはならんだろうと私は思っております。  そういう中で、先ほどから町長の答弁の中で、薬科大学等、そういう学校等と申しますか、その誘致は少し難しいような感じがいたしまして、私も残念でなりません。しかしながら、今後もここを第1種農地を集合住宅なりに利用されるというような計画、構想というのがあるとするならば、やっぱりここのあたりは今町も考えておろうと思いますが、農地の集約化、農業を推進されていかれると思いますが、やはり大型農業機械、それとヘリ防除など今からしなくてはならない、そういうものに対応しなくてはならないと思うわけでございますが、やはり集合住宅になって、これが薬科大学とか、そういうことだったら町からこういうふうなことで少し協力してくださいよというようなことも言えるわけですが、これが集合住宅とか住宅関係というようなことで整備をされるということになってきますと、住民の苦情が出てくるわけでございますが、それによってヘリ防除もできなくなって、騒音、住民の方からそのようなものが出てくると、せっかくの集約、農業を大きくしていこうと思っているお方たちは小さくなって農作業をしなくてはならなくなってくるわけでございますので、そこら辺を私はいつも心配いたすところでございます。  しかしながら、それはそれとして、ここら辺の、私も1回一般質問において、コミュニティーセンターこすもす館の建設で調整池を埋め立ててしたわけですけれども、それにさくらの杜保育園の建設ということで、江口東尾線がゲリラ豪雨がありまして、浸水し通行止めをしたときがありましたが、その対策として、さくらの杜保育園の裏側に側溝を整備しながら雨水を用水路に回しながら対策をしたという経緯はございます。そういう経緯でしたところでございますけれども、今回このようなことになってきますと、住宅をしていきますと、調整池もなくそれをしていきますと、なかなかゲリラ豪雨の対策ができないんじゃないかなと私は思うわけでございますので、その辺についてどのように考えておられるのか、調整池等もされておるのか、そういう問題もありますので、そしてここは農業用水は前からの1級河川ではないわけですね。農業用水でありますから、水をためるための水門、それからカルバートによっては水路で狭くなっておりますので、なかなか雨水が処理できなくなって農業用水の氾濫となってくるわけで、周辺の住宅、東尾上地等でございますが、水田地帯が水害を発生しないかという心配をいたすところでございますので、これについては慎重に対応すべきではないのかなと私は思っておりますので、そこら辺含めて答弁を求めたいと思います。 80 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 81 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  旧丸三テニスコート跡地における構想につきましては、まず、天神会としては、町の道路整備に合わせて研修棟とか、野菜栽培のハウスとか、そういうものを具体的に検討したいということで、まずは町の道路整備を先にしていただけないかということで、現在、町道認定いただいていますので、整備に向けた準備等を行っているところでございます。  残り3分の1近く所有している土地については、当初、天神会の職員の方々の住居とかいう話をしていく中で、近くの県営団地の払い下げ等に伴って、あわせて整備をしたらどうかということで進んできておりましたが、県営団地の入居者説明会で非常に御懸念というか、御心配されるという御意見があったのと、近くの石貝団地の空き室が急にふえていると、同じく北浦の第1、第2も含めて、そういうことから、少し時間をかけて検討したほうがいいということで、凍結という表現を使わせていただいているところでございますので、全て白紙という状況ではございません。  いずれにしましても、具体的にきょう天神会の、まずはみやき町が道路を整備した後に、天神会の計画と、あわせて最終的な見解というか、結論を見出していかなければならないと考えております。  それと、コミュニティーセンターこすもす館周辺につきましては、今条件整備を進めているということで、地権者の意向を確認して、暗渠排水施工については全ての方じゃありませんでしたけど、おおむね暗渠排水については町の構想に御理解いただき、施工を見送っていただいております。よって、まず南側から大学施設の誘致候補地として、構想の中では位置づけしておりましたが、先ほど申し上げたように、税務署のほうから打診がありまして、一般競売に付されると、その構想自体が困難性をきわめるという中で、今、地権者の方とか税務署とも協議しているところでございます。  先行取得をするか否かについては、私としては、現在の北茂安ふれあい広場がイベント時の臨時駐車場等になっておりましたけれども、放課後対策事業とか、大型遊具等も設置して子供広場的な、非常に子供とかが多く集う場所になってきましたし、保護者の方々からもう少し新たな子供の憩いの場とか遊具設置とかいう声が日に日に高まってきております。遊具をふやすだけじゃなく、子供農園という意味で、果樹がなる、そういう一木一草と連関性を持たせたようなものもその敷地内でやっていければという思いがありますので、それに伴う臨時駐車場とか、今までグラウンドゴルフとかしていただいていた場所の代替地というのが必要となってきましたので、大学候補地であるところにまず先行して臨時の駐車場とか、そういうもので活用しながら十二分に、まだまだ可能性は、ハードルは高くなりましたけど、可能性はゼロじゃありませんので、努力をしていきたいと考えております。  それと、コミュニティーセンターこすもす館東については、保育園の新たな建設と合わせて、それとの整合性を図りたいと思っていますので、東側敷地を利用して保育所をつくるのか、また、北側用地のほうに保育所をつくるのか、そういうものも含めて十分にこれから議会の皆さんと協議をしていかなければなりませんので、今、議会には十分説明しないままに進めているという御指摘もいただいておりますが、私としては、議会と協議できる条件、環境を整える一環だということで内部で指示しているところでございますが、これらについても十分、私としてももう一度物事の進め方について、私なりの自分自身の検証と反省等も踏まえて、物事の進め方について議会の皆さんと協議をさせていただきたいと思います。
     以上です。 82 ◯議長(松信彰文君)  宮原議員。 83 ◯11番(宮原宏典君)  石貝集合住宅については、先行取得というか、議会でいろいろとしたわけでございますので、社員寮として天神会が住宅を建てなくても進出していただければ問題ないと私は思っておるところでございます。  それと、このコミュニティーセンターこすもす館周辺の整備については、今、町長の答弁で状況は理解できますが、どのような計画を持っておるか、進めていくことについてはぜひともお示しをしていただきたい。それと、やはり除外申請どおりでいくとすれば、農作業、周辺住宅に影響がないように十分に対応していくべきであろうと思っております。  それから、NHKのテレビでハザードマップの見直しということが放送されておりましたが、企業、それから住宅建設が進むと水の流れが変わってくるわけでございまして、このゲリラ豪雨で東尾上地とか、瀬戸江口の浸水も心配されることでございますので、十分な計画性を持って行政に臨んでもらいたいと思っております。  このような形で、今後ぜひとも執行部は十分な検討をしながら行政を進めていただきたいと思っております。何かあれば答弁を求めて、終わります。 84 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 85 ◯町長(末安伸之君)  御質問のとおり、今後十分に治水対策とか防災対策、特に周辺農地、そのようなものを十分に踏まえながら計画の実現に努力していきますので、その前に議会の御指導とか御助言等を十分に賜りたく存じております。その節はよろしくお願いを申し上げます。 86 ◯議長(松信彰文君)  以上をもちまして、通告第12号、11番宮原宏典議員の一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全部終了しました。  本日の会議はこれをもちまして散会します。お疲れさまでした。                 午後1時48分 散会 © Miyaki Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...