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2010-09-10 平成22年第3回定例会(第3日) 本文
2010-09-10 平成22年第3回定例会(第3日) 名簿

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  1. みやき町議会 2010-09-10
    2010-09-10 平成22年第3回定例会(第3日) 本文


    取得元: みやき町議会公式サイト
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    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時30分 開議 ◯議長(宮原宏典君)  皆さんおはようございます。平成22年第3回みやき町議会定例会4日目の会議、御出席ありがとうございます。全員出席です。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしております日程表のとおりで進行いたします。       日程第1 一般質問 2 ◯議長(宮原宏典君)  日程第1.一般質問を行います。  通告第5号、9番古賀通議員一般質問を許可いたします。古賀通議員。 3 ◯9番(古賀 通君)  皆さんおはようございます。通告に従って一般質問をいたします。9番古賀通です。  今回は、4項目について質問をいたします。  1、三根給食センター排水クリークの整備について。  本町における河川整備は、それぞれ困難を乗り越えながら着々と進展しているところでございますが、マスタープランによる南部地区となっている三根校区は、地形的に低平地で海抜3.5メートル、河川は3本、江湖が川になっているものが3本、これが母なる大河である筑後川に合流している現状です。歴史によると、2,000年前には弥生時代は現在の国道264号線あたりが有明海の海岸線に沿うような形で、現在の遺跡があります三根、あるいは千代田の遺跡から想像できます。  そのような状況で、みやき町や上峰の雨水は一手に引き受ける状態で、幹線水路や支線が複雑に交錯した中にあって、住民は農業、商業、水産業とはかり知れない恩恵にあずかっておりました。しかし、一方では歴史的洪水で被害も大変なものでありました。このような河川体系のもとで、公共下水道農業用水など大変な予算と担当事業部の方の活動を評価したい住民心でございます。  ところで、去る4月13日に三根学校給食センター南西の水路で、2日にわたりコイ、フナ、ドジョウなどの淡水魚が死んで水面に浮かんだのが発見され、異常な悪臭で住民は驚いたことです。自然環境体系か、また、淡水魚の病気細菌が蔓延しての原因なのか、いずれにせよ異常であるもので、問題として提起いたしたいと思います。  以下、淡水魚が死滅した原因、給食センターからの排水基準幹線水路への流入と現状、生活や農業への影響の説明をお願いいたします。  2問以下については自席で行います。よろしくお願いします。 4 ◯議長(宮原宏典君)  町長。
    5 ◯町長(末安伸之君)  おはようございます。通告5号、9番古賀議員の御質問にお答えをいたします。  1点目の三根給食センター排水クリークの整備について、4点御質問をいただいておりますので、順を追って御回答を差し上げます。  1点目の淡水魚が死滅した原因につきましては、4月中旬に南島クリークで多量の淡水魚が死滅しているという情報がありまして、鳥栖保健福祉事務所と現地の調査を行っております。この件については、単なる水位低下に伴う酸欠死との見解を鳥栖保健福祉事務所より判断をいただき、その後の処理についてもその見解に基づき処分を行ったところであります。ただし、初期の対応について大変迅速性に欠けたことは否めない事実でありますので、そのことについては地区の皆さんに深くおわびを申し上げたいと思っております。  見解としましては、単なる酸欠死という見解でありますけれども、このクリークについては農業用水だけではなく一般家庭排水も流入しておりますし、多面的な機能を有しております。その意味では、水質に問題がなかったかという点も調査しましたけれども、それについては2点目の御質問でいただいていますので、御回答を申し上げます。  まず、通報を受けて、先ほど現地調査を行った結果、土地改良区で管理されている区域内水路と判断しまして、淡水魚の処分を町で行うことを前提に、当該水路の管理者である三根東土地改良区と協議をし、回収をまず依頼したところであります。しかしながら、その後、当該水路への流入が給食センターからの排水、少量でありますけれども家庭の排水、その他道路排水等流入と多面的な機能を有する水路と判明しましたので、地元区民の皆さんの御協力を得て、町のほうで回収処分を行ったところでございます。  給食センターに係る雑排水の排水基準について御回答申し上げます。  佐賀県で排出基準が定められております。それによりますと、BOD、いわゆる生物化学的酸素要求量が80ミリグラム・パー・リッター、SS(浮遊物)の質量が100ミリグラム・パー・リッターとされております。本施設は、年4回の検査を実施しております。直近の検査状況ですが、平成21年度に4回及び、平成22年度は今まで1回の検査を行っております。検査の結果はBOD、そしてまたSSとも、佐賀県の排出基準からは大変小さい数値となっております。  3点目の、幹線水路への流入と現状についてお答えをいたします。  給食センターからの排水につきましては、施設の西側の県道、西島筑邦線沿いの農業用の排水路に放流をいたしております。放流水量は、1日平均15トン程度であります。  4点目の、生活や農業への影響という御質問にお答えします。  流入する排水が合併処理槽におきまして適正に処理をしておりますので、流入エリアが小区域であることも含めまして、影響はほとんどないものと考えております。ただし、町営天建寺住宅生活排水も流入しておりますし、今後、下水道計画とあわせまして、生活排水の浄化計画も検討すべきではないかと思っております。また、常時流下する水路でないことから、接続している幹線水路の管理とあわせまして、受益者、管理者の方々と連携を密にしながら、適正管理が必要ではないかと考えているところでございます。  以上、1回目の御質問にお答えを終わります。 6 ◯議長(宮原宏典君)  古賀通議員。 7 ◯9番(古賀 通君)  この4月9日にそういう現象が発見されて、その後が土曜日、日曜日にかかったということで、それぞれの連絡期間もあったと思いますが、結果的には月曜日の4月13日に、190キロの淡水魚が水面いっぱいに浮かんで悪臭がしてたまらんと、そういうことからして、最終的に役場のほうで回収していただいたということで、地元ではこういうようなことは初めてやったと。学校給食センターも平成17年3月に設立されているわけですね。比較的新しい設備なんです。だから、そういう水質の汚濁とか、そういう汚水については安心しきっとったというような地域の方のお話でございますが、いずれにしろ突発的にこういう現象が起きると、どこが原因やろうかと、やはりすぐ地域の人たちは考えるわけですね。  農水、土地改良管理水路であろうとも、そこには給食センターがあっじゃっかいとか、あるいはこれまで北の水路から、小さな二、三メートルぐらいの水路がありましたけれども、それは完全に埋まってとまっているわけです。だから、現状はその水路の流れの始点、初めはやっぱり給食センターになっているわけですね。  そういうことからして、地域住民の皆さんは大変心配したということで、先ほどの町長答弁にありますように、BODが80ミリ・パー・リットルということで、これは生物化学的酸素要求量、いわゆる水質汚濁の指標として1日1人4グラム以下というような指数で目安となっているそうでございます。  だけども、それぞれの給食センターの汚水については年4回、そうすると、その年の22年には1回検査基準がクリアされたということでございますが、突発的に、あるいは何かの現象で水質、農水路の水量の減少と、また、給食センターの汚水との、たまたま2つの要因が重なってそういうことになったかもしれないということで、地域住民としては、この水路が非常に狭いというよりも、農水用としては非常に水が汚い。そして、水路が狭くなっている。というのは、そばには県道西島筑邦線がありますので、その下が片一方ではちゃんとした擁壁があるし、片一方では田んぼの土手ということで、ヨシがいっぱい茂って、土でほとんど埋まっているんですね。  だから、幹線水路給食センターから約250メートル──300メートルあるかな。300メートルぐらいのところに大きな幹線水路が東西にあります。これは、土井内住宅団地からの汚水もそこに流入しているわけです。だから、そういうところも関係して、流出、流入が少ないという点もあったかと思いますね。  そういうことで、こういう大変な現象が起きたかと思いますけれども、これについて地区住民も、それぞれの団地の汚水と給食センターの排水と、またそれぞれの条件が重なって、今後、ことしみたいな非常な高温で水不足じゃないけれども、高温になったとき、また起こるんじゃないかという危惧の念があるわけです。そういうことからして、今回質問したわけでございますが、そういう現象が起きたもんだから、今後の対応について、生活あるいは農業への影響はないと思いますけれども、今後の排水路の整備についてはいかが計画してあるでしょうか、御答弁を求めます。 8 ◯議長(宮原宏典君)  山崎産業課長。 9 ◯産業課長山崎秀二君)  古賀通議員の2回目の質問にお答えをいたします。  今後の対応ということでございまして、南島地区には大きな幹線水路がありまして、給食センターのほうからは小排水路を通じてつながっているわけでございまして、現在、動きが悪いというのは確かでございます。幹線水路には水草が多く茂っておりまして、その分で下がった場合には魚が酸欠を起こすということで、現在は緊急雇用事業におきまして水草の除去を進めているところでございます。ことしの秋に天建寺地区については除去を計画しているところでございます。  それから、小排水路につきましては、地元の保全会の整備を進めていただくように協議をしたいというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 10 ◯議長(宮原宏典君)  古賀通議員。 11 ◯9番(古賀 通君)  今の答弁では、団地あるいは団地を管理する地元において水の管理、また現在は緊急雇用にて水面のそれぞれの草を除去しているということですが、まだほとんどやっておられないような状況と思います。特に土手に植わったヨシ、あれがいっぱい堀の中央まで植わっているわけですね。だから、またそういうぐあいに本当に川の流れがあるかなと見るわけです。それから、保全会もこれは入っていますからね。保全会も水路の中はできないと思うんですよ。あくまでも保全会というのは環境整備で、水路よりも土手の面を主に伐採したり、整備しているんじゃないかな。保全会の機能としては、そういうふうに考えますけれども。  地元の区長さんの話によると、この水路は排水路の整備で一応要望書として出しているということなんですよ。これは去年おととしぐらいに出してあると思うんですよ。優先順位もいろいろあろうかと思いますけれども、その計画についてどうなっているんでしょうか、お尋ねします。 12 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 13 ◯建設課長(中島 識君)  古賀通議員の3回目の質問にお答えします。  水路に対しての整備はどうなっているかということでございますけれども、現在、今年度予算の中で、給食センターから78メーター南側のほうに3面水路の整備をするようにしております。  それから、御指摘されております水路につきましては、21年度に地区から要望をとりましたけれども、この21年度の要望の中に今回の水路が出されていたわけでございますので、今のところ、今年度の事業ということでは対応できないということでございます。そういう中で、全体的には幹線水路まで288メーターございますけれども、これにつきましては今のところ、はっきりとした工事時期というのが未定となっております。  なお、先ほど申し上げました、今年度で事業する事業分については合併特例債で対応いたしますけれども、この分につきましては19年度の第1回目の地区の要望から提出されておりましたので、それで対応するようにしております。  以上でございます。 14 ◯議長(宮原宏典君)  山崎産業課長。 15 ◯産業課長山崎秀二君)  先ほど、水草の除去の件について質問がありましたけど、昨年より筑後川水系クリーンアップ事業ということで、地区より要望をとりまして、大きな幹線水路の水草除去について緊急雇用事業にて順次、昨年とことしにかけて水草の除去をしているところでございます。  あと、小さい幹線水路のヨシとかの除去と言われましたけれども、その分については保全会のメニューの中に用水施設の循環という項目がありまして、それは重機を使ってとか、人力でそれを取り除いて、ちゃんとした用水ができる項目がありますので、地区によってはそれをやっておられるところもあります。  今回、建設課のほうで来年以降、整備をしてもらうということでございますけど、それまでの間は保全会のほうでそういったメニューを使って整備することは可能であります。  以上でございます。 16 ◯議長(宮原宏典君)  古賀通議員。 17 ◯9番(古賀 通君)  このクリークについては早期の整備計画着工を要望して、終わります。  2項目に入ります。第2、新学習要領全国学力テストの見方について。  教育は人格の完成を目指すものであり、個性を尊重しつつ個人の能力を伸長し、自立した人間として幸福な生涯を実現していく上で重要です。少子・高齢化やグローバル化で急速な社会変動が起きている現在、学校教育に託された町民の期待はますます高くなっています。  教育は人なりと申しますが、その人は最も身近な、まず両親であり、学校の先生であり、地域の社会の人たち、この3つの根源が重複しながら醸成されるものと思います。  町内の4つの小学校、3つの中学校が置かれた現状は、生活指導等学校管理で手いっぱいですよと、教育現場は困難きわまることもあろうかと思いますが、基本の学力評価から目をそらしてはいけないのでしょう。  1)、2)の、学習状況調査は前回の全校参加と違って、約4割の抽出方式に変わり注目されていたのが、その結果を見て、教育委員会としてはどう評価されるものか。また、生徒指導の減少と高校全入ということと、4月から高校の授業料が無償化されたわけです。無償化の関係について、今後の見方について教育長の答弁を求めます。  以上です。 18 ◯議長(宮原宏典君)  大坪教育長。 19 ◯教育長(大坪春美君)  そしたら、古賀通議員の質問に、1項目と2項目について答えてまいりたいと思います。  まずは、4月の学習状況調査をどう評価するのかという観点からいきたいと思います。  今年度、全国、それから佐賀県の学習状況調査も、もう4年目に入りました。その中で、今年は4月20日に実施されました全国学力学習状況調査の結果において、佐賀県の状況はもう新聞等で御存じのように、本当に厳しい結果が出ております。  御承知のとおり、全国調査というのは小学校の6年生と中学3年生を対象にいたしました国語、小学校は算数、中学校は数学なんですが、国語と数学の2教科と、それからもう1つ、生活習慣学習環境等に関する調査を問うものでございます。  国語と算数、数学につきましては、まず、基礎・基本を問うA問題と、それから応用・活用力を問うB問題に分けて調査が行われました。今年度からは抽出という形で、前年までは悉皆調査で、全国で全員の児童・生徒が受験していたんですが、今回はみやき町の中でも抽出校が参りました。  その結果でありますが、まず、小学校の国語A、基礎・基本の部分では全国平均を3ポイントほど超えておりました。それから中学校では、非常に中学校のほうが優秀で、国語のB、応用・活用では4.7ポイント、あるいは数学のA、基礎・基本では2.6ポイント、それから数学の応用・活用では1.2ポイントと、今年度、本当に中学校の部分では、3分野で全国平均を上回る成績を残すことができました。これについても家庭と学校、そして地域の協力そのものが、3者の輪の中で児童・生徒が主体的に学習活動を取り組んでいる結果が今年度あらわれてきたんだなと感謝をしているところです。  しかしながら、全国のナンバーワンの県は皆様御存じのように、昨年と同様、秋田県ですね。それにはまだまだ、秋田県と比較すればかなりの差があります。この学習調査の目的には、全国的な児童・生徒の学力や学習状況を把握、分析することで教育施策の成果や課題を検証し、その改善を図るとともに、学校における児童・生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てることというのが、この学習調査の目的でもあります。  みやき町教育委員会といたしましても、全国学力学習状況調査及びに佐賀県のほうも同時期に学習状況調査を実施しております。それを受けまして、みやき町の小・中学校学力向上検討委員会を、早速、昨年からも立ち上げております。各学校で結果が出てまいりましたので、調査の検証、分析を、特に夏休み中に課題克服のために教育施策の改善を図るよう、みやき町教職員が一丸となって取り組んでいるところでございます。  特にこの検討会で話し合われたものを各学校が共通して取り組み、みやき町独自の学力向上に向けた施策を開始しているところであります。既に本町では中学校3校に教諭補助を5名配置していただき、また、生徒指導支援員を1名配置してもらい、学力向上及び生徒指導の充実に当たらせていただいております。  今回の児童・生徒の生活習慣学習環境等に関する調査では、特にみやき町でも家庭学習の状況についての課題が多く見つかりました。その中でも特に児童・生徒の宿題への取り組み方、全国的に宿題は少ないほうではありません。でも、それぞれ一人一人が家庭に帰った中で、調べたり、あるいは文章を書いたりする思考力を養うという部分で、宿題の中にかなりの問題点も見つかってまいりました。これは、やはり宿題を出す教師側がしっかり工夫が必要かなということも、この検討会の中で判明しております。  今後、秋田県の家庭学習の例を見習いながら、保護者と連携を深めていきたいと強く考えているところです。そのためにも、学校のホームページや学校だより、学年だより等を活用し、学校と家庭が連携を持って、子供たちや保護者の学習に意欲を向上させていきたいことをねらいの1つとしております。  最後でありますが、この学力調査はあくまでも児童・生徒の学力向上と生活及び学習習慣の確立を図るために、客観的な手当てを導入したものであります。それぞれの学校の調査結果ができておりますけれども、過度な競争とか序列化が先行しないように、学校や地域に混乱を招かないように、しっかりとした取り組みをしなければと思っているところであります。だから、それぞれの学校が、個人の結果がひとり歩きしないように十分な配慮を心がけてまいりたいと思っております。  その中で、本町教育委員会といたしましても、保護者、地域の皆さんの御理解と協力を仰ぎながら、新学習指導要領に掲げられている生きる力である知・徳・体のバランスのとれた子供たちをしっかりと育成してまいりたいと思っておりますので、今後ともよろしく御支援をお願いいたします。  それから、第2番目の、ちょっと長くなっておりますけれども、高校の授業料無償化についてでありますが、全入については、まだそこは義務制度のかかわりもありますので、そこはちょっと省かせていただきますが、高校無償化については、今年度も4月からスタートをしております。文部科学省のほうで、家庭の状況にかかわらず、すべての意志ある高校生が安心して勉学に打ち込める社会をつくるために、国の費用により公立高校の授業料を無償化するとともに、公立あるいは私立高校等の生徒の授業料に充てる高等学校等就学支援金を創設され、家庭の教育費の負担を軽減しますということで、高校無償化が4月からスタートをしております。  制度内容でありますが、公立高校の授業料は標準年額118,800円です。これが全部高校生に徴収をしないで、それから、もちろん公立もそうですが、私立高校等の生徒にも公立授業料の同額の就学支援金を助成するものであるということが明記されております。  高校生の子供を持つ保護者にとってみれば、何にも増してありがたい話には間違いありません。今まで私も現場におりまして、家計の問題などで行きたくても行けない、そういった子供たちも少なからず存在しておりました。この政策のおかげで、そんな子供たちも減っていくことと思われます。高校教育を受けられるようになることで、教育機会のすそ野も大きく広がっていくということは、日本の将来を見据えていく上でも重要なことだと思います。  1億総中流とされた時代はもう、とうの昔に終わりました。経済格差は日に日に広がっている日本の教育は、教育の機会均等が崩れているということは、もう皆様方も御存じのとおりです。人間として自立して生きていくのに必要な知識や技能は、義務教育の上の専門教育で培わなければならないと私自身も考えております。高校授業料無償化について賛否両論あるようですが、制度の趣旨を踏まえて、今後の課題点については十分に議論を重ねて、先を見通した制度としてしっかりと活用してまいりたいと思っております。  第1回目の答弁を終わります。以上です。 20 ◯議長(宮原宏典君)  古賀通議員。 21 ◯9番(古賀 通君)  細部に至り説明していただきましたけれども、先ほどの正答率について、東部地区という限定じゃなくて、新聞等の報道によると県内の成績はすべて後退したと。全国平均を超えたのはゼロじゃないかということで、大きく見出しがあっておるわけですね。これは、例えばAは基礎的な内容、国語のAはですね。数学も一緒です。Bは応用ということで、やはり日本の教育の中では、すぐに基礎的な暗記という暗記物については非常にすぐれているけれども、それを応用し、さらに発展する。そして、次の創造に至るということについては非常に苦手であることが一般的に言われております。英語でも一緒ですけれども、中学、高校6年間勉強しても会話一つできないというのが現状。我々もそういう教育を受けてきましたし、例えば現地に行けば、3カ月もすれば子供たちは通常の生活習慣ぐらいは会話できるということも言われております。  そういうことからして、今回の全国学力テストというのは、今後の一つの方向を見出すということで評価されると思うんですね。例えば、佐賀県の中学の場合、先ほど教育長に答えていただきましたけれども、国語のAは全国的に75.0、これは平均の正答率として75である。佐賀の平均は73.2になっております。それから中学、数学Bについては、全国は43.1、佐賀県においては41.1ということで、前回の統一学力テストよりもずっと低下しているということで、先ほど説明がありましたような、昔というか、長野県と佐賀県については教育県であるということをよく言われておりました。私たちも、ある時期に長野に研修に行ったことがありますけれども、やはりそういう教育が一つのですね、人格形成のすべてですけれども、社会全体の向上には全体的な地域力、教育力イコール地域力だと思うんですよね。  そういうことを踏まえながら、今回、学力の低下が著しいということで、県の教育委員会では学力向上委員会を発足させて、早速それぞれの生徒指導、あるいはスーパーティーチャーというような、初めて私は聞きますけれども、こういうふうなものを取り入れて充実を図り、改善し、向上に図りたいということで訴えてありますね。  そういうことで、東部地区においては若干の差もあったと思いますけれども、大体佐賀県の平均と変わらんというふうに思うんですね。だから、その住んでいる環境、地域、大人社会、そういうふうな関係でかなり差も出てくるかと思いますけれども、やはりここでは保育園より幼稚園に通っとったほうが点数はよかったとかね、断片的に。あるいは家庭学習、要するに家庭教師を受けている、また、学習塾に通っているという人のほうがもちろん点数はよかったと、そういうようないろいろな見方があっております。  例えば、学習塾や家庭教師の授業を受けているという、これは佐賀県の場合、平均では小学6年生は38%、中学1年生は31%、中学3年生は54%ということで、この数値は全国平均よりも9%少ないということなんですね、結果からいってですね。だから、それぞれの地域力というか、それぞれの両親の所得ももちろん関係してこようかと思います。そういう総合勘案して、今後そういうような学力の向上に一段と力を添えていただきたい。教育長のほうでも、それぞれ大変な義務教育課程を担当されておりますので、難しい年代でしょうけれども、よろしくお願いします。  それから、高校の授業料の無償化ということで、非常に新しい政権の発足と同時に画期的なことが実施されましたけれども、今まではもう貧しい家庭は高校行かんで、義務教育そのまま金の卵といって就職しよった時代もあったわけです。だけど、今はもう高校が義務教育になっている。あるいは、大学が半分義務教育化しつつあるんですね。こういう中で一段と、家庭の経済的な負担を軽減するということで、授業料を国の施策によって実現されたわけですけれども、これはいいことかというと、全面的にそうではない。例えば、親のほうとしては、ああ、よかったね、その分は助かったばいと。その授業料については、子供のそういう学力向上なり、あるいは生活の指導なりに充当していただければありがたいと思うんですけれども、それだけ浮いた浮いたではちょっと話にならんと思うんですね。この考え方が親御さんたちに、少し受験戦争という意味での熱が冷めたかなということも一般的に考えられるわけです。その点について、教育長どう考えられるか。  それから、あと3)、4)もありますけれども、3)、4)のほうで、学級編制ということですね。ますます学級の編制が、最初は40人学級と言いよったけれども、最近は35人学級じゃっかと。きめ細かな教育を施すということでは、受ける子供たちの授業の充実化ということは大変よろしいかと思いますけれども、これに伴う教育的な負担もかかりますけどですね。例えば、高校でも中学校でも30人から35人学級をつくるというような施策もありますし、そういう面で今後、例えば佐賀県としてでしょうけれども、どういう方向に向かうかですね。少人数学級について、佐賀県がどういう方向に向かうものかお尋ねしたいと思います。  それからまた、4)のことについてですね。今度の新しい学習指導要領では、来年の小学入学生から教科書の量、ページ数が最大40%増というような教科書がもう選定されております。これについて、現場の先生方のそれに対応するための研修なり、あるいはさまざまな体験報告なりあっているかと思います。しかし、これまでのゆとり教育から、ある程度内容の充実向上のための学力向上という面について、文科省の視点が若干変わってきているということは事実だと思うんですよね。それはやはり学級編制の少人数化、あるいはそういうようなページ数を4割もふやして、あと、子供たちはどげん学習を自分で理解できるか、それは大変な重みだと思うんですね、学校の先生も生徒のほうも。一般的にすべてが40%増加したということじゃないと思いますけれども、これについて現場の対応、研修、あるいはどういうような方策を打ち出されているかお尋ねいたします。  以上です。 22 ◯議長(宮原宏典君)  大坪教育長。 23 ◯教育長(大坪春美君)  まず、1)、2)の学力向上の面なんですが、せんだっても、県のほうも教育県佐賀を取り戻そうという強い教育長の言葉がたびたび、実は昨日も5時から8時まで教育長会でした。その中でも、学力向上についてのいろんな指示とか指導とか、たくさん受けてまいりました。また先日も、町長と私と、県の教育委員会から面談に来られました。それぞれの町でどう取り組んでいるかというようなことのヒアリングにも来られるというふうに、非常に佐賀県の教育委員会としても危機感を持たれて、何とかしようという思いが私のほうにもひしひしと伝わってきておりますし、私だけではいけませんので、これは学校を通して、子供たちをどう学習に取り組ませていくかというのが大きな課題だと思っております。  実は昨年も、県の教育長の目標の1番が学力向上でした。その次、不登校対策でした。これを1番に打ち出されてあったんですが、それにもかかわらず、今年度の結果が昨年よりもダウンしていたということで、非常に教育委員会としても何とかせねばという強い施策を打ち出されております。  それに沿いながら、みやき町としてどう、しっかり子供たちの学力を、やっぱり学校は学ぶのと、そういう力をつけさせたいという意味で、先生方が頑張らんばいかんというのが根っこにあります。そういったことで、いろんな研修とかを積みながら、子供たちのためにということで頑張ってまいりたいと、1)、2)については思っております。  さて、学級編制についてなんですが、これは完全に法制化されてはおりませんけれども、8月27日だったと思うんですが、公立小中学校できめ細かな少人数指導を行うための「教職員定数改善計画案」というものが発表されました。来年度から8年間で教職員を1万9,000人ふやすという形ですね。そして、1学級当たりの上限を、小学校、中学校とも現行の40人学級から35人学級にしていくと。それから、小学校の低学年は30人に引き下げるという計画が出されました。実は、学級の上限人数を定める義務教育標準法なんですが、改正案を出されたのがちょうど私が現役のころですので、昭和55年だったと思いますが、当時は学級人数の引き下げは、45人から40人学級になりました。だから、今回ちょうど30年ぶりに学級編制の少人数学級化に取り組んでいるところでもあるんじゃないかと思います。  とにかく少人数化、平成23年度から8年間で段階的に実施をしていくと。小学校の1、2年生を35人学級としてスタートをさせる。そして、28年度までに小学校、中学校の全学年を1クラス35人とする案であります。特に、学校に保育園、幼稚園から入ってくる一番重要な時期の小学校1、2年については、平成29年、30年度には1クラス30人学級というふうに縮小していくと。ただし、学級数がだんだんふえてまいりますので、当然、教職員の増員が必要になってきます。
     そういった中で、計画案はさらに少人数化と別に4万人の増員計画が盛り込んであります。というのは、普通、通常学級だけでなくて、障害のある児童・生徒への対応、あるいは外国人の子供に対する日本語指導、あるいは栄養教諭、生徒指導、そういった大きな8分野の要員として、平成26年度から5年間で約4万人の教職員の増を必要と考えられますので、今後取り組まれていかれると思います。  その中で、現在、本町みやき町におきまして、小・中学校におきましてもこれまでどおり──これまでやってきたことといいますと、習熟度別の少人数学級、あるいはTT学習、そういったものをきちんと取り組んでまいっております。例えば、2クラスを3クラスに分けて授業をするとか、あるいは、1つのクラスを2人の先生で取り組むTTとか、いろんなことを、私、教育委員会に入りまして、少人数学級とTT学習については取り組んでまいっております。  学習効果という点では、双方ともいろんな教科によって、例えば、ことしの中原中学校の3年生は学力に力を入れるというんで、全授業、5教科は全部2クラスを3クラス、少人数学級で取り組んでおります。そういったふうで、それぞれの学校に適したような取り組みをしておるところでございます。  少人数学級がいい場合とTTの学習がいい場合、いろいろありますけれども、それもそれぞれの学校に応じて、学校の先生方が子供たちに学習面で、生活面でもしっかりかかわりを多く持つということが一番大事なことじゃないかなと、いつも思っているところです。  特に、本町でも県からの負担、先ほど申しましたように、教職員以外にも中学校3校に教諭補助として5名いただいています。それから、生徒指導として。それからもう1つ、小学校の外国語活動に、外国語活動支援員として1名配置をいただいております。特に中学校は生徒指導、それにも1名という形で、みやき町では学力向上及び生徒指導における成果を上げていると思います。  今後、家庭と学校、地域の連携をしっかり密にして、子供たちにかかわる時間や機会をしっかりふやして、そして、将来を担う子供たちの育成を努力してまいりたいと思っているところです。  私、7月、8月からずっと、みやき町内57区あるんですが、22地区全部、地区の懇談会に入りました。その中で、いろんな学習状況調査の結果を踏まえ、学校からの報告を受け、そして私自身もぜひ──みやき町で一番欠けている部分は、状況調査の中で家庭学習が非常に少のうございます。これは、7校ともそうです。だから、ぜひ家庭学習をあと20分でも30分でもふやしていただければもっと伸びますということを、各地区懇談会の中で、まだ行われていない地区もあるが、呼びかけをしながら、お願いをしながら一緒にいきたいと思っているところです。  それから、もう1点のスーパーティーチャーの制度についてなんですが、これはもう平成17年度に教員の資質向上を目指した中央教育審議会の答申でありますけれども、平成18年度から全国的にスーパーティーチャー制度が導入されました。その中で、佐賀県でも20年度から、教員としての高い専門性に裏づけられた実践的な指導力を有した、児童・生徒のためにすぐれた教育活動を行っている教員をスーパーティーチャーとして認証をしていただきました。その専門的な力量、力、パワーをさらに佐賀県の教育力の向上に生かすこととしてあります。  実は佐賀県下では、平成20年度は5名、21年度に5名、それから22年度に6名と、現在、3年間で16名のスーパーティーチャーの先生が認証されております。内訳では、小学校が6名、中学校が4名、県立高校が6名であります。特に主要教科5教科、それから道徳、あるいは特別支援、そういった分野でこのスーパーティーチャーの先生が先行されておるところです。  スーパーティーチャーの主な業務ですが、県内全域にわたって教師を特に対象にした公開授業をするとか、あるいは、授業に対する相談とかアドバイスをするとか、あるいは、研修会において指導、助言に当たると、そういったことをされるのがスーパーティーチャーの先生の役割ですが、教職員の指導力向上をしっかり図っていきたいというのが趣旨であると思います。  特に、みやき町でも今年度、道徳にたけた小学校の先生がいらっしゃいまして、スーパーティーチャーに認証されました。そういったことで、早速みやき町でも道徳教育の部分でいろんな活用をしていこうということで、校内研究会、あるいは授業研究会の中に指導、助言に当たっていただいております。  そういったことで、スーパーティーチャー制度が誕生しておりますので、今後とも教育委員会はしっかり支援をしながら、積極的に推薦を重ねて、先生方の資質向上を図ってまいりたいと思っているところです。  以上です。(発言する者あり)  教科書やったですね、済みません。  昨年より全国の小学校、中学校の新学習指導要領が変わっていくにつれて、実はもう21年度から先行して、本町でも新学習指導要領の実施に向けて取り組んでおります。本来ならば来年度、23年度から小学校は全部教科書が変わります。24年度には、中学校が全部教科書が変わります。そういう中で、新学習指導要領の改訂に伴う現場の対応ですけれども、先ほど申しましたように、昨年からみやき町でも、新しい学習指導要領に基づいたことに慌てないで済むようにということで、いろんな形で取り組んでおります。  特に本町では、算数と数学、理科、授業時数をふやしながら新しい内容も踏み込んでいるところであります。そういう中で、今回の改訂がどうしても、40%というのはすべてではありません。詰め込み教育にならないようにと、当然そうだと思います。そういう中で、子供たちも先生方も、教職員も負担になりはしないかという、そういった懸念、心配の声がよく聞かれますけれども、そうではなくて、この時間がふえたことによって、内容的には小学校では国語、社会、算数、理科、体育の授業時数が6学年合わせて年間350時間程度増加します。加えて外国語活動の、小学校の5、6年生には英語教育も入ってまいります。その中で、350と多く感じられると思いますが、実は1週の中で総合的な学習の時間の1こまを縮減しながら、あるいは週当たりの授業数は低学年で2こまふえます。それから中学年、4年生、5年生、6年生いくんですが、ここは1こまだけ増加することになります。中学校におきましては、国語、社会、数学、理科、英語、保健体育の授業数が年間450時間増となっておりますけれども、これについても選択教科とか総合学習の時間を縮減いたしまして、週当たりの授業時間数としては中学校は1こま増です。そういった形になっております。だから、どうしても授業時間数が増加することで負担を多くするのではないかというんじゃなくて、本当は子供たちとじっくり学習に取り組める時間が確保できたんだというふうにとらえていただければいいと思います。  だから、あくまでも詰め込み教育とゆとり教育との対比ではないと思いますので、今後、全国調査にも顕著に課題が出ているように、基礎・基本の確実な定着、そして、それから活用、応用できる力、なおもって生きる力につながるような時間をという思いで、週によって時間数が少し、1時間、2時間学年によってはふえます。そういった中で、新学習指導要領に沿った形でしっかり取り組んでまいりたいと思っているところです。  まずは以上です。 24 ◯議長(宮原宏典君)  古賀通議員。 25 ◯9番(古賀 通君)  ありがとうございます。先ほどの教育長の答弁の中で、町内のそれぞれの地区で懇談会に出席したけど、痛感したのは家庭学習が少ないというのは、これは親と子、地域社会と子、あるいはストレートに塾通い、あるいは家庭教師、そういうふうに家庭学習が少ないということですかね。それについてちょっと……。  やはり佐賀県においても、東部、北部、西部、それぞれの地域があります。共働き家庭もあるし、あるいは農業家庭もあるし、それぞれの親の職業の種によっても若干違うと思うんですよね。東部地区、みやき町においては福岡にも近いし、久留米にも近い、鳥栖にも近いから、ほとんど勤労者家庭の共働きが多いんじゃないかなというふうに思います。そういう方向にあるんですよね。  だから、その点の、教科書の来年度からの増、また新たに小学校の5年、6年で英語が出てくるというような状況で、変化があるわけですね。そういう面について、みやき町でのこれからの親のあり方、あるいは学校のあり方について、一言、二言お願いします。 26 ◯議長(宮原宏典君)  教育長。 27 ◯教育長(大坪春美君)  私としては、学習状況調査の結果を踏まえてお話ししたんですが、確かに調査の中に教科と生活習慣、学習環境調査というアンケートの部分があるんですよ。その中に、家庭で30分勉強している、1時間勉強している、何時に寝るとか、そういう調査がこの中に入っているわけですね。そうすると、全国的に見たら、みやき町は家庭学習が非常に少ないという部分が出ております。昨年も、今年度もそうです。だから、きのうの学童クラブの件もそうですが、やっぱり共稼ぎがあったり、親も子も今、忙しい時代ですね。それからもう1つは、社会体育が盛んです。これはいい部分もあるし、どうしても社会体育になると7時、暗くなって帰っていますね。そういう部分も出てきているのかなという思いもしています。  それから、もう1つ申し上げておきたいのは、東部、三神管内も県下に並んで学力調査の結果は余り平均的に思わしくありませんでした。というのは、県立中学に三神管内で150名抜けています。致遠館とか、鳥栖の香楠中学校に抜けます。だから、早く言えばリーダー的な者が150人抜けているんですよね。それから、あと50名は私立の有名校とか、それから国公立の附属とかに、約200名は小学校のリーダー的な子供たちが、そういう県立中学校、それからそういったところに200名は抜けています。(「小学校から真っすぐ」と呼ぶ者あり)そうです、県立中学校に。だから、みやき町でも30名ぐらい抜けています。  でも、その中で先ほど冒頭申しましたように、実は、3年生では三神でトップだったんですよ、抽出校なんですが。だから、小6が思わしくないんです、中1の県のテストでは。でも、3年しっかり取り組んでいったら、ああ、ここまでできるんだという自信も今回わきました。そういったことで、1つは学校が出す宿題の内容も、今度、工夫せんばいかんと、出しっ放しじゃいかんということですよね。だから、やっぱり家庭と学校と、それから地域の中でも育てていきたいという思いを持っています。  長くなりました。よろしくお願いします。 28 ◯議長(宮原宏典君)  古賀通議員。 29 ◯9番(古賀 通君)  ありがとうございました。それぞれ教育については、いつの時代でも教育というのは課題、延々とこの究明というか、そういう子供たちの成長は、やはり将来の日本を背負う、あるいは我々大人社会を背負う人ですから、延々とそういうことについては改革、研究、そして前進する必要があると思うんですね。これからはもうグローバル社会であると、英語が世界統一語であるというような時代で、特に想像力、クリエーティブな面での教育が大切じゃないかと私も思っておりますので、今回質問させていただきました。  今後、教育長初め、それぞれの皆さん、各分野での教育の向上に努めていただきたいと要望をいたします。 30 ◯議長(宮原宏典君)  質問途中でございますけれども、休憩をとりたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 31 ◯議長(宮原宏典君)  異議なしと認め、休憩をとりたいと思います。10時50分再開をしたいと思いますので、よろしくお願いします。                 午前10時33分 休憩                 午前10時50分 再開 32 ◯議長(宮原宏典君)  休憩中の本会議を再開いたします。  質問途中でございましたので、質問を続行します。古賀通議員。 33 ◯9番(古賀 通君)  第3項目に入ります。各種基金の管理と起債償還について。  地方自治法第241条「普通公共団体は、条例の定めるところにより、特定の目的のために財産を維持し、資金を積み立て、又は定額の資金を運用するための基金を設けることができる。」という条例です。これは、住民サービスのための事業立案、計画、執行する上で、会計の安定性を図るためにあり、本町には19の基金が設けられております。  この中で、1)19のうち2基金については資金の出入りが全くなく、この目的に沿わない、名目のみであることの説明についてお願いします。ちなみに、テーマを挙げています18+1というのは、従来の基金が18で、プラス1というのは4月に発足しましたこども未来基金のことです。  2)、3)については、22年度末の起債総額は11,750,000千円という想定になっており、起債償還額1,060,000千円のうちの償還金の返済はそれぞれあると思いますけれども、これの内容について説明をお願いします。これもまた、償還金の終了は、その後は事業については進行というか終了したものか、または継続されるのかについての説明を求めます。  4)の事業の弾力性では経常収支比率を重視していますが、緊急事業などにより評価に値する結果は、経常収支比率、19年度96.4、20年度90.4、21年度は88.3と、非常に良好な方向に向いているような状況ですが、今後の変化についていかがでしょうか、説明を求めます。  以上です。 34 ◯議長(宮原宏典君)  糸山会計管理者。 35 ◯会計管理者(糸山英幸君)  それでは、9番議員の古賀通議員の御質問に御答弁させていただきます。  まず、数項目御質問いただいておりますけれども、私のほうからは、基金の状況あたりを報告して答弁にかえさせていただきたいと思います。  それでは、現時点での基金条例に基づきます基金につきましては、古賀議員の質問の中でありましたように、一般会計関係で13基金、特別会計関係で6基金の計19基金ございます。この中で、皆様のお手元に届いておると思いますけれども、平成21年度の決算書の中での21年度末現在高といたしましては、一般会計で12基金、特別会計で5基金、現在高をお示しししています。合計で17基金ございます。古賀議員が言われますように、2基金につきましてはゼロでございますので、ここには上がってきておりません。なお、平成21年度末現在高といたしましては、2,946,108千円となっております。ちなみに、合併時の平成16年度末現在高と比較しますと、約7億円の増額となっておるところでございます。  また、特に皆様、一番気になるところが財政調整基金とか減債基金というのがございます。ちなみに申し上げますと、財政調整基金の現在高が517,183千円、減債基金現在高が742,266千円となっております。これも平成16年度と比較をしてみますと、財政調整基金は747千円の増額でございますけれども、減債基金は約4億円の増となっているところでございます。  私のほうからは以上でございます。 36 ◯議長(宮原宏典君)  原野総務部長。 37 ◯総務部長(原野 茂君)  古賀議員の御質問にお答えします。  基金のうち、ゼロである分の関係で総務分でございますが、こども未来基金でございます。御承知のとおり、このこども未来基金につきましては、3月の議会におきまして設置条例をしたところでございます。このこども未来基金につきましては、原資となりますのはボートピア環境整備協力費ということでございますが、本年度予算につきまして、歳入のほうで28,440千円を見込んで、現在、計上をさせていただいております。  歳出のほうでは3,699千円ということで、基金に積み立てるということで今現在なっておりますが、この予算のうち、先に財源充当を行うということで、24,741千円の財源充当をするわけでございます。その財源充当としましては、乳幼児医療、育英資金に先に充当させていただいて、極端に言えば、余った分を基金にということでございます。現在は、28,440千円のボートピア環境整備協力基金ということでございますが、これにつきましては1年間を見込んだ中でございますが、また変更とかいうことであれば、当然、議会のほうでお願いして、未来基金に積み立てなり財源充当等をしてまた編成をしていくということにしておりますので、現在の通帳の中は、未来基金はゼロということになっております。  以上でございます。 38 ◯議長(宮原宏典君)  岡民生部長。 39 ◯民生部長(岡 武宏君)  基金の残高がゼロという部分につきましてでございますが、我がほうの国民健康保険の特別会計の中での国保の財政調整基金というものがゼロでございます。この基金につきましては、平成17年3月1日の3町合併時点で、旧町から引き継ぐ基金残額は既にゼロでございました。その後、合併時の17年度以降、現在に至るまで、国保財政は御存じのとおり大変厳しいものがございまして、19年度は県のほうの基金から50,000千円の借り入れを行うなど、赤字の補てんをいたしております。20年度は、初めて実質赤字の決算になりました。そのため、やむを得ず平成21年度から税率改正を行わせていただいたところでございます。  このような財政状況でございます関係で、決算の剰余金を基金に積み立てるという状況になかったという状況で、現在のところ基金がゼロということになっております。  以上でございます。 40 ◯議長(宮原宏典君)  原野総務部長。 41 ◯総務部長(原野 茂君)  続きまして、2)の22年度償還完了後の事業の継続性はないかということについて答弁いたします。  22年度の償還完了後の事業の継続性ということで、22年度に償還が完了する起債は、一般会計では15件、特別会計で2件、事業別では土木関係が3件、農林水産関係が9件、消防関係が1件、民生関係で2件、特別会計につきましては、下水道が1件、農業集落排水が1件となっておりますが、この起債事業につきましては、年度ごとに事業計画の承認を受け、事業完了後に借り入れを行っておりますが、事業そのものは単年度で事業完了するものや、道路事業など1つの線を数年で計画して整備するもの、また、下水道のように数十年の期間を要するものもございます。いずれにいたしましても、この事業につきましては、まちづくりのために活用させていただくということでございます。  その中で、総務部関係でございますが、今回終了いたします総務部関係では、防災関係がございます。この防災関係は、旧町の時代におきまして北茂安町時代、平成12年に防災まちづくり事業として取り組まれた事業でございます。防火水槽4基、小型ポンプ積載自動車1台を整備いたしました。このとき、9,400千円の起債を行っておりますが、本年度、22年の5月に償還を迎えることになります。  今後もこの事業につきましては、名称が変わると思いますけれども、防火水槽や消防自動車の整備計画は当然ありますので、補助事業の活用なり、消防自動車につきましては特例債、あるいはその他の起債を利用いたしまして、年次的に計画に基づいてしていくということで、事業名は変わっても、そういった関係の事業はまちづくりの、みやき町におきましては、防災事業につきましては、町では消防整備に係る整備ということで起債を借りていくというふうなことになります。  ちなみに本年度は、三根校区の小型ポンプ付積載車の購入を予定しておりますが、これも当然、起債事業として現在の22年度予算に計上しているところでございます。  以上が、総務部関係で今回償還が終わるものの事業の継続性ということで御理解いただきたいと思います。 42 ◯議長(宮原宏典君)  最所事業部長。 43 ◯事業部長(最所和美君)  議席9番議員の御質問にお答えいたします。  ただいまの平成22年度償還完了後の事業継続性についての御質問でございますが、事業部関係では、借り入れが大体、平成7年から平成14年度までの間に借り入れたもので、22年度の償還事業につきましては、一般会計で12件、特別会計で2件の合計14件となっております。  事業ごとに申し上げますと、道路整備事業関係で3件、これはいずれも旧町時代に借り入れたものでございまして、北茂安で2件、三根で1件、それから農道及び水路整備事業関係、いわゆる農村総合整備とか農村振興総合整備事業、こういったもので農道、それから水路の整備を行っているわけでございますが、これで9件、これはもう、いずれも旧町時代に借り入れしたものでございまして、中原町で3件、北茂安町で3件、三根町で3件となっております。また、下水道事業関係で1件、それから農業集落排水事業関係で1件ということになっております。この起債の借り入れにつきましては、御承知のように各事業計画に基づきまして、事業費を予算化する時点において、その財源の一部として起債を起こすわけでございますが、今回、償還完了いたします事業につきましては、それぞれ旧町時代に事業完了をいたしているところでございます。  したがいまして、継続性がある事業につきましては、現在のところ、下水道事業で1件ということになっているわけでございますが、この下水道事業につきましては、全体で約90億円程度借り入れを予定いたしております。前年度までの借入額は大体40億円弱ということで、まだこれから相当継続していくものというふうに思っております。  それから、農道、水路整備事業関係については、農村総合整備、こういった事業についてはもうすべて終わっているわけでございますが、昨年から立ち上げました農山漁村活性化プロジェクト事業、この事業が、一応現在のところでは5年間で整備をするということで計画を立てているわけでございます。この事業につきましては、国費が50%、県費が15%、残る35%につきましては合併特例債を活用し、最終的には、町の単独負担につきましては11.8%になる見込みでございます。そういったことで、今後新たな事業について、さらにまた起債の借り入れをお願いするものがございます。  それから、建設課のほうで行っておりますまちづくり事業というようなことで、道路、水路関係の事業を行っているわけでございますが、この事業の中でも、合併特例債が活用できる事業については起債の借り入れを現在行っているわけでございますが、この計画につきましては、現在、平成26年度まで計画をいたしておりますので、それまでの間、起債の借り入れが続くという予定をいたしております。  事業部関係につきましては、以上でございます。 44 ◯議長(宮原宏典君)  岡民生部長。 45 ◯民生部長(岡 武宏君)  民生部に関連いたします、22年度償還完了後の事業継続部分につきましてでございますが、民生部関係では、2つの起債が今年度完了する予定でございます。この部分につきましては、平成13年度に旧中原町時代に風の子保育園の建設がなされておりまして、その建設事業の資金として、平成14年3月に県の公営競技収益金貸付基金及び県の市町村振興資金から借り入れをいたしております。この2本の起債が本年度、最終の償還日を迎えることになっております。当事業は、町内に3カ所ありました町立保育園を現在の場所に統合して、新しい保育園を建設されたものでございます。その建設事業に充当をしたものでございます。  今後とも、この町立の保育園につきましては、保育サービスを提供する上で引き続き適切な運営を行い、保護者の皆様に保育園の保育サービスを提供していくものでございます。なお、町内全体の保育サービス向上を図るために、将来的には民営化を前提とした移管を検討していく予定であります。  以上でございます。 46 ◯議長(宮原宏典君)
     前山財政課長。 47 ◯財政課長(前山秀敏君)  3)の平成22年度償還1,060,000千円の内容について、私のほうからお答えしたいと思います。  平成22年度の当初予算に計上いたしております1,060,000千円につきましては、起債償還元金として889,418千円、起債償還利子として172,656千円を計上いたしております。この起債償還につきましては、平成22年度当初予算の末尾に記載をしておりますとおり、普通債で202件、3,540,884千円、災害復旧費といたしまして3件、6,292千円、その他で70件、6,728,708千円、合計で275件の10,275,884千円に係る元金及び利子の償還金となっております。  起債事業のうち、残高が1億円以上の事業につきましては、総務関係の中原庁舎建設事業で2件、未償還元金236,151,995円、民生関係の風の子保育園建設事業で1件、196,061,112円、土木関係の道路整備事業で1件、129,652,213円、公営住宅関係の第2北浦団地建設事業で2件、408,875,884円、その他の合併特例債事業のうち、まちづくり環境整備事業で2件、486,924,880円、三根中学校校舎改築事業関係で3件、6,062,344,947円となっております。  続いて、4)の緊急雇用創出事業と経常収支比率の変化についての御質問にお答えをいたします。  経常経費比率とは、御存じのように人件費や扶助費、公債費などの経常的な経費に、地方税や普通交付税などを中心とする経常的な一般財源がどの程度充当されているかをあらわす比率となっております。財政構造の弾力性を判断する指標ということであります。この比率が低いほど、財政の弾力性が大きいことをあらわしております。一般的には、75%未満は妥当である、75%以上は弾力性を失いつつあると言われております。本町の経常収支比率につきましては、平成19年度は96.4%、20年度は90.4%、21年度決算では88.3%と高い数値ではありますが、改善の方向で推移をいたしております。  お尋ねの緊急雇用創出事業と経常収支比率の変化につきましては、緊急雇用創出事業の目的というのが、近年の雇用創出情勢にかんがみ、離職を余儀なくされた非正規労働者や中高年齢者等の失業者に対して、次の雇用までの短期の雇用、就業機会の創出、提供等の事業を実施し、生活の安定を図ることを目的としているものであります。本町では平成21年度より、佐賀県の補助事業として採択をされております。  この事業の歳入歳出の性質といたしましては、歳入は臨時的な特定事業のための財源として受け入れ、歳出につきましては、緊急雇用事業に係る臨時的な経費のみに充当できるものであります。経常収支比率の算出に係る経費につきましては、先ほども申し上げましたように、経常的な経費に対する経常的な一般財源の比率となっておりますので、この緊急雇用創出事業に係る経費につきましては、経常収支比率の算定経費には算入されておりません。したがいまして、影響はないものと考えております。  以上です。 48 ◯議長(宮原宏典君)  古賀通議員。 49 ◯9番(古賀 通君)  各種基金等の管理と起債償還について、それぞれ分野ごとに説明していただきましたけど、ちょっと私の手順が悪かったので、本当は一覧表をお願いしたいと思っておりましたけど、ちょっとそれがおろそかになりました。いずれにしても、今度認定がありますよね。認定がありますので、できれば今の起債の継続性、完了、22年度の償還完了について一覧表をつくっていただきたいと要望しておきます。  それで、基金の中の出入りがゼロであるということについて、未来基金、ボートピアの収益の一部を想定していたということで、4月新条例ですけれども、この出入りが大体、その算定というか、実際、町に入ってくる財源は何カ月に1回ぐらいの取り決めがあるか、条例には書いてありませんので、質問したところです。  それから、問題は国民健康保険財政調整基金ですね。これは合併当初からゼロであったということで部長の説明を受けましたけれども、本来これは、それぞれの時代と、あるいは年齢層の変化によって変わってくると思いますけれども、これは、基金は基金として条例もありますので、活用できない分でも、なぜ国民健康保険の財調ができないかという、税料アップをしてもなおかつできないということですね。  それは、それぞれの原因として、医療環境、あるいは自治体ごとに異なる健康づくりの事業、また3番目には所得の高低、これによって左右されると思いますけれども、合併前に保険料が3倍になった、4倍になったというところもあります。特に、みやき町の場合には佐賀県においてベスト3、モデルから比較して、トップは鹿島の562,500円、2番目のみやき町521,900円、3番目の神埼市515,060円、これは給与収入が4,000千円で、そして40代の夫婦、未成年の子供2人、4人家族の資産ゼロということで、そのモデルの算定ですよ。非常に高い。それはそれなりの理由があるでしょうけれども、その高いのを、みんなそれぞれの所得の中から捻出しているわけですから、これをもう少し精査して、なぜそうなるか、保険料を安くするためのプロジェクトチームでもつくってやっていただきたいと思います。それは町長答弁、一言よろしくお願いします。 50 ◯議長(宮原宏典君)  森企画課長。 51 ◯企画課長(森 幸司君)  先ほどお尋ねのミニボートピア環境整備協力費と、これが年に何回入るかということですけれども、これは年に2回入ります。これについては、4月と10月に入るようになっております。  以上です。 52 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 53 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  ボートピアで補足しますけど、当初では28,440千円環境整備協力費を見積もっておりましたが、7月末現時点での実際の売り上げ状況等をかんがみますと、50,000千円は超える見込みでございます。よって、新たにまた基金として積み立てることが可能というふうに考えております。  次の、国民健康保険税が高いということで、新聞でも報道されましたように、高い水準にあるのは否めない事実であります。その要因については分析しておりますけれども、周辺に高度医療機関がある関係と、重複受診がある関係と、若年性医療が高いという点もありますし、いずれにしましても、これ以上の保険税のアップについては困難であろうと。抑制すること、あわせて広域化について、今、市町村会のほうで知事と協議をしております。  以上です。 54 ◯議長(宮原宏典君)  時間となりましたので、以上をもちまして通告第5号、9番古賀通議員一般質問を終わります。  通告第6号、5番田中満子議員の一般質問を許可いたします。田中議員。 55 ◯5番(田中満子君)  皆様おはようございます。議席番号5番、田中満子でございます。通告に従いまして、順次質問させていただきます。町長並びに執行部の皆様、よろしくお願い申し上げます。  まず第1項目で、放課後児童健全育成事業、いわゆる学童保育についてお尋ねします。  平成11年旧北茂安の6月議会で、当時の最所町長に、町民の切なる願いですと学童保育の実施をお願いしまして、7月にアンケートをとられ、8月よりスタートいたしました。低学年の児童を持つ御父兄さんたちは、安心して仕事ができますと大変喜んでいただきました。現在、旧3町とも学童保育が実施され、きのうも高学年までの実施を要望されておりました。学童保育には、児童に集団生活を体験させ、遊びを中心とした生活指導を通じて、児童の健全保育を図るものとあります。  そこで、1)で、指導員さんの勤務時間帯はどのように決められているのかお伺いします。  2)で、担当課と指導員さんとの話し合い、また研修会などは定期的に行われているのかお伺いします。  3)で、指導員さんの募集はどのようにしてあるのかお尋ねします。  以上で、1回目の質問を終わります。2回目からの質問と、2項目及び3項目の質問は、自席よりお伺いします。 56 ◯議長(宮原宏典君)  山崎社会教育課長。 57 ◯社会教育課長(山崎宏敏君)  5番田中議員の御質問にお答えいたします。  まず、放課後児童健全育成事業について3点ほど質問されておりますので、順次追って報告させていただきたいと思います。  まず1番の、指導員の勤務時間帯はどのように決められているのかということで、平日と長期休みのことですけれども、平日は13時から18時まで、それから、長期休みについては8時から13時までと13時から18時までの2交代で対応しておるところでございます。  2)につきましてですけれども、担当課と指導員の協議会、研修会等は行われているのかという質問でございますけれども、担当課と指導員の協議につきましては、各学期末に実施をし、また必要に応じて、その都度実施をさせていただいております。  研修会につきましては、佐賀県の放課後児童クラブ連絡会が開催している研修会等に参加しているところでございます。また、それに教育委員会で年1回開催しているところでございます。また、平成21年6月より、県事業でありますふるさと雇用再生事業として、児童クラブサポート事業を佐賀県児童クラブ連絡会へ委託しておりますので、そこにサポート員を1名配置していただいて、町内の児童クラブ4施設の運営活動支援及び指導員研修等を実施しながら、資質の向上を図っているところでございます。  3番目の、指導員の募集はどのようにしてあるのかという質問でございますけれども、毎年1月に町の広報紙等で、他の臨時職員募集と同時に募集をしているところでございます。  以上、お答えを終わります。 58 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 59 ◯5番(田中満子君)  平日が13時から18時まで、長期の夏休みとか冬休みが2交代といいますか、8時から13時まで、それから13時から18時までと、それぞれが5時間の勤務で給料が1日4千円、時給で800円と聞いております。  先日、御父兄さんから、平日だったら児童は1時とかには行かないし、夏休みも朝の8時とかには行かないということでした。恐らく、平日は授業を終えて2時ないし3時ごろに行っているということです。その間は、指導員さんは1時に見えている人もいれば、見えていない人もいる、見えていない人というか、おくれた人は、ほぼ児童と同じ時間帯に来られる日もあるということです。また、短時間ではあるけど、外出もされたりしているということをちょっと聞きました。こういうことであれば、4千円の給料がおかしいと思います。一般企業であれば、パート及び臨時社員は出社してタイムカードを打ってからの時給になります。また、外出したときは出るとき、で、帰ってきたときには、またきちんとタイムカードを押しますので、その分は差っ引かれます。また、終業式の日とかでしたら、教室で休み期間中のいろんな注意事項とかを先生が話されるので、学童に行く時間が多少遅くなると思います。そんなときもおくれて来られるらしいと言ってありました。  こういった指導員さんに支払っているのは、町民の税金で払っていただいています。午後からの3時間ぐらいですよね、結局おくれて行けば。3時、4時、6時、6時までですのでね。その時間帯でおくれても、4千円の支払いということです。子供を学童で見てもらっているから言いにくいけど、ということで言われたけど、これは絶対おかしいと私は思います。担当がわからなかったのは、行政の責任ではないでしょうか。  2)でお伺いしますけど、この話し合いとか研修会とかがあっているということで、資質の向上を図っていただいているとは思いますけれども、いろんな問題点とか、ささいなけがなどの報告はあっているのか。それと、指導員のあり方、指導員とはこういうものだというあり方などを研修会で学んであるのか。それから、児童が運動場で遊んでいるときなどは、指導員さんが監視してあるのかお尋ねします。  3)で、新しい指導員さんが入ったときなどは、それこそ一から教えてくれる責任者が必要であると思いますので、そういったのはどういうふうにされる予定なのかお伺いします。 60 ◯議長(宮原宏典君)  山崎社会教育課長。 61 ◯社会教育課長(山崎宏敏君)  5番議員の2回目の質問にお答えいたします。  1番につきまして、指導員が勤務時間におくれて来ているということでございますけれども、昨年、時間ぎりぎりに来ている者がいるというようなことを聞きまして、注意したところでございますけれども、議員が言われるようなことであれば、雇用している側として当然、調査して対応していきたいと考えているところでございます。それから、途中で放課後児童クラブのお菓子を買いに出かけたりとか、そういったことも中にはあります。  それと、2番目の問題点とか、けがの報告はあっているかということでございますけれども、これにつきましても、児童クラブの指導員と社会教育担当のほうと綿密に調整をしながら、そこら辺の問題点とか、けがの報告はさせていただいております。  それと、指導員としてのあり方ですかね、そこら辺の研修も行っているところでございます。それと、運動場で遊びに行くときにつきましても、指導員が必ずだれかついて一緒に遊んでいるというところでございます。  それと、指導員の募集につきましては、先ほど言いました町の広報紙で募集しているわけでございますけれども、指導員につきましては短時間でありますし、勤務日数も少ない勤務日数でありますので、なかなか募集自体が少ないような状況でありますので、長期にわたり採用している人も中にはいるわけでございます。  以上、2回目の質問にお答えを終わります。 62 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 63 ◯5番(田中満子君)  では、3回目にお伺いします。  ぎりぎりに来ている人は注意したということですけれども、ぎりぎりだったら割合と子供たちが、「あのおばちゃん来てたよ」とか言うんでしょうけれども、大分おくれたりとかというふうには聞きました。たとえ児童がまた来ないからという気持ちでおくれられたりとかあるかもしれませんけれども、13時からの勤務とか8時からの勤務とかきちんと決まっていれば、やっぱり決められた時間には出社するのが当然だと思います。子供たちがまだ来ていないからゆっくり行こうじゃなくって、その時間帯に必ず出社して、清掃したりとか、本棚をふくとか、傷んだ本を直すとか、仕事はいろいろあると思いますけれども、清掃の時間とかは決めてあるのかなと、ちょっとお尋ねしたいと思います。  それから、2)でですけれども、指導員さんたちも、もう40人弱ぐらいの子供を見ていかなければならないので、確かに大変だと思います。子供好きでないとやっていけないかなとも思います。御苦労さまと声をかけたいくらいですけど、でも、一たん預かった以上は責任がありますので、たとえ子供だから、わからないからという感じでおくれて来たりとか、決してそれはあってはならないと思います。しっかりと、あのおばちゃんはこうだよとか、子供たちは見ているかもしれませんので、そういったのを家庭で話されると教育面も余りよくないかとも思います。それこそ、学童保育というのは遊び中心ですけれども、たまには読み聞かせなどもやってほしいと思いますけれども、父兄さんからの要望とか、アンケートなどはとってあるのでしょうか、お尋ねします。 64 ◯議長(宮原宏典君)  教育長。 65 ◯教育長(大坪春美君)  学童の指導員の件なんですが、時間におくれるとか早く帰るとか、そういう部分についてはしっかり指導してまいりたいと思います。  それから、学童の中で、やはり子供たちが元気に遊ぶ、学ぶというその学童保育という部分がクラブになっておりますけれども、「保」の部分は元気に育て守るということ、「育」の部分は少ししつけの部分、教育の部分も入れてまいりたいという思いを私も強く持っております。  特に、夏休みが子供にとって10時間なんですよね。毎日10時間、長い子は。朝、弁当1つでですね。厳しい状況の中にありますので、特に長期休業中は、老人クラブとか、婦人会とか、あるいはボランティアの皆さんが自主的にスポーツを入れたり、あるいはカレーライスをつくったり、あるいはいろんなところに連れていってくれたりとか、そういう形で、できるだけ子供たちが元気に夏休みを過ごすような手だてはしております。それから、学校現場のほうも、小学校低学年の先生は学習指導に入っていただいています。そういう部分でいろんな取り組みをしているんですが、そういった指導員の怠慢については私たちの監督責任がありますので、しっかり指導してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 66 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 67 ◯町長(末安伸之君)  教育委員会が答弁しましたけど、指導という範疇じゃなくて、これは明らかに服務規定違反ですから、臨時職員も正職員も服務規定に準ずるという義務があります。それを周知徹底させることが、まず教育委員会としてしていただかなければならないこと。で、それに違反した場合においては、指導じゃなくて賃金カット、並びにやはり雇用契約の解除を含めた中での対応をきちっとすべきであります。  私も、うわさ的には聞いておりましたけれども、直ちに教育委員会に実態調査をしていただきたいと思います。そしてまた服務規定の周知徹底、そういう実態があればきちっとした処分対応をしていただかなければならないと思っております。  いずれにしましても、放課後対策事業が年々ふえてきておりますし、ことしから支援学校、そしてまた10月から支援学級の方も受け入れるようにしております。昨日の2番議員の中でも安全対策についての御指摘がありましたので、昨日、直ちにその安全対策の実態というか、把握する指導員に危険箇所等の調査をしていただくような文書を配付したところであります。  よって、今後については、臨時職員さんだけで対応しているところの弊害というか、出てきつつありますので、今後の事故対策等々含めまして放課後対策の充実等もかんがみて、正職員配置と言えば厳しい面もあるかもしれませんけど、責任ある立場の方を何らかの雇用体系で配置していかなければならないということを改めて認識させていただきましたので、検討を加えていきたいと考えております。  以上です。 68 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 69 ◯5番(田中満子君)  ありがとうございました。よろしくお願いします。  では、2項目めに入ります。  男女共同参画社会について、1990年6月、男女共同参画社会基本法が成立いたしまして11年になりました。女性と男性が互いに人権を尊重し、喜びも責任も分かち合いつつ、その個性と能力を十分に発揮できる男女共同参画社会の実現は、真に豊かで活力ある社会を構築するための最重要課題の1つです。  しかしながら、我が国の現状は、先進諸国に比べ著しくおくれており、実現に一層の努力が必要です。本町においても男女共同参画施策について、3月にみやき町男女共同参画計画策定委員会が設置されました。近年、女性の意識やライフスタイルが大きく変化しているという印象がありますが、女性が政治や経済活動、また意思決定に参加できるかどうかをはかる指数、すなわち各国女性の活躍度をあらわす指数、ジェンダー・エンパワーメント指数と申しますが、この指数では、測定可能な93カ国中、日本は54位と、順位はまだまだ下のほうです。その背景には、女性の社会進出に対する拒否感がいまだ根強く残っているからではないでしょうか。性別や年齢など異なる価値観を持つ人々が社会参加してこそ、時代は活力を生むものであると思います。  そこで、1)で、行動計画と県内の策定状況をお知らせください。  2)で、推進委員の導入は行われたのか。  3)で、女性へのドメスティック・バイオレンスなどの窓口相談はどこなのか。  4)で、女性職員の管理職の登用はあるのか。  5)で、アンケートの回収率が出ていればお知らせください。
     以上、よろしくお願いします。 70 ◯議長(宮原宏典君)  平位住民生活課長。 71 ◯住民生活課長(平位英二君)  5番田中議員の御質問にお答えいたします。  まず、現在の進捗状況について御報告申し上げます。  男女共同参画計画の委託業務発注につきまして、5月に業者5者を指名し、プロポーザル方式、業者提案をいただき、庁内業者選定委員会の業者選定協議の結果、ジャパンインターナョナル総合研究所株式会社に決定をさせていただいたところでございます。その後、議員御承知おきかと思いますけれども、8月に無作為に抽出いたしました2,000名の町民の皆様を対象にアンケート調査を実施したところでございます。この結果並びにアンケート調査と並行して実施しました町内の各種団体、庁舎内の各課ヒアリング結果をもとに、町内有識者7名において組織します、男女共同参画策定委員会において御審議いただき、よりよい計画書を策定したいと考えているところでございます。  委員会の中でも出た意見ではございますけれども、町民の皆さんの中には、男女共同参画といった言葉については知っているけれども、実際どういったことを行うのかといったことについてまだよくわからないといった御意見等もございますので、計画書策定後につきましてはこういった住民啓発に努め、男女共同参画社会構築を目指し、男女共同参画を推進していきたいと考えているところでございます。  ちなみに、県内の策定状況でございますけれども、策定済みのところは10市3町、町につきましては、白石町、大町町、玄海町でございます。平成22年度に策定予定のところは、みやき町を含め5町ございます。吉野ヶ里町、基山町、江北町、太良町。それから、未策定のところは2町、上峰町、有田町といったところ、情報の提供をいただいているところでございます。  次に2項目め、推進委員の導入についてのお尋ねでございますが、平成21年度まで佐賀県において男女共同参画推進委員を委嘱され事業推進をされてきましたが、平成22年度より廃止をされました。平成21年度まで御尽力いただいたみやき町推薦のお二人の方につきましては、みやき町男女共同参画計画策定委員さんに参画いただいて、現在、計画策定に御尽力をいただいているところでございます。今後、策定する計画において、今、議員お尋ねの推進委員の設置等につきましても、この計画の中で、あるいは審議会の中で検討していっていただけるものというふうに考えております。  それから、3項目めの女性の相談窓口はどこかといった御質問でございますけれども、現在、女性の窓口相談という特別なものは設定されておりません。各課の担当のところで対応している部分も一部ございますけれども、毎月、各校区1回、みやき町としては月3回、人権相談において対応しているところであります。この相談は、法務局より委嘱されたみやき町人権擁護委員さんにおいて対応していただいております。  今後は、他町等の実態等を参考に、議員御質問の相談窓口の専用といいますか、相談窓口等については、計画書策定の委員会の中で検討していきたいというふうに考えております。  ちなみに、佐賀県におきましては佐賀県配偶者暴力相談支援センター等が設置されておりますし、他市町においてもこういった相談窓口を設定されているところがございますので、先ほど申し上げましたように、計画策定に基づく策定委員会等の中で御審議をいただきたいというふうに考えております。  4点目については、総務課のほうから答弁を申し上げます。  5点目のアンケートの回収率についてといったことでございますが、先ほど申し上げました町内無作為に抽出しました2,000名の方の回答が、8月末におきまして793名あっております。これは、率にしますと39.7%でございます。内訳といたしましては、男性が376名で37.6%、女性で411名、41%となっております。ちなみに、その他6名の方が男女の記載がございませんので、ちょっと不明といったことになっております。  以上、第1回目の御質問の答弁とさせていただきます。 72 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 73 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えをします。4点目の、女性職員の管理職登用についてお答えをいたします。  まず、現状としまして、過去、平成17年4月1日現在では、女性の管理職、課長職が3名、主幹が9名、専門者14名が在籍をしておりましたが、ことしの4月現在では、課長職以上はございません。なお、主幹が9名と専門主査が11名となっております。  今後の管理職登用につきましては、男性、女性というそういう区別は当然してはなりませんので、優秀な人材を登用していきたいと考えております。なお、部長職にも1名女性を登用したこともございますし、先ほど申し上げたように、能力的、また御本人のやる気等をかんがみて、優秀な方については当然、女性であれ、男性であれ登用をしていきたいと考えております。  新規職員の採用を控えている現状で、ポストに非常に限りがございますので、従来までの年功序列的な人員の配置というか、管理職の登用については当然困難であろうということで、限られた人員の中で少数精鋭の体制をとっていきたいと考えております。男女区別もそういうことは当然ありませんし、また、年功序列的なものを既に能力的なものに変えておりますので、そのような考え方の中で、今後、人事体制を図っていきながら、管理職登用についても実施していきたいと考えております。  以上です。 74 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 75 ◯5番(田中満子君)  詳細にわたって、ありがとうございました。それこそ、「男女共同参画社会を目指して」の講演を聞いたときの内容の一部が、今も覚えておりますけれども、それは昭和十五、六年、終戦ちょっと前の話ということでしたけれども、会社で新聞を読んでいた女性に、「女は新聞を読む必要はない」と言われたということです。  またその後、別のところでは、共稼ぎでも嫁の立場は低く、休日に掃除、洗濯をして田畑の手伝いに出たところ、お姑さんから「出てくるのが遅い、嫁は掃除、洗濯はわからぬようにするものだ」と言われたということでした。講演された方が、魔法使いじゃあるまいし、結局、みんな寝静まった後から、自分の寝る時間を割いて掃除、洗濯をしなさいということですけれども、「女性はお手伝いさんではありません」ということを言われました。  また、その後言われたのが、結婚後に、夫に「その新聞をとってくれ」と言われたので、「あなたのほうが近いんだから、自分でとったら」と言ったら、「そのためにおまえをもらったんだろう」と言われたと。だから、この言葉がいまだに忘れられないということを話されました。  これほど女性の地位が低かったときではありますけど、今はこのような現状は余り聞きません。それこそ、ごみ出しの日が週2回ありますけれども、各家庭においては、近年、御近所の御主人がごみを出してあって、そういうの、当番で立っているときにわかりますのでね。「偉かですね、御主人」て言うと、「母ちゃんからやかまし言われたけん持ってきた」とか言って、協力していただいているなと思いました。  もうこういうふうに、少しずつ男女共同参画の理解が深まってはいますけれども、アバンセのアンケートといいますか、そういったので見ますと、まだまだ低いなと思います。それこそ、男女共同参画社会という名前自体を知っていただいている方が19.5%、逆に男女雇用機会均等法というのは69%の方が存じてあるわけですよね、男性も女性もひっくるめて。で、DVの防止法、これが60.2%。これは60.2%の方が、女性も含めてですけれども、意識してあれば暴力も減るかなと思いますけれども、とにかく男女共同参画自体がまだまだ19.5%とかなり下なので、これを地域の方、いろんな方に知っていただくために、まず、これをしていこうというような町の目標みたいなのがあればお知らせください。 76 ◯議長(宮原宏典君)  平位住民生活課長。 77 ◯住民生活課長(平位英二君)  5番議員の2回目の御質問にお答えいたします。  まだまだ町民の皆さんに低い意識の中で、今後、町の対応としてどのように持っていくかといったことについての御質問でございますので、お答えいたします。  先ほどから、今年度の事業計画といいますか、今後の事業計画を含めて説明をさせていただいておりますけれども、ことし男女共同参画の計画書を策定いたしますので、この計画書に基づき町民の皆さんへの啓発、そして今後の実行、対応をどのようにするかということも含めて、また改めて委員会等に諮って、今後の対応を模索していきたいというふうに考えております。  以上です。 78 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 79 ◯5番(田中満子君)  これで3回目ですかね。大いに啓発をしていただきたいと思います。それから、女性の管理職登用なども、それこそ研修会等を実施して、女性の意見が反映されるように、ぜひともお願いしたいと思います。やはり町長が言われましたように、人材でなければいけませんでしょうから、女性の声が届くような、そういった方をぜひとも研修会等を実施してお願いしたいと思います。  2項目めを終わります。  次に、3項目に入ります。3項目で、校庭の芝生化についてお尋ねします。  ここ数年の間、新聞、雑誌、テレビなどで学校の芝生化が取り上げられ、全国各地で取り組みの様子が報道され、校庭の芝生化がブームになりつつあると思われます。  校庭の芝生化には、さまざまな効果が出ております。例えば、子供たちに精神衛生面でもよい影響を与えております。子供たちが芝生の上で転んだり倒れたりしても、芝生がクッションのように優しく安全に受けとめてくれます。また、風による砂ぼこりの飛散を緩和する効果があります。そして、暴音の削減、気温の調整、光の反射の減少なども挙げられます。芝生化は、私たちに数多くの恩恵を与えてくれることが証明されております。  芝生化は、学校を快適で豊かな環境として整備することであり、子供たちの人間形成にも影響すると考えられます。また、それらは環境教育や体験学習の生きた教材にもなると思います。このような観点から考えると、芝生化への課題など小さく感じられます。  文部科学省の諮問機関である中央教育審議会スポーツ・青少年分科会でも、体力が低下している子供たちがもっとスポーツに親しめるよう、小・中学校を芝生化にすべきとの中間報告がまとめられています。まず、本町でモデル校を指定して実施すべきと思いますが、いかがでしょうか。 80 ◯議長(宮原宏典君)  森教育委員会事務局長。 81 ◯教育委員会事務局長(森 要兒君)  田中議員の3番目の、校庭の芝生化について御回答を差し上げます。  小・中学校の校庭の芝生化につきましては、地球温暖化対策及び環境問題の意識を高めるため、取り組みを現在推進されておるところでございます。  まず、県内での取り組み状況でございますが、吉野ヶ里町の2つの小学校につきましては、グラウンド全面、それから遊具が設置してあるところ、それから、鳥栖市の1つの小学校につきましては、グラウンドのトラック内などで取り組みをされておるというようなことで聞き及んでおります。  芝生化の予算につきましては、議員の質問の中でも言われましたが、夏の暑さを和らげたり、子供たちのけがを減らす効果があると言われておりますが、しかし反面、設置費用の問題もさることながら、水をやったり、刈ったりする日常的な手間が多くあります。また加えて、通常、年に1カ月から2カ月程度は、芝を生き生きさせるための精力回復期間が必要と言われております。それと、その間につきましては、芝を踏みつけられないような立入禁止をいたしたり、スパイクを使う野球やサッカーができないこともあると言われておるところでございます。また、土にところどころ穴をあけて通気性を保つ作業や、除草に係る管理費用も当然必要になってくると言われております。  したがいまして、取り組みにつきましては、現在、考えはいたしておりませんが、学校側とも十分、今後協議をさせていただきたいというふうに考えをいたしております。  以上で、1回目の御質問の回答を終わります。 82 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 83 ◯5番(田中満子君)  岐阜の小学校や幼稚園は、成長が早いティフトン西洋芝をポットで育てて移植して、低コストで行える鳥取方式を採用ということで、全国の状況とかを聞いてみますと、大半、鳥取方式が多いようですね。保育園の園長さんが、児童たちが積極的に水やりを行うなど、教育の面での効果が大きいと芝生化の利点を強調するとともに、芝刈りなどは地域の理解を得て協力してもらっているということです。  また、愛知の知立市は、先ごろ、ヒートアイランド対策や子供の情操教育に役立てることを目的に、小学校の一部に芝の苗を植えたということでした。実施しているところは、かなり効果が出ております。データを見ますと、県内ではまだ少量ですけれども、全国でかなり広まっているようでございます。  それで、維持管理費があるということですけれども、この鳥取式の芝はかなり強いということです。それこそ校庭のような激しい運動でも、そういった踏圧でも耐えられるという、そういう芝であるそうです。ここにちょっとついておりましたけれども──探すと出てきません。 84 ◯議長(宮原宏典君)  時間がかかりますか。 85 ◯5番(田中満子君)続  済みません。 86 ◯議長(宮原宏典君)  お諮りいたします。休憩をとりたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 87 ◯議長(宮原宏典君)  13時に再開したいと思います。よろしくお願いします。                 午前11時59分 休憩                 午後1時   再開 88 ◯議長(宮原宏典君)  休憩中の本会議を再開いたします。  質問途中でございましたので、質問を続行いたします。田中議員。 89 ◯5番(田中満子君)  3回目の質問ですね。 90 ◯議長(宮原宏典君)  2回途中です。 91 ◯5番(田中満子君)続  2回途中でした。じゃあ、続けさせていただきます。  先ほど、データがないと大騒ぎしまして、失礼いたしました。この芝生を実態調査で調べていただきましたら、全国で、これは2003年度ぐらいですけれども、614件、小・中、また幼稚園という状況の中でちょっと載せていただいております。  芝生について、芝生をめぐる従来の社会的常識にとらわれないこと、だれでも、いつでも利用できる芝生の必要性と価値を認識して、利用者、児童なり町民なりが主体となるということで、先ほどもちょっと言いましたけれども、この鳥取式のティフトンはかなり強くて、校庭のような激しい運動にも、踏圧にも耐えられるし、当然、施工業者に頼めば1平方メートル当たり5千円から10千円ということでしたけれども、これを児童とか父兄、先生方とかボランティアとかでやれば、大体1平方メートル25円と、プラス水道料ということでできるということです。あと、芝を植えた後には水分が必要ですので、できればポップアップ式のスプリンクラーがあるといいですねということです。  まず、高水準の芝生を追求しないで、多少なりとも草は入ってきますので、草も芝と思っていけば、さほど気にならないと思います。芝刈りがやはり年に30回以上ということですので、芝刈機を求めていただければと思いますけれども、まずは狭い場所でもいいですので、例えば、幼稚園とか保育園などに1回、テスト的にされてはいかがかなと思いますけれども、御答弁をお願いします。 92 ◯議長(宮原宏典君)  森教育委員会事務局長。 93 ◯教育委員会事務局長(森 要兒君)  幼稚園、保育園関係については、担当課のほうから答弁があるかと思いますが、小・中学校につきましては、先ほども言っておりましたとおり、いいことがたくさん言われております。また、設置関係、それから後の管理関係については、鳥取方式ですかね、その分については大分楽なようなことで言われておりますが、何せ天然芝でございますので、維持管理につきましてはいろいろな経費、それから手間もたくさんかかると思っております。そういうこともありまして、議員さん、子供たちの精神的な健康の問題等につきましても、いい結果が出るというようなことで言われております。  したがいまして、教育委員会といたしましても、先駆的に取り組まれておられる学校もございますので、そういう分の調査研究をまずさせていただきたいというふうに思っておりますので、どうかよろしく御理解方お願いします。 94 ◯議長(宮原宏典君)  岡福祉課長。 95 ◯福祉課長(岡 耕司君)  芝の件での保育園への御質問があったかと思いますので、御答弁させていただきます。  風の子保育園につきましては、新築を行いましたときに、運動場と保育室に上がるところの畦畔と申しますか、子供たちが上っていく部分があるんですけれども、斜めに傾斜したところが。そこに芝を張っております。ただ、先ほど教育委員会のほうからも御答弁がありましたように、非常に管理が難しくて、苦慮しているのが実情でございます。  それと、今度新設されます川原福祉会のさくらの杜保育園につきましては、運動場のほうに芝を張りたいというような意向があるようです。まだ実施設計を見せていただいておりませんのでわかりませんけれども、実際、吉野ヶ里町のくるみ保育園の運動場は芝張りが完了されております。同じ川原福祉会でございますので、新築保育園のほうには芝を張りたいという意向は持っておられるようでした。  それと、幼稚園については千栗の幼稚園ですかね、北茂安校区の千栗に幼稚園があるんですけれども、そちらのほうが去年の夏に芝を運動場に張られて運用されているのを確認しております。  以上です。
    96 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 97 ◯5番(田中満子君)  風の子保育園で芝を張ったけど苦慮しているということで、確かにいいことばかりを言ったかもしれません。もちろん、デメリットとかもあるかもしれませんけれども、どういったところに苦慮しているか、ちょっと具体的に教えていただきたいんですが。 98 ◯議長(宮原宏典君)  岡福祉課長。 99 ◯福祉課長(岡 耕司君)  議員の3回目の御質問にお答えさせていただきます。  設置当初は、非常に芝が青々としてきれいではございましたけれども、ほとんどの方が御存じだと思いますが、クローバーが、三つ葉ですね、あれが飛んでまいります。なかなか除去するには手作業になってしまいまして、それかといって薬剤散布はまかりなりませんので、もう手作業になってきます。すると、そのうちにもう芝よりもクローバーのほうが勝ってしまって、一応緑にはしているんですけれども、半分はもうクローバーの葉が茂っているというのが実情です。ただ、刈り込みはいつも園のほうでしっかりされていますので、緑色の芝とクローバーがまざったような感じで畦畔の部分はなっておりますので、一度ごらんになればと思いますけれども、そういった外から飛んでくる種にやられますですね。そこが一番苦慮するところではなかろうかと思います。  以上でございます。 100 ◯議長(宮原宏典君)  以上をもちまして、通告第6号、5番田中満子議員の一般質問を終わります。  通告第7号、3番本村鶴夫議員の一般質問を許可いたします。本村議員。 101 ◯3番(本村鶴夫君)  今回、3項目を質問させていただきますが、その質問内容が、3月、6月にした質問と同じで、本当に今は毎月1回、区長会があって、やはり区長さんたちの要望に町執行部がこたえられておりますので、本当に質問をするのに何をしようかと思って、いつも悩んでおります。もう───────────〔発言取り消し〕──────────質問、何をしていいのかですね。だけど、また同じ質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、学童保育についてでありますが、学童保育は一昨日、同僚議員の田中議員が質問され、先ほども同僚の田中議員が学童保育の指導員のことでいろいろ取り上げられておりましたけれども、私自身もまた違った観点というか、少しお聞きしたいと思っております。  私も大分耳も遠くなっておりますので、きのうのことがちょっと聞き間違いもあるかもわかりませんので、きのうの町長の御回答としては、10月から支援学級を始めたいということで、受け入れるために入所審査を行い、身体的、知的、家庭内事情をかんがみて受け入れるということでございましたが、このほかにも特別な事情がある方は実情に沿って受け入れをしたいという御答弁だったかと思います。そしてまた私自身、学童保育の指導員の先生たちの教育並びに安全性を求められると思いますが、その点をどのようにお考えになっておられるのか、お聞きしたいと思います。  あとは自席のほうでやらせていただきます。 102 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 103 ◯町長(末安伸之君)  通告7号、3番本村議員の御質問にお答えします。  学童保育についての御質問でございますが、昨日、2番議員と同じ答弁になりますけれども、例外措置として、ことしの4月から就学委員会で支援学校に適当と判定された方、4年生1名の方の受け入れを試行的に行ってまいりました。大変保護者の方は喜んでおられましたので、それをさらに拡大すべく、10月から支援学級、町内の小学校に通学される方も対象にしようということで、これについても試行的というか、一たん家庭、保護者、御親族の方での対応と、学校も週2回、家の近くまで送り届けたりしておりましたが、夏季休業中に受け入れましたところ、やはり放課後対策事業を利用しているときと著しく情操面で違うということでありましたので、支援学級の方も10月から対象にすることにさせていただきました。その周知を既に学校長あてに発送しております。今月の24日までに対象となる保護者の方にお知らせをして、その希望者の把握をするようにいたしております。  そして、来年の4月からは、昨日も申し上げましたように、例外措置の拡大を図りたいと。支援学校や支援学級の方だけではなくて、特別な事情、ひとりの子供さんとか、また、上級学年に兄弟がいらっしゃらないところとか、保護者の方が病気をされたとか、さまざまな特殊的な事情で放課後対策が必要と認められる方を受け入れていきたいということを昨日申し上げたところであります。  無条件にすべての方を受け入れるとなりますと、施設面での整備とか安全対策、そしてまた、特に人的配置の中での指導員の資質というのが非常に求められますので、それらの体制を整えるには時間的にもいとまがありませんので、来年度からは例外措置の拡大という範疇の中で対応をさせていただきたいと思っております。  それと、先ほど御質問が、2番議員もですが、5番議員もございまして、まず安全対策については、私どもも十分に認識というか、欠如していたことを反省いたしております。つきましては、放課後対策を実施されている全学校、指導員に対して、安全対策に関する調査を行うため、今、調査書を提出いたしております。近々に、指導員さん方が日ごろ危険であるというところ、または放課後対策に関する御意見、そういうものを集約して安全対策等充実を図るための意見集約をしたいという旨の文書を既に発送させていただいております。  先ほど5番議員から御質問がありました指導員の質の向上についても、これについても人数が年々ふえてきておりますし、多様化してきておりますので、すべて臨時職員の無資格者で対応するにはもう限界であろうという認識をいたしております。よって、人事管理も含めて、また、その接遇や処遇等、対応が十分できるような質の向上も図る意味で、少し今年度中に検討して、来年度にはその体制を今よりか整えていきたいと考えているところでございます。  以上、1回目の質問にお答えを終わります。 104 ◯議長(宮原宏典君)  本村議員。 105 ◯3番(本村鶴夫君)  町長からいい御回答を得まして、もう私がこれから学童保育について質問することはないと思います。もうここまでやって、またこれから先、職員さんたちの質の向上に向けて頑張っていただければ、これでいいかなと思っております。  本当に学童保育について、やはり小学1年から3年までの国の補助事業ではありますが、県内でも他の市町村も高学年まで受け入れられているということをきのうおっしゃっておられましたけれども、やっぱりみやき町でもそういうことを少しずつでも心がけてやっていただければ、本当に親御さんたちもありがたいことだと思っております。私もお礼を申し上げたいと思います。そして、この学童保育については、これから先、質問もありませんが、答弁も要りません。  2番目の、国道264号線の拡幅工事の進捗状況について。未改良区間の早期整備に取り組んでいただきたいということで、前回、6月議会に引き続き質問いたします。  国道264号線は、天建寺橋が完成し西島交差点が改良されました。県道坊所城島線の江見地区が開通したことにより、以前より交通量は増加しており、江見地区のお年寄りさんから、両国橋からもとの庁舎の、今、農協のスタンドになっておる信号機まで、自動車の速度が速過ぎて、渡ろうと思っても車があっという間に来て、もう怖くて渡れないというような要望も来ております。警察のほうにも御相談し、そこの江見のところだけは時速制限を少し落としてもらうような対策をとっていただきたいと思っております。  そしてまた、佐賀銀行北側についての、ある程度までできましたけれども、進捗状況、また、6月議会で本分橋から東分、諸富西島線、六田交差点から続命院国営水路三田川線までの未整備区間については、計画さえまだないと答弁されていますが、その後の進捗状況について御答弁をお願いいたします。 106 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 107 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  済みません、先ほど学童保育の件で1点だけ答弁漏れしていましたので、よろしいでしょうか。  先ほど5番議員から御質問いただいて、教育委員会と協議して、来週早々に臨時職員さんを含む勤務実態の調査を行います。そして、その実態、事実が確認できれば、その処分対応もするという中で調査いたします。  それと、服務規定について周知をしていただきたいということで、総務課の人事担当と一緒に、教育委員会担当と来週早々その対応をしていきます。  さて、国道264号線の進捗状況について御回答をいたします。  現在、264号線の改良事業については、江見地区、新町、西分地区において交差点改良、両歩道設置、一部区間を除き整備が終了いたしております。  未整備区間の延長といたしましては、本分橋から東分、諸富西島線までの区間は1,500メートル、六田交差点から続命院、国営水路三田川線までが1,800メートル、全未整備区間が3,300メートルであります。  御質問の事業の進捗につきましては、6月議会で本村議員が質問されていただいていますが、その後の状況について回答いたします。  まず、7月8日に国土交通省の九州地方整備局に、国道264号佐賀久留米線整備促進期成会で、未整備区間における交通安全事業の早期整備についての提案活動を実施したところであります。  次に、佐賀銀行北側につきましては、地元の区長さん、そしてまた本村議員が直接地権者の方に再三協力を求める交渉というか、お願いをしていただきまして、歩行者の危険回避のため、土地の利用については理解をしていただきまして、現在、官民の境界に側溝が設置された路肩部分を利用して、暫定的ですが、幅1メートル程度の歩道が確保されております。  これにつきましては、長年、行政サイドで交渉しておりましたが、地元の皆さんや本村議員さんたちに御尽力いただき、暫定的でありますけれども、1メートルの歩道が確保されただけでも危険の回避を今よりかできたものと思っておりますので、大変地元の皆様に対して心から感謝を申し上げます。  今後とも、全面的な整備に向けての交渉につきましては、やはり地元の方の御協力を再度お願いいたしたいと考えております。  また、本分橋から東分、諸富西島線までと六田交差点から続命院の国営水路三田川線までの3,300メートルにつきましては、計画が未定となっております。本分橋から西島交差点までの区間で、学校の2学期が始まった9月1日午前7時から9時までの間ですけれども、歩行者数の調査を土木事務所からしていただきました。今後は、歩行者数をもとに早急に計画が決定され、早期に完成することを期待しておりますし、さらに強く提案活動に努めていきたいと考えております。  また、他の未整備区間におきましても、歩行者の安全確保のためにも、両歩道を設置した道路改良を一日も早く整備していただくよう、特に強く要望をしてまいりたいと思っております。  関係自治体から成る当該国道改良推進事業と一緒になりまして、町、地元が早期完成に向けて努力していかなければならないと考えておりますので、今までは筑後川の両岸の堤防道路促進に向けての力を注いでまいりましたけど、これから264号線に特に力を注いでいきたいと考えております。  以上です。 108 ◯議長(宮原宏典君)  本村議員。 109 ◯3番(本村鶴夫君)  毎回毎回同じ質問をして、本当に申しわけないと思っております。この264号線の拡幅工事については、これからやっぱり町長初め、執行部の皆さんとともに頑張っていかなければならないと思っております。私たちも拡幅工事の実現に向けて一生懸命頑張っていきたいと思いますので、もうここでこの問題は終わらせていただきます。  大きな3番に行きます。  町内中学校の現在の先生と生徒のあり方についてでございますが、みやき町内には3校区、三根、北茂安、中原中学校とありますが、やっぱり先生、生徒と、学校によっては考え方もいろいろあると思いますが、教育長がどのような御指導を三根、北茂安、中原にされておるのかお聞きしたいと思います。取り組まれているのか、お聞きしたいと思います。 110 ◯議長(宮原宏典君)  大坪教育長。 111 ◯教育長(大坪春美君)  本村議員の質問にお答えしてまいりたいと思います。  現在、みやき町の3中学の子供たちの総数なんですが、647名おります。その中で、中原中は205名、それから北茂安中学校が245名、そして、三根中が197名と、中原中と三根中はほぼ変わらないところであります。  そういったことで、647名の中学校の総数の中で、現状、学校と子供たちと先生たちではどうかということでありますが、まずもって、4月から半年たちますけれども、町内の中学校においては、この3校の中で1校は一つも上がってきておりません。  その中ではありますけれども、これまでさまざまな問題行動で保護者の皆様に、あるいは地域の方々に大変御迷惑をおかけしております。その都度、地域の方には御指導を仰ぎながら、感謝をしながら、また、町当局からも町長みずから学校に出向いていただいたり、子供たちと対談をしていただきました。その中でも、ある学校には生徒指導支援員などの御支援をいただいて、本当にありがたく思っているところです。  今日の状況です。少しずつではありますけれども、本当に問題行動も減ってきたのも事実であります。先日、今週の火曜日なんですが、鳥栖署の安全課の課長さんと少年指導員の方がお見えになって、6月、7月、8月、特に長期休業中の子供たちの様子を、しっかり現状報告を踏まえて御指導いただきましたけれども、夏休み40日には問題行動が1件も上がってきていないということで、本当に実はうれしく思っているところでもあります。  ただ、無職少年、有職少年、卒業生、地元の少年たちがいろんな問題行動、非行、あるいは不良行為、少年行為、そういったものを行っているのは事実です。ただ、小学校、中学校に関しては、3校ともいろんな問題行動は、夏休みも40日、とても心配しておりましたけど、上がってまいりませんでしたので、ほっとしているところでもあります。  町内の3中学校で、先日の5日の日に体育大会が開催されました。たくさんの保護者や来賓の皆さんに囲まれながら、本当に生徒たちが猛暑の中に見事に頑張り抜いてくれました。3中学校、巡回いたしました。どの学校に行っても、校長先生や教頭先生、担当の先生から、あの子たちがこんなに一生懸命頑張ってくれる、成長してくれていますという言葉をいただきました。私自身も、本当にじかに感じております。  そういったことで、これから学校が学びやとして、快適で安全な秩序ある教育環境に変わってきたことに、本当に教育委員会としてもしっかりまた今後もかかわり合っていきたいと思っているところです。  現在、生徒指導のこれまでの取り組みとして、昨年も含めてなんですが、特に今年度は、元気のある学校では1カ月間通して保護者の授業参観が割り当てられて行われました。それから、今日でも朝の立ち番指導、あるいは生徒指導委員会の強化、それから部活動を頑張る、その中で特に保護者のほうが、今回は地域以上にどがんかせんばいかんという思いで、実はおやじの会という会が発足されました。44名の方が参加されて、ユニホームもつくられて、学校だけでなくて保護者がしっかり頑張らんばという意識が高くなっております。そういったことで、生徒指導への網の目も詰まってきていると思っております。  といいながらも、生徒たちはよくなったかと思えば、またやってしまうという子供ながらの現実も実際はあります。繰り返し繰り返し、これこそ粘り強い指導がこれからも大切であると思っています。先生方と保護者と、そして地域の皆さんと連携を図りながら、今後ともしっかり頑張っていきたいと思っております。  その中で、本町教育委員会はどがんしよっかと、よく問われますけれども、私自身もこんなに学校に足を運んだことはないぐらい教育委員会に入って足を運びました。出向きました。そして、問題行動、いろんなことを起こす子供たちとはしっかりひざを突き合わせて、かかわり合いを持ってまいりました。  夏休み中も、中体連も元気のある子が県大会で大活躍をしてくれました。涙が出ました。全部唐津まで応援に参りました。その中で、中体連が終わった後も今後どうしようかという中で、実は教育長室でフリースクール、イコール、サマースクールを8月いっぱい開催してきました。あるときは議員さんがひょっこり見えられて、差し入れもいただきました。この場をかりて感謝申し上げます。そういうフリースクール、サマースクールの中で、学習会とか社会の規律、そういったものの学びの場を持ちながら、2学期へのかけ橋を行ってまいりました。  今後とも、地域の中で地区懇談会を、今、三根校区では2回、それから北茂安校区は8地区終わり、それから中原校区は全地区で終わっております。そういう中で、今後、区長さんとか保護者、児童民生委員さん、あるいは青少年の健全育成指導員さん、サポーターの皆さんとか、地区の皆さんとともに、地域主導の中で、学校や保護者への青少年非行防止にしっかり努めてまいりたいと思っているところです。  また、家庭の中でも、自分のしつけにどうしていいかわからないという保護者もたくさんいらっしゃいます。本当に困っている家庭は、私のところに来られます。子供も一緒にという形で、今後ともしっかりいろんな相談を受けながら取り組んでいきたいと思っているところです。  とにかく教育委員会としても、学校や保護者、また地域の中へ、いつも思っていることは、スリーワークといつも心の中に思っているんですが、ネットワーク、フットワーク、ハートワークを大切にして、何があってもすぐ動き出せるという体制づくりをしっかり努めてまいりたいと思っています。今後とも、よろしくお願いします。  終わります。 112 ◯議長(宮原宏典君)  本村議員。 113 ◯3番(本村鶴夫君)  教育長の3校区の中学校に対しての方針をお聞きしました。私も、三根、北茂安、中原とありますけれども、よそのことは余りわかりませんけれども、三根中学校に関しては、この間も運動会を見に行きまして、生徒たちも一生懸命頑張っておりました。本当にこの子たちの中に、どの子が悪いのかと見ながらしていましたけれども、たまたまそのときにおやじの会とかで、Tシャツの背中に「おやじの会」と書いたシャツを注文された方に配っておられて、おやじの会までつくらなければならないほど、今の子供たちは迷惑をかけているのかと思いました。  そこで、教育長に質問でありますが、ことし卒業した少年少女にしても、今の中学生に対して後輩たちを悪いほうに誘っている子もおるかと思いますが、やはり性教育に対しての指導はどのようにされておられるかということが一つと、やはり今、先生の威厳がなくなり、昔のように先生が手を上げないから、生徒たちが先生をなめていると思うんですよね。その点を、先生たちにどのような、もう少し悪い生徒には先生でも立ち向かって親御さんと話し、悪かったら手でも上げてよかでしょうもんというようなことぐらいやっていかないと、もう先生の威厳がなくなり、生徒たちからなめられて、何か最近は私も周りから見ていて、どうかせにゃいかんとは思っていますけれども、そこら辺がどうしていいのかですね。  それと、やはり今の小学6年生の親御さんたちがですね、三根のことなんですけれども、三根中学校には行かせたくないと、どうしてですかと、高校もまたことしも悪かった、来年も余りとらんと。そいぎ、今度また中学2年生も悪いと。そがんとらんない、うちはもう中高一貫のところにやらないと、うちのとは高校には公立には行かれんとか、そういうような風評も飛び交っているのが現状であります。そこら辺はどのように考えておられるのか、お聞きしたいと思います。 114 ◯議長(宮原宏典君)  教育長。 115 ◯教育長(大坪春美君)  そうですね、最終的に学校というところは集団生活を通して、決まりやマナーといった本当の秩序がとうとばれる小国家だと思っております。その中で教師の体罰という問題が、これはもうみやき町だけではなく佐賀県下、全国的な指導の中で、なかなか難しい部分でもあります。手を上げたら首というようなことがすぐ参ってまいります。  でも、私も生徒指導をかなり頑張ってきた者の一人だと自負しておりますけれども、本当に子供と保護者と信頼関係があればできると思います。それが中途半端で、子供の内容も家庭環境も何も十分知らない上で手を上げたりすると、いろんなクレームが来ますけれども、本当にこのことを真剣に向き合えば、いかんときはいかんという指導は必要かなと思いはしています。  理解ある保護者の中には、もううちんと悪いならくらせてくださいと、もう何回も声は聞きます。でも、たたかれると、やっぱり言ってこられますね。そういう難しい部分もありますけれども、やはりこれはもう保護者と子供と先生の信頼関係だと思います。その辺の部分が、多少、職員の中に生徒指導の部分で熱い先生、薄い先生、言ったらいけませんけれども、かかわり方の下手な先生もおられます。そういった部分でなかなか難しい部分はありますけれども、それはそれとして、しっかり学校の中で校長を核として、こういった問題行動、非行等、いろんな警察にお世話になるようなことがないように取り組むべきだと思っております。  それから、性教育の部分ですが、これはもう毎年全校挙げて、特に佐賀県が昨年、一昨年データが出ましたけど、中絶率全国一なんですよね。要するに、児童売春にかかわる犯罪、そういったもの、非常に佐賀県は全国的にも多いわけです。そういったことで、性教育を含めて、これは福祉犯といいます。いろんな犯罪があるんですが、犯罪少年、いろんな中で、福祉犯という子供たちの性教育の部分が多いので、これは各学校、特に小学校のほうでもしていただいております。だから、これも強化を図ってまいりたいと思っているところです。  幸い、今いろんな問題を起こしておりますけれども──起こしてまいりました。昨年度は特に多かったんですけど、女の子たちがきちっとしています。その部分で救われている部分もあります。そういったことで今後、今、男が悪かけん、女がいいという部分ではありませんので、男女ともに性教育の部分も生活面も一緒になって教育していかなければならないと思っております。  そういったことで、今後、やはり生徒と教師、教師と保護者の信頼関係をしっかり構築していかないといけないと思っておりますので、今後、本当に教育委員会がリーダーシップをとって学校のかけ橋となるように、積極的に教育活動を進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 116 ◯議長(宮原宏典君)  本村議員。 117 ◯3番(本村鶴夫君)  最後に、3回目です。今、三根中学校の入り口に、北茂安も道瀬橋のところに看板がありますけど、三根中学校の入り口の看板がないというような要望も、この間、運動会に行ったときにあったんですけど、余り生徒が悪過ぎて看板が立てられないのかなと、私自身は思いましたけれども。  それと、三根中のことばかり言ったら悪いんですけど、やはりもうこれから先は、私もここの中で言えない質問もありますから言いませんけれども、素行の悪い生徒、それにことし卒業した生徒たちも、よその子供たちもおりますけど、警察と一緒になって、やっぱりその子たちに甘さを与えるから、その子たちが今の3年生、2年生たちに誘いもかけるやろうから、その子たちに、もう警察と一緒になって悪かったら逮捕させたほうが、僕はいいと思うんですよ。そがんしないと、もう悪影響を物すごく与えていると思うんですよ。だから、そこをですね、もう恥かくとか恥かかないじゃなくて、あとの下級生のためにも、やはり警察と一緒になって逮捕でも何でもしていかなければ、先の未来はないのかなと思っております。
     これに対して町長に最後に一言、教育長ばかりに聞いても、町長に何か一言お願いしたいと思って、これで今回の質問を終わらせていただきます。 118 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 119 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  中学校における学力向上について、教育委員会も主に力を注いできたところでありますけれども、やはり生活態度の乱れ、数名の生徒さんの生活態度の乱れが、その学力向上の妨げにもなっているということもあるのではないかと。その原因が何かということで情報収集しましたら、外部から、卒業生もですが、他校生、非常に外部からの影響を受けているということも知り得ましたので、これ以上、外部の影響を受けるとなれば、最悪の事態も予測されるという中で、緊急的に今、県警OBの方に2人行っていただいています。  これは、どこの中学校という特定じゃなく、どの学校もそういう傾向がありますので、それと既に警察とは綿密な連携をとって、教育委員会と学校も行っております。警察の生活安全課も定期的に来ていただいて、いろいろな相談にも乗っていただいておりますし、指導もいただいております。  そういう連携が迅速にとれるように、今、2人のOBの方を町民会議から1人、教育委員会のほうからもまた1人と、それと、もう1人は教育長の御主人もボランティアで無理を言いまして、今、指導に行っていただいておりますが、その効果は出ております。非常に生活面の態度が落ちついて、他の生徒さんに対する影響も少なくなってきているという報告を受けておりますので、ほぼ正常化しているというような報告を受けておりますので、あとは教育長のほうから現状について報告をお願いします。 120 ◯議長(宮原宏典君)  教育長。 121 ◯教育長(大坪春美君)  やはり学校だけでは、教育委員会だけでは対処できない部分もありましたので、本当に鳥栖署の安全課の課長さんとか、青少年指導員さんも女性の方も3名いらっしゃいますので、いろんな連携をしながら、この非行問題だけじゃなくて、不登校の問題もありましたので、いろんなことをきめ細やかに相談をいたしますし、向こうのほうからもきちっと指導、こういうのがあるということを、事実を伝えていただく中で、一番大きく取り組んだのは、6月の後半に、このままではいかんと、もう2年生も1年生もざわついているという状況でありましたので、1回ケース会議、あるいはもう、本当にとことん子供たちとひざを交えて、少年課の指導員の皆さんとともに半日かけて取り組みました。そういう中で、子供たちもいかんとはいかんと、きちっと、少しは理解をしてくれたと思います。  そういった中で2学期に入っておりますので、今後ますます──また、うちの指導主事は、ことしいただいたのが生徒指導のプロでありますので、今も毎日7時半から登校指導に入っています。そして、三根中で一度生徒指導をして、そしてこっちに来ています。本来ならば学校が頑張らんばいかんですよね。だけど、そういう形で教育委員会も一緒になって頑張ろうという姿勢で今後取り組みますので、また、地域の皆さん、保護者、そういったおやじの会を先頭に、保護者とともにしっかり教育委員会も後押しをしながら頑張ってまいりたいと思いますので、今後ともよろしく御指導ください。 122 ◯議長(宮原宏典君)  以上をもちまして、通告第7号、3番本村鶴夫議員の一般質問を終わります。  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  本日の会議は、これをもちまして散会といたします。お疲れさまでした。                 午後1時44分 散会 © Miyaki Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...