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2016-06-09 平成28年第2回定例会(第2日) 名簿
2016-06-09 平成28年第2回定例会(第2日) 本文

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  1. みやき町議会 2016-06-09
    2016-06-09 平成28年第2回定例会(第2日) 本文


    取得元: みやき町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-01
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時30分 開議 ◯議長(松信彰文君)  おはようございます。平成28年第2回みやき町議会定例会3日目の会議、御出席ありがとうございます。  全員出席です。直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しております日程表のとおりであります。       日程第1 一般質問 2 ◯議長(松信彰文君)  日程第1.一般質問を行います。  通告第1号、9番古賀通議員一般質問を許可します。古賀通議員。 3 ◯9番(古賀 通君)  おはようございます。議席番号9番、古賀通でございます。さきの通告により、次の一般質問をいたします。  異常気象は毎年のように発生していますが、去る4月14日と16日未明に予想もしない熊本地震が発生しました。身近なところでマグニチュード7の衝撃を体験して初めて、天災は忘れたころにやってくるということを再確認したものです。被災された住民の皆様に心からお見舞い申し上げますとともに、早期の復旧・復興を御祈念申し上げます。  今回の質問は、1、大潮と大雨による中小河川の氾濫について、2、小・中学校スクールバス女子高校生JR通学の防犯についてを質問いたします。よろしくお願いします。  初めに、筑後大堰供用開始から32年、農業用、工業用、治水、用水及び洪水対策に地域住民には多大な貢献をしているところでありますが、一方、中小河川への影響もあります。井柳川、切通川下流にある三根校区にはこの恩恵を受けているが、有明海潮流は春と秋が大潮で、川は堤防喫水線いっぱいに満潮となることがあります。さらに、この時期に大雨が重なり、江見手水門江見水門下田水門は閉鎖して、排水ポンプをいつ起動するか、水閘門担当者の出番でございます。このような事例が毎回、毎年発生する井柳川の町道、田畑への越水、浸入を防ぎ、被害を最小限に食いとめる方法を質問いたします。  これについて、1)の大雨情報と井柳川、2)の江見手水門江見水門下田水門排水機起動、3)の井柳川堤防の両端にある向島地区、松枝地区の農排水ののり面崩壊、4)筑後川水系ダム群連携事業に関する公聴会に出席して、みやき町への影響、以上を質問いたします。よろしくお願いします。 4 ◯議長(松信彰文君)  小柳建設課長。 5 ◯建設課長(小柳 剛君)  皆さんおはようございます。9番古賀通議員の御質問に答弁させていただきます。  1番の大潮と大雨による中小河川の氾濫についての1番、4月7日の大雨情報と井柳川、切通川危険水域越水状況対策についてとの御質問でございますけれども、4月7日のみやき町における降雨量といたしましては、最大で1時間当たり16ミリとなっております。警報等も出ておらず、比較的少ない数値となっております。また、複数の観測所における筑後川本流の水位が一定水位を超える際には国土交通省より水閘門の操作に万全を期するよう通知がありますが、その通知もあっておらず、今回の要因といたしましては、満潮時に風雨等の作用が働き、越水してしまったと考えられております。
     対策としては、例年、5月中旬より行っております3水門、江見手、江見、下田による連携操作を来年度からは4月中に行うよう予定しております。  また、今年度より大潮時の3水門における連携操作操作基準を大浦港で潮位5.2メートルでの操作基準とは別に、大浦港で潮位5メートルを定め、警戒を行うよう指示をしておるところでございます。  また、大雨時における操作についてですけれども、まず、江見水門及び排水機につきましては、筑後川本流側の外水位が1.9メートル以上で、逆流の有無によって水門の開閉操作を行い、全閉時に水門の川裏側、内水位が2.7メートル以上となれば排水機の操作を行うように定められております。  次に、下田水門及び寒水川排水機につきましては、外水位が2.7メートル以上で、逆流の有無によって水門の開閉操作を行い、全閉時に内水位が3.6メートル以上となれば排水機の操作を行うよう定められているところでございます。  江見手水門及び江見上、下排水機につきましては、外水位が2.7メートル以上で、逆流の有無によって水門の開閉操作を行い、全閉鎖時に内水位が3メートル以上となれば排水機の操作を行うように定められているところでございます。  続きまして、2)江見手水門江見水門下田水門、3水門と排水機起動に関する情報共有との御質問でございますけれども、それぞれの水門と排水機場の操作員は同一人物であり、そこでの連携は不要となっております。また、3水門の情報共有としては、例年、5月中旬に神埼市と連携操作に関して協議を行っており、そこで大浦港の潮位を基準に3水門の開閉操作を行うよう指示を行っているところでございます。しかしながら、現状としては操作員の方同士の面識もなく、本町と神埼市を間に挟み、円滑な対応が困難な状況となっているため、今年度より3水門の操作員の顔合わせの場をつくっていくよう神埼市と協議を行ってまいりたいと考えております。  続きまして、3)向島地区の水路の崩壊分についての御質問でございますが、井柳川につきましては佐賀県が管理しております1級河川であり、潮の満ち引きの関係で満潮時には堤防高近くまで水位が上がり、特に最近は局地的な豪雨と満潮が重なって堤防を越水するようなことがあっております。また、御質問のとおり、堤防を越水して川裏ののり面を崩していることも認識しているところでございます。  管理者である東部土木事務所におかれましては、定期的なしゅんせつはなされておりませんけれども、予算を確保し、土砂がたまった下流から順にしゅんせつ工事を発注されているところであります。  現在の状況は東部土木事務所において平成28年3月にしゅんせつ工事を発注され、松枝公民館の西にあります新中郷橋から上流約150メートル、新中郷橋から下流210メートルをしゅんせつする計画で行われているところであります。しゅんせつの土量といたしましては、上流側、下流側を合わせて約2,000立方メートルをしゅんせつする計画となっております。工事の期間は平成28年3月9日から7月1日まででございます。しゅんせつ土量と貯水量が比例しますので、できるだけ多く排出してほしいと要望しているところであります。  今後の予定といたしましては、予算の確保ができ次第、下流から順に施行してまいりたいとの回答でございました。  河川のしゅんせつは、川床を下げることにより通水断面を大きくするということで、管理上、必要な作業と町も県も認識しているところであり、地球温暖化により有明海の潮位がますます高くなることが予想されるので、引き続き東部土木事務所への河川しゅんせつの要望を行ってまいりたいと考えているところでございます。  続きまして、4)筑後川水系ダム群連携事業に関する公聴会でのみやき町への影響ということの御質問でございますけれども、まず、筑後川水系ダム群連携事業につきまして御説明させていただきたいと思います。  この事業は筑後川水系における水利用の課題として、農業用水の取水が集中するかんがい期に降雨が少ない年は河川流量が極端に減少する傾向が見られ、これによる農業用水の確保や河川環境の悪化を招いているのが現状であり、これらの問題に対して、平成18年7月に国において筑後川水系河川整備計画が策定され、これに基づきダム事業の検証に係る検討に関する再評価実施要領細目利水代替案が国のほうで検討されており、その利水代替案として貯水池やダムの再開発、あるいは水系間導水等、複数案が検討されておりますが、その中の水系間導水事業として筑後川本川の流量が豊富な時期に筑後川中流域から佐田川寺内ダムの上流への導水施設を建設し、寺内ダム、江川ダム、小石原ダムの利水容量の空き容量を活用することで瀬ノ下地点の流水の正常な機能の維持のための流量を確保することを目的としております。  総事業費としては約429億円で、工期といたしましては、調査設計等に約3年、建設事業に着手してから完了まで約6年程度を要する見込みとなっております。現在の事業進捗といたしましては、この事業に対するパブリックコメントが終了し、これに基づく総合評価及び素案の作成がされ、意見の聴取が行われている段階でございます。この意見の聴取が今回行われた公聴会かと思います。したがいまして、現段階では、工事はもちろん、用地取得についても未着手の状態であります。  次に、この事業によるみやき町への影響についてでございますが、この事業が完成することにより、事業目的であります瀬ノ下地点での流水の正常な機能の維持のための流量、1秒間に40立米が確保されれば、農業等利水事業のための安定的な水量の確保ができるものと思っております。  また、利水代替案として検討されている中にダムの再開発として、掘削による貯水能力の向上もありますが、これが実施された場合には水質の悪化等が懸念されますので、これによる河川区域の環境の悪化、あるいはエツや下流域の希少生物の生態系への影響が考えられます。  また、事業の具体的な内容と情報収集などについては、佐賀県、福岡県合わせて本町を含む17市町15団体で構成されている筑後川流域利水対策協議会が設置されており、この協議会の中でも筑後川水系ダム群連携事業は重要な事業として位置づけられておりますので、この協議会の中での情報収集を行うとともに、意見の調整が行われていくものと思っております。  以上でございます。 6 ◯議長(松信彰文君)  大塚産業課長。 7 ◯産業課長(大塚三虎年君)  おはようございます。9番古賀通議員の御質問の1番目、大潮と大雨による中小河川の氾濫についての3)番、向島地区の小排水路のり面の崩壊についての御質問についてお答えをいたします。  平成28年4月7日に発生をいたしました大潮及び大雨による向島地区の冠水について、当日、産業課といたしましては川からの越水による麦の冠水状況を調査し、向島地区の水路等につきましては、三根土地改良区において現場確認を行ったところでございます。  御質問の向島地区の場所が井柳川西部の向島、直代地区の境でございまして、旧三根西土地改良区で造成されました小排水路の田面排水周りののり面が2メートル、高さ1メートル弱にわたってのり落ちが1カ所あった報告があったところでございます。  農業用施設災害復旧につきましては、農業用施設災害復旧事業という国の補助事業がございます。この事業につきましては、1カ所工事費用が500千円以上であり、かつ24時間雨量が80ミリ以上、また、80ミリ未満であっても時間雨量が最大20ミリ以上であった場合が災害復旧の対象となります。今回の井柳川越水の災害につきましては、山田地区の雨量計で24時間雨量が65ミリであり、時間雨量が最大16ミリでございました。事業費につきましても、見積もり金額が400千円未満でございましたので、補助の対象とはならなかったところでございます。  施設の復旧につきましては、当該地区の旧三根西土地改良区におきまして、従来から水田に対する小排水路等の小規模なのり落ちにつきましては、原則、個人で補修していただくことになっているそうでございます。その際に板柵工など必要な部材が要るということであれば、材料費の2分の1を土地改良区のほうで補助するという内規があり、これまで実施されてきているそうでございます。  また、当該地区にも農村環境保全会がございますので、この多面的支払交付金、旧農地・水・環境保全向上対策でございますが、これを活用されて農道や水路等の補修をすることもできますので、当該保全会へ御相談されて対応していただいてもいいのではないかと考えているところでございます。  いずれにしましても、農業経営が非常に厳しい中でございますので、農家負担の軽減を図るためにも、いろいろな事業を模索して取り組んでいかなければならないと考えているところでございます。  以上でございます。 8 ◯議長(松信彰文君)  古賀通議員。 9 ◯9番(古賀 通君)  詳細にわたって回答いただきまして、ありがとうございます。4月7日の越水危険性というか、そういう現象が発生したのは地元区長からの連絡で、とにかく三根の工業団地の一番下に小島という地区があるんですよ。その小島の横に江見水門というのがあって、同時に、そこのところには排水ポンプが設置してあります。その小島の端がちょうど井柳川と切通川、ちょうど菰江、松枝の一番先端です。下田との境ですけれども、そこでなぜか合流しているんですよね。その経緯は知りませんけど、井柳川と切通川が合流しているんです。だから、上流で降った雨量は全部そこにたまるわけですね。開平江もありますけれども。そういうことで、急激に変化するわけですね。     〔プロジェクターにより説明〕  現在、ここの画面に映っていますのは、これは井柳川の上流に向かって右ですね。それで、これが管理道路というか、町道。こういうぐあいに満水の状態。それがアスカーブという10センチから15センチぐらいのアスファルトで、水が越水しないように少し管理道路の横のほうに設置してあります。そのアスカーブも15年ぐらいなるかな、そのくらいなって、崩れかかっているわけですね。そのアスカーブを越えて、さらに道路に来て、道路から田畑に浸入するわけです。だから、地元の農家の方たちは、恒常的に毎年1回あるわけですね。だから、これはこれまで何回も私も質問しております。三根町議会当時もですけれども、このみやき町になってからでも2回、それから、そのほかの人が1回また質問しています。町長の回答については、町長もどげん答えていいかわからんやろうというぐあいに、これは非常に難しい問題です。水が多過ぎても困る、少な過ぎても困る。農業に係る影響というのは、その被害が拡大すると、結局この辺に、定住対策も一緒だけど、住みたくない町というか、そういうような環境が悪くなると自然に土地の価格も低下しますし、非常に困るというか、困惑した状態です。  これまでも何回でも筑後川河川事務所、あるいは大川出張所、あそこに行ったりなんか、調査もさせていただきました。それから、住民の方から、自衛隊OBの方ですけれども、水門のあけ方が悪かと。通常、水門は開いてあるんですね。開いてあるのはいいけれども、有明海からの潮、大潮が上ってくるのと上流から雨水が下るのが一緒になるから急激に変化するわけです。今回の4月7日については、とにかく地元の水閘門の係の方に、それはポンプを早う上げんないいかんめえもん、水没するじゃっかということで区長と本人がすぐポンプを起動しました。そしたら、やっぱり相当な水量が井柳川と切通川から流れてきて、どんどん有明海のほうに吐出しているというような状況になっています。  だから、水門のありがたさもわかるけれども、その辺の連携、今、小柳課長から答弁していただきましたけれども、有明海の水位と井柳川とか、あるいはこっちからの水位の関係、非常に微妙だと思うんですよね。両方とも水がとまっておる状態は、だから、有明海の水位が下がれば、すぐ開門していいわけですよね。その辺がこういう情報化時代で、3つの水門がそれぞれ情報を連携しながら、その操作に当たることは大変重要だと思うんです。私も江見手水門を見て、すぐ建設課が見えたから、その足で、千代田の迎島にあります、この江見手水門は。そこに行ったら、ちょうど迎島の担当者の方がいらして、あんた何しよんね、何とかせんねと言うたら、いや、そいけん、今、迷いよるところだと、そういう情報だったんですよ、私が行ったときには。それはちょうど有明海の水位と井柳川の水位が拮抗しているわけですね。だから、その状態ならポンプをあけたほうがよかろうもんというような話をしよったら、ずっと有明海の水位が引いてきたというか、江見水門のポンプを稼働した結果、川のほうの水位が下がったというようなことです。  だから、まず課長が申したように、こういう情報化時代コンピューター時代だけれども、やっぱり人と人の面識もない、電話でそうばんた、ああばんたというようなことじゃなくて、実際面識をして、お互いに細かな情報を交換しながら今後運営していただきたいというふうに思います。千代田は神埼市、こっちは三養基郡みやき町、それぞれ近いようで、郡境というのはなかなか人の面識、交流が少ないと思うんですよ。  その点についてお願いしたいということと、それから、向島地区ののり面の崩壊ですね。その常襲なんです。常襲地帯というか、そこが一番低い。ちょうど東津から松枝を通って、千代田の385号に抜ける道です。そこはいつもそういうことで井柳川の水が浸入する。それで、3メートル、4メートルぐらいの小さい樋門があるんですよ。そうすると、水門は閉鎖している、そして、上流からの雨水が流れてくる、どこにも水が行けない、越水する。その圧力は樋門の扉を越えて、3メートルぐらい水が吹き出すというんです。今回、写真に撮っておりませんけど、樋門がこの先にあります。そして、この井柳川の水がその樋門に当たって3メートルぐらい上がるんです。上がって、また田んなかに入ってくるという状況です。もちろん井柳川の水位が低くなれば、それは引きますけど、どういう現象か、片一方は非常に引きにくいという話を聞いております。下流に向かって左のほう、左岸の田んぼの水は引きやすいけど、右岸の水は引きにくいという話を聞いております。それはどういうような状況か、私も知りませんけど、そういうような状況が毎年続いております。  問題は、先ほど言いましたように、ポンプの稼働と。それともう1つは、井柳川の水位を上げなさいという話をちょっと聞いたんですよ。水位を上げるというなら、堤防を上げる以外ないということだった。それは私が4)に書いております筑後川水系ダム群連携事業に関する公聴会がありました。それについて私も興味があったから聞きに行きまして、時間があったから九州地方整備局の方が意見のある人はということでありましたので、私もこの状況をちょっと話しました。井柳川、切通川水系にかかわる農業用水、治水、筑後大堰の影響ということで、以前にも興味がありましたので。  それで、この越水する一つの原因としては、以前から言われております筑後大堰があってメリットの面とデメリットの面がありますけれども、この越水の問題は、例えば、筑後大堰がなかったとする。そうすると、有明海の大潮がずっと上っていって、久留米市の北野まで上っていくらしいんですよ。そして、そこで中小河川に入ります。筑後市のほうも、三潴町のほうも、三根、それから、江口の通瀬かな、あっちのほうに上がっていくと。ところが、筑後大堰があるためにというか、それぞれ利用価値はありますけれども、結局、大潮のときには上に上れない。上れないということは、その筑後大堰の下流にある中小河川に浸入するんです。これは流れが非常に速いんですね。結局は周辺の田畑が浸水すると。塩害が起きる場合もあります。  そういうことで、ちょっと公聴会で述べたことは、筑後大堰が供用開始して34年、それはそれなりに功罪ありますけれども、これはあくまでも150万福岡都市圏に対する飲料水の供給が目的だったと思うんです。わざわざ筑後川から水を30キロもあるようなところまで引いて福岡都市圏に流すという大きな事業だったんですね。それは毎秒40トンの水が流れておりますよ。それでも自然環境の破壊があっております。それで、筑後大堰はそれなりで、今度は筑後大堰の毎秒40トンを大潮のときにあければいいわけです。そういう大雨が降ったときと大潮のときと。そしたら、上っていきますから、水天宮とか。その分は違うわけ。  今回、再来年から、今、五ヶ山ダムができております。五ヶ山ダムができれば、150万福岡都市圏の飲料水はほとんど賄うそうですよ。嘉瀬川の2倍ぐらいの大きさですね。そうすると、筑後大堰の福岡都市圏まで導水している飲料水というのは、それほど要らないんではないかと思うわけですよ。だから、その五ヶ山ダムで補充する飲料水について、その分でも筑後川に流してもらうか、そういう状況の異常事態のとき、雨、大潮のときだけ水門を開放していただければ、その被害は少ないんじゃないかというふうなことを申し上げました。公聴会やったから、向こうは録音テープにとって、それを局に持っていって、あとはインターネットで回答しますぐらいで、その場で回答しませんでした。そういうことがありましたので、ここに取り上げたところでございます。  これは非常に難しい問題だと思うんですよね。だから、今回の筑後川上流の水系、ちょっとあちこち飛びますけれども、小石原ダムは今計画中。松原、江川、寺内、山内、この5つのダムがそれぞれ連携しながら治水、それから、農業用水、工業用水、飲料水、それぞれの多方面にわたってコントロールしながら、それぞれ水を生かした、あるいはダムを生かした運用をしようというのが今回の筑後川水系における多面的事業の展開ということで、一番最後に小石原ダムができるわけです。これについても以前話しましたけれども、小石原ダムはやっぱり600億円からかかるから、そのうち100億円ぐらい佐賀県で出しますよ。もちろんその流域でありますからね。そういう面においては、みやき町においても重要な筑後川水系の位置にあるんだから、自分たちの意見というか、そういうことは話してもいいんじゃないかと。要望ですね、要望は。要は中小河川の氾濫がなければいいわけですよ。大水というのは今後ほとんど考えられないけど、今回の熊本震災みたいにどうなるかわからない。それは大雨が降らんでも、地震の地下の断層が走っておれば、大水は降らんでも筑後川の土手は崩壊しますから。そういうことはあり得ないと思うけど、あり得ないことが現実に今起こっているわけですから、どうなるかわからないから、お互いにそういうような防水、治水については協議を持っておくほうがいいんじゃないかということでございます。  そういう状況で、向島地区ののり面の崩壊、そして、筑後川水系ダム群連携事業江見手水門、それのきめ細かな対策を今後もお願いしたいというようなことでございます。町長も大変、前回、2年前に質問したときには、九州農政局にも、あるいは筑後川河川事務所に行ってもらいました。それで、それぞれ要望書も出してもらっていますし、その当時は幾らか相互の水閘門の開閉とポンプのきめ細かな操作が進んだと思います。  もう1つは、対策として、先ほど言ったしゅんせつ工事、今、画面に映っております。これが大々的に今行われております。この井柳川水系で莫大な泥土が堆積するんですよね。これは上から流れてくる泥土よりも、下から、有明海から上がってくる泥土が多いんですよ。満水のときに泥土を含んだ水がずっと上流まで上がってくる。今度は引くときには、この泥土を置いて水が出ていくんですよ。以前は山のきれいな砂とか、山の砂が流れ込んで、ちょうどよかぐらいになっておった。水もきれい。だけれども、今は上のほうでコントロールしますからね、この泥土というのは全部、要するに有明海の泥土です。そういうような状況が大体8年もつかなという地元の人の話ですけど、2,000立方メートルと言ったかな。2,000立方メートルの泥土の堆積を今回しゅんせつしていただいております。これによって相当水を蓄える貯水量というのは変わってくると思うんですね。小柳課長、これはどのくらいもつか、大体予想があれば、その説明をしていただきたいと思います。  それから、自然環境への影響もあります。それはウナギとかエツ、フナとか、そういうこともありますけれども、まずは地域住民が安心して生活できる、営農できるというような状況に持っていかざるを得ないと思います。それについて一言お願いします。  それから、大塚課長から申していただきましたのり面の崩壊について、この件については三根西土地改良区に問題提起されて、土地改良区ではそういう事業費はありませんということで、どうするかということで、最終的には保全会でこの工事を受けていただいたということですよね。そうすると、大塚課長、災害復旧は時間当たりの雨量が80ミリ以上、そして、工事費が500千円以上ということで、こういうような規則というのは、常襲地帯、いつものり面の崩壊があるようなところもこれが適用されるかどうか。土地改良区も今非常に予算がありません。そういう保全会で仕方なくしていただくということで、結構な話だと思うんですけど、それについてちょっと一言御説明をお願いしたいと思います。 10 ◯議長(松信彰文君)  大塚産業課長。 11 ◯産業課長(大塚三虎年君)  古賀通議員の災害の適用状況ということでお答えをいたします。  先ほど申しました災害復旧事業の事業費が400千円以上、かつ24時間雨量が80ミリ、それと、時間最大雨量が20ミリ以上というのは、常襲地帯とか非常襲地帯に関係なく、国で一律に定められた適用範囲ということになっておりますので、常襲地帯、非常襲地帯の区別はございません。  それで、産業課の指導といたしましても、小規模の農業施設の復旧につきましては、先ほど申しました多面的支払交付金の支払いの範囲内でするようになっておりますので、町といたしましても、事業費の25%は町費を支出しているところでございますので、なるべくそちらの事業を活用されて、農家負担の軽減を図っていきたいということでこれから先も考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 12 ◯議長(松信彰文君)  小柳建設課長。 13 ◯建設課長(小柳 剛君)  3水門の排水機場の連携ということでございますけれども、今回、4月7日の越水時の状況といたしまして、大浦港の満潮時刻が9時11分で、潮位5メートル4センチとなっております。これをもちまして地区のほうから役場のほうに連絡がありまして、現地を確認後、江見水門を9時50分に閉じております。排水機につきましては、10時20分から11時までの40分間を稼働させているところでございます。運転時の内水位と外水位でございますけれども、両方とも3.6メートルになっておりました。  先ほども申し上げましたけれども、大潮時の3水門の連携操作の基準ということで、27年度現在までにつきましては大浦港での潮位が5.2メートルになったときは水門を閉めてほしいということで操作基準をつくっておりましたけれども、今回、5メートル4センチということでこういうことが起こっておりますので、今年度からは別に、5メートルを超えた場合については警戒を行ってくださいということで指示をしたところでございます。先ほど申しましたけれども、今後も3水門の操作員たちの連携が図られるように頑張っていきたいと考えております。  それと、井柳川のしゅんせつの分でございますけれども、先ほども申しましたけれども、新中郷橋から上下流で360メートル、しゅんせつ量2,000立方メートルということでございますけれども、この分につきましては土量と同じでありまして、水量として約2,000トンが貯留できるような状況であると考えております。  以上でございます。(発言する者あり)  それにつきましては、実際、下流をしゅんせつ時に、また泥等がしているところで来たりする分もございますので、現在、井柳川のしゅんせつにつきましては一、二度はやられているんじゃないかなと。ちょっと確かなところがわかりませんけれども、井柳川自体が昭和54年ぐらいから圃場整備に合わせて整備されておりまして、約30年間で、部分的ではございますけど、2回程度のしゅんせつが、全路線のしゅんせつということはあっておりませんので、これ自体がどのぐらいで堆積するかというのは、ちょっと現在わかりかねるところでございます。  以上です。 14 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 15 ◯町長(末安伸之君)  大潮と大雨による中小河川の氾濫についての御質問にお答えをします。     〔プロジェクターにより説明〕  まず、ただいまプロジェクターで示されているのは井柳川、多分、松枝から向島の右岸側と思いますけれども、町内に中小河川が県河川を含めて数多くありますけれども、合併して11年目になりますが、集中豪雨というか、雨季だけではなくて、1時間当たりの集中豪雨があった際にすぐ心配になったのが、まず寒水川の氾濫です。寒水川の東分地区の東西橋と銀杏橋が越水して、非常に多くの被害を与えたり、堤防が合併以前に決壊して自衛隊が出動したケースもありますし、大きなリスク要因でありました。これについては長年、関係機関の御尽力を得て、寒水川のカットをし、そして、その放水路と水門を整備した関係で、ここについてはほぼ越水したり冠水したり決壊したりというリスクは非常に低くなったということで、その周辺の田島、田中、江口、東分地区、その下流地区に対しては従来より洪水とか水害等に対しての御心配はほぼ払拭できたものと思っています。  今、一番心配なのは、この井柳川につきましては、温暖化の関係で有明海の潮位が年々高くはなっていると言われていますし、水門の操作の連携が以前のようにスムーズにいっていないということも聞いておりますから、かといって、集中豪雨のとき、うまく水門を操作しないと本川、筑後川への放流ができない。かといって、筑後川の水位が上がったときに水門をあけると逆流するとか、その微妙な調整というのが非常に連携が必要であり、また、関係機関の適切な迅速な指示というのが不可欠であります。  そういう意味で、毎年、パトロールをして関係機関と対策を講じています。ことしも5月25日にパトロールをして、井柳川が危険水位に達する常襲的な河川であるということから、その対策について数年前から井柳川の河川機能を、3分の1とは言いませんけど、5分の2近くは泥土が堆積している関係で、その井柳川が帯状の一つの器ですから、5分の2近くが堆積して、そのために大潮と、また、雨が降ったときの器としての機能が十分に果たせないために越水したり、また、周辺農地に冠水という影響を及ぼしていますので、まずはしゅんせつすることを最優先として鳥栖土木事務所と数年前から協議をしています。  まず、県としては、この泥土置き場、捨て場がないというのが大きな理由でした。大量の泥土を処分するところがありませんと、町内でその処分地があればスピードは速くできますと。そういうことを踏まえて、今、工業団地の搬出土の処分地として町内2カ所のため池を活用してくれという地元の要望等もあっていますので、かんがい用のため池としての機能がなくなったところ等については、このような公共から排出される公共土の一時仮置き場として活用しながら、町内における中小河川しゅんせつのスピードアップをしていきたいということを考えていますので、このことを踏まえて、今、佐賀県、東部土木事務所では過去よりかスピードを上げて、井柳川のしゅんせつに着工をしていただいているところでございます。  堆積は推測ですが、少なくともここ11年間は井柳川のしゅんせつというのは聞いていませんから、遡及すると約30年間の状態が今のように約5分の2近くが泥土が堆積した状況になっているんではないかなと考えております。  それと、町内のもう1つの一番リスクというか、危険性が高いのが北茂安校区にある前川です。御存じのように、前川は寒水川から分岐して、西尾、東尾地区内を通って小学校南へと通じる川で、通瀬川と合流するようになっておりましたが、土地改良を施行されるときに途中で前川が寸断されています。通瀬川へ合流するような計画になっていますが、ちょうど通瀬川に洪水調整用の排水機があります。そこでとまっています。よって、県の河川にもかかわらず、土地改良のときに河川機能が失われていますので、そのことで詰まった状態ですから、東尾地区の銀行周辺とか天吹酒造周辺を含めて慢性的な冠水、浸水地帯になっていますので、このことについては、今、恒久的な対策とともに、応急的にどう対応するかということで、前川連絡協議会というのをつくって、県と地元、土地改良区とか、農地・水、そして町の役割として、やむなく土地改良区で施行した幹線水路を前川の河川機能として代替的に活用せざるを得ないという状況であります。この点については2年ぐらい前から県と協議しながら、その役割分担のもとで、今、当面しのいでいるという状況でありますが、いずれにしても大きなリスク要因がある河川であります。  そのほかに、町内は切通川、六田川があります。切通川については、今、北茂安の中西地区あたりの河川工事をしていますので、あと年数はかなりかかりますけれども、河川機能の強化を進めていかれます。それと、やっぱり六田川と切通川が合流する大坂間地区と東津地区、ここが大きなリスク要因がありますので、このことは、先ほど申し上げたように、切通川の河川改修による機能強化とか、六田川も含めて、そういうものをしていかなければならないと思っています。  町内にはたくさんの危険中小河川がありますし、雨が降るたび、また、この梅雨時期になると総務部を中心として迅速に災害対策本部を設置できるような体制をしていますが、いずれにしましても、雨が降るとすぐ私たちも心配になって、職員も皆すぐ役場に集合して、迅速に対応できるようにしております。坂口地区についてはおかげさまで、筑後川がショートカットされるときに代替措置がなされておりません関係で、丼状になっていました、排水できませんから。だから、雨が降るとき、地区内が丼の底に水がたまった状態になっていましたので、これについては国、県の支援をいただきながら排水機施設が設置できましたので、それについては心配というのはほぼなくなりました。あとは、筑後排水機場という土井外と接するところについての安武川がまたリスク要因が非常に高いということで、これについては久留米市とも協議しながら、筑後排水機の機能強化について数年前から協議を進めています。  いずれにしましても、町内の中小河川については、特に三根校区の南部地域の方々については日常生活において非常に不安な要素、要因を持っておりますので、今後とも関係機関と密に連携を図りながら、そしてまた、河川機能の強化等も踏まえながら町内におけるリスク要因の回避に努めていきたいと考えております。  以上です。 16 ◯議長(松信彰文君)  古賀通議員。 17 ◯9番(古賀 通君)  自然現象ということで、大変数字的な回答をできにくい場合もあると思いますけれども、建設課長、2,000立方メートルをどのくらいでね、あなたは三十何年とか言うたけれども、以前は新村あたりも少ししよった。だから、このしゅんせつがどのくらい次の堆積までもつかというようなことをちょっと県当局か、あるいは九州地方整備局に聞いておってください。またそれなりに地域住民も備えるでしょうし。そういうことでございます。  町長も地域の市町村会長ということでそれぞれ大変忙しいと思いますけれども、九州地方整備局とは密接な連携をしながら、大事な筑後川を豊かな川として私たちも将来にもつないでいかにゃいかんから、どうぞ治水の面についても要望方よろしくお願いいたします。  それからもう1つ、水閘門の開閉について、これは自衛隊OBの人から相当言われましたけれども、非常に後進的というか、手動というかな、開閉の勘というか、一応あなたが大浦港で何メートルとか言うたけれども、今、ICT、情報化時代だから、それは少しぐらいそういう研究をしているかどうか。水位、雨量、水門の開閉というような相互の関係。今の時代やけん、こういうICTを活用するというか、研究するとか、そういうことも必要じゃないかと思いますので、それもまた要望しておいてほしいと思います。  この件について質問を終わります。  2番の小・中学校スクールバス女子高校生JR通学の防犯について、小学校については、現在、コミュニティバスを利用しながら、坂口地区17人かな、それから、向島地区18人、利用させていただいて、交通安全、事故防止、その他の事件防止に大変貢献していると思います。ただ、この件について、スクールサポーター、それぞれ一生懸命やっていただいております。保護者も、それから、学校の校長先生も、区長も、民生委員も。現在、円滑に進んでいるけれども、実態はコミュニティバスの発車が坂口を7時20分に出る。バス1台ですからね。17人が乗って、東小学校下車が7時30分ぐらい。それで、東小学校から向島まで行くとに、やっぱり20分ぐらいかかるんですよ。そうすると、向島に着くのが7時50分かな、そのくらいになるわけね。そして、向島から東津に行くまで18人乗ってくると。そうすると、学校の校門に子供たちが到着するのが8時20分ぐらいになるんです。バスは一生懸命動いていると思います。  この坂口地区の児童たちと向島の児童たちの時間差、例えば、三根西小学校の場合はスクールサポーターの方たちが、第1登校グループは7時20分に来るそうです。そうすると、次に来るのが8時10分ぐらいになるわけですね。その間、少しは来るでしょうけど、最初に西小学校の校門に来るのは7時20分ぐらい。そうすると、間が途切れて、今度は8時20分まで大変、通常のときはいいんですよ。雨風のとき、それから冬、雪が降ったり、その中で40分ぐらいぼさっとやないけれども、交通安全指導もしておられるけれども、非常に厳しいと。最近、豆津にできましたスクールサポーターステーションも、ああいうのがあったら欲しいなということで、1つは、時間帯の調整ができるかできないか、それから、そのステーションの件、もう1つは、今、子供から料金を50円いただいているわけです。兄弟2人おるなら100円。往復ですから、毎日200円要るわけです。こういう住民サービスは全ての面で定住対策につながるということで、3月議会でも議員から豆津の通学生は西鉄バスに金払って乗ってきよるばいと、何とかという提案もありました。だから、児童、あるいは定住対策にあらゆる面で優遇していただいていますので、その辺も考慮できないかということです。  その時間帯の調整、バスの料金、ステーションの件について質問したいと思いますが、いかがでしょうか。 18 ◯議長(松信彰文君)  福島まちづくり課長。 19 ◯まちづくり課長(福島隆二君)  おはようございます。9番古賀通議員の2、小・中学校スクールバスと女子高生JR通学の防犯についての御質問にお答えします。  1)利用区の時間帯調整と料金体系はとの御質問ですけれども、坂口地区と向島地区の小学生を対象としたコミュニティバスによる学童輸送につきましては、安全な通学の確保を目的として平成24年10月から本格運行をしているところでございます。現在の利用状況につきましては、坂口地区が17名、向島地区が18名、計35名の児童が利用されておりますが、学校まで直接ではなくて、坂口地区につきましては途中下車後、約1.3キロ、向島地区につきましても途中下車後、約0.7キロの徒歩通学となっております。  さて、登校時の交通指導をしていただくに当たり、向島地区の児童が8時ごろに登校するということで、他の地区の児童と通学時間帯に幅があるというようなことから、バスの時間調整ができないかということですけれども、学童輸送に関しましてはコミュニティバスの運行前に実施しているところでございます。コミュニティバスについては、現在2台保有しておりますけれども、そのうちの1台を学童輸送として運行いたしております。学童輸送の運行ルートは、まず、坂口地区の公民館において児童を乗車させ、7時20分に出発し、7時28分に土井内南のコミュニティバスのバス停で坂口地区の児童をおろしております。それから向島地区のほうに向かい、向島公民館で児童を乗車させ、7時40分に出発し、7時44分に東津簡易郵便局前で向島地区の児童をおろしております。それから児童たちは学校へ徒歩通学をしているというような状況でございます。  向島地区の児童の出発時間を早めるとすれば、おのずと坂口地区の児童の出発時間が早まるということになります。町といたしましては、現在のルート及び運行時間が最も効率的であるというふうに考えておりますので、どうか御理解を賜りますようお願い申し上げます。  次に、料金について見直しができないかということですけれども、料金の設定に当たりましては、平成24年10月の本格運行に伴い、各種調査結果を踏まえ、そして、区長会や各種団体の代表等で組織しますみやき町地域公共交通会議の承認を得て、一般100円、小学生50円、障害者手帳等を所有されている人は無料ということで料金設定をしているところであります。  今後も社会情勢や他の自治体の動向を見ながら検討を行ってまいりますが、当面は現行のままの料金体制でお願いしたいというふうに思っておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いします。  以上でございます。 20 ◯議長(松信彰文君)
     北原学校教育課長。 21 ◯学校教育課長(北原順二君)  古賀議員のサポートステーションについての質問について御回答いたします。  学童輸送に係るコミュニティバスの運行時間の関係で児童の通学時間帯に幅があり、朝の通学時の青少年サポート隊の立ち番の方々の立っていただく時間が長くなり、特に冬場は負担になっておられるということでございますが、青少年サポート隊の皆様には一年を通じた子供たちの登下校を見守り、また、交通安全への配慮など、気温、天候にかかわらず毎日御指導いただき、大変ありがたく思っております。  本町では、平成26年度からこどもサポートステーション設置事業を実施しております。この事業は、もともと白石地区が子供の安全・安心のために地域独自の取り組みとして、昭和58年から59年ころからですが、自分たちで設置した立ち番小屋に立って登下校する子供たちを見守る取り組みをされてきましたが、その立ち番小屋が老朽化したため、町に対し建てかえの要望があったことに伴い、安全安心まちづくり町民会議から施設、立ち番をする際の1坪程度のプレハブハウスでございますが、これを貸与できる事業として始めさせてもらっているところでございます。現在まで白石地区が2カ所、西大島地区が1カ所、豆津地区が1カ所、合計4カ所に設置しており、今年度は本分地区に1カ所貸与する予定となっております。  今回の議員の御指摘の事項につきましては、この事業の申請を検討されてはいかがかと思っております。施設の貸与の条件としましては、設置する場所は民家等がなく、人通りが少なく、サポーター等の常駐により安全性が確保できる場所及びサポーター、見守り活動環境が悪く、改善の必要があると認められる場所。貸与対象は児童の登下校時の見守り活動を地域で自主的に行おうとする先進的な取り組みを行っている地区。サポートステーションの維持管理は実施地区で行うものとする。4番目が設置場所の土地所有者との調整等がありますが、要件的には設置場所の確保が必要でございますが、当該事業での対応が可能ではないかと思っております。  申請は実施地区の区長となりますので、詳細については申請される区長と協議させていただきたいと思います。  なお、申請の受け付けにつきましては教育委員会学校教育課で行っておりますが、予算的には安全安心まちづくり町民会議の予算となりますので、貸与時期については安心安全まちづくり町民会議のほうと協議をしてまいりたいと思います。  以上でございます。 22 ◯議長(松信彰文君)  古賀通議員。 23 ◯9番(古賀 通君)  説明ありがとうございました。先ほどのコミュニティバスの時間帯は非常に難しいと思う。こっちを早くすれば向こうが遅くなる。それは1台でやっているからそうでしょう。2台あればいいわけ、単純に考えれば。だけど、2台のバスを一遍にそこだけというのも大変かなという思いもします。そいけん、それだけ利用価値があるんだったら、それも可能かなということで、検討していただきたい。そういうことで、コミュニティバスですね。  料金については、それぞれ公共交通会議で一応決まったことだけれども、特に子供たち、児童の安全・安心、そして、今度はみやき町が中心となっている定住対策、やはり定住というのは相当コミュニティシティーというか、町長がおっしゃるようなコンパクトシティーというか、そこに役場があって、金融機関があって、農協があって、スタンドがあって、バス停がある、そして、ショッピングセンターもある、学校もあるということで、そういう近郊付近が一番定住対策にはやはり魅力があるんですよ。私も大坂間におりますけれども、民間の業者がアパートを2棟建てて、すぐ入りました。オリーブ館に入らんかと言ったら、オリーブ館には入らん、こっちの大坂間のアパートに入っていると。それはなぜかというと、同じ町内の人ですけれども、学校の隣にあるわけです。だから、学校に非常に便利であると、親は心配せんでいいと、そういうことから、いろんなポイントが重なって定住促進も進んでいくと思うんです。  だから、そういう面はね、例えば、それぞれの学校での洋式便所、空調、耐震工事、ICT、そういうさまざまな教育環境をつくってある、それは確かにこの周辺にない。みやき町はそれだけ非常に完璧なほど進んでいるから、それはそれなりに学校のほうもそれを活用しながら子供たちの成長につなげていきたい。住んでいる環境もそうです。給食も2人目は半分、3人目は無料ということで、そういう優遇措置をとっておりますから、児童・生徒のバスぐらいと言ったら非常に失礼ですけれども、考慮していただきたいということでございます。  先ほどの学校教育課長の話ではそれぞれ条件があるということで、それはそれについて検討されると思いますので、お話ししておきます。  それで、この件については終わりますけれども、その次の女子高校生JR通学の防犯、これはここで出すべきものかどうか、私も判断に迷いました。要するに鉄道ですよ。これから夏になっては非常に薄着になります。そうすると、女性、特に女子高校生に対する興味津々というかね、そういう人たちのラッシュ時、高校へ登校、帰宅するときに非常に混むときにはやっぱりさまざまなことがあって、親御さんから相談を受けました。うちは安全安心まちづくり町民会議があるばってん、鉄道はちょっとねと言うて一応考慮しましたけど、鳥栖署に尋ねたところ、鳥栖署管内はJR中原駅までやりますよと言うわけです。それと、吉野ヶ里公園駅から先は今度は神埼署というふうになっているらしいんです。そんなら、列車はここまで鳥栖署、ここからは神埼署ばんたというわけいかんでしょう、佐賀までずっと乗っていくから、あるいは佐賀から鳥栖まで。そして、それを聞いたら、やっぱり県警本部の別館には鉄道警察隊というのが今でもあるそうですよ。その人たちはそれ専門。電車に乗って、そういうようなセクハラ、痴漢、事故防止、盗撮については常時監視をされているそうです。そういう状況であるから、みやき町においても安全安心まちづくり町民会議があるけん、ちょっと話してみようかということで話したところでございますが、やはり女子高校生は現実に体験して怖いと言うんです。股間をさわられたり、無理に押しつけられたりするらしいんですよ。高校生の男の子じゃなからしいんです。ある程度、それなりのサラリーマンというような話。顔も見ておるけん、そんない警察に行こうと言ったら、女子高校生はそこまでしきらん、えすかと言うわけです。  そういうような状況が発生していますから、安全・安心で何かそういうPRもしてあると思うけれども、どうかなということで、ちょっと御意見を聞きたいと思います。  その保護者からは女子専用車両はできんかなということで、そげな話も聞きました。それは東京都心とか福岡市あたりはあっています。福岡市は、西鉄電車は12月は酔っぱらいがふえるけんですね、大牟田線には女性専用の列車があります。東京あたりはいつもあっていますよね。ここだけ、長崎本線だけ、それはとても難しかでしょうということを言っていましたけど、安全安心まちづくり町民会議の立場から、そういうことについての意識づけがどうなっているか、ちょっと答弁をお願いしたいと思います。  以上です。 24 ◯議長(松信彰文君)  高尾総務課長。 25 ◯総務課長(高尾政伸君)  9番議員の2項目め、女子高生JR通学の防犯ということで、女子高生への痴漢、嫌がらせ状況という御質問に回答をさせていただきます。  議員御指摘のとおり、JRの車内や鉄道敷地内での痴漢の発生状況につきましては、警察組織の一部であります鉄道警察隊というものが管轄をいたしております。そちらのほうに問い合わせをしたところ、27年度中は痴漢は発生していないというふうな報告を受けております。また、鳥栖警察署に問い合わせをしましたところ、中原駅周辺についても近年は発生していないという回答を得たところではございますけれども、私どもに常駐しておりますみやき町安全安心まちづくり町民会議に入っております情報では、昨年9月に中原駅内で公然わいせつの事案が発生しているというふうな情報が入っております。その事案につきましては、そこでは対応されずに、その容疑者が後日、久留米市内で別件の容疑で逮捕されたということで、余罪として発覚して、こちらのほうに情報が流れてきているというふうなことでございます。  痴漢等のわいせつ行為につきましては、その被害に遭われた被害者については、羞恥心、自責感とか被害に遭ったことを他人に知られたくない、また、加害者との関係等から被害を訴えにくいなどの理由がありまして、被害を申告されない場合があると思われます。このため、この種の犯罪は被害が潜在化しやすいと言われているところでございます。被害の報告等がないからといって発生がないと断定することはできず、予防活動は怠ってはいけないというふうに考えているところでございます。  痴漢等のわいせつ行為を防止するために、先ほど言いました鉄道警察隊では、制服及び私服で駅等の鉄道施設内、また、列車に乗車してのパトロール活動を行い、犯罪予防のための活動を行われております。また、みやき町では安全安心まちづくり町民会議によります防犯パトロールを行っております。さらに、それに加えまして、不審者等の情報が入りましたらいち早く対応し、重点的な警戒活動を実施して、わいせつ行為等、犯罪被害の未然防止に努めているところでございます。  以上でございます。 26 ◯議長(松信彰文君)  古賀通議員。 27 ◯9番(古賀 通君)  最後です。列車内のセクハラ、そういうような防犯については、それは27年度は鉄道警察隊から件数はゼロですよ、何もありませんよと言うでしょう。それはあくまでも表に出た結果で、実際は潜在的に、やっぱり女子高生あたりは怖いと言うんですよね。短大生も。それは表面に出んとが当たり前。今度も警察に似顔絵てんなんてん教えんねと言ったら、いや、警察まで行こうごとなかと、結果はそこですよ。やっぱり表面に出ん。だから、そういう面をあらゆる機会を通じて、ちょっと触れていただければ非常にいいと思うし、以前、中原駅の広場、自転車駐車場とか、部活で遅くなって迎えを待っておったら、そこで男の人たちが何人か集まってたむろして、冷やかされたり、何かそういうような嫌がらせを受けて走って帰ってきたということも聞いております。これは全部、保護者から聞いた話です。  だから、その辺もね、安全安心まちづくり町民会議は昼間パトロールしてもらいよる。だから、これから夏は、青少年育成会議もあるでしょうけれども、中原駅がありますので、そういう点も配慮しながら今後運営していただきたいと思います。  終わります。 28 ◯議長(松信彰文君)  以上をもちまして、通告第1号、9番古賀通議員一般質問を終わります。  お諮りします。休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 29 ◯議長(松信彰文君)  異議なしと認め、休憩します。                 午前10時47分 休憩                 午前11時   再開 30 ◯議長(松信彰文君)  休憩中の本会議を再開します。  通告第2号、10番園田邦広議員の一般質問を許可します。園田議員。 31 ◯10番(園田邦広君)  皆さんこんにちは。議席番号10番、園田邦広でございます。通告2号により一般質問をいたします。  質問に入ります前に、4月14日、16日に発生した熊本大規模地震で亡くなられた方、また、家屋の倒壊等の被害を受けられた方々に対し、お悔やみを申し上げますとともに、お見舞いを申し上げます。  それでは、質問に入ります。今回の質問項目は、2項目であります。  1項目め、三根校区に定住対策事業で建設された、集合住宅及び戸建て住宅について。2項目め、四季彩の丘みやきの災害防止について。以上2項目ですので、答弁方よろしくお願いいたします。  1項目めの三根校区に定住対策事業で建設された、集合住宅及び戸建て住宅についてでありますが、この住宅は、平成24年3月に策定されたみやき町住生活基本計画に基づき、子育て世代を主軸とした中核所得者向け定住促進住宅で、利便性の高い快適な住まい環境を創出し、みやき町の定住人口の増加を図る目的で建設したものであります。  集合住宅は、苺館、トマト館、オリーブ館、戸建てではエンゼルコートが整備をされております。苺館は平成26年4月にオープン、トマト館は平成27年4月、オリーブ館は本年4月にそれぞれオープンをしております。エンゼルコートは平成25年に造成、現在、全て完売しているとのことであります。  以上の住宅整備は、地域周辺の町並み、農地等と調和した一体的な景観をつくり、魅力的で快適な環境が保たれた住宅であると思っております。しかしながら、子育て世帯を主軸とした住宅でありながら、どの敷地にも子供たちが遊べる遊具等が整備されておりません。  そこでお尋ねをしますが、この住宅周辺を網羅した公園整備内容は、滑り台、鉄棒、ブランコ、砂場等を備えた児童遊園地、また、地域住民の交流によるコミュニティの場として整備すべきではないかと思いますが、町長、執行部の考えはいかがか、お尋ねをいたします。  以上で1回目の質問を終わります。2回目は自席で質問させていただきます。 32 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 33 ◯町長(末安伸之君)  通告2号、10番園田議員の御質問にお答えをします。  まず、御質問につきましては、みやき町が2035年には今の人口の7割、71%になるという衝撃的な国立社会保障・人口問題研究所の推計値が示されて、定住化策を今行っておりますが、まず、行政が主導的に行わなければ、人口が著しく減少するという地域を特定して、今、三根校区を中心に行っております。そのことについては、何回も言っていますが、優良農地が多いために、非常に民間が入りにくいということであります。答弁を短く行きます、済みません。  結論から言いますと、今154戸を三根校区に戸建て、また集合住宅をつくっています。今後は、中原校区や三根校区も計画的にコンパクトシティー、小さな拠点づくりをして、利便性のいいまちづくりを行っていく予定であります。  現在、それぞれ苺館とか、トマト館とか、また、東分の分譲については、少しの芝生のスペースとか遊具とかベンチを設置しておりますが、今、園田議員から御指摘のとおり、オリーブ館周辺については子供の遊べるような遊具、公園等は新たに設置しておりません。そういうことで、既存の施設もありませんので、これからまた同じ周辺に官民連携による宅地分譲も計画しておりますし、今後さらに民間レベルでの宅地開発も非常に誘導できるような条件となって、民間も既に数区画検討に入っているということも聞いております。よって、さらに人口、そして、特に子供さんの数もふえていきますので、いずれにしましても、そういう公園、児童公園、もしくは住民の方が利用できるような公園というのは必要であろうと思っています。  今、当該地区の新町については、他地区みたいに農村公園というのがありません。よって、他地区に比較すると、人口密度の割には住民の交流できるような地区内公園というのが見当たりませんので、今後さらに周辺の定住対策に向けての適地の選定も今後オリーブ館周辺も行っていきたいと思っていますので、さらなる定住促進の適地の選定と並行して、公園の適地があるかどうかを含めて、今後、調査研究を進めていきたいと考えております。  以上です。 34 ◯議長(松信彰文君)  園田議員。 35 ◯10番(園田邦広君)  2回目に入ります。  遊園地ということで質問をしておりますが、苺館については鉄棒が、ほんなもう、ちょっとしたものがあるだけで、あとは全くないというのが実情です。  私は、この間、オリーブ館の落成式のときに出席をしましたが、その折に入居を予定されておる方から、遊園地が欲しかなと。あずまやはありました。そういうふうなことで、そういえば、トマト館についても見受けんやったなということがありましたので質問をしておるわけですが、本来ならばこういった大きな公園でなくて、それぞれの住宅、アパートの中にそういった遊園地等を設けるべきだろうというふうに思いますが、それこそ面積等の兼ね合いもあろうかと思いますので、設けられていないというふうに思っております。  そういうことでありますが、今、町長も言われたように、オリーブ館、トマト館、苺館、それとエンゼルコートがありますが、こういったところを、いわゆるここをずっとつなげると大体半径200メートル以内にこういった住宅が集中しておるわけですね。今後もこのオリーブ館の東では、今9区画分譲されて、現在5区画の販売が確定しておるということを言われております。  それから、ここの道路の南側になりますが、ここは6区画ということで造成されておって、ここも今、販売中ということであります。  また、今後開発予定の新町のコンビニ西側の田、ここは3,000平米やったですかね。そして、その西に民間不動産が開発する住宅の予定ということでありますので、それこそ、この江見地区については、新町地区については非常に子供さんの数も多くなる、そして、大人の人口もふえていくということになりますので、やはりそういった住民のコミュニティの場として整備をしていくべきだろうというふうに思っております。今、町長が言われたように、前向きに検討するというような話でありましたので、ぜひこの点は整備をしていただきたいというふうに思います。  そういうことで、町長、ぜひ前向きに、近い将来に整備をしていただくようお願いをしたいというふうに思っております。 36 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 37 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  隣に副町長がおりますけど、旧三根町出身ですので、もともと江見と新町には農村公園が、本当はつくらなければならなかったけれども、土地改良に伴う余剰地の提供というか、なかったため、できなかったということで、旧町時代から公園というのは必要性について課題があったというふうに申し上げております。特にこの周辺、ここ3年間で120、あの周辺でですね、本分と。そして、今後さらにまた少なくとも30、もっと今後の定住化に向けての適地ということで、民間も非常に積極的にこの周辺に入りかけています。なぜならば、今、全国から三根校区に研修にたくさん見えています。北は東北から南は沖縄からということ。なぜならば、今みやき町、特に三根校区で行っているコンパクトシティー、10分圏内に幼稚園、保育園、小学校、中学校、商業施設や銀行、郵便局、また、歯医者さん、役所、これは大都市の中心部に住むよりか、10分圏内で全ての用が、日常生活の用が果たせますので、そういう意味では非常に住みやすいところということでの高い評価を受けて、それを行政じゃなくて民間による今の公営住宅整備とかをやっているという公民連携ということが非常に秀でているということで、たくさんの方が研修に見えています。そのことから言うと、ほぼ全て日常生活に利便性の高いいろいろな事業所や施設もありますが、残念ながら憩いの場というのがありません。その一つが公園です。よって、これからさらに、あと少し定住化に向けての用地の選定とあわせて、ぜひともこの公園をですね、他地区にあるような農村公園的な機能を有する公園をつくって、地区住民の方々の憩いの場として活用していただくことを早目に検討していきたいと考えております。  以上です。 38 ◯議長(松信彰文君)  園田議員。 39 ◯10番(園田邦広君)  三根にありますみどり保育園ですね、ここはことしに入って264のところ、保育園の南側になりますが、南の西側のほうにジャングルジムの様を整備されましたね。ここも以前あったんですよね、ちょっとしたものが。しかし、今回またつくり直しておられます。私は時々あの国道を通りますが、休み時間というか、遊び場でもう何十人てあそこの、その中で遊んでおるんですよね、子供たちが。上に登って遊びよる子もおる、中にはトンネルのようなものもしてあります、その中に入って遊んでいる子供たちもおります。それこそ二、三十人がそのジャングルジムといいますか、そこにたかって、非常に活発に遊んでおります。私は、ああ、よかなというような印象を持っておったんですが、そういったものも含めて、今後整備されるときには、子供たちが安心・安全で遊べるような遊園地にしてもらいたいと願っております。  以上です。答弁は要りません、町長もつくりたいということでありますから。ただ、早い時期にぜひ整備をしていただきたいというふうに思っております。  いつごろになるか、町長わかりますか。 40 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 41 ◯町長(末安伸之君)  先ほど申し上げたように、今、全国でも注目され、マスコミでも報じられて、さらにその注目を浴びていますので、よって、住民の皆さんの憩いの場というのは不可欠です。よって、用地の選定については、調査についてはもう直ちに入っていきたいと考えています。  それから、平たん地に緑をということで、土地改良したためにもともと平たん地に森とか、そういうあって、自然形態も保たれていましたが、土地改良したことによって、特に米の生産率が向上したかと思いますけれども、残念ながらそういう森というのがなくなって、自然の形態も変化し、それに伴って憩いの場的なものも失われつつありますので、平たん地に緑を復活というコンセプトとあわせて、まずはこの新町地区にもともと農村公園がありませんから、これとあわせて早急に用地の選定についての調査を開始していきたいと考えております。  以上です。 42 ◯議長(松信彰文君)  園田議員。 43 ◯10番(園田邦広君)  なるべく早い時期にお願いをしたいと思います。  じゃ、2項目め、四季彩の丘みやきの災害防止について質問をいたします。  四季彩の丘みやきは、平成21年6月、みやき町、鳥栖市で取得以来7年が経過をしています。取得以後、地域の食文化、自然を通して料理教室や作品展示会、各種体験、物づくり教室などさまざまな人や物が集い、触れ合う場として事業が展開されてきました。  平成24年からは定住総合対策事業として、こども寺子屋やママカフェなどの子育て支援、婚活支援事業等に取り組み、施設の改修等を図りながら、人や物の交流拠点として活用されています。  平成27年、施設の改修工事費として24,755千円が投入され、その内訳は施設維持安全対策、住居等バリアフリー化、2つ目、防災設備工事、3つ目、オリーブ植栽に係る整備工事、4つ目、車庫等外壁塗装工事となっています。このように多額の予算を投入し、事業の充実、安全対策等を図られていますが、先月の21日、当施設で行われたオリーブ植樹祭に参加した折、数カ所にわたり危険箇所を見受けましたので、そのことについてお尋ねをいたします。
     プロジェクターのほうを見ていただきたいと思います。     〔プロジェクターにより説明〕  まず、私が思ったのは、ここは進入道路ですね。ずっと入ってきますと、進入道路があります、進入道路を入ってきます。そうすると、両脇に急斜面、これが先ほど言いましたように、防災工事ということで昨年、27年度で整備されたところですよね。ここに芝生を植えられておりますが、この芝生が今写っておりますように、芝が剥がれております。数カ所にわたってですね。  それから、反対側に行きますと、このように芝生が枯れてしまっておるということで、土砂が流れて枯れたのかわかりませんが、もう枯れた状態になっております。  これが正面から入ってきて、突き当たりの3差路になっておって、右が施設方向に行く道路、左が第2駐車場に行くところの真正面ですが、ここは今オリーブを植栽されておりますが、もう掘り返されたこともあろうと思いますが、石がむき出しになっておるということですね。もう表土が全部流されて、石がごろごろしておるということになっております。  それから、もうこれが上から2段目の段になると思いますが、ここも同じように石がごろごろして土が流されておるということになっております。  それから、第2駐車場の下ですね、これが第2駐車場の下、オリーブの植樹が20本程度されております。ここは以前は樹木等があった場所と思います。今はこういったオリーブを植えられておりまして、むねを設けられて植樹をされておりますが、その南側の堤防が、斜面が雨で流されておって、このように溝ができたり、一番左の真ん中辺ですね、ここが陥没しております。それと、右のほうも同じように陥没をしております。  この陥没した土砂が下に、真ん中辺ですね、真ん中辺に砂防ダムのようなものを設けられておりますが、ここに流れ込んでおりますが、ここももう上は土砂でいっぱいです。そして、その砂防ダムのようなものがあって、それから下のこの側溝に流れ込んでおります。もう今、雨季に入っておりますので、このまま放置しておけば、ここの部分は恐らく崩壊すると思います。  そういうことから、ここは特に注意をしていただかなければ、もうこの側溝のすぐ下、20メートル程度のところには石貝団地住宅というのが、もう住宅が密集しておるわけですね。下は大きい側溝でありますが、住宅の途中までは小さい側溝です。ここに、この側溝ですね、この側溝しか流れておりません。整備されておりません。そういうふうなことから、上から土砂が崩れてきた場合には、恐らく民家まで届くというような状況になろうと思います。  そういうふうなことですので、ここは早急に対策を講じていただきたい。どういう工事をされるのかわかりませんが、まずは応急処置でも結構ですので、間伐材による板柵工とか、そういったものをすべきではないかというふうに思っております。  それから、最初に出ました傾斜地、芝を植えております傾斜地についても、ここはすぐ芝を張りかえるか、上に雨水が落ちてこないようなことをしてもらわないと、この斜面は一度に崩壊するというようなことになろうと思います。上に側溝は設けられておりますが、何さまこの傾斜地は広いわけですので、土砂が同じところにやっぱり集中してきよると思うわけですね。今はこれだけ暑くなりまして、ほかのところは芽を吹いて青くはなっておりますが、根についてはまだ恐らく根づいていないと思います。そういうことで、雨水が流れ込んだら、全てここんにきは剥がれてしまうということでありますので、芝を張りかえるのか、ほかの方法でやるのか、対策を立てていただきたい。  それから、3差路のところの突き当たりになりますが、ここはオリーブを植樹されておりますので、ここも芝生の上はもうむき出しになっておりますので、間伐材を横にずっと並べるような方法でも土砂はとまると思います、土砂の流れるのはですね。そういうことから、何さま梅雨に入りますので、そして、今至るところでは想定以外の、想定以上の雨とか、そういったものがありますので、早急に対策を立てていただきたい。先ほど言いましたように、民家に被害の出ないようにしっかりと対策を立てていただきたい。  これは施設の西側になると思います。全体、こちらの西側を見ると、取得した時期から見ると、ちょっともうさま変わりしておりますね。樹木は私は、町長も前から言われたように、珍しい木がいっぱい生えておりますよというようなことをしきりに言われてきたわけですよね。それが今こっちの西側については、もうほとんどなくなっておるわけですよ。何回も掘り返されたようになっておるものですから、今言ったように雨が降って土砂が流されて、石ころがいっぱい出ておるということになっておりますので、ぜひこの点を整備していただきたいと思っております。  1回目は以上です。 44 ◯議長(松信彰文君)  弓企画調整課長。 45 ◯企画調整課長(弓 博文君)  10番園田議員の四季彩の丘みやきの災害防止についてということで、御質問にお答えさせていただきます。  御存じのとおり、今年度より地方創生の第2弾として、地方創生加速化交付金事業によるしあわせのオリーブプロジェクトがスタートしております。四季彩の丘みやきには、このプロジェクトの拠点的位置づけをしておりますので、既に集中的にオリーブの植樹を行っている現状でございます。昨年度に大規模改修を行いまして、その際、第2駐車場の下の谷部を一部埋め立てを行いまして、オリーブ植樹の適地を確保しております。  今回の御質問につきましては、特にこの部分の危険性を御指摘いただいているところでございますが、工事が終了し、数カ月がたち、確かに雨水による崩落が見受けられます。この直下には、コンクリートによる土どめの施設があるものの、既にかなり埋まっている状況でございます。最終的に雨水の流出口は、石貝団地内の側溝につながっておりますので、土の流出にも配慮する必要がございます。  また、この施設におきましては、婚活支援、または子育て支援事業としても活用しておりますので、今後、施設内の再点検をいたしまして、喫緊に対応するべきと、そうでないものを色分けして、継続的な安全管理に努めてまいりたいと考えているところでございます。  今回御指摘をいただいた分につきましては、施工業者より防災対策をさせていただきたいという申し出が出ておりますので、それを含めながら、近々に実施する予定でございますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 46 ◯議長(松信彰文君)  園田議員。 47 ◯10番(園田邦広君)  この件についても、今、課長言われたように近々に対策を講じるということでありますので、安心をしました。  いずれにしましても、民家に被害の出ないような工事をしていただきたいというふうに思います。  以上で私の質問を終わります。 48 ◯議長(松信彰文君)  以上をもちまして、通告第2号、10番園田邦広議員の一般質問を終わります。  通告第3号、4番本村鶴夫議員の一般質問を許可します。本村議員。 49 ◯4番(本村鶴夫君)  通告3号、議席番号4番、本村鶴夫でございます。私は、きょうは3番目で昼からだろうと思っておりました。園田議員が早く終わりましたので、皆さんの前で恥ずかしながら質問をさせていただきたいと思います。  今回大きく2つ質問させていただきます。  1つは、国道264号線について、2つ目に、三根校区グラウンド整備についてであります。  まず最初の国道264号線についてでありますが、これはかねてからいろいろ問題があって、工事が、地権者との交渉ができなくて県も諦めたところであります。この前、全員協議会の中で一応執行部のほうから説明があり、私自身、地元でもありますので、質問をさせていただきます。  ユーデン電気北側の拡幅工事の進捗はということで、5月18日の全員協議会でこの件について説明を受けました。  私自身、地元の議員として、私のみならず、この拡幅工事には地元以外の人でもこの道路を利用している方は大変関心があると思われます。全員協議会の説明では、事業主体である県とは地権者の方が交渉契約を拒否され、県としても地権者交渉を断念されているということであり、また、地権者の方はみやき町、町となら契約をしてもよろしいですよと言われたという報告がありました。また、県が昔提示した金額と現在の価値の差があり、町としての負担が生じるとのことでしたが、私自身は一日も早い完成を望む一人であります。これからどのように進められていくのか、質問させていただきます。  そして、2)でトマト館・ファミリーマートから庁舎、改善センターのほうに行くところに横断歩道をという要望をトマト館の方からされておりました。だけど、ここには横断歩道が橋の東側にあり、西側にはちょうどみどり保育園とスタンドの合い中の信号機に横断歩道があります。だけど、橋の東側については利用者が少ないということで、どうしてもそこに横断歩道をつくっていただきたいと頼まれておりました。私自身も、やはり中学生が体育館に行くにしても、改善センターのほうに行くにしても、私は橋の東よりも今のトマト館・ファミリーマートから北に横断歩道をつくったほうが便利であるかと思いますので、質問をさせていただきます。  あとは議席のほうでさせていただきます。 50 ◯議長(松信彰文君)  小柳建設課長。 51 ◯建設課長(小柳 剛君)  4番本村鶴夫議員の質問について回答させていただきます。  まず1番、国道264号線、1)ユーデン電気店北側の拡張工事の進捗はとの御質問でございますけれども、御質問の区間は東西まで歩道整備が完了をし、現在、ガードレールで通行規制が行われているところでございます。オリーブ館と町の分譲地開発の進入路も含まれている箇所であります。この区間の歩道整備事業に関しましては、地権者の御理解が得られず、事業が休止しておりましたが、町と地権者、町と佐賀県との協議を進める中で、再び平成28年4月に事業化が決定し、動き出したところであります。  事業実施に向け、東部土木事務所とみやき町において再三にわたり協議を行っております。それと並行しながら、地権者との交渉も行ってきたところでございます。本来、事業主体である佐賀県において、地権者と用地補償の契約をするところでありますが、地権者としてはこれまでの交渉経緯等を踏まえ、県との交渉契約についてはかたくなに拒否をされ、県としても地権者交渉を断念されております。  地権者の方は町となら契約締結の意向を示されており、5月10日、県との協議を行った結果、地権者から町が一旦取得していただければ、県といたしましても、事業実施に向け進めるということでありました。5月18日の全員協議会で町が交渉の窓口となって、一旦用地を購入することについてお話をさせていただきました中で、多少の町の負担が生じる可能性があるということをお話ししておりましたが、5月26日、産業建設常任委員会において、平成20年8月、県が提示した額と現在の価格との乖離差を提示し、貴重な御意見をいただいたところでございます。6月7日に地権者に第1回目の交渉を行い、その中で佐賀県が平成20年8月の用地買収及び補償の案を基本とするならば、協力をしていいというお返事をいただいたところでございますので、改めて全員協議会において最終的な協議を行わせていただいた後に議会に諮らせていただき、補正予算を計上させていただきたいと考えるところでございます。その後、町において歩道整備に係る用地補償契約を行い、所有権移転登記後、県との売買契約を行い、買い戻しをしていただくことで今後事務を進めていきたいと考えております。国道北側の歩道整備を含め、車道の安全走行、南側の歩道整備等、この路線を利用されている町民の皆様や、この周辺にお住まいの皆様の安全対策を図る上で必要不可欠であります。なお、この工事については、町が県との売買契約後は早期に着工されるよう要望していきたいと考えております。今後とも、東部土木事務所と協力しながら、最大限に努力をしていきたいと考えております。  以上でございます。 52 ◯議長(松信彰文君)  高尾総務課長。 53 ◯総務課長(高尾政伸君)  それでは、4番議員の1項目めの2)トマト館・ファミリーマートから横断歩道ができれば、庁舎や中学生の生徒たちが体育館、グラウンドに行き来が便利になるという御提案でございます。  御質問の場所につきましては、三根校区の本分地区、国道264号沿いの南側に定住促進住宅のティアラみねトマト館、その北側にコンビニエンスストアがあり、北側にはみどり保育園がある本分橋の西側地点ということになるかと思います。  この地点については、国道264号ということで非常に交通量が多いという状況になっておりまして、交通量について、道路交通センサスというものがございますので、この調査結果を調べてまいりました。国道264号の西島の信号、西島筑豊線ですが、それから三根庁舎南の信号、県道坊所城島線の交差点ですけれども、その間の交通量が24時間で1万7,367台と。昼間の12時間、朝7時から夜7時までは1万3,568台となっておりまして、昼間の1時間を平均しますと、1時間当たり約1,100台と非常に交通量が多い状況となっております。  また、昼間の非混雑時の平均速度を見てみますと、時速40キロメートル近くになっており、横断するのは非常に危険な箇所と、そのような認識をいたしているところでございます。  御指摘の場所への横断歩道の設置という御提案、御質問を受けておりますので、以前に鳥栖警察署のほうに問い合わせをいたしております。その結果ですが、本分橋の東側にも横断歩道があり、三根庁舎南の交差点にも横断歩道があるということで、横断歩道が連続しているというふうな言い方をされております。それから、例外もありますが、横断歩道同士は200メートル以上離れていないといけないと。近過ぎますと、横断歩道ありの予告標示でありますダイヤマークというのがよくついていますけれども、それが連続することになり、東の横断歩道の移設等を視野に入れないといけなくなる可能性が高いと。  それから、本分橋の橋梁部分が前後の道路よりも高くなっている状況にございます。見通しが悪いため、橋梁前後の横断歩道は危険だと。それから、車両は信号を見て運転するから、東側の横断歩道については三根庁舎南の交差点の信号があり、横断歩道を見落としてしまう可能性が高いと、そのような意見が出されたところでございます。  しかしながら、町といたしましては、非常に交通量の多い危険な場所ということですが、中学生等の通行には非常に便利になるというふうな御提案でございますので、地元本分区、それから、みやき町交通安全対策協議会、また、安全・安心まちづくり町民会議などと協議を行いながら、横断歩道や押しボタン式の信号設置等の要望について検討を行っていきたいというふうに考えております。  しかしながら、議員も御存じかと思われますが、横断歩道の設置、信号機の設置については、非常に厳しい状況でありますので、当分の間はこの場所を横断する可能性がある中学生等に既に設置されている信号機を利用して国道を横断するなど、安全を確保する対策を学校、教育委員会等で指導をしていただければというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 54 ◯議長(松信彰文君)  北原学校教育課長。 55 ◯学校教育課長(北原順二君)  議席番号4番、本村議員の国道264号の横断歩道についての質問にお答えします。  議員御指摘の箇所は、国道264号沿いに平成25年12月にコンビニエンスストアのファミリーマートがオープンし、平成27年3月にトマト館が完成し、ファミリーマートの利用客等も増加している状況でございます。  この周辺の道路状況としましては、西側に150メートル程度行ったところに三根庁舎南の交差点があり、東に70メートル程度行ったところ、国道264号に係る本分橋の東側でございますが、ここに信号機は設置されておりませんが、横断歩道があり、現在この横断歩道を三根中学校の通学路として使っており、田中地区の2名、西分地区の1名の合計3名が国道北側から当該横断歩道を利用しており、また、夕方になりますと、中学校の部活動で改善センターやテニスコートを利用する生徒がおり、人数としましては常時ということではございませんが、男子バスケットボール部の11名、女子バスケットボール部の18名、女子バレーボール部16名、女子ソフトテニス部の19名、剣道男女の17名、合計で最高81人が国道を渡っている状況となっております。この生徒たちのうち、自転車小屋の位置の関係から、1年生と2年生は三根庁舎南交差点の信号機がある横断歩道を渡っておりますが、自転車小屋が東側にある3年生は本分橋東側の横断歩道を利用している状況となっております。確かに議員御指摘の箇所に横断歩道が設置されることになれば、利便性は増すかもしれませんが、本分橋が橋梁前後の路面より高くなっているため、通行する車両からは見えにくい横断歩道となるため、危険な横断歩道となるおそれがあると思われます。  先ほど総務課長が申しましたように、信号機の設置についても検討されるようですが、信号機が設置されるまでの間は西側の信号機のある交差点の横断歩道を通行したほうが安全であると考えております。  今後も安全な通学路の指定及び改善センターへの移動について学校とも協議し、検討し、指導していきたいと思います。  以上でございます。 56 ◯議長(松信彰文君)  本村議員。 57 ◯4番(本村鶴夫君)  第1回目の答弁ありがとうございます。     〔プロジェクターにより説明〕  今の地権者さんとの交渉は今からですので、地権者の方と交渉していただき、補正予算も組んで一日も早い完成に向けて執行部のほうには頑張っていただきたいと思います。  先ほど言い忘れましたけれども、今のそこのうどん屋さんの東の南側の歩道ですね、あれが下からクリークのところから鉄柱が出て、もう基礎が大分なりますので弱くなって、雨降りにはあそこに水がたまって、そこを通る人たちが皆さん困っておられますので、ここも拡幅と同時にこちらのほうの工事もお願いしていただきたいと思っております。  そしてまた、横断歩道については、横断歩道は東のほうが、橋の東が利用者が少ないということで、東のほうから来たらその橋が盛り上がっているために、そこに利便性はあっても、やはりつくられない、見えにくいということでありますけれども、私は東のほうをなくしてでも、やっぱり中学生の人たちでも校門のほうから出たら真っすぐクラブに行くにしても利便性はあると思うので、そこら辺をやはりもう少し考えていただき、そこに横断歩道を、東のほうを消してでもしていただきたいと思います。答弁よろしくお願いいたします。 58 ◯議長(松信彰文君)  小柳建設課長。 59 ◯建設課長(小柳 剛君)  2回目の質問で、国道264号線の南側の歩道の整備についてということでございますけれども、歩道の整備につきましては、今回の用地買収が終われば、264号線の整備計画に基づき、整備されるとのことでございます。整備内容としましては、車道部は片側3メートル、路側帯1.5メートルの幅員9メートル、歩道部につきましては片側3.5メートルの両側歩道で整備され、全体幅員で16メートルとなっております。  先ほど議員のほうから申されました写真、この佐賀銀行入り口付近の水路際の歩道でございますけれども、この分につきましては現在、御指摘がありましたとおり、張り出しでの歩道となっているところでございます。この部分につきましても、今回の用地買収が終われば整備されるということで、この張り出しをなくし、前のほうに水路部にブロック積みを施工し、歩道を整備されるということになっております。  今回、整備工事が完了すれば、江見の信号から西のアスタラビスタ前信号までの未整備区間の車道及び歩道の整備が完了するということとなっておりますので、今後も東部土木事務所と協議しながら、最大限に努力を行っていきたいと考えております。  以上でございます。 60 ◯議長(松信彰文君)  高尾総務課長。 61 ◯総務課長(高尾政伸君)  4番議員の2回目の御質問でございます。  横断歩道につきまして、今現在、本分橋の東側に横断歩道がございますけれども、それをなくしてでも西側のほうに設置し、そこを通る方々の利便性を上げたほうがいいだろうという御指摘でございます。  横断歩道につきましては、現在、設置がされているわけでございまして、それを移す、現在ある横断歩道をなくすということになりますと、やはり地元の方とのいろんな協議が必要になってくるのではないかというふうに認識をいたしているところでございます。この件につきましては、警察のほうも連続する横断歩道ということで移転の可能性がというふうな指摘も受けているところでございます。  先ほども申し上げましたけれども、この付近非常に交通量が多いと。さらに、平均時速も高いということで非常に危険ということでございます。横断歩道も一つの手かと思いますが、信号機等が設置できれば一番ベストかなという気がしておりますが、横断歩道、信号機設置については警察等に要望しながら、結構時間がかかるものというふうに認識をいたしているところでございますので、先ほどの繰り返しになりますけれども、関係方面と協議をしながら、要望を行っていきたいということで考えております。その間、教育委員会のほうに子供たちの安全対策というものを考慮していただきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 62 ◯議長(松信彰文君)  本村議員。 63 ◯4番(本村鶴夫君)  2回目の答弁ありがとうございます。  やはり道路の拡幅と南側の歩道整備ですね。そしてまた、横断歩道も時間はかかるかと思いますが、なるだけ利便性のいいように努力を執行部の皆さんにしていただきたいと思って、264号線についての一般質問を終わります。答弁は要りません。  それでは、2番目の三根校区グラウンド整備について、1)いつからグラウンド工事が始まるのか、グラウンドゴルフが週2回あっていると思いますが、話し合いはできているのかということと、2)でネットの張りかえ工事はいつからまた始まってどうなるのか、また、西側のあずまやを利用するために、今、あずまやもきれいになって利用者もふえてきているんですよね。だから、あそこにグラウンドから行けるようにネットのところに高さ2メートル、横幅1メートルぐらいでもいいですから、それを2カ所つくっていただければ、グラウンド西側のあずまやの利用者もふえるんじゃなかろうかと思っておりますが、どのように考えておられるのか。そしてまた、グラウンド整備、ネット張りかえのときに結局工事をするためにあんまり工事のほうの場所をとり過ぎると、あそこで週2回グラウンドゴルフをやっておられる方々が、2つ場所をとっているらしいんですよ。だから、それができるような考慮をしていただけないものかと思って質問をしましたので、答弁をよろしくお願いいたします。 64 ◯議長(松信彰文君)
     城野社会教育課長。 65 ◯社会教育課長(城野恵亮君)  本村議員の2項目めの三根校区グラウンド整備についての御質問にお答えいたします。  社会教育、社会体育双方の施設は、旧町時代に建設されたもので老朽化しており、大規模な改修が必要な施設がほとんどです。改修には多額の経費が必要となるため、その財源として合併特例債を有効に活用した施設の改修計画を立て、平成25年度より随時取り組んでいるところでございます。  平成25年度に三根体育館、平成26年度に北茂安体育館、農村環境改善センター、平成27年度に継続して農村環境改善センター、中原体育館、中原テニスコート、北茂安武道館、働く婦人の家を改修してきたところであります。  今年度は御質問の三根グラウンドについても、使用開始から30年近く経過しておりますので、本部席、ダッグアウト、音響設備、防球ネットなどを老朽化による破損箇所があるため、当初予算で計上させてもらい、整備工事を予定しております。  そこで、いつからグラウンド工事が始まるかという御質問ですが、屋外施設工事であるため、梅雨の時期、また、利用者の影響を考慮して夏場の利用率の高い繁忙期を避けて、町民体育大会後の着工を計画しております。  また、グラウンドゴルフが週2回行われているが、話し合いはできているのかという質問でありますが、工事の進捗は4月に建設課へ工事依頼を行い、発注に向けた準備をしているところであります。  グラウンドゴルフ関係者へは具体的な工期は定まっていないため、詳細な説明は行っておりませんが、今年度改修を予定していること、また、工事期間中のグラウンドの利用について事前に協議させていただきたい旨をお伝えしております。  今後、グラウンドゴルフを初め野球、サッカーなどの利用団体と協議を行い、ほか施設の利用を含め御理解いただきながら、極力利用者に不便をおかけしないように努めてまいりたいと思います。  2つ目のネット張りかえ工事はどうなっているかと、また、西側のあずまやを利用するために入り口を2カ所つくってもらいたいという御質問にお答えします。  御質問されたとおり、現在の防球ネットは老朽化により著しい破損があり、随時職員が出向いて補修を行っておりましたが、劣化状態がひどく、ネットの高さもあり、職員では対応できない状態でありました。先ほど説明したとおり、今年度のグラウンド整備工事で防球ネットの張りかえを含めて設計を行っております。  また、西側のあずまやを利用するために出入り口を2カ所つくってもらいたいという御意見についてですが、現在、あずまやを利用するためには、グラウンドの西北側、改善センター側ですね、西南側、三根庁舎側に当たりますけど、この両端の出入り口だけであります。  議員御指摘のとおり、その延長上の中間に2カ所出入り口を設置すれば、あずまやの利用者が非常に便利になると思います。このあずまやはグラウンドゴルフ大会、少年野球大会、少年サッカー大会など、大きな行事があるときにはそこで昼食をとったり休憩の場として多くの方が利用されており、グラウンド利用者の重要な附帯施設としての役割を担っております。  今回のグラウンド整備工事の中で、議員おっしゃるとおり、西側出入り口を2カ所ほど設置したいと考えております。  以上であります。 66 ◯議長(松信彰文君)  本村議員。 67 ◯4番(本村鶴夫君)  1回目の答弁ありがとうございます。  グラウンド整備についても、グラウンドゴルフの人たちとよく話し合いをして、2つですかね、何かとれるようにしていただきたいのと、やはり西側のあずまやを利用するために入り口を2カ所はつくっていただきたいと思います。よろしくお願いして、私の一般質問をこれで終わらせていただきます。 68 ◯議長(松信彰文君)  以上をもちまして、通告第3号、4番本村鶴夫議員の一般質問を終わります。  お諮りします。休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 69 ◯議長(松信彰文君)  異議なしと認め、休憩いたします。                 午前11時59分 休憩                 午後1時   再開 70 ◯議長(松信彰文君)  休憩中の本会議を再開します。  通告第4号、15番益田清議員の一般質問を許可します。益田議員。 71 ◯15番(益田 清君)  28年6月第2回定例会の一般質問を行います。  私は、みやき町地域防災計画について勉強させていただきます。  ただいまから一般質問を行います。  4月14日と16日に起きた熊本地震、被災者の皆さんへお見舞いを申し上げます。4月24日は瓦れき撤去のボランティアに行ってきましたが、自然の驚異をまざまざと見せつけられました。そこで、私は本町の地域防災計画についてお尋ねいたします。  今回の地震は関連死、負傷者1,500名、家屋被害、全壊及び半壊が5,015棟、避難者数は最大で18万人を超えたと報じられています。今日、想定を超えた自然災害が連続的に起こっています。身近な被災住民に寄り添える行政機関は市や町です。市町村の防災会議が独自に策定している地域防災計画は、将来起こり得ることが想定される自然災害に対し、被害防止、あるいは軽減のための事前準備だと思います。防災計画は実際の災害時に有効に機能し、活用できるように十分に周知すべきだと思います。防災対策は町民の防災活動の関与なしの実行は困難で、想定外の大地震でも日ごろからの取り組みが大事になっていることを痛感しました。  みやき町地域防災計画を読んで、非常にわかりにくい。取り組まれていると思いますが、計画に反映されていない部分もあり、具体的にどうするのか、見えてきません。いざ土砂、風水害、地震と、災害が発生した場合、対応できるのか、甚だ疑問を持ちましたので、質問いたします。  (1)第2章、災害予防対策計画、第1の1、地盤災害防止施設等の整備で、治山、砂防、急傾斜地崩壊防止など、それぞれの施設の整備とあります。「山地災害を未然に防止するため、梅雨期・台風期前には、危険な地区を中心に点検を行う」としています。防災計画に従って急傾斜地崩壊危険箇所、土石流危険渓流一覧に基づいて点検がされたのか、まず確認したいというふうに思います。  危険箇所については、住民に周知徹底や雨量等の情報提供を行い、迅速な情報伝達体制の整備に努めるとなっていますが、整備の具体策について伺います。  第1の2、河川、ため池施設の整備としています。河川関係施設の整備、ため池施設の整備となっていますが、指定されている危険箇所の対応について、改修された箇所について、実績についてお尋ねします。  (2)地域防災計画、109ページです。避難収容活動、1、避難計画では、避難勧告等の判断・伝達マニュアルの作成としています。「避難すべき区域や判断基準を明確にしたマニュアルの整備に努める」としていますが、策定についてお尋ねします。  (3)121ページ、「災害時要援護者の避難については、事前に援助者を決めておくなどの支援体制の整備に努める」と明記されていますが、各地区ごとに準備は図られているのか、お尋ねします。  (4)128ページ、町民に対する普及啓発、防災学習の推進では、「町は、地域の防災対策を的確に進める観点から、災害発生危険箇所等について調査するなど地域防災アセスメントを行い、地域住民の適切な避難や防災活動に資するハザードマップ、防災マップ、地区別防災カルテ、平常時の心構えや災害時の行動マニュアル等を作成し、町民に配布するとともに、研修を実施するなど、防災知識の普及に努める」としています。具体的な取り組みについてお尋ねいたします。  (5)地震ハザードマップは策定されていますか。地震への対応とハザードマップの作成を急ぐべきだと考えますが、見解を求めます。  以上です。御回答をお願いします。 72 ◯議長(松信彰文君)  高尾総務課長。 73 ◯総務課長(高尾政伸君)  それでは、15番議員のみやき町地域防災計画に関する御質問について回答をいたします。  まず、1番目の危険災害箇所対策の実績及び今後の計画並びに行動計画策定についてという御質問です。  みやき町では、地域防災計画におけます災害危険箇所、また、水防計画におけます重要水防区域及び危険区域として、急傾斜地崩壊危険箇所及び土石流危険渓流箇所や国・県河川、ため池等を災害危険箇所として定めております。また、毎年、各地区の区長に新たな土砂災害や水害などの危険箇所が発生していないかの調査をお願いしているところであります。また、毎年5月下旬に水防協議会を開催し、国、県、自衛隊等の関係機関とともに危険箇所の現地視察を行い、水防計画書に定めている危険箇所以外にも危険と思われる箇所の対策についても協議を行っております。  なお、近年の災害危険箇所対策として改修された箇所という御質問ですが、その主なものにつきましては、平成22年度に山田地区で発生しました土砂災害につきまして、平成22年度から25年度に県の土砂災害復旧事業として山田地区復旧治山事業を実施していただきまして、被災箇所、流域への砂防ダム建設による整備を行っていただきました。平成25年度には急傾斜地崩壊防止対策事業として千栗神社急傾斜地崩壊防止工事というもので、施工区域ののり下に人家6戸、簡易郵便局があり、崩壊防止対策事業というものを実施されております。それから、平成26年度には農業基盤整備促進事業として白壁地区ため池改修工事を実施し、白壁、北尾第1、第2ため池樋管不良に伴う破堤の対策として、築堤及び下流水路の整備を実施したところでございます。  このほかにも、平成26年度には坂口地区の排水ポンプ場建設や県東部土木事務所によります県河川の護岸整備、しゅんせつ等を行っていただいております。  今後も区長、土木事務所、農林事務所、建設課との連携を密にし、危険箇所の早期発見と、また、その対策を講じるという行動を行っていくこととしているところでございます。  続きまして、2点目です。避難収容活動、避難計画、避難勧告等の判断・伝達マニュアルの策定という御質問でございます。  御指摘のように、地域防災計画の第13節、避難計画に避難準備、警戒区域の設定、避難誘導、避難所設置について、その根拠要件、発令の内容、その対象について定めているところでございます。  また、全職員に配付しております職員災害初動マニュアルに災害情報連絡室、災害警戒本部、災害対策本部のそれぞれの設置基準及び要員配置についても定めているところでございます。  また、各地区の区長には防災無線の操作方法や災害発生時の地区での対応行動を記載しました地区における防災用マニュアルを配付しているところでございます。  続きまして、災害時要支援者の避難についての支援体制の整備に努めるという御質問でございます。  災害時要支援者の避難につきましては、環境福祉課と連携をし、避難行動要支援者ネットワーク台帳を整備いたしております。台帳には要支援者の状況、支援者の情報などが記載をされているところでございます。  それから、4点目でございます。町民に対する防災思想、知識の普及、防災知識の普及の実績という御質問でございます。  災害発生危険箇所等につきましては、毎年、区長に協力をお願いし、調査を実施しているところでございます。行動マニュアルにつきましては、地区における防災用マニュアル、職員災害初動マニュアルを作成し、配付しているところでございます。  普及啓蒙の研修等の実施につきましては、平成27年度の佐賀県防災訓練の際に住民参加型の訓練の取り組みを行っております。災害時の備えと対応をテーマにした講演会、また、消防団員を対象としました避難誘導訓練等を実施したところでございます。  続きまして、2点目ですが、地域防災計画における震災対策への不備ということで、地震ハザードマップの作成をということでございます。  みやき町地域防災計画につきましては、災害対策基本法第42条及びみやき町防災会議条例第2条の規定に基づきまして、みやき町防災会議において平成19年3月に作成をされております。このみやき町地域防災計画作成後に東日本大震災が発生し、その教訓と課題を踏まえ、平成25年6月に災害対策基本法や水防法、河川法等の法律改正を初め、南海トラフ地震対策特別措置法、国土強靱化基本法といった新たな法律の公布や避難勧告等の判断・伝達マニュアル作成ガイドライン等の指針が示されるなど、国の災害対策関連法が大きく改定をされております。また、国の法律や指針等を踏まえ、佐賀県においても平成25年9月より佐賀県地震・津波等減災対策検討委員会での震災に関する調査や平成28年3月に佐賀県地域防災計画の改定及び、今後、土砂災害危険箇所マップの見直しが検討をされているところでございます。  本町におきましてですが、災害対策基本法第42条の規定によりますと、市町村地域防災計画は都道府県の地域防災計画に抵触するものであってはならないとされていることによりまして、今年度竣工を予定しております防災センター・行政棟建設とあわせまして、本年度当初予算にて予算を計上させていただいております地域防災計画改定業務というものに向けて、現在、業務発注を行っているところでございます。  今後は御質問いただいております災害対策や防災対策について業務委託契約や佐賀県及び関係機関との調整を経まして、みやき町防災会議にて新たな地域防災計画を作成したいと考えているところでございます。  それから、地震ハザードマップの作成をということでございます。  国土交通省のハザードマップポータルサイトによりますと、佐賀県の震度被害マップ公表状況につきましては、伊万里市、鳥栖市、多久市、玄海町となっております。そのうち、鳥栖市と玄海町はインターネットにより被害マップが公開されているところでございます。  被害等の予測につきましては、佐賀県より佐賀平野北縁断層帯の被害予想の結果につきまして、平成25年度、平成26年度の調査結果を踏まえた佐賀県地震被害等予測調査業務報告書概要版が平成27年3月に報告されております。また、平成26年8月の大雨による広島市北部土砂災害を受け、同年10月に土砂災害防止法が改正されており、佐賀県でも近日中に調査が実施され、新たな土砂災害危険箇所マップを作成することとなっております。  みやき町のハザードマップにつきましては、洪水、土砂災害並びに地震災害に対して総合的に作成することが必要と考えております。そのため、県の地震被害等予測調査結果、新たな土砂災害危険箇所マップとの整合がとれたハザードマップを計画したいと考えているところでございます。  以上でございます。 74 ◯議長(松信彰文君)  益田議員。 75 ◯15番(益田 清君)  防災センター・行政棟の建設とあわせて、地域防災計画も改めるということですね。  私は非常にわかりにくいというようなことを指摘してきたわけでございます。何がわかりにくいかといいますと、これは改めるなら、また来年改められるということになりますけれども、水防計画の危険箇所と、平成17年3月策定されています地域防災計画が違うわけですよ。違います。例えば、急傾斜地崩壊危険箇所はその冊子には60カ所あります。しかし、水防計画のほうは8カ所です。土石流危険渓流一覧は16カ所になっておりますけれども、水防計画は12カ所になっているわけです。ですから、そういうふうに違っていることそのものが私はおかしいなと思っておりました。何でこういう違いが出るのかということ。危険箇所はやはり60カ所ではないのかというふうに認識しておりましたので、最初の質問をしたところでございます。  それで、先ほども言いましたように、突然の自然災害、住民の命、安全を守るためには日ごろからの備えがいかに大切であるかということを痛感させられておりますけれども、やはりわかりやすい防災計画じゃなからにゃいかんというふうに思うんです。誰が見てもわかりやすい。どういうふうなときにどういう対応をとるのか、これでは非常にわかりにくいということです。だから、これを改定されるときはそういうふうになってくると思いますけど、ひとつ住民にわかりやすい計画であってほしいというふうに思います。  先ほども言いました平成25年6月に災害対策基本法が改定されていますけれども、避難勧告等の判断・伝達マニュアル作成ガイドラインということで、これは国土交通省のガイドラインですけれども、こういうふうに述べております。「風水害の発生のおそれがある場合、河川管理者、水防団等と連携を図りながら気象情報等に十分注意し、重要水防区域や土砂災害警戒区域等の警戒活動を行い、危険がある場合、または危険が予想される場合は、住民に対して避難準備情報伝達、避難勧告、避難指示を行うとともに、避難誘導活動を実施する」と。これはあくまでマニュアルです。  ですから、重要水防区域というのがありますよね。そして、土砂災害警戒区域等ということで、その防災計画には明確に掲示していく。補修されたら補修されたで除いていく、新たに区長から上がってきたやつはつけ加えていく、そういうような内容でなからないかんのではないかなというふうに思うんです。  平成17年3月につくられて、そのままです。全然変わっていません。11年たっていますけどね。それは地域防災計画は各課にあるんですよ。各課にあると思うんです。一つも手が加えられていないと。私はこれは怠慢じゃないかというふうなことを指摘しましたけれども、やはり目に届くところに置いてありますので、区長も含めて、議員の皆さんも含めて、手にとって、そして、活用できるようにしていただきたいというふうに思います。  ですから、ちょっと私が今言いたいのは、この水防計画と、これは28年度です。今度いただきましたが、平成28年と平成17年の違いですね、何でこういう違いが出てきているのかということを御回答願いたいというふうに思います。  それと、この危険箇所の中にため池があります。水防計画を要するため池というのは12カ所なんですよね。12カ所は平成17年度の計画と水防計画は大体一致しています。この中で、管理者というのが、これはそれぞれの地区、または水利組合、生産組合等になっているわけでございます。今、県営かん排事業などの役割は終えているというふうに思うんですね。特に山手のほうは。これについては、堤体のひび割れ箇所も起きはしないかなと危惧しております。草木の茂り、漏水が見つけにくいという問題がありますけれども、根が地盤を緩めるという問題がありまして、この堤体については要注意ではないかというふうに思うんです。  それで、このため池につきましては、特に外香田、これは耕地整理水利組合となっております。要水防延長166メートル、それと、新堤、原古賀生産組合、154メートルとなっております。これについては、新堤の場合は一回崩れたことがあります。だから、そこはやっぱり要注意じゃなかろうかというふうに思うんです。そして、外香田につきましては、一回警戒が出たことがあります。ここの2つは、一番大きなため池になっているんですよ。これについては、これは地元の負担にすることはできないと思うんですよね。町として対応しなきゃいかんと思いますけれども、その点、この危険箇所の中でこの2カ所についてどういうふうに対応されるのか。これは待ったなしだと思いますので、その点、御回答願いたいというふうに思います。  それと、さっき言いましたように、要支援者の名簿づくり、これはつくっているというふうに言われましたけれども、誰が担当するのかと。要支援者というのは、高齢者であり、障害者であり、乳幼児であり、そのほか、動けない方も含めて対象にされているわけですね。危険があった場合、こういう人たちに誰が声をかけるのか、どういう段階で声をかけるのか、避難誘導をするのか。防災無線の放送ですね、皆さん聞いておられるというふうに思いますけれども、耳が遠い人も結構おられますもんね。体が動かない人もおられる。避難する場合、誰が対応するのか、どういう段階で対応するのか、こういうものも明確にこの計画の中に位置づけるべきではないかというふうに思いますけれども、その点、どのような準備をなされているのかということです。  それで、先ほども言いました佐賀県地域防災計画が策定されております。平成27年度は佐賀市の地域防災計画が新たにできている中で、佐賀平野北縁断層帯の被害のシミュレーション結果が出されていて、震度7で家屋の全壊及び半壊が10万戸以上の被害というふうになっております。この揺れに対するシミュレーションですね、鳥栖市の場合は地震の防災マップを策定して、インターネットで見られます。警固断層ですね、マグニチュード7.2で、揺れやすさマップというようなことで紹介しております。  本町もこれ以上の高い震度の地震が予想されるのではないかというふうに思うんです。熊本のような地震が起こった場合、どういうふうな対応をされるのかなと。私はボランティアに行って、瓦れきを片づけながら、このことを考えておりました。どういう対応をされるのかなというふうに思います。ですから、こういう問題が起こっても、全町民が意識があれば、対応できておれば被害もそんなにひどくならないでいいのではないかなというふうに思いますので、その点での防災訓練も大事になってくるのではないかなというふうに思います。その点も含めて、今度の策定されようとしている内容についてお尋ねしたいというふうに思います。  今回、北茂安中学校の校舎、渡り廊下のジョイント部の被災と。内壁、外壁及び接合する渡り廊下と校舎に亀裂やコンクリートの崩壊が発生したということですよね。この瞬時の対応はどのような指示をされたのかということです。  それで、地域防災計画の中、その内容ですね、その本の中には、学校、病院、社会福祉施設の避難計画として、「学校等の管理者は、地震時における園児、児童、生徒及び学生の安全を確保するため、あらかじめ、避難場所、避難経路、誘導責任者、誘導方法等についての避難計画を作成する」、こういうふうに計画では示しております。そして、「学校長は、避難計画等に基づき、職員や生徒等に対する防災教育・防災訓練の実施に努めるものとする」とされておりますけれども、この瞬時の対応と日常的な防災訓練については学校のほうとはどういうふうに対応されているのか、お聞きしたいというふうに思います。  以上です。たくさん長くなりましたけれども、端的にお願いします。 76 ◯議長(松信彰文君)  高尾総務課長。端的な答弁をお願いします。 77 ◯総務課長(高尾政伸君)  たくさんの質問をいただいております。  まず、第1点目でございます。水防計画と地域防災計画の危険箇所等が違うという御指摘でございます。  まず、地域防災計画の急傾斜地崩壊危険箇所一覧というものには、被害想定区域内に人家が5戸以上あるなど、危険度1の8カ所を上げております。こういったものにつきましては、危険度1、危険度2、危険度3と、そのような区分がございまして、急傾斜地の場合につきまして、危険度1につきましては被害想定区域内に人家が5戸以上ある場合と。それから、危険度2につきましては、被害想定区域内に人家が1戸から4戸ある箇所と。それから、危険度3というものにつきましては、被害想定区域内に人家がない場合でも、都市計画区域内である等一定の要件を満たす場合というふうに、それぞれの危険度が種類が分かれております。その中で、地域防災計画につきましては、危険度1の8カ所と危険度2の51カ所の59カ所を記載しております。ただ、水防計画書につきましては危険度1の8カ所のみを記載しているということで掲載の内容が違っていると。  それから、土石流危険渓流一覧にも、同様に危険度1の12カ所、それから、危険度2の4カ所を記載しているところでございます。水防計画書では危険度1の12カ所を記載しているということになっております。  それから、重要水防箇所一覧につきましては、地域防災計画では計画策定時の危険箇所18カ所を記載しておりますが、水防計画書の国土交通省関係重要水防箇所では、河川等の整備の進捗によりまして危険な状態の解消が行われた箇所について、毎年の改定の中で削除をしておりますので、9カ所となっております。
     それから、重要水防区間等でも同じような理由によりまして地域防災計画の12カ所が河川整備等の推進によりまして水防計画では10カ所となり、危険箇所の改正がなされているところでございます。  それから、2点目の御質問でございます。水防計画は住民に知らしめて避難等を誘導するということで、わかりやすくしなければならないという御指摘でございます。  この点につきましては、前回作成時もわかりやすいものということを目指してつくってはいると思いますけれども、わかりにくいという御指摘もございます。今年度、新たな策定を行いますので、その中で、さらにわかりやすいような形に持っていくよう担当として努力していきたいというふうに思っております。  それからあと、風水害等の警戒活動のことでございますけれども、これにつきましては地域防災計画の中にも記載をしておりますけれども、災害の状況によりまして初期対応というものが区分をされております。風水害等につきましては気象庁が出します注意報、警報等ですね、それから、地震等につきましては震度情報によりまして区分をいたしているところでございます。地震につきましては、震度4と震度5と、そのような区分によりまして初期の対応が違っております。  今回、14日に発生しました地震ですが、みやき町は震度4ということでございまして、災害情報連絡室というものを直後に設置いたしております。それから、16日の2回目の震度では5を超えておりましたので、災害警戒本部ということで、それぞれみやき庁舎の2階のほうに連絡室、警戒本部というものを設置しまして、町職員、もしくは消防団、そのような関係機関との連絡を続けながら情報収集活動を行いました。16日については、被害が大きくなる可能性もあるということもありまして、自主避難所の設置ということで、防災無線におきましてお知らせをしたというふうなことでございます。  続きまして、要支援者の名簿で誰が担当するのかということでございます。  これにつきましては、災害時に自分で避難ができないという方々もいらっしゃるということで、そのような方々について要支援者名簿というものを作成いたしているところでございます。これにつきましては、避難の指示、勧告、そのような状況によって若干変わってきますけれども、まず、自分が危険と感じた場合、町はそこまで大きなものではないと判断しているときに自主避難所というのを設置します。それから、第2段階として、これは危険だから避難をしたほうがいいですよということで避難勧告、それから、第3段階が危険だから避難しなさいという避難指示という3段階の避難の方法がございます。  避難につきましては、近年、大きな災害が発生する際によく言われておりますけれども、自助、共助、公助ということで、3つの考え方がございます。自助は自分で自分を助けると。それから、2番目が地域の方々、御近所、そういった方が協力して助けるということで、共助というものでございます。それから、3番目が行政、警察、消防など公共機関が助けるということで、公助ということになります。近年の大きな災害等を見てみますと、公助、公の機関というものも被災をすることがありまして、やはり行政だけの救助では限界があるということで、まず第1に、自分で自分の身を守ってくださいと。それから、動けない方、そういった方については地域の皆さんで助けてくださいと、そういうものをお願いするような方向になっているところでございます。  御質問の要支援者名簿につきましては、自分で自助ができない方については共助でお願いするというふうなことでございまして、地区の区長、または民生委員等の協力を仰ぎながら、そのような体制をとっていくということで考えております。ただ、その場合でも、消防団、警察、町職員、そのようなものが活動しながら避難の援助をするということももちろんやっていきますけれども、公助には限界がありますので、共助というふうな考え方をいたしているということでございます。  それから、地震ハザードマップの御質問でございます。  先ほど言いましたように、県内でも4つが整備をされておりまして、インターネットでも見ることができるということでございます。鳥栖市の例を出されましたけれども、鳥栖市の地震防災マップを見てみますと、過去に市内で実施されたボーリングデータ、そのようなものから地層の表面、地盤を分析しまして、警固断層等の活動によるマグニチュード7.2の地震を想定した揺れをあらわす図というふうなことになっているところでございます。  先ほど私が申し上げました佐賀県の地震被害等予測調査業務というものが行われておりまして、その中には大学の教授、九州大学とか佐賀大学の教授とか、あと、気象庁の関係者、農水省の関係者とか、そのような専門家の方々が入られまして、さまざまな調査をされています。それは先ほど言いましたボーリングデータだけではなくて、過去の地震の状況とか、さまざまな要因を考えながら、また、さまざまな揺れを想定しながらの地震の予測というふうなものを策定されておりますので、その調査結果を参考にさせていただきながら、今回策定する地域防災計画に反映をさせていきたいというふうに考えております。  それから、新計画について、防災訓練が大事というふうな御質問でございます。  先ほど言いましたように、昨年度、佐賀県の総合防災訓練の中で、初めての取り組みですけれども、住民の方を対象としました防災に関する講演会等を行っているところでございます。これにつきましては、町民の皆様には全戸に回覧をすると。それからあと、区長にも御案内、また、議員の皆様にも御案内を差し上げておりますので、ひょっとしたら御参加いただいた議員もおられるかと思いますけれども、そのような形で広報をしながら防災訓練を実施したところでございます。  防災訓練につきましても、今回策定する防災計画の中で防災訓練の方法等についてうたっていくというふうなことで考えております。  それから、地域防災計画、新しい計画の内容というふうな御質問かと思いますけれども、これにつきましては、先ほど来お話をしておりますように、関連の法律等が変更をされておりますので、それに基づいた形で見直しを行うと。それから、職員の災害時の行動、避難所運営、さらに原子力災害とか、そういったものに対する避難者の受け入れマニュアル等、そのようなものをつくっていきたいと。それから、避難行動の要支援者についても、支援プラン、要支援者名簿等を作成していくと。それから、避難勧告等の判断・伝達マニュアル等の災害対策本部運営マニュアルの作成、それから、先ほど言いました訓練の実施方法の資料などをその中に織り込むような発注の仕様書ということにいたしているところでございます。  以上でございます。 78 ◯議長(松信彰文君)  北原学校教育課長。 79 ◯学校教育課長(北原順二君)  学校関係について、こちらから御回答したいと思います。  学校関係につきましては、消防法第8条第1項及び消防法施行令第4条の2第2項の規定による防火及び避難訓練等の実施、また、平成17年度以降、防犯教室等の実施や危機管理マニュアルを整備するよう佐賀県教育庁から通知があっております。  これに基づき、各学校で学校の施設整備の安全管理、児童・生徒等に対する通学を含めた学校生活その他の日常生活における安全教育、職員に対する研修等を位置づけた学校安全計画を策定しております。学校への不審者の侵入に対する対応、学校内や通学路の安全確保のための定期点検及び日常の安全点検の実施、また、自然災害、その他いじめ対策など、学校生活全体を網羅する危機管理マニュアルを整備しております。年間の学校行事の中にも、交通教室、不審者対応の避難訓練、火災、地震等に備えた避難訓練の実施を計画し、実効性を高める訓練を適宜開催しておるところでございます。  また、この安全管理計画は、社会情勢の変化に適時対応できるよう、毎年見直すこととしております。特に、安全に関する注意喚起は時期を逸せずに、適切に行うよう指導しているところでございます。  以上でございます。 80 ◯議長(松信彰文君)  大塚産業課長。 81 ◯産業課長(大塚三虎年君)  15番益田議員のため池の今後についてということで御回答させていただきます。  産業課では、25年度、26年度に土地改良事業団体連合会が県から業務を委託されまして、みやき町内にございます水防警戒を要するため池以外にもため池がございますので、29カ所のため池について調査が行われ、済んだところでございます。  その結果といたしまして、県の調査対象といたしまして、下流に人家や公共施設等が存在し、また、堤体の高さが15メートル以上で、佐賀県の防災点検のため池に指定されている堤ということで、詳細調査が必要なため池として、みやき町については2カ所選定をされたところでございます。その1つ目が綾部地区にある新堤と、2つ目が西寒水地区にある西寒水新でございます。その判定をもとに、町といたしましても安全第一を考えまして、新堤につきましては、平成27年度農村地域防災減災事業で、これは国庫100%でございますけれども、これを活用いたしまして、堤体のボーリング調査を行いました。それで、結果といたしまして、震度5強を超える地震が発生した場合に満水にしておけば災害が起こる可能性が高くなるとの報告があっております。反面、液状化に関しては発生の可能性が一段と低いという説明を受けたところでございます。  それで、当面、安全面を考えまして暫定的な対策といたしまして、ため池の通常の管理水位をできる限り下げることで、地震発生時の安全性がより一層高まるという説明も受けておりますことから、現在の新堤の管理組合に説明、協力依頼を行いまして、通常の管理水位をできる限り必要最小限に下げることで地震発生時の安全性がより高まるということでお願いし、現在、取り組んでいるところでございます。  その後、4月16日の熊本地震本震でみやき町では震度5弱の地震が観測されましたけれども、当該ため池やほかのため池での被災箇所は幸いなかったところでございます。  また、西寒水のため池につきましては、埋め立て予定があると聞き及んでおりますので、その調査は行っておりません。  その他のため池に関しましても、先ほど言いましたけれども、貯水の水位を必要最小限に抑えることによって安全性が増すということでございますので、全てのため池の管理者に向けまして水位を下げていただくよう依頼文書を作成し、依頼するようにしております。  現在の産業課のため池に対する対策は以上でございます。 82 ◯議長(松信彰文君)  益田議員。 83 ◯15番(益田 清君)  ため池は12カ所というようなことでございますけれども、今、危険箇所、要注意の箇所は2カ所というようなことでございますけれども、いずれかはこれは補修をせにゃいかんというふうに思うんですよ、ため池の場合は。だから、ため池の今後の補修計画というのは持っておられるのか。予算もかかると思いますけれども、当面、水位を下げて安全性が高まるということで協力してもらっているというようなことでございますが、いずれにしても、震度5以上の地震というのは十二分にこれから起こり得ると思うんです。専門家は震度6が今後6年間のうちに来るということを言っておりますので、そういう意味では、ため池、ここはやはり地元はできないと思うわけですよね。やはり町と思うんです。町が責任を持ってやらにゃいかん施設になってくるというふうに思いますので、その点での整備計画、そして、今言われた新堤については早くやらにゃいかんと思うわけです。いつやられるのか、御答弁願いたい。(発言する者あり)いや、計画されているのかどうかを御答弁願いたいというふうに思います。  それと、今、急傾斜地の場合は危険度1、2、3と言われて、それが60カ所だという内容であったんだけれども、この防災計画書にはそういうのは書いていないですよ、1、2、3とか。だから、私がここで言いたいのは、地域防災計画はわかりやすい内容にしてほしいということを言っているんです。誰でもわかるように。水防計画の危険箇所と違いますよと言われんようにしておかにゃいかんのじゃないかなと私は思いましたのでね。あなたが言われたことを書いてあるならわかりますけれども、書いていないわけでしょう。  だから、私が最初に言ったように、防災計画に従って急傾斜地崩壊危険箇所、土石流危険渓流一覧に基づいて点検されたと確認してよいかと最初質問しているというふうに思います。だから、危険箇所というのを地域住民の人に周知徹底する必要があるんじゃないかということで言っているわけですので、その点、よろしくお願いしたいと思います。わかりやすい内容にしてほしいというふうに思います。  それと、さっき教育委員会のほうから言われましたけれども、私はとっさの判断でどういうふうな措置をとられましたかという質問をしたんですよ。北茂安中学校の校舎、渡り廊下のジョイント部の被災と。これは大変ですね。落ちたらどうなるか。ぞっとしますよ。そのときに瞬発的にどういうふうな判断をとられましたかということをお尋ねしたのでございます。その中で、先ほど言いましたように、「安全を確保するため、あらかじめ、避難場所、避難経路、誘導責任者、避難方法等についての避難計画を作成する」と。作成していると言われましたね。だから、その地震が起こったとき、それに基づいてどうされましたかということを聞いています。ただそれだけですよ。  私はこの問題では、例えば、よその小学校の防災マニュアル、これは南海トラフ地震は必ず起こるということで、30年のうちに確率60%というようなことで、地震発生時における教職員の指示と児童の行動、揺れがおさまったらできるだけ高いところにすぐ逃げると、このようなことを徹底しています。毎回やっていますよ。逃げると。そういうことはなされているのかなとちょっと思いましたので、聞いたんです。  危機管理の問題ですから、それぞれの児童が逃げにゃいかんわけでしょう。しかし、地震の起こっているときはどういうふうに対応するのかと。机の下に隠れるとか、下に行くとか、そういうのを徹底しているんですよ、南海トラフの危険が迫っているところは。毎年1回、阪神・淡路大震災が起きた1月17日に全市一斉の地震に対する避難訓練を実施されているところもあります。ですから、熊本地震を契機に、やはり私どもも相当緊張した取り組みをやっていかにゃいかんのじゃないかなというふうなことを痛感しているわけです。  ですから、先ほど言った委託業者にただ委託するということであれば、何か前と同じようなものができてくるんじゃないかなというふうに思うわけですよ。わかりにくい文書が。だから、私はわかりやすくしてほしいということですから、周到にそのことについては検討していく必要がありますので、ぜひそれは案を示していただいて、いろいろな知恵を集めていただきたいというふうに思います。  そういうことで、最後は、やはり地域防災アセスメント、地区別防災カルテ、こういうものが大事になってくると思うわけです。要支援者についても、どの方が耳が聞こえないのか、どの方が動けないのか、どの方が実際行動ができないのかという方を把握していなければいかんわけですよね。それは町が把握せろといったって、リスト的にはできるかもしれませんけど、地域的になかなか把握できないと思いますので、地域的にどういうふうに協力を得ているのか、得ていくのか、これが必要だと思うんですけれども、そういう点で、やはりもう少し具体化していただきたいというふうに思います。そういう問題があるから、この防災計画書はわかりにくいんですよ。  そういうことですので、もう3回目ですので、答弁をよろしくお願いします。 84 ◯議長(松信彰文君)  牛島教育委員会事務局長。 85 ◯教育委員会事務局長(牛島敏和君)  2回目の質問の中で、北茂安中学校の今回の地震のときの被災状況等々について、地震があった当時の対応がどうだったのかというような御質問だったということですので、改めてお答えをさせていただきます。  先ほど学校教育課長のほうから答弁申し上げましたとおり、各学校には危機管理マニュアルというのを整備させていただいております。これは一般的に交通事故から生活事故、いじめとか、いろいろな問題案件ですね、それと、当然、御指摘されております地震とか、あるいは火災、子供たちにまつわるいろいろな項目に対応するためのマニュアルをおつくりしております。学校によって数の違いはありますけれども、大体14項目ぐらいの事案に対したマニュアルをおのおの行動計画をつくっております。  一般的に地震の場合は、まず火の始末をすると。その次に、机の下に潜る、それと、建物の外に避難すると、そういったような行動をとらせて、校内放送をやって、人員の確認を避難箇所でやって点呼をとるというような形で、その後、関係機関への通報をいたして指示を受けるというような形の行動計画ごとの項目をポイント、ポイントにマニュアルのほうでまとめさせていただいておりますので、それに基づいて教職員、あるいは児童・生徒の避難等をスムーズに行うように、事故がないように対応させていただいているところでございます。各学校、同じような形でのマニュアル等の整備をさせていただいております。  それと、今回の熊本地震が起きたときの対応ですけれども、4月16日に1回目の地震が起きておりますが、その次は土曜日の朝に大きい地震が起きて、そのときに被災が発生しております。夜中でしたので、被災当初は学校には誰もいなかったというような状況になっております。土曜日の朝に学校の管理者等が出勤して学校の点検をしたところ、校舎と渡り廊下部分のエキスパンションの部分に被災をしているというような形になっておりますので、即日、現地を確認いたしまして、危険がないかあるかを確認して、危険がある箇所については使用禁止をしております。それと、校舎と渡り廊下の分のコンクリートがぶつかって亀裂を発している部分については、さらにコンクリート片が落下する可能性がありますので、即日、業者を呼びまして、翌日の日曜日だったと思いますけれども、コンクリート片等の落下での2次被害が発生しないような対応をとらせていただいて、安全柵を設置いたしまして、子供たちが中に入らないような安全対策をとらせていただいたというような状況になっております。  以上でございます。 86 ◯議長(松信彰文君)  お諮りします。休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 87 ◯議長(松信彰文君)  異議なしと認め、休憩します。                 午後2時1分 休憩                 午後2時10分 再開 88 ◯議長(松信彰文君)  休憩中の本会議を再開します。  末安町長。 89 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えをいたします。  みやき町の地域防災計画に定められております行政というか、みやき町の責務としては、町の地域並びに町民の生命、財産を災害から保護することを目的として、第1次的責任者が地方自治体です。その地方自治体の責任として地域防災計画を策定し、それぞれの災害を想定して迅速に避難誘導したり、町民の皆さんの生命、財産を保護することをしておりますが、御指摘のように、文言の羅列で非常にわかりにくいという御指摘につきましては、それぞれの災害に即した初動マニュアル、もしくはわかりやすいマニュアルの策定について、それとまた、想定外の災害等が発生しておりますので、それらを踏まえた見直し等も今後していかなければならないと感じております。貴重な御意見ありがとうございます。  さて、本町では、まず住民の皆さん、町民の生命を守るという観点から、地震対策としては公共施設の耐震化を義務教育施設を中心に行ってきております。最後に残されたみやき庁舎の建てかえ、御承知のとおり、五十数年たって耐震基準を満たしておりませんし、防災無線の基地局、親局としての機能を有していないということから、現在、建てかえをしているところでございます。この点につきましても、防災センター兼行政棟ということで、現在の窓口、総務課の行政執務をとり行います。議会の皆さんの、そしてまた、町民の皆さんの御理解をいただき、今、順調に工事が進捗していることに厚く御礼を申し上げます。  そしてまた、地震対策の中で、建物倒壊、公共施設についての耐震化を進めておりますが、今後、家庭の、いわゆる戸建て等に対する耐震診断の助成のあり方等についても検討を重ねてまいりたいと考えています。  2番目に、地震で一番心配されるのは急傾斜地の崩壊、崩落です。そのような危険箇所も調査をして、まずは千栗の急傾斜地を行いました。そしてまた、白壁地区内のため池についても築堤の改修を行ったところでございます。ただし、かんがい用のため池等については、その受益を受ける方たちが管理をされておりますし、そのため池の所有についても、必ずしも町名義でないところ等もございますので、急傾斜地やため池等については国、県等の補助金を活用しながら、今、危険性の高いところから順次整備を進めています。  よって、公共性の高いということで、本来なら受益者負担25%でありますが、今行っているのは5%の受益者負担ということで、千栗地区、白壁地区においてもその負担をしていただきながら整備をしているところでございますので、今後、綾部地区内にある新堤を初め、多くのかんがい用ため池が存在しておりますので、老朽度、そしてまた、家屋や住民の皆さんの生命、財産の危険性が高いところを順次受益を受ける方、もしくは所有を町でない方、管理をされている方々等と協議しながら整備をしていきたいと考えています。  今現在行っているのは耐震化に対する公共施設の補強と、それと、さきに質問がありました町内の中小河川、県河川も含み、温暖化の関係で有明海の潮位が大変増していますので、その関係で越水や冠水を来しております。それを今、坂口地区の排水機並びに井柳川のしゅんせつ、切通川の改修、寒水川の放水路の整備と、年次、国、県等と協議しながら整備をしてきて、そのスピードは大変速まっているということを感じておりますし、国、県のより一層の支援を仰ぎながら、町民の皆さんの生命、財産を保護するという第1次的責任者としての役割を果たしていきたいと思っております。  また次に、消火栓とため池の整備ももちろんですが、それとあわせて、避難所につきまして、より身近に適切に安全に避難できるルートや施設についても、またこの地域防災計画の見直しの中で現状に即した計画として整備をしていきたいと思っております。  いずれにしましても、きょうの貴重な御意見等を踏まえながら、わかりやすい防災計画を補完するようなマニュアル等も整備しながら、町民の皆さんへの責任を果たしていかなければならないと思っております。ありがとうございました。 90 ◯議長(松信彰文君)  益田議員。 91 ◯15番(益田 清君)  大きな2番目に行きます。  耐震診断、耐震改修の補助金制度の確立をということで質問しております。  御存じのように、佐賀県が発表しました地域防災計画では、佐賀平野北縁断層帯ではマグニチュード7.5程度の地震が発生し、12市町、これはみやき町も入っております。震度7に見舞われる可能性があるとしていると。先ほど指摘したところでございます。  こういう中で、熊本地震を受けまして、やはり木造、一般家庭の耐震化の促進を図る必要があるのではないかということで質問しておりますので、その点、どのように見解を持っておられるのか、答弁願います。 92 ◯議長(松信彰文君)  小柳建設課長。 93 ◯建設課長(小柳 剛君)  15番益田議員の耐震改修の補助についてとの御質問でございますけれども、耐震改修の国の基準につきましては、震度5強の地震でほとんど損傷しないことや、震度6強から7の巨大地震でも倒壊や崩壊しないことを目安として、昭和56年に改正された建築基準法に基づくものでございます。  耐震診断の補助につきましては、佐賀県内では5市1町が実施しておりますが、一般住宅につきましては耐震改修促進法の改正による耐震診断が義務化された建物とはなっておりませんので、現在、本町では実施しておりません。  しかしながら、熊本地震の発生があり、国の住宅・建築物安全ストック形成事業の耐震診断として、国3分の1、地方3分の1の補助制度がありますので、この補助制度の活用について前向きに検討していきたいと思います。  また、御質問の耐震改修補助につきましては、現在のところ県内で実施している市町はございませんが、今後、他の自治体の動向や国、県の財政支援の状況等の情報共有情報収集に努めながら調査させていただきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 94 ◯議長(松信彰文君)  益田議員。 95 ◯15番(益田 清君)  みやき町の地域防災計画では、一般建築物の耐震化の促進を図ると、既存建築物の耐震診断、耐震改修を進めるというようなことで明記されておりました。これは平成17年3月なんですよね。だから、最初からゼロですよということじゃないんですよね。進めたいというふうに計画に載っておるわけです。ですから、確認したわけなんです。  今回は国の補助金があるというようなことで、そういうふうなことを実施したいということですね。わかりました。  それは新しい防災計画、わかりやすい防災計画ができて、その中に実施する要綱などを明確に示していくということでいいものなのか、確認したいというふうに思います。 96 ◯議長(松信彰文君)  小柳建設課長。 97 ◯建設課長(小柳 剛君)
     耐震診断の補助の件につきましてでございますけれども、現在、前向きに検討していくということで答弁させていただきました。その中で、防災計画の中でうたうとかいうものではなくて、別に実施要綱をつくって、そちらのほうで対応していきたいと考えているところでございます。 98 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 99 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まず、みやき町の地域防災計画は今年度から見直しを開始します。現状に即したというか、やはり想定外の災害等も予測しながら防災計画の見直しをします。来年度以降、防災計画に基づいて、わかりやすくマニュアル化することも来年度検討します。  それと、より耐震化を各家庭の家屋等に進める上で、耐震診断の補助要綱等についても来年度検討していきたいと考えていますので、あえてこの中では基本的な理念とか、そしてまた、現状での町内の危険箇所、河川、急傾斜地、そういうものは計画の中、そしてまた、基本的な避難誘導とか、そういうのは定められていますので、いずれにしましても、わかりやすいようなマニュアルとか、またダイジェスト版を含めて、そして、補助金を適正に執行することが望ましいというような災害項目等に対しましての要綱等の整備も来年度検討していきたいと思っています。  いずれにしましても、今年度、現計画の見直しをまず行わさせていただきたいと考えているところでございます。  以上です。 100 ◯議長(松信彰文君)  益田議員。 101 ◯15番(益田 清君)  今の計画では「既存建築物の耐震診断、耐震改修を進める」という文言がありますよね。先ほど課長が言ったのは、耐震診断だけですか。耐震改修補助制度も設けるというふうなことでいいのかな。診断と改修とは全然内容が違ってきますよね。今言われているのは、改修補助制度が非常に少ないということですよ。佐賀県でも20市町の中で6市町が診断はやられていたということですよね。しかし、改修補助制度はなかったということなんです。本町の今までの平成17年度につくった計画では、非常に前向きで、耐震改修を進めるになっていたんですよ。方向性、計画としてはね。だから、次の計画はそのまま温存する形でいいんですかということです。それもちょっと確認させてください。最後ですので。 102 ◯議長(松信彰文君)  末安町長。 103 ◯町長(末安伸之君)  課長も政策的な判断ができませんので、私のほうから答弁いたします。  まず、先ほど申し上げたように、今年度、地域防災計画の見直しをします。それに基づいて、来年度に改めてわかりやすいマニュアルとか、または耐震診断の補助については県内でも数自治体行っておりますので、その先進事例等を鑑みて、本町においても何らかの要綱等を定め、制度化をしていきたいと考えています。  その次の耐震の補助については、これはもう少し調査をさせてください。全国的な調査もさせていただき、本来なら国が国土強靱化という名のもとで、国民の生命や財産を保護するという国の責任のもとで、このような耐震補助というのを制度化すべきだろうと思いますので、そのような国、県等に対する働きかけというか、要請活動もぜひ行っていかなければなりませんから、町単独で短絡的に建物等に対する補助金を現時点で行うとか行わないについては、国、県等とも情報を共有しながら、連動した形での制度化に向けた研究はさせていただき、努力はいたします。  以上です。 104 ◯議長(松信彰文君)  以上をもちまして、通告第4号、15番益田清議員の一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全部終了しました。  本日の会議はこれをもちまして散会します。お疲れさまでした。                 午後2時26分 散会 © Miyaki Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...