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2016-06-13 平成28年第2回定例会(第3日) 名簿
2016-06-13 平成28年第2回定例会(第3日) 本文

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  1. みやき町議会 2016-06-13
    2016-06-13 平成28年第2回定例会(第3日) 本文


    取得元: みやき町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-01
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時30分 開議 ◯議長(松信彰文君)  おはようございます。平成28年第2回みやき町議会定例会7日目の会議、御出席ありがとうございます。  全員出席です。直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しております日程表のとおりであります。       日程第1 一般質問 2 ◯議長(松信彰文君)  日程第1.一般質問を行います。  通告第5号、3番田中俊彦議員の一般質問を許可します。田中俊彦議員。 3 ◯3番(田中俊彦君)  おはようございます。議席番号3番、田中俊彦でございます。一般質問の前に、さきの熊本地震の被災者の方々に対し、心よりお悔やみ、お見舞い申し上げます。  それでは、平成28年第2回定例会におきまして、通告に基づき一般質問を行います。よろしくお願いいたします。  質問は、次の2項目です。  1、定住促進住宅整備事業について、2、みやき町子育て施設について。  まず、1項目の定住促進住宅整備事業についてです。  私は、平成27年6月定例会でも定住促進住宅整備事業について一般質問を行っております。中原、北茂安、三根の3校区の中でも人口減少が最も進んでいる三根校区を対象とした定住促進住宅整備事業は、ティアラみね苺館、トマト館に続きオリーブ館の整備が完了し、三根校区における定住対策促進事業の計画が一通り終わったものと考えます。  しかし、北茂安、中原校区でも人口減少は進んでいるのです。三根、北茂安、中原の3校区がみやき町でございます。みやき町全体で取り組んでいくことこそが定住対策はより効果が出ると確信し、次の4点について質問いたします。  1)各校区ごとの土地バンク登録数、2)三根校区における今後の事業計画、3)北茂安校区における今後の事業計画、4)中原校区における今後の事業計画。  なお、2回目からの質問及び2項目めの質問は自席にて行います。 4 ◯議長(松信彰文君)
     福島まちづくり課長。 5 ◯まちづくり課長(福島隆二君)  おはようございます。3番田中俊彦議員の1番、定住促進住宅整備事業についての御質問にお答えします。  まず、1)各校区ごとの土地バンクの登録数はとの御質問ですが、土地バンクの登録制度につきましては、住宅用地の確保について土地所有者から広く情報を収集し、これを登録することにより定住総合対策の円滑な推進を図ることを目的として、平成25年5月より開始したところでございます。  土地バンクの登録に関しましては、広報紙等によりPRを行い、地権者に対して協力を呼びかけたところ、平成28年5月末現在で中原校区の登録件数が48件、登録面積が約7ヘクタール、北茂安校区が62件、約9ヘクタール、三根校区が28件、約8ヘクタール、合計で138件、約24ヘクタールの登録を行っているところであります。その登録していただいた土地の中から、利便性がよく住宅用地として適している場所で、なおかつ周辺の農業への影響が極めて少ない場所を選定し、住宅開発等を行ってきたところでございます。  次に、2)三根校区における事業計画はとの御質問ですが、三根校区に関しては、過去の人口減少が著しかったことから、土地バンクの登録者に御協力をいただき、また、町有地等を活用し、官民連携により集中的に開発を行ってきたところであります。  その実績といたしましては、PFI手法による定住促進住宅として、苺館24戸、トマト館24戸、オリーブ館59戸、また、宅地分譲地等としてエンゼルコート4戸、旧フラワーパーク29戸、オリーブタウン新町14戸、合計の154戸を現在までに官民連携により整備してきたところでございます。  三根校区における今後の官民連携による事業計画といたしましては、新町のコンビニエンスストアの西側及び旧フラワーパーク宅地分譲開発、それと大坂間の優良田園住宅を計画しているところでございます。  なお、平成25年度より三根校区において取り組んでまいりました地域優良賃貸住宅整備事業につきましては、苺館、トマト館、オリーブ館、合計で107戸の定住促進住宅を整備したところであり、三根校区においては一定の成果が上がったものと考えており、今後は他の校区においても定住促進住宅の整備を行ってまいりたいと思っているところでございます。  続きまして、3)北茂安校区における事業計画はとの御質問ですが、まず、北茂安校区の官民連携による住宅開発の実績といたしましては、石貝団地住宅用地12戸、西尾川原住宅跡地12戸、東大島住宅跡地17戸、佐賀銀行北茂安店の北側のオリーブタウン東尾4戸、石貝のサンキの北側45戸、西尾消防格納庫の南側6戸、合計の96戸を現在までに整備してきたところでございます。  北茂安校区における今後の官民連携による事業計画といたしましては、中津隈東の馬島病院跡地について、公募プロポーザル方式により民間からの提案を求めることとしており、現在、公募中でございます。  また、町道板部江口線の沿線及び今回開発いたしましたオリーブタウン東尾隣接地並びケーズデンキ出店予定地の西側において宅地分譲等の開発を計画しているところであり、現在、農振除外等の手続を進めているところであります。  また、白壁の餃子の王将の西側に民間事業者において62区画の住宅開発が計画されており、農振除外の手続が完了しているところでございます。今後、町と開発者の役割分担等について協議を進めてまいります。  また、餃子の王将の南西側で土地バンクに登録されていた土地について民間事業者に紹介しましたところ、このたび双方が合意に至りましたので、今後7区画程度、住宅開発される予定です。  さらに、構想段階ではありますけれども、現在、企業誘致を進めております中津隈工業団地の東側において約4ヘクタールほどまとまった土地を土地バンクに登録をしていただいております。当該用地は学校やバス停に近く住宅地として適地と思われますので、新たな住宅団地として今後、民間開発の誘導を図ってまいりたいと考えているところでございます。  そのため、開発に先立ちまして、まず道路の整備を計画しているところであります。予定といたしましては、今年度に測量設計を行い、平成29年度に用地買収、そして平成30年度と31年度の2カ年で道路の整備工事を行ってまいりたいと考えているところでございます。  それから、まだ現段階では未定でございますが、今、防災センターと行政棟の整備が進捗中でありますが、それにあわせて防災道路の用地交渉の中で残地が生じる可能性があるということを担当部署から聞いているところでございますので、この件について、残地が生じた場合のことをあらかじめ想定いたしまして検討を開始したいと考えております。  その検討に関しましては、帯状に生じる残地に宅地誘導ができないか、または賃貸住宅等の誘導ができないか、また、誘導に当たっては売買もしくは土地の賃貸ができないかなど、あらゆる面からの検討を加えてまいりたいというふうに考えているところでございます。  なお、PFI手法による定住促進住宅の整備に関しましては、ユニバーサルプロジェクトの名のもとに全ての人が快適に暮らせるまちづくりの一環として、こすもす館周辺においての開発を構想中であります。  最後に、4)中原校区における事業計画はとの御質問ですが、中原校区に関しては、国道34号線が横断し、また高速のインターにも近く、さらにはJR中原駅があり、交通の利便性が高いということから、民営によるマンション、アパートの建設など民間の活力による地域の振興が進んでいるところです。  そのような中、官民連携による住宅開発の実績といたしましては、風の館の南側3戸、中原アスタラビスタの南側5戸を整備したところでございます。  中原校区における今後の事業計画といたしましては、まず、仮称中原三根線に関し、中原アスタラビスタから板部交差点までの道路整備をすることで地権者交渉を行い、平成31年度までに事業を完了する予定であります。ついては、それと並行して新たな市街化形成を図りたいと考えているところであります。それに先駆けて、今回、町道の整備用地として土地を御提供いただいた余剰地について、定住対策用地として協力していただくということでありましたので、現在、農振除外の申請を行っているところであります。  また、綾部地区、原古賀地区境の町道沿いに道路整備とあわせて宅地分譲開発を計画しているところであり、こちらも現在、農振除外の申請を行っているところであります。  さらに、三養基高校西側の県有地において、県から売却に関しての打診があっておりますので、定住対策の用地として活用できるか否かについて、現在検討を加えているところであります。  ほかにも、官民連携により中原駅西踏切の北側及び旧町営原古賀団地の西側において住宅開発を計画しているところであります。  PFI手法によります定住促進住宅の整備に関しましては、中原校区北茂安校区におきましても多くの要望等がございますので、バランスよく3校区内に子育て世代を中心とした中堅所得者向けの住宅の整備をしていきたいという中で、先月の全員協議会において御説明させていただいたとおり、自動車販売整備事業所の跡地についてPFI手法による地域優良賃貸住宅の建設に向けての準備を進めたいと考えているところであります。  なお、現在整備中であります仮称中原三根線の町道沿いに、先ほど申しましたように新たな市街地形成を図りたいと考えるところでありますが、そのような中、中原アスタラビスタの西側に約2ヘクタールほどまとまった土地を土地バンクに登録していただいたところであります。当該用地については、みやき町、そして中原校区の発展に欠かせないエリアでありますので、今後とも新たな商業施設及び事業所等の誘致、並びに住宅整備など定住対策に対する事業用地としての構想を描きたいと考えておりますので、御理解と御協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 6 ◯議長(松信彰文君)  田中議員。 7 ◯3番(田中俊彦君)  今、るる答弁いただきました。ちょっと確認いたしますと、各校区ごとということで、三根が28件、北茂安62件、中原48件の計138件が登録ということでございます。それから、三根校区事業計画ということで、実績154戸。その後、コンビニ西側とか旧フラワーパーク、こういうところを計画している。それから、北茂安校区におきましては、官民ということで96戸。今後、町の病院跡地であったり、王将の西側であったりとかいうふうな部分、それから、防災道路の残地というふうなことを開発したいということです。中原校区におきましては8戸、それから道路の余剰地、三養基高校西側、あるいは自動車販売会社の跡地、アスタラビスタ西側というようなお話であったかと思いますけど、間違いございませんですね。はい。  そこで、実は私、先ほど申しました昨年の第2回定例会、同じような質問をしておるんですけど、ここでの答弁を少し読まさせていただきますと、PFI手法による定住促進住宅の整備、これに関して、三根校区についてはほかの校区に比べると極端にアパートが少なかった。そのため、結婚し、新居を構える際に仕方なく地元を離れ、近隣の市町等に転出されていた。それから、北茂安校区は久留米市、鳥栖市に隣接しておるし、地理的条件にすぐれていることから、民間の活力による地域の振興が進んでいる。一方、中原校区に関しては、国道34号線が横断し、高速のインターも近く、JR中原駅があり、交通の利便性が非常に高いことから、民営によるマンション、あるいはアパートの建設など民間の活力による地域振興が進んでおるというようなことです。中原校区及び北茂安校区においても、人口が減少している現状がある。したがって、中原校区北茂安校区に関しても物理的な利点を生かし、さらなる定住の促進に向け取り組んでまいりたいということだったと思います。  さらには、北茂安校区に関してはユニバーサルプロジェクトという名のもとに、全ての人が快適に暮らせるまちづくりの一環として、こすもす館周辺の開発を構想中であり、南部については教育施設、教育関係施設、東側についてはPFI手法を導入した定住促進住宅の整備、また、北側については分譲住宅を町または公民連携のもとで行っていきたいという構想を持っている。中原校区に関しては、現在整備中であります中原三根線の町道沿いに新たな市街化形成を図りたいと考えている。また、中原小学校周辺に子育てしやすいような定住総合対策を実施できないか、今後検討を加えてまいるという答弁でございました。  少し戻るかもしれませんが、1番をお願いします。     〔プロジェクターにより説明〕  1番は、この写真は三根校区でPFIで取り組んだ、まず1棟目のティアラみね苺館です。それから、これは2棟目に取り組んだティアラみねトマト館です。それから、これは3回目です。幸せのオリーブ館、もう1つ、この左手に1棟建っています。1、2、3棟ですね。  それから、これは北茂安校区の、ここがこすもす館です。東側からこすもす館、それから南花園等々を見たところでございますけど、この周辺に、先ほど申しましたように、ユニバーサルタウン、これを町で構想しているというところでございます。ぜひここら辺を実現していただきたいと思いますが、中原校区に関しては、中原三根線の町道沿いに新たな市街化形成を図りたいと考えている。また、中原小学校周辺に子育てしやすい定住対策を実施できないか、今後、検討を加えるという答弁でございました。  しかし、三根は実績があります。北茂安もはっきりとしたこすもす館周辺でという構想がございます。しかし、中原校区は現在、もやっとした構想しかございません。ぜひみやき町そのもの、それから、特に今のところまだほとんど手がついていない中原校区全体の今後の取り組み、これについてどうお考えなのか、答弁を求めます。 8 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 9 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  中原校区全体の構想ということでありますけれども、もとは国立社会保障人口問題研究所の推計値が2035年に現在の人口の佐賀県平均が80%になると。そういう中において、みやき町は何と佐賀県よりか10%も下回る71%ぐらい。反面、鳥栖市は逆に107か109ぐらい。上峰町がほぼ100近く。どうして佐賀県東部の中でも恵まれている地の利でありながら、佐賀県平均よりか人口が著しく減るかという推計値は、余りにも優良農地が多いということ、それと、少し油断していて、土地利用計画というか、町の全体の計画ビジョンが策定されないままにここ二、三十年来ていましたので、著しく人口がふえた後が、土地利用を含めて町全体の計画というのがどちらかというと農業振興を中心に施策として行われてきた結果、民間が開発できないようなところが多くなっていたというところが原因であると、分析の結果わかりました。  そして、旧3町の中で、旧三根町は60年前ぐらいは1万2,000人という人口を有していましたが、合併するときは7,500人です。現在、残念ながら7,000人切っています。あと20年もしないうちに5,000人切るという大変衝撃的な推計値が示されました。このことは出生率が低いということだけじゃなくて、転出が多いということです。なぜなら、優良農地が多いために、地元に住みたくても賃貸アパートが少ない、分譲地がない、やむなく隣接する久留米市や上峰町、吉野ヶ里町に推計では800人以上の方が数十年間で転出をされていると。そのことが1人家族3人持ったとしても、二千四、五百人ですから、著しく人口が減っているというのは転出が著しいということです。その原因は、優良農地が多いということで、集中的に、まず三根校区を行政の主導で定住化を図ろうということにしました。しかし、行政では資金的にもスピードにも限界がありますので、民間手法の新しいPFIという法律に基づいて定住策を図ることを、議会の御理解を得て行ってきたところであります。  よって、その結果、集合住宅で107戸、あと分譲が五、六十戸ということで、転出については、差し引きしますと歯どめが一旦かかっています。おかげさまで全国から注目を浴びて、毎月数団体が北は北海道、南は沖縄から研修に見えています。なぜなら、10分圏内で歩いてでも幼稚園、保育園、小学校、中学校、郵便局や銀行、役所や病院に行ける便利な小さな拠点だからです。これは、都会よりか住みやすく便利なまちづくりを1つのティアラみね苺館周辺に今つくっていますので、そのことが高い評価を官民連携で受けています。おかげさまで先週も講演に鹿児島へ行ってきましたけれども、多くの行政関係だけじゃなく全国から150社ぐらいの民間の方も来ておられましたが、非常にモデル的な取り組みということで、みやき町のこのPFI手法が今、全国にふえてきています。  さて、そういう中において、一旦三根校区については、集合住宅とか団地、分譲はまだ進めますが、中原校区においては、まず、さっき課長が申しましたように、アスタラビスタから板部を通じて天建寺橋へ通じる貴重な、大切な、みやき町としては背骨です。その中心軸に沿って新たな市街化形成を誘導したいということで、今、地権者の方と交渉もしていく中で残地の活用についても登録をしていただき、その農振除外をしていますので、田中議員も御尽力いただいているように、ドラッグストアモリとアスタラビスタの西側についても土地登録バンクをしていただいていますので、新たな事業所とか商業施設の誘致、誘導も図っていきながら、縦軸に市街化形成を図っていきたい。  それと、国道と川久保線の東西軸についても、可能な限り民間の開発誘導等も行いながら、それと、PFIについては自動車販売事業所跡地を既にその準備にかかっています。それから、中原校区の縦軸、東佐賀病院に通じる町道については、既にここ一、二年で急速に民間の賃貸マンション、アパートとか、住宅がふえてきています。このことは今、子育て施策がこの近隣では一番秀でているということがインターネット等を通じて若いお母さんたちに広まって、著しくみやき町に若い世代がふえてきています。それをもっと加速化させるためには、受け皿を早く整備していくことでもっともっと多くの若い世代がみやき町に転入をしていただくものと思っていますので、その条件整備を進めていきたいと考えているところでございます。  一つ一つは、先ほど申し上げたように、民間からの問い合わせがたくさんあっています。北茂安については、豆津橋周辺ケーズデンキとかスポーツ施設とか含めて、また、三根校区も住宅とかたくさんの話が今来ておりますので、全庁挙げて今その取り組みをしているところでございます。おかげで町費持ち出しは最小で、民間の資本や資金、ノウハウや知識や技術を活用しながら公民連携という中で、3年連続ほぼ転入超過になる見込みであります。このことは佐賀県で鳥栖市とみやき町だけです。そのことがKBCでも大きく報道されましたように、みやき町の一つの構想を描くことによって、これだけ求心力がある可能性のある町だということを改めて実感をしているところでございます。  以上です。 10 ◯議長(松信彰文君)  田中議員。 11 ◯3番(田中俊彦君)  ありがとうございました。  冒頭申しましたように、三根、北茂安、中原、この3校区、これがみやき町ということでございますので、みやき町全体でしっかり取り組んでいただきたい。また、私どももそれに対して何ら労力は惜しまないつもりでございますので、今後ともひとつしっかり取り組んでいただきたいというふうに思っております。  それから、中原校区においては、中原三根線、これを縦軸に開発を図っていきたい。また、アスタラビスタの西側等々がございますので、ぜひ早目に目に見える形で取り組んでいただけたらと思います。  特に風の館の周辺であったりというのは、売り出したらあっという間に売れた。3区画ですね。そういうようなお話もお聞きしておりますので、今後ともぜひしっかりと取り組んでいただきたいと思います。答弁ございましたらいただいて、1項目めの質問を終わります。 12 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 13 ◯町長(末安伸之君)  まず、合併して11年目になりますけど、みやき町全体の平準化を最優先とさせていただきました。その関係で、どちらかというと、みやき町の南部が受け皿になっていますので、上流域の雨水等の。まず、水路とか道路の整備を南部から中心に行ってきました。そして、下水道というのが、みやき町南部の三根校区の整備構想がありませんでしたから、ことしから市町村合併処理槽ということ、これも官民連携のPFIで行っていきます。そういう関係、それと、やはりみやき町の玄関は豆津から長門石、そして三根校区の264号沿いですので、ここに集中的にある程度、町政施策を打ち出すことによって、隣接する久留米市とか鳥栖市からの流入とか誘導が図られるわけです。そのことに力を注がせていただきました。  また、豆津から白壁を商業ゾーンゾーニング設定をして、トライアルからコメリからサンキ、ダイレックス、餃子の王将とか来ていただきましたけど、それにあわせて45区画の分譲も条件づけさせましたから、来てもらっています。そのおかげで同じ開発業者から62区画のまた今提案があっています。それと、豆津橋のところにはケーズデンキといって、鳥栖市にできましたが、大手の家電量販店、鳥栖市の店舗より多いということで、九州でも一番大きな店舗をもうことしから建設をしていただきます。さっき言ったように、スポーツ施設も来ます。入り口が華やかになることで、それからみやき町、中原校区までずっと波及効果は必ずあります。そのために今、縦軸の道路をつくっていますから、中原校区にとか、北茂安、三根じゃなくて、みやき町全体を考えた中で今、その取り組みをしていますので、どこが先どこが後ということはありません。どこに効果的な施策を打つことで全体に波及するかを念頭に置いて、そのためのインフラ整備とか全体の総合計画というのを描いていますので、それぞれ、あそこはよくなってうちはまだという御意見もたくさんいただいていますが、1つのみやき町の森、上から見た中での施策を講じています。一つ一つの森の中の一本の木や根っこを見てだけ、それも必要ですけど、全体の森として捉えて施策を行っていますので、どうか御理解をぜひお願いしたいと思います。  どこどこ校区ということじゃなくて、それと含めて、さっき言ったように、小さな拠点をたくさんつくりたいと思っています。歩いて10分圏内に高齢者から子供から日常的に利便性が図られるような、さっき言った幼稚園、保育園、小学校、中学校、病院とか、金融機関。中原は駅周辺にあります。三根は今、ちょうど江見新町周辺をつくっています。北茂安はこすもす館周辺と、今、庁舎周辺とB&G周辺と豆津橋周辺商業ゾーンをリンクさせて行っていきたいと。そして、中原は風の館から縦の仮称中原三根線に沿った市街化形成。それから、各地区に5から10ぐらいの小規模分譲も配置をしていきたいと思っています。各地区の人口流出を少しでもとめるためには5から10、最小のリスクで、大規模開発はリスクがありますので、そのような施策を打ち出していきたいと考えております。  以上です。 14 ◯議長(松信彰文君)  田中議員。 15 ◯3番(田中俊彦君)  どうぞよろしくお願い申し上げます。  それでは、2項目めのみやき町子育て施設についてです。  現在、みやき町にはTeaRa、四季彩の丘みやき、とっこい子育て広場の3カ所の施設があり、大勢の町内外の保護者と子供たちが楽しいひとときを過ごされており、子育て中の保護者の友達づくりや情報提供の場として、また、子供たちが安心して自由に遊べる場所として利用されております。まさに「子育てするなら、みやき町。」を実践した取り組みと確信します。  しかしながら、TeaRaはまちづくり課、四季彩の丘みやきは企画調整課、とっこい子育て広場は健康増進子ども未来課と施設ごとに所管部署が異なり、その運営形態も若干異なっております。施設の設置場所によるものかと考えますが、同じ事業でありながら運営形態が違うのが気になるところでございます。  ところで、今月4日、こすもす館においてふれあいサロン活動の周知及び推進を目的に、第2回ふれあいサロン交流大会が開催され、それぞれの地区での取り組み事例を発表することで同じ目的に対し共有化を図るなど、大変有意義な交流会であったのではないでしょうか。ぜひ子育て3施設においてもさらなる拡大充実を目指し、情報交換会などの開催が必要と改めて感じたところでございます。  そこで、次の2点について質問いたします。  1)ティアラ、四季彩の丘みやき、とっこい子育て広場の施設ごとの子育てへの取り組み及び利用状況。  2)子育て施設の運営は、大きく区分すると町からの委託、子供大好きの方たちによるボランティアで実施されております。その中でもボランティア運営によるとっこい子育て広場、ここは年間利用の方が約6,000人ということを聞き及んでおりますが、このとっこい子育て広場について、今後も継続した運営ができるのか心配でございます。将来においても運営が継続できるための町の取り組みについてお尋ねいたします。     〔プロジェクターにより説明〕  その中でも、5番をちょっとお願いします。5番は、これは三根校区にありますTeaRaの外観ですね。  次、お願いします。これはTeaRaの子供たちが、あるいは保護者の方が集う広場でございます。  これは四季彩の丘みやきの外観でございます。玄関がここでございます。玄関を入りますと、子育て広場という看板があって、ここが集いの場所です。  それから、これはとっこい子育て広場ですね、子育て広場です。  中はこのような形で、ふれあい広場があって、この奥、ここですね、この奥に風テラスがございます。  今のところを出しとってください。今ので1回目です。答弁を求めます。 16 ◯議長(松信彰文君)  福島まちづくり課長。 17 ◯まちづくり課長(福島隆二君)  それでは、私のほうからTeaRaの子育てへの取り組み及び利用状況についてお答えします。  三根庁舎に開設しておりますTeaRaにつきましては、平成24年6月にNPO法人佐賀県放課後児童クラブ連絡会と子育て支援に関するアドバイザー契約を行い、同年7月から子育て応援プラザ「TeaRa」を開設したところでございます。  TeaRaの主な取り組み内容といたしましては、子育て世代の地域交流の拠点となります母親たちが気軽に立ち寄れる交流の場として、子育てに関する情報提供や相談業務などを行っております。また、子育て支援情報誌「miyako」を四半期ごとに発行し、子育て情報の周知を図っております。  次に、利用状況といたしまして、TeaRaへの来場者数は、町内外から多くの方が来場され、平成24年度が3,500人、平成25年度が4,530人、平成26年度が5,141人、平成27年度が5,272人となっており、年々増加をしているというところでございます。開設以来、5月末現在で延べ1万9,244人が来場されており、ことしの4、5月の1日当たりの平均来場者数は約21人となっております。現在、核家族化や地域とのつながりが希薄化し、家族や地域の中で子育ての知恵や経験を共有することが難しくなっている中、TeaRaは子育て中の親子が気軽に集い、子育てをする親同士や地域の人々と交流、さまざまな子育て支援を受けることができる場を提供していただいております。  相互交流や子育ての不安、悩みを相談できる安らぎの場として活用され、子供たちが健やかに成長できる環境づくりを通して、みやき町の定住促進に大きく貢献いただいているところでございます。  TeaRaの取り組み及び利用状況については以上でございます。 18 ◯議長(松信彰文君)  弓企画調整課長。 19 ◯企画調整課長(弓 博文君)  田中議員の御質問でございます。我々のほうでは四季彩の丘みやきについて御答弁をさせていただきます。  四季彩の丘みやきにつきましては、子育て支援事業として平成25年度よりNPO法人リンクと子育て支援、それと婚活支援の業務委託契約を行っております。事業の内容につきましては、親子たちが集い、話し合う交流の場所として毎週木曜日にママカフェを開催し、季節に合った内容の授業や料理教室及び子育て講座等を開催しております。特に町内外から多くの方が参加されている状況でございます。また、開館日に毎日開放しております子育て広場、毎月第2土曜日に冒険遊び場、そして廃材のものづくりや段ボール遊びなどを行っておるところでございます。  特に議員御指摘がございました町内にある子育て施設のTeaRa、それととっこい子育て広場、それと町の児童館、これとの連携を図りながら子育て支援を行っているところでございます。昨年度の参加者は約1,900人でございます。  また、四季彩の丘みやきにつきましては婚活支援の場所としても利活用されておりまして、婚活イベントを年に8回ほど開催をしております。高いマッチング率となっており、好評を得ているところでございます。また、一昨年には町内のカップルの方がこの場所で結婚式を挙げられたという経緯もございます。  今年度より地方創生加速化交付金事業により、しあわせのオリーブプロジェクトがスタートしておりますが、ここ四季彩の丘みやきにつきまして、このプロジェクトの拠点位置づけとしておりますので、既に集中的にオリーブの植樹を行っております。5月21日には官民連携による記念植樹も実施しているところでございます。  今後も地域交流の拠点はもちろんのこと、さらなる子育ての情報発信や学習の拠点として利活用を行い、幸せの鐘等も設置し、今後は幸せの丘としてのコンセプトのもと新たな展開を行いたいと考えているところでございます。
     以上です。 20 ◯議長(松信彰文君)  古賀健康増進子ども未来課長。 21 ◯健康増進子ども未来課長(古賀元司君)  私のほうからは、とっこい子育て広場の子育て支援の取り組み及び利用状況を申し上げたいと思います。  現在、中原保健センターの一部を活用し、主に親子のリフレッシュを兼ねての各教室や子育て相談などの子育て広場運営事業を実施されております。利用人数は、昨年度においては延べ5,830人の利用があり、過去3年間の中でも利用人数が増加している状況でございます。また、今年度におきましても4、5月で延べ1,014人と、ここ最近の年でも最高値の利用人数を推移しているところであります。  事業運営の形態としては、町から社会福祉協議会へ子育て支援事業として委託を行い、その委託の中の一つとして子育て広場運営事業を行っていただいております。この事業のとっこい子育て広場として運営していただいております。また、このとっこい子育て広場の運営組織といたしましては、ボランティアの方々で運営をされております。事業の内容といたしましては、ボール体操やベビーマッサージなどの各教室、講座を初め、各月の誕生会、お楽しみ会や夏祭り、クリスマス会など季節のイベントなどの行事が実施されており、多くの利用者の方から大変喜ばれております。  なお、本年度予算は町からの委託料においての子育て支援事業の一つとして2,020千円を当初予算に計上し、事業を実施し予算を執行しているところであります。  次に、TeaRa、四季彩の丘みやき、とっこい子育て広場という3団体が集まっての情報交換会でも開催したらどうかということでございますけれども、現在、子育て支援施設といたしましては、北茂安校区の児童館を中心としたとっこい子育て広場、四季彩の丘みやき、TeaRaにおきまして子育て支援広場を展開していただいているところでございます。児童館におきましては、児童館運営委員会があります。また、子ども・子育て支援法に基づく子ども・子育て会議がございます。市町村の児童館や子ども・子育て支援事業計画に関し、審議、調査を行う機関でありますので、この委員会会議の中においても子育て支援事業の情報交換会等を行っていきたいと思っております。  今後におきましても、児童館を中心とし、子育て支援事業の情報発信を行い、3校区の子育て支援団体との官民連携による子育て支援事業を継続していきたいと思っております。その中で3団体による交流会も開催していきたいと考えております。  続きまして、2)番の御質問でございますけれども、この団体におきましては、委託などにより比較的安定的で継続性のある活動であるようですが、その中で、とっこい子育て広場につきましてはボランティアの方で運営してあり、今後、継続性はどうかという御質問でございますけれども、そのことにつきましては、将来における運営継続できるための町としての取り組みについてでございますけれども、現在、既に一時保育所としての役割を担ってもらっております。それで、みやき町のボランティアの域を超えて、みやき町の子育て施策の中では欠かせないような取り組みをしていただいております。  よって、今後、これらの子育て支援の活動が国、県の正式な制度にのった事業に合致させるように関係機関と協議をしているところでございます。それで、ことしの5月20日と6月3日にとっこい子育て広場のスタッフの方と今後の意向と方向性について意見交換会を実施したところでございます。現在のボランティアでは継続性がなくなることを懸念されており、若い人たちにも継続していきたいという意見もいただいているところでございます。また、来場者の方たちからは、おばあちゃん的な愛情を受けられるとともに、人とのつながりの中で安心感やリフレッシュができているとも聞いております。  全国的に核家族化や出産年齢の高齢化で母親たちが孤立しがちな社会状況があり、身近に育児を見たり聞いたりすることも少なくなっております。育児をより楽しく、ゆっくりした心で過ごすためには、とっこい子育て広場のような温かい愛情あふれる子育て広場が欠かせないものとなっております。  とっこい子育て広場のスタッフの皆さんは生き生きとされており、子供たちの成長を見るのが楽しみの一つということでスタッフとしてのやりがいも教えていただきました。また、幼稚園、保育園に入園するまで、また入園してからでも、どうしてもすき間がございます。保護者の方にとってこの期間、何か用事があるときは子供を預けられる施設に困っているという意見もございますので、切れ目のない子育て支援を行うに当たっては、この部分を補う事業として一時預かり事業でのカバーができるものと考えております。  町としても安定した継続性のある事業を目指していきたいと考えております。そのためには、ボランティアではなくNPO法人等の法人化にぜひ取り組んでいただき、的確な支援、アドバイスを行いながら、安心・安全な子育て支援ができるようサポートしていければと考えるところでございます。  今、実施されております心地よい空間を継続させていきたいと考えておりますので、構想されておられる一時預かり事業などを実施するための施設整備や人的配置の要件等におきまして、関係機関と今調整をしているところでございます。  今後も、とっこい子育て広場のスタッフの方たちの意見を聞きながら安定した継続性のある事業ができる方向での協議を行っていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 22 ◯議長(松信彰文君)  田中議員。 23 ◯3番(田中俊彦君)  答弁いただきました。確認します。TeaRaは現在、昨年度、約5,300人の利用者があって、延べ1万9,000人と。そして、「miyako」発行であったり、あるいは子育て、これの分で定住促進にも効果が出ているんじゃないか。また、四季彩の丘みやきについては子育てのみならず、婚活支援、ここら辺も取り組まれて地域交流の拠点、幸せの丘であるというようなことです。それから、とっこい子育て広場については親子のリフレッシュというようなことをいただきました。  そこで、課長もとっこい子育て広場のスタッフの方といろんなお話をされたということですけど、私もいろいろ聞き及んでおります。  2回目の質問では、ボランティア運営によるとっこい子育て広場でございますが、4年前に開設され、その事業は未就園児とその保護者を対象に、心を休めほっとできる場所として、子育て中の方々の友達づくりや情報提供の場所として、また一方、子供たちは安心して自由に遊べる場所として利用されておるということでございます。  また、高齢者の方々がとっこいとできる場所としても利用され、3世代交流も図られ、みやき町のスローガンである「子育てするなら、みやき町。」と健幸長寿の町、これを同時に実践されているということでございます。なお、若い方々の利用は口コミで広がって、町内外の方々の利用も増加中であります。さらには風テラスのオープンに伴い、風の館周辺施設を利用されるシニアの方々の風テラス利用もふえている状況であります。とっこい子育て広場のスタッフの方は現在22名、平均が60代の方々であって、地域活動の傍ら時間を見つけ社会貢献になればとの思いから、ボランティアとしてとっこい子育て広場の活動に参加いただいておるところでございます。  今後も利用者が増加すると思われますが、この事業を継続するためにはスタッフの増員、確保が不可欠であり、いつまでもボランティアでは人員確保が難しいときが来ると考えるものでございます。なお、スタッフの方々は全員が町内の住民であって、子育て経験者でもございます。また、保育士、看護師、養護教諭、現在と元の母子保健推進員、現在と元の民生児童委員、さらには社協主催の養成講座修了、あるいはほほえみの会会員など有資格者で社協主催の養成講座を受講された方などです。この方たちの資格など、これを今後多いに活用した新たな取り組み、ここもぜひお考えいただきたいというふうに思うものでございます。  例えば、先ほどもちょっと課長の言葉でありましたけど、将来においても運営継続のためにNPO法人を立ち上げ、事業の充実、拡大などできないものか、また、子育て3施設の情報交換会などは健康増進子ども未来課が主体的に開催し、情報の共有をぜひ図っていただきたいと考えます。答弁を求めます。 24 ◯議長(松信彰文君)  井手民生部長。 25 ◯民生部長(井手康幸君)  田中俊彦議員の2回目の質問にお答えいたします。  とっこい子育て広場を法人化して安定的な運営ができないかという御質問だと思います。  先ほど課長も申し上げましたけど、現在ボランティア活動により運営してあります、とっこい子育て広場、これを安定して、またかつ継続性のあるものにしていただくためには、とっこい子育て広場の人たちといろんな協議を進めさせていただかなければならないと思っています。その中で、現在も協議を進めておりますが、現在の子育て広場の運営をまず基本としながら、新たな事業としてどのような事業に取り組めるのか、また事業に取り組む場合、その規模はどれくらいにするのかということ、そういったことで調整を進めさせております。具体的な事業としては、現在のところ、一時預かり事業とか、あとファミリーサポーターと、そういったものを検討されているところでございます。  これらの事業を展開するためにはどのような施設整備が必要になってくるのかということで、場合によっては現在のとっこい子育て広場に手を加えて整備を行う必要性が出てくる場合もございます。また一方で、先ほど申しました一時預かり事業などは市町が実施主体となり直営で実施することも可能ではございますが、これまでの答弁の中でも申し上げましたとおり、現在、とっこい子育て広場を運営されておりますスタッフの方々は、心から我が子のような温かい愛情を込めて子育て支援をされております。こういった熱意のある民間の力に事業を託したほうが、今後すばらしい子育て支援が実践できるのではないかと考えております。そのために今回、委託先として受け皿づくりということで、とっこい子育て広場の方々に法人化に取り組んでいただくことが理想的なことであり、そのようにお願いしたいと思っているところでございます。  よって、今後、実践する事業の選択とそれに伴う施設改修の必要性、あとNPO法人の立ち上げに向けた組織づくり、また、現在実施してありますとっこい子育て広場と新たな事業の調整などさまざまな条件整備や問題点などについて、現在、佐賀県とも協議を進めているところでございます。  本町としましては、新しい子育て支援に取り組むために施設整備の必要性がある場合には今年度中に補正予算の予算措置等もお願いして、施設改修などに取り組むことも視野に入れながら、その一方で、子育て広場のスタッフの方には一日でも早いNPO法人の組織づくりを行っていただき、国の子ども・子育て支援新制度にのった新たな事業を展開できるよう調整を進めてまいりたいと考えております。  それと、先ほどの情報交換につきましては、今現在3つの課でばらばらのやり方でやっているということで、今後も情報交換の場として必要になってくると思いますので、児童館を中心とした場所でいろんなお互いの情報交換ができるような場を設けるべきじゃないかと考えております。  以上でございます。 26 ◯議長(松信彰文君)  田中議員。 27 ◯3番(田中俊彦君)  済みません、部長。何かわかったようなわからんような答弁でございました。もう少しですね、今後、安定継続について協議中ということでございますけど、大体どういうことを町としてお考えなのか、もし答弁できれば、少し踏み込んだ部分があるのかないのか、あるいはNPO立ち上げ等の条件整備する、あるいは施設の改装とかいう部分もありましたんですが、まず町としてどのようにしてこの3施設の安定した継続、それと、特にボランティアであるとっこい子育て広場、ここをどのような形で継続していくのか、それと、それぞれが取り組んであるところの所管が違うということを申しておりますけど、そこのところを情報共有化してさらなる充実、あるいは拡大、ここら辺をどのようにされるおつもりなのか、踏み込んだ部分のお答えをお持ちであれば聞かせていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 28 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 29 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  結論から申しますと、今、中原校区の旧保健センターを活用して行っているとっこい子育て広場については正式にNPO法人等を立ち上げていただきまして、一時預かり保育事業としてはもう実際されているんですよ。それを恒久的にしていただくためにも、そして、今は社協で試行的にということで安価な委託費、本当に最低賃金にも至らない委託費でしていただいていますけれども、そこには看護師3名、保育士3名、民生児童委員経験者、人材スタッフが豊富です。何よりも、もともとこれは社協で1カ月に1回、幼稚園、保育園も利用されていない保護者の皆さんと仲間づくり、1人でアパートや自宅でお子さんと一緒に暮らすよりか、その同じ境遇の方が月2回ぐらいは集まっていただき、友達になって、子育ての悩みとか、交流をすることで支援にならないかということを始めました。そのときにお願いした民生委員、スタッフの皆さんが、もっとニーズはあるということで、自主的にやりたいということで既にされておりました。それが、だんだん参加者がふえてきて御相談を受けた結果、現在のところで行い始めたところ、1日二十何名ということでお見えになって、施設も手狭だということから、それから改修をして、カフェテラスをして、地域の方の交流の拠点としても活用していただく。そのことで十分に施設面もほぼ一時預かり保育としては活用できると。地域の方の交流もできる。あとは乳幼児とか、病中、病後児をお預かりするときの一つの空気感染とかならないようなエアーカーテンとか、そういうパーティションとか仕切りをするような若干の改修が必要となります。  しかし、大規模的なことはしていますので、改修費はそうかからないと思います。それと一時保育ですので、基本的には給食は提供しません。よって、調理スタッフも要らないし、調理室も要らないということで、この施設で1日大体20名ほど利用されていますが、ほぼできる。現在は、6割は町内で4割は町外です。町外の方の利用も認めています。なぜなら、その利用者の中から数名みやき町に移り住んでもらった保護者、お子さんもいらっしゃいます。子育てが非常にいいということで。そういうことを含めて来年度に向けて措置制度にのると。そうすれば、今は一般財源で百数十万円ですが、支援費制度にのれば、町からの今の利用人員からいくと一般財源持ち出しは今よりか安価になる可能性等がありますので、そして何よりも、今は最低賃金以下で有償ボランティアでしていただいているスタッフの方々、この方々に対する待遇改善を正式に一般の定められた賃金で雇用できます。そのことによって継続性が出てくると思います。  スタッフの方と話していましたら、私たちの仲間はいいけど、後に続く人たちがここで働きたいという相談があって面接をすると、ほとんどお断りをされる。なぜか。最低賃金よりか半分近くですから。そういうことで、継続性に非常に不安をお持ちでありますので、みやき町にとってはなくてはならない一時預かり保育事業を十分していただいていますので、来年から制度にのって安定した運営を目指す方向で、今もう協議を開始しています。県もですが、当事者の方とですね。ぜひとも、また田中議員もよく来ていただくということをお聞きしていますので、関係者、スタッフの方のいろいろな御相談等にも乗っていただければ大変ありがたいなと思っています。  参考までに、次いいですか、三根のほうにお願いいたします。     〔プロジェクターにより説明〕  三根については、ここは放課後対策連盟、佐賀県のですね、もともと小学生低学年の放課後の保護をする目的で制度化されたときに質の向上と指導員の研修、そういうものを、ただお子さんを預かればいいじゃないと、保育と教育という両面からお預かりするという目的でNPO法人を設立されました。その代表がみやき町在住です。その方が小城市で既に始められておりましたので、地元にお住まいならぜひみやき町でというお話をしましたら、三根庁舎のここの1階のホールがいいと。なぜなら、ここに保育園もありますけれども、保育園のお子さんも時々利用されています。基本的には、ここは幼稚園、保育園に行っていらっしゃらない方と一般住民の方もたくさん見えています。そういう大人との、地域との交流拠点でここも1日二十数名以上です。これはみやき町全体の広報紙の発行も4回してもらっています。それと、三根庁舎の3階で子ども図書館とか、そういうNPOの事務所もしていますので、町全体に子育ての啓蒙啓発をしていただいているありがたい団体です。     〔プロジェクターにより説明〕  次、お願いします。  ここは暴力団進出を阻止した施設で、今、婚活と子育てをしています。ここにも週1回程度ですが、二十数名見えています。半分は鳥栖市とか近隣の方です。同じ悩みを持つ方々と2年前に当時の古川知事と意見交換したときに、鹿児島と長崎から来て1人でアパート、マンションで子育てをしてノイローゼになりました。しかし、ここに来て非常によくなったということで、外国人の方も見えています。町内外を問わず、ここで子育ての交流をしていただいています。確認したのは、その中からみやき町にお一人転入してきていただいています。今後も続けたいと思います。  以上です。     〔プロジェクターにより説明〕  それと、ここは一元化するために子ども未来センターということで、健康増進子ども未来課、保健センターと一緒になってしました。近くには教育委員会もありますので、子育て施策を一元化する施設に北茂安の放課後対策の施設と、それと同じように幼稚園、保育園にも行っておられない方の児童館を中に併設しました。合計、町内で4カ所、今拠点としてありますので、結論から言うと、北茂安、三根の保育園が今、もう定員オーバーしています。著しく今転入がふえて、保育園をもうお断りせざるを得ない状況になっています。中原の風の子保育園は若干ありますが、今後まだ若い世代が転入してきていますので、これからは各小規模保育とか一時保育を地域の中に数多く点在をさせながら子育て支援をしていかなければなりません。大きな保育所をつくってしまうと、その反動が必ず10年後、20年後に来ますので、できるだけ補完するような小規模保育所についても、企業保育所等についても今後、施策として検討していきたいと考えています。  以上です。 30 ◯議長(松信彰文君)  以上をもちまして、通告第5号、3番田中俊彦議員の一般質問を終わります。  お諮りします。休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 31 ◯議長(松信彰文君)  異議なしと認め、休憩いたします。再開を11時といたします。                 午前10時42分 休憩                 午前11時   再開 32 ◯議長(松信彰文君)  休憩中の本会議を再開します。  通告第6号、2番平島和則議員の一般質問を許可します。平島和則議員。 33 ◯2番(平島和則君)  皆さんこんにちは。議席番号2番、平島和則です。通告に従い質問を行います。  質問事項は1項目、防災対策についてです。  質問に入る前に、4月14日、16日に発生した熊本地震において犠牲になられた方々の御冥福を祈るとともに、不便な生活を強いられておられる方々へお見舞いを申し上げるところであります。  熊本県の方々は、阿蘇山はあるものの、まさか熊本地方でこれだけの地震が発生するとは思いもしなかったと思います。昨日も午後10時過ぎに震度5弱の地震があっておると聞いております。さらに不安な日々を送られていることと思います。  さて、私は平成26年第2回定例会において、市町村における災害時の避難指示勧告の情報収集、情報伝達の確保のため、町内75カ所に防災行政無線のスピーカーが設置されたことに伴い、みやき町内での総合防災訓練の必要性があるのではないかと質問しております。進捗状況を3点確認します。  1点目、総合防災訓練の実施計画は関係機関と協議を進めているか。  2点目、平成26年に防災計画を見直し後、ハザードマップの見直しはなされたのか。  3点目、避難時の行動マニュアルの策定は進んだのか。  4点目として、熊本地震後、復旧活動に職員を派遣されているが、現場の状況報告はいつごろになるのか、総合防災訓練に生かされるのか、以上4点です。  以上を1回目の質問とし、2回目以降は自席にて行います。 34 ◯議長(松信彰文君)  高尾総務課長。 35 ◯総務課長(高尾政伸君)  2番議員の防災対策についてという御質問に御回答いたします。  まず、1点目でございます。総合防災訓練の実施計画は関係機関と協議を進めているかという御質問でございます。  みやき町では毎年3月に行われます春の火災予防週間内の月曜日に、みやき町消防団と消防署による火災防火訓練を各分団持ち回りで鳥栖・三養基地区消防事務組合と調整をしながら訓練を実施いたしているところでございます。  また、鳥栖・三養基地区消防事務組合と1市3町によります鳥栖・三養基地区消防防災訓練を毎年9月初旬に4市町持ち回りで消防署のほかに鳥栖警察署、自衛隊並びに鳥栖・三養基地区医師会や九州電力等の関係団体にも参加いただき、災害時における救助・捜索活動及びライフライン復旧活動の訓練を実施いたしております。  さらに、佐賀県でも毎年5月中旬に佐賀県総合防災訓練が実施されており、県内を4つのブロックに分け、毎年持ち回りで会場を運営しており、平成27年度に三神地区が受け持って実施をいたしたところでございます。特に昨年度から佐賀県消防防災課の提案によりまして開催ブロックの全ての市町において住民参加型の訓練を行うようになっており、各市町で避難訓練や避難所運営訓練が行われております。  みやき町では、こすもす館におきまして気象庁、佐賀地方気象台防災気象官並びに佐賀県防災士会防災士を講師といたしまして、住民参加型で災害時の備えと対応をテーマとした講演会を開催するとともに、防災士との協議による消防団員を対象とした避難誘導図上訓練を実施したところでございます。  これらの訓練等につきましては、今後とも関係各機関との協議を行いながら、災害が発生したときに迅速かつ的確な対応、行動を行えるよう継続して実施するように考えているところでございます。  続きまして、2項目めのハザードマップの見直しはされたのかという御質問でございます。  まず初めに、地域防災計画の見直しについてでございますけれども、今議会、15番議員の一般質問にも答弁をさせていただいているところでございますけれども、今現在、みやき町地域防災計画改定業務の発注を行っており、国、県が示す指針に基づき改定を行っていくという計画といたしております。  地域防災計画見直し後のハザードマップの見直しということでございますが、平成26年6月定例会におきまして、2番議員より同内容の一般質問がなされ、答弁をさせていただいているところでございますが、平成21年3月に作成しましたみやき町洪水ハザードマップにおきまして、筑後川堤防決壊を想定した浸水区域と佐賀県が作成していた土砂災害危険箇所マップに上げられる急傾斜地崩壊危険箇所と土石流危険渓流箇所並びに町内避難所箇所を掲載しており、今後、佐賀平野北縁断層帯の被害予想の結果等を考慮し、地域防災計画と整合性をとったハザードマップの見直しというような予定で進めているところでございます。  なお、冒頭に申し上げましたように、今現在、みやき町地域防災計画改定というものを進めておりまして、この改定に基づき見直し等を行わなければならないというふうな考えを持っているところでございます。  続きまして、3点目でございます。避難時の行動マニュアルの策定は進んだのかという御質問でございます。  地域防災計画の策定をいたしておりますが、その策定時にまず職員災害初動マニュアルというものを作成いたしており、全職員に配付をしております。その初動マニュアルをもちまして、今回の地震につきましても災害情報連絡室、災害警戒本部、災害対策本部それぞれの基準等によって配置に努めているところでございます。  また、平成27年4月には地区における防災用マニュアルというものを作成しまして、全地区の区長に対して配付を行っております。その中で、災害時に地区に求められる行動として、共助を目的とした地区における連絡行動体制の確立と区民への周知等をお願いしているところでございます。  それから、4点目の御質問でございます。熊本地震の復旧活動に町職員を派遣しているが、状況報告はいつごろになり、また総合防災訓練に生かされるかという御質問でございます。  町職員の派遣についてですけれども、4月14日及び16日の2回にわたる熊本地方での連続の地震による被害を受けまして、4月19日に佐賀県庁におきまして、県と県内市町の防災担当者会議が行われ、九州・山口9県災害時応援協定に基づき、県、市町より職員派遣を行うことが確認され、佐賀県は熊本県阿蘇郡西原村への支援を行うことになり、佐賀県の支援計画に基づき、みやき町からも職員を派遣しているところでございます。
     今回、2番議員の一般質問の機会をおかりしまして、議会の皆様へ熊本地震への被災地支援の状況報告などをさせていただきたいと思います。  現在までの派遣実績につきましては、まず住家被害認定調査支援業務といたしまして、罹災証明を発行するための被災家屋の現地調査を5月2日から5月23日までの7泊8日の交代で固定資産評価事務の経験者3名を派遣し、罹災証明が発行できるようにデータの収集及びシステムへの入力業務を支援いたしております。  次に、西原村の避難所の一つであります河原小学校へ5月19日から26日までの8日間、職員1名を派遣し、避難所運営等支援業務に従事しております。  なお、今日現在、6月9日から6月16日までの8日間の予定で、再度避難所運営等業務の一員として職員1名を派遣している最中でございます。  また、5月23日から27日まで4泊5日の日程で、熊本県宇土市へ被災者健康診断業務の支援として、保健師1名を派遣いたしております。  職員の派遣につきましては、現在派遣中の職員を含めまして、住宅被害認定調査支援業務に3名、避難所運営等支援業務に2名、保健師1名の計6名を派遣し、帰町した5名につきましては、無事に業務を終え、通常勤務に復帰しており、派遣中の1名につきましても順調に支援業務を遂行中と聞いております。  ここで現地の状況報告や支援業務に従事した職員の感想の紹介をさせていただきたいと思います。     〔プロジェクターにより説明〕  まず、現地の写真でございます。この写真は現地のダム付近の道路の状況でございますけれども、道路に亀裂が入っており、通行するのが危険な状況となっております。奥のほうの小山の山肌も崩れていると、それから右側の構造物も壊れているというような状況でございます。  次に、これは道路が陥没して、大きな段差が発生している状況でございます。ガードレールも波打っております。通行はできないというふうな状況でございます。  同じく道路が大きく陥没している状況です。例えば、夜に通行すると、段差に気づかずに大きな事故になりそうな状況となっております。  これは跡形もなく倒壊した家屋の様子でございます。左下のほうは石積みが崩れ、道路にはみ出しております。奥の家の屋根、瓦等も被害を受けているような状況です。  家屋が大きくゆがんでいる状況でございます。左の壁は基礎から外れてしまっております。今にも倒れそうな状況となっております。  続きまして、実際の避難所の被災地の支援業務ということで、まず住家被害認定調査業務の状況の写真でございます。この写真につきましては、住宅被害認定業務の説明会の状況でございます。被害認定は統一した基準での判定が必要なため、詳しい説明がなされております。左にみやき町の派遣の職員が写っております。  次が、調査の状況でございます。  3人1組で被災した家屋の状況を調査いたします。道路の損壊等で現場に行くのも大変だったそうでございます。建物の状況を詳しく調査していき、記録をとり、データの入力等を行っていきます。  それから、これは基礎部分の損傷状況を調査している状況でございます。非常に体力を要する業務でございます。  住家被害認定調査業務に従事しました職員は、次のような感想を述べております。第1弾として派遣した職員については、車のフロントガラスが割れたり、天井がへこんだりしている車が普通に往来していた、断層近くの地区はほとんどの家屋が全壊した状態だったと。それから、5月9日から第2弾として派遣した職員は、住居に甚大な被害を受け、毎日を不安に過ごされている方々が大勢おられたのに心を打たれ、一刻も早く安心した日常に戻っていただけるよう精いっぱい支援業務に取り組んだと。それから、第3弾として5月16日から派遣した職員は、西原村の状況は地震の被害が村全域、ほとんどの家屋に及んでおり、役場だけで復旧業務を行うことは到底不可能であり、支援団体と密に連携していくことが重要と思ったと、それぞれの意見を報告してくれております。  次に、避難所を支援する業務の状況について報告いたします。  これは避難所となっている体育館でのラジオ体操の様子でございます。簡易な間仕切りしか設置されていないために、プライバシーの問題等が発生していると聞いております。  次でございます。  体育館に山積みされた支援物資でございます。支援物資の仕分け作業も避難所支援業務の一つということで実施をいたしております。  避難所支援では、施設の清掃というのも支援業務の一つでございます。左側、避難所の床の清掃の様子でございます。右側が仮設トイレの清掃の様子でございます。  これは昼食の弁当配付の様子でございます。数に余裕があるときは支援業務の職員まで弁当が回ってくることもあるそうですけれども、ないときは自分でコンビニなどに調達に行かなければならなかったということでございます。  それから、これが支援業務の職員の交代時の引き継ぎの様子でございます。当初は全員、月曜日から月曜までということでございましたけれども、5月の中旬から月曜から月曜までの班と木曜から木曜までの班と2つに分かれることになり、半数は残るという体制になったところでございます。  5月19日から避難所運営業務に従事した職員の感想でございます。  避難者のほとんどが自宅が全半壊しているが、修理や建てかえを行うかはまだ思案中であるとのこと、また、勤務先が遠方になったり、待機中の方がいたりして、今後継続して雇用されるか不安であると言われていた。避難所では衛生面の気配りが非常に大切で、一日中至るところの掃除をしていた。食事の3食ともコンビニや弁当チェーン店からの調達で、栄養バランスが悪かったと、このようなことを話しておりました。  次は、被災者健康診断支援業務の様子でございます。  これは避難所のロビー等で被災者の健康状態をチェックしている様子でございます。  それから、被災者の健康や精神的な相談に加えまして、食中毒や熱中症の予防のためのいろんな情報提供等を行ったところでございます。  5月23日から被災者健康診断支援業務に従事した保健師は、被災された方は年齢に関係なく、夜になると怖い、お風呂は昼間のうちに入る、そんな言葉が聞かれております。また、ひとり暮らしの高齢者の方からは、先のことが不安であると、そういった不安の声が多く寄せられたということを話しておりました。  以上、簡単ではありますが、熊本地震被災地支援の状況報告とさせていただきたいと思います。  それから、総合防災訓練との関連ということでございますけれども、今後も県から熊本県の要請を受けまして、被災地支援の職員派遣が続くと思われております。みやき町としてできる限りの協力を行える体制を確保することといたしており、また、派遣から帰りました職員にはいろんな状況報告をさせて、今後のみやき町における総合防災訓練の計画協議段階について、この情報を参考にできればと考えているところでございます。現在、見直し中の地域防災計画の中でも防災訓練等のマニュアル等について作成をするというふうな方針を出しているところでございます。  以上でございます。 36 ◯議長(松信彰文君)  平島議員。 37 ◯2番(平島和則君)  ありがとうございました。  4点目、ちょっと順番が変わりますけど、まず熊本地震後の復旧活動にみやき町の職員を派遣されている。合計6名の方が派遣されたということですね。今1人は保健師の方が残られているということで、今るる報告がありました。  ニュースやワイドショーあたりで現場の状況等は見ることがありますが、職員の方々がその場での写真を撮ったこのスライドを見て、かなりの被害があったということを新たに認識したところであります。職員の方々も自分たちの身の危険を感じながらも活動されている姿というのが見えてきたと思います。今後、別の場所での活動報告について、また期待するところであります。  さきの東北の地震のときにも、みやき町のほうからも気仙沼市のほうに派遣された職員の方が、現在、定期的にボランティアで活動をされていると聞いております。それと、ここにいらっしゃいます服部事業部長も定期的にボランティアで活動されたということを聞いております。気仙沼市に行かれた方は、気仙沼で経験した活動が今回、熊本地震の復旧活動に非常に役に立った、言い方は悪いんですけど、役に立ったということをおっしゃっておりました。  今後、佐賀県として熊本県に復旧活動をされていくということです。現在、県議会も開催されておりますが、8日の開会で山口知事は、熊本地震を受けた災害対応に対し被災地に派遣した職員の経験や意見を生かし、災害対応力の向上に努めると強調され、一連の対応を通して気づき、経験、教訓を得た、防災対策強化に取り組むと決意をあらわしておられます。佐賀県は佐賀平野北縁断層帯というのがあり、熊本と同じでいつ何どき地震が起こっても不思議ではない断層帯を抱えております。この教訓を生かしながら、みやき町地域防災計画の見直しをされるということです。これに対しても早く計画の見直しをされ、またハザードマップの見直しについても早急に行っていかれたいと思います。  それでは、1点目、2点目、3点目の確認なんですが、まず1点目の総合防災訓練の実施計画はということで、各関連機関と防災訓練については実施されている。県単位、または三神地区、鳥栖地区の持ち回りで防災訓練を行われているということを回答いただきました。また、4月3日には消防団員の訓練がふれあい広場であり、団員297名が参加されておるということを聞いております。  私がここで総合防災訓練と言うのは、みやき町の方々が参加した総合の防災訓練のことを示しております。平成26年に質問したときには、この当時はゲリラ豪雨で、水害に対する防災訓練も必要ではないかという質問をしております。そのときには、阪神・淡路大震災以降、自助・共助・公助の意味を説明され、総合防災訓練は区長、民生委員を初め、多くの地区の役員等の御理解と関係機関の御協力がないとできないし、成果を上げることもできないと考えている。住民参加型の訓練のあり方を考慮しながら、関係機関と協議を進めていきたいと思っているということでした。先ほどの課長の回答では、職員の初動マニュアルを作成し、それを区長へ配付して公助と言われましたかね、共助ですかね。共助、ともに助け合うということですよね。ともに助け合う体制を整えているということで解釈しております。  2点目のハザードマップの見直しなんですが、国、県の地域防災計画等の見直しもあり、みやき町の地域防災計画は、これをもとに変更を行っていくということでの回答だったと思います。  このハザードマップなんですが、これ洪水に対する備えということで、平成21年にみやき町内全戸に配布されております。このハザードマップですが、ハザードマップの浸水想定区域は国土交通省及び佐賀県が公表したもので、浸水想定区域整備計画の基本となる降雨である、おおむね150年に1回程度起こる大雨が降ったことにより、筑後川、寒水川、通瀬川及び田手川が氾濫した場合に浸水が想定される区域ということで、皆様方のお手元にこのハザードマップが配布されておるところであります。  私が平成26年、ゲリラ豪雨等の件で質問した折には、その前に平成23年、平成24年にも牟田議員によりハザードマップの見直しについて追及されております。そのときの回答が、国の基準、県の地域防災計画と整合性をとる必要があると答弁されております。また、平成26年では、佐賀平野北縁断層帯の被害予想の結果が算出されている。防災計画の見直し後、整合性をとったハザードマップの見直しをする予定で、今進めているところであるとの回答でした。これが平成26年の回答です。  3点目の確認です。避難時の行動マニュアルを作成したということですが、高齢者ひとり暮らしの方々の避難に対する援助、要援助者の無線、スピーカーから受信を受けた場合の行動マニュアルの策定を今進めているところであると回答されておりますが、先ほど職員の初動マニュアルを作成されているということの回答があったと思います。  以上、1点目から3点目までの確認でした。  2回目の質問といたしましては、熊本地震は4月14日が午後9時26分、4月16日は午前1時25分で、夜中の発生であり、4月17日土曜日は午前中に発生しております。  ここでお聞きしたいのは、小・中学校の子供たちの避難についてです。小・中学校の耐震工事は終了しており、建物の安全性は確保されておりますが、小・中学校で在校中に地震が発生した場合の避難マニュアルが確立されているが、パニックに陥った子供たちを教職員みずからがパニックにならずに無事に安全に避難させ、親元に引き渡されるかを質問いたします。  それと、災害時協力企業として、北茂安校区にあるコメリがあります。今回、自主避難を3カ所設置されました。働く婦人の家に12人、こすもす館に64人、農村改善センターに11人、合計87人がピーク時に避難されております。コメリさんの出動協力があったか、またコメリさん以外にも協力を締結されている企業や団体がほかにあるかどうかをお聞きします。  そして、みやき町内に熊本の被災地から2世帯8人を町営住宅に受け入れられておられますが、その経緯はホームページ等で被災地に発信されたからでしょうか。今後の参考になると思われますが、いかがでしょうか。  以上、2回目の質問とします。 38 ◯議長(松信彰文君)  高尾総務課長。 39 ◯総務課長(高尾政伸君)  2番議員の2回目の御質問にお答えさせていただきます。  まず1点目でございます。総合防災訓練の実施計画に関連して、住民の方々が参加した訓練が意義があるというふうな御質問でございます。  先ほど答弁させていただきました各訓練につきましては、そのほとんどが消防署や消防団を主とする支援救助側の訓練となっておりまして、先般の熊本地震における避難者の支援業務に関する認識と行政における支援救済の対応限界に差がある避難所もあったように見受けられると感じているところでございます。  今後につきましては、議員御指摘のとおり、地区の皆さんが一緒になって共助というふうなものをテーマとしました協働支援を目的とした防災啓発に力を入れることが重要な課題であるというふうに考えております。  そこで、みやき町におきましても、もし災害が発生しましても、行政と住民で協力した対応がとれるよう、住民を対象とした被災者や住民側の行動訓練や避難所運営訓練を実施しなければならないと考えております。  総合防災訓練の実施の計画については、今年度着手をしております地域防災計画改定業務の中で職員の行動マニュアル、避難所運営マニュアルなどの各種のマニュアルの計画の作成をいたします。その一環として、防災訓練実施のための資料作成等を盛り込むようにいたしているところでございます。  それから、2点目のハザードマップの見直しの件でございます。ハザードマップについては、過去の質問の中で現在準備中とか、そういうふうなお話をしているところだと思います。ハザードマップにつきましては、洪水ハザードマップに加えまして、地震、土砂災害等、いろんなものが網羅されたハザードマップをつくっているところでございます。  ハザードマップのうち、地震関係の被害予想につきましては、平成25年、26年度の佐賀県地震等被害等予測調査というものが行われておりまして、その報告書が27年3月に出されております。しかしながら、平成26年8月の大雨によります広島市北部土砂災害を受けまして、26年10月に土砂災害防止法が改正をされております。その中で、都道府県に地形、地質、土地利用状況等を踏まえ、危険箇所の区域指定及び土砂災害防止対策に必要な調査実施を義務づけられております。佐賀県におきましても、現在調査が実施されておりまして、新たな土砂災害危険箇所区域指定がなされるという可能性もございますので、現在の土砂災害危険箇所マップと異なる可能性が出てきております。  それから、あと洪水に関連してでございますけれども、洪水想定区域につきまして、平成27年5月に水防法が改正をされております。これに基づきまして、筑後川水系に係る洪水浸水想定区域というものが公表をされているところでございまして、これにつきましては、筑後川河川事務所が作成するものでございますけれども、この改定というものが進行をしておりまして、つい3日前、平成28年6月10日に新しい筑後川水系による想定最大規模の降雨による洪水浸水想定区域というものが公表されています。これまでの予想に加えまして、想定最大規模の降雨というものを想定するように変わりましたので、その分が含んだところで筑後川水系における洪水予想というものが発表されたところでございます。  今現在、地域防災計画の策定中でございますけれども、先ほど言いましたいろんな法改正等を含めまして、地域防災計画策定と合わせましてこのハザードマップの改定というものについても取り組んでいかなければならないというふうに認識をいたしているところでございます。  それから、3点目でございます。避難時の行動マニュアルにつきまして、高齢者ひとり暮らしなど、要援助者の取り扱いについてという御質問でございます。  要援助者の避難マニュアルにつきましては、要支援者の状況や支援者の情報などが記載されました避難行動要支援ネットワーク台帳というものを整備いたしているところではございます。これにつきましても、今年度、地域防災計画見直し業務の中で避難行動要支援者名簿と、そのようなものを福祉関係部門と連携をしながら作成をしていくことといたしております。  今回の地域防災計画に盛り込む予定のマニュアルというものにつきましては、職員災害行動マニュアル、避難所運営マニュアル、原子力避難者受け入れマニュアル、避難勧告等判断伝達マニュアル、それから避難行動要支援者避難支援プラン、そのようなマニュアルを地域防災計画の中に盛り込むという計画といたしております。  続きまして、避難所に関連しまして、災害時の協定というものについての御質問でございます。  今回の熊本地震関連で、みやき町87名の方がピーク時に避難をされたわけでございますけれども、今回、避難所に対する物資等の支援については、こちらのほうからの要請はしておりません。コメリからもそのような提供はあっておりません。ただ、一つの団体の方が避難所の方におにぎりをということで、数字は覚えていませんけれども、おにぎりの提供をされましたので、それを避難所のほうに配付をしたということはございます。  それから、コメリ以外との協定の話でございます。  災害時の応援協定につきましては、株式会社コメリさんとの協定を含めますと、現在20の協定を締結いたしております。避難所の提供に関しては、三養基高校とか紀水苑、花のみねとか、そういった広い施設があるところと結んでおります。  それから、隣接の鳥栖市、上峰町とは市町境、町との境界あたり、境目の方々が地元の避難所まで遠いという場合については、隣の町でも避難を受け入れるというふうな避難所の相互受け入れに関する協定を締結いたしております。  それから、あと災害時の物資、資機材の提供ということで株式会社サントリーフーズと飲料水の提供について協定を結んでおります。  それから、御指摘のコメリにつきましては、災害時における協力に関する協定と災害時における物資の供給に関する協定の2つの協定を締結いたしております。前者は店舗の駐車場を開放し、災害対策本部や一時避難所のテントを設営するというふうなことでございます。後者につきましては、災害時に必要な生活用資機材を速やかに提供していただくような協定ということで、ヘルメット、ロープ、手袋等の協定について記載をされております。  あと、段ボール工業組合とその避難所用の段ボール、それからLPガス協会とLPガスに関連する施設、それからNPO法人九州救助犬協会、それから佐賀県宅建業協会、全日本不動産協会ということで、避難時の住宅を探すためと、そのような関連ですね。  先日5月16日は災害時に発生する廃棄物の処理に関する協定を佐賀県産業廃棄物協会と締結をいたしたところでございます。  また、本日なんですけれども、本日午後7時より陸上自衛隊目達原補給処におきまして、三神地区の2市4町と自衛隊との災害時の連携協定締結に係る調印式を行うことといたしております。通常、自衛隊の派遣依頼は佐賀県を通じてやりとりをするわけですけれども、この協定によりまして緊急を要する場合は直接やりとりをし、直ちに自衛隊の応援を受けることができるというふうなものでございます。このような二重の協定を締結いたしているところでございます。  それから、最後の町営住宅に2世帯の方が避難をされておりますけれども、これの発信の仕方はというふうな御質問かと思います。  これにつきましては、当初……(「経緯やろう」と呼ぶ者あり)経緯ですね。情報の出し方という御質問だと思いますけれども、当初、町内にお知り合いの方がいらっしゃって来られたんですけれども、それを……(発言する者あり)  以上でございます。 40 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 41 ◯町長(末安伸之君)  町営住宅受け入れによる被災者支援の状況、経緯についてのお尋ねでありますけれども、4月14日の午後9時過ぎに発生した地震によって、熊本県の嘉島町にお住まいの70代のお父さんが心臓に不安を抱えていらっしゃるということで、家屋が傾いたということもあって、熊本大学の近くの娘さんのところに避難をされていたと。しかし、16日の午前1時過ぎに発生したとき、その娘さんのマンションの揺れが、体が浮くような感じだったということで、とても怖くてマンションにもおられないということで、16日の夜と17日の2日間、マンション近くの広場で車中泊をされたそうです。車中泊をされていましたけど、水をもらうのにも4時間かかる、食事は全然来ない。それと、またいつ揺れが来るかわからないという不安で、とにかく熊本市内から避難したかったということで、ちょうど大学関係の職員さんを以前されていた友人が福岡市にお住まいで、福岡の友人に連絡をして避難場所をということで求めたところ、その福岡の友人が久留米市内の親戚の方に連絡をされて、その久留米市内の親戚の方がみやき町の親戚に連絡をされてという経緯でありますので、ちょうど白壁の方でした。そこに頼って行かれたと、それは車中泊でいいと、水がすぐ手元に入って、食事が食べ物がすぐ入るところということで、結局みやき町にお見えになったと。しかし、白壁の方は一晩、知り合いの知り合いの知り合いですが、一晩自宅に泊めていただきました。しかし、御本人は全く見ず知らずの方の家に長期間泊まることはということで、みやき町の中原の窓口に見えました。そして、みやき町内のどこか公園の駐車場でもいいから、車中泊するのに貸してくださいと、決して不審者じゃありませんということを役場に届けというか、相談に見えました。そのことを私のほうに連絡がありましたので、冗談じゃないと、みやき町で車中泊されて、もしものことがあったら関連死とか関連の被災者もいらっしゃいますし、エコノミークラス症候群になられたとしたら、みやき町の対応が非常に問われるということから、すぐ御本人に連絡をとるよう指示して、1時間以内にお見えになりました。そして、すぐ町営住宅をあけるということで、あとテレビとか炊飯器とかやかん、職員の家からすぐ持ち寄って、それを提供して、町内の商工会の会長さんからガスこんろとか電気屋さんから全てすぐその日の昼過ぎには手配できましたので、日にちとして19日から25日、約1週間でしたけど、その対応が非常に感謝されて、マスコミが見えて、県内で1番目でしたので、マスコミが報じた結果、それを見た佐賀市内の方が八代市の鏡町の方に佐賀県みやき町はすぐ町営住宅に受け入れるという連絡をされたそうです。その後すぐ5人見えました。お子さんが3人です。その方が21日から23日まで八代市から5人受け入れています。それと、中原小学校では4月25日から5月6日まで、熊本市の中央区から、みやき町が実家ですので、一時避難をされています。そのときに1年生の女子と3年生の男子の兄弟を体験入学として小学校が受け入れをしたところでございます。  以上、町営住宅における被災者の支援等につきまして、その経緯について答弁をさせていただきます。  以上です。 42 ◯議長(松信彰文君)  北原学校教育課長。 43 ◯学校教育課長(北原順二君)  小学校の子供たちの避難についてという御質問に対してお答えしたいと思います。  9日の益田議員の御質問の際にもお答えしており、同様の回答になりますが、再度答弁させていただきたいと思います。  学校関係につきましては、消防法第8条第1項及び消防法施行令第4条の2第2項の規定による防火及び避難訓練の実施、また平成17年度以降、防犯教室の実施や危機管理マニュアルを整備するよう佐賀県教育庁から通知があっております。これに基づき、各学校で学校の施設・設備の安全管理、児童・生徒等に対する通学を含めた学校生活、その他の日常生活における安全教育、職員に対する研修等を位置づけた学校安全計画を策定しております。  学校への不審者の侵入に対する対応、学校内や通学路の安全確保のための定期点検及び日常の安全点検の実施、また自然災害、その他いじめ対策など学校生活全体を網羅する危機管理マニュアルを整備しております。  年間の学校行事の中にも交通教室、不審者対応の避難訓練、火災、地震等に備えた避難訓練の実施を計画し、実効性を高める訓練を適宜開催し、児童・生徒、教職員への意識づけを行っているところでございます。  このマニュアルの内容につきましては、学校ごとに若干のばらつきがありますが、予想される危険、これは地震だけではございませんが、例えば、登下校中の交通事故や休み時間のけが、問題行動から不登校、いじめ、火災、地震、食中毒、その他まで教職員の対応や児童・生徒への指導等、細かく規定しております。また、具体的な緊急時の対応としましては、不審者の侵入時は児童・生徒の避難経路を確保し、安全な場所に避難させる、不審者侵入を知らせる、警察に通報するなどの対応のポイントや地震発生時はまず火の始末をして机の下に潜る、建物の外に避難する等の要領を作成しております。そのほかにも学校内の避難経路図や校区内の安全アップを作成し、常日ごろから危険箇所を想定し、注意を喚起しているところでございます。  また、この安全管理計画は社会情勢の変化に適宜対応するよう毎年見直すこととしており、特に安全に関する注意喚起は時期を逸せず、適切に行うよう指導しているところでございます。  以上でございます。
    44 ◯議長(松信彰文君)  平島議員。 45 ◯2番(平島和則君)  ありがとうございました。3回目の質問になります。  今いろいろ回答がございましたが、いずれにしても、みやき町地域防災計画というのは、今後見直しをかけて、それぞれの災害に対してのマニュアル、それと避難行動に対するマニュアルができ上がってくるということを確認いたしました。  やはり避難誘導については、要援護が必要な方々は共助で助けなければならないと思います。これに対しては公助、公の助けがままならないときには地域の皆様で、自分で助かった方が共助のほうに回るというような、日ごろからの意識も大切だと思います。そのためにも早く防災計画の見直しをされて、我々の目に触れるようなマニュアルづくりを早急にお願いいたします。  それと、小・中学校におかれましては、各マニュアルを作成されて、常日ごろその訓練に力を入れてあるということで、安心しております。  きょうですか、目達原補給処と提携を結ばれると、こういうこと、こういうことというんですか、災害はいつあるかわからないんですけど、ないにこしたことはないんですが、もしもこういう大規模な災害があったときに、迅速に自衛隊の方が初動されるということは心強いことだと思います。  今後、佐賀平野北縁断層帯が起こることなく、何事もないように祈りながら、私の質問を終わります。答弁がありましたらお願いします。 46 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 47 ◯町長(末安伸之君)  今回の熊本地震ももちろんですけれども、東北震災初め、本町においても昭和28年の水害がありますし、それと火災、残念ながら、ことし火災による犠牲者が2名発生しましたけれども、災害計画というのは緻密に計画をし、そして、より住民の方に日々の中でそのマニュアル化して周知をし、何よりも訓練というのが非常に大切であろうと感じています。  水害の防止というのは、物理的に堤防の強化とか、今、寒水川の放水路初め、通瀬川切通の排水施設の整備と河川改修等を行っていますが、ほぼ昭和28年の水害のような大規模な災害が発生するリスクというのは、今のところ予測はされていませんけれども、今後、大地震等による雨季と重なったときが、また大規模な水害が発生するリスクは高いと思います。  それと、火災については、発生時、初期消火をきちっとすれば大きな類焼、延焼というのは防げますけれども、一番予期せぬ災害が地震だと思います。地震の際における対応というか、日ごろ家屋の耐震化の調査、診断というのも今後念頭に置きながら、その補助制度も考えていかなきゃなりませんけれども、今考えるのは急傾斜については、ほぼ町内把握していますので、定期的なパトロールとか、そういうものを雨季前に行って、危険性の高いところについては、地元の負担等も多少お願いするときもありますが、急傾斜の崩落防止とかについては今その対応はしています。一番やはり今回みたいに頻繁に震災が続く場合においては、家庭でもなかなか、一度経験した方はもう帰るのが怖いと、昼間はいいけど、夜のほうが不安だということで被災された方にお聞きしましたが、長期間にわたる避難生活における関連する病気とか、そういうものを予測して、町として避難所の整備とか、あとの関連する物資とか、そういうものの迅速化をやはり今後求めていかなければならないと考えております。  いずれにしましても、机上論の計画だけではなくて、それをわかりやすいマニュアル化をし、なおかつ周知をしながら、日々の日常生活の中での訓練として町民の皆さんが意識を高く持っていただくことによって、災害から最小限に人命と財産を守るような施策を講じていきたいと考えております。  以上です。 48 ◯議長(松信彰文君)  以上をもちまして、通告第6号、2番平島和則議員の一般質問を終わります。  お諮りします。休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 49 ◯議長(松信彰文君)  異議なしと認め、休憩いたします。                 午前11時56分 休憩                 午後1時   再開 50 ◯議長(松信彰文君)  休憩中の本会議を再開します。  通告第7号、8番牟田秀文議員の一般質問を許可します。牟田議員。 51 ◯8番(牟田秀文君)  皆さんこんにちは。一般質問の前に、さきの熊本地方の地震により被災された皆様には心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興と亡くなられた方の御冥福を心からお祈りするものでございます。  それでは、一般質問に入りたいと思います。  議席番号8番、牟田秀文でございます。通告により一般質問を行います。  次の3項目について質問させていただきます。  1項目め、農業用ため池整備について。2項目め、法定外公共物(水路)の維持管理作業を行う場合発生する水草等の仮置き場、また、処分場の確保対策について。3項目め、みやき町中原保健センター前付近の排水対策について。以上、3点について御質問いたします。  まず、1項目めの農業用ため池整備についてお伺いいたします。  さきの東日本大震災で農業用ため池が決壊して死者が出たことを受け、全国の自治体が約3,000カ所を緊急調査したところ、6割のため池で地震強度が不足しているということがわかり、ため池は江戸時代以前につくられたものが多く、構造がよくわからないものも多く、震災で福島県の須賀川市の藤沼湖が決壊し、近くの7人が死亡、1人が行方不明となり、これを受け、農水省は2013年、14年度に全自治体に補助金を出して調査をされているが、農水省のまとめによると、下流や周囲に民家や公共用施設があるなどの理由で自治体が優先して調査した3,095カ所で水をせきとめる堤体などが耐震不足となったということで、国の基準では、東日本大震災や阪神・淡路大震災より頻度の高い数十年に一、二回起きる地震に耐える必要があるということで、みやき町では対策は進んでいるのか、また、現在みやき町には何カ所ぐらいのため池があり、危険箇所は何カ所ぐらいあるのか、お伺いします。  以上で1回目の質問を終わります。2回目は自席から再質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 52 ◯議長(松信彰文君)  大塚産業課長。 53 ◯産業課長(大塚三虎年君)  8番牟田議員の一般質問の1項目め、農業用ため池整備についての1)全国の自治体で6割のため池で耐震強度が不足していると言われている中、対策は進んでいるのかの質問についてお答えをさせていただきます。  ため池の耐震化につきましては、先日もほかの議員の御質問中、みやき町地域防災計画の中の回答と重複はいたしますが、再度答弁させていただきたいと思います。  ため池の耐震化につきましては、東日本大震災や、近年多発している局所的な豪雨が引き金となりまして、河川やため池に被害が発生していることから、平成25年度、26年度に土地改良事業団体連合会が県から委託を受けられまして、目視による県内ため池の一斉の点検調査を実施されております。  我がみやき町におきましても29カ所のため池について調査が行われました。その結果といたしまして、調査ため池の中でございますけれども、下流に人家や病院、学校、国県道などの公共施設が存在し、また、堤高、堤の高さでございますけれども、堤高が15メートル以上、なおかつ、佐賀県の防災重点ため池に指定されているため池で詳細調査が必要な防災重点ため池として、県よりみやき町については2カ所選定されたところでございます。その1つが、綾部地区にございます新堤というため池と、2つ目が西寒水地区にある西寒水新というため池でございます。その判定をもとに、町といたしましても、安全第一を考えまして、2カ所のため池について、まず、綾部地区の新堤につきましては、県が事業主体となりまして、平成27年度、国庫補助事業の農村地域防災減災事業、平成27年度については100%国庫負担でございます。この事業を活用いたしまして、約6,340千円をかけまして、堤体が最も薄い部分の頂上部と中腹部の2カ所のボーリング調査を行い、土質調査、耐震調査等を行ったところでございます。  震度5強以上の地震が発生した場合には、堤体下部の地層で地すべりが起こる可能性があるとの報告があっておりますけれども、反面、液状化に関しましては、発生の可能性が低いとの説明があったところでございます。このため池の地すべりに対する補強工事につきまして、工事費を他地区の同規模のため池の事例によりまして試算してみますと、堤体補強の工事だけで3から4億円程度必要であると見込まれています。  安全面を考えまして、当面、暫定的な対策といたしまして、ため池の通常管理水位を下げることで、地震発生時の安全性が増加するとの説明を受けたこともあることから、即座にため池の管理組合に協力依頼を行いまして、通常の管理水位を下げることで地震発生時の安全性がより上がる説明を行い、地区で管理をする際に、水位を低く、細やかな管理をお願いし、現在取り組んでいただいているところでございます。  その後、4月16日の熊本地震本震で、みやき町での震度5弱の地震では、当該ため池や、その他のため池での災害は幸いなかったところでございます。  また、西寒水地区の西寒水新につきましては、埋め立て予定があると聞き及んでおりましたので、調査は行っておりません。  また、その他のため池管理者に、熊本地震を教訓に、安全確保のため貯水用水位を通常より下げていただきますよう依頼文書を出すようにしています。  現在のみやき町の対策については以上であります。  続きまして、2)の現在みやき町内には何カ所ため池があり、危険箇所はの質問についてお答えをさせていただきます。  現在、ため池の箇所数につきましては、産業課が農業用ため池としてため池台帳に登録しているため池数は29カ所ございまして、校区別で中原校区で18カ所、北茂安校区で11カ所ございまして、分布状況ということでは、長崎自動車道より以北に4カ所、長崎自動車道から県道31号線川久保鳥栖線間で7カ所、県道31号佐賀川久保鳥栖線から国道34号線までで5カ所、国道34号線から県道22号線北茂安三田川線間で12カ所、県道22号北茂安三田川線以南で1カ所あり、ほぼ平たん地ではなく高台にあることになっております。  また、築造年別では江戸期8カ所、明治期11カ所、昭和期4カ所、不明が6カ所と記載されており、どのため池も堤体等、これまで大なり小なりの補修工事は行われておるようになっておりますが、大変古いため池ばかりとなっており、老朽化による堤体の浸食、斜樋、底樋の劣化による漏水等、改修すべき箇所は多数あるようでございます。  御質問の危険箇所はについてですが、先ほども御説明しましたように、産業課で危険ため池との指定は行っておりませんが、どのため池も製造年が古く、また、ほぼ全部高台に位置し、下流域に人家がないところはございませんので、これまでの地震で堤体の崩壊がなかったからといって、必ずしも安全であるとは言い切れず、老朽化により、むしろ危険性は年々増していくものと認識しております。  また、みやき町水防計画書の中で、水防警戒を要するため池として12カ所指定してあり、毎年、警戒ため池としてみやき町水防協会で現地調査が行われています。  以上でございます。 54 ◯議長(松信彰文君)  牟田議員。 55 ◯8番(牟田秀文君)  まずは御答弁ありがとうございました。  みやき町には29カ所のため池があり、佐賀県の防災重点のために指定しているため池で詳細調査が必要な防災重点ため池として、県よりみやき町については2カ所選定され、そして、その1つが綾部地区にある新堤、2つ目が西寒水地区にある西寒水新堤であるということですね。震度5強の地震が発生する場合は、堤体下部の地層で地すべりの可能性があり、対策として通路の管理水位を下げること、そして、安全性が上がるので水位を低く細やかな管理をお願いしているという答弁だったと思います。  そして、29カ所のため池で防災重点ため池は12カ所指定、防災重点のため池と指定されている西寒水地区の西寒水新堤については、埋め立てる予定があると聞いているので調査は行わなかったということですが、この西寒水新堤が仮に埋められた場合、付近の水防災害は大丈夫なのか、まず1点お伺いいたします。  このため池は、急遽の大雨による水害からため池を守るというような役目も兼ねていると思いますので、その点お伺いいたします。  また、このため池は農家で構成する水利組合や土地改良が管理をしている場合が多く、改修費は公共性が高いと判断されないと全額が補助の対象にならず、1割は農家負担になり、離農や高齢化で負担金を賄えないなどの理由で改修はほとんど進んでいないのが現状で、改修には時間と費用がかかるとして、農水省は決壊に備えたため池ハザードをつくるよう促しており、全国3,000カ所でこのマップづくりが進んでいるが、みやき町ではこのため池ハザードマップは作成されているのかいないのか、そして、その対策は進んでいるのか、お伺いいたします。  また、受益者不在の小規模なため池について、もと農業用水の池として使用されていたけど、今は不要となっているため池、この管理責任とか整備責任者が不在となっているため池がありますが、このような池は今後どのようになさるおつもりなのか、対応策をお聞きしたいと思います。また、何カ所あるかをお伺いします。  それから、3月の当初予算に香田地区の吉原のため池が2,900千円で設計の予算を組んでおられるが、ここですね、今現在されているけれども、こういう箇所はみやき町にほかに何カ所ぐらいあるのか、ないならないで結構です。何カ所ぐらいあるのかをお聞きします。  また、地震対策の工事は公費負担でするべきと考えるが、事業の負担割合はどのようになっているのかを最後にお聞きしたいと思います。 56 ◯議長(松信彰文君)  大塚産業課長。 57 ◯産業課長(大塚三虎年君)  先ほどのハザードマップの件なんですけれども、産業課のほうではため池のハザードマップにつきましては、総務課のほうでつくられておりますハザードマップがあるということでしたので、ハザードマップ作成の計画はいたしておりません。  それから、第2点目のため池台帳に記載されていないため池が存在するということで、幾つあるのかということで御質問でしたので、その件につきましてお答えをしたいと思います。  先ほど申しましたけれども、産業課で現在かんがいため池として利用し、台帳に登録しているため池が29カ所ございます。過去、昭和52年度に旧中原町、昭和53年度に旧北茂安町で県営かんがい排水事業計画の際、県が事業主体となりまして、ため池等の調査が行われております。その計画書によれば、当時のかんがい用貯水池として中原校区で22カ所存在したようでございまして、全て単独、あるいは複数区の地区、または水利組合や生産組合、個人の所有や管理主体となっている記載が載っております。  また、北茂安校区で25カ所存在したようでございますけれども、全て地区、水利組合、個人の所有や管理主体となっている記載があります。  中原校区で4カ所、北茂安校区で14カ所減少しており、原因としては、先ほど申しましたように、浮牟田堤のように農地転用等により下流受益面積がなくなったとか、ミカン等の樹園地が廃園になったとか、用水不要となり埋め立てられたと推測され、ため池台帳に記載されていない貯水池の存在につきましては、産業課としては把握できていないのが現状でございます。  いずれにいたしましても、ため池や貯水池の所有管理は地区や水利組合、個人となっておりますので、今後どうしていくかは、地区や水利組合、個人の判断をまずしていただき、調査、改修等につきましては、町と協議をさせていただきたいと考えています。  また、耐震補強や改修を行う場合、国、県の補助事業を活用することとなりますので、地区や水利組合からの申請、工事費の一部負担が必要となってきます。  また、事業実施となれば、町の負担も発生してまいりますので、町の負担につきまして、議会への予算計上をお願いすることとなりますので、よろしくお願い申し上げます。  それから、ため池の補助事業の関係のことでございますけれども、補助事業につきましては現在調べましたところ、5補助事業がございます。  まず、先ほど申しました農村地域防災減災事業ということで国の補助事業でございますけれども、今のところ国の2分の1の補助と。県の補助はございません。残りの2分の1は町または地元負担ということでなっているかと思います。  それからもう1つ、水土総合強化推進事業ということで、これも国の事業でございますけれども、これは専門員を派遣するソフト事業となっております。  それから続きまして、ため池等整備事業ということで、これも国の事業でございます。これは2つに分かれておりまして、大規模と小規模に分かれております。大規模につきましては、国が55%、県が28%、残りが地元負担ということでございます。それから、小規模ということで、国が50%、県30%になっております。  それから、小規模農業基盤整備事業ということで、これは県の事業でございますけれども、県が2分の1、町、その他地元負担が2分の1と。  それから、ため池緊急整備事業ということで、これも県事業でございますけれども、県50%、町25%以上となっているところでございます。  以上でございます。 58 ◯議長(松信彰文君)  福島まちづくり課長。 59 ◯まちづくり課長(福島隆二君)  牟田議員の西寒水のため池を埋め立てても大丈夫かという御質問にお答えいたします。  現在、みやき西部土地開発公社で実施しております中原工業団地の開発に伴いまして、今後、掘削土が約8万5,000立米発生する見込みでございます。これを処分するとした場合については、約150,000千円が処分費として別途必要になります。そのため、流用土として活用できる場所を探しておりましたところ、今回、大字江口のほうに計画されているケーズデンキの造成地に約半分、あと残り半分を、この西寒水のため池に搬出土として埋め立てたいということで計画をしております。  その埋め立てに当たっては、今現在2つ、北側と南側、西寒水のため池ございますけれども、埋め立てに当たっては、その北側を埋め立てたいということで計画をしております。南側についてはそのまま残すということで、よって、南側につきましては調整機能としてそのまま残すということで予定しておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いします。  以上でございます。 60 ◯議長(松信彰文君)  大塚産業課長。 61 ◯産業課長(大塚三虎年君)  先ほど質問に対する回答を漏らしておりました。  吉原のため池ですけれども、先ほどスライドのほうに出ておりますため池の改修につきまして、平成26年度に地区からの要望がございまして、吉原の堤体と余水吐きの改修があっているところでございます。27年度に農業基盤整備促進事業を活用いたしまして、その調査測量設計等を計上いたしております。それから、29年度に堤体の張りブロック化と、先ほど石垣が崩れたようなスライドがありましたけれども、余水吐きの改修を予定いたしております。  あと、そのほかのため池の改修予定については今のところございません。  以上でございます。 62 ◯議長(松信彰文君)
     高尾総務課長。 63 ◯総務課長(高尾政伸君)  先ほどため池のハザードマップという御質問でございます。  産業課のほうではつくっていないということでしたけれども、みやき町洪水ハザードマップ、平成21年3月に作成したハザードマップの中には、危険なため池ということで12カ所上がっております。  以上でございます。 64 ◯議長(松信彰文君)  牟田議員。 65 ◯8番(牟田秀文君)  ありがとうございました。  防災の点から、防災の重点ため池として、12の中の一つとして西寒水は入っているわけですよね。そして、私が聞きたいのは、そのため池を埋め立てた後、調整ため池の機能がそれで十分足りるかと。今、重点の中に入っているわけでしょう、12カ所の中に。それを埋め立てた後、あと半分をということですけれども、この調整ため池で調整できるのかというのをお伺いしているんですよ。それをもう少し詳しく、いや、これは1カ所はしても大丈夫ですよと言われれば、それで結構ですけれども、その重点地帯の中の12カ所の中に入っているから、半分でも埋め立てたら、調整ため池で十分それでされるのか、再度お聞きいたします。  そして、小規模の受益者負担のための農業用水、今されていないのが、県が2分の1で受益者が2分の1ということですけれども、今これは全然利用されていない、どこの水かもわからないようなところを受益者の方が負担するんですか、2分の1。そして、今後このようなところをどうするんですか、何カ所あるんですかと、今からこれ大雨で危ないから、今からどうかしますとか、いろいろあると思いますけれども、そういうことをお伺いしていますし、今後、安全・安心のまちづくりを進めていく以上、ため池の適切な維持管理施設の改修は進めていく必要があると思いますが、詳細な調査を行った上で、ため池の維持管理マニュアルを含めた対応指針を取りまとめていただきたいと思いますけれども、町のトップとして、町長はどのようにこのようなところを考えておられるのか、総体的にでも結構ですから、この土地改良区の問題とかいろんな問題をどのように考えておられるのか、最後に答弁を求めます。 66 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 67 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まず、西寒水新ため池につきましては、トータルで約3万5,000平米あります。そのうちに、日之出水道機器株式会社の造成工事に伴って、約8万立米の半分近く、4万立米を予定しておりましたけれども、北側のため池にほぼ4万立米は置き場としては確保できると。西寒水の新ため池は1級河川はないんですよ。いわゆる雨水をためたような状況でありますので、まずは北側について埋め立てをします。そのときに南側のため池の水位を落として、ここを調整機能として十分果たせるというように思っております。  それと、町内のほかのため池等については、白壁地区内で行いましたため池につきましては、これは地元負担を5%いただいています。公共性が高いということで、下流にため池の南に位置するところが町道とか、または今回、商業施設の誘致に伴って宅地分譲を行うところ等に対する、万が一、ため池が決壊しましたら甚大な財産、そして生命にも危険性が高いという判断から、5%の負担をお願いして、その整備は終わっているところでございます。  香田地区の吉原のため池につきましては、これは耕地整理の水利組合が管理所有という形になっています。しかし、もう耕地整理の水利組合そのものが実体として、定期的に総会とか会議をなされているということは聞いておりません。よって、万が一、工事等に対する受益者負担というのは誰が負担するかと、また負担ができるかということは、大変困難であろうと考えています。  過去、応急的に十数年前に堤体の補強を行っております。これは、ため池のしゅんせつとともに行っていますが、広域ごみ処理施設の同地区の受け入れに伴う地域振興の一環として、ため池のしゅんせつと堤体の補強工事を行っておりますので、この吉原のため池につきましては、現在、区というか、耕地整理水利組合ですけれども、このことで、今、負担等については、ごみの地域振興の一環の中で、組合に負担をかけることなくできる可能性が高いというふうに感じております。  他のため池等につきましては、ため池のすぐ、物理的には南側なんですけれども、人家とか、そういう大きな災害をもたらす可能性があるところと、人命とかを最優先に管理をしてもらわなければなりませんが、実際はもう管理する人たちがいらっしゃらないため池というのが多く散在しています。これは、町民の安心・安全を確保するということと防災の観点から、町としてその対応をしなければならないと思っていますので、当面は危険ため池等については管理水位を下げてもらうようにしていただきながら、そして計画的な整備をし、受益者負担等が求められないという判断に至りましたら、議会等とも協議しながらその対応に努めていきたいと考えております。  以上です。  申しわけございません。補足します。  西寒水の新ため池につきましては、現在のケーズデンキに3万6,000立米ほど持ち出しというか、受け入れをしてくれるということです。残りが約4万4,000立米ありますが、そのうち2万立米を町内にことし、スポーツ施設等を整備する際に、それを活用できないかというか、譲渡できないかという相談は受けているところでございますので、いずれにしましても、町内の進出する事業所等で、この活用策がありましたら、優先的に譲渡をしていきたいということで、町としてもそのほうが処分費の負担というのが軽減できますので、そのほかに、また、このため池等につきましては、新たな防災の管理をしつつ、他の用途に活用できるかどうか等についても、地元の住民の皆さんや、ここを管理する西寒水地区の生産組合や個人の皆さんと協議をしていきたいと考えています。  以上です。 68 ◯議長(松信彰文君)  牟田議員。 69 ◯8番(牟田秀文君)  それでは、2項目めについて質問いたします。  法定外公共物、いわゆる水路の維持管理作業を行う場合発生する雑物(水草等)の仮置き場、処分場の確保について、お伺いします。  平成19年度より、農地・水・環境保全向上対策事業に取り組んでいますが、今回、大きな問題が発生しました。私たちの大字市原地区ででもですね。農業用水路に大量に水草等が発生していますが、その際、処分場が問題であり、現在、地区の保全会、また、土地改良区において、集落の環境整備のため、その際発生する水草等、雑物ですね、処分する場所について大変苦慮していますけれども、その処分場の確保について町はどのように考えているのか、お伺いいたします。 70 ◯議長(松信彰文君)  大塚産業課長。 71 ◯産業課長(大塚三虎年君)  8番牟田議員の質問の2項目め、法定外公共物(水路)の維持管理作業を行う場合発生する雑物(水草等)の置き場、また、処分場の確保対策について、現在、地区の保全会、また、土地改良区において集落の環境整備のため年数回の公役が実施されているが、その処分場の確保について、お答えをさせていただきます。  産業課につきましては、農村の生活環境を改善するために、平成19年度に農地・水・環境保全向上対策事業に取り組んできているところでございます。  地区に保全会等の組織を42、立ち上げてもらい、農業者だけでなく非農家と一体となって集落内の町との協定エリア内の農用地、水路、農道、ため池等、農業施設の草刈り、泥土揚げ、ごみ拾い、花植え等の作業を行ってもらい、その費用については補助金を有効に使っていただき、地区の費用削減と地区内の環境が大幅に改善されているところでございます。  その後、2期対策では2地区が新たに参加いただき、また、23年度からこれまで実施されてきた共同活動に加え、新たな取り組みといたしまして、三根校区におきまして新たに三根東、三根西の広域組織を立ち上げ、農道、水路等の施設の長寿命化を行うため、補助事業の対象とならない土地改良事業で造成されました水路の木柵化や農道の舗装化を行い、現在まで木柵6,500メートル、農道舗装1,300メートルが完了し、地区内の生活環境保全の継続と施設の長寿命化が図られているところでございます。  御指摘の水草等の除去後の処分については、業者への撤去、処分委託費は多面的機能支払交付金での対応が可能でございまして、これまで毎年、事業実施されてきていることによりまして、発生量が少量で済んでおりまして、処分代もそれほど高くならず、各地区による処分か、または業者による処分が行われてきたところでございます。  しかしながら、平成26年7月の豪雨の際、上流からの水草等が土地改良幹線水路に大量に流れ込みまして、冠水による災害が2カ所発生したため、災害を緊急回避するため、町が予算化を行い、その除去処分を行ったところでございます。  今後、その幹線水路の水草等の除去処分につきましては、複数の保全会から強い要望があっておりまして、幹線水路の水草除去については、土地改良施設でもあることでございますので、土地改良区と町の関係機関で協議して、どうしても処分する場所がないとか、処分量が多量である場合に限り、一時仮置き場の場所設置について協議を行うこととしております。  以上でございます。 72 ◯議長(松信彰文君)  小柳建設課長。 73 ◯建設課長(小柳 剛君)  法定外公共物の維持管理作業を行う場合発生する雑物(水草等)の仮置き場、または処分場の確保についてとの御質問でございますけれども、建設課の方では、最低年1回、前川対策協議会を開催しております。前川は、県が管理している1級河川であり、もとの東尾交番があったところの北側から北茂安三田川線沿いに流れており、みやき町北茂安小学校東側へと続き、通瀬川ポンプ場までとなっており、通瀬川には直接接続されておりません。流末は、途中から圃場整備で築造された幹線水路を通って通瀬川に流れております。  平成26年7月には、圃場整備で築造された幹線水路は土砂が堆積したり水草が繁茂したりで、大雨による道路冠水や田畑の浸水等がありました。これを受け、平成26年12月に前川対策協議会を設置し、各関係団体の役割分担を決め、平成27年度には前川を代替施設として佐賀県において幹線水路のしゅんせつ及び水草除去を行った経緯がございます。  御質問の雑物(水草)の処分をする場所についてですが、みやき町において代替施設の幹線水路と前川については、建設会社と委託契約を行い、建設会社の土地を借地し、乾燥させ、ごみの分別を行い、リサイクルプラザにごみとして排出する予定でありました。結果としましては、水草の根に泥が大変多く付着していて、最終処分するしかなかったという状況にあります。  水草を除去した規模につきましては、水草数量持ち込み時で約900立方メートル、建設会社からの借地した面積は500平方メートルでございました。  以上でございます。 74 ◯議長(松信彰文君)  江島環境福祉課長。 75 ◯環境福祉課長(江島隆治君)  牟田議員の水草等の処分場の確保についての町の考え方はとの御質問でございますけれども、環境福祉課における対応についてお答えします。  喫緊の課題であります水草等の仮置き場の確保につきましては、関係各部署と協議を行い、そこで決定した仮置き場、あるいは校区ごとに指定した事業者が保有するストックヤード等を賃借するなど、搬入地の確保に向けた体制づくりを急ぎたいと思います。  以上です。 76 ◯議長(松信彰文君)  牟田議員。 77 ◯8番(牟田秀文君)  御答弁ありがとうございました。  それでは、プロジェクターによって少し。     〔プロジェクターにより説明〕  トライアルの近辺、これですね。ここがトライアルですね。トライアルの前から、起点が町営住宅、東大島の跡地、そして、終点が、最後がここのトライアルまでです。これまでを22年11月に保全会で泥土揚げと水草をきれいに市原の保全会で行いましたところ、3年もしないうちに、もうこのような状態なんです。なぜかというと、これ、水が変わらないわけですよね。起点が水資源開発から東大島の住宅跡地から水が来るわけですね。それをかん水器で2カ所、この部分と、こう行って向こうにトライアルまでの直線が全体的に700メートルぐらいありますね。なぜこんなに生えるかというと、ここは水が変わらないわけですよ。  だから、3年前も水草を保全会で取って、この横にこうしておりましたけれども、前はコモだったからよかったんですけれども、今回からは水草といって、外来種かもわからないけれども、上に70センチ、1メートルぐらい、下に50センチぐらい根が張って、また横に根が張るんですよね、1メートル50センチぐらいの根が。だから、このようにもう、これはトライアルまで800メートルぐらい、全体的にこの草が生えていますし、水路の長さは800メートル、横幅が10メートルです。そして、このような状態に草がずっと生えて、この横に置いていますけれども、この横の草、置いているけれども、この根が根づいて、もうどうしようもないんですよね。そいけん、ガードレールにかけたのはあれするけれども、これですね、これはトライアルから来たところの民家の横で、こうしてガードレールの横に置いたら、これは枯れました。しかし、地域の住民の方からも苦情も出ましたから、表面を切りました。ところが、そしたら下で枯れて、これはどうにかなるんじゃないかというようなことでですね。そうすると、カントリーの横、これが東部カントリーなんですよ、その横が20メートル、長さが350メートルの中に、これも3年前に手入れをしたんですけど、ここら辺はヨシだけれども、中はいっちょん変わらん水草なんですよ。普通の水草じゃないんですよ。  揚げとるところをちょっと見せてください、取って揚げよっところの。これです。これが上に70センチぐらい、横に1メートル30センチぐらいずっと根がついて、下にも根がつくんですよ。そして、その木柵は、保全会でしているんですけれども、これでこう横に置いていても根がつくんですよ。だから、どうにかできないのかというのは、全部総重量では10トン車で運べば、うちで計算したのが150台から200台はなるんじゃないかと、10トン車でですよ。ちょっともうされない。3年前のときには水草だったから、前の区長のところも堤防の向こうで乾燥させて燃やしたんですけれども、これはもうどうしようもないんですよ、根がつくから。だから、これの処分場をどうかしてくださいというのがお願いなんですよ。わかりましたか。  以上です。答弁求めます。 78 ◯議長(松信彰文君)  大塚産業課長。 79 ◯産業課長(大塚三虎年君)  8番牟田議員の2番目の質問にお答えしたいと思います。  今、スライドで映されました水路につきましては、市原地区の保全会によりまして、先週、幹線水路の水草を揚げていただいております。保全会で処理できない量が発生していることが予想をされています。この当該幹線水路につきましては、昭和58年度より事業が開始されました県営圃場整備事業北茂安東部地区で造成されました、先ほど申されましたけれども、上幅20メートル、下幅8メートル、深さ3メートルの幹線水路と、その下のランクでございます支川・用排水路でございます。造成からかなりの年数が経過いたしておりまして、これまで維持管理されてはきているそうでございますが、水草の繁茂や泥土の堆積により水路の機能が著しく低下をしてきております。  機能を回復するためではございますが、現在、みやき町におきましては、25年度から国の国営総合農地防災事業が始まっておりまして、平成27年度までで石貝の県道22号線から南は北茂安東部ライスセンター西側を経由いたしまして江口まで、水路の泥土揚げとのり面保護のブロックマット化を行っているところでございます。  御指摘の市原の水路につきましては、ライスセンターの南側の水路でございますけれども、国へ追加要望を土地改良区と行いましたけれども、水の基本的な流れは北から南へ、それから西へとなっているため、追加することがどうしてもできなくなったところでございます。  当該路線を平成29年度より計画をいたしております県営クリーク防災事業で施行する予定で、今、県と認可申請中でございます。認可がとれれば、県営事業ですので、何年度ということはちょっと今のところ言えませんが、木柵工を行う上で水草の除去やしゅんせつが可能となりますので、水の流れはよくなると思っているところでございます。  町としましては、この事業により、この水路以外に北茂安土地改良区、みやき土地改良区と協議をいたしまして、土地改良事業で造成されました支川・用排水路を29路線予定しておりますし、また、先ほど申しました幹線水路につきましても、国営総合農地防災事業により、今年度を含め6路線をブロックマット化を実施していく計画でございますので、この事業が行われますことにより、水路が失われている機能を回復し、今後発生する水草の量が大幅に軽減化されることが期待されると考えているところでございます。  また、先ほど申しましたけれども、水草の処分を町が行うためには、鳥栖三養基西部施設環境組合に委託することとなりますけれども、処分するには1回に持ち込む量が制限され、なおかつ乾燥し、土が付着していない水草のみの条件となっておりますので、保全会にてその状態にしていただく必要があります。  また、ブロックマット化や木柵化により、水草を揚げていく場所がのり面に小段等ができますので、そこに最大限揚げていただき、どうしても揚げる場所がないとか、処分量が多量である場合に限り、一時置き場の設置について、土地改良区、関係各課で協議を行って設置したいと考えておるところでございます。  以上でございます。 80 ◯議長(松信彰文君)  牟田議員。 81 ◯8番(牟田秀文君)  町長にもお伺いしたいと思うんですけど、わかりますか、私が言っているのは。     〔プロジェクターにより説明〕  ここは保全会で木柵、自分たちでしたんですよ。そして、石貝から幹線水路がこう来て、福島さんのところまで行っております、こう。水が流れているところは、そんな草はないです。もう3年か4年なっているから、彼の家の前のところも、この同じような草がもう大分出てきております。私はそれも見ております。3年したら、またこうなります。  ブロックマットをしたから水草が生えんじゃないんですよ。水の変わりの少なかところはなります。そして、ここは水が変わらないんです、全然。いわゆるトライアルのところから町営住宅までのあれは。だから、泥土がなって、前は水草のあれがきれいにしたんですけれども、3年たったらこうなるんですよと言いよる。あなたは木柵、ブロックマットをあれしたから、もうならん、軽減されたんじゃないかというような考えなんですけれども、これ3年したらまた同じようになります。木柵しても一緒なんですよ。これ木柵、自分たちでしているんですよ。  だから、みやき町の基幹産業は農家ですよ、ちゃんとわかってください、その辺も。農家は水が命。稲も水が命なんですよ。処分場の確保ぐらいして自分たちでやります。これ、5,000千円、6,000千円なるんですよ。もう少し農家のことを守ってくださいよということを東大島のある人から言われました。ここのガードレールの下に行ったら、もう次の年置いたら全然草も切れんて。牟田さん、農家は命ですよと、米のよかと悪かとは水で決まるんですよと。これ、水、下は腐っているんですよ、太陽が当たらないから。トライアルのところなんて、もう悪臭がするから近辺から苦情が出たんですよ。まちづくりまちづくり、家をPFIで建てるのもいいけれども、もう少し農業も守ってください、農家も。  答弁を求めて、次に入りたいと思います。 82 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 83 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  土地改良区をして平たん地になって、生産効率は当然上がりましたけれども、その反面、各地区のそういう古きよきというか、自然体系も損なわれたのは事実です。雑木が生えていた森みたいのがなくなった。山間部においては、私の地区はこういう水草とか堆積物の除去の処分については、区有地とか、または民地も含めて、その置き場というのは容易にありますけれども、特に三根校区とか北茂安校区の県道以南については平たん地で処分するところ等がございません。  よって、もともとは県営圃場整備で整備されたところは、土地改良区が管理をするということになっております。しかし、土地改良区の管理というのは、土地改良施設の樋門、水門とか、ポンプとか、そういう施設は当然土地改良区で管理しますけれども、この水路そのものについては、平成14年に法定外公共物になった、幹線水路はほとんどなっています。よって、町の名義です。町の名義である以上、法的責任は、管理責任は町です。行政の責任においてその管理をしなければならないということです。災害が発生するように、堆積物とか水草が仮に樋門、水門のところに堆積して、そのために冠水被害を与えたとなれば、その管理責任は、その所有者である自治体が、その責任を負わなければならないという法的な見解もいただきました。  よって、今、多面的支払交付金を活用して各農村環境保全会で行っていただいている活動は、あくまで任意的な協力者にすぎないという法的な見解です。よって、牟田議員がおっしゃるように、通常の用排水路で農業用の水利を確保するための通常の維持管理は、当然、その受益を受ける方々等、土地改良区初め、そしてまた、多面的支払交付金を活用して、その組合員である方々で組織されている別の農村環境保全会でしていただくこと、これがお願いしていることです。  よって、結論から言います。災害の発生のリスクが高い場合においては、町の責任において対応しなきゃなりませんので、今、三根校区の一部の地区では、水草を処分するところがない。かといって、のりに置いていても、また雨で河川とか幹線水路に落ちて同じことであると。また、農道に置いとったら、今、農道も農家の方々だけじゃなくて一般の公道として供している農道が多いもんですから、通行障害になるとか、いろいろな御相談を受けまして、三根校区についてはやむを得ないということで、一部業者に委託して、やむを得ないと判断した場合については、一定量の受け入れをしていただくようにしています。  北茂安校区については、前川の1級河川が途中でとまっておりますので、その関係で発生するごみとか水草等については、今、対策協議会の中で役割分担を明確にしています。まず、県河川であるということで、県が基本的に管理をすべき。そこの任意的協力者として、各地区の農村環境保全会、そしてまた、土地改良区の施設も幹線水路ありますので、そのように県と土地改良区と、それと、みやき町の法定外公共物ですので、町の責任。それと、環境保全会の役割分担のもとで、今、管理を行うことにしています。  そして、その水草、ごみ等の、特に水草の持ち込みは、旧北茂安町時代のじんかい処理場施設を民間に譲渡しましたので、そこに、今、一部受け入れをしていただく。そして、乾燥後にリサイクルプラザということにしておりますが、量的に限られておりますし、特にこのように根に土砂等が付着していますと、非常に乾燥もしにくい、処分もしにくいということで、結論から言うと、町有地等に一時仮置き場をやっぱり設けなければならないと思っております。そこで、仮置き場をしながら堆肥化の研究とか、また、チップにして、それをどう活用するかとか、そのようなことも含めて、他自治体での先進事例等もありますので、まずは一時的に仮置き場にできるところを早急に選定したいと考えております。  それと、今一番頭を痛めていますのが、井柳川のしゅんせつが三十数年という堆積の中で、非常に向島地区、松枝地区に甚大な災害をもたらす可能性が高いということでしゅんせつをしていただいていますが、そのしゅんせつ土の置き場というのがないということで、町内にその置き場を確保していただければ、スピードアップをできるという県の見解でありますので、そのような町内の河川等の堆積物の一時処分、または置き場、そして、この幹線水路等に繁茂する水草等の置き場、その処分等について、行政として責任をやはり強く感じて対応しなければならないと思っていますので、長くなりましたが、仮置き場について、その選定を急ぎたいと思います。  以上です。 84 ◯議長(松信彰文君)  牟田議員。
    85 ◯8番(牟田秀文君)  それでは、3項目めに入りたいと思います。  みやき町中原保健センター前付近の排水対策についてお伺いします。  とっこい子育て広場付近が毎年大雨のとき排水が悪く、早急なる対策が必要と思いますが、どのように考えておられるのか、お聞きしたいと思います。  所管には私も再三あれしていますし、そして、事務の方がですね、事務か何か知りませんけれども、もう2年ぐらい前からこうですよということを役場の方に連絡したが、何にも言ってこないと。そのころはもう子育て支援とかなんとかはなかったと思いますけれども、3年ぐらい前かな、そういうことをお聞きして、ああ、そんならということで、今回、質問させていただきましたし、派出所のところも何か大雨のときに中まで水があふれたというようなことも聞き及んでいますけれども、それはどのような状況で、どのような結果だったのか、その点までお伺いします。 86 ◯議長(松信彰文君)  古賀健康増進子ども未来課長。 87 ◯健康増進子ども未来課長(古賀元司君)  牟田議員の3番目のみやき町中原保健センター付近排水対策についての御質問にお答えいたします。  現在、中原保健センターにつきましては、中原校区老人クラブ連合会の事務局や中原支部食生活改善推進協議会の活動拠点として、また、みやき町社会福祉協議会へ委託しておりますとっこい子育て広場と、とっこい風テラスとして、乳幼児及びその保護者を対象として利用していただいております。  今回の排水対策につきましては、平成26年度に中原保健センターの機能強化としまして増築を行いましたが、それ以降、大雨の際に中原保健センター前駐車場に側溝から雨水があふれ出したことにより、玄関入り口前において影響が生じているものでございます。  まず、この原因につきましては、中原保健センター付近は木が多く茂っており、その落ち葉が側溝に集積し、排水の妨害を行っているものでございます。このことから、中原保健センター南側の側溝に金網を設置することで排水対策を行っておりましたが、まだ十分に排水できないとの報告を受け、現在、業者と改善策について協議をしております。  その中で、中原保健センター北側におきまして落ち葉が多いこと、また、開口の側溝であることから溝にたまり、排水口に集積したことで排水できず、その結果、駐車場前まであふれたものと考えております。  このことに加え、平成26年度に機能強化として整備いたしました建物が、以前は広場として構造物がなかったことから、降雨した場合において自然浸透、または東側の水路へ自然排水しておりましたので、機能強化により増築する場合には、こういった排水問題は生じておりませんでした。中原保健センターを機能強化いたしまして、これらの場所に施設を建設したことにより、自然浸透や排水が不可能になったということで、これらの多くの雨水が側溝へ一気に流れ出したものと考えられます。  これらの対策といたしましては、これらの雨水におきましても、側溝にて通常の雨であれば十分排水できる側溝ですが、豪雨により水量が増加したときの対策といたしまして、排水口の増設をすることを関係課と協議をしております。  以上でございます。 88 ◯議長(松信彰文君)  城野社会教育課長。 89 ◯社会教育課長(城野恵亮君)  牟田議員からの3項目めの質問、とっこい子育て広場付近が毎年大雨のとき排水が悪く、早急なる対策が必要と思うがという質問に対して、中原総合施設の敷地全体の管理は社会教育課でありますので、私のほうからお答えします。  中原総合施設敷地が整備された昭和59年ごろの背景としまして、社会教育施設、社会体育施設、あるいは福祉施設などの計画を前提に一体的に整備されたと思います。建設当時の遊水の断面とか開発に伴う調整池とか、施設全体の排水環境部分についても考慮した上での計画がされていると思いますが、現在の入り口については、当初計画時からの形状で推移しているものと推察されます。  原因としては、排水路の断面が上流、下流に比べて狭くなっていることにより、今回御指摘のような支障が発生していると考えております。  平成23年度に、議員がおっしゃったとおり、中原駐在所から、排水状態が悪く駐在所周りが冠水しているという連絡がありました。現地へ出向き、調査を行ったところ、敷地への進入道は水路を占用してヒューム管を通して排水するという整備をしており、このヒューム管が泥土、落ち葉などが詰まり、排水経路が一部寸断されて機能を果たしていない状態でありました。その後に、ヒューム管内の泥土、落ち葉などを取り除いた結果、冠水したという状況は、現在のところあっておりません。  しかし、近年の気象状況の変化により、ゲリラ豪雨など瞬時にして雨が降るというケースもあり、今後も高くなる可能性があるところでございます。流水ダムをきちっと確保して、円滑な雨水排水構造にする必要があると考えており、また、有害害獣も生息しやすい環境となっておりますので、利用者に御心配をおかけしていることと思います。したがいまして、入り口部分と上下流の土水路部分も一体となった水路整備を計画したいと考えております。  なお、一体的に水路整備することによって有害害獣の対策もできるし、水路断面も縮小され、周辺の有効活用スペースの広がりも見えてきますので、その土地の活用対策についても新たな展開が望めるのではなかろうかと考えております。  以上です。 90 ◯議長(松信彰文君)  牟田議員。 91 ◯8番(牟田秀文君)  建設課までお伺いしたいと思ったけれども、時間のなかごたっけんですね。     〔プロジェクターにより説明〕  今、これが大栄輪業のところですね、ここまでは排水のあれが、1メートルぐらいのU字溝がここまで来ているんですよ。これが大栄輪業の、その手前、こっちが全部素掘りなんです、素掘り、自然排水。有害何とかて今言われたですね、ヒラクチが来そうなところなんですよ。  そして、これ、きょう言われたでしょう。とっこい子育て広場には年間6,000人ぐらいの乳幼児が来ていると、大人まで含めて。3,000人ぐらいがまだ乳幼児なんですよ。こういうところに水路にはまりでもしたなら話にならんですよ。子育て、今、目指していると。よそからもみやき町に住まれる方が、立派なことじゃなかですか。これをですね、大栄輪業、距離的にそんなにないんです。大坪サッシ屋さんのあれから自然排水なんですよ、これは。これですね、これもずっと自然排水。  そして、あれが来とったですね、パイプ。これが、とっこい子育て広場の向こう側、道路側が中心になって向こう側からの、これ自然排水です。こっちからこう来て自然排水になっております。ここに常に水がたまっております。  だから、婦人の家は緊急避難地ですよ、指定されているんですよ。そいうところに水が越水してきたとかなると、話にもならんじゃなかですか。ここをやっぱり早く、大坪サッシの裏から、自然排水じゃなくて1メートルのU字溝、グレーチングを挟んだ中で子供が中に入られないようにすべきと思いますけど。そういったことが安心・安全の子供のまちづくりじゃないですか。  町長の答弁を求めて、私の最後の質問といたします。 92 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 93 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  結論から言いますと、牟田議員が御指摘のとおりです。今年度、設計を指示しています。来年度、全面3面側溝ふたつきによる整備をしたいと思っています。なぜなら、今おっしゃったように、有害な害獣というか、出没して、もしかまれたら命にも影響があるような害獣が出没していましたので、現在、特殊な薬品を散布して、業者の方でそこだけは管理してもらっていますが、いずれにしましても、公共施設内の水路としては不適切な管理、そしてまた、ここはもともと農業用水路でしたので、土水路のまましておりましたが、今回の御指摘を受ける前に、本来整備しておかなきゃなりませんでした。よって、設計に入ります。来年度施行します。  もう1つ、実は国道34号線の交差点改良に伴って、その代替地として、今、自転車販売業の方に町有地を提供したことで解決しました。そして、実はもう1つ、今、中原三根線地権者交渉していますけど、交渉が難航しています。難航しているお一人の中で、ここに代替地を欲しいという方がいらっしゃいます。目的については、若いお母さんが乳製品の販売をするようなお店を出したいとか、そういうこともありますが、駐車場としては帯状に今、長いし、不整形です。駐車スペースとしても、あんまり数台しかとまりませんので、ここに3面側溝を整備して有効面積をちょっととって、整形地にしたいと思っています。整形地にすることで、他の用途に活用できるようにしたい。  それと、今、要望が出ているのは、この道路を挟んで東側が農産物の直売所です。これは町有地に町が建てて、今、農業振興の一環で大変お客さんも多いということで、所得向上にもなっています。中には年間二百数十万円という売り上げをされているところもあります。よって、その反面、新たな商工業にチャレンジする方の地方創生の一環でここを活用できないだろうかという相談も受けていますので、いずれにしましても、まずは敷地内の安全対策とあわせて、この整形地にした後の土地の利用について、また改めて議会とも相談をしていきたいと思っています。よって、この水路は来年整備します。とっこい子育て広場も、もちろん敷地内全部します。  以上です。 94 ◯議長(松信彰文君)  以上をもちまして、通告7番、8番牟田議員の一般質問を終わります。  お諮りします。休憩したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 95 ◯議長(松信彰文君)  異議なしと認め、休憩します。                 午後2時14分 休憩                 午後2時25分 再開 96 ◯議長(松信彰文君)  休憩中の本会議を再開します。  通告第8号、1番岡友清議員の一般質問を許可します。岡友清議員。 97 ◯1番(岡 友清君)  それでは、議席番号1番、岡友清です。よろしくお願いいたします。  まず最初に、今回、熊本地震によりまして被災をされました皆様に心より御冥福とお見舞いを申し上げたいと思います。  通告第8号によりまして、一般質問を行います。  1項目めは、三根校区持丸地区の古民家の利活用についてお尋ねをいたします。  2項目め、幼稚園、保育園、認定こども園の違いについてお尋ねをしたいと思います。  まず、1項目めの三根校区持丸地区の、現在、空き家になっておりますけれども、古民家についてお尋ねをいたします。  旧松永宅をリニューアルしまして、隣接する農地とともに、いろいろな場面で活用されるやに聞いております。今回の補正予算にも地方創生費としまして計上をされております。この古民家を、どのような利活用を考えておられるのか、まずお尋ねをしたいと思います。  2回目と2項目めにつきましては、自席のほうで質問をさせていただきます。 98 ◯議長(松信彰文君)  弓企画調整課長。 99 ◯企画調整課長(弓 博文君)  1番岡友清議員の御質問に御答弁させていただきます。  まず、持丸区の古民家の利活用ということでございまして、本町におきましては、笑顔絶やさず、健やかな命を育み、しかも健康で幸せな長寿の町にしていきたいと、昨年9月に「健幸長寿のまち」宣言を行いました。このような中で、持丸地区の空き家につきましては大きな古民家でございまして、昨年12月に所有者の方からみやき町の活性化のために利活用をしていただきたいという寄附の申し出をなされたことから、町と持丸地区で連携を行い、地域再生、活性化の場として活用することを検討することになりました。  今後の具体的な利活用といたしましては、地域の交流はもちろんのこと、農業振興、6次産業化、農業体験の拠点の施設として、町と連携を深めている大学機関とかかわることで、官学民連携による活性化を考えておるところでございます。  今回、地域創生事業として、既に佐賀県の事業採択を受けておりますさが未来スイッチ交付金、国の補助事業であります地方創生先行型、地方創生加速化交付金に続く第3弾といたしまして地方創生推進交付金の採択を受けるべく、地域再生計画の認定作業を行い、今議会のほうで補正予算をお願いしているところでございます。  以上でございます。 100 ◯議長(松信彰文君)  岡友清議員。 101 ◯1番(岡 友清君)  それでは、2回目の質問に移らせていただきます。     〔プロジェクターにより説明〕  今、スライドで農地の写真が出ておりますけれども、これが北側から撮った写真です。これが南側から撮った写真ですけれども、北側から撮った写真を、済みません、お願いします。  この農地も、今、借り受けて作付をされているわけですけれども、右のほうに狭い道路があります。これを活用されて、利用者の方々もある程度多くなれば、進入路といいますか、古民家に行くまでの道路幅がかなり狭いような、離合もできないような道路でございます。そこら辺も含めて考えていただければと思います。  済みません、南側のほうから。左側に、今、納屋が、農作業の小屋がありますけれども、農地の利活用をするのであれば、当然、作業用の納屋といいますか、小屋みたいなものも要るようになってくるかと思いますので、まずこの辺も含めてリニューアルをお願いできればと思っております。  近隣の、これはちょっと変わってきますけど、この件とは違いますけれども、近隣の市町の状況を見ていると、大浴場なり、家族で行かれて憩いの場として活用できるような施設があります。町民の方々からも、みやき町にもそういう施設があればという声をお聞きします。そういうことが可能であるかどうかを含めましてお尋ねをして、2回目お願いをしたいと思います。  答弁をお願いしまして、これで1項目めの質問を終わりたいと思います。 102 ◯議長(松信彰文君)  弓企画調整課長。 103 ◯企画調整課長(弓 博文君)  先ほど議員御指摘がありました、隣接地には約4,400平米弱の農地がございまして、そちらの所有者の方の持ち物でございます。この農地につきましても、地区とか、そちらのほうで管理をしていただいて、有効活用していただきたいという申し出も出ておるところでございます。  先ほど申し上げられました進入口につきましては、非常に狭いところでございますので、この分につきましても耕作用の道路として一部拡張をしたいという考えを持っているところでございます。  それともう1つ、納屋につきまして、納屋についても整備という御意見でございまして、今、図面に写真が出ております大きな母屋の西側のほうに、納屋といいますか、小屋みたいなのがございまして、一体化しておりますので、母屋の改修と、その納屋も含めたところで同時に改修をさせていただきたいというふうに考えております。今回の補正予算につきましても計上させていただいておりますので、その辺についてもよろしくお願いしたいと思うところでございます。  それと、他町のほうにつきましてはいろんな施設がございます御意見でございまして、確かに隣の町については温泉とか、そういうのがございますが、みやき町では現在のところありません。温泉施設も含むところで、今後、地方再生法の改正によりまして地方創生推進交付金の創設、地方創生応援税制、それと生涯活躍のまちの制度化がされましたので、今後、地方創生事業を生かしたまちづくりの中で可能かどうかの検討をさせていただければというふうに思っているところです。  以上でございます。 104 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 105 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まず、ここの古民家を活用する経過に至った理由を少し御説明します。  地元の区長を初め、古民家が非常に空き家になって解体するのはもったいないということが始まりです。区としては、非常にいい材木を利用されて、十分活用できるということで、地区の新たなコミュニティの場として活用したいと。公民館は公民館として集会機能、ここは地区内の融和、親睦を図るような、地区の皆さんの娯楽の交流拠点とか、デイサービスとかを含めてできないかという御相談をずっと受けていく中で、たまたまそういう地方創生という理念に合致する内容でありましたので、まずは町がここを買い取ることは考えていません。ということから、この建物、土地を所有者の方が寄附をすると。そういうことになりまして、寄附を受けた後に、後の管理は地区で全てするということでありましたので、それと地区の方と今話していく中で、この古民家を改修してどう活用するかということで、田舎暮らしを体験できるような、例えば、まき風呂とか、かまどで御飯を炊いたりとか、そういう都会の人たちとの交流拠点にできないかという中で、東京農大が佐賀県の地方創生の交付金を活用して、みやき町とぜひタイアップしたいということで、今、取り組みを開始したところです。年間数十人学生が見えます。ここで、学生が十分、二、三十人以上は泊まられるようなスペースの部屋数もあります。  それと、ただ、田舎暮らし体験だけじゃなくて、昔でいう土間があります。みそ部屋もあります。ここで新たな6次化の加工施設ができるというスペースがあります。よって、この周辺の水田も同じ所有者です。約4反、1,200坪ぐらいあります。ここで東京農大の学生とか、都会の方々との農業体験をして交流していただいて、そこで生産されるものを古民家で加工して販売していくと。こういうことはできないかということで、実はここに7畝ぐらいですけど、キクイモを植えてもらっています。キクイモは血糖値を下げる効果があって、ダイエット効果があるということで、非常に今、市場に流通していますので、これを今7畝つくっていただいて、それをもとに加工までしてみたいというふうに考えています。  耕作道用農道として、これは少し拡幅するようにしています。7畝を見て、実は東尾地区も今、試験的にキクイモとかソバとか植えられていますので、これを6次化できるか等について、1つのモデルケースとしてここからやってみたいと。スイッチ交付金とか地方創生交付金を活用してやってみたいということで、町としては少し、半分ぐらいは負担しなきゃなりませんけれども、そういう支援を受けながらやってみて、行く行く「健幸長寿のまち」宣言をして、各地区に一木一草を広めたいということで、今年度、モデル地区を募集したいと思っております。詳細は議会の閉会後に一木一草の趣旨について御説明して、モデル地区を募集して、試行的に今年度やってみたいと思っています。これも一つ同じような取り組みです。  山田地区は山田地区で、ヒマワリ、ハゼのときにニジマスとかアユがいたところが古民家を何とか活用したいというお考えをお持ちです。ここも少し手を入れることで宿泊体験できるような施設、みやき町には大きなホテル、旅館がありませんので、古民家を改修して、少しでもみやき町に宿泊できるようなところを幾つか、2つか、モデル的につくって、それをもとに新たなのを6次化できるようなこと、農業もですが、試験的にやっていく前のモデルとして、ここをまずやってみようと考えていますので、これから一木一草との連関性や、そしてまた、地区内に高齢者の方が歩いてでも行けるような各6次化の加工施設なるものを古民家を活用してできないかということを、ここから試行的に始めていこうと考えています。  以上です。
     それと、済みません、補足します。  地区の方々で全て建物管理は区ですると。それと、大学生とか宿泊されたときのおもてなしも、地区の手づくりの田舎料理を提供して、そういう顧客の方のあれもしてみたいということで、地区の協力が前提です。協力をしていただくということでありますので、地方創生交付金を活用していきたいと考えています。  以上です。 106 ◯議長(松信彰文君)  岡友清議員。 107 ◯1番(岡 友清君)  ある程度理解できました。ありがとうございました。  次に、2項目めの認定こども園についてお尋ねをいたします。  最初に、一般通告書に認定こども園の国の所管を「総務省」ということで書いておりましたけれども、「内閣府」ということだそうです。ここで訂正をしておきたいと思います。  現在、幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省ですね。認定こども園については内閣府というように、未就学の園児の皆さんが各省にまたがり通園をされております。保護者の立場からいえば、細かい違いはなかなか理解できないような状況が生まれております。27年度から新たに組み入れられました認定こども園についても3つのパターン、幼稚園型、幼保連携型、保育所型等があり、理解するのがなかなか難しいようです。これらの違いについて、わかる範囲で御説明をお願いしたいと思います。 108 ◯議長(松信彰文君)  古賀健康増進子ども未来課長。 109 ◯健康増進子ども未来課長(古賀元司君)  岡友清議員の幼稚園、保育園、認定こども園のそれぞれの仕組みと相違点についての御質問にお答えしたいと思います。  平成27年4月1日より、国の子ども・子育て支援の新制度によりまして、乳幼児の学校教育や保育、地域の子育て支援の量の拡充や質の向上を進めることで実施されているところでございます。子供の年齢や親の就労状況などに応じた多様な支援を用意できるように、また子供たちにより目が行き届くよう、職員1人が担当する職員配置の改善や職員の研修等を充実するキャリアアップの取り組みの推進などの職員処遇改善などを目指し、子供たちがより豊かに育っていける支援を社会全体で子供たちの育ち、子育てを支援できるための新制度となっております。  さて、御質問の幼稚園、保育園、認定こども園のそれぞれの仕組みと相違点についてでございますけれども、まず幼稚園につきましては文部科学省の所管でございます。学校教育法に基づく学校であります。3歳から5歳までの子供で、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とされております。小学校以降の教育の基礎をつくるための幼児期の教育を行う学校と捉えることと思います。利用時間は、昼過ぎごろまでのおおむね4時間を標準とした時間で、利用できる保護者においては特に制限はございません。幼稚園の特徴といたしましては、園での教育、保育と家庭での子育てのバランスが効果的に行われることがメリットであると考えられます。町内において新制度に移行している幼稚園が4園ございます。移行していない幼稚園は1園でございます。  次に、保育園についてでございます。厚生労働省の所管で、児童福祉法に基づく児童福祉施設となります。ゼロ歳から5歳までの子供で、就労などのため、家庭で保育のできない保護者にかわって保育する施設でございます。保育を必要とする乳児、幼児を日々保護者のもとから通わせて保育を行うことを目的とされております。利用時間は最大11時間までの保育で、利用できる保護者は就労などによる子供が保育を必要とする事由に該当することとなっております。  保育園のメリットといたしましては、ゼロ歳児から預けられることができるとともに、保護者の就労など、長時間の保育を必要といたしますので、子供の生活リズムに沿った保育が受けられることができることが挙げられると思っております。現在、町内においての保育園は、全て3園ともに新制度における運営を行っているところでございます。  次に、認定こども園につきましてですが、内閣府、文部科学省、厚生労働省の所管でございます。就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律に基づくこととなります。幼稚園及び保育園等における小学校就学前の子供に対する教育及び保育並びに保護者に対する子育て支援の総合的な提供を推進するための措置を講じ、もって地域において子供が健やかに育成される環境の整備に資することを目的とされております。幼稚園と保育所の機能及び特徴をあわせ持ち、地域の子育て支援も行う施設と捉えられると思います。幼稚園や保育園のどちらの利用時間にも対応し、保育を必要とされる事由などに関係なく、教育、保育を一体的に行うとともに、全ての子育て家庭を対象に子育ての相談などを提供する施設でもあります。  なお、町内には認定こども園はございません。  以上、それぞれ3つの特徴、仕組み及び相違点としての説明とさせていただきます。  以上でございます。 110 ◯議長(松信彰文君)  岡友清議員。 111 ◯1番(岡 友清君)  今、5園みやき町の中に幼稚園があって、4園は移行されているということですけれども、今のところ、幼稚園がゼロ歳児から預かられるような形になっています。だから、そこら辺が保育園と幼稚園の違いというか、幼稚園でもゼロ歳児から預かるのであれば、そのように幼稚園か保育園かわからなくなりますから、そこら辺、きれいに整理できればよろしくお願いをしたいと思います。  保護者の方は、保育園なりに申し込みをされる場合は、真っすぐ多分保育園のほうに行かれると思うんですよ。そうすると、入所の決定権は行政にあるかと思います。そうすると、保護者の方が申込書を記入される場合に、第3希望まで書かれる保護者の方と、もう第1希望だけで記入されない保護者の方もいらっしゃるということで、第3希望まで書いたほうがいいんじゃないかと思うんですけれども、そこら辺も含めて答弁をお願いできればと思います。  保育園なり幼稚園は私立ですからちょっとあれですけれども、広報にやるだけじゃなくて、総合窓口なり、健康増進子ども未来課なり、もちろん幼稚園、保育園にもそういうマニュアルといいますか、もっとわかりやすい流れを書いたマニュアルなり、フローチャートといいますか、そういうものをわかりやすくつくっていただいて、保育園なり、窓口なり、健康増進子ども未来課にも置いてもらえば、保護者の方もある程度わかられるんじゃないかと思いますので、よろしく答弁をお願いしまして、私の2項目めの質問は終わります。 112 ◯議長(松信彰文君)  古賀健康増進子ども未来課長。 113 ◯健康増進子ども未来課長(古賀元司君)  岡友清議員の2項目めの質問でございますけれども、保護者の方は、例えば、保育園を申し込もうとする場合につきましては、入園の決定権は行政にある、それにほかの園に希望先を書く場合がありますけれども、第3希望まで記入される保護者と記入されない保護者の方がいらっしゃるということでございます。それに、保育園、幼稚園につきまして、各校区庁舎の総合窓口や健康増進子ども未来課それぞれの窓口に、広報だけではなくて、わかりやすいフローチャート的な解説を置いていただきたいという御質問でございます。  平成27年4月から新しい子育て支援制度、子ども・子育て支援制度がスタートいたしました。みやき町といたしまして子育て支援策をいろいろ行っておりますが、3校区において分譲なり町営住宅の拡充、拡張を図っているところでございます。よって、特に三根校区及び北茂安校区における児童が急増いたしまして、申し込みが増加している状況でございます。現状のままでは保育所にも限界がありまして、今後、広域の方たちの入所が難しくなることが予想されております。  昨年から、入所につきましては、保育所入所判定委員会におきまして、利用調整基準に基づき点数をつけて実施しております。みやき町保育所保育実施条例の中の第2条に保育の実施基準という条文がございますが、ここに掲げてある理由で保護者の方が家庭においてお子様の保育が困難な場合に保育所の利用ができるようになっております。  なお、基準を満たす場合でも、保育所の定員に余裕がない場合など、入所できない場合がございますので、入所判定委員会の中で公正に選考をお願いしているものでございます。  利用希望者が利用定員を上回る場合、町で利用調整をすることが必要となります。利用調整は、入所を希望する子供の優先順位を客観的な基準に基づいて点数化した上で、入所判定委員会での審査により決定をいたします。その際、入所判定委員会といたしましては、申請時の希望をできるだけかなえてやるという方向でやっております。その申請書の中に、第1希望、例えば、三根みどり園であったり、第2希望が風の子保育園であったという場合につきまして、その方が一番下のランクで入所が難しいという状況の場合につきましては風の子保育園にかわっていただくというふうなことでございます。  入所判定委員会の中に主任児童委員の方が3名ほど委員に入られておられますが、5歳児の子供を地元の保育園にやらないでよいのだろうかという提言はございました。確かに来年から三根の小学校に行くのに、中原の子供たちの友達はいるが、三根の小学校に入ったときに友達がいなくなるのではないだろうかという提言がございましたので、入所判定委員会におきまして、入所申請時に中原の方で5歳児であったというような場合につきましては、来年、中原小学校に行かれますけれども、三根の保育園でいいんですかと、そういった話し合いはしている、確認はとっている状況でございます。そのような意味でも、申請時に利用を希望する施設名を第3希望まで書いていただけるようにお願いをしております。  子ども・子育て支援制度は、複雑でわかりづらい制度と言われておりますので、保育園の申し込みにおきましては、記載例など、詳しいやつを添付いたしまして、わかりやすいように工夫をしております。今後はさらに、保育園、幼稚園について、各校区庁舎の総合窓口や健康増進子ども未来課、それぞれの窓口に、広報のみならず、わかりやすいフローチャートなどを作成して利用者の利便性の向上に図っていきたいと考えております。  以上でございます。 114 ◯議長(松信彰文君)  以上をもちまして、通告第8号、1番岡友清議員の一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日の会議はこれをもちまして散会します。                 午後2時56分 散会 © Miyaki Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...