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2013-03-14 平成25年第1回定例会(第4日) 名簿
2013-03-14 平成25年第1回定例会(第4日) 本文

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  1. みやき町議会 2013-03-14
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    取得元: みやき町議会公式サイト
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    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時30分 開議 ◯議長(古賀 通君)  おはようございます。第1回みやき町議会定例会10日目の会議、御出席ありがとうございます。  全員出席です。直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しております日程表のとおりであります。       日程第1 一般質問 2 ◯議長(古賀 通君)  日程第1.一般質問を行います。  通告第1号、9番園田邦広議員一般質問を許可します。園田議員。 3 ◯9番(園田邦広君)  皆さんおはようございます。議席番号9番園田邦広でございます。通告1号により一般質問をいたします。  質問項目は2項目です。1項目め、国営総合農地防災事業について、2項目め、超高速ブロードバンド整備事業について、以上2項目ですので、答弁方よろしくお願いいたします。  1項目めの、国営総合農地防災事業についてですが、この事業は、土地改良区及び国営事業で整備された幹線的な水路、中でも特に緊急性、重要性の高い水路ののり面をブロックマットで保護を行い、施設の機能回復、災害等を未然に防止し、農業生産や経営の安定を図ることを目的とされています。  事業採択に当たっては、佐賀市、小城市、神埼市、吉野ヶ里町、上峰町、みやき町の3市3町で構成され、各関係機関に陳情、要望活動を粘り強く行った結果、事業採択に至ったと聞いております。  みやき町の総事業費は2,597,000千円、対象路線北茂安土地改良区内で6路線、三根西土地改良区内で1路線、国営三田川線1路線、総合延長11.2キロメートルとなっております。  この事業については、一昨年の10月だったと思いますが、みやき町のこすもす館において、県の農林、そして各関係、また北茂安土地改良区の役員さん方が出席をされまして説明会が行われました。このときには、県からの農林ということでありましたので、事業の全体的な説明しかあっておりません。みやき町で説明会はありましたけれども、みやき町の具体的な事業内容というのは説明をされなかったと思います。そういうようなことで、私は平成23年12月の定例議会で、このことについて一般質問をしたところです。そのときに、まだ未確定部分がありましたので、そのことについて3点質問をしたいと思います。  1点目、3条資格者の同意徴集についてであります。この事業は資格者の3分の2以上の同意が必要となっています。そのため、計画の概要の公告縦覧を平成24年1月ごろ、3条資格者の同意徴集を平成24年3月ごろから10月を目途に、各土地改良区で実施するということになっておりました。その結果がどうなったのか、3条資格者は何名なのか、徴集率は何%か、同意者は何%だったのか、お尋ねをいたします。  2点目、受益者負担についてであります。みやき町に係る負担割合は21分の1、4.76%となっています。前回質問したときに、受益者に負担を求めるのかと尋ねたところ、町長は広域な災害を未然に防止するという最大の目的があるので、農家に負担を求めるべきではないと考えていると言われました。しかし、3市3町の中で最終確認はしていない、今後、市町等で調整していきたいと答弁されました。その結果がどうなったのか、お尋ねをいたします。  3点目、実施計画について。この事業は平成24年度から平成35年度までの12年間であり、平成25年度からの工事がどうなっておるのか、工事箇所については、さきに申し上げましたが、8路線であり、この路線をどのように進捗を図っていかれるのか、お尋ねをしたいと思います。  以上でございます。よろしくお願いいたします。
    4 ◯議長(古賀 通君)  町長。 5 ◯町長(末安伸之君)  皆さんおはようございます。よろしくお願いします。  通告1号、9番園田議員の御質問にお答えをいたします。  国営総合農地防災事業について、3点の御質問をいただいております。  まず、事業の概要について御説明をいたします。  正式名称は、国営筑後川下流右岸土地改良事業でございます。  事業の目的については、昭和44年ごろから平成18年ごろまでに筑後川下流右岸に広がる大規模な水田地域は、圃場整備と一体となって築造されたクリークが網目状に広がっております。  クリークの総延長は1,500キロメートルにも及び、地域の農業用水の安定供給を図るため、用水貯留や通水、豪雨時の洪水貯留や常時排水を行うために重要な役割を果たしております。しかしながら、近年の水位変動の増加、集中豪雨の多様化などの自然の状況により、広範囲にわたるのり面の崩壊や、それに伴う泥土の堆積等が進行しまして、機能低下が非常に懸念をされております。また、クリーク沿い道路施設等への被害も発生をいたしております。  のり面崩壊が今後さらに進行することで、家屋や農地、農業用施設への被害、洪水貯留機能の低下、水路等の閉塞等による湛水被害が広域的に発生するおそれがございます。このために地区内の幹線的な水路、いわゆるクリークの中で、もう特に緊急性、重要性の高い路線を対象にのり面保護を行うことで、施設の機能回復を図り、のり面崩壊に起因した広域的な災害を未然に防止するとともに、農業生産、農業経営の安定や周辺公共施設等の保全、国土の保全に資することを目的に事業が実施をされます。  事業の詳細及び御質問いただいております3点については、産業課長の方から答弁をいたします。 6 ◯議長(古賀 通君)  丸野産業課長。 7 ◯産業課長丸野隆司君)  おはようございます。9番園田議員の御質問にお答えします。  まず、国営総合農地防災事業の概要について、簡単にお答えいたします。  関係市町は3市3町、佐賀市、小城市、神埼市、吉野ヶ里町、上峰町、みやき町でございます。  受益面積につきましては、約1万1,000ヘクタールに及び、その地域の緊急性、重要性の高い路線を対象に、のり面保護工ブロックマット工法により、延長約173キロを平成24年度から35年度までの12年間において整備する計画でございます。  総事業費につきましては、現在で約468億円でございます。  本町の対象路線につきましては、北茂安土地改良区で6路線、約8.3キロ、事業費で1,692,000千円程度です。三根西土地改良区で1路線、延長約1.2キロ、事業費として206,000千円の予定でございます。また、国営三田川線、約1.3キロにつきましては、事業費約699,000千円の予定でございます。総延長約10.8キロに及びますので、本町に及ぶ事業につきましては、総額で約2,597,000千円の予定でございます。  質問の中の、まず1番目でございます。3条資格者の同意率について御回答いたします。  3条資格者につきましては、土地改良法第3条に規定する土地改良事業に参加する資格を有する者で、所有権及び所有権以外の権限、賃借権なり使用貸借権でございますけれども、それに基づき耕作しているもので、事業採択要件としては3条資格者の3分の2以上の同意が必要となります。本町におきます3条資格者の数は593名でございます。事業同意者数は549名、同意率としましては92.5%となっております。  なお、3市3町での3条資格者数は7,008名、事業同意者数は6,515名で、同意率は92.9%となっております。  次に、質問事項の2番目の受益者負担、3市3町の調整について御回答いたします。  本事業の事業負担割合は、国3分の2、66.67%、県7分の2、28.57%、地元21分の1、4.76%の負担でございます。  幹線水路は多面的な機能、用水、排水、洪水調整、水の融通等の機能を有しているということと、また、国土保全の防災事業でもあることから、国からは強く農家負担の軽減を求められているところでございました。そのようなことから、3市3町の協議調整によりまして、地元20分の1、4.7%については、全て市町で負担することが決定しており、受益者、農家の皆さんの負担はございません。  次に、3点目の実施計画、35年度までの実施箇所についての御質問でございます。  御質問では、24年度から35年までの工事箇所についての御質問でございますが、まず、本事業は国営の農地防災事業であります。関係市町は3市3町で、水路の整備予定区間は173キロ、対象路線は70路線ございます。本来、町で実施する事業であれば、御質問の趣旨である年度ごとの工事箇所については御回答できますけれども、総事業費、約468億円、整備延長173キロで70路線の大型事業でございますので、毎年度の工事箇所について、回答は非常に難しいと判断しておるところでございます。  まず、国の予算の確保、それから路線整備の状況、いろんな水張り等の問題もございます。整備する際に発生するしゅんせつ等も行いますので、残土置き場等の確保等の問題を考慮しながら整備されていくことになります。そのような問題がなければ、予算さえ確保されれば、計画どおりに進捗していきますけれども、これだけの大型事業関係市町も多うございますので、諸問題も発生するところと予想しております。しかし、国には、整備する際には一部の市町に優先的に整備することなく、関係市町については平準化して整備していくよう強く要望しているところでございます。  今回の御質問で資料請求されておりますので、議員には本町の整備優先順位図をお渡ししております。この優先順位につきましては、土地改良区に照会し、土地改良の意向を得て、土地改良区の理事会なりに御承認いただいて決定しているところでございます。  北茂安土地改良区には6路線ございますけれども、まず、東部の2路線、中部地区の2路線、西部地区の2路線を順次整備する予定でございます。三根西土地改良区の1路線でございますけれども、北茂安土地改良区の中部地区の2路線を整備する際に、1路線も調整しながらしていく予定でございます。  国営水路三田川線につきましては、国営水路整備計画のみ実施されます。なお、12年間の長期にわたり整備する計画でございますので、水路の状況によっては、緊急に整備する必要がある水路も発生することが予想されますので、この優先順位については随時見直していく予定でございます。  まず、現在の24年度の実施状況でございます。北茂安土地改良区の1路線、東部路線の1路線ですね、北茂安1号線です、を約877メートルの調査設計が行われております。平成25年度に一部着工になりますけれども、工事前には地元説明会が開催され、工事期間中の水増し、用水、排水調整、また水路沿線工事用地の借地、工事用道路の確保、及び営農に関する調整等が行われ、10月中旬ごろ、稲刈り終了後に行われる予定でございます。  以上でございます。 8 ◯議長(古賀 通君)  園田議員。 9 ◯9番(園田邦広君)  まずは、ありがとうございます。また順を追って質問をしていきます。  まず、この3条資格者の徴集率というのが、みやき全体で7,008人というような方がおられる。トータルで92.5%の同意だったということでありまして、これはもう、みやき町の3条資格者全てにかかわる同意徴集ですか。例えば、北茂安は6路線ですね。これは北茂安全体にかかわる水路ですので、北茂安全体で徴集されたものと思っておりますが、三根については1路線、これは三根西でしょう。(発言する者あり)ですから、三根の西土地改良区内でやられたのかですね。そうでないにしても、7,008人の92.5%の同意が得られたということで判断をしていいものかですね。そこら辺もう一度お願いをいたします。  それから、受益者負担については、最終的に首長さんたちの話の中で、市町で負担するというような決定をされたということでありまして、大変ありがとうございます。そういった中で、同意徴集を多分とられたと思いますので、こういった高い同意がとれたんではないかなと、これは私の考えです。そういうことであったろうというふうに思っております。  それから、実施計画について、これは資料を求めておりましたので、今、丸野産業課長から言われましたとおり資料をいただいております。ありがとうございました。  これについて質問をしていきますが、北茂安で6路線、三根西で1路線ということになっております。この国営の三田川線というのが1,707メートルというように記載をされております。これは国営ですので、総延長の中には11.2キロというようなことになっておりますが、この国営水路についてもみやき町が受け持って事業を推進されていくのかですね。それはもう国営ですが、県でやりますよということになるのか。メーター数が入っておりますので、そこら辺がどのようになっておるのか。外すということになれば、みやき町の2,597,000千円というのがどのように変わっていくものかですね。これが変われば、先ほど言いましたように、受益者負担金というのも20分の1ということですので、この負担金の額が変わってくるというふうに思いますので、受益者負担金の総額が幾らになるのか、ちょっと前後しますが、これもお願いをしたいと思います。  それで、北茂安には6路線あります。東部のほうから1号、2号、中部が3号、4号、西部が5号、6号、三根が1路線というような記載をされておりますが、今回は1号線をやりますよというようなことで、それぞれの路線において、上流、下流というような分け方をしておられます。これが優先度というのが、高、中、低というような格づけでなっておりますが、恐らくこのような形で工事を進めていきますよということだろうと思います。  そこで、これは土地改良とのすり合わせの結果、このようになったということであります。それはそれで結構だと思いますが、この優先度をつける基準といいますか、そういったものはどのようなことで、この高、中、低というようなことになっておるのかですね。  といいますのは、6本ある中で、東部から1、2、3、4、5、6というような順番になっておりますね。そうすると西部においては、この事業は12年間ですよね。そうすると、こういったう事業はもう今までの例を見てみますと、当初決められた期限よりも早く終わるというのはまずなかわけですね。遅くはなっても早くはならない。そういうことから考えますと、北茂安6号線、西部地区にあります路線というのは、12年後ぐらいにしかできませんよということになるわけですね。  東部の1号線から全て下流から上流まで1本をずっと仕上げていく。それが終わって、今度は東部の2号線をまた下流から上流にずっとこう整備をしていくというような形になっておると思います。そういうことでしょう。北茂安の圃場整備はどのように整備されたかというのは、西部地区が一番早いわけですよ、面工事がですね。これは昭和57年、平成元年に終わっております。それで東部地区は昭和58年から平成2年、中部地区は昭和59年から平成2年に終わっております。1年ずれでずっとしかかりも早くされ、早く終わっております。  そういうふうなことから考えてみますと、老朽化していくというのは、先にできたものが老朽化していくというふうに思っております。それは、後でできたところも場所によっては、著しくのり面の崩壊とか、また農道の破損とかいうのは、それは部分的にはできていると思いますが、普通考えるのは、やっぱり早くできたところは老朽化していくだろうというふうに私は思うわけですね。そういうことから考えますと、今回の整備については、遅く終わったところからの整備が早く始まっておるということですよね。  私は、さっき言いましたように、土地改良に話をして、土地改良でもうほとんど100%決めてもらったんだよというような答弁に丸野産業課長の答弁ではとったわけですが、さっきから言いますように、受益者負担というのは、町が今回は負担するようになったんですよ、ね。そのようなことから考えますと、西部地区においては12年、延びれば、それだけさらに延びていくというようなことになりますから、私はこのみやき町内あわせて、三根の1路線についても、やはりバランスをとりながらやっていくのが当たり前じゃないでしょうかということを言いたいわけですよ。1本全部仕上げて西のほうにずるっと来るということじゃなしに、東部をある程度進めたら、中部のほうに来るとか、西部が早くできたから西部の傷んでおるところを先にするとか、そういったやっぱりバランスのとれたことをやってもらいたいなというのが私の考えであります。  2年前に県が直接、木柵で護岸の整備をしましたね。鳥栖土木事務所が直接やったと思います。これについても、これは同じく土地改良の中で話をされて、順番を決められていったんだろうと思いますが、これについても、ほとんど東部のほうから先にされております。これは農家の人からいろいろ私も言われました。「何であがん東部からばかいせやんか」と。「いや、それは土地改良の中で話があって、そういうふうなことになっとっとやないですか」と。「いや、西部の方はもう少し理事さんもおられるから、理事さんの意見をもう少し言うて、西部からでもしよらんばいかんでしょうもん」と私は言ったんですが、結果的にそういう形になっとるんですよ。  そういうことから考えていきますと、何かの力が働いてこのようなことになっておるんではないかというふうに私は勘ぐりたくなるんです。なかったとしてもそういうふうに見えます。何かの力というと、それは何かということは言いませんが、そういうことがあっておるんではないかということですね。  ですから丸野産業課長、やはりあなたのところが窓口になっておるんです。この事業を進めるとはですね。ですから今言ったように、やはり受益者負担は町が負担をしていきますから、やはりこの6路線、あわせて三根の1路線についても、バランスのとれた工事にしていってもらいたいということを私は強く言ってもらいたいと。あなたのところで、そういった指導をしていくべきだと思います。  以上、答弁を求めます。 10 ◯議長(古賀 通君)  丸野産業課長。 11 ◯産業課長丸野隆司君)  園田議員の2回目の御質問にお答えします。  まず、同意率でございますけれども、先ほど1回目でお答えしました分については、みやき町全体の同意率でございます。3条資格者593名、同意者数549名ということで、92.5%となっております。  なお、今回の同意取得につきましては、大字ごとの3分の2以上という要件もつけられておりましたので、それを平均していきますと92.5%ということでございます。一応、大字別に同意率だけを簡単に述べさせていただきます。大字寄人が92.9%、江口が89.7%。中津隈が97.5%、東津が80.0%、東尾は96.9%、白壁が97.2%ということで、全般の平均でいきますと92.5%でございます。  2番目の国営水路三田川線の絡みのことだったと思いますけれども、まず、国営水路につきましても、事業を施行される部分についても、国がいろいろ事業実施されます。市町の担当につきましては、その工事に対する調整ですね、先ほど1回目でも御説明しましたけれども、水張り調整をやり、道路の確保なり、工事用借地の調整なり、そういう部分については国の方と一緒に地元に入って、土地改良区と一緒に調整していくということでございます。  国営の三田川線につきましては、吉野ヶ里町と接しております。全長でいきますと約1.3キロあります。そのうち本町と接しておりますので、接する面積等によって案分されますので、本町の面積については約7キロでございます。この事業費が699,000千円かかります。したがいまして、1回目でも説明しましたように、その部分を含めまして2,597,000千円ということで回答しております。この分に対しての市町の最終的な負担金については、工事完了後の平成26年度以降になりますけれども、今現在の事業費でいきますと123,000千円の負担ということで予定されております。  それから3点目の、水路の整備の優先順位についての御質問について御回答します。  この優先順位につきましては、土地改良区と協議しながら、まずどこをやったらいいかということを多々協議しております。ただ、北茂安の例でいきますと6路線ございますけれども、おのおの整備した箇所もあれば、緊急を要する箇所も多少なりあります。そういう部分を含めた中で、一番流末である東側の北茂安1号線からやったほうがいいのではないかという土地改良区の意向を受けまして、こういう順をしております。  最終的に、6路線のうちの6番目が、極端に言いますと12年後になるということで御指摘受けていますけれども、1回目の回答でもしましたように、今の順位については暫定的に考えております。緊急を要する水路等が発生した場合については、順番を入れかえながら調整していくということで、今現在としては土地改良区としても、理事会の承認は受けておられますけれども、大まかな優先順位ということでございます。  したがいまして、議員御指摘の件につきましては、私どもも担当土地改良区のほうに、そういう御意見があるということで、再度調整なり協議なりは行っていきたいと思います。  以上でございます。 12 ◯議長(古賀 通君)  園田議員。 13 ◯9番(園田邦広君)  受益者負担については、総額で123,000千円程度になるというようなことで、平成26年度ぐらいに支払いになるということであったと思います。この路線の整備については、こういう形になっておりますが、緊急的な措置が必要になったときには入れかえてでもやるということでありますが、それは当然でしょう。しかし、当初の計画は、計画に沿って事業が進んでいくわけですから、最初の計画をバランスよく計画を立ててもらいたかったなというふうに思います。しかしながら、今言われたように、今からでもその辺のところを考えていくということであれば、そのことを私は期待をしたいというふうに思っております。  それから、先ほど言いましたように県の直轄で木柵をずっと部分的にされたわけですね。これは何カ所もありますよ。これが今回のブロックマットで整備されるときに、こういった木柵の箇所というのはどういうふうにされますか。されているところは、もう外していくのか、それとも新たにこれを取っ払ってしまって、ブロックマットに変えていくのかですね。2年程度しかたっていないわけですよ。東部地区でもそうでしょう。そういったところがどうなるのかな。いや、今回全部外してやりますよということになれば、たった2年間のうちにあれだけの工事をされたものが、全く私は無駄になるんではないかというふうに思います。  当時はこういった国営事業というのは、私の耳には入っておりませんでした。木柵をされて、そういったのり面の崩壊、あるいはその影響で、農道の舗道が傷んでおるというようなことで、これを木柵でやるということを聞いたときには、私はちょっとよかったなと。これで何年かは長持てするなというような気がしておりましたが、今回このような事業が出てきたもんですから、このようなところはどうなるのかということをお尋ねします。(発言する者あり)  3回目ですか。 14 ◯議長(古賀 通君)  はい、3回。 15 ◯9番(園田邦広君)続  済みません。続きます。  このブロックマットでこういった水路が整備されれば、また、農業者の方たちのやっぱり労力の軽減、それから経費の節減というのも私は大きいと思います。というのは、各地区においては幹線水路の草刈りというのは、年2回から3回やっておられますね。非常に面積が広いために手が届かないところがあります。そういったものがほとんどなくなっていくんではないかというふうに思いますので、そういった軽減ができるということが期待されます。  それともう1点は、交通の安全にもつながっていくんではないかというふうに思っております。今まではガードレールも見えんような草が繁茂しておりました。そのために交差点あたりでは見通しがきかなくなったというようなところも数多くあったわけですね。そういったものも今後この事業が進んでいけば解消するんではないかというふうに思いますので、私はこの工事に大変期待をしておるところです。しかしながら、今言ったようなことがありますので、丸野産業課長、ここら辺はきちんと整理をしていただきたいと思っております。 16 ◯議長(古賀 通君)  丸野産業課長。 17 ◯産業課長丸野隆司君)  園田議員の3回目の御質問にお答えします。  まず、1点目の整備路線の順位についてでございます。基本的には、みやき町に7本ございます。その優先順位につきましては、当初、国としては違う路線を考えられておりました。しかしながら、今回の路線変更につきましては、地元の熱意、土地改良区の誠意によって、一応北茂安に点をおろしたところでございます、土地改良区に。そういう事情もございます。  そういうことで、第1回目の当初のときと今回再度見直したときの路線については、何遍となく協議はしております。その中で北茂安土地改良区の意向を尊重して、意向によりまして、この路線を決めたところでございます。1回目の説明でも言いましたように、あくまで、この部分については暫定的な路線の優先順位でございます。随時、路線の整備については、路線の順位については協議を行いながら、また、三根西の土地改良区とも協議を行いながら路線の順位をしていかなければならないと。当座、25年度に点をおろすところをどこにするかということがまず前提でございましたので、順位については毎年度見直すということで、農政局のほうとは協議をしております。  それから、2点目の木柵の部分でございます。二、三年前に整備された区間の木柵部分については、現状として危険性がない場合については、その部分は削除されます。したがいまして、今回の北茂安の6路線についても、する区間としない区間については当初から明示をしておりますので、土地改良区の担当、もしくは理事さんたちについては明示しておりますので、全て全路線するということではないということは御理解いただいてということでございます。  以上でございます。 18 ◯議長(古賀 通君)  園田議員。 19 ◯9番(園田邦広君)  そしたら、2項目めに移らせていただきます。  2項目め、超高速ブロードバンドのインフラ整備についてであります。  現在、インターネットが国民各層に広く浸透し、社会生活の不可欠の手段、基盤になっている。その利用はブロードバンドが主流となり、しかも光ファイバー等による超高速ブロードバンド接続へと移行しつつあります。  平成21年、政府において平成27年度までに全世帯でブロードバンドの利用を目指す「光の道構想」が提起され、その実現に向けた方策が検討されてきました。  みやき町においては、平成25年度に総事業費6億円を投入し、町内全域を超高速ブロードバンドによる通信網を整備することとなっており、その必要性は情報化社会を迎え、情報通信技術を活用したサービスが標準的なものとして全国に展開されている今日、情報格差を解消し、住民、企業が情報通信サービスの恩恵をひとしく、かつ十分に享受することができ、定住化対策などの地域課題を解決し、まちづくりに向けた超高速ブロードバンドの整備が必要であると述べられております。  佐賀県は情報の高速化、大容量化等を現在、標準サービスとして提供されている超高速ブロードバンドについては、平成24年度3月末現在で県内の97.8%が整備されており、残り2.2%がみやき町と伊万里市がカバーできていないということであります。  そこでお尋ねをいたしますが、1点目、みやき町が全域で整備ができていない理由をお尋ねします。みやき町は合併前、旧北茂安町では約41,000千円、旧三根町では約45,000千円、またみやき町は平成16年度に17年の合併を目指し、30,000千円を投じて中原庁舎、北茂安庁舎、三根庁舎、それに公民館、体育館等の施設を広範囲にわたり整備をされてきたと思っております。  また、平成22年には約45,000千円をかけ山田地区の地上デジタル通信も整備されたし、その後も民間事業者等によって整備されてきたと思います。そのような中で、みやき町は現在まで、なぜ未整備地区があるのか、この点をお尋ねいたします。  2点目は、整備ができていない区域はどこなのか。区域内でどの程度の戸数があるのか、お伺いします。  そして3点目は、今回みやき町のように町費を投入し整備した市町村はあるのか。
     以上3点をお尋ねいたします。  以上です。 20 ◯議長(古賀 通君)  寺田企画調整課長。 21 ◯企画調整課長(寺田 晃君)  園田議員の御質問ですけれども、ブロードバンド整備事業について、3点ほど御質問いただいておりますのでお答えをいたします。  まず、1点目の整備ができていない理由というようなことでございますけれども、このブロードバンドの整備につきましては、先ほど議員もおっしゃいましたように、これまで本町も含め、平成20年に県内全域で整備が終わっておりますが、今回情報の高速化、大容量化が進みまして、現在標準サービス等提供されております超高速ブロードバンドの整備につきましては、24年3月末で97.8%というような状況になっておりまして、残念ながら、県内ではみやき町と伊万里市だけが、残りの2.2%に含まれているというような状況になっております。  このブロードバンドの整備につきましては、いわゆる利用希望者に対する通信サービス、先ほど庁舎間の事業費等も言われましたけれども、これはあくまで庁舎間の一定の行政の通信事業というようなことになります。今回の場合は、利用希望者に対する通信サービスということで、民間の通信事業所によってこれまで整備が進められてきたところです。  県内の状況を見てみますと、NTT西日本、それから九州通信ネットワーク、いわゆる光通信サービスが、ともに平成14年から開始をされて、徐々にサービス範囲が拡大をしてきております。本町では、九州通信ネットワークによる光通信サービスが、平成19年の11月に中原校区と北茂安校区の一部で開始がされ、徐々に広がっているというような状況です。  その後、町としても、国の、先ほどおっしゃいました「光の道構想」というようなことで、国のIT戦略に呼応すべく、光通信サービスの提供に向けて、民間の通信事業者への提供要望活動というようなこともこれまで行ってまいりました。  先ほどおっしゃいましたように、22年の4月に北茂安校区と三根校区の一部、あるいは24年12月には、豆津地区等々の北茂安校区の一部についてエリアが拡大をしまして、ようやく県内でのサービス開始、平成14年から10年間を経過しまして、この光ケーブルにつきましては39.98%、先ほど山田地区のケーブルテレビの部分をおっしゃいましたけれども、それまで含めまして41.9%というようなことで、ようやくそこまでのカバー率というようなことになっております。  よって、このブロードバンドの整備につきましては、民間の通信事業者が独自の営利通信サービスということで一般に提供してきたものでありますので、民間独自の視点から事業の採算性を検討した上でのサービス提供というようなことになっております。  したがいまして、民間事業者のサービス提供基準に合わない、いわゆる不採算地域におきましては、サービス提供が行われず、整備がされていない状況というようなことになっているものというふうに考えております。  それから、2点目の本町で整備がされていない地区はどこかというようなことと、どれくらいの戸数があるかということでありますけれども、先ほど申し上げましたように、この超高速ブロードバンドは、民間事業者が独自のサービスとして行っております。平成19年11月から九州通信ネットワークが本町では光のサービスを行っておりますけれども、地区につきましては、中原校区でいきますと中原、西寒水、東寒水、原古賀、上地、綾部の一部には光が来ております。それから北茂安校区では、東尾、西尾、中津隈東、板部、西大島、中野、東大島、笹野など一部の地域に来ております。また三根校区につきましては、新村、直代、続命院、南里ケ里のところで一部来ておりますけれども、先ほど申し上げましたように、まだ50%のところが来ていないというような状況になっております。  この九州通信ネットワークのサービスにつきましては、24年の12月末現在で、事業採算が見込まれる、先ほど申し上げました、比較的住宅等が密集している地域の3,619世帯がカバーされております。  それから、ケーブルテレビにつきましては、同じく24年12月末で、地デジの難視対策として実施しましたけれども、この地区で山田、綾部の176世帯をカバーできております。よって、業者の整備戸数としては、いわゆる申し込みによる利用可能な世帯というようなことでカウントいたしますと、24年12月末で3,795世帯、カバー率で41.9%というようなことでカバーをしております。よって、その未整備地区の世帯数というのは、20年12月末で5,257世帯いうところが光の整備ができていない世帯というようなことになっております。  それから、3項目めの、整備に関してほかに町費を投入した市町村はというような御質問ですけれども、このブロードバンド整備には、国のIT戦略に応じまして、先ほど申し上げました通信事業者、あるいは行政機関などで検討され、独自に整備が行われているところです。  先ほどおっしゃいましたように、本町の庁舎間に設置をしている光ケーブルなど、地方自治体が独自の行政運営の効率化やサービス提供の向上を目的として、独自で整備する高速通信網とは異なりまして、一般の住民、企業が利用する加入者系の通信基盤サービスであることから、一般的な整備手法としては、民間通信事業者が実施する営利を目的としたサービスとして実施されてきたことは、先ほど申し上げたとおりです。  そういうことで、この九州管内のブロードバンドの整備について調査をいたしましたけれども、事業の実施主体が通信事業者であったり、あるいは市町村であったりというようなことで、いろいろ導入パターンに違いがあるものの、公費を投入して整備をしている市町村は、現在、整備中のところを含めまして、九州管内で64市町村、佐賀県内では玄海町だけであります。  それから、同じく、先ほどケーブルテレビのお話をしましたが、本町も含めまして平成23年度、地デジ対策として8団体が公費を投入いたしまして、ケーブル事業者への公費の助成というようなことで実施をいたしております。合わせまして72団体が公費を投入しているというような状況となっております。  以上でございます。 22 ◯議長(古賀 通君)  園田議員。 23 ◯9番(園田邦広君)  ありがとうございました。そしたら、また順を追って質問します。  一番のおくれている理由というのは、民間が独自でやっておるというようなことであって、その民間事業者はNTTと九州通信ネットワークというのが2社でやっておるということですね。  私は先ほど言いましたように、庁舎間をつなぐケーブル、そして、ひいてはその事業者によって整備をされた部分が数多くあるわけですよね。そういったものがあるにもかかわらず、2.2%の中にみやき町が入っているということが、私はこの間、全協の中の資料を見たときに、実はびっくりいたしたところです。といいますのは、本町は久留米市にも近い、鳥栖にも近い、そして今言ったように整備もされてきたという中で、なぜ、みやき町は、たった伊万里と同様に残っておるのかというのが非常に疑問であったわけですが、町内の庁舎間をつなぐだけのものであったということでありますが、庁舎間をつなぐというのは相当な距離でもありますし、地域を通りながら通信網を配備されてきたわけですね。そうしますと、各地域においては、そこから延伸していくのは容易にできたんではないかというふうに思うわけですよ。そういったことから考えますと、5,257戸がまだ未整備というようなことでありますので、非常に私は疑問に思っております。  町は昨年の10月に、未整備地区33地区、それから町内企業100社に対してアンケートをとられておるわけでしょう。これは実績として一般家庭から回収率が3,803世帯のうちの2,009世帯から回収をされて、この結果が52.83%ということであったと。そして、企業については、100社のうち60社、60%がブロードバンドへの希望があるというふうになっておるわけですね。  そして、現在、インターネットの加入率は約30.8%、そのうちの60.8%が、加入希望があるということ。その内訳は一般世帯で49.3%です。企業で73.3%が、この超高速ブロードバンド整備を望んでおるというようなことであるわけですね。  そこで、このような非常に高い希望があるにもかかわらず、事業者がなぜこの整備をされないのか。先ほど課長の方からは、不採算地域は整備しないというようなことでありましたが、この結果から見れば、非常に希望する率が高いわけですね。そういったことが事業者として、どのようにとられているのか。また、このアンケートをとった結果を事業者あたりに話をされたのか。いや、おたくたちは不採算と思われておりますけれども、アンケートをとったらこういうふうな結果になりましたよというようなことをされたのか。そして、事業者に整備をしてもらうように働きをされたのかですね。  私はこの事業を今回、町費を投入してやるのはおかしいということを言っておるわけではありません。私はぜひやってもらいたいと思います。これだけの戸数が残っておればですね。ただ、町費を投入せずに、事業者が積極的にこのような希望があるならばやってもらいたいというのが私の考えであります。  そういうことですので、もう一度その点をお尋ねします。 24 ◯議長(古賀 通君)  寺田企画調整課長。 25 ◯企画調整課長(寺田 晃君)  まず1点目の庁舎間を結ぶ光ケーブルというようなことで、14年、それから16年、また16年にそれぞれ整備をいたしておりますが、これは先ほど申し上げましたように、あくまで庁舎間の情報通信サービスでありますので、その部分に民間の情報がのってくるというようなことにつきましては、極めて難しいのではないかというふうに思っております。  同様に県とも結んでおりますけれども、これも同じような形で、行政間だけの情報交換のツールとして整備をされておりますので、一般企業等々の通信サービスというようなことについては、ちょっと難しいのではないかというふうに思っております。  それから、これだけ高い希望があるというような状況の中で、この事業推進に当たって、業者へのそういった働きかけというのをやったのかというような御質問ですけれども、先ほど申し上げましたように、これまで、このみやき町に対する民間への投資というようなことにつきましては、逐次働きかけをしてきております。その結果、先ほど申し上げましたように、24年12月に豆津、市原地区、かなり広い範囲でBBIQによるサービスが提供されたというような経緯もあります。  今回につきましても、このみやき町だけ、あるいは伊万里市だけが、なぜこういう形で残っているかというようなことにつきましては、県内のこの整備の状況というものに少し特長的なものがあります。  例えば、佐賀県以西においてはケーブルテレビが非常に普及をしております。これにつきましては、県内のテレビ局が2局3チャンネルというような少ない状況で、住民にとりまして、一番有効な情報の入手手段であるテレビ放送の充実というふうなことが求められておったわけです。そこで、これにつきましては、ケーブルテレビということで、国、県、市町の財政支援を受けまして、ケーブルテレビが非常に普及をしております。その付加サービスの一つとして、ブロードバンドサービスが提供されておりますので、その結果、西部地区については、ほとんどの地域においてサービス提供が可能となっているというような状況であります。  片や、この東部地区におきましても、難視聴地区については23年度に山田、綾部地区の一部で実施をしていますし、それ以外の佐賀東部地域でも、一部実施されているところはありますが、いわゆるケーブルテレビを整備する必要性が低かったということから、今、BBIQなりNTTによるブロードバンドというようなものが主な提供手段となっているようです。  このようなことから、本町につきましては光ケーブルによる整備というようなことで、一部地域におきましては、10戸なり20戸なりということで、企業が独自に調査を行いまして、それぞれ少しずつ整備がなされてきているところですけれども、先ほど申し上げましたように、10年かけてようやく40%、企業の働きかけ等は当然行いますけれども、このまま、例えば、民間に任せるというようなことになれば、相当年数かかってくるのではないかと、全町整備するのに相当年数がかかるのではないかということも懸念されますので、今回一部町費を助成をしてでも、定住促進なり企業の活動の助成というふうなことでやっていきたいというふうに考えたところであります。  以上でございます。 26 ◯議長(古賀 通君)  園田議員。 27 ◯9番(園田邦広君)  この事業者は2社ということで、ほとんどがもう独占的な事業ですよね。ですから、こういった高い希望があるにもかかわらず、そういったところに手を出せないというのは、そういった事業者が少ないためといいますか、競争原理がないためにされていないということではないかと私は思っております。できれば、その事業者のほうでやってもらいたいというふうに思っております。  それから、今回、総額で6億円ということになっておりますが、これがやり方としてはいろいろありますというようなことで、今回は民間に任せて資金を町が負担をしていくというようなことになっておろうと思います。その負担については、総額6億円の中で2分の1ずつが事業者と町負担というようなことであろうと思います。町が約3億円ということですので、この3億円は全て合併特例債を充てるということになっておると思います。これが95%の起債ができますので、3億円のうちの285,000千円が充てられるということであります。  この合併特例債で起債したものは、285,000千円の70%が交付税措置がされますので、199,500千円というようなことになっておって、残りが105,000千円ということですね。これを県と町が2分の1ずつ負担をしていくと。県は、超高速ブロードバンド整備推進事業交付金というようなもので町に負担をしてくれるということだろうと思います。結局、町の持ち出しは50,250千円でいいですよという試算になっておりますね。  結果的に50,000千円程度ということでありますが、これは6億円のうちの50,000千円は小さいじゃないかと言われるかもしれませんが、あくまでも事業者がおられるわけですから、事業者のほうで早く整備をしてもらいたかったなというのが私の気持ちであります。  今後、この負担をしていけば町内全域を網羅できるということになっておるのか、それともまだ幾つかは残りますよということになるのか、その点をお尋ねしまして終わりたいと思います。 28 ◯議長(古賀 通君)  寺田企画調整課長。 29 ◯企画調整課長(寺田 晃君)  このブロードバンドの整備の方法ということにつきましては、先ほど議員もおっしゃいましたように幾つか方法があります。  まず、公設公営というようなことで、公が全てを設置して、公が運営するということになりますけれども、九州では20団体ほど、こういった事業をやっております。しかしながら、これにつきましては、市町村みずからが通信事業者というようなことになりますし、組織の立ち上げや施設の維持管理等、全て自治体が負担をするというようなことになりますので、多額の経費と、それから運営に関する知識等が必要になってくるというようなことがありますし、また更新時には非常に多額の費用がかかるというふうなことがあります。  また、もう1つ、公設民営タイプということで、初期の整備については公が行う。あと維持管理も公が行う。あと運用について民間事業者に委託契約を行うというような方法があります。これにつきましては、九州管内では28団体がこの方法を行っております。しかしながら、この方法につきましても、当然、後年度、施設の更新等にかなりの費用がかかるというふうなことであります。  今回、本町が考えております民設民営タイプ、これにつきましては、当初は町のほうで助成を、民間事業者が設置をするものに対する助成というようなことで行いますけれども、当然その後の運営費、あるいは維持管理費、更新時の費用は、通信事業者が負担をするというふうなことになりますので、この方法が一番いいのではないかというようなことで、今回の補助資金を考えたところです。この方法でやっている団体が九州では16団体あります。  そういうことで、今回、民設民営の方法でやっていきたいということで考えております。それから、今回の整備によって、町全体が整備できるのかというような御質問ですけれども、今回の整備につきましては、おっしゃるとおり、町全体をカバーするような事業ということで考えております。  以上でございます。よろしくお願いします。 30 ◯議長(古賀 通君)  以上をもちまして、通告第1号、9番園田邦広議員一般質問を終わります。  お諮りします。休憩したいが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 31 ◯議長(古賀 通君)  休憩します。再開を55分です。                 午前10時41分 休憩                 午前10時55分 再開 32 ◯議長(古賀 通君)  休憩中の本会議を再開いたします。  通告第2号、2番田中俊彦議員の一般質問を許可します。田中俊彦議員。 33 ◯2番(田中俊彦君)  皆さんおはようございます。議席番号2番、田中俊彦です。平成25年第1回定例会におきまして、さきの通告に基づき一般質問をいたします。よろしくお願いいたします。  質問は、次の2項目です。1、安全安心まちづくりへの取り組みについて、2、山の内川ののり面侵食崩壊への取り組みについて。  まず、1項目めの安全安心まちづくりへの取り組みについてです。  全国各地で集団登下校中の児童らの列に車が突っ込み、多数の死傷者が出るなど、集団登下校中の児童らが巻き込まれ、犠牲となる痛ましい交通事故が各地で発生したことを踏まえ、全国各地で通学路の安全性の調査、点検が実施され、通学路の整備などが検討されております。  みやき町では、交通事故などをなくし、町民の利便性向上などを目的に道路整備が行われてきております。また、通学路には事故防止を呼びかける、通学路につき注意の立て看板が設置されるなど、事故防止へ取り組まれています。今後さらに安全安心のまちづくりに取り組む必要があると考えるところでございます。なぜなら、ことしみやき町は合併後9年目を迎えました。しかし、この間、約1,000名以上の人口が減少しております。ことしの1月末現在2万5,984人と、前の月からさらに8人減となっております。  町は三根庁舎にまちづくり課を設置、また議会は定住対策特別委員会を設置し、人口減少を食いとめるため、執行部、議会、一緒になり人口対策に取り組んでおりますが、まずは安全安心のまちづくり、その中でも、特に毎日利用する道路、通学路から交通事故をなくす。そのための道路整備強化がひいては今後、みやき町の人口減少歯どめに寄与するものと考えるところでございます。  町長の所信表明の中で、平成25年度の一般会計に便利で暮らしよい町の基盤づくりとして、町民の皆さんが安全安心な生活をするため、道路、水路の計画的な整備を進めるまちづくり環境整備事業として233,308千円、みやき町を縦断する南北の幹線道路整備を行う道整備交付金事業として130,000千円など、計上されているとのことでした。  そこで、道路の安全性への対策や今後新設される北茂安の学童クラブへの送迎などの安全安心まちづくりへ今後の取り組みを期待し、以下の9問、御質問いたします。  1)各部門における安全安心への取り組み実績と今後の計画。  2)町道舞郷荒巻線と原古賀田島線の交差点の安全対策。これは主要道北茂安三田川線の中津隈東信号から南へ行った農業倉庫のところの交差点のことでございます。  3)町道西尾山田線の拡幅に伴い、町道白石西寒水線との交差点の安全対策。国道34号線、東洋空機南の東中原信号から南へ行ったところの四つ角のことでございます。  4)県道早良中原停車場線と町道白石西寒水線。これは旧国道との三差路の安全対策、国道34号線南の今度新しくできましたアスタラビスタ南のT字路のことでございます。  5)JR中原駅西通りの通学路の路側帯表示、これの進捗状況でございます。  6)町道下川原前田線から県道早良中原停車場線を越え、西側の歩道へ渡るための横断歩道設置の進捗状況。これは簑原のお宮の北側、それから西に簑原地区のショウブ園横、それから県道を越してグループホームのところに渡るための歩道でございます。  7)県道川久保線と町道中原香田線の交差点拡幅への進捗状況。これは香田信号、セブンイレブンの交差点、右折帯設置の件でございます。  8)新設される北茂安校区の学童保育クラブへの送迎時の安全対策をどう考えておられるのか。  9)中原体育館と寒水川の間の遊歩道に設置されている朽ち果てたバルコニー状、ウッドデッキのもの3件の取り扱いでございます。  以上で1回目の質問を終わります。2回目及び2項目めの質問は自席にて行いますので、よろしくお願いいたします。 34 ◯議長(古賀 通君)  町長。 35 ◯町長(末安伸之君)  通告2号、2番田中俊彦議員の御質問にお答えをいたします。  まず町行政、町の施策の中で、町民の皆さんに対する安全安心の提供というのは最も大切な施策であります。その中におきまして、まずハード面、特に今、御質問があったように道路網等の整備、それと道路等の交差点の改良初め安全対策というのが不可欠であります。  みやき町が合併しまして第1次みやき町の総合計画を策定させていただきました。その中におきまして町民の皆さんの意向調査の中では、特に生活道の整備とか水路の水質悪化対策、消防、防災、防犯体制の充実など、町民生活の安全安心に直結した生活環境の整備に対する要望が強いものがございます。その中で取り組んできましたのが、まず幹線道路の拡幅等、及び歩道の整備。これに対して、国、県に対し強い要請や要望を地元の住民の皆さんとともにまず行ってまいりました。  その1つとして、三根校区においては筑後川の両岸の堤防道路の拡幅、これについては大変強力に国のほうも推進していただき、両岸道路が数十年来の懸案でありましたのを今整備がほぼ右岸側については天建寺橋まで終わりましたし、左岸側については坂口藤吉線、これについても拡幅がほぼ終わっております。上流の中津天建寺武島線、これについても堤防の強化とあわせまして道路の拡幅を直轄である国土交通省、及び道路管理者である佐賀県と一体となって今その取り組みを行っていただいています。  北茂安校区においては、御承知のように、長年の懸案事項でありました東尾交差点から小学校まで、そしてそれの西側にある交番、これからは板部、中津隈東、西、いわゆる北茂安三田川線、交通量に対して非常に環境が悪いということは長年指摘をされてきたところでありますが、これについても事業化に向けて地元の皆さんの御理解、特に町議会の皆さん、区長さんが直接地権者と交渉等も御協力をお願いし、県としても一旦白紙になっていた事業を再び復活し、今順調にその工事を進めていただいております。  中原校区においては三養基高校の交差点、これについても数十年来の懸案事項でありましたけれども、事業化に向けて調査に今入っていただいております。地権者との交渉も町が直接行うことを条件として、この事業化に向けて今、国土交通省も取り組みをしていただいているところであります。  川久保鳥栖線につきましては、御承知のとおり香田交差点、セブンイレブンがある交差点が狭小のために大型車両が右折が非常にしにくい、一般車両との離合も交差点付近ではしにくいという状況がありましたので、これについても事業化をしていただくめどが立ちました。
     そのほかに国道264についても、期成会の中でも提案活動、陳情活動を今続けています。それと北茂安神埼線、これにつきましても地権者交渉も直接町のほうもかかわりを持たせていただいておりますので、今2名のうち1人はもう承諾がとれましたので、残りお一人の方とも交渉を継続しているところであります。  全ての国、県道の拡幅改良、安全対策については、その地元の交渉は町が責任を持って行うという条件のもとで、非常にスピーディーに国、県とも取り組んでいただいているところでございます。まだまだ町内には幹線級の道路がたくさんありますし、これからも地元の皆さんとともに国、県等に対して強力に陳情、提案活動を続けてまいりたいと思います。  御質問の中でもありましたように、今般、中原三根線、九千部横断林道等、林業振興を図るという大義の中でみやき町の南北道路の整備を今進めているところでありますけれども、その中で御質問がありましたように、大変危険が想定される箇所が幾つかあります。  アスタラビスタの南と交差する旧国道との交差点、それと板部交差点については改良が県と一体になりますが、それから今御指摘があった中津隈のカントリーの交差点等々含めまして、道路を拡幅することに伴って車両もふえますし、速度も出しやすい状況になりますので、反面、交通安全対策には十分配慮していかなければならないと考えています。個々のおのおのの質問については、取り組み等については各担当課のほうから御質問にお答えをしていきたいと思っています。  今後につきましては、道路等を初め交通安全対策も当然必要不可欠でありますけれども、今現在、暴追運動を機に町民安全安心まちづくりということで全町民、世帯の方が浄財を拠出していただきまして、その組織ができています。暴追と防犯と交通安全対策を町民の皆さんとともに一体として行っております。  なお、青少年、児童を見守るサポーターも三千数百名の方がいらっしゃいますので、本当に住民の皆さんと協働を図りながら、町内の安全安心対策が非常に近年充実をしてきたなというふうに感じています。しかしながら、さらに自然災害をも含めまして、特に県境に位置するということで空き巣、車上狙い等も横行しておりますので、これからも十分に地域防犯体制の充実を図りながら、町民相互の結びつきと地域一体の力を活用しながら、適切な町民の皆さんとの役割分担のもとに、町民生活の安全安心を確保していく必要があるという認識を強く持っているところでございます。  以下、御質問については担当課のほうから順を追って御回答を差し上げます。 36 ◯議長(古賀 通君)  加茂総務部長。 37 ◯総務部長(加茂秀文君)  それでは、2番田中俊彦議員の一般質問の総務部関係につきまして御回答を差し上げたいと思います。  まず1)でございます、各部門における安全安心への取り組み実績と今後の計画ということでございます。  これにつきましては、防犯、交通安全委託事業といたしまして、安全安心まちづくり町民会議への委託事業をやっているところでございます。この事業につきましては、ここ近年、ふるさと雇用基金事業、または緊急雇用創出事業などをフルに活用いたしまして、警察官OB、または消防署OBの方によります防犯パトロール及び下校時のパトロール等を充実していただいているところでございます。  また、パトロール以外につきましても、DV事案への対応、暴力団関係箇所への調査活動なり、不審者及び不審車両の発見活動、盗難自転車等の発見活動を行ってもらっているところが現状でございます。  また、町道破損の箇所調査なり、中原駅周辺におきます自転車の盗難防止指導なり広報、それから警戒活動、さらに中学校の生徒補導のほか、大雨時におきます崩壊箇所等の調査活動なり、野猿出没に対します警戒活動、それから公園、施設等の損壊事案等の調査活動なり、廃棄物等の不法投棄の事案調査活動なり、それと公共施設の安全点検活動などもあわせて行ってもらっているところでございます。  また、特に24年度におきましては、各校区におきます水防、水位の調査もあわせて行ってもらったところでございます。  防犯パトロール、登下校時のパトロールにつきましては、かつて痛ましい事件が発生した本町におきまして特に力を注がなければならない活動ということで認識をさせていただいているところでございます。犯罪発生の抑止力として効果が上がっているものと確信をいたしているところでございます。  それにつきましては、他市町で起こっております小・中学生に対する声かけ事案やわいせつ行為などが本町では、このパトロールを開始いたしましてからほとんど発生していないというふうなことからも判断できるところでございます。防犯パトロール、登下校時パトロール以外の調査活動につきましても、地域の住民の皆さんの身近なところで安全安心まちづくりに寄与している活動ということで、25年度も引き続き行うことを予定しているところでございます。  なお、25年度からにつきまして、今の青パトに拡声機等を装着し、なお一層の広報、情報活動を充実させてもらいたいというふうに考えているところでございます。  次に、24年度の防犯灯及び交通安全施設整備事業では、防犯灯の新規箇所を29カ所、修理等、交換等を97カ所、行っているところでございます。また、カーブミラーの整備につきましても29カ所、ガードレール、ガードパイプ等の設置が約100メートル程度、行っているところでございます。  それとあわせまして交差点などの区画線、クロスマーク、減速帯の表示などを12カ所、それからスクールゾーンの表示も6カ所行ったところでございます。また、交差点等につきましてはブリンカーフラッシュ等を3カ所、設置をさせていただいております。今後も危険箇所の解消のために引き続き行っていくということを考えているところでございます。  それから、このほか交通安全指導員さんの活動といたしましては、各小学校、保育園等で交通安全教室等も行っておりまして、季節ごとの交通安全キャンペーンも行ってもらっているところでございます。なお、交通安全キャンペーンにつきましては、各校区の老人クラブの皆様にも行っていただいているところでございます。  最後に、25年度は防災、減災の事業の一環といたしまして、町民の皆さんに災害時、緊急時に情報提供を速やかに行うための防災行政無線の整備を行いたいと考えております。老朽化いたしました各校区の消防団本部の本部ポンプ車3台もあわせて更新をさせていただきたいということでございます。  それから、24年度から25年度への繰越事業でございます、町内の防火水槽12基をあわせて設置をさせていただくということでございます。それと、特に交通安全関係でございますが、25年度当初予算において2,247千円ということで、各学校の中で通学路の点検をしていただいております。それに対します、通学路の安全対策ということで当初予算をお願いしておるところでございます。  続きまして、2点目の町道舞郷荒巻線と原古賀田島線の交差点の安全対策ということでございます。これにつきましては、総務課のほうで交通安全対策業務を担当しておりますので、その観点のほうから御回答を申し上げたいと思います。  まず、この安全対策につきましては、1年以上前から地元の区長さん等から信号機設置の要望の提出があっておりました。それで、直ちにみやき町からも鳥栖警察署のほうに要望書を提出しておりました。また、交通安全対策協議会の折にも鳥栖警察署の署員の方が直接会議等に来られますので、その中でもお願いをしておりましたが、いまだにまだ実現は見ていないところでございます。  みやき町といたしまして、これまで交差点を強調する路面表示なり赤色回転灯、それからブリンカーフラッシュ、それから、交差点ありというふうな看板等の設置等、町で行える体制はとってきているにもかかわらず事故が発生しております。現在、道路改良中でもありますが、改良後さらに交通量がふえることも予想されますので、さらに危険が増すものと懸念をされるところでございます。したがいまして、3月11日に副町長並びに地元の中津隈東、中津隈西の区長さんが鳥栖警察署のほうへ、署長宛てに信号機設置の再度の要望書提出とその説明を直接行ってもらっているところでございます。  鳥栖署の従来からの説明では、予算問題のほかに信号機支柱の設置場所が公道敷にないので困難であるというような説明でございましたけれども、それにつきましては支柱の設置場所が民地を借地でもして設置せざるを得ない場合については、その用地交渉を町が責任を持って当たること、また水路の路肩やのり面等に立てなければならない場合につきましても、その基礎工事などは町が行うというふうなことで、課題の解消については町が行うことを説明いたしまして、信号機設置の必要性と町の決意を強調してきてもらったところでございます。  それから、6)の綾部地区から県道早良中原停車場線の中川原地域への横断歩道設置の進捗状況と今後の取り組みということでございます。  この御指摘の場所につきましては、平成24年に地元区長さんからも要望がありましたので、直ちに現場等を確認させていただきまして、1月23日に鳥栖警察署のほうに横断歩道の設置の要望書を提出させていただいております。しかし、鳥栖署の現地踏査によりますと、横断歩道には歩行者の安全確保上、待機場所の確保が必要条件ということでございました。  それから、当然のことながら横断歩道のニーズ、これは歩行者の通行量と車両の交通量の両方からの必要性ということでございます。この現場につきましては、車道の東側は路肩が狭小で田面からかなりの段差がある急勾配の道路のり面ということになっておりまして、待機場所の設置が非常に困難な現場ですということで鳥栖署のほうから説明があっているところでございます。したがいまして、横断歩道の設置につきましては、交通量の調査を行うことなど難しいということの回答をいただいておりますので、この結果等については既に区長さんのほうへ御説明をして、お伝えをしておりますけれども、この県道の歩道については西側のみが歩道が設置をしてありまして、小学校の通学道路というふうなこともありますので、そういうものを改めて鳥栖警察署のほうに強調をしながら、再度要望していきたいというふうに考えているところでございます。  それと、9)の中原体育館と寒水川の間の遊歩道に設置されている朽ち果てたバルコニー状の物件3件の取り組みについてということでございますが、この御指摘の寒水川左岸の整備につきましては、旧中原町時代に鳥栖土木事務所によりまして寒水川環境整備事業といたしまして、また、美しい緑の郷土県民運動整備事業というふうなことで施行されておりまして、管理を旧中原町が行うこととされ、今日まで至っている現状でございます。草の繁殖とか草刈り等については、緊急雇用のほうで除草作業を行っているところであります。  御指摘のバルコニーにつきましては、使用不可能となっておりますので、朽ち果てた箇所につきましては、町のほうで撤去をさせていただき、その後につきましては、施行をしていただいております鳥栖土木事務所と修理可能か撤去できるかの協議をさせていただきまして、町の緊急雇用のほうで対応できれば、修理、撤去をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。  以上、総務部関係についての御回答を終わらせていただきます。 38 ◯議長(古賀 通君)  岡民生部長。 39 ◯民生部長(岡 耕司君)  おはようございます。それでは、総務部に引き続きまして、通告2号による田中俊彦議員の1つ目の御質問に対して、民生部関連で幾つかございますので御答弁を申し上げたいと思います。  各部門における安全安心への取り組みの実績と今後の計画ということでございますが、民生部におきましては、福祉課を中心といたしまして、町民の皆様方の幅広い安全と安心のために、各担当ごとに日々執務に当たらせていただいておるところでございます。小さいお子様から高齢の町民の皆様までお世話をさせていただいているところでございます。その中で、最近は虐待問題が非常にクローズアップをされておりますので、その辺に力を入れて各担当ごとに取り組みをさせていただいているところでございます。  先ほど総務部長からの答弁もありましたとおり、国民の生活に光を注ぐ事業というのがございまして、そちらのほうに警察官OBの方を配属していただいて、安全安心まちづくりに寄与をしていただいておりますが、福祉の分野におきましても、各種の虐待事例等々がございました場合に各家庭訪問等がございます。その中に、やはり職員のみでは非常に困難な事例も幾つか見受けられる場合がございますので、そういったときに積極的にこちらの安全安心まちづくり町民会議のほうから御同行を願って、よりよい結果を生んでいるところでございます。  特に今回、虐待問題といたしましては、一見、高齢者虐待の事例がちょっと発生をいたしまして、措置等の行いをしておりましたけれども、その当事者間とのいろんなお話し合いの中でも、このOBの方々の非常なるお力添えをいただきまして、無事解決することができたという事例も発生したところでございます。大変助かっております。  こちらのほうは、25年度におきましては、予算的に光を注ぐ事業がなくなりますけれども、また別の事業として継続をしていただくということでございますので、なお一層、福祉課のそういった部門との連携強化を図らせていただいて、町民の皆様方の安全安心に寄与をさせていただきたいというふうに思っております。  それから、女性に対するいろんな虐待行為とか、そういう事例がまま発生をしておりますけれども、こちらも佐賀の女性センター、アバンセというところがございますけれども、そちらのほうから月に1回ではございますが、私どもの中原庁舎のほうに午前から午後にかけて相談員の方が常駐していただきまして、人に言えないいろんな悩み事、女性特有の悩み事とか等々、カウンセリングの資格を持った方が対応していただいておるところでございます。  また、高齢者につきましては、包括支援センターのほうで主にお世話をさせていただいておるところでございますが、介護が必要な方等々の高齢者の方につきましては、各ケアマネジャー同士の連絡及び施設に入所されている方のケアマネジャーと包括支援センターとの横の連絡等々を密にとって、安心に寄与をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。  また、通常の各種安全安心につきましては、福祉のほうで民生委員様に私どもお力添えをいただいております。日々の小さな不安事から大きなトラブルまで、いろいろと民生委員様のほうに御相談がありますけれども、そういったところの御意見とか情報を福祉課のほうで逐次確認をさせていただいて、適宜いろんな上級機関との相談とか、そういったことで対応をさせていただいております。  最近は民生委員様のお力が大変重要でございまして、老人世帯がふえる一方でございますので、その方たちが要介護者となられておりますので、その要介護者の方たちに対する声かけの御訪問等を民生委員さんのほうから積極的に行っていただいて、これも非常に私ども力になっているところでございます。  あわせまして新年度、25年度の予算には計上させていただいておりますけれども、今般、高齢者虐待防止法というのが施行をされまして、各市町は24時間体制で高齢者に対する虐待の対応をしなさいということに法律が決まっております。その24時間対応というのは、どういたしましても私ども行政では対応できない部分が多々ありますので、新年度予算の中で鳥栖東部地区の市町で広域で障害者の御相談をお受けさせていただいておりますキャッチという事業所がございますが、そちらのほうに今回の高齢者虐待の24時間対応の委託業務を予算可決後、新年度にお願いをさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。  各部門の安全安心まちづくりということでの御質問でございますが、福祉におきましては全てが安全安心まちづくりに直結した部門ということで各課、各課長以下、そのことを十分に認識を深めながら、この事業に当たらせていただいておるところでございます。定住対策の一環として民生部が一生懸命やらなければならないというふうに考えておりますので、今後とも御支援のほどをよろしくお願い申し上げます。  実績と今後の計画について、以上でございます。 40 ◯議長(古賀 通君)  森事業部長。 41 ◯事業部長(森 幸司君)  おはようございます。それでは、私のほうからは事業部関係について回答を申し上げたいと思います。  まず、1)の各部門における安全安心への取り組み実績と今後の計画ということで、事業部では建設課の関係で主に道路、河川及び水路等の整備に伴うものとなりますが、道路新設や改良事業につきましては、道路計画時に公安委員会と協議を行い、また県道等、上位等級路線との接続がある場合は、その道路管理者と協議を行い、交差点の形状、標識や路面表示による規制、注意喚起、防護柵等の設置と安全に配慮した計画等をしているところでございます。河川につきましては、豪雨時に沿線の家屋等に被害が出ないよう維持管理に努めております。必要であれば護岸等の改修、補修を行っているところでございます。  管理担当といたしましては、各地区に対しまして年2回の町道維持管理委託をお願いいたしております。各地区の協力によりまして町道沿いの草刈り、側溝の清掃等を実施いただいております。それによりまして町道沿いの見通しがよくなり、交通の安全に寄与しているものと考えております。  また、臨時職員等による町道維持補修、草刈り等を随時実施しております。これにつきましては、地区からも町道の補修要望及びパトロールにより、舗装、補修が必要であれば道路補修材を使用して通行の安全を図っております。  建設課としましては、安全安心はもとより、よりよいまちづくりのため、現在、まちづくり環境整備事業として道路、水路等の整備を進めているところでございます。要望の内容により安全性、緊急性を考慮し、優先順位を決め、取り組んでいるところでございます。また、緊急を要する箇所については、直営及び維持補修事業により即座に対応しているところでございます。今後も引き続き安全安心への取り組みを進めてまいりたいと考えております。  続きまして、2)の町道舞郷荒巻線と原古賀田島線の交差点の安全対策という質問でございます。  御質問の交差点は、以前から事故が多発している場所でございます。この交差点については、平成22年度から平成26年度までの事業期間で進めております、道整備交付金事業により道路改良工事を行う予定となっております。この道路改良事業に伴い、佐賀県公安委員会に交差点協議を行い、できるだけ安全が確保できるような形状で整備したいと考えております。公安委員会からの回答では、当面は現在と同様に東西を走る町道舞郷荒巻線側を一旦停止の規制をかけ、様子を見たほうがよいのではないかということでございます。その状況によっては、信号機の設置を検討するか、主道路を町道舞郷荒巻線から原古賀田島線のほうに90度曲げ、路面表示による中央線と外側線を表示する等の対応を検討したいと考えております。  続きまして、3)の町道西尾山田線の中原区国道34号より南の拡幅に伴い白石西寒水線との交差点の安全対策という御質問であります。  御質問の交差点は平成20年度、町道西尾山田線道路改良工事として幅員6メートルへの拡幅工事を現在施工中でございます。今回、工事の町道白石西寒水線への取りつけになりますが、道路幅員が拡幅されることに伴いまして、交差点形状の変更になり、交通量がふえることも予想されますので、佐賀県公安委員会とも協議し、交差点形状、区画線、標識等の設置について指示をいただいているところでございます。この公安委員会からの指示の事項に従い、工事の中で横断歩道の移設、とまれ、クロスマーク、そういうマークの路面表示、また警戒標識やラバーポールの設置等の対応を行いたいと思っております。  なお、この工事は国道部の信号機の移転時期の関係で平成25年度に繰り越しを予定しておりますが、工事完了には総務課、選挙防災担当で注意喚起のためのフラッシュライトを設置するとのことでございます。  続きまして、4)県道早良中原停車場線と白石西寒水三差路の安全対策ということで、この質問の交差点は県道中原鳥栖線と町道白石西寒水線がT字に接続する交差点で、現在のところ特段、一旦停止等の規制はかかっていない状況であります。交差点形状の関係で、県道側で一旦停止をされているのがほとんどでございます。現在、町で計画しております仮称町道中原三根線を起点として当該三差路付近に接続することを検討しております。今後、佐賀県、鳥栖土木事務所や公安委員会とも交差点協議が必要となり、その協議の中で信号機設置や規制も含めて交差点計画を検討していきたいと考えております。  続きまして、5)JR中原駅西通りの路側帯、白の破線の表示に対する進捗状況ということであります。  この件につきましては、昨年の12月の定例議会での御質問もいただいております。その答弁の中で次のように回答をしております。公安委員会との現地立会を予定しており、確定ではございませんが、外側線の設置につきましては道路交通法等の他への影響を考慮しますと、現実的には白い破線、50センチのピッチの部分ですね、を路線表示することにより路側帯、約1メートルを確保することは可能であると思われ、今後協議を進めてまいりたいというふうに回答しております。25年度早々に公安委員会との現地立会、協議を行い、路面表示の案を確立し施行したいと考えております。  次に、7)の県道川久保線と町道中原香田線の交差点拡幅に対する進捗と今後の取り組み(県事業)についてということです。  この交差点拡幅につきましては、以前から当該地区より要望があり、県に対し要望いたしているところでございます。県道佐賀川久保鳥栖線と町道中原香田線の交差点である香田交差点については、朝夕の混雑に渋滞が発生していることから、右折レーンを設置する工事を実施されるとのことでございます。現在、関係者の皆様に事業説明をされ、現地立会、用地境界確認等の作業も終了し、平成24年度中に道路詳細設計、用地測量を完了させ、最終的に地元及び関係者の皆様の了解が得られれば、平成25年度も引き続き事業を進める予定であるとのことでございます。  以上で事業部関係についての説明を終わります。 42 ◯議長(古賀 通君)  城野教育委員会事務局長。 43 ◯教育委員会事務局長(城野 幸君)  通告2号、田中俊彦議員の1番と8番の質問にお答えいたします。  教育委員会関係における安心安全の取り組み実績と今後の計画でありますが、現状としましては、町、学校、保護者を中心となって対応しているところであります。まず、児童・生徒の登下校における安全対策でありますが、各地区におられますスクールサポーターの方々の協力を得て平成24年度、現在まで大きな事件、事故等は発生しておりません。  そこで、24年度の取り組み実績と今後についてお答えいたします。  年度当初から通学路等の安全対策につきましては、現地確認、対策検討を8月に関係機関と行い、24年度はスクールゾーンの整備を行い、実施できるところから対応していくというようなことで行っております。  まず、児童・生徒の登下校時でありますが、青パト隊の方々により通学路、危険箇所の見守り等をしていただいておる関係で大きな事故等があっていないと。また、押しボタン信号の設置要望、交通安全の看板設置等を安全対策として強化しているところであります。  最近では、近隣の市町におきまして声かけ事例が多く発生しておりますが、それらの効果もありまして、今年度は現在までみやき町ではそういう声かけ事例は起きていません。  今後の計画といたしましては、6年目を迎えます現在の青少年サポート隊の目的の再確認、組織強化を行うことで、きめ細かに学校、保護者及び関係機関との連携を図り、あらゆるところで児童・生徒の安全対策に努めたいと考えているところでございます。  次に、8)番目の質問にお答えいたします。  新設される北茂安校区の児童保育センターまでの安全対策についてでありますが、まず放課後児童クラブの現状でありますが、もう既に御承知のように、24年度に設計予算をいただきまして、現在、25年度建設に向けて進捗をしているところでございます。  中原校区の児童クラブにつきましては、現在の中原小学校敷地内の北校舎の北側に、北茂安校区児童クラブにつきましては現在小学校の敷地内にありますけれども、25年度建設は児童館とあわせて北茂安保健センター周辺に建設予定であります。また、三根校区の児童クラブにつきましては、ちくし保育園の解体後の跡地に三根東児童クラブを、いずみ保育園解体後の跡地に三根西児童クラブを建設する予定でございます。  そこで、質問の北茂安校区の児童クラブまでの安全対策でありますけれども、北茂安小学校の学校の方針としまして集団登下校を行っているわけであります。よって、ほかの児童につきまして各自宅まで徒歩による集団登下校を行っている関係で、基本的には現状の場所から指導員等の引率のもとに徒歩移動でも可能ではないかと考えているところであります。また、新入学児童、要するに低学年の子供たちや障害のある子供たちにつきまして、また天候の悪い場合につきましての移動手段としまして、移動車両の購入についても今後検討していきたいというようなことで考えているところでございます。  以上でございます。 44 ◯議長(古賀 通君)  田中俊彦議員。 45 ◯2番(田中俊彦君)  ありがとうございました。1回目のお答えをいただきまして、2回目の質問をさせていただきます。  まず、順は変わりますが、安全安心町民会議というようなことで総務のほうからいただきました。確かに、安全安心町民会議の総会の資料を私も持ってきておりますが、平成23年度事業報告、あるいは24年度計画、全く一緒でございます。本当にこれでいいんでしょうかね。もっとほかに取り組むべきこともあるんじゃないかというふうに思っております。  安全安心町民会議の特に青パトでございますが、近ごろほとんど見ておりません。私が見ていないのか、あるいはパトロールする車の順が変わったのかわかりませんが、中原校区、朝の時間帯でございますけど余り見ていないということです。以前は、また来た、また来た、また来た。特に姫方は、地元のことを言ってはあれですけど、中原小学校の半分以上の子供たちが通学しているかと思います。そういうようなところをちょっと見かけるわけでございます。ぜひ今後、また検討をしていただきたいと思います。  それから、スクールゾーンの設置というようなものも、これは総務、あるいは教育委員会にまたがっている部分あるかと思いますけど、速やかにスクールゾーンの表示もしていただきたい。なぜならば、中原中学校のところ、スクールゾーンは道路に何も表示されておりません。  ちなみに、ちょっとまたがった言い方で申しわけないんですけど、鳥栖蔵上、ここは片道1車線でございますけど、道路の上り下りのところに大きな緑の枠で学童注意というような表示もされているところがございます。ですから、そういう部分で、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいというふうに思っている次第でございます。  それから、事業部でございます。いろんな形で道路、河川、優先順位で実施しているということでございます。いろんなところで要望があっているかと思います。なかなか大変でございましょうが、ひとつよろしくお願いいたしたいと、このように思うものでございます。  それから民生部、特に福祉課は各種の虐待、これに力を入れているということでございます。近年、マスコミをにぎわせています高齢者の虐待等々もございますので、ぜひここら辺、しっかり取り組んでいただきたいというふうに思います。  それから、教育委員会でございます。登下校のスクールサポーターの活動により大きな事故がないということでございますが、現在、スクールサポーターの方、登録者が2,300とか2,400とかいう方に登録していただいているということでございますが、近年、スクールサポーターの腕章をつけて歩いている方、ほとんど目に入りません。スクールサポーターの活動はどうしたらいいのかというような御意見もお聞きするわけでございます。  また、隊長会議等々を開催したよということですが、今後、スクールサポーターは何をすればいいのか、あるいは隊長会議でどんな話をされたのかというものの報告も一切私ども、サポーター登録している者に伝えられていないというのが現状ではないでしょうか。もっと町の広報紙等々を活用する、そしてスクールサポーターの方、先ほどから言います三千数百名の方が、この登録している方たちの力をいただくだけでもっといろんな部分、安全安心が向上するんじゃないかというふうに思いますので、よろしくお願いします。  それから、町道舞郷荒巻線、中津隈信号より南へ行ったところでございます。信号機設置等を要望しているが、現在まで未設置であるというようなものもいただきました。ところが、この四つ角の一時停止線など、現在、非常に薄く、消えかかっております。今後、いろんな道路整備をするという部分で、それまでにどうかなるのかですよね。私も見て回りました。見て回った限りでは、非常に薄くなっております。やはりこういうところ、あそこを町の職員の方も通勤等々で利用されているかと思います。ぜひそこら辺は注意をしていただきたい、そして対応していただきたいというふうに思います。  次に、東中原南の拡幅に伴う安全対策、3)でございます。  区画線表示で、公安委員会などで指示をいただいているということでございます。これが拡幅完了してしまいますと、どちらが優先道路なのかわからないぐらい大きな道路になるわけです、幅員6メートルということでございますので。ぜひここら辺も危険が増すと考えますので、対応を早急にとっていただきたい。完成と同時には、ぜひとっていただきたいというふうに思います。  それから、4)の県道早良中原停車場線、アスタラビスタ南のT字路でございます。現在、一旦停止、それから優先道路等々という表示、一切ございません。特に、このスーパーができた、あるいは朝夕の通勤の方、この車も非常にふえておるところでございます。ですから、これも早急に何らかの表示等々をしていただきたいと思うものでございます。  それから5)番、JR中原駅西通りの通学路、破線の件でございます。外側線という部分で破線は大丈夫かというようなものを、12月の議会でも一般質問した折にいただいております。そのときに可能ではないかとの答弁でしたが、その後、現在まで何もなされていないというのが現状でございます。
     それから、通告はしていませんが、同じように排水対策。これも12月議会であわせてお願いしておりました。もし進捗、どうなったのかという部分、お聞きできればというふうに思っております。  それから、町道下川原前田線、要するに簑原のお宮の北側、これをショウブ園の横を通って西のほうに渡るということの横断歩道を設置していただきたいというような地元の区から要望書が出たというものでございますけど、歩行者の待機場所がないよ、あるいは交通量、この横断歩道を利用するということが少ないんじゃないかということでございますが、簑原区から県道をまたぐ、この早良線をまたいで西のほうに行くという横断歩道は、川久保線、それと姫方、夢の里の信号のところ、この2カ所しかございません。  また、歩道は早良線の西側にしかございません、先ほどもお話ありましたように。今現在、簑原の子供たちは上に集まって、集団登下校という部分で集まって、川久保線に上る子供たちが1班か2班かあるかと思います。それと、もう少し下っ側の子供たちは、集まって北浦団地の中を通って夢の里に出る、こういう状況でございます。ですから、もしかしたらこの横断歩道がきちんとできたら、そこを渡って早良線の西側の道路を学校に行くというほうが非常に近いんじゃないかという気もいたします。これについて2回目の御質問でございます。  それから7)、香田、セブンイレブンのところの右折帯、県に要望して関係者に説明があったというような部分でございます。  お話がありましたように、西から鳥栖方面へという部分で、このセブンイレブンの横の信号のところ、右折車両が一台でもあれば今度、後ろのほうに数珠つなぎになるという状況でございます。ぜひ県に対し強力に推し進めていただきたい、このように思うものでございます。  それから8番目、北茂安学童クラブへの下校時の安全対策でございます。  基本的には徒歩の移動、また天候に関する移動車両のほうも考えているということでございますが、この学童クラブの周辺、あるいは江口の子供たち、これは雨の日も雪の日も風の日も全てのときに徒歩ですかね。学童クラブだけ、その天候にということで移動車両購入、本当にそれがいいんでしょうか。もう一度お尋ねするものでございます。  9)体育館西のバルコニー状のもの、ウッドデッキですね。  ここにポールが立ててあって、次のような文字が記されております。片方には、美しい緑の郷土づくり県民運動、中原町推進協議会、また反対側には、緑の里づくり地域活動支援事業、佐賀県中原町財団佐賀緑の基金ということでございます。この朽ち果てたものは、ここ数年あるわけでございます。ですから、こういう推進協議会とか緑の基金とかいうものがありながら、何でほったらかされていたのか。  また、今現在、2つのものについてはトラロープが張られていますが、これももう色がよくわかりません。そのように垂れ下がった状況です。  もう1点は、ウッドデッキのバルコニー状のものでございます。これにちょっと私も足をかけてみました。そしたら、ぶかぶかしておるんですね。もう腐っております。そういうことで、早急な撤去等々ができればというふうに思います。  大変申しわけございません。時間が余りありませんので、簡潔なお答えをちょうだいしたいと思います。 46 ◯議長(古賀 通君)  姉川総務課長。 47 ◯総務課長(姉川三根男君)  ただいまの御質問、4点ほどに答弁させていただきたいと思います。  まず、安全安心まちづくり町民会議の実績と計画がほとんど一緒という御指摘でございますが、町民会議の事業部分が内容的に継続性が必要なもの、長く続けることによって抑止力とか効果が上がるものが多うございます。ですので、そういった形になっているかと思いますが、今後、新たな必要な取り組みがある場合については積極的に取り組んでまいりたいと思っているところでございます。  それから2点目の、青パトを見かけないという話でございましたけれども、25年度については、現在2人で青パトを乗車してもらっているところを1人で行動できないかというようなことを検討中でございます。ですので、1人で青パトを運行する場合については、青パトの回る回数もふえるということになろうかと思っております。  それから、先ほど部長も説明しましたけれども、青パトの上にスピーカー、拡声機を搭載して、いろんな情報提供なり注意情報等を呼びかけたいというふうに思っているところでございます。  それから、スクールゾーンについて、スクールゾーンの表示がわからないということでございましたけれども、これも部長の先ほどの説明にもございましたけれども、25年度においては2,247千円の予算を計上させてもらいまして、スクールゾーンの表示が消えているところについて、表示を明確にする予定でおります。  それから、6)の横断歩道の件でございます。  この件につきましては、待機所が必須条件ということでございましたけれども、その待機所については、県道でございますので県に協議をいたしております。県の土木事務所と協議いたしまして、町が行うのであれば占用には応じるということでございましたので、課題となっている待機所の設置については町で占用許可をもらって、町で行うことはできるはずでございます。ところが、警察のほうは通行量のことを言われましたけれども、いずれにいたしましても、議員御指摘のとおり、通学道路となっております。あるいは両歩道でない歩道でございますので、県のほうには引き続き、部長が答弁しましたとおり、今後も要望を続けたいというふうに思っているところでございます。  以上です。 48 ◯議長(古賀 通君)  質問の途中でございますけれども、お諮りいたします。  休憩したいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 49 ◯議長(古賀 通君)  休憩します。再開13時です。                 午前11時59分 休憩                 午後1時   再開 50 ◯議長(古賀 通君)  休憩中の本会議を再開いたします。  山崎地域包括支援センター所長。 51 ◯地域包括支援センター所長(山崎宏敏君)  2番議員の、民生部関係の地域包括関係の高齢者虐待の件について御回答申し上げます。  高齢者虐待については、虐待は暴力だけでなくて、経済的虐待の相談が非常に今多くなってきておるのが現状でございます。民生委員とか、施設からの相談が非常に多くなってきております。介護サービスを受けながら、また施設に入所しているにもかかわらず、利用料が支払われないというような相談が非常に多くなってきているのが現状でございます。それは親の年金を搾取したり、それを生活費に回しているというようなことであります。本当に複雑な相談が非常にふえてきているんじゃなかろうかと思っているところでございます。そういったときに、アドバイスとして後見人制度を使ったほうがいいんじゃなかろうかとか、また県の社会福祉士会と提携しておりますので、そこら辺の相談とかをして進めていっているのが現状でございます。  また、町内の関係機関、施設とか警察、消防、金融機関ですね、そこら辺の全体ネットワーク会議等も開催しながら現在進めているところでございます。今後とも、福祉課とも非常に関連が深いですので連携をとりながら、安全安心まちづくりのために今後とも取り組んでいきたいと思っているところでございます。  以上です。 52 ◯議長(古賀 通君)  加茂総務部長。 53 ◯総務部長(加茂秀文君)  先ほど田中俊彦議員のほうから中原体育館と寒水川等の歩道に設置されている朽ち果てたバルコニーの件でございますが、危険というふうなことで判断しておりますので、一両日中に撤去をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 54 ◯議長(古賀 通君)  大坪教育長。 55 ◯教育長(大坪春美君)  それでは、田中俊彦議員からスクールサポーター、隊長会について少しお話をさせていただきます。  現在、地域の皆さんのサポート隊の登録状況でもありますけれども、現在3,288名の皆さんに登録をいただいています。その中には、町の職員を含め学校の先生方も全部登録をいただいている状況の中ですが、5年目になって議員がおっしゃるように腕章をつけていないとか、少し活動が緩んでいるかなという部分もあります。そういう中でありますが、中原校区では自衛隊OBの方が33名、それから北茂安では自衛隊OB会10名、それから三根校区でも5名と、そういったきちっとした、きちっとしたということはないんですが、そういった方たちにも登録をいただきながらサポート活動をしております。  特に隊長会ですね、どういう形で取り組んでいるかということですが、まずはサポート隊活動の推進、登下校のサポーターを中心に活動していただいておりますけれども、何はともあれ、それぞれの57区の隊長さんをしっかりとお願いして下に落としていただかなければ、活動がなかなか下におりておりません。そういったのが現状でもあります。  そういう中で、まずは今月のまた26日にも隊長会を行います。そういう中で、私自身も含めて、しっかりと反省の場に立って、今後、地域の中でサポート隊としての活動、当然、前回も鳥栖の警察署から来ていただいて講演を行いました、隊長としてどういくのかとかですね。また今回、26日も防犯課のほうから講話をお願いしています。非常にためになるお話をしていただいております。  それからもう1つは、隊長さんたちの先進地視察等も行っています。以前も申したように、九州管区のサポート隊の活動に、私どもも発表会に行きました。そういう中で他県の様子、周りの様子も知りながら、そしてみやき町のサポート活動がうまくいくようにと、今後ともしっかりと努力をしていきたいと思っております。  と同時に、通学路の安全対策ですね。これについても昨年度から、特にこの通学路における自動車の往来、危険箇所、あるいは人通りの少ない注意箇所、そういったものに対しての確認、特に学校、PTAが中心となって、それぞれの4小学校に協議会を立ち上げていただきました。これからまた3月、4月と、特に4月新入生が入ってくる時期に事故等も多うございますので、こういったことで今後この協議会、各学校で組織をしている活動を生かしながら、そしてまた自動車ドライバーに対する注意喚起、看板あるいは安全安心まちづくりの中の町民会議においても、昨年は20カ所に40の看板を設置いたしました。もっともっときめ細やかにこういった設置活動もしたいと思っております。  そういうことで、今後とも点検活動と同時に、それぞれの学校の通学路の安全対策会議をしっかりと取り組みながら子供たちの安全安心のまちづくりに、それと同時に鳥栖警察署の交通課とも連携を図りながら、危険箇所の現地確認等もしっかりと協議をしながら進めていきたいと思っております。何分そういったことで3月26日の隊長会には、しっかりと地域の中での支援、応援をお願いしながら取り組んでまいります。  以上です。よろしくお願いします。 56 ◯議長(古賀 通君)  山口建設課長。 57 ◯建設課長(山口一夫君)  2番田中俊彦議員の建設課にかかわる分の御回答を申し上げたいと思っております。  まず、2)の町道舞郷荒巻線と原古賀田島線の交差点の安全対策ということでございます。  これにつきましては、既に佐賀県公安委員会との交差点の協議は完了いたしておるところでございます。平成25年度道整備交付金事業によりまして、この部分の道路改良工事を予定しておりますので、その折に佐賀県公安委員会との協議いたしました内容、規制等で施工を実施して、安全確保に努めたいというふうに考えているところでございます。  それから、3)の町道西尾山田線の中原区国道34号の部分、白石西尾線との交差点でございますけれども、これにつきましても佐賀県の公安委員会との協議は既に完了いたしており、区画線、とまれ等の表示についても設置をするようにいたしておりますので、工事完了と同時に交差点の表示まで実施していきたいというふうに思っております。  それから、5)番でございますけれども、JRの中原駅西通りの分でございますけれども、白線の破線につきましては、25年度早々に公安委員会との現地立会、協議を行いまして、路面表示の方法につきまして指導いただいて、施工を早急にしていきたいというふうに考えておるところでございます。  同じく、排水対策で御質問をいただいておりますけれども、平成24年度にまちづくり環境整備事業の見直しを実施したところでございますけれども、その環境整備事業の中に取り組みをいたすということで予定をいたしているところでございます。判定基準に基づきましてランクづけをいたしておりますので、その中で優先順位を決定させていただいて、順次整備を行っていっておりますので、御理解をお願いいたしたいというふうに考えているところでございます。  それから、7番の川久保線と中原香田線の交差点の改良でございますけれども、これにつきましては部長のほうからもありましたように、平成24年度に地権者等の御説明に参っております。現時点で内諾をいただいておりますので、道路の詳細設計、用地測量を完了させられております。詳細設計をもとに再度地元関係者の皆さんに御説明に参りますけれども、御承諾をいただければ平成25年度で用地買収、工事ということで予定をされているということでお聞きをしております。  以上でございます。 58 ◯議長(古賀 通君)  城野教育委員会事務局長。 59 ◯教育委員会事務局長(城野 幸君)  北茂安の児童クラブの安全対策でございますが、先ほど申し上げましたように、北茂安の児童クラブにつきましては、基本的には指導員、また安全安心まちづくりの方々の協力を得て引率を行い、他の放課後児童クラブ以外の子供たちとのバランスを考えまして、徒歩での移動を考えております。しかしながら、最近、天候が非常に乱れてゲリラ豪雨等々がありますが、その中で児童クラブの子供たちがずぶぬれ状態で保護者の迎えを待つというようなことになると健康状態にも非常に問題がありますので、先ほど申し上げましたように、天気のぐあいによりましては移動車両も考えていきたいということでございます。  以上でございます。 60 ◯議長(古賀 通君)  田中俊彦議員。 61 ◯2番(田中俊彦君)  いろいろ御回答をいただきました。何はともあれ、この町内から事故を1件でも減らす。これが最大の目的だと私は考えるものでございます。ですから、今いろんな部分をいただきました。ぜひ公安委員会なり、あるいは警察署、あるいは町内、しっかりそこら辺を受けていただいて、再度実施できるように、実施していただくようにお願いして、この1項目め、終わります。  2項目めに参ります。山の内川ののり面侵食崩壊防止策についてです。  山の内川は、起点のJR長崎線下から町道白石西寒水線、旧国道の間、護岸の大半が未整備であり、また上流が大きく蛇行し、今日までのたびたびの水害により、両岸の両面が大きく侵食崩落しております。また、大雨のときは越水し、水田に砂利が流れ込み、稲に被害が出るなどしています。  昨年の3月、私は一般質問をさせていただきましたが、そのときの答弁は、河川の護岸整備の要望書が地区から出ておると。町も現地を確認し、河川管理者である鳥栖土木事務所長宛てに早期整備への要望を提出している。県としては、公共土木施設災害復旧事業等の補助事業を活用するとの考えである。なお、町は今後災害などに注意をしながら、土木事務所と一体となり監視し、引き続き県に要望していきたいとの答弁でした。  そこで、のり面の侵食崩壊防止策への進捗と今後の取り組みについてお尋ねするものでございます。よろしくお願いします。 62 ◯議長(古賀 通君)  山口建設課長。 63 ◯建設課長(山口一夫君)  今、田中俊彦議員の山の内川ののり面侵食崩壊の取り組みについてということで御質問いただいておりますので、答弁をさせていただきます。  平成24年3月の定例議会におきましても御質問をいただいておりますが、この箇所は河川改修計画には入っておらず、起点よりちょうど白石西寒水線までが河川改修区域でございます、起点からですね。  御質問の山の内川上流は掘り込み河道でありまして、のり面には竹、雑木が繁茂しており、根が張っている状態でございます。昨年の7月の豪雨時、豪雨後のパトロール等も実施されておりますし、町のほうも確認に行っております。  また、今回御質問を受けて再度現地のほうを確認されておりますけれども、災害復旧事業に申請できるほどの損傷は確認できていないということで御報告をいただいております。しかしながら、災害等の状況を考えまして、今後も町と鳥栖土木事務所が一体となりまして、注意深く監視を行っていきたいというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 64 ◯議長(古賀 通君)  田中俊彦議員。 65 ◯2番(田中俊彦君)  現地を確認していただいたところが災害では入らないということでございますけど、ぜひ引き続きましてこの部分、県に働きかけていただきたい、このように思うものでございます。そうしませんと、やはり稲作に非常な被害もこうむっておる。それから、それぞれ地権者のいらっしゃる土地を侵食しているというものでございます。どうぞよろしくお願いいたします。答弁は要りません。 66 ◯議長(古賀 通君)  以上をもちまして通告第2号、2番田中俊彦議員の一般質問を終わります。  通告第3号、6番立石輝明議員の一般質問を許可します。立石議員。 67 ◯6番(立石輝明君)  皆さんこんにちは。通告3号により、6番立石輝明が一般質問を行います。お手元に議長の許可を得て、現場写真をお配りしておりますので、参考にしてください。  話は少し変わりますが、昨日、気象庁より、福岡で桜が咲いたと発表されました。3月末には満開になるそうです。みやき町にも桜の名所はたくさんありますので、暖かくなったらお花見に出かけたらと思います。  それでは、早速、質問に移ります。1項目だけですので、回答は明確にお願いします。建設課長へは別紙にて質問漏れがないように箇条書きにまとめておりますので、これに沿って御回答お願いします。  読み上げます。  寒水川河川改修方法は大丈夫か。  疑問点、昨年7月の集中豪雨で寒水川右岸の六ノ坪橋より下流約100メーターにある堤防において、この川底の部分からえぐられ、崩落の危険にさらされた。その後、改修工事が進み、現状は完了し、重機も撤収され、立入禁止のポールが立っている。
     そこで、疑問点1つ、現状は盛り土で堤防を広げた分、川幅が狭くなっているのは何ゆえか。  質問1、短時間集中豪雨となった場合、堤防の盛り土部分から崩落が進むのではないか。河川改修の専門家の見解を聞きたい。設計者の意図とその基準。水位はどれだけの高さに上昇するか。増水とか、危険水位のことです。2)現状の盛り土は今後何年間耐えるか。  (2)もし、堤防より川にせり出した部分が健全で損傷しなければ、対岸に越水等の被害は発生しないか。  提案の意見ですけど、1)この箇所は耐久護岸にすべきではないか。2)川幅は現状より狭くすることをやめて、直線で流すべきだと考えるが、どうか。  以上でございます。 68 ◯議長(古賀 通君)  山口建設課長。 69 ◯建設課長(山口一夫君)  お疲れさまでございます。通告3号、6番立石輝明議員の一般質問の御回答を申し上げたいと思っております。  質問事項でございます寒水川河川改修方法は大丈夫かということで、疑問点、質問、提案ということでいただいておりますので、順次回答していきたいと思っております。  まず、質問の1、短時間集中豪雨となった場合、堤防の盛り土部分から崩壊が進むのではないか。河川改修専門家の見解を聞きたいということでございます。  まず、その前に、疑問点で質問されております盛り土で広げた部分は狭くなっているという御回答でございますけれども、寒水川の六ノ坪橋付近につきましては、河川の管理者であります県土木事務所において、平成22年度に土砂の堆積が多く見られたことから、土砂を撤去し、右岸川上流側の堰の取りつけ護岸にすりつけをするような形でのり面を構築されております。その後、平成23年度の大雨によりまして、堰下流の左岸側の護岸28メートルが崩落したため、加護マットで復旧を行われております。その際に、右岸側にものり面崩壊防止のための大型土のうを20個設置されているところでございます。しかしながら、平成24年度、大雨に伴いまして、右岸側ののり面11メートルが崩落したため、今回、ブロック積みを施工されているところでございます。  まず、疑問点1の現状は盛り土で堤防を広げた分、川が狭くなっているということでございますけれども、六ノ坪橋下流の堰は水を流す高さが低いために幅が広くなっているということでございます。下流の河川の幅は堰の幅に合わせているため広くなっていると。それより下流についてはもともと河川が狭くなっているということで、決して盛り土で堤防を広げた分、河川が狭くなっているわけではないということでございます。  続きまして、(1)の短時間集中豪雨となった場合、堤防の盛り土部分から崩落が進むのではないかと、河川改修の専門家の見解を聞きたい、設計者の意図、基準はとの御質問でございます。  2点いただいておりまして、1)水位はどれだけの高さに上昇するのか、2)で現状の盛り土は今後何年耐えるのかということでございます。  まず、水位はどれだけの高さに上昇するかということでございますけれども、平成24年7月13日から九州北部が豪雨に見舞われましたが、翌14日11時ごろに鳥栖土木事務所のほうで現地をパトロールされているところでございます。六ノ坪橋下流の堰の下流右岸側では、既設の護岸の天端から約1メートル下まで河川の水位が下がっていたということでございます。河川堤防上の町道で泥などは確認できなかったことから、護岸天端より高い位置にあるのり面があらわれていなかったのではないかということで判断をされております。ピーク時の水位は護岸天端付近まで上昇したのではないかというふうに考えられております。そのようなことから、平成24年度に施工されました区間において、上流側の堰取りつけ護岸に合わせてブロック積みを施工されたということでございます。  次に、現状の盛り土は今後何年間耐え得るかという御質問でございますけれども、現在残っている盛り土の区間につきましては、平成24年度の豪雨時にも崩壊をしなかったということから、一定程度の安全度を有しているというふうに考えられております。また、平成24年度に施工されました護岸の取りつけ盛り土につきましても、堰から30メートルほど離れていることから、現時点では安全と考えられております。  しかしながら、洪水時には河川パトロールなどを強化することによりまして、注意深い観察が必要であるということで判断をされております。  それから、質問の2でございます。もし、堤防より川にせり出した部分が健全で損傷しなければ、対岸に越水等の被害は発生しないかということでございますけれども、越水するか、しないかというのは、堤防の高さによって決まることから、せり出した部分が損傷をしないからといって、越水などの被害を発生しないというふうに考えられております。なお、平成24年7月の豪雨でも越水などの被害は確認をされていないということで御報告をいただいております。  それから、御提案ということでいただいております。この箇所は耐久護岸にするべきではないかということで1)です。2)は川幅は現状より狭くすることをやめて、直線で流すべきだと考えるとの御提案をいただいております。  まず、この箇所は耐久護岸にするべきではないかとの提案でございますけれども、寒水川につきましては、筑後川合流点から国道34号までの区間の河川改修を事業化されております。現在、西尾橋付近の改修を促進されており、六ノ坪橋付近の改修に着手するまでにはまだしばらく時間を要する状況であるということでございます。ただ、洪水などによりまして、のり面崩壊などが発生した場合には、基本的には改修時に手戻りがないよう耐久護岸で復旧するということを原則とされておるということでございます。また、必要であれば、現地条件に合ったコンクリートブロック積み等などで復旧をされるということでございます。  次に、川幅は現状より広くするのをやめて、直線で流すべきだと考えるとの御提案でございますけれども、六ノ坪橋付近の改修には着手するまでにはまだ時間を要するとのことでございます。その改修時には堰の改修などと合わせて、根本的な対応をしていきたいということで回答をいただいております。  以上で答弁終わらせていただきます。 70 ◯議長(古賀 通君)  立石議員。 71 ◯6番(立石輝明君)  説明を受けました。立派な回答でした。しかし、私にはどうしても解せないところがあります。それは皆さんのお手元に配っている写真のとおりです。その理由は聞いて、半分以下はわかりました。そこで、ここでこの席で担当部署と技術的なことを論点を交わすつもりはございません。質問の内容を1時間ほど前、建設課長のほうに渡しておりますので、それに沿って御回答をお願いしたいと思います。小さな質問の項目は9項目ほどですので、極めてわかりやすい質問になっておりますから、先ほどの回答と重複した部分はかなりありますので、その部分でお願いをしたいと思います。よろしいでしょうか。  ちょっと括弧書きで(1)から(5)まで書いているのがその続きの話ですけどね。最初に、河川改修工事についての物の見方と考え方、心構えというのを1つ聞きます。その次は、事実関係の確認。これをさせてくださいと。3番目に、再発防止対策について、当面の措置と今後の計画はどうですかというのと、4番目に、維持管理。最後5番目に、根本対策、まとめと私からの提言ということで質問をしたいと思います。全部で10項目ほどですので、手短ですので、要点を絞って御返答またお願いしたいと思います。  一番初めに、視点と心構えということを書いておりますけれども、記録的短時間豪雨がみやき町でも発生するという危険予知や心構えができていますかということで、私は先ほどのを聞いて、昨年の7月の北部九州豪雨のときには被害がなかったと、ほとんどないということ。私もそうだろうと思います。熊本とか、大分とか、福岡などは甚大な被害が出たんですけど、みやき町には大した雨はなかったので、そうだろうと思いますけど、その心構えだけをちょっと聞かせてください。ずらっと読みます。3回しか質問がありませんので。  それから、一番大事なところは事実関係の確認。これをさせてください。これはこの論点を整理して、そのことを共有化しなければならないと思っているからです。そこで、1)この箇所は初めての被害箇所ですか。過去に同様の損傷はなかったのですか。2)寒水川においてこのような盛り土をして川幅を狭くしたような状態の箇所は何カ所ありますか。3)周辺の他市町でもこのような箇所はありますか。例えば、三神、鳥栖地区のことです。4)今回取り上げた箇所は被害の常襲地となっているのではないですか。危険マップに登録されておりますか。過去の事例とか、記録はありますか。5)はちょっと大事なことです。堤防の幅員を広くとり、その分、のり面を河川へ広げているのは何ゆえか。  あと3つあります。今回の改修でよしとするのですか。今後はどうするのか。のり面のはみ出しはこのまま続けますか。維持管理について、定期的に川底をしゅんせつし、砂利や流れを邪魔する雑草などを除去することなど、川幅を広げ、障害物を除去し、直線で流すべきではないか。堤防は蛇行部分から弱体化が進むので、衝撃を受ける箇所には捨て石とか、ブロック、テトラポットなどを置くなど。最後に、根本対策として私が提言したいことは2つあります。この箇所は基礎を深く打ち、耐久護岸にすべき時期が来ているのではないか。検討されて実現を望みます。2)、これが最後の最後です。その後、川幅を従前の普通の姿に戻すべきではないでしょうか。  以上です。御回答をお願いします。 72 ◯議長(古賀 通君)  山口建設課長。 73 ◯建設課長(山口一夫君)  立石議員の2回目の御質問でございますけれども、県河川でございますので、私のほうからこうしますとかなかなかできない部分ございますので、建設課長が答弁できる範囲で答弁をさせていただきまして、あとはこれを持ち帰りまして、再度、県のほうに御意見なり、御回答なりをいただきたいというふうに考えております。  まず、1番目の災害復旧に対する認識をどう見るかということでございますけれども、当然、私どもも、県河川は県のほうでパトロールされておりますし、私どもも重要河川、水路、道路等を持っておりますので、気象庁の警報等の確認をしながら担当部局と連携をとりながら、速やかに活動できるように待機をしたり、連絡をとり合ったりということで、十分危険予知等を持って対応をしているというふうに考えております。  それから、2番目の1)ですけれども、この箇所は初めての被害なのかということでございますけれども、これは先ほど1回目で言いましたように、護岸をやる前年度に一部すりつけた部分の崩壊があったので、そこは大型土のうで1回補修をされているということで答弁をさせていただいております。  それから、寒水川においてこのような盛り土をしてということで川幅を狭くした箇所は何カ所かというのは、ちょっと私どもではなかなか把握をできておりません。  それから、周辺の他町でもこのような箇所はありますかということで、三神、鳥栖地区ということですけれども、これについても県河川でございますので、私どもが何カ所というのは把握できていないかなと思っております。  それから、4番目、今回取り上げた箇所は被害常襲地ではないか、危険マップに登録されていますかということと、過去の事例、記録はありますかということですけれども、私が知り得る限りでは、昨年、一昨年と被害はなく、常襲地ではないんじゃないかなというふうに認識をいたしております。  それから、堤防の幅員を広くとり、その分、のり面を河川に広げているのはなぜかということでございますけれども、これも堤防の幅員を広くとってあるわけではなくて、しゅんせつ部分のすりつけをされておりますので、堤防が広くなっているということではないと思います。  それから、(3)番の再発防止対策について、当面の措置と今後の計画ということでありますけれども、1)で今回の改修でよしとするのか、今後はどうするのか、のり面のはみ出しはこのままですかということですけれども、これについてはもう県のほうで改修等をやられていかれていますので、ちょっと私が答弁することではないかなと思っております。  それから、(4)番、維持管理、定期的に川底をしゅんせつし、砂利や流れを邪魔する雑草等を除去する等、川幅を広げ、障害物を除去し、直線で流すべきではないか。堤防は蛇行部分から弱体化が進むので、衝撃を受ける箇所には捨て石、ブロック、テトラポット等を置く等ということで御質問でございますけれども、これにつきましても維持管理を県のほうでやられておりますので、しゅんせつ等々が各地区から出れば、県のほうには町のほうからも要望はしていきたいとは思いますけれども、根本的な部分につきましては、県の管理ということで答弁させていただきます。  それから、(5)番ですけれども、根本対策といたしまして、この箇所は基礎を深く打ち、耐久護岸すべき時期が来ているのではないかと、検討され、実現を望みますということですので、これにつきましては、県のほうにそういうふうに御提案をさせていただきたいというふうに思っております。  それから、2)のその後、川幅を従前の普通の姿に戻すべきではないかということでございますので、これにつきましても県のほうにそういうふうに、こういう御提案があっておりますということで報告をさせていただきたいというふうに思います。  以上でございます。 74 ◯議長(古賀 通君)  立石議員。 75 ◯6番(立石輝明君)  3回目、最後の質問です。  2つほどありますけれども、私のほう、今、意見を聞いて、県当局は河川を管理しているから、そうだというのは納得しております。それで、私自身は山間部に住んでいるんですけど、水の怖さは十分身にしみております。まず、様子を見たいと思います。あの箇所、今、手元に配っている写真の箇所が本当に集中豪雨らしきものに出会ったときに、あのままで済むのかというのは、様子を見るしかないなと思います。内心、自分自身はこれじゃもたんよというふうに考えているんですよ。しかし、当局の考え方がそうであれば、それはそれとして受けとめて様子を見たいと思います。  それから、1つだけ話をさせてください。質問の回答、私のほうは以上ですけど、例えば、短時間集中豪雨というのは昨年だけをとってみますと、北部九州豪雨ということで激甚災害になりましたよね。筑後川の山地から支流、だから、大分とか、熊本とか、福岡とか、佐賀とか、甚大な被害が出ております。有明海にも残材が堆積してしまったということで、堤防も決壊したということで、今、復旧工事をしています。道の駅なども耶馬渓とか、日田市内とかしています。私は、みやき町はそのときだけは幸いにも雨の量が少なかったんですよね。それでも被害が何がしか出ております。今後は、例えば、1時間に50ミリ、100ミリという猛烈な雨が降った場合は、やっぱり災害は出ると思います。あそこの部分が越水したり、堤防がえぐらたりしてくるんじゃないかと思うわけです。それで、雨の降るときとか、降ったときには、私も産業建設委員ですので、何がしかの巡回とか、その後の様子を見に行きます。雨の中の一番降るとき、短時間集中豪雨というのはどういう状態かといいますと、例えば、昼間であれば姿形がわかるんですけれども、雨は通常天から降ってくるんですよ、下のほうに、一般的には。しかし、集中豪雨となると、地をはうように、風とうねりが伴って、足の下から吹き上げてくるんですね。遠くを見たら、雨足が、雨粒が大きな波のようになって何回も何回も足元に来ると。ちょうど二、三週間前は北海道で地吹雪で亡くなられた方もおられます。あのような状態だろうなと直感的に思いました。やっぱりみやき町でも短時間集中豪雨というのは、今の時代ですから、あり得るということを考えておりますので、今後も、先ほどの回答を参考にしてですね、見守り続けたいと思います。  最後に、もし問題点があれば、県当局にも強く働きかけて、改修の手順を踏んでいただきたいと思います。  以上です。 76 ◯議長(古賀 通君)  山口建設課長。 77 ◯建設課長(山口一夫君)  立石議員の3回目の御質問でございますけれども、県のほうも現在、寒水川につきましては河川改修を下流のほうからずっとやってきておられて、最終的には国道34号までの河川改修を予定されているということでございます。御指摘の箇所につきましては、一部耐久護岸で施工されておりますけれども、県のほうもこれがベストであるということではないかと思います。先ほども申しましたとおり、洪水時の河川パトロール等も強化して、注意深く観察をしていくということで御回答いただいておりますので、町も一緒になって、そこら辺は見守っていきたいというふうに思っております。  それから、別紙でいただいておりますこの部分につきましては、県のほうに御報告をさせていただいて、県のほうからの御意見も伺っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 78 ◯議長(古賀 通君)  以上をもちまして、通告第3号、6番立石輝明議員の一般質問を終わります。  通告第4号、7番大石安弘議員の一般質問を許可します。大石議員。 79 ◯7番(大石安弘君)  議席番号7番大石安弘です。通告に従いまして、一般質問を行います。  私は今回、LED電球等の購入補助について、公共施設の省エネ対策について、国際リニアコライダーについて、3点について質問いたします。  ことし2月6日、総務常任委員会において、先進地視察として長崎県長与町へ行ってきました。長与町では、省エネ、環境整備、地域振興に積極的に取り組まれていたわけですが、みやき町としてもぜひ取り組んでいただきたいとの思いで質問いたします。  まず第1点目が、LED電球等の購入補助についてであります。  この事業は、長与町単独の補助事業でありますが、省エネルギーの推進、環境に優しいまちづくりに向けた一般家庭を対象に、電力使用量の削減及び温室効果ガスの排出量の削減を図ることを目的として、省エネルギー効果が高いLED電球等の購入者に対し、購入費用の一部を予算の範囲内で補助されている事業です。補助金交付要綱を定めた上で、補助上限額として1家庭に1回限りで、補助上限額として5千円ということです。町内での購入が条件とされており、補助については商工会が発行する共通商品券で行われ、その商品券も町内に限り利用できることとなっています。この事業に要する町の補助予算額は2,500千円とされているわけですが、この事業のすばらしいところは、町内商店の活性化にも配慮されているところです。みやき町としても住宅リフォームの補助事業は行われておりますが、そのミニ版として、ぜひLED電球等の購入補助にも取り組んでいただきたいということで質問いたします。  なお、以降の質問については自席にて行います。よろしくお願いします。 80 ◯議長(古賀 通君)  西原住民生活課長。 81 ◯住民生活課長(西原一興君)  お疲れさまです。それでは、7番大石議員の御質問1番目のLED電球等の購入補助について御回答いたします。  このLED電球の補助につきましては、地球温暖化防止や省エネ対策の一環としまして、自治体で取り組みがなされています。県内では佐賀市が平成22年度に500千円、23年度には10,000千円の予算で家庭用のLEDの電球の購入代金の補助を実施されています。しかし、24年度は実施されていません。佐賀市がLED電球の補助を受けられた市民の方から使用後のアンケート結果を報告されていますので、この件で電球等のメリット、デメリットの御意見等も参考にしていきたいと考えています。  このLED電球の補助につきましては、一昨年の平成23年の6月定例議会で、4番中尾議員、16番岡議員からも御質問をいただいております。この時点の町の答弁としましては、1つ目が、このLEDの技術が電球だけではなく、蛍光灯などの照明器具全般の実証を踏まえながら補助をするとすれば、制度的に確立していきたいということと、2つ目に、佐賀東部地区の範囲で情報を交換しながら、県の事業等も加味しながら考えていくべきであると回答しております。  その後、みやき町では、先ほど議員が申されましたように、LED照明器具への補助につきましては、平成24年度の事業では産業課の商工総務費で住宅リフォーム助成金の制度の中で助成をしています。これは住宅をリフォームされる場合に一定の条件が満たされれば、LED照明器具などについてもこの住宅リフォーム助成金の補助を受けることができるものです。  それから、町内でのLEDの照明の取り組みとしましては、庁舎や施設などでできることが可能な箇所から順次進めています。また、みやき町では地球温暖化防止省エネの問題をみやき町環境管理委員会などで議論しながら、各庁舎の地球温暖化に向けた取り組みなどを通じて住民の皆様にどのように発信していくかを議論しているところです。  具体的な取り組みとしましては、公用自動車の適正な利用、管理、それから、庁内のごみ減量化、分別、リサイクルの徹底、用紙類の使用量削減、公共敷地内の緑化の推進、断熱材等の有効な利用などを各庁舎で点検をしています。今年度は住民の皆様へ各庁舎で取り組んでいますグリーンカーテン等の情報をホームページで発信をしているところです。  このLED照明の補助につきましては、先ほど長与町等の御報告を受けております。そのこと等の勘案しながら、省エネ対策の一環としまして、今後も調査研究をしていきたいと思います。  以上、御回答申し上げます。 82 ◯議長(古賀 通君)  大石議員。 83 ◯7番(大石安弘君)  先ほど町の考え方、過去の議員の質問に対する回答等もお聞きしました。それで、住宅リフォーム等に関係したところでもLED等の条件が合えば補助はするということでしたけれども、住宅リフォームにつきますと、ちょっと金額が張りますので、私はそこを個人負担でも10千円前後、町の補助としても、この長与町では2,500千円ですけどね、補助限度額が。で、とりあえず、この長与町では去年の10月から実施をされています、このLEDの補助事業についてですね。それで、現在、4カ月間の資料をもらってきたんですけれども、10、11、12、1月です。この4カ月間で345の申請があって、個人が購入された額の合計が7,710千円、電球が587個、直管もあります、15本、で、照明器具として259、で、町の持ち出しがその4カ月間で1,610千円ということになっていますけど、この事業のいいところは、先ほど最初にも申し上げましたとおり、町が持ち出しは2,500千円をここは限度とされていますけど、個人が町内でそのLED電球を買い求めたりされることの効果というものが、結局2,500千円の5倍、あるいは6倍ぐらいの経済効果がその町にもたらすわけですね。そして、しかも、現金での補助ということではなくて、ふるさと創生、地域振興券みたいなものが以前ありましたけど、ああいった商品券によって、その5千円を限度として補助をされる。それをまた、町内で購入されるということで、地域活性化には一番いい方策ではないかと。もちろん環境にもいいわけですけど。そういう点でぜひお薦めしたいというふうに思っています。それについて御答弁をお願いします。 84 ◯議長(古賀 通君)  西原住民生活課長。 85 ◯住民生活課長(西原一興君)  今、大石議員が御指摘されました経済効果、それから、あと環境の面でも両方でいいということで、今後、商工担当の産業課とその商品券での補助、それ等も含めながら調査研究をしていきたいというふうに思います。  以上、お答えします。 86 ◯議長(古賀 通君)  大石議員。 87 ◯7番(大石安弘君)  ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。長与町からもらってきた資料は全部私ありますので差し上げます。  では、2点目の公共施設の省エネ対策について質問いたします。  この件につきましても、長与町の研修を受けての質問であります。長与町では、光熱水費及びCO2排出量削減に向けた取り組み、エネルギーサービスカンパニーの頭文字を取って、別名ESCO(エスコ)事業というふうに言われています。で、平成21年から取り組まれております。この事業は民間の資金とノウハウを活用することにより、施設の光熱水費の効果的な削減を図り、加えて省エネルギーを推進して環境負荷の低減を図るため、省エネルギー改修においてすぐれたノウハウを有するESCO事業者の提案を受けて、施設の省エネルギー化を図る。町では年10%以上の削減効果を期待して、平成19年3月にESCO事業提案審査会を組織し、平成21年3月に工事に着工されています。対象とした施設は、庁舎、町民体育館、中学校、小学校で、改修工事費約71,600千円、そのうち独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発(経済産業省の外郭団体)、別名NEDOと言うらしいですけど、そこからの補助金が14,000千円、14,000千円については庁舎のみが補助対象になっているということです。補助率としては20%です。  どういう削減状況をされているかということですけど、庁舎の場合について言いますと、変圧器、受電設備の更新、デマンド制御装置を導入し、基本料金の低減を行う、照明器具のインバーター化及び高効率照明の設置、4、窓側照明については昼光センサーを取りつけ、消灯滅灯の制御を行う、5番目に、冷暖房を行う部屋の使用状況を勘案した空調機器の再編成、常時使われていない部屋は個室空調とし、現在の大型空調とは切り離す。6、1階フロアに省エネルギーモニターを設置するといったような改修内容です。  この事業の成果というものが資料をもらっていまして、21年から23年までデータをもらっています。1年目が7,140千円、CO2の排出量の削減が126トン、2年目に削減量は128トン。平成23年度は8,060千円で、CO2排出量の削減が139トンということになっていまして、かなりの効果を上げられております。  そういうところで、ぜひ検討、町としても、今現在、水道料、電気料、どれぐらい使われているか、それも含めてお聞きしたいと思います。
    88 ◯議長(古賀 通君)  質問途中ですが、お諮りします。  休憩したいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 89 ◯議長(古賀 通君)  休憩します。次回再開は14時15分です。                 午後2時   休憩                 午後2時15分 再開 90 ◯議長(古賀 通君)  休憩中の本会議を再開いたします。  西原住民生活課長。 91 ◯住民生活課長(西原一興君)  それでは、2点目の公共施設の省エネ対策についての中から、御質問の私のほうからはCO2排出量削減に向けた取り組みはということでの御回答を申し上げます。  公共施設の省エネ対策につきましては、平成20年8月にみやき町地球温暖化防止実行計画を策定しまして、公共施設での温室効果ガスの削減に取り組んでいます。これは平成9年12月の地球温暖化防止京都会議において確認されました、いわゆる京都議定書が発効し、平成17年から平成24年までに6%を削減することが求められたことによるものです。  そこで、みやき町でもみやき町環境管理委員会を立ち上げまして、CO2等の温室効果ガスの削減に努めてまいりました。この中で温室効果ガスの抑制として、1つ目に、電気、燃料等の使用の抑制としまして、庁内では昼休みの照明の消灯、パソコン等の適正な管理、空調設備の適正な温度管理、クールビズ、ウオームビズの徹底、各庁舎等におけるグリーンカーテンの設置等を実施しているところでございます。  また、2つ目に、公用自動車の適正な利用管理としましては、不要なアイドリングをしない、不要物を積載したまま走行しない、相乗りをできるだけするようにということで実施をしています。  その結果としまして、23年度は3.11%の削減ができたところでございます。また、この結果はみやき町地球温暖化防止実行計画の進捗状況としまして、広報紙やホームページでも町民の皆様にお知らせをしているところでございます。  御質問のCO2排出量削減のためにESCO事業、いわゆるエスコ事業での取り組みはということでございますけれども、現在、みやき町では実施はしておりません。この事業につきましては、今後、議会からも御教示をいただき、各方面の情報を入手しまして、勉強をしていきたいというふうに思います。  以上です。 92 ◯議長(古賀 通君)  姉川総務課長。 93 ◯総務課長(姉川三根男君)  公共施設の省エネ対策ということでございますが、庁舎に関しての省エネ対策について若干説明申し上げたいと思います。  本町の庁舎の光熱水費の削減につきましては、中原庁舎と三根庁舎につきましては、建設当時に、氷蓄熱設備を備えまして、深夜電力のほうが昼間よりも安いので、深夜電力を利用した空調を行うようにしております。それによって電気料が節減できるという対策でございます。  それから、新しい試みといたしまして、25年度当初予算に庁舎等の公共施設、具体的には中原庁舎、三根庁舎、それから、学校施設として北茂安小学校と中原小学校についても、同様ですが、デマンド監視装置を試験的にリース契約により導入するところでございます。デマンド監視装置につきましては、電気料金が基本料金と電力料金で構成されますけれども、基本料金が定額と感じそうでございますけれども、実際のところは一番ピーク、電力のピーク、高いところをもとに算出されますので、ピーク時の電力を下げることが電気基本料金の削減につながるということになってございます。ですので、一般家庭でありますと、ある程度合っているといいますか、契約の電力量が上がったとき、ブレーカーが落ちることございますけれども、公共施設にはそういった施設がございませんので、これデマンド監視装置を装置することによって、ピークに達しているという監視装置で知らせるという装置でございます。ですので、そういった通報といいますか、警報が鳴った場合については、切れるところは切るというような対応ができるという装置でございます。  そのほかの取り組みとしては、先ほど住民生活課長のほうで説明申し上げたとおりでございます。  それから、議員から御紹介いただきましたESCO事業については、比較的大きいオフィスビルでありますとか、病院、ホテル、複合施設などが、とにかくビルのような大きな施設がより効果が上がるというふうに聞いております。長与町の場合は4階建ての庁舎というふうにも聞いております。しかし、今後、私ども、せんだって、太陽光発電を浄化センターにソーラーパークということで銘打って、太陽光発電を導入したわけでございますけれども、そういった新エネルギー、あるいはクリーンエネルギーの導入促進については、町も取り組んでいるところでございますので、議員から紹介ございましたESCO事業については今後勉強させていただきたいと思っているところでございます。  なお、電気料金、光熱水費の中で電気料金について、先ほど質問がございましたけれども、中原庁舎が年間8,600千円、みやき町庁舎が年間3,000千円、三根庁舎が年間6,100千円、合計で17,700千円程度でございます。  なお、町の公共施設全体では70,000千円程度と、そのくらいの電気料金となっております。  以上です。 94 ◯議長(古賀 通君)  大石議員。 95 ◯7番(大石安弘君)  町の取り組みについて話をお伺いしまして、ちゃんと取り組んでいただいていることには敬意を表したいと思います。で、庁内に環境管理委員会というものが中心となって取り組んであるということでした。先ほどちょっとこの第2問目の質問の当初に、あんまり頑張って言うて、自分であんまりわからんごとなったんですけど、この長与町の電気使用料が21年度は20.7%の削減、23年度はもう23.3%の削減になっていると。で、CO2削減についても21年度は25.4%で、23年度にはもう28%になっているということで、かなり効果が上がっているという話でもありました。  また、総務課長が言われたように、ことし、みやき町でも試験的にデマンド監視装置として467千円の予算を上げられておりますけど、説明では、これは試験的に取り組んで、その効果を見ながら広げていきたいということだったかと思いますけど、それはそれで結構だと思います。それももうデータをとりながら、要するにより効果の上がる取り組みを町としてやっていただきたいということで紹介をしているわけです。  水道水についても省エネのちょっとしたものがあったりするわけですね。きょう、たまたま用足しに3階のトイレ行ったら、勢いよく水がどんどん流れてくるわけです、向こうから。で、これも余りにも流れ過ぎじゃないかと思うぐらい流れているわけです。決して、だから、電気だけの問題ではなく、水道も含めた、そういった光熱水費全てにおいて、この環境管理委員会で実態を把握されて、全体で取り組んでいただければというふうに思うところです。御回答をお願いします。 96 ◯議長(古賀 通君)  西原住民生活課長。 97 ◯住民生活課長(西原一興君)  今、議員から御指摘ありました環境管理委員会について、話し合いの中でやっぱり水道その他含めて今確認をしていますのが、多く電気の使用、それから燃料の使用、それから自動車の走行、それと下水の処理ということでCO2の削減の状況を把握しているところでございます。今後はそういう水道とか、あといろんな今議論していないところの点検を再度して、提案をしながら検討していきたいと思います。  以上です。 98 ◯議長(古賀 通君)  大石議員。 99 ◯7番(大石安弘君)  ということで、2点目は積極的に取り組まれるということでしたので、ぜひ早期に取り組み体制を整えていただければと思います。  で、2点目終わりまして、3つ目の質問ですけど、ちょっと3つ目の質問が余りにも大きなテーマで、自分でもよく理解しないままに質問してしまいますけど、国際リニアコライダーについてであります。  これは別名、英語でインターナショナルライナー、何かその頭文字を取って国際リニアコライダーと、ILCと言うらしいです。これは皆さん御承知かもしれませんけど、トンネルの一方から電子を、もう一方からは陽電子を入れて、直線の加速器で光の速度まで加速させ、真ん中で2つを衝突させ、宇宙誕生ビッグバン直後の状態を再現すると。粒子同士を衝突させることにより、質量の起源や時空構造、宇宙誕生のなぞに迫るという実験施設です。わかっていただけましたか。(発言する者あり)で、この国際リニアコライダー建設の条件としましては、かたくて安定した岩盤が必要ということですね。100メートル下ぐらいに、1期工事として、直線で31キロの長さが確保できる地形が条件となると。その工事費用としましては、総事業費は8,000億円、建設期間は7年から10年かかるそうです。現時点でその候補地がアメリカのシカゴ、スイス・ジュネーブ、国内では北上山地と脊振山地ということになっております。  この実験施設については、地域への波及効果ということが大いに期待できるわけですけれども、人類の英知を結集して、素粒子物理学の国際的な発展に大きな役割を果たしていく世界の最先端を行く研究成果がこの脊振山地を中心に生み出されていくことになれば、国際的な学術研究拠点となって、世界各国から1,000人を超える研究者がこの地に常駐することが予想されています。(発言する者あり)また、IBMなど多くの国際的な企業が進出することにより、年600億円の経済効果を地域にもたらすとのことです。  千載一遇でもあり、夢がある壮大な事業でありますが、じっとしていてはやって来ないと思います。ぜひ国際リニアコライダーに来てもらいたいものです。佐賀県においても誘致に向け動き出しているようですが、みやき町としても脊振山の一部にありますので、ぜひ近隣の市町とともに、県をバックアップする運動の旗揚げをお願いしたいと思いますが、町長のお考えをお聞きしたいと思います。 100 ◯議長(古賀 通君)  町長。 101 ◯町長(末安伸之君)  御質問に対してお答えします。もう御質問の中で全て回答まで言っていただきましたので、答弁要旨書いているものをそっくり言ってもらいましたから。  現在、国際協力によって設計開発が推進されているということでございます。議員が詳しく詳細にわたって、その概要等について御説明されたとおりでございます。佐賀県におきましても、その推進グループをことしの2月27日に新たに設置して、国等への働きかけとか、評価書作成のための資料提供、県民への理解を深めるための業務を行うこととされているということでございます。よって、当然、壮大な計画であり、夢のような計画でありますけれども、可能性があるということの中で、佐賀県もその推進グループを設置されておりますので、当然、佐賀県と連動、連携を図りながら、この誘致に向けて積極的に関与をさせていただければ、むしろありがたいと思っているところでございます。  以上です。 102 ◯議長(古賀 通君)  大石議員。 103 ◯7番(大石安弘君)  大変町長から心強い御意見をいただきまして、大変頼もしく思います。もうぜひ町長には関係市町の推進協のリーダーとして、積極的に取り組んでいただきたいと思います。その際は議員も一丸となって応援したいと思います。  以上で質問を終わります。 104 ◯議長(古賀 通君)  以上をもちまして、通告第4号、(発言する者あり)町長。 105 ◯町長(末安伸之君)  私は残すところ任期わずかでございますので、再選の御支持、御支援をいただきましたならば、ぜひ御期待に応えたいと思います。  以上です。 106 ◯議長(古賀 通君)  以上をもちまして、通告第4号、7番大石安弘議員の一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全部終了しました。  本日の会議はこれをもちまして散会します。御苦労さんでした。                 午後2時34分 散会 © Miyaki Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...