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2014-03-20 平成26年第1回定例会(第4日) 名簿
2014-03-20 平成26年第1回定例会(第4日) 本文

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  1. みやき町議会 2014-03-20
    2014-03-20 平成26年第1回定例会(第4日) 本文


    取得元: みやき町議会公式サイト
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    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時30分 開議 ◯議長(平野達矢君)  おはようございます。平成26年第1回みやき町議会定例会11日目の会議、御出席ありがとうございます。  ただいまの出席議員は15名です。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しております議事日程表のとおりであります。       日程第1 一般質問 2 ◯議長(平野達矢君)  日程第1.一般質問を行います。  通告第1号、3番田中俊彦議員一般質問を許可します。3番田中俊彦議員。 3 ◯3番(田中俊彦君)  おはようございます。議席番号3番、田中俊彦です。平成26年第1回定例会におきまして、さきの通告に基づき、一般質問を行います。どうぞよろしくお願い申し上げます。  質問は次の3項目です。  1、地区住民による初期消火への取り組みについて、2、スクールサポーター活動の充実について、3、各地区の要望への対応について。  まず、1項目めの地区住民による初期消火への取り組みについてでございます。  私は、平成24年第1回、第2回の定例会でこの件について質問をしております。安全・安心まちづくりの観点から、時として生命と財産を奪う火災から町民の方々を守るための一環として、初期消火が役立つのではないのか、そのためには、各地区に設置されている消火栓の操作指導地区住民の方々を対象に実施すべきではないのかなどについて質問いたしました。このときの答弁は、24年4月から消防署OB3名を雇用し、安全・安心まちづくり町民会議に配置し、町内各地区を巡回パトロール地区住民の方と協議し、消防水利の現状、問題点を把握し、改善、提案などを行ってもらう予定である。特に、町全体に冬場に消防水利が不足する地区があるので、それにかわる代替措置をどうするのかについて、現地踏査、調査を行ってもらう。また、各地区、各分団で行われている消防訓練、消火栓の操作など、初期消火の指導やアドバイスなどを随時行っていく予定であるとのことでございました。私は、この計画がどこまで実行されたのか、非常に気になるところでございます。  ところで、ことし3月9日、三根地区向島公民館周辺において、消防団、消防署、地区住民の方々による防火訓練が実施されました。このときに、消火栓の操作方法についても実施されましたが、住民の方からは、消火栓の収納ボックスも初めて見た、いざというとき、自分たちが本当に操作できるか心配である、消火栓の操作は人が多くて見えなかった、もっと少人数で実施してほしいなどの声が聞かれました。地区の方は、いざというときは、自分たちでできることは行うとの気持ちをしっかり持ってあります。  そこで、次の2点について質問します。  1)各地区の住民の方への消防団員による消火栓操作講習会の実施、2)消防署OBの活用と今後の計画。  以上で1回目の質問を終わります。
     なお、2回目からの質問及び2、3項目めの質問は自席にて行います。どうぞよろしくお願い申し上げます。 4 ◯議長(平野達矢君)  町長。 5 ◯町長(末安伸之君)  おはようございます。通告1号、3番議員の御質問にお答えをいたします。  まず、地区住民による初期消火取り組みについて、2点御質問をいただいておりますけれども、その前に、本町における安全・安心まちづくりの施策について少し触れさせていただきます。  東日本大震災を受けまして、国、県が防災・減災事業に積極的に取り組む中で、本町の防災・減災事業の実施におきましても合併特例債活用が大幅に緩和されました。よって、現在、今、防災行政無線整備事業につきましては、4月の供用開始に向けて最終段階の工事と放送通信試験を行っております。災害時における迅速な情報の伝達と迅速な避難誘導を図るため、その整備がほぼ今年度で終わるところでございます。  それとあわせまして、防災行政無線の整備を行いましたので、その基地局となる、親局となるみやき町庁舎が非常にもう五十数年経過をしまして、耐震基準を満たしておりません。よって、現みやき町庁舎内にその基地局となるスペースもありませんし、また耐震性の問題で大変極めて困難であるという判断を今しているところであります。よって、現在の行政機能の窓口と総務部等をあわせ持った、そして消防の本部としての機能の強化、それと今、各庁舎に分散保管しております防災資材関係一元化等、それと、災害時の宿泊可能な避難のスペース、その他、防災コーナー防災図書を含めまして、みやき町の防災の本部機能を行政棟とあわせて整備をしたいということで、今、議会の皆様にもその提案をさせていただいているところでございます。  そのほかに、防災センター整備構想を期に、さらに住民の皆さんの身近な防火水槽、消火栓、ガードレールカーブミラー等を積極的に26年度に前倒しで整備を行うこととし、その予算計上も行わせていただいているところでございます。  各地区の区長会を通じた要望書に基づいてランクづけを行い、それをさらに区長会に回答し、区の中でのさらなる協議をしていただき、優先順位を策定していただきましたので、26年度、先ほど申し上げたように、地区が最も優先的に求められている要望箇所を、特に防災・減災の視点から整備を図りたいという考え方を持っているところでございます。  その中で、今御質問をいただきましたように、消火栓、防火槽についても、今要望箇所を全て前倒しで行うように指示をしております。しかしながら、特に消火栓につきましては、さきの三根校区向島地区での防火訓練を見ましても、消火栓はあるものの、住民の皆さんが操作、使用について十分日々訓練が行き届いていない、災害時、有事の際において迅速に対応が非常にできにくい、そのようなことを痛切に感じたしたところございます。消火栓の操作の訓練の必要性を改めて実感したところでございます。  御質問があったように、さきの議会におきまして御質問があり、その対応については総務課長のほうから答弁をいたします。しかし、現在までの対応については十分と言えませんので、新年度、新たにその対応を具体的に実効性のあるものとして今検討をするように指示をしているところでございます。  以上、消火栓の取り組みについて答弁を終わらせていただきます。詳細につきましては、担当課長のほうから答弁をいたします。  以上です。 6 ◯議長(平野達矢君)  姉川総務課長。 7 ◯総務課長姉川三根男君)  おはようございます。ただいまの3番田中俊彦議員一般質問に答弁させていただきたいと思います。  まず、1点目が各地区住民の方への消防団員による消火栓操作講習会の件でございました。それから、2番目が消防署OBの活用と今後の計画ということで御質問をいただきました。  議員が言われますように、消火栓による消火は、初期消火においては非常に有効と思われます。にもかかわらず、地域住民の方は自分の地区に消火栓があることは知っておられますが、実際にそれを使ってみたことのある人はほとんどおられないと思っております。議員も来賓として参列いただきましたが、3月9日の三根校区向島地区での防火訓練で、地元住民の皆さんを対象とした消火栓の操作訓練を行ったところですが、大勢の地元の方に興味を持って参加してもらいました。その反応を目の当たりにして、消火栓操作訓練の必要性を改めて実感したところでございます。  それから、2番目の質問の安全・安心まちづくり消防署OB活用と今後の計画ということでございますけれども、まちづくり町民会議消防署OBには、西分地区一般建物火災の延焼が、平成23年12月16日、3軒が全焼するという一般建物火災西分地区で起こったところでございます。これを受け、町内全域の消防水利の点検の必要性を感じて、点検を行ってもらうことを目的に、それとあわせまして、児童・生徒登下校パトロール町内パトロールの充実のために、24年度に初めてOBの方を3人雇用して、任務に当たってもらっております。  25年度は消防署での経験を生かしていただき、地区での消火栓操作講習に当たってもらうつもりでおりました。それで、区長会にも説明を申し上げまして、講習会を実施したいということで希望を募ったわけでございます。結果といたしまして、開催を希望された地区はほとんどございませんでした。西分地区ともう1カ所があったわけでございますけれども、天候等の都合により、中止となったところでございます。しかし、先ほども触れましたけれども、消火栓操作は経験しているといないのでは大違いです。特に、火災発生時においては誰でも慌てますので、操作方法によっては大けがをする可能性もあると思われます。したがって、26年度は町安全・安心まちづくり町民会議の方から積極的に消防団、区長にお願いいたしまして、消火栓操作講習会を行うようにしたいと思っております。そのために体制強化なり、あるいは計画等の立案について早速着手したいと思っているところでございます。  答弁は以上です。 8 ◯議長(平野達矢君)  3番田中俊彦議員。 9 ◯3番(田中俊彦君)  2回目の質問をさせていただきます。  私はここの手元に平成17年から24年、8年間の建物火災林野火災車両火災、その他の火災、それからこれは消防署が出してあると思います、損害額、この表をいただいております。みやき町、平成17年から24年まで、建物火災65件、それから林野火災が19件、車両火災、これはどのような形の車両火災なのか、よく存じ上げませんが、17件、その他23件、このような数字が出ております。いいですか、建物は65件です。鳥栖市、同じこの8年間で建物100件です。それから、林野は1件、車両が26件、その他25件というふうになっております。基山、建物12件、林野がありません。それから、車両が12件、その他10件ということです。お隣の上峰、建物15件、林野が1件、車両が2件、その他が2件ということで、総合計、被害金額、損害額ですね、これを見ますと、この鳥栖市、基山町、みやき町、上峰町、1市3町で約6億円です。みやき町の損害額を見ますと、8年間で約160,000千円の損害に遭っているわけです。この中で、特に建物に関しまして65件、非常に多いと思います。  私が先ほどから質問しています初期消火、これがもしできたらということで仮定しますと、これが何件になるかはわかりません。わかりませんけど、何件かはもしかしたら食いとめることができたかもしれませんし、被害額も抑えられたかもしれません。こういう現状を受けて、ぜひ、今私どもはみやき町でしっかり取り組んでいます安全・安心まちづくり、これについては絶対必要不可欠な事項と思います。まず、日々暮らすことに安全が確保されていなかったら、そういう町に誰が来ますか。そうでしょう。ですから、ハード面、ソフト面、しっかりと確立する必要があるかというふうに思っております。  24年第2回、こういう答弁もいただいております。私は同じように、この消火栓の操作を申し入れたところ、消防団員も年々入れかわりをする。部長もかわる。そうすると、地域内での消防における自主防災体制というのが一貫性がないところもある。よって、消火栓を使用した訓練を平時から行っているところもあるが、行っていないところもある。それらを全ての地区、全ての消火栓を使用して訓練を行うということができるように3名の消防署OB職員を配置して、その意識の高揚、そして啓発を含め、現地での指導を直接できるような体制をということで3名を配置しております。3名のOB職員が三百数十基の消火栓を使用した訓練に全て参加するには長い日数がかかりますので、消防団幹部への講習会等を行いながら、適切な自主防災活動消防活動が地域でできるような幹部職員への教育を行いたいと、こういう答弁をいただいております。これが先ほどから計画はあったものの、消火栓の操作ができなかった、それから区長に呼びかけたけど、2カ所からしか申し入れがなかったと。申し入れがなかったから本当にやらなかったと、それでいいでしょうかね。そうじゃないでしょう。やっぱりしっかり投げかけて行ってもらうということだと私は思っております。  24年度も私は提言、提案させていただきました。各地区に消防団の方がいらっしゃいます。だから、各地区ごとに行ったらどうかと。それを行う時期は、例えば、なるべく多くの地区の方が参加されると、それが望ましいという観点から、春と秋の町道補修作業、このときを捉えて、各地区で行われたらどうだろうか。そして、地区の中にも班がいっぱいございます。だから、班ごとに消防団の方が2名、あるいは3名に分かれて、そうしますと、少なくとも3地区、4地区は1回でできる。それをローリングさせながら、何年かの計画でしていく。そして、要望があったところは、特別にまたやっていただくと、そういうようなこともできるんじゃないかと思います。これについて答弁を求めます。 10 ◯議長(平野達矢君)  町長。 11 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まず、平成23年の12月16日に三根校区で3軒の建物火災が発生しました。私も現場に出向きましたが、その際に、消防水利が不足しているということを痛切に感じました。よって、区長会等を通じて、消防水利の見直し、整備を図ろうということで、要望だけではなくて、消防署OBを安全・安心まちづくり会議のほうに雇用しまして、全地区、消防署での経験と知識を生かして、その地域や地区に水利が不足しているところ、そういう想定内ではなくて、想定外の火災等も想定した中での消防水利の充実を図ろうということで、この調査にまず3名当たっていただきました。その調査が終わりましたので、それに基づいて、消防委員会等でも協議をさせていただきながら、消火栓や防火水槽、水利の確保の整備について、今、順次行ってきているところであります。しかし、まだ要望に全てお応えしておりません。よって、26年度には、先ほど申し上げたように、防災無線整備の運用開始とあわせて、防災センター整備構想とあわせて、前倒しで、基本的に全て26年度で整備できるように予算を編成するように指示したところでございます。  よって、今御質問があっている点につきましても、消火栓は整備したものの、その操作が十分にできないということを私も目の当たりにしましたので、今まで要望があった箇所等だけではなくて、もう57地区全て町民安全・安心まちづくりの中の消防署OBの方で、そのスケジュールを組むように先般指示をしたところでございます。  26年度からの町民安全・安心まちづくりの事業について少し触れさせていただきます。  御承知のように、平成20年の11月に暴力団進出の期に、町民の皆さんの浄財をもとにこの組織をつくらせていただき、暴追から防犯、交通安全を基本として、その取り組みを行ってきたところでございます。  御承知のように、平成17年の合併した年に不審者による誘拐未遂事件が中原校区で発生して、それを期に、町民の皆さんにサポーターを募りましたところ、現在、3,500人の方が登録していただき、日々その活動をしていただいています。合併当初は二十数件、不審者、露出症とか声かけ事案等がありましたのがほぼ今はないような状況になっています。これはまさにサポーターの皆さんによる御協力、そしてまた、地域力のたまものだと思っております。今後、新たに現在行っている事業に加えまして、各地区の防犯灯とかガードレール等の支柱の腐食が目立ってきておりますので、その点検を新たに1名増員したいと思っていますので、ともにまずそれを行います。それとあわせて、さっき申し上げたように、各地区全てに消火栓操法の講習会のスケジュール表を作成するように指示をします。  北茂安校区における放課後対策の施設が新たに保健センター西にできましたので、その移動におけるパトロールについても、町民安全・安心まちづくり警察OBとか消防OBを配置するようにしております。  少し関連を触れさせていただきましたけれども、いずれにしましても、消防水利調査が終わって、ほぼ消火栓、防火槽の整備は全て26年度で基本的に行いたい、そしてあわせて、住民の皆さんが消火栓を操法できるような講習会をやりたいじゃなくて、やります。必ずやります。今そのための指示をし、その体制の整備をどうするかについて今指示をしておりますので、箇所的には300カ所ぐらいあるということですので、1年間ではできません。地区の中で、少なくとも1カ所ぐらいをまずやってみようということで今調整をしていますので、26年度からは積極的にもうこちらからある程度地区の割り振りを決めて、その中で1カ所ずつまず操法訓練を開始していきたいと考えているところでございます。  以上です。 12 ◯議長(平野達矢君)  3番田中俊彦議員。 13 ◯3番(田中俊彦君)  今、前向きなお答えを頂戴いたしました。先ほどから申しております安全・安心のまち、これが定住対策にぜひ必要不可欠なことであるということを申しております。  今までの定住対策に関しては、家を建てる、あるいはそういう土地を提供するという部分が主だったと捉えておりますが、やはりそれに対する枝葉といえばおかしいんですけど、いっぱいぶら下がっているかと思います。安全・安心、あるいは子育て、福祉、教育、もろもろですね。ですから、そこら辺を一緒にしてしっかり取り組まにゃいかん。その中でも、先ほどから申しています安全・安心、これは私は大事ではなかろうかということでございます。  1つだけ確認させてください。  消防署OB3名雇用を24年からしておりますということですけど、今、私自身がお聞きしている範囲は、南花園の警備、この消防署OBが南花園の警備をして、その後、4時間ぐらい消防に関する、あるいは安全・安心に関するというようなお話もお聞きしております。そしたら、それからいきますと、本来の目的、これにどうだろうかという気がいたします。ですから、雇用した目的、これをしっかり達成していただきたい。もし、人が足りないということであれば、私は緊急雇用等々をひっくるめた雇用もやむなしと考えます。ぜひ先ほどから申しています町民の方の安全・安心を少しでも充実、向上させるために、再度取り組んでいただきたいと答弁を求めて、3回目の質問を終わります。 14 ◯議長(平野達矢君)  町長。 15 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  当初、警察官OBは3名配置をしておりました。しかし、現在2名です。暴力団対策等も住民の皆さんの御協力を得て、その対策を講じることができました。その後は非常に町内における暴追の活動が非常に浸透しまして、そういう対応する事案、事例が少なくなってきました。その反面、DV対策が幾つかその事案として発生してきましたので、3名で対応しておりましたけど、1名の方が……(発言する者あり)現在、警察官OB、経験者は3名ですが、実質、暴追とかDVに対応していただいているのは2名です。結論から言いまして、消防水利の調査をするために消防署OBを3名配置しておりましたが、それが終わりましたので、その方たちは緊急雇用というか、1年間の交付金というか、切れましたので、その反面、南花園の夜間の対応を警備会社がしておりました。しかし、夜間における対応は緊急時、いわゆる身体等に急変が生じたときに対応することが主でありましたので、消防署において蘇生とか救急搬送とか、それらの経験のある方を民間の警備会社に委託するより、直接配置したほうがより迅速に対応できると、かつ経済的にも、民間委託より非常に安価であるということで、そちらのほうに携わっていただいています。  よって、現在、消防署OBの方は人数的にいえば1.5人です。1.5人で対応しておりますので、現在の人員では各地区の消火栓操作の講習会を行えるような体制ではございません。土、日が主になってくると思いますので、そのためには、最低1名ぐらいは26年度に配置を行わなければならないのではないかということを考えているところでございます。  以上でございます。 16 ◯議長(平野達矢君)  3番田中俊彦議員。 17 ◯3番(田中俊彦君)  どうぞよろしくお願い申し上げます。  それでは、次に、2項目めのスクールサポーター活動の充実についてでございます。  私は、平成18年第3回、平成19年第1回、平成22年第1回定例会において、3回このスクールサポーター制度について質問をしております。18年第3回定例会では、サポーターの役割、活動マニュアルの作成、サポーター腕章管理の3点について質問いたしました。  まず、1点目のサポーターの役割についての答弁は、子供の安全確保に自分ができる範囲で取り組んでいただきたい。例えば、登下校に合わせた散歩や犬の運動、立ち番、こういうことです。また、活動マニュアルの作成についての答弁では、地区ごとに無理のない活動をしていただくとの観点から、統一マニュアルはないが、今後検討する。また、サポーター腕章管理についての答弁は、腕章に連番をつけ、個人管理としているが、管理方法について検討する、このような答弁でございました。  また、平成19年第1回定例会で、私はサポート隊の組織及び今後の活動を活性化させるための具体策についてということで質問いたしました。これに対し、登下校の見守りを目的に活動してきた青少年サポーターの連携を強めようと組織したもので、世代間の融和を図り、防犯活動や伝統行事の継承と活性化を推進する。また、全地区よりサポーターの隊長が選出される3月から地域に根差した組織活性化がスタートするが、具体策として、腕章を着用し、安全・安心のイメージづくり、組織化による新規サポートの加入促進、サポーター同士の情報交換や研修会の実施、活動マニュアルの作成による統一化、伝統芸能の継承との答弁でございました。  さらに、平成22年3月の第1回定例会でのより活性化に向けた今後の活動計画について質問いたしました。これに対する答弁は、町内の不審者の数が少なくなった、登下校時の交通事故の件数がゼロになった、今後も町民会議とあわせ、子供たちの見守り等について、さらに強化していかなければと感じているなどでございました。  ところで、現在、町民の方々からスクールサポーター活動に関する話はほとんど聞こえてまいりません。また、散歩や犬の運動などをされている方々の腕にはサポーター腕章は見当たらないのが実情ではないでしょうか。現在、子供たちの登下校のサポーターの方々の姿が見受けられますが、この方たちは特定の方々ではないでしょうか。あのスクールサポーター制度発足時の熱気はどこにいったのか。一方、町外の方たちは、みやき町のスクールサポーターは多くの方々が日々いろんな場所で活動されている、このように思われております。そこで、いま一度、町民の皆さんに青少年サポート隊をしっかりと理解していただき、現在の登録者、約3,500名ですかね、の力を結集させ、活動の活性化と充実を図るため、関係部所はなお一層の取り組みをしていただきたい、図っていただきたいというふうに思います。  そこで、以下の4点について質問いたします。  1)現在の活動状況と今後の活性化へ向けた活動計画、2)サポーター同士の情報交換や研修会の実施、3)マニュアル作成による活動の統一化、4)新規サポーターの加入促進。  以上でございます。答弁を求めます。 18 ◯議長(平野達矢君)  山崎教育委員会事務局長。 19 ◯教育委員会事務局長(山崎秀二君)  皆様おはようございます。通告1号、田中俊彦議員の2項目めの質問にお答えをしたいと思います。  スクールサポーター活動の充実についてということで、4点ほど御質問をいただいております。  昨今、子供たちが誘拐や連れ去り等の事件、交通事故に巻き込まれたといった報道をよく耳にしております。みやき町では、こういった事件や事故から「地域の子供は地域で守り育てる」という合い言葉をもとに、平成19年1月にみやき町青少年サポート隊を発足し、同年3月には総会を開催し、現在に至っているところでございます。各地区にサポート隊長を置き、現在の隊員数は、町内全地区で約3,500名、その中には町職員、学校教職員も含まれております。  みやき町の子育て支援のまち宣言にあります、大きな可能性を秘めた子供たち、かけがえのない希望である子供たちの明るい笑顔を見たい、健やかに成長する姿を見守りたいと、子育て中の人たちはもちろん、子育てが終わった世代の人たちも賛同いただいて、多くの人たちがボランティアでサポーター隊員となって活動をいただいているところでございます。  自分たちが子供だったころからすると、周りを取り巻く環境の違いはあるとはいえ、今の子供たちは大変このようなたくさんのサポーターに見守られていると思います。子供たちもきっと感謝をしていることだと思っております。  そこで、御質問の現在の活動状況ということでございますが、主な活動といたしましては、スクール登下校サポーター活動でございます。子供たちが犯罪被害や交通事故に巻き込まれるのは登下校時がほとんどだと言われております。そういった子供たちの登下校の防犯、安全のために通学路に定期的に立ち番をしたり、一緒に登下校をしたりするというような活動を行っていただいております。隊員の方々からも子供たちから元気をもらっていますというような声もいただいておるところでございます。おかげをもちまして、サポート隊が発足してからは、議員が言われましたように、登下校中における交通事故や声かけ事案等もほとんどなくなってきております。  そのほかの活動といたしましては、地域で子供たちを見かけたら優しく挨拶をしながら声をかけるという活動を行っております。挨拶は全ての基本です。挨拶をするということは、地域の人とコミュニケーションを始める合図みたいなもので、地域の人たちから好意的に接してもらい、挨拶を交わしながら話をすることで心豊かな人間形成が育まれると思っております。  今後の活動計画につきましては、当初発足しましたときに掲げた「地域の子供は地域で守り育てる」という基本理念に基づきまして、今後もスクール登下校サポーター活動を中心に、地道に息の長い活動を続けていきたいと思っているところでございます。  さらに、平成26年度からは各地域で活動をいただいておりますスクール登下校サポーター活動の中で、民家等がなくて、人通りが少なく、またサポーターの見守り環境が悪い場所で、設置スペースの提供が可能な場所を条件といたしまして、サポート環境改善のための1坪程度のユニットハウスを設置する、仮称ではありますけど、子供サポートステーションの貸出事業を計画しております。  この事業につきましては、現在、要綱案を作成中でありまして、予算については安全・安心まちづくり町民会議で予算化をし、新年度になりましたら、申請を受け付けたいと思っているところでございます。  サポート隊が発足いたしましてから7年が過ぎまして、議員が言われるように、発足当時はサポーター腕章も皆さん着用して、これは役場職員も同様でございますけれども、活動していただいていたものが最近では余り見かけなくなったと言われるように、少し見直しというか、初心に戻る時期に来ているように思われます。活動自体は決して緩くなったとは考えていませんし、むしろ活発になってきていると思っておりますが、外見的に見て、子供たちや住民の皆さんにアピールできるような活動方法の検討と周知等を図っていきたいと考えているところでございます。  次に、2点目、サポーター同士の情報交換や研修会はということでございますけど、みやき町青少年サポート隊の隊員については、先ほど申しましたように、約3,500名の隊員数となっております。この方たちを一堂に集めての情報交換会や研修会については開催することは困難でありますけれども、各地区にはサポート隊長がおられます。そのサポート隊長に対しましては、先進地研修や年3回の隊長会議を開催しまして、各地区の隊長より寄せられた意見等も聞きながら、さまざまな情報提供や活動における提案、問題点等の改善に努めているところでございます。隊長におきましては、こういった隊長会議の情報を地区の隊員たちに流していただいて、よりよい活動につなげていただいていると思っているところでございます。  次に、3点目、活動マニュアルの作成による活動の統一化ということでございますけど、活動マニュアルの作成については、みやき町青少年サポート隊活動の手引というマニュアルを作成しております。この活動マニュアルの中身でありますけれども「青少年サポート隊とは」ということから始まり、活動例や活動時のアドバイス等をQ&A方式で作成したものでございます。活動時のアドバイスの内容を紹介いたしますと、気持ちが伝わるような声かけをとか、身の危険を感じたら無理をしないというようなことを記載しており、自分ができる無理のない、息の長い活動の実践を続けてくださいといった内容でございます。マニュアルの最後のページには、サポーター隊員の活動時における災害等に対しての町で加入している賠償保険制度等もお知らせをしております。  最後に、4番目、新規サポーターの加入促進ということでございますが、サポート隊の隊員の加入促進につきましては、地区隊長会議の折に、各地区の隊員名簿を各地区隊長にお渡しして、名簿の確認と新規加入促進をお願いしているところでございます。町職員、また学校教職員等につきましては、新規採用はもちろん、異動してみやき町に来られた教職員についても町内外を問わずに、加入をしていただいておるところでございます。  以上、4点お答えいたします。 20 ◯議長(平野達矢君)  3番田中俊彦議員。 21 ◯3番(田中俊彦君)  2回目の質問をさせていただきます。  やはりこのスクールサポーターについても、先ほどから申しています安全・安心に暮らせるまちづくり、ここの部分だろうと、最も最たるものというような部分に捉えております。これに対しても、ソフト、ハード面の充実、あるいは向上、これが必要ではなかろうかというふうに思っております。  ちょっとおさらいの意味で、読ませていただきます。  平成19年1月30日の佐賀新聞に「みやき町に青少年サポート隊発足」との記事が載っておりました。青少年の安全と健全育成を地域で支援しようと、みやき町青少年サポート隊が発足した。地域防犯を目的に、活動してきた青少年サポーターの連携を強めようと組織したもので、組織化によって活動を統一し、防犯活動や清掃活動、伝統行事の活性化を先頭に立って推進する。今後は見守り活動はもちろん、青少年健全育成を視野に町のバックアップを受け、健康づくり、文化イベント開催など、活動の幅を広げていく。この当時、現在、約3,000名が登録、このような記事でございました。ぜひここら辺をさらに充実していただいて、子供たちをしっかり見守っていきたいというふうに思っております。  今現在の活動状況と今後の活動計画という私の質問に対して、活動は活発になってきたという局長の答弁でした。本当ですか。  それから、地域での挨拶活動であったり、スクール登下校活動、地域の子供は地域で守るというようなお話がありました。26年度の計画では、民家等がなく、人通りが少ない、そういうところに子供サポートハウスですか、こういうのを設置するというようなことですけど、誰がここに詰めるんですか。そこら辺をもう少し具体的に計画があれば、教えていただきたい。  それから、サポーター同士の情報交換会、研修会という問いに対しまして、各地区に隊長がいらっしゃいます。その隊長会議の内容がサポーターに流れてくるんですよ、一切ありません。どんな話がされたのか、我々はどういう活動をしたらいいのか、今している活動だけでいいのか、そういう話は一切流れてきません。私だけに流れてこないのかもしれませんけどね。そこら辺を2回目に確認させてください。  それから、マニュアル作成による活動の統一化、やはりこの19年の発足時にもありましたように、ここら辺、マニュアルも見せてください。あることさえわかりません。ですから、皆さん本当に気持ちが伝わる声かけ運動であったり、声かけであったり、そういうものをひっくるめて、それぞれが息の長い活動をしていく、そのような取り組みをなされているか、あるいはそういう気持ちお持ちになっているかというふうに思っております。ぜひここら辺、再度答弁をいただきたいと思います。  それから、新規サポーターの加入促進、私が言ったのは、サポーターができて7年目ですか、もともとより多くの高齢者の方が登録されていたと思うんでよ。さらに、7年間でもう本当に活動できんとか、中にはお亡くなりになられた方とか、いろんな方がいらっしゃるかと思います。ですから、新規サポーターは常に加入促進を図って、そこら辺の情報もお流しいただかなければ、より多くの方に理解を得られないんじゃないかということでございます。
     ちなみに、蛇足でございます。きのうは中原小学校の卒業式でございました。私は朝、またいつものように立っていたんですけど、卒業する6年生が何人も来て「6年間ありがとうございました」と、子供たちからそういう言葉をいただきました。本当に、ああ、やっていてよかったねと、もうその一言でそういういろんな今までの分が思い出される、あるいはああ、やってよかったという満足感、達成感に浸ったわけでございます。ぜひ多くの方に活動していただき、そのような取り組み、子供たちを守る、それがやはり定住対策、これにつながっていくんじゃないかと思います。特に、同じ定住対策でも、みやき町で子育て世代をということを言っております。まさに、子育て世代の保護者の方が安心できる、安心される、そういう町を少しでも、そういう町になるために寄与できればというふうに思っております。  2回目の質問に対して、答弁を求めます。 22 ◯議長(平野達矢君)  町長。 23 ◯町長(末安伸之君)  済みません。私が平成17年に強くサポーターの呼びかけをさせていただきましたので、まず私のほうから答弁をいたします。  平成17年の11月か12月ぐらいでしたけれども、ちょうどこの中原庁舎のすぐ西側の町道、もう昼2時ぐらい、こんなに人通りもあって、近くに民家もある、この通りで軽乗用車に乗った若い2人組から、田中俊彦議員もよく御存じの方のお孫さんが連れ去られそうになった。たまたま飼い犬がいて、ほえたか、かんだか知りませんけれども、難を逃れた。その同じような車両が山田地区、坂口地区にその数日間で確認されているということから、緊急的に町民の皆さんにチラシをもって呼びかけをさせていただきました。その結果、町民の皆さんの多くの御協力をいただき、3,000名以上という協力をいただいて、町内全域にわたる見守り活動を開始されたところであります。それが非常に効果がありまして、二十数件ぐらい、毎年、不審者とか変質者の報告があっておりましたが、その取り組みでほぼゼロに近い、これは継続していくべきだという判断をし、平成19年に正式に呼びかけまして、組織化をさせていただきました。そのときに腕章もつくらせていただき、皆さんが腕章を着用して、その活動がわかるような形でしていただいてきたところであります。  確かに、現在、その腕章も古くなって、中には着用することがなかなかできないということで、着用しないままに今活動されておりますけれども、活動自体については定着はしつつあると思っています。ただし、喉元過ぎれば熱さ忘れるじゃありませんけれども、苦しいことも受けた恩も忘れてしまうということじゃありませんが、平成17年や、先ほど申し上げた平成20年の暴力団進出問題、これで住民の力というのを示していただき、継続をしていますが、私は当時よりか少しはその熱気は冷めつつあるものの、予想以上に定着をしていると思っています。特に、田中俊彦議員は毎朝、平日、学童が通学するときはサポート活動をしていただき、大変感謝をしておりますし、暑い日も寒い日も欠かさず子供の見守り活動をしていただいているのを住民の方も大変高く評価をされているところであります。その視点から見られれば、まだまだこれでは不十分であるということを認識されて御質問をいただき、さらに子供の見守り、安全についての執行部への叱咤激励をいただいているものと受けとめさせていただき、さらなる子供の支援についての強化をしていきたいと考えています。  よって、先ほど教育委員会事務局長が申し上げたステーションについては、定着している地区が既にあります。御承知のように、白石地区は三十数年前の未解決事件がそのままです。そのことによって、地区住民の皆さんが輪番制によって、茂安通りのところに待機小屋をつくっておられます。これがもう老朽化しています。これをこの地域が自主的に継続しているところに行政として何らかの支援をしたいというところから端を発して、町で1坪ぐらいのプレハブを貸与して、子供サポートステーション白石という看板なりを上げて、さらなる住民の皆さんの支援体制に少しでも町としての対応をしたいということから、その要綱を今準備しています。例えば、豆津地区もそういう希望をされておりますし、各地区でもう毎日、高齢者も含め、輪番制によってサポート活動をされている方々がやはり冬の寒さには耐えられないとか、そういうお声を聞きますので、もうそういう定着したところにサポートステーションの貸出事業というのを町民の安全・安心まちづくりで行いたいと思っています。その要綱案等については、全員協議会のその他の中でも、閉会後にさせていただきたいと考えているところでございます。  いずれにしましても、子育て支援のまち宣言をし、さらなる子供に対する安全・安心についての体制強化を図るべく、教育委員会とも、町長部局との連携をさらに図っていくように指示をさせていただきたいと考えています。  あと教育長のほうからお願いしたいと思います。 24 ◯議長(平野達矢君)  山崎教育委員会事務局長。 25 ◯教育委員会事務局長(山崎秀二君)  残りの3点ほどについて私のほうから御回答したいと思います。  隊長会の情報が下まで流れていないというようなことでございますけど、私はある地区の隊長とお話しする機会がありまして、隊長会議で受けたものについては、一堂に集まってじゃないですけど、時々会った老人クラブの人たちには、犬の散歩とか自分の散歩をするときでもいいですから、子供たちに声をかけてくださいとか、一緒にちょっと登校してくださいというようなことも言っていると。あるいは、子供クラブの役員たちにも立ち番とかの打ち合わせをしたりしているというようなことを聞いておるところでございます。今後については、隊長会議の中で、そういった隊員たちへの周知あたりについてもしていただくような声かけをしたいというふうに思っております。  あと青少年サポーター活動の手引というのがここにございますけど、これはマニュアル化しておりまして、先ほど言いましたように、活動時のアドバイス等を記載しております。この手引については、地区懇談会においては全参加者にお配りをしているところでございまして、隊長会議の中でもお配りをしているところでございますけど、いま一度再確認の意味で、次回の隊長会議の折には全地区に隊員数の数をお配りしようというふうに思っておるところでございます。  あともう1点、加入促進につきましては、毎年隊長会議の折に名簿をお渡ししまして、隊長に再確認をしていただいておるということと、加入がほとんどあっていないということですけど、当然、子供クラブとかは役員がかわられますので、毎年多くの新役員とかに加入をいただいているところでございます。さらに、その加入促進については、もう一般を含めまして、事務局のほうでも促進をするような対応をしたいというふうに思っているところでございます。  以上です。 26 ◯議長(平野達矢君)  大坪教育長。 27 ◯教育長(大坪春美君)  それでは、私のほうから全体的なことの報告を兼ねながらしたいと思います。まずもって、1年間本当にありがとうございました。昨日は小学校の卒業式を無事終えることができました。そして、14日には3校の中学校も本当に平和の中に立派な卒業式ができましたし、議員の皆さん全員に御参加をいただきまして、この場をかりてお礼を申し上げたいと思います。  サポート隊のことについては、もう田中俊彦議員が本当に毎日毎日の取り組みの中でのこういう質問をしっかりといただいております、感謝をしています。そういう中でありまして、実は、今年度、まず25年度の1年間の反省を振り返って、交通事故等も、あるいは問題行動等も含めてなんですが、先日、2月27日ですが、年に2回、三養基地区の校警補導連絡協議会という会議を行っています。三養基地区なので、上峰の小・中も入るわけなんですが、その中で、鳥栖署から、それから中原、三根、全てを含めて、そういう駐在所の方も見えて、いろんな地区からの行動、問題点を全て上げていただく、そしてそれぞれの学校、7校の校長先生、生徒指導を含めながら、この連絡協議会を行いました。その中で、まずこの1年間を振り返ってみて、生徒指導、交通事故について、みやき町では警察にお世話になるような事件等、問題行動等がほとんどありませんでした。そういうことを警察のほうからもおっしゃっていただいていたし、もちろん、教育委員会のほうもしっかりと把握をしております。もうこれもやっぱり地域の皆さん、学校も、あるいは警察の方も、それよりも何よりも、地域の皆様の力かなと思っておるところです。  そういったことで、本当に問題行動の未然防止、そういう部分において心から子供たちを育てようという惜しまない地域の皆さんの頑張りがきょうに至っているのかなと、本当に感謝するほかありません。でも、完全にゼロかというと、そういうわけでもありませんが、25年度は4月当初に中原校区の小学校の女の子が夕方7時から朝方の4時まで見つかりませんでした。そしたら、警察総動員、私たちも全部入りましたけど、結局はすぐ家の近くの納屋に隠れておりました。なかなか出てこられなかったというように、本当に元気でよかったなと、その部分もありましたし、先日も2月に三根校区の小学生の男の子が5時間ぐらいおりませんでした。家でトラブって、親から強く怒られたから、むかついたけん出て行ったと、でも元気に帰ってきました。そういうような事案等はもう日々起きております。  そういうことですので、いろんな部分で家庭の問題等もたくさんありますけれども、やはりこれからの子供たち、いつ何どき糸の切れたたこのように何をしでかすかわからないような状況の毎日です。でも、これから本当に、また26年度に早速入っていくわけなんですが、問題行動の部分では、もう危機感がなくて、むかっとしたけん一発殴ったとか、そういうようなことが中学校でも起きております。  そういったことで、本当にことしの進路の状況も多分議員から聞かれてくると思いますが、県立高校の発表も終わりまして、みやき町の中学生3校とも、残念ながら、中原中のほうに2名と、その1名はもう働くと気合いを入れて働いています。それから、三根校区のほうも2名ほど、いろんな問題等を起こしておりましたけれども、その子供たちがやっぱり高校の進路を絶ちました、ありませんでした。でも、一人一人に面談をすると「先生、働くけん、心配せんでよかやん」というハングリー精神も持ち合わせています。でも、やっぱり今の子供たち、98%は高校に行きます。そういう子供たちの中で、その4名の子もこれからしっかりみやき町の子供として大人になっていきますので、支えていかなければと思っているところです。そういった進路状況でもあります。  それから、今の一番の問題、学校で起こるのは、もうスマートフォンとかネット上の書き込み、こういったものが非常に私たちの目に触れない部分で問題が起きております、犯罪等が。それで、それによる書き込みによって子供たちが傷ついて学校に来られなくなる。7校の発表の中で、問題行動よりも不登校の問題も問題だと思います。そういったことで、いろんなそれぞれの学校に問題を抱えた不登校の子供たちを抱えておりますので、一人でも元気に来られるように、ことしはよかったなと、7名のフリースクールに来ていた子供たちが全部高校に進学が決まりました、それぞれの学校に。これも本当によかったなと思いながら、やっぱり保護者の頑張りがあれば、子供は元気に育っていきます。迷いもあります、悩みもあります。でも、今度、十五の春を、進路を見つけて7名の不登校、フリースクールに来ていた子供たちがスタートを切っていきますので、またあとの4名の子供に対してもしっかりと地域の皆さんの力をかりながら、頑張っていきたいと思っております。  そういったことで、このスクールサポート活動につきましても、もう議員が指摘されるように7年になりましたので、新しい気持ちで社会教育等もいろんな取り組みをやっていこうよということでまた心機一転して頑張ってまいりたいと思いますので、今後とも、サポート活動には御協力をいただければと思います。  それから、先ほど議員が立ってある中原校区の子供たちが来てお礼を言ってくれたって、うるうるきましたけど、それ以上にもう子供たちだけじゃなくて、実は板部地区の保護者の方がいつも立っていただいているサポート隊の皆さんの1軒1軒を回って「6年間ありがとうございました」と、保護者の皆さんが家庭を回られたと、先日お聞きしました。特に、板部から中津隈は非常に通学路が厳しいですね、歩道もないし。その中で、一個も事件、事故等がありませんでした。それもみんなサポート隊の皆さんのおかげだということで、家庭に、1軒1軒保護者の皆さんがお礼を言って回られたと、そういうホットな、温かい声も届いております。  そういったことで、今後とも、この青少年サポート隊の活動につきましては、教育委員会も一生懸命頑張ってまいりますので、今後ともよろしくお願いします。  長くなりましたが、以上です。 28 ◯議長(平野達矢君)  3番田中俊彦議員。 29 ◯3番(田中俊彦君)  最後でございますけど、サポート活動の基本は腕章をつけて活動をする。それを見た何かをしようというような者に対する抑止力というふうに捉えております。ぜひここら辺は腕章をつけて活動をするというようなことをもう一度検討していただければと思います。  それから、まさに安全・安全まちづくり、定住対策、この部分でございますので、年に1回ぐらいは町広報紙に活動に関するもの、これを載せていただいて、またそれを見た若い保護者の方、子育て中の保護者の方が友達なりにみやき町はこんなものにも取り組んでいるよという、そういう話題性、そしてみやき町に住んでいただく、このようなものにつながればというふうに思っております。どうぞよろしくお願いします。  答弁がありましたら、手短にお願いいたします。 30 ◯議長(平野達矢君)  山崎教育委員会事務局長。 31 ◯教育委員会事務局長(山崎秀二君)  本当に腕章につきましては、議員がおっしゃられるように、最近ちょっとおろそかになっているかなということで、町職員を含めまして、もう一度再確認をして、着用することで、子供たちも安心をしますので、ぜひその点については周知をしていきたいと思っております。  それから、ベスト、腕章等の取りかえも常時行っておりますので、どしどしお申し出をいただきたいと思います。  以上です。 32 ◯議長(平野達矢君)  町長。 33 ◯町長(末安伸之君)  これだけ活動が充実していますので、独自の広報について発行する方向で検討を加えるよう指示をいたします。  以上です。 34 ◯議長(平野達矢君)  3番田中俊彦議員。 35 ◯3番(田中俊彦君)  どうぞよろしくお願い申し上げます。  次に、3項目めの各地区の要望への対応についてです。  ことし2月、現在までの地区要望に対し、地区に優先順をつけてほしいとの要請がございました。各地区で検討し──各地区というより、私の所属する地区では検討して、優先順位をつけました。中には、平成19年の要望が現在までそのままになっているものもありました。今、町内の要望が何件になっているのか、はっきりはつかめておりませんが、今後の地区要望はどのように取り扱われるものか、気になるところでございます。  例えば、ある地区において緊急性のあるものが他の地区の要望との絡みで後回しになったり、そういうことは避けなければなりません。  そこで、次の2点について質問します。  今回の地区要望に対し、優先順位をつけるよう指示されたが、その後の対応は、それから2点目に、今後の地区要望の取り扱い、以上です。 36 ◯議長(平野達矢君)  山口建設課長。 37 ◯建設課長(山口一夫君)  3番田中俊彦議員の御質問にお答えをいたします。  各地区の要望の対応についてということで2点御質問をいただいておりますので、随時お答えをいたします。  まず1点目、地区要望に優先順位をつけるように指示されたが、その後の対応はということでございます。  議員御質問の建設課におきます地区要望、主に道路、水路につきましては、平成19年3月に策定いたしましたまちづくり環境整備事業に基づきまして、3年度ごとに現在見直しを行い、最新といたしましては、平成24年12月に見直しを行い、優先順位をつけさせていただきまして、事業を推進いたしておるところでございます。  御質問の件でございますけれども、ことし1月の定例区長会におきまして、全地区に対しまして、平成17年度から平成24年12月までに建設課に対し提出されました要望箇所を取りまとめております各地区の要望箇所一覧表を提出させていただきまして、各地区での優先順位を記載していただくよう各地区の区長に対しお願いをいたし、各地区での優先順位をつけていただいたところでございます。現在、その取りまとめを終わりまして、町の評価による優先順位を考慮いたし、最終的な優先順位を決定すべく作業を今進めておるところでございます。  今後、取りまとめ結果を4月の定例区長会におきまして一覧表に整理をさせていただきまして、各地区の区長にお示しをできるものと思っております。今後、この優先順位に基づき、予算の範囲内で事業を進めてまいりたいと考えております。  なお、平成26年度当初予算におきましてお願いをいたしておりますけれども、平成26年度中につきまして、1カ所当たりの事業費が小さい箇所、約1,000千円以下ということで考えておりますけれども、約100カ所ございます。事業費で総額60,000千円ということで見込んでおります。これらの箇所につきましては、地元調整の必要な箇所もございますけれども、26年度に早急に着手をしていきたいというふうに考えておるところでございます。  それから、2番目の今後の地区要望の取り扱いということでございますけれども、現在、地区要望の取り扱いといたしましては、まちづくり環境整備事業といたしまして、3年度ごとの事業見直しを実施しております。事業実施まで期間が最短4年を要しておりましたけれども、今後につきましては、1年ごとの事業見直しを実施したいと。要望があった翌年に整備方針、概算工事費を検討させていただきまして、毎年1月の区長会議に各地区に要望箇所一覧表を提示いたしまして、優先順位を決定し、次年度以降の事業計画に反映していきたいということで考えております。  25年度に提出をされた要望については、26年度で整備方針、概算事業費を検討して、翌27年度からの事業計画に反映していきたいということでございます。  なお、要望書提出時には現地を確認いたしておりますので、緊急性、危険性のある箇所につきましては、従来どおり、その都度緊急的な対応で実施をしていきたいというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 38 ◯議長(平野達矢君)  3番田中俊彦議員。 39 ◯3番(田中俊彦君)  今、答弁をいただきましたが、じゃ、再度確認させてください。  今回、3年ごとの見直しで17年から24年まで、この分を取りまとめて優先順位をつけていただいたということですね。それから、今後の地区要望では、3年ごとの事業見直しを1年ごとの事業見直しに変更する。例えば、25年度は26年度で見直して、27年度の事業計画ということですね。わかりました。  そうしますと、今、地区から緊急性ということで出て、町のほうで再度それを検証して取り組むということですけど、それは間違いございませんですね。 40 ◯議長(平野達矢君)  山口建設課長。 41 ◯建設課長(山口一夫君)  田中俊彦議員の2回目の御質問ですけれども、議員おっしゃるとおり、今、優先順位をつけていただいた分については検証を進めており、町のほうで優先順位を検証して、26年度で事業実施に向けて行っていくということと、2点目の3年ごとの見直しについては1年ごとで見直しをしていくということでございます。 42 ◯議長(平野達矢君)  以上をもちまして、通告第1号、3番田中俊彦議員一般質問を終わります。  お諮りします。休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 43 ◯議長(平野達矢君)  異議なしと認め、休憩します。なお、再開を11時5分といたします。                 午前10時50分 休憩                 午前11時5分 再開 44 ◯議長(平野達矢君)  休憩中の本会議を再開いたします。  通告第2号、10番園田邦広議員の一般質問を許可します。  園田議員から資料配付の申請が出ておりますので、許可します。     〔資料配付〕 45 ◯議長(平野達矢君)  10番園田邦広議員。 46 ◯10番(園田邦広君)  皆さんこんにちは。議席番号10番、園田邦広でございます。通告2号により一般質問をいたします。  質問は3項目です。
     1項目め、第3回みやき町議会議員選挙について、2項目め、IT環境把握移行について、3項目め、北茂安三田川線について、以上3項目ですので、答弁方よろしくお願いをいたします。  質問に入ります前に一言御挨拶します。  先般行われました町議会選挙におきまして、町民の皆様から負託を受け、改めてこの議会の末席を汚すことになりました。今後は初心に立ち返り、議会活動を行っていきたいと思っておりますので、議員の皆さん、そして末安町長を初め、執行部の皆さん方の御指導のほどよろしくお願いいたします。  それでは、質問をさせていただきます。  1項目めの第3回みやき町議会議員選挙についてでありますが、選挙は町民の代表者を選び、町民の意見を町政に反映させ、生活や暮らしの安定、福祉向上を図ることだと思っております。  みやき町議会は、改選前、議会改革特別委員会を設置し、議員定数の削減を初め、多くの改革に取り組んできました。このことは、議会発行の議会だより及び新聞等でも広く町民に報道されてきたところであります。  このようなことから、今回の町議会選挙については、町民の関心は今まで以上に高まり、投票率アップにつながるものと思っておりました。しかし、思いとは裏腹にかつてない投票結果となりました。今回の選挙で私も有権者の皆様から御支持をいただき、当選させていただき喜んでおりますが、今回の投票結果を見ますとその喜びも半減してしまいます。  そこで、幾つかお尋ねをいたしますが、1)4年前、平成22年2月に行われた議員選挙の投票率71.2%と先般行われた選挙の投票率は63.7%であり、前回と比べ7.47ポイント低下しています。このことを選挙管理委員会としてどのように判断されているのか、お尋ねをいたします。  2)として、投票所別の投票結果及び期日前投票者数であります。この結果は、さまざまな角度から検証し、分析をしてみることが必要だと思っております。  3)投票所を縮小したことが影響したのではないかということですが、投票所は前回まで15カ所、今回は8カ所となった。また、ポスター掲示板についても、設置箇所を105カ所から65カ所に減らしたことで有権者への周知ができなかったのではないのか。  4)投票率アップにどのような対策をされたのでしょうか。  5)今回の投票所を縮小したことによる予算の減はどうであったのか。4年前の町議選と比べ、人件費、ポスター掲示板等の減少も含めたところで御回答をお願いします。  6)選挙費用の算入についてでありますが、公職選挙法第197条は選挙運動に算入されないものとなっています。これは1項から7項までありますが、この中で3項と7項についてお尋ねをいたします。  3項は、候補者が乗用する自動車、船舶等のために要した支出、7項は選挙運動用自動車及び船舶を利用するために要した支出、括弧書きとして、拡声機の賃料または自動車に取りつける文書図面に要する費用を除くということになっております。  1)で自動車、船舶の借上料、2)ガソリン、オイル、重油代、3)修繕代、4)タイヤ代、5)運転手の雇用、超過勤務手当、宿泊代となっており、特に2つについてなぜこのようになっておるのか、お尋ねをいたします。  以上で1回目の質問を終わりますので、答弁よろしくお願いします。 47 ◯議長(平野達矢君)  町長。 48 ◯町長(末安伸之君)  通告2号、10番議員の御質問にお答えします。  第3回のみやき町議会選挙についてお尋ねを6点いただいております。  御承知のように、選挙管理委員会というのは執行機関から独立して選挙を管理するために団体の内部に設置されている機関であります。よって、私の執行の範疇でもありませんし、むしろ私の選挙も管理される立場でございますので、答弁は本来、私に求められておりますけれども、選挙管理委員会の委員長がされるべきものと思っております。  しかし、本日、議内に出席されておりませんので、町村の選挙管理委員会に書記その他の職員を置かれると地方自治法第191条の第1項に示されております。よって、選挙管理委員会の事務局は現総務課長がその書記を務めておりますので、選挙管理委員会の委員長にかわりまして答弁をされるものと判断をしております。  以上です。 49 ◯議長(平野達矢君)  姉川総務課長。 50 ◯総務課長姉川三根男君)  それでは、10番園田議員の一般質問に選挙管理委員書記として答弁させていただきたいと思います。  この件につきましては、一昨日、3月18日に選挙管理委員会を開いております。その選挙管理委員会の中で、協議なり、議論なり、意見交換した内容でもって説明させていただきたいと思います。  まず、第1点目の投票率結果についての御質問でございますけれども、御承知のとおり、今回の町議会議員選挙の投票率は、みやき町になって過去3回の中で最低の63.73%となってしまいました。この結果につきましては、選挙管理委員会でも重く受けとめているところでございます。  委員会としては、選挙の投票率低下は全国的な傾向であり、本町においても前回の町議選の投票率を下回ることはある程度は予想していたものの、これほどまで下がるとはというのが率直な感想でございます。したがって、委員会でもこのような結果になってしまった要因の分析は当然必要ということになりまして、現在、その分析中でございます。  2点目の投票所別の投票結果及び期日前投票者数につきましては、議員より資料請求がさきにあっておりましたので既にお渡ししておりますが、ここにも表示されているところでございます。  期日前投票は、4日間で合計3,290人ございました。これは、前回の平成22年の選挙のときが2,596人でございましたので、694人増、率にしますと27%増となっております。  なお、この期日前投票数を投票率に換算しますと、約15.5%に相当いたします。しかし、前回のこれに対応する数値は11.9%でございました。  そこで、前回に比べ期日前投票が約3ポイント以上上がっていますので、投票率アップがあるかもしれないと少し期待を持ちました。ところが、結果は大幅な低下となったわけでございます。  このことから推定されることは、期日前投票をする人はもともと確実に投票する人たちであり、期日前投票数が多いとその分、当日の投票者数が逆に少なくなるということになるようでございます。誰に投票するか迷っている人、あるいは投票自体を迷っている人は結論を先送りにする傾向にあると思われ、期日前投票に来られることは比較的少ないのではないかと考えております。  投票所別の投票結果につきましては、前回と今回とでは投票数が異なっておりますので比較は難しいわけでございますが、第3投票区、ここにも掲示してございますけれども、第3投票区の北茂安武道館の投票率が8投票区の中で最も低く、唯一50%台の58.79%でございました。次に低かったのが第5投票区の石貝団地集会所の60.60%でございます。  逆に最も投票率が高かったのは、第6投票区、三根庁舎の71.03%です。三根校区の3投票所が全体の上位3位までを独占した結果となっております。  したがって、校区別の投票率も高い順から三根校区、中原校区、そして北茂安校区の順ですが、投票率の落ち込みが最も大きかったのは中原校区の8.93%減でございました。  3点目の質問の投票所を縮小したことが影響したのではないかということでございますが、投票所の数を15投票区から8投票区に減らすことになった経緯でございますけれども、既に御説明申し上げておりますが、まず第1点目といたしまして、投票所の駐車場の問題です。最近では、ほとんどの方が車で投票に来られますので、地区公民館などでは駐車場が不足しているということがございました。  2点目として、バリアフリー対策です。高齢者社会となっておりますので、車椅子に限らず、足腰が弱られた高齢者の方にとって新築の公民館以外はバリアフリーになっておりませんので、また、古い公民館では上がりがまちが非常に高いところもありました。  それから、3点目にユニバーサルデザイン化が地区公民館では困難ということでございます。靴を脱がずに投票できることは、先ほどのバリアフリー同様、高齢者の方にとってももちろんですが、若い人にとっても心理的にも利便性の面からも投票しやすい環境と言えると思います。  以上3点の問題を解決することが投票しやすい環境づくりということになりますので、投票率の向上にもつながるものと委員会でも判断いたしたところでございます。以前のように地区公民館主体では投票所の問題解決及び改善は不可能でございますので、町の公共施設でないと対応できないと判断した次第です。そして、このことは選挙経費の削減にもつながることになったわけでございます。  さて、このことが投票率低下に影響したのではないかという御指摘でございます。  先ほど申し上げましたとおり、現在、資料収集、あるいは分析中でございますので、予断を持つこと、あるいは断定的なことは差し控えたいと思いますけれども、世代別の投票率からは、さきの3月10日の全員協議会の際に資料をお渡ししていますとおり、投票率を大きく引き下げているのは30代、40代、そして20代でございます。50代は全世代の落ち込みの平均とほぼ同じでございます。逆に落ち込みが最も小さかったのは高齢世代である70歳代以上で、次が60歳代となっております。高齢者ほど投票意識が高いことがわかります。この傾向につきましては、投票所の数を減らした直後の平成24年12月16日執行の衆院選においても投票所数の減少と投票率低下の因果関係の可能性を指摘された際にも説明申し上げましたが、世代別の投票率の比較、衆院選をごらんいただきますとより顕著でございます。このときは10.87%も投票率が下がりましたが、70歳以上では逆に投票率が上がっておりました。  したがって、高齢者の方にとっては、投票所が遠くなるというデメリットよりも投票所がユニバーサルデザインやバリアフリーになったメリットのほうを評価していただいたものと分析しました。今回の町議選もその傾向はあらわれていると思っております。  なお、行政区ごとの投票率では、今回引退された議員さんの地元の行政区の投票率が大幅に落ち込んでおります。また、前回投票所があった地区で今回その投票所がなくなった地区10地区のうち、町全体の投票率の低下7.47ポイントをさらに下回った地区は6カ所でございます。このうち2カ所は、今申し上げましたとおり、引退された議員さんの地元の地区でございますので、実質は4カ所ということになります。  地元の投票所がなくなり、投票所が遠くなった地区においては、投票率が平均以上に下がった地区が確かにございます。これは、高齢者の方よりむしろ若い世代の人が投票に行かなかった影響かと思われます。  4点目の質問の投票率アップにどのような対策をとったのかという質問でございますけれども、今回の町議選では、特に目新しい対策をとったわけではありません。しかし、前回の町議選や、それ以外の選挙に比べ広報等の対策は行っておりませんで、今まで同様、限られた期間でしっかりと行ったつもりでございます。  5点目の投票所を縮小した費用、前回と今回の差額についての御質問ですが、まだ選挙経費の支払いが全て終わったわけではございませんので、現時点ではまだ決算見込みということで答弁させていただきたいと思います。  前回の町議選の決算額は11,055千円に対しまして、今回の決算見込み額は約4,300千円減の6,800千円程度と見込んでおります。今回は前回の約6割程度の経費で済んでおりますが、その全てが投票所数の削減によるものとは言えませんが、大半はその結果ということになります。  6点目の選挙費用の算入についての御質問あるいは意見でございましたけれども、この件につきましては、公職選挙法の「逐条解説公職選挙法」という書物がございまして、それによりますと、公選法197条は選挙運動に関する支出とみなされないものの範囲の規定でございます。列挙されている支出については、その性質においては当該選挙運動に関する支出であるが、これを統制し、集計することが困難である等の特殊な事情により選挙運動に関する支出として取り扱うことが適当でないものにつき、これを選挙運動に関する支出でないものとみなして、原則として本章、これは第14章、選挙運動に関する収入及び支出並びに寄附の章でございますけれども、原則として本章の規定の適用を排除しているものであるとのことでございます。  大き目といいますか、選挙運動に要する経費ではあるけれども、それが画一的に、あるいは一定の基準でこのくらいですよということがお示しできない、あらわせないものについては、これはここでいう選挙に関する経費としては取り扱わないということのようでございます。  それから、質問の中にポスター掲示場の件がございました。この件につきましても、ポスターの掲示場が105から65カ所に減っているのが、これも影響したのではないかということでございましたけれども、ポスター掲示場につきましては、公職選挙法第144条の2の規定に基づき、投票区ごとに政令で定める基準に従い、公衆の見やすい場所に設置するということになってございます。その基準に照らし合わせまして、65カ所ということになったわけでございます。  ですので、投票所の数ごとに政令は基準を定めておりますので、投票所数が減ったことによりましてポスター掲示場も減ったということでございます。  答弁は以上です。 51 ◯議長(平野達矢君)  10番園田邦広議員。 52 ◯10番(園田邦広君)  それじゃ、2回目の質問に行きます。  資料提出については、いただきましてありがとうございました。  それで、この資料、そしてまた、全協のときにいただきました資料に基づいて質問をさせていただきたいと思っております。  1)の低下した理由をどう選挙管理委員会で評価しておるのかということでありますが、この町議選というのは、町民にとっては一番身近な選挙であるんですね。それが今回このような結果になったということでありますが、この理由は有権者から見ればいろいろあろうかと思います。  1つは、19名今回立候補をしたわけですが、その19名に今後期待ができないとか、魅力がなかとかいうような、そういった言い分もあろうかと思いますが、全てがそうではなかったのではないかと私は思っております。  今回の投票所、それから掲示板の設置については、去年も何月やったですか、全協の席において選挙管理委員会から来られまして、ほぼ決定したものを我々に示されたわけですね。投票所は8カ所、それから、ポスターは示されなかったわけですが、投票所については縮小するというようなことを早く言えば一方的な言い分だったわけですね。  議員の中にも、それはおかしかろうもんと、それはさっきから言われますように、選挙管理委員は独立したものでありますから、それにかかわるものは選挙管理委員会でそれは決めてもらってもいいと思いますが、やはりこういうことは我々議員にも関係があるわけですから、こういうようなことを行いたいということは事前に話があってもよかったのではないかと私は思っております。  一つ私言わせてもらえば、今回の投票所の縮小については、選挙管理委員会の本当に傲慢なやり方ではなかったかと私は思っております。  そういうふうなことで話を進めますが、今、プロジェクターにそれぞれの投票結果が映し出されておりますが、この中で三根校区については全て平均を上回っておるという結果ですよね。あと中原校区、北茂安校区は全てが下回っておるということであります。  私は、この結果を見てちょっとびっくりしたのは、全ての投票所で男性が投票に行かれているのが少ないですね。女の方が投票に行かれておる、全ての投票所でそうなっております。男のほうがこういった政治については関心があろうかと思いますが、結果的に男性が投票されたのが少なかった。それは、さっき私が言いましたように、みやき町議に期待するものが少なかったのか、立候補した者が余り魅力のなかったとかいうものになったのではないかと、そういう見方もできるのではないかなというふうに思っております。  今後、この投票率を上げるために申し上げますが、一番有権者が多いのは中原庁舎の第1投票所、3,622人、それから北茂安武道館の3,215人、3,000人いるのは4投票所ですよ、有権者がですね。こういったところの投票率を今後上げるような対策をとらんば、全体の底上げはしていかにゃいかんと思いますが、特に有権者の多いところの対策をしていかんと投票率のアップにはつながらんだろうというふうに思っております。  率直に申しますが、北茂安に限っては北茂安武道館、ここは東尾、西尾、白壁、皿山、白石という5地区がこの武道館であっておりますよね。それと、コミュニティーセンターについては中津隈東、中津隈西、板部、江口、西大島、中野、東大島、豆津、笹野、座主野といったところがこすもす館になっております。  私は、集約されるときに話し合いでもしてもらえば、特に北茂安の武道館については白石と皿山地区が入っておりますね。ですから、こういったところの人たちが武道館まで来るのが遠かったのではないかというふうに思っておりますので、今後対策として、一つの案として、白石地区の公民館あたりに投票所を設けるということはできないのかということを思っております。  それから、こすもす館については、大字中津隈がこすもす館になっておりますので、大字中津隈は今までどおり板部の保育所跡といったところで投票できないものか。  こういった小さく分ければどの程度の有権者になるかわかりませんが、今言いましたように3,200から3,600人程度の有権者がおりますので、そういったことをすれば幾らかの投票率アップにつながるのではないかというふうに思っておりますが、その点をひとつお伺いしたいと思っております。  3番目の投票所を縮小したことが影響したのではないかということでありますが、地区公民館においては、先ほど姉川書記から言われたように、バリアフリー、またユニバーサルデザインといいますか、そういったものが施されていないからなかなか投票者が来られないというようなことでありますが、地区公民館でも対策をすれば、そういった車椅子でも来られるようなことはできますよ。ですから、一口でそういったものはできないから地区公民館ではできないということでは私はならんというふうに思っております。  それから、ちょっと済みません。もとに戻りますが、今言いましたように、白石地区とか中津隈に分けたらどうかということでありますが、これは今、投票時間は午前8時から午後8時まで12時間の投票時間となっておるわけですよね。(発言する者あり)失礼、午前7時から午後8時までとなっておりますね。そうすると、私はそういったふうに分けても、その時間帯を全てする必要はないと思っておるんですよ。  というのは、例えば、朝9時ぐらいから昼の3時までぐらいでそこは切り上げて、あとの方については、来られない方はこすもす館と武道館のほうに行ってもらうというようなこともできるのではないかと。分けたところについては、その時間帯で集中していってもらうというような効率的なことも考えられるのではないかというふうに思っております。  それから、3番目に行きます。  今言いましたように、バリアフリーとか、UDとかができないからということでありましたが、地区公民館においても、今の公民館はそういったところも設けてあるところがありますよ。ですから、そういったものは私は一概には言えんというふうに思っております。  それから4番目、投票率アップの対策ということですが、このことについては、投票所の件を先ほども言いましたように、全員協議会の中で説明をされたときに姉川課長は、そがんしたら投票率が下がるのではないかというようなことが多くの議員から意見が出たわけですが、その対策の一つとして、コミュニティバスを巡回させるということも言われたわけですね。先ほどの答弁では、特に目立った対策はとらなかったということだったろうと思いますが、なぜコミュニティバスの巡回は考えられなかったのかですね。  答弁の中で、縮小したことが低下につながったのではないというようなことがありましたが、これは高齢者ですね、遠くなったから高齢者が行かれなかったということではないということを言われておると思います。私は、そういったことを言っておるわけではありません。わかりますか。そこは誤解のないようにしてください。  それから、5)番目、投票所を縮小したことによる予算の減額ということですが、これは投票所も恐らく人件費も入っておると思います。また、ポスターの設置箇所も少なくなっておりますから、そういったものを含めての話でしょう。前回は11,550千円程度、今回は6,800千円で、4,300千円程度が減になったというような話だったろうと思いますが、こういった選挙の費用というのも削減していくことは大事だろうと思います。  しかし、削減したからよかというようなことで、この投票率が低下するようでは話になっていかんわけですね。何の選挙でも、町議にしろ、市会議員にしろ、県議、国政選挙にしろ、全国的に低下しておるというようなことが言われましたが、全国的に低下しておるけん、みやき町が低下しても仕方ないというようなことではどうだろうかというふうに、やはりよそが低下しておるならば、みやき町はよくなるような対策を立てるという、そういった前向きなことが私は必要ではなかろうかというふうに思います。その点もひとつお願いします。  それから、6番目の選挙費用の算入についてですが、これは今2つほど上げまして、計算が困難であるというようなことが前提だったろうと思いますが、これは報告せんでよかなら報告せんが一番よかわけですよね。候補者から見れば、上げる必要がなかなら。しかし、私がなぜここでお尋ねをしておるかというのは、いわゆる選挙にウグイス嬢とか、自動車の運転手とか、そういった人たちにはきちんと日当あたりを払うように金額まで定められておるわけですね。  そういったものがあるのに対して、今言いましたように、3番目の候補者が乗用する自動車、船舶はうちは使わんと思いますが、自動車等についてその費用を払わんでよかというのは何でかいと。それから、7番目についても自動車が入っておりますが、自動車を使うためには燃料が要ります。ガソリンとかですね。そういう必要経費を何で報告せんでいいかと。そこに疑問を持ちましたので今度の質問をしたわけですが、ほかのものはせろ、こういったものは計算が大変やけんせんでよかというのは何でやろうかということで私は質問をしたわけですが、今言った書記の答弁では計算が難しかけんいいですよということになっておるようです。  今回の選挙費用については、幾らやったですか、法定金額3,200千円程度だったと思います。(発言する者あり)失礼、2,200千円ぐらいということでありましたので、その範囲でということですので、この7番目については、そういう決められたものがあるということですので、了解をいたしました。  あとについて、もう一回、順次答弁をお願いします。 53 ◯議長(平野達矢君)  姉川総務課長。 54 ◯総務課長姉川三根男君)  2回目の御質問のまず一番最初に、一方的な投票所の削減措置で事前に議会のほうに話がなかったということでございましたけれども、この件につきましては、御批判は真摯に受けとめたいと思います。選挙管理委員会のほうでは選挙管理委員会の専権事項として議論されたわけでございますけれども、今議員御指摘といいますか、御意見ありましたように、事前の話、そういった措置を検討しているということぐらいはということも話がなかったということに関しましては、真摯に批判を受けとめたいと思います。  それから、有権者の多いところの投票率の引き上げ対策を今後講ずるべきだということでございますけれども、この件に関しましては、私も同様な感想を持っているところでございます。  それから、北茂安武道館の投票率の低いことがございましたけれども、特に白石のほうが今回物すごく、40%台ということで特に低いということが私も異様に感じたところでございますが、この原因については正直よくわからないところでございます。  ただ、議員が言われました白石公民館ではだめかということでございますけれども、先ほど説明申し上げましたけれども、駐車場は白石公民館についてはそこそこあるのかなとは思いますけれども、あとアクセスの問題でありますとか、そういったことを含めますと、やはり公共施設のほうが有権者、とりわけ若い方たちにとっては行きやすいのかなというふうな感想を持っております。  それから、板部保育所跡ということでございますけれども、この板部保育所跡につきましては、もう次の利用方法とかも決まっているようでございますので、今後の対応としては困難な部分があるのかなという気はいたしております。  ただ、先ほど言われましたように、投票区を今後もう一度見直したほうがいいのではないかという意見があったことにつきましては、選挙管理委員会のほうでもう一回、議会のほうからこういった意見がありましたということで再度選挙管理委員会の中で話し合っていただきたいと思っております。  それから、投票時間の件が提案されましたけれども、この件につきましては、私はまだ勉強不足ではっきりしたことが言えませんけれども、そういったアイデアを検討する必要はあるかもしれませんけれども、ただ周知が非常に難しいかなという気はいたします。逆に混乱が起きて、素戻りせにゃいかんやったというような苦情等もあり得るのではないかという気もいたしております。  それから、地区公民館が全ていけないと言っているわけではございませんけれども、地区公民館においては、もう1つ、空調の件とか、そういった問題がございます。公共施設のほうが使用勝手がよろしいというふうなこともございます。  それから、コミュニティバスの件が言われましたけれども、さきの説明では、コミュニティバスを巡回させるというふうに説明した記憶はございませんで、コミュニティバスは選挙当日、日曜日は走らなくても期日前投票のときには走りますので、車とか交通手段のない方におかれては、コミュニティバスを利用して期日前投票を行っていただきたいというような説明を申し上げたと思っております。  それから、今回の投票所数の削減が低下した理由として、高齢者だけの問題ではないということでございますけれども、それはそのとおりだと思っております。私も投票率の低下、高齢者の方は非常に投票意識が高いということで、ただ、以前の議会とのお話の中で投票所が遠くなると高齢者の方が困るのではないかと言われたことに対する答弁といたしまして、高齢者の方が遠くなるのは確かにそうだけれども、投票率は高齢者はそれほど下がっていませんよという趣旨で答弁させていただきました。
     ですので、高齢者以外の方にとっては、投票所の削減が投票率の低下につながったこともあり得る話ではあると思っております。ただ、高齢者についてはそれほどないという説明を申したつもりでございます。  それから、経費の削減だけで、結果的に投票率が低下したら意味がないというような御指摘でございますけれども、それはそのとおりだと感じております。  それから、全国的な傾向だからこれでよいという気持ちは毛頭持っておりません。ただ、言いたかったのは、全国的に投票率が低下しているけれども、どの団体の選挙管理委員会もその対策に決め手を欠いていると、なかなか投票率低下の歯どめ対策というのは、言うのは簡単でございますけれども、実際行うのは非常に難しくて、なかなかその施策を見出すことができないでいるということがこの結果になっているということを言いたかったわけでございます。  しかしながら、私ども選挙管理委員会としてできることは、やはり積極的に広報活動を行うでありますとか、あるいは投票所の環境整備、環境改善、それから、投票従事者が投票所の明るい雰囲気づくりを行うとか、そういったことを積極的に行う必要があるのではないかというふうに感じているところでございます。  以上です。 55 ◯議長(平野達矢君)  10番園田邦広議員。 56 ◯10番(園田邦広君)  期日前投票が15.47%になっておりますよね。前回よりも27%アップしておるわけでしょう。これはなぜなっておるのかというと、期日前に行かれる方の話を聞くと、今は以前よりも手続が簡単だということを言われます。そしてもう1つは、駐車、車をとめてから投票するまでの距離が非常に短いということを言われておりますよ。ですから、もう期日前がよかもんねと。簡単で、もうそこでやるけんよかと。  こすもす館に限っては、駐車場から投票所まで行くのはかなり遠いですもんね。こすもす館の中に入っても、今回は一番奥の、教育委員会のある部屋の先の一番奥の部屋で投票されよったわけでしょう。そういったところも、できるならばロビーあたりをもう少し活用して、入ってすぐ投票できるようなことはできないのか。必ずしも部屋の中ということではなくて、今言った期日前に行かれてすぐできるような投票所にしたらどうかということもちょっと感じるわけですね。  それから、選挙管理委員会で投票率アップについては、これとして決め手がないというようなことが言われましたが、だからこそ、やはり心配をしてもらう側、我々とか、またほかの方々からもよく意見を出してもらって、そして、その意見を集約した上で投票所の開設をするというようなことも私は必要であろうと。  結果的にやったものがなかなか悪かった、いいアイデアはありませんということでは、それはおかしいと私は思うわけですね。その点をちょっとお尋ねして終わりたいと思います。 57 ◯議長(平野達矢君)  姉川総務課長。 58 ◯総務課長姉川三根男君)  議員御提案のこすもす館のロビーの活用についてでございますけれども、実はこの件につきましては選挙管理委員会の中でも検討した経緯がございます。細かい事情はちょっとあれですけれども、結果として部屋のほうがいいという結論に至ったわけでございますけれども、この件についても、もう一回、再度選挙管理委員会の中で検討してもらいたいと思います。  それから、有権者の方、あるいは町民の方の広い意見を集約する必要があるのではないかという御指摘でございますけれども、その件につきましては、全くおっしゃるとおりではないかと今感想を持った次第でございます。今後はそういったことにも努めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 59 ◯議長(平野達矢君)  お諮りします。質問の途中でありますが、休憩したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 60 ◯議長(平野達矢君)  異義なしと認め、休憩します。再開を13時とします。                 午前11時57分 休憩                 午後1時   再開 61 ◯議長(平野達矢君)  休憩中の本会議を再開します。  質問途中でありましたので、園田議員の質問をお願いします。10番園田邦広議員。 62 ◯10番(園田邦広君)  それでは、2項目めを質問いたします。  2項目め、IT環境把握移行についてということです。  パソコンの基本ソフトOS、アメリカマイクロソフト社製、WindowsXPのサポートがこの4月9日で終了することになっています。2月23日の佐賀新聞では、佐賀、唐津、多久、伊万里、武雄、吉野ヶ里、上峰、みやき町、大町の9市町で2,023台が4月9日時点でOSやパソコンの更新が終わらない見込みと報道されていました。  みやき町は、平成25年度補正予算でXP対応として企画調整課162台、6,131千円、教育委員会で202台、3,225千円を予算措置されていますが、先ほど申し上げました新聞等では4月9日までに終わらない見込みの9市町のうち、みやき町も上がっていますが、この点はどのようになっているのか。  そして、1)としてWindowsXP搭載機は何台あるのか、これは庁舎を含む出先、学校、保育園等も含めてわかれば教えていただきたいと思います。  2)4月9日のサポート終了までに移行がスムーズにできるのか。  3)新しいパソコンの購入費はどの程度かかるのか。  この3点をお尋ねします。 63 ◯議長(平野達矢君)  寺田企画調整課長。 64 ◯企画調整課長(寺田 晃君)  通告2号、10番園田議員の御質問にお答えいたします。  IT環境把握移行について、今回のXP問題について3点ほど御質問をいただいております。  まず、今回のXP問題の概要についてお答えをいたします。  先ほど議員おっしゃいましたように、パソコンの基本ソフト、オペレーティングシステム、通称OSというようなことで申し上げますけれども、これにつきましては、パソコンを起動するために一番基本となるソフトということでございます。今、私たちがふだん利用していますパソコンの中には、ワードとか表計算のエクセル、あるいはインターネットというようないろいろなソフトが入っておりますけれども、このソフト全てOS、今問題となっておりますXPという基本ソフトの上に乗っかって動いているというようなものでございます。  ですから、OSというのは大変重要なものでございますが、この役割としては、先ほど申し上げましたワード、エクセルを動かすほかにインターネット上のさまざまな脅威とか、あるいは悪意を持ったソフトウエアからパソコンを守るために防御機能、あるいはセキュリティープログラムを提供するというような役割の一端を担っております。  今回、長年使用されてきましたWindowsXPのサポートが終了をするということで、現在、社会的な問題としてクローズアップされ、新聞等にも掲載をされたところであります。  それでは、1項目めですけれども、このXPが庁舎を含み何台あるかという御質問ですが、現在、町全体で学校を含めまして管理をしておりますパソコンにつきましては、全部で1,300台ございます。このうち、学校のタブレット端末、それから電子黒板、これを除きますと、庁舎関係と学校の事務等で504台ということになっています。  このうち、XPを搭載しているパソコンは全部で474台、504台のうち474台ということになっておりまして、内訳をいいますと、庁舎、保育園等で272台、それから、学校事務で202台ということになっております。  さらに、この474台のXP搭載のうち、ウイルス感染とか情報漏えい、迷惑メールの送信、いわゆるセキュリティー上に問題がつながる原因となるパソコン、いわゆるインターネットなどで外部と接続をしているパソコンは474台のうち365台、残りは外部との接触がない、単に事務上使っているパソコンということになっております。  それから、2項目めですけれども、4月9日のサポートが終了するまでに移行がスムーズにできるのかという御質問です。  今回、このXPがセキュリティーの脆弱性に直面するというのは、インターネットの利用によって外部との接触があるパソコンというのが中心となりますが、先ほど申し上げましたように、474台のうち外部につながっているパソコンが365台ございます。  そのうち、4月9日のサポート終了までにWindows7に移行するパソコンということですけれども、本議会で補正予算を議決いただいておりますので、365台全てのパソコンについて年度内に移行を終了することになっております。  また、4月9日以降もXPを使い続けるパソコンがほかに109台残ります。これについては外部との接触がありませんし、言うなれば閉ざされた空間で使用するというようなことになっておりますので、性急なOS等の入れかえは必要ないと考えておりますが、109台のうち73台につきましては、26年度の当初予算においてパソコンの購入もしくはOSの更新等の費用を計上させていただいているところです。残り36台につきましては、現状のまま扱っても何ら問題はないということで考えております。  それから、3項目めですけれども、新しいパソコンの購入費用はどの程度かかるのかという御質問ですけれども、現在、業務用で使用していますパソコンにつきましては、家庭で使用しますパソコンとは異なりまして、年間240日以上、朝から夕方まで一日中酷使をするというようなかなりハードな環境での使用に耐えるものを必要としております。  これまで幾度となくパソコンの購入等を行っておりますが、これまでの導入実績による見積額では、ソフトの入れかえまで行いまして、大体1台当たり約170千円程度かかっております。  したがいまして、現在、WindowsXPの入れかえを必要とするパソコンが全部で438台ありますので、例えば、これを全て新しいパソコンに買いかえるということになりますと、約74,000千円程度の金額となります。しかしながら、かなりの財源負担となりますので、現在行っておりますようなOSの入れかえ、それから、システムのバージョンアップ、それと新年度予算にお願いしておりますパソコンの購入等でさまざまなXP対策を行っておりますが、これによりますと、補正をお願いした分まで含めまして大体22,000千円程度になっているところであります。  今後につきましても、パソコンの耐用年数が5年から7年というようなことになっておりますので、その間で機器の更新等が発生をしてくるというふうに考えております。  以上でございます。 65 ◯議長(平野達矢君)  10番園田邦広議員。 66 ◯10番(園田邦広君)  答弁いただきました。細かいところまで答弁いただきましたので、全部把握されているものと思っております。  新しいOSの移行対策については新聞等で報道されておりましたが、まずは庁舎内、また、町が管理しておるIT環境をしっかり把握して、早期に移行計画を立てることが必要であるというようなことが言われております。  このOSの移行は、新しいパソコンを買うということだけではなく、データの移行が大変重要で、十分時間をかけてする必要があるというふうなことが記載されておりました。  そういったものを把握したところで今回の当初予算に計上されておりました365台をバージョンアップといいますか、そういったものをしていくということだろうと思っております。  これも、要するにウイルスに感染しますとパソコンのデータが突然消えたり、またはデータの流出等につながっていくというふうなことで、こういったことが起これば町民サービスとか、そういったものに支障を来すというようなことがあると言われておりますので、慎重にやっぱり対応していかなければならないというふうに思っております。  これも新聞に記載されておりましたが、情報処理推進機構、セキュリティセンター、これは京都にあるそうですが、ここが言っておることは、XPは新しいWindowsのOSに比べウイルス感染が20倍以上高くなるというようなことで、構造的に大変弱いというようなことで、脆弱性対策など高度なウイルス対応サービスもあるが、爆発的にウイルスがふえている現状では万全の対策とは言えず、対応の王道はサポートがあるOSに切りかえることが最善であるというようなことも言っておられます。  ですから、インターネットに接続しているものは当然でありますが、していないものについても十分注意していく必要があろうというふうなことが言われております。  そして、インターネットと接続していないものも、USBなど外部記憶媒体の使用禁止などでウイルス感染のリスクを改善、要するにUSB等を使うときも十分注意しなければならないというようなことも言われておるわけですね。  ですから、4月9日のサポート終了後は全パソコンについて慎重に配慮していくべきだろうというふうに思っております。  それから、3)の中で新しいパソコンの購入、これは438台というようなことをちょっと言われましたが、先ほどはXP搭載をしたのは474台というようなことが言われて、台数がちょっと違うわけですが、ここがどういうふうになっておるのか、もう一回お知らせをいただきたい。  それから、学校等で202台ということだったと思いますが、学校等についてもこういったものは周知徹底をしてもらうように指導していくべきだろうというふうに思っておりますので、この点をもう一度お尋ねいたします。 67 ◯議長(平野達矢君)  寺田企画調整課長。 68 ◯企画調整課長(寺田 晃君)  今、議員おっしゃいましたように、OSの入れかえというのは大変重要なことでございます。現在のWindows7、あるいは8に比較しまして、かなりセキュリティーの面で脆弱性を持っているということですので、先ほどお答えいたしましたように、現在、外部と接続をしているXPにつきましては、補正の中で庁舎関係、それから学校関係につきましては、全てXPからWindows7へのバージョンアップが可能となっております。  それから、データの移行につきましても、当然慎重に行うように配慮をしていくつもりでございます。  それから、インターネット接続をしていないパソコンというのは現在109台ありますけれども、そのうち、先ほど438台と申し上げましたのは、補正まで含めて全て新しいパソコンに買いかえた場合ということで例えて答弁申し上げましたが、今回新たに26年度で購入する台数といたしましては、庁舎関係あるいは図書館関係含めまして、73台を26年度の当初予算で計上いたしております。このうち、企画では64台で約10,000千円弱の当初予算を計上しているところです。  それから、当然インターネットに接続をしていなくても、先ほど議員おっしゃったように、USBなど外部からの情報を取り込んで庁舎のほうで使うというようなことも中には担当課のほうで行っておりますが、そのUSBにつきましては企画のほうで管理をいたしております。ですから、通常、例えば、新聞等でよく持ち帰って外部に流出したとか、そういったことになっておりますけれども、それについては、パソコンのほうにもセキュリティーをかけておりますし、USBについてもセキュリティーをかけておりますので、企画のほうで管理をし、そのようなことがないようなことで現在運用させていただいているところです。  それと、学校関係につきましても、今回の補正の中でXPについては全て7のほうに切りかえが行われるということを聞いておりますので、今後につきましては、また本庁舎と同様に、今回7なり8というようなことで現在購入しておるものにつきましても、当然、将来的にはまたOSの入れかえというのが必要になってまいります。そういうことで、十分注意するような形で計画的に進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 69 ◯議長(平野達矢君)  10番園田邦広議員。 70 ◯10番(園田邦広君)  みやき町においては、企画調整課がしっかり調整されておるようですので心配がないかと思っておりますが、4月以降も十分配慮をしていただきたい。  ちょっとこれは蛇足になるかと思いますが、ことしの2月23日の佐賀新聞に載っておったんですが、隣の上峰町は本年度予算までXPしか動かせない財務会計システムで管理しておるために決算事務が終わるまでXP搭載パソコンを残さなければならないというようなことで、結局4月以降もそのまま使い続けんばでけんというようなことが載っておりました。大変危険なことだろうと私は思っております。  また、ほかにもXP対応の税務管理システムを使っているため、3年間ほど使うと答えた自治体もあるというようなことで、今、これだけサポート終了が叫ばれておる中で果たしてこういったことができるのかと私は非常に疑問に思うところですが、そういったところもあるということです。  みやき町は、今言いましたようにしっかり管理されておるようですので、ぜひそういったトラブルが出ないようにしていただきたいというふうに思っております。  これで、この質問は終わります。  3項目め、北茂安三田川線についてお尋ねをいたします。  東尾交差点信号機が歩車分離式信号に変更されております。これは、東尾交差点だけではなく、通瀬橋の信号もかわっておるようです。これがどうしてこのようになったのかと私は思っておったんですが、この間の総務文教常任委員会の折に総務課長のほうから鳥栖安全協会からやったですかね、鳥栖警察署のほうからこういった信号をつけたらどうかというような打診があって、それではお願いしますというようなことで設置されたということを概略申されよったわけですね。  これはどういうふうな信号かといいますと、今、プロジェクターに映し出しておりますのは、北茂安三田川線を、東尾交差点ですよね、西から見たとき、中津隈から東尾交差点に向かっていって東尾交差点のところにたどり着いたところの写真ですよね。これは信号がどういうふうになっておるのかといいますと、要するに歩行者を安全に通過させるということが第一の信号だろうというふうに思っております。  今までの信号は、直進する車と左折、右折する車が同時に交差点の中に入って、それぞれ直進もですが、分かれていっておったということですが、歩行者の信号と車の信号は全く別の信号になっておりますね。ですから、歩行者が渡る場合には、交差点の中には一切車は入れんということになっております。  そして、車はこっちから見ますと中津隈から学校方面に行くときは歩行者は全く動けん。そして、東西に行く車があるときには歩行者は全く動けんというようなことで、今までの信号待ちよりかなり歩行者も車も待ち時間は多くなっております。  そのためにどういうことが起こっておるのかといいますと、まず、私はこっちから見たほうがよかけんちょっと言いよるとですが、子供たちが今、通学路は西から来る子供たちの通学路が変更になっております。東尾の松尾病院の前で工事があっておりますので変更されておって、中津隈から来た場合には、今、交差点が青になったとき、右に曲がってまた右のたまり場に行って、それから東に行って、東の歩道を南のほうに行って、庁舎の南の農道を通って学校に行っておるというコースになっておるわけですね。そうしますと、まず信号にたどり着いて南のほうに行くときには一回信号ボタンを押します。そして、東に行くときにはまたボタンを押していくというようなことで、非常に待ち時間が多くなっております。早く渡る人は何といいますか、ここにたまって、それから向こうの東のほうに行くということですが、ここから遅く行った人はこう行って、ここで一回待って、こちらからの車とこちらからの車が行くまでここでじっと待っとかにゃいかんというようなことになっておるわけですね。歩行者の待ち時間も多くなっているし、車の待ち時間も多くなって、特に車の渋滞が激しくなっております。  私はいつも毎朝、サポートとして板部の交差点に立っておりますが、今、つかえるときには板部の交差点から西まで渋滞するときがあります。板部の保育園の近くまで渋滞することがあります。ですから、北茂安三田川線は、東尾交差点から東は恐らく通瀬橋まではずっと渋滞が続いて、通瀬橋から東にも恐らく幾らかは渋滞をしたまま、ずうっと何分かはそういった渋滞が続いておると思います。  大体今、板部の交差点のところまでつかえるのが7時40分ぐらいからです。8時ちょっと過ぎまでぐらいは渋滞が続いております。そのために、今、板部の交差点から右のほうに農道がありますが、こちらのほうに抜けていく人が多くなっておると。ここは、信号が変則的な信号になっておるですもんね、東尾、板部の交差点と。板部の農道は、交差点の中に含まれておりません。ですから、ここで今、クラクションを鳴らして通る車が非常に多くなっております。  そういうふうなことで、歩行者にとっては大変保護された信号だとは思っておりますが、車にとっては非常にストレスのたまる信号機だなというふうに思うわけですが、これを設置される分については、私はいいことだと思います。しかし、やっぱりこういったものを変更される場合には、何日かはその調査をしてもらって、現状がどうなっておるのかというのも私は必要だろうというふうに思っております。そして、その後の対策はまた考えるということでなければできんだろうというふうに思っております。  ですから、もう結論を言います。この信号機の中に歩行者が通るときには一切車が入られんわけですから、歩行者の中を自由に歩かれるように、かくっかくっと今歩道をつけてありますそこを行くじゃなしに、いわゆるスクランブル方式にすれば、歩行者は2回も待つ必要はなかわけですよ。斜めに行くときには、もう斜めにすっと行けば早いわけですね。  ですから、そういったことにすれば、歩行者の時間帯というのは短くできるわけです、と思います。その分を今度は車道、車が通れる方向を長く、まあ長くはせんでいいと思いますが、その歩行者のところの時間帯を短くすれば、南北、結局どっちからでも来る車が早く通れるようになって、幾らかは渋滞を緩和できるというようなことになりはしないかと思っております。  答弁願います。
    71 ◯議長(平野達矢君)  姉川総務課長。 72 ◯総務課長姉川三根男君)  まず、東尾交差点の歩車分離信号機について説明させていただきたいと思います。  歩車分離信号機については、今議員がおっしゃいましたスクランブル方式など幾つか種類がございます。東尾交差点の歩車分離信号機は、歩行者専用現示方式という信号機でございます。これは、全ての方向の信号を赤にして車両を停止させ、全ての歩行者信号を青にして横断させる方式で最も標準的な方式ですが、東尾交差点の場合はこれが押しボタン方式になっております。  この信号機のメリットは、御承知かとは思いますが、歩行者、車両の双方向が信号を守っている限りにおいては、歩行者と車両が交差点内で交差することがほとんどありませんので、車両の右折や左折による歩行者の巻き込み事故を防ぐことができることです。  また、車両運転手の方は交差点で右折や左折を行う際に横断歩道を渡る歩行者がおりませんので、停車することなくスムーズに運行することができます。  一方、デメリットは、歩行者用信号だけが青信号となる時間は交差点を車が通行できませんので、車両の待ち時間が増し、渋滞につながることです。  今回、この方式の信号機に変更になったのは、今言われましたとおり、鳥栖警察署のほうから特に学童が交差点の信号機を渡ることが多いような交差点では歩行者の安全を守る上で非常に有効な信号という説明で設置することになった次第でございます。  なお、当該交差点は学童の登下校時間以外は交差点を渡る歩行者はそれほど多くは……(発言する者あり)(「答弁を含めて80分やろうが。ちゃんと守らんば」と呼ぶ者あり) 73 ◯議長(平野達矢君)  暫時休憩します。                 午後1時30分 休憩                 午後1時31分 再開 74 ◯議長(平野達矢君)  休憩中の本会議を再開します。  結論だけ。 75 ◯総務課長姉川三根男君)  はい。当該交差点は、学童以外が交差点を渡る場合は押しボタン式になっておりますので、学童が通行するときだけはですね、そのとき以外は押しボタンになりますので、学童通学時だけは渋滞を我慢して辛抱していただきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 76 ◯議長(平野達矢君)  以上をもちまして、通告第2号、10番園田邦広議員の一般質問を終わります。  通告第3号、4番本村鶴夫議員の一般質問を許可します。 77 ◯4番(本村鶴夫君)  通告3番、4番議員本村鶴夫でございます。今回4項目お聞きしたいと思っております。  まず第1に、三根・北茂安・中原グラウンド・球場の利用の仕方についてということで、1)で、何カ月先まで申し込めるのか、また、私自身もスポーツ音痴で申し込んだことはないんですけれども、3地区の申込先、予約はどこでできるのかということで。  2)で、町民の方たちが平等に使えるようにしてもらいたいということで、グラウンドを利用する人たちから申し込みに行っても、予約が詰まっているとか予約した団体が使用していないときがあったり、別の団体、いわゆる又貸しであったり、何人もの町民から相談がありましたので、今回このような質問をしたわけであります。どのような基準、条例があるのか、答弁を求めます。  あとは自席のほうで質問させていただきます。 78 ◯議長(平野達矢君)  山崎教育委員会事務局長。 79 ◯教育委員会事務局長(山崎秀二君)  通告3号、4番議員本村議員の質問にお答えをいたします。  三根・北茂安・中原グラウンド・球場の利用の仕方について、2点質問があっております。  まず1点目、何カ月先まで申し込めるか、どこで利用を受け付けているのかという御質問でございますけど、運動場、野球場、体育館等の社会体育施設の利用につきましては、みやき町民の体育振興を図り、その福祉の増進に寄与するため、みやき町体育施設条例及び施行規則の中で利用の公平・公正を保つため、利用時間、定期休日、利用申請、使用料等を定め、それに基づき運営をしているところでございます。  ちなみに、平成24年度の利用人数につきましては、町内及び町外から個人、団体で延べ8,816件の申請があり、利用者数約21万3,000人という多くの利用をいただいております。  そこで、御質問の何カ月先まで申し込めるかということでございますが、一般の人が利用する際の申し込みにつきましては、規則第3条で公平・公正を期すため、利用許可申請は利用日前月の1日からとしておりまして、5月利用分であれば4月1日からというぐあいに、こすもす館、中原体育館、三根改善センターで先着順にて受け付けを行っております。ただし、行政が行う事業、例えば、町とか学校等の事業がありますけれども、その分につきましては新しい年度が始まる前に年間の行事計画を立てまして、年間行事として予約をさせていただいております。  また、同じく規則第3条の中で、町内における地区体協、少年スポーツクラブ等の大会及び催し等で周知期間が必要な場合に限り、最大3カ月前から利用申請受け付けを行って、それぞれの大会、催し等の運営準備ができるようにという特例措置を設けて受け付けをしているところでございます。  続きまして、2点目、町民の方々の不平不満が出ないようにできないかということで、質問の趣旨といたしましては、最大3カ月前の利用申請受け付けができるのを利用して使用の申し込みをして、実際は利用していなかったり、ほかの団体が使ったりしているということを聞いたということでございますけれども、利用申請につきましては、先ほど申しましたとおり、公平・公正を期すため、利用日先月の1日から先着順で行い、地区体協、少年スポーツクラブ等の大会、催しにつきましては、最大3カ月前から利用申請を受け付けるという特例措置を設けているところでございます。  この特例措置につきましては、町内のそれぞれの団体での大会等の周知や運営準備ができるようにと、それぞれの団体の責任者との信頼関係のもと受け付けている措置でございまして、一般の利用者の申し込み時期より早く予約ができるという利点がありまして、議員が言われるように、この制度を利用して利用計画もないのに仮押さえ的に予約だけ行うとか、予約を入れてほかの団体に譲渡をされたというような事実関係はこちらでは確認をしておりませんけれども、不適切な施設の利用につきましては、当然ではございますが、条例の第6条で目的外利用または権利譲渡等の禁止ということを記載しております。施設の管理人には、施設の利用につきましては管理日報というものを記載させておりまして、体育担当のほうで予約されたものと実施されたものとの照合をしながら、適切な予約と適切な利用に努めていきたいというふうに考えております。  また、体育協会や少年スポーツクラブ等の会議の中でも、早期利用申請受け付けの趣旨について再確認をしていきたいというふうに考えているところでございます。  これは別件ではございますが、町内における体協、少年スポーツクラブ等の日々の練習等の利用につきましては、施設利用日、利用時間ごとに団体同士で協議がなされ、スムーズな利用の区分けが図られておりまして、大変感謝をしているところでございます。  いずれにしましても、年間約9,000件の申請と延べ20万人を超える利用があるわけでございまして、100%満足のいく利用はできないかと思われますが、町内体育施設、限りある施設でございますので、何度も申しますが、公平・公正な利用ができるような決まり事を定め、利用される側もその決まり事に理解をいただきながら、利用者が気持ちよく利用できるような施設にしていきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 80 ◯議長(平野達矢君)  4番本村鶴夫議員。 81 ◯4番(本村鶴夫君)  私もグラウンドとか申し込みに行ったこともなくて、そういうのがどこにあるのかも知りませんでしたけど、そういうのがいろいろ今の答弁でよくわかりました。  それと、三根のグラウンドしか僕は知りませんが、利用した後のグラウンドの整備とか、三根のグラウンドの場合やったら、1塁側のスタンドのほうのベンチが、結構厚い樹脂なんですけど、壊れたりして、あれは野球でバットでたたくのか、スパイク等で上に乗って遊んで壊れたのか知りませんけれども、やはりそういう貸し出しはしても、どこの団体が使った後でもその管理というか、そういうのを明くる日でもいいけん、見て回るとか、そういうことをしないと、どこの誰がやったかわからなくては、注意しようにも注意できないんじゃないかと思います。だから、申し込みを受け付ける側も貸した後の管理といいますか、やっぱりそういう場所はちゃんと見ていただいて、そしてグラウンド整備であっても、明くる日、グランドゴルフの人が使えば、整備ができていなかったらやはり整備して使わないかんとか、そういうふうな苦情も私は聞き及んでおります。だから、そのようなことがないように、もしそのようなことがあれば、やっぱりこれから先はペナルティーも視野に入れるべきではないかと思いますが、答弁をもってこの問題は終わりたいと思います。 82 ◯議長(平野達矢君)  山崎教育委員会事務局長。 83 ◯教育委員会事務局長(山崎秀二君)  グラウンドとか球場の利用については、一応利用者のモラルを信じてではありませんけど、やっているわけでございますけど、議員言われましたような使った後の後片づけをしないとか、トンボがきをしないとか、またさっき言われましたように、ベンチを壊すなどといったようなこともありまして、1塁側のベンチにつきましては、3月終わりから4月初めに修繕はするようにしておりますけれども、私どもの担当として、巡回を毎週月曜日と木曜日、施設巡回及び逓送の日と定めまして、休み明けの月曜日と木曜日に一応社会教育施設、体育施設全部含めて巡回はしているところでございます。その中でも気づいたときには、そういった利用者について注意を促しているという状況で、今後は場合によっては使用の貸し出しを禁止するとかいう措置も考えていく必要があるかなというふうに思っております。  それと、施設には管理人を置いていますので、管理日報というのを必ずつけさせておりまして、それも今後詳細につけさせて、時には我々も回りながら、その施設の適正な運用に努めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 84 ◯議長(平野達矢君)  4番本村鶴夫議員。 85 ◯4番(本村鶴夫君)  よろしくお願い申し上げておきます。  それでは、大きな2番の筑後川右岸の県道拡幅整備についてでございます。  天建寺橋から水門までの区間の道路が狭いために、いつ事故が起きてもおかしくないような道路の狭いところもありますので、早急に国、県に要望し、拡幅整備に着工してもらいたいということで、きのう私が天建寺橋から水門まで寒水川の排水機場まで往復しましたけれども、坂口地区から水門の排水機場から浜田地区の入り口のところまでは堤防道路が同じ高さで広くなって、いつでも広げられるようなあれですね。浜田地区から天建寺橋までが小段がありますけれども、そこで何年か前も事故があったりなんか、私も記憶しております。車とバイクの接触事故で、下までバイクの人が落ちたりなんかして、だから、まあ町の事業ではありませんので、どのようになっているのか、これから先このような工事の計画があるのかないのか、まずお聞きしたいと思います。 86 ◯議長(平野達矢君)  山口建設課長。 87 ◯建設課長(山口一夫君)  4番本村議員の御質問でございます。  筑後川右岸の県道拡幅整備ということで、天建寺橋から水門までの区間の拡幅ということでございます。  天建寺橋から坂口水門までの筑後川右岸堤防道路は佐賀県が管理いたしております主要地方道諸富西島線でございます。堤防道路拡幅整備につきましては、筑後川沿線の久留米市、佐賀市、神埼市、大川市、みやき町の4市1町で構成をいたしております筑後川堤防県道整備促進期成会において毎年、国、県への要望活動を実施いたしております。  要望活動の内容といたしましては、構成市町の首長、議長、常任委員長及び地元選出県会議員が国土交通省筑後川河川事務所、佐賀県庁、福岡県庁へ出向きまして、筑後川河川事務所長及び各県の各担当部長、課長へ期成会で取りまとめました提案書を提出いたしております。  また、期成会の総会の中でも各河川事務所、福岡県、佐賀県の担当課長等の出席をいただきまして、意見交換会を実施いたしておりまして、国、県の担当から堤防道路整備の事業計画及び実績について毎年説明をいただいているところでございます。その中で、みやき町における関係する堤防拡幅につきましても要望を行っているところでございます。  また、当県道管理者でございます鳥栖土木事務所に拡幅計画について確認をいたしましたところ、当県道につきましては有明佐賀空港へのアクセス道路でもあり、交通量も多く、重要な路線で拡幅整備の必要性も認識をされているところでございます。また、筑後川を管理されております筑後川河川事務所とも協議をされているようでございます。ただ、河川事務所といたしましては、当該区間の堤体が薄いということは認識をされておりますけれども、ほかにももっと危険な箇所があるということで、優先順位としては若干下位になっておるようでございます。  佐賀県といたしましては、河川事務所が堤体を広げれば、それに伴って県道の拡幅を計画いたしたいということでございますけれども、現時点では拡幅事業の計画はないということで回答をいただいております。  町といたしましても、拡幅整備の必要性、緊急性は十分認識をしておりますので、平成26年度におきましても期成会の総会及び要望活動を予定し、再度要望を実施していきたいというふうに考えております。  ちなみに、筑後川堤防につきましては、現在、下流域から順次整備をされており、現在、佐賀市、神埼市の黒津付近の堤防を改修されております。要望のあった筑後川右岸の天建寺橋から坂口水門までの区間の堤防拡幅工事の実施時期につきましては、下流域の工事の進捗状況によって、早期に実施をしていきたいということで河川事務所のほうからは御回答をいただいているところでございます。  以上でございます。 88 ◯議長(平野達矢君)  4番本村鶴夫議員。 89 ◯4番(本村鶴夫君)  なかなかうちの町でするわけじゃないからですね、大変だとは思いますけれども、やはり要望はし続けていけば、いつかは必ず実現できるだろうと思っております。  それと、寒水川の排水機場の東のほう、300メートルぐらい手前の堤防の下に家のある人が、大雨が降ったときに、あそこは堤防が同じ高さでちょっと幅が広いんですよね。それから下っていますけれども、大雨のときに雨がざっと田んぼの中に入るらしいんですよね。排水はあったろうと、側溝はあったろうと僕は思いますけど、結局田んぼのほうに水が入るということで、なかなか田んぼが乾かないと、だから、そこは田んぼのところにちょっとした15センチか20センチぐらいの水が入らないようにコンクリートでずっとしちゃるですもんね。だけん、本村さん、本当にこの堤防がいつになるかわからんばってん、この排水ぐらいはどがんかならんやろうかとか、そういうふうな要望も聞いておりましたので、それだけ側溝だけをするんじゃなくて、やっぱり拡幅とともにしていただきたいと思いますが、一回執行部の方が現場でも見に行ってもらえれば、それなりの対応はできていくかなと思っておりますが、何年後というか、何年後ぐらいに、下のほうから工事をやっているということでありますが、どのくらい、その期間限定はできないだろうと思いますけど、五、六年以内ぐらいにできるんでしょうか。できなければできないでいいですけど、ちょっとその点をお聞きして、次に行きたいと思います。 90 ◯議長(平野達矢君)  山口建設課長。 91 ◯建設課長(山口一夫君)  まず、1点目の堤防道路の雨水が田に進入してくるということにつきましては、一回私どもで現地を確認させていただきまして、また国なり県なりへ要望していきたいというふうに思っております。  それから、事業年度ですけれども、これにつきましては、国、県との勉強会を実施させていただいておりますけれども、事業年度を最終的に明確にはされておりません。当該年度と次年度の予定をずっと言われるだけなので、今のところここの地区が何年度になるというのはなかなか御回答できませんけれども、また期成会等がございますので、その折に確認できる部分は確認をいたしたいというふうに思っております。  以上でございます。 92 ◯議長(平野達矢君)  4番本村鶴夫議員。 93 ◯4番(本村鶴夫君)  執行部もいろんな期成会とかなんとかあるかと思います。私も産業建設常任委員会のメンバーでもありますし、やはり皆さんと一緒になって要望したりして、なるだけ早くできるように努力をしていきたいと思っております。  それでは、大きな3番の国道264号整備促進についてでございます。  前回12月の議会でも一般質問させていただきましたけど、私、ここもきのう車で往復、梅野医院から東分の堤防まで往復してみました。やはり狭いんですよね、片側歩道であって、交差点改良したところは南北に歩道があって広いんですけれども、やはりここあたりは何といいますかね、中学生の議会のときも子共が言っていましたけれども、やっぱり子供と歩行者と自転車やったら、絶対私はどっちかがとまらないと行けないと思いますよね。そこで事故があっているのかあっていないのかわかりませんけれども、あんな狭いところでお互いが、どちらかが譲り合うから事故がないのか、あっても自転車と人だから話し合いでついているか知りませんけれども、やはりこの歩道に対して何らかの対策をとっていかないとだめじゃないかなと私は思っております。  それと、梅野医院から東150メートルぐらい来たところに北側に6軒か7軒、家があるんですよ。そこが昔、交通事故があって、子供さんが1人亡くなられております。でも、あそこから生徒さんが4人やったかな、朝、横断歩道はないんですよ。だけど、道路の南側にしか歩道がないから渡らにゃいかんわけですよね。そして、続命院のスタンドのところに南里ケ里・続命院の人と合流して横断歩道、あそこは横断歩道は整備されていますけど、それから直代のほうに向かって行っておられます。だから、あそこの6軒、7軒のところから子供たちが4名やったと思いますけど、横断歩道のないところを渡って登下校しますので、やはりあそこには横断歩道の設置を、もう二度と人身事故を起こさないためにも設置していただきたいと思っております。  それからもう1つ、東分地区の方からコンビニのデイリーがあるんですね。デイリーから西島地区のほうに、南のほうには狭い歩道がありますけど、北側のほうには歩道がないんですけど、そのデイリーから北側の歩道のないところを子供たちが行き来するものですから、2月やったですかね、本当に危ないと。東分の区長が要望をされたと聞いております。その後どのようになっているのか、答弁を求めたいと思います。 94 ◯議長(平野達矢君)  山口建設課長。 95 ◯建設課長(山口一夫君)  4番本村議員の3番目、国道264号整備促進についてということで、歩道の拡幅を早急にという御質問をいただいております。  議員おっしゃるとおり、12月の定例議会でも御質問いただいておりまして、道路管理者であります県では、現在、計画的な歩道整備の予定はなく、県としては国道264号を含めた県管理道路においては歩道がない区間も多いことから、まずは歩道がない区間について、また交通量が多く、特に通学路として指定されている区間から優先的に整備をしていきたいということで県から回答いただいて、町といたしましては、部分的ではあっても危険箇所等があれば、今後整備が必要な箇所として要望していきたいということで御回答しております。  その後、議員おっしゃいました東分のほうから平成26年1月22日に東分区長から東分地区の国道264号沿いのコンビニエンスストア・デイリーヤマザキから西島停留所までの区間、約100メートルの歩道設置の要望書が提出をされており、町といたしまして、平成26年2月27日付で鳥栖土木事務所所長宛てに歩道設置の要望書を提出しているところでございます。  この要望箇所の地権者の同意取りつけにつきましては、本村議員の御尽力があったということでお伺いをしており、感謝をいたしているところでございます。  町といたしましては、町道東分土井内線、東分地区から三根東小学校へ通ずる道路でございますけれども、歩道整備を平成26年度から27年度の2カ年で実施をいたしたく、当初予算でも計上してお願いをいたしております。この件につきまして、県との連携をとりたいということで御相談をいたし、その結果、鳥栖土木事務所といたしましても、前向きに検討をされており、できれば局所的な対応ではなく、長い区間で通学路として整備をしていきたいということで御回答をいただいております。
     県としては、単独事業での対応ということではございますが、ある程度の整備区間を設けて事業を起こしたいということで考えられておりますので、平成26年度、鳥栖土木事務所と協議を行うということにしております。今後、関係地区、関係部署と協議を行い、再度要望書の提出を鳥栖土木事務所に提出をいたし、歩道整備の事業化に向け、県としては27年度から事業化をしたいということで考えられておりますけれども、調整を図っていきたいというふうに考えております。  なお、みやき町全体の国道264号の歩道整備につきましても、今後も期成会等を通して国、県に対して要望していきたいと考えております。  それから、横断歩道の件を言われておりますけれども、横断歩道につきましては規制をかけるものというふうになりますので、公安と協議が必要であるかと考えております。そこら辺もまた地区と協議をさせていただいて、要望書なりの提出をしていただき、土木事務所、公安と協議をしていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 96 ◯議長(平野達矢君)  お諮りします。質問途中でありますが、休憩したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 97 ◯議長(平野達矢君)  異議なしと認め、休憩します。再開を14時15分とします。                 午後2時1分 休憩                 午後2時15分 再開 98 ◯議長(平野達矢君)  休憩中の本会議を再開します。  質問途中でありましたので、本村議員の質問をお願いします。4番本村鶴夫議員。 99 ◯4番(本村鶴夫君)  先ほど建設課長から答弁があり、本当に私たち議会も一生懸命県あたりにも要望し、執行部と一緒になり、また我々産業建設常任委員会のメンバーもおりますので、一緒になって一日でも早い264の歩道の拡幅を目指し、頑張っていきたいと思います。本当によろしくお願いしておきます。  それでは、大きな4番に行きたいと思っております。  次に、三根西部工業団地拡大の事業推進についてであります。  平成24年4月に定住促進対策に特化し、まちづくり課が発足し、人口増対策に向けたさまざまな施策が実施されています。中でも全国的に見ても数少ないPFI手法を導入した集合住宅建設など、住宅整備は着実に進捗しているところであります。定住促進事業が進む中で、ティアラみね苺館も3月23日には落成式が決定いたしました。ティアラみね苺館2号も建設が決まり、来年3月にはでき上がると聞いております。そこで、住環境の整備は進んでおりますが、定住促進対策をより一層強化するためには、町民の雇用の場の確保が今後の重要な課題であると考えております。三根西部工業団地拡大の事業推進を進めることが必要だと思いますが、みやき町の企業誘致の取り組みについてお伺いいたします。 100 ◯議長(平野達矢君)  町長。 101 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まず、三根西部工業団地の拡大計画につきましては、平成19年に自動車関連企業の進出の打診がありました。東津地区にお伺いしまして、地権者の説明会を行い、そのとき地権者説明というか、進出企業の名は申し上げておりませんが、地権者の協力の見込みがあるかどうかの意向調査をさせていただきまして、協力の見込みがあるという判断をいたしましたので、早速県と協議しまして、県としても全面的に協力をするということでございます。  それで、九州農政局にまず農振除外についての協議を開始しました。そういうさなかに御存じのとおり、サブプライムローンに端を発するリーマンショック等の世界的な経済が不安定になりました関係で、残念ながら進出についても白紙となりました。九州農政局としては、具体的な企業の進出の見込みがないと、農業振興地域の除外の許可は出せないということでありますので、現在凍結状態となっております。  しかし、国内経済も少し明るい兆しが見えましたので、積極的に企業誘致活動を続けている中で、県内で事業展開されている会社が事業拡大のために移転先を検討されているという情報を入手しましたので、早速その会社の代表者の方にお会いしまして、現地も見ていただきました。よって、現在は今進出に向けて検討をしていただいている段階でございますので、正式に進出の打診がありましたら、早急に県と、そして九州農政局との協議を再開したいと思っております。なお、検討の今状況についても確認しましたが、やはり慎重に検討されているということでありますので、現段階ではまだその見通しは立っておりません。  しかしながら、三根西部工業団地はそういう状況でありますけれども、中原校区内に日之出水道機器株式会社がございます。県道以北につきまして、旧中原町時代のごみ処理場周辺、ここに幾つか運送会社とか資材の置き場含めて幾つか打診ありましたけれども、町内の雇用とか税収には非常に期待は薄いということで、それについてはお断りをしてきた経緯がありました。その中で、日之出水道機器が新規事業を展開するために、福岡県、佐賀県に広くその用地を選定されているという情報を入手しましたので、昨年、日之出水道機器の関係者に強くみやき町内にとどまっていただくようお願いをし、そして正式に3月10日にその文書が事前相談書が提出をされました。条件としては、4月いっぱいにめどを立てていただきたいという内容です。事業拡大の内容につきましては、現在の今の生産ラインがある敷地内にストックヤードをまず以北に移転したいと。職員の駐車場含めて今の生産ラインの中で新規事業の施設を整備したいと。まず1期目が職員の駐車場を整備したいということです。2期目にストックヤード、3期目に物流部門を集約したいというお考えをお持ちです。トータルで5年間、日之出水道が創業開始95年ですので、あと5年後の100年までにはこの3期まで全て整備をしたいという内容でございます。よって、今回その条件としては4月いっぱいにめどを立ててほしいということ、地権者の協力が得られるかどうか、それと職員駐車場を以北に予定されていますので、その横断が今の交通状況では非常に厳しいということで、横断歩道設置についての要望もされましたが、警察と協議する中で、横断歩道設置については困難であるという回答をいただきました。100メートル見通しがないところには横断歩道等は設置できないということでございましたので、結論から言うと、県道の下にトンネルを掘って地下道を通じて従業員が安全に現在の施設に、会社の業務につかれるようにということで、トンネルを掘ることが条件です。これも既に県と協議を開始して、その占用について今協議を開始したところであります。  なお、3月10日に事前相談書が提出されましたので、地権者の方々にその予備交渉をもう既に開始しています。現在のところ、ほとんどの方が御協力いただく見通し等も立ちましたので、議会全員協議会に御報告をした後に、その詳細の報告をし、これからの日之出水道の事業拡大に向けてみやき町にぜひとも立地していただくことを議会とともに協議をさせていただきたいと思っております。  以上、三根西部工業団地以外の御報告もさせていただきました。 102 ◯議長(平野達矢君)  4番本村鶴夫議員。 103 ◯4番(本村鶴夫君)  三根西部工業団地にしても、みやき町内で誘致をするということは、やはり雇用、働く場があれば雇用の場も生まれるわけでありまして、そしたら住宅にしても、みやき町に潤いがあると思っております。これからも執行部も一生懸命働きかけをしていただきまして、三根西部工業団地にしても、ほかのところのみやき町内にしても、いろんな企業をどんどん誘致していただきたいと思っております。  私の質問をこれで終わらせていただきます。 104 ◯議長(平野達矢君)  以上をもちまして、通告第3号、4番本村鶴夫議員の一般質問を終わります。  執行部に申し上げます。質問時間が答弁を含め80分となっておりますので、時間が参りましたら答弁中止を求めますので、協力のほどよろしくお願いをいたします。  以上で本日の日程は全部終了しました。  本日の会議はこれをもちまして散会します。                 午後2時25分 散会 © Miyaki Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...