みやき町議会 > 2014-06-16 >
2014-06-16 平成26年第2回定例会(第5日) 名簿
2014-06-16 平成26年第2回定例会(第5日) 本文

  • いじめ自殺(/)
ツイート シェア
  1. みやき町議会 2014-06-16
    2014-06-16 平成26年第2回定例会(第5日) 本文


    取得元: みやき町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-01
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時30分 開議 ◯議長(平野達矢君)  皆さんおはようございます。平成26年第2回みやき町議会定例会8日目の会議、御出席ありがとうございます。  全員出席です。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しております日程表のとおりであります。       日程第1 一般質問 2 ◯議長(平野達矢君)  日程第1.一般質問を行います。  通告第11号、12番松信彰文議員一般質問を許可します。12番松信彰文議員。 3 ◯12番(松信彰文君)  おはようございます。議席番号12番松信彰文でございます。私は、さきに通告しておりましたとおり、3項目について質問を申し上げます。  まず、1項目めの県道・神埼~北茂安線の町内区域の早期開通について。  1)といたしまして、中津隈上峰町上九丁分橋間の未工事部分約50メートルの早期着工・完工についてお伺いを申し上げます。  この残工事分50メートル部分が完成をいたしますれば、仮称寒水川橋の完成と相まって、この道路が全面開通という状態を迎えることとなっております。私はこの問題に対しまして、一般質問を前の任期期間より通算いたしまして、今回で4回目となります。過去3回の一般質問のたびに、この道路の持つ重要性を指摘し、早期の全面開通1,640メートルをお願いしてきましたが、いまだ全面開通に至っていないことにつきましては、まことに残念でなりません。この問題につきましては、他の同僚議員からも同趣旨の多くの質問があっておることを一言つけ加えさせていただきたいと存じます。この地域の域内交通網の確立と将来発展予測の観点から、一日も早い工事の完成と全面開通をお願いしておるところでございます。  去る4月22日に中津隈東区、板部区合同で、執行部の皆様ともどもに平成26年度第1回の鳥栖土木事務所訪問陳情を実施させていただきました。  訪問陳情の内容といたしましては、1番、県道神埼北茂安線のみやき町区域内の早期開通、2番、県道北茂安三田川線の早期の大型改良工事の実施をお願いしてきたわけでありますが、その際、県道神埼北茂安線の未工事部分約50メートルについて、何らかの具体的な進捗の動きがあったやにお伺いをしたところでございます。現状と今後の対応、対策について、執行部の明快な答弁を求めます。  2度目の質問は自席で行います。  また、一般質問用の関連資料をプロジェクターのほうに用意をいたしておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 4 ◯議長(平野達矢君)
     町長。 5 ◯町長(末安伸之君)  おはようございます。松信議員の御質問にお答えします。  神埼北茂安線におきましては、みやき町だけではなく、佐賀県東部において重要な東西の幹線機能を持つ道路であります。一方では、神埼からみやき町まで全線開通しますと、国道34号線のバイパス機能として久留米圏へのアクセスがなされ、より経済的な波及効果等、また、日常的な住民の皆さんの生活の利便性の向上にも寄与するかと思います。  その中で、みやき町内においては2件の地権者の方の交渉が難航しておりましたけれども、1件につきましては、直接今の建設課長と訪問し、過去のいきさつ、県と町、土地改良とのかかわり等の問題をお聞きしまして、その問題の解決に至りましたので、1件については地権者の方の御理解をいただき、解決することができました。  もう1件につきましては、土地改良問題に起因する複雑な問題等がございましたので、土地改良区の理事会とも幾度となく協議を重ね、土地改良の理事、役員さんたちも最大限に御尽力をいただき、地権者の方に対して誠意のある交渉を行ってきたところでございます。  いよいよ大詰め的な段階になりました。最終的には、町としての最終的な対応、対策で全面的な地権者との交渉が成立する可能性が出てきましたので、このことについて、今、建設課長を中心に、その対応策について検討を加えているところでございます。  詳細につきましては、建設課長のほうから答弁をさせます。  以上です。 6 ◯議長(平野達矢君)  服部建設課長。 7 ◯建設課長(服部 洋君)  おはようございます。12番松信議員県道神埼北茂安線の町内区域の早期開通についてということで、中津隈から上峰町九丁分橋間の早期着工・完工についてということについてお答えいたします。  みやき町内におけます県道神埼北茂安線の概要につきましては、計画延長1,640メートル、計画幅員12メートル、片側歩道がついております。事業費940,000千円、平成26年3月末での進捗率約70%となっております。  みやき町江口工区、計画延長1,280メートルは、寒水川に係る橋梁工事も平成26年12月には完成し、今後の工事といたしましては、橋梁の取りつけ工事、舗装工事、制水門拡幅工事等が予定され、県道江口東尾線から町道原古賀田島線までの区間は、平成28年度には開通予定でございます。  みやき町中津隈工区、町道原古賀田島線から切通川までの区間、計画延長380メートルのうち約50メートル分の用地買収がいまだにできていない状況であります。  原因といたしましては、他事業による諸問題を解決しないと用地買収には応じられないと地権者の方が主張されておりましたので、長期間にわたりまして、問題解決に向けて関係機関と協議を進めてまいりましたが、現在まで解決には至っていないところでございます。  町といたしましても、町が主体となり問題を解決し、町内における県道神埼北茂安線全面開通を図ることが、町民各位の利便性、安全性の確保につながるとともに、みやき町にとっての経済効果ははかり知れないと考えておりますので、地権者との交渉を強力に進めていきたいと考えております。  なお、地権者との県道神埼北茂安線に係る用地交渉経過といたしまして、2月に用地測量を行い、用地買収面積を確定し、5月に地権者に買収額の提示を行ったところでございます。また、上峰町の加茂交差点までの区間、上峰町中村工区が平成26年度に事業化され工事が始まりました。ここ数年のうちには開通される見通しでありますので、早期の問題解決を図る必要があると考えております。  以上でございます。 8 ◯議長(平野達矢君)  12番松信彰文議員。 9 ◯12番(松信彰文君)  まずは第1回目の答弁ありがとうございました。今、建設課長の答弁をお聞きしますと、最後の資料の1番ですけど、2)まだできていないと。そして、延長が50メートルということで、2月に測量をさせていただいて5月に必要な用地面積の確定をしたということは、地権者の方もそれなりの了承をされて、測量の立ち入りですね、それから、用地面積の確定、いわゆる買収用地面積の確定ということですね。これは私は大きな前進があったなというふうに捉えたわけです。今後は、その測量あるいは用地確定等に基づいて、いわゆる積算、それから予算計上、それから議決、その後着工という形になっていくかと思います。  その際、私は、予算措置の財源構成については町がするのか土地改良がするのかというようなことについては触れません。ただ、予算措置を急いでいただきたい。  そして、課長が今おっしゃいました、寒水川の上部工が26年度、今年度に完成予定であろうということですね。そうすると、土木事務所は、この全線を当初は28年に全面開通と申されとったわけですね。そこに1年間の空白があるわけですよ。それはなぜかというと、当該箇所の用地交渉が長引くかもしれないというようなところで、28年度という1年間の余裕を設けられたんではないかというようなニュアンスの質問を4月22日の鳥栖土木事務所の陳情の際に、私は所長に投げかけたわけでございます。そしたら、所長は、みやき町の問題が解決をすれば全面開通が早まることはあり得ますよと、そういうことをはっきりとおっしゃったわけです。そこに建設課長も事業部長も同席をされておりましたので、私が当てずっぽうに言っておるということではないということは御認識をいただけると思います。  ですから、私はこの訪問陳情の際は、るんるん気分で帰ってきたわけです。また、町長の表情も物すごく明るかった。山口事業部長服部建設課長の4月からの人事異動によって大きくこの問題が前進しましたと顔に書いてあったわけです。それを見て、私も見事な人事をされたなというふうに喜んだわけでございます。  私がこの問題を急ぎますのは、県道北茂安三田川線が朝夕は満杯状態なんですよ。久留米、目達原、神埼、佐賀を結ぶ道路でございますので、朝夕のラッシュな時間も、最近ますます混雑がひどくなっております。その県道北茂安三田川線バイパス道路として、この神埼北茂安線が大きく寄与するということですね。  それから、今度は新年度になりまして、町長の肝いりで北茂安の児童館、それから学童保育の児童クラブですね、こういうものを新設されております。それから、こすもす館、保健センター、社協、さくらの杜保育園、こういう時代の流れにマッチした諸施設をここに集約をしていただいております。この各種の公共施設への西方向からのアクセス道路としても、この道路は大変貴重であります。  それから、そこに矢印がありますね。あれが仮称町道中原三根線でございます。そうすると、あそこの1)のところの横が交差点になっておりますね。あそこが大きな基幹道路の4方向からの交差点ということになっていくわけでございます。  私は将来、この地域が大きく発展をしていくと。そして、この道路は東が北茂安校区市原トライアルのところから西は神埼警察署の前までということの道路状況になっていくわけですね。ですから、この道路は今後、みやき町の中心部とは申しません、中央部が大きな発展が見込める地域ではないだろうかと。そういう意味では、中原三根線、それから各種公共施設、こういうものを手がけておられます末安町長の町長としての経営能力は、やっぱり評価すべきものではないかなというふうに思っておるところでございます。  そして、かてて加えて、この寒水川の上のほう、西尾橋って書いてありますね。あの西尾橋の工事が、もう工期に入っております。平成24年度から平成28年度、西尾川、いわゆる寒水川の河川改修と歩みを同一にして、この西尾橋から旧板部保育園までの大型改良工事が24年度から28年度までということで計画をされております。  それから、板部交差点、これは26年度から27年度まで。先日の一般質問では、この板部交差点の現在、中川クレーンさんの倉庫があるところですね。あそこのぶち抜きを27年度までに行って、この南北の縦線ですね、仮称町道中原三根線を完成させていきたいというところで答弁をいただいたところであります。  それで、3番目の25年度から30年度、中津隈橋ですね、これは中津隈の横尾印刷所前から中津隈橋を通って上峰町境まで大型の改良工事を25年度から30年度までで実施をするという土木事務所の発表となっております。  ここで、現在東尾交差点付近につきましては、もう工事の最終局面を迎えて、いよいよみやき町庁舎前あたりが新しい時代に即応をした道路の幅員あるいは周辺環境の整備というものが進んでおると、こういうふうになっておるわけでございます。  そして、最後に私がお聞きしますのは、2番のいわゆる残工事分50メーターについて、地権者の了解を得て測量を実施した、あるいはそれに基づいて用地面積の確定をした。今後は買い上げに対する予算措置、財源措置、それから、議会への関連工事等の上程ですね。それから県との打ち合わせ、こういうふうな形になっていくと思うんですが、最終的にみやき町が予算計上するという分については、いわゆる土地改良の問題解決のための附帯工事の代金ということになろうかと思います。本体工事は県道でございますので、佐賀県が措置をされていくと思うんですね。そして、みやき町が計上しますのは、関連附帯工事及び土地改良区の工事、以前行われた部分についてのいわゆる関連地権者の要望等に対する措置に対する予算計上になろうかと思いますけれども、この予算措置等について、いつごろになるのか。この辺を今の段階、お答えしていただける範囲で結構でございますので、お伺いを申し上げます。 10 ◯議長(平野達矢君)  町長。 11 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まず、道路については、インフラ整備の中で最も重要な社会資本整備として、今、車社会の中で、特に佐賀県東部、特にみやき町における道路網については、交通量に対して不十分でありました。  1つは東尾交差点周辺。河川の上に歩道があるということは異常です。耐震性の問題等含めますと歩行者の危険性が高いということから、県のほうに合併時、直ちに陳情を重ね、条件つきで東尾交番から小学校まで今、改修していただいています。これは、地元の地権者交渉を町と地元の区長とか議員も含めた推進協議会の中で責任持って行いますということを条件に事業化をさせていただいたところであります。  その中で、当初は東尾交番まででありましたけれども、本町における取り組みが一つの県内のモデル的として、大変評価をいただきました。その結果を見て、板部から中津隈東、西、上峰に至るところについては、事業化は全く考えていないということを数年前まで県が言われていました。なぜなら、今御質問の神埼北茂安線の整備によって、今の北茂安三田川線の全線の整備の必要がないという見解でありましたけれども、板部、中津隈の区長、そして地元の議員、本当に御熱心に幾度となく県に直々に陳情・要望等を重ねていただいた結果、昨年、全く予期せぬ返事がありまして、全線を改良計画として捉えるということで、もう事業着手に入られています。非常に地元の熱意が県当局を動かしたことを大変ありがたく思っているところでございます。  さて、御質問の道路については、今みやき町が合併して町勢振興を図る上では、久留米市とのリンク、協力関係、また、経済圏の充実拡大が不可欠です。その意味で、豆津橋から千栗交差点、白壁に至るところに総合計画の中で商業ゾーンということで位置づけをさせていただき、今、官民連携のもとで、トライアルとかダイレックスとかコメリとかサンキ、ビッグモーター、餃子の王将もですけど、その北側には45区画の分譲も既に開始しています。そして、残るはあとわずかです。残る土地を活用できるのはわずかでありますので、新たな土地利用計画を策定する必要があります。よって、私としては、豆津橋からトライアルから保健センターに上峰、神埼に通じる神埼北茂安線の県道整備は本町の振興には最も欠かせない重要な事業であるという認識をして取り組みを行ってきたところでございます。  よって、現在、地権者のお二人のうちお一人は解決しましたが、お一人についてが、他事業と言いましたけれども、土地改良との問題が起因です。これは幸いに町職員、町に対しては不信感を抱いておられませんでしたので、ここ数年、もう2日、3日に一回、昨年までは会計管理者が担当して地権者の方と1時間、2時間にわたるいろいろな御相談に応じたり、交渉も兼ねていましたが、ことし4月に建設課の服部課長のほうで2日に1回ぐらい、1時間ぐらい交渉を重ねた結果、非常に地権者の方が前向きになっていただきつつあるということです。調査には同意していただきました。あと残る問題解決においては、県と地権者ではできません。また、土地改良区等の問題も直接はできないという中で、最終的には、町がこの道路の持つ意味、将来にわたる振興を図る意味で、特別な政治的な判断をして、この地権者の今の御意向にお応えするほかないという判断をしています。その方法について今、調整をしておりますので、早い時期に、今年度中には町としての対応を明確にさせていただき、全面的な解決を図る最終的な交渉の詰めの段階に入っていることで、お答えにかえさせていただきます。  その交渉の最終的交渉、めどが立ちましたら、全員協議会におきまして、町としての対応策、あわせて関連する予算について全員協議会でお示しをさせていただきたいと考えているところでございます。どうかよろしくお願いを申し上げます。  この道路が完成すれば、みやき町の東西というか、中心です。これからの町勢振興で今の保健センター周辺をもっと民間施設の誘致、宅地開発の可能性含めて、一番不可欠な道路でありエリアであるという認識を持ちながら、町政の運営に務めさせていただきたいと思っております。  以上です。 12 ◯議長(平野達矢君)  12番松信彰文議員。 13 ◯12番(松信彰文君)  答弁ありがとうございました。予測しておりましたとおり、町長の力強い答弁をいただいて、事業部長、建設課長、ありがとうございました。この上は、一日も早い地権者との最終的な詰めをしていただきまして、一日も早い着工、完工、そして地域住民の方々の朝夕の通勤、そういうものにぜひ便宜を図っていただきますようお願いをいたしまして、2項目めの質問に入らせていただきます。  それでは、2項目めについて御質問を申し上げます。  この問題につきましては、昨年、平成25年12月議会において、同僚議員である園田議員より一般質問があったところでございます。その中で、旧馬島病院跡地土地所有者から寄附申し出情報と、その土地の地元中津隈区への払い下げの可能性についての質疑応答があったところでございます。町として、地元区の公共施設の建設計画があればという前提条件つきで前向きな答弁があっておったところでございます。  このことを受けまして、中津隈東区におきましては、中津隈西区との調整を行い、役員協議会及び現地視察を数回、実施されております。この後、5月14日には、中津隈東老人クラブ会員数約65名より、中津隈東区とみやき町に対し、この土地への新公民館建設についての要望依頼書が提出をされております。このことに引き続きまして、6月3日には中津隈東区よりみやき町宛ての同趣旨の要望依頼書が提出をされております。  要望依頼書の内容につきましては、新公民館建設を前提とした寄附受納地の地元区への払い下げと、財団法人自治総合センターコミュニティセンター助成事業、これは事業費の5分の3、上限補助額15,000千円への申請手続の実施依頼となっております。執行部におかれましては、中津隈公民館の老朽化の現状と区民の悲願とも言うべき願いを御賢察の上、この問題についての力強い前向きな答弁を期待して、お考えをお伺い申し上げます。よろしくお願いいたします。 14 ◯議長(平野達矢君)  高尾まちづくり課長。 15 ◯まちづくり課長(高尾政伸君)  12番松信議員の2番目の中津隈東区内馬島病院跡地への新中津隈公民館建設の推進にという御質問にお答えいたします。  まず、みやき町の町有財産の有効活用につきましては、みやき町行政改革推進委員会の利用計画の再点検を行い、売却できるものについては早期に処分するなどの見直しが必要であるという提言をいただきまして、今日まで民間企業や個人への譲渡を行い、企業誘致あるいは宅地分譲地の処分を議会の皆様と議論しながら進めてまいりました。  空き家対策につきましては、総合計画の基本計画、快適安全な生活環境づくりの一環として、空き家の適正管理を図り、安全・安心の実現を図るために、平成25年4月1日に空き家等の適正管理に関する条例を施行し、不良住宅の認定を受けた危険な空き家を対象に、国の補助金、これは社会資本整備総合交付金でございますが、補助金を活用し除却を実施しているところでございます。  御質問の中津隈東区の旧馬島病院跡地につきましては、以前より町への寄附の御意向はあったものの、申し出はなされていない状況でございましたが、今回、初めて寄附の申し出が提出されたところでございます。それに伴い協議を行った結果、非常に危険な空き家で、環境面からも早急な対応が必要であったために、地権者の方からの寄附を受領し、本町で解体することといたしたところでございます。その後、建物周囲の雑木など、補助事業を活用しながら除去したところであり、現在、みやき町の普通財産となっておるところでございます。  先日、中津隈東区より馬島病院跡地について活用の要望書が提出されましたが、現時点では不整形な土地の寄附を受領しておりますが、隣接する地権者の方からも寄附申し出の意向があるということを聞いております。今後、今議会終了後に寄附受納についての協議を開始したいと考えているところでございます。  そして、それらの方向性が確認できた段階で、改めて庁内で組織しております公有財産等有効活用検討会の中で協議をいたし、公共施設用地、公益用地または分譲用地等を視野に入れながら費用対効果を検討することとしているところでございます。  以上でございます。 16 ◯議長(平野達矢君)  12番松信彰文議員。 17 ◯12番(松信彰文君)  現在、平成26年2月24日だったですかね、寄附を受け入れて、みやき町で所有権登記をしたということをお伺いしております。それで、あそこの資料のところに、寄附受納、平成26年2月、5筆、1,386.12平米、419.73坪ですね。これが現在、寄附を受け入れたところであります。  私が担当課と話しましたところ、地権者の方があと2名いらっしゃいます。うち1名の方が寄附に応じてもいいですよということを言われておると。その方の持ち分が1,340.84平米、約406坪ですね。ですから、2つ合わせますと大体825坪ということになるわけですね。そして、もう1人の方がいらっしゃいます。この方が持っておられるのが579坪ということで、面積としては1,300坪ぐらいになるわけですね。大変大きな土地でございます。  私がこれを思いましたのは、当該地区は昔の山崎鍛冶屋のあたりから西のほうへ広がる区域なんですけれども、当該土地は域内の道路が大変狭うございます。そして、どうしたことか、空き地、空き家が大変多うございます。跡継ぎがいないとか、もうここに住む者がいないとかというようなことで、空き地、空き家が大変多うございます。その上1,300坪も寄附の申し出があったということで、私は、この公民館建設を核にして、周辺の道路拡幅あるいは区画整理等々を、買収あるいは土地の交換、そういうのを上手にやっていけば、町長が推し進められております定住対策の住宅建築にもつながっていくのではないかと。そして、中津隈には町有地、福豊コンクリートの跡地もあります。工場誘致を計画されております。それから、その土地の横から板部に道路計画もございます。こういうものをうまく利用していけば、みやき町の中でも中津隈地区は高齢化率の高いところではないかなというふうに思いますけれども、その手当てとしても、十分有効な対応、対策が今後とれていくのではないかというふうに考えておるわけでございます。  ですから、今後、議会が終わったら、2人目の地権者の方への寄附のお願い、働きかけを始めると。406.3坪ですか、そういう形で進めていくということでございますので、楽しみに待っておくつもりでございます。  それと、自治総合センターというのは、宝くじの助成財団でございます。宝くじの助成による公民館建設というのは、北茂安校区の豆津地区、それから、吉野ヶ里町の吉田地区、こういうところは、宝くじ助成によって公民館の建設をされております。ですから、私どもも2年、3年、5年ぐらいは待って、この制度に乗せていただきたいなと。  と申しますのは、高齢者の方々がふえてきておるわけでございます。高齢者の単身の方、あるいは夫婦住まいの方、区費の支払いも減免をしてくれというような申し出が非常に多くなっている現在、公民館をつくりますから幾ら出してくださいということは、なかなか言えないという状況に地域の実情としてなってきております。ですから、この応募については、町を通して、県を通して、いわゆる自治総合センターに応募をしてくださいというふうな手続状況になっておりますので、町に対してこのようなお願いをしておるわけでございます。  最後に高尾課長。もう一回力強い答弁をお願いしまして、この件について終わりたいと思います。よろしくお願いいたします。事業部長でもいいですから。 18 ◯議長(平野達矢君)  町長。 19 ◯町長(末安伸之君)  済みません、担当課長ではなかなかお答えできないと思いますので。と申しますのは、もともとみやき町内においても、核家族化、高齢化の進展に伴いまして、空き家、空き地が年々ふえてきています。中において適正に管理されていないために、隣接や周辺住民の皆さんの生活環境に非常に悪影響を及ぼしているということから、空き地管理条例については制定し、その指導、勧告等を行いながら適正に管理をしていただくように、条例に基づいて促しをしておりました。しかし、空き家について、特に廃屋、もう倒壊しそうなところ、または防犯上問題、不審者が侵入する等々の情報等も寄せられまして、全国的な課題となり、その対応が急務であるという判断をしたところであります。  よって、すぐ調査を開始しましたら、空き家そのものは二百数十カ所町内にあるというのが判明しました。その中で、空き家バンク制度も創設しながら空き家のあっせん等も行ってまいりましたが、約3分の1以上がもう廃屋である、危険性が高いという調査結果が出ました。そのことをもって、早急に条例を制定し、適正な空き家の管理を行ってもらわなければならないということで、一昨年に空き家の条例制定をさせていただき、かつ指導勧告命令に従ってもらえないところは行政代執行という手法をもって強制的に撤去、撤収を行うという条文も盛り込ませていただいたところでございます。その一環として、御質問の場所については、交渉する中で全てを寄附したいということの御意向でありましたので、それを受納することにさせていただきました。  目的は、危険な廃屋をスムーズに除去することで周辺住民の皆さんの生活環境への悪影響を改善しようということが目的でありますので、あとの土地の活用については、具体的にまだ検討をしておりません。隣接する土地についても、寄附の御意向も示されておりますので、現時点では不整形でありますが、隣接する地権者の方からの寄附も受納しますと、ある程度何らかの目的で活用できるのではないかなと思っています。  その際については、宅地分譲する方法もあるでしょうし、また、公共的な施設や公益的な施設に活用する方法もあると思います。その中で、御要望を賜っております中東公民館につきましても、公益的な施設として捉え、その選択肢の中の一つではあるかと思いますが、いずれにしましても、まだ具体的に交渉中でありますので、後に交渉がスムーズに終わり、受納して、かつまた隣接する土地の活用等も踏まえながら、庁内で組織しております公有財産等有効活用検討会の中で、その方向性を見出していきたいと考えております。  以上です。 20 ◯議長(平野達矢君)  12番松信彰文議員。 21 ◯12番(松信彰文君)  答弁ありがとうございました。今後の検討をよろしくお願いを申し上げます。  地元中津隈東西区におきましては、新しい公民館で、おはぎとか、よもぎまんじゅうとか、そういうのをつくってから農協のグリーンコープで売ってみようかという話も盛り上がっております。私は、こういう機運の盛り上がりが今後のみやき町を盛り上げていくというふうに考えておりますので、こういうおばっちゃんたち、おんじさんたちの熱気を大事にしていただきたいということで、よろしく御検討方をお願い申し上げまして、この項についての質問を終わります。  次、3項目めについてお伺いを申し上げます。  私は、この3項目めの事件と事態について、5月27日の西日本新聞の朝刊記事を見て、初めて知ったところでございます。そのときの私の気持ちを正直に申し上げますと、最初は、何でという驚きがあり、その後に怒りの気持ちが沸き上がってまいりました。しかし、その後、ほどなくして、私の気持ちは深い悲しみと落胆に包まれてしまったのでございます。  事件と事態の内容については、現時点までの私の数少ない情報をもとにまとめました。今、あそこに書いております。字が小さいですから私が後で読みますけれども、一般質問資料で後ほど触れたいと思いますけれども、居宅介護支援事業者というプロフェッショナル集団が引き起こした事件とは思えない、ずさんな内容であります。何で、どうしてという私の疑問は、私の集めました情報をもとに調査しても、一向に解消されていない現状であります。  現在、我が国は国民皆保険制度のもと、世界有数の超高齢化社会を迎えており、予防保健、医療、介護福祉制度のさらなる充実のため、公的介護保険制度の導入や、その裏づけとなる社会保障対策の財源としての消費税の導入など、国家、国民を挙げて、その対策に懸命に取り組んでいる最中であります。  また、地方においても、県及び各市町村の熱心な日常的な取り組みとともに、この予防保健、医療、介護福祉体制の維持及び管理については、多くの住民の方々の崇高なボランティア精神によって支えられているという事実を、私たちは、いま一度強く再確認をしなければならないと考えます。  このような緊迫した社会状況のもとで、今回の事件と事態は本町内、みやき町内で引き起こされたものであります。まさしく悲しむべき事態、介護福祉のアンバランス状況と言わなければなりません。再発防止には徹底的な原因究明が必要であります。事態の今までの経過及び今後の経過見通しと本町の立場、考え方について、執行部の答弁をお願い申し上げます。  以上です。 22 ◯議長(平野達矢君)  吉村地域包括支援センター所長。 23 ◯地域包括支援センター所長(吉村秀夫君)  議席番号12番松信議員の質問にお答えいたします。
     まず、事態の経過についてお答えいたします。  平成26年1月23日に、居宅介護支援事業所である夢の里ケアマネジメントサービスに対し、県長寿社会課の実地指導が行われ、介護認定者に対する書類不備が発覚し、翌日、県が監査に切りかえました。  県の調査範囲は要介護1から5まででありますが、その際に、要支援1から2までの分の関係書類についても調査されたようです。結果、県内の要介護1から5までの44人及び鳥栖地区広域市町村圏組合の調査圏内の要支援1から2までの5人に対する関係書類の不備が指摘されました。  今回の新聞報道は、県管轄分である夢の里ケアマネジメントサービス事業所及びそれに携わった2名のケアマネジャーについてであり、平成26年5月31日付で、指定居宅介護支援事業所の指定取り消し及び附帯の介護支援専門員につきましては、登録消除となりました。また、その間の業務委託分12,000千円について、夢の里ケアマネジメントサービスは、支払い機関である国保連合会を通じて鳥栖地区広域市町村圏組合へ返還されるものであります。  今後の推移、見通しについてでありますが、要介護1から5までの高齢者に対し、夢の里ケアマネジメントサービスでのプラン作成ができなくなり、施設利用等ができなくなる利用者が支障を来さないように、県の指導で、関連であるケアマネジメントサービス野菊の里を中心にケアプラン等の作成に当たってもらい、支障なく施設利用をされています。  みやき町の立場及び考え方でありますが、みやき町としては、要介護1から5までにつきましては、それぞれの事業所運営でありますので、みやき町として何も申し上げることはありませんが、要介護1から5までの利用されている町民の方が施設利用等で支障を来すことのないよう、引き継ぐ事業所にお願いいたしています。  みやき町は、要支援1から2までの書類不備を、県を通じて鳥栖地区広域市町村圏組合から指摘があり、平成26年2月14日にみやき町地域包括支援センターに対し実地指導が行われ、5月8日に立入調査、監査が行われました。それを受けて、5月9日に県長寿社会課及び鳥栖地区広域市町村圏組合において状況の把握を行いました。また、5月16日に鳥栖地区広域市町村圏組合へ改善命令が出され、そのようなことにより、同日、事実確認のために夢の里ケアマネジメントサービス事業所の事務長及び管理者を呼び事実関係を確認したところで、契約していました夢の里ケアマネジメントサービスとの委託契約を解除いたしました。よって、要支援1から2までの利用者5人につきましては、みやき町地域包括支援センターのケアマネジャーが責任を持ってケアプラン等の作成に当たり、支障なく施設利用されています。  なお、夢の里ケアマネジメントサービスに支払っていた要支援1から2の方のケアプラン料の5年間分1,350千円程度をみやき町は国保連合会へ返還することになり、同時期に事業所からみやき町へ同額を返還させる予定であります。  再発防止につきましては、5月26日に町内外の委託契約を行っている22の居宅介護支援事業所の管理者、主任ケアマネジャーを緊急に招集し、今回の件について説明を行い、今後このようなことのないように強く指導し、監査の強化を行うことを指示し、早速、6月11日から事業所の指導に入りました。  また、地域包括支援センター内部におきましても、事業所への指導に対し、口頭や連絡等での文書で行っていましたが、今後は公文書にて指導及び報告をさせるように指示いたしました。  以上であります。 24 ◯議長(平野達矢君)  12番松信彰文議員。 25 ◯12番(松信彰文君)  傍聴者の方もおられますので、今の包括支援センター所長の説明は非常に専門的でわかりにくい。ですから、私が資料に基づいて、これを読みまして、議員の皆様、傍聴者の皆様に御説明にかえたいと思います。  まず、プロジェクターを見てください。  介護報酬12,000千円不正請求、介護保険事業所指定取り消し5年間となっております。  その下、佐賀県は5月26日、介護報酬を5年間で少なくとも12,000千円不正請求していたとして、上峰町の社会福祉法人「野菊の里」(今村一郎理事長)が運営するみやき町の居宅介護支援事業所「夢の里ケアマネジメントサービス」の介護保険指定事業所を取り消すと発表した。平成26年5月27日、西日本新聞、佐賀新聞となっております。  それで、1、介護保険関係、2、みやき町包括支援センター関係、2つに分かれております。  左側の1が介護保険関係、今回新聞に載っておった分でございます。県の長寿社会課が調査をしました。2014年1月実施ですよと。  それで、2009年、平成21年4月から2014年、平成26年1月の5年間に、要介護1から5までの40人分の通所者の方のケアプラン、居宅サービス計画が全くなかったと。それから、介護支援作業の日常の経過記録、これは全くなかったと。だから、こんなことでは介護報酬の請求を12,000千円しとったんだけれども、仕事をしていないじゃないですかということで、2014年5月31日に夢の里の指定を取り消しますと。  夢の里ケアマネジメントサービスは事実関係を認め、鳥栖地区広域市町村圏組合の中の保険者、保険者は鳥栖、みやき、基山、上峰でございます。これに不正請求分を返還する意思を表明しましたと、こういうことでございます。これが介護保険組合、広域の一部事務組合負担金。  今度の2は、これはみやき町の責任分でございます。みやき町の地域包括支援センター負担金。2006年、平成18年4月から2014年、平成26年1月の8年間、要支援1、2、これは軽い方ですね、5人分の委託契約。これは在宅で夢の里に通っておられるわけですね。これも、いわゆるケアマネジメントプランが全くないと。で、委託金の請求、これは介護支援の日常記録も全くないと。こんなことにお金を支払うことはいけませんよと、これも県の指摘があったんでしょうね。ですから、町は2014年に夢の里から委託契約を取り消しましたと。そして、委託金の1,350千円を国保連合会に払っておりましたので、これを取り返さなければいけないということで返還請求をしたと、こういうことですね。  ここで私が申し上げておきたいのは、城野民生部長、それから、地域包括支援センターの吉村所長、この2人は4月1日から民生部長と地域包括支援センターの所長になっておりますので、この事実は全く知らんやったですね。それで、県から連絡が来てから慌てて機動力を発揮したと、こういうことだろうと思います。  それで、私は今、地域包括支援センター所長の答弁を聞きますと、この介護関係の40人について、関連の野菊の里にこの40人分を新たに通所者としてお願いをしたいと、こういう答弁だったですね。これではあなた、5年間夢の里が介護保険事業所の指定を取り消された意味は何もないじゃないですか。これはだめですよ。みやき町内には、中原たすけあいの会とか紀水苑とか、あるいは北茂安校区には花のみねとか、それから、中小の在宅介護の通所施設、こういうのいっぱいあるでしょうもん。そういうところにみやき町としてお願いをしますと。多分この40人は中原校区の方々ではないんですか、夢の里ということであれば。であれば、当然紀水苑とか中原たすけあいの会とか、ほかの施設があるじゃないですか。それを何で親元の野菊の里に持っていくんですか。私はそれが理解できません。この点が1つ。  そうすると、みやき町地域包括支援センターの要支援1、2の分の方については、今度はどこに委託契約するんですか。  この2点について、2回目の答弁をお願いいたします。 26 ◯議長(平野達矢君)  城野民生部長。 27 ◯民生部長(城野 幸君)  最初の御質問でございますが、5月9日に私と吉村所長と、県と鳥栖の広域に調査に参っております。先ほど図で示されておりますように、要介護1から5までにつきましては県の管轄でございます。よって、先ほど所長のほうが説明しましたように、個々における経営について我々がどうこう言う筋合いはございませんので、県が処分をしたわけでございますから、私が5月9日に調査に行った段階では、県として新たな事業所か地元の事業所に40人分のケアプラン作成等についてお願いをするということになっておりました。  結果として、先ほど議員がおっしゃられるように、関連のあるマネジメントサービス野菊の里を中心にということで県のほうの見解がなされ、現在、野菊の里を中心にケアプランの作成が行われているということでございます。  第2点の要支援のほうでございますけれども、要支援1、2につきましては、先ほど来申し上げておりますように、鳥栖広域の管轄でございますので、鳥栖広域のほうから私どものほうに要支援1から2の5名に対し、夢の里のケアマネジメントサービスが取り消されるから6月からのケアプランの作成ができないということで、みやき町の地域包括支援センターで責任を持ってケアプランの作成をしてくれということで、私どもとしまして、改善計画にあわせまして、5名の方について、私どものみやき町の地域包括支援センターのほうで6月以降のケアプラン作成は当たって、現在、5名の方について、施設の利用等について支障のないような対策をとっているというところでございます。  以上でございます。 28 ◯議長(平野達矢君)  12番松信彰文議員。 29 ◯12番(松信彰文君)  末安町長におかれては、福祉畑の出身であり、しかも、夢の里はあなたのふるさとでもあるわけですね。ですから、このような事態、事件、内容、あなたは誰よりもよくわかっておられるというふうに私は認識をしております。なぜこういうことが起こったのか。なぜこんなずさんなことをプロ集団がやったのか。この点について、最後に町長の答弁を求めます。  その前に、再発防止ということで、地域包括支援センターには現在11人の職員がおられるそうです。所長が1人、町職員が4人、そして主任ケアマネジャー、社会福祉士、この方々は社会福祉協議会からの派遣だそうです。だから、現場の親分といいますか、主任のケアマネジャー、社会福祉士という2人は社協からの派遣職員だそうです。それから、あとは嘱託のケアマネジャーが4人ということだそうです。  それと、今私がお聞きしましたところでは、南花園、これは社会福祉協議会が指定管理者になっておるそうでございます。指定管理者で、社協も社会福祉法人の資格を取りましたかね。ですから、南花園の職員は町職とは別に社会福祉協議会派遣の職員が何人もおられるそうです。そして、あとは臨時ですね。  ですから、私は町長にお願いしたいのは、幾ら町長や副町長、あるいは民生部長、地域包括支援センター所長が目を光らせても、介護福祉というフィールドは物すごく広いわけですね。ですから、でき得ることならば、これは私、一つの町長、提案ですけれども、社会福祉協議会には部長級を町から派遣しております。合併から二、三年前までが西牟田局長やったですね。それから、その後、総務課長を務められた田尻局長ですね。この方が、行ったなら行ったきりで定年退職まで正式な場でお会いしないというようなことになっておるわけですね。  ですから町長、私は社会福祉協議会の事務局長も議会に参加をしていただく。そして、1年4回の定例本会議に出てきていただいて質疑応答をしていただいて、責任感の醸成と日常業務のめり張り、こういうものをつけていただくと。そして、二、三年に1回は人事交流をしてかわっていただくと。そうすることによって、社協も社協から派遣されておる派遣先の事業所等についての非常に気分一新といいますかね、そういうふうな状況になるのではないだろうかということで、私の一つの提案としては、社協の事務局長の二、三年ごとの交代と定例本会議への出席というものについて、検討をいただいたらどうだろうかということを考えたわけです。これは再発防止という点を考えた結果です。  この問題の責任問題については、まだまだ事態が今後、明るくなってきましょうから、私はどうせい、こうせいとは申しません。執行部の中できちっと出処進退を考えていただいて、行政の公正な取り扱いをお願いしておきたいと思います。  最後に、町長の経験に基づくお考え、今後の見通しと議会に対する社会福祉協議会事務局長の本会議への出席あるいは二、三年ごとの交代による人事交流、こういう面についての答弁をお伺いいたしまして、私のこの項の質問を終わります。  以上です。 30 ◯議長(平野達矢君)  町長。 31 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  結論から申し上げますと、今回の件につきましては不正請求ということで、実際サービスは行っているけど、書類的に不備であったということで、これは正直言って、ケアマネジャーとしては初歩的な事務のミスです。ミスじゃありません、ケアマネジャーとしての資質が欠如しているとしか言えません。そして、一般的には介護保険サービスを受けようとする人は、みやき町で言うなら地域包括支援センターもしくは居宅支援事業、特老とか老健とか、そこに申請を行って、それから鳥栖介護保険組合のほうから審査をして、要介護1から5については介護保険組合との契約行為になるわけです。契約書の締結です。  調査をして、まだ介護度が低いと、要支援1と2については、これはみやき町が対応しなければならないというか、地域包括支援センターでケアプランの作成に当たります。しかし、本町のケアマネジャーは業務量というのが決まっています、1人当たり何人分までということで。サービスを必要とする人は不安定ですので、多いときもあれば少ないときもある。ケアマネジャーの配置がそれを上回る場合においては、平成18年から、要支援1から2については居宅介護支援事業所のほうに委託契約をできますので、18年からは委託契約をしています。それは22カ所です。今回は、そのうち1カ所で不正請求があったということで報道がなされています。  それで、みやき町として1,350千円を国保連合会に返還する義務が生じます。しかし、その1,350千円については、当然夢の里に返還を求めますので、相殺すると実質みやき町の被害はないということになりますので、一居宅支援事業所の不適切な事務処理、ケアマネとしての初歩的なミス、これで物事を片づけるわけにはいけません。なぜならば、委託先として居宅支援事業所とみやき町が委託契約していますので、当然その指導監督の義務は発生をいたします。みやき町として指導監督が十分なされていたかどうか。実際、私のほうには把握していませんでしたので、指導する権限はありながら、それを行使できなかったということでございます。  しかし、さっき申し上げたように、ケアマネの初歩的な能力の欠如、それと、地域包括支援センターのほうで委託契約をしますので、チェックは容易にできます。容易にできるなら、18年から今まで書類の不備は知っていたはずです。担当が知っていて上司に報告していないのか、私のほうに少なくとも情報が来れば、強く指導勧告を行ったり、それに従わなければ契約解除を行います。しかし、そういうものがなされていないということについて、非常に承服しがたいです。  よって、再発防止も含めて、副町長を委員長として、内部のこれまでのチェック機能について調査を開始させます。その中で、担当ケアマネとしてそのチェックはできたかできなかったか。できていなかったとするなら、ケアマネジャーとしての能力がやはり欠如しているということです。チェックはしていたけれども、口頭で注意指導をしていたということも、ちょっと耳に入りましたので、それが事実なのか。知り得ていたなら上司に報告をしていたのか。その上司の当時の地域包括支援センター所長が私のほうに報告はしていませんので、なぜしなかったのか。そういうのを含めた調査を今、開始しています。そのことによって、容易に再発防止はできます。  適正なケアマネとして能力、資質、資格があるなら、今回の件は居宅支援事業者のケアマネの資質の欠如であったとしても、地域包括支援センターのケアマネは必ず容易にチェックできるものです。それができていなかったことについての調査を踏まえ、再発防止に向けて取り組みを行うことに、今、その調査を開始しているところでございます。  以上です。(「社協の事務局長」と呼ぶ者あり)  議会の規則の中で、議会から説明要員の要請を受けて、執行部はお伺いします。この議場の権限は全て議長です。議会は町長部局以外、別の権限なる監査委員会、農業委員会、選挙管理委員会等は、議会の権限で説明要員として出席を求めることができます。議会の権限でできるんです。町長の権限ではできません。  社会福祉協議会の事務局職員は町の機関としての位置づけがありませんので、私として出席を求めることはできませんが、議会としてぜひということであれば、参考人としては招致できるし、参考人としての説明要員としては不可能ではない。これはあくまで議会が意思決定されることです。議会の中で意思決定をさせていただければ、社会福祉協議会の会長として出席命令は当然できます。  以上です。(「最後の人事交流」と呼ぶ者あり)  社協も介護保険事業を行って、四、五十名という組織です。退職された方を数年置きにしても、その組織維持できません。それと、ほぼ介護保険事業以外は町費です。町の税金を投入して地域福祉を展開しようということです。  もともと社会福祉協議会というのは、行政主導のもとで地域の資源、ボランティアとかいろいろな機関等を組織化することによって、行政ではできない福祉サービスを行うということで社会福祉協議会が設立されています。それから、さまざまなサービスが多様化して、地域福祉と専門的な福祉を供給する組織としての二面性を持って、現在、社会福祉協議会が地域福祉の核として各全国、活動されています。  そのためには、町と密接なかかわりというか、人事、予算、施策、あらゆる経験がないと局長としては務まらないということで、今、民生部経験がある職員を、民生部長であった者を社協事務局、今は総務課長であって、かつ旧町時代、社会福祉協議会の事務局長をしていた田尻氏を局長として専門的にさせています。その中で、まだ二、三年です。当然、町職員の派遣は原則3年です。本人の承諾を得れば5年できます。このルールの中で人事権を発揮させていただきたいと思います。  以上です。 32 ◯議長(平野達矢君)  お諮りいたします。休憩したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 33 ◯議長(平野達矢君)  異議なしと認め、休憩します。                 午前10時48分 休憩                 午前11時   再開 34 ◯議長(平野達矢君)  休憩前の本会議を再開いたします。  以上をもちまして、通告第11号、12番松信彰文議員一般質問を終わります。  通告第12号、5番中尾純子議員の一般質問を許可します。5番中尾純子議員。 35 ◯5番(中尾純子君)  皆さん、おはようございます。私は今回の質問に3項目出しております。  まず1項目めが、教育委員会制度改革についてでございます。2項目めが、少人数学級について。そして3項目めが、学校図書の本購入ということで、すごい簡単な書き方をいたしておりますので、執行部の皆さんたちにおかれましては、何が出るんだろうということで、悩まされているかもしれませんけれども、いつものパターンでございますので、よろしくお願いいたします。  さて、この教育委員会制度改革ということですけど、少し歴史的な部分をお話しいたします。  戦前の教育行政というのは、国家を頂点とした中央集権制度の中にありました。ですから、地方の教育というのは、政府から選ばれた地方の長官という方が来られて、その方が実権を握っていたわけです。そのときには教育の自由や自主性は厳しく抑圧されまして、教育勅語を中心に、国民は天皇のために命を投げ出すのが最高の道徳と子供たちに教えられておりました。そして、あの第2次世界大戦もありましたけど、戦争により多数の国民の犠牲を払ったわけです。この歴史を反省いたしまして、1946年公布、1947年(昭和22年)5月3日に日本国憲法ができたわけです。ここからなんですよね。  戦後の教育行政というのは、中央政府ではなく地方自治に置くことにいたしました。教育は子供の成長に大きくかかわるというところで、政治的、党派の利害で左右されてはいけません。そのため、教育行政は首長から独立させ、住民が選んだ数人の教育委員に委ねられたわけです。これは1948年、日本国憲法が施行されました次の年に教育委員会法というのができました。こうした仕組みは、先ほどちらっと町長のほうからも言われましたけれども、行政委員会と呼ばれまして、選挙管理委員会、それから公安委員会、こういった委員の方たちもこの行政委員会の中に含まれております。しかし、1956年に地方教育行政法と改められまして、議会の同意を得て首長が選任する形に変えられました。しかし、最初のときの独立性、これはなくなっておりません。教育委員会は首長と対等な行政組織、制度上でも上下関係はありません。また、これは地方自治との関係ですので、国とも制度上の上下の関係はありません。そういったのが今までの教育委員会だったわけです。  ところが今回、もう皆さんも御存じと思いますけれども、6月13日、教育委員会制度を見直して、自治部局の権限を強化する地方教育行政が参議院で可決されました。もっと詳しいことは、これから町長、教育長の答弁の中で明らかになると思いますので、まずは町長、そして教育長の、私のこのことについての御自分の意見をお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。  あとにつきましては自席にて伺います。お願いします。 36 ◯議長(平野達矢君)  町長。 37 ◯町長(末安伸之君)  通告12号、5番中尾議員の御質問にお答えをします。  学校教育について、教育委員会制度改革についての私の考えを問うということに対しての御回答をいたします。  今、議員がおっしゃいましたように、戦前については国の事務とされておりました教育委員会制度については、よって、都道府県知事とか市町村長がその管理をしていたところでありますけれども、御指摘なようなことがあったということは否めない事実であります。  戦後について、教育制度の改革が進められまして、教育委員の選任は公選制を導入されました。しかし、政治的な対立が持ち込まれるなどの弊害がやっぱり生じてきたということから、昭和31年に新たに政治的中立性の確保と一般行政との調和を目的とした地方教育行政の組織及び運営に関する法律が制定をされて、今、御意見があったように公選制が廃止をされました。首長の同意を得て任命するということにされまして、教育長の任命承認制度が導入されて、もう既に半世紀以上がたっていると。その中で、改めて制度の意義とか役割についての議論の必要性が指摘されていると。ただ、私としては、半世紀がたったから議論の必要性とか役割とかについて、そのことだけの理由では理解しがたい部分もあります。  一般に、課題として5つ言われております。事務的主導で自主的意思決定がないと。本町の場合はそのようなことはないと思います。  2点目、教員、教育関係者の意向が強く、地域住民の意向が反映されていない。これも本町に限っては当てはまらないと思います。  3点目、役割が認知されておらず、住民からかけ離れた存在となっている。これは十分に町民の皆さんに、教育委員会としての情報提供とかその役割を周知していない部分はあるのではないかなというふうに感じていますし、今、教育委員会では、教育委員会の便り、機関紙も出そうかという検討を加えていますので、このことで本町の場合は、より教育委員会の透明性というか、役割とかを町民の皆さんにお知らせしていけるものではないかなと思っています。  それと、国・県の方向性に沿いがちというのは、地域の実情に応じた施策・思考がないと。これも何か国・県の方向性とか指示に従わないとかいうのも少し腑に落ちないかなと。  それと、学校は国・県を重視する傾向が強いと。また、教職員の市町村への帰属意識が弱いなどの問題点。  これは何を意味しているかというと、社会的問題となりました、いじめによる体罰とか自殺が大きな国民的な問題になっているから、こういうことを踏まえて教育委員会の制度の議論の必要性がなされたのかなと。しかし、この件についても、我々も市町村会とか全国首長会等も行きますけれども、そういう意向調査なり意見というのが十分に各市町村の先端行政の担当者になされないままに、いつ、どこで、どのような期間で、どのような方々がこのような議論をされたのかが、情報としては十分に私どもには入ってきません。  今後は、新教育長と新教育委員長を一本化して、教育委員会の代表として新しい教育長を置き、それも3年にすると。その3年の根拠も十分にですね、首長が4年だから首長のいる期間にかえることもできるように3年にしたとか、何となく理由がですね、何を目的としてというのがまだ伝わってきません。  そのようなことから、本町においては十分に独立性を保ちつつ、行政、町長部局と教育委員会との連携、意思疎通も図りながら、特に学校現場等の実情を鑑みて、学校の意向に沿う形でさまざまな施策を講じてきているところでございますけれども、今後、よりこのような問題が全国的に指摘される中で、さらに教育委員会としての新たな取り組みとして、情報を住民の方に提供しながら、その役割を果たしていこうということで今検討されているという報告を受けておりますので、さらに連携を深めながら本町における教育行政の充実を期していきたいと考えております。  以上です。 38 ◯議長(平野達矢君)  牛島学校教育課長。
    39 ◯学校教育課長(牛島敏和君)  議席番号5番中尾議員の御質問にお答えいたします。  今回の教育委員会制度改革の内容について、私のほうから若干詳しく御説明をさせていただきたいと思います。  今回の教育委員会制度の改正の趣旨といたしましては、教育の基本でございます教育の中立性、あるいは継続性、安定性、あるいは教育の中に民意を反映するというような3つの基本方針を確保しつつ、地方教育行政における責任の明確化、あるいは迅速な危機管理体制の構築、首長との連携の強化を図るということともに、地方に対しての国の関与の見直しを図るというようなことが今回の制度改革の主な内容となっております。  もう少し詳しく述べさせていただきますが、1つ目の主要改正項目といたしましては、教育行政の責任の明確化を図るということでございます。  その中には、大きく5つの項目の改正が含まれております。先ほど町長のほうからも御答弁がございましたように、教育委員長と教育長を一本化した新教育長を置くということでございます。2つ目といたしましては、新教育長は議会の同意を得て、直接、首長が任命を行うということでございます。3つ目といたしましては、新教育長が教育委員会を代表するとしたことでございます。4つ目といたしましては、教育長の任期はこれまで4年であったものを3年としたというふうな形でございます。それと5つ目は、教育委員から教育長への教育委員会の会議の招集を逆に求めることができるというふうなことになっております。教育長は任命された事務の状況を教育委員会に逆に報告するというふうな形になっております。  2つ目の主要改正項目といたしましては、総合教育会議というような会議の設置をなされたということでございます。  その会議の中では、教育に関する大綱の策定というのが義務づけられております。それに関連して、主に次の3つの項目が新たに明記をされております。総合教育会議を設けて首長が招集をし、首長、教育委員会によって構成された総合教育会議というような形での会議体が設けられるということでございます。2つ目といたしましては、首長は総合教育会議において教育委員会と協議をし、教育基本法第17条に規定する基本的な教育に関する方針を参酌しながら、教育振興に関する施策の大綱を策定しなければならないということでございます。3番目といたしましては、総合教育会議では大綱の策定、教育条件の整備など重点的に講ずべき施策、あるいは緊急の場合に講ずべき措置について協議調整を行うこととしたというふうな形になっております。しかも、調整の結果については総合教育会議の中で尊重しなければならないというふうな形で明記をされております。  3つ目の主要改正項目といたしましては、国の地方公共団体への見直しを行ったところでございます。  町長答弁にもございましたように、いじめによる自殺の防止、あるいは児童・生徒の生命または身体への被害の拡大または発生を防止する緊急の必要がある場合には、文部科学大臣が教育委員会に指示ができるというふうなことを明記したところでございます。  大まかには今の3つの点が今回の改革によって改正になっております。  以上でございます。 40 ◯議長(平野達矢君)  大坪教育長。 41 ◯教育長(大坪春美君)  それでは、中尾議員の御質問にお答えして、補足になるかと思いますけれども、一番現場にいる私としての今の教育改革について少し述べさせていただきたいと思います。  今回の教育委員会制度につきましては、先日、6月13日だったと思いますけれども、参院の本会議において地方教育行政法が成立いたしました。早速、27年4月1日より施行されるという運びになっております。いろんな思いは持っておりますけど、最初に申し上げておりますが、みやき町におきましては町部局と教育委員会というのは本当にきちっとした形で、子供たちのためにという町行政をさせていただいている。だから、今後もこのスタンスは私自身も変わらないと思います。  しかし、こういった教育委員会制度が改革されましたので、今回の改革案につきましては、先ほど担当が申しましたように、教育委員会が抱えるいろんな課題に対応していくためには、政治的な中立性、継続性、それから安全性と同時に、地域住民の皆さん方の意向をしっかりと反映させる教育に求められている大事な要素だと、要件だと思っております。首長からの独立性、合議制、住民による意思決定という教育行政の本当に求められる基本的な要請に応じた内容はしっかりと踏まえながら取り組んでまいりたいと思っております。  しかしながら、今日、教育委員会が抱える課題等は全てにおいて対応しているかなという部分を持っておりますけれども、教育委員会会議そのものが本当にスピードが迅速化して、形骸化や、都道府県と市町村とでの権限の相違、あるいは教育委員の人事権、あるいは学校への権限移譲といった多くの問題点もあると思っております。  でも、今日まで教育委員会において、教育に求められる基本的な考え方、柱となるものは、これまでみやき町の教育行政において取り組んでまいりましたけれども、当然、町の支援、協力を受けながら現在も実施しております。感謝もしております。この考えは、制度改革があったとしても、これからの教育行政においては最も必要なところであると考えておりますので、今後とも、いずれにしましても、教育に求められる住民の期待度は大きいものであります。それに応えるべく、私といたしましても教育行政の果たすべき使命だと心からしっかり考えているところでもあります。このことは、教育行政を担う教育委員会と地方行政を担う町とが一体となって取り組んでいかなければならないものと考えております。これまで以上の連携をしっかりと図りながら、住民の皆さんの期待に応えるべき今後の教育委員会であるべきだと考えております。  以上です。 42 ◯議長(平野達矢君)  5番中尾純子議員。 43 ◯5番(中尾純子君)  町長と教育長の気持ちというのはよく伝わってまいりました。やはり不安な部分があるということも、これはもう否めないところであると思います。  ここで、先ほどは歴史を言いましたけれども、流れを言いましたけれども、ちょっと仕組みについてもお話をさせていただきます。  私がこういった形で一般質問をすると、必ずいろいろと耳に入ってくるんですけど、これは質問じゃなかとか、審議しよらんとか、いろいろ言われますけど、私はしっかりとこれは審議をした中でやっておりますので、よろしく。  教育委員のこの会議が教育行政の意思決定をするところなので、教育委員会の司令塔の部分の教育委員、みやき町においては、法令では定数5人ですので、今現在5人となっております。  何日だったですか、これを受けてというわけじゃないですけど、新聞を読みましたときに、武雄市の市長が教育委員を10名にふやしたというのが載っていましたよね。この内容を読みましたときに、この教育委員会制度について、あの樋渡市長でもやっぱり考えているなというふうに私は思ったわけですよね。首長の権限が強まれば教育行政の独裁になる。教育委員で責任を持って決めてほしいという思いがある。委員をふやして首長に対抗し得る教育委員会としたいということを、この武雄市長、理由として出されています。  さて、その教育委員の中から教育長、常勤の公務員が生まれ、そして教育委員長、この方は非常勤になりますけど、これを互選で選ぶということになって、他の教育委員というのは非常勤です。非常勤と同時に特別公務員であります。地方の議員も一緒です。  この教育委員会の独立性を担保するために、委員の罷免は、心、体の故障や非行などの理由がない限り、やめさせることはできないとなっているわけですよ。今度、結局、町長が新教育長を選ぶというわけですから、委員というのは、どうかしたら、ちょっとついでにつけたような雰囲気が、なっちゃいけないけど、そういうふうに私は見受けられたわけですよ。ですから、この方たちのちゃんとした担保があるのか、ちょっと不安な部分がありましたので、このことについても、任期は今度3年になるわけですからね。だから、そういった中でよっぽどのことがない限りは、ちゃんと、いいですよということになっていますけど、このことについてもちょっとお伺いします。  今度は、教育委員会の事務局というのがございます。これは教育委員会の決定に基づいて実際に仕事をする人たちですね、地方公務員の皆さんです。この方たちというのは、教育委員会の指揮監督下に置かれているわけですよ。私たち議員が教育のことについていろいろお尋ねしたりします。こういったことを全部お話ししていただくところが教育委員会事務局のほうになるわけですね。  この教育委員会と教育事務の両方に属するポストが教育長なんです。そして、教育委員の一人です。教育委員長は委員の互選で選ばれると先ほど言いましたけれども、この一人一人には別に権限はございませんから。この教育委員会というのが権限があるわけです。この教育委員会が会議を主催して、その中で決定する、こういったところに権限があるということですね。こうした機関を、これを合議制と言われています。そして、町長のような一人で決定するところ、ここが特認制と言われているということを私の資料に書かれてありました。  先ほど教育長も言われましたけれども、それと課長も言われましたけど、大綱ができるということで、責任を明確化するということなんですね。でも、本当にそれでいいんだろうかという部分もあるんです。  今回の教育委員会の改正ができた中で、大綱は法律で示されているけれども、その具体的な内容とする大綱がまだ示されていないということがあるわけです。これは新聞を読まれたらすぐわかると思いますけど、こういった流れをみやき町の町長としてはどういう方向性で持っていくのか。今からどういうふうにするのかということをね、ただ大きなところだけが法律では決まったけれども、協議の部分では何もされていないというのが今回の法律ですから、そしたら、いい形で、ぜひとも教育委員、教育委員会、新教育長、町長が子供たちのためにどうなし得るのか、その方向性を見出してほしいということで、私は2つ、2回目の質問でございます。町長、よろしくお願いいたします。 44 ◯議長(平野達矢君)  町長。 45 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  制度が改正されたりする中で、器と一緒で表と裏があるように、当然いい方向に改正しようということでありますので、趣旨についてはいいこともたくさんあります。しかし、裏を返せば逆行するようなことも当然あります。今回その裏から見ると、首長の権限が強くとなるとする御心配がなされておりますけれども、私も人のことは言えませんけれども、個性の強い首長とか、独裁性の強い、余り人のことは言えませんけれども、そういう方が首長になられると学校現場が非常に困惑するのではないかなと思っています。  全国的な教育のバランスとか、水準とか、継続とか、一貫性が保たれるか、首長がかわるたびに教育現場が左右されないか。さっき、県内の市の例を言われました。教育委員を10人にふやした。首長に対抗し得る、ここはいかがでしょうか。首長に対抗する教育委員会とか、本来あっていいものでしょうか。というのは、首長がまず何でも決めると。反転授業にしても、民間学習についても、決めたことに対して、あなたたち反論しなさいと。今まで5人だったから勝ち目なかったでしょう、10人にすることで対抗できるじゃないですかという考え方はいかがでしょうか。  裏の面から見れば、そういう傾向が首長によっては当然出てくるでしょうし、また、首長によってはいい施策も出てくるでしょうし、そのことから教育現場が非常に首長がかわるたびやりづらい面も出てくるという器の裏の面はあります。  しかし、器の表で一番、私がこの制度改革の中で評価させていただいているのは総合教育会議の設置ですね。これは義務づけられていますので、町長が招集して、教育委員会とで構成するわけですけれども、教育振興に係る施策を町長部局と教育委員会で一緒に策定して、教育条件の整備とか、重点に講ずべき施策とか、いじめなどの緊急的な場合に講じる施策について、その措置について対応することができるようになるというのはいいことだと思います。  今のところ、みやき町は意思の疎通は図れていますけれども、全てそうとは限りません。大きな自治体ではなかなか市長とか知事部局との意思の疎通が図れない中で、ややもすると、今までは意思の疎通がないから教育的予算が削減される。県内でも調べていただくと、教職員の方とかの評価を見ると、みやき町の教育予算が一番県内でもバランス的に充実しているということを教職員の方が言っていただきます。それは、教育委員会も私もですが、まず教育現場の校長会の意見等を十分に踏まえ、または、子ども議会を開催された折に、子供の御意見を踏まえて、それをまた学校現場に、アンケート調査を踏まえて通学中における危険箇所とか安全施設の設置についての御要望を、直接、生徒からいただいたものを当初予算にも反映させていただいているところでございます。  これを、より積極的に教育委員会と予算権のある町長部局、首長と、それと学校長を交えて、または時には保護者代表も交えて、みやき町における教育行政の大綱について協議することは十分意義があると思います。今までは任意的にするかしないか。しかし、これは義務づけられていますから。そういう意味では、器の表は非常にいいので、この表を磨きながら、裏は裏としてのおもしとして、この制度を十分に周知しながら教育行政を進めていかなければならないと考えております。  以上です。(発言する者あり) 46 ◯議長(平野達矢君)  中尾議員、正式に聞いてください。(「2回目いいですか」と呼ぶ者あり)はい、2回目です。(「ありがとうございます」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)(「いいえ、違います。2回目の続きですので」と呼ぶ者あり)3回目、3回目。(「いや、3回目だったら……」「休憩を、ちょっと済みません」と呼ぶ者あり)  暫時休憩したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 47 ◯議長(平野達矢君)  暫時休憩します。                 午前11時34分 休憩                 午前11時35分 再開 48 ◯議長(平野達矢君)  休憩中の本会議を再開します。  議員の皆さん方にお願いいたします。  質問の趣旨をしっかりと通告してください。そうしないと、議会運営がスムーズにいきませんので、よろしくお願いいたします。また、趣旨が徹底されない場合は答弁拒否をされても結構でございます。  以上です。  町長。 49 ◯町長(末安伸之君)  先ほど詳しくお聞きしまして、今は4年の任期ですと。新教育長制度では3年と。その間、教育委員の、よっぽど教育委員としての品性とか資質を欠するときは罷免とかあり得るでしょうけど、その身分保障、担保は確保できるかと。  選任については、議会の同意がなければ選任できないわけですよ。だから、罷免とか解任とか当たるときも、私としては、ルールとしては議会の皆さんで同意してもらったものを私の裁量権で罷免するとかいうことはやっぱりできないと思います。職員でも一緒です。職員でも地方公務員法で身分保障されていますので、そういう懲戒とかに値するときは懲戒、解雇とかできますけれども、教育委員会においてもしかりだと思います。教育委員として適正に任務に当たっていただければ、そのような権限を行使しようとしても法的に行使はできるものではないと思っています。 50 ◯議長(平野達矢君)  5番中尾純子議員。 51 ◯5番(中尾純子君)  ありがとうございました。私、質問はきちんとしなさいということを今指摘を受けました。  さて、3回目になるわけですけれども、この中で先ほどちらっと町長が言われたんですけど、国が県に要請することもできるというのがちらっと言葉に出てきたんですよね。これを聞いたときに何かこう微妙に、今回の新教育、地方の教育を変えられるわけですけど、何か国のほうに行っているんじゃないだろうかというのをちょっと懸念しました。国が地方に関与することもできるというふうなことがちらっと出て、ということは、これはその中に入っているということなんだと思います。だから、ちょっと怖いなという部分がありました。  さて、この教育委員会なんですけれども、この教育委員会がしっかりと働いた市町もあるわけですね。一番直近で言ったら沖縄県の八重山ですかね、あちらのほうでの教育問題です。A社とB社の本をどうするかというときに、八重山というのは石垣市と竹富町と与那国町の3つがあるわけです。この人たちが協議会を立ち上げて、要は、今回の教科書はこういったのにしましょうということで選定委員会をつくっているということです。  ところが、その協議の途中で、最終的にそのAとBのどっちを選ぶかということで、きちんとした意見も聞かずにAになってしまったということで、ここで声を上げたのが竹富町の校長と教育委員会だったんですね。そして、皆さんテレビもごらんになったと思うんですけれども、これは文科省のほうも了承しましたということですけど、法的にいけば、これが正しいかどうか私はちょっと疑問は持っています。しかし、この中身がですね、何で竹富町がこのA社、B社の採択された部分ではない教科書をとったかということについては、やっぱり問題が十分あったということで、最終的にはこの八重山地区の協議会、この人たちも教科書を読んでいなかったということを告白されたわけですよ。結局、中身を審議していなかったということで。  だから、何でこの八重山地区の竹富町がもう1つの本を使うと、これは公民のほうですけどね、教科書を使うとなったかといったら、ここにはやっぱり大きな違いがたくさんあったと。私も両方、本を読んでいませんから言えませんけど、でも、それなりのやっぱり気持ちがあったということで別の本を採択されたと。法律的にいいかどうかは、ここは疑義があるかもしれないけど、私はある意味、あっ、いい本を選んでいただいたというふうに思っています。これをやったのはそのときの中学校長であり、そして教育委員会が頑張ったということなんですよね。  その前でいくならば、私は去年の9月に図書館問題で言いましたけど、「はだしのゲン」問題がありましたよね。そのときに、島根県松江だったですかね、ここで「はだしのゲン」の問題があったときに、このときは教育長が「はだしのゲン」は撤去すると言ったんですよ。ところが、教育委員会がだめだということで、「はだしのゲン」、これはまたもとに戻したんですよね。だから、教育委員会としての仕事というのはよくやっていらっしゃいます。  いろいろ事例はありますけれども、最悪、思ったのが、やはり大津市のいじめ問題ですよね。これが一番、今回の地方教育の中身を変えるということについては、これがひょっとしたら大きかったかもしれないなということがありますけど、でも、私はとにかくこういった中で教育委員会が頑張っているということを言いたいんです。みやき町でもしっかりと仕事をなさってくださっていますので、これから新教育長、これがなったとしても、やはりこっちの行政部局、そして教育、今からは町長が上になってしまうわけですから、だから、その教育長はしっかりとね、このまま現教育長が継がれるのか、あとかわられるのか、今度は変わってきますので、そのときでも今現在のを維持していただくようによろしくお願いいたしまして、1項目めの質問は終わらさせていただきます。 52 ◯議長(平野達矢君)  町長。 53 ◯町長(末安伸之君)  制度改革によって、先ほど申し上げたようにいろいろ御心配はあるかと思います。ひっくり返せば悪い面もあります。悪い面というか、御心配な面ですね。戦前教育に逆戻りするのではないかということも議論されています。国が関与できるようになりました。  しかし、そうじゃなくて、逆に教育委員会がですね、独立性の確保は当然しなきゃなりませんけれども、独善的になってはいけないんですよね、人の立場とか利害を考えずに。今グローバル化の中で、国際的に地球規模と言われている中で、日本の教育水準、方向性が違ったら、日本の中で子供たちが戸惑いというか、方向性を見失うことも想定されます。独裁的、独善的な首長によって独自の教育がなされようとすることを、国がある程度関与して方向性を修正しなければならないときも、そういうことを想定して国が関与できると。中尾議員は、戦前教育に逆戻りするような御心配もあるかもしれません。これは国民世論として、できるわけないじゃないですか。そういうことを今の政権がやろうとするなら、それは選挙での審判を受けるだけですから。そういう御心配は御心配として、それはいいですけれども、そればかりを強調されてもですね、いいこともたくさんもあるわけですから。そこを見比べながら、さっき言った裏と表を見て、いいところを使うように議論することが、私たちの公人としての考え方、そして役割ではないでしょうか。よろしくお願いします。 54 ◯議長(平野達矢君)  大坪教育長。 55 ◯教育長(大坪春美君)  今回、教育改革の中で、まず先ほど町長もおっしゃっているように、総合教育会議の設置が義務づけられました。そういう中において、総合教育会議の中で協議、調整する事項としては、まず教育の振興に関する施策、あるいは教育の条件整備、そういった重要な教育施設などの方向性を決めること。それともう1つ、一番命にかかわる、児童・生徒の命や体の保護、そういった緊急事態への対処等を協議、調整していくことが総合教育会議の意義だと私は思っております。  と同時に、今回、教育委員会の中でも専権事項が保たれている部分をお知らせします。  まず、教科書の採択ですね、今、小学校の教科書採択の時期、一番たけなわです。私たちもかかわっておりますけれども、そういった教科書の採択。沖縄の問題の部分については、実は九州大会でも私たちもしっかり勉強させていただきましたけど、なかなか沖縄のことを理解できない部分はありました。でも、我が佐賀県みやき町としては、教科書の採択については学校教育課程の編成、それから個別の教職員の人事について、採用とか、異動とか、承認とか、そういった部分は私たちの専権事項でもあります。今後、特に政治的な中立性、継続性、安定性をしっかりと担保にしながら頑張っていきたいと思っております。  以上です。 56 ◯議長(平野達矢君)  5番中尾純子議員。 57 ◯5番(中尾純子君)  それでは、2項目めに入ります。  私はこの少人数学級についてということで、何を聞くんじゃということになるんでしょうけど、実は小学校3年生が、北茂安においては2年生までは3学級あったわけですけど、3年になった途端に3学級が2学級になったということで、これは法でいけば2年生までというのは一応見れますので、少人数学級、あるいはTTでも見れるということだから、それは納得できるんです。今度、3年生が3学級が2学級になったというところで、やはり子供たち、子供たちはもう2カ月近くたったから、そんなにないと思うんですけれども、やはり保護者の方、そして学校職員の方、それから読み聞かせのお母さんのほうからもちらっと声が聞かれまして、じゃ、ちょっとこれを題材にしようということで、まず一番近いところで吉野ヶ里町に行ってまいりました。  吉野ヶ里町の子供たちなんですけれども、ここは全て、私は今回、小学校だけ言いますけど、三田川小学校、それから東脊振小学校があるわけですけれども、定数からしたら当然少ないです。その中で3年生だけを見ましたら、東脊振小学校が79名なんです。79名といったら、これは北茂安小学校の79名と一緒ですよね。ほかのところを見まして、大体これは自然発生的に少人数学級になっている部分です。ただ、3年生については79人だから、法定でいけば定数の40人と39人になってもいいわけですけど、ここは3クラスあるということですね。  そして、三田川小学校の3年生というのは109名です。ですから、当然これは3クラスになるということになるんですけど、残念ながら北茂安小学校においては79名、2クラスになってしまった。ここについて、やはりもうちょっと先生の加配ということができなかったのかなということをお聞きしたいんです。それについて、教育長、よろしくお願いいたします。 58 ◯議長(平野達矢君)  牛島学校教育課長。 59 ◯学校教育課長(牛島敏和君)  小学校の少人数学級についてというふうなことでの御質問だと思っております。  現在、みやき町の小学校、中学校での少人数学級等々、チーム・ティーチングも含めたところですけれども、の状況について御説明をさせていただきたいと思います。  学級数職員定数標準法で、学級の編制の標準が1959年に50人と定められ、その後、1964年に45人、1980年に40人というような形で現在に至っているような状況でございます。平成22年度には、強い人材の育成は成長の原動力として未来への投資になるというようなことで、文部科学省が30年ぶりに40人学級を見直しまして、35人あるいは30人学級の実現などが出たところでございます。そういう中で、10年ぶりに新たな教職員の定数改善計画の策定がなされております。  文科省の今後の計画におきましては、小学校全学年で35人学級を実現すると。平成23年から27年度の5カ年の計画で実施予定になっております。中学校におきましては、全学年で35人学級を実現するというような形で、目標を26年度から28年度の3カ年計画で実施予定になっております。小学校の1年生、2年生では30人学級が実現されて、平成29年度、30年度の2カ年計画で実現をするというような形での予定になっております。  あと、副校長、教頭、生徒指導担当教員及び事務職員の配置の充実もあわせて図ると同時に、小学校の複式学級に係る学級編制標準も引き下げて、中学校の複式学級の解消となっているような状態でございます。
     平成26年度の本町の小・中学校の現状につきましては、5月1日現在で小学校の1年生で少人数学級が実現できております。それと、小学校2年生、中学校1年生では少人数クラス、またはチーム・ティーチングの授業となっております。ここは県のほうから加配をいただいたもので実現ができているような形になっております。  少人数学級の効果につきましては、議員も御存じのとおりと思いますけれども、他県に先駆けて平成17年度から学習向上が図られている秋田県や山形県の報告結果などを含めて、学習面で教職員が児童・生徒一人一人に目が行き届くと、個に応じた授業ができるというようなことで、学力の向上、あるいは学習意欲の向上に大変効果がある。あるいは生活面でも、不登校とか問題行動の早期解決につながっているというようなことでの少人数学級の効果というのは認められているようなところでございます。  しかしながら、児童・生徒の人数の減少に伴い、教職員の数がなかなか確保できないというのが現状でございまして、職員の負担が個人に偏るような傾向があるということで、現在、25年度から文部科学省でも35人以下の少人数学級を目指して、29年度までの目標を立てて少人数学級を進めているところでございます。  あと、みやき町内では、先ほど議員の御指摘もございましたように、平成26年度の段階で小学校41クラス、中学校23クラスございます。加配等々で実現ができている少人数クラスというのも中には入っておりますが、小学校41クラスのうち28クラスが少人数のクラス達成の状況となっております。中学校におきましては、23クラスのうち16クラスが少人数が実現できているというような形になっております。ここはどうしても学年の児童・生徒の数、あるいは加配が県から来ている、来ていないというようなところでのクラス編制の状況になってしまいますので、全体で見ると70%弱ぐらいの少人数のクラス状況とはなっております。  国、あるいは世界的な児童・生徒の少人数に対する取り組みなんですけれども、みやき町で教師1人当たりの児童・生徒の数、小学校で見ますと14.71人となっております、26年度ですね。それと、中学校におきましては9.88人というような数字になっておりまして、ここには補助教諭とか、そういった生活支援員とかをみやき町では配置をしておりますが、そういった人員等は加味されていないところでの数字になっております。  現状、平成25年度なんですけれども、国の少人数学級等に伴う、先ほど言いました教職員1人当たりの児童・生徒数の人数ですけれども、小学校では17.7人、中学校におきましては14.1人というような形になっております。先ほど申し上げました国の平成25年度から29年度までの新たな教職員定数改善計画案によりますと、完成後は小学校で16.4人、中学校で13.0人というような形での、35人以下の学級を目指すというような形での数値となっております。この数値と比較いたしますと、現在の教職員1人当たりが担当する児童・生徒数というのは、満たしてはおりますが、御指摘のようにクラス、あるいは学年等々によりまして、あるいは加配の状況等によりまして少人数の状況ができていないというのは現実的に発生をしているところでございますので、そういったところにつきましては今後の国の改善計画等々の中で対応していかなきゃいけない、あるいは対応していくべきものだと思っております。  以上でございます。 60 ◯議長(平野達矢君)  5番中尾純子議員。 61 ◯5番(中尾純子君)  先ほどの答弁をお聞きいたしました。  先ほど秋田県の話が出ました。東成瀬村の成瀬小学校というところです。私はここの教育長と、電話でですけど、お話をさせていただきました。  その内容ということでいろいろ書いていて、なぜ少人数学級がいいのかということをお伺いして、いろんな話を聞いたわけですけれども、時間的にちょっと中途半端になります。私はこのことについては3回目の中で、これが2回目ということになるでしょうから。ただ1つ、2回目で言いたいのは、国の意向を見てから、今、小学校3年生79人、ぜひともこれは早く解決したっていいんじゃないかなということを思っています。だから、国が変えてからじゃなくて、私はこの町で独自でやってほしい。だから、そのためにどういった、これを解決する策があるのかということを2回目の質問といたします。3回目にあと残り言います。 62 ◯議長(平野達矢君)  お諮りします。質問途中でありますが、休憩したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 63 ◯議長(平野達矢君)  異議なしと認め、休憩します。                 午前11時58分 休憩                 午後1時   再開 64 ◯議長(平野達矢君)  休憩前の本会議を再開します。  執行部の答弁をお願いします。牛島学校教育課長。 65 ◯学校教育課長(牛島敏和君)  中尾議員の質問にお答えさせていただきます。  少人数学級実現に向けての教職員、臨時の教職員も含めてだと思いますけれども、町雇用での臨時職員での対応等で何とかできないものかというふうなことで、やるべく早いうちでの、早い段階での、国の政策を待たずにですね、早いうちでの実現をというようなことの御質問だと思います。  少人数学級を実施するためには、県の職員として正規に雇用された職員が正教諭としてクラスを持つというのが学習指導上の大前提となっております。そういう形で、たとえ町の職員を予算の御承諾いただいて雇用したとしても、町で雇用した臨時の教職員の方を少人数学級の正教諭として配置するということは、なかなか難しい点がございますので、そういう意味で臨時的に町雇用での対応というのはなかなか難しいというのが現実でございます。  そういう形で、国のほうで出されております教職員の人員確保というふうな方針が29年度までに出されておりますので、そういった流れで年々、人員を追加して、26年から29年度までに1,900名程度雇用するというふうな形で出されております。  やり方としては、今、加配をされておりますので、加配で教職員を配置するというふうな形で提示をされておりますので、そこを見ながら県のほうにも町の教育委員会として加配の追加配分、重点配分をさせていただくような形で御要望させていただきながら、なるべく今の状況を維持しつつ、さらに増加するような形で対応なりをさせていただきたいと思っております。  以上でございます。 66 ◯議長(平野達矢君)  5番中尾純子議員。 67 ◯5番(中尾純子君)  今の状況ではクラスを受け持たせるということはできないわけですよね。ということで、徐々に国が規定を変えていくでしょうから、そのときまでに加配、ちゃんと増員していきますということですけど、今の小学校3年生は結局このままの状態でずっといくかどうかですよね。今3年生ですから、あと3年間、4年生、5年生、6年生、それまでの間に2クラスが3クラスになるかどうか、国の状況を見て、また加配を見ながらやっていくということですけど、3年生は今のこの時期だけです。だから、私は何としても、TTでもいいじゃないですか、授業の中でそういった形での、要は町の職員というかな、講師の方をぜひ入れていただけたらありがたいなと思います。  先ほどの2回目の話の中で、私は秋田県の東成瀬村の成瀬小学校の学校長とお話ししたいなと思ったんです。一応インターネットで調べて。どうしてここに興味を持ったかといったら、秋田県の中でもここが一番、学力向上に貢献している村だということなんですよね。そういったことで興味を持ちまして、そして教育長のほうにお話をぜひとも聞きたいということで電話をかけたわけですけれども、ちょうどそのときが13日でした。ですから、もう既に教育委員会制度が可決されたということでした。  そのとき、御不在だったから、どこに行かれているんですかということを聞きましたときに、中学校のほうに視察に来られているからということで、北海道から来られていたと。その前の日は東京から視察の方が来られていたというような、そういったお話がありました。  何でこんなに学力向上できるのかなって。やっぱり少人数問題で抱えている部分というのはいろいろありますので、みやき町の今の現状のこと、小学校3年生のこともちらっとお話はいたしました。  ここの学校では、授業が終わる前の10分間というのを振り返りの時間ということで、その10分間、今の時間に何を学んだのか、そういったことをしっかりと、もう一回、振り返りながら、それぞれ一人一人の子供たちに確認させていくというふうなことだったんですよ。結局、通過させてはいけないということが子供たちの学力向上につながっているということですね。  そういったことを、もうたくさんいろんな話をしたんですけど、少人数学級のよさというのは、少ないからこそできること、中学校との連携で、これは総合学習の中でされているんですかと言ったら、違うと、ちゃんと時間を設けてやっているということで、縦割りで中学生と小学生が、例えばの話ですけど、グループに分けて、そしてお花を植えたりとか、そういった形での縦もちゃんと重要視していると。  教育長は、自分は何がしたいのかといったら、認識というか、結局それぞれの価値観が個人個人で違うわけです。自分と同じ価値観のないものは排除してしまうような、そういう危険性もあると。だから、価値観というものをしっかりと子供たちが、自分と違う価値観、自分と同じ価値観であったとしても、それをしっかりと認めていく。これが最終的には大人社会に入ってからの学力だけじゃなくて、生きる力、その基本となってほしいと、本当の生きる力になってほしいということで、学校とは、まず、わからないから来るところであると。それと、間違ってもいいところ、それが学校なんだということを教育長はおっしゃっていました。  武雄市のICT、我がみやき町もICT授業をやっております。武雄市においては反転授業なども行われていますけれども、そのことについても教育長に伺ったときに、機械ですからよしあしはありますと。利便性はあるでしょうけど、それが一概に学力向上につながるとは自分は思っていないということでした。そして、とにかく子供たちがともに学ぶ、その部分をしっかりとしていけば、子供たちの学力というのは後からでもついてくるということですね。だから、自分はそういうふうに考えていますよということをじかに聞いたから、私はうれしかったです。  それと、ここは中学校にALTとは違って講師を1人つけていますって。中学校につけていました。ところが、25年度ですね、国のほうから、国ということはきちんとした加配が2人、中学校につけていいよということで県のほうがしてくれたということで、この加配された2名分は小学校のほうで使っているということです。今、小学校5年生、外国語授業というのをやられていて、ALTとか、いろんな方たちがそこに来られているとは思うんですけれども、その中では中学校の英語の教師もそこに入ってくるし、そしてALT、そして担任。だから、3人体制でやっているんですよというようなこともいろいろお伺いをいたしました。  だから、ここまでいろいろやってお勉強ができる環境が整っているから、それだけいいんだなということですね。反転授業に関しては、もうもってのほかだということだったですね。これについては、わからないから学校に来るわけであって、そこから学んでいくわけだから、これは決していいことではないということでした。  最後ですから、この教育委員会制度、これは電話しながら、もう既に可決されたわけですけど、これについてはどういうお考えをお持ちですかと言いましたら、自分は今までどおり、結局、村部局というか、当局としっかりと信頼関係を持って、そして、今まで自分たちが言ってきたことに対して、要は子供たちを両方考えているわけ。町部局にしても、それから教育のほうでもしっかりとやっぱり連携をとりながら、そして、これからよりよい子供たち、そういった形をつくっていくということが一番いいことではないだろうかということでしたから、1項目めの町長の答弁の中にもしっかりそれはありましたので、私もうれしく思っています。  とにかく今回のこの少人数学級については、私は3年生を2クラスつくられたということで、79人でも3つつくったってよかったんじゃないのと、ほかの町ではやっているんだよということを私は言いたかったんですよ。だから、教育委員会というか、事務局のほうの皆さんたちも中身をもう一回見て、何がいいかどうかということを、もう一回考えていただきたいと思います。  これで終わります。 68 ◯議長(平野達矢君)  大坪教育長。 69 ◯教育長(大坪春美君)  それでは、3回目の中尾議員の質問にお答えしますが、先ほど来、担当も申しておりますように、本当に少人数学級の実施については大変効果があるということは十分認識しております。そういう中で、みやき町は北小だけじゃなくて、北茂安の3年生はもう80名なんですよ。81名いたら3クラスなんですよね。これが厳しい国のルールで。それから、4年生も79名なんですよ、40名と39名。それから、5年生も36名と35名の71名。中小のほうも4年生は78名なんですよね。だから、35人を大きくオーバーしているんですよね。そういう学校を5クラス抱えております。  だから、そういう中でどう取り組むかが我々なんですが、先ほど担当が言いましたように、なかなかきちっとした教職員を県からいただかないと、少人数学級が成立していないのが現状でありますけれども、みやき町としては、昨年、三根中学校が3年生を2クラスしかできなかったんです。それなのに、教職員の先生が少人数でやりたいと。だから、1クラス分、30時間授業がふえたんですよ。それでも、先生たちが頑張って頑張って、ことしの進学率もすばらしかった。そういったことが、みやき町の中学校の中ではですね、朝は2クラスなんだけど、5教科については3クラスで、自分たちは授業時間はふえていいと。教員補助とかはもうT2しか使えません、実際ですね。でも、正規の職員の先生たちが、5教科になったら3クラスに分かれて非常に効果があって、3中学校とも県の学力調査でも県の平均を大きく上回ってまいりました。  そういった学校現場も頑張っておりますので、私たちも九州大会、県の大会、いろんなところで35人学級の要望はしっかりしております。今回も文科省のほうにも、全国の我々教育長会でも申請をいたしました、もう35人学級でいきたいと。そのためには教職員の確保をお願いしたいという要望書も5月の大会でも出しておりました。特にうちのような小規模校を抱えている学校、昨年、三根西小学校の教職員は8名でした。6人担任ですよ。そしてあとは、校長、教頭、事務長、擁護しかいない12人で6学級を賄っていたんです。とても厳しかったんですよね。そういう状況もありますので、今後ぜひ35人学級の実現に向けて、議員の皆さんの協力を得ながら、私たち教育委員会としてできることをしっかりやっていきたいと思います。  以上です。 70 ◯議長(平野達矢君)  5番中尾純子議員。 71 ◯5番(中尾純子君)  しっかりとやってください。よろしくお願いします。  それでは、3項目めに行きます。学校図書の本の購入ということなんですけれども、このことについては、私は昨年の9月議会で購入費についての、結局、図書司書補佐の皆さんたちの交通費がついていないというところで私は問題を出したんですよね。そのときの答弁というのは、インターネットで本を購入することもできるというところで、そこで終わっているわけですよね。それが最後の答弁だったんですけれども、今回、この図書司書というか、要は学校図書、これは町の図書にもかかわりが出てくると思うんですけど、司書の皆さんたち、臨時の皆さんたちの出張ですね、そういうのをどういうふうに見るかということをお答えください。 72 ◯議長(平野達矢君)  牛島学校教育課長。 73 ◯学校教育課長(牛島敏和君)  中尾議員の3番目の質問、学校図書の本購入に係る図書司書補の勤務の取り扱いについてだと思っております。  学校図書司書補佐の勤務状況について調査をさせていただきました。議員御指摘のとおり、学校間によって取り扱いにばらつきがあるというのがわかりまして、基本、言われているように、年間の各学校の図書予算というのは、学校の規模にもよりますが、1校当たり大体450千円から650千円程度で、図書の購入の予算を御承認いただいて予算をいただいております。図書購入は年間を通じて基本的に随時購入している図書もあるんですけれども、大部分は学校の図書司書及び今回御指摘の図書司書補の方で、夏休み、長期休業中を使って、福岡市内のほうで大手出版会社が行う図書の展示会がございます。そちらに参加して、実際、図書を現物が確認して、その上で課題図書であったり、児童・生徒からの要望図書、リクエスト図書、あるいは教職員が要望する、希望する図書等の購入を実際そこで行っているのが主な購入の形になっております。  したがいまして、図書司書補佐が夏休みそういった形で図書購入に当たっての勤務の取り扱いというのが基本的にばらばらになっているというのは大変おかしい話でございまして、その勤務の中身というのは、専ら学校図書を購入するための勤務になると思っておりますので、当然この図書司書補佐の当日の勤務の扱いについては、みやき町の臨時職員の任用に関する規定に基づいて雇用される臨時職員でございますので、イコールみやき町の職員の服務規程及びみやき町職員の勤務時間及び休暇に関する条例に準ずるような形で勤務の取り扱いをするべきものだと考えております。  したがいまして、今年度からの図書司書補佐の方の図書一括購入にかかわる勤務については、各校きちっとした、統一した見解を教育委員会のほうから御指示をさせていただきまして、各学校、同じ取り扱いで、勤務時間としての取り扱いをさせていただくというふうな形で、指導なり、あるいは通知を差し上げさせていただきたいと思っております。  以上でございます。 74 ◯議長(平野達矢君)  5番中尾純子議員。 75 ◯5番(中尾純子君)  大変ありがたく思っております。ありがとうございました。  これで終わります。 76 ◯議長(平野達矢君)  以上をもちまして、通告第12号、5番中尾純子議員の一般質問を終わります。  通告第13号、11番宮原宏典議員の一般質問を許可します。11番宮原宏典議員。 77 ◯11番(宮原宏典君)  皆さんお疲れさんです。通告13番、議席番号11番、宮原宏典です。通告に従いまして3項目質問させていただきます。  1項目、東尾交差点改良に伴う信号機について、2項目、白石西尾線の歩道建設、3項目、町公有財産有効活用事業の進捗状況についてということで3項目質問させていただきます。  初めに、1項目、東尾交差点改良に伴う信号機について。  東尾交差点改良については、町長の努力により見違えるほどになり、最後の仕上げで舗装工事のみとなってまいりました。町の姿が変わってくるものと期待をいたしております。まず一変したのが、東尾交差点は歩車分離式信号と聞きなれない信号機であります。歩行者と車が完全に分離されて、歩行者が巻き込まれなく、安全な交差点であります。歩行者の安全を第一に考えられた上の信号機でありますが、2点ほど質問させていただきます。  まず、1)として、新設改良の東尾交差点はスクランブル対応なのかということです。2)として、一般歩行者の指導状況についてを質問いたします。  1)の東尾交差点の歩車分離式信号機は、全ての方向の信号機を赤にして車両を停止させ、全ての歩行者の信号を青にして横断させる方法で、車が全車信号機でストップすれば、歩行者はそれぞれの方向に行動を開始いたすものであります。歩道は約25秒ほどで渡れます。子供や元気な大人は余裕を持って渡れますが、お年を召した方や不自由な方は無理をしなくてはならないなど、また、反対側に行くためには押しボタンを2回ほど押さなくてはなりませんので、約90秒ばかり、1分半程度も待たなくてはいけませんということで、スクランブル対応はできないものかということでお伺いをいたすところでございます。  2)の一般歩行者の指導状況について。  現在、小学生は指導員の指示のもとで渡っていますので、問題はないのですが、近くのおばさんが私が信号停車している前で、車が動き出すと同時に信号を見ないで渡られてしまいました。運転者が注意して運転されたので難なく済んだわけでございますが、また老人クラブの話の中では、車が通過しているのに、押しボタンを押しても青にならないので、故障かと思って渡ったと言われたそうであります。なかなかなれておられません。何かいい対策はないものか、お尋ねいたします。  1回目の質問を終わらせていただきまして、あとは自席のほうで質問させていただきます。 78 ◯議長(平野達矢君)  本村総務課長。 79 ◯総務課長(本村国彦君)  それでは、11番宮原議員の御質問でございます。東尾交差点の件なんですけれども、新設や改良の交差点の信号機はスクランブル対応なのかということがまず1番目。2番目として、一般歩行者の指導状況はということでございます。  まず1点目ですけれども、東尾交差点につきましては、新信号機、歩車分離式信号機と申しておりますけれども、その信号機を今設置しているところでございます。歩車分離方式の信号機というのは、スクランブル方式等も含めていろいろ4種類ほど種類がありますけれども、東尾交差点の場合は、歩車分離式信号機の中でも歩行者専用現示方式ということになっております。これは先ほど議員御説明されたとおり、全ての信号を赤にして車両を停止させて、全ての歩行者信号を青にして歩行者を横断させる最も標準的な方式ということになっております。それに加えまして、東尾交差点の場合は押しボタン方式というようなことになっております。  この信号機のメリットといいますと、歩行者、車両の双方が信号を守っている限り、歩行者と車両が交差点内で交差することがほとんどありませんので、車両の右折、左折による歩行者の巻き込み事故を防ぐことができるということになっております。車両の運転手の方は交差点で右折や左折を行う際に横断歩道を渡る歩行者がいないということになりますので、停車することなくスムーズに通行できるということになっております。  一方、デメリットということがございますけれども、歩行者の信号が青信号のとき、歩行者だけが青信号となる時間は交差点を車が通過できないということになっておりますので、どうしても車両の待ち時間が増加し、渋滞につながるおそれがあるというようなことが言われているところでございます。  今回、信号機の新設や改良点、それから交差点の改良により新しく設置する場合はこの歩車分離式信号機を設置しなければならないかというような御質問もあったかと思いますけれども、必ずしもこの信号機を設置しなければならないということにはなっておりません。今回、東尾交差点信号機の設置の経緯ですけれども、鳥栖警察署から、特に利用する学童が多い信号機のある交差点では、歩行者の安全を守る上で非常に有効な信号機という説明を受けまして、東尾交差点は多くの学童が通学しているというようなことから、教育委員会や関係機関と協議し、設置することになった次第でございます。この信号機は全国で学童の登校の列に車両が突っ込むというような痛ましい事故等が相次いでおりまして、その対策として先進的に導入されているものです。近隣市町におきましては、鳥栖市に4カ所、それから基山町に1カ所設置されているところでございます。鳥栖市の4カ所のうち、そのうちの1カ所がスクランブル対応ということになっております。  御質問の中でスクランブル対応方式のほうに移行はできないかというような御質問でございますけれども、現在の方式においてはL型に横断する方式になっております。直接対角線に、スクランブル方式にはなっておりませんで、L型方式になっております。これをスクランブル方式へというような御質問であったかと思いますけれども、先ほど25秒というお話がございました。それはあくまでも片側の通行に要する時間、高齢者も含めまして、学童も含めまして、そういった通行の時間でございます。これを対角線上に渡すとなるとさらに秒数が必要というようなことも発生をいたします。となれば交通渋滞にかかる分も考えられるかと思いますので、スクランブル対応の部分については、この後いろんな情報を集めながら協議をしていく必要があるというふうに思っております。  それと、2番目でございます。一般歩行者の指導状況はということで、先ほど事例を挙げていただきながら、この新信号機のシステムについての住民への周知が不徹底ではないかというような御指摘でございます。この設置当時に、例えば、信号機の周辺には看板等の設置ができないというような規制がございます。その看板に見入って事故のもとになるというようなこともございます。そういったこともありまして、交差点での歩車分離式信号機の説明と、どういった信号ですよという説明は看板設置ができないものですから、なかなか難しいものとなっております。現在、2カ所に歩車分離式という信号の看板が2つ立てかけてありますけれども、これも県警察によりますと、近いうちに撤去をする必要があるという説明も受けているところでございます。その信号機の設置当時に町といたしましても周知を行っておりまして、北茂安校区の家庭に歩車分離式信号機の内容についてチラシを配布し、周知を行うというようなことをいたしております。しかし、先ほど御指摘のとおり、従来の信号と違って横断のタイミングがわからず、事故を誘発する危険があるとの御指摘もありますので、このような現状を警察等に報告しながら、関係機関と協議し、効果的な周知方法、そういったものを考える必要があるというふうに思っております。  以上です。 80 ◯議長(平野達矢君)  11番宮原宏典議員。 81 ◯11番(宮原宏典君)  御答弁ありがとうございました。2回目の質問に入ります。  この歩車分離式信号については、3月議会で園田議員のほうからも質問されております。そういう中で、私も鳥栖管内の歩車分離式信号機、全箇所、今、課長のほうから申されましたように4カ所ほど見て回って、渡ってもみてきました。そういうことで、鳥栖管内で1カ所がスクランブルで、鳥栖市内のほうにございます。
     それでは、我がみやき町では、東尾交差点と通瀬橋が新しい信号機ということで今利用されておるわけでございますが、全箇所ですね、大体学校のそばなんですね。鳥栖西中は少し新幹線の高架線の下のほうはこの信号になっておるわけでございますが、基山、田代、それぞれの小学校は学校のそばの横断歩道にこれがつけてあるということで、西中のほうは今、新幹線の下にございますが、あそこで少しボタンを押して、私も渡ってみたりなんかしておったところですが、男子の生徒なんかですね、L型に渡るのが時間がかかりますから、物すごいスピードで自転車で来て渡っておるわけですね。そういうことで、なかなか危険な問題もあろうかと思います。  東尾交差点では私が立っているときに、若い方たちですけれども、もうスクランブルに渡っておられるんですよ。車が一切停車しておりますから、交差点に入ってきませんから。別段とまってL型に行かんでも、1回とまって、1回待つごとに1分半、渡ってまたボタンを押すと車が2回ほど赤、青で行くんですよ、車を通行させんばいかんからですね。そういうことで、なかなかボタンを押しても向こうに渡られない。だから、これ故障しとるということでボタンを押して渡ったというようなことで、そういうことが老人クラブの中でお話があったということを実質的な話をちょっとしたところなんですけれども、そういうことでスクランブルに変えられることはできないだろうかということが住民の皆さんの願いなんですね。だから、ここら辺をよく執行部の総務課長も、うちではできないと思いますから、それぞれの対策をされるところに、公安委員会なりに言っていただいて、この旨を話をしながら、どのような形で進めているのかという提起をしていただけたらなと思っております。  それと、2)の住民対策についてはどうかということでございますけれども、何の打つ手もない、看板は立てられない、どうしようもないからちょっといろいろ聞いてみようかというような、対応してみようというような総務課長の答弁だったと思いますが、現在、この県道北茂安三田川線の工事のために、今、小学生は朝夕これを通学路として使っておられます。しかしながら、県道の工事と河川工事が終われば小学生は通学路を今まで使用された通学路に変えられると私は思っております。今の横断歩道を渡って向こうに行くとかなんか、そういうことはないだろうと私は思っております。今まで裏通りの4メートル確保されておる町道が、今度また新しくまつお胃腸クリニックの裏にも4メートルの道路が新設されましたので、それから真っすぐ陸橋を渡っていかれますので、恐らくそのような形で通学路は進んでいくんじゃないかと、私はそのように思っております。  そうすると、利用者が余りないと思うんですよ。あそこの中でバスでも通勤で乗っておられる方は余りないんですから、車主体であそこの交差点は動くんじゃないかなと思っております。そうした場合に、車は1人通ってもその分だけ、25秒なら25秒、全車両とまるんですよね。そしたら園田議員が質問されているように物すごく延々と、あそこの消防署の近くから通瀬橋までぐらいつながっておるんですよね。だから、何人か通るためにそういうふうにずっとつながってはもったいないなと思うわけでございますので、時間の短縮をするのかスクランブルにするのか、これを今までのようなものに、もとに戻せとは私も言われませんので、何かいい方向でこういう問題解決方法はないんだろうかと思っております。  そしてまた、苦肉の策と申しましょうか、ほかの信号機を見ていますと、それぞれにメロディーが流れていますね。だから、このメロディーが鳴ったときには歩行者が渡れますよと、少し変わったことができないものか、そういうふうなことでこの対応ができないものか、私はそのように感じておりますので、そこら辺を総務課長どのようにお考えなのか、あなたの答弁を求めたいと思います。 82 ◯議長(平野達矢君)  本村総務課長。 83 ◯総務課長(本村国彦君)  2回目の御質問でございます。  この歩車分離式信号機というのは、完全に車と歩行者を区別して渡す方式でございますけれども、実は警察庁のほうから統計的なものが出されております。スクランブル交差点、それから現示方式も含めまして、歩行者の絡む事故が70%減少したとか、車同士の事故は30%減少したとか、そういった統計的なものが出されておりまして、この歩車分離方式による信号機につきましては、とても車、それから歩行者にとっても安全であるという認識を持っております。  その質問の中で、スクランブル方式、それから現行方式にというようなお話もありましたけれども、全国的な例を見てみますと、例えば、今の東尾交差点の現示方式からスクランブル方式等に変えられた事例、逆に今の方式から従来の信号機に変えられた事例、いろんなそんな事例がございます。いろんな交通の状況等を見ながらというようなことになるかと思います。ただし、この現示方式につきましては、今回新たに3月から採用をいたしまして、現在のところ、もう事故もなく稼働しているところでございます。いずれにいたしましても、子供、児童の安全、それから高齢者等の安全を図ることが一番大切なことだと思っておりますので、議員の御指摘の部分も警察と相談しながら、十分にこの信号の方式を周知していくということで対策を講じたいと思っております。  以上です。 84 ◯議長(平野達矢君)  11番宮原宏典議員。 85 ◯11番(宮原宏典君)  3回目になりますけれども、まず、この信号機になって大変渋滞をしておるということが一番の問題なんです。交差点改良されたときには、新しくできたときにはスムーズに流れて、よくなったねということで大変喜ばれておったところなんですが、2月に入って、これは3月じゃなくて2月のときにもうこの歩車分離式というのはでき上がっとったと私は思っております。そういう中で、いろいろといい方向にと思って、事故の少ないようにと思ってされたことと思います。それも小学生があそこを今、通学路として信号機を渡っておりますので、そういう関係からそのような形になってきたのかなとは感じておりますけれども、鳥栖管内のとを見ていると、やっぱり小学校の前とか、ほんの二、三十メートル離れたところに、グラウンドのそばとか、田代なんかそういうところだったですね。そういうことで学校の近くはこれでしているんですよ。だけど、東尾交差点は相当離れて、小学校とちょっと違うんじゃないのかなというのが一番問題ではなかろうかと私は思っております。だけど、これを戻せということはちょっと難しいんだろうと思いますから、何かスクランブルか、ほかのことでもしながらしていただけないのかなというようなことであなたにお願いをしておるわけです。久留米の六ツ門だってスクランブルでもなか、普通の前の今まで使っていた信号機で渡っておられます。そういう人通りの多い中でもそういうことで使用されておりますから、今回、私はそういうことで少し渋滞緩和、それとスクランブルに渡っていけば少し体が悪い人でも、若い人は特にですけれども、斜め横断していけば向こう側にも行けるんじゃないかなと、時間的に集約してできるんじゃないかなと。2回押したり3回押したりされると、だんだんだんだん渋滞に響いてくるんじゃないかなと思っておりますから、これをスクランブルのほうに変えて、今のやつでも大体スクランブルと同じなんですから。車全部とまって信号機の中に入りませんからですね。そこら辺をよろしくお願いして、していただきたいと思います。 86 ◯議長(平野達矢君)  本村総務課長。 87 ◯総務課長(本村国彦君)  スクランブル交差点のほうがというような御質問だったかと思います。一つは、3月にこの信号機がスタートしたわけなんですけれども、当初、渋滞が問題になりまして、信号の歩行者が歩行する間隔を少し短目にしたというようなことがございます、一回ですね。それによって渋滞はかなり緩和されているという認識も私持っておりますけれども、それを踏まえまして、例えば、御指摘のスクランブル方式にすれば、先ほど申しましたとおり、今の間隔では対角線上を、例えば、お年寄りが渡る時間が今の間隔で十分なのか。対角線に行くとどうしても距離が長くなります。そこら辺を踏まえれば、また車への渋滞等も考えられるところでございます。そういったことも考えながら、また議員の御指摘も踏まえながら、今後、信号機のあり方等については検討していくべきというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上です。 88 ◯議長(平野達矢君)  11番宮原宏典議員。 89 ◯11番(宮原宏典君)  2項目に入らせていただきます。  町道白石西尾線の歩道建設についてを質問いたします。  町道白石西尾線は旧北茂安町の発展を期待し、当時は軽自動車が何台かしかない時期で、農民道路の名のもとで町道建設された道路であります。その当時は大体もったいないほどの大きな道路でありました。しかしながら、車も大きくなり、交通量が多くなってまいりまして、歩行者が大変危険にさらされているところであります。  昨年、交差点が開通となりましたので、それに伴い、交通量が急激に多くなりましたので、公有水面のほうに歩道の建設をしていただき、地域の住民は大変喜んでおられるところであります。この道路は国道34号線と国道264号線を結ぶ大体唯一の直線調の道路で、これは町道で一番の幹線道路になっているんじゃないのかなと思っております。定住促進事業に即した道路でもあり得ると思います。今後はそういう中で農地転用等も進んでいくと思いますので、この町道の幅は今約5メートルで中央線がございません。大型自動車が多くて、スピードを上げて信号に向かってきますので、いろいろと皆さん方、歩行者の方もいろいろとおっしゃるわけですが、大変危ないと。あそこの立ち番しておられる方も大変危険を感じて、この間公有水面のほうにしていただいたことが、あそこだけでも50メートル程度ですか、それぐらいでもできましたので、大変よかったなということで喜んでおられるところでございます。この白石西尾線は、まだ歩道の整備が進んでいません。そういうことで、地域住民の皆さんが大変危険を感じられておられますので、これだけ利用度の高い道路ですから、定住促進と町の発展のためにも計画的に歩道建設を整備していただきたいと思っております。よろしくお願いしたいと思います。 90 ◯議長(平野達矢君)  服部建設課長。 91 ◯建設課長(服部 洋君)  11番議員、宮原議員の町道白石西尾線の歩道の建設をというようなことで御質問をいただいております。  町道白石西尾線につきましては、国道34号の白石交差点から県道北茂安三田川線、東尾交差点までの区間で、この間を連絡する重要な道路であります。また、交通量も最近は非常に多くなってきておる路線でございます。  この道路の道路幅員といたしましては5メートル50、沿線には倉庫等もありまして大型車の通行の多い路線でありますけれども、議員が御指摘されるように歩道等の整備がなされておりません。以前より関係地区より歩道の設置要望がありましたので、昨年度、25年度におきまして、北茂安郵便局の交差点より北へ65メートル、道路東側の水路にコンクリートぶたをして、そこを歩道幅員2メートルとして歩道をつくる工事を実施しております。その北側、宮原動物病院までの区間、約150メートルにつきましても、昨年同様の工事施工は可能でございますけれども、一部水路がない箇所が民地の区間があります。また、水路との筆界未定地の区間もございます。買収とか問題解決に向けて町としても今後努力をしていきたいと思っておりますけれども、地区関係者の御協力も得ながら、歩行者の安全確保のため、歩道工事に着手していきたいということで考えております。  以上です。 92 ◯議長(平野達矢君)  11番宮原宏典議員。 93 ◯11番(宮原宏典君)  2回目に入ります。  この町道の白石西尾線は通行量も大変多くなったわけでございますが、多くなった割には大きな事故もなく済んでおります。佐賀県でも今日まで大体31人が亡くなられていると聞いております。それから、いろいろとこの道路の沿線には大型輸送する会社もありますので、大型が大変多くなってきたわけでございます。そういうことで、今、通学路がいろいろと問題、歩道を通れなくて、西尾のお宮の裏を通っておりますけれども、この歩道整備をしていただければ、歩道の変更ができて、子供たちも安心して通れるんじゃないかと思っておる次第でございます。  先ほどから課長のほうから2カ所、民地と筆界未定のところがあるということで、地元の協力をしていただきたいというようなことでございますが、それについては地元の区長あたりと相談しながら恐らく進めていかなくちゃならんと思っております。  そういうことで、今、1カ所の話がありましたように、民地のところに水路がないところが1つあります。これは服部建設課長には通告しておりましたが、この町道においては、大体毎年ゲリラ豪雨があるときには冠水をいたしまして、浸水し動けなくなる車があります。みやき町で冠水する町道というのはもうこれだけではないのかなというぐらい、ここは5メートル50の、6メートルないわけですけれども、5メートル50の道路ということで、そしてここは特に多いところでございますけれども、1年に何回かは通行どめをされております。そういう道路でございますので、そこの民地のところに水路をつくって歩道とすることによってこの冠水も防げるんじゃないかなという感じもいたしますので、ぜひともこの歩道建設に手をかけていただきまして、水路工事と冠水と同時に対応できる工事として検討していただければ幸いかと思っておりますので、そこらあたりをどう執行部としてお考えなのか、答弁求めたいと思います。 94 ◯議長(平野達矢君)  服部建設課長。 95 ◯建設課長(服部 洋君)  宮原議員の2回目の御質問でございます。  水路がない箇所については、水路を整備したところでの歩道計画はできないかというような御質問かと思いますけれども、今先ほど申しました昨年整備したところから北側の計画区間の中では、先ほど申しましたように、一部水路がないというようなことで、既存の水路の水は水路を流れてきて、ヒューム管によりまして道路を横断して、西側の通称館堀ですけれども、そちらに入り、また東側の水路に戻ってくるというようなことになっております。今の現状の水の流れとしてですね。東尾交差点から動物病院の区間がやはりよく大雨とかのときには道路冠水をいたしまして、2年前にもその区間、通行どめを行っております。今後その水路を整備することによってそういった冠水が少しでも緩和されるようであれば、ショートカットによる水路整備を含めた歩道計画をするほうがいいということであれば、地元の御意見をお伺いしながら計画を進めていきたいということで考えております。  以上です。 96 ◯議長(平野達矢君)  11番宮原宏典議員。 97 ◯11番(宮原宏典君)  3回目になりますけれども、課長のほうから申されましたように、この水の流れる水路が変則的な水路になっておるということで、出たり入ったり、ぐるぐる回っていくような形になっておりますので、そこが水が漏って冠水になっているんじゃないかなという感じもいたします。そういうことで、なるだけ冠水をしないような対策をしていただくためにも、この民地のことについてよろしくお願いをして、この歩道が完成すれば、子供たちもですね、今、西尾のお宮の裏の見通しの悪いところから歩道の通学路の変更もできて安全に通学できると思いますので、よろしく検討していただきたいと思います。  3回目でございますので、これについて何かございましたら答弁をいただいて終わりたいと思います。 98 ◯議長(平野達矢君)  服部建設課長。 99 ◯建設課長(服部 洋君)  宮原議員の3回目の御質問でございます。  先ほど申しましたように、やはり水の流れというのは昔からあるわけでございますので、地元の御意見をお伺いしながら事業を進めていきたいということで考えております。  以上です。 100 ◯議長(平野達矢君)  11番宮原宏典議員。 101 ◯11番(宮原宏典君)  3項目めに入らせていただきます。  町公有財産有効活用事業の進捗状況についてお伺いしたいと思いますが、1)のみねフラワーパーク有効活用事業については、同僚議員の大石議員のほうから今回質問があっておりましたので、私なりに質問をさせていただきたいと思っております。2)は東大島区の住宅跡地住宅建設の進捗状況、それと隣接する農道の町道認定進捗状況についてを質問いたします。  1)のこれについては、先ほど申しましたように、大石議員のほうから質問されたので、中身は何となくわかりましたが、私なりに質問させていただきたいと思います。  これは全員協議会に平成24年8月に、社会福祉法人未来より、サービスつき高齢者向け住宅設立趣意書が参ったわけでございます。我が町も高齢化が到来して、それに伴い、要介護人口が増加する一方で、介護する側の人口が少なくなることが予想されることから、サービスつき高齢者向け住宅が必要であり、クリニックや各種のテナント、それから託児所等も入れるなどを条件に、地元の同意を得ながら、この趣意書が議会のほうに提示されてきたものと思っております。全員協議会でも社会福祉法人未来は地域住民のために貢献されています関係上、同意をされてきたわけと思っております。  執行部においては、本施設は国の補助基準に合致するバリアフリー構造や安否確認サービス、生活相談サービスなどの必須条件のほかに、事業者ごとにサービスの内容が異なるため指名競争入札には適しないと思われるということから、随意契約で土地の譲渡を行いたいというような説明を受けたところでございます。普通、契約締結は締結日から2年ぐらいに指定用途に取り組みながらしておられるわけでございますが、ことしは選挙がございましたので、私は選挙後に全員協議会で質問いたしたと思います。そのときにこの社会福祉法人未来においては2回ほどのヒアリングを受けたと私は聞いておりました。執行部はことしの4月に社会福祉法人未来に進捗状況を尋ねられた、そしてまた、昨年の5月には社会福祉法人未来から理事長が来庁されて、社会福祉業務と業種が異なるから認可がおりないため、ジョイコーポレーションに、系列会社のほうに事業主体変更を社会福祉法人未来より申し出られたので、それを執行部は認められたと申されたところであります。平成26年4月に事業計画、資金計画ができないために、めどが立たないからやめますとは社会福祉法人未来も執行部も少し無責任きわまるものではないだろうかと、私はそのように感じるわけでございますから、その辺についてどのようにお考えなのか、お尋ねをしておきます。  それから、東大島については、東大島区の住宅跡地住宅の建設状況については、隣接する農道の認定状況について質問いたしますが、これについては3月議会で産業建設常任委員会、定住対策特別委員会等もございました中で、なぜ取得者がおられないか、いろいろな角度から審議をしていたところでございますが、町道70号市原瀬戸線の市原と東大島の道路が極端に、極端にじゃございませんけど、4メートルあろうと思いますが、道路幅が狭くて離合ができないので、それが原因ではなかろうかということで指摘をいたしまして、隣接の農道を、町道認定を行いながら整備をすべきだと指摘しておりましたので、てっきりこの6月定例議会には町道認定が上がってくるものと私は思っておりましたが、上がっておりませんので、その後の進捗状況についてをお伺いいたします。 102 ◯議長(平野達矢君)  高尾まちづくり課長。 103 ◯まちづくり課長(高尾政伸君)  11番宮原宏典議員の3項目めの1点目、みねフラワーパーク有効活用事業において、平成24年7月12日に社会福祉法人未来より(仮称)なごみの杜の設立趣意書が提出され、町は事業ごとのサービス内容が異なり、1者随意契約とするとされ、約2年になろうかと思うが、その進捗状況はという御質問にお答えいたします。  御指摘のように、24年7月に社会福祉法人未来から、サービスつき高齢者向け住宅、(仮称)なごみの杜設立趣意書が提出されております。平成24年8月の議会全員協議会において、この事業内容について、みやき町の高齢者を支援するものということで、また社会福祉法人未来の地域への貢献度等を考え、未来への土地を譲渡することが得策であるという意味の説明を議会全員協議会のほうにしたところでございます。その後、24年10月には社会福祉法人未来から土地分譲申込書の提出を受けているところでございます。  また、サービスつき高齢者向け住宅の建設に当たっては、補助金や貸付金の交付というのを前提条件といたしまして佐賀県への登録が必要ということで、社会福祉法人未来として関係機関と協議を重ねられるとともに、地質調査や建設の設計等にかかられておるところでございました。25年5月には社会福祉法人未来のほうから、サービスつき高齢者向け住宅の運営に関して、福祉事業とはちょっと業種が異なるということで、関係機関との協議の結果、株式会社ジョイコーポレーションへの事業主体の変更をしたいと、そういう旨の申し出がなされまして、町としても事業の必要性という観点から事業主体変更を承諾したところでございます。しかしながら、ことしの5月に株式会社ジョイコーポレーションから、近年の経済状況とか診療報酬の引き下げ等によりまして収支の採算のモデルを一旦見直さなければならなくなったということで事業の困難性が生じたとの文書が提出されたところでございます。  御質問の進捗状況については以上でございます。 104 ◯議長(平野達矢君)  山口事業部長。 105 ◯事業部長(山口一夫君)  11番宮原議員の2点目の東大島区住宅跡地の進捗状況ということでございます。  まず、住宅建設の進捗状況でございますけれども、東大島住宅跡地につきましては、平成24年度に1回、平成25年度に2回、計3回の公募型プロポーザル方式によります土地の売却という公告を行ったところでございますけれども、3回とも土地譲渡に至ることができておりません。そのため、今回ちょうど直接宅地分譲開発事業を展開することにいたし、今年度の当初予算におきまして開発費を計上し、可決をいただいておるところでございます。したがいまして、現在、当初予算の計画どおりに町で直接宅地分譲開発事業を展開する方向で測量設計の準備に取りかかっているところでございます。  それから、隣接の農道の町道認定進捗状況でございますけれども、東大島住宅跡地につきましては、みやき町が進めております定住対策の一環といたしましての宅地分譲開発でもございますので、利便性、安全性を図りたいということを考えております。現況は敷地西側の町道市原瀬戸線に一部接道をしておりますけれども、宅地分譲計画に合わせまして、関係部署による協議を現在進めておるところでございます。その中で、分譲地の造成に伴う接道要件を満たすため、東側農道につきましても町道認定が必要であるという結果を踏まえて、今後、宅地分譲計画とともに町道認定に向けての準備を進めさせていただきたいと考えており、準備が整い次第、議会へ議案を上程させていただき、御審議を賜りたいということで思っておるところでございます。  以上でございます。 106 ◯議長(平野達矢君)  11番宮原宏典議員。 107 ◯11番(宮原宏典君)  2回目に入らせていただきます。  この社会福祉法人未来のジョイコーポレーションというのは系列会社ということですが、どういう会社なのか、どういう系列なのかをお伺いしておきます。この(仮称)なごみの杜の設立は全員協議会に提出される協議を重ねた案件ではないでしょうかね。社会福祉法人未来の系列会社に事業主体を変更する前に、議会なり定住対策特別委員会にも報告すべきではなかったろうかと思います。25年というと昨年ですよ、5月に未来のほうから事業主体変更をさせていただきたいというようなことで来られているわけですから。全員協議会というものは、本会議で提出はされておりませんけれども、議会と執行部は車の両輪ということで言っておられるように、議会は全員協議会も法改正によって、単なる協議会じゃないんですよ、会という位置づけがされているんですよ。だから、やっぱり全員協議会というのは大事にしていただきたいと私は思います。そういう中で、私たちに何も知らせない中で事業主体変更というのはなぜなのかと。私もびっくりしております。そこら辺も含めて、そしてまた、社会福祉法人未来も約2年間報告もしないまま、今になって診療報酬が大幅に下げられた、建設資材が高騰したので取りやめたい。福祉事業経営者がこういうことをしよってよかですか。あるまじきことですよ。社会福祉法人未来に対しても何らかの形で検討すべきじゃないですか。私はそのように思っておりますので、執行部の答弁を求めます。 108 ◯議長(平野達矢君)  高尾まちづくり課長。 109 ◯まちづくり課長(高尾政伸君)  まず、1点目のジョイコーポレーションとはどういう会社かという御質問でございます。株式会社ジョイコーポレーションは、福岡県久留米市諏訪野町に本店がございます。花のみねの理事長の御家族の方が社長をされている会社でございます。事業の目的としては、不動産の賃貸及び管理とか医療施設、福祉施設の経営並びにコンサルティング業と、そういったものをされております。以前説明しましたように、社会福祉法人としてサービスつき住宅をやるよりもこういった株式会社のほうでやったほうが得策であるということで事業主体の変更が提出されているところでございます。  以上です。 110 ◯議長(平野達矢君)  11番宮原宏典議員。 111 ◯11番(宮原宏典君)  この系列会社は家族と、社長の息子さんか何かわかりませんけど、家族ということでございますので。しかしながら、家族であっても何であっても事業主体が変わるということには間違いないわけですね。だから、これはやっぱり議会のほうに知らせをしながら、あとの事業をするというようなことをしなきゃならんと私は思っております。そういうことでとにかくですね、やっぱり社会福祉事業というのは、私たちはこの花のみねに対していろいろと、みやき町の前は花のみねにはそれぞれの土地の無償、それから板部のほうの弐番館については北茂安町時代に1億円程度の補助金を出しておりますので、それぞれに地域のために貢献していただく福祉事業でございますので、そういうことで私たちも未来に対しては協力していただくし、私たちも協力しなくてはならんと思ってはおりますが、このような形で私たちの知らない中でいろいろ変わられるということに対しては議会として腑に落ちない部分がありますので、そこら辺、町長、最後の答弁としてお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 112 ◯議長(平野達矢君)  町長。 113 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。
     まず、平成24年8月に全員協議会では、社会福祉法人未来からこのようなサービスつき高齢者向け住宅についての事業提案がなされましたということで、それが具体化すれば優先的に譲渡したい、福祉に寄与するということから全員協議会で相談をさせていただきました。24年10月に正式に土地分譲申し込みの提出がありました。しかし、具体的に県の登録もされていない、資金計画もされていない、本当に建設のめどが立つかどうかわからない段階では土地分譲については協議はできませんということで、具体的な計画を示してくださいということを申し上げました。それから地質調査とか設計には取りかかっておられましたし、県との協議もされておりましたが、結果的には、福祉事業と業種が異なるということから、社会福祉法人未来からその系列、同じ理事長ですから、こういうジョイコーポレーションのほうに変更したいがいかがですかという相談がありました。しかし、どちらがされようとしても、具体的に県の登録の見込み、そして資金計画、事業計画をつぶさに精査させていただかなければ、土地は譲渡したものの、目的に沿った事業がなされるかどうか見込みがない段階では、その事業主体の変更云々という前に計画を具体的に示してくださいということで申し上げておりました。ですから、まだ議会に事業主体が変わりましたという報告をするに至る段階ではないと。あくまで協議の過程の中での事業計画の提案を言われただけであって、根幹になる具体的な資金計画とかの提案がまだなされておりません。そういう中で時間だけが過ぎてまいりましたので、ことし4月に具体的にもうできないならできない、できるならできる、何らかの形で書面で示してもらわないと、このまま時間だけが過ぎても困りますということから5月に報告がなされたところでございます。承認したわけではないわけですよね。だから、協議の過程の中でいろいろやりとりすることを逐次議会、全員協議会でまだ御相談できる段階ではなかったということで御理解をぜひお願いをいたします。  以上です。 114 ◯議長(平野達矢君)  以上をもちまして、通告第13号、11番宮原宏典議員の一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全部終了しました。  本日の会議はこれをもちまして散会します。                 午後2時18分 散会 © Miyaki Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...